このページでは河野義博参議院議員の25期(2019/07/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○河野義博君 公明党の河野義博です。 ただいま議題となりました地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、自民、公明を代表して、小泉環境大臣に質問します。 二〇一六年のパリ協定発効により、世界は脱炭素化社会の実現に向けて大きくかじを切りました。我が国も、菅総理が二〇五〇年カーボンニュートラルを宣言し、さきの気候サミットでは、二〇三〇年度において温室効果ガスの二〇一三年度比四六%削減を目指す野心的な目標を世界に示したところです。また、パリ協定に復帰した米国とは、共に世界の脱炭素化をリードしていくことを確認し、日米気候パートナーシップを立ち上げるなど、一連の取組を高く評……
○大臣政務官(河野義博君) TPP11や日EU・EPA、そして今般の日米貿易協定におきましては、農林水産分野につきまして、重要五品目を中心に関税撤廃の例外をしっかり確保したところでございます。それでもなお残る農林漁業者の不安を受け止め、安心して再生産に取り組めるよう、総合的なTPP関連政策大綱に基づきまして、現在万全の対策を講じております。 このうち、農業者向けのセーフティーネットといたしましては、牛肉や豚肉の販売価格が生産費を下回った場合にその差額の一定割合を補填するいわゆる牛・豚マルキンにつきましては補填率の引上げを講じまして、九割の補填を行っているところでございます。また、全ての農産物……
○大臣政務官(河野義博君) この度、農林水産大臣政務官を拝命いたしました河野義博でございます。 江藤大臣の下、伊東副大臣、加藤副大臣、藤木大臣政務官と一丸となって、農林水産業の潜在力を引き出し、地域の活力向上につながるよう誠心誠意努めてまいります。 江島委員長を始め理事、委員の先生方各位の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
○大臣政務官(河野義博君) 人獣共通の感染症であります新型コロナウイルス感染症に対応するためには、動物、人、環境の各分野の関係者が連携して取り組むワンヘルスアプローチ、これは、御専門でもあり、医学博士でもあります秋野委員が従来おっしゃられていることでありますけれども、この点、大変重要であるという点は委員御指摘のとおりだと思います。 OIEは、動物分野におきます新型コロナウイルス感染症への対応としては、新型コロナウイルスの動物への感受性や野生動物における起源等に関する知見の集約や分析を行うほか、加盟国に対しまして動物における感染事例を迅速に報告することを求めておりまして、各国からの報告を取りま……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 野上大臣、宮内副大臣、熊野政務官、御就任おめでとうございます。 新型コロナウイルス感染症対策、また相次ぐ自然災害、そして近隣諸国の関係、貿易協定、気候変動対策、家畜伝染病、様々課題は山積しておりますけれども、政務三役、それから省幹部、省員の皆様の御活躍に期待をし、またしっかりお支えをしてまいりたいと、そう思いながら決意をし、質問させていただきたいというふうに思います。 まず、大臣に伺います。 国民生活に必要不可欠な食料を安定的に供給する機能を有するとともに、国土を守る、地域を守る、こういった多面的な機能を有する農林水産業でございます。また、食品関連……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 私の事務所にも、連日、多くの御意見、御要望がお寄せいただいておりまして、個別にお話をさせていただいて御説明を申し上げれば、何だ、そういうことだったのかと御納得いただけることがほとんどなわけですけれども、じゃ、何がいけませんかと言うと、不安だという声が圧倒的に多うございまして、何で不安なんですかと言うと、よく分からないということが大多数であります。 ほぼほぼ理解が進んでいない、誤解が誤解が生んでいるという点だと思いますので、お寄せいただいた質問、疑問を解決していくという趣旨で、そういうトーンで質問させていただきたいと思いますので、しっかり議事録に残してお……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 前回に続きまして、私のところに寄せられました不安、疑問のお声を中心に質問させていただきます。 まず、有機農業者が影響を受けるんじゃないかという御懸念に関しまして、これ大臣に伺います。 本改正案に懸念を示される方々の御主張の一つに、登録品種の自家増殖を許諾制にすると有機農業者が困るということをお伺いをするわけであります。一方で、そもそも有機農業者や自然農法に取り組む方々は、在来種などの一般品種を栽培されている方が多いというふうに私は理解をしておりますけれども、まず実態はこれはどうなっておられますでしょうか。一般品種ならば種苗法の対象ではもちろんありませ……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 新型コロナウイルス感染症陽性患者数が急増しております。