このページでは片柳真吉参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。片柳真吉参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○片柳眞吉君 在外特別委員会は、その運営に注意すれば設置することに異議はないが、電力特別委員会については、関係常任委員会である通産委員会を尊重する意味で設置には賛成しないのです。但し後段の意見は必ずしも固執いたしません。
○片柳眞吉君 緑風会でいろいろ相談をいたしましたが、大体同じ案件が今運輸委員会でいろいろ調査審議しておりますから、理論としてもその調査の結果を待つ方が妥当なのであります。それまでこの上程を留保して頂きたい。
○片柳眞吉君 伊東君に御質問いたしますが、食管関係では大豆は違うが雑穀は外れるということになりますか。
【次の発言】 それからこれは或いは大臣にお伺いした方がいいかと思いますが、先程も我々の間でも座談的に話が出ておつた問題でありますが、実は私の在職中に経験を持つておりますけれども、先程のお話を聞きますると統計調査なり或いは農地局関係等で約七千八百人というような人を減らす、これが決まつてしまいますると或いは農林省の定員法はどうなるか、こういう場合にも予算が決まつてしまうと行政整理の場合には後はにつちもさつちも行かんということでありますが、そこで各省の人を減らすという問題は、予算を編成する前に或い……
○片柳眞吉君 私は新大臣が対大蔵省の関係で勇猛心を働かすことを聞きまして非常に心強く思うのであります。そこでひとつ私は食糧管理特別会計の性格につきまして御認識を得たいと思います。これは実は私が在官以来持つております悩みでありますが、食糧事情が窮迫をしておりましたときには、三拝九拝をいたしまして超過供出をお願いしておりましたが、昨今の情勢は予算の制限を受けまして、或る一定の限度以上は買つてはいけないというような空気が、大蔵省方面に出ております。併しこれは私は食管の在職以来から持つておつた意見でありますが、これは大蔵省の関係局長とも終始意見を闘わした問題でありまするが、食管会計は現物会計でありまし……
○片柳眞吉君 私のは極めて單純な質問でありますが、三十億か五十億か分りませんか、資本金と預金部資金、これをばプールして融通する。この構想は私はいいと思いますが、そうすると、この政府の資本金というやつは、毎年これは三十億なり、五十億を出すということになるわけでありますか。
【次の発言】 そうすると、公庫を作るというのは要するに直接の一般会計からの予算の出資金と預金部の国家資金をプールするだけであります。そうなつて来ると、独立の倉庫を敢て作る、而も実際上は人件費をセーヴする、これは結構でありますが、農林中金を実際使う、こういう場合に一つの金庫を作るという理由が、政府の資金も金融金庫を通じで直ぐに右……
○片柳眞吉君 私も先ず第一点に米価の問題で大臣の一つ御意見を拝聽したいと思います。昨日の物価庁の説明を聞きますと、まあ遺憾ながらという言葉を使つておりますが、従来通りパリテイ方式でやつてそれに或る程度プラスアルファーということでありますが、昨年の米価審議会におきましても、或いはその後の農村の声を聞きましても、殆んど主産費でやるという空気が非常に醸成されておると思います。又日本の工業の回復の工合から行きましても、或いは物価の情勢を見て参りましても、本当はその生産費の切換わる時期が来ておると思います。特にこれにつきましては、統制が外れますと、マル公がありますればこれはまあ或る程度の信憑するに足るパ……
○片柳眞吉君 私は大臣に今回の法案と米価との関係で御質問いたしたいと思いますが、実はこの法案を審議をしておりまして、米価と今審議中の地方税法案、この両面から見て参りまして、非常な実はジレンマを感ずるのであります。先ずこの米価の点から見て参りますると、御承知のようにパリテイ計算で米価が決定しておりまするが、ところが別途提出をされました小作料引上揚げの資料から見て参りますると、生産費の点から分析して見て参りますると、約七倍程度までは小作料は上げるとこういうところに議論が出て参りまするが、片つ方はパリテイ計算で行つて米価なかなかやつて行けないというような一般論なのでありますが、ところが生産費の点から……
○片柳眞吉君 時間もありませんから簡單に二点だけお伺いいたします。生産費を見る場合に利潤を見ることは私は賛成でありますが、どの程度の利潤にお考えになつておりますか。 それから御意見をお聴きしますると、生産費の議論で、一般の経費は勿論でありまするが、正当な労賃を見る、或いは資本の利子を見る、それから今お尋ねをいたしました相当な利潤を見た上で、それ以上の余力がありますればそれを地代として拂つてもよろしいのですか、こういうふうにお聞きしたわけでありますが、そうしますると、今問題の小作料を七倍なら七倍に上げますと、それと関連をいたしまして当然米価が上つて来ますれば、御意見はそれでよろしいということに……
○片柳眞吉君 私は審議の促進の見地からざつくばらんにお尋ねいたしたいと思いますが、問題は小作料及び農地の価格の引上げの問題でありまして、いろいろ今日まで御意見も出ておりますが、この小作料なり農地に価格は法律には別段明文がないわけでありまして、飽くまでこれは政府の方針と言いまするか、又正式には中央農地委員会に諮問いたしまして決定さるべき事項であります。法律事項ではないわけでありますので、そこで一応従来の資料から七倍というような案が決まつておるようでありますが、この際農林委員会等の意見を十分斟酌をせられまして、これをもう一遍再検討して頂いけないものかどうか。特に私も予ての米の生産費の議論から見て参……
○片柳眞吉君 残されました時間も僅かでありますので、自作農創設特別措置法等の一部を改正する法律案の審議の打切の動議を提出いたします。
