このページでは亀井亜紀子参議院議員の21期(2007/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は21期国会活動統計で確認できます。
○亀井亜紀子君 初めてこの壇上に立たせていただきました。国民新党の亀井亜紀子でございます。 今回、若手にも質問の機会を与えてくださいました先輩・同僚議員の皆様に感謝を申し上げます。 民主党・新緑風会・国民新・日本を代表し、また連立を組む国民新党の視点から、鳩山総理の所信表明演説及び今後の施政方針について質問させていただきます。 まず、小泉構造改革に対する評価についてお尋ねいたします。 総理は、所信表明演説の中で繰り返し変革を強調されました。一方、政権交代以前は改革の時代でした。官から民へ、規制緩和、三位一体改革、医療制度改革、司法制度改革など、多方面で改革が進み、確かに日本社会は変わっ……
○亀井亜紀子君 国民新党の亀井亜紀子でございます。 質問に先立ちまして、この外交防衛委員会に委員を派遣しておりません国民新党に対しまして本日質問時間をいただきましたことに対し、民主党の皆様、特に理事の皆様にお礼を申し上げたいと思います。御配慮ありがとうございます。 さて、質問でございますけれども、国民新党の外交政策というのは残念ながら余りよく知られておりません。ほとんどの党のメンバーが元の自民党の、それもベテランの議員ですから、外交政策については自民党とほとんど一緒なのではないかと思っておられる国民の方多いと思います。けれども、国民新党は、実は対米追従外交からの脱却というのを党の政策の柱の……
○亀井亜紀子君 亀井亜紀子でございます。 今日が初めての国会質問になります。慣れないことも多々ございますけれども、よろしくお願いをいたします。 私は、夏の参議院選挙で国民新党公認で戦いまして、当選をいたしました。選挙区は島根でございます。典型的な保守王国、自民王国と言われているところですけれども、今、その田舎で何が起こっているか、私がどういうメッセージを感じたか、そういうことも含めながらお話をしていきたいと思います。また、私は、民主党と今会派一緒にしておりますけれども、ただ、民主党員ではありませんので、この法案について少し客観的な立場からもお話をしたいと思います。 まず初めに、小泉・竹中……
○亀井亜紀子君 国民新党、亀井亜紀子でございます。二回目の質問でございますが、前回の質問の続きから入りたいと思います。 前回の質問の最後のところで、私は一つ農業新聞からエッセーを引用いたしました。今日はそのエッセーを参考までに皆様にお配りをいたしております。農村工場の未来風景というものです。 このエッセー、私なぜ注目したかといいますと、ポイントは、農業は日々の暮らしの中にあるもので、会社や組織や効率的な経営システムには本来なじまないものだと思っているというこの玉村さんの主張があります。そして、この方は、私もそうなんですけれども、農業の経営体としてはいろいろあっていいと、効率的な大規模営農を……
○亀井亜紀子君 亀井亜紀子でございます。 アフリカにいらした大塚委員にお伺いをしたいと思います。 このスケジュールを見ていて、中国ODA案件について視察をされた、それから十日目、在南アフリカ中国大使との意見交換とございますけれども、中国とどのような意見交換をされたのか、私は興味がございます。 先日JICAの人と話をしたんですけれども、アフリカが変わってきたと言われておりました。つまり、八〇年代からアフリカの飢餓だ貧困だと言われていろんな国が援助をしながら二十年間何も変わらなかったと。ところが、中国が資源外交を始めたので一部の国が非常に豊かになってきていると言われました。 ですから、旧ソ……
○亀井亜紀子君 亀井亜紀子でございます。 今回質問するに当たって、ODAの拠出額が大変毎年毎年削減されているということをいろいろと勉強いたしました。私も大変心配をいたしております。 日本のODAの拠出額ですけれども、平成九年をピークに十一年間で四〇%も減っているとあります。二〇〇〇年までは世界第一位の拠出額であったのに、二〇〇一年にアメリカに抜かれて、そして昨年度では世界五位になってしまったということですけれども、一方で日本は二〇〇五年にグレンイーグルズ・サミットの公約として二〇一〇年までにアフリカへの援助を倍増するそれからODAも増やすと、小泉前首相は三年間でアフリカ向け政府開発援助を倍……
