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波多野鼎 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

波多野鼎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(参)
480位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
481位
委員会発言(議会)歴代TOP100
99位
各種会議出席(幹部)歴代TOP100
69位
各種会議発言(議会)歴代TOP50
43位

1期委員会出席TOP50
44位
1期委員会発言TOP50
43位
1期委員会出席(幹部)TOP25
13位
1期委員会発言(非役職)TOP50
30位
1期各種会議出席TOP20
14位
1期各種会議発言TOP20
13位
1期各種会議出席(幹部)TOP5
3位
2期委員会発言TOP50
26位
2期委員会発言(議会)TOP25
18位
2期委員会発言(非役職)TOP50
37位

このページでは波多野鼎参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。波多野鼎参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 財政及び金融委員会 第2号(1947/07/07、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 酒類の製造高並びに配給高についての資料を一つ出していただきたい。
【次の発言】 もう一つ資料を欲しいのですが、こういう今までやつていた統制機関の、各種の酒類についての中間手数料がどんな程度に上つているかという資料を一つ出していただきたい。
【次の発言】 総額ではなくて種類別に……

第1回国会 財政及び金融委員会 第6号(1947/07/29、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 それでは暫く時間を拜借いたしまして、七月二十三日に大藏大臣が新聞記者に発表されました円通貨の問題に関する談話でありますが、これについて若干質問をさしていただきます。参議院の本会議の自由討議の場合に、この問題に私が触れた関係上、この質問をさして戴く訳でありますが、あの場合にも政府則からは、この円の通貨の價値の問題につきましては、纏まつた御答弁がなかつたために、その後又いろいろの臆説なり、流説なりが行われておるということは事実であつたと思います。從つて二十三日の大藏大臣の声明になつたと、こう私は解釈しておりますが、あの声明をお出しになつたにいたしましても、通價の價値の問題に関する臆説……

第1回国会 財政及び金融委員会 第8号(1947/08/05、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 國民貯蓄組合法の改正につきまして、貯蓄増強の問題が日程に上つておるわけなんですが、そのためにはいろいろ條件を整えて行かないと、こういう組合法を改正して見たところで効果は擧らないと思うのです。その條件というのはいろいろありましようが、通貨價値の安定の問題が先ず第一番と思います。それから家計の赤字、これは經濟白書で、大部分の國民の家計は赤字になつておるということを書いております。そういう家計の赤字の状態をなくしてしまうというために、そういう闇撲滅の方向に政府が全力を擧げておるということも大事な條件の一つと思います。それから、それはまあ別としまして、ここにちよつとお尋ねしたいのは、今日……

第1回国会 財政及び金融委員会 第9号(1947/08/07、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この國民貯蓄組合法の改正の件、私も先程森下さんが言われたように甚だ不滿足な、これではどうにもなるまいと思う感じを持つながら反對することもちよつとできにくい立場で、甚だ妙な氣持なんですが、この法案に附随いたしまして、先程森下さんが言われたことと關聯しますが、もつと徹底的な貯蓄推進がなし得るような政治を政府の方でやつて貰いたいということを、私からも重ねて希望したいのであります。先程政府側の御答辯でいろいろな點に觸れておりましたが、例えば物價指數が整つていないから、安定價値計算というものを行うのに都合が惡いというようなことが一つの理由になつておりますけれども、併しそれはそう問題じやない……

第1回国会 財政及び金融委員会 第11号(1947/08/14、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 今の二百五十億というのはもう既に支拂濟みなんですか。
【次の発言】 今年度ですか。
【次の発言】 殘りが四十億圓くらい。これは追加豫算に出るのでありますか。
【次の発言】 二十二年度の本豫算に出なかつたのでありますか。
【次の発言】 二十二年度の本豫算に出ない。昨年は既に拂つているのに、本豫算に出ないで追加豫算に出すというのはどういう譯ですか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第12号(1947/08/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 只今議院運營委員會の方からお話がありましたが、私もこの國庫の現況という刷り物を頂いた時に、これは財政金融委員會で愼重に考えべき問題じやないかと思つておつたところへ、議院運營委員會の方にかかつてしまつたので、どういうわけだろうかと甚だ不思議に思つておりました。ちよつと私も議院運營委員會の方に行つて質問しようかと思つておりましたが、いろいろな委員會の差支でその機會を得なかつたのであります。ところが今木内君の御説明で、議院運營委員會の方でこちらの方で一應審議した方がいいという所に纒つたことを聞いて大變有難いことに思つております。どうか正式にこの國庫の現況に關する問題を、財政金融委員會で……

第1回国会 財政及び金融委員会 第14号(1947/08/26、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 復興金融金庫が重點産業その他中小工業に貨付ける場合に、復興金融金庫自體は何か調査機關でも持つておるのですか。
【次の発言】 從來の復興金融金庫の大口貸出ですね。これの一覧表のようなものを出して貰えんものですか。
【次の発言】 できることならば内密に、この委員會の委員の方だけにでもよいから何とかならんものですかね。その點はお知らせ願うことができないものでありますか。
【次の発言】 それから一月末以降の復興金融金庫の貸出がどんなようなふうに囘收されておるかといつた問題も知りたいのですが、その具體的なことを、二點の御説明を同時にお願いしたいと思います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第15号(1947/08/27、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 その問題に關連して、私はもう少し細かい點について大藏當局の善處を要望したい點があるんですが、それはこういうことなんであります。中小企業家が市中金融機關から金融を受けるという場合に、非常に多くの經費がかかるということをしばしば聞くのであります。その經費がどういう形のものか具體的にはよく知りませんが、まあ銀行から貸出しを受ける場合に、相當の交際費という名前で……交際費が嵩む。從つて金利は銀行金利であるけれども、實際上の金利の負擔はべら棒に大きくなつて來るという話をよく聽くのでありますが、そういう點について銀行の職員はどういうふうな扱になつておるか、具體的には知りませんが、大藏省あたり……

第1回国会 財政及び金融委員会 第17号(1947/08/29、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 今の點に關連して私少し腑に落ちないのですがね。六十億圓政府が出資することをこの春の國會で承認を得ておりますが、而もそれをまだ出資していないというのですが、そうすると急場の間に合せるためには、この内幾らかを出資すれば急場の間に合うのではないのですか。
【次の発言】 そうしますと、出資金と債券發行の額との間に一定の比率が決められてあるのですか。
【次の発言】 そうしますと、どういうことになりますか。政府が出資するということは、例えば百億出資するということにして、それを出資しないと、その百億だけの債券が發行ができる。こういうわけでありますか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第19号(1947/09/29、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 そのことに関連しますが、経済力集中排除法案ですね、あれはどの委員会にかかるか知りませんけれども……

第1回国会 財政及び金融委員会 第20号(1947/10/02、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この官報の第一ページの下の欄ですが、その下の欄に「当期末における國の預金残高」云々とありまして、その内訳として(1)、(2)、(3)とありますが、(2)のところに書いてあります、右の昭和二十一年度の一般会計残高が非常に大きな赤字になつておるということなんですが、その赤字の内容を次に説明しておるようであります。ちよつと読んで見ますと、「昭和二十一年度一般会計残高のうちには、臨時軍事費特別会計の決算の際証拠書類の未着等のため未整理のもの三八、一五五百万円が支出済として一般会計に引き継がれているから、昭和二十一年度において実際に赤字即ち支出超となつた額は、これを差引いた二四、七七九百万……

第1回国会 財政及び金融委員会 第22号(1947/10/09、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 貿易資金がこのような厖大な赤字になつておるということ、どうも理解ができないので少しお教え願いたいと思います。第一は、對外關係において非常に大な輸入超過になつておるということでありますが、輸入超過になつておる限り、輸入品は國内へ賣捌いておるから、賣捌いた金額が非常に大きく、買上げた金額が少いということにならなければならんので、金繰りの上からいつたつて、そう大きな赤字が出ることにならんと思います。ですからその赤字の出る根據がどこにあるか、もう一度御説明願いたい。
【次の発言】 爲替相場の關係を離れて議論ができると思うんですね。

第1回国会 財政及び金融委員会 第23号(1947/10/14、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この前の委員会におきまして貿易資金特別会計の借入金総額の問題を議した場合にいろいろ問題がありました。その中で私が一つお尋ねして長官の御答弁を求めた問題がありまして、その問題につきまして長官は、その点については懇談会で説明した、あなたは懇談会に出ておられたかというふうなお言葉があつたわけであります。私はあの問題が非常に急いで決定しなければならん事情にあつた関係上、この点については、その席上では何とも申上げなかつたのでありますが、私は非常なる委員会における議員の審議権を無視するようなお考えが、そのお言葉の中に現われておるということを非常に遺憾に思つておるのであります。御承知のように、……

第1回国会 財政及び金融委員会 第25号(1947/10/16、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 問題が少し紛糾しているようですが、大藏大臣はこういうふうなことを言明されることはできないのですか。一つはこの二百円の臨時支給の法案を承認することは、千八百円基準を我々が承認したことじやない。この点はさつき言明されましたが、次にもう一つの点はこの二百円を臨時に支給するということは、職員の生活困難の実情に鑑みてするのだから、これは特例である。特例ではあるが、必らずしも一囘限りのものじやないという点を言明なさることはどうなのでありますか。生活困難なる状態が、これは將來のことですから分りませんが、若し起きた場合には、別途考慮するという意向を持つておるということをおつしやることはできないの……

第1回国会 財政及び金融委員会 第26号(1947/10/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 小委員会は、土曜日には私疲れて熱を出したために、突然休んで大変失礼いたしましたが、明後日の財政金融と鉱工業委員会等の連合会の終了後いたしたいと思います。お含み置きを願います。
【次の発言】 通貨発行審議会の構成の問題ですが、先程も御説明のあつたように通貨増発の問題が財政資金、産業資金、それから特に地方財政とかいうような問題もありまして、相当大きな権限を通貨審議会は持たなければならんと思う。詰り予算の編成の問題にまで通貨審議会というものは発言し得ることにならないと意味がないと私は思うのでありますが、そのためにはこの前御説明のあつたような、主として政府内部の者だけで審議会を構成すると……

第1回国会 財政及び金融委員会 第27号(1947/11/01、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 これも又別の問題ですけれども、煙草の値げによる收入も大きな財源ですが、收入を図るためには公聽会を開かなければならんというのが精神だと私は思うのです。委員長はどういうお取扱いをなさるおつもりですか。委員長の御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 公聽会を開いた結果として、煙草の値上げなんというものはやらない方がいいというような意見がずつと出て來ますと、これはちよつと抜き差しならんようなことになつてしまうのではないかと思うのですがね。今度の煙草値上げによる増收を図られたということは緊急止むを得ないにしても、何かどこかで打つべき手があつて、こういう場合に備える準備があつてよかつたの……

第1回国会 財政及び金融委員会 第28号(1947/11/10、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 請願竝びに陳情を先ず研究する小委員會の小委員の數は、大體十二名くらいにして、緑風會から四名、社會黨、民主黨、自由黨から各二名、共産黨、無所屬から各一名というくらいの割當にいたしまして、その人選については委員長に一任するの動議を提出いたします。

第1回国会 財政及び金融委員会 第35号(1947/11/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 今の補償の額ですね、これが百七十億というような厖大な数字になるという見込はどうも納得し兼ねるので、いつかもつと詳しい説明を聽きたいと考えておりますが、預金者の保護ということも必要でありましようが、他方において國民の負担が大きくかけられるというようなことになると問題が相当深刻になつて來るのじやないかと思います。百億でさえ多過ぎはせんかと感じておりますが、特に現在の銀行資産の内容等をもう少し精査して、政府の方で責任を以て我々の方に示して頂きたいと思う。先程山田さんが言われたように、銀行の側においてこの際補償金を取れるだけ取りたいという氣持が若しありとすると、これは非常な危險なことにな……

第1回国会 財政及び金融委員会 第36号(1947/11/22、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 先程の説明を聽き機会を持たなかつたものですから、ダブるかも知れませんが、ちよつと伺いたいのですが、今度のあれは十月、十一月、十二月、三ヶ月について千八百円と千六百円の差額を支給するということなんですか。
【次の発言】 非戰災家屋税の問題ですが、大体あの租税なんかは緊急止むを得ない税收を図るために作るのだと思うのですが、反対の意見が非常に多い。公述人の話を聽いておつても、反対の意見が相当出ておるのです。私自身初めからあれはどうも好ましくない租税だと思つておるのですが、その最も大きな理由は、戰災に遭わなかつた家屋の所有所が現在租税力があるとは限らない。逆の方面から言うと、戰災に遭つて……

第1回国会 財政及び金融委員会 第39号(1947/11/25、1期、日本社会党)【議会役職】

○理事(波多野鼎君) 檜山公述人の公述に対しまして御質問のある方はどうか……御質問がなければ次に石川さんにお願いいたします。石川榮一君。

第1回国会 財政及び金融委員会 第44号(1947/12/01、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 北海道以外の寒冷地に対する越冬資金は又別に出ますのですか。後の予算で……。
【次の発言】 地域給の一種とすると、どうなるのでありますか。夏でも出すようになる虞れはないのですか。
【次の発言】 私も木村委員の御意見と同意見でありまして、すでにあの法案が提出されたときに、議院運営委員会の議を経て、議長がこの財政金融委員会に付託いたしまして、爾來四ヶ月近くの間こちらで愼重審議をしまして、その間に小委員会も作りまして、すでに或る決定に到達しようとしておるのでありますので、この時になつて連合委員会を要求するということは、若しこれを認めますと、今後の委員会の運営について相当問題が起ると思いま……

第1回国会 財政及び金融委員会 第45号(1947/12/02、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 先程來配給公團法案の小委員会が八月の末に設けられまして、爾來丁度十回に亘つて小委員会を開催いたしました。その間商業委員会や農林委員会と聯絡の打合会を持つたこともございますが、愼重審議をいたしまして、十一月の二十五日の小委員会において一應の結論に到達いたしたのであります。到達いたしました結論を御報告する前に、なぜこのように永く小委員会がかかつたかという事情について申し上げて見たいと思いますが、一つはこういう問題があつたからであります。政府側におきまして石炭公團といつたようなもの、その他多数の公團法案を提出する意向があるやに傳えられておりましたところが、九月の末頃になりまして、あまり……

第1回国会 財政及び金融委員会 第51号(1947/12/08、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 議事進行についてですが、通貨發行審議會法案は、大分急いでおられるように聞いておりますが、討論をして、採決を、これをやつたらどうですか。そういうことでなくて、委員長の御方針では、いろいろなものを一緒に採決されるという……今日通るんですか。ああそうですか。

第1回国会 予算委員会 第5号(1947/08/26、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 勞働省の經費の點でちよつとお伺いしたいのですが、厚生省から勞働省へ移る部局の豫算が、厚生省自體の豫算つまり二十二年度の豫算の金額を殆んどそのまま持つて來ておりますが、二十二年度の豫算を作つた時の物價情勢と、今日の物價情勢とが非常に違うことは、先程から皆さんの御指摘の通りなのでありますが、ところで金額の上において二十二年度の豫算額だけを盛込んでおりますとしますと、二十二年度豫算を作る場合に厚生省で豫定しておつた仕事の量よりも、二分の一、或いは三分の一の量の仕事しかできないというふうに思うのですが、それらの點はどういうふうになつておりますでしようか。

第1回国会 予算委員会 第8号(1947/09/26、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 今の課税の対象にならないという問題は、私も十分理解しかねますが、それはまあ別といたしまして、予算の編成の問題についてちよつと大藏省に伺いたいのは、財源を三千三十二万円ですか、特別受入金、これが学校特別会計の廃止によつて受け入れる残金見込額、学校特別会計の廃止によつて生まれてくる三千万円をもつてこちらの方に充てられておられるという、この組み方について私は少し遺憾だと考えます、と申しますのは、これは又別の機会に申し上げたいと思つておりますけれども、学校教育の問題、これは最近の新聞を賑わしておりましたが、或大学の先生が栄養失調で死んだといつたようなことが問題になるようなときに、而も文化……

第1回国会 予算委員会 第10号(1947/10/10、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 補正予算を承りまして、官公職員に対する月二百円平均の給與増額をするというのが趣旨だと思いますが、この二百円という数字をどういう根拠から出されたかということを一應承りたい。
【次の発言】 千八百円ベースという問題に関わりますが、これは官公労組合側と政府との打ち合わせといいますか、了解はどんな程度についておりますか。
【次の発言】 今の御答弁ですが、この千八百円ベースの問題は、御承知のようにすでに非常に重大な政治問題になつておる問題であると思いますので、国会が千八百円のベースを根拠としたこの二百円というものを考えるというふうになることが、政治的に相当大きな意味をもつのじやないかと思う……

第1回国会 予算委員会 第11号(1947/10/13、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この補正第四号の二百円の問題ですが、この前の委員会のときにもお尋ねしましたけれども、明確な答弁はなかつたのであります。つまりこの問題は千六百円と千八百円の差額ということでありまして、ところがこの千六百円という問題もまだ正式に決定した問題じやなくて、それから千八百円ということもまだ未決の問題だと思います。民間ではすでに千八百円基準などというものを突破した賃金が拂われている。すでに四千円見当まで行きつつあるというときに、千八百円というものを一方の枠に置いて、そうして二百円という金額を計上し、これを國会が承認するということになると、非常に大きな政治的な意味を持つて來るのでありまして、慎……

第1回国会 予算委員会 第12号(1947/10/15、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 関聯質問ですが、この前の委員会におきまして、最後に私そのことを要求して置いたわけなんですが、前々からこの委員会の質疑應答の樣子を見ておりますと、結局「のれん」に腕押しというのか又「こんにやく」問答というか、何のことやらわけの分らんことになつてしまうので、今日は責任ある関係大臣に全部顔を揃えて來て頂いて、そうして明確な答弁をされることが必要だということを委員長を通じて申込んで置いて頂いた筈なんですが、都合が惡いのですか。
【次の発言】 それではこの委員会は閉じた方がよいと思います。こんな妙なことばかりやつていたんじや仕樣がない、時間の浪費になりますから……。

第1回国会 予算委員会 第19号(1947/11/13、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 安定本部長官がおいでになるので、長官に一つ一つ政府側の意見をお伺いしたい点があるのでありますが、それは八月の十五日から対外貿易の民間貿易が再開されるというようなことで、そう当時から円の為替相場の問題は相当重要な関心事であつたわけであります。政府側においても、それぞれ準備しておられることと思いますが、昨日の対日理事会におきまして、為替相場を早急に決定するというような意向が決定したように新聞では見るのでありますが、私共の考えますところでも、日本の国内の情勢が非常に不安定なときであるので、為替相場を早く決めて見ても、これを維持することがなかなか困難な事情もあるが、又他方から考えると、為……

第1回国会 予算委員会 第20号(1947/11/14、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 私は爲替の問題について聽きたかつたのですけれども、昨日の話のような事情もありまして、ちよつと御返事が願えないような様子でございますから、差控えて置きます。

第2回国会 財政及び金融委員会 第2号(1948/01/30、1期、日本社会党)【政府役職】

○國務大臣(波多野鼎君) 長い間、財政及び金融委員会の理事を勤めさして頂いておりましたが、甚だ十分その職責を盡し得なかつたことを残念に思つております。今回図らずも農林大臣の職を引受けざるを得なくなりまして、そちらの方に参りましたために、理事の職責は盡し得ないことになりましたので、この際辞任させて頂くことを申入れておきまして、皆様方の御了承を得ましたことを厚く御礼申上げます。今後ともよろしくお願いいたします。そのうち帰つて参りまして皆様方と一緒に働かして貰おうと思つております。(拍手)

第2回国会 財政及び金融委員会 第10号(1948/03/19、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 政府職員の俸給等に關する法律案の第七條でございますが、この第七條には職員が執務しないときは、その執務しないことにつき、特に承認のあつた場合を除く外、第四條第二項の規定にかかわらず、暫定俸給から減額するという規定が出ております。これはこの前からの閣議決定の線に沿つて、こういうふうに條文化されたものと考えますが、これについてお伺いしたいのは勞調法の第四十條竝びに勞組法の第十一條、この兩條とどういうような關係になるか、特に勞調法の第四十條においては、勞働者が爭議をやつた場合に、そのことを理由として勞働者に不利な扱いをしてはならないという趣旨の規定がございますが、その規定とどう關連してお……

第2回国会 財政及び金融委員会 第11号(1948/03/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 その只今の打切りは、この委員の間の質問の打切りの動議と私は解釋します。

第2回国会 財政及び金融委員会 第13号(1948/03/27、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 總論的な質問には大臣がいて貰つた方がいいと思いますが、各條的な質問のときには必要がないと思います。
【次の発言】 七十一項ですが、有價證券市場における賣買取引という節ですが、子の市場での賣買取引の方法、第百八條に書いてございますが、賣買取引の種類及び期限、これは立案者の方ではどういう種類の賣買取引をやらせるという御趣旨なんですか。
【次の発言】 それでは清算取引の方式は認めない方針なんですか。
【次の発言】 證券取引委員會というのは大藏大臣の指揮監督を受けるのですか。
【次の発言】 それでは少しおかしいのですが、大體この法律を作る場合に、今の賣買取引の種類については相當はつきりし……

第2回国会 財政及び金融委員会 第14号(1948/03/30、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 證券業者ですね、いろいろな條件が第二十八條に掲げてありますが、こういう條件を整えて登録を要求する、證券取引委員會で審査して登録することになると思いまするけれども、その場合、財産状態とかいつたようなことはどういうことになつておりますか。どんな標準で認可……、認可というか、登録することになるわけなんですか。
【次の発言】 證券業協會の問題ですが、証券業者が、これはこの協會があるとすれば必ずそこへ加入しなければならん性質のものなんでございますか。
【次の発言】 もう一つ、第七十三條に今の點がちよつと書いてあると思うのですが、こういうような手續的なことが書いてありますけれども、証券業協會……

第2回国会 財政及び金融委員会 第15号(1948/03/31、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 證券取引委員會というのが非常に大きな權限をこの法律では持つことになるので、一遍證券取引委員の人にも出て貰つて今後の運營方針などについての大體の輪廓などはここではつきりきして貰いたいと思います。
【次の発言】 第四節に問題があるので、これは留保して置いて貰います。
【次の発言】 證券取引委員會というのは、この法律によりますと、非常に大きな權限を持つておりまして、いろいろなことについて殆んど最高の決定權を持つておるようであります。從つて委員の方にお伺いしたいのは、今度の新取引法による賣買取引の種類なんですが、まあ政府委員の方から聞いておりますと、レギユラー・ウエイの方法によつて行くと……

