鳩山由紀夫衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○鳩山由紀夫君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました所得税法等の一部を改正する法律案につきまして、賛成の意見を表明するものであります。(拍手) 我が国の税制は、最近における産業、就業構造の変化、所得水準の上昇と均等化、消費の多様化、サービス化、人口構成の高齢化、経済取引の国際化等の社会経済情勢の著しい変化に対応できないために、所得税を初め、直接税、間接税の全般にわたりさまざまのひずみ、ゆがみが発生し、国民の税に対する不平、不満の声が高まっております。本法律案は、このような国税に関する制度全般にわたる改革の必要性にかんがみ、その一環として、所得課税の負担軽減及び合理化とその財源……
○鳩山由紀夫君 私は、自由民主党・自由連合、日本社会党・護憲民主連合及び新党さきがけを代表いたしまして、さきの村山総理大臣の所信表明演説に関連して質問をいたします。 村山連立政権が透明で民主的な政治運営を旗印に昨年六月に発足して以来、十五カ月が経過いたしました。この間、村山連立政権は、三党合意に基づき着実に政策協議を積み重ね、長年の懸案を数多く解決してまいりました。加えて、ことし六月には、いわゆる新三党合意を取りまとめ、さらなる政策課題に意欲的に取り組んでいくことを確認いたしたところでございます。 しかしながら、これだけの政策課題を実現したにもかかわらず、村山内閣の支持率を見る限りにおいて……
○鳩山由紀夫君 私は、第百三十九回国会の開会に臨み、民主党代表としての所信を述べ、橋本総理の所信表明に対して質問をいたします。 まずは、第二次橋本政権の発足につきましてお祝いを申し上げます。ぜひとも、総理を初め各閣僚の皆さん方が責任を持って内閣のかじ取りを進められ、日本の未来に誤りなき進路を示されんことを切に期待する次第でございます。 しかし、総理の所信演説でも述べておられますように、日本社会は今多くの困難な課題を抱えており、それらの課題をどのように解決していくか、実に大切なときを迎えています。こうしたときに、泉井石油卸商事件やオレンジ共済事件、厚生省の不祥事など、政官業の利権構造がもたら……
○鳩山由紀夫君 ただいま議題となりました公共事業の長期計画の透明化等を図るための関係法律の整備に関する法律案について、民主党並びに御賛同いただいた方々を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 公共事業は、国や地方公共団体が中心となって行う社会資本整備のための事業であって、そこから生み出されるサービスが、市民の健康で文化的な生活を充足させるために重要な役割を果たすものです。政府は、すべての市民がそのような生活を享受できるように、効率的に社会資本を整備することが求められております。 ところで、国と地方の借金が総額五百十二兆円に達する今日の危機的な財政事情の中で、昨年閣議決定された各五カ年計画……
○鳩山由紀夫君 私は、民友連を代表し、議題となりました中央省庁改革基本法案に対しまして質問いたしますが、その前にまず、橋本総理が、本日も、また昨日の記者会見でも、深刻な不況を招いたみずからの失政に対する反省もなく政策転換を表明されたことに関して、総理の政治姿勢をただしたいと存じます。いわば、まさにこれは宣戦布告でございます。 橋本総理は、今国会中に補正予算案を提出して、四兆円以上の所得減税を含む真水で十兆円規模の景気対策を実施する財政構造改革法の改正案も今国会に提出するという方針を打ち出しました。これは明らかに、第二次橋本内閣発足以来総理が掲げてきた財政構造改革路線を放棄するという経済政策の……
○鳩山由紀夫君 私は、小渕総理の行われた国際連合第五十三回総会及び日米首脳会談出席等に関する報告について、民主党を代表して質問いたします。 今回行われた小渕総理就任以来初の日米首脳会談は、世界第一位と第二位の経済大国が、世界的な経済の混乱に歯どめをかけるための戦略に合意できるかどうかという意味で、世界じゅうの人々やマーケットから注目をされておりました。しかしながら、ある米国の新聞は、今回の首脳会談を評して、来年前半にまた会うことと、両首脳がお互いをファーストネームで呼ぶことを決めたにすぎず、経済問題は何一つ解決していないと皮肉たっぷりに報じております。我々も、三時間の首脳会談の割には内容が極……
