このページでは亀井郁夫参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。きょうは初めての質問でございますのでいささか緊張しておりますけれども、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。 きょうは文部省の方に教育問題について特にお尋ねしたいと思います。 率直に申し上げまして、戦後五十年、残念ながら我が国の教育風土、大変荒れているように私は思うわけでございます。特に私の郷土広島県は大変厳しい状況にありまして、先回のこの文教・科学委員会でもいろいろと先生方から御指摘を受けたわけでございまして、私も実は穴があったら入りたいような気がしたわけでもございます。 特に、この四月に参議院の予算委員会で福山の佐藤先生が教育の現場の……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。引き継ぎまして質問させていただきたいと思います。 今回の中央省庁の行政改革は、明治以来連綿と続いてきた官僚機構に大きなメスを入れるものであり、大変厳しい事業ではないかと思います。国の内外からも注目されておる事業でございますけれども、ぜひとも成功させなければならないと思います。こうした大改革のときに国会議員の一人としてこの審議に参加できますことはまことに望外の幸せと感じ、微力ながら全力を尽くして頑張らなければならない、そう思っておるわけでもございます。 今回の行政改革は、第一は行政機能の強化であり、二つ目は行政組織の減量化、効率化でございます。最初……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 国旗・国歌を法制化する、それについて審議するこの特別委員会で質問の機会をいただきましたことを心から感謝申し上げ、いささか緊張ぎみでございますけれども、いろいろとお尋ねしたいと思うわけであります。 私の地元であります広島の世羅高校の石川校長先生がみずから命を絶つという痛ましい事件があり、それを契機にして国旗・国歌の法制化に小渕総理は踏み切られたわけでございまして、そういう意味では、その法案が今や成立間近ということでございますので、本当にうれしく存ずるわけでもございます。 御案内のように、石川校長先生は、この春の卒業式に国旗の掲揚、国歌の斉唱をぜ……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 質問に先立ちまして、先ほどお話がございましたように、過ぐる梅雨期の大豪雨によりまして大勢の方々が犠牲になられたわけでございますけれども、犠牲になられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げ、また被災を受けられた方々に対し心からお見舞い申し上げたいと思うわけでございます。 全国的に被害がございましたが、私の地元でございます広島県では特に大きな災害がございまして、六月二十九日に予想を上回る大量の雨が降ったために、土石流とがけ崩れ、浸水等大変な被害が出ました。先ほどが御報告がございましたように、死者は三十一名、行方不明一名、また負傷者五十名ということでご……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 きょうは、参考人の三名の先生方にはお忙しい中をお見えいただきまして、ありがとうございます。ただいま大変明快に示唆に富むお話をお聞かせいただきまして、本当に感激したわけでございます。 私も生まれが広島でございまして、山の中でございますが、昭和二十一年の原爆の翌年に広島市の中学に入りまして、原爆で焼け野原になった広島市の一角に立ちまして、戦争の残酷さ、平和の大切さを十分感じたわけでございますけれども、戦後五十年、日本はおかげで平和に過ごすことができて、そして経済的にも大変な発展をしてきたわけでございます。そういう意味でよく平和ばかだと言われますけれ……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 続きまして、研究成果である特許の問題と、それから民間移転の問題に絡んでお話を聞きたいと思います。 科学研究費補助金が、科学技術創造立国を目指す我が国にとって大変大切な研究費であることは言うまでもないことでございますし、お話しありましたように、それが年々ふえてきていることはまことに喜ばしいことでございますけれども、今度日本学術振興会の方に仕事の一部を移されるということでございますけれども、これに絡みまして二頭立ての馬車になったりあるいは屋上屋になったりしないように、ひとつ効率的な運用をしていただくようにお願いしたいと思うわけでもございます。 今……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 一昨日、当予算委員会におきまして、我が党の矢野哲朗議員が、広島県の教育の問題、特に県立世羅高校の石川校長先生の自殺の問題について御質問なさいましたけれども、教育問題は単に広島県だけの問題ではなく全国的な問題でもございますので、さらに敷衍して質問したいと存じます。 