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一松定吉 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

一松定吉[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(参)
427位
委員会発言歴代TOP500(参)
374位
委員会出席(無役)歴代TOP500
327位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
344位
各種会議発言(非役職)歴代TOP100
93位

4期委員会出席(幹部)TOP50
36位
5期委員会出席TOP50
33位
5期委員会出席(無役)TOP25
11位
5期各種会議出席TOP10
6位
5期各種会議出席(無役)TOP5
4位

このページでは一松定吉参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。一松定吉参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 法務委員会 第3号(1950/07/25、2期、国民民主党)

○一松定吉君 今鬼丸委員の御質問の点に関して私も少し疑義を質して置きたい。この八条を特に設けなければならない理由を一つ承わりたい。なぜ刑法の三十六条、三十七条の規定では満足ができないのか、こういう立派な規定があるにも拘わらず、この第八条というような規定を設けるから、今鬼丸君の言うような疑問が生ずる。而して刑法の三十六条、三十七条という法文の解釈については、もう法曹界においてこれは多年に亘つて幾多の判例も出ている。そして警察官が武器を使用していろいろな事が起つたときに、それが刑法の三十六条に当るか三十七条に当るかというようなことは、いろいろ研究を遂げているのであるからして、その刑法の正当防衞並び……

第8回国会 法務委員会 第5号(1950/07/27、2期、国民民主党)

○一松定吉君 問題はこの小型武器使用の点に関してでありますが、前回以来お尋ね申上げておりましたこの小型武器を使用する場合を、今少しく明確に規定する必要があるということを私は考えております。先ず前回にも引用いたしましたように、警察官等職務執行法の第七條に拳銃使用の場合のいろいろな制限が設けられておりますることは皆様御承知の通りでございます。それから海上保安官の拳銃使用に関しましては、これ又昭和二十四年十一月十七日に海上保安庁長官大久保氏から拳銃使用及び取扱規定というものを掲げられておりまして、その第四條で詳細なる取扱に関する注意が規定せられております。こういうように拳銃使用について海上保安庁の規……

第8回国会 法務委員会 第6号(1950/07/28、2期、国民民主党)

○一松定吉君 運輸大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、衆議院の議員提出法律案といたしまして、あなたの所管に属する鉄道公安職員の職務に関する法律案というのが提出せられまして、衆議院を通過して当院に送付せられておりますが、この鉄道公安職員の職務に関する法律案の第八条にある「鉄道公安職員は、その職務を行うに当り、特に自己又は他人の生命又は身体の保護に関し、やむを得ない必要がある場合を除いては、武器を使用してはならない。」、こういう規定があるのであります。その前条の第七条に「鉄道公安職員は、その職務を行うため、小型武器を携帶することができる。」という、この規定を受けての第八条の規定であります。この規……

第8回国会 法務委員会 第7号(1950/07/29、2期、国民民主党)

○一松定吉君 私は只今議題になつておりまする鉄道公安職員の職務に関する法律制定に関しましては、我々はこの趣旨に鑑みまして、この制定の趣旨に大賛成であります。但しこの中で私共は直ちにこのままに通過されるのでは将来種々の禍根を残す虞れありと思量せらるべき点が二つございます。  その第一は、第七條の「小型武器を携帶することができる。」ということにつきましては、これは時局に鑑みましてこの必要のあることを承認いたしますが、この小型武器を使用するに当りまして、第八條のごとく、ただ單に「自己又は他人の生命又は身体の保護に関し、やむを得ない必要がある場合」云云というこれだけの点では、余りにも範囲が茫漠といたし……

第9回国会 法務委員会 第4号(1950/12/05、2期、国民民主党)

○一松定吉君 総裁に一つ伺つてみたいわけですが、どうも近頃逮捕状の発令が非常に多過ぎる。これは刑事訴訟法の規定にもあります通り、逮捕しなければならないという相当の理由があるときに限つて逮捕状の発令ができるわけであります。然るに何でもかんでもいい加減なことを書いて行つて検事、検察官が裁判官のところに持つて行けばその内容も十分検討せずして、どしどし逮捕状を発令する例が近頃非常に多い。これは人権尊重という今日の建前からいたしますれば、甚だ以て人権蹂躙である。こういうようなことについては法務庁としては相当の内訓を発するとか、或いはそういうようなことがあればその理由を問い質すとかして、やはり人権尊重の実……

第10回国会 運輸委員会 第24号(1951/05/25、2期、国民民主党)

○委員外議員(一松定吉君) 委員外の質問としてお許しを賜りましたことを感謝いたします。私は運輸大臣に少しばかり御所見を承わつてみたいのであります。  終戦後我が国の交通に対しまして非常なる進歩発達を加えて殆んど戦前に近いような状況に立至りましたことは、運輸当局の御尽瘁の賜であるとこの点に対しましては私は感謝いたしております。私の所見といたしましては、我が国における運輸交通に対しましては何といたしましても運輸省のとるべき処置は公正でなければならない。交通の便宜ということを念頭に置かなければならない。外客誘致に関して将来の見通しを以てそれらの施設を十分にしなければならない、こういうように私は考えて……

第10回国会 決算委員会 第19号(1951/05/12、2期、国民民主党)

○一松定吉君 解職してしまうときにどうもせんのか。そんなことをした、惡いことをしたのに解職すれば責任がないということになるか。それはどうするか。
【次の発言】 後任ではいけない。惡いことをした男さ、惡いことをした、が、解職させたから責任がないということになつたらいかんね。国家はどういうことをするのか、惡いことをしてしまつても、解職させたら責任がないということになつてしまつては、皆惡いことをして、解職させられたらそれでいいということになつてしまう。それは国家の運用の上で非常に憂うべきことだ。それはその時分には官吏としてやつたことであつて、それ自身が官吏の職務権限を逸脱してやつたのであり、民法上の……

第10回国会 大蔵委員会 第1号(1950/12/12、2期、国民民主党)

○委員外議員(一松定吉君) 大した問題じやないですから。
【次の発言】 大蔵大臣にお伺いしますが、只今御審議中の特別職職員の給與に関する法律案ですね。別表について少し伺いたい。これによりますと私のどうも理解しがたいのは、国務大臣と他の人事官及び検査官、国立国会図書館長、国家公安委員会委員、公正取引委員会委員長、地方財政委員会委員長、全国選挙管理委員会委員長、公益事業委員会委員長、文化財保護委員会委員長、大使に対し、これが国務大臣と同じように俸給が四万八千円ということになつている。これは私甚だ理解に苦しむ。国務大臣は御承知の通り総理大臣の勿論命を受けるのであるが、国政のすべてに干與して重大な任務……

第10回国会 法務委員会 第3号(1951/03/07、2期、国民民主党)

○一松定吉君 只今の木内事件に関連して、私も法務総裁の御意見を質して見たいのです。法務総裁の今までの御答弁によりますると、如何に検察陣営の改革に御努力相成つたかということについては私も大いに敬意を表します。そういうようなお考えで、この検察陣営の改革をやるという非常な確乎たる法務総裁がなければ、検察陣営がときに派閥抗争を盛んにして、いわゆる検察権の公正なる運営を阻むことが大きいことは私もよく承知している。あなたがそういうようなお考えで今度の木内君の問題に御精励なさつたということは私は何ら異存はありません。又あなたがそういうお考えでやつたことが自由党の選挙対策に云々だとか、あなたが自分の法務総裁と……

第10回国会 法務委員会 第8号(1951/03/20、2期、国民民主党)

○一松定吉君 本法案につきましては先般来他の諸君並びに私から登記簿の信用保持のために、今度改正のこのようなやり方では登記簿の信用保持ということについて障害がある、故にそういうような障害を取除くという何か新たなる施設でも設けられるならば、いわゆる信用保持ということができる意味において我々はあえて反対はしないのでありますが、法務府におきましては、その後この疑問について何らかの工夫を凝らされたでありましようか。若しありますならばそれを当委員会において明らかにして我々の審議の参考に供せられたい。
【次の発言】 大分信用保持の方法についての構想が練られたことは喜びに堪えませんが、若し登記官吏がですね、そ……

第10回国会 法務委員会 第12号(1951/05/11、2期、国民民主党)

○一松定吉君 どうですか、今日はこの辺で……。

第10回国会 法務委員会 第18号(1951/05/24、2期、国民民主党)

○一松定吉君 ちよつと待つて……。今のと関連して、今のその何ですか、二十三條の「調停に関して必要な事項は最高裁判所が定める」とある。それは憲法の第七十七條か、「最高裁判所は、訴訟に関する手続、弁護士、裁判所の内部規律及び司法事務処理に関する事項について、規則を定める権限を有する。」とある。これで最高裁判所が国会の了解も何も得んで勝手に何でもかんでもやられては立法権を害することになる。これはやはり最高裁判所が国会の了解を求めて定めるようにしてもらわないと困るのだから、その意味において伊藤委員からも質問があつたと思うのですが、最高裁判所が定められるということは結構なんですが、やはり我々がこれに協賛……

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/12、2期、国民民主党)

○一松定吉君 只今の御説明、実は資料がほしいのです。今局長のお話になつたようなことを資料によつて……。
【次の発言】 そこで私の資料の提出を求めたいのは、これは成るほど本年の予算でありますが、私この以前五ヵ年間の比較表を見たいのです。それをひとつ本審査までで結構ですから御作製の上御提出を願いたい。五ヵ年間の、今局長の御説明にもありましたが、その比較表ですね。それと同時に建設省の関係ある河川に関する各河川別の今までの支出したやつと、それの河川と砂防と建設とは分けてもらいたい。何故私は、こういうことを言うかというと、これは私の関係ある省ですから、私関係あつたときに考えたことと、現在のやりかたと、世……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/03/03、2期、国民民主党)

○一松定吉君 関連質問で、物価と賃金或いは国民生活の問題を論ずるときに、物価が下つたりときにはおおむね問題にならないが、朝鮮事変を契機として物価がかなり上つた。或いは部分的には思惑のあつたものもあつただろうと思う。そうして一時は上つた物価もかなり又下りつつあるものもある。先ほど例に出ました石鹸のような問題も、昨年の今頃は果してどんな値段であつたかということが重大な問題になるのです。私は特に石鹸のほうに対して多少聞いてもおりますが、昨年のまだ公定価格のあつた時代と現在上つた相場がどの程度にあるか。去年石鹸業者が非常に混乱に陷つて、暴落を続けて行つて破産に瀕したものがたくさんある。特に物価の問題を……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第14号(1951/11/09、2期、国民民主党)

○一松定吉君 ちよつと法務総裁にお伺いしますが、第九十八條第一項には條約に関する規定がない、こうあなたはおつしやつたのですが、「その條規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為」といううちには、條約締結は含まないのですか。
【次の発言】 含みますか。
【次の発言】 締結行為が含むなら、締結行為の結果できた條約そのものが憲法に違反しているとかいう時分に、この九十八條の一項には拘束云々という制限を受けぬとおつしやるのです。
【次の発言】 そうすると、九十八條のなんですが、「行為の全部又は一部は、その効力を有しない」ということは、憲法に違反して締結された條約はこの効力を有しないという以外……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第18号(1951/11/14、2期、国民民主党)

○一松定吉君 私は総理大臣と大橋法務総裁とに少しばかり伺つてみたいのでありますが、総理大臣には極く大綱のみをお答え頂けば結構でありまして、詳細は專門家の大橋法務総裁に伺つてみたいのであります。質問をいたしまする前にあらかじめお断わりして置かなければなりませんことは、私のこれから申上げまする質問は、只今審議中でありまする平和條約又は安全保障條約が無効であるとか、或いは一部無効であるとかいうようなことを前提として申上げるのではございません。私は賛否の意見を、態度を明らかにいたしまする場合のことを今申すのは如何かと思いますが、私はこれは批准すべきものであると考えておるのでありまするから、そういう意味……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第21号(1951/11/17、2期、国民民主党)

○一松定吉君 総理にはどうも御無理なような質問がありましたら御遠慮なく総裁からお答え下さつて結構です。今まで問題になりました條約そのものと憲法とが違反しておるというようなことが頻りに論議されたのでありますが、これは憲法に違反しておるんだという認定は誰がするんでしようか。
【次の発言】 そうするとなんですか、違憲か違憲でないかということは国会できめるんですか。国会できまらんときには裁判所できめる、こうおつしやるのですか。
【次の発言】 その法律上の根拠如何。
【次の発言】 その根拠を伺つているのです。あなたのその根拠、どこから来るか、それを伺つているのです。

第12回国会 法務委員会 第2号(1951/11/13、2期、国民民主党)

○一松定吉君 私は法務総裁に極く簡単に緊急にお尋ねしたいことは、昨日の午前十一時頃京都府における京都大学学生が、天皇陛下の自動車を取囲んで、革命歌を歌い、そうして大山君来る、大山君を迎えるというようなことを言うて、騒いだという今朝の毎日等の記事によつてこれを知りまして驚いたのです。近来学生が共産主義にかぶれていろいろな行動に出て、学生の父兄は勿論国民をして顰蹙せしめるような行いのあることは、私ども実に遺憾に思うのでありますが、丁度数日前にもありましたように、水谷長三郎君の門前に学生が迫つてこれを破壊したとか、又昨日のああいうようなやり方とか、こういうようなことは学生として誠にあるまじきことであ……

第12回国会 法務委員会 第6号(1951/11/20、2期、国民民主党)

○一松定吉君 私は裁判官、検察官の報酬等に関する法律の一部を改正する政府提出の原案には全然同感の意を表したい。一体国家の公務員の中で、どの職が非常に高く、どの職が非常に低いとかいうようなことは、これは問題とすべきものではありませんが、国家の秩序を維持し、そうして国民の権利義務を完全に擁護する必要上、裁判、検察これらの職に従事しておる人を待遇をよくして、そうしてそれらの人がその地位に安んじて終身その職務のために精魂を打込むというような考えを起さしめ、又そういう考えを以て職務に携わらしめなければならんということは言うまでもございません。そういう意味におきまして、裁判官検察官には成るたけ有為の入にた……

第12回国会 法務委員会 第7号(1951/11/21、2期、国民民主党)

○一松定吉君 それでは総裁に一つお伺いいたします。これは裁判所、検察庁共通の問題ですが、今度この人員を減少する。それは予算を減縮するためだということは承知しておりますが、人員を減らすことによつて事務に担当の支障を来たすように思うのですが、この辺はどうでしようか。
【次の発言】 与えられた法務総裁からの資料によりますと、昭和十九年以前に比べ昭和二十一年以後、即ち終戦後は事件が非常に増加しております。終戦前は検事一人当りの未済が一カ月に二十八件か二十九件か、三十一件かというようなことになつておるのが、終戦後にわかにこれが九十になり九十八になり、百二になつた。殊に二十六年は一月から六月までに百二とい……

第12回国会 法務委員会 第8号(1951/11/22、2期、国民民主党)

○一松定吉君 今審議中の裁判官の報酬等に関する法律案、検察官の俸給等に関する法律案、この法律案についての先ず当委員会の態度をきめまして、それから後にこれに牽連するものは勿論、難しないいろいろな法務総裁その他に対する質問を進行するというようなことに取計らうとよろしいのではないかと思います。

第12回国会 法務委員会 第9号(1951/11/26、2期、国民民主党)

○一松定吉君 私はこの案に賛成です。我々の考えといたしましては、つまり今のように道義の頽廃しているとき、これらの頽廃の事案を振粛するためには、本当に立派な裁判官、検察官等が必要であることは言うまでもありません。けれどもそういうときに、これらの官に補せられる人々が、給與が菲薄であるために生活が困難であるし、その椅子に安んじて長く坐ることができないというようなことでは、官紀、綱紀の振粛もできませんし、徳義の頽廃を是正するということもなかなか困難であろうと思います。今我が国において本当に我々国民の頼るべきものは裁判官、それに次いで検察官という地位にある人々であります。こういう人が生活が十分にやつて行……

第12回国会 法務委員会 第10号(1951/11/27、2期、国民民主党)

○一松定吉君 大臣にちよつと伺いますが、今のあなたのお話を承つておると、どうも私は腑に落ちんことがある。それはあなたの平素の行動については敬意を払つておる一人でありますが、大学の自治というものは、学問に関することでありまして、それは尊重しなければならんが、大学の治安を維持するということについての限界というものは、大いに研究しなければならんと仰せになりましたね。それは遅いではありませんか。そんなことは文部大臣におなりになつたときに、それはすでに考えてやらなければ、あなたのようなこれから研究するということは、泥棒を捕えてから繩をなうのだというのと同じで、遅いのでそれではいけません。自治は自治、学内……

第13回国会 法務委員会 第9号(1952/03/03、2期、改進党)

○一松定吉君 そこで明日の証人を喚問する前に当つて、この大学の問題と警視庁の問題の相剋摩擦の原因は、いわゆる文部省の次官通牒というものに端を発したものと思います。その解釈の見解如何。そういたしますと、我々国会議員としては文部省の次官通牒の内容を明らかにしなければ、この事実について判断するところの資料というものに欠けるところがあると思いますから、先ず証人尋問に入る前に文部次官を喚んで、次官通牒の内容を一つ説明させるということについて御考慮を願いたいのであります。

第13回国会 法務委員会 第11号(1952/03/06、2期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと、あなたがたのお答えを聞いておるとどうも私のわからないことがある。それはあなたがたの持つておつた手帳を学生諸君が取上げて、そして写真に撮つた。その写真に撮つた中にあることを参議院の事務当局のほうでここに写しをこしらえた。その写しによつて見ると、あなたは茅根巡査ですね。
【次の発言】 あなたの警察手帳の中に、十二月六日身元調査森有正教授、二十五日身元調査協組塚崎宏、それから二十六日職員の共調査、一月三日紅谷芳弘教授身元調査、それから十七日小笠原良夫教授身元調査、三月一日身元調査J研究生西田昭、四日身元調査東大図書館鵜飼長壽、高倉テルの秘書云々、そういうふうに書いてありますね……

第13回国会 法務委員会 第12号(1952/03/12、2期、改進党)

○一松定吉君 まだ法務総裁に聞きたいことがあるので……。

第13回国会 法務委員会 第13号(1952/03/14、2期、改進党)

○一松定吉君 私のお尋ね申上げたいことは、大学の学長をいじめるとか、警視総監をいじめるとか、そういうようないやしい考えを少しも持つておりません。  先ず質問をする前に私の意見を申上げておきますが、私は本当の最高学府である大学がよく国民の信頼によつて正しく発展し、そして立派な人材を数多く養成して国家の期待に副うように努力して行きたいと念願するの余り、又警察官が法を嚴正に執行して社会の秩序に貢献するところ多かれ、かような念願から私のどうも……今までの皆様のお考えとかお取りになつた処置についてわからない点を一つ明らかにして、そうして今私の申上げました目的に達成するように将来御精励を願いたい、こういう……

第13回国会 法務委員会 第14号(1952/03/26、2期、改進党)

○一松定吉君 平和条約の第十一条によりますと、つまり刑の執行を受けた者に対する赦免、減刑、仮出獄、それから刑の宣告を受けた者に対する赦免、減刑、仮出獄というようなものは、前者については「一又は二以上の政府の決定及び日本国の勧告に基く場合」、後者については、「極東国際軍事裁判所が刑を宣告した者については、この権限は、裁判所に代表者を出した政府の過半数の決定及び日本国の勧告に基く場合」、この一において赦免、減刑、仮出獄のできることはこの明文上明らかであります。そういうようなもう事実関係が現われたのですかどうですか、一又は二以上の政府の決定があつたとか、或いは代表を出した政府の過半数の決定があつたと……

第13回国会 法務委員会 第16号(1952/03/29、2期、改進党)

○一松定吉君 大体のことはわかりましたが、刑の判決が確定したようなもの、まだ確定前で今審理中のもの、そういうものに対しましては、今まではよく判決確定しておるものということが前提となつて、それがために控訴上告のものも取下げて確定させて恩赦の恩典に浴するというやり方をして見たり、或いは控訴上告をしておつても、確定したくても当然或る一定の期間内にその始末がつけば、遡つて恩赦の恩恵に浴するというような実例、そういうのがたくさんありましたので、今現在審理中のものであつて先に申しましたような考えで早く確定しなければいかんではなかろうかというので、頻りに取下げるようなことをしておるものもある、取下げなくても……

第13回国会 法務委員会 第27号(1952/04/22、2期、改進党)

