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北村徳太郎 衆議院議員
「本会議発言」(全期間)

北村徳太郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧議員立法質問主意書

本会議発言歴代TOP100(衆)
65位

本会議発言(政府役職)歴代TOP100(衆)
55位
本会議発言(非役職)歴代TOP100(衆)
54位
23期TOP5
2位
24期TOP50
27位
23期(政府)TOP5
2位
23期(非役職)TOP5
4位
24期(非役職)TOP25
22位

北村徳太郎衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
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ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(衆議院)

総合

在籍期
 
発言
順位
文字数
順位
 

23期
(1947/04/25〜)
発言数
39回
4位
発言文字数
130457文字
2位
TOP5

24期
(1949/01/23〜)
発言数
12回
66位
発言文字数
49058文字
27位
TOP50

25期
(1952/10/01〜)
発言数
1回
63位
発言文字数
4446文字
88位

27期
(1955/02/27〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-

28期
(1958/05/22〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-


衆議院在籍時通算
発言数
52回
108位
発言文字数
183961文字
65位
TOP100

※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。


役職別

在籍期
議会役職
発言回数 発言文字数 順位
政府役職
非役職

23期
議会
0回
0文字
-
政府
25回
72502文字
2位
TOP5
非役職
14回
57955文字
4位
TOP5

24期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
12回
49058文字
22位
TOP25

25期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
1回
4446文字
78位

27期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-

28期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-


通算
議会
0回
0文字
-
政府
25回
72502文字
55位
TOP100
非役職
27回
111459文字
54位
TOP100

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。


本会議発言時役職(衆議院)

23期
運輸大臣政府、第2回国会)
国務大臣(詳細なし)政府、第2回国会)
大蔵大臣政府、第2回国会)

※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。


本会議発言一覧(衆議院)

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 衆議院本会議 第9号(1947/07/02、23期、民主党)

○北村徳太郎君 片山総理大臣の施政方針演説に対しまして、私は民主党を代表いたしまして、若干の質疑を試みたいと思うのであります。最初にちよつと希望を述べたいのでありますが、本日、各大臣の御答弁はまことに懇切丁寧でございましたが、私への答えは、きわめて簡明に願いたいと思うのであります。  刻々に迫りつつありまするわが経済危機は、今やわが民族の危機として、まことに容易ならぬ重大決断を、私ども全國民に追つておるのであります。かような緊迫感の中に、片山氏首班の内閣ができ、さきに経済緊急対策が発表せられ、また昨日の本会議におきましての演説において、この現実を直視しての決意のほどが表明せられましたのでありま……

第1回国会 衆議院本会議 第16号(1947/07/12、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題となりました、財産税等收入金特別会計法の一部を改正する法律案外一件につきまして、財政及び金融委員会における、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、財産税等收入金特別会計法の一部を改正する法律案につきましては、昭和二十一年度財政計画において、財産税等收入金特別会計から、一般財源として、三百十億九千七百余万円を一般会計に繰り入れる計画となつておりまして、そのうち百八十六億八千七百万円は、財産税等收入金特別会計法第四條の規定に基き、財産税法及び戰時補償特別措置法に基く物納、延納等によつて國に入りました財産を見合に公債を発行いたしまして、その收入金を繰り入れる……

第1回国会 衆議院本会議 第20号(1947/07/31、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題となりました特別調達廳法の一部を改正する法律案につきまして、財政及び金融委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  元來特別調達廳は、政府の監督指示のもとに、連合國または政府の需要する建造物資及び設備の営繕並びに物資及び労務の調達に関する業務を行うことを目的とする法人であります。近く準備を完了いたしまして発足する予定でございます。  本來、特別調達廳の業務は政府のなすべきものでありまして、従來は主として戰災復興院及び終戰連絡中央事務局を主務官廳といたしまして、各地方長官がその責任を負つてまいつたのでありますが、今回これを特別調達廳に一元的に集中いたすことに……

第1回国会 衆議院本会議 第29号(1947/08/26、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題となりました生命保險中央会及び損害保險中央会の保險業務に関する権利義務の承継等に関する法律案、金融機関再建整備法の一部を改正する法律案及び労働者災害補償保險特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、財務及び金融委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず生命保險中央会は、昭和二十年四月一日、生命保險中央会法に基いて設立された法人でございまして、戰爭危險の再保險業務、戰爭死亡傷害保險業務および普通生命保險業務を行つてきたのであります。また傷害保險中央会は、同じく昭和二十年四月一日、損害保險中央会法の基いて設立されました法人でございまして、戰爭保……

第1回国会 衆議院本会議 第30号(1947/08/28、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題となりました復興金融金庫法の一部を改正する法律案につきまして、財政及び金融委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。  まず政府より、復興金融公庫は本年一月末設立以來、戰後経済の中核たる中小企業の育生のために相当の効果をあげてきたのでございますが、その融資総額は七月末日現在で百七十九億八千百万円に達したのであります。現在わが國経済の復興に必要なる資金で、しかも他の金融機関等から供給を受けることの困難なるものについて本金庫が設立せられたのでございまするが、しかるに一般金融機関における資金の増加状況が御承知のごとくきわめて不円滑でございますので、なお……

