永江一夫衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○國務大臣(永江一夫君) 私に対する御質疑にお答えをいたします。 第一は、本年度の主食の需給関係について御質問がございました。本年度主食の完全なる配給が行われるかどうかということについては、各方面非常に御心配になつていることと存じます。大体主食の配給の根幹をなしまするものは昨年産米でありまするが、御承知のように、昨年産米の供出割当三千五十五万石につきましては、すでに総理より明らかにせられましたように、全國の農民諸君の熱意をもちまして、本年三月十六日に一〇〇%の完遂を行いましたことは、私の最も欣快に存ずるところであります。この三千五十五万石の供出完遂を根幹といたしまして本年の当初におきまして計……
○國務大臣(永江一夫君) 川崎君にお答えいたします。大体三点あつたと存じます。 第一は、農地改革の徹底についてお尋ねがございました。昨日淺沼君にも同様の趣旨についてはお答えをいたしておるのでありますが、これは御承知のように三党政策協定の線に沿いまして、私は農林行政の担当者として農地改革の徹底化を推進する心組でございます。從つて、まず当面の仕事といたしましては、今進行中の第二次農地改革を推進いたしましてその推進途上におきまして、さらに農地改革の徹底をはかりまするために適当な委員会等を設けまして調査を進めてまいりたい、かように考えておるわけでありますから、御了承を願いたいと思います。 さらに第……
○國務大臣(永江一夫君) 私に対する非常に熱心な、しかも廣汎な御質疑がございまして、私はこれに対しまして非常に共感を懐いた点が多々あるのであります。今一々お答えをいたしまするが、できるだけ簡明に申し上げたいと思います。 第一のお尋ねの点は、農民諸君が非常に協力をせられて、多量の食糧の供出をせられた。そのかげには、なみなみならぬ労苦がある。從つて、供出をした農家が自分の食べるものすら不自由をするというようなことについて政府はいかなる具体的な処置を考えておるかという御質疑でございました。この点につきましては、政府といたしまして、供出後の農家の食生活の安定につきまして、農家の再生産維持のために、現……
○國務大臣(永江一夫君) 私に対する御質問二点についてお答えいたします。 農業所得税については、すでに私は、この席上から再三お答えをいたしておりますから、なるべく重複を避けたいと思いますが、この税につきましては、今御意見のございましたように、農村においては非常な大きな問題を起しておりまするから、農林省といたしましても、農業再生産に支障のないように最善の努力を拂いたいということを重ねて申し上げる次第であります。 次に、一般物價の改訂に伴いまする農業生産價格の改訂よりも、農業必需物資の配給による実質價格の確保が必要であるという御意見に対しましては、ちようど工場におきまする実質賃金確保と同じ意味……
○國務大臣(永江一夫君) 私に対する三点の質疑に対してお答えいたします。 第一は、食糧の自給度についてのお話でございましたが、御承知のように、ただいまのところは絶対量の不足でございますから、これは外國の食糧に依存しなければならないことは当然でありますが、しかし将來の方針といたしましては、あらゆる努力を傾倒いたしまして、主食の自給度を高めるごとに努力をしてまいりたいと存じます。主食以外についても、あるいは蛋白脂肪源等の食糧増産のためには、水産、畜産等に政府が格段の努力を拂うことも当然でございます。從つて、あらゆる挙國的努力を長い間傾倒いたしまして、私どもは食糧の自給度をかなり高度に高めるごとに……
○國務大臣(永江一夫君) 私に対しまする三点についてお答えいたします。 第一点は、報奬物資についてのお尋ねであります。報奬物資の配給が非常に遅れておるということは、しばしば承るところでありますが、政府におきましても、報奬物資の配給につきまして格段の努力をいたしまして、御承知のように作業衣その他につきましては、ただいまのところ、すでに報奬物資として八〇%の配給を終つておるのであります。なお残部につきましては、四月中には、農家にお約束をしました報奬物資は残りなく配給いたす予定であります。 第二のお尋ねは、主食買上金の支拂いが非常に遅れておるというご意見でございます。この点も、私どもはまことに申……