○亀井亜紀子君 亀井亜紀子でございます。 緑資源機構法を廃止する法律案について質問をさせていただきます。 この緑資源機構が廃止されるというその方向性を決定付けた出来事、それは皆様もよく御存じのとおり官製談合事件でした。私は島根県選出の議員ですけれども、この官製談合事件について東京地検が島根県と熊本県に捜査に入っております。また、この緑資源の事業を落札していた地元、島根県の業者が自民党の議員に献金をしていたということも、既に地元の新聞でも報道がされております。ですから、島根県民は、この緑資源事業のいろいろなプロジェクトと県が関係が深いということはだれもがよく知っております。 私は島根県の議……
○亀井亜紀子君 民主党・新緑風会・国民新・日本の亀井亜紀子でございます。今日は私、質問時間が六十分ございまして、長丁場なんですけれども、よろしくお願いいたします。 まず、今日何度か話題にも上っておりますけれども、食料自給率についてお伺いをいたします。以前この委員会においてたしか牧野委員が質問されていらっしゃいましたけれども、カロリーベースで自給率を出すということの意味についてまずお伺いいたします。 最近、一般市民の間でもカロリーベースで日本の食料自給率が三九%ということはよく数字としては知られてきております。自給率が低いということについて国民の心配も高まっていると思いますけれども、ただ、こ……
○委員以外の議員(亀井亜紀子君) お答えいたします。 内定取消し規制法案につきましては、国民新党も独自に法案化の準備を進めておりました。 採用内定の取消しには労働契約法第十六条の解雇権の濫用についての規定が適用されるという最高裁の判例がございます。また、十二月十日の予算委員会において麻生総理も、内定取消しというのは、最高裁の判例から見ましても、これはかなり問題があるのではないかと御答弁されていらっしゃいます。ですから、今回提出された雇用関連四法案の中でも、内定取消し規制法案についてはとりわけ与野党間のハードルが低いものだと認識しております。この度、民主党が同じタイミングで同じ趣旨の法案を用……
○亀井亜紀子君 民主党・新緑風会・国民新・日本の亀井亜紀子でございます。 事故米穀について今回初めて質問をさせていただきます。ただ、今までに多くの委員がこの事故米穀に関してはいろいろな角度から質問をされておられますので、私は、今日は主に今後のことについて、いかにしてこのような事件を起こさないようにするかという視点に立って質問をさせていただきます。 今までこの委員会での質疑応答を聞いておりまして、この事故米について、これは消費者の口に最も入ってはいけないものが出回ってしまったわけですけれども、そうではない偽装もきっとあるだろうという、そういう疑いの念を強く持っております。例えば飼料米として引……
○亀井亜紀子君 高原参考人とそれから米本参考人、お二人にお伺いしたいと思います。 まず、高原参考人につきましては、私は先ほど社会の資産という言葉に非常に引っかかってしまいました。臓器はだれのものなのか、社会の資産なのかという問いですけれども、森岡参考人が、日本の現行法は本人意思表示の原則、これは日本の誇るべきルールであるとおっしゃいまして、私もその考え方に同意しております。私の考え方は、自分の体は自分のものである、臓器も含めて自分のものであって、それを提供する提供しないは自分が決めることであると、そのように考えています。 今、私はドナーカードを持っていません。例えば、あした交通事故に遭って……
○亀井亜紀子君 亀井亜紀子でございます。 では、一度質問させていただいておりますので、端的に質問をさせていただきます。 今日、参考資料としてお配りしてあるものがございます。これは衆議院の方で採決への参考資料として皆さんに配られたペーパーであります。「A案支持者と投票先を決めかねている方へのお願い」という文章でして、なぜA案なのかという説明ですとか、必ずA案に投票してください、A案が仮に否決された場合には必ず反対票を投じてください、D案が可決されるのはやめてほしい、それならば廃案にしてほしいというようなことが書かれているんですけれども、このなぜA案なのかという説明は、正しくない部分もあります……
○亀井亜紀子君 ODA調査第二班は、昨年八月二十三日から三十日までの八日間、フィジー諸島共和国及びツバルに派遣されました。ちなみに、南太平洋諸国への派遣は今回が初めてのケースであります。 派遣議員は、溝手顕正団長、藤田幸久議員、水戸将史議員、森まさこ議員、そして私、亀井亜紀子の五名であります。 まず、フィジーについてですが、人口は八十三万人、面積は一万八千二百七十平方キロメートルで四国とほぼ同じ広さです。人口構成は、先住民であるフィジー系が約五〇%、インドからの移民の子孫であるインド系が約四〇%、残りは中国系、欧州系、近隣の各島嶼国系となっています。そのため、古くからフィジー系とインド系住……
