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中野重治 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

中野重治[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧議員立法質問主意書

本会議発言歴代TOP250(参)
112位

1期TOP25
11位
1期(非役職)TOP10
9位

中野重治参議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。

ページ更新日:2024/12/01
データ入手日:2024/10/10

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本会議発言統計(参議院)

総合

在籍期
 
発言
順位
文字数
順位
 

発言数
36回
10位
発言文字数
103307文字
11位
TOP25


参議院在籍時通算
発言数
36回
111位
発言文字数
103307文字
112位
TOP250

※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。


役職別

在籍期
議会役職
発言回数 発言文字数 順位
政府役職
非役職

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
36回
103307文字
9位
TOP10


通算
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
36回
103307文字
81位

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

 在職時に参議院本会議での議会役職、政府役職の立場からの発言なし。

本会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 参議院本会議 第15号(1947/07/11、1期、日本共産党)

○中野重治君 板野勝次君を指名します。

第1回国会 参議院本会議 第22号(1947/08/15、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの決議案に賛成するものであります。昨年この問題を他党に率先して取上げ、他の党派の諸君と共に國民大会をこの問題に関して開いた我々は、今日すでに数百万の同胞の引揚げが完了したことを他の党派の諸君と共に心から喜び、又ここまで事を運んで下すつたところの連合諸國の盡力に対して、やはり他の党派の諸君と共に深く感謝したいと思います。併しながら我々の感謝は嚴粛でなければならない。すでに完了した数百万人の引揚げについて我々が感謝し、又更に新らしく百万に近は人々の引揚げについてお願いするというのである以上、引揚げて來た数百万人を我我がどういうふうに遇して來たか、又新しく引揚げるべき人々……

第1回国会 参議院本会議 第23号(1947/08/18、1期、日本共産党)

○中野重治君 たくさんの人が話をしましたから、私は簡單にします。第一、我我がはつきりさせなければならんことは、今日制府の係が報告しましたが、あの報告は非常に信用することができない。何故かといえば、数字はいろ選挙げてあるけれども、住宅問題をどういうふうに造つて行くかということについての見通しが少しも語られていない。これが語られなければ数字が挙げられても何もならない。それから今まで政府がやつて來たことが、やるべかりしこととどういう喰い違いが付いて來たか。それについてどういう責任を責任者としてとる積りであるか。それに全然触れていない、無責任な感じの上に立つております。これは今までに政府が発表した例の……

第1回国会 参議院本会議 第39号(1947/10/16、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は、この法案に対し包括的且つ根本的に反対するものであります。諸君のすべてが読まれたでありましようように、私もこの法案を読みました。諸君のすべてが研究されたでありましようように、私もこの法案を研究しました。私は両院決算委員会の連合審査会における十人の証人の意見をも聽きました。又私は決算労働の連合委員会のすべてに参加して、この方面の体験と知識と二つながら深い委員諸君から極めて多くを教えられました。又多くの官公廳労働組合の諸君が法案反対のデモンストレーシヨンに立たれたのを見、且つその代表者が、決算委員長の手を通して、法案反対の決議を我が議長に渡される場面にも立会いました。そう……

第1回国会 参議院本会議 第51号(1947/11/13、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの問題について道義的に語ります。これは党の性質からおのずからそういうことになる。第一に問題になるのは、我々は日本の道徳を問題とするということであります。様々の外國の道徳をも顧みつつ、併しながら直接には日本の道徳を問題としなければならん。これは分り切つたことのようでありますけれども、案外そうでない。例えば近年非常に犯罪が殖えております。その中に街で娘が殺されるという場合がしばしばある。見知らぬ男に道を聞かれて、これを親切に教えてやつたために災難に遭つたということがある。ところが東京の或る新聞がこういうことを書きました。「東京の若い女は街の道徳を知らない。ヨーロツパでは……

第1回国会 参議院本会議 第56号(1947/11/24、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は板野勝次君を指名いたします。

第2回国会 参議院本会議 第23号(1948/03/25、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党國会議員團の我々は、内閣総理大臣の施政方針演説を注意深く聽いたものである。(拍手)そうしてあの演説を、個人としての芦田君に対しても、盥廻しでできた政府首班としての総理大臣に対しても、誠に似合つた演説であつたと認めるものである。日本の新聞は、あれを無氣力と批評しておる。又内容貧弱と批評しておる。併し我々はこの種の批評に必ずしも與するものではない。何故かならば、我々はあれを表面は無氣力、内容貧弱を裝つているけれども、独占資本の人民攻撃においては氣力充満している。又日本の民主主義建設に対しては、豊富な破壞的内容を持つたものと認めるからである。我々は單純な問いを幾つか出して、総……