○片柳眞吉君 私は第一点は食糧確保臨時措置法の関係でありますが、大体来年の麦からは供出制を外すということ、それから米につきましても、事前割当をやめるような方針のようでありますが、法律を見て参りますると、来年の米のほうは多少これは問題はないと思いまするが、今蒔いてすでに生えておりますところの麦につきまして、事前割当をやらないということは、まだこの法律が生きておりまするから、多少疑義があると思いますが、その辺どんなふうにお考えになつておりますかが。
【次の発言】 第三条に、農林大臣はいろいろな議会の意見を聞いて都道府県知事に指示するとなつておりまして、これを指示しないでよろしいという解釈は多少どう……
○片柳眞吉君 農林委員会はこれに入つておりますか。
【次の発言】 今まで二十人の委員会を十八人にいたしまして、外務を十人を二十人にするということですが、例えば農林委員会は私は関係しておりますが、片一方では興農国会というような要求もありまするし、相当農林政策の重要性が増して来ておるのでありますが、これを二名の格差を付けるということが、果してどうかと多少の疑問を持つのであります。二十人と十八人と、同じ規格にできないものかどうかと思うのですが
【次の発言】 理事会の御苦心のほどはよく知つておりますが、僅か二名でやはり農林とか文部、その他の二名の格差を付けるというところの際どいことをせんでもよいという……
○片柳眞吉君 私は多少前の関係を知つておりまするので、官房長官にお伺いしたいと思いますが、これは今お話のような鉱業と農業との関係で非常に大きな問題になつております、勿論この委員会はさような問題を民主的に決定するということも必要だと思いますが、もう一つは何と申しまするか、この鉱業法の主管が通産省にありまして、実は農林省と共管にして欲しいという問題があつたと思う。その調整面として農林省の代表を言いまするか、農林行政のよくわかつている人をこの委員会に加える。共管ではいかんけれども……それで農林省として調整をとつて行きたい、こういう趣旨があるのじやないかと思います。佐野君個人のことは申上げることを差控……
○片柳眞吉君 実際は政府でやつておりますが、形式は議員提出ですけれども、これは議員提出の関係で、政府のほうで準備の関係から多少遅れるというようなお話は聞いておりますが、これは今年は議員提出になつても政府が提出しておる。やはり議員提出のものも政府提案と同じようにするということだけを申上げて賛成いたします。
○片柳眞吉君 私はこういうように考えるのですが、今回の元帥の離職をされた理由は、これは新聞等の報道で判断するほかないと思います。先ほど国際関係等のお話がありまして、これも御尤もと思いますが、私の今までの判断では、元帥の離任の理由は、日本国の占領政策についてどうこうということはないと思います。むしろそれ以外の点でですね。一応の報道では、いろいろのあれがあつてやめられたのです。ですから、日本の占領政策、管理政策については、これは何ら問題はないのであつて、我々の感謝は、要するに日本国民の代表としてやるわけでありまするから、そういう点から、私はその他の点は余り考慮しなくてもいいのじやないか。こういうふ……
○委員外議員(片柳眞吉君) 発言の機会を與えられまして感謝いたします。実は私どもの農林委員会から関税定率法の一部を改正する法律案の修正に関する申入れをいたしておりますので、この機会にこの御説明をいたしたいと考えます。内容はすでにもうお読みになりまして御承知と存じまするが、今回の関税定率法の改正案が講和会議等を前に控えまして、この際関税自立権の確立を期して行きたいという政府の考え方には賛成でありまして、ただ如何にも現在の国際価格等から見て参りますると、或いは食糧の関係なり、或いは畜産等の関係からこのままで参りましては、到底やつて行けない情勢がはつきりしておりますので、大豆、とうもろこし、こうりや……
○片柳眞吉君 只今の詳細な調査の結果よく了承いたしましたが、先ほど政務次官からもお話がありましたが、この調査の結果通り農林省として正式にもう決定したかどうか。これは念のためにお聞きしたいと思います。
【次の発言】 先ほど御説明のありましたこの法律案につきまして数点御質疑をいたしたいと思います。
第一点は、この法律案は裝蹄師の質疑の向上とその擁護に主として考慮が拂われておるようでありますが、この裝蹄師を利用して、裝蹄或いは削蹄をしてもらいまする利用者の利便なり、或いは擁護の方面には若干考慮が欠けておるようでございますが、こういう方面につきましてどういうようなお考えを持つておりますか、先ずこの点……
○片柳眞吉君 司令部のほうの意向というものを、できれば今少し具体的にお話願えませんでしようか。
【次の発言】 先ず第一に昨年産の米麦のバツク・ペイですが、これが現在の段階で全然バツク・ペイがいけないのか、或いは予算の範囲内であればよろしいか、これはまあ今年の米麦のバツク・ペイにも関連すると思いますが、予算がとれておれば、その範囲内ならばよろしいということでありますか、これは今後の、今年の米麦のバツク・・ベイにも関連しますし、これはやがて来年度の予算の編成の際にどの程度のバツク・ペイの予算を見るべきかにも関連する問題でありますが、その辺はどういうようなことになつていますか、趣旨はいいが財源がなく……
○片柳眞吉君 私は本日極めて重大で且つ緊急な事項につきまして、特に大臣に御質問をいたします。この問題はこの前の国会でも、私から政府当局に御質問をいたしまして、御答弁を頂いたのでありますが、問題は食糧配給公団が三月解体されることになつておりまして、現在小売のほうはすでに登録が済んでしまいまして、独立営業になつておりまするが、それに伴いまして、たしか今月の十五日から一週間に亘りまして、小売からの卸しの登録が実施される、かように聞いておりまするが、ただ卸しができまする場合に、主要食糧の消費価格は、これは一本にきまつておりますので、すぐこの卸しが営業しまする場合に、運賃が区々になりますると、到底これは……
○片柳眞吉君 私は三点ばかり大臣にお聞きをしたいのでありますが、第一点は、これはすでに政府の方針がきまつておると私は思いまするが、どうも徹底しないきらいがありますので、この際大臣からはつきり御答弁を頂きたいと思うのでありますが、それは今年の麦の買入れでありまして、これはまだ正式に割当は決定をしてはおらんようでありまするが、これも併し大体は下に下りておるようでありますが、割当以上に政府が無制限に買う方針のようでありまするが、これが農村にどうも徹底しておらないということで、関東地帯の農村を歩きましても、政府が無制限に買つてくれないという心配から、大麦あたりを一俵当り六百円とか八百円で売つておる、こ……
