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羽生三七 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

羽生三七[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP10(参)
1位
委員会発言歴代TOP100(参)
62位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
150位
委員会出席(無役)歴代TOP10
2位
委員会発言(議会)歴代TOP50
21位
委員会発言(非役職)歴代TOP100
71位
各種会議出席歴代TOP50
12位
各種会議発言歴代TOP10
9位
各種会議出席(無役)歴代TOP10
7位
各種会議発言(非役職)歴代TOP10
9位

1期委員会出席TOP50
29位
1期委員会出席(幹部)TOP50
33位
1期委員会発言(非役職)TOP50
49位
2期委員会発言TOP50
42位
2期委員会出席(幹部)TOP10
8位
2期委員会発言(議会)TOP10
4位
3期委員会発言(非役職)TOP50
49位
4期委員会出席(無役)TOP50
49位
5期委員会出席TOP50
38位
5期委員会出席(無役)TOP10
9位
5期各種会議出席TOP5
4位
5期各種会議発言TOP10
10位
5期各種会議出席(無役)TOP5
2位
5期各種会議発言(非役職)TOP10
10位
6期委員会出席TOP50
50位
6期委員会発言TOP50
48位
6期委員会出席(無役)TOP25
13位
6期委員会発言(非役職)TOP50
45位
6期各種会議出席TOP5
4位
6期各種会議発言TOP10
8位
6期各種会議出席(無役)TOP5
2位
6期各種会議発言(非役職)TOP10
8位
7期委員会出席TOP50
43位
7期委員会発言TOP50
39位
7期委員会出席(無役)TOP25
14位
7期委員会発言(非役職)TOP50
37位
7期各種会議出席TOP10
7位
7期各種会議発言TOP10
10位
7期各種会議出席(無役)TOP5
3位
7期各種会議発言(非役職)TOP10
10位
8期委員会出席(無役)TOP25
22位
8期各種会議出席TOP20
13位
8期各種会議発言TOP10
6位
8期各種会議出席(無役)TOP20
15位
8期各種会議発言(議会)TOP10
7位
8期各種会議発言(非役職)TOP5
5位
9期委員会出席TOP50
28位
9期委員会出席(無役)TOP10
8位
9期各種会議出席(無役)TOP20
15位

このページでは羽生三七参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。羽生三七参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/10/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第4号(1947/09/17、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この委員會として當面やる仕事がなければそれは結構でありますが、それに關して先程懇談會の際に問題になつた決算委員會に報告になつてこちらへは廻らないといふことが起つた場合、我々の豫定しておる地方制度關係の法案が廻らなかつな場合になにもやらないということになれば今のようなことも結構でありますが、それのいかんに拘らず治安の委員會としては、あくまで少くとも地方制度委員會に關係のあると思われる法案を審議していくということになれば、私そんな餘裕はないと思います。委員長はこの點どういうお考えか承わりたい。
【次の発言】 この委員會でそういうことに決まつた場合には、私は同時に正成の本會議の決定を經……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第7号(1947/09/27、1期、日本社会党)

○羽生三七君 確かに只今お話のような説はありましたが、それは私は地方自治體の運営に關する問題についての發言だつたというふうに記憶しております。ですからこういう各行政の所管を異にする等の出先事務、そういうものについての問題と私は別のように解釋しておりますので、これは獨自の考え方で檢討して言つたものと思います。
【次の発言】 私はこの問題は多分に政治的な含みから出發しておると思うので、今の説明員の答辯は尤もだと思います。禁止を受けた料理屋の數がどれだけか知りませんが、それから配給部面に廻つたものがいくらで、どれだけ殖えているかと假りに調査しても、調査することは結構なんですが、その調査をしたその結果……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第8号(1947/10/01、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程の政府委員の御説明は大要分りましたが、そこで私の考えることは先程政府委員のお話の中に仮に中央の出先官廳を整理して見ても國費の点については大して節約にならないというお話でありましたが、それはその通りでしようけれども、私はその点はあまりこの場合に問題にしなくてもいいのじやないかと思うのであります。むしろ府縣の行政の統一の面で非常に障害があるという点を私たちは考えて、この問題を重要視しておるわけでありますが、例えて申しますというと、先程お話になつたこの労働省関係の出先機関等が必要であるかどうかということは、私は非常に疑問があります。尚各省の資材調整事務も、私は大して國が地方まで出張……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第9号(1947/10/02、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私はこの間の陳情書に関連のことで、ちよつと承つて置きたいと思うのであります。この前公共團体がみずから費用を負担すれば、八十億に余る費用が要るようですが、今後地方自治体、或いはその他いろいろな公共團体が何等か仕事をして行く場合の問題の中、特に地方自治体に関係のある問題について伺いたいと思うのですが、恐らく今度税制が改革になりまして、地方自治体に或程度財源が委管された場合、そういうことにはなつて來ると思うのでありますが、今のところはまだ分與税を地方に渡しておるようでありますが、將來全くこれが撤廃されるかどうか、これが又全く撤廃されまして、地方自治体が独立の財源において、その運営を行な……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第10号(1947/10/09、1期、日本社会党)

○羽生三七君 議事進行について、この警察制度に關する問題は、他日又論議の機會があると思いますが、どうでありましようか、我々相當意見を持つておるのでありますが……。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第13号(1947/11/06、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は岡本さんにお尋ねしたいのですが、この前の調査報告を伺つて、その後の状況について、今朝出ている新聞記事に基いて何か質問するのですか、どういうふうなのですか。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第14号(1947/11/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 一般的なことでちよつとお尋ねしたいと思います。この提案理由の説明を拜見いたしますというと、地方自治體に對して財政自主權を擴充するようにいわれておるのでありますが、確かにこの改正案の中に地方起債に關する法制の簡素化や、或いはその他いろいろな點が含まれておりますけれども、今後の見通しとしまして、現在の地方財政、地方自治體に對する財政交付金を尚相當期間繼續される意思があるかどうかをこれを承わりたいと思います。この前私一度承わつたことがあるのでありますが、地方自治體に財政自主權を與えまして、中央の財源と別個にそれぞれ自主的な課税方針を取るようにいたしましても、若し財政交付金が急速に打切ら……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第15号(1947/11/10、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつとこの機會にお尋ねしたいと思つておることがあるのですが、それはこの地方債を起すことの自由は認められたわけですが、最近地方議會の關係者から説明を聽きますというと、實際には殆んど金融機關で融資して呉れるところが全然ない。だから名目上だけのことで、實際には殆んどその途が閉ざされておるという話を聽いておるのでありますが、地方局あたりにはそういう聲は屆いていないのでありますか。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第16号(1947/11/13、1期、日本社会党)

○羽生三七君 實は甚だ失禮でありましたけれども、本會議の方に出席のために午前中缺席しておつたので他の方の御意見を承りませんでした。吉山さんの御意見だけ承つたので、吉山さんの御意見だけ承つたので、吉山さんについてお尋ねしたいと思います。一番最後にお話のあつた地方自治體がその實情を不斷に當該關係住民に知らしめるということは非常に結構な御著想であると思います。私共前からそういうことを考えて多少私は關係したことを實行したことがあります。この場合お尋ねしたいことは、當該地方自治體が、關係住民に知らした方がいいか、關係議員が座談會とか講演會という形で、議員自體が住民に知らした方がよいか、その點は先程のお話……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第18号(1947/11/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は質問ではありませんが、この機會に一應、御參集の皆様に、私の方からお願いして置きたいことがあるのであります。それは先程來しばしば問題になりました公安委員のボス化を、我々がいかにして防衞するかという問題であります。この點について、リコール制をというお話がありましたが、これは先般來この委員會においても問題になりまして、當局の説明によつて漸次明らかになりましたが、今度地方自治法の改正案によりまして、いわゆる市町村公安委員は他の公職と同樣に、解職を請求することができるように改正になるのであります。そうなれば、これは完全に解決濟みになりますが、問題は府縣竝びに特に國家公安委員の問題に關連……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第19号(1947/11/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつとお尋ねいたしますが、從來の消防團というものは、御承知のように市町村におきましては、各家庭の適当な年齢の人間が悉く、又大部分でありますが、消防團員に入つて消火に努めていたわけでありますが、この場合には費用が殆んど市町村においてもかかりません。何人にも給與をしているわけではありませんし、皆自分の家なり、或いは村なり、市町村の家を守るために、義務的に皆消防團員に加入しておつたのでありますから、何等特定の給與をする対象の人間はなかつたわけであります。それで、若しこの法案で第九條にありますように、從來の消防團の外に、その必要に應じ、他の機関を設けることができるようになつておるわけで……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第23号(1947/12/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今の提案理由の御説明でこの法案の趣旨も分りましたし、又その止むを得ざる理由も了承したわけでありまするが、我々の考えといたしましては、中央財政と地方財政との調整は、近く發足する地方財政委員會において根本的なる檢討が加えられると思い、これに期待を掛けておるわけでありますが、それはとにかくとして、當面十六億數千萬圓というこの費用の出所が、盡く地方財政に委任されるということは、極めて地方公共團體の實状からして困難であるということを考えざるを得ないのであります。併し御説明のように中央の財源が非常に危殆に瀕しておるから、當面先ず止むを得ないものとは思いますけれども、そこで私共のお伺いしたい……

第1回国会 農林委員会 第2号(1947/08/01、1期、日本社会党)

○羽生三七君 異議はございませんが、御説明を願う場合に私、御注文があるのですけれども、こういう公團法の内容そのものというよりも、むしろこの公團法そのものをここに提案せざるを得ないようになつたその間の事情を併せて十分御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでも結構であります。
【次の発言】 食糧問題が一番重要な問題であることは申上げるまでもないことで、これについては本日井上次官から詳しい御説明があつたのでありますが、私はここで第一次、第二次の運動というか、計畫が、先日來新聞に傳えられております第三次の計畫と申しますか、超過供出分に關する高額の買上の問題が傳えられておるように、大藏省竝びに……

第1回国会 農林委員会 第3号(1947/08/05、1期、日本社会党)

○羽生三七君 お尋ねやら注文やらでありますが、實際この供出が完全に遂行されるかどうかという問題は、政策の問題もあるわけでありますが、先日の委員會に私は農林當局が農民組合に全面的な協力を得なければならんということを申上げたわけでありますけれども、私はそれと共に自分が末端で供出割當を實際にやつた經驗上から申上げますというと、政府そのものに一般人民大衆が信頼感を持つておるかどうか、これが實際には供出割當の場合にこれが完遂されるかどうかの非常に大きな條件になつておるのであります。これは私自身がやつて一番感じたことでありますが、政府を信頼しておるかどうか、個々の技術的のこともありますけれども、これが非常……

第1回国会 農林委員会 第4号(1947/08/06、1期、日本社会党)

○羽生三七君 皆さんの御意見で大體決定的な意見は述べられたようでありますが、基準年度の取り方に不合理があつたり、その外いろいろこのパリテイ方式そのものに檢討が加えられたようでありますけれども、この結論として、先程部長さんからのお話では、今尚檢討せられておるというようなお話でありましたけれども、檢討の結果他の一般諸物價と農産物價格との比率の上の多少の開きというものが是正されるというようなお見通しなり、或いはそういう御努力がなされつつあるわけでありますが、その邊を結論的に承りたいと思います。

第1回国会 農林委員会 第5号(1947/08/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先日の農家の保有米の問題でありますが、經營面積によつて遞増するという問題で、この間自分の意見を申上げましたけれども、この前も申上げましたように大體經營面積の多い方は、收穫目標を上廻つた場合におきましては、面積の多いだけ自分の收穫になるので、その必要はないのではないかと私申上げたわけでありますが、併し面積の多いだけ又投下勞力も多くなるわけでありますから、これは或る程度やはり考慮をしなければ、ならないでしようが、從來例えば田植時期、或いはその他の投下勞力に對しましては、これは地域的な問題かも知れませんが、例えば田植時の加配米とか、そういうような形でその季節的な投下勞力に應じて、そうい……

第1回国会 農林委員会 第7号(1947/08/19、1期、日本社会党)

○羽生三七君 開拓者の共同施設その他共同利用のために、この改正案には贊成するものでありますが、これに關してちよつと大臣にお尋ねしたいと思うのでありますが、恐らくこの開拓者は大體引揚者が一番多いのじやないかと思います。戰災者、或いは農業を新たに營もうとする人もあるようでありますが、大體引揚者なんかが多い。この場合に特に滿洲で農業開拓をやつておつて引揚げて來た諸君が、又再び新らしく開墾、開拓事業を始めるわけでありますが、今度の場合は敗戰の結果で、これらの人達が農業を滿洲において放棄したのでありますが、日本の農業の將來の發展の問題に關連して、例えば日本が將來徹底的に自給自足で、つまり農業立國の態勢を……

第1回国会 農林委員会 第8号(1947/08/20、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと議事進行について……。地理的な事情を伺つても私共にはよく分りませんから、大體要點だけを承りたいと思います。
【次の発言】 一つその前に伺いたいことがあるのですが、只今兩議員から實際の災害状況を承つたのでありますが、被害額の算定は闇價格ですが、マル公ですが、どういう價格で算定されたのですか。
【次の発言】 開拓事業に關して治山、治水或いは山林保全等、いろいろ併せて考慮せられなければならんという、今の木檜さんのお話は御尤もでございますが、社會黨や共産黨に比較的そういう濫伐なんかやる人間が多いということは、全部そういう人間ばかりじやございませんからよろしくお願いいたします。

第1回国会 農林委員会 第9号(1947/08/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつとお尋ねしたいと思うのですが、一つは、この提案説明にある、つまり優秀な新品種、新系統の種苗の育成を推進するためその育成者の名譽を推賞し、その利益を擁護するように、これらの育成者に何らかの方法を講ずるようになつておりますが、固より新品種を發見したり、優良な種苗によつて農産物に貢獻するということは非常によいことでありますので、これを保護助成するようなことは固より當然でありますが、曾て我が國においては發明と言いますか、その研究の公開ということが要求されたことが可なりあるのであります。つまり或る特定の人が最も優れた研究を獨占して、他のものがこれを利用することを阻むような場合があるこ……

第1回国会 農林委員会 第10号(1947/08/23、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は質問ではないので、昨日のことに關聯して御注文をもう一つ申上げたいと思いますが、この第五條にもあるように、「種苗業者に對し、その業務に關し必要な報告を命じ、又は帳簿その他の書類の提出を命ずることができる。」ということになつておつて、結局種苗業者自體が報告をしたり書類を提出するのでありまして、その結果につきましては、つまり種苗の結果については、當該生産者みずから報告することになつております。そこで種苗の入手過程を見て參りますと、必ずしも私どもの想豫では、自分が生産したものだけを市場に出すわけではないので、何ら種苗業者が、市長村長に届け出ていない者が、生産した種苗を買い集めまして、……

第1回国会 農林委員会 第11号(1947/08/25、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今木檜さんのお話の中に附帶決議というお話がありましたが、あのお話の内容を承わつておりますというと、私は附帶決議としてどうかと思う點が一つあります。それは何であるかというと、惡質な業者は取締つてもよろしいが、優良な業者には手心を加える。誰を以て優良なる業者と判定するかということは非常に大きな問題だと思います。それからもう一つは優良であるか惡質であるかを決定するには、やはりこの法案が出て見て檢査の結果でなければ分らないのであります。希望條件ならともかく、附帶決議としては私は今のところ多少曖昧の點があると思います。

第1回国会 農林委員会 第12号(1947/08/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 提出された農業協同組合法案の個々の事項につきましては後に讓ることにいたしまして、一般的の原則問題について御所見を伺いたいと思うのであります。  先ず第一番に、今の提案理由の御説明にありましたように、この協同組合法案が出された根本的な理由は、結局從來等閑に付せられておつた農業の生産面における新らしい改善の途を開くということが、根本眼目なのであります。確かに從來の農業會を中心とする農政指導というものが極めて非農民的な要素に多くを支配されて、實際農家が要求しております生産への改善は殆んど手を觸れること極めて少かつたというのが實情であります。その結果、農業會がいわゆる食糧供給等の下請團體……

第1回国会 農林委員会 第13号(1947/08/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 議事進行についてですが、ちよつと伺いますが、午後まだ繼續されるのでございますか。
【次の発言】 時間が大分經過しておるようで、簡單に申上げて置きますが、丁度只今岡村さんの御質問の第二點に關する農林大臣の御答辯で大體解決されておるようでありますが、大體この農業協同組合に關して、全國でそれぞれの府縣でいろいろな研究が行われております。ところがこの精神を履き違えて、農業會を上手に新らしい農業協同組合に移行すればよい、この考え方が可なり支配的なんであります。これにつきましては今大臣からお話がありましたように大體從來の金融の面、加工の面或いはその他の販賣の面等における從來の諸活動に代つて、……

第1回国会 農林委員会 第15号(1947/09/17、1期、日本社会党)

○羽生三七君 農業協同組合が完全にその目的を達成するためには、この各條項にありますそれぞれの農業關係の事業を遂行していくわけでありまするけれども、一番問題は、私この前に大臣にもお伺いいたしましたが、農業の生産が具體的に擴充されるような方策が末端まで採られなければならないと思うのであります。この意味におきましては、結局農地問題との關連がなしにこの協同組合法が取り扱われても意味がないと思つております。私は農地問題が具體的に解決される過程にこの農業協同組合法の成功があると思うのであります。これらにおきまして今後協同的にいろいろな仕事を末端まで持ち込んで行く場合におきまして、土地の交換分合、或いは耕作……

第1回国会 農林委員会 第16号(1947/09/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと伺いますが、國がこれを引繼いだ場合の名稱とか、或いはもう少し具體的な問題、それから今議會に開拓法が出るか出ないか。それらの點も伺いたいと思います。
【次の発言】 この程度でどうですか。

第1回国会 農林委員会 第17号(1947/09/23、1期、日本社会党)

○羽生三七君 細かい問題ですが、第九條の「農業に從事する個人をいう」、この場合に定款の附則の規定には被選擧權の場合は年齢を制限してありますが、これは年齢の制限はないのでありますか。  それから第十條の第十二項に關係のあることでありますが、組合員になれる資格を持つておるというのでありますが、家族で農業に從事し得る者が、若し員外利用をするというような場合には、これは准組合員を指しておる員外利用になるのか、或いは又別に普通の組合員と同等の資格を認められるのか、利用の場合であります。これをちよつとお伺いいたします。
【次の発言】 常識的に考えてよろしいわけですね。被選擧權でない場合組合員の資格は……。

第1回国会 農林委員会 第18号(1947/09/25、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今の法案で、詳細については後に讓りまして、概要について少しお尋ねしたいと思います。  只今御説明にありましたように、この法案は期限が定められておるところでも明らかでありますが、大體臨時的な處置のようであります。それで私のお尋ねしたいのはそれが飽くまで臨時的な處置であるのが、或いは日本の農業生産の上に多少とも計畫性を持たせようという考えが含まれておるのかどうか、それをまずお尋ねしたいと思います。  次には、先般來豫備審査を行つておりまする農業協同組合法は、この設立の原則からいいまして自由の意思に基くことになつております。ところが、この農業協同組合法を我々が効果的に運營して行く場合……

第1回国会 農林委員会 第19号(1947/09/27、1期、日本社会党)

○羽生三七君 昨日あらましについて承つたのでありますが、尚又重ねて承りたいと思います。細かいことは後に譲りたいと思いますが、昨日も申上げたことでありますけれども、供出の割当ということは分りますが、この生産計画を立てて、作付からその他の細かいことまでどうしても指示しなければ、日本の農業生産の実を挙げることができないかどうか、この点に対するお考えを承りたいと思います。その細かい作付や個々のことは農民自身の自主性に委して、日本全体でこれだけの食糧が要るのだ。例えば何縣では幾らということを決めて、その計画に基く必要な生産は、もう一切農民の手に委ねて、若し米に代つて沢山他の物が作れるという場合におきまし……

第1回国会 農林委員会 第20号(1947/10/02、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつとお尋ねいたしますが、只今の点で大体分つたのでありますが、現在の肥料の生産能力で日本のすべての農産物、例えば水稻とか麦というものに限らず、蔬菜から果樹等、即ち日本の全耕地面積に作付けられてる全部に農作物に、大体この程度で肥料が行き渡るという時期は、今の肥料の生産能力でどのくらいですか。
【次の発言】 現在の能力ではどうです。肥料が電力、石炭等現在の能力程度で、大体自給自足という……。
【次の発言】 大体常識的に見て、現在の能力、電力、石炭等現在の能力で行けば、二、三年中には大体一應肥料問題というものは打開できるものと見て差支ないわけですね。

第1回国会 農林委員会 第21号(1947/10/03、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この法律についての基礎的な問題は、先日來大臣、農政局長から質疑を繰り返して分りましたが、昨日大臣からお話があつた今度の食糧割当に関することで一つ承りたいと思うのであります。向うから三千五十五万石を絶対確保するようにという話があつたようでありますが、この場合会議の進行経過を見ておりますと、東北とか或いは関東とかいうような、今度の水害地以外のところが比較的早く済んで、その比較的順調な府縣の割当が、割当と言いますか、数重の決定が比較的昨年に比べて少なかつたという結果になつておるようでありますが、それは面積が減つてきているのでありますか。或いは作況が惡いということに基くのでありますか。こ……

第1回国会 農林委員会 第22号(1947/10/04、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私たちの分らんことがこの法案に大分あるのでありますがそれより前に現在の薪炭の大体需給の現状というものをお話願えると非常に有難いと思いますがどうですか。
【次の発言】 続いてちよつとお伺いいたしますが、こういう計画は、大体生産の実績に基いてこの程度しか計画が立てられないということでありますか。それとも仮に一世帶当りの人口を五人程度として、今の程度の電力の供給量で燃料を補給して行く場合に、この程度で大体各家庭が済むということでありますか。生産の実情から言つてもこの程度でなければならんというのでありますか。その点はどうですか。

第1回国会 農林委員会 第24号(1947/10/09、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程來、お話を伺つておりまして感ずることは、現在の農業会はすでに終焉を告げたのであります。新しく生れる農業協同組合は文字通り新しく生れるのであります。だから我々は論議を進める以上、農業会の延長として新しく今度協同組合ができるということを想定してはまずいと思う。私たちは農業会がまだ存続期間中のことを論議するのはいいのでありますが、飽くまで後は協同組合の立場で論議する必要がある。私、こういうふうに考えます。

第1回国会 農林委員会 第27号(1947/11/04、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この二つの法案に、次に述べるような希望意見を附して賛成するのであります。  第一に、先程もどなたかのお話がありましたが、土地改革の徹底が是非必要であると思うのであります。土地改革の徹底と相俟つてこの法案が施行されませんと、この法案は作文に終る懸念を十分に持つております。固より土地改革によりまして、所有権が移動するということも大きな変革ではありますが、ただ所有権を変革しただけで日本の農業生産が必ずしもプラスになるとは申されないのであります。所有権の変革と共に、同時に農業協同組合等の運用よろしきを得て、生産面における基本的な発展が伴わなければ、この法案の意味は私は余りないと思うのであ……

第1回国会 農林委員会 第30号(1947/11/10、1期、日本社会党)

○羽生三七君 今の消費者負擔のことについてちよつと伺いたいと思うのでありますが、この前私ちよつと何か打合會か何かの時に伺つたと思うのでありますが、この数億圓の金を消費者負擔にするということは、つまり現下の財政上財源がないからか、或いはそれともこういう食糧不足下においては、食糧について生産者も消費者も共にその責任を分つという考えから出ておるのか、そのいずれであるか伺いたいと思います。

第1回国会 農林委員会 第33号(1947/11/21、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私はこの法案には全体として賛成であります。只今の板野君の御意見についても私は相当同感する点があるのでありまして、これは本法案が予備審査のときに私としても申上げにことでありますが、大体これが食糧関係で消費者の負担にこの予算がなるということは、政府委員の御答弁にもありましたが、まあ大体当面の財政上の逼迫から已むを得ずこうするという考え方の方が多いんじやないかと思います。つまり消費者も共に生産者の災害を共同責任において引受けるという思想も、或る意味においては含まれておるかも知れませんが、全体としては予算がないからという考え方から出発しておると思うのであります。併しこの点は今板野君がお話……

第1回国会 農林委員会 第35号(1947/11/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は質問ではありませんが、ちよつと意見として御参考に申上げたいと思うのでありますが、私多少実際の農地問題に携つて來た一人でありますが、私が一番痛感したことは、こういうことであります。但しこれは純然たる農村、新潟とかその他の純然たる米作事業地帶では多少事情が変つておるかも知れませんが、多少市街地的な形態を取つた町村においては、非常に著しい例であります。それは五反歩か六反歩の土地を廻つて、非常に大きな爭があるわけでありますが、その著しい例として、大体俸給生活者、特に学校の先生であるとか、或いはその他の官公署へ勤めておる人達が、自家用菜園として二三反歩程度を作つておる。併しこれは在村地……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第1号(1948/01/29、1期、日本社会党)

○羽生三七君 二つばかりちよつとお伺いしたい。第一は地方財政委員会の構成でありますけれども、これは昨年度の法案で行きますと、一ケ年間の期限を限られております。それで今後の見通しとして、つまりその運営の中心を、或る一定の基本的な方針を決めてそれに基いて暫くはこういう委員会は存続して行くのか、或いは大藏省辺りを中心としてその基本的な方針に基いて折衝して行くのか、或いは他の関係省と地方当局とが折衝して行くのか、どういう形を予定されておるか、第一番にそれをお伺いしたいと思います。  その次には、分與税のお話がありましたが、実は私は第一回の國会の際に繰返してこのことは申上げましたけれども、つまり中央財政……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第3号(1948/03/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程の自治體警察の費用のことでお尋ねしたいのですが、たしかずつと前の委員會で一度承つたのでありますが、今の御説明によりますと、大體自治體警察の施設費は必要なだけの費用を負擔するということで、大藏省でも五割程度の補助というようなことを言つておるような話でありましたが、そういう場合に入場税を地方に委讓するということでありますが、大體入場税というものは、映畫館なり、劇場のある所には當嵌りますが、何もない所が全國千六百の自治體警察を置く市町村には相當あります。例えば長野縣には三十七自治體警察がありますが、實際劇場なり映畫館を持つておるのは一部分でありまして、入場税を委讓して貰つても一文も……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第5号(1948/03/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 委員長と理事とで御選任願います。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第13号(1948/05/18、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程配付頂いたプリントになつておる参考の文書を見ますとこの設備、海上保安廳の機構は相当厖大なものだと思うのでありますが、先に決定された際の海上保安廳の構成要員の一万人以内というのは、現業だけですが、こういう事務系統も含めてですか、その辺をちよつと伺いたい。
【次の発言】 そうすると、先程私のお尋ねした現業と事務系統との関係ですが、今の御説明によると現業だけが八千人で、こういう事務系統は別と解釈してよろしうございますか。
【次の発言】 分りました。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第23号(1948/06/08、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、自分の意見を後に又お尋ねしたいと思つておるんですが、今吉川委員長の御発言はですね、これは委員会を代表しておるものとは思つておりません。個人としてであるということをはつきりして貰いたいと思います。
【次の発言】 根本的な問題は別にいたしまして、二三この地方税法の取扱上疑問に感じておる点をお尋ねしたいと思いますが、例えば自治体警察を作る市町村と作らない所というもののアンバランスについては、これについては分與税で補うということはこの前から明らかにはなつておりますが、例えば今度人場税を地方に委讓したような場合におきまして、劇場或いは映画館を持つておる市町村、或いは又接客業者のような……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第27号(1948/06/25、1期、日本社会党)

○羽生三七君 井藤さんにお尋ねいたします。還付税というお話しがございましたが、これは結局分與税と同じ性格になるのではなかろうか。どうでしようか。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第31号(1948/07/05、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程鬼丸さんが、修正案について、関係方面との折衝その他本質上の審議が、いろいろ形式上、とやかくいわなくても実際上可能だということを、再三繰返されておるのでありますから、それに基いて一應態度を決定したいと思います。
【次の発言】 この法案につきましては專門家の立場、即ち司法委員の方々の御意見によつてすでに明かなごとく、各條文に多くの矛盾を孕んでおります。又司法の專門家でない私共素人の人間が見ましても、この法案が成立した場合におきましてはその警察官の素養がこれに伴わなければ、極めて危險な状態を招來することが十分看取されるのであります。それがどの項目であるかということは、時間がありませ……

第2回国会 農林委員会 第6号(1948/06/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 最初にお尋ねしたいことは、この第四條でありますが、この第四條の規定によりますというと、第三條第一項の規定による処分に不服があるときには、二週間以内に農林大臣に書面を以て異議の申立をすることができることになつておりますが、これで行きますというと、処分をする者も、又異議の申立を受ける者も、農林大臣と農藥審議会になつているわけであります。これでは非常に恐らく將來に不便が起ると思うので、むしろこういう場合の決定は、農林大臣一本としてその異議の申立について審議する場合に、それを農藥審議会に付したらどうかと思われますが、この点に関する当局のお考えを承わりたいと思います。これが第一番であります……

第2回国会 農林委員会 第7号(1948/06/11、1期、日本社会党)

○羽生三七君 農業生産を高めるために、信用のおける農業藥品を提供させるということは、重要であり、この意味で法案には異議はありません。ただ注意しなければならんことは、農民自身が今日までの經驗と注意深い考慮によつて、みずから藥品の選擇をして來たわけでありますが、法律の施行によつて登録された藥品であるならば、なんでも信用できるということになつて、みずから拂つて來た注意深い考慮というものが失われ、安心感を持つことがあると思います。若しそうなつて、法律の效果が十分發揮できない場合におきましては、安心感が却つて逆結果を生ずることがないでもないと思います。尚又第十四條の先日の私の質疑に對する當局の御答辯を承……

第2回国会 農林委員会 第8号(1948/06/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 農業の能率的な発達や、農業における科学の滲透を図るためにこういう法案が出ることは、歓迎すべきことではありますが、一般的な問題について二、三疑義のある点をお伺いして置きたいと思います。  第一番には、ちよつと理屈に亘りますが、二千数百年の昔から、殆んど人糞尿というような農業から脱し切れなかつた日本が、今日の段階において、高度の農業技術を必要とすることは、もとより当然でありまして、尤も最近におきましては、脱穀或いは調製等におきましては、やや電化或いはその他科学化がされておりますけれども、日本農業全般といたしまするならば、恐らく非常な生産費のかかる又科学的な技術の遅れておる國であろうと……

第2回国会 農林委員会 第9号(1948/06/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 これは第一回國会の際に、私がお尋ねした問題を繰返すことになるわけでありますが、今度の改正案の中に蚕繭につきましては、やはり同樣にこの消費者が負担するように改正せられたわけでありますけれども、第二回國会で農政局長からお話がございまして、この保險料の一部を消費者負担にするということは、当面の止むを得ざる予算上の必要からやることか、或いは又消費者が食糧代の一部を負担することは当然であるかとか、どちらかということをお尋ねしたのであります。あのときの御答弁を私の記憶しておる範囲で考えて見ますというと、予算上の措置も勿論あるけれども、こういう統制時代において災害を受けた場合には、普通の時代に……

第2回国会 農林委員会 第12号(1948/06/21、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この際申上げて置きたいことがあります。それは只今財政及び金融委員会に付託されております所得税法の一部を改正する法律案の中にあります第一條の「左に掲げる所得については、所得税を課さない。」の第三項の次に、  四、食糧管理法によつて供出せしめられた米、麦類、甘藷、馬鈴薯及び雜穀に対して政府から支拂う奨励金及び報償金 の一項を加え、奨励金及び報償金に対しては所得税を免除して貰いたいと考えるのであります。これは農民に対しては、極めて大きな影響がありますが、政府に対しては財政上に大して負担とはならないと考えます。從つて本委員会で決定して財政及び金融委員会に申込まれたらよいのではないかと思い……

第2回国会 農林委員会 第13号(1948/06/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この前も私お尋ねし、又希望も述べて置いたのでありますが、今度の改正案の中第十三條の二に、ここに掲げられたような項目を加えられるについては、先にこの原案の方に、主要食糧について、消費者が主要食糧の價格の中に、保險料の一部を負担するように織込んでおるわけでありますが、このことが私再三申上げたようにどもう多少私承服しかねるものがあるのであります。確かにそれは財政上困難であるといえば、まあ困難な実情にあるわけでもあるし、又同時に災害の一部を、食糧の消費者が、共に負担するという考え方も、自由経済ではない、今日の統制経済の時代においては、成立たないわけでもないのでありますが、可なり矛盾がある……

第2回国会 農林委員会 第16号(1948/06/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この法律が必要であるかどうかという根本的な問題については、板野さんと私は同樣な疑問を持つておるのでありますが、それは又あとにいたしまして、ここで私ちよつと疑問に感ずることは、藥工品から始まつて佃煮から菓子に至るまでこの莫大な品種を、何か代表的なものを一つピツク・アツプしてそれを檢査されるのか、菓子から佃煮まで一つ一つこれを檢査するのでは何十万の檢査員があつても足りないと思いますが、そういうことをやられるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 これは檢査する時の処置ですが、生産者の庭先とか、或いは工場へ出向いて檢査をされるのか、或いはどこか集荷場とか、或いは檢査所というものを……

第2回国会 農林委員会 第19号(1948/06/30、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私のは極く簡單な問題でありますが、どなたからでもお答え願えれば結構であります。それはこの作付計画を定めるときに、農地面積、地方その他の状況並びに作物の組合せ等を勘案してやるようになつておりますが、これは事前割当を受けた作物は、自己所有の耕作地の中で穫れた收穫物で完納した場合は、どの耕地にどういう作付をやつても、一向牴触しないのか、つまり割当てられた食糧を完遂さえすれば、その組合せに何ら掣肘を受けないものであるか、この点ちよつと技術的な問題ですがお尋ねしたいと思います。

第3回国会 農林委員会 第1号(1948/11/08、1期、日本社会党)

○羽生三七君 本日のことには特別関係がないわけですが、何らかの機会に取上げて頂きたい問題として、例の農業協同組合の問題でありますが、あれは本來日本の農業改革が遅々として進まない、それを生産面にまで進めで新らしい農業改革をやるという目標で、農業協同組合ができた。ところが今現に進行中の農業協同組合は全くがんじがらめに、八方がらめになつて何にもできない。ですから最初の法案の立法の趣旨と大分違つておるのですが、これの打開の途があるか否や、政府はどういうふうに考えておるか一つ何らかの機会にお取上げを願いたいと思います。
【次の発言】 今のに関連して、私今のお話で分らん筋があるのです。こういうことですか。……

第3回国会 農林委員会 第3号(1948/11/16、1期、日本社会党)

○羽生三七君 その問題に関連して、明後日私出て來られないので、幸い政務次官が來られましたから、ちよつとお伺いして置きたいと思います。この前第二回國会のときに税金の問題で、特に超過供出分の所得税課税の免税を、この参議院農林委員会で全会一致で決定しまして、それが決定したにも拘わらずまあ何処ですか、財政金融委員会か、大藏省か知りませんが、不問に付されてしまつた。その後前内閣では農林大臣が國会閉会後の処置として、御承知のように半分だけ課税を免除するということになつたわけです。あれはでき得べくんば少くとも超過供出分については免税して貰いたい、こういう処置を是非とつて貰いたいと思うのであります。今の税金の……

第4回国会 農林委員会 第1号(1948/12/10、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この食糧配給公團は明年の三月三十一日を以て解散することに法律上なつておるわけでありますが、勿論適当な農林法律的措置をその後に講じられると思うのでありますが、その措置をどうするか、それを一つ……その次には、主食持込配給の全面的な実行の必要があると考えるのでありますが、どういう方法でおやりになるか、又どういう用意がおありになるか、これを一つ承わりたいと思います。更にその次には、主食の末端配給のサービス改善の方法として、末端配給の自由登録を唱えておる人もあるし、又そういう意見も相当廣汎に行われておるのでありますが、これに対して当局はどういう考を持つておられるか、これを伺いたいのでござい……

第4回国会 農林委員会 第2号(1948/12/11、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先程御質問になつた方方のことで、大体意見は盡きておるわけでありますが、それに関連して、私一つお尋ねしたいことは、大体この経済力集中排除、或いは農業会に從來関連したボス勢力の一掃というような意味では、順次その目的が達成されて來たわけでありますけれども、それが先程來他の議員の方から御指摘になつたように、生産力の面はどういう形で発展が約束されておるかということになりますると、全く未知数であります。そこでこの農業協同組合に関係を持つた当局と、農業改良局との関連がどういうふうになつておるかお尋ねしたいわけであります。と申上げるのは、勿論この農業協同組合の精神から申しまして、農民自身の自発的……

第4回国会 農林委員会 第3号(1948/12/13、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私、この法案については、大体只今藤野委員からお話のあつたと同樣の要望を持つておるわけですが、特に運営に当つての能率に留意し、消費者大衆に対するサービス改善を徹底的に行うということを條件として、本案に賛成いたします。

第5回国会 決算委員会 第4号(1949/04/23、1期、日本社会党)

○羽生三七君 主査の來馬さんがおいでになりませんので、私が代りまして第一分科の審査の結果を御報告いたします。第一分科会の審査の経過並びに結果を御報告申上げるのでありますが、御承知の通り第一分科会は一般会計における歳入の全部、外務省、内務省及び大藏省の所管事項並びに第二分科の所管に属しない事項についても審査いたしたのであります。昭和二十一年度の決算報告は第二國会に提出になつて審議未了、よつて第三國会及び第四國会においても引続き審議いたしましたが、終了するに至らず、今回に至つてその全部を審議し終つた次第であります。  分科会は最初に政府当局及び会計檢査院当局の説明を聽きまして、質疑に移つたのであり……

第5回国会 農林委員会 第8号(1949/04/20、1期、日本社会党)

○羽生三七君 今板野君の触れられたことと同じことでありますが、ちよつと御説明でわかりにくい点があるのでお尋ねしたいのですが、この適用の除外を二十三年度、二十四年度だけに限定されたという理由をもうちよつと明らかにして貰いたい。
【次の発言】 そういう特殊事情で將來は未定とされた場合ですが、將來も経続しておやりになるという意思はおありなんですか。
【次の発言】 消費者負担にさせないかという意味です。
【次の発言】 別に討論という程のこともありませんが、私は昭和二十三年度及び二十四年度だけに、これを適用除外を留めるということでなしに將來も積極的にこの撤廃に政府が努力を拂うということを條件として、この……

第5回国会 農林委員会 第9号(1949/04/26、1期、日本社会党)

○羽生三七君 今の問題についてどういうことで獸医師と獸医手に分れたか、当局より何か説明を聞きたい。
【次の発言】 衆議院の修正案の中のいわゆる同法第二條の規定という場合、この中の團体というのが、前の産業組合とか或いは農業会というものが協同組合に変れば協同組合そのものに適用されて行くものと見ていいわけですね。
【次の発言】 やはり私は板野議員と同じ意見でありまして、正当な実力を持つておるものが國家試驗を受けることができない。受けて実力がなくて脱落するというなら、これは分りますが、試驗そのものを受けることができないということは不合理である。現在、最近になつて高等文官試驗制度なんかも改革されようとす……

第5回国会 農林委員会 第11号(1949/04/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は時間がないから簡單にお尋ねいたしますが、先程の板野議員の質問とやや似た点もあると思いますが、第一番にこの総司令部の今般の食糧問題に関する要求なり覚書というものが細目に亘たつものであるかどうかということであります。何故ならば、私は総司令部の要求というものは、日本の食糧の需給度を昂めるということを要求いたしておるのであると解釈しております。そういたしますと、先程板野君がお話になつたように、例えば対日援助資金等によつて、これを農業の増産なり、或いは農民の増産意欲を促進するような方向に織込むならば、実際的にはそのことの方が食糧需給度が昂まるのじやないか。私共はそういう解釈をいたしてお……

第6回国会 議院運営委員会 第4号(1949/10/31、1期、日本社会党)

○羽生三七君 いろいろこの問題については御意見もあるようでありますが、私はこの登院停止の問題については、細かい註釈をつけないことにして、文字通り登院停止を解釈して、その他の自余の行動については、各会派の自主性なり、或いは本人の良識に訴えて、細かい注釈をつけなければならないような問題が起らないことを期待して、これに細かい注釈をつけないことを希望します。
【次の発言】 文字には拘泥いたしません。
【次の発言】 そういう解釈を細かくやりますと、いろいろ又問題が起りますから、その点は常識的にやはり議員の資格として入らないという解釈があり得る。基本的人権、個人の資格まで気にすることはないと思います。正正……

第6回国会 議院運営委員会 第5号(1949/11/08、1期、日本社会党)

○羽生三七君 社会党としては最初の外国為替管理委員会の委員については別段異議ありませんが、次の日本銀行政策委員会の委員につきましては、こちらに現われた候補者の誰彼が悪いということではないのでありますが、ここで出て来る人が大体金融代表ばかりでありますので、近く日本銀行の一部改正法律案もできることと思いますので、そういう場合に他の学識経験者並びに勤労者の代表等をも加えて、バランスを取るということであるならば賛成できますが、この場合の金融代表だけの承認ということは我が党としてはちよつと不可能のように思いますので、御了承願いたいと思います。
【次の発言】 緑風会は大臣を出して、半ば與党的立場を取つてお……

第6回国会 議院運営委員会 第8号(1949/11/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 財政演説のことは又誰かお話があつたように、やはり各会派の数によらず、前の一般質問でそれぞれ比率によつて代表を出されておるのですから、今度は各会派一人ずつでよいと思います。それに賛成します。

第6回国会 議院運営委員会 第10号(1949/11/16、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私はまあ緊急質問は突発的な、何か重要な事故でも起れば別ですが、そうでない限り財政演説の後にすべきもので、後にする場合でも問題は各会派で重要度合を多少勘案して整理する必要があると思う。
【次の発言】 それは佐々木君のおつしやる通りですが、ただ財政演説が昨日あつて、間を一日置いて明日になつてそれが緊急質問の後になるというようなことになれば……この臨時議会では財政演説が主になるのですから、やはり財政演説を主に考えるべきじやないかと思います。

第6回国会 議院運営委員会 第13号(1949/11/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 議運の運営の仕方の問題で、総理に今の問題と関連して承わりたいと思います。先程のお話のように、客観情勢から言つて、そういう簡單にいろいろな予測ができないのはよく分ります。併し若し突発的にそういう事態が起つた場合には、国会で意を盡して論議するならば、時間もないし、そういうような場合に総理としてはどういう手続でおやりになるのか、例えば各政党の党首と懇談会を開くのか、或いは外務委員会を中心にしておやりになるのか、外務委員会で論議するだけの時間もない、そういうことも想像し得る。そういう場合に、つまり国民の代表としての議会で十分論議もできない、政党の党首ぐらいの懇談しかできないというようなこ……

第6回国会 議院運営委員会 第14号(1949/11/25、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私も只今の御意見と同様でありまして、先程小林さんのお話になつたようなアンバランスは、各方面に最近非常に見られると思うのでありますが、この根本的な調整は、臨時議会も終末も間近でありますから、通常国会の劈頭に各方面と睨み合せて修正なり、決定をしたらいいのではないかと思います。

第6回国会 議院運営委員会 第16号(1949/11/29、1期、日本社会党)

○羽生三七君 今小林委員からおつしやられた問題は、何か政府からとか衆議院からとか、そういう方面からの発意じやないのですね。自主的なものですね。

第6回国会 議院運営委員会 第17号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○羽生三七君 議事に入る前にちよつと発言したいと思います。昨日漁業法案に対する委員長の報告を聴いておりますと、これは議事の運営に関係あることなんですが、少くとも重要な反対……、修正案に近いような反対討論があつたにも拘らず、報告の中に一言も触れていない。誰がどういう意見を述べたなどということは一々触れる必要はないけれども、少くとも修正案に値いするような重要な反対討論がある場合には、必ず委員長報告にこれを加えなければいけないと思う。今日はこの問題を論じている時間はありませんけれども、これは議運が一応お考え願いたいと思います。
【次の発言】 自主的に当院で会期延長の問題を昨日考えようじやないかという……

第6回国会 農林委員会 第2号(1949/11/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 食糧問題の解決という大きな見地でこの問題を論ずるのは変でありますけれども、私共は前から日本の食糧問題の解決のみならず、農村の民主化とか何とか言いましても、結局家庭の婦人の解放ということが一番大きな問題になると思うのでありますが、そういう両方の意味から言つて、畜産の振興により、特に朝の一食くらい、パンと、ミルクとバターの生活をしなければ駄目だ。それができれば農村の家庭の非常な余裕ということによつて進歩も促されるし、又食糧問題も解決できる。そういう両面を考えておるのであります。ところが実際問題として、私共は東京市中にはチーズやバターなんか相当沢山余つておるけれども、一般の家庭或いは農……

第6回国会 農林委員会 第3号(1949/11/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 本法案に直接関係がありませんが、農林大臣の出席された機会に、一つお尋ねしたいと思います。それは、先般来食糧需給関係でしばしば明らかにされたことでありますが、明年度から約三百七十五万トンの小麦等が輸入されることになるわけでありますけれども、これは今迄の過去の輸入量に比べて、百数十万トンを越す非常な大量なもので、私共日本人としては、戰争以後不足な食糧を外国食糧によつて助けられて来たことは、勿論これに対しては感謝しておりますが、又今後と雖も、不足食糧が輸入されることを拒むべき理由は聊かもないわけであります。併しながら、最近の統計を見まするというと、アメリカ、濠洲、アルゼンチン、カナダ等……

第6回国会 農林委員会 第5号(1949/11/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して今の点で一緒にお答え願いたい。先程の農林大臣のお話の中に、再調査とかなんとかいうことをお話になつたが、むしろ政治的圧力が現れたのは、私共は今の板野君の考と同じように、最初の収穫予想がむしろ政治的に過ぎて、こういう結果になつたのではないかと、こういう感じがするのですが、どうですか。その辺農林大臣……

第6回国会 農林委員会 第6号(1949/11/29、1期、日本社会党)

○羽生三七君 別段この法律案は、異議もございませんが、この前の議会に、農業災害補償法の一部を改正する法律案が出た時にも、委員各位から同様の発言がありましたが、やはり今度も亦その問題を希望として申述べておきたいと思います。  それは災害が起きてから補償をするという建前でなしに、今度の補正予算を見ましても、極めてそういうことに対する対策の費目の計上は極めて少いわけでございますが、今後この災害等は未然に防止するような、政府の措置が積極的に講ぜられるということを希望の条件として、本案に賛成いたします。

第6回国会 農林委員会 第7号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○羽生三七君 さつき御説明の中にちよつと落ちておりましたのですが、アメリカからの輸入額三百四十万トンには、これは米は入つていないのでございますね。ついでにその入つていない場合に、若し南方地域から入つて来る米の量、本年度と、来年度の見通し、この前ちよつと承わりましたが、正確な数字をもう一度お尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 この中に入つておりますか。
【次の発言】 それで、先程の三百四十万トンに大豆を入れて約三百七十五万トンの輸入が可能だという場合に、先程岡田君のお話がありましたように、本年度よりもトン換算約百八十三万トン程度の不足で、欠減量を含めても百八十八万トン程度、これに三百七十五……

第6回国会 農林委員会 第8号(1949/12/01、1期、日本社会党)

○羽生三七君 時間もどうかと思いますので、要点だけお尋ねしたいと思いますが、先程の板野君の御質問に対する農林大臣の答弁を伺つて感ずることは、確かに仮定で日本農業の将来を論ずることは非常に危險ではありますが、はつきり分つておることが二つあるのであります。一つは、先程板野君の指摘されましたように、私が先日この委員会で申上げたように、アメリカ、濠洲、アルゼンチン、カナダ等の四大農業国においてすでに戰前を上廻ること四割の生産増になつておる。或いは南方タイ、ビルマ等の諸地域におきましても、戰禍の後の回復が意外に早くて、本年度において約二百四十万トンの輸出可能量を示しておる。こういうことから、日本へ幾らで……

第6回国会 農林委員会 第9号(1949/12/02、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと伺いますが、先程のお話では、戰災の四大都市からの今度のこの要求程度ならばまあ差支なかろうというお話でありましたが、他に若し同様な要求が起つて来た場合にはどういうお考えでありましようか承わりたいと思います。
【次の発言】 この両方について、ちよつと一括して政府の態度でお尋ねしたいことがあるのですが、法案の内容じやありませんが、取扱について……。
【次の発言】 先程の価格差補給金を撤廃した場合に、肥料値上りが起つて来るわけですが、それで別に運転資金を増加するために又再び予算の増額を要するというようなことはないのでございますか。

第6回国会 農林委員会 第10号(1949/12/03、1期、日本社会党)

○羽生三七君 明年度の外国輸入食糧の三百四十万トンの外に、三十五万トンの大豆が予定されて、計三百七十五万トンになるわけでありますが、この場合三十五万トンの大豆が、これはまあ予定されておる数字で、確定的なものでないかも知れませんが、若しこれが輸入された場合には、それは油糧方面に使われるのか、或いは味噌、醤油等の原料になるのか、その辺の見通しを一つと、もう一つは、この二十五億円余に運転資金を増額した場合に、実際今我々消費者が受けている油の配給量というものは微々たるものでありますが、それに値する程度の増量が可能であるかどうか、その点を伺いたいと思います。

第7回国会 議院運営委員会 第2号(1949/12/05、1期、日本社会党)

○羽生三七君 一の板野君と、八の堀君も大体同じ性質のものですし、それから中野君、河野君、高橋君、これもやはり同じ性質のものであります。同じ答弁を幾ら聴いてもしようがないから、共通したのは成るべく整理して、違つたものについて発言を許すということで……
【次の発言】 今の門屋さんの発言に関連して、それは私も今の門屋さんと同じに、野党の話合いができれば……

第7回国会 農林委員会 第2号(1950/02/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 最初ちよつと大槻先生に伺つて置きたいと思うのでありますが、先程来のお話で日本の農業が、従来の自給自足的な狭隘な経営方式ではやつて行けないということはよく分つたわけであります。この場合世界農業の一環として日本農業を考える場合、今までのような統制や、或いは閉鎖的な種々の制約というものが全部解除されて、文字通り自由な交流関係が到来した場合に、先程来統計等で示されましたアメリカ、濠州、アルゼンチン等の広大なこういう耕地面積、或いは極度に高度化された農業形態というものと、日本の非常な零細農地と、立遅れの農業手段とを以て、果して日本農業がそういう農業の自由競争時代が来た場合に、現状の生活水準……

第7回国会 農林委員会 第3号(1950/02/09、1期、日本社会党)

○羽生三七君 両先生の御意見を承つて分つた点もあるのですが、そういう今大内先生の言われるような場合ですね、日本の農家の土地所有面積の狭隘さを考えて、私は一種の欠陷があるような感じがするのです。大体有畜農業を取り入れて、まあ惡い言葉か知れませんが、多角的に経営をやつて行くには五反百姓では私は意味がない、大体一町歩以上の経営でなければ恐らく存在といつては変でありますが、成立しないし、又採算にも合わないような感じがするので、まあ非常に考え方としては飛躍的になつて、今の現実から少し遊離するかも知れませんが、私はやはり或る程度経営を單純化して、養蚕は養蚕、米麦は米麦、蔬菜は蔬菜として、例えば或る一村なら……

第7回国会 農林委員会 第4号(1950/02/13、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この法律を実施するようになつてから日が浅いのでまだ結論なんか出すことは無理かと思いますが、その検査の施行するようになつてから今までよりもいいとか惡いとかいうようなそういう声が民間から出て来ておるのですか。
【次の発言】 生産者団体の方からもまだそんなところまで段階に行つていないのでしようね。
【次の発言】 先程の事例ではまだ分りにくいのですが、例えば民間の種苗業者以外に国立なり県立の試験場自体が何かそういう種苗を民間に売出すとか何とかいうこともあり得るわけでありますか。
【次の発言】 そのパーセンテージはどうでありますか。一般のものと…。

第7回国会 農林委員会 第8号(1950/03/01、1期、日本社会党)

○羽生三七君 細かいことは又後刻伺いますが、最初にお尋ねしたいことは、この農業改良の助長が、日本の農業の発達のために極めて緊要で、そのためにこの法律ができたということはよく分るわけでありますが、この農林委員会でも、日本農業の将来を考えて長期の日本農政を確立するためのまあ研究調査をやつておるわけで、その第一回並びに第二回の学識者の証言の際にも、いろいろの論議があつたのでありますが、例えば大槻教授は、従来の米麦依存の日本の農業を転換して酪農中心にされるというような考え方、これに対して近藤教授は、むしろ米麦を中心にして新らしい技術の目標を考えて行く、そういうような意見もあつたわけであります。このこと……

第7回国会 農林委員会 第9号(1950/03/02、1期、日本社会党)

○羽生三七君 時間がないようでありますので、簡單に一つお尋ねしたいと思いますが、昨日ちよつと申上げましたように、日本の農業の将来を考えて、單に栽培の技術指導だけでなしに、経営にまで亘る経営の合理化等をも考えての指導を行う場合に、農林省内の役務担当と言いますか、その各部局の役割から考えて、そういう純粋農政的な面での指導という場合に、農政局が担当されるのか、或いは改良局がみずからその役割をも果そうとするのか。その辺をちよつと伺つて見たいと思います。
【次の発言】 もう一つ承つて置きたいことは、農林省内で、特に農政局で昨日もお話がありましたように、日本農業の将来をいろいろ測定する場合に、例えば社会科……

第7回国会 農林委員会 第10号(1950/03/03、1期、日本社会党)

○羽生三七君 別に大したお尋ねではないのですが、字句でちよつとお尋ねしたいのですけれども、ここに蚕の兒と書いて蚕兒ですね、これは幼齢の蚕のことを言うのですか、蚕という意味で蚕兒と書いたのですか。
【次の発言】 それから続いてその場合に蚕の風水害ということは……、桑葉の風水害ということは分りますが、蚕の風水害というのは、家が風水害で壊れた、その中にいたものが被害を蒙つた、こういうことでありますか。
【次の発言】 もう一つの方の農業災害補償法第十二條第三項の規定の適用を除外する法律の一部を改正する法律案の方ですが、これはこの前の提案の時にも問題になつたことですけれども、臨時立法でこういう形を取つて……

第7回国会 農林委員会 第11号(1950/03/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この法律案には賛成でありますが、この法律の臨時立法的性格を速かに止めて、恒久立法化するということを希望して賛成するわけであります。尚その詳細については前に質疑の際に申述べたので繰返しません。

第7回国会 農林委員会 第12号(1950/03/09、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私は只今問題になつたことと違つた問題ですが、この機会にお尋ねしたいと思います。  或る機会に、プライベートの意見として大蔵大臣が言われたという問題でありますけれども、それは大臣大臣の意見か、或いは他人の意見をお取次しただけか知りませんが、要するに輸入食糧の価格を、今の配給食糧でありますが、その価格を引下げて、同時に生産者の買入価格を引上げて、適当なところで一本建にする、つまり今の生産者価格を四十二円五十銭のものでありますならば、これを五十五円くらいにする。それから配給の価格も六十何円かのものを五十五円くらいに下げて一本建の販売価格をするということが、極めて理想的だということを言わ……

第7回国会 農林委員会 第13号(1950/03/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ついでに国内事情の外に、問題になつておる司令部の要請問題についても、併せて御報告頂きたい。

第7回国会 農林委員会 第14号(1950/03/16、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この開拓問題全般について局長の御意見を承りたいと思つておりますが、今岡村さんから指摘されたように、入植者の中に多数の離脱者ができて、漸次その傾向が増加して、終りには半分程度になりはしないかというような杞憂があるわけでありますが、そういうことについては今局長からお話がありましたように、入植者の個々の條件等が影響しておるわけでありますけれども、私が前に、丁度農地改革が起つた当時、農地委員の諸君に私の村で頼んだことがありますが、それは土地の買收計画を立てる際に、或る一定の面積が若し話合いがつくならば、それを村全体が管理をして、たとえそれは数十町歩でも管理をして、共同経営的、或いは共同農……

第7回国会 農林委員会 第16号(1950/03/28、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今農業協同組合法の一部を改正する法律案の提案理由を承つただけで、まだ具体的なことを承りませんので、十分意見がまとまつているわけではありませんが、総括的な点だけで大臣にお伺いして置きたいことがあるのであります。それは御承知のように農業協同組合設立の趣旨というものが、第一條に示されているように「この法律は、農民の協同組織の発達を促進し、以て農業生産力の増進と農民の経済的社会的地位の向上を図り、併せて国民経済の発展を期することを目的とする。」こういうことになつておるわけであります。大体従来の農業会と違つて農業協同組合が設けられた趣旨は全くここに示されておる通りに農業生産力の増進と、農……

第7回国会 農林委員会 第18号(1950/03/30、1期、日本社会党)

○羽生三七君 簡單に意見を申述べたいと思いますが、別段この法律自体に格段の反対をするわけではありません。ただ需給の見通し如何によりましては、近く他の公団と同様に、改発の処置が当公団にも採られることと思いますけれども、併し日本の農業の現在から見まして、肥料につきましては、私は強く国家管理的な制度を要求しておるのであります。例えば今日のごとく農業生産物がどのような遠隔な地のものでありましても、或いは都市近郊のものでありましても、同一価格で集荷されて、買上げられておるわけでありますが、肥料なんかにつきましても、若し全く自由放任の状態に立ち至りまするならば、全く遠隔の地のものは生産物も、将来においては……

第7回国会 農林委員会 第20号(1950/04/05、1期、日本社会党)

○羽生三七君 昨日は提案理由の説明だけだつたのですか。
【次の発言】 主として特に問題になりそうな点だけやつて貰つて……。
【次の発言】 その場合に、普通の農家でなしに、家庭菜園的なものが農家の間に挾まれて、そういう検査対象になるような植物を栽培しておつたような場合には、そういうものはやはり検査の対象になるのですか。
【次の発言】 実際上病気が発生して、そういう家庭菜園的なものが他の一般農家の農作物に影響を及ぼす、というような場合でも、それは別に何も差支ないことになるのですか。

第7回国会 農林委員会 第21号(1950/04/06、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この間予算委員会で農林大臣から大要は伺いましたが、尚若干お尋ねしたい点があるのでありますが、第一番には、農地改革が実質上非常に振興して一時期を画するという政府の説明は或る程度これを了承しますけれども何も今まで直ぐ改正をしなければならないという理由が私は非常に薄弱だと思うのでありますたとえ買收未済の面積が非常に少く、少くと言つても数万町歩でありますが、非常に少くあつても、まだその他いろいろ若干の問題が残されており、特に新しくこの法律を改正しなければならないという理由が極みて私は薄弱だと考えておるのであります。それで若し自分のアイデアから言いますと、完全にこれが終了するか、改正は行わ……

第7回国会 農林委員会 第23号(1950/04/12、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと伺いますが、この牧野法と農地調整法関係の法規と何か抵触するようなものはないのですか。全然別個のものですか、どこかで交錯するような問題はないのですか。
【次の発言】 極く簡單なことですが、この牧野管理規定を設ける場合に、この地方公共団体がこれを定めるわけですが、地方公共団体はどういう人がこれに当るのでありますか、県当局がやるとか、或いは民間のこういう牧野に関係のある人というようなものを加えるのかどうかということが一つと、もう一つは、「前項の規定により牧野管理規程を定めようとするときは、あらかじめ、」云々ということがあるわけでありますが、そうすると、定めようとするときにという……

第7回国会 農林委員会 第24号(1950/04/13、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この牧野法が今お話のように、農地局関係、林野庁関係、それから畜産局関係、それぞれの関連を持つておると思うのです。特に畜産局関係が、この牧野法の問題を主として今度の提案の際担当されておるようでありますけれども、その一体狙いは、ここの提案理由の中にあるように、国土の保全と牧野利用の高度化を図るためというふうに謳われておるのですが、それが狙いなのか、或いは牧野でありますとか、又畜産の意味が含まれていると思いますけれども、大体前の牧野法の歴史的な経過から、畜産局が今度これを担当されるのか、新しく今お話のあつたように、畜産振興ということを織込んでこれが畜産局に担当になつておられるのか、それ……

第7回国会 農林委員会 第26号(1950/04/17、1期、日本社会党)

○羽生三七君 輸入肥料については、輸入業者が勿論責任を負うことになると思うのですが、今の管理下においては、やはりその業者自体が責任を負うことになるのですか。何か特別の処置ができるのですか。その辺どうですか。
【次の発言】 その場合は責任はどういうことになるのです。公団自体の責任になるのですか。
【次の発言】 自由になつた場合も同様に、今の公団が業者になつた場合は、業者自体の責任でそれを持つわけですか。
【次の発言】 だから輸入業者が…。
【次の発言】 責任を持つということになるのですね。
【次の発言】 只今お話の試験をする場合の、特に栽培試験の場合には、試験する場所は国なり県なりの試験場ですか……

第7回国会 農林委員会 第27号(1950/04/18、1期、日本社会党)

○羽生三七君 前の委員会ですでにお尋ねがどなたからかあつたかと思いますが、特に農林物資の規格を決めるということと同じようなことが、他の物資であります日常物資、例えばこれは農林でなしに、通産省関係といふようなところでも構わないのでありますが、そういうところはやはり規格というものは決定されておるのでありますか。

第7回国会 農林委員会 第29号(1950/04/20、1期、日本社会党)

○羽生三七君 農林大臣にお伺いします。先日この委員会で委員長から御指摘になつた、総司令部のしばしば寄せられた指令との関係で、我々が考えなければならんと思う点が随分あるのでありますが、それは協同組合に関してはこの支持育成ということが強く謳われておるにも拘らず、先程来西村政務次官との応答の中にあつた、例えば金融問題一つを取つて見ましても、全く喰い違つた状況ができておるわけであります。つまり関係方面では日本の協同組合の発展が農村の将来の発展に大きな役割を果すであろうということを大体大掴みとしては謳つておるわけであります。ところが実際には先程議員各位から指摘されましたように、土地改良費にいたしましても……

第7回国会 農林委員会 第31号(1950/04/24、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この法律の趣旨に関して、格別反対するものではありませんが、只今委員長から御報告がありました通り、修正部分について考えて見まするに、これは本法律案の中心をなすものでありまして、保護牧野の規定が予算的処置がないために、修正いたしまして、予算的処置のできるまで本法の施行を延期するというこの修正案について明かであるがごとく、本法案の一番重要な点がその処置を誤つておつたということは誠に遺憾であります。併しそうかと言つて、保護牧野の荒廃を防止するために必要な管理を行うという本法の趣旨そのものに反対する理由はありませんので、賛成はいたしますが、特に留意しなければならない点は、農地関係法規との問……

第7回国会 農林委員会 第36号(1950/05/02、1期、日本社会党)【議会役職】

○理事(羽生三七君) それではこれから開会いたします。午前に引続いて自作農創設特別措置法の一部を改正する等の法律案について質疑をお願いいたします。
【次の発言】 速記をちよつと止めて。    午後二時四十二分速記中止
【次の発言】 私は以下申述べる理由によつて、自作農創設特別措置法の一部を改正する等の法律案に反対をいたします。  農地改革の如何に重要であるかというこ徳田、昨年農地改革記念日に寄せられましたマッカーサー元帥の声明によつても明らかでありますし、更に農地改革資料第九十九号、百号の合併号に示されておる都道府県農地課長会議に対する総司令部天然資源局ヂエツセン氏の挨拶要旨の中にもことはよく……

第7回国会 予算委員会 第5号(1950/02/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと先程の御説明の点で分りにくい点があつたのですが、それは食糧関係の価格補給金を速かに撤廃すると言われたように考えるのですが、その場合現在でも消費者価格が一〇%内外ですが、非常に大巾値上りになる場合、値上りになることはなるのですが、これをどういうふうにお考えになるかということ。それから即時補給金の撤廃という意味が、或いは先程お話があつたように日本の食糧自給度を高めて、少くも四百数十億円の見返資金というようなものを節約するような方向に漸次向けて行くべきであるというように解釈したらよろしいのか、その辺はどうですか。
【次の発言】 補給金そのものを全面的に撤廃をするということではな……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/03/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私のお尋ねいたしたいのは、総理でも、本多国務相でも結構でありますが、本予算委員会で予算審議に対する、最終的態度の決定は後刻あると思いますけれども、その前にお伺いしたいことは、今度の地方税関係法案は衆議院先議になるのか、参議院先議になるのか、この点をお尋ねして置きたい。これも衆議院の法案審議の状況、修正等の如何によつては本委員会の審議の上に相当影響があると思いますので、この点を先ずお伺いいたします。
【次の発言】 よろしうございます。

第7回国会 予算委員会 第14号(1950/03/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 動議が採択になればとにかくそうでなければ、この機会にちよつと二、三分ですが、この問題とは違つた緊急の問題ですが……
【次の発言】 この機会に更に大蔵大臣にお伺いしたいと思うのですが、それは只今私別室の農林委員会で報奬物資の関係の問題についていろいろ協議しておつたわけでありますが、これに対しては、すでに衆議院の予算委員会でも大蔵大臣は御承知になつておると思いますし、それからこの問題の内容は、言うまでもなく報奬物資が生産農家に配給されて、その後現品の値下りや消費税関係の変更等によりまして、莫大な損失が農家並びに協同組合に起つて、十数億の補填をしてやらなければ農業協同組合が今や立ち行か……

第7回国会 予算委員会 第16号(1950/03/17、1期、日本社会党)

○羽生三七君 先日本会議の緊急質問で当面の農業問題についてお尋ねいたしましたが、そのお答えで満足できないものがありまするので、尚改めて二、三点お尋ねいたしたいと思います。  本来、私が冒頭に申上げることは、これは農林大臣よりもむしろ大蔵大臣にお尋ねすべき性質のものでありますが、関連上農林大臣のお答えも頂きたいと思いますが、大体ドツジ・ラインで国際経済に鞘寄せるために日本の企業の合理化というものを促進しておるわけでありますが、そのことのよし悪しは別個の問題といたしまして、農業の場合の合理化はどういうふうにお考えになつておるのか。今考えられておるのは、大企業或いは中小企業の、一般企業の合理化を国際……

第7回国会 予算委員会 第18号(1950/03/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 日本の経済の当面の対策については又別の機会にいたしまして、私は先日の本会議の緊急質問でも総理大臣にお尋ねいたしましたように、日本の経済の現状から見まして、どうしても将来の或る一定時期を目安に、ロングランに経済の計画性を持つことが絶対に必要であるという信念を持つておるのであります。これに対しまして総理大臣は先日の御答弁で、一年以上の計画を立てることは極めて困難である。むしろ長い目先を持つた経済計画の立案は、国民に迷惑を與えることになるという意味の御答弁でありましたが、私はこれは誠に遺憾に思うのであります。どういうわけで私が遺憾に感ずるかという点につきましては、実は細かい点に触れるか……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/27、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私が安本長官にお尋ねしたいことは、ただ一点だけであります。それは先日の私の本会議における総理大臣に対する緊急質問、それから二十二日の当予算委員会におけるやはり総理大臣に対するお尋ねで、私は、日本の政府が将来の日本の経済の計画を想定して、長期の経済計画を立てる必要がありはしないかということを質したのであります。これにつきましては、先程帆足議員も同様の質問をされておつたようでありますが、私はその際総理大臣に質したことをここで繰返そうとは思いません。併し要点だけを簡單に申しますというと、要するにドツジプランによつて日本のインフレーシヨンは收束せしめられるであろうけれども、併し日本のイン……

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/29、1期、日本社会党)

○羽生三七君 私はほんの一分か二分でよろしいのですか安本長官にお尋ねいたします。非常に簡單なことでございます。今朝程の毎日新聞に、政府は総司令部から、日本経済の将來について、一定の目安を置くような長期計画を立案するよう命ぜられたという報道がございますが、これは事実でございますか。
【次の発言】 結構でございます。


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 経済安定委員会 第1号(1950/07/20、2期、日本社会党)

○羽生三七君 藤野さんのお話の役所機構やその関係事項を承つて、それから先程中川さんからお話の先般の経済白書と言いますか、あれに基いて現下の経済情勢全般を逐次関係当局の説明を聞いて、まあそれを第一にして進んで行つたらどうかと思うのですが……。続いてこの委員会で取上げられたかどうか分りませんが、先程藤野さんから或いは事務担当者にお話があつたかと存じますけれども、私としてはこの総体の中の一つとして食糧の問題と言いますか、広く農業機構の問題で適当な機会にお取上げ願いたいと思います。これは御承知のように昭和二十五年度予算で九百二十億の食糧輸入代が支出されておるんですが、まあ朝鮮事変で若干変化が起るであり……

第9回国会 予算委員会 第3号(1950/11/30、2期、日本社会党)

○羽生三七君 造船のうち鋼材の部分とその他鋼材を除く以外の部分との占める比重というのはおわかりになりますか。

第9回国会 予算委員会 第4号(1950/12/01、2期、日本社会党)

○羽生三七君 ちよつと分らんところがありますので……、先程補給金を外しても対外競争力に大して影響がない。特に最近の特殊需要が起つておる、こういうお話がございましたが、これに関連して、トン当り三千円程度の補給金が得られれば好ましいというお話がありましたが、その補給金というのは価格調整費でなしに、何か設備の改善というようなことも含めての産業助成政策にという意味でありますか、どちらですか。
【次の発言】 そうすると、鋼材自体では幾らかでも競争力を持つてるが、それが他の基礎産業に及ぼす場合の影響という点から、その程度の価格調整策として必要である、こういうふうに理解してよろしいですか。そうすると、昨日造……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/12/02、2期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど木村さんからお話がありましたが、大臣も出席せられないようでありますから、今日はこの程度で審議をとめたらどうかと思います。

第9回国会 予算委員会 第7号(1950/12/05、2期、日本社会党)

○羽生三七君 木村議員の御説に同感でありまして、政府としては二十六年度予算の編成については、折衝の経過をいろいろ述べられねばならない点があると思いますが、併しそういう経過を見るまでもなく、政府自身としてはこういう努力でやつておる、こういう方向へ向つて今自分たちは折衝しておるという大綱をお話願えるのじやないかと思う。で折衝の結果、まとまらない問題もあると思いますが、そういうことをまとめ上げるためにこういう努力が行なわれておる。そういう意味でも大綱というものが示されないはずはないと思いますので、この点については速かに木村議員の動議の通りお取計い願たいと思います。

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○羽生三七君 吉川さんの先ほど来の御質問に関して……只今中川さんからも御意見がありましたが、確かに質問としては非常に抽象的な点が多かつたと思いますけれども、私は答弁も非常に不親切だと思うのであります。先ほど吉川氏の指摘しておる点は、過去の教育から新らしい憲法へ移り変るについでの過渡的な経過を明らかにさせようとする点が非常に濃厚なのであります。それに対して文部大臣は、過去のすべてを廃棄するものではない、アウフへーベンするのである。どういうわけでアウフへーベンされておるか、或いは過去の明治憲法から移り変つて新憲法になつた、君が代を歌うということが、どういうふうな形でアウフヘーベンされておるのか。従……

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○羽生三七君 簡單な問題で大蔵大臣にお伺いいたします。先般来の新聞で、ドツジ氏と池田大蔵大臣との会談のことがいろいろ伝えられておりますが、その中に、見返資金の運用に関する明年度の計画について種々討議されたというように聞いておりますが、その場合対日援助資金の打切り後の日本の財政上の問題について、特に国内資本の活用ということでドツジ氏が強く指摘されたようでありますが、そういうことから考えて、来年度の公共事業費がどうなるとか、或いはその他のいろいろ運用上の種々の問題があると思いますが、それは別といたしまして、又その会談の内容がどういうものであつたかということを伺うわけではありませんが、国内資本の活用……

第9回国会 予算委員会 第11号(1950/12/09、2期、日本社会党)

○羽生三七君 只今波多野委員長からの質問に対して大蔵大臣が御答弁せられたが、この五億八千万円の号俸調整費用、並びに七億二千万円の義務教育費国庫負担の過年度分の費目につきましては、これは今委員長がお話がありましたように、全体の予算の中から見れば九牛の一毛で、而もこれを若し大蔵大臣の今言明なさつたような形で処置して頂きますならば、この関係者の得られる利益は極めて大きいと考えております。而もこの関係者の諸君の気持の切々たるものを考え、又当委員会の各同僚議員の今日までの質疑の中に現れたるこの気持を御理解願えますならば、どうか今の大蔵大臣の御答弁が善処するということでなしに、本委員会の恐らく全議員のこれ……

第10回国会 経済安定委員会 第3号(1950/12/16、2期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど日産協からの要望書の中にもあるのでありますが、特需用の原綿を対日輸出割当の枠外とすることとありますが、原綿だけでなしに朝鮮事変に伴ういわゆる戰略物資とみなされるものは枠外にして貰うということは不可能なんですか。

第10回国会 農林委員会 第1号(1951/01/31、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから農林委員会を開きます。最初に食糧統制に関する小委員の変更についてお諮りいたします。先般自由党より小委員に関して池田宇右衞門君及び白波瀬米吉君が辞任し、宮本邦彦君及び加沼彌太郎君を選定されたい旨の申出がありました。本小委員は昨年十二月の委員会で委員長の指名によつて撰定されておりますので、右の申出の通りに委員長より指名することにして御異議ありませんか。
【次の発言】 なお民主党の三好君が農林委員を辞任し、代つて鈴木強平君が新たに委員になつておられますので、同じく食糧統制に関する小委員に鈴木強平君を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

