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山本有三 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

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このページでは山本有三参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山本有三参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 財政及び金融委員会 第42号(1947/11/28、1期、緑風会)

○委員外議員(山本勇造君) 只今発言のお許しを頂いて有難うございます。この委員会として順序があるだろうと思いますので、突然私が飛込みまして、外のことを申上げますることは非常に恐縮に存ずるのでありますが、私の方の文化委員会にこの演能会観覽税免除に関する請願というのが寶生九郎という人から出ております。それから映画入場税輕減に関する請願というのが山崎修一という人から出ておるのであります。私の方の委員会といたしましてはここにおいでになる主税局長に來て頂きまして、それらの問題につきましては、すでに十分質問をいたしております。從いまして今日は私としては質問を申上げるというよりも、我々の方の委員会におきまし……

第1回国会 文化委員会 第1号(1947/07/02、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それではこれから理事の互選をいたしたいと存じます。
【次の発言】 梅津委員の動議に御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 それでは私から理事の指名をいたします。金子洋文君と久松定武君に理事をお願いしたいと思いますが、御異議はございませんか。
【次の発言】 それでは金子委員と久松委員が理事に決定いたしました。これで理事の互選は終りました。それではこれにて散會いたします。    午後一時五十九分散會  出席者は左の通り。    委員長     山本 勇造君    理事            金子 洋文君            久松 定武君    委員         ……

第1回国会 文化委員会 第2号(1947/08/21、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それではこれから文化委員會を開くことにいたします。今日は觀光事業のことについてお諮りをいたすわけでありますが、この問題につきましては、既に研究會を二囘開いておりまして、關係各官廳、それから民間の團體等の方々に來て頂きまして、細かい説明を開いたわけでありますが、この觀光事業に關しましては十分なる調査の必要があるということに、皆さんの間で話合ができましたわけでありますが、そこで參議院規則の第三十四條第二項によりまして、議長に對しまして觀光事業に關する調査承認の要求をいたしたいと思うのでございますが、御異議がございませんでしようか。

第1回国会 文化委員会 第3号(1947/08/26、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) これから文化委員會を開きます。この委員會では先に研究會の形で以て小委員を設けまして、出版關係法規の關する調査を研究しておつたのでありますが、研究會でなくて正式な委員會としてこの問題を調査研究した方が宜しいと存じますので、出版關係法規に關する調査承認要求書を議長に提出したいと思うのでありますが、御異議がございませんでしようか。
【次の発言】 御異議がないものと認めます。するとこの要求書の内容等につきましては、委員長に御一任を願いたいと思うのでありますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それからそうしますと、その方の小委員會を作ることになりますが、その數や選出方法等に……

第1回国会 文化委員会 第4号(1947/09/23、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それでは文化委員會をこれから開會いたします。  先ず皆さんにお諮りしたいことがございますが、それはこの前の委員會におきまして出版關係法規の小委員會を設けるということにつきましてお諮りをいたしまして、これは設けた方がいいということで御決議になりましたが、その際に、委員の數と、メンバーは私に一任するということになつておりましたが、それを私御發表いたしたいと思うのでございますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは委員の數を七人といたしまして、その氏名は岩本月洲君、大隈信幸君、金子洋文君、松野喜内君、赤松常子君、久松定武君、三島通陽君、この七名を指名いたします。  ……

第1回国会 文化委員会 第5号(1947/10/02、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それではこれから委員会を開きます。  前囘の委員会におきまして國立國字國語研究所設置の請願の採択の件に関しまして、羽仁委員から発言を求められておりますから、これをお許しいたします。羽仁委員。
【次の発言】 それでは文部省の教科書局長の稻田君に一つ文部省のお考えを聽きたいと思います。
【次の発言】 只今お聽きの通りでありまして、前囘の委員会におきましては國立の國字國語研究所設置の件に関しましては唯一人御起立がなかつただけで、後全部の方が御起立になつたのであります。そのために多数ということになつたのでありますが只今羽仁委員からの御発言によりまして当日御起立がなかつたわけであ……

第1回国会 文化委員会 第6号(1947/10/14、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) これから委員会を開会いたします。陳情文書表、第三百七十二号の神奈川縣下の観光施設整備に関する陳情の審査を行いたいと思います。その趣旨につきまして青本専門調査員から説明をして貰いたいと思いますが、いかがでありましようか。
【次の発言】 それでは青本専門調査員。
【次の発言】 只今三島委員から小委員会へ付託の動議がありますが、これに御異議がございませんか。
【次の発言】 御異議がないものと認めます。では陳情第三百七十二号は観光事業に関する小委員会へ付託することに決定をいたします。  次に陳情文書表第百一号、物資愛護思想普及運動に関する陳情の審査に移ります。青本調査員から本陳……

第1回国会 文化委員会 第7号(1947/11/11、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) 只今から會議を開きます。この委員會から先日奈良の正倉院及び法隆寺等の視察に派遣されました方々からその報告を伺いたいと思いますが、御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 御異議がなければ團委員からその御報告をして頂きたいと存じます。
【次の発言】 只今團委員の大變詳細に亙つての、この間の視察の御報告がございまして、その御報告を聞きますと、實に立派な御報告で、これは文化委員會としても大變に嬉しいことと存じます。その御報告の中には御意見に亙るもの、同時にその御意見から大臣に對する質問がございますが、これに對しまして一つ大臣から御答辯を願いたいと存じます。

第1回国会 文化委員会 第8号(1947/11/20、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) これから委員會を開きます。今日は觀光國策の樹立に關する請願が府別市長の脇鐵一氏から出ております。尚觀光審議會設置に關する請願というのが松平恒雄氏から出ております。兩方類似の問題でございますから、二つを一緒にいたしまして、議題にいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは最初に觀光國策の樹立に關する請願の紹介議員である安部君から御説明を願います。
【次の発言】 次に觀光審議會設置に關する請願を紹介議員である小野哲君から御説明を願います。
【次の発言】 今日は請願でありまして、請願に總理大臣並びに安本長官の御出席を求めましたことは、ちよつと大袈婆な……

