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緒方竹虎 衆議院議員
「本会議発言」(全期間)

緒方竹虎[衆]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧議員立法質問主意書

本会議発言歴代TOP500(衆)
344位

本会議発言(政府役職)歴代TOP100(衆)
77位
25期TOP10
8位
26期TOP5
4位
25期(政府)TOP5
4位
26期(政府)TOP5
4位

緒方竹虎衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
 下記リンクからページ内の各項目に飛ぶことができます。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(衆議院)

総合

在籍期
 
発言
順位
文字数
順位
 

発言数
10回
7位
発言文字数
14427文字
8位
TOP10

発言数
22回
7位
発言文字数
40308文字
4位
TOP5

27期
(1955/02/27〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-


衆議院在籍時通算
発言数
32回
231位
発言文字数
54735文字
344位
TOP500

※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。


役職別

在籍期
議会役職
発言回数 発言文字数 順位
政府役職
非役職

議会
0回
0文字
-
政府
10回
14427文字
4位
TOP5
非役職
0回
0文字
-

議会
0回
0文字
-
政府
21回
33860文字
4位
TOP5
非役職
1回
6448文字
132位

27期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-


通算
議会
0回
0文字
-
政府
31回
48287文字
77位
TOP100
非役職
1回
6448文字
1867位

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。


本会議発言時役職(衆議院)

25期
国務大臣・内閣官房長官政府、第15回国会)
内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官政府、第15回国会)

26期
国務大臣・内閣総理大臣臨時代理政府、第16回国会)
北海道開発庁長官・内閣総理大臣臨時代理政府、第20回国会)

※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。


本会議発言一覧(衆議院)

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 衆議院本会議 第3号(1952/11/07、25期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣官房長官】

○国務大臣(緒方竹虎君) 内閣総理大臣がよんどころないさしつかえのため出席ができませんので、私からお答えを申し上げます。  給与の改訂に関する人事院の勧告につきましては、財政の許します限り、極力これを尊重する所存であります。目下、ただいま御質問の趣旨も勘案いたしまして、鋭意検討中であります。  また人事院の改組につきましては、公務員制度全般と関連いたしまして研究中であります。御了承を願います。  右をもつてお答えといたします。(拍手)
【次の発言】 お答えをいたします。御質問の通りでありまして、公務員制度全般の問題と関連いたしまして研究中であります。(拍手)

第15回国会 衆議院本会議 第10号(1952/12/06、25期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。炭労スト及び電産ストがようやく重大な段階に立ち至つておりますることについては、政府は一体となつてその推移を注視いたし、総理大臣ももちろん大いにその影響を重視しまして、先ごろ労働大臣からも、労使双方に対し早期妥結方の勧告を行わしめたのであります。政府といたしましては、目下中労委が行つておりまする献身的なあつせんに大なる期待をかけ、積極的熱意を持つて、一日も早く解決することを望んでおる次第であります。御了承願います。(拍手)

第15回国会 衆議院本会議 第23号(1953/01/31、25期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えいたします。政府において言論統制の意思があるのではないかという御質問のようでありますが政府におきましては、言論統制の意思は毛頭ございません。私は、今日新聞紙法すらない状態におきまして言論統制はできないと思います。それすらできるとお思いになるのは、私はむしろ今の新聞雑誌等の編集首脳者に対して軽視されるのではないかとすら考えております。

第15回国会 衆議院本会議 第29号(1953/02/21、25期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官】

○国務大臣(緒方竹虎君) 長谷川君にお答えいたします。お述べになりました暴行事件は、まことに言語道断のことでありますが、お尋ねのようた訓令を政府が出した事実はございません。沼津において起りました暴行事件につきましては、即刻アメリカ側と連絡し、犯人が判明いたしましたので、アメリカ側の処置をまち、その処置についての通告を求めるつもりであります。かような米軍関係事件につきましては、行政協定に従い、米軍施設地域外では、従来極力逮捕して参りましたし、将来も逮捕に万全を期する所存でございます。

第15回国会 衆議院本会議 第30号(1953/02/23、25期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官】

○国務大臣(緒方竹虎君) 総理大臣が病気のため出席できませんので、私がかわつてお答えをいたします。  笹森君は、総理大臣の過般の施政演説中に義務教育費全額国庫負担とあるのにかかわらず、この法案は全額負担ではない、これは羊頭狗肉であるという御批判でありますが、全額国庫負担と申しますのは、通俗に半額国庫負担に対して申しておる言葉でありまして、義務教育費全額国庫負担と申しておりますものは、この法案にありますように、教職員の給与並びに教材費の一部分を負担することを申しておるのであります。その意味におきまして、決してこれは笹森君の言われますような羊頭狗肉、欺瞞ではございません。すなわち、本法案は、義務教……

