天野久衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○天野久君 今、わが國の現状におきまして一番問題でありますのは、食糧問題であることは、申し上ぐるまでもございません。しかして、この食糧問題につきましては、朝夜こぞつてこれが危機突破に奔走をいたしておることにつきまして、まず、私がこれについて申し上げたいことは、本年の危機突破に対しては、この努力、いわゆる連合軍の好意および政府当局の好意、また議員諸賢の努力によりまして、あるいは突破ができ得ると信じておりますが、今までこの食糧事情を見ますときに、昨年の食糧事情も、また本年のこの事情も、ひとしく同じことを繰返しておるのでありまして、今の食糧事情から申し上げまするならば、國民はひとしくその食糧の獲得の……
○天野久君 ただいま議題となりましたる、各党共同提案にかかる海外同胞の引揚に対する感謝並びにその帰還促進に関する決議案の趣旨を弁明いたします。まずその全文を朗読いたします。 海外同胞の引揚に対する感謝並びにその帰還促進に関する決議 衆議院は、連合軍総司令部が海外同胞の引揚に関し、多大の盡力を傾倒せられあるに対し、ここに感謝の意を表すると共に、終戰後満二箇年を経た今日なお、各地に残留する約九十万同胞の急速なる帰還の実現を期する。 政府またこれにつき全幅の努力を傾注すべきである。 右決議する。 御承知の通り、海外残留同胞の帰還につきましては、昨昭和二十一年六月二十八日以來数回にわ……
○天野久君 在外残留同胞の引揚問題に関しましては、御承知の通り去る八月の十五日、本議場におきまして、その促進につき全会一致をもつて決議せられたのであります。その後も引揚の特別委員会その他において、それぞれ関係方面に対する陳情、懇請等の活動もなお引続いて行われておりますことも御承知の通りであります。しかしてこの間、南方方面、ソ連地域、中國等各方面からの引揚は次々に進捗いたし、殊に決議の当時私どもが憂慮いたしておりましたる南方の作業隊も、その集團輸送が近く完了する見込みと承つておるのであります。この成果は、もちろん関係連合諸國、殊に総司令部の引揚問題に関する誠意と努力によるものでありまして、感謝に……
○天野久君 ただいま議題と相なりました、海外同胞引揚に関する特別委員会の成立以來今日に至るまでの審議経過の大要について御報告いたします。 本委員会は、去る七月十日本会議の決議によつて、同月二十九日議長指名をもちまして委員三十名をもつて成立し、爾來回を重ねること十六回、今日なお海外に残留し、筆舌に盡せぬ辛酸をなめつつある多数同胞の内地への引揚をめぐる各種の問題について審議をいたしてまいつたのであります。本委員会が成立し審議を始めましたころは、海外残留同胞は、ソ連地域、英軍地域を主といたして、その数は約百万を算えたのでありましたが、爾來約四箇月半、特に連合軍総司令部の特別の好意により、引揚げは大……
○天野久君 私は、ここに各党提案にかかる消防機構強化に関する決議案に対しまして、決議及びその理由を申し述べたいと存じます。 まず第一に決議案を朗読いたします。 消防機構強化に関する決議 最近大火災頻発の実情に鑑み、政府はこれが対策を愼重に考究し、消防機構を整備し、一般の防火並びに消火につき最善の策を講ずべきであるが、現下緊急の措置として、とりあえず次の事項を速やかに実施すべきである。一、市町村消防組織を強化拡充すること 二、防火消火に関し中央地方を通じて緊密なる連繋を図るべき組織網を確立すること 三、防火消火施設の科学的整備を図ること 四、一般國民の防火消火思想の普及徹底を図……
○天野久君 私は、共産党を除く野党各派を代表いたしまして、大蔵大臣兼通商産業大臣に対する不信任決議案の趣旨弁明を行わんとするものであります。(拍手)私は池田大蔵大臣とは旧知の間でありまして、本日この席において大蔵大臣兼通産大臣の不信任決議案の理由を述べることは、情において忍びがたい感があるのであります。しかし、わが国の再建を双肩に担う中小企業の現状を見るとき、わが国の前途を思い、中小企業の窮状を見るときに、ただ私情や情実によつて黙視し得ず、あえて大蔵大臣兼通産大臣の不信任決議案の趣旨を弁明するものであります。(拍手) 最初に決議案を朗読いたします。 決 議 衆議院は、池田大蔵大臣兼……
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