小笠原三九郎 衆議院議員
「本会議発言」(全期間)

小笠原三九郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧議員立法質問主意書

本会議発言歴代TOP500(衆)
156位

本会議発言(政府役職)歴代TOP50(衆)
36位
25期TOP5
2位
26期TOP5
3位
25期(政府)TOP5
1位
26期(政府)TOP5
2位

小笠原三九郎衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。

ページ更新日:2024/12/01
データ入手日:2024/10/20

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■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(衆議院)

総合

在籍期
 
発言
順位
文字数
順位
 

発言数
15回
4位
発言文字数
33776文字
2位
TOP5

発言数
24回
5位
発言文字数
66682文字
3位
TOP5

発言数
1回
249位
発言文字数
1261文字
312位


衆議院在籍時通算
発言数
40回
162位
発言文字数
101719文字
156位
TOP500

※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。


役職別

在籍期
議会役職
発言回数 発言文字数 順位
政府役職
非役職

議会
0回
0文字
-
政府
15回
33776文字
1位
TOP5
非役職
0回
0文字
-

議会
0回
0文字
-
政府
24回
66682文字
2位
TOP5
非役職
0回
0文字
-

議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
1回
1261文字
288位


通算
議会
0回
0文字
-
政府
39回
100458文字
36位
TOP50
非役職
1回
1261文字
2532位

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。


本会議発言時役職(衆議院)

25期
通商産業大臣政府、第15回国会)
通商産業大臣・経済審議庁長官政府、第15回国会)
農林大臣政府、第15回国会)
農林大臣・通商産業大臣・経済審議庁長官政府、第15回国会)

26期
大蔵大臣政府、第16回国会)

※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。


本会議発言一覧(衆議院)

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 衆議院本会議 第3号(1952/11/07、25期、自由党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 竹山議員の御質問にお答えをいたします。  米の消費者価格につきましては、まだ決定いたしておりません。さしあたり新米につきましても、政府の負担において従来の価格をすえ置いておることは皆様御承知の通りでございまするが、将来は所得税の軽減、給与ベースの改訂等諸般の事情を考慮のうちに入れ、実質的になるべく消費者の負担にならないよう処置いたしたいと考えております。(拍手)  米の価格は、農業の再生産を旨として、食糧増産に支障を来さないように努めて参りたい所存であります。昭和二十七年産米の価格は、昭和二十五、二十六年を基準とせる新パリテイ指数によつて算出されました価格を基準と……

第15回国会 衆議院本会議 第7号(1952/11/27、25期、自由党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 川崎議員の御質問にお答え申し上げます。  増産高につきましていろいろ御鞭撻をいただきましたが、昭和二十八年度から三十二年度までの第一次五箇年計画で、仰せのごとくに千七百五十万石の米麦を増産しようといたすのでございますが、このうちには農地の拡張三十七万町歩、土地の改良三百七十万町歩及び耕種の改善等が含まれておるのでございまして、この計画は実地に即しまして綿密な調査を遂げた上にできておるものでございまするので、これを五箇年にわけて予算上の措置を講じたいと考えております。相当巨額に上りまするが、御承知のごとくに、これは日本の民生安定上にも、また財政負担軽減のためにも、ま……

第15回国会 衆議院本会議 第9号(1952/11/29、25期、自由党)【政府役職:農林大臣・通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 勝間田土議員の御質問にお答えを申し上げます。  本年度と明年度の経済動向について編成のお話がございましたが、これは、本年度は下期も上半期と大体同様の傾向請で推移し、結局経済規模は昨年度を多少上まわる水準を伴うものと見通しておるのであります。昨年度は朝鮮動乱本で景気が多少何しておりましたが、第三・四半期以後調整期に入つたのでございまして、今年度に入りまして、特に軍拡の引延ばし、各国の輸入制限措置の強化、輸出競争の激化等によりまして輸出の伸び悩みが顕著となり、昨年度十四億ドルの輸出に対しまして、今年は十一億五千万ドル見当ではないかと見込んでおる次第でございます。これに……