○一松定吉君 刑事判決の再審査に関する法律案、それから民事判決の再審査に関する法律案の一方は第七條、一方は第四條、その地位の回復ということと、公正且つ衡平な救済を與えるということを具体的に説明して頂きたい。どういう場合、どういう方法で……。
【次の発言】 地位の回復というのは押収された品物を返してやるのが地位の回復だ……、それは地位の回復じやない、押收されておるものを返してやるということは地位の回復じやない、地位というものはその人の資格じやないですか。
【次の発言】 そうすると今の新聞広告をして、こういうことでこの人は無罪になつたということを公告してやるということだけに地位の回復という文学を使……

第13回国会 法務委員会 第41号(1952/05/21、2期、改進党)

○一松定吉君 委員長、この程度で今日はどうですか。

第13回国会 法務委員会 第42号(1952/05/22、2期、改進党)【議会役職】

○理事(一松定吉君) 速記とめて。
【次の発言】 速記始めて。本日はこの程度にとどめまして、明日は午前十時から続開いたします。    午後四時三十四分散会

第13回国会 法務委員会 第45号(1952/05/26、2期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと伺いますが、先生は我が国における憲法の権威者であらせられる。ところが我が国において現に行われておるこの刑法には共犯という規定があつて、而してその共犯はいわゆる実行正犯、教唆正犯並びに従犯、並びに従犯の従犯、こういうことが規定されておつて、扇動という文字は刑法ではどこにも規定はないのです。それから予備、陰謀を罰するやつは内乱罪に関する七十八條に規定がある。ところが扇動というような文字は刑法の中にはそういう犯罪がない。それがないにかかわらず、この刑法の運用が旧刑法の時にずつと支障なく運用されておる。そういうように扇動という文字がなくてもこれが支障なく運用されておつたということ……

第13回国会 法務委員会 第48号(1952/06/04、2期、改進党)

○一松定吉君 私は本法案に対しまして、今まで委員と政府との間に質問応答をいたしましたことで、なお不明瞭である点を明らかにいたしたいために、以下数点に亘つて質問を試みるのであります、あらかじめ申上げておきますが、私はこの破防法設置ということについては、これを必要であるという意見であります。併しながら今のようなこういう法案では、このままに我々は呑むことはできない、こういう意見を持つておるのであります。私の質問はそういう意味において質問をいたしまするので、どうか政府当局におかれましても成るたけ我々委員は勿論、委員以外の全国民が、この法案を是非通過せしめて、これを実施することによつて破壊活動の防止が必……

第13回国会 法務委員会 第49号(1952/06/05、2期、改進党)

○一松定吉君 ちよつとそれに関連して、今のお答えをする前に伊藤さんの趣旨に私はちよつと補充したいと思います。  今詳しいことは伊藤委員から申上げた通りであります。私の解釈としてはあなたの解釈は正しい解釈だと私は思つております。そこでそれをどうするかということが私の問題なんであります。行政措置でこういう決定をした、司法措置でこういう決定をした。現行法のままではその二つの決定が生きていると言うのです。それはあなたの解釈は認める。そこでそういうことでは国家の意思が二途に出るということになるから、これを調節する手段方法を講じなければならんじやないか、伊藤委員の御趣旨もそこにあると思うのであります。現行……

第13回国会 法務委員会 第50号(1952/06/06、2期、改進党)

○一松定吉君 議事進行についてちよつと。大部議事も進行をいたしましたので、法務総裁並びに特審局のお係のかたがたの御心労に対しては非常に感激をしているのでありますが、私は文部大臣にも一つ出て頂いて、学生の行動に対しての影響が非常に本法は多いのでありまして、そういうことについての意見も聞きたいのです。一つ適当なる時期に文部大臣にも出席を促して頂きたいということが一つ。それからいま一つは、私の考えとしては、調査庁、審査委員会というものを設けるのがいいのか、警察官並びに検察庁を一層この方面にも働いてもらうのがいいのかということについてはまだ結論を得ておりません。私自身はこういう点につきまして法務総裁並……

第13回国会 法務委員会 第55号(1952/06/13、2期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと私今のあなたの扇動と教唆のこと、これ一つ明確にしておいて世人の疑いを受けないようにしておきたい。専門家でありまするお互いでありますからわかつておるのですけれども、速記録を通じて国民が見て、成るほどそれが扇動か、それが教唆かというようなことを明らかにしておきたいために少しばかりお尋ねしておきたい。  まあ今まで質問応答で大体固まつておりますけれども、もつと明確に、極く簡單にやつておきたい。教唆と扇動の区別、教唆は特定人に向つて或る犯意を注入する。扇動は不特定多数の人に向つて或る犯罪の実行なら実行を扇動する、これは間違いないね、そういうことで……。問題が結局一方は特定の人、一……

第13回国会 法務委員会 第63号(1952/07/28、2期、改進党)

○一松定吉君 黙つちやいかんよ。調査するとか何とか言わなければ。
【次の発言】 今の荒木判事のやり方は、私も聞いて驚いたのだが、その後荒木判事に対する刑事事件はどうなつたでしようか。誰か政府委員で知つておるかたは。
【次の発言】 本人は全部罪状を自白しましたか。能白しませんか。
【次の発言】 一体、今の伊藤委員の報告を聞いておると、全く非常識の判事だと私は思うのである。これには何か深い動機、原因があると思うのです。どういう性格の人で、どういうことが遂にそんなに深嵌まりをすることなつたか。その動機、原因はわかつておるのですか。
【次の発言】 極くあらましでいいので、例えば酒が好きなのか、女が好き……

第13回国会 法務委員会 第64号(1952/07/30、2期、改進党)

○一松定吉君 今あなたの御報告によつて私も非常に世間の人がいろいろな誤つたる報道を誤信して心配をしておるというようなことがよほど解消せられる事実だということを了承いたしました、そこで今左藤君の御質問の中にもありましたように、こういうことについては世間がいろいろ誤解をし、いろいろ心配をしておりますから、差支えのない限り、こういうような手筈をした、こういうような状況になつておるということを、広く人に知らせるという必要はないとしても、そういう関係者や特別の人には、そういう事実をお知らせになる要はないかと思うのですが、そういうことについてはどういうお考えで、どういう方法でやつておりますか、それを一つ。

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 閉会後第1号(1953/03/18、2期、改進党)【議会役職】

○仮委員長(一松定吉君) これより期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案の特別委員会を開きますが、先ず委員長を選挙しなければなりませんが、それまで参議院規則第八十条の二項によりまして、委員中の最年長者である私が暫らくその責任を尽しまして、議事の進行を図ることにいたします。  そこで参議院規則第八十条の第一項によりまして、委員長を選挙しなければなりませんが、どういう方法にいたしますか。推薦の方法か、若しくは投票によるかをお諮りいたします。
【次の発言】 只今の長谷山君の御動議に異議ありませんか。
【次の発言】 さように取計らいまして、河井彌八君を委員長に推薦することにいたしま……

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 閉会後第2号(1953/03/19、2期、改進党)

○一松定吉君 私各論に行つてお尋ねしたいと思つたのですけれども、総論的に極く概略に承わつておきたいことはですね、結局この憲法の五十四条の二項におけるいわゆる緊急集会というものは国に緊急の必要ある場合に限られていることは言うまでもありません。そこでかくのごとく期限等の定めのある法律についてこの期限等を変更しようという場合にはこの五十四条のいわゆる国に緊急の必要のある場合に限らなきやならんことはこれは言うまでもありません。そうして見ると、この法律案を見ると、ただ期限を延ばした。三月三十一日まで法律の効果が存続しておる。それを三月延ばす。或いは三月三十一日によつて効力の発生する、それを発生を二カ月延……

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 閉会後第3号(1953/03/20、2期、改進党)

○一松定吉君 緊急集会において我々が審議しなければならないものは、憲法の五十四条の二項に規定してありまする、国に緊急の必要ある場合に限られておることはこれはもう言うまでもありません。そこでこの緊急集会を開くに至る動機、原因等につきましては、なぜこの予算の通る見込のある前に解散したかというような問題がありますが、これはもう既定の事実でありますから、彼これ論議しても、死んだ子の年を数えるようだからそれは私は申しません。そこで出されたこの法案につきまして、一体緊急の必要があるのかどうかということが、皆様の慎重なる御論議になつたことでありますが、或る法律が消滅することによつて国家民生のために不利益にな……

第15回国会 厚生委員会 第23号(1953/03/05、2期、改進党)

○一松定吉君 今そういうような一体毒のある食糧を需要者に配給する前に、厚生省その他の検査官において、これは毒のあるとかないとかいうようなそういう十分な検査はしないのかね。
【次の発言】 終戦前までは連合国その他に対して何か遠慮でもして調査しなかつたのか、法律で調査ができんとかいう規定があつたのですか。
【次の発言】 今藤原委員が御発表になつたように買付に行つている日本人が向うで御馳走になる、そうして向うの業者と結託して品質の良否の判断をせずに、そして不良なものをどんどん買込んで、そうして待合取引をやつておるというようなことは、これは私もたびたび噂に聞いておつたが、実にけしからん話であると思う。……

第15回国会 厚生委員会 第26号(1953/03/10、2期、改進党)

○一松定吉君 私は厚生省、農林省をいじめるという意味でなくて質問したいが、そのつもりで願いたい。この今与えられた「輸入食品の全品検査制度の必要性について」という厚生省のもの、これによつて見ると、その八頁に、「輸入食品に対する検査実施状況と事故及び不良品発見状況対照表」というのがある。これによつて見ると、キューバ糖とビルマの豆と、ビルマ米とタイ米と台湾糖とイタリア米と沖縄の黒砂糖、これだけのものはよくわかるが、ほかの不良食品であつたその生産地がどこだということはこれではわからないのです。それを一つちよつと明らかに話してもらいたい。一番初めのキューバ糖に対して、「だに」というものがあつて、それが不……

第15回国会 厚生委員会 第27号(1953/03/11、2期、改進党)

○一松定吉君 藤原委員が質問することになつておつたようですが、今ほかの委員会に出ておるので私要点だけ質問しておきます。  ほかでもありませんが、この輸入食品に関しまする検査に従事する人々の知識経験の十分でないことによつて、食料品の検査が不十分であり、若しくは人が少いがために検査が十分に行われないということで、不良食品の発見に支障を来たし、従つて不良食品を八千五百万同胞にこれを配給する結果、或る者は死亡し、或る者は疾病に冒されるというような重大なる結果を招来することは、厚生省から我々に配付されたところの「輸入食品の全品検査の制度の必要性について」という雑誌のうちに明らかになつておる。そこで問題に……

第15回国会 予算委員会 第17号(1952/12/22、2期、改進党)

○一松定吉君 私は大蔵、運輸、建設、農林、こういう方面の事業に関しまして関係当局に御質問を申上げたいのであります。私が当委員会に出席して同僚諸君の質問の趣旨を聞いておりますると、こういう事業にはどうも金の出し方が少いじやないか、もう少し金をたくさん出してもらわねば困るじやないか、こういうようなことについての支出額が足りないじやないか、これをもつと殖やさなければならんじやないかということが委員側のほうの主として質問の要趣であると思うのであります。政府のほうではそれは尤もであるけれども、予算上許さないと、金がないのだと、だからしてどうもそこまで手が延びないのだというような答弁で終始しておるように思……

第15回国会 予算委員会 第20号(1953/02/05、2期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと一言、おかしなことなんですが、主計局長に簡単に……。有価証券の譲渡と有価証券の取引とどこが違うのですか。
【次の発言】 有価証券の、我々法律専門家から言えば、譲渡と売渡し、譲渡のうちに売渡しが入つているわけです。無償の贈与も譲渡のうちになる。これを二つに分けた。すると有価証券の譲渡は無税にする、取引は売渡人が税金を負担するのだということになると、個人同士の、お前に売ろう、お前が買おう、お前にただでやろう、お前がただでもらおうと言えば税金がない。取引所に持つて行つて売渡しをするときには税金がかかるということになるわけですが、法律上の定義が有価証券の譲渡と、有価証券の取引とい……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 法務委員会 第2号(1953/05/28、3期、改進党)

○一松定吉君 大したことはないのですが、ただ少し私どうかと思うのですが、この少年院法のこれを七月三十一日までに延期するということは、いずれこれはこの議会が七月三十一日までの間にはこの改正案を出して、その改正案が通過して、その通過した改正案によつて運用するというお考えだと思うのですが、これはこんなぎりぎりにしないでも、もう一カ月ぐらい先にしてやつたほうが確実だと思うのですが、これを二カ月というふうに限定して、若し七月三十一日までにこの法案がいろいろな事情で通過しないということになると、又こういう法律案を出さなくちやならんということになるのですが、なぜこういうようにぎりぎりにしてあるのですか。二カ……

第16回国会 法務委員会 第5号(1953/06/30、3期、改進党)

○一松定吉君 これは何ですか、判事補の採用が現行の法律によればよほど制限を受けておるために、人を殖やさなければならない必要上、かような立法をしなければならないようになつたものと思うのですが、それはそうでしようね。
【次の発言】 私どもが実際に携わつてみますと、どうも近頃判事補若しくは検事というような人々の若い人々がどうもまだ私どもどうかと思うような、平口で言うと、お粗末な人の数が大分殖えたように思うのですが、そういうような点についてこういうような便宜な方法を用うることは現状止むを得ないといたしましても、もう少し実地の修習等について当局は力を入れて、そういう世の中の人の非難を受けないような人物を……

第16回国会 法務委員会 第6号(1953/07/01、3期、改進党)

○一松定吉君 もうないですか。それじやちよつと私、一つ……。法務大臣でないほうがいい。法務大臣では余りあれですから当局者のほうに一つ。先ず資料の要求をいたしますが、警察官が検察庁を通じて逮捕状を請求した件と、検察庁を除外して自分が進んで裁判所に逮捕状を請求した数と、それから今度検察庁を通じて逮捕状を請求した数と、それらの一つ比較表をお願いをいたしたい、それが一つ。それから検事勾留だね、捜査をする必要上逮捕状を執行して、そうしてこれを十日間勾留する。その十日間のうちに釈放した者の数、十日以上拘束しておいて、そうして二十日以内に釈放した者の数、それから二十以上経過して勾留を継続した者の数、但しこれ……

第16回国会 法務委員会 第9号(1953/07/09、3期、改進党)

○一松定吉君 司法試験の司法試験管理委員会の委員というのは三人だ。そうしてその三人のうちの二人は法務事務次官と、最高裁判所事務総長、いま一人は法務大臣が弁護士連合会のうちから推薦された者を任命する。これが司法試験管理委員会の委員三人であるが、この司法試験の直接衝に当る司法試験官、これは何名でどういう人を任命するわけですか。
【次の発言】 そうすると十五条によつて司法試験管理委員会の推薦に基いて法務大臣が試験考査委員を命ずるということになつておるのですが、そうすると司法試験管理委員会の推薦した人に対して不適任者があつたというようなときには、法務大臣はそれは採用せんでもいいんですか。

第16回国会 法務委員会 第10号(1953/07/10、3期、改進党)

○一松定吉君 航空機事故の防止じやない。航空機事故の原因だ。どうして近来航空機に対する悲惨なああいう被害が続々出るのか、その原因について当局の知つておるだけのことを一つ発表して頂きたい。それによつて或いはいろいろな質問が附随して起きることはありましようが、今私の要求しておるのは、飛行機の悲惨なる事故が近来起る、この間アメリカの航空機が墜落して全員が死亡したというような、ああいうことの原因ですね、その原因について詳細に承わりたいと、こういうことなんだ。
【次の発言】 操縦士の過失と、それから機関の故障ですか、二つは……。
【次の発言】 日本の航空機の墜落が八回あつた、そのうちの一番主なものは三十……

第16回国会 法務委員会 第13号(1953/07/15、3期、改進党)

○一松定吉君 よく私はこれはわからんのだが、一体こういう保護観察に当る人の学歴とか、人格とか、修養とかいうようなものはどうなつているのですか。
【次の発言】 どういうことを研修しますか。
【次の発言】 つまりこの少年院若しくは少年法の支配を受けるような少年はとかくその素行及び思想等が普通の者と違うことは異論ないのですからして、そういうものを是正し矯正し、教食を高めるという方向に向つて努力しなければならんことは異論ないのですが、そういうような任務を尽すことに適格な人をその保護観察とか或いは教養趣味という方面に使わなければ、ただ高等学校出たとか或いは研修所で研修したというようなことで自分の素行が治……

第16回国会 法務委員会 第14号(1953/07/16、3期、改進党)

○一松定吉君 刑の宣告猶予の制度は、すでに外国にも行われているのでございまして、現に私が衆議院議員であつたときに、何回もこれを、議員提出法律案として出して、そして衆議院は二回通過した。あなたは御承知でしよう。それが未だ我が国には実現せられないことを私は遺憾に思つているんですが、今あなたの御説明によると、宣告をしなくて、そのままに数年経過した後に、その宣告猶予の判決を取消すというときには、新たに裁判をするについて裁判官が変つておる、或いは証拠書類等が散逸しておるというような弊害がある、又判決文を作つておいたとすれば、人の作つた判決文を取消をするときに、関係のない裁判官がそれを言渡しをするという不……

第16回国会 法務委員会 第18号(1953/07/21、3期、改進党)

○一松定吉君 それは、逐条説明書ですか。
【次の発言】 逐条説明書ですか。

第16回国会 法務委員会 第19号(1953/07/22、3期、改進党)

○一松定吉君 今弁護権のことで一つまとめて質問したいのですけれども、どうも近頃やり方が面白くないから一つ伺つておきたいが、問題は三十九条の三項「検察官、検察事務官又は司法警察職員は、捜査のため必要があるときは、公訴の提起前に限り、第一項の接見又は接受に関し、その日時、場所及び時間を指定することができる。但し、その指定は、被疑者が防禦の準備をする権利を不当に制限するようなものであつてはならない。」これですね。我々がいつも弁護人として被疑者に面会を求める、そうすると面会させまいとして、二日も三日も延ばした先の日に、而も例えば小菅なら小菅だといたしますと、小菅まで行かなければならんのに、午前の正九時……

第16回国会 法務委員会 第20号(1953/07/23、3期、改進党)

○一松定吉君 牽連して一つ私からお伺いしますがね。その起訴した後に無罪免訴になつた場合において刑事補償を求めるという現行法は範囲が狭い。起訴前において検事が不起訴にした、ところが、御承知の通りに、犯罪が成立するけれども起訴猶予したがよかろう、或いは情状酌量、微罪等によつてそういう場合がある、それから証拠十分でないのだということで不起訴にする場合、公訴が時効にかかつて、もうそれは公訴を提起すべからずというようなことで不起訴にする場合、或いは管轄違いであつて不起訴にする場合とかいろいろあることは御承知の通りでありますが、そのうちの、犯罪が成立しないのだというときと、犯罪が成立するかしないか証明が十……

第16回国会 法務委員会 第23号(1953/07/27、3期、改進党)

○一松定吉君 これは結局私の考えでは「明らかに」という文字を衆議院で入れたのは、少しく思い過ぎて却つて解釈上おかしくなつたんじやないかと思う、亀田君のおつしやつたのは尤もだと思う。疑問は一体現行法にはその逮捕状を要求すると、裁判官は盲判でも何でもどんどん押すのだ、出すということになつておるが、それを是正しなければならない。これは盲判を押すようなことをしてはいけないので、逮捕状を請求した時分にはその請求事実の内容を調査してそうしてこれは逮捕状を出さねばならない、これは逮捕状を出すことはできないのであるということを、裁判官に多少の判断権を与えた上で逮捕状を出すということにすれば、逮捕状の濫発という……

第16回国会 法務委員会 第24号(1953/07/28、3期、改進党)

○一松定吉君 「明らかに」はやはり衆議院の連中もやはりそういうものを中に入れて懇談をすると、今岸さんのお話だけでは明らかに入れるのがいいかどうかというまだ問題の解決になつておりませんから……。

第16回国会 法務委員会 第25号(1953/07/29、3期、改進党)

