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堀真琴 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

堀真琴[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


このページでは堀真琴参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。堀真琴参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
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※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 外務委員会 第2号(1947/10/01、1期、日本社会党)

○堀眞琴君 趣旨に対しましては、私は別に反対ではないのでございますが、ただ國際聯合の民間機関が將來できることになつておりまして、現在すでにその準備の機関が発足しつつあるわけでありますね。その機関と世界聯邦のためのそういう機関との関係は一体どうなるのでございましようか。二つ設けるものなんですか。それとも國際聯合の民間機関の方でもそれを研究することができるかどうかということが私は問題になるのぢやないかと思うので、まずそのことについてお聞きしたいと思うのであります。
【次の発言】 私が先程申上げましたのは、実は民間團体として、こういう機関が設けられることは望ましいと思うのですが、國際聯合の機関ができ……

第1回国会 図書館運営委員会 第2号(1947/08/04、1期、日本社会党)

○堀眞琴君 今委員長がお話になつたことですが、國會圖書館の運營方法についても、或いは館長の人選の問題についても、各方面から廣く意見を徴して、そうして民主的に運營する方法も、人選も決めたらどうか、こう思うのですが、いかがでしよう。

第1回国会 図書館運営委員会 第4号(1947/10/03、1期、日本社会党)

○堀眞琴君 各室に掲示したらよいと思います。
【次の発言】 是非そういうことをやつていただきたいと思いますね。例えば外務省あたりの調査課で調査しておるものとか、大藏省あたりで調査しておるものとか、相当我々參考になる資料が沢山あると思うのですが、まあ大藏省や外務省あたりに若干の関係のある人は、その方面でそういう資料を貰つて來ておる人もありますけれども、一般の議員は大体余り縁故がないですから、結局そんな立派な資料が手に入らんということになる。是非共そういうものを図書館に備えと、誰でも我々がそれを立法の参考にするということがよい。これは進んで図書館の方に配付を受けるように御盡力を願いたいと思います。

第1回国会 図書館運営委員会 第5号(1947/10/21、1期、日本社会党)

○堀眞琴君 委員長の今のお話私は大賛成であります。例えば政党法ですが、衆議院の方では一應法案が纏つた形になつてできておるのですが、我々の手許にはそれがちつとも配付されていない、特別の関係のある人は衆議院の法案を入手できますけれども、一般の議員というものは全くそれが入手できないという現実にあるので、法案の愼重な審議のためにも是非これは必要じやないかと思うので、これは図書館運営委員会としても、できればそういう法案を仮印刷でもいいのですから、印刷にして我々に配付して貰うような方法を講じて頂くようにしたいと思います。

第2回国会 決算委員会 第12号(1948/05/21、1期、日本社会党)

○堀眞琴君 今岩崎君のお話のように、官公組から出て貰うことに私も贊成です。官公組方面ではこの問題に對して非常に関心を持つておるのでありまして、各省の勞組でも相當檢討しておるようであります。ですから官公組の代表を一人、二人、二人は無理かと思いますが、一人で結構ですから、是非お入れ願いたいと思います。
【次の発言】 どうぞよろしく。(拍手)

第2回国会 決算委員会 第24号(1948/06/21、1期、日本社会党)

○堀眞琴君 政府では、政務次官を置くということは、確定しておるのですか。どういう御意見ですか。
【次の発言】 我々の委員会としては、置くことにしてというので、政府ではどういうお考えですか。
【次の発言】 はつきりしないけれども、我々としては置くという前提の下でやる、そういう考え方でいいのですね。

第2回国会 決算委員会 第29号(1948/07/02、1期、日本社会党)

○堀眞琴君 ちよつと一言、先程兼岩君から好ましくない出版物についてのお尋ねがあつたのでありますが、実は好ましくない出版物や、闇出版物というものは、大体仙花紙で行われておる。この仙花紙を用紙割当の対象にしておるかどうか。若し、してないとすれば、これに対してどういう取締りの方針を今後やつて行かれるかということをただ一つお尋ねしたいと思います。

第2回国会 決算委員会 第30号(1948/07/03、1期、日本社会党)

○堀眞琴君 ちよつと、原案が通つたのでありまするが、委員長の報告の中に我々の希望を、若しでき得べくんば皆様の御賛同を得まして、こういう言葉を是非委員長の報告の中に挿入して頂きたいと思うのであります。それは、「政府は建設行政の一元化が國家復興の絶対要件たることを認識し、國家行政組織法の施行までに、農林、商工、運輸、厚生等の各省に分散する建設行政を統合するため、あらゆる方途を講ずべきこと。」以上であります。
【次の発言】 只今慌てて先に申上げたのでありますが、先程述べましたような文句を是非委員長の報告の中に挿入して頂きたいのであります。それから先程落しました「農林、商工、運輸、厚生、文部、法務等の……

第2回国会 図書館運営委員会 第1号(1948/01/22、1期、日本社会党)

○堀眞琴君 今委員長からこの委員会の議事経過についての御報告があつたのでありますが、私もその委員会の幾つかに出席して参つておるのでありまして、向う側とこつち側との打合せは非常にスムースに運びまして、貴重なアドバイスをしばしば受けたのであります。我々としては委員長の御努力に感謝いたしておるものでありまして、我々はこの経過について、委員長の報告に賛成であります。

第2回国会 図書館運営委員会 第4号(1948/02/10、1期、日本社会党)

○堀眞琴君 只今小林さんの御意見に至極贊成でございます。金森さんを館長にするということは、諸般の事情から見て止むを得ないものと私たちも承認するのでありますが、副館長としては若い能力のある中井君を是非御承認願つて、そうしてこの圖書館の運營に、一方においては金森さんといつたような、前國務大臣の肩書を持つ立派な方が總括的に仕事を見られ、それを助ける意味において、中井君が新らしい感覺、新らしい意識を持つてこれに當られて、少なくとも日本におけるこの圖書館事業に對して一つの益になる仕事をやられるようになすつた方が最もよいのじやないか、殊に國會圖書館は國會圖書館法の前文に規定してあるように、今後日本の文化國……

第3回国会 議院運営委員会 第1号(1948/10/13、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 先程から十人説、十五人説とあり、そうしてその割当を御説明になつたのですが、この小委員会は議長の諮問機関であり、意見の一致したときは議長が拘束されるが、そうでなく、多数決原則も適用しないということになりますと、私は必ずしも各会派にその会派の数に按分比例して小委員会の委員を出す必要はないじやないか、各会派から一名ずつで結構ではないか、若しこれが多数決原則によつて、そしてここで決められたことが議長を拘束するならば各会派の数に應じて小委員を出すべきを必要としましようが、そうではないのですから、ただ各会派の代表の一名ずつがあればよい。ただ各会派から一名ずつ出す。こういうことを私は提案します。

第3回国会 人事委員会 第5号(1948/11/27、1期、無所属懇談会)

○委員外議員(堀眞琴君) 大変貴重な時間を割くことに相成りまして申訳ありません。実は私前の請願の二百六十六号岩間君の代りに出て参つたのでありますが、すでに決定済と相成つておりまするので、同じ問題に関連する陳情第二十九号について、私の意見を申上げたいと思うのであります。只今羽仁委員からもお話がありましたように、世界の今日の趨勢から申しまして、政府職員は成る程一面において公務員ではある、併し勤労者であるということにおいては、一般企業におけるところの労務者と変りがないのでありましで、現にフランスにおきましては、千九百年の初めに、行政サンジカリズムの運動に関連しまして、下級官吏は一般企業における労働者……

第3回国会 内閣委員会 第5号(1948/11/30、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 本案は非常に重大な案でありまして、從來の逓信省を二つに分割するという案であり、我々としましては、これに対して修正の意見を持つておるのでありますが、諸般の事情止むを得ず修正意見を出すことができないのであります。從つて我々としましては、本案に反対せざるを得ないのであります。その第一は、逓信省を二つに分割する論拠が極めて薄弱だということであります。政府側の説明によりまするというと、郵政省は專ら人の力によつて運営するものであり、電気通信省は機械の力を主とするものである。而も英米系の行政組織の原則によれば、こういう官廳は大体二つに分かれる傾向を示しておるというのが、大体の論拠のように承わるの……

第4回国会 議院運営委員会 第18号(1948/12/23、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 只今の御説明に対しまして私は反対するのであります。というのは中西君の用語の中には若干不謹愼なところがあつたと思いますが、本人が壇上で以てあの言葉をみずから取消されておりますので、私は懲罰に掛ける程のことではないと思います。それから問題は「野郎」という言葉でありますが、本人が取消されているばかりでなく、内容から申しましても、それ程懲制に値するものでないと私は考えております。
【次の発言】 了承しました。

第5回国会 議院運営委員会 第1号(1949/02/11、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 明日中に各派の意見を纒めるのは困難じやないかと思うのです。実は私はまだ案を見てないので、これから案を見て、私が所属する無所属懇談会の意見を纒めようとすると、どうしても月曜日まで、早くとも月曜日まではかかるのじやないか。
【次の発言】 月曜日の正午過ぎまではかかると思います。

第5回国会 議院運営委員会 第12号(1949/04/07、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 私の無所属懇談会の方では、厚生委員に出ておりましたでしようか。大変迂闊なことをお尋ねするようですが……。
【次の発言】 社会保障制度は、無所属懇談会の立場において非常に重要な問題なのです。労働組合、農民組合関係者が多数ありまして、それが議員の大半を占めておると言つてもいいのですから、是非我々の会派からも一人その中へ入れて頂きたい。厚生委員を出していなくても、各会派で出すというお話のようですから、是非その点御考慮願いたいと思います。
【次の発言】 数に按分することは勿論合理的だと思うのですが、併し社会保障制度については、その内容から言つて我々の会派は非常に関心を持つておるので、是非そ……

第5回国会 議院運営委員会 第13号(1949/04/09、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 官房長官のお話を承わつておると、成程向う側との折衝を済まさなければいかんということは御尤もだと思うのです。併し私はこれは委員会の運営の根本問題に関することと思いますが、常任委員会は行政部と不断に連絡を取つて、法案が完成しない前でも、例えば各省設置法の総理府設置法案というようなものが出た場合、それは向うからのOKが來なくとも、政府案は一應できておるわけですから、常任委員会はその政府案を一應審議する。向うからOKが來たら、それによつて又委員会において最後の決定をするという方法を取るのが、私は委員会の運営として正してのじやないか。ところが政府では向うからOKが來て、拔差しならない法案にし……

第5回国会 内閣委員会 第3号(1949/04/07、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 質問申上げてよろしうございますか。
【次の発言】 ちよつとお尋ねいたしますが、機構の問題ですね、原則的に三割各部局について節減するとか縮減するとかいうお話、六三%、総体で七一%になるというお話なんでありますが、今の行政機構が非常に複雑多岐であつて、その点で能率が低下するというよう面もありましようし、私も現在の行政機構を改革しなければいかんと思うのですが、この七一%にしたという基準、その点をちよつとお尋ねしたいのです。どういう基準で以つて七一%までお下げになつたか。
【次の発言】 その枠は分つているのですが、その枠を作つた基ですね、どうして三割縮減というその何が出て來たか、お尋ねした……

第5回国会 内閣委員会 第4号(1949/04/12、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 昨日本多國務大臣からの御説明で大体案の内容は分つたのでありますが、併し尚私共に分らん若干の点がありますので、御質問いたしたいと思うのです。先ず第一に國務大臣は理由として二つを挙げられた。戰後機構と人員の厖大化、それと、均衡予算、こういう二つの理由を挙げられたのですが、第一の理由の戰後機構の厖大化という理由でありますが、この戰後機構の厖大化というのは、昭和七年を基準にして多分お話になつたのだろうと思うのですが、この日本の戰爭及び戰後の行政事務の内容について、どういう工合に政府当局では御考えになつたのかそれをちよつとお伺いしたいと思います。

第5回国会 内閣委員会 第7号(1949/04/21、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 ちよつと官房長官にお伺いいたしますが、総理府設置法案第二節附属機関、第三章外局となつておりますが、附属機関と外局との違いですね。それを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、附属機関というのは各省にもあるのですね、外にも……。
【次の発言】 例えば何とか審議会とか、何とかいう奴ですが、國家行政組織法の第三條あれですか。
【次の発言】 それからもう一つお尋ねしたいのは、日本学術会議を附属機関の中に入れておるのでございますが、ちよつとその御趣旨を御説明願いたい。
【次の発言】 日本学術会議の会議法によりまして総理大臣の所管に属するということは私も承知しておるのでござ……

