宇野宗佑衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○宇野宗佑君 私は、自由民主党を代表いたしまして、銃砲刀剣類等所持取締法の一部を改正する法律案に関し、政府に質問を行なわんとするものであります。 さきに、政府は、最近にけおる一般暴力犯罪の激増並びに昨年来相次いで発生いたしました一連の政治的暴力事件の経緯にかんがみ、犯罪防止基本対策要綱を決定されましたが、確かに、現下の暴力犯罪の趨勢は、もはや一日も放置するを許さない段階にきていると思料されます。すなわち、昨年度における殺人、傷害等の暴力犯罪の激増ぶりは全く百鬼夜行の観を呈し、昭和二十三年度に比べ、一般暴力犯罪においては約三倍、青少年暴力犯罪においては約八倍、しかも、その間、あまたの政治的暴力……
○国務大臣(宇野宗佑君) 原子力基本法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 資源の乏しいわが国において、将来にわたってエネルギーの安定的確保を図っていくためには、原子力発電を中心とする原子力の開発利用を強力に推進していくことが不可欠であります。 このため、政府といたしましては、安全研究の推進、原子力安全局の設置など安全の確保に十分配慮しつつ、鋭意、原子力開発利用の推進に努めてきたところでありますが、必ずしも期待どおりの進展を見せていない状況にあります。 このような状況を打開し、今後とも原子力開発利用を円滑に推進していくためには、原子力に対する国民の信頼を確保……
○国務大臣(宇野宗佑君) 日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 わが国における原子力船開発に関しましては、原子力第一船の建造、運航により原子力船に関する技術の確立を図るため、その開発を担当する機関として、日本原子力船開発事業団を設立することとして、昭和三十八年に日本原子力船開発事業団法を制定いたしました。 日本原子力船開発事業団は、原子力委員会が決定した原子力第一船開発基本計画に従いまして、原子力船「むつ」の開発に努めてまいりましたが、昭和四十九年九月、出力上昇試験の際に発生した放射線漏れのため、現在、母港の岸壁に係留の状態にあり、原子力……
○国務大臣(宇野宗佑君) 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 昨年六月、わが国は、核兵器の不拡散に関する条約を批准いたしました。これにより、国際原子力機関との間に保障措置協定を締結し、同協定に基づき、保障措置を受け入れることとなっておりますが、このため、同協定につきまして、御承認をいただくべく今国会に提出しているところであります。 本協定では、現在、わが国が受け入れております米国等五カ国との間の二国間原子力協力協定に基づく保障措置に比し、種々の合理化が図られており、わが国の原子力開発利用の促進に大きな寄与が期待……
○国務大臣(宇野宗佑君) お答えいたします。 数々の力強い御提言、拝聴いたしました。改めて敬意を表する次第でございます。 そこで、五十五年行革でございますが、これは、いま申し上げましたとおりに、昭和五十五年行革と名づけました。そのゆえんは、常に政府は行革をしなければならない、だから、五十六年も五十七年もあるという意思をここに表示したものでございます。そして、今回の行革におきましては、これを第一次といたしております。近く第二次を準備をいたしております。 まず、地方出先機関に関してでありますが、ブロック機関は、現場以外は全部廃止しろ、こういう御趣旨でございます。これに関しましても、三月三十一……
○国務大臣(宇野宗佑君) 行財政の改革におきましては、高度成長経済時代の制度、仕組み、慣例、これを全面的に見直すべきであるというお説でございますが、私も同感でございます。すでに閣議決定いたしました昭和五十五年行革におきましては、仰せの精神をもってその内容といたしておりますので、御了解賜りたいと存じます。もちろん、これではまだまだ満足すべき行革でないと私は存じておりますので、過般も本会議におきましてお答え申し上げましたとおり、近く第二弾を考えたいと存じておるところであります。 また、中央省庁の統廃合を今回はなぜ考えなかったかという御質疑でございますが、今回は、とりあえず外郭から一つ一つ着実に行……
○国務大臣(宇野宗佑君) まず、石油財源問題につきまして、お答えをいたします。 確かに御指摘のとおり、石油の需給関係は最近とみに緩和基調で進んでおります。しかしながら、わが国といたしましては、中東の情勢もまだ不安定でございますし、さらにはそうしたことから、あるいは逼迫を来すのではないかというような説すらもございます。特に、日本は石油小国であります。そして消費におきましては大国でございます。常に、その準備おさおさ怠りなきことが肝要かと存ぜられます。 しかしながら、そうした意味合いにおきまして、備蓄等につきましても今後も着実に進めていきたいとは存じますが、それにいたしましても、やはり原油価格の……