第1回国会 衆議院本会議 第35号(1947/09/23、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題となりました、大藏省預金部等の債権の條件変更等に関する法律案につきまして、財政及び金融委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  まず、政府原案の要旨について申し上げたいと思います。第一に、預金部資金並びに簡易生命保險及び郵便年金特別会計法の積立金の運用によりまする資金の融通を受けた者が、災害その他やむを得ない事情によりまして、元利金の支拂が著しく困難となつたものにつきましては、大藏大臣または逓信大臣が預金部資金運用委員会または簡易生命保險及び郵便年金事業委員会に諮りまして、公共の利益のためにそれが必要であると認めた場合に限つて、債権の中間据置……

第1回国会 衆議院本会議 第38号(1947/09/30、23期、民主党)

○北村徳太郎君 石炭國管問題は、すでに論議がほとんど盡されたと思うほど、実はしつこく論ぜられておるのであります。殊に今まで同僚諸君からお話が十分出ましたから、私は一切重複を避けて、皆さんのおつしやらない方面について、簡單に所感を述べたいと思うのであります。  政治はおよそ現実の問題でありまして、この理論体系たる、簡單に資本主義か社会主義かといつたようなものと、生きた現実の政治の事実とは違うのでありまして、先ほど來かような言葉がたびたび用いられましたけれども、私はその言葉を返上したいと思うのであります。  なお、最初に社会党の菊川君のおつしやつた言葉の中に、私が承服できない点が相当ありましたけれ……

第1回国会 衆議院本会議 第41号(1947/10/06、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題と相なりました貿易資金特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、委員会においての審査の結果並びに経過等を概略申し上げたいと思います。  まず、本改正案の要旨とするところを簡單に申し述べますと、現在貿易物資等の買入及び賣拂等につきましては、貿易資金特別会計法第二條第一項に規定するいわゆる自己資金十億円と、同條第二項の規定によりまするいわゆる借入資金の五十億円との合計額、六十億円をもつて運営いたしておるのでありますが、貿易再開等に基きまして、その必要に應じ、貿易資金の増額、資金の運用に伴う損益の処理等につきましては、根本的に改正するの必要があるのでありまするが、これ……

第1回国会 衆議院本会議 第46号(1947/10/15、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題となりました政府職員に対する一時手当の支給に関する法律案につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を手短かに御報告申し上げたいと存じます。本案は、去る九月三十日本委員会に付託されたものでありまして、十月二日政府委員より、本案は、最近の政府職員の生計の状況に鑑みまして、應急的措置として、全職員に対し一人あたり総平均六百円をこの際支給しようとするものであつて、その方法は、最近の生計費の状態が地域により大きな差がある点を考慮して、現在の俸給、暫定加給、暫定加給臨時増給及び臨時家族手当の合計額を基本といたしまして、その勤務地に應じて十二割ないし二割の範囲内において、率に差を……

第1回国会 衆議院本会議 第58号(1947/11/13、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題となりました補助貨幣損傷等取締法案及びすき入紙製造取締法につきまして、財政及び金融委員会においての審議の経過並びに結果をきわめて簡單に御報告申し上げます。  まず、本案の内容を簡單に申し上げますと、昭和十五年大藏省令第四十号には、地金として補助貨幣を販賣したり、または使用する目的をもつて蒐集、鑄潰しまたは毀傷する等のことをしてはならない旨の規定があります。及びこの規定に違反した者は懲役または罰金に処する旨を規定しておるのであります。また明治二十年勅令第三十六号の漉入紙製造取締規則には、文字、画紋をすき入れた紙を製造する者には見本の提出を命ずるとともに、紙幣、兌換銀行……

第1回国会 衆議院本会議 第64号(1947/11/23、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題となりました経済力集中排除法案について、財政及び金融委員会における審議の経過並びに結果の概略を御報告申し上げます。  まず政府原案についてでありますが、政府はすでに財閥の解体、独占禁止法等の実施をいたしておりますけれども、わが國の現状を見まするに、これら各般の措置が必ずしも所期通りの効果をあげているとは言いがたい点があるのであります。すなわちここにおいて、目前に堆積いたしました過去の軍國主義的ないし封建主義的経済の残滓ともいうべきいわゆる経済力の集中をできるだけ速やかに排除するのでなければ、私的独占禁止法等による恒久的措置についても、とうてい所期の効果を期待し得ない……

