このページでは岩本月洲参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。岩本月洲参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○岩本月洲君 私今日始めて出席いたしましたので、今までの行懸りを全く存じておりませんのであります。國会図書館長でありますから、やはり両院会議の上本当に人を選んで來るということか、最も大切なことだろうと思います。この人選につきましては余程愼重に慎重を重ねる必要があるのでありますから、後に禍根を残さないような選び方を特に温健に一つやつて頂きたいという希望を持つております。具体的に出しませば、一つこちらの委員長とあちらの委員長と十分に意思を通じ合わせて、できれば十分理解の上で人選の話を進めて頂くような、和やかな意味で結論を出して頂けばという念願を持つております。但し、やはり参議院の委員会では、委員私……
○岩本月洲君 この問題はさつきから各委員からお話がありましたように、非常に大事な問題でありまして、いろいろと本委員会として考えて見ねばならんことが幅廣くあろうと思いますから、今日はこのくらいにして置いて頂いて、後日に亘つて考慮を拂うようにして頂いたらどうかと思います。この旨の動機を提出いたします。
○岩本月洲君 只今いろいろのお話がありましたように、觀光事業に對しましては、請願に出ました別府市にごとく、全國に亙つて民間に非常な熱意が今盛んでありますから、この熱意に應えて頂くためにも何かこれを取纒めて、觀光事業をやがて國策にして大いにやるという意思表示を政府がして頂けば大變に結構だと思うのであります。運輸大臣が仰しやつたように、できるだけの投資をやる積りで觀光事業に力を入れたい。私は局部的なお話でありますけれども、例えば瀬戸内海におきます觀光事業の一端として地元の人が考えておりますことは、單なる觀光とか申しますというと、金ばかりを注ぎ込むことのように考えますけれども、瀬戸内海の豐田郡の一部……
○岩本月洲君 この問題は、ちよつと自分の携つて參りました教育の實際の面から意見を述べさして貰いたいと思うのであります。それは高等師範或いは文理大における私の教育して參りました經驗の上からでありますが、勿論教育機關、そういう高等師範や文理大におります關係から、師範學校にも自然關係を持つておるわけでありますが、そういう師範學校乃至高等師範、文理大の學生たちが、宗教的知識というものを把握したいという非常な熱望を持つておるということは事實でございまして、それに對して答えてやるべき問題として、私はこれを取り上げて行きたいと思うのであります。今御發言がありましたいわゆる講座の在り方でございますが、これは今……
○岩本月洲君 御訂正を願つて置きます。岩本委員でなくて私オブザーバーでありました。
【次の発言】 議事についてちよつと發言したいのですが、今日は時間も大分かかりましたし、それからこの問題にもつと討議をいたしたいという念願もおありだろうと思いますから、宗教講座設置の問題につきましては、今日の議事に省いて頂いて次に廻して頂くようなことにして頂きたいと思うのですが、いかがでしようか。
○岩本月洲君 柏木小委員長が今日差支えがありますので、代つて報告を申すようにという委託を受けましたので、代理して御報告を申上げます。 文教第二小委員會第二囘目を九月の十七日午後一時三十分に開きまして、柏木、中川、木内、鈴木、岩本各委員出席をいたしまして、説明員といたしましては、文部省學校教育局次長剱木亨弘氏、高等教育課長太田周夫氏出席の上に、勤勞青年教育の定時制高等學校設置に關する請願について議事を進めました。紹介議員の鈴木委員からこの請願に關する趣旨の説明がございまして、それについて岩本委員より、極く最近、いわゆる先來の休會中に地方に出向いた節に、勤勞青年教育についての地方の非常な熱心な聲……
○岩本月洲君 今梅原委員の仰しやることで、私共の問題にしておることは皆述べて頂いたのでありますが、今の第一條に入れるという文章は、ここで皆がこれを議論するとなかなか大変ですから、でき得れば委員長が委員の中から指名して頂いて、そうして文章を練つて貰う。それから今梅原委員のいわれたように、後半の文章が余り何も彼も言い盡して却つて制限を受けるということは、私も同感で、削減して幅のある文章にして貰いたいということを希望いたします。それから法規委員会の御意見として昨日非常に強調されました法制局の問題でありますが、これは非常に法規委員會が急ぐというよりも國会そのものが急いでおるのでありますから、この法案が……