第2回国会 参議院本会議 第25号(1948/03/29、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は中野重治を指名いたします。(笑声)
【次の発言】 「與えられた條件の下で、日本のとるべき外交問題取扱いの原則的よりどころについて、」これが私の題目である。ここで原則的よりどころというのは、初歩の心得、「いろは」という程の心持である。その第一は國の外交は誰がするかという問題、國の外交は誰がするか。それは他のすべてと共に人民がする。人民とその國会とが外交上のすべての土台を決定して人を使つてこれをやらせる。この使われる側の責任者が外務大臣である。この間ここで奥議員の質問が出た。ドレーパー芦田会談の中味は何か、第三世界戰争の危險があるといい、一方絶対平和だというが、武装なき日……

第2回国会 参議院本会議 第35号(1948/04/30、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はかかる堕落した法案には賛成することができない。我々にとつて何が大事であるか、これは基本的人権であることは言うまでもない。日本の人民は、この基本的人権を、あの大きな戰爭の犠牲を通して保障するまでに至つたのである。このことを我々は少しも忘れてはならない。この大きな犠牲を拂つて己れの基本的人権を保障されるところまで我々が漕ぎ着けることができた結果、何が生じたか。人民から奪われていた生産物が、物質と精神との両面にわたつて発かれ始めた。支配官僚の腐敗が、下から正され始めた。そこで如何にして旧支配権力は自己の破滅を救い、又その犯罪を発かれずに済ますことができるか。彼等はそのために……

第2回国会 参議院本会議 第43号(1948/06/04、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は、この決議案の主旨に賛成するものであります。そこで問題を具体的に我々は解決しなければならんと思いまするが、輸送力の増強ということについても、そのための現実的な方法手続を我々が見出さなければ、百の説法も屁一つということになるほどであります。そこでどこにこのための現実的な方法手続が見出されるか、これは人間の中に見出される。板谷委員長がその説明の結びで、特に力を入れて輸送の仕事に直接当つておるところの日本の労働者階級に強く呼び掛けられたことは、私共が喜びとするところであります。若し運輸交通に直接携わつておる人々が、自分達の肩に掛かつておる責任を自覚してこれを妥当に解決する方……

第2回国会 参議院本会議 第55号(1948/06/29、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は、この二つの案に対して反対であります。その理由を簡單に述べます。尚、今苫米地氏及び議長から北陸地方における震災に関する部分的な報告がありましたが、私はその中に地名を挙げられた、最も災害の大きいと見られる福井懸板井群の丸岡町附近に生れた者であります。このことは偶然の問題でありますけれども皆さんも、心に留めて置いて頂きたい。  先ず第一に、この法案の問題とするところは、宮廷費の問題、それから皇室費の問題であります。これはどういうことかというと、要するに宮廷費というのは日常の費用その他であつて、我々の言葉でいえばこれは出活費ということになる。これを二倍半の二千万円に増額する……

第2回国会 参議院本会議 第59号(1948/07/04、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は、運賃引上げに絶対反対である。すでに二千五百万人以上の署名が、値上反対のために國会に集つておる。これは輿論であつて、我々はこの輿論と共に反対する者である。その理由を簡單に申上げたい。  第一は、これは人民の生活を破壊するための方策の部分であるからである。我々が今日ピースを一箱吸えば、我々の吸う煙草部分は四円四十五銭であつて、拂う税金部分は五十五円五十五銭である。この方式がこの運賃にも現われておる。これには我々は絶対に反対せざるを得ない。第二には、こういう破壊を通して集められた收入が何に使われるか。これは報告によつて明らかなように、実費を下廻る貨物輸送のために用いられる……

