田口長治郎衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○田口長治郎君 私は、ただいま上程になつております水産資源枯渇防止法案に対しまして、自由党を代表して賛成の異を表したいと考えるものであります。 先般、アメリカから漁業の視察団としてアレン氏が参られました。その後カナダの漁業大臣が日本に来られまして、日本の漁業をつぶさにごらんになつて最も奇異に感じられたことは、日本の各種漁場が資源問題についてほとんど考慮を拂つておらない、このことであります。あらゆる地方をまわりまして、この問題に全然触れていないというこを非常に奇異に考えられまして、資源の枯渇という問題について強い勧告を與えておられます。またカナダの漁業大臣は、少くともカナダにおいては、漁業予算……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました漁船乗組員給與保険法案につきまして、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。 終戰以来、支那東海及び黄海あるいは北海道近海等の諸海域におきましては、日本漁船約四百隻が拿捕され、四千三百名以上の乗組員とともに抑留をされておるのであります。しかも、これらの海域は、底びき網その他の漁業の好漁場でありまして、わが国漁業の振興上から申しましても、国民の食生活から申しましても重大なる影響を持つておるのであります。そこで、昨年四月には漁船保険法を改正いたしまして、漁船については拿捕、抑留による損害填補の道を開いたことは御存じの通りであります。漁業経……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました漁業法の臨時特例に関する法律案外一件について水産委員会における審議の経過及び結果について御報告申し上げます。 まず以西機船底びき網漁業及び遠洋かつお・まぐろ漁業の許可等についての漁業法の臨時特例に関する法律案について申し上げます。 本案は、以西機船底びき網漁業並びに遠洋かつお・まぐろ漁業について、講和発効後の漁場の拡大に応じて、沿岸漁業から遠洋漁業への進展をはかり、漁場の調整をするとともに、資源の開発をはかり、わが国漁業の健全なる発達を期せんとするために、かつて以西機船底びき網漁船であつて、マ・ラインの設定に伴う減船整理の際、中間漁区に操業海域を制限……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました以西機船底びき網漁業及び遠洋かつお・まぐろ漁業の許可等についての漁業法の臨時特例に関する法律案について、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず。本案の提案理由及びその内容につきまして大要申し上げますと、以西機船底びき網漁業及び遠洋かつお・まぐろ漁業について講和発効後の漁場の拡大に応じて、資源の開発に努める一方、他方においては、資源の保護並びに国際的な関連をも十分に考慮いたしまして、沿岸漁業から遠洋漁業への転換を促進するため、漁場の調整をするとともに、漁業の合理化、漁船の大型化をはかつて、わが国漁業の健全な発展を期せんがために……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました、日本国に駐留するアメリカ合衆国軍隊の行為による特別損失の補償に関する法律案並びに漁船損害補償法の一部を改正する法律案について、水産委員会における審議の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、日本国に駐留するアメリカ合衆国軍隊の行為による特別損失の補償に関する法律案につきまして、簡単に提案理由並びにその内容の大要について申し上げます。すななわち、日本国とアメリカ合衆国の間に結ばれました安全保障条約に基いて、日本国内及びその付近に配備されておりますアメリカ合衆国の陸軍、海軍、空軍によりまして、防潜網、水中聴音機その他水中工作物の設置または維持、あるいは……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました久大島周辺における漁業についての漁業法の特例に関する法律案について、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。本案は、昭和二十六年漁業法改正による久六島周辺の漁場に新たに共同漁業権が設定されるにあたりまして、漁場の利用関係と、これに関連して、古くから不明確であつた同島の地籍の所属につき、青森、事秋田両県に紛争が生じたのであります。爾来、同局の利用関係の調整のため、漁業法の特例を設けた後に同島の地籍を決定する方針のもとに、両県関係者とたびたび協議を重ねて参りましたところ、芸る七月十八日、両県沿岸漁民の漁業の操業に不安を与えないことを旨とし、……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました漁業法の一部を改正する法律案について、その概要と、水産委員会における審議の経過及び結果について御報告申し上げます。 わが国民主化並びに経済再建の一環として、昭和二十四年現行漁業法が制定されまして、漁業制度改革がなされた次第であります。本制度改革におきまして、旧漁業権はこれを消滅させ、同時に計画的に新漁業権の免許を行つたのであります。