第1回国会 衆議院本会議 第67号(1947/11/27、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題となりました失業保險特別会計法案について、財政及び金融委員会における審議の経過及び結果を簡單に御報告申し上げます。  まず本案の要旨を申し述べますと、失業保險法案に基く失業保險事業に関する歳入歳出は、政府管掌の各種の保險事業におけると同樣、これを特別に経理いたしまして、その收支を明確ならしめるのが適当であり、從つて、新たにこれに関する特別会計を制定しようとするものでございます。なお、失業手当法に基き政府の行う失業手当金及び失業保險金支給の事業につきましても、その歳入歳出の経理は、その性質上本特別会計において併せ行うこととしようとするものであります。  本案は、去る九……

第1回国会 衆議院本会議 第68号(1947/11/28、23期、民主党)

○北村徳太郎君 ただいま議題となりました企業再建整備法等の一部を改正する法律案について、財政及び金融委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、本案の内容について申し述べますと、昨年十月、いわゆる戰時補償の打切りに伴い、企業再建整備法が施行せられたのでありますが、その後種種のやむを得ない事情によつて、同法の規定に基く各企業体の最終的な損失の計算、再建計画の策定等は今日まで完了を見ないで推移してまいりました。しかしながら、先ごろ特別損失の概算も終りましたので、いよいよ再建整備の最終的処理の段階である整備計画提出の時期に相なつたのでありますが、その後経済界の実情に即して、企業……

第2回国会 衆議院本会議 第7号(1948/01/26、23期、民主党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 運輸行政に御経驗の深い辻君から、ただいま御質問中に、現業廳たる國鉄運営に関してのお言葉がありましたので、その面について考えておることを申し述べまして、御答弁申し上げたいと思います。  國鉄の経営をどうして合理化するかというような問題については、現下、とにもかくにも、日本の危機経済の主要なる原因が物の欠乏にあります限り、増産と相関連いたしまして、輸送のことがきわめて重大であることは、申し上げるまでもないのでございます。從いまして、國鉄の運営をどうして合理化するかという問題は、これはもちろん積極の面と消極の面とあると思うのでございますが、まず積極面といたしましては、現状……

第2回国会 衆議院本会議 第9号(1948/01/28、23期、民主党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 野坂君にお答え申し上げます。  一般行政整理と異なつた目的をもつて、現業廳たる鉄道も、またある整理をしなければならぬということは考えております。これは、國鉄の再建と同時に、收支の適合をはかる独立採算制という観点から、当然ある整理、またある強化をしなければならぬということは、切に感じておるところでございます。但し、これは現在の人員等について配置轉換を行つておりますけれども、この面につきましては、さいわいに國鉄労組との間にきわめて円滿なる連絡をとりつつ実行いたしております。  それから第二段の御質問で、九州のどこかで首切りのリストを出しておるというお話があつたのでありま……

第2回国会 衆議院本会議 第13号(1948/02/02、23期、民主党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) ただいまの前田議員の御質問と申しますか、御所見に対して、お答えを申し上げたいと思うのであります。第一の問題は、運賃値上げの問題、第二の問題は國鉄の合理化と申しますか、独立採算制の問題等であつたかと思うのであります。  第一、運賃値上げの問題でございまするが、昨年七月に、國鉄は運賃の十割値上げをいたしました。この際、むろん独立採算制という問題を考慮いたしましてのことでございまするが、その当時、昭和九年から十一年までの平均物價に対して四十八倍に物價の水準をおく、一應物價の安定帶を、その昭和九年ないし十一年の平均物價の四十八倍の線において、安定帶を得るという考え方ができま……

第2回国会 衆議院本会議 第28号(1948/03/22、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 淺沼君の御演説中に私はちよつと席をはずしましたので、あるいは間違うかもしれませんが、私へのお尋ねは、インフレーシヨンに対する防止の対策いかんということと、生産公債の問題であつたかと承るのであります。  インフレーシヨンの防止につきましては、これは何をおいても努力を傾倒しなければならぬ事柄であることは申すまでもないのでございます。從つて、通貨の増発を防止するというためには今日まで努力が続けられたのでございますけれども、今後もなお一層この点に努力をいたしたい。しかも通貨の増発の最大の原因をなすものは、現下の情勢においては財政支出から來るインフレーシヨンでございまして、最……

第2回国会 衆議院本会議 第30号(1948/03/24、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 竹山君の私への御質問の第一点は、農村金融についてであつたと思います。ただいま農林大臣よりもお答えがあつたのでございますが、元來農村金融は單純金融でございまして、農村の経済の特殊性に鑑みまして、収入の時期が一つになり、あるいは支出の時期が一つになり、それから他の面においては局地性でなければならぬというような、きわめて特殊な、しかもある意味において單純性をもつたものでございますから、これは相互金融によつてある点まで用を足すことができる。しかしながら、協同組合等の相互金融だけではいけない点がございまして、これに加うるに、きわめて敏活に事を処理するところの決済機関が必要であ……

