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小野哲 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

小野哲[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(政府)歴代TOP50
30位
各種会議発言(政府)歴代TOP10
5位

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21位
1期委員会出席(幹部)TOP50
30位
1期委員会発言(政府)TOP5
4位
1期委員会発言(非役職)TOP50
39位
1期各種会議出席TOP5
4位
1期各種会議発言TOP5
5位
1期各種会議出席(無役)TOP5
1位
1期各種会議発言(政府)TOP5
1位
2期委員会発言TOP50
49位
2期委員会発言(政府)TOP5
3位
2期各種会議発言(政府)TOP5
3位

このページでは小野哲参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小野哲参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 運輸及び交通委員会 第3号(1947/08/11、1期、緑風会)

○小野哲君 私から二、三の點について御質問をいたしたいと思います。まず第一は今囘私の要求によりまして外國立法例の御提出もあり、又政令の案内容につきましても御提出がありまして、感謝いたしますが、外國の立法例によりますというと、船員保險を獨立に取扱つているところと、一般勞働保險その他保險行政の中に織り込んで扱つているところといろいろあるようでありますが、今囘船員保險につきましては、厚生省から運輸省へ移管されるという政府の御決定があるように伺つておりますので、この點につきましては適當な措置であろうと私は思うのでありますが、船員保險を厚生省から運輸省に移管するという根本の考え方がどこにあるか、こういう……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第4号(1947/08/13、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(小野哲君) それでは只今から海難審判法案に關する審議に入りたいと思います。發言をお許しいたします。

第1回国会 運輸及び交通委員会 第6号(1947/08/21、1期、緑風会)

○小野哲君 この船員保險法の一部を改正する法律案を施行するにつきましての經費は、どうなつておりますか、この點を伺つて置きたいと思います。
【次の発言】 大臣が御出席でございますので、白書と關聯いたしまして、若しくは白書を基礎といたしまして、政策的な面についての御意見を拜聴したいと思うのでございます。  先ず第一は、この白書の結論からみますというと、經營の合理化を強力に推進するというところに重點があるようでありまするし、又この白書の事實について五ケ年計畫をお立てになつて、國鐵の再建整備を圖るという強い意思を表明いたされておるように見受けられておるのであります。偖て併しこの經營の合理化、特に輸送力……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第7号(1947/08/25、1期、緑風会)

○小野哲君 第一條に「日本國沿岸に置き去られた船舶で運輸大臣が適當な調査をした後置き去られた船舶として指定したもの」、これが指定船舶であるというふうに定義づけられておりますが、この「適當な調査」というのは、今長官も言われたように、六十數隻ですか、調査濟みになつておりますが、そういう調査を基礎としておやりになるのか、この法律案が成立いたしました後において、詳細な調査をやつたことであつて、これを指定船舶に指定するという方法をお取りになりますのか、適當な調査という點について御説明を承りたいと思います。
【次の発言】 大體只今の政府委員のお答で了承したのでありますが、この調査が結局指定船舶の基礎になり……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第8号(1947/08/28、1期、緑風会)

○小野哲君 今日内村君はお見えになつておらないようでありますが、大體内村君の前囘からの御質問の内容を聞いておりますと、問題は國鐵の白書に示されておる中で、資材の問題を非常に重要視されておつたように思われます。恐らく内村君が御出席ならばこの點をお聞になりたいのではないか、かように思いますので、この點を付度いたいまして、私から安本の方に資材の問題について一二お伺いして置きたいと思います。  この經済白書の中で、特に鐵道が鋼材に依存しておる、それに拘わらず年年鋼材の配當が非常に少くなつて來ましたために、建設は勿論保守にも事缺くような状態になつておる。ここに國有鐵道の弱さの一面が現われておると思うので……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第9号(1947/08/30、1期、緑風会)

○小野哲君 今委員長のお話にあります小委員は大體七名ぐらいにして、委員長の御指名を願いたいと思います。
【次の発言】 只今の人員の配置の問題に關聯して私から當局の考えをちよつと聽きたいと思うのでありますが、先般新鶴見の操車場に参りましたところが、現場の職員諸君の話によると構内從事員の缺員が非常に多い。それは一つは給與制度というものがいわゆる官廳給與制度と申しますか、そういうものに制約されるために思い切つたことができない。從つて連結手、或いは轉轍手というような構内作業要員を確保するためには、給與の面において他の職種とは違つた思い切つた措置を講じなければ到底人員の確保は不可能だということを言つてお……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第10号(1947/09/18、1期、緑風会)

○小野哲君 只今鐵道省から被害の状況を承つたのでありますが、幸い他の政府委員も御出席でありますので、そういうふうな被害を受けた現状における輸送の状況について伺いたいと思います。
【次の発言】 國有鐵道の状況は御説明によつて了承いたしたのでありますが、地方鐵道軌道竝びにその他の自動車關係等について被害状況竝びに現状をお尋ねいたします。

第1回国会 運輸及び交通委員会 第11号(1947/09/25、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(小野哲君) それでは本日は議題となりました道路運送法案の提案の理由につきまして運輸大臣から御説明を願います。
【次の発言】 運輸大臣から道路運送法案の提案理由について御説明がございましたが、御承知の通りこの法律案は極めて廣汎な内容を持つておりますのと、事柄の性質から又重要なことであると存じますので、政府委員からこの法案の内容についての補足的な御説明を願いまして、委員会の審議の便を図りたいと、かように存じますので、只今から政府委員の内容に関する説明を求めたいと思います。
【次の発言】 皆さんにお諮りいたしますが、只今政府委員から内容について詳細な説明がございましたが、委員の皆樣におかれて……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第13号(1947/10/01、1期、緑風会)

○小野哲君 私遅参いたしましたので、今までの質疑應答の内容を伺つておりませんので、或いは重複するようなことをお尋ねいたすかも知れませんので、予め御了承を願つて置きたいと思います。  まず第一は、今回政府御提案の改正法律案を拜見いたしますというと、この適用は緊急止むを得ない場合というふうな條件が附いておりまして、從いまして、これは一種の臨時的な立法ではないか、かように考えるのであります。特に七月における運賃改正の経過を考えますというと、物價体系を改正する一環として鉄道運賃が取上げられております関係上から申しまして、緊急止むを得ない場合が生ずるということは、今後の我が國の経済状態の推移と睨み合せま……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第14号(1947/10/03、1期、緑風会)

○小野哲君 鉄道営業法の一部改正の法律案につきましては、前回私からも質問をいたしたのでありますが、本日は各関係の政府委員もお見えになつておりますので、更に質問を継続いたすことをお許し願いたいと思います。  この改正法律案が財政法の第三條を前提とし、又これと密接な関聯の下に施行されるということは政府当局からも御答弁もありましたし、私共もさように了解しておるのであります。実は相当以前に大藏大臣に対して決算委員会でありましたが、財政法第三條の施行について、政府はどの程度の準備をしておられるかということを私から質問いたしましたところが、極めて近い機会に施行する予定である、こういうふうな御言明があつたの……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第15号(1947/10/07、1期、緑風会)

○小野哲君 只今、私の前囘の質問に對しまして、英米における自動車運送法規に關して詳細な御説明があつたので感謝の意を表したいと思います。これに關聯いたしまして、先程お話がございましたが、アメリカにおける自動車運送事業、これが大體コンモン・キヤリアー或いはコントラクト・ヰヤリアーというように分類されておるということも了承いたしたのでありますが、今囘の道路運送法案の中で自動車運送事業の定義的な規定を拜見いたしますというと、第二條にございますが、第十條においてその自動車運送事業の種類が掲げられておるのでありますが、この第二條の自動車運送事業の定義と、第十條の事業の種類を考え、又アメリカの只今お話のあり……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第16号(1947/10/10、1期、緑風会)

○小野哲君 道路運送法案は目下審議を進めておられるのでありますが、今日は大臣も御出席でありますので、三点ばかり大別いたしまして、更にその内容について私から政府の方の御所見を伺いたい、かように思うのでございます。  まず第一は道路に関する問題でございます。自動車運送事業が発達いたしますためには何と申しましても道路が整備されなければならないということは申上げるまでもございません。従いまして道路の改良を取上げまして、積極的にこれを推進するということが、一面自動車運送事業の発達に寄與することは論を俟たないところであります。これにつきまして運輸省は今囘道路運送法案を御提案になりまして、自動車運送事業を主……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第17号(1947/10/30、1期、緑風会)

○小野哲君 只今大臣から鉄道の赤字財政特に五十億の問題につきまして將來の償却の方法等についてのお話があつたのでありまするが、飯田委員から七ケ年計画を立てた根拠はどこかというふうな御質問に対しての御説明もあつたのでありまするが、私はこれと関連いたしまして、七ケ年計画をお立てになるについては、合理的な根拠があつたであろうということは一應想像されるのであります。只今関係方面とのお話合の上で、そういうふうな計画を立てることが妥当であるという結論に達した、こういう御説明があつたのでありますが、大体七ケ年計画をお立てになる場合の合理的な根拠はどこに求められておられるかということが一つであります。それと関連……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第18号(1947/11/04、1期、緑風会)

○小野哲君 今、日通のお話が出ましたので私から所見を伺いたいと思うのでありますが、日通の改組の問題、或いは小運送業者の一駅一店主義をどうするかというような問題等も、要は我が國の鉄道の輸送力をどういう工合に維持して行くかということと非常に重大な関係があるんじやないか。次官からの御答弁によりますと、通運事業法が成立した曉においてその方針が確定するんだということになつておるようでありますが、むしろ國有鉄道の経営の面から日通の形態はかくあるべきであるというふうな御意見があるべきではないかと、かように思うのであります。そういう点につきまして率直な御見解を伺えれば大変結構だと思います。  それから引続いて……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第19号(1947/11/06、1期、緑風会)

○小野哲君 私も今小泉委員の御發言に對しては贊成いたしたいと思います。

第1回国会 運輸及び交通委員会 第20号(1947/11/13、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(小野哲君) 只今から運輸及び交通委員會を開會いたします。  本日は地方鐵道法の一部を改正する法律案を議題に供したいと存じます。先ず運輸大臣から提案の理由の御説明を願いたいと存じます。
【次の発言】 只今運輸大臣から地方鐵道法の一部を改正する法律案に關する提案の理由の御説明がありましたが、お聽取りの通りの理由によりまして、今囘地方鐵道法の一部を改正する段取りとなつたのでありますので、この趣旨に基ずきましてこの法律案の取扱をいたしたいとかように存じます。  つきましては何か御質疑がありましたら、この機會にお願いいたしたいと思います。

第1回国会 運輸及び交通委員会 第21号(1947/11/17、1期、緑風会)

○小野哲君 先程村上委員から道路行政並びに施行令の問題について御質問があつたのでありますが、私道路運送法施行令即ち政令案の関係につきまして、政府委員の御所見を承つて置きたいと思うのであります。先般頂きました道路運送法施行令案要綱、この内容を私読んでみたのでありますが、三つの点について伺いたいと思うのであります。  先ず第一はこの政令案要綱によります主管行政廳職権の委任の問題でありますが、先程來も村上委員と大臣との間で質疑應答がありましたごとくに、監督行政と運営とを分離して行く、こういう考え方から見ますと、この政令案中の主管行政廳の問題も、この線に沿つて考えなければならないのではないか。又職員の……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第22号(1947/11/26、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(小野哲君) 次に船員法戰時特例を廢止する法律案及び造船事業法を廢止する法律案に關する政府の提案理由をお願いします。
【次の発言】 本日は政府の提案理由の説明だけで、質疑は次會に譲ることとして、本日はこれで散會いたします。    午前十一時二十五分散會  出席者は左の通り。    委員長     板谷 順助君    理事            小野  哲君    委員            飯田精太郎君            新谷寅三郎君            村上 義一君            大隅 憲二君            若木 勝藏君            小林 勝馬君    ……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第23号(1947/12/01、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(小野哲君) 只今から委員會を開會いたします。本日は船員法戰時特例を廢止する法律案及び造船事業法を廢止する法律案を議題に供します。の兩法案につきましては豫備審査においてもすでに質疑が行われまして、今囘正式に付託を受けたのでありますが、別に御質疑もございませんでしたら、直ちに討論に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは討論に入ります。別に御發言もございませんので、この兩法律案に關する採決をいたしたいと思います。御贊成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 全會一致可決すべきものと決定いたしました。尚本會議における委員長の口頭報告の内容は本院規則第百四條によつ……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第24号(1947/12/02、1期、緑風会)

○小野哲君 船員保險法案が本委員會に付託されました際に、私からもこの種の問題についての質問をいたしたことを記憶するのでありますが、船員行政を綜合的に運輸省でやる建前であるというふうな御答辯もありまして、將來失業手當若しくは失業保險に關する法律案も當然に本委員會に付託さるべきものと實は期待しておつたのであります。只今政府委員からの説明によりますと、目下その手續を進行中である、こういうお話でありますが、さような經緯がある問題でありますので、少くとも本委員會に何らかの連絡をおとりになることが當然でありまして、それに拘わらす社會保險と申しますか、その一環であるからといつて、當然運輸交通委員會で審査いた……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第25号(1947/12/05、1期、緑風会)

○小野哲君 私は今囘政府より提案されました道路運送法案に關して、衆議院において修正されました修正案に對して贊成の意を表したいと存じます。この修正案の内容を檢討いたしますると、かねて本委員會におきましても、私から政令によつて規定すべきものとして、政府がかねて起案いたしておりました内容は、むしろ立法事項として法律の中に入れるべきものであるという點につきまして、政府の所信を伺つておりましたところ、政府もこれに對して善處するとの答辯がありましたので、今囘衆議院から送付されました修正案の内容を檢討いたしますると、大體において私が政府に要望いたしましたような點についての内容を盛つておりますことに鑑みまして……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第27号(1947/12/08、1期、緑風会)

○小野哲君 小泉委員の御質問はまだ承つておらないと存じますが、只今宮崎政府委員竝びに説明員から、船員保險に關する所管の問題で從來の經過の御説明を承つたのでありますが、それに關聯して私から御質問いたしたいと思いますが、よろしゆうございますか。
【次の発言】 それでは船員保險法の一部改正がこの委員會に付託されまして、目下審議いたしておりまするが、同時に極めて最近、財政及び金融委員會に船員保險特別會計法案が豫備審査のための議案として付託されておるのであります。その内容を見ますると、この船員保險特別會計法案の第二條に「この會計は、運輸大臣が、法令の定めるところに從い、これを管理する。」こういうふうな明……

第1回国会 決算委員会 第2号(1947/07/29、1期、緑風会)

○小野哲君 實は今日は……。

第1回国会 決算委員会 第3号(1947/08/06、1期、緑風会)

○小野哲君 只今資料の御要求がありましたが、若しおありになるならば、外國の立法例も追加して頂きたいと思います。

第1回国会 決算委員会 第4号(1947/08/18、1期、緑風会)

○小野哲君 討論に入るに當りまして私から本法案に對する修正意見を申し述べたいと存じます。  先ず修正案の内容を申し上げます。「第三條第二項を削り、第十一條に左の一項を加える、第四條乃至第九條の規定に拘わらず必要があるときは政令の定めるところにより省内において部局の所掌事務の一部を變更することができる。」  次に修正案を提案いたしました理由を説明いたしたいと存じます。今囘提案されました勞働省設置法案につきましては、決算委員會竝びに決算勞働連合委員會において數囘に亙つて愼重に審議いたされたのでございます。本法案の内容を檢討いたしますのに、勞働省の設置が極めて重要な意義を持ち、且つその實現は久しく待……

第1回国会 決算委員会 第7号(1947/08/27、1期、緑風会)

○小野哲君 大藏大臣が御出席でございますので、或いは直接決算の問題にはならないかと思うのでありますが、財政法の關係のことにつきましてお聽きしたいと思うのであります。それは財政法の施行につきましては、附則第一條で、それぞれの條項についての施行期日は政令で定める。こういうふうになつております。総括的には二十二年の四月一日から施行するということが附則第一條の内容で、先程申しましたような、それぞれの規定の施行の日は政令で定める。從來すでに施行されておるものもありますが、私の聞き及んでおる範囲におきましては財政法の第三條でございますが、「租税を除く外、國が國權に基いて収納する課徴金及び法律上又は事實上國……

第1回国会 決算委員会 第9号(1947/10/16、1期、緑風会)

○小野哲君 只今の山下委員の質問に関聯する問題であります。これは政府委員の答弁をお願いするということは或いは筋違いかも知れないのであります。只今の「彈劾による罷免」という新しい項が衆議院の修正案の中に入ることになつたのでありますが、これと第三十八條第三号中の一部が削除されることに相成りまするので、そうなりますというと、この法律案を起案されました政府側におかれて、法律の建前から考えてどういうような結果になるか、この点についての御見解を承りたいと思うのであります。
【次の発言】 各條項では、ございませんが、國務大臣が御出席でございますので、総括的に御所見を伺つて置きたいと思うのであります。今回國家……

第1回国会 司法委員会 第21号(1947/09/16、1期、緑風会)

○委員外議員(小野哲君) 丁度好い機会でございますので、私治安委員会の委員の立場から、希望なりその他の点について申上げておきたいと思います。只今行刑局長から今回勃発いたしました靜岡刑務所の不祥事件についての詳細な御説明がありまして、内容を知ることを得たことにつきましては、誠に実は残念に思つておるような次第でございます。ただ問題はかような事件が再び行われるようなことがあつては、誠に治安の問題から申しまして由由しき大事であろう。一面刑務所自体、言い換えれば行刑方面の充実を図つて行くことが必要でありますと共に、これと密接な関連がある治安維持のために、必要な施策を徹底的に行なつて行くことも大切であろう……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第2号(1947/08/27、1期、緑風会)

○小野哲君 この法律案の立案の方針につきましては、只今政府委員から詳細な説明がありまして、一應了承するのでありますが、この法案を全體的に見まするというと、相當命令によつて定められる事項が多いように思うのであります。又命令という言葉を使つてをりまするがために、その内容の重要の程度が極めて不分明だと思います。特に罰則の規定等におきましてはこの點について餘程内容の檢討を要する部面があるように思いますので、命令案の要綱を資料として御提出を願いたい。それからもう一つはやはり諸外國、殊に米國の交通法規を参考として取入れたと、こういう御説明がありましたが、この道路交通取締法は、我が國としては從來警察取締によ……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第4号(1947/09/17、1期、緑風会)

○小野哲君 今いろいろ御意見は結構だと思うのですが、大體地方機關の調査をやるのだということを一應皆さんにお諮り下さつてお決め願うということですが、具體的にどういうふうな基進でこれを選定するのかということを別々に御相談願つたらいかがでしようか。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第6号(1947/09/25、1期、緑風会)

○小野哲君 道路交通取締法案につきましては、資料の要求をいたしました所が、この法律案の中の命令案要綱並びにアメリカの道路交通法典を参考とした諸点について、詳細の御提出がありまして、感謝いたしておるものであります。これらの資料を檢討いたしました上での質問でありますが、この法律案中には非常に命令で以て定めるべき事柄が多いのであります。而も道路交通取締に関する命令は、國民の実際上の行動に触れる場合がある、又これを取締ります場合におきましても、第一線の警察官が直接触れる問題は非常に多いのであります。從つてこの命令事項が國民によつてよく遵奉されるかどうか、或いは又警察官が適正なる取締をなし得るかどうかと……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第10号(1947/10/09、1期、緑風会)

○小野哲君 この機會に私から四點について、政府に對して質問をいたしたいと思います。  先づ第一は、この道路交通取締法案は、提案の理由その他の御説明によりますと、綜合的に規定した。又統一的な性格を持つておる。又中にはアメリカの交通統一法典等の趣旨をも取入れた。こういう御説明があつたのでありますが、今囘我が國といたしましては交通取締りに關する畫期的な法制が整備されることと相成りまするので、これに伴つてこの交通取締法案の趣旨を十分に具體化することが必要であろうかと思うのであります。終戰以來道路交通の取締りにつきましては關係方面の指示もありまして、非常に交通秩序の保持の上において效果が擧がつて來たと見……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第11号(1947/10/20、1期、緑風会)

○小野哲君 この法律案の審議に関しまして、私から政府の御準備なり或いは御所見を承つて置きたいと思います。先程内務大臣からこの法律案の御提案の理由等について詳細な説明がありました中に、近く行なわれる内務省の解体に伴つて、その後継機関として地方自治委員会を設置するというふうなお話がありまして、これを前提としてこの地方自治法の一部改正法律案を起案されたものと了解するのであります。尚又会期が切迫しておるので、時期を待つていては重要なこの法律案の改正自体についても支障が生ずるのではないか。從つて速かなる審議を願いたい、こういうふうな点も力説されておるのであります。尚又更に審議の途中において、後継機関に関……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第12号(1947/11/01、1期、緑風会)