○片柳眞吉君 只今安孫子長官から最近の情勢なり見通しを申されましたが、忌憚なく私申上げまして、現在の政府なり農林省の考え方が、どうも多少面子に拘泥しておるのではなかろうかということを、私ども非常に心配をいたしておるのであります。私も曾て官吏をやつておりましたから、よく立場は了解できまするけれども、どうもこの食糧問題は、少くとも最低、最惡の場合を常に想定してやることが私は必要だと思うのであります。而も国際関係が非常な端倪し得ないような情勢でありますので、さような場合には、先ず現状を成るべく変更しないで行くという、むしろ逆の態度が私は望ましいのではないかというふうに考えております。その意味でやや自……
○片柳眞吉君 一つちよつと、今金融課長からの会社の問題、これは実は別途に陳情申上げたのですが、今丁度機会がありますので私一つ申上げたいと思います。原則的には農協が主になることは私は異存ないのでありますが、農村工業あたりの非常に高度化したものは、やはり企業形態としては場合によつては会社のほうが有利である、やりやすいというものが私はあるのじやないか。丁度私の在官中にも、例えば北海道の酪農事業を農協がいいか、会社形態がいいかという論議を頻りにしたわけであります。従いましてこの会社でもその出資の全部なり、過半数を農村が出しておる、やはり経営の便宜上会社経営のほうがよろしいというのは私はあると思います。……
○片柳眞吉君 只今運賃プールの問題でお答えがありましたが、まあ非常に結論としては実は遺憾に存ずるのであります。そこで食糧管理特別会計で運賃をプールする、まあこういうことになつてしまつたわけですがそうなりますると、殆んど卸売といつても、これは代金を小売から回收して政府へ納めるというだけの仕事でありまして、爾余の機能は殆んど政府がみずから実施をするということで、卸売という名にはもう適さないことになるわけですが、そこで政府がやる場合に、具体的にどういう方法で運賃プールをやられまするか、現在持つておられまするお考え方を一つこの機会にお聞きしたいと思います。
○片柳眞吉君 只今小委員会で今日までいろいろ審議をし参りました最終的な結論といたしまして、小委員会の考えておりますことを申上げまして、これにつきまして、御意見を更に御開陳願いたいと思います。政府におきましては、過般の三相会議におきまして、今年の麦につきましては、統制を撤廃いたしまして参るということで、今日まで参つておりますか、併しその後朝鮮動乱が起きまして、内外の情勢も相当変つて来ておるのでありまして、その点から、先ず第一には輸入食糧の確保につきまして、いろいろ政府当局の御説明も伺いましたが、この問題につきましても、相当心配をしなければならん情勢であるのであります。昨年の七月から十二月までの平……
○片柳眞吉君 昨日の小委員会で委員長に、皆さんの御意見を総合して文案を整理する権限を委任せられましたので、お手許に配りました案を作成したわけであります。一応これを朗読して頂きまして簡単に御説明いたします。
【次の発言】 簡単に御説明いたします。前文のほうは大体従来の案と趣旨一変つておりません。ただ文章を多少簡潔にいたしたことが第一点と、それから前の案にありました麦のクーポン制に対する点と、それから食糧配給公団の関係だけは、この案では落しております。考え方は昨日までの政府当局とのいろいろの質疑応答で、我々と言いま下るか、少くとも私どもは依然としてこ一月から六月までの輸入計画更には七月以降の輸入に……
○片柳眞吉君 私も蚕糸局長の答弁を聞いておりまして実は非常に同情をいたすわけであります。そこで私の感じを申上げますと、確かに蚕糸局の予算も極めて額が少いので、ただ問題はさつき白波瀬さんが言われたように過去の五カ年計画、これは実は誰も世間では知らないけれども、それほど実は将来の目標が極めて不明朗であるというところに実は農林大臣も或いは政務次官も、或いはその他のかたがたもどうもはつきりした確信がないということが農林省は勿論、大蔵省の予算の査定に当りましても、ただに二十万町歩がいいとか二十五万町歩がいいということは、要するにそれがはつきりしないというところに私はすべての問題が極めて低調な原因があると……
○片柳眞吉君 これはもう或いは御質問が出ましてダブるかも知れませんが、この機会にはつきりさせて頂きたい点は、この農業委員会の仕事の事務の性質から見まして私の理解によれば、旧農地委員会の仕事と、それから食糧供出の農業調整委員会の仕事は、まあ国家的だと私は理解するわけですが、農業改良普及はこれはまあ地方事務と見てもよろしいと思いまするが、この辺につきまして政府部内の地方自治庁等とはつきりその辺の解釈が統一されておりまするかどうか、これを一つ御答弁を願いたいのでありますが……。
【次の発言】 そうしますると、今後この委員会の事務が仮に全部国家事務だということになりますと、その場合には当然全額を国が持……
○片柳眞吉君 過般の農林委員会で、只今問題になつておりまする農業共済組合連合会の事業不足金の問題につきまして、赤澤委員から動議がありまして、この委員会で適当なる実行委員々挙げまして、大蔵大臣、農林大臣等と促進かたにつきまして折衝をするようにというお話がございまして、私ども数名が院内で大蔵大臣及び農林大臣に面会をいたしましたので、その経過の概要を御報告いたします。 この問題につきましては、第一は、二十億以上の、この計算上当然出て来まする不足金、これは是非とも国において一つ面倒見てもらいたいということを第一点に申上げましたが、勿論農林大臣は大いに賛意を表しておりましたが、大蔵大臣は必ずしも国で全……