第1回国会 文化委員会 第9号(1947/12/01、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) 速記を始めて。それでは本日はこれにて散会いたします。    午後三時三十八分散会  出席者は左の通り。    委員長     山本 勇造君    理事            金子 洋文君    委員            三木 治朗君            若木 勝藏君            徳川 頼貞君            松野 喜内君            大隈 信幸君            岩本 月洲君            來馬 琢道君            高田  寛君            服部 教一君            三島 通陽君         ……

第2回国会 議院運営委員会 第51号(1948/06/19、1期、緑風会)

○委員外議員(山本勇造君) 参議院規則第七十四條規定の文化委員会の所管事項中に、ラジオ放送に関する事項があること、又嘗て放送事業に関する請願が文化委員会に付託されたこと、更に又文化委員会の各委員がいずれも付託を強く希望していること等の理由を以て、本法案はこれを文化委員会に付託されんことを希望いたします。

第2回国会 文化委員会 第1号(1948/01/30、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それではこれから委員会を開きます。速記を止めて……。
【次の発言】 速記を始めて……、祝祭日の改正に関する件につきまして、正式に委員会としてこの問題を調査研究した方がよろしいと存じますので、調査承認要求書を議長に提出したいと思うのでありますが、御異議がございませんでしようか。
【次の発言】 御異議がないものと認めます。この要求書の作成等につきましては委員長に御一任を願いたいと存じますが御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないものと認めます。
【次の発言】 それでは観光事業に関する調査承認要求書を提出することについて御異議がございませんか。

第2回国会 文化委員会 第2号(1948/02/06、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それではこれから委員會を開きます。最初に前のときに決議いたしました觀光小委員會の承認を議長に求めましたところ、許可になりました。その際に觀光小委員會の委員の人數と指名とは私に御一任になつておるのでございますが、その人數を九名といたしまして、金子洋文君、梅津錦一君、團伊能君、徳川頼貞君、藤森眞治君、大隈信幸君、來馬琢道君、三島通陽君、高田寛君、この九名を指名いたすことにいたしましたから御了承願います。御異議ございませんね。
【次の発言】 では次に祝祭日の決定の基準につきまして、前囘この問題をやりましたのでありますが、引續きまして前囘の後もう少しまだ問題が殘つておるようであ……

第2回国会 文化委員会 第3号(1948/02/09、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それではこれから委員會を開きます。政變前なので非常に御多忙だと思いますが、併し政變は政變、それから委員會は委員會ですから、殊に參議院の委員會はもうちやんとやらんといけませんからして、前囘に引き續きまして祝祭日の件について續けて行きたいと思います。最初にこの祝祭日の問題を法制化するのにつきましていろいろ御意見を伺つておいた方がいいと存じますので、法制部長に一つお話を承りたいと思います。それではどうか。
【次の発言】 只今法制部長から細かな御説明がございましたが、その中でも特に今度の問題を宣言の形で出すか、法律の形で出すか、これは非常に大きな問題であると存じます。又宣言の形……

第2回国会 文化委員会 第4号(1948/02/26、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) これから委員會を開きます。祝祭日の件につきまして、請願、陳情等が出ておりますから、それを議題にいたしたいと存じます。發明祭設定に關する請願が黒川美雄氏から出ております。紹介議員があるのでありますが、今日はお見えになつておりませんから、代つて事務の方の方から一つ讀んで頂きたいと思います。
【次の発言】 これについて何か御質問はございませんですか。
【次の発言】 他に御質問は……私から申すのもなんでありますが、一方で請願の形式にはなつておりませんけれども、新聞や雜誌等の輿論を見ますと、科學祭をやつたらどうだというような輿論もございますようですから、委員會としては、そう澤山の……

第2回国会 文化委員会 第5号(1948/04/26、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) これから文化委員会を開きます。請願、陳情が大分出ておりますから、その問題を採上げたいと存じます。  第一に祝祭日関係の請願で、祝祭日の「こどもの日」制定に関する請願が出ております。紹介議員の岩本月洲君から御紹介を願います。
【次の発言】 この「こどもの日」の制定に関する請願が尚二つ出ております。もう一つは松野喜内君の紹介になつておるものであり、更にもう一つは、日本社会事業協会の中川望君から出ておるものでありますが、塚本重藏氏が紹介議員となつております。それじや丁度松野さんがお見えになりましたから、今の「こどもの日」制定に関する請願を一つ松野さんから御説明願います。

第2回国会 文化委員会 第6号(1948/06/14、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) これより文化委員會を開きます。今日はかねがね問題になつておりました祝祭日の問題について改めて又お諮りをいたします、これは十二月の五日に初めて政府から話がありまして、突然政令で出したいということでありましたので、翌日の六日に衆議院と合同委員會を開いて、それからずつとここまで來ておるわけであります。そうして政府のいう政令というのを止めにしまして、法律で出すということに決定をいたしました。又その法律は政府で出してもよろしいのでありますけれども、これは國民の祝祭日であるのだから、立法の府である以上、この國會で出したいということになりまして、それ以來ずつと兩院共この問題につきまし……

第2回国会 文化委員会 第7号(1948/06/18、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それでは只今より委員会を開会致します。予備審査のための議案として、栄典法案が本委員会に付託になつておりますから、これの提案理由の説明を聽くことに致したいし存じます。
【次の発言】 速記を止めて下さい。    午後二時六分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。議題は祝祭日に関してでありますが、我々といたしましては、國会から法律を出すことに前々からの計画になつておりますので、今日はその法律の原案ができておりまするから、お手許に差上げてあるこれを議題にして、話を進めて頂きたいと思います。  第一に國民の日に関する法律ということになつておりますが、この「國民の日」というこ……

第2回国会 文化委員会 第8号(1948/06/22、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) 只今より委員会を開会いたします。速記を止めて……。    午後一時四十八分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。祝祭日の問題に移りまして、國民の日に関する法律案について申上げます。これは衆議院、参議院、両院が昨年の末以來研究し、調査し、又審議を重ねて來た問題でありまして、これが國民の日に関する法律案というものが漸く作成されたわけでございます。これは衆議院の方から日ならず提出されることになつております。衆議院の方からは、これを國民の祝日に関する法律案という名前になつて出るかも知れません。これはお手許にありまするように、至つて簡單な法律でございます。併しながら……

