富樫練三参議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○富樫練三君 私は、日本共産党を代表して、森林法改正を除く旧国鉄の長期債務処理関連法案、国有林野事業の改革特別措置法案など、政府提出五案件に対する反対討論を行います。 冒頭に、国民に大きな負担を押しつけるとともに、国民の共有財産の安易な切り売りと貴重な山林の荒廃を招くことになるこれらの重要法案が、わずか三日間の極めて不十分な審議のままに採決に持ち込まれることに厳しく抗議するものです。これでは、参議院に寄せられた国民の期待を裏切るものであることを強く指摘せざるを得ません。 次に、まず、旧国鉄の長期債務処理関連法案について反対理由を述べます。 第一の反対理由は、これらの法案は、当面の利払いに……
○富樫練三君 私は、日本共産党を代表して、地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律案について、総理に質問いたします。 地方分権というなら、まず憲法と地方自治法に基づいて地方自治権を拡充し、地方自治体が住民の安全、健康及び福祉を保持するという本来の姿を取り戻すことであると考えます。そのためには、政府の統制をなくし、権限と財源を地方自治体に大幅に移譲することがどうしても必要であります。これが国民と自治体関係者の願いであり、地方分権の流れの基本であります。ところが、政府提案の地方分権一括法案はこれに逆行する重大な問題点を持っております。 まず第一に、国の関与についてであります。 ……
○富樫練三君 私は、ただいま議題となりました住民基本台帳法改正案を議院の会議において直ちに審議することの動議に対し、反対の討論を行います。 本動議は、国民のすべてに番号をつけて住民基本台帳の個人情報を新しいコンピューターネットワークに載せて国の行政機関などに利用しようとする住民基本台帳法改正案を、プライバシー権との関係などに寄せる国民の不安や心配を無視して、参議院でこそ慎重審議をと求める国民の声をも無視して、地方行政・警察委員会で審議が続けられているにもかかわらず、不当にも与党の多数の力をもって委員会審議を打ち切り、本会議で中間報告を求め強行成立させようとするものであり、到底認めることはでき……
○富樫練三君 私は、日本共産党を代表して、いわゆるオウム教団規制法案について質問をいたします。 現在のオウム集団は、松本サリン事件、地下鉄サリン事件など、無差別大量殺人等の一連の凶悪犯罪について一切の謝罪も反省もないまま全国各地へ進出しています。これに対する地域住民や自治体、国民全体の不安は非常に高まっているのであります。去る十月十四日には、全国知事会、市長会、町村会が連名で、国に対してオウム規制立法を要望しています。 私は、こうした国民の強い要求にこたえ、地域住民の不安を解消するために、現行法の厳正な適用とともに、オウム規制のための実効性ある立法措置が必要であるとの立場から質問をいたしま……
○富樫練三君 私は、日本共産党を代表して、警察法改正案について質問いたします。 今、我が国の警察行政の根本が問われております。問題の基本点はどこにあるのか、どう改革することが求められているのか、これらの問題に正面から回答を出すことが迫られております。 昨年来の、神奈川県警本部長、新潟県警本部長、関東管区警察局長など、たび重なる警察の最高幹部の不祥事件は、「警察に自力更生はできるのか」、読売社説、「外部の力にゆだねよ」、朝日社説など、国民の警察不信を広げました。そして今、中川前官房長官問題が明らかとなり、これを一つの要因として、世論調査では内閣支持率が軒並み一〇%台を示すなど、危機的状況を示……
○富樫練三君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。 まず、アフガン復興国際会議へのNGO出席拒否をめぐる一連の対応についてです。 これまでの審議を通じて、鈴木宗男議員による不当な介入、圧力、それに屈した外務省の卑屈極まる対応が明らかになっています。何よりも道理がないのは、外務省の誤りを正した田中眞紀子前外務大臣が事実上罷免されたのに対し、鈴木宗男議員、野上事務次官らは事実上おとがめなしとされたことであります。 そこで伺います。 第一は、その後の外務省の不遜極まる態度についてであります。野上次官は今、外務省や外務省OBから、外務省を守ったとして英雄扱いでありま……
○富樫練三君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇三年度政府予算三案に反対の討論を行います。 まず、世界の平和とともに日本の経済にも重大な影響を及ぼしているイラク問題であります。 米英軍による道理のない戦争が、毎日、罪のないイラクの市民の命を奪っています。二十六日にはバグダッド市内の住宅地や市場などにミサイルが撃ち込まれ、多くの死傷者が出ました。正に、無差別爆撃が繰り返されています。この戦争は国連憲章と国際法に照らして断じて許されないものであります。私は、この暴挙を厳しく糾弾するとともに、軍事攻撃の即時中止を強く要求するものであります。同時に、小泉内閣に対し、武力攻撃支持を直ちに撤回すること……
○富樫練三君 私は、日本共産党を代表して、有事法制三法案に対し、強い憤りと平和への熱い思いを込めて反対の討論を行います。 五十八年前、私たちは過去の侵略戦争を反省し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように決意し、復興と平和の道に足を踏み出しました。これは、私たち日本国民の固い決意であると同時に、あの戦争で重大な被害を与えたアジアと世界の諸国民への公約でもあります。 憲法第九条を、今の国際情勢に合わないとか、時代後れだという議論がありますが、これほど、戦争と平和の歴史の教訓に学ばず、世界の平和を願う人々の期待を裏切ることはありません。 世界的にも、かつては戦争は合法とされ……
○富樫練三君 厚生労働大臣坂口力君問責決議案について、提案理由の説明をさせていただきます。 第一に、坂口厚生労働大臣は政府案の説明において、給付水準はモデル世帯で現役世代の五〇%を確保する、国民年金保険料の上限は一万六千九百円で固定するとしてきました。しかし、法案の審議の中で、この二つの看板は全くの偽りであることが明らかになりました。 給付水準五〇%の確保は受給開始時だけのことで、その後年々低くなり、五〇%を大幅に下回ることが明らかになりました。また、国民年金の保険料も、名目額では二〇二七年度で二万五千六百八十円、二〇三七年で三万一千六百十円となることが明らかになりました。所管大臣が法案の……
○富樫練三君 私は、日本共産党を代表して、有事関連法案に反対の討論を行います。 有事関連法案は、憲法を真っ向から否定し、アメリカの戦争に日本が官民挙げて参戦するためのものであります。日本をアメリカと一緒に戦争のできる国にしようとする本法案は、戦争はしない、戦力は持たない、交戦権は認めないという憲法九条に違反することは明らかであり、断固反対であります。 憲法と日本の進路にかかわる重要な法案を、中央・地方公聴会も行わず、委員会審議三十一時間という極めて短時間で質疑を打ち切り、採決を強行することは、議会制民主主義を自ら否定するものであり、断じて容認できません。 政府は、有事関連法案は日本が攻め……
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