第10回国会 農林委員会 閉会後第1号(1951/06/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。本日は御承知の通り最近米価、麦価の追払いの問題、それら特別加算額の問題等が相当重要な段階に参つておりますので、この問題を中心に政府の意見を聞き、併せて問題の所在を検討して、今後の推進方を御協議願いたいと思うのでありますが、特に先般マーケツト経済科学局長から、日本のインフレ傾向の抑圧に関する特別の要望がありましたが、このインフレ傾向の抑圧の問題は日米経済協力との観点から行われたものでありますけれども、直接には米価の問題に関して総司令部側の意見を或る程度示唆したものだと解せられるのでありますが、いずれにいたしましても、この農民にとつては……

第10回国会 農林委員会 第2号(1951/02/01、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから農林委員会を開会いたします。  最初に食糧統制問題について片柳さんから発言を求められておりますので、この問題から入りたいと思います。
【次の発言】 私から一つお伺いいたしますが、今片柳さんからお話があつたように機構を改革して業者に委ねるわけですが、この場合中間マージンが減つて、消費者に利益になるということならよくわかりますが、その点ではあまり期待できないというお話が、この間懇談会の際にあつたわけであります。コストの点でも、消費者に少しもサービスなく、それから従業員の点でも完全雇傭と言われる際に、これが首を切られる状態において、なお且つ既定方針を強行されな……

第10回国会 農林委員会 閉会後第2号(1951/08/03、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから委員会を開きます。  本日特に委員会を開きましたのは、農林大臣も代られまして、根本新農林大臣が今回農林行政を担当されることになりましたので、この機会に大臣の抱負を伺い、併せて農林委員会が常日頃考えておる問題等もこの際申上げて、懇談的に当面の問題を協議したいというのが今日の委員会の趣旨であります。その当面の問題の中には、大体問題が片附きましたけれども、二十五年の産米並びに麦価の問題、それからバツク・ペイの問題、それから二十六年の米麦価の問題、それから御承知の肥料の需給計画並びに燐鉱石の補給金の廃止に伴う善後処置、更に農林関係の昭和二十六年度補正予算、及び二……

第10回国会 農林委員会 第3号(1951/02/06、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから委員会を開きます。  食糧確保臨時措置法が来る三月三十一日を以て失効することになつており、又食糧管理法の食糧配給公団に関する規定の期限も来る三月三十一日までとなつております。然るに国際情勢の緊迫に伴つて食糧政策の、従来行きがかりの如何にかかわらず、新らしい事態に即応して適切な方策が講ぜられなければならないと考えております。ついては政府においてどういう方針の下に如何なる準備が進められているか、本日は差し当つて事務当局から御説明を承りたいと思います。なおこの問題は、食糧統制に関する小委員会において調査を進められているのでありますが、諸般の事情を勘案しまして、……

第10回国会 農林委員会 閉会後第3号(1951/08/04、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それでは委員会を開きます。今日は最初に御承知のように燐鉱石補給金の廃止に伴う価格騰貴の問題並びに肥料の需給問題について当局から大要を承わつて、それから御質疑を願うことにしたいと思います。最初に政府のほうから説明を聞くことにいたします。
【次の発言】 ちよつと議事の進行でお諮りいたしたいと思いますが、午前中に終りたいと思いますので、なおこのほか白波瀬さんのほうから蚕糸問題について御発言もあると思いますし、それから畜産問題に関して若干検討したいと思いますし、それから災害の状況等も聴取する予定でありますし、なおいろいろありますので、そのお含みで進行いたしたいと思います。

第10回国会 農林委員会 第4号(1951/02/07、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから農林委員会を開きます。  政府におきましては、今回従来の農地委員会、農業調整委員会及び農業改良委員会を統合して、農業委員会を設けられる方針の下に、本第十回国会に農業委員会法及び関連法律案を提出せんとしておるようであります。而してこの方針及び法律案には幾多の重要な問題が残されおりまして、いよいよ提案の場合には特に愼重な審議が必要と考えられておるわけであります。民間の関係方面におかれましても、この問題についていろいろ御意見や御要望もあるようでありますから、本日は農地委員会全国協議会、農業調整委員会全国協議会、及び全国農業改良委員協議会から意見を承わることにい……

第10回国会 農林委員会 第5号(1951/02/08、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから農林委員会を開きます。  本日は第九国会において当農林委員会から政府に申入れをして置きました事項のうち、農業共済組合連合会事業不足金整理に関する件と、それから塩価の是正に関する件について、最初右申入れに対する政府における処理状況を伺いまして、あと続いて右申入れを実現するため、今後当委員会においてとるべき措置について御審議を煩わすわけでありますが、その前に先に問題になりました食糧配給に関す運賃及び等級のプール機関の件に関しまして政府から御回答があるそうでありますので、それを先に承わることにいたします。

第10回国会 農林委員会 第6号(1951/02/13、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから農林委員会を開きます。  本日は農林災害補償法第十二条第二項の規定の適用を除外する法律の一献を改正する法律案が予備付託として提出されておりまするので、先ず当局の説明を求めるごとにいたします。
【次の発言】 二次に農地調整法等の一部を改正する法律案が本付託になりましたので、この問題の審議に移ります。御質問がございましたら、どうぞお願いいたします。
【次の発言】 それではこの機会に、政府から資料として提出しております農地改革の実情について説明を求めたいと思います。
【次の発言】 ちよつと私からお尋ねいたしますが、この農地調整法等の一部改正法律案については、小……

第10回国会 農林委員会 第7号(1951/02/14、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開会いたします。本日は最初に昭和二十六年度農林省関係予算について政府から説明を聞き、引続いて農地調整法等の一部を改正する法律案の審議に入ることにいたしたいと思います。ちよつと速記をとめて下さい。    午前十一時二分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。  昨日に引続きまして、農地調整法等の一部を改正する法律茶についてこれから質疑を行います。御質問ございましたらどうぞ。……それでは別に御発言もないようでありますから質疑は終了したものとして御異議ございませんか。
【次の発言】 それではこれから討論に入ります。御意見のあるかたは賛否……

第10回国会 農林委員会 第8号(1951/02/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから農林委員会を開会いたします。  最初に農林委員の変更がありましたので御報告いたします。  門田定藏君に代つて江田三郎君が委員になられました。  なおこの際、食糧統制に関する小委員の変更がありますので、これを変更いたします。三輪君に代りまして江田君が、鈴木君に代りまして岩男君が、岡村君に代りまして三浦君がそれぞれ小委員になられました。  続いてちよつと小委員会に切換えますが、ここで農林委員会を暫時休憩し、小委員会に移りますが、農林委員のかたはそのまま暫らくお残り願いたいと思います。    午前十一時二十四分休憩

第10回国会 農林委員会 第9号(1951/02/21、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから委員会を開きます。  昨日の協議に基きまして、食糧統制に関する小委員会から、食糧管理に関する申入の草案が提出されましたので、これに基いて御協議を進めたいと思います。最初に片柳小委員長から御報告をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 只今の片柳さんの御説明に対して御意見がございましたら、御開陳をお願いいたします。格別御意見もないようでございますが、この食糧統制に関する小委員会は、昨年来しばしば継続されて、一応只今の小委員長の報告によつて、少くとも食糧の管理方式のうち、なかんずく麦を中心とする問題については、一応の結論が出たわけでありますので、而もこの……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/23、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから委員会を開きます。去る二月十六日の委員会で御決定を頂いた農林省の林業試験場の施設拡充予算確保に関し予算委員長に申入れる件について、お手許にお配りしたような案文が出ましたので、これに基いて御審議を願いいたしたいと思います。最初にこれを朗読してもらいます。
【次の発言】 説明書については朗読を省略し、速記録にとどめることにして御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよういたします。なほ今の案文について御意見があつたら一つ承わりたいと思いますが、御異議がなければこの通り決定してよろしうございましようか……それでは御異議がないようでありますので、御決定を……

第10回国会 農林委員会 第11号(1951/02/28、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから農業委員会を開きます。本日は先に農業委員会法案の提案理由の説明だけを聞いたわけでありますので、引続いてこの法案の説明並びに関係方面の整備に関する問題がありますので、この問題と併せて当局の説明を求めたいと思います。
【次の発言】 他にまだいろいろ説明を求めたい点があるのでありますが、それまでに一つ、今の法案の説明資料の中で疑問の点が一つあるので、その点を明らかにして頂きたいと思うのですが、この法案の四十九ページの第五章の兼職の禁止、第四十六条、これは「市町村農業委員会の委員と都道府県農業委員会の委員とは、兼ねることができない。」、もう一つは、「都道府県農業……

第10回国会 農林委員会 第12号(1951/03/01、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) この問題に関する質疑は本日はこの程度にいたしたいと思いますが、ちよつとお諮りしたいことは、食糧統制に関する小委員の変更についてであります。第一クラブの三浦委員が辞任されて、岡村委員を選任されて参りましたので、岡村さんを指名することにいたします。御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは岡村さんを指名決定いたしました。  本日はこれで閉会いたします。    午後三時五十五分散会  出席者は左の通り。    委員長     羽生 三七君    理事            西山 龜七君            片柳 眞吉君            岡村文四郎君    委員  ……

第10回国会 農林委員会 第13号(1951/03/02、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。  先ほど理事会を開きまして、来週の議事日程を決定いたしましたので、只今お手許まで配布いたしました資料を御覧願いたいと思います。この日程で御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと認めて決定をいたします。  本日は農業災害補償法第十二條第三項の規定の適用を除外する法律の一部を改正する法律案が正式に付託になりましたので、これを議題に供することにいたします。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  只今の問題について片柳委員から、先日大蔵大臣と折衝して下さつた経過報告を承わりたい……

第10回国会 農林委員会 第14号(1951/03/06、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。  本日は農業災害補償法第十二條第三項の規定の適用を除外する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。なお本法律案については、先日の当委員会で大体質疑は終つたものと考えられますので、本日採決するようお諮りして御了承を得たわけでありますが、なお、この機会に御発言がございましたらお願いいたします。……それでは別段御発言もないようでありますから、質疑は終了したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 それではこれより討論に入ります。御意見のあるかたは賛否を明らかにしてお述べを願いたいと思います。

第10回国会 農林委員会 第15号(1951/03/07、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから農林委員会を開きます。最初にお諮りいたしたいと思いますが、昨日ちよつと御懇談申上げた農林漁業資金融通法案について水産委員会と連合委員会を開くことにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは御異議もございませんので、さよう決定いたします。  なお期日等は委員長に一任して頂いてかまいませんでしようか。
【次の発言】 ではそういうことにいたします。
【次の発言】 次に関税定率法の問題に関して、食糧統制小委員会の片柳委員長から御報告を願うことにいたします。
【次の発言】 只今の件についてお諮りいたしますが、今、片柳小委員長の報告は「と……

第10回国会 農林委員会 第16号(1951/03/08、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。最初に予備審査でありますが、新たに付託されました食糧の政府買入数量の指示に関する法律案並びに食糧管理法の一部を改正する改正する法律案、両案の提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 只今説明を聴取いたしました両案につきましては、質疑を後日に譲りまして次の問題に入りたいと思います。  それは当委員会におきまして、今般政府から提案せられました農業委員会法案についての予備審査でありますが、すでに審議を進めておるわけであります、而してこの農業委員会法案の前提としては、農村及び農業に関する基本的條件の整備が必要でありまして、これらの基本的條件……

第10回国会 農林委員会 第17号(1951/03/09、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  昨日政府から提案理由の説明を聞きました食糧の政府買入数量の指示に関する法律案並びに食糧管理法の一部を改正する法律案、右二案につきまして、更に詳細な説明を当局から聞くことにしたいと思います。

第10回国会 農林委員会 第18号(1951/03/13、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それでは委員会を開きます。過日御決定を頂きました関税定率法の一部を改正する法律案これは大蔵委員会の付託になつておりますが、この法律案に対して修正申入をすることに御決定を願つて、その文案ができましたので、これを大蔵委員会に申入れて、この実現方に努力を求めたいと思うわけであります。文案をちよつと朗読いたします。  関税定率法の一部を改正する法律案に対する修正案、附則第四項を第五項とし、以下順次一項ずつ繰下げ、附則第三項の次に次の一項を加える。」四として「関税定率法、別表輸入税表番号第二百八号こうりやん、同表番号第二百九号とうもろこし及び同表番号第二百十一号豆類の項第一項中大……

第10回国会 農林委員会 第19号(1951/03/15、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから委員会を開きます。最初に農業災害補償法の一部を改正する法律案を議題に供します。速記を止めて。    午後一時四十五分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。次に積雪寒冷單作地帯振興臨時措置法を議題にいたします。本日は衆議院から松浦さん、坂田さん、上林さんが御列席になつております。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて。    午後二時三十五分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。それでは本日はこれにて散会いたします。    午後二時五十分散会  出席者は左の通り。    委員長     羽生 三七君    理事            西山 龜七君      ……

第10回国会 農林委員会 第20号(1951/03/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日の議題は最初に農業災害補償法の一部を改正する法律案といたしますが、本件につきましては、先の委員会で特別の御意見もなければ採決に入りたい旨申上げ御了承を得たわけですが、なお格別の御意見がございましたらこの機会にお願いすることにいたします。……御質疑もないようでありますから、質疑は終了したものと認めて、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは御異議がないものと認めます。  討論に入りますが、御意見のおありのかたは賛否を明らかにしてお述べを願います。……別に御意見もないようでありますから、討論は終局したものと認めて、御異議ありま……

第10回国会 農林委員会 第21号(1951/03/22、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  先ず最初に農薬取締法の一部を改正する法律案の提案理由を聞くことにいたします。これは本付託になつております。
【次の発言】 次に、予備審査として付託されました農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案について同様提案理由の説明を求めます。政務次官。
【次の発言】 それでは以上両案の審議は後日に譲りまして、前日に引続いて農業委員会法案の質疑を続行いたします。なお、お断わりしておきますが、予算委員会の都合で速記が三時少し前に割愛しなければならんことになりますので、その点御了承をお願いいたします。

第10回国会 農林委員会 第22号(1951/03/23、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それでは委員会を開会いたします。  昨日に引続いて農業委員会法案の審議をいたしますが、この同法律中、兼職禁止に関する規定について政府から只今お手許に資料を配付したようでありますが、一応説明を求めたいと思います。
【次の発言】 まだ出席を要求してある農林大臣が見えられませんので、先ほど申上げたように農業委員会法案の審議を継続いたしますが、若し大臣が見えられましたら、先日来問題になつております、農協再建整備の問題並びに農業共済組合の連合会の損失補填の問題、この両案件について御質疑を願うことにいたしまして、大臣の見えられるまで、農業委員会法の法案の審議をいたしたいと思います。……

第10回国会 農林委員会 第23号(1951/03/24、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は先日提案理由を聴取した農業協同組合法の一部を改正する法律案について質疑を行います。
【次の発言】 只今の小林さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは質疑は終了したものと認めます。  これから討論に入ります。御意見のあるかたは賛否を明らかにしてお述べを願います。
【次の発言】 別段御発言もないようでありますので、討論は終局したものとして採決に入ります。  農業協同組合法の一部を改正する法律案を原案通り可決することに御賛成のかたの御起立を願います。
【次の発言】 全会一致であります。よつて本案は原案通り可決いたしま……

第10回国会 農林委員会 第24号(1951/03/26、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は去る三月二十三日の当委員会の決議によりまして、池田大蔵、廣川農林両大臣の出席を得ましたので、先日来留保になつております質疑を続行いたします。  先ず最初に農業協同組合再建整備の件に関して江田委員から発言を求められております。
【次の発言】 この点について他に御質問はございませんか。  念のために申上げますが、本月中と申しても、あと会期は非常に切迫しておりますので、実質上成立するよう……。
【次の発言】 それではこの件につきましては、只今農林大臣のお話のように、実質上三月に成立するようとくと大臣の御努力を願うわけであります。他に……

第10回国会 農林委員会 第25号(1951/03/27、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  最初に農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 他に御質問はございませんか。
【次の発言】 他に御質問はございませんか……御質問がないようでありますから、質疑は終了したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは、これより討論に入ります。御意見のあるかたは賛否を明らかにしてお述べを願います。  別段御発言もないようでありますので、討論は終局したものと認めてこれより採決を行います。  農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部……

第10回国会 農林委員会 第26号(1951/03/28、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は最初に食糧管理法の一部を改正する法律案を議題にいたします。昨日の小林君の動議が成立しましたので、本日この法案については質疑を終了して採決に入ることになつておりますので、御了承を願います。御質問のあるかたは……。
【次の発言】 ちよつと念のためお諮りいたしますが、今日は御承知のように本会議で予算の採決がありますので、時間の制約もある関係上、今このあと池田議員から御質問がありますので、それが終りましたら、御動議に基いて討論採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

第10回国会 農林委員会 第27号(1951/03/29、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。  本日の議題は農林漁業資金融通法案でありますが、御承知のようにこの法案については、只今皆様のお手許に資料をお配りしてあるように、衆議院がこれを修正して来たわけであります。そこで今日皆様によつてお確かめを願いたいことは、この前の政府の御答弁によりますというと、例えば今度の衆議院の改正案は、塩田関係の利率を下げ、或いは又その据置期間等を変更して来たのでありますが、この前の政府のお話によると、こういう変更を加えた場合には、資金計画全体に変更を生ずることになるので、不可能であるという意味の御答弁があつて、そのようにこの委員会は了承して来た……

第10回国会 農林委員会 第28号(1951/03/30、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は農薬取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。昨日一応提案の理由その他について承わつたわけでありますが、本日は質疑に入りたいと思います。
【次の発言】 この程度で質疑は終了したものと認めてよろしうございますか。
【次の発言】 それではこれより本案の討論を行います。御意見のあるかたは賛否を明らかにしてお述べを願います。  別段御発言もないようでありますから討論は終局したものと認めて、これより本案の採決を行います。農薬取締法の一部を改正する法律案を原案通り可決することに賛成のかたの御起立を願います。

第10回国会 農林委員会 第29号(1951/03/31、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は御承知の通り、緊急に農漁業協同組合再建整備法案が付託されましたのでこの審査を行うわけでありますが、これにつきましては、委員の各位並びに政府当局関係者の非常な努力で本日上程になつたことは、当委員会は非常に喜びとするわけであります。先ず提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 なお提案理由のほか、法案の主要な骨子について説明を求めたいと思います。
【次の発言】 この際何か特別にお尋ねがございましたらどうぞ。
【次の発言】 それでは暫時休憩いたします。    午後五時五十二分休憩

第10回国会 農林委員会 第30号(1951/05/11、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開会いたします。  食管法の改正に関するその後の経過につきましては、本日の両院協議会の議長からの経過報告の通りでありますので、改めて御報告申上げません。なお今後の議事予定につきましては、先ほど理事会におきまして、各理事のかたがたから御了承を得て、只今お手許へ配付いたしました予定に基いて運営いたして参りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それではさよう御決定願います。  なおこの委員会はこの前の申合せで、原則として土曜と月曜は休むことになつておりましたが、今度は土曜日曜を除きその他はできる限り開会いたしたいと思いますので、この点も……

第10回国会 農林委員会 第31号(1951/05/14、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は最初に競馬法の一部を改正する法律案を議題といたします。先日提案者から提案理由の御説明を求めましたが、本日は質疑に入りたいと思います。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。
【次の発言】 他に御発言はございませんか。……別に御発言もなければ質疑を終了して討論に入ることに御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。それではこれより競馬法の一部を改正する法律案について討論に入りますが、御意見のあるかたは、賛否を明らかにしてお述べを願います。……別段御発言もないようでありますから討論は終局したものと認めて……

第10回国会 農林委員会 第32号(1951/05/15、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。本日は昨日に引続きまして、国有林野法案並びに国有林野整備臨時措置法案について、法案の内容について主要な点の説明を求めたいと思います。
【次の発言】 それでは途中でありますが、日程の都合上、本日提案になりました地方自治法第百五十六条第四項の規定に基き、輸出食料品検査所の出張所の設置に関し承認を求めるの件につきまして、政務次官から提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 本件につきましては、御承知のように非常に簡単な案件でありますので、この際続いて質疑を行なつて、本日直ちに採決を行いたいと思いますので、引続き御質疑のあるかたはこの際御発言を……

第10回国会 農林委員会 第33号(1951/05/16、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  委員の変更がありましたので御報告いたしますが、鈴木強平君に代つて三好始君が再び本委員会へ戻られましたので、御紹介いたします。  本日は家畜伝染病予防法案が付託になりましたので、本案につきまして、発議者の提案理由の説明を求めたいと思います。先ず衆議院議員原田雪松君より御説明を承わることにいたします。
【次の発言】 本案につきましては、質疑は後日に讓りたいと存じます。
【次の発言】 引続きまして、本日は国有林野法案並びに国有林野整備臨時措置法案について質疑を行いたいと思います。なお御質疑は両案について一括して行なつて頂いて結構と思います……

第10回国会 農林委員会 第34号(1951/05/17、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。  本日は先般渡米されまして、アメリカ農業を視察されました楠見、岡田、三好、北村各議員の皆様が無事帰朝されましたので、皆様のアメリカ農業に関する視察の御報告をお願いすることになつておるわけでございますが、もとよりアメリカ農業と日本農業はその構造が著しく異なつておりますので、非常にその点御苦心のあつたことと存じますが、今日は余りむずかしい問題にこだわることなく、又単に農業問題に限定することなく、アメリカの御視察中見聞された諸問題をも含めて、極めて懇談的に皆様のお話を承わりたいと思うのであります。さよう御了承をお願いいたします。それでは……

第10回国会 農林委員会 第35号(1951/05/18、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) これより委員会を開きます。  最初に御了承を得たいのは、来週の議事日程についてでありますが、お手許に配付した印刷物の通り先ほど理事会の御了承を得たので、同様御了承を得たいと思います。なお五月二十二日の午前に、この印刷には落ちておりますが、国土調査法案について連合委員会があることになつておりますので、御了承をお願いいたします。  それでは本日は家畜伝染病予防法案について、法案の内容の説明を求めることにいたします。先ず衆議院の園田さんからちよつと御挨拶があります。
【次の発言】 それでは齊藤衞生課長。
【次の発言】 先ほども御承知の通り、発議者のかたが中座されましたので、便……

第10回国会 農林委員会 第36号(1951/05/22、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) これより委員会を開きます。先ず最初に当委員会に付託になりました森林法案及び森林法施行法案につきまして発議者から提案理由の説明を求めることにいたします。衆議院議員の野原君にお願いをいたします。
【次の発言】 それでは両案につきましては本日は提案理由の説明を聴取するだけに止めまして質疑は次回からにいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは次に国有林野法案及び国有林野整備臨時措置法案につきまして前日に引続いて質疑を続けることにいたします。
【次の発言】 お諮りいたしますが、藤野さんが委員外の質問を求められておりますので御了承願います。

第10回国会 農林委員会 第37号(1951/05/23、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  最初に森林法について建設委員会から連合審査の要求がございましたが、会期切迫の折でありますので、意見のあるかたは委員外発言を求められることにして頂くように建設委員会のほうに回答いたしたいと思います。この点御了承願います。  最初に本日は農業協同組合に関する問題で江田議員から発言を求められておりますので、この問題から入りたいと思います。
【次の発言】 この問題は先日も一度お諮りいたしたことでありますけれども、他日当委員会におきまして懇談的な形式でもう一度御相談を申上げたいと思いますが、それでよろしうございますか。

第10回国会 農林委員会 第38号(1951/05/24、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は昨日申上げました通り、家畜伝染病予防法案の質疑も一応終つたと思いますので、格別に御発言がない限り、これより討論採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではこれより討論を行います。家畜伝染病予防法案を議題といたします。
【次の発言】 他に御発言はございませんか。他に御発言もなければ、討論は終局したものと認めまして、これより本案の採決を行います。家畜伝染病予防法案に原案通り賛成のかたの御起立を願います。
【次の発言】 総員起立と認めます。よつて本案は全会一致を以て原案通り可決することに決定いたしました……

第10回国会 農林委員会 第39号(1951/05/25、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) これより農林委員会を開会いたします。  最初にお諮りいたしたいことがございます。昨日地方行政委員会より畜犬競技法案について連合委員会を開くことの申出がありました。この件につきまして本日理事会におきまして協議いたしたのでありますが、大体この申出を受けることに意見の一致を見たわけでありますので、本委員会といたしまして地方行政委員会と畜犬競技法案について連合委員会を開くことを決定いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。
【次の発言】 昨年十二月議長の承認を得まして行なつて参りました農林政策に関する調査についてでありますが、本件……

第10回国会 農林委員会 第40号(1951/05/26、2期、日本社会党)【議会役職】

○鼻翼畳(羽生三七君) これより委員会を開会いたします。  速記をとめて下さい。    午前十一時一分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。  先般提案理由の説明を聴取しました農漁業協同組合再建整備法の一部を改正する法律案の質疑を続行したいと思います。問題が簡単でありますので、格別御発言もなければ討論を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは御異議もございませんようですから、これより本案につきまして討論に入ります。御意見のあるかたは賛否を明らかにしてお述べを願いたいと思います。
【次の発言】 他に御発言はございませんか……。他に発御言もないようでありま……

第10回国会 農林委員会 第41号(1951/05/28、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  先日の委員会で森林法案並びに同施行法案についてなお質疑のおありのかたは月曜日にということを申上げてありますので、本日時間の関係で一時間半くらいだと思いますけれども、質疑を続行いたしたいと思いますのでどうぞよろしく……。
【次の発言】 他に御発言もなければ本日はこの程度にて散会いたします。    午後二時三十四分散会  出席者は左の通り。    委員長     羽生 三七君    理事            片柳 眞吉君            岡村文四郎君    委員            瀧井治三郎君            宮本 邦……

第10回国会 農林委員会 第42号(1951/05/29、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開会いたします。
【次の発言】 只今の小林議員の発言により連合委員会を申入れることに御異議ございませんか。
【次の発言】 それじやさように決定いたします。
【次の発言】 それでは前日に引続きまして森林法案並びに同施行法案について質疑を続行いたします。
【次の発言】 只今の池田さんの動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは只今の動議の御了承を得ましたので、森林法案並びに森林法施行法案の両案につきましては質疑を終了いたしましてこれより討論採決に入りたいと思います。  森林法案並びに同施行法案を一括して議題といたします。御意見のおありの方は……

第10回国会 農林委員会 第43号(1951/06/01、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は農林物資規格法の一部を改正する法律案を議題にするわけでありましたが、まだ提案者か参りませんので、他の問題に入りたいと思います。  先般御相談申上げましたように食糧の政府買入数量の指示に関する法律案の参議院における修正が衆議院において否決された結果、この法律案は廃案になつたので、その善後措置の問題があるわけでありまして、この問題を一つと、それから、なお米価、麦価並びに食管特別会計の現状見通し等を前日に引続いて再検討する予定でありましたが、関係大臣はそれぞれ都合があつて出席されませんので、幸い食糧庁長官及び企画課長が出ておられます……

第10回国会 農林委員会 第44号(1951/06/02、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。本日は昨日付託になりました植物防疫法の一部を改正する法律案について、発議者より提案理由の説明を求めたいと思います。
【次の発言】 次に本案の内容の大要について、発議者の三橋さんから説明を承わります。
【次の発言】 それでは農林物資規格法の一部を改正する法律案について質疑を行なつて頂くことにいたします。速記を止めて……。    午前十一時九分速記中止
【次の発言】 速記を開始して下さい。  農林物資規格法の一部を改正する法律案、先ほど来速記がなくて質疑の点が明瞭にならなかつたことは遺憾でありますが、大体質疑も終了したと思いますが、この際千……

第10回国会 農林委員会 第45号(1951/06/04、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は衆議院の農林委員会で先日肥料価格に関する問題、特に燐礦石の補給金の問題について何か決定があつたようで、それと歩調を合せて参議院の農林委員会でも極力その推進方を頼むというようなお話が各方面からありましたので御協議を申上げるわけでありますが、その衆議院で決定した案文をちよつと朗読いたします。   衆議院農林委員会は政府に対し、農家経済に至大の影響のある肥料価格について屡次その適正化を要望して来たのであるが、最近殊に燐酸質肥料の価格が異常に騰貴し、農民に多大の不安を抱かしめる等、政府の施策は甚だしく適正を欠いている。よつて政府は、こ……

第11回国会 農林委員会 第1号(1951/08/16、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  最初にお諮りしたいことは、第十回国会閉会後引続いて調査を行なつて参りました農林政策に関する調査に関してでありますが、本院規則第五十五條によりまして本調査の報告書を議長に提出しなければならないことになつておりますので、この件に関してはまだ調査が終つていないということで報告することとし、その手続及び内容を委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。  なお順次御署名をお願いいたします。   多数意見者署名     西山 龜七  岡村文四郎     瀧井治三郎  白波瀬米吉   ……

第11回国会 農林委員会 閉会後第1号(1951/08/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから委員会を開きます。  最初に昭和二十六年度の補正予算について、これは勿論農林省関係の予算についてでありますが、最初の当初要求、それから大蔵省の査定及び農林省の復活要求の経過等について、農林省関係当局から説明を聞いて、それから質疑に入つて頂くことにしたいと思うのであります。なお、その結果によつて大蔵省から政府委員に来てもらうか、或いはこちらから大蔵省に出向いて交渉するか、それらの点は後刻改めて御相談をお願いしたいと思います。取りあえず最初農林省側から只今の問題について説明を聴取することにいたします。それじや速記を一時中止して下さい。

第11回国会 農林委員会 閉会後第2号(1951/08/21、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  最初に、七月初め三班に分れまして各地の農業事情を調査に出向きましたので、その調査報告を願うことにいたします。第一班からお願いいたします。
【次の発言】 それじや次に第二班の報告をいたしますが、この第二班は私と滝井、加賀両議員が参つたわけであります。この第二班は主として農畜産物の生産改良事情の調査を主題として、山口県及び長崎県に派遣せられたのでありますが、この調査は先日お配りしてある日程で行われました。  なおその調査の方法は、農産物に関する調査は、山口県においては米麦等の普通農産物を主体とし、長崎県においては特用農産物及びいも類を主……

第11回国会 農林委員会 閉会後第3号(1951/09/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。最初にお諮りしたいことがございますが、それは三好委員に代つて今度山崎さんが当委員会の委員になられましたので、御紹介申上げます。なお民主党からは岩男さんが当委員会の理事になつておられたわけでありますが、岩男さんの辞任に伴いまして、欠員となつておる理事の互選をいたしたいと思いますが、その方法は従来の例によつて委員長に御一任願つて御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは理事に山崎恒君にお願いいたします。  本日の委員会の開会の趣旨は、先にも御案内申上げた通りでありますが、御承知の通りに、昭和二十六年産米価の件につきましては、最初の決定と……

第11回国会 農林委員会 閉会後第4号(1951/09/21、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。本日の最初の日程は麦類の統制に関する件でありますが、この件については昨日政府側の説明を聞いたわけでありますが、本日は引続いてこの問題の質疑を行います。
【次の発言】 三好さんから委員外発言の要求がありますので、これを認めますので御了承を願います。
【次の発言】 只今の飯島さんの御発言については後刻懇談の際に御相談に入れたいと思いますが、御了承願います。安孫子長官にお願いして置きますが、今飯島さんの御発言に、これは農業再生産を守るという意味で農家のためにも重要であり、且つ又その消費者の立場においても我々は考慮しなければならない非常に重要な……

第12回国会 大蔵委員会 第19号(1951/11/22、2期、日本社会党第二控室(左))

○委員外議員(羽生三七君) 大蔵委員会の貴重なる時間を頂きまして、一口農林委員会からお願いがあるのであります。  それは当委員会に付託になつておりまする糸価安定特別会計法案についてでございますが、この法案は別個農林委員会に付託されております繭糸価格安定法案に見合う特別会計法案でございますが、私ども農林委員会では繭糸価格安定法案につきまして数日来審議を重ねており、本日総司令部へ多数修正部分についても意見をまとめたわけでありますがそれと関連いたしましてこの特別会計法案に若干のお願いがあるのであります。それは多少この経緯について申上げなければならないのでありますけれども、政府が最初意図しておりました……

第12回国会 農林委員会 第1号(1951/10/12、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それでは只今から委員会を開会いたします。  最初にお諮りいたしますが、第十一回国会閉会後引続いて調査を行なつて参りました農林政策に関する調査に関してでありますが、本院規則第五十五条によりまして、本調査の報告書を議長に提出しなければならないことになつておりますので、この件に関しては、まだ調査が終つていないということで報告することとし、その手続及び内容を委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。  なお順次御署名をお願いいたします。   多数意見者署名     片柳 眞吉  山崎  恒     岡村文四郎  瀧井……

第12回国会 農林委員会 第2号(1951/10/18、2期、日本社会党第二控室(左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。  最初にお諮りしたいことがあるのでありますが、それは国際小麦協定加入承認の件が、当院に今予備付託として回付されておるわけでありますが、この件につきまして当農林委員会として外務委員会に連合審査の、連合委員会を開くように申入をしたいと思うのでありますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 じや御異議ないものとしてさように決定をいたします。  じや速記をやめて下さい。    午後一時四十三分速記中止
【次の発言】 それでは引続いて米麦の統制廃止に関する問題について質疑を願うことといたします。幸い大臣が見えられましたので本日は主として大……

第12回国会 農林委員会 第3号(1951/10/19、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。  先ず最初に御紹介申上げたいことがありますが、それは三浦委員が内閣委員に転ぜられましたので、代つて松浦定義委員が農林委員になられましたので御紹介申上げます。
【次の発言】 それでは最初に農林省林業試験場の林産研究施設拡充の件に関して御協議願うことでありますが、かねてこれは当委員会の問題になつておりまして、本院の予算委員長及び政府当局に申入れて未解決になつている件であります。この点につきまして最初に委員外でありますが、前からの関係上、三浦さんから御発言を願つて、それから政府の話を承わることにいたします。

第12回国会 農林委員会 第4号(1951/10/26、2期、日本社会党第二控室(左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから委員会を開きます。  来週の議事日程につきまして先ほど打合会で別紙でお手許にお配りした文書にあるように取りきめましたので御了承をお願いいたします。なおそのうち三十一日はここに掲げた議題のほか、米麦の統制廃止に関する法制的な解釈の問題について同時に審議をいたしたいと思いますので御了承願います。  次に本日は塩の価格に関する件につきまして、去る八月二十一日当委員会から再度関係当局に申入れてありますが、まだ所期するような解決に至つておりませんので、この問題を続いて審議いたしたいと思います。
【次の発言】 この件に関しましてはすでに当委員会が全会一致の申入れをし……

第12回国会 農林委員会 第5号(1951/10/30、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  この前の委員会で御決定を願いました農林省の林業試験場の林産研究施設拡充に関する件と、いま一つは農耕地土壌生産力増進対策に関する件。この両件をお手許へお配りいたしましたような文書にいたしまして、それぞれ関係各省或いは予算委員長等に申入れをいたしましたので、文書によつて御了承をお願いいたします。
【次の発言】 それでは日程によりまして、最初に肥料に関する件に入りたいと思いますが、御承知のように最近の電力事情によつて肥料の生産が非常に懸念せられており、なお価格の高騰が伝えられ、又一方肥料の輸出に対しましても、特別な考慮が払われねばならない……

第12回国会 農林委員会 第6号(1951/10/31、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。  最初にお諮りいたしたいことは、御承知の定員法が出て参りましたので、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案に関しまして内閣委員会と当委員会との連合委員会の開催を申入れしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさように決定をいたします。
【次の発言】 これは内閣委員会でこの問題を決定してくれればすぐ行いたいと思います。
【次の発言】 次に今日の議題は御承知のように農業共済組合連合会事業不足金整理並びに農作物共済掛金率の改訂に関する件でありますが、この件は農業災害補償制度の根本にかかわる重要な問題であり、当委……

第12回国会 農林委員会 第7号(1951/11/01、2期、日本社会党第二控室(左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  ちよつと申上げますが、当委員会の平沼委員に代つて今度再び北村さんが委員になられましたので御紹介申上げます。
【次の発言】 本日の日程は、御承知の通り農村関係物資の鉄道貨物運賃に関する件であります。  今回鉄道貨物運賃か可なり大幅に値上げされることになりましたことと関連して、農林関係物資の鉄道貨物運賃の改正或いは特別扱い等について当委員会宛てに陳情が参つておりますので、今日はこれらの陳情の趣旨について陳情者から説明を伺つて、そのあと政府当局からも意見を聞き、引続いて皆さまから御質疑を煩わしたいと思うわけであります。その後問題の所在を明……

第12回国会 農林委員会 第8号(1951/11/02、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は農林関係の税制に関する件でございますが、農林関係の税制の改正に関して、関係の方面から当委員会宛に種々の陳情が参つておりますので、陳情者から説明を聞きまして、続いてこれについての政府当局の方針を承わつて、その後質疑に入つて頂くことにいたします。それでは最初に、全国指導農業協同組合連合会の農政部長千石虎二君から御発言を願います。
【次の発言】 それでは引続いて林業協会の楠孝平君の御発言を願います。
【次の発言】 それでは次に澱粉糖協会の齊藤文三君に御発言を願います。
【次の発言】 簡潔にお願いします。

第12回国会 農林委員会 第9号(1951/11/14、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  日程の件について理事会を開く余裕がございませんでしたので、只今お手許へ配付した文書に記載してある通りの順序で今週の議事を進めたいと思いますので、御了承をお願いいたします。  最初にお諮りいたしたいことは、国際連合食糧農業機関憲章を受諾することについて承認を求めるの件が、去る十日本院に予備審査のため提出せられ、同日外務委員会に予備付託せられたのでありますが、この件について外務委員会に連合委員会を申入れたいと思いますが、如何でございましようか。
【次の発言】 それではさよう決定をいたします。

第12回国会 農林委員会 第10号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案については大体質疑も終つたと考えますので、格別の御発言がなければこれより討論採決をいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 ではさよう決定いたします。それではこれより討論に入ります。御意見のおありのかたは賛否を明らかにしてお述べを願います……別段御発言がないようでありますから、本案について採決を行います。  農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案に原案通り賛成のかたの御起立を願います。

第12回国会 農林委員会 第11号(1951/11/21、2期、日本社会党第二控室(左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) これより委員会を開きます。  昨日に引続いて繭糸価格安定法案の審議を続行いたします。
【次の発言】 ちよつと申上げますが、間もなく予算委員会から農林大臣に出席要求があるようでありますので、御質問は重複を避けてお願いいたします。
【次の発言】 時間もないので大臣に対する質問はこの程度で打切りたいと思いますが、最後に私一つだけ大臣にお尋ねして置きたいと思います。それは糸価安定法のみを以て満足とせず繭の字を加えて繭糸価安定法にした政府の趣旨はいろいろな経緯で若干わかつて来ておりますが、それではそういうことを確認されたとしたならば、それに基いて何らかの方法を講ぜられて大蔵当局に……

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/26、2期、日本社会党第二控室(左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  去る二十二日の農林委員会の決議によつて蚕糸対策に関して政府に申入れ、更に糸価安定特別会計法案に関し大蔵委員長に申入れを行なつたのであります。その申入れを専門員から朗読させることにいたします。   昭和二十六年十一月二十二日         参議院農林委員会  内  閣  総理大臣 吉田  茂殿  大蔵大臣 池田 勇人殿  農林大臣 根本龍太郎殿     蚕糸対策に関する申入れ   今国会に政府から提出せられている「繭糸価格安定法案」は目下当委員会において審議中であるが、本法律案は題名が「繭糸価格安定法案」となつておるにかかわらず繭価……

第12回国会 農林委員会 第13号(1951/11/28、2期、日本社会党第二控室(左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は農林政策に関する調査事項の一環として、米の供出に関する件のうち、特にこの前の知事会議以後の進歩状況その他について御質疑を願うことにいたします。
【次の発言】 速記をとめて……。
【次の発言】 速記を始めて……。
【次の発言】 速記をとめて……。
【次の発言】 速記を始めて下さい……。
【次の発言】 速記をとめて……。
【次の発言】 速記を始めて……。
【次の発言】 私から一つ、これは全く懇談的に、希望的な意見になるかも知れませんが、申上げたいと思うのですが、それは今度の主食の統制撤廃の問題が、こういう結果になつたわけですが、い……

第13回国会 農林委員会 第1号(1951/12/12、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それでは只今から委員会を開会いたします。最初にお諮りいたしますが、第十二国会閉会後引続いて調査を行なつて参りました農林政策に関する調査に関してでありますが、本院規則第五十五条によりまして、本調査の報告書を議長に提出しなければならないことになつておりますので、この件に関してはまだ調査が終つていないということで報告することとし、その手続及び内容を委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。  なお順次御者名をお願いいたします。   多数意見者署名    池田宇右衞門  岡村文四郎     三橋八次郎  北村 一男 ……

第13回国会 農林委員会 第2号(1952/02/05、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  最初に委員の変更の件を御報告いたしますが、委員北村さん、清口さん、江田さん、門田さん、小林さん、松浦さんが他の委員に転出せられ、新たに田方さん、島村さん、清澤さん、松永さん、小林亦治さん、三浦辰雄さんが当委員会の委員になられましたので御紹介申上げます。  本日の議事日程は只今お手許へお配りいたしたような順序で進行いたしたいと思いますが、大臣の都合で先に先国会で当院で問題になりました農林業の基本政策確立に関する件につきまして農林大臣から御説明を承わることにいたします。その後この日程に基いて会議を進行いたしたいと思います。なお今週のプロ……

第13回国会 農林委員会 第3号(1952/02/07、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) 只今から農林委員会を開会いたします。  衆議院の小金義照君ほか三十四名の提出にかかわる企業合理化促進法案は、昨年十二月十二日に衆議院を通過して本院に送付せられて、只今本院の通商産業委員会において審議中であります。この法律案は農林業に対しても相当の関係があり、特に同法の第六条の政令で定める事業の範囲について重大な関心が払われ、農林関係としては、製糸業、油脂の製造及び製糖業、飼料業、農繁業、酪農業、製粉業、合板業、繊維板業等を指定せられたいとの熱心な要望があつたので、本委員会においては昨年十二月十二日の委員全において、大蔵省主税局亀徳調査課長及び通産省通商企業局塚本企業第一……

第13回国会 農林委員会 第4号(1952/02/12、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開会いたします。  最初に御報告いたしたいことがありますが、農林委員の白波瀬議員が辞任されまして、新たに森田議員が当委員会の委員になられましたので御紹介いたします。
【次の発言】 日程の第一は派遣議員の報告の件でありますが、御承知のように第一班は福岡、宮崎。第三班は鹿兒島、大分。第三班が香川、徳島へそれぞれ過般御出張願い、現地調査を行われましたので、本日は先ずそり御報告を求めることにいたします。最初に第一班の御報告を山崎委員からお願いします。
【次の発言】 続いて第二班の報告を西山議員にお願いします。

第13回国会 農林委員会 第5号(1952/02/14、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開会いたします。  本日の日程の最初は、食糧の需給関係についてでありましたが、予定を若干変更いたしまして、只今皆さんも御承知の通り問題になつておりまする開拓地の接収に関する件を議題としたいと思うのであります。開拓農民の今日までの努力によつて成果を挙げて来ました開拓地が、警察予備隊の用地、又は軍用地として接収せられ、開拓者の生活を脅かし、食糧増産を阻害するというので、これが反対について、かねて関係者から請願があつたわけであります。前議会でこれが取上げられております。当委員会といたしましても、これを採択しておりますので、この問題は農業問題、経済問題及……

第13回国会 農林委員会 第6号(1952/02/19、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日の議事日程は、最初に肥料の需給又び価格等の件について御検討を願いたいと思いますが、最近肥料の価格が高騰して農業上種々の心配があり、又一方には国際的な関係から肥料の輸出の問題が相当重要視されて来ておるわけであります。内外共に肥料問題が非常な重大な問題になつておると考えられますので、この際政府が肥料対策についてどういうことを考えられておるのか。今日の肥料の需給及びその価格等と睨合わして今後の見通し及び政府の具体的な方針、対策等、全般について政府の説明を聞いて、その後御審議を煩わしたいと思うのであります。最初に最近の肥料事情について政……

第13回国会 農林委員会 第7号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を聞きます。  本日の議事日程は土地改良並びに農地及び農業用施設の災害復旧の件に関してであります。土地改良並びに農地及び農業用施設の災害復旧は、農業を維持育成する上においてその基礎をなす最も重大な問題であるわけであります。従つて、これが完遂に対し、かねて関係各方面から極めて熾烈な要望があるのでありますが、現状においてはいろいろな制約によつて、所期する成果を挙げるためにはまだ多くの問題が残されておりますので、今日は農林省当局からこの問題について、事業計画及びその実施に関する従来の経過、現状及び将来、事業施設に関する政府の方針の変遷及び現況並びに事業実……

第13回国会 農林委員会 第8号(1952/02/27、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  農地或いは開拓地の接收或いは使用に関する件につきましては、かねて当委員会で問題となつておりましたので、政府に対して今月末までに資料の提出方を依頼したわけであります。この政府に回答を求める條件につきましては、お手許にお配りいたしましたような案文でこれを行いましたので、御了承をお願いいたします。なおこれについては政府から回答あり次第当委員会で検討いたしたいと思うのであります。実は本日も全国の開拓団の代表約八十名が陳情に来られまして、非常にこの問題の深刻であることを私ども感じたのでありますが、一、二の箇所においては、演習中の流彈等によつて……

第13回国会 農林委員会 第9号(1952/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  今週の議事日程は只今お手許へお配りいたしたような順序で進めたいと思いますので、御了承をお願いいたします。  なお、先に当院で本会議のとき議決されました農林業振興基本政策確立に関しては、政府から、皆様のお手許にお配りいたしましたような回答がありましたので御了承をお願いいたします。なおこの件につきましては問題が極めて重要でありますので、政府の報告書をあらかじめ御検討願つて、日を改めて委員会において審議したいと思いますので御了承をお願いいたします。  それから次に農地、或いは開拓地の接收或いは使用に関する件でありますが、この問題は特に日米……

第13回国会 農林委員会 第10号(1952/03/05、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。日程を変更いたしまして、最初に塩価の件について審議いたしたいと思います。この件についてはかねてしばしば審議を行い、又政府に対して申入れも行なつて来たのでありますが、政府の処置に遺憾の点もあり、特に昨年八月二十一日の申入れに対しては、今に至るもまだ何ら報告がないのでありまして、これらの事情に対して重ねて質問が要求せられておるわけであります。従つてこの問題から審議いたしたいと思います。
【次の発言】 この点につきまして、他日、日を改めて検討することにいたしまして、次の問題に移りたいと思います。先日来、特に昨日、野原政務次官の出席を求めまして……

第13回国会 農林委員会 第11号(1952/03/06、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  北海道の需災の件に関して当委員会の名前で北海道知事に見舞の電報を発して置きましたので、御了承をお願いいたします。  本日の議事日程を若干変更いたしまして、最初に河川法及び道路法の改正の件を議題といたしたいと思います。今回建設省において河川法及び道路法の改正を企図し、目下政府部内において検討中とのことでありますが、大分すると、これら改正法律案、特に河川法の改正は農業に重大な影響を及ぼす問題のようでありますから、この際農林事務当局から右改正法律案の内容並びに右改正に関して農林省の立場から見た見解等を、更に必要によつては当委員会としてとる……

第13回国会 農林委員会 第12号(1952/03/12、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。本日の議事日程は、最初に農林漁業資金融通法の一部を改正する法律案が予備付託になりましたので、政府から、提案理由の説明を求めることにいたします。
【次の発言】 引続いてやはり予備付託になりました、農業改良助長法の一部を改正する法律案について政府の説明を求めます。
【次の発言】 只今説明を聴取しました両法案につきましては、質疑を後日に譲りまして、次の議題に移りたいと思います
【次の発言】 次はポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く農林関係諸命令の措置に関する法律案、これは予備審査になつておつたのが、衆議院を通過いたしましたので、……

第13回国会 農林委員会 第13号(1952/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) これより委員会を開会いたします。速記をとめて下さい。    午後二時一分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く云々の農林関係に付託された法律案は、昨日同委員会で、本日採択するようにということでありましたが、本法律案の親の法律とも言うべきポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する法律案がかねて本院法務委員会に付託せられて、只今審議中でありまして、今日まだ議了になつておりませんので、本法律案の取扱は、この親の法律案の審議と睨み合わせて処置するのが適当と考えますので、本日は本法律案の採択を見合わせるこ……

第13回国会 農林委員会 第14号(1952/03/18、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。本日の議題の第一は農林漁業資金融通法の一部を改正する法律案でありますが、御承知のようにこれは極めて簡單な法律ではありますが、先般政府から提出された参考書類を検討して見ますというと、運営の上においては幾多まだ問題があると思いますので、本日は官房長から取りあえずこの資料に基いてこの資金運用の進捗状況を御説明願つて、その後本法律案の主要な題目である農業倉庫の問題その他について御検討をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 御質問がございましたらどうぞ……。
【次の発言】 ちよつと私から一つお尋ねしたいのですが、この法律のうち、「昭和二十七……

第13回国会 農林委員会 第15号(1952/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  昨日に引続きまして、農林漁業資金融通法の一部を改正する法律案について質疑を願います。
【次の発言】 その点、その収入不足の分が具体的に予算そのものにどういう関係を持つか、その辺をちよつと明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 蚕糸局長が丁度出席されておりますので、この際蚕糸局側の御意見を承わることにいたします。
【次の発言】 この法律案につきましては、先ほど小林委員から御発言もありましたように、農業倉庫のほか更に乾繭倉庫も含めるように修正をしたいという御意見も出、各派の委員の皆さんからもそれぞれ賛成の旨の御発言もありました……

第13回国会 農林委員会 第16号(1952/03/25、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日の議事日程は、最初に農林漁業資金融通法の一部を改正する法律案を議題とするつもりでありましたが、都合により他の議題に移りたいと思います。  第二の議題は農業改良助長法の一部を改正する法律案でありますが、本案につきましてなお御質疑のあるかたはこの際お願いいたします
【次の発言】 まだ御質疑があるかと思いますが、二時半から本会議もありますし、予算委員会も並行して継続されておりますので、只今の三橋委員の御質問に対する政務次官の答弁のあと、できれば討論に入りたいと思いますがよろしうございますか

第13回国会 農林委員会 第17号(1952/03/26、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それでは只今から委員会を開きます。  最初にお諮りしたいことがあるのでありますが、それは理事片柳眞吉君から理事を辞任したいとのお申出がありましたが、さよう取計らうことに御異議ございませんか。
【次の発言】 それではこの際欠員となりました理事の補欠選挙を行いたいと思いますが、この取扱は如何いたすかお諮りいたします。
【次の発言】 それでは、私から指名さして頂きます。片柳君に代つて加賀操君を指名いたします。
【次の発言】 それでは、引続いて農林漁業資金融通法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案につきましては、質疑はおよそ終了したものと思いますが、なおこの際特別の御……

第13回国会 農林委員会 第18号(1952/03/27、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  昨日閉鎖機関日本蚕糸統制株式会社が積み立てた繭糸価格安定資金の処分に関する法律案の審議中、委員各位より御発言がありまして、当面の蚕糸政策との関連で来る三月二十九日開かれる繭糸価格安定審議会に関する問題及び蚕糸価格安定法の政令に関する問題等についてそれぞれ御発言があり、当委員会の意見をとわまとめて政府に申入れをすべきであるとのことでございましたので、一応要領をまとめておきましたが、本日はこれに基いて農林大臣も御出席になつておりますので、この案文をどういう取扱いをするかは後刻御相談をすることにいたしまして取りあえず農林大臣、並びに蚕糸局……

第13回国会 農林委員会 第19号(1952/03/28、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  最初に御報告を兼ねて御相談したいのでありますが、只今当委員会に付託になつております法律案は大体次のものでありまして、一つはポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く農林関係諸命令の措置に関する法律案、二は農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案、三は森林法等の一部を改正する法律案、四は農地法案、五は農地法施行法案、六が農業災害補償法の一部を改正する法律案、七が急傾斜地帶農業振興臨時措置法案であります。このうちポツダム宣言に関する法律案と農林水産業施設災害復旧事業費関係の法律案が若し本日……

第13回国会 農林委員会 第20号(1952/04/14、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本週の議事日程は、お手許にお配りいたしたような順序によつて行いたいと思いますので、御了承をお願いいたします。  本日の議事日程は、最初に農業災害補償法の一部を改正する法律案並びに農業災害補償法臨時特例法案、なお農業共済基金法案、以上三案につきまして、政府委員より提案理由の説明を求めたいと思います。最初に農業災害補償法の一部を改正する法律案から御説明を願います。
【次の発言】 只今説明を求めました三案につきましては、質疑は後日に讓ります。
【次の発言】 次に森林法等の一部を改正する法律案について質疑をお願いいたしたいと思います。なお提……

第13回国会 農林委員会 第21号(1952/04/15、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  森林法等の一部を改正する法律案につきまして、昨日に引続いて審議を続行いたします。ちよつと速記をとめて……。
【次の発言】 速記を始めて下さい。他に御発言がなければ、質疑は終了したものと認めて討論に入りたいと思いますが、如何でございますか。
【次の発言】 それではこれより森林法等の一部を改正する法律案について討論に入りたいと思います。御意見のおありのかたはそれぞれ賛否を明らかにしてお述べを願います。
【次の発言】 御異議もないようでありますから、討論は終結したものと認めて本案の採決を行いたいと思います。森林法等の一部を改正する法律案を……

第13回国会 農林委員会 第22号(1952/04/16、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  なおまだ御質問があるかと思いますが、大分時間も経過いたしましたので、明日更に質疑を続行願うことにいたしまして、その際大蔵省当局の出席も求めて、そこで先ほど来問題になつておるようなことについて十分御討議を願い、できれば明日にでも採決にまで入りたいと思うわけであります。併し強いて明日ということではないのでありまして、大蔵当局の出席を求めた上、十分予算上の措置についても御討議願うわけであります。  本日はこの程度で散会いたします。    午後四時九分散会

第13回国会 農林委員会 第23号(1952/04/17、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。昨日に引続きまして急傾斜地帶農業振興臨時指置法案について審議を続行いたしたいと思います。昨日各位の御要望のあつたところは本法律案の予算的裏付け如何ということでありましたので、取りあえず本日は大蔵省の河野主計局長の御出席を得て各位からそれぞれ意のあるところを御開陳願うことにいたしましたのであります。御了承願います。
【次の発言】 主計局長の御答弁の前にちよつと申上げておきますが、この附則の第二項の「この法律は、昭和三十七年」とあるはミスプリントだそうでありまして昭和三十二年でありますから、前の積雪寒冷單作地帶の法律と同じ期間でありますので……

第13回国会 農林委員会 第24号(1952/04/18、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。議事日程に入る前にちよつと御相談いたしたいことがありますので、お願いいたします。ちよつと速記をとめて。    午後一時四十分速記中止
【次の発言】 速記を始めて頂きます。  なお、来週の議事日程はお手許にお配りしたような順序で行いたいと思いますので、御了承をお願いいたします。  それでは昨日に引続きまして急傾斜地帶農業振興臨時措置法案につきまして質疑を続行いたしたいと思います。最初に私からちよつと、これは提案者というよりもむしろ政府のほうにお尋ねしたいことがあるのですが、先に積雪寒冷單作地帶臨時措置法案ができ、今又この急傾斜地帶農業振興……

第13回国会 農林委員会 第25号(1952/04/22、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  最初に急傾斜地帶農業振興臨時措置法案を議題にいたします。本法律案につきましては質疑は大体終了いたしたようでありますが、先般来の委員各位の御発言の要旨は、この法律案の裏付となる予算措置について政府がどのように考えておるかということで本日大蔵大臣の出席を煩わしたわけでありますが、農林大臣からは先般私あてに大蔵大臣と折衝の上十分善処したいとのお話があつたわけであります。本日はこの件に関して大蔵大臣から御意見を承わるわけであります。最初に岡村さん。
【次の発言】 他に御発言もなければ質疑は終了したものと認めて討論、採決に入りたいと思いますが……

第13回国会 農林委員会 第26号(1952/04/23、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は最初に農業災害補償法の一部を改正する法律案、農業災害補償法臨時特例法案、農業共済基金法案、以上三案について政府から内容の説明を求めることにいたします。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  それでは只今説明を聴取しました農業災害補償法関係三法案は質疑は後日に譲ることにいたしまして、次に食糧管理法の一部を改正する法律案について政府から提案理由の説明を求めることにいたします。
【次の発言】 引続いて食糧庁長官から本改正案の内容について御説明を求めるはずでありましたが、衆議院のほうの都合でこちらへ……

第13回国会 農林委員会 第27号(1952/04/24、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は食糧管理法の一部を改正する法律案を議題といたします。本法律案については昨日農林大臣から提案理由の説明を聞いたわけでありますが、本日は先ず食糧庁長官から法律案の内容その他食糧の需給等、本法律案の審議上必要な諸問題について説明を聴取したいと考えます。なお衆議院のほうが本日この法案を審議しておる関係上農林大臣、政府委員等の時間の関係がありますので、本日は取りあえず長官の説明を聞くのみにとどめまして、質疑は後日に譲りたいと思いますので御了承をお願いいたします。
【次の発言】 本法案に関しては、只今の東畑長官の御説明と先日政府から配付さ……

第13回国会 農林委員会 第28号(1952/04/25、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は最初に米穀の政府買入価格の特例に関する法律案を議題にいたします。本案は衆議院の議員立法でございますが、便宜本日は政府委員に対して御質問を願うことにいたします。それではこの前提案理由の説明はありましたが、食糧庁長官のほうから簡單に今一度御説明願うことにいたします。
【次の発言】 私からちよつとお尋ねいたしますが、今度政府は食糧管理法の一部改正法律案を出して、麦のいわゆる統制方式を変更するわけですが、仮に、これは仮にであります。議会において本改正案が成立しなかつた場合には、こういう処置は麦にもとられることになるわけでありますか。

第13回国会 農林委員会 第29号(1952/05/07、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日の議事日程は最初に食糧管理法の一部を改正する法律案について審議を行いたいと思います。本案については先に提案理由を聴取した後、東畑食糧庁長官からその内容について一応の説明を承わつたわけでありまするが、これから質疑を願うことにいたします。
【次の発言】 ちよつとその前に申上げますが、只今小林委員から御発言の中にもありました通り、本法案はその第四条の第二項中一部分衆議院で修正になつて来ておりますので、その辺お含みを願います。
【次の発言】 なおまだ御質問もあろうかと思いますが、本法案に関する質疑は明日に譲りまして、次に片柳委員から御要……

第13回国会 農林委員会 第30号(1952/05/08、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  食糧管理法の一部を改正する法律案につきまして、昨日に引続いて質疑を続行願います。
【次の発言】 ちよつと御発言の前にお断わりして置きますが、大臣等は、問題の所在点を皆さんで御検討願つた上、後日日を改めて出席を求めたいと思いますので御了承を願います。
【次の発言】 昨日配付された資料の中にありますので、御覧願いたいと思います。
【次の発言】 他にまだ御質問もおありになることでありますし、又今後継続して委員会をやるわけでありますが、二、三の委員のかたがそれぞれ御都合があつて時間に制約されているようでありますので、本日はこの程度にいたした……

第13回国会 農林委員会 第31号(1952/05/09、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  昨日に引続きまして食糧管理法の一部を改正する法律案について質疑を続行願います。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 先ほど私の中座中に片柳委員から、只今又三浦委員から本法案に関する衆議院の一部修正、並びに附帯決議について、衆議院の提案者並びに政府関係当局を本委員会に呼んだ上、適当に考究すべきであるという御発言でありますので、この件についてちよつと御相談をいたしたいと思います。ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 それでは速記を始めて。御懇談の結果につきましては、本法律案の衆議院にお……

第13回国会 農林委員会 第32号(1952/05/12、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。食糧管理法の一部を改正する法律案につきまして前回に引続いて質疑を願います。
【次の発言】 かしこまりました。去る九日の当委員会におきまして、委員各位の御要望によつて本法律案の衆議院における修正の経過に鑑みて、修正立案者の御出席を求められることになりましたので、本日は修正案の提案者である小林議員、それから本会議における附帯決議の説明をなしました吉川議員、それぞれ御出席を願いましたので、これから先日の皆様の御発言の趣旨に基いてそれぞれ御発言をお願いいたします。
【次の発言】 本日はこの程度で散会いたします。    午後三時十九分敗会

第13回国会 農林委員会 第33号(1952/05/13、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) これより委員会を開きます。  昨日に引続きまして、食糧管理法の一部を改正する法律案について質疑を続行願います。  本日は農林大臣も出席されておりますので、主として農林大臣に対する御質問を先にお願いいたしたいと思います。なおこの機会に皆さんに御了解を得たいと思いますが、岩木哲夫議員が委員外発言を求められておりますので、適当な機会に発言して頂くことにいたしますので御了解お願いいたします。
【次の発言】 岩木議員からの委員外発言の御要求がございますが、その前にちよつと松永さんから昨日の外貨関係について御質問がございますので御了承願います。

第13回国会 農林委員会 第34号(1952/05/14、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれから委員会を開きます。本日は開拓者資金融通法の一部を改正する法律案、予備付託でありますが、本案につきまして政府から提案理由の説明を求めることといたします。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  それじや本日はこの程度で散会いたします。    午後二時三分散会

第13回国会 農林委員会 第35号(1952/05/16、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は農業災害補償法の一部を改正する法律案、農業災害補償法臨時特例法案並びに農業共済基金法案、以上三法案につきまして質疑をして頂くことにいたします。
【次の発言】 発言の途中でちよつと御了解を願いますが、農政局長は衆議院に呼ばれておりますので、その間政務次官と保険課長がおられますので御了解を願いたいと思います。じき戻つて来られると思いますから。どうぞ岡村さん御発言を……。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。それでは只今宮本委員から御発言になつたように、農林省設置法一部改正法律案について当委……

第13回国会 農林委員会 第36号(1952/05/19、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) 私からこの際ちよつとお尋ねしておきたいと思いますが、只今の岡村委員のお尋ねは、農林大臣或いは政務次官からお答え願うのがむしろ適当だと思うのでありますが、この際私から政務次官にちよつとお尋ねしたいと思うのであります。それはこの農業共済基金法案は、先ほど来岡村さんの御発言のように、基金法案そのものが悪いというわけではないので、それは当然必要な法律ではあるが、この三十億の基金のうち十五億の農家負担というのを今日の種々なる情勢からして金額政府負担にする意思はないかということのお尋ねであるわけであります。それで農業災害補償法関係の運営如何によつて、余り農家負担がかさみますと、本法……

第13回国会 農林委員会 第37号(1952/05/20、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  農業災害補償法の一部を改正する法律案、農業災害補償法臨時特例法案、農業共済基金法案、以上三法案につきまして、昨日に引続いて質疑を願います。  最初に昨日の三橋委員の御質問に対して畜産局長から御答弁を願いますが、もう一度重ねて三橋委員からの御発言を願います。
【次の発言】 今の三橋委員の御質問に関連してでありますが、今局長からお話のあつた濠洲或いはニユージーランド等からの牛の輸入の場合、その頭数なり、それからどういう、例えば搾乳を目的なのか、役牛なのか、或いはその両方兼用なのか、そういうような点も合せてちよつと具体的な点をこの際お話願……

第13回国会 農林委員会 第38号(1952/05/21、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は食糧管理法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案に対してなお質疑のおありのかたはこの際御質疑を願います。
【次の発言】 ちよつとお願いしておきますが、本日は出席委員の御都合もそれぞれあつて、間もなく採決をいたしたいと思いますので、若し根本的な御意見でなかつたならば、成るべく時間を割愛とてお願いしたいと思いますから、お含み願います。
【次の発言】 本案につきましては、大体質問も盡きたように思いますので、これより討論に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

第13回国会 農林委員会 第39号(1952/05/23、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) 只今から農林委員会を開会いたします。速記を止めて下さい。    午後二時四分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。次に農産物検査法の一部を改正する法律案を議題に供します。まず発議者松浦東介君に提案理由の説明をお願いいたします。
【次の発言】 それでは質疑は後日に譲り、本日はこれにて散会いたします。    午後二時四十八分散会

第13回国会 農林委員会 第43号(1952/05/30、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は農業災害補償法の一部を改正する法律案、農業災害補償法臨時特例法案、並びに農業共済基金法案の三案を議題といたします。なお残つております質問がございましたらこの際お願いいたします。  最初に私からちよつとお尋ねいたしたいことがあるのでありますが、この農業共済基金法案についてでありますが、昨年度はこの農業共済関係の不足金の補填の意味で、大体十九億二千万円の金が日歩二銭六厘の利率で融資をされて、この利子補給約一億八千二百万円余というものが計上されて運営されていたわけであります。つまり国家として約二十億に近い金を以て運営に当つて来たわけ……

第13回国会 農林委員会 第44号(1952/06/02、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  日程の都合で最初に農産物検査法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案についてなお御質問のおありのかたは引続いてお願いします。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 ちよつと私からもこれはお尋ねしますが、この会計が将来政府の一般会計における負担ということになれば、又問題は別ですが、現在の状況で進行する場合において、例えば麦なら麦の検査手数料をできる限り減額処置を講ずるということになつた場合に、今の職員の問題もあるでしようが、将来米のほうの、米の手数料を取る場合に、米のほうは値上りにな……

第13回国会 農林委員会 第45号(1952/06/04、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。最初に、本日の日程は農産物検査法の一部を改正する法律案、それから農業災害補償関係三法案、開拓者資金融通法の一部を改正する法律案を議題にいたします。  最初に農産物検査法の一部改正案につきまして、先日来問題となつている諸点につきまして、本日農林大臣の出席を得ましたので、この際改めて御質疑を続行願いたいと思います。
【次の発言】 御相談申上げますが、先ほど加賀委員からも議事進行についてお発言がございましたが、この本法律案につきましては、先ほど飯島委員の御意見の中に含まれておるごの検査手数料の高いことから来る農民の犠牲をできる限り軽減せよ……

第13回国会 農林委員会 第46号(1952/06/05、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は農業災害補償法の一部を改正する法律案並びに関係両案につきまして、昨日に引続いて審議を続行いたします。実は昨日御協議の結果、一応本法律案中農業共済基金法案につきまして、一応修正部分と思われる点を案文としてまとめてみましたので、お手許へ印刷物にしてお配りいたしたわけでありますが、このことにつきましては後刻御懇談を願うことにいたしまして、なお前日に引続いて、御質問がございましたらこの際継続して頂くことにいたします。
【次の発言】 只今岡村さんから懇談に移したらという御発言がございましたが、そういうことにいたしまして御異議ありませんか……

第13回国会 農林委員会 第47号(1952/06/06、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開会いたします。  本日は農業災害補償法の一部を改正する法律案、農業災害補償臨時特例法案、並びに農業共済保険法案、三案を議題といたします。  前日に引続いてなお質問のおありのかたは、この際御発言願います。
【次の発言】 速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。  質疑も大体終つたようでありますので、これより農業災害補償法の一部を改正する法律案その他両案の討論に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは最初に先ず農業災害補償法の一部を改正する法律案について討論を行います。御意見のおありのかたは、それぞれ賛否を明らかにし……

第13回国会 農林委員会 第48号(1952/06/10、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日の議事日程は、農地法案並びに同施行法案の両案について質疑を願うことにいたします。  この前提案理由の説明がありましたが、両案は提案の関係上三法案を取纏めて今回農地法案の一本に纏めたわけでありますが、大体前の法律と今度の法律の比較は参考資料で一応出ておるわけでありますけれども、一番重要な点について農地局長から簡單に説明を求めて、それからあと御質疑に入つて頂きたいと思います。御了承願います。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて下さい。    午後二時三分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。本日はこれにて散会いたします……

第13回国会 農林委員会 第49号(1952/06/11、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は昨日に引続いて農地法案、同施行法案の両案を議題といたします。昨日御要求のあつた資料が提出されましたので、この資料に基いて説明を聴取した後質問に入つて頂きます。なお本日衆議院で両案の採決があるようでありますので、そちらへ農地局長は行つておられますので、その辺御了承をお願いいたします。それじや和田農地課長。
【次の発言】 この四枚ほど綴じたやつです。ミスプリントがあるそうで訂正してくれるそうですから……。
【次の発言】 資料の説明は只今の程度のようでありますから、どうぞ質問をお願いいたします。

第13回国会 農林委員会 第50号(1952/06/12、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は農地法案並びに同施行法案について、昨日に引続いて質疑を続行願います。
【次の発言】 ちよつと御質問の途中ですが、私からそこのところをちよつとお尋ねしたいのですが、三反歩という下のことだけが論議されておるようですが、上のほうの限界ですね、上のほうの限界を考えた場合に三町ですね、本州といいますか、北海道を除いて三町という場合に、果して日本の経営規模から言つて、それは三町歩でも十町歩でもいいには違いないが、むしろ八反又は九反あたりが平均耕作面積になつておる場合に、むしろ問題は、下のほうの三反歩にもあるが、上のほうの三町歩にもありはし……

第13回国会 農林委員会 第51号(1952/06/16、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) これより委員会を開会いたします。それでは速記をとあて下さい。    午前十時三十六分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。ではこの辺で暫時休憩いたします。    午後零時休憩
【次の発言】 それでは午前に引続いて委員会を再会いたします。午後の日程は開拓者資金融通法の一部を改正する法律案及び耕土培養法案を議題にしたいと思います。前者は衆議院を附帯決議の上通過し、又耕士培養法も同様に通過して参りましたので、今日からこちらで本審査になるわけであります。衆議院の開拓者資金融通法の一部改正法案に対する附帶決議の印刷文が余分がございませんので、御参考のために朗読をいた……

第13回国会 農林委員会 第52号(1952/06/17、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日の議事日程は耕土培養法案でございます。昨日に引続いて質疑を続行して頂きます。
【次の発言】 只今の山崎委員の御質問の点について、私もちよつと関連してお尋ねしておきたいと思いますが、この本年の二十七年度耕土培養関係予算一億八千五百方円は今提案されておる法案が問題になる以前のこれは予算であります。従つて本法がまあ多分成立するでありましようが、成立したあとにおいてこの法律ができる以前の一億八千五百万円よりも遙かに多くの予算化ということが見込まれるかどうかということは、まあこの法案を成立せしめる上に非常な大きな、何と言いますか、ウエート……

第13回国会 農林委員会 第53号(1952/06/18、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) 只今より農林委員会を開会いたします。  請願及び陳情を議題に供します。速記をとめて下さい。    午前十時四十分速記中止
【次の発言】 速記を始めて 下さい。これにて休憩いたします。    午前十一時三十分休憩
【次の発言】 それでは午前に引続いて委員会を再開いたします。  午後の日程の第一は、農業団体再編成に関する問題でありますが、この件につきましては、農林委員の各位並びに委員外の議員各位からそれぞれ御要望がございまして、最近新聞紙上に農業団体の再編成が報ぜられておるが、その真意如何、これを確めてはという御要望がございましたので、本日は山添次官の出席を得まして、これに……

第13回国会 農林委員会 第54号(1952/06/19、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日は先ず最初に飼料需給調整法案について提案者から提案理由の説明を求めることにいたします。本法案は衆議院議員井上良二君外九十五名の発議でありますが、提案者を代表して井上議員から提案理由の説明を願うことにいたします。
【次の発言】 本案につきましては質疑を後日に譲ります。
【次の発言】 昨日に引続いて農地法及び同施行法案について質疑を続行することにいたします。
【次の発言】 皆さんに配つて喜頂きたい。
【次の発言】 それでは午後一時まで休憩いたします。    午後零時三分休憩

第13回国会 農林委員会 第55号(1952/06/20、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開会いたします。  最初にかねて問題となつておりまするバターの輸入の問題を議題といたします。先般政府ではポンド過剰対策の一環としてかどうか知りませんが、まあそういう意味合いとしてと思いますが、バター輸入の件を閣僚審議会で決定したようであります。併しまあ他面日本における無家畜農家解消のために畜産奨励の方策も計画せられ、又それに対する利子補給等の財政的処置も講ぜられて、日本の酪農業、畜産業振興の対策ポとられつつある途上に、大量のバターが濠洲から輸入されることは日本農業に及ぼす影響極めて重大であるとの観点から、各位からそれぞれ本問題について御要望がござ……

第13回国会 農林委員会 第56号(1952/06/26、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  本日の議事日程は農地法案及び同施行法案でございます。前回に引続いて質疑を続行願います。
【次の発言】 時間も余りないようでありますが、私から最後に一言希望を申上げておきたいと思うのであります。それは、この農地法案の審議過程に、たまたま農地問題について各方面で議論が闘わされ、なかんずく先般現在のアメリカ大使館農務官のラデジンスキー氏並びに東大教授近藤康男氏両氏が所論、所見を発表して、この問題に対する見解を明らかにしたのであります。ラジンスキー氏は、農地改革は崩れてはおらないが、若しその危険が日本にあるとするならば、それは農地の相続によ……

