穂積七郎衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○穗積七郎君 私は、ただいま報告のありました、いわゆるMSA協定に関しまして、日本社会党を代表して簡潔に質問をいたしたいと存ずる次第であります。 質問の要旨は、一つは、MSA協定に関しまして政府のとらんとする政策上の諸問題についてであります。もう一つは、この協定と関連いたしまして、平和憲法との関連における法律上の疑義についてであります。政策上の根本問題につきましては、内閣を代表いたしまして、まず緒方副総理にお尋ね申し上げたいと存じます。 およそ条約または法律の利害得失を判断いたしますためには、その背後の政治的、経済的諸関係をながめなければならないことは言うまでもありません。今回のMSAのそ……
○穗積七郎君 私は、日本社会党を代表しましてただいま議題となつております国連軍に対する刑事裁判権行使に関する協定に対して反対の意を表明せんとするものであります。(拍手)簡潔にその理由を申し述べます。 まずわれわれは、本協定の国会承認の手続において重大なる欠陥のあることを指摘しなければなりません。本協定は、政府提案の説明にもありますように、去る八月NATO協定が発効し、続いて日米間の行政協定における刑事裁判権に関する改訂が行われたので、これにならつて今まで無協定状態にあつた国連軍との間にも、まず刑事裁判権に関する大体同様の内容の議定書だけを先んじて締結し、しかも日米間と同様、すでに去る十月二十……
○穗積七郎君 私は、日本社会党を代表して、昨日行われた吉田、岡崎両相の外交に関する演説を中心に若干の質問をいたさんとするものでありますが、まず両相の演説のあまりに無誠意にして空疎なる内容に驚き、かつ悲しまざるを得ないものであります。(拍手) 今日、日本は、MSAによつて表現されているアメリカの武力政策と、平和攻勢の観点に立つソ連の政策の間にあつて、民族百年の運命と国民生活の安危を決定しようという重大なる関頭に立つておるこのとき、何ら創造と自主性のない、この皮相なる、また事務的羅列報告にすぎない演説を聞くことは院外の国民とともにわれわれの憤激せざるを得ないところであります。(拍手)これは、現内……
○穗積七郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりましたいわゆるMSA関係諸協定に対して強い反対の意思を表明せんとするものであります。(拍手)私は、まず協定の内容検討から始めますが、何よりもまつ先に指摘いたしたいことは、この協定が明らかに憲法に違反していることでございます。(拍手)この協定条文第九条二項において、この協定はそれぞれ自国の憲法の規定に従つて実施するなどと、まつたく子供だましのような文句をアメリカ側とはからつて挿入し、これでもつて政府は本協定は違憲にあらずと言い張つていますが、頭隠してしり隠さず、本協定によつて、衣の下のよろいは遂にまる出しとなつたのでございます。(拍手)……
○穗積七郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりましたいわゆる日米間における艦艇貸与協定に対しまして反対の討論を試みんとするものでございます。(拍手) 簡潔にその趣旨を明らかにいたします。この協定は、いわゆるMSA協定を補つて、アメリカの軍籍にあります千五百トン以上の軍艦を五年または十年間日本が借り受けまして、そして日本の海軍力を増強せんとする趣旨のものでございます。このことは、日本に参りますと、アメリカの軍籍にあります軍艦が、日本の言葉で言えば艦艇と称し、国際的には公船または軍艦に準ずるものとして取扱う趣旨であるという御答弁でございましたが、これらのことを見ますならば、すでに再……
○穗積七郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいまの日米間の農産物に関する協定に対し反対の態度を明らかにし、その趣旨を簡潔に申し述べたいと存じます。 本協定は、これを一言にして申しますならば、自由、民主両内閣が共同して、アメリカの二百十四億円ばかりの借款のえさに飛びつき、それによってアメリカの農業恐慌を日本に持ち込もうという、おそるべきものでございます。(拍手)しかも、この二百十四億の借款に飛びつかざるを得なくなつた原因は、年々苦しくなって参りました軍事予算の中での財政投融資のやりくりのためでありますが、さらに、この予算の上で増兵の義務を負つたのは、昨年のMSA協定に伴います三十六億……
○穗積七郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいまの重光外務大臣不信任決議案に対し、双手をあげて養成の意見を表明せんとするものでございます。(拍手) 実は、このたびの国連加入失敗問題を頂点とするたび重なる外務省の失政に対しては、さすがに、人のよい鳩山総理も、怒気を含んで、次のように言つたのでございます。(拍手)