○鳩山由紀夫君 私は、民主党を代表し、国旗及び国歌に関する法律案に対する修正案について、その提案理由及び概要を御説明いたします。 今、多くの国民が、窒息しそうなほどの息苦しさを感じています。数に物を言わせ、国家の管理を強化しようという政権が誕生しようとしているからです。まさにこのようなときに、日の丸を国旗に、君が代を国歌に定めるという法案が提出されました。 その審議に際して、我が党の石井一議員の質問に対し、野中官房長官は、まさに恫喝とも思えるような答弁をされました。それはまさに、国民に対して、国民に言われる筋合いではないと開き直っているのと同じであります。ここ数年来の長官の変節とも言える言……
○鳩山由紀夫君 私は、民主党を代表し、総理の所信表明、とりわけ数合わせの自自公連立政権についてただすとともに、民主党の理念と政策について、私の見解を表明いたします。 さて、私は、さきの民主党代表選挙を通じて、総保守対ニューリベラルという新しい対抗軸を主張してまいりました。ところが、自自公の迷走ぶりを拝見しておりますと、とても総保守とさえ呼べるまとまりはなく、その実態は、党利党略と利権擁護に奔走し、改革を先送りする権益保守としか言いようのないものであります。まことに残念のきわみであります。これに対して、私どもはニューリベラルの道を着実に求めてまいります。 ニューリベラルは、結果の平等ではなく……
○鳩山由紀夫君 民主党を代表して質問いたします。 私は、今、民主主義のあり方について思いをいたしております。 小渕総理、あなたは、長い歴史の中で培われた国会運営のルールを粉々に破壊してしまいました。代表質問は与党だけで行い、参議院では委員会審議なしで本会議採決を行い、野党抜きで予算審議に入りました。特に、参議院で強行された委員会審議なしの本会議採決は、憲政史上かつて例のないものであります。それだけではありません。行政府が国権の最高機関である国会を従わせるという、議院内閣制の原則をも破壊してしまいました。国会を私物化し、じゅうりんをしてしまった。 小渕総理、あなたは恐ろしい人だ。正月、ある……
○鳩山由紀夫君 私は、民主党を代表し、自自公連立政権から自公保融合政権へと変質を遂げた新政権のトップである森新総理の所信表明演説についてただすとともに、その政治姿勢について質問をいたします。(拍手) 最初に、まず何よりも、小渕前総理が突如御入院をされ、復帰が困難な事態となってしまわれたことに対し、心からお見舞いを申し上げます。 小渕前総理は、政策的立場の違いはあれ、日々激務の中で、日本が抱える数々の難題に挑んでこられました。その道半ばでの退陣は実に口惜しいことと御推察いたします。 いっときも早く御健康を回復され国政の場に復帰されますことを、ここにお集まりの皆様とともに深く念願するものでご……
○鳩山由紀夫君 私は、民主党・無所属クラブを代表して、私の所信の一端と、主として総理に対して質問をいたします。 初めに、有珠山の噴火や伊豆諸島地震で被災され、不安な毎日を送られた方々、送っておられる方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。また、特に被災によってお亡くなりになられた方の御冥福を心からお祈りをいたします。 私は、こうした大規模災害における生活の困難や事業の中断から生じた問題については、個人補償を含めて手厚い支援策を実施することが極めて重要だと主張し、政府にも申し入れてまいりました。公共投資は、本来こうした緊急性の高いところに最優先して配分されるべきものであります。政府としても……
○鳩山由紀夫君 私は、民主党・無所属クラブを代表して、私の所信を表明し、総理に対し質問します。 質問に先立ち、私ども民主党の議員でありました山本譲司君に対する刑事事件について、この場をおかりして国民の皆さんに改めて深くおわびを申し上げます。民主党は、政治家とお金に関してみずからクリーンであることを志してきた政党として、本人に対し、即刻議員辞職と不正受給した国費の弁済を求めたところです。いずれにしても、国民へ多大な御迷惑をおかけしたことは間違いありません。二度とこうしたことが繰り返されることがないよう努めていく決意です。 また、有珠山噴火、伊豆諸島の火山噴火と地震及び東海地方を中心とする集中……
