田村憲久衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○田村憲久君 自由民主党の田村であります。私は、ただいま議題となりました二法案について、中山議員外十三名提出の臓器の移植に関する法律案、いわゆる中山法案に対して賛成の立場から、討論を行うものであります。 脳死体からの臓器移植を議論する上で、脳死を人の死と認めるか否かは、これは避けては通れない問題であります。 この問題につきましては、平成四年に、いわゆる脳死臨調が「脳死をもって「人の死」とすることについては概ね社会的に受容され合意されているといってよい」とした上で、一定の要件のもとに、脳死体からの臓器移植を認めることを内容とする答申を提出しており、一応の結論を出しておりますが、実態といたしま……
○田村憲久君 ただいま議題となりました児童福祉法等の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、次代の社会を担うすべての子供が健やかに生まれ、かつ、育成される環境の整備を図るため、所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、 第一に、地域における子育て支援の充実を図るため、乳児家庭全戸訪問事業及び家庭的保育事業等を法律上位置づけること、 第二に、要保護児童等に対する支援の強化を図るため、養子縁組を前提としない養育里親の制度化及び小規模住居型児童養育事業の創設を行うとともに、児童養護施設の入所児童等に対する虐待を防止するための……
○田村憲久君 ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、長時間労働を抑制し、労働者の健康を確保するとともに仕事と生活の調和を図るため、所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、 第一に、一カ月八十時間を超える時間外労働について、法定割り増し賃金率を二割五分から五割に引き上げるものとすること、 第二に、年次有給休暇について、労使協定により、五日分は時間単位で取得できるものとすること 等であります。 本案は、第百六十六回国会に提出され、継続審査となっていたものでありますが、本日、提案理由……
○田村憲久君 ただいま議題となりました高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律等を踏まえ、国立がんセンター等の六つの国立高度専門医療センターをそれぞれ独立行政法人に移行させるため、所要の措置を講じようとするものであり、その主な内容は、 第一に、独立行政法人国立がん研究センター等六つの独立行政法人を設置するものとすること、 第二に、各法人は、国民の健康に重大な影響のある特定の疾患について、調査、研究及び技術の開発並びにこれらの業務に……
○田村憲久君 ただいま議題となりました両案について申し上げます。 まず、障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、障害者雇用施策の充実強化を図り、働く意欲、能力のある障害者の雇用を一層促進するため、所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、 第一に、障害者雇用納付金制度の適用対象を、その雇用する労働者の数が常時百一人以上である事業主に段階的に拡大すること、 第二に、週所定労働時間三十時間未満の短時間労働者を雇用義務の対象に追加すること 等であります。 本案は、さきの国会に提出され、継……
○田村憲久君 ただいま議題となりました四法案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、内定取消しの規制等のための労働契約法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は、使用者が採用内定を通知した時点において労働契約が成立したものと推定するとともに、内定取り消しは、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は無効とすること等を定めるものであります。 次に、派遣労働者等の解雇の防止に関する緊急措置法案について申し上げます。 本案は、六カ月の緊急措置として、継続雇用期間が二月以上の派遣労働者等について能力開発等を目的とする……