第15回国会 衆議院本会議 第33号(1953/02/26、25期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官】

○国務大臣(緒方竹虎君) 小川君の質問にお答えを申し上げます。  質問を伺つておりますと、大体においてこの提案に御賛成くださつておるように見えるのでありますが、(拍手)一応御質問の要点につきましてお答えを申し上げたいと存じます。  今回の法案が労働者の基本権を無視しておるのではないかという御質問でありますが、本法案は、電気、石炭の特殊性、重要性にかんがみまして、かつまた昨年の苦い経験よりして、争議権と公益の調和をはかるため、必要最小限度において争議行為の方法の一部を規制するものであります。従いまして、争議権を不当に抑圧するものでは絶対にない。かつ、労働者には、他に労使対等の立場を維持するための……

第15回国会 衆議院本会議 第34号(1953/02/28、25期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。  ただいまの御質問の大半は、警察法に対する御批判として伺いましたが、政府といたしましては、過去五年間の経験をしさいに検討し、また各方面の意見をも参考にいたしまして、慎重に考究を重ねたものであり、これは、民主的にしてしかも効率的なものとし、地方自治を侵害することなく、政府の治安責任の明確化をはかるというような、種々の要請を調和せしめた理想的な制度だと確信するのみならず、現下の治安情勢にかんがみるときには、これを放置すべからざるものと考えるものでありまして、これを撤回する意思はもちろんございません。  それから、政府はしばしば再軍備をいたさないと言う……

第15回国会 衆議院本会議 第36号(1953/03/03、25期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。今回軍人恩給を復活いたすにつきまして、国民感情の動向、あるいはまたこの軍人恩給を判断いたす要素となりまする戦争の責任というようなものについての野澤君の御意見は、政府といたしましても、まつたく同感の意を表するところであります。特に、今回の恩給復活に関しまして、これが何か再軍備の準備であるかのごとく、または職業軍人に特に厚いように宣伝せられておりまするのは、ためにする宣伝とは言いながら、政府のはなはだ遺憾とするところでありまして、今お話のありましたように、今度の恩給総額の中の職業軍人の恩給というものは、わずかに六、七パーセントにすぎない。また、恩給とは……

第15回国会 衆議院本会議 第38号(1953/03/10、25期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えいたします。本案は、あくまでもその行為が公共の利益に反するかどうかを基準に置くべきと思うが、この改正案は、競争制限の行為それ自身を取締ることになつておる、それはどういうわけかという御質問と承りましたが、自由競争を私的に制限する行為は、自由競争により生ずべき品質の向上、価格の総対的低下、企業の合理化、技術の向上等、国民経済の発展を阻害するなど、公共の利益に反するおそれが強いことは、経済上の経験法則であります。従いまして、独禁法は、その法制上または運用上、私的な競争制限行為を禁止の対象とするのが合理的であると政府では考えておる次第であります。

第15回国会 衆議院本会議 第39号(1953/03/12、25期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣臨時代理・国務大臣・内閣官房長官】

○国務大臣(緒方竹虎君) 山下君にお答えをいたします。非常に大げさなお話がありましたが、私はこの問題がどうして大声疾呼に値するかを実は解するに苦しむのであります。日は忘れましたが、ただいまお話のように、今日、石炭価の引下げ、また出炭の能率化というものが、日本の産業の復興上一番基本的な問題の一つになつておりまするので、ある日一日、石炭業者の代表的な人と政府側の者とを私の名前で招待いたしまして、この問題につきまして忌憚ない意見の交換を行つたのであります。きわめて活発な意見の交換が行われまして、その結果、政府の石炭政策の上にも今後神益するところがすこぶる多かつたと考えております。(「招待したのか、さ……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 衆議院本会議 第5号(1953/05/27、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) 本法案の審議中、農林大臣が病気のため出席できませなかつたことは、まことに遺憾に存じます。

第16回国会 衆議院本会議 第11号(1953/06/23、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) 細迫君の私への質問の第一は、政府が今回国会に提案しておりますスト規制法は憲法違反ではないかという質問のように伺つたのでありますが、日本国憲法が国民のもろもろの基本的人権を保障していることにつきましては、あらためて申し上げるまでもないところでありますが、これは無制限に行使し得るのではなく、公共の福祉に反しないようにという限界があるのであります。争議権と公共の福祉との調和ということは憲法の当然に予想しているところでありまして、争議行為が公共の福祉を侵害するような場合には、争議行為の方法につき必要な限界を確立して公共の福祉を擁護することは、何ら憲法に違反するものではないとい……