第13回国会 農林委員会 第57号(1952/07/02、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開会いたします。  七月十日までの日程を先ほど理事会の御協議を経て決定いたしましたので、お手許へお配りした案文によつて一応御了承をお願いしたいと思います。  次はかねて問題になつております駐日米軍による農地或いは開拓地の接収による補償基準について、最近の新聞報道によりますと、決定したようであります。先般来この問題は当委員会でも検討したわけでありますが、最後的決定があつたようでありますので、この際農林当局から説明を煩わしたいと考えるわけであります。最初にその経過を御説明願いたいと思います。

第13回国会 農林委員会 第58号(1952/07/28、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) これより委員会を開きます。  最初過日予備審査のため当委員会に付託になりました農山漁村電化促進法案について提案者から提案理由の説明を伺うことにいたします。松田鐵藏君。
【次の発言】 それでは只今提案理由を聞きました農山漁村電化促進法案につきまして懇談の際御了承を得たわけでありますが、なおこのほかに御了承の飼料需給調整法案、農業共済事業資金融通法案及び玄犬競技法案があるわけでありますが、これ又衆議院から似付されて参らないのであります。従つて先の農山漁村電化促進法案並びに只今申上げました三法案併せてこの取扱を、例えば継続審査にするか等その取扱につきまして委員長に御一任お願い……

第13回国会 農林委員会 第59号(1952/07/30、2期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより委員会を開きます。  最初に農林関係の昭和二十七年度補正予算及び二十八年度の通常予算の方針及び作業状況等について農林当局から一応説明を承わりたいと思いますので御了承願います。会計課長さんから説明して頂きたいと思います。ちよつとお断りしておきますが、まだ作業が進んでおるわけではありませんので、問題のなかばであることをこちらが了承して説明を聞きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【次の発言】 大体補正予算についての見通しを承わつたのでありますが、御承知のように補正予算という形で出て来るのかどうか、その辺も政治的にまだ見通しの困難な状態でありますが……

第15回国会 農林委員会 第2号(1952/11/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今の超過供出奨励金に対する免税問題は昨年から本年初頭にかけて揉めたけれども、最終的に決定をしたのです。一番困つたのは、その決定をする前にすでに超過供出奨励規則以外の供出に関する免税措置をどうする、かということです。この点はつきり申入れしてもらいたい。今北村さんのお話のように大蔵当局に来て農林当局と立会の上でやつてもらうと、この前のように高橋国税長官に数回来てもらつたようなあんな面倒なことなしに、最初からそうやつて頂けば問題はスムースに行くと思いますから、その点お含み置き願います。
【次の発言】 一つ資料の提出を願いたいのですが、それは食糧庁関係から二十八年度の食糧需給計画、その十……

第15回国会 農林委員会 第3号(1952/11/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私もお尋ねしたいことがありますが、これは又他に適当な時間がゆつくりあるときにお尋ねしたいので、そのお尋ねしたい趣旨は、ずつともう大臣の御説明を承わつており、又は政府の施政方針なんかを聞いておつて、大体一方では、まあ食糧の供出後自由販売ということを考えて、大体統制を外して行こう、一方においては、又楠見さんもお述べになつた価格主義政策をとつて行くわけです。どちらがいいか悪いかということは別問題で、価格主義政策が望ましいものであるし、アメリカのブラナンなんかだつて成功した例もありますから、これは結構だと思いますが、併し意識されてか、無意識か、それは知りませんが、政府が非常に経済の技術の……

第15回国会 農林委員会 第10号(1952/12/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 細かいことを承わる前前に、先ほど本案についての提案理由の場説明で若干触れられておりましたが、任来の農林漁業資金融通法から、この公庫法案に移り変る理由というものをもう少し明白にして頂きたいと思います。これは今まで非常に重要な役割を果して来たということはよくわかるのでありますが、そういう点からも、更に万全を期することは非常にいいことだと思つております。そこで先ほどの提案理由の説明の中で若干触れられたけれども、なお積極的にそれを公庫法案に転換するその理由というものを、細かいことは要りませんから、大まかにもう少し御説明願いたいと思います。

第15回国会 農林委員会 第11号(1952/12/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私途中からで前の経過を存じなかつたのですが、今楠見さんのお触れになつた問題で、単作地帯から急傾斜地帯、又引続いて今日の議案というように、特殊地帯立法が続々として出て来る。そうすると丁度今地域給の問題が問題になつておるのです。あれと同じようなことになつて、今地域給が大体九一%、あと地域給の対象になつておられんのが九%、そこで政府としては近い機会にむしろそれを基本的な本給へ繰入れて、ああいう地域給の制度というものは再検討を要するということを言われておるわけです。と同じように、全部特殊立法ができて来ると、結局において今の地域給の問題と同じように九十何%がその該当というようなことになると……

第15回国会 農林委員会 第17号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今の池田さんの御質問の一番最後の点で、大体私の聞きたいこともま尽きておるのですが、この農業改良研究員の設置は、そうすると一番の狙いは、この農業改良普及員との結び付きという問題に重点があるわけでございますか。そう解釈しているのですか。
【次の発言】 それはそれとして、宮本君の質疑は五分か六分ならここまで来たのだから片付けたらどうですか。
【次の発言】 飼料として輸入するなり或いは譲渡する小麦からふすまが出ることは、これはわかるのですが、その製粉の粉は何になるのですか。ふすまが餌になるのですか。
【次の発言】 私の言うのは、そのふすまはわかるのですよ。小麦粉はどうなるのですか。それは……

第15回国会 農林委員会 第19号(1953/02/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今の切干し甘藷のことと直接の関連はないかも知れませんですが、お尋ねしたいことは、この農産物価格安定政策ですね、これを今国会中か近い機会に具体化される意思があるかどうか。それともう一つは、その場合には単なる価格支持政策だから買入れということが中心になると思うが、何らかの予算、財政支出を予定されておるかどうか、この二点をお伺いしたい。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて頂きたい。

第15回国会 予算委員会 第4号(1952/12/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この米のタイ国からの輸入の価格を見ていると、政府割当と国際入札との価格は非常に開きがあるのですが、このタイ国の米の輸出の内部的な事情をちよつとわかるように、どうしてこういう差が出て来るのか、どういう操作でやつておるのか、事情をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 その点はまあ我々も承知しておつたのですが、問題はタイ国の国内の政治的事情ということなんですね、そういうことが生ずるということは。

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 大蔵大臣に簡単な問題で一点だけお伺いいたします。それはこの当初予算並びに補正予算を含めてのこの予算編成の技術上の問題でありますが、例えば安全保障費関係、或いは保安庁関係等の費用が非常に莫大な支出未済額として今日残つておることは御承知の通りであります。もとよりこれは明年三月までに一応の使用計画があると思いますので、今これを不要額或いは残額として論議することは適当でないと思いますからそのことには触れません。併し明年三月までに一応の使用計画があるにいたしましても、予算編成の技術上からいつて大体四半期ごとの使用計画というものは一応策定をされておるのであります。それだのに二十六年度からこの……

第15回国会 予算委員会 第15号(1952/12/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 どうも先ほど来いろいろ承わつておつて、私この審議をしておることは非常に無意味だと思うのであります。それはなぜかというと、第一にベース・アツプはあれ以上やれないということははつきりした。それから更に年末手当も衆議院通過以上に殖やさないということはこれもはつきりした。超過勤務をやつた者は別だが、それ以外のそういうことに充当する考えはいささかもないということもはつきりした。そうすると何ですか一体、これは審議する価値はないですよ。超過勤務した者に流用したものを繰上げて支給するということは当り前のことであります。衆議院が附帯決議をして大騒ぎして、参議院がこんな所で論議するようなことをしても……

第15回国会 予算委員会 第17号(1952/12/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 先ほどの堀木、佐多両委員の質問に関連してちよつと一言大蔵大臣にお伺いしたいと思いますが、これはこの日本の基幹産業を重点的に育成培養して行かなければならないということはこれは論を待たんことで我我全く賛成であります。併しそこで考えなきやならんことは、先ほどそうではあるが大海に船を浮かす場合に、かきや何かがくつついて船の進行がにぶるような場合がある、従つてその按配は適当にやらなければならないという大蔵大臣の御答弁があつたわけです。それで一般の財政投資、各産業に対する財政投資、或いは一般の国庫補助というようなものについてはこれは重点的な配分ということは考えられると思いますが、一面又ほかの……

第15回国会 予算委員会 第18号(1952/12/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 二、三大蔵大臣にお尋ねいたします。それは、終戦後のアメリカの対日援助資金が債務であるかどうかという問題については、先般来の各委員の質疑と、政府のこれに対する答弁で大体問題は明らかになつたようでありますが、伝え聞きますと、この二、三日来、アメリカから何かこの問題について政府に申入れがあつたように聞いておりますが、こういう申入れがあつたのですか。
【次の発言】 それが若し一部の誤報であつたといたしましても、恐らく近いうち値何らかのアメリカから意思表示があると思うのでありますが、その場合に、戦前の外債、或いは今度の賠償、それから今の援助資金等を若し予算化して行く場合には、どういう順位で……

第15回国会 予算委員会 第20号(1953/02/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 簡単なことですから……、資料ではありませんが、この予算の単価はここに計数で凸凹があると思いますが、全体として去年と今年を比べて見て平均してどうなるか。
【次の発言】 お尋ねしたのはその細かい資料でなくてよいのです。平均して純粋事業分量として去年より増になつておるのか、単価面で増があるのか、去年と、平均のあれだけでよいのです。

第15回国会 予算委員会 第22号(1953/02/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今日は大蔵省出ていないのですか。
【次の発言】 今の永井委員の質問と関連することなんですがね、この法律が通れば、これに基いて施策が行われなければならない。これは当り前の話ですが、ただ問題は、この場合、建設省側でなしに、大蔵省当局としても、財源上従来のガソリン税というものは相当多額なものになるわけでありますが、それを道路の整備費に振替えて、年々年度予算に計上して行くという、そういうことがあらかじめ協議されておるのかどうか、この問題はどうでしよう。
【次の発言】 大蔵省側はそういうことを了解の上で、まあ将来について道路費を大幅に拡大して行くという一応の考え方があるといたしましても、そ……

第15回国会 予算委員会 第23号(1953/02/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私のお尋ねしたいのも農林水産業関係のことですが、先ほど御説明の中に、昨年度はまれに見る麦の豊作であつたが、本年は昨年ほどには期待されないという御説明があつたわけですが、その昨年から本年にかけて作付面積が麦の場合減つたのは、まあ工場ができるとか、或いは道路に土地がつぶされるとか或いは演習場の敷地に土地が取られるとか、いろいろな事情があるでしようが、そういうことを別にしても作付面積の減つた部分、大部分は他の換金作物か何か作られておると思うのです。だから絶対的な面積が減つたから、麦の生産が落ちたということでなしに、その面積の若干の減少ということはあるでしようが、それとは別に他の換金作物……

第15回国会 予算委員会 第24号(1953/02/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 資料を一つお願いしたいのですが、簡単なことですが、その肥料対策委員会のメンバー、或いは小委員会のメンバーは、新聞でちよつと見たことがありますが、その氏名地位等を明記して、一覧表にして出して頂きたい。先ほどから伺つておりますと、この対策委員という方が、一万田氏とか藤山氏とか、一方的に余り偏しすぎておるということを非常に私感ずるんです。いろいろな参考のために今の資料をお願いいたします。

第15回国会 予算委員会 第32号(1953/03/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 それに関連して、岡崎外務大臣の御答弁の中に、正しいとか正しくないとか、思想の判断で外交の基準をきめられると言われましたが、その判断はどういう基準でおきめになるのか、これが第一点。若し民主主義陣営のほうを正しいときめられた場合アイデイア或いはイデオロギーというものがこれを御判断なさつたんでしようが、日本は曾つてドイツ、イタリアと結んだイデオロギー外交で失敗した歴史を持つておるのですが、そういうアイデアで民主主義陣営に一辺倒した場合、今度アイゼンハワーのロールバツク政策で、具体的な政策としてこのアイク政策が具体的に戦争の危機をはらみ、或いはその危険が予知されるような政策である場合にも……

第15回国会 予算委員会 第35号(1953/03/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 もうちよつと明確にしたいと思うんですが、普通の例えば林道とか耕地整理という場合、林道なら一千米の事業は八百米にする、耕地整理なら五百町歩の整理を四百町歩にする、事業分量を縮小するということがあります。この義務教育学校職員法は本年度は経過処置ですが、毎年度は政府は全額出資を義務付けておる、そういう場合に義務付けられたものを財政の処置で他の林道の事業、耕地整理のように事業分量の縮小というような概念で縮小できますか、その場合に明らかに問題が起つて来る。大蔵大臣どう思いますか、重大な問題ですよ。事業とは違います、人間ですよ、片つ方は。


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 外務委員会 第5号(1953/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 只今の説明でちよつとお尋ねしたいのですが、先に伝えられた木村保安長官の五ケ年計画云々ということは別といたしまして政府がこのMSA援助を受けるについて、これが日本の軍事上、軍事上と言う言葉は政府側の言葉を引用するわけですが、或いは経済上、自立上日本の発展にとつて好ましいものであるという結論から若し本日三十日協定について申入をされるとするならば、明確な五カ年計画を持たないにしても、例えば軍事援助についてはどの程度、経済援助についてはどういう利益があるのか或いは技術士についてはどういう影響があるのか、そういう何らかの具体的なつまり政府が見て日本の発展向上に役立つと考えられる何らかの具体……

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この国際小麦協定を最初に締結するときの私どもの考えでは、その年次ごとに漸次輸入価格が低減されて行くということが一番主要な条件であつたように考えておりますが、今度の更新によるというと、却つて低減じやなしに、最高価格、最低価格それぞれむしろ引上げになつておるのですが、そうなるというと、この協定を一番最初締結するときの精神と大分違つて来ておるんじやないかと思います。勿論その場合に、現在の時価と比較するならば、協定価格による輸入のほうが若干有利であることは、それはわかつておりますが、併し最初の協定を結ぶときの精神と非常に喰い違つて来ておるような気がするのですがどうですか。

第16回国会 外務委員会 第8号(1953/07/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 日本の航空業といいますか業務関係はまだ極めて未発達なものですが、将来国際航空場裡で相当な活躍ができるというような、勿論これは旅客の場合ですけれども、この協定で相手側に対してはやはり対等の資格というか、条件を持つものと解釈してよろしいですか。将来日本が非常に航空業務が発達した場合、今むしろ受けるほうの立場になつているからですが、進んで日本が外地にどんどん出て行く場合に、対等の条件でやつて行けるという、そう了解してよろしいのでございますか。
【次の発言】 それで、仮に日本が新しく成る国へ路線を求めて乗入れるという場合には、改めて協定を結び直すのですか、このまま効力を発生するのですか、……

第16回国会 外務委員会 第9号(1953/07/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 只今議題になつておる国際小麦協定に関しては、我々としては希望を付して原案に賛成しようと思うのであります。  その希望というのは、先ほど農林委員会からも、当委員会、特に委員長宛二、三の点に関連して申入れがあつたようでありますが、それとも若干関係することでありますが、御承知のように、この日本の食糧輸入は、年額千数百億に達する我が国の外貨支払の中の一番多額を占めるものであるし、且つ又食糧の問題の重要性の上に、この問題についての対策の万遺憾なきことを期するのは、これは当り前のことだと思うのであります。而も本年は非常に災害等もありまして、本年の食糧需給上種々問題もあると考えますので、これら……

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 その場合にでき得る限り保安庁長官も同席されるようにお取計らい願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど中田委員からお話があつたし、いずれ外務大臣が出て来られれば、そのとき私たちも若干自分の意見を、質問ということでなく意見を述べたいこともあるのですが、大体ちよつと理窟になるのですけれども、いろいろ自衛論なんか、或いは戦力論が論議される場合に、私たちの考えておる基本的な立場を了解しておつて頂かんと、その前提条件が非常に食い違つておるような気がする。それは私たちは外国から侵略があつてもいいのだ、自分の国はどうなつてもいいのだ、そういうことを言つておるのじやない。そういうことは恐らく日本……

第16回国会 外務委員会 第11号(1953/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 昨日もちよつとお尋ねしたのでありますが、この原産地虚偽表示防止を目的として適当な施策を講じて不正競争を防止するということは、もとより異議のないことで賛成でありますが、この協定の内容を見るとぶどう酒とか或いはぶどうという特定の産物が前面に出て来るわけで、そういうことになると、他に一般の協定と言いますか、すべての物資に対する不正競争防止の何らかの取極めが当然あると思いますが、そういうもので満たされないものとして、特殊な協定としてこういうものが出て来ましたのですか、その辺ちよつと事情を承わりたいと思います。
【次の発言】 大体了解しましたが、そうすると、他の協定で満たされないものがぶど……

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 保安庁長官は見えられますか。
【次の発言】 それでは外務大臣に一つお願いいたします。国際情勢についてですが、MSAの問題に関する質問をする前に、他の問題でちよつとお尋ねしたいのですが、それは北大西洋条約がアメリカ上院で多分今明日中に批准される段階に来たようでありますが、その場合、当然この日本においても日米行政協定の改訂を考慮されると私どもは考えておるのでありますが、政府の見解は如何でありますか、この点を先ず伺いたい。
【次の発言】 それでは続いてMSAの問題について二、三お尋ねをいたします。先日外務大臣とアリソンアメリカ大使との間で交渉の開始のための最初の会談が行われたようで、そ……

第16回国会 外務委員会 第13号(1953/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちよつとお尋ねしますが、先日のアリソン大使のあいさつの中にこの防衛の問題を、もつぱら日本の本土の防衛と国内治安に寄与するということでこつちでは国内治安のための自衛力というふうに解釈しておりますが、向うでは明確に日本の本土の防衛と国内治安と二つに分けて考えているのですが、これはどういうふうに分けて御解釈になりますか。
【次の発言】 その中に日本の本土の防衛と国内治安に寄与するためという二本建にして、日本でいう自衛とか防衛とかいう問題は一本で国内治安の問題と限定していつておりますが、それが二本建で言われているのはどういうわけですか。

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 内容についてはあとに承わることにして、最初一般的なことでちよつとお尋ねしたいのですが、この條約は平等互恵のものであるということになつておるのですが、実際上日本とアメリカとの政治的経済的な実力の差というものは非常に大きなものがあると思うのですが、そういう実施上の差は條約の條文の上でどういう差になるか、それが出てくるわけではないのですが、結果的に相当不用意なものと思われるような筋があると思うのですが、どういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 この内容に立ち至るわけではないのですが十四條の二項に「いずれの一方の締約国も、他方の締約国の産品の輸入又は他方の締約国の領域への産品の輸……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 保安庁長官は予算委員会ですか。外務大臣は今予算委員会というお話でしたが……。
【次の発言】 私はこの専門的知識がないのでよくわからないのですが、第十八条に独占的慣行について有害な影響を除去するために適当な処置をとるとあるのでありますが、このことと、日本の国内にある独禁法を本国会で政府が改正しようとしておるが、この規定と今の独禁法の改正案というものと非常に矛盾するような感じがするのですが、これは私の思い違いですか。どうですか。
【次の発言】 第九条に日本の土地の取得等の問題がありましたが、アメリカで実際に日本人が出切を取得できることがあるのでありますか。

第16回国会 外務委員会 第17号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 只今のことでちよつとお尋ねしたいのですが、日米両国の間の国と国との条約ですから、例えば日本に国内における各都道府県の条例なんというものがあつても、これは国の決定なり本条約に優先する性質のものでは全然ない。だからこちらには問題ないが、向うで州と州との間にそれぞれ異なる慣行があつた場合に、国全体を対象として問題を考えられるのか、各州ごとの州の決定に基いて何かそれに対応する案をお考えになつておるのか、どういうことでありますか、ちよつとその間の事情を……。
【次の発言】 ちよつとその前に、もう一つ付加えて申上げて御返事を得たいと思いますが、仮にそうなつた場合に、今審議最中にあるので而も賛……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私も加藤委員と同様で、会期延長になつた場合には逐条審議をお願いしたいと思います。
【次の発言】 この、本条約に関する議事録の中に、これは日本の公企業とアメリカの私企業との調整措置を規定してあるそうですが、お差支えなかつたら御説明願いたい。
【次の発言】 それに関連して。国内法ですから当然土地の取得とか或いは賃貸借の場合は、日本で言えば農地調整法に準拠せられてやるわけですね。
【次の発言】 それでは、当然所有するということはわかるのですか、占有ということになるとどうなるのですか、どう違うのですか。所有と賃貸借と占有と。
【次の発言】 その解釈はいいのですが、農地調整法に準拠しなけれ……

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/08/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 外務大臣に特に質問がある場合も起るし、ない場合もあるでしようが、非常に外務大臣不熱心ですね、この条約については。
【次の発言】 条約が重要だというのにほかの委員会があるというのは少し私はふに落ちんと思う。
【次の発言】 第一条の二行目の「当該国民が相当な額を支払う」ということは、「相当な額」というのはどういう程度か、何かあるのですか、基準というものが。ただ漠然と相当というだけですか。

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちよつと議事進行についてですか、逐条審議の過程ですが、外務大臣も長くこの席におられるわけではないでしようから、大臣に質問があればそれをすまされて、それから逐条審議を続けて行つたら如何かと思います。
【次の発言】 この逐条審議の過程でありますが、この各条項に直接の関係はないのですけれども、先日の衆議院の外務委員会で中共との貿易問題でいろいろ質疑があつたようでありますが、大体のことは新聞で承知しておるのですけれども、まあなお念のためにお尋ねしたいと思うのですが、御承知のようにまあ朝鮮の休戦協定が成立して今後いろいろ会談が行われて来ることと思うのであります。その場合に例の中共との貿易関……

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今の高良さんや加藤さんの御質問に関連してですが、実はその乳製品の輸入問題は、昨年私が農林委員長を勤めておつた当時、農林大臣と通産省の貿易局次長ですか、御同席願つて、そこで一時取止めて頂いたことがあるのです。大臣もそのとき確約しておるし、中止しておつたのが、最近又入つて来ている。そして消費者の立場もよくわかります。それからもう一つは刺戟を与えて日本の競争力を増させて行かなければならんということもよくわかります。それは前提条件だと考えていることですが、同時に、政府が有畜農業の奨励のために、家畜導入の資金には利子補給をして国策として振興しておるのですね、有畜農業を……。片方ではそういう……

第17回国会 外務委員会 第3号(1953/11/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 それならば、休日なら昼間でもいいと思うのですけれどもね、ですが議会をやるようになれば昼間は明かなくなるから……。
【次の発言】 大臣には改めて伺うことになりますが、その前に事務的ということにしては少し意味が重いかとは思いますが、事務当局にお尋ねしたいことは、この日本国における国際連合の軍隊に対する刑事裁判権の行使に関する云々という、この本日の案件ですね、これは日米行政協定に伴う刑事裁判権の管轄関係にならつてこれが出て来たわけですが、その本来の日米行政協定のほうは明確に規定されたものがあつてその結果今度の改訂になつたわけです。ところが国連軍との関係は明確なものが何もなくてただ吉田ア……

第17回国会 外務委員会 第5号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 国際情勢に関する皆さんの御質問に入る前に、ちよつと簡単なことでお尋ねしたいことがあるのですが。
【次の発言】 それはもう非常に簡単なことで恐縮なんですが、ちよつと今日の新聞を見ましたら、近く日本で開催を予定されているレスリング、スケート世界選手権大会に参加するソ連選手団の入国査証が与えられるかどうかで非常に大会の開催が危ぶまれているということですが、私は誰から要請を受けているわけでもない、自分一人の見解ですが、いろいろデリケートな国際情勢のある際ではありますが、こういうスポーツとか芸術なんかについてはカーテンを開いて自由にされたらどうかと、こう思うのでありますが、一つ御見解を伺い……

第17回国会 外務委員会 第6号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 関連してですが、外務委員の諸君にも、予算委員の諸君にも若干私聞いたことを伝えておきましたけれども、それは事実今下田条約局長が言われたようなこともあるし、それからガツト加入の問題もかれておるようですが、併し実際には日本政府を拘束するものとみなすというのが向うの電報のようです。そこで事実は、内容的には共同声明にえらい趣旨はないにしても、今まで政府はこれは個人的な使節だとさんざん言われておつて、実質的には今後拘束することになるというので、今の鶴見さんの御発言は非常に重要だと思いますが、それは大臣が出て来られれば非常に結構だと思います。

第18回国会 外務委員会 第2号(1953/12/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この留保条項に該当するようなアメリカの州というとどんなのがあるでしようか。
【次の発言】 そうすると例えば弁護士のように全州にこれが及ぶことになると、実質上これはまあ特殊な例外でなしに自由職業については双方これに対応して、日本も対応する場合には全面的に余り意味のないということに結果としてはなるのでしようか、どうでしようか。
【次の発言】 先ほどの同僚議員の御質疑の間に、ちよつと政府の御答弁で不明確な点があつたので承わります。アメリカ側で留保される各種の自由職業ですね、それに対応するように日本が自動的に禁止になるのか。先ほどお話のように建設省或いは法務省から出して来たものが、今のと……

第18回国会 外務委員会 第3号(1953/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 同感です。

第18回国会 外務委員会 第4号(1953/12/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この際具体的な利害得失、それはこの一般税率及びガツト税率に現れたこの表に示されたものだけなのか、或いは又それ以外にいろいろな関連事項があるのか。或いは又新聞の報道では、この仮加入の条件としてカナダその他の国から必要以上の買付けもせにやならんというような反対給付的な問題もいろいろありますので、具体的な利害得失も併せて一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど局長のお話の中に、これが具体的に影響をもたらすのはブラジルとカナダだけというお話があつたように聞えたのですが、これはどういうことを意味するのですか。
【次の発言】 そうしますと、まあ先ほどの中田さんの質問にも関連するん……

第18回国会 外務委員会 第5号(1953/12/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 結構です。
【次の発言】 それに関連して一緒にお答えを願いたいんですが、保安隊の増強のよしあしの議論は別としてそういう計画を立てられる場合に、日本の保安庁が何か自主的にまあ軍という言葉はどうか知らんが軍の編成計画を立てて、それにマッチするような兵器をアメリカで援助するなり貸してよこすというのか。それともアメリカが立つた軍の編成計画に合うように日本が合わして行くのか、大体見当が付くように思うんですが、その辺はどうなんですか。
【次の発言】 本件はもとより望ましい問題でありますので、この成立には賛成であります。ただ問題は宣言に署名しない国々との今後の交渉のあり方、或いは貿易上の取扱等……

第18回国会 外務委員会 第6号(1953/12/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちよつとそれに関連してよろしいですか……。今曾祢さん、お話のバーミユーダ会談に関連してですが、ちよつと若干意見に亙るけれどもお許しを願いたいと思うのですけれども、私この前ずつとヨーロツパを見て来て感じたことは、西欧には戦争の危機がもう非常に薄らいで来ておるという状態であります。話合で解決しようというかまえに皆来ておると思いますが、まあ例えばチヤーチルの保守党内閣すら国防第二、貿易第一という考えをスローガンに掲げておりますが、これは国防はどつちでもいいということでなしに一応総体的安定ができたという見通しからそういう意見も出しておると思います。そこでまあ今度チヤーチルが主導する今回の……

第19回国会 外務委員会 閉会後第1号(1954/09/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 吉田総理の外遊に関する問題でお尋ねしたいと思うのですが、内容的な問題については総理御自身から承わるのが適当だと思いますので、これには触れません。ただ手続上の問題に噂してこの際副総理の御見解を承わつておきたいと存じます。その第一は、総理の外遊は、新聞等で今月二十五日出発されて十一月十四日に帰られるというように伝えられておりますが、それは確定的なものであるかどうか。それは確定的なものであるとするならば、どういう形で国会に対して了解を得られるか。もとより一党の総裁が何か正式の使命でなしに、単なる親善関係というようなことで行く場合に必ずしも議会の了解を必要とするかどうか、それは法的なこと……

第19回国会 外務委員会 第2号(1954/02/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 どのくらい外務大臣は時間がかかりますか。
【次の発言】 私もその内容についてではないのですが、問題の取扱い方で、まあ希望というかお尋ねしてみたいのですが、大体政府にこの国防なり防衛に関する一貫した方針があつて、それにマッチするように保安庁としてアメリカ当局と折衝して、飛行機は幾つぐらい出るとか、フリゲート艦は何隻にしたいとかそういうお話をするのか。事務局が折衝して、政府の最高首脳部と全体的な何も関係なくやつておるのか、どうもその辺が不明確だと思う。政府に一貫した計画があつてそれにマッチするように個々の折衝を続けて行く、欲しい武器はこれとこれだというようなことで行くのか、それとも全……

第19回国会 外務委員会 第3号(1954/02/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この協定のこの内容は、日本国政府とインドネシア政府が正常な関係の樹立を促進させることを希望する意味で、当面こういう沈船引揚等の協定を結ぶことになるようになつておるのですが、そういう意味で両国間の正常な外交関係樹立の橋渡し的な意味を持つておるということになるわけですが、この協定を取結ぶ過程において、日本政府とインドネシア政府とでは両国間の正常な外交関係について何らかの前進といいますか、具体的な検討が行われたのかどうか、その辺のところをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでその賠償総額等の未決定ということもまあ問題と思いますが、この二国間の平和条約を速かに締結するということに……

第19回国会 外務委員会 閉会後第4号(1954/09/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 曾祢委員の提案に同感です。

第19回国会 外務委員会 第5号(1954/03/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 それは秘密会にしておいて載せるならば、秘密会の意味は何もないわけだから。

第19回国会 外務委員会 閉会後第5号(1954/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 まあ團さんが起草委員に加わられて、賛成反対ということは別の問題だと思うのですが、併し今のこの決議案の内容というものは、これはもう事実を明確にしただけだと思うのです。だからこれは賛成とか反対ということというよりも、むしろ当委員会がとり来たつた今日までの経過というものをむしろ客観的に鮮明にしたという性質のもので、これは与党、野党を潤わず、国会の正常なる運営を考えられるならば、私は与党の立場におありになつてもそれほどこだわられる性質のものじやないように思うのですが、如何でありますか。
【次の発言】 私も曾祢委員の動議に賛成であります。本来ならば、先ほど申上げたように團委員が起算委員に加……

第19回国会 外務委員会 第7号(1954/03/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この在外公館の数等をふやすようになる結果経費の問題にも関連すると思うのですが、それはあらかじめこの改正案が通過するということで二十九年度の予算の中に含まれておるのじやないのですか。
【次の発言】 今のお話があつたように今後も増設されますると思いますが、又それは必要なことでありましようが、そういう場合の基準は何か貿易上の実績というようなこと或いは政治上のウエイト、いろいろあると思うのですが、どういうことを基準にされるのか。それから先方の国が日本へ豊かんというようなこととも関連があるのか。大蔵省が認めるか認めないかというような査定をする場合において基準をどこに求めているのか、そのへん……

第19回国会 外務委員会 第8号(1954/03/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 早ければ早いほど日本側に得だというのは政府の解釈でありまして、私たちは基本的にこういう協定は結ばないほうがいいという立場に立つておるのですからもう全、見解を異にする。従つて委員会が公正な運営をされることを希望するわけでありまするが、それと共に一体本会議の質疑等が済んで本委員会に付託になるのはいつのことかわからない。それから衆議院のことも聞きましたが、これは一応の予定であつてまだ確定的なものてはないということになつておりますので、委員会に正規に付託になつた場合に極力努力して行くことは一向差支えありませんが、あらかじめこの申合せ事項にしばられるということは、今の本会議からこちらへ付託……

第19回国会 外務委員会 第10号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 これは実際問題として二十七日の土曜はなかなか健康はよくても常の例として総理は出て来ないのですよ、それから二十八日は日曜日でありますから実際問題として二十九日から。そのときの状況は今お話のように、まあ理事会でお話合を願つて結構だと思います。ただ併し来週になつてもさつぱり総理が出て来ないということになりますと、この法案とは全然別の問題として私は非常に問題が一つ起つて来ると思うのです。そう一国の総理大臣の長期の欠席がいいかどうか、この委員会と関係のない別問題が私は起つて来ると思う。だから総理はやはり或る程度出なければならないことになるだろうと思う。ですからその辺は来週初め頃の状況を見て……

第19回国会 外務委員会 第11号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちよつと事務的なことでお願いいたしますが、今の八条、九条に対する修正の御意見があつたわけでありますが、どうも十分書取れませんでしたので、あと事務局のほうにでもその部分でもちよつと知らせて下されば幸いだと思います。
【次の発言】 私今の佐多さんの質問に附加えて一緒にお答え頂きたいと思うんですが、実は今佐多さんのお話の点を、ずつと前にこのMSAの中間報告の際に政府に質しましたところが、そのときは緒方副総理が出られて、国会の多数で認めればそれが最終的判定ですか、審判が下されたものとして……、こういう解釈でありました。従つて若しそれで行きますと無限に、国会の多数の上にあぐらをかいておれば……

第19回国会 外務委員会 第12号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 岡野さんにちよつとお尋ねしたいのでありますが、先ほどスウエーデンの例をお引きになりましてお話がございましたが、私も実はスウエーデンを見て参りまして、それでお話の点はお説の通りだと思うのであります。たた問題は、例えばスウエーデンの場合では、戦時の最大動員力約七十万と言われましたが、その通りでありますが、あそこの人口が七百五十万に対して日本が八千四百万、それから一九五二年の貿易収支並びに国力を見ますと、日本の人口一人当りのドル収入三十二ドルに対して、スウエーデンは三百二十五ドルであります。だから人口は日本がスウエーデンの十数倍持ち、それから人口一人当りく貿易力はスウエーデンの十二、三……

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私も曾祢委員と大体同感でありまして、今日は外務大臣が出られなければ小瀧政務次官その他政府当局者から、この政府のとつておる態度なり、或いは被告の実害の状況なり、そういう事務的な報告を承わることに異議はないわけです。それを済ましたあと、本日の外務大臣の予定、或いは明日の予定を承わつて、他の関係委員会からの連合委員会を開く前に、外務委員会としての態度を、外務大臣出席の下に決定した上で、連合委員会に臨むほうが筋だと思いますので、只今の曾祢委員の動議については、我々も大体同感であります。
【次の発言】 実質上明日連合委員会は開かれますか。

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 いろいろたくさんお尋ねしたい点がありますが、曾禰さんが質問をされておる最中でありますので、今最後に曾禰さんがお尋ねになつた問題だけに関連してちよつとお尋ねしたいと思います。それは先ほども曾禰さんのお話があつたように、今度の被爆関係でのアメリカの補償というものが一種の慰藉的なもので、この事件の根本的な問題とかなりへだたつておるように思われるのでありますが、そこで直接の被災以外に例えばアメリカに送られた冷凍まぐろというようなものがその輸入を禁止されたり、或いは買い叩かれたりするだけでなしに、最近ではアメリカ以外の諸外国すら日本のまぐろその他の水産物について若干買控え気味である、見送り……

第19回国会 外務委員会 第15号(1954/04/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私も中田委員と大体同様の感じを持つんでして、まあ日程のそれは別としましても、とにかく絶対に総理が出なければいけない、出なければ審議をしないぐらいのあれは本院で持ちたいと思う。というのは、私自由党の或る人に聞きましたけれども、それほどの状態ではないらしいんです。それで政界再編成の見通しがつけば出て来るかも知れん。そういう不見識なことで、こういう重要なことが総理の出席に関係なくきまつて行くということは我々の誠に了解しがたいところでありますので、総理の出席を飽くまで求めて、出て来なければ審議はしない、そういう強い意思表示をこの委員会でできるならば、これは審議日程のときに一日や二日前後し……

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/04/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今杉原さんのお話にも関連するのですが、砂糖協定に入ることが一体具体的にどういう有利な条件を伴うのか。そういう実体を御説明できるようにして頂いて行けば審議も早く行くと思いますからその辺お願いいたします。
【次の発言】 今小瀧さんのお話では急いでおいでになるようですが、それは急いで審議するのもいいのです。差支えないことでしようが、どうして国会へこんなに遅れて出したのですか。

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/04/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 異議はありませんし、それから理事会の御決定とあればこれは尊重いたしますが、来週の月曜日には委員長におかれても是非総理が確実に出席できるよう御配慮を願いたい。
【次の発言】 外務大臣に最近の国際情勢に関連した問題で一、二短時間お尋ねいたしたいと思います。  その問題は最近の外電の伝えるところによりますと、インドシナ問題に関連して米国政府が五カ国の共同宣言を発表するように伝えられておる。そのアメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、ニュージーランド等五カ国のほかにインドシナに近いアジアの一部諸国にもこの共同宣言に参加するよう要請されることがあるかも知れないと伝えられております。更……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/04/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちよつと質問に入る前に、昨日も各委員からもお話があつたように、この砂糖協定を結ぶことが実質的にどういう有利な条件をもたらすのか、この協定に入ることと入らない場合の条件とを相互比較してみてその実質的なものを先に御説明願つて、それから質問さして頂くと非常にいいと思うのですが。
【次の発言】 その前に。やはりこれも御説明を願う一つですが、この提案理由を見るとこの会か持たれたのは昨年の七月ということになつておりますが、この協定の以前に何かこの砂糖に関してこういう国際協定が結ばれた事例はあるんでございましようか。
【次の発言】 それから国際的な世界的な規模においてのこの砂糖協定というものは……

第19回国会 外務委員会 第20号(1954/04/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 時間の制約がありますので直ちに要点を御質問申上げます。  政府は直接、間接の侵略に対応するため自衛力の増強を行うことは何ら憲法に違反するものでないという立場をとつております。私はここで憲法論議をする意思は全然ないのでありますが、次の点について首相の所信を伺いたいと思います。その第一はこの国際法上の権利たる自衛権そのものの問題は別にしまして、この憲法第九条の規定は自衛の名においての武力行使は明白に禁ぜられており、従つてこの目的のためには陸海空その他の戦力は保持し得ないという解釈をする説も又有力であります。即ち政府の解釈と異なる立場をとる政党、学者、民衆も数多く存在するわけであります……

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今のお答えによりますと従来国際法上の通念としての自衛権の観念と、国連憲章で規定しているところの自衛権の概念とは同じものだというふうなお考えなんですか。それとも杉原委員が御質問になつたように、そうじやなくして今まではかなり範囲を広く考えていたが、国連憲章ではもつと限定的に、現実に武力攻撃が発生したときだけが問題なんだと、その非常に限定的な規定があるのだが、それは一体政府ではどうお考えになるのかという点だと思うのですが、これまでの外務大臣その他の御説明によつても、国際法上の通念としてはこれこれだからと言つて、すぐ国連の自衛権の問題より日本の自衛権の問題を論ぜられるのでありますが、そこ……

第19回国会 外務委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 お尋ねしたい問題は、日本の自衛力がどの程度になれば米軍の撤退の条件となるかという問題であります。これはいろいろ経済力の問題或いは国力の問題その他いろいろな条件があつて、一概にはなかなかこの結論は出ないと思いますが、併し一応政府としてお考えになる場合に、空、海は別としまして一応地上軍だけについてみても言われておる十八、九万とか或いは三十二、三万とかいろいろ数字が出ておるわけでありますが、大体どの程度の地上軍ができればまあ空、海のことは別としまして、一応アメリカ軍撤退の条件となるのか、これを先ず第一番におねいたします。
【次の発言】 それでその場合、まあしばらくは駐留軍の撤退が困難だ……

第19回国会 外務委員会 第23号(1954/04/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 関連して一点だけ。今の艦艇貸与協定が仮に成立した場合に、MSA援助以外の艦艇貸与協定から、今佐多さんからもお話がありましたが、人員、二十九年度の予算の上に何らかの変更があるかどうか。  それからもう一つは、この協定ができた場合にやはり軍事顧問団というようなものの増員というようなことが起るかどうか、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 ちよつと一点。今のお話の千五百トン級以上のものが期待できない場合にはMSAの援助の範囲内でというお話がありましたが、そうすると場合によつてはMSAの今度の援助内でそういう操作ができるわけでありますか。

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/04/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 先日の新聞によりますとMSAの協定の成立しない前に、輸入外貨の割当四千二百万ドルが国会の批准前の暫定措置として行われたようでありますが、その後引続いて一昨日の新聞を見ますと、すでにMSAの小麦の第一回の入札が行われているというふうに報ぜられておるのでありますが、最初の四千二百万ドルの外貨割当については、場合によつてはこれは他の項目に振当てることもできるからというような通産大臣の弁明もあつたようですが、更に引続いて今申上げたようにこの小麦の入札が行われておるということは、今本協定を国会で審議しておる最中にかなり愚弄した話だと思うのですが、これはどういうことでありますか

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/04/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今佐多委員のお尋ねになつたと同じような問題を私この前外務大臣に尋ねたら、現在の日米安全保障条約が自分たちは集団安全保障だと思つておるから、これがその一つの形式だと答えられたのですが、それと今の御答弁はどういうことになるのですか。
【次の発言】 ちよつとほかの問題で。この前総括質問のときに外務大臣にお伺いしたことですが、その場合の御答弁が非常に不明確だつたのでもう一度お伺いいたします。それは「日本国の寄与がその経済の一般的な条件及び能力の許す範囲内」、これで日本の自衛力を増強して行くわけですが、この場合日本の経済が許さなければMSAを断わればいいのだと外務大臣は簡単に言われているの……

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この軍事顧問団の場合に、先日来の質疑ですでに大体明らかになつたのですが、この顧問団が、単なるMSAの装備資材等の援助の問題だけでなしに、日本の自衛力の増強等の防衛問題一般、つまり政治的性質を含むであろう防衛問題一般に介入することはないというお答えでありましたが、それはこの大使館の指揮監督の下に大体置かれることになつてできるであろうものが、この自衛隊ですか、そういう方面に実際の任務は持ちながらも、身分上は、大使館の指揮下に置かれるということはよくわかるのですが、実際問題として、まだそういう資格の下で、この今申上げた防衛問題一般或いは政治的な性格にまで及ぼすような発言の機会を持つよう……

第19回国会 外務委員会 第28号(1954/05/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今の御説明にもありましたが、一九五二年と五三年の対加貿易が大体輸出が日本からは一千万ドル、輸入が一億ドルで差引九千万ドル程度の入超という片貿易ということから、この協定の締結によつてまあ年間一千万ドル程度の輸出増加を期待できるというお話でありましたが、この片貿易の理由はこの課税の問題もあるでしようが、これは主としてカナダの農産物輸入のウエイトが非常に多いということが片貿易の大きな理由なんでありますか、税率だけの問題なんですかどうなんですか。
【次の発言】 この内容に入るわけではないのですが、先のMSA関係の余剰農産物協定との関連で、カナダ小麦とアメリカのMSA関係小麦の間に何か競合……

第19回国会 外務委員会 第29号(1954/05/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 これは先に承認されたこのスイスその他各国との同種の協定と同じもので、内容的に別に何も変つたところはないと了解していいのでありますか。

第19回国会 外務委員会 第30号(1954/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今朝の新聞にこの十八日ですか、MSAに関連する援助農産物の購入の何か話合にアメリカの使節団が来る。その場合に、その時の条件、数量等がかなり詳しく載つているわけですが、そういうことはこのカナダ小麦輸入の場合に何も影響なしに行われるのですか、かなり詳しく出ています。
【次の発言】 必ずしもこのカナダとの通商協定に関連してものを申しておるわけでもないので、ただ今朝の新聞を見ますと、正確な数量の記憶はちよつとないのですが、本年度の五千万ドルに対して、明年度は非常な多くの額を期待しておるというようにも伝えられておるのです。その場合アメリカの通常市場のものを余剰農産物のほうへ切替えるのか、そ……

第19回国会 外務委員会 第31号(1954/05/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 先日杉原委員の御質問だつたかと思うのですが、この協定が一年間で更新されることになつておるから、政府のほうでは更に将来より本質的な協定を取り交すことを期待しておるというようなことを御答弁になつたと思うのですが、今我々が審議しておるこの協定と、更に政府が更新の際に、もつと根本的なものにしたいという政府の御答弁と関連して、どういう点に、この協定としてはまだ十分でないと思われる点があるのか、将来何をもつとよりベターなものとして期待しておるのか、その辺をちよつと御説明を願いたい。
【次の発言】 見通しとして、発効後一年後再更新、改めて更新する場合に、今期待されておるようなことが実現できる、……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/05/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 最初に国連軍協定のことで先日下田条約局長からお答えになつたことをここでもう一度確認する意味で重ねてお尋ねするのですが、この協定の基礎をなすものは言うまでもなく吉田・アチソン交換公文でありますが、若し新らしい何らかの事態が起つた場合には、新らしく別途の措置が要ると思うので、今後の交換公文というようなものから、かかる地位の発生を承認するというようなことは、これは例外的な問題であるだろうと思われることが第一点と、もう一つは曾祢委員の御質問とも関連することなのですが、この現在の国連軍協定はもとよりその対象となるものは朝鮮戦争に関連する国連派遣軍の地位についてであります。従つて若し新らしく……

第19回国会 外務委員会 第35号(1954/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 或いは昨日御質問があつたかと思うのですが、この条約の随所に出て来るこの「恒久的施設」という場合、これは恒久的であるかないかの限界というものはどういうふうにして判定されるのでありますか。
【次の発言】 この(c)項の場合は今御説明でよくわかりますが、日本人がここに規定されたような事務所や工場、作業場というものを持つておつてそれを外人が何かちよつとそこに名義だけを借りるという場合でも、それはそういうことに関係なしにこれは当然適用されることは当り前と思うのですが、それはどうですか。
【次の発言】 この協定には直接関係のないことなんですが、この日本の円レートの問題で、三百六十円レートが実……

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/05/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 技術的の問題なんですが、この協定の附属書に示されておる駆逐艦等四隻というものをこの協定の実体として行くのか、それとも日米間の艦艇貸与一般というものを抽象的に規定して、それから新たに貸与を受けるものは、漸次附属書に追加して行くということなんですか。あとに追加して来るということになると、別にあとで附属書に追加する分は国会で承認なんか要らないというようにも解されるのですが、そういう技術的の画でちよつと御説明を願いたい。
【次の発言】 それでこの十七隻、二万七千トンは、今度の計画等で一応国会で承認は求めるわけですが、それじや次年度において新らしく十七隻以外に要求をしたり、或いはトン数が増……

第19回国会 外務委員会 第37号(1954/05/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 長官も都合がおありでしようが、この協定そのものが、勿論外務省で担当するには違いないが、実質的には木村保安庁長官に関係するという点が大分あると思うのです。従つて内閣委員会の都合もおありでしようが、時間をきめて短時間でも長官の出席を求められたいと思います。長官の出席の都合のつかないときは、外務大臣に対する質問を先にやることも結構ですから、適当な時間に適当な時間内で出席を求めたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私のお尋ねしたいことは、今の佐多委員の質問と関連して、今度の協定では取りあえず護衛駆逐艦四隻、更に日本で貸与を希望する十七隻、二万七千トンがその協定の実体になつておると思うのですが、これはアメリカの法的な規定の関係上駆逐艦以上は貸与の対象に今のところならないと思うのですが、日本側としては将来この駆逐艦等の艦種以外に、例えば巡洋艦とか、戦闘艦とか或いは航空母艦、そういうものをアメリカの貸与に関する法的制約が変えることができれば借り受けたいというような考えはあるでしようか。それを一つ。
【次の発言】 実は昨日外務大臣、増原次長等にもお尋ねしたのですが、木村長官は、しばしば米軍に頼らな……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/05/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 昨日外務大臣にお尋ねしたこの協定の実体になる十七隻二万七千トンのあと若し貸与を得られる場合には、附属書に追加すれば足りるかどうかという問題については、速記録を調べた上でということになつておりましたので、速記録を見ましたが、どちらとも判定のつかんような形に、なかなか外務大臣捕捉しがたいような答弁をされておることがわかつたわけであります。そこでこの速記録によると、外務大臣は、自分の頭はまだ法律的に固まつておらない、従つて十分研究した上で処置したいということで結んでおります。そこで昨日のことをもう一度繰返しますが、確かに予算の制約がありますので、無制限的にこの協定がパイプとなつて海上自……

第19回国会 外務委員会 第40号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 先ほどの大臣のお話に、日本側の資料がおよそ整つたからということがあつたのですが、アメリカ側の資料と、日本側の資料とで、今まで伝えられている面から見ての違いというようなことは、わかる程度になつたのでしようか。
【次の発言】 そうすると、そのいろいろ新聞に伝えられているアメリカ側の言う二十億五千万ドルとか、二十一億というのは、それは公式なものではなしに、単なる情報と考えていいわけですか、今の段階では……。
【次の発言】 そうすると、そういう資料の調べが一応ついて、それで最終的な段階になれば、当然大臣自身がこの本格的な折衝に移られると思うのですが、そういう順序でございますか。

第21回国会 外務委員会 第2号(1954/12/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 関連して。今の外務大臣の御答弁で或る程度わかつたのでありますが、もう一つ突込んでお伺いしたいことは次の点であります。それで、私もお尋ねする前にちよつと前提を申上げておきますが、我々もソ連のやり方をそのままを容認するわけじやないし、それから共産党ではありません。併しそれにもかかわらずイデオロギーと外交とは別だという重光外相の考え方には我々は同感でありますので、その線でお尋ねするわけであります。  それで今佐多さんの質問にお答えになりましたが、私も一応中共とソ連と分けて考えたいと思うのであります。なぜならばソ連は、これは国連の加盟国であります。それから日本が一番問題にするアメリカとも……

第21回国会 外務委員会 第3号(1954/12/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 関連して……。今の稲垣ミツシヨンの問題で、何か先方では前吉田内閣の時代のミツシヨンであるが、今度内閣が変つて一体どういう資格を持つておるかということを言つておると外電か何かであつたように記憶しておるのですが、その点は基本的には前内閣の方針を受継いで行くのだから変りはないという、そういう常識的な解釈でいいのでありますか、その辺どういうふうになつておりますか。
【次の発言】 もう一つそれに関連してちよつとお伺いしたいことは、つい二、三日前でありましたか、カンボデイアが賠償請権を放棄したように伝えられておつて、それは関係国としては最初の例のように言つておりましたが、その内容で若しわかつ……

第21回国会 外務委員会 第4号(1954/12/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 先月来の各委員の御質問で、私のお尋ねしたい問題の大要はすでに尽きておるのでありますが、併しなお念のためお尋ねしたいことがあります。併しまあ議事の進行を促進する意味で、与えられた時間の半分以下に切詰めて非常に簡明にお尋ねしたいと思います。  その第一点は、先日もお尋ねし、それから各委員からもお話があり、先ほど又大谷委員からも触れた問題でありますが、実は私今日昼、ラジオを聞いてみますと、鳩山総理が車中談で、どこか、沼津あたりですか、車中談で、鳩山内閣の外交方針は前内閣と基調を一にする、大体同じだというような意味のことを言われたようにラジオを聞いたのであります。これは私のラジオの聞き違……

第22回国会 外務委員会 閉会後第1号(1955/08/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 議事進行について。今梶原さんから中共問題に触れてお話がありましたが、そめお返事の際に、特に要望したいことは、大体今度の外相の渡米の音図するところがどこにあるのか、あるいは行政協定の改訂に触れるともいい、防衛問題に触れるともいい、あるいは憲法改正の要請されている折柄ともいわれ、あるいはそういう特定の問題に関係なく、広く一段的な国際情勢について話し合いをされるともいわれ、また今梶原さんから御指摘の中共問題もあるようにいわれている。だからこの際、その一つ一つを私どもが触れる場合に、外相の渡米に関する大体の御意向を承わったあとで、一つ一つ触れていきたいと思うので、取りあえず外相の渡米に対……

第22回国会 外務委員会 第2号(1955/04/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 議事進行。きょうは鳩山首相、それから重光外相が御出席でありますが、杉原防衛庁長官はなぜ出席ないのか。きょうは防衛分担金等の問題もあって、長官の出席はぜひ必要と思うのでありますが、この点委員長から……。
【次の発言】 これで時間をあまりとるのもどうかと思いますが、そういうことで私はお尋ねしたのじゃないのでありますから、この辺で委員長なり委員会の名前で杉原さんに、今後こういうことのないように、よく警告を発しておいていただいて、この問題はもしできればこちらへ、施設の視察なんか、いつでもできますから、こちらへ帰るように、委員会の名前で要求していただいて。

第22回国会 外務委員会 閉会後第2号(1955/09/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 独立の完成という外相の意図は私は正しかったと思います。しかしはなはだ失礼な言葉でありますが、惜しむらくはその独立を完成するための主体的な条件や国際的背景について見落すところがあったのではないかと考えられます。私これからお尋ねしたいのは、日米会談の発展いかんでは日本の国民の運命に重大な影響を与える事態が起ることも予想されますので、この際問題を明らかにしておきたいと思うのであります。  また私はこの日米安保条約の改正問題に関連して外務大臣が海外派兵などを簡単に約束したとは考えません。またそんなことを信じたくもありません。しかし現在の日米安保条約を双務協定的なものに改正しようとすれば、……

第22回国会 外務委員会 閉会後第3号(1955/10/20、3期、日本社会党)

○羽生三七君 そのこと以外でちょっと政務次官にお聞きしてよろしいですか。
【次の発言】 きょうは大臣もお見えがないわけで、それから私もきょう質問するつもりで来たわけでもないのでありますが、この日ソ交渉の内容的なことは、いずれ大臣も来られると思いますので、それはその際として、ちょっときょうこの機会に政務次官にお尋ねしておきたいことは、最近の新聞報道なんかを読んでみると、政府が日ソ交渉と保守合同をどういうふうに考えておるかということに、私は相当疑問を持っておるのです。これを政務次官にお尋ねするというのは、いささかどうかと思いますが、お差しつかえのない範囲で一応明らかにしていただきたいと思うことは、……

第22回国会 外務委員会 閉会後第4号(1955/11/18、3期、日本社会党)

○羽生三七君 さっきの御報告の中になかったのですが、ガリオア、イロアの対米債務問題はその後どうなっておりますか。これはそのつど承わっておるのですが、要領を得ないのですから、少し正確に最近の情勢をお聞きしたいのです。
【次の発言】 どうです、もうこの辺で。

第22回国会 外務委員会 第5号(1955/05/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 発言をする前に、私も座ってやらせていただきますので、総理大臣もそのままでお答えをお願いいたします。  今日お尋ねをいたしたいのは、主として対ソ交渉に関する問題でありますが、その前にただ一点だけあとのお尋ねする問題とも関係がありますので、当面の問題で首相の心境をお伺いしておきたいと思います。それは最近民主党と自由党の幹部の間で保守合同の話が進められておるようで、またそれに関連して首相の進退が論議されておるようでもあります。しかしこのことは、首相がもし健康が悪いためにおやめになりたいとか、あるいはまた政策が行き詰っておやめになるとか、あるいはまた少数与党で議会運営が困難でおやめになる……

第22回国会 外務委員会 第6号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 まだ詳細に内容を研究しておらないのでありますが、この条約を認めていない国、認めていない国というか参加していない国、それはどういう事情であるか、これが一点。この中を見ると、国によっては第七条あるいは第九条ですか、それぞれ留保を付しておるようでありますが、それはどういう事情からか、これが第二点。それから第三点は、日本は現に婦人参政権を持っているわけでありますが、この条約で何か格別の影響を受けることがあるのかどうか、そういう点、その三点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 これに参加しておらない国は今の英米等のほか、どのくらいありますか。

第22回国会 外務委員会 第7号(1955/06/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今、曾禰さんと小瀧さんとの御質問の関連ですが、特にアメリカとの関係で、何かお話によるというと、アメリカの議会の関係もあり、あまり明らかにすることはどうこうというお話のようでありますが、私どもの承知しておる範囲では、アメリカの議会の関係は、このクーパー法案が最初上程されて、それが下院で通って、それが今度は上院でジョージ共和党議員の提出した修正案が可決されて、修正案として可決されて、それが、両院協議会になってジョージ修正案で通ってしまった、そういうように承知しておるのであります。そうすると、もうアメリカとの関係は片付いてしまって、ここで御発言になっても、一向相手を刺戟するとかしないと……

第22回国会 外務委員会 第8号(1955/06/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 最初に行政協定と関係のある問題をちょっとお尋ねしたいと思うのですが、それは先日大臣の御出席ない場合に、調達庁の総務部長の出席を求めて概要を聴取したのでありますが、その内容は一部新聞等にも伝えられておりますることと関係があることで、さきに東海道で米軍のトラックと日本の列車が衝突をして、多数の犠牲者を出したことは御承知の通りでありますが、これらの問題が米軍の解釈では、これは国鉄公社は政府機関であるから行政協定の関係から損害補償の責を負う必要はないということで、今、日本側と米軍側と紛争中であるように聞いておりますが、かかるケースの問題が昨年の夏ごろから非常に多数になってきて、今その件数……

第22回国会 外務委員会 第9号(1955/06/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちょっと議事進行について。今、政務次官や条約局長が見えられたようですが、これは本件に関連しておみえになったのか、他の法案の審議でしょうか。
【次の発言】 ちょうど政務次官と条約局長がお見えですから、藤岡委員長の御説明に関連して一、二承わります。  いつぞや、先日この当委員会で、重光外務大臣が出席された際、この協定を今国会に間に合わせるように急いでおるかどうかということを質問したところが、格別期限を切っておるわけではない、急ぐ理由はないというお答えと、もう一つは、学術会議の本問題に関する決定を尊重すると、この二点を重光外相は私に答えられたわけです。ところがこの二、三日来の新聞の報ず……

第22回国会 外務委員会 第10号(1955/06/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この条約の内容的なことは別として、麻薬関係で今現に日本でどういうことが起っておるのか、そういう現状についてお知らせを願えれば幸いだと思います。
【次の発言】 私のお尋ねしたいことは条約の内容的なことじゃなしに、この条約の実体となる麻薬取締りの現状です。一体口承ではどういうふうになって犯罪がどの程度で、どういう規模のもので、どういうふうに取締られているのか、その大要だけお知らせ願えればけっこうです。
【次の発言】 最近件数はふえておるのですか。
【次の発言】 検挙件数でなしに、実際に、まあ検挙件数が実態的にそういう犯罪が増加しておるということと正比例するわけですか。

第22回国会 外務委員会 第11号(1955/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 日ソ交渉の内容的な問題はこの際すべて省きますが、あの経過が、ソ連の見解が新聞に発表になったことのよしあしはこれは別としまして、ああいうことが出たことは私は驚くことはない。日本があれだけのことを言ったのだから、向うも自分の言いたいことを言ったので、交渉の初期の段階では当然なことでありますから、格別驚くことはない。そこで、そういうことに驚かずに、政府は大いに努力されると思いますが、お伺いしたい点は、わが党の鈴木委員長が鳩山首相と、日ソ問題について適当な機会に再び会談する話し合いがあったとか旅先で談話を発表されておりましたが、そのことは別として、正規で言うならば今月で議会が終るわけです……

第22回国会 外務委員会 第13号(1955/06/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 今の須藤委員の質問上関連してですが、昨日政府が配付した資料によると、先に愛知前大臣の渡米した際の話し合いと、今度の協定案との比較対照が出ておるわけですが、今高碕長官はなるべく現状に即していろいろ考慮されたというお話がありましたが、当時の愛知前大臣のときには米はゼロになっておる。今度これが大きく表面に出てきたわけですが、この事情の変化を御説明願いたいのです。どうして、前の愛知大臣が渡米した際に問題にならなかったものが今度新しく米を入れなければならなくなったか、その事情の説明を願います。
【次の発言】 今の点は、何かきのうのお答えと若干違っておるように思うのですが、(「大臣連中の答弁……

第22回国会 外務委員会 第14号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 きょうの一部新聞に出ておる問題で、ちょっとお尋ねをしたいのですが、日本と韓国との問題で、何か日本側が要請してアリソン・アメリカ大使に韓国へ行ってもらったというようなことが出ておるのですが、そういうことがあったのか、ないのか。  それからまた一部新聞には、李承晩氏が、日本と親密にすることはギャングと仲よくすることだというようなことも言っておるし、かたがた韓国との最近の情勢並びに今の質問の出た最初の問題について、わかっている限りお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 アリソン大使の韓国へ行くことについて、特別の要請がなかったということは、今の御言明で、それはそれでいいと思いますけ……

第22回国会 外務委員会 第16号(1955/07/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 この法案自体の内容については、逐次これからお伺いしていきますが、その前に政府の根本的な移民政策を承わりたいのであります。というのは、ここに第一条に農業、漁業、工業というふうに掲げてありますが、政府はそのどれに重点を置いて移民政策を行おうとするのかということであります。というのは、昭和三十年度予算で政府がいう移民という問題は、主として農業移民に中心を置いて予算編成ができておると思うのでありますが、それらの関係から、政府の考えておる基本的な移民政策とは、その重点がどこに置かれておるか、この点からまずお伺いしていきたい。
【次の発言】 ただいまの御説明でいくと、つまり予算編成の過程では……

第22回国会 外務委員会 第17号(1955/07/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 時間の制約があるようでありますから、簡単に要点をお伺いいたします。  きょうお尋ねしたい点は、主として行政協定の問題でありますが、その前に一言お伺いしたいことは、日ソ交渉が御承知のように、さきに二日にマリク全権がモスコーへ帰って以来、今日まで中止になっておるわけでありますが、けさの報道によると、また十五日から再開されるように聞いておりますが、内容をお尋ねする意思はありませんが、この際一体どういうふうに進んでおるのか、順調に予定通り進んでおるのか、その辺の消息をお差しつかえのない限り聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 この件はこれ以上お尋ねすることはやめまして、次の問題……

第22回国会 外務委員会 第18号(1955/07/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 質問に入る前に、この件はさきに昨年仮加入となり、それからさきにまた期限の延長、それから今度のこの議定書の署名と、いろいろ移り変りがあるし、なおまた最近、今付託されておる案件について一体どの程度に各国の署名が進んでおるのか、その見通しはどうかというような問題、さらにまあもっとさかのぼって言えば、率直に申し上げて、どうも僕らにはガットのいろいろなめんどうくさいことがよくのみ込めないので、そういう点もっとわかりやすく説明をしていただくとともに、さきに申し上げた最近のこの案件に関する一般的な状況を少し詳しく説明していただいて、それから質問に入ったらいかがかと思いますが、お取り計らい願いた……

第22回国会 外務委員会 第19号(1955/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 資料として配付していただいたこの会社の目論見書について少し……、これだけなのか、まだ他にも計画があるのか。これについてももう少し詳しく御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この移民概数のところですが、第一年度の数字は今年度の五千五百名という予定のうちこうなんですか。もちろんこの第一年度というものは何か予算的に昭和三十年度にマッチするわけではないけれども、五千五百名のうちと解釈していいのですか。
【次の発言】 この政府出資で公社でなしに株式会社の形をとるものが現在どのくらいあるのですか、どなたかおわかりですか。
【次の発言】 どうぞ。

第22回国会 外務委員会 第21号(1955/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 両派社会党の外交責任者からそれぞれ当面の外交問題について適切なお尋ねがあったわけで、それに対して総理大臣のお答えがあった。ところが総理大臣、ぜひ敢行していただきたいことは、この日ソ交渉が、曽祢委員からもお尋ねがあったが、日ソ交渉が成功するか、保守合同の話合いがどういうことがあっても、総理大臣が現職で仕事を完成するという保証があるかどうか。これははなはだ立ち入った、質問で、外務委員会としてはどうかと思いますが、しかし私は国民の中ではやはりそういう疑問を持っておる人もありますし、それから食堂の中でざっくばらんに話しておっても、そんなことまじめくさって話しておっても、そういうことをいつ……

第22回国会 外務委員会 第22号(1955/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 ちょっと承わりますが、昭和三十年の五千五百人の移民並びにそれに必要な六億数千万円の予算、こういうものを、算定する場合には、たとえば前年度あたりの実績とか、あるいは申請に基いて人員を想定され、予算々組むのか、あるいは外務省の一般的な判断でおやりになるのか、今後のこともあるので、ちょっと承わっておきたいと思います。
【次の発言】 今承わって事情がわかったのですが、もっとそういう問題を最初から積極的に打ち出せば非常に事情は変ると思うのだが、予算があれば幾らでもということらしいので、まあ予算獲得と言いますか、それに御奮闘願います。

第22回国会 外務委員会 第23号(1955/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 あすの朝簡単にどうです。きょうはけっこうですから……。

第22回国会 外務委員会 第24号(1955/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 議会も特別なことがない限りあすで終るので、外務委員会としてはきょうがおそらく最後だと思うのでありますが、先般来重光外相の渡米問題が話題になっておりますが、今度は確定的であるように思われますので、それに関連して、私一つだけお伺いをしたいのであります。それはアメリカヘおいでになって、おそらく日ソ交渉にも関連したこともお話になるでしょうし、あるいは行政協定の問題にも触れられるでしょうし、農産物の協定のこともあるでしょう、いろいろお話し合いの問題はあろうかと思いますが、しかしその基本的態度について考えると、昨日佐多委員またただいま曽祢委員から、それぞれ中共あるいはソ連との問題等を中心に基……

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 最初に国際情勢の問題からお尋ねしたいと思います。鳩山内閣が日ソ交渉のために道を開いたことは、国際緊張緩和のために私は非常にけっこうだと思います。人によってはいろいろ論評がありますが、私はきわめて時宜を得たものとして、この点は歓迎をいたします。   〔委員長退席、理事池田宇右衞門君   着席〕  そこでこの日ソ交渉問題について、今日論評を加えるのはいささか早計だと思いますので、内容的な問題には全然触れる意思はありませんが、政府の態度そのものについて二、三お伺いしたいのであります。  そこで首相にお伺いしたい最初のことは、保守合同の政策協定の議題の中に、日ソ交渉というものが含まれてお……

第22回国会 予算委員会 第42号(1955/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 関連して……今、田中委員が指摘された中に砂糖の問題がありましたが、今政府提案で衆議院で審議中の砂糖の価格安定及び輸入に関する臨時措置に関する法律案は、場合によると審議未了あるいは継続審査、そういうことになりますが、そうすると本年度の予算中約六十三億五千万円、この部分だけでも収入減になると思いますが、かりにさような場合には一体どうされるのか、これは大蔵大臣に一つお答え願いたいと思います。
【次の発言】 そこで総理大臣は、万一通らない場合には……通るように努力するというのが大蔵大臣の答弁でありますが、通らない場合にはどうされますか。臨時国会を開かれますか。  あわせて農林大臣にお聞き……

第23回国会 外務委員会 第2号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○羽生三七君 今の曽祢さんの質問に関連して一つお尋ねしますが、確かに領土問題についてアメリカとソ連とについてそれぞれ違いがあると思います。片方は条約ができておる、片方はこれからだ、それはその通りです。ソ連にはこれを契機にして今領土問題を出せますが、アメリカとの場合は、サンフランシスコ条約を結ぶ場合には、まだ日本は形式的にしろとにかく独立国でなかった。だから領土問題についてあの機会に吉田総理がアメリカと十分の折衝をしたということを私はあまり聞いておりません。とりあえず条約を結ぶということで、領土問題で少くとも日本の主張を貫徹して、その結果小笠原、沖縄が向うのものになり、潜在主権だけが認められてお……

第23回国会 外務委員会 第4号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど大要は私、本会議で承わりましたので、この機会にざっくばらんに御感想というか、まあ今開会前に承わっておると、落ちついてじっくり腰を構えるというお話もあったけれども、どういうことが予定されるかお差しつかえない範囲でざっくばらんにお聞かせ願えたらと思っております。
【次の発言】 さきに前の国会で濃縮ウラン協定の仮調印をしたわけですが、その仮調印も延ばしたらどうかということを私お尋ねしたことがあったのですが、その理由はジュネーブにおける原子力平和利用の国際会議が進んでおる過程であるから、その世界各国の動きを見て本調印をした方がいいのじゃないかということをお尋ねしたことがあるのです。……

第23回国会 外務委員会 第5号(1955/12/16、3期、日本社会党)

○羽生三七君 私どもがこの原子力の平和利用については原則的に賛成だということは御存じの通りでありますが、基本法ができて、設備ができて、実質上これに必要なウランを借りるなり買ってくるという順序を考えていく場合に、一体この協定はできてもいつごろにこれを引き取るような段取りになるのか、非常に長い先のことだったら何でこんなに急ぐのか。私不思議に思うのですが、一体その段取りはいつごろ引き取っていつごろ実用に供し得られるのか、その辺のお見通しをお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それで私も基本法とこれとが何も直接の連関性があるとは思いません。それは別個のものだと思います。と思うのですが、ただ常識か……

第24回国会 外務委員会 第2号(1956/02/14、3期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して一点お伺いしたい。  政務次官にお伺いしたいと思いますが、今鶴見委員の御質問でお答え願ったわけですが、アジア局長の今の御答弁を承わっていると、とにかくある程度まとまってきて、もう少しというようにお話しになっているわけです。それで新聞に出ていることがほんとうかうそかということは別として、最後のまとめをやる場合にはどうなんですか、内容が全部固まってから表面に出てくるのか、あるいは正式の機関で最後的に取りまとめをやるのか、どういう段階にあるのですか。
【次の発言】 もう一点……今もし障害があるとすれば、それは与党の中の旧自由党系、そういう言い方はちょっと失礼ですが、そういうこと……

第24回国会 外務委員会 第3号(1956/02/28、3期、日本社会党)

○羽生三七君 外務省関係の予算の問題ですが、まあお話を先ほど来承わっていると、予算がなくてということですが、私どもは外交の基本方針については見解を相当今の政府とは異にしておる。それは別として必要な予算というものがとれないというのは、予算査定のときみな落されるのですか。一体それで重光外務大臣はどういう努力をされておるのか。それほど国際的に重要な問題というなら、与党が一兆円予算の中でちっとばかりの金を削るということも私はどうかと思う、それほど重要なものなら。少しそういうことの認識が政府与党はあってしかるべきだと思うのです。どうも予算がない、予算がないと、いつも泣きごとをし過ぎる気がするのだけれども……

第24回国会 外務委員会 第5号(1956/03/15、3期、日本社会党)

○羽生三七君 私のお尋ねしたい問題は、日ソ交渉関係のことですが、実はこの問題は、先般予算委員会で鳩山総理にお尋ねしたときにも申し上げたのですが、現にロンドンで交渉が進められておるようなときに、私どもがあまり立ち入ってこれに触れていいか悪いかということも考えたので、私どももずいぶん考えてあのときに発言したつもりです。またその内容については触れませんでした。そのとき鳩山総理に申し上げましたのは、私がこの問題についてお尋ねしたのは去年の七月二十六日でした。それからもう七カ月経過しているので、その間私ども、わずかに新聞のロンドンにおける各社の特派員の報道記事を頼りに、日ソ交渉の内容を知っておるというあ……

第24回国会 外務委員会 第6号(1956/03/28、3期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に、日ソ交渉問題でお尋ねをしたいのですが、御承知のように、これは自然休会にはなったが決裂でもないし、妥結でもないという妙な格好のものであるわけで、このことについての政府の政治的責任というような問題はまたいずれかの機会にして、きょうはあるがままの姿で現に事実交渉が休止になっておるのですから、そういう現実の上に立って二三の問題をお尋ねしたいと思うのであります。  それで私どもとしては率直に申し上げて、この敗戦国ではあっても、日本がまた国際的地位が弱くても、主張することを十分主張するに憶病であっていいという理由はないと思いますので、引揚問題、漁業問題その他まあもちろん領土問題は最重……

第24回国会 外務委員会 第7号(1956/04/10、3期、日本社会党)【議会役職】

○理事(羽生三七君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず委員の異動について御報告いたします。先月二十九日に鶴見委員が辞任せられ、堀木鎌三君が委員となりましたが、翌三十日堀木委員が辞任され鶴見君が委員に戻られました。なお、本日鹿島守之助君が辞任され、補欠として最上英子君が、小滝彬君が辞任され、補欠として新谷寅三郎君が、それぞれ本委員となられました。
【次の発言】 続いて理事補欠互選の件をお諮りいたします。ただいま御報告いだしました通り鶴見理事が一時委員を辞任せられたため、本委員会は理事が一名欠員になっておりますが、鶴見君が再び委員に戻られましたので、この際成規の手続を省略して、鶴見……

第24回国会 外務委員会 第8号(1956/04/17、3期、日本社会党)

○羽生三七君 日ソ交渉の問題につきましてお伺いしたいのですが、この問題はすでに重光外務大臣に対してしばしばわれわれの考えも申し上げ、また大臣の御見解も承わっておるのですが、きょうは特に松本さんに御出席をわずらわしていろいろ承わりたいと思ったわけですが、最初に外務大臣にお尋ねいたしたいことは、この前ちょうど十日にマリク・ソ連代表から日本側に西大使を通じて話のあった際、お伺いしたことがありますが、事情が明らかでなかった問題が、きょうはある程度モスコー放送によってソ連側の考え方も示されてきたと思いますので、最初にその問題からお伺いしたいと思うのです。この前私がお伺いしたのは、一体今度日ソ間で話し合お……