○田村憲久君 ただいま議題となりました雇用保険法等の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、現下の厳しい雇用失業情勢にかんがみ、労働者の生活及び雇用の安定を図るため、雇用保険制度について、受給資格要件の緩和等の措置を講じようとするもので、その主な内容は、 第一に、有期労働契約が更新されなかった離職者等について、六カ月以上の被保険者期間で基本手当の受給資格を取得することができるものとするとともに、基本手当の所定給付日数について、三年間の暫定措置として、倒産、解雇等による離職者と同様の取り扱いとすること、 第二に、育児休業給付につ……
○田村憲久君 ただいま議題となりました戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、戦没者等の遺族であって、平成十七年四月から平成二十一年三月までの間に、同一の戦没者等に関し公務扶助料、遺族年金等の支給を受けている者がいなくなったものに対し、弔慰の意を表するため、特別弔慰金として額面二十四万円、六年償還の国債を支給するものであります。 本案は、去る三月十七日本委員会に付託され、翌十八日舛添厚生労働大臣から提案理由の説明を聴取し、二十五日質疑を行った後、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとお……
○田村憲久君 ただいま議題となりましたあん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律等の一部を改正する法律案について、提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。 本案は、あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師、歯科衛生士、診療放射線技師、歯科技工士及び柔道整復師の各資格に係る試験が国家試験であることを明確にするため、その名称を国家試験と法律上明記しようとするものであります。 本案は、去る四月一日の厚生労働委員会において、全会一致をもって委員会提出法律案とすることに決したものであります。 何とぞ、御審議の上、速やかに御可決いただきますようお願い申し上げます。(拍手)
○田村憲久君 ただいま議題となりました各案について申し上げます。 まず、国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、平成十六年に成立した年金制度改正法において、基礎年金の国庫負担割合を二分の一に引き上げることとされたことに基づき、平成二十一年度及び二十二年度について、財政投融資特別会計から一般会計への特例的な繰入金を活用することなど所要の措置を講じようとするものであります。 本案は、去る三月三十一日の本会議において趣旨説明が行われ、同日本委員会に付託されました。 本委員会では、翌四月一日舛添厚……
○田村憲久君 ただいま、院議によりまして、中山太郎君外五名提出の臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案、石井啓一君外一名提出の臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案、金田誠一君外二名提出の臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案及び根本匠君外六名提出の臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案の各案について、厚生労働委員会における審査の中間報告を求められましたので、御報告申し上げます。 最初に、各案の主な内容について御説明申し上げます。 まず、中山君提出案についてであります。 中山君提出案は、移植のための臓器摘出及び脳死判定に係る要件について、本人の生前の臓器の提供等の……
○田村憲久君 ただいま議題となりました育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、急速な少子化の進行等を踏まえ、男女ともに育児または介護をしながら働き続けることができる環境の整備を図るため、所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、 第一に、事業主は、三歳までの子を養育する労働者に対して、短時間勤務及び所定外労働免除措置を講じなければならないものとすること、 第二に、父母がともに育児休業を取得する場合、子が一歳二カ月に達するまでの間にそれぞれ……