○小野哲君 私から総括的な意味での質問をいたしたいと思います。尚本日は時間の関係もありましようから、私の質問いたしたいと思う中で、限定いたしまして申上げたいと思います。  地方自治が新しい憲法の実施によりまして、強化されることになりましたことは申すまでもないのでありますが從來もややもすれば中央集権的な、官治行政と申しますか、それとつながつた地方行政機関というふうな感じが相当強かつたのであります。今囘この地方自治法の一部が改正されますにつきましては、地方の自主性なり、或いは自治性を一層強化して行こう。こういう目的があるように見受けられるのでありますが、この法律が論議されました際のいろいろの問題が……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第14号(1947/11/07、1期、緑風会)

○小野哲君 前囘私から主として地方公務員制度の問題と地方行政機構との問題について質問といたしまして、政府委員から御答辯を得たのでありますが、それに關聯いたしまして、特に地方公務員の問題について所見を伺つておきたい、かように思うのであります。先程も地方財政との關聯において、職員費の問題が政府委員からもお話がございましたが、正しく地方自治體の財政の中で人件費の問題は非常に大きな負擔になりつつある。然るにこの地方團體を強化して行くという點から申しますというと、それぞれの自治體において、その財政と睨み合せをして職員費の負擔を考えて行かなければならない。これが地方財政から見た一つの制約であろうと思います……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第20号(1947/11/29、1期、緑風会)

○小野哲君 私は地方財政委員会法案に対しまして賛成をいたしたいと存じます。内務省の廃止に伴いまして、地方財政の自主化に資するためにかような委員会が設けられるということは、誠に適切な措置であると存ずるのであります。特に我が國の地方財政の現状は誠に深刻なものがありまして、尚新らしい地方制度に関する諸制度が確立されようといたしておりまする今日、地方財政の自主化が適正に行われるかどうかということが、我が國の民主化の促進の上に多大なる影響を持つことは申す迄もないのでございます。さような意味合いにおきましてこの種の專門的な委員会が、内務省の廃止に伴つて設置されまして、ここにおいてこの法律案第二條にあります……

第1回国会 文化委員会 第8号(1947/11/20、1期、緑風会)

○委員外議員(小野哲君) 紹介議員といたしましてお許しを得まして私から請願の趣旨を申上げたいと存じます。觀光事業の重要であることは、今更事新らしく論ずるまでもなく、次の考えておりまするところの國際收支の改善、國際親善の増進、國際文化交流の促進、貿易竝びに産業の振興、國民體位竝びに文化の向上等は、戰後我が國再建上缺くべからざる重要な問題と存じます。戰爭が濟みまして日本再建の重要な施策として、觀光事業の振興が取上げられなければならないということは、今や國民の輿論であり、關係各方面においては、その具體的振興方策について、準備研究が著々進められつつありますことは、誠に欣快に存ずるところでございます。關……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第2号(1948/06/07、1期、緑風会)

○小野哲君 今鈴木君からの御發言がありましたがやはりこういうような際ではありますし、できるだけ衆議院と參議院合同でやるという方がよいのではないかというように考えますので、そのお取り計らいを然るべく委員長においてお願いをいたしたいと思います。
【次の発言】 その際大臣の御出席をお願いして置きます。

第2回国会 運輸及び交通委員会 第5号(1948/06/16、1期、緑風会)

○小野哲君 梶原さんの御意見の中で、ちよつと二三お聞きしたいことがあるのでありますが、先ず第一は、建設改良費の問題でありまして、梶原さんは運賃によつてこれを賄わないで、別個の観点から処理した方がいいであろう、こういうふうに抽象的に言つておられますが、これを具体的に承わりたいと思います。  次は進駐軍関係の國有鉄道の負担の問題でありますが、これ又適当な方法で切離して考えるべきではないか、こういうふうなお話と承わつたのでありますが、これは具体的にはどういうふうな方法がよいか、何か御意見を持つておいでになられるか。それを伺いたいと思います。  第三に伺いたいことは、委員長からも御質問があつたのであり……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第6号(1948/06/17、1期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと伺うことがありますが……、大臣は御承知かと思うのでありますが、昨年七月に國有鉄道では相当大幅の改正をやつたのであります。その際の政府の説明によると、一般物價体系の一環として鉄道運賃の改正をする。こういうふうな説明であつたのであります。今回の改正の根本の考え方が先達ての大臣の提案理由の中にありましたように、独立採算制確保のための改正でない、物價の総合調整の見地から処理したのだ、こういうふうに言つておられますので、やはり一般物價との均衡を尊重して、そうしてその会計の一環として鉄道運賃の改正が行われる。こういう意図があるように思われるのであります。ところが私の手許に政府から出てお……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第9号(1948/06/22、1期、緑風会)

○小野哲君 只今委員長からもお話もございましたので、私から簡單に行政機構の改革に関する経過を御説明申上げたいと思います。  先ず國家行政組織法案は現在決算委員会に予備審査として付託されて進行中でありますが、これらの内容を見ますると、いろいろと問題も多いので、一應参議院におきましては必要な修正を加えて参りたいというので、決算委員会で一應の意見を纏めておるような次第でございます。本委員会といたしましては、特に運輸省の機構に関しましては、相当重要な関心を持たなければならないと思つておるのでありますが、聞くところによりますと、運輸省設置法案は、政府としてはこの際一應引込めるというような話も聞いておるの……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第14号(1948/07/03、1期、緑風会)

○小野哲君 國有鉄道運賃法案の一部を、衆議院におきましては修正議決いたしたことを承わつておるのでありますが、この点に関して、その修正の内容について、政府当局からこの際一應御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 いずれこの修正議決をされました内容につきましては、本委員会においても審議をせられることと思うのでありますが、私から一、二の点をこの際大臣に伺つて置きたいと思うのであります。先ず今回の國有鉄道の運賃改正に伴いまして、旅客運賃の修正があり、而もこの旅客運賃の修正に伴うて、私が気が付きましたことは、地方鉄道等の國有鉄道と連帶をいたしておりまする連帶線との関係において、定期の問題があるであろ……

第2回国会 議院運営委員会 第18号(1948/03/01、1期、緑風会)

○小野哲君 私からちよつとお伺いしておきたいと思うのですが、公安委員の候補者自身の問題でなくて、警察法の問題なんですが、先程内事局長官からのお話によると三月七日よりも前に施行することができないということになつておるのであります。たまたま國家公安委員の候補者を政府がお出しになつて國會が同意をいたします時期が施行よりも前になる。この間の關係はどういうふうにお考えになつておられるか。施行前に公安委員を國會が同意するということになりますと、地方では既にそういう例があるようでございますけれども、この取扱い方についての一應の御意見を承つておく方が適當ではないかと、こういうふうに思うのです。

第2回国会 決算委員会 第1号(1948/01/28、1期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと今のことに関連して、今大臣から賠償廳の組織の細目について御説明を政府委員からされるということのお話がございましたが、私からそれに関連して伺いたいことは、今度終戰連絡事務局を廃止して、その連絡調整のために連絡調整事務局をお作りになる。この場合に從來終連がありました際において、各地方にやはり終連の出先機関があつたわけであります。で同時に府縣廳というような地方廳にも、府縣の事務として渉外的な事務を担当する課というようなものもあつたように記憶いたしております。と共に終連事務局の支局なり出張所というものもあつたつその際連絡調整事務局ができまして、この法律案の第八條によりますと、地方事……

第2回国会 決算委員会 第4号(1948/04/02、1期、緑風会)

○小野哲君 私ちよつと簡單なことなんですが…。法制局長官に御答辯願つてよいのでありますが、この法律案を見ますと、大体政務次官制度を新らしくこういうふうに變えられるということについての趣旨から考えまして、第八條の法律の失效の規定と第三條の關係でありますが、政務次官自體の問題につきましては、成る程第二國會の終了のときにその效力を失うということで、先程法務総裁の御説明に上りまして一應分るような氣がするのでありますが、第三條の規定を置き、且つ第七條の衆議院議員選擧法の一部改正というような難點をも、この際臨時立法として採入れるというところに矛盾があるのではないか、從つてこれらの多少の無理をしながら、かよ……

第2回国会 決算委員会 第7号(1948/04/27、1期、緑風会)

○小野哲君 私から簡單なことで伺いたいと思いますが、先般新聞紙上に、國家行政組織法案の内容が發表されたようでありますが、まだ併し閣議で決定されたものでないので、一應保留になつておるというような文句が書いてあつたのであります。今回この行政組織法の施行までの暫定措置に關する法律案の御提案がありましたが、あの新聞紙上に發表になりましたような内容を持つた行政組織法案を御準備なさつていらつしやると存じますが、急速に御決定にならない點はどういうふうな點であろうか、又あの新聞紙上に發表されておりますような内容のものを政府は提案されるお見込みでおりますかどうか、この二つの點を先ず伺いたいと思います。  それか……

第2回国会 決算委員会 第9号(1948/04/30、1期、緑風会)

○小野哲君 船田國務大臣に対しまして、この暫定措置に関する法律案の内容に対しまして二、三の点につきまして伺いまして、政府の明確なる御見解をお願いいたしたいと思います。この暫定措置に関する法律案は一見いたしますと、極めて簡單なように見受けますが、その持つております内容は誠に重大なものがありまして、行政官聴法の効力の延期であるとか、或いは経済安定本部並びに建設院等の、重要なる中央行政官聴の、存続に関する点にまで触れておるばかりでなく、附則の第二項におきましては、定員に関する措置について、これを定めるというふうな非常に重要な事項が包含されておるものと思うのであります。然るにも拘わらず、政府はこの種重……

第2回国会 決算委員会 第11号(1948/05/19、1期、緑風会)

○小野哲君 本日は大体において総括質問だと存じますので、法律の各條につきましての質問は差控えたいと存じますが、この御提案になりました法律案を通観いたしまして感じましたことは、從來官制によつて國家の行政組織が作られおつたものが、法律によつて規定されるという方針が、すでに第一囘の國会において打ち立てられていることは御承知の通りであります。特に第一囘國会におきまして、先ず最初に本委員会の手掛けました行政組織に関する法律案は、労働省設置法案でありまして、その際に新憲法の趣旨に則つて部局の設置は法律によるべきである、こういうことに院議が決定いたしまして、修正をいたした例があるのであります。その後或いは建……

第2回国会 決算委員会 第13号(1948/05/28、1期、緑風会)

○小野哲君 只今の委員長の御質問に関連して私も伺いたいと思つておつたのでありますが、この法律案を見ますと、研究所を法律で以て設置すると、こういうふうに解釈されるので、この趣旨はすでに労働省設置法案を審議いたしました際に、労働省においても、第十條において、産業安全研究所を置いて、こういうような事項を掌るのであるということになつておりまして、先般國家行政組織法案の審議に際して、内務部局は、やはり労働省設置法案を審議いたしました当時の趣旨に鑑みて、すでに行政組織の基準が立てられておるので、この趣旨に沿うように國家行政組織法案においても考えなければならないというのが、本委員会の意向であつたように伺つて……

第2回国会 決算委員会 第15号(1948/06/01、1期、緑風会)

○小野哲君 この法律案を見ますと、電波物理研究所を電氣試驗所に統合するということで、只今政府委員からの御答弁もありましたような考え方で作られたものと思うのであります。で、この法律案自体につきましては、内容その他において別に反対すべき筋合のものでないと考えます。ただ前回の委員会において私から発言いたしましたように、國家行政組織法案の審議に当りましては、この種試驗所或いは研究所等の施設の設置に関する取扱につきましては、十分に檢討を加えられる必要があろうと考えております。從つて一般論としてどう処置するかは國家行政組織法案の審議に委ねることにいたしまして、この法律案自体は私は可決すべきものと考えて賛意……

第2回国会 決算委員会 第19号(1948/06/05、1期、緑風会)

○小野哲君 只今學校關係の、特に醫科大學その他の研究所の經費の經理に關して政府當局並びに會計檢査院からの御説明があつたのでありますが、勿論現行の法規によりましては、いわゆる世間に言つております物々交換というふうなものは認められないことは勿論であろうと思いますが、これらの學校なり研究所がこういうインフレーシヨンの非常に激しい時代において、それぞれの研究所を擁し、又は學校經營をいたして行きまするためには相當の苦心を拂つているものと想像するのであります。從いまして緊急止むを得ないような事態が發生いたしました場合において、かかる措置をとつたということは法規の上におきましては批難すべき點もありますが、事……

第2回国会 決算委員会 第21号(1948/06/08、1期、緑風会)

○小野哲君 只今の問題に關連してちよつと伺つておきたいのですが、政府の方の國會に對する説明書の六十一ページにありますが、今の問題に關連して「個人の施策が極めて緊急を要する場合が多く」云々という言葉があるのですが、これはどういうふうな意味ですか。御説明を願いたい。

第2回国会 決算委員会 第22号(1948/06/11、1期、緑風会)

○小野哲君 若し何でしたら懇談になすつたら如何でしようか。

第2回国会 決算委員会 第23号(1948/06/15、1期、緑風会)

○小野哲君 只今中川君から御発言がございましたが、私も選挙の手続を省略して、指名を委員長に一任することに賛成したいと思います。よろしくお取計らい願います。

第2回国会 決算委員会 第24号(1948/06/21、1期、緑風会)

○小野哲君 今委員長からこの取扱いをどうするかというふうなお諮りがあつたのでありますが、すでに衆議院の方は近く修正議決して本院の方へ送付して参ることになつているようでありますので、この委員会としてはいずれはその修正の内容によつては両院協議会にまで持出すということになるのではないかと想像されますので、衆議院の修正の内容、それからこの委員会で目下審議いたしております修正案の内容とを比較檢討して頂きまして、今後の態度を成るべく早くお決め願うことがいいのではないか、かように考えられますが……。
【次の発言】 この國家行政組織法案によりましても、臨時に置くというふうに趣旨が明らかに出ておりますので、從つ……

第2回国会 決算委員会 第25号(1948/06/28、1期、緑風会)

○小野哲君 只今政府から提案の理由の御説明を拝承したのでありまするが、少年法の改正法案との関連があるように見受けられるのでありますが、これとの関係は國会においては、当該常任委員会と関連処理する必要があるのではないかと考えられます。その点について政府は、これは厚生委員だつたと思いますが、何かこの問題について政府の方から申入れをされておりますかどうか、この点を伺つて置きたい。
【次の発言】 只今の御説明で私も一應わかるのでありますが、この少年法の改正法律案が施行されるまでは、一應このままで行こうというのがこれに必要ないろいろな準備等もありますために、この法務廳設置法中の所要の点を改正しようというこ……

第2回国会 決算委員会 第27号(1948/06/30、1期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと簡單に伺つて置きたいのですが、私遅れて参りましたので、或いは重複した質問をいたして失礼するかも知れませんが、今回水産廳をお作りになります一つの考え方として、漁業権に関する労働問題が相当今後深刻に考えられるのではないか、かように思うのであります。例えば農民組合に対應した漁民組合が各所で発逹しつつあるようにも思われるのでありますが、これらの水産に関する、特に漁民についての労働問題につきまして、この水産廳はどういうふうな所でお取扱いになるか、又政府としては今後これが組合運動としての育成については、どういうふうなお考えを持つておられるか、尚又労働問題であるがために、政府としては労働……

第2回国会 決算委員会 第28号(1948/07/01、1期、緑風会)

○小野哲君 議事進行について、質疑を打切られることの動議を提出いたします。
【次の発言】 この工業技術廳設置法案は、我が國の鉱工業部門における技術の向上なり、或は発展を期する目的で今回置かれようとするので、その趣旨に賛成いたしたいと思うのでありますが、これが運営につきましては、どうしても民間との繋がりを十分に持つ必要があるので、この点に関して修正の意見を持つておりますので、その内容をここに読み上げたいと思います。   第四條中「工業技術運営審議会」の下に「、工業技術協議会」を加える。   第五條の次に新たに左の條文を設ける。   (工業技術協議会)  第六條 工業技術協議会(以下本條中協議会と……

第2回国会 決算委員会 第30号(1948/07/03、1期、緑風会)

○小野哲君 私の意見を申上げますが、審議会を設置するということは國会内に置くか、或いは政府部内に置くか、いろいろの方法があろうと思います。從つて千田委員の御趣旨のあるところは理解できるのでありますが、具体的にどうするかということは尚研究の余地があると思いますので、これをここで千田委員は決めるという意味でない、要望事項という御意向でありますが、私は尚研究しなければならない点があるように思いますので、決算委員会の要望事項としてお入れ下さることは如何かと思います。そのように考えて多少愼重の態度をとりたい、かように考えます。

第2回国会 決算委員会 第31号(1948/07/05、1期、緑風会)

○小野哲君 私は本案につきまして、次の修正案を提出いたします。  引揚伺胞対策審議会設置法案を次の通り修正する。   引揚同胞対策審議会秘匿法案修正案  第一條、第一項中「左の事項を調査審議するため」の下に「総理庁に、」を加へ、「引揚同胞対策審議会」の下に「(以下審議会という。)」を加える。同條第二項中「監督」を「管理」に改める  第三條及び第四條中「委員長」を「会長」に改める。  第五條を次のように改める。   第五條 審議会に、その事務を整理させるため、左の職員を置く。    事務長      一人     その他の職員  若干人   2 事務長は、厚生省の一級官吏の中から、内閣総理大臣が……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 閉会後第1号(1948/09/10、1期、緑風会)

○小野哲君 警察法の改正小委員会はまだ存続しておるのでございましようね。 委員長(吉川末次郎君) 存続しておるわけであります。
【次の発言】 いろいろなこういうふうな具体的な事案が発生することが、警察法を改正するという観点から調査する必要があるというふうな目的を以て調査をするということならば、一つの意味があるのではないかと思うのであります。この事件そのもののために調査をするというよりも、むしろ全般的な新警察制度が実施されて日尚浅いのであるけれども、その後の運営その他の関係を調査をし、且つそれに基いて、幸い政府の方では警察法の改正についていろいろ協議をされておるようでありますから、そういうふうな……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第2号(1948/01/31、1期、緑風会)

○小野哲君 前回に財政委員会の委員長から、地方財政委員会として当面の基本方針についての御説明がありまして、これに対して同僚議員からいろいろ質疑應答が行われたのでありますが、今は今日委員長に対して、地方財政委員会の基本的な態度と申しますか、こういうふうなことについて私の所見を申し述べて、委員長の御所見を承わりたいと、かように思うのであります。この地方財政委員会が、法律にもありますように、地方財政の自主権を確立して行くというところにあると共に、國家公益と地方公共團体の自治権の調和を計る、こういうふうな点を主眼といたしまして、いろいろの計画を立案すると、こういうことになつておるのは御承知の通りであり……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第3号(1948/03/22、1期、緑風会)

○小野哲君 今日の御説明によりましてまだ地方税財政制度改革要綱ということが本決まりになつておらないということを承知したのでありますが、大體地方財政委員會法によりますというと、所定の期日に出すようになつており、前囘の説明によりまして、一應延期するということについて了承しているのでありますが、いつ頃になつたら、大體纏まる見込であるかどうか、この點を伺つて置きたい。もう一つはこの要綱の中にありますように、基本原則竝びに關係法令のないものについては地方財政法を制定したい。こういうお考えのようでありますが、恐らく地方財政法案の御提案とみの要綱の本格的な確定は大體期日を同じうするのじやないかと想像されるの……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第10号(1948/04/26、1期、緑風会)

○小野哲君 大體今溝淵さんのお話で概要を理解することができたのでありますが、先程委員長の濱松事件の御報告の中にありました、在留朝鮮人の取扱についての明確なる認識が缺けておつたということも、民族的な感情の闘爭から起つたようにも考えるので、この點も十分取上げて行かなければならんと思いますが、同時にこういう事件が各所に勃發しておる。大體時期を同じうして起つておるというところに大きな問題があるのじやないかと、かように思うのであります。それについては、只今の政府委員のお答えでは、まだ内容的に問題は檢討されてないというお話でありますので、これは今日御答辯を頂かなくてもよいと思いますが、こういうふうな日本の……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第11号(1948/04/27、1期、緑風会)

○小野哲君 警察制度の問題につきましては、岡本君から質問がございましたので、私は観點を辯えて外務大臣としてのお立場での御所見を伺いたいと存じます。今囘の騒擾事件が國際的に考えまして各種の問題を包藏しているのではないか。第三國人の措置につきましての重要な問題を包藏いたしておりますことは、芦田さんから御説明があつた通りでございます。尚現下の國際情勢、特に徴妙な國際情勢の動きと關連いたしまして、この騒擾事件についとどういうふうな御所見を持つておられるか。尚本日の新聞によりますというと、今囘の騒擾事件につきまして、連合軍方面の所見が掲載されておつたようでありますが、國内的の問題といたしましても、この種……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第13号(1948/05/18、1期、緑風会)