○鳩山由紀夫君 民主党の鳩山由紀夫です。 私は、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合、そして民主党・無所属クラブの四会派を代表し、ただいま議題となりました森内閣不信任決議案について、提案の趣旨を御説明いたします。(拍手) まず、決議案の案文を朗読いたします。 本院は、森内閣を信任せず。 右決議する。 以上であります。 我々四会派は、この内閣不信任案につきまして、国民を代表して国会に提出しています。今や、七割をはるかに超える国民の皆さんが、すなわち、本来であるなら自民党や与党を支持しているはずの皆さんも含めて、圧倒的大多数の国民が森内閣は一刻も早く退陣すべきであるとされていま……
○鳩山由紀夫君 私は、民主党・無所属クラブを代表して、私の所信の表明と森総理に対する質問をいたします。 質問に先立ちまして、インド大地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げますとともに、先月二十六日夜、JR新大久保駅でホームから転落をした男性を救助しようとして亡くなられた韓国のイ・スヒョンさんと日本の関根史郎さんに対し、心より哀悼の誠をささげます。 みずからの危険を顧みずに人命救助に当たったお二人の行為は、決して代償を求めることのない、人間愛に基づいた崇高な行為でありました。とりわけ、日本留学中に事故に遭われたイ・スヒョンさんの悲劇は、韓国国民の皆様にも涙をもって伝わったことと思いま……
○鳩山由紀夫君 民主党の鳩山由紀夫です。 私は、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合及び民主党・無所属クラブの四会派を代表いたしまして、ただいま議題となりました森内閣不信任決議案につきまして、提案の趣旨を御説明いたします。(拍手) まず、決議案の案文を朗読いたします。 本院は、森内閣を信任せず。 右決議する。 以上であります。 森総理、それから与党の皆さん、あなた方には国民の声が聞こえますか。市場の声が聞こえますか。今や、森総理の支持率は一けた台まで落ち、限りなくゼロに近づいています。もはや国民は、森自公保内閣を信任せずであります。(拍手) また、総理就任時に二万円以上あ……
○鳩山由紀夫君 私は、民主党・無所属クラブを代表し、小泉総理の所信に対し質問をするとともに、私の所信を表明し、私たちが政権を担うためこれまで積み上げてきた構造改革の姿を明らかにしていきたいと考えます。(拍手) この大型連休中、日本各地の行楽地では、子供や父母とともにつかの間の休日を楽しむ多くの人々の姿が見られました。夏のような沖縄から、桜のつぼみがようやく膨らんだ北海道まで、美しい日本の風景の中に溶け込む姿には、どこかほっとさせられるものがあります。 しかし、ふだんと変わらぬその光景とは裏腹に、今、多くの国民は、言い知れぬ不安と、遅々として進まないこの国の改革にいら立ちを募らせています。言……
○鳩山由紀夫君 私は、民主党・無所属クラブを代表し、小泉総理の所信に対し質問するとともに、私の所信を表明し、絶叫すれども姿が見えぬ小泉流構造改革の実態を明らかにしてまいります。(拍手) 最初に、私は、アメリカにおけるさきの同時多発テロに際して亡くなられた方々、負傷された方々、そしてその御家族の皆様方に対して、心から哀悼とお見舞いの言葉をささげます。 九月十一日の日本時間夜九時四十五分、ニューヨークの世界貿易センタービルに旅客機が飛び込んだあの映像は、世界の人々の目に今なお焼きついていることでしょう。激突した飛行機の中でテロリストたちにやいばを突きつけられていた人たちはどれほどの恐怖に包まれ……
○鳩山由紀夫君 小泉首相、一昨日の施政方針演説、拝聴いたしました。 あなたは、いつ、自分の言葉を失ったのでしょうか。あなたは、いつ、自民党をつぶす、日本を変えるという志を捨てたのでしょうか。(拍手)構造改革をなさるというなら、なぜ、日本再生の展望もビジョンも示すことができなかったのでしょうか。私は残念でならない。一国の宰相としての自覚をお持ちいただきたい。 私は、民主党・無所属クラブを代表して、総理の施政方針演説に対し質問をするとともに、私の所信の表明を行います。(拍手) とりわけ、私は、小泉内閣に決定的に欠けている説明責任と結果責任について、厳しくただしてまいります。 二〇〇二年は、……