今後も感染を極力抑えながら重症化を抑えて、そして医療体制を断固として守りながら緩やかに経済を回復させていかなければならない。今、本当に大変重要な局面にあると思います。 感染者数や医療体制の状況は地域に応じて様々であります。確保している病床の使用率、これは、一%に満たない県もあれば、もう既に三、四割ベッドが埋まっている、そういう都道府県もある中で、これまで以上に国と地方がしっかりと緊密な連携をして、その個別の状況に応じて適時適切に対応する必要があるというふうに考えます。 検査の推進も大切です。四月の……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 まず、大臣にお礼を申し上げたいと思いますが、昨年十一月の所信質疑の中で、政府備蓄米の交付、是非弾力運用をというお願いをさせていただきました。その中で、政府備蓄米を子供食堂に開放していただいた、もうこれ画期的な取組だと私は思っておりますが、一方で、子供食堂、コロナ禍において開けないケースがあるために、弁当での持ち帰りはこの備蓄米使えたんですが、生のお米を持って帰る、これはできなかったわけですが、これ対応を是非お願いしますと御依頼をしておったところでございます。 その後、この二月からはこの事業の対象に子供宅食、これ追加をしていただきまして、御飯食の魅力が伝……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 数年前、各省が競って官民ファンドを立ち上げました。ハンズオンで支援をするんだといううたい文句で、まさに乱立をいたしました。その運用成績は御案内のとおりでありまして、機能も目的も重複をしておりました。 農林水産省は、A―FIVE、私は勇気ある撤退だったと思いますし、その決断を評価をしております。今回も、その反省を生かしてよく練られた仕組みにしていただいたなと感謝を申し上げておるところでございます。 大切なことは、物流、加工はもちろん大切なんですけれども、この改正を通じて、やっぱり生産者が所得が上がっていったということにしていかなければならないなというふ……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 本法律案は、国際的に重要だと認められる主要な金融機関に対して適用される国際金融ルール、これに関しまして、この重要だと認められる国際金融機関に農林中金が指定される可能性が、蓋然性が高まっているということで、国内法を整備する担保法のようなものでございます。当然必要な措置でありまして、賛成であります。 その観点から、まずは幾つか法案の中の論点で明らかにしておきたいというふうに思います。 今回、秩序ある処理、いわゆる破綻処理の仕組みが明確化されるわけでありますけれども、預金保険制度における特定第二号措置のような破綻金融機関を最終的に清算される仕組みが設けてい……
○河野義博君 公明党の河野義博です。両参考人の先生方、貴重なお話を賜りまして本当にありがとうございます。 まず、両先生に同じ質問をしたいと思います。 農業、地域政策と産業政策の両輪をしっかり回していくということは大事である、これはもう論をまたないと思います。農業・農村基本計画の中にでも、これまで大規模化一辺倒だったところを、しっかり家族経営も見直していこうという書きぶりになりまして、やや軌道修正が図られる形で政策がつくられていっているものと承知を私はしております。 一方で、担い手の確保とやっぱり農地の集積というのは喫緊の課題でありまして、もうずっと言われていることですけれども、やっぱり早……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 まずは、教育現場の充実に関しまして、総理に伺います。 昨年十一月、臨時国会の予算委員会でも質問させていただきましたけれども、長年の悲願でありました少人数学級の実現、これはやっぱりさすが菅政権というふうに私思いましたが、四十年間の課題でしたけれども、ようやく教員定数が改善されることになります。予算措置が皆様のおかげで前に進みましたし、今国会で、先般閣議決定されました法改正によりまして、四十年ぶりに教員定数が改善をいたしまして、三十五人学級が実現される見通しでございます。やはり、仕事で結果を出すという菅内閣の姿勢のこれ表れであるというふうに私は感謝をしてお……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 三月五日の一般質疑に続いて質問させていただきます。 電力システム改革に関しまして、さきの梶山大臣への質疑に対する答弁の中で、電力システム改革、新電力への切替えに対して消費者の高評価があるものの、原子力発電所の停止とFIT賦課金によって電気代が二二%上昇したと。いずれにせよ、システム改革はまだ途上にあるという御答弁を頂戴したところであります。 政府参考人に伺いますが、震災前に比べて平均二二%上昇とありますが、昨年十月、第九回のLNG産消会議の時点でLNGのスポット価格は歴史的な低水準にあると、こういう言及する状況であったにもかかわらず、電気料金が日本で……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 現在、急速に拡大をしております感染症の患者数でありますが、オミクロン株一日当たりの感染者数は驚異的なスピードで増加をしております。