○小野哲君 海上保安廳の事務所の設置に関し承認を求むるの件でありますが、横濱市外八市に海上保安本部を置き、函館市外十四ケ所に海上保安部を置きたいというのが主たる目的になつておるようでありまして、この内容を御説明を願い、且つ保安部の事務の内容を簡單に承りたいと思います。
【次の発言】 関連して伺いたいのですが、今の御説明によりまして業務の内容等は明らかになつたのでありますけれども、海上保安本部と、それから海上保安部でありますか、この関係はどういうふうになるのでありましようか。
【次の発言】 それでは大体只今の御説明によりまして、海上保安本部は海上保安部の上級官廳と、こういうふうに解釈して差支えな……

第3回国会 運輸委員会 第3号(1948/11/16、1期、緑風会)

○小野哲君 日本國有鉄道法案の提案の理由は、前回大臣から詳細承わつたのでありますが、この法律案と不可分一体になつておる公共企業体労働関係法案、これは併せて審議をして行かないと、マッカーサー元帥の書簡に指示された重点から外れて来るように私は思うのであります。併しながら一應今日は、恐らく総括的な質問を委員長はお許しになつておるものと考えますので、私から先ず総括的な意味においての日本國有鉄道法案を主体とした御質問を申上げ、更に後日機会を得て、各論的な内容に亘つての政府の御所見を伺いたい。更に機会を得て各論的な質問に入ります前に、日本國有鉄道法案の逐條に亘る政府当局の説明も頂きたい、かように考えており……

第3回国会 運輸委員会 第4号(1948/11/17、1期、緑風会)

○小野哲君 委員長に小委員の選定を一任することの動議を提出いたします。

第3回国会 運輸委員会 第6号(1948/11/24、1期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと神野さんにお伺いしたいと思います。今の借入金の問題と関連して資金調達の関係なのでありますが、こういうような公共企業体が企業を経営して行きます場合においては、或る程度のやはり債券の発行を認めることが必要じやないか。こういうふうに思うのです。從來のロンドンにおける交通運輸企業体についても同樣の方法が講ぜられておりますし、又我が國における営團組織についてもそういうふうなことがあるので、單純に借入金のみに依存する、特にこの法律案のように政府資金のみに依存するということは甚だ狭いと私は考えおる。只今の神野さんの仰せられました市中銀行その他からも借入金をすることについては、全然同感なの……

第3回国会 運輸委員会 第7号(1948/11/25、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(小野哲君) 船舶公團の総裁が出席されておりますので、委員各位の御質問に應じては必要に應じて総裁の発言を許したいと思いますが、如何でざいましようか。
【次の発言】 ではさように取計います。丹羽委員。
【次の発言】 丹羽委員ちよつと御相談しますが、若し必要に應じては詳細な数字に亘ることならば、或いは総裁のどなたか代理者から説明をされてもいいのではないかと思うのですが……、総裁資料お持ちでございますか。
【次の発言】 それでは総裁からどうぞ。
【次の発言】 只今丹羽委員から資料の提出の要求がありました。船舶公團は、政府を通じて國会の方へ提出するようにお計らいを願いたいと思います。尚私からちよ……

第3回国会 運輸委員会 第8号(1948/11/27、1期、緑風会)

○小野哲君 前回の委員会で運輸大臣から私の総括的な質問に対してお考えを伺つたのでありますが、本日は更に進んで、やや具体的の問題について政府のお考えを承つて置きたいと思います。併し運輸大臣に対しまして、伺いたいことを、時間の関係もありましようから、先にしたいと思いますが、今回の日本國有鉄道法案の内容を見まして、実に物足りない感じをしておりますことは、先程委員長からも意見の開陳があつたので御承知の通りでありますが、私も同様に今回のその法律案が、労働関係に重点を置いておるという点については了承いたしておりまするが、日本國有鉄道法案の内容から考えますと、どうしてもパブリック・コーポレーション、公共企業……

第3回国会 運輸委員会 第9号(1948/11/29、1期、緑風会)

○小野哲君 この日本國有鉄道法案の総括的な質問が出ると思いますが、まだ実はこの法律案自体の逐條の説明も聞いておりませんし、又具体的の問題についての御質問もあるのではないかと思いますので、若し許されるならば一應各省別ぐらいに逐條説明を聞きまして、それに対して各省別に質問をする、こういうふうな方法をお取り下すつたら如何かと思いますが。
【次の発言】 ちよつと委員長に伺いますが、一應全部の説明を聞きました上で質問をいたしますか。
【次の発言】 今丹羽委員から御質問がありました第一條の問題でありますが、これと関連して公共企業体労働関係法安のやはり第一條を考えなければならんと思いますが、この日本國有鉄道……

第3回国会 運輸委員会 第10号(1948/11/30、1期、緑風会)

○小野哲君 今委員長からお話しになりました諸事項は、昨日の逐條説明に伴う質疑の際においても、委員から質問をいたしたような次第であります。從つて本日の委員会で更にこれを確認する、又本委員会の意見に対して政府が如何なる所見を持つておるかということを質すことは結構だと私は思います。そういう意味で、この際更に今の諸点についての質疑を行われることについては、異議はございません。
【次の発言】 私昨日の逐條説明に伴う質疑の際に、伺い洩れをしておつた点もありますので、この際補足的な質疑をいたしたいと存じます。それは職員関係の点でありますが、この法律案の規定によりますと、國有鉄道の職員は、公共企業体労働関係法……

第3回国会 議院運営委員会 第4号(1948/11/08、1期、緑風会)

○小野哲君 門屋さんの御意見も極めて御尤ものように考えますが、議会みずからが議会の審議権を縛るという事実になつたときには、それは私共甚だ賛成し兼かる、併し第一回國会、第二回國会も、むしろ延長された部分の方が長いのでありまして、そのために從來の先例は、私は確実には存じておりませんが、大体政府の申入れ通りで会期を一應承知いたしております。そうして必要に應じて逐次何回でも会期の延長をいたしております。審議権を拘束したことは結局ない。ですから、それらのことを考えると、先例に從つて一應政府の申入れを受諾するということも、敢て議会の審議権能をみずから縛るのだということにはならんと思います。必要に應じていつ……

第5回国会 運輸委員会 第1号(1949/03/18、1期、緑風会)

○小野哲君 先般日本國有鉄道法案の審議に当りまして、私G・H・Qの方との折衝を担当しておつたのでありますが、当時のG・H・Qの考え方としては一應國有鉄道を公共企業体に供するということを前提としてあの法律案を処理するというふうな建前であつたと思つておりますが、最近の情勢から考えますと、國有鉄道が公共企業体として独立採算制を確立するということが主な狙いにもなつておるようでありますので、その運営の点につきましても、單に公共企業体に移行するという意味ばかりでなしに、実体的な問題を取上げて檢討を加える時期に到達しておるのではないかと考えられます。尚又参議院自体とした改正を必要とする問題もあるようでありま……

第5回国会 運輸委員会 閉会後第1号(1949/08/01、1期、緑風会)【政府役職】

○小野哲君 今の自由港地帶法試案というものを拜見しておるのでありますが、これは港湾に関する統制が整備されないとなかなか実施が困難じやないかと思うのであります。港湾法案は次の臨時國会に御提案の御見込がないですか。

第5回国会 運輸委員会 第2号(1949/03/19、1期、緑風会)

○小野哲君 只今下山次官から運輸省の機構改革並びに予算の問題で御説明を伺つたのですが、一應御説明を伺つて置くことにいたしまして、行政管理廳の中川部長御出席でありますので、私から行政機構の改革問題についてのお考を伺つて置きたいと思うのですが、今下山次官からのお話では、一應運輸省の機構改革案が内閣に提出されて、内閣で目下審議中である、こういうふうなお話でありますので、どういうふうな内容の案をお出しになつたのか、新聞紙上以外はよく存じませんけれども、内閣において御審議中ならば、内閣のお手許で運輸省の成案は御存じのことと思いますので、先ず行政管理廳にいろいろ伺つて見たいと思うのです。今回の行政機構の改……

第5回国会 運輸委員会 第4号(1949/03/26、1期、緑風会)

○小野哲君 只今文部当局からの御説明によりまして、大体文部省として商船大学の設置に関する方針の大体を承知することができたと思います。で、私自身の考え方も商船教育の特殊性、特に実習を本体として教育制度を多分に織込まなければならんということ、それから船員の再教育、先程秋山政府委員が言われたように、終戰後における船員の再教育が今後の我が國の海事行政の方では重大な使命を持つているというふうな二つの点から考え合せましても、立体的な経営においては、やはり海事行政の一環として、船員の教育行政を担当して、言い換えれば運輸省がこの衝に当るということが妥当のように思うのであります。ただ学校教育の一般的な國の考え方……

第5回国会 運輸委員会 閉会後第4号(1949/10/10、1期、緑風会)【政府役職】

○小野哲君 ちよつと伺いたいのですが、只今の説明の中で、旅客運賃の方はこの際是正して行くというふうな意見があるのですが、先般來の國有鉄道の原案によれば、國鉄貨物運賃は八割値上げをしたい、今度は運輸審議会等における研究の結果九割というふうなことになるようでありますが、いろいろ光程お話があつたように、優等車を附けて見たり、或いは特急を運轉させたりして行くような関係から、当初お考えになつたような收入減が、こういうふうなサービの向上によつてどういう影響を與えておるか、又今後どんなふうな今年度予定收入の上に影響を及ぼすであろうかというような点のお見込みと並びにサービスの改善をやられた結果どういう状態にな……

第5回国会 運輸委員会 第5号(1949/03/29、1期、緑風会)

○小野哲君 今本対國務大臣から極めて概要のお話がありまして、二、三お聞きしたい点もありますので、私から質問いたしたいと思います。先般來本委員会では、今回の行政整理に伴う、或いは又行政整理と同時に行われる機構改革の問題について多大の関心を寄せておつたのでありますが、特に運輸委員会の直接な関係事項としての運輸行政の点について、行政機構の在り方については格別な注意を持つておるような次第であります。中央機構の点についてはまだ具体的に御決定にならないというお話でありますが、すでに数週間前の新聞紙上には内閣案というものが発表されておりまするし、又昨日の全國の知事会議においては、どなたか存じませんけれども、……

第5回国会 運輸委員会 第6号(1949/04/05、1期、緑風会)

○小野哲君 只今請願小委員長から御報告もあつたのですが、特に重大なる問題であり、先ず緊急解決を要する、こういう趣で委員長から諮られたわけでありますが、特にその中で行政機構の問題として、地方出先機関である運輸省所管の道路運送監理事務所を地方廳へ移譲する件については、請願委員会における審議の経過の御報告にありますように、陸運行政の特殊性から考え、又その事業の性質から判断いたしまして、尚又地方自治体が一面行政監督権を握り、他面事業の経営に当るということは、監督行政と経営とを分離しなければならない原則に反する点から考えましても地方廳に移譲することは適当でないと私は考えるわけであります。この問題について……

第5回国会 運輸委員会 第7号(1949/04/21、1期、緑風会)

○小野哲君 私は運賃制度の問題の質問ではありませんで、二十四年度本予算とこの運賃法の改正法律案との関係について政府の御所見を承わつておきたいと思います。  二十四年度の予算は御承知のように昨晩成立したわけでありますが、この予算を実行するために必要な法律がまだ整つておらないものがあるわけで、その中でも特に國有鉄道の運賃法案の改正が、豫算の成立以後において御提案になつたわけでありまして、この点は通信料金の場合と同様と考えるのでありますが、予算の成立以後において、この法律案の取扱い方如何によつては、豫算の実行に相当大きな支障を來たす虞れがあるのじやないか、こういうふうに考えるので、從つて本委員会とし……

第5回国会 運輸委員会 第8号(1949/04/22、1期、緑風会)

○小野哲君 藪谷政府委員に伺いたいと思いますが、或いは全体の問題として大臣に伺いたいと思つておりますが、これは又別の機会といたしまして……。
【次の発言】 先ず伺いたいことは、國有鉄道の二十四年度の輸送計画がどうなつておるか。この内容を承わりたいと思います。次に、輸送計画の内容と考え併せて、二十四年度の予算によつて一体この輸送計画を実現する可能性があるかどうか。で、輸送計画が一つの計画として立案されておりますので、予算の実行に当つて、この輸送計画を実施するのに果して可能であるかどうかという問題が起つて來るであろうと、かように考えられるのです。先ず、この点をお伺いして、尚あと二三の問題を関連して……

第5回国会 運輸委員会 第9号(1949/04/23、1期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと伺つて置きたいのですが、今度の六割運賃の値上げに伴うて最低運賃の問題ですが、これはやはり六割増になるのではないかと思うのですが、これがどうなつているかということと、それから細かい点になりますが、端数の処理の関係がどういうふうになるのか、旅客の予算收入には右の操作による増收を見込んでおるのかどうか、この点を第一に伺つて置きたいと思います。次は今回の昭和二十四年度の運送計画の中で、旅客の人員が掲げられておるのですが、旅客の自然増をどのくらいに見込んでおられるか、この二点について伺つておきたいと思います。
【次の発言】 只今の政府委員の御説明によりますと、八・五%の減が結果から見……

第5回国会 運輸委員会 第10号(1949/04/25、1期、緑風会)

○小野哲君 現在通訳案内業が内務省令の取締規則で從來はやつておつたんですが、これが失効になつて今度新たに法律を制定されようというのが、この通訳案内業法案の趣旨であると思いますが、先ず現在一体通訳案内業に從事している者はどれくらいおるかということ、第二はどういうふうな経歴、学歴等を持つておるかということ、そういう点を伺つておきたいと思います。
【次の発言】 今度は試驗制度によつて、言い換えれば資格を與えるということが一つと、それから指導取締上の便宜上から都道府縣知事において免許を行うというふうなことが主な狙いになつておるようですが、大体こういうふうな取扱をする場合においては、免許について基準を定……

第5回国会 運輸委員会 第11号(1949/04/26、1期、緑風会)

○小野哲君 港則法の一部をこの際改正する場合に、特定港の外にもこれを準用するということになるのですが、この法律施行に伴なつて経費はどういうふうになつておりますか、伺つて置きたいと思います。
【次の発言】 只今の政府委員の説明によりますと、この港則法の改正に伴う経費は、主として施設費にあるように伺つたのですが、從つて今委員長からもお話になりました港内の清掃等に要するための費用は、この改正法の中にも必要な措置をしなければいけない。こういうことになつておりますので、これは恐らく義務費になつて來るのではないか、こう思うので、從つて、これらの経費が二十四年度の予算にどの程度計上されているか、そうでなけれ……

第5回国会 運輸委員会 第12号(1949/04/28、1期、緑風会)

○小野哲君 この改正法律案につきましてその内容において必らずしも満足すべきものでないのでありますが、目下の諸情勢から考えまして誠に遺憾ながら止むを得ないものと認める次第でありまして、ただこの際次の諸点について政府に対して要望いたしておきたいと思います。  先ず第一は、この法律案は本年度予算案の審議に先行し、又は少くともこれと並行して、提案され、且つ審議さるべきものであるに拘わらず、予算案成立後提案せられましたことは妥当でない。且つ実施期日を予定して國会の審議を著しく制約するがごとき印象を與えておりますことは極めて遺憾であります。私は本委員会においてこの点に関する注意を喚起いたしましたところが、……

第5回国会 運輸委員会 第14号(1949/05/09、1期、緑風会)

○小野哲君 委員長に指名に一任いたしたいと思います。

第5回国会 運輸委員会 第15号(1949/05/11、1期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと私二三の点を伺いたいのですが、この法律案の第二條及び第五條第一項によりますと、海上保安廳以外の者が設置及び管理をするというふうな場合においては、それぞれ海上保安廳長官の許可を受けなければならないと、こういうことになつておりますが、省令によつてその内容を規定することに法律案は書いておりますが、單に許可の申請の手続だけを規定するものと了解してよろしいかどうか、この点を先ず伺つて置きたいと思います。
【次の発言】 もう一つ伺つて置きたいことは、航路標識を設置する場合におきまして、海上保安廳だけがやるということになりますが、その形式或いは種類も一定し易いのでありますが、海上保安廳以……

第5回国会 運輸委員会 第16号(1949/05/12、1期、緑風会)

○小野哲君 二、三の点についてお尋ねします。  第一は第二條の第一項と第二項の関係であるが、この点はつきり御説明願いたい。
【次の発言】 次に第一條の監理委員又は総裁となるべき者の指名に関する件でありますが、万一國会が閉会になつたとか、或いは他の予想し得ない事情のため、委員となるべき者の指名ができないときは、どう考えられていますか。
【次の発言】 私も別にさような心配が現実に起ると思つて御質問したのではないので、その点御了解を願います。只法律措置として政府はどう考えておられるか一應伺つて見て置く必要があると思つたからであります。  次に伺いたいのは、第十五條で國有鉄道運賃法の一部を改正されてお……

第5回国会 運輸委員会 第17号(1949/05/13、1期、緑風会)

○小野哲君 これは衆議院の運輸委員会の修正案のように聞いているのですが、從つて衆議院の内閣委員会でこの修正に同意しておるかどうか、この点は如何ですか。
【次の発言】 私もその間の事情はよく存じませんけれども、運輸委員会としてこういうような案が纒まつているのではなかろうかと推測をするわけなんです。從つてこちらも衆議院の運輸委員会の修正意見の中で同調し得るところもありましようし、又追加しなければならない点もありましようから、一應この際どういう修正案に纒めるべきかということについてこの委員会で御相談願つたら、かように思うのです。
【次の発言】 極く簡單なことですが伺つて置きたいのですが、この法律案の……

第5回国会 運輸委員会 第21号(1949/05/18、1期、緑風会)

○小野哲君 私から一点伺つて置きたいのですが、これは昨日の委員会でありましたか、船員の問題について伺つたときに、船員が海員組合に属しておる。こういうふうな御答弁であつたと思います。昨秋來の船員に関する給與の問題は、御承知の如く種々なる経過を辿つて來ておるものでありまして、それがために船員のストライキまで惹起したというふうな事例があるわけでありますが、今回のこの措置は船舶運営会の性質から考えまして、暫定用若しくは経過的な措置のようにも考えられますので、從つて当然船舶運営会の予算の範囲内において処理さるべき事柄ではありますけれども、先程海員局長の御答弁によりますと、当該團体相互の間において交渉をし……

第5回国会 運輸委員会 第24号(1949/05/22、1期、緑風会)

○小野哲君 私聞きたいことがあるのですが、この海上運送法案中で定期航路事業というのは旅客の運送に從事するものであつて定員が十三名以上、そういうふうになつておりますが、貨物事業についての定期の性質を持つているものがあるのではないか、こういうふうに思うので、貨物船については定期航路事業としての法律における取扱いがないのはどういうわけか、ということが第一点であります。  第二点としては旅客定員を、これは先程ちよつと政府委員からお話があつたようなんですが、聞き洩しましたので伺いたいのですが、十三人以上ということにしておりますのは、どういう根拠があるのか、それから逓信省告示として以前に海運業の種類が決め……

第5回国会 議院運営委員会 第37号(1949/05/23、1期、緑風会)

○委員外議員(小野哲君) 私から、板谷委員長が即に御説明申上げましたのでございますが、更に補足的に見解を申述べまして御了解を得たいと存じます。この法律案は板谷委員長からお話しがございましたように、交通の政策的な見地からしまして、この際拂い下げをする途を開く意味におきましての、運輸大臣に対する一つの立法措置でございまして、運輸大臣はこれによりまして、具体的な措置を講じようとする場合におきましては、運輸省の機関であるところの運輸審議会に諮つて、その上で更に両議院の同意を得なければならない、かようなことに相成つております。而して、國有財産との関係の問題でございますが、勿論この問題につきましては、この……

第5回国会 地方行政委員会 閉会後第8号(1949/09/12、1期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 実は私政務次官に就任いたしまして早速御挨拶に罷り出なければならなかつたのでありますが、丁度デラ台風の発生がございまして、以後引続いて九州、四國並びに和歌山縣地方の災害地の視察に参つておりましたような関係上、その後機会を失して御挨拶に罷り出ませんことを誠に恐縮に存じている次第でございます。御承知のごとく地方行財政に亘つて誠に重大な時期に際会しておりますので、皆樣方の御支援、御協力によりまして、職責が全ういたされまするように念願いたしておるような次第で、何とぞよろしくお願いを申上げたいと存じます。  本日はシャウプ勧告案についての御審議と承つているのでございますが、実はシャウ……

第5回国会 地方行政委員会 閉会後第10号(1949/09/19、1期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 大変突発的な故障ができまして遅れて参つて誠に恐縮に存じます。今お尋ねになりました点につきましては私も地方自治の行政に携わつておりまする一人として、地方財政の適切な運用を図つて行かなければならないということを考えるのでありまして、今回のシヤウブ報告書に掲げられておりまする内容を的確に実施いたします場合におきましても、これら適当な措置を講じて行かなければならない。又地方自治廳が從來からもさようでございましたが、今後もやはり地方財政の面について何らか指導或いは自主的な助言をして行くということから考えましても、適切な指導をいたして行かなきやならんというふうに思つておる一人でありま……

