高良とみ参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○高良とみ君 三つの主なことについてそれぞれのお係りにお伺いしたいと思いますが、便宜上、本文の箇條が十二箇條程になつておりますから、これを要旨だけお聽き取りを願います。 第一は、今回発表になりました実相報告書と、食糧緊急対策と、経済緊急対策との三つの間にはつきりした関連を私共はどう見ても見付けることができないのでありまして、殊に実相報告書はその解決として経済緊急対策を謳つておると思うのでありまするが、その結果として今回制定になりました新價格体系樹立の原則につきましては、非常に矛盾があるのではないかと思うのであります。一例を申しまするならば、その結果といたしまして諸物價の昂騰を見ておりまするの……
○高良とみ君 本日は皆さんのお許しを得まして、(「笑わんでやれ」と呼ぶ者あり)少しく自己反省をさぜて頂きたい。殊に議員の勉強についてということについて反省して見たいと思うのであります。(笑声、拍手) 私共凡そ一年間、初めての参議院議員といたしまして、責任を以て國民に良き政治を誓つて参りたのでありますが、果していつになりましたならば議員みずから、又参議院独得の立場から議案を提出するようなことになるであろうかということが、予ねて私共の心に往來しておつたことであります。勿論各自が勉強をして、又十分な政策を立て、各党各派においてそれぞれ御研究であることには敬意を表するものでありまするが、もつと高度の……
○高良とみ君 民主党は只今上程されました参議院の総意による決議案に心から賛成いたし、これを一日も早く実現に移されんことを希望する者でございます。 先週私共は最も嚴粛な氣持を以ちまして極東裁判の判決を聽いたのでございまするが、私共の心を打つた多くのことの中に、戰爭裁判と雖もその動機は報復にないということを繰返して示されたことでございます。私共の同胞は彼の第四の冬を迎えんといたしまして、寒いシベリア、北満、或いは中共地区に五十余万も残つておるのでございまするが、この四ケ年余りの抑留は裁判なき受刑であると言つては無理なのでございましようか。(「その通り」と呼ぶ者あり)何故に私共は、今後いつ帰される……
○高良とみ君 本議員はこの際、義勇兵問題その他について緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 安全保障を要求する国民感情は、今日の緊迫している現状から私共の共に共通するところであります。然りと雖も、国民の精神的生命である憲法を改正して僅かの軍備をするということは、却つて危險を誘発し、且つ多量軍備の許可もなく、力もないわけでありますから、世界の輿論は日本の再軍備を許すものでは又ないのであります。否、むしろ世界各国の輿論は、新憲法に示した日本の決意に対し深い尊敬の念を以て、軍国主義日本は死し、世界史上独特な性格を持つた一員として、国際社会に今後画期的役割を果すものとして、生れ変つた日本民族……
○高良とみ君 口に平和を唱えて、その実行には暴力革命を示唆しておる、我々の知つておる限りにおける共産党の欺瞞政策、偶平和主義には、(「違う」と呼ぶ者あり)私どもは再び騙されたくないという決心を持つておるのであります。(拍手)それと私の申す平和主義とは違うのであります。又他方、一吉田首相がしばしば言明されておりますように、軍備はしたくない、できない、求められてもしたくない、基地も貸したくない、憲法も財政も軍備を許さないという御信念には深く敬意を表するものでありまするが、又これにも失望させられたくないのであります。婦人たち、母の願いとして、実に切実な要望は、生命を産み、育て、はぐくむものが、戦争を……
○高良とみ君 吉田首相にお伺い申上げたいのは、講和條約及び安保條約審議の特別委員会に当りまして、たびたび、日本の再軍備は義務付けられないか、それでも求められたらどうするかということを伺つたときに、首相は繰返して、決して義務付けられない、若しも求められたら断わるとたびたび回答なすつたのであります。併し、御存じの通り、ダレス大使は最後の帰国に際して、日本の軍備は條約上の義務であるとステートメントを出しておられるのであります。そうしますると、今回の條約に当りまして、私ども国民としては、警察予備隊の形及びその漸増による国防の計画を持ち、又外国に向いましては、そのものが即ち再軍備になつておるのでありまし……
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