○鳩山由紀夫君 民主党の鳩山由紀夫です。 私は、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合、そして民主党・無所属クラブを代表し、小泉内閣不信任決議案の提案の趣旨を説明いたします。(拍手) まず、決議案の案文を朗読いたします。 本院は、小泉内閣を信任せず。 右決議する。 以上であります。 次に、我々四会派が国民を代表して本不信任案を提案するに至った理由を説明いたします。 構造改革を掲げて登場した小泉内閣が誕生してから、一年三カ月になります。しかし、一向に改革は進まず、経済は相変わらず低迷するばかりであります。 小泉内閣がなしたことは何か。それは、失業率の増大であり、自殺者の増加……
○鳩山由紀夫君 鳩山由紀夫です。 私は、民主党・無所属クラブを代表して、過日の小泉首相の所信表明演説に対して質問をいたします。(拍手) 質問に先立ち、過日、小柴昌俊さんと田中耕一さん、お二人がノーベル物理学賞及びノーベル化学賞を受賞されたことに対し、心からお祝いを申し上げます。 大学時代、優が二つだった小柴さんと、四十三歳のサラリーマン研究者である田中さんの快挙には、不況、失業、生活苦、将来不安の影に悩まされている多くの日本人が非常に勇気づけられました。 さて、小泉総理、一体どうしたのですか。今は未曾有の経済不況です。日本じゅうの国民が、一体日本はこれからどうなるのだろうかと不安に駆ら……
○鳩山由紀夫君 政治は愛と信じています、民主党の鳩山由紀夫でございます。(拍手) 再訪朝を発表してからわずか八日後、国民がかたずをのむ中で、小泉総理は北朝鮮訪問を決行されました。民主党の拉致問題対策本部長の任に当たってきた者として、このタイミングと状況下での訪朝に対して大きな不安を抱く一方、並々ならぬ期待感を持ってニュースを受けとめておりました。 当日、小泉総理が、御家族の方がされているものと同じ、この青いバッジを胸元におつけになっておられるのを見て、かなり勇気づけられたのでありますが、結果は極めて残念、いや、無念と言わざるを得ません。(拍手) もちろん、蓮池さん、地村さんの御家族五名の……
○鳩山由紀夫君 私は、民主党・無所属クラブを代表して、小泉総理の所信に対し、特に外交案件に関して質問を申し上げます。(拍手) 現在の我が国は、国としての尊厳をいたく失っています。そして、その多くは、戦略性なき場当たり的、表面的外交によるものであります。きのうの総理の所信表明演説を伺っても、まさにその思いが強くなりました。 冷戦中はそれでもまだよかったのでありますが、地位協定の改定をなし遂げたドイツなどとは異なり、我が国は、冷戦後の安全保障のあり方を構想することを怠ってまいりました。在日米軍の再編が現実の議論となっている今、米国から言われる前に、我が国の方からも新しい安全保障のあり方を提示す……
○鳩山由紀夫君 おくればせではありますが、ただいま議題になりましたサミット報告等につきまして、民主党・無所属クラブを代表して質問いたします。(拍手) 小泉総理とは、どうやら最初と最後だけ意見が合ったようであります。私は、小泉総理就任直後、私が唱えておりました構造改革を取り上げて、自分でやるとおっしゃったものですから、エールまで送らせてもらいました。ところが、その後、私の期待は裏切られ続けました。自分はいいですが、上辺の改革で国民の皆さんの期待を裏切り続ける行為は、断じて許せるものではありません。(拍手) あげくの果てに、最近では、どうやら御趣味の郵政民営化法案を可決させるために、あからさま……
○鳩山由紀夫君 国民の皆さん、鳩山由紀夫です。私は、民主党・無所属クラブを代表して、さきの小泉総理の所信に対して質問をいたします。(拍手) 質問に先立ちまして、前原代表も触れられましたが、今は亡き後藤田正晴先生に対して、心からなる弔意をささげます。 後藤田先生は、常日ごろ、権力の独善に対して強い戒めの気持ちをあらわしておられました。今、自民党がややもすると権力の独善に陥りがちなこの時期に、後藤田先生のような方が自民党の中に全くおられないことが残念のきわみでございます。 なればこそ、私たち民主党が、今は亡き後藤田先生にかわって、自公政権の独善を防ぐ役割をしっかりと果たしてまいります。私も、……
