国会議員白書トップ参議院議員高良とみ>委員会発言一覧(全期間)

高良とみ 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

高良とみ[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは高良とみ参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。高良とみ参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 外務委員会 第2号(1947/10/01、1期、民主党)

○高良とみ君 只今の伊東委員の御説に附け加えまして、歴史上の事実としての沖繩民族が日本民族であり、又民國に属しておつたものでないということ、それらのことを簡單に附け加えて、その科学的事実に立つて、我々はこの請願の趣旨に同情するということを附加えて、そうして採択して行くということが、丁度皆様の御意見を綜合したものになりはしないかと考えるのであります。只今の動議に賛成であります。

第1回国会 外務委員会 第4号(1947/10/14、1期、民主党)

○高良とみ君 私はこれは陳情を伺つて分つたのでありますが、委員ができるだけ人道的な立場から、治療の方面に対して、國立病院或いは厚生省を通しまして米軍の医寮機関等に御相談しまして、全治はできないまでも、人道的な治療ができもすように、その方のお世話をして上げるようなことが、これは委員会としてでなく、できることを希望いたしまして、委員会としてこの請願に対するお取扱いは、今星野委員のおつしやつたことに賛成であります。

第1回国会 文教委員会 第2号(1947/08/06、1期、民主党)

○高良とみ君 私皆樣方の宗教情操及び宗教教育の重要性についての御意見には滿幅の敬意を拂うものであります。私共も今日の日本の道義の廢退、教育の沈滯、殊にこの請願に謳つてあります平和教育にまで烱眼を放つておいでになりますことは、非常に會心に堪えないのであります。けれどもこれは問題が非常に幾つかを含んでおるのではないかと思うのでありまして、目的とするところは勿論宗教心の發揚と道義の涵養とにあるのでありますが、その方策の一つとして梅原議員のお話の通り師範學校にこれを入れて行くという御趣旨はよく分るのであります。がその點につきましては、敢えて師範教育というものにのみこれをお入れになるような制限をなさる必……

第1回国会 文教委員会 第7号(1947/08/29、1期、民主党)

○高良とみ君 私はその提案者……紹介議員の方からいろいろ伺わなければならない疑問も又持つておるのでありますが、一つには請願のテクニックと申しますか、第何號の請願というものを取上げて、それか可決されるか、或いは政府に廻されるということが決まりますと、又その後に同じ趣旨の提案が又違うグループから出る。これをまあ何處まで繰返して行くかということが、私の一つの疑問であります。それから衆議院にも同じ提案が出ております。これは要するにそれだけ熱心な請願が父兄、教育者等から出ておるということに對してはよく理解するのでありますが、その根本にあります哲學といいますか、非常に國會というものは三人や五人の請願で出し……

第1回国会 文教委員会 第8号(1947/09/19、1期、民主党)

○高良とみ君 ちよつとお伺いしたいのですが、岩本委員の先程の御報告の中に從來の青年學校の教師の再教育をこれに關連して徹底するということが附け加えてあつたかと思います。私そう伺つたのでありますが、それがやはり根本的に大きな問題だと思うのでありますが、要するにこの勤勞青年教育というものは、從來の青年學校の教育と全然切り離して考える考え方でないと、本當の教育にならないと私共は思うのであります。今囘の請願の趣旨が勤勞青年の教育のことでありますならば、その青年學校の教師がそこの先生になるということはあり得ないとさえ考えたいのでありまして、今度の新制中學校の先生になられることはあるだろうと思うのであります……

第1回国会 文教委員会 第11号(1947/10/15、1期、民主党)

○高良とみ君 ちよつとその前に……私遅く参りまして大変恐縮でございますが、只今の請願の六・三制の実施に関する全額國庫負担の件でございますが、この前ああいう経過を取つたのでございますが、六・三制に関する教育の現状、教育費予算の現状は私共が仄聞しておる通りでありまして、漸くにして追加予算が通ろうか通るまいかという実情から考えまして、又私共の共に議しております衆議院文教委員の方方などの樣子を聞きましても、やはり予算を伴わない、又は資材を伴わないものを、私共いかに請願であるとはいえ、これを通して行きましても、それが実際に行われないことでありますならば、議会の権威にかけていま少し愼重に取扱いをすることが……

第2回国会 議院運営委員会 第61号(1948/07/03、1期、民主党)

○委員外議院(高良とみ君) 去る六月三十日の文教委員会において、学校教育法及び義務教育費國庫負担法の一部を改正する法律案の修正に関する私の態度について、傍聽人である日本教員組合の人々が脅迫的な言動をなしました。その後同組合の方が議院運営委員長及び文教委員長に対し陳謝の意を表して來られたとのことですが、私の所へも陳謝に來られましたが、その際にも不穏な言動がありましたことは誠に遺憾であります。今後かかる不祥事が繰り返されることがないよう十分の対策を立てて頂きたいと存じます。

第2回国会 厚生委員会 第3号(1948/05/06、1期、民主党)

○委員外議員(高良とみ君) 兒童福祉法案の設定に対する皆樣の御努力に対しましては、私共婦人議員及び外部の婦人團体も母親を代表いたしまして、皆樣に深甚な感謝を捧げておるのでございます。これが実施期に入りまして、全國の母、婦人は甚大なる関心を以て一日も早く十分なる功績を挙げますことを待ち望んでおるのでございますが、本日は特に中央兒童福祉委員の御選定に当りまして、私共婦人議員團が過日集合いたしました際に、是非この兒童福祉の法案の実施及び福祉委員の選定には婦人議員の中から厚生委員は勿論のこと、その厚生委員でございません者の中にも甚大なる関心を持つておる者がございまするので、この点特に御考慮願いまして、……

第2回国会 文教委員会 閉会後第1号(1948/09/20、1期、民主党)

○高良とみ君 私もそれに賛成いたします。という理由は、どうせこれが修正されなければ教育公務員法に関する任免法律というものができないのですから、尚細かい修正があるときに又全面的な説明を或いは考慮をしなければなりませんので、その修正のないものなら今審議をすることができますけれども、修正に際して前後一致した考で以て審議したいと思います。それと共にさつき左委員からお話のありました通り、公務員法というものが決定しないで、唯末端だけを審議するということには非常に落度があると考えますので、今の鈴木さんの御提案に賛成いたします。
【次の発言】 それでは明日は如何ですか。その理由は、教育委員の立候補の期日が二十……

第2回国会 文教委員会 第11号(1948/07/05、1期、民主党)

○高良とみ君 私は第九條の削除には反対であります。その理由として、この教育委員会法というものが実施された場合に、どういう姿になるかということは、皆が勝手な想像をしておると思うのでありまして、それは私共國家の民主化の一つの試金石であることは確かに考えておるのであります。殊に私が非常に懸念いたしまするのは、この十六條にありまする候補者の推薦でありまするが、六十人以上の連署を以てした場合には、これは新らしい推薦母体となるという場合に、未だ理解せざる方面におきましては、これこそよき政党政派の餌なりというような心持を以て、非常にこれに入つて來ようとする力が、未だ進歩しておらない民主政治において現われてお……

第4回国会 議院運営委員会 第12号(1948/12/17、1期、民主党)

○委員外議員(高良とみ君) ちよつと釈明さして頂きたいと思います。
【次の発言】 私は発議者ではありません。
【次の発言】 私は奧議員が議院運営委員として出席される筈でございましたが、止むを得ない理由で出られませんので私は代理で出たのでございます。

第4回国会 文部委員会 第2号(1948/12/11、1期、民主党)

○高良とみ君 昨日私差支えたもので参りませんでしたので、若しできれば逐條ごとに一條づつお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 少し遡りますが、この学校の部局長というのを特にここに挙げてあるのですが、部局長というのは教員或いはその他、まあ大学におけるときは教授でありますが、その人の中から採るのでありますから、その部局長というのは、いわばこの政令によると書いてありますが、それを特に指摘しないでもいいのじやないかというふうに考えますが、如何でございましようか。
【次の発言】 重ねてお伺いいたします。そうしますと、その部局長を罷める場合にもですね、任免等の方面から入つて來ると、降任及び免職というよ……

第4回国会 文部委員会 第3号(1948/12/13、1期、民主党)

○高良とみ君 一般的な問題ですが、只今の御説明によりますと、この学会、学術方面への紙の割当は安本が割当てて行くというふうに考えてよろしいのでありましようか。それから、そうすると各方面への紙の割当の比重等を決めて行くのは安本のみであつて、割当廳の方には御関係がないと考えてよいのでしようか。
【次の発言】 更にお伺いしますが、そうしますと、この用紙割当委員会には、地方及び中央の小さな出版業者で月刊のものを持つている所は入つておりますけれども、こういう中へ学術雜誌を取扱つている雜誌社の方面から学術方面にこういうものがこれだけ要るということを要求したときには、やはりこの出版部令の方でそれを聞き上げて頂……

第5回国会 図書館運営委員会 第2号(1949/04/22、1期、緑風会)

○高良とみ君 その図書と樂譜とレコード、大変結構なんですが、樂譜やレコードを沢山お集めになると音樂を聽く部屋でもお作りなるおつもりですか。
【次の発言】 重ねてそれについて伺うんですが、この前アメリカの國会図書館関係の方がおいでになつたとき、ダンスなど音樂方面については図書館としてアメリカの國会図書館はどの程度まで進んでおりますか、博物館なりそういう方面と図書館のファンクションはどちらの方に入つて行きますか。
【次の発言】 重ねてお伺いしますが、音樂等の著作権も何か特許権みたいに発表するような機関をお持ちになるお考が將來あるんですか。日本でもそういう特許権との関係をどういうふうになるんですか、……

第5回国会 懲罰委員会 閉会後第1号(1949/06/01、1期、緑風会)

○委員外議員(高良とみ君) 私はカニエ邦彦君がどういう行動をとれたか見ておりません。ですからこのことに関しては私は議席の関係上私の方からは全然見えないので、私の見たところを証言いたします。四人に関してだけでよろしいでしようか。
【次の発言】 松平議長が入つて來られて取り囲まれたために動けなくなつて、頭だけ私の方から見えるのでありますが、方向を後向きになつて頭が向うへ向いてしまつた頃に、松嶋副議長が議事日程を受取るのを待つていて、椅子に腰掛けられたのでありますが、その数分後に、つかつかと急いだ様子もなく階段を上つて來る人がありまして、それが金子氏であつて、金子氏は松嶋副議長の椅子に近寄つて、右手……

第5回国会 文部委員会 第1号(1949/02/12、1期、民主党)

○高良とみ君 只今の動議に賛成いたします。

第5回国会 文部委員会 閉会後第1号(1949/06/16、1期、緑風会)

○高良とみ君 文化財保護法案につきましては、参議院の我々文部委員が超党派、超会派で非常な努力を拂つたことに対しましては、今日といえどもそれが通過しなかつたにも拘わらず、尚一層その必要を感じておるものでありまして、その継続審査は愼重な調査に基いて着々と進めらるべきものであるという確信を持つておるのであります。その二三の着手といたしましては、すでに各地方への現地調査に派遣をいたしておりますし、その結果も集まりつつありまして、最近調査から帰りました班のごときも、現状における我が文化財の実情は、誠に放置することは到低忍びないような実情にございますから、尚これから行かれます委員におかれましても、勿論各地……

第5回国会 文部委員会 閉会後第2号(1949/07/13、1期、緑風会)

○高良とみ君 今文部省から出された財政支出の、國、都道府縣、地方町村の分担の確立ということをおつしやいましたが、どんな割合に確立したいということでお出しになつたか、ちよつとその辺をお伺いいたしたい。
【次の発言】 それは例えばこの委員会が、教育の範囲において意見を、國内的には言うことは自由なんですか、それとも議長を通して、國会を通さないとそういう意見は言えないのですか、この点を伺いたい。もう一つは、他の対外的な委員会において、例えば引揚促進、そういうようなものはその委員会の意見によつて何か意思表示なり、或いは公表するということは自由なんですか、この二つを伺いたいと思います。

第5回国会 文部委員会 第5号(1949/04/15、1期、緑風会)

○高良とみ君 ちよつと……。
【次の発言】 簡單に……。
【次の発言】 私立の小学校の將來について……。
【次の発言】 それではそういうことに願います。

第5回国会 文部委員会 第6号(1949/04/19、1期、緑風会)

○高良とみ君 もう時間ですから、今のは大変重要な御質疑のようですから、十分御調査の上、後で御報告願う方が、こういう差迫つた時間にするよりもいいのではないかと考えます。そこで大臣の都合もあるということでありますから、もう時間も相当迫りまして、これは重要な問題であればある程、ゆつくりと時間をかけたいと思いますので、進行動議を提出いたします。

第5回国会 文部委員会 閉会後第8号(1949/09/22、1期、緑風会)

○高良とみ君 あの尾瀬沼は、昨年の夏以來、今年にかけて、関東配電のトラツクが入つて、單なる調査でなく、何かのダムを構成し、基本的な仕事をしていますか。
【次の発言】 そうすると私が伺つて了解した程度では、今研究中という、安本を中心として立案中という、それ以上は……。
【次の発言】 更にお伺いしたいのは、文部省及び厚生省からは反対意向があつて、第一回の調査には参加することを拒絶したというような実情であります。今度のこの案が少しでも具体化する場合には、各省及び世論の支持を得て、その案をお決めになり、國会は勿論お通しになる意向だろうと思うのですが、その了解は計画の中にあるわけですか。

第5回国会 文部委員会 閉会後第9号(1949/09/26、1期、緑風会)

○高良とみ君 この定員定額制のことについては再三再四文部省から文部の係がこの委員会でも絶対に減員は行わないし、馘首も行わないし、それから更に私共の接したところでは文部次官のごときは、若し地方の長官が地方自治の財政方のことで以て馘首の人員を学校教員にまで割当てて來ようというのはこれは地方行政の運営の逃げ道なんで以ての外で、文部としては徹底的にこれに交渉すべきであるというようなことを、又いろいろな内部の地方自治の財政と本部の方針とのことについて話を聞いているのであります。つまりこの前地方長官会議のありました当時、定員定額について地方長官から再三再四文部省に向つて質問があつたのに対して、文部省は徹底……

第5回国会 文部委員会 第16号(1949/05/19、1期、緑風会)

○高良とみ君 社会教育が振興されることに対する私共委員の期待は非常に大きなものがありまして、殊に近來國民道義の廃頽といわれることは私共胸を刺されるごとく痛く感じておつたのでありますが、学校教育においてできない面も、今まで微かながら民間の諸青年團体運動とか、ボーイ・スカウト、ガール・スカウト、YMCA、YWCA、或いは民間における生活改善運動、婦人團体の運動等が非常に困難な中を乘り切つて今日まで辛うじて戰後の態勢を整えて來たのでございます。それに対しまして社会教育が法律的な根拠を持つことは非常に望ましいことでございましたのでありましたが、原案におきましてはその意図は明らかでありましたけれども、未……

第5回国会 文部委員会 第17号(1949/05/21、1期、緑風会)

○高良とみ君 私共の会派といたしまして、この文化財保護法が今日のごとき廣汎又徹底した法案に、一同の努力によつて盛り上りましたことを心から関係諸賢に感謝するとともに、どうかこれがよく國民の間に滲透して、眞に文化財を愛護して行く運動の元になることを希望いたす次第であります。廃墟の中から起ち上つた國家といたしまして、いろいろな改革が行われますけれども、未だ文化を立法によつて基礎づけて行くという努力は僅かしかできておらないと了解いたします。それだけこの福化財保護法というものは、始めの國宝保護法或いは古文化財保護法というような、名前の持つておつた性質からもつと廣くなつて参りまして、今後文化國家、平和國家……

第5回国会 文部委員会 第18号(1949/05/22、1期、緑風会)

○高良とみ君 この定員についてお伺いしたいのでありますが、特にこの東京文教大学の定員、それから東京藝術大学の定員、順々に申上げます。東京文京大学の、今度は教育大学になつたその経過を一應承つて記録にとどめて置きたいことと、そのことによつて教授数が変更があるのか、ないかということを伺いたいのであります。  第二点は、東京藝術大学の定員数でありますが、別表によりますと、二百九十四人となつておるのが、外の定員調におきましては九百二十六名になつております。非常に差があるのですが、どちらが本当であり、どちらに行く方針であるかということが第二点。  第三点は、この名称のことでありまして、東京教育大学は、將來……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1950/08/01、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今飯島委員かしありましたように、引揚過去五ケ年の年次的な数字と、それから問題の残つておるところを加えられて何か。パンフレットのようなものを作られて国民に認識させると共に、やはり輿論を起すような方向に行つたら大変望ましいと思うのです。できれば現在引揚者の居住している住宅の写真のようなものを少しお入れになつて、経費のかからないものでいいんでありますが、そういうふうなものをお作りになる意思はないか、伺いたいと思うのです。
【次の発言】 作つておりますか。
【次の発言】 それを一つ委員会にお見せ願いたいと思います。
【次の発言】 それは外国語でできているのですか。

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1950/07/30、2期、緑風会)

○高良とみ君 男の方のけんかはこのくらいにして、我々は具体案に入りたいと思います。
【次の発言】 両方とも具体的であると思います。国内も国外も具体的に行かなければならんということは賛成するのであります。それで国内の未帰還者の調査の方法ですが、それを兼岩さんもう少し具体的に御提案になればいいと思います。もう一つラジオなんかでは随分行方不明の人を尋ねておるので、出征してから帰らんということが分つておればいいので、ひよつとしたら引揚援護庁で何村の何某がという人数の調査もできておるではないかと思います。それは国内における戰死者及び爆死者というものの外に、これを別にした調査ができるのじやないかと思います……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第2号(1950/08/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 私は少し違う観点からお伺いしたいのでありますが、過去の日本の国家の形態はそういうことであつたでしようと思いますが、それは暫く問わないとして、現在及び未来の問題があると思うのでその点のお考え方を伺いたいのです。別に福祉国家になるというような高い理想からではないのでありますが、例えば過去にもあつたことですが、外務省或いはその外商工省あたりの出張職員等がある。只今でも在外事務所というのがあつてそこに出掛けておりますが、それは公務員としてでありますけれども、その人の俸給によつて家族が生活している場合に在外にあります公館の職員の家族に対する手当というのは、従来外地で支給するから内地の者は内……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第4号(1950/11/13、2期、緑風会)