○亀井亜紀子君 亀井亜紀子でございます。 先日、北海道で行われました第五回太平洋・島サミットについてお伺いをいたします。 昨年の夏にこの委員会からの派遣でツバルに行かせていただきました。ツバルは地球温暖化の海面上昇によって沈み行く島として象徴的な存在として取り上げられている島です。視察団は事前にかなり勉強いたしまして、それがどの程度真実であるのか、いろいろな文献を読みました。そして、その背景にあることですが、まず簡単に御説明をいたします。 首都があるフナフチのフォンガファレ島というのは元々湿地であって、ボロービットという水がわき出るくぼみがありました。そこに、独立後に人口が急増したもので……
○亀井亜紀子君 民主党・新緑風会・国民新・日本の亀井亜紀子でございます。 日本の農政が危機的な状況にあるということは与野党共通の認識だと思いますので、一体何がいけないのだろうかということについて、私は今日、流通制度、それから担い手の育成、農地の確保、この三点から農業と漁業について質問をさせていただきます。 まず初めに、私は流通制度について考えてみたいと思います。 日本の農政というのは長いこと生産者は生産だけしていればいいと、作ったものは農産物であれば農協、鮮魚であれば市場に出せばその後は売ってあげますよと、そういう制度であると思います。そして、その枠から外れようとするとなかなか圧力があっ……
○亀井亜紀子君 国民新党の亀井亜紀子でございます。 参議院の方では民主党と会派を組ませていただいておりますけれども、御存じのとおり、衆議院の方で国民新党はこの修正案に対しても反対をいたしております。残念ながら衆議院の方に党の農林水産委員がいないものですから、私の今日の質問が党の考え方、なぜ反対かということを説明する唯一の機会になるわけですけれども、その趣旨がよく伝わるように質問をさせていただきたいと思います。 初めに、資料をお配りいたしました。一枚目が玉村豊男さんという方のエッセーでございます。これは以前、二〇〇七年の十一月の二日に、私がここで質問をしたときにも使わせていただいた同じエッセ……
○亀井亜紀子君 民主党・新緑風会・国民新・日本の亀井亜紀子でございます。 今日は主に私の地元、島根県にあります斐伊川水系治水事業についてお尋ねをしたいと思います。 八ツ場ダムはすっかり有名になりましたけれども、斐伊川については余り全国的に知られておりませんので、今日、資料を配付しております。 まず、御説明から始めたいと思います。 一枚目の地図を御覧いただきたいのですけれども、斐伊川というのは宍道湖に向かって左の方から流れ込んでいる川です。この上流の方はかなり枝分かれをしておりまして、古来からはんらんする川として知られております。出雲神話でヤマタノオロチという話がありますが、あれははんら……
○亀井亜紀子君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の亀井亜紀子でございます。政権交代をしてから農林水産委員会では初めての質問になりますけれども、よろしくお願いいたします。 今回の所信を拝見いたしまして、幾つか私が是非進めていただきたいという政策がございました。その一つが農業の六次産業化の推進です。本日、資料をお配りしておりますが、届いておりますでしょうか。 私は、実は昨年、この委員会で、たしか三月と六月に二回、農業の六次産業化についての質問をさせていただいております。そのきっかけとなったのが島根県にある一企業です。まさに社名がシックス・プロデュース、六次生産という意味なんで……
○亀井亜紀子君 亀井亜紀子でございます。 理事の皆様、魅力的なテーマにまとめていただきまして、本当にありがとうございます。私のやりたかったことに大分近いテーマになったので、大変喜んでおります。以前、統一会派になる前に理事会に何度か出させていただいたときに、個人的にこういうことをやりたいんですというふうに申し上げたりしていたんですけれども、それに非常に近いテーマになったことを本当にうれしく思っております。ありがとうございました。 今この調査事項の例を見ておりまして、五番の自由時間の質と量というところを読んでいて思ったことがあるので申し上げたいと思います。 やはり日本はなかなか一度就職をして……
○亀井亜紀子君 先ほどから幸福を測る指標として、例えば数値化ですとか、幸福でないものを切っていくというような御提案がありましたけれども、両方とも私は何だか引っかかるものがございます。やはり幸福というのはかなり客観的なものであって、そんなにはっきりと指標にできないから測り方が難しいんだろうと思うんですね。 今日、お二人の参考人のお話を伺いまして、山田参考人のお話を伺ったときには、幸福度というのは第三者が、他人が介在しないと測れないものなのだろうかという疑問を持ちました。つまり、自分の労働が第三者に評価をされたり、自分が大切な存在であるということを第三者に、家族に評価をしてもらわないと幸福を感じ……
