相馬助治衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○相馬助治君 かつて終戰直後上京した私は、進駐軍関係宿舎の残飯捨場にむらがり集まつて、血眼で何物かを探しておる子供の姿を見たことがございました。これは、いうところの浮浪兒でなくて、りつぱに小学校の学帽をかぶり、その校章を帽子の先頭につけた子供であつたのでございます。私は後にまたララ物資による学童給食の実況を学校において参観する機会を得ました。血眼で、人が捨て去つた食糧をあさつている子供たちの姿を見たときと、この厚意にあふれたララ物資による学童給食の姿を見たときに、私はほんとうに心から胸打たれるものがございました。人間はパンのみに生くるにあらずとは申しますけれども、また人間はパンなしで生きられな……
○相馬助治君 思うに、労働省設置法案の法案内容がどれほど進歩的でありましても、またどれだけ民主的でありましても、そのことがすぐに労働省の福祉を意味するものでないこと、また生産性が十分に発揮されることが意味されるものではないということは、われわれが知るところでございます。そこで、政府がこの労働省設置に対してどれだけの決意をもつておるかということと、関係大臣以下閣員各位がどれだけ良識と努力をもつてこれに当るかということが問題でありまして、この人によつて生命が與えられ、性格づけられるということを考えますがゆえに、私は條件附きで賛成するものであります。ただ手放しで賛成するわけには絶対にまいらないのでご……
○相馬助治君 私は第一議員クラブの一部を代表して、本日突如として、まことに突如としてわれわれの前に提案されましたところの國家公務員法案に対して、反対意見の二、三を申し述べさせていただきます。 九月十六日にこの法案が提出されて、その後委員会が非常に熱心にこの内容について、研究されたとは聞いております。また今の委員長の報告で、そこはよく了解したのでありまするが、これに関しましては、このまことに重要なる法案について、正式の公聽会などをも開いていないというようなことに関しましては、何としても私は遺憾の意を表せざるを得ません。第一、本日ここにこの法案が提出されましたが、ごらんの通り議員の議席も寥々たる……
○相馬助治君 まず、内閣総理大臣に対しまして質問いたします。林副総理の返答でけつこうであります。 まず審議期間の問題でありまするが、さきにこの問題につきましては諸君が触れて、なお社会革新党の赤松君に対する答弁として、審議期間や修正は國会の自由である吉田総理が申しましたが、まことにその通りであると思います。少しくどいのでありますが、第一回の國会におけるところの、すなわち、さきに國家公務員法が通過いたしましたあの審議の過程を私どもがながめてみますると、九月十五日に決算委員会に付託されました本案が、十月十五日にやつと委員会ででき上つて、即日本会議に上程され、討論わずかに十五分、そうしてその問題は可……
○相馬助治君 私は、第一議員倶樂部を代表いたしまして、内閣総理大臣に対し次のことをお尋ねいたします。 本日、この議場の混乱の有樣を見るにつけましても、われわれは、一日も早く予算案を通過し、かつ政界浄化の手続が済みましたならば、まず本國会を解散し、敬虔な態度をもつて信を國民に問うの段階が來たことを、本日のこの混乱が物語ると思うのであります。(拍手)私は、この解散論の過程を通じまして、何やら割り切れぬ二つの印象を受取つたのであります。一つは憲法解釈の問題でありますが、政府と各党をめぐつて激しい論争が行われましたけれども、結局どちらともつかない、すなわち、正しく論証されることもなく、政治的妥協によ……
○相馬助治君 先ほど政府は、われわれより見ますれば最低線と思われるところの人事院勧告六千三百七円案すらも無視いたしまして、政府独自の給與案を本國会に提出したのであります。そもそも人事院は、政府と身内であるはずであります。この身内の意見をも無視するに至りましては、その無視するに足るところの基本的数字を科学的に列挙して、われわれをして納得せしめなければなりません。同時に、大局的な日本経済再建の立場から、堂々と所見を述べ、國民に同意と協力を求めるだけの勇氣と率直な態度が必要なのであります。しかるにもかかわらず、五千三百三十円で十分食えるのだ――泉山大藏大臣の言葉をもつてすれば、それで食えるのだから安……
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