第15回国会 衆議院本会議 第10号(1952/12/06、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答え申し上げます。  今回の電産スト及び炭労ストの及ぼす影響のきわめて重大なのにかんがみまして、私どもは、一日も早く経営者、労務者相互の良識ある互譲妥協によつて円満妥結を希望いたしております。  電力事業は、仰せのごとく公益事業でございますから、十分政府といたしては監督をいたしておるのでございます。今回の争議につきましては、経営者側の方ではすでに中労委のあつせんを受諾いたしておることは御承知の通りでございます。さらに電力会社は、従来配当していなかつたが、二十六年度上期は、収益状況がやや配当にたえまするので、初めて一割五分の配当を行うことになつたのでございます。会……

第15回国会 衆議院本会議 第12号(1952/12/11、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) わが国中小企業の重要なる地位にかんがみまて、その安定と振興とをはかることは、私どもの重大なる責任であると考えます。従いまして、ただいま御決議の趣旨に従つて、私どもはこれが実行方を積極的に、かつ熱意をもつていたす所存でございます。(拍手)

第15回国会 衆議院本会議 第21号(1952/12/25、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 栗田君にお答え申し上げます。  只見川の水利権の変更その他電源開発に関しまして政府のとつた措置につきましては、東北電力、東京電力両会社の実情につき慎重に検討を加えた結果、現下の急迫した電力事情を考えると、電源の早期開発は一日もゆるがせにできない事情にあるので、電源の早期かつ経済的開発をはかるため、東北電力をして急速にこの工事に着手せしむることとし、また所要の開発資金の融資をいたした次第であります。通産省といたしましては、本名、上田両地点につき公共事業令に基く許可を行うにあたりまして、工事所要資金調達ができるかいなかを確かめる必要上、大蔵大臣に対して、両地点開発の本……

第15回国会 衆議院本会議 第22号(1953/01/30、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 昭和二十年、混乱と欠乏に始まつた日本は、占領下七年の間、国民の努力、耐乏と、米国その他友邦諸国の好意とにより、着実な復興の道を歩み、経済的にも一応の秩序と安定とをもたらすことができました。しかしながら、国際社会に復帰した日本内外の諸情勢を観察いたしますると、わが国が真の独立国家として自立し得るがためには、今後とも並々ならぬ努力が必要と考えられるのであります。よつて、この機会に、世界並びに国内経済に関する最近の諸情勢と、これに対処する政府経済政策の大綱について、所信を明らかにいたしたいと存じます。(拍手)  まず、日本をめぐる世界経済最近の諸情勢について申し述べます……

第15回国会 衆議院本会議 第23号(1953/01/31、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答えいたします。  化学肥料、特に硫安につきましては、昨年夏以来滞貨が累積し、これを放置いたしますと、生産制限等を引起して、ひいて生産の減少を来し、価格の騰貴を来すことにも相なりますので、やむを得ず、昨年末、滞貨分の輸出を強行いたしたのでありまするが、この分に関する損失は、これはたな上げを行うことにより、将来消費者にその負担が転嫁されないように措置するつもりであります。当省といたしましては、将来硫安コストを国際競争にたえ得る線まで引下げることを目標といたしまして、拡大した生産規模における需給の均衡をはかり、恒久的な合理化方策を推進いたしますとともに、コスト高の大……

第15回国会 衆議院本会議 第24号(1953/02/02、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 松本さんにお答えします。松本さんのお尋ねのうち、政府は貿易の振興を力説しておるが、その根幹になる経済外交はかつていないではないか、外資導入も掛声だけで、通商航海条約の締結とか、ガット加入もいまだに実現していないじやないか、ココムのとりきめについてもまつたく明らかにされていないが、その内容はどうか、こういうお話であつたのであります。これに対してお答えいたします。  アメリカ、カナダ等少数の国を除いて、いずれもドルの不足に苦しみ、輸入制限その他外貨収支の均衡保持のために行つた自衛策が、今日ではお互いにさらに他の自衛策の強化を招くような状況になつておることは、御承知の通……

第15回国会 衆議院本会議 第25号(1953/02/03、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 東南アジア諸国との貿易の増加は、お話のごとく一朝にしてならないことは申すまでもございませんが、しかし、ドル物資の輸入転換市場としての重要性からも、輸出市場、ことにプラント輸出の主力を占める市場としての重要性から見ましても、きわめて重要な市場でありまして、この開拓はわが国にとつて緊要でございます。従いまして、これが市場開拓を促進するために、通商協定の更改ないし適切な運営によりまして、貿易規模の拡大振興をはかり、フランと輸出及びこれを中心とする民間別の経済提携並びに投資を促進するために、本国会に輸出入銀行法及び設備輸出為替損失補償法の改正をお出しいたしまするし、重機械……