第2回国会 衆議院本会議 第31号(1948/03/25、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 上林山君の御質問はきわめて多岐でございまして、十分にお答えできるかどうかわかりませんが、私の氣づいたことだけ申し上げたいと思います。  一つの点は、二十三年度の予算において三党の政策協定を入れるかどうかという点であります。新聞の記事をお引きになりましたようでありますが、私は今のところ、暫定予算の中に三党の協定の事実を織りこむことは困難であろうと思うということを言つたのであります。それでも三党協定の中で入れちれるものはむろん入れる、中には今後研究する、あるいは今後委員を設けて、その委員会の決をまたなければならないものがございますので、さようなものについては暫定予算の中……

第2回国会 衆議院本会議 第33号(1948/03/27、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) ただいまのお二人の緊急質問に対してお答えを申し上げたいと思います。  特に塚田君の御指摘になりました点につきましては、私もこれを率直に認めなければならぬ点が多くあることを、はなはだ残念に思うのであります。特に今のときにおきまして、國家財政の最も重要なる歳入でありますところの税收入がうまくいくかいかないかということが、お話がございましたように、國家再建にきわめて至大の関係をもつておるという点も御指摘の通りであります。從いまして私どもは、実は、今までのこの徴税組織に欠陥があつたということも御指摘の通り、また人員が不足である、しかも能率が低下しておる、あるいはまたきわめて……

第2回国会 衆議院本会議 第34号(1948/03/29、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 加藤君の御質問にお答えいたしたいと思います。  課税の適正と負担の公平をはかりますことは当然のことでありまするが、御指摘のように農村地帯においてどうも手違いがあつたということは認めなければならぬのでありまして、かようなことを聞きましたから、この議場でたびたび申し上げましたように、財務局長を集めまして、そうして税務署の末端に至るまで課税に関する公平並びに適正を期するように十分に注意をいたしたのでございます。  これに関しまして、たとえば納期を一ヶ月延ばす氣はないかという御質問でございましたが、これは遺憾ながら現行法規の点においては、さようなことはできませんので、とにか……

第2回国会 衆議院本会議 第35号(1948/03/30、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) ただいまの緊急質問にお答えいたしたいと思うのであります。  税務機構全般の刷新、それから充実つきましては、かねて本議場において申し上げた通りであります。ただいま、高松財務局管内において人権蹂躪があつたというお言葉でありますが、ただいままで私どもの方には報告が参つておりません。これはあるいは最近二、三日の全逓の動き等のためじやないかと思うのでありますが、急遽報告させるようにいたしております。  それからなお、この税務官吏につきましては、これは身分上の待遇改善、給與上の待遇改善並びにその他施設上の待遇改善等につきましては、この席上より申し上げたかと思うのでありますけれど……

第2回国会 衆議院本会議 第39号(1948/04/05、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(北村徳太郎君) 去る三月三十日の本田英作君の御演説は、私は外出いたしておりまして拝聴することができませんでしたが、要旨を承りましたので、これより概要御答弁申し上げたいと思います。第一点は、通貨発行高に関する將來の見透しはどうであるかという点であつたと思うのであります。第二は、外資導入についてどういう具体的な対策をもつておるかという点、第三は、タバコに関することであつたと思うのでございます。以下、お答え申し上げたいと思います。  政府は、昨年度中の通貨増発の推移に鑑みまして、この際さらに健全財政、健全金融の基本方針を堅持するとともに、貯蓄増強に努力することによりまして、極力通貨の増発……

第2回国会 衆議院本会議 第45号(1948/05/06、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 山本君の御質問にお答え申し上げたいと思います。  第一点は、割当制をとつておるかどうかといふことでありますが、大藏省としては、割当制はとつておりません、これは、この本会議場において、たびたび申し上げた通りであります。但し、われわれは一應の責任ある予算を立てなければなりません。從つて、どの地区でおよそどれくらいの割合のものをとるべきかといふようなことは、当然の問題として、これを具体的に調査いたしております。從つて、ある財務局のその管内における努力の目標は大体この線であるというようなことを財務局長に指示したことはございますけれども、各税務署に対して割当額をもつて割り当て……

第2回国会 衆議院本会議 第48号(1948/05/22、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 西村君にお答え申し上げます。軍事公債の利拂に関する処置につきましては、これはいおそらくいろいろの考えようがあると思うのであります。軍事公債そのものを根本的に打切るという議論さえもあるのでありまして、これが利害得失等については、いろいろ研究を要するのでありますけれども、われわれの今回とりました方策は、利拂を延すという程度でございまして、従つて、このことによついて、もし軍事公債そのものに対する不安さえも一般に除去することができるといたしますならば、このことの効果は相当大きいと考えてよろしいのであります。いわんや、そのことから生じた財政上の余裕を、目下最も困難を極めており……