○片柳眞吉君 只今委員長からお話のありました関税定率法の一部を改正する法律案、これに関連いたしまして食糧統制の小委員会でいろいろ検討いたしました結果を御報告いたします。 今回の関税定率法の改正案によりますると、いろいろ関税自主権をこの際確立をして行きたいという立場から、各般に亘りましてそれぞれの税率の佃定をされるのでありますが、農林関係で特に問題になりまするのは、大豆、「とうもろこし」「こうりやん」等の国民生活なり或いは畜産経営に相当関係ある事項が実は一番深い関係があつたのであります。大豆につきまして従価一割の関税をつける。それから「とうもろこし」は同じく従価一割、「こうりやん」が従価五%課……
○片柳眞吉君 本日はなお食糧管理制度の改正その他食糧統制問題につきまして、農林大臣なり経本長官なりに質問したいと考えておりますが、時間もありませんので、これを後日に譲りたいと思います。なお本日提案されました食糧管理法の一部改正及び食糧の政府買入数量の指示に関する法律、この両法案の審議の過程におきまして、逐次いろいろ質疑をしたい思いますから、その場合は是非とも一つ農林大臣及び安本長官にも御出席を頂きたいと思います。 簡單に私から、折角両大臣が御出席でありまするから、最後に簡単に御質問いたしたい点は、例の主要食糧の卸のプールの問題に関連いたしまして、あれがああいう結果になりまして、食糧庁において……
○片柳眞吉君 私はこの法案には全面的に賛成をいたしますが、ただ特にこれは提案者に御要望いたすのでありますが、農業振興計画を実施するために必要な経費を予算に計上する、こうなつておりますが、この点につきまして我々も勿論協力いたしますが、特に提案者におきまして今後政府側と極力折衝して頂きたい。特にこの前の質問でも私申上げたわけでありますが、国の財政の許す範囲、こうなつておりますが、従来の早場米奨励金等を減額したその経過を十分一つ尊重いたしまして、極力必要な経費を多く予算に計上して頂きますよう提案者に今後の御折衝を希望いたします。
【次の発言】 都道府県農業委員会の委員の数の問題であります。市町村の場……
○片柳眞吉君 農業委員会法案の立法技術の点で私は一点だけ御質問をいたしたいのであります。と言いまするのは、別途に提案をされておりまするところの主要食糧の買入数量の指示に関する法律案で、その法律のほうで農業委員会に供出関係の権能を附与しておりまするが、同じ国会に同時期に法案を提出する場合に、特にこの農業委員会法案の中へ供出関係の権限を規定しませんで、別途の法律で出しましたことにつきまして、何か特段のお考えがあつたのかどうか、その点を一つお伺いしておきます。
○片柳眞吉君 私は食確法或いは食糧管理法の改正になるに当りまして、実体的な質問を数点いたしたいと思いまするが、この前、農林大臣から御答弁がありまして、十月までは米麦等で二合七勺の配給を継続いたしたい。十一月からは米のみで一合五勺の配給にするという方針の開明があつたわけでありますが、そこでそうしますと、今年の麦の出廻つて参りまする六月頃から十月までは、政府からは二合七勺の配給がある。それと並行して麦の自由販売、自由消費がここにあるわけでありますが、そうなつて参りますると国の全体の需給計画から見て参りまして、政府が全部国内麦を抑えて計画配給をしますれば、はつきりした不足量が出て参りまするけれども、……
○片柳眞吉君 時間もありませんから極めて簡單に御質問いたしますが、実はこの前の委員会で農林当局に御質問いたしまして実は麦の統制撤廃に絡みましてのその後の需給推算につきまして、どうも見方が多少甘いという感じがいたしますので、直接大臣にお尋ねいたします。と申しますのは、十一月から米だけで一合五勺の配給にする、こういうことでありまするが、そうなつて参りますると、麦のほうは自由販売、自由消費、誰がどういうふうに消費してもよろしいということになるわけでありまして、そうなつて参りますると、外国からの輸入量は私は当然に殖えて来るのではないだろうか、計画配給をしておりまして、主要食糧以外の消費を相当抑えており……
○片柳眞吉君 食糧管理法の解釈につきましてこの際お聞きをしたいと思うのでありますが、実は昨日か一昨日の埼玉新聞の記事を見ますると、今問題になつておりまする食糧管理法の一部を改正する法律案が国会を通らない場合におきましては、食糧管理法の政令以下の規定を改正して、実際的には麦の統制を外し得るという研究をやつておるという記事を私見たわけであります。これは実は食糧管理法の第二條は現行法では米麦、甘藷、馬鈴薯、雑穀、その他政令で以て定める食糧というようになつておりまして、これを政府に売渡すべしというようになつておりますが、実は雑穀は法律は改正しませんで、政令以下の改正で実際的には零になつて参ります。政府……
○片柳眞吉君 第一点は、昨日長官にお伺いいたしましたのですが、食糧管理法の第一條で米、麦、雑穀等は政府に売るというような規定になつておりますが、この法律の根本規定が政令以下で実は換骨奪胎になるということでありますが、現在の解釈ではさような解釈ができるとは思いまするが、どうも趣旨からして、折角の法律が政令或いは省令で実際には効力を失なうという政令が実は相当あつたのではないかと思います。これを政令を改正され、要するに政令の改正で本法の規定を実際上無効にするというような政令は、これは私はやはり大きく言えば憲法違反になると思うのでありますが、これを近く改正する御意思がありますか、それが第一点であります……
○片柳眞吉君 私のは極めてこれは細かい問題でありまするが、併し法律の解決によれば、これに関係いたしますのでお伺いいたしますが、それは先ほど岡村委員から農林漁業者の共同利用に供する施設、これに病院等を加えてくれ、こういう御意見がありましたが、私もできればそれに留意することが適当と思いますが、ただこの資金融通法の目的なりから見て参りますると、この法律の解釈がそういう経済資金まで貸して行くのかどうか、例えば病院であるとか、農村の託兒所であるとか、そういう直接農林漁業に関係のない資金まで貸すのかどうか。目的には「農林漁業の生産力の維持増強」と、こうありますので、勿論金融機関が生産力の増進に役立つことは……