第5回国会 文部委員会 閉会後第9号(1949/09/26、1期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 只今御質問がございましたのでありますが、尚本委員会で定員定額制の実施に関しての地方自治廳からの通牒に関するいろいろと御審議がありましたことを承わつた次第でございます。この問題につきましては、先般來地方自治廳の当局からも縷々御説明いたしたと存じますが、問題は地方財政のみの問題ではなくして、言換えれば、義務教育費國庫負担法に基いての措置に相成りますので、而もこの枠の範囲内において國庫負担と見合せた地方負担をやつて行くという建前になつております現状から考えまして、自治廳といたしましては、この國庫の支出の面が如何ように相成るかということと関連しての措置を講じなければならない。かよ……

第6回国会 運輸委員会 第9号(1949/11/27、1期、緑風会)【政府役職】

○小野哲君 ちよつと伺いたいのですが、今の高田さんの御質問に関連をしておりまするが観光審議会についてはいろいろ政府もお考えになつておるようでありますが、今度の国際観光事業の助成に関する法律案を立案されます場合に、むしろ観光審議会というものが総理府の附属機関として置かれておるような現状を是正して、先程大臣も言われたように、国際観光事業の助成に関する基本的な法律が審議されようとしておるのでありますので、むしろこの法律の中に国際観光事業の助成のために必要な機関として従来考えられておるような観光審議会というようなものを置かれることを御研究になつたかどうか、又この補助金を交付される場合においても、單に政……

第6回国会 地方行政委員会 第1号(1949/10/25、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今委員長から御指示がございました地方自治庁関係の本国会に提案いたすべき予定になつております法律案は、只今のところ三つございます。先ず第一は、地方行政調査委員会議設置法案でありまして、その外に地方公務員法案並びに地方自治法の一部を改正する法律案以上三件の予定に相成つております。これらの三法律案は一応閣議において決定をいたされまして目下所要の手続を進行中でございますので、本日具体的にいつこれを提案いたすかということについて期日を申上げますことは尚その時期ではなかろうと存じます。つきましては御要求によりまして、これら三法律案の概要について私から御説明申上げ、尚御質疑の点につ……

第6回国会 地方行政委員会 第2号(1949/10/31、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今東京都における特別区の問題について種々御陳情があり、私も陪聽いたしたのでありますが、只今政府の見解はどうか、こういう御質問がございましたので、委員の御質問に対して御答弁を申上げたいと思います。東京都の特別区は御承知のごとく、特別地方公共団体の中に入つておりまするし、地方自治法の規定によりまして第二編の市に関する規定が適用されるということは明らかになつております。今般シヤウプ使節団の勧告に基きまして、地方税制全般に亘り改正をいたさなければならないことに相成つておりまして、目下これに関する諸般の準備を進めておるのであります。それと同時にシヤウブ使節団の勧告によりますれば……

第6回国会 地方行政委員会 第3号(1949/11/14、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 先程委員長からのお尋ねもありましたが、只今吉川委員からの御質問の方を委員長もお取上げになつておりますので、私からお答えいたしたいと思います。実はこの問題について私自身政務次官の地位にありますので、何らか適当な機会に官房長官等から答弁をお聽き願うようにいたすことを私としては希望する次第でありまして、私は政務次官たる資格において、また政府委員である資格において本委員会に出席いたしておる、かように考えておる次第でございます。
【次の発言】 私は今申上げましたように、政府委員としても任命もされておりますので、それに従つて政府委員として出席いたしておる。この程度の御答弁を申上げる……

第6回国会 地方行政委員会 第4号(1949/11/19、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今議題となりました地方配付税法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明申上げます。  本年度の地方財政は国、地方を通ずる総合予算の均衡を徹底するために極端に圧縮を余儀なくされましたことにつきましては、ここに申述べる必要のないところでありますが、なかんずく地方配付税がその法定率三三・一四%を、地方配付税法の特例に関する法律によつて一六・二九%に切り下げられたことは、今年度の地方財政の運営をして困難極まりないものとしたのであります。地方団体としては止むを得ず経費の支出に極度の切詰を行つたにも拘わらず、各種災害は相次いで起り、これに伴う財政支出……

第6回国会 地方行政委員会 第5号(1949/11/21、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 所用のために出席が遅れまして誠に申訳ございません。先ずお詫びを申上げます。只今吉川委員から勧告の問題につきまして、その字義の問題、或いは勧告に代つて、明らかにするためには他の言葉を以て書いた方がよいのではないか、こういうような御質問のように承つたのであります。勧告の意味につきましては、先程来次長から御答弁を申上げたことと存じますが、我が国の法制の体系から考えまして、勧告という文字が割合に頻繁に使われ出しましたのは最近のことであろうと思うのであります。例えて申しますならば、国家公務員法における人事院の勧告のことであるとか、或いはその他海難審判法にもその用例があつたように記……

第6回国会 地方行政委員会 第6号(1949/11/22、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 西郷さんの御質問にお答えをいたしますが、先程私から御答弁いたしました際にも、議長として投票権がある。議長としてと申しますか、委員としての立場において投票権を持つております。従つて議長の地位に就いた場合におきましても投票権があるのだというような説明をいたしたのであります。従いまして佐久間課長が、投票権が二個あるというようなことを申したかと存じますが、これは今法制意見第二局長からお話のありましたようなことで、その点は御了承願つたのではないかと思いますが、可不同数の場合において、議長がこれを決するという場合も想像されるのでありますけれども、只今申上げましたように、五人の委員の……

第6回国会 地方行政委員会 第9号(1949/11/26、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今の鈴木さんの御質問に対して本多国務大臣から御答弁がございましたが、自治庁関係として担当いたしております点について、私からお答えをいたしたいと思います。  地方公共団体における人員の整理については、政府の方針に準じてこれを行うように勧獎をいたして参つたことは、本多国務大臣の御答弁の通りでございます。然るに地方公共団体におきましては、この政府の行政整理の方針が決定いたされる以前から、すでに欠員不補充等の措置を講じて参りまして、地方公共団体の自主的な立場において相当整理が行われておつたのでございます。今後におきましては、御承知のごとく目下民審議を願つておりまする地方行政調……

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/29、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答えを申上げます。只今田村さんから御質問がございました不動産取得税の廃止並びに入場税の軽減に関しましては、仰せのごとくシャウプ勧告書によりまして明年度よりこれが実行を勧告されておるのでございます。政府といたしましては諸般の経済取引の実情等を考え合せまして、又各方面の御要望にも副いたいと存じまして、地方税法の一部を改正する法律案をこの臨時国会に提案いたすべく所要の手続を履んで参つておるのでございます。然るところ関係方面におきまして有力な意見も起つて参つておりますので、更に折衝を継続いたしまして、これが実現を図りたい、かように存じておるのでございます。ただ只今田村さんが御……

第7回国会 議院運営委員会 第11号(1949/12/24、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今議題となりました地方自治委員の認命につき両議院の同意を求める件につきまして、その提案の理由を簡單に御説明申上げます。  地方自治委員の任命につきましては、地方自治庁設置法第四條第三項の規定によりまして、両議院の同意を経ることとなつているのでありますが、本件は欠員中の二名の地方自治委員の補充として、全国の町村議会の議長の連合組織の代表者として推薦されました齋藤邦雄君、及び学識経験者として遠山信一郎君を任命することについて、国会の同意を求めんとするものであります。即ち地方自治庁発足当時におきましては、全国の町村議会の議長の連合組織ができていなかつたため、この連合組織の代……

第7回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1950/05/10、1期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 丁度知事会議がございまして先程済んだばかりで大変出席が遅れたわけでありますが、自治体警察の選挙の取締に関する経費の負担の問題であると存じますが、勿論地方財政法にありますような直接の選挙費用には該当して来ないものと解するのであります。ただ平衡交付金の運用によりまして地方の所要の経費につきましては、或る程度賄い得る途は開かれるのでありますので、地方税制の改正その他によりまして財源の賦與も従来に比べますと、将来においては或る程度彈力性を持ち得るものとは考えますが、併し十分に果して自治体警察の所要の選挙取締経費を賄えるかどうかということは、必ずしも断言できないかと思うのであります……

第7回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1950/06/05、1期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 地方税法案の問題につきましては吉川さんからの御要求もございますので、国務大臣の出席の上御説明することが適当であろうと思います。  地方税法案が廃案になりました以後における善後措置は、地方財政平衡交付金の概算交付、大蔵省預金部の資金の融資によりまして差当り第一回半期分の歳入不足を補うことに決定いたしまして、目下これが取進めをいたしておるような次第であります。大体第一四半期における歳入不足は三百億近く、大要二百八十億程度に相成りますので、これが只今申上げましたような措置によつて埋合せをするということで五月、六月に亙りまして所要の措置を講じておるような次第でございます。  尚政……

第7回国会 地方行政委員会 第3号(1949/12/19、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 西郷さんの御質問にお答えをいたします。警察関係の特に自治体警察が創設される際における措置については、財政部長からお答えを申上げたわけでありますが、只今拝見いたしました警視総監から出ておりまする起債の一覧の内容等についても、尚相当検討を要する点があるのではないかと存じます。尚又岡田さん、鈴木さん、只今西郷さんからのお説のように、一体自治体警察創設に必要な経費をどの期間、これを書換えれば附則の適用があるかという問題でありますが、実は私としてはまだ実情を十分に把握いたして、おりませんので、ここで御答弁を申上げることができないのを遺憾に存ずるのであります。この点につきましては起……

第7回国会 地方行政委員会 第4号(1949/12/22、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 消防力を強化整備いたさなければならんことは、先程の御陳情なり、或いは長官の御説明によりまして全く同感のところであります。ただ問題はこれに必要な市町村等における財源を如何に確保すべきであるか、この問題であろうと思うのであります。御承知のごとく西郷さんも御指摘のように、地方財政が極めて窮迫しておる状況にありますので、決して消防のみについて、或いは教育、又は警察等との比較から財政支出の上で軽視をしたということにはなつておらないであろうと思うのであります。一般地方財政の窮乏の結果、止むを得ざるに出ておる措置ではなかろうかと思うのであります。尚この点に関しまして陳情の際にお触れに……

第7回国会 地方行政委員会 閉会後第4号(1950/07/07、1期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 地方税法案が第七国会におきまして不成立になりました以後、政府としましては地方団体の財政の現状に鑑みまして、一面暫定措置は講じて参つたのでありますが、何と申しましても地方税法案の成立に対しまして多大の期待をかけておりますので、関係方面と折衝して参つたのでございます。その結果後刻鈴木次長から内容につきましては、その経過並びに近く提案を見ようといたしておりまする溝案の、政府としての今回再検討を加えましたような点につきまして、説明をいたしたいと存じておりますが、右のような経過を辿りまして、政府案は一應決定を見ておるような次第でございます。目下関係方面と折衝を続けておるのでございま……

第7回国会 地方行政委員会 第5号(1949/12/24、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 本日は木村国務大臣が出席いたしまして御説明申し上げる筈でございましたが、よんどころない病気のために出席いたしかねまして、私代りまして御説明いたしたいと思います。この点予め御了承願いたいと思います。  地方行政調査委員会議設置法は御承知のごとく、前国会において御審議を頂きまして成立を見たのでございますが、政府は地方行政調査委員会議の任務の重大なることに鑑みまして、広く各界に亘つて最良の適任者を得べく物色して参つたのでございます。地方行政調査委員会議設置法によりますと、委員五人の中三人は、全国の都道府県、知事の連合組織の代表者、全国の市長の連合組織の代表者、全国の町村長の連……

第7回国会 地方行政委員会 第6号(1950/01/27、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今委員長から、この国会に政府として提案の予定になつておる、特にこの委員会で御審議を願うことになつております各法律案の模様を話をするようにというお話でございますので、只今のところの状況を申上げて見たいと存じます。  今回提案いたしたいと存じております法律案は、相当多数に上つておるのでございます。先ず地方自治法の一部改正法案、通商産業省及び運輸省の地方行政機関の整理に伴う臨時措置に関する法律案、このうちで地方自治法の一部改正法律案はすでに提案済みでございます。  尚新たに提案いたしたいと存じておりますものに地方公務員法案がございます。又地方公務員法の施行に伴う関係法律の整……

第7回国会 地方行政委員会 第8号(1950/02/03、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今委員長から御要求がございましたので、政府における地方税法の改正法律案につきましての、取扱の経過について概要お話を申上げたいと思います。

第7回国会 地方行政委員会 第11号(1950/02/13、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 昭和二十五年度における地方災害復旧事業費の国庫負担の件でございますが、この点につきましては、御承知のごとくシヤウプの税制報告書に基きまして全額国庫負担の制度を創設することに相成つたのでございます。尚近く法案として提案いたしまして委員会の御審議を仰ぐことに相成つておりまして、閣議で決定いたし所要の手続を進めておるような次第であります。内容につきましては、財政部長から説明をいたしたいとぞんじます。
【次の発言】 先程来、昭和二十五年度における災害復旧費の全額国庫負担に関する予算関係並びに将来の見通しについての御賛同がございまして、財政部長からもそれぞれお答えを申上げたのでご……

第7回国会 地方行政委員会 第12号(1950/02/16、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 地方財政平衡交付金につきましては、新らしい制度でございますので、政府といたしましてはこれに関する法律案を作成して国会に提案をし、御審議を願いたい、かような心組で準備をいたしておる次第であります。一応成案を得まして、尚多少折衝しなければならん点もございますので、これらの取運びれをいたしました上で提案をいたしたい、かように存じております。内容につきましては財政部長から説明をお聴き取り願いたいと思います。

第7回国会 地方行政委員会 第13号(1950/02/17、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 地方自治法の一部を改正する法律案につきましては、大臣から御審議に対しましてお願いを申上げた次第でございますが、実はこの内容にもよりますけれども、直接請求の手続等に関係いたしまして、地方政治の安定を期する意味合も含まれておるような関係もございますので、政府といたしましては、愼重御審議の上成るべく早く御決定を頂きますならば大変仕合せと存じます。
【次の発言】 只今島村委員から御質問がございました金庫の設置につきまして、これを拡張してはどうか、こういう点について地方自治庁はどう考えるかというお尋ねであつたように存じますが、この点につきましては、地方団体或いは地方議会の議長諸君……

第7回国会 地方行政委員会 第22号(1950/03/24、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今委員長から御説明がございました地方自治委員会委員の補充選任につきまして、参議院の御承認を得べく手続を進めておるのでございますが、候補者と相成つておりまするのは、金刺不二太郎君と小澤二郎君でございます。履歴書は只今お手許に御配付申上げたかと存じますが、金刺不二太郎君は現在川崎の市長でありまして、全国市長会の会長に相成つております。御承知のごとく地方自治委員会におきましては、その委員はそれぞれの地方団体の連合組織の代表を推薦することに相成つておりますので、市長会から金刺君が推薦を受けておるのでございます。  尚次に小澤二郎君について申上げますと、現在は横浜市議会議長をや……

第7回国会 地方行政委員会 第26号(1950/03/30、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今上程に相成りました地方税法の一部を改正する等の法律案について、その提案理由を御説明申上げます。  周知のごとく、政府といたしましては、シヤウプ勧告の趣旨を尊重しつつ地方財政を確立するため、地方税財政制度の根本的改革を意図し、目下これに関する法律案を提出中でありますが、何分にもこの法律案は多くの重要な改革案を包含し、且つその関連する部面も広汎多岐に及び、国民生活に及ぼす影響も亦甚大なるものがありますので、この法律案の提出に当りましては、地方財政の確立という要請と国民生活乃至国民経済の激変緩和という要請との調整を図ろうとして出来得る限りの愼重な態度を以て臨んだのでありま……

第7回国会 地方行政委員会 第29号(1950/04/13、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今委員長からお話しがございました目下審議されております漁港法案についての、自治庁側の見解の概要を申上げたいと思います。  御承知のように港湾管理の方式については、昨年来種々関係方面においても検討が加えられまして、これに基いて今回近く政府において港湾法案を提案いたしたい、この目的で準備をいたしておるのであります。港湾の管理方式につきましては、最近の考え方として、地方公共団体が主体となつてやつて行くのが適当である。未だ確定的な港湾法案の内容について申上げる時期ではないと思いますが、管理形式にいたしましても、或いは港務局を作り、或いは又地方公共団体が港湾管理者として、港務局……

第7回国会 地方行政委員会 第32号(1950/04/18、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 先ず地方財政平衡交付金法案並びに地方財政委員会設置法案の今日までの経過を御説明いたしたいと思います。御承知のように両法案は、すでに政府としましては相当前項に関係方面に対して手続を進めておつたわけでありますが、一日も早く何らかの意思表示があることを期待しておりましたところ、最近になりまして関係方面の或る程度の意見を聞き得る段階になつたのであります。速記を……。
【次の発言】 次に御承知のごとく地方税法案が幾多の紆余曲折を経まして、去る三月二十三日にこの国会に上程の運びに至りまして、目下御審議を願つておる次第でありますが、何分にもこの法案は、極めて画期的な内容を含み、現下の……

第7回国会 地方行政委員会 第34号(1950/04/21、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 波多野さんから先程の大臣に対する質問の中で、大企業よりも中小企業の方が負担が重くなるであろう、こういう予想をされておるのですが、私共の従来からの調査等によりまして、又この法律案の内容を深く検討して見ますと、或いはそれは見解の相違ということになるかも知れませんが、中小企業者の方が大企業に比較して軽く課税されることになるのじやなかろうか、負担がそれだけ少いのじやなかろうか、こういう予想を持つておるわけで、御承知のように今回の地方税法の改正が私から申上げるまでもなく、国税と地方税とを通じておりますものと、従来現行の事業税の関係から申しまして、大企業が事業税の面において相当従来……

第7回国会 地方行政委員会 第35号(1950/04/22、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) ちよつと竹中さんに……、医業で副院長を置いておるような場合ですか。

第7回国会 地方行政委員会 第36号(1950/04/23、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今荻田君から大体内容について御説明申上げたのでありますが、何分唐突の際でありましたので、詳細な項目、節というような、予算の項目別の資料を取ることができなかつたのであります。併しながら一応只今お話になりましたような点を食糧費について検討いたしますと、兵庫県のごときは病院等もあるのでありますので、現下の食糧の単価等から考え合せまして、相当の経費を要するであろうということは察するに難くないのであります。とにかくこれは私の推測でありますが、恐らく食糧費の総額を示せと、こういう御注文であつたように思うのでありまして、従いまして当該県といたしましては各節等にありまする食糧関係の費……

第7回国会 地方行政委員会 第37号(1950/04/24、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今提出いたしました地方財政平衡交付金一部概算交付暫定措置法案につきまして提案の理由及び内容の概略を御説明いたします  今回の地方税財政制度の改革は、御存知のごとく、地方税制度の根本的改正に地方財政平衡交付金制度の創設とを以てその根幹といたしているのでありますが、地方税法の改正案につきましては目下審議をお願いいたしている次第でありますが、地方財政平衡交付金法案につきましては、諸般の準備を整え鋭意これが国会提出を急いでいるのでありますが、新たに設置を予定されております地方財政委員会の性格等とも関連いたしまして未だ提出をみるに至つていないのであります。而も他方従来の国庫負担……

第7回国会 地方行政委員会 第39号(1950/04/26、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今議題となりました地方財政平衡交付金法案につきまして、提案の理由及び内容の概要を御説明いたします。  地方公共団体の自主性を徹底し、地方自治の活発な運営を期待しつつ、積極的にその発展を図りますことは、国政民主化の基礎を培う必然の要請でありまして、これがためには一面地方自治制度自体の整備を行いますと共に、他面これに即応した地方税財政制度を樹立いたしますことの緊要なるは論を俣たないところであります。而して地方税財政制度確立の基本方策といたしましては、  第一に、地方団体に対し、豊富潤沢なる財源を與えることであり、第二に、地方收入の根幹でありますところの地方税につきまして、……

第7回国会 地方行政委員会 第42号(1950/04/29、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 一応算術的に計算いたしますと、そういうふうになるようでありますけれども、只今の所得税額が結局五十万以上は五五%ということになるので、その計算によつて出た税額について、この税率をかけるわけでありますから、実際の部面は七割までならない、もう少し下廻つておるだろう、一割程度のプラスになる、ちよつと私計算したのですが、一割程度のプラスになる、従つて所得税五五%の人に対して大体六〇%程度が、六〇%から七〇%以下になりますが、六〇%余りが皆税を拂う、合計して拂う、こういうような計算になるだろうと思うのですが。
【次の発言】 只今岩木さんから御指摘がございましたが、この税率を決定する……

第7回国会 地方行政委員会 第45号(1950/05/02、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今の請願の趣旨は尤もと思います。今回地方自治法施行令の改正に当りまして考慮いたしたいと考えております。