第2回国会 衆議院本会議 第53号(1948/06/01、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) ただいまの野本君の緊急質問にお答えいたします。  群馬縣を中心といたしまして、栃木、茨城にわたりまする五月二十七日、二十八日の雹害が、実に深刻なものであつたということに驚いておるわけであります。特にこの地方は野本君もお話になりましたように、昨年の風水害でずいぶんひどい目にお遭いになりまして、その非常な困難な悪條件のうちで、創痍未だいえざるうちに、ようやく立ち上がれたところへ今回の被害をこうむられた次第でございまして、それぞれ被害地の農家の方々に対しては、私といたしましても衷心御同情にたえぬ次第でございます。今回のことにつきましては鋭意調査をすすめておりますが、まだ私……

第2回国会 衆議院本会議 第55号(1948/06/04、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) われわれは漠然と希望し、明確に恐怖していると、ある戰勝國の詩人が申しましたが、今まで私どもは、明確な恐怖はあつても、安定への希望はきわめて漠然としたものでしかあり得なかつたのであります。しかし、今や耐乏と苦闘のうちにようやく生存から生活へ、危機感から安全感への十字路にたどりつこうといたしているのであります。この重大な時期に際会いたしまして、昭和二十三年度予算案の編成にあたりまして、まず第一の努力は、予算と物價との相互均衡をとるという一点に注がれたのであります。このことたるや、重大にして、しかもまたきわめて困難な問題でありますたけ、これに相当時日を要し、遂に暫定予算の……

第2回国会 衆議院本会議 第56号(1948/06/05、23期、民主党)【政府役職:国務大臣(詳細なし)】

○國務大臣(北村徳太郡君) 川島君の御質問中、私に関係ございます点は、第一に終戰処理費の件であります。第二は軍公利拂のことについて二点、第三点は價格差補給金に関する点、次に國民所得の問題と、最後に勤労所得税等の軽減に関する問題であつたと思います。以下、順次お答え申し上げたいと存じます。第一の終戰処理費の問題でございますが、これは前年度におきましては、予算編成の当初に、住宅、宿舎その他の工事あるいは労務需要等の関係が、すなわち計画内容がはなはだ明確であり得なかつた事情があつたのであります。從つて、年度中に巨額の追加予算を計上しなければならなくなつたのでございますけれども、本年度におきましては、関……

第2回国会 衆議院本会議 第57号(1948/06/07、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 小坂君の御質問は相当多岐にわたりまして、きわめて精密の御質問でございましたので、漸次お答え申し上げたいと思うのであります。  第一に、國民のための健全予算でなければならない、從つて、それには收支のバランスがとれるという條件、インフレーシヨンに対する見透し、あるいは決意、それから予算と國民生活の関係等々について、きわめて私どもの傾聽すべき御質問を伺つたのでありますが、最初にお話の軍事公債利拂問題の件であります。これは健全財政の原則を破るものであつて、新たなる赤字公債を発行すると同じじやないかというような御質問があつたと思うのであります。これは一應の理論として、さように……

第2回国会 衆議院本会議 第58号(1948/06/08、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 昭和二十三年度予算の大綱につきましては、先日本議場において御説明申し上げたのでありますが、その後予算書も調製されまして、昨日予算案とともに正式に提出いたしましたのであります。この際、若干説明を補足いたしたいと思います。  本予算編成の経緯並びにその基本方針に関しましては、すべて先日申し述べました通りでございます。これに対して特別に附加いたしまして申し上げることはありませんので、省略いたします。  昭和二十三年度一般会計予算の計数につきましては、これを予算大綱のそれに比較いたしますと、国有鉄道事業及び通信事業両特別会計に対する業務収支差額の繰入れにつきまして、さらに検……

第2回国会 衆議院本会議 第59号(1948/06/09、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 植原議員の御質問のうち、私に関する部分についてお答え申し上げたいと思います。  第一の問題は、健全財政の問題でございますが、これは申すまでもなくインフレーシヨンと関係をすることであります。すなわち、ドレーバー・ミツシヨンの報告をまつまでもなく、日本において、どうしてインフレーシヨンを收束せしめるかということが、現下最大の課題であることは、申すまでもないのであります。從いまして私どもは、このインフレーシヨンを收束する一つの重要なる案件として、まず國家財政の均衡をはかる、この点に主力を注ぐことは、現下当然であると思うのであります。(拍手)但し、いかに健全財政と申しまして……

第2回国会 衆議院本会議 第61号(1948/06/11、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 綱島君の御質問のうち、私に関係ある部分についてお答え申し上げたいと思います。  第一の、この予算でいけるかということについては、ただいま総理よりお答え申し上げましたが、今回の予算が、國民経済の規模において可能的健全性を保持したということについては、すでにたびたび申し上げました通りでありまして、從つてこの点については、もはや繰返す要がないかと思うのであります。しかもこれは、私どもの責任において國会に御審議を願つておるのでありまして、その責任はあくまで感じてやつておるということだけを附け加えて申し上げておきたいのであります。  なおいろいろお話がたくさんございましたが、……