○田村憲久君 ただいま議題となりました保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、看護師等の資質及び能力の一層の向上を図るため、看護師等の国家試験の受験資格を改めるとともに、看護師等の研修等について所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、 第一に、保健師及び助産師の国家試験の受験資格について、修業年限を現行の六月以上から一年以上に延長すること、 第二に、看護師国家試験の受験資格について、大学において看護師になるのに必要な学科を修めて卒業した者を法律上明記するこ……
○田村憲久君 自由民主党・改革クラブを代表して、子ども手当法案に反対の立場から討論をいたします。(拍手) まず、この法案は、鳩山総理の脱税疑惑、小沢幹事長のゼネコン献金疑惑、小林千代美議員の北教組による裏献金疑惑をごまかすための、史上例を見ない金銭ばらまきの選挙対策であると申し上げます。 子ども手当の目的が、少子化対策であるのか、子育て世帯への生活支援であるのか、はたまた景気対策であるのか、その場その場で鳩山総理の発言がぶれております。 民主党マニフェストの一丁目一番地にもかかわらず、重要広範議案とせず、疑惑隠しのため、総理不在で本会議において趣旨説明、質疑、さらには、厚生労働委員会にお……
○田村憲久君 自由民主党・無所属の会を代表して、平成二十三年度における子ども手当の支給等に関する法律案に対する質疑をいたします。(拍手) まず冒頭に、一昨日、ニュージーランドのクライストチャーチで発生した地震で被災された皆様方には、心からお見舞いを申し上げ、また、一刻も早い救出をお祈り申し上げます。 さて、子ども手当は、言うまでもなく、民主党の衆議院選挙マニフェストの目玉政策です。この国民との重い約束をほごにし、二十二年度に引き続き二十三年度までも一年間の時限立法で行うことは、子ども手当の継続性が疑われるばかりか、国民との約束などただの選挙目当てとの民主党の姿勢が見てとれます。マニフェスト……
○田村憲久君 私は、自由民主党・無所属の会を代表して、平成二十三年度における子ども手当の支給等に関する特別措置法案に対して討論を行います。(拍手) まず、今回、特別措置法が成立した暁には、民主党の皆さんが後生大事に最後まで死守しようと画策していた子ども手当が、その名称や仕組みともども今年度をもって終えんを迎えるということをこの場で確認いたしたいと思います。 今、名称と申しましたが、我々自民党は何も名称にのみこだわっているわけではありません。民主党の皆さんが固執する子ども手当が、子供の育ちを社会全体で育てるなどと言葉だけが躍り、手当の必要性のない高所得者にまで一律に支給する、そういう政策、理……
○国務大臣(田村憲久君) 七十歳から七十四歳までの医療費窓口負担についての御質問をいただきました。 これに関しましては、社会保障審議会や与党から、世代間公平の観点から、本来の二割負担に戻すべきだという意見をいただく一方、高齢者への多大なる影響から、慎重に検討すべきであるというような御意見もいただいております。 このような中で、今回の補正予算は、スピード感を持って短期間に決定をする必要があり、この七十歳から七十四歳の医療費窓口負担に関しましては、責任を持って検討すべき課題であると考え、今般、当面の間、一割負担を継続することといたしました。 今後、高齢者や関係者の方々の御理解を得られるよう、……
○国務大臣(田村憲久君) 椎名議員より御質問いただきました。 病院等の事業継続や災害弱者への避難支援についてのお尋ねでございましたが、厚生労働省といたしましては、病院や社会福祉施設などの公益的な事業者に対して、災害発生時の業務継続計画、いわゆるBCPの策定を指導するとともに、患者搬送を担う災害派遣医療チーム、いわゆるDMATの整備や、施設利用者の広域的な受け入れの調整の推進などを行っております。 引き続き、このような取り組みを推進することにより、災害発生時の利用者保護やサービスの提供が円滑に行われるための体制を構築してまいりたいと思っております。(拍手)
○国務大臣(田村憲久君) このたび政府から提出させていただきました公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 公的年金の一部を代行する厚生年金基金制度は、近年では、代行給付に必要な資産に不足が生じている、いわゆる代行割れ基金が多数存在し、公的年金の財政や厚生年金基金に加入する中小企業の経営に影響を与えかねない状況となっております。 また、国民年金の第三号被保険者の中には、配偶者の離職などにより第一号被保険者となったにもかかわらず、必要な届け出を行わなかったために、第三号被保険者として記録された期間のある者が……
○国務大臣(田村憲久君) 郡議員からは、TPPと食の安全についてのお尋ねをいただきました。