この漁場整理のため消滅する漁業権等を有する者に対して、政府は、その補償として、約百八十一億円の漁業権証券を交付した次第であります。しかしながら、当時のわが国の置かれている事情等からいたしまして、この補償金にその利子約五十億円……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案について、提案理由を御説明申し上げます。 わが国の水産業は、今や沿岸漁業から沖合い漁業へ、沖合い漁業からさらに遠洋漁業へと、公海漁業への躍進の途上にあるのでございますが、今後大いに栄養食品の増産による国民食生活の改善、漁獲物の輸出振興による外貨の獲得に資せんとする重大なるときであります。しかるに、沖合いあるいは遠洋漁業に従事する漁船の現状は、まことに遺憾の点が多々あるのであります。すなわち、非能率的な老朽船が大半であり、しかも他面においては漁場の拡大による漁船の大型化が強く要望せられ、これが代船の建造ば業界の切実……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました日韓問題解決促進に関する決議案提出の趣旨につきまして各党を代表いたしまして簡単に御説明いたします。 まず決議案を朗読いたします。 日韓問題解決促進に関する決議案 大韓民国政府は、昨年一月大統領宣言を以て所謂李承晩ラインなる一線を画し、領海を不当に拡張し歴史上明白に日本領土たる竹島をも恰かも韓国領土なるが如ぐ強弁し、更に本年九月以来公海において漁撈する日本漁船を所謂李承晩ライン侵入の理由をもつてこれを拿捕するの暴挙に出て、その数は今日まで政府公船を含めて四十一隻乗組員四百八十四名に達し、直接被害者たる、被抑留者、出漁不能に焦慮する漁業者並びにその……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました特定海域における漁船の被害に伴う資金の融通に関する特別措置法案について、水産委員会における審議の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、本案に対する政府の提案理由並びに要旨を御説明申し上げます。一昨年の一月、李承晩大統領が、広汎な海域にわたりまして韓国の主権を行使するという不法なる李承晩宣言をしたことは、御承知の通りであります。その後、韓国政府は、昨年九月突如としていわゆる李承晩ライン内に出漁する漁船に対して非常措置をとることを声明いたすとともに、多数の漁船を享捕抑留いたしまして、わが国漁業に重大なる脅威を与え、被害漁業者はいうまでもなく、全国民の憂……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会における審議の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず本案の要旨を御説明いたします。水産業協同組合の経営の安定及び改善をはかるため、去る昭和二十五年水産業協同組合法を改正いたしまして、災害によつて受けることのある損害を相互いに救済することを目的として水産業協同組合共済会制度を設立し、爾来加入会員の数も漸次ふえまして、この事業は発展の一途をたどつておるのでございますが、共済事業の特殊性からいたしまして、現在行つておる剰余金の一部積立て制度のほかに、異常災害の発生等に備える目的をもちまして、いわ……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました輸出水産業の振興に関する法律案について、提案の理由を御説明申し上げます。 輸出を振興することは、わが国の最も重要なる政策の一つでありますが、なかんずく遠洋漁業の開発により水産物の輸出を伸展することは、わが国の地理的環境の上からいたしましても、また国民性から申しましても適切なることであります。しかしながら、輸出水産物については、種々なる事情から、時には輸入国において関税等の問題を惹起し、また国内においても、変動する国際情勢に対応する調整その他の措置が必要とされる次第であります。かかる事情からいたしまして、輸出水産物の品質の向上をはかるとともに、輸出水産業……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案及び昭和二十九年五月の北海道東南海域暴風雨による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案の両案につきまして、その要旨と水産委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。 まず、臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は参議院提出のものであつて、同法における罰則規定が他の漁業関係の法令に比較して重く苛酷に過ぎる感がありますので、均衡上これを一部緩和せんとするものであります。すなわち、本法に違反した者に対し附加刑として漁船等を没収するとあるのを、没収することができ……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました昭和二十九年の台風による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案につきまして、水産委員会における審議の経過及び結果を御報告申し上げます。 本年八月以降において数次にわたつて台風がわが国を襲い、各地に猛威を振つたことは、御承知の通りであります。この数次にわたる台風によつて、漁港、漁船、漁具等の漁業施設について甚大なる被害を受けた次第であります。これら著しい被害を受けた漁業者等に対し、この際低利の復旧資金の融通を促進する措置を講じようとするのが、本案の提案理由の概要であります。 次に、法律案の要旨を申し上げます。 まず第一点は、被害漁業者等に対して……