第5回国会 内閣委員会 第8号(1949/04/22、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 只今吉田首相の御説明で一応今行われようとする行政整理の内容の大網を大体知ることができたと思うのでありますが、その理由として挙げられる三点も、私尢もだと思うのであります。併し例えば外務省の機構が四年間に十倍以上になつている、國鉄が戰前に比べて三倍以上になつているというお話なんですが、これは併し戰前と今日を比べますと、必ずしも日本ばかりがそうなつているのではなくて、イギリスでもアメリカでも行政機構は非常に複雜になつている、人員の点も多くなつていると思う、多くなつているという蔭には何かを基準にして多くなつているということが言われなければならん、首相は何を基準として行政機構乃至人員が厖大に……

第5回国会 内閣委員会 第9号(1949/04/28、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 私簡單なことをお尋ねしたいのですが、先ず資材調整事務所長の吉田さんにお伺いするのですが、先程は出先機関のことについての御説明があつたのでございますが、地方官廳の行政機構、特に機構の三割節減、人員については一般会計で三割特別会計から二割というこの整理につきまして、出先機関としてのあなたの僞りのない御意見を承わりたいと思います。
【次の発言】 それから武藤さんにお伺いしたいのですが、國民負担の面から考えて、できるだけ費用を節減しなくちやいかん、從つて機構も亦節減しなくちやならぬというお話のように承つたのでありますが、御尤もの御意見だと思うのですが、地方公共團体の側から見て、中央行政機構……

第5回国会 内閣委員会 第12号(1949/05/16、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 大藏省設置法の御説明を聞いたのでありますが、実は主計局の問題であります。御説明の主計局では、予算の編成をやるわけなんですが、ところがこの予算という問題ですね。政策の根本をなす問題であり、而も單に大藏省一個の問題でなくて、各省に共通の問題であり、その性質から申しまして、これは大藏省の主計局が主管するよりは、むしろ予算廳というようなもので以て、総理廳乃至総理廳と同格のもの若しくは内閣直属の機関にするのが私は適当だと思いますが、これは歴史的な理由もありまして、大藏省の中に入つておるのであります。要するにイギリスの方のあの行政機関を見まして、大藏省の事務を主管しておつたものが総理大臣になつ……

第5回国会 内閣委員会 第14号(1949/05/18、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 ちよつと前田さんに……
【次の発言】 では簡單に、只今精鋭主義でおやりになるというお話でありますが、行政整理が行わるれば企業整理も当然行われるということは、前田さんのおつしやつていた通りだと思います。そういたしますと、失業者が巷に氾濫するということになりますと、労働賃金が低下するということは、経済上の原則だと私は思うのですが、その点と今おつしやつた精鋭主義ということとどういう工合に関連さしてお考えになつておられるのであるか。この点です。  それから先程確乎たる方針が立つてないではないか。今度の行政整理については全く機械的なものであつて、この機械的な方法で整理することは軽卒だ。こうい……

第5回国会 内閣委員会 第15号(1949/05/20、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 内部部局の中で通商監の問題で、この前も一應お尋ねしたのでありますが、重ねてお尋ねしたいと思うのでありますが、これの規定によりますと「次官を助け、省務(外局の所掌に属するものを除く。)を整理する。」こういう工合になつておるのでありますが、機構の上から申しますと、通商監というものは内局の上にこれを統轄するという形になつておるのです。これと次官とどういう関係になりますか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 通商監の大体の内容は分つたのでありますが、そうしますと、通商の主として仕事をやるということになるだろうと思いますが、この機構を見ますと、どの局にも書いてありますが、特に通商と関係の……

第5回国会 内閣委員会 第16号(1949/05/21、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 世論調査が政治の運営において非常に重要だということは今申上げるまでもないことであります。この案の趣旨は私共も賛成であります。ただ審議会の選出母体のことについてでありますが、これは本案には出ておらんのでありますが、提案理由の説明の中に七つの團体を指定してやる、政府委員の説明によりますと、当面七つの團体から委員を選出する、こういうことでありまして、將來は世論の研究に関係する團体ができれば、それを拡充するというお答えを得ておるのでありまして、その点この委員会としまして、当局に強く要望しまして、できるだけ廣い範囲から審議会の委員を選出するように私は希望いたしたいと思います。

第5回国会 内閣委員会 第17号(1949/05/22、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 実は鉄道監督局という名称についての些細な質問なんでありまするが、運輸省で取扱つております行政はいずれも監督行政でありますが、鉄道の現業は日本國有鉄道で以て行うことになつておりますが、この面から申しますと、鉄道監督局の行う監督行政も、それから海運局の行う監督行政も、自動車局の行う監督行政も、監督行政としては同じ性格のものではないかという工合に考えるのでございます。この監督という字は外の部局にはないのに、鉄道でけに監督とつけられた理由を承りたいのです。
【次の発言】 その点につきまして、重ねて質問いたしたいのでありまするが、例えば東京鉄道局とか或いは仙台鉄道局というように地名なり、何な……

第5回国会 内閣委員会 第18号(1949/05/23、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 私は何も時間を引延すために質問するわけではないので、簡單に一二の点を質問申上げようと思うのですが、先程もカニエ君から仕事の量と人員との関係についての質問があつたと思うのでありますが、これは非常に重要な問題でありまして、仕事の量が或る程度決まらなければ人員というものは決まらないのであります。人員を決めてその上で仕事をやるというのではあベこベになるのだろうと思う。私はそういう意味から申しまして、物價廳において行われているいろいろの仕事があると思うのですが、單一爲替レートが設定されたことに伴いまして、それとの関係から、輸入品と國内品との價格の調整であるとかその他の仕事が新たに加つて來てお……

第5回国会 内閣委員会 第19号(1949/05/25、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 労働基準法の九十九條第四項によりまするというと、「労働基準監督官を罷免するには、命令で定める労働基準監督官分限委員会の同意を必要とする。」、こういうことになつておるのであります。ところが只今議題となつておりまする行政機関職員定員法によりまするというと、労働基準監督官についてもやはり外の職員と同じように整理の対象となつておるのでありまして、この「分限委員会の同意」云々という字句には何ら触れるところがないのであります。この点について、國務大臣の御答弁をお願いしたいと存じます。
【次の発言】 そうしますと、本多國務大臣の御答弁のように、この労働基準法に規定されたところの條項は依然として生……

第7回国会 内閣委員会 第4号(1950/02/17、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 私質問じやないが、お願いしたいが、私病気で委員会をずつと休んでおつた。本会議も出ておりませんでしたが、できるだけ早い機会に私にも少し質問をさして頂きたいと思うのです。

第7回国会 内閣委員会 第5号(1950/02/28、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 只今大臣の御説明で、委員がおのおの二十名あつたものが、今度は郵便審議会、それを一緒にしまして、大体委員を三十名として差引き十名を整理する、こういうお話でありますが、一方整理される方の簡易生命保險郵便年金事業審議会の方ですね、利用者の利益を相当尊重してその方面から委員を沢山出しておるというお話でありますが、この審議会の仕事が郵政審議会の方に合併になりまするというと、やはり同じように利用者の利用を郵政審議会の中でも尊重しなければならんという形が出て参ると思うのです。従つて従来は郵政審議会の方にはそういうような利用者の利益を代表する方が出ておらんと思うのですが、今度合併になりますと、簡易……

第7回国会 内閣委員会 第7号(1950/03/03、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 只今文部大臣から設置法の一部を改正する法案の御説明があり、又政府委員の方からその補足的な説明があつたのでありまするが、先ず第一点の整理統合される各種審議会のことでありますが、文部省設置法の第十三条に設けられておる学校その他の機関の外に、二十四条で以て文部省の中に審議会の名前の付かないものが挙げられておるのでありまするが、この二十四条によりまするというと審議会の数は二十二にしかなつておらんのであります。ところが文部大臣の説明によりまするというと二十四の各種審議が設けられております。文部省設置法によつて二十の各種審議会が設けられておると、こういうことになつておるのでありまするが、只今御……

第7回国会 内閣委員会 第16号(1950/04/11、1期、労働者農民党)

○堀眞琴君 只今の問題に関連するのでありますが、地方公共団体と新設される北海道開発庁との関係でありますが、第三條によりますというと、「関係地方公共団体はも開発計画に関し、内閣に対して意見を申し出ることができる。」ということになつておりまして、その間の関係は一応これで整理がつくと思いますが、併し関係地方公共団体の中でも一番関係の深い北海道庁と開発庁との関係はどのように考えられておられるか。恐らく計画される総合計画、その実施面、これは国の仕事としてやられることには勿論開発庁が主としてやられるだろう、これは当然でありますが、併し北梅道庁としても、北海道の開発についてはいろいろな計画や何かを持つておら……

第7回国会 内閣委員会 第29号(1950/05/01、1期、労働者農民党)

○堀眞琴君 ちよつと質問いたしたいと思いますが、経済調査岸法の一部を改正する法律案の提案の理由の説明によりますというと、第一点は「経済統制の励行を確保」することを目的としておつたものを「今度は経済関係法令一般の円滑な運営を確保すると共に新たに特別調達庁及び公団の監査を行うことができると、こういうことにしたというのでありますが、この点につきまして一二の疑念があるのであります。一つは経済統制の円滑な運営の励行を確保するということから、経済関係法令般の円滑な運営ということに変りましたことと、特別調達庁及び公団の監査をそこに加えるということになりますると、行政事務の内容が大分変つて参ると思うのでありま……

第7回国会 内閣委員会 第30号(1950/05/02、1期、労働者農民党)

○堀眞琴君 昨日長官にお尋ねしまして、十分な回答を得られなかつたのですが、あれに附加えまして極く簡單なことを一つだけお尋ねいたします。この経資調査庁では統制経済の撤廃に伴つて減員をするということでありますが、ところが経済調査庁の一部改正法案によりますと、統制経済は撤廃する。従つてその事務はなくなるが、一般の経済法令の円滑な運用を確保する。こういうような工合に、統制経済が撤廃されても、その後に残る行政事務が統制経済を撤廃された後に、引いた後に残るだけのものがそのまま残るという形でなくして、各省ともそれぞれ新らしい事態に即応したような行政事務の内容に段々変つて行くのだろうと思う。ところが今度の定員……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 労働委員会 閉会後第1号(1950/10/11、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 何もないと思います。これはやはり専門員の方で私と堀木さんの見ておることを大体メモしたところを総合されてやつておられますから、結構だと思います。
【次の発言】 遅欠配の措置として関西の方じや、大阪でもそれから京都でも愛知県でも大体まあ県費で、県の方から一千万円乃至四千万ぐらいの金を出して、それを特別会計にして貸付ける。それによつて賃金の下拂いというものをなくなそうというようなことをやつているのです。東北、まあ関東の方もそうでしようが、そういうふうな実例はあるのですか。

第8回国会 労働委員会 閉会後第2号(1950/10/12、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 ちよつと質問……。
【次の発言】 補正予算に組まれておる労働省関係の費目、その内容についての質問は、大体山花さんと原さんとの質問で盡ぎておると思うのですが、当初予算の見込についてのお話があつたのでありますが、大体好転する様子が認められる、例えば公共事業が逐次実施されつつある、経済が好転し特に港湾関係であるとか、輸出関係の方面に吸收ができるというようなお話でありますが、確かに公共事業の方は逐次実施されておることも事実なんですが、それから経済の好転という問題ですが、これは山花さんも質問されたのでありますが、労働大臣は特需景気というものは部分的のものだ、こういうお話をされ、我々も最近関西……

第8回国会 労働委員会 第3号(1950/07/26、2期、労働者農民党)

○堀委員 皆さんの口述が済んだ後で一括して質問する、個人々々に対して質問するという形の方がいいのではありませんか。

第8回国会 労働委員会 第4号(1950/07/27、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 私、一二の点について質問申上げたいと思います。先ず第一に資格要件としましての点でありますが、改正法案によりまして、二十八日になつて四日間短縮されたということは、一応合理的な方向に向いているとは言えるのでありまするが、併し実際の日雇労働者の立場から申しますと、二ケ月間に二十八日就労するということは、東京では或る程度可能であるとしましても、地方になりまするというと、その間の事情が、二十八日就労するということがなかなか困難なような事情があるように承つておるのであります。で、そういう関係から申しまして、この資格要件としての二十八日就業するという、この資格を短縮される意向があるかどうか。それ……

第9回国会 労働委員会 第3号(1950/12/01、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 労農党といたしましては、公労法の問題は非常に重大な関心を持つておるのでありまして、むしろ全面的な修正を私共は要望しているわけなんでありますから、十六条に関する限りは、一応暫定的な措置としてこの修正案に私共は賛成いたします。

第10回国会 議院運営委員会 第16号(1951/02/13、2期、労働者農民党)