これまで得られた情報では、TPP協定交渉において、個別の食品安全基準の緩和の議論はされていないと承知をいたしております。
交渉に当たっては、食の安全が損なわれることのないよう、国際基準や科学的知見を踏まえつつ、適切に対応してまいりたいと思います。
また、国民への情報提供については、関係省庁と連携し、公開ができることは、国民の皆様方に提供してまいりたいというふうに存じます。(拍手)
【次の発言】 重徳議員からは、アレルギー対策についての御質問をいただきました。
我が国においては、国民の多くが何らか……
○国務大臣(田村憲久君) 塩川議員からは、三問ほど質問をいただいております。 まず、企業実証特例制度として、企業ごとの労使協議による労働法制の緩和を行うことについてお尋ねをいただきました。 産業競争力強化法案においては、企業実証特例制度として、御指摘のように、企業ごとの労使協議による労働法制の緩和は盛り込まれていないものと承知をいたしております。 一般的ではありますけれども、労働基準法等に定めるルールは、労働者が人たるに値する生活を営むための最低基準であり、企業によって差をつけることは困難であると考えております。 続きまして、産活法の認定企業における退職勧奨の強要についてお尋ねがござい……
○国務大臣(田村憲久君) このたび政府から提出した持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 社会保障・税一体改革に関しては、昨年、消費税率の引き上げ等を規定する法律が成立するとともに、社会保障制度改革についても、少子化対策及び公的年金制度改革に関し既に関連法が成立し、加えて、社会保障制度改革の基本的な考え方や社会保障制度改革国民会議の設置等を定めた社会保障制度改革推進法が成立したところであります。 その後、社会保障制度改革国民会議におけるたび重なる審議を経て本年八月に報告書が取りまとめられたことを踏まえ、社会保障制度改革推……
○国務大臣(田村憲久君) 大熊議員から、二問質問をいただきました。 まず一問目は、外国医師に係る二国間協定の取り扱いについてのお尋ねでございます。 世界で一番ビジネスがしやすい環境を創出するため、外国人が安心して医療を受けられる環境を整備する観点から、外国医師に係る二国間協定について、国家戦略特区内に限定して、人数枠の拡大、外国人一般に対する診療を認めること等の対応を行うことといたしております。 その際、外国医師の診療対象に日本人を加えなくても、外国人一般に対する診療を認めることで、例えば、英語圏から来るビジネスマンが、英語の細かいニュアンスまでわかる英語圏の外国医師を受診することが可能……
○国務大臣(田村憲久君) 佐々木議員から、消費税の引き上げに際しての簡素な給付措置についてのお尋ねがございました。 簡素な給付措置は、税制抜本改革法に基づき、消費税率の引き上げに際し、低所得者に与える負担の影響に鑑み、一体改革の枠組みの中で講じる社会保障の充実のための措置とあわせ、低所得者に対する適切な配慮を行うため、臨時的、暫定的な措置として実施するものであります。 具体的には、所得の少ない家計ほど生活に必要不可欠な食料品の消費支出の割合が高いことを踏まえ、平成二十七年九月までを対象に、消費税率の引き上げによる一年半分の食料品の支出額の増加分を参考に、一人当たり一万円の給付を行うこととい……
○国務大臣(田村憲久君) 浦野議員から、三問御質問をいただきました。 まず、研究目的での医療情報の活用等についてのお尋ねがございました。 医療分野の情報の取り扱いについては、個人情報保護法や各種指針等に定めているように、第三者提供を行う場合には、原則として患者本人の同意を得ることとするなど、個人情報の保護に十分留意する必要があるというふうに考えております。 一方で、研究開発の促進のために医療情報の利活用を推進していくことも重要だと考えており、今後とも、必要なルールの整備を行うなど、関係省庁と密に連携を図りつつ、医療分野の情報化に取り組んでまいります。 次に、最先端の医療技術に対する保険……
○国務大臣(田村憲久君) このたび政府から提出した地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 高齢化の進展に伴い、慢性的な疾病や複数の疾病を抱える患者の増加が見込まれる中、急性期の医療から在宅医療、介護までの一連のサービスを地域において確保し、患者の早期の社会復帰を進めるとともに、高齢者が住みなれた地域において継続的に生活できるようにしていくことが必要であります。 このような状況を踏まえ、持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律に基づく措置として、効率的かつ質の高い医療提供体制や、地……
