前田穰参議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○前田穰君 只今議題になりました木船再保険法案の運輸委員会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。 この法律案の要旨は、木船相互保険組合法によつて同組合が組合員に対して負う保険責任を国が再保険し、以て組合の健全な経営を確保し、延いて木船運送の健全化を図ろうとするものであります。木船運送は我が国の国内輸送上重要な地位を占めるものでありますが、概して弱小企業でありまして、いわゆる一杯船主が多いのであります。而も木船は鋼船に比較いたしまして危険率が高く、従つて保険料も高いので、普通常利保険の対象としては不適当なのでありまするが、昭和二十五年以来、船主相互保険組合の形態で保険が行われて……
○前田穰君 只今議題となりました海事代理士法の一部を改正する法律案及び臨時船質等改善助成利子補給法案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず海事代理士法の一部を改正する法律案について申上げます。 この法案の要点を簡単に申上げますと、第一は、現行法は報酬を得て海事代願業務を行う者についてのみ適用されますので、実際には何らかの形で報酬を得ておるにもかかわらず、対価を得ていないと称して法の適用を免れようとする者が生じて来ておりますので、名目上対価の有無にかかわらず法を適用するように改めることであります。第二は、現行法では、海事代理士試験を行う際に、相当の地位……
○前田穰君 只今議題となりました海上運送法の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ずこの法案の要点を申上げますと、第一は、旅客定期航路事業者に対して、事故発生の場合における旅客に対する損害賠償のために保険契約の締結を命じ得る権限を運輸大臣に与えることであります。第二は、五トン未満の船舶のみを以て営む旅客定期航路事業についても海上運送法を適用するとともに、これに対応いたしまして、船舶の航行の安全を確保いたしますために、五トン未満の船舶でも旅客を運送する船舶については船舶安全法及び船舶職員法を適用することであります。 この法案は政府提出……
○前田穰君 只今議題となりました海上衝突予防法案について、運輸委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 この法案は、一九四八年ロンドンにおいて開催されました海上における人命の安全のための国際会議におきまして採択されました国際海上衝突予防規則に準拠して、現行の海上衝突予防法を全面改正をしようとするものであります。運輸委員会における質疑の主なるものを申上げますと、その一は、「燈火等についての規定を改正又は新設することにより、船舶によつては新しく施設することを要するものがあることと思われるが、船主に経済的負担を課することとならないか」という質疑であります。これに対し政府委員は、……
○前田穰君 只今、議題になりました日本航空株式会社法案、水先法の一部を改正する法律案及び鉄道敷設法等の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 先ず日本航空株式会社法案について申上げます。最初に提案理由につきまして簡単に申上げますと、国際航空事業は、近代国家の進歩発展に必要不可欠なものであり、我が国としても速かに開始する必要がある。併しながら世界の航空界に比べて著しく立遅れている我が国が、自主性のある国際航空事業を確立するためには、相当多額の資金を必要とし、これを良間資本のみに期待することは極めて困難であるから、諸外国の実例に徴し、我……
○前田穰君 只今上程になりました地方鉄道軌道整備法案、日本国有鉄道法の一部を改正する法律案、道路運送法の一部を改正する法律案、及び港湾整備促進法案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず地方鉄道軌道整備法案につきまして御報告申上げます。 この法律案の内容を簡単に申上げますと、この法律案は、地方鉄道軌道のうち天然資源の開発その他産業の振興上必要な新線及び設備の維持が困難なため老朽化したもので他に代替機関のないものを認定し、又産業の維持振興上、特に重要なもので改良を必要とするものを承認して、これを助成しようとするものであります。そしてその助成方法としては、……
○前田穰君 只今上程になりました日本国有鉄道法の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 本法律案の趣旨は、現行法によりますと、町村議会の議員は、国鉄職員であることができますが、都道府県議会の議員及び特別区を含む市の議会の議員は国鉄職員であることができなくなつておりますので、今回特別区を含む市の議会の議員は国鉄職員であることできるように改正しようとするものであります。 この法律案につきましては、第九国会以来の経緯もあり、第十国会におきましては、当院としましては、特別区を含む市町村議会の議員の兼職を認める修正案を成立させたことがありますが、……