○片柳眞吉君 今の二十一條の解釈でありますが、これは私はちよつと條例では、澱粉だとか、そばであるとか、これはやはりこの規定ではできないのじやないか、こう思います。これは第二條で農産物というやつを限定しておるわけですね。そこで二十一條では米麦以外の農産物と、こうありますので、お話のような條例でもできないのじやないか、こういうふうに思うのでありまして、その点はやはり解釈の違うところでございますが、そうなつて来れば、私の意見では、澱粉は、少上先の問題でありまするが、まあ打明けての私の意見でありますが、非常にお急ぎならば、これは通して置いて、成るべく早い機会にすぐ改正して頂いたらどうかと思うのです。こ……
○片柳眞吉君 十四条のこの奨励金の償還ですが、交付をされた奨励金に相当する金額に利子に相当する金額を加算した金額を政府に納付しなければならないという、この利子に相当する金額の利率はどんなふうにお考えでございますか。
【次の発言】 私もこの法案に賛成をいたすものであります。ただこの再建整備はこれはなかなか容易なことではないと思うのでありまして農林省或いは地方庁の今後の非常な指導、監督につきましては、特に御勉強願いたいと思います。更にこの奨励金の交付だけではなかなかこれは再建もむずかしいと思うのであります。これ以外の方法につきましても特に農林省はあらゆる面から一つ援助をして頂きたいと思います。例え……
○片柳眞吉君 競馬法の一部を改正する法律案に一、二点御質疑をいたしたいと思います。
第一点は、休会前のこの農林委員会なり参議院におきまして、同様の競馬法の一部を改正する法律案の審議をいたしたのでありますが、この通過後先ず旬日後に法律案ができたのでありますが、同じ法律を僅か十日前後の間隔を置きまして、二回に亘つて改正することは、多少方針がこう一貫せんようになりますが、僅か十日間くらいの間で同じ法律を二回に亘つて改正するその経緯を先ず……。
【次の発言】 そこでこれは政府当局に一つ御質問いたしたいのですが、その前の国営競馬の改正に当りましては、その改正の趣旨が、非常に地方競馬が回数が殖えました関……
○片柳眞吉君 只今委員長の御発言の通り、昨日提案をいたしました国有林野法案及び国有林野整備臨時措置法案につきまして、その各条につきまして、概略の御説明をいたします。国有林野法から朗読いたしまして、それについて簡単に御説明をいたします。
(この法律の趣旨)
第一条 国有林野の取得、維持、保存及び運用(以下「管理」という。並びに処分についての国有財産法(昭和二十三年法律第七十三号)の特例は、他の法律に特別の定がある場合を除く外、この法律の定めるところによる。
【次の発言】 お手許に国有林野法関係参照法律及び条文がございまするから、それを御参考にされつつお聞取りを願いたいと存じます。
第一条……
○片柳眞吉君 只今の資料はあとで政府当局から御説明いたしますが、ただ今の御質問のラインで一応申上げて置きたいと存じますのは、平衡交付金等が少い、その埋合せの意味で林野を払下をするということになりますると、この林野整備の方針と多少方針が違つて来るわけであります。勿論この基本財産のために第一條の第二項におきましても飽くまで、基本財産を造成せしめたい趣旨から第二項の優先順位は規定しておりまするけれども、平衡交付金が少い穴埋のためにやるということでは、これはやはりこの法律の趣旨を脱却するものと思うのでありまして、できるだけこの本法の精神に副う限りにおきましては、第二項で市町村を最優先に考えておりますか……
○片柳眞吉君 私の感じは、この前局長にも申上げておいたのですが、蚕糸局だけで作つていると、さつき言つたような御批判が出て来るので、それでやはり正式の委員会とか審議会はむずかしいと思うのですけれども、実際上安定本部とか大蔵省とか、或いは金融機関であるとか、それから長野県だとか群馬県、こういう大きな県の知事なんかにも来てもらつて、少し恰好をつけて行かんと、農林省の蚕糸局の一部だけで作つた法案ということになるとどうも迫力がないということで、ですからいいことであつても、どうも大きな脚光を浴びませんと、今までと余り変らないのじやないかと思うので、そういう考えはないですか、何かもう少し……。
○片柳眞吉君 この臨時措置法は、附則にありますようにまあ三年間の臨時立法でありまして、根本的な計画は、これは政府の考え方もあると思いますが、やはり中央森林審議会等で十分検討いたしましてこの三カ年の間に十分案を練りまして、再び政府なり、或いは議員提出で、かようにいたしたいと考えております。
【次の発言】 この交換その他の売却につきましてもできるだけお話のような惡い意味の政治的な色彩が入りませんように少くとも根本的な基準等につきましては、これは中央の審議会で十分基準を作りまして、それに準拠して実施をいたしたい、そういうふうに考えております。
○片柳眞吉君 私は法案の第三十六條の第一項の第一号で「省令で定める地域」とありまするが、この省令で定める地域はどういう地域を予定されておりまするか。それから更に同号の最後に「農林大臣の指定するもの」とありまするが、この指定物資はどういうものを予定されておりまするか、先ずこの点をお伺いしたい。
【次の発言】 私は実体的には今の御答弁で異議がありませんが、ただ多少心配になりまするのは、対外的な関係を考慮しますと、明瞭に法律なり省令で地域をはつきりきめて、例えば今お話のあつたような中共地区であるとか或いは朝鮮から牛とか馬とかそういうものを絶対入れてはいけないということになりますると、講和会議も近い昨……
○片柳眞吉君 私は家畜伝染病予防法案に対しまして、次の事項の実現を要望いたしまして賛成をいたします。 要望事項の第一は、提案理由において述べられておりまする経費予算の増加必要額が必ずできるだけ早い機会に追加計上されまして、この法律の実施に遺憾なきを期してもらいたいと、これが第一点であります。それから第二は、速かに家畜伝染病、特に馬の伝染性貧血の防疫対策を確立して頂きたい。なおこれに関連いたしまして、牛疫の血清その他の血清につきましては、できるだけ国でこれを製造、管理をしてもらいたいということを附言をしておきます。それから第三には、家畜の輸出入検疫、或いは家畜の輸入禁止措置等は、国際関係に相当……