○国務大臣(宇野宗佑君) まず、経済摩擦に関しましてお答えを申し上げたいと思います。 輸出全体に対しましては、最近、ややもすれば保護主義が台頭いたしておりまして、これではいけない、だからあくまでも自由貿易体制を堅持すべきであるということがサミットにおいても確認されましたし、また、私が参加いたしました四極会議においても確認されております。従前もわが国の貿易理念はさようでございましたが、今後もその方針は貫くつもりでございます。しかしながら、現実の問題といたしまして、やはり二国間があるいは多国間におきましていろいろと規制がなされておることも事実でございます。 したがいまして、日本としてはいかなる……
○国務大臣(宇野宗佑君) 第百十二回国会が再開されるに当たり、我が国外交の基本方針につき所信を申し述べます。 現下の国際情勢は、さきの米ソ首脳会談、特に中距離核戦力全廃条約の署名に見られるように、東西間において歓迎すべき動きがありますが、世界各地ではなお紛争や混乱が続いており、全体として依然不安定な状況にあります。 世界経済を見ましても、先進諸国が緩やかながら成長を持続させていることは明るい要因でありますが、為替・株式市場の不安定、経常収支の大幅不均衡、保護主義圧力の増大、累積債務問題などの深刻な問題を抱えており、その先行きは楽観を許しません。 このような流動する国際社会の中にあって、我……
○国務大臣(宇野宗佑君) 本年三月二日に東京において署名いたしました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして、趣旨の御説明を申し上げます。 政府は、日米両国を取り巻く最近の経済情勢の一層の変化により、在日米軍経費が著しく圧迫されている事態にかんがみ、在日米軍従業員の安定的な雇用の維持を図り、もって在日米軍の効果的な活動を確保することを目的として本年一月以来、米国政府との間で交渉……
○国務大臣(宇野宗佑君) 昨年十一月四日に東京において署名いたしました原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、趣旨の御説明を申し上げます。 日米両国間には、昭和四十三年に締結されました現行の原子力協定がございますが、我が国は、米国より供給を受けている核燃料の再処理を行うに当たって必要とされる米国の同意を円滑に取得することに多大の関心を有しておりました。他方、米国においては、昭和五十三年に核不拡散法が成立いたしました。このような事情のもとに、政府は、昭和五十七年以来、現行の日米原子力協定を改定するために米国政府……
○国務大臣(宇野宗佑君) 私に対する御質問は三問ございましたが、牛肉・オレンジに関しましては総理がお答えになられましたとおりでございます。つけ加えることはございません。 また、非核三原則を初めとする核問題に関しましても、総理の明快な御答弁がございましたので、重複を避けたいと存じます。 さらには、アフガニスタンのソ連軍撤退に関しましても、総理から所見が申し述べられました。そして、ゴルバチョフ新政策についての、ダイナミックなそうした政策に対する日本の対応も総理からお話がございました。これにつけ加えることはございません。 以上でございます。(拍手)
○国務大臣(宇野宗佑君) 牛肉・オレンジ問題は、ガット・パネル設置によっていろいろと議論されることになる予定になっておりますが、我々といたしましては、その間におきましても、当然この問題が我が国農業に及ぼす影響重大なりということを関係諸国に申し述べる所存でございます。 なお、パネルの設置は、御承知のとおりにパネリストの選定並びに付託事項の決定、そういうふうな手順を踏まえてやってまいります。恐らく六月の中旬の次回理事会までに諸準備が調整される、こういうふうな段取りになるのではないかと考えております。しかし、外務省といたしましては、農林水産省と十分に連絡をとりまして、二国間で起こった問題は二国間で……
○国務大臣(宇野宗佑君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。 政府といたしましては、このような決議が採択されましたことを真剣に受けとめており、この決議を体しまして、第三回国連軍縮特別総会において努力する所存であります。(拍手)
○国務大臣(宇野宗佑君) イスラマバードにおける発言に関しましてお答えいたします。 この発言は、従来の我が国の立場を申し述べ、なおかつ、基礎的食糧についての我が国の考え方を申し述べております。つまり、基礎的食糧に関しましては、常に長期的安定、そうしたことが必要であるから、特別の考慮を払うべきである、それを強調した次第でございます。 なお、そうした大いなる議論の中におきまして市場アクセスが議論されたときには、我が国もそうした問題に関しまして議論することを回避するものではありません、これが発言でございます。 御理解のほどをお願いいたします。(拍手)