第2回国会 文化委員会 第9号(1948/06/29、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それでは只今から委員会を開きます。  本日は栄典法案を議題にしたいと思います。これは前回のときに佐藤法制長官から御説明があつたのでありますが、更に鈴木法務総裁から御説明をしたいという御要求がございましたので、本日は御出席を願いましたわけでございます。それではどうか……
【次の発言】 ちよつと來馬さん、御意見ですか、御質問ですか。
【次の発言】 速記が二十分間でなくなりますので、重要なものが残らないような質問に成るべくして頂きたいと思います。あと御質問は幾らあつてもよろしうございますが……
【次の発言】 外に御質問はございませんか。

第2回国会 文化委員会 第10号(1948/07/04、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) これから委員会を開会いたします。國民の祝日に関する法律案が先程衆議院で可決されました。本院に送付されまして、直ちに本委員会に審査のために付託された次第でございます。國民の祝日に関する法律案を議題といたします。申すまでもなく本件につきましては、衆議院の文化委員会と合同の形を採りまして作成いたしておるものでございまするから、提案理由の説明聽取は省略いたしても、御異議がないものと存じますが、如何でございましようか。
【次の発言】 何か御発言はございませんか。
【次の発言】 では討論に入ることに、御異議ありませんか。

第3回国会 文部委員会 第1号(1948/10/15、1期、緑風会)

○山本勇造君 決めますと、例えば社会党なら社会党の人はここの席というので三人なら三人一緒におられると、或る問題のときに社会党はどういう態度を取ればよいとか、民自党はどういう相談ができるというような便利は僕はあると思います。文化委員会でもそうするかということで前のときに話が出たことがございます。併し余程各党が対立して問題がむずかしくなるときはその方が便宜かと思いますが、前に文化委員会ではそういう必要がなくて、実は非常になごやかに行つておりまして、今度文化と文教合わさつて文部委員会ができたわけですが、これは一つなごやかにやつて党派的な対立というよりもおよそ文教、文化というものは、そういうようなのが……

第3回国会 文部委員会 第4号(1948/11/25、1期、緑風会)

○山本勇造君 この國立國語研究所の請願というものは、片山内閣の励会党内閣のときに請願で出て來たものであります。そのときに皆さんが文化委員会におきましても、全員が賛成されたのであります。そうして第二國会の民主党の芦田内閣で、この予算を認めて呉れました。今度第三國会の吉田内閣において、國立國語研究所設置法案が提出されました。この國立國語研究所というものが、本格的にここで通れば、実施されることになるものだと思うのであります。予備審査のときにおきましては、岩間委員或いは河野委員その他の方々から、非常に急所を突いた質問がありました。それは速記に載らないのは非常に残念に思いますが、非常にいい質問がございま……

第5回国会 文部委員会 第1号(1949/02/12、1期、緑風会)

○山本勇造君 ちよつと、それと同時に委員長と副委員長の問題、今一任ということに御異議がないようですから、その点もはつきりしておかないと、もう一遍選び直すということになりますから、その点を……。
【次の発言】 ちよつと質問いたします。非常に大きな問題でこれから議会としては大分この問題をやらなければならんと思いますが、その前に極く簡單に僕は文部当局に御質問をしたいと思います。実はこの文部委員会の前に文教文化の両委員会がありまして、まあ我々はその文化の方をやつておりましたのでありますが、その文化委員会におきましては昭和二十二年の十月、つまり一昨年の十月に法隆寺は如何にも大事に考えておつたものでありま……

第5回国会 文部委員会 第2号(1949/03/24、1期、緑風会)

○山本勇造君 食事にしてから続けたら、あと三時まで空いているんでしよう、委員長が何か御用がありますか。
【次の発言】 委員長は会つて來て、これを続けて……、速記の方はどうだ。
【次の発言】 それじやこの辺で飯を食わして呉れよ。

第5回国会 文部委員会 閉会後第2号(1949/07/13、1期、緑風会)

○山本勇造君 この問題が起つたのは菊池の問題が口火をなしていると思います。菊池は生前相当名前があつたので、例えば税務当局は最低二百万円以上五、六百万円の税金を出せというのです。けれどもそれは菊池は生前には非常に名前があつたのは御承知の通りでありますけれども、追放になつたり、それから死んでしまつたら全集さへ出ない。それをただ前の名前だけによつて、そうして何百万円出せということは非常に氣の毒だと思つた、実は私達友人の立場もあり、又友人ということを離れて公正にやつて貰わなければなりませんので、しばしば大藏当局と話合つているのですけれども、こういうのは僕はどうしても、一つの委員会みたいなのができて、そ……

第5回国会 文部委員会 閉会後第6号(1949/09/12、1期、緑風会)

○山本勇造君 今の問題非常に重大な問題で、学者の考え方はつまり眞理の探究というような意味でこれは非常に尊重しなければならんと思う。併しながら又一方寺の方の側から言えば宗教の尊嚴性と言いますか、或いは又憲法で保障されておる財産権の侵害というような問題にも触れて來ますので、この問題は非常にデリケートだと思いますから……、これは十分に論じなければならんと思いますが、只今申したように非常にデリケートなところがありますから、速記を中止して十分に懇談会で話合いした方が、もつと適当ではないかと思いますので、これを懇談の形式に移して頂きたい、且又この問題は單に法隆寺のそれだけの問題ではなくて、今我々が立案して……

第5回国会 文部委員会 第10号(1949/05/09、1期、緑風会)

○山本勇造君 御指名によりまして、私からこの法案の提案理由を御説明申上げます。只今お話がありましたように、この発議者は各党、各派から出ておりまして、これは文化問題でありますから、党派を超越した問題であると存じますので、法案の中にありますように、これは年齢の数え方を、これから習慣の上でも満で数えるようにしたいというのが、この法案の趣意でござります。何故そういうようにした方がいいかと申しますと、法律においては明治三十五年にすでに法律五十号というのが出ておりまして、満で数えることになつておりますが、世間の習慣は昔からの慣習のために今以て数え年になつておりますけれども、やはりこれは慣習も満で数えるよし……