○國務大臣(永江一夫君) 中嶋君にお答えいたします。 一割増産につきまして、肥料の増産が絶対に重要であるという熱心なる御意見でございました。私もまつたく同感でございます。ただマンガン肥料につきまして、中嶋君は從來から非常に熱心な御意見をおもちになつております。農林省といたしましても、マンガン肥料が増産されることにはもちろん反対をいたしておりませんが、ただこれを全國的な肥料といたしまして実施いたしまする場合については、責任上いろいろ科学的の研究をいたしておるのでありまして、今中嶋君の御意見のように、マンガン肥料が非常に有効なものであるということが的確にわかりました際においては、中嶋君の御意見通……
○國務大臣(永江一夫君) 矢後君の今お示しになりましたような事例が事実ありますことは、日本の農村の民主化のためにまことに遺憾に存じます。今御説になりましたように、働く農民が自分自身でその土地を所有するということは、食糧の増産の上にも、また農村の民主化の上にも、絶対に必要なことでありまして、そのために、今政府は土地改良の徹底化についていろいろ具体的な施策を進めておるのであります。今第二次農地改革が進行中でありまして、お尋ねの点につきましても、私はこの席上からすでに二回お答えをいたしておりまするが、三党政策協定によりまして農地改革の徹底化をはかりまするために、適切なる特別委員をあげまして、その内容……
○國務大臣(永江一夫君) お答えいたします。今お尋ねの列車取締りによりまして、政府が買い上げました‥‥。
【次の発言】(続) 政府が買上げました食糧は、これを取扱いました当該縣に渡しまして、当該縣の供出数量の中に加え、公團の手を通しまして、それぞれ配給いたしておるのであります。
なおお尋ねになりました、どれくらい数量があるのかという点については、今ここに数量の計数をもつておりませんから、いずれ別の機会に、文書によりましてこれをお答えすることにいたします。(拍手)
○國務大臣(永江一夫君) ただいま非常に生産農民の立場を御憂慮になりまして種々御質問の点について、一々お答えをいたすつもりでありますが、非常に廣汎な御質問でございましたから、あるいは若干前後いたすかもしれませんが、御了承願いたい。 第一の点は、本年の供出について非常に政府は督励をし、その際農家の保有米をとつてまで供出せしめている、これについては、還元米をさらに農家に渡す約束がしてあるが、未だにこれが来ていない、こういう点について非常に鋭い御意見がございましたが、実は御指摘のごとくに、本年の國会の当初におきまして芦田総理から申し上げましたように、昨年の産米につきましては、農家の皆様の御協力によ……
○國務大臣(永江一夫君) ただいまのお尋ねのうち、私に関係のある点をお答えします。 今商工大臣からお答えいたしました信越化学の不正肥料事件につきまして、その後取調べました結果、大体この不正の肥料につきましては、その品位を保証成分五%とみなしまして、價格は五%相当分に引下げ、かつ事故品といたしまして、その價格の八割と決定いたしました。そうして、公團に返還せしめるようにいたしました。農民諸君には、その引下げました八がけの價格において配給をいたした次第であります。 なお、給付金の点についてお尋ねがございましたが、これまた品位五%相当分につきましては、ただいまお話の不正肥料の分は十六分の五とみなし……
○國務大臣(永江一夫君) 去る二十一日、本会議場におきまして、外崎君から緊急質問がございました。その中に、農林省といたしまして調査の上でお答えするお約束をいたしておきましたから、この際、その点についてお答えいたします。 すなわち主要食糧の摘発数量でありますが、これは昨年の十一月から本年の三月までの分でございます。この主要食糧摘発数量は、白米は玄米に換算をいたしまして、大体米が一万六千九百四十二石、雑穀が四千四百十三石、麦が二千五百七石、麦加工品が一千四百三十五石、合計二万五千二百九十八石であります。なお芋類につきましては、馬鈴薯八万九百七十一貫、甘藷十四万六百四十七貫、合計九十二万千六百十八……