第7回国会 電気通信委員会 第16号(1950/03/17、1期、緑風会)【政府役職】

○小野哲君 今回緑風会の高田寛君の補欠として本委員に指名をされました、同じく緑風会の小野でございます。何分よろしくお願いいたしたいと思います。取敢えず御挨拶を申上ける次第であります。
【次の発言】 今新谷君からの御質問といいますか、御意見の中に、又山下さんが説明された中に、電気通信従事員のいわゆる人事管理と申しますか、そういうふうな点から見ても、或いは予算制度の運用というふうな点から見ても、現在では非常に不便である、又困る問題がある、こういうふうなお話のようでありますが、本日の新聞でありましたか、内閣にある行政制度審議会で、電気通信事業について、国有鉄道と同じような公共企業体による、経営をやつ……

第7回国会 内閣委員会 第15号(1950/04/10、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今町村さんからこの法律の施行に当りまして、北海道開発計画を立て、これを運営して行く場合の極めて適切なる御注意を賜つたのでありますが、この法律案のうちにも考えられておりますように、国が今回北海道総合開発計画を取上げまして、これに基いて事業を実施して行こう。いわば国策の重要なる一環として実施して行こうという熱意を持つでおるのでございます。ただその場合におきまして開発計画を立てます場合におきましても、御承知のごとく現在の行政組織の運用から申しまして各方面に跨つておるような次第でございますが、今回御審議を得まして北海道開発庁が産れました場合におきましては、これが中心となつて開……

第7回国会 内閣委員会 第16号(1950/04/11、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今御質問がありましたが、この法案によりまする狙いは、北海道開発庁を設けまして、これが中心となつて総合開発計画を立てまして、又これに必要な調査もいたし、立案もいたしまして、更に先程お尋ねになりましたような参與会議案をも設けまして、できるだけ事務の調整を図つて行きたい、又計画の実施に当りまして、北海道開発庁ですかが主体となつて推進を図る、こういうことにいたしておるのでございます。昨日のこの委員会におきまして、只今お話になりましたような点について、将来の運営方法に関する政府の所見をお求めになつたのでありますが、その場合におきましても申上げましたように、政府といたしましては、……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 運輸委員会 第5号(1950/07/25、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答え申上げます。国際観光ホテル整備法第七条によりますれば、現行の地方税法の第十四条第二項、即ち「公益等に因る不均等課税の規定の適用があるものとする」。ということに相成つておるのであります。今回の、目下御審議を願つております地方税法案におきましては、この附則の第九号において現行の地方税法が改正されますので、今回の地方税法案の第六条第二項によつて、不均等課税をするということに相成るのであります。從いまして岡田さんのお話になりましたように、地方の実情に応じまして当該地方団体は適当な率にまでこれを引下げるということは可能なのであります。ただ、それにつきまして、政府から各地方公……

第8回国会 建設委員会 閉会後第3号(1950/09/28、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 先般来ジエェーン台風、又はキジア台風が来襲いたしまして、多大の被害を生じましたことは誠に遺憾に存ずる次第でございます。私共の担当しております地方財政の見地から考えまして、どういうふうな措置をとつて来たかという点について、主として財政措置の観点からお話を申上げたいと思います。  御承知のごとくジエーン台風並びにキジア台風が、その被害額におきまして相当の額に上つておることは経済安定本部から報告があつたろうと思いますので、これを省略いたしたいと思いますが、問題として災害対策の中の一部門として考えられることは、災害復旧に当つて必要な経費の問題であり、これが財源措置をどうするかとい……

第8回国会 地方行政委員会 第1号(1950/07/14、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私、政務次官の小野でございます。只今委員長からお話がございましたが、実は昨年から衆議院で地方税法案の本審査が始まつておりますので、午前午後続いてやつているような状況でございますので、国務大臣、政府委員の御出席誠に御尤もで、万障繰合せ出ることにはいたしたく存じますが、さような事情を御斟酌の上で、万止むを得ない場合における点につきましては、予め御了承願つて置きたいと存じます。

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第3号(1950/09/21、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 地方財政委員会の考え方といたしまして、私から御説明をいたしたいと存じます。  只今通産省の当局から詳細に亘つて競輪の取扱いに関する説明があつたわけでありますが、地方財政委員会といたしましては御承知のごとく法律の定めるところによりまして、当該市町村を指定すると、こういう権限があるわけであります。ただ問題は競輪の現状から考えまして、これを如何に措置するかということが重要な案件と相成つておりますのに鑑みまして、すでに指定をいたしておるものもありまするし、又指定の申請を受付けておるものもあるわけであります。これらの処理を如何いたすかということにつきまして、通産省当局ともよりより協……

第8回国会 地方行政委員会 第4号(1950/07/18、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 寄附金の点につきましては、シャゥプ博士が昨年参られました際に、いろいろ検討を加えられまして、大体現在四、五百億の寄附金があるんではないか、言い換えれば、強制的な寄附金があるんではないかというふうな推定をされておるんであります。併し、この寄附金を全面的に廃止するということは一挙にしては困難であろう、こういう御趣旨から大体昭和二十五年度におきましては、地方財源の増加と相待ちまして、三百億程度はこれを軽減し得るのではないか、こういうふうな勧告があつたわけであります。政府としましても、これらの勧告の趣旨を尊重しながら調査をして参つたのでございますが、地方税油の改正に伴いまして、……

第8回国会 地方行政委員会 第5号(1950/07/19、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答え申上げます。各都道府県におきましては、昭和二十五年度の予算の編成につきまして、これが編成上のいろいろな問題もございまするし、たまたま地方税法案が国会の御審議を受けておるような状況下にあつたのでありますので、これらの点につきましては、事前に地方自治庁から適当な指導をすることが必要であろうと、こういう考え方から、現行税制に基きまして、一応予算の編成をするようにということを通達いたしまして、この趣旨に基いて編成をいたしておる筈でございます。
【次の発言】 只今の御意見につきましては、新税法が否決された場合ということは、私共は想像はいたしておりません。今回は地方税の財政上……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第5号(1950/10/16、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 私からお答えをいたします。二十六年度の予算の編成並びに二十五年度の補正予算の編成に当りましては、私共地方財政委員会の資料及びその意見に基きまして、折角内閣におきましても折衝をして参つているのであります。二十五年度の補正予算につきましても、只今財政部長から説明いたしましたように、相当の財源措置を必要とするということについては、私も同感でありまして、国務大臣としても、大蔵大臣その他関係方面とも連絡をとつてその折衝を続けているわけであります。併しながら政府原案が只今関係方面へ提出されまして、目下検討を受けている途上にありますのと、又地方自治庁といたしましては、地方団体における輿……

第8回国会 地方行政委員会 第6号(1950/07/21、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答え申上げます。西郷さんから非常に穏当な御注意を頂いて感謝を申上げる次第であります。附加価値税の税収見込額について、この点につきましては詳細奥野政府委員から答弁いたしまして御了承願おうと思うのでありますが、税収見込額において多少の違いがあるということは察するに難くないのでありますけれども、政府といたしましては、全体の財政計画に応じた税収見込額を立てております関係上、これが増収を期待するというふうな考えは持つておりませんので、できるだけ見込額に合うような徴税の実績が上ることを期待いたしている次第であります。従いまして今後におきましては、或いは税率の適用につきまして、さよ……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第6号(1950/10/17、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 私からもお答えをいたしたいと思いますが、この勧告は出たばかりでありますので、勧告に対しての政府の見解を申述べることは差控えたいと思いますので、御了承願いたいと思います。地方債の取扱につきましては、各地方団体その他からもできるだけ簡易化して貰いたいということの要望が強いということは御承知の通りであります。又先程西郷さんの御指摘になりました大蔵大臣と協議することの程度なり、或いは意義につきまして、神戸議長からも御答弁がありましたが、地方自治中等の立場におきましては、できるだけ地方団体等の要望を参酌いたしまして、地方債の扱いについてはできるだけ簡素化して参るようにということを考……

第8回国会 地方行政委員会 第8号(1950/07/24、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答え申上げます。只今中田さんがシヤウプ税制報告書を御検討の結果による御意見を伺つたのでございますが、お説のようにシヤウプ税制報告書の今回の税制体系は有機的な関連性を持ち、且つ国税との関係において立案されたものと承知いたしておるのであります。今回衆議院におきまして、更に附加価値税の一年延期を修正されまして可決を見たのでございますが、この点につきましては、我々としては附加価値税は依然として税体系といたしましては適当なものであるという考えには変りはないのであります。併しながら国会において御修正に相成りました限りにおいて、昭和二十七年度から附加価値税を実施するものとして、その……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第8号(1950/10/19、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 地方行政調査委員会議の勧告が出る以前におきまして、地方債の取扱方につきましては、これは地方自治庁、地方財政委員会十分に連絡をとりまして、一致した見解を持つて来ておつたのであります。又本委員会においても第七国会、第八国会の地方税法を初め財政法の審議に当つても、これが取扱方については極力簡素化すると共に、その主管するところが地方財政委員会たるべきであるという御意見を拝聽して参つたのでありまして、この点につきましても、我々は全く同感をいたしておつたのであります。今回地方行政調査委員会議から地方債を初め財政関係についての勧告が出される以前におきまして、地方自治庁、地方行政調査委員……

第8回国会 地方行政委員会 第9号(1950/07/25、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答え申上げます。日本国有鉄道、日本專売公社等につきまして非課税の措置をとることになつておりますが、これをやはり他の企業と同じように課税してはどうかという議論もあるのでございます。この法律案の原案が第七国会に提案されました当時の経緯を簡單に申上げますと、日本国有鉄道等についてもやはり同じように課税するのが公平ではないか。こういう議論があつたたのは事実であります。そこで地方自治庁の附属機関でありまする地方自治委員会等におきましてもいろいろ各角度から御議論がございまして、いろいろ検討が加えられたのでおりますが、御承知のように日本国鉄道なり日本專売公社が公共企業体になりました……

第8回国会 地方行政委員会 第10号(1950/07/26、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 小笠原さん並びに鈴木さんから、今回附加価値税を延期することの衆議院の修正がありましたために、シヤウプ税制報告書にありまする地方税制の全体的な構造なり或いは体系なりが崩されて来ることになる、從つて市町村民税及び事業税を比較検討いたしまして、法人、個人の均衡が失する虞れがないかという御意見を承つたのでありますが、事業税並びに特別所得税を存続いたします場合におきましては、お説のような点が起つて来ることは否定できないと思うのであります。ただ政府において、原案においても、考へておりましたように、シヤウプ勧告の趣旨を全面的に採り入れまして、負担の均衡を図るためにその税源を、それぞれ……

第8回国会 地方行政委員会 第11号(1950/07/27、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今御指摘のございました第三百五十條第二項の規定によりまして、地方財政委員会がその規則で税率の変更をするものである、こういうことになる点についての御意見と伺つたのでございますが、この点につきましては地方財政委員会設置法等によりまして、地方財政委員会が地方財政の運営に当りましては、その執行機関としての或る程度独立の権限が付與されておるような次第で、從いましてこの第三百五十條第三項によつて税率の変更をいたしました場合におきましては、その旨を速かに内閣及び内閣を通じて国会に報告しなければならない義務を負わされておるのでありまするが、内閣に報告されました場合において、内閣といた……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第11号(1950/11/16、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) それでは私から地方公務員法案につきましての概要を御説明いたしたいと思います。御承知のように地方公務員に関する制度を確立するために、政府としましては種々考究を重ねて参つておつたのであります。尚又地方自治法の改正が行われました際以来の問題として、委員各位も御承知のような経過を辿つて今日まで参つておるのでありまして、できるだけ成案を得ました上で臨時国会に提案をいたしたいと考えておる次第であります。只今委員長から言われました今回政府で一応内定いたしました案でありますが、これは未だ法律案として御説明申上げるまでには至つておらないのでありますが、その考え方につきまして、私から大要御説……

第8回国会 地方行政委員会 第12号(1950/07/28、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答え申上げます。地方災害復旧費の全額国庫負担に関しましては、先の国会で、二十五年度に限つてこの措置をするという特例の法律案が成立いたしまして、目下施行されておるわけであります。今御指摘になりました二十六年度の予算編両方針を御審議するに当たりまして、この問題が取上げられておることは事実であります。併しながらこの全額国庫負担制度は、二十五年度の予算編成をいたすに当りまして、その趣旨の下に編成をされておりまするし、又地方財政の運営から考えましても、その建前の下に目下具体的に取扱われておる状態でございますので、これを廃止する場合におきましては、種々考慮しなければならない問題が……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第12号(1950/11/17、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 実はちよつと用談しておりまして詳細聞き洩らした点があるかと思いますが、若し間違つたことを申上けたならば御注意を願いたいと思います。消防組織法によつて補助の問題が考えられておるということは私共承知しておるのでありますが、地方自治庁として、或いは地方財政委吉員会として考え得ることは、或いは消防の機械、器具類の整備を図つて行くための起債の方の問題がむしろ重要な点じやないかとかように思うわけであります。で、補助の問題につきましては法律に基いてこれを実行するか否かの問題になつて参りますので、おのずから又別な観点から処理しなきやならんものと思いますが、起債の問題につきましては、私共と……

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/29、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私からお答え申上げます。市町村民税の中で特に農業に専従しておる者の均等割の問題でございますが、鈴木政府委員から政府の考え方を詳細に申述べた次第でございまするが、只今岡田さんからこれが運用に当つて政府として何らかの措置を考えておるか、こういう御質問でございまするが、御尤もな点であると考えるのであります。従いまして、只今お話がありましたように、専従者であつても現に所得があることが明らかになつておる者については課税は止むを得ない、こういう御意見のようにも承つておりますので、運用に当りましてこれらの点について不均衡にならないように政府におきましてはこの法律案の成立後実施に当りま……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第13号(1950/11/18、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) お答えいたしますが、私共が今準備しておりますのは、地方公務員法案と選挙の特例に関する法律案、これを出したいと思つております。その他につきましては、今のところまだ準備の段階には至つておりません。
【次の発言】 只今岡野大臣からもお話がございましたが、来年度の地方選挙につきまして選挙期日が変ることに決定いたしておりますので、それに伴つて公職選挙法の特例に関する法律案を出す必要があるわけであります。従つて地方議会の議員については四月二十九日、団体の長につきましては五月二十日という期日の変更に伴う特例の法制措置をとらなければなりませんし、これに附帯した所要の事項について法制化して……

第8回国会 地方行政委員会 第14号(1950/07/30、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答え申上げます。只今の御質問は遊興飲食というものが奢侈的なものであるかどうか。こういうふうな点でございますが、この法律案の第百十三條にございますように、それぞれの料理店等の場所における遊興飲食及び宿泊に対して、料金を課税標準として課すると、こういうことに相成つておりまして、これは奢侈的なものであるかどうかということは具体的の内容によつて判断をいたさなければならんかと存じます。ただ遊興飲食税に関する制度についてちよつと申上げますと、戰時中或いは戰後におきまして、国民の耐乏生活を要望されておりましたような事態におきましては、或る程度禁止的な高い税率を課されておつたというこ……

第8回国会 文部委員会 閉会後第9号(1950/10/10、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 私からお答えいたしたいと思います。今荒木さんのお話になつておるのは年末手当の関係等でありますので、恐らく昭和二十五年度の補正予算の問題であろうと思うのであります。地方財政の二十五年度における計画は、御承知のように、地方税法の施行によりまして税収額千九百余億、その外に地方財政平衡交付金が二十五年度分千五十億、その他財源を加えましたものがいわゆる地方財政計画を構成しておるわけであります。併しながら、二十五年度分につきましては、給與ベースの改訂に関する財源については、地方財政計画としては考えられておらなかつたのが事実でありまして、従つて国家公務員と並んで地方公務員の給與ベースの……

第8回国会 文部委員会 閉会後第12号(1950/11/17、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 御承知のように、地方財政平衡交付金を算定する場合におきましては、地方財政委員会において全国的に客観的な標準の下にこれを算定するというこういう建前を法律がとつておることは御承知の通りであります。その場合におきまして、基準財政需要額の算定と基準財政收入額の算定をいたしまして、その差額について按分をして行く、補つて行く、こういう建前になつておるわけであります。その場合において財政收入額の中で税收額を基礎として考えるわけでありますが、要は税收が確保されるということが地方団体の財政運営上極めて必要なことでありますので、従つてその七割を基準財政收入額といたしまして、そしてその算定の基……

第9回国会 地方行政委員会 第13号(1950/12/08、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答え申上げます。相馬さんが言われますように、官僚制度の民主化を図つて行かなければならないことは私も同感でございます。ただ任命権者として当然に行い得る権限の行使につきまして、これが補助機関たる、只今御指摘になりましたような職員においてその権限の一部を行使するということにつきましては、極力これが公正に行われることを期待しなければならんことは申すまでもないととろでございまして、相馬さんの御意見は私も御尤もだと思うところでございます。ただ人事行政が事実実際問題として円滑に行われまするためには、任命権者の権限の一部が現在におきましても、藤井政府委員からも申上げましたようなやり方……

第9回国会 地方行政委員会 第14号(1950/12/09、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 竹中君の御心配も御尤もな点があると思うのでありまして、任命権者たる地方公共団体の長の職務遂行と、それから人事委員会のこの権限に基いた職務の遂行とは相互十分な連絡協調を保ちながら寛大公正な人事行政を行なつて行くことが望ましいわけであります。従つてこの法律案を考える際におきましてもこれらの点をも考え、一面地方公供団体の長の地位、及びその自主性等をも兼ね考え併せまして、この程度の人事委員会の権限においては支障なく運営されるであろうと、かような結論に到達いたした次第でございます。只今竹中さんの御趣旨は十分に伺いまして、運営上遺憾のないようにして参りたいと考えております。

第10回国会 運輸委員会 第7号(1951/03/10、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 船舶の問題につきましては、御承知のように輸入の確保その他経済自立の基本的な施策を遂行するために、何らかの措置を考えて行かなければならない。従つて地方税の運用の画におきましても、適当な調整措置を考える必要があるであろうかような見地から只今山縣さんからお話になりましたように外航新造船につきましては、運用上の調整措置を講ずることにいたしておるのであります。ところがいわゆる戰標船の改造に伴う地方税の運用について或いは又朝鮮事変等々の間においてその航路に従事している船舶についての措置に関しましてはこれ又いろいろと検討を加えて参つたのでありますけれども、いわゆる地方財政平衡交付金の……

第10回国会 地方行政委員会 第2号(1950/12/12、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 地方自治庁側で、この法律案を立案しました過程において、只今御質問になりました点についての概要を御答弁申上げたいと思います。来春の地方選挙に対処するために、どういうふうにすることが一番よいかということにつきましていろいろ意見もあり、又考え方も出て来たのでありますが、要は選挙経費をできるだけ合理的に且つ節約をして行くという考え方も持たなければなりませんし、且つ又現行の選挙期日によつて行うということになりますと、大臣の提案の理由にもございましたように、予算の編成時期に打つかるというふうな懸念もありますので、種々の観点から、どういうふうにすればよいかということを検討して参つてお……

第10回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1951/07/12、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) お答えいたしますが、警察費の算定に当りまして、単位費用をどうするかという問題でありますが、御承知のように本年度は給与改訂等も行われておりますので、地方財政委員会においては検討し直しまして、八月一ぱいには新単位費用を算出して参りたい、かように目下準備をいたしておりますので、御了承願いたいと思います。

第10回国会 地方行政委員会 第5号(1950/12/16、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今鈴木次長から御説明申上げましたように、現行法での取扱いにつきましては御了承が願えるかと思うのでありますが、即あ現行法上、都道府県の局部に関する地方自治法第百五十八條の規定につきましては、例示的な規定とは考えておらないわけであります、ただ併しながら将来の問題といたしましては、現行法の建前を改めて、法律では單に局部の基準を定めるにとどめるというふうな考え方に相成りました場合におきましては、只今お話になりましたような点につきましても、考慮せられるべき問題ではないかと、かように思うのでありますが、現行法上の建前といたしましては、鈴木次長の申上げましたような扱いをせざるを得な……

第10回国会 地方行政委員会 第9号(1951/02/06、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答え申上げます。西郷さんが今お話になりましたように地方財政委員会から、日本国有鉄道、専売公社等に関する課税措置についての勧告が出て参つておるのであります。政府といたしましてはこの点につきましては、なお慎重に検討を要する問題もあるやに見受けられますので、目下のところ直ちに立法措置を講ずるという考えは持つておらないのでありまして、これにつきましては国会の御審議等とも考え合せまして更に研究をして参りたい。従いまして地方税法のこの点に関する改正を行うという段階には未だ達しておらない次第であります。
【次の発言】 只今御指摘になりましたような諸法律の改正案につきましては、目下準……

第10回国会 地方行政委員会 第11号(1951/02/12、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私からお答えいたします。義務教育の振興を図つて行かなければならないということは私も全く同感であります。ただその場合に如何なる時期に、如何なる方法によつてこれを実施するかということが問題になると思うのでありますが、先ほど来文部当局からも答弁があり、又木村委員からも答弁がございましたが、地方公共団体に対して、この制度の実施に伴つて相当の負担が過重されるということは、私も認めざるを得ないと考えております。(「その通りだな」と呼ぶ者あり)従つてこの実施の方法について、どういうふうに地方公共団体の負担の点について考慮を拂つて行くべきであるかということを考えなければ、この種の制度を……