第2回国会 衆議院本会議 第63号(1948/06/14、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 東井議員の御質問について、私に関する部分についてお答えを申し上げたいのであります。  初めにお話がございました点については、ただいま栗栖長官から答弁がございましたが、とにかく戰爭から敗戰の間における非常な混乱期にあたつて、ずいぶん苦労しながら対処せられた内閣があり、その次には、戰爭経済から平和経済への切替え、これに伴う非常にドラステイツクな軍事補償打切り等の問題に対処せられて、相当苦労せられた内閣もある。いろいろその間に、はなはだしい窮乏感が國民の間にみなぎりまして、危機が襲うたというようなうちから、今に至つてようやく、その危機はやがて安定するという希望のもてる状態……

第2回国会 衆議院本会議 第70号(1948/06/25、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 椎熊君の緊急御質問にお答え申し上げたいと思います。簡易生命保險並びに郵便年金が日本の財政並びに金融等の上にもつ重要性は、椎熊君のお述べになりました通りでありまして、殊に昨年度のごとき、財政支出が非常に厖大でありましたけれども、保險並びに貯金等を通じてその六〇%を還元し得て、インフレーシヨン下にあつて非常に大きな貢献をしたということは、これは実は感謝すべき事実であると思うのであります。特に郵便年金並びに簡易保險が、その零細性において、從つて社会政策的意義において、またきわめて重大であるということも、十分に私どもは感得いたしておるのであります。ただ問題は、これを資金的に……

第2回国会 衆議院本会議 第72号(1948/06/28、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) ただいまの佐藤君の御質問にお答え申し上げたいと思います。私も佐藤君と大体同じ考えをもちまして、逓信大臣と一緒に、ただいま御質問の趣旨に副うような方向に努力いたしております。ただ、この問題につきましては、多少誤解があると思いますので、この際眞相を明らかにしておきたいと思うのであります。  これは、一昨二十一年の八月十一日現在において一口三千円未満のものは全部拂う、それから一世帶一万五千円未満のものは拂う、八人世帯の場合には三万二千円まで拂うというので、郵貯便金の零細性に関しては、一應全部支拂いを完了いたしたのであります。ただいま残つておりますものは、それを超えるもので……

第2回国会 衆議院本会議 第75号(1948/07/01、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 平工議員の御質問に対しましては、ただいま厚生大臣の御答弁で大体盡きたかと思うのでありますが、私ども財政当局といたしましては、二十三年度予算において、入院患者の昨年度の実績にベッドの数二割を増すことにいたしたのでありますが、これに対して、増加傾向が今までのところはございません。しかしながら、将來もし経費不足を生ずるような見込みがありましたならば、これはもちろん人道的な重大なる意味をもつておりますので、予備費支出等の方法によつて万全の策を講じたいと存じております。  それから、國立病院にはりつぱなものもございますけれども、戰時中の応急的なものが相当多いのでございまして、……

第2回国会 衆議院本会議 第76号(1948/07/02、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) 上林山君の御質問に対しては、ただいま総理大臣より答弁がありましたが、その通りに考えておるのであります。私どもは、國会の審議権をどこまでも尊重するという立場において、修正を可といたしたのであります。(拍手)
【次の発言】 大神君にお答えいたします。大神君の御議論によると、一應政府が國会に予算を提出した場合には、動かしてはならない。これは國会法から改正しなければなりません。私どもは、さように考えておりません。また私は、閣内において予算通過のために閣僚の努力を求めたことはありますけれども、予算の変更を認めないということを言つたことはございません。その点は非常に誤解があると……

第2回国会 衆議院本会議 第79号(1948/07/05、23期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(北村徳太郎君) ただいま早稻田委員長より御報告がございました復興金融金庫の問題に関連いたしまして、同財政及び金融委員会において、各委員より、農林漁業等の金融に関しまして特に非常に強い要望がございましたので、この際お答え申し上げておきたいと思うのであります。  農林漁業金融は、従来日本勧業銀行等において主として取扱つておりましたのみならず、あるいは北海道拓殖銀行、あるいは各農業会をやつておつたのでありますけれども、現下の金融情勢は、これだけをもつて満足に十分の金融をいたすことができませんので、従つて将来の農業金融をどうするか、このことについては、政府におきましても、ずいぶん長い間にわ……

第3回国会 衆議院本会議 第15号(1948/11/18、23期、民主党)

○北村徳太郎君 吉田内閣の総合的な基本政策というものがはつきりいたしませんと、個々の問題を論議いたしましても、そのことはむだになることが多い。また事実、個々の問題のみを論議いたしますことは困難である。從いまして私どもは、総合的な施策というものをきわめて早い機会において総理が率直に述べられることか必要であるということを力説いたしておるゆえんであります。このことは、單に國会といたしまして、國会冒頭に首相が施政方針の演説をもしやらないならば、國会としての未曽有の惡例というような意味ばかりではございません。(拍手)これなくしては國会の運営を円滑に進めることができない。もし議案にして急ぐものがあるならば……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 衆議院本会議 第4号(1949/03/25、24期、民主党)

