安東義良衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○安東義良君 ただいま上程に相なりました二つの請願につきまして、外務委員会における審査の経過並びに結果に関し御報告をいたします。 去る八月四日、本請願を議題といたしまして委員会を開きましたところ、紹介議員小川原政信君より、一家の柱石をなしている多くの未復員者を、一日も速やかに帰還でき得るよう努力することは、現下社会不安増大の折、喫緊の要務なりと認め、留守家族の衷情を察し、本請願を紹介した旨の説明があり、坂東幸太郎君よりは、人道主義を標榜するソ連のことゆえ、人道主義に訴えて復員促進に努力せられたいとの説明があつたのであります。 これに対し政府委員より、政府は連合軍に対し復員の一日も速やかなら……
○安東義良君 ただいま上程に相なりました二つの請願につきまして、外務委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。 去る九月十八日、本請願を一括して議題といたしまして、委員会を開きましたところ、紹介議員境一雄君より提出された請願の趣旨書には、現在ソ連領抑留中の同胞は、ほとんどそのすべてが一家の柱石であり、また嚴寒の地に困難なる生活條件のもとにあり、相当数の犠牲者を出すことが予想されて、その留守家族の心情の苦痛は、もとより同胞としても看過するに忍びず、また各團体の引揚促進の懇請にこたえて、本請願を紹介した旨の説明があり、また黒岩重治君よりは、南方地域にある同胞の苦難な生活と、心身ともに……
○安東義良君 ただいま上程に相なりました請願につきまして、外務委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。 去る九月二十五日、本請願を議題といたしまして委員会を開きまして、紹介議員八並達雄君より、請願の要旨及び目的を説明せられました。その説明によりますれば、小笠原、硫黄両島の住民は、戰爭中強制疎開の命令により、全島民は余儀なく父租の地を離れ、本土へ疎開したものであります。これらの人たちは、氣候風土が異り、また本土には知己も少く、就労も意のごとくならず、生活に困難な者も少くなく、また当局のこれらの人たちに対する救済も不十分であるので、今般元島民が終戰後平和民族として帰郷の熱烈な希望を……
○安東義良君 ただいま上程に相なりました請願につきまして、外務委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。 去る十一月十三日、本請願を議題といたしまして委員会を開きました。紹介議員川合彰武君より請願の要旨及び目的を説明せられました。 その説明によりますれば、終戰後北鮮に居住しておりました同胞、特に総督府関係、司法、警察関係の官吏及び民間地方有力者の多数が、政治犯あるいは惡質前職罪としてすでに刑を執行され、または現在もなお未審理のまま抑留されておる者もあります。これらの人たちは、きわめて惠まれない環境の下にあつて、加えて獄舎内の給與の不良、衛生、防寒設備の不備のため、罹病、栄養失調……
○安東義良君 ただいま上程に相なりました十八の請願につきまして、外務委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。 請願第八三八号、第九五一号、第九五三号、第九八五号については去る十一月二十日、請願第一一八三号については去る十一月二十七日、請願第一二七三号、第一二七八号、第一三六〇号、第一四六〇号につきましては去る十二月八日の委員会において、それぞれ審議いたしました。 右請願の趣旨はいずれも同一のもので、要約すれば、終戰後今日に至るまで、在外の軍人軍属及び一般同胞は、連合國の好意により、その大部分はすでに本國に引揚げてきておりまするが、未だに相当数が残留せしめられ、きわめて惠まれな……
○安東義良君 ただいま議題と相なりました連絡調整事務局臨時設置法案について、外務委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は、一月二十六日本委員会に付託せられまして、翌二十七日委員会を開き、外務大臣及び関係政府委員の出席を求め、提案理由の説明を聽取いたしたのであります。右説明によりますれば、連合國による日本占領以來、外務大臣の管理下にあつた終戰連絡事務局は、政府と連合國官憲との連絡の衝に当つていたのでありまするが、漸次総司令部各部局及び日本側各機関において、その所管事務につき相互に直接連絡の利便及び必要が生じ、終戰連絡事務局の事務の内容は漸減してきたのであります。しかしな……