○国務大臣(田村憲久君) 吉田議員からは、野生鳥獣肉の衛生管理基準についてのお尋ねをいただきました。 食用に供される肉については、適切な衛生管理が求められておりますが、野生鳥獣は、飼育環境が管理されておらず、また、屠殺される場所が屋外であることなどから、一般の家畜とは異なる、独自の衛生管理が求められます。 このため、厚生労働省において、野生鳥獣肉の安全性の確保のための研究を進めており、その中で、病原微生物による汚染実態調査や、諸外国の調査を行っているところであります。 今後、これらの研究成果を踏まえ、野生鳥獣肉の衛生管理に関するガイドラインの作成を進めていくことといたしております。 以……
○国務大臣(田村憲久君) 階猛議員から、三問ほど質問を頂戴いたしました。 GPIFの運用方法についてのお尋ねがございましたが、年金積立金は、年金給付のために強制的に徴収された保険料を原資としており、専ら被保険者の利益のために安全かつ効率的に運用されるものとされ、運用に特化した法人である年金積立金管理運用独立行政法人、略称GPIFに寄託して行っております。 有識者会議等では、デフレ脱却を図り、適度なインフレ環境に移行しつつある我が国経済環境での運用が提示されており、年金積立金の運用においても、この認識を踏まえることが重要だと考えております。 続きまして、GPIFの運用目標の設定についてのお……
○田村憲久君 自由民主党の田村憲久でございます。 私は、自由民主党・無所属の会を代表して、ただいま議題となっております公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律案及びこれに対する修正案について、賛成の討論を行うものであります。(拍手) まず、本法律案の審議を振り返って、与党の筆頭理事として、今国会の厚生労働委員会の運営に関する民進党の対応については、非常に残念であると言わざるを得ません。 厚生労働委員会では、他の委員会が次々と委員会を開く中で、最初から、理事の補欠選任を行う委員会を開くための理事懇すらまともに協議を行えず、やむを得ず委員長の御判断により開催……
○国務大臣(田村憲久君) 枝野幸男議員にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金についてお尋ねがありました。 休業支援金・給付金の支給率が低いとの御指摘については、新型コロナウイルス感染症の影響による企業の休業に対しては、これまで、雇用調整助成金の特例により休業手当の支払いを支援することを基本として取り組んできました。これまでのところ、同助成金が積極的に活用されており、これにより雇用維持が図られている方も多くいらっしゃるものと考えております。 一方で、休業支援金・給付金は、雇用調整助成金を活用した休業手当の支払いもままならない中小企業の労働者の方々を支援するため……
○国務大臣(田村憲久君) ただいま議題となりました予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 新型コロナウイルス感染症については、感染拡大を防止し、国民の生命及び健康を守るため、総力を挙げて対策に取り組み、あわせて社会経済活動との両立を図っていく必要があります。 現在、我が国を含め世界各国でワクチンの開発が進められており、今後、有効で安全なワクチンが開発された場合には、当該感染症のまん延予防のため、必要なワクチンを確保し、全国的に円滑な接種を実施していく必要があります。 また、新型コロナウイルス感染症については、検疫法第三十四条の感染症の種類とし……
○国務大臣(田村憲久君) 中山展宏議員にお答えいたします。 感染症法に基づく医療関係者等への協力要請等の考え方についてお尋ねがありました。 新型コロナ患者のための病床の確保については、医療機関への協力要請を基本として進める方針に変わりはありません。 今回の法案で新たに設ける規定の運用については、急激な感染の拡大に伴い、多くの都道府県で医療提供体制への負荷が更に厳しさを増している中で、現行規定にある医療機関への協力要請を存置し、まずはこれを基本としつつ、あくまでも、正当な理由がなく協力要請に応じられなかったときに勧告、さらに、正当な理由がなく勧告に従わなかったときには、その旨を公表できるこ……
○国務大臣(田村憲久君) 本村伸子議員から、七問御質問をいただきました。 まずは、保健所及び保健師の数についてのお尋ねにお答えいたします。 保健所については、各自治体の判断により、地域の実情を踏まえながら必要な体制の確保を行っていただいているところでありますが、市町村との役割分担の明確化やその機能強化を進める中で、結果として集約化が進んでいるものと承知をいたしております。 また、保健所における保健師については、十四、五年前と比べると増加傾向にありますが、本年一月に閣議決定された令和三年度地方財政計画において、保健所における感染症対応業務に従事する保健師を、今後二年間で約九百名増員し、現在……