第4回国会 参議院本会議 第12号(1948/12/14、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの法案に無條件に反対である。これは官本の労働者を不逞の輩と呼び、日本を帝國と呼んだ人を総理とする内閣が出すのにふさわしい悪法であつて、その目的は日本の教育の根本的破壊にある。日本の帝国的教育の癌は何にあつたか。それは学者、教師がすべて貧しく、その身分が極めて低い。そこで自己の生活上の問題、自己の学問研修上の問題を解決しようとすれば、これを民主的な方法でやろうとすれば首切られ、左遷される。この場合の首切りと左遷の力を誰が握つているか、どういうものが握つているかというと、これは視学制という一種の教育面における政治警察的なものが網の目を握つておつた。そこであの教師は話のよ……

第5回国会 参議院本会議 第10号(1949/04/06、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの決議案に反対であります。その理由は金子、堀両者の述べられたところにも明らかでありますが、更に私共の考えを簡單に述べたいと思います。  この問題を明らかにするために必要なことは、この事件の本質を我々が明瞭に理解することであります。この事件の本質はどこにあるか。それは決定的に負けつつある侵略主義國に対して、決定的に勝ちつつある民主主義國が、己れの非を世界の前に公然と認め、賠償の問題を公然と採り上げたというところにあるのであります。それは交戰諸國が、その勝ち負けに拘わらず、それを越えて一樣に服すべき國際正義に対して忠誠を示したというところにあるのであります。即ちこれは、……

第5回国会 参議院本会議 第21号(1949/05/06、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの料理屋飲食店をもう一度開くという法律案に反対します。この理由を簡單に話します。大体今の委員長の詳しい説明によつて、すでにこの法案がよくないということが明らかであつたと思いますが、尚この外に多少附け加えたいことがありますから、これを話します。大体、大衆的な料理屋、飲食店、食堂、こういうものを今まで店を閉めさせて、そうして非常に窮地に陷れて、而も裏口営業をやつているだろうと認めて、これに税金を課して來た。これをそこから解放して、こうして大衆的な料理店や飲食店をもう一度開かせる、そうして良い飲み物を飲ませ、ちやんとした食べ物を食べさせて、又商賣をやる人たちにして見れば、……

第5回国会 参議院本会議 第22号(1949/05/07、1期、日本共産党)

○中野重治君 そうです。
【次の発言】 ここで質問をします。(「登壇」「そこで十分じやないか」「そこじや聞えない、上に上つてやれ」「どつちかはつきりせい」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 今の労働大臣の答えが一晩考えた挙句であることは私は極めて不満足です。(「余計なことは言わなくてもいい」「時間がない」と呼ぶ者あり)時間がありませんから今の労働委員会の問題について再び質問します。  こういう答弁を一晩寢た挙句する、そういう労働大臣が労働委員会を行政的な機関に引入れようとすることは、今ここで述べられましたが、そのことこそ日本の労働組合運動に対する、労働委員会を官僚側の盾としてのフアツシヨ化、産報化の……

第5回国会 参議院本会議 第25号(1949/05/12、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの四つの法案全部に反対であります。これは委員長の報告からも分りますように、皆関連しておりますから、そのうちの職業安定法の一部改正法案と、それから緊急失業対策法案と、この二つに対する我々の反対意見の一部を述べて、そうして全部に対する反対意見の全貌を諒知して頂きたいと、こう思います。  先ず職業安定法の一部改正の案に対する反対からその理由を説明しますが、一体、法はこの実行ということが大切であります。それから改正する場合には、法がそもそも制定されたその精神を発揮するという方向において事がなされなければならない。それですから、職業関係においては現に安定所が非常に少い。又場所……

第5回国会 参議院本会議 第31号(1949/05/22、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの二つの法案に反対であります。  我々はこれが惡いから反対する。それもただ惡いのではなくて、組合を彈圧しよう、暴力的に彈圧しようという目的を欺瞞的な扮裝でカバーをかけておるから尚惡い。これだから一層反対しなければならない。それだから全労働者がこれに反対している。農民、都市民もこれに反対している。資本家の中でもまじめな人々が同じく反対している。世間には、これが非常に惡いけれども、たぞ一ついいところがある。それは片仮名、文語体で書かれてあつたのが、平仮名、口語体になつた点がいいと、こういうことを言う人があるけれども、(笑声)それも誤まつている。これは仮に白足袋、草履ばき……

第5回国会 参議院本会議 第32号(1949/05/23、1期、日本共産党)