○片柳眞吉君 国際価格が非常に高い関係はなかなか輸入は困難と思いますが、ただ今後通商協定等の関係で或いは南方地域なり或いはアメリカ大陸等とバーターで入つて来るという話が進んでおるかどうか。これは外務省の所管かも知れませんが、若しわかつておりましたら伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一つ台湾のひのき材等について何か具体的の話をしたことがありますか。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。それではなお総括的な御質問の続行もあると思いまするが、それは時間がありましたならば更に御質問願うことに……
○片柳眞吉君 私の質問は或いはダブつておりますればお答えは要りませんが、先ず第一点は適正伐期齢の問題でありまするが、この場合に、従来からも経済的な理由で早く伐るというよりも、特殊の用途に当てる意味で、或いはここに書いてありまする適正伐期に達せぬものもまあ慣行的に伐つておるものが私はあるのではないかと思う。といいますのは、例えば私の郷里の奥多摩地方あたりでは、主として特殊の丸太を供給しておるわけです。恐らく二十年も過ぎますれば相当伐つておるのではないかと思います。これは細い長い丸太を供給する、かような観点から余り太くなると却つて用途に合致しないと、こういう地方があるのであります。その他の方面にも……
○片柳眞吉君 私も数個の要望事項を附しましてこの両法案に賛成いたすものであります。 要望事項の第一は、只今小林委員からの発言と大体同趣旨でありますが、林業経営が元来非常に利廻りが低いのであります。この林業に対していろいろな制限をこの法案で加えておるのであります。その意味からこの委員会でもいろいろ各位からも御意見がありましたように、特に利廻りの低い、或いは企業としての独立性を保しがたいような林業の特殊性に対応いたしまして、できるだけ国家の立場からの助長、援助を強く要望するのであります。率直に申上げますると、従来の林野行政の仕事がややもしまするとさような方面に関心が薄いような感じもいたすのであり……
○片柳眞吉君 この前に修正案が衆議院で否決になつたことは私は趣旨からして甚だ遺憾に思うわけでありますが、そこで一つ長官に御質問いたしますのは、あの法案の中には例のスキヤピンで必要なる場合には超過供出を認めるという規定は、政府が自主的にこれを入れておるのではなくしてまだ有効である、言わばスキヤピンに基くところの規定ではないかというふうに解釈をしております。そういう点から見て行つて今準備をせられておる政令中にやはりあの規定は入るわけですか。
【次の発言】 そうするとスキヤピンとの関係はどういうふうに理解したらよろしうございますか。
【次の発言】 それから農業委員会の予算ですね、農業委員会の中の供出……
○片柳眞吉君 私は国会で休会前のたしかこの委員会だつたと思いますが、その際に安本長官も大蔵大臣もそうだと思いますけれども、ある程度補給金を考慮するような口吻の答弁があつたわけでありますが、ところがこの間の米価問題に関連しまして、私なり池田さん等から質問した場合には大蔵大臣の答弁がややぼけて来ておつたのであります。そんな意味からこのラインで強力に関係筋に……、これについては全面的に賛成であります、特にこの米価の問題から見て参りましても、ややもすると昨今の情勢から生産者米価が抑えられるというような傾向が強くなつて来ている。そういう点から見て参りましても、それからこの間申上げたように再びパリテイが非……
○片柳眞吉君 緑風会は今御本人に聞いておりますので、大体二十分でいいと思いまするが、今その質問をされる人に、本人に大体の時間を聞いておりますので、今少しお待ちを願いたいと思います。何分でいいか……。
○片柳眞吉君 定員法の改正、これは出されるそうでありますが、一般的な事務の縮小簡素化ということでなくて、例えば或る物資の統制を外すという関係で定員を減らすという問題も出て来るのじやないかと、こう思うのですが、そうなつて来ると、各省の組織法をまとめますということもおかしいと思いまするが、定員を減らす場合には、それと当然関連する、例えば統制を外すというような法律案が同時に出ないとおかしいという感じがするわけですが、單に一般的な事務の縮小簡素化ということでなくして、特にそういうものが私はあるのじやないかと思うのです。それで特にお聞きしたいのは、問題の米と麦の統制撤廃の法案が、これは今度の国会に出され……
○片柳眞吉君 塩の価格の問題は、只今委員長からお話のあつたようなわけであります。実はこの八月から工業塩を除いた一般用の塩の価格を突如として上げましたことは、実は非常にびつくりもし、又遺憾に存ずるわけであります。どうも我々の農林委員会の意思を、むしろ私は軽視或いは無視したものではないかと思うのでありまして実は非常に憤激の念さえ実は感じておるわけであります。そこでこの値上げをいたしました事情なり、或いはこの算出の基礎等も、時間もありませんから、或いは困難かも知れませんが、この値上げに至りました事情なり、或いは改訂の基礎につきまして御説明を願いたい。それからそれに関連いたしまして、この前の我々の申入……
○片柳眞吉君 私もこの米価の点で過般の決定のいきさつを一つお聞きしたいわけですが、今の五%というのは、パリテイ指数を二五〇と見てそれで計算した価格に五%を掛けた最後の絶対金額で話がついておるわけですか、或いは飽くまで五%という比率できまつておるかと言いまするのは政府の当初の案は、一〇・二%という政府の当初の案はそれを掛ければその絶対金額が大体前年度の特別加算額と同じ金額になる、こういうことで最初の案が一〇・二%という結果的な比率が出たわけですが、そういう点から見て行くとやはりその一〇・二%がいろいろ交渉の結果五%になつたのもこれはやつぱりそれを掛けた絶対金額を私は言うておるのではないか。そうな……