○委員外議員(堀眞琴君) 僕も関連してではないが……。
【次の発言】 私も同意見であります。
【次の発言】 先ほどちよつと話に出てそのまま消えてしまつたのですが、刻々に周囲の情勢が変つて来まして問題が出て来ると思うのでありますが、その場合小会派の、例えば外務委員会の問題、只今の兼岩君のお話で委員長のほうで善処されるそうでありますが、それまでの間いろいろの問題についてわ小会派として質問したい場合も相当あると思うのであります。緊急質問をそういう場合にはできるだけ小会派にお認めを願いたい。
【次の発言】 ええ本会議、それは先ほどちよつとお話が出て消えてしまつたのです。その点をここで御了承を皆さんにお……

第10回国会 労働委員会 第14号(1951/05/25、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 ちよつと質問したいのですが、先ほど安本労働室のかたが、日本の特需による価格が国際価格よりも高い、従つてそいつを解決するためには産業合理化が必要だ、こういう御答弁であつたのです。この点についてちよつと、ほんの五分だけ質問したいのですが、国際価格に比較して高いということは、これはまあ原料入手難とか、或いは原料の国際価格が非常に高くなつておる、アメリカその他の買溜やその他によつて影響されておるものだと思いますが、併しこれは当然特需関係の問題だけでなくて、日本の将来の労働行政、労働政策の上にも大きな影響を与えるものだと私思う。産業合理化が必要だという点と、国際価格に比較して高いという点と、……

第11回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第6号(1951/10/09、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 未復員者の給与法の改正法律案は一応当委員会としては何度も会合を開きまして結論も出ております。それから当委員会の皆さん方のお考えも大体未復員者と特別未帰還者、特別未帰還者のほうは問題にならなかつたとしても、恐らく特別未帰還者に対しても未復員者と同じような待遇を与えるほうが至当であるというお考えのように伺うのです。そうしますと、我々の当委員会で審議した法律案はこのままで本会議にかける。そしてそのままにしておけば特別未帰還者のほうにも当然準用されますので問題はないと思います。ただ大蔵省のほうで一番心配なのは予算の問題ではないかと思います。ところが只今お伺いいたしますと十六名ぐらいがそれに……

第11回国会 労働委員会 閉会後第3号(1951/09/26、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 法務総裁のお話で大体ゼネスト禁止の政府の意向というものは一応わかつたわけですが、併し法務総裁のお話の中にはまだまだ問題としなければならん点がたくさんあるわけです。労働関係について労働法規のものか、治安関係のものかという前提からお話になつたところでは、労働法規が完備しておれば何も治安関係によつてこれを取締る必要がないということをお話になる、併しながら各国の実情云云というようなことをお話になつておる。治安関係でストを取締るということになりまするというと、ともするというと戦争前のような治安維持法的なものによつて労働運動を弾圧するという傾向が強くなつて来ることはこれは当然だと思うのです。従……

第11回国会 労働委員会 閉会後第5号(1951/10/08、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 名前は存じませんが、ゼネラル、ストライキの禁止法案がまとまつて国会に提出されるのはいつ頃になりますか。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第5号(1951/10/29、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 この平和條約と安全保障條約につきましては、国民の間に非常な不安を持つているということは、同僚委員もしばしば繰返し述べておるところでありますが、只今の木内委員に対する総理大臣の答弁を承りまするというと、国民の全部に満足の行くような條約はできないじやないかというようなお話なのであります。民主政治家であるからには、国民の大半の……、勿論一部には反対があるとしましても、国民の大半の支持を受けるような講和條約を日本側としても十分主張すべきではなかつたかと思うのでありまするが、それよりも大事なことは、更に国際的な世論であります。これは木内委員も指摘されたのでありまするが、私はこの間の本会議の質……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号(1951/10/30、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 昨日に引続いて、今日は安全保障を中心にして首相にお尋ねいたしたいと思うのであります。  首相のかねがねお述べになりますとこうによりまするというと、日本は講和後においていわゆる真空状態を生ずる。真空状態が生ずれば当然共産主義勢力というものが日本に侵路して来る、ダレス特使は直接侵略と間接侵略という言葉を用いまして、共産主義者勢力の侵入は日本に対して必至であるという言葉を使つておられるのであります。果して真空状態になるというと、直接侵略、例えば朝鮮海峽を渡つてソ連の勢力が、或いは東支那海を渡つて中共の勢力が日本に侵入して来るとお考えになるか。或いは又間接侵略の場合でも、いわゆる間接侵略と……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第10号(1951/11/05、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 逐條審議に入りまして、皆さんがた大体御質問も、予定された部分についてはお済みのことと思いますが、私余儀ない用事のために大変どうも遅れまして恐縮なんでありますが、一、二点平和條約の問題につきまして、前文の箇條について、お尋ね申上げたいと思います。前文の第二段に、「国際連合への加盟」云々という條項があるのであります。恐らくこの問題も同僚委員のかたがたからそれぞれ御質問があり、又これに対する政府側の答弁もあつたことと想像するのでありますが、我々としても国際連合への加盟ということが、国際平和を促進する意味において、又平和国家として日本が今後立つて行くという建前から申しましても、国際連合の安……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第12号(1951/11/07、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 第三章の安全の條項に入つて、第二章の問題についてもう一度繰返すことは大変恐縮なんでありますが、私の都合で御了承を願いたいと思います。併し私はほんの一、二の点だけを第二章の中で質問いたしたいと思うのであります。  先ず第一に、第二條の(a)項の問題でありますが、朝鮮の独立を承認する、これは私は朝鮮の独立を承認することについては問題はないと思うのでありますが、朝鮮の独立を承認するについて起つて来る問題を一つお尋ねいたしたいのであります。つまり独立の承認ということは、恐らくはこの條約が発効する時期に独立の承認がなされるのだろうと思いますが、併し独立の承認がなされるという以上は、その朝鮮の……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第14号(1951/11/09、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 ちよつと関連して申上げたいのですが、只今外務政務次官、それから通産大臣からして、対英貿易に関する問題についての御答弁があつたのでありますが、外務次官の説明によりまするというと、イギリスの最惠国待遇を與えないことに対して日本側としては十分公正な態度を以てこれに臨むべきである。その通りだと思いまするが、併しながら、なぜイギリスがそういうような態度を示しているか。去る七月のイギリス政府の商務当局の言明に見ましても、或いは又イギリスの言論機関、例えば、マンチエスター・ガーデイアンとかその他の新聞の論説を見ましても、日本の貿易に対しましては非常に危惧を持つておるのであります。殊にこの平和條約……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第15号(1951/11/10、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 只今杉山さんの御質問の趣旨を、私、拜聽いたしませんので、或いはダブるかと思いますが、御容赦願いまして、第十一條に関しまして、これは法務総裁も出ておられますから法務総裁の御答弁を煩わしたいのでありますが、第十一條は戰争犯罪者に関する規定を含んでおるわけでありますが、これによりまするというと「日本国で拘禁されている日本国民にこれらの法廷が課した刑を執行するものとする。」それから、そのあとは、それらの減刑或いは赦免に関する規定でありますが、日本国に拘禁されている日本国民という規定になつておりますが、日本国でなく外国に、例えば中国とかフイリピンのごとき外国に拘禁されておる国民に対しては、法……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第16号(1951/11/12、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 この賠償問題について私、若干腑に落ちない点があります。極く二、三の点だけお尋ねいたしたいのでありますが、先ず第一に、中間賠償の問題であります。御承知のように終戰になりましてから、施設賠償として日本では産業施設の若干のものを連合国に対して賠償の一部として中間的に撤去いたしておるのでありまするが、これは連合国のその後の通達によりまして中止されている。併し支拂われた賠償であることには間違いないと思うのですが、この中間賠償として撤去された施設賠償の額は、どのくらいになるのか。  それから又東南アジア諸国が今日要求していると新聞で伝えられているところの何十億或いは何百億という、その要求の中に……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第18号(1951/11/14、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 平和についてのやつは後で、今日の午後の総括質問のときに出しますから、そのときに。  時間がありませんから第一問だけについてお尋ねいたしたいと思います。  インドが戰争終結宣言を行うということは正式に発表いたしておる。又、日本とその関係から講和條約を結びたいと、こういう意向を持つていることも私どもも承知いたしておるのであります。それで、総理は只今の答弁におきまして、インドとの講和の見通しがあるというお答えなのでありますが、併しながら、インドが、米英最終草案の発表直後アメリカに対しまして覚書を渡しておるのであります。その覚書の内容によりまするというと、このサンフランシスコにおいて調印さ……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第20号(1951/11/16、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 私は平和條約との関連において総理大臣の平和に関する御所見を伺いたいと思うのであります。何も私は理想的な問題だけをここでお尋ねするのではなくて、むしろ具体的な問題についてお伺いいたしたいと思いますから、できるだけ総理大臣の御所見を明らかにして頂きたいと思います。そういう観点から申しますと、平和を実現するにつきましては、いろいろの問題はあると思います。例えば宗教家や或いは理想主義者の言うような絶対平和というような問題もありましようが、私はそういう問題はここでは別にいたしまして、最も現実の問題として、総理大臣はどういう態度で平和に臨まれているか、恐らく平和條約を調印されるに当りましても、……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第21号(1951/11/17、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 安保條約について政府に質問する機会はもう最後の機会だと思うのであります。いろいろお聞きしたい問題はあるのでありますが、私はこの安保條約の性格について吉田首相から御答弁を煩わしたいと思うのであります。申すまでもなく安全保障條約といいますものは、継続的且つ効果的な自助並びに相互的な援助を行うことを以て安全保障條約の基本といたしておるのであります。ところが、この日米安全保障條約の中には、そういう継続的で且つ効果的な自助並びに相互援助の規定を欠いておるのであります。従つてその点から申しまするというと、この日米安全保障條約は、いわゆる安全保障條約ではないということを結論しなければならんと思う……

第13回国会 議院運営委員会 第20号(1952/03/05、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 実は私のほうの水橋君、身体の都合で今日欠席しておりますので、千葉君が出たのですが、私に代ることの御了承を願つておきます。先ほどの中村君の提案ですね、政府の側の行政協定を国会の承認を必要としないかするかということについての説明を求めるということについては、私は賛成です。というのは、政府の側で、例えば衆議院の予算委員会や、或いはその他で国会の承認を必要としない理由についていろいろ述べておるのですが、それが必ずしも一つではない。どうも岡崎国務大臣の説明、或いは木村法務総裁の説明を伺つておりますと、国会の承認を求めなくてもよいとする理由がどこにあるかわからない。そこで参議院の議運としては、……

第13回国会 議院運営委員会 第21号(1952/03/06、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 小笠原君の意見というと……。内容をもう一度お願いいたします。
【次の発言】 それは今日やるはずだつたのじやないですか。
【次の発言】 ちよつと僕に質問さして頂きたいと思うのです。どうも官房長官の答弁は納得できないのです。先ほどの御答弁では、とにかく安保條約第三條の施行細目として行政権の権限と責任において結んだのが行政協定である、従つてこれは條約でないと、こういうのですね、官房長官のお答えは……。官房長官そういう意味ですね。
【次の発言】 官房長官の言われるのは、そうするというと、結局安保條約第三條の施行細目として行政権の権限と責任において取結んだものだと、こういうわけですね。

第13回国会 議院運営委員会 第22号(1952/03/07、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 安井君のお話もありますか、緊急質問の題名は防衛力漸増、こう出ております。そうしますと行政協定に関係がありましようけど、安保條約、それから平和條約にも関係があり、憲法第九條にも関係がある問題じやないかと思います。国民はこの問題について非常に関心を持つておる。安井さんのお話によると、総括的な行政協定に対する質問のときに質問があつたからそれで十分じやないかというお話ですが、併し御承知のように総理大臣はこの間ほんの簡單な答弁をされただけで、あとは岡崎国務大臣、木村法務総裁等からそれぞれ答弁がありましたが、併し必ずしも十分な答弁ではなかつたと思うのです。従つて私はこの緊急質問に賛成します。殊……

第13回国会 議院運営委員会 第25号(1952/03/12、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 大分政府の見解もはつきりして来たと思いますけれども、なお私一、二の点についてお伺いいたしたいのでありますが、これはこの前の質問の続きになると思いますが、岡崎国務大臣は国際慣行というものが大体あるのだ。従つてその国際慣行に従つて日本も今度の行政協定を結んだのだということであります。今の三好君に対する回答からもそのように大体窺われるのであります。確かに国際慣行を尊重しなければならんということはこれも当然であり、そうしてそれが積重ねられた共通の部分が国際法になるのだというようなことも、これも当然なことでありまするが、私はその点を問題にしているわけではない、私の問題にしたいのは、そういう従……