第2回国会 財政及び金融委員会 第16号(1948/04/01、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 四十億本をいつ迄に賣るつもりなんです。三月末までですか。
【次の発言】 私はちよつとこの問題から外れるかも知れませんが、今度の「新生」なんという政府の專賣品を、福引券を附けなければ賣れないといつたような、そういうべらぼうな価格に決めたことに、一つ大きな問題があると思うのです。私いつも思つておるのですが、財政法第三條の問題にも勿論関連いたしておることでありますが、それのみじやなくて、物価政策というものに非常に重要な意味を持つておるに拘わらず、物価の問題については國會に諮らないでいつも政府で独断的に決めてしまう、だからこういつたような失態が起ると思います。今後物価の決定の方針或いは原……

第2回国会 財政及び金融委員会 第40号(1948/06/21、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この第三條に関連してですが、「旧陸軍省、海軍省、軍需省の所管に属していた共通財産を讓渡し」、とありますが、終戦後どのようなふうに讓渡したかという調査はありますか。一覧表のようなものは…。
【次の発言】 そういうものは参考資料として一覧表を委員会に出して頂くわけには行きませんか。
【次の発言】 その説明は、例えば何坪の土地がどうなつておるという程度の説明ですか。総計的な説明ですか。
【次の発言】 総計的なものを聽いたつて仕方がない。もつと具体的なことを知りたいと思います。
【次の発言】 今急でなくてもいいですが、一應いろいろ問題があるようですから、我々も知つておきたいと思うので、詳……

第2回国会 財政及び金融委員会 第45号(1948/06/28、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 又同じ問題に帰りますが、米麦等の主食の報奨金などについてその他の農家所得と同一列に取扱つて課税することはよろしくない、何かこれに対しては軽減の方法を講じなければならんということだけは確立した原則なんですか。
【次の発言】 課税に不公平があるということはどういうことでございますか。
【次の発言】 さつきの問題の結論を得たいと思いますが、農家の主食供出に対する報奨金並びに超過供出金などに対してこれを課税の対象外に置くということはいろいろな関係からできないといたしまして、それならばこういうことはできないでしようか、早期供出の奨励金については、早期供出をした農家は数量が平均農家よりも少い……

第2回国会 財政及び金融委員会 第46号(1948/06/30、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この損害保險料率算出團体に関する法律案ですが、この提案理由の説明にもあつたのですが、業者が自治協定をやることは独占禁止法の違反になるので、併し自由競爭に委して置いたんでは困るというのでこの法律案を出したというのですが、この法律案そのものは大体業者の自治協定と同じじやないですか。その辺はどうなんですか。
【次の発言】 そうしますとアウトサイダーを認めることになれば、やつぱり自由競爭的なことになりますから、非常に僕は鵺的法律案じやないかと思うのですが……。
【次の発言】 併しアウトサイダーを認めるという建前の上に、実はアウトサイダーを認めないことになるのでしよう。運営上は……。

第2回国会 財政及び金融委員会 第47号(1948/07/01、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 連合國占領軍の管理下から解除された貴金属に関する法律案ですが、参考書が大分出ておりますが、皆法令や省令のようなものばかりであります。解除された貴金属の数量とか、そういうものをどういうふうに使つたか、それから埋める金属はどこからどういうふうにして獲得しつつあるか、する予定であるかといつたような説明を少しして頂きたい。
【次の発言】 解除を受けた種類については、これを民間に拂下げたわけでありますか。
【次の発言】 ちよつと分りかねます……。
【次の発言】 そうすると、こういうことですか。民間の工業用に使うために接收された金の拂下げを受けて、分量が減つた、その減つたのを政府が持つておる……

第2回国会 財政及び金融委員会 第48号(1948/07/02、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 軍事公債の利拂問題ですか。質問がなかつたら打切りにして下さい。どなたも発言ないのでありますから。

第2回国会 財政及び金融委員会 第51号(1948/07/05、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 議事進行について、もう時間も非常に迫りまして、而も予算案に附随する重要な法案を審議未了に終らすような危険もなきにしもあらずでありますが、これは非常に重大な結果を引起しますので、軍事公債利拂問題につきましては、質疑應答をこの程度に止めて、(「ノーノー」「賛成」と呼ぶ者あり)直ちに採決に入る動議を提出いたします。(「言論抑圧だ」と呼ぶ者あり)

第2回国会 水産委員会 第1号(1948/01/30、1期、日本社会党)【政府役職】

○國務大臣(波多野鼎君) 風邪をひいておりますので外套を着たまま失禮いたします。只今の御質問に対して御答弁申上げます。私も配給部面の統制も大事であるが、一番大事なことは生産の増強であると考えております。そこで私の今後やろうとしておる点について簡單に御説明申上げますと、先ず漁業の生産用の資材の配給を十分確保しなければならないということを痛切に感じておりますので、昨年の末十二月の二十四日と思いますが、閣議でリンク物資対策本部というものを閣内に作つて貰いまして、そうして安定本部の総務長官が対策本部長としてリンク物資の確保に全力を挙げるという態勢を整えて呉れまして、今その努力をいたしておる次第でありま……

第2回国会 予算委員会 第33号(1948/06/18、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 只今の私鉄、電話事業の一部拂下というようなことをおつしやいましたですが、このことはいろいろの方面で問題になつておると思いますが、拂下價格の問題ですな。これはどんなふうにお考えになつておられるのですか。
【次の発言】 もう一つ拂下の問題で、拂下を受ける側が一体資金を調達する見込があるのですか、これは非常に抽象的な話なのですが。

第2回国会 予算委員会 第41号(1948/07/04、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 二十三年度の一般会計並びに特別会計予算案につきまして、社会党の考え方を申述べます。  先ず第一に申上げたいことは、社会党といたしましては、この予算案に多くの不満を持つております。一つは物價を平均七〇%引上げるということを前提といたしましたこの予算案は、このインフレに対する対抗的な予算案ではなくして、インフレ追随的な予算案であるという点に不満を持つのであります。(「然り」と呼ぶ者あり)政府は中間安定ということを頻りに呼号いたしておりますが、この予算案を実行いたします結果は、恐らく中間安定すらも実現することができないのではないかと、(「ヒヤヒヤ」と呼ぶ者あり)私は危惧するのであります……

第3回国会 大蔵委員会 第4号(1948/11/17、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 公共企業体という概念を新らしく出してこられたのですが、この公共企業体というものはどういうふうに政府の方で解釈されておられますかお尋ねいたします。
【次の発言】 例えば電気事業のごときものは、今ま泥勿論國営ではありませんけれども、公共企業という概念にはいると思います。こういうものに対して今後政府が、これを公共企業体に変形するというような考えで以てやつておられるかどうかその点。
【次の発言】 先程國家目的のために云々という話かあつたんですが、國家目的のためということを言うならば、いろんな問題が出てくると思うのです。そういう点等について政府の方ではつきりした見解を纏めて御答弁を願いたい……

第3回国会 大蔵委員会 第5号(1948/11/29、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 專賣局及び印刷局特別会計の問題ですが、今でも專賣局といつておりますか、專賣廳といつておるのではないかと思いますが、印刷廳とはいわないかと思つていますが。  それからもう一つ、これは二つの特別会計が一本になつておりますが、どうもこの法案を見ると一本のように思うし、一本でないようにも思うのですが、法律案では印刷局の特別会計のことだけしか書いてないような氣がするが、この辺の説明を一つお願いいたします。  それから印刷廳の方の今年度の上半期の收支を見てみますと、七月から九月までの收入が予算に対して僅かに三〇%しかない、印刷局の收入がこんなに、大体五〇%あるべきなんだが、それが三〇%しかな……

第3回国会 大蔵委員会 第6号(1948/11/30、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 日本專賣公社法案につきまして、審議に入る前に一言申上げたいことがあります。日本專賣公社法案を政府が提出されまして、それ以後三回に亘つて正誤表なるものを我々に配られたのであります。この正誤表なるものを見ておりますと、單なる字句の誤まりの修正というものも多少含まれておりますが、その上にこの法案の精神並びに考え方、そういうものに触れたものを正誤表として配つておられます。特に甚だしいのは、第四頁にありますところの第六條第二項ですね。二項の鉱産税の後に、入場税、酒消費税を加えるという点、又第十二頁の第二十六條の、この前問題になつた労働基準法「第四十條の規定にかかわらず、」というあの四十条を……

第4回国会 大蔵委員会 第1号(1948/12/03、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 大藏委員会を今後進行するに当りまして、私若干の調査書類を政府に要求したいと思いますので、皆さんの方の御了解を得たいと思います。その一つは本年度の税收入に関する調査であります。それからもう一つは價格の問題に関する調査であります。税收入につきましては、こういう点の調査報告を出して貰いたいということを要望したい。即ち次に挙げる各種の税收入につきまして極く最近における実收額、それから本年度予算金額に対するその比率、第三は、未收金額の各種の税と申しますと、所得税、その中は源泉徴收分と申告納税分とに分けて所得税、それから法人税、酒税、物品税、取引高税、官業及び官業財産收入、それから價格差益納……

第4回国会 大蔵委員会 第2号(1948/12/04、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この前煙草の値上をするときに、配給品の煙草はもう絶対に値上しないということが一つの條件でもあつた。それから又配給品については値上をしないばかりでなしに、配給の本数を増すということは財政金融委員会で政府が言明しておつたのであります。そういう見込があるというようなことから自由品の煙草の値上ということを一應認めたというような経緯もあるので、今度益金が三十億も減收になるというこの欠を補うために配給品の値上をしようということを考えておるようでありますが、大体こんな欠が出るということはこの前各委員が口を揃えて言つたことなんです。ピースなんかも六十円にしたら必ず賣れないということも、財政金融委……

第4回国会 大蔵委員会 第8号(1948/12/21、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 第三十五條が野党の修正案に附加えたという説明があつたわけなんですが、その附加えた理由として、先程政府委員の説明では、まあこの法案を急いで通す必要上、從來の勤務時間が長かつたものを短かくして、俸給を計算してやり直すということができないことと、予算上の問題があるということを説明されたんですが、予算の問題についてこの第三十五條を拔きますと、どの位予算が膨脹することになるのですか。
【次の発言】 それから前の問題ですね、これをこの法案の全趣旨に照らしてやり直すと、時間がかかるというのはどれ程面倒なんですか。
【次の発言】 それからもう一つ第三十二條の施行の方法の問題ですが、一月、二月の分……

第4回国会 大蔵委員会 第9号(1948/12/22、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 復興金融金庫の問題につきましては、当委員会で小委員会を設けて、機構の改革その他の運営の改善などにつきまして調査研究をしておるのでありますが、この小委員会で明かになつたことは、関係各廳の間で復金の機構の改革の方針についていろいろ打合せをしておる、その打合せした結果或る程度の意見の一致を見たというものを我々報告を受けたわけであります。つまり復興金融金庫法の法律の改正によらないで、つまり事務規定の改革というようなところでやれる程度のものでありますが、とにかくその程度のものについて或る範囲内の問題では意見の一致を見たということを言つておる。ところがその後この改革の仕事が……、その程度の改……

第5回国会 議院運営委員会 第37号(1949/05/23、1期、日本社会党)

○委員外議員(波多野鼎君) 大藏委員の波多野であります。この鉄道の拂い下げの問題についての法案が出たということを、私共が知りましたのは一昨日の朝であります。一昨日の朝それを知りましたので、早速大藏委員会においてこの問題を取り上げてみたのです。要するに先程委員長が言われましたように、國有財産に関する問題であるが故に、当然大藏委員会の所管事項ではないかという議論が圧倒的、殆んど満場一致で、これは決定したことであります。そこで一昨日そういう決定に到達しまして、丁度櫻内委員長が公用でお留守でありましたので、委員長代理がこれを議長に申出でて、議長の手を通じて運営委員会に諮つて貰つて、そうして運輸委員会の……

第5回国会 大蔵委員会 第1号(1949/02/12、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 納税の問題は非常にまあ重大な問題になつておりまして、而も経済九原則によりまして、相当苛烈な徴税方法もとられておるように見受けます。問題は税の査定に当りまして、本当に公正な査定が行われておるかどうかというところに、問題の根本があるんじやないかと思いますので、これは各地の税務監督局と申しますか、こういうものを通じまして、われわれが実地に亘つて十分調査する必要がある。そうでないと納税の問題につきまして、現状の儘で放置して置きますと、相当重大な國家問題が起きる懸念が強いのであります。是非とも各方面に議員諸君が手分けをして、実地に亘つての調査を、この休会中にするのが妥当ではないかと存じます……

第5回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1949/06/08、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 シャウプ博士が税制の問題で勧告案を出すために來ておる。これは分りますが、この租税收入が予算の中心を占めておる現状では、税制の問題を取扱うことによつて予算全体の枠の変更が生ずることは必然のことと思います。從つてシャウプ・ミッションの勧告案も恐らく予算全体についての問題も出ると思います。で我々委員会のものとしてはその勧告案が出される前に、この委員会の意見なるものをその勧告案の中に反映させるということが必要なことなんで、先程木内君が言つたように、是非向う側はどう考えておるか。それから政府側としてはどのような資料を提供したかというようなことをはつきりさして貰いたい。そうでないと、我々何か……

第5回国会 大蔵委員会 第2号(1949/03/24、1期、日本社会党)【議会役職】

○理事(波多野鼎君) それでは大藏委員会を開きます。委員長が所用のため暫らく遅れますので、私が代理として委員長の席を汚します。  先ず最初にお諮りしたいことがございます。税務に関する小委員の中に川上嘉君を追加指名することについて御異議はございませんでしようか。
【次の発言】 それでは川上嘉君を追加指名いたします。  次に税務に関する一般調査のために派遣せられました議員の報告を聽くことにいたします。東北班の天田委員から一つ……。

第5回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1949/06/09、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この固定資産の再評價の問題について一つ見通し、この問題の基礎になつている物價の点ですが、これについての経團連のよく集まりがあつていろいろ意見が出ると思うのですが、將來の物價の見通しということに関連して、この再評價の問題というものは取上げなければならんと思うので、現在でも固定資産の再評價を早くやるべきだという意見の方が強いのですが、経團連では……。私から言うと、そういう意見はだんだん減つているのじやないかという氣がするのです。そこで特に問題は、固定資産の減價償却の問題だと思うのですが、帳簿價格の問題も勿論ありましようけれども、これはもうそう大したもんじやないのです。実際は減價償却の……

第5回国会 大蔵委員会 第6号(1949/03/30、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 仮にこの法律案が成立しなかつたとした場合に、どういうことになるのですか、どういう影響がどういう方面に及んで來るか、その点を一つ説明して下さい。
【次の発言】 今の問題に関連しておるのですが、播磨造船所に営團から造船の註文をして、船体は引取つたけれども代金は拂つてないというのですね。
【次の発言】 いつ頃引取つたのですか、船体を。何年頃。
【次の発言】 いや、播磨造船所について。
【次の発言】 設備営團の閉鎖機関に指定される前の業務について一應聞きたいのですが、それは今日出席の方で御説明願えますか。
【次の発言】 私が特に説明して頂きたいのは、契約によつて二十一年度末までに大体整理……

第5回国会 大蔵委員会 第7号(1949/03/31、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 ちよつとその点に関連して、賣拂うというのは工事請負人などに拂うというのですか。
【次の発言】 公團を廃止した後の從業員の身の振り方などにつきまして、成算は政府の方でお持ちですか、次官から……。三千人の從業員の失業問題が起ると思うのでありますが、これに対してどういう対策を講じておられるか、その点一つお伺いいたしたい。
【次の発言】 よろしいです。
【次の発言】 この貿易資金特別会計法の一部を改正する法律案の参考資料に貰つてありますものについて、若干御質問をしたいと思います。第一にこの貿易資金の現金受拂表というのがありますが、これを見ておりますと、外國貿易特別円資金特別会計からの繰入……

第5回国会 大蔵委員会 第8号(1949/04/01、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 政府委員の御答弁は少し食い違つておるのではないか、中西君の質問に対して、大体この財政法の改正を、二十四年度予算の編成と睨み合せて、ぎりぎりにやつて來た、つまり二十四年度の予算の、大体輪郭が分らなければ、財政法の改正の方針も決まらないという観念があるのではないか、そういう点もあるのではないか、二年間の経驗によつて云々ということ以外に、その点があるのではないか、その点を明かにして呉れというのではありませんか、答弁されたらいいでしよう。そういうことなんです、私もそれを聞きたい。
【次の発言】 それでは分らないんですよ。そうじやなくて今度の二十四年度の予算編成上、今までの財政法では都合が……

第5回国会 大蔵委員会 第14号(1949/04/18、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 ちよつと大藏大臣に、今のよその國のことを少し聽きたいのですが、イギリス、フランスなどでは大体双務協定とかいうものでやつておるらしいのだが、その双務協定の内容は、資金の運用方法についての大綱を決めて、例えば何%を國債の償還に、何%を産業資金とか、或いは全部を産業資金とかいつたようなふうの大綱を決めておるだけであつて、産業資金として決められた枠の中で個々の事業にどう投資するか、どう使うかというようなことについてまで一々双務協定で決めているのですか、どうですか。又日本においてどうなるのですか、その点……
【次の発言】 双務協定の一つの見本について説明を承わりましたが、その中ではイタリー……

第5回国会 大蔵委員会 第15号(1949/04/21、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 法案の方を見まして、第一條並びに第三條、米國対日援助の見返りの金資金というもの、それから第三條の第二項の米國対日援助物資のアメリカ合衆國通貨による價額を大藏省令で定める換算率により日本國通貨に換算した價額、これに関連してですが、私もよく分らない点が大分ある。一つの仮説と申しますか、仮にこういう場合のことを考えて見たら問題の焦点が出て來るのじやないかと思うのは、米國の対日援助資金というものは言うまでもなくアメリカの國会で幾ら幾ら……四億なら四億、五億なら五億というふうに予算の面においてはつきり金額で決められておるに違いない。ところでその金額で以て輸入される品物は、例えば船便の都合だ……

第5回国会 大蔵委員会 第16号(1949/04/22、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 ちよつと條文について説明を聽きたいのですが、第四條ですね。これがまあ運用の中心になる條文ですが、ここで「國債に運用し」ということ、それから「國債の償還に関する費途に使用し、」、ということ、償還に関する費途というようなことと、國債の運用ということと、どうなふうな区別がありますか。先ず説明を聽きたい。
【次の発言】 そうすると國債の運用に使用しということは、いわゆるマーケット・オペレーションとなるのですね。
【次の発言】 後の方は償還の場合で、そうすると「國債の償還に関する費途に使用し」ということはどういうことですか。「國債の償還に使用し」と言つては間違いなんですか。

第5回国会 大蔵委員会 第18号(1949/04/25、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この法律案に関連して、以前から問題になつておる政府の支拂遅延の問題、これは不正手段による支拂請求の防止なんですが、適正な手段による支拂請求に應ずるという義務が政府の方にあるのですが、その問題で相当財界方面でも困つておるようですけれども、支拂遅延の解消というものはもう済んだのですか、どうなんですか。相当政府の方で手を打つということも言つておつたのですが、どのくらい手が打たれたのですか。
【次の発言】 終戰処理費の方で、工事の請負なんかした場合に概算拂いということをやることになつていたのですが、あれは今までやつておるのですか。

第5回国会 大蔵委員会 第20号(1949/04/27、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 有價証券の処分の調整等に関する法律の一部を改正する法律案ですが、これと直接関係ないかも知らんのだけれども、この第十四條には「株主名簿に記載された株主で五千株以上の株式を有するものにつき、」云々住所氏名を届け出るというやつですが、これに関連して最近讓渡所得を捕捉する方法であろうかと思うのでありますが、一千株以上の株式の異動について報告を集めておるという話を聞くのですが、これは事実なんでしようか。どうなんでしようか。
【次の発言】 ここの第十四條に記載してあるのはこれは閉鎖機関の株式なんでしようか。五千株以上云々というのは……。

第5回国会 大蔵委員会 第21号(1949/04/28、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 これは今までの恩給金庫と庶民金庫と両方併せたことになると思うのですが、庶民金庫のやつておつたような事務もやるのですか。
【次の発言】 公庫の資本金十三億円とせられておりますが、債券発行はできますか、できませんか。
【次の発言】 十三億円くらいじや小口の生産資金の貸付と言つてもしようがない。恩給金庫のやつておつたような恩給証書を担保にする貸付金でもあれば、多少生活資金の方にはなるかも知れないけれども、それが止めになると、意味が非常に薄いような氣がしますが、どうなんですか。
【次の発言】 中小企業に対する金融が非常に逼迫しておる関係上、中小企業に対する特別の金融機関を作つて呉れという……

第5回国会 大蔵委員会 第23号(1949/05/07、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 もうどなたか御質問になつた点と重複するかも知れませんけれども、先般大藏委員会から横浜税関を視察した場合に私も加りまして、横浜税関を見て來たのですが、この輸出入の総額のうち、輸出においても二九%、輸入においても二八%という大量の貿易をやつておる横浜の税関が非常にお粗末の上に山の上にできておる。特に監視部などが使うべき船なんというものは我々が港内をちよつと一時間ばかり乘つたんですが、その間に二度も故障を起しておる。そうして非常に貧弱なものです。或いは又監査部といいますか、監査部の試驗所、試驗をやる設備なんというものは非常に貧弱なもので、あれでは科学的な檢査はできないと思われるようなバ……

第5回国会 大蔵委員会 第24号(1949/05/10、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この頃配給の塩が惡いのですが、にがりが殆んど取れていない。あれなどは輸入塩だろうと思うけれども、内地で製造するものについては第十四條の第三項ですか、「公社は、製造者の納付する塩又はにがりの品質が著しく粗惡な場合は、更に必要な処理をした上納付するよう指示することができる。」こういうことになつておるのだが、輸入塩でこういうような品質の惡いものについては、何も規定がないのです。そのためにかどうか知らんけれども、とにかく調理に使えないというような塩ばかり配給しておる。こんなこつちやならんと思う。
【次の発言】 今政府委員は、中には惡いものがあるように言われるけれども、そうじやないのです。……

