伊東正義衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○伊東正義君 ただいま議題となりました有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は、国民の健康の保護に資するため、有害物質を含有する家庭用品全般について必要な規制を行なおうとするもので、そのおもな内容は、 第一に、家庭用品について有害物質の含有量等に関し、必要な基準を定め、その基準に適合しない家庭用品の販売等を禁止するとともに、すでに販売された家庭用品の回収その他の措置を講ずること。 第二に、国及び地方公共団体に家庭用品衛生監視員を置き、立ち入り検査等の業務を行なわせること及び必要な罰則等を定めるほか、家……
○国務大臣(伊東正義君) 私にお尋ねの第一問は、外交青書の問題でございまして、全方位外交が変わったのかという御質問でございますが、政府としましては、これまでも政治、経済上の理念を共有するアメリカとの友好協力関係を外交の基軸として自由主義諸国との連帯強化に努める、これが外交の基盤でございまして、その上に立って世界の国々との友好、協調の輪を広げていくという外交を進めてきたわけでありまして、この外交の基本姿勢は変わってはおらぬのでございます。 ただ、去年とことしで違いましたのは、アフガニスタンに対するソ連の軍事介入でございますとか、北方領土についての軍備の充実というようなことがあったという、日本が……
○国務大臣(伊東正義君) 対ソ問題でございますが、中村議員から国連総会で領土問題を取り上げたという御指摘があったのでございますが、国連総会におきまして、北方領土の返還、北方領土における軍備の配備は日ソ善隣友好に反するじゃないかということは、国民の総意であるということを率直に世界の世論に訴え、翌日はグロムイコ外相にも同じ趣旨の意見を開陳をしたのでございます。 先生がおっしゃるとおり、言いっ放しじゃだめじゃないかとおっしゃるのはそのとおりでございまして、政府としましては、ソ連側に対しまして、この北方領土の問題の解決が日ソ間の真の相互理解の、あるいは日ソの友好親善の促進に不可欠なものであるという認……
○国務大臣(伊東正義君) 上田さんにお答え申し上げます。 イラン・イラクの紛争とアメリカの海軍の集中に対する政府の所見を問う、こういうことでございましたが、現在インド洋には、米国の海軍艦船のみでなくて、ソ連やその他の国の海軍艦船も所在しておるのでございます。米国の艦船につきましては、今次のイラン・イラクの紛争勃発前から展開していたものでありまして、米国は、紛争勃発後もしばしば紛争には介入しないという立場を繰り返し明らかにしているわけでございます。 また、米国の海軍艦船の展開は、ホルムズ海峡やあるいは西太平洋からインド洋へ通ずる通航の安全ということを確保すること、また、この地域に対しまして域……
○国務大臣(伊東正義君) 井上さんにお答え申し上げます。 条約の署名あるいは批准の問題でございますが、第一点は、生物・毒素兵器禁止条約でございます。 これはまだ署名だけで、批准しないじゃないかということでございますが、生物・毒素兵器を現在も保有しておらないのみならず、わが国は将来にわたってこれを保有する意図は持ってないわけでございます。そういう見地から、いま批准の準備のための、関係各省で検討をしておる段階でございますが、これは先生も御承知のように、禁止の対象となります兵器用の生物剤というのが非常にたくさんあるわけでございまして、それの特定の問題あるいは量をどうするかという問題、また、これは……
○国務大臣(伊東正義君) 第九十四回国会が再開されるに当たりまして、わが国外交の基本方針につき所信を申し述べます。 わが国外交は、特に昨年一年、波乱に富んだ国際情勢に対処してまいりましたが、これはかつてないほど国民各位の御理解と御支援を必要とするものでありました。わが国が、数々の試練にもかかわらず、平和で安定した国民生活を確保するための外交を推進することができましたことは、国民各位の御協力のたまものであり、ここに改めて感謝申し上げます。 今日の国際社会の顕著な傾向は、各国間の相互依存関係を支える国際秩序が、政治面でも経済面でも不安定化の様相を示していることであります。政治面では、ソ連のアフ……