○國務大臣(永江一夫君) ただいまの森君の御質問にお答えいたします。今御質問になりましたように、政府は本議場を通じましても、またその他の機関を通じましても、本米穀年度、すなわち十月までは、ただいまの配給基準量であります二百五升に関しましては、欠配並びに遅配の起きないような方針をとつて、これを確保すると私は申し上げたのであります。そこで、ただいま北海道以下十一府県における遅配についてお尋ねがございましたが、確かにその現象は起きております。その理由について一応申し上げます。北海道以下十一府県において遅配の起きまし夫主える原因は、すでに政府がこの前の議場において、総理大臣及び私から申し上げております……
○國務大臣(永江一夫君) 今村君にお答えをいたします。 開拓の第一の目的は、お話の通りに、これは食糧増産を目的といたしております。しかしながら、これまた御説にありましたように、開拓の第二の目的といたしまするところは、戰爭犠牲者でありまする多くの同胞を開拓地に收容するということを、やはりその目的といたしているのであります。從いまして、食糧増産という一つの角度から御議論になりますると、ただいま御説にありましたように、この開拓費というものが厖大になつても、事実その費用を他の面であるところのいわゆる農業土木、農業水利の方にまわした方が食糧増産には直接の効果があるという一應の見透しが立つのであります。……
○國務大臣(永江一夫君) ただいま野本君からお尋ねになりました、群馬縣ほか二縣にわたりまする雹のための農作物の被害につきましては、当局としては鋭意緊急に調査中でございます。ただいまでの、私どもの判明したところにおきましても、いま野本君がお述べになりましたような、相当甚大な被害がございます。從つて、今日各種の悪條件のもとに食糧増産に鋭意努力をされておりまする被害地の農家の皆さんに対しましては、私どもは深甚の同情を持つて善処いたしたいと思うのであります 今お尋ねになりました第1点の、供出割当の補正につきましては、全國知事会議の決議もございますので、事前に割当てましたものにつきましては、かくのごと……
○國務大臣(永江一夫君) 川島君にお答えいたします。川島君の御質問にありましたように、食糧につきましては、主食、副食物等を増配いたしまして、実質賃金の裏づけ並びに國民生活の安定の基礎を確立いたしたいと考えておるのでありますが、その方針についての政府の数字的根拠につきまして一言申し上げてみたいと思います。 まず第一に、本年の米穀年度におきまする主食の配給につきましては、先般も森君からのお尋ねに私はお答えをしたのでありますが、あらためてのお尋ねでありますから、一言ここで、重ねて数字的な見地から私どもの見透しを申し上げてみたいと思います。 すなわち、六月以降におきまする大体の國内の食糧供給の見込……
○國務大臣(永江一夫君) 昨日井出君からお尋ねになりました米価のことにつきましては、昨日の議場におきまして、大蔵大臣及び大島農林政務次官からそれぞれお答えをいたしたのでありますが、この際、あらためて私から御答弁を申し上げます。 米価に関しましては、物価改訂に伴い適当なる処置をとりたいと存じまして、目下関係方面と折衝中であります。従つて成案を得ましたならば、きわめて近い機会に、この席上よりあらためて御報告を申し上げたいと存じます。(拍手)
○國務大臣(永江一夫君) 本間君の御質問にお答えいたします。 農村の現状が、今の御説のごとくに、農家経営に非常な安定を欠きつつあることは、私もこれを認めておるのであります。從つて、これの対策といたしましては、当面一番重大な問題は農村金融の逼迫であります。これはお示しになりましたように、政府といたしましては、すでに農業手形の制度を実施いたしまして、特に今お示しになりました北海道、東北その他の單作地帶に対する適宜の処置を行いつつあるのであります。さらに第二の方法といたしましては、目下政府において農業復興金庫等諸種の立案を急がせまして、適当にこれを実施したいと考えておるわけであります。さらにその他……
○國務大臣(永江一夫君) 農村の経済的な基礎を確立いたしますために、農業協同組合の強化が必要であるという御意見につきましては、私も同感であります。ただお尋ねになりましたように、農業協同組合を育成強化いたしますために、これが農村におきまするすべての経済行為の独占的な立場をとるというこの傾向には、私どもは、にわかに賛成をすることはできません。從つて、例としてお話のありました肥料につきましても、今日私どものとつております方針は、肥料の配給についても、末端の機構は小賣商人と協同組合と二本建といたしておるのでありまして、これは適切な時期に、きわめて敏速に生産農家に肥料が配給せられることを目途として、二本……