第5回国会 文部委員会 閉会後第12号(1949/10/13、1期、緑風会)

○山本勇造君 今度の文化財保護法の修正要綱を今伺つたわけでありますが、大体私達の予想しておつたところに、又方向もよい方向に行つておると思いますが、その中で今專門員からお話のあつた調査権のような問題は憲法にも触れて來る問題でありますし、非常に大事な問題であり、私達の方ももう少し研究しないと言えないところがあると思いますが、大体においてよい方向に行つておると思います。本來から言つて文化財保護法なるものは何も前の議会のときにあんな急いでしなくともよい筈なんで、勿論シヤウプのあれもあるししますから、税の問題等も入れてやる積りであつたに拘らず何故我々があんな急いだかと言うと、一方においてこういう重要な文……

第5回国会 文部委員会 第17号(1949/05/21、1期、緑風会)

○山本勇造君 幸い大臣が見えておりますのと、それから又大臣が衆議院の方に今呼ばれておりますので、大変時間がないそうでありますから、ちよつと私大臣に質問をいたしたいと思います。御承知の通りこの法案は我々が作つたものでありますから、我々の間においては普通の法案のように質問ということはあり得ない、意見もあり得ないわけでありますが、ただ文部大臣にお尋ねいたしたいことは、非常に長い間多数の回数を重ねまして相当に愼重研究をいたししました結果、この議会といたしましては、恐らく参議院ではこれだけ長い間かかつた議員提出の法案はないと思いますが、そういうものを出したわけであります。でこの法案に対し文部大臣としては……

第7回国会 大蔵委員会 第29号(1950/03/24、1期、緑風会)

○委員外議員(山本勇造君) 委員長並びに委員各位の御厚意によりまして、本日当委員会におきまして、富裕税のことに関しまして発言の機会を與えて頂きましたことを非常に感謝いたします。実は文部委員会といたしましては、前国会以来委員立法といたしまして、文化財保護法というものを立案中でありまして、これはすでに関係方面の方に送付いたしてありまして、日ならず帰つて参りますと、やがてこちらに提出される筈になつておるものがございます。その節には又皆様の御協力を是非お願いいたしたいのでありますけれども、それはそれといたしまして、この只今我々がやつておりまする方の文化財保護法案と、それからこの委員会に提出されておりま……

第7回国会 文部委員会 第2号(1950/02/04、1期、緑風会)

○山本勇造君 これがない場合には入れないというような今御答弁だつたのですが、現実に、田中君を初めとして四人の議員が現在入つているのじやないですか。
【次の発言】 大分時間が遅くなりましたし、それから又これは二十五年度の総予算ですから、質問はもう幾らでも盡きないだろうと思いますが、引続いてこの文化財保護法の問題をここでやらなければならないので、その点についてだけちよつとお尋ねしたいと思います。  この五頁のところに国宝その他文化財の保存修理に必要な経費として二億三百四十七万円計上されておりますが、このうちの人に伴う経費というのが三十五万円ありますが、これはどういうのであるかということと、それから……

第7回国会 文部委員会 第4号(1950/02/15、1期、緑風会)

○山本勇造君 ちよつと一言、劔木氏のさつきの御答弁の中に、博士の問題について申上げたい。外の問題については大体僕はいいと思うのですが、博士の称号なんかを與えるときには、二ケ国語を知つていなくちやならんということが規定の中にも入りそうにもあなたの答弁だと見えますが、それは入るのですか。
【次の発言】 続いてお尋ねしますが、外国でドクターというのを取るときには、そういう二ケ国語以上というようなことが條件の中に入つておりますか。
【次の発言】 ただ御参考までに私申ヒげたいのは、勿論広い視野の上に立たなければいかんのですが、外国語を多くマスターしておるということは、これは結構だ。それ自体に僕はあれはあ……

第7回国会 文部委員会 第6号(1950/02/21、1期、緑風会)

○山本勇造君 速記を止めて……。
【次の発言】 そうしますと、明治元年に出た行政官布告というものは、今では廃れたものと解釈するのでしようか、先ずそれだけお伺いいたしましよう。
【次の発言】 そうしたらもつと、今のあなたのは非常に答弁しにくいところであろうと私も想像するのですが、天皇は今出せない、併しこいつは残つているということはちよつと私ははつきり分らんのですが、又そういうふうにして置かないと、今の我々の使つておる昭和何年というのにも響いて来るのだろうと思いますから、そういう意味でのこの今のような答弁で、今のところは我慢して置くのがいいかとも私は思うのですが、併し……。

第7回国会 文部委員会 第7号(1950/02/28、1期、緑風会)

○山本勇造君 この元号を廃止するとか廃止せんとかいう前に、一体日本の現在の法律で年号の規定がどうなつておるかということは真先に僕はこの委員会が知り同時に又国民が知らなければいかんと思うのです。その意味で宮内庁の林さんとそれから意見長官の佐藤さんのお二人にお尋ねしたいと思うのでありますが、現在の新憲法の中には年号に対する規定が明瞭になつていないと思うのです。又先程お話がありました通り皇室典範の新らしい方にはそれが全然なくなつている。そういうことでありますると林さんにお伺いしたいのですが、大変仮定の場合で恐縮でありまするけれども、万一陛下が御退位になるとか或いは御崩御になるとかいうような場合のとき……

第7回国会 文部委員会 第8号(1950/03/02、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それではこれより文部委員会を開くことにいたします。「元号」に関する調査をいたすのでありまするが、会議に入りまする前にちよつと御挨拶いたしたいと思います。  この文部委員長は田中君がやつておつたのでありまするが、御承知のようなことで、一昨日議員辞任の申出がございまして、昨日正式に許可になりました。その結果私が後任に選ばれたのでございますが、私は議事の進行等につきまして至つて不慣れでございますので、皆様の御協力を得なければ到底やり得ないと思いまして、不行届きの点等もあるかも知れませんが、よろしくお願いいたします。  これから開きまする調査の問題は、申すまでもなく非常に大事な……