第15回国会 衆議院本会議 第28号(1953/02/12、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 肥料政策につきましては、その重要性と特殊性とにかんがみ、常に関係各省間に密接なる連絡をとり、遺憾なきを期しておりまするが、その基本を、増産による農民への廉価なる肥料の供給と、肥料工業の輸出産業としての育成確立に努むることとし、他産業に比し特別の配慮をいたしております。今後とも、本院の決議を尊重し、そり御趣旨に沿うよう、肥料対策委員会の意見をも参酌し、機宜を失せず、でき得るだけの措置を講ずる所存でございます。

第15回国会 衆議院本会議 第29号(1953/02/21、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 通商産業省といたしましては、二月十二日の本院決議の趣旨に基きまして、二月十六日の肥料対策委員会の勧告をも十分考慮し、とりあえず当面の春肥価格の決定につきまして、再三引下げ方をあつせんいたした次第でございます。なお、農林大臣ともよく連絡をとりまして、三回にわたつて一万田、藤山両氏と会見し、ようやく今朝に至つてその妥結を見るに至つた次第であります。その数字は、ただいま農林大臣より説明があつた通りでございます。  なお、将来の肥料政策に関しましては、肥料対策委員会の意見をも考慮し、でき得るだけ本院決議の趣旨に沿うべく、最善の努力をいたすつもりでございます。  なお、わが……

第15回国会 衆議院本会議 第33号(1953/02/26、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣・経済審議庁長官】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答え申し上げます。  西ドイツのような経営協議会を設けたらどうかというような御意見をお示しのようでございましたが、この制度を設けることによりまして、労使双方の理解が生れまして、争議の防止及び解決に役立つなら、たいへん望ましいことであると存じまするので、至急検計いたしてみます。  それから、公益企業及び基幹産業等に対しまして、政府部内に消費者代表とか労働者代表の参加した審議会をつくつてはどうかとの御意見に対しましては、私ども、まことに御同感に存ずるのでございます。但し、電気及びガス関係法令改正審議会というのが現在開かれておりまするので、この電気及びガス関係法令改正……

第15回国会 衆議院本会議 第38号(1953/03/10、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答えいたします。  本法を出しましたのは、最近の内外の経済情勢にかんがみまして、民間の企業が自主的協力によつて不況に対処する道を開き、進んでは産業合理化のための企業の共同を認めんとするものでございまして、従つて、国民大衆の生活の安定のためにも、輸出増進のためにも心要な措置であると考えておるのでございます。さつき内田さんが言われた通り、日本のごとき、世界で最も行き過ぎた、こういう立法を持つておるところはございません。従いまして、これをまず世界並にする――まだこれでもイギリスあたりよりははるかに進んでおるのでありまするが、そういうことが主眼となつております。もしこれ……

第15回国会 衆議院本会議 第39号(1953/03/12、25期、自由党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答えいたします。業者の代表より、炭鉱界の現状の説明と、税制改正、金融の疏通、金利の引下げ等に対する希望が開陳せられ、右に対し、私より、業者としても炭価引下げのため積極的の措置をとられると思うが、いかなる措置をとられる考えなりやいなやと、業者の協力を要望した次第であります。炭価引下げの問題については、政府において、あとう限りの努力をいたしており、すでに御承知のごとく、炭価はバイヤーズ・マーケツトにかわつており、漸次引下つて行く見込みであります。(拍手)


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 衆議院本会議 第6号(1953/05/29、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答え申し上げます。  凍霜害対策につきましては、各党御要請の趣旨にのつとり、速効肥料に対する補助あるいは融資利子補給補助、病虫害防除費の補助等を中心として五億八千余万円を支出する予定でありまして、早急に計数整理の上、本日中に閣議決定をいたしたい所存であります。(拍手)  なお災害共済金の概算払いにつきましては、現在提出中の法律改正案が通過しましたときは、これが実現を見られることと存じます。  営農資金に対する融資は、あとう限りすみやかに実行いたす所存であります。  被害農家の所得税につきましては、実情を十分調査の上、万全を期する所存であります。(拍手)

