高橋啓参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○高橋啓君 只今政府が住宅問題に対する所見を述べられたのでありますが、住宅は政府が言われた通り全く民生安定のために欠くべからざるものでありまして、あつさりとここで事務的な言葉で話されるには余りに深刻であるのであります。我々は一日働いて、そうしてあの交通地獄の中を家に帰つた。ところが外の人と寄合世帯のために、家の中ではそれぞれ家内や或いは家を守る者がいろいろな紛爭を起して、帰ればすぐ住宅に関する泣き事を聞くというようなことでは、我々はこの生産再建も、或いは静かに日本を再建するための力も出て参らないのであります。この住宅の問題に対する政府の所見は我々と全く同じでありまして、ただその対策において、私……
○高橋啓君 私は前二回の東北の水害の際に本院を代表いたしまして、宮城縣と岩手縣を調査いたしたのであります。今回は災害地の眞只中で、被害者の一人として現状を見たのであります。東北の被害地は復旧がまだ緒に就いたばかりでありまして、それに前の数十倍も大きな水害がやつて来たのであるから、一溜りもなかつたのであります。昨日本院において内務大臣から報告がありました通り、今度は岩手縣の南部、宮城縣の北部が非常に激甚であつたのでありまして、これは全く目も当てられないのであります。特に石越村という所は、七年間のうちに五回も一千町歩の水田が殆んど収穫皆無のような被害を受けておつたのでありまして、父祖伝来の村を捨て……
○高橋啓君 私は民主党を代表いたしまして、本案に賛成いたすものであります。この本案は國民の要望をそのまま現わしたものでありまして、先程提案者が説明されました通り、あらゆる部門の振興は輸送力増強に懸かつておるのであります。現在の輸送力の貧困は、いろいろ隘路があるでありましようが、これに対して全く打開の途がないというのではありません。私はこの打開の方途につきまして二三点を指摘いたしまして、御参考に供したいと思うのであります。 第一に、現在お滯貨の一掃の問題でありますがこれが生産資材である場合には、國民生活安定に不断の圧迫となつておるのでございます。これを何とかしなければ民心の安定は得られないので……
○高橋啓君 私は本案に対して全面的に賛意を表する者であります。 森林の減少は、先程提案者の説明並びに平沼議員の言われた通り戰争中の濫伐、過伐に加えまして、その後全く無計画の木材伐採が行われましたので、今日では百七十万町歩の植林を要する地域ができたのであります。尚戰争中に松根油を掘つたり、或いは船用材の曲り材を取るために根を掘つたためと、傾斜地を開墾したために、彼の水害の場合におきまして山の表土が押し流されて赤裸になりまして、そのまま植林ができないために、何らかの処置をしなければどうすることもできない所が二十五万五千町歩と言われておるのであります。このような状況におきまして、日本の國土保安に対……
○高橋啓君 今日我が國の大きな課題といたしましては食糧問題の解決であります。この食糧の増産をするための方策は幾多あることでありますが、先ず田と畑を整えなければならないのでありますが、最近度重なる水害のために田と畑が非常に荒されて未だ復旧されておらないのであります。かの非常な大きな洪水の際は、國民挙つて洪水対策について輿論を高めたのでありますが、段々に熱が冷めたような傾向がありまして、尚政府におきましても、予算編成に当つてこれが対策に極めて冷淡であることが、今度の予算において見ることができるのであります。私共は何としてもこの水害を日本から放逐するように考えなければならないと思うのであります。私共……
○高橋啓君 私は本案に賛成する理由を簡單に要領だけ申述べます。 本問題は極めて單純な問題でありまして、何らむずかしい論議を必要としないのであります。政府が計画した仕事を遂行するためには、この整理案の人ではできないから、何とかこれをしなければならないということであります。そこで執行部に聞いて見ますと、とてもこの人間ではできないから何とかして呉れと、政府みずからが言つておるのであります。(拍手)それ故に、この結果によりましては、國民、國家に非常な不利益を來すことでありますから、政党政派を超越して、これだけはみんなで修正してやらなければならないと思うのであります。今回行われんとしている政行整理は極……
○高橋啓君 我が民主党におきましては、吉田内閣に対しては、是は是とし、非は非とする立場をとつておりますので、政府の施策に対して正しい判断をしなければならないのであります。この意味におきまして総理大臣の施政方針演説に注意と期待をかけておつたのでありますが、内外問題とも極めて抽象的であつたことは私の遺憾とするところであります。 第一に、講和会議が近付いたということについては、政府はしばしば言明したのであります。国民にとつては待望の朗報であります。この期を画するような大試錬に際して、国民の正しい輿論を表現することが必要であると私は思うのであります。尚、連合国もこれを求めているのではないかと推察され……
