小滝彬参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○政府委員(小滝彬君) 只今木下さんの御質問のうち、外務省に対する関係は、水産業に関する外交政策はどうかということであつたと存じます。 この水産に関しまする外交政策については、平和条約の第九条にも書いてありまするように、日本といたしましては、公海における水産資源の保護及び開発について連合国その他の各国と協力するという建前をとつておるのでありまして、これまでもカナダ、アメリカ、或いは韓国、濠州というような諸国と交渉して参りましたが、不幸にして韓国との関係は、日本の公正なる主張が認められないで、デツド・ロツクの状態でありまするし、濠州との関係においても、友好的な話合いをして参りましたけれども、主……
○小滝彬君 私は、この際、中共使節団来日等外交に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は自由党を代表いたしまして、鳩山総理、重光外務大臣並びに杉原防衛庁長官に対し、中共使節団来日等外交に関する質問をいたしたいと存じます。
第一次鳩山内閣成立以来、総理が機会あるごとに、国内向けの人気のみを顧慮せられまして繰り返された外交関係の放言は、日本に関心を持つ世界各国において少なからず対日不信と疑惑との念を惹起しておることは、総理御自身も外国から来る新聞情報等によってこれを十分御承知のはずであります。従って、若し総理が米国その他に対して日本の真意を了解させようという熱意を持たれるならば……
○小滝彬君 私は自由党を代表いたしまして、外交及び貿易問題に関する質問をいたしたいと存じます。 まず総理及び外務大臣の演説には、いずれも平和外交の推進という点が強調せられておりまするが、その実行方法につきましては、ソ連との国交正常化及び中共との貿易促進に関する論述が主要部分をなしておるのでありまして、これはすなわち、これまで鳩山内閣が選挙戦等を通じて大きなバルーンを揚げた関係もあり、是が非でも中ソとの国交調節を急ごうと焦慮し、これを最も大事な外交措置と考えておる証拠であります。鳩山総理は、しばしば第三次大戦を避ける方策として日ソ国交を回復するのだという趣旨を述べておられまするが、一体日ソ国交……
○小滝彬君 ただいま議題となりました日本国とイタリアとの間の文化協定、日本国とメキシコ合衆国との間の文化協定及び日本国とタイとの間の文化協定、おのおのの批准について承認を求めるの件の三件につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 政府の説明によりますと、これら三文化協定締結の経緯及び内容は次の通りであります。 まずわが国とイタリアとの間には、戦前昭和十四年三月に署名された文化的協力に関する協定が存在しておりましたが、第二次大戦後、両国間の文化交流が再び活発になるに従い、現実の状態に即した新たな文化協定を締結する要望が両国政府の間に漸次高まって参った結果、昭和二十八……
○小滝彬君 私は、すでにこれまでしばしば参議院自由党を代表いたしまして、日ソ間唐に関する政府の所見をただして参ったのでありますが、そのつど総理初め関係閣僚の答弁に失望と不安の念を禁じ得なかったのであります。しかしこの私の失望と不安とは決して私限りのものではなくして、現に政府与党の議員諸君の中にも、私と同じ感じをもって対ソ交渉の前途をいたく懸念している人の少くないことを、私はここではっきりと申し上げ得るのであります。(拍手)しかし政府は、近日中にいよいよ松本全権をロンドンに派遣して、対ソ交渉に乗り出そうとしておるのでありますから、私は政府閣僚及び松本全権が、この際、真に憂国の至情から発する私ども……
○小滝彬君 私は、ただいま上程せられました農産物に関する日本国とアメリカ合衆国との協定を承認することに賛成いたすものであります。先ほど委員長の御報告にもありました通り、いろいろ議論もあり、批評もあることは、私も承知いたしておりまするが、しかし、この協定文及びそれに付属するところの文書の内容を詳細に検討いたしまするならば、これは決して、一部で言われるように、また先ほど三橋さんがおっしゃいましたように、ひもつきとか、ワクつきであるというような協定ではないのでございます。この委員会の審議中において重光大臣も申しておりました通り、なるほど米国側からいえば、これは米国の利益というものを第一次的に考えてお……
○小滝彬君 私は提案者を代表いたしまして、提案の趣旨説明をいたしまする前に、まず決議案を朗読いたしたいと思います。 原水爆の実験禁止に関する決議 本院は、さきに「原子力国際管理並びに原子兵器禁止に関する決議」を行ったが、近時原子兵器の問題は国際間の重要案件となり、米、英、ソ等をはじめ、各国それぞれその取扱いに苦慮しているものの、一昨年のビキニにおける米国の水爆実験につづいて、最近ソ連においても強力な水爆実験が行われ、更にまた今春は米英両国によって大規模の実験が行われると伝えられる。 結局は人類の破滅を招来する原水爆の製造及び使用禁止はわれわれの強く熱望するところであるが、国際間に……
○小滝彬君 ただいま議題となりました国際金融公社への加盟について承認を求めるの件について、外務委員会における審議の経過の大要と結果を御報告申し上げます。 政府の説明によりますと、国際金融公社設立の趣旨と目的並びにわが国が加盟した場合の関係はおよそ次の通りであります。低開発地域の経済開発のため融資を行う国際機関としては、従来とも世界銀行があったのでありますが、世界銀行はその性格上、融資の対象、その条件等に制約があるので、世界銀行の活動を補足するため、別個の国際金融機関の設立が考えられてきたのであります。こうした観点から、昭和二十六年に米国が提案し、これを国際連合が取り上げ、世界銀行が立案に当り……