第16回国会 衆議院本会議 第7号(1953/06/16、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 昭和二十八年度予算の提出にあたり、その大綱を説明し、あわせて府政の財政金融政策について所信の一端を申し述べたいと存じます。  昭和二十八年度予算は、前国会において衆議院の議決を経た後不成立となつた予算を基礎とし、その後の情勢の推移に伴う必要な調整を加えて編成したものであります。最近、朝鮮において休戦の見通しが濃くなつて参りましたが、予算編成の前提となる経済事情には、当面急激な変化を生ずることはないものと考えられまするので、特にこのための改編を行わなかつた次第であります。  今回提出いたしました昭和二十八年度一般会計の予算総額は九千六百八十二億円余であります。各方面……

第16回国会 衆議院本会議 第8号(1953/06/17、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 貿易の振興が現下の急務であるという御意見に対しましては、まつたく同感であります。海運につきましては、これらの貿易振興上、ただいまお話がありましたが、特に重要な点にかんがみまして、日本開発銀行を通じて融資をいたしまするが、それにあたりましても、特に外航船の建造に配意いたしておりまするし、また外航船舶建造融資利子補給法等によりまして、これらの育成措置を講じておるのでございます。目下のところ特殊な金融機関をつくる考えがあるかないかとのお尋ねに対しましては、さしあたり海運のための特殊金融機関をつくるという考えは持つておりません。  貿易振興のための施策についてはどうしてお……

第16回国会 衆議院本会議 第9号(1953/06/18、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答えいたします。  産業の合理化をするために、賃下げ、首切り等を勤労大衆の犠牲でやるのではないかというお話でございましたが、私どもは、日本経済の自立態勢を確立するためには、究極の目的が国民生活水準の向上にあると考えるものでありまして、従つて、経済合理化の過程におきましても、賃金の切下げ等による方法は極力これを避けまして、特需等の収入にたよらず、しかも生活水準及び雇用水準を維持しつつ、国際収支の均衡をはかる方向に向つて努力いたしたい所存であります。このためには、御承知のごとく財政投融資の増強が必要でありまするので、これによる設備の近代化を通じて経済の合理化を達成し……

第16回国会 衆議院本会議 第10号(1953/06/19、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 危険校舎等の予算措置についてのお話でありましたが、本年特に補助金を十二億円計上いたしましたほかに、起債につきましても、前年度よりさらに三十億円増加いたしまして、七十億円を予定して、危険校舎の改築の促進をはかることにいたした次第であります。  さらに積雪寒冷湿潤地帯の屋外体操揚の問題についてのお尋ねでありましたが、これも前年度より一億円の予算増額をいたしております。  さらに学童給食についての問題でありますが、これは文部大臣からお答えがありましたが、末段について申し上げますると、輸入米を小麦に切りかえて、これを財源とすべしとの御意見に対しましては、政府といたしまして……

第16回国会 衆議院本会議 第27号(1953/07/23、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 今回の人事院勧告に対しましては、勧告の性質にかんがみまして、十分の考慮検討を加うべきことは当然でございます。政府といたしまして慎重に検討することといたしたいと思います。が、勧告についても、少くとも次の諸点についてば考慮を要するものと考えます。一、勧告の前提となる卸小売物価、消費者物価指数は、横ばい、ないし、わずかの上昇を見ておるにすぎません。これらの物価その他の経済指標から見て、勧告をそのままに行うことには慎重な考慮を要するものと考えております。二、勧告自身の内容につきましても、調停との関連などもありまするし、検討しなければならない問題があると考えております。三、……

第17回国会 衆議院本会議 第1号(1953/10/29、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 政府は、今回災害対策費等現下緊要と認められる需要に応ずるため、昭和二十八年度補正予算を国会に提出し、御審議を煩わすことと相なりましたので、ここにその大綱を御説明いたしたいと存じます。  去る六月の西日本水害を初め、本年度の累次にわたる風水害は、広汎かつ大規模のものであり、それに加えて異常なる冷害等に伴い近年にない農作物の不作となつておりますことは、わが国としてまことに不幸なことであり、罹災者に対しましては深甚の御同情を申し上げる次第でございます。  今回補正予算を提出いたしまするのは、これらの災害に対する復旧、冷害に対する救済等のため急速に支出を要する事態に対処す……