第5回国会 大蔵委員会 第25号(1949/05/12、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 專賣公社法の一部改正案ですが、この審議会のメンバーを八人に殖やして、葉煙草の耕作者以外の者を中に入れられるというやつですね、これはこの前の委員会で始終問題になつていたことなのです。委員会では葉煙草の耕作者だけを入れるというのは不公平ではないかという意見がいつも出ていた。そういう点を入れただけなのですか。それとも外に何かありますか。
【次の発言】 現在の日本銀行の理事ですね。あれは理事会というものを構成してやつていると思うのですが、この理事会なるものが存続すると、この政策委員会とはどういう関係になりますか。
【次の発言】 実際この政策委員会だけを、ぽこんとここに挾み込んだために從來……

第5回国会 大蔵委員会 第26号(1949/05/13、1期、日本社会党)【議会役職】

○理事(波多野鼎君) 次に産別会議幹事兼保健部長吉田秀夫君。
【次の発言】 ちよつと皆さんにお諮りして置きたい点ですが、横浜の國立病院の看護婦さんの梁瀬さんが先程の公述におきまして、今年の四月國立病院が特別会計になれば、治療費ですか、入院費ですか、一割を上げることの通告を受けて、治療費を一割すでに上げて、実行しておるということを公述の中に言つておられましたので、そういう通告が厚生省からどういう形で正式に言つて來られたかどうかということを実は知りたいのです。これはどこへ頼んだらいいのですか。梁瀬さんの方へ頼んだらいいか、或いは厚生省の方に頼んだら……。委員会として正式に公述人に材料を出して頂くよ……

第5回国会 大蔵委員会 第28号(1949/05/16、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 日本銀行総裁に若干の点を御質問いたしまして、日本銀行総裁としては今度の改正法律案の二、三の点につきましてどういう御見解を持つておいでになるかということを確めて置きたいと思うのであります。この日本銀行法の一部を改正する法律案の、今お話に出ました政策委員会だけ、この規定だけを從來の日本銀行法の中に挿入されることになつております。そうしてその他の條項については、從來の日本銀行法そのままを生かしております。その結果としまして、ちよつと水に油が交つたような法律の構成になつてしまつておると思うのです。而もこの審議会の規定だけをこのまま挿入いたしますと、この法律の運用の上においても非常に支障が……

第5回国会 大蔵委員会 第29号(1949/05/17、1期、日本社会党)【議会役職】

○理事(波多野鼎君) 午前に引続きまして委員会を開きます。  先ず最初に酒類配給公團法の一部を改正する法律案の御審議を願うことにいたしまして、提出理由の説明を聽きます。
【次の発言】 では次に「地方自治法第百五十六條第四項の規定に基き、税関出張所、税関支署出張所及び税関支署監視署の増設に関し國会の承認を求めるの件」について提案理由の御説明を願います。
【次の発言】 貸金業等の取締に関する法律案の提案理由の御説明を願います。
【次の発言】 先ず酒類配給公團法の一部を改正する法律案、これは予備審査でありますが、これについての質疑をお願いいたします。尚他の法案について、例えば專賣関係の法律案について……

第5回国会 大蔵委員会 第30号(1949/05/18、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 まだしよう惱のことは一つもやつておらん。

第5回国会 大蔵委員会 第31号(1949/05/19、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 政府側の見解をもつと質さなければならん点があるので、質してみた結果、この修正案の意向と同じならやる必要はない、非常に違つておるとなつたときに出すのですから、今御参考のために腹案だけを刷つて皆さんのお手許に渡しておるわけですから、もつと質問をやつてみないと確定的なものはできないと思います。
【次の発言】 貸金業等の取締に関する法律案の対象となつておるのは、今年の三月この委員会において私が問題にしました例の日掛貯金に類した営業であろうと思うのでありますが、この法案によりましては、あのような日掛貯金の営業ですね、これについて相当調査をなされた結果こういうものが出されたと思うのですが、当……

第5回国会 大蔵委員会 第32号(1949/05/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 まだ何も言うて來ないのですか。
【次の発言】 まだ大藏省設置法案は審議しないわけですか。
【次の発言】 どうせ我々の方もそのときに質問を出して……
【次の発言】 ありますよ。一時間も聽けば分りますから。
【次の発言】 向うで開いて貰いますとね……
【次の発言】 厚生省の医務局長が四月四日附で國立病院における診療費の取扱いについてという通牒を厚生省出張所長及び國立病院長に宛てて出しております。今年の四月四日。この通牒を見ますと、その意味するところは最後の一節にあると思いますが、それを読上げてみますと、從來実施していた入院料その他の診療費の割引は爾今これをなさないにつき、そういう意味……

第5回国会 大蔵委員会 第34号(1949/05/23、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 ちよつと今の説明に関連しまして、中小企業等協同組合法案が修正されたことは私も新聞でちよつと見ましたが、主としてこの金融事業に関連のある面、例えば総代会とか総会といつたようなものをやるのに市街地信用組合が非常に困るという話があつたが、そういう点について重要な点だけ簡單にお説明願いたい。
【次の発言】 この前商工委員代と合同審査のときに問題にした点なんですが、信用協同組合の員外利用の点ですね。組合員外に対して門戸を開くという、これは無制限に開くということになつておつたと思いますが、その点は何ら修正を加えなかつたのですか。
【次の発言】 政府は今年度國立病院の特別会計に対しまして、二五……

第5回国会 大蔵委員会 第35号(1949/05/31、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 陪審式というのは、この言葉から我々が受取る感じは、試驗官がおり、受驗者がおり、そうして誰かが陪席しておるという観念ですがね。誰かが陪席しておる。第三者が陪席しておる。これは文字から來る感じですが、それなら意味が分る。併し今の御説明を聞いておると、從來我々が観念しておる口頭試驗に外ならん。口頭試驗以外に何ら変つたところがない。ですから口頭試問とか口頭試驗というふうにされた方がはつきりすると私は思うのです。誰か第三者が陪席しておつて、裁判官のように判定するというならこれは話が分るのですし、その方がよいと思う。実際はそうでないとすれば、陪審式という言葉を使うことはおかしい。

第5回国会 予算委員会 第5号(1949/04/06、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 予算は衆議院に先に出すべきじやないですか。

第5回国会 予算委員会 第6号(1949/04/07、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 議事進行についてでありますが、主税局長から細かい数字の説明を聽いてみても、大した私個人としては意味はないと思う。
【次の発言】 主計局長の説明の中で二、三質問いたしたいと思います。一つは所得の算定方法についてですが、雇傭の増加、給與の上昇等を勘案して源泉徴收分五五%増、昨年に比べて五五%増ということに推計したというのですが、一方においては百四十万、百五十万の失業者が出るということを政府ははつきり言つている。そう言いながら雇傭の増加というのは一体どういう考え方で出ているのか。それから給與の上昇というが、これは二十三年度の年間平均給與に比較して二十四年度分の平均給與が多少上るという、……

第5回国会 予算委員会 第7号(1949/04/08、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 分科会でやろう、詳しいことは……。
【次の発言】 商工大臣に五、六点質問したい点があるのでありますが、第一にこの予算の説明に当りまして、商工省の方の生産計画というものがはつきり出ておらないために、我々審議する場合に非常に困るのです。それで是非早く生産計画を出して頂きたいと思うのです。まだ出ていませんから大まかな点だけを質問いたしますが、二十四年度におきましては、鉱工業生産の大体三〇%の増産を図るというようなことが傳えられておりますが、これは確かなのですか、どうですか。
【次の発言】 鉱工業生産で大体三〇%の増加を図ると申しますと、相当多額の資金の必要があると思うのでありますが、設……

第5回国会 予算委員会 第8号(1949/04/09、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 それでは、大藏大臣に若干の質問をいたします。  先ず第一に、最初にお伺いしたいことは、大藏大臣は今度の予算はデフレーション政策に立脚する予算じやなくて、いわばディスインフレーションになるような予算なのだというようなことを、いろいろな機会に言つておられますが、そう主張される根拠を一つお伺いいたしたいのです。
【次の発言】 見返資金の問題が出ましたが、千七百五十億円の対日援助物資を、これは賣却しなければ、これだけの資金が出て來ないと思うのですが、賣却する過程において、すでに民間からの資金を吸收するのじやないか、それから又千七百五十億円の資金ができて、これが民間に散布される時期は相当遅……

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/11、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 鉄道運賃と現在の船の運賃との簡単な比較はできませんですか、どのくらいになつておるか、例えば一定距離の間、鉄道で運ぶ場合の運賃と、船で運ぶところの運賃との比率はどれくらいになつているかということと、もう一つ船舶運営会とどういう関係に或るか、この二点です。
【次の発言】 預貯金の増が千五百億乃至千七百億というお見込みですが。
【次の発言】 今年度の実績はどんなものでしようか。
【次の発言】 もう一つ直接投資は四百億ですが今年はどんなものでしようか。
【次の発言】 千金良さんのお考えでは、これはどう行けばバランスがあつて日銀券の増発ということが起らない見通しなんですか。

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/15、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 暫らく休憩したらどうですか、答弁材料を用意するまで休憩の動議を出します。
【次の発言】 安定本部長官に次の点を質問いたします。予算委員会が開かれまして当初におきまして、私は今年度の予算の性格から見て、日本の金融界及び産業界は相当大きな打撃を食らう危険がある。これに対する対策を我我は考えなければならない。これが予算を審議する一つの前提になる。そこで二十四年度の総合資金計画と、それから二十四年度の生産計画、これは見合いながら審議する必要があるから、是非ともその資料を出して頂きたいということを最初から要求しておつた。昨日の予算委員会におきまして、安定委員会の方で出されたというその生産計……

第5回国会 予算委員会 第14号(1949/04/16、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 價格調整費のことが話に出たからついでに聞いて置きますのは、鉛、亞鉛、アルミニユウム等の生産数量は発表されませんが、これに対する價格補給金は廃止するということが、この備考に書いてあるわけなんであつて、そういたしますと生産された鉛、亞鉛、アルミニユームというものはどういうことになるのですか。この表から見ると全部が輸出品になるというふうに推測されるのですが、その点はどうなるのですか。その一点だけ聞いて置きます。
【次の発言】 農林大臣の説明だと補正予算が組まれる見通しがある、その一つの理由として六月に行政整理が行われるということが一つの理由に挙げられておりますが、大藏大臣の説明では、こ……

第5回国会 予算委員会 第15号(1949/04/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 予算第一分科会におきまして各派共同の修正案を提案いたしまして、第一分科会においては多数を以て可決されたのでありますが、この予算委員会におきましてはその点の説明をする機会がありませんでしたので、その機会を得まして概略この修正案の意味内容を御説明申上げて皆さんの御賛同を得たいと思うのであります。  今年度の予算につきましてはいろいろ見方もあり、又いろいろの御意見もありますが、縮めて申しまして私は次の三点において非常に大きな欠陷を持つておるものと考えるのであります。  一つは、今年度の予算の歳入見積りが過大に過ぎるという点であります。政府は今年度の國民所得を非常に大きく見まして、これに……

第5回国会 労働委員会 第16号(1949/05/18、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 第一條がまだあるかも知れません。

第6回国会 経済安定委員会 第3号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○委員外議員(波多野鼎君) 大蔵大臣に一つ質問しておきたいのは第五十四條に、通産大臣が貨物の輸出又は輸入に関し、税関長を指揮監督するとある。税関長の指揮監督は大蔵大臣のやつておるところと思いますが、この通産大臣が更に横合いから出て来て税関長を指揮監督するということになると、その辺の調整はどんなふうに考えておられますか。
【次の発言】 その問題ですが、税関長に関する税関の事務が非常に複雑になつていると、いろいろな官庁が横合いから出て來ておるために、税関の事務が非常に複雑になつて来てそれをできるだけ簡素化するというのが今日の要求であろうと思うのですが、そこへ持つて来て又こういう問題が出て来ますと、……

第6回国会 大蔵委員会 第2号(1949/10/29、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 先程お話が出ました煙草の民営の問題ですが、これは日本の今後の経済の在り方を決定する非常に大きな問題で、單に煙草の問題だけではないと思うので、我々も非常な関心を持つてその成行きを見ておるわけであります。それについて今政務次官の御答弁の中に、專売事業の協議会とかいうものの答申を持つておるというようなお話でありましたが、ここで專売協議会と申しますか、審議会と申しますか、それの性格を一つはつきりお話を願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますとこの協議会の正式な名前は何ですか、專売事業協議会というのですか。
【次の発言】 そうすると、行政機関でないとおつしやると、これの答申というもの……

第6回国会 大蔵委員会 第4号(1949/11/11、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 今の食糧配給公団の問題ですが、これはあの配給公団ができるときの経緯から考えても、特別に扱う必要があると思うのです。あれができるときに、職員の能率が悪いとか、事務に適しないものとかいう者が来ては困る。それでやはり熟達した従来のそういう方面に携わつた人が是非来て貰わなければ国民生活の上に大きな影響があるからというので、従来のいわゆる米屋さんのような人を入れたわけなので、その場合に給與の点についても、たから特別に考える。無理にそういう人を来て貰うのだから特別に考えるという経緯があつて、今の規定ができておると思う。だから外の公団の場合と同じに取扱うということは、今言われた給與の権衡の問題……

第6回国会 大蔵委員会 第5号(1949/11/14、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 第十二條の修正の問題につきましては、我が党の森下委員も一つ意見を持つておりまして、修正意見を出すことをこの前もこの委員会で申しておりましたが、今日は彈劾裁判所の方の予備員としてどうしても出掛けなければならない用事がありまして席を外しておりますが、恐らく時間が掛りますので、この委員会が終るまでには帰つて来れないと思うので、この点につきましては、次回まで留保を一つお願いして置きまして、森下君からも修正意見が出ると思いますから、それを一つお取上げを願います。
【次の発言】 この法案ですが、大体本来は国が販売目的で取得した物品云云という、販売を目的で取得した物品云々の場合にこの法案の趣旨……

第6回国会 大蔵委員会 第6号(1949/11/18、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 所得税の問題ですが、これについては質問を留保いたして、いろいろの材料が勿論あると思うんですがね、資料があればそれを出して頂いて、我々も研究した上で質問したいと思うんですが、委員長の方から要求をしておいて頂きたいと思います。
【次の発言】 前国会の場合に、衆議院の方に提出した資料で参議院の方に提出しなかつたのが大分あつて、あとからやかましく言つて出したことがあるので、そういう点手落ちなく、向うへ出されたものは全部こちらへ出して頂くようにお願いをいたしておきます。
【次の発言】 この問題は、同胞引揚の特別委員会の方で、何かこの問題について修正案のようなものを作つて関係方面と折衝してお……

第6回国会 大蔵委員会 第7号(1949/11/21、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 ちよつと質問しますが、第二項の「第三條第二項を次のように改める」というその2のところなんですが、「特に担保を提供させることが必要でないと認めるとき、又は利息を附することが適当でないと認めるとき」、これは具体的にはどのような場合なんですか。
【次の発言】 今言われたような場合に例えば油がタンカーからタンクに入つたとすすとどこに、民間側が持つて行くか政府が引継いだのか分らんという場合に、災害でも起きたらどうなるのですか。
【次の発言】 そういう今のような場合の契約上の慣行というものは多分あると思うのです。慣行がそうだとすると、その慣行を尊重しながら国の代金の取立の方法というものは、そ……

第6回国会 大蔵委員会 第8号(1949/11/22、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 先程の御説明でこの年内に、この年を越すのに非常に苦労されておる、一月一日から実施になれば年を越すのに苦労されるということはよく分りましたが、この年内に売らなければ今年の製品は来年の暮まで持たなければならん、こう説明なさいましたが、その点はちよつと理解しかねるのですが……
【次の発言】 それは来年になれば柄も変り、いろいろ趣向も変つて来るということも分りますが、一ケ月延びることによつて一年以上滞貨をそのまま抱きかえなければならないという理由がどうもはつきりしないのですが…
【次の発言】 一ケ月の違いがそういう大きな影響を及ぼすということがどうも納得できないのですが、十二月一日からや……

第6回国会 大蔵委員会 第9号(1949/11/24、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 第三十四條の第二項に「大蔵大臣は、前項の規定により予算の提出を受けたときは、これを検討して必要な調整を行い、閣議の決定を経なければならない」というこの「必要な」というのはどう意味ですか。
【次の発言】 大体專売公社というものは一つの公共企業体であると僕は思います。出資は全額政府が出資しておるけれども、公社自体は企業体として動かなければならないものじやないか、独立採算制というようなことも、その企業体ということに関連して問題となる点だと思います。そこで必要な調整を行うという場合、何が必要であるのか、ということは、この公社が企業体として活動できるに必要な、そういう見地から考うべきもので……

第6回国会 大蔵委員会 第11号(1949/11/28、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 来て貰つた方がいいです。農林大臣に……
【次の発言】 この法律案については何度も審議をいたしましたが、一番大きく引つかかつている問題は、この法律案の中には健康保險料金の支拂の問題とか、或いは又供米代金その他の支拂の問題とか、そういうものも含まれているということははつきりいたしましたが、併しそういうものが含まれると、差当り今出している補正予算にも或る程度の修正を加えなければならんというような意見が出ておりまして、政府側においてその問題について責任のある回答と申しますか、意見を出して頂かないと、審議が進まんというところに来ているわけです。そこで私がこういう点をはつきりして貰いたいと思……

第6回国会 大蔵委員会 第12号(1949/11/29、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 日本專売公社法につきましては、公社の従業員の問題に関しまして、この法律では保護が十分でないと思うので、そういう点について修正案を出すべく準備いたしておりましたけれども、関係方面からのことがありまして、十分目的を達することができなかつたのは非常に残念に思いますが、この法律の運用におきまして、政府の側では十分従業員の福祉増進に注意するように、公社を指導して頂きたい。こういう希望を述べて賛成いたします。
【次の発言】 最初に資料を要求したいのですが、第一は、行政管理庁の管理報告、それから第二は、東京経済調査庁の調査報告、薪炭需給特別会計に関する……。この二つを至急出して貰うように委員長……

第6回国会 大蔵委員会 第15号(1949/12/02、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 今いいということは大蔵大臣に対する質問はないということじやありませんよ。それを誤解しないようにして下さい。
【次の発言】 今の問題に関連して私質問しておきたいのですが、五十四億何千万円の繰入れをする、繰入れられた五十四億何千万円がこの特別会計の清算事務にどういうふうに使われるか。それから尚その上に赤字が出るのか出ないのか。そういう一応の計画があるはずだと思うのでありますが、そいつを出されたら今の質問には十分答えられると思うのですが、どういう順序でどういうところから入つたか、大体五十億入れても赤字が出るのか出ないのか、或いは債権債務の相殺をやつて行けば五十億になるかも知れないし、い……

第6回国会 大蔵委員会 第16号(1949/12/03、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この百七十億円ですか一般会計から繰入れるのは、食糧特別会計の実際運転資金なんでしよう。運転資金に不足じやないのですか。
【次の発言】 その手持の食糧を売拂えば回收できるのですね。
【次の発言】 直ぐできるのですか回收が。
【次の発言】 今の森下君の話の通りであるとすれば、税金からこういうものを持出すということは僕等はどうも賛成しがたい。すぐ回收できるのだ、手持ちの食糧を売拂いさえすればすぐ回收する。赤字でも何でもない。こういうのを税金の方から持つて行こう……。金融操作でいいじやないか。税金で取上げたものならもつと外に有効な使い途がある筈で、そういう面を削減しておいて、こういういわ……

第6回国会 予算委員会 第1号(1949/11/16、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 先程の木村委員の要求された資料に関連してですが、価格調整費を廃止したために何%ずつか上げて行つたのだと思うのです、価格を。その基礎になつておる資料を出して頂きたい。こういう理由で何%上げた。例えば五%上げた、その商品の生産額その他を対照しながら材料を作つて頂きたい。
【次の発言】 物価庁から貰つてもいいです。
【次の発言】 補正予算案の審議のやり方をどういうふうにやりますか。分科会を設けるというようなことはやりますか。
【次の発言】 それから公聽会の問題とかいろいろありますから……。

第7回国会 大蔵委員会 第2号(1949/12/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この決議案につきましては、いろいろ問題があるのじやないかと思うので、それで海外残留者の留守家族に対しましては、我々同情する点については人後に落ちる者じやありませんけれども、この決議案の取扱い方について考えなければならんという点が少しあるのじやないかと思いますが、一つは、当然にこの予算的な措置を、これは背後に持つておるものなので、こういう決議の、仮に決議しつぱなしにならないけれども、そういうふうな扱い方ができないで、決議すれば是非これを貫徹するという心組でなければ決議はやれない筈なんで、そうしますと予算的措置を含んでおりますので、これは衆議院の方が先に先議すべき筋合のものじやないか……

第7回国会 大蔵委員会 第33号(1950/03/30、1期、日本社会党)【議会役職】

○理事(波多野鼎君) 速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 今の問題は相当重大だと思うのですが、これは二割以上所得が減ずるという場合には更正決定があるというのですが、更正決定は前年度まりも少くても認めるというのでありますけれども、その調査なんかも大変でしよう。だから恐らく法律の成文によつて、大体前年度の所得を持つて行かなければ、金額を記入して持つて行かなければ、受付けんのではないか、そうしますと仮に前年度の三分の一くらいの所得になつている場合でも、恐らくそういうことが起きると思う。そうすると最初の第一期の申告納税……

第7回国会 大蔵委員会 第34号(1950/03/31、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 政府委員の説明が不十分です。ほぼ内容が同じだと言つてみたり、全く同じだと言つてみたりするから誤解が起るので、この前の不成立に終つた特別会計法、これを一遍調べて見たら分るので、その辺曖昧な返事をしては駄目だな。
【次の発言】 そこでやはり米倉さんが問題にされておつたのは、相当重大だと思うので、これはこの前補正予算を審議する場合に予想しておつた法案と、技術上の点においても多少違うところがあるとすれば、その補正予算において通過した予算を、そのまま使えるかどうかということは疑問だと思うのですね。その辺の法理的な解釈はどうなんですか。

第7回国会 大蔵委員会 第36号(1950/04/05、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 旧軍港市転換について一二提案者に御質問したいのですが、旧軍港都市が戰争後非常な困難な地位におつて、是非とも平和的産業都市として再生したいという希望を持つておられることは十分了解ができますし、そういうようなふうに取扱つて上げることに私は賛成なんですが、ただこの法律について若干疑問に思う点があるので、それは大体こういうような話をよく聞くのですが、即ち旧軍港都市の或るものにおいては、すでに軍用財産を民間の会社に拂下げたとか、民間会社がまあ借受けいてるわけなんだが、今日のような経済界の情勢のためにその買受代金の支拂に困つておるという事情があつて、そういう困難な事情を打開するためにこの法律……