○北村徳太郎君 民主党は椎熊三郎君を指名いたします。

第5回国会 衆議院本会議 第12号(1949/04/05、24期、民主党(第九控室))

○北村徳太郎君 私は民主党を代表いたしまして、先般行われました國務大臣の施政方針演説に関し、吉田首相並びにその他の閣僚諸君に、若干の質問を試みたいと思うのであります。  質問をいたします前に、まず先般の総選挙におきまして、吉田氏の民主自由党が衆議院において、絶対過半数を占められた、かような結果になりましたことに対しては私は敬意を表するのであります。  國民が何はともあれ、絶対過半数を民主自由党に與えたことは、その強力な單独内閣の出現を期待しておつたのであることは、投票の結果がこれを実証しておると思うのであります。この國民多数の意思を尊重せられまして、民主自由党の單独内閣を組織せらるるということ……

第5回国会 衆議院本会議 第16号(1949/04/12、24期、民主党(第九控室))

○北村徳太郎君 ただいま議長より悲しむべき御報告がございました。大瀬久市君の急逝でございます。これに対しましては院議をもつて弔詞を送られたいと思うのでありますが、その弔詞の内容は議長に御一任申し上げたいと思います。さような動議を提出いたします。  なおこの場合、私は皆さんの御同意を得まして、謹んで弔辞を申し述べたいと思うのでございます。  大瀬久市君は長崎縣北松浦郡の御出身でありまして、幼少のころから非常に向学心に燃えた方でございました。早く長崎縣師範学校を卒業後、しばらく教育のことに身を投じておられたのでありますが、やみがたい向学心のゆえに、文字通りのまことに涙ぐましい苦学力行をされまして文……

第5回国会 衆議院本会議 第26号(1949/05/10、24期、民主党(第九控室))

○北村徳太郎君 私は、ただいま上程せられました廣島平和記念都市建設並びに長崎國際文化都市建設の両法案に対しまして賛成の意を表するものでございます。  廣島、長崎が、世界史上かつてない原子兵器によつて、まことに惨澹たる破壊を受けたということは、いまさらあらためて申し上げるまでもないのでありまして、のことに関しましては、両法案それぞれの提案者から詳細の御説明がございましたから、省略したいと思うのでございます。  ただ長崎市は、西洋文化の門戸として、一五四九年以來、すなわちイスパニアの貴公子であるフランシスコ・ザビエルが日本へ來朝いたしましてから、本年はちようど四百年になるのでございますが、この四百……

第6回国会 衆議院本会議 第22号(1949/12/01、24期、民主党(第九控室))

○北村徳太郎君 ユネスコ運動決議案につきましては、提案理由を御説明になりました森戸君、また岡崎君の賛成の御演説によつて、もはや十分に要は盡されておると思うのであります。従つて、私はきわめて簡單に賛成の意見を述べたいと思うのであります。  今や、講和の問題がほとんど全国民の大きな関心を集めております際、私どもは、この一点から考えましても、この際国内の態勢を固めて行かなければならぬ。特に、成熟した精神的なこれに対応すべき態度というものを固めて行くことが、刻下のきわめて必要なる、切実なる問題であると考えるのであります。(拍手)  われわれは、すでに世界に類例のない憲法において戰争を放棄しております。……

第7回国会 衆議院本会議 第1号(1949/12/04、24期、民主党(第九控室))

○北村徳太郎君 昨日発表せられました吉田民主自由党総裁談なるものは、吉田茂氏その人の本質を暴露しておるものであります。(拍手)これは本来ならば、内容が現在の政党を批判し、国会政治を批判したものでありますらら、当然内閣総理大臣の名においてて堂堂に出すべきはずのものであります。しかるに、この民主自由党総裁なる名に隠れて元来政党政治は、政党の総裁なるがゆえに内閣総理大臣である。その人格の不可分性にかんがみて、かような卑怯方法をとつたこと自体が、すでに吉田茂氏の本質を暴露したものと申さねばなりません。(拍手)まえ吉田茂氏の率いられておるところの民主自由党そのものの本質をも、ここに暴露しておると申さなけ……

第7回国会 衆議院本会議 第12号(1950/01/25、24期、民主党(第九控室))

○北村徳太郎君 吉田首相の施政方針演説に対しましては、世間にすでに相当の反響があつたのでございますが、これを要約いたしますと、あまりにも手放しの楽観論にのけぞつている、足元の現実を知らな過ぎるという一言に盡きるのであります。しかし、私がこの吉田首相の施政方針演説及びこれまでの首相の政治活動によつて知り得ましたことは、吉田首相に世界的な歴史感覚、現実感覚の欠如しているということ、(拍手)そうしてまた、一貫した自主的な政治的信念と、高邁な理想の片鱗さえもうかがい得ないということであります。これは国民にとつてまことに不幸なる事実と申さなければなりません。私は、以下基本的な二、三の点に関しまして、きわ……

