村瀬宣親衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○村瀬宣親君 ただいま、臨時農業生産調整法に対する平野農林大臣からの提案理由の説明を承りますると、農業生産と供出とを計画的に連繋せしめ、もつて主要食糧の供出制度を改善するために立案されたというのでありまするが、本法案は一言にしてこれを評するならば、孟子のいわゆる「民を罔する」の方策にひとしいと断ぜざるを得ないのであります。(「その通り」拍手)何となれば、産業全般にわたる総合的、有機的な計画をもたずして、單に農業生産及び供出に関してのみこれを法律化し、これをもつて農民を律せんとするがごときは、まさに陷し穴を設けて農民を陷しこまんとするものであります。(拍手) 私は、供出の事前割当に対しましては……
○村瀬宣親君 ただいま一括上程に相なりました請願に関しまして、國土計画委員会における審査の経過並びに結果を、委員長に代つてきわめて簡單に御報告申し上げます。 これらの請願は、去る六月二十四日以降本委員会に付託された分でありますが、その総数は七十九件でありまして、これを内容的に類別いたしますと、河川に関するもの二十七件、道路に関するもの三十七件、港湾に関するもの五件、國立公園に関するもの五件、その他のもの五件と相なつておりまして、本委員会において愼重審査の結果、六月三十日の本会議において御報告申し上げましたその他の請願と同様の趣旨において、そのいずれもが喫緊の案件であると認めまして、以上七十九……
○村瀬宣親君 私は、民主党野党派を代表して、吉田内閣の施政方針に対し、單刀直入に若干の質問をいたしたいと存ずるのであります。 吉田総理大臣は、去る八日の施政演説において、無防備、無軍備こそわが国民の安全、幸福の保証であると喝破せられたのでありまするが、吉田首相の言われる無軍備とは、いかなる内容を意味するものであるか。これが質問の第一点であります。 終戰以来、日本国民が忍びがたきを忍び、苦難と忍従に耐えて、ひたすら恭順の誠をささげて参りましたゆえんは、一日も早く講和條約を締結して世界の一員に復帰したいとの念願にほかならなかつたのでありまするが、今日ようやく講和の曙光が見え始めたという総理大臣……
○村瀬宣親君 私は、民主党野党派を代表して、ただいま上程せられました薪炭需給調節特別会計における債務の支拂財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案に絶対反対の意を表明するものであります。(拍手) 薪炭需給調節特別会計の損失については、政府は、昭和二十二年末までの損失十四億六千四百万円、昭和二十三年度末までの損失十九億七千万円、合計三十四億三千四百万円と発表しておりますが、会計検査院の調査によると二十九億五千七百万円となつているのであつて、両者の金額は根本的に相違しているのであります。 この損失の原因について、農林省は、現品が未生産であるのに支拂証票を発行したためとか、支拂証票……
○村瀬宣親君 私は、民主野党派を代表して、ただいま上程に相なりました昭和二十四年十一月二十八日農林委員会における決議無効に関する決議案に賛成の意を表明するものであります。(拍手) 昨日の農林委員会は、食糧確保臨時措置法の一部を改正する法律案をめぐつて、混乱のまま散会となつたのでありまするが、そもそも食礁法改正案は、孟子のいわゆる民を罔するの方策として、全国農民の視聴を集めた、きわめて重要なる法律案でありまして、第五国会以来、農林常任委員会は、精魂を傾けて慎重審議に当つて参つたのであります。 由来、わが国の歴史は、三千年の久しきにわたつて、常に農民の犠牲において国家の発展がはかられて来たので……
○村瀬宣親君 私は、国民民主党を代表して、ただいま議題となりました公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法案に反対の意を表明するものであります。 昨年、政府は災害復旧事業費全額国庫負担の法律を提出せられ、地方財政を充実安定させるためには災害復旧事業費を全額国庫負担とするの必要なるゆえんを力説せられたのであります。その後においても、激甚なる災害の頻発により、地方財政の窮迫は日を追うてはなはだしく、現状のまま放任するときは、地方財政は破綻するのほかなき状態にあるのであります。しかるに本法案は、地方公共団体の財政力に適応するよう国の負担を定めるという目的をもつて提出せられたのでありまするが、地方公共団……
○村瀬宣親君 わが国民民主党は、公職追放者、すでに五箇年の久しきにわたつて深刻なる精神的、経済的苦難に耐え、ひたすら反省と恭順のまことをささげ来つたことに対し、大幅の追放解除を主張して参つたのでありまするが、昨年十一月二十六日、わが党の河野金昇君の質問に対し、吉田首相は、今後においても訴願委員会にあらざる他の方法で追放を解除したいと答弁せられ、越えて十二月七日、わが党の山本利壽君の質問に対し、時の林国務大臣は、今後も追放解除に極力努力すると答弁せられたにもかかわらず、その後具体的に力を盡された形跡もなく、かえつて追放覚書該当者の特免に関する政令第三十九号を今月限り廃止することに決定せられたので……