まず最初に、みずからの死をもって広島県の教育のあり方に警鐘を乱打された石川先生に対し、心より哀悼の意を表し、御冥福をお祈りするものでございます。私は、事件後直ちに弔問に参りまして、奥様の姿に、お慰めの言葉もありませんでした。 広島県の教育の現場の荒れようは、今や大変有名になってしまっ……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 きょう御質問の機会をちょうだいしましたことを感謝申し上げたいと思います。 質問に入ります前に、委員の皆さん方や大臣に対して、私の地元の広島県の教育のことで大変御迷惑をかけてまいりましたので、一言状況報告を申し上げ、お礼申し上げたいと思います。 振り返ってみますと、一昨年四月の参議院予算委員会で広島県の教育のありようが問題になりました。それを契機にしまして、異例のことでございますけれども、四月には文部省から広島に調査団が来られ、十数項目にわたっての是正勧告があったわけでございます。そして一昨年、私自身が参議院に出まして、初めてこの文教・科学委員……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 本日の法案に関する質問に先立ちまして、中曽根大臣にお伺いしたいと思います。 大臣は、十八日から二十日までの三連休の間に、休みを犠牲にして韓国の方に御訪問されたと聞いております。特に韓国では先方の要人と精力的な会合を重ねられまして、文化、教育、科学、スポーツ等につきましての交流についていろいろと突っ込んだお話もなさったということが報道されておるわけであります。 日本の文部大臣が初めて韓国を訪問されたということを聞きまして私自身驚いたわけでございますけれども、本当に近くて遠い国になってしまった、しまったと言っては表現が悪いんですけれども、そうした……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 きょうは、参考人の皆さん方には大変貴重な御意見を拝聴させていただきまして、ありがとうございました。 昭和の時代を振り返ってみますと、お話ございましたように、まさに激動の時代であったように思うわけでありますが、数多くの国際的ないろんな問題を克服しながら、先進欧米諸国に伍すべく近代国家への道を真っすぐに突き進んできたわけでありますけれども、その中で、たび重なる戦争、そして敗戦、そうした厳しい苦しい時代もありましたけれども、国民の英知と努力によって苦難を克服して、そしてすばらしい経済発展を遂げ、現在の平和で豊かな日本の基盤を築いたのがこの昭和の時代で……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 質問の機会をちょうだいしましたこと、心から感謝申し上げたいと思います。 質問に先立ちまして一言申し上げたいことは、国民に選ばれる立場にある我々政治家のみを対象にして、他国に類を見ないようないわゆるあっせん利得処罰法が今国会に提案され、審議しなければならない状態に置かれていることは、私たち国会議員の恥であり、まことに残念至極に存ずる次第でもあります。 戦後五十余年、二十一世紀を迎えようとする今日、静かに振り返ってみますと、私たちは確かに経済的な豊かさを実現することはできましたけれども、しかし反面、日本人として大事なもの、それは日本人の心を失って……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 参議院の選挙制度の改正につきまして連日真剣な審議が続けられておりますけれども、依然として野党の委員が全く審議に加わらない状況が続いておりますけれども、まことに遺憾に存ずるわけであります。 衆参二院制の中で参議院の存在感をいかにして示していくか、存在感のある参議院をいかにして実現していくかということが二十一世紀の参議院に課せられた大きな課題であると思います。それだけに、参議院の議員を選ぶ選挙制度の改正は、まさに参議院の将来を決める重要な課題であろうかと思います。 銭酷区、残酷区と言われた旧全国区制度を現行の拘束名簿式比例選挙制に改正されてから二……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。引き続いて大臣にお尋ねいたしたいと思います。 教育の基本になっている教育基本法の問題について、まず最初にお尋ねしたいと思います。 最近、少年の凶悪事件が続発いたしまして大変驚くわけでございますけれども、こうしたことは、子供たちがみずから身をもって私たち大人に対して戦後の教育のありようについて問いかけているんだということを、私たちはそういう姿勢で受けとめなければならないんではないかと思うわけでもございます。 戦後、確かに経済的には豊かになりましたけれども、しかし私たちは大事なものを失ったんではないかと思うわけであります。それは、日本人としての魂で……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 引き続いて質問させていただきたいと思います。 