○高良とみ君 私のほうからもいずれ明細な調査報告書を提出いたしますつもりでありますが、概略を事務当局において調査されたものがガリ版にできておりますので御覧を願いたいと存じます。  これは一々読上げませんのでありますが、私の調査いたしましたものは山形県と秋田県でありまして、山形県は農地が七〇%もあるものでありますから、幸いに開拓に適する土地を選択されましたので、そこにおける入植状態が非常によく行つていると言うべきであると思うのであります。但し山の中でありまして、非常に困難な原始的な状態のところで、山を越え、谷を越えして渡つて行くところに、而も殆んど樺太の南方くらいの高さの、寒さのところに開拓家族……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第5号(1950/11/20、2期、緑風会)

○高良とみ君 二、三点お伺いします。在外公館というものの性格が、戰争前の在外公館と今日新しくできつつあります在外公館と、その責任上性格が違うと解釈してよいものかどうかということを、今日御出席の外務政務次官に一応御説明願いたい。
【次の発言】 重ねてお伺いしますが、そうしますとその当時存在しておつた国家の諸法律、殊に商法のようなものは、今日もそのままに行われておることでありますし、その後日本の政府が、今日占領下にあつて性格が変つたとは言え、やはり政府の機関であります限りは、責任においてはやはり政府を代表しておることに変りはないと思います。というのは私共今日在外公館の借入金の問題については、国会の……

第8回国会 文部委員会 閉会後第1号(1950/09/19、2期、緑風会)

○高良とみ君 明日の継続審査の中に、国宝保存委員会が発足しましたけれども、荷国際的に調べて参りましたもので至急を要するものがありますので、その方の係官の御出席を願つて来年度の国宝保存の予算の内容について検討して頂きたいと思います。それもどうぞ御通知置き願います。

第8回国会 文部委員会 閉会後第3号(1950/10/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 ちよつと今のところ分らなかつたのですが、起債とおつしやいましだが、大破は八〇%、中破以下は起債……。
【次の発言】 その大破の方が八〇%……。

第8回国会 文部委員会 閉会後第4号(1950/10/03、2期、緑風会)

○高良とみ君 認定講習のときの授業内容ですね、殊に一斉に各地で同じ講義をなすつたとすれば、何か筆記か何かございますのですか。講義内容、大学側がした講義の内容ですね、そういうものはお手に入りませんですか。或いはどこかでそれを取つていますか。

第8回国会 文部委員会 閉会後第7号(1950/10/06、2期、緑風会)

○高良とみ君 この文化財保護委員会が御発足になりまして、国会における立法と共に非常に多方面なことを御期待申上げることが多いと思うのであります。併し余り初めから多方面にお亘りになるということに対して、今回の予算部面を拜見しましても、少しく憂慮するのでありますが、例えばこの埋沒しておりますような史蹟名勝天念記念物等を、いつかお話のございました皇室の御墳墓等に対し、或いはその他の地下文化に対して、これを余り急速に発掘調査するということが進められるということは、今日の社会状態から考えまして如何かと思われる点もあるのであります。多分これだけの予算ではそういうところまでは手がお届きにならないだろうと思うの……

第8回国会 文部委員会 閉会後第11号(1950/11/14、2期、緑風会)

○高良とみ君 この問題につきましては、今までの教育基本法及び厚生方面からする特殊飲食業者法等がありますけれども、一応文部当局としてのこういう問題に対する基本的な今までの立法経過をお伺いしたいと思うのであります。それは私寡聞でございますけれども、学校を設置する場合に、特殊飲食店等のある地区へ建てることは禁じられておるけれども、すでに学校が設置されておる地区へそういう種類のものが建築されることに対しては法的根拠が薄いかのように仄聞するのであります。更にその方法として文教地区の指定ということの立法措置ができるということでありますが、それがどれだけの法的な、又警察的行政の権威を持つかということについて……

第8回国会 文部委員会 閉会後第13号(1950/11/18、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今文部大臣の御説明を伺いまして、御趣旨のあるところは分つたと思うのであります。ただ私共文部の委員といたしまして深く憂えておりますることは、大臣が心配しておられる教育のサークルにおいて、道義の高揚が足らないということは勿論でありまするけれども、それよりももう少し掘り下げて考えまするならば、私共明治大正以来の日本の文明の方向の間違つていたことを、今修正する時期にあるのでありまして、その点で国民各層の反省が不十分でありまするために、今日のような敗戰後五年を過ぎますれば、ますます沒落状態になつておるのであります。その点から大臣が深く思いをされまして、この講和を前にいたしまして、日本が世……

第8回国会 予算委員会 閉会後第1号(1950/10/05、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連して伺いますが、この災害関係の費用でありますが、初めからの予算で不足したから五十一億足す、こういうのでありますが、それが今までの上半期で減つていたところに、キジア台風、ジエーン台風等が来たとなると、非常に今度は増加しなければならない枠が多いのですが、財政の内容をちよつと聞かして頂きまして、その中でどういうふうにそれを分配なさるか、殊に緊急な災害対策の用途の内容を今度見せて頂きたいと思いますが、如何でございましようか。
【次の発言】 そうしますと、本年の年度末までの災害費を全部幾らと見てよろしいのですか。この五十一億加えますと、前のと全部加えて幾らになりますか。あと幾ら残つてお……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 一、二御質問があるのです。よろしうございますか。
【次の発言】 この表にもありますが、この終戰処理費のもう一つの方をざつと御説明頂くといいのですが、それと共にここにさつきあつた一般会計歳出の方の賠償施設処理費が昨年度は一〇%、本年度は四三%出ているということ、及びその次の解除物件処理費が本年度は五五%出ているということは、この解除及び賠償施設の処理が進捗しておるということの説明なのでありましようかということを伺いたい。  もう一つ、これは産業経済費というのがありまして、昨年は三八%出て本年は二〇%であるということは、昨年度上半期において中小企業その他の産業方面への補助費といいます……

第9回国会 文部委員会 第2号(1950/11/29、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほど御説明の中に、七億二千七百万円と、決して、というお言葉がありましたが、決してということは、その項目は取除いてしまつて、その項目は頭を出さないで、その交付金の中に混ぜ込まれて、それが入らなかつたというふうに解釈してよろしいか。もう一つの点は、只今御説明によりますと、地方で不足の分は起債をしてよろしいということのようでありますが、そうすると地方ですでに拂いました昨年度教員手当、年末手当等の不足額は、起債によつてもよいというようになつておりますかどうか、その二つを……。
【次の発言】 起債の点は。
【次の発言】 そうしますと、先ほどおつしやつた昨年度ですでに配付済の七億二千七百万……

第9回国会 文部委員会 第3号(1950/12/01、2期、緑風会)

○高良とみ君 尤もな御意見でありますけれども、私は文部大臣及び野村地方財政委員長にもお伺いして確めて置きたいことがありますから、岡野さんのおいでになるまでこのままで一つ質問を許して頂きたいと思います。
【次の発言】 私は他の問題でという意味ではなく、野村委員長の出された政府に対する勧告書の内容を検討した結果、お伺いして確めて置きたいと思いますことがあります。ですからこの問題をやはり継続して、若しほかの問題をお出しになるかたがあつたらそれを含めてやつたらいいと思います。
【次の発言】 本委員会には提出がないのでありますが、地方財政委員長として野村さんが提出されたものを逐次検討して見たのであります……

第9回国会 予算委員会 第4号(1950/12/01、2期、緑風会)

○高良とみ君 加藤さんとおつしやいますか、鉄のことについてお伺いしたいのでありますが、そういうことは私どもよく知らないのでありますけれども、先ほどドイツの製鉄の復興のお話がございまして、日本とは鉄の資源が違うのでありますけれども、最近東南アジア地区におけるドイツ鉄製品の進出のめざましいことは御存じの通りであります。それに対するドイツ政府の補助金が三〇%ぐらいまでもあるというような情報を得ておるのでありまして、そんな点から日本の製品が新らしく復興いたしました東南地区へ出ます場合に、そういう補助金がなければ國際市場において競争ができないという声もあるのでありますが、併し只今のお話では少しくらいの補……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/12/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 私は今の文部委員長の臨時申入れに対する只今の大蔵省の御答弁について確めておきたいのであります。物件費の節約額を半分にしておいたから、その中からこの七億二千七百万円を支拂うように希望しておると言われておつたかと思うのでありますが、それは建前が違うように私どもは了承するのであります。国の債務でありまして、地方公共団体に拂うべき債務なんでありまして、この前の予算内示のときには文部省所管としてちやんと別項に挙げておつたものが忽然として姿を消したのでありまして、これを地方交付金の中に含めているつもりであると言い逃れ、或いはそういう含みであるとか、そういう精神であるとかいうことを今まで大蔵大……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第3号(1951/07/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 これは一つオフ・レコードにして頂いて記録なしにして頂きたいと思います。

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1951/02/10、2期、緑風会)

○高良とみ君 これは理事等において委員長と原案をお作りになつたのでございますか。
【次の発言】 一つだけ御意見を伺いたいのは、もう虚心坦懐に読んで見て、ここの三項の五行目のところはちよつとどぎつい表現かと思います。「この国際連合総会の決定が捕虜問題を平和的に解決する最後の途である」というところですが、「平和的」とここに入れておるが、それでは平和的でない解決法があるのかしらという論理的の疑問が出る。これをむしろ「捕虜問題を解決する平和的最後の途である」とするか、或いはちよつと平和的というのをのけて考えて見たときに、更に趣旨がこんぐらからないのではないかと思います。「この国際連合総会の決定が捕虜問……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第4号(1951/07/28、2期、緑風会)

○高良とみ君 今回の御発表は一に私ども委員会一同にとつて青天の霹靂のようなものであつたことは、諸委員からの御発表のあつた通りであります。  併し政府が誠意を以てこの数字を鋭意努力の上発表されたことを我々は信じたいと思います。その時期及び方法等については幾多疑問を持つものでありますが、二、三の点について外務省及び厚生省にお伺いして、この善後処置をすぐにして行くことが日本のためになると思うのであります。  一つは昨年国連に倭島局長その他が行かれたときに発表された数字と、今度の数字との間における開きについて外務省はどういうふうに考えておられるか、お伺いしたいのであります。  その当時の発表は調査の途……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1951/02/26、2期、緑風会)

○高良とみ君 最近在外事務所が大分海外にできております。殊にスエーデンに有方なものもありますから、それとパリー、ロンドン、ロンドンにはまだ大きなものはありませんが、パリーからロンドン、フランス、イタリアの調査もできると思います。その点で只今決議いたしましたものをただ西ドイツだけに限らずに、在外中務所のある所へそういう公文書を通して調査方を依頼して、それがこちらの国会の進行工合もありますから、或る期間を限つていつまでに資料を取つてもらいたいということを添えて頂いたら大変いいと思うのであります。アメリカも勿論これに加えてアメリカ、インドなどにも在外事務所がありますから、そういう所も加えて頂けば非常……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号(1951/03/28、2期、緑風会)

○高良とみ君 私はこの文章はよくできていると思うのでありますし、力強い表現は賛成であります。ただ一、二できたら修正して置いたほうが文章としてよりいいんじやないかと思うのです。  修正の第一点は、二項目の三行目の「義務の強制に基く戦没者の遺族及び未帰還者留守家族の悲況」というところが非常に長いので、こういうふうに直したらどうかと考えるのであります。それは「国家義務に斃れた戦没者の遺族」、そうすると未帰還者にかかるとすれば、「国家義務に従事した戦歿者の遺族及び未帰還者」そのどちらかにするということが一つ。  第二の点はおしまいから四行目の「新たなる見地から国家補償を断乎として早急に確立実施すること……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第12号(1951/06/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今の石川委員からの御質問を私も一応確めて置きたいのでありますが、それは社会保障に関する審議会ができておる場合のように、戦傷病者及び遺家族に戦争犠牲者に対する補償を、或いは扶助を如何にやるべきかということを審議する審議会を設置する案と了承いたしてよろしいわけでありましようか。
【次の発言】 更にお伺いいたしますが、私ども報告を委員長の御熱心なる御努力の結果伺つておりまするところによりますると、関係方面におきましては、過去の戦争における犠牲者の処置に関する覚書がございまするけれども、すでに戦敗後、占領下に四、五年以上もたちました今日、日本の国際的地位も変り、又この国内の状態もだんだ……

第10回国会 文部委員会 第2号(1950/12/14、2期、緑風会)

○高良とみ君 私は予算関係の実績の中から、試験制度、試験と採点のやり方をどういうふうに全国の中等学校でやつておられるかを伺いたいのです。聞くところによりますと、従来のような点数の取り方、曾つてのようなものでなく、最近の傾向を伺うのですが、一つのクラスを統計学的な分類をいたしまして、真中の五十人、五〇%を零点の標準にして、それよりも上のパーセントをプラス一、プラス二というふうに分類して、又それ以下の者をマイナス一、マイナス二のクラスにして、そういうような採点方法を小学校から出学校の済むまでやるような指示が與えられておるのであるかどうか。それによる教員等の訓練が統計学的の基礎を持つておるか。そうし……

第10回国会 文部委員会 閉会後第4号(1951/07/23、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどお話の出ておつた水産学校の環境整備の問題もやはり取上げて頂くことが大切だと思います。これは行政官庁間の問題であると同時に、やはり予算にも関係いたしまするので、若し小委員会等を設置の場合は、これをも含めた小委員会をお作りになつたら如何かと思います。

第10回国会 文部委員会 第26号(1951/03/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 私はこの規定の内容、趣旨等に多少疑問もあるのですけれども、礼拝の施設というものを特に持たない宗派がありますね。そういうものは普通の場所でも礼拝をしているのですね。例えば附属の学校があつて、その附属の体操場が礼拝堂になつているというところもあります。別になんにもない。そこが都合が悪ければほかの教室へ行つてする、或いは森の中……。そういう場合でもやはり礼拝の施設を要求なさるのでしようか。
【次の発言】 もう少し、例えば具状的に申上げれば、宗教活動としての範囲はいろいろあると思うのでありますが、例としてはメノナイト或いはクエーカーのような非常な単純な礼拝力むしろ特によしとしている団体が……

第10回国会 文部委員会 第28号(1951/03/27、2期、緑風会)

○高良とみ君 この御趣旨は、只今梅原委員がおつしやつたことに対しては、私は非常な敬意を表するものでありますが、その点は曾つて衆参両院で宗教教育の尊重の決議がとられました当時から私ども考えておりましたことでありまして、どうしても最近までの教育改革及び日本の戦後の社会情勢を深く思いまするものは、すべて信念のある国民がいつ育成されるだろうということであります。即ちこれは政教分離の論理から行きまして、国家の教育機関はこれに参加できないと言いますけれども、先ほどお話の、御答弁にございました通り、情操、宗教情操育成については、ただ社会教育の面だけでなく私どもの手許で兒童、学生に食物として與えておりますとこ……

第10回国会 文部委員会 第30号(1951/03/29、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今のこういう年金に対する税金のことについて大蔵省を煩わしたいと思つたのでありますが……、それに関連してお伺いしたいのですが、今後とも賞金及び年金等に対しては、国が出すものについても税金を取るということになりますと、実例を申しますれば、湯川さんのノーベル賞金を得たというような場合、これは額が非常に大きな場合は殆んど手取りがなくなつてしまうというような形になるかと考えられますが、それについてお聞かせ下さい。

第10回国会 文部委員会 第35号(1951/05/17、2期、緑風会)

○高良とみ君 私は公立大学の性格についてお尋ねしたいのでありますが、柴田参考人がお帰りになりましたので、寺澤参考人にお尋ねしたいのであります。この公立大学の行き方が、将来国立大学とは違う性格のものになつて行く可能性が非常に多いのでありまして、そうでなければ又公立大学の特色を発揮しないと思うのでありますが、殊にこの法案に出ておりまする学生の定員、或いは授業料その他のやり方について、学校の、これは公立大学の実情をもう少し把握したいのでありますが、それについて、この法案を離れるかも知れませんが、どんなふうに御校の教授会等においてはお考えになつておられるか、又それに対する地方設立者との関係においてどう……

第10回国会 文部委員会 第36号(1951/05/18、2期、緑風会)

○高良とみ君 二、三疑義がありまするので、発案者のほうにお伺いして置いたほうが、今日で質問を打切りかと思いますので伺いますが、今回のこの法案の中の実業界、産業界との協力を促進するという点について、この間文部大臣の御答弁の中に、学校で機械等を設備しても、これを使用する期間が短いし、共同でも設備ができないような場合には、産業の現場へ生徒を引率して、そこを以て実習の場に充てるということも可能ではないか。或いはよくはないかというお話があつたのでありまして、そういうことを発案者はお考えになつておられるかどうか伺つて置きたいと思います。
【次の発言】 そういう御趣旨は多少了解し得るのでありますが、産業界或……

第10回国会 文部委員会 第37号(1951/05/21、2期、緑風会)

○高良とみ君 大臣が御苦心の、職業教育の振興を図りたいという御気持はよくわかるのでございますが、実態から見ますと、農業、水産、工業、商業、その他の方面では、教育に属すると思われる面まで随分近来発展して来ておるのであります。その点から言いまして、予算をお取りになりまする場合にも、農業教育の完成のために、農林省の予算の枠内から、というと語弊がありますが、農林省或いは通産省その他の方面からも、十分な協力をお得になる御努力を今までなさつたと思いますが、今後は特に職業教育に関しては、それなくしては非常に困難が多いと思うのであります。而も国の要請におきましては、食糧の増産も、水産の振興も、工業の発展も、勿……

第10回国会 予算委員会 閉会後第1号(1951/08/15、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどちよつと御言明がありました本委員会としての、アメリカに行かれる視察団の視察委員のことでありますが、それは私どもの会派におきましても了承していない点があるのです。簡單でよろしうございますが、御趣旨を伺えば会派に持ち帰つて報告いたしたいと思いますが。