第24回国会 外務委員会 第9号(1956/04/25、3期、日本社会党)

○羽生三七君 この種の小包郵便協定でどこかこのカナダ以外の国と協定を結んだ例はあるのでありますか。
【次の発言】 まず、共産圏諸国のことは別として、いわゆる万国郵便条約ですかに加盟しておる諸国との間の戦前と戦後との関係を見た場合に、戦後はカナダとのものが初めての例になるようですが、そのカナダ以外の諸国等はやっぱり戦前の例でやっておるのですか、その辺はどうですか。
【次の発言】 これは大臣が来られたらまたあらためてお尋ねするかもしれませんが、けさのどの新聞かに日本と中国、この場合中共のことですが、との間に郵便協定、協定といいますか何か話し合いが進むかもしれぬというような報道をなされておったわけで……

第24回国会 外務委員会 第10号(1956/05/10、3期、日本社会党)【議会役職】

○理事(羽生三七君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  委員の異動について報告をいたします。前回の委員会ののち上原正吉君、古池信三君、梶原茂嘉君、堀木鎌三君が辞任され、郡祐一君、野村吉三郎君、後藤文夫君、遠藤柳作君が委員になられました。
【次の発言】 次に理事の補欠互選の件につきましてお諮りいたします。さきに鶴見理事が一時委員を辞任され、そのため当委員会は理事が一名欠員になっておりますが、鶴見君が再び委員に戻られましたので、この際理事補欠互選の成規の手続を省略して、委員長において鶴見君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

第24回国会 外務委員会 第11号(1956/05/15、3期、日本社会党)

○羽生三七君 経過は今外務大臣から大要を承わりましたし、また新聞、ラジオ等を通じて大体のことは承知をいたしておるのでありますが、ただ一、二点お尋ねしたいことは、前々から私どもとしては、日ソ間の漁業問題を解決するためには、本格的な日ソ国交回復を必要とするであろうし、それがまあ前提条件になるであろうということを申してきたわけであります。私どもあえて先見の明を誇るわけでも何でもありませんが、その通りな成り行きを示しております。そこで今度この漁業協定が、多分今ごろ、本日調印をされておるでありましょうが、それは非常にけっこうなことだと思います。しかし私は、内容的にいってかなり不手ぎわがあると思う。しかし……

第24回国会 外務委員会 第12号(1956/05/16、3期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいまの小瀧さんの質問に関連してですが、念を押して承わりたいことは、アメリカのものとかカナダものという品種による区別は別として、日本の食糧需給計画全体に対してこのアメリカからの余剰農産物というものがプラスして輸入されるのか、全体の計画の一環であるのか、この点を明確にしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 ちょっと関連して。これは、この余剰農産物の協定二本を審議するに際して、根本的な問題を一つ政府からお伺いしておかんならんと思いましたが、あした、いずれ連合審査があるので、自分なりどなたか関係の方が御質問下さればそれでいいのですが、とりあえず、ただいま政務次官がおいでですから……

第24回国会 外務委員会 第13号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○羽生三七君 この農産物に関する協定の質問に入る前に、ごく簡単ですが、一点外務大臣にお尋ねしたいことがあります。  それは昨日太平洋上において、強力な水爆の実験がアメリカによって行われたことは御承知の通りであります。この水爆実験につきましては、衆参両院の本会議において、それぞれ実験の禁止を要望する決議を行なっておりますが、当参議院においてもその決議を行い、なかんずく、この参議院外務委員会が、この問題には大きな関心をもってあの決議の実現に至るような努力をしたことも周知の通りであります。そういう日本の議会が水爆実験に関して、これを中止してもらうという要望を重ねて行なったにもかかわらず、昨日の実験は……

第24回国会 外務委員会 第14号(1956/05/24、3期、日本社会党)

○羽生三七君 この本件に関する直接の質問とやや離れるかもしれませんが、間接的には大いに関係がありますのでお伺いいたしますが、このアメリカにおける日本の綿製品の輸入制限に関する問題でありますが、さきに非常に大きな問題として取り扱われていたわけですが、つい先日、一昨日ですか、アメリカ下院の農業委員長が綿製品の輸入の制限に関してアイゼンハワー大統領へ要請をしておるわけであります。日本の綿製品だろうと思います。特定の国を指しておりませんが、多分日本の綿製品だろうと思うのです。そこでこの問題に関係してお尋ねしたいことは、このいろいろな外務省の見解やあるいは先方の考え方を察するに、何といいますか、この問題……

第24回国会 外務委員会 第15号(1956/05/25、3期、日本社会党)

○羽生三七君 この協定全体を見るときに私どもの感じることは、この協定が一体何を実体としておるか、非常に不明確だということ、ことにその表現がなかなかわかりにくい。これは私だけの感じかもしれませんが、最近のこういう条約や協定がなかなかしろうとにはのみ込めないようにだんだんむずかしくなっていると思うのですが、特にこの協定は、表現としても非常に逐条的に一々御説明を承わらなければ、何を意味するかわからないことが随所に散見されるのであります。表現のことはまた後刻承わることにしまして、もう一度きのうのことを繰り返してお尋ねいたしますが、本協定の実体は何であるか、これが非常に問題だろうと思うのです。この防衛目……

第24回国会 外務委員会 第17号(1956/05/30、3期、日本社会党)

○羽生三七君 条約の実態に即した問題は、いずれ外務大臣や条約局長たちが出席されたときにお尋ねしたいと思いますが、しかしこれは実質的には高碕長官、それからアジア局長等で進められたものと思いますので、一つお尋ねいたしますが、実は私どもごく少数で先日藤山愛一郎氏に来てもらっていろいろフィリピンに関する詳しい話を聞かせてもらいまして非常に参考になりました。もしお差しつかえなければ、フィリピンの政治情勢、そういうものについて速記をとめてでもけっこうですが、高碕長官やアジア局長の見られたフィリピンの政情というものを一つ聞かせていただきたいと思いますが、いかがですか。

第24回国会 外務委員会 第18号(1956/05/31、3期、日本社会党)

○羽生三七君 先日小瀧委員から若干お尋ねがあったかと思いまするが、ビルマ賠償のその後の進捗状況を少し具体的に御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 いずれ日比賠償の具体的な問題に入れば当然関係してくる問題になると思うのですが、ビルマ賠償の場合、先日小瀧委員の御質問の際に、消費財の要求があって、ビルマの経済事情からある程度無理からぬものもあるので、若干消費財も売ることにしたというお話でございましたが、それはそれとして、賠償契約との関係で、ビルマ経済自身でビルマの再建計画というようなものが一体どういうふうに進められておるのか、何もそういう計画がないのか、日本との賠償取りきめの結果としてビルマの……

第24回国会 外務委員会 第19号(1956/06/02、3期、日本社会党)

○羽生三七君 条約の体裁上のことですが、今度のフィリピンとの協定を見ると、先日も津島委員からこれに関連して若干触れられた点でありますが、前文にサン・フランシスコで署名された日本国との平和条約云々とこう書いてありますが、その本文にはただ賠償とあるだけで、何のための賠償だかどういうところからこの問題が起っているかということが全然どこにもない。それで前のビルマとの平和条約では第五章に、戦争中に日本国が与えた損害及び苦痛を償うため云々と、こうなっている。ところがこのフィリピンとのやつは前文にただサン・フランシスコで署名された平和条約の規定の趣旨に従って云々とあるが、それは先日もお尋ねしたように、フィリ……

第24回国会 予算委員会 第4号(1956/02/04、3期、日本社会党)

○羽生三七君 関連質問。中山議員に対する今の農林大臣の御答弁を承わっておると、外麦、それから外米等の、つまり国際食糧価格の値下りで、ある程度日本の農業の保護が必要であるということを前提として御議論になっておると思うのであります。そうなると、私どもが新聞なんがで見ている外米の統制撤廃を前提条件として、本年秋ごろには統制撤廃は行われるのではないかというような議論にある程度河野農林大臣は終止符を打たれたように思われるのであります。準備というのは三カ月や四カ月でできるとは思いません。だからお考えとしては私は非常にけっこうだと思うのですが、それは河野農相の今のお考えはかなり永続的な政策を示唆しているもの……

第24回国会 予算委員会 第5号(1956/02/15、3期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して……。ただいまの外務大臣の御答弁の中に、サンフランシスコ条約で放棄したものを主張するのは適当でない、こういう御趣旨だと思う。そうすると、今の、ちょっと話は横にそれるのですが、この日ソ交渉の問題はどうなるのですか。サンフランシスコ条約で規定されておる範囲内だけの交渉ということになるわけですね。今の御趣旨から言うと、放棄したものに対しては絶対触れることは適当でないとおっしゃったのだから。そうすると、今の日ソ交渉の実際の重点は、サンフランシスコ条約でどこと、どこを完全に放棄したのか、あるいは条約で規定されておらなくても、わが方にどういう、どこの島にどういう権限があるのか……

第24回国会 予算委員会 第7号(1956/02/18、3期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に大蔵大臣にお尋ねいたしますが、本来ならば、ちょうど、今度の一般会計の六十七億の赤字補填に見合う実質的な受け入れが食管特別会計において行われていなければならなかったと思うのです。その補正が特別会計においては行われておらない。あれは一種の了解事項であって、実質上の補正というものが行われておらないと思うのです。これは非常にルーズだと思われますが、どういうことで、こういう処置がなされておるのか、この点を承ります。
【次の発言】 気持としてはわかりますが、今お話のように、この他会計から受け入れということになると、昭和三十年度特別会計予算補正(特第3号)の十三ページの「他会計より受入」……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/29、3期、日本社会党)

○羽生三七君 昭和三十一年度一般会計予算並びにこの関係法案を審議するに当りまして、本来なら予算全般にわたっていろいろ承わりたいことがあるのでありますが、私は、本日は主として外交問題について総理の所見をお尋ねいたしたいのであります。  というのは、総理も御承知のように、第一次鳩山内閣が成立した当時のいきさつを顧みますると、民主党が比較多数ではあっても、第一党になったのは、何といってもソ連、中国等の国交未回復国家との戦争状態の終結とその国交回復ということが主要なる目的であったと思うのであります。このアピールは確かにききました。そうしてある程度社会党の票まで食って、そうして第一次鳩山内閣が成立したと……

第24回国会 予算委員会 第14号(1956/03/13、3期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。大ざっぱなことで、一点だけお伺いしたいのですが、前の四億ドルの大野・ガルシア協定が失敗に終って、今度の総額借款を含む八億ドル方式にまとまりそうなんですが、前はフィリピンの方が国内事情に、よって拒否したわけです。今度は、日本側においても最初は保守合同の前後を通じて当時の自由党がなかなか強硬であったと思う。ところが、この数日来の動きを見ていると、大体旧自由党も了承されて、一応借款を含む八億ドルの線でまとまりそうだということでありますが、そこで承りたいことは、前の四億ドルに比べて非常次不利になっているけれども、鳩山総理が内約をされて政治的にやむを得ないから妥協されるのか――こ……

第24回国会 予算委員会 第17号(1956/03/16、3期、日本社会党)

○羽生三七君 防衛長官がお急ぎのようでありますので、先に防衛庁関係の御質問をいたします。  このMSAの援助は大体今後どの、いつごろまで受けるつもりであるか、まずそれからお伺いいたします。
【次の発言】 そこで、今後受けるMSA援助のこの陸海空全般に関する兵器、資材、装備、こういうものを日本円に換算する場合、三十年度、三十一年度、それから防衛六カ年計画の最終年度まで大体日本円にしてどのくらいになるのか、それを承わりたいのでありますが、三十年度まではここに出ております。三十一年度からです。大体三十年度においては八百四十七億一千百万円ですか、出ておりますが、これは三十一年度から六カ年計画の最終年度……

第24回国会 予算委員会 第18号(1956/03/17、3期、日本社会党)

○羽生三七君 時間がありませんので問題を提起するだけで終るようなことになるかも知れませんが、政府の答弁は一つ十分にお願いします。最初にお伺いしたいことは、政府の発表した経済自立五カ年計画は、これは三十一年度予算には具体的にどういうところへ特徴が示されておるのか、このことをまず最初にお伺いいたします。
【次の発言】 私がこういうお尋ねをしたのは、特需依存をすみやかに脱却するように、政府が日本経済の自立について一定の計画を持たれたということは、非常に私は好ましいと思うのです。前の吉田総理は、計画という言葉を使うと、すぐそれは赤だと言われておった時代に比べると、非常な進歩だと思うのですが、しかし私が……

第24回国会 予算委員会 第19号(1956/03/23、3期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。総理は国論が統一しておらないと言われますが、この問題に関する限り国論にそんなに分裂はないと思います。社会党といえども抑留者の早期帰還は心から望んでおるところであります。また必要である。ただ問題は日ソ交渉の前提条件として、抑留者の即時釈放がなければ交渉がまとまらないということを言うのか、抑留者の釈放ということがあるならば、他の問題についても十分考えて妥結をするというのか、そこはどうなんですか。これは外務大臣でもよろしい。要するに前提条件の抑留者の釈放ということがなければもう何もかもやらないというのか、これの釈放ということが話になるならば、領土問題についてまた考えていいというの……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 農林水産委員会 第2号(1956/11/20、4期、日本社会党)

○羽生三七君 小麦協定を結ぶ当時の事情は相当、まあ一般の市場価格から見て、長期に見て妥当であろう、有利であろうということで、私たちも賛成したのです、この協定の当時において。その後の経過からして、この契約、この小麦協定に加入して買付をした方が有利なのか、それからフリーで、拘束なしに買った方が有利なのか。個々のトン当り最高最低幾らというようなことでなしに、一年を通じて見て、百万トンの輸入という総体から考えて、有利か不利か。そういうこと、何か計算をなさったことあるでしょうか。
【次の発言】 違っちゃ困るのだよ。
【次の発言】 それで、今すぐにそういう計算をしろといっても無理でしょうが、長い目で見て、……

第26回国会 外務委員会 閉会後第1号(1957/08/01、4期、日本社会党)

○羽生三七君 同僚曾祢、森両委員の質問に関連して、二点だけお伺いをいたします。前の吉田総理はよく議会の質問で怒ったこともあるし、鳩山総理は感情に激すると泣いたこともある。ところが、岸総理は実にそつのない人で、ちっともすきのない答弁をされて、あまりおもしろ味がないのですが、(笑声)外務委員会はおもしろくある必要は少しも私はないと思うのですが、しかし、さっぱりわからないことがあるのです。それは、わかったことは、イデオロギーが明確になったということです。自由国家群の一員として、対米協調政策を基調とする反共政策である、このイデオロギーは明確になりましたが、しかし政策を具体的に検討していくというと、相当……

第26回国会 外務委員会 閉会後第2号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は議事進行で最初に一口発言をさしていただきますが、それは、当委員会の運営の問題でありますけれども、大臣の御多忙のことはよくわかりますが、しかしこの委員会がたまたま開かれて、質疑の時間がわずか一時間とか一時間半、答弁時間を含めてそういうことになりますと、大ぜいの委員の発言の要求があった場合に、全く先ほどの委員長のお話の通り、一人当りにすれば四分何がしということで、とても質疑も意を尽せるようなものではありませんので、今後、与党各位のお骨折りもありましてこういう委員会が開会できたわけでありますが、外務大臣も近くアメリカへ行かれ、国連に出られ、またアメリカ当局とも会われ、引き続きイギリ……

第26回国会 建設委員会 閉会後第6号(1957/07/22、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと、先ほどのことで一口申さしていただきたいと思います。先ほど田中委員から御質問があり、政府関係者が御答弁になった飯田―名古屋線の復旧の件でありますが、実は、私先日現地へ行って参って、昨日こちらへ戻ったのでありますが、私たちが直接目で見て、そう簡単に復旧できるような情勢ではないので、特に、災害当時は、二百数十名の自衛隊が出まして食糧の運搬をしてくれたわけです。現在も、とんでもない道を回ってわずかに連絡しておりますが、この道路が復活しなければ、交通はもとよりその他のことに非常に支障を来たすという事情であります。八月いっぱいで応急の処置ができそうとのお話でありましたが、私行って見……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第5号(1957/07/10、4期、日本社会党)

○委員外議員(羽生三七君) 時間がありませんようで非常に恐縮でありますが、簡単にちょっと発言させていただきます。  実は、私の長野県の下伊那地方の災害のことでありますが、これは実は新聞やニュースにあまり大して報道されませんでしたけれども、実際にはわずかな地域で死者が二十名、重傷四十一名、軽傷者は数知らずであります。災害の総額は、今までわかっておる範囲で二十何億、まあおそらく数十億に上るだろうと思います。建設省は災害のことで翌日すぐ係官を、私大臣にお目にかかってお願いしましたが、派遣しました。それから農林省も先日、農林大臣の部屋で関係の方に御参集をいただきまして、すぐ災害復旧課から派遣をしていた……

第26回国会 農林水産委員会 第14号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと、委員長。さっきの御説明になった数字の中で聞き落したところがあるのですが、もうちょっと……。恐縮ですが、食管赤字の内訳のところを、もう一度。
【次の発言】 三十一年度ですね。
【次の発言】 百三十二億は外麦ですね。
【次の発言】 もう一つ、ついでにお伺いしたいんですが、三十一年度政府手持米のこの線の最高のものだと思うんですが、戦前の自由販売時代の政府手持米の平均数字というか、その辺のところはおわかりになりますか。

第26回国会 農林水産委員会 第23号(1957/04/02、4期、日本社会党)

○羽生三七君 その答弁のあるまで、ちょっと議事進行みたいな形で発言さしていただきたいのですが、前に御説明があれば重ねて御答弁要りませんが、なければ伺いたいことは、政府の農業に関する助成は年々、農業政策一般ですよ、だんだん低くなっていくわけですが、ところが、たまたま本年は土地改良事業関係だけは若干増額になった。そこで土地改良に関する特別会計の改正案が出て、特別会計ができるわけです。ところが、その特別会計を設けなければならなくなった理由は、一体こうすることによって今までの土地改良よりもさらに一段この土地改良が促進されて、また農民の利益にもなるという積極的な根拠があるのかどうか。あるなら、どういう積……

第26回国会 農林水産委員会 第30号(1957/04/18、4期、日本社会党)

○羽生三七君 この湿田単作地域の特殊立法ができて数年になるわけでありますが、この特殊立法のできる前に土地改良事業費の中にあったこの種費目ですね、それと特殊立法になってからと、予算上どのくらい増加しておるか、これがもしわかったら、お知らせ願いたい、さらに、それ以外に急傾斜地帯あるいはその他各種の特殊立法が制定される前に、農林省の当該予算と比較して、特殊立法制定後はどれだけふえておるか。今すぐと言っても無理でしようが、大よそわかれば今お聞かせ願いたいし、わからなければ後日でよろしゅうございますが、それをお聞かせ願つて、特殊立法制定というのはどういう意味を持つか、予算上一応伺つておきたいと思うのです……

第26回国会 予算委員会 第18号(1957/03/27、4期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは外交、防衛、農林関係等についてお尋ねをしたいのでありますが、最初に農林関係について少しお尋ねをして、それから他の問題に進みたいと思います。  御承知のように、政府は経済自立五カ年計画を策定して、食糧増産計画を五カ年間に千百十二万石の増産を目標として立ててきておるわけでありますが、その後新農村建設計画を樹立して、つかみ金的な補助金制度をとっておるわけでありますけれども、必ずしもこの前の五カ年計画と今の新農村建設計画が全く相反したものとは考えませんが、しかし私どもが考えてみて、どうも政府の日本農業の基本政策が首尾一貫していないと考えるのでありますが、一体、政府の日本農業に対す……

第26回国会 予算委員会 第21号(1957/04/24、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して……。訪米に際してその考え方を国民に明らかにされるという話でしたが、防衛計画をもしアメリカに持っていかれるような場合、国会に、残る期間もう二十数日間でありますが、今国会の間にそういうことを私どもに聞かしていただく機会がありましょうか、いかがでしょうか。

第26回国会 予算委員会 第27号(1957/05/10、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。先ほど御答弁を伺っておりますと、岸総理の御答弁の中に、仲裁裁定の完全実施をやっておるつもりだと、それから解釈上も政府が出したのは正しいと信じておるというお話がありましたが、これは、この予算審議の過程において御解釈上のもしあやまちがあるという事態が明らかになった場合には、手直しされることは当然であろうと思いますが、この点に関する御答弁を承わりたい。

第26回国会 予算委員会 第29号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○羽生三七君 当委員会で審議中の補正予算が成立いたしましても、そのことで裁定問題の解決にはならないと思います。裁定は御承知のように基準内賃金の予算単価に千二百円を増額せよということでありますが、しかしこれは実際には行われておらないというのが私どもの解釈であります。そこで私どもはこの委員会でこの問題はまだ解決はしない、政府とわれわれの間には解釈上相当の違いがある、従って予算がかりに成立いたしましても、この問題は将来社会労働委員会、あるいは労使の相互間、あるいは公共企業体等の労働委員会等によって慎重に検討される余地の残ったものと解釈をいたします。なお、今後労使の間でこの問題が解決が進められると思い……

第28回国会 外務委員会 閉会後第1号(1958/05/31、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっとその点で資料の要求があるのです。アメリカの日本商品の輸入制限について、今までどういう品目について制限があって、実質的にどういう影響があるか、次の外務委員会までに資料を一つ出していただきたいと思います。
【次の発言】 日中貿易の問題ですが、これは選挙中に最悪の事態となったわけで、この問題に関する政治的な問題はいずれ機会を見て皆さんから御質問があると思いますが、きょう私がお尋ねしたいのは、事務当局から見て、最近の中共から伝わってくる非公式情報等いろいろありますが、一体どういうふうに把握されておるのか。これは一説によると、単なる貿易協定の手続上の問題でなしに、もっと深い日中間の……

第28回国会 外務委員会 閉会後第2号(1958/06/09、4期、日本社会党)

○羽生三七君 経済局長はお見えですか。
【次の発言】 私のお尋ねは貿易に関連したことですが、これは非常に政治的な問題になるので、いずれ機会を見て新内閣の担当者にお尋ねしたいと思うのですが、きょうは事務的にお答えをいただいてもけっこうですが、御承知のように、今年度の日本の輸出目標は三十一億五千万ドルということになってこの輸出目標三十一億五千万ドルを達成するという立場に立って、予算も財政投融資もそれから国民経済の成長率も何もかもすべてきまっておるわけです。ところが、きょうも資料を出していただきましたが、アメリカとの貿易においても日本の輸出は減る一方であるのに、輸入はふえておるという状態。しかも一方……

第28回国会 外務委員会 第3号(1958/02/13、4期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど来お話のあったエジプト、シリア両国の統合前における日本と両国との間に結ばれておった条約とか協定をそのまま引き継ぐという場合、それはそうあるべきだということなんですか、今まで何かそういうことで先方と話し合われてそうなるということからおっしゃっておるのですか、その辺はどうなんですか。
【次の発言】 関連して。先ほどの岡田委員の御質問の際に、外務大臣から、日ソ平和条約の締結の場合に考えておる日本の領土に関する主張についてはソ連側も承知しておるはずだ――実は承知しておるのでありますが、その承知しておる中で、今度の漁業交渉との関連性において、平和条約の問題を出してきた。ソ連として何ら……

第28回国会 外務委員会 第5号(1958/02/18、4期、日本社会党)

○羽生三七君 日本国とエチオピアとの間の友好条約の件ですが、妙なお尋ねですけれども、日本とエチオピアとの間はどういうことになっておるのか。平和条約でもない、通商航海条約でもない、普通の条約のケースと全く違った友好条約というものなんですが、両国間の今日までの経過を少し御説明をお願いしたいと思います。つまりこの友好条約という、特殊な何か前提条件も何もないような、特殊な形態だと思うのですが、両国間の今日までの外交上の経緯を一つ。
【次の発言】 そうすると、私ども不勉強なんですが、具体的なものは今まで何もなくて、この友好条約から通常の関係に入っていくと、こういうケースですか。

第28回国会 外務委員会 第9号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○羽生三七君 今の岡田委員の質問と関連する問題ですが、先ほど藤山外務大臣は、ソ連は平和条約を今度の交渉では、必ずしも特に求めておるわけではないというお話でありましたが、あるいはそうかもしれません。そこで、今度代表を派遣される場合に、政府は、この平和条約と漁業交渉とは全く別個のものとしてかりにお考えになって代表が行かれましても、向うで現にそれをからあて問題を提起してきた場合にはどう対処されるのか、そのときには、今度行く代表は、その問題に触れて問題を処置する権限まで持っているのか、それがからめさせられて、日本としてはどうにもならないときには、漁業交渉もそれまでのものとして帰ってきて、また出直しして……

第28回国会 外務委員会 第10号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○羽生三七君 前にどなたかお尋ねがあったことならば、もう簡単に御答弁下さってけっこうですが、東京、モスクワ、ストックホルム、ロンドン等の新しい航空路のこともときどき新聞なんかで見るのですが、日本とソビエトとの航空関係の何か話が現在あるのでありますか、どうでありますか。
【次の発言】 それで、許しておらぬというが、話し合いも別にないんですね。

第28回国会 外務委員会 第11号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○羽生三七君 簡単に一、二問お尋ねいたしますが、最初の第一は、先日、日本と中共との第四次貿易協定が成立をして、その関係もあるのか、国民政府――台湾政府が、日本と国民政府間の貿易協定破棄等、いろいろな動きがあるようでありますが、私としては、そのことによって日本と中共との貿易に対する政府の基本的態度がくずされたり、あるいはまた、問題になっている国旗掲揚事件簿から、日中間の貿易に基本的な影響を与えるようなことにならないように、台湾政府の動きもありますが、政府はこの際強い態度で、きぜんとしてやはり従来の方針をとっていただきたいということであります。もちろん、私は、あえて台湾政府と事をかまえて無用の摩擦……

第28回国会 外務委員会 第12号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私の質問は、まあ質問というよりも、むしろ大部分は意見になるのですが、このインドネシアの政情がこういう状態にある際に、しかもこれは賠償協定がここで今成立しよりとしているわけです。そういう場合に、われわれは他国の自主性を少しでも侵してはならぬ、これはまあ当然のことであります。  しかしまた、同時に、賠償がきまったら、やればそれでいいのだということでもなかろうと思うのですね。だから日本で行う賠償が効果的にインドネシアの経済の発展に寄与する、そういうことでなければならぬと思う。しかし、まあ御承知のように、相手国は非常な混乱の状態にあるし、それは混乱が片づくまで賠償の実施は延ばすということ……

第28回国会 外務委員会 第13号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○羽生三七君 議事進行についてですが、大臣はどのくらいおられるのですか。
【次の発言】 国際情勢に関する質疑の方が相当おありになると思いますが、そうすれば、この方は適当に一つお願いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの曾祢委員の御質問に対して外務大臣からのお答えの中で、いろいろ今度ソ連の核実験禁止の提案について査察制度など、その他いろいろな具体的な問題の提起を待って、十分政府としても検討したい、こういうお答えでありましたが、それは一応ごもっともであります。しかし、前の核実験禁止に関する国連の総会における政府の動きを見ても、日本案とソ連案と、そして西欧案とが出て、非常に日本としてもかれこれ……

第28回国会 外務委員会 第15号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ソ連政府から核実験禁止に関して何か日本側に書簡があって、それに対する政府の回答が近くなされるのでありますか。そういうことであると、私あとで御質問したいことがあるんです。
【次の発言】 総理あての書簡のようでありますので、もとよりこれは総理が適当な回答をなされると思いますが、しかし、まあいずれにいたしましても、前々からの核兵器実験禁止に関するソ連の提案について、日本政府に意のあるところを述べたものと思いますので、当然岸首相が書簡の返書を出すについては外務大臣に御相談があるし、むしろ外務大臣の意見を向うへ伝えられる性質のものだろうと思います。  そこでお尋ねしたいことは、きのうきょう……

第28回国会 外務委員会 第17号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○羽生三七君 森さんの御質問で大様尽きておると思いますが、なお一、二点お伺いしたいことは、あるいは、もしダブっておったらお答えなくてもけっこうですが、まあ、第四次貿易協定の問題がこういうことになって、このあと、政府は静観すると言われておるんですが、このまま様子を見ておるんですか。いずれ、近く議会も解散になって、しばらく空白状態が続くと思うんですが、やはり何も、今、即時こういう混乱した問題を打開する処置をとることなく、様子を見るということが、政府の今当面の方針なんですか、何か処置をしようということなんですか。
【次の発言】 私ども、実際に台湾と中共との関係はなかなかむずかしいと思います。そう簡単……

第28回国会 予算委員会 第15号(1958/03/19、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、明年度予算の関連から、明年度の経済の見通しをきょうお尋ねしたいと思うのでありますが、言うまでもなく、経済観測、経済見通しというものが非常にむずかしい問題であることは、よく承知しております。たとえば、昭和三十一年度の経済拡大のテンポは、万人の予想に反して、年度当初の政府の見通し、国民所得は前年比四・三%、鉱工業生産は七・二%の伸びというのに対し、実際には、国民所得は一三・九%、鉱工業生産は二三・四%の成長を示した事実によっても明白であろうと思います。そこで、私自身も、私自身の言うておることが全部正確で、政府の言うことは全部間違っておるとか、そういうことを言うのではない。私自身……

第29回国会 外務委員会 閉会後第1号(1958/07/31、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、やはり中東問題でお尋ねをするのですが、重複を避けながら、二、三の問題をお伺いをいたします。  今の御質問にもあったように、イラクの承認も時間の問題となると思いますが、しかし、日本はもとより、場合によったら英米すらイラクを承認しなければならない条件が出てきているところを見れば、しかも今日まで世界の何十ヵ国が承認している事実に徴すれば、イラクの革命はこれは世界各国によって承認されるということを意味している。レバノンもまた私はイラクの革命とは本質的に違わないと思う。レバノンの革命もイラクのそれも、ほとんど本質的に何らの相違がないことをこのことは意味している。のみならず、レバノンに……

第29回国会 外務委員会 第2号(1958/06/27、4期、日本社会党)

○羽生三七君 実はきょうは、わが党の同僚各位それぞれ、私もそうですが、時間に制約された用件があって、こういう短時間で、当面の重要諸問題を十分お伺いすることはできませんので、他日あらためて機会を作っていただくよう、これは委員長にお願いをいたしておきます。  ただいま外務大臣から、最近の情勢についての所信といいますか、感想を承わりましたが、今承わった限りにおいては、われわれもあまり異存ないのです。近隣諸国との善隣友好を深める、それから国交回復のない国についてもそうである、少しもこれはわれわれの異存のないことなんです。しかしそれにもかかわらず、なぜそれじゃふだんにトラブルが起るし、また、解決できない……

第29回国会 外務委員会 第3号(1958/07/03、4期、日本社会党)

○羽生三七君 外相の渡米に関連したことで、一言お伺いしたいのですが、一部新聞情報によると、渡米の際に日米安保条約について、改正の意思でもって臨まれるというようなことも伝えられているわけであります。実はこの問題については、両院のわが党の外務委員の諸君が、昨年来しばしば触れている問題でありますが、昨年も私予算委員会で岸総理にこの問題に触れたときに、約二時間、岸総理は、結果としては私どもの考えたことと全く違ってはおったが、しかし、まあ日米安保条約の性格について、二時間に近い質疑応答をやったわけです。従って、私は、この前も外相渡米に関連して若干お伺いしましたが、その際そういう一つ一つの案件に深く立ち入……

第29回国会 外務委員会 閉会後第3号(1958/08/29、4期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、日本と対中共との関係で簡単にお尋ねをいたしたいと思いますが、この問題は御承知のように、非常にむずかしい問題になって、貿易問題一つを打開するだけにも実は友好関係というような問題にも関連をして非常に困難な条件をはらんでいることはもう政府自身が一番よく知っていることでありますので、私はまあその前提条件は多くは申し上げません。それからまた、純然たる経済上の問題から考えても、昭和三十三年、三十一億五千万ドルの輸出目標を達成することが、非常に日本経済の現状から困難になってきた場合に、この中共問題の、特に貿易の問題の打開ということが非常に大きなウェートを占めておることもこれまた言うまでも……

第30回国会 外務委員会 第2号(1958/10/07、4期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主として日米安全保障条約の改定といいますか、新条約の締結という政府の考え方についてお尋ねをいたしたいと思いますが、今度の政府の考え方は、サンフランシスコ講和条約の連れ子ともいうべき日米安全保障条約が、成立当時は、敗戦の結果による日本の無防備状態とか、あるいはいわゆる真空理論によって合理化されてきたのでありますが、しかし、今度の政府の方針は、さらに一歩を進めて、日米相互援助条約の締結に踏み切ったのではないかと思うのであります。しかし、日本には憲法の制約もあって、海外派兵等もできないので、これをカバーするものとして、いわゆる基地提供を行い、同時に、日本自身の防衛力を強化するこ……

第30回国会 外務委員会 第3号(1958/10/16、4期、日本社会党)

○羽生三七君 議事進行上の問題ですが、実は、今の鶴見委員から御質問の点は、非常に重大な問題であるのに、社会党はきょうこの問題を不問に付するわけじゃないのです。社会党委員が質問をしない理由は、もちろん台湾海峡その他の問題で首相が触れられておるようでありますが、これは重要な外交上の問題でもありますが、しかし同時に、憲法問題に触れておりますから、これは一種の内政上の問題であるし、事重大でありますので、私どもとしては、本会議あるいは議運等を通じて、十分な首相の真意を確かめた上で、他日、日をあらためて、当委員会で質疑をするということで、きょうわれわれがやらないので、この問題を看過するわけではありませんか……

第30回国会 外務委員会 第4号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと今のに関連して。今の曾祢さんの質問に関連して、私一言だけお伺いしたいのです。条約の内容に関することは、こまかくお話しになれぬのはよくわかりますが、しかし曾祢さんの聞いておることは非常に大事だと思うのです。特に極東の平和と安全に寄与するということが、再び今度の新条約の中に盛り込まれるのかどうか、単に基地を提供すれば、これで今お話の相互援助の内容をカバーすることなのか、カバーすることと考えられるのか、あるいは新たに今度の条約も同様に、極東の平和と安全に寄与するという考え方が盛り込まれるのかどうか。これは条約の単に技術的な問題ではなくて、私は根本的な問題だと思うのです。それをも……

第30回国会 外務委員会 第7号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○羽生三七君 この両協定の内容に入る前に、一般的に、今、日本の原子力関係の仕事がどういう程度に進んでおるのか、世界的な規模から見て、一体どういう程度のものか、それから実際的にどういう役割をどの程度に果しておるのか、そういう具体的なことを少しどなたからか説明していただきたいと思います。
【次の発言】 この原子力の平和利用が広範な部面にわたって、電力あるいは船舶、飛行機、いろいろ利用の目的があるでしょうが、日本としては、一体何を中心に指向しておるのか。またそんな目的意識は持っていないが、とりあえず世界がそういうことだから、日本もおくれぬように、いろいろそういう研究を進めるという程度なのか、一応何と……

第30回国会 予算委員会 第2号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○羽生三七君 三十三年度の補正予算の内容の審議に入るに先だって、当面する政治情勢及び安保関係等の問題について、岸総理大臣、その他関係大臣に若干の質問をいたしたいと思います。  最初に一般的政治問題でありますが、岸内閣の最近の政策は、勤務評定の実施、あるいは今回の警職法の改正、日米安保条約の改正等、きわめて重要な意味を持つ政策を推進しております。政府のこのような一連の動向は、戦後ようやく獲得された日本の民主主義を逆転をさせ、非民主的、復古的な方向に日本を転換させる意図のように思われます。この日本の民主主義は、敗戦を契機に急速な成長をしたものでありますから、そのあり方が、時には若干の批判を受けるよ……

第31回国会 外務委員会 第4号(1959/02/19、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連してお伺いしたいのですが、しごく常識的な問題で、これをお尋ねするのもどうかと思うのですが、そういうことになりますと、一体、日本がアメリカ軍の駐留を求め、アメリカに防衛を依存しておるというような状態から脱却できる、そういうときはどういう条件が出たときとお考えになるのですか。たとえば自衛力の増強はどの程度とか、国際的な条件がどうなったとか、何か政府としてはこういうときになったら、一応そういうことから脱却できるということでなかったら、これは無制限というようなことで、こういう見通しがつけば、この程度の自衛力ができたときにはアメリカの駐留は要らないのだとか、国際情勢がこうなればそんなも……

第31回国会 外務委員会 第5号(1959/02/24、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ハンガリー側は日本にいつ置くんですか。
【次の発言】 ただいま案件になっているこの法案が、協定なんかに先行するのは、予算上の関係だけのあれですか。

第31回国会 外務委員会 第6号(1959/02/26、4期、日本社会党)

○羽生三七君 韓国との問題は、これはまあきのうもあんなことがあってちょっとタブーなことかもしれませんが、その後どうなているのですか、お差しつかえなければ、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それもそうですが、この問題を契機に、韓国との関係はどうなっておるのか、この点を伺いたいと思います。

第31回国会 予算委員会 第4号(1959/03/04、4期、日本社会党)

○羽生三七君 三十四年度の一般会計予算審議会に際して、社会党を代表して、これから主として最初に外交問題についてお尋ねいたしますが、その前に一百触れておきたいことは、最近の岸内閣並びに政府の基本的な方針及び岸総理の態度等についてであります。最近における岸内閣のあり方につきましては、私は若干の批判を持っておりますが、その基本的な路線はとにかくとして、当面の諸問題に限定して判断する場合にも、なお問題が相当あると思いますので、当面の問題に限定して、岸総理の見解をただしたいと思います。たとえば警職法の改正案提出当時の無謀な会期の延長とか、あるいは最近においては最賃法の強行採決、さらにまたは、非核武装宣言……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/03/06、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して……。
【次の発言】 関連して。
【次の発言】 ただいまの栗山さんの御質問は、先日の私の質問に関連していることでありますが、先日もまた今も外務大臣の御答弁を承わっておりますと、こういうことであります。つまり、日本を守るための米軍基地に対して攻撃が加えられたときには、これは日本に対する攻撃とみなす。私は先日も申し上げたように、直接攻撃が日本にあったときには、これは今の説は成り立つと思うのです。私たちの基本的な立場と政府の立場は違いますが、政府の立場に立ってみても、日本に直接攻撃してこない場合、安保条約の規定の中にある、極東における平和と安全の寄与のために、日本とかかわりのな……

第31回国会 予算委員会 第9号(1959/03/12、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して……。今の憲法第九条の解釈で、特に私は総理並びに法制局長官にお尋ねいたします。  憲法第九条は、その第二項において「国の交戦権は、これを認めない。」と規定いたしております。ここに規定する交戦権とは、具体的にそれは実体的に何をさすのかこれを伺います。法に規定する交戦権とは、日本が相手側を攻撃する場合たけを言っているのか、それがここに憲法第九条第二項に規定する交戦権なのか、あるいは自衛の場合でも共同防衛の場合でも交戦をすれば、これは憲法第九条第二項の交戦権条項に違反するのではないか。私はそう思う。だからその第二項の国の交戦権はこれを認めないという規定は、これはどういう場合にし……

第31回国会 予算委員会 第19号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○羽生三七君 関連してちょっと一言。
【次の発言】 質問と申すか、ちょっと私、社会党の見解を一言笹森委員の御発言に関連して申し述べたいと思っております。  先ほどの笹森委員の御質問の中共問題に関する点でありますが、私どもの尊敬をする笹森委員の御発言ではありますが、中国との関係についての御見解がいささか独断に過ぎはしないかと考えます。特にその前提となる諸問題については、われわれ野党、社会党と根本的に見解を異にいたしております。中国大陸は、現に六億余の人口を持つ厳然たる実体の国として存在しておる、歴史的にもまた現実的にも。これは動かしがたい現実であります。しかも世界の十数カ国がこれを承認しておる。……

第31回国会 予算委員会 第20号(1959/04/07、4期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連、いいですか、一問。  砂川事件について、地裁の判決を最高裁が支持して、地裁と同様の決定をされた場合には、政府はどうされますか。


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 外務委員会 閉会後第1号(1959/07/08、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  今の森委員の質問に対する外務大臣の答弁に関連してですが、この日本の区域以外の所で紛争が起った場合、その場合に中立の立場をとるかとらないかというときに、外務大臣は、自由陣営に属する日本としては、森君の言うことと同じ意味ではないが、しかし戦争に関連しては介入することはない、こういう御答弁であります。それはそれでいいと思うのです。だが、われわれの言う、今まで中立と言っていることは、岸内閣や、あるいは外務大臣や自民党がアメリカの考え方とときに同じであっても、そんなことに私は反対するものではない。人それぞれおのおのの考え方を持っているのは、これは御自由です。共産党の諸……

第32回国会 外務委員会 閉会後第3号(1959/09/02、5期、日本社会党)

○羽生三七君 総理の長い間にわたる外遊に敬意を表しながら、これから主として安全保障の問題について伺いたいのでありますが、必ずしも条約の条文に問題を限定するわけではありません。私がしばしば触れる問題でありますが、一国の安全をいかにして維持するかという、この基本的な問題から、最初若干抽象的なことになるかもしれませんが、意見を述べて、総理の見解をお尋ねしたいと思います。  今、井上委員からもいろいろお話がありましたが、どんな政党でも、これは私がしばしば申し上げることでありますが、どんな政党でも、またどんな議員でも、だれであろうとも、一国の安全をないがしろにするものはないと思います。皆祖国を愛しておる……

第33回国会 外務委員会 第5号(1959/11/17、5期、日本社会党)

○羽生三七君 この国際小麦協定について、すでに他の委員会から前に御質問があって、ダブることになれば私は取りやめをいたしますが、お尋ねいたしたいことは、前にこの協定を結んだ際、当委員会で十分論議された点は、通常のコマーシャル・ベースで輸入する場合と協定価格の場合との利害得失、さらに、日本が協定を結んでおった今日まで、過去において通常の商業べースと協定価格の実施との間にどういう利害得失があったか、この問題であります。従って、最近の世界の食糧事情等から見て政府として、この協定を引き続き継続していくことが、今後とも日本のために、また日本の食糧事情からいって有利なのか。その見通し、つまり過去の利害得失と……

第33回国会 外務委員会 第7号(1959/11/27、5期、日本社会党)

○羽生三七君 これは、今各委員からお話しのように、先日の参議院の本会議における提案理由で足りないところを、それぞれの局長等から補足をして説明されるだろうと思って私どもはここへ出てきたのです。だから、特に御注意したいことは、衆議院と参議院は違うわけです。衆議院で何が論議されたものかは、僕らは新聞で見ているだけで、そんなことは関係ないことだ。衆議院とは違うのですから、全く最初からスタートして始めるわけです。だから、質疑の過程では、衆議院でもこういう質問が出たからそれはどうだとか、あなたの御質問に対してはこういう見解を持っていると、そういう御説明ならばわかりますが、全面的に、参議院にかかわりのない衆……

第33回国会 外務委員会 第9号(1959/12/01、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ベトナム賠償関係二件の審議に際して、これとは直接の関連はありませんが、私は主として、ガリオア、イロアの問題について、外務大臣、大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思います。この問題につきましては、私、数年前に参議院の本会議で、当時の緒方副総理にお尋ねをいたしたことがあります。その後も、さきに本院の予算委員会で大蔵大臣にちょっとお尋ねをしたことがありますが、私の基本的立場では、この種の問題について、やぶをつついてヘビを出すようなことをしてもいかがかと考えましたので、さきになくなられた重光外相当時、差しつかえがあるならば、むしろ質問は控えてもかまわないが、ということを申して、お打ち合わせを……

第33回国会 外務委員会 第26号(1959/12/26、5期、日本社会党)

○羽生三七君 私簡単なことですが、今のお話の点の吉田・アチソン交換公文を新しくする場合に、文章の具体的な問題はとにかくとして、内容的にはこういうようなものだということをある程度お話し願えませんか。もうこれで外務委員会も終わって、縦議院では来月の適当な時期に本会議を開いて、そこで総理の所信表明を求めるというようなことを言っていますけれども、これは確定的に行なわれるかどうかわからない。そうであるとすれば、外務大臣がこのまま渡米されることになるので、他の点は大体承知しておりますが、今の点だけは、もうちょっとわかっておったらお願いします。
【次の発言】 その内容は。

第34回国会 外務委員会 第3号(1960/03/10、5期、日本社会党)

○羽生三七君 この案件に直接の関連はないのですが、貿易の関係でちょっとお尋ねしたいのですけれども、最近、貿易為替の自由化問題から、これが日本経済に及ぼす影響が論議されている問題の中に、新しい問題として、日本の円レートが国際的に占める地位といいますか、円レートの価値の判断が貿易に及ぼす影響というものが非常にウエートが大きいということをいろいろな角度から論証されてきておるのですが、今の日本の為替レートというものは、国際的な位置付けから見て、どういうところにあるのか。割高とか、割安とか、それは、基準の取り方は非常にむずかしいもので、われわれのようなしろうとにはわからないのですが、もしどなたか、わかっ……

第34回国会 外務委員会 第7号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○羽生三七君 三、四年前ですか、海外移住振興会社が本委員会で審議された際に、どうもその法案の性質がよく把握できずに、われわれとしてはこれは一種のトンネル会社になるのではないかということでずいぶんこの委員会では論議をされたわけです。ところがその海外移住振興会社が行なうべき仕事はその後どうなっておるのか、そういうものが存在し、これがすべて日本の海外移住に関する中心的な機関になるように説明されてきたと思うのですが、それとは別にただいまの審議案件というものが出てきたわけですが、それとの関係はどうなのか。それで、これはこれで単に総括的な資金の貸付の問題だけということになるかもしれませんが、しかし海外移住……

第34回国会 外務委員会 第9号(1960/04/12、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。この種の問題をこの委員会であまり微妙なことをお尋ねするのもどうかと思って私も差し控えておったのですが、今、森委員のお尋ねもあったように、また先ほど外務大臣のお話があった中にもあるのですが、この外務大臣が言われた、最初の政治性なしに、より高度の、他の政治問題との関連なしにこの問題が片づくかどうかという問題であります。私は年々漁獲量が減っていくというこの事実を見、それからまたその都度出してくるソ連の各種いろいろな提案や条件というものを必ずしもそのまま容認するものでもないし、またソ連の大国主義的なにおいのするような態度も必ずしも私は愉快に思ってはいない。しかし、そうは思うが、……

第34回国会 外務委員会 第10号(1960/04/19、5期、日本社会党)

○羽生三七君 課税の具体的な内容は別として、インドと日本との間の経済上のつながり、たとえば貿易においてはどの程度、それからおもなる事業というのはどういうものがあるか、そういう経済上の関連性の概要がわかったら、簡単でよろしいですから御説明いただきたい。
【次の発言】 大きな企業というと、どういうものがあるのですか、六つの法人事業は。
【次の発言】 製鉄関係どうなっておりますか。
【次の発言】 アジアの中の一番大国といわれておるインドとの貿易が、延べ払いは別としても、片道六千万ドルわずかオーバーする程度、非常に何か少ないような気がするのですが、今後の見通しなんかどうなんですか。今は漸増的な趨勢にあ……

第34回国会 予算委員会 第10号(1960/03/08、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。今の小林委員の発言と大体同じなのですが、前の日華条約を審議するときの委員会の大勢は、私はそのときは関係しておりませんが、その大勢は、台湾が全中国本土に対して主権を持つという意味でなしに、現に事実的に成立をしておる台湾という現実の事態を承認する意味で、その主権が本土に及ぶとか及ばないとかいうことを別にして、事実関係として交渉に入る、こういうことだったのです。これは今の速記録を読まれたことから見ても間違いのない事実であります。だから台湾政府の主権が中国本土に及ぶとか及ばないとかということは、全然吉田前総理も言ってないし、岡崎前外務大臣も言っていない。また今の政府の言われたこ……

第34回国会 予算委員会 第11号(1960/03/09、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して簡単に承りますが、アメリカは、日本の今度の条約のほかに、アメリカと韓国との米韓条約を結んでおる。だから日本とアメリカとの条約、それから韓国とアメリカとの条約で、竹島がそういう問題になったときには、アメリカという国はどういう態度をとることになるか、これを承りたい。
【次の発言】 関連して。政府の言うことはよくわかるのです。それは急迫不正の攻撃があった場合に、日本が直ちに自衛力を発動する場合もあるし、場合によれば外交交渉にゆだねる場合もあるのです。そこで日本としては外交交渉にゆだねようと思ったときに協議する余地もない間に、アメリカが即時これを共通の危険とみなして対処し……

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/03/10、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。公務員の今の給与改訂を人事院勧告通りやる場合には、もし近い将来にやるとすれば、時期はどの程度のころを想定されているのか。あるいは財源的にはどのくらいかかるのか。それは補正予算という形をとるのか。時期的な問題とその財源がどの程度に要るか、それをお知らせ願いたい。
【次の発言】 関連。ちょっと抽象的な質問になるかもしれませんが、今のに関連して承りたいことは、所得倍増計画というものの内容的なものが、はっきり私自身まだつかめないから、お教えをいただきたい。  というのは、たとえば本年度予算が一兆五千六百億。そこで、所得倍増計画を立てて予算規模を特別にふやすわけにはいかな……

第34回国会 予算委員会 第14号(1960/03/12、5期、日本社会党)

○羽生三七君 私は特に答弁を要することではないのですが、今のレバノンの出兵要請は、当時レバノンの国会議長並びに国会議員の多数の意思に反して行なわれたことを想起すべきであります。

第34回国会 予算委員会 第15号(1960/03/14、5期、日本社会党)

○羽生三七君 私は三十五年度予算に関連して、日本経済の動向を中心にお尋ねをいたしたいと思います。  最初に質問の出発点を明白にする意味におきまして申し上げるのでありますが、それは二月三日の参議院の本会議で、政府の施政方針に対する私の質問の際に、大蔵大臣は質問の趣旨を若干誤解されておると思いますので、その点について申し上げたいと思います。  それは、私は三十五年度予算は積極性が強過ぎると批判したのではないのであります。しかし御答弁はそういう形でされておりますが、私の申し上げたのは、国民生産や所得が増加をすれば必然に予算規模がある程度ふくらむのは当然であるから、必ずしも予算の総ワクを問題にするわけ……

第34回国会 予算委員会 第19号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して簡単に。先ほどの小林君の質問に対する答えがちょっと不明確だったのでお伺いいたしますが、日本と韓国、日本とアメリカとの間で、この問題でどういう交渉をしてきたかと言われましたが、私はそれを具体的に、どういうレベルの方が話をされているのか、単に事務当局がちょこちょこと事務的に話をしているのか、大臣なり、場合によったら総理大臣なり、相手のしかるべき人と、少なくともちゃんと整った形でやっている会談でなければ、この問題はあまり意味がないと思うのですが、そういうことについて、どういうレベルの方が話し合ったのか。あるいは、もう一つは、先ほど国際司法裁判所に提訴する場合に、韓国の同意がなか……

第34回国会 予算委員会 第21号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。アメリカが一般的に言っておる極東の範囲というものは、今外務大臣のお話の通りと思います。そこで今度の条約に言っておるこの極東の範囲という場合に、日米間に日本の今の政府の解釈しておる解釈というものは、アメリカ側の合意を取りつけての統一解釈でありますか、お伺いいたします。
【次の発言】 西田さんの前段の質問で関連質問しようと思ったところが、西田さん次に移られたので、ちょっと前に戻りますが、中立の場合、私がしばしばこの委員会、本会議等で申し上げたように、政府が、あるいは岸総理、岸内閣が、アメリカの考え方と同じであったり、あるいは自由陣営に好意を持ったり、あるいは社会観、……

第34回国会 予算委員会 第23号(1960/03/31、5期、日本社会党)

○羽生三七君 次に進む前に、関連して……。政府は、この日米安保条約を、一応戦争の抑止的な力と考えているから、戦争が起こったら、政府も、これは日本は終わりだと思っていると思うのです。私はそう思っている。そこで案外、その点は安易に考えているんじゃないかと思うのですが、日米の事前協議の場合の協議会のメンバーですね、これは一応新聞等に伝えられておりましたが、その場合に、昔の戦争は侵略的な性格が多かったので、余裕があった。だから御前会議というようなものをやって、長い時間をかけて、ずいぶん同盟を作るとか作らぬということも協議したわけです。近代戦争ではそんな余裕はないから、協議会のメンバーがちょこっときめれ……

第35回国会 外務委員会 閉会後第3号(1960/09/01、5期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど小坂外務大臣の外交に臨む所信を承ったわけですが、池田内閣それから小坂外交の基調を大体大要すると、自由諸国との提携強化と国連中心主義、この二つにあるように思われるわけです。しかし、率直に申しまして、日本が今日当面をしておる外交上の方針としては、われわれと政府との立場の違いは別としても、これだけでは非常に不明確ではないかと思うのであります。所信の点にもいささか触れられておりますが、そもそも今日の世界の緊張とかあるいは冷戦といわれるものは、東西の対立関係に起因しておるのでありますから、この緊張あるいは冷戦を緩和することが日本の外交の基調でなければならぬと思うのであります。発足後ま……

第37回国会 外務委員会 第3号(1960/12/21、5期、日本社会党)

○羽生三七君 私、きょうは質問の予定は全然なかったわけですが、一つだけお伺いしますが、実は、私が今この委員会を中座をして予算委員会へ行きましたところが、たまたま同僚議員が、先日の私の池田総理に対する日中関係の問題で劈頭に質問をいたしまして、そこへ池田総理からこういう答えがあった。日中関係については、政治的な問題にからまない限り郵便、気象協定等はやります。所管省に具体的にやってもらいます。こういうお答えがありました。そこで私は、先方の希望もあることでしょうし、あるかないか、希望の点もあるでしょう。それからさらに、実際もし具体的にそういうことをやろうと思えば、どこで会談をするのか、どういうレベルの……

第37回国会 予算委員会 第3号(1960/12/19、5期、日本社会党)

○羽生三七君 昭和三十五年度の補正予算の審議に際しまして、予算に直接関連する問題につきましては、同僚各位に譲ることといたしまして、私は、主としてこの際外交問題並びに経済問題にも若干触れてお尋ねをしたいと思います。  アメリカの共和党のアイゼンハワー大統領が、新しく当選しました民主党のケネディに変わったわけでありますが、このケネディ新大統領のもとで、いよいよ新しい時代を迎えることになりましたが、この布陣も、ラスク国務長官、それからボールズ次官、さらにスチブンソン国連大使という新しい布陣で大いに世界の注目を集めておるわけであります。アメリカの民主党へ共和党から政権が移動したといっても、アメリカのこ……

第37回国会 予算委員会 第6号(1960/12/22、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連……。実はこの前の国会の予算の分科会で、ここにおられる同僚鈴木委員、それから永岡委員ともども、私どもとしては前運輸大臣に、国鉄の経営というものが独立採算制の精神を貫くのか、あるいは公共企業体として一般会計からの補てんを将来も十分考慮しながら、そういう公共性を貫くのか、どっちに性格の重点を置くのかということでお尋ねをして、その場合に運輸大臣が、重大な問題ですから、国鉄のあり方について根本的に今検討中である、近く結論が出ますということを言われたのが本年の三月の末でございます。その後もずいぶん久しいことになっておりますが、前大臣から引き続いてそういうことを今度の新しい運輸大……

第38回国会 外務委員会 閉会後第2号(1961/07/31、5期、日本社会党)

○羽生三七君 今の問題に関連してですが、ベルリン問題なんかで日本がアメリカから相談を受けるような立場になったということが、日本が大国に成長したということで、慶賀するという意見もあるようですが、それもけっこうではありますが、しかし、同時に、相談を受けるからには、やはり責任もこれに伴うのではないかと感ずるわけです。ですから、単に喜んでばかりはおられない。責任の所在という問題もまたおのずから考えなければならぬのじゃないかと思います。しかし、われわれは、ベルリン問題が米ソ両陣営ともそれぞれ考えておるから、いわれるような危機というものは現実に起こるかどうかは、これは非常に疑問であるし、また、そんなことに……

第38回国会 外務委員会 第3号(1961/02/21、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連してですが、まあ質問というより、若干意見になるかもしれませんが、アメリカ問題は、これは非常は複雑なので、軽々なことも言えないと思いますが、しかし私は、やっぱり何よりも、ソ連の言うような国連事務総長の不信任というようなことに直ちに私は同じ意見であるということでものを言うわけではないのですから、それは誤解のないように願いますが、いずれにしても、国連の態度はいつもあいまいなのです。たとえば、今度だって、ルムンバの殺害によって、ケネディ大統領やスチブソン国連大使等も実は解決策を見失った、望みをかけていた糸口も切られてしまったと、アメリカ自身が非常な当惑をしておるだろうと思う。なぜそう……

第38回国会 外務委員会 閉会後第3号(1961/08/01、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ソ連が従来も、ベルリン問題で、ある程度の強い態度を示しながら、しかし実際には、先ほど欧亜局長からお話があったように、キャンセルというのか、一応見送って時を待つと、そういう態度をとってきたところが、今度はさらに今までにない強い立場を示したわけで、その原因が、たまたまベルリン問題が世界の危機の焦点の一つといわれておるから、そういう一般的な問題もあるでしょうが、その原因が、単に、今お話が情文局長からあったように、時たま起こる緊張、二年に一回か三年に一回か、とにかくたまたま起こる緊張なのか。それとも、今度ソ連がこういう強い態度を示したということは、客観的にはどういう情勢からそういう態度を……

第38回国会 外務委員会 第4号(1961/02/23、5期、日本社会党)

○羽生三七君 佐藤さんから、ただいま松平国連大使の発言についての御発言がありましたので、これに関連をして、符に今佐藤先生からお話しになった問題を、こまかいことから先にお尋ねをしたいと思います。  今の御発言で行くと、大使がどういう発言をしようとも自由であるというふうにとられるのでありますが、私は、この松平発言は、憲法九十九条に規定する、公務員は憲法を尊重し、擁護する義務を負う、これに違反しておると思います。法制局では、憲法についての意見を述べることは自由である、こう解釈をいたしておるようでありますが、私は、その問題とこれとは根本的に違うと思います。憲法についての疑義について意見を述べる場合と、……

第38回国会 外務委員会 閉会後第4号(1961/09/12、5期、日本社会党)

○羽生三七君 実は、私も予算委員会で辻さんとすぐ近くに席を並べておって、出発直前までいろいろ話をしておりましたから、関心は持っておったのですが、心配しておった一人でありますけれども、ただ、問題が、かりに国交のない国へ入られたものとして、どういう目的で入られておるのか、その目的もわからないし、その間国会議員としていろいろ問題も起こってはと非常に心配をしておった一人です。しかし、きょうここでこういうふうに問題になってきたから意見を申し上げますが、どういう目的で向こうへ入られたのか、しかも、国交のない国にとってはなおさらそこのところは問題になると思う。だから、そこは非常に外務省としてもやりにくいだろ……

第38回国会 外務委員会 第5号(1961/02/28、5期、日本社会党)

○羽生三七君 賛成です。
【次の発言】 この文化協定については、条文の上から見て、特に何も問題があるとは思いませんが、実体的に、この両協定を結んで、どういうことが直ちに起こってくるのか、また、現に起こっている問題を処理するために協定を必要とするのか、その辺を補足的に一つ説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 この協定が成立する以前においても、自由な文化の交流があったと思うのでありますが、こういうことは、もちろん異議のない、賛成する問題ですけれども、特にこの協定を結ぶことによって、結んだ方がいいにきまっているけれども、結ばない場合の不利益といいますか、障害、結んだことによって得られるプ……

第38回国会 外務委員会 第9号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。今度のような場合には、何か外務省自体として検討されたのですか。つまり、こういうような、この種の問題が起こった場合に、日米間で協議する前に、そういうふうな事態であるかどうかは外務省の判断ですから、そういう場合に、外務省として、今度の事態に対して何か省内で御検討なさったことはありますか。

第38回国会 外務委員会 第11号(1961/04/18、5期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、きょうは質問の予定は何もないんですが、今出たから、一言申し上げておかなければならぬと思うのです。私は、大臣の今のお考え方でいいと思うのです、この問題に関しては、キューバの問題はキューバ自身の問題で、これは内政問題です。ですから、アメリカがキューバのカストロ政権に対して砂糖の貿易上の禁止措置を講じて、それに対して、ソ連が逆にキューバ砂糖の買い上げを決定して、そこで、いろいろ貿易業者がごたごたがあるかもしらぬけれども、それはキューバ自身の問題で、日本がかれこれ言うことはさらさらないと思います。問題はむしろそんなことでなしに、一昨日来起こっている問題がもしさらにこれ以上発展したよ……

第38回国会 外務委員会 第12号(1961/04/20、5期、日本社会党)

○羽生三七君 この協定は、相手国はオランダ、ベルギー、ルクセンブルグ等個々に署名されることになっておるようでありますが、しかし、同時に、この協定は、日本を一方の当事者として、ベネルックスの三国を一体として他方の当事者とするということになっております。具体的に問題を処理する場合には、個々の国とやるのか、三国の中に何か統一的な事務局みたいなものがあって、そこで処理されるのか、その辺はどうなっておりますか。
【次の発言】 一体として行動する場合には、何か三国統一的な事務局がどこかの国にあるわけですか。どこが中心になるわけですか。
【次の発言】 この三国の経済同盟と、もう一つ、この中に出てくる欧州経済……

第38回国会 外務委員会 第13号(1961/04/25、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょうど森さんが日韓問題に触れられて御質問があったので、一点だけ外務大臣にお尋ねをいたしますが、外務省は直接関係をされていないようですが、自民党の外交問題調査会ですかで、韓国へのてこ入れということを、そういう表現があったようですが、とにかく韓国の政治経済その他の安定策に何らかのてこ入れをするということが考えられ、さらに、この前の予算委員会の際に、私が、ガリオア、イロアの返済について、韓国の商工大臣がそれを韓国向けに振り向けてもらうことを期待しておるようだが、そういうことはないかとお尋ねした際に、総理は、そういうことはないとお話がありましたが、自民党側としては、低開発国援助の一環と……

第38回国会 外務委員会 第15号(1961/05/11、5期、日本社会党)

○羽生三七君 答弁の前に、関連して一緒にやっていただきますが、ただいまの問題で、この前、公式の席ではないのですが、水田大蔵大臣の話で、パキスタンを初めAA諸国、それからソ連等では長期の延べ払いを希望しておると、それを認めれば、日本の輸出は相当拡大をすると思われる。しかし、外貨の延べ払いですから、年度間における外貨の日本の受取勘定からいうと、必ずしも目に見えたプラスになるわけではないので、外貨事情からいって一部に異論があって、なかなか思うようにいかない、こういうことを言っておられたわけです。しかし、今のお話、佐多委員のお話にもありましたけれども、延べ払いというものが、パキスタンのみならず、各国の……

第38回国会 外務委員会 第16号(1961/05/16、5期、日本社会党)

○羽生三七君 昨年度キューバーからの砂糖輸入が二十万トンに減ったというのは、それは、貿易のアンバランスのためか、政情不安定のためか、どういうことですか、具体的には。
【次の発言】 キューバでなしに、ほかの方もやっていいのですか。
【次の発言】 この犯罪の防止に関連する案件でちょっとお尋ねしたいのですが、この研修所を、国連で、アジア及び極東地域に特に設けるということになったのか、世界の他の地域にも同様のものがあるのか、その辺はどういうことですか。
【次の発言】 この種のものが国連で統一的に、加盟各国の共通の問題として取り上げられることはわかるのですが、特定の地域に限定をして作るということは、どう……

第38回国会 外務委員会 第17号(1961/05/23、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。そうすると、そういういう場合、国営貿易をやっている国は、私人、私の貿易商とはどういう関係になるのですか、この条約で。
【次の発言】 ちょっと事務的なことになるのですが、よくわからないので、機構を承わりたいのですが、これは、何か常設機関というものがあれば、どういう形のものか、それから、この仲裁人の選定というのはだれがやるのか、どういう人がなるのか、そういう機構的なことをちょっとわかるように説明していただきたい。
【次の発言】 国内はそれでわかりましたが、国連ではどういう名称で、常設機関はどうなっておりますか。

第38回国会 外務委員会 第18号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○羽生三七君 この両件について、両国とも万国郵便連合の約定に参加していない理由はどういうことですか。
【次の発言】 それからもう一つは、オーストラリアとの関係では、通常郵便為替だけなんですね。それに対して、パキスタンとの間では、電信為替も交換できるということになっておるのですが、そういう差ができるのは、どういう関係でしょうか。
【次の発言】 同意を得られなかった部分については、やはりこの第三国の仲介で行なうことになるのですか。
【次の発言】 今日でなくともよろしいのですが、次の機会に、このフィリピンの賠償は、一体どういうふうに進んでおるのか。実施になってから今日までの進行状況を一つ説明していた……

第38回国会 外務委員会 第19号(1961/06/06、5期、日本社会党)

○羽生三七君 今のアメリカとの関係ですが、大豆の輸入自由化は、今度の農基法の審議の上からでも、いろいろ自由化のことが問題になる。またその他の機会にも、いろいろとこの点は問題にされておる点ですが、それらの点について、一体これは、外務省でそういうことが十分に答弁ができるかどうかわかりませんが、日本農業に及ぼす影響、その弊害、影響をチェックする具体的な対策等はどうなっておるのか。その点を少し明らかにしていただきたい。
【次の発言】 それで、先ほどの大豆輸入自由化の場合に、今の当面の施策は、今大臣からお話がありましたが、具体的に、この輸入の量などはどの程度見込まれるのか。これは、市場の需給関係にもより……

第38回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1961/06/30、5期、日本社会党)

○委員外議員(羽生三七君) 貴重な時間を委員外発言をお許しいただいて、お礼を申し上げます。  今度のこの水害についてでありますが、所管省の農林省以外の、建設省、厚生省等、各方面にわたる問題点があるわけでありますが、周東農林大臣は、農林大臣としてのみならず、総理大臣の代理も兼ねられておりますので、この際特に、二、三重要と思われる問題をここにあげて対策をお願いいたしたいと思います。当面の対策は、昨日の次官会議で一応の基準はきまったようでありますけれども、なお気のついた点を申し上げて御配慮をわずらわしたいと思います。  今回の水害は、長野県等を初め、関東、中部、近畿等多方面にわたっておりますけれども……

第38回国会 予算委員会 第4号(1961/02/16、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。不足したという場合ですね、資金が。これは、使い切った場合を不足したとおっしゃるのか、資金が必ずしも潤沢でないという場合を不足したと解釈されるのか。普通、計上してある予算を使い切って、ほんとうに足りなくなった場合の不足したという解釈か、必ずしも資金が潤沢でないと、そういう解釈か。もし後者の解釈なら、どんなことでもやれることになるんです。資金が潤沢でないかち、幾らでも次の年度を見通して余裕があれば補正でやっていく。だから、その不足したとは、持っておる金が現実に足りなくなったという解釈なのか、必ずしも潤沢でないという解釈をしておるのか、どちらでありますか。

第38回国会 予算委員会 第8号(1961/03/06、5期、日本社会党)

○羽生三七君 三十六年度予算の審議に際しまして、予算の前提となるべき国際情勢を中心にして若干の質疑を行ないたいと思います。  最初に、いささか意見にわたって恐縮でありますが、政治のあり方について一言総理の所感をただしたいと思います。政府は、施政方針演説におきまして日本経済の高度成長を誇示されておりますが、確かに成長率だけでいえば世界で最も高い水準にあることは、これは事実であります。しかしそれにもかかわらず、日本経済の二重構造は依然として解消されず、繁栄の陰にかくれた暗い断面も多方面にわたって存在をしております。しかるに政府の態度は、いいことずくめの発言が多くて、高度成長と繁栄の陰にある問題を率……

第38回国会 予算委員会 第10号(1961/03/09、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。先ほど来、木村さんの質疑された問題に関連することでありますが、私は結論から先に言いますと、所得倍増計画という名前はやめた方がいいのではないか、これは昨年の当予算委員会で申し上げておる。長期経済十カ年計画とかそういう呼び方をすべきで、つまり国民総生産、国民総所得は確かに上がります。しかし高度成長と一人々々の所得が正比例するかというと、正比例する部分もあるし、そうでない部分もある。ところが国民一般は、所得倍増計画というものを、これはいつも木村さんが言われるように、三万円の俸給が六万円になるのだ、十年先には。そういうものとして理解をして、俸給生活者がそうだから他のサービス……

第38回国会 予算委員会 第13号(1961/03/13、5期、日本社会党)

○羽生三七君 御指摘の点は問題であろうと思います。しかし、政府が地方に通牒を出したり、あるいは内容を検討する場合には、十分な考慮を払うという、長い間多数決主義というものは、民主主義の原理なんです。だから多数党が少数党の意見を尊重しなければならない。それから少数党が多数党に反して暴力をふるっていいなんということは絶対ありません。そういうことを必ずしも言っているわけではないのです。ですから、それは若干皆さんの立場にとっては問題があっても、それを地方に通牒を出したり、あるいは教科書を改訂する場合には、根本的な配慮がなくてはならぬ。だれが要求したからすぐ教科書が直ってしまうというようなことでは、これは……

第38回国会 予算委員会 第14号(1961/03/14、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連質問。この場を借りて自分の勉強の場にさせていただいて非常に恐縮ですが、どうして日本の海運界が国際的な競争力がないのか。その理由が私、どうしてもよくのみ込めないのです。他の大企業は、国際競争力がだんだん強くなって、相当の利潤も上げ、生産性も上がっている。海運だけは政府の援助がなければ、どうしてもやっていけぬという理由はどこにあるのか。これは戦争による破壊というものが、まだ引き続いているのかどうか。その点を一つお教えをいただきたい。

第38回国会 予算委員会 第17号(1961/03/20、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。今まで承ったところでは、了解に苦しむ点があるのです。日本としてはこういう主張を持っておると、そういう立場で合同委員会に臨むべきで、その立場がはっきりしていないのです。ですから、合同委員会に臨んでいって何を日本は言おうとするのか、そこが問題だと思います。それから、この種の問題を、まあ半年とか一年というならとにかく、数年にわたって、今、政府委員のお話のように、係官の人だけがやっておっていい性質のものかどうか。日本に確固たる根拠があるものなら、やはり国際上の問題ですから、責任ある地位の人がもっとしっかりした交渉をやるべきだ。その点をお伺いいたします。

第38回国会 予算委員会 第18号(1961/03/22、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。先ほど来阿部委員、それから阿具根委員からじゅんじゅんと石炭対策、炭鉱問題のお話がありましたが、私は全くのこの問題はずぶのしろうとでありますので、あるいは的をはずれているかもしれませんが、この石炭産業は、このエネルギーの転換と関連をして、日本の多くの産業の中でただ一つ今斜陽産業なんです。この対策については、政府では炭鉱離職者対策費等を計上しております。それは職業訓練費等若干なものにすぎない、根本的、抜本的対策ではありません。あるいは保安施設の問題については単に金融ということだけをいわれている。しかも労働力は、将来高度成長に比例して多くの部門において労働力がむしろ不足をするとい……

第38回国会 予算委員会 第19号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。この国際収支の赤字の原因が主として輸入の増加にあるということは、われわれも大体了承しておりますが、この場合、この輸入増加は高度成長政策に伴う原料、機械等の輸入、これのウエートが圧倒的に多いと思うのです。この基調が、もしずっとこの趨勢が続いていく場合には、三十六年度二億ドルの黒字を確保するためには、それを上回る圧倒的な輸出の伸びがないと、私はそれは二億ドルの黒字達成は可能でないと思う。だから今の段階における大蔵大臣の御説明、よくわかりますが、今後の見通しとして、今の赤字の原因というものは、またアメリカのドル防衛とか、あるいは今申し上げた輸入のこの原料、機械等の高度成長政策……

第38回国会 予算委員会 第20号(1961/03/24、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。質問というより、注文を労働大臣にいたしておきます。  最近私見ておって、この行政府に対する党側の介入が非常に目立つわけです。たとえば医療問題もしかりですよ。それから中国問題についても、外交問題についても同様のことが見受けられます。また、今度のILO問題でも同様であります。だから行政府に対する党側の不当な介入については、大臣がもっと勇気を持って進まれんことを望みます。というのは、政党政治であるからそれは当然といえばそれまででありますが、あまりにもこの介入がえら過ぎる。大臣が勇気を持って所信に邁進して、うしろ向きのところへ邁進されてはなんですが、前向きの前進をされる……

第38回国会 予算委員会 第22号(1961/03/31、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。総理大臣に伺いますが、今の大矢、木村両委員の質問に関連する問題であります。三十六年度の下期から七年度にかけて日本の輸出について十分な確信があって、経済が上向きの態勢にあるという、そういう自信を持たれるならば、一時的な今日の赤字はわれわれ自身も大して問題にすることはないと思います。趨勢としては確かにこれは国際収支の赤字は問題でありますけれども、六年度下期並びに七年度にかけて世界情勢等の関係からいって、大した心配はない。むしろ回復して上向きの姿勢になるということなら、一時的な現在の趨勢は、これは基調的なものではないとしてわれわれも了解できますが、その点はどうか、これが第一点であ……