○岩本月洲君 今三島委員の御發言になりました子供の日の問題でありますが、これはこの前の基準の討議の結果として出て參りました傳統的なものと傳統的でないものを選ぼうとする、そのあとの新らしい國家建設のために必要な日を選んで來るという上に、是非とも子供の日というものをこの委員會でお考え頂きたいということは、私は三島委員の御發言に特に贊成を表すると共にお願いをしたい點であります。それはもう説明の要はないのでありましようが、結論は、新らしい國家を建設するのに何といつても期待は子供にあるわけなんでありまして、國家を擧げて次の時代を背負う子供のために、常に國家が年に一度ずつとにかく休んで、子供のために總掛か……
○岩本月洲君 今の法律の形の宣言的なものという意味は略々分りましたが、宣言的なものでないと、義務附けるわけでないですから、休日の問題はおのずから取扱われないようになるのじやありませんか。そうでありませんか。休みにするというようなこと……。
○岩本月洲君 神戸市兵庫区松本通一丁目神戸兒童文化連盟阪本勝外二万人千四百四十一名の「こどもの日」制定に関する請願を紹介いたします。祝祭日の改訂ということが新聞に出ますと神戸の兒童文化運動関係の者が、是非とも「こどもの日」を設けてほしいという非常に熱心な声が起りまして、神戸兒童文化連盟においてはこれを正式に採上げて、盛んに神戸地方の輿論が起りまして、是非とも祝祭日の中に「こどもの日」を制定して頂きたいというようなことを起して、請願としてお願いを申上げたわけであります。從來日本の子供が家庭的には一應愛せられておりながら、社会的には未だ十分な考慮が拂われなかつたという有樣でありましたが、子供の存在……
○岩本月洲君 先刻久松委員の御發言になつた御意見を持つております。在來委員會の節にお述べ申しましたようなことで、重ねて申上げる必要はありませんが、やはり四月の十一日という日を選んで頂いて名稱は聖徳太子の日或いはその外適宜なものがあればお考え願うとして、とにかく聖徳太子といういわゆる日本の歴史的、傳統的に日本を代表することのできる人格者でありますし、この人を通して日本の國を思うという日柄として、特に私はお考えを願いたいと考えておる者であります。赤松委員の御意見の婦人の日とは、ただ日にちが竝ぶという點において遺憾な感じがいたしますけれども、私は竝べた場合、久松委員と同じでありまして、四月十一日を聖……
○岩本月洲君 金子委員の今おつしやつたことに私も同感であります。
【次の発言】 制定の趣旨は後で論議されるのでありますが、そのときに時間が欲しいと思いますが、どうでございましようか。
【次の発言】 よろしうございます。
【次の発言】 來馬委員が申されたから、蛇足になるけれども、將來のことを多少申述べて置きたい、日本の偉人を代表する人物として、聖徳太子の日がたびたび述べられたのでありますが、この方は、いわゆる和の思想の権化のような人なのであつて、この和を象徴される聖徳太子が、平和文化の日本建設の上に、而も日本のこれが歴史上に、又とない立派なる人格であるというようなことを大いに考えて、將來講和の日……
○岩本月洲君 おのずから関連するのでありますが、卒直に申しますと、勲章の方を功労章、善行章と、こう並べた場合に、功労章及び善行章には余り無理がないようですが、勲章の方にはいろいろ今まで我々の見聞して來たような弊害が伴う非常な濃度が高いと思うのであります。現在の國家の段階において、乃至経済状態において、まあ我々は全面的に反対するわけではないのではないのですけれども、どうかなと首をかしげるような感じがあるのでございますが、卒直にお尋ねしたいのは、お考えになつたことでもあろうと思いますけれども、現在の段階と経済状態においては、まあ功労章、善行章ぐらいなところで、栄典を施行するというようなことはどうで……
○岩本月洲君 私はこの法案に滿腔の賛意を表するものであります。殊に「成人の日」と「こどもの日」という嶄新な日が設けられましたことは、特に本委員会が非常に苦労をして得ました新らしい日柄でありまして、この日が新らしい國を、いわゆる平和文化の國を建設して行く基である。子供と青年に期待を掛けておるという意味において、この日が日本の將來に対する非常な意味を持つということを特に申述べまして、賛成の意を表します。
○岩本月洲君 打合会の時に随分論議せられた問題でありますが、特に新憲法による民主教育の基準というものが、教育基本法によつて立派に表明されておるわけでありまして、教育勅語は自然に死物になつておるわけなのでありまして、これを今更に取上げて生きものとして効力を否認するというような方式を採ることは、不適当だと考えます。今石間委員、梅津委員のおつしやつた一面は、我々も同感であります。いわゆる勅語の思想がどこかで生きてうごめいておるということは、これは否定できないでありましよう。併しながらそのよつて來たるものは、いわゆる諸官廳或いは諸学校におります勅語の謄本、そういうようなものに対する処理の方法が不徹底で……