○中野重治君 天田君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は若木君の動議に賛成します。
【次の発言】 日本共産党はこれに反対であります。  これを通すと、良い医者が非常に困り、又診察を受ける労働者が非常に困る。何故かというと、この案のもくろみは、こういうところにある。今現に政府が医者に支拂うべき金が赤字だと言つて、七億溜つておる。それで医者の方では今年一月までの金さえも受取つていない者があります。それだから神奈川縣の医師会あたりでは、これまでの政府支拂の滯りを五月一ぱいによこさなければ、六月一日から仕事をしないということを言つておる話もある。だから、これは逆にしなければならない。政府は早く……

第5回国会 参議院本会議 第35号(1949/05/26、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は、この地方財政に関する二つの法案に反対であります。その理由を簡單に申述べます。  地方財政が非常に貧しい、そのために地方の都市民、農民、漁民が非常に困つておるということは、我々がここで改めて言うまでもないことと思います。今度のこの改正案の趣旨は、細かいことは沢山ありますけれども、その土台は、國が受持つべき財政上の仕事をやらないで、それを地方に押付けで、國は頬被りするという建前になつております。公共事業費が殆んど計上されていない。或いは極めて大幅に削られておるということは今までも非常に大きく問題になつておりまして、殊に学校関係、六・三制の問題がそのために殆んど壤滅に瀕し……

第5回国会 参議院本会議 第36号(1949/05/27、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は、星野君の懲罰にすることに反対であります。問題は委員会における星野君の言葉が妥当であつたかなかつたか、野卑であつたかなかつたかということに係つています。星野君によつて名指された人人が軍國主義者であるか、或いは軍國主義的な思想を持つているかいないかということに関する星野君の発言に係つております。問題は……(「違う違う」と呼ぶ者あり)若干の人々が軍國主義思想を持つているかいないかということにあるのであつて、軍國主義思想を持つておる人を軍國主義思想を持つていると呼んだことが妥当であるかないかということにあるのではないと思います。あの委員会には我が党からは細川委員が出ておる。……

第5回国会 参議院本会議 第37号(1949/05/28、1期、日本共産党)

○中野重治君 懲罰動議提出の趣旨を述べます。  問題は二十三日夜の國会延長に関する政府側からの申入れの不当によります。最初官房長官が來ましたが、これは政府代表ということができないから、運営委員会は吉田総理大臣の出席を求めて、出席が実現しないうちに休憩に入つている。ところがその次に開かれたとき、林副総理から少々風邪の氣味であるということが報道されたのみで、委員たちの更に進んでの理由説明、又は総理大臣の所在不明の件に関する質問等が全く答えを拒絶されてしまつた。そこから問題が起つておる。それだから若し吉田総理大臣が参議院議員であるならば、我々は吉田君を最大の罰に付さなければならないと考える。(笑声)……

第5回国会 参議院本会議 第39号(1949/05/31、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は継続審査に反対であります。これは本当を言いますと、率直に言いますと、問題にならない、理由はくだくだしく述べる必要がないくらい明瞭なことであります。簡單にその趣旨を述べます。  問題はその懲罰の問題が参議院の権威保持、これの回復という上に上つて來た問題であるということをまず顧みて見ることが大事だと、こう考えます。そうするならば、会期の問題に関する原則に我々は忠実でなければならない。これは勿論除外例が認められないということはありません。特殊な場合にそういうことを認められなければならないでありましよう。けれども、少くとも原則に忠実であるということなしに、無理にこじ付けて、三……

第6回国会 参議院本会議 第4号(1949/10/31、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は、カニエ、金子、板野、中西四君の懲罰に反対するものであります。その形に反対するばかりでなく、懲罰そのものに反対であります。簡單にその理由を述べます。  併し第一にこの問題を議している我が参議院の姿を顧みて眺めて頂きたいと思います。何のためにこの臨時国会は開かれているのか。明らかに追加予算のためであります。首切の被害、台風の被害等の跡始末のためであります。惡い税金制度、惡い供出割当制度を改めるためであります。これらはすべて国民大衆が、その討議手続と、それらの結果とを、懸念と期待と相当の決意とを持つて眺めている問題であります。では我が参議院はそれらの問題を取上げているかど……