第7回国会 大蔵委員会 第37号(1950/04/06、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 私も、天田君の後について少し述べさして頂きたいのであります。賛成でありますが、賛成するについての意見を申上げます。軍港都市が産業都市に転換するという熱烈な希望を持つておられること、これはもう十分よく分る。その際に旧軍用財産の拂下を受ける、これもよく分る、ただその場合に、医療施設その他の社会施設に拂下げる場合においては、五割以内において減額した額、そうして営利会社に拂下げる場合には、その減額はないが、十年以内の延納の特約をすることができるという規定なんでありますが、これは、日本の国有財産の価格体系と申しまするか、この価格体系を壊さないようにこの点は運用して貰わなければならんと思うの……

第7回国会 大蔵委員会 第39号(1950/04/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 資産再評価法案についてですが、この法律案が狙つておつた趣旨が、日本の経済界のこのデフレ的な傾向が強くなつて来るに従つて、最初にこの法律案が問題になつたときと情勢が非常に違つて来ておると思うのですが、そういう点について最初に考えておつたものとどういう点で変つておるのか、その点が一つ。  又効果はどういうところを狙つておるのか、今一つお話を願いたい。
【次の発言】 そこでこの法律は再評価を強制するわけじやないということは何だが、一般の会社或いは法人ですが、こういう側の受ける印象、或いは又この法律ができたことによつて再評価したいと考えておるもの、再評価しないで置こうと考えておるもの、い……

第7回国会 大蔵委員会 第40号(1950/04/21、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 昨日も少し質問したのですが、外人の所得税特別措置の問題ですが、これは措置法の一部を改正する法律案の第三條ですね。これについてですが、一般的な問題として、どうも独立国になろうとしている我々の感じから言うと、外国人だから日本の税法の一部を軽減して適用するという特別優遇的な扱い方をするということは、日本国民として甚だ不満です。外資導入という問題も勿論あるだろうけれども、それ程までして外資導入しなければならんかという気持も非常に強いのです。我々は……。かの明治時代を顧みるまでもなく、例の治外法権だとか、関税自主権の問題などをめぐつて、相当長い間苦労して来た歴史もあるし、こんなものを作つて……

第7回国会 大蔵委員会 第41号(1950/04/25、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 今の配炭公団の問題ですが、これに関連してもう少し資料が欲しいのですがね。例えば今の説明からでも分るように、売掛金の回収が未収だというものも大分あるようですが、どういう先の売掛金の回収が未収であるのか、又現在未拂の手形になつておるものはどういうところに対して未拂手形になつておるか、そういつたような細かい計数を一つ出して貰わないと、どうもこれは話にならないのですが……。尚配炭公団の方から、もう少しいい資料を出さなくちや、これはちよつと考えられないな。結果だけはここに出ておる。この結果の尻拭いを委員会でやれというだけでは、これではどうにもならない。配炭公団から何か出ないですか。

第7回国会 大蔵委員会 第42号(1950/04/26、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 ちよつと今出ておる資料について御説明を聴きたいのでありますが、配炭公団の成立から解散に至る経緯というものは後にくつついている資料ですね。「出炭及び貯炭高推移表」、これの貯炭高というところの港頭、市場、これはどういうことになるのだか、一番新らしい昭和二十四年の八月の数字で一つ御説明して下さい。
【次の発言】 そこでこの出炭表をずつと月別に推移を見て来ますと、先ず炭鉱業者の面から言うと、二十四年に入つてから特に顕著に掘り出しただけの炭を直ぐさま公団に売るという傾向がはつきり見えておりますね。その前は山元貯炭の方が相当の分量があつたのだが、二十四年の一月以降になると掘り出せば掘り出した……

第7回国会 大蔵委員会 第44号(1950/04/28、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 それでは請願及び陳情小委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。  先ず物品税、消費税、揮発油税に関するものを一括して申上げます。請願第一三四三号は光学機用ケース、請願第一四六二号、同じく第一五五九号は室内装飾用品中窓掛、卓子掛、椅子掛等、請願第一五五一号はガス器具、請願第一五五二号は照明器具について、それぞれ物品税を軽減されたいという趣旨であります。又請願第一六八六号は陶磁器、陳情第二〇三号は漆器についてそれぞれ物品税の免税点を引上げられたいという趣旨であります。請願第一二九一号は白下糖の消費税を撤廃されたいという趣旨であります。請願第一一二三号外十三件は揮発油税を……

第7回国会 大蔵委員会 第45号(1950/04/29、1期、日本社会党)【議会役職】

○理事(波多野鼎君) 外に御質問ありませんですが。
【次の発言】 ちよつと僕から聞きますが、六十億ばかり国家が賠償をしなければならんというのですか。
【次の発言】 ちよつとその点で……これは支出の場合だけをやつているのですが、規定しているのだが、納税者から取過ぎたという場合は考えていないのですか。
【次の発言】 それから表題を見てみると、予算執行職員とかあるので、だから予算上の歳入を取立てる場合についても適用があるのかと思つたのですが、第一條を見てみるとそうじやないのですね。支出の面だけですね。ただこれは問題ですから、二重に取立てる場合もありますし、租税を……非常に何といいますか、過大に所得を……

第7回国会 大蔵委員会 第46号(1950/05/01、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 討論じやありませんがね。修正が出ていましよう。
【次の発言】 それに関連して、四年の五月頃に安定本部で出したという指令の詳しいことを一つ本文を見せて下さい。
【次の発言】 毎月の荷渡高、この数字を聞きましたが、同じ月の回收高を……
【次の発言】 今の荷渡高と回收高の数字を大体申しますと、百九十億という数字は昨年の四月以前にできた数字ですね。
【次の発言】 だからこの百九十億という未回收分ができたのは、もうすでに四月にも百九十億という未回收分ができておるとりことなんですね。
【次の発言】 そうしますと甚だおかしいのです。五月か、四月か何かに、資源庁から石炭を渡す場合に、代金の回收の……

第7回国会 大蔵委員会 第47号(1950/05/02、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 私はこの法案に反対いたします。大体法案審議の過程においていろいろ損失が出て来たプロセスを研究いたしましたけれども、どうもはつきりしない。これ以上続けて参りますれば、又二ヶ月も三ヶ月も掛らなければ結論が出ないくらいに複雑怪奇なんです。その複雑怪奇な原因によつて生じた負担を国民の血税によつて補うということはどうしても我々は忍びない。この法案が通らなければ利子負担が又それだけ嵩んで、それが国民の負担になるということもあります。その利子負担がどれだけになるか、それは清算事務にする人達がどれだけの熱心さを以て未回收分の回收に当るかどうかということにかかつておりますけれどもそれは別として、と……

第7回国会 地方行政委員会 第34号(1950/04/21、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 最初に地方税で、地方に独立の財源を與えることによつて、地方財政の基礎を培かうという考え方そのものにはもう異存ありませんが、日本の地方自治体というものの発達した過程から考えて、それに応じたような税体系を作つて行くことによつて、徐々に地方財政の確立を図るということをやらないと、却つて混乱を生ずると思うのです。ところで今度の地方税法案を見ておりますと、これに流れている全体の考え方というのが少し行き過ぎておると思うのですね。これは、行き過ぎておると思う点はこういうところにあるのです。日本の自治体が非常な封建的な枠の中でずつと窒息状態に進んで来ておるのに、急激に税法の上では自治体を独立的な……

第7回国会 地方行政委員会 第35号(1950/04/22、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 関連して質問したいのですが、今のお話を聞いておると昨日から問題になつておる附加価値という意味が、非常に或る場合には本当に国民経済に対して価値を生産したという意味に附加価値税というものをとりますし、又今の説明の中にも或る場合にはそうじやなくて收入と支出の差額だ、事業体の收入と支出との單なる差額だ、というふうにとりますし、非常に附加価値という概念が混乱しておりますね。銀行業の場合、昨日政府側から説明を聞いたところから言えば、国民経済に純粋な何物かを附加したという意味ではなくして、單なる支出と收入との差額だというふうに見れば金融業に対して今のような特別の考慮を拂うことはおかしい、そうな……

第7回国会 地方行政委員会 第37号(1950/04/24、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 そうするとこれは昨年の補助金ですね、これは基礎にして考えておつて、そうして六大都市については今度の税法ができれば收入が多くなるだろうという意味で、補正をしておるというだけのことなんですか。
【次の発言】 法律の第五條の終の方に、財政法が成立した場合に、地方自治体がどれだけの税收入を確保し得るかということがはつきりした後で、交付金の額を増減することができるとこうなつていますね。この場合増の方は非常にやさしいと思うんだけれども、減ということは非常にむずかしいんじやないか、事実上むずかしい問題じやないか。
【次の発言】 第五條ちよつと正誤したところをもう一遍読んで下さい。第五條全体一遍……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 文部委員会 閉会後第5号(1950/10/04、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 天野文部大臣にレツド・パージの問題について若干の質問を申上げたいと思います。御承知のように我が国における民主主義の思想実践の確立ということは未だできておりません。漸く芽生えができた程度であります。この民主主義的な思想実践の確立が我々の一つの国策として追求しなければならん点であるのでありますが、そういうときにたまたまレツド・パージという問題が起きまして思想界に非常に大きな衝撃を與えつつある現状であります。特にこの民主主義的な思想体系、実践を身に付けてなくて、終戦後において初めて民主主義の洗礼を受けたというような人たち、こういう人たちも日本の進歩的な発展について一つの役割を持つており……

第8回国会 予算委員会 第1号(1950/07/17、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれから予算委員会を開会いたします。参議院規則第三十條の二によりまして理事の互選を行いたいと思います。本委員会の理事の数は各派の申合せによりまして九名とすることになつておりますが、申合せ通り九名とすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 石坂君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めますから、委員長が理事を指名いたすことにいたします。石坂豊一君、野田卯一君、羽生三七君、藤野繁雄君、伊達源一郎君、中井光次君、東隆君、木村禧八郎君、岩間正男君、以上九名の方々に理事をお願いいたします。

第8回国会 予算委員会 閉会後第1号(1950/10/05、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれから予算委員会を開きます。  最初にちよつとお詫び申上げなければならんのは、この予算委員会での補正予算の説明を聞き、質問をするという期日につきまして急に御通知を申上げまして予定の狂われた方も大分あつたようでありますが、これは閣議の決定が遅れておりまして決定を待つてすぐやるという準備をしておりましたところが、なかなか決定しないというようなことで急に決つたようなこと、そういう関係から御通知が期日真際に到着したようなことでありまして、準備はしておりましたが、そういうふうな事情であります。今後はできるだけ委員会の開会の場合には早い時期に御通知申上げまして日程等につい……

第8回国会 予算委員会 第2号(1950/07/21、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは予算委員会を開催いたします。この委員会におきまして昭和二十五年度の予算実施が国民経済に及ぼした影響に関する調査をいたすことになりまして、今日その第一回を開くことでありますが、先ず最初に大蔵大臣からこの問題についての概括的な説明をお願いいたしまして、あとで質問をするという順序で進めて行きたいと思います。
【次の発言】 只今大蔵大臣から概括的な説明を受けたのでありますが、この説明に対する質問は次回に延期いたしまして、本日はこれで閉会することに御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは本日はこれを以て閉会いたします。    午後零時二十七分散会  出席者は左の通り……

第8回国会 予算委員会 閉会後第2号(1950/11/06、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれから予算委員会を開きます。  先ず最初に継続審査になつておりました昭和二十五年度予算の国民経済に及ぼす影響に関する調査、この件を議題にいたします。この件につきましては三班に分れまして各地の現地調査をして頂いたのでありまして、その報告を承わりたいと思うのであります。今第一班の大島さんがちよつと所用で席を外しておられますので、順序を変更しまして第二班からして頂くことにいたします。内村清次君。
【次の発言】 御質問等は後に廻して頂きまして、それでは第一班の御報告を願います。
【次の発言】 それでは次に第三班の御報告を願います。

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/24、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれから委員会を開会いたします。  先ず最初にお諮りいたしたい点がございますのは、先般中井光次君から理事辞任の申出がございました。許可することに御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 異議ないものと認めます。  次に補欠選任の件でございますが、前例によりまして委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それでは櫻内義雄君を理事に指名いたします。
【次の発言】 先般二十五年度の予算の実行による日本経済に及ぼした影響という点につきまして、大蔵大臣から概括的な説明がございました。大蔵大臣に対す……

第8回国会 予算委員会 閉会後第3号(1950/11/07、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) これより委員会を開会いたします。  地方財政平衡交付金の問題につきまして、昨日大蔵省側からの意見を聞いたのでありますが、今日は地方財政委員会側の意見を聞きたいと存じます。委員長が出て来られる予定でありましたが、急に司令都側と折衝する用事ができて司令部側へ行つておられるそうで、武岡という財政部長が提出された資料に基いて一応説明をしたいということでありますので、先ず武岡財政部長の説明を聴取することにいたします。
【次の発言】 一応の説明を聞きましたが、どなたか御質問のあるかたは御質問して頂きたいと思います。
【次の発言】 ちよつと委員長から申上げておきますが、地方財政委員会……

第8回国会 予算委員会 第4号(1950/07/26、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは予算委員会を開会いたします。  最初にお諮り申上げたい件が一件ございます。それは大蔵委員会の方から連合委員会の申入れがございましたので御異議なければこれを承諾いたしまして、連合委員会に移りたいと思いますが御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それではこれにて予算委員会を散会いたします。    午後一時十四分散会  出席者は左の通り。    委員長     波多野 鼎君    理事            石坂 豊一君            野田 卯一君            羽生 三七君            藤野 繁雄君        ……

第9回国会 予算委員会 第1号(1950/11/24、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより委員会を開会いたします。閉会中に昭和二十五年度予算の國民経済に及ぼす影響に関する調査を継続調査でやつて参りましたが、まだその調査を完了してはおりません。併し参議院規則第五十五條によりまして、この会期の初めにその旨の報告書を議長に提出いたさなければなりません。そこで報告書をまとめて見たのでありますが、相当内容の広汎なものになつております。従いましてその要領を只今申上げまして、報告書全体については後で御覧を願うことにいたしまして、先ず要領だけをちよつと申上げます。  この報告書の草案は、今までに前後七回に亘つて委員会を開きまして、三班に分けて現地調査を行いま……

第9回国会 予算委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開きます。  先ず二十五年度一般会計予算補正(第一号)、特別会計予算補正(特第一号)及び政府関係機関予算補正(機第二号)につきまして、政府側の説明を求めます。
【次の発言】 大蔵大臣に対しまして質疑の通告が出ておりますが、本会議が開かれる関係上、大蔵大臣はそちらへ出席しなければなりませんので、大蔵大臣に対する質疑は後日に留保することにいたします。
【次の発言】 それでは租税関係について主税局長から尚御説明をお願いいたします。
【次の発言】 外にありませんか。ちよつと印刷物で……、この十八頁の第二表ですね。先ほど説明のあつた租税及び印紙收入補正……

第9回国会 予算委員会 第3号(1950/11/30、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは予算委員会の公聽会を開きます。  二十五年度の補正予算に関しまして、公聽会におきまして公述人の方々の御意見を拜聽しまして我々の審議の上の参考に資したいと思つてこれを開いたわけであります。公述人の方々に大変御迷惑をかけたことを一言お詫び申上げなければなりません。それは臨時國会の会期が非常に短いために公聽会を開く準備が十分でなかつたのでありまして、そのために急にお願いしまして急に御承諾を得たというようなわけで大変御迷惑をかけました。併しそれにも拘わらず公述人の方々が万難を排して当委員会に御出席下さいまして、我々のために貴重なる御意見を開陳して頂くということは誠に感謝……

第9回国会 予算委員会 第4号(1950/12/01、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは前日に引続きまして予算委員会の公聽会を開きます。  最初に時事新報編集局長内海丁三君にお願いいたします。
【次の発言】 御質問がございましたらどうか……。
【次の発言】 ほかにございませんですか。ございませんければ、どうも有難うございました。  次にちよつと御了解を得たいと思いますが、富士製鉄の社長の永野重雄君に公述をお願いしておきましたが、そしてお引受けになりましたが、今日突然公用ができまして出られない、そこで常務取締役の佐藤正義さんが代理としておいでになりました。佐藤さんにお伺いすることにいたします。

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/12/02、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開会いたします。  本日政府側から出席の予定でありました大蔵大臣は、岡野国務大臣と共に司令部に行つておるそうでありまして、多分午後は出席できるであろうという返事であります。只今地方財政委員長初め地方財政委員会のかたがたが見えております。そこで最初にこの補正予算の原案には出ていなかつた三十五億という平衡交付金が計上されましたそのいきさつ、或いはその三十五億という計数の根拠などにつきまして、地方財政委員長から説明を承つたらどうかと思いますが、何でしよう。
【次の発言】 それではそういうことにいたします。

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/04、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) 只今から予算委員会を開会いたします。  労働大臣が出席しておられますから、労働大臣に対する御質問をして頂くことにいたします。
【次の発言】 木村君どうですか、職業安定局長が来ておりますが、職業安定局長に御説明願つたら……。
【次の発言】 堀木君もういいですか。
【次の発言】 只今の給與の問題につきまして、労働基準局の給與課長宮島君が説明したいと申しますが、政府委員でございませんので、説明員として発言することを御承認願えますでしようか。
【次の発言】 それでは給與課長宮島君。
【次の発言】 ちよつとお諮りしますが、人事院総裁が出席しておりますが、午後所用があつて出にくいと……

第9回国会 予算委員会 第7号(1950/12/05、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれから予算委員会を開きます。  大蔵大臣が出席しておられますし、又外國為替管理委員長も御出席であります。
【次の発言】 他に御発言はありませんか。木村議員から出ている動議について御発言のかたはございませんか。
【次の発言】 それでは暫く休憩いたしまして、理事会を開きまして、木村君の動議をどう扱うかという点について相談をいたしたいと思います。
【次の発言】 では暫く休憩いたします。    午前十一時十三分休憩
【次の発言】 午前に引続きまして予算委員会を開きます。  先ず最初に報告をいたします。午前の委員会におきまして二つのことが問題になりまして、理事会を開いて……

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/06、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれから予算委員会を開会いたします。
【次の発言】 文部大臣が出席しておられますので……。
【次の発言】 速記のほうが厚生委員会と今日は共通なんで、厚生委員会が採決に入りたいから、その間速記をこちらに廻してくれということを再々要求されております。そこで午前中の委員会はこの程度で休憩に入りたいと思います。    午後零時十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引続いて予算委員会を開きます。
【次の発言】 文部大臣に対する出席は要求してあります。もうじき来ると思いますが……。今法務府の民事法務長官が来ておられますから、法務府に対する質問を先ず始めます。

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/07、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) これより予算委員会を開会いたします。最初に大蔵大臣に対する質疑を継続いたします。
【次の発言】 議事進行について石坂君からの発言の要求があります。
【次の発言】 只今石坂委員から人事委員長の当委員会における申入の点について錯誤があつたのではないかという重要な発言があつたのであります。でその錯誤があつたかどうかを、委員長において調査してくれという御要求であつたと思います。そこで暫らく委員会を休憩いたしまして理事会を開いて、その取扱を協議いたしたいと思います。  暫らく休憩いたします。    午後零時十一分休憩
【次の発言】 これより予算委員会を再開いたします。  最初に御……

第9回国会 予算委員会 第10号(1950/12/08、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) 佐多君。
【次の発言】 河崎さんちよつと……。質問の要旨をはつきりさして頂きます。
【次の発言】 岩間君に申上げますが、その問題は今朝大分討議されました。
【次の発言】 ちよつと関連の範囲を逸脱しないようにして下さい。
【次の発言】 関連の範囲を逸脱しておりますから発言は許しません。
【次の発言】 暫らく休憩いたしまして午後は一時半から再開することにいたします。    午後零時三十二分休憩
【次の発言】 午前に引続きまして予算委員会を再開いたします。午後二時三十分から総理が出席されまして、総理に対して総括的な質疑を行うことになつております。それまでの時間を個別的な質問に……

第9回国会 予算委員会 第11号(1950/12/09、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) 只今より予算委員会を開きます。総理大臣は午前十一時出席の予定であります。それまで総理大臣を除く各大臣に対する総括的な質疑を続けたいと思います。
【次の発言】 ちよつと御注意しますが、今総理が参りますから、次の総理への質問に移るように御用意下さい。
【次の発言】 岩間君、総理に対する質問を願います。
【次の発言】 大蔵大臣から発言を求めておりますから、先ず……。
【次の発言】 総理は答弁いたさぬそうであります。
【次の発言】 総理は答弁をいたさないそうであります。
【次の発言】 総理は答弁いたさないそうであります。

第10回国会 大蔵委員会 第1号(1950/12/12、2期、日本社会党)

○委員外議員(波多野鼎君) 外為の問題に関連いたしまして、ちよつと御質問を申上げたい点があるのであります。それは十二月の八日の日本経済新聞に総司令部から関税の問題について覚書が一日大蔵省あて参つたということが出ております。そうして而も新聞に報ぜられた内容では、甚だ理解しがたい点が大分沢山ありまして、その点についてお伺いしたいのでありますが先ず最初に関税問題というのは、いうまでもなく日本経済自立計画と非常に重要な関係があるのでありまして、政府のほうでは三カ年を目標として自立計画を立てて参られましたのでありますが、この日本のような生産力の非常に落ちておる国と、それからアメリカのような非常に高度の国……

第10回国会 大蔵委員会 第26号(1951/03/23、2期、日本社会党)

○委員外議員(波多野鼎君) 関税定率法の一部改正法律案について一つ質疑をしたいのですが、私の問題としたいのは、法律案の附則のところであります。四でありますが、「関税定率法、別表輸入税表番号第七百五号合成染料の項中第六項建築染料乙、その他の税率は、当分の間、同表の税率にかかわらず、一割五分とする。」この点に関する質問なんであります。私は先ず最初に今度の関税定率法の改正の根本精神が一体どこにあるかということからお伺いしたいのであります。大体日本が自立経済の線に副うて自立をして行かなければならん。これは国民的な要望でありまして、その自立経済を実現する上において注意すべき点は、できるだけ我が国がほかの……