第13回国会 議院運営委員会 第26号(1952/03/13、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 今日の官房長官のお話によりますと、前の副長官の話と大分違つて来ているのです。副長官の場合は、常置顧問の、大臣に対していろいろその顧問的な仕事をさせるために安本の顧問にするんだ。ビルマに行くのは従だという御説明だつたのです。ところが今日のお話によりますと、ビルマに行くことが主であつて、顧問にすることは従である。而もその顧問というのは、ビルマから帰つて来れば解任させることになるのだというお話のように承わつたのです。そうしますと、前の説明と今日の説明と違つているのじやないか、どつちが本当の説明か、その点をもう一度官房長官からはつきりさして頂きたい。  それからもう一つ。三十九條はこの前も……

第13回国会 議院運営委員会 第28号(1952/03/19、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 三月もすでに大分半ばを過ぎているのに議案がちつとも出ておらない。官房長官の前の御発言では、三月の半ばまでに重要な法案についてはこれを提出するということが申されているのです。国会の運営上これはまずいと思うのですが、ついては次の機会に官房長官にここに来て頂きまして、政府側の意向なり、議案が遅れていることについての意向なり、それらについてお話を承わりたいと、こう思います。

第13回国会 議院運営委員会 第29号(1952/03/20、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 只今の御説明によりまするというと、まだ政府の提出を予定されている法案もたくさんあるわけです。ところが前の官房長官の発言によりますると、三月十五日までには主なる法案は提出されるということになつておつたんでありますが、その官房長官の言にもかかわらず今日までそれが提出されておらん。我々主なる法案として新聞などで大体承知しておりますのは行政機構改革に関するものやら、それから労働関係に関するものやら、治安関係に関する極めて重要な法案がその中に含まれていると思うのです。これらの法案は重要であればあるだけ国会においては十分これを審議しなければならないと思うのでありますが、今の御説明では内容につい……

第13回国会 議院運営委員会 第31号(1952/03/27、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 その採決ですね。御異議ありませんかという形で採決されたのでは、実は我々のほうの側では必ずしもその選任が適当ではないのではないかということ。それから前任者が再選されなかつた事情についての理由が必ずしも明確ではないというので、我々の側では反対しておるのです。ですから、採決は御異議ありませんかという形ではなくして、挙手なり、何かそういう形でお願いいたしたいと思います。

第13回国会 労働委員会 第2号(1952/02/15、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 ちよつとその前に堀木君の質問に関連して……、只今堀木君の御質問に対する御答弁の中で、提案の基礎は何かということに対する答弁の中で、労使間の円滑を図ることが目的である。従つて争議権によらないでこれを調整する方法を考えておるのだという御答弁があつたのでありまするが、そうするというと、提案の一番の基礎といいますか、根拠といいますか、そういうものは結局争議権の制限といいますか、そういうことに大体なつて来るのじやないかと思うのでありますが、若し、争議権の制限ということが労働大臣によつて考えられておるとしますというと、労働法規の改正法案というものは非常に憲法上も問題になりましようし、又労働組合……

第13回国会 労働委員会 第7号(1952/03/25、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 積立金の額は昭和二十五年度末において百十二億円、二十六年度も大体その見当だと書いてありますが、現在高はどのくらいになつておるのですか。
【次の発言】 その五十億前後というのが百十二億に加わるのですか。
【次の発言】 そうすると百六十億以上になるわけですね。
【次の発言】 この保險料というのは使用者側と労働者側と双方負担するわけになつておるのですが、まあ年度末に百六十億前後の保險経済の余裕が出るという私は勘定になると思うのですがね。そうしますと料率をもう少し下げることができるのじやないかという点が一点と、それからもう一つは労働者と使用主とが同じように保險料を負担しているのだが、労働者……

第13回国会 労働委員会 第10号(1952/05/07、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 私はお話を承わつておりませんでしたので、或いはお話したところと重複したお尋ねになると思いますが、今私の手許にありますこの資料で拜見しますというと、繊維機械がとにかく一番輸出の中で大きな部分を占めておる。大きなパーセントを示しておる。その価格から申しましても相当大きくなつておる。この輸出品としての繊維機械の市場を見まするというと、中国はともかくとしまして、パキスタンその他が相当多く出ておるわけであります。ところでその輸出向けのそれぞれの国でありますが、これを見ますと、パキスタンとか、インドとか、香港とか、或いはビルマもそうですが、とにかくポンド圏の地域が多数占めておる。これを恐らく合……

第13回国会 労働委員会 第13号(1952/05/28、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 逐條審議に入る前に総理の御出席を願うというのでは、先ほど重盛君から提案された趣旨に、もとるのではないかと思うのであります。何といつても今度の労働法規の改正法案、地方公営企業労働関係法というものは、非常に重要な法案であり、政治的な意義を持つた法案でありますから、やはり総括質問に入る前に、一番最初に総理の考え方を聞いて、その上に立つて総括質問をするのでなければ、私は無意味だという工合に考えるのです。それで、若しなんでしたら委員長と、労働大臣も出ておられることですから、例えば明日の午前中出られるとかというようなことを、向う側と折衝してきめて頂いて、その上で総括質問に入るということにしたら……

第13回国会 労働委員会 第14号(1952/05/29、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 私は各委員が大体質問されたことでありますが、できるだけそれと重複しないように、極く二、三の点だけについて質問いたしたいと思います。先ず今堀木君から問題の出されたストライキの問題であります。午前中も重盛君から質問が出され労働大臣からの答弁があつたわけでありまするが、そのストライキの中でも私は先ず第一にお聞きしたいのは、政治的なストライキの問題であります。労働大臣の御説明によりまするというと、経済的な目的を持つたストライキは憲法上に保障してあるところのストライキであり、従つてこれは問題ではないが、併し政治的な目的を持つたものについてはこれを認めることができない、こういう御説明なんであり……

第13回国会 労働委員会 第18号(1952/06/13、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 私は先ず世論の関係について総理大臣はどのように考えらるかということについて質問いたしたいのであります。  只今総理大臣の答弁によりますると、今度の労働法規の改正に対しましては賛成している人もある、だからして全部の世論がこれに反対しておるとは言うことができないということを論拠としてお話になつているのでありますが、併しながら労働組合は勿論でありまするが、その他の人々もこの法案に対しましては反対を表明いたしております。私ども地方の公聴会並びに東京での公聴会におきまして各公述人からの陳述を聞いたのでありまするが、労働者側の公述人の陳述は勿論でありのまするが、学識経験を持つた人々の陳述におき……

第13回国会 労働委員会 第19号(1952/06/16、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 只今のお話ですと、政府の態度をきめて選管委員会に申出をしてもらいたいという要請だけのように思います。私は例えば労働組合の破防法の反対運動、労働法規の改悪反対に対して、労働組合がすでに二回半のストライキをやつている、あとの半分もここ数日中に行われるという情勢になつておる、労働組合は飽くまでも反対闘争を全国的に盛り上げよう、こう考えておるわけです。政治ストかどうかということが根本問題になつておる。そこで政治ストという問題について、その定義なり、或いは限界なり、範囲なり、そういう問題をやはり労働委員会としては一応審議する必要があるのじやないかと思うのです。労働大臣だけじやこの問題は解決で……

第13回国会 労働委員会 第21号(1952/06/18、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 ちよつとその問題に関連して、只今労働大臣から労働基本権はできるだけ尊重するという御発言があつたのですが、一体公務員と、それからここで問題になつている地方公営企業に携わつているところの従業員と、それから私企業の従業員との間の区別を労働大臣はどのように考えられているか、それを先ず伺つておきたいと思います。
【次の発言】 只今のお話ですと、とにかく公務員というのは国家全体に奉仕するという建前をとるべきだ、そこに私は問題があると思うのですが、何もそれを否定するという意味じやないのです。私がお尋ねしたいのは、国家全体に奉仕するというその形の出て来る根拠ですね。どういうところに基いているか、そ……

第13回国会 労働委員会 第22号(1952/06/19、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 先ず第一にお伺いしたいのは、特別調整委員の設置の問題であります。もともと労使関係の自主的な解決を土台にしての労働関係調整法というものが設けられ、特に中央労働委員会乃至地方労働委員会の役割に大きな意味を持たしているのがこの法律の目的だと思うのであります。ところが今度の改正法案によりまするというと、特別調整委員会制度が設けられて、もともとこの労働関係調整法の趣旨から言うならば、むしろ中央労働委員会乃至は地方労働委員会の労働委員会制度というものを強化するということが先決問題ではないかと思うのでありまするが、ところが新たに又中央労働委員会及び地方労働委員会に特別調整委員会委員というものを設……

第13回国会 労働委員会 第24号(1952/06/25、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 只今の菊川君の動議に賛成いたします。というのは、その理由は今菊川君が述べられた通りでありますが、何しろ国会の会期の延長を認めるかどうかということが非常に重要な問題となつて、与党、野党間のいわば争いの問題になつたわけであります。ところで一応議長の斡旋によりまして、軌道に乗せようということには各党とも意見はないのでありまするが、現在議運においてこの問題についての、軌道に乗せるためにいろいろと今接衝中でありまするからして、それが解決しました後に労働委員会を開かれんことに私も賛成であります。菊川君の動議を採択されんことをお願いいたします。

第13回国会 労働委員会 第30号(1952/07/11、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 私は、労農党を代表いたしまして各会派共同の修正案に対しまして賛成をいたします。なおその修正部分を除いた原案に対しましても賛成をいたすものであります。併しながら私どもの立場は、この共同修正案を以て満足なものと考えるわけではありません。我々としては、当初から労働法規の改正案に対しましては、次のような態度をとつておつたのであります。先ず第一に、憲法上に保障された労働権は飽くまでも尊重されなければならんということであります。従つてそれが公務員であろうと、或いは民間の労働者であろうと、何ら問うところはあるべきではない。このように考えているわけであります。勿論その労働権の行使につきましては、例……

第15回国会 労働委員会 第4号(1952/12/03、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 先ほど平井さんから会社側の基本的な考え方四点をお伺いしたのですが、その四点について疑問になる点を一、二お伺いいたしますから、御答弁を願いたいと思います。  先ず第一に電産の現行賃金は決して安いものではないというお話がありました。一万二千八百円、基準外賃金を入れて一万六千六百円、そうして一般産業に比べて四割以上上廻つておる、それから又実働時間あたりについても、いろいろ数字を挙げて御説明になつているわけです。併しこの労働賃金というものは、私どもは非常に疑問に思うのですが、一般産業はこれこれの労働賃金だからして、電産のほうの労働賃金もころこれでなければならんと、これはあとのほうの社会水準……

第15回国会 労働委員会 第5号(1952/12/08、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 ここに生産費調べという数字を並べたのがあるのですが、ちよつとお尋ねしたいのは、二十二、三年以後最近までの石炭の値、これには総原価が出ているのですが、それを若しお示し願えましたらちよつとお示しを願いたいと思うのでございますが、これはトン当りでございましよう。
【次の発言】 それがわからないとちよつと質問ができないので……。
【次の発言】 それじや売値がわからなかつたら、大体最近の利益ですか、それが何割という率でも結構でございますが、大体二十五年度は何割くらいの利益があつたのか、二十六年は何割だとかいうくらいの大体の数字でいいのですが、若し何でしたらお示し願いたいと思います。

第15回国会 労働委員会 第8号(1952/12/17、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 今官房副長官から御説明があつたのですがね。その数字的な国民生活に重大な影響を与えるということが、緊急調整を決定する最大の原因だということを申したのですが、それについての数字的な説明ですね、政府当局のほうから御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ええ。

第15回国会 労働委員会 第10号(1953/02/27、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 去る二月五日、六日の両日に亘り行いました栃木県塩谷郡藤原村所在の珪肺療養所労災病院の視察の結果を御報告申上げます。  視察の目的は、近時金属鉱山労働者を中心として珪肺患者が増加しているが、これが予防対策及び療養施策は極めて不十分であるから、その実情をつぶさに調査して至急対策を確立すべきであるというので、委員会の決定に従いまして、委員長吉田法晴、村尾重雄、重盛壽治、堀眞琴の四名と同行者として磯部専門員ほか四名が参加しまして、ほかに労働省、通商産業省の当局係官並びに日本鉱業協会、全鉱組合、炭労という労使の当事者も同行され、一行は二十人を超える盛況でありました。これは各関係方面いずれも本……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 議院運営委員会 第14号(1953/06/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今の大蔵大臣の御発言によりまして、私共の反対討論についても、同様引下げることにいたします。

第16回国会 労働委員会 閉会後第1号(1953/09/10、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 先ほど労務基本契約についての調達庁長官からの御説明がありました。いろいろ御苦心されたことは私どもも認めざるを得ないと思います。而もその基本契約については三者とも一応了承したということも承わりまして、前の人事条項に比べて一段と私は進歩したものだとは思います。併しこの条項を拝見いたしまして、何かまだ腑に落ちない点がたくさんある。根本的には勿論行政協定との関連が一番大きな問題になると思いますけれども、そういう問題は一応ここでは問題外といたしましても、果して三者の会談で以てきめられ、十月一日から実施されようとするこの基本契約というものべ完全に実施されるだろうかどうかということについて非常な……