第38回国会 予算委員会 第25号(1961/05/20、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連質問でありますし、それに、本件については、本予算の際に詳細に承ったので、私は一問だけ総理大臣にお伺いいたします。なぜこのガリオア、エロアに関する資料が公開できないのか。私は、外交のことは何でも公開の席でしゃべっていいとは申しません。たとえば、中国問題にしても、あるいはその他最高度の外交上、政治上の問題を一から十まで公開の席上で説明しろということは、これは言う方も無理だろうと思います。私はそういうことを言っておるのじゃない。そういう高度の政治上、外交上の問題とも思われない、純経済上の問題であるこの対米債務問題、しかもこれは、金銭上で幾ら借りたか、あるいはどれだけが純粋のクレジッ……

第38回国会 予算委員会 第28号(1961/05/27、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。ただいまの大矢委員の質問に関連をし、それから、最近新聞等に伝えられる、日銀当局が、今大矢君も指摘したように、若干の金融上の配慮をしなければならない段階にきているというような、そういう表現もあり、また政府の中にも、行政的なコントロールは好ましくないが、しかし、金融界あるいは業界自身の自主的な規制は望ましいと、こういう形で、今政府が積極的に何らかの規制をするという積極的な表現はありませんが、今申し上げたような諸般のいろいろな動きがあるのが現在の段階だろうと思います。そこで、先ほど来の質疑応答を拝聴しておって、私総合的に次の点を承りたいと思うのですが、第一番に、政府は経済の基……

第39回国会 外務委員会 第3号(1961/10/10、5期、日本社会党)

○羽生三七君 このペルーの協定の場合、この提案理由の説明にもあるように、戦前の条約は通商航海条約となっておったのが、今度通商に関する日本とペルーとの協定ということに、単に通商に限定されておるのはどういうわけか。これと同じように、インドネシア共和国の場合も、友好通商航海条約となっていないのはどういうわけなのか。その間の事情を御説明願いたい。
【次の発言】 このインドネシアの場合、平和条約の中にそれがあるとすれば、なおさらそれによってカバーできるということでなしに、むしろ積極的に航海条約ということもうたったほうがよかったのではないかと思いますが、それができなかった根拠は何か薄弱なような気がするので……

第39回国会 外務委員会 第5号(1961/10/19、5期、日本社会党)

○羽生三七君 このインドネシアとペルー、両方とも、先方のほうはどういうふうに進行しているのですか。

第39回国会 外務委員会 第6号(1961/10/24、5期、日本社会党)

○羽生三七君 この両件については、質疑の際にも明らかにしたように、通商関係だけでありますので、すみやかに通商航海条約として発足するよう、政府の一段の努力を要望して、両件に賛成いたします。
【次の発言】 この前、補足説明の際に御説明があったかどうか、あればそれでよろしいんですが、このすず協定については、国際価格の変動の激しい商品として指定されているわけですが、なぜ、そんなにすずが激しい価格変動するのか、その辺の事情を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 これも、この前説明があれば、重ねてお尋ねするのもどうかと思うのですが、この協定を結ぶ結果、わが国としては、どういう利益があるのか、年間の……

第39回国会 外務委員会 第8号(1961/10/30、5期、日本社会党)

○羽生三七君 今のフィリピン共和国との友好通商航海条約との関係ですが、御説明にあったこの条約は、日本にとっては好ましいので、すみやかに批准の促進をやることは、もちろん異議はないのですが、相手国のフィリピンが大統領選挙の関係があって、政情が微妙なものだと言われておるんですが、本来政治的なものでないこの種の通商航海条約で、政治的微妙というのは、どういうことを意味するのか。しかし、これはいろいろ微妙な問題があると思うので、御説明にも限界があろうと思いますが、工合が悪かったら、速記をとめてもいいですから、少し事情を説明してもらいたい。
【次の発言】 その程度の理由は、先ほどのことでわかるんですが、重ね……

第39回国会 外務委員会 第9号(1961/10/31、5期、日本社会党)

○羽生三七君 私のは質問ではないが、今の杉原委員の御指摘は、きわめて適切だと思います。私どもとしても、これが今度一つの先例みたいになって、今後この種の事後承認というものが安易に扱われては困りますので、厳にこの点については、政府としても今後再びかかることのないように、かりにある場合も、これはもうほんとうに万やむを得ないということを厳格に堅持されることを希望いたしておきます。答弁は要りません。

第39回国会 予算委員会 第3号(1961/10/14、5期、日本社会党)

○羽生三七君 心がまえとしては、まさに総理の言われる通りだと思います。先ほども触れましたように、しからば、どうしてその契機をつかむか、実際問題として、この共同宣言の際に平和条約ができれば、歯舞、色丹だけは返すとソ連は言いましたが、その後、安保条約によって外国の基地が存在する限り、これは見送りということになりましたが、しかし、私は率直に申して、この安保条約がかりにあっても、そういう条件の変更によってこの領土返還という問題が左右される性質のものではないと思います。これは私はそういうふうに確信いたします。しかし、現実問題としてはなかなか打開の道がないので、だれが発議をとるか、それじゃ日本が国会で論議……

第39回国会 予算委員会 第4号(1961/10/16、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。ちょっと疑問の点があるので承りますが、歯舞、色丹、国後、択捉は日ソ間で交渉ができる、それからいわゆる千島といわれる北方領土ですね、これはサンフランシスコ平和条約で放棄しておるから、これは国際会議でと、こういうのですか。千島列島全部、歯舞、色丹、国後、択捉を含めて、これは全部国際会議でと、こう言われるのか。明瞭に分けて、歯舞、色丹、国後、択捉は日ソ間の交渉対象。ソ連が何というか、これは別です。日ソ間の交渉。それ以外についてはサンフランシスコ条約で放棄しているから、これは国際間の話し合いの問題であろう、日本の関知するところではない、こういうことなんですか。

第39回国会 予算委員会 第9号(1961/10/21、5期、日本社会党)

○羽生三七君 議事進行。佐多さんの質問に対する答弁が不十分な場合、あとから調査すると言っても、きょうは予算の最終日で、際限もなく自民党の方も待つ御意思もないだろうし、他の会派でも御同様だろうと思う。だから、佐多さんもできるだけ議事を進行していただいて、同時に、政府委員も、事前にある程度通告してあるのですから、できる限り詳細に答弁して、こういうことを何回も繰り返さないように、できる限り詳細に答弁して下さい。

第40回国会 外務委員会 閉会後第1号(1962/05/31、5期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に先般ラオス問題に端を発して在日米軍のタイ国への出動がありましたが、これに関連をしてお尋ねをしたいと思います。  この問題については、衆議院ですでに論議がかわされたようでありますが、なお不明と思われる点についてお尋ねしたいと思います。  第一番に、政府は今回の米軍のタイヘの派兵は事前協議の対象にならぬということでありますが、それが対象になるかならないかという議論はしばらくおくとしまして、最初に承りたいことは、政府は条約上の見地から、これは米軍の移動であるとかないとかいう判断をする一定の基準があるのかないのか。これは前の安保条約審議の際に、当時の赤城防衛庁長官か、あるいは藤山外……

第40回国会 外務委員会 第4号(1962/02/20、5期、日本社会党)

○羽生三七君 二、三お尋ねいたします。  この日本国とイタリアとの航空協定の中の附表に、日本の航空企業の運輸権が一部制限されておる事例がありますね。注の点で、「ローマからの及びローマ向けの運輸権を有しない。」と、こういうように日本の航空企業権というものは一部制限されておりますが、その理由はどういうことでしょうか。
【次の発言】 多分そういう双務的なものだろうと思いますが、きわめて初歩的な質問になるけれども、東京から以遠に行く場合を制限し、またローマから先に行く制限をするという場合には、先の国が制限するならわかるけれども、当該国が制限するということはどういうことでしょうか。

第40回国会 外務委員会 第5号(1962/02/22、5期、日本社会党)

○羽生三七君 その答弁の前に、永野委員の質問に関連してですが、前に当委員会でフィリピンとの通商航海条約の問題の審議の際に、政府委員から、前のフィリピン大統領のガルシア大統領が再選されるものと見て、しかも相当ないろいろなフィリピン国内では問題はあるが、たぶん再選されるものと見て、日本が批准しても同国もガルシア大統領の当選によって直ちに批准を見ることであろうということで、日本国国会における批准となったのであります。ところがマカパガルと言うのですか、新しい大統領が当選して、その後そのままになっておるが、今のフィリピンとの航空問題も必ずしも通商航海条約の前提ではないけれども、相当影響するところが大きい……

第40回国会 外務委員会 第6号(1962/02/27、5期、日本社会党)

○羽生三七君 先日お願いした資料ができてきたようでありますが、これについて若干の説明をしていただいて、それで日本の航空会社といいますか航空業務というか、とにかく日本の民間航空の実勢というものは、ここに表が出てきた各諸国のそれに比べてどういう程度の、これを強いてランクをつけるのも変ですが、どのくらいのところにおるのか、外国と比較してどんなところにあるのか、その辺もあわせてひとつ説明していただきたい。
【次の発言】 そのほかに、今後協定を結ぶパキスタン、イタリア、インドネシア等はどの程度の力ですか、簡単でよろしいです。
【次の発言】 いやこまかいことでなしに、実勢力としてどういう程度のものか。資本……

第40回国会 外務委員会 第7号(1962/03/01、5期、日本社会党)

○羽生三七君 この三協定についてはもちろん異議はありません。賛成ですが、要望を付しておきたいと思います。それは、できるだけすみやかに日ソ航空協定を促進すること、それから南回り日航の欧州乗り入れについては、アラブ連合との協定も、これまたすみやかに促進することそれからフィリピンとの航空協定もまだできておりませんが、行政措置にいつまでもゆだねることなく、正規の航空協定を促進すること等の要望を付して、本三協定に賛成いたします。

第40回国会 外務委員会 第8号(1962/03/06、5期、日本社会党)

○羽生三七君 この提出されておる資料の、「主要国外交官在外給与額一覧表」、これとこの法律、「在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案」、これとはどういう関連があるのか、どう違うのか、数字的な点について御説明をいただきます。
【次の発言】 四割ですか。
【次の発言】 それでその次に、この資料でなしに、改正案の印刷の別表の中に大韓民国とある。これは韓国ですか。
【次の発言】 韓国は今日本で大使も公使も正式にはないわけですが、置くとすればこうなるということですか。
【次の発言】 それから、これはちょっと今の給与と直接関係ないのですが、たとえばルクセンブルグの場合、私はEE……

第40回国会 外務委員会 第11号(1962/04/10、5期、日本社会党)

○羽生三七君 今のは印刷できていますか。

第40回国会 外務委員会 第12号(1962/04/12、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。今の調査の場合、一応今度のケネディ声明に基づく新しい沖繩の調査団の派遣ということが日程に上がっているわけですが、その構成メンバーは大よそ政府としては一応の案を持っておるのじゃないんですか。ありましたら、この機会にどういう構成で調査団を派遣されるのか、お示しいただきたい。

第40回国会 外務委員会 第14号(1962/04/18、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。まともな質問じゃないんですが、通産省の資料が十三万冊とか言いましたね。一冊はどのくらいあるのですか。一枚を一冊と言うのですか、何枚か重なっておるのを言うのですか。
【次の発言】 それが十三万ですね。
【次の発言】 これは外務当局ではないかもしれませんが、一体幾人の人がどれだけの時間をかけて調べたかということ。
【次の発言】 私の想像では、それだけ分厚いものを一日に十冊ずつ調べても一年に三千六百五十冊です。十年に三万六千五百冊です。三十年かかってようやく十一万冊。しかも一日に十冊調べるなんということは、それは容易なことじゃないでしょう。ですから、そういう分厚なもの……

第40回国会 外務委員会 第15号(1962/04/20、5期、日本社会党)

○羽生三七君 御質問ではありませんが、ただ、私たちの立場をちょっと一言だけ申し上げて御了承を得ておきたいと思いますが、先ほど来、借りたものは払うべきだというお話がありましたが、借りたものを払うのは当然で、だれ一人異論はないと思うのです。だから、問題は、純粋に借りたものなのか、あるいは贈与として与えられたものなのか、その辺が不明確なために議論が起こっておるわけです。それから、その問題に関連をして、あいまいであることは当然であるという御意見もありましたが、私は非常に不思議に思うことは、日本の政府がこれを借りたものと考える根拠は、マッカーサー元帥のアメリカ向けの議会放送と、もう一つは、何とかいう大佐……

第40回国会 外務委員会 第17号(1962/04/24、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。この三十年協定の場合に、その協定を結ぶについては、日本もタイ側も合意したのでしょう。日本の国会は批准したけれども、向こうでは解釈の違いが起こってきた。そこでこまかい技術的な点ならいいですが、この種の基本的な問題で一たび合意したものが、あとから事情変更で、解釈の違いということで御破算になるという前例はあるのですか。合意したのじゃないですか、そのとき。タイというような国が、いやしくもこの種の協定を結ぶについて、こういう基本的な問題について、何かごくさまつな技術的な問題と違い、根本的な問題について、あとから解釈の相違というようなことで、こういう条件の変更が起こっていいのかどうか、……

第40回国会 外務委員会 第18号(1962/04/26、5期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に総理の来られる前に、簡単なことで外務大臣に一つお伺いしたいのですが、今朝の新聞によると、イラク駐在日本大使が国外退去を要求されたという報道がありますが、これは日本政府がさきに、イラクの欲しないクウェートの新任駐日大使の信任状を受理したために、こういうことになったようですが、この間の事情を少し御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 議題に入る前に一、二他の事項でお伺いをいたします。  それは、米国がケネディ大統領の指令に基づいて太平洋クリスマス島で核実験を行なったわけでありますが、さきのソ連の核実験再開による悪循環の結果にしても、はなはだ遺憾なことであります。日本として……

第40回国会 外務委員会 第19号(1962/04/27、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。その阿波丸協定の附属了解事項の中の「債務と心得る」という点は、あれですか、憲法八十五条を念頭に置いて、事前にそういうことを債務と決定的に確定してはいけないので、「心得る」という表現にしたのか、その辺の事情はどうですか。
【次の発言】 関連して。私が昭和二十九年の五月七日に参議院の本会議でこのガリオア・エロアの緊急質問をした際に、小笠原当時の大蔵大臣の答弁が出ておりますが、それによると、アメリカのほうの総司令部経済科学局の統計によると、一応二十四年以前、見返資金特別会計設置前は十一億八千四百万ドルとなっておりますから、今の数字とほぼ似たようなものです、ところがその総計が、……

第40回国会 外務委員会 第20号(1962/04/30、5期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうはガリオア・エロアに直接関係ないのですが、当面する日米の経済関係の問題で、非常なこまかい雑件を少しお尋ねしたいと思います。  こまかい点についてはあとからお尋ねいたしますが、最初に、日米間における懸案の経済問題がかなり多いと思うのですが、昨年の十一月の箱根における日米経済合同委員会、その後そのままになっておるわけですが、あの際、日本としても当面する日米間の経済問題でいろいろ意見を述べたようですけれども、結果としては、結局自由陣営の一員として対米協力を求められたということに終わっておるような感じがするわけです。そこで、実質上、日米経済合同委員会というものはあれで終わってしまっ……

第40回国会 外務委員会 第21号(1962/05/02、5期、日本社会党)

○羽生三七君 議題については同僚議員が間もなく質問をいたしますが、その前に、当面の問題で一つだけお尋ねしたいと思いますが、それは、先日アメリカの核実験についてお尋ねをしましたが、その後情報によるとアメリカが三十日以後中部太平洋のジョンストン島で行なうことを予定しておる核爆発の実験は、赤道以北の太平洋を飛ぶ民間航空機に影響を与えて、電波障害のために、爆発の一昼夜後まで航空の安全を保障し得ない状況にあると言われております。漁業関係といい、また民間航空といい、その影響は甚大と思いますが、政府はさらに強い実験停止の要求を行なうべきではないかと思います。これが一つであります。  便宜、続けてお尋ねをいた……

第40回国会 外務委員会 第23号(1962/05/07、5期、日本社会党)

○羽生三七君 私ちょっと関連して。  私ちょっとわからぬことが一つあるんですが、アメリカがこのEECに接近するという場合、加入するんではない、接近すると、そういう場合には、具体的にはどういう形をとるのでしょうか。その点一つ、私はちょっと飲み込めない点があるので。
【次の発言】 そうすると、形の上で加入しなくとも、関税の上で、アメリカのみならず、どこの国でも、そういう一種の加入国以外の国が、何らかの関税上の取りきめで、実質上加入者と同じような利益に均霑するか、それに参加したと同じような形に実に実質上なれるような処置をとれることになるわけですか。

第40回国会 予算委員会 第3号(1962/02/13、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと伺いますが、ただいまの見返り資金特別会計設定以前の八億四千七百万ドル、これはアメリカの資料でこうなっておるのですか、日本に何かこれに相当する資料があったのですか、その辺はどうですか。それでアメリカとしては、この八億四千七百万ドルは正確な資料を持っておるのか、どんぶり勘定といわれるものなのか、その辺承っておきたい。
【次の発言】 関連ですから簡単に、関連しますが、その場合の日本にあった資料を詳細に克明にお調べになったと言いますが、それは現存しておるのでありますか。

第40回国会 予算委員会 第4号(1962/02/14、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。一つだけお伺いしますが、今お話しの政府の計画にある四月一日からという大型あるいはその他の車種の時間または車種による制限の場合ですね、経済的影響のないようにというお話でありましたが、これは一部新聞によると、運賃が五割値上げになるということが出ております。というのは、私はその理由がわからないのですが、たぶん深夜営業みたいになりますから、その場合には人員を増加させんならぬ、あるいは超勤もうんとたくさん要る、あるいは宿直員がたくさん配置されんならぬ、そういうことがあろうと思います。したがって運賃は五割値上げということになるかと思いますが、そうかといって、私は今のままでいいというので……

第40回国会 予算委員会 第6号(1962/03/06、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。政府がさきに発表された所得倍増計画については、あの立案の当初から、私はこの委員会ですでに三回くらいにわたって名称を変えられたらどうかということを申し上げておったのです。これは社会主義経済の体制下においては別でありますが、今の自由主義経済の体制のもとにおいては、所得倍増計画というのは非常に野心的であり、また、キャッチ・フレーズとしては非常におもしろいものでありましょうが、経済の実態からいうと、なかなかむずかしい。ある一つのほうが達成されようとすれば、必ず別のところにひずみが起こる。そのひずみを直そうとすると、また他のところに波及してくるということで困難であるし、そればかり……

第40回国会 予算委員会 第9号(1962/03/09、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。ちょっと意見にわたりますが、長くはかかりませんから御了承下さい。(「質問、質問」と呼ぶ者あり)質問するけれども、その中に意見も含めて言う。私は憲法が永久、いつの時代においても改正されてはならぬなんということを前提として質問するものではありません。必要に応じてときには改正せんならぬこともあることは当然であります。ただ問題は、今会長が政治的、文化的、社会的等の諸条件をと言われましたが、その中に一つ大きな条件が抜けておると思う。つまり私は、憲法の個々の条項について是か非かということを判断するという場合の一つの背景に、日本の置かれた国際的地位、今の世界的諸条件というものを一つの判定……

第40回国会 予算委員会 第11号(1962/03/12、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。
【次の発言】 ちょっと関連して。物価対策十三項目を具体化する場合に、予算の点で何か新聞を見ると、大蔵大臣と農林大臣と竹馬経済論争があったようでございますが、それは別として、具体的な予算という場合には、それは事務的経費なんでしょうか、何か個々のほんとうの物価の動きを抑制したり、あるいはチェックするような、実際的な予算措置のことを言っているのでしょうか、その辺はどうでしょうか。

第40回国会 予算委員会 第15号(1962/03/19、5期、日本社会党)

○羽生三七君 今の問題に関連して。今のことでちょっとわからぬことを伺いますが、こまかいことはいずれ正式の外務委員会で伺いますけれども、その二十四年以前の場合、アメリカから受けた援助物資を配給所に流して、配給所がそれの金を支払ったわけですね。その金を管理したところはどこでありますか。それは日本政府ですか、それをアメリカに渡したからわからないというのですか、その辺はどうですか。つまり、配給所にアメリカ援助物資を流しますね、その金が上がってくるわけです。その金は政府に入ったのですか、それがアメリカに行ったのですか、政府に入ったならば、わからぬということはないと思うのですが、その辺はどうなっております……

第40回国会 予算委員会 第16号(1962/03/20、5期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。外務大臣にほんの二、三分残ってもらおうと思いましたが、退席しましたので、大蔵大臣に今の矢嶋質問に関連してお尋ねいたします。今度のアメリカの沖縄政策に関する発表によりますというと、沖縄に関するアメリカの援助は、プライス法によって六百万ドル以内に制限されております。それが、今の外務大臣の発言では、多分三倍程度になるだろうと言われました。千八百万ドル程度になるだろうと思います。その場合に、かりにアメリカがプライス法を改正して、三倍程度の沖縄援助を行なう場合には、日本においても今とりあえず十億円を予算計上しておる沖縄に対する援助は、当然アメリカの援助拡大に見合う予算修正を行なうこと……

第40回国会 予算委員会 第17号(1962/03/22、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。簡単に一点伺いますが、一九四八年の国連決議からみて、もし国連が今度の尹大統領の辞任に関連をして、何らかの新しい態度をとるようになった場合、従来の国連の考え方と異なった考え方がもし持たれるようになった場合、日本政府はどうなさいますか。
【次の発言】 関連して。その日米協議の場合のメンバーですが、一部には南方連絡事務所の権限を拡大するとか何とかありましたけれども、そういう事務的なことでなしに、もう少し政治性を持った協議をする必要があると思いますが、その点はいかがですか。

第40回国会 予算委員会 第20号(1962/03/26、5期、日本社会党)

○羽生三七君 私の質問は法制局長官に聞いて片づくかどうか知りませんが、私聞いておって不思議に思うことは、どうして内閣に発案権なり発議権があるかという議論をそんなに政府がなさるのかということが私はふに落ちない。議員で出したらいいでしょう。池田勇人、大野伴睦、その他幾らでもおるのですから、その他何がしかで、この解釈がいいかどうか私はしろうとでわかりませんが、もしそういうことで非常な疑義があるならば、あえて内閣がどうのこうのなんていうことを言う前に、議員で出せば一向問題なしに片づくのを、こういう議論をやるということは、こういう――つまり議論のための議論なのか、あるいはそういうことをしておかないと内閣……

第40回国会 予算委員会 第21号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは、主として外交、経済にわたってお尋ねをいたしますが、最初に、まず外交問題をお尋ねいたします。  私、国会に議席を持って、ちょうど第一回国会以来十五年になりますが、与野党の外交路線くらい著しい食い違いをしていることはないと思います。世界でも、日本はまれに見る与野党間の外交の不一致のある国といわれておりますが、一体なぜこういうことが起こるのか、この点を中心にまず最初お伺いをしてみたいと思います。今のような形ですと、外交がイエスかノーかという形で、絶対的な形で事が進められますので、どうしても絶対的反対か屈服かという二者択一の形で、与野党間に外交問題で共通の広場がない状態に置かれ……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 外務委員会 閉会後第1号(1962/10/31、6期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主としてキューバ問題についてお尋ねをいたしたいと思いますが、ここしばらく世界の諸国民を不安に陥れて、戦争か平和かのせとぎわかと言われたキューバ問題が、とにかく一応解決の曙光を見出したことは、これは御同慶の至りであります。私たちはこれを心から喜ぶ者でありますが、しかし今回の事件を振り返ってみて、この一応の小康状態にもかかわらず、手放しで喜んでおられるかどうか、はなはだ疑いなきを得ないのであります。今度のキューバ問題に関する米国の政策を見ますると、これは言うまでもなく戦争せとぎわ政策であるし、あるいは力の均衡政策以外の何ものでもないと思います。幸いにフルシチョフ首相の良識、そ……

第41回国会 外務委員会 閉会後第2号(1962/11/01、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと。この日中関係の打開は、政府の立場からすると、国際情勢待ちと思います。まあすべての国際的条件が整って本格的な打開に踏み切る、こういうことだろうと思います。私ども今社会党が考えておるような形で直ちにこの問題の打開が可能とは考えておりませんので、そういう意味での質問でありますが、政府としてはそのすべての国際的条件が整わなくても、ある一定の時期が来れば、日本独自でもこの問題の打開に踏み切ることがあるのか。あるいは国連その他のすべての条件、国際的環境が皆整って、世界じゅうが皆そうなったから日本もそうするのだ、こういうことなのか。あるいは、それは望ましいことだが、それ以前にも日本独……

第41回国会 外務委員会 第3号(1962/08/23、6期、日本社会党)

○羽生三七君 質疑の前にもう一つ、今の補足説明で、一体ニュー・ジーランドにしてもカナダにしても、どのくらいな一年の取り扱い量になるか、そういうことをちょっと……。
【次の発言】 今の私の質問でニュー・ジーランドと言ったのは、オーストラリアです。
【次の発言】 ちょっと関連して。前のあれは、万国航空協定と二国間の協定の場合にも同じ疑問が起こったのですが、小包郵便協定の場合でも、万国の協定と二国間とそれぞれの違いがあるわけですが、包括的に万国協定でそれをカバーしていくということはできないのかどうか、その辺はいかがですか。
【次の発言】 全世界みな共通の問題として適用できるような、そういう条件を万国……

第41回国会 外務委員会 閉会後第3号(1962/11/26、6期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは、私の質問は、主として日米経済委員会の開会を前にして、日本側の見解を承りたいと思うのでありますが、今度の会議は、まあ私たちの想像では、特別の想像をしなくとも、建前上、そうでしょうが、特別の取りきめを行なうという性質のものではなく、むしろ、全般的な日米間の経済上の諸問題について十分な意見の交換をする機会と、こういうふうに考えておりますけれども、昨秋の箱根会議では、米国のドル防衛に基づく諸政策というものが、自由世界の中心である米国のドル防衛体制というものをやむを得ざるものとして承認をするという形で、むしろアメリカ側に押し切られた、そういう印象を強くしておるわけであります。今回……

第41回国会 外務委員会 第4号(1962/08/29、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。話が全く横にそれるように見えるけれども、今の大和委員のお話と若干関連するのですが、ちょっと突拍子もないように聞こえるかもしれないけれども、この間のオリンピックのアジア大会ですね、あれで韓国との関係で非常にアジア大会が暗礁に乗り上げた。ところが、日本でやる今度の世界大会の場合、北鮮の入国は今全然認めておらぬわけです。文化その他いろいろ交流を将来考えたいと言うけれども、その場合、北鮮では韓国の統一選手団というものの編成を考えている。これが具体的になってきた場合、今度は逆の意味でインドネシアのとったと同じようなことが日本に起こらぬのかどうか。こういうことはなしに、文化……

第41回国会 外務委員会 第5号(1962/08/31、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ニュー・ジーランドの場合でも、それからガット関係も関連しますから、一応これはこれにしておいて、私は若干ガット関係で質問がありますが、あとにいたします。これはこれでよろしい。
【次の発言】 この協定の個々の問題は別として、一般的なことで二、三お尋ねいたしますが、このセーフガードというか、保障条項あるいはこの輸入制限品目というような条件付で、相手国のいずれであるかは別として、三十五条の撤回を求める場合、この実質的な効果はどうなのか。条件付でも三十五条の撤回ができればこれはベターであるという考え方のようですが、具体的にはどういうことになるのかよくわからないので、事情をひとつお聞かせいた……

第41回国会 予算委員会 第2号(1962/08/27、6期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主として経済問題を中心にお尋ねいたします。  近年、日本経済の成長が世界的にもまれに見る高度なものであったわけでありますが、その反面にまた多くの矛盾を露呈いたしました。それは設備投資の行き過ぎとかあるいは国際収支の赤字、所得や企業の地域間の格差、あるいは農業や中小零細企業の立ちおくれ等々に現われております。しかし私は、これから質問するにあたって、次の前提を一応申し上げておきたいと思います。それは、この資本の蓄積や投資、あるいは設備の拡大等を否定するものではないということであります。蓄積や投資なしに経済が発展するはずはないし、また、経済の発展なくして国民生活の向上があり得る……

第43回国会 外務委員会 第3号(1963/02/05、6期、日本社会党)

○羽生三七君 一つ承りますが、この三十八年度予算の大要で、移住関係のようないわゆる事業費的なものは別として、純然たる外交関係の所要経費として、ほぼ日本と同じ程度の国と比較して、予算の規模というものは一体どの程度のものか、参考までにお聞かせいただきたい。
【次の発言】 日本の本年度のやつは幾らでしたか。

第43回国会 外務委員会 第4号(1963/02/12、6期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど第三者の調停ということも提起されておるという話ですが、この第三者というのはどこですか。

第43回国会 外務委員会 第6号(1963/02/19、6期、日本社会党)

○羽生三七君 この国際連合の特権関係及び専門機関の特権関係、これらを見ますると、それぞれ四十何カ国とか、七十何カ国とか、これを承認したり批准しているわけでありますが、原子力関係はわずかに十一カ国というのは、これはどういうことですか。
【次の発言】 一口に言えば、外交官と同じ扱いにするということですか。

第43回国会 外務委員会 第7号(1963/02/21、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。そこでちょっと疑問に思うことは、かりに今総理のおっしゃるようなことで事を進められるとしても、事実問題として、韓国からだれかが来たり、日本から――まあ日本から行くことはめったにないでしょうが、実際交渉ということが事実上の継続として続けられるというそういう条件があるのかどうかということ、私は、こんな条件の中で韓国のだれかしかるべき代表が来て、そうして従来の会談を継続してさらに進展させようというような、そういう条件は存在しておらぬと思います。また、そんなところで何か来た人があるとしても、非常に権威のないことになるし、日本としても受け答えに困るだろうと思う。だから、いい……

第43回国会 外務委員会 第8号(1963/02/26、6期、日本社会党)

○羽生三七君 この機会にちょっと聞いておきたい。これと直接関係はないのですが、前の日本とソビエトとの相互乗り入れの問題ですね。相互乗り入れといっても、東京とモスクワとまでは今行っていないけれども、あの間の事情はその後どうなっているんですか。そのままですか。
【次の発言】 その場合は、北海道または新潟とハバロフスクですか、その間のという問題ですか。それと関連してですが。
【次の発言】 この特権及び免除に関する条約には、アメリカは入っておりませんね。
【次の発言】 入る必要がないということですか。
【次の発言】 それは条約上ですか。何か国際法上の関係で……。アメリカ自身の都合ですか。

第43回国会 外務委員会 第9号(1963/02/28、6期、日本社会党)

○羽生三七君 簡単に一つお伺いしますが、政府の立場で、急に中止するとかなんとかいうことを簡単に言えない事情は、それはよくわかりますが、しかし、先ほど岡田君も触れたように、朴議長自身が軍事政権の失敗を認めて、一種の自己反省というものを公然とやっておるような状況の中で、あえて急いでやる必要は全然ないわけであります。それじゃ韓国の政情が安定したら社会党は賛成するかというと、そのときになっても社会党は反対しますから、それはしばらく見送ればそれでよろしいのだという議論じゃないのですが、そこで、どういうことでしょうか、今の朴議長の軍事政権下で、たとえば日本では今度の通常国会には出てきっこないですが、そうす……

第43回国会 外務委員会 第14号(1963/03/26、6期、日本社会党)

○羽生三七君 一つだけお伺いいたしたいと思いますが、個々の問題に入る前の問題として、日本とアメリカとは、日米安保条約あるいは日米通商航海条約等を初め、政治、外交、経済等、各種の問題で深いつながりを持っておるわけですが、日本とイギリスとの関係については、これはまあ昔のような日英同盟というような軍事的な関係はもちろん今あるはずはないし、それから、今アメリカのことを申し上げましたが、アメリカほど直接深い関連性に立たされておるわけでもない。しかし、それにもかかわらず、対西欧外交という場合には、日本の政府当局、外務当局としても、かなりイギリスというものを高く評価していろいろな接触をはかっておると思われま……

第43回国会 外務委員会 第15号(1963/03/28、6期、日本社会党)

○羽生三七君 この前大蔵大臣には尋ねたのですが、直接これは外務大臣には関連ではないが、御検討なさっておるのかどうか、それはアメリカの連邦銀行、それからイギリスのイングランド銀行のスワップ協定を御検討なさっておるかどうか。
【次の発言】 関連して。今の問題は、自主規制をせざるを得ないような客観的な実態が存在しておるかどうか、その問題が一つあるわけですね。それからもう一つは、国際的に日本商品がコスト・ダウンをして正常な形で貿易をやる場合に、これはどこの国からも拒否される理由は全然私はないと思う。ただ問題は、自主規制をやらざるを得ないような客観的な実態が存在しておるものか。だから、その条約の形式上と……

第43回国会 外務委員会 第16号(1963/05/07、6期、日本社会党)

○羽生三七君 私のは若干ちょっと意見にわたるんですが、先ほど森君からお話があった、小坂さんの答弁されたとき、そのときと今日までの時間的な経過というか。そういうことで、まあ時の流れが今の状態を招来したという、こういう御説明だと思いますが、それで政府は、今日の原子力の発達から原子力商船等が至るところ世界の港に寄港していくという、そういう状況の場合、その場合は純粋な安全性の問題だけが一つの問題になるわけですが、今のこのアメリカの日本への寄港という問題は、普通の商船と違って、たとえポラリスでないにしても、戦略上の意味を持っておることは当然であろうと思います。そういう点から判断すると、私は率直に申し上げ……

第43回国会 外務委員会 第17号(1963/05/09、6期、日本社会党)

○羽生三七君 その資料はもちろんお願いしたいのですが、それより前に根本的なことで一つ、二つだけお尋ねをしておきたいと思いますが、それは、この国際小麦協定というものが世界の全般的な食糧事情から見て、たとえば直接にはこの貿易の自由化とかという問題が直接の関連性はもちろんないし、これはまたそういうことを規制するものでもないけれども、ある種の規制であることは間違いないと思うのです。ですから、そういう場合、全般的に見てこれはどういうプラス条件を持っているのか。つまり全くこういう協定なしに一定の安定帯価格を設けて、それから輸入、輸出ともそれぞれの国の一定の数量の範囲をきめて、そういう規定がある場合と、全然……

第43回国会 外務委員会 第18号(1963/05/14、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。それで私非常に疑問に思うことは、その場合でも、この装備のできる状態ではあるが、それを実際上装備する場合には、核弾頭ですね、その場合には事前協議するのでしょう。そうすると、日本はいかなる場合でもアメリカの持ち込みも許さないし、また日本自身も持たない、これは政府の基本的な方針ですね。そうすると、一体アメリカがそういう、ただそういう装置をしようと思えばできる。それだけのものを持ち込んで、それに今度は実際は核弾頭をつけないで、ただそういう装備をしようと思えばできるという状態で日本へ持ち込んできてどういう利益があるのか。実際問題として、核弾頭をつける場合には事前協議をやる……

第43回国会 外務委員会 第21号(1963/06/04、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して……。OECDに加盟した場合に、日本の外務省としての出発というか、担当はどういうところで扱うのですか。

第43回国会 外務委員会 第22号(1963/06/06、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して、先ほどの岡田君の質問に対する御答弁の中に、今すぐ寄港を認めるわけではないが、今後、残された問題について努力を続けると、こういう御答弁でありましにが、まだ政府として疑点が残っておる点はどういうことでありますか。
【次の発言】 たとえば兵員の休養の場合とか、あるいは演習の場合で寄港する、こういうときは別として、核弾頭をつける場合、緊急の事態が起こったときに、事前協議をやっているような余裕があるのですか。

第43回国会 外務委員会 第24号(1963/06/13、6期、日本社会党)

○羽生三七君 私、時間がないようですから一問だけお伺いをいたします。実は、これは先日予算委員会の際に総理と宮澤企画庁長官、それから外務大臣と御同席のところでお伺いしたいと思いましたが、時間の関係で割愛しましたので、ここでお伺いいたします。それは四月の二十六日に宮澤企画庁長官が記者会見でこう言っております。「中共貿易については政府の基本方針を決める必要があり、今後自民党の意見を聞いて外務、通産両省間でまとめることになろう」と言って、そのあとに、中共貿易はこれまでケース・バイ・ケースで取り引きが進められ、基本的な方針がなかった。このためビニロン・プラントの輸出についても現在のようにはっきりしないま……

第43回国会 外務委員会 第25号(1963/06/18、6期、日本社会党)

○羽生三七君 今井上さん、山本さんの御指摘の問題、それぞれ重要だと思いますが、それより前の問題として、こういう点をお伺いしてみたいのです。それは、たまたま大臣の御答弁の中にも、事業の不振等もあって、いわゆる海外移住事業ですか――というようなお話がありましたが、ちょっと話が横にそれるようですが、日本の経済が非常に高度な成長をして、雇用が拡大をして、農村ではどんどん農村人口が他産業に流出する。一昨年なんかは、中学校、高校卒百二十万人の中で、新たに農業の従事者は七万六千人と、こういう状態が出ている。そういう趨勢は昭和四十年度は最もはなはだしい形で現われるだろうと言われているのです。ですから、今の人手……

第43回国会 外務委員会 第26号(1963/06/19、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。この問題の決着は、もちろん政府なり国会なりでありまするが、われわれとしては、やはり科学者の意見をお聞きして、最終的には今の世界の情勢なりを十分検討の上、常識的な判断をする以外にはないわけですが、先ほどの岡田委員の御質問に関連をして、一点だけ伺いたいことは、先ほど湯川先生もちょっと触れられましたけれども、純粋な科学の領域から最近ややもすると国防上、戦略上の領域にまで問題が及んでおるので、そういう意味の判断も加えてというお話でありましたが、この場合、この世界の多くの国々の中で原子力潜水艦の寄港等を認めておるところもあるわけですが、この場合、この国防上、軍事上、戦略上の要請と……

第43回国会 外務委員会 第27号(1963/06/20、6期、日本社会党)

○羽生三七君 国際小麦協定の点については、前回に若干お伺いをしまして、ほぼ御説明は承りましたが、なお念のため、もう一度、ごく簡単な問題ですが、ひとつお伺いをいたします。  それは、この協定に加盟する場合とそれから普通の商業取引の場合、その利害得失を、こまかくは要りませんから、重要点だけ正確に言っていただきたい。それは、提案理由の説明にも、この協定に参加することによって安定的な取引ができるということをうたってあるだけで、どういうことで安定的かという点をもう少し具体的に。これが一点。それからもう一つは、国内産小麦との関係ですが、これは硬質と軟質との関係等もあって、ほぼ事情はわかっておりますけれども……

第43回国会 外務委員会 第28号(1963/06/25、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。ソビエトや中国の紹介のいろいろ写真なんかを入れたPRの文書というのは、たいへんなものが私に来ているのです。ただ、外務省関係はかつてもらったことがない。外務委員くらいはぜひ、どういうふうに海外に紹介されているのか、今後の参考のために、全部じゃなくてもいいから、代表的なものがあったら、送っていただきたい。それから、来年のオリンピックについてのいろいろな広報活動というようなことでは、予算的には準備されておるのですか。これは今の移住法案には関係ないのですが、ちょうどついでですから。

第43回国会 外務委員会 第29号(1963/06/26、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。今曾祢さんの指摘された問題で、相手国の受け入れの条件が整えば曾祢さん御指摘の方向が望ましいというのか、それとも、それもあわせて考えるということなのか。その辺はどうなんですか。方向としてです、将来の。
【次の発言】 関連。そういう広い地域が未利用で残されている場合、大規模な機械化部隊みたいなものが行って開墾をして、そこを移住者に譲ってもらうというような処置はとれないのかどうか。それは何か相手国との関係で制約があるのか。資金の関係か。あるいは政策上の観点の違いか。そういう点はどうですか。

第43回国会 外務委員会 第31号(1963/07/05、6期、日本社会党)

○羽生三七君 この種の商品の国際協定は、たとえば今本会議で成立した国際小麦協定、あるいは今審議しているコーヒー協定、それから砂糖協定、すず協定と、この程度だと思うのですが、世界的に見て、この種の一次産品あるいはそれに関連する産品の世界的な協定というものは、趨勢的に見て大体現状程度のところか、まだ何か新しい発展というような傾向があるのかどうか、その辺の状況はどうですか。

第43回国会 外務委員会 第32号(1963/07/06、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっとそれに関連して。タイに限らずアジア、特に東南アジアと日本との貿易の関係で、一次産品が中心の国でありますから、たとえばタイのように米の輸出国が、最近の日本の米の事情からそうたくさんの輸入はできないので、作付転換をタイがやって、最近はトウモロコシの栽培に力を入れて、それから日本が、今数字をあげられたように、トウモロコシの輸入が多くなってきている。それはタイの事情でそうならざるを得なかったと思いますが、タイに限らず、このアジア、特に東南アジア全体の一次産品を中心とする、それ以外に輸出すべき品物のない国々と、今岡田君が指摘したような、今後の日本商品の輸出との関連で、将来一体どうな……

第43回国会 予算委員会 第3号(1963/02/14、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。戸叶君がほかの質問に移りそうでありますので、一言だけお伺いいたします。  今の日韓会談問題で、朴議長が大統領選挙に出るかどうかということに関連して、韓国の内情は必ずしも安定したものではありません。そこで池田内閣は、多年の懸案である日韓会談をこの機会にやりたいという気持は、立場の違いはあってもわかりますけれども、しかし、一日を争うそういう早急性はないと思います。様子を十分見た上でも、少しも日韓の、総理の言われる親善を妨げるものではないと思います。十分その意味では内政のあり方というものを検討されて、その上で事を進められてもいい条件であろうと思います。そんな早急性はありません。そ……

第43回国会 予算委員会 第5号(1963/03/04、6期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは、主として外交、経済の二つの問題をお尋ねしたいと思いますが、最初に、まず外交問題から入りたいと思います。  キューバ危機が良識にささえられて克服されたことは、御同様喜ぶべきことでありますが、しかし、最近の世界情勢はすこぶる複雑で、潜在的にも顕在的にも多くの問題点をはらんでおります。今日、この国際情勢のもとで日本の外交路線をどのように設定していくかということは、きわめて重大な問題と思います。池田内閣の今日まで示してきた基本的な路線は、まず日本を自由陣営の一員として確認をし、さらに最近では、三本の柱という立場の一つに日本を置いて、日本の役割について大いに自負されていることは特……

第43回国会 予算委員会 第6号(1963/03/05、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。私どもの今まで承知しておるところでは、その場合には共同宣言方式というように聞いておるのですが、今のお話では、条約または協定と、協定はある程度できるかもしれませんが、その点はどうなんでしょうか。北鮮との関係もあるので、条約という形式をとられるかどうか。

第43回国会 予算委員会 第11号(1963/03/11、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。横川さんの質問がほかに移っちゃったので、ちょっと前に戻って恐縮ですが、外務大臣に、ノーテラス号の寄港の場合について新たな疑問が起こったのでアメリカに照会中とおっしゃいましたが、新たな疑問とは何であるか、お差しつかえなければ御披露願いたいと思います。

第43回国会 予算委員会 第12号(1963/03/12、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。今近藤委員の質問に、外務大臣から、今までの姿勢を変えないという御答弁がありましたが、今度のクーデターは、私たちもよく承知しておるわけではありませんけれども、大事なことは、現建設部長ですか、これも参加しておって、その結果朴政権も総辞職をするのではないかとも伝えられております。それからもう一つ重要なことは、そういうことから、民政移管への従来の動きというものが大きく変化するのではないか、相当な打撃、動揺を受けるのではないか、こういうことだと思います。そうすると、今まで総理並びに外務大臣が一貫して今国会で答弁されてきた内容は、今すぐ会談中止ということはもちろんできないが、民政移管の……

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/03/13、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  ちょっと前へ戻って恐縮ですが、二十億の資金のワクの中で、今日まで十八億七千万円事業団が乳製品を買い入れて、その効果が上がるのが若干時間的にかりにズレても、それは必要はないことにして、近く効果を上げればよし、もし上げなかった場合には、実際事の起こりは、生産者に適正な価格を維持させるためにこの買い入れ問題というのは起こったわけです。ところが、これは生産者には何らの価格の影響を与えない。メーカーは十八億七千万円で買ってもらって、それは買い入れてもらって、メーカーだけは得をした。政府は十八億七千万円の行政資金を出したわけです。これで終わってしまえば、これは事業団その……

第43回国会 予算委員会 第14号(1963/03/18、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。採算に合わない路線でも、地域格差の是正等でそういうことの必要が起これば、これはそういうことはあり得る、それは了解いたします。瀬谷委員もそういうことを言っておるのじゃないと思います、問題は新設公団がかりに赤字が出た場合には一般会計から補てんをするのでありますか。
【次の発言】 関連質問でありますから、とかくの議論は全部省略して、端的に一つだけお伺いいたしますが、政府は、今までのわれわれへの御答弁を通じて、われわれの察するには、間もなく民政移管になるから、ということで、その動向を見守りながら慎重に対処するということでこられたはずであります。ところが、軍政が四年延長さ……

第43回国会 予算委員会 第15号(1963/03/19、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。今の鈴木委員の質問に直接関連はないのですが、たまたま銀行あるいは公定歩合の問題が出たので、間接的なことですが、アメリカの連邦銀行あるいはイギリスのイングランド銀行等とスワップ協定を結ばれるかどうか、その点をお伺いいたします。

第43回国会 予算委員会 第18号(1963/03/28、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。先日予算の第二分科会で外務大臣にちょっとお尋ねしたのですが、今の北村委員の質問に関連することですが、一つはクレイ報告があっても、日本は日本の立場をとるという外務大臣のお話し、それはけっこうだと思いますが、その場合、賠償あるいは賠償に伴う経済協力、あるいはそれ以外の通常の経済協力、低開発国援助協力方式はいろいろありますが、その場合に、賠償もあるいは賠償に伴う経済協力も、だんだん期限がきて減ってきます。支払いが進んできますから。その場合、それに見合う程度の、いわゆる賠償並びに賠償に伴う経済協力以外の新たな低開発国援助を、それに見合う程度の額ぐらいは今後もやりたいと外務大臣は言っ……

第43回国会 予算委員会 第20号(1963/06/10、6期、日本社会党)

○羽生三七君 物価の上昇が、今日日本の経済の重要な課題となっており、また、国民にとっても非常な脅威であることは言うまでもありません。またそれは、池田内閣にとっても最重要の課題であると思います。そこで、物価問題を中心にお尋ねするわけでありますが、質問の第一は、先日、宮澤企画庁長官は、物価の上昇は個別対策で片づく問題ではない。これは構造上の問題に起因をしておると、こう語られております。そこで、その構造上の問題とは何ぞやということは、あとから長官に承ることとして、最初に池田総理にお尋ねしたいことは、総理としては、宮澤長官の御発言をどういうように判断されておるか。つまり、個別対策ではない、構造上の問題……

第43回国会 予算委員会 第21号(1963/06/11、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。ちょっと伺いますが、そういう今のような問題が、国鉄の企業自体として合理的であるか非合理的であるかということから、合理性を求めて新しい改革を検討されるのはこれは自由であります。しかし、今物価の値上げの問題が当面の問題となっているときに、国鉄自身が態度を決定してしまってから、あとから政府がこれをどう扱うかというようなことをするのは、私は非常にタイミングとしてはいかがかと思います。むしろ物価上昇の抑制を検討するという今の立場で政府自体がやはり全般的な経済動向との関連で、十分国鉄とは別個に検討を要する問題と思いますが、企画庁長官、いかがでありますか。

第44回国会 外務委員会 閉会後第1号(1963/11/29、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ケネディ大統領の御不幸は、私は御同様心から遺憾に感ずる点でありますが、いまの岡田さんの御質問とも関連をして、一言だけお伺いをしておきたいと思います。ケネディ前大統領のあとジョンソン新大統領でどうなるかというようなことを、いまここで早急にいろいろな見解を披瀝するのも時期的にもいかがかと思いますので、そういう点については、私はやはりしばらく成り行きを見たいと思います。ただ問題は、いま岡田さんも触れましたけれども、ケネディ前大統領の平和共存と冷戦緩和というこの正しい意思をどうして定着さしていくかというこの問題だったろうと思います。早急にアメリカが新大統領のもとで路線を変更されるというよ……

第45回国会 予算委員会 第3号(1963/12/17、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと一つ関連して。先ほどの点に戻ってちょっと恐縮でありますが、来年度予算編成の場合、具体的な金額等は、いま作業の最中だそうですからお尋ねいたしません。大局的な問題だけ一つお尋ねいたします。  それは今までの高度成長が大企業中心ということから、今後は立ちおくれた中小企業、農業等に施策の重点を指向する、これも政府の最近とられた態度だと思います。その場合に、従来のこの方針を、特に大企業中心という政策を変えてそうして相当部分を中小企業、農業に移すというのか、あるいは従来の政策をそのままで、その上積みとして中小企業、農業にも相当な施策を行なうというのか。そうなると予算上特に場合によった……

第46回国会 外務委員会 第2号(1964/02/11、6期、日本社会党)

○羽生三七君 その前に、先ほど御説明の中にあった報償費というのは何ですか。
【次の発言】 それで、招待外交なんか交際費じゃないのですか。それは報償費ですか。
【次の発言】 さきのフランスと中国との国交打開が大きな波紋を呼んでいたわけですが、今度また国府が、結局フランスとは断交するという処置をとったようでありますので、このことの影響は相当大きいと思いますが、けさの外務省の見解では、まあ格別急に世界構外に変化があるとは思えないと、こう一応の見解を示しておるようでありますけれども、まあいますぐ急に変化はないにしても、やはり大きな問題であることは事実だろうと思います。そこで、最初にこの問題について、外……

第46回国会 外務委員会 閉会後第2号(1964/08/19、6期、日本社会党)

○羽生三七君 事前協議問題に関する条約上の解釈の問題は別として、私、大局的な点で一点お伺いしてみたいと思うのです。  御承知のように、今日の世界情勢が、平和共存という国際情勢のもとでみな一応安心しておるのに、問題は、御承知のように、ベトナムを中心とするインドシナ問題、それからキプロスあるいはラテン・アメリカに若干の問題はありますが、主として東南アジアに一番大きな問題点があるわけです。ところが、率直に申し上げて、どういう御解釈をなさろうと、私どもが考えると、この危機というものは、まさに製造された危機である。そういう私どもは解釈をしておる。だから、日本がアメリカと日米安保条約を結んで締約国の立場に……

第46回国会 外務委員会 閉会後第3号(1964/09/03、6期、日本社会党)

○羽生三七君 その点関連して。  先ほど来のお話の、サブロックが実用段階であるかないかというような問題は、これは時間の問題です。どうせここ半年か来年中には現実の問題になるのですから、御答弁が、まだ開発中とか実用段階でないというようなことは、全然問題にならぬ。わずかの期間中に自己満足しておるだけで、それは全然問題にならない。これが一つと、それからもう一つは、核弾頭をつけたものは事前協議の対象になるから日本には入れないと言いますが、それでは、一々日本に寄港する潜水艦が、あるいはハワイとかグアムとかへ行ってはずしてくるのですか。そうして日本に寄港するのですか。あるいは、核弾頭を他の潜水艦あるいは他の……

第46回国会 外務委員会 第4号(1964/02/20、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。政経分離ということですね。総理もわざわざ施政演説の中でうたわれたり、それから事あるごとに政経分離、分離と言われるのですが、そんなことを言わぬようになすったらいかがですか。おやりになるなら、黙っておやりになればいいので、ことさらに政経分離ということを強調されぬほうがいいのじゃないですか。

第46回国会 外務委員会 閉会後第4号(1964/09/11、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。数年前鉄道に関係する米軍とのいろいろな損害関係では、公務中のものは支払わないということで、非常な紛争が長い間続いたことがあるのですが、いまでもまだそういうことを向こうは言っておるわけですか、飛行機の場合。
【次の発言】 この前国鉄の場合は、いまちょっとお話がありましたが、国鉄が純然たる国営かそれとも国有――国営には違いないけれども、一種の、その後の、あれは昭和三十年ですか、国有鉄道法ができてから、純然たる国営とは違うということからあの問題が起こったと思う。飛行機ではやはり国とか個人という差別はありますか、飛行機事故の場合。

第46回国会 外務委員会 第5号(1964/02/25、6期、日本社会党)

○羽生三七君 この国際小麦協定についてお尋ねいたしますが、本件は、さきに参議院の当委員会では審議をして内容も承ったことでありますけれども、衆議院段階で審議未了になって、再度ということでありますから、くどいことはお尋ねいたしませんが、ひとつお尋ねしたいことは、最近の世界の小麦の需給状態、それから、符にソ連とアメリカとの小麦の貿易協定もあり、さらに中国、カナダ等の取引もあるので、しかも、アメリカとソ連との小麦の取引はいろいろな問題もあったようですが、その内容はともかく、そういうことと関連をして、最近の世界の小麦情勢、特に需要、供給の関係で、昨年承ったことから見て、この一年間の変化を少し詳細にお聞か……

第46回国会 外務委員会 閉会後第5号(1964/10/09、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。いまの問題ですが、日本にこれだけの反対運動があって、科学者からもいろんな意見も出ており、それからわれわれも反対をしておる。そういう情勢の中で、どうして休養だけのことで無理に寄港しなければならないのか。そのことは決してアメリカの戦略上からもそれほど重要なこととは思われぬし、それから、日米という両国間の関係から見てもプラス要因にはならない。ですから、その点をプラス、マイナス考えてみて、私はむしろ、アメリカの大局的な意味から、日本の政府がそれはしばらく見合わしたほうが日米関係のためにいいんじゃないか、そういう態度があってこそ、私はいまの現時点における外交になると思う。……

第46回国会 外務委員会 第14号(1964/04/09、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと……。この条約は案件としては処理上ただ外務委員会、こういうことですか、この辺はどうでしょう。
【次の発言】 最初に、大平外相とフランスの外相との間で昨日中国代表権問題その他いろいろ会談が行なわれたことが新聞に報道されております。それからまた共同声明も出るのではないかと思いますけれども、大体新聞に出ておることと相違はないのですか。まず最初に……。
【次の発言】 その中で、国連における中国代表権問題は重要事項であるとの見解を大平外務大臣は述べられたと言われておりますが、これに関連してお尋ねをいたします。中国問題が重要であるということはもう当然でありまして、私たちもこれは非常な……

第46回国会 外務委員会 第15号(1964/04/14、6期、日本社会党)

○羽生三七君 従来自動車に関連して、国際法と国内法の関係で何かトラブルがあったような一例はありますか。私は国内法のほうをまだ勉強しておりませんが、いわゆる共通する国際条約できめられた問題と国内法との規定の関連で何かトラブルがあったことはないかどうか。そんなことは全然ないかどうか。
【次の発言】 先ほど国際法と国内法の関係で、よその国でそういう事例はなかったかと聞いたときに、外務当局はいとも簡単に、そういうことは聞いたことがないという話ですが、そういうことを関係当局で調べたことはないのですか、外務省以外で。国内法制定等について、あるいはこの条約の批准に関連して、何かそういうことについて御研究にな……

第46回国会 外務委員会 第16号(1964/04/21、6期、日本社会党)

○羽生三七君 この「合意された議事録」の中に、「日本国政府が、オーストラリア産小麦と合衆国産小麦との間の日本国における価格差を世界市場における価格差に近づける」云々とあるのですが、これは具体的にはどういうことなのか。
【次の発言】 それはトン当たり。
【次の発言】 そういう条件は、そのときの事情によって変化し得ることもあり得るのでしょうが、こういう具体的なことをこれは交換公文でうたうということは、普通、通例あるのですか。
【次の発言】 先ほど御答弁の中に、オーストラリアはまあいわば先進国型だというお話があったのですが、そのオーストラリアが、どうしてOECDに加盟していないのか。その辺は、事情は……

第46回国会 外務委員会 第17号(1964/04/23、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連してついでにお答えいただきたいと思いますが、そのOECDの問題とそれからガットの関係ですが、まあOECDのほかにEECもできたり、それから最近二、三日の新聞報道だというと、関係各国で農産物だけの協定を結ぶ動きが盛んに起こっておると言われておるんですが、中に極端なことを言う人は、ガットの崩壊なんということを言う人もあるけれども、それはまあ極端にしても、ガットとの関係は将来どういう関係になるのか。まあ、実質上指導的な役割をOECDが果たしたり、それからEECその他EFTAもありますが、そういうブロック的な経済結合が中心になってきた場合、ガットとはどういう関係に立つのか。そ……

第46回国会 外務委員会 第18号(1964/04/24、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  いまの問題ですが、この条約の附属書に、海運関係のところでですが、「この備考の第二文は、合衆国には適用されない。」、こうあって、アメリカの自由が認められているわけですけれども、これは、主張すればそういうように自由に、アメリカだけは自由になるのか。また、国際的に見て、これ、OECD加盟国の中に、アメリカのような態度をとって差しつかえないのか。ガットとの関係はどうなのか。  それから、貿易の自由化が叫ばれている際、もちろん海運もそういうことですが、その際に、アメリカの場合は政府関係物資というか、政府所管の物資ということで、その責務を免かれていると聞いておりますが、……

第46回国会 外務委員会 第19号(1964/05/07、6期、日本社会党)

○羽生三七君 そうすると、従来国際慣行で扱われておったものを具体的に法典化した、そういうことにすぎないわけですか。
【次の発言】 ぼくら専門のことばはわからないのですが、「ベルソナ・ノン・グラータ」ってどういうことですか。それから、こういうことは、普通こういう条約の中へ、そういう外国語もなまのまま入れる慣例があるのですか、その辺はどうです。
【次の発言】 これは、やっぱり通称大使館というのは、全部ミッションになるわけですか、使節団という形でみんな呼ばれるわけですか。
【次の発言】 三、四年前に一度承ったことがあるのですが、国家総予算に占める外交関係の経費ですね、その後、米、英、ソ等、主要な国と……

第46回国会 外務委員会 第20号(1964/05/12、6期、日本社会党)

○羽生三七君 この種の条約はほかにガットもあるし、それから、最近ではOECDに日本も加盟して、この種の問題はそれらの機関で十分協議できるはずであるのに、たとえばその内容が技術的といわれておるけれども、そういう相違はあるにしても、なおあらためてこれに加入しなければならないということと、もう一つは、これが存続することの意味、この条約が存続することの意味を少し詳しくお話しいただきたい。次から次へと新しい国際機関が同じようなものができて、どういう意味を持つのか。
【次の発言】 いまの御説明である程度わかりますけれども、それなら、ガットの中でこの種の部会みたいなものをつくってそこでやることも幾らでもでき……

第46回国会 外務委員会 第21号(1964/05/19、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。今度ミコヤン氏が訪日されたときに持ってきたフルシチョフ・ソ連首相の池田総理あての書簡で、いまの地下実験の問題に関連をして新しい提案をしておるようですが、それに対して、それは総理が御回答になることだと思うけれども、外務省としては何らかの御検討をなさっておるのかどうか。いまちょうど岡田委員が地下実験問題について御質疑の過程でありますので、お尋ねをする次第であります。
【次の発言】 関連して。ただいま十八カ国軍縮委員会に参加を希望した場合に云々というお話がございましたが、積極的にそういう参加をなされる機会をどういうときにお持ちになるか、ほんとうにその実現のために日本政府として……

第46回国会 外務委員会 第22号(1964/05/21、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。いいですか。
【次の発言】 一昨日もきょうも、それからいま曾祢委員からも指指がありましたが、これをより完全なものに、全面核停に持っていくための努力が日本という立場でどういう形でとられるかという問題はその点にあると思うのです。私はこの条約のいろいろな不利、欠点はよく承知いたしております。しかし、それにもかかわらず、なおかつこれを現状のままで放置しておくよりも、一歩前進であるという立場でものを見ておるわけですが、それをよりまた完全なものにするためにはどうしたらいいかという場合、いま、たとえば十八カ国の軍縮委員会に日本も将来参加をして、あるいはまた国連の場でそういうあらゆる機……

第46回国会 外務委員会 第23号(1964/06/23、6期、日本社会党)

○羽生三七君 こまかい内容に入る前に、どうしても私不審に思うことは、この麻薬のような、犯罪上いろいろ問題を起こす性質の薬品というか、品物が、どうして大量にいつも密輸入されたりするのか。一体そういうことは、根本的に何らかの公の機関で生産をするとか、一定の量というものの限定があれば、そんなものが幾らでもはんらんするということが、どうしても私理解できない。通常の商品と同じような形で、幾らでも犯罪の道具に利用されておる。ですから、この種の法律あるいは条約の必要なことは、これは当然であるけれども、それよりもっと前の問題として、それほど重要な問題がどうして――つまり、世界全体にほぼ必要な量というものは、お……

第46回国会 外務委員会 第24号(1964/06/25、6期、日本社会党)

○羽生三七君 もう一つ、日米航空協定の見通し、これは。
【次の発言】 ベトナムの問題です。が、先ほど外務大臣から一応のお話がありましたけれども、アメリカが軍人を大使に任命するというようなことは、デモンストレーションとは一応思いますけれども、しかし、なかなかの決意も見られるので、万が一その問題が拡大したような場合に、日本としては、前に日本が自発的に、アメリカの要請というのではなしに、自発的にということで、医療関係とか若干の資材等についての援助云々ということがありましたけれども、そういう問題は別にして、戦争が拡大した場合に、日本を基地としてアメリカの軍事介入を許すということは私は問題であろうと思い……

第46回国会 予算委員会 閉会後第1号(1964/10/29、6期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、この二週間の間に起こったソビエトの政変並びに中国の核爆発、イギリスの労働党の勝利、あるいは来週に控えたアメリカの大統領選挙等、激動する世界情勢のもとにおけるわが日本外交のあり方についてこれから質問をいたします。ただいまもお話がありましたように、政局がこのように混迷を続けておるこの際、一体だれが最終的な責任を持たれての答弁をなさってくださるのか、はなはだ疑問に思いますけれども、しかし、各閣僚がそれぞれ現在の地位にあられる限り責任をもって十分な答弁を期待いたしたいと思っております。  最初にお尋ねしたいことは、ソビエトの政変について何らかの変化があるとお考えになっておられるかど……

第46回国会 予算委員会 閉会後第2号(1964/10/30、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。昨年、当委員会それから外務委員会で、佐藤尚武議員それから私どもが、いまこの質疑に出ておったような問題もあるので、日本としては軍備縮小に関する日本外務省自身としての積極的な何らかの機関を持ってはどうかという話をして、外務省の大臣官房に調査室ができたはずであります。これは調査はしておるが、積極的にまだ仕事をしておりませんけれども、あのときの発言の趣旨はそういうことであります。でありますから、いまお話の問題も、理想ではあるが、すぐうまくいかない、根回しが必要である。では、根回しをするための日本外交が何らかの積極的な寄与をしているかどうかということ、世界じゅうがきまればそれはけっこ……

第46回国会 予算委員会 第4号(1964/02/13、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。ちょっと伺いますが、先ほどの御答弁中、聞き取れなかったのでありますが、何か沖繩援助に関して日米間で交換公文か合意書か何かできるんですか。
【次の発言】 そのほかに取りきめができるのですか。
【次の発言】 もしそういう機会に、沖繩施政権返還に関連して、池田・ケネディ会談の経緯にかんがみ、今後施政権返還について、随時討議の対象とするというようなことは挿入できないのですか、これはどうなんですか。これは外務大臣、できませんか。

第46回国会 予算委員会 第6号(1964/03/04、6期、日本社会党)

○羽生三七君 三十九年度予算の審議にあたって、これと関係のある外交、経済の両面にわたってお尋ねをいたします。  最初に、国際情勢の問題からお尋ねをしたいと思っておりますが、御承知のように、最近ベトナムあるいはキプロスその他若干の地域におけるいろいろな問題はあるにしても、昨日藤田委員も触れられましたように、米英ソ三国の部分的核停条約の締結、あるいはフランスの中国承認等、今日の世界情勢が、従来のような力の均衡政策だけでは何ものも解決できないという情勢になっていると思います。もちろん、そのよって来たる原因は、平和の愛好ということもあるでしょうが、核兵器の出現に伴う戦略体制の変化、あるいはその国の軍事……

第46回国会 予算委員会 第8号(1964/03/06、6期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど鹿島さんの御質問の中に、日中間の国交回復をするときの条件として、中国が日米安保条約を認めること、その他三項目をあげまして、この条件が満たされない限り国交を回復すべきではないと言われた際、総理から、私もそのとおりと思うと答えられましたが、私は、これは適当でないと思います。そういうことを御検討なさるのはけっこうだが、そのとおりだと断言されることはいかがかと思いますので、この点だけあらためて御感想を承りたいと思います。
【次の発言】 はい。

第46回国会 予算委員会 第10号(1964/03/09、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して……。よろしいですか。
【次の発言】 私は、改正の発案権の所在についてでなしに――それは触れません。問題は、答申をする場合に、たとえば結論を出して答申するのでなしに、改正、反対、それぞれ並記して出した場合ですね。その場合に、憲法調査会すら長い時間をかけて討議をして、結論が出ないので、そういう並記方式で出すわけですが、いよいよ調査会が二つ並記して出された場合に、政府としては、総理大臣が簡単にどっちがいいとして結論をつけて、閣議にはかってというようなことじゃない、やはり長い検討の期間を要すると思いますが、それはいかがでございますか。簡単に一人で御判断になって、閣議にち……

第46回国会 予算委員会 第11号(1964/03/10、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。実は農業問題で総理にお尋ねした際に、ちょうど御不快のようでありましたので、かわって宮澤企画庁長官から御答弁がありましたので、はなはだ恐縮ですが、関連で一言お尋ねいたしたいと思います。  政府の所得倍増計画の中で、農業の部面ではどうして所得倍増を達成するかという基本にあるものは、二・五ヘクタールの自家保有面積の農家百万戸創設ということであります。これが基本方針になっておるわけです。ところが、先日申し上げましたように、三十七年一年をとってみましても、一町五反歩以上一万四千戸以上、それから二町以上が一万戸足らず。でありますから、この趨勢でいくというと、所得倍増計画の目標年次までに……

第46回国会 予算委員会 第13号(1964/03/16、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。ただいまの木村さんの御質問に関連して、この前私がお伺いしたことで非常に関連があったのでお伺いしますけれども、先ほど木村さんが指摘されたように、歳出の硬直性が高まってきて、当然増経費がだんだんふえてくる、自然増収もいまの七・二%程度の平均経済成長率がほぼ達成できれば予算編成に差しつかえるようなことはないと、こうおっしゃいましたが、そこで当然増経費がどんどんふえてきて、歳出の硬直性がなかなか解消されず、しかも減税をやっていく、二〇%程度の、国民所得の税負担率との関係ですがね、これは私この前お尋ねしたのは、単年度でなしに、今後恒常的に二〇%という拘束から離脱したとお考えになってい……

第46回国会 予算委員会 第15号(1964/03/18、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。佐藤委員の御質問に関連してですが、昨年の当委員会で私総理と外務大臣にお尋ねして、それにも関連することであります。それは本年あたりが賠償のピークになりまして漸減していくわけでありますが、その場合、昨年の総理と外務大臣のお答えでは、その部分を予算、つまり日本の予算上の余裕ができるわけです。それもあるが、経済協力なりあるいは低開発国援助ということで、つまり賠償が減っていく部分については、それらも考慮して低開発国援助あるいは経済協力という方向へ向けていきたい、こういう御答弁があったわけです。大体いまほぼそれに似寄ったお答えでありますけれども、つまり賠償が減れば予算に余裕ができる……

第46回国会 予算委員会 第16号(1964/03/19、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。いま総裁の御答弁では政府と打ち合わせの上、情勢を十分分析しておやりになったと、こういうお話でございますが、先に昭和三十二年、三十六年のとき、それぞれ国際収支が悪化して三カ月ないし六カ月の期間引き締めに踏み切られております。今回はそのタイミングを誤ったのではないか。本来ならばこんな情勢になる前にもっと早くおやりになるべきじゃないか、もしやるとすれば。私はそれがいい悪いの批判はいまはいたしません。内容のことには触れませんが、タイミングとしてはおそかったのではないか。今回の場合は非常にショックが大きいのではないか。だから事前にもっと手があったのではないかと思うのです。いま唐突……

第46回国会 予算委員会 第17号(1964/03/23、6期、日本社会党)

○羽生三七君 委員長ちょっと関連。
【次の発言】 日韓交渉の場で、たとえば請求権問題及び法的地位の問題、それから漁業問題、それから文化財の問題、それぞれみな重要な問題でありますが、それよりも、いま亀田委員の質問した基本的な対北鮮との関係というものは、より重要な問題だと思うんです。それは何か全然触れられておらないようですが、さまつと言っちゃいかぬけれども、その他の問題はこまかく交渉して、そして最後にこの問題がそう簡単に処理がつくのですか。その点、まずどうなんですか。そういうことについての比重というものをどういう程度にお考えになっておるのか。それは、何か表現のしかたで簡単に片づくような性質のものか……

第46回国会 予算委員会 第20号(1964/03/28、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。昨年六月、当委員会で、やはり物価問題で私が質問した際、いま木村委員も触れたことですが、所得倍増計画の一番最初の出発点のときに、いまもお話があったように、農業、それから中小零細企業、サービス部門等は生産性の関係で物価が上昇するかもしれぬと、ただし、卸売り物価は生産性の向上でこれが下がり得るので、プラス、マイナスで平均すれば、物価はおおむね横ばいに推移する、これが出発点です、所得倍増計画の。だから、私が去年の六月質問した際に、確かにそうであるから引き下げのために努力せにゃならぬ、そういう答弁を総理をはじめ各閣僚お話になった。いまの木村さんに対する御答弁とだいぶ違うのじゃないです……

第46回国会 予算委員会 第21号(1964/03/30、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。
【次の発言】 ただいまの藤田委員の御質問は、相当重要な問題を含んでおると思います。特に私今度の予算審議を通じて感じたことは、最初の総括質問の際にちょっとお尋ねして、大蔵大臣から御答弁がありましたが、総理からは御答弁いただけなかったことですけれども、こうやって予算がこのように大規模なものになり、しかも、前回申し上げましたように、経済成長率の鈍化、それから税の関係、歳出の硬直性の問題、あるいは国民所得と税の比率の関係等々から見て、新規事業というものが一体今後どれだけやれるかということは、きわめて疑問なきを得ないわけです。そこで、一般会計においては、せいぜいのところ、たとえ……

第46回国会 予算委員会 第22号(1964/06/05、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。ただいまの亀田さんの御指摘の点で、韓国に対しては、アメリカが長期にわたり大量の援助をしたわけです。それにもかかわらず、韓国の政情は、あるいは経済状態は、安定しておらない。今度の問題でも、結局は、イデオロギーの問題よりも、韓国民衆の生活苦が、ああいう大きな騒乱に発展をした一つの客観的な条件だろうと思う。したがって、いまのこの韓国のあの程度の国で、ああいう大量の軍隊を持って、いまのような政治をやっておる限り、この矛盾は解決をしない。際限なくこういう問題が起こってくると思う。しかも、日韓の会談が中断したことは一再にとどまらない。外相先ほどお話しのとおりであります。今後も起こる……

第46回国会 予算委員会 第23号(1964/06/06、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと。機構問題は別としまして、日本の政府としては、先進国、後進国に分けて、どちらにということを一言にして言うのはなかなかこれ、めんどうだろうと思いますが、ウエートはどっちにあるのですか。先進国側にあるのか、あるいは後進国側にあるのか。機構問題についての精神です。
【次の発言】 関連。先ほどの公債問題ですが、一般会計の不足を補てんするための赤字公債がこれはいけないと池田総理の言われたことはよくわかります。これは同感です。ただ、問題は、自民党の中にやはり公債発行論があるが、それは一般会計の赤字補てんの意味の公債発行論を言っておるのか、池田さんがきのうここで答弁されたようなことを言……

第47回国会 外務委員会 第3号(1964/12/17、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっとそれに関連して。原則的な問題ではないのですが、かりに三分の二を必要とする重要事項指定方式が、前回の決定をそのまま生かすということになればこれは別ですが、新たに提案をし直すようなことが起こった場合、原則的に私どもはもちろん反対だけれども、政府の立場で、もしそれをやる場合には、共同提案国になるのか、賛成国になるのか、その辺はどういうことですか。
【次の発言】 この前の閉会中の十月二十八日の予算委員会でその問題に触れたときには、外務大臣は、同調者になるという、こういう答えをしているわけです。賛成のほうに回るという、共同提案国にならんというふうに私は理解している。速記録にちゃんと……

