田口助太郎衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○田口助太郎君 今、わが國の食糧事情が日一日と窮迫の度を加えまして、政府も全知全能をふりしぼつて、これの対策に努力しておることは、私も率直に認めます。第一次緊急対策、第二次緊急対策、超非常時対策、あるいは超々非常時対策等を次々に発表し、また発表せんとしておる事実に徴しても、明らかであります。しかし、政府がこれほど次々に多くの対策を発表いたしましても、それが実行面になりますと、政府の考えておる通りに動くかどうかということは、大いなる疑問をもち、國民の一人として心配しているものであります。 まず第一次緊急食糧対策の一環として政府が第一に取上げた問題は、全國の料理屋を閉鎖して、ここから米を吸い上げ……
○田口助太郎君 戰災並びに水害によつて生じた住宅の復興対策について、二、三政府の御所信を承りたいと思います。 まず第一にお伺いしたい点は、過日政府の発表いたしました経済白書によりますと、戰爭による住宅の不足は四百万戸であります。從いまして、もし一戸当り平均五人の家族を收容するものといたしますならば、二千万人の國民が現在住宅難に苦しんでいることになるのであります。なおこのほかに、これら住宅のなき者に対して住宅の一部を提供している者も、また間接に住宅難に苦しんでいるものと見なければならないのであります。從いまして、住宅難のために苦しんでいる者は、都市、農村を通ずる國民の大多数でありますことは、言……
○田口助太郎君 日とともに激化するインフレと、食糧その他生活必需物資の欠乏とにより、國民生活はいよいよ急迫の度を加え、この年の瀬を迎えて、まさに危機に瀕しております。もはや、この危機は尋常の手段では突破することのでき得ない段階にまで達しており、國民は政府の強力な施策を待望しております。 しかるに、片山内閣成立後七箇月以上になりますが、この危機を突破すべき何らの具体策もなく、掛声だけの観念政治に堕し、あるいは官僚のつくつたその場限りの末梢的施策をもつて糊塗しておるにすぎない状態であります。殊に、民生安定上また経済再建上最も必要である食糧その他の農業問題については、その誠意さえも疑われる状態であ……
○田口助太郎君 議事進行に関して発言を求めました。
【次の発言】(続) ただいま農林委員会において、農林委員長は……
【次の発言】(続) 農林常任委員会を不法に開きまして、ちようどそのとき農民党の……。
【次の発言】(続) 農民党の北君が質問中に、委員長は突如として、この質問を打切りも何もしないで、ただちに採決を宣する――宣しもしないのであります。ただ採決をとるといつてやつたのであります。そのときに……。
【次の発言】(続) そのときの常任委員会においては、全部委員長の横暴を鳴らし、もつと民主的にやれという声が非常に多かつたのでありますが、(「ヒヤヒヤ」)委員長はこれに耳をかさずに起ち上り、ほ……
○田口助太郎君 わが國を眞に平和で民主的な國家に再建する第一歩は國民生活を安定せしむることであり、また國民生活を安定せしめる第一の條件は食生活の安定充実にありますことはいまさら申し上げるまでもないことであります。しかるに、わが國民の食生活は未だ一向に改善されず、日々の生活は食生活のみにおわれておる状態であります。この不合理な、悲惨な國民生活の中からは、健全なる思想も、ゆたかな文化生活も起らないのは当然でありまして、また経済の復興にありえないのであります。この環境を打破して、平和な民主主義國家を建設するために、連合國軍におかれましては、世界的に著しく不足しておる食料の中から多量の食糧を放出せられ……
○田口助太郎君 私は、ただいま議題になつております競馬法案について、民主自由党を代表いたしまして反対の意思を申し上げます。 競馬は一種の賭博行爲であつて、いろいろな弊害の伴うものでありますことは異論のないところであり、またわれわれは、実際に身をもつて体驗しているものであります。しかも、各國の刑法が賭博行爲を処罪しておりまする本質的理由はどこにあるかと申しますと、申すまでもなく、経済秩序の基礎になつている、まじめな労働によつて財産を取得するという社会道徳的原則に反する行爲であるからであります。すなわち、いわゆる遊び人や遊惰な人間の発生を防止し、働かざる者食うべからずの社会道徳的原則を維持せんが……
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