○國務大臣(永江一夫君) 米價の点につきましては、先般もお答えいたしましたように、本議場におきまして御決議になりました際に、芦田総理から内閣を代表して答弁をいたしております。その情神に基きまして、農林省としては関係方面と目下折衝中でありますから、御了承願いたいと思います。 さらに、農産物の價格決定の際に、生産者並びに消費者の代表を加えて決定をせよという御趣旨であります。政府としては、できるだけ生産者並びに消費者の公正なる御意見は十分取容れるつもりでおりますが、正式な機関をもちましてこれを決定する意思は、ただいまのところはございません。
○國務大臣(永江一夫君) 私は、このたび連合軍最高司令官から、わが國の第三次南氷洋捕鯨に対し、六月二十一日附をもつて、昨年同様二船隊の出漁を正式に許可せられましたことを、各位に御報告いたしまするとともに、本会議の席上を利用いたしまして、連合軍当局の格別なる御措置に対し厚く感謝の意を表したいと存じます。(拍手) 御承知のごとく南氷洋捕鯨出漁は、現在の食糧事情のもとにおきましては、ただに産業的に重要なる意義を有するに止まらず、終戰以來の閉されたるわが國國民経済の將來に一道の光明と希望とを與えるものであります。連合軍当局が、このたび第三次の出漁許可を與えられましたことは、ひとりわが國水産業の喜びで……
○國務大臣(永江一夫君) 早川君がお尋ねになりました件につきまして、農林省の関係いたしております点についてお答え申し上げます。 ただいま一松國務大臣から御報告申し上げましたような被害が相当ございまして、農林省関係におきまして本日までに判明いたしております被害金額は、大体交通関係におきまして約三千万円、なお公共施設の関係におきまして九千万円、計一億二千万円と報告を受けておるのであります。しかしながら、被害地が相当山間地にありますので、林道その他かなり大きな被害があろうと思いますが、目下鋭意これらにつきましては調査を命じておりますから、その調査の到着いたし次第、今一松大臣からお答えを申し上げまし……
○國務大臣(永江一夫君) 佐竹君にお答えをいたします。四國及び山陰、山陽地方におきます旱魃につきましては、私どもも非常に心配をいたしておるのであります。今お尋ねの数点につきまして、逐次政府の方針をお答え申し上げます。 第一の、旱魃の應急施設に対する國庫補助金につきましては、公共事業費の予備金をもつて即時支出してはどうかという御意見であります。御承知のように、今ただちに公共事業費の予備金の支出ということは困難でございますが、土地改良に関しまする公共事業費の施行につきましては、府縣から具体的に要求がありましたならば、それに應じまして適当な方法を講じたいと考えます。 それから第二の御質問は、地方……
○國務大臣(永江一夫君) ただいまお尋ねになりました二つの点につきましてお答えを申し上げます。 第一点の、食糧確保臨時措置法が本國会に提案審議中に、事前に、本法律が通つたものとしての想定のもとに、農林省において地方にそれぞれ通達等の文書に、この法案の文字を明らかにしたことは、これは國会の意思を無視し、國会の存在を軽視しておるという御注意でございましたが、この点については、今お示しになりましたように、その通達を出しまする際に、「食糧確保臨時措置法案」とありました原稿が、印刷の間違いによりまして、「法」として示されておるということは、私も認めたところであります。しかしながら、この法案の趣旨は、今……
○永江一夫君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま上程されました佐藤内閣不信任決議案に賛成の意を表するものであります。(拍手) 私が佐藤内閣を信任せざる第一の理由は、その政治姿勢によるものであります。 佐藤内閣の政治姿勢を一言で申し上げますならば、それはすべてを多数の力で押し切ろうとする権力主義以外の何ものでもないのであります。(拍手)現に佐藤内閣は、国鉄運賃改正法案、地方公務員定年制法案、防衛二法案、健保特例法改正案並びに大学運営臨時措置法案などの重要法案につきまして、野党の意見に全く耳を傾けることなく、これを数の暴力で押し切ってまいりました。(拍手)議会政治の要諦は、多数決原理に立……
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