○田口長治郎君 私は、ただいま議題となりました、民主党、自由党、両派社会党の共同提案にかかる第二次漁港整備計画に関する決議案について、各派を代表いたしまして、簡単にその趣旨を御説明申し上げます。 まず、決議案文を朗読いたします。 第二次漁港整備計画に関する決議案 政府は、第二次漁港整備計画を立案し、漁港審議会に諮問し既にその答申を得たとのことである。 よつて政府は、第二次漁港整備計画を速かに決定し、漁港法第十七条第二項の規定に基き、今会期中に国会に提出し、その承認を求むべきである。 右決議する。 食糧を増産いたしまして、その自給度を高め、そうして輸入食糧の抑制をはかることとと……
○田口長治郎君 私は、ただいま議題となりました日韓問題に関する決議案に対し、自由民主党を代表いたしまして賛成の意を表せんとするものであります。(拍手) わが国と韓国とは、地理的にきわめて接近をしております。長崎県の北端である対馬に参りますと、晴天の日には肉眼で韓国の山々がはっきり見える。さような隣接国であるのであります。人類の歴史は、近接する両国民族が利害と感情を調整いたしまして、互いに協力して善隣友好である場合には、ともに栄えておりますが、これに相反する場合におきましては、相ともに衰亡を来たしておることを教えておるのであります。かかる見地からいたしまして、私は、日韓両国は、いかなる事情があ……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました未帰還者に関する特別措置法案につきまして、その提案の趣旨及び内容の概要について御説明申し上げます。 終戦以来官民あげての努力によりまして、海外未帰還同胞の大部分が無事引き揚げを完了いたしておることは、まことに喜びにたえないところであります。しかしながら、すでに終戦後十三年有余を経過いたしておる今日、今なお三万三千余人に上る未帰還者があり、しかも、その大部分は各種の調査究明の手段を講じたにもかかわらず、依然として消息不明であり、生存の期待が持てない者もありますことは、国民のひとしく痛恨にたえないところであります。しかしながら、今もなおこれら肉親の安否を気……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました漁港法の一部を改正する法律案について、提案理由を御説明申し上げます。 漁港法は、水産業の基本的な生産基盤である漁港を整備し、その維持管理を適正にすることを目的として昭和二十五年に制定され、自来、全国にわたり二千六百八十港の漁港が指定され、このうち六百四十七港が整備計画に取り入れられ、国は、これに対し年々相当額の修築事業負担金あるいは補助金を計上し、漁港整備事業の促進に努めており、その結果、三十四年度完成見込みのものを加えますると、今日までに百三十六港の漁港が整備され、水産業の振興に貢献をいたしておりますことは、御承知の通りであります。 漁港の種類には……
○田口長治郎君 私は、自由民主党を代表して、ただいま趣旨説明のありましたチリ地震津波の被害対策について、岸総理を初め関係各大臣に対して御質問を申し上げたいと思うのであります。 今回の津波は、チリ国の沖合いに起こった大地震によるものでありまして、昭和八年の三陸沖地震以上の規模のものであり、これによって起こった津波が、地球の裏側から太平洋を横切りまして、約一万七千キロメートル隔たったわが国に襲来いたしました。北は北海道から南は九州南部に至る本邦太平洋岸の各地に四百億円になんなんとする物的損害をもたらしたばかりではなしに、死者、行方不明百数十名を含む大被害を生じたことは、御承知の通りであります。私……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました中央卸売市場法の一部を改正する法律案外二件につきまして、農林水産委員会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。 これらの三案は、前国会においていずれも審議未了となったものであります。 まず、内閣提出、中央卸売市場法の一部を改正する法律案について申し上げます。 中央卸売市場は、生鮮食料品の価格形成と流通の機能を介しまして、生産者の所得の向上と消費者の利益の増進に寄与して参ったのでありますが、これらの機能をさらに拡充強化するとともに、卸売業者及び中央卸売市場の業務の内容等を改善しようとして、本案が提出されたものでありまして、主要な改正点は……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました内閣提出、森林法の一部を改正する法律案について、農林水産委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。 現行の森林法は、森林計画、保安林その他森林に関する基本的事項及び森林所有者の協同組織に関する制度を定めて、森林の保続培養と森林生産力の増進をはかることにより、国土の保全と国民経済の発展に資することを目的として昭和二十六年に制定されたものであります。その後十年を経た近時においては、国民経済の発展とともに木材に対する需要構造はもちろん、森林資源の状況も大きく変化しつつあることは御存じの通りでありまして、これに即応するための林業基本制度を確立し……