第7回国会 文部委員会 第9号(1950/03/07、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) 只今から文部委員会を開きます。前回に引続きまして、元号」に関する調査を進めることにいたしたいと存じます。議事に入ります前に、御出席を頂きました各方面の有識者の方々にちよつと御挨拶を申上げます。皆さん公私共に非常にお忙しいところにも拘わらず、殊に今日は雨天で足場も悪いところを御出席頂きまして非常に有難うございます。委員会といたしまして厚く感謝を申上げます。この元号の問題は、歴史の上からも教育の上からも或いは国際性の上からも或いは又国民の日常の生活の上からも、例えばちよつと日記をつける、或いは手紙を出すというような細かいことの上にも大きな関係を持つておりますものなので、愼重……

第7回国会 文部委員会 第10号(1950/03/10、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それでは委員会を開会いたします。  公立大学に置かれた文部事務官等の身分上の措置に関する法律案を議題にいたします。前回に引続きまして、質疑に入りたいと思いますが、御質問ございませんでしようか、……ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。  皆さんの御意見によりまして便宜日程を変更いたしまして、教育委員会法の一部を改正する法律案が本委員会に付託になりまし、たから、緊急上程をいたしまして、大臣の提案理由の説明を聽いては如何かと思いますが……。
【次の発言】 御異議がなければさように計らいます。

第7回国会 文部委員会 第11号(1950/03/17、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) 只今から文部委員会を開会いたします。学校教育法の一部を改正する法律案につきまして、前回に引続き質疑を行うことにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めますから、さように取計らいたいと思います。
【次の発言】 外に御質問はありませんか。
【次の発言】 それは済んだと思いますかね。併しそれは……。
【次の発言】 成るたけ重複しないように願いたいのですが。
【次の発言】 只今の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは本日はこれにて散会いたします。    午後四時十二分散会  出席者は左の通り。    委員長     山本 勇造……

第7回国会 文部委員会 第12号(1950/03/29、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) 只今から委員会を開きます。日程に従いまして最初に国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。前回に引続きまして質疑を行うことにいたしたいと思います。
【次の発言】 外に御質問がございませんようでしたら、本案についての討論に入りたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは討論に入ることにいたします。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願いたいと存じます。  別に御発言もなければ、討論を終結いたしまして、採決に入ることに御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは念のために申上げますが、国立学校設置法の一部を改正する法律案は、内閣提出、……

第7回国会 文部委員会 第13号(1950/03/30、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) これから委員会を始めます。
【次の発言】 それでは日程の順序を変更いたしまして、学校教育法の一部を改正する法律案を議題にいたしたいと思います。御異議ございませんか。
【次の発言】 前回にこれの質問については、速記もつきまして、いろいろ御質疑がありましたが、尚質議を続行いたしましようか。それとも質問はあの程度で終了したものといたしますか、如何でございますか。
【次の発言】 それでは質疑は終了したものと認めることと御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議のないものと認めます。  それではこれから討論に入ります。御意見のおありの方は賛否を明らかにしてお述べを願いたいと思い……

第7回国会 文部委員会 第14号(1950/04/05、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) 只今から文部委員会を開きます。先ず日程に従いまして、請願及び陳情に関する小委員長の報告を願います。
【次の発言】 只今の請願及び陳情に関する小委員長の報告通り議院の会議に付し内閣に送付することに御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたしました。
【次の発言】 次に文化財保護法案及び教育委員会法の一部を改正する法律案につきまして懇談いたしたいことがございますので、委員会に閉じ懇談会を開きます。    午後二時五分散会  出席者は左の通り。    委員長     山本 勇造君    理事            若木 勝藏君            岩本 月……

第7回国会 文部委員会 第15号(1950/04/19、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それではこれから会議を開きます。  本日は、教育委員会法の一部を改正する法律案を議題といたします。前回に引続きまして、質問を行いたいと思いますが、何か御質疑がございますか。
【次の発言】 外に御質問はございませんか。……外に御質問がございませんければ本案につきまして討論に入りたいと思まいすが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではこれから討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願いたいと存じます。
【次の発言】 外に御意見はございませんか……。別に御意見もないようでありますから、討議は終局したものと認めて御異議ございませんか。

第7回国会 文部委員会 第16号(1950/04/25、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) これから委員会を開道ます。今日の議題は文化財保護法案を議題といたします。鈴木委員。
【次の発言】 外に御質問は……
【次の発言】 只今木内委員から質疑討論省略の動議が出ましたけれども、さよう計らいまして御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは直ちに採決に入ることにいたします。文化財保護法案を原案の通り可決しますことに御賛成の諸君の起立をお願いいたします。
【次の発言】 全会一致でございます。よつて本法案は可決いたされました。
【次の発言】 御異議ない認めます。  尚本院親則第七十二條によりまして、委員長が議院に提出する報告書には多数意見者の署名を附することになつて……

第7回国会 文部委員会 第17号(1950/04/26、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) 只今より委員会を開きます。先ず小委員会における請願、陳情の審査の結果を御報告願います。
【次の発言】 小委員会の報告について異議ございませんか……
【次の発言】 その外御意見ございませんか。それでは本案は保留いたすことにいたしてよろしいですか。
【次の発言】 それでは陳情第二九九号を除いて請願三十四件、陳情十二件を採択いたすことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。本日はこれにて散会いたします。    午後三時五十五分散会  出席席は左の通り。    委員長     山本 勇造君    理事            若木 勝藏君          ……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 議院運営委員会 第11号(1950/07/29、2期、緑風会)

○委員外議員(山本勇造君) 委員外で発言を許して頂きまして大変有難う存じます。今日衆議院の方で五人の委員の中の一人の一万田さんが非常動になるために問題があつたように聞きましたが、ちよつとそのことについて僕は申上げて置いた方がいいのだろうと思いまして、発言さして頂くのでありますが、私は実はこの五人の委員の選考者の一人になつておるものですから、実情を存じておりますので、その意味で申上げたいと思うのであります。それは一万田さんは初めから常勤という建前になれないことを承知で皆選んだのでありまして、実際は常勤の方がよろしいのでありますけれども、この文化財保護委員会の方は、御承知のように予算が大変少いので……