○小滝彬君 私は、ただいま上程されました日比賠償協定の批准を承認するの件につきまして、自由民主党を代表して賛成討論を行うものであります。 先ほど羽生君から、反対の議論が出ましたが、私はもちろんよく傾聴いたしまして、共鳴する点も少くないのであります。また、私どもといたしましても、今度成立いたしました協定が、百パーセント日本側の気持に合っておるものではないということも、十分承知をいたしておるのであります。しかしながら、この協定は、何といたしましても粗手のあることであり、ことに普通の場合における双務的な協定と違いまして、日本が一方的な義務を負担する、道徳的な責任を負担する意味において作られた協定で……
○小滝彬君 ただいま議題となりました二件につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を一括して御報告を申し上げます。 まず、千九百五十六年の国際小麦協定の受諾について承認を求めるの件について申し上げます。 この協定は、本年七月末日をもって失効いたしました千九百五十三年の国際小麦協定を修正更新するものでありまして、その趣旨とするところは、旧協定と同様、小麦の需要供給を輸出入保証数量制度を通じまして調整するとともに、最高最低価格制により、小麦の適正かつ安定した価格を維持することにあります炉、この協定においては、総保護数量が、旧協定の千七十四万九千トンから八百二十四万回千トンに減少され、また……
○小滝彬君 ただいま議題となりました共同宣言ほか三件について、外務委員会における審議の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。 これら四つの文書締結の経緯並びにその内容につきましては、さきに本会議において外務大臣の報告、また、すでに配付済みの関係書類によって御承知願うことといたしまして、直ちに委員会の審議の経過を御報告いたします。 これら四案件は、十一月二十七日衆議院より送付されましたので、委員会は十一月二十八日以来、昨十二月四日までの七日間、日曜も含めて連日にわたり開会し、この間、総理、外務、農林、通産、厚生等の関係大臣及び松本全権の出席を求め、農林水産委員会との連合審査もあわせ行い……
○小滝彬君 ただいま議題となりました特殊核物質の賃貸借に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府を代表して行動する合衆国原子力委員会との間の協定の締結について承認を求めるの件につき、外務委員会における審議の経過と結果を御報告申し上げます。 この協定は、さきに第二十三回国会において承認いたしました原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国との間の協定の細目協定として、特殊核物質の賃貸借について定めたものでございます。 協定の目的は、茨城県東海村日本原子力研究所に設置される研究用原子炉において使用するため、二キログラムの同位元素U―二三五を一九・五%から二〇%までの間に濃縮……
○国務大臣(小滝彬君) ただいまの常岡さんの御質問にお答えいたします。 私が、国連に入っても海外派兵をしない、また派兵をする必要はないと申しました第一の理由は、すでに本院におきまして、また衆議院におきまして、全会一致をもって海外派兵反対の決議がせられておりまするので、政府としては、当然この皆さんの趣旨を体して行動しなければならないと思っておるからでございます。 第二は、集団安全保障努力への協力ができぬじゃないかというように御質問がございましたけれども、世界の一角に紛争が起った際、集団安全保障の措置をとる場合、兵力を必ず派遣しなきゃならぬというのではなくして、経済的な措置もございまするし、そ……
○国務大臣(小滝彬君) 美保の基地の問題についてお答えをいたします。 防衛庁といたしましては、将来の航空自衛隊の部隊配置の計画上、山陰の方面にも一カ所だけ、最近の戦闘機が発着できる程度の航空団の基地をほしいという考えからいたしまして、でき得べくんば現在の施設を使いたい。そうすれば費用も少くて済むし、その他の面にも望ましい点があるというので、これまでいろいろ技術的な検討をいたしまして、現地についても調査をいたしたのでありまするが、中田君御指摘の通り、鳥取、島根においては、いろいろの事情もございまして、種々陳情も参っております。この際、防衛庁といたしましては、これらの点を十分勘案いたしまして、中……
○国務大臣(小滝彬君) ただいま総理から申されましたと同じ見解を持っているものと御了承を願います。(拍手、「答弁、漏れている」「防衛計画に関する答弁が漏れているじゃないか」と呼ぶ者あり)
○国務大臣(小滝彬君) 長期防衛計画ができていないことは、先ほど総理から御説明のあった通りでございます。 しかし、せっかく佐多君の御質問でございますので、国防会議において政府としての基本構想というものはできておりませんけれども、防衛関係を担当しておりまする大臣といたしまして、私の考えを申し上げまするならば、原則的には、われわれは、国力、国情に応じたところの自衛力を持とう、最小限度の自衛力を持とうと、こういう考え方でございまして、昭和三十年から三十五年度にわたるところの防衛六カ年計画は、防衛庁の試案としてこれまであったのでございまするが、この試案ができました際に、その基礎となる、それとつながり……
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