○岩本月洲君 議事進行についてちよつと……。質問はこれくらいで打切つて、一つ討論に移つて頂きたいと思いますが……
○岩本月洲君 只今の法律案についての質疑は打切つて、討論採決に入つて頂きたいと存じます。
【次の発言】 討論をこれで終結して頂いて、採決に入つて頂きたいと思います。
【次の発言】 動議者として申上げます。この問題はすでに質問のときからも、論を盡し切つておると私は考えております。只今討論を果そうとする方の議論も、十分にもうすでにこの委員会において盡されておると考えましたので、議事進行の立場から採決に入ることの動機を出します。
○岩本月洲君 ちよつと一言お尋ねしたいことがあります。覚書の中に「過半数を以て決定した候補者について、日本学術会議が決定する」とございますね。これを衆議院では、内閣がこれを命ずるというようなことに御意向が出たようですけれども、出ませんでしたか。
○岩本月洲君 討論も一応盡きたかのような感がいたしますから、この辺で討論の打切をして頂く動議を提出いたします。
○岩本月洲君 私はこの両省設置の法案に対して、中川委員の先刻お述べになりました御意見と大体同意見で賛成の意を表します。
【次の発言】 只今の中川委員の御意見に賛成いたします。ただここで一言申上げたいことは、内閣総理大臣において、審査を継続する上におきまして、從來作られた先例をどこまでも尊重して、必要に應じて関係の向の意見をよく聽取して決定して、聊かも経済界の実情を無視したような、独断的な決定がないようにということだけを、特に念を押して申し添えて本案に賛成をいたすものであります。
○岩本月洲君 今日岩本國務大臣のお手許で試案されました、徹底的な行政簡素化のプリントを拝見いたしましたので、一應それについても意見を述べて見たいと考えております。行政整理の問題は我が國のしなければならん重大な問題でありますことはいうまでもありませんが、その行政整理に当りましては、大体次の二点が考えられると思います。一つは各行政官廳の機構の改廃統合、二つには事務処理方法の改善ということであると思います。この機構の問題はなかなか重大な問題であつて、各方面の意見を参酌し、十分に檢討審議を加えんならんと思いますが、本日ここに提案されておりまする法案は、今申述べました二つの点から申しますれば、第二の問題……
○岩本月洲君 これは今日廻つて來る時間的の問題ですがね、……では休憩して引続きその法案を審議することに願います。
【次の発言】 只今議題となりました法案は、衆議院図書館運営委員長の発議によりますものであります。委員各位もその内容につきましては十分に御承知のことでありますから、この際質疑及び討論を省略して、直ちに採決に入らんことの動議を提出いたします。
○岩本月洲君 本両法案の趣旨に賛成いたします。
【次の発言】 只今の中川さんの御意見に私も同感であります。賛成いたします。
○岩本月洲君 只今の法案は非常に簡單な技術方面のことでありますから、質疑を打切つて討論採決に入ることの動議を提出いたします。
○岩本月洲君 行政機関職員定法案を提出いたします。次にその修正案の文を読みます。 行政機関職員定員法案の一部を次のように修正する。 第二條第一項中、農林省の下に、本省三二、六三四人、食糧廰二九、二〇二人、林野廰二三、三一四人、水産廰一、八五二人、計八七、〇〇二人を、農林省、本省三二、六三四人、食糧廰三二、一七〇人、林野廰二三、三一四人、水産廰一八、五二人、計八九、九七〇人に、次に合計八七一、二七九人を合計八七四、二四七人に改める。 以上の修正案であります。
○岩本月洲君 本法律案は國家行政機関の定員を定める基本法でございまして、極めて重要な意義を持つものであります。委員会におきましては各行政機関設置法案と関連いたしまして愼重に檢討した結果、我々といたしましては修正することを適当と認める点があるのでございます。併し諸般の事情からこれを修正することに困難のあることが明かになつたのであります。よつて我々といたしましては、政府がしばしば言明いたしました通り、定員法案によつて行政事務が十分に運行し得るという言明を一應信頼いたしまして、本案に賛成の意を表します。併し政府は本委員会において各委員が述べられた意見でそれは十分に御承知のことと存じますので、その意の……
○岩本月洲君 大変結構だと思います。
○岩本月洲君 青と白との札を使い分けられたというのは、あなたの党の名からして、あなたは政治家として、国会議員として、常識的にそういうことをなさつたということに対して、今もやはり今まで述べられたような心境と変りないのですか。
【次の発言】 青、白の札を使い分けられたということは、それに対して今まであなたがお述べになつた心境は、あなたのいわゆる党の名前、どこまでも自分で自信を持つて行くんだという意味で、常識的に自分は動いておるんだとおつしやるが、一体常識としてそういう使い分けをして行かれたことに対して、今でもその当時のような心境でおいでになるか。