○国務大臣(宇野宗佑君) 米に関しましては、総理が明確な答弁をなさいましたから、重複を避けたいと思います。 なお、そのほかのウルグアイ・ラウンドの問題に関しましては、我が国が我が国の立場を強く主張するのは当然のことでございますが、御指摘がございましたウェーバーとかあるいはECの輸出補助金等々の問題に関しましても、やはり公平性を貫くために新しいルールづくりがなされるよう、我が国といたしましては努力、対応いたしたいと思います。(拍手)
○国務大臣(宇野宗祐君) 第百十四回国会が再開されるに当たり、我が国外交の基本方針につき所信を申し述べます。 本演説の冒頭に当たり、一言申し述べます。 去る一月七日のパリにおける国際会議において、デクエヤル国連事務総長より、昭和天皇の崩御が知らされました。そのとき、ミッテラン仏大統領の提唱により、急遽会議の予定変更の上、昭和天皇に対する黙祷がささげられました。参加国百四十九カ国全員の起立による敬けんにして荘重な黙祷は、全く異例のものであり、私たち日本国代表団には感涙禁じ得ない厳粛なる一瞬でありました。謹んでこのことを御報告申し上げ、当日の参加者全員に心より御礼を申し上げます。また、昭和天皇……
○国務大臣(宇野宗佑君) ただいまの御決議に対して所信を申し述べます。 政府といたしましては、ただいま採択された御決議の趣旨を十分に体しまして、近く予定される日ソ外務大臣間交渉等を通じ北方領土問題の解決と日ソ平和条約の締結のため全力を傾注しつつ、一層粘り強くソ連との交渉に当たる所存であります。(拍手)
○内閣総理大臣(宇野宗佑君) このたび、私は、内閣総理大臣に任命され、国政を担うこととなりました。政治の大きな岐路に立ち、身の引き締まる思いがいたします。私は、決意を新たにし、力の限りを尽くし、みずからに課せられた重責を誠 実に、しかも勇断を持って果たしてまいる所存であります。 第二次世界大戦は、我が国民に忘れられない惨禍をもたらしました。私が約四年ぶりに帰還し、目の当たりにした祖国は、廃墟の中にありました。ところが今や、本州、北海道、四国、九州は、トンネルや鉄橋によって結ばれ、国土全体が新幹線と高速道路網で一体化されております。さらに、自然災害についても、ほぼ克服されるに至りました。戦後の……
○内閣総理大臣(宇野宗佑君) ただいまは、土井委員長の真摯なる御質問をちょうだいいたしまして、ありがとうございます。私も誠意を持ってお答えいたしたいと思います。質問の内容を私もきちっと分析いたしましたので、その順序に従いまして御答弁申し上げたいと思います。 まず、問い一でございますが、新内閣ができたことでけじめがついたと考えるかという御質問がございました。 私の内閣は、御承知のとおり、若手を重視することにおいて清新強力な内閣をつくったと思います。そして、その課題は、あくまでも政治改革が最重要課題でございます。そうした決意で私たちは臨みたいと思います。ただ、申されましたとおり、内閣がかわった……
○内閣総理大臣(宇野宗佑君) 永末委員長にお答え申し上げたいと思います。 リクルート事件に関しましての心構えでございますが、この事件が今や政治空白化を生み、また政治不信を生んでおるということは、これは万人の共通の認識でございます。また、それが政党政治あるいは議会制民主主義を危機に立たしめておるという認識も、私も持っておるものでございます。したがいまして、まずこの問題を中心といたしましての政治の大改革を行わなければならない、それが私の内閣に課せられた最大の課題である、私はかように思っております。したがいまして、こうした問題も不退転の決意でやりたい、それが私の決意でございます。 そのけじめに関……
○内閣総理大臣(宇野宗佑君) 安田さんの御質問にお答え申し上げます。 最初に、パート内閣、パートタイム内閣というふうな話がございましたが、私たちはそのようなつもりは毛頭いたしておりません。つなぎでもなければ暫定でもない、しっかりと大地に根をおろしまして、私たちは政治改革を断行していきたい、かように思っておりますので、御理解のほどをお願い申し上げます。 その次に、地方独立財源の強化及び地方財政対策、これに関しまして御質疑がございました。 さきに成立した税制改革によりまして、地方税財源の減収というものが生じますが、これは御承知のとおり、消費税の一定割合を譲与税と交付税に分けまして、これで対処……
○内閣総理大臣(宇野宗佑君) 小野さんの御質問にお答え申し上げます。 第一問は、憲法二十九条との関係でございます。 仰せのとおり二十九条には、財産権はこれを侵すべからず、それによって我が国の私有財産制度が保障されておるところでございます。しかし、財産権の内容は公共の福祉に適合するよう法律で決めなさい、かように書いておりますから、我々といたしましても、財産権のうち土地に関しましては、常に公共の福祉という一つの制約、それを念頭に置きながら考えていくべきである、かように私たちは考えておる次第でございます。 したがいまして、基本理念に示されておりますように、現在及び将来における国民のための限られ……
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