○国務大臣(田村憲久君) ただいま議題となりました良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 今後とも、人口減少、高齢化の進展等に伴う人口構造や医療需要の変化が見込まれ、また、新興感染症等への備えと対応が一層求められる中、医師の働き方改革と地域医療の確保の両立、医療専門職が自らの能力を活かし、より能動的に対応できる取組の推進、新興感染症等にも対応した医療計画の策定や地域医療構想の実現等を通じて、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進していくため、この法律案を提出いたしました。 以下、こ……
○国務大臣(田村憲久君) 池田真紀議員にお答え申し上げます。 困難な問題を抱えた少女たちへの支援についてお尋ねがありました。 様々な困難を抱えた若年女性は、自ら悩みを抱え込み、問題が顕在化しにくいといった側面が指摘されていることを踏まえ、厚生労働省では、平成三十年度から、モデル事業として、公的機関と民間支援団体が密接に連携し、夜間の見回り、声かけなどのアウトリーチ支援や居場所の確保、自立支援等の支援を行ってまいりました。 さらに、令和三年度からは、相談支援体制や医療機関との連携等の強化を図った上で本格実施に移行することとしており、引き続き、困難な問題を抱えた少女たちの支援にしっかりと取り……
○国務大臣(田村憲久君) 大西健介議員にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症が婚姻数や出生数に与える影響についてお尋ねがありました。 令和二年の人口動態統計速報によると、年間の出生率はここ数年と同様に減少傾向、年間の婚姻数は一割を超える大幅な減少となっていますが、例年と比べ、傾向が変化しているところもあるため、本年一月以降の数値を注視していく必要があると考えております。 厚生労働省としては、今後とも、妊娠、出産、子育ての不安の解消などにしっかりと取り組み、子供を安心して産み育てることができる環境の確保を図ってまいります。 待機児童の解消についてお尋ねがありました。 保育の利用……
○国務大臣(田村憲久君) 厚生労働省職員の会食についてお尋ねがありました。 厚生労働省の職員が、送別会の趣旨で、大人数で深夜まで会食を行っていた事実が確認されました。 新型コロナウイルス感染症対策を進める立場にある厚生労働省において、あってはならないことであり、国民の皆様の信用を裏切る形になったことについて、深くおわび申し上げます。 必要な調査の上、三月三十日付で、会食に参加した課長級職員について減給、管理監督者である局長について訓告など、関係職員に対して処分を行いました。この課長職については、併せて、同日、大臣官房付に異動させたところであります。 加えて、今回の事案を非常に重く受け止……
○国務大臣(田村憲久君) ただいま議題となりました全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 少子高齢化が進展し、令和四年度以降、団塊の世代が七十五歳以上の高齢者となり始める中、現役世代の負担上昇を抑えながら、全ての世代が安心できる社会保障制度を構築することが重要です。このような状況を踏まえ、医療保険制度における給付と負担の見直しを実施するとともに、子ども・子育て支援の拡充や、予防、健康づくりの強化等を通じて、全ての世代が公平に支え合う全世代対応型の社会保障制度を構築することを目的として、この法律案を提出いたしまし……
○国務大臣(田村憲久君) 宮川伸議員にお答えいたします。 インドから報告されている変異株についてお尋ねがありました。 一般的に、ウイルスは流行していく中で少しずつ変異を起こしていくものであり、新型コロナウイルスについても、約二週間に一か所程度の速度で変異していると考えられています。 御指摘のインドから報告されている変異株は、国立感染症研究所によると、感染性の増加やワクチンの効果に影響を与える可能性が示唆されている株と同様の変異があるが、現時点で感染性やワクチンへの効果、重症度について影響があるとの証拠は得られていないなどの評価、分析がなされていると承知しており、引き続き、ゲノムサーベイラ……
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