○一松定吉君 私はこの政府の御提出になりました原案のうち、衆議院で修正せられまして、当院に送付せられたるところの衆議院の修正案は大体において賛成でございますが、そのうち二、三カ所なお修正を加えたいと考えられますから、その点を申上げて、然るのちに態度を明らかにしたいと思います。  先ず、衆議院から送付せられました修正案のうちで、第百九十九条第二項を次のように改めるというこの一項目であります。この項目の本文において私は賛成でありますが、但書の「明らかに逮捕の必要がないと認めるときは、」云々とありまするが、このいわゆる「明らかに」という四字を削るのです。四字を削りまして、「但し、逮捕の必要がないと認……

第16回国会 法務委員会 第26号(1953/07/30、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと伺いたいのは、第一条の二十五条二号中に云々の次の先に「禁錮以上ノ刑ニ処セラレタルコトアルモ其執行ヲ猶予セラレタル者一年以下ノ懲役又ハ禁固ノ言渡ヲ受ケ情状特ニ憫諒ス可キモノアルトキ」又同じ執行猶予ができる。そうすると一年以下の懲役又は禁錮に限るのだから、そうすると例えば一年六箇月とかいうことになれば、もう如何に情状酌量すべき点があつても二度執行猶予ということはできんことになる。そこでこの刑法の法文をくつて調べて見ると、つまり刑法の六十六条、六十七条によつて、犯罪の情状憫諒すべきものは酌量してその刑を減軽することができる、そうして六十八条によると、懲役若しくは禁錮の刑期を減ず……

第16回国会 法務委員会 第30号(1953/08/07、3期、改進党)

○一松定吉君 これは新聞の報ずるところによりますと、その翌々日か何か、笠松とかいう別の裁判長で同じことがあつた。それを許可しないということで、このために大分ごたごたしたので、然らばというので、開廷をして法廷を開いたということにせずして退廷したのちに、判検事や事務官のいないところで黙祷したということがありましたね。それはあつたのですか。
【次の発言】 何かこの初めの吹田事件の裁判長佐々木というのですか、その人の、昨日あたりの夕刊等の記載によると、若し国会で問題になつて召喚されても出る義務がないのだ。国会が裁判権に干渉するということはこれは不都合だから出ないと、こういう意見を発表したということが新……

第17回国会 法務委員会 閉会後第1号(1953/11/19、3期、改進党)

○一松定吉君 この売春の悪であるということは恐らく何人もこれに反対するものはないと思います。然らばこれを一体どうすればいいのかということが問題になるので、御婦人の議員諸君はいろいろお話を承わつて見ると、売春というものを一切禁じてしまう、そうして性病予防というような方面に寄与して国民の健康を立派にし、女性の素行を優良ならしめるという方面に導かなければならないというお考えのように思うのでございます。私どももそういう点については何ら反対はございませんが、ただ私がいつも考えておりますることは、生きとし生けるものが生殖ということに向つて、これはもう生き物の当然のこれは行いだ。それを何とかしていわゆるはけ……

第17回国会 法務委員会 閉会後第2号(1953/11/20、3期、改進党)

○一松定吉君 私も中山君と同じ意見ですがね。併し今次長にそういうことを追つても、次長も答弁はできないと私は思う。そこでまあ我々の考えでは、本当に国家顛覆の暴挙をあえてするような計画を立てて潜行的にやるなんというようなことは、これは公共の福祉に反する行動なんだ。本当に憲法において保障されている自由の行動じやない。そういう点について、いろいろ矛盾があれば、憲法の十九条も改正するがよろしいし、とにかくこれは取締らなきやならん。アメリカさんがやつて来て、軍隊を全部やめさせてしまつたということは、昨日の副大統領の発表にあるように、アメリカの間違つた政策であつたと同じように、この共産党で十年も二十年も入つ……

第17回国会 法務委員会 第4号(1953/11/04、3期、改進党)

○一松定吉君 私は本案には賛成なんですが、その賛成の中でも、今亀田君の言われましたように、憲法の七十三条の規定によりまして、条約を締結するということについては、事前に国会の承認を経るということは原則です。これは時宜によつては事後に承認を経ることはできるけれども、例外規定なんです。国会の意思を尊重するという意味において事前に国会の承認を経るということが原則でなければならんことは言うまでもありません。それを事後にやるというようなことになつて来るから、常に秘密外交というなうな非難の問題が起る。だからしてそういうようなことは将来政府は改めて、やはり国会を尊重するという建前から、事前に国会の承認を経てそ……

第17回国会 法務委員会 第5号(1953/11/05、3期、改進党)

○一松定吉君 これにはまあいろいろ問題があろうと思いますが、取りあえず私は一つ或る問題を取上げてこれを関係当局にその考を質し、なお場合によりましては、実地の見聞をして頂いて、今これから私が申上げまするような弊害を取除くことが検察並びに裁判の運営に関する有効適切なる一方法であると考えます。それは全国の刑務所若しくは警察に附置されておるものであると思うのでありまするが、今ここに申上げまする実例は、松江地方裁判所の庁舎の裏庭に建設せられております。同地方では仮監と称しており、それは裁判所と刑務との間の距離がありまするために、その刑務所に収容されておりまする被疑者、被告人等を検察庁若しくは裁判所に呼出……

第17回国会 法務委員会 第6号(1953/11/06、3期、改進党)

○一松定吉君 全国に同様の仮監がどのくらいありますか。
【次の発言】 古いというのです。
【次の発言】 その感じたところを一つ例示して下さい。
【次の発言】 是非一つそれを明らかにして下さい。それから全国にそういうような悪い仮監のあるということはいつおわかりですか。
【次の発言】 松江の仮監が特にひどいとうことはいつおわかりになりましたか。
【次の発言】 今年のいつです。
【次の発言】 それはいつわかつたかということを、あとでやはりお取調べの上で御返事願いたい。  それから今年わかつたというのですが、これは随分長い間、聞くところによると明治二十六年頃からという話を聞いておるのですが、二十六年と……

第17回国会 法務委員会 第7号(1953/11/07、3期、改進党)

○一松定吉君 松川事件について世の学者とか、いろいろな評論家とか、新聞記者というような人が、いろいろなものを数千通も裁判所に送つて、無罪だ、無罪だというようなことをやるというようなことは、全く裁判というものの真意を知らない人々のやり方であつて、裁判というものは裁判に提示された各証拠によつて、判事の心証によつて裁判すべきか我が国の裁判の神聖な処理である。然るにいろいろな証拠でも証拠によらないで、被告人の言うことだとか、主義だとか、輿論、新聞の記事とかいうようなことを楯にとつて、そうして裁判官に向つてこれは無罪だから、無罪にしろというような要求をしたり、圧迫をしたり、申入れをするということは全く問……

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/04、3期、改進党)

○一松定吉君 私は与えられた時間が僅か十分でございますから、主として水害対策に関しまして総理大臣の御意見を承わりたいのであります。若し専門的な言葉になりまして、総理のほうで御答弁が御困難であります場合は、建設大臣のほうから御等分を願えれば結構でございます。  近年しきりに続きまする水害について、我が日本のように数千の大中小河川のある川では、水虫対策というものは、常にこれを十分に練つておいて、かくのごとき被害を少しでも少くしなければならんことは、政治の要諦であると私は考えております。こういうときに、殊に昨年から本年にかけまする水害は、我が国における近末未曾有の被害であることは、これは異論のないと……

第18回国会 法務委員会 第2号(1953/12/03、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと政府当局に伺いますがね。裁判官の報酬を上げるということは、これは片山内閣のときにやつたと思うのですがね、芦田内閣でありましたか、塚崎君が最高裁判所の長官代理として内閣に働きかけましたときに、法務大臣は鈴木君であつたと思うが、裁判官の地位というものは、よほどこれは高くしなければならない。だからむしろ国務大臣以上にその裁判官というものの地位を高めなければいけない。我が国における裁判官に対する信頼感の強いということは、裁判官というものが至公至平で物事を見て判断することによつて、そうして国民の利害関係を裁断するということに権威があるのだから、その人の地位はどこまでも高めなければな……

第18回国会 法務委員会 第3号(1953/12/04、3期、改進党)

○一松定吉君 まあ法務大臣に向つて法律上の議論を吹つ掛けてやるというようなことはこれは私としてはできない。なぜかと言うと、法務大臣は法律家ではない。ただ法務大臣という地位におられることによつて平素修養せられたる常識によつてすべてのことを御判断して頂いてそれがためにこれはすべてのことがスムースに運営せられておるのでありますが、法律上の一字一句をとらえて、法律解釈につきまして我々専門家と意見を交換することはむずかしいと思いますが、ただ自分の考えを法務大臣に申上げておきたいことは、労働法の第十七条の違反は、つまり憲法の二十八条の「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保……

第18回国会 法務委員会 第4号(1953/12/05、3期、改進党)

○一松定吉君 今棚橋委員から松江における仮監の実情の御報告があつたのでありますが、実は私本年の七月でありましたか、その仮監を実見いたしたのでありますが、これが柳沢というかたが全国区から本年の四月に参議院に立候補いたしまして、そのかたの選挙違反事件について大阪の阪神築港株式会社の重役並びにその秘書、その人が十数万円の金をばら撒いて買収したという嫌疑のために、松江の刑務所に収容されておつたのであります。そうして二十一日間抗束されておりまして、そのうちの十数日間が毎日刑務所からこの仮監に引張り出されまして、そうして仮監から検察庁に引張られて調べを受けた。そのうちの半分以上が朝九時半頃呼出されまして、……

第18回国会 法務委員会 第5号(1953/12/07、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと伺いますがね、この前の表で、つまり次長検事、その他の検事長は、現行は七万二千円である。それを今度は原案としては七万五千円にしようということである。それを今度七万八千円にする……、次長検事ですね。現行法は七万二千円であるのに、原案は七万五千円にしようとするのですね。これはこのままですか。
【次の発言】 七万八千円というのは、これは何ですか。
【次の発言】 それが七万八千円であつたのを、八万一千円にしよう、東京検事長を……。その他の高裁長官を八万一千円、次長検事が七万二千円であつたのを七万五千円、そうするとその他の検事長と同じようにこれを上げるのだね。そこで検事の特号というも……

第18回国会 法務委員会 第6号(1953/12/08、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと今あなたの発言のうちで、将来は裁判官と検察官を同等の立場において待遇を同じようにするということを言つたように聞えましたが、そうですか。
【次の発言】 それをどうする。
【次の発言】 その均衡をとるという言葉がどういう意味か知りませんが、私どもの考えでは裁判官と検察官とは均衡をとつちやいけない。裁判官のほうを検察官よりも一段と高いものにするということが裁判官の品位を高め、国民の信頼感を深めるということにおいていいのであつて、従つてこの俸給の改正のときにおいても最高裁判所の長官若しくは裁判官というものは検事よりも一段高くするという意味で特にやつて、検事総長一人だけは併し最高裁……

第19回国会 法務委員会 第3号(1954/02/18、3期、改進党)

○一松定吉君 私も一つ、結局交通事件は交通取締に反する行動のあつたということでの即決裁判でありましようから、そういうような点に対する資料として、例のゴ一・ストップ、赤と青の出るあの時間は何を基準にしてあの時間をきめたのか、きめ方、きめる法令の根拠、それから交通遮断とか、交通禁止とかいう、あの場所をきめる、それは何を根拠にしてああいうことをきめるのか、その資料を頂戴したい。それがつまりこの交通事故の違反の原因になるのですから、それの一体根拠は何か。それから例のあの巡査が踏台に立つて手を右に振つたり、左に振つたりしている。あの巡査のやり方は一体何を根拠にしてああいうふうに時間を速くしたり、遅くした……

第19回国会 法務委員会 第6号(1954/03/05、3期、改進党)

○一松定吉君 赤信号とか青信号というのは場所によつて時間が逢いますか。
【次の発言】 警察官が立つて手をひろげたり、曲げたりしておる。あの時間は制限がないわけですか。
【次の発言】 さつきお尋ねのことに関連してですが、スピードを出し過ぎたとか或いは停止信号の出ているのに停止線を通り過ぎるというようなことか何か知らんが、そこを取締つておる交通巡査につかまえられて、そうして非常に長時間訊問せらるる、それがために中に乗つておるお客さんは、時間を非常に急ぐ。例えば汽車に乗る場合に、汽車に乗遅れては大変だという場合に、やはり途中でとめられて調べを受けるというようなことにときどき出会う。私は幸いに汽車に乗……

第19回国会 法務委員会 第8号(1954/03/11、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと関連して……。それは何ですか、三十二条の裁判所じやないのですか、この公開の法廷というのは……。
【次の発言】 なぜそれはないと解釈するのですか。三十二条でもいいじやないですか。三十二条の裁判所でない……、そうすると今のお問いのように、裁判所というこの憲法の裁判所以外の公開の法廷というものを設けるのですか、新規に。
【次の発言】 若しそれでないとするならば、ここに公開の法廷というようなことについて、公開の法廷というようなものをこしらえるのですか。
【次の発言】 それならば三十二条の裁判所の法廷ということになぜ説明しないのですか。

第19回国会 法務委員会 閉会後第13号(1954/11/04、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと長官に伺いますが、調べられておる人と調べる人とが質問応答しておることが、外部において聴取せられつつあるということは、調べられておる人は知らないのですね。そういうような装置で作られた調書が刑事訴訟法上有効だとあなたは仰せになられるのですが、そうすると刑事訴訟法の三百二十二条の「任意にされたもの」であるというお考えですか。その調書に供述した人は……。
【次の発言】 宮城さんの御質問に対して、それは法律上有効なものであると思うとあなたはお答えになつたね。宮城さんはそういうことによつて聴取された調書が法律上有効であるかどうかということをあなたに質問したと私は思う。それはあなたは法……

第19回国会 法務委員会 第16号(1954/04/08、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと簡単に一つ菊井さんに伺いますが、この今の三百九十九条の一号、二号は議論ないね。これは色彩が明確だし議論ないが、この三の「又ハ判決ニ影響ヲ及ボサザルコト明ナル法令ノ違背ヲ理由トスルモノナルトキ」これがどうもなかなか問題がたくさんあるのじやないかと思うのだがね。例を挙げたらどうなりますかね。ちよつと一つその例を挙げて頂きたい。「判決ニ影響ヲ及ボサザルコト明ナル法令ノ違背」という場合かどういう場合口を……。
【次の発言】 それが主観的で判決に影響を及ぼさないものだと判事が思うわけです。併し上告した人がこれがいわゆる判決に影響を及ぼすのだと以つて上告理由にしてやる。裁判官はそんな……

第19回国会 法務委員会 第19号(1954/04/15、3期、改進党)

○一松定吉君 何ですか、百十四条の一項だね、二項は削るというのだね……、一項に「裁判所ハ口頭弁論ヲ経スシテ判決ヲ以テ訴ヲ却下スルコトヲ得」と、そうするとこれは却下するという任意規定で、却下せんでもいいという解釈じやないか。百十四条の一項は「口頭弁論ヲ経スシテ判決ヲ以テ却下スルコトヲ得」だから、だからして口頭弁論を経ずして判決を以て却下することができるので、却下せんでもいいという任意規定じやないのですか。
【次の発言】 そうすると「得」というのは任意規定じやなくて判決を以て訴を却下しなければならんという規定ですか。
【次の発言】 そうすると今までの法律用語として、「得」というのは裁判所の判決を以……

第19回国会 法務委員会 第20号(1954/04/16、3期、改進党)

○一松定吉君 大変よいお考えで、簡略にすることは結構ですが、今までのような形式にすると、裁判長並びに裁判所書記という方が署名捺印しておつたが、いわゆる訴訟記録の偽造というような場合には、いわゆる今までの定説によると、署名者の資格を偽わるということになつておつた。今度署名がない。捺印だけということになると、これはどうなる。その文書偽造ということについての始末を……。判事、書記官の名前がないと、そのときいわゆる今までの解釈は、署名の資格を偽わることが文書偽造だつた。内容の変更は内容の偽造であるので、だからそれは変造になるのでして、偽造にならないというような議論が学説で、判例もきまつておつた。今度こ……

第19回国会 法務委員会 第24号(1954/04/27、3期、改進党)

○一松定吉君 どうです水野君、和島君からもよく承わつたが、僕らも余りにもぼうつとしていて、どうでも解釈できて、どうでも罰せられるというようなことで、これは事実もう少し絞らないと、本当に国民は安心してこういうようなことの行動に関与することができないような点が非常に危険に思つておるが、両君の御意見がそうであると私も同感ですが、例えば不当な方法なんというのは、刑事特別法にも用いられておるけれども、こういうような用語というのは、戦後にできた言葉で、それから今和島君が、言つたように、「収集することができないようなもの」こういうことは実にあいまい千万です。本当はこういうことはもう少しやはり絞らんと、本当に……

第19回国会 法務委員会 第32号(1954/05/10、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと関連して……。何ですか、国会の仕事は業務ですか。職務ということは言えるかも知れないが、国会議員が業務かね。そういうことを特に明らかにせんといかんよ。国会議員の職務ということは言えるが、国会議員が国会へ出て法案を審議し、予算を審議することは業務であるというようなことは初めて僕は聞くのだが、それでいいかね。
【次の発言】 そう解釈すれば別に応対もしないがね。併しそれは法律用語としては間違いだね、そんなことは……。

第19回国会 法務委員会 第33号(1954/05/11、3期、改進党)

○一松定吉君 中山君の質問に牽連して少しばかり伺つてみたい。第三条の一項の一号ですね。「わが国の安全を害すべき用途に供する目的をもつて、」ですからそういう目的を持つて探知し、若しくは収集しなければならない。そういう目的でなくて探知したり、若しくは収集したりしたときには、勿論この犯罪は成立しないことは議論はないと思いますが、これは間違いないでしようね。
【次の発言】 そこで或る人が、今の中山君の言うように、男女の関係で秘密を洩らされた、洩らされたときは、それは探知したのでもなく、収集したのでもない。これは犯罪にはならない。長官の言うのはよくわかります。その女が今度は他人に洩らす。そのときにこの第……

第19回国会 法務委員会 第37号(1954/05/15、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと関連してお尋ねしたいのですが、これはやり方によつては、防衛秘密に関する秘密というものが、或る者のために蹂躪せられて、全部秘密でなくなつてしまうことも私は考えられると思うのです。例えば或る者が、或る目的を持つてこの防衛秘密を探知する、探知して、そうしてそれを全部新聞に発表してしまう。自分が処罰される目的を持つてそういうものを全部公にしてしまう、そうすればそれは全部秘密でなくなつてしまう、そういうようなことも予想されますが……。
【次の発言】 私の言うのは、防衛秘密であつたものが、或る一人の悪意によつて全部秘密でなくなつてしまうということが想像されるのじやないかというのです。……

第19回国会 法務委員会 第39号(1954/05/18、3期、改進党)

○一松定吉君 今法制局長官は裁判所が判定するだろうと言われたが、それは問題が裁判にかかつたときはそうやるだろうが、原案を提出した政府はどう考えるか。政府はこう考えるのだ、その考え方がいいか悪いかは、事実問題のときに裁判所が判断するということはわかるが、あなたのほうで原案を出しておきながら、その原案に対して明快な回答ができないで、ただ裁判所できめるだろというようなことでは困るのです。
【次の発言】 併しこのいわゆる防衛秘密ということが保持されなければならん。この法文によるとそれを保持されるのには、この事件になつたときに、裁判にかけられる。かけられたときに公開するかしないかということによつて、これ……

第19回国会 法務委員会 第40号(1954/05/19、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと私伺いたいのは、この日米相互防衛援助協定に伴う秘密保護法というやつは、日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定、これを基礎にしてできたのでしよう。それならばこの相互防衛援助協定の第三条には「秘密の物件、役務又は情報について」と、こう三つ書いてある。ところが本件の秘密保護法では、物件と情報だけで役務を抜かしている。それはどういうことかということが一つ。重ねて言いますが、それは三条の一項だね。それから二項は、「政府は、この協定に基く活動について公衆に周知させるため、秘密保持と矛盾しない適当な措置を執るものとする。」、ところがこの三条の二項に基くこの「適当な措置」はどのよ……

第19回国会 法務委員会 第46号(1954/05/26、3期、改進党)

○一松定吉君 私は本法案に対しましては、その立法の趣旨には賛成でありますが、ただその修辞等が少しく不明確な点がありまするし、少しく範囲が広過ぎているとかというような点がありまするところをよくしぼつて明確にしたいというような立場から、本案に対しましては修正の動議を提出いたします。  先ず私が修正したいという点だけを申上げますが、お手許に配付してありまする私のこの本法案に対します対照表を御覧を賜わりますと、私の申上げることが一層明瞭になろうと思います。  先ず第一条につきまして、第一条のうちの第一項第二項、これにつきましては別に修正も何もございません。  第三項のうちの一号です。これは御承知の通り……