○鳩山由紀夫君 民主党教育基本問題調査会長の鳩山由紀夫です。 民主党・無所属クラブを代表して、質問をいたします。(拍手) まず冒頭、先ほど御葬儀がございましたが、小泉首相初め皆様方とともに、急逝されました松野頼三先生のみたまに対し、心から御冥福をお祈り申し上げます。 小泉総理、あなたは、就任後の所信表明演説で、米百俵の精神をこの演壇で国民に向かって強調いたしました。当然、お忘れになっておられるわけはありません。あれから五年がたちました。残念ながら、以来、私は、少なくともあなたの口から教育についての真剣な思いを聞いたことは一度もありません。昨今、目を覆いたくなるような事件が続発するなど、社……
○鳩山由紀夫君 私は、民主党・無所属クラブを代表し、安倍総理の所信表明に対する質問をいたします。(拍手) 演説に先立ちまして、このたびの悠仁親王殿下の御誕生を国民の皆さんとともにお喜びを申し上げ、お健やかな御成長を心よりお祈りを申し上げます。(拍手) 安倍総理、御就任おめでとうございます。(拍手)総理御自身が所信で述べられておられますように、今の日本は、これまでの失政によって多くの難問に直面をしています。私たち民主党は、国民の立場に立って、しっかりとみずからの務めを果たしてまいります。 総理となられて初の所信演説が和製英語の乱用と抽象論ばかりであったことに落胆したのは、私ばかりではないと……
○鳩山由紀夫君 民主党の鳩山由紀夫です。 私は、民主党・無所属クラブを代表して、福田総理の所信表明演説に対し、質問をいたします。(拍手) まず、相次ぐ自然災害被害に対する支援について申し上げます。 能登そして中越沖地震では、今なお多くの被災者が困難な日常生活を強いられています。また、台風や豪雨で、秋田県を初め各地に大きな被害が出ています。官邸が開店休業中であっても、災害は待ったなしです。亡くなられた方の御冥福をお祈りし、被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。 民主党は、住宅本体の再建に対して応援ができるように、被災者生活再建支援法の改正をかねてから訴え続けてまいりました。与党案よりもや……
○鳩山由紀夫君 皆さん、民主党の鳩山由紀夫です。 私は、民主党・無所属クラブを代表して、福田総理の施政方針に対して質問いたします。(拍手) とはいいましても、自民党を中心とした古い政権勢力と民主党を中心とした新しい政権勢力とが対峙をして、政権交代が現実のものとなりつつある今日、国民の皆さんが知りたいのは、今の政府の方針ばかりではありません。近い将来、民主党の政府ができたら、私たちの暮らしは、そしてこの国はどうなるということに大きな関心を持っていただいています。 そこで私は、ここで民主党の政権政策についても説明をいたします。 政治が取り組むべきは、国民の生活であり、日本という国家の進路で……
○鳩山由紀夫君 国民の皆さん、民主党の鳩山由紀夫です。 民主党・無所属クラブを代表して、小沢一郎代表に続きまして、麻生総理の所信に対して質疑をいたします。(拍手) 小沢一郎民主党代表は、民主党政権において、自民党政権がついにできなかった「国民の生活が第一。」の政治とその具体的な政策を、必要な財源と実施のプログラムを含めて国民の皆様方に明快に提案をいたしました。 それに比べて、麻生総理の所信とこの場における答弁は、国のビジョンも政策も具体性を欠き、まるで小沢総理の所信に対する代表質問のようであり、細田幹事長のあの興奮ぶりを見ても、もう与野党が逆転したかと思われた方も多かったのではないでしょ……
○鳩山由紀夫君 私は、提出者を代表して、ただいま議題となりました衆議院解散要求に関する決議案について、その趣旨の説明をいたします。 まず、案文を朗読いたします。 衆議院解散要求に関する決議案 政府は、速やかに衆議院を解散すべし。 右決議する。 以上であります。 国民は今、総理も百年に一度と認める金融経済危機の中で、あすをも知れない生活への深刻な不安にさいなまれています。国民生活の安心、安定のために、一刻も早く適切な雇用・景気対策を迅速に実行に移すこと、これこそがまさに政治の使命であり、責任でもあります。 しかし、この国難を前に、麻生総理は、最初の使命と明言していた解散を……
○鳩山由紀夫君 国民の皆さん、民主党の鳩山由紀夫です。 不況と失業のあらしに直面し、厳しい年越しをされた方がたくさんおられることと存じます。民主党は、政治の責任、政治の使命として、不況と失業を克服し、皆さんと御一緒に「国民の生活が第一。」を基本とする国民政権、日本をつくっていくことを、この二〇〇九年の初めに当たって表明をいたします。(拍手) その民主党・無所属クラブを代表いたしまして、昨年ついに提出されず、二カ月以上も時間を空費して不況と失業の深刻化を招き、年を越えた昨日になってようやく提出をされた平成二十年度の第二次補正予算につきまして、責任を一身に負うべき麻生総理に対して、既に多くの国……