第10回国会 地方行政委員会 第18号(1951/03/02、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今の御質問でありますが、私も実はその表の詳細、今ちよつと手許にありませんので、あとで武岡財務部長から御説明をいたしたいと思いますが、二十四年度の決算面に現われておる繰越金についてば、あの繰越金がそのまま余剰財源になつておるという考えかたにはなるまいと私は思つておるのであります。要するに当該年度の予算を執行する場合において、事業の遂行と関連において繰越今として余剰財源であるかのごとく表面見える場合におきましても、実際その仕事の量なり、遂行の模様から考え合せまして、單に帳簿上の余剰財源のごとき形をとつておる場合があることを私どもは見逃すことができないと考えておるわけであり……

第10回国会 地方行政委員会 第19号(1951/03/05、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 府県の財政の問題につきまして、先ほど来種々御質問があり、菊山政府委員からお答えがあつたのでありますが、例えばその場合において酒とか或いはたばこの国税分を地方に分けるというふうな考え方は、実は一両年前においても研究したことがあつたわけでございまして、できるだけ普遍的な税源を与えることが妥当ではないか、こういうことが研究の対象になつたのでありますが、御承知のようにシヤウプの税制報告書に基きまして、全面的な改革を行いました現行の地方税制の建前といたしましては、先ほどお話になつたような三税を主体とする府県の税源を培つて行くということになつたわけでありまして、この問題は菊山さんか……

第10回国会 地方行政委員会 第20号(1951/03/08、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) それでは私から地方税法の一部改正法案を提案いたしました考え方を申上げておきたいと思います。只今中田さんからお話がありましたように、地方税法を全面的に改正いたしまして、これを実施した後の実情等を考え合せて政府としてもああもしたい、こうもしたいというふうな実は考えも出ておつたのであります。御承知のように府県の財政の運営の実情から言いますと、非常に困難を感じておるような向きも出て参つておりまするし、府県と市町村との間における税の配分の問題等も具体的に実施いたしますと、又検討いたさなければならんような問題も生じて参つておるようにも見受けるわけであります。併しながらこれらの問題を……

第10回国会 地方行政委員会 第22号(1951/03/12、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 中田さんが言われたように、未だ実施しないものについて改正をするということは、如何にも責任がないというふうなお話でありますが、地方税法案を最初提案いたしました際におきましても、或いは部分的には総司令部側との間において、なお検討を要する問題として残されておつたものもあるわけであります。又その後国会の審議の過程において、いろいろ論議された問題も生じております。更に第二次シヤウプ勧告によつて研究をいたさなければならないものも起つて参つたのであります。政府におきましては、これらの諸般の事情を考慮いたしまして、成るべくならば、実施前において相当研究をすべきものは研究をいたし、その上……

第10回国会 地方行政委員会 第28号(1951/03/23、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今西郷さんからの御注意は誠に御尤もでありまして、私もかねて本委員会でも申上げておりましたように、できるだけ速かに地方団体の財政及び実態を把握するということを努力いたして参りたい、地方財政委員会のほうもこの考えかたで、許す限りの人員の整備もいたして行くように手配を進めて参つておりましたので、只今の御注意は十分にこれを尊重いたしまして、御趣旨に副うように、今後とも実態把握のための資料の整備に努力をいたしたいと考えておりますので、御了承願いたいと存じます。

第10回国会 地方行政委員会 第29号(1951/03/26、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今委員長からお話がございましたように、私どもも聞いております。未だ政府として正式にこういう案で、衆議院としては意見もまとまらないということはまだ聞いておりません。
【次の発言】 入つておりません。
【次の発言】 その当時の地方公務員法案の審議に当りましては、いろいろと御意見があつたように我々も記憶がございます。ただ政府としては、地方財政法の第六條による公営企業に限定をするという建前で御審議を願つております。さように決定に相成つた次第でございます。
【次の発言】 この点につきましても、すでにお話が出たようでありますが、実質的に考えましても、やはり公益企業としての企業性と……

第10回国会 地方行政委員会 第32号(1951/03/29、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 先ほど来今回の改正法律案につきまして、いろいろ事務当局のほうからも御説明申上げたのでありますが、只今西郷さんからお話の点につきましては、全くその通りのお考え方と思います。先ほど岡野国務大臣からも御答弁申上げたことと思いますが、勿論平衡交付金の総額の確保自体についての努力をやつて行かなければならんということは私も同感であります。ただ今回の改正法律案が基準財政收入額を算定する場合の基準税率のパーセンテージを上げるということについては、一つの又理由があり、これによつて少くとも平衡交付金制度の運用の上に一歩前進を進めて行くという、地方財政委員会の運用上の見地からの考え方というこ……

第10回国会 地方行政委員会 第38号(1951/05/18、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 今回御審議を願つております警察法の一部改正によりまして自治体警察の定員の枠が外されるということになるについての交付金の取扱方の問題でありまするが、只今荻田君からお話をいたしましたように、地方財政平衡交付金の算定の方法をどこに求めて行つたらいいか、言い換えれば測定の基準をどこに求めるかということについて、従来の考え方をこの際、今回の改正に伴うて考え直して行かなければならない問題が起つて来るのではないか、かように思うのであります。即ち定員について、測定の範囲並びにこれによる数値を求めて行くという考え方で、果して公正な平衡交付金の算定の基礎が求められるかどうか、こういう問題が……

第10回国会 地方行政委員会 第40号(1951/05/22、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今議題となりました地方公務員法の制定に伴う関係法律の整理に関する法律案の提案理由を御説明申上げます。  御承知の通り、第九国会において地方公務員の身分取扱に関する基本法である地方公務員法が成立いたしましたので、これに伴い関係法律に所要の整理を加える必要が生じて参つたのでありますが、このうち、消防組織法についてはすでに改正を見ているのでありますし、教育公務員特例法については目下国会において審議中であります。従つて今回は、消防組織法及び教育公務員特例法以外の関係法律、即ち地方自治法、警察法、教育委員会法、労働組合法及び恩給法の一部を改正する法律について規定の整備を行おうと……

第10回国会 内閣委員会 第24号(1951/05/17、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今議題となりました地方自治庁設置法の一部を改正する法律案につきましてその提案の理由を簡單に御説明申上げます。  この法案の要点は各省庁に附属する審議会等の設立基準等に関する政府の方針に沿いまして地方自治委員会議の委員に二年の任期を設けようとするものであります。地方自治委員会議は地方自治庁設置法第七条に基いて地方自治庁に附置されている諮問機関でありますが、六団体即ち全国知事会、全国市長会、全国町村会、都道府県議会議長会、全国市議会議長会及び全国町村議会議長会がおのおのその代表者として推薦した者六人及び学識経験者二人について、内閣総理大臣が任命した八人の委員からなつている……

第10回国会 内閣委員会 第34号(1951/06/02、2期、会派情報なし)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私からお答えいたします。昨日も地方財政委員会に木村委員か出席されまして、今の御質問と同じ御質問かあつたように拝聴いたしておりますが、これにつきましては地方財政委員会としては、まだ十分に確認しておる段階には至つておらんというようなことをお答えいたしておりますので、この程度で御了承願いたいと思います。
【次の発言】 重ねてお答え申上げます。昨日木村委員にまだ確認をするような段階になつていないということを申上げておりまするので、この点につきましては将来の問題でございまするので、只今ここで明確にお答えすることは差控えたいと存じます。

第12回国会 地方行政委員会 第5号(1951/11/05、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私から一応お答いたしておきます。短期融資の問題につきましては、御承知のごとく、今回の補正予算で平衡交付金の総額百億及び長起債の枠の拡張が百億、こういうことに大体政府としては方針を決定して、平衡交付金につきましては目下御審議を願つておる最中であります。それと同時に自由党におきましては、更に地方財政の現況に鑑みまして、何らか短期融資等の措置を講ずることが適当ではないか、かような意見も出て参つておりますので、この問題については何とかかねてから都道府県、市町村を通じました財政の窮迫状態を打開して参りたいという考えを強く私ども懷いております関係上、適切な方法によりましてかような目……

第12回国会 地方行政委員会 第6号(1951/11/06、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今地方財政委員長からお答えがあつたわけでありますが、昨日もこの問題について本委員会でいろいろ御質問がありました際にお答えをいたしましたように、岡野国務大臣もこの点につきましては何とか実現を図りたいというので熱心に折衝をいたしておるように聞いておるわけであります。従いまして、或いは岡野国務大臣から直接お答えをいたすのが適当かと思いますが、さように私も承知しておりますことを一応お答えしておきたいと思います。
【次の発言】 恐らく岡野国務大臣といたしましては、確信を持つて何とか実現をいたしたいということを考えておりますがために、本委員会で答弁をいたしたものと心得ておりますの……

第12回国会 地方行政委員会 第13号(1951/11/21、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私からお答えをいたしたいと思います。只今相馬さんから地方財政の運営に当りまして、今日の段階において地方自治庁及び地方財政委員会に関しまして御配慮を頂いております点につきましては誠に有難く思うわけでございます。政府におきましては御承知のように行政簡素化の方針をきめまして、目下これに基いて定員法の一部改正法律案を提案して国会におつて御審議を願つているわけでございます。地方自治庁といたしましては、政府機関といたしまして政府の方針に則つてその具体的な実施に当らなければならないわけでございますが、定員法の改正法律案が国会に提案され審議されておりまする今日におきましては、最後的には……

第12回国会 文部委員会 第6号(1951/11/05、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 閣議の内容につきましては劔木副長官からお話がありましたので、直接劔木副長官監督の立場において私から申上げるよりもむしろ正確なお答えであろうと思いますので、この点については触れることを差控えたいと思います。  只今御質問の閣議決定の書類に附属文書が付いておる云々というようなお話でありますが、これもむしろ閣議の書類は劔木副長官のところでいろいろ整理をされることになつておりまするし、私自身としては直接関係をしたわけではないのでありますので、却つて誤つたお答えをすることも如何かと思うのであります。ただ劔木副長官からお答えになりましたように、又地方財政委員長からもお答えがございま……

第12回国会 文部委員会 第8号(1951/11/13、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私からお答えをいたします。只今お話になりました地方公務員法第二十四条の趣旨は、只今御指摘になつたように、国及び他の地方公共団体の職員との均衡も図らなければならないし、或いは生計費とか或いは民間事業の従事者の給与その他の事情も考慮するというふうなことになつておることは今お話しになつた通りであると私も思います。従いまして、この点について地方公共団体がその特殊な事情、或いは財政の状況等からいたしまして必ずしもすべてが同じであるということは実際問題としてはいけないのではないかと、かように私も思います。ただこの地方公務員法第二十四条の意図するところは、結局均衡のとれた給与というこ……

第13回国会 運輸委員会 第3号(1952/02/05、2期、緑風会)

○小野哲君 それは観光関係でちよつとお尋ねしたいのですが、運輸省の今度の予算を見ますと、補助費が計上されているようであります。先ほど観光部長のお話では、結局観光施設の整備ということが受入態勢として重要である。大臣もその点お話になつておりますが、運輸省所管の予算の上には現われておらないけれども、他省の関係の予算との関連において、観光施設の整備に関して何らか具体的な政府として予算が計上せられているかどうか。例えば道路の整備計画とか、そういうふうな点について伺いたい。
【次の発言】 補助政策と申しますか、そういうふうな制度が相当大きな根抵であるし、現在も殆んどこの種、或いは鉄道軌道とか或いは何か観光……

第13回国会 運輸委員会 第4号(1952/02/12、2期、緑風会)

○小野哲君 合同委員会は私も結構だと思いますが、ちよつと伺いたいのですが、本委員会で合理化法案の内容について通産省等のほうから説明をお聞きになつたことがあつたのですか。
【次の発言】 若し議事の運営上そういう時間のゆとりがあるとすれば、一応伺つておいたほうが参考上いいと思います。
【次の発言】 大体泉君から一応お話を伺つて大蔵省としての見解は聞いたわけなんですが、ただ勿論合理化促進法案の技術的な点についても、読んで見るといろいろと疑義があるのですが、根本的には委員長から指摘されたように、三十万総トンの政府の建造計画というものを二十七年度において実現するということを目標としていろいろな施策をやつ……

第13回国会 運輸委員会 第5号(1952/02/15、2期、緑風会)

○小野哲君 それで十二日にこの企業合理化促進法案につきましては、相当議論し大蔵省の見解も聞いております。同時に通産委員会と連合委員会を開くということはすでに決定しておることでありますから、従つて本委員会の考え方を通産委員会に申し送つて行くことが、更に連合委員会を開く上において適当な措置ではないかと思うので、この点について各委員のお考えをおまとめ下さつて、今日ここで申入れをするということにきめるように委員長で一つお計らい願つたら如何かと思います。

第13回国会 運輸委員会 第6号(1952/02/26、2期、緑風会)

○小野哲君 もう一つ大事なことがあるようですが、私から伺いたいのですが、港湾行政の点についてどういうふうにお考えになつておられるか簡單に……。

第13回国会 運輸委員会 第11号(1952/03/18、2期、緑風会)

○小野哲君 ほかの質問をいたしてよろしうございますか……。  丁度運輸大臣も御出席でございますので、私から行政機構の経過についてお伺いいたしたいと思うのでありますが、昨日でございましたかの新聞に、政府与党或いは、自由党だけかと思いますが、行政機構の問題について何らかの結論が出たやに窺われるわけでありまして、運輸大臣におかれましては、この間の経過の概要についてお話を伺えれば大変結構だと思うのですが、この点を伺いたいのであります。
【次の発言】 只今運輸大臣から御説明を頂いたわけでありますが、行政機構の改革の問題は一運輸省のみならず各般の政府機関に関連のある問題でありまして、予算の審議をいたします……

第13回国会 運輸委員会 第13号(1952/03/31、2期、緑風会)

○小野哲君 これはちよつと念のために伺つておきたいのですが、商船管理委員会が本年三月末で解散する予定に一なつておりますが、従来帰還輸送に関する基本指令に基いて商船管理委員会が実施機関であつた。今回の法律を制定することによつて、附則で運輸省設置法の一部が改正されることになりますが、帰還輸送についても、運輸省は、商船管理委員会が実施機関であつた場合においても何らかの権限があつたのじやないか、かように思うのですが、特に運輸省設置法の一部改正をお入れになつた理由を念のために伺つて  おきたいと思います。
【次の発言】 了承しました。

第13回国会 運輸委員会 第14号(1952/04/14、2期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと関連して伺つておきたいのです、観光関係の問題について……。只今高田委員から観光事業に関する機構の問題にお触れになつたんですが、その問題は又追つての機会といたしまして、現在内閣に観光審議会と申しましたか、観光事業に関する基本方策を審議する機関があると思つておるわけでありますがあれは芦田内閣のときでしたか、観光審議会のごときものはこれを法律に基いた制度として作ることがいいのではないか、こういうようなことが参議院でも論議されまして、その結果政府も受入れて只今のような制度化を行なつたものと記憶いたしております。今回の行政機構の改革に伴いまして、観光に関する行政機構そのものが今運輸大……

第13回国会 運輸委員会 第17号(1952/04/24、2期、緑風会)

○小野哲君 先だつての委員会でちよつと伺おうと思つておつたのですが、その機会を逸しましたので、今日伺つておきたいと思います。気象業務法案を見ますと、運輸大臣の任務ということについての規定があるわけなのです。それらの規定を設けることによりまして、又この本法全体としてのいわば気象業務の基本的な原則を定めるという建設的な意図があるようでありますが、そういたしますと、運輸省設置法との関係がどうなるか。運輸省設置法にも気象の関係において運輸省の権限が定められておるわけでありますし、又中央気象台に関する規定もあるわけでありますが、この法律の施行と相待つて、運輸省設置法の改正の必要があると考えるわけでありま……

第13回国会 運輸委員会 第19号(1952/05/09、2期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと簡単なことでお伺いしたいのですが、先ほど観光部長の御答弁の中に、今度の法律改正によつて失格するホテルが出て来るというお話ですが、そういう場合に何かホテル業者の方面からでも意見と申しますか、問題になつておるようなことはありませんですか。
【次の発言】 次に伺いたいのは、頂きました資料の中で主要ホテル宿泊料金一覧表というのがあるのですが、その備考欄を見ますと、或るものはサービス料を含んでおるものもあるし、或るものは含んでおらない、又税の問題等もあるようでありますが、利用者が安心してホテルを利用するということから考えますと、或る程度こういうものにつきましては、統制というのは少し行……

第13回国会 運輸委員会 第21号(1952/05/14、2期、緑風会)

○小野哲君 私から二三の点で伺いたいと思うのですが、御答弁は提案者でも政府当局でもどちらでも結構です。ただこの法律ができた以後において執行される事柄に関連することは政府当局から御答弁を願いたいと思います。  先ず第一は、この法律案を拝見して、輸送秩序が非常に紊乱しておる、従つて適当な規正を加えて行くという趣旨については、私も全然御同感であります。問題は運賃の問題になるので、これは先ほど来いろいろ同僚議員の皆様方から御意見も出ておりましたので、私書一応は標準運賃或いは、標準料金制度でやつて行くことがよいのではないかと思つております。ただ問題は、運輸大臣が勧告権を持つておるわけでありますが、同時に……

第13回国会 運輸委員会 第24号(1952/05/26、2期、緑風会)

○小野哲君 討論は省略していいんじやないでしようか。
【次の発言】 今、話が出たのでありますが、私どもも関連してお伺いしておきたいのでありますが、中村自動車局長が尽力されておるということを伺つて、極めて適切なやり方であると、私ども敬意を表しているわけであります心こうした道路交通事業抵当法案ができたのも、設備資金等の長期資金の調達の円滑化を図つて行くということが目的でありますので、従つてこの道路交通事業抵当法が成立いたしました暁において、法律における制度は一歩前進するわけでありますが、実際上の金融の措置がこれに伴わないということになりますと、画龍点睛を欠くきらいがないとも限らないわけであります。……

第13回国会 運輸委員会 第27号(1952/06/06、2期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと今の御質問に関連して今の御答弁について重ねてお伺いいたしたいと思うのでありますが、「運輸大臣は、左の各号に掲げる基準に適合する申請があつたときは、第二条又は前条の許可をしなければならない。」これはやはりこの法律の中に許可をする場合においては、海運造船合理化審議会の意見を聞かなければならないというようなことを明示しておくほうが妥当ではないか。こう思うのでありますが、これを立案された場合、又今後これを実施される場合にさような点について御研究相成つたかどうか、これを伺つておきたいと思います。
【次の発言】 只今の御説明で大体了承はしたのでありますけれども、第三条の二の基準は、何と……

第13回国会 運輸委員会 第30号(1952/06/16、2期、緑風会)

○小野哲君 私から多少細かい点になると思いますが、二、三御質問したいのですが、先ず第一はこの法律案の第六条に「当該離島航路事業のサービスの改善に関し、必要な指示をすることができる。」こういうことになつておるのですが、勿論航路補助金を受ける資格のある事業者は、運輸大臣が認める輸送事業に適合する運航計画を確保して行かなければならないものであるということはわかるのでありますが、その場合に一体必要な措置をすることの前提として、サービスの改善ということが取上げられておりますが、サービスの改善というのは、どういうふうな限度のことを言つておるのか、この点を伺つて置きたい。

第13回国会 運輸委員会 第31号(1952/06/19、2期、緑風会)

○小野哲君 私から簡單な点とは申上げかねるかと思いますが、旅客が多数殺到したという事情につきましては、総裁の御報告によりまして十分了承できると思います。ただ問題は昭和九年頃であつたかと思いますが、跨線橋の事故としては京都にもその例があつたと記憶するわけであります。従いまして只今の計画課長の御説明によりますと、大体施設そのものには瑕疵がなかつた、突発的な多数の旅客の重圧によつて不測の事態が発生したというふうにも私は聞きとれるわけであります。さような多数の旅客が混雑いたしました場合において、駅内における旅客の誘導であるとか、或いは整理であるとかいうことにつきまして、何らか特別の措置をおとりになつた……

第13回国会 運輸委員会 第32号(1952/06/20、2期、緑風会)

○小野哲君 只今岡田君、前之園君からも御意見の発表がありましたが、私も大体同様の見解を持つておりますので、この際は原案通りで然るべきではないか、かような意見を持つております。
【次の発言】 私から航空庁長官に伺いたいと思うのですが、今朝の新聞によりますと、航空に関する日米の交渉が近く正式に開始されるようでありますが、この点についてどういうふうな計画なり準備をされつつあるかということが一つと、同時に只今審議をしておりまする航空法案の中で外国航空機の関係の規定が入つておりますが、これらとの関係がどういうふうになるのか、勿論独立国家として国内法によつて規制を受けるということは当然でありますけれども、……