第19回国会 法務委員会 第50号(1954/05/30、3期、改進党)

○一松定吉君 私はここで一つ動議を出したいわけでありますが、それは本国会もいよいよ明日が終りのようでございまするが、仄かに承わるところによりますと、重要法案審議のためにあと数日間会期を延長するというようなことも聞いておりますから、若しそういうことになりますればということを条件といたしましてここに動議を提出いたします。  それは本件は、これは接収不動産に関する関係者の、借地人、土地所有者、借家人等に対して、最も利害関係の多い法案でありまするにかかわらず、特別調達庁、法務省、大蔵省、東京都庁等の間に話がきまらずいわゆる政府提案としての提出ができない状態にあるために衆議院における法務委員会の諸君の立……

第19回国会 法務委員会 第51号(1954/05/31、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと伺いますが、あなたのその憲法に違反するのだとか、或いは法は不遡及であるのにその原則に反するとかいうことはよくわかりますが、ところが仮に、不遡及の問題は、それは別に遡及することができるとか、できんとかいうことの規定のないものは不遡及の原則ということを言うのだが、法律で遡及することができるという規定が設けられて、必ずしも原則に、反するからということはどうかと思うことが一つと、今一つは権利を侵害する、成るほどすでに自分に還された土地を卸し者に貸してやる、第三者が登記している、そういうような場合でもお互いが話合の上で、相当の条件と相当の対価を出すから貸してくれんか、よろしいといつ……

第22回国会 社会労働委員会 第27号(1955/07/18、3期、日本民主党)

○委員外議員(一松定吉君) 実はこの問題はちょうど私が厚生大臣のときに、私はアメリカのマッカーサーの方から呼ばれまして、はりとかきゆうだとか、一体人のからだにはりを刺したり、火をつけたりする、そういう野蛮なことはやめてしまえ、こういうことを私の方に話があったのであります。それはなるほど人のからだにはりを刺したり火をつけたりすることはよくないことであるが、わが国は数千年来の昔からこれが一つの病気治療の方法として用いられておった、ことに私自身が現にはりのため、もしくはおきゆうのためにこうこうこうやって神経痛が直った事実があるのだから、それは一つ許してもらわなければならぬと言うて、三度も足を運びまし……

第22回国会 懲罰委員会 第1号(1955/07/22、3期、日本民主党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) それではただいまから懲罰委員会を開会いたします。  本日は、公報をもってお知らせいたしておきました通りに、理事の互選を行いたいと存じます。この委員会の理事の数は二名ということになっておりますが、互選の方法は、成規の手続を省略して、委員長から指名することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないと認めます。それでは理事に長谷山行毅君と岸良一君を指名、選任いたします。  別に御発言もなければ、本日はこの程度において散会いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさようにいたします。  本日はこれにて散会いたします。……

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/06/09、3期、日本民主党)

○一松定吉君 私は、今の質問応答を聞いておりますと、どちらの御主張もごもっともと思いますが、ちょっとここで一つ懇談を願いたいので、五分でも十分でも休憩していただいたらよくはないかということをお提案します。
【次の発言】 今の質問を聞いておってみると、私の懇談したいという要点に入っているのですが、それを表面に立って論議したところで、あまり効果がないと思う。懇談して効果あらしめた方がいいと思うが……。
【次の発言】 委員長、ただいま羽仁委員の花村法相に対する質問の中で、証拠なくしてみだりに逮捕状を乱発する弊が近ごろ非常に多い。それは人権じゅうりんのはなはだしきものであるのだが、こういうようなものに……

第22回国会 法務委員会 第11号(1955/06/30、3期、日本民主党)

○一松定吉君 今の御決定は大へんけっこうですが、それについて私これは小さいような問題だがね、やはり裁判制度に関する問題だが、法廷において法服を用うるの必要を私は痛感しているのです。昔は御承知の通り、裁判官、検察官、弁護士というものは、法廷に立つときには法服というものがあって、みな三者が威儀を正して裁判の神聖を維持したものだ。ところが、これが戦争後アメリカさんが来てから、法服というものは着てもよければ着ぬでもいいということになりまして、それがために、裁判官が着ておるものはつんつるてんです。まるでおかしな着物を、ほころびをあっちからひっつぎ、こっちからひっつぎ回したようなつんつるてんのような法服を……

第22回国会 法務委員会 第13号(1955/07/04、3期、日本民主党)

○一松定吉君 議事進行、もう大がい質問済んだように思うのですが、どうでしょう、定員法を上げてしまっては、簡単ですから……。これは反対もないでしようから……。
【次の発言】 これ日程に上していただいて……。

第22回国会 法務委員会 第14号(1955/07/08、3期、日本民主党)

○一松定吉君 各般の問題について、それぞれ最高権威者の諸君から詳細に御説明がありましたので、それらの点について私は今さら重複を避けますが、ただ私が三君に意見を一つ求めてみたいのは、問題になりましたように、最高裁判所の十五人の裁判官で裁判をするということで、すでに昨年には七千件という多数の事件が停滞しておった。それを今小野弁護士のお話しになったように、いろんな簡便な方法によって四千件くらいに今事件を減らしておる。しかしその減らしておるその減らし方は、国民が喜ぶような減らし力ではなかった。私はこの四千件のまだ停滞しておる事件のあるのを、今案は非常にわれわれは人権擁護の建前からして、何とかしてこれを……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/07/15、3期、日本民主党)

○一松定吉君 ほかでもないですが、私は字句の点ですが、少年院法の一部改正条文の第八条の二、とこに「在院者が矯正教育を受けるに際して、けがをし、又は病気にかかった場合において、これによって死亡したとき、又はなおったとき身体に障害が残ることが明らかなときは、法務省令の定めるところにより、手当金を与えるととができる。」とこうある。この在院者が矯正教育を受けるに際してけがをする、在院者が矯正教育を受けるに際して病気にかかる、その場合において法務省令の定めるところによって手当金を支給する、こういうのです。そうすると矯正教育を受けないときは、在院者が在院いたしておるのに矯正を受けておらん。今現に矯正教育を……

第22回国会 法務委員会 第18号(1955/07/19、3期、日本民主党)

○一松定吉君 石川さんの今の結論がちょっとわからなかったのですが、性病が蔓延するおそれがあるのだから、むしろ売春は取り締らない方がいいんだと聞いたようですが、あるいはそうでなかったのか、この結論だけちょっと聞きたい。
【次の発言】 そこで、売笑という制度はどちらがいいと……。
【次の発言】 売笑婦は残した方が……。
【次の発言】 そこで伺いたいのは、売笑を禁じてもそういうような梅毒だとか淋病とかいうものはなかなか少くならぬのだ、ほかの方面からもそういう蔓延があるのだ、そこで売淫がどうです、その結論のところだけ。

第22回国会 法務委員会 第20号(1955/07/25、3期、日本民主党)

○一松定吉君 議事進行について……。実は私がこの法案を審議するについて、昨年の議会の、昭和二十九年の六月九日に公布されている日米相互防衛援助協定に伴う秘密保護法というものが、すでに実施されている。しかるにこれが船舶、航空機、武器、弾薬その他の装備品及び材料をいうということで、すでに通過して、実施せられている。ところが今回は、それだけではわが国の防衛上おもしろくないというので、艦船も加えなければならないというので、条約によって、ついにその条約が締結されて、効力発生せられておる。その艦艇について秘密がある場合に、これを一つ船舶と同じように、秘密保護をしたいからというのが、この政府提案の理由でありま……

第22回国会 法務委員会 第22号(1955/07/28、3期、日本民主党)

○一松定吉君 ちょっと伺います。これがかりに法律となったとして、こういうような法律の支配を受ける件数はどのくらいある見込みですか。
【次の発言】 これが法律となりますと、争いになるのは、土地の値段が非常にその後において暴騰したような場所に、多くこれが行われる。そういうようなことに対して、件数は五、六千件たが、影響するところはずいぶん大きく、裁判官も調停委員も家庭裁判所の判事等、ずいぶんこれはたくさん人を要すると思う。そういうような点について予算は要らぬどころか、大いに予算をふやして員数をふやさなければ、容易にこれは処理できないと思うのですが、その点について政府当局の意見はどうですか。

第22回国会 法務委員会 第23号(1955/07/29、3期、日本民主党)

○一松定吉君 一言ごく簡単だが、執達吏の待遇改善のために手数料を値上げするということには反対いたしません。それはいいでしょう。ところが今、中山君の質問されたように執行吏がいろいろな者と共謀して債務者をいじめるようなことが非常に近ごろ多いのですね。そういうようなことについてほんとうに国民の権利を保護し、執行吏の行き過ぎを是正するということについては、法務省等において相当の監督等をしておるだろうと思うのですが、そういう点についてさっき査察するとか何とか言っておったが、そういう査察の結果は、執達吏の会合のときに話し合いをするというようなことでは今、中山君が心配するような、われわれが見聞きしておるよう……

第23回国会 法務委員会 第2号(1955/12/08、3期、自由民主党)

○一松定吉君 私は質問より前に資料の提出を一つ、法務省か裁判所か、どちらでもいいんですが、申し入れたい。この罹災都市借地借家臨時処理法を適用することに関して、借地人もしくは土地の所有者等の間に訴訟の提起されたのがあると思うのですが、そういうようなことはどういうようなことを原因として訴訟が提起せられたか、その提起せられた訴訟は今日どういうような状況にあるのかというようなことを、この関係者の方面から、表があれば出していただきたい。そうして、それは判決が確定したものはどういうものが確定したか、まだ確定しないで進行中のものはどういうふうになっておるか、それがありますならば、それを出していただきた意。こ……

第23回国会 法務委員会 第3号(1955/12/15、3期、自由民主党)

○一松定吉君 派遣せられたうちの私は第二班でございまして、私と吉田委員の二人が指宿、小島両参事を伴いまして広島、高松の高裁管内の調査に乗り出したのであります。時は本年の九月三十日に東京を立ちまして、こちらに帰りましたのが十月五日でありました。調査事項は御趣旨によりまして、第一は高等裁判所につきましては管内の裁判事務処理の概況、それと調査事項は第一は裁判所の機構等について、第二は審級制度について、第三は裁判官の任用制度等について、これだけの三項目に分れて調査をいたしたのであります。高等裁判所につきましては管内裁判の事務処理の状況と、それと先刻申しましたように、調査事項に対する意見を調査し、地方裁……

第24回国会 法務委員会 第2号(1956/01/31、3期、自由民主党)

○一松定吉君 これは法務委員会で論議をすべき問題じゃないですね。これがとにかく提案せられたものならば、その提案についてどういう取扱いをして審議を進めていくかということについては必要であるけれども、まだ委員の中に死刑廃止について、その当否について研究せられておる、それを一つこの法務委員会の議に付して提案するかせぬか、あるいは死刑廃止という問題を話題に上すことがいいか悪いかというようなことについての御相談ならこれは別だけれども、今亀田委員の言われたようにまだこの提案も何もされていないときに、これお互いがいいとか悪いとかすることではなくて、一体こういうような有志が研究しつつあるのだが、大へん重大な問……

第24回国会 法務委員会 第3号(1956/02/16、3期、自由民主党)

○一松定吉君 それはどの方面ですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 この問題につきましては、なるほど法務大臣の言われましたように私は非常に力こぶを入れて請願者のために努力しておる一人であります。そこで今法務大臣の御説明の中で私にわからないことがある。ほとんどあなたの言うことはわからない。あなたは錦町の土地を法務省が買っておいたにかかわらず移転することをやめて、そうして他に物色しておるということは、参議院並びに衆議院の法務委員会が請願を採択して反対の態度に出たがためであるのだ、そこで国会の意思を尊重して、その当時の法務省関係が錦町に移転することをとりやめたのである、いわゆる当時の法……

第24回国会 法務委員会 第4号(1956/02/21、3期、自由民主党)

○一松定吉君 原案並びに修正案をよく見ると、私はどっちも悪いと思う。なぜ悪いかというと、まず原案の通りにいたしますると、結局「義務の履行を勧告することができる。」従ってせぬでもいい。そうでしょう。履行を勧告しなきゃならぬのに、してもいいせぬでもいい、それではせっかく家庭裁判所において家事審判をしたことがなおざりにされるおそれがある。だからして原案の通りに勧告することができるということは、その意味においてどうかというと、ごく怠慢です。それから今度は権利者の申出があるときはしなきゃならぬ。今度は修正案のように入れると、権利者の申出があったときだけしなきゃならぬ。権利者の申出がなければほうっておいて……

第24回国会 法務委員会 第5号(1956/02/23、3期、自由民主党)

○一松定吉君 開会前に婦人人権擁護同盟の代表田辺繁子さん並びに東京家庭裁判所の参調会の会長黒田善太郎さん及び副会長の大浜英子さん、これらの方から陳情があって、委員長がそのことをお聞きになったのでありますが、それを一つ御報告願いたい。そしてそれを本委員会の参考に供してわれわれが意見を述べたい。
【次の発言】 今の御紹介になりました、婦人人権擁護同盟の田辺繁子さん並びに家庭裁判所参調会の会長黒田善太郎さん、副会長大浜英子さんのこの陳情書の趣旨は、私はもっともだと思う。ただしこれらの方は衆議院で修正せられた「権利者の申出があるとき」ということを削ってくれと言うが、削っただけじゃ、こういうことの趣旨に……

第24回国会 法務委員会 第6号(1956/02/28、3期、自由民主党)

○一松定吉君 これは何かほかに質疑がありますか。なかったらこういうものは早く解決したらどうですか。

第24回国会 法務委員会 第7号(1956/03/01、3期、自由民主党)

○一松定吉君 参考人の方の御意見よくわかりました。私もあなた方と全く同意見を持っておりますが、衆議院の「権利者の申出があるときは、」という文字を入れたということは、私も不適当だと思っております。そこでこの衆議院の修正の文字を取り除けたときに、この十五条の二の活用はどうなるか、このままにしておいてあなた方の御意見に沿うようなことであればけっこうです。私はこのままにしておいてはいかぬと思う。「権利者の申出があるときは、」というものを取り除くとどうなるかというと「勧告することができる」とありますが、半面解釈からすると勧告せぬでもいい。勧告せぬでもいいということになると、先刻皆様方のお話を承わっておる……

第24回国会 法務委員会 第8号(1956/03/12、3期、自由民主党)

○一松定吉君 本案に賛成いたします。別に修正すべきところもありません。
【次の発言】 今のに関連して、ちょっと法制局長官の字句の解釈が私はわからぬのです。十五条の二は、「権利者の申出があるときは、」という修正が、あなたの解釈によれば、勧告しなければならぬということも、そうすると「権利者の申出があるときは、」ということを入れて、やっぱり勧告しなければならぬと入れても入れぬでも同じことだね、あなたの解釈は。私どもは十五条の二の、「権利者の申出あるときは、」ということがなかったときには、家庭裁判所は義務の履行を勧告することができる、すなわち勧告するかせぬかは、家庭裁判所の職権に属することであって、必……

第24回国会 法務委員会 第11号(1956/04/03、3期、自由民主党)

○一松定吉君 私はこの法案に対して別に反対とかいうような態度ではございませんが、どうも近ごろ非常に火災が多い。しかも大火災である。そうしてその火災の原因等は警察、検察庁等において調べますけれども、いつもその原因がわからずしてそのままあやふやにせられることが非常に多い。こういう点につきましてはよほどこれは国民として関心を持ちまして、一体こういうような火災などいうようなものはどういうところから起るのかという、その原因をほんとうに真剣に確かめ、そうしてある程度の原因を防止するような方法をとることが最も必要であるので、それができなくて、ただこういうことがたび重なり、たび重なるたびごとにこういうような法……

第24回国会 法務委員会 第16号(1956/04/18、3期、自由民主党)

○一松定吉君 私はこの決議案に賛成いたします。

第24回国会 法務委員会 第17号(1956/04/24、3期、自由民主党)

○一松定吉君 今亀田君の御意見はまあ御意見として、その決定をなさる前に私ちょっとお尋ねしたいことがあるがね。この宋の衣類に血がついておった。その血と被害者の木下の血との血液型が同じだ、こういうことを言いましたね。それは間違いなく鑑定の結果そういうことになったのですか。いいかげんな鑑定じゃいかんわね。
【次の発言】 それでは今日宋がやったものではなくて、やったものは佐藤がやったのだということになったらば、その宋の血液と被害者の木下の血液とはやはり同じですか。そこはどうなんです。
【次の発言】 それでは、宋が木下をけったりいろいろなことをして、その木下の血液が宋のくつ等についた、くつですか、衣類で……

第24回国会 法務委員会 第18号(1956/04/26、3期、自由民主党)

○一松定吉君 思想調査は何ですか。間違った起訴の問題……。
【次の発言】 ちょっと議事進行について。宮城委員が急な用事で外へ出なければならないと言っておりますが、出ると委員が減って定足数を欠くのですが、一つこの方を先にして、そのあとで御質問していただくとゆっくりできますが。
【次の発言】 法務大臣にお尋ねいたしますが、かねて法務省で所有しておりました大阪北区北錦町一番地一の土地と今回移転場所として法務省が予定しておりました都島区友渕町の土地と、承わるところによると、すでにもう交換済みで登記まで済んだということを聞きましたが、果してさような事実がございますか。これをまず伺います。

第24回国会 法務委員会 第20号(1956/05/17、3期、自由民主党)

○一松定吉君 売春防止という問題に関しまして、数年前から国会においてこういう法律の制定を要望しておったことはこれは顕著な事実でありまして、私ども売春防止ということに向っては少しも反対ではございません。一体尊き節操を守らなければならぬ婦女が、その原因のいかんを問わず、春を売るというようなことが、国において認められるというようなことは絶対に不可であることは言うまでもありません。こういう意味においてわが国が数百年前から行われておったいわゆる売笑問題、いわゆる娼妓だとか女郎だとかいうようなものの存在が、世間の非難の的になっておった事実も明らかであります。  しかしながら性の問題は必らずしも理屈通りには……

第24回国会 法務委員会 第21号(1956/05/18、3期、自由民主党)

○一松定吉君 赤松さんに関連してちょっと伺いますが、問題はこの「情を知って、」という言葉、これは専門家でない方は、皆これはこういうものがあることによって言いのがれをして罪をのがれるだろうという御疑問があるのはもっともだと思う。なぜにこんな「情を知って、」ということをつけるのですか。一体犯罪は刑法の原則に従って、罪を犯すの意なき行為はこれは罰せられることはないのです。「情を知って、」と書かなくても「売春を行う場所を提供した」と書いておけば、この刑法の原則によって、場所を提供した、しかしそれは売春を行うということを、情を知らなかったということに当然くるのです。それに一々この「情を知って、」「情を知……

第24回国会 法務委員会 第23号(1956/05/29、3期、自由民主党)

○一松定吉君 この問題はこの程度にしておいて、これに付帯決議をしたいとかいうような御希望もあるようですから、きょうはこの程度にして、先にお進めを願いたいと思います。
【次の発言】 まず第一に伺いますが、法務省の方では、この拘置所というものの建設を、美麗にして文化的のような建築物にすれば、それが地方住民の教育には影響がないというような御意見であるようでありますが、家をどんなにりっぱにし、どんなに文化的の建物にいたしましてもです、これは拘置所であると、つまり刑法の制裁を受ける者がここに留置される所であるということそれ自体が、地方民に対する思想上悪影響を及ぼすということはお考えにならないのですか。ど……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 法務委員会 第2号(1956/11/29、4期、自由民主党)

○一松定吉君 売春の問題は、御承知の通りに前国会でその法案が通過いたしまして、二年間の猶予中に、彼らはその業務をやめて転業するというようなことになっておったのでありまするが、ぼちぼち転業しつつあるものもたくさんあるようでありまするが、またかえって地下にもぐっていろんな脱法行為をやっているものもあるというようなことも聞いております。転業しようとするものが、転業するについて必要な金を何とか国庫が一つやってくれないかというような意見もあるようでございますが、そういうような点について、法務委員会としてはその後の経過がどうなっておるかということを、一応実情を調査して、そうして善処するという必要があろうと……