○鳩山由紀夫君 民主党の鳩山由紀夫です。 麻生総理の施政方針演説は、最初にして最後になるであろうと考えます。したがいまして、憲政に恥じない質疑にいたしたいと考えています。(拍手) 質問は、麻生総理の昨年の所信表明に際する例にも倣い、麻生総理に対してだけではなく、連立与党に対する質問でもあります。麻生総理のように答弁を強制することはいたしませんが、国民の皆さんが真剣に耳を澄まされていることをお考えになり、国民に対して、自由民主党の細田幹事長、公明党の太田代表から明快な方針をお示しいただければと存じます。 日曜日に実施をされた山形県知事選挙では、新人の吉村美栄子さんが初当選を果たし、自民党が……
○鳩山由紀夫君 民主党幹事長の鳩山由紀夫です。 平成二十一年度の補正予算について、麻生総理に質問をいたします。(拍手) 冒頭、豚インフルエンザ対策でありますが、本日、WHOが初めて警戒レベルを4に引き上げました。民主党も全力を挙げて対策に取り組みます。政府も、国民の安全を第一に、迅速的確な情報提供は言うまでもありませんが、渡航者対策、ワクチン対策も含め、スピード感を持って万全を期すことを強く要請をいたします。 さて、麻生総理に申し上げます。 総理の言葉をおかりすれば、今度の補正は四段目のロケットとなります。しかし、昨年九月の第一次補正の一段目は飛ばずに失敗、二段目の、ことし一月の第二次……
○鳩山由紀夫君 民主党の鳩山由紀夫です。 私は、民主党・無所属クラブ、日本共産党、社会民主党・市民連合、国民新党・大地・無所属の会を、また何より国民の皆様の声を代表して、麻生内閣に対する不信任決議案の提案の趣旨を申し上げます。(拍手) まず、決議案の案文を朗読いたします。 本院は、麻生内閣を信任せず。 右決議する。 以上であります。 次に、本決議案を提案する理由を説明いたします。 そもそも、麻生内閣に託された使命は、解散・総選挙によって国民の信を問うことにあったはずであります。しかし、麻生総理は、百年に一度の危機あるいは政局よりも政策などとして、解散・総選挙の回避に奔走し、総……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) あの暑い夏の総選挙の日から、既に二カ月がたとうとしています。また、私が内閣総理大臣の指名を受け、民主党、社会民主党、国民新党の三党連立政策合意のもとに新たな内閣を発足させてから、四十日がたとうとしています。 総選挙において、国民の皆様は政権交代を選択されました。これは、日本に民主主義が定着してから、実質的に初めてのことであります。 長年続いた政治家と官僚のもたれ合いの関係、しがらみや既得権益によって機能しなくなった政治、年金や医療への心配、そして将来への不安など、今の日本の政治を何とかしてくれないと困るという国民の声が、この政権交代をもたらしたのだと私は認識……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 谷垣自民党総裁の質問にお答えをいたします。 昨夜、海上自衛隊の護衛艦「くらま」が貨物船と衝突をし、国民の皆様方に御心配と御迷惑をおかけいたしました。政府といたしましても、情報収集に努め、危機管理に万全を期したところでございます。今後も、しっかりと原因の究明を行ってまいりたいと存じます。 まず、マニフェストの実行にかける私の決意についての御質問がございました。 何か、谷垣総裁におかれては、私どもが政権をとったらすぐに、あたかも君子が豹変したように思ったようにおっしゃいましたけれども、そのようなつもりは毛頭ありませんし、言うまでもありません、君子でもありません……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 志位委員長の御質問にお答えいたします。 まず、雇用保険制度についてのお尋ねでございます。 平成二十一年の改正雇用保険法により、特に再就職が困難な方に対して、給付日数が六十日分延長されております。すなわち、九十プラス六十イコール百五十日ということになっております。これによりまして、本年四月から八月までで約二十四万人の受給者に対して延長が行われています。 