デルタ株のときと同じような対応でいいと、こういう判断はもうもはや通用しないんだろうなというふうに考えております。いち早く感染拡大を封じ込めるために今般まん延防止等重点措置を適用することは、タイムリーな、時機を得た適切な判断であろうというふうに私考えております。 そこで、時間の関係がありますので、三点まとめて山際大臣にお伺いをしたいと思っております。 まずは、やはり先手先手の対応で、医療体制の逼迫緩和、逼迫を緩和させていく、……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 電気回路の一種である半導体がかつてないほど重要性を増しております。半導体業界の世界団体でありますSEMIによりますれば、二〇二一年、半導体装置の世界販売額は前年比四五%増えまして千三十億ドル、約十二兆円、過去最高を更新をいたしまして、初めて一千億ドルを上回る見通しです。 各社は生産能力の拡張を急いでおりまして、想定を上回る市場成長が続いています。成長を牽引しているのは、台湾のTSMCを始めとした製造受託会社、いわゆるファウンドリーや、演算用ロジック、演算用の半導体分野、ロジック半導体の分野、こういった投資が牽引をしております。 各国の状況を見てみます……
○河野義博君 公明党の河野です。 ロシアのウクライナ侵略、これは対岸の火事ではありませんで、本当に言語道断の、国際秩序をないがしろにする許されざる事態でありまして、我が国も国際社会と連携をしてしっかりと経済制裁強めていかなければならないというふうに思っています。参議院でも皆さんの御協力をいただいて本会議で非難決議をいたしましたが、一日も早い撤退を改めて求めておく必要があると思っています。 その中で、通告しておりませんので私の個人的な見解の表明とさせていただきたいと思いますが、経済制裁に関して潮目が変わってきていると思います。ヨーロッパも、最初はエネルギーの供給を途絶えさせることについて非常……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 私は、これまで日本企業の海外進出や海外でのビジネス展開に果たしたNEXIの役割を高く評価をいたします。日本企業の国際優位性が薄れていく中、日本企業が活躍するためのこれは大きな、そして残念ながら数少ないツールであります。本改正案の内容も、いずれも必要な改正でありまして、当然賛成をいたします。 私は、実は前職時代、二〇一一年に日本企業として初めて洋上風力発電事業にイギリスで参画をいたしましたが、その事業権益を取得する際、NEXIが権益取得会社に、プロジェクトファイナンスの融資調達に対しまして海外事業貸付金保険を引き受けてくれまして、期間十四年、そしてポンド……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 今日は、三人の参考人の先生方、大変貴重な御提言を賜りまして本当にありがとうございます。 まず、佐々木先生に二問お伺いをしたいと思います。 カーボンニュートラル、脱炭素化社会実現に向けては、もう水素社会の実現なくしては成し得ないというのはもはや共通の認識だというふうに思います。その中で、先生のレジュメの七ページ目にもありますけれども、やはり国産化も、水素は国産化も可能であると、エネルギーの安定確保にも将来貢献をするという大変重要な御示唆が含まれておりました。 私も全く同じ問題意識を持っておりまして、この百年間、化石燃料を輸入し続けてきた国の形を変える……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 本法律案では、高圧ガス、都市ガス及び電気の分野で、テクノロジーを活用しつつ、自主的に高度な保安を確保できる事業者に対しては、各種の手続や検査の合理化、柔軟化を認める認定高度保安実施事業者制度を創設することにしています。 私は、これ初めて聞いたときに、本当に大丈夫かと思いました。経営のトップのコミットメント、高度なリスク管理体制、テクノロジーの活用、サイバーセキュリティーなどの関連リスクへの対応というのは、今もうどの事業者もまともな事業者ならやっているはずでありまして、どういった認定要件なのかをまずつまびらかにしておく必要があるんではないかなというふうに……
○河野義博君 公明党の河野義博です。
政府は、沖縄復帰後五十年にわたりまして、沖縄の特殊事情を鑑み、その責務として沖縄振興に取り組んできました。インフラ整備を中心に本土との格差は縮小傾向にありますけれども、依然として、全国との大きな所得格差や学力格差、そして深刻な子供の貧困など、問題や課題が存在しておりまして、民間主導の自立経済の構築も道半ばとなっている状況にあります。
政府は、この原因をどのように分析し、そして今後どのような沖縄振興政策に取り組んでいかれるおつもりなのか、大臣の御所見をまずお伺いいたします。