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/03/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 議事進行について……。先ほどから私は関連して質問を申上げておるのでありますが、突然終戰処理のほうに行つてしまつて、然も終戰処理費関係のほうは用意がなくおいでのようでありますが、調達庁は又明日来るというわけに行きませんから、その点関連質問のほうを先にやつて頂きたいと思いますが、どうでしよう。
【次の発言】 ちよつと議事進行についてでありますが、もう時間も遅くなりまして、明日は安本長官その他本日進行しなかつたものについての責任ある御出席を得て、更に進行することを提案いたしたいと思います。
【次の発言】 つきましては明日は土曜日でありますから、午後に亙らないように午前十時から委員会を開……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/03/03、2期、緑風会)

○高良とみ君 物価問題について安本長官の、大臣の御所見を伺いたいのであります。物価が非常に上つて来ておりますことは、昨日物価庁のかたがたから二、三のものについて極めて楽観的な御説明がありまして、石鹸とかその他二三のものという程度でございましたが、私ども生活面に触れておりますものにとりましては、およそ上つておらない物価はない、まあ主食が上つたばかりでなく、副食物、味噌、醤油を初めとして、又木材によるところの住宅及び鍋、釜に至りまするまでこの統計に、内閣及び日銀等の統計に現われておりまするものよりも、もつとひしひしと消費者はこれを感じておるわけであります。衣料については申すまでもないことであります……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/03/05、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどお話のありました二十六年度予算の二つの経済の見通しと言われましたうちの一つの、十月物価を基にしておるということ、第二点の国際状況、殊に日米経済提携の面をどういうふうに考えておられるかをもう少し伺いたいのであります。殊に二十六年度予算というものは、こういう形でやつておりますけれども、例えばこの六月、七月頃までの間に日米提携において二十四億ドルというような、或いはもつと大きなものが入つて来ました場合に、それは日本国内の物価に直接関係せずに事業が営まれるとも考えられますけれども、実際労賃その他の面でこれは相当インフレの要因になるのではないかというふうに考えられるのであります。その……

第10回国会 予算委員会 第20号(1951/03/06、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどお話の中に、地方の中小企業者が国民金融金庫を利用するのに不便があるようなお話があつたのでありますが、その意味がどういう点であるのであるか。政府が国民に出しましたものによりますと、やはり東京、大阪、名古屋、兵庫、福岡、山口等が相当出ております。北海道も随分出ておるようですが、どういうところに困難があるのでありますか。
【次の発言】 ここに出ておる表によりますと、富山県なども貸出しを受けておるようでありますが、そういうふうにしまして地方へいろいろな中央の仕事を持つて行きますと、それだけ又地方に向う費用が要るわけでありまして、そういう点で、現在の機構を余り費用をかけずに国民金融金……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、緑風会)

○高良とみ君 一民間人として一万田総裁がアメリカを見ておいでなつたという御趣旨に非常に共鳴いたすのでありますが、一つ率直に国内の融和を阻害しないという御見識の点を伺いたいのでありますが、一体アメリカの財界にお立寄になりまして、曾ての日本のようでなく、日本の財力或いは日本の経済的国力というものが、曾つての日本の二円が一ドルであつたというようなことはなく、非常に下つておるということを御痛感になつただろうと思うのであます。その点で、私ども国民としても過去の戰争の破壊を思うのであますが、その点日本は今日戰後五年の復活を以てしましても、よほど世界各国の財力からいつて低いところにあるというふうに御覧になつ……

第10回国会 予算委員会 第31号(1951/03/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 予算の全般を拝見いたしまして、二、三御質問申上げたい点があるのであります。順序はいろいろありますが、先ず私ども心を痛めますことは、過去の戦争の跡始末のことでありまして、今日でも依然として白衣をまとつた片輪の人たちが街頭に、或いは車中に金を求めて歩いているのは、その実情から申しますると、末端におきましては傷病恩給等が僅かでございまして、高々三千円程度のものがその人たちの手に入る。而も両脚を失いました者が、その補償といたしまして二百八十円の年額の支給を得るのであります。両眼を失いました者が三百二十円の年間の補償を得るのでありますが、これは恩給から差引かれ、又生活保護等を受けます場合に……

第12回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1951/10/19、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今新らしい委員長の下にいろいろ御計画があると存じますが、今回の補正予算には調査費だけが出ておりますために、遺族関係において、具体的な予算措置が早くなされなければならないという声が非常に強いように思われますので、それについて十分、調査費も御尤もでありますけれども、遺族関係において今回の講和の結果として、一面には引揚が不可能になるのではないかという憂慮もあります。又この予算措置においても、いろいろな希望があると思いますので、十分考慮すべきだと思うのであります。特に私この実情を審かにいたしませんが、傷痍者が断食をして何か要望を持つておるように伺うのでありますが、それに対して本委員会と……

第12回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1951/11/14、2期、緑風会)

○高良とみ君 私ほかの委員会に行つておりましたために大変失礼しておりますが、すでにお話があつたかと思いますが、二つばかり特に一般的なことについて御意見を伺つておくと大変参考でありまして、その一つは、昭和二十四年の外務省調査におきまして、今回の予算が不足であるから打切るというような意味は全然ないという当局の答えがありまして、今回は五万円で打切つても将来国の予算が増して行つたときに、逐次決算して行くという考えも政府にその頃あつたと思うのでありますが、それにつきましては在外資産をお貸しになりましたかたがたが、今回の予算においてはそれも止むを得ない、併し国の富が増して来たときには逐次払つてもらいたい、……

第12回国会 文部委員会 第7号(1951/11/12、2期、緑風会)

○高良とみ君 私はこのほかのほうの予算委員会に出ております関係上、ほかのほうを伺うのであります。日教組の証人のかたがた、財政部長のかたに二、三資料を提供して頂くことも希望したい。それは予算委員会等でもいろいろな意見が出ておりまして、今日こういう財政事情の上から行きまして地方公務員の俸給が中央の公務員より本給において多いというような意見さえもこの間打ち出ておつたので、そうでないという証言、証言というよりもそういう議論も又地方財政に詳しいかたがたからも出ておつたのです。その辺にちよつと中央におきましても大分混乱した考え方があるのではないか。その方面としては中央官庁におきましてはいろいろな調査費とか……

第12回国会 文部委員会 第10号(1951/11/20、2期、緑風会)

○高良とみ君 大臣が終戦後の思想に御心配になることは私どもも誠に同感でございますが、そうかといつて、それのよつて来るところは、日本の今までの教育が非常に抽象的、概念的であつて、道徳上の考えなど概念に終つてしまつて、骨だらけのごつごつした、そうして実践の伴わないものになつておるところに今日の問題があるのではないかと思うのであります。で、この実践要領或いはこういう御趣旨というものを伺いまして、苦慮なさるところはよくわかりますが、私どもとしてはどうか一つ肉付けのある、そうして生きた国民の本当の栄養になるような、人間天野としての御体験から溢れたものをお書きになつて頂きますと、青年層にいたしましても、婦……

第12回国会 文部委員会 第12号(1951/11/22、2期、緑風会)

○高良とみ君 私も全貌はよく呑み込めないのでありますが、学童へ金を返すと言いますが、学童がその輸送費、加工費を払つたのは、幾らかずつ払つて集めたのですが、その生徒の中にはもう卒業していない人もあるというふうに考えますが、どんなふうに学童に還元する御意思があるのかどうか。学校施設に返されるのか、一体どういうふうになさるおつもりであるかわからないのですが……。
【次の発言】 これは先ほどから高田委員から御質問が出ておりますが、その大豆粕なんかの単価がわからない、価格がわからないということは、急速にやつて行けばもうわかる時期ではないかと思いますが、それがどうして今に至るまで検察当局の手に入つていなが……

第12回国会 文部委員会 第13号(1951/11/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 今までの教育が六三制の非常な急速な整備のために殆んどそちらのほうに力が入つておりましたのに対しまして、漸く建設的なこういう文化的な方面に整備がされることは私ども発議者に対しまして敬意を表すると共に誠に喜ばしいことと思うのであります。ただこの博物館法ができ、これが整備して行きまするときに二、三、先ほどお話の通り社会教育審議会というようなものの中に、基本的なこういう面がどう扱われておるかということを伺いたいのであります。それはここにあります通り、第三條の中にあります通り「実生活の向上に資し、」「土地の事情を考慮し」と書いてありますが、従来の博物館というと、如何にも古くなつたものを博物……

第12回国会 文部委員会 第14号(1951/11/26、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連しますが、権威の点は、権威は持つてもこれを守らなければ何にもならないのでありましてその点はもう一遍お答え願いたい。特に野口委員からは、先ほどもこれからあるべき民主社会の自主的、自発的人間等は社会自体から明確に集積され又生み出されて来るものと考えるという発生的なお考えがあつたのです。そういう点から行きますると、徳目の羅列、或いはもうきめられた一つの哲学的抽象前提があるということは、そういうふうにみずからの中から悩みつつ、新らしい解決を出そうとして来る教育界或いは社会の道徳性の発達にプラスになるかマイナスになるか。むしろ障碍になるというふうに考えられ得る点があるかないか、その点を……

第12回国会 予算委員会 第1号(1951/10/17、2期、緑風会)

○高良とみ君 第一班の経過報告を申上げます。  本班は安井、堀木、高良の三議員と専門員長谷川喜作君外一名を以て構成し、第一回派遣議員団の視察と重複を避けて、北海道における主要都市、町村の財政事情その他を調査しました。以下その結果について問題点を中心に概要を御報告申上げます。  本班が直接調査の対象としました箇所は、網走、釧路、空知の三支庁、小樽、網走、釧路の三市、美幌、伊達の両町、他に美幌の警察予備隊と室蘭の富士鉄輪西工場などを視察しました。上記箇所を視察調査するに当り、道内全般の事情を知るために、先ず道庁において市町村の財政事情一般及び北海道開発計画の進展状況の説明を聴取しましたが、その詳細……

第12回国会 予算委員会 第20号(1951/11/21、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連して。まだほかの援護の問題がたくさんありますけれども橋本大臣にお伺いしたいのは、先ほどのお言葉で中支方面に残つております同胞の救出のためには、あらゆる手を、公の手を通じ、又民間、或いは形式的でも非形式的でも盡したいということを承わつて大変力強く思つたのでございますが、この講和を契機としてアジア各地におります同胞は切に内地からの援護の救出の手を待つておることは、万々御承知のはずだと思います。つきましてはそれだけ予算もございますし、東南諸国の好意が日本に対してあります今日、もう少し間接的な方法を通してでも、同胞のために手をお差延べになる方法があり、又それをなさる御意思があるかどう……

第12回国会 予算委員会 第22号(1951/11/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連して。先ほどの気象の問題を……。
【次の発言】 二、三分……。
【次の発言】 これは先ほどのルース台風の警報のことでありますが、一つ肝腎なことが御報告にない。或いは大臣その他のかたが拔かしていらつしやるのじやないかと思う。  如何に気象のほうをよくなさいましても、小型船舶等におきましてはこれを受取る施設を持つていないぐらいどん底生活をしておるのであります。瀬戸内海においては殊にそういう状態でありますし、鹿児島地方においてもそういう報告をたくさん受ける。現地にいて数千の船舶が沈沒したのでありますが、そのくらい貧しい設備のないところにおきまして、先ほど東支那海の話もありましたが、……

第13回国会 文部委員会 第3号(1952/02/07、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ず逐次伺いたいのですが、この六・三制校舎建築物整備について、本年度の予算が不十分であるということは、この前説明があつたのでありますが、初め要求した三十九万坪ですか、これの県別資料でございますね、どういうところでどれだけ足らなくなつているか、それからその十五万坪不足になつた結果、これは鉄筋コンクリートにするということもありましようけれども、その結果どういう地区にどれだけ予定した六・三の完遂ができなくなるかということを資料として御提出願いたいのであります。殊に僻陣地方面における六・三制の予定しておつてできない所から大分困難な事情が出て来るのではないかと考えられますが、それはどういう……

第13回国会 文部委員会 第9号(1952/02/22、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連して、お答え頂く前に、私もちよつと同じようなことを……。私もこの問題は非常に教育ばかりでなく、日本の社会のために憂うべうことだと思うのであります。遺憾に思いまする点は、学生諸君にしても何にしても、どういう事情があつたか知りませんが、学内の秩序を守るためか或いはそういう忍び込んだ人を整理するつもりか知りませんが、暴力を使うということの惡をもつと教えて頂きたいと思うのです。それがあるから片方もやるし、又片一方がスパイ的に入ることもよくないと思う、検挙するときに又学校当局を無視して、そこに学長もあるし、各部長もあるでしようし、それに相談せずにいきなり、そういうものを予定していたよう……

第13回国会 文部委員会 第11号(1952/02/28、2期、緑風会)

○高良とみ君 瀧尾さんのおられる間に伺いたいのです。三点……。第一点は先ほど御説明があつた整地計画が、一旦杭打を中止したあとに大蔵、文部、都で会合したときに、われわれ都の当局者は列席しただけであつて、その協定には参加しておらないというお口振りがありましたが、果してそういう責任はとつておられないのでありますか。同じこちらのほかのほうを見ますと、確かに協議の上、それまでは全然学校その他に連絡なく都で以て遂行したものを、今度は大蔵省、文部、都の立会の上で協議して、あとは大蔵、文部で使うというような協定ができていると思いますが、先ほどのお口振りですと、それには列席しただけであつて、この決定には参画して……

第13回国会 文部委員会 第13号(1952/03/06、2期、緑風会)

○高良とみ君 二、三の点をお伺いしたいのです。すでに御質問のあつた点もあるかと思うのでありますが、行政取極めのしばしば言つておりますように、若し講和條約が四月から発効した場合には、その所有者と改めて借用等の契約をする。勿論それには今の岡崎大臣とラスク特使との間の書簡の取交しがございますから、九十日たち、或いはそれ以後でも残ることはありましようけれども、講和條約が発効しました場合には、今までの接収という形は一応解除すると民間では考えておるのでございます。この点に間違いはございませんでしようか、お伺いいたします。
【次の発言】 占領中には四十七校の接収の場合におきまして、所有者は政府の要求に応じて……

第13回国会 文部委員会 第16号(1952/03/13、2期、緑風会)

○高良とみ君 議事進行に当りまして、一言只今の証人の御発言に対して確めておきたいことがあるのであります。それはこの前に文部と法務との合同審査のときに我々が伺つたことは、真実に基いて良心に従つて証言して頂いたと思つて伺つたのでありますが、その後仄聞するところによりますると、法務委員会におきまして、それらの証言をお取り消しになつたかたがあるやに承知いたすのであります。そうしますと、今日おつしやつておられることがどれだけ真実であるか、我々はどれだけの信頼度が置けるかわからないのでありまして、果して法務委員会において証言をお取消しになつた点がありまするならば、あの際に了承いたしました証書に対して、訂正……

第13回国会 予算委員会 第4号(1952/02/09、2期、緑風会)

○高良とみ君 その「止むを得ないと存じますが」と言いますのはどういう意味ですか。全面的に止むを得ないと存じますがというふうに聞えるのでありますが、止むを得ない場合にはというならばまだいいのですが、どの項目においても、どういう場合にも止むを得ないと存じますがというふうに聞えるのですが、それが全体のあとの期限、金額全部止むを得ないと存じますがということなら非常に……。
【次の発言】 止むを得ないならばというふうになすつたら、はつきりするのじやないかと思つて……。

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/20、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連します。更に先ほどお話のあつたドル地域の輸出促進につきましても、すでにアメリカの国会におきましては、日本からの輸出等に関しては二、三の品目について、特にまぐろの問題乃至は瀬戸物の輸出組合等の結成についてヒアリングが過去何年か行われて来ておるのでございます。そういうこともございますので、若し理事会等において許されますならば、日本のドル地域及びスターリング地域に関する輸出関係の方面のかたがたを呼ばれまして公聽会を開いて頂きましたならば、ただに繊維方面のみでなく、その他の雑貨乃至は諸物貨につきまして適当な輸出方策を我々は伺いたいと思うのであります。  最近東南アジア地区におきまして……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/25、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今の小林委員からのお話のあつた給食状態と、それからその生活扶助費の資料を頂きたい。それから実施しましてからの年次別の都府県別人員の増減、それから年度末までどれだけ余つておるかということ、只今の御説明ですと、自分で持つようになつたときの額まで来年度に入つておるそうでありますが、今までの入つていないときの資料も細かく出して頂きたいと思います。
【次の発言】 この日雇労働者の最近までの求職と求人の率がおわかりでございましたら、これは一つ月別で結構でございますが、それから府県別に資料として拝見したいのでございますが、如何でございましようか。

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/26、2期、緑風会)

○高良とみ君 今の郵便貯金は、利子が上るつもりで計算しておありになるというのですが、そうすると、その次の簡易生命保險の利子もやはり上ることを予測して計算してあるわけですか。その点、さつき左藤委員からありましたけれどももう一遍ちよつと伺いたい。
【次の発言】 その生命保險のほうも政府案のような八万円まで上げるということならば了承できるのでありますが、一挙に十万円、十五万円までに上げるというようなことになりますと、そこに先ほどお話のあつた郵便貯金においても相当無理なことではないかというお話もあるのでありまして、同じことがやはり簡易保險の勧誘の面に聴いて行われるのではないかということを我々考えるので……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/03/04、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今前質問者の中にもあつたと思うのでありますが、私の伺つておきたいことは、農民の間に滲透しておりますところの利益追求的な、極めて、金銭を中心にしたその思想に対して、曽つての日本の農業協同組合の母体の時代にあつたような、土を愛し、土地の表皮を流さないというよう非常な土に対する愛着の念というようなものが、今金銭追求思想に切換えられているのじやないかということを非常に憂うるものなんであります。で、この点その方面の権威でいらつしやる湯河氏にお伺いしたいのでありますが、一体こういう思想の混沌しております中にあつて、例えばドイツ式でもよろしうございますし、デンマーク式でもよろしうございますが……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今のお説でありますと、我々が只今の憲法を制定いたしましたとき、即ち日本国家の自由国家としての自立権を放棄したというように解釈してよろしうございますか。即ちこの憲法下におきましては、日本は一種の植民地である、あの憲法を今日持つている……申すまでもなく憲法ができたときに、そういう立場にあるのだというふうな考え方。それからもう一つは、いろいろな行政協定もすでに調印を終つておりまするし、私どもも講和條約、安保條約等に対しては深甚なる憂慮を以て又並びに科学的事実と、アメリカの意向等を了承するが故に、私どもはこれに対して反対の投票をして来たものでありまするが、併し現実には着々として多数政党……