第16回国会 労働委員会 閉会後第2号(1953/09/11、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 第二組合の組合長の笠原さんにお伺いしたいのですが、お話によりますと、八月三十日に第二組合を結成された、その理由というものは三つある。第一は闘争方針が非常に政治的に偏向を来したということに対する批判が先ず組合員の間に起つた、これが一つの理由。第二の理由としては、闘争の手段というものが非常に非合法的な、むしろ官憲の干渉を導き入れるような、そういうような状態であつたということが第二の点。第三の点は、組合の自主性というか、民主性、そういものが非常に欠けておる、何か建設的な意見を述べてもすぐにそれが組合の大会等においては圧殺される、こういう三つの理由があつたので第二組合を結成した。こういうお……

第16回国会 労働委員会 第3号(1953/06/19、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 今のに関連して……。警官の出動の問題ですが、只今の労政局長のお話ではまだ若干納得が行かない点があるのです。それは大体の場合警官の出動を要請するのは使用者側から要請するわけです。それで又出荷拒否の場合のピケを突破するというような場合も、これも会社側の実は要請によつてやる場合が多いのですね。そうすると出動した警官というのは、これは第三者であるべきはずなのが、使用者側のともすると味方になり勝ちであり、又現実に今までのストを見ましてもそういう傾向が非常に強いのです。殊になんですね、暴力団などを使つてそうしてピケ・ラインを破つたりなどするということはたまたま見られるわけです。その暴力団の背後……

第16回国会 労働委員会 閉会後第3号(1953/09/12、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今通産大臣から御所信のほどを伺つたわけですが、併し問題は非常に広汎なものを含んでいるわけです。この委員会は労働委員会でありますから、特に経済問題に集中してお話を願うということもどうかと思いますけれども、併し労働問題そのものも日本の経済と緊密な連繋があるのでありまして若し日本経済がこのままジリ貧になるというようなことがあれば、勢い労働問題もその影響を受けざるを得ないというようなことに考えられますので、二、三の点を質問いたして見たいと思います。  先ほどの話で、日本の経済が朝鮮事変後非常に発展をした。併しこれは非常に異常なものだ、決してノルマルなものじやないというお話、つまり特需とい……

第16回国会 労働委員会 第4号(1953/06/23、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ちよつと警視総監に伺いますが、この十九日の御報告は速報的な意味で出された。その後捜査を進めている。従つて正確なものはいずれ日ならずしてできるだろう、こういうお話ですが、これを何の考えなしに拝見しますと、如何にも日本の、日鋼の労働組合が非常に乱暴を働いて、アメリカ側は単に鉄砲を空に向けて射つたというだけが少し不法ではないかというような印象を与えるような報告のし振りなんです。あなたは警察官としては厳正な立場において、不法のあつた場合にはこれに関与するのだ、こういうお話なんですが、どうもこの報告書はそういうふうな印象を読む人に与えないと存じますが、この点について警視総監としてはこの報告書……

第16回国会 労働委員会 閉会後第5号(1953/10/27、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 これは人口数とか或いは又常任理事国だということで比較しても、僕はちよつと見当外れになるのじやないかと思うのです。極端な結論から言えば、この国際条約をたくさん批准している国というのは、つまり労働者の或いは労働組合の力が強いところだということが結論としては言えるのじやないか。例えばフランスやイタリアですね、それから又イギリスなどもそうだろうと思うのですが、五十件も六十件もとにかく国際条約を批准しているというのは、それだけその国の労働組合の力が強いというのか、労働組合が発達しているというか、そういう関係にあるところだと思うのです。で、結局はそういう結論だとするなら、日本のこの十何件しか批……

第16回国会 労働委員会 第6号(1953/06/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 先ほど日経連の方からお話があつたのでありますが、その方のお話によりますと、経営者としては人事条項については、できるだけこれを変更するように、アメリカの慣行等と調整するという形において変更するようにという要請をされたということを承わつたのでありますが、日経連としては日本製鋼所や富士自動車や、或いは小松製作所、三菱等の経営業者がお話されたところもお聞きになつておるだろうと思いますが、どうも日本の業者に対して向う側としては非常に不利な条項で契約をさせようとする、そういうような感じがするわけです。私契約であるからには、あなたのおつしやるところによると、行政協定にも関係がないのだということで……

第16回国会 労働委員会 第7号(1953/07/03、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今外務大臣並びに労働大臣から御回答があつたのでありまするが、問題は、要するに人事条項というのは私契約であるということであります。つまり人事条項の性格から言つて、決して行政協定等によつて縛られるものではなくて、下請業者とそれから向う側との契約によつてできておるものである。こうなれば当然その工場で働く労働者は日本の労働法規が適用されることが当然であるという工合に考えられるのでありますが、今のお話では、苦情処理機関等を設けるとか或いは又その基準を明示されるとかいうことでありますが、削除ができないというのは、七月一日にすでにその人事条項が改訂されつつあるからできないんだ、こういう工合に承……

第16回国会 労働委員会 第8号(1953/07/08、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 保険局長から只今内容についての概略の御説明があつたのですが、日雇労働者側からの要求についても、政府としての非常に苦しい立場をお述べになり、なかなか応じられないという話があつたのですが、併し国民健康保険の建前から言うと六カ月というのがその建前になつているわけであります。ところが日雇労務者の場合については三カ月で打切るということにした根拠、これはあとで連合委員会でなお詳しくお話を伺いたいと思いまするが、簡単でよろしうございますから、なぜ三カ月で打切つたかということのお話と、それから傷病等の手当についてなぜやらないのかということを簡単に、その二点だけ御説明願いたいと思う。詳しくはあとでよ……

第16回国会 労働委員会 第12号(1953/07/15、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 それは寺本君が言うように希望の方は質問するとか、疲れた人は帰つてもいいというのじや委員会としてまずいじやないですか。これはやはり話合いの問題で解決して行つたほうがいいのじやないかと思いますがね。そういう意味で、私は今日は五時も過ぎていますから今日は散会して、明日又改めて委員会を開いて、そうしていろいろ審議すべき議案もありましようし、その上でいろいろいやつて行くということにして差支ないじやないですか。
【次の発言】 そう余り角張つちやいかんのだ。大体寺本君は今、今日正式にきまつたということから、十三日に委員長から試案が出された、それに対して各種の意見が出されて、それが調整されて今日の……

第16回国会 労働委員会 第16号(1953/07/23、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は早川さんと堀越さんにお伺いするのですか、昨年のストが長期化したがために、第三者に対して非常な損害を与えた。従つて、こういうスト規制というものは必要なんだ、というお話だと思うのですが、第三者に対して非常な損害を与えたということになりますと、一つお尋ねしたいのは、石炭にしても電気にしても、需要者との間に契約が行われておるわけです。石炭何万トン、電力は何百ワットとかいうような具合に契約が行われていると思うのです。石炭や電気のストによつて、その契約が不履行になるという場合には、当然相手方から損害の賠償の要求を出されるのは普通だと思うのです。第三者に対して損害を与えたというからには、石炭……

第16回国会 労働委員会 第17号(1953/07/24、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は北岡さんにちよつと二、三点について御質問いたしたいものですが、先生は先ほど一番最初に、国民に迷惑のかかるようなストライキをやつちやいかんということをお話しなされましたけれども、それに関連して、労働組合がこの法案に反対のためのストライキをやるということは、これは脅迫である。これは吉田さんからも御質問されたのですが、こういうお話でありますが、私はその点に関連して、ストライキというものの性格と、それから労働組合、民主的な社会における労働組合のあり方について、簡単でよろしうございますから、御所見をお伺いしたい、かように思うのであります。

第16回国会 労働委員会 第18号(1953/07/25、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 井上さん、何ですよ、審議のために必要な資料として私ども要求したいと思うのです。あなたは尨大な資料とおつしやいますが、労働省には労働統計調査部という部があるのです。課ではない、部があるのです。ですからそこには基礎資料があるはずなんです。ないとすればこれは労働省の私は怠慢だと思う。そういう意味で何も尨大な資料だからどうのこうのということには私はならんのじやないかと思う。我々は慎重にも慎重を重ねてこれは審議しなければならん義務があるわけですから、従つて資料等も遺憾のないようにしたい、こういうわけなんです。
【次の発言】 労働省には先ほど申した通り労働省統計調査部というのがあるのですよ。労……

第16回国会 労働委員会 第19号(1953/07/26、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 労働大臣のお話を聞いておりますとどうも腑に落ちない。この法案を提出される理由について極めて遺憾な点があるのではないと思われる。労働大臣は、労働者の生活を豊かにするためのサービス省が労働者である、労働条件改善のために努力するのが労働省である、こういう話である。ところがこの法案を出されるに当つて労働大臣は、国民の輿論も多数がこれを非とし、そうして又非とする社会通念が成熟している、こういうお話をなされた。輿論とか或いは社会通念等の問題につきましては、あとで又私の番のときにお答えを願うといたしまして、その場合果して労働者側、いわばこの法案の一番対象となる、一番利害関係の多い労働者方面の意見……

第16回国会 労働委員会 第20号(1953/07/27、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今の労働大臣の上條君に対する答弁の中で、現在は他の産業に及ぼす必要はない、こういう工合にお話なされ、続いて、ないことを自分としては期待しているのだ、こういう答弁をなすつている。ところがこの提案理由の説明の中で、「今回は」というのは、「この法案は」と読み変えてもいいというお話なのでありますが、先のお話では現在は必要ない、ないことを期待する、こういうお話をなすつていらつしやるのですが、全くこれは矛盾しているものじやないかという工合に考えられるのですが、その点改めて御答弁を願いたいことと、それから仮定の問題だからそれには答弁する必要はないというようなお話でありますが、いつも吉田内閣閣僚……

第16回国会 労働委員会 第21号(1953/07/28、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 井上君、今の発言は非常に不穏当だと思います。委員長、理事打合せ会で今後の議事の進め方について一応了承してやつたのです。ところがあなたは考え直さなければならんというような発言をされる、それは一先ず私は取消しを要望したいと思う。  それからもう一つ、官房長官にちよつと伺いたいのですが、昨日以来総理大臣はどの委員会に、どのどの委員会に出席されているか、それを明らかにして頂きたいということと、今日は臨時閣議等もあることですから、恐らく朝から登院されておるだろうと思いますが、午後の総理の出席されるところの委員会の名前をお挙げ願いたいと思うのです。

第16回国会 労働委員会 第22号(1953/07/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私も通産大臣に対しまして一、二点質問を申したいと思います。やはりその中に入れて頂きたいと思います。
【次の発言】 ああそうですか。それでは委員長のほうからその点を確めて頂いて、若し今日出られないということでしたら……。
【次の発言】 先ほど藤田君の質問に対しまして、通産大臣からの答弁があつた。質問の内容は労働権と財産権に関する問題であります。その財産権に関しまして、通産大臣は自由企業であるからして、中小炭鉱に対しては国家としてもいろいろ施策を講じておるが、併しながら潰れるものについては止むを得ないのだ、こういうお話であります。財産権に関する二十九条の条文ですね、これをよく御覧願いた……

第16回国会 労働委員会 第26号(1953/08/03、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ちよつと田畑君の質問に関連して、社会通念という問題についてお伺いしたい。これは一昨日の梶原君の質問のときにも出ておつたのでありますが、労働大臣はいわば条理である或いは一般的な法意識ともいうべきものだ、こういう御説明をなしておる。その社会通念が成熟した、ところがストが終つてからこの法案と同じ趣旨の法案が一カ月或いは一カ月半くらいの間をおいて国会に出ておるわけです。その一カ月乃至一カ月半の間に果して社会通念の成熟と言えるかという点が第一点。  それから社会通念の成熟の根拠を、労働大臣は選挙において自由党に対する投票の多数によつてこれを証明することができると、こうお話になつているのですが……

第19回国会 議院運営委員会 第11号(1954/02/12、3期、無所属クラブ)

○委員外議員(堀眞琴君) ちよつともう一度お尋ねしたいのですが、未定というやつは先のお話ですと、提出のことはもう確定している。併しまだいつ提出するかわからん。こういう御返事だつたと思うのです。ところでいつ提出するかわからんということをもう一度お尋ねしたいのは、それはまだ成案ができていないので提出しないのか。ここいう意味なんですか。提出することは確定しているが、案ができていない。こういう意味なんですか。
【次の発言】 そうしますと、この未定というのは、大体まあ三月以降に上程されるものと予想されるわけですね。今のお話ですと、案の検討中のものもあり、成案を急いでおるものもあり、その間に逕庭の差はある……