第8回国会 文部委員会 第5号(1950/07/28、2期、緑風会)

○山本勇造君 私は文化財保護の件につきまして、今地方行政委員会の方で問題になつております地方税法案の中の固定資産税の非課税の範囲、これに関連いたしましてちよつと御質問申上げたいと思うのであります。それは本来から言いますと、地方行政委員会でやるべき性質のものだと思うのでありまして、向うの委員会と合同してやるなり、何なりやつて然るべくやることも私無論考えておつたのでありますが、併しあちらの委員会は非常に方々合同が多く時間もないようでありますので、私は地方行政の委員長と話をしましてこの問題はこちらでやるがというふうに通告をいたしましたら、どうかやつて呉れということでありましたので、非常に或る意味から……

第8回国会 文部委員会 閉会後第7号(1950/10/06、2期、緑風会)

○山本勇造君 事務局の方から予算の説明でもございますか。
【次の発言】 高橋委員長から文化財保護委員会の発足以後の経過について詳細な御報告があり、又森田局長から予算についての御報告がありましたのについて、各委員からそれぞれ御質問がございましたが、私もちよつと一言申上げて見たいと思つております。  この文化財保護法は御承知の通りに国会で立案して、その国会といつても特にこの文部委員会が中心になりましてやりましたものなので、そういう上から行きますと、我々はこの保護委員会に対して非常な責任を持つておるわけであります。若し世の中の普通の例に従いまして、赤ん坊を産んだとすれば、当然その産んだ母親がその赤ん……

第10回国会 文部委員会 第30号(1951/03/29、2期、緑風会)

○山本勇造君 今のに関連して……、今のはそれほどの問題とは思いませんけれども、人数を選びます場合に私が申上げたいことは、成るべく党派に関係のない人を選んで頂きたい。党派のほうの人はその党派の人を撰ぶということが起り得ないとは限らないと思いますから、まあ大体こういう文化のほうの問題は党派のほうに入つておる人は比較的少いとは思いますが、これはどうか党派に煩わされないようにしてもらいたい、これは要望だけ申上げます。ところで私質問ですが、先ほどの予算が三十四人で、そうして又文化勲章を受賞されたかたが現在三十四人あるというようなあれがありまして、若しそのまま三十四人の予算に対して受賞者の三十四人がそのま……

第11回国会 文部委員会 閉会後第1号(1951/08/20、2期、緑風会)

○山本勇造君 日程によりまして、文化財保護委員会の件を取上げて頂きたいと思うのですが、この問題は去年の秋、委員会のほうから報告があつたと思いますが、以後とうとう今日まで御報告がないのでありますが、その後さまざまな問題が起つておるようでありますし、一応一つその後の委員会の経過につきまして、我々承わつておきたいと思います。当局のほうから説明並びに補正予算等のあれも出ておるようでありますから、それらの説明もお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 ちよつと質問いたします。大分質問する事項が多いと思いますが、取りあえずサンフンンシスコにこちらから出品する問題につきまして、先ほど高橋委員長からお話が出……

第13回国会 文部委員会 第10号(1952/02/26、2期、緑風会)

○山本勇造君 今の新聞等を見ますと、大変、漢文復活の問題がやかましくなつて来ておるようですが、今までのところでは参議院のほうにはこれに対する陳情、請願がなかつたのであります。聞くところによりますと、衆議院にはすでにそれが漢文復活或いは東洋精神文化高揚というような意味の請願があつたのだそうで、衆議院ではそれに対してそれぞれそういう請願について御処置をなされ、又先週の土曜日には東洋精神文化に関する決議案というふうなものまで出されておるようでありまして、従つてこれが非常に大きな問題になつて来ておるようであります。今日の新聞を見ますと、読売新聞は「漢文を学校の必修科目にするな」という表題の社説を掲げて……

第13回国会 文部委員会 第25号(1952/04/15、2期、緑風会)

○山本勇造君 勝本さんでも城戸さんでもどちらでも結構でございますが、ベルヌ條約が、日本が今度は独立するとしたならば復活して来るものじやないかと思うのですが、ブラツセル條約があるにしても日本が入つておるのはベルヌ條約ですから、あれが復活するんじやないかと思いますが、復活して来ると同時にあの中に日本が特殊の益権といいますか、普通であれば死後三十年でなければ自由にならないものが、あのベルヌ條約の中には日本はたしか初版発行後十年でしたかな、その後においてはこの権利を支拂わないで日本で訳すことができるというような特例が設けてあつたように記憶するんですが、そういうのが今度復活して来ますか、来ませんか。それ……

第13回国会 文部委員会 第26号(1952/04/17、2期、緑風会)

○山本勇造君 外務省のかた見えておるのですか。
【次の発言】 それでは平和條約の中で、第五章の十四條の2の(V)は、「日本の商標並びに文学的及び美術的著作権を各国の一般的事情が許す限り日本国に有利に取り扱うことに同意する。」という條項があつて、これから審議する著作権の問題に非常に関係があるわけですが、それのこういうものが入つたこと、又入るようなふうになつたいきさつと、或いはどういうふうなあれでこういうふうになつて来たか、それらの点を一つちよつと御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この委員会が今日要求したことは、この問題を初めから申上げてこの点をはつきりさせないと、今我々のほうにかかつて……

第13回国会 文部委員会 第27号(1952/04/24、2期、緑風会)

○山本勇造君 著作権の特例に関する法律案は文部省提出ではありますけれども、著作権というものの性質から考えますと、これは国内的の問題だけではなくて国際的問題であるということ、それに平和條約に非常に関係を持つておりますので、前回実は岡崎さんに御出席を願いたいと思いましたところ御出席がなくて課長のかたがお見えになりました。なかなか有能ないい課長さんであつたのですけれども、併し如何にしても課長では答えられないことであつたものですから改めてお出でを願つたわけであります。  二、三お尋ねしたいのですが、第一には平和條約の十四條であつたと思いますが、これに「日本国に有利に取り扱うことに同意する。」という條項……