第6回国会 参議院本会議 第22号(1949/11/30、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの案の趣旨に賛成であります。  そこで院の諸君並びに全国民に分つて貰いたいことがあります。それは我々の目的は引揚が実地に進むということである。このことであります。それだから、留守家族の心配を餌にして外套をくすねたり、何か政治目的に利用しようとするような輩に、この問題を惡用させてはならぬということであります。そこで、ここにも書かれてありますが、「国内における可能且最大限の調査及び遺族留守家族に対する援護」ということが書いてありますが、これをやらずに人に向つてのみ求めんとすれば、それが道理に合わぬということひどなたにも分つて頂けると思う。では、どういうことをやつているか……

第6回国会 参議院本会議 第23号(1949/12/01、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの値上案に反対であります。日本共産党は貨物運賃を八割乃至九割三分七厘値上するということに反対である。その理由を簡單に述べましよう。  先ず第一に、こういう無茶なことをやれば国の産業が破壊される、これが第一。これは先程委員長の報告の中にも触れられましたが、木材産業の問題なんかがある。委員長は北海道の方だからよく御存じでありましようが、北海道について見ると、こういう値上をすれば、今まででさえ価格の中の運賃部分が八三%であつたのが一一五%に上る。山元価格を更に一五%はみ出るというようなことになる、これは勿論業者の破綻を招きます。現に業者の三五%が仕事をやめ転業、廃業してい……

第7回国会 参議院本会議 第2号(1949/12/05、1期、日本共産党)

○中野重治君 本員はこの際、吉田総理大臣の民自党総裁としてした談話について緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は総理大臣兼外務大臣が、民自党の総裁として、新聞記者立会の下に国会の審議に関して民自党員に示した談話について、政府に質問を出して答えを求めます。  先程からの政府側の答えを聞いて見ますと、なかなか質問の意味が政府側に分らないようですから、私は政府側が答え得る範囲を具体的に示して、答えられる範囲で答えて貰います。私は、つまり民自党に聞くのではなくて、政府に聞くのですから……。  談話の内容については、前の諸君も言われましたし、一々紹介する必要もありません。併しやは……

第7回国会 参議院本会議 第3号(1949/12/14、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの決議案に賛成です。その理由を二つだけ申します。  第一は、国鉄の人々が今非常に苦しい状態にいるという事実、こういう人人に何としてでも年の瀬を越させなければならぬ、この問題が第一です。これは国鉄の人ばかしではありません。まじめな日本人全体の問題になつておる。それですから、今度の問題がどういう成り行きをとるかということについては、まじめな国民全体が一心になつて、人ごとならずこれを気にかけております。又この問題については組合は、総同盟から産別まで皆同じ歩調をとつている。政党でも、参議院においては、共産党から民自党までが基本的には同一歩調をとつている。(「そうだ」と呼ぶ者……

第7回国会 参議院本会議 第5号(1949/12/17、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの薪炭特別法案に反対であります。なぜかというと、これは五十四億七千万円という性質の如何わしい赤字を一般国民から持つて行つた税金で埋めようとする犯罪的な法案であるからであります。問題は戰争時代から続いて起つておりますが、要するに一九四〇年頃から以後九年間に、薪炭の出産、売買、消費、配給、こういうものをめぐつて非常に大きな不正が行われて来て、その結果、生産者に支拂うべき大枚の金が支拂われない。金庫をあけてみると、中が空つぼになつておる。そこで買い止めとなる。そこで供出者、生産者の方で大騒ぎになつて、政府その他の機関も默つておられなくなつた。調べて見ると、続々不正が現われ……

第7回国会 参議院本会議 第13号(1950/01/28、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党は、吉田総理大臣その他の二、三の係り大臣にお尋ねします。ついては初に一つのことを言つて置きます。それは新聞のことについてであります。とかく総理大臣は新聞報道を、新聞報道だからというので軽くあしらうように努めているように見える。現に衆議院で沖繩の軍事基地化と日本人の経費負担との関係が問題になつたときも、新聞記事を土台として質問を出されては困るという意味のことを答えている。成る程新聞記事は間違いもあります。政府筋と何らか関係のあるらしい記事が特に疑わしい。(笑声)だからといつてこれを無視してはならない。新聞記事に誤まりがあれば、これは取消させればよい。意見に誤まりがあればこ……

第7回国会 参議院本会議 第19号(1950/02/17、1期、日本共産党)