第15回国会 外務委員会 第2号(1952/11/27、2期、緑風会)

○高良とみ君 お伺いたしいのですが、国と国との国交が回復しない前に在外事務所を設置する根拠が、法的根拠があるわけでございますね。そうしますと、それが国交回復したときに大使館、公使館領事館というものになるわけでございますが、国交を回復しないうちに在外事務所を設置することの交渉をする対象は如何なる国であるか。実例を申上げますと、講和条約を批准しておらないフイリピン、ビルマ、インドネシアに在外事務所を設置する法的根拠はどこにあるか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 その相手方はどういうことになりますか。
【次の発言】 その場合に相手方の国を選ぶのはこちらの完全な自由であつて、例えばフイリピンと……

第15回国会 外務委員会 第3号(1952/12/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 昨日あたり入りましたラジオなんですが、中共に滞留をいたしておりまする日本人を他の外国人並に希望者は日本に帰えす、帰えしたいという放送があつたことは、本日の新聞にちよつと出ておりましたが、多分局長としては留守家族の心情もお汲みになりまして、そういう機会をできるだけ作つてやりたいと思つていらつしやるだろうと思うのですが、それについて二、三お聞きしたいと思いますが、只今バターフイールドの船が四十八名しか収容力がございませんので、例えば向うに残つております人の数にしても三万といい二万といい、どちらが本当か、奥地までの調査が不十分な点もございましようが、三万とすれば少くとも六百日かかるわけ……

第15回国会 外務委員会 第5号(1952/12/09、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほど御説明のあつた諜報機関の活動の範囲について御説明を承わりたいのであります。というのは、外務大臣がシビイル・インフオーメーシヨン・工ーゼンシーと言われますが、それは軍の所管するところではないと私は了解したいのであります。そうするならばそれは新聞機関等をも含むものでありますか、そういうふうに了解してよろしいかどうか。それから只今問題となつておりまする軍関係のシビル・インテリゼンス・コー、これの活動範囲もオーバー・ラツプしておるところがあると信ずるものでありますが、そういう二つの種類の諜報機関があると国民は了解して差支えはないのでありますかどうか。

第15回国会 外務委員会 第6号(1952/12/11、2期、緑風会)

○高良とみ君 この問題はこんなふうに、アメリカの問題と日本の占領前後の問題にからんで、先ほどどなたか、敗戦後そういう話は聞いたことはないとおつしやつたのは、きつと講和発効後という意味だろうと思うのでありますが、それに持つて来て今度はそういう鹿地氏の問題が出て来た。ところがそれを齋藤長官の言われるように、これが直ちに又他の国との結び付きとなつたことを思いまして、私ども戦争中又戦争前にそういうことは随分聞いたということを思い出さざるを得ないのです。少し平和主義とか或いは何かするとすぐこれはアメリカへ無電を打つておるだろうとか、随分取調べられた人があることを今思うのでありますが、こういうことは誠に重……

第15回国会 外務委員会 第7号(1952/12/16、2期、緑風会)

○高良とみ君 引揚援護庁、或いは引揚課を通して本年度中に中国から約三万の引揚がある場合の予算面の措置はどうなつておるかを伺いたいのであります。
【次の発言】 その予算の総額と、一万人の一人当りの単価といいますか、どれだけの予算を取つておられますか。それから従来船賃だけを負担して八百人が引揚げたのか、或いはそのほか旅費、病気手当等のそういう手当があつたらその点ちよつと……。
【次の発言】 旅費を受けたのが九十四人であるということになりますると、この旅費の総額を、香港経由或いは天津経由として、こちらから船を出す場合と、或いは第三国船による場合と違うと思うのでありますが、それについて予算はどういうふ……

第15回国会 外務委員会 第8号(1952/12/18、2期、緑風会)

○高良とみ君 これはアメリカと日本との初めてできる不平等航空基地の特権に対する解消になるのでありますが、そのほかの英国、オランダ、或いはスカンジナビヤ三国等との協定は、これで、この次は今度は日本とすることになるのでしようか。今まではアメリカが使用していた空港へそれらの国が入つて来た、こういうふうに了承してよろしいのでございますか。そうしてほかの国々との協定もこれに準じて結ばれるのかどうか伺いたい。
【次の発言】 そこの「領域」という、先ほどの二条の(c)の問題でありますが、現在の羽田の空港の状態におきましても、これはまあ私はそこに行つて特に感じましたことは、どこからどこまでがアメリカ軍の空港で……

第15回国会 外務委員会 第11号(1952/12/23、2期、緑風会)

○高良とみ君 二、三の点を木村長官にお尋ねいたしたいのですが、先ほど予算をお使いになれなかつた理由として、いろいろ御説明がございましたが、長官のお考えでは、日本の軍需産業ですか、大砲を作つたりする能力が長官の希望されるほどの軍備、これだけの予算を消化して行くそれだけの工場の施設、世界が非常に進んだ後において、それを持つておるとお考えになりましようか、或いはそこから何とかして行かなければ軍備はできないというようにお考えになりましようか。
【次の発言】 そして端的に申しますれば、日本が長官の言われるような武装をした船、これは軍備でないとおつしやいますが、そういうもので御満足の行くような沿岸警備の船……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第5号(1953/03/12、2期、緑風会)

○参考人(高良とみ君) 御報告申上げます。遅くなりまして失礼いたしました。  今回の日本人在留邦人の帰国を援助するという中国の政府の発表が新華社発表で十二月一日にあつたわけで、それを聞いたのは、それを実際にやるのは紅十字社である、即ち日本から来る民間団体の人は紅十字社に来れば配船その他のことについて相談するということであつたので、あれによつて国家責任を民間三団体に委託したという形を発表したのだと思うのであります。併しこちらの受けますほうは、適当なる国家機関というのは、議会も人民の最良の代表ではないか、或いは適当な機関というのはどういうものを指すのかというような疑問が大分あつたと思うのですが、あ……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 外務委員会 第1号(1953/05/22、3期、緑風会)

○高良とみ君 失礼いたしました。この外務の仕事ではございませんけれども、多少外務に連関のあることだと存じますが、伺いますところによりますと、在華同胞の帰国特別委員会ができるように伺いますので、一つ外務におかれましてもこういう国際性を帯びた問題に対して一つ御考慮と御支援頂きましたならば、このことがもう少しで完遂するところだと存じますので希望を申上げて、各委員方と委員長の御声援を特別に希望したいと思うのであります。この特別委員会というものは必ずできるものと思いますけれども、併し問題は外務関係のものもあることと存じまするので、一ついろいろな問題もありましようが、困難を克服して行くように希望する次第で……

第16回国会 外務委員会 第2号(1953/05/28、3期、緑風会)

○高良とみ君 只今委員長の御発言のように、その案文については委員長に御一任し、理事の御相談もあつたことでありまするから、適当に内容の含まれることを委員会が了解しておれば、それを調査事項として御要求願いたいと私は思うものであります。只今の委員長の御発言に賛成いたします。
【次の発言】 その自然休会中に少しこの行政協定の実施状況を視察をする承認を本会議に御要求頂いて、この外務委員からそこに視察をすることにいたしたらば如何かと存じますが。
【次の発言】 はあ。演習地もそうでありますが、それに含む一般的な基地といわれるもの、殊にまあ北海道方面から東北方面及び各港湾方面は、前の外務委員でも御調査になつた……

第16回国会 外務委員会 第3号(1953/06/19、3期、緑風会)

○高良とみ君 航空小包について少し御説明願えますか。料金の差又は目方の限度みたいなものを。
【次の発言】 航空小包は従来通りでありますか。それとも今度価格、目方に限度がありますか。どのくらいまでのもの。
【次の発言】 更に今度の条約によりまして、今まで行かなかつた地域にも普通小包なり航空小包が行くようになつたという変化はありませんか。
【次の発言】 更にお伺いしておきたいのは、今度のベルンにお集りになつたのですか、そのときに来なかつた国もございますか。出席しない国又は今度の万国郵便条約に入らなかつた国があるでありましようか。特にこの沖繩、大島等がそれに入つているかどうかということを伺いたいので……

第16回国会 外務委員会 第4号(1953/06/25、3期、緑風会)

○高良とみ君 この前視察いたしました御報告を申上げたいことと、PDのかかつておりましたものに対する特別調達庁の御説明を承りたいこととを申上げたいと思つたのですが、なお理事会で御研究を頂きたいと思います。その敷地及び契約等の経過を伺いたいと思います。
【次の発言】 なお水産庁からも水産資源のほうと行政協定の実施状態の関係とを承りたいと思います。特に北海道、東北地区に関することを承りたい。

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/07/07、3期、緑風会)

○高良とみ君 国際航空協定を実施するということになりますると、日本の空港の設備、或いは本屋等がこのような状態では、とても国際的に各国から来る飛行機を受入れするのには不十分ではないかと考えられますが、そういうことに関する国際協定から生ずる要請と、それに対する日本側の運輸省か建設省が対応する予算等はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 それは国内問題ですから、いずれ伺うことにしまして、今のお話のあつた民間航空機関であることは了承するのでありますが、それの誘導権等は在日米軍に所属するのでありますか。即ち軍がその飛行場を、空港を支配し、そうしてその中を民間航空機関が使わせてもらうということに……

第16回国会 外務委員会 第9号(1953/07/10、3期、緑風会)

○高良とみ君 外務大臣が遅れられるようなら政務次官がおられますので、こちらから通告しておきましたことについて、なお伺つてよければこれは捕虜の保護に関する法案と多少関係がありますので伺いたいと思います。一般質問……。
【次の発言】 私の質問はむしろMSAというより、前の、先ほど御提出になつた三法案の関連事項かと思いますので、この一般質問は後にお廻しになつたと思いますが、私としては、ちよつと先ほど通告しておきましたが、特にソ連地区における抑留同胞の件について外務省の方針を政務次官から伺えましたら、こう思います。
【次の発言】 私は伺いたいのは、今回のジユネーブ条約の捕虜或いは文民の保護、病人の保護……

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/13、3期、緑風会)

○高良とみ君 新聞の一部報ずるところによると、アメリカにおける三十何カ国かの軍隊の指導者がアメリカの企画に従つて訓錬を受けておるということでありますが、それらの国々がわかりましたら一つ資料としてお出し願いたいと思います。
【次の発言】 このMSAの問題と共に、日本にも設置されるであろう顧問団の規模というようなものについて何かお考えがおありでありますか。それから又その年限というのは、来年度にもMSA援助が来るとは私はアメリカの国会における証言ではちよつと思われないのですが、併しそれは又形を変えてずつと何年かやられる可能性があるか、その点についてのお見通しを伺いたい。

第16回国会 外務委員会 第11号(1953/07/14、3期、緑風会)

○高良とみ君 この条約によつて、日本のようなぶどうの生産額がそう多くない国として非常に利益を得ることがあるのでありましようか。  それからもう一つは、これに参加しておらないアメリカなどから各種の飲料品が日本に入つて来ておりまするが、それらの商品のレツテルについては万国工業商標権として保護するものであつて、十分に国内の飲料品の販売の状態は保護され得るのでありましようか、その二つをお伺いしたい。
【次の発言】 私もこの協定を承認することに異議はございません。ただ希望といたしましては、日本その他の国が守るこういう国際的な信義にかかわる条約に対して、アメリカその他未加盟国がやはり入るようにして、各国間……

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/16、3期、緑風会)

○高良とみ君 私は全然違う立場から伺いたいと思うのですが、白紙の立場でこれを発言して、いろいろな戦力問題や、或いはアメリカの世論等、その他世界のMSAを受けた国の意見等は一応ここに伏せておきまして、只今早速お配り頂きましたこのアリソン大使と岡崎外務大臣との会話の内容に少しく私了解し得ないところがございますので、少し御説明を頂きたいのですが、先ほど義務であると言われたことで、これはまあ新らしく、道義的な義務のみでなく法律的な義務に、このMSAを結べばそういうことになると、私はそう解釈したのですが、その通りでよろしいですか。
【次の発言】 それから、その義務というのは、八ページに書いてありますとこ……

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/21、3期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどの二十一條のガツトの説明でありますが、さつき御説明になつたときには、ガツトの税率については日本はその恩恵を受けるのであるというふうな御説明を伺つておきまして本文を読み、或いは原文を読みますと、そういうふうにはどうにも書いてないように思うのです。つまり同協定に基いて取りきめた利益を与えなくてもよいということなんであつて、これが日本には与えるということの保障はどこに害いてあるのですか。つまりその意思によつて協定の当事国となつていない国で入りたくないという国に対しては与えなくてよいということは書いてあるのでありますが、入りたい国には皆与えるということがどこに書いてあるのでしようか……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/22、3期、緑風会)

○高良とみ君 関連質問。今杉原委員からお述べになりました、インドと通商航海条約を結ばない、もう少し暫く延ばしたいという真意がどこにあるというふうに御了解になつておりますか。
【次の発言】 今回審議いたしております日本とアメリカとの友好通商航海条約の中の、資本の導入に関しての措置として一部分には財界などでは、これは又東南アジア諸国に対しても日本はそういう立場をとりたいという意味を持つておるかのような解釈をよく見るのでありますが、そういう点でインドなどもアメリカとの通商航海条約に対して、ただ今御指摘の問題なんか引つかかるとするならば、日本に対してもやはり同じような点で疑念、或いは困難を感じておるの……

第16回国会 外務委員会 第16号(1953/07/23、3期、緑風会)

○高良とみ君 一般質問の中に含まれると思うのですが、尤もこの経済的な特権関係がありますから、主としてガツトの特権及びそれに対処してのココムの実情について一応説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 この日米友好通商航海条約の中の特に貿易に関する問題と、それから関税に関する問題ですが、特に通産省のほうからガツトの内容について、今までの説明の中で余り頂いてありませんので、これが日本に適用されるのは一年後であるにいたしましても、その特質について少しく詳しい説明を伺いたいのであります。
【次の発言】 先日の御説明では、アメリカが一年間諸種の関税に関しては決定を延期しておるというお話がありまして、そのあ……

第16回国会 外務委員会 第18号(1953/07/28、3期、緑風会)

○高良とみ君 関連質問ですが、そういう場合に、その州に居住すると言いましても随分移動もあることでありますし、結婚等のためにほかの州の籍に移ることもあると思うのですが、今まで例えば日本に来て医師をやつていた、或いは教師をしていた人が、宣教師等で、そしてほかの州に移つた、ところがその州では、たまたまそれがアリゾナであつたとかアラバマであつたために、そこでは、まあ恐らくこのことは一例でありますが、そのために又その教師たる職業を日本において禁ずるというようなことを考えておられるのでしようか。
【次の発言】 条約は成るべく平等であつたほうがいいのですが、そういう場合に報復的な意味で、向うのような州の立法……

第16回国会 外務委員会 第20号(1953/07/30、3期、緑風会)

○高良とみ君 浅間山の方は地震の研究所その他の理由で取りやめられたように了承しますが、間違いはありませんか。
【次の発言】 引続きこの妙義山の方はまだ中止の可能性があるとすれば何パーセントぐらいとお見通しでしようか。
【次の発言】 妙義山を山岳演習地として使おうとしておる部隊は、富士山麓を使つております部隊とは又違うのでありましようか。
【次の発言】 せつかくごの多数請願の趣旨が出ておることでありますから、浅間山の場合と連繋した地域でもありますし、すでに富士山麓、又あとで請願に出ると思われます北海道地区でも駒岳その他の山岳等が殆んど民生に関係がないという地元当局からの陳情なども来ておりますので……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/31、3期、緑風会)

○高良とみ君 この通商航海条約は初めから御説明のあつた通り、最初のものであるからテスト・ケースとして模範的なものであるというお話がありましたが、それに帰りましてそうしますと、今後締結されるよその国との条約もこの模範に従つて大体その線において締結して間違いはありませんか。
【次の発言】 その一、二の例といたしまして、例えば旧株は三年間は留め置いておりますが、今後相当な外資法によつて日本の旧株を取得する自由が出て来た場合に、日本の事業が相当な程度まで外国資本に支配されるということにならないようにする保証についても、どの国がこういう締結をしても大丈夫でありますか。

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/08/04、3期、緑風会)

○高良とみ君 ちよつと伺いますが、外務大臣としては、先日の国会の決議案に従のて中国貿易はできるだけ制限を緩和し、且つ西欧並みのところまで制限を緩和して行く努力をするという本会議においてお約束があつたわけでありまして、この問題についてはもうすでに他の委員からお話があつたかも知れませんが、そく聞するところによりますと、MSA交渉においてアメリカは依然として日本の中国との貿易に対して強力な反対を表明しておられるように聞くのでありますが、そういう事実がありますかどうか、先ず伺いたい。
【次の発言】 そうしますと一度も出たことがないというふうに了承してよろしいと存じますが、今後ともにやはり日本がMSAと……

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/08/06、3期、緑風会)

○高良とみ君 何か小さい条約が幾つか残つているのじやないのでございますか。それを批准することがあるのじやないのでございますか。それは、いつおかけになりますか。
【次の発言】 そのほうを今簡単に行きませんですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 関連いたしまして、今の乳製品でありますが、すでに御承知の通りに、濠洲及びカナダからバター類がたくさん入りますために、北海道バター、大島、三宅島バターの値下りをいたしまして、消費者側としては喜んでいいことかも知れませんが、ああいう場合に、濠洲、カナダからああいうものが入るというものは、あれは何かはかの日本から輸出したものに対する交換であつたので……

第17回国会 外務委員会 第3号(1953/11/02、3期、緑風会)

○高良とみ君  只今のアメリカ合衆国と日本との間の安全保障条約第三条に基く行政協定に伴う刑事特別措置法のことなんでありますが、ここに御配付になつた中に刑事特別措置法の一部を改正する法律案の提案理由説明というのがあるのでありますが、ですから安全保障条約第三条に基く行政協定に関しては、国会にお諮りにならなくていいと了承して間違いないのですか。
【次の発言】 どうもわからないのですが、そうすると刑事特別措置法の一部を改正する法律案という司法関係のものは国会に御提出になるけれども、それの元になつている、今回の国連軍に対する刑事裁判権の行使に関する議定書に似たようなアメリカとのかようなるものは、それは国……

