中村又一衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○中村又一君 私は、ただいま提案説明のありましたる恩赦に関する決議に対しまして、各派を代表いたしまして、賛成の趣旨を申し述べる次第であります。(拍手) 恩赦は、申し上ぐるまでもなく行政の一つであります。司法行政権の一つであります。すなわち、国家が犯罪者の利益のために刑事訴訟権または有罪判決権あるいは刑罰執行権を放棄する行政作用でありまして、古今東西を通じて古い歴史を持つ制度であります。 明治維新に際しましては、明治元年三月、朝敵を除くのほか、すべての罪に大赦が行われておるのであります。大正元年九月には、勅令をもつて、大赦は判決言い渡しの前後によらず、特赦、減刑、復権は判決言い渡しの後に限り……
○中村又一君 私は、改進党を代表いたしまして、破壞活動防止法案に対する修正案を提案いたし、その理由を説明し、さらに公安調査庁設置法及び公安審査委員会設置法の制定を必要としないゆえんを申し述べたいと存じます。 顧みまするに、四月二十八日をもつて、わが国はいよいよ独立を回復いたしましたが、今後国内治安対策のすこぶる重要なことは多言を要せないのであります。しかして独立を回復したわれわれには、拘束するものに講和條約と日米安全保障條約があるのほか、だれはばかるところなく、是を是とする方針のもとに、法律案の取扱いのごときは善処すべきであると確信して疑わないのであります。 そこで、お断りいたしておきます……
○中村又一君 私は、ただいま上程されましたる戰争犯罪者の釈放等に関する決議案に対しまして、改進党を代表して賛成の意を表明せんとするものであります。(拍手)申すまでもなく、平和條約第十一條は「日本国は極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合戰争犯罪法廷の裁判を受諾し、且つ、日本国で拘禁されている日本国民にこれらの法廷が課した刑を執行するものとする。」と規定しております。これを正確に文言に即して理解いたしますならば、わが日本国が刑を執行するものとせられているものは、平和條約制定の際、現にわが国内において拘禁されている日本国民に限ることとなると申さなければならないのであります。しかるに、な……
○中村又一君 私は、改進党を代表いたしまして本法案に対する参議院修正案に対しまして全面的に反対をするものであります。(拍手) わが改進党の本法案に対する意見及び政府原案に対する修正案は、さきに本院におきまして述べた通りであります。 本法の制定は、その必要を認めるのでございますけれども、「せん動」の字句はあくまで削るべしと主張するものであります。(拍手)しかるに、参議院の修正案は、わが改進党の意見のごとく「所持」の文句を創りながら、なお「せん動」を残しておるのであります。これは、いたずらに善良なる国民の言論活動を押え、文書活動に対しまして不安を與える結果と相なりまして、百害あつて一利なしと断……
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