○村瀬宣親君 私は、国民民主党を代表して、現におびただしき罹災者が塗炭の苦しみにあえいでいる災害復旧に関し、若干の緊急質問をいたしたいと存ずるのであります。 昭和二十六年もいまだ八月というに、すでに七百七十七億円の災害を生じでおるのであります。すなわち、七月一日、九州南部に上陸したケイト台風は、四国、近畿を経て中部地方に至り、本年最初の台風として、通過の各地に甚大なる災害を発生し、越えて七、月八日より降り続いた豪雨は、九州、中国、四国、近畿の各地に暴威を振い、特に山口県、京都府地方の惨害は激甚をきわめたのであります。今日までに報告せらはた災害額は河川等の公共土木施設二百五十八億円、農業関係施……
○村瀬宣親君 私は、ただいま上程せられました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案及び自由党提出の修正案に対し、国民民主党を代表して反対の意を表明するものであります。(拍手) そもそも行政を簡素化し、国力に相応した行政機関の規模を定め、行政事務の能率を向上して適正なる行政整理を行い、国民負担の軽減をはかることは、わが党年来の主張でありまするが、それにはあくまで合理的な行政機構の改革が先であつて、行政整理は行政事務の簡素化と能率化の結果として行われるものでなければなりません。政府は、先年来、行政機構の根本的改革を天下に呼号し、各種の機関を設けてこれが調査研究に当つて来たのでありまするが、今日……
○村瀬宣親君 私は、ただいま上程せられました、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法案に対し、改進党を代表して反対の意を表明せんとするものであります。 本法案は、日本に駐留するアメリカ合衆国軍隊の必要とする土地、建物等の使用または収用手続につき特例を設けて、それらの使用権または所有権を政府に取得し、これをアメリカ合衆国軍隊に提供せんとする目的をもつて立案せられたものでありまするが、われわれは、日米安全保障條約第三條により政府に委任された米軍の配備規律の範囲を越え、吉田内閣の専断によつで、国会の承認を経ずして締結された行政協定……
○村瀬宣親君 ただいま議題となりました、核燃料物質の加工の請負に伴う外国人等の責任の免除等に関する法律案につきまして、科学技術振興対策特用委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法案の骨子は、政府が核燃料物質の加工を外国人等に請け負わせる場合に、その外国人等の責任を免除する等の措置ができるようにしようとするものであります。 その理由は、さきに締結されました日米原子力一般協定の中に、政府が米国政府から核燃料物質の引き渡しを受けた後は、米国政府に対し、その生産、加工等から生ずるすべての責任を免除する等の、いわゆる免責条項が規定されているのでありまして、日英原子力協定にも同様……
○村瀬宣親君 ただいま議題となりました原子力委員会設置法の一部を改正する法律案につきまして、科学技術振興対策特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 本案は、原子力委員会の委員の定数を二名増加しようとするものであります。御承知の通り、原子力委員会は昭和三十一年に設置されたのでありますが、自来、わが国の原子力の開発利用は、原子炉の研究・開発を初めとして、核燃料物質の開発、アイソトープの利用等、わずか数年の間に著しい発展が見られ、さらに各種の試験研究におきましても、その範囲を拡大し、内容を高めて参っているのであります。このような情勢に応じて、原子力委員会の所掌事務もま……
○村瀬宣親君 ただいま議題となりました放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、科学技術振興対策特別委員会における審査の経過並びに結果について簡単に御報告を申し上げます。 わが国における放射性同位元素の研究と利用は、産業、医療その他の面におきまして多大の成果を上げており、将来ますますその発展が期待されている実情でありまして、その利用の増大に対処し、放射線障害の防止に万全を期するため、昭和三十二年、本法が制定されたのでありますが、現在におき ましては、法施行後の経験にかんがみ、規制の方法を一段と合理化し、法の不備な点を是正する必要が生じて参りましたの……
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