第10回国会 文部委員会 第2号(1950/12/14、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 この際文部大臣に一、二の点を明らかにしておいて頂きたいと思うのでありますが、それはもう日にちは忘れましたけれども十月頃であつたかと思いますが、この文部委員会におきまして、大学その他学校教職員のレッド・パージの問題につきましていろいろ御質問申上げたことがあるのであります。この問題は非常に関係するところも大きな問題でありまして、よほど愼重に、併し断乎としてやらないといけない問題だと私は思うのであります。そのときいろいろ具体的な問題についてお尋ねしておいたのですが、一つは適格審査委員会、特に各府県に設けられる適格審査委員会、こういうものをどういうふうにして構成するか。その方針はどういう……

第10回国会 文部委員会 第33号(1951/05/11、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 私今初耳なので事情を聞きたいのですが、産業教育法案の提案に至る経過において、学童から寄附金を集めたというようなことは、これは非常に重大な問題だと思うのです。で文部省においてもすでに調査が済んでいるのではないかと思いますが、どういう趣旨のものを学校に配つて集めたのか、どういうふうに成る県からどれくらいの額が集まつたのか、そういう点一つはつきりさして頂きないと思います。これは今岩間君が言つたように教育行政に関する非常に重要な問題だと私は思う。私は大体産業教育云々という問題につきましたは非常に賛成なんです。その趣旨は非常にいいと思うのです。ただ先ほど矢嶋君からも言われたように、今の六三……

第10回国会 文部委員会 第36号(1951/05/18、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 この報告についての事務当局に対する御質問がすでにあつたと思いますが、若し重複しておれば省いて下さい、答弁は……。一、二点報告について質問いたします。この報告書の終りのほうから第三パラグラフですが、中国地区では一人当り十円ずつの割合、大阪では実業方面からの寄附とかいろいろあつて、集めやすい方法を以て拠出したと、こう出ておりますが、これはどういう方法、具体的にはどんな方法であつたかということを一つ。この以外に、十円ずつ割当ててやつたという場合と、実業方面からの寄附金の場合を除いてどんなことがあつたかということと、それから実業方面からの寄附は一体どんな額のものか、幾らぐらいのものかとい……

第10回国会 文部委員会 第38号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 この問題は我々文教の問題として取上げておるのであつて、政治活動云々というようなことが法律に触れるか触れんかということは、本文部委員会が取上げるべきではないと思う。ただそれがああいう運動をしたことが文教的な意味においてどういうことを考えなければならんかという、その点だけが問題だと私は思います。どうかこの問題はこの程度で打ち切りにして頂きたい動議を出します。

第10回国会 予算委員会 第1号(1951/02/03、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開きます。先ず二十六年度予算につきまして、大蔵大臣の説明を求めます。
【次の発言】 政府委員から詳細な説明があるのでありますが、その前に藤野委員から大蔵大臣に対しまして、緊急質問が出ておりますので、藤野君の発言を許します。
【次の発言】 藤野君ちよつと注意しますが、衆議院の予算委員会でさつきから待つておるのですから、どうぞ簡單にお願いいたします。
【次の発言】 河野主計局長。
【次の発言】 御質問がありますれば、この際どうぞ……。では主税局長の説明を聞いてから、減税問題がありますから……。

第10回国会 予算委員会 第2号(1951/02/06、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開きます。先ず最初に講和問題を中心とする国際情勢につきまして、外務次官から説明を聴いて質疑に入りたいと思います。
【次の発言】 御質問がありますればどうか……。
【次の発言】 吉田外務大臣の出席を先週来要求しております。大体我々の予定では、月曜日に今日のようなことをやつて、今日、火曜日、本日は吉田総理の出席を見るつもりでおつたのです。ところが昨日外務省のほうでは非常に忙しい仕事があつて、どもしても出て来られないというので今日に繰越したわけです。で吉田総理に今日出てもらいたいということは先週来の我々の希望として申し伝えております。ところが総理の……

第10回国会 予算委員会 第3号(1951/02/07、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは只今から予算委員会を開きます。予定に従いまして、本日は経済安定本部から本年度における経済安定本部の施策につきまして先ず説明を承わりまして、それから質疑に入りたいと思つております。

第10回国会 予算委員会 第4号(1951/02/08、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 炭鉱のストライキの問題が相当重要な問題になつておると思いますが、その点について通産省のほうではどのような方針で臨んでおるかということを一つ聞きたいのです。
【次の発言】 今の御説明の中にあつたのですが、長野県と九州とは又事情がまるで違うわけで、九州の点について触れられたのでちよつと確めて置きたいのですが、この電力分割によりまして、九州地方は非常に不安にかられておる。産業界のみならず一般大衆においても不安を持つております。ところで今の御説明の中に、従来の料金差を踏襲するという意味のことを申されましたが、これは例えば九州の電力料金が新会社が発足してもそう上らないような措置をとるという……

第10回国会 予算委員会 第5号(1951/02/09、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 植林の問題についてちよつと次官に聞きたいのだがいいですか、それとも説明を先にされますか。
【次の発言】 国営競馬の問題について一つ伺つて置きたいのですが、競馬の国営の方針がきまつてから、三年くらいになると思いますが、その後のいろいろな事情があつて、例えば競輪の問題とかいろいろありましようが、国営競馬の運営ということに非常ないろいろの問題が起きておると思います。そこで第一に聞きたいのは、一回と申しますか、七日か十日でしようが、一回の国営競馬をやる場合に、農林省あたりから多くの人が出張するようでありますが、平均どれくらい出て行くのですか。

第10回国会 予算委員会 第6号(1951/02/10、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 マツカーサー・ラインですね。このマツカーサー・ラインを越したとか、越さぬとかということで、毎月多数の漁船が捕まつているということをしばしば聞くのですが、詳細な調査はないのですか。どんなふうになつておるものか、どの地域でどういうふうに捕まつておるのか、それはどんなふうにして返されているのか、又返されないのか、そういう点の説明を願いたいのですが。
【次の発言】 今の問題ですね。詳しく一つ出して下さい、資料として……。それからもう一つ伺いしたいのですが、漁網ですね。あれの原糸と申しますか、漁網用の綿糸ですか。ああいつたものの統制の機構はどんなふうになつておりますか。

第10回国会 予算委員会 第9号(1951/02/14、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは只今より予算委員会を開きます。  先ず最初に理事の補欠互選の件をお諮りいたします。本日理事野田卯一君から理由を附して理事辞任を申出られております。許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。次に欠員となりました理事の互選を行いますが、互選は前例によりましてこれを省略して、委員長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それでは私から理事として平岡市三君を指命いたします。
【次の発言】 次に議員派遣の件についてお諮りをいたします。先ほど委員長理事打合会を以て御承認を願つたのでありますが、……

第10回国会 予算委員会 第10号(1951/02/16、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開会いたします。  最初に一つお諮りいたしたい点がございます。それは先般決定いたしました議員派遣の件でありますが、天候の都合で一週間延期いたしたいと思うのでありますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、さよう取計らいいたします。
【次の発言】 本日は国鉄、電気通信等につきましての当局側の説明を求めて質疑に入りたいと思います。最初に郵政大臣。
【次の発言】 ちよつと関連しますが、今の問題は何じやないですか、電気通信省のほうでは、公債発行ということにはつきりきまつているのじやないですか、公債を発行してそれを預金部に……

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/19、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 今の御説明の中にこの刷物に出ておる二十六年度労働省所管一般会計予算要求額、この御説明があつたんですが、一頁に総理府所管と括弧してその下に平衡交付金一億九千ですか……これが出ておりますが、平衡交付金に統合されたものというふうに御説明になりましたこの平衡交付金というやつは、これは一本で各府県自治体に交付するものであるから、その内容が、その使途の目的というものが交付する場合にきまるべきものじやないと思うのだけれども、その辺、どんな関係なんですか。
【次の発言】 それはわかるのですが、そういうふうに平衡交付金というものを使途別に計上することが平衡交付金法の精神なんですか。

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 質疑に入つたらどうですか。
【次の発言】 只今共産党の幹部に対する逮捕状が出ておつて、まだ解決していないのですが、この問題につきまして従来の経過並びに総裁のへ後の見通しについて伺いたいと思います。
【次の発言】 先般総理が演説をされた中に、国内治安の問題については何ら心配することは要らんというようなととを繰返し言つておられましたけれども、国が逮捕状を出した人を、今に至るも逮捕し得ないということは、すでに治安が非常に弛んでいるというのか、治安状況が惡いということの証拠じやないかと思うのですが、その点どうなんです。
【次の発言】 この法務府の予算を我々が考える場合に一番問題となる点は……

第10回国会 予算委員会 第13号(1951/02/21、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開きます。  今日は予定を変更しまして、総理大臣兼外務大臣に対しまして、外交質疑をすることになつております。総理は十時半に出席されて、十二時半まで出席が可能であるということであります。そこで昨日理事会を開きまして、この時間を、二時間ですが、これをどういうふうに有効に使うかという相談をいたしました結果、各派から代表的な質疑者に出てもらう、そうして各派の代表質疑者の持時間は一人当り二十分間、この二十分間というのは質疑並びに応答の時間を含んでおります。そうして自由党のかたには時間の余裕があれば質疑をしてもらうという申合せになつております。と申します……

第10回国会 予算委員会 第14号(1951/02/22、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) 只今より予算委員会を開きます。昨日の委員会において申上げました通り、本日の外交問題に対する質疑は各党代表一名ずつでありまして、各一名のかたの持時間は二十分であります。この二十分のうちには応答の時間も含めておりますから、どうかそのつもりでお願いいたします。
【次の発言】 もう時間が切れましたから……。
【次の発言】 もう時間が切れましたから……。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 木村君時間です。
【次の発言】 総理、お聞きの通りですから、どうかよろしく……。
【次の発言】 時間がないからあと、一問で……。

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/23、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 塩の問題ですが、工業塩、食用塩も同じですが、これは輸入が非常に多いのです。百万トン見当輸入しなければならんが、これの輸入計画というのはどんなふうになつておりますかその点一つ説明願います。
【次の発言】 塩の問題で、輸入先が相当変更になつたのじやないですか。それと運賃が非常に騰貴しておりますので、そういう関係など併せてもう少し詳しく御説明を願いたいと思います。トン十二ドルで計算しておつたのが原価幾らになつておるか、その場合運賃がトン当りどれくらいついておつたのが、今はどうなつておるのか、そういう点について……。
【次の発言】 非常に説明が簡略過ぎて困る。もう少し説明してもらわんと………

第10回国会 予算委員会 第16号(1951/03/01、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) これより予算委員会を開きます。  本日の日程は地方財政並びに文教に関する予算であります。只今岡野国務大臣が出席しておられますから、先ず最初に地方財政に関する政府側の今年度の施策の大要を説明して頂きます。
【次の発言】 地方財政の問題についての御質疑のあるかたはどうぞ。
【次の発言】 地方財政委員の木村さんが来ておりますから報告させますか。
【次の発言】 地方財政委員の木村君から財政委員会の方針についての御報告をお願いいたします。
【次の発言】 地方財政委員会の財政部長が出席されておりますから、先ず地方財政委員会の提出した資料について政府側との食い違いの点を説明して頂きま……

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/03/02、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開きます。  最初に今年度の物価政策につきまして、物価庁政務次官から一応説明を聞くことにいたします。
【次の発言】 次に物価関係と関連して給与の問題についての政府側の方針を聞きたいのですが、まだ人事院総裁が出席しておりませんので、便宜特別調達庁の長官にその方面の政策についての大要を伺いたいと思います。
【次の発言】 人事院総裁は只今会議中らしくて暫らく遅れるようでありますから、物価問題並びに終戰処理費の問題についての質疑を行いたいと思います。
【次の発言】 物価庁調査課長が説明員として来ておりますが、説明を許して差支えありませんか。

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/03/03、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開きます。  最初に農林委員会から、決議に基きまして予算委員会に申入の件がございます。農林委員の三浦君にその趣旨の説明を願います。
【次の発言】 それでは、只今出席しております政府委員は、安定本部長官の周東国務大臣、物価庁政務次官の郡君、それから特別調達庁の長官も来ておられます。そこで昨日留保されました物価問題についての概略の質疑に入ります。
【次の発言】 周東長官にちよつとお伺いしますが、先ほどの内村委員並びに木村委員の質疑の中で何度も触れられかけたのですが、日米経済協力関係という問題ですね。これについて一方には国内の遊休設備、日本国内の遊……

第10回国会 予算委員会 第21号(1951/03/07、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは予算委員会を開きます。  過日の本委員会におきまして、木村委員の質疑に対する吉田首相の答弁の態度につきまして、本委員会で問題になつたのであります。その後この扱いを理事会に委せられまして、理事会でいろいろ研究討議をいたしました。その中間報告は先週の金曜日にいたして置きましたが、その後丁度公聴会が月、火と開かれまして、この問題を御報告する機会がありませんでしたので、改めて御報告申上げますが、理事会におきましては、吉田総理の釈明を求めるということで話を切出したのでありますが、自由党側の理事のかたのいろいろの懇請もあり理事会としましても、総理自身の釈明ということを固執し……

第10回国会 予算委員会 第22号(1951/03/08、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) 岩間君最後にして下さい。
【次の発言】 岩間君後二分です。
【次の発言】 藤野繁雄君。
【次の発言】 それでは午前中の会議はこれを以て終りまして、暫らく休憩いたします。午後は一時から、再開いたします。    午前十一時五十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引続いて予算委員会を開きます。午前に引続いて各党代表の質疑に入ります。
【次の発言】 今政府委員が来でおりませんから、後刻呼んで答弁させます。
【次の発言】 安定本部長官はまだ出席しておりません。今要求しておりますけれども、すぐ参りますから、大蔵大臣から先に答弁して頂きませんか。

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/09、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開きます。  昨日の午前と同じように、各党の持時間は質疑応答を含めまして四十分ずつであります。最初に堀木君。
【次の発言】 堀木君時間が……。
【次の発言】 六分から始まつておりますから。
【次の発言】 櫻内君。
【次の発言】 休憩の動機が出ておりますが。
【次の発言】 それでは決を採ります。休憩の動議に賛成のかたの御起立を願います。
【次の発言】 休憩の動議に賛成のかたは少数であります。総員二十四名中、賛成のかたは十名であります。続行いたします。
【次の発言】 木村君、あと十分残つております。

第10回国会 予算委員会 第24号(1951/03/10、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは予算委員会をこれから開きます。どうも政府側の出席の時刻が非常に遅れまして甚だ残念であります。今後大いに注意して頂きたいと思います。今日は四十分遅れました。最初に櫻内君。
【次の発言】 ちよつと私から安本長官にお願いをして置きますが、この予算審議の過程を通じまして一番問題となつている点は、価格の問題と日米経済協力の問題だろうと思うのです。で、日米経済協力の問題につきましては、長官はアメリカ政府から日本の政府に対して正式な申入れは何もないという御答弁であつたのでありますが、そういう御返事であつたのでありますが、だんだん話を聞いておりますと、昨日の吉田総理大臣のここで……

第10回国会 予算委員会 第25号(1951/03/12、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) 只今より予算委員会を開きます。  最初に一、二申上げたい点がありますが、来たる三月十四日水曜日の午後二時半から三時半まで、一万田日銀総裁の出席を求めまして、日米の経済関係についての報告を承わることにいたしております。御了承を願います。それでは質疑に入ります。木村君。
【次の発言】 それでは暫く休憩いたしまして、木村君の質疑を午後続行することにいたします。    午後零時十六分休憩
【次の発言】 休憩前に引続いて予算委員会を開きます。  木村君の質疑を続行たします。
【次の発言】 木村君。最後にして下さい。

第10回国会 予算委員会 第26号(1951/03/13、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) 只今より予算委員会を開会いたします。  最初に分科会の担当委員選定の件についてお諮りいたします。この選定は委員各位の御希望を参酌しまして、委員長において指名することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 御異議ないものと認めて委員長において指名いたします。各分科担当委員の氏名を参事をして朗読いたさせます。 第一分科   石坂 豊一君   野田 卯一君   安井  謙君   山本 米治君   原  虎一君   佐多 忠隆君   吉川末次郎君   菊田 七平君   櫻内 義雄君   西郷吉之助君   高橋龍太郎君   高瀬荘太郎君   木村禧……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) これより予算委員会を開きます。  最初にあらかじめ御了解を得て置きたい点が一つありますが、それは先日御報告しましたように、今日二時半から三時半まで日本銀行の総裁が出席して、日米の経済関係についての所見を述べることになつております。そうして日銀総裁の時間の予定は非常に窮屈になつておりまして、正確にやつてもらいたいという要望が向うから強く出ておりますので、二時半になりましたならば、質疑でもちよつと打切りまして、そうして日銀総裁の報告を聞くというふうにいたしたいと思つております。どうか皆さんがたにおいてあらかじめ御了承をお願いいたして置きます。

第10回国会 予算委員会 第28号(1951/03/15、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開きます。  総理大臣に対する質疑を行います。理事会の申合せによりまして、自由党の一松君を除きましては、各持時間十五分になつております。十五分ずつにきつかりお願いいたします。木村禧八郎君。
【次の発言】 一松君。
【次の発言】 暫らく休憩いたします。    午後零時三分休憩
【次の発言】 休憩前に引続いて予算委員会を開きます。  最初に一、二御報告申上げて御了承得たい点がございます。お手許に配付してありますこの予算審議の日程表について多少の変更を加えなければならん事態が起きましたので、先ほど理事会で相談しました結果、次のように修正いたしたいと……

第10回国会 予算委員会 第29号(1951/03/17、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは予算委員会に入ります。最初に、どうも予算委員会の進行が非常に遅れております。委員長として非常に残念な点なんでありますが、政府側がどうも協力しない。予算審議に……。(「その通り」と呼ぶ者あり)今日も午前十時から始めるということをちやんと通告してあるのに、今十時五十五分です。五十五分間我々を空費させておる。で、今郵政大臣が来られましたので、私から御質問申上げたいと思うのですが、国務大臣としての答弁を求めます。政府側は一体この参議院の予算委員会に対して、どういう態度をとつておられるのか、先ずお伺いしたい。
【次の発言】 只今官房長官が見えましたから、ちよつと私から申上……

第10回国会 予算委員会 第30号(1951/03/23、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開きます。予算委員会分科会の審査をやつておりましたが、第一、第二、第三、第四及び地方財政平衡交付金に関する小委員会から報告が出ております。そこで先ず各分科からの報告をお願いいたします。お断わりいたしますが、第一分科の主査佐多君は、只今本会議で税法に関する討論に加わつておりますので、報告を後廻しにいたしまして、第二分科からお願いすることにいたします。第二分科会の主査の一松君。
【次の発言】 次に、第三分科会の主査の藤野君にお願いいたします。
【次の発言】 次は第四分科の、主査の櫻内君の報告を求めます。

第10回国会 予算委員会 第31号(1951/03/24、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) これより本日の予算委員会を開会いたします。最初に御了解を得て置きたい点がありますが、それは総理は午後非常に差迫つた用事がございますので、午前中二時間という約束であります。自由党のかたは棄権をして頂きましたので、六つの会派でこの時間を分けますので、一会派について二十分ずつということになつております。どうぞこの点を御了承の上、御協力をお願いいたします。最初に社会党の内村君。
【次の発言】 内村君、あと五分ですから……。
【次の発言】 ちよつと私から発言いたしますが、今本会議で教育公務員特例法の討論が行われておりますが、これは十一時五十八分に終了しまして、記名投票に入る予定だ……

第10回国会 予算委員会 第32号(1951/03/26、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) これより本日の予算委員会を開きます。労働大臣が出席しておられます。
【次の発言】 内村君にちよつと申上げますが、大蔵大臣は司令部関係に用があるので……。
【次の発言】 大蔵大臣はちよつと司令部関係に用事があるそうですが……。
【次の発言】 それでは本日はこの程度で打切りまして、明日の午前中なお一般質疑を続行いたすことに理事会で申合せましたから御了承願います。明日は午前十時から開会いたします。なお明日午後委員会の討論、採決に入る予定であります。  それでは本日はこれにて散会いたします。    午後五時二十五分散会  出席者は左の通り。    委員長     波多野 鼎君 ……

第10回国会 予算委員会 第33号(1951/03/27、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) これより予算委員会を開きます。農林大臣が出席いたしております。
【次の発言】 それでは、これを以て昭和二十六年度予算に関する全部の質疑を打切りまして、休憩後討論採決に入ることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは三時まで休憩いたします。    午後二時十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き予算委員会を開きます。岡崎官房長官より発言を求められております。
【次の発言】 これより討論に入ります。御意見のおありのかたは順次賛否を明かにしてお述べを願います。
【次の発言】 討論の通告者の発言は以上で終了いたしました。  他に御発言もなければ、こ……

第10回国会 予算委員会 第34号(1951/03/30、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開きます。  昭和二十六年度政府関係機関予算補正(機第一号)というものが提出されましたので、先ず大蔵大臣から提案の理由の説明を聽取いたします。
【次の発言】 質疑がありましたらばどうか。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 今の問題に関連しまして、百億という資本は、これは全部見返資金から出るのですか。
【次の発言】 そうしますと、見返資金の予定されておる私企業支出の資金には食い込まないのですか。
【次の発言】 もう一つお伺いしますが、見返資金からの私企業支出というものは、電力、海運、中小企業等に一応予定さ……

第10回国会 予算委員会 第36号(1951/05/09、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算委員会を開会いたします。  先ず最初にお諮りいたしますが、それは調査承認要求の件なんであります。お手許に配付してありますと思いますが、昭和二十六年度予算の執行状況に関する調査承認要求書であります。読上げて見ますと、事件の名称、昭和二十六年度予算の執行状況に関する調査。調査の目的、昭和二十六年度予算について歳出、歳入、国家財政と地方財政との関連及び財政金融事情等の諸項目に亘つて調査する。利益、昭和二十六年度予算の執行状況を調査することによつて今後における予算審議に資する利益がある。方法、関係者より説明を聴取し、且つ資料の提出を求め、必要に応じて現地に実……

第10回国会 予算委員会 第37号(1951/05/11、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) これより予算委員会を開きます。  最初に二、三お諮りしたい点がございます。第一に、この国鉄予算の執行状況調査に関しまして今日二回目の予算委員会でありますが、一般的な質疑は今日で打切りまして、小委員会を構成して小委員会に委せるということを理事会できめたのでありますが、この点皆さんの御了承を願いたいのですが。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、国鉄予算の執行状況調査に関する小委員会を設置するということを決定いたします。この小委員会の構成でありますが、この前の地方財政平衡交付金に関する小委員会の場合と同じように、各派の委員数の比率によりまして大体きめたのでありますがそ……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第15号(1951/11/10、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 第六條を質問していいですか。
【次の発言】 第六條の(c)項ですが……。
【次の発言】 現在占領軍に使用されておる施設がたくさんあるのです。例えば横浜などを見ますと、うんと、たくさんあるのです。こういう施設は当然日本側に返還されるべきものだと私どもは了解するのですが、特別に、相互の合意によつて別段の取極が行われないと返還されない、こういう意味らしいのですけれども、その「相互の合意によつて別段の取極」ということは、どういう内容のものを構想しておられるかという点を一つお伺いいたしたい。
【次の発言】 現在連合軍に使用されているものの中で、特に重要だと私どもが考える、即ち日本経済自立の……