第19回国会 決算委員会 閉会後第19号(1954/11/09、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関係者の処分の問題についてちよつとお尋ねしたいのですが、この一覧表を拝見しますと、例えば第二軍管区の海上保安本部の本部長以下、総務部長等が千五百十七号の件で問題を起しているのに、又千五百十八号の件でも同様の問題を起しているわけなんです。それから又ちよつと見ただけでも、千五百十七号の件で問題を起した第六管区の本部長、それが又千五百十八号の件で同様の問題を起している。そのほかに恐らく名前を対照して見たら、もつとたくさん拾うことができると思うのです。今ちよつと大ざつぱに見ただけでも、同じ保安本部で千五百十七号或いは十八号という工合に問題を起しているわけなんですが、その処分を見ますると、二……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第6号(1954/11/10、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 岡田委員並びに矢嶋委員等から大綱についてはもう質問済みでありますが、まだこれらの問題の中でも納得の行かないかずかずの問題があるようですから、私は極く簡単に質問したいのです。  先ず第一に、これは岡田君が聞かれたことですが、調査の実績に関する問題です。勿論これは五百十人の増員と関連している問題ですが、どうも公安調査庁のお答えを聞きましても、果して現在の千六百何人、これでも多いのじやないかというような感じがするのです。而も午前中の御説明では、公安審査委員会に処分を請求した事件は一つもない、もつぱら団体規制に必要な資料を調査しているのだ、こういうようなお話なんですが、その具体的な調査の方……

第19回国会 内閣委員会 閉会後第7号(1954/11/11、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 午前中の政府側の説明並びに矢嶋君との質疑応答によつて、反民主主義活動対策協議会の性格なり或いはその仕事の大体の様子は一応わかつたのでありますが、併しなお私腑に落ちない二、三の点がありまするので、重ねて質問を申上げたいと思います。  先ず第一に設置された事情でありますが、午前中の御説明では特別に九月十五日の閣議によつて決定されたというのではなくて、従来の治安閣僚懇談会をもつと範囲を拡げて、そして寄り寄り相談の結果九月十五日の閣議決定になつた、こういうお話である。併しこの九月十五日というと矢嶋君も指摘しておりましたように、吉田首相の外遊のいわばすぐ前の日であり、何らかそこに関係があるだ……

第19回国会 内閣委員会 第19号(1954/04/09、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 資料の点ですが、今八木さんから現定員、この官職別の資料を要求されましたが、同時に特別待命者のやはり官職別内訳がないとその点又はつきりしないと思いますから、その点も合せて資料として御提出願いたいと思います。

第19回国会 内閣委員会 第28号(1954/05/06、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連して、只今矢嶋君から国立学校の問題がちよつと出ましたので、私二点ばかりお尋ねいたしたいと思います。一つは文部大臣としては大学の自治というものをどのように考えていられるかという問題です。私が申上げるまでもなく、大学というものは古い伝統の上に立つて、そうして少くとも大学に関する事項については大学の教授会というものが権威を以てそれを決定するということが、外国では勿論でありますが日本でも行われて来たわけですね。で、ところが最近の傾向を見ますと文部省がこれに対して非常に干渉がましいような態度をとつておるというようなことが見られるということです。  もう一つの問題は、今度の定員法によつて相……

第19回国会 内閣委員会 第29号(1954/05/08、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はこの際政府の行政整理に関する基本方針を主としてお伺いいたしたいと思うのでございます。各省の問題についてはそれぞれ各省担当のかたがおいでになりましたときに質問をいたすこととして、私の主たる問題は、一体政府は行政整理というものに対してどのような基本的な考えを持つていられるか。勿論行政整理というからには、行政機構の改革と伴うものだと思うのですが、それらの点について先ず最初に緒方副総理の御見解をお伺いして、それからいろいろ疑問の点についてお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 只今の副総理のお話によりまして政府の意図しておるところは大体私も了承できるのでありますが、ただその場合行政……

第19回国会 労働委員会 第13号(1954/03/18、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今長崎総裁並びに国鉄の中闘委員をやつておられる矢上君の御説明で、正常な運営に関する問題について、一方は正場常な運営を阻害した、他方は正常な運営をできるだけ阻害しないようにした、こういうお話なんでありまするが、私はそれに関連してこういうことをお尋ねしたいのです。公労法の仲裁裁定に関する規定というものは最終的な決定としてこれは尊重しなければならん。こういうことになつておると思う。但しそれが予算上質金上の点で問題のある場合にはこれは別ですが、それが十六条のほうに譲られておるわけですが、併し仲裁裁定そのものは最終的な決定として国鉄当局者もそれから又組合側も尊重しなければならん。こういうこ……

第22回国会 外務委員会 閉会後第2号(1955/09/14、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は、与えられた時間が非常に短かいので、今日は主として防衛問題だけについてお伺いいたしますが、その前に一点だけ外務省からいただきました第二のパラグラフの中にあるところで、日ソの交渉問題についての若干の言葉があるわけです。日本文で読みますと、重光外務大臣は「ソ連邦及び中国における自らの経験に徴し、自国の政策を解明した。」この点であります。この場合の、ソ連邦及び中国におけるみずからの経験ということはどういうことを意味するかということが一つ。それから、日ソ交渉の問題についてはどのような話し合いが行われたかということと、もう一つそれに関連して、あなたがナショナル・プレス・クラブで演説されて……

第22回国会 外務委員会 閉会後第3号(1955/10/20、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 今の韓国人抑留者の引き取りの問題ですが、千何名の全部が韓国側に帰ることを望んでいるとか、それともそうでなくて、そのうちの何人かは韓国ではなくて、北の方に帰りたいというような希望者があるかどうかをお尋ねしたいと思う。
【次の発言】 私がそういう質問申し上げたのは、従来密入国者の中には韓国に帰されると重い罪に問われるというようなこともあり、それからまた自分の考え方としては、韓国の方針とどうも一致しがたいというような人が、これまでかなりあったように私は聞いているのです。今のアジア局長のお話ですと、本人の希望等についてはまだ調べておらぬという話ですが、いよいよ千何名かを帰すということになり……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1955/09/19、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 基地問題についての政府の方針やその他政治的な問題は事務当局からの説明では私は十分ではないと思う。(「その通り」と呼ぶ者あり)責任を持っておられる西田国務大臣の方から御説明願いたいと思う。
【次の発言】 今の委員長の御説明ですが、鵜島長官の説明はおそらくは事務的な説明だけに終ると思う。しかしその事務的なものはここの席ではむしろ窮二次的なもので、(「その通り」と呼ぶ者あり)一瞬大事なのは政府の方針だと思うのです。そこで私は西田国務大臣の説明を重ねて求めたいと思います。
【次の発言】 その点に間連して重ねて申し上げるようですが、政府としては当然基地に対する態度がきまっていることと思うので……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1955/09/20、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 では私はごく簡単に一、二点お伺いしたいのですが、今、千葉君の方から若松さんに対して、あなたのそういう条件派としての態度をおとりになったことについての根拠についてお尋ねがあったのであります。若松さんからは、調達庁からの話で自分はそういう態度をとったのだというお話でありましたが、それに関連して、条件派と呼ばれる方々の態度も、若松さんと同じような関係で条件派になられたかどうかということを質問したいと思います。それからもう一つは、警察とのいろんないざこざの結果、負傷者も出ましたが、同時に検挙者も相当出ていると思います。その検挙者の問題について、砂川と、それから大高根の方の方々から御答弁を願……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1955/09/21、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 当内閣委員会の決定に基きまして、去る八月二十四日より三十日までの一週間加瀬、堀両委員は北海道における駐留軍飛行基地及び自衛隊演習場の実情並びに北海道庁、札幌調達局、北部方面総監部の業務運営の実情調査をいたして参りました。  私どもが調査並びに視察して参りました所は、日程の順序に従って申し上げますると、北海道庁、札幌調達局、陸上自衛隊真駒内駐屯部隊、北部方面総監部、陸上自衛隊札幌地区病院、南恵庭、北千歳の各駐屯部隊、千歳駐留軍飛行基地及び函館にあります陸上自衛隊第二新隊員教育隊であります。  以上の諸地点におきまして調査をいたしたのでありまするが、調査の詳細な内容につきましては私ども……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1955/09/22、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいま千葉委員並びに加瀬委員から政府に対して出席の要求を申し上げたのですが、委員長からまだそのことについて何ら発言がないので、委員長からその点をもう一度確かめていただいて、その上で私はきのうの話し合いの順序に従って質問を続行したいと思うのですが、それをお聞きしてからのことにしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの豊田君並びに長島君の御意見に基本的には賛成ですが、しかし基地問題は参考人まで呼んで陳述をわれわれは聞いたのでありますから、基地問題に対しては一応この辺でけりをつけないというとまずいと思うのです。質問者がまだ相当多数残っているわけです。これをあとの委員会で云々ということ……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第5号(1955/11/01、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいま副総理から、十分納得の行くように基地の問題については政府も処置をしたい、こういうお話でありますが、たとえば砂川の問題であります。御承知のように去る十四日に収用認定が下されまして、本日から個別調査の段階に入っているのでありますが、ところがそれまでの間に果して十分に納得の行くような政府の方針に従って話し合いが行われたかということになりまするというと、私は大へん疑問だと思うのです。その間の事情についてもう少し御説明を願いたいと思うのです。福島長官は先々月の十三日でありますが、砂川で問題が起って間もなくであります、ラジオを通じまして、この問題は物理上の問題であるという意味のことを述……

第22回国会 内閣委員会 第11号(1955/06/09、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいままで田畑君からいろいろ御質問申し上げて私が質問する個所はほとんどないのでございますが、ただ田畑君と大久保国務大臣との応答の間にいろいろ問題が起っていると思うのです。今も野本委員からの質問がありましたが、大久保大臣は給与関係の担当者として恩給局の問題にも関与していられるということを言明された。ところが先ほど田畑君の質問に対しては、自分は全然承知をしておらぬ、そこでこれから研究をする、こういうことをお話された。もし給与関係の担当大臣として大久保さんが恩給局の問題についても関係があるというならば、当然恩給局長から今度の問題については報告があったはずだと思いますが、その点大久保さん……

第22回国会 内閣委員会 第12号(1955/06/14、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私、遅く参りまして、あるいは御説明があったのかと思いますが、もしそうだったら大へん失礼でありますが、ちょっと一、二の点をお尋ねしたいと思うのです。  まず第一に、建設省設置法の一部を改正する法律案の提案理由の第二に、賠償の事務を行わせるために、統一的に総合調整いたして、この事務を大臣官房において処理せしめることといたしたことであります。こうあります。それから第三に、建設省所管の統計事務を強化するため云々、これもやはり同じように大臣官房におきまして統一的に行わしめることにいたしたのでありますと第二、第三の理由があげてあるのでありますが、定員法の一部改正法案の参考資料によりますと、建設……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/06/16、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいま園田政務次官の力強い移民政策の根幹に関する御発言がありました。私も同感なんでありますが、それにつけても、ごく最近の第二次大戦後の世界の移民事情等で、もしそこに数字がおありでしたらお聞かせを願いたい。というのは、私はもう数字等は全然忘れてしまっているのですが、ともかく従来の移民国と言えば、ヨーロッパではイタリアとか、アイルランドというような国々が一番大きな移民国、十九世紀以来の移民国ですね。そういう移民国が第二次大戦の直前ではどのように変化しているかしれませんが、その後第二次大戦後、それがどのように現在移民が行われている。それから受入国の事情、先ほど産業を移民するのだ、移民借……

第22回国会 内閣委員会 第14号(1955/06/17、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 労働省設置法等の一部を改正する法律案の提案の理由を見ますというと、現下の失業情勢、なお今デフレ経済の進展によってすでに相当悪化しておりますが、ここしばらくは続くという工合に説明してある、失業問題は特に大きな社会問題であり、それは政治的にも非常な大きな意味を持っておると思うのですが、まず第一に、私は現在の失業状況、今年新規に生ずると思われるであろう失業者数、従来の失業者数等について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今年新規に出るであろうと予想される失業者が大体二十万人ぐらいという予想ですか。従来の企業等におけるところの労働者、雇用されているものは大体失業はしな……

第22回国会 内閣委員会 第15号(1955/06/21、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 午前中、千葉委員からも質問されまして川島長官から答弁があったのですが、その中で私は一番重要だと思われる問題で、長官から回答を得ることができなかった問題があるわけです。それはつまり人事行政に関する現在の内閣の方針であります。先ほどの御答弁によりますと、行政機構については行政制度調査会等があり、また人事行政等については公務員制度調査会等に諮問をしており、まだそれからの答申がないので、必要限度の定員法の改正にとどめた、こういうお話であったのでありますが、なおそれに関連して、長官から、公務員制度については政府の方で一応の方針を出して、そうして公務員調査会の方からできるだけ早く答申が出される……