第13回国会 文部委員会 第44号(1952/06/17、2期、緑風会)

○山本勇造君 この漢文の問題のときに、余り漢文必修ということがやかましい問題になつていたと存じますが、そういうあれから参議院の文部委員会においても参考人を呼んで意見を聴取するというようなことをやつたわけでありますが、いろいろ政治的なことをも考慮しまして、実はこの問題を今日まで議題に上げないでいたわけでありますが、今会期も非常にもう迫つて参りましたし、又今御説明のあつた通達は実は我々多少意外の感がないでもないのでありますが、後にそういうものを見せられまして、そのときにもこれは当然質問すべきではないかという気がしたのでありますが、やはり政治的な考慮もありましたのと、もう一つは出てしまつたとき今すぐ……

第13回国会 文部委員会 第54号(1952/07/28、2期、緑風会)

○山本勇造君 私は衆議院の修正案並びに堀越君の修正案に賛成するものであります。堀越君の修正案は事務的な問題ですから御異論がないと思います。  それから衆議院のほうの修正案も大体において二つになつておると思います。一つは奈良の分館を本館にするということ、これは大変いい修正だと私は思います。東京なり京都なりの博物館は本館であるが、奈良だけは分館であるということは如何にも均衡を失することでありまして、これが今度本館になるということは大変結構なことと思うのであります。それから第二の点は、委員の問題でありまして、私は実案を申しますと原案のほうがいいと思うのでありますけれども、併し又ここで原案に戻すという……

第15回国会 文部委員会 第3号(1952/11/27、2期、緑風会)

○山本勇造君 今日の質問は当然文化財保護委員会のほうに質問するつもりりでおりますのですが、併し今現地に参議院のほうからの正式の調査班として行かれた相馬君の今のお話の中に、ちよつと事実の問題で疑問に思うことがあります。ただそれはやはり話の土台になつて行くといかんと思われるものでございますから、ちよつと二点だけ僕は相馬さんにお伺いしたいと思います。  あなたのお話の中に、首切りというような言葉を新聞で使つております。これはみんな使つておるようですが、私は首切り事件ということは非常にいやな、のみならず又解雇のような場合にも首切りということを、こういうようなことをジヤーナリズムが使うが、首切りというこ……

第15回国会 文部委員会 第5号(1952/12/02、2期、緑風会)

○山本勇造君 前回質問をいたしましたところが、時間が遅くなつたために中途で切れた形になつておりますので、前の質問を続けていたしたいと存じます。前の質問のときに、今度のような月光菩薩の件について、文化財保護委員会としては、緊急止むを得ないものだ。併しながら行つてやつた当事者のやり方は慎重を欠いておるから、これには戒告するという御報告であつたのですが、その戒告のほうは暫らく切離しまして、ああいう措置は緊急止むを得ないのだという御説明が我々に前のとき納得が行かなかつたので、その点をお尋ねしておくのですが、それを一つ改めて今日緊急止むを得なかつた事情を御説明願いたいと存じます。

第15回国会 文部委員会 第9号(1952/12/16、2期、緑風会)

○山本勇造君 今度アメリカへ日本の古美術品を出品することについて、新聞等でも知つておりますけれども、そして又つい先ほど書類を頂きましたが、これは順序として一応当局から、このアメリカとの、こういうふうになるといつたことについての交渉の経過並びにその内容について一応の御説明を伺つたほうがいいと存じますので、一応御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 大変詳細な御説明を頂きまして有難うございます。この問題は非常に結構な催しでありまして、恐らくこれに対して反対をする人は一人もないだろうと思う。誰も皆賛成することだろうと思います。今度アメリカに日本の美術品を持つて行つて展覧をするというこのことは、二……

第15回国会 文部委員会 第11号(1952/12/18、2期、緑風会)

○山本勇造君 私は下村さんにお尋ねを申上げたいと思います。併しちよつと座が白けたようだから先ほど下村さんからと、それから足立さんからあとのほうの問題ですけれども、税金の問題が出ておりまして、大変あなたがたが御心配のようだし、それから世間もこの点非常に関心を持つているのですが、我々があの法律の中にあれが入つてないので、御不満は勿論だと思いますけれども、あれは我々無論承知の上で、而も試案の中にはちやんと入つておりまして、大蔵省に見せて、大蔵省も賛成をした。併しこういう状態だと、賛成はしたけれども私が賛成したということをどうかESSのほうに言わないで下さい、向うが承知さえすれば私のほうはしますからと……

第15回国会 文部委員会 第12号(1952/12/19、2期、緑風会)

○山本勇造君 ちよつと関連して…、私長いことここにおりまして、そうして政府の人の答弁というものを聞いておりますと、私は答える弁という答弁ではなくて、逃げるほうの、あの逃げるという逃弁の逃を思い出して仕方がないのです。先ほど岡崎君の問題が出まして、あなたは同僚である、大変お上手な、同僚の誼みでそういうことは言えないとおつしやつた。一応私もわかります。併しながらそれは私情なんです。あなたは文部大臣として、そうして道義の高揚を叫ばれる上から言つてする場合には、そういう私情で以て言つてよろしいのかどうか、私はその点をあなたにお尋ねいたしたいと思います。  それから第二の点は、今の総理大臣の成年式におけ……

第15回国会 文部委員会 第17号(1953/03/05、2期、緑風会)

○山本勇造君 今日は予算について大臣に質問することになつておつたんでありますが、矢嶋委員のほかにも大分質問のかたがおありのようでありましたが、只今おいででないようでありまするが、私は実は予算に直接関係を持つておらないのでありますけれども、委員会のお許しを得まして御質問を申上げたいと思います。まあ質問というものは、質問することによつて、そして又それに答弁することによつてその質疑応答の間でそれが建設的になつて行くのが、僕は議会本来のあり方だと思うんです。ところがこの頃はともすると質疑応答で破壊的になつて行く傾向が見られるんで、私はこの議会のあれとして甚だ残念に思つておるのであります。併し私は今のよ……