○国務大臣(伊東正義君) 総理からほとんど御答弁がございましたので、私、二点だけお答え申し上げます。 一点は、貿易摩擦解消のための日米賢人グループから出た報告書の取り扱いをどうするんだということでございましたが、これは鈴木総理とカーター大統領に報告があったのでございますが、これは貿易摩擦回避のために非常に幅広く長期的な観点から、いろいろな有益な見解、報告が出ているわけでございまして、アメリカにおける生産性の向上あるいはインフレ防止が日米間の経済関係の改善に役立つのだというようなことやら、あるいはマクロの経済政策について、日本とアメリカの間で調整するというのではなくて緊密に協議をしろというよう……
○国務大臣(伊東正義君) お答え申し上げます。 広島市及び長崎市に対する原爆の投下は、慣習国際法あるいは条約等の実定法上の厳密な法律論として申し上げますと、これは国際法違反であると言うことはできないわけでございます。しかしながら、このような原爆投下は、国際法の根底に流れております基本思想の一つである人道主義に合致しないという意味合いにおいては、国際法の精神に反するものであると考えております。 なお、原爆の投下は、老幼婦女子を含む広い範囲にその害が及ぶ、人道上きわめて遺憾な事態を生ぜしめたものでありますので、交戦状態にありました昭和二十年の八月十日当時に、これに強く抗議したことはまた当然であ……
○国務大臣(伊東正義君) お答えを申し上げます。 同盟関係、役割り分担等につきましては、総理より詳細御答弁がありましたので、私は、それ以外の問題について申し上げます。 一つは、地位協定による在日米軍の駐留費の問題でございますが、政府としましては、今後とも地位協定の枠内において、日米安保体制の根幹をなします在日米軍の駐留が円滑にかつ効果的に行われるように、同協定の適切な解釈、運用を図ってまいるつもりでございます。 次に、中東の問題でございますが、共同声明に書きましたが、ごらんのとおりでございまして、中東地域の安定の回復と自由世界共通の利益の確保に米国が努力をしているということは、これは確認……
○伊東正義君 私は、自由民主党を代表して、中曽根総理の施政方針に対する質問を行います。 質問の冒頭に、若王子三井物産マニラ支店長の誘拐事件について伺います。 事件発生以来二カ月、若王子さんの安否は日本国民のひとしく気遣うところでありましたが、最近の報道は情勢が極めて急迫してきたことを物語っております。我が党としても、事態打開の道を得るため、本院議員石原慎太郎君、参議院議員大木浩君、森山眞弓君をマニラに派遣いたしました。私は、この機会に、この間のフィリピン当局の努力に深謝するとともに、政府としては、若王子さんが一日も早く無事救出されるようあらん限りの手段を尽くされんことを要望いたす次第でござ……
○伊東正義君 私は、自由民主党を代表し、中曽根総理の所信表明演説について質問を申し上げます。 中曽根総理、日本経済は今日まことに重大な岐路に差しかかっております。先年来国際社会で問題化している我が国の対外不均衡は、縮小の兆候を見せ始めてはいるものの、その規模は極めて大きく、世界諸国の我が国に対する批判はなお厳しいものがあります。また、国内経済は緩やかな拡大を続けているものの、急激な円高の進展によって少なからぬ企業が打撃を受け、完全失業率が三%を超えるなど、深刻な影響があらわれております。景気については、底入れしたとの見方はありますが、なお今後の動向を慎重に見きわめていくべき状況にあります。我……
○伊東正義君 ただいま、在職二十五年ということで、本院の決議をもちまして皆様方から御丁重な表彰をいただいたわけでございまして、感激の至りでございまして、心から御礼を申し上げる次第でございます。ありがとうございました。(拍手) 二十五年を振り返ってみますと、佐藤内閣当時の沖縄返還問題でございますとか、田中内閣の手による日中国交正常化問題、また、私にとって特に印象深いのは、現職の総理大臣大平正芳君が壮絶な最期を遂げだというような、いろいろなことが脳裏に浮かびまして、感慨無量なものがあるのでございます。また同時に、一体自分はこの二十五年間、国家国民に対して何をなしてきたのかということを考えますと、……
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