○片柳眞吉君 麦の統制撤廃の問題は、本論に入りますれば、相当慎重にこれは審議しなければならんと思いますが、私は今日は本論に入ることは避けまして、その前提の條件と言いますか、そういう点で政府当局に御質問をいたしたいのであります。この前の第十国会でああいう経過で政府の案が不成立になつたわけでありますが、あの不成立になつてから半年を出でずして再び麦の統制撤廃の案を来たるべき国会に提案をされたい、こういうわけでありまするが、あの当時われわれが反対いたしました点は詳しく申上げているわけでありますが、あの当時われわれが反対をいたしました各種の條件なり、或いは客観情勢が相当好転したから、これを出すというので……
○片柳眞吉君 今の定員法の関係で、食糧管理のまあ撤廃の実体が定員法の中に入つておるということでありますが、定員法が先へ出まして、まああとで食糧管理の法案が出て来るわけでありますが、食糧管理の統制撤廃の問題が仮に否決された場合には元へ戻すというお話でありますが、ただこの前までの例で行きますると、実はその予算の関係でそれを否決しても実は元へ戻し得ないという実は最近の実例があるのです。そこで今度は実際的に米麦の統制撤廃の法案が仮に否決された場合において、これを戻し得るその実際的な措置がありまするかどうか。これがないと実はもう何ともならんわけでありまして、又そういう曾つての苦い例を私どもは持つておりま……
○片柳眞吉君 時間はよろしうございますか。
【次の発言】 私はまだ法案が出ませんから、出ましたら内容につきましていろいろ聞きたいと思つておりますが、その前にとにかく主食の統制撤廃の方針だけは決定した。これだけは事実であります。ところが今日まで自由党の政調会の皆さんともいろいろの機会にお話合をしたわけであるが、かような統制撤廃をするという目的がどうもはつきりしておらない。單に自由党の公約だというようにはどうも私には理解ができないのでありまして、そこで今日は時間もありませんが、どういう目的であえてこの時期に統制を外すのかということを一つ大臣からお聞かせを願いたいと思うのであります。
第一に予想さ……
○片柳眞吉君 塩の価格の問題は、過般のこの農林委員会でも政府関係当局に私から意見を申上げ、又御質問をいたしたのでありますが、要するに昨年の十二月七日の当委員会の決議で、食糧関係或いは農畜産業の関係が深い意味で、工業塩とその他の塩の価格が非常にアンバランスであるということで、この塩価の是正に関し農林委員会の決議で申入れをしたのでございまして、これに対しまして各関係当局から申入れの趣旨に副いまして善処をいたしたいと、かような誠意ある御返事を頂きまして、又実際的にも我々の希望する全面的な改正ではありませんでしたけれども、或る程度工業塩とその他の塩の価格の不均衡が是正されたことを喜んでおつたのでありま……
○片柳眞吉君 私はまあ曾つてこの食糧管理法の立案に実は関係した者といたしまして、先ほど奥野局長からのと大体同じ実は考え方で現在おるわけでございます。で佐藤長官がまあお立場上はつきり言えないことは止むを得んと思いまするが、これは佐藤長官にお聞きをしたいのですが、農林大臣は本会議等においても食糧管理法は戦時中の立法である、更に言いますれば国家総動員法と同じような惡法であるということを実は言つておられるわけであります。まあこれはいろいろの見方があると思うのでありまして、食糧管理法を作る際の提案理由の中にも、たしかこれは平戦時を通ずる立法であるということがはつきりこれは言われておると思うのでありますが……
○片柳眞吉君 関連して水飴と葡萄糖の物品税の問題でありますが、先ほど陳情者のかたからいろいろの理由が説かれておりましたが、私は水飴とか葡萄糖の課税は食糧事情と言いまするか、砂糖の事情が非常に変つたという情勢変化を余り見ないで、要するに砂糖がふんだんに入つて来ておつた戦前と同じ考えで水飴とか葡萄糖を見ておる、こういう惰性的な考え方が多いのじやないか。そこで私はいろいろ理由が先ほど述べられましたけれども、むしろこの際どうせ砂糖は外貨の関係等からそうふんだんには、これは入つて来ませんし、又入れるべきではないと思うのですが、そうなつて来ると甘藷は非常に国内でできるわけでありまするから、この甘藷或いは馬……
○片柳眞吉君 これはあとの都合もありますから、今日は私は内容の質問は余りいたしませんが、今度の統制撤廃を棚上げをした方針について、今少し詳細に具体的にこれに関連してお聞きをしたいと思います。そういうことを保留いたしまして、私は今日の質問はございません。
○片柳眞吉君 ちよつとその説明は理解しがたいのですが、いろいろなフアクターを総合して最低価格がきまるわけでありまするから、総合した結果、そういうことになると思いますが、これはまあなんでありますが、字句の解釈としては、やはり「繭の生産費」と、こう言い切つておる以上は、この中に一定割合というものを入れると……、少くとも旧法との対照においては、やはり生産費は一〇〇%見る、勿論ほかの農業と兼業しておりまするから、その負担割合は当然出て来ますが、ここはやはり生産費一〇〇%見ることのほうが、私は正しいと思うのですが、如何でしようか。
【次の発言】 ちよつとまあその点はおかしいのですが、まああとで更に或いは……
○片柳眞吉君 私の要求しました資料について御説明がありましたが、併しこれはこういうことが言えると思うのですが、生産された生糸の全部が輸出に行く場合においてはこういうことになるかも知れないが、併し生産された生糸の半分くらいが輸出であつて、半分くらいは国内需要に廻るということでありますれば、外貨獲得という点から見れば、四石七斗四升はこれは半分くらいで、外貨の獲得という点からは比較にならんのではないかという説明がなければならない。そういう意味においてやはりなお桑園を殖やしたほうがいいか、麦を作つたほうがいいかという問題はこれは十分研究を願いたいと思います。 それから小さいことでありまするが、一トン……
○片柳眞吉君 私も数点の希望意見を附けまして只今の小林委員の修正案に賛成し、修正個所以外は政府の原案に賛成をいたすものであります。 希望意見の第一は、この法案は繭糸価格安定法となつておりまするが、委員会の審議でしばしば御意見が出ましたように、繭の価格安定につきましては具体的な方策が法案には規定されておらないのでありまして、そういう意味で当委員会から申入れをいたしました蚕糸対策に関す申入れにつきまして、政府が誠意を以て且つ可及的速かにこの申入れの事項を実現してもらいたいということを強く要望いたしたいのであります。特に來年度の予算の編成時期も始まつておるのでありまして、これに乘り遅れませんように……