第17回国会 外務委員会 第4号(1953/11/04、3期、緑風会)

○高良とみ君 この国連軍との協定ができるまでの刑事違反の件についてはどういうふうな線で、どういうふうに扱つて来ておつたんでしようか。
【次の発言】 そうすると今のお言葉の国際法一般原則に従つて放任されておつたという場合は、法務府が実際に当つておつたんでしようか。例えば刑政長官通達で日本が自発的に取扱つて来たというような事例があるんでしようか。それとも若しかあちら側との話合でやつたか、そういう点をお伺いいたします。
【次の発言】 その国際法一般原則と言いましても、それは日本が講和発効後それを完全に実施し得るような状態になかつたと了解して間遠いないわけですか。つまり国際法一般の原則というのは属地主……

第17回国会 外務委員会 第6号(1953/11/06、3期、緑風会)

○高良とみ君 この議定書でありますが、この議定需自身についての私どもの意見は別といたしまして、この議定書が出発しておりまするところの国連軍の一般協定は、吉田・アチソン交換公文によつてのみされたのであつて、そうしてこれは国会に国連軍の駐留継続ということに対しては、今まで承認を求められたことがないと了承して間違いないですか。
【次の発言】 そうしますと、この一般協定において、そういうことがきめられていないということは、原則から申しますると、外国軍隊の国内に駐留することに対することは、而もそれは軍事行動をする目的を持つておるという軍隊を駐留させることは、憲法の条項等からいいましても、何か特別な委任が……

第18回国会 外務委員会 第2号(1953/12/02、3期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどの御説明のあつた、法務省では弁護士に制限をつけたいという、或いは建設省は建築士に制限をつけたいということについては、未だ研究中であつて、いつそれが出て来るかということはわからないのですか。
【次の発言】 そうすると、先ほどの公けの福祉に関するというものの中に、御説明によりますと、アメリカではノータリー・パブリツクを禁止しておるのであります。すでに日本の会計士の資格を得たものとして公認会計士が日本にあるわけです。アメリカ人で受けておる者が、これについてはやはりこれは一応受けたものの資格をやはり制限する御意向があるのですか。

第18回国会 外務委員会 第3号(1953/12/03、3期、緑風会)

○高良とみ君 次回の前に、もう少し今の御説明は外郭的なものですが、今度これに行かれたかたに、内容で規制的なものであつても、例えばカナダとか、キユーバとかそういうような国とどういう関税にするというようなことについて、いろいろ交渉があつた。かように伺つておりますが、その内容について、こういう経過でどんなふうにしてこういう各国とは内約をした形にしてこうなつたという経過を、何か経済局のかたから伺いたいので、この次にお出で願うようにして外郭を了承したいと思うのですが、ですから早いほうが結構と思います。

第18回国会 外務委員会 第4号(1953/12/04、3期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどカナダと日本の貿易の伸展、将来性のことのお話があつたのですが、十対一というふうな状態が今度のガツト仮加盟によりまして主にどういうふうな方面のものが関税が下つて行くというようなお見通しなんですか、少し内容について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、そういう小さな雑貨品と食糧品を主にしたカナダとの貿易においてよほど伸展するというお見通しなんでしようか。先ほど十対一というふうな日本の状態であるがこれがよほど伸びるというようなお話があつたが、もう少しキヤピタル・グツズとか或いは造船方面とかそういう方面で伸びる見通しがありましようか。

第18回国会 外務委員会 第5号(1953/12/07、3期、緑風会)

○高良とみ君 私よく今の小麦の買付はMSAでするということの範囲はまだよく把握してないと思うのですが、それと若し完成兵器を日本が受入れた場合に、やはりカントリー・チームというものがそれに附随して来て、その兵器の使用方法又はそれの修理に対して監督をするということは、これは避けられないことと了承して間違いありませんか。
【次の発言】 そうしますと、只今お話の筋から申しますれば、この中から農産物即ち小麦等の買付けの範囲において経済面を持に御担当になつておるわけでございましようか。

第19回国会 外務委員会 第3号(1954/02/22、3期、緑風会)

○高良とみ君 このインドネシアとの交渉ですが、ちよつと遅く上りましたけれども、沈船引揚交渉がここまで至る経過ですね、日本との平和条約にもこの役務賠償については当該連合国と速かに交渉を開始するように書いてあるのですが、フィリピンに関してはいろいろ戦犯その他の問題があつたために遅れておりました理由もよくわかりますが、インドネシアに関してどうしてこんなに遅れたかというその主だつた理由を挙げて御説明願いたいのです。先ほど御説明のあつた賠償総額がきまらないとか、或いは今後の二国間の平和条約についての話合がここまで行くことは了承しますけれドも、その間インドネシアの国情がこういう役務賠償を話合いするのに遅れ……

第19回国会 外務委員会 第5号(1954/03/04、3期、緑風会)

○高良とみ君 私は只今提案されました国際諸条約を承認することに賛成いたします。併しこれは近来国内問題のみでなく、我々の生活全般が国際的な機関によつて多くの高い水準と進歩的な立法を要求されている、それに対する義務への参加であるということを私ども一同がもう一遍再確認をした上で賛成するのであります。今まで長い間の国際労働機関及び条約の内容を見ましても、我が国の現状からは多くの及ばないものがあることを認めざるを得ません。特に社会保障の最低基準に関する条約百二号、或いは母性保護に関し男女同一労働同一賃金或いは青少年の夜間作業、坑内労働等に対する制限、女子及び母性の夜間坑内労働等に対する禁止等を考えまして……

第19回国会 外務委員会 第7号(1954/03/11、3期、緑風会)

○高良とみ君 アメリカには別に御計画はありませんか、これ以上。
【次の発言】 この附則でコロンビア、アフガニスタン及びイラクの日本公使館に関する部分は国交回復後と書いてありまするが、一例を伺いたいのはアフガニスタンとの国交回復はどの程度進んでいるのでございましようか。
【次の発言】 イラクについてもそういう状態なんでしようか。
【次の発言】 こういう国交未回復国は向うに駐在するアメリカ大使館とかそういう第三国を通じてやつておられるのですか、それとも直接のルートがあるのですか。
【次の発言】 イラクのクレームですが、これは昔のぺルシヤという国ですが、これのいろいろ建物等について日本がイラク国民所……

第19回国会 外務委員会 第10号(1954/03/23、3期、緑風会)

○高良とみ君 私遅くなりまして失礼いたしました。非揚のため舞鶴に行つておりましたので、このMSAの進度について御討議があつたそうですが、先週は総理もお見えにならないと了承しておつたので、大変遅くなつたりいたしましたが、これを十分審議いたしますようにお取計らい願いたいと切に希望いたしますから、前にも御意見があつたと存じますが、なお加えて希望を申上げます。
【次の発言】 どうぞ十分時間を頂きたいのです。

第19回国会 外務委員会 第11号(1954/03/25、3期、緑風会)

○高良とみ君 田畑学長御存じの通り、今までそのほかに多くの憲法違反と考えられる事件がありまして、これが提訴されましたけれども、最高裁判所におきましては、具体的なこれによる被害をこうむつた人がない場合には、これは受理しておらないわけなんです。それで提訴なさつたかたがたがこれは今よく御存じで、そういう場合に今日の最高裁判所が憲法を擁護するときに一つのリザーヴエイシヨンを持つているということがございますから、その点では最高裁判所そのものの本質に対しても検討しなければならないと思われるんです。  それからもう一つ伺いたいのは、多くの国では国策が曲り角に参りますと国会を解散して、時の総理からも、又野党の……

第19回国会 外務委員会 第12号(1954/03/26、3期、緑風会)

○高良とみ君 新谷さんに一言だけお伺いしておきます。先ほど東南アジア地方に日本の武器に対するノスタルジアがあるというようなお話がありましたが、その当時の日本の軍隊が持つて行きました武器は相当時代遅れのものではないかと考えられるのであります。それを今度修理だけでなくて日本から新らしい武器を域外買付でもらいたいというのはビルマ、タイ、そういう二、三カ国だけのことではないでしようか。或いはフイリピン等も希望を持つておられるか、或いはインドネシアは勿論ないだろうと私は考えるのですが、そうすると兵器生産の販路というものは、台湾を含めた極く狭い範囲の注文しかないと考えるのでありますが、それが第一点。

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/29、3期、緑風会)

○高良とみ君 その信託委任統治地区であるから、特にこれに関して閉鎖区域を宣言する特権があるというように、それは二つ結び付けて考えてよろしいのか或いはどこでも自分の水域なり何なりにおいては、やはりそういうクローズド・エリアを作ることは公流のどの海上であつても海軍の演習と同じようにできるのか、その点御説明を願います。
【次の発言】 少しあとに戻りますが、日本が信託委任統治をしていたときでも、クローズド・エリアを宣言していたものでしようか。そから第二には、それを一九四七年に宣言したときに、安保理事会へ報告したということは、そのクローズド・エリアを作る場合には安保理事会がこれを承認するとそれができるの……

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/04/01、3期、緑風会)

○高良とみ君 関連しまして。只今お話のあつたことで、今後気長く国際管理へまで持つて行くように、大臣のお言葉によれば微力ながらとおつしやつたのはそういうことと了解して間違いないかと思うのですが、そうしてそれには方法として、世界各国に訴えてということでありますが、殊に被害者であり又地域的に近い濠州とかニュージーランドとかそういう国とのそれぞれ多少外交的な関係もありますが、そういう国と一緒になつて、或いはインドのようなアジアの各国と、あの辺まで灰が行くとは思いませんけれども、そういうふうな地域的安全保障という考えから行きましても、そういう面で何か御努力なさるような意思がないかどうか。或いはまだそうい……

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/04/08、3期、緑風会)

○高良とみ君 ちよつと関連して。それは大臣はどういうふうに御解釈になつておるか伺いたいんです。どちらが正しいか。
【次の発言】 一つだけ。自衛権の問題で国務大臣の御説明で、国際法上のものとしての自衛権と、もう一つあるようにおつしやつたのですが伺いそこねましたが、国際法上の自衛権でない個別的、個有の自衛権というような考え方があるのでございますか。
【次の発言】 それですが、国際法上の自衛権は大変に制限されて来たように私どもも伺つておるのでありまして今国際法上の自衛権とおにしやるのは、自由諸国或いは国連等がこれは明らかに侵略と認めるとか、戦争をしてもよろしいというような決定があるまでの間の抵抗とい……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/04/09、3期、緑風会)

○高良とみ君 関連いたしまして。そうしますと今のインドネシア、ペルーはもつと輸出をしたいという要望があつて、それだけ認められなかつたから入らなかつたのですか。
【次の発言】 年々砂糖の輸入量がふえて来ておるようですが、農林省に伺つたほうがわかるかも知れませんが、この増加はどのくらいまで行くお見通しでしようか。それから外貨を使つた砂糖を、もつと生産方面、或いは缶詰とか或いは食糧、果物の加工とか、そうした面に転化して輸出をするような方策については、通産省なり農林省なりで相当のあれを持つておられるのか、或いは輸入しただけは皆消費してしまうような方策でしようか。

第19回国会 外務委員会 第20号(1954/04/12、3期、緑風会)

○高良とみ君 午前中から御説明を頂きまして疑問に思いました点も大変に明らかになつた点が多くて感謝しております。三つの問題を挙げておきましたが、一番初めの水爆実験に関することにつきましては、先ほど岡崎外務大臣から御説明順いたわけであります。けれどもこれはほかの同僚議員からも御質問がございましたが、非常に日本としては平和国家であるということ、又力の誇示乃至はそういう原子兵器事を背景においてする武力の恐喝をソ連、米国両方が若ししておるとしますならば、そういうデモンストレーシヨンに対しては平和国家はもつとほかの方法をとつて人道的な道をとつてもらいたいということを申出るのには日本は非常に重要な地位にある……

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/04/13、3期、緑風会)

○高良とみ君 この国際法上からみまして、一つの国の軍事演習のようなものが近隣に影響を及ぼした場合には、これは補償の責に任ずるほかに、その両国の間で特別な交渉をしなければならないと考えるのですが、そういうことについての条件等についてお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 国際法の上からみまして、例えば新らしい兵器の発達によりまして現実にいえば水爆とか原爆とかいうふうなものの実験によつて、公海を航行中のよその船その他に被害を及ぼしたときに、国際法上からこれをどういうふうに大ずかみに考えておられるか、その点について先ず伺いたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第23号(1954/04/17、3期、緑風会)

○高良とみ君 数分だけ長官がお帰りになる前に。だんだんこの討論でいろいろなことがわかりましたのですが、長官の先ほどのお話振りですと、日本の今のアメリカが期待するほどの人員を、陸上兵力数には自由制度ではできない。まあ裏から言えば徴兵制度でなくては十八万とか二十三万というようなものはできないというお話でありましたが、それだけお伸ばしになる意思があるのか。端的に申せば徴兵制にしても二十三万ぐらいなければ国を守れないというような御研究ができているのでしようか。
【次の発言】 そうすると、徴兵制度は現在の慰浜下においてはできないというふうに伺いましたが、今回のMSAの協定の中に御存じの通り自国の防御力を……

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/04/19、3期、緑風会)

○高良とみ君 木村長官はこの間の今防衛力として増加しつつある人員は、二十三万人くらいまでならば徴兵制でなくてできそうだというお話であつたのでありますが、その場合にやはり秘密保持等のために憲兵というようなものを必要とするようになるのではないか。これは長官に伺うのが本当でしようが、外務省としてはどういうふうに考えて来ておられますか。
【次の発言】 その理由はどこにありましようか。やはり相当検査して歩かなければならないのでしようが。
【次の発言】 まあ今のところはそういうことだと私は存じますが、若し木村長官その他が言つておられるように、将来国の秘密をも守るように秘密保護法を拡張して行くようなときにな……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/04/26、3期、緑風会)

○高良とみ君 この第一条の一項の説明の際に不要になつた武器のみをという説明がこの前大臣からあつたのでありますが、そういう意味をどの中で読み出そうとしているのでしようか、御説明を願います。
【次の発言】 今の御説明ですと利用価値のなくなつたものを、ということでありますが、それはこの前の御説明では日本において不要になつたものを、という意味であり、今度の御説明では利用価置のなくなつたものを第三国に援助として出すということで、ちよつと了解できないのですが、その点は役に立たなくなつた武器ということでございましようか、どうですか、ちよつともう一遍御説明願います。

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/04/27、3期、緑風会)

○高良とみ君 あとで出て来ると思いますが、三等級に区分されるというその内容を少し御説明を頂きたいのです。
【次の発言】 そうしますと、Fのほうの二階級のところについては了解いたしますが、一番上の七名についてでありますが、最上位の将校即ち団長というようなものは、どういう階級の将校ですか。大将級か中将級か少将級か、ぞの辺はわかりませんか。
【次の発言】 その第一級の人たちは、この外交官の中でも領事以上の、つまり大使、まあ公使並みぐらいのところまでの待遇を受けるのでありますか。
【次の発言】 これらの顧問団の待遇として日本側で負う責任はどういう程度のものですか。財政的に、又は自動車とかそういう運営費……

第19回国会 外務委員会 第30号(1954/05/10、3期、緑風会)

○高良とみ君 関連して。その主な一億円の輸入関係の国を指摘して頂きたい。或いは台湾とかどういう国からか、外貨の、こちらからの輸出するものとの関係等もありましようから、ちよつとどういう国はどういう予定でいらつしやるかを教えて頂きたい。
【次の発言】 関連して。そうしてその農家で未熟果を収集してそれを農家で阿片を採るんですか。それとも厚生省指定のところに集めて化学的な処理で採るんですか。
【次の発言】 最近の事情がこんなふうですから、できるだけその間の処置をほかに流れる余地のないように、麻薬の取締官がいたにいたしましても、なお虞れがないとしない点があるように思われるのですが、これからもつと世情の或……

第19回国会 外務委員会 第31号(1954/05/11、3期、緑風会)

○高良とみ君 連関いたしまして。そうしますと、只今のお話、総括して伺つたんですが、大体カナダ方面からは農産物、又今までの鉄鉱石も多少加えて、或いは水産物などそういう農水産鉱物のような原料を日本が入れて行く可能性が非常にある。そうしてこちらから出すものはパイプとかレールとか、或いは加工した缶詰類というようなもので、大体そんなふうな形に原料を供給するマーケットとしてのカナダというふうに、殊にそれは太平洋岸であるというふうに考えて間違いないのでございますか。
【次の発言】 伺つておきたいのは、先ほどお話があつた建設資材にしましても、セメント、パイプその他の輸出するものにおいて、価格をアメリカ品或いは……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/05/13、3期、緑風会)

○高良とみ君 只今の集団安全保障法についてなお一点だけ伺つておきたいのですが、大臣の言われるのは国連の集団安全保障の枠外であり、日本が兵力を提供しないで、併しサポートするとおつしやる意味は何か朝鮮戦争のときのような経済的な、又軍事施設その他を利用する面で日本に利益のあることならばサポートするというような意味でしようか。
【次の発言】 まあその点ではやはりいつも私が申上げて意見の違いになると思うのでありますけれども、アジアに戦争を持つて来ないというような一定の日本の道義的義務があると思うのです。それは共産側の侵略があつたらということになりましようけれども、少くともアジア地区の戦争の影響を成るべく……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/05/17、3期、緑風会)

○高良とみ君 前例御質問申上げましたことを総括いたしまして二つの点についてお伺いしたいのです。外務省から御返事願いたいのですが、この国連軍の活動について起る漁業補償の件については、米軍並には今まで行われていなかつたと了解いたしますが、今回の提出予定の土地等の使用及び漁船の操業制限の法律案において補償される見通しがあるでしようか、それが一つ。  それからもう一つは、大蔵省に伺つていいと思うのですが、国連軍駐留に伴う代表施設の事業費として地方からは約三十八億円以上のものが、どうしても代替施設として道路、港湾埋立地、工場施設等について要望が出ているのですが、私の了解しますところでは過日宮澤委員からの……

第19回国会 外務委員会 第34号(1954/05/18、3期、緑風会)