第13回国会 運輸委員会 第33号(1952/06/26、2期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと関連して私から伺いたいのですが、今高木さんから自動車工業の生産方式の改善、要するにコストを引下げると、こういう点にあるのではないかと思うのですが、今気が付き且つ伺いたいと思いますのは、今後国産車の生産ということと、それから外国車の輸入ということとが問題になつて来るのではないかと思うのです。その場合に、先ほど高木さんから御指摘になりましたように、国産車が割合に耐用年数等の点からいつても、その他の関係からも輸入車に劣つておるというのが、これは偽らない現実ではないかと、こう思うのです。そこで問題は、政府の国産車に関する政策としては、できるだけ国産車を擁護して行こう、いわゆる保護政……

第13回国会 運輸委員会 第34号(1952/06/27、2期、緑風会)

○小野哲君 本日は物価局長御出席だと思いますが、先ずガソリンの価格の問題を中心にして二、三伺つて見たいと思います。需給の関係のほうは安本の産業局長も見えておられまして昨日も多少触れてあるのですが、今日は先ず以て価格の問題について御所見を承わりたいと思うのであります。昨日申しましたようにガソリンは目下統制でありますので、従つて統制価格が設定されてこれは実施されておるわけでありますが、ガソリンの価格の問題は相当歴史的に見まていろいろと紆余曲折を辿つて来ている。現在の価格は昭和二十六年十二月一日に改訂されたものが実施されておるわけでありますが、その改訂をいたしました場合において政府のとられましたやり……

第13回国会 運輸委員会 第36号(1952/07/26、2期、緑風会)

○小野哲君 私は二、三の問題を伺つて置きたいのでありますが、先ず第一は、午前中に梁瀬さんからのお話でありましたか、一九五二年、即ち本年度以降の輸入計画と申しますか、或いは国産車の生産計画と、それから外車の輸入計画、これを総合したものの年次計画のお示しがあつたように思うのであります。これは恐らく通産省のほうからでも出たのではないかと思うのでありますが、この点について若し必要があるならば、もう一度簡単に、若し政府委員のほうでまだわかつておらなければそれはそれでお話を願うことも結構だと思いますけれども、それについて通産省当局に伺つて置きたいのでありますが、梁瀬さんからのお話を車両部長は聞いておられた……

第13回国会 建設委員会 第35号(1952/05/14、2期、緑風会)

○委員外議員(小野哲君) 道路法案につきまして、私のために委員外発言の機会をお与え下さいました御好意に対しまして、先ず以て厚く感謝の意を表したいと存じます。時間の関係もございましようから、できるだけ簡単に要点について申上げ、又提案者並びに必要に応じまして政府当局からも御答弁を頂きたいと思います。今回の道路法案の中で、多少細かい具体的の問題に触れるかと存じますが、あらかじめ御子承を願つておきたいと思います。先ず第一は、いわゆる道路と鉄道との交叉の問題でありまして、これは三十一條であつたかと思いますが、その中で、特に私どもの伺つておきたいと思いますことは、いわゆる政令で以て坂行われる場合があるわけ……

第13回国会 懲罰委員会 第2号(1952/07/10、2期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと私から伺いたいのですが、速記録を見ますと、これは夜の部ですが、あなたが氏名点呼を命ぜられる前に、相当あの演壇を中心にしてごたごたした模様がここに載つておるわけですね。議長が正式に氏名点呼を行います。議場の閉鎖を命じます。これは恒例によつて言われるわけですが、それ以前にあなたのほうから見られて、当時の演壇を中心にした模様は、どんなふうに見られておりましたか。
【次の発言】 こんなことを聞いてはどうかと思いますが、氏名点呼をやつておられるときは、議場内の、特にあなたの身近な演壇を中心にした模様というものが、はつきり認識すると申しますか、そういうような余裕があるものでしようか。

第13回国会 懲罰委員会 第3号(1952/07/12、2期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと私から伺いたいのですが、これは午後三時頃の分と、同日の午後十時四十分の二つあるわけでありますが、先ず午後三時頃の状況について伺いたいのですが、実は私も議長からの投票の宣告があつて、氏名点呼に応じて壇上に登つたのです。登壇したわけです。それで一旦投票を終えて帰ろうと思つた。ところが前方が阻まれて帰れない。その場合に、これは一つの慣例があるかないか知りませんが、登壇して投票権を行使した後はどうしても前方の階段を降りなければならないのか、臨機の措置として適宜自席に帰ることが認められるのかどうか。実は当時投票権はもう行使したわけなんだから、従つて帰り路は必ずしも前方の階段を降りなけ……

第13回国会 懲罰委員会 第4号(1952/07/24、2期、緑風会)

○小野哲君 写真のことなんですが、こういうふうに了解していいのですか。たまたまこういうふうな問題が発生したときに写真がうつされておつた、それを証拠としてあなた方がお取上げになつたと、こういうふうに了解してよろしうございますか。
【次の発言】 今日四人の諸君から伺つたのですか、時私も多少メモを控えておつたので、大体異つた内容ではないと私も考えます。従つてその当時の事情を今日は拜承した、そういうふうに私は考えておるわけです。ただ一つは、晝の場合においては、議長が氏名点呼、その他記名投票の点について宣言をされた後に、壇上においていろいろ何と言いますか、一種の混乱めいたものが起つた、それから夜の部は、……

第13回国会 懲罰委員会 第6号(1952/07/29、2期、緑風会)

○小野哲君 私の意見を述べたいと思いますが、懲罰委員会としては、できるだけ慎重且つ公正の態度をもつて処理に当つて参りたいというので、今日まで来たわけであります。当初委員各位の間でも、さような心組で進みたいというような御意見も出ておつたような次第でありまして、できるならばこの会期中に結末をつけたいというのも又私どもの希望であつたわけであります。只今委員長からのお話もありましたように、会期も明日一日というふうに、極めて切迫した段階になつておりますし、なお又懲罰委員会としても、慎重を期して審議調査をして行くということも、これ又必要なことでありますので、この辺の事情をかれこれ勘案いたしまして、慎重を期……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/27、2期、緑風会)

○小野哲君 堀木委員の御質問に多少関連があるのですが、私はもう少し限局して伺いたいのは、昨年警察法の改正がありまして、自治体警察が相当国家地方警察に編入されたわけであります。大体八割程度であつたかと思いますが、そこで若し具体的に今日御説明承われば大変結構なんですが、その結果警察能力とか、或いは能率の上でどういうふうな変化が起こつて来ているか、具体的の事例等がおわかりになつておるならば大体御説明願いたい。
【次の発言】 昨年六月に警察法の改正があつたために、まだ実績等については的確に把握されておらないであらうということも想像にかたくないわけでありますが、昨年の警察法の改正というものが我が国の警察……

第13回国会 予算委員会 第25号(1952/03/23、2期、緑風会)

○小野哲君 まず地方行政、財政に関しまして、関係大臣並びに地方財政委員会に私は質問したいと思います。  御承知のように新らしい憲法ができましてから、地方制度の画期的な改革が行われましたことは、私の申上げるまでもないところでございますが、最近各種の論議が行われておる。即ち地方行政、狹い意味の地方行政でありますが、更に財政、税制制度に関しまして非常な論議が行われるに至つたということにつきましては、これは十分注目をいたさなければならないかと思つております。私考えてみますのに、本来地方自治制度というものと地方行政というものには、概念の上ではこれは区別さるべきものである、かように思つておるわけであります……

第15回国会 運輸委員会 第7号(1952/12/04、2期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと伺いたいのですが、先ほど会計課長からヘリコプターに関連した問題として、乗員を外国に派遣して訓練する、予算書を見ますと、百八十万円程度が計上されておるわけでありますが、それは一体いつ頃までに訓練をさせまして、今回の補正予算に計上されておるヘリコプターを六機購入して、そしてこれを実際使用に供するのはいつ頃になるのか。特に補正予算で四億円程度を計上されるということは相当緊急な必要があるから計上されたのだと思うのですが、百八十万円の海外派遣費を計上して、それを訓練して実際ヘリコプターを使用するというのは一体いつ頃になるのかどうか。こういうふうな点をもう少し詳細に伺つておきたいと思い……

第15回国会 運輸委員会 第8号(1952/12/08、2期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと私から伺いたいと思いますが、先だつて頂いた航空審議会の答申書をちよつと拝見したのですが、これを見ますと、航空路網拡充方策というので、国際航空路網の拡充と、それから国内航空路網の拡充と二つあるわけなんです。そこでもとより審議会は一回の答申でありますので、これを一○○%お受け入れになるかどうかは、政府としていろいろ御検討の余地があるのではないかと思いますが、我が国の航空事業の見地から申しまして、先ほどもお話がありましたように、資金の調達であるとか、或いは国内における諸税の減免の問題とか、いろいろな問題があるわけです。それから又航空事業の経営方式の点から申しましても或いは政府出資……

第15回国会 運輸委員会 第9号(1952/12/10、2期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと私伺いたいのですが、第十三国会のときに予算委員会の一般質問の中で接収港湾の……、埠頭その他ですね、それの接収解除の問題が出たのですが、その後順調に進んでおりますかどうか、一つ経過だけを伺つておきたいと思います。
【次の発言】 資料の関係なのですが、御承知のように炭労ストも相当長引いておりますので、今回の運賃改正との関連もあると思いますが、大体運輸当局としてどの程度の旅客並びに貨物の減収見込みが立てられるか、この点お調べの上見込みをお出し願いたいと思います。

第15回国会 運輸委員会 第12号(1952/12/15、2期、緑風会)

○小野哲君 総裁との間の質疑応答は極めて重要な案件であると思いますが、時間も大分過ぎておりますので、この辺で今日は散会ということに取計らい願いたいと思うのですが、委員長からお取計らい願いたいと思います。

第15回国会 運輸委員会 第13号(1952/12/16、2期、緑風会)

○小野哲君 今の小酒井さんの御質問に関連してちよつと伺つておきたいのですが、これは予算小委員会で建設省の御意見なり、或いは運輸当局の事務的な御見解は伺つたのですが、運輸大臣に伺つたほうがいい点であろうかと思いますが、今長崎総裁から大体所見を同じうするような御答弁がありましたので、これに関連して伺いたいのは、北海道の開発鉄道の問題でありまして、北海道の総合開発につきましては、御承知のよのに先般北海道開発法を制定しまして、その予算として計上することになつております。併しこれを実際に実施する場合におきましては、それぞれ移し替えの方法によつて当該機関が執行の責めに任ずると、こういうことになつておるわけ……

第15回国会 運輸委員会 第15号(1952/12/18、2期、緑風会)

○小野哲君 あとから参りまして恐縮ですが、先般丁度大臣が御出席でなかつたので、国鉄総裁だけに伺つておいたので、やはり両方から御意見を伺つたほうがいいと思いますので、大臣に伺いたと思います。運賃の理論上の問題はいろいろあるので、これは護国鉄当局との間でいろいろ質疑応答を繰返しましたので、この際はやめたいと思いますが、要は償却不足であるとか、或いは荒廃施設の取替費であるとか、そういうものがやはり運賃の構成要素として考えなければいけないのではないか、こういう考え方があるわけでありますが、国有鉄道の公共性なり、公共企業という立場から見て、運賃の政策的な意味をも兼ねた設計をして行かなければならないという……

第15回国会 運輸委員会 第17号(1952/12/22、2期、緑風会)

○小野哲君 私は簡単に津田営業局長に伺つておきたいと思いますが、今回の国鉄運賃改正の中で特に貨物運賃の問題でありますが、御承知のように北海道と本土との関係から申しまして、北海道の開発その他資源の重要性に鑑みまして、北海道における国鉄運賃の運用につきましては、相当考慮を払つていいものがあるのじやないか、北海道方面からの貨物運賃についての要望もありますので、大体国鉄当局においては、どういうようなお心積りで今回の運賃改正を行うについては、実施されるという考えがあるのか、この点について伺つておきたいと思います。
【次の発言】 只今の営業局長の御説明で、大体北海道へ出入する貨物並びに青函航路の運賃の取扱……

第15回国会 運輸委員会 第20号(1953/02/05、2期、緑風会)

○小野哲君 北海道における運輸事情の調査のため派遣されましたので派遣議員として簡単に御報告申上げたいと思います。なお詳細につきましては報告書を提出いたしますので委員長において速記録に御掲載あらんことをお願いいたしますと同時に御了承を願いたいと思います。  昭和二十八年一月九日から十五日までの間におきまして主として羽田、千歳両空港、札幌市国鉄内部工場、小樽市及び小樽港並びに函館市等の運輸事情を調べて参つたわけであります。面談いたしました範囲も相当広いのでありまして、官公衙を初めといたしまして関係団体、或いは業者等もあつたような次第であります。調査の対象となりましたものは特に北海道における冬期の運……

第15回国会 運輸委員会 第23号(1953/02/28、2期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと速記をとめて頂きたいと思います。

第15回国会 運輸委員会 第26号(1953/03/10、2期、緑風会)

○小野哲君 或いは私遅れて来たので、説明なり質問があつたかと思いますが、この法律案を実施するための予算措置ですね、これは昭和二十八年度以降八カ年を通じて総額一億八千五百二十二万円、これが予算として支出される筈である。内二十八年度予算としては三千四百万円が計上される見込だ、こうなつておりますが、この法律案の内容から見ますとに利子の補給の程度が年二分乃至五厘というふうになつているので、そういたしますと、この昭和二十八年度予算三千四百万円の算定の基礎を、どういうふうな右表でお定めになつたか、或いは低能船一隻について幾らという計算で、この予算が出ているのか、この点を一つ伺つておきたいと思います。

第15回国会 予算委員会 第8号(1952/12/05、2期、緑風会)

○小野哲君 資料の要求をしたいのですが、丁度通産局長が見えておりますが、上半期の石油及び石油製品の輸入計画ですね。それから外貨予算の割当は承知しておるのですけれども、下半期における分ですね。これについて資料をお出し願いたいのです。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 ちよつと今の佐多さんの御質問なり資料の御要求に関連しておるのですが、鉄鉱の輸送について専用船を使用する、こういうふうな計画があるように新聞では拝見したのですが、若しそういう計画があるとするならば、通産省当局としてどういうふうな計画を持つておられるか、この計画については資料によつて御提出を願いたいと思います。  それから先程石油……

第15回国会 予算委員会 第13号(1952/12/18、2期、緑風会)

○小野哲君 私から以下数点につきまして総理に御質問をいたし、御答弁を煩わしたいと思います。  御承知のように終戦後やがては十年くらいになろうとしておるわけでありますが、新らしい憲法ができて以来各種の制度の改革が行われた。それが現に実施されておるわけでありまして、この中には相当再検討をしなければならないものもあるのではないか。その場合に憲法自身に触れる問題もあるし、或いは憲法に基いて制定された法律によつて樹立された制度もある、いろいろのやはり制度があるわけであります。それと同時に現在国民が非常に心配をしておりますことは、やつと平和条約が発効いたしまして、いよいよ日本が独立国家になつた。一体日本は……



各種会議発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 運輸及び交通委員会海難審判法案に関する小委員会 第2号(1947/10/02、1期、緑風会)

○小野哲君 只今第九條の政令の問題が取上げられているのでありますが司法裁判所の場合におきましては、当然法律によつて名称、位置及び管轄区域を決めるということは、今國会においてもその例があるのであります。從いまして、この海難審判所につきましても同樣の見解が立つやに見受けられるのでありますが、この海難審判所の本質が一体何であるかということから判断いたしますというと、直ちに司法裁判所と同樣の取扱いをしていいかどうか、ということについては研究をいたさなければならない問題があるのではないか、かように思うのであります。特に今回の海難審判法の目的となつておるものが、第一條にありますように、海難の原因を明らかに……

第1回国会 運輸及び交通委員会第一小委員会 第3号(1947/10/04、1期、緑風会)

○小委員外委員(小野哲君) 私は発言のお許しを得たいと思うのでありますが、只今の政府委員の説明なり、或いは紹介議議の説明その他質疑應答の内容を伺つておりますと、本案は愼重に御審議願わなければならない事柄ではないかと存じます。尚又委員長からも御要求がありましたような点につきましても、政府当局から説明を伺わなければなりませんでしようし、内村委員に対しても政府当局からの御答弁が書面によつてあるようにも伺つておりますので、次の機会にこれらを綜合的に政府の御所見を伺いつつ処理することの方がよいかと思いますので、一言私の意見を申し上げて御参考に供した次第であります。

第1回国会 決算・労働連合委員会 第1号(1947/08/08、1期、緑風会)

○小野哲君 只今井手次長から、私の質問に對する第二條、第三條の解釋竝びに立法の御趣旨を拝聽したのでありますが、第二條が憲法の第七十四條に基く大臣の權根の分擔と申しますか、内容を示されておるということは十分理解できるのであります。又第三條乃至第九條が、その大臣の權限の内容を表現すると申しますか、具體的にこれを現わすための部局をここに列擧されておるということも了解するのであります。ただ私の疑問といたしますことは、勿論國會の召集を俟つまでもなく、政府の責任において、又行政權の歸属が政府にある限り、内閣にある限りは、その範圍内において、特に勞働大臣に與えられました第二條の權限の範圍内において、部局を設……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第2号(1947/08/13、1期、緑風会)

○小野哲君 實はこの勞働省設置法案に関しましては、政府當局からの説明もありまして、設置の必要があるということにつきましては十分了承いたしておるのでありますが、過般來の單獨の決算委員會或いは連合委員會におきまして、私から政府當局に對して質問をいたしました事柄につきまして、尚篤と勞働委員の各位の御意見或いは決算委員會の御意見を伺いまして、處理いたしたいという問題がございますので、只今委員長からのお許しがありましたので、私から多少の時間を拜借して御説明を申上げ、皆さん方の御批判を願い、又御賛同を得たいと思うのでございます。  問題は、勞働省設置法案第三條第二項の問題でございます。この點に關して政府當……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第4号(1947/09/26、1期、緑風会)

○小野哲君 只今吉川さんから御発言がございましたが、もうすでに逐條の質疑應答にも入っておりますので、私は実は昨日は極く短時間しか出席しておりませんので、今日実は篤と質疑をしてお聽きいたしたいように思った次第でございます。併しこういう厖大な法律案の逐條審議をいたして行きますにつきましては、先程北村さんからもお話がありましたし、これに対して政府委員からもお答がございましたが、やはりこの法律の内容を、執行上必要な内容を決めます人事院規則の要綱でもお出しを願いますれば、説明を伺うのに大変好都合ではないか、かように思うのであります。特に本法案の附則によりますと、この法律案は一時に全部が施行されるのではな……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第5号(1947/09/29、1期、緑風会)

○小野哲君 いずれは各條についての御説明があることと期待いたしておりますので、その際に又質問の機会をお與え願いたいと存じます。本日は大体において前回來の総括的な質問の延長のようにも考えられますので、私から一、二の点について質問をいたしたいと思います。先ず第一は、この法律案を読んで見まするというと誠に詳細な規定が設けられておりまして、又法律の立て方も新らしいやり方が織り込まれておるようにも見受けられるのであります。ただこの法律が國家公務員法という名称を與えられ、又國家公務員に適用がある。こういうように考えられるのでありますけれども、國家公務員とは一体何であるか。國家公務員の意義が、この法律を読む……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第6号(1947/10/06、1期、緑風会)

○小野哲君 私はこの決算労働連合委員会の第一回の際にも遲れまして出ましたために、政府からの提案の理由の説明も十分伺つておりませんし、又その間、どういうふうな質疑が行なわれたかということを詳しく承知いたしておりませんので、或いは重複するようなことをお尋ねするかとも存じまするが、お許しを願いたいと思うのであります。  この國家公務員法案を概観いたしまするというと、いわゆる現在官吏に対して國家が取扱つておりまする思想と申しますか、考え方とそれから今回の國家公務員法案が対象といたしておりまするいわゆる國家公務員に対する國家の取扱い方というものとの間におきまして、何かそこに十分にはつきりとした政府の御見……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第7号(1947/10/08、1期、緑風会)

○小野哲君 只今は第一章に關する質疑應答でございますので、私から伺いたいと思いますのは第二條の末項に「この法律の規定は、この法律の改正法律により、別段の定がなされない限り、特別職に屬する職にはこれを適用しない。」こういうことになつておりまして、特別職に關するこの法律の適用は一應これで以て全面的に除外されておる。こう解釋いたさなければならんかと思います。しかるところ第二條の第三項の第十二號及び第十三號におきまして、現業廳、公團その他これらに準ずるものの職員、及び顧問、參與、委員その他これらに準ずる職員、これも特別職として一應規定されておるのでありますが、法律又は人事院規則で指定したものは除こう。……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第9号(1947/10/14、1期、緑風会)

○小野哲君 私は総理大臣に、三点について御所見を承りたいと存じます。  先ず第一は、今囘政府提案の國家公務員法案このことにつきましては、目下審議中でありますし、只今各委員からも、それぞれ総理に対する御質問もあつたのでありますから、私は内容的な問題は省略いたしたいと存じますが、この國家公務員法案の狙つておるところは、この法律案の第一條にもありますように、公務員の能率を発揮させて行こう。最大の能率を発揮し得るように民主的な方法でこれが選択をしたり、或いは指導をして行こう。かくして國民に対して公務の民主的且能率的な運営を保障するのだ。これを目的としておるということがはつきりと出ておるのであります。併……