○田口長治郎君 ただいま議題になりました第四十回国会内閣提出、参議院送付にかかる両法案について、農林水産委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。 まず、漁業法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は、近時における漁業実態の変化に即応して漁場利用の合理化及び漁業生産力の向上をはかるため、漁業権制度、漁業許可制度及び漁業調整機構等について改正を行なわんとするものであります。 すなわち、漁業権制度に関しては、その分類及び内容の整備をはかり、組合管理漁業権については、漁民の各自行使を改め、組合員中漁業権行使規則で定める資格に該当する者に限ることができるようにしたこと……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました漁港関係の二件について、農林水産委員会における審議の経過及び結果について御報告申し上げます。 まず、漁港法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は、水産業の振興をはかる上において漁港の果たす役割がきわめて重要でありますので、最近における水産業の発展、特に漁船の大型化等、漁業情勢の変化に即応して、主として遠洋漁業の基地である特定第三種漁港の整備を円滑に実施するため、この種漁港の修築に要する費用について、国の負担割合を従来の百分の五十から百分の六十に改めることにしたこと等を主たる内容とするものであります。 本案は、去る一月三十日内閣から提出……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました沿岸漁業等振興法案について、農林水産委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本案は、零細な沿岸漁業及び経営の不安定なものが多い中小漁業の近代化と合理化をはかり、その発展とこれら漁業従事者の地位の向上をはかるため、国の基本的施策の方向を示すとともに、これにかかる重点施策について国の措置を定めようとするものであります。 すなわち、国は、水産資源の維持増大、生産性の向上、経営の近代化、水産物の流通の合理化及び価格の安定等の事項に関し、必要な施策を総合的に講じなければならないものとするとともに、これらの施策を実施するため、政府は、法制……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました生活環境施設整備緊急措置法案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本法案は、従来わが国において著しく立ちおくれておる生活環境施設の整備事業を、下水道整備事業、終末処理場整備事業、し尿処理整備事業、ごみ処理整備事業の四種類に分けて、建設大臣及び厚生大臣は、それぞれの主管にかかわる事業について、昭和三十八年度を第一年度とする五カ年計画を策定して、五カ年間の実施目標と事業量をきめた計画案を作成して閣議の決定を求めなければならないこととし、この整備五カ年計画の円滑な実施を確保するために、政府は必要な措置を講ずることと……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました医療金融公庫法の一部を改正する法律案、及び労働保険審査官及び労働保険審査会法の一部を改正する法律案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、医療金融公庫法の一部を改正する法律案について申し上げます。 医療金融公庫は、昭和三十五年七月に私立病院、診療所等の設置及びその機能の向上をはかるために、専門の金融機関として設立されたのであります。 本改正案のおもなる点は、 第一に、従来の経緯から、政府の公庫に対する出資金は、将来もさらに引き続き増加する必要が予想されますので、法律上資本金が一定額とされていたたてまえを改……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました予防接種法の一部を改正する法律案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 予防接種法による急性灰白髄炎の予防接種は、従来、不活化ワクチンを用いておったのでありますが、最近における経口牛ポリオワクチンの効果及び普及控にかんがみ、不活化ワクチンにかえて経口生ポリオワクチンを用いようとするものであります。 