第47回国会 予算委員会 第2号(1964/12/08、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連をして一言だけお伺いをいたしますが、いまや中国問題で、国連の場で重要事項の指定に賛成するとか、反対をするとか、あるいは棄権をするとか、そういういろいろな動きを、世界なりあるいは国内における各種の動向を見きわめて態度をきめられるということなのか。そういう問題の打開に何らかの糸口を日本みずからが見つけて、積極的に打開のイニシアチブをとろうとする、そういう意欲を持って臨まれるというのか。その基本的なことをひとつお伺いしておきたい。
【次の発言】 それは総理、若干私の申し上げたことを誤解されておるんじゃないかと思いますが、先ほど来、戸叶君に対する御答弁を承っておりますというと、アジア……

第47回国会 予算委員会 第3号(1964/12/09、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。簡単に椎名さんに、椎名外務大臣にお尋ねいたします。問題はさきの閉会中の当予算委員会で申し上げたとおり、重要事項であるということと、重要事項指定の提案者になるなりあるいは同調者になるということは別の問題です。中国問題が重要であることは、われわれもよく承知しております。簡単に解決できるものでない、そのことはよく承知しております。しかし、そのことと重要事項指定方式の提案者なり同調者になるということは全然別個の問題である、これがまず一つ。そういう立場に立って考えるときに、結果として、今度の国連総会で、中国が必ずしも国連加入が、あるいは代表権問題が解決しないことがあるかもしれませんよ……

第47回国会 予算委員会 第4号(1964/12/10、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連してお伺いしますが、この三十九年度の当初予算の審議の際に、私、大蔵大臣に最近の予算の硬直性――弾力性のない予算、それから税の自然増収が期待ほど伸びない、当然増経費はふえている。そこで、一体新規事業はできるのかどうか、どれだけ新規事業を期待し得るのかということを申し上げたことがあります。ところが最近見ておると、税の自然増収と、それから明年度の所定のおよその予算を想定してみて、ほとんど新規事業はできない。できても五百億とか六百億という小幅なものではないかといわれております。そこで、社会開発というこの題目を掲げられても、実際には既定経費の呼び方を変えたり、名前の呼び方を変えたりする……

第47回国会 予算委員会 第6号(1964/12/12、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。年末を控えての中小企業等の当面する融資、それはよくわかりますし、また、必要なケース・バイ・ケースできめのこまかい配慮をすることはよくわかります。また、それも必要だと思います。ただ、問題は、景気の現状から見て、この年末なんということではなしに、ある程度の期間を想定して、基調として緩和の方向を政府としては想定しておるのか。この二月、三カ月という短期ではなしに、ここにあると想定しておるのかどうか。日銀は別であります。  それが一つと、それから国際金利にさや寄せされるということもずっと言ってこられたが、最近の外国の金利高騰との関連でそれはどうなるのか。その二点を……。

第47回国会 予算委員会 第7号(1964/12/14、6期、日本社会党)

○羽生三七君 いまのお話の中に、何らかの寄与を検討されると言いますが、検討する必要もなく、いわゆる日本の海外派兵を意味するような形で国連軍なりあるいは待機部隊、これに参加するということは、検討するまでもなく、憲法違反ということは明瞭なんじゃないですか。だから、現在のいわゆる交戦を目的としたような軍隊がなくなって、いわゆる軍備というものが完全になくなって、純然たる世界平和機構としての国連常備警察隊というものができた場合には、これ話は全く別です。私は、むしろそういうものはできたほうがいいと思っておる。そうでなしに、現状の機構のもとにおいてそういうものができた場合に日本が何らかの寄与をするといった場……

第48回国会 外務委員会 第5号(1965/02/25、6期、日本社会党)

○羽生三七君 質疑というより、もう少し説明していただきたいことは、大まかなことはいまのことでわかるんですが、具体的にいってこういうことがあるからこうすればこうよくなるというような事例を一つ二つあげていただくと、のみ込めると思うんですが。
【次の発言】 何か例示を一つ二つしていただけば、たとえばという……。
【次の発言】 それから、ここにあるフランスの場合、現地法人八とありますが、具体的にはどういうことになるのか。
【次の発言】 ちょっとそれに関連して、フランスではない、たとえばアメリカの場合、配当の課税を対等にした場合ですね、若干外資関係なんかで、何か影響起こり得るですか。

第48回国会 外務委員会 第9号(1965/03/18、6期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうはベトナム問題で外相の所見を伺いたいと思いますが、実はこの問題は、去る二月十七日、参議院の本会議で私緊急質問で佐藤総理に伺ったのでありますが、当日外相は韓国を訪問されることになっておりましたので、御答弁を承ることができませんでしたが、その後の予算委員会におきましても、ほとんどの質問が佐藤総理に集中しておりますので、ベトナム問題について外相の意見を詳しく承る機会がなかったので、きょうあらためてお伺いすることにいたします。  それで、外相はさきに、ベトナム問題についてはある程度これはやむを得ないという肯定的な発言をされておったと思いますが、最近のこの拡大するベトナム危機を前にし……

第48回国会 外務委員会 第12号(1965/04/08、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。戦前日本国籍を持っておって、その後本人の意思に反してこれを失った。そういうことで、そういう事情からいまの問題が起こったというような話ですが、その場合、一体、韓国人が日本の国籍を今後とも求め、帰化して日本国人になりたいという意思なのか、韓国籍のままいつまでも永住したいということなのか、その辺はどうなんです。
【次の発言】 いま日韓問題でお話がありまして、あと私たち当面の問題でお聞きしようと思ったところが、何か時間がないので、非常に時間的制約を受けておるわけですが、またあらためてやってくれというお話ですけれども、そうあらためて先へ行くようなゆうちょうな問題でもなさそ……

第48回国会 外務委員会 第13号(1965/04/22、6期、日本社会党)

○羽生三七君 このマレイシアとの航空協定の審議に関連をして、日米の航空関係、それから日ソ、それからもう一つは日本とパキスタンと、この三つに関連をして二、三お尋ねしたいと思いますが、日米航空協定は三十六年と一二十九年の二回にわたって交渉が行なわれたわけでありますが、その後の経過はどうなっておるのか。われわれが承知しておる範囲では、第一回の交渉当時よりもむしろ現在のアメリカの態度のほうがきびしくなっておると、こういうように承知しておりますが、その後の経過をお聞かせいただきたいと思います。大臣でなくてもよろしゅうございます。
【次の発言】 そうやって第三回目の交渉が進むことを希望はいたしますが、実際……

第48回国会 外務委員会 第14号(1965/04/27、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して簡単に二点だけ伺いますが、たとえばイタリーの大使館なんかを買収する場合に四億、五億という金をつかって、これは必要ならやむを得ませんが、ところが、アジア諸国の日本に来る留学生ですね、これに対する待遇や施設は非常な劣悪なもので、相当問題を起こしておる。せっかく日本に来て反日になる――と言うと言い過ぎかもしれぬけれども、必ずしも親日ではない面が相当出てきておる。だから、そういう面にもっと外務省が力を入れるべきではないか。在日留学生の待遇、処遇問題、これにもっと力を入れてもらいたい、これが第一点。  もう一点は、日ソの領事交換の案件はその後どうなっておるか。ナホトカとかハバロフス……

第48回国会 外務委員会 第15号(1965/05/11、6期、日本社会党)

○羽生三七君 べトナム問題の本質はきょうはさておきまして、私のきょうお尋ねしたいことは、主として事前協議に関連する問題であります。  まず第一に、在日米軍が作戦行動を行なう場合、日本を発進して一たん沖繩に移動して、これを中継基地として戦闘目的地に行くことは、これは事前協議の対象にならないと、この前本会議で外務大臣がお答えになりましたが、これは対照になるのではないかと思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 この事前協議という問題は、私の考えでは、米軍が他の地域に一たん移動すれば対象にならないということではなくて、たとえ一たん移動して他の地域を中継しようとも、戦闘行動を目的として日本の基……

第48回国会 外務委員会 第16号(1965/05/13、6期、日本社会党)

○羽生三七君 もう一つ事務的に。この改正案の発意は事務当局がやったのですか。どこかの国が動き出して、こういうことになったのですか。その辺の経緯はどういうことなんですか。

第48回国会 外務委員会 第17号(1965/05/18、6期、日本社会党)

○羽生三七君 いまの岡田君の問題に関連してですが、たとえば昨年度の日本の農産物の輸入は総計十五億ドルですね。その場合、私は主として岡田君が先ほど言ったように、これはアメリカからの輸入が多いと思うのです。特に小麦等の場合は軟質、硬質の関係で、輸入先をそう簡単にかえるわけにいかぬにしても、はたしてこれを低開発国からにかえられる部分はどれとどれで、その量はどのくらいかという、そういう具体的なことをここで農林省のほうで言ってもらうといいと思うのだが、それが貿易の自由化と関連して日本農業とどういう関連を持つかということは、これはまた別個の問題です。これはまた別の問題で、われわれは独自の判断をせなければな……

第48回国会 外務委員会 第18号(1965/05/19、6期、日本社会党)

○羽生三七君 大臣にちょっとお伺いしたいのですが、これと関連してですが、この前日ソ間の領事設置についてお尋ねしたことがあるのですが、まだ確定的ではないというお答えだけでしたが、だいぶ進んでおるようにも聞いておるんですが、どうですか。具体的に、場合によっては大阪と新潟とか、向こうはナホトカ、オデッサですか、かなり具体的に進んで、成文化して話しい合いをするようなところまで行っておるように聞いておるんですが、その間の事情を少し聞かしてください。
【次の発言】 かなり進んでおるように聞いておるんですが、そうすると、それは憶測ですか。相当進んでおるんじゃないですか、実際問題として。

第48回国会 予算委員会 第4号(1965/03/05、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。問題は、先日来、衆議院、参議院を通じて、総理が今後の調査ということは、おっしゃっておるからよくわかりますが、調査した結果、政府として何らかの考え方を国民の前に明らかにする意思はないのでありますか。うやむやに、このまま何のことかわからずに済んでしまうのか、国会の答弁を通じてだけでなしに、政府自身として何らかの対外的な考慮を払う必要はありませんか、国民に対しての面。

第48回国会 予算委員会 第6号(1965/03/08、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。いまの曾祢さんの質問に直接は関連しないのですが、衆議院のどなたかの御答弁で総理は、日中関係で郵便と気象――気象でもないですな、郵便と何といったか協定は、政府間協定につながるからこれはむずかしいということを御答弁なさっているのです。ところが、これはもう数年前、池田さんが初めて組閣されたときに、この当委員会で私質問して、それは政府間協定につながらないから郵便・気象協定はいつでも結びましょう、こう答弁されたけれども、中国側の受け入れるところとならなくて、これは中断したことがあります。ですから、あれは総理の誤解ではないか。政府間協定にはつながらぬと思いますが、いかがですか。

第48回国会 予算委員会 第7号(1965/03/09、6期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主として佐藤内閣の経済の基本政策についてお尋ねいたしますが、その前に、最初にちょっとお尋ねしておきたいことは、前内閣の所得倍増計画を継承していくかどうか。
【次の発言】 名称もそのまま所得倍増計画ということで続けるのですか、変更する考えはありませんか。
【次の発言】 少なくとも農業面に関する限りは所得倍増計画は破綻したのではありませんか、いかがでありますか。
【次の発言】 そこで、数字で見る場合ですが、いまのお話の自立経営農家、経営規模、この農家数を三十五年二月と三十八年十二月を対比した場合に、一町歩から一町五反の農家数は九十九万四千戸が九十九万五千戸の増で、わずかに千戸……

第48回国会 予算委員会 第8号(1965/03/10、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。  質問というより意見が多く入るのではなはだ恐縮でありますが、私も第一回国会以来、参議院におって感じたことを申し上げます。  それは、市川さんがおっしゃったとおりのことがたくさんあると思います。ただ私、昭和二十六、七年ごろだと思いますが、参議院の農林委員長をやっておりまして、しばしば法案の修正をいたしました。このときは両院協議会を開きまして、あの常任委員長室で、これは野党ではなしに、参議院代表十名、衆議院代表十名、双方があの常任委員長室に参会をして、そして参議院の修正に衆議院が同意しない場合は、衆議院が三分の二の多数で議決した場合にのみ衆議院の法案が成立するんですから、……

第48回国会 予算委員会 第12号(1965/03/15、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。その大企業の生産性の上がった部分について、一部を消費者に還元する意味で価格を引き下げる、そういうことにあらゆる努力を払っておいでになると言っているが、どういう努力を払っておいでになるか。一昨年の六月の当予算委員会でわれわれが質問したあと、翌日福田通産大臣が談話を発表して、そうして大企業が生産性に見合って、生産性の上がった部分についてはできる限りコストを下げるという談話を発表していますよ。それはとにかくとして、具体的にどういう努力を払っておられるか。それからそういうことを単に希望するだけでなしに、現実の上に、単に公取が値上がりを抑制するというようなことでなしに、下げること……

第48回国会 予算委員会 第13号(1965/03/16、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して……。技術的なことはいま建設大臣、それから企画庁長官からそれぞれお話もありましたが、それも大事だけれども、佐藤内閣が地価問題に取り組む姿勢の問題です。これはどの内閣でもよろしゅうございますが、この問題一つ解決することがどの内閣にもできたならば国民は非常に喜ぶだろうと思います。ですからこの問題の中心は河野さんがお扱いになっていると、いま建設大臣のお話がありましたけれども、そういう姿勢をはっきりとさしてつくれば、かなり私はムード的には大きな影響を与えると思う。内閣が何か技術的なことだけを討議しておるような印象を非常に受けるので、私はこれに取り組む真剣な姿勢というものが……

第48回国会 予算委員会 第16号(1965/03/23、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。先日の外務委員会における私の質問に、椎名外相は、限度を越えた戦争、爆撃には反対である、こうおっしゃいましたが、テーラー大使は、ベトナム戦争に限度はないと、きのうはっきり言っておるのでありますが、それは、そういうことでもよろしいのですか。もし椎名外相が先日言われたように、限度を越えたとあなたが理解された場合には、当然アメリカに対して、何らかの意思表示をなさってしかるべきだと思います。先日の外相の御答弁と微妙な関連がありますから、この機会に伺いたい。
【次の発言】 これは、ちょっと質問というより意見になりますが、私の考えているところを申し上げますというと、椎名外相は、あたかもア……

第48回国会 予算委員会 第17号(1965/03/24、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。日本側と韓国側の船との装備の、つまり実力に現状で差がある場合に、それを先ほど具体的にこれから調査なさるというのは、それはどういう形で算定をするのか。非常にこまかい問題で恐縮ですが、そこのところがはっきりしないと、どうも全体がのみ込めませんから。それと実績との関係ですね。
【次の発言】 もう一点だけ。技術的なことは聞きませんが、全体として今度の日韓交渉の、特に漁業関係の取りきめが、将来国際法上他の国に影響することは断じてない、確信を持てる取りきめ、協定であるということは認められるのですか。その点を伺いたい。

第48回国会 予算委員会 第20号(1965/03/30、6期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。問題は非常に明白だと思うのです。いろいろな議論はあるけれども、国際司法裁判所に提訴することを含めて――韓国が応訴する場合に、それを含めて懸案一括解決の条件とするということは、過去二、三年答えられておりましたから、それはそれでいいとして、それがもしできない場合には他の方法も考えるといま述べられた。他の方法とは、世上伝えられている第三国の調停または仲介。そこで、国際司法裁判所の提訴に応訴をしないような国が、第三国に調停をまかした場合、どうして日本に好ましい形で解決するか。それはどっちかに解決はしますよ。しかし、日本に好ましい形で解決するかどうかというと、国際司法裁判所の提訴に応……


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 外務委員会 閉会後第1号(1965/08/31、7期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほどの岡田委員の最後の質問に関連して簡単に一問だけ伺います。  御承知のように最近、先ほど岡田君が指摘したように、B52の沖繩からの発進あるいは米軍輸送機の板付着陸、それからLSTへの日本人の乗船あるいは原潜の寄港、一連のこれらのアメリカの日本に対するいろいろな協力の要請というのはいよいよ激化しております。これはおそらくアメリカの政策に対する日本の協力を一そう前進させるための一連の処置、ある意味においては地ならしの政策の推進と思いますが、こういう場合に、先ほどお答えになったように、一つ一つをケース・バイ・ケースでやると、こういうことになると、おそらく応接にいとまのないことになる……

第49回国会 予算委員会 第2号(1965/08/09、7期、日本社会党)

○羽生三七君 今町町国会における補正予算審議に際して、特に重要と思われる外交、経済問題を中心に質疑をいたします。  最初に外交問題からやります。  佐藤総理は、今臨時国会における所信表明演説、これを通じて、平和については、過去における総理発言よりもかなり前進した姿勢を見せられたことは、これは事実であります。率直にこれは認めます。しかし、その意思表明がどれだけ現実の行動に生かされておるか、これについては、はなはだ疑問を感ぜざるを得ませんので、したがって、外交上のことでありますから、機微に関する点はとにかくとして、ある程度具体的な事実に触れて質問をすることをまず御了承をいただきたいと思います。  ……

第49回国会 予算委員会 第3号(1965/08/10、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまのに関連して。その租税と関連して、国民所得と税の負担率ですね、これは将来どうなるのか。実はこの春の予算委員会の質問に対して、田中前大蔵大臣は、税制調査会の答申、それを二一、二%と読みかえるものとすると理解していただきたい……。若干答申を上回った線を出すわけですね。それで公債を発行して減税をおやりになるというのですが、減税をやるという計画もあるんでしょうが、この際、国民所得に対する税負担率は改正される意思があるかどうか。これも調査会の答申を待ってと言われるかもしれませんが、政府としてはどういうふうにお考えか、これは総理にお伺いいたします。

第49回国会 予算委員会 第4号(1965/08/11、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して一つ。いまの新規採用の問題じゃないのですが、予算が先日来論議のあるように、非常に窮屈になるということから、新規事業ですね、これに対して大蔵省としては今後どうするのか、一説によるというと、新規事業関係は補助金も大部分打ち切るような報道もあるのですが、その点だけひとつこの機会に明らかにしていただきたい。
【次の発言】 簡単に、いまの問題と関連して、公債を発行した場合、市中消化がなかなか困難といわれるような現状で、国債との関係で地方債が圧迫されて地方財政が困難になってくることはないですか。

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第4号(1965/11/25、7期、日本社会党)

○羽生三七君 昨日、藤田、亀田両委員によって指摘されたような衆議院の混乱した事態のもとで参議院が日韓関係条約諸案件を審議するのはまことに私としては本意ではございません。しかし、審議をなお深める意味において質疑を行ないたいと思います。私はきょうは主として日韓条約の背景となる国際問題を中心にお尋ねをいたしたいと思います。詳細についてはいずれ同僚議員から後刻順次御質問があると思います。  実は、われわれは最初佐藤内閣は何もやらない内閣、何もやらぬではないか、こうしばしば批判をしてきたのでありますが、そうではない、大いにやっております。ただし――ただし書きをつけなければならない。それはわれわれの欲する……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第5号(1965/11/26、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいまの問題で、関連して質問させていただきますが、この両者で、交換公文にあるような協議がかりに行なわれたとします。拒否されればもうそのときは、外務大臣のお話のように、これは何もないことになる。ところが、合意ができて調停に応じたとする、ところが、調停者が、それは韓国のものだということになると、これはどういうことになるかという問題が一つありますね。たとえば、ある問題があって、お互いに話し合いの結果、この五分五分のものが四分になるか六分になるか、七分になるか三分になるか、そういうことはございます。ところが、このような島の問題は、半分にわけるというわけにいかないでしょう、これは。オール……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第8号(1965/12/02、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと前に戻って関連させていただきます、恐縮ですが。いまの民間協力の場合、三億ドルの場合、実は本年三月の当参議院予算委員会の分科会の際に、韓国経済の実情から見て、この返還が困難になった場合、日本政府がもしこれを補償するようなことになれば、実際上は民間ではなしに、政府がその負担を国民に負わせるということになる、こう質問したところが、当時の田中大蔵大臣、ここにおられる椎名外務大臣は、さような場合においても絶対に補償はいたしません、こういうお答えがありましたが、ところが、輸銀等を使う場合には、それはどういうことになるのか。もし、韓国経済の実情について、昨日も公聴会の際に若干の質疑があ……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第9号(1965/12/03、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。ただいまの伊藤さんと昨日の稲葉君の質問に関連してですが、昨日、総理の御答弁の中で一つ確認しておきたいことがあります。それは、いまお話しのような、軍事同盟を日韓で結ぶ考えは毛頭ないと、ただ、しかし、その他の新しい条約を結ぶかどうかと言われれば、それはあえて拒否するともいまから申し上げられないと、こう言われました。そのことは、これは速記録にもはっきりあると思います。そのことは、たとえば日韓通商航海条約とか、あるいは領事条約のような通常のことを意味するのか、あるいはその中間的に何か直接の相互防衛援助条約ではないが、何かそれを意味するようなものがあるということを意味されておるの……

第51回国会 外務委員会 第3号(1966/03/24、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。ちょっといまの答弁で、オブザーバーには参加をして、それから様子を見て賛否をきめると、こう言っておられましたが、その準備会議に出た議題についての賛否をきめるのはわかりますが、その結果として本会議に参加することを取りやめることもあり得ると了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 要望をしておきますが、今後数年間、いまのような見通しでコンスタントに輸入できるということはわかりますが、大体昭和四十年度の国内輸入総量は三月末でほぼ二十億ドル、これはもう間違いありません。これは全部が穀物ではありません、全食糧ですから。そうすると、十年後には大体五十億ドルと言われておる。しかも、世……

第51回国会 外務委員会 第5号(1966/03/31、7期、日本社会党)

○羽生三七君 いまの質疑で大体明らかになっていることは、これほど明確なことをどうしてまだペンディングにしているかということですね。ですから、本来日本国籍がない者が本土に立ち寄ったって日本人になることはない。日本人であるから本土に寄った場合は日本人になる。これは先ほど岡田君から提案したように、北米局長がどういう交渉をされたかわかりませんが、日米協議委員会あたりで明確に結着をつけるようにしたほうがいい。

第51回国会 外務委員会 第6号(1966/04/12、7期、日本社会党)

○羽生三七君 それは全部国交を持っておるの。
【次の発言】 いや、館ではなくて、国交は。
【次の発言】 モンゴールと北ベトナムは。そういうのは何だ。
【次の発言】 いまのモンゴールのことで、これは国連加盟のときに全会一致で承認したので、事実上も日本もその際承認したので、国交を開こうと思えば開ける条件の中にあるとおっしゃったのですね。それをなおかつ国交を開かない理由はどこにあるわけですか。
【次の発言】 そうすると、実館を置くかどうかの必要性だけで、事実上モンゴールとはいつでも正式な―国連を通じての事実上承認ということでなしに、正式の外交関係を持つ、また持たなければならぬと思うのですが、その点は……

第51回国会 外務委員会 第7号(1966/04/19、7期、日本社会党)

○羽生三七君 先日来、日米安保条約に対する外務省の統一見解が出たり、それからまた自民党自身としても、これに対処する何か特別の委員会を設ける構想等が発表されておる。また昨日は、下田外務次官の、核に対するものと安保との関連性についてまた重ねて見解の表明があったわけですが、この種の問題は、ここでわずかな短時間に簡単に論議して片づく性質のものではないと思いますので、これはいずれ時間もあることですから、長期にわたって本格的に政府、野党が十分に取り組みをすべきものと思いますが、それにしても、とりあえずそういう見解が一応示されましたので、二、三これについてお尋ねをしておきたいと思います。  この種の、安保と……

第51回国会 外務委員会 第8号(1966/04/21、7期、日本社会党)

○羽生三七君 私、質問じゃないのですが、ひとつ意見を言っておきたいのですが、一昨日当委員会で、この外務省の安保に対する統一見解が出た際、そういう種類のものは、高度の政治的判断に基づいて、政府の最高指導部で十分な成案を得て発表すべきものだという、そういう注文をしたわけです。ところが、民社の曾祢委員からも発言があり、また、民社自体としても政府に反論したか抗議をしたようですが、そうするとまたすぐ今度は、有事駐留論についてわかったようなわからぬような見解がまた出てくる、一晩で。こういうことは非常な不見識だと私は思うのです。そりゃ民社の言っていることと違うと言っておりますけれども、それにしても、この一国……

第51回国会 外務委員会 第9号(1966/04/27、7期、日本社会党)

○羽生三七君 先日、参議院の内閣委員会で、外相は十八カ国軍縮委員会への参加を希望することを表明されて、アメリカあるいはソ連等にも協力を求める、こういう態度を示されたわけでありますが、もちろん、私どもも原則的には賛成であります。特に、国連がいろいろ批判されておる際、正しい意味の国連に発展をさして、その中で軍縮問題を真剣に討議することは、これは重要なことでありますから、そういうことにはもちろん異存がないのみならず、賛成でありますが、そこでその場合に、十八カ国委員会でソ連、アメリカ等、これが中心になって認めれば、これで参加がきまるのか、あるいは最終的には国連総会で決定すべきことなのか。もちろん、最終……

第51回国会 外務委員会 第10号(1966/05/10、7期、日本社会党)

○羽生三七君 それは、この前のこの委員会で外務省当局に希望したことは、日本国籍を明示するということで希望したわけです。それは間違いないですね。

第51回国会 外務委員会 第11号(1966/05/12、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ソビエトはIATAに入ってない。日本は入っている。その場合、料金はソビエトは国内料金ですから拘束されるところがない。日本との関連ではどの程度世界的な協定の拘束を受けるのか、ソビエトの国内路線という形の料金決定が優先をするのか、その関連はどうなのか。
【次の発言】 この場合ですね、たとえば現在のソ連でハバロフスクから飛んでいる場合ですね。日本からナホトカ、ナホトカからハバロフスクまで汽車で行って、あすこから飛行機に乗って行くわけですが、そういう場合の乗客数と、北回りから今度新路線に移る場合とを想定して、一応試算というものを試みたことがあるのかどうか。大体週一回でどの程度乗るのか、そ……

第51回国会 外務委員会 第12号(1966/05/26、7期、日本社会党)

○羽生三七君 問題は、この韓国提唱のアジア閣僚会議に関して二、三お尋ねをいたしたいと思いますが、先日の新聞報道によりますというと、韓国の李東元外務部長官は記者会見で、六月のアジア太平洋地域閣僚会議では、膨張する中国の勢力に対抗するため、韓国としてはアジア自由諸国間の集団安全保障問題について話し合いたい、こう述べたといわれております。これはソウルの中央テレビ放送で行なったインタビューで表明したもののようであります。いままで韓国は、この通称アジア外相会議、これは経済文化面だけの相互協力、こういうように言っておったわけですが、今度軍事的な安全保障問題にまで幅を広げて意思を表明したものと思います。それ……

第51回国会 外務委員会 第13号(1966/05/31、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  いまの森委員の質問に対する大臣の御答弁は、ちょっと私、次元が違うと思うのです。ですから、安保条約でそれが義務づけられているとかなんとかいう条約上のことは別として、条約上の解釈は別として、いまの極東における安全という高い角度から見た場合に、ベトナム戦争といまの原潜寄港等と関連して、日本が何らか両者をテーブルにつけて平和的な話し合いの糸口をつかもうというような動きを、それがアメリカの意図を受け継いでおるかどうかは別として、そういうことは言わぬとしても、そういうことをやっている立場、そういうさなかにおける問題であるのですから、条約上はそういう義務をつけられておるか……

第51回国会 外務委員会 第14号(1966/06/02、7期、日本社会党)

○羽生三七君 このアジア開銀の内容についての詳しい質問は順次今後お尋ねいたしますが、きょうは、とりあえず低開発国援助に対する基本的な考え方、これを最初にお伺いをいたしたいと思います。  実は、前置きが長くなってはなはだ恐縮でありますが、先日アメリカの人でロバート・L・ヘイルブロンナーという人の低開発国援助に関する論文、これは高橋正雄教授の翻訳で出ているものでありますが、これを読んだのでありますが、これによると、たとえばその中にこういうことを言っております。「もしわれわれが経済開発の問題を青白い経済学のワク内だけで考えるならば、われわれは思いちがいをしていることになる。偉大なる上昇の過程が動きだ……

第51回国会 外務委員会 第15号(1966/06/07、7期、日本社会党)

○羽生三七君 いまのに関連して。インドネシアがこういうたくさんな債務をかかえるようになった理由は、それは九月三十日事件の影響も非常に大きいでしょうが、それ以前から外貨不足あるいはいろいろな経済困難に悩まされておったんですが、その事情はどうなのか。また、それはいまのような援助で、はたして本質的な改善が可能なのかどうか、その辺の見当はどうなんでしょう。
【次の発言】 いまの問題ですが、それはみんなの協力で援助の成果があがることを期待するのは、それはわかりますが、国民のたくさんの金を使うのですから、それはわかりますけれども、その原因を確かめて、それを解消するにはどうしたらいいかという政策がなければだ……

第51回国会 外務委員会 第16号(1966/06/09、7期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは同僚議員からそれぞれ国際情勢についてだいぶ御質問があるようですから、私は簡単に二点だけお伺いをいたします。  それは、去る七日、アメリカの上院で、いわゆるバートレット法案という漁業専管水域を十二海里に延長するこの法案が可決されたようであります。さらにそれだけでなしに、これよりもさらに強い。ペリー議員の提案――これは大陸だなを問題にするわけですが、これもさらに近く問題になるようであります。そういう情勢になってきておる際、しかも、この問題は数年前当参議院においても本会議でこれは緊急質問もあったような問題でありますが、こういう情勢に対処して日本政府としてはどうされるのか。これは……

第51回国会 外務委員会 第17号(1966/06/21、7期、日本社会党)

○羽生三七君 そこのところ、委員長、いまの杉原先生のお話、その点は中共自身もいままでいろいろな国連加盟の場合の要件を出しているけれども、それは新聞とかいろいろな報道機関に伝えられておるだけで、現実に国連と何らかの接触の機会に述べられた公式見解ではないわけですね。だから、それを具体的に何らかの形で正確な意思を確かめるという、そういう事態が必要になってくるのじゃないですか。そうじゃないと、これは際限のないことですよ。
【次の発言】 それは検討すればいい。

第51回国会 外務委員会 第18号(1966/06/23、7期、日本社会党)

○羽生三七君 簡単に一つだけ伺います。  昨日、一部報道機関の伝えるところによると、外務省としては東南アジアの農業開発基金を新たにアジア開銀を活用して設立するという構想が伝えられております。これは、去る四月、日本で開かれた東南アジア閣僚会議で問題になった東南アジア農業開発に関連をしておる問題だと思いますが、新聞報道によると、かなり具体的に、金額からその他いろいろ条件も示されて、外務省構想として出ておるようでありますが、これについて一応の御説明を承りたいと思います。
【次の発言】 それじゃ、条件や全額等は固まっていなくとも、外務省がそういう構想を持っておればこそ報道されたと思うのですよ。したがっ……

第51回国会 災害対策特別委員会 第5号(1966/04/14、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。建設大臣、松代地震の対策本部はもうはや解散してないのですか。
【次の発言】 それをなぜお尋ねしたかといいますと、いまの林委員が質問したような問題、またこれから質問を続けられるでしょうが、また、あとの委員からも御質問あるだろうと思う。そういう問題を総合していって、さらに、先ほど来西沢知事、中村町長等のお話を承ってみて、結局そういう個々の対策をやる場合、現行法でどれだけやれるか、その手続が非常な長い時間がかかる。あるいは特別立法をやるといったってそう簡単ではない。そうすると、結局特交ということに、大蔵政務次官のお話がありましたが、そういう問題が出てくるわけです。で、よくことわざ……

第51回国会 災害対策特別委員会 第7号(1966/06/01、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。いまの問題は補助金額が少ないということもあると思いますが、私はやっぱり申し込み件数の少ない理由は、それだけでなしに、補助だからだと思うんですね。全額を見てやるという、そういうことにまで進められないものかどうか、手続をしてせっかくもらうにしても、わずか二千五百円の補助金――それに対する、これ、融資ということで補助ではないんですから、自己負担でできないという過程で特に補強を必要とするというものを限定していくならば、額にしてもそんなに大きな額にならないと私思うんですが、そういう道はないのかどうか、どうでしょうか。

第51回国会 災害対策特別委員会 第9号(1966/06/22、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいま永岡理事から要望のありました松代及びその周辺の地震に関連をする政府の対策、これにつきましては、率直に申して、現行法律の許す範囲では、よく政府はやっておっていただいておると存じます。このあと、国でない県がやる仕事について、交付税なり特別交付税交付金でどういう処置をしていただくかは、今後の問題になると思いますが、それとは別に、地元要望の中の一つに、松代に地震科学研究センターをぜひ設立をしていただきたいという要求がございました。この松代及びその周辺の地震による住民の困難は、すでに申し上げるまでもないと思います。物質的な問題のみならず、精神的にたいへんな困難を経験いたしております……

第51回国会 予算委員会 第2号(1965/12/25、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。問題は二つあると思うのです。一つはいま木村委員の指摘された原則上の問題、それからもう一つは、二千五百九十億を借り入れるのですから、普通個人が借金する場合にも、どうして返すかという方法を持たなければ借金もできないと思います。だから、表にあらわすあらわさぬという具体的な問題とともに、原則的な問題とともに、具体的には、いま表にはできないけれども、どうしてこの二千五百九十億円を四十七年度までに返すか、政府としてはいますぐ何年度にどうという計画は立たぬけれども、おおよそこういう返済計画を持っておるというものを示すことなしに、ただ漫然と二千五百九十億借りたのですか。そんなむちゃな話……

第51回国会 予算委員会 第3号(1965/12/26、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。ちょっと、ひとつ前のところへ戻って恐縮ですが、地方自治体の財政困窮の場合、交付税率を調整する、引き上げることですが、そういう自治省に対して、大蔵省は、それで調整をするか、他の財源でめんどう見るか、いま目下検討中というお話でしたが、そうすると、交付税率以外といいますと、各種補助金の増額になるのか、あるいは税の一部委譲をやるのか、どういうことをいうのですか、ほかの方法で補助するというのですか。
【次の発言】 そうすると、明年度予算編成といってもあと十日ぐらいですが、その間にいまのことがきまるわけですね。
【次の発言】 関連。ひとつわからんので承りたいのですが、たとえば校舎の建築……

第51回国会 予算委員会 第8号(1966/03/07、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと提案が一つ。私のは質問でない、提案をさしていただきます。  今度の事故等を見まして感じることは、国内の過当競争もさることながら、国際的にもそういう面が多々あると思います。サービスの過剰、過当競争。だから生命の尊重という点で、科学にも限界があるので、日本がイニシアチブをとって、確かに国際航空に関する一つの機関があるわけです。それをすみやかに会議を持てるようにして、日本のイニシアチブのもとに、いま申し上げた生命の尊重という立場で一つの新たなる国際会議の議題にして慎重な検討をされてはどうか。いまの過当競争時代、国際航空における過当競争時代の一つの問題点として提案をしたいと思いま……

第51回国会 予算委員会 第9号(1966/03/08、7期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主として経済問題をお伺いいたしますが、時間があれば外交問題についてもお伺いしたいと思います。  まず最初に、均衡財政の場合には税の自然増加を越える財政規模の膨張ということは不可能でありますから、そこにおのずから制約があるわけです。そこで、今後公債発行の場合は、何を財政規模の基準にされるかということを前の国会でお尋ねした際に、一応それは経済成長率を基準とされる、こうお答えになったわけであります。そこで、四十一年度の場合は成長率から財政規模を管定したのか、あるいはいろいろ景気刺激ということで予算を積み上げていって、それで逆にそこから成長率を算定したのか、そのどちらでありますか……

第51回国会 予算委員会 第10号(1966/03/09、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと資料要求をお願いいたします。昭和四十一年度の資金需給見込み及び産業資金の供給見込みについて、資料をすみやかに提出されるようお願いをし、同時に、その資料提出の際は、できるだけすみやかに御提出願うとともに御説明をいただきたいと思います。これがないと、四十年度は公債発行はなかったのですが、四十一年度の公債問題を審議する資料になりませんので、すみやかに御提出を願います。
【次の発言】 関連して。先ほど来の議論を承わっておって、こう考えるのですが、所得倍増計画は一応たな上げになったわけですが、ここでは二・五ヘクタールの自立経営農家を十年後に百万戸にする。ところが、実際その実績はその……

第51回国会 予算委員会 第11号(1966/03/10、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。いまのことは預かるにしても、それじゃ、きのうの答弁でわからぬことがあるから伺いたい。  総理はなるべくならば、十年の満了のときからあらためてというお話があったのです。外務大臣は必ずしもそうではなかった。そこで、あとで重ねて多田君が質問されたら、ニュアンスは違うが、本質的には同じだと、こう言われた。相当違います、これは。たとえばあらためて改定してもう一度十年の期限にするのと、何も通告なしに自動的に一年ごとにと言われましたが、そんなことはないです、条約上。それは通告しなければ何年かの延長ができますね、もちろん。しかし、そのときに期限満了後どちらかが問題を提起すれば、一方……

第51回国会 予算委員会 第12号(1966/03/11、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。それは総理、第一義的の場合と、これはよくわかります。アメリカがこの防衛の衝に出たる。その次の第二義的の場合ですね、この場合でも、もと安保審議当時におきましては、それが民生を重点に置いてやっておるわけですね。ところが昨日来、それからいまの御答弁では、その場合、第二義的な場合においても一体となって防衛に当たるし、これはアメリカに相談をするし、アメリカはこれを受け入れてくれるだろう、受け入れさせるように努力すると言う。努力するどころじゃない、喜んでやってくれます、アメリカは。そうなると、気持ちはわかりますよ、同胞を守らぬならぬ、気持ちはわかりますが、それは施政権が返還された場合、……

第51回国会 予算委員会 第15号(1966/03/22、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと木村さん、そこで一つ関連さしてください。これは大蔵大臣よりも総理大臣に聞くことかもしれませんが、いまの既定経費が非常な硬直性を持っている、しかも、今後ますます増大していく趨勢にある、公債発行下ではなおさらである。この場合に、この既定経費の硬直性を打破するために総点検をしたらどうか。これは超党派でやらねばだめであります。ただ、はたして政府与党とわれわれと中身では一致するかどうかは疑問でありますが、しかし、これは非常な決意で超党派でやらなければなかなか打破できません。おそらくこれは物価が大幅な下落でもすれば格別、そうでない限り、この歳出の増大、この硬直性を打破することは非常に……

第51回国会 予算委員会 第16号(1966/03/23、7期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主として外交問題を中心にお尋ねをいたしますが、安保条約の期限満了の時点でどう扱うかということはまだ先のことでありますので、その取り扱いについては触れません。ただ、これを外交上、政策上の問題としてお尋ねをいたします。  まず、本予算委員会で、今日まで明確になったことは、安保の期限満了の際、それがあらためて一定期間の再取りきめをするか、あるいは自動延長かということで、とにかく政府が安保を継続する意思のあることは明らかになったわけです。いま一つ明確になったことは、日本が核攻撃を受けるような事態が起こった場合は、米国による防御にゆだねると。そのことばの意味は、非常に核のかさとかと……

第51回国会 予算委員会 第17号(1966/03/24、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと、関連。私のはそういう法律論じゃないんです。昨日、現状維持を確認するルールをすみやかにつくれということを申し上げたけれども、政府もそれにはもっともだということなんです。そこでね、経済協力や漁業協力で、余分なことと言ってはどうかと思いますが、他のことで韓国に協力する前に、日本の計器を向こうが持っていなければ貸してやって、相互に、何人乗って、どう確認するか、そういうことを具体的にすれば、二度とこういうことは起こらないようになる。起こらぬようにすることをまずやらなければだめだ。経済協力や漁業協力ではなく、そういうことを先にやったらどうですか。

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/03/25、7期、日本社会党)

○羽生三七君 いまの鈴木委員と亀田委員の提起した問題のほかに、最初に鈴木委員が指摘した個別的または集団的自衛権の行使という場合、この場合、国連が安保理事会で決定を下したかどうかということは別として、この個別的または集団的自衛権の行使がアメリカとの関連でどういうことになるのか、これが問題だと思うのです。ですから、自衛権はもちろんこれは関係ありませんよ。だから、それは集団的を意味するのかどうか、それはどういうことになりますか、南ベトナムの場合、アメリカの自衛権ということはおかしいです。
【次の発言】 アメリカが安保理事会に持ち出したのはトンキン湾事件でしょう。それを一般的なベトナム問題全般に類推で……

第51回国会 予算委員会 第22号(1966/04/01、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。いまの亀田委員の御指摘のように、変化があることは事実だと思いますが、ただし、その実態は必ずしもどういう変化を示すかは、まだ明らかでありません。そこで、それの内容は別として、変化が起こった場合には、日本の対中共政策に変化が起こるのですか。アメリカが変化すれば日本に変化が起こるということですか。この辺はどうです。
【次の発言】 ちょっと関連。
【次の発言】 先般当委員会で外務大臣その他関係の方々に、私が次の点をただしたことは、御記憶だと思います。それは事実関係が明瞭でなく、韓国側が専管水域を侵したから拿捕したいという立場をとっておるのに、日本が何か政治的な妥協か話し合い……

第51回国会 予算委員会 第23号(1966/04/02、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。木村さんほかの問題に移るそうですが、いまの問題、最後のところで、四十一年度の予想物価上昇の五・五%でおさまらなかった場合はどうするかという問題があるわけですね。実はこれは、皆さん御承知のように、この問題については物価問題では三十八年、三十九年、四十年に同様この問題を指摘したわけです。さらにこの数年来の予算編成を見ておって、これでは結局公債を発行せざを得ない状況になるのではないかということも三十九年、四十年に当委員会でそれぞれわれわれ社会党関係議員が指摘してきたわけです。ところが、そのつど、これ速記録にはっきりしておりますが、御心配は要りませんという、安定成長路線に乗って予定……

第52回国会 外務委員会 閉会後第1号(1966/11/18、7期、日本社会党)

○羽生三七君 私はきょうは、主としてベトナム問題と、それから国連の中国代表権問題の二点についてお尋ねをいたします。  最初に、ベトナム問題についてお尋ねをいたしますが、現在ベトナム戦争はいよいよ長期化の様相を呈して、解決のきざしはなかなかございません。しかし、このような事態が続けば、その解決がいよいよ困難となることは、これは明白でございます。こういう状況のもとでベトナム戦争がエスカレートしていくと、米中対決にもなりかねないという説もありますけれども、私どもも、いま直ちにそういう状況が起こるとも考えておりません。問題は、むしろこの戦争が長期化して、一そうエスカレートしていった場合、ソ連が今日の平……

第52回国会 外務委員会 第2号(1966/07/15、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  先ほどの最初の岡田委員の質問の際に、成長率の問題出ましたが、たとえば七%の場合もあるし、一〇%の場合もあると、それから四十年度に二・七%というひどい落ち込みの場合もある。そうすると、コンスタントに成長率が維持できないと、総所得の一%ということを言った場合に、相手国に対して一応の計画が立たぬのじゃありませんか。それは日本の経済成長は一応かなり長期にわたってコンスタントに安定的な成長が可能だという前提でないと、しょっちゅうでこぼこがあった場合には、非常に計画の立案そのものが困難になると思われますが、その辺はどうでありますか。

第52回国会 外務委員会 第3号(1966/07/16、7期、日本社会党)

○羽生三七君 私もベトナム問題について若干伺いたいのでありますが、その前に、北鮮技術者の入国問題に一言触れておきたいと思います。  外交は微妙な問題でありますので、実は当委員会でも私はこの問題は今日まで触れることを差し控えてきました。しかし、問題がはっきりしましたので、この際伺っておきますが、まあ、ああなった以上は、これはもちろんこの入国を許可する方針を変えることはないと思いますが、問題は韓国の抗議ですね。これについて政府は、あくまで例外的な処置、例外的なケースであると、こう説明しておるようであります。そこで、もし韓国が日本の商社の活動制限等きびしい対抗処置をとってきた場合に、それにこたえるた……

第52回国会 予算委員会 第2号(1966/07/20、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。この問題は、こまかいことは私は申しませんが、日韓関係、あるいは北との関係、この問題を明確にする非常にいい私は機会だと思います。でありますから、韓国から一々日本のことについて抗議があった場合、それに対して日本外交がいつでもぐらついて、全くわけのわからぬものになる。これをいつまで繰り返していくのか。あるいは立場は違いますけれども、政府の立場で、日本と韓国とが多年の懸案を国交を回復することで解決したという、そういう政府の立場に立って、一応の外交関係を樹立しても、それは日本のあくまで独自性で、他国の容喙を許さない。先ほど総理が、その点はよそからかれこれ言われることはないと答えられま……

第55回国会 外務委員会 第3号(1967/04/25、7期、日本社会党)

○羽生三七君 それは間違いあるのなら直すのはけっこうですが、日本ではそれに気がつかなかったのですか。
【次の発言】 それで向こうの英文とこっちの日本文と照合するときに気がつかなかったわけですか、日本の外務省では。
【次の発言】 翻訳する際に気がついたのならば、国会に提出するときに……。おかしいよな。まあいいでしょう。
【次の発言】 普通ならそれはこの審議するときに、日本としてはこういうことに気がついておるがということを言っておいてくれればよかった。
【次の発言】 了承はいいですが、国際すず協定に加盟している国はたくさんあるのですが、イギリス政府とそういう話し合いをしたということは、ただ理事会の……

第55回国会 外務委員会 第5号(1967/05/16、7期、日本社会党)

○羽生三七君 このベトナム問題については、さきの予算委員会でかなり詳細に承りましたから、こまかいことには触れません。ただ、その後の変化、いま森委員が触れた問題ですが、その後の変化というと、要するに、ウ・タント事務総長が、ベトナム問題について、最近のアメリカのエスカレートと関連をして、いままでの提案はもはや考慮外と、こう述べたことがその後の変化であります。  そこで、これは総理大臣にお尋ねすべきことですが、総理大臣は先日私の質問に答えて、ウ・タント事務総長が来日する機会には、ウ・タント提案に関連をして協力もしたいし日本も独自の案を出してみたい、私たちの考え方を述べたい。それから衆議院では、ウ・タ……

第55回国会 外務委員会 第7号(1967/05/30、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっとついでに、向こうへ領事館なんかを設けるためにこちらがまた相手側に開設を許す地域があったら説明してください。
【次の発言】 たとえばハバロフスクに対して日本はソビエトのどこの領事館を許容するのか、そういう問題です。
【次の発言】 いまの森君の質問に関連して、とりあえず、向こう側に貫くことだけをいまここで審議しているわけですが、それに対応して、日本の、先ほど申し上げたハバロフスクに対してはどこを一応予定しているか。大阪ということは大体わかっておりますが、そういうようなことをもう少し親切に説明されたほうがいいんじゃないですか。あまりこまかいことは要りませんが、おおよそ向こうの動……

第55回国会 外務委員会 第8号(1967/06/06、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して、いまの問題で一問だけ、簡単ですが。  いままでの岡田委員の質問に対する外相の御答弁、これは全面的に同感です。大いに敬意を表します。ただ問題は、紛争が起こった最初からどっちか一方に加担するなどということはあり得ざることで、これは現時点では外相のおっしゃるとおりだと思いますが、しかし、米英陣営のうち、特に米英あたりから特に強い要請があり、あるいは将来問題が発展していったような場合、いまの様相と異なるような条件が出てきたような場合、それでも、このアラブとイスラエルとの紛争には、とにかくこの戦争にはいかなる事態に発展しようとも、絶対に日本が、先ほどお話しになったような中……

第55回国会 外務委員会 第9号(1967/06/08、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいまの森委員の質問に関連ししてですが、共産圏と日本が定期協議を開くのは今度初めてじゃないかと思うのですが、そういう意味で、この日ソ問の関係をさらに深めていくために、今日のソ連を展望した場合、革命後五十年を経過して、体制が違いますから、ときには非常にきびしい姿勢を示すこともあるであろうし、どういう情勢によって変化を示さぬとも限りませんけれども、それにしても一応もっと友好を深めていい条件が相当整ったと判断していいんじゃないかと思います。そういう意味で森委員も質問されたと思いますが、その定期協議の場合に、たとえばベトナム問題とか、あるいは核拡散防止条約の問題、あるいは北方領土問題、……

第55回国会 外務委員会 第10号(1967/06/13、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。これは特権免除の規定が中心なんですが、実際にどういう仕事をやっておるのか。参考文書には若干出ておるけれども、具体的に実効をあげておるのかどうか、その辺はどうなんですか。どうもその辺、形式だけの感じが非常に濃厚ですが、少し説明していただきたい。
【次の発言】 それは年に何回ぐらいやっておるんですか。
【次の発言】 それで、政府が見て実効をあげてるんですか、会議はそういうふうに開かれておりますが、実効をあげておるのかどうか。
【次の発言】 先日お尋ねした北回りの場合と羽田モスクワ直行の場合、これは先日お話があった週一便ですから、いまのところほとんどたいした問題になっていない……

第55回国会 外務委員会 第11号(1967/06/15、7期、日本社会党)

○羽生三七君 この協定は、シンガポールとマレイシアの共同運営だと思うのですが、かりに問題があったときには、その相手とはどういう交渉をするわけですか。どこが主体になるわけですか、相手側は。
【次の発言】 国際情勢というほどのことでもないのですが、二、三アジア・太平洋地域の三木構想というものに関連をしてお伺いをしたいと思っております。特にその前に、ASPACについてはこの前私かなり詳しくお伺いをして、この会議については、政治問題を含めて自由な討議は行なうが、特定の結論は出さないという、こういう御方針のようでありますが、実を言うと、これはまあ前回、第一回の会議において日本側がかなり努力をして、特に反……

第55回国会 外務委員会 第12号(1967/06/20、7期、日本社会党)

○羽生三七君 この万博の、国際博覧会の問題については一体最終的な責任はどこにあるのか。これは博覧会協議会ですか、万博協議会ということになっておるようですが、それと関連してだいぶいま問題になっておるようですが、その辺はどういうことになっておるのですか。国の責任ということではない。ただそれは、国は補助の役、財政的な助成の役、それと便宜を与えるという程度のことなのか。そのことはかなりいま問題になっておるようですが、どういうふうにお考えになっていますか。
【次の発言】 その問題に関連して、ずいぶん問題があります。あるが、これは条約というよりも、外務委員会というよりも、むしろ通産のほうでやるべき事柄が多……

第55回国会 外務委員会 第13号(1967/06/22、7期、日本社会党)

○羽生三七君 わが国が一九五六年にヘーグ議定書の署名をしたがきょうまで批准しなかった理由というのはこの間この席上で説明があったわけですが、日本が最近経済水準も高くなってこの負担にたえられるようになったからということですが、それはそれでわかりますけれども、しかし、どうもこれ全体を見まして、運送人のみを厚く保護して、人命のほうがむしろ軽視されておる、そういう感じがしないではないわけです。ですから、航空運送業者の負担が若干重くとも、もっと人命尊重ということに重きを第一義的に置くべきではないのか。これは、原則的にですよ。それは限度額が引き上げられたということはけっこうには違いないけれども、いままでの経……

第55回国会 外務委員会 第15号(1967/06/29、7期、日本社会党)

○羽生三七君 きのうの衆議院の沖縄特別委員会でいろいろな論議があったようですし、それから、先日沖縄のアンガー高等弁務官も意見を述べたようで、それに対して外相の見解も新聞等で私は知っておりますが、きょうはその内容には一切触れません。  ただ問題は、これはこの問題の日米間の今後の最重要課題になることは当然でありますが、佐藤総理の訪米するまでに一応何らかのめどをつけられるのかどうか。というのは、いろんな報道を聞いているというと、アメリカ側が日本の意見を、日本が一体どういうことを考えておるのか、ある程度固まった意見を聞きたいという情報もかなりありますので、佐藤総理訪米までにめどをつけられるのかどうか。……

第55回国会 外務委員会 第16号(1967/07/04、7期、日本社会党)

○羽生三七君 これはまぐろ関係の条約とは直接の関連はないのですが、漁業関係の問題でありますから、二、三お尋ねしたいと思います。  それはバートレット法制定による米国の漁業水域設定に伴う交渉は、五月九日合意が成立して、十二海里内におけるわが国の実績がほぼ確保されたと、こういうことですが、これは二年間の暫定取りきめでありますね。今後これを更新するたびに先細りになるようなことはないのかどうか、その点をお伺いいたしたい。
【次の発言】 いま御答弁のように、またあらためて交渉をやることになると思うのですが、しかし、こういう短期間のもので将来については非常な不安心もあるので、さらに積極的な努力を要望をいた……

第55回国会 外務委員会 第17号(1967/07/11、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。  これは副総理格の外務大臣にちょっとお伺いしたいのですが、(笑声)これは、いま加藤さんの指摘された問題はいろいろの意味を含んでおると思います。  その一つは、この百号条約が十数年もおくれて批准されなければならなかった理由は、何といっても、これは、ならなかったという理由よりも、いまになって批准しようというのは、日本の産業構造の変化によって労働の需給関係が起こってきた結果、つまり積極的な意味でなしに、そういう客観点な条件の変化に対応して、ようやくこの批准に取りかかろうとした、こういうことであうろと思うのです。  そこで、余談になるのですが、三月の中央公論に「停滞的英国と革……

第55回国会 外務委員会 第18号(1967/07/13、7期、日本社会党)

○羽生三七君 私の質問は、いま提案になっておるガットの第三確認書案件とは直接関係がないけれども、しかし、間接的には非常な関係があるのでこの際お伺いしておきますが、日本がケネディ・ラウンドにおける穀物協定であのときの合意書に調印した際、低開発国に対する援助義務の条項を留保したわけですね。したがって、いまのそのローマにおける交渉の結果この援助義務の条項が穀物協定で明文化される場合、あらためてこれに対しても留保を行なうことになるのかどうか。
【次の発言】 大臣が時間がないですからごく簡単に。要するに、協定本文か。別に何か他の方法か。
【次の発言】 その次。日本はいま述べた合意書、合意覚書ですね、覚書……

第55回国会 外務委員会 第19号(1967/07/18、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  この案件は沖縄に関することだけですが、小笠原問題は全然入っていないということは、これは事実上に往来がないということからですか。
【次の発言】 それは事実上往来がそういうふうに少ないということはわかるけれども、やはり人数のいかんではなしに、基本的な問題では私は同じことだと思うけれども、まあこれも十分考慮しておいてもらいたいと思います。数が少ないから問題じゃないというのは、ちょっと考え方としてはおかしいと思う。
【次の発言】 森委員から対ソ関係で御質問があるようですが、その前に一つだけお尋ねしておきたいことは、先日の予算委員会で、実は時間の関係から一つ落としてお……

第55回国会 外務委員会 第20号(1967/07/19、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。  実際問題として国交のない以遠の場合は、たとえば北鮮とか中国とかそういう国をさすのですから、実際問題としては、いまのような国際情勢では、そこから先は飛べる可能性はほとんどないんじゃないですか。そういうことが予想されたのに、こうしてこういう協定をつくるということは、ちょっとおかしいと思う。
【次の発言】 だから、森委員の指摘は、変わったときに、韓国側に東京からシアトルその他の条件に応すればよかったのではないかということを言っておると思うのですがね。
【次の発言】 関連。  その場合にはやはり共同運航なんですか、韓国だけのことを言っておるのですか、どっちですか。

第55回国会 外務委員会 第21号(1967/07/20、7期、日本社会党)

○羽生三七君 投資紛争の件についてお尋ねをいたしますが、こまかいことはまたあとに譲りまして、総括的なことで三、四点お伺いをいたします。この条約は前文及び二十五条の(1)で、この条約の当事国となることによって直ちにこの投資紛争を調停したりまたは仲裁に付託する義務を負うものではなく、紛争当事者の同意があって初めて付託されることになっているわけですね。ああいう仕組みのもので、はたしてこの条約が成立して実効をあげることが期待できるのかどうか、その点をどのように御判断なすっているかお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 その問題はまだ少し不審の点がありますが、あとでお尋ねすることにして、ただいま御答……

第55回国会 予算委員会 第3号(1967/03/30、7期、日本社会党)

○羽生三七君 補足して。それで、自衛権のあることは当然です。その結果として各種の措置がとられるということも、そこに書いてあるとおりです。砂川判決も、各種の措置がとられることになっております。それから政府自身も、政府自身の解釈としては、行政府として合憲だと解釈をしておる。しかし、判決の中には自衛隊が合憲だとはうたっておらないと、それは認めると、それでいいんじゃないですか。

第55回国会 予算委員会 第6号(1967/05/04、7期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは経済、外交の両問題についてお尋ねをいたしますが、最初に、まず経済について質問をいたします。  政府は、四十二年度予算を一般会計、財投ともに前年度の伸び率より低いということで、拡大予算ではないと、こう言っております。しかし、一般会計、特別会計の純計でみた場合、四十年度決職六兆八千二百七十九億円に対して、四十一年度のそれは七兆七千七十五億円となって、対前年比一二・八%の伸び、これに対して四十二年度予算の純計は九兆八百三十二億円、これに対して四十一年度のそれは七兆七千七百三十億円となりまして、対前年度比一六・八%の伸びとなっております。これは、政府の説明に反して、拡大予算と言え……

第55回国会 予算委員会 第7号(1967/05/06、7期、日本社会党)

○羽生三七君 実は先ほど鈴木委員から公取関係について御質問ありましたが、ちょうど委員長がおられるので、資料の問題でお尋ねします。  実は私、かなり以前に、今度の予算委員会の質問に先立って、ビッグビジネスの最近数年間における生産性の向上と価格に対する影響及び利潤等について調査を依頼いたしましたが、人手が足りないということで、満足な資料を提出していただくことがついにできませんでした。ほんとうに人員が不足してできないのかどうか。公取委員長からひとつ御説明いただきたい。
【次の発言】 どうしてできかねるのですか。
【次の発言】 一般的な抽象的なものはございます。すべて平均的なものは。そうでなしに、特定……

第55回国会 予算委員会 第9号(1967/05/09、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。先ほど、四十一年度から四十二年度それぞれ平均成長率を上回る場合、その場合には労働の需給関係等で下回る場合もあるというお話でしたが、この異常に成長したあとにくる反動で経済の自律作用で下がるのか、あるいは政策的に下げるのか。つまり財政の規模を縮めるとかあるいは投資を抑制するとか、そういう政策的な作業によって平均八・二%に持っていこうというのか、あるいは経済の自律作用で自動的に想定しておる八・二%にほぼ落ちつくというのか、その辺はどうお考えになりますか。

第55回国会 予算委員会 第10号(1967/05/10、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。先ほど大蔵大臣の御答弁の中に、第四条のただし書きの問題ですが、財政の政策から見て例外とするようなことをいまやっておっていいかどうか、やる必要もないじゃないかと聞こえるような御発言がありました。私は、ああいう例外、特例としてきびしい財政法上の規定を持っておればこそ、後世の国民に対しての責任が持てると思うのです。しかも、あの原則をくずして、そうして例外を通常化するようなことを当然とお考えになるような考え方ではたしていいのかどうか。昔の旧帝国議会の貴族院時代だったら、たいへんなことだと思う。先ほどお話しになったように、超均衡予算の時代と違いまして、大型予算化して経済の高度成長して……

第55回国会 予算委員会 第14号(1967/05/15、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。いまの岡田委員の質問に関連することですが、こういうことをひとつ政府で考えていただきたいと思うのです。というのは、一朝有事の場合に何かに備えて演習をする、合同演習をやる。それから、海上の演習だけでもいろいろあるわけですね。ところが、私どもの考え方から言うと、とある日、何も理由のないのに日本に攻撃を他国がしかけてくるような条件を予見し得ることが近い将来あるか、私は永久とか絶対とかいうことばは使いませんが、まず近い将来、日本の周辺国を見てもそれはない。しかし、いまの日本海における合同演習のような場合、あるいはベトナムに何らかの協力をしたような場合、そういう場合がむしろ危険に相当す……

第55回国会 予算委員会 第19号(1967/05/25、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。いまの問題はですね、昨日もちょっと第二分科会で触れましたが、これは総理も、もし大蔵大臣が検討に値する問題として問題を提起されただけならよろしいんですが、現実に御検討になる場合には十分なる配慮をしていただきたいと思います。というのは、先日来の報道で出ておる売り上げ税という蔵相のお考えは、これは最初のメーカーから最終段階の消費者に入るまで、あの売り上げ税というものでいくならば、各段階ごとに売り上げ税がかかって、これはかなり物価値上げになります。ところが、これは聞くところによれば、欧州では、EECでは、それはいけないということで、本年二月の理事会でこれを廃止して、一九七〇年、……

第55回国会 予算委員会 第20号(1967/05/26、7期、日本社会党)

○羽生三七君 一つ関連して簡単に。いまの問題について、総理、こういうことはどうでしょうか。そんなことはあり得ざることであろうと思いますが、かりにアメリカは沖繩を返してももうよろしいと、そんなことはあり得ざることですが、ところが、いまの総理の御発言でいくと、極東の平和と安全のために、また日本の安全を守るために、いま沖繩の果たしている役割りは重要であるから、そうすると、何か日本のほうが困るような印象をちょっと受けるのですが、アメリカが返すというなら喜んで返還を受けると、そう理解してよろしゅうございますか。

第55回国会 予算委員会 第21号(1967/07/14、7期、日本社会党)

○羽生三七君 重要な内政問題山積の折でありますが、この問題については、後刻、同僚木村委員から御質問がありますので、私は外交問題を中心に御質問をいたします。  首相は、今秋渡米の際に、沖繩、小笠原問題を重点的に話し合うということを五月の当委員会で表明をされました。また、先般訪韓の際に、アメリカのハンフリー副大統領とも、この問題を最重要議題として討議することに合意されたようであります。したがって、まずこの問題からお尋ねをいたします。そこで、最初にちょっとお尋ねしたいことは、先日のAP電に、沖繩の分離返還で日本から三案が出ておると伝えられておりますが、これは事実でありますか、どうか。

第56回国会 外務委員会 閉会後第1号(1967/09/06、7期、日本社会党)

○羽生三七君 いまの森委員の質問に関連して一つだけ先にお尋ねして、あとの問題に移りたいし思いますが、その中間的のものという場合には、最終的な平和条約以前に何か留保条項を付したような中間的な条約という意味なのか。それ以外に、領土の中間的ということは、たとえばまあストレートに領土問題に触れるということ以外に、国後、択捉等の沿岸漁業と関連をして、領海問題等をなしくずしにして接近をしていくという方法もあるでしょうが、そうでないと、やはり最終的な決定的な条約になる前に中間的ということになるというと、一種の留保条項を付しての中間的な条約ということも考えられるのですが、そういう点はどうなんでしょうか。まあ、……

第57回国会 予算委員会 第3号(1967/12/18、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。ドル防衛について、世界各国が中心的な通貨を守るという意味で協力しておるから、日本もその一環としてこれを守りたいという従来の説明、それはよくわかっております。内容は、意味はとにかく、われわれも理解できるわけです。ただ問題は、日本自体の国際収支の改善なり、あるいは日本経済自体の将来のいろいろな施策を進めていく場合に、ドル防衛に対するそれと、日本自身の政策との間に、一定の、ドル防衛に対する協力の限界というものがあるんじゃないか、そこが問題だと思うんですね。ドル防衛に対する日本の協力と、日本自身の、わが国自身の国内経済にとるべき施策と一致すればよろしい、しかし、それが矛盾するような……

第57回国会 予算委員会 第4号(1967/12/19、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。先ほどの沖縄と核の問題ですが、何か白紙で将来にまだ交渉の余地を残しておるような御発言でありますけれども、これは衆議院、参議院一貫してそういう御答弁でありますが、しかし、歴代の日本の政府が核に対しては一貫して一つの方針をとっておることは御承知のとおりであります。余地を残すということは、場合によっては従来の日本の歴代政府がとってきた態度の変更もあり得るということをある程度意味しながら余地の残るはずはないのです。したがって、それは重大な政策の変更につながる問題であろうかと私は思います。少なくとも余地を残すのでなしに、核に関する限りは考慮の余地なしという態度でないと、これは……

第57回国会 予算委員会 第5号(1967/12/20、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。いまの増田長官の御答弁だというと、小笠原に関する限りは、つまり正式に返還になった場合ですね、その場合には、内地並み以上の条件がつくことはない。内地並みですね。つまり、現在の内地ですよ。返ってくれば小笠原は内地になるんだから、それ以上の条件がつくことは何もない、防衛上の問題ですよ、それでいいんですね。
【次の発言】 さっきのことをちょっと補足しておきたいのですが、私が言った内地並みというのは、奄美大島が返ってきたときと同じ条件で、自然のままという意味で、今度小笠原が返る場合には、自然のままの姿以上のものが、何らかの日米間の話し合いで新しい防衛的施設がプラスされるの……

第57回国会 予算委員会 第6号(1967/12/21、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。こういうことじゃないですか。結局、潜在主権があったから潜在自治権もある。憲法上何らの疑問はないと。ただ政府の言うことは、小笠原について東京都と共同体的な要素が現実論としてあるかどうかを検討した上で対処すると、こういうことを言っていると思うので、そのことは私たちはどうあろうとも、東京都に帰属すべきものだと思うけれども、考え方としては、潜在主権があったところには潜在自治権があるのだから、当然憲法上何らの疑問の余地はない。あとは実体的な問題に関する考慮だけが残っておると、こういうことでしょう。
【次の発言】 ちょっと一つ関連。よくわからないですから、むずかしいことは別にして簡単な……

第58回国会 外務委員会 第8号(1968/04/16、7期、日本社会党)

○羽生三七君 その場合に、その路線名を中国ということを明らかにする場合には、当然外交折衝というものは起こるわけでございましょう。当然でしょう。今度の場合だって、附属書の中に、中国という他国の領土の名前を入れたんですからね。それはこっちではいいと思っても、向こうの了解なしにこうやって入れたんですからね。これは将来のことを考えて、前向きといえば前向きに違いないけれども、その場合には国交回復とかなんとかいうことは別としても、当然外交折衝が起こるということが前提でなければ話ができるはずはないんですから、当然そういうことは予定されたことだと思うんですが、いかがでしょうか。

第58回国会 外務委員会 第9号(1968/04/23、7期、日本社会党)

○羽生三七君 一つだけいまのことで、アジア=オセアニアのことではないのですが、モンゴルとの郵便関係も非常に悪い状態になっているというのですが、どこを経由するか、中国経由ですか、これはどう改善するのか。それから、モンゴルとの国交問題も問題になっておりますが、どうするのか。二点だけ、簡単でよろしい。
【次の発言】 みんな来たのは一ヵ月ぐらい前ですよ。
【次の発言】 国交はどうですか。
【次の発言】 これは条約に直接関連ないからまたの機会にしますが、向こうでは必ずしも賠償問題を固執してどうこうということはないということを、来た連中は言っておったようです。御参考までに。

第58回国会 外務委員会 第10号(1968/04/25、7期、日本社会党)

○羽生三七君 この三十一条にある自国の「重大な利益に影響を与える敵対行為その他の異常な事態の場合には」云々とあるのですが、具体的にこれはどういうことを言うのですかね。どういう場合を想定してこういうあれ…−・。
【次の発言】 それはわかっておるのですよ。それがこの条約とどういう関係があるか。そういうことが起こった場合に、なぜ特にこの条約上それが問題になるのか。
【次の発言】 そうすると、戦争中はその制限なり制約以上にたくさんの物を積んで条約の規制以外のことをやるようなことが起こっても戦争中はやむを得ないと、そういう意味ですか。
【次の発言】 それからもう一点だけ。旧条約が「殖民地」なんということ……

第58回国会 外務委員会 第11号(1968/05/07、7期、日本社会党)

○羽生三七君 それに関連して一つ。このいまの問題と関連ですが、そういう場合、「沿岸国の平和、秩序又は安全を害しない限り」という場合は、たとえばポラリスの場合は、核装備していることが「安全を害する」という意味だけに限定されているのか、あるいは、国内の治安のいろいろなそういうことから、デモが発生したり国内のいろんな問題が起こることも、そういうことも「秩序又は安全を害しない限り」の中に含まれるのか、その辺はどうですか。
【次の発言】 このいまのお話しの高邁左哲学はいいとして、その哲学的見地から、後進国に対しては農産物それ自体よりも、肥料、農薬あるいは技術等の援助をするというのか、現実的に日本の貿易構……

第58回国会 外務委員会 第12号(1968/05/09、7期、日本社会党)

○羽生三七君 このただいま議題となった三件全部に関連をして総括的に宮澤長官にお尋ねをいたしたいと思いますが、このガット関係の協定については、昨年ジュネーヴの会議の際、宮澤長官が御自身が出席なさって、たいへん奮闘された経過があるわけなので、当時の事情と比較しながら、現時点における評価を承りたいと思うのです。  そこで、ケネディ・ラウンドに基づく諸協定が一応でき上がったわけですが、その間にアメリカにドル危機が起こり、それから世界通貨体制の重大な問題も起こって、御承知のように、金プール七カ国会議あるいはIMF十カ国蔵相会議等があり、SDRの創設等も行なわれ、いろんな重要な事態が国際経済の上に起こって……

第58回国会 外務委員会 第13号(1968/05/15、7期、日本社会党)

○羽生三七君 この「日本国の譲許表に関する注釈」の第二項で、わが国が関税を引き下げる方法についてそれぞれの年月日を明らかにしておるわけです。しかし、さきに日本、アメリカ、EEC等の合意で妥結した繰り上げ実施の場合、この場合には新しい国際約束によってこれを修正をするのか、あるいは国内法で足りるのか、これは検討中と言っておるようですが、この「日本国の譲許表に関する注釈」として明確に規定されている以上、これは修正なり新しい議定書の作成というか、そういうことが必要になるのではないでしょうか、その辺どうです。
【次の発言】 それは国際間の条約、協定でそういうことはしばしばあることですか。

第58回国会 外務委員会 第14号(1968/05/16、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいまの三案件に直接条約、協定上関連はないのですが、間接的にいろいろ関係があると思われる一、二の点について最初に大蔵大臣にお伺いをいたします。  低開発諸国に対する日本の援助は、昨年で総額約六億六千万ドルと、相当伸びるには伸びておるけれども、日本の援助条件が欧米諸国に比べてきびしいということ、たとえば先進諸国の援助が贈与で八〇%以上、それから金利は三%以下、期間は二十五年以上というケースが多いように聞いておるわけですが、日本のそれは、金利が五・五%から五・七五%、それから期間が十五―十八年、贈与額も四〇%台といわれておるようであります。それで日本がGNPでは世界二、三位を誇りな……

第58回国会 外務委員会 第15号(1968/05/21、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。これは新聞報道だけでよくわからないのですが、アメリカのほうでいまの問題が明らかになるまで入港を遠慮すると向こうが言っておるというのに、こちらのほうがそんな態度ではちょっとおかしいと思うのですが、どうなんですか。これは新聞報道が間違いなら別ですが、向こうはしばらく遠慮すると言うのですから。
【次の発言】 それで沖繩自身の、琉球政府が海水汚染についての測定をする十分な機材を持っておらないから、今後ともそれに協力して調査等ができるようにしてやることになると思いますが、今度の沖繩に出た放射能はこれは非常に微量なもので、自然放射能とそうたいしたことはないと言われておるけれども、こ……

第58回国会 外務委員会 第16号(1968/05/23、7期、日本社会党)

○羽生三七君 先日もお尋ねしたことだし、いま森君の質問にお話がありましたが、外交は相手のあることですから、日本はこうだと最初から大前提をきめてかかるようなことはしないというお話でしたが、それはある程度わかりますが、しかし、いやしくも沖繩返還というような重要な問題について、何も日本の基本的な方針がなしに漫然と懇談に入るというようなことは私はおかしいと思う。日本の考えておる返還の方式というものを提示して、これに対してアメリカがどういう考えを持っているか、そこから話し合いが始まらなければ私はおかしな話だと思うのです。それは外交ですから、相手があるから、私は結果としてどうなるかそれはわからぬということ……

第58回国会 外務委員会 第17号(1968/05/24、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ついでに一、二お伺いしますが、今国会の問題の海外経済協力基金法、これは商工の関係で、間もなく審議が始まるわけですが、そこでインドネシアの援助ですね、あれ、一億一千万ドルというのは、この間、外相は否定されたことはないと、ところが、予算の分科会だったと思いますが、宮澤長官は、大蔵大臣もおりましたが、大体二千万ドルくらいと、こういうことを言っておられたんですね。そこで一億一千万ドルというのは、それは目標額で、あの基金法が通れば一回に出すというのではなしに、それを目標にしてとりあえず二千万ドルなら二千万ドル出して、それから徐々に一億一千万ドルの線に近づけていくということを意味しておるのか……

第58回国会 予算委員会 第2号(1968/03/19、7期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、日本社会党を代表してこれから質問に入りますが、衆議院の予算審議の段階で重要な問題となった非核三原則に基づく国会決議の問題、あるいは米審の問題あるいは防衛庁に関する資料提出の問題等、幾多重要な案件が未解決のまま本院に送付されたことは、はなはだ遺憾であります。しかし、それを理由として審議をおろそかにするわけにはまいりませんから質問に入ります。  そこで、まず第一番に、先日の金プール七カ国会議をはじめとする最近の国際経済の動向についてお尋ねをしたいと思います。金プール制の実質的なこの解体は、金の二重価格制を採用したにいたしましても、実質的にはこれは解体同様の事態になっております。……