第25回国会 法務委員会 第3号(1956/12/04、4期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと伺いますが、この現在の場所は市の中心地になって商店街があって非常に雑踏しておる。ゆえに移転する必要があるし、特に荒廃に傾いておるからということはごもっともでありますが、私が伺いたいのは、その今度の候補地の土地の必要なる範囲内における価格と、現在の刑務所と移転することによって、その現在の場所の価格、刑務所を移転してさら地にすることによって、価格は市街地であれば相当出ましょうから、それとの関連の比較で、あまり国庫の負担がたくさんなくてもいいような形勢ではないのですか。そのへんをちょっと詳細に説明してもらいたい。
【次の発言】 今度移転する土地と、建物を建てた費用とで、現在の土……

第25回国会 法務委員会 第5号(1956/12/10、4期、自由民主党)

○一松定吉君 法務大臣に少しく伺ってみたいと思います。  御承知の大阪の拘置所を都島の延原の工場跡に移転するということに関しましては、都島区民九万人のほとんど全部がこれに反対をしておりまして、衆議院並びに参議院の法務委員会に請願をしておる。しかしてこの両法務委員会において調査の結果、都島区民の請願は理由ありということで請願を採択して、これに参衆両院の議長が意見書を付して、かくのごとく民衆は反対しておるのであるから、当局としてはなるたけ民衆の意思を尊重して、適当な処置をとることが必要であるという意見書をつけて内閣に送付したということを承知しております。しかるにその後、この延原の土地に移転すべくい……

第25回国会 法務委員会 第6号(1956/12/12、4期、自由民主党)

○一松定吉君 私が前回この問題に関しまして、参、衆両院法務委員会において採択したその採択を、法務省当局が無視してこういうようなことをやっている。その理由いかん。  その次には、こういうような強硬に法務省の考えを実行しようと思うならば、少くとも土地の、都島の住民の了解のいくような措置を講じた上でやらなければならぬじゃないか。それもやっていない。大阪の弁護士会が満場一致で法務省の案に賛成したということを言われているが、大阪の弁護士会の会員の総数はほとんど七百人に近い、六百九十何名、しかるにこの問題が論議されたときに集まった弁護士の頭数は七十数人にすぎなかった。約十分の一なんです。そういう会合の人の……

第26回国会 法務委員会 第2号(1957/02/07、4期、自由民主党)

○一松定吉君 それでは過般私どもは大阪、和歌山、愛知の一府二県を視察いたしたのでありますが、今、委員長からお話のありました売春防止法の運用に関する問題と監獄及び少年院の改善等に関する問題、日ソ復交に伴う破壊的団体の取締りに関する問題、これだけの問題につきまして調査をいたしたのでございますが、ちょうど派遣委員の井上知治君が出張の前々口から御病気にかかりまして出張ができない。そこで赤松常子君と私と二人が行くことになったのであります。ところが私はどういうものか存じませんが、大阪府の調査はお前はできないということで、大阪府の調査を除かれておったのであります。そうすると、調査の主要部分は大阪にあるのです……

第26回国会 法務委員会 第4号(1957/02/19、4期、自由民主党)

○一松定吉君 ただいま宮城委員から少年犯罪に対する取扱い等について、非常に微に入り細にわたり、しかも同情ある御質問があったのでありますが、要するに犯罪少年に対する待遇だとか教育だとかいうようなことが、現行制度で不完全であるのだから、それを完全にして、これらのものの教化、改善の資に供するようにしなければならぬということが要点であったようであるが、私は一つきょうは最高裁判所の裁判官の待遇問題について、少し聞いてみたいのであります。これはわれわれ国民の行いということが、年々歳々改善されて、りっぱな国民の素質を備えるようになるについては、いわゆる教育ということが最も必要であると同時に、反社会性の行動を……

第26回国会 法務委員会 第5号(1957/02/28、4期、自由民主党)

○一松定吉君 私は、主として最高裁の方面についての質問を実はいたしたかったのですが、法務大臣が三時から御用がおありになるということですから、法務大臣に関係する限りにおいて法務大臣の御意見を承わりたい。  今法務委員会にいわゆる法曹一元化、裁判所の機構改革というような問題が提案され、もしくはされんとしておるということでありますが、この法曹一元化に関します法務大臣の御意見を一つ承わって、われわれをしてなるほど提案の理由は相当だなということを、法務委員の頭に一つ認識を深めるように御説明を願いたい。非常にこれは広範にわたりまするから、御用意がもしできておらなかったら、概略のことでよろしいから、一つ御説……

第26回国会 法務委員会 第8号(1957/03/14、4期、自由民主党)

○一松定吉君 幸いに、最高裁判所の事務総長の五鬼上君がいらっしゃいますから、裁判所法等の一部を改正する法律案についての所見を伺ってみたいのであります。  最高裁判所は、識見の高い、法律の素養のある十五人の裁判官をもって構成されることになっておる、その通りであります。ところが最高裁判所に、識見の高い、法律の素養のある十五人の人を得るということが、なかなかむずかしいように私は思うのです。裁判所の方から出る裁判官とかいうような方は、裁判所の長官だとか、部長だとかいうような方面からとることによって、相当人材はあるようでありますが、この十五人の裁判官は、今までの慣例から見ますと、判事から五名、学識経験者……

第26回国会 法務委員会 第12号(1957/04/02、4期、自由民主党)

○一松定吉君 政府の方面から滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律案を御提出になりましたことは、私は最も時宜に適したる法案だと、かように考えております。実は、この問題につきましては、滞納処分と強制執行との競合等につきまして、ずいぶんいろいろな問題があり、関係者がそれぞれ利害関係を異にいたしまするために、不合理な点がたくさんありまして、在野法曹等でも常にこれを問題にして頭を痛める種になっておったのでありますが、法務省の方で意をここに用いられて、この法案を御提出になったことは、その当を得たるものと確信をいたします。  ただ、ここに問題となる点は、本法において自動車の執行についての規定が不問……

第26回国会 法務委員会 第13号(1957/04/04、4期、自由民主党)

○一松定吉君 鈴木参考人に伺いますが、あなたの御意見は、要するに、自動車を普通の動産と同じように、除外例を設けないことにして、普通一般の動産と同じ取扱いにしてくれなければいけない。要点はそういう意味だね。
【次の発言】 私の言うのは、自動車もしくは航空機を除外したという本法は完全ではないのだ。私権を保護するについては不十分である。ゆえにこれを普通の動産に対する差し押え、滞納処分と同じようなふうにやってもらうことが理想であるし、またそうなければならぬのだ、ゆえにそういうことを希望する。ただし、それは国税徴収法や地方税法、最高裁判所の自動車及びこれらのものに対する執行規則等を改正しなければならぬか……

第26回国会 法務委員会 第17号(1957/04/25、4期、自由民主党)

○一松定吉君 本法案に対しましては、すでに慎重審議の上、その争点も、修正しなければならぬ点等もよく理解できたようでございます。私は、この法案は今まで滞納処分の強制執行また差し押えの執行拒否等の手続についていろいろな手違いがあって、思うように調整のできなかったことを、この法案において調整することのできるようになったことは、一歩前進であると非常に喜んでおるのであります。ただ、この法案につきまして、御承知の通りに自動車等の差し押え処分等につきまして、包含されていないことがまだ欠点であると考えますので、この点につきましてもすでに政府当局においても将来そういう点を考慮して、そうして万遺漏なきを期したいと……

第26回国会 法務委員会 第18号(1957/05/07、4期、自由民主党)

○一松定吉君 これはごく小さいことですが、一般職の俸給は一番最下級が一級、一番上級は十五級というんだがね。ところが裁判官や検察官の一番上級は一級、そうしてだんだん下に下って十級、十一級という、あべこべに級の数え方がなっている。これは裁判所や検察庁と一般職の俸給の一級、二級というのを、話し合って、行政官の最下級が一級であって最高級が十五級であるならば、裁判官あるいは検事も、最下級が一級であって最高級が十五級と、こういうふうにした方がいいと思う。一般職と級が逢うので、われわれしろうとが見ると、普通の人間が見るとわからぬ。こういうことは、政府部内ですから、話し合いの上に一つきめなければいかぬです。こ……

第26回国会 法務委員会 第21号(1957/05/14、4期、自由民主党)

○一松定吉君 この軽犯罪法の一条の十二号、三十号だけでは犬の取締りはできないのじゃないですか。なぜかというと軽犯罪法の一条の十二号では「人畜に害を加える性癖のあることの明らかな犬」で、明らかでない犬を解放しておって、これがたまたま人に食いついたという犬の取締りはどうなるか。
【次の発言】 つまりその点について取締りができていないということと、いま一つ、狂犬病予防法の規定を見ると、罰則の規定が二十六条以下に規定してある。そこでこの二十七条の第二号、第三号、第四号で見ると、犬に予防注射を受けさせなかった、あるいは予防注射済票をつけなかった、あるいは犬の隔離について指示に従わなかった、あるいは犬に口……

第26回国会 法務委員会 第22号(1957/05/17、4期、自由民主党)

○一松定吉君 私は、両案とも原案に賛成いたします。同時に、この際、一つ付帯決議をつけたいと存じます。  それはお手元に配ってありまする乙案の方で、本乙案を付帯決議とすることを御了承願いたいと思います。読み上げます。     附帯決議   裁判官に負荷される司法の使命の重要性にかんがみ、政府は、すみやかに次の諸点に留意し、裁判官の待遇を改善是正することに鋭意努力すべきである。  一、法曹一元の理想を推進するため、最高裁判所の裁判官の優遇策を措置し、特に普通恩給年限を国務大臣のそれとの均衡を得るように是正すること。  一、高等裁判所長官、地方並びに家庭各裁判所長その他経験年数等においてこれらの者に……

第26回国会 予算委員会 第1号(1956/12/20、4期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと私伺いたいのです。この委員派遣につきまして、衆議院のように、地区から出ている人、あるいは参議院の地区から出ている人というのは、これはもうその選挙区の方に出張することはいけないというような今まで慣例があったようですが、全国区から出ている人に向って、たとえばお前は本籍が大分だから大分に行くことはできぬとか、あるいは大阪が本籍だから大阪に行くことはできぬというようなことは、全国区を代表して出ている議員については、それはいかがかと実は思うのです。今までの慣例は、ただし、そういうことになっているということを承知いたしておりますが、その慣例はやはり継続してそのままにする方がいいのか、……

第27回国会 法務委員会 閉会後第1号(1957/12/02、4期、自由民主党)

○一松定吉君 今の八の法曹一元化の問題、これはここに結論は出ておりますが、御承知の通り、今これが日本で非常に問題になっておって、どうしたらよいかといって議論が行われておるのですが、あなた方が欧米各国を視察された結果から見て、どういうようなふうにしたらよいかというふうな大体の構想がまとまっておるならば、ここで一つ発表してもらいたい。
【次の発言】 あなた方の御調査の途中で、日本の法曹一元化の問題を十分御了知の上で向うに行っていらっしゃる。これはわれわれの考えではどちらの方がいいなんという御自身の感想はあるでしょう、定説というようなことまでいかぬにしても。それはわれわれがやはり将来これを論議するに……

第27回国会 法務委員会 第2号(1957/11/05、4期、自由民主党)

○一松定吉君 今日、私はこの売春汚職問題に関しまして、自分の立場を明らかにすると同時に、捜査の手段、方法並びに読売新聞記者の福田、宇都宮氏に対する新聞記事の記載並びにこれに対する検察庁のとった処置及び裁判所の勾留請求を却下した事情、これに対する世論の状況等について一つお尋ねしてみたいのであります。  まず、私の立場を明らかにいたしますが、私は法務委員で、しかも理事としてこの売春防止法についての審議に関与した者であります。また、売春の審査委員として内閣から任命せられてその方面の審査にも当った立場であります。しかして私は週刊朝日にもありまするように、わが国においていわゆる公娼というものを廃する問題……

第27回国会 法務委員会 閉会後第2号(1957/12/19、4期、自由民主党)

○一松定吉君 非常な有益な御報告がありまして、しかもその御報告はおのおの具体的に精密な御調査の結果を発表せられましたので、私は喜んで拝聴いたしました。いずれそういう各般にわたりまする質問は、大臣等の御出席の際に、各項目にわたってお尋ねしたいと思いますが、実は私きょうはほかの用事で退席をいたしますから、今特に質問ということでなくて、大臣の今後御出席をお願いする意味においての前提として、ほんの五分間ばかり、ちょっと私のお願いを申し上げておきたいのであります。  最高裁の問題、法曹一元化の問題につきましては、また別の機会を見ましてお願いを申し上げまするが、ただ、この売春防止法の実施に伴いましての更生……

第27回国会 法務委員会 第5号(1957/11/12、4期、自由民主党)

○一松定吉君 私は亀田君並びに法務大臣、検事総長との質問応答を聞いておりますが、私は法務大臣や検事総長の答弁が正しいと考えます。それはなぜかといいますと、こういうような汚い犯罪は徹底的にこれを捜査して、そうしてその事実を明らかにして国民の前に知らせるということが必要なんです。そういたしますると、捜査の過程にあることを係官がいろいろしゃべるということによって証拠隠滅のおそれが十分にあるのです。証拠隠滅のおそれがあり、証拠隠滅されるということになると、われわれ国会議員が徹底的にこれを調べてもらいたいという趣旨が徹底しないことになる。それがために、いわゆる犯罪者を逸するという悪い結果を招来することは……

第28回国会 法務委員会 第1号(1957/12/20、4期、自由民主党)

○一松定吉君 私は、きのう急用のために途中で退席をいたしましたが、死刑廃止の問題とか幼児誘拐の問題等が出ておったようですが、あれはどういうようになりましたか、継続審議ということですか。
【次の発言】 そうすると、今回の国会ではやらなくてこのまた次の国会にするのですか、この国会中にやはり審議はやるのですか。恩赦法の一部を改正する法律案、刑法等の一部を改正する法律案、幼児誘拐等処罰法案、裁判所法等の一部を改正する法律案という、この四案がきのう問題になっておるようですが、この審議の方法は……。
【次の発言】 この国会でおやりになる、適当な時期を見て……。

第28回国会 法務委員会 閉会後第1号(1958/06/07、4期、自由民主党)

○一松定吉君 厚生省の方にちょっと伺いますが、売春防止法を厳格に実施することによってますます密淫売というものがその数を増加することは、これはもう自然の趨勢であると私は思う。それと同時に、病毒がますます伝染が激しくなるということも、これまた自然の道理であろうと思うのでありますが、この厚生省から御提出になりました各府県並びに市の梅毒、淋病、軟性下疳等の表を見ますると、ちょうど梅毒の検診をいたしました人の数が三万五百九十三で、そうして、そのうちで結局この病気のある者が六千百五十六人、こういうことになっておりますが、これを検診を受けた人と病毒のあった人との割合をしてみますと、ちょうど四人に一人ずつぐら……

第28回国会 法務委員会 第2号(1957/12/21、4期、自由民主党)

○一松定吉君 売春という行為そのものが風俗を害し、国民の思想善導に悪結果を生ずるということのために、わが国多年行われておったその営業を法律をもって廃止して、そうしてりっぱな営業にこれを転業せしめなければならないという趣旨で、数年前から売春取締法の成立を国会に要望し、政府もまたこれに関心をもってそのことを強力に推進いたしました結果、前年の議会において参衆両議院において満場一致でこの売春防止法が通過して、昭和三十三年四月一日からは完全にかようなものは影をひそめて、業者も正業につくというけっこうな状況に立ち至っておることは、私が申し上げるまでもないのでありますが、それにつきまして、こういう業務に従事……

第28回国会 法務委員会 第3号(1958/02/03、4期、自由民主党)

○一松定吉君 私は実はこの問題について、李ラインの問題と、今の朝鮮人の送還の問題、こういうことに関しまして、外務大臣と法務大臣にお尋ねしたいという考えを持っておったのであります。幸い法務大臣が出席しておりましたから、法務大臣だけにでもその関係ある事項をお尋ねしようと思ったが、法務大臣は中途で御退席になりましたから、一つ近いうちに、外務大臣と、法務大臣、両大臣をお呼び出し賜わりまして、その席上で李ライン問題並びにこの問題に対する解決方法、一体、日本人の漁夫が向うに逮捕されて、犯罪があるなんていうようなことは、朝鮮が勝手に李ラインをこしらえて、そうして犯罪でもない、公海における漁獲に対して犯罪なん……

第28回国会 法務委員会 第5号(1958/02/10、4期、自由民主党)

○一松定吉君 大川委員の質問に牽連して、少しばかりお尋ねしておきますが、都島に移転することについて、都島区民の要望によって法務省では約束しておるのですが、少年鑑別所ですか、あれはもう撤回する準備ができたでしょうかということが一つ。それから四条畷のあの拘置所の出張所は、都島に併合することはできるのですかできぬのですかということが一つ。それから上本町の簡易裁判所も、今大川委員の言うように、司法センターというて、あそこの今の裁判所を、検察庁と分れるということになると、持ってくることができるのですか、できないのですかということが一つ。それから東京の地方裁判所の三階であったのを、四階か五階かにしましたね……

第28回国会 法務委員会 第8号(1958/02/20、4期、自由民主党)

○一松定吉君 きょう私は継続して質問する考えはありませんが、この次の機会に詳細に質問したいので、その前提として一応皆さんの御検討を願っておいて、材料をこしらえておいていただきたいために申し上げておきたいのですが、私はこの補導処分ということには反対なんです。それは私も審議会の委員のときからそういうことは反対だったのです。刑の執行猶予をしてそれで保護観察するということをすればそれで十分なんです。それに補導処分ということをやって、そしてこれを補導院に収容し、そして自由を拘束する、そして今の宮城さんや藤原さんの質問されたように、自殺のおそれのある者、あるいは他人に暴行を加えるようなおそれのある者はこれ……

第28回国会 法務委員会 第9号(1958/02/25、4期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと菅原君に一つ。あなたは専門家でないのだから、専門家でないあなたを法律の専門家である僕がいじめる意味ではありませんから、これは一つ悪しからず御理解の上で、あなたのほんとうの正しい御意見を承わって、この法案の審議の参考にしたいのですが、私どもは、この売春防止法について、売春行為をする婦女の将来改過遷善の実を上げて、再びこういうことをしないようにこれを指導誘掖していくことが、売春法の終局の目的でなければならぬ。そういうことで、売春をやった婦女が起訴されて、裁判を言い渡されるときに、刑法二十五条によって、情状によって執行猶予の言い渡しをする。執行猶予の言い渡しをするのは、将来再犯……

第28回国会 法務委員会 第14号(1958/03/07、4期、自由民主党)

○一松定吉君 今の恩赦の問題ですが、今藤原さんと大川さんの意見が食い違っているようですが、私は、自分が法律家として、大川君の御意見が正しいと思うのです。それは、なるほど恩赦を見越して選挙違反をやるというようなことは、それは悪質です。ところが、これは選挙違反に限りませんよ。恩赦を見越して強盗をやる、恩赦を見越して詐欺をやる、恩赦を見越してわいせつ行為をやる、それは恩赦を見越してやったのだから、同じ趣旨において、これらの者は恩赦に浴せぬという態度を取るなら、これは趣旨が一貫していますよ。しかし、恩赦を見越してやるということを選挙違反だけに限って、お前方は恩赦を見越してやったのだから、これは恩赦の恩……

第28回国会 法務委員会 第15号(1958/03/10、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(一松定吉君) それではこれより会議を開きます。  まず、会議を開きますに当りまして、出席の政府委員を御紹介申します。政務次官の横川信夫君、調査課長位野木益雄君、刑事局長の竹内壽平君、最高裁人事局長鈴木忠一君、同じく家庭局の菰淵鋭夫君が御出席になっております。渡部矯正局長と、横井刑事局総務課長、福原保護局長は少しおくれます。法務大臣は今予算に出席せられておりまするから、間もなく当委員会に出席いたします
【次の発言】 それでは初めに、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案並びに検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案、訴訟費用等臨時措置法の一部を改正する法律の一部を改正す……

第28回国会 法務委員会 第17号(1958/03/17、4期、自由民主党)

○一松定吉君 時間もありませんし、もうこれは四月一日に実施しなきゃならぬという法律でありまするし、これから衆議院の審議を減なきゃならぬというので、とても一問一答で片づけるということはとうていできないと思いまするので、私は概括的にあなた方に御注意をしていただく点を御参考のために申し上げまして、それについて御答弁していただく方は御答弁していただくし、御答弁していただかなくても、運用の面においてそういうことに将来注意をするということであれば、答弁しなくてもよろしいですが、私の考えておることだけを申し上げますから、それについて一々立ってお答えをしていただかなくても、もう目睫の間に迫っておるときに、一問……