○高良とみ君 十三条ですが、著作権について一例を伺いたいのですが、著作権のロイヤリティに対して従来は日本で二〇%、外国で一〇%かけておつた。それを今度合せて十五%にする、こういうふうに御説明になつたのでしようか。
【次の発言】 そうすると翻訳などの場合には、例えば米国人がニューヨークでそういう本を出して、それに対しては向うで一応税金を納め三〇%払つておつたものが、今度日本でそれが翻訳された場合は、今までは二割ぐらいかかつておつたと私も思うのですが、今度それに対してそれは非居住者ですから、日本側では非居住者の一五%、今度はその翻訳権の二〇%を日本政府に対して払う必要はない、そこのところをアメリカ……

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/05/25、3期、緑風会)

○高良とみ君 関連質問ですが、只今外務大臣は、その点はアメリカははつきりしておるということでありましたが、大臣の御答弁の中にしばしばそういう場合に、他のアジアの部分に侵略があつたときたこちらは手を拱ねいておるのは、世界の平和を維持する途でないというようなお話がありましたので、そういう場合はやはり国民は非常に心配しておると思うのです。自分の国にあつたというような場合には、この前のMSAの討議のときにしばしば問題が出ましたが、それは今問題外にいたしまして、アジアの他の部分に侵略があつた場合には、やはり集団安全保障のプリンシプルに従つて、日本もできるだけのことはするというところに集団安全保障の望まし……

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/05/27、3期、緑風会)

○高良とみ君 今防衛二法案がかかつているようでありますが、それをそれと離して、この艦艇だけ貸与するものを承認していつてもどういうふうに使われるかがわからないものですから、意味がないじやないかと思うのです。それで私どもこういう軍の組織その他についてはよくわかりませんが、二、三点お伺いしておきますのは、よく言われておりますように、今までの日本の軍隊にあつたことでありまするが、上官の命令でなくして、或いは上官の職務上の命令に違反して自衛隊の部隊で多数共同して反抗するような者があつた場合に、これに対する刑罰は僅か三年以下の懲役又は禁錮ということになつておるようでありますが、そういうふうなことで日本の今……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/05/28、3期、緑風会)

○高良とみ君 私は今のアメリカのパブリツク・ローの百八十八号を細かに拝見いたしましたところが、デイストロイヤー以下のものを大統領は二十五隻に限り貸与する権限を与えられているのであつて、それ以上の艦を貸すことはできないとちやんと書いてあるのです。併し長官は、前からできるならば航空母艦も練習用に借りたいというような御意向を御発表になつておりますが、それはMSAの範囲でもないでしようし、それからこの中でもないとしたら、どういう形で以てそういうものを借りる可能性があるとお考えになつておられるか、それが一点。もう一つ、できるならば巡洋艦も一隻ぐらいは借りたいという御意向も発表になつておるのでありますが、……

第19回国会 厚生委員会 閉会後第2号(1954/08/10、3期、緑風会)

○高良とみ君 私も要望することがあるのですが、先ほど環境衛生部長から、何か国民の側において黄変米に対して誤解があるようなお話でありましたが、どういう点を指して誤解と言われるのか知りませんが、消費者としては極めて正解すべくあらゆる努力をし、こういう暑い時期にもかかわらず婦人団体その他いろいろ勉強して来ております。農林省や厚生省を訪ねて、できるだけ正確な知識を得ようとして勉強しております。若し誤解の点がありますならばそれを明らかにすることを希望いたします。従来までにバターを輸入すればその中に大腸菌が入つており、或いは酸敗した油脂が入つて来たりして、相当食糧の国際関係においても御尽力になつております……

第19回国会 厚生委員会 閉会後第6号(1954/10/06、3期、緑風会)

○高良とみ君 お話を伺いまして、いろいろ伺うことが多かつたのでありますが、一つ、二つなお疑問に思います点は、広島の患者さんたちの相当重症であつて死亡でない方たちが、その環境にもよりましようけれども、あとで白血球の数がまたずつと高く回復しておる。それに反してこのビキニの東大に入つておられる患者さん、数名おると存じますが、その回復がひところはよくても、また最近少し下つておるという表を先ほど御説明いただきまして、それから推し計つて考えますと、広島の場合は一時でありましたから二マイルから外におつた人は一時灰をかぶつたでありましようが、それで逃げたり、戦後の治療態勢はよくなかつたにもかかわらず、それで生……

第19回国会 厚生委員会 閉会後第15号(1954/11/12、3期、緑風会)

○高良とみ君 只今委員長から御丁寧な御挨拶があつたわけでありますが、私どもも実情を申しますならば、森農林委員長から、私どものほうの会派の中の打合せのときに、厚生省所管の法令の改正について申出があつたのでありますが、勿論これは厚生当局が当委員会に提案されるものと考えておりましたので、あえて委員長にも申上げなかつたことで、私どものほうとしても落度があつたと、只今反省いたしておる次第であります。併しそれについて厚生当局が、どうして早くこういう緊急事態になるまで、当委員会に、或いは委員長に申入れがなかつたかということも一言御説明を承わつて、そうして今後に戒めるとともに、適当な緊急の対策を立てるぼうがよ……

第19回国会 厚生委員会 閉会後第16号(1954/11/15、3期、緑風会)

○高良とみ君 私は宮田先生にフランスやその他社会保障をやつている国の支払いのことを、保険経済の支払いのことをお伺いできたら仕合せだと思うのでありますが、聞くところによりますと、大体フランスあたりは、診察に患者が参りますに千フラン持つて行く、大体初診料が千フランと了承しているのですが、日本よりは非常に高い。そうしまして、その受取を持つて行くと、その金をすぐ患者に払つてくれる。又薬局に行つて薬代を払つて来ると、又それも払つてくれるというような、能率のいいやり方をしている。若し日本でそれをやりますときに、やはり政府管掌とかその他の組合で、それを払わなければならないわけですが、その点が、ヨーロツパの或……

第19回国会 厚生委員会 閉会後第17号(1954/11/16、3期、緑風会)

○高良とみ君 大臣にお伺いしたいことは、農林委員会に去る土曜日に御出席になりまして、農林委員会の衆参両院の決議の趣旨をできるだけ実行に移す御意思であるような御発表があつたやに承わるのでありますが、その真実がよくわかりませんので、どういうお答えがあつたのか、大変失礼でございますが、もう一遍この委員会にお聞かせ頂きたいと思うのであります。  それから第二にはその内容が、できるだけ御趣旨に副いますとおつしやつたようでありますが、それは只今小委員長から御報告のあつた種類のものをお指しになつたのか、或いは農林委員会が要求いたしておりますような、低温殺菌と高温殺菌と二本建で行くことが農林委員会の決議のよう……

第19回国会 厚生委員会 閉会後第19号(1954/11/25、3期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどの関連なんですが、ここに厚生省が薬務局薬品関係で以て提出されておられる密輸出入事件というのがありますが、これは十五件ありますが、これは昭和二十七年以来やつておつて、二十七年、二十八年、二十九年というふうにずつと続いておることでありますから、こういうのがたまたま出て来れば、二十七年からずつとやつておつたが発見されずにいたということを示しておるものですから、これを一つの例として考えて来ますと、まだこういう例が非常にたくさんあるのではないかというふうに考えられるのであります。そうすると、先ほど御指摘になつたエフェドリン、サントニン、ストマイなんかの輸入を、もう少し厳重に監査しない……

第19回国会 厚生委員会 閉会後第20号(1954/11/29、3期、緑風会)

○高良とみ君 討論の一部といたしまして、只今小委員長から報告のございましたように、小委員会が善意と譲歩の結果合致されました話合いによつたところの日にちの差延べにつきまして、私は修正案を緑風会の希望によりまして出したいと思います。で、その修正案を読ませて頂きます。    医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対する修正案医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   『「別に法律で定める日」』を『「昭和三十一年四月一日」』に改める。  以上のように改めるのであります。これについて委員長から皆さんにお諮りを願……

第20回国会 厚生委員会 第1号(1954/12/04、3期、緑風会)

○高良とみ君 今回ヴエトナム及び中共地区からの引揚状況を調査するために、私と横山委員が派遣されることに決定されまして、両名は斎藤参事を同行して去る十一月二十九日から舞鶴へ出張いたし、翌三十日興安丸で舞鶴に入港帰還されました引揚者を出迎え、その状況を調査いたして参りましたので、簡単に状況を御報告いたします。  今回の引揚者六百四名を乗せ、去る十一月二十七日塘沽を出帆いたしました興安丸は、三十日午前六時舞鶴に入港いたしたのでございます。  今回の引揚人員総数は六百四名で、うち越南地区からの引揚者七十一名を除いては、大部分中共地区の元旅順、大連、安東、いわゆる旅人地区の居住者が他の地域に数年来移動さ……

第20回国会 厚生委員会 第2号(1954/12/07、3期、緑風会)

○高良とみ君 関連して……。大蔵省に同時に伺いたいのですが、農業協同組合やその他のいろいろな組合が、いろいろ使い込んだりして、いろいろな困難があるというときに、やはりその再建整備法で以て国におんぶして片付けているということが多いように最近伺うのでありますが、そういう点からいつても、この八条にありますような財団法人或いはその他のものが組合を持ち、或いはやはり再建整備法によつてそれを整備して行くような方法が、或いはあるのだろうと思いますが、その点御一緒にお答え願いたい。
【次の発言】 只今のお話で、この法案については、衆議院で審議されたときに、大蔵省との御相談はなかつたのですか、その点。

第21回国会 厚生委員会 第2号(1954/12/22、3期、緑風会)

○高良とみ君 本島参考人に伺いたいのですが、いろいろ学校給食なども、ご指導なりご関係のようでありますが、そういうところでは配達された牛乳を、低温の殺菌と申しましようか、そのまま児童に飲ませておられるか、或いはこれを更に加熱して飲ませておられるか、ということを伺いたいと思います。どうも私見ていますと、諸外国のように、消毒したものを台所に配達されると、そのまま台所からコツプに入れて飲むという習慣は、日本にはないように私ども思うのですが、その点、家庭においての御観察と、或いは学校、乳幼児に当る場合のご観察を伺いたいのであります。
【次の発言】 こちらの質問の趣旨は、それを更に加熱して、何といいますか……

第22回国会 社会労働委員会 第5号(1955/05/12、3期、緑風会)

○高良とみ君 大連の医務従業員の方については、前からだいぶ問題があるようでありますが、一ころ医者の方、衛生、予防工作の方々が鉄条網を張った向うに居住されておって、家族がほかの地区から面会に行っても面会できないというようなことも、だいぶあったのですが、今の実情はどうでしょうか。もちろんこれがソビエトから中共に返されたというようなこともありましよう。大連、旅順……大連はそれほどでないというお話がありましたが、大連、旅順関係の事情を少しお聞かせ願いたい。今どのくらい大連に残り、旅順にどのくらい残っておるか。
【次の発言】 それで旅順関係はどうなんですか。そうして、あなたが最後の医務肉係者の引揚者でい……

第22回国会 社会労働委員会 第10号(1955/05/27、3期、緑風会)

○高良とみ君 関連質問。失業の数が出ておりますが、そのうち婦人の数はどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 それもやはりこの職安へ職を求めに来た婦人の数だけと了承してよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 それからその職業補導所に来た人たちもある程度の失業者ですが、それは加算されておりますか、おりませんか。
【次の発言】 総計をちょっとおっしゃっていただきたい。大体の、昨年度の総計を、三割という……。
【次の発言】 この次に資料をお出しになりまするときに、審議庁か何かお出しになるときに、昨年度までの婦人で職安へ来た人の数、年次的な数、それから職業補導所へ来た人の数、そういうもののいろ……

第22回国会 社会労働委員会 第35号(1955/07/29、3期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどの御質問に関連することでありますが、外国でも病気をいたしまして錠剤を投与される場合、決してその箱ごと与えたり、そういうことはしませんし、そういうものを処方でもって何日分なんという、必ずピルを三粒あるいは二粒、三日というのはほとんどない、二日くらいしか与えてくれない。そしてその状況を見てまた必ず来い、こう言いまして、非常に注意深くしておりまするから、たとえば睡眠剤におきましては、二日以上続けて飲むことは許可することがないものですから、それを間違って患者がほかのものと併用して弊害を起すということがない。その他のことにおいて、非常に厳密である。それを二日分を四日分与えたりした薬剤……

第24回国会 運輸委員会 第18号(1956/04/19、3期、緑風会)

○高良とみ君 私、それに関連して、ごく概括的なことですが、少し当局から御返事伺いたいことがあるのです。それは損害保険、火災保険等に関して、倉庫の管理権というものは、警察関係及び監督の関係はどういうふうになっていますか。それを伺いたいと思います。すなわち、倉庫にもし火災が起ったときは、それは所有者の損害であるのか、あるいは荷主にもそれが及ぶのか、そういうことについて一般的なことをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 まあ、預かるときに、倉庫業者は船会社から荷を受けて、これに対して船会社は保険ふうけた形でもって預かるのだと思うのですが、そのもう一つもとに荷主があるわけであります。そして火災あるい……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 運輸委員会 第3号(1956/11/27、4期、緑風会)

○高良とみ君 局長に質問したいと思うのですが、この前、港湾局長に、日本の玄関口である港湾の秩序について一、二御質問申し上げたのですが、私もその実情等について、つまびらかに知らなかったのだけれども、日本の港湾というものはどこであれ、北海道であれ、裏日本であれ、皆これは日本の玄関口で、そこにおいて今日のような港湾労働者あるいはその業態というようなものに、ただいまお話のあったような値引きであるとか、公定価格以下のものしか受けないでいくというような、道義の頽廃があることは、それが従ってこの前申し上げましたような倉庫から盗み出したり、いろいろ国際的に恥かしいことがずいぶん起りつつあると思うのです。これは……

第25回国会 運輸委員会 第4号(1956/11/29、4期、緑風会)

○高良とみ君 この前から問題を提出しておいたのでありますが、国際的に非常に影響の大きいスエズを通っての海運の状況について、いろいろ報告書には概要が出ておりますけれども、一体、日本の運輸省というよりも内閣の方針はどういうことになっておるのですか、大胆から一応伺っておきたいと思うのです。このスエズ問題に対する日本の態度は非常に不明朗であって、国際的にも、一体日本は何を考えておるのかわからないというような印象を与えてきておるのでありますが、それらについて、内閣においても基本的な政策はお立てになったことと思います。その場限りの出たとこ勝負で、ああなればああなる、こうなればこうなるということでなくて、や……

第25回国会 運輸委員会 第5号(1956/12/04、4期、緑風会)

○高良とみ君 自動車局長いらっしゃる間に伺っておきたい二、三の点があるのですが、いずれあらためて次の通常国会で伺いたいと思います。しかし先ほどから問題が出ております運転手の労務管理、これは私どもはずいぶんいろいろな機会に調べてもみるのでありますが、基本給もないし、それから今まで八月までは二十四時間勤務でもって、ずいぶん悲惨な姿を多くみる、こういうものを比べますと、世界で言っておりますように日本くらい自動車をむちゃくちゃに安く、むちゃくちゃに運転をしておるところがないというのが国際的な評判であって、先ほどお話のあった中で一応私気にしたのは、ガソリンも少くなってきますし、それから多少金利を安くする……

第26回国会 運輸委員会 閉会後第1号(1957/07/29、4期、緑風会)

○高良とみ君 それでは国鉄がおいでになっておりませんけれども、大臣もそういうことを御存じだろうと思うのですが、いわゆる日中線というのが今まで、先ほどもお話が出ておりましたように、市民の役をしていたものが急に地方との話し合いなくして、この七月一日から回数を一日二回にしてしまった。それからそれに対する地元のおもだった人たちとの話し合いの結果、数次にわたって私ども視察しました後に七月十一日か十三日かにまた話し合ったのですが、これは国鉄東北支社というのがいろいろあっせんをとりましたけれども、依然としてその市民の要望とはるかに遠い状態にありまして、貨物は四つもある駅のどちらかへ持っていけ、ほかの無人駅に……

第26回国会 運輸委員会 閉会後第5号(1957/09/28、4期、緑風会)

○高良とみ君 大臣お忙しいでしょから、私短時間にお伺いしておきたいのは、国民は運輸省に国鉄その他飛行機もあれば自動車、あらゆるものの輸送に対しておまかせしておるけれども、もういろいろ、国内の労使の対立もそろそろ解決していくべき時期であろうと思うが、運輸省の頭の中にも、この国際観光とか、国際旅客船とかいろいろ考えておられる、そういう時代なんだと思うのです。そういう国際的な立場から日本の国内の輸送状態や、またこの戦災から立ち上ったいろいろ未完成のところなんかありますけれども、ときどき私どもは、まあ婦人の立場からことに考えるのですが、最近も国鉄の本年度の御要求も、あるいは運輸省の御計画も伺っておりま……

第26回国会 運輸委員会 第7号(1957/03/12、4期、緑風会)

○高良とみ君 ただいまの局長のお話ですと、そういう口ぶりもあったし、またこの第六の説明には、そういう地方の港湾の自治の制度ができると、国は港湾の管理経営の第一線から退くということが書いてありますが、そういう御趣旨になるのですか。国は――といってもどの程度に退くというお考えたのでしょうか。
【次の発言】 しかし、国の関与する権限は、国全体の立場から必要な事項に限定してあるということをうたってありますが、やはり国としても関与すべき部門が相当残るのではないかと思うのです。その限度というようなものを一つ御説明願いたい。これはあなたの方の港湾法の説明書きを読んでいると――それでは具体的な面から伺いたいの……

第26回国会 運輸委員会 第8号(1957/03/14、4期、緑風会)

○高良とみ君 一つだけ伺いたい。きょういただきました資料によりますと、大倉委員の御要求によって出たアメリカのメモランダムなるものでありますが、この運輸方面の港湾局長なり、あるいはそのほか運輸省として、こちらにあるところの道路運送法、港湾運送事業法というものがあるということ、そうしてそれをよく向うにわからせる努力が非常におくれていたのではないかということを心配するのです。日にちから言いましても、これが実施されたのが三十一年の一月一日から実施されるように向うも了承したので、アメリカ人も合理的なところがあると見えまして、ちゃんと修正案として、日本にあるところのこういう法律に従ってなさるべきものである……

第26回国会 運輸委員会 第13号(1957/03/27、4期、緑風会)