第16回国会 衆議院本会議 第13号(1953/06/27、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) 北九州を襲いました梅雨前線による豪雨被害概況をご報告申し上げます。  今回北九州に来襲いたしました梅雨前線による豪雨は、筑後川、遠賀川、嘉瀬川、矢部川、松浦川、菊池川、大分川、白川流域を初め、福岡、佐賀、大分、熊本各県に、六月二十五日八時より二十六日十八時三十分に至る三十四時間にわたり、明治二十二年以来六十五年来の大豪雨ともいうべき雨量を持つた雨が降つたのであります。降雨量を申しますと、博多が六百二十四ミリ、熊本が四百七十六ミリ、東京の年間降雨量は千五百六十二ミリでありまするが、この東京の一年分の降雨量の三分の一ないし四分の一以上が降つたことになる次第であります。  ……

第16回国会 衆議院本会議 第16号(1953/07/02、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) ただいま程されました私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由を説明いたします。  昭和二十二年七月に独占禁止法が施行せられましてから、早くも約六箇年を経過いたしたのでありまするが、その施行の経験に徴しまして、本法の諸規定をわが国経済の特質と実態によりよく即応するものにする必要が感ぜられたのであります。もとより、国民経済の民主的で健全なる発達を促進するため、私企業による市場独占のもたらす諸弊害を除去し、公正かつ自由な競争を促進しようとする独占禁止法の根本精神はあくまで尊重すべきものでありまするが、この際、内外諸情勢の推移……

第16回国会 衆議院本会議 第17号(1953/07/04、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) MSAに関する協定を結ぶことによつて、内政干渉を受けることになりはしないかという御質問でありますが、MSAの規定の中にも、また援助を受けた諸国の実例にも、これまで干渉の事実はございません。今度の場合は、これから外務省とワシントとの間に話合いを進めて行きまして、このMSA協定を結ぶことが、日本の自衛力漸増に役立ち、また経済の上にプラスになるということを確かめ、さらにそれが日本の内政干渉になるようなおそれがあれば、もちろん締結はいたしません。その点につきましては、政府は確信を持つております。また、この協定が憲法に抵触することはないかという御質問でありましたが、これもまだ話……

第16回国会 衆議院本会議 第27号(1953/07/23、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。  今回の人事院勧告は、財源といたしましても相当多額の経費を要しますし、また、その中には給与制度の改正に関する意見も含まれておりますので)政府といたしましては、今後慎重に研究いたしたい所存でございます。  それから期末手当のことでありまするが、政府は、諸般の情勢にかんがみまして、今年年末の期末手当に相当する額の一部を繰上げて支給することといたしたのでありまして、年末においてさらに増額するかどうかにつきましては、今後研究すべき問題と考えておりますので、今の段階では答弁はいたしかねます。(拍手)

第16回国会 衆議院本会議 第37号(1953/08/06、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。  ダレス長官の東京訪問は、まだ事実確定をしておるとは申し上げかねますけれども、もしダレス長官が東京を訪問した際には、おそらく総理大臣、外務大臣と会見の機会もありましようし、その問いろいろな問題について懇談をすることができると考えております。  なお国連に対しましては、すでにオブザーヴアーとして、沢田廉三君が大使の資格をもつて参つておることは、御承知の通りであります。(拍手)
【次の発言】 穂積君にお答えいたします。  国の防衛についての考え方は、第二次世界大戦を通じて非常に私は変化をしておると思います。それは主として兵器の飛躍的進歩の結果であろう……

第17回国会 衆議院本会議 第3号(1953/10/31、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えを申し上げます。  冷水害対策に対する各省の要求額について大蔵省はどういう基礎によつて査定をしたかという御質問でありましたが、これは大蔵大臣からお答えをいたします。  次に竹島の問題でありまするが、竹島は、歴史的に見ても、国際法から申しましても、わが国の領土であることに間違いばないのでありまして、これに言いがかりをつける韓国側の態度はまことに遺憾であります。しかしながら、これが解決にあたりましては、最後まで平和的に話をつけることを旨といたしておる次第であります。なお、韓国側の出方によりましては、今後この帰属について国際司法裁判所に提訴することをも現在研究中であり……