○穗積七郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま河野代表から報告の、ありました日ソ交渉について、鳩山総理、重光外務大臣並びに河野代表に、重要な問題に限って、数点のお尋ねをいたしたいと思います。 このたびの取りきめは、その内容についてはさておき、ひとまず日ソ両国政府間において正式な漁業条約並びに海難救助協定が結ばれ、両国間の国交回復に有力なる糸口がつけられたことは、まことに同慶にたえません。 そこで、政府に率直にお尋ねいたします。従来、政府は、日ソ交渉に当つて、われわれの忠告にもかかわらず、常に、引き揚げ、漁業、貿易、国連加盟等、こちら側がほしいと思うもののみを食い逃げをしようという、卑屈……
○穗積七郎君 鳩山総理が日ソ交渉を決意されてから今日まで二カ年の長きにわたりました。その間、与党内は四分五裂、国策は全く党内けんかの道具に使われるし、また、横合いからはアメリカの牽制にあい、そのために、日本の外交は世界の物笑いの種にされました。さらに、相手国ソビエトからは終始ほんろうされ通しで、非常に不利な条件を作り上げるに至ったのであります。その政治的責任は、今日といえども、なお免除されているものではございません。しかしながら、老首相は、最後に、われわれ社会党の陰に陽にわたるてこ入れをたよりとされて、みずから病躯をかってモスクワにおもむき、不完全ながら、次善の策として、いわゆる暫定方式による……
○穗積七郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました日米間における領事条約に反対の態度を明らかにいたしたいと思います。(拍手)簡潔にその理由を明らかにいたします。 御承知のとおり、領事とは、国際通念によりまして、両国間の経済、文化の交流に関する職務または在外自国民の身分関係に関する法律手続、自国民並びに受け入れ国に入港いたします自国船舶に対する権利の擁護を職務とするということは明瞭でございます。したがいまして、領事は外交官とはこれを区別いたしまして、軽く取り扱ってその特権は外交官よりはなはだしく制限されていたのでございます。したがって、今日まで諸国間におきましては、ほと……
○穗積七郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま楢崎君によって提案されました椎名外務大臣不信任決議案に対して賛成の討論をいたしたいと存じます。(拍手) 昨年七月でありますが、当時の池田内閣が、内閣改造を行ないましたときに、世人は、急速に激動を続けてまいりました国際情勢を背景にして、新しい内閣の外務大臣はだれをもって充てるかということに最も深い関心を持ったのでございます。ところが、ふたをあけてみますと、外務大臣椎名悦三郎の名を聞きまして、世人はあげてこの突拍子もない人事に対して、あるいは驚嘆をし、あるいは失望し、あるいは不満の意を表明いたしたのでございます。(拍手) それは何ゆえかというな……
○穗積七郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま追加提案をされましたアジア開発銀行設立に関する協定の承認を求める案件に対して、反対の意思を表明いたしたいと存じます。(拍手) 実は、本日とっさの追加上程でありましたので、原稿を用意するいとまがありませんでしたが、これは決して国会における討論を軽視する精神から出たものではありませんから、議長並びに同僚議員諸氏の御了解をいただきたいと思います。 さて、承認に反対をする理由を簡潔に申し上げたいと存じます。 この案件は、国連のエカフェを隠れみのといたしますアメリカ帝国主義者の北爆拡大に伴う、いわゆるジョンソン構想を推進するものであることは……
○穗積七郎君 私は、ただいま議題となりました私に対する懲罰動議に対して、所信に基づいて簡潔に弁明を行なわんと思います。(拍手) なぜ私が佐藤首相を売国者と呼んだか、その背景は広くかつ深いものがありますが、まず、当日の外務委員会における経緯から申し上げたいと存じます。 去る三月六日、外務委員会において、首相は、冒頭、与党の小泉委員の愛国心に関する質問に答えて、「私は、愛国心の前提は完全独立にあると思う。いまの依存体制から脱却することが肝要である」との趣旨の答弁を行なわれたのであります。ざらに首相は、ことばを続けて、かつて私がドゴールと会ったとき、彼はたれよりもフランスを愛するがゆえに、わがフ……
○穗積七郎君 私は、日本社会党並びに公明党を代表し、しかも、はなはだ遺憾なる意を込めまして、ただいま議題となりました外務委員長北澤直吉君の解任決議案の趣旨の説明を行ないたいと思います。 まず、決議案文を朗読いたします。 本院は、外務委員長北澤直吉君を解任する。 右決議する。 理 由 外務委員長北澤直吉君は、公平であるべき委員長の職責に違反し、政府与党の意のままにしたがい、国会正常化に背を向け、内閣提出の「太平洋諸島信託統治地域に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件」を強行採決した。 かかる暴挙は、議会制民主主義を踏みにじつた多数……
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