○高良とみ君 ただいまの石井常務理事のおっしゃったそのPRの材料として今まで最近私に下すったいろいろの国鉄のこの老朽施設の改善等についての図解は大体わかりいい、そういう式に、いろいろな入札はこれだけである、それでこういう鉄はこうで、木材は、まくら木は今度はセメントにしたらこうなったというようなことをわかりよくまとめて下さらないと、この国鉄に対する疑惑というものはなかなか解けないと思う。ぜひ一つ膨大な資料でしょうけれども、数字でなく、さらに加賀山先生の言われたことに追加して希望するのでありますが、図解がお上手なようですから、(笑声)ぜひそういうふうなパンフレットを、中学校から高等学校の下級の社会……

第26回国会 運輸委員会 第24号(1957/05/16、4期、緑風会)

○高良とみ君 この小型船舶は、ちょうど海のタクシーみたいなものだろうと私は考えているのでありますが、それがただいまほかからも話があった通り、荷主あるいは運送業者の下に搾取、圧迫を受けやすいし、また実際に一般国民の立場からしますと、事故が多いし、暴風雨、台風などのときには、こういう小さな小型は非常な犠牲を払っていることは、これは日本独特の姿であって、また世界に有名なことであります。驚くべき状態だと思うのでありすが、これが今回こういう衆議院の提案によりまして海運組合をお作りになりますことは、趣旨において非常に賛成であります。まことにけっこうなことで、むしろおそきに過ぎた感じがあると思うのであります……

第26回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1957/06/10、4期、緑風会)

○高良とみ君 厚生省に伺いたいのですが、環境衛生部長としても非常に仕事が多いと思うのですが、私どもはぜひ今度の水道問題にしても、地下からきたり、災いは船からもくるし、空からもくるのですが、一体港へ入る船、あるいは防疫の方面、何かPRは十分とってあるのですか。昔はよく発しんチフス、コレラ、ペストになれば厳密なもので、入れないとか……。世界各国にあるインフルエンザ・センターを作っても、それは要するに、情報を交換してニュージーランドなんかのことを心配するよりは、日本や香港、台湾やシンガポールから入れないということを十分考えておられるかどうかという点を伺っておきたいのです。そうして入ってから何十万人が……

第27回国会 運輸委員会 第2号(1957/11/05、4期、緑風会)

○高良とみ君 この交通安全に関する問題は非常に広範でございますから、本日一日というわけには参りませんが、二、三、予算及び今度の通常国会にお出しになる法案等についても伺っておいて、至急に御準備願いたいと思うのです。で、前から折々交通安全の重要なことは申し上げておいたんでありますが、本年度の施策のときに、大臣にも御質問しました通り、昨年、本年の日本における交通事故というものがあまりに急激に増加しているわけですが、三倍半以上というようなことは、交通量や人口の圧力というようなことももちろん考慮に入れても、やはりこれは運輸行政の上で重大な問題だと思う。それに対して、今までの交通安全に関する御努力は末端の……

第28回国会 運輸委員会 第2号(1958/01/28、4期、緑風会)

○高良とみ君 海運局の方でおわかりでしょうが、南海丸は荒天時の航路をとったというところをみると、すでに荒天であるということを知って出港したと、こう認めて間違いないのですか。
【次の発言】 どうして小松島の営業所がそれを受けなかったかということは、何か無電の故障があったとか、あるいはその他落度について、お調べになったのでしょうか。
【次の発言】 徳島の午後五時の気象注意報ですけれども、これはどの程度だったのですか。きょうもだいぶ汽車の中で皆の話では、東京地方でも、湘南地区でもあと強風が非常に吹いたのですけれども、そのときの気象庁――あなたの方へお伺いして恐縮ですが、小雨程度、それからそんな強風と……

第28回国会 運輸委員会 第4号(1958/02/11、4期、緑風会)

○高良とみ君 ただいま議題となりました委員派遣報告のうち、南海丸遭難事件に関する派遣について、その概要について御報告いたします。  一月二十六日午後六時三十分、南海丸はSOSの発信以来、その消息を断ったのでありますが、二十八日午後一時沼島南方二海里の地点において、漁船住吉丸によって発見され、一般旅客百三十九名、船員二十八名、合計百六十七名が、一名の生存者を見ることもできず、遭難したことが確認されたのであります。  当運輸委員会においては、事態の重大なることにかんがみ、現地に急遽委員を派遣し、その実情を調査するとともに、遺家族に対する深い慰弔を表するため、三十一日天田運輸委員長、江藤理事、松浦、……

第28回国会 運輸委員会 第6号(1958/02/20、4期、緑風会)

○高良とみ君 またあとでこの踏切りについては詳しい法案が出てきたときに質問をする機会もあると思うのですが、今準備の過程でお伺いしておきたいのは、今内閣にある交通事故防止対策委員会の結論を得てとおっしゃるのですが、その得た内容の中に、それはもう得ておられるのでしょうか、どうでしょうか、まずそれを伺いたいのです。
【次の発言】 踏切り等に関しては、世界各国、ことにヨーロッパでは交通問題に対するヨーロッパ共同の委員会を設けて、学者を動員しておるようですが、技術家のほかに医者、心理学者なども動員しておるようですが、御承知のように国際道路マークがあるわけですね。これは所管が警察庁であるというふうにお思い……

第28回国会 運輸委員会 第7号(1958/02/27、4期、緑風会)

○高良とみ君 関連してちょっと伺いますが、そのヘリコプターは長官、取れなかったのですか、ここに上げてある七機を配置してありますが。というのは、これは昨年からの七機であって、本年は一つも増機してないのですか。落されたのですか。
【次の発言】 それはどうですか、前のお約束とちょっと違うようですね。
【次の発言】 この間うちからいろいろ教えていただきましたけれども、今度のいろいろ御努力になって、数値予報や、あるいは同時に写真でおとりになることもけっこうなんですが、前から不思議に思っているのは、ここにあります名古屋地区以西の二十八カ所に受画装置を装備するということなんですが、このことは日本の、私ども常……

第28回国会 運輸委員会 第9号(1958/03/06、4期、緑風会)

○高良とみ君 私は柴谷委員の御提案に賛成するものでありますが、その前に、運輸大臣が先ほども零細船員の福祉、あるいは最低賃金のことのために御尽力になっておられるし、また、この問うちの洞爺丸の死傷のことについても、どうしても御自分の在任中に事故を防止したい、事件を防止したいという熱意を持っておられるので、私はあわせて承わるのですが、このあらゆる交通事故、これは陸ばかりでなく船のことも、あるいは鉄道のことも全部の運輸に関する事故のことを追及していきますと、いつも逃げられるのです。そしてまことに恐縮ながら、私は、この間も監督局があれだけ、二十七年の監督局長通達を出しておりますから、踏切りを検査し、それ……

第28回国会 運輸委員会 第10号(1958/03/11、4期、緑風会)

○高良とみ君 国鉄当局に私伺っておきたいのは、この車内の秩序、清掃等について予算上処置をなさったことが今まであるんですか。予算上そういうものがちゃんと頭を出したことがあるんですか。
【次の発言】 どういう施設をなさるおつもりであるか、それをもう少し詳しく伺いたいんですが、それはいろいろ現場を見ますると、箱をこしらえても、すぐたたいてこわしてしまうとか、座席の下へ置いてみても、これも不成功であったとかいって、今大体の旅客列車を見ますと、ほとんど清掃に関する施設というものがないように見受けられるんです。最近幾らかの列車には、たばこの吸いがら等を入れるものがあるようでありますが、ないのが多い。特二な……

第28回国会 運輸委員会 第11号(1958/03/13、4期、緑風会)

○高良とみ君 少しおそくなりましたが、この資料ですが、やはり防衛庁と、それから防衛庁をめぐるふだん連絡がとれにくい点もおありになるだろうと思いますが、もう少しはっきりした点で、運輸省外の関係のあるものを一つお調べになりましてこの次に一つ確実なものをちょうだいしたいと思います。民間の方がいろいろごてごてしておりますが、お役所同士の連絡ということをいつも私ども気にしているのですが、どうぞそうお取り計らい願います。
【次の発言】 二、三お伺いしておきたい。多少関連もあることでありますが、第七条にある航空写真のことでありますけれども、これは写真を許可するというのでありますが、こういうふうに軍に関係のあ……

第28回国会 運輸委員会 第12号(1958/03/18、4期、緑風会)

○高良とみ君 この問題は、私は、一つさっそくに鉄道電話ででも現地及びその他お呼びになりまして、午後に一つ、皆さんが心配していることですから、国鉄からお話を至急に伺うことにして、今は時間もあれですから休憩にしていただけば、この話し合いが少しでも進むのじゃないかと思いますので、あえて議事進行をお願いしたわけであります。

第28回国会 運輸委員会 第13号(1958/03/20、4期、緑風会)

○高良とみ君 一、二お伺いしておきたいんですが、新潟の貨物の輸送力と運送業との割合ですね、それが十分需要を満たしているんですか。この報告を見ますと、よほど割引をして荷を受けている白ナンバーがあるということなんですが、そのバランスの点はどういうふうに見ておいでですか。ただいまのお話ですと、これから調査してということでありますが、大体おわかりになっておられると思うんですが。
【次の発言】 できましたら、一つ年々違うでしょうけれども、需要と、それからそういうことについて、お帰りになりますれば、年々の炭だの魚だの木材だのの輸送の状態をお調べ願えるんじゃないかと思いますが、そういうものを拝見して、それか……

第28回国会 運輸委員会 第14号(1958/03/25、4期、緑風会)

○高良とみ君 未収容が十体あったのですが、どういうことになったというふうに考えておられるのですか。遺族は依然として待っておられると思うのでありますが、それは流失したのですか。魚にでも、フカにでも食べられてしまったのか、どういうことになったというふうに考えられておりますか。
【次の発言】 当委員会から見舞及び調査に行きましたときも、遺族が遺体は最後まで捜査してもらいたいという要望もあったことはお伝えしてある通りでありますし、両議院議長あてにも請願が出ているわけですが、一つ十体といえども、やはり人命に関することでありますから、徹底的に捜査を、サルベージなり、何なりでやっていただきたい。やっておられ……

第28回国会 運輸委員会 第15号(1958/03/27、4期、緑風会)

○高良とみ君 本年度の海難審判庁予算は幾ら増額になっているのですか。ここに統計が出ておりますけれども、これだけではあまり少いように思うのですが、これだけしか増加できなかったのですか、ちょっと御説明願いたい。
【次の発言】 今度の改正によりまして、だいぶ審判官の人員がふえる形になるのでありますが、それに見合う費用というのは、どのくらい見積っておられますか。
【次の発言】 そうしますと、額が変っただけで、待遇に少しの変化もなく、手当等も増なしでいこうというわけでありますと、わずか本年度の増は二百二万くらいしかふえてないのですが、それでは、議会からたび要望のあった海難審判を促進するという要望にこたえ……

第28回国会 運輸委員会 第16号(1958/04/01、4期、緑風会)

○高良とみ君 関連して。今、運輸大臣からお話を伺って、よく御趣旨わかったのです。ところが、その羽田の飛行場は拡張しないと大型のジェット飛行機は入らないように伺っておったのですが、さっそくにレニングラード交響楽団を乗せたソビエトのスピードのある航空機が入るのに、今の羽田の施設で十分なのでございますか、その点伺いたい。
【次の発言】 関連して恐縮ですが、この前、インド航空と日本との協定が申し込まれましてから長いこと放置されておった。というのは、その間にいろいろな調査もあったのでしょう。仄聞するところによりますと、申し込みをしてから一年近くも決定がとられなかったことがあります。今後、こういうソビエト……

第28回国会 運輸委員会 第20号(1958/04/18、4期、緑風会)

○高良とみ君 関連してちょっと。これは国鉄総裁なり、あるいは監督局長に伺ってもいいのですが、まあ今回のような非常な不祥事は、これは御注意なさると思うのです。両方にも落度があったかもしれませんが、まあ今までは、多少は、プラット・ホームから墜落死とか、あるいは押されて落ちたというようなこともないではないのです。そこで、今後の国鉄の設備について、それはこの列車にはこれだけ乗ると思っていても、案外団体などがどやどやと来て、婦人や子供が押し出されることがしばしばあるのです。そういうときに、ホームにいる係が、とっさの処置として、私どもよく考えるのは、せめて細い白いひもでも、あるいは鎖のようなものでもさっと……

第29回国会 運輸委員会 閉会後第1号(1958/07/31、4期、緑風会)

○高良とみ君 南海丸の審判をやっているようで、まだ決定していないことですからお答えになりにくいかと思うのですけれども、新聞報道で気がつきましたことは、技術面から言いますと、南海丸の排水孔が設計よりも小さかったということを責任者自身は言っているわけです。そういうニュースを御存じでございますか。
【次の発言】 その排水孔を小さくしたために、ああいうあらしにあいますと、上にかぶった水のはけが小さくなるということにはならないのですか。
【次の発言】 なお、これについて海難審判の方の決定もあることでしょうけれども、また、その点が今までのこの委員会の調査などにもあまり出ていなかったのでありますから、資料を……

第29回国会 運輸委員会 第2号(1958/06/16、4期、緑風会)

○高良とみ君 今回の事件は非常に児童の犠牲の量が多いのでありますが、私ども都市においては自動車局長が言われるように、バス等は一たん踏切り停止のほかに、車掌は一々下りてそして向うに渡って、それからまた自分が乗車するというように非常に丁寧にやっておるのでありますが、ある意味からいうと、年若い車掌諸君の責任に負っておるところが多いのであります。私はその点自動車局の御指導もよろしきを得ていると思うのでありますが、ただこの場合も、経験時間が四ヵ月くらいの年若い女性が、その全責任を負うようなことになったのでありますから、その点は特に自動車局も今後車掌の勤務状態、あるいはこの責任を十分負えるかどうかというよ……

第29回国会 運輸委員会 閉会後第2号(1958/08/01、4期、緑風会)

○高良とみ君 運輸委員の派遣の御報告を申し上げます。  今回、大和委員長と私の二人の運輸委員が北関東及び東北地方の陸運事情等視察のため、七月二十四日から六日間、群馬県、新潟県、栃木県及び山形県に派遣されましたので、視察の結果を簡単に御報告申し上げます。  まず、訪問個所を申し上げますと、群馬県では高崎鉄道管理局及び群馬陸運事務所を、新潟県では国鉄信濃川発電所を、栃木県では宇都宮駐在運輸長並びに宇都宮駅を、山形県では県庁をそれぞれたずね、輸送事情及び電力事情を聴取して参りました。以下項目別に申し上げます。  まず初めに、国鉄の輸送の現状について申し上げます。  高崎管理局管内について申しますと、……

第29回国会 運輸委員会 閉会後第3号(1958/08/18、4期、緑風会)

○高良とみ君 時間がおありにならないようですが、詳しいところを伺っていないのですけれでも、ただいままでのお話を伺いまして、この日本の非常に悪い気象状況、まあ地勢に負うところがあり、そういうことが原因であって、山に衝突したとか、あるいは天候が悪かった、そういうことでなくして、今度はこういう大へんな不幸なことが起った。当局としては非常に傷心し、また善後処置を講じられておるということはわかるのでありますが、その原因として会社側に経営上の困難があった、要するに貧乏であったがために十分な機関士も乗せることができないとか、フロートの設備が不十分であったとか、積荷の過重であったというようなことがいろいろ考え……

第29回国会 運輸委員会 第5号(1958/07/02、4期、緑風会)

○高良とみ君 拝見いたしました資料で大体御構想の点は大へんよくわかりました。ただ、新長期経済計画という面からいいますと、この御計画がどういう期間になされるような御予定なんでありますか。この特別会計を御設定になりまして、着手なされるのか、来年度の予算をお作りになることとどういう関係にあるのですか。あるいは、もう浚渫等は急ぐべきものがあるんではないかというふうに考えられるわけです。しかし、これは全面的に来年度予算の中にお組みになって、直ちに着手なさるというおつもりなんですか。その点を伺いたいのが一つと、それからこの投資総額が千億円というのもあるし、もう少し小さい内輪の四百数十億という点もありますが……

第30回国会 逓信委員会 第6号(1958/11/04、4期、無所属クラブ)

○高良とみ君 小松さんは、お急ぎのようですので、ちょっと話のつなぎ合せで伺っておく方がいいと思うのですが、それは最近、東南アジア方面、インド方面を御旅行だったそうでありますが、あちらの方面に対する日本の国際放送は、アメリカのように一つの言葉でいく所より、さらにまして、私は必要じゃないかと思うわけです。あちらの方面の人たちは、新聞等で日本のことを知ることは全然ない。従って日本は、自動車は作っていないでしょうとか、最近できたインドネシアでは、日本の自動車が来ていないので、日本は自動車はできていないだろうとかというくらいの程度で、それは知識が普及していないということのほかに、放送をもってすれば、広告……

第31回国会 外務委員会 第2号(1959/02/10、4期、無所属クラブ)

○高良とみ君 一つ二つ、時間がおありにならないようですが、アジア方面のことについてお伺いしたい。  従来、アジア協会に対して、外務省は多少の援助をいたして働いておられたのですが、今回それを解組されて、アジア経済研究調査会かをお作りになったようですが、その御構想を一つ伺いたい。どれだけ拡大なさるおつもりなのか、予算面等で約五倍程度のものではないかと見たのですが、その程度でとどまるものでありますかということを一つ。
【次の発言】 そうしますというと、全部通産省にあったものを少し強化なすったという程度であると。外務省から漏れ承わるところによりますると、幾分その同じような性質の経済調査機関を強化なさる……

第31回国会 外務委員会 第14号(1959/03/31、4期、無所属クラブ)

○高良とみ君 いろいろこまかなことをあげておられるのでありますが、これは国民の要望であり、ことに地方におられる、あるいは病院におられる方方の、人の幸福を思っての要望だろうと思うのでありますから、こういうものは、大意において御採択願って、政府に御送付願った方がいいのではないかと、私は、婦人あるいは病弱者の立場から欄間に行くと、そういうことを特に痛感させられますので、そういうふうなことにお取り計らい願うことを私は希望いたします。
【次の発言】 三百三十八号の請願は、しかしながらその読み出しとして、別に国会決議をまずせよという請願ではなくて、やはり原水爆実験禁止に関する請願にそれをつけ加えて、今の国……