第28回国会 法務委員会 第21号(1958/03/31、4期、自由民主党)

○一松定吉君 あとから来て、皆さんもう質問をしておるかもしれませんが、私は裁判官に判事補なんという名前があるということはよくないということは、この前の法務委員会でもよく言うておいて、皆さんのよく御了解を得ておるんですが、なぜよくないかといいますると、現に裁判に関することを、一人前の判事でなくて、判事補というまだ一人前に達しないような人の裁判を受けるということそれ自体が、人権の擁護をこいねがう関係者にとって、あまりいい気持はせぬと思うんです。これをなぜ一体判事補とか判事とか分けたかというその沿革については、あえてここで議論をいたしませんが、判事補という名前がよくないということであれば、これを一つ……

第28回国会 法務委員会 第22号(1958/04/01、4期、自由民主党)

○一松定吉君 他の諸君から伺ったか存じませんが、やはり百九十七条ノ四の冒頭の「公務員」ですね。公務員であり、しかも弁護士である者が請託を受けて、ほかの公務員に対してこういうようなことをさしたというような場合には、報酬として金品を収受しても犯罪にはなりませんか。
【次の発言】 それではよろしい。その点は抜きにします。  そこで「請託」という言葉ですね。この「請託」という言葉は、依頼とか、嘱託とかいうこととは違いますか。
【次の発言】 「請託」の中には、依頼とか嘱託というような意味は含まれておると、こう解釈すればいいのだね。
【次の発言】 嘱託もね。

第28回国会 法務委員会 第24号(1958/04/08、4期、自由民主党)

○一松定吉君 この前お尋ねした例の判事補のあの問題について、その後、政府の方は何か御検討なさいましたか。やはりあれは現行法を改める必要がないからというお考えでしょうか。
【次の発言】 実は、この前もあなたに申し上げましたように、同じ一人前の裁判官でありながら、十年以上の者は判事、十年以下の者は判事補というようなやり方では、自分の権利の擁護を要求する個人としては、一人前の裁判官の裁判を受けたというときの感情と、一人前でない判事補の裁判を受けたという感情とでは非常に違うのであるからして、やはり私は旧裁判所構成法に規定せられてあったように、司法官試補の試験に及第して、そうして修習を終えて裁判官になっ……

第28回国会 法務委員会 第25号(1958/04/09、4期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと刑事局長にお尋ねしますが、この刑法の二百二十二条一項、二項、二百二十三条一項、二項、どちらにも皆「害ヲ加フ可キコトヲ以テ」「脅迫」するとある。「害ヲ加フ可キコト」ということは、いつも脅迫の前提になるのだね、そうすると「害ヲ加フ可キコト」ということを取ってのければ、脅迫ということはないのだね、この二百二十二条、二十三条にはどの項にも「害ヲ加フ可キコト」が皆前提になっている。そうすると、「害ヲ加フ可キコト」ということを前提としなければ脅迫ということはないのか、あるのか。
【次の発言】 それならば、今度百五条、改正案のいわゆる「強談威迫ノ行為」ということに、害を加うべきことをも……

第28回国会 法務委員会 第29号(1958/04/17、4期、自由民主党)

○一松定吉君 矯正局長にお尋ねしますが、今の報告を聞くと、第一に、少年院のそういう連中に対する指導誘掖の衝に当る指導者に人を得ないということだね。それがしかも巡査とか看守とかいう者の上りが多いというようなこと、そういうことになると思いますが。
【次の発言】 あとの七名は……。
【次の発言】 そういう人はどういう学歴、経歴の人ですか。
【次の発言】 矯正局長に伺いますが、大学を出た者とか専門学校を出た者とかいうような、高等教育を受けたというような人が四〇何%というのは、非常にけっこうであるが、そういうような人を年に一回とか二回もしくは三回とか集めて、そういう不良少年を指導誘掖するような何か教育と……

第28回国会 法務委員会 第32号(1958/04/21、4期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと関連して。こういう場合に、法務大臣が、第九条の規定によって、法務大臣が裁定することになっておるが、その裁定が不公平であると認められるよらな場合の救済方法はどうなんですか。
【次の発言】 行政裁判によるんだね。
【次の発言】 この法文のどこかに、この裁定の不服のある者は行政裁判の手続によるとかいうような規定を書いた方がいいように思うんだが、それはどうなんですか。

第28回国会 法務委員会 第34号(1958/04/23、4期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと伺いますが、売春取締法が四月一日から実施されるに当りましては、例の補導院というものができて、裁判所がこの者に対して執行猶予の言い渡しと同時に補導院に入れる必要、収容する必要があると認めるときには、判決が補導院に入れるということに今度なりましたね。ところが、あの方の費用がなくて今に補導院というものの設置ができなくて困っているということを聞いたのですが、その現状はどうなっておるのですか。
【次の発言】 あなたの方じゃない……だれか、どっちでもいい。
【次の発言】 その予算は。
【次の発言】 そうすると、四月一日からその法案が通過して実施されるまでの間は裁判所がそういう宣告はで……

第28回国会 予算委員会 第8号(1958/03/08、4期、自由民主党)

○一松定吉君 私は観光国策に関しまして、総理大臣並びに関係大臣の所見を伺いたいのであります。私がこの問題を取り上げて御質問申し上ぐるに至った動機を一応申し上げておくことは、私がこの質問をするについての必要であることを、十分に御認識ができようと思うと同時に、政府もこの点に対しては、必ずこれを実行しなければならないということを十分に御感得がいけることであろうと思いまするから、この質問をする動機について一言申し上げておきます。また私の質問は、与えられた時間が、わずかに四十分でございますが、できるだけ節約をするようにという委員長並びに各関係者の諸君からのお話がありましたので、なるたけ時間を節約いたした……

第29回国会 法務委員会 第2号(1958/06/18、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(一松定吉君) ただいま一応の説明が終りましたので、何か御質疑のある方は、この際発言をしていただきます。

第29回国会 法務委員会 閉会後第2号(1958/08/01、4期、自由民主党)

○一松定吉君 関連して。大臣御退席のようですが、今の大川委員の質問に牽連して少し私伺ってみたいのですが、私ども実際の弁護という建前におりまする者から見ますと、今の裁判並びに検察の事務については、ずいぶん考慮、研究しなければならぬ点がたくさんあると思うのです。その中で今、大川君の言われましたように、裁判官、検察官の定員がどうも少い、それがために事務が輻湊して非常にみな弱っている。これについては予算を増加して人員をふやす必要があるじゃないかという御意見ごもっともでありまするから、それは大臣の方で、人権擁護の建前からぜひ一つ実現をするように御努力を願いたいということを特にお願いしておきまするが、これ……

第29回国会 法務委員会 第5号(1958/07/02、4期、自由民主党)

○一松定吉君 まず、今当席に見えられておりまする関係当局のもっと詳細な一つ説明を聞いて、その上でわれわれは質問をしたい。
【次の発言】 請願者がこういうような請願をすることは、自分の所属町村に負担をかけまいという意味であることは、これは察するに余りがあるのでありますが、これを全額国庫負担にするということになって参りますると、一つこの春日井市だけでなくて、全国がこの例にならうということになりましょうが、そうすると全額国庫負担の金額が合計どのくらいになる見込みでしょうか、それを一つ御説明願いたい。
【次の発言】 そうすると、一億七千万円を三年間負担するということにななると、五億一千万円というものを……

第29回国会 法務委員会 第6号(1958/07/07、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(一松定吉君) 本日の委員会を開会いたします。  前回に引き続き、検察及び裁判の運営等に関する調査をいたしまして、裁判書の作成並びに浄書に関する問題を調査することにいたします。  前回に引き続き、御質疑の方は御発言を願います。
【次の発言】 ちょっとこの際、御報告しますが、委員の異動がありましたので、七月七日付で藤原道子君が辞任され、坂本昭君が選任されました。また、赤松常子君が辞任され、横川正市君が選任され、松本治一郎君が辞任され、矢嶋三義君が選任されました。ただいま質問した横川君は、本日赤松君と交代いたしております。
【次の発言】 警察の方、人権擁護の方にお伺いしますが、近ごろ犯罪の捜……

第29回国会 予算委員会 閉会後第2号(1958/08/30、4期、自由民主党)

○一松定吉君 ほかでもないのですが、この報告は委員長の方に向って、その席からやるよりも、私は委員の全部に向って報告するということが意義があると思いますから、あの席からこちらに向っておやり下さるように、今後一つ是正していただいた方がよくはないかと私個人で思っておりますが、皆さんもそれがよければ、そこからあちらに向ってやるより、そこからこっちに向って報告することがよくはないかと、実は初めから痛感しておりますから、一つお考えを願いたいと思います。

第29回国会 予算委員会 閉会後第3号(1958/09/01、4期、自由民主党)

○一松定吉君 委員派遣第四班の調査の結果を御報告申し上げます。  第四班は、一松定吉、苫米地英俊、戸叶武の三名でありまして、八月十七日から二十三日に至る七日間、京都府、兵庫県、岡山県の三県下を視察いたしました。その視察の範囲は、大蔵省及び通産省の各出先機関並びに宮内庁京都事務所、道路公団大阪支社等であり、また、地方公共団体といたしましては、これら各県庁及び姫路市役所でありました。産業関係の現地視察といたしましては、岡山県下では、児島地区の中小機業、児島湾干拓事業、ビートの栽培試作、温室ブドウの栽培状況等、また、兵庫県下では、富士製鉄の広畑製鉄所、淡路島の酪農業等でありました。以下調査の結果を簡……

第31回国会 法務委員会 閉会後第2号(1959/06/08、4期、自由民主党)

○一松定吉君 警察方面の方にお伺いしたいのでございますが、今度の参議院選挙について、ずいぶん違反がたくさんあったように思うのですが、第一、戸別訪問やなんかいうことについて、いろいろな理由を有権者に押しつけて、これを脅迫して投票さしたというふうなうわさがたくさんありまするし、あるいは金銭で買収したといううわさがあります。こういう方面について、警察方面でそれらの事実を捜査していらっしゃるでしょうが、そういうことについての大体抽象的でいいですから、具体的にお話になると、捜査の妨害になるようなことがあってはいけませんから、抽象的に一つ話して下さい。ことにある地区のごときは、今まで党員でも何でもなかった……

第31回国会 法務委員会 第5号(1959/02/10、4期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっとお願いですが、これは今度の改正案ですか、この俸給の金額は。
【次の発言】 それならば、旧の俸給の表を次回に御提出願って、比較して研究したいのですから、旧の俸給の対照比較表、それを一つ御提出願いたい。
【次の発言】 ちょっと中川局長にお伺いする前に、問題だけをあなたに申し上げて、この次の機会に一つその調査した結果を話してもらいたい。新聞の発表によると、二十七日だけのアリバイを調べたように思うのだが、ところが本件は、あなた御承知の通りに、二十一日から始まっている。二十一日が二カ所、二十二日が凶行がない。二十三日が二カ所、二十四日が三カ所、二十五日がまた三カ所、二十六日が一カ所……


5期(1959/06/02〜)

第33回国会 内閣委員会 第5号(1959/11/26、5期、自由民主党)

○一松定吉君 議事進行について。  私、この委員会へ来て聞いておりますると、いかにも矢嶋君は人を脅迫するような言辞を弄する。これはよくないです。あなたは議員として職責を全うするのに、事実を鮮明にするならば何も脅迫したり威嚇したりするような態度をもってする必要はない。(「議事進行じゃない」と呼ぶ者あり)議事進行だ。君に発言は許していない。黙っておれ。やはり穏やかに質問をするように(「越権行為だ」と呼ぶ者あり)委員長、僕の発言中に発言するのを注意して下さい。――静かに、やはり議員の体面を害さないように、静かに穏健に質問をするように一つ委員長から矢嶋君に命じて下さい。ああいうような態度でやることは、……

第34回国会 内閣委員会 第14号(1960/03/30、5期、自由民主党)

○一松定吉君 私はおくれて参りましたからよくわかりませんが、一体改正法律案の調査研究についてほとんど一年を要して、しかもなおあと九ヵ月必要だという点については、どの点が非常に審議に手間取って慎重審議しなければならなかったのかという、その一つ具体的な事実、どの点がそういうことであったか、それを一つ明らかにしてもらいたい。どの点がそういうように調査研究にひまがいったのか、具体的な事実を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 御説明はそうでありましょうがね、この訴願というようなものの一体性質がわからぬとかいうようなことを、今お話しになりましたが、これは憲法がいわゆる国民の基本的人権の擁護に関する規……

第34回国会 内閣委員会 第19号(1960/04/14、5期、自由民主党)

○一松定吉君 伺いますがね、そういたしますと何ですか、農地被買収者問題調査会というものは抹消されるのですか、提案者に伺います。
【次の発言】 農地被買収者問題調査会というのは、これを末尾に加えるというのですか、農林漁業基本問題調査会というものとどういう関係になるのですか。
【次の発言】 今修正案が出ましたが、この修正案のうちで、本則中農地被買収者問題調査会を農林漁業基本問題調査会に改めるということになりますると、いかにも農地被買収者問題調査会というものは、この法案からなくなってしまったような疑いがありますが、これはどうなるのですか。この点について修正案提案者から御説明を求めます。

第34回国会 内閣委員会 第22号(1960/04/26、5期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと関連して。私は大臣が自動車審議会の設置を考えついたということについて非常に敬意を表しますが、実はわれわれが自動車に乗って、大阪でも、東京でも市中を歩くときに、もう急な用事ならば自動車を降りて歩いた方がいいという状況であることは、もう御承知の通り。都会地は、大臣も御承知の通りに、路面のまん中に一つ大きく線を引いて、あと三つなら三つに区画する、そうして中央に引かれた線路の右と左を互いに交差し合う。その区画した中央の路線に近い方のやつは非常な速力の早い自動車が行く。その次にはちょっと急行ぐらいのが行っている。いわゆるごくゆるやかな自動車は一番端を運行するというようなことに、御承……

第34回国会 内閣委員会 第23号(1960/04/28、5期、自由民主党)

○一松定吉君 私は矢嶋君の質問をここで静かに拝聴したのですが、矢嶋君は平素非常なこまかいところまで論議するので、つまらぬことを言うなあということを思うこともありますが、本日の質問等は実に真髄をうがっている。こういうようなことは私はほんとうに矢嶋君と同じ考えを持っておりまして、例の工事請負等については、談合というのが多いのです、非常に。談合することによって、つまり政府が予期したより以上の請負金をもって請け負わせる。彼ら業者は、その談合した間においてそれを高く請け負って、それで彼らほんとうに工事を引き受けるものだけ引き去って、残りはリベートで頭割りで分けるというようなことをやっておるのです、現在。……

第34回国会 内閣委員会 第24号(1960/05/10、5期、自由民主党)

○一松定吉君 この建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして臨時に公共用地取得制度調査会を設置するとともに、公共用地取得制度に関する調査を本省の所管事務とするというようなことについて、私どもは政府のやり方については双手を上げて賛成するものでありますが、特に私は建設大臣に期待いたしておりますることは、今までの数代の建設大臣が、建設行政にずい、ぶん力を入れておったことは間違いないのでありますけれども、今回の村上建設大臣に至りましては、特に建設行政について深甚の注意を払い、今まで国民の要望しておって、でき得べくしてできなかった制度について改良し、新設し、構成し、そうして建設省設置の目的を達成すべ……

第34回国会 内閣委員会 第26号(1960/05/13、5期、自由民主党)

○一松定吉君 私少しこの問題につきまして政府にただしたいのでありますが、私の意見と社会党の意見とは全く反対であります。辻君と同じ考え方であります。社会党の諸君の言うことを聞いておってみると、この旧地主の中で非常に生活に困っているような人があるということについて、その因っている原因を追及して、その実情に応じて個人々々に救済の道を開こうということは、政治家の当然なすべきことであります。ことに国会議員というものは常にそういうものを考えなければならぬ。ただ今辻君の言われたように、小作人が社会党に投票をするから小作人の味方をする、地主の方は社会党に投票せぬから地主には反対だというようなことを今辻君が言わ……

第34回国会 内閣委員会 第30号(1960/06/07、5期、自由民主党)

○一松定吉君 私も、防衛庁の職員の給与に関して、どうも了解に苦しむ点を伺ってみたいと思います。これはあまりにも階級が多種多様ですね。参事官の俸給月額の比較表は三十階級、それから尉官、佐官、将官の階級が三十五階級、それから一士、士長、一曹、こういうような階級が二十三階級、こんなに分けてやるということがおもしろくないのみならず、同じ参事官のうちでも、一級官と二級官と三級官と地位が同じところがたくさんあるわけですね。たとえば、参事官の三等級にしても、十三の給与から十九までは二等級の一から四までと同じ、それから二等級と一等級の給与が、二等級の八から十二までと、一等級の一から五までが同じと、こういうふう……

第34回国会 予算委員会 第10号(1960/03/08、5期、自由民主党)

○一松定吉君 私は第二十八国会におきまして、わが国の観光国策の一般についてかなり詳細な意見を述べて、総理大臣初め関係大臣からほぼ満足すべき御答弁を得たのでありまするが、二ヵ年を経過いたしました今日において、内外の情勢はかなり変化しております。政府の観光施策も多少進展の跡もうかがわれまするけれども、まだきわめて不十分のように考えられまするので、ここに再び同じ問題を取り上げて私見をごく端的に申し上げて、総理初め関係大臣の御所見を承りたいと思います。  日本は観光資源として自然の風光に富み、世界有数のかの観光国としてのスイスに比較してみましても少しも遜色はないと私は考えておるのでございます。また、世……

第34回国会 予算委員会 第11号(1960/03/09、5期、自由民主党)

○一松定吉君 関連質問。私は今の条約局長や法制局長官のお答えが、第四条の規定をまるで無視して五条だけを極言して解釈をなさるから、そういうように疑われるような答弁ができるわけです。第四条にはどういうことが書いてあるかというと、「この条約の実施に関して随時協議し、」という、「この条約」というのは、第四条だけではないのです。この趣旨は、安保条約に関する全部にこの文句は関係しているのですから、この四条のいわゆる「この条約の実施に関して随時協議し、また、日本国の安全又は極東における国際の平和及び安全に対する脅威が生じたときはいつでも、いずれか一方の締約国の要請により協議する。」この四条はこの安保条約のす……

第35回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1960/08/10、5期、自由民主党)

○一松定吉君 社会党の三君の主張は、法理上正しい解釈だと私は考えております。三君の質問に対しては、法理論として、今大平官房長官の言われるようなことは意味をなしません。でありまするから、これは一つ今この席でしばらくこれでがまんしてくれ、許してくれというようなことを言わなくて、一応引き取って、一つよく内閣総理大臣と御相談の上で、そうしてやはり国務大臣を責任者にしてお出しになるということが一番いい。そうでないというと、今の三君の言われることは理路整然であって、われわれ立法府にある者としては、三君の主張は間違っておるのだということは一言半句も言えない。あなたの方のは便宜主義であって、法理上の主張じゃな……

第37回国会 内閣委員会 第5号(1960/12/20、5期、自由民主党)

○一松定吉君 ごく簡単に一言だけ……。今までの皆さんの質問に牽連して、人事院の方に簡単に伺いたいのです。  このことが新聞等に報道されましてから、一般世論は、いわゆる上に厚く下に薄くと言うて非難しておる。ところが、この増加率を見ると、六六%、六三%、一番下が三七%あるいは三三%、一体こんなに上に厚く下に薄くしなければならないのですか。これは私一つ伺ってみたいところですが、同じ増加するにしても、増加率を何も、昔そうであったからそうしなければならぬということはない。結局時勢に応じてその増加率をふやせばいいと私は思うのだが、こんなに差額を設けるということは、どういうわけですか。差額を設けた理由、非常……