○前田穰君 只今議題となりました外航船舶建造融資利子補給法の一部を改正する法律案について、運輸委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 本法案は政府提出にかかるものでありまして、その内容は、現行法の利子補給による外航船腹拡充助成方策を更に一歩進めて、これに損失補償制度を加え、金融機関が担保権を実行してもなお取立不能となつた元本及び利子の百分の三十を限度として政府が補償するという趣旨のものでありましたが、衆議院における修正動議に基きまして修正されたのでありまして、その主なる内容は、造船融資に対する金利を、市中金融機関については年五分、開発銀行については年三分五厘とするように……
○前田穰君 只今上程になりました日程第百六十五から百九十九までの請願及び日程第三百十八から第三百二十二までの陳情、合せて四十二件につきまして、運輸委員会における審査の経過並びに結果を御報告申上げます。 運輸委員会におきましては、各件につき慎重に審査いたしました結果、鉄道敷設、線路の復旧、復旧促進及び国営自動車路線の開設に関するものにつきましては、資源の開発、産業の振興、文化の向上、民生の安定及び交通網の完成の見地から、電化に関しましては、輸送力の増強、石炭の節約及び旅行の快適の見地から、北陸本線の輸送力増強につきましては、裏日本と京阪、中京地区との産業、経済上の関係及び民生安定の見地から、停……
○前田穰君 只今上程になりました日本国有鉄道にかかる公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 本件は本年三月十八日、日本国有鉄道職員代表より日本国有鉄道当局に対し、昭和二十八年四月以降の賃金改訂に関する要求を提出したものについて、団体交渉、調停の段階を経て、十月十三日に公共企業体等仲裁委員会より裁定が出されましたもののうち、第一項の日本国有鉄道職員の基準賃金を昭和二十八年八月以降月額平均一万五千三百七十円に改訂する点について、政府は予算上裁定の実施は困難であるとして、国会の議決を求めて来た……
○前田穰君 只今議題となりました港域法の一部を改正する法律案及び遠洋かつお・まぐろ漁業の用に供する船舶についての船舶職員法の臨時特例に関する法律案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず港域法の一部を改正する法律案について申上げます。 本法案の要点は、港湾事情の変化に伴いまして、苫小牧港ほか十港の港域を実情に即するように改め、佐木港については、最近の船舶交通事情の変化に即応するよう、又名瀬港及び古仁屋港については、奄美群島の復帰に伴い、新たに港域を定めることであります。本法案の質疑につきましては、詳細を速記録に譲ることにいたします。 討論を省略し、採……
○前田穰君 国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案の運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 この法律案の要旨は、従来一、二等旅客運賃及び料金の中に含めて徴収いたしておりました通行税を、今後運賃料金の外枠にして徴収しようとするものでありまして、具体的に申しますと、従来いわゆる一、二等の旅客運賃として公示されておりましたものは、通行税を含めてそれぞれ三等の四倍、二倍となつておりましたのを、今後通行税を外枠にして、旅客の負担にしようとするものでありまして、その結果一、二等の旅客運賃は、規定通り三等の四倍、二倍として算出した額がそのまま国鉄の収入となりますので、旅客は通行税額、即ち……
○前田穰君 只今上程になりました日程第四百五十四より日程第四百七十七までの請願並びに日程第五百八より日程第五百十三までの陳情につきまして、運輸委員会における審議の経過及び結果を御報告申上げます。 日程第四百五十四より第四百六十一までの請願及び第五百八、第五百九の陳情は、いずれも鉄道敷設に関するもので、未開発資源の開発、民生の安定、交通網の整備、都市交通輸送力の緩和等のために速かに鉄道を敷設して欲しいというのてありまして、委員会におきましては、慎重に検討いたしました結果、いずれも願意を妥当と認めました。 日程第四日六十二より第四百六十四までの請願及び第五百十の陳情は、常磐、東北本線の電化の促……