○安東義良君 第二次世界大戰中、米國大統領ルーズヴエルトのよき協力者として世界各國に使をいたしましたウイルキーは、戰後において世界が平和愛好の諸國民の協力による一つの世界となることを希望して、「一つの世界」という著書を公刊いたしておるのであります。しかし戰後三年にして、今や世界は判然と二つの世界に分れ、その間の抗爭は日々激しくなつております。いわゆる冷たい戰爭が熱い戰爭となるか、または温い平和となるか、人類はなかなかその分岐点に立つておるのであります。 過日のチエツコスロヴアキア國に起りました政変は、共産党と提携しておりました社会民主党系の内閣が、共産党のクーデタに脆くも潰えまして、東欧諸國……
○安東義良君 ただいま川合君より、浜松事件につきまして、治安問題に対する関心を表明せられたのでありまするが、私も、本件について同様なる関心をもつものであります。單に四月四、五日の両日に行われたこの浜松事件のみならず、四月八日には愛知縣の犬山におきまして、花見の最中に二百余名の鮮人が乱闘騒ぎをやつておるのであります。 私どもが田舎に参りますと、地方民はしばしば私どもに訴える。われわれは鮮人に対して何ら反感を持つていないにもかかわらず、彼らに対しては、課税の方面においても、経済事犯の点においても、はたまた暴力行為に対しても、警察権の発動はきわめて緩漫であつて、その間に大なる差別があることを認めざ……
○安東義良君 ただいま上程に相なりました請願四件につきまして、外務委員会における審査の経過並びに結果を報告いたします。 外務委員会は、五月十八日請願第一九一号及び第四五六号を、また五月二十日第六六四号をそれぞれ審議いたしました。右三件は、いずれも在外同胞引揚促進に関する請願でありますので、一括御報告いたします。まず、政府当局説明員より引揚げに関する状況を聴取いたしましたが、その説明によりますれば、目下在外同胞の残留者は、ソ連地区において六十九万二千、満州、中共地区において六万五千に上つており、鋭意引揚促進に努力しております、日本側といたしましては、一箇月十六万の受入態勢を準備しておりますが、……
○安東義良君 ただいま議題と相なりました、万国郵便条約及び小包郵便物に関する約定に加入することについて承認を求めるの件について、外務委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本件は、六月二十五日政府から国会に提出され、ただちに本委員会に付託されましたので、翌二十六日及び二十八日の二回にわたり委員会を開き、外務、逓信両省政府委員の出席を求め、本件について審議いたしたのであります。本件は、新憲法下条約審議の最初の事例でありますので、本委員会といたしLましても慎重に審議し、活発に質疑応答及び討論が行われました。 政府委員の説明によれば、昭和十四年五月二十三日、ブエノスアイレスにお……
○安東義良君 私は、主として國際的観点から、首相に質問をいたしたいと存じます。 第一点は、吉田内閣に対する世界の輿論について対策を伺いたいのであります。吉田内閣の成立に際し、世界の輿論が著しく不満足を表面いたしましたことは、おそらく首相みずから驚かれたことであつたろうと思います。日本國民の多数の政治感覚と、日本をみつめる世界の感覚との間に、大きな開きがあることは、今回の政変によつて、きわめて明らかとなりました。昨日首相は、北村氏の質問に対する答弁中、いたずらに現内閣を反動呼ばわりして世界に流すようなことを愼んでもらいたいという趣旨のことを申されたようでありましたが、われわれは、野党のゆえをも……
○安東義良君 私は、改進党を代表いたしまして、本件に関し政府に警告を発して、賛成の意を表せんとするものであります。(拍手) 皆様も御承知の通り、本件審議の最中において、フリゲート型が軍艦であるか船舶であるかという問題が論ぜられましたときに、改進党の議員によつて保安庁法が条約違反であることを指摘せられ、政府は、改進党の追究に屈して保安庁法を改正いたしましたことは、これは、あやまちを改むるにはばかることなかれ、当然のことではありまするけれども、政府がその際とつた不明朗な態度は、われわれは釈然といたさないのであります。しかしながら、すでに保安庁法は改正いたされましたがゆえに、私ども本案についての審……
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