第22回国会 内閣委員会 第17号(1955/06/24、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連質問ですが、勝俣さんにちょっと。入会権の問題ですが、今のお話ですと、あなたの考えは、県民の声を政府側に伝達したどいうよりは、むしろ県側の、つまり地元農民の考え方ではなくて、県の考え方を政府の方へ伝達したのじゃないかということと、もう一つ入会権の問題だけを問題にしておられますが、そうして今あなたは所有権はないのだと、こういうお話でしたが、A地区には個人の所有権のある土地が接収されているわけなんですね。それらの点はどのように措置をとられたが、明確に御返答を願いたいのです。
【次の発言】 入会権というものを認めるという立場ではなくて、あなたはむしろ入会権というものは認めないという立場……

第22回国会 内閣委員会 第20号(1955/06/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 賠償問題その他二、三の点についてお尋ねいたしたいのですが、先ほど田畑委員に対して、フィリピンに対する賠償問題等についてはすでに外務省からお話しがありましたので、私は重ねてそれをお尋ねしようとは思いません。ただ賠償の問題は日本の戦争の跡始末の問題であり、それからまた東南アジア諸国との親善関係を促進する意味においてきわめて重大な問題であるし、といって、他方日本の国民経済と関連する問題があるわけであります。従って私は政府としては一体どういう方針で賠償問題に臨んでいられるのかということをお尋ねしたいわけです。というのは、もちろん日本は敗戦国ですから、こちら側がそんなに強く主張し得ない立場に……

第22回国会 内閣委員会 第21号(1955/06/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 今の問題に関連してですが、便宜上そういう措置をとらざるを得なかったということは了承しますが、しかし法律もまだできないのに、六月からそうような措置を講じたという点が私は問題だと思う。これはあなたよりもむしろ長官の方にお尋ねする問題ではないかと思うのですから、これは改めて長官が来ましたらお尋ねするのですが、その点に関して管理部長としてはどういうふうな考え方を持っているのですか。法律ができない前にそういう法律ができることな予想したにしろ、とにかくそういう措置をとるということは私は法律上からいうと違反ではないかと思うのですが、その辺についてどのように思いますか。

第22回国会 内閣委員会 第22号(1955/07/05、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 調査測量のために土地に立ら入ることは当然なことである、差しつかえないじゃないかというお答えなんですが、確かに土地は民有地でありませんから、おっしゃる通りだと思います。しかしなぜ砂川町の町民たちが、町長を初めとしてほとんど全部といっていいのです。これが反対しているかということを考えにならなければならぬと思います。土地の調査測量は、さらにひいては民有地の調査測量にも及ぶだろうということを懸念しているからみんなが反対しているわけなんです。そのことをあなたはどのようにお考えになっているか、単にこれは国家の土地であり、あるいは都の土地であるからかまわんのだということだけでもって町民の反対を無……

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/07/12、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 先ほど田畑君がちょっと質問されて、時間がなくってそのまま打ち切られた失業者の問題であります。先ほどの長官の説明によるというと、昨年度と本年度と、その失業者の数を大体同じくらいに押えようという御意向のようであります。経済審議庁で発表されております総合経済六カ年計画の構想というのを見ますというと、六カ年計画の最終年度である三十五年度には、労働力人口の一%に失業者がなる、それだけ減少するのだ、こういう数字になっております。もっともこの数字その他の説明については、最後に断わってあります。これは中間報告であり、その後の情勢の変化によっては変ることもあり得るのだという断わり書きがついております……

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/07/14、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連して。ただいま警察官の関与の問題についてお答えがあったのですが、六月三十日、七月一日、二日、三日間測量に来たわけですね、その際警察官は制服、私服、どのくらい動員して来ておりますか。
【次の発言】 先ほど来官房長官のお話しを伺っておりますと、非常に答弁が努めて核心を避けようとするような答弁をされているわけです。たとえば土地所有権等については十分これを調整する、最小限度の犠牲において飛行場を拡張しようとする、そのためにたとえば補償等の問題についても考えているというような御答弁なんです。ところがたとえば新潟の基地の拡張、立川の場合も何様でありますが、その他の飛行場の拡張について見まし……

第22回国会 内閣委員会 第32号(1955/07/23、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 大臣にお伺いしたいんですが、通商局の組織を見ますと、局長のもとに十四課が置いてあるんです。その十四課を一々見てみますと、きわめてその配列がオルドヌングがないんですね。たとえば第一には通商政策課、それから輸出課、予算課という工合に並んでいるわけです。しかし中身を見ますと、たとえば通商政策に関する課とか、あるいは経済協力に関する課とか、あるいは通商調査に関する課というようなものは、大体通商政策を中心としての課と見ることができるんじゃないかと思うのです。それから輸出の方面につきましても、たとえば農水産課というのがある。では農水産物に関する輸出入が取り扱われて、それ以外のものは輸出課、輸入……

第22回国会 内閣委員会 第34号(1955/07/26、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はただいま議題となっております恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対しまして反対をいたします。  反対の第一の理由は、この法案が文官恩給と軍人恩給のバランスをとるということを唯一の目的にいたしておるのでありますが、しかし軍人という身分は軍隊の解体と同時に今日消滅いたしまして、今日は軍人という身分は存在しておりません。その軍人に対して、かってのその軍人である経歴を基礎として恩給を復活するということは、一つには最近の再軍備政策に筋道を合わせようとする考え方であり、いわば逆コースの考え方であると言わなければなりません。従って私はその意味からまず第一に反対をせざるを得ないと……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/28、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 同僚委員の諸君から外務大臣に対するいろいろな質問が行われました。私の質問もあるいは一部はそれと重複する点があるかと思いますが、できるだけ今までの質問と重複しないように考慮しながら質問申し上げたいと思います。  まず第一に、訪米目的の問題であります。先ほど同僚委員の質問に対して、日米間の全般的な諸問題を話し合いに行く、もちろんその中に防衛分担金の削減に関する下交渉も行うつもりである、その際には防衛計画等についても、国防会議が設置され、それに諮った上でそれらの防衛計画を向う側へ持って行きたいという御答弁があったわけです。国防会議がもしも成立しなかった場合はどうかという質問に対しましては……

第22回国会 内閣委員会 第37号(1955/07/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は本日の朝以来、AP、AFP、INS、共同等の通信が、読売、産業経済、日本タイムス等に掲載されて、日本国民が非常に驚いております原子砲の問題についてまずお尋ねしたいと思います。先ほど木下君からも質問が行われ、また本会議では吉田法晴君が緊急質問で政府側に答弁を求められた。しかし、それらの答弁はきわめて不十分であり、私はこの問題をまず首相にお尋ねしたいと思います。最初に、首相はけさ新聞をごらんになりまして、どのような感想を持たれたか、それからお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは鳩山首相にお伺いしますが、あなたの感想、新聞をごらんになっての感想、国民が皆心配しておる原……

第22回国会 内閣委員会 第38号(1955/07/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいまの外務大臣の御説明でありますが、日本に持ってこられるいわゆるロケット砲は、原子爆弾とは違うものである、こういうアメリカ側の回答であるということでありますが、広く原子兵器であることにおいては、私は間違いないと思います。なるほど飛行機から投下する原子爆弾ではないでありましょう。しかしアメリカの側においても言明しておりまするように、このロケット砲には原子弾頭を装置し得る砲であるということが明らかになっております。なお、外電によりまするというと、原子弾頭もグァム島に貯蔵されて、随時飛行機をもって日本に運ぶことができるということになっているのでありまするが、そういう意味から申しまして……

第24回国会 内閣委員会 第2号(1956/01/31、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 今の大高根の問題ですが、つい十日ばかり前の新聞ですが、アメリカ軍の配置がえによりまして、大高根の基地は返還することになるかもしれぬという新聞記事が出ておったのですが、その辺の事情はどういう工合になっておりますか。
【次の発言】 今の問題ですが、基地を使用するのは現実の部隊であるわけです。ところがその部隊が仙台やその他に移駐する、あとに管理するわずかの人員が残る。まさか管理する部隊があの基地を演習場として使用するなんということは考えられないのですが、その点に関して、もう少し強く政府側としては向う側に要求すべきではないかと思いますが、その点はどういうふうになっているか、もう一度お聞かせ……

第24回国会 内閣委員会 第22号(1956/04/03、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 労災補償部の設置の問題について千葉委員その他から質問が出たので、大体まあ問題はないようでありますが、私ただ一点だけお尋ねしたいんです。これはあなたにお尋ねしたい。国家行政組織法の二十四条によって「当分の間」これを認められる、こういうことになっている。「当分の間」というのは、行政組織の体系として、行政組織法上に基けば、部というのは、とにかく府、省の内局には設けないという原則を貴くためにあげられた言葉だと思うのです。先ほど例に引かれたたとえば賠償部ですね、これは決して恒久的な組織ではない、もちろん賠償関係というものは五年や十年で済まないかもしれないが、とにかく国家の行政の建前からいって……

第24回国会 内閣委員会 第25号(1956/04/10、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は二、三の点について防衛庁長官に質問申し上げたいのです。あるいは同僚委員の諸君から出た質問かとも思いますが、もしそれが重複するようでしたら御了承を願いたいと思います。  まず第一に憲法との関連の問題です。この問題は鳩山首相にお尋ねした方が適当かとも思いますが、しかし同じ閣僚でいられるわけですから、長官に質問をいたしたいと思います。  というのは、御承知のように、憲法九十八条では、最高法規として、憲法の条章に違反する法律はその効力を失うということが規定しておるわけですが、憲法第九条の規定と、自衛隊法あるいは防衛庁設置法とがいずれも憲法と抵触する法律だと思うのですが、その点に関してま……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/04/12、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 その点に関連して御答弁願いたいのですが、今の長官の説明では、防衛出動の場合においては閣議に諮ってその上で国会の承認を得ると、こういうことになるのだと思いますが、これはあくまでも便宜的な方法であって、法律上からはこの防衛庁設置法第四十二条によって「左の事項については、国防会議にはからなければならない」、その第四号に「防衛出動の可否」、こう出ておるわけです。従って閣議に諮ってということをもって、これにかわらせるということは一応は便宜的な手段としては考えられますけれども、しかし法律上からはあくまでもそれは違法である、こう見なければならないと思いますが、いかがですか。

第24回国会 内閣委員会 第27号(1956/04/13、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連して。先ほど実は関連質問で質問すればよかったと思いますが、質問者の意思を尊重しまして関連質問をしなかったのです。アメリカとの関連で、長官は日本は共同防衛態勢にあるが、日本の自衛態勢は自主的にこれをきめるものである、このように答弁されておる。これに対しまして、これは木下委員だったと思いますが、いろいろ例をあげて答弁を求められたんですが、結局自主的に日本の自衛態勢を作るんだということでおしまいになったと思うのです。確かに形式的には自主的に見えるわけです。しかし自衛隊の前身である警察予備隊がどういう形で作られたか。これは申し上げるまでもなく、朝鮮戦争が始って間もなく、マッカーサー元帥……

第24回国会 内閣委員会 第35号(1956/04/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連して。鳩山総理が今亀田君並びに吉田君の質問に対して答弁された点で、多数党の上に政府が組織されている。多数党は国民によって多数の支持を得ている。そこに根拠があるようにお話になった。もちろん現在の自民党は衆議院においては圧倒的な多数を持っていることは私どももこれを否定するわけではないのです。しかし今の自民党は、それは自民党全体として国民から信頼されてできているかというと、私はそうとは限らないと思うのです。御承知のように昨年の秋の自由、民主の合同が今日の自民党になったわけです。ところがその自民党の合同そのものは国民によって必ずしも信頼されて、多数党がそこに成立したのではなくて、自由党……

第24回国会 内閣委員会 第38号(1956/05/07、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいまヨーロッパの民主的な憲法が制定された、その憲法が第二次大戦までの間にほとんど全部崩壊してしまった、その崩壊の事由についてきわめて要約的にお話があったのでありますが、たしかにおっしゃる通りドイツを初めとして、ヨーロッパの国々で新しく民主的な憲法が作られたことも私どもも承知しております。たとえば私ドイツの場合をここで考えてみたいと思います。ワイマール憲法が一九一九年に成立して、そしてあれがヒットラーの実現した一九三三年には、ほとんど事実上なくなってしまった。今のお話ですと民生政治が成立する条件として、三つの条件をあげておる、ドイツその他の憲法にはこれらの条件について何ら考慮する……

第24回国会 内閣委員会 第39号(1956/05/08、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は今度の憲法調査会法案の提案者に以下数点についてお尋ね申し上げたいと思うのです。  まず第一に、その成立の過程に関しての質問であります。提案者の提案理由の説明の中にも、それからまた委員の質問に対する答弁の中でも、現在の憲法というものが自由意思によるものにあらざることは否定しがたき事実でありますと、このように説明されているわけであります。きのう本委員会における参考人のお話の中にも、この問題に触れてお話があったわけでありまして、私どもはまず第一に、この憲法の成立過程に関して、提案者の考えている考え方をここで明確にしておく必要があるのではないかと、こう思うので質問いたしたいと思うのであ……