○亀井亜紀子君 国民新党の亀井亜紀子でございます。 両参考人のお話を伺いまして、頭の中を整理していたんですけれども、共通項は多様性だと思います。そして、異なることは競争のとらえ方じゃないかなというふうに私は感じました。 まず、岡澤参考人のお話なんですが、人生八十五歳時代に突入したのだからライフスタイルが変わらないはずがないと、だれでもその中で転機が何度かやってくるし、人生が多様になっている中で社会がまだその変化に対応できていない。そういう中でいかにして労働人口を確保して競争力を国として維持していくんですかというようなお話であったと思うんですね。 一方、辻参考人の方は、そもそも、人間、同じ……
○亀井亜紀子君 亀井亜紀子でございます。 両参考人のお話を非常に興味深く聞かせていただきました。率直に感じたことを申し上げますし、お二人に同じ質問をしたいと思います。 この調査会でこの仮説を取り上げたということは、一つには今少子化が問題であると、少子化になったら大変だという前提で政策が進んでいるわけですけれども、この仮説が証明できた場合に、少なくとも少子化は怖くないと、少子化しても幸福な社会をつくることは可能だということが証明できるわけで、その可能性を探っているのだと思います。 初めに、堺屋参考人が発表されたときに、人口が減少しても自由な移動と転職があれば経済、文化は発展するとおっしゃい……
○亀井亜紀子君 亀井亜紀子です。 お二人に質問がありますけれども、まず大日向参考人からお話を伺いたいと思います。 先ほどプレゼンテーションの頭のところでコインロッカーベビーのお話がございました。昨今、いろいろな報道を見ておりますと、少子化と言われる一方で幼児の虐待がすごく増えていて、せっかく生まれてきた子供が育っていかないという現実がすごく、社会が病んでいると、非常に問題が大きいと感じております。 先ほどは、コインロッカーベビーの事件が報道されたときにその母親に非難が行ったというようなことをおっしゃって、思い出したのが、何年か前に報道されて賛否が分かれた赤ちゃんポストなんですね。赤ちゃん……
○亀井亜紀子君 調査会の開始から二時間を経過して大分長くなってまいりましたけれども、もうしばらく御辛抱ください。 私は、仮説一に関して、六人の参考人の中でだれか一人ぐらいは、肯定しないまでも、少子化はそう言われているほど怖いことじゃありませんと言ってくださるかなと、それを期待して聞いておりましたが、見事に否定されてしまって残念です。 一人目の参考人、堺屋太一参考人のときに、人口が減少しても自由な移動と転職があれば経済、文化は発展するとおっしゃって、そして中世のイタリアの例を挙げました。あのときは疫病で人口が減ったりしたけれども、人口が都市部に移動したのでルネッサンスが開花したと、一方で、ド……
○亀井亜紀子君 先ほど、ランベッリ参考人の発表を伺いまして、ヨーロッパ的な考え方のベースに何があるのかということ、大変参考になりました。 ギリシャ的な古代思想で、安逸のための仕事だとたしかおっしゃったと思います。つまり、充実した休みを持つために仕事をするというような考え方、それに対してキリスト教的な思想が今度入ってきて、キリスト教では安息日、休む時間ですよね。私、世界でやはりいろいろなところへ行きましたけれども、ヨーロッパの人たちというのは大変バカンスを大事にしますし、彼らの物の考え方というのは、遊ぶために働いているんだと、そのように理解しました。つまり、一か月、二か月の夏のバカンスを取るた……
○亀井亜紀子君 今回の六人の参考人は、非常にユニークでバランスが取れていて面白かったと思います。二人の常識的な日本人の研究者と二人の型破りな日本人と二人の外国人という構成で、いろいろな価値観をお聞きいたしました。私自身余り考えがまとまっておりませんけれども、今回の仮説二については、やはり分かりません。ただ、休日・休暇が多いからといって、経済力が伸びるわけでもないんでしょうし、幸福度が上がるわけでもないのであろうと思います。 例えば、大分トリニータの溝畑参考人は、仕事の虫といいますか、ほとんどプライベートもないような状態でも非常に明るく楽しい人生を送っておられるので、やはり一概に休みの多さだけ……
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