昨年来、年若い少年たちの凶悪事件がどんどん起こってまいりました。そしてまた、二十歳代の若いお父さん、お母さんが子供を殺して道路端に捨てるというふうな事件もありました。そういう意味で、日本人の心というものはどうなっているんだろうかという思いをしているのは私だけではございませんで、国民全体として日本人の教育というものについて、日本の教育という問題について考えなきゃいけないという状況に今置かれておるわけでもございます。 この国会は教育国会という形で位置づけて多くの法案が出るわけでございまして、これまで歴……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 きょうは、先生方にはお忙しい中おいでいただきまして、貴重な御意見をちょうだいいたしましたことを心からお礼申し上げたいと思います。 私は、申すまでもなく、最近の学級崩壊等大変教育の現場が荒れているわけでございますけれども、そういう状況の中で、二十一世紀最初のこの国会で、教育国会として教育関係について幾つかの法案が出されておるわけでございまして、そういう意味では、この標準法は学校の先生の数を決める等、骨格を決める非常に重要な法案でもあるわけでございますけれども、これについていろいろとお話をちょうだいしたわけでございます。 特に、今は四十人学級でご……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 御案内のように、小泉内閣は九〇%前後の高い支持率をちょうだいしておるわけでございますが、これはひとえに変えよう、変革というスローガンが、考え方が国民にフィットしておるなと思うわけであります。経済の問題、福祉の問題、いろいろございますけれども、私は、教育の改革こそ一番大きな課題であり、やらなきゃならないことだと思うわけでもございます。そういう意味では、今国会にはこれまでの歴代内閣ができなかったような教育改革関連法案が上程されているわけでございまして、ぜひとも大臣には頑張っていただきたいと思うわけでもございます。 そういう意味で、まず最初にお尋ねし……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 過ぐる池田小学校における痛ましい事件、本当に胸を痛めるわけでございますけれども、しかし考えてみますと、どうしてこういう事件が起こったのか。先ほどお話がございましたように、戦後五十年の教育というものをここでしっかり考え直さなきゃいけないと私は思うわけであります。 もちろん人権は大事でありますけれども、人権に傾斜した教育が行われ、人間として生きるべき道は何かということを教えることを怠っておった、その結果ではないかと思うわけでございます。こういうことを言いますと、すぐに日教組が悪かったなんということになるんですけれども、しかしすべてをそういう言い方で……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 今国会に提案されました教育関連法案、歴代内閣ができなかったような内容の改革案でございます。それだけに大きな意義があるものだと私は思うわけでございます。 まず、地方教育行政の組織についての法律の改正案でございますけれども、これにつきましても基本的に賛成でございますけれども、何点かについてお尋ねしたいと思います。 まず第一点が教育委員会の活性化についてでございます。 地方分権の推進によりまして教育に関する権限が地方にゆだねられるわけでございますけれども、その受け皿であります市町村の教育委員会がしっかりしなきゃならない。従来のように名誉職的なもの……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 五日間にわたる教育関連三法案の質疑の最後のバッターを務めさせていただきます。大臣、副大臣、お疲れかと思いますけれども、ひとつ元気を出して積極的な御答弁をちょうだいしますようよろしくお願い申し上げたいと思います。一生懸命頑張りますから。 今回の教育関連法案は、戦後五十五年間に培われた我が国の教育風土を大きく変革し、二十一世紀の教育はいかにあるべきかということを見据えた上での教育風土の改革といった大きなテーマのもとに実際に行われようとしておるわけでございます。 去る八日の大阪教育大学附属池田小学校における痛ましい事件は、人間として生きる道を教える……
○亀井郁夫君 亀井でございます。 それでは、関連質問をさせていただきたいと思います。 参議院の選挙もいよいよ七月ということでございまして、各党とも公認候補を次々と決定いたしました。激しい選挙戦が静かにといいますか、各地でいろいろと展開されているのが昨今の状況ではないかと思います。 私が申すまでもなく、選挙戦におけるマスコミの役割というものは大変大きいものがあるわけでありまして、マスコミの公平性、公正性というものがいつも問題になるわけでもございます。そういう意味では、良識あるマスコミが選挙戦についてこうした公平性、中立性をいかに維持するかということでいろいろと心を砕いているのが実態でござい……