第12回国会 予算委員会 第1号(1951/10/17、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 第三班は、私と内村委員、西郷委員及び水谷調査員の一行でありますが、去る九月四日から十日まで、七日間に亘つて愛知県及び岐阜県において現地調査を行なつたのであります。この間県としましては、愛知県と岐阜県、市といたしましては名古屋市、豊橋市、岐阜市及び高山市、町村としましては愛知県下の知立町及び藤川村、岐阜県下の下呂町及び牛牧村、以上合計十カ所の県市町村を調査いたしたのであります。その現地調査の結果につきましてはここに詳細な報告書をまとめてございますので、これを速記録にとどめて頂くことにいたしまして、ここでは総括的な結論だけを御報告申上げたいと存じます。この点あらかじめ御了承を願いたい……

第12回国会 予算委員会 第5号(1951/10/30、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 大蔵省の人に資料を要求したいのですが、この間本会議で私が質問したときに、大蔵大臣は、日本の為替相場についての意見を述べておられましたが、大蔵省で日米物価の比較の上からドルとの交換比率、いわゆる購買力の平価というものはどういようになつておるかというようなことを調査しておられると思いますから、詳しい調査をして出して頂きたい。どういう物価を基礎にして購買力の平価を算定しておりますか、出ておればいいのだけれども。
【次の発言】 何かできておると思いますが。
【次の発言】 それをすぐ出して下さい。
【次の発言】 これはちよつと細かい問題ですけれども、市中にアメリカの商品が氾濫しておる。チヨ……

第12回国会 予算委員会 第9号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 積雪寒冷帶ですね、これに対する二十億ですか補正予算で組んでおりますが、これと例の米麦統制撤廃を含んでの、前提としての早場米奬勧金、これとの関係はどうなつておりますか。
【次の発言】 政府側の只今の説明によると、早場米奬勧金を廃止する代りとして積雪寒冷地帶の公共事業をやるんだ、こういう説明をしておりますが、そういう含みがあるのですか。

第12回国会 予算委員会 第15号(1951/11/14、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 議事進行について。今大蔵大臣はまだ折衝もしていないと言われるけれども、大体十二月の初旬には提出される予定なんでしよう。だとすればもう大体きまつておると私は思うのだが、どうなんです。
【次の発言】 今度はできない……。
【次の発言】 最初に大蔵大臣にお尋ねしますが、今度の補正予算を見ておりますと、国際通貨基金に加入のため、及び開発銀行に加入のため経費を計上しておられます。で通貨基金に加入するに当りまして、我が国が一定の為替相場についての考えを基金側に申入れまして、そうして基金加盟国側の承認を得るという手続をとつて加入することになると思うのです。或いは加入したあとそういう手続をとるか……

第12回国会 予算委員会 第17号(1951/11/16、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 米及び麦の統制撤廃の問題が国民的な関心を集めておりまして、それに従いまして同時に生産者の側のほうも、消費者の側のほうも、相当の不安は持つて来ておつたことは政府当局もよく御承知の通りと思う。ところが十一月の六日に政府が米の統制撤廃は明年四月から、麦は明年一月から行う、まあその他いろいろの点もありましたが、そういう方針を確定して翌日ドツジ氏との話合いに入つて、根本的にその方針を覆えしてしまつた。白紙に還元して、又新たな方針を立てて、そうして知事会議に臨んで、割当の問題などいろいろ討議して、知事会議も相当紛糾して、そうして最後に今日に至つておりますが、この間の経緯について国民は政府から……

第12回国会 予算委員会 第24号(1951/11/29、2期、日本社会党第三控室(右))

○波多野鼎君 これは、今提案になりました案件は財政法の基本原則にも触れる問題であつて、我々が財政法を守るという見地を從來ずつと貫いて來た。この見地と非常に抵触するので、よほどこれは慎重に考えて決定しなければならんと思う。特に部局間の経費の流用の問題ということは厳重に禁止してある財政法の精神を我が予算委員会がこれを蹂躪していいというような決定することはこれは相当慎重な考慮を要すると思う。勿論こういう問題が起きて來たゆえんは、ゆえんを尋ねればいろいろある。いろいろあるのだけども、併しその原則を守らなければならんという精神は私はそう放棄することはできないと思つておりますので、提案者のほうにお聞きした……

第12回国会 予算委員会 第25号(1951/11/30、2期、日本社会党第三控室(右))

○波多野鼎君 昨日予算総則ですか、修正案が出まして、ちよつと途中で退席しましたが、あれはどうなつたのですか、御報告願いたいと思います。
【次の発言】 どこで研究するのですか。委員会で研究するのですか。
【次の発言】 ちよつとその点の質問を留保しておきますから……。
【次の発言】 私は社会党を代表しまして、本補正予算案に対する反対の意見を陳述せんとするものであります。予算委員会の質疑応答を通じて明確にならない点がたくさんございましたが、なかんずく次の諸点においては我々は如何に政府の説明を聞いても反対せざるを得ないのであります。即ち第一に、この補正予算は無計画な予算であるという性格を持つております……

第13回国会 大蔵委員会 第7号(1952/01/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 公共事業費の安本に集めないで各省に分けたというのは、今度予算書ではどこに出ておるかちよつと……どういうふうに出ておるか。
【次の発言】 安本のほうに公共事業費を一括して計上するような方式をとつて来たのは、例えば資材などについての統制をやつたという見地からあれはとつて来たと思うのだが、安本のほうではどうなんですか、今のそういう点については。
【次の発言】 そうしますと、公共事業費については、議決があればそれに従つて、各省所管の事業を各省はお互いに相談し合うとか、或いは安本が中に入つて事業を調整するというようなことがなくて、各省が独自の立場でぐんぐんやつて行くということになるわけです……

第13回国会 大蔵委員会 第9号(1952/01/31、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちようと関連して……、先ほど問題になつた点は、少し答弁のあれがズレているようですが、第八十五條、八十六條のこの憲法の規定と、今度の改正案との関連の問題が問題になつておつたので、政治上の問題とか、実際の問題として便利だとか便利でないということは、私はあとで出て来る問題だと思いますので、先ず八十五條、八十六條について政府がどういうふうな解釈をしておるかということをはつきりさしておきたいと思うのです。八十五條に国費の支出ということと債務負担行為とは別に書いてある、別に規定してある。それから第八十六條で、「内閣は、毎会計年度の予算」というふうになつておる。政府では大蔵大臣は、この「毎会計……

第13回国会 大蔵委員会 第10号(1952/02/07、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 実は今日の新聞を見ておつて一つお伺いしておかなければならんと思つたのは、例の匿名供出の免税の問題なんです。新聞によるといろいろのことを伝えておる、或る新聞には廣川農林大臣の談話として、大蔵大臣の了承を得てあるんだという記事が出ておるかと思えば、他の新聞には誰だつたかの談話として、大蔵大臣はそれはまあよろしくやるんだというような話が出ておつた。こういうような記事をいろいろ読みますと、あの匿名供出の免税の問題なんですが、これは税法に関係があるので、我々非常に関心を持つのでありますが、あの農林大臣と大蔵大臣との話合いの本体は一体どうなつておるんですか、その点一つお伺いしておきたいと思い……

第13回国会 大蔵委員会 第11号(1952/02/08、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 私のほうはまだ意見がきまらないので、修正意見は相当あるようですけれども、まだまとまつておりませんから、今日は申上げる機会を持ちません。菊川君も出ておるんじやないですか。一つ御説明願つたらどうですか。それで意見を闘わして見たら……。
【次の発言】 私も大体今の点で木村君の言われた点なんですがね、継続費というものの観念が、旧憲法時代を基礎にしての確立された一つの観念があるわけですね、年割額については触れることができない、こういつた観念がこれは確立している、旧憲法を背景として……。ところが金森氏にしても、大蔵大臣にしても、そんなことは国会が最高の権威者だからいつでも修正できますよ、こう……

第13回国会 大蔵委員会 第12号(1952/02/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 財政法、会計法等の財政関係法律の改正案でありますが、これにつきましていろいろ大蔵委員会で長い間慎重な御審議を願つて、私ども少し遅れて委員に参加いたしました関係上、私どもの意見を述べる機会がなかつたので、この前の理事会で意見を述べる機会を與えて頂くことになつたのであります。それで簡単に意見を述べておきたいと思います。  この財政法等の改正法律案の重点は、言うまでもなく継続費の問題にあると考えております。継続費を認めることが憲法に牴触するかどうかということが一つの問題であり、継続費を認めるとして、どういう形でこれを認めて行くかということが、この委員会で論議されたもう一つの重点であろう……

第13回国会 大蔵委員会 第13号(1952/02/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 財政法、会計法等の財政関係法律の一部を改正する等の法律案でありますが、これに対しまして一つの修正意見を出したいと思います。先ず最初に修正案を読み上げて見ます。   財政法、会計法等の財政関係法律の一部を改正する等の法律案の一部を次のように修正する。   第一条中第十四条の二第二項を次のように改める。   前項の規定により国が支出することができる年限は、当該会計年度以降五箇年度以内とする。但し、予算を以て、国会の議決を経て更にその年限を延長することができる。   前二項の規定により支出することができる経費は、これを継続費という。   前三項の規定は、国会が、継続費成立後の会計年度の……

第13回国会 大蔵委員会 第15号(1952/02/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 資料を要求しておきたいのですが、これはここに出ている、今当面問題になつている議案には関係ございませんけれども、大蔵委員会として重要な問題だと思いますので、何かの機会に取上げて頂きたいと思つてあらかじめ資料を要求するのでありますが、それは見返資金の問題なんであります。見返資金の民間融資がずつとこうなされて参りましたが、大体今年度ぐらいでこれが終ることになると思いますので、従来の見返融資がどういうふうに活用されておつたかという点に関する資料を一つ早急に出してもらいたいと思う。特に造船と見返融資の問題がいつも予算委員会でも問題になつておりましたので、第一次以後の造船業に対する見返融資を……

第13回国会 大蔵委員会 第27号(1952/03/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 勤労控除の問題ですが、もう御質問があつたようですけれども、もう少し僕は聞いておきたい点があるのですが、この二十五年度の改正のときに最高三万円ということにきめたのですが、その後の生計費なんかずつと上つて来ておるし、国民所得全体もずつと上つて来ておると思うのだが、そこで勤労控除の額を多少引上げなければならんという僕は考え方なんですが、そこでその理由は、大体勤労控除というやつは性格の点から考えれば必要経費なんです。必要経費というわけじやなかろうが、必要経費に当るわけですか、勤労控除の性格を一つ説明して下さい。
【次の発言】 それはいろいろな点を考慮しなければならんと思いますが、いろいろ……

第13回国会 大蔵委員会 第29号(1952/03/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 今の討論にちよつと附加えたいと思います。一、二簡単に申上げますが、所得税法の改正法律案についてでありますが、従来シヤウプ勧告以来農業所得について勤労控除を認めなければならんという勧告が出ておりまして、これはしばしば大蔵委員会でも問題となつておりましたが、今回の改正においてもやはりこの点が無視されてしまつておるという点。それからもう一つは、戦争遺家族に対する援護の経費を非常に少くしか見積らなかつたということから一つの問題が起きていますが、それと関連しまして、戦争遺家族の所得税について何らか特別の措置を講じてやつて、遺家族援護費の少なかつたのはそちらのほうで埋められるような、特別な考……

第13回国会 大蔵委員会 第32号(1952/03/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 議事進行について。こうやつて議論しておりましても、私は大きな政治上の問題だと思うので、事務当局は大体事情はわかつたと思いますが、質疑しておりましても、何だかのれんに腕押し見たいなもので、確定的なあれは出て来ないと思うので、大蔵大臣や総理が丁度おられるから、総理にちよつと来てもらつて、一体国の方針はどうするんだ、この国の方針の基礎になる考え方は何であるかということだけはそちらから聞いて、その上で細かい問題は考えたらどうかと思いますが、何だかこれは非常に割切れないのですよ。奥歯に物が挟つたような説明しか聞けないので、それは勿論混乱時であつたからいろいろ不備な、法律上の形式が整わないよ……

第13回国会 大蔵委員会 第33号(1952/03/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 議事進行について。在外公館の問題を先にやつてもらつて、そうして大蔵大臣に少し残つてもらつて、僕も実は質問したいことがあるのですが、関連しないことですが、あとでどうですか。
【次の発言】 それでは私は大蔵大臣に出席を求めた張本人ですから一つだけ聞いておきたいのですが、在外公館の借入金、これは昨日この委員会でいろいろ論議がありましたが、論議の焦点は、この借入金は終戦後に国が負うた確定債務である、従つて政府のほうにおいてはこれはどういう趣旨で支払をしようとしておるか。政府原案を見てみると何だか非常にあいまい極まるものであつて、確定債権として承認しておるのかどうかということさえも疑問だと……

第13回国会 大蔵委員会 第34号(1952/03/31、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 今の問題は農業災害保險の根本に横たわる問題で、実は役人の俸給手当を我々農家が負担しておるというようなことになつておるということが非常な不平のもとなんですよ。そういう点があいまいであつては駄目だと私は思う。事務費のうち農家負担分がどんなふうになつておるかということは正確に早く出さなければ、これは審議は進まんです。いつまでに出しますか。
【次の発言】 麦の統制撤廃をやるということを、まあ方針としてきめておるようですが、この食管の予算を見ていると、統制は存続するものとして予算を組んでおるわけなんです。ところが、六月一日から統制撤廃するというのだが、その場合には当然予算の補正をしなければ……

第13回国会 大蔵委員会 第38号(1952/04/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと今のと関連して……。行政協定は余り聞く機会がなかつたのですが、丁度今関連しておりますので、行政協定の第十二條の第二項ですが、ここにある「権限のある当局」というのはどういうもので、何が「権限ある当局」になつていますか。物資調達で調整をやるというその権限のある当局……。
【次の発言】 そういうことを言つているんじやない。設置法を見てくれというようなわけじやなくて、今現に調達が始まるでしよう。その場合に、アメリカ軍事当局が調達する場合に、日本の権限ある当局と相談する場合が相当多いと僕は思うんだが、そういう「権限ある当局」としては何ができているかというのです。

第13回国会 大蔵委員会 第39号(1952/04/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 問題は第三条だと思うのですが、第三条の一号、二号は「合衆国軍隊の権限ある官憲により証明された場合」となつておりますが、三号、四号にはそれが全然ないのですが、そうすると無制限にこれは入るようになると思うのですが、その点どうなのですか。
【次の発言】 数量は制限されておるのですけれども、これが一カ月についてか、一日についてか、一年についてかきまつていないのですが……。
【次の発言】 そうすると郵便物では一カ月のうちに何度送つて来てもいいのですか。
【次の発言】 いや、そこが問題なんですね。従来だつて銀座あたりに向うのインクなどがたくさん出ている。それをいつだつたか予算委員会で質問した……

第13回国会 大蔵委員会 第40号(1952/04/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 今の関税法ですね、これは昨日も問題となつた専売法の特例の問題と同じ問題が関税法の臨時特例についてあるわけなんで、特に第六條の第五号、第六号というのは、これはどうしても屈辱的なものじやないかと感ぜざるを得ないのですね。特に第六号の軍隊の構成員、軍属、それらの家族はまあ何とか見逃がすにしても、又は契約者等の私用に供するために合衆国軍事郵便局を通じてとか、それから前の五号にも、自動車及び部分品までも無税で入れてやらなければならん。契約者の私用に供する自動車や部分品、こういうことは、どうして入れなければならん理由があるのですか、積極的な理由を聞きたいと思います。

第13回国会 大蔵委員会 第42号(1952/04/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 この前大蔵大臣にお伺いしておつた特別調達資金設置令の改正に関連いたしまして、向うの駐留軍が日本で物資を調達する場合、直接調達の方式をとるというふうなことに大体決定したようでありますが、併し行政協定によつて、日本経済に重大な影響を與えないようにするということも一つ確定したことであろうと思う。そこで向うが直接調達をやるのでこれが日本の経済に重大な影響を及ぼすことがないように或る調節を加える一つの機関が日本側でもなくてはならない。いわゆる権限ある機関ということが行政協定に出ておる、その権限ある機関、これの構想はどうかということをこの前聞いたら、そのときに考慮中であるという話であつたが、……

第13回国会 大蔵委員会 第43号(1952/04/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 この改正案の提案者にちよつとお聞きしたいのですが、この会員以外の貸付、員外貸付の範囲を、範囲というのか、やり方を相当自由にして行こうというのが改正案の趣旨だと思うのですが、今員外貸付については五十三條の第二号ですか、預金又は定期積金を担保とする場合に限つておるのに、そうでなく今度はそういう制限を抜いて貸付をするというように改正をしようというのでありますが、こういう改正をしなければならん積極的な理由はどんなところにあるのですか。
【次の発言】 どうも少し答弁が食い違つておるようでありますが、と申しますのは員外貸出を今度非常に拡大して行こうというのが改正法律案の眼目なんで、拡大するこ……

第13回国会 大蔵委員会 第44号(1952/04/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 岡崎さんが来られませんから、大蔵大臣に代つて答弁してもらいたいと思います。今の木村さんの御質問に関連しておることなんで、農地の測量をほうぼうで非常に広範囲にやつております。特に現在ある飛行場の周囲、接收されるかどうかということはよくわからないけれども、或る場合には飛行場附属のところに飛行機の工場を作らせる、そこで修理をやらせる、その工場の敷地として今の占領軍が接收を始めるのだという噂が飛んでおりまして、例えば愛知県の小牧飛行場の附近においては戰々兢々としておる。事実測量をやつておるものですから……、こういうことはこの條約に基く調達の方式が決定したあとでこれはやるべきじやないかと思……

第13回国会 大蔵委員会 第47号(1952/05/07、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 この法律案は、食料塩蔵物の値段を安くするという目的なんですね。だとすると、今二千円見当下げて、一万三千円見当ですか、で売ろうという、たつた二千円下げたためにそれでどれくらい下るのですか。まあいわしにしましても殆んど問題ないんじやないか、いわしの値段に及ぼす影響というものは……。
【次の発言】 塩蔵物の、塩蔵魚類の原価の中で塩が占めている率はそんなに……一番高くても二〇%ですね。まあ今度それの一割見当くらいに下げるというのでしよう。殆んど価格には影響ないじやないですか、この場合。二〇%の一割なんだから……。
【次の発言】 見方じやないよ、事案だよ。

第13回国会 大蔵委員会 第48号(1952/05/08、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと議事進行について、さつきの日銀総裁との交渉の顛末を最初に、昨日の続きですからその前に……。

第13回国会 大蔵委員会 第49号(1952/05/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 今日の新聞を見ておると、産金業者の側からグラム当り例の六百円とか七百円といつたようなふうに扱つてくれというような要望が非常に強いということを新聞で報じておりまするが、この金の価格の問題は、今政府委員の言われたように、通貨制度の問題と基本的に繋がつておるのです。日本の通貨政策を変えるというなら話はわかるけれども、今の一ドル三百六十円というレートを堅持して行くという方針の下では、産業用の金といえどもその価格は余り上げるということは私はどうかと思う。この前委員会で聞いたときに、一グラム今四百一円であるけれども、為替レートから言えば四百一円だが、これは大体五百円見当に上げるということを言……

第13回国会 大蔵委員会 第50号(1952/05/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 法律の形式ですが、今聞いていると附則のところで相当重大な修正をやつているわけなんですが、今の農林中金法の修正にしろ商工組合中央金庫法の修正にしろ、この法律の中の附則でそういう大きな法律の修正をやるというような法律の作り方ですね、これはだんだん直して行つたらどうですか。今まで占領下で随分こういうことをやつて来たのだけれども。
【次の発言】 僕の言いたいのは農林中央金庫法とか商工組合中央金庫法の改正がこの附則に出ているわけですが、そういう重要な法律の改正を長期信用銀行法案の附則でやらないで、別に農林中央金庫法の一部改正、商工組合中央金庫法の一部改正として出せば法律を見る人が非常に便利……

第13回国会 大蔵委員会 第51号(1952/05/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 先ほどのお話を承わつておりまして一点お聞きしておきたいのは、東南アジア開発の問題に触れられましたが、それと外資導入の問題、特に私は思うのに、日本が今十億ドルの外貨を持つておる。それから日銀では金が百トンですか、百十何トンですか、一億何千万ドルになつておりますが、こういうものを一方に持つておりながら、他方において外資導入、外資導入とやかましく言つておる。こういうところに何か割切れないものを感じるのです。東南アジア開発ということを総裁は特に力強く言つておられましたが、千億ドル、これを以て東南アジア開発ということに振り当てて行くというような構想として、どのような構想をお持ちなのか、それ……

第13回国会 大蔵委員会 第53号(1952/05/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと関連して……。信用協同組合と信用金庫は性格的に違つたもので、又法律も違いますし、両方とも将来認めて行くんでしよう。それならなぜこの信用組合が金庫に転換するまでこの法律を待たなければならんか。そういう理由はどこにあるのですか。ちやんと信用組合として残つて行けるんじやないですか。その理由を御説明願いたい。
【次の発言】 よくわからないのですがね、信用金庫法によつて信用金庫は幾らでも作れるのでしよう、協同組合は協同組合として残れるのでしよう、潰すわけではないのですからね。だからはつきり両建で行けばいいのではないのですか。

第13回国会 大蔵委員会 第56号(1952/05/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○委員外議員(波多野鼎君) さつきから話が出ておりますが、ポンド地域から輸入するという場合に、ポンド地域が相当インフレになつているので物価が高い、だから物資の輸入が非常に困難になつている。これは大分前から、私いつも言うのだけれども、ポンド地域がインフレーシヨンになつているということは、つまりポンドの為替の実勢相場が、いわゆる公定相場が下つているということを意味するのです。ところが日本ではポンド取引と言つていつも公定相場ばかりにしがみついてやつている。実勢相場で取引すればポンド地域の物価が高いという不利な條件は成る程度相殺されてしまうと思うが、そういう点どうですか。新聞で見るとポンドの実勢相場で……