第1回国会 決算委員会第二分科会 第3号(1947/10/10、1期、緑風会)

○小野哲君 只今運輸省の政府委員から土地の問題についての質問に對する御答辯があつたのでありますが、私は觀點を變えまして政府委員の御所見を承りたいと思うのであります。鐵道事業が多數の從業員を包容いたしまして、特に食糧の問題であるとか或いは住宅の問題であるとか、そういうふうな鐵道事業を運營して行くに必要な從事員の生活の保障というふうな點につきまして、當局は恐らく苦慮しておらるるのではないかとお察しするのであります。特に終戰當時における食糧事情が極めて緊迫しておつた。從つてここに推問事項として現われておりますような事態が發生したということを私は想像するのであります。併し會計整備の面から申しまして、當……

第1回国会 治安及び地方制度・司法連合委員会 第4号(1947/11/19、1期、緑風会)

○小野哲君 私は前文に関聯いたしまして二、三の事項を伺いたいと思います。前文の中に今回の警察法の精神、狙いを明らかに書かれておるのでありますが、その中で個人と社会の責任の自覚を通じて、國民に属する民主的権威の組織を確立する云々とある、これを目的としておるということが明らかに定められておるのでありますが、今回の警察制度を通観いたしますると、國家地方警察と自治体警察とに分れておる。尚又國家非常事態の発生を見ました場合におきましては、特別措置として内閣総理大臣の下に統制される、こういうふうなことになつておるのであります。これらの点を彼此勘案してみますと、今回の警察制度を新たに樹立する場合において、終……

第1回国会 治安及び地方制度・司法連合委員会 第6号(1947/11/21、1期、緑風会)

○小野哲君 先程羽生委員から御賢明がありましたことに関聯いたしておりますが、この法律案の第五條の第三項の第三号であります。これは國家公職員法にも同じような規定がありまして、「官職に就く能力を有しない」、言い換えれば欠格條項として定まつておるのでありますが、この法律案におきましても委員になるための一つの欠格條項として挙げられておるのであります。この三号につきましては、一方は直接國家公務員という意味での欠格條項であります。この國家公安委員も同じく國家公務員法の必要な規定を準用いたされておりますことは、この法律案の第六條で明らかになつておりますが、只今私が申しました第五條第三項第三号の規定がどういう……

第1回国会 治安及び地方制度委員会地方財政及び地方行政に関する小委員会 第2号(1947/10/15、1期、緑風会)

○小野哲君 臨時の問題の御意見が出ておりますが、地方財政委員会の性格面から考えまして、これは將來永続すべきものというふうな考え方を加味して行くならば、臨時的なものでないという方が私は強いのぢやないかと思います。然らばその他のどんな方法でできるかということは現在殆んど見通しが付いておらないので、むしろ正直に地方財政委員会でやつて行くのだという態度を、國会としては明らかにした方がはつきりしていいのぢやないか、こういうふうな感じを持つのですが……。
【次の発言】 第六條でありますが、六條の、事務局を置いて必要な職員を置くという場合に、その他の案では「國会の承認を経て」というような字句が見受けられるの……

第2回国会 決算・国土計画連合委員会 第1号(1948/06/26、1期、緑風会)

○小野哲君 先程來総合的な建設行政を強力に実施するための建設省設置について、活溌な御論議があつたのでありますが、仮に建設省ができました場合を想定いたしましても、これが堅実な且つ強力なる運営をいたしますためには、何と申しましても、優秀な技術者を多数に包容しておること、又充実された工事能力を持つておること、同時に機械的な設備を備えておるというふうなことが、実際の問題として必要であることは申すまでもないのである。それと共に今回の御提案の建設省設置法案によりますと、地方の部局といたしまして地方建設局を置かれる、或いは又工事事務所を設けられるというふうなことにも相成つておりまして、而もこれらの地方の機関……

第2回国会 決算・治安及び地方制度・運輸及び交通連合委員会 第1号(1948/04/05、1期、緑風会)

○小野哲君 ちよつと今の質問に関連して伺つて置きたいのですが、今の小林委員から当法案の第十八條の問題につきまして、若し公務員が不法行爲をやつた場合にはどうなるだろうか。海上保安官もやはり公務員でありまして、特に國家公務員法の直接の適用があるわけでありますので、若しこの海上保安官が不法行爲をやつた、不法に十八條に列挙されておりましたような行爲をやつたという場合において、只今政府委員は全然考えていないという御答弁がありましたが、これはそもそも憲法第十七條の規定から考えますというと、政府、言い換えれば行政機関が考えるとか考えないとかいうふうな問題でなくして、何人もその賠償を求めることができるというこ……

第3回国会 運輸委員会観光事業に関する小委員会 第1号(1948/11/17、1期、緑風会)

○小野哲君 動議を提出いたします。小委員長の互選は投票の方法によらず選挙管理者にその指名を一任いたします。

第7回国会 建設・地方行政連合委員会 第3号(1950/03/31、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 他の委員会に出ておりまして、遅延いたしまして誠に失礼いたしました。只今吉川さんからの御質問の点につきまして、一応所見を申述べて見たいと存じます。先ず地方自治の本旨から鑑みましで、地方団体の強化を図りますと同時に、成るべく国に依存しないで、その自主的な運営を期待するということが今後における地方自治運営のあり方ではなかろうかと存ずるのであります。そのような見地から御承知のごとくシヤウプ勧告にもよりまして、地方団体に対して独立の財源を與えまして、これが運営を強化して行くという方途に出ておりますと共に、更に国及び地方団体相互間の行政事務の再配分をいたしますと同時に、これに伴う国……

第7回国会 建設・地方行政連合委員会 第4号(1950/04/01、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 吉川さんの御指名がございますので、先ず私からお答えいたしたいと思いますが、この法律案が考えられております建設委員会と、又現在あります東京都の地方都市計画審議会、この性格については大体吉川さんの御指摘の通りであろうと存じます。ただこの点につきましては、東京都の建設局長も見えております、又建設省の都市局長も出席いたしておりますので、更に御説明があろうかと期待いたしております。  尚次の点といたしまして国の行政機関が国に対して勧告する、この考え方でありますが、吉川さんが御指摘になりましたように、現行の人事院の性格から申しまして、国に勧告するという道は開かれておりまするし、先程……

第7回国会 建設・地方行政連合委員会 第5号(1950/04/06、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答えいたします。只今岡本さんの首都建設法案の御審議に当りまして、地方自治の運営に対してどういう影響があるか、又政府としてどういうふうに考えておるか、こういう御質問のように思うのでありますが、先般来この連合審査会において熱心な御検討をされておる際に御意見を伺つて参つたのでありますがまだ私自身としても、この法律案の内容を検討いたしました結果、この法律案の目的とするところが第二条においても明かになつておりますし、又首都建設計画の執行に関する諸規定を見ましても、地方自治の運営に対しまして阻害するがごときことは極力これを避ける意図があるようにも見受けられますので、岡本さんから御……

第7回国会 大蔵・地方行政・建設連合委員会 第3号(1950/04/26、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) お答えいたします。十五万円以下の分は全体の事業数の大体二%内外と心得ております。
【次の発言】 金額は詳細ちよつと只今のところお答えいたしかねるのであります。
【次の発言】 実は甚だ申訳けないのでございますけれども、箇所の数がはつきりと把握できないために全体の合計額が申上げかねるような次第で御了承願いたいと思います。
【次の発言】 只今の赤木さんの御質問は誠に御尤もでありまして、今回全額国庫負担の制度を作ります場合におきまして、どの程度の限度にすることが最も妥当であるかということについて、政府部内においていろいろ検討しました結果、先程来御質問ございましたように一ヶ所の工……

第7回国会 地方行政・大蔵・文部連合委員会 第1号(1950/04/30、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 河野さんの御質問に対してお答えいたしますが、只今のこの法律案の第二十條の聽聞の問題でございますが、この聽聞をやります場合におきましては、この法律案の條文にありますように、関係地方団体にいつてこの途を開いておるのであります。而してこの対象となりますものは、地方財政委員会が各地方団体に対する交付金の金額を決定する権限を持つておりますので、従いまして交付金の額の算定の基礎についていろいろ問題が起つて来たというふうな場合において、この規定を活かして行くことに相成るのであります。この地方財政委員会が、御承知のように、この設置法律案の中にも示しておりますように、相当独立性を持つてい……

第7回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第2号(1950/04/11、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今森下さんの御質問に対して大臣からお答えしたのでありますが、事業税と比較いたしますと、その事業の種類によつては赤字経営をやつておつたというものもあり、或いは多少純益が上つているために事業税が上つている者もあつたと思うのですが、結局これを比較いたします場合の基礎になつた資料如何によつて結果が非常に変つて来るのではないか。そういうふうな点からものによりましては、今お説のように相当額が上るものがあるように私共も想像するのでありますが、おしなべて考えますと、従来の国税である取引高税も廃止になつておりますし、又地方税としては御承知のように事業税及び特別所得税、これらを負担してお……

第7回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第4号(1950/04/14、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 木内、西郷両委員からの御質問に対しましては、本多国務大臣からやはりお答えするのが筋合だろうと思いますが、只今要務のために遅れておりますので、私から便宜上申上げたいと思います。地方財政平衡交付金法案並びに地方財政委員会設置法案につきましては、御承知のごとく相当以前において政府としては関係方面に申出て、これが内容に関して関係方面の意向を待つておるような状態であります。で、只今両委員からお話がありましたごとくに、新聞紙上には政府案として、又関係方面からの意向として伝えられておるのでございますが、この点につきましては、長期に亘る間政府としては一日も早く関係方面から何らかの解答に……

第7回国会 地方行政・内閣連合委員会 第1号(1950/04/25、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(小野哲君) 只今議題となりました地方財政委員会設置法案につきまして、その提案の理由及び内容の概略につきまして簡單に御説明申し上げます。  申すまでもなく地方自治の確立強化は、わが国再建の基本施策として、終戰以来鋭意政府の意を用いて参つたとこを亭ありまして、地方自治法施行以来地方行財政制度の全般に互り相次いで画期的な制度の改革が断行せられると共に、これら地方自治に関する諸制度の改革と歩調を一にして、中央政府と地方公共団体との関係も又大きい変革を挙げ先に内務省が解体廃止せられまして以来政府部内にあつて地方自治拡充に関する業務を掌る機関についても機度か機構の改革が行われ、現在総理府の外局で……

第7回国会 地方行政・内閣連合委員会 第2号(1950/04/26、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 昨日のこの連合審査会が河井さんから御質問がありました中で、この法案の第六條の委員の任期の問題がございました。その際御答弁申上げたのでございますが、多少私誤解をしておつたような点もあるように存じますので、今日改めて荻田次長から御説明いたしたいと思いますが御了承願いたいと思います。
【次の発言】 今回のこの法律案におきまする委員の待遇についての御質問でございますが、地方行政調査委員会議の方の御審議を願いました際に待遇をもつと上げてはどうか、こういう御意見もあり、政府もさような気持を持つて参つたのであります。ただ地方行政調査委員会議とこの地方財政委員会とを比較して考えてみます……

第7回国会 内閣・建設連合委員会 第1号(1950/03/31、1期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 今日は実は官房長官が出まして御答弁に当るべき筈でありますが、所用のため私代りましてお答えいたしたいと思います。  只今お話がございましたように、地方自治体の運営の自主性をできるだけ維持して行くということは憲法の條章の明らかに示している通りでございます。今回北海道の総合開発計画を立てます場合に、国の行政機関として北海道開発庁を設置しようとする目的は、すでに高辻君から御説明申し上げたかと存じますが、今回の開発計画が国策の一環としてこれを強力に実施する必要があり、従つて北海道開発計画に関する中央における関係行政機関の事務調整を図る必要もあるし、又予算の運用につきましてもこれが……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 建設・地方行政連合委員会 第1号(1950/07/26、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私からお答えをいたします。只今御質問の要点の第一は、できる限りの援助を與えなければならないという第五條の問題であろうと思います。その場合におきまして、国といたしましては例えば今御指摘になりました起債の問題であるとか、或いは平衡交付金の問題であるとか、いろいろの問題があろうかと思うのであります。併しながら国におきましても一つの財政計画を立てまして国家予算の遂行をいたして行かなければならない立場にございますので、さような場合におきましては、できる限りの一般原則に応じました援助はいたさなければならないと、かように考えております。  又第一点の地方税関係として、京都市がこれらの……

第8回国会 厚生・文部・地方行政連合委員会 閉会後第1号(1950/11/16、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 高良さんにお答え申上げたいと存じます。高良さんのお話になりましたように、地方自治体が担当しておりまする行政は多種多様に亘つておりますので、従つてその内部機構もそれぞれの分野に分れておりますことはお話の通りでございます。さような場合において地方自治体の行政事務の運営が円滑に行くためにはどうしても相互の連絡が緊密にならなければならないことはこれ又申上げるまでもないのでございます。地方自治の趨勢が団体自治から住民自治へと進んで参つておりまするし、又いろいろの地方行政に関しまする地方住民各位の関心が増大して参つて参りますことは、地方自治の発達のために極めて喜ばしい現象であろうと私……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・水産・通商産業・運輸・予算連合委員会 第1号(1950/07/20、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私代りまして御答弁申上げます。水産業の地方税法上の区取扱につきまては、いろいろ御意見を拜聽し、父御論議も拜承いたしたのでございます。今回提案いたしております地方税法案中におきましても、水産業に関しましては、種々考慮を拂つているつもりでございます。例えば附加価値税につきましては只今御指摘になりましたように、主として自家労力によつて事業を行いますような、いわば零細な漁業者につきましては、大体において大部分これが附加価値税非課税の措置を講ずべきものと信じている次第でございます。又固定費産税につきましては、御承知のようにその事業の性質から考えまして、漁船等の取扱いにつきましても……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第1号(1950/07/18、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 只今大臣から説明いたしましたように、今回の地方税法案におきましては先ず第一に附加価値税の問題について再検討を加えたのであります。御承知のように附加価値税が消費者に転嫁する性質を持つている税でありますので、地方税法案の不成立に伴いましてその施行時期でズレて参りました関係上、年半ばを越えた今日におきまして、これを昭和二十五年一月一日から施行するということは納税者、即ち事業者に対する負担の問題から言いましても妥当でないと考えましたので、遡及してこれを施行することを避けまして、昭和二十六年一月一日からこれを施行すると改めたのであります。尤も附加価値税は新税でありますので、相成る……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第2号(1950/07/19、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 開田開畑、土地改良等に伴いまする課税の措置でございますが、この点につきましては、この事業の性格から考えまして、甲に減租減税というばかりでなしに、或いは国としての助成政策ということも考えなければならないかと存じます。尚又その土地の収益性、或いは利用性なり、若しくは処分性というような点から考えまして、実態に応じまして地方団体が減免の措置を講じ得る途は開かれておる次第でございます。
【次の発言】 お答えを申上げます。二十五年度につきましては、只今御指摘になりましたようなやり方をいたすのでありますが、その後の問題につきましては、この点については法律案にございますように、地方財政……

第8回国会 通商産業・地方行政連合委員会 閉会後第2号(1950/10/25、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(小野哲君) 私からお答え申上げたいと存じます。只今御指摘のように今監理課長から説明いたしましたような状態にあるわけでありまして、地方財政の上に寄與されておるということはこれはどなたも否めない事実だと思うのであります。ただ御心配になつておられる、将來は一体地方団体がその自治能力を十分に発揮せしめるために果してよいか悪いかという価値判断の問題になるであろうと思うのでありますが、御承知のごとく競輪事業が起されましたのは法律によつて合法的施設として地方団体がこれを利用し得る途が開かれておるのでありますが、一面我が国の当時置かれました経済事情がインフレの途上にあるために一般民衆の浮動購買力をで……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第3号(1950/12/04、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私からお答えいたします。  地方公務員法案附則第二十項に掲げております公営企業に従事する職員についての法律の制定につきましては、政府といたしましてもできるだけ準備を進めまして、次の通常国会に提案をいたしたいと考えております。その他の点につきましては、鈴木次長からお答えをいたします。
【次の発言】 お答え申上げます。地方公務員制度を確立して行く必要に伴いまして速かにいたさなければならないことは、私から申上げるまでもないのでございます。地方公務員法案の制定につきましては、すでに御承知のように地方自治法の制定並びに改正の際におきまして、その職員の身分取扱等につきましては、一応……

第10回国会 運輸・地方行政連合委員会 第2号(1951/05/22、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 行政事務の再配分につきましては、シヤウプ使節団の勧告によりまして、国と府県及び市町村の三段階における事務の再検討をするということになつて勧告が出まして、それを受けて地方行政調査委員会議から勧告が出ておりますことは御承知の通りであります。地方自治庁といたしましては、地方自治行政全般に亘りましてこの問題を取上げて行かなければならないわけでありまして、目下内閣がこれを引受けて、総合調整を図つておるような次第であります。ただ問題は、各種行政部門が多岐多様に亘つておりますので、権限の再配分につきましては、具体的な内容に応じて考えて行かなければならないかと思つております。運輸行政に……

第10回国会 建設・内閣・地方行政・経済安定連合委員会 第3号(1951/05/17、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私からお答えをいたします。只今御審議中の利根川開発法案の趣旨につきましては、総合的な計画が立てられまして、実施されるこの必要については私も全く同感でございます。ただ先ほど岡本さんなり或いは吉川さんなりからの御質問がございましたように、この法律が成立いたしました暁において、或いは利根川開発庁が設置され、それと関連して国土総合開発法に基いたいろいろの機関がございますが、これらの運営の面について如何にすれば最も効果的にその調整の実を挙げ得るかということが私は問題ではないか、かように思う次第でございます。従つて地方自治庁という立場から申上げますならば、これらの諸機関の中において……

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第1号(1951/05/31、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私からお答え申上げます。只今増田国務大臣から経費の負担の問題につきましては御答弁をいたしましたわけでありますが、地方財政法の取扱につきましては、政府としては、地方負担の問題がないという見地から地方財政委員会の意見を求めるに至らなかつたものと私は了解しておる次第でございます。なお地方財政につきまして地方の負担につきましては、これが負担がないであろうということを私どもとして期待をいたしておる次第であります。(「確信がありますか、期待ばかりでなく」)と呼ぶ者あり)
【次の発言】 お答えいたします。只今増田国務大臣から地方財政法の運用の問題については答弁がございましたので、更に……

第10回国会 内閣・地方行政・農林・水産・建設連合委員会 第1号(1951/05/30、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私からもお答えをいたします。御承知のようにシヤウプの勧告が出まして、又地方行政調査委員会議におかれましても種々行政事務の再配分の問題について御検討が行われているということは、私も承知いたしておるわけであります。今回北海道開発法の一部改正法律案が提案されるに至つたのでありますが、今朝来増田国務大臣からも説明をいたしておりますように、北海道の総合開発計画を立てましてこれが実施を推進して行くということは現下喫緊の要務でもあるわけで、これらの点を考えましてこの法律案が考えておりまするようなことも又一つの方法ではないか、かように私どもといたしましては考えておる次第でございます。た……

第10回国会 文部・地方行政連合委員会 第2号(1951/05/21、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(小野哲君) 私から一応お答えいたしますが、産業教育法案につきましては地方自治庁においても検討を加えて参つておりますので、地方自治庁奥野財政課長からこの内容についてお話を申上げる方が適当かと思いますのでお聽取りを願いたいと思います。

第13回国会 建設・運輸連合委員会 第1号(1952/04/15、2期、緑風会)

○小野哲君 大臣がまだお見えになつておりませんが、道路局長がお見えになつておりますので、大臣には御出席の上又御質問申上げることといたしまして、道路局長にお伺いいたしたいと思います。先ほど建設委員長のその御口述の中に菊池道路局長の補足的説明か、お示しがあつたのでありますが、ての中で道路の公共性という点について謳われておるわけでありますが、公共事業費のみによる道路の整備は容易でないということは、昭和二十七年度の予算を見ましても、八十六億程度の予算しか計上されておらないということから申しまして、私も同感の意を表するわけであります。だが併し財政上り都合で、言い換えれば道路整備財源が非常に窮屈であるから……

第13回国会 通商産業・運輸連合委員会 第1号(1952/02/16、2期、緑風会)

○小野哲君 大体基本的な考え方につきましては、山縣君その他同僚委員からの質問に対しましてお答えはあつたわけでありますが、又提案者の御見解としては、この法律案の第一条の目的の中には船舶も含んでおるのだという、こういうふうな御見解のようであります。又只今泉君からの御答弁によりますと、船舶は除かれると、こういうことでありまして、この法律案を提案されました側としては含まれておるという意見であるし、これを行政府として実行する立場にあるものは今度は含んでおらないという意見で、私どもとしては、この法律案を審議して行く上において納得の行かない点があるわけです。そこで只今泉君から指定をしたいという予想の下に置か……


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ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

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