○高橋啓君 冒頭に各党を代表して五人の討論の議員の方が立たれたのでありますが、そのうち民自党を除きまして、或いは反対であり、或いは賛成であつても、その内容においていろいろ不満の意を表しておるという事実に対して、先ず政府が反省しなければならないということを申上げて置きたいと思うのであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり、拍手)我が党におきましては、本補正予算に対する内容の部門において、はつきりと反対すべき事項を指摘したいと思うのであります。(拍手)併しながら予算不可分の理によりまして、結果において賛成することの止むを得ざることをここで申上げる次第であります。(「気の毒の至り」と呼ぶ者あり) この二……
○高橋啓君 本員はこの際、吉田総裁並びに増田官房長官の談話について緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 国会の運営は、新憲法の精神に基いて二院制の妙を最高度に具現するにあることは、論を待たざるところであります。国会議員は国策決定に当つてはあらゆる資料を蒐集し、正しい理論を発見するために徹底的に審議検討することがその使命であつて国民の負託に応えるゆえんであると信ずるものでありますが、特に参議院においては、国家国民の利益の最後の関門を守る場合が衆議院よりも多いのであつて、案件に対する仕上げの責任を負うもので、一度これが誤まらんか、取返しの付かないこととなるのでありまして、愼重の……
○高橋啓君 只今議題となりました帝国石油株式会社法を廃止する法律案の当委員会における審査の経過並びに結果について御報告申上げます。 同法の意図するところは、すでに第六国会において帝国石油株式会社法の一部を改正する法律案審議の際に、同社が企業再建整備法により再建整備は完了しておるのであるが、集排法に基く措置が終了していないので、それが終了次第同社の廃止を予定しておつたのであります。かくするうちに、同社は本年二月保有株式の処分等、集排法に基く諸般の措置が終りましたので、従来よりの特殊会社としての性格を変更し、商法に適合する会社としての性格を付與するために、帝国石油株式会社法は廃止し、同社をして商……
○高橋啓君 只今議題となりました産業復興公団法の一部を改正する法律案について、通商産業委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 本案の提案理由及び内容を申上げますと、産業復興公団の運営資金は、従来復興金融金庫から借入れることになつていたのでありますが、最近に至り復興金融金庫が貸出業務を停止することになりました結果、産業復興公団は新たに運営資金を借入れる途を閉されることになつたのであります。然るに本年度においては、復興金融金庫は、産業復興公団に対する貸付金についても、これを回收することになつておりますが、産業復興公団の復興金融金庫からの借入金は、その使途が固定化されて、直ちに回收……
○高橋啓君 只今議題となりました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案について、通商産業委員会における審議の経過並びに結果の御報告を申上げます。 本案の提案の理由並びに内容を御説明いたしますと、昨年七月施行されました中小企業等協同組合法により、旧商工協同組合は本法の事業協同組合に、又旧市街地信用組合は本年八月末日までの本法の信用連同組合に組織を変更することになつているのでありますが、市街地信用組合のごときは組合員数の千人以上のものが可なり多く、中には一万人を超えている組合もあります。これらの組合においては現行法の総代会に関する規定の下では円滑なる組合運営は勿論のこと、信用協同組合への移行……
○高橋啓君 只今議題となりました火薬類取締法案につきましての通商産業委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 従来危險物としての火薬類の取締は銃砲火薬類取締法という明治四十三年制定の法律によつて実施せられており、長く内務省の所管に属していたのでありますが、終戰後、昭和二十二年に内務省が解体せられ、警察法が施行せられると同時に、右の法令に基く事務は商工省に移管せられ、通商産業省の発足と共にこれに引継がれて今日に至つたものであります。然るに右の法令は時運の推移と共に数度の部分的な改正にも拘わらず、法律構成上の時代的なズレと、運用上の不備は如何とも仕方なく、同法の全面的改正を要……
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