【次の発言】 私が事務局長を務めました公明党の沖縄二十一世紀委員会、この委員会で……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 三参考人の先生方、本当にありがとうございました。 まず、縄田参考人に伺います。 資料の二十九ページに、レアメタルを中心とした資源の安定確保に関する方策と、様々な御提言をいただいておりまして、いずれも重要な課題で、しっかり取り組んでいかなければならないものだろうというふうに思っています。 その中で、ちょっと二つお伺いをしたいのが、上流権益の確保について、それから国際的な枠組みの構築、この二点に関してお伺いしたいんですが。 上流権益、済みません、私不勉強なんですが、ベースメタルに関して言えば、上流権益というのはしっかり今ビジネスとして確立をされていて……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 二〇五〇年カーボンニュートラル、菅政権の看板政策であります。国の形を変えるいい機会だと思っておりまして、そのために自給率をしっかり上げていく、そういった過程を通じて様々な技術に投資をしていくということだろうと思います。 二〇五〇年がどういう世界かというのは誰も予想できませんし、前回のエネルギー基本計画を立てる際にも、何が起こっているか分かりませんから、しっかりありとあらゆるテクノロジーに投資していくんだ、その方向性は間違っていないんだと思います。 一方で、見えている案件、やれば必ず結果ができるというところには重点的に投資をしていくべきでありまして、そ……
○河野義博君 公明党の河野義博でございます。 両先生、大庭公述人、除本公述人、本当に大変貴重なお話をありがとうございました。 滝波先生はほぼ同世代とおっしゃっておられましたが、私はやや後輩世代でありまして、七七年生まれ、日本が、バブルを知らないデフレ世代でありまして、小学校のときにバブルがはじけまして、社会人に出たときにはもう既にゼロ金利のこの二十年間でありました。経済の世界で生きてきましたので大庭先生にも後ほどたくさんお話しいただきたいというふうに思いますが、まず除本公述人にお伺いをしたいと思います。 東日本大震災並びに福島原子力発電所事故から十年がたちました。あの事故発生当時、私は海……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 今日は、三人の参考人の先生方、本当にありがとうございました。 二〇五〇年カーボンニュートラル、私は、持続可能な形で達成に向けて努力をしていくということ、それからまた国益に資するようなカーボンニュートラルにしていかなきゃいけない、もう本当にその思いを強く持って活動を取り組んでおりますけれども、まず、吉野参考人に伺いたいと思っています。 ルールメーキングのところにやっぱり戦略的に取り組んでいくというのは非常に大切だと思います。日本は残念ながらそれが不得手であります。ヨーロッパはカーボンニュートラルという誰しも反対しないラッピングを付けて、その中で各国はや……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 三先生方、今日は貴重な御意見をありがとうございました。 改めて、我が国のエネルギー自給率一一%という、このOECD諸国最低レベルであります。やっぱり長期ビジョンを持って、今すぐやれることはしっかりやっていくし、長期的にやらないことは、なければならないこと、仕分けをして、すぐにでも短期的、長期的、しっかりビジョンを持って進めていかなければならないということを改めて強く認識をいたしました。 そこで、小山先生と蓮見先生に同じ質問をさせていただこうと思います。 原子力発電所の再稼働を進めていくという点でいろんな議論がありますけれども、今回、特定事故等対処施……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 経済産業省に三問伺います。 まず、ルールメーキングに関して伺います。 資源エネルギーの安定供給とカーボンニュートラルの取組の両立の実現に向けては、カーボンニュートラルの実現が企業にとっていたずらなコスト増にとどまるものではなくて、産業界全体の発展にも資するものとなるよう国がしっかりと下支えをしていかなければならないと考えます。 世界を見回しますと、例えばヨーロッパでは、規制のスーパーパワーと、こう称されておるなど、域内企業に有利に働くルールを世界標準に昇華させるべく精力的に取り組んでいます。その結果、日本企業は技術で勝ってビジネスで負けるといった事……
○河野義博君 公明党の河野義博です。 米中の覇権競争の激化、そして足下ではロシアによるウクライナ侵略などを踏まえまして、経済政策を安全保障の観点から捉えようとする経済安全保障の重要性はますます大きくなっています。具体的には、国民生活や企業活動に必要な物資の国際的な供給途絶に対する脆弱性について国を挙げて官民が協力して対処していくことや、サイバー攻撃から基幹インフラを守ること、技術流出を食い止めるとともに我が国の技術競争力の強化を実現することは極めて重要です。 今回の法案は経済安全保障の全てをカバーするものではありませんが、重要な第一歩を踏み出すものであり、賛成します。法案成立後は、官民で緊……
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