第17回国会 衆議院本会議 第2号(1953/10/30、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 綱島議員の御質問にお答えいたします。  第一に、補正予算編成の基礎理論に間違いがないかということでございますが、間違いはございません。国庫の許す財源の範囲内において、でき得る限りの措置をとつたのでございまして、この点よくお調べくだざれば何ら間違つておりません。あるいは、るる二十三年における低金利の問題等についてお話の次第もございましたが、これはあらためて適当な機会にお答えすることにいたします。  第二に、五百十億の災害、冷害費等は少きにすぎはしないか。私どもも決してこれを十分と思つておりませんけれども、しかしながら、これは現在の日本の財政の許す、財源の許す最大限度……

第17回国会 衆議院本会議 第3号(1953/10/31、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 最初に、石橋議員から、通貨価値の安定を確保し、物価騰貴ないしインフレを防止することを目的として既定経費の節約云云ということでございましたが、私どもは、実は財政の健全化というのは、通貨価値維持安定の一方法であつて、国庫収支の均衡を得るにあると考えておるのであります。しかして、今日の段階では、必要な経費を支弁するため、既定経費の節約をはかつて、ひいて財政規模の圧縮をはかるほかないと思うのであります。財政規模の圧縮が即財政の健全化であるとは考えていないことはもちろんであります。  なお、既定経費を節約するのは無責任ではないかというようなお話がございましたが、これは、石橋……

第17回国会 衆議院本会議 第4号(1953/11/01、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 政府はさきに昭和二十八年度補正予算を国会に提出し、目下御審議をお願いいたしておるのでありますが、諸般の事情を考慮し、これに修正を行うことにいたしたのであります。  ここにその概要を御説明いたしますると、第一は、冷害等対策費を四十五億円増額したことであります。すなわち、そのうち十五億円は農林漁業金融公庫の出資の増加に充て、三十億円は災害対策予備費を増額することといたしました。第二は、右に関連し、農業保険費の追加額を四十五億円減額したことであります。  以上が修正の要点でありますが、これにより、昭和二十八年度一般会計補正予算の歳入歳出総額には何ら異動を生ずるものではな……

第17回国会 衆議院本会議 第7号(1953/11/04、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答えいたします。第一に、三公社、五現業等の公共企業体に対する仲裁に対してどうするかというお話でございましたが、この点につきましては、仲裁裁定を尊重すべきことはもちろんでありますが、ただ現在の三公社、五現業の予算の範囲では、予算上そういう措置がとり得ないので、そこで私どもは、国鉄法その他の諸法や給与準則等によりまして、国家公務員及び民間事業の従事員に対する給与その他の条件等について考慮いたし、目下これをどうすべきかについて検討中であります。なほ国鉄、郵政等につきましては、今年は別として、来年すぐに――翌年度には、あるいは賃金の引上げ、料金の値上げ等を行わなければな……

第17回国会 衆議院本会議 第9号(1953/11/07、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 春日議員にお答えいたします。  中小企業の金融につきましては、政府においても種々配意しておることは御承知の通りでありますが、指定預金の引揚げは国庫の支払い超過が巨額に達することを相殺するためにやむを得ないことであります。もつとも、その間、災害地方等に関するものについては特に配意を加えております。中小企業に対する金融、特に年末における指定預金の延期及び増額につきましては、その情勢に対応して適当に善処いたしたいと考えております。  次に、国民金融公庫、中小企業金融公庫、商工中金等に対しましては、御承知のごとく財政資金がきゆうくつとなつており、そのきゆうくつな財政資金を……

第18回国会 衆議院本会議 第1号(1953/11/30、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 政府は今回昭和二十八年度第二次補正予算を国会に提出し、御審議を願うことと相なりましたので、ここにその大綱を御説明いたします。  さきに前国会において成立を見た昭和二十八年度第一次補正予算は、御承知の通り、とりあえず緊急に支出を要する災害対策費等に限定したものでありまして、今回提出いたしました補正予算は、右以外において、当初予算編成後の諸般の事情の変化に対処するため編成したものであります。今回の補正予算の編成にあたりましては、前国会における補正予算提出の際も申し述べたことく、健全財政を確保し、通貨の価値維持による経済の安定をはかることが現下のわが国財政経済運営の基本……