したがいまして、今後とも、こうした延長給付の活用などによって、雇用のセーフティーネットを整備して、国民の安心感を高めてまいりたいと思っております。 求職活動中の生活と住居の支援についての御質問でございます。……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 政治倫理綱領について御質問がありました。 衆議院政治倫理綱領は、国会法百二十四条の二の規定するところにより、各議員がこれを遵守しなければならないとされているところであると承知をしております。私としても、政治家としてこれを遵守していくべく、できる限りの説明を尽くしてきたところでございます。 政治資金問題の現状についての御質問がございました。 私の政治資金の問題についての御評価は国会の皆様方の御判断でございますが、検察捜査によって全容が解明をされ、処分決定によって決着をしたと認識をしております。それを受けて、昨年末に記者会見を開き、国民の皆様、御迷惑をおかけし……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 命を守りたい。命を守りたいと願うのです。 生まれ来る命、そして、育ち行く命を守りたい。 若い夫婦が経済的な負担を不安に思い、子供を持つことをあきらめてしまう、そんな社会を変えていきたい。未来を担う子供たちがみずからの無限の可能性を自由に追求していける、そんな社会を築いていかねばなりません。 働く命を守りたい。 雇用の確保は、緊急の課題です。しかし、それに加えて、職を失った方々やさまざまな理由で求職活動を続けている方々が、人との接点を失わず、共同体の一員として活動していける社会をつくっていきたい。経済活動はもとより、文化、スポーツ、ボランティア活動などを通……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 自由民主党の谷垣総裁にお答えをいたします。 民主党は、自立した議員、政治家がみずからの意思で集まった政党でありまして、役職を語る前に議員全員が同志であるとまず心得ておりますので、そのことから申し上げたいと思います。 総理と幹事長の位置づけ、関係についての御質問でありますが、その上に立ちまして、民主党は、民主的な党内選挙を経て代表を選出し、その代表が幹事長ほかの党役員を選任することとしておりまして、健全な党内民主主義を貫いております。 したがいまして、幹事長職は、代表の信任と委託に基づいてその職務に当たっておるわけでありまして、幹事長職が党や政府を支配するな……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 公明党の井上幹事長の御質問にお答えをいたします。 大体三十七問ほどございました。 まず、人道の先進国という考え方と命を守る政治の連関についてのお尋ねでございます。 施政方針で述べた「いのちを守る予算」、これは、言うまでもありませんが、命を守るという基本的な理念を具体的な政策として実行していくというものでございまして、福祉や教育、平和、お述べになりました、さらに雇用環境、こういった問題の広範な分野における広義の人道の追求と通ずるものだ、そのように考えております。したがいまして、ぜひ、この「いのちを守る予算」の早期成立に公明党さんに御協力をいただければありがた……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 福嶋議員の堂々たる御質問にお答えを申し上げます。 まず、命を守る政策の意義、そして歳入関連法案の重要性についてのお尋ねがありました。 御案内のとおり、いわゆる小泉構造改革、私は、小泉改革をすべて否定するつもりはありません。しかし、小泉改革の結果、何が起きたか。市場原理中心主義、市場経済至上主義、これが行き過ぎた結果、弱肉強食の世の中、これが加速をして、そして、結果として格差が拡大をしてしまった。これは、まさに事実でございます。 国民の皆様方の大きな不安というものが広がってまいりました。それにこたえるために、国民の皆さんが、だから政権をかえてくれ、その期待感……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 岡本議員にお答えをいたします。 まず、労働者派遣制度の規制緩和に対する認識についてのお尋ねがございました。 岡本議員の御指摘のとおりでございまして、これまでの雇用に関する規制緩和はまさに行き過ぎたものでございます。