第24回国会 内閣委員会 第43号(1956/05/15、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はただいま鳥村委員より提案されました憲法調査会法案の付帯決議並びに憲法調査会法案に対しまして反対をいたすものであります。  まず第一の理由は、提案者が憲法調査会法案の提案理由の中にあげております理由がきわめて薄弱であり、いな薄弱というよりは全くその当時の憲法成立過程を無視した理由であるということであります。なるほど現行憲法がマッカーサー総司令官の要請に基いて立案制定されたものであることは言うまでもありません。しかしながら当時日本の政府等において立案せられた憲法改正の草案というものがきわめて非民主的であり、明治憲法からほとんど一歩も出ていないというような改正草案であったことは、当時……

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/18、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 鳩山総理もお疲れでありましょうが、私はこの国防会議の構成等に関する法律案について、若干の点について質問いたしたいと思うのです。  まず第一には憲法上からの問題であります。その一つは、先ほど吉田委員からも質問がありましたが、自衛権と交戦権との関係に関する問題であります。日本の憲法第九条の規定は、御承知のように日本が侵略戦争をやる、それに対する反省から、もちろん侵略戦争はやらない、またそのための手段として陸海空軍を持たない、自衛の名前においても戦争はやらない、そのために第二項のおしまいの方に交戦権を持たないという規定を私はこの憲法が設けたものと見なければならぬと思います。先ほどの吉田委……

第24回国会 内閣委員会 第48号(1956/05/21、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連質問。ただいまの問題ですが、調達庁の方でその事務を遂行するために一応は議に上ったというお話であります。労働大臣は就任以来そういう問題は一度も起っておらぬ、こういうお話です。しかし調達庁というのは事務当局として事務を行う機関であります。町長罷免問題というのは、その事務の範囲の中には入るものでは大体ないと思うのです。よしんばそういうことをやるにしましても、これは調達庁がやるべき問題じゃない。やるとすれば閣議にかけてその上で担当の大臣がやるなり、あるいは内閣総理大臣がやるべき問題ではないか。町長は町民から直接選挙された機関であります。それを調達庁の担当大臣としては、事務当局がそういう……

第24回国会 内閣委員会 第49号(1956/05/22、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私も質問はあるのですけれども……。

第24回国会 内閣委員会 第50号(1956/05/23、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はまず防衛庁を国防省にという考え方があるかないかということについて、昨日松浦君の質問に対しまして、長官は現在はそういうことを考えてもいないし、研究もしておらぬ、こういう御答弁があったわけです。しかしあなたの前の長官である砂田さんが、いわゆる砂田放言といわれた数々の放言の中に、防衛庁を国防省あるいはその他の独立の省にしようという考え方があることを明確にされて、そうしてそのための検討もある程度しているんだ、こういう御答弁であったわけです。昨日の船田長官の答弁によりますというと、現在は研究もしておらぬ、こういうお話でありますが、しかし少くとも自衛のための軍隊が必要である、こういう見解を……

第24回国会 内閣委員会 第55号(1956/05/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は田畑君、ほかの方々から提案になりました内閣委員長青木一男君の不信任動議に対しまして賛成を表するとともに、この際私は参議院、特にこの内閣委員会の運営の上から、多数党である自民党の方々に、この際一言いたしたいと思います。  国防会議構成法案といい、あるいは憲法調査会法案といい、それに対しては与野党とも根本的な立場の相違を示しております。もしこのように与野党とも根本的に対立する立場で、しかもそれが多数党によって押し切られるということになりましたならば、一体民主政治というものが完全に行い得るでありましょうか。多数と少数とがそれぞれの意思内容が異なっており、しかもその意思内容が相互に何ら……

第24回国会 内閣委員会 第56号(1956/05/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はただいま議題となっております国防会議の構成等に関する法律案に対しまして反対をいたすものであります。  その第一点は、本法律案は憲法違反の法律案ということであるのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)この法律案が防衛庁設置法の第四十二条に基いて提案されたことは提案理由の説明によって明らかであります。しかしながら防衛庁設置法、自衛隊法、いずれも憲法違反の立法であることは、今日の法律が立案せられた当時から、国会においてもまた国会外においても論議されたところでありまして、もはや今日、自衛隊法、防衛庁設置法が憲法違反であるということについては一致した見解が行われておると思います。(「ノ……



各種会議発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第1号(1949/05/13、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 只今の羽仁君の御発言は、議事進行に関しての動議でありまして、委員長がそれに対して答弁をされたのは、委員長としての立場においての答弁だと私は思う。そこで、議事進行に関しての動議でありますからして、これをやはり委員会に諮られた方が適当ではないかと私は思うので、そのようにお取計らい願いたいと思います。
【次の発言】 その点に関連しまして私から少し述べさして頂きたいと思います。先程羽仁君の質問に対しまして人事院総裁は、公務員から團体交渉権、爭議権を奪つたその代償として、その代りとしていわば苦情処理の権限を與えた、訴願権を與えた、こういうことを羽仁君の質問があり、それを了承されたわけです。そ……

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第2号(1949/05/15、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 政府側の方から数字が出て参りませんというと、実際的に私共の審議ができないのであります。これは昨日ですか、頂いた行政管理廳の数字を見ましても辻褄が合わない点がある。その点を鈴木君が先程突かれたと思うのであります。出血は新定員と現在員の差がつまり出血になると思うのでありますが、新定員は昨日の資料によりますと、百四十一万六千人、ところが現在定員、三月一日現在定員で百五十四万六千人、そうするとその差は十三万人、ところが資料によりますと、出血を見る数は十七万四千、つまり数字がいつも合つていないのであります。こういうような出たらめと申しては少し強過ぎるのでありますが、正確な数字によらなければ私……

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第3号(1949/05/16、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 只今カニエ君の発言に私賛成であります。私共の手許に配付されておりますのは、現行定員と実人員の数並びにその比率でありまして、新定員並びに整理される実際の数についての数字がありませんので、これはその資料を配付して頂きましてから審議いたしたいと思います。
【次の発言】 今安本長官から御説明になつたんですが、この資料には新定員並びに整理される人員の数が少しも載つておらんのです。從いましてその整理が果して合理的なものかどうかということを私共審議ができないと思いますので、これはその資料が手許に屆きましたときに延期さして頂きたいと思います。

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第4号(1949/05/18、1期、無所属懇談会)

○堀眞琴君 定員法の問題でありまするが、これは行政機構とも関連する問題でありますので、若干それに関連して質問申上げたいと思います。私はいつか安定本部の設置法のときにお話し申上げたのでありまするが、日本の現在並びに將來に対しまして、経済計画を樹立して、その計画に基いで合理的な政策を行うということが今日最も必要である、そういう工合に考えますというと、経済安定本部の機構を縮小し、人員を縮小するということは、その趣旨から言つても原則的に間違つていると、こう申上げなければならんのでありますが、ところが只今御説明になりましたとろによりますというと、経済安定本部が三割の縮小になつているわけであります。物價廳……

第7回国会 内閣・外務連合委員会 第1号(1950/04/10、1期、労働者農民党)

○堀眞琴君 私質問申上げようと思つたことは、大体竹下さんから質問されたので、もう殆んどないのでありますが、ただ一ケ所、第二條の第二項の問題ですが、説明書によりますと、「在外事務所が増置される場合に、速かに設置することが要求され、しかも国会が閉会中であり法律改正の手続によることができない等の場合には、予算の許す範囲内で」云々と書いてありまするが、予算の範囲内の問題は今竹下さんが質問されましたから、これは措きますが、法律改正の手続によることができない、国会閉会中である。こういうことのために政令で以て増置されるということになりますというと、非常におかしなことになりはせんかと思うのであります。御承知の……


2期(1950/06/04〜)

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第3号(1950/12/04、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 国務相が見えてないので大変遺憾でありますが、二、三の点について質問申上げたいと思います。私の質問は或いは矢嶋君の質問と若干重複する点があるかと思いますが、できるだけ観点を変えまして質問を申上げたいと思うのであります。  先ず第一に、私はこの地方公務員法案を撤回される意思はないかということをお尋ねしたいのでまります。御承知のように地方公務員法案につきましては、一昨年来しばしば国会に提出されるだろうということが言われておつたのでありまするが、その都度どういうものか提案もされず、而も草案と称せられるものが幾たびも出たのであります。それに対しましても内外から相当の批判を受け、或いは反対を受……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第4号(1950/12/07、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 去る四日の質問に続きまして、なお、二、三の点を質問申上げたいと思うのでありまするが、地方公務員法は政府の説明によるというと、地方公務員の身分を保護するという趣旨の下にできておるわけたのでありますが、ところが分限に関する條項を見まするというと、地方公務員の分限に関して非常に広汎な権限が任命権者に與えられておるのであります。第二十八條によりますというと、勤務成績がよくない者、身体に故障のある者、そういう者が当然降任或いは免職をされるということは、これは一応納得できるといたしましても、ところがその他「その職に必要な適格性を欠く場合」においては、これを免職することができるということになつて……

第13回国会 法務・労働連合委員会 第1号(1952/05/30、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 私二時間質問の時間を頂いておるのでありまするが、私は今日身体の都合が非常に悪いので、委員長や皆様のお許しを得まして今日は大体総括的な質問を一時間いたしまして明日法案の内容に関する質問をしたいと思います。  本日の質問は大体この法案を中心としましての総括的な基本的な問題に重点を置いて質問をしたいと思うのでありまするが、それに先立つてちよつとメーデーの事件に関して法務総裁の御意見を伺いたいと思うのであります。私もあの事件が起りましたことにつきましては大変残念なことだと思つております。今後の団体活動、殊にメーデーに対しましてあれが支障とならなければいいがという感じもいたすのであります。と……

第13回国会 法務・労働連合委員会 第2号(1952/05/31、2期、労働者農民党)

○堀眞琴君 昨日の質問に続きまして私は法案の内容について二、三の点を質問申上げたいと思います。但し今まで連合委員会なり法務委員会なりにおきまして、殆んど各条に亙つて詳細に質疑が行われたことと思いますので、私は極く大ざつぱなところで御質問いたしたいと思うのであります。この破壊活動防止法案は、各委員からも指摘されておりますように、非常にあいまいであり、不明確である。曾つての治安維持法と殆んど変らんものである。治安維持法が世界の刑事法の中で稀に見る悪法だという批判を受けておつたのでありますが、破壊活動防止法案はそれにも増して悪法ではないか。刑事法上のこれ以上の悪法は殆んど世界には見ることができないの……


3期(1953/04/24〜)

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第2号(1954/04/22、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今のお答えでは私も満足できないのです。佐多君が指摘されたように木村長官は人員の増加の数、装備のいろいろの難等についてはつきり具体的に示しておられる。少くとも防衛というからには直接なり間接なりに侵略すべき相手を想定していられると思う。それだけの人員それだけの装備を持つからには侵略効についても或る程度の具体的な内容を想定していなければこちら側としての防衛力の基準なり或いは実質的な内容なりというものはきまつて来ない。従つてその点もう一度今の段階においてはそれを確答する時期ではないというようなことでお逃げになつているようでありますが、少くとも陸上は何万、海上は何千、航空面について何千とい……

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第3号(1954/04/23、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ちよつとそれに関連質問していいですか。
【次の発言】 只今、保安庁長官は、アメリカのほうでは期待してはおるだろうというお話、日本の自衛力が戦力としての軍隊になることを期待してはいるだろう。併し外務大臣の御説明によりますと、内政に関連する問題については何ら言及されていない、これがMSA交渉過程において示された向う側の意向である、こういうお話であります。ところで、日米安全保障条約では、自衛力の漸増がアメリカ側によつて期待されている。ところが今度のMSA条約においてみますると、日本に軍事的な義務を負わしているのみならず、第八条は向うのMSA法の五百十一条の義務を日本が負担するということを……

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第4号(1954/04/24、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ちよつと言葉の解釈の仕方について外務大臣にお尋ねしたいと思うのですが、昨日吉田君の質問に対しまして、池田、ロバートソン会談の例の文書の中に述べられているセルフ・デイフエンス・フオーセズという言葉を、外務大臣は外務省の公式の文書においては自衛力と、こういう工合に訳しておられる、こういう答弁なんです。で、自衛力という言葉で表現されておるフオーセズというのは力ではなくて、軍隊と訳すのが普通の慣用に現われた言葉の使い方だと思うのです。これには今度のMSA協定の第八条にデイフエンシアル・ストレングスという言葉が使つてある。これを防衛力と訳しておられるわけです。ストレングスという場合とフオーセ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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