○岩本月洲君 只今、三島委員のおつしやつた一の問題ですが、これはこの間私質問の演説でも特別取上げて申上げたのでありますが、実情が非常にどこに行つて見てもこの問題が地方的に言つて、大変な問題になつておるわけでありますから、特に早く手をつけて熱心にやつた面についての、遡つての配分の問題は殊更に一つ努力をして、地方の要求を応えて貰うように特別に一つお願いしたいと思つております。このことを言葉を附加えてお願い申上げて置きます。
○岩本月洲君 只今より小委員会における請願、陳情審査の結果につき、中間報告をいたしたいと思います。御承知のように本委員会に付託されております請願、陳情の件数は非常に多く尚、今後も付託される見込でありますので、これ際過去三回に渉つて審査いたしました結果を一応中間的に御報告するのが妥当かと存じ御報告いたす次第であります。只今までに合計七十件の請願、陳情を議題といたし三十八件を採択いたしました。以下便宜上内容種別に応じてまとめて御報告申上げます。 第一に六・三制建築予算増額の請願、陳情であります。請願七四、一〇七、二六六、四一〇、五二〇の各号、陳情一六五号は、この種のものでありまして、前国会同樣全……
○岩本月洲君 津田さん、これは私の希望なんですが、名誉毀損や公安を害はる方面の規定とか、風紀を維持する方面の取締りを立法化してやつて行くということは、これからいろいろ問題でありますが、出版乃至新聞の良心の涵養の問題ですね。これは諸外國を見渡すところ何としても新聞は國民の一つの普遍的な教科書なんだから、特に日本では、最前松野さんもおつしやつたように、非常に新聞記事というものに皆が全面的に信頼を持つておるので、一つ新聞の良心的な方面に力を注いで頂きたい。そうしなければ國民の文化水準は本当に上つて來ない。これはもう日々の重大問題だと思う。一つ協会の方でもその方面に特別に意を留めて貰いたい。これは希望……
○小委員外委員(岩本月洲君) 第一小委員會の堀越儀郎氏が今日は差支があつてどうしても出られませんので、この問題に對する意見を私に託されたのであります。代つてお述べしていいでしようか。
【次の発言】 それでは書き付けてありますから文章のまま讀みます。教員養成機關に宗教講座を設ける件について、一、當分の措置として社會科に宗教講座を併置し、主として困苦迫害に耐えて傳導された開祖や教祖の行傳を講ず。これは傳記でしよう、傳記を講ずる。二、神、佛、基各宗派教團より教義概要の提出を求め、導義昂揚の觀點に基ずいて文部省において適宜これを編纂する。以上の御意見であります。
それから堀越委員の御意見はこれで終り……
○岩本月洲君 この間、たまたま休會中に廣島の方に参りましたときに、地方の在來勤勞青年教育に從事した人逹の聲を可成り聽きましたが、在來勤勞青年教育が可成り繼子扱にされて來たということについて非常に遺憾の意を表する聲が高いのでありまして、あらゆる面でそういうような出直しをするという今日、特に請願に書いてありますこの勤勞青年教育の定時高等學校設置に關する件については、特に私共誠意を持つて大いにこれを採上げて、勤勞青年のために願いを叶えてやりたいと思うのであります。賛成の意を表したいと思うのであります。
○岩本月洲君 私途中から参りましたが、委員長のお言葉でお察しがつくのでありますが、とにかくすでに皆さんの御意見で基準をどこに置くかというようなことは御論議ができたと思いますが……。
【次の発言】 もう皆さんの御意見とほぼ一致するのだろうと思いますが、私はやはり國家的に定めるものとしましては、天皇制を中心とするいわゆる皇室中心に考える、例えば天長節のようなもの、或いは一つは國家として記念すべき憲法発布というようなこと、それからもう一つは民間におけるいわゆる季節的に定めて考えるべきもの、そういうところにほぼ基準を置いてはどうかと思つております。例えば委節の上からいえば新年とか或いは春分とか秋分とか……
○岩本月洲君 今のに関連してでありますけれども、檢査が不正確でありますというと、それから生ずる國家の損失、それから消費者の負担というのは、減員による國費の節約程度のものでないと思うのであります。そういう根本問題がそこにありますから、念を押して置きたいのでありますが、定員の二割減ということでありますが、現在において最前政務次官も言われたように、農業團体が一人或いは二人の職員を提供して、そうして檢査或いは代金の支拂の事務などをやつておるというお話でありますが、それに加えて農家は互いに一俵につき何円という醵出をして、そうして檢査の補助員を雇つて檢査しておるという事実があるわけであります。それ程までに……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。