このため、急性灰白髄炎の予防接種の定期は、不活化ワクチンにより、第一期を生後六月から生後二十一月に至る期間、第二期を第一期終了後十二月から十八月に至る期間とあったものを、本案は、経口生ポリオワクチンにより、生後三月から生……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました中小企業退職金共済法の一部を改正する法律案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は、中小企業退職金共済制度の一そうの普及発展をはかるため、現行制度の改善と合理化を行なうとともに、期間を定めて雇用される従業員に関する特例を定めるものであり、そのおもなる内容は、第一に、中小企業者の範囲を拡大し、製造業等の場合において、現行の常用労働者数二百人以下を三百人以下に改め、第二に、掛け金月額の最高額を、被共済者一人につき、現行の千円から二千円に引き上げ、第三に、中小企業退職金共済事業団は、共済契約者等に対し、労働者住宅その……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました国民年金法及び児童扶養手当法の一部を改正する法律案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 国民年金法は、昭和三十四年の第三十一回国会において制定され、三回にわたり改正が行なわれましたが、さらに、本制度の発展と内容の充実をはかるため、なお一般の改善を行なおうとするものであります。 本案のおもな内容は、 まず第一に、障害年金等の支給範囲の拡大についてでありますが、障害年金及び障害福祉年金の対象となる者は、従来、四肢の欠損等の外部的障害に限られておりましたのを、これを拡大し、結核及び精神病による内科的疾患に基づく障害者……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました母子福祉法案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は、母子家庭の置かれている社会的地位と母子問題の重要性にかんがみ、母子世帯の福祉に関する基本的な考え方を明らかにするほか、母子世帯の生活の安定と向上のために必要な措置を講じ、もって母子家庭の福祉をはかろうとするものであります。 そのおもな内容について申し上げますと、 まず第一は、母子家庭の経済的自立を助成するために必要な現行の貸付法を廃止してこの法案に吸収し、その内容をさらに充実させることといたしました。 第二は、母子家庭に対する職場開拓と雇用の促進につい……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました社会保障研究所法案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 わが国の社会保障制度は、経済の高度成長、国民生活の向上に対応して、近年かなりの整備拡充が行なわれ、制度的には一応国民皆保険、皆年金の体制が確立いたしておるのでありますが、その内容をしさいに検討いたしまするとき、各種制度間に著しいアンバランスが認められ、今後、西欧先進国の水準への到達を目ざすためには、基礎的かつ総合的な調査研究機関の設立が要請されるところであります。 本案は、かような観点から、特殊法人としての社会保障研究所を設立し、社会保障に関する海外の資料を……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました重度精神薄弱児扶養手当法案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は、重度精神薄弱児が置かれている社会的状況にかんがみ、これらの児童が家庭にあって介護されている場合には、在宅指導を強化するとともに、特に重度精神薄弱児の父母その他の養育者には、国の責任において特別の手当を支給する制度を設け、おくれている精神薄弱児対策を一歩前進させようとするものであります。 第一に、この手当は、日常生活において常時の介護を必要とする二十歳未満の精神薄弱児を監護する父母またはその児童を養育する父母以外の者に支給すること、ただし、その……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました諸法案について申し上げます。 まず、労働災害の防止に関する法律案につきまして、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法案のおもなる内容は、 第一に、最近におけるわが国経済の高度成長に伴う労働災害の多発にかんがみ、政府は労働災害の防止計画を樹立し、特に民間の事業主等の自主的な協力を得て防止対策を推進することとしたのであります。この計画は、五年ごとに作成される基本計画及び毎年作成される実施計画よりなり、労働災害の減少目標、重点業種、これらに対する主要な労働災害防止対策等を定めることといたしております。 第二に、労働災害防……
○田口長治郎君 ただいま議題となりました三法案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案について申し上げます。 改正の第一点は、軍人軍属に対する公務傷病の範囲の拡大についてであります。現行法では、軍人または準軍人の大東亜戦争中にかかった傷病であって、故意または重大な過失によることが明らかでないものについては、これを公務上の傷病とみなし、これらの傷病により死亡したときは、その遺族に対し遺族年金等を支給することといたしておりますが、この範囲を、大東亜戦争のみならず日華事変までとするとともに、軍人または準軍……
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