第17回国会 衆議院本会議 第7号(1953/11/04、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) 総理大臣が参議院の予算委員会に出席答弁中でありますので、私から日本国有鉄道外七公共企業体等にかかる仲裁裁定に対する公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き国会の議決を求める件について申し上げます。  まず、仲裁裁定がなされるまでの経過につきまして申し上げます。本年二月二十三日、国有林野事業において、職員側が林野庁長官に対し賃金改訂及び増額の要求を提出いたしましたのを初めといたしまして、三月十日専売、三月十八日国鉄、三月二十日電信電話公社、四月十日印刷、四月三十日アルゴール専売、五月十二日郵政、五月十八日造幣の職員側からそれぞれ当局側に対して賃金改訂に関する要求……

第17回国会 衆議院本会議 第9号(1953/11/07、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) 並木君にお答えをいたします。  池田君がアメリカに参りましたことは総理の個人的の特使であるということは、たびたび予算委員会等でも申し上げた通りでありまして、ただいまの御質問を伺いましても、政府の解釈をかえなければならぬ点は少しもございません。今度のワシントンにおいて発表されました新木大使の記者会見の内容において、政府が何らか池田・ロバートソン会談に同意をして、それによつて政府が拘束を受けておるかのごときお話がありましたが、あの池田・ロバートソン共同声明のうちに現われておりまする考え方は、従来の政府の考え方と少しもかわつておりません。同時に、あのコミユニケに現われており……

第19回国会 衆議院本会議 第2号(1953/12/15、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) ただいま御説明になりました通り、佐藤榮作君外二百名の超党派的に提出されました食糧増産並びに国民食生活改善に関する決議案に盛られました趣旨は、たまたま前臨時国会の劈頭、総理大臣から国会を通して国民に訴えた趣旨にも合致いたしますし、政府といたしましては決議の趣旨を十分に尊重いたしまして善処いたします。(拍手)

第19回国会 衆議院本会議 第10号(1954/02/16、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。政府は国民生活の充実安定ということには最も心を注いでおりまして、政治の基調を常にここに置いているつもりであります。いわゆる防衛力の増強につきましても、政府がきわめて慎重な態度をとつておりまするのはこのゆえにほかならないのでございます。今お話の九十九里におきまする不幸なできごとの補償につきましては、実情を調査の上に、できるだけのことをいたしたいと考えております。
【次の発言】 お答えをいたします。  警察法のような非常な重要な法案を何ゆえ法制審議会等にあらかじめ諮らなかつたかという御質問のように承りましたが、政府は、現行制度六年の実績に徴し、民主警察……

第19回国会 衆議院本会議 第12号(1954/02/24、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。  最初に、期限付許諾を与えるの件は、三権分立を混消させ、捜査の妨害となるもので、あの動議は不当ではないかという御質問でありまするが、政府といたしましては院議を尊重すべきものと考えた次第であります。  次に、三月三日までに釈放しなければならない趣旨になるが、表決に期限という条件を付することは衆議院規則に反するものではないか。これは政府としては意見を申し上げる立場におりません。それから、結果において刑事訴訟法の逮捕、勾留の権限を院議によつて縛ろうとするもので、従つて司法権の侵犯になるではないかという御質問に対しましては、政府といたしましては院議を尊重……

第19回国会 衆議院本会議 第16号(1954/03/06、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) 首題につきましては法務大臣からお答えいたすといたしまして、この決議に閣僚が投票した責任を問うという御質問に対しまして、閣僚を代表してお答えをいたします。内閣が閣議決定の上逮捕許諾の要求を提出いたしましたのは、国会法の命ずる手続を忠実に履行したものであります。(拍手)すなわち、この閣議決定はいわば事務的、手続的のものであり、事の性質上政治的考慮を加える余地はないものであります。従いまして、この閣議決定に加わつた閣僚が、衆議院議員たる資格において独自にその賛否を表明することは、議員としての職責上当然のことであります。(拍手)法律的にも政治的にも全然問題になる余地はないもの……

第19回国会 衆議院本会議 第18号(1954/03/11、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) 総理大臣が参議院の予算委員会に出席いたしておりますので、私からお答えをいたします。  このきびしい国際情勢の中で、MSAの協定の締結が重大な決意なくしてはできないということは、まことにごもつともな御質問でありまして、それでありまするがゆえに、先ほど外務大臣から御説明申し上げましたように、昨年六月以来、この協定の締結につきましては、慎重に慎重を重ね、十分な検討をして参つたのであります。しかしながら、政府の外交方針は、講和条約の締結以来、米国初め自由諸国との提携強化並びに集団安全保障の理念の実現をその重要な一環としておりますので、MSA協定の締結はこの方針にも沿うものと考……