○前田穰君 只今議題となりました航空法の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 この法案は、航空法施行後の経験に鑑みまして、航空機の耐空証明、航空従事者並びに飛行場等に関する規定を整備いたしまして、滑空機検査の簡易化、航空の安全性の確保を図りますと共に、外国人国際航空運送事業に対しまして、その運賃、料金並びに事業計画の変更を認可制とし、又所定の場合におけるそれらの変更命令、事業の停止、許可の取消等を運輸大臣の権限といたしたことであります。 運輸委員会におきましては、著しく立遅れている我が国国際航空事業の育成強化、今後の計画、運輸省と通産……
○前田穰君 只今議題となりました船舶職員法等の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 先ず、本法案の内容を申上げますと、現行船舶職員法は、昭和二十六年四月に大改正が加えられたのでありますが、その際、できる限り円滑に法の完全実施を図るために、本年八月三十一日まで船舶職員の資格について特例措置が講ぜられていたのでありますが、同法施行以来二年有余の間の船舶職員の充足状況を見ますと、約半数程度に過ぎないので、更に約一年半、この特例措置の適用を延長すると共に、海上運送法中の小型船舶操縦士に関する規定についても同様の措置を講じようとするものであ……
○前田穰君 只今議題となりました港湾法の一部を改正する法律案ほか二件につきまして運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず港湾法の一部を改正する法律案につきまして申上げます。 この改正法案は、港湾法施行後の経験に鑑みて、不備なる点を改正しようとするものでありまして、その内容は多岐に亘つておりますが、主なるものにつきまして簡単に申上げますと、 第一は、港務局の業務の円滑なる遂行を図るために港務局の権限を強化したことであります。即ち港務局は、その組織母体たる地方公共団体の委任により、港湾の利用管理に関する行政事務を行い得ることとし、又不正行為により料金等の徴収を免れた者……
○前田穰君 只今議題となりましたモーターボート競走法の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 本改正案の要点は、勝舟投票券の購入に関しまして、その委託を受けて、金を預りながら勝舟投票券を購入しないで、的中した場合は自己の負担で支払い、的中しない場合は自己の収入とする、いわゆる呑み屋が発生して参りまして、これをこのまま放置いたしておきますと、施行者の収入が減じ、延いては本法の目的の一つである地方財政の改善が阻害される虞れがあるなどの弊害を生じますので、自転車競技法の前例に倣い、これらの者に対する罰則を新たに設け、これを取締ろうとするものであ……
○前田穰君 只今上程になりました日本国との平和条約の効力発生及び日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う道路運送法等の特例に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 本法律案は、日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定が、日本国内にある国際連合の軍隊に関し、日米安全保障条約により日本国に駐留するアメリカ合衆国の軍隊に関して与えている待遇と同程度の待遇を与えることを原則としておりますので、この原則に基きまして、国際連合の軍隊に関する道路運送法、道路運送車両法、水先法及び航空法の適用につき、……
○前田穰君 只今上程されました日程第七から第十二までの請願及び第十三から第十八までの陳情につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず、日程第七は、黄板紙の鉄道貨物運賃の価格に占める割合が大きいので、海外市場における競争上も下利な点が多いため、輸出用黄板紙について三割の運賃割引をしてほしいというのであります。日程第八は、従来傷痍軍人に交付されていた国鉄無賃乗車証は、終戦後廃止され今日に及んでいるが、これを戦前通りに復活交付してほしいというのであります。日程第九は、鹿児島県奄美群島の物価高は海上運賃の割高によるものであるから、その日本復帰に伴い、航距補助の措置を……
○前田穰君 只今上程になりました日程第六から第十二までの請願及び第二十三、第二十四の陳情につきまして、運輸委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず、日程第六及び第七は、小田急電鉄の踏切改善に関する請願でありまして、第六は、参宮橋駅附近の踏切について、第七は、世田谷代田駅附近の踏切について、その改善を要望したものであります。又日程第八は、全般的に踏切施設に対する政府の監督を強化し、且つ施設基準を設けることを強調したものであります。委員会におきましては、踏切保安一般について、特に調査、検討を行いました結果、政府として全般的に研究せしめる必要あるものと認めました。 日程第九は……
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