吉田泰造衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○吉田泰造君 私は、民主社会党を代表して、ただいま上程されました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手) まず、私が上述の防衛法案に反対する根本の理由は、このような具体策決定の前提である、わが国安全保障の基本姿勢に対する政府の態度が全く不明確であることであります。すなわち、根なし草の防衛計画がこのたびの防衛法案であります。 政府は、これまで第二次防衛計画、第三次防衛計画と、次々に防衛計画を立案、策定してまいりましたが、その根本となるわが国安全保障をいかなる諸原則にのっとって全うするかについては、これまで何ら明らかにしてこなかったので……
○吉田泰造君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員和爾俊二郎先生は、去る七月十二日逝去されました。まことに哀悼にたえません。 私は、ここに、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで追悼のことばを申し述べたいと存じます。(拍手) 和爾先生は、明治三十五年八月大阪市に生まれ、大阪府立市岡中学校から第四高等学校を経て、東京帝国大学法学部に学ばれました。昭和三年卒業とともに大阪市に勤務され、自来三十五年の長きにわたって市役所に在職し、大産業都市大阪の発展と市民の福祉増進とにひたすら奮闘されました。 戦後の大阪市は、申すまでもなく、戦災によってそのほとんどが焦土と化し、全市民……
○吉田泰造君 私は、民主社会党を代表し、昭和四十三年度中小企業の動向に関する年次報告並びに昭和四十四年度において講じようとする中小企業施策について、若干の質問を総理並びに関係大臣に行ないたいと思います。(拍手) その総括的な点は、わが国の中小企業問題の基本的なとらえ方についてであります。 顧みまするに、戦後二十三年間、政府の中小企業問題に取り組む姿勢は、一貫して経済の高度成長を大企業中心に追求し、一人当たりの国民所得を高め、その過程において中小企業問題の解決をはかるというものでありました。確かに、わが国の経済は、今日、国民総生産においてアメリカ、ソ連に次ぐ世界第三位の地位にまで躍進したので……
○吉田泰造君 私は、民社党を代表いたしまして、去る八日夕刻大阪市内で発生いたしました悲惨なガス爆発事故に関連して、若干の質問を行なわんとするものであります。 私は、質問をいたしますに先立ちまして、今回の事故によりとうとい生命を失われた犠牲者のみたまに深甚なる哀悼の意を表するとともに、重軽傷あるいは家屋を焼失された被害者の方々に対し心からお見舞い申し上げるものであります。 私は、昨日お見舞いを兼ね現場を見てまいりましたけれども、今回の爆発事故は、死者七十四名、重軽傷者三百二名に及ぶ惨事であり、加えて二十七棟の何ら関係のない家屋が焼失されておりますことは、この種のものとしては、まさに史上最大の……
○吉田泰造君 私は、民社党を代表し、ただいま御報告のありました、昭和四十五年度中小企業の動向に関する年次報告に対して、若干の質問をいたしたいと思います。(拍手) 現下の中小企業を取り巻く情勢は、まことにきびしいものがあります。高度経済成長を続けてまいりました日本経済も、ようやく鎮静化の方向に向かい、景気の停滞が続いております。特に中小企業は、この不景気の影響を強く受けるとともに、発展途上国の激しい追い上げ、対米輸出環境の悪化、人手不足、公害問題の深刻化など、従来にも増して、その前途は容易ならざるものがあります。 そこで、私は、これら中小企業問題の解決の方策について質問をいたしたいのでありま……
○吉田泰造君 私は、ただいま議題となりました福田外務大臣不信任決議案に対しまして、民社党を代表し、賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 七〇年代に入り、「七〇年代の政治」ということばが流行いたしましたが、ニクソン訪中、ドルショック、昨日の国連におけるアルバニア案の勝利は、まさに七〇年代の夜明けを象徴する外交古件であるということができます。これらの国際情勢の変化は、第二次世界大戦後の世界地図を基本的に書きかえる事件であるというべきであります。すなわち、戦後の世界の対立の原型である冷戦構造の変革を意味しているのであります。 世界の対立を、民主主義陣営対共産主義陣営、全体主義陣営の……
○吉田泰造君 私は、民社党を代表し、昭和四十六年度中小企業の動向に関する年次報告に対し、若干の質問を行ない、政府の見解をただしたいと思います。 わが国の中小企業を取り巻く情勢は、この一年間まことにきびしいものがありました。発展途上国に対する特恵関税制度の実施、繊維を中心にしたアメリカの対日輸入制限、戦後初めて経験した円の大幅切り上げ、さらには、昭和四十年不況を上回る国内経済の停滞等がそれであります。この間にあって、中小企業経営者とその従業員は、非常に深刻な打撃をこうむりつつも、みずからの置かれた立場において力一ぱい努力されている現状に対し、まずもって敬意を表したいのであります。 それにつけ……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。