第58回国会 予算委員会 第3号(1968/03/21、7期、日本社会党)

○羽生三七君 一昨日、日銀総裁、お願いしておりましたが、時間の食い違いでだめになりましたので、簡単に二点だけ。  一つは、先日来、いま沈静したかと思いますが、円売りドル買いで、かなりドル売りを日銀ではやったようですが、それはどの程度か、いまその情勢は同じく続くのか、一応沈静しておると思いますが、その見通し。  それからもう一つは、IMF総会に御出席になるわけですが、先ほど木村委員も御指摘のように、日銀あるいは日本政府当局としては、金をやはり今後の通貨の重点とある程度考えていかれるのか、あるいは、金を無用の長物とする新しい国際通貨体制、第三通貨といわれておりますが、そういう体制を指向しておるのか……

第58回国会 予算委員会 第6号(1968/03/25、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。仮定の問題ですが、先ほど瀬谷君から、朝鮮半島にもし緊急事態が起こった場合という仮定の問題が出ておるわけですけれども、この場合に、日本から直接米軍が北へ行くような場合は、これはもちろん論ずるまでもなく事前協議の対象になるのですが、韓国へ一たん着陸をして、それで北へ行く場合には、どうなるんですか。
【次の発言】 韓国へ一たん着陸しようとしないと、戦闘地域に飛んでいく場合は、当然それは事前協議の対象じゃないですか。もしそれを除外するなら、これは私非常な大きな問題点だと思う。

第58回国会 予算委員会 第11号(1968/04/02、7期、日本社会党)

○羽生三七君 各派のお許しをいただきただいまの外相の報告に基づく、国際政局の重大な転換に際して、社会党を代表して質問をいたします。  アメリカがベトナム戦争で北爆の停止、戦闘の段階的縮小という重大な政策転換を行なうことを明らかにしたことは、ベトナムに平和を求めてきた世界の大多数の国々及び人民の今日までの主張が正しかったことを証明するものとして、われわれもこれを歓迎するものであります。しかし、北爆停止は全面的かつ無条件の停止でないこと、また、いま外相の説明にもありましたように、戦闘の段階的縮小と言いながらも、南べトナムへの増派を決定していることから、はたして真の和平の訪れとなるかどうか、なお情勢……

第58回国会 予算委員会 第19号(1968/04/13、7期、日本社会党)

○羽生三七君 一つだけ関連。今度の会議では、会議の正式の議題としては経済が中心だったということはよくわかりますが、新聞報道によると、外務大臣は意欲的に個別的な会談を各国とおやりになったというように報道されております。そこで、その場合にたとえばイギリスのアジアからの撤退後の問題、あるいはアメリカのベトナム戦争解決後の動向等に関連して、各国がある種の不安を表明したということが伝えられておりますが、そのことは直ちに軍事的なことを意味するとは思いませんけれども、日本に求めたものは単に経済上の協力援助だけなのか、その種の問題についても会議の公開の席上ではとにかく、個別的に何らかのお話し合いがあったのかど……

第58回国会 予算委員会 第20号(1968/04/15、7期、日本社会党)

○羽生三七君 議事進行。  ただいまの黒柳委員の質問に、自治省が献金の内容を答えられましたが、もしそういうことが許されるなら、なぜ先日、木村委員の質問の際に拒否されたか。私は議事を無理に紛糾させる意思はありませんから、自治大臣から釈明を求めます。


8期(1968/07/07〜)

第59回国会 外務委員会 第2号(1968/08/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 日米安保が自動延長か固定延長かという問題については、これは自民党では外交調査会というのですか、およそ自動延長ということにきまったようでありますが、しかし、先日の総理の答弁では、これはまだ党議決定ではないと、こう言われておるわけですが、外相は、これは別に期限という性質の条約ではないということをしばしば言われているわけでありますが、それはそれでことばのあやはきょうは申しませんが、かりに、もし自動延長というような場合には――固定延長になればあと五年とか十年とか二十年ということになるのですが――自動延長という場合には、その間に情勢によっては解消もあり得るという前提条件、自動延長の場合です……

第59回国会 災害対策特別委員会 閉会後第3号(1968/09/16、8期、日本社会党)

○羽生三七君 本年の夏の打ち続く災害についての当局側の御苦労にまず敬意を表するわけでありますが、それについて午前中、成瀬委員から総理府に対して質問があって、現段階では激甚地指定は非常に困難であるので、それに準ずる処置をとってきた、しかし、それには限界があるので、新たなる項目を設けてその許される範囲内の現実的な処置を講じたいと、こういう意味の御答弁があったようであります。それが実際には総理府が中心になって各省庁との連絡も必要であろうし、最終的には閣議決定等も必要であろうかと思いますが、とにかく総理府総務長官としては、いま私が申し上げたように、とにかく激甚地指定に準ずる処置をとってきたけれども、一……

第59回国会 予算委員会 第2号(1968/08/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。ただいまの問題に関連して簡単にひとつお尋ねいたします。  沖繩返還の方式については、総理はいつも白紙と言われておるわけですね。そこで外交交渉は相手があることですから、相手の出方を見て自分の態度をきめていくということが白紙ともとれるけれども、いやしくも一国の総理大臣として、自分としては一定の見解、返還方式について一定の見解を持っておるのだ。しかし、相手の出方もあるからという意味の白紙なのか。何にも一つも方針がなくて、会談、継続協議に今後臨むというのか。これは非常に重要な問題だと思います。自分は沖繩返還について望ましき方式はこういうものだ、こういう見解は一つ持っておるけ……

第60回国会 外務委員会 第2号(1968/12/20、8期、日本社会党)

○羽生三七君 それに入る前に、さっきの問題でちょっと一つだけ関連。  いま大和委員から御質問になった訪米前に解散云々の問題、これは先日予算委員会で、私の関連質問に関連して総理が、そういうことはないとお答えになったわけです。それはそれでいいのです、どうあろうとも。いいというのは、この問題をここで問題にするわけじゃないのですね。問題は、そうでないとすると、国民の声を聞くという場合に、私、この前予算の委員会で関連質問したのは、アメリカへ行く前に国民の声を聞いてニクソン大統領と折衝されるのか、それでニクソン大統領と折衝したあとに、帰ってきて国民の声を聞くのか、こう言ったわけですね。そうすると総理は、国……

第60回国会 予算委員会 第1号(1968/12/16、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連を一つ。来秋訪米される前に、国民の声を聞く意思はないのかどうか、つまりアメリカへ行って相談をされた結果を国民に問うのか、国民の声を聞いて、それを参考にして渡米されて新大統領と交渉をされるのか、交渉した結果を持ち帰って国民の声を耳くのか、その辺はどういうお考えですか。
【次の発言】 恐縮ですが、もう一点。総理がいつも沖繩返還については三条件をあげられて、その中の一つに、国民の声、世論ということがありましたですね。ですからお尋ねしたのですが、それは必ずしも解散をいっているわけじゃないけれども、たとえて言うならば、新聞に出るいろいろな声とか、国会での野党の発言とか、そういうことを言……

第61回国会 外務委員会 第3号(1969/03/18、8期、日本社会党)

○羽生三七君 一点だけ。予算の総括質問と一般質問を、私、予算委員会におりましたので、外交に関する総理並びに愛知外相の考え方をずっと承ってきたわけですが、そこで一点だけお伺いしたいことは、つまり核に関する限り本土にはこれは持ち込まないし、沖繩についてはちょっと疑問があったけれども、本土と沖繩は一体であって特別の取りきめのない限り別扱いはしない、そういうふうに問題をせんじ詰めていくと、結局、問題は事前協議が非常に問題になってくると思います。基地の使用の態様ということにも関連しますが、事前協議ということが非常に将来問題の、どういう取りきめになろうとも、かなり大きなウエートを占めることは間違いないと思……

第61回国会 外務委員会 第5号(1969/04/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 文化協定に関連してですが、日ソ文化協定の取りきめの交渉はどうなっておるのか。実は、これは数年前にほぼ話がまとまったようなところに行ったときに、自民党の党内にたしか異論が出てストップになって、それから、その後まただんだん交渉が再開されておるようですが、近いうちに正式に協定が結ばれるような状況にあるのかどうか、経過をひとつお聞かせいただきたい。
【次の発言】 それは「必要に応じて」はさまっておるんですが、時期的には、近いうちに何らか成案ができるんですか。
【次の発言】 ちょっと関連して。その場合ですね、たとえば北を、北ベトナムを含めて援助というような場合ですね、その場合には国交回復を……

第61回国会 外務委員会 第6号(1969/04/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 それはわかっているんだが、例をあげて、こういう場合はこうなるという実態的な例を一つつけ加えると非常によくわかるのです。
【次の発言】 日中覚書貿易の交渉に行っていた古井さんも昨日帰ってこられ、それから、先般協定もでき、また共同コミュニケ等も出されたわけですが、この問題についてまずお尋ねをしたいと思います。ただお尋ねする前提に一言断わっておきますが、私は中国が言うことなら何でも無条件的にこれをすべて正しいと考える立場に立つものではないわけです。これはまず明らかにいたしておきます。  そこで、今度のこの共同コミュニケの中心をなすものは、何といいましても、従来の政経分離に対して政経不可……

第61回国会 外務委員会 第7号(1969/04/15、8期、日本社会党)

○羽生三七君 全く初歩的なイロハをお聞きするのですが、私が勉強不足なのでわからないことがありますので お伺いをしたします。  それで、このSDRが第三の国際通貨創造の試み、それから、あるいは「過渡的なもの」と先ほど御説明があったわけでございますが、この場合ですね、将来望ましい姿、望ましい国際通貨というものはどういうのであるかという一定の想定があって、それに近づけるために「過渡的なもの」ということが出てくるのか、何も将来の見通しはなしに、ただ当面の混乱を回避するための、そういう意味での「過渡的なもの」と理解していいのか。あるいは先ほどのお話のように第三の国際通貨を創造する試みであるならば、その第……

第61回国会 外務委員会 第8号(1969/04/22、8期、日本社会党)

○羽生三七君 アメリカの偵察機が撃墜された。事態は鎮静するかと思われましたが、アメリカは、御承知のように、戦闘機護衛によりこの偵察を続行することを明らかにしたわけであります。この戦闘機による護衛偵察すらきわめて危険であるのに、さらに第七艦隊が日本海海域へ大規模な移動を開始したようであります。けさのニュースによりますというと、第七十一特別機動部隊というものらしくて、これはエンタープライズ等を含む空母四隻、さらに巡洋艦三隻、駆逐艦十六隻等、総計約二十三隻の大移動部隊のようでございます。これは特別機動部隊とも呼ばれておるようであります。日本がこういう情勢であるのに、また韓国は二十五日から対馬沖で演習……

第61回国会 外務委員会 第9号(1969/04/24、8期、日本社会党)

○羽生三七君 私も簡単にします。  先日、当外務委員会で参考人として日銀の吉野さん、それから国学院大学の村野教援を呼んでこの問題についていろいろ意見を聞いたわけです。そのときにも私はちょっと触れたのですが、先ほども大蔵大臣から大和委員にお答えがあって、SDRというものは、金とドル、それに対する補完的な役割りを果たすものであると、こういうふうに言われましたが、昨年でしたか、一昨年でしたか、予算委員会で当時の宮澤経済企画庁長官は「人類の英知は金に負けるものではない」ということで一つの理想論をぶっていました。そこで、しばしばこれは過渡的なものだと言うのです。国際通貨体制の補完的なもの、過渡的なものと……

第61回国会 外務委員会 第10号(1969/05/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 一つだけ。  いまあげられているこの三つの国と日本との関係ですが、一つ一つ、制限品目がどうで自主規制がどうということはお尋ねいたしません。それらの品目の数だけでは意味がないので、その条件によってみな違うのですから、意味ありませんから聞きませんが、いわゆるプラス・マイナスといいますか、フィフティ・フィフティにいっているのか。損得から言えばどういうことになっているのか。簡単でいいのですが、一々例証をあげる必要はありません。貿易の量とかそういうことじゃない。いまの制限関係、自主規制も含めて。
【次の発言】 来月九日日本でASPACが開かれることになっておりますので、これに臨む日本側の態……

第61回国会 外務委員会 第11号(1969/05/15、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまのに関連して、この種の産品に一種の奨励金みたいな宣伝費ですか、がつくという場合ですね、業者がやるというならわかるのですが、これは国際機関がこういうことをやるというのはほかにも例があるのですか。どういう産品について例があるのですか。あったらひとつ教えてください。
【次の発言】 関連して。  いまの森委員の質問に対して外相が、しかし実際に条約的にはなかなかこれをどうこうするというのはむずかしい状況にあるという意味の答弁をされておるわけですね。が、取引はしないと、日本外交としてそういうことはやらない。事実はそのとおりだと思います。まあ取引するしないは別として。条約的には固ま……

第61回国会 外務委員会 第13号(1969/06/05、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  そういう日本の事情であるにもかかわらず、資料によると、ほんのわずかですが日本が輸出があるようですが、これはどういうことなんですか。何か事情があると思うんですが、ほんのわずかですけれども。
【次の発言】 それからもう一つ。ビートやサトウキビ、甘蔗糖の場合ですが、そういう国内産が、統計によると、一九六五年、六六年、六七年と漸減しているわけですね。この事情は、労働需給関係とかあるいは価格の問題なのか、最近の産業の近代化等の事情によるのか、その辺ちょっとお示しいただきたい。
【次の発言】 関連。  ちょっと一つ。こまかいことで恐縮ですが、この統計によると、一人当たり砂糖消費量は……

第61回国会 外務委員会 第14号(1969/06/17、8期、日本社会党)

○羽生三七君 沖繩返還についての対米交渉のことをお尋ねしたいのですが、その前に一つだけ他の点でお尋ねをいたします。  これは十八ヵ国軍縮委員会に来月早々参加するわけですが、昨日、米ソ両国からそれぞれ連絡があったように聞いておりますが、いずれにしても、そこへ出られて一番最初日本として何らかの見解を述べるだろうと思うのですが、どういう見解をお述べになるのか、日本側の軍縮委員会に臨む構想といいますか、お考えがあったら、どうせ近く発表されることでしょうから、ひとつお聞かせをいただきたい。
【次の発言】 それでは、その問題はまたの機会にいたしまして、この対米交渉の問題で若干お尋ねいたしますが、今度の対米……

第61回国会 外務委員会 第15号(1969/06/19、8期、日本社会党)

○羽生三七君 実はいまのその問題で、松代に地震研究センターをつくりましたね。これは佐藤総理と私直接懇談の機会を持たしてもらって、いまのお話にあったように、松代地震の研究だけでなしに、核探知クラブに加入したちょうど直後でありましたから、それに最大限に利用するようにうんと費用をかけて十分おやりになったらどうかと言って、総理も約束されたけれども、これは気象庁が当時非常に――やめた方のことを言っちゃいかぬけれども――当時の長官が、予算関係のことでいろいろなめんどうなことがあって思うようにいかなかったわけですね。これは非常に残念なことで、ぜひこの機会にこれの拡大と、それからもう一つは軍縮室、これはやはり……

第61回国会 外務委員会 第17号(1969/07/01、8期、日本社会党)

○羽生三七君 いまの森委員の質問に関連してですが、新聞報道等で見ると、今度の軍縮委員会に臨む日本の態度として、たとえば地下実験の禁止とかあるいは海底の軍事利用反対、平和利用、そういうことに重点を置くというようにも見えるし、それから今度は逆に、何かへたな発言をすればかえって均衡、バランスをくずすと、そういう意味にもとれる記事も出ておるわけですね。一体、その本意がどこにあるのかよくわからないわけです。これはしばしば当委員会で私のみならず各委員から申されたことでありますが、また、ただいまも大臣から御発言ありましたが、日本の政府のはっきりした態度はまだきまっておらない、基本的な方針がきまっておらないよ……

第61回国会 外務委員会 第19号(1969/07/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 三、四お尋ねをいたします。  その第一は、先日マイヤー駐日大使が内外記者団との会見で、沖繩問題に関連して、その見解を明らかにしたようでありますが、その際、マイヤー大使は沖繩返還に関連して、韓国との約束を守るということにかなりの力点を置いて、さらに、西太平洋全域と関連をして、この問題の処置を考える、こういう意味の発言をされておるわけであります。そこでお尋ねいたしたいことは、私たちはもちろん日米安保には反対ではありますが、それはもう言うまでもないことでありますけれども、しかし、その条約の中に極東条項があるのですから、アメリカの立場から言えば、当然この極東の問題に関連して発言しておると……

第61回国会 予算委員会 第3号(1969/02/21、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。いまの野上君の質問については、同様趣旨の質問を私歴代の防衛庁長官に何回もこの席でやっておるのです。それで小泉長官のときに、いま長官からお話があった通常兵器による防衛力ですね、これはほぼ目的を達した、達しておるというのが数年前の答弁です。そうすると、国際情勢が流動的であるから防衛力もそれに従って増強していかなければならぬとするならば、相手がより強い力を持てばこちらもそれに対応しなければならぬ。どこまでもいくわけですね。それを制約する何ものもないのです。ただ、日本は国民総生産の中の幾らかということで、外国に比べれば少ないという、そういうことだけを一つの言いわけにしておりますけれ……

第61回国会 予算委員会 第5号(1969/03/05、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。返還の態様については、山本さんがこれから詳しく質問されると思いますが、かりに返還のめどがついた場合に、正式に何年か先に返還されたときにはもちろん協定ができますね。ところが、ワシントンでニクソン大統領と会談をして、つまり何年先というめどがついたとき、その時点では単に共同声明だけなのかどうか。なぜ私がこういう質問をするかといいますと、本会議でお尋ねしたように、国際情勢の変化で、そうは言ったが、いまそのとおりにはいかないということも、向こうが主張する情勢が出てこないとも限らないわけですね。したがって、返還されるその時点ではもちろん正式な協定ができるけれども、日米間で、今度の秋の訪……

第61回国会 予算委員会 第7号(1969/03/07、8期、日本社会党)

○羽生三七君 答弁される前にちょっと。いま秋山委員は総理の見解を問われました。
【次の発言】 まあ自由民主党でもいいですが、そうでなしに、源田氏の、源田参議院議員の発言についてどう思うかということが主なんであります。そうでないと、総理自身が、私は核を持ち込む意思はないとか何とかという答弁をされると、それは問題が違ってしまいますから、本旨は源田氏の言動をどう処置するかと、こういう問題であると思いますから、念のために。

第61回国会 予算委員会 第9号(1969/03/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。ただいまの問題で関連してですが、この専門的な知識があるないという問題はこれは私はあえて問題にしません。それから、話せることと話せないこととがあると思います。これも了解いたします。ただ、実は先般マスキー上院議員等が来日した際に、私はあるところで討論いたしました。かなり時間をかけて討論いたしました。そのときこういうことを言ったのです。現に沖縄に核があるのか、それを知らしてもらいたい。あるのかないのかはっきりさせてもらいたい。もしないのなら、返還のときに、現にないものを核つきで返還するなんて論議をすることはおよそナンセンスである。したがってそれを明らかにしてもらいたい……

第61回国会 予算委員会 第10号(1969/03/11、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。委員長、ちょっとお許しいただきたいんですが、私の関連質問はいつも短いんですけれども、ちょっといつもより長くなりますから。実は、いまの総合農政の問題で、池田総理が初めて所得倍増計画を出されたときに、農家の所得はどうして倍増できますかという質問をいたしましたら、俸給生活者は物価の上昇がなければ五万の給料が十万になれば所得倍増になります。商人は売り上げの利益が同じならば百万円の売り上げが二百万円になれば所得倍増になる。じゃあ農家はどうして所得倍増できるかと言いましたら、池田総理はお答えがなかった。私は三つ例をあげました。その例は、一つはいま問題になっておることですが、価格の引き上……

第61回国会 予算委員会 第11号(1969/03/12、8期、日本社会党)

○羽生三七君 いまのに関連して、外務大臣か防衛庁長官のどちらかにお伺いしたいと思いますが、核の問題は非常に重要な問題として論議されておりますけれども、同様にガスの問題も非常に重要な問題になってきておるわけですね。特に最近、新聞にも出ておりますけれども、昨年の五月十四日、内閣調査一室発行「国際情勢資料」、われわれ全部に配付したこの資料の中にこういうのがありますね。見出しは「化学・生物兵器の新しい恐怖――原子・水素爆弾も子供のおもちゃ――」こうありまして、アメリカのユタ高原で数千頭の羊が突如原因不明の死を遂げた。それはその前日、ユタ州のそういう羊が数千頭死んだという前日に、米軍のダグウェイ実験場で……

第61回国会 予算委員会 第15号(1969/03/19、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。六月、外相が渡米される際に、たぶんそれまでにおよその考え方はまとめられるということだろうと思いますが、そのころは国会は大体終わっております。そうすると、それは何らかの形でおよそのことを御発表になるのか、胸の中にたたんで渡米されるのか。国民世論の動向を聞くと言われましても、いまのところ国会とか新聞なんかの論調以外にないわけですが、しかし、その渡米の際にはどういう形をとられるのか、考えの固まるまで待ってくれということになれば、それは待ちますが、だれでも――お考えが固まるまではかれこれ言うわけじゃありませんから。それじゃ、その時点では胸にたたんで行かれるのか、あるいはどう……

第61回国会 予算委員会 第16号(1969/03/20、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。これはその質問の趣旨は、基地の態様がどうだとか、メースBがあるとかないとか、何がどうということでなしに、やはり極東の平和と安全という問題について、沖縄の戦略的地位を非常に重く見て云々と、そういうことにかかっている質問だと思うのです。ですから、そういうことをおっしゃればいいんじゃないですか。
【次の発言】 ちょっと関連。非常に一つ矛盾が出てきますね。本土には持ち込ませない。これは言い回しのいかんにかかわらず、本土には持ち込ませない、本土には。沖縄のことはまだ白紙であると言われる。沖縄に固定の、地上に固定の核を置くという場合は、これはまだ紙かもしれません。しかし、そうでなしに、……

第61回国会 予算委員会 第17号(1969/03/22、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。領海の問題ですが、ちょっと戻りますけれども、純然たる漁業問題で三海里説がいいか悪いか、その他の問題全部含めて前向きに検討されるということは、たとえば十二海里とかいう、まあ十二海里になるかどうかわかりませんが、三海里をもっと幅を広げる方向で検討されることを前向きと言われておるのか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 領海の幅を広げるかどうかということです。

第61回国会 予算委員会 第18号(1969/03/24、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。この軍縮室につきましては、これは経緯があるのです。それは、当参議院におきまして、佐藤尚武さんがこの問題を提唱されまして、私も賛成をいたしました。そこで、さんざんそれをやっておって、数年後に初めて、大臣官房に資料室ができた。それが、次の段階で、現在の軍縮室ですか、調査室になった。ところが、いまのような予算の内容ですね。それで、いまも前川議員からお話がありましたように、十八カ国軍縮委員会にかりに参加ができるにしても、これはもう東西両陣営、日本はどの陣営の立場に立つかというこの前の私の質問に対して、西の陣営だと。自由陣営の側に立っての参加を求めておると。そうなれば、東の陣営からも……

第61回国会 予算委員会 第21号(1969/03/31、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。それはそのとおりですが、しかし、外交問題に触れてだれかと会談するようなことはないかと言ったら、そういうことはないとおっしゃった。ですから、もしいま総理のおっしゃるようなことがあるならば、個人的な資格ではそういう問題に触れることがあるかもしれないと言ってくださればいいのですね。それが、あのときの私の質問は、いまのようなことが起きるかもしれないと思って質問したのですから、外相だってそのことはおわかりのはずだったと思うのです。ですから、公式の資格を持っていくわけではないが、個人的にはそういうことに触れるかもしれぬ。触れるなら触れるとはっきりおっしゃればよろしい。公式なことであるか……

第61回国会 予算委員会 第22号(1969/04/01、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。その経済成長に関連して、先ほど山本委員が触れられたと思いますが、先日の分科会で私が蔵相にお尋ねした今後の経済成長率、四十四年度は一〇%ぐらいと、これは前から御答弁がありましたが、今後数年これを継続したいとおっしゃるが、それは経済社会発展計画もそれに見合って、これは経済企画庁長官の関連ですが、蔵相と同じように成長率を考えられておるかどうか。それから、これは総理にお尋ねしたいんですが。総理もやはり蔵相と同じように、四十四年度だけでなしに、今後数年間やはり一〇%程度とお考えになるかどうか、それからそうなると、いままで池田内閣を批判してきた高度経済成長政策というものと安定成長路線と……

第63回国会 外務委員会 閉会後第1号(1970/06/11、8期、日本社会党)

○羽生三七君 政府は安保の固定期限の到来を前にして、自動延長をするために何らかの声明を行なうようでありますが、なお、きょうその相談、協議があるようにも聞いておりますけれども、われわれとしては、申し上げるまでもなく、安保廃棄論でありますが、きょうはそういう原則論はとにかくとして、その声明次第では、かえって極東の緊張を高めたり、近隣諸国を刺激することになるのではないかと思いますが、どういう声明を考えておられるのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 その声明は日本側だけなのか、アメリカでも何かそういうものを出すのか、そういうことは何ら関係はないのか、その辺はどうですか。

第63回国会 外務委員会 閉会後第2号(1970/08/27、8期、日本社会党)

○羽生三七君 場合によっては一国の運命や安危にかかわるような重大な安全保障上の問題に対して、日米両国間で全く異なる解釈が行なわれていることは非常に重大だと思います。そこで、単に疑点を晴らすだけではなしに――それはもちろん必要ですが――同時に、日本の安全のためにも、解釈がどうであるかということでなしに、絶対に危険な取りきめや合意はやらないと、その保障が必要だと思うのです。そこで私は、このジョンソン証言も重要ではあるけれども、やはり日米共同声明それ自体が非常に問題であるということを考えるわけです。  そこで第一に伺いたいことは、この日米共同声明第四項の、沖繩返還時点にベトナム戦争が続いておる場合、……

第63回国会 外務委員会 第3号(1970/03/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまの森委員の質問に関連して一言だけですが、国連憲章の敵国条項の件ですね、これは先日のあの予算委員会で総理が、もはや終止符を打つべき時期ではないかということを言っておられたのですが、それは日本政府としてそういう意思を国連へ持ち出すという意味で総理が言われたんでしょうか。あるいは国連のほうかどっかからそういうことが起こるのか。その辺はどういうことなんでしょうか。

第63回国会 外務委員会 第4号(1970/03/17、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。態様いかんにもよりましょうが、かりにもし沖繩だけに許しても、その他の地域――本土ですね――本土には許さないということになれば差別ですね。沖繩本土並みじゃなくなるわけですね。ですから、これは奇妙なことになりますね。

第63回国会 外務委員会 第6号(1970/04/07、8期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に、先般来問題になった航空機乗っ取り事件に関連をしてでありますが、その経過については、きょうは時間の関係で触れません。  ここで伺いたいことは、先日来予算委員会で、国内法はすみやかに成立させるというお話がありましたし、また、一九六三年のいわゆる東京条約についても批准の意思を明らかにされたようでありますが、しかし、これはいまのような、最近頻発している乗っ取り事件の起こる前の時点に作成されたものであって、必ずしも現在の情勢に対応するものとして十分であるかどうか、はなはだ疑問であるし、それからもう一つは、これには東南アジアの共産圏諸国は加入しておりません。ところが、航空機を乗っ取り……

第63回国会 外務委員会 第8号(1970/04/23、8期、日本社会党)

○羽生三七君 日本とフィリピンとの航空協定の取り扱いで一問だけ伺いますが、これはまあこちら側でこれ承認をした場合、フィリピンでも直ちにやるのかどうか。もう済んでおるのかどうか。なぜこういうことを伺うかというと、この日比通商航海条約は十年も前にこちらで批准したのに、いまに至るまでフィリピンは批准しておらないのに、最近何か条件を出して批准するとかなんとかということを言っておるようですが、そういうこともあるので、これはこの航空協定についてはどうなのか。それから、いまのそれと関連して、十年前――正確には何年になるか知りませんが――当委員会で承認した日比通商航海条約は、その後フィリピンではどうなっておる……

第63回国会 外務委員会 第10号(1970/05/07、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  先ほどの森、いまの西村両委員の御質問に関連して大臣から金の問題というお話がありましたが、大体日本がこの種の問題についての考え方をひとつ変える必要があるのじゃないかと思うことは、恒か金を任す場合に、これは特に大蔵省ですが、すぐ投資効率を考えるわけですね。利潤のあがることをまずまっ先に考える。この種の問題は、そういう目に見えた利益というものは何もないわけです。ですから、そういう意味での考え方を根本的に変えない限り、いまお話を聞いておれば、二十万とか三十万とかというような、いまの世の中ではけたのまるで違う金で議論をしておるこの現状、まことに遺憾に思うわけです。そう……

第63回国会 外務委員会 第11号(1970/05/09、8期、日本社会党)

○羽生三七君 このルーマニアとの関係ですが、私、実は数年前ルーマニアに参りまして、当時の国家元首であったゲオルギウ・デジ――現在なくなってチャウセスクになっておりますが――この人と数時間会談をした。そのときに、もう外交上の問題とかイデオロギー上の問題はほとんど出なくて、終始貿易問題が出て、特にわが国の資源は豊富であるから、何でもあるから幾らでも買ってくれと、貿易の話ばっかり出たわけです。事実、あの国が非常に資源に富んでおるということはわかりますが、先ほど承った貿易額の範囲では、非常に往復とも少ないと思うのです。どうしてたいした貿易額に発展しないのか。その辺の事情はどういうことなのか。資源はある……

第63回国会 外務委員会 第12号(1970/05/12、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。  この前、いま森委員の質問と同じ趣旨のことをこの委員会でお尋ねしたことがあるんですが、それは犯罪者が同じ体制の国へ操縦士を脅迫して飛行機を飛ばすことはまずないんじゃないかと思う。それは、同じ体制の国なら政府間の連絡で、向こうに着いたって逮捕されることは明らかなんですから、その場合にはどうしても全く体制の異なる国を目的にするのは当然だろうと思います。したがって、いまの審議しておる条約そのものは一九六三年の時点の問題を中心にしての条約作成だろうと思いますが、新しくできるのがそういう問題をどの程度実は考慮しておるのか。そうでなかったら、私、まずたいして意味はないんじゃないか……

第63回国会 予算委員会 第5号(1970/03/23、8期、日本社会党)

○羽生三七君 昭和四十五年度予算審議に際して、内政と重要な関係をもつ国際問題を中心に質問をいたしたいと思います。  本論に入る前に最初にお伺いいたしたいことは、繊維問題でありますが、最近アメリカの上院でこの輸入制限法案が提出されたことは御承知のとおりであります。政府もまた、報道によれば、一年間の暫定措置としての包括自主規制に踏み切ったとも伝えられております。これに対して業界では、そういうアメリカの動きはすでに織り込み済みであるから、既定の方針を変える必要はないとも伝えられており、場合によっては行政訴訟をも辞さないとも伝えられております。また一説には、政府の説得に応じつつあるとも言われております……

第63回国会 予算委員会 第6号(1970/03/24、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して一言。  ただいまお話しの自由化問題と繊維の規制問題と何か関連がありますか。全然これは別個で無関係なのか、あるいはケンドールさんの言っておるようなことで自由化を促進して、これが繊維の規制問題と何らかの関連性を持つのかどうか、関連があるのかないのか、この点をお聞かせいただきます。

第63回国会 予算委員会 第10号(1970/03/28、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。  こういうことをお伺いしたいのですが、たとえば農業がすでに兼業農家が八〇%近くなっている。兼業ですから、これは農業収入のほかに、他の産業に従事しておるわけですね。それは工場の場合もあるし、あるいは官庁に勤める場合もあるし、出稼ぎの場合もある。そうすると、そういう兼業農家がほぼ八〇%程度。自立経営農家をふやしていきたいという政府の基本目標は、これは変わりはないわけでしょう。また、そうあるべきだと思うのです。だが、いまの趨勢でいけば、少なくとも五年や十年の間に何ヘクタールかわかりませんが、この適正規模の自立経営農家が少なくとも日本農業の全構成者の中の過半数を占めるような趨……

第63回国会 予算委員会 第13号(1970/04/02、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。昨日来の当局の御苦労に対して大いに敬意を表しますが、そこで問題は、関係各国の配慮にもかかわらず、韓国の閣議がもし伝えられておるような決定をして、橋本運輸大臣個人の考えではどうにもならないような事態になった場合には一体どうされるのか。この場合には、人命尊重が基本的な先決条件であるならば、総理大臣なり何なりから、あるいは閣議でもよろしゅうございます、関係閣僚会議でもかまいません、何らかの橋本運輸大臣のほうに連絡をこちらからやらなければ、もし事実韓国がそういう閣議決定をしておるならば、一橋本大臣の折衝で片づくような問題ではないと思いますが、われわれがこうして発言しておる瞬間にも問……

第63回国会 予算委員会 第18号(1970/04/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは、主として経済問題をお伺いしますが、これからお尋ねしようと思うことは、先ほど来の御質問に関連する問題であります。  最初に承りたいことは、昨年福田大蔵大臣が、当委員会で、この経済の政府見通しと他の民間機関やあるいは経済企画庁の経済研究所の予測等との違いを指摘された際に、政府見通しは政策的意図が含まれておる。それで、もし政府が経済を放任しておけば、民間機関の予想と同程度のものになるであろう、だが、政策的に抑制することによって、四十四年度経済を政府見通しと同じようにする、こう答えられているわけですね。ところが、先ほど来指摘があったように、結果的には民間調査機関の予想と同程度の……

第63回国会 予算委員会 第21号(1970/04/16、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。いまの問題に関連してちょっとお尋ねいたしますが、貨幣価値の下落の点では、国際的に見て、十年前を一〇〇とした場合、減価率では日本が最高、それから貨幣価値の低落では日本が最低ですね。一番価値が減っておるわけです。十年前を一〇〇として日本は六二ですね。そうすると、日本が減価率は最高で、貨幣価値の低落で最低のところにおるが、その外国はインフレであって、日本はでないという理由は、一体どういうことなんですか、どうも理解できない。  それから、もう一つ、卸売り物価が安定しておるからインフレではないと、そんなことを言った覚えはないと、それは大蔵大臣は言ったことはない。池田内閣が一貫して、こ……

第64回国会 外務委員会 第2号(1970/12/03、8期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主として中国問題についてお伺いをしたいと思いますが、さきに佐藤総理が所信表明で述べたことに関連した問題を最初にお尋ねをいたします。本来なら、これは総理にお尋ねすべき性質のものでありますが、予算委員会等の開会がまださだかでありませんので、この席で愛知外相にお尋ねいたします。  御承知のように、中国問題がカナダ、イタリーをはじめとする諸国の中国承認及び国連における動向と関連をして全く新しい段階を迎えたことは、これは言うまでもないことであります。アメリカの中国封じ込め政策の破綻は今日では全く明瞭になったわけで、また、これに同調してきた日本としても、あらためて新しい選択を迫られて……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/15、8期、日本社会党)

○羽生三七君 重要な公害、物価等、内政問題については、後刻木村委員から御質問がありますので、私は国際問題一本にしぼって御質問いたします。  最初にお尋ねいたしたいことは、沖繩返還協定は明年一九七一年前半の機会に一応調印というスケジュールは大体間違いございませんか。これを伺います。
【次の発言】 この場合、日米共同声明中の、沖繩返還とベトナム戦争が続いておる場合との関連についてお尋ねをいたしたいと思いますが、アメリカの現在行なっている限定的な北爆、これは情勢いかんではさらに一そう激化する公算が強いわけです。しかも、同時に、北ベトナムが徹底抗戦を国民に呼びかけておるこの情勢を見ると、一九七二年沖繩……

第65回国会 外務委員会 第5号(1971/03/11、8期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主としてインドシナ情勢とこれに関連する中国の動向、それから南ベトナムの油田開発問題等を中心にお尋ねをいたしたいと思います。  御承知のように、ベトナム、カンボジアあるいはラオス等へのアメリカの相次ぐ介入が一そうエスカレートしてまいりまして、そのことから先日中国の周恩来首相がハノイを訪問したことは御承知のとおりであります。しかも、そこで両国の合意が成立したのみならず、昨日は両国の共同声明が発表されまして、中国はアメリカの侵略に対抗するために北ベトナムへの援助を一そう強化することを約束をして、しかも、アメリカがこれ以上戦火を広げるならばいかなる犠牲を払っても北ベトナムを援助す……

第65回国会 外務委員会 第8号(1971/03/23、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  郵便関係ではないんですが、日比通商航海条約はその後どうなっておりますか。
【次の発言】 それで、いまの件は、当委員会で十年――もっと前でしょうか――前に審議してこれを可決するときに、フィリピン側の事情はどうかということを十分念を押して、だいじょうぶだということで可決したわけですが、それで大統領がかわること何回――三回だと思いますね、それでもなおかつ長い間遷延しておるという根本的な理由は一体どこにあるとお考えになりますでしょうか。
【次の発言】 関連して。  この条約ができるようになった直接の契機は、英仏海峡における海難事故だと思うのですが、つい最近、どこです……

第65回国会 外務委員会 第11号(1971/04/13、8期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは中国問題と沖繩問題について承りたいと思いますが、最初にまず中国問題からお尋ねいたします。  佐藤総理は、今度の統一地方選挙中、遊説先で、閣僚級の訪中を考慮と語っているが、現在それは進行しているのかどうか、具体的な方向に向かっているのかどうか、まず、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 私が三月二十七日予算委員会で質問した際に総理が、閣僚級の訪中を考慮という答弁をされたわけで、そのあと保利官房長官が記者会見で、あの答弁が総理の真意だ、こういう発言をしているわけです。そこで、この「考慮」ということは、半年でも一年先でもいいということじゃないと思うのです。一定の時間的制約が……

第65回国会 外務委員会 第12号(1971/05/13、8期、日本社会党)

○羽生三七君 日ソ漁業問題について、私、森委員のお尋ねの趣旨と全く根本的に同じ意見を持っているわけです。そこで、年々減っていくのですが、それは決して他の政治的案件あるいは外交的案件との関連ではなしに、漁業問題オンリーで考えられておるようですが、その場合でもどんどん減っていく。そうすると、その場合に十分時間をかけて日ソ間で話し合いをしたいといいますけれども、話し合いの根拠が、先ほど森君が指摘したように、先方は科学的な資料を持ち出して、それによって日本側との折衝をしておる。日本側はそれに対して十分な資料を持っておっても必ずしも対抗できるぐらいの十分なものではない。もしそういう状態であるならば、一体……

第65回国会 外務委員会 第14号(1971/05/18、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまのことで。  秋の国連総会までというお話がありましたが、いつでしたか、私ここの席で、秋を待たずに安保理事会で中国問題が討議されることはないのかと聞いたときに、たしか国連局長でしたか、どなたでしたかが、そのとおりだと言われておりましたが、その辺はどうでしょうか、お伺いいたします。
【次の発言】 ちょっと関連して。  その場合に野田訪中団に対する訪中したいという意思表示は総理からあったわけですが、それに対して北京から何か反応はあったでしょうか。間接的な問題でしょうけれども、その後の様子を聞かしていただきたいと思います。

第65回国会 外務委員会 第15号(1971/05/20、8期、日本社会党)

○羽生三七君 沖繩返還協定に関する質問をする機会がほとんどなくなりますので、きょうは一つだけこの機会にお尋ねをしたいと思います。  それは先日も連合審査の際にお尋ねしたことに関連いたしますが、沖繩返還協定の中に核抜きをなぜ明記できないのかという一点であります。  そこで、この具体的な問題に入る前にお尋ねをいたしたいことは、つまり、日本の政府は核抜きの明記を主張しておるのかどうか。それをアメリカが受け入れないために難航しておるのか。日本の政府自身がそういうことを明記することは必要ないと考えて、そのためにこれが明記することが実行できないというように言われておるのか、その辺はどうなんでしょうか。  ……

第65回国会 外務委員会 第16号(1971/05/21、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまのに関連していいですか。  フランスの棄権の場合ですが、そのつどフランスは同じ態度をとっておるわけですが、中国のことはわかりますが、フランスが、わが道を行くドゴール時代はとにかく、依然として核に関する限り同じ態度をとっておる理由は一体何なのか、お聞かせいただきたい。
【次の発言】 ちょっといまの答弁の中に、アメリカから話があって、日本がそれに合意すれば日本の領海内に置くことができるわけですか、その場合。これは外相にお尋ねしたいのですが、昨日のお尋ねと同じことで、たとえ海底であっても日本がその種の問題について合意をすることはあり得ざることと理解してよろしいのですか。

第65回国会 予算委員会 第3号(1971/02/10、8期、日本社会党)

○羽生三七君 一つ関連して。  アメリカのものについて、日本政府が核を取るか取らぬか、そのことのせんさくは別として、核を取った場合、返還後沖繩が完全な非核体制になった場合、その場合にアメリカの極東戦略と日本の自衛隊との関連はどうなるのか。だから核抑止力によって日本がアメリカの防衛に依存するわけですね。その場合、アメリカは撤退するけれども、日本は核を持つわけにいかないし、また持つべきではありませんから、当然持たない、これは政府を信用したいと思います。その場合に、日本は持たないのにアメリカ自身はもう持っている。沖繩におるわけにいかないんですから、完全な非核ということになるんですね、日本の領土内にお……

第65回国会 予算委員会 第5号(1971/03/02、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  この問題は、いずれ機会を見て、何かの機会にお尋ねしたいと思いますが、一つだけお尋ねしたいことは、国鉄が今日の赤字財政になった大きな原因は、過去十数年の間――二、三年前の利子補給をするようになる前、十八年間にわずかに一般会計から支出した金は四十何億でしょう。あとは全部財政投融資ですね。それで利に利が積もって借金が重なるのは、あたりまえの話であります。  そこで、その問題に関連して、過去に、公共企業体か独算制かということがずいぶん論議されました。その問題はまだ決着がついておりませんが、どうも最近の動きを見ると、これは私鉄とほとんど変わりのない方向に進んでおるんじゃないか。つ……

第65回国会 予算委員会 第6号(1971/03/03、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。いまの遠田委員の質問の計算とは別に、一部の新聞に、アメリカが別途沖繩返還に関して五億ドルないし六億ドルの対日支払いを求めるのではないかという報道がありますが、そういうことは考えられるんですか。それからそれは絶対に返還協定まで起こらないということが確約できますかどうか、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 そういうことが起こるということは絶対にないということは保証できるのですね。

第65回国会 予算委員会 第10号(1971/03/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。これは総理も運輸大臣も国鉄当局も、ひとつ聞いていただきたいことがあるのです。それは合理化の問題ですが、合理化は私は否定いたしません。しかし、実はゴードンというアメリカの未来予測学者が――ちょっと関連質問がいささか横にそれますが、お許しをいただきたい。この人は、一九九六年、いまから二十五年先にアメリカには暴動が起こるであろう。これは社会主義者の暴動じゃないのです。われら人類に職を与えよと。オートメ機械、ロボット機械をぶっこわせ。われら人類に職を与えよという暴動が起こるであろう。五、六時間働いて一、二時間遊ぶのはレジャーである。しかし、一、二時間働いて五、六時間遊ぶのは……

第65回国会 予算委員会 第11号(1971/03/09、8期、日本社会党)

○羽生三七君 次に移るなら、一点だけ、関連して。  いまの繊維問題はそれでよろしいのですが――よろしいというか、同僚議員のそれで尽きておりますが、極端なものの言い方をする人は、日米貿易戦争などということばを使っておるのですが、繊維問題はこれで一応片づいたとしても、その他の問題については、一体これで日米間の貿易上の懸案はほとんど、政府間にしろ、あるいは業者間にしろ、たいして問題は起こらないのか。これですべて一段落したのか、あるいはこれが契機となって、また他の品目についても何らかの問題が、自主規制なり何なりが起こるのか。その辺の見通しはどうか。この一点をお伺いしたい。

第65回国会 予算委員会 第14号(1971/03/15、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。  いまの両大臣の御説明からうかがえることは、ニクソンのドクトリンは、せとぎわ政策への――ある意味ではこれは現実的抑止力といいますけれども、これはせとぎわ政策への、あるいは冷戦構造への復帰、そういう要素が非常に強いように思われますが、抑止は抑止であっても、非常な危険な能動性を持っておる、そういうことも一面に、はらんでおるのではないでしょうか。その点はどうお考えですか。

第65回国会 予算委員会 第22号(1971/03/27、8期、日本社会党)

○羽生三七君 今国会における予算審議もいよいよ終局を迎えることになりましたが、本論に入る前に、私の所見を少し述べて総理のお考えを承りたいと思います。  きょうは承ると、総理七十歳の御誕生日のようですが、質問の中には、場合によると総理にとっては不愉快なことがあるかもしれませんが、ひとつ御了承をいただきます。  この衆参両院の予算審議の過程で私は感ずることは、今国会ほど問題が次々と続出したことはあまり例がないと思います。たとえば、わが党の石橋書記長が指摘した公害に関する企業と事務当局との癒着問題、あるいはその後次々に起こった問題を数え上げればほとんど際限のないほどたくさん問題がございます。しかも、……


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1971/09/02、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。ただいまの質問に関連をしてお尋ねをいたしますが、公債政策の本質論はまたの機会にいたします、関連でありますから。  問題は、この不況対策をやることは私は異議はありません。だが、どのように、何のためにやるかということが問題だと思うのです。だから、今日、日本がGNPで世界の二、三位、世界第一級の経済大国にのし上がったのは、過去の設備投資主導型あるいは大企業優先の経済政策が今日の結果をもたらしたと思います。ところが、これは今日のドルショックにも若干の関連がありますけれども、これはアメリカの責任が大いにありますから、それは別の問題として、日本自体に関連して考える場合に、いままでのよう……

第66回国会 予算委員会 第1号(1971/07/22、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連でお尋ねしたいことは、昨日、衆議院で楢崎君にお答えになった、条件によっては訪中してもよいと、こう言われたのは、対中国に対する公式の呼びかけと理解してよろしいのかどうか、まずそれをお伺いいたします。
【次の発言】 ちょっと一点だけ簡単に。  いま総理のお話がありましたように、ニクソン米大統領の訪中も、必ずしも一〇〇%すべて、あらゆる問題につき――たとえば台湾の問題、ベトナムの問題等、あらゆる問題について一〇〇%合意があっての訪中では必ずしもないので、おおよその方向はきまっておっても、最終的詰めはまだできていないと思う。そういう意味で、台湾問題についての日本政府の考え方、中国全体……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第2号(1971/12/08、9期、日本社会党)

○羽生三七君 質問に入るに先立ちまして、一言、どうしても申し上げておかなければならないことがございます。  それは沖繩同胞並びに日本国民全部が重大な関係を持っているこの沖繩返還協定について、衆議院におきまして、あのような不当不法な採決が行なわれたということが第一であります。  第二は、このようなことが参議院での自然成立を計算しての強行採決であったことは間違いありません。したがいまして、これは参議院の存在、二院制の意義そのものを無視する非常な、無謀な手段であることをあげなければなりません。  第三番目には、沖繩返還協定のあり方及びその内容そのものに対する糾弾を、あたかも沖繩返還そのことに反対する……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第7号(1971/12/16、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいまの問題に関連してお尋ねいたしますが、三月二十七日に私は予算委員会で日米共同声明について触れた際に、申した際に、佐藤総理大臣は、日米共同声明で台湾の問題に触れたことは一言余分であったと、こうおっしゃった。それははっきり速記録にも載っておりますし、おわかりのことと思います。  それからもう一つは、韓国のことについては、衆議院において曽祢議員の質問に答えられて、曽祢議員が軌道修正をやったらどうかと、こう言った際に、日米共同声明の韓国のことに関して軌道修正をやるかどうかは米中会談の結果を見てと、こう答えられた。しかし私は、この前もお尋ねをいたしましたように、それより前に、米中会談……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第8号(1971/12/22、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。大矢さんの質問と総理の答弁とはだいぶ食い違いがあると思いますが、それより前に、福田外務大臣のお答えの中に、自由出撃を認める云々ということばが二度も使われておりますが、それは間違いです。それは自由出撃なんてことはありません。事前協議はイエスもあればノーもあるのですから、フリーの自由出撃ということはあり得ない。これは非常な間違いですから御訂正を願います。  それからもう一つの問題は、大矢さんの言っておることは、日本と中国とが国交回復になっておる場合に、しかしアメリカと中国とはなっていない。その場合に、アメリカがわが国と異なるような方針を対中国、つまり台湾問題を中心にして異なる政……

第67回国会 予算委員会 第1号(1971/10/23、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと聞きたいことがある。この経済活動の停滞等による減収見込みというのは、きょうまでの時点でございますか、いつまでの時点で計算をしたのか、それだけ聞きたい。
【次の発言】 年度内……。

第67回国会 予算委員会 第2号(1971/11/01、9期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは、内政中心にお尋ねをするつもりでおりますが、それより前に一言だけ中国問題に触れてお尋ねをいたします。  総理は、この三月当委員会での私の質問に答えられて、自分の在職中は日中改善せぬという前言を取り消されました。また七月の臨時国会で、衆議院におきまして訪中もあり得ると答えられましたが、それに対する私のこの参議院における、それは中国に対する公式呼びかけと理解してよいか。こういう私の質問に対して、そうとられてしかるべきであると、こういうお答えがありました。実を言うと、私は人の言うことを正直にまともに受け取る人間でありますから、文字どおり首相の言を受け取りまして、ひそかに期待をし……

第67回国会 予算委員会 第5号(1971/11/05、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ついでに。私のはごく簡単なことなんですが、いまの御説明では、抗議をしたとか、あるいは権利を留保したとかいうことだけで、中止の要求ということは全然説明の中にも、大臣の答弁の中にも一言も入っていないんですが、抗議をしたということは相手の注意を喚起したというように受け取れるのですが、中止は要求していないんですか。そこは正確にしてください。

第67回国会 予算委員会 第7号(1971/11/09、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  七千万ドルの内訳はおっしゃらぬと言えばそれでいいですが、アメリカと折衝をして七千万ドルを計上するときに、日本は、核があるかないかわからないけれども、七千万ドルを計上しますが、御了承くださいということですか。アメリカは、ないけれども御意思を尊重して七千万ドル計上しておいてくださいと――これはおかしいですよ。折衝の過程で何にもないものが――中身はいいですよ――予算面に出てくることがすでにおかしい話だから、これは明らかにしてください。

第68回国会 外務委員会 第4号(1972/03/16、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  共産圏はIMFや世界銀行にも入っていないと、そのとおりですが、そうすると、いまのお話だと、弱っているというのは、中国も加盟しそうなんですか。そうした機関に中国が加盟しそうだということを言われているんですか、IMFの場合ですね。
【次の発言】 それならわかりました。

第68回国会 外務委員会 第5号(1972/03/21、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまのに関連して。  その場合、理事会と総会の違いはあるけれども、中華人民共和国がそれでは加入することになった場合に、同席ではないにしても、総会と理事会の違いはあるにしても、同じ機構の中に入るのか入らぬのか。入った場合に中華民国のほうはやめるのか。つまり脱退するのか。同席するということはあり得ないと思うのですが、その辺はどうなんですか。
【次の発言】 ちょっと、いまの答弁でおかしいことが一つある。さっきの御答弁の中に、尖閣列島に基地もつくっておった、こういう御答弁があったんですが、そんなことができるんですか。帰属の明確でないところにアメリカがかってに基地をつくるなんという……

第68回国会 外務委員会 第6号(1972/03/23、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまのに関連して。  いまの、各国との条約関係で森さんから質問がありましたが、フィンランドとの関係ではないですが、これは大臣、実はフィリピンとの通商航海条約が、もう十一年ぐらい前に日本は批准をしたわけですね。そのときにこの外務委員会でもう再三念を押したわけです。何回念を押したか。大統領選挙の結果でどうなるのかということで、何回も念を押して、絶対だいじょうぶだと言われて――あれから大統領が三代かわったわけですね。それで、今度は向こうが最終的に批准しないということをきめたのでしょう。どうもけしからぬ話だと思いましてね。こんなに長い間、十一年間もずっと置いて、いまごろになって批……

第68回国会 外務委員会 第8号(1972/05/11、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまのことに関連して、この案は福田大臣の福田構想なるものか、あるいは外務省にあったものを福田さんが取り上げたのか、どういうことなのか。

第68回国会 外務委員会 第10号(1972/05/23、9期、日本社会党)

○羽生三七君 去る五月十五日沖繩は返還されたわけでありますが、その返還後間もない沖繩にB52が飛来をしたり、あるいは佐世保、横須賀、あるいは岩国、あるいは広島地域等からも、船艦あるいは航空部隊あるいは補給のためと称する弾薬の搬出等、さまざまな問題がいま起こっているわけでありますが、この際、この問題に関連して、特に事前協議の問題を中心に外相にお尋ねをしたいと思います。  政府は、今日までこの委員会その他を通じまして、しばしば、返還後の沖繩にB52の移駐はないと言ってまいりましたが、今回のことが、理由はいかにせよ、飛来であることは間違いございません。これに対して政府は何らかのアメリカに対して意思表……

第68回国会 外務委員会 第11号(1972/05/25、9期、日本社会党)

○羽生三七君 こまかいことで一つだけ、簡単ですが、七、八年前私が成田さんと社会党から成田ミッションでソ連、東欧を訪問したことがあるのです。そのときに東欧の幾つかの国で日本語の話せる人がいなくて、しょうがないので夏休みにモスクワ大学から帰ってきておった学生を、へたな日本語でしたが、問題にならぬほど、それを使ってようやく、しかも先方は国家元首といったような人たちとの対談です。そういう場合でもそういうことがあったわけですね。その後数年たっておるわけですが、そういう諸国における日本語のできる人というのはどのくらい現在あるのか。それから日本では何かそういうことに対して配慮しておるのかどうか。

第68回国会 外務委員会 第12号(1972/05/30、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。  質問というわけではないのですけれども、機会があれば何かやると、これはもちろん大事なことです。ですから大きなことをやらなくても、とりあえず日本からベトナムヘ、直接発進であろうとなかろうと、いろいろな形でのアメリカの出撃ですね、ワンクッション置こうと何をしようと、そういうことに日本がもっとき然たる態度をとるところからまず始めるべきである、こういう注文だけつけておきます。答弁は要りません。

第68回国会 外務委員会 第13号(1972/06/01、9期、日本社会党)

○羽生三七君 大要は田委員の質問で尽きておると思いますが、この種の犯罪を繰り返すような者はまだ海外に残っておるのかどうか、あるいはまた、日本の中にそれと関連のある者がおって、将来とも渡航するようなことが再度起こるのかどうか、こういう問題がありますが、これは主として警察当局に関連する、治安当局に関連する問題が多分であると思いますので、私はこれはあえて触れません。しかし、これは非常に注意すべき問題であると思います。今後のこれは重要な課題になると思います。それと、まあきょうまでの点は、私はこの事件に関連してとかくいろいろ言われておった外務省が、きわめてスピーディーに適切に対策をやったと思いますが、そ……

第68回国会 外務委員会 第14号(1972/06/06、9期、日本社会党)

○羽生三七君 間もなくキッシンジャー米大統領補佐官が来日して、総理、外相はじめ各界の人と会談をされるようですが、総理としてはどういう問題を重点に会談をなされようとされておるのか、まずその点からお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、いま総理からもお話がありましたように、この春の米中会談、それにさきの米ソ会談等について、まあ人それぞれの評価はあろうかと思いますが、とにかく長い間の東西の冷戦構造に重大な変革がもたらされたことは、これは間違いのない事実だと思います。私は、さきの機会にもこの問題に触れて、これで緊張緩和が直ちに実現したとは思わないが、しかし、たとえば現にベトナム戦争なん……

第68回国会 外務委員会 第15号(1972/06/08、9期、日本社会党)

○羽生三七君 これは案件に直接関係したことじゃないのですが、バングラデシュの最近の政情ですね、これはひところあれほど新聞をにぎわしておったのに、最近政情についてはほとんど報道がない、安定しておるのかどうなのか、最近の事情をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 それで、そういうことも政情の中に入るには違いないけれども、その後生産なんかはどういうことをやっておるのか、財政的に経済的に成り立つのかどうか、それがもし足りないところがあればどういう形で国を維持しておるのか、その辺のところをごく簡単でいいですからお聞かせください。

第68回国会 外務委員会 第16号(1972/06/12、9期、日本社会党)

○羽生三七君 インテルサットの使用料という問題ですが、これは一体どの程度支払うものなのか。前に説明なかったようですので、この機会にあらためて伺っておきたいと思います。
【次の発言】 それは総計ですが、一回にどのくらいということは何か出ておるんですか、計算上必ずしも平均値は出てこないかもしれませんが、大体のことでよろしいですが。
【次の発言】 どういう制度になっておるのか、一回ごとに支払うのか、何かある一定期間をまとめて契約みたいにされておるのか、その辺がどうなんでしょうか。
【次の発言】 そういう場合に、たとえばNHKとか民間放送とか、それぞれが個々に相手と折衝をするのか、何か窓口でもあるので……

第68回国会 予算委員会 第4号(1972/04/04、9期、日本社会党)

○羽生三七君 佐藤総理と予算委員会で質疑をかわすのも、今回があるいは最後かと思いますが、ところで、総理の政治責任につきましては、昨日の衆議院におきまして、わが党の成田委員長はじめ各党の代表がそれぞれ見解を明らかにされましたので、私はこれを繰り返すことを避けさせていただきます。  ただ一言つけ加えさしていただきたいことは、政治責任を明らかにするというだけではなく、外にあっては米中会談など大きくゆれ動く国際情勢、内にあっては輸出優先型経済から福祉型へと大きく転換を迫られている日本経済の軌道修正という問題など、これを中心に政局を転換して、七〇年代における日本の進路について、衆議院を解散して国民に信を……

第68回国会 予算委員会 第9号(1972/04/10、9期、日本社会党)

○羽生三七君 簡単に一点だけ……。  事前協議の場合、必要があれば日本から随時協議を求めることもできると、こういうことではそのとおりであります。ところが、随時協議を求めましても、アメリカ側は日本の港を出るときにはそういう意思はなかったと、こう言えば、これでおそらく終わりになってしまいます。そこで、私は、こういう問題をお考えいただきたいと思います。つまり、日本の港を出たときには全く実質上戦闘行動を起こさなければならぬような客観的な条件は何もなかったと。これはまあ問題外であります。ところが、最初から日本の港を出るときから作戦行動を持つ意思を十分意思を持ちながら、しかし、アメリカとしては、日米関係等……

第68回国会 予算委員会 第11号(1972/04/14、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。  先ほど来の話を聞いておると、政府のお考えは緊急避難的な要素が非常に多いと思います。本質的な、オーソドックスな形で外貨がたまるのを阻止するにはどうしたらいいか、そういうことが、何か非常に欠けているように思うのですが、実は、十日ほど前にアメリカの上下両院議員が大ぜいわが国に参りました。大臣方お会いになったかと思います。私も約三時間、この人たちと話し合いをしました。そうしたら、円の切り上げということでなしに、なぜ日本はもっと国民生活を豊かにするようなことで問題を解決しようとしないのか、なぜもっと公害対策を徹底的にやらないのか、これに協力しろということを徹底的に主張して……

第68回国会 予算委員会 第16号(1972/04/20、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  昨日の片岡委員の質問、それから先日の私どもの質問に対して、日米安保の運用について、日米協議委員会で協議をされるということはこれは明白になっておりますが、しかしその協議が、先日来のようなあいまいな態度で協議をされたら、私は非常に重大なことになると思います。たとえばいまの参戦国の問題ですが、国際法上、日本からアメリカ軍が出撃しても、直ちに日本が参戦国になるとは思いません。これは明確であります。ただし、相手の国からいうならば、日本に報復攻撃を加える権利を持つことになると思います。これは明白だと思いますね。  その意味で、実は私、昨日戻りましてから――昭和三十四年の三月四日の本……

第69回国会 外務委員会 閉会後第1号(1972/08/22、9期、日本社会党)

○羽生三七君 外交案件としては、当面、日中問題をはじめ各種の重要な案件が山積をいたしておりますが、きょうは、主として米軍のベトナム向け戦車輸送問題についてお尋ねをしたいと思います。この問題が今日国民の大きな関心事となっていることは、これは政府も御存じのことと思いますが、これに政府がどのように対処しようというのか、これからお尋ねをいたしたいと思います。  現在のこの米軍戦車の阻止のいろんな住民等の動きは、いま主として自治体やあるいは住民が、法の定めに従って米軍も行動すべきである、そういう立場でいま住民闘争が行なわれております。これに対して、米軍の場合だけ特別扱いをするような、いわゆる特権は絶対に……

第70回国会 予算委員会 第2号(1972/11/09、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  外貨減らしのためにあらゆる手段をとらなければならない、これは言うまでもないと思います。だから円の再切り上げをやるようなことを避けるという努力は、あらゆる手段を払わなければならない、これも当然であると思います。そこで、いま政府が考えておるような外貨減らし政策で、その円の再切り上げを避けることが一体できるのかできないのか、その見通しに確信があるのかどうか。それを具体的に言っていただくことと、もう一つは、いま総理大臣はあくまでそれを避けると言われましたが、もし避けることができなかった場合に、円の再切り上げが現実に起こるような事態が起こった場合には、それは総理がよく言われる政治……

第70回国会 予算委員会 第3号(1972/11/10、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  簡単に、ほんとに簡単に一問だけお伺いします。  総理は、施政――所信表明演説で、自衛力、最小限度の防衛力を整備していくと、このたび政府が第四次防衛力整備計画を決定したのもそのためだったと、こう言っておられるわけです。  そこで、先ほどの上田委員の質問に答えられて、年内に防衛力の限界を数量的に明示すると、こうおっしゃいました。こういう御答弁であります、年内に。それならば、第四次防は、来年度予算を編成する際にあらためて策定をし直さなければいかぬわけです。そうしなければ、限界があって、それに足りないから四次防ともし言うならば、限界にまだ足りないというならば、それじゃ、その限界……

第71回国会 外務委員会 第2号(1973/02/22、9期、日本社会党)

○羽生三七君 あらためて提案理由説明があるんですから、いいですね。
【次の発言】 さきにベトナム、続いてラオスに停戦協定が成立したことは、まことに歓迎すべきことであります。  ところで、衆議院の予算委員会で、防備力の限界とかあるいは安保問題、盛んに論議されたようでありますが、きょうは、私、時間の関係で、ほんのわずかな時間しかありませんので、十分な論議ができませんが、さきに日中の国交が回復でき、続いていま申し上げたようなベトナムに停戦ができて、これからアジアの新しい安全保障のあり方とはそもそもどのようなものなのか、こういうことに対する日本の選択の時期に入ると思います。  ところで私は、きょうは、……

第71回国会 外務委員会 第7号(1973/04/17、9期、日本社会党)

○羽生三七君 さきの日中国交樹立、それから米中の接近、それからベトナム和平等でアジアの緊張緩和が進んではおりますが、その中で、依然として今日問題なのは朝鮮半島であることは言うまでもない。先年来確かに朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北鮮と韓国との間に対話の糸口が開けましたが、しかし、残念ながら、これを南北両朝鮮の真の雪解けと見るのは、目下のところ困難ではないかと思います。  周知のように、南北両朝鮮はそれぞれ憲法を改正して、また、それぞれの国の地盤固めをしているのが今日の情勢であります。こういう情勢の中で、御承知のように、先般、スエーデン、フィンランド等が北朝鮮と国交を樹立して、すでに北朝鮮と国……

第71回国会 外務委員会 第10号(1973/06/05、9期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に、少し朝鮮問題をお伺いして、そのあとアメリカの外交教書、そのほか二、三の問題をお伺いしたいと思います。  このWHOに続いて、ILO総会があるわけですが、北朝鮮加盟問題についてはWHO総会でとった態度と同じ態度をとるように衆議院では答えられておるように思いますが、そういうことなのでしょうか、お伺いをいたします。
【次の発言】 いまの外務大臣のお答え並びに衆議院の先日の答弁を新聞で知る限りにおいては、いまのお答えにもあったように、要するに、国連の専門機関であるこの種の総会で加盟問題を審議するのは不適当だ。そういう立場をとって、国連総会自体が何らかの決定をすることが適当であって……

第71回国会 外務委員会 第15号(1973/06/26、9期、日本社会党)

○羽生三七君 時間がないので、要点だけ申し述べたいと思いますが、今回の米ソの首脳会談、これはある意味においては、非常に歴史的なことであったと思います。一方、ソビエトからいえば、アメリカは帝国主義の巨頭であったし、あるいはアメリカからいえば、ソビエトは共産主義の悪玉の最たるものであったと。その米ソが、さきにニクソンの訪ソということがあったにしても、今回の二度目の会談はきわめて歴史的であったと思います。なかんずく、核兵器の相互使用を抑止しようというこの協定は、一番大きな問題であったろうと思います。この米ソ会談の、外相の評価は新聞で拝見をいたしましたが、ここで一点だけお伺いしたいことは、今度の協定の……

第71回国会 外務委員会 第20号(1973/07/17、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  いまのお答えの中に、科学技術庁としては平和利用ということを中心に考えておるが、いろいろな議論がありましてという、そのいろいろというのは、まだ日本も核保有の権利を留保しようというような考えの議論も出ておるんですか。そういうことだというと、これはなかなか問題だと思うんですが。
【次の発言】 フリーハンドということは、場合によったら日本も核保有を、余地を残しておいてもらいたいということで、そのことを絶対ないというならフリーハンドということばは出てこないわけなんで、それは非常に私は問題だと思うんですが、どうでしょう。
【次の発言】 総理は、近く渡米をされて、ニクソン大統領等と会……

第71回国会 外務委員会 第21号(1973/08/28、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。  いまの大臣の御答弁の中に、向こうの言うなりになった場合ならいざ知らず、いま努力中だからしばらく待ってくれ、こういうようなお話がございましたが、しかし韓国が、民主主義の片りんも認めようとしないと思われるほどの独裁政権であるのですから、おそらく金大中氏事件に対する取り調べについても、結論についてある程度の想像をすることは私はかたくないと思います。つまり、日本の警察当局なり、あるいは日本の国民の大多数が期待するような調査結果が得られるかどうかということになれば、私は必ずしもそれは期待しがたいものがあるというように推測されるわけです。その日本の国民の大多数の感情なり、あ……

第71回国会 外務委員会 第22号(1973/08/30、9期、日本社会党)

○羽生三七君 委員長。
【次の発言】 金大中氏の事件が起こっているこのときに、ちょうどアメリカのポパー国務次官補、それからベネット・アメリカ国連次席代表が先日韓国を訪問して金外相と会談するなど、韓国首脳と活発に接触したようでありますが、その両氏が今明日、日本の外務当局と国連における重要問題について協議をすると伝えられておりますが、韓国とたまたま金大中氏事件の起こっておるこの時期に、打ち合わせを協議してきたアメリカ代表と日本は何を協議をなさろうとするのか、まずこの点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この問題はあとからもう一回触れさせていただきます。  次に、この金大中氏事件に関する昨日の……

第71回国会 外務委員会 第23号(1973/09/06、9期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど来、田委員から事実関係について詳細な質問がありましたが、しかし政府関係が、日本の政府関係が明確な答えができない一つの理由は、韓国があらゆる問題について日本の要求を拒否しておることだと思います。ところが、なぜ韓国は日本の要求を拒否しておるのか、この問題を考えてみますと、私は、きょうの新聞にも若干出ていますけれども、日本の政府が今回の事件によって対韓政策の、日本の対韓国政策の根本は変えないという、こういうようにはっきり言われておる、その基本的な前提があると思う。だから、このような問題に対して韓国が依然としていまのような態度をとり続けるならば、場合によったら経済援助問題、対韓経済……

第71回国会 外務委員会 第24号(1973/09/11、9期、日本社会党)

○羽生三七君 時間がありませんので、簡潔に御質問いたしますが、本事件、この金大中事件は、先ほども大臣からお話がありましたように、際限なしに待っておるわけでもないと、鋭意努力をして解決を急いでおると言われましたが、これが無制限に続く可能性、この解決が無制限に延引される可能性がないわけでもないと思われますので、しかも大臣が、総理大臣も外務大臣も近く外遊されるわけですね。そうすると、その外遊から帰国されたあとということになると非常な先のことになりますが、ある一定の期限をつけて韓国側の調査なり回答を待つということはできませんか。
【次の発言】 そのしばらくという時期は外遊――外国訪問といったほうがいい……

第71回国会 外務委員会 第25号(1973/09/18、9期、日本社会党)

○羽生三七君 一つ関連して伺いますが、このまま事件が際限なしに遷延しそうな状況になってきたわけですが、その場合に、大臣は、内外の納得いく処置をしたい、こうおっしゃっておりますが、いまも田委員からお話があったように、先方側が、金東雲氏はアリバイがあるとか、あるいは金大中氏、梁一東氏、それから金敬仁氏等は何か否認しておるようなことを言っておるわけですね。そうなってきて、実際問題として韓国が根本的にこの問題の本質を否定するような事態が起こった場合に、その場合に、大臣は先日私の質問に答えられて、日本の警察当局を中心にして客観的に見て正当な判断を基礎にして問題の解決をはかりたいということを再三にわたって……

第71回国会 予算委員会 第2号(1973/03/14、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  ただいま足鹿委員から御指摘がありましたように、通貨問題、国際経済については、既往からしばしば私たちは具体的な提案をしてまいりました。私も、その提案をした一人であります。しかし、そういう提案が積極的に取り入れられることなく、今回の事態を招くに至ったことは、まことに遺憾でありますが、それとともに、私がここで関連してお尋ねしたいことは、昨年の十一月の臨時国会の際に、小林議員の質問に関連をして、私が、円の再切り上げは絶対やらないと総理がしばしば、しかも力んで答えられるので、もし、そんなに言われても、なおかつ再切り上げになるような場合にはどうなりますかと言いましたところが、総理は……

第71回国会 予算委員会 第14号(1973/03/31、9期、日本社会党)

○羽生三七君 本論に入る前に一つお尋ねしたいことは、度を越えた日本の経済成長が、インフレ、公害あるいは環境問題等の挑戦を受ける結果をみずから招いたことは言うまでもございません。  こういう状況のもとで、今日、人間の尊厳が阻害され、資本の利潤追求の法則が圧倒的な支配力をふるって、土地をはじめ、生活必需品までの投機や買い占めが横行している今日の事態は、言うまでもございません。この事態はきわめて重要であると思います。今日のこのような客観的な諸条件は、野党の政治活動にきわめて有利な基盤を提供していると言えましょう。また、逆説的に言えば、そういう基盤を提供しているものは、ほかならぬ政府自民党と言うことも……

第72回国会 外務委員会 第2号(1973/12/18、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。  いまの、田中委員が次に移ろうとするときに発言された、金大中事件をもとへ戻すということですが、外務大臣は先ほど外交上の配慮からほぼこの程度でということで日韓定期閣僚会議の開催に踏み切ったという御発言でしたが、そもそも金大中事件を原点に戻すということ、日本におったときの状態に戻すことが達成されない限り、外交上のこの問題というものの解決にはならないんじゃないでしょうか。それがそもそもの一番の根本問題でして、あと中央情報部長がやめたとか、あるいは金東雲書記官を退任させたとか、そういうようなことは韓国内部の問題で、日本自身の立場からいえば、金大中氏を韓国に拉致する前の状態……

第72回国会 外務委員会 第10号(1974/05/09、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連をしてお尋ねいたしますが、この日中の国交が樹立されて、さきの貿易協定に続いて今回さらに航空協定の締結の運びとなって、さらにその他の実務関係も進展しておるこの現実から見て、日米共同声明の中の台湾条項はその必要性がなくなったんではないかと、これは何らかの形で処置すべきものと思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 私、安保条約全体をいっているわけではないんで、それはまた他日機会があればまたそういう問題についてお尋ねしたいと思いますが、たとえば、この共同声明の中における台湾の問題を考える場合に、この台湾と日本との関係は、いまとなってはそれは国家問の関係とは言えぬので……

第72回国会 外務委員会 第11号(1974/05/14、9期、日本社会党)

○羽生三七君 運輸省が帰られてしまったので、外務省にお尋ねするのはどうかと思いますが、簡単に二点だけお伺いをいたします。  この協定が成立後、今秋から日本の航空機が業務を開始する場合に、中国以遠はどこまで運航するつもりなのか、中国どまりなのかどうか、これが第一点。  それから第二点は、将来中国以遠にまで運航するとなると、以遠地点のある第三国と交渉して、中国経由で当該国へ乗り入れることができるようにその同意を得て、場合によっては、当該国との航空協定の路線表を改正しなければならないことになるのではないかと思いますが、どうです。
【次の発言】 もう一点、この以遠地点の相手国は、わが国と交渉する場合に……