第13回国会 内閣委員会 第28号(1952/05/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 第一表の普通恩給受給者の数と第二表のこの普通恩給受給者の数ですね。これは御説明を聞いてもちつともわからないのだが、どうしてこんな開きがあるのですか。第一表では五百十八方でしよう。普通恩給受給者が……。第二表では八万八千、こんなようなふうに……。
【次の発言】 そうするとこの表の作り方は、第一表では今お話になつた加算というものを含めての人数ですね。
【次の発言】 この二表では加算というものは抜いてしまつておる。死んだ者も控除してある。そうしますと大体加算ということはまあ考えないという考え方でこれはお出しになつたのでございますか。

第13回国会 内閣委員会 第39号(1952/06/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 それでは農林大臣に質問しますが、二点であります。第一点は一般的な問題として庁を廃止して内局にするという方針を立てられた理由を一つ承わりたい。
【次の発言】 そうすると行政簡素化ということは具体的にはどういうことになりますか。例えば事務を少くするということ、或いは又人員を減らすということ、或いは事務系統を直線的にするということ、いろいろあると思いますが、この庁を内局にされた場合にどういう点で事務の簡素化が行われておるのですか。
【次の発言】 そう簡単には考えられないのですね。庁にしておいたところで事務の連絡がちつとも悪いことはないです。どういう点が悪いのですか。その点は私は少しおか……

第13回国会 内閣委員会 第40号(1952/06/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと、議事進行についてでありますが、非常に法律が大きいですから、先ずどちらか一つを先にやつて頂きたいのですが、設置法の一部改正かどちらでもいいですが、恐らく設置法の一部改正を先にやつたほうがいいのじやないかと思いますが……。
【次の発言】 ちよつと関連して、今の説明でちよつと補足して頂きたいのは、外国為替管理委員会の設置法で管理委員会の権限が第四条として出ているのですね。この第四条で権限として規定されておること、それからもう一つ、所掌事務として第三条に規定されておるあれがありますね、これはどんなふうに今度できる為替局ではやり、どの事務を日銀でやるといつたような説明をちよつと補……

第13回国会 内閣委員会 第41号(1952/06/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 通商産業省設置法案について先ずお伺いをいたしますが、大臣に一つ御答弁を願いたい点は、ここに新らしい機構では企業局というのが設けられておるのでありますが、この企業局の所管事項として外国投資家の技術援助契約、外国投資家の株式その他の財産の取得といつたようないわゆる外資導入に関することをこの企業局でやるようになつております。それから通商局のほうを見ますと、そこでは四に貿易に関する為替の予算案、五には外国為替の管理といつたようなことがある。為替管理の問題が通商局でも行われ、そして外資導入については企業局で行われる、こういつたようなふうのことになるようでありますが、外国為替管理委員会をどう……

第13回国会 内閣委員会 第42号(1952/06/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと連合委員会の問題でありませんが、この前資料の要求をしてあるのですが、即ち各部の仕事及び従来部の下にあつた課の数、各省に亙つてずつと一覧表的なものを出してくれということを、あれはどうなんですか。
【次の発言】 到着した……。
【次の発言】 そうですが。  それからもう一つお願いしたいのですが、それはやはり資料ですが、今度の改正設置法案を見ておりますと、従来の設置法でなかつた業務で、所掌事項といいますか、所掌事項が加わつておるのが大分あるのです。それから従来の所掌事項で削除して来たものもありますし、変更したもの、こう三色あると思うのですよ。それでこれも一覧表的に出してもらいた……

第13回国会 内閣委員会 第43号(1952/06/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 それでは逐條的な質問ですね。
【次の発言】 それでは大蔵省のほうにお聞きしますが、今度理財局の中に運用部資金運用課というのですか、運用部資金運用部のなにはどういうふうになつているのですか。法上は。
【次の発言】 その課の名前はどういうのですか。
【次の発言】 この新しくできる資金課ですかこれの仕事は非常に大きな仕事じやないかと思うのですが、現に運用部に集まつている国家資金というものは非常に厖大なもので、それに地方債の引受というような事務もここでやるとなつて来ますと、これは一つの部にすることが実は必要じやないかと私は思う。そのくらいの仕事がある。特に今問題になつている簡易保険の問題……

第13回国会 内閣委員会 第44号(1952/06/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 労働統計調査部に関する問題ですが、この調査部に今五つ課があるようですね、そのほかに職業安定局に労働市場調査課というのがあるのですね。労働市場調査課というのは職業安定局にあつて、労働統計調査部の中に雇用統計調査課というのがある、これはどんなふうの仕事上の関連でやつているのですか。
【次の発言】 その業務統計というのは、結局求職者と、それから求人数の統計ということだけなんですか。
【次の発言】 この労働統計調査の問題は今上條委員の質問にもあつたように非常に重要なことだと思うので、もう少し質問しておきますが、この労働市場調査は労働統計調査部に入れるほうがいいのじやないですか、仕事の上で……

第13回国会 内閣委員会 第45号(1952/06/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 吉田総理に、先ず今度の行政機構の改革案につきまして、政府がどのような方針でこの改革を進めて行くかという点についての御説明を願いたいと思います。と申しますのは、我々が新聞紙上で拝見いたしておりますと、この一月からたびたび行政機構の改革についての案なるものが発表され、発表されるたびごとに変つて参りました。この新聞発表されたものが事実であるかどうかは知りませんけれども、そういうふうに最初からの方針がだんだん変つて来て、最後に国会に提出されました機構改正案というものは非常に微温的なと申しますか、極く僅かな名称の改正にとどまるような案になつて参つております。そこで当初吉田総理がどういう方針……

第13回国会 内閣委員会 第50号(1952/06/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと委員長関連質問ですがね。
【次の発言】 今連合軍といいますかね、主として英濠軍でしようが、連合軍が日本に駐留するという問題を、まあ外務大臣は何だか国連協力というようなことから一つの道義的な、或いは政治的な意味でこれを理解しておられるような説明であつたのですが、英濠軍の駐留の問題については又いろいろ意見があると思いますが、これは後にいたしまして、調達庁、調達庁は連合軍いわゆる英濠軍の役務或いは物品などの調達についても関與いたしますか、これを一つ先に。
【次の発言】 後片付けの仕事は、手伝うのは、これは私どもの理解しておる労務の問題、これは直ぐに理解できます。後片付けの仕事で……

第13回国会 内閣委員会 第52号(1952/07/07、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと連関して、こういう問題があつたのですけれども、予算委員会で今の問題が論議された場合に、それぞれの国について歴史的又は地理的ないろいろな條件を考えなければ、戦力であるということはきめられないという木村法務総裁のお話があつた。そこで私が同じ問題に関連してサンフランシスコ会議でソ連代表が、日本にはこれだけの軍備を持たせろというあの平和條約に関する修正案を出した。今はつきり覚えておりませんけれども、陸軍二十万とか三十万、それから海軍艦艇何十万トンとか、飛行機五百台とか何とかという数字が出ております。そういうものを日本の軍備として持たせることに修正すべきだということをソ連側が言うた……

第13回国会 内閣委員会 第53号(1952/07/08、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 次長制というものの意味がよくこの前からわからなかつたのですが、この大蔵省機構の新旧対象表を見て更にわからないところをもう一度質問しておきたいと思いますが、局次長というのは、局長の仕事全般を補佐するという性質のものであるという答弁があつたのでありますが、大蔵省のこれを見ていると、或る場合には局長の職務全般を補佐するというような役目をしているかと思うと、或る場合にはそうでないようなふうにも考えられるような表の作り方なんですが、大蔵省としては、この次長というものの性格をどういうふうに考えてやつておられるか、その点から一つ……。

第13回国会 内閣委員会 第55号(1952/07/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 政府の今の軍艦借受についての統一的な解釈ですが、これを見ておりますと、「内容が重大な権利義務に関する事項を包含することとなれば」というふうに条件付けておりますが、現にアメリカの国会……これは通つたかどうか知りませんけれども、出ている法案では、重大な権利義務に関する事項を包含しておることは明らかであると私は思うのです。特に「本件船舶を日本政府にひきわたす以前に大統領は貸与の時と」、実質上という文字がこの翻訳では落つこちております。実質上同様な条件において右の船舶を返還すべき条項を含む、この条項は必ず含まなきやならないということがはつきりしておりますから、貸与の時と実質上同一の条件に……

第13回国会 内閣委員会 第56号(1952/07/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 議事を成るべく早く進めて、夜は七時頃で打切つてもらいたいと思のですね。討論は私のほうは反対の意見があつても、これは本会議で十分やりますから、委員会ではこの点は反対ということだけで私は進めて行きたいと思つておりますから、段々順次にやつて行かれたほうが早いんじやないですか。この点どうですか、多数なら多数で……。
【次の発言】 明日は反対いたします。
【次の発言】 調達庁の問題については、例の連合軍の労務調達などについて今政府と折衝中だと聞いております。而も事実上は連合軍の労務を法律に違反して調達する手助けをしているようであります。これは非常に私は遺憾だと思います。で、調達庁の機構の問……

第13回国会 内閣委員会 第57号(1952/07/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 この問題ですか、第一ですか。

第13回国会 内閣委員会 第58号(1952/07/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 自治庁設置法案につきましては、委員会の話合いによつて修正案ができているようでありますので、これを専門員をして読上げさしてて頂きたいと思います。
【次の発言】 郵政省設置法案につきましては、もう数日来論議をしておりまして、大体意見の帰着する点はわかつていると思います。ですからもう自由党の諸君はどういう意味か知らんけれども、議事引伸しを策しておられるようでありますが、できるだけ早く、こんな暑い部屋に閉じ込めないで、早く決を採つて頂きたい。そうして進行して頂きたい。
【次の発言】 社会党第二控室を代表いたしまして、修正案並びに残余の原案に賛成いたします。統計調査部の問題につきましては、……

第13回国会 内閣委員会 第59号(1952/07/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 只今議題となりました経済審議庁の設置法案並びにその修正案につきまして、私は賛成の意を表するものでありますが、併し非常に遺憾の意を以て賛成をせざるを得ないという苦境に立たされておるのであります。甚だ遺憾の意を以てこの原案並びに修正案に賛成の意を表せざるを得たいのであります。元来この経済審議庁設置法案なるものを政府提案のものを見ますと、法文としましても非常に乱雑な整理のつかないものであり、且つ又法文自体を全体を貫ぬく考え方が非常に混乱いたしております。で内閣委員会においてこの法案についての審議が非常に長引きましたのは、主としてこの二つの理由によつておると思います。特に経済審議庁の性格……

第13回国会 内閣委員会 第60号(1952/07/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 海上保安庁の関係で簡単に伺います。海上保安庁が持つておる船に警備艇とか雑船とかこういうものがあるようですが、警備船というのを本年の六月から備えられたようでありますが、先ずこの警備船というのはどんなものですか、簡単に説明して下さい。どういう大きさのもので、どういう性能のものかということを。
【次の発言】 六月四日の官報で海上保安庁告示第十一号といたしまして、「七警備船もつばら海上警備隊の業務に従事するもの」ということが出ておりますが、今これは借りるとおつしやいましたが、これはどういうことですか。
【次の発言】 そうすると警備船というのはまだ具体的にはないのですか。船はないが警備船と……

第13回国会 予算委員会 第1号(1952/02/01、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 二月十四日の視察ですが、何人行くのですか。
【次の発言】 この二月五、七、八日の視察ですね。これは乗物なんか準備は……。
【次の発言】 集まる時間などは予め……。
【次の発言】 日米防衛支出金、これは日米安全保障條約に基くものだと思うのだけれども、各国の、例えば北大西洋同盟條約によつて行われる場合の防衛分担金、その支出金というようなものが、例えばイギリスが出しているとか、或いはフランスが出しているとか、そういつたようなことが、或いはフィリピンの関係を資料的に一つ詳しく説明したものを出してもらいたい。そういうものを外務省と連絡でもとられて、ほかの国の例はどうなつているとかいうことを……

第13回国会 予算委員会 第3号(1952/02/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 日程についてですが、実は予算委員会で承認になりました日程のうち二月七日、明日の日本製鋼所赤羽作業所視察の件でありますが、これについて一応委員長から御報告願いたいと思います。
【次の発言】 あしたは不可能ということはもう決定したのでしよう。
【次の発言】 だから明日が不可能なのはわかつたのだからここで打切らないで、あとの日に工場見学ができればなおよし、できないでもそれを打切らないで証人喚問程度のことは是非やつて頂きたい。
【次の発言】 議事進行について、実は理事会でどういうふうにきめられたか私ども存じませんからこのきめられた日程に従つて動いておりますが、この予算委員会としては財政法……

第13回国会 予算委員会 第5号(1952/02/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 例の軍需会社のこと、ちよつと報告して下さい。

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 国際収支の見通しですが、二十六年度補正予算に織込んだ見通しと、それから今年の一月末ぐらいまでの実績とはどんなふうな開きがあるか、大きな数字だけでいいのですから、ちよつと一月末の数字を一つ、二十六年度のですね。
【次の発言】 この貿易外の受取というのは何ですか。賃金収入のようなものですか。主たるものは連合軍に使われておる労務者の賃金といつたようなものですか。主たるものは何ですか、内容は……。
【次の発言】 その中で海運収入なんというのはどれぐらいの比率を占めていますか、貿易外収入の中の海運収入……。
【次の発言】 そうしますと、この貿易外収入というのは、要するに在留外国軍人或いは観……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 先ほどの問題ですが、請負の問題ですけれども、どうも説明を聞いておると納得行かないのです。先ほど請負者の登録を取消すという場合もあるということを言われましたが、今までに登録を取消された場合があるのですか。又どういう理由で取消したかということをお話し願いたい。裁判所で罪になる、刑法上の罪人になつたが故に取消したという場合もあるでしようが、そうでなくて、例えば二年前に請負わした仕事を二年後になつてこれが非常に粗雑な仕事であつたということを発見して、それ故に取消したという場合もあるのか、その点を一つお伺いしたい。
【次の発言】 先ほどから問題になつているのは、国民の血税である、国民の血税……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 生活保護費の説明、ちよつと補足して頂きたいのは、第一のこの生活扶助費ですね、これは遺家族援護対策による減少は四億幾らあるんだが、一般分の減少を見ますと、昨年度よりも六億五千万円減つておるのですが、これはどういう理由なんでしようか。
【次の発言】 そうすると何んですか、生活困窮者というのはだんだん減つて来たという意味なのですか、昨年よりも……。
【次の発言】 それがわからんので、つまりこの説明を見ますと、増加率が月四%とあるんですが、あるということと、それから前年度の生活扶助費、教育扶助費にも一緒になつておつたというのだが、ここのこの説明書では分けて出してあるんでしよう。生活扶助費……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/03/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 先ほどの小林君の御質問の中に、公定レートと実勢レートの問題が出たんですが、丁度木内さんも来ておられますから、公定レートを実勢レートに切換えたがいいというような意見があるが、この問題については、どういうような技術的な難点、政論的な難点、いろいろあると思いますが、どういうものがあるかということを一つ御説明願いたいのです。
【次の発言】 ちよつと通産大臣に二、三お伺いいたします。ポンド過剩の問題が当面の問題として取上げられておりますけれども、私はこれはもつと根本が深い問題であるというふうに考えております。特にイギリスの最近の貿易政策というものが、第二次大戰前後の例の帝国内特恵関税、ああ……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/03/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 この二十七年度予算案につきましては、予備審査の最初のときにも、すでに憲法違反の疑いがあるからということが問題になりまして、理事会でその問題の扱い方をきめてもらう、そうして委員会においては憲法違反の疑いがあるかどうかということをきめたあとで審議に入つてもらうということは、もう一カ月も前にきまつておつたことなんです。今更その問題を蒸し返すのはおかしいのですけれども、委員の中にはいろいろな御意見を持つておられるかたも私はあると思う。そういう意見を闘わしたあとで委員会としての決定をして行く、この問題については……。それから審議に入るのが穏当ではないかと思う。こういう憲法違反の疑いがあると……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/03/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 吉田総理が本日、六日の予算委員会における発言を訂正されましたことは了承いたしました。実は六日の本委員会において吉田総理が答弁されましたことを聞いておりまして、静かに考えておりまして、従来の政府の申され方と非常に違つた意見を、見解を披瀝されましたことは、如何なる理由によるのであろうかということを私は私なりに根拠付けようとして、一人で考えておつたのです。その考えの結果をちよつと参考のために申上げますと、こういうことではないか。日米安全保障條約を締結いたしまして又それに基いて日米行政協定を結ばれた。この日米行政協定を結んで行きます過程において、結局日本が自衛のための戰力は持たなければな……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/03/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 では、総理興奮しないで御答弁を願いたいのでありますが、昨日総理の釈明を聞いておりまして、最初に私が申し上げましたけれども、日本の治安と安全と独立は日本の国民の愛国心に訴えて、そうしてこれを守らなければならんという熱意の余りこの前のようなことを言うたのだという御釈明があつたが、この御趣旨は私もよくわかります。よくわかりますが、総理にこの点についてお伺いしたい点は、日本の独立と安全は我々日本人が守らなければならんと思います。併しそうであればこそどうしたら日本の独立安全が守れるかという点についての政府の構想、考え方を国民に問うべきではないかと思う。そうして国民をして判断させる材料を提供……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/03/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 それでは大蔵大臣並びに安本長官にお尋ねいたしますが、今国民が一番知りたがつておることは、独立後の日本経済がどうなるか。そうして又自分たちの生活がどうなるかということであると思います。そうしてこの問題を考えるについて、気がかりになる点は幾つもある。その中の主なるものとしましては、三つの点が気がかりになつております。それは一つは日米安全保障條約によつて政府が責任を負うた防衛力漸増の問題であります。もう一つは賠償の問題であります。それからもう一つは貿易の問題であろうと思います。この三つの問題がどうなるだろう、この問題の解決の仕方によつては、日本経済もどうなるかわからん、我々の生活もどう……

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/03/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 最初に千五百トン級十隻というのがございますね。いわゆるフリゲート艦と言うのか知れませんけれども、どんな性能のものですか。
【次の発言】 難場破船救助用ですか、その他に何か使うのですか。難破船救助だけですか。
【次の発言】 十隻ばかりでいいのですか。大体日本の沿岸に相当配置しなければ……そういう意味のものにならば方々に置かなければならないと思いますが……。
【次の発言】 まあ、我々船の知識がないのでわかりませんが、機会があればいつか一遍見学に行つてよく聞いて見たいと思いますが、その点はやめまして、借受けるというのですがね。例の対日援助資金がいつの間にやら日本の借金になつておる。我々……

第15回国会 大蔵委員会 第4号(1952/12/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 手許に配られた資料ですね。「米価及び運賃の値上りと税制改正の勤労者の生計費に及ぼす影響調」というものがありますね。補正予算の説明にも、米価の値上りというものは全部大体において説制改革によつて影響は帳消しになると、だから米価値上りは国民生活の負担を加重するものではないという主張がこの説明の中にも繰返されておる。今指摘した資料にもその点が数字的に出されておるのだけれども、まあこれを見ておりまして、非常に何というのか、机上の計算のような感じしか受けない。というのは、一般に米の値段というものの国民生活の上に占める位置というものか、まあ心理的な効果というものが非常に大きなものだし、すべて米……

第15回国会 大蔵委員会 第5号(1952/12/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと一つ。先ほどの韓国の拿捕が李承晩ライン侵犯を理由としたのじやなくて、向うは領海侵犯を理由として拿捕したのだ。併しこちら側の調査によれば領海侵犯じやないというふうな証拠があるという話でしたが、韓国側は領海を広くとつておるのじやないのですか。
【次の発言】 こちら側の調査ではどの辺におつたのですか。
【次の発言】 その位置は領海と李承晩ラインとの間ですか。
【次の発言】 領海からはうんと離れていますか。領海三浬から……。
【次の発言】 今の封鎖の払い戻しで、例の在外公館の借入金の問題のときに、物価指数などを考えたり何かして相当物価の上昇、つまり貨幣価値の下落の点を勘案しておる……

第15回国会 予算委員会 第7号(1952/12/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと関連して……、今の説明聞いていますと、もう年末に対しての中小金融を緩和するために新たに政府預託をする余裕はないのだ、むしろ今までの預託金さえも或いは引揚げなければならんかも知れん情勢にある、こういう見通しだと了解していいのですか。
【次の発言】 それじや改めて聞きますが、一般会計として新らしく指定預金をするような余裕があるかないかということを一つじやあ改めて……、あるのかないのか。
【次の発言】 すでに十月に年末金融対策の一環として指定預金を殖やした。それほど準備がいいのだ、政府は……。準備のいいことをやつておるのに、今十二月の今日は四日ですか、五日ですか、になつてまだわ……

第15回国会 予算委員会 第8号(1952/12/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと数字の説明を聞きたいのですが、輸出の数字ですね。二十六年度及び二七年度のものなんですが、政府から配付している資料を見ておりますと、それぞれ違う数字が出て来ている。例えば二十六年度、これはもう集計がついておると思うのだが、二十六年度の数字についても、例えば経済審議庁が出しているものと、或いはこの予算の説明書に書いてある数字とは遣う。先ずその点を確めておきたいのだが、輸出の面から開いて行きます。二十六年度は輸出総額幾であつたか、正確に答えてもらいたい。
【次の発言】 私の話は年度です。
【次の発言】 それでは改めて聞きますが、この予算補正の説明に出ているのは何ですか。暦年です……

第15回国会 予算委員会 第12号(1952/12/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 衆議院の附帯決議に関連いたしまして、今朝ほど大蔵大臣から本委員会の審議期間中にあの決議を尊重した具体案を提出するというお話がありましたが、私はこの決議案を尊重した具体案というものは、恐らく補正第二というような形で出されるのじやないかと思いますが、如何でございましようか。
【次の発言】 第二の補正予算を出すお考えはない、そういたしますと、予算の実施上の手続によつて解決する、そうして衆議院の決議を尊重する実を現わすということになりますが、それならば私どもはできるだけ早い機会にその政府が考えておられる処理及び数字、例えば何月幾日に遡つてこれを実施する、それにはこれだけの経費が要る、それ……