第18回国会 衆議院本会議 第2号(1953/12/01、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答えいたします。  第一に予算編成の根本方針についてお尋ねがございましたが、ただいま総理よりお話がありましたことく、健全財政を堅持し、通貨の価値による経済の安定をはかることは申すまでもございません。ただ今度におきましては、米価の改訂、公務員の給与等の改革、真にやむを得ざるものを計上したにとどめまして、またあとう限り既定経費の節約を行い、極力財政規模の圧縮に努めたことは御了承の通りであります。今後とも総合均衡財政の方針にのつとりてやつて参る所存でございます。  その次には、政府が既定経費の節減を二百億円も断行したのは、これは余分があつたのじやないかというお尋ねでご……

第19回国会 衆議院本会議 第5号(1954/01/27、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) ここに昭和二十九年度予算案を提出いたします。この予算は緊縮予算であります。官本経済をインフレから脱却せしめ、正常な軌道に乗せる第一着手であります。なぜこのような予算を編成するに至つたか、また、今後の財政金融政策はどうあるべきかについて、この際政府の考えを率直に申し述べてみたいと思うのであります。(拍手)  わが国の経済は、終戦以来一般に予想されていたよりもはるかに急速に回復向上し、生産も著しく増加し、国民生活も相当よくなつて参りました。最近は、町にはビルデイングが立ち並び、ネオン・サインが輝き、ぜいたくな輸入品が店頭に飾られ、その他消費生活もはでになりまして、わが……

第19回国会 衆議院本会議 第6号(1954/01/28、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 日本の財政経済政策が総合的に立てらるべきものであるというお説についてはまつたく同感であります。従いまして、私どもは、これを財政面からは緊縮予算の線を貫き、金融面からは引締め政策をとり、貿易面からは輸入の抑制、輸出の増加をはかり、産業面からは近代化、合理化によるコストの引下げをはかり、国際収支、外貨の面等からはその輸出入の均衡をはかる、こういうことを根本の方針としてすべてのことを立てておるのであります。(拍手)そこで、財政については、昨日も申し上げましたごとく、今のインフレ的であるこの現象を遮断し、将来日本の経済自立をもたらすために、ここであらゆる努力をして参わたい……

第19回国会 衆議院本会議 第7号(1954/01/29、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) いろいろお尋ねがございましたが、この防衛予算の増額につきましては、日本の国力、経済力に伴つて自衛力の漸増をする方針でこういうふうに計上いたした次第であります。  さらに、国際収支の状況につきましては、お話のような点もございまして、昭和二十五年、六年、七年の三箇年、それぞれ三億ドル以上ずつも受取勘定があつたものが、二十八年から悪化いたして参りましたので、これに対する対策を講じたわけであります。なお、数字的にお話がございましたが、二十八年の見込みは一億九千万ドルばかりの赤字でありましたが、二十八年度は二億四千万ドルばかりになります。なお二十九年度は、この施行によりまし……

第19回国会 衆議院本会議 第8号(1954/01/30、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) イロア、ガリオア等の米国対日援助費の問題は、ただいま総理から御答弁がありました通り、政府としてはこれを債務と心得ておりますけれども、この問題は今後の日米交渉にまつ次第であつて、日米両国間に協定が成立して、国会の承認を経て初めて有効かつ確定的の債務となる次第であることは、御了承の通りであります。従いまして、その支払い方法については債務が確定した場合に考慮する次第でございます。
【次の発言】 お答えいたします。債務と心得ておるということはすでに答弁された通りでありまして、その債務が有効なもので、金額等が確定した場合にどうするかという問題は、そのときに考えて皆さんの御協……

第19回国会 衆議院本会議 第12号(1954/02/24、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) ただいま議題となりましたしやし繊維品の課税に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。政府は、今次の税制改正におきまして、租税負担の調整及び資本蓄積の促進をはかるため、所得税、法人税等の直接税についてその軽減合理化をはかることとし、これに伴い間接税についてはある程度の増徴を行い、あわせて奢侈的消費の抑制をはかり、国際収支の改善等に資することとしているのであります。しかし、現行の間接税の増徴だけでは、その増収額にもおのずから限界がありまするし、また現在消費税を課せられる物品の範囲も相当広汎にわたつていること、及び最近における繊維品の消費の状況等に顧み……