○中野重治君 この法案に日本共産党は反対するものであります。その理由を簡單に説明いたします。  これは賃金の支拂を或る部分改善するような見せかけをとつておりますが、内容は改善というふうなことに関係がないばかりでなく、進駐軍関係の労働者、及びどしどし失業者を出されておりますが、これが公共事業に吸收される、この公共事業に吸收される厖大な日本人労働力を安くて豊富な軍事労働力として吸上げるためのパイプに油を注いで、これを滑らかにする、そういう性質を持つております。その点で我々はこれに根本的に反対するものであります。その説明を簡單にします。  これは政府の説明によつて、只今委員長は説明を速記録に讓られて……

第7回国会 参議院本会議 第34号(1950/03/29、1期、日本共産党)

○中野重治君 今岡元君からなされた中間報告に対して、日本共産党のこの問題に関する意見を報告として発表します。  岡元君は多数意見者の報告というふうなことを言つておるけれども、委員の数は二十九名であつて、多数意見署名者は九人だから、この多数意見というものは非常に疑わしい多数であり、曰く付きの多数だと思います。常に曰く付きの多数を排して真実を語るということは我が日本共産党の一貫した方針でありますから、それを私はここで語る。(「その通り」と呼ぶ者あり)  それで、去年の五月から今年の三月末までに四十九人の証人を呼んで、十回の委員会を開いた結果、何が明らかになつたか。ああいう嘘や作り事ではなく、明らか……

第7回国会 参議院本会議 第36号(1950/04/01、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの案に反対であります。否決に賛成であります。その理由を簡單に述べます。  これは、この法律案は非常におかしなもので、先ず第一條に「この法律は、職員総平均の給與額を月額六千三百七円とする原則を確立するものとする。」と書いてある。こんな原則はどこにもない。今日六千三百七円ベースを給與の原則とする理由はどこにもない。それは今までにもすでに明らかにされているところで、若しこんなことを原則だと言う者があるとすれば、それは働く人間を殺すということを原則とする者がこういうことを言い得ると信じます。(「そうだ」と呼ぶ者あり、拍手)專売局の女の労働者は十八、九歳で手取り二千九百円乃至……

第7回国会 参議院本会議 第40号(1950/04/07、1期、日本共産党)

○中野重治君 私はこの際いわゆる廣川談話に関して緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私はいわゆる廣川談話の問題について只今油井君から質問のありました問題にも関係し、そこから出て来る一曾大きな問題について総理大臣に質問したいと思います。  いわゆる廣川談話の問題について、今油井君の質問に対して総理大臣、大蔵大臣等から答えがあつたけれども、ああいうふうなものはこれは答えとは言うことができない。(「その通り」と呼ぶ者あり)これは余程能力のない代言人でも今はああいう答えで事を済ますことができないのであつて、ああいうやり方で答えたという体裁を繕えば、それで事が済むと思つているような……

第7回国会 参議院本会議 第49号(1950/05/01、1期、日本共産党)

○中野重治君 私はこの際、引揚問題についての官房長官談、及び失業、税金問題等に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 日本共産党は今言いましたような問題について緊急の質問をいたします。  第一に、私は具体的な問題に即して話します。今参議院の引揚委員会、衆議院の考査委員会で、徳田要請という拵えものが問題になつておる。それから僞証罪云々というようなことも取沙汰されておるということ、これは皆知つております。これと影と形のような関係で、増田官房長官が、この前タス通信がソヴイエト地区からの引揚は完了したという発表があつたあとで、日本政府を代表して総司令部へ行き、そのあとで、あの発表は疑わし……

第7回国会 参議院本会議 第50号(1950/05/02、1期、日本共産党)

○中野重治君 日本共産党はこの決議案に反対である。なぜかならば、あらゆる他の党派が全然問題にしないときに、最初に海外在留日本人同胞の引揚の問題を取り上げたのが我が党だからである。(「何を言つておるか」「嘘をつけ」と呼ぶ者あり)これは第一国会においても述べている通りである。その後その問題に関して、(「嘘を言うな」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)この問題に関して……
【次の発言】(続) 我が党があらゆる国内の反動的な勢力、ボス的勢力の妨害を排除して鬪つて来た党だからである。(「何を言うか」と呼ぶ者あり)それによつて、最近において問題が集中的に現われているところの引揚委員会においては、三十七万云……


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荻上チキ編著『選挙との対話』(青弓社)

【内容紹介】「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。