各種会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 文化委員会観光事業に関する小委員会 第2号(1947/09/22、1期、緑風会)

○小委員外委員(山本勇造君) 必要なのはやはり、我々の生活で伐ることはちつとも差支ないばかりでなく、大いに伐つても宜いのでないかと思う。同時に又戰時中の伐つたことが、今非常な水害で困つておりますけれども、あれとの關連がございませんか。それともそういう伐つたことは今度の水害とは何ら因果の關係はございませんか。
【次の発言】 今の問題ですね。團さんが問うた問題は非常に大事な問題です。勸奬ということでいいかどうか知りませんが、今度の洪水にしても土砂が大きな原因をなした。そのために土砂が崩壞したというのは、伐つたところの問題から起つておるのですから、伐る方の問題をもう少し、餘程何かのあれでもできて、し……

第1回国会 文化委員会出版関係小委員会 第1号(1947/09/26、1期、緑風会)

○小委員外委員(山本勇造君) ちよつと舟橋君にお尋ねいたしますが、この意見書というのは総会をお開きになつて、そうして文藝家協会の総意というわけでありますか。
【次の発言】 第二には、この意見書をお作りに際して、協会の顧問弁護士か何か法律の専門家と御相談の上でお出しになつたのですか、全くあなただけの……
【次の発言】 ちよつと私申上げます。文化委員長としてでなく、小委員会でございまして、小委員会の私はメンバーでないのでございます。私の立場上発言を許されているものですから、個人の立場で私ちよつと申上げるのでございますが、この意見書には大体において三つのことが言われていると思うのです。第一に、公的特……

第2回国会 文化委員打合会 第1号(1948/02/02、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) それではこれから委員長の打合会を開きます。祝祭日の件につきましてお諮りをいたしたいと存じます。祝祭日というのは今までは與えられた形のものでありましたが、今度は國民の祝祭日というので、國民の間でも熱意がありまして、多方面の御意見なりプランも出ているようでありまして、非常に結構だと思うのであります。併しこの委員会といたしましては、その祝祭日を選ぶのに当りまして、これがいいからこれを選ぶとか、あれは止そうとかいうような單純なことはできないので、ここといたしましては、それを選ぶのには選ぶだけの基準を以て選んで行かなければならんだろうと思うのであります。今日はどういう基準によつて……

第2回国会 文化委員打合会 第2号(1948/02/19、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(山本勇造君) これから文化委員會の打合會を開きます。今日は委員の方々の外に各專門のお方のの御列席をお願いましたところ、お忙しい中にも拘らずお出を頂きまして非常に有難うございます。前囘に引續きまして祝祭日の問題について皆さんにお諮りをいたしたいと思います。先程ちよつと御挨拶の中でさまざまなことを申上げましたが、これから個々の問題につきまして皆樣の御意見を伺いたいと存じます。  第一には皆さんのお手許にお配りしてあります總理廳官房審議室輿論調査部で集計したものがございますが、これを土臺にして皆さんの御意見を伺つて行きたいと思います。(末尾に掲載)  第一にはこれによりますると、この審議室……

第5回国会 内閣・文部連合委員会 第1号(1949/05/06、1期、緑風会)

○山本勇造君 あのちよつとお尋ねしますが、この十條ですがね、社会教育局のことがありますが、これの第九のところに「國宝、重要美術品、史跡名勝天然記念物その他の文化財の保存、維持及び利用に関する事務を処理すること。」というのが記してありますが、恐らく文部省側でも御存じだろうと思いますが、参議院で、我々の間で今文化財保護法というふうな、これはまあ仮称でありますけれども、そういうふうなものを立案中なんでありまして、これが恐らくはそう日が経たんうちに提出されるようなことになるだろうと思うのでありますが、そういうふうな場合には、ここの問題はどういうふうになりますですか。若しそれが通るような場合には……

第5回国会 文部委員会文化小委員会 第1号(1949/04/19、1期、緑風会)

○山本勇造君 先程から、この二條の問題でいろいろありますが、これはこの法律ぐらいむつかしい法律はないだろうと思うのです。最初の出発点が実は國宝保存法を如何に改正するかというのから出発して來たのですから、だから若しこの問題が國宝だけの問題をやるならば、もつと問題が簡單になるわけですが、途中から博物館をどうするかというような問題が起り、又博物館というような問題になつて來ると、自然に國宝保存法だけでは始末が付かないので、そこで名前が文化財保存法というような名前に変つて來たのです。文化財保存法というふうな名前に変つて來るならば、それは博物館だけじやないじやないか。從つて昔から伝わつておるところの雅樂だ……


2期(1950/06/04〜)

第10回国会 教育公務員特例法の一部を改正する法律案両院協議委員正副議長互選会 第1号(1951/05/26、2期、緑風会)【議会役職】

○仮議長(山本勇造君) これから教育公務員特例法の一部を改正する法律案の両院協議会正副議長互選会を開きます。  私が年長の故を以ちまして選挙を管理いたします。参議院の両院協議会正副議長の互選を行います。
【次の発言】 若木君の動議に御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それでは私から協議会議長に堀越儀郎君、副議長に矢嶋三義君を指名いたします。  これにて散会をいたします。    午後四時十二分散会  出席者は左の通り。    議長      堀越 儀郎君    副議長     矢嶋 三義君    委員            荒木正三……

第13回国会 内閣・文部連合委員会 第1号(1952/05/09、2期、緑風会)

○山本勇造君 今の近代美術館のあれですが、今度の設置法の一部を改正する法律案によりますと、十八條の二に、「国立近代美術館は、近代美術に関する作品その他の資料を収集、保管して公衆の観覧に供し、」と書いてある。「保管」ということがある。又大臣の説明の中にも同じような言葉があります。ところが文部省の芸術課、即ち社会教育局の芸術課の中にはそういう「保管」ということはないのですね。第二十六條の中に、左に掲げる事務を行うという、この課のことが書いてありますけれども、保管に関することは一つもないのです。展示ということはありますけれども、保管のことはないのです。それから今度は文化財保護法のほうを見ますと、保護……


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データ更新日:2022/12/09

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