第19回国会 衆議院本会議 第46号(1954/05/10、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 中小企業の金融については、政府においても、予算その他においてもあとう限りの措置を講じており、今後ともこれを怠らざることはもちろんであります。  市中銀行の集中融資に対して何か法的規制をする意思はないかとい、りことでございましたが、法的に規制する意思は持つておりませんけれども、できるだけ実情に即して中小企業に貸し出すよう配慮をいたしたいと考えております。融資方針としては、資金の高利的使用を除く意味で先ごろ法案を出したのでございますが、自己資本の二分の一以上の貸出しを戒めたのも、銀行の集中融資を抑制する趣旨から出たものであります。  税法における貸倒れ準備金については……

第19回国会 衆議院本会議 第48号(1954/05/13、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答えいたします。過日の凍霜害の被害状況につきましては、まだその計数の確定を見ておりませんが、大体において、前年度に比較いたしまして被害はさまで激甚でなく、また局地的のように見られておるのであります。被害農民各位に対しましてはまことに御同情にたえない次第でありまするが、被害状況並びにこれが対策につきましては、目下調査中でもありまするので、その結果を見た上で検討をいたしたいと存じます。(拍手)
【次の発言】 お答えいたします。今次の北海道に発生した災害については、被害状況並びにこれが対策等について目下調査を急いでおる次第でありまするが、政府としては、その結果により、……

第19回国会 衆議院本会議 第59号(1954/05/31、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) ただいま御決議の趣旨は十分これを尊重いたしまするが、ただ金融機関の中小企業に対する貸出しについて貸倒れ準備金の繰入れ率を引上げることにつきましては、私どもも中小企業向けの貸出しが一般企業向け貸出しに比較しまして貸倒れ率が高いことをよく承知いたしておりまするので、中小企業金融の疏通をはかる意味で、この貸倒れ準備金の繰入れ限度を変更するよう早急に実現をはかるために、目下具体案を作成中であります。  その次に、金融引締め方策のことについてでありまするが、現在におきまして国庫余裕金の新規預託を行うということは適当でないと実は考えております。なお、現在商工中金、相互銀行及び……

第20回国会 衆議院本会議 第1号(1954/11/30、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) 政府は、ここに昭和二十九年度補正予算案を国会に提出して御審議を煩わすことといたしました。  今回の補正予算案の編成にあたりましては、本予算編成後に生じました諸事情に基き、本予算に対して所要の調整を加えるにとどめたのでありまして、従来の政策全般を貫く基本的の構想は何ら変更していないのであります。従いまして、補正の項目も、本年度発生災害復旧費、社会保障関係経費、地方交付税交付金等、必要最小限度の経費に限つてその所要を追加計上いたしますともに、その財源は主として既定経費の節減によりまかなうこととし、総額は本予算同様一兆円のわくを堅持いたしたのであります。すなわち、一般会……

第20回国会 衆議院本会議 第2号(1954/12/01、26期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(小笠原三九郎君) お答えいたします。  政府が昨日申し上げたのは、日本経済の現状及び将来について事実を申し述べたのでありて、その間幾多の問題があることについては、きのうも申し上げた通りであります。昨年の今ごろ著しいインフレ気構えによりまして物価が騰貴し国際収支が極端に悪化していた事態と、今日インフレはほとんどまつたく終結し、物価が次第に下りぎみとなわ、また国際収支において毎月巨額の黒字を続けるように相なりました事態と比較いたしますれば、政府の経済健全化政策はこの一年間に相当の効果をあげましたことは何人も認められるところと思います。数字は厳格でありまして、何ら自画自讃ではありません。……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 衆議院本会議 第17号(1955/05/17、27期、自由党)

○小笠原三九郎君 ただいま議長から御報告になりました通り、本院議員永田安太郎君は去る十三日病をもって逝去いたされました。まことに哀惜の情にたえません。私は、ここに、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼の辞を申し述べたいと存じます。永田君は、愛知県碧海郡矢作町の御出身でありまして、郷里の安城農林学校を御卒業後、志を立てて明治大学に法律を学び、大正十一年に弁護士試験に合格、直ちに名古屋市において弁護士を開業し、多年法曹界に御活躍に相なり、さきには名古屋弁護士会会長の要職につかれ、中京法曹界に重きをなしておられたのであります。昭和二年には三十二の若さをもって愛知県会議員選挙に御出馬に……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/12/01
データ入手日:2024/10/20

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