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 貿易商社の問題、非常に重要な問題を取上げられまして、私も一言大蔵大臣に聞いておきたい点があります。これは言うまでもないことでありますが、資本主義経済において自己責任においてすべて仕事はやつております。今自由党内閣が自由主義経済という建前で政治をやつて参る。商社が儲けるときもあるし、損をするときもある。そうして儲けたときにおいてはいわゆる社用族なんというのがはびこつて、そうして社会に害毒を流して、損をすればやかましく政府に迫つて来る、私はこういうことについてもつと政府がはつきりした方針を立てた政治をやつて頂かなきやならんと思うのであります。で、一昨日も私は総理に質問いたしましたが、……

第15回国会 予算委員会 第15号(1952/12/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 先ほど山下議員の質問の中に、国民健康保険の医療給付の国庫負担の問題があり、又遺族に対する交付公債の担保の利子の問題もありました。政府側からそれぞれ答弁がありましたが、これらの点は非常に重要な点でありまして、来年度予算の上にどういうふうにこれが現われて来るかということを我々は厳重に監視するつもりでありますから、政府側においても誠意を尽して先ほどの山下議員の趣旨に副うような施策を講じて頂きたいと考えるのであります。  厚生大臣に御質問申上げたい一つの点は、小笠原から強制引揚げを命ぜられた人の問題でありますが、これは去る六月の内閣委員会において南方連絡一事務局の機構の問題が問題になつた……



各種会議発言一覧

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 財政及び金融・商業連合委員会 第1号(1947/10/01、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 今の問題に關聯しますが、どル価格も是非示して頂きたいのです。輸入品のドル価格と國内における拂下げの円價格、それから輸出品の國内での買入れ價格とアメリカその他における賣渡しのドル價格、これは一つ是非とも対比して示して頂きたい。どうか資料として出して頂くようにお願いします。

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第1号(1947/08/27、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは私皆樣の御推擧によりまして、酒類配給公團法案についての小委員會の委員長を御引受けることにいたしまして、今後小委員會をどういうふうに進めて行くかにつきましては、後刻皆樣方に御相談をして行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。本日の小委員會はこれで散會いたします。    午後零時二十九分散會  出席者は左の通り。    委員長     波多野 鼎君    委員            森下 政一君            黒田 英雄君            山田 佐一君            伊藤 保平君            高橋龍太郎君         ……

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第2号(1947/10/01、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) これから酒類配給公團法案に関する小委員会を開きます。この酒類配給公團法案の運命と言いますか。これは他の公團法案の運命を左右する程の意公を持つていると思いますので、從來からも非常に愼重に審議して參つてのでありますが、あまり長くかかるのも如何かと思いますので、ゐきるだけ早く、まあ結論に到達すればと思つておるのであります。  今日は政府委員も出席しておりますので、尚從來から残つておりました疑点などについての御質問なども続行いたしたいと思いますが、その前にこの休会に入る前の、義團法案に関する情勢と今日の情勢とが多少違つておるような印象を我々は受けておるわけなんでありますが、それ……

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第3号(1947/10/08、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれから小委員会を開きます。酒類配給公團法につきまして数次に亙つて審議がありましたが、この前の小委員会の結論としまして、今日の小委員会には、各会派から修正案を持ち寄ろうということになつておりますので、修正案お持ちの方から一つ順次御発表を願つて行くということにしたいと思います。
【次の発言】 それでは各会派の承認しあとで得られることにして、先ず予備的な意味で案を出して頂いても結構ですが、なるべく早く修正意見を纒めて、この小員委会を切り上げたいと思うものですから、大体議論は盡きたようなふうに感じますから成案を得たい、こう考えております。

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第4号(1947/11/04、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれから小委員会を開きます。酒類配給公團法案につきましてはいろいろ小委員会で討議を重ねて参つておりますが、又いろいろの問題が起きておるためにこの法案の審議が進捗しないような恰好でありますので、今日は安本並びに大藏当局の方に來て頂いて、政府側のこの公團法案に対する根本方針は一体どういうところにあるのかということを改めて確かめて見たいと思いまして安本の方と大藏省の方から來て頂いております。問題はこういうところにあると思うのですが、この酒類配給公團法案で出た当時、提案の一つの理由として、從來の統制の機関は独占禁止法の精神に反するから、これを改組して公團によるというのが……

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第5号(1947/11/17、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれから酒類配給公團法の小委員會を開會いたします。随分長い間この法案については審議して參りましたが、會期も相當切迫したことでありますし、小委員會としてできるならば、一定の結論に到達したいと考えますので、この前の委員會の場合にもお願いして置きましたように、今日はどうか一つ結論に向うように皆さん方の御協力を願いたいと思つております。そこで今までの審議の途中におきまして、何度もあつちへ行つたりこつちへ行つたりした審議をやつて、何度も出發點に歸つておりますが、これは勿論相當重要な基本的な原理を含んでおる法案であるので、そういう出發點に歸ることも止むを得なかつたと思います……

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第6号(1947/11/25、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれから酒類配給公團法案に関する小委員会を開会いたします。この前定足数が足りなかつたために懇談会の形式でいろいろお話合いを願いました結果、大体重要なる点について意見の一致を見たように思うのでありますが、その点を先ず御報告いたします。  以前から問題となつておりました第十三條並びに第十四條でありますが、第十三條につきましては、以前修正案としてここで問題になつたことのある、あの修正案を認めてよかろうというようなふうに意見の一致があつたわけであります。その修正案の内容は「第十三條、酒類配給公團の役員及び職員は、酒類の製造、保管、賣買又は輸送を業とする会社その他の企業の……

第1回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1947/08/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 主査及び副主査の選任の方法につきましては昨日の懇談会において大体委員長並びに理事の方にその選任の方法を一任したのでありますから、この人達の御意見をここで一應御披露を願いたいと思います。
【次の発言】 昨日、全権という言葉を使つてはどうかと思いますけれども、この問題の決定をこの方々に御委託いたしましたのでありますから、この方々の結論を尊重いたしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、昨日の委員会では結論に到達していなかつた。そういうふうに解していいのですか。
【次の発言】 理事の点については結論に到達したが、副主査の点については結論に到達しなかつた……。

第3回国会 大蔵委員会金融制度改革に関する小委員会 第1号(1948/11/22、1期、日本社会党)

○委員外委員(波多野鼎君) ちよつと意見書の中で一、二お伺いいたしますが、第一の財政と金融の分離の中で後の方に、我は政府が公債の発行その他の手段により特殊金融機関を通じて長期乃至中期の産業資金を供給するというような処置をとつて呉れということですがこの場合、公債の発行と申しましても現在では勿論市中で賣れるわけではないのだから、結局日銀引受になるということを前提としてお考えになつておいでになるのですか。  それからもう一つ、そこで特殊金融機関というものを特にここへ挙げておいでになりますが、後の方でですね、最後に第五としてお附加えになつたと思いますが、長期金融機関の問題につきまして特殊の金融機関でや……

第4回国会 大蔵・人事・労働連合委員会 第1号(1948/12/06、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 大藏大臣か労働大臣が出席した場合に質問したいと思います。それまで留保して置きます。

第4回国会 大蔵・人事・労働連合委員会 第2号(1948/12/07、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 ちよつと政府にお伺いしますが、政府が五千何百円の新らしいベースを決めたについて、これは提案の理由にあるように、一般國民の消費水準とか、民間における一般勤労者の賃金の現状等を考えて、賃金ベース自体としてこれが妥当であると決められたのか、それとも財政の收支の面からこの程度に落着くより他にないという意味で決められたのであるか、どちらであるかということを先ずお伺いいたします。
【次の発言】 それでは五千三百何円のベースというものが、官公吏の生活を一般國民の消費水準と同じ程度に引上げるものであると確信しておられますか。
【次の発言】 では次にお伺いいたしますが、人事院が勧告しました六千三百……

第4回国会 大蔵・人事・労働連合委員会 第4号(1948/12/11、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この政府の職員の給與につきまして人事院と政府と両方の案が出ているわけなんであります。この二つの案を我々が審議するについて、いろいろ從來疑問の点が問題にだんだんなつて参りましたが、我々としては政府職員を眞に國家の、人民の公僕として働けるような地位に置いてやる、できるだけその待遇をよくしていきたいという見地から、この二つの案を眺めておるわけなんでありますが、段々話を聞いていると、五千三百三十円の政府案の方が六千三百七円の人事院案よりも却つて政府職員のためにいいんだというような意見が、大分高まつて來ておるように聞くのであります。例えば大藏省案によると、勤務時間が六・六時間である、この六……

第5回国会 運輸・大蔵連合委員会 第2号(1949/05/31、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この拂下げ法案の提案は、提案理由を拜見いたしまして、いろいろと分らないところが沢山あるのでありますが、その一番分らない点は次の点なのであります。この法案では大体戰時中に買收した鉄道の拂下ということでありますが、その拂下を予定されているのは、大体赤字が非常に多い路線である。この配付されました資料を見ましても、成程赤字が多い、そういう路線が拂下の対象として問題になつている、そうして他方におきましては、この資料の中にありますように、鶴見臨港鉄道とか、それから南武、青梅鉄氣鉄道、いろいろな鉄道の元の会社と言いますか、或いは又何とか同盟といつたようなものが拂下の請願を沢山出しております。で……

第5回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第2号(1949/04/14、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 地方財政法の第二條の第二項に、こういうことが書いてあります。「國は、地方財政の自主的な且つ健全な運営を助長することに努め、いやしくもその自律性をそこない、又は地方公共團体に負担を轉嫁するような施策を行つてはならない、」こういうことが地方財政法の第二條第二項に書いてあるのであります。今度の國の予算の編成が非常に困難ないろいろの局面を持つておつたということは我々もよく分るのでありますが、地方配付税法の配付金をこれだけ減額したということは、これは國家財政の都合によつて地方團体に負担を轉嫁するということに当るのではないか。そうだとすると、地方財政法第二條第二項の規定と正面に衝突することに……

第5回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第5号(1949/04/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 総理大臣に二点お伺いいたします。総理大臣は、組閣以來常に民主政治のルールを確立するということを一つの念願としてやつておいでになる、これは本会議その他においてしばしば言明されているところでありまして、我々の敬意を拂うところであります。ところで民主主義のルールを確立するということについては、何も政権の授受の場合にだけそれが問題となるのではなくて政府の行政その他の面におきましても、常に民主主義のルールに從うことが必要だろうと思うのです。ところで行政面におきます民主主義の徹底ということに関して申上げますれば、これは政府が現存の法律を尊重して行く、この法律たるや民主主義的な手続によりまして……

第5回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1949/04/19、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 修正案を研究するという意味ですか。
【次の発言】 私は本予算について修正の動議を提出いたします。
【次の発言】 二十四年度の予算案につきまして、第一分科会におきまして次の点を修正する動議を提出いたします。  先ず、歳出の方面から申しますと、公共事業費を百億円増額する。その内訳は文教施設費、いわゆる六三制の設備の拡充のために三十億円、農業改良補助金のために五十億円、住宅建設費のために二十億円をそれぞれ増額するのであります。総計百億円、それから地方配付税配付金を百六十億円増額する。減額の方面を申上げますと、價格調整費を五百七十五億八千八百万円減少いたします。その内訳は特定産業向け石炭……

第6回国会 経済安定・大蔵・通商産業連合委員会 第3号(1949/11/28、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 今の問題に関連してですね、まあそれから質問しますが、有効需要を基礎にしてこの貿易計画を立てるわけなんでしようか。大体今の政府のやり方は官公吏の賃金なんかぐつと抑えておる、生活に非常に困難するような状態に放置して置きながら、そうして有効需要とは一体何です。あれは物価なり、生活費の昂騰に応じて官公吏の賃金でも上げて行けば有効需要で行くのですが、無理に抑えてしまう。有効需要というて何が有効需要であるかそこを一つ……。
【次の発言】 だからですよ、有効需要ということじやないのであつて、実は日本の再建計画、これを基礎にして貿易計画を立てるということになるのじやないのですか。

第6回国会 経済安定・大蔵・通商産業連合委員会 第4号(1949/11/29、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 外国為替予算の提出ができないという事情を承りましたが、そうだとすると困ることが起きるのじやないかと思う。それは例の輸入許可について早い者勝ちというような原則をこの法律で決めようとしておる。一体申込んでどうなるか訳が分らんじやないですか。そういう点はどうなるのですか。
【次の発言】 申込んでも意味がないのじやないかと言うのです。
【次の発言】 一月までに発表する。今はできないというわけですか。
【次の発言】 只今木内さんからいろいろ為替予算についてお話を承つて大体の見当は付いたのでありますが、この為替予算というものから考えて行くと、そうすると、昨日あたりから通産大臣も安本長官も言つ……

第7回国会 建設・大蔵連合委員会 第2号(1950/04/20、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 この住宅法案が通つた場合にですね、例えば私がこの住宅を建てようと思えば、どういうふうにどこへ持つて行つて、どういうような手続を執ればいいのか。それから又一つ銀行の窓口なんとかかんとか言われるが、どうすればいいのか。具体的な問題から先ず……
【次の発言】 どの銀行でもいいのですか。指定はないのですか。
【次の発言】 銀行でやるのですか。
【次の発言】 幾つも銀行がありますね。そこに持つて行つて何十人か何百人か申込んだとしますね。その場合どういうふうに審査なさるのですか。例えば順位を決めるとかいつたようなこともあるでしよう。そういう点がちつとも分らないのですが、先ずその点から聽きたい……

第7回国会 大蔵・人事連合委員会 第1号(1949/12/21、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 どうもその辺はつきりしないのですが、やはり国鉄裁定による十五億五百万円を支給するということが、臨時年末手当を支給するという意味において支給するのか、過去の待遇の切下げを補填する意味において支給するのか、そういう点は大きな議論の岐れ目になると思います。今後の裁定の中政府が履行し得ない残余の部分についての問題もそこから発生すると思うので、政府側の見解を一つはつきり確かめておきたいのは、この提案理由書を読んで見ますと、尚本法律案は云々と船舶運営会、復興金融金庫その他の職員についても予算上の措置により、国家公務員と同様に臨時年末手当を支給する方針である、これはいいのでありますが、「特に」……

第7回国会 大蔵・人事連合委員会 第2号(1949/12/22、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 昨日から問題になつておる点ですが、年末手当の問題と裁定の一部履行の問題ですね。これを昨日河野君はいろいろ説明しておられましたが、やはり大蔵当局は国鉄の裁定の一部履行ということと、臨時年末手当というものを同一のものに考えている。同性質のものに考えている、裁定の一部履行は即ちその他の公務に対する臨時年末手当、臨時年末手当を出すから裁定の一部をあれだけ認める。逆に言えばそうなるのです。そういう関係が材料の中にはつきり出ている。これは配つた材料の中に、「昭和二十四年度臨時年末手当所要財源内訳表」それを見ていると国有鉄道などはちやんと出ておる。それからもう一つ小さい半端な紙の方でも、財源仕……

第7回国会 大蔵・地方行政・建設連合委員会 第2号(1950/04/01、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 今日の連合委員会は大蔵委員以外の人にどんどん質問して貰つて、できるだけ早く連合委員会を止めて大蔵委員会に持つて行くということで進めたらどうでしようか。

第7回国会 地方行政・内閣連合委員会 第1号(1950/04/25、1期、日本社会党)

○波多野鼎君 提案理由について若干質問したいと思うのですが、今度の地方財政委員会を設置する理由としまして、従来の地方自治庁の機能が十分でなかつたということが、ここに謳つてあるのですが、どういう点なんですか、どういう点がよくなかつたんですか、具体的にどんな点において今の自治庁がですね、地方自治委員会ですか、これを以て活動しておつても、どういう点が足りなかつのですか。
【次の発言】 シヤウプの報告書の中には、勿論そういうことも出ておりますが、同時にその報告書の中には現在の日本の知事会議ですか、例えば府県別などについての改革案も出おるわけです。これと睨合せなければこの問題は解決できないのじやないかと……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第1号(1950/07/18、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 只今国務大臣の御答弁の中に、甚だ聞き捨てならんことが一、二あつたと思うのです。即ち今度の地方税法案を拠出するに当つて、政府としては尚これ以上原案に修正を加えたものを出したかつたのだが、それはできなかつた、この案は甚だ遺憾な案であるが、御審議を願いたい。こういう趣旨のことがあつた。更にもう一つ、参議院において修正意見が出れば喜んでそれが通るように協力するという言葉がある。つまり政府は確信なくしてですよ、確信なくしてこの案を出しているということになると思うのです。そういう案を出して我々に審議を求めるということは不届きだと私は思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり)御答弁が願いたい。

第8回国会 予算・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/26、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それではこれより予算並びに大蔵委員会を開きます。  この前から問題につなつておりました現下の金融情勢につきまして日本銀行総裁であり、且つ日本銀行の政策委員会の議長をしておられます一万田氏が御出席になりましたので、一万田氏から一応の御説明を承わりたいと思います。
【次の発言】 暫く時間の余裕を貰いましたから、これから質問をして頂くことにします。
【次の発言】 ちよつと質問の方に申上げますが、時間が余りありませんのに質疑通告者が非常に多いですから、どうぞ簡單に御質問願います。
【次の発言】 他に御質問の方ございませんか……。なければ本日の連合委員会はこれを以て閉会といたしま……

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第1号(1951/05/31、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 議事進行について……、今日は参考人として意見を聞いておるのであつて、討論を聞いておるのじやないのですから、嚴重に注意して下さい。

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第2号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○波多野鼎君 やはり今佐多君の言われたように今朝連合の委員長会議では先ほどの申合せでありますから、総理が今日出て来られないということがはつきりした以上は、もう一度委員長の会議を開いて、議事の運営についてお諮り願いたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 今の問題に関連いたしまして増田さんにちよつと申上げたいのでありますが、第七国会で北海道開発法の審議があつて、今の第五条のこれが問題になつたときに、増田さんはこういうことを言つておられるのです。事業を直接のTVAように営むことは、各省の事務当局の間においても意見の扞格もあり、各省の事務当局の微妙な経緯等がある。これは練達なる赤木……

第10回国会 予算委員会地方財政平衡交付金に関する小委員会 第1号(1951/03/22、2期、日本社会党)【議会役職】

○仮委員長(波多野鼎君) それでは只今から予算委員会に設けられました地方財政平衡交付金に関する小委員会を開きます。  先ず小委員長の互選についてお諮りいたします。
【次の発言】 只今の岩間君の動議に御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと認めまして、私が小委員長を勤めさせて頂きます。
【次の発言】 地方財政平衡交付金に関する問題についての政府側との質疑応答は随分いたしました。ところでこれを地方財政委員会の勧告案と大蔵省の査定案との比較を見ておりますと、一番大きく大蔵省が削減した項目は文部省関係のが多いのだろうというふうに思われます。特に教職員給与の級別格付基準改訂……

第10回国会 予算委員会地方財政平衡交付金に関する小委員会 第2号(1951/03/23、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(波多野鼎君) それでは地方財政平衡交付金に関する小委員会を開きます。昨日一応の結論を出しましたので、今日委員会に報告すべき原文を作成いたしましたから、これをお諮りして御承認を願いたいと思うのであります。先ず最初に少し長いですが読み上げてみます。  地方財政平衡交付金に関する小委員会の経過並びに結果を御報告いたします。  予算委員会の決議により設置せられました本小委員会は、昨二十二日池田大蔵大臣、天野文部大臣、黒川厚生大臣及び青木地方財政委員会委員並びにその他関係政府委員の出席を求め、地方財政平衡交付金に関する質疑を行なつたのでありますが、この審議の過程を通じて確認されました主要な事項……

第13回国会 外務・大蔵連合委員会 第1号(1952/05/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○委員外議員(波多野鼎君) 第三條をもう少しはつきり一つ答弁して頂きたいのですが、今小林委員の御質問に対して政府側の答弁は、第三條というのはあつてもなくても同じようなものだという趣旨の答弁だつたのですが、それで間違いないですか、そう理解して。
【次の発言】 今例外と言われるのは第十七條のことでしよう、第十七條のことを意味しているのでしよう、そうでしよう。そうしますと、第十七條で、例えば或る国が日本からの輸入の制限というようなことの方針を取つたということは、即座に「その国の安全又は重大な利益に影響を與える緊急事態の場合」だと我々は認定しなければならんのです。すぐ認定しなければならない。ちよつと説……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第1号(1952/04/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 経営参與的株式の取得というやつですね、あれは外資委員会の認可を受けるのですか。
【次の発言】 その経営参與的な株式取得というものは非常に大きなものになつていると思うのです。今石油は特殊な例でおるからとおつしやいましたが、石油だけではないですよ。これは去年の六月の現在だけれども、例えば日本金銭登録なんという会社は七〇%をアメリカ資本が持つているのです。その他挙げれば幾らもありますけれども、経営参與的な株式取得という形でぐんぐん日本の事業界が支配されて行きつつあるという事実は政府のほうでも認めておられるでしよう。
【次の発言】 それでは今外国の資本が直接投資の形で入つて来るのはどうし……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第5号(1952/05/31、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつとそれじや関連しまして……。そういう場合、市場を通じて買つた場合、買つたあとでその買つた株式の総額を計算して見て、この会社の六〇%、八〇%にも及んでおるということが初めてわかるので、買う前に許可を受けますか。
【次の発言】 何株買うということが……。

第13回国会 大蔵・通商産業連合委員会 第1号(1952/04/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつとそれは幾らになるか……。

第13回国会 内閣・大蔵連合委員会 第1号(1952/06/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 先ほどの木村委員の質問に対する野田さんのお答えの中に、外貨資金の運用について、民間の優秀な経験を活用する、いわゆる民間の為替銀行を活用するということを言つておられましたが、従来横浜正金銀行が外貨資金の運用について、一種の独占的な地位を持つてやつて来たことはもう誰も知つていることなんです。今後この民間の銀行を活用して行くという方針をどのように貫いて行かれるか、その点を一つ。そういう横浜正金銀行のようなああいうものを作るかどうか。
【次の発言】 それじや私は今の問題は大蔵大臣に留保しておきます。

第13回国会 内閣・郵政・電気通信連合委員会 第3号(1952/06/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○波多野鼎君 ちよつと関連して、野田長官の行政委員会を廃止するという御意見はわかりましたが、特にこの電波監理委員会について、これを廃止しなければならんという理由はどこにあるのですか。
【次の発言】 電波監理委員会があることによつて支障を来たしたようなことがあるのですが、今まで行政……。
【次の発言】 内閣の方針から多少離れることがあるというのが委員会制度の欠陥だというわけなんですね。そのことと、だから内閣の方針にびつたり合わさるように電波監理委員会を内局にするわけなんですね。そのことと、今質疑応答が繰返されておる一党一派に偏しないということとどういう関係にあるのですか。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

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