第72回国会 外務委員会 第12号(1974/05/16、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  いま西村委員から経済協力に対する基本的な姿勢についてお尋ねがあって、その関連で外務省と他の省との協力関係についてもお尋ねがあったわけですが、そこで私どうしてもわからぬことは、相手国――被援助国と日本側が援助や協力問題について協議をする場合に、外交案件として外務大臣が協議の任に当たるのか、あるいは最初からこの事業団の主務大臣がこれに当たるのか、あるいはおおよそ外務大臣が話をつけたものを、この実務だけを主務大臣が扱うのか。この点は、お互いに協力関係といったって、それはそういう抽象的なことばではわからないので、具体的に、相手国と経済協力をやる場合には、外交案件として問題になっ……

第72回国会 外務委員会 第13号(1974/05/21、9期、日本社会党)

○羽生三七君 運営上のことで簡単に二点だけお伺いをいたします。  第三十条の二項に、「前項の規定による積立金を減額して整理し、なお不足があるときは、その不足額は、繰越欠損金として整理しなければならない。」と、こうなっていますが、この欠損が異積するような場合には、欠損金についてどの程度までというワクがあるのかどうか。
【次の発言】 そうすると、幾ら欠損が生じてもかまわぬということですか。
【次の発言】 これと関連して、この事業団は有償もあるでしょうが、無償の協力援助が中心となると思います。これはいまの答弁の中にもあったことと関連するわけですが、そこでこの事業団の基本方針からいってそういうことにな……

第72回国会 予算委員会 第2号(1973/12/11、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  総理の答弁を聞いておると、本質から逸脱しておると思います。そこで、私お伺いしたいことは、総理は、本年の三月三十一日、この委員会で、私の質問に、土地や物価の値上がり等経済の異常事態に対する政府の政治責任に関するものでありましたが、その私の質問に対して、重要な答弁をされておりますので、この際関連で質問させていただきます。その際の速記録を読ましていただきます。  「日本では経済問題で政治責任が問われるようなケースは過去にほとんどありません。大体国際問題とかスキャンダルとか、そういうことが問題になる。しかし、今日のように、インフレ、投機、買い占め等のような異常事態が長期にわたっ……

第72回国会 予算委員会 第4号(1973/12/13、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。  いま鈴木委員は、石油の供給問題と明年度経済の見通しについて触れられておったわけですが、その明年度経済の、四十九年度経済の見通しを立てる場合に、石油問題を全然別にして一応の想定を立てて、石油問題の帰趨によってはこうなるという見通しの立て方をするのか、あるいは何%削減――あるいは二つなり三つなりのパーセンテージを想定して、それに応じて明年度経済の見通しを立てるのか、それとも全然そういうパーセンテージには触れずに一応の見通しを立てておいて、石油問題の帰趨によってはこういう影響も起こるであろうという想定のしかたをするのか、その辺は、どういう四十九年度経済の見通しを立てよ……

第72回国会 予算委員会 第7号(1974/03/13、9期、日本社会党)

○羽生三七君 四十九年度予算審議に関連して当面する諸問題についてお伺いをいたします。  今日の物価高、インフレ要因は、私は国際的な要因、たとえば輸入インフレ、あるいは国際通貨体制、あるいは石油等の資源問題などのそういう国際的要因が多くの問題を示しておることを十分承知いたしております。しかしそれとともに、この一、二年来の国内政策、すなわち景気政策はじめ経済運営の基本政策の失敗から生じた一種の政治インフレであることもまた明らかであると思います。物価に対する田中内閣の政策上の失敗については衆議院でずいぶん論議をされました。だから同じ問題を私はここで数多く蒸し返そうとは思いません。しかし参議院の予算委……

第72回国会 予算委員会 第10号(1974/03/16、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。
【次の発言】 関連諸物価を一時押えるということ、一時凍結ですね、それは一時押えることに意義を認めておるのか、あとの物価政策、長期の展望に立って、一時押えればそれが非常に役立つという意味でそういうことをお考えになっておるのか、いっとき押えることに意義があるとお考えになっておるのか。その辺を、これはちょっとひとつ問題があると思いますので、詳しく御説明いただきたいと思います。

第72回国会 予算委員会 第13号(1974/03/20、9期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。  一時押えをするということは、これはよくわかります。ところが、この前もちょっと関連でお尋ねしたように、一時押えをしておりましても、際限なく無制限にいつまででも押えておるわけにはいかない。やがて、電力料金から私鉄運賃から、十月になれば消費者米価から国鉄運賃から、これは値上がりすることはもう決定的であります。そうなってきた場合に、一時押えがこの経済の安定成長とどう結びつくのか。この資源不足の時代に入りますので、高価格体系に移行しつつある。しかし、それをあらゆる努力をして押えなければならぬということはわかりますが、そういう世界的な趨勢の中で、私たちはここでいろいろ言うと、そ……

第72回国会 予算委員会 第24号(1974/04/09、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。  衆議院の予算委員会の段階、それから参議院の最初の総括質問の段階で田中総理が御説明になったことは、物価水準は昨年の十月以前の水準に戻すと、これがもう再三繰り返して総理がお述べになったことです。ところが、企画庁長官の先ほど来の御説明を承っておるというと、物価を昨年の十月時点の水準に戻すということが必ずしも言われているわけじゃないんですね。のみならず、世界的な資源不足の石油あるいは農産物等、世界的な資源不足の時代になって、ある意味において高価格体系に入ろうとしているわけです。そういう時代に、しかも公共料金は軒並みこれから値上がりするんです。それなのになおかつ物価を下げ……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 外務委員会 閉会後第1号(1974/08/01、10期、日本社会党)

○羽生三七君 いま田委員の質問された日韓問題について、私もお尋ねしたいことがたくさんあるんでありますが、重複するのはいかがかと考えますので、私ば、核兵器の問題一本にしぼってお尋ねをしたいと思います。  すでに御承知のように、去る五月、インドが初の地下核爆発実験に踏み切ったことは、これは言うまでもございません。これに関連をして、パキスタン原子力委員会のカーン委員長は、パキスタンはインドの脅威に直面し、核実験を余儀なくされるかもしれないとの談話を発表しました。インドという第三世界の国が事実上の核保有国になったということは、国際政治の上に与えるインパクトがきわめて大きいことを物語っているように思われ……

第73回国会 外務委員会 閉会後第3号(1974/10/18、10期、日本社会党)

○羽生三七君 アメリカの議会の公聴会でのラロック証言に端を発して、その後、アメリカの有力新聞がたび重ねてこの核問題について報道をいたしております。日本の国民の多くが、この問題について、その真相究明を強く要求しておることは言うまでもございません。ところが政府は、ラロック証言については一私人の発言としてこれを退け、有力新聞の報道についても、これは根拠のないものとして問題にしておりません。しかし、日本国民の大多数がこのような説明で納得するものでないことは言うまでもないことであります。  ところで、いまの質疑応答の中にもありましたが、政府は核の存在を明らかにできない理由として、先日外務大臣は記者会見で……

第74回国会 外務委員会 第2号(1974/12/24、10期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連。いまの中国問題に関連して一点だけ。  中国に限らず、日本と中国、あるいは日本とソ連、その他の国もそうですが、不可侵条約が私たちとしては希望しておる一つの目標なんです。その場合に、日中間で話し合いする場合に、条約本文の中にそういう精神を盛り込むことがあるのか、あるいは別途、別の協定あるいは条約として不可侵をうたうこともあると思うんです。だから、先の話ですから、まだ日中間で外交交渉が進んでおらない現段階でそういうことを想定するのはいかがかと思いますが、外務大臣個人のお考えとして、不可侵にはもちろん御異議がないと思いますが、その場合には条約本文のような形がいいのか、あるい……

第74回国会 予算委員会 第2号(1974/12/21、10期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。  新しい計画を立てる場合に、従来は、社会的不公正是正、社会的公正を期するという立場でいろいろ論ぜられる場合に、これは主としてどちらかと言えば道義的なモラルの立場から、大企業優先、弱者虐待のようなそういう社会は公正ではないのじゃないか、そういう立場から論ぜられてきたと思う。ところが、高度成長下でもなおかつ達成し得なかった社会福祉を低成長の中で実現するということは、もうきわめて困難なことだと思うのです。しかし、それはやらなければならない。その場合には、単に社会的公正、モラルというような観点だけでなしに、歳入をどうして確保するか。つまり、財政のあり方、歳入確保のあり方そのものも……

第75回国会 外務委員会 第4号(1975/02/20、10期、日本社会党)

○羽生三七君 問題になっておるいわゆる核防条約について、最近この数日間の動きを見ておりますと、政府・与党はきわめて慎重というか、非常に消極的なように見受けられますが、それに対して、外務省というか、政府側では、この批准の論拠づくりを急いでおるというようにも報道されておりますので、そういうことに関連をして幾つか問題点をただしたいと思います。  その第一は、外相自身も、あるいは自民党の外交担当者も、核防条約の批准は今後二十年間わが国を縛る重大な問題だと言われております。それはそうでしょうが、二十年間日本のどういう点を縛ることになるのか。これは外相自身も発言されておることですから、この席でもこの前も御……

第75回国会 外務委員会 第7号(1975/03/25、10期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、きょうは主として核防条約の問題を伺いたいと思いますが、それより前に、ごく簡単に当面する問題について一、二お伺いをいたします。  まず最初に、ベトナム及びカンボジアの最近の軍事情勢からしまして、ベトナム和平協定に基づく日本の対インドシナ政策に重大な影響を及ぼすことになると思いますが、政府は今日のインドシナ、特にカンボジアの事態をどう認識されておりますか。それとともに、これにより日本の対インドシナ政策にどのような変化が起こるのか、また起こらないのか、最初にまずこの一点をお伺いをいたします。
【次の発言】 いま大臣のお答えの中にもありましたが、カンボジアでは栗野大使がカンボジア政……

第75回国会 外務委員会 第9号(1975/04/15、10期、日本社会党)

○羽生三七君 時間のないのが大変残念でありますが、外相の訪米問題に関連して若干お尋ねをいたします。  中東地域その他に地域的に問題があるにいたしましても、国際的には緊張緩和の方向にあるし、また日本を取り巻く国際情勢に差し迫った危険な要素もないこの時期に、核防条約の批准に関連する与党対策上の問題ということから、日米安保体制の再確認というようなこの重要な問題を絡ませて日米会談で推進されたことは、はなはだ失礼な言いぐさですが、必ずしも外交政策の選択としては適切ではなかったんではないかと思いますが、この機会に外相の所見を伺います。
【次の発言】 その点については前の委員会で、核防条約の問題点は、日本が……

第75回国会 外務委員会 第10号(1975/04/24、10期、日本社会党)

○羽生三七君 委員長、ちょっと関連。ただいまの田委員の質問に関連してですが、外相は、いまも御自身からお答えがあったように、事前協議で常に拒否ならこれは無意味というふうに、こう衆議院で答えられておるわけですが、これは日本の非核三原則を修正することを意味しておるんでありますか。
【次の発言】 それは実はおかしいんでしてね、四十七年の五月二十四日、 衆議院外務委員会で佐藤総理は、事前協議でイエスもありノーもあるということではなく、はっきりノーばかりの状態だと、こう答えておるんです。だから佐藤総理は、イエスもあればノーもあると言っておるけれども、事前協議の場合ですが、三木総理はいかなる場合でもノーと言……

第75回国会 外務委員会 第17号(1975/07/01、10期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  日本近海におけるソビエトの漁船の操業から起こる事故は、かなり日本とソビエトとの間の親善友好関係というものに影響を与えておると思うんです。こういうことがなければもっと親善友好は一層深まると思いますが、ソビエトから言えば、日本の漁船の方が、ソビエトの漁船が日本近海で操業する何十倍の漁船がソビエト近海で操業しておる、そういう反論をされておるようでありますが、それはとにかくとして、こういう場合に、この種の漁業問題の事故に関連をしてソビエトでは漁業関係の担当者だけが日ソ間のこの問題を考えておるのか、あるいは外務省あるいは政治担当者、そういうところで日本とソビエトとの親……

第77回国会 外務委員会 閉会後第1号(1976/07/09、10期、日本社会党)

○羽生三七君 過日、ベトナム社会主義共和国が正式に発足したわけで、長い戦争が終結をして南北ベトナムが統一され、新たに統一ベトナムとして発足したことは私どもも非常にこれを祝福したいと思います。  ところで、このベトナム社会主義共和国に対して日本政府はハノイ駐在の長谷川大使をして三木首相の祝電をベトナム外務省に伝達をし、これをもって新国家承認のいわば黙示的な承認ということ、そういう過程をとったようでありますが、こういうことだけでよろしいのか、もっと正式に何らかの形で統一ベトナムを承認するという方法はおとりになれないのか、その辺をお伺いいたします。

第77回国会 外務委員会 閉会後第2号(1976/08/24、10期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。  一問お尋ねしたいのですが、先ほど大臣、いずれの国をも敵とすることなくというお話ありましたが、先般オーストラリアのフレーザー首相が、アメリカ、日本、中国、オーストラリアを結ぶいわゆる対ソ同盟、四カ国対ソ同盟を提唱されたようですが、私は、必ずしもこれは適切な提案ではないと思っておりますが、外務大臣どのようにお考えでしょうか、このことだけを承っておきたいと思います。

第77回国会 外務委員会 第3号(1976/03/04、10期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して、一問だけお尋ねいたします。  この問題について、アメリカの行政府あるいは議会の調査委員会から正式に発表はなくとも、マスコミがスクープをしてかなり信頼性のある形のものが発表された場合には日本の政府は調査をする、氏名が向こうから公表された場合ですよ、その場合に、日本政府としてはその当該人を対象として調査をするのかどうか、これは外務省にお尋ねする筋合いのものじゃないですが、常識論としてお尋ねをいたします。

第77回国会 外務委員会 第5号(1976/05/13、10期、日本社会党)

○羽生三七君 核兵器の不拡散に関する条約については、昨年の国会で私、主なことは一通りお尋ねしたつもりでありますが、今度批准が多分可能だと思われるこの機会に、改めて数項の点についてお伺いをいたします。  政府が核兵器不拡散条約の批准を急ぐのは、単に核兵器の不拡散に協力するという大義名分だけではないと私は思っております。この条約が核大国の手を縛らず非核保有国だけを縛ろうとする大国優位、核独占の不平等と思われる条約であるにもかかわらず、なおかつこれを批准しようとするのは、この条約に加入することによって、軍縮委員会等の場におけるわが国の軍縮についての発言を重からしめようとするものではないかと、私はまあ……

第77回国会 外務委員会 第8号(1976/05/21、10期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。  この核拡散防止条約を、先ほど戸叶委員からもお話しがあったように、社会党の中でもずいぶん議論がありました。にもかかわらず、なおかつわれわれがこの批准に同意しようとするのは、核がこれ以上拡散しては困るということとともに、この前も宮澤外相にお尋ねしましたが、単にこれが、長く批准をしないならば国際信用にかかわるというだけでなしに、平和憲法を持つ日本、そしてこの核防条約を批准しようとする日本が、ジュネーブ軍縮委員会なりあるいは国連の場なり、あるいは二国間の関係においてどういう努力をするかということが、これを批准する政府に課せられた私は任務だと思うんです。でありますから、ただ批……

第78回国会 外務委員会 第1号(1976/10/07、10期、日本社会党)

○羽生三七君 関連でありますから一つだけ簡単にお伺いしますが、いま戸叶委員が触れられた日中平和友好条約についてですが、その中の覇権条項、この問題についてはいま外務大臣も言われましたように、日本が中国に与えた不幸な歴史を繰り返すことなく、日中の親善友好の関係というものがいまの世代に限らず恒久的な善隣友好、平和の関係に立たなければならぬことは、これは当然だと思います。それからまた、いかなる国、世界、いかなる国の覇権も認めないというのも当然だと思います。日本自身はもとより、世界のいかなる国の覇権もこれを認めないということをこれを条約の中に明記しても一向差し支えないと思います。  ただ、私がここで危惧……

第78回国会 外務委員会 第3号(1976/10/19、10期、日本社会党)

○羽生三七君 一つだけ。  いまの援助のうち純粋に食糧援助とその他の農業物資という場合にはどういうふうな内訳になっておるんでしょうか。大要でよろしいです。

第78回国会 外務委員会 第5号(1976/10/26、10期、日本社会党)

○羽生三七君 国際小麦協定に関連をして一つだけお尋ねしたいことがあるんですが、それは、アメリカのさきのバッツ農務長官と日本の前安倍農林大臣との間で穀物協定とも言うべきものがさきに結ばれております。それは七五年秋以降三年間、日本は毎年千四百万トン、小麦、大豆各三百万トン、飼料穀物八百万トン、計千四百万トン以上米国から輸入し、米国はその供給を保証する、こういうものであります。両大臣ともやめられたわけであります。つまり、アメリカの長官も日本の農林大臣もやめられたわけでありますが、これはいまでも有効なのかどうか、この一点だけをお伺いいたします。

第78回国会 外務委員会 第6号(1976/10/28、10期、日本社会党)

○羽生三七君 先日、ソ連共産党のブレジネフ書記長がミグ25問題に関連をして、陰うつになった日ソ関係と、日本に対する批判を行っておりますが、このことによって日ソ関係に何らかの影響が起こるのかどうか、外相としてはどのようにお考えになっているか、承りたいと思います。
【次の発言】 ソビエトは、中国に対して関係改善を呼びかけておるようでありますが、早急に和解が成立するとも思えませんが、さりとて、いつまでもこのような状態が続くかどうか、きわめて疑問だと思います。だから、このソ連の中国に対する関係改善の呼びかけと両国関係の将来をどのように展望されておるか、外相の所見をお伺いいたします。

第80回国会 外務委員会 第20号(1977/06/09、10期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に漁業に関する問題を一問だけお伺いしまして、それから後は、ソ連に関係するその他の問題について、私の見解を述べながら御所見を承りたいと存じます。  最初の漁業問題というのは、これはすでに多くの方から述べられたことでありますが、日本が漁業実績を強調して国際世論に訴えることで現状維持を図ろうとしておる、これが政府の外交の基調をなしていることが問題ではないか。ところが、海洋自由の原則あるいは秩序が全く崩壊しているにもかかわらず、その条件で繁栄してきたこの遠洋漁業、まだこれにしがみつこうというような漁業政策が残存しているんではないか。要するに、海洋自由の原則が大きく崩れたという現実を直……



各種会議発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 司法・農林連合委員会 第1号(1947/09/19、1期、日本社会党)

○羽生三七君 御提案になりました農業資産相續特例法案については、今政府委員の御説明でよく分りましたが、甚だ恐縮でありますが、多少私質疑というより意見に亙る點があるかと思いますが、お許し願いたいと思います。御説明でよく分りましたし、この裏の一提案理由にありますように、結局農業經營の安定を圖るために出す法案でありますから、趣旨は誠に賛成であります。殊に先般施行された農地改革によりまして、農村においては土地問題については革命的な變化が起つておりますが、その結果として場合によりますると、却て農業の細分化、或いは零細化を招來しておるような嫌いが相當あるのであります。そういう點で、恐らくこの法案というもの……

第1回国会 治安及び地方制度・司法連合委員会 第1号(1947/11/14、1期、日本社会党)

○羽生三七君 この警察法案が提案になるまでの経緯を先程承つて当局の御苦心はよく察したわけであります。そこで私のお伺いしたいことは、新憲法による日本の民主化が促進されることになりまして、而も特に地方自治法を中心として強大な権限が地方自治体に賦與されるということは極めて慶賀すべきであります。併しアメリカのごとく、或いは諸外囲のごとく民主主義的な訓練を十分経ていない我が國におきまして、この法案施行の際に想定される二、三の問題をここで挙げて見たいと思うのであります。  第一番には、公安委員を通じまして警察署長が任命される場合、この場合に罷免権は固よりこの法案に規定されておりますけれども、併し若し特定の……

第1回国会 治安及び地方制度・司法連合委員会 第2号(1947/11/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 只今の御説明で、地方自治、特に市町村等における罷免の規定はよく分つたのでありますが、若し國家の公安委員会が、昨日申上げたように、不当な權限の行使をしたり、或いはボスと結託したりしたような場合においては、この法案の規定では、内閣総理大臣が國会の、特に両院の同意を経てこれを罷免することになつておりますが、この場合には、例えば特定の政党というようなものが絶対多数を占めておる場合、或いは國会の承認を経た場合等においては、それが民主主義的に多数を制しでおる場合には、それでよろしいという解釈であるかどうか、この辺はどなたでもよろしいですから御説明を願ひます。……もう一度はつきり申上げます。今……

第1回国会 治安及び地方制度・司法連合委員会 第6号(1947/11/21、1期、日本社会党)

○羽生三七君 第五條の國家公安委員の選任の場合の問題でありますが、その第二番目に禁錮以上の刑に処せられた者が欠格することになつております。これで行きますというと、禁錮以上の刑に処せられた者は、少くとも日本における新憲法施行以前においての場合を考えますというと、大体政治犯が大多数であります。或いは民主主義運動をやり、或いは自由主義者であつた人たちで禁錮以上の刑に処せられておる者が大分ありますが、その人たちが公安委員に選任される資格を失つて、而もここには罰金刑などの規定がありませんから、逆に悪質なる犯罪を犯して、罰金等に処せられた人間、いわゆるボス的な人間が何ら資格の制限を受けておらない、こういう……

第1回国会 治安及び地方制度委員会地方財政及び地方行政に関する小委員会 第2号(1947/10/15、1期、日本社会党)

○羽生三七君 或いは他の法案の公團法とか、或いは臨時の、当然安本の解消と共にその法律的な基礎を失うというような場合が想定されるときは別ですが、このような場合に臨時ということにして先の見通しがどうなるかということになるというと、近い將來に急に全く違つたものが生れて來るというよいなことが想像されるのですが、どうですか。
【次の発言】 それで今のお話と大体同じことになるのですが、大体この前の治安及び地方制度委員会で私申上げたのですけれども、大体地方財政が自主化をして行く場合に、当然公金でもなければやつて行けないという地方自治体が沢山続出するわけです。近い將來にこれはどういうふうに財政が自主化されても……

第5回国会 決算委員会第一分科会 第1号(1949/04/22、1期、日本社会党)

○羽生三七君 昭和二十一年度の決算について、只今の御報告書を聽取したわけでありますが、大体こういう場合の要望事項なり或いは希望事項というようなものは、いつも決議されても、それが実質上十分に行われたということは今までには少いと思つております。特に二十一年度決算については、会計檢査院の指摘した批難事項だけでも百数十項目に上つておるわけでありますが、終戰後の混線状態によつて、一般的な精神弛緩があつたにいたしましても、年々こういう事項が増加しておるという事実は否むことはできないと思うのであります。そういう意味におきまして、ここに指摘されたような諸事項を当局が十分に取入れて、單に一片の空文に終らせること……

第7回国会 農林委員会水稲単作地帯対策小委員会 第1号(1950/02/07、1期、日本社会党)

○羽生三七君 内容に入つてのお尋ねではないのですが、非常な詳しい調査を教えられて非常に敬意を表するわけでありますけれども、この調査の対象になつた戸数が非常に少いようでありますが、若しこれを全般的にもつと広範囲の対象農家を調査した場合に、やはり大体同じような結論に到達するというようなお考えですか、その辺どうでございましよう。
【次の発言】 ですから、そういう広い範囲の調査をした場合には、現在いろいろ御検討願つたようなことと多少、若干の相違があることもあり得るということは言えるのじやないですか。
【次の発言】 それからもう一つお尋ねしたいのですが、そういう場合の調査対象になる場合には五千戸なら五千……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 予算・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/26、2期、日本社会党)

○羽生三七君 一万田総裁の御答弁はもう少し要約して頂いていいと思います。

第10回国会 農林・水産連合委員会 第1号(1951/03/14、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) これより農林水産連合委員会を開会いたします。  先例によりまして委員長の職を務めさして頂きます。  本日の議題は、農林漁業資金融通法案に関してでありますが、政府委員は島村政務次官、富谷農林金融課長が出席されております。どうぞ御質疑がございましたら。

第10回国会 農林・地方行政連合委員会 第1号(1951/05/26、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) 局長の答弁の前にちよつと私から発言いたしますが、当農林委員会が発足して以来約四年間、私の記憶する限りでは、まだ畜犬が畜産行政の一環として取上げられたことはございません。大体畜産という限界で当委員会が審議しておる問題は、例えば日本の農業との関係で、畜産をどう考えるか、或いは動物蛋白等の関係で、食糧行政上どういう影響を持つかという観点から、畜産行政というものは今日まで四年間審議されて来たので、犬の問題が畜産行政というようなことをこの委員会で考えられたことは全然ありません。当委員会ではただ畜犬競技法が出て来て、本委員会に付託されましたので、たまたまこれを審議しておりますので、……

第10回国会 農林・通商産業・建設連合委員会 第1号(1951/05/25、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(羽生三七君) それではこれより農林・通産・建設の三連合委員会を開会いたします。  慣例によりまして、私が委員長を務めさせて頂きます。なお本日は時間の関係もありますので、成るべく通産・建設両委員会のかたに御質疑をお譲り願いたいと思います。
【次の発言】 おられます。
【次の発言】 只今の山川さんの御発言に関連してこれは経済安定本部あたりから御発言を願うといいのでありますが、御承知のように本法案は議員立法でありますから、本日は衆議院から野原、井出両議員が御列席になつておりますので、御意見を承わることにいたします。

第12回国会 内閣・大蔵・農林連合委員会 第1号(1951/11/16、2期、日本社会党)

○羽生三七君 行政機関職員定員法の一部改正法案については、内閣委員会と農林委員会との連合委員会は終る段階に来ておると思いますので、この機会に一口希望意見を申述べさして頂きます。恐らく他の機会には、もう発言の機会がないと思いますので、質問ではございませんが、私ども恐らく農林委員全員が考えておる問題という前提で、希望意見を申述べたいと思うのであります。  私どもといたしましては、如何なる場合においても、過剰人員を国家が抱えておつていいということを承認するものではないのであります。これはもとより不必要なる人員がある場合には、特に整理が行われるということは、止むを得ないことでありますので、この前提は我……

第12回国会 内閣・農林・水産連合委員会 第1号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○羽生三七君 私のほうの農林委員会は、私が別に代表して質問するというわけではございませんので、各委員の御質問があつたあと、必要があれば私も発言さして頂きます。
【次の発言】 定員法の問題に関する個々の問題につきましては他の委員の皆様から御発言もありましたし、又今後も続けて行われると思いますのでその問題は別といたしまして、取りあえず大蔵大臣にお伺いいたしたいことは、この定員法案の修正によつて、例えば現に衆議院におきましては、食糧統制撤廃案が実行されないことになつたので、この関係の職員は元に復するように修正されたわけでありますが、それに伴つて昭和二十六年度補正予算を以てしては職員基本給その他必要な……

第12回国会 内閣・農林連合委員会 第1号(1951/11/13、2期、日本社会党)

○羽生三七君 聞けば、本日の連合委員会に出席を要求してあつた農林、大蔵の両大臣とも出席がないようでありますので、改めて次の機会に連合委員会を開いて頂くようにして頂きたいと思います。

第15回国会 経済安定・通商産業連合委員会 第2号(1953/03/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 日程については異議ありませんが、資料の提出をお願いしたいのですが、事業会社の株式の所有は制限されておるわけです。併し総額五百万円以上のものは公取にその報告書を出すことになつておりますが、この改正案を審議する上に、主要な事業会社の持株だけの資料を提供をしてもらえるように委員長からお計らい願いたい。
【次の発言】 主要なものでいいのです。全部と言つても大変でしようから。

第15回国会 通商産業・経済安定連合委員会 第5号(1953/03/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 私のほうは大して大きな問題ではないのですが、細かいことでちよつとお尋ねしたいのですが、実は今朝今度の佐久間、秋葉の発電所地域の住民から陳情を受けておるのです。又例によつて補償金のことが書いてあるのじやないかと思つてちよつと読んで見ると、そうではない、非常に広汎な地帯が水中に没する、その結果今の鉄道の飯田線も地盤が軟弱になるというので路線の附変えを今計画しておる、路線は運輸省が万全を期してやるからよかろうが、その地帯が非常に水深が深くなるために、水の浸蝕で崩壊の危険に瀕するかも知れない、そういうことについて万全の策をとつてもらいたいという陳情なんです。補償金とか何とか、そういうこと……

第15回国会 予算委員会第一小委員会 第1号(1952/12/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 時間がないようでありますから一つだけお伺いしたいと思います。先頃新聞で随分保安隊問題について、木村長官談というのが、談とい系、まあ意見がいろいろ伝えられておつたようでありますが、今お話を承わると、十一万の定員を増加するような予定はなく、むしろ現在の定員に十分な教育をする方針で進みたいという御意見の御発表があつたのですが、そうすると、あの当時の新聞記事は誤り伝えられておつて、本当の真意は今お話しになつたことだと、こう了解していいですか。
【次の発言】 それは食事の給与などを貨幣に換算した場合にいつて、その他の公務員と比べてどうでありますか。大体釣合がとれておりますか。


3期(1953/04/24〜)

第19回国会 法務・外務連合委員会 第1号(1954/04/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○羽生三七君 主として外務委員会会に関係のあると思われる二、三の点についてお伺いをいたします。  政府から提出した参考資料に提示されておる世界各国のこの秘密保持に関する諸法律は、それらの国が前々から独自に持つていた法律が多いかと思われますが、併し中には、相当MSA協定の締結に伴つて制定されたものがあるとも思われるのでありますが、世界各国はMSA協定に伴つて新たに秘密保持に関する立法をしておるのか、既存のもので間に合せておるのか、その辺を一つお示し願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると既存のもので大体やつておるというと、このMSA協定の附属書(B)のところにあります「アメリカ合衆国におい……

第24回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/03/08、3期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと、議事進行。きょう参考人の皆さんの御出席を得ていろいろ承わる機会を持ったことは、私はこう理解しているわけで、国会の意思としては、衆議院も参議院もともに原水爆実験禁止の決議をやっているのです、ですから、日本の国会の意思はきまっているわけです。国会の意思は国民の意思であると私どもは信じているわけですが、そこできょうは参考人の方々の御賛成を得て、さらにわれわれがこういうことを推進して行く上において参考となるべき事項を承わろうとしてこの会を、きょうの連合審査会を持ったと思うのです。ですから、もし質問があるとすれば、そういう点で参考人の方に承わることにして、両大臣とも御出席もないし……

第24回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第2号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○羽生三七君 本協定に関する当連合審査においては、主として農林委員の皆さんの御発言を期待しておるわけでありますが、その前に議事進行上のことですが、今日この協定に関しては直接には外務大臣がその関係者ではありますが、実質的にはむしろ農林大臣なり企画庁長官なりがあるいは大蔵大臣なりが出られて、質疑をしなければ意味をなさないと思うのですが、政府委員の出席は非常に怠慢でこれでは困ると思います。しかしそうやっておっても議事が進みませんので、昨日私がお尋ねしたことに関して政府からお答えを得ることを先に許していただきたいと思いますが、もう一度繰り返して発言を許させていただきます。  昨日私が政府にお尋ねいたし……

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/03/06、3期、日本社会党)

○羽生三七君 今のこの防衛費関係と国民所得、なかんずく各国との比較と、そういうような問題について詳細をお尋ねいたしません。それからまた原水爆時代において今のような形の防衛というものは役に立つものかどうか、それよりももっと私どもとしては、防衛という概念を戦力だけに見る、この見方そのものを解明せねばならぬと思っておりますが、これも別にして、お話の最後のところでちょっと不明なところがあるのですが、それを伺いますけれども、それは日本の地理的条件に即して防衛を、方式を再検討しなければならぬというお話がありましたが、そのことはいわゆる地上軍中心のこの防衛を改めて空海に中心を置くように直せという意味なのか、……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1956/03/19、3期、日本社会党)

○羽生三七君 北君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 本年度の補正予算の財源で公共事業費の一部繰り延べを行なったわけですが、これで実際影響を受けるところがあるかどうか。それからこの場合には大蔵大臣は明年度において優先的に考慮するということを言っておったのですが、その辺はどうでしょうか。影響がなければよろしいのでございます。これは地方の場合です、問題は。
【次の発言】 私は質問というよりちょっと注文を一つ述べたいのですが、これは防衛庁関係費用の繰り延べ額を全部調べた際に、たまたま各省のそれに及んだわけですが、非常に繰り延べ額が多いのですね、今おっしゃるように三十年度補正でたまたま河川関係なん……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1956/03/20、3期、日本社会党)

○羽生三七君 今のに関連してですが、私元へさかのぼるようになるのですが、事業費の中で、たとえば何か臨時の雇を頼むとか何とか、そういうことで融通性を持たせるということはわかるけれども、人件費として組まれたものを融通性を持たせるということはどういうことなんですか。それは僕はどうしてもわからないのです、この考え方が。人件費で組んであるものを事業費の中に置いておいて融通性を持たせる。人をどうやって融通するのですか。これは非常に私おかしいと思うのですよ。事業費を臨時雇を何か頼むために融通性を持たしてやるということはわかりますけれども、そこのところがわからぬと、今の御説明ではちょっと問題を将来に起しやすい……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1956/03/22、3期、日本社会党)

○羽生三七君 私、簡単に一つだけお伺いしたいのですが、それは、この地方財政になぜ毎年赤字が累積していくかという基本問題ですが、これはむしろ本会議なり予算委員会の総括質問、一般質問等で、大臣答弁でずいぶん私も聞いております。しかしそういう一般的な政治論でなしに、自治庁当局が純粋に技術的に見て、どこにほんとうの事情があるのか、町村の独自の財源が足りないのか、交付税の増額をもっとやらなければならないのか、あるいは国の委任事務なりあるいはまた国の地方に対する補助事業なり、そういうものの分量なり補助の割合とか、そういうものに問題があるのか、いろいろ問題があると思うのですが、そういう一般的な政治的な問題と……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○羽生三七君 お尋ねしたい問題の大部分は、この前本会議でお尋ねいたしたので、その場合不十分だったと思う一、二の点をごく簡単にお尋ねいたしたいと思います。農林大臣に関係する問題もありますので、後刻出席方を求めます。  その一点は、御承知のように歯舞、色丹の返還の時期、引き渡しの時期は、講和条約の締結のときとなっておるわけでございます。そこで講和条約の締結の時期がいつであるかということが、非常に歯舞、色丹の引き渡しと重大な関係を持つわけでありますので、このことを私はこの前お尋ねいたしました。しかし時期は不確定である、それは確かにそうだろうと思います。なかなか予知しがたい。国際情勢が変化した場合には……

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/03/15、4期、日本社会党)

○羽生三七君 お話しのうちのこの最後の方の価格政策に関してのことでありますが、御承知のように価格支持は農民の生活を擁護するために必要ではあると思います。しかし、問題はアメリカでもそうだと思いますが、価格支持政策のために非常なたくさんな金が要って、しかも消費者といいますか、国民大衆の税金で、無限にこのプライス・サポートを続けては困るというので、かなり前のブラナン長官からベンソン長官に変って政策の転換の際に、非常に大きな問題を起したのである。そこでアメリカよりはるかに弱い日本では、当然この価格支持政策で農民を守らなければならぬし、また、その限りにおいては、われわれも御説の通りだと思いますが。しかし……

第31回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1959/03/25、4期、日本社会党)

○羽生三七君 この外務省所管の予算が一般会計の中の総予算の中に占める比率、それがどの程度のものか、外国との関係なんか等、検討されたことおあり血しょうか、たとえば海外の経済援助とか、技術援助とか、そういうものもあるから一がいには言えませんが、純粋な意味で、純粋な外交上の予算として、総予算の中に占める外務予算の比率、外国と日本との関係で、どういうふうになっておるか、そういうことは御検討になったことがあるのですか。
【次の発言】 先日もアジア公館長の会議ですかあって、中共問題、台湾問題等についての意見の交換があって、その結論的なものも新聞に出ておったようですが、こういう外務省の予算全体を扱っていく場……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 予算委員会公聴会 第1号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に、本年度予算に及ぼす経済の影響について、若干疑点を持っておる点があるのでありますが、あとの農業問題全般については全く同感であります。そこで、ただ一つお伺いいたしたいことは、私は長野県でありますけれども、あの山の中の県に市が今十六あります。朝、通勤電車、バス、自転車で勤労者が一ぱい職場へ通うわけでありますが、それがいわゆる純粋のサラリーマン、あるいは農業だけで生活できるような形のサラリーマン、市営住宅とか、あるいは個人の勤労者としての住宅から通う人も相当ありますが、非常に多くの部分が農村から通っておるわけです。非常に混雑をした電車、バスで通勤しております。これらの諸君は大体二……

第34回国会 予算委員会公聴会 第2号(1960/03/16、5期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど来のお話で、ちょっと私一時中座したことがあって、失礼いたしましたが、私は大へん啓発されておる一人であります。そこで問題は、経済成長全体の御見解についてはほとんど私は見解を同じくするんですが、ただ先ほど来、各委員から御指摘の通り、二重構造と格差の問題について、特に農業とか弱小企業についての問題については、これは政府はこの大企業の圧力が強いのか、あるいはまた、本質的に投資効率を優先的に考えておるとか、ここに問題があると思うんです。そこでこの落ちこぼれるものは社会保障で救っていけばいいということでなしに、むしろそういう投資効率の低い農業や弱小企業の企業活動――企業活動といえば変で……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1960/03/25、5期、日本社会党)

○羽生三七君 農林行政一般についてお尋ねしたいのでありますが、率直に申し上げて私ども質問をする立場の者でも、農林省の仕事が一番むずかしいんじゃないかと思うのであります。これは私たちが質問をしても、建設的なこうすれば決定的な日本の農業の変革、農民の生活安定、収入の増加等を期待することができるというような、これという構想はないわけです。これは率直な意見でありますが、これは体制が変わって、今の資本主義体制というものが変わって、別な体得のもとでそういうことが行なわれる、ことに農業政策が検討されるということになれば別でありますが、今の状況の中では非常にこれはめんどうなことだと思いますし、それから、やる仕……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1960/03/26、5期、日本社会党)

○羽生三七君 個々の質問に入る前にちょっとお尋ねいたしたいと思いますが、けさの各新聞が伝えております国鉄の輸送の隘路が重大化して、特に最近史上空前の輸送量となって、すでに明年度は輸送量が限界にくるのではないかということでいろいろ報道されております。特にその中で、明年度は景気下降とか農業不作というような不幸な事態が起こうない限り、この隘路というものは非常に大きなものになって、今大臣からお話があった公共企業体としての今後のあり方について、一つの限界といいますか、新しい角度からの輸送力増強というものが検討されなければならないということを、みな各新聞は伝えておるわけであります。もちろんこの問題は、スピ……

第38回国会 建設、地方行政、社会労働、農林水産、運輸委員会連合審査会 閉会後第1号(1961/08/01、5期、日本社会党)

○羽生三七君 六月の集中豪雨並びに最近の北海道等の災害について、主として臨時国会の問題並びに補正予算の関係について、官房長官あるいは場合によっては大蔵大臣にお伺いをいたしたいと思います。  実は今度の災害について、私は衆議院の災害対策協議会を五日間傍聴いたしましたので、大体その間における一問一答で政府のお考えはある程度わかったのでありますが、なお不明な点についてこれからお尋ねいたします。  まず、今度の災害について、中村建設大臣、安井自治大臣等を初め関係閣僚並びに政府の係員等が現地に行かれつぶさに実情を調査し、応急の対策を講じられたことについて心から敬意を表します。  そこで、この前の衆議院の……

第38回国会 予算委員会公聴会 第1号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほど満州事変、支那事変当時の政府支出の財貨及びサービスの規模一八%ないし二〇%、それに近い様相を最近の高度成長政策が示し始めてきた、こういうお話でざざいましたが、その場合に、軍需生産をやる場合と、それから今日のような生産条件にある場合とでは、これは今日の場合は再生産が行なわれることになるわけですが、それは同一の条件で考えていいものかどうか、これが一点であります。  それからもう一つは、昔からいわれておるインフレーションと、今、木村さんが言われた過剰生産の場合にインフレが起こるかどうかということを考えてみると、私たちが従来言ってきたインフレの概念と、最近公共料金あるいは若干のサー……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1961/03/27、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいま農林関係予算案の大要を承りましたが、私は主として、この政府の農業基本法の実施面並びに所得倍増計画を具体化する場合に起こる現実の矛盾といいますか、現実と政府案との関連について、多くの疑問点がありますので、具体的な問題についてお伺いをいたしたいと思います。たとえば、政府が自立経営農家を作り上げるために大体二・五ヘクタール当たりの規模で十年後には百万戸を創設したいと、これが政府案でありますが、この政府の言うように、農業人口は確かに私は減少すると思います。第一次産業から第二次、第三次産業に移行する、農業人口が漸次移行していくので、農業人口が総体として減ることは間違いないと思います……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○羽生三七君 私は郵政関係については全くのずぶのしろうとなので、的はずれの質問であったら一つお許しをいただきますが、郵政のみならず、実は国鉄運賃の問題について、私、昨年の予算の分科会で、公共企業体のあり方についてお尋ねをし、それから先般池田総理にも、たとえば鉄道運賃を値上げする場合に、その公共性と独立採算制との基本問題を検討した上で運賃値上げ等の作業をしたらどうかということを尋ねたことがあります。それで、郵政事業は完全な国営事業で、その経費は主として利用者負担になっておるようでありますが、世界各国の例はよくわからぬけれども、国営事業というような場合に、ことごとくそれが経費の支出が利用者負担とい……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1961/03/30、5期、日本社会党)

○羽生三七君 昨年の予算委員会の同じこの第三分科会で、私は楢橋運輸大臣に国鉄経営のあり方について基本的な見解の表明を求めたことがあります。つまり公共企業体という立場と独立採算制という立場とそのどちらが基本的な性格なのか、この基本的な性格についての見解表明を求めましたところ、当時の運輸大臣は、その点については十分検討をしたいということでありましたので、その後もちろん国鉄当局においてもこの問題は検討されたことと思います。また十二月の臨時国会の際、池田総理に対してやはり同様見解をただしましたところ、池田総理も、ちょうどあれは運賃値上げが問題になりかかった際でありましたが、総理としては、しごくごもっと……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1961/03/29、5期、日本社会党)

○担当委員外委員(羽生三七君) ただいまの木村委員の質問に関連してでありますが、最近の国際収支の動向が基調的な変化であるかどうかという問題ですけれども、実は私先日、予算委員会で、大蔵大臣にやはりこの点にちょっと触れてお尋ねをしたのですが、一時的なものであれば問題はないわけです。基調的な変化であるかどうかという問題と、一時的なものかどうかということ、この二つとも重大なことですが、それは私は別としまして、かりに三十六年度の黒字見通し二億ドル程度というようなものが保持しがたくなったという場合、その場合に、今まで日銀のおとりになった態度からいえば、当然何らかの赤信号を出されることになると思う。そこで、……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1961/03/30、5期、日本社会党)

○担当委員外委員(羽生三七君) 皆さんの御都合もあると思いますので、きわめて簡潔に二、三の点だけお伺いいたします。  非常に常識的なお尋ねをするのでありますが、分科会でありますから、肩のこらない席と考えて、そういうつもりで質問いたしますので……。  この総括質問の際に、私、、ガリオア、エロアの問題をお尋ねしましたが、これは、それが債務であるとかないとか、総額は幾らだとか、返済方法はどうとか、それから国内的には二重払いであるとかないとか、そういうことは、一切お尋ねいたしません。ただ、これを取扱われる外務省当局のスケジュールとして、総理が渡米される際に、こういう問題に触れられるということは、総理も……

第40回国会 予算委員会公聴会 第1号(1962/03/15、5期、日本社会党)

○羽生三七君 この大内先生がお話しになった最後の点が今後非常に重要になると私も感じるのでありますが、それと申すのは、政府の施策が農業構造改善で、今度の予算を通じて見ても積極的でないという面はもちろんでありますが、それと同時に、私は非常に政府の農業基本法を最初に打ち出した意図と比較して現実は停滞をしているということに一つ問題があると思うのです。そこで、その点に関連して若干意見を述べてお尋ねしたいことは、最初に政府が二町五反歩平均の農家百万戸を十年後に作るということをいわれたわけでありますが、これはなかなか私困難だと思うので、農業人口は減ってもそれが直ちに農家戸数の減少につながらないということ、そ……

第40回国会 予算委員会公聴会 第2号(1962/03/16、5期、日本社会党)

○羽生三七君 両先生どちらからでもよろしいのですが、お答えいただきたいと思いますが、この物価の場合、先日もこの席で、関連質問で総理の見解をただしたのですが、この物価が上がるか下がるかということは、一般的、原則的にはもちろん需給関係できまることでありますが、その需給関係だけで律せられないいろいろな問題があると思います。たとえば今の物価の値上がりの場合、たとえばサービス部門なんかで、総理がよく言われるそば屋の出前持ちもなり手がなくなったような、ことほどさような雇用の拡大という、そういう点から、このサービス関係では、人件費等の関係でいろいろものが上がることはあります。ところが、この間、木村さんと総理……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1962/03/27、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。ただいま下村委員の御質問の点は、私、明後日、総括質問の際に承ろうと思っておりましたが、私は防衛生産の育成には疑問を持っておりますし、それから今お話の防衛生産の額も、私ここに資料を持っております。通産省からいただいてここに持っておりますが、いずれにしても、そういう異なった意見の者もあるということもありますので、お含みをいただきます。御答弁は……。
【次の発言】 先ほど申しましたように、私、明後日、総括質問の際に通産行政の基本的なことを少し伺いたいと思っておりますので、きょうはそれに関連して、ごく一般的なことを二、三お尋ねしたいと思います。  最初に、物価対策の具体……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/03/28、5期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。それはうるさい国会が済んでからということですか。
【次の発言】 ちょっと関連して。対沖繩政策の是非は別として、今度の新政策で、沖繩に対する六百万ドルの援助が三倍ないし四倍にかりになるというようなことになり、それに見合うわけではないが、とにかく日本としても、本年の十億余の対沖繩援助額を相当大幅な増額をして、まあできれば私は修正がいいと思うのだけれども、時期的には補正予算ということになると思うのですが、そういうことで今の山本委員の御質問に関連して、南方連絡事務所の機能を拡大をしない限り、そういう調整は非常に困難になってくると思うのですが、その点はどういうふうにお考え……


6期(1962/07/01〜)

第43回国会 予算委員会公聴会 第1号(1963/03/14、6期、日本社会党)

○羽生三七君 一点だけお尋ねをいたします。  両先生のお話にそれぞれ若干関連することでありますが、この三十八年度予算で、財源の点から、税収を減税一ぱい見込んだということで、三十九年度は予算編成上かなり困難になって、そういうことから、公債発行というような議論も一部には出てきているわけでありますが、ここで私は公債発行の是非を論ずる考えは毛頭ありません。ただ問題は、客観的な情勢として、たとえば三十八年度予算が、相当ある意味では、景気刺激的な要因の役割を果たしてきている、そうして先ほど肥後先生のお話では、後半にいって若干景気を刺激するような要因も出てくるかもしれない、こういうお話でありましたが、かりに……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1963/03/25、6期、日本社会党)

○羽生三七君 私は、最初に、日本のこの対外援助といいますか、低開発国援助に関連する問題で少しお尋ねいたしますが、この問題、は前の総括質問のときに一応お尋ねしましたが、いずれ本年中に日本がOECDに加盟することになれば、加盟に伴う利益とともに当然義務も随伴することで、その結果、低開発諸国に対する援助ということは、OECD加盟に伴う一つの条件にもなろうと思うわけであります。ところが昨日も、アメリカのクレー報告で、アメリカの対外援助に関するかなりきびしいいろいろな勧告がケネディ大統領のもとに提出されたようですが、そこで、私たちとしてお尋ねしたいことは、いわゆるこの低開発国に対する、後勘、それと賠償に……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1963/03/26、6期、日本社会党)

○羽生三七君 どこにそういうせびろと制服の意見の違いがあるのですか。
【次の発言】 ちょっと関連して。防衛庁当局とわれわれとの立場の違いはまあ別として、防衛庁の立場に立っても、日本の自衛隊が質的な向上や装備の近代化を進めていく場合、やがていずれかの時期にはアメリカ軍の基地の縮小ないし廃止の方向へ進むのが理の当然だろうと、私はこう思うんですが、今の米軍基地の縮小あるいは廃止という方向で、何らか具体的に問題を検討されたことありますか。これは長官から、政治的な角度から、こまかいどこの施設がどうという問題じゃないですから。
【次の発言】 もう一つ、それは先ほども申し上げたように、くどいようですが、立場……

第46回国会 予算委員会公聴会 第1号(1964/03/12、6期、日本社会党)

○羽生三七君 お尋ねしたい点が二、三点あるのですが、その一つは、日本の耕地面積が非常に零細だということから、外国の一戸当たり保有面積が数十町歩、多くは百町歩をこすような外国農業と比較した場合に、先ほど御指摘もありましたが、零細耕地ほど生産性が低いわけでありますけれども、日本農業が将来共同化、協業化あるいは自家保有農地の拡大、いろいろ条件はあるでしょうが、そうしていっても、大局的に見て、非常な国家財政の保護を必要とするのではないか。つまり、農業自身で、普通の企業と同じように、採算ベースに乗る、そういう企業としての、農業としての発展というものに非常に大きな制約があるのではないかという感じがするわけ……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1964/03/25、6期、日本社会党)

○羽生三七君 私も時間がありませんので、質問はたくさんありますが、一点だけお伺いいたします。  これは私さきに予算の本委員会でお尋ねしたこと並びに他の委員の質問に関連してお尋ねしたことを若干繰り返すことになりますが、いまも櫻井委員がちょっと触れられましたように、所得倍増計画が、特に農業部面においては二・五ヘクタール、農家百万戸を十年間に創設をすることによって所定の目的を達成することになっておるわけでありますが、それが所定の目的を達成するような方向に必ずしも進んでおらないことは、すでに御承知のとおりであります。それで根本的にはいまも大臣の御答弁にありましたし、私がさきに措置したごとく、他の職種に……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1964/03/26、6期、日本社会党)

○羽生三七君 私は簡単に一問だけでやめます。実は前の総括質問のときにお伺いしようと思っておったんですが、時間の関係で省略をしたんですが、道路整備五カ年計画で、四兆一千億という計画を立てられておるわけですが、そこで、この財政面から考えてみて、なかなかいままでのような自然増収が、今後、特に昭和三十九年度に自然増収が望まれるかどうかという問題。それから歳出の硬直性の問題。それと、当然増経費がうんとふえてくる。したがって、新規財源はなかなか困難だと。そこへもってきて、道路のほか、港湾、それから国鉄もそうですが、多数の長期計画があるわけです。それを、この新しい五ヵ年計画、まあ年度によって、各計画によって……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1964/03/27、6期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっといまの問題に関連して。春闘の中で政府の見解を発表する――ところが、この数年来、設備投資の増強で企業家が生産性を向上さして利潤を上げた部分、その利潤部分を価格の引き下げに一部当てることについて、政府がかつて企業家に勧告したようなことがあるでしょう、要望……。望ましいというようなことは、答弁では言われましたが、今度の春闘に対して労働者側に与えるような影響を持つ形で、少なくとも企業家にそういう姿勢で立ち向かわれたことはないように思うのですが、その点はいかがですか。
【次の発言】 渡辺さんがあとだいぶ御質問があるようでありますので、私は一点だけお伺いいたします。  いまの木村さん……

第48回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1965/03/26、6期、日本社会党)

○羽生三七君 大臣、もうちょっと大きい声で……、わからないんだ。
【次の発言】 それからついでに、そういう大綱的なこともだけれども、ここに予算が一応計上されておるのだから、どういう形でこういうものが積み上げられてきたのか、それに関連してくると非常に内容がよくわかると思う。
【次の発言】 私の質問は簡潔にやりますから、政府の答弁のほうも要点だけ答えてください。  この四十年度の企画庁関係の予算の中に、長期経済計画に関する経費として二千百七万八千円組んでおるわけです。この企画庁の言う長期経済計画というのは、いままでの所得倍増十カ年計画とはどういう関連になるのか、中期計画とは、どういう関連になるのか……

第48回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1965/03/27、6期、日本社会党)

○羽生三七君 実は私も、中小企業関係について少しお尋ねしたいと思っておったのですが、大体、もう木村委員の御発言でほとんど大要尽きておりますので、ほかの問題を伺いますが、ただ、いまの問題で、中小企業の地位というものが、今日の問題というのは、単に金融だけの問題か、あるいは構造上の要因があれば、その構造上の要因の主要なものは一体何か。それから重化学工業との比率の関係等いろいろあると思いますが、この前も総括質問の際に申し上げたように、投資効率だけに――これは投資効率も大事ですが、それにあまりこだわり過ぎるために、結局農業、中小企業がいつでも軽く扱われる。ちょうどこの中小企業の立場は農業と同じような立場……

第48回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1965/03/29、6期、日本社会党)

○羽生三七君 まあきょうは分科会でありますので、実はこまかい問題を伺うつもりでおったのでありますが、日韓会談も重要な局面に際会しておるようでありますので、最初にこの問題に触れて、もし時間があれば、あとこまかい問題に触れたいと思っております。  会談もいよいよ大詰めに来たようでありますが、政治的にも経済的にも重要な日韓交渉を長期にわたって政府がやってきたわけでありますが、その最後の瞬間で、李外務部長官の滞日中という、そういう理由で非常な短い時間的な制約にせき立てられながら、この十年間にわたる長期の交渉を最後の一瞬で簡単に――簡単ということばは語弊があるかもしれませんが、最後の一瞬で重要な譲歩を行……


7期(1965/07/04〜)

第50回国会 日韓条約等特別委員会公聴会 第1号(1965/12/01、7期、日本社会党)

○羽生三七君 関連。たまたまいま韓国経済のお話がありましたが、それに関連して一点だけお尋ねをいたします。私の質問は、日韓条約に賛成とか反対とかいうことに全然関係のない質問です、どういう立場の人でもということ。それからもう一つは、韓国経済の実情を承るのですが、その結果として、だから韓国を援助しなければいかぬという結論を、それと関係なしに全く純客観的な韓国経済の評価をどなたかから承りたいのです。というのは、韓国に対してアメリカがマーシャルプランを上回る膨大な援助をいたしました。その前にもいろいろ援助がありました。しかし、韓国経済の実情は御承知のとおりであります。しかもその上に、先ほどもお話がありま……

第51回国会 予算委員会公聴会 第1号(1966/03/17、7期、日本社会党)

○羽生三七君 日本農業の当面する重要な問題を御指摘いただいて、ありがとうございました。  そこで、いまの特に農業基本法との関係で重要視されております生産性の向上の問題、農業生産力の向上の問題でございますが、この場合、御承知のように、所得倍増計画では十年後に二・五ヘクタールの自立経営農家百万戸をつくるということであったのでございます。ところが、先般のこの委員会の質疑の過程で、農林大臣は、二・五ヘクタールということは消えてなくなった。総理は、一応それは残ったと言われました。それはどちらでもよろしいけれども、一応とにかく経営規模拡大ということに出産性を結びつけるウエートというものは非常に低くなってし……

第51回国会 予算委員会公聴会 第2号(1966/03/18、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょうどいま美濃部先生から御指摘になった、その昭和三十五、六年当時の御意見を拝聴した際、御指摘に質問したのは私だったのです。非常に印象深く感じました。そこで承りたいことは、いま御指摘のような点を、そういう正確なものではありませんけれども、先般当委員会で政府に質問した際、その心配は要らない、というのは、税の自然増収が安定成長下で予定どおり確保できるから、決してそういう心配は要らないと、ある適当な時期が来れば、やはり消化には長い年月はかかるけれども、公債政策から離脱することはできる、こう答えているわけです。私どもはどうしても納得できないけれども、政府はそう答えている。安定成長下で、財……

第55回国会 予算委員会公聴会 第1号(1967/05/16、7期、日本社会党)

○羽生三七君 農業問題がいま重大な転機に来ておることは御指摘のとおりだと思いますが、ここで一つお尋ねいたしたいことは、日本の農業が、いまのような変化を示し始めたのは日本全体の産業構造の変化の結果だと思いますが、これはほぼ十年くらいだと思います。  そこで、先ほどお話しの年寄りや婦人の農業、それに依存する度合いが非常に多くなった現在の農業ですが、婦人はとにかくとして、老人の場合は、構造変化が起こり出してからほぼ十年ぐらいですけれども、そのころから老人といわれた方々がもう働けなくなって脱落していく、限界にきているということ、そのあとの補充が、いまの若年労働がどんどん農村以外に流出していくのですけれ……

第55回国会 予算委員会公聴会 第2号(1967/05/17、7期、日本社会党)

○羽生三七君 簡単に二、三お伺いしたいと思います。  一つは、この四十二年度の設備投資等に対する政府の見通しと開銀その他の、幾つも民間銀行あるいは団体等の予想がありますが、たいへんな違いがありますけれども、そのことから一応設備投資が一服状態といわれておる。私どもは私どもなりの理解をしておりますが、それは計画に対して実現のテンポがおそくなっておるのか、その辺はどういうことから一服状態になっておると判断されるのか、その理由ですね、これが一点。  もう一つは、先ほど国債を減額される場合、市中消化に頼らないようにというお話がありましたが、政府は、市中消化を原則とすると言っておるわけです。その辺は、市中……

第55回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1967/05/24、7期、日本社会党)

○羽生三七君 科学技術庁に関係する、これはアメリカのそれは何ですか国立科学財団。

第55回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1967/05/22、7期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に、いま問題になっておる資本自由化についてお伺いいたしますが、新聞報道によると、一昨日でしたか、外資審議会の代表が大蔵大臣を訪問して、大蔵省はじめ政府が自由化対策について明確な姿勢を示すこと、特にその対策の内容を、答申と同時、あるいは事前に明らかにすることを求めたようであります。したがって、資本自由化に取り組む基本的な考え方を、これは後に大蔵大臣にもお伺いいたしますが、通産大臣として、基本的な考えをどういうふうにお持ちになっておるか、これが一つと、それからその際に、やはりこの外資審議会の代表が、いま申し上げましたように、その対策の内容を答申と同時あるいは事前に明らかにするとい……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1967/05/23、7期、日本社会党)

○羽生三七君 最初に、日米安保条約の期限の問題でお尋ねしたいと思いますが、これはしばしば外相は無期限と、そういう見解をおとりになっておるのでありますが、そのとおりでございますか。
【次の発言】 きょうは、私どもの基本的な立場は別として、純粋に解釈上の問題としてお尋ねをいたします。  いま、この際お尋ねしたいことは、旧日米安保条約では、いまお話があったように、国連による安全保障措置が効力を生じたときは失効すると、この以外には特に有効期間についての定めはなかったわけです、旧条約では。しかし、安保条約改定の際、衆議院の安保委員会で、当時の藤山外相はこう言っております。このような期限のない条約を国際信……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1967/05/24、7期、日本社会党)

○羽生三七君 この前総括質問の際に、この公債政策からどういう時期にまたどういう条件のときに脱却できるか、という私の質問に対して、大蔵大臣は、公共事業投資が今後十年、十五年続けば、外国と同じように日本も公共事業は予算の四、五%で済むようになってこようと思う。一方税収はこれに対して多くなるから、税収と公債が徐々に置きかえられていく、こう答えられておるわけです。しかし、昨日もどこかの委員会でお答えになったようですが、大体五、六年ぐらいで公債を脱却できるかあるいは大幅に減額できるとお答えになっておるようでありますが、この五、六年と十年、十五年とではだいぶ違うわけでありますので、その辺をもう少し煮詰めて……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1968/04/10、7期、日本社会党)

○羽生三七君 主として政策的な問題をお伺いするわけですが、外務大臣代理ではあるけれども、前外相であり、政界にも並み並みならぬ意欲をお持ちとお見受けいたしますので、きょうは少し政策的な問題をお伺いいたします。  ちょっとまあこまかいといえばこまかいんですが、最初にきょうの新聞に、B52の沖縄からの撤去交渉を開始すると伝えられておりますが、これは報道のとおりかどうかお伺いします。
【次の発言】 しかし、新しい動きはないとのことですけれども、すでにジョンソン声明もあり、新しい動きが起こりかかっている際でもあるので、すみやかに――条約でできぬとかという問題は別として、住民感情からいっても、いまの情勢変……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1968/04/11、7期、日本社会党)

○羽生三七君 同僚議員の質問がたくさんありますので、私はほんの一問か二問、簡単な問題で防衛庁長官に承っておきたいと思います。  それは、昨日外務関係のところで外務当局に承っておきましたが、二月二十二日に韓国の金――これは外務部長官ですか、国防長官ですかの名で、北朝鮮と一朝有事の場合には、積極的な軍事援助を与えられたいとの書簡を日本と関係九ヵ国に送ったはず、送ったそうです。それで日本も外務省経由で防衛庁長官にその書簡を届けたそうです。そこで、その返事は出しておるのかどうか。
【次の発言】 世界じゅうじゃない。九カ国と私は聞いておりますが、関係国ですね。そこで、その返事をもし出される場合には、慎重……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1968/04/12、7期、日本社会党)

○羽生三七君 ちょっと関連して。  いまの木村委員の質問への御答弁では、海外経済協力基金法を出すのは、必ずしもインドネシアだけを対象とするわけではないというお話がありましたが、それはそうでしょうが、直接の契機はインドネシアに関連するのではないかとも思われるわけですね。そこで実際に、援助を六千万ドル以上幾らにするかということについては、債権国会議との関連もあるでしょうから、これはいますぐ幾らということはないでしょうが、大体これは大蔵省あるいは外務省の主管になるかと思うけれども、経済企画庁としては、もし六千万ドルがふえるとすればどの程度をお考えになっておるか。


8期(1968/07/07〜)

第61回国会 予算委員会公聴会 第1号(1969/03/17、8期、日本社会党)

○羽生三七君 力石さんにお尋ねをいたしたいと思いますが、予算の公共性を高めるということで多分に啓発をしていただきまして、まことにありがとうございました。その中で一つお伺いしたいことがあるんですが、それは公債政策のことであります。公債政策がいいか悪いかというような議論はきょうはいたしません。お尋ねいたしたいことは、たとえば昭和四十四年度予算で国債費が二千七百八十八億円、そのうち利子が千五百十五億円、こうなっておりますが、これで、毎年何千億の公債を発行していく場合に、結局どういう時点が来れば公債政策から脱却できるのか。できないとすれば、ある一定の時期が来ると、四千億や五千億の公債を発行しても利子と……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1969/03/29、8期、日本社会党)

○担当委員外委員(羽生三七君) 御承知のように、予算委員会が異例の状態で再開されましたので、分科会の時間が非常に短縮されたので、思っていることの何分の一も言えないわけでありますが、きわめて簡潔にお尋ねをいたしたいと思います。  最初に、アメリカのアイゼンハワー元大統領の死去に伴って元首相岸さんが特派大使というのですか、渡米されるわけでありますが、その際に外交問題等に触れることがあるのかどうか、この点を伺います。
【次の発言】 なぜ私がそういう質問をしたかといいますと、そういう意味での渡米とは別に、前々から岸さんが何らかの形で外交問題に関して特別の任務を持って渡米されるのではないかという報道があ……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1969/03/29、8期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいまより予算委員会第二分科会を開会いたします。  本院規則第七十五条によりまして、年長のゆえをもって、私が正副主査の選任につき、その議事を主宰いたします。  これより正副主査の選任を行ないます。正副主査の選任は、主宰者にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、主査に川上為治君、副主査に山本伊三郎君を指名いたします。
【次の発言】 御承知のように、予算委員会が異例の事態になったために、分科会の時間も非常に短縮されましたので、質問のほうも圧縮をして質問をいたします。それで、当局側の答弁もできるだけ要領よくお答……

第63回国会 予算委員会公聴会 第2号(1970/04/08、8期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほどのお話の中で、貿易の好調から外貨の保有がふえた場合、現在の為替レートとの関連で外貨が幾らでもふえていってよろしいのか、あるいは適正保有量というものが想定されるのか、あるいは小刻みのレート改正をやれば別に保有高なんというものは想定する必要がないのか、その辺よくわかりませんので、ひとつお聞かせいただきたいと思います。

第63回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1970/04/13、8期、日本社会党)

○羽生三七君 一問だけ、大臣、時間がおありのようですから……。  税収について、所得税が重税感を与えるので、漸次間接税を考えなければならぬという御発言もあり、それからその間接税の品目の拡大とか、あるいは付加価値税の創設等、いろいろ言われておりますが、一体明年度に向かって、そういう間接税に移行するような何らかの作業あるいは付加価値税、そういう問題を検討されているのかどうか。ただそれは、蔵相の最近の所得税の重圧感に対する感想なのか、実際そういう作業を明年度予算編成に向かって進められるのか、これだけ一問伺います。
【次の発言】 先ほど休憩時間中に昼食をしながらテレビを見ていますと、きょう万博は国連デ……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1970/04/14、8期、日本社会党)

○羽生三七君 この前の総括質問の際に、防衛庁長官からある程度、防衛問題についてお伺いをいたしましたが、二、三日前、新聞に、防衛庁の長期防衛構想が一応固まったような報道も出ておりますので、これに関連して若干お尋ねいたしたいと思います。  そこで、最初に私の見解を述べたいと思うのですが、私どもが予見し得る近い将来――ここで永久ということばは使いませんが、予見し得る近い将来、日本を取り巻く国際情勢を想定した場合に、理由のない他国からの直接の攻撃、侵略が起こる可能性はほとんどないんではないかと思うわけで、ここで私、絶対とか永久ということばは使いません。ただし、日本がみずからその原因をつくれば別でありま……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1970/04/15、8期、日本社会党)

○羽生三七君 関連して。それでいまお話を聞いておって、四十五年度の物価上昇率が四・八%におさまらない場合に、見通しの改定ということを言われましたね。見通しの改定ということも大事だが、目標の範囲におさめるためにどういう有効な政策手段をとるかという、これがなかったために毎年見通しの改定をやるのでしょう。だから、それの問題じゃないですか。それができないということになると、いま木村さんのおっしゃったとおりになる。
【次の発言】 長官の時間の御都合もあって、まだあとお二人質問者があるので、私はほんの簡単に二、三質問をいたします。  古い経済社会発展計画では約五兆円の公債発行を予定したわけですね。ところが……

第65回国会 外務委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/17、8期、日本社会党)

○羽生三七君 去る三月の予算委員会で、沖繩返還交渉に関する中間報告をされるよう要望いたしました。それにこたえられたことは大いに歓迎いたしますが、残念なことに非常に抽象的であったことを遺憾といたします。  そこで、時間がないので、端的にお尋ねをいたしますが、この沖繩返還に関連をして今日問題となっている各種の案件、これについて、日本側がその主張を強く出してそれを貫こうとすれば、返還の時期に影響が起こるのかどうか。まず、第一にこの点からお伺いをいたします。
【次の発言】 そういう交渉をこれからだんだん煮詰めていくのは当然だろうと思いますが、返還の時点から沖繩は、米国の施政権あるいはその支配から解放さ……

第65回国会 予算委員会公聴会 第2号(1971/03/11、8期、日本社会党)

○羽生三七君 先ほどのお話の、課税最低限の引き上げだけでは不可と、税率の問題と言われましたが、その税率は引き下げるということでございますか。
【次の発言】 そうしますと、そのほうでかりに減税になっても、今度はいまの間接税のほうは、先ほど塩見先生からお話があったように、これは所得には関係のない大衆課税ですから、そのほうで相殺されてしまって、プラス、マイナスその減税効果というものはなくなるのじゃないかと思うのですが、その点はどうなんですか。


9期(1971/06/27〜)

第68回国会 予算委員会公聴会 第1号(1972/04/12、9期、日本社会党)

○羽生三七君 下村先生にお願いをいたしますが、経済が、全体として設備投資主導型から財政主導型へ移ってきておること、それから循環ではなく、減速過程に入った状態にあること、こういうお説について、私ども非常に啓発されておるわけであります。  ところで、公債発行に関連してでありますが、インフレ論議というようなことはもう全然別にしまして、日本経済の財政能力との関連からお伺いをしたいのでありますけれども、公債発行を必要とする場合に、ある一定の時点に達すれば、それを必要としないような条件の創造が可能かどうかということが一つ問題になると思うのですが、つまりこれを申し上げますと、ある一定の時期においては、公債発……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1972/04/22、9期、日本社会党)

○羽生三七君 ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。  本院規則第七十五条により、年長のゆえをもちまして私が主査及び副主査の選任につきその議事を主宰いたします。  これより主査及び副主査の選任を行ないますが、選任は投票によらず主宰者の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、主査に内藤誉三郎君、副主査に矢山有作君を指名いたします。
【次の発言】 最初にお尋ねしたいことは、昨日、田中通産相が先日来問題にしております第二外為についてまた新しく今度証券ということでありますが、構想を示されたようで、それに対して昨日の閣議後の……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1972/04/25、9期、日本社会党)

○羽生三七君 最近ベトナム情勢の緊迫化に伴って、岩国や横須賀などから米軍の出動という問題が起こっております一方、間もなく沖繩復帰が実現するわけですが、沖繩における主要な米軍基地はほとんどそのまま残されるのでありますから、その面でも新しい問題が起こることはこれは必至であります。こういうことから先般来われわれの質問に答えて外務大臣は、安保事前協議の再検討を約束され、洗い直すという見解を表明されましたが、先日は佐藤総理も、問題を整理再検討するよう指示されたようであります。また一方、アメリカのインガソル駐日大使も、米国としてもこの問題について討議の用意のある旨を表明されております。そこで外相としては問……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1973/04/05、9期、日本社会党)

○羽生三七君 もし田中議員の質問とダブっているところがあったら御注意をお願いいたします。いまちょっと聞いておらなかったものですから。  最初にお伺いしたいことは、この新しい経済社会基本計画が政府の相当な意欲を持って発表されたわけですが、それにもかかわらず、一般の関心がきわめて薄いし、また、国会でもあまり大した論議の対象にならない。この理由は一体何かと考えてみると、従来の計画が、計画と実績との乖離があまりにはなはだしかったという、その結果ではないかと思うんです。それで、資本主義経済、自由主義経済のもとですから、計画どおりにいかないということは、これはよくわかりますが、それにもかかわらず、これが「……

第72回国会 予算委員会公聴会 第1号(1974/03/29、9期、日本社会党)

○羽生三七君 二点お伺いをいたしますが、その第一点は、このゼロ成長論なんかもありますけれども、そうでないにしても、非常な低成長やむを得ないと見る見方は、おおむね資源の制約からみなそう言っているわけですね。石油資源等の制約から言っているわけです。ところが、価格の問題もありますけれども、石油資源問題が解決した場合、資源問題が解決した場合に、非常な道義的な観点から高度成長に反対なんという巨大資本は私はないと思うんですね。やはり利潤追求で、できるならば生産を伸ばしたい、こういう意欲の起こるのは当然だと思うんですね。そういう場合に、従来のような高度成長の性格をそのままにして、多少その年次をずらすとか、あ……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1974/04/05、9期、日本社会党)

○羽生三七君 きょうは主として経済協力問題でお尋ねをしたいと思いますが、オイルショックの際に、日本としては産油国に三木特使、中曽根通産大臣、総いて小坂特使を送って、油問題に関連して経済協力問題を協議されてきたわけですが、さらに別途、田中総理が東南アジア諸国を訪問して、特にマレーシア、インドネシア等に協力を約束されてきたわけです。それ以外にも、たとえばいままで約束したもので、いま述べた中近東あるいは東南アジア諸国と別に従来約束してきたもので未実行額、相当額にのぼっておりますが、それはまたあとからお尋ねすることとして、いま述べました三木特使、中曽根通産大臣、小坂特使並びに田中総理の東南アジア訪問に……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/04/06、9期、日本社会党)

○羽生三七君 最近、総需要抑制政策あるいは金融引き締め政策等に関連をして、ほぼ目的に近づいたという観点から、オーバーキルの傾向が強くなれば弾力的な政策運営をとるという説がちらほら出ておるようです。蔵相は現在の局面をどのように判断をされておられますか。まず、この点からお伺いいたします。どうぞおすわりになって……。
【次の発言】 ちょっと聞こえないんですがね。もうちょっと大きい声で……。
【次の発言】 いまのお話しは、おおむね原則論的なニュアンスが強かったと思うんですが、端的に言って、総需要抑制政策、金融引き締めの効果が浸透をして、政策の手直しをして弾力的な運営をやる時期に近づいたと、あるいはそれ……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1974/04/08、9期、日本社会党)

○羽生三七君 上田委員から具体的な御質問がありましたが、私の場合はやや一般論で、物価問題一般論という形で若干のお尋ねをいたしたいと思います。政府は、さきに石油製品価格の引き上げを決定する一方で、いわゆる目張り対策として、事前承認制の五十三品目と、それから流通段階で価格凍結を求める百六十品目等のことをきめたわけでありますが、電力料金、私鉄運賃等公共料金の値上げ問題は別として、一般物価についてはこれで一応おさまったと考えられるのかどうか。この場合、価格凍結や行政指導で一応おさまっているとしても、値上がり要因が完全に消えるまでこの処置を続けなければならぬことになると思います。そういう要因があれば、こ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/10/18
データ入手日:2024/10/10

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