第38回国会 内閣委員会 第14号(1961/03/31、5期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと議事進行。
【次の発言】 それに牽連して。私は、これは一事再議じゃないと思う。一事再議ということは、同じことをその期間中に出すことが一事再議。ただ法案の名目は同じであるからといって、内容が違えば一事再議にはならぬ。だから、そういうようなことで大臣が、考慮するんだとか、閣議に諮ってとか言うてあるのに、いつするか、この国会中にするか、しなきゃ延期するとかいうことは、あまりに主張をもてあそぶものだと私は思っているのですから、大臣が、今度よくあなたの御趣旨はわかったから、閣議に諮って善処いたしましょうと言えば、もうその程度で大臣としての答弁は十分だと私は思っている。それを、いっす……

第38回国会 内閣委員会 第17号(1961/04/11、5期、自由民主党)

○一松定吉君 この町名地番制度審議会を設けるということそれ自体には私は反対はしない。これはそうなければならぬと思うのでありますが、これを登記所の方と行政庁の方とで二本立てにして、一方は地番、一方は戸番というようなことにするというようにきまっておるのですか。もしくば、今後この審議会というものをこしらえて、それで二本立てにするか、一本立てにするかということをきめるというのですか。その辺はどうですか。
【次の発言】 そう願いたいと私も思ったのです。これが登記所の方と地方の方とに分かれると、勝手々々のことを言って、全く分かれてしまって、これは統合しなければならぬ、これではどうもわからぬなというようなと……

第38回国会 内閣委員会 第18号(1961/04/13、5期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと伺いますが、これらの人の委員手当というものの合計というのはどのくらいになるのですか、それはわかりませんか。一カ年にこの委員手当というものを委員にやるだけの費用ですね。
【次の発言】 その合計が幾らになるかと聞くのです。
【次の発言】 この高城元という方は十八兼ねている。こんな人は委員会を職業にしているようなふうに見える。こういうような人は、十八も兼ねておって委員の職責が尽くせますか。委員会が月に一ぺんぐらいなら一年に十二へんあるんだから、月一回出れば十八回だ、一カ月に。たとえば各委員会が五回開かれるとすると、十八も兼ねている人は出られやせぬじゃないですか。出られなくてもや……

第38回国会 内閣委員会 第22号(1961/04/27、5期、自由民主党)

○一松定吉君 この厚生省の設置法の一部を改正する法律案は、私はことごとく適当だと思いまするが、少しく不審な点を伺ってみたいのですが、国立ガン・センターというのは、日本にただ一カ所これをこしらえるのですか。この間、今から四、五日前に、大阪にある大阪の市立のガン・センターというのができまして、非常に盛大に挙行せられたのであるが、ガンの増加が年年歳々ふえておる際に、ただ一カ所ぐらいのセンターの設置でよろしいのですか、その点を一つ。
【次の発言】 場所は築地の元の海軍軍医学校と病院と三カ所ですか。もしくは築地の元の海軍軍医学校の所在地であるその病院を改修して一カ所に置く、こういう意味ですか。それはどう……

第38回国会 内閣委員会 第24号(1961/05/09、5期、自由民主党)

○一松定吉君 私は、今の山本君の質問はごもっともだ、実は、さすが山本君だと感心しておるのです。実はあの新聞の記事を見て、私は自分が専門家としてほんとうは驚いたのです。堕胎ということは刑法において禁じている。ああいうように五カ月や六カ月の胎児が八十、百も一体あるなんというようなことそれ自体が非常なこれは違法です。御承知の通り堕胎は刑法の二百十二条以下二百十六条で明らかに禁じておる。ただ堕胎することのできるのは、懐胎した婦女がそのままに胎児を生み落とすということになれば母体に影響がある、それがためにこのままに生み落とせないという医師の診断があった後にその者がいわゆるこれを堕胎することができるという……

第38回国会 内閣委員会 第25号(1961/05/11、5期、自由民主党)

○一松定吉君 すべて、国会審議なんというものは、筋を通さなければいかぬよ。動議がすでに成立しておる以上は、その動議のとにかく当否というものをこれに諮って、その上で動議が破れれば破れる、成立すれば成立するという上から話を進めるということならわかるけれども、動議が出て、動議が成立しておるのに、その成立しておる動議をそのままほったらかしておいて、まだみんなの意見を聞くなんということは、あまりにもそれは委員長の態度が間違っている。やはり会議規則によってすべて行動するということが国会の処置なんだから、だから私は、この大谷君なり石原君の動議というものが成立せずして、社会党の諸君の反対意見が通れば、それに従……

第38回国会 内閣委員会 第29号(1961/05/23、5期、自由民主党)

○一松定吉君 伊藤君と防衛庁長官並びに関係官諸君の質問応答を聞いておりますと、問題は、今、伊藤君の指摘されたところの憲法九条の問題だと思います。九条の問題でわが国に自衛権ありやいなや、自衛権があるということであれば、伊藤君の質問に対しては、長官は、自衛権があるのですから、自衛権に基づいて核兵器も使うことはできます、滑走路を延長することもできます、こういうように正々堂々とお答えになるがいいんです。ところが、自衛権がないんだということになると、そういうような答弁をする必要はない。核兵器を用いることもできなければ、滑走路も用いることはできない。和田博雄君が言ったように、無手で、手をあげて降伏する以外……

第38回国会 内閣委員会 第32号(1961/05/31、5期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと伺いますが、この衆議院における修正案は、衆議院を通過したのですね。
【次の発言】 そこで、私は、特に大臣並びに政府委員等に対してお願いしておきたいことは、どうも建設省が砂防ということに対して、あまりにこれを重く用いていないという弊害です。御承知の通り、山林等の施設が十分でないために山くずれをしたり、林野を荒らしたり、土手を流したり、美田を荒らしたり、家屋を流失したりするということが多い。洪水のためにこういう弊害の起こることは言うまでもない。その洪水は、その原因はどこからくるかというと、いわゆる山林における砂防という事業に十分力を入れない結果である。このことは、私が建設大臣……

第38回国会 予算委員会 第4号(1961/02/16、5期、自由民主党)

○一松定吉君 ただいまの阿具根君の御意見は間違っております。なぜかというと、木村君は委員長に、これは財政法違反であるような疑いがあるから、これについて委員長はどう考えるかという質問なんです。それから、それに対して委員長が答えるのは、それは阿具根君の言う通りです。しかしながら、委員長がお答えする前に、大蔵大臣からこのことについて意見があるから、自分の意見を申し上げたいという発言があり、委員長はその大蔵大臣の意見を聞いた上で、今木村君の質問に対してどうするかということは、委員長の職権においてお答えをすればいいわけです。お答えをする前に大蔵大臣が意見を述べたいということで、委員長がこれを許可するとい……

第38回国会 予算委員会 第9号(1961/03/07、5期、自由民主党)

○一松定吉君 議事進行。私は岩間君が、これが防衛庁から出たものであるならば、防衛庁の何の何がしからどこで受け取ったのだ、これを前提として明らかにして、その提出した人はいわゆる防衛庁の正当の役人であり、その人から岩間君が受け取ったということであれば、それを否定して、自分はこういう人からこういう手続によって受け取ったのだ、それを防衛庁長官は、あなたは知らないのか、これならばよくわかる。出所がどこから来たかわかりもしない、ただ防衛庁から出ただけです、というのでは、抽象的なことであって、だれが岩間君にそれを渡したという事実は明らかになっておりません。だから、岩間君が、これは草案であるというならば、あな……

第38回国会 予算委員会 第13号(1961/03/13、5期、自由民主党)

○一松定吉君 会長、関連。会長と言ったのは、いつも言いつけておるから間違いましたので、御了承願いたい。  私は、今の憲法を順守しておる云々というようなことは、憲法を十分に理解していないのだと僕は思うが、どうだ。憲法十二条、十三条を見たまえ、憲法の十二条には、国民は基本的権利を持っているけれども、それは乱用してはならないとある、公共の福祉に反する行動はいけないとある。これを前提として、憲法において保護せられた権利を行使するということでなければいけない。今の質問は、この十二条、十三条の規定を無視して、われわれは何でもそういうようなことを主張し、実行することができるのだと思うことは、憲法の解釈を誤ま……

第39回国会 災害対策特別委員会 第1号(1961/10/16、5期、自由民主党)【議会役職】

○仮委員長(一松定吉君) ただいまより災害対策特別委員会を開会いたします。  規則第八十条によりまして、年長のゆえをもって私が選挙の管理を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。どういう方法で互選いたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの赤間君の動議に皆さん御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さように決定いたします。私がこの委員会の委員長を勤めることをお引き受けいたします。
【次の発言】 この問題は申し上げるまでもありませんが、非常に重要な事案でございまするので、未熟な私といたしましては、委員長には不適任でありましょうが、審議が終了いたしまするまでの間、皆様の御……

第39回国会 災害対策特別委員会 第2号(1961/10/17、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) ただいまより災害対策特別委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。昨十六日、松澤兼人君が辞任され、中田吉雄君が選任されました。また本日、清掃俊英君が辞任され、武内五郎君が選任されました。
【次の発言】 それではこれより理事の互選を行ないます。数は申し合わせにより六名となっております。互選は先例により委員長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは赤間文三君、稲浦鹿藏君、柴田栄君、中田吉雄君、武内五郎君及び村尾重雄君を理事に指名いたします。

第39回国会 災害対策特別委員会 第3号(1961/10/20、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) ただいまより災害対策特別委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。去る十八日、羽生三七君が辞任され、荒木正三郎君が選任されました。御報告申し上げます。
【次の発言】 それでは本日の委員会は、委員長及び理事打合会決定によりまして、建設省、農林省、通産省、厚生省、文部省及び自治省より、それぞれ所管の被害状況並びにその対策について説明を求めたいと思います。御異議ありませんか。
【次の発言】 さように決しました。  それでは、まず建設省の関係について、関係局長より御説明を願います。まず、計画局長。

第39回国会 災害対策特別委員会 第4号(1961/10/25、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) ただいまより災害対策特別委員会を開会いたします。  本日の委員長及び理事打合会の結果について御報告いたします。  本日の委員会は、さきに付託されました内閣において修正された六件、並びに新たに付託された七件につき、それぞれ説明を聴取いたしまして、次いで法律案に対する総括質疑に入ります。  なお、明日以後の日程につきましては、今協議が決定をいたしましたから、後刻印刷物をお手元に配付いたします。  それでは昭和三十六年六月、七月及び八月の水害又は同年九月の風水害を受けた中小企業者に対する資金の融通に関する特別措置法案外十三件を一括して議題といたします。  まず順序といたしまし……

第39回国会 災害対策特別委員会 第5号(1961/10/26、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) ただいまより災害対策特別委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告申し上げます。本日、岩沢忠恭耕が辞任されましたので、米田正文君が後任として選任せられました。
【次の発言】 これより審議に入ります。昭和三十六年六月、七月及び八月の水害又は同年九月の風水害を受けた中小企業者に対する資金の融通に関する特別措置法案外十三件を一括して議題といたします。  昨日に引き続き質疑を行ないます。
【次の発言】 今おりませんが。
【次の発言】 次に松永委員。
【次の発言】 今農林大臣に通告しましたから。
【次の発言】 ただいま要求しておりますから。

第39回国会 災害対策特別委員会 第6号(1961/10/27、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) それでは、ただいまより災害対策特別委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告申し上げます。本日、前田佳都男君が委員を辞任され、その補欠として上林忠次君が選任されました。
【次の発言】 これより本委員会に付託されております内閣提出の災害関係法律案中、通商産業省関係、厚生省関係及び農林省関係の八件を一括して議題といたします。  質疑の通告がございます。重政君。
【次の発言】 重政委員の御意見は了承いたしました。委員長ももちろん働きますが、重政委員にもそういう音心味において大いにお働きを願います。  佐藤通産大臣がお見えになりましたから、同大臣に対する御質疑を……

第39回国会 災害対策特別委員会 第7号(1961/10/28、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) ただいまより災害対策特別委員会を開会いたします。  これより内閣提出の災害関係法律案十四件を一括して議題とし、文部省関係、自治省関係並びに建設省関係について質疑を行ないます。  質疑の通告がございますので、順次御発言を願います。荒木正三郎君。
【次の発言】 これにて暫時休憩いたします。    午後零時五十二分休憩
【次の発言】 ただいまより災害対策特別委員会を再開いたします。  この際、台風二十六号による被害状況について御報告を建設大臣にお願いいたします。
【次の発言】 以上、報告に対する質疑を行ないます。  通告順によって発言を許します。

第39回国会 災害対策特別委員会 第8号(1961/10/30、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) ただいまより災害対策特別委員会を開会いたします。  昭和三十六年六月、七月及び八月の水害又は同年九月の風水害を受けた中小企業者に対する資金の融通に関する特別措置法案外十三件を一括して議題といたします。  前回に引き続き質疑を行ないます。この際、御了解を得たいことがあります。内閣総理大臣は、やむを得ざる公務のため、年後三時三十分に退席しなければなりませんから、お含みの上御質疑を願います。
【次の発言】 中田委員、まだたくさんありますか。
【次の発言】 なるたけ簡単に願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。

第39回国会 災害対策特別委員会 第9号(1961/10/31、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) ただいまより、災害対策特別委員会を開会いたします。  昭和三十六年六月、七月及び八月の水害又は同年九月の風水害を受けた中小企業者に対する資金の融通に関する特別措置法案ほか十三件を一括して議題といたします。  これより討論に入ります。―別に御発言もなければ、直ちに採決を行ないます。  本件十四の内閣提出法案を一括して問題に供します。右各法律案に対して賛成の方の起立を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よって、右の十四件の法律案は、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
【次の発言】 次に、決議案が提出されております。この際、各案の説明を求めます。  ……

第39回国会 内閣委員会 第2号(1961/10/03、5期、自由民主党)

○一松定吉君 今あなたの御報告のうちで、辻君がこういう奥地に入りたいがということを言ったところが、それは危険だからとめたというんですね。それはどなたですか、とめたのは。
【次の発言】 危険というのはどういうことですか。
【次の発言】 そういう危険だということを通告することについては、何か根拠でもあるのですか。ただ治安が乱れておるというだけで、だれかそういうような生命に危険を生じたという実例があることを前提として辻君をとめたのか、ただ治安が乱れたから危険だからというのですか、その辺わかりませんか。

第40回国会 内閣委員会 第23号(1962/04/19、5期、自由民主党)

○一松定吉君 私は関連質問といいますか、労働争議等に関するごく大体についての政府の意見を確かめておきたいのであります。  御承知のとおり、近来非常に労働争議、ストイラキとかいうようなものがひんぱんに突発いたしまして、それがために工場にいたしますれば、生産に非常なる障害を来たす、国家にいたしますれば、国の執務に対して非常な障害を来たし、それがために国民、あるいは国家、あるいは使用者、あるいは労働者、そういう人に非常なる損害を及ぼすことは、これは顕著な事実でありますが、これを何とかしてそういうことのないようにして、労使の満足のいくような方法を法律上講ずるということが、今日私は急務であると考えておる……

第40回国会 内閣委員会 第29号(1962/05/02、5期、自由民主党)

○一松定吉君 ごく簡単ですが、社会保険庁というのを設ける趣旨はよくわかりますがね、保険庁を設けて、そうしてこの社会保険に関するような問題を二手に分けて、やはり厚生省に残すという、この法律案審査資料の三ページのところ、改正後において、この残した仕事を、一括して社会保険庁に移管してしまってやるほうがよくはないかと私は思うのだが、こういうふうに分けて、今まで厚生省の本省がやっておったのを、二つに分けて、社会保険庁を設けた。その設けたために、全部社会保険に関係ある一切のものをやって、社会保険庁の長官をして指揮監督せしめて、また、厚生大臣が指揮監督するということにすればいいのに、社会保険庁を設けて、これ……

第40回国会 予算委員会 第10号(1962/03/10、5期、自由民主党)

○一松定吉君 議事進行。社会党の諸君の御質問を承っておりますと、社会党の諸君のお立場からすれば、なるほどごもっともであろうとは私考えますけれども、しかしながら、総理の答弁や労働大臣の答弁を聞いてみると、あるいろいろな条件があるんだ、その条件が成就するという見込みが十分に立てば、なるたけ早く出すんだ、しかしながら、その条件が十分に成就しないとあれば、今、何日にこれを提案するということはここで言明ができないということであれば、その程度でもう私は御理解ができなければならぬと思う。それ以上のことを言えというのは不能を責めるということであって、そういうようなことをもって追及して、そうして答弁ができないと……

第40回国会 予算委員会 第19号(1962/03/24、5期、自由民主党)

○一松定吉君 委員長、関連。大森君の御質問を承ってみておりますると、大森君の立場からはごもっともな御質問であろうと、これは私も協調いたします。(大森創造君「立場でないですよ。」と述ぶ)聞きたまえ、僕の言うことを。(大森創造君「聞いてますよ。」と述ぶ)黙っていて聞け。黙ってくれ、僕が発言中じゃないか。  私の考えでは、当時の大蔵大臣が将来もやりません、こういう言明をしたならば、大森君の質問はもっともでありますけれども、政治というものは生きものですから、きょう言うたことが、日本の情勢が変わったときにはあしたどういうようなことになるか、これは政治は常に動くものだから、そのとき言うたことが永久にいつま……



各種会議発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第10回国会 法務・文部連合委員会 第1号(1951/05/22、2期、国民民主党)

○一松定吉君 ちよつと伺いますが、変更を許された例で、「カメ」を「カヨ子」、「クマ」を「正江」、「トリ」を「益代」、「クマ」を「禮子」、こういうことはよくわかるのだが、同じ例でありながら「トラ」を「友紀子」、「ウン」を「きい子」をなぜ許さないのですか、そのわけを承わりたい。
【次の発言】 いやわかりました、そうだろうと思いますね。これはやはり統一をするように御努力願わなければいかんね。

第11回国会 法務委員会会社更生法案等に関する小委員会 閉会後第6号(1951/10/02、2期、国民民主党)

○一松定吉君 適当にして確実なんだろう。
【次の発言】 ちよつと今のところでわからんのですが、その新株の額面、無額面の別だね、それはどういうのですか。
【次の発言】 額面、無額面の別はどういうのですか。
【次の発言】 無額面というのは何かということを聞くのです。
【次の発言】 額面のないものというのはどんなことですか、金額がないのか。
【次の発言】 そうすると、ただ株券というものを発行するのかね、金額がない、その株券の価値というものは表面に現われていない……。
【次の発言】 何々会社の株式……。
【次の発言】 そうすると、その会社の公称資本の何分の一とかいうことに表記するのかね。つまり私の聞き……

第12回国会 地方行政・法務連合委員会 第1号(1951/11/16、2期、国民民主党)

○一松定吉君 今の動議に関連して……、今実は條約の委員会に出なければなりませんので、その前に発言さして頂いたら有難い。休憩後ならもう出ませんが、どちらでもよろしい。
【次の発言】 私はこの委員会の本日の趣旨を実はよく了承していないのでありまして、趣旨を誤解しておるがために、或いは私の発言が当を得ないかも知れませんが、かように私は考えて発言をいたしたいと思うのであります。この八幡浜事件の録音に対して警察官のとつた行動が妥当であるかどうであるかということをこの地方制度の委員会においてこれを検討し、将来地方警察のあり方について考える、こういう意味でこの事件の御審議が進行しておるのじやないかと思う。そ……

第12回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第1号(1951/11/21、2期、国民民主党)

○一松定吉君 その刑の種類を言つて下さい。
【次の発言】 千七百五十七名ですか。
【次の発言】 それは幾らですか。
【次の発言】 それだけのうち残つておるのが千七百五十七名……。
【次の発言】 百二十七名が観察が終つたというのですか。
【次の発言】 今委員長から聞いた減刑ということは、いわゆる平和條約の第十一條に……。
【次の発言】 平和條約の十一條、これは條約の委員会であんまり細かいつまらんことだから法務総裁に聞かなかつたのですが、あなたのほうで研究しておるか、研究しつつあるかを聞きたいのですが、この十一條の「法廷が課した刑を執行するものとする。これらの拘禁されている者を赦免し、減刑し、及び……

第12回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第2号(1951/11/27、2期、国民民主党)

○一松定吉君 今委員長のお話の、その意見を附くというような只今お示しの人々あたり最も適任者と思いまするから、私も賛成です。

第13回国会 外務・法務連合委員会 第4号(1952/04/22、2期、改進党)