第19回国会 衆議院本会議 第19号(1954/03/12、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) ただいまの木村君の防衛庁設置法並びに自衛隊法に対しまする御質疑、そのお述べになりました趣旨は、私どものまつたく同感を表するところでありまして、心から敬意を表します。世界の平和なくして日本の平和はあり得ないと考えます。しこうして、平和は、単なる主義理想のみによつて維持できるものではなく、また軍事力を背景とする武装的平和のみによることもまた危険であることは、木村君のお述べになつた通りであります。そこで、わが国といたしましては、国際連合憲章の精神にのつとりまして、平和を愛好する自由諸国との友好関係を持して行くとともに、独立国として、国力に応じた自衛力を保持し、もつて自国の平……

第19回国会 衆議院本会議 第20号(1954/03/13、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。  政府は国力に応じて自衛力を漸増せんとする方針を今日まで一貫して保持して参つておるのでございます。みずからの手によつてみずからの国を守ることは当然の責務であると考えるのが、その根本の方針であります。また、憲法も自衛権は否定していないのでありまして、戦力にあらざる程度の実力を保持することは、憲法上さしつかえないと解しております。この政府の方針については、いかにしてこれを国民に理解させるかという御質問でありましたが、政府といたしましては、国会の論議を通して国民の十分な納得が得られるものと信じております。その意味におきまして、国会の論議は特に意義が多い……

第19回国会 衆議院本会議 第46号(1954/05/10、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。  昨今の沖小企業の状態に対しましては、政府は重大な関心を持つておるものであります。政府としては、元来中小企業の産業上、社会上に占める位置の重要性にかんがみ、各般の施策を今後一段と推進して参りまして、その地位の安定と強化をはかりたい。これがためには、中小企業の金融難緩和のための措置を講じまするとともに、中小企業の組織化の拡大及び充実に努め、また設備の近代化等による合理化の促進をはかつて参りたい、さように考えております。  それから、政府の物件、需品を中小企業より購入するように立法化したらどうかという御意見でありますが、これも一つの御意見とは存じます……

第19回国会 衆議院本会議 第48号(1954/05/13、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) 今回の北海道方面におきまする災害につきましては、まことに同情にたえないところであります。政府といたしましては、目下関係各省において被害状況を調査中であり、調査の結果を待ちまして適切な措置を講ずるつもりでおります。なお、今後とも関係各省の緊密なる協力により、これに対処して参りたいと考えておりまするが、現在のところ特別の機関を設けることは考えておりません。すべては調査の結果にまつつもりでございます。(拍手)

第19回国会 衆議院本会議 第55号(1954/05/25、26期、自由党)【政府役職:国務大臣・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) お答えをいたします。ただいまの問題は、るるお述べになりましたように、国民生活に影響するところ大きいと考えまするので、政府といたしましては、十分調査の上、早急に所要の具体策を立てたいと考えております。  なお、詳細につきましては所管大臣から御答弁を申し上げます。(拍手)

第20回国会 衆議院本会議 第2号(1954/12/01、26期、自由党)【政府役職:北海道開発庁長官・内閣総理大臣臨時代理】

○国務大臣(緒方竹虎君) 私の法務委員会における発言につきまして御質問でありましたから、その点をお答えいたします。指揮権の発動は、当時、犬養法務大臣が、その信念と判断によつて行つたものでありまするが、政府といたしましては、その結果より生ずるいかなる批判をも避けようとするものではありません。当時の指揮権の発動は、重要法案の通過をはかるために真にやむを得ない措置であつたのでありまするけれども、しかしながら、これは、いやしくも政府の施策でありまする以上、いかなる施策につきましても当然のことで、政府の一貫した態度であります。(拍手)
【次の発言】 反民主主義活動対策協議会と申しますのは、これは御心配の……

第21回国会 衆議院本会議 第8号(1955/01/23、26期、自由党)

○緒方竹虎君 諸君、私は、昨日行われました鳩山内閣総理大臣の施政方針演説に対して質問をいたし、その所信をたださんとするものであります。(拍手)  第一に私のお尋ねいたしたい点は、鳩山総理が、去る十二月二十一日の予算委員会における言明に反して予算案の提出をせず、しかも施政方針の演説だけはこれを行うという無責任な措置に出られたことについてであります。(拍手)内閣の最も重大な任務は、毎年度の予算案を編成し、これを国会に提出することであります。これは憲法第八十六条に明定された義務であり、また財政法第二十七条によつてその時期も通例十二月と定められているのであります。鳩山総理は、去る十二月二十一日の予算委……


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データ入手日:2024/10/20

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荻上チキ編著『選挙との対話』(青弓社)

【内容紹介】「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
当サイト運営者の既刊
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。