特に、製造業務派遣については、行き過ぎた規制緩和の結果、ふえた派遣労働者が、例えばリーマン・ショックなどによって大量に解雇されてしまう、いわゆる派遣切りというものが多発をして、結果として、働く方々の命が軽んじられてしまうということになってしまったわけでございます。 さらに申し上げれば、日本の高い技術力、こういった伝承を損ないかねない大変な問題が生……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 櫛渕議員にお答えいたします。 櫛渕議員のこの気候変動問題に対する大変な熱意に感動いたしたところでございます。 まず、地球温暖化問題の科学的根拠についてお尋ねがありました。 気候変動に関する政府間パネル、いわゆるIPCCの報告書に対しては、近時、幾つかの疑問が提起されたわけでありますが、今、櫛渕議員からもお話ありましたように、英国下院の科学技術委員会の調査によって、データの改ざんなどの証拠はなかったという報告があったところでございます。したがいまして、IPCCの報告書を初めとする地球温暖化をめぐる科学的根拠の信頼性は、依然として変わりはないものだ、そのように……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 私は、四月十二日から十四日まで、米国のワシントンを訪問し、核セキュリティーサミットに出席しました。 サミットにおいては、各国は、核セキュリティー向上のための国内措置及び国際措置、核セキュリティーにおけるIAEAの役割等について意見交換を行いました。 私は、我が国は非核兵器国の道を歩むことが唯一の戦争の被爆国としての道義的責任であると考え、核廃絶の先頭に立ってきたことを述べるとともに、核テロ防止に貢献するためのイニシアチブとして、次の四つの協力措置を表明しました。 この四つの措置は、一、核セキュリティー強化のためのアジア総合支援センターを本年中に我が国に設立……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 橋本議員にお答えをいたします。 まず、官僚主導政治の弊害とその克服についての御質問でございました。 これまで、長期政権が続く中で、役所の縦割り行政のもとで、国全体の立場からの戦略的な政策判断が十分に行われてこなかった、官僚が実質的な政策判断を行い、政治家はこれを追認するだけとなっていたこと、こういった問題があると認識をしています。 したがいまして、本法案は、これらの問題を解決するために、政府部内の組織の見直しを行うためにつくらせていただいた法案であります。 まず、縦割り行政の排除のために、総理のリーダーシップを十分に発揮できる体制として、国家戦略局を置き……
○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 古川議員の御質問にお答えをいたします。 口蹄疫の対策本部長としての責任についてのお尋ねであります。 口蹄疫の発生は、言うまでもありません、危機管理上、大変重大な課題である、そのように認識をしております。したがいまして、私を本部長とする口蹄疫対策本部において、総力を挙げて、現在、対策に取り組んでいるところでございます。やり過ぎだと言われるくらいの断固たる決意を持って、口蹄疫の撲滅を図ることにより、責任を果たしてまいりたいと思います。 ぜひ、与野党の別なく、この問題に対して対処してまいりたいと思っておりますので、古川議員の御協力もお願い申し上げます。(拍手)
○鳩山由紀夫君 ただいま議題となりました第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案につきまして、民主党・無所属クラブ、自由民主党・無所属の会、公明党、社会民主党・市民連合、みんなの党、国民新党・新党日本、たちあがれ日本、国益と国民の生活を守る会を代表し、提案の趣旨を御説明申し上げます。(発言する者あり)
【次の発言】(続) 案文を朗読いたします。
第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案
我が国において、一九六四年の東京オリンピック以来となるオリンピック夏季競技大会及びパラリンピック競技大会を……
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