○一松定吉君 朝鮮の人は講和條約発効と同時に日本の国籍を離脱することにきめるということは、そういう方針にあるけれども、まだそういうところまで行つておらんと、こういうのですね。
【次の発言】 本法案の三十二條の二の2の條項に「前項に規定する外国人で同項の期間をこえて本邦に在留しようとするものは、日本の国籍を離脱した日又は出生その他当該事由が生じた日から三十日以内に、外務省令で定めるところにより、長官に対し在留資格の取得を申請しなければならない。」と、こうあるのです。そうすると今政務次官のおつしやるように條約発効後国籍に関する問題の協定ができてから、日本の国籍を離脱するということにするのですか。こ……

第13回国会 外務・法務連合委員会 第6号(1952/07/31、2期、改進党)

○一松定吉君 これは第一に、お互いが審議するに当つて外務大臣が何ですね、本会議で今解散の決議案があるから出られないというようなことは間違つていると思うのであります。外務大臣が本会議に出ていなければ、解散の決議案が審議できんはずはない。一体外務大臣は熱意がないと思うのです、私をして言わしめれば……。こういうように我々が心配をしているのであるから、そのことについて御自身がここに出席して、ここにつまり今まで打たれた手はこうである、これから先はこういう考えでこうするつもりであるということを我々に一つ吐露して、そうして我々の理解を深めるようにすることがいいのじやないかと私は思うのであります。石原君がここ……

第13回国会 地方行政・法務連合委員会 第1号(1952/07/22、2期、改進党)

○一松定吉君 少しばかり大体の総論的の質問を先ずいたしまして、それから各論のほうに入りたいと思います。  警察法の第六十二条によりますと、国家非常事態の宣言ということが規定せられております。これは御承知の通り、治安維持のために必要があると認めるときは、「総理大臣は、国家公安委員会の勧告に基き、全国又は一部の区域について国家非常事態の布告を発することができる。」こういう規定がありまして、この警察法の運営について成るたけ自治に任してやるということがこれで明らかになつておる。成るたけ総理大臣は自分からすぐに手を出すということをせずして、国家公安委員会の勧告があつたときにこういう非常事態の宣言をやる。……

第13回国会 内閣・法務連合委員会 第1号(1952/06/03、2期、改進党)

○一松定吉君 関連して聞きましようか。本法について聞かなければならんのですけれども、関連のことだけ……。
【次の発言】 今いろいろ政府委員の御答弁を承わつて見ますと、どうも私は平素の監督が怠慢であつたということは免れんと思うのでありますが、左藤委員の質問の一部にちよつと触れておつたようですが、印紙をこしらえる一ヵ年の枚数及び金額がこれだけだということを前提として、それから税務署において印紙を使つて、登記書類に印紙を貼用されたものがこれだけだ、これはちやんときまつておる。印紙が貼用されれば、消印を捺して登記所なりそういう方面の倉庫の中に入れらておる。すぐ幾ら使われたかわかる。その使われた印紙の総……

第13回国会 法務・文部連合委員会 第1号(1952/03/04、2期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと私お伺いいたしますが、この何ですか、文部次官通牒というものの法律上の根拠はどこにあるのですか。
【次の発言】 そういう通達をなすことができるか、その通達によつて法律の解釈を左右することはできるのですか。
【次の発言】 警察官は公共の秩序を破壊するような行動については当然取締るところの職権を持つておる。その職権を文部次官の今のような訓令によつて、自分からその職権を縮小するというような権限があるのですか。
【次の発言】 学校当局が取締りの任に当るということは、どういう法規に基くのですか。
【次の発言】 然らば学校内における取締りについては、警察官は取締りを放棄するということは……

第13回国会 法務委員会会社更生法案等に関する小委員会 第1号(1952/05/16、2期、改進党)

○一松定吉君 七月一日でいいじやないか。
【次の発言】 ちよつと速記を……。

第13回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第2号(1951/12/14、2期、国民民主党)

○一松定吉君 フランスの何でしたかね。
【次の発言】 それがどうなんです。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 国内でどうする、国内法で……。

第13回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第7号(1952/04/17、2期、改進党)

○一松定吉君 今の榎本教授のおつしやつた大赦ですね。これはこの刑の執行及び赦免等に関する法律案の第三條の後段によると、この法律の定むるところにより委員会が管理する。即ち「赦免、刑の軽減、仮出所及び一時出所に関する事項は、この法律の定めるところにより、委員会が管理する。」、だからこの法律として見ると、赦免、減刑、仮出所というものはこの法律によらなければならない、この法律は併しながら平和條約の第十一條を基礎にしてできたもので、第十一條の規定によると、「拘禁されている者を赦免し、減刑し、及び仮出獄させる権限は、各事件について刑を課した一又は二以上の政府の決定及び日本国の勧告に基く場合の外、行使するこ……

第13回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第8号(1952/04/18、2期、改進党)

○一松定吉君 連合国がいわゆる戦犯に対して言渡した判決は無効だとあなたはおつしやつた。條約に違反しておると……。
【次の発言】 講和條約十一條は條約の一部でしよう。
【次の発言】 條約は憲法で認めておるでしよう。
【次の発言】 それはわかつております。いわゆる憲法の九十八條に憲法は国の最高法規で云々という條項がありまして、二項には日本国が締結した條約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする、とございますね。この二項も憲法だね。
【次の発言】 そうすると、憲法で條約は遵守しなければならんという規定があるのだから、これを無効だということは言えないでしよう。

第15回国会 法務・地方行政・厚生連合委員会 第1号(1953/03/12、2期、改進党)

○一松定吉君 こういうような法案をお出しになることについて、私は提案者の諸君に深甚の敬意を表しますが、ただ問題は今提案者の伊藤君の御発言のように、これが通過すれば、本当に我が国においてこれだけの取締ができなければ、ただ法そのものが存置するというだけで、何らの効果がなければ、その法は死文に属するということは最も憂慮に堪えないのでありますが、この点について腹蔵なき一つ御意見の御発表を願いたいし、場合によれば傍聴を禁止して祕密会にして頂いても結構ですが、須藤君の言う、いわゆる性の問題だ、だからして幾ら法律を以てこういうことを禁じても、人間が生きておる間はこれを禁ずることができないんだということは、こ……


3期(1953/04/24〜)

第19回国会 地方行政・内閣・人事・法務連合委員会 第1号(1954/05/27、3期、改進党)

○一松定吉君 私は二つの点について議事進行を図ることにおいて私の意見を述べたいのでありますが、第一、この警察法という法案は、我々の基本的人権に重大なる影響のある法案であることは、私が喋々論ずるまでもございません。従つて、これの審議というものはよほど丁重に、後日法制化された後において成るたけ穴のないように、そうしてでき得べき限り完全な法律に仕上げなければならないと私は考えておりまするから、私ども法務委員会の立場から合同審査をお願いいたしたのでありまするが、その法務委員会の一般の希望といたしましては、少くとも三日間合同審査をして頂きたいという申入をいたしたのでありましたが、それは会期も切迫しておる……

第19回国会 文部・人事・法務連合委員会 第1号(1954/04/26、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと今の質問に牽連して一つお尋ねしたいのですが、この教育公務員特例法の第二十一条の三の二項ですね、これによりますと、国家公務員法第百二条第一項に規定する政治的行為をしてはならん、こういうことですね、そうすると国家公務員法の第百二条の第一項はどう規定してあるかというと、前のほうは抜きますが、「これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除く外、」これから先です。「人事院規則で定める政治的行為をしてはならない。」、これが百二条の一項の後段の規定です。そこで人事院規則に定める政治的行為とは何ぞやと、そうするとそれはいわゆる人事院規則のこの六項ですね、「法第百二条第一項の規定する政治……

第19回国会 法務委員会裁判所制度に関する小委員会 閉会後第1号(1954/11/22、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) これより裁判所制度に関する小委員会を開会いたします。まず専門員より経過の報告がございますからお聞き取りを願います。
【次の発言】 そこでこれだけの調査もでき、調査報告告も印刷してお手元にお配りしておると思いますが、今後の本委員会の運営に関しまして、皆さんの一つ御懇談を……。
【次の発言】 懇談会ということを取り消しまして、その前に今お手元に配付しておりまする裁判所制度に関する小委員会の調査要綱について、審議及び御決定を賜りたい。これについて専門員より説明をしてもらいます。
【次の発言】 これについて皆様の御意見を承わることにいたしましようか。……これは本日これだけのもの……

第22回国会 法務委員会公聴会 第1号(1955/06/24、3期、日本民主党)

○一松定吉君 ちょっと大住さんに伺いますが、今の二百三十七条二項の規定を二つに書き分けていることについては、今野津さんのお話があって、むしろ一つにまとめた方がよくはないかと思うのですが……。
【次の発言】 いや、私のお尋ねするのは、その二つに分けて、これでは、「請求アリタル後遅滞ナク総会招集ノ手続ガ為サレザルトキハ請求ヲ為シタル株主ハ裁判所ノ許可ヲ得テ其ノ招集ヲ為スコトヲ得」というのが、現行法の二週間を「遅滞ナク」と直しただけでですね。そういうことを一つしておいて、またもう一つ先に「請求アリタル日ヨリ六週間内」云々と二つに分けてしなくても、一つにまとめてやった方が……、今野津さんのお話しでは、……

第24回国会 内閣・法務委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、3期、自由民主党)

○一松定吉君 まずこの提案理由の説明を一つしてもらわぬと……。それからそれをもとにして質問するということが順序じゃありませんか。
【次の発言】 それならば十五条第一項の表中の原子力委員会の次に左の一項を加うというような改正にしなければいかぬじゃないか、こういう表現の仕方はよくない、誤まりを生ずる。しかるにこういう表現の仕方をする根拠があるならば説明してくれたまえ、どういうわけでこういう表現にしなければならぬか。普通ならば第十五条第一項の表中に原子力委員会の次に左の一項を加うというようなことで、売春対策審議会というものを表現するならよくわかる。二つ並べてやるから、今、中山委員のような疑問が起る、……

第24回国会 法務委員会公聴会 第1号(1956/03/15、3期、自由民主党)

○一松定吉君 今委員長が言われますようにこの法律案に賛成か反対か、それを一つ先に前提に言うて、それから何ゆえに賛成だ、何ゆえに反対だと、こう言って下さればわれわれ聞いておる者によくわかるのですよ。私どもにわからせるためにあなたにそこで述べていただくのだから。
【次の発言】 それを聞くのですよ。それがなかったら聞く必要がない。前提をはっきり……。
【次の発言】 議事進行について。もう十二時過ぎですから、あと五人もあるので継続してやると困りますから、ちょっと休憩して午後一時なら一時から始めていただきたい。
【次の発言】 ちょっと有泉さんにお尋ねするが、あなたは、こういう法律は必要である、ただし、こ……

第24回国会 法務委員会公聴会 第3号(1956/05/11、3期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと私、御講演をなさる方にお願いがあります。まず結論を出していただきたい。死刑廃止には賛成、反対と、それから何ゆえに賛成であるか、何ゆえに反対であるかというように、それを説明していただくと、われわれ非常によくわかりますから、どうかそういうように御講演を願いたい。


4期(1956/07/08〜)

第28回国会 地方行政・法務委員会連合審査会 第1号(1958/02/13、4期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと伺いますが、たとえば、私が刀剣を持っておる。それが美術品として価値ある刀剣類かどうかということは、私はわからない。そういう私の持っておるものは、一応第十四条の規定によって、文化財保護委員会にこれを鑑定をしてもらって、そうして、これが美術品として価値ある刀剣類だったら、それから登録手続をやると、こういうことですか。
【次の発言】 そうすると、文化財保護委員会の規則というものはもうできたのですか。
【次の発言】 そうすると、できていないのですか。新法に基くところの、第十四条の文化財保護委員会規則というものは。
【次の発言】 こういうものを一緒に出してくれぬと、これは運用の規定……

第28回国会 法務・外務委員会連合審査会 第1号(1958/02/14、4期、自由民主党)

○一松定吉君 牽連質問ですが、簡単に両君の、質問を……。
【次の発言】 ごく簡単に、いけませんか。
【次の発言】 私は準公務員という名称の解釈が、松本政務次官のはよほど不明瞭であると思うのです。公務員といえば公務員、準公務員といえば、公務員ではないけれども、公務員に準ずる者が準公務員、たとえば日本であると、今までのような高等官とか判任官とか、そういうものは公務員、雇というものは公務員じゃない、準公務員、ですからして、中国で公務員といわれておるものは、日本に来ても公務員、中国でも、雇といわれて、公務員でなくて公務員に準ずるというような制度があれば、それは日本に来ても準公務員、中国における公務員が……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1958/03/20、4期、自由民主党)

○一松定吉君 主査あるいは副主査は、互選の方法によらずして、私、動機を提出いたしますからして、御賛成願います。主査には石坂豊一君を、副主査には亀田得治君を推薦する動機を提出いたします。
【次の発言】 これは何かね。この分科会には大臣は来ないのか。
【次の発言】 大臣にやって来てもらって質問しなきゃ、大臣域外の職員だけではわれわれ満足しないような点もあるのだが、これをきょうこうした国会、裁判所の審議をしてしまつて二十四日、五日にはこれらのものは審議しないということになると、大臣の出席要求する日がなくなるが、それはどうなんですか。
【次の発言】 この国際会議出席等海外派遣に必要な旅費一千八百四十四……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1958/03/25、4期、自由民主党)

○一松定吉君 宮内庁関係の質問をしたいのですが……。
【次の発言】 少しお伺いいたしますが、私どもが陛下の日常の御生活等を拝察いたしまして、ほんとうに深憂にたえないことが多いのでありますが、なかんずく陛下のいわゆる皇居の御新築ということが、今日そのままにまだ放擲されておるのですが、これに対しては宮内庁の皆さんはどういう考えで、いつごろこういう計画を立てるとかいうような、何か御計画がありますか。そういう点を一つ御遠慮なく話していただきたい。私はいつまでも両陛下が今のような仮住まいの所にお住まいなさっておるということは、国民としてほんとうに恐懼にたえないのでありますから、一日もすみやかにその皇居の……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1958/03/26、4期、自由民主党)

○一松定吉君 矢嶋君や中田君の御質問によって、大体のことは理解もいたしまするし、館長のお考えよくわかりましたですが、ただ私は国立国会図書館が、あまり国会議員によって利用されていることが少ないのじゃないかということを憂慮している。中田君、矢嶋君等はずいぶん利用していらっしゃるようでありますから、それはそうであると思う。議場において質問することが材料豊富、そのお説の根拠確実であるというような点から見ると、国立図書館の機能をもって十分に御研究を重ねられていると思うのですが、そうでない国会議員は、ほとんど図書館のあることまで――知っちゃいるでしょうけれども、利用するということが少いように思うのですが、……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1960/03/23、5期、自由民主党)

○一松定吉君 今のお尋ねに牽連してお伺いしたいのですが、宮廷費が一千九百三十六万二千円減額になったというのは、昨年は皇太子殿下の御結婚があったから、その方の費用に当てるためにそれだけ当てたが、本年度は御結婚は終了せられたので、この辺の費用は要らぬので減額したと、こういう御説明でしたね。ところが今度は皇孫殿下が御生誕になったので、ずいぶん費用がふだんよりも要るように思いますが、それはどうなるのですか。
【次の発言】 減額の費用のことはわかりましたが、昨年度に比べて本年度はまだ諸物価が上がっている、民間の方は生活費が昨年度よりも高騰しておりますね、そういうときに内廷費もしくは皇族費というものが増額……

第34回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1960/03/26、5期、自由民主党)

○一松定吉君 一つお尋ねしますが、裁判官の待遇をよくして、裁判官志望者を多くして、裁判官の欠員をなからしめて、裁判官の威信を高めるということで、ちょうど片山内閣のときに、あなた御存じでしょうが、そのときに、これは上がったんですよ。そうして他の公務員よりも、ずっと待遇がよくなったわけです。大臣と同じにしたんです。ただし護衛をつけぬということだけが大臣と違ったところで、あとで全部同じにした。  しかるに、その後、今あなたのおっしゃるように、だんだん普通の公務員の方が、いろいろな名前をつけて次から次に給与を多くしてしまって、それがために、また一面には、国務大臣が自分らの俸給を上げることを遠慮したとか……

第34回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1960/03/28、5期、自由民主党)

○一松定吉君 人権擁護の問題はもちろん重大な問題でありますが、これは調査してみなければならぬ、調査の結果適当な処分をしなければならぬというようなことについて、何か積極的にあなたの方から調査に立ち入るというようなことをなさる場合もあろうかと思います。民衆の方からあなたの方に向かっていろいろな申し出とか、投書とかというようなことがたくさんあろうと思うのですが、そういうようなときには、やはりそういうような要求をした人を直接お呼びになって詳細の内容を調査して、そうしてそれを調査の資料として十分に御研究なさるというようなことをしておるのでしょうね。

第38回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1961/03/27、5期、自由民主党)【議会役職】

○仮主査(一松定吉君) これより予算委員会第一分科会を開会いたします。  本院規則第七十五条によりまして、年長者のゆえをもって、私が正副主査の選挙の管理をいたします。  これより正副主査の互選を行ないます。互選は、投票によらず、便宜、選挙管理者にその指名の御一任を願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、主査に小酒井義男君、副主査に後藤義隆君を指名いたします。  小酒井義男君の御着席を願います。 (拍手)

第38回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1961/03/28、5期、自由民主党)

○一松定吉君 一々例をあげて、一々お答えを求めるということはいたしません。概括的に私の考えているところを申し上げて、最後に、ただ関係当局から御意見を承るということにしませんと、時間がかかりますから、そういう方針で申し上げます。  私は、自分がこの法務、検察とかいう方面の専門家であったがために、今、高田委員の質問を突然内閣委員からここに入って聞いて、実は驚いているのです。婦人でこういうような専門家がいるというととを実は知らなかった。将来婦人を大臣にするなら、中山君が厚生大臣になったが、司法大臣くらいは当然しなければならぬなと、私は感心している。実は、法務省の予算の取り方が、これは私、国会議員にな……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1961/03/29、5期、自由民主党)

○一松定吉君 私、簡単に、この予算各日明細書についてちょっとわからぬことをお尋ねします。  第七の報償費というのは、これは何の報償、どんなことをするのですか。簡単でいいから、わかるように。
【次の発言】 もっとよくわかるように言うてくれたまえ。君のあまり専門語じゃわからぬ。
【次の発言】 今のは報償費じゃないじゃないか。報償費という意味じゃないじゃないか、それは。
【次の発言】 その招待の費用は、君、ここにあるじゃないか、招宴費というものが。招宴費が九号に九百五十八万円というものがあるじゃないか。
【次の発言】 報償ということは、何か陛下もしくは皇室においてなされたことについて補いをするという……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1961/03/30、5期、自由民主党)

○一松定吉君 少しくお尋ねしますが、あなたの説明のうちで、三十六年度で人員を非常にふやしておりますが、五千八百二十一万六千円の給与をしなければならぬ人員がふえていますね。これはどんな人員がふえたのです。また何のためにこんなにふえたのか、それを一つ説明して下さい。
【次の発言】 七名というのはどれですか。
【次の発言】 そのふえたのがどれに当たるのか、この表の中のどれに当たるのですか。
【次の発言】 九十六名のもとは八十九人だったんですか。
【次の発言】 どういうわけでふやさなければならぬのか、そのわけを。
【次の発言】 それからこれは、私はわからぬところをお尋ねするんですが、あなたの御提出にな……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1962/03/27、5期、自由民主党)

○一松定吉君 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。  本院規則第七十五条によりまして、年長者のゆえをもって、私が正副主査の選挙の管理を行ないます。  これより正副主査の互選を行ないますが、互選は、投票によらず、選挙管理者にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、主査に亀田得治君、副主査に植垣弥一郎君を指名いたします。主査の着席を願います。

第40回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1962/03/29、5期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと伺いたいのは、この間ある人が私のところに参りまして、宮中に、宮城を新築するについてわれわれ国民として皇室に忠誠をぬきんずる意味において、金を集めて、そうして宮中に、宮内庁に持っていった。ところが、そのお金を宮内庁の内廷費とかあるいは宮内庁のほうで使われずに、それがすぐに大蔵省に入ってしまって、大蔵省の予算に入っちゃって、宮廷へは一文も行かない。これはどういう法律になっているのか知らないが、何とかひとつ改正してもらって、国民が陛下に対して、陛下の費用としてお使いになる費用もしくは宮廷新築の費用として、特別に大蔵省等に関係なく、差し出でたものは、陛下が御自由にお使いになること……


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ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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