各種会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 文教委員会第一小委員会 第2号(1947/08/27、1期、民主党)

○小委員外委員(高良とみ君) 折角皆さんがいろいろ御討議になつたあとで大變恐縮でありますが、今の學制改革の制度と、それから學科目の行き方がどういうふうに進んでおるかということを考慮いたしますと、私の了解する程度ではまだ最後的決定はないようでありますが、關係方面とも御相談になつて、各私立及び公立の學校、即ち專門學校が一般教養科目の一つとして宗教學科というものを入れておるのであります。で、殊に文學部の方では專門學科の一つとしても入れておるのでありまして、これが大體將來の日本の教育に入つて來る道の緒のように思うのであります。で、從來からそうでありましたけれども、今後はもつとそれが文科をやる人は專門學……

第1回国会 文教委員会第三小委員会 第1号(1947/08/18、1期、民主党)

○高良とみ君 その前にちよつと御質問を兼ねて伺いたいのですが、今囘特に岐阜高等農林がそういう請願書を出しました理由は、私ちよつとこの前おりませんではつきり分らないのですが、その外にも、例えば上田蠶絲專門學校とか、密かに聽いておりますが、その外にも、そういう請願が來ておるのでございましようか。又これは文部省にお伺いしたいのですが、そういう傾向があるとすれば、この際綜合的に、これは各學校でそういう運動をし、そういう請願をするということは、相當に事務的に、又時間的に無駄があると思いますので、今後そういう文教の政策上、あまり刺戟しないようにこういうふうに決定しておるというように御公示願えるような方法が……

第5回国会 内閣・文部連合委員会 第1号(1949/05/06、1期、緑風会)

○高良とみ君 先程席を外しました間に御質問が出たのだそうでありますが、承わりませんでしたが、この文部省機構改革の基本方針の中の五番目に、文化の向上ということが謳つてありまして、「文化の向上はわが國の至上命令であり、社会教育局において社会教育と文化の概念を」ということが書いてありますが、この社会教育局の仕事を常に注意いたしておるのでありますが、私はこれは飜訳の間違いも余程あるのじやないかというふうに常に心配しておることがあるので、その点文部省の御意向を伺いたいと思うのであります。それは文化という言葉を訳すとカルチュアという言葉でありますが、それを先程他の委員から御質問のあつた道義、或いは道徳性の……

第5回国会 文部委員会文化小委員会 第1号(1949/04/19、1期、緑風会)

○委員外委員(高良とみ君) 只今の文章等は、こういう文はいつもそう思うのですが、どうか一つ小学校の子供達にも分るような文章に直して頂かないと、その意味がなかなか分らなくて、却つて大事にしないのですから、こういうものは大切にしなければならない。」それだけでいいのですから、どうぞさよう御修正願います。
【次の発言】 第二章でありますが、どうしてわざと美術研究所という名前が付いたのですか。今まで折角文化財と……文化財の保護法でありますので、ここへ來て突如として美術研究所という名前になつた理由を伺います。
【次の発言】 文化財研究所というように訂正なすつたら如何ですか。


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 厚生・文部・地方行政連合委員会 閉会後第1号(1950/11/16、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今までいろいろの証言を聞いたんでありますが、地方自治が最近の税制等によつて非常に強化されなければならないのに、末端を見ておりますると、公安方面とそれから建築を許可する方面と、これを今度は営業許可権を與える公衆衞生の方面と、それぞれ違う機構でやつておられて、それに少しも総合的な相談或いは協議のあつたように伺わないのであります。その点地方行政の立法関係におきまして何らかもう少し合致した一つの地方民の意思を根本にして当局が協議し、建築許可をするときにはそのあとの影響がどういうようになる、それを今度は取締はどうするか、衞生はどうするかというような協議機関をもつと有効に連絡をおとりになる……

第8回国会 厚生・文部連合委員会 閉会後第1号(1950/11/15、2期、緑風会)

○高良とみ君 岡安証人にお伺いしたいのでありますが、この名簿の中には、知事が御出席のように書いてありますが、今日御出席にならないのは、より大きな都の責任があるとお考えなんだろうと思いまするけれども、先ほどから外の委員のお話のように、末端にまでこんなに責任が行つておりますときに、全都政の責任者であります知事が御出席にならない、その理由を副知事からちよつと伺いたいのが一つであります。その次に伺いたいのは、勿論教育委員さんも御苦心でありまするけれども、この本問題に対して、都知事がはつきりした意向をあなたにお伝えになつて、副知事が御出席になつておられるのか、或いは副知事一存のお考えで出席しておられるの……

第10回国会 外務・文部連合委員会 第1号(1951/05/14、2期、緑風会)

○高良とみ君 今回ユネスコに対しまして、日本が加盟する機運に向いましたことは慶賀すべきことだと存ずるのであります。従つて今後の問題は条約の締結面における問題でありまするから、外務省の手を通じまして外務委員が主査として我々文部委員に対しましても御協力頂いておることと了承いたすのであります。併し私ども今後ユネスコに日本が加盟いたしまして、たとえ国際連合に加入いたしません国でありましても、スイスその他がいたしておりまするように、国内に平和思想及びユネスコ、この国際連合憲章の唱えておりまするところの人権を基本にした新らしい世界文化を建設するために、幾多の負うべき責があると思うのであります。その点につき……

第11回国会 文部・水産連合委員会 閉会後第2号(1951/09/06、2期、緑風会)

○高良とみ君 この問題は大分皆様の御意見が出たのでありますが、文部大臣にお伺いしたいのは、現地において同じ国庫予算から出ておりますもので、警察予備隊の職員の住宅等がどんどん建築されているように伺うのであります。それに対しまして、学生の寄宿舎を建てる予算が出ておらないことは、コンクリートでなければ実験室は使えないとか、機械、標本がが入れられないということは了承するのでありますが、遠方から来ておりまする学生が入る木造の寄宿舎を建てることができないで、職員の……、新らしくほうぼうから転任したでありましようけれども、その職員の個人の住宅を建てる予算は国庫から出るということについて、私ども了承し得ないの……

第12回国会 予算委員会地方財政平衡交付金に関する小委員会 第1号(1951/11/29、2期、緑風会)

○高良とみ君 極めて短時間でありますから、急いでお伺いしますが、大蔵大臣が今度の補正予算にお出しになつたものの上に、当委員会が要求し、或いは決議いたしましたように、追加をすることは、インフレーシヨンの原因になるというような御懸念があつての、そういう御答弁があるものと察するのでありますが、主な理由は財源がないというところにあるのでありましようか、それともインフレの御心配からでありましようか。そのことを先ずお伺いします。
【次の発言】 国民の血税であるということを常に御考慮願うことは私どもも納税者として希望するところでありますが、そこでちよつとこの委員会、その他でも常に了解し得ないことは、いつも今……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 外務・農林連合委員会 第1号(1953/07/08、3期、緑風会)

○高良とみ君 衆議院の小麦価格の問題のときに、何か最近小麦が大分海外へ輸出されたようなことがございましたのですけれども、その数量、価格を伺いたいのですが。
【次の発言】 そうしますと、小麦協定に入つて政府の御説明によると非常に安い小麦が入るというふうに考えて、そうしてそれを売られたときはドルでもつて韓国、沖縄等に、或いは台湾もドルかも知れませんが、そういうふうにしてドルで入れたものをドルでして、そうしてそこでさやをとつて輸出するというようなことも将来も考えておられるのでありましようか。
【次の発言】 この協定において安いもので入れたのは国内に流す、併し先ほどから各委員からお話のあつた通り、百万……

第19回国会 外務・労働連合委員会 第1号(1954/03/02、3期、緑風会)

○高良とみ君 今日労働大臣の御出席がないことは私としても遺憾に思うのであります。ふだん労働行政について立入つてこの労働国際条約に関しても御方針を伺う機会を持たないのでありますが、若しできますならば労働省から来ておられる方に二三特に婦人の労働等について御方針を伺いたいのであります。十分に見て勉強しておらない点もありましようが、「炭鉱における坑内作業の最低就業年令に関する勧告」というのがありますがこの九十六号、それと共にこの中に労働する者の粉塵或いはガス、フユームその他の人体に有害な物資と接触することについての勧告があります。こういうものが日本でも最近けい肺問題等で出ておりますので、これについてこ……

第19回国会 厚生委員会社会医療関係の諸問題に関する小委員会 閉会後第1号(1954/08/16、3期、緑風会)

○高良とみ君 ちよつとお伺いしたいのですが、今の五万円以下、三万、二万、一万というのは弱小保険医であつて、これはどのくらいの単位ですか。これは生活ができますかこれで。
【次の発言】 資料として頂きたいのですが、恐れ入りますけれども、全国の保険医の分布の状態の統計、それから最高、保険医として最高の収入と最低の収入の人の一月の扱う診療の数ですね。それからそれの診療の種類及び保険医としての課税も、わかればいいのですが実態をつかみたいと思います。
【次の発言】 併し取扱つた数はわかりますね。
【次の発言】 今の、数学的に資料としてお出し願いたい、或いは御説明願いたいことがあるのです。それは先ほど局長か……

第19回国会 厚生委員会社会医療関係の諸問題に関する小委員会 閉会後第4号(1954/08/31、3期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどの病院側からの御発言がありました中に、病院に来られる方たちの病気の内容は余り細かく出てなかつたのですが、この間うちからの御説明によつて、大分ストレプトマイシンとかパスとか、そういう抗生物質の問題があるために、結核治療、結核診療というものを、もう一つ病院の扱う患者、保険の患者から分けた場合にもう少しはつきりして来るのじやないですか。そういう点が御考慮の中に入つているのですか。それをひつくるめてこういう点数の価格などが出ているのですか。
【次の発言】 それで済生会とか或いは日赤、こういう御調査になつた中で、結核患者の占める率はどのくらいに大体考えておいででしようか。

第19回国会 厚生委員会社会医療関係の諸問題に関する小委員会 閉会後第5号(1954/09/02、3期、緑風会)

○高良とみ君 保険医の三五%くらいで、二十七年度の納税の総額、二十八年度、九年度の見込の総額はどのくらいになるのですか。
【次の発言】 更に保険医でない医師全体の納税の二十八年度の総額はおわかりですか。
【次の発言】 先ほど御説明のあつた最後の方針として示された収入額は或る程度でとめておくということの御趣旨をもう少し説明して頂けませんか。
【次の発言】 もう一点伺います。その前に言われた医師に普通不可欠であるという施設についても考慮するというような御説明がありましたね……、
【次の発言】 そうしますと第一、第二等は大体似たりよつたりの条件たろうと思うのです。そうしてそれから第三のものも大体大蔵……

第19回国会 法務・外務連合委員会 第1号(1954/04/06、3期、緑風会)

○高良とみ君 極く少しであります。
【次の発言】 梶原委員も今質問を数点持つて急用でちよつと出ました。これは次長の方でもいいだろうと思います。私のは長官に伺つておいたほうがいいと思うのです。お忙しいところ済みません。……それじや次長に伺います。大体この刑の構成ですが、第三条と四条と五条と六条との軽減の度がどういうことになつているのですか。片方は十年以下或いは五年乃至は二年、そうして第六条の軽減又は免除する。自首をした場合にはその秘密が重要な秘密が漏洩した上でも、それは免除するというようなことは、どうも非常に重いのから非常に軽くなるというところがちよつと疑問に思います。その点一つ御説明頂きたい。


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 建設・運輸委員会連合審査会 第1号(1957/04/16、4期、緑風会)

○高良とみ君 私かねて建設省の方に伺いたいと思っていたのですが、せつかく巨額の国費を投じて建設されている道路ですね、たとえば国道第一号にしましても、一体どれくらいの深さを掘り下げてそうして基礎工事をやつておられるのか、その点をよく伺いたいので、どこの国の道路を見ても、あんなに年中掘つくり返している道路というものはない。掘つくり返したところを見ると、わずか八インチかそこらしか掘つくり返してない。ですからせつかく片側交通をとめて、どこでも、東京都内でもあるいは郊外でもそうですが、修理したら、また次には今度は修理しなかった方がひびが入るのでありますが、一体日本のこれから建設なさる、あるいはまた修理し……

第26回国会 建設・運輸委員会連合審査会 第2号(1957/05/07、4期、緑風会)

○高良とみ君 現在の日本の、ことに東京などには二、三駐車場を実施しているところがあると思うのでありますが、そういうものはどのくらいな料金を取っているのか。ちょっと十六ページを拝見したのでは、実施例としては現行では該当なしというふうなことになっているのですが、これはここだけの説明だろうと思うのですが、現状の私立の駐車場であって料金を取っているものが半郊外的なところにもありますし、都心では日比谷のアメリカン・ファーマシーの下などにもありますが、それはどのくらいの料金を一時間について取っておりますか。
【次の発言】 今度の法案ではこまかく大型とか、小型とか、あるいはその他の三輪車みたいなものについて……

第28回国会 運輸委員会交通事故防止に関する小委員会 第1号(1958/03/20、4期、緑風会)

○高良とみ君 新倉氏が大へん御心配になっていたようですが、運転者諸君が常に会社の悪口を言っているというふうには私どもとっておらないのです。私どもかなり数年前から気をつけて乗ると、出発する前に会社の名前をマークをとって、大和なら大和、そしてちょっと聞いておく、そして運転中に話しては非常に注意をそらしますから、事故のもとだと思うから、そのときにしゃべらないことにしている。それから向うへ着いてから、あなたの運転状態はどうであった、ついては、あなたは八時間労働しているか、家族手当はもらっているかというようなことを聞いたのでありますが、最近かなり自分の会社をほめている運転手諸君に会いまして、二、三、名前……

第28回国会 運輸委員会交通事故防止に関する小委員会 第2号(1958/03/25、4期、緑風会)

○高良とみ君 大体経過は仄聞していますけれども、一ぺん、経過の速記なんかがあるでしょうが、それを提出していただけないでしょうか。内閣にある事故対策小委員会の経過の記録を出していただけないでしょうか、こまかい点について検討してみたいと思うのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 第一線に働いておられる警視庁及び全国を指導しておられる警察庁としましては、常に私ども国会の中で調査しますよりも実態をよく知っておられるわけなんです。ただ、少し御訪問して伺ってみますと、免許を許す方の運輸省関係は、これは自動車局長にも関係することですが、非常に人手が少くて、どんどん許可を出している。そこへもってきて車の種……

第28回国会 運輸委員会交通事故防止に関する小委員会 第4号(1958/04/15、4期、緑風会)

○高良とみ君 私は、陸運局の現に当られる方に、今同僚の皆さんから言った質問や要望を伺うことは、その事実報告を基礎にしてまた判断してみたいと思うのですが、一、二ふだんからお考えになっていることを伺いたいと思うのです。それは東京陸運局はこの日本の交通の大脳のまさに脳溢血が起ろうとしておるような所を持っておられるのですが、問題を局限してハイヤー、タクシーにしぼりましても、これは手の中に入れるときに、どっちをつかもうと思っていらっしゃるのですか。業者を一つのまとまったものとして――今の御報告を聞いていても、大体会社はこうしていきますというお話ですが、会社別に扱おうと思っておられるのか、あるいは経営者を……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1958/03/24、4期、緑風会)

○高良とみ君 文化財委員長の御都合もあるそうでありますから、その方から先に私の質疑を進めさしていただきたいと思います。文部大臣がおいでにならないのでお答え願えませんかと思いますが、大臣からもあとから関連してお話伺います。  文化財保護委員長にお伺いしますのは、日本の古典、古文書等に対して、これを国民の若い層が解釈し、あるいは読了することの能力がだんだん落ちておると思うのでありますが、それに四分科会一難騨対して文部省として、あるいは文化財保護の方面においては何か保存の方策が立っておりますのかどうか。私の伺いたいと思いまする要旨は、要するに古いものの保護及びこれを文化財として国民に伝えていくという……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1958/03/25、4期、緑風会)

○高良とみ君 お急ぎのようでありますが、ちょっと一、二貯蓄面についての日銀総裁の御意見を伺っておきたいと思います。  まあ生産、金融それぞれ重要な問題がありますが、貯蓄奨励については大勢の職員を持ちになっておると思うのでありまして、よほど昔話では、よくこの婦人消費者の面に対して貯蓄運動がかなり組織的にいっていたのでありますが、最近の、昨年度なども貯蓄のスローガンについて募集されて、大蔵省でしょうか、日銀でしょうか、だいぶそのスローガンをおきめになった。端的に申しますると、本年貯蓄のスローガンは、大蔵省の屋上などにも書いてありますが、どうも語呂が悪くて国民にぴんと来ないのです。で、ああいう点でも……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1958/03/26、4期、緑風会)

○高良とみ君 今の関連もあるのです。今の各種の病院に勤務しております者の代替の看護婦、助産婦、保健婦を入れようと思っても、十分な人が養成してない。それですから、予算措置がある所があっても、労働省関係は予算を取ってあるかもしれませんけれども、大部分の大学病院その他においても、そういうことはしてない。そこで、その点を私どもは今労働基準局に御希望申しておきたいことは、何だか自分の関係の省だけはまあ目を通すけれども、全国で、労働基準法がいかに守られていないかということについては、十分御存じだと思うのであります。そして石田大臣は、この点についてはお若いのだし、労働観念もほかの古い閣僚よりも進んだ考えを持……

第29回国会 運輸委員会交通事故防止に関する小委員会 第1号(1958/06/25、4期、緑風会)

○高良とみ君 ちょっと伺いますが、運行管理者の「いづれかに該当し、かつ、陸運局長の行う教習を終了した者」というものの中のイとハですね、イとハの本質的な違いはどこにあるのでございますか。乗車定員十一人以上の自家用車というのと、片っ方は、ただ事業用自動車というだけの違いで、経験年数も一年で、実務というようなことで、運行管理を両方とも要求しているわけですね。そうすると、イとハはどういうふうに仕事の性質が違うのですか。ちょっと御説明いただきたい。
【次の発言】 そうしますと、ハの方は「自家用自動車二両以上又は自家用自動者十両以上の運行の管理」というと、これは、たとえば官庁なんかのような場合、この自家用……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

高良とみ[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。