○亀井郁夫君 それでは、引き続いて質問させていただきたいと思います。 前回の予算委員会におきまして、経済産業省のOBでありこの夏の参議院選挙に民主党から出馬されます鈴木寛氏の事前運動の疑いの濃い新聞報道についていろいろとお尋ねいたしましたけれども、これにつきましてお話を聞きたいと思います。 特に、この新聞はあちこちで反響を呼びまして、この間の三月十九日の日刊ゲンダイにも取り上げられまして、これを見ますと、第一点が、「旧通産省の役人。その鈴木氏が、同省所管の財団法人と二人三脚で派手な事前運動を展開した」ということが第一点。それから二点目は、「官僚たちの自民党離れの表れで、民主党にも身内を送り……
○亀井郁夫君 一点だけお尋ねしたいと思います。 日本にとって世界の平和を維持していくということは大きな課題ですけれども、一番身近なアジア地域における平和の維持というのがもっと大事なわけでございます。アジア地域については地域機構はないと、地域機構と連携して解決するケースが多いという明石先生のお話でございましたけれども、アジア地域の現状を考えた場合にどういう形の地域機構が考えられるのかということ、それをつくる場合に我が国はどのような形で参画しリーダーシップをとれるのか、そのあたりのところについてお話を聞きたいと思います。
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 きょうは、先生方には、お忙しい中御出席をいただきまして、大変貴重なお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。これからもいろいろと御指導をちょうだいしたいと思うわけでもございます。 質問に先立ちまして、過ぐる集中豪雨によりまして、西部地区におきましては大変な方々が被害を受けられ、亡くなられた方も多いわけでございますが、私の地元広島でも大勢の方が亡くなりました。一昨日、昨日と現地を見舞いに回ってまいりましたけれども、被害を受けられた方々に、また亡くなられた方々に対し、心からお見舞い申し上げ、心からお悔やみ申し上げたいと思うわけでもござい……
○亀井郁夫君 先生からきょうは大変貴重なお話をお聞きしたわけでございますけれども、特に人間の安全保障という観点からのお話をちょうだいし、今度の沖縄サミットでもこれを目玉にしたらどうかというお話もあったわけでありますけれども、特に人権関係の問題になりますと、やはり心の問題に戻ってくることだし、同時にそれは教育の問題になるわけですね。 特に宗教問題を背景にした民族間紛争等、非常に大きな問題がたくさん起こっておるわけでありますけれども、行き着くところはやはり心の問題であり教育の問題であろうと私は思うんです。同時に、そういう意味では、底辺社会あるいは発展途上国というのはまだまだ教育のおくれている地域……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。 私が申すまでもなく、国連というのは第二次世界大戦の結果、その反省を踏まえてできたものであります。いろいろ問題はありますけれども、一応これまでの五十年間余り、世界の平和を維持するために果たした役割は大変大きなものがあるだろうと思います。しかし今、これまで先生方が御指摘になっておるたくさんの問題を抱えていることも事実ではないかと思います。 日本の場合は財政的負担も大きく、大きい割にはなかなか認めてもらえないということでございますけれども、これも五十年を経た現在も第二次世界大戦のしこりを引きずっているというのが大きな原因だろうと思います。そうしたこと……
○亀井郁夫君 それでは、一点だけお尋ねしたいと思います。 長い間現場で御苦労なさった緒方参考人の話を聞いて本当に胸を打つものがあったわけでありますけれども、特に現場主義ということを再三言われたわけでありますけれども、同感だと思います。我々政治家もやはり現場の人を見なければいけないというのは同感でございます。 そうした観点から見た場合に、UNHCRの職員が五千人のうち日本人はわずか六十六人とお聞きしたので、余りにも少ないわけでございますけれども、日本は金はすぐ出してくれるけれどもなかなかそういう形ではちゃんとしてもらえないというお話もございましたけれども、どうしてこういうことになるのか。この……
○亀井郁夫君 自由民主党の亀井でございます。時間もありませんので、一点だけお尋ねしたいと思います。 私、言うまでもなく東アジアの安全保障ということになりますと、どうしても朝鮮半島の問題と中国、台湾という問題になりますけれども、朝鮮半島の問題、北朝鮮の問題についてちょっとお尋ねしたいと思います。 私、数年前に北朝鮮に行きましてピョンヤンから金剛山をずっと回りましたけれども、つくづく感じましたのは、朝鮮民主主義人民共和国とは呼びますけれども、これは本当に朝鮮民族主義人民全体独裁国というような感じでして、本当にすごいなという感じがしたわけであります。だから、二千万人余りの人口を持つ大きな宗教団体……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。