第7回国会 衆議院本会議 第15号(1950/01/28、24期、民主党(第九控室))

○北村徳太郎君 講和に関する問題は民族の運命を決する問題でありますから……。
【次の発言】(続) 従つて、事は重大である。これほど重大な問題を取扱う場合に、この議場の光景は何事であるか、諸君は講和問題を何と考えておるか、民自党の諸君にお尋ねしたい。  ただいま星島君は、講和問題に関して、これを党利党略に用いてはならぬという言葉がございまして、これは当然であります。私は、そういう言葉をみだりに使いたくありませんけれども、由来きわめて
【次の発言】(続) これを忠実に聞く態度があるならば、かようなことはなかつたであろう。  私は、第一問題になります点は、講和に関して……。

第7回国会 衆議院本会議 第36号(1950/04/11、24期、民主党(第九控室))

○北村徳太郎君 ただいま上程になりました旧軍港市転換法案に対して、民主党を代表して賛成の意を表するものであります。(拍手)  すでに同僚職員たる自由党の岡君並びに日本社会党の前田君より詳細なる賛成の御意見がございまして、私はこれに多くを加える必要はないと思うのでありまするが、この問題になつております四つの旧軍港都市は、元来軍の威力によつて、軍目的のために、一般の自然発生的な都市形成の歴史とは違つた、非常に不自然な形において成長して参りましたものでございまして、従つて軍が必要と見れば、軍の威力で人を集め、その設備を増大し、厖大なる力を用いて今日まで軍が経営したのでございます。従いまして、先ほど共……

第10回国会 衆議院本会議 第29号(1951/03/31、24期、国民民主党)

○北村徳太郎君 ただいま上程せられました秘密外交排撃に関する決議案につきまして、私は国民民主党を代表いたしまして、その提案の趣旨を弁明いたしたいと思います。  まず決議の案文を朗読いたします。   秘密外交排撃に関する決議案   民主主義政治は輿論の政治である。輿論を尊重するためには政治は公開の下に行われることを原則とすべきである。   しかるに吉田外務大臣は、外交は秘密を本体とするとあえて公言し、秘密外交をもつて講和会議に臨まんとしている。   衆議院は、民主主義に反し、講和会議を誤らしめる危險があり、日本再建の前途に暗影を投じつつある吉田秘密外交を排撃する。   右決議する。  由来、国会……

第11回国会 衆議院本会議 第2号(1951/08/17、24期、国民民主党)

○北村徳太郎君 九月初めの平和條約調印式に吉田首相がみずから出席されますことは、その職責上当然ではございますが、まことは御苦労千万でございまして、その労苦に対して、私どもは心からこれを多とするものでございます。(拍手)  今回の講和会議は、三十年前のヴエルサイユ会議とは異なりまして、わが史上かつてない、わが国が敗戰国として連合国の間に引出されるのでありそうして、たださえ超過人口に悩む日本が、今回領土の四割五分を失う條約に調印するのでありますから、かつて西園寺全権、牧野全権等がパリ会議に列席されたときとはまつたく異なつた心境でこれに臨まれることは当然であります。それだけに国民は、吉田首相らがこの……

第13回国会 衆議院本会議 第61号(1952/06/26、24期、改進党)

○北村徳太郎君 私は、共産党を除く野党全部を代表いたしまして、ただいま上程されました吉田内閣不信任決議案の趣旨を弁明せんとするものであります。決議案は、  衆議院は、吉田内閣を信任せず。  右決議する。 というのであります。(拍手)  吉田内閣の不信任に関しましては、多くの言葉を費す必要はないほどに、それは今や動かしがたい輿論であります。特に最近、吉田内閣の退陣要求は、世をあげての国民的常識であると申してよろしい段階に来ておるのであります。(拍手)わが国外交界の長老の人たる吉田茂翁は、まれに見る独裁者であり、またわが国会史上比類なき国会軽視者であることは、その政治並びに国会行動において顕著な事……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 衆議院本会議 第41号(1953/03/14、25期、改進党)

○北村徳太郎君 私は、ただいま上程せられました、野党共同提案になりまする吉田内閣不信任決議案につきまして、その提案趣旨の弁明をいたしたいと思うのでございます。(拍手)  終戦八年、今や独立一年の今日、日本国民が、そのみずからの自由なる意思において内閣をかえ、新しい歴史を創造しようといたしておりますことは、きわめて意義深いことでございます。(拍手)本日ここにこの不信任案を提出いたしますることの重大なる意義もまたここに存するのでございます。(拍手)  吉田内閣の長年月にわたる施政につきましては、これをおよそ二期にわけて考察する必要があると思うのでございます。すなわち、それは、昭和二十七年四月二十七……


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ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

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