○片柳眞吉君 私も時間がありませんから極めて簡單に質問いたします。先ず私は日本の水産漁業の観点から質問をいたしたいと思うのでありますが、今回の平和條約で大多数の国とは平和関係が回復するわけでありまして、これは日本の漁業の見地からも誠に喜ばしいのでありまするが、ただ問題は、中国とソヴイエトとの関係が依然として平和関係が回復をしないのでありまして、ところが御承知のように我が日本とソヴイエトなり或いは中国との間に介在しまする海域が非常に優秀な漁場でありますることは申すまでもないのであります。 そこで太平洋方面は非常にはつきりするわけでありまするけれども、依然として北洋から日本海或いは黄海、或いは東支……
○片柳眞吉君 私も只今岡本委員から御質問のあつたマツカーサー・ラインの点でまだ実は、はつきりしないのでありますが、いずれにしましても、はつきりしませんと、日本の漁業としては依然として非常に困るわけでありまして、私の解釈では、こういう意味で現在のマツカーサー・ラインは、中国、ソヴイエトに対しても消滅をすると実は考えておりますが、それは現在の連合国全部が相談をしてきめたラインであつて、その大部分について平和関係が回復すれば、公海のラインも当然これは消滅をすると、ただ中ソ等が依然として戰争関係と言いまするか、これが継続をしておりまするから、この前も御質問いたしましたように、新らしく中国なり、ソヴイエ……
○片柳眞吉君 私は第十四條の(b)項の点で一点御質問いたしたいと思いますが、(b)項では、占領の直接費はこれは放棄いたしますが、占領の間接費用はこれは支拂うということになつておるのでありまして、従いましてこの前御説明がありましたように、ガリオア資金なり或いはイロア資金等で救済を受けましたものも、これはこの債務を償還をすると言いまするか、これは返すことになるわけでありまして、これは終戰直後の混乱を救つて頂いた関係でありまするから、お返しをすることが当然だとも思いまするけれども、ただ丁度私が当時ガリオア資金等による食糧の配給をいたしておつたわけでありますが、当時の国民の感情なり、或いは私どもが関係……
○委員外議員(片柳眞吉君) 特別に質問の機会を与えて頂きまして有難うございます。この法案につきまして先ず飼料の全体の需給状況につきまして、これは政府当局に御質問いたしたいと思いますが、これは過般農林委員会で政府当局からの答弁によりますると、国内の流通飼料は概算年間で百六十万トンである、それに対して国内の供給力は概算百四十万トンでありまして、差引二十万トンのマイナスに出る。この二十万トンに若干のアルファを加えて二十五万トン程度のものを今回の法案の通過の場合においては輸入をいたしたい、こういう御答弁がありましたが、ところが別途我々のところへ来ております畜産団体等の陳情書によりますると、これには農林……
○委員外議員(片柳眞吉君) 発言の機会を与えられまして、厚くお礼を申上げます。只今御審議中の臨時石炭鉱害復旧法案につきましては、すでに農林委員会から当委員長にも正式のお願いをいたしておりまして、且つ又他の委員からも、当委員会ですでにいろいろお願いをいたしておるわけであります。本日は重ねて従来農林委員会からお願いをいたしておりまする事項を最後的に一つお願いをいたしたいということで、本日発言をいたしたいのであります。 この法案が従来の金銭賠償の趣旨を効用回復の線に変更いたしましたことは、これは食糧増産の見地から非常に同感でありまするが、ただ書面で申入れてありまする通り、第五十一条の第一項の納付金……
○理事(片柳眞吉君) 速記を始めて。
企業合理化促進法案につきまして、北村委員から御発言の要求がありますから……。
【次の発言】 他にございませんか。
【次の発言】 もう御質問ありませんか。速記をちよつとやめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。それでは大蔵省の調査課長が見えておりますが、先ほどの企業合理化促進法案につきまして重ねて御質疑を願います。
【次の発言】 他にございませんか……。
それでは次に砂糖の放出と澱粉工業及びいも栽培の救済に関する件で岡村委員から御発言の要求がありますから……。
【次の発言】 御発言ありませんか。
○片柳眞吉君 私は災害復旧の進度表で、この進度表の実績というものは、政府の補助金なり、或いは政府からの融資、公式に出た補助金なり融資の額から逆算と言いますか、それから計算された実績であるので、補助金も来ない、或いは正式の融資も来ないけれども、村で皆が出し合つて実際にやつておる、こういうものは実は或る程度あると思うのですね。これはこの表には出ておらないだろうと思う。そういうところはやはり相当高い金等を借りて、実際上これは政府の援助が待ち切れないという意味でやつた所が相当あると思うのですが、これは入つておらないと理解しているのですが、そういうものは……。
○片柳眞吉君 大体この行政機構の問題は、只今の御答弁で大体了解しますが、統計調査事務所と、食糧事務所との関係につきましては、すでに事務当局からいろいろお話があつたのでありまして、私は蛇尾を加える必要はこれ以上ないのでありまするが、ただ昔からの一応沿革を申上げまして、特にこれは今岡の問題の参考に供せられたいというふうに存ずるのであります。と申しますのは、御承知と思いまするが、昔は米なり麦の生産統計は、府県庁を通じてやつておつたわけでありますが、それではどうしても正確な統計が把握がしがたいということで、当初やりましたのは、食種検査員が米等につきましては、大体生産数量の少くとも半分以上はこれが検査に……
○片柳眞吉君 私はかねてから問題になつておりまする塩の問題につきまして、更にいま少しく御質問をして、成るべく早く政府から適当な回答を期待をいたすわけでありますが、まあこの問題はいろいろ質疑応答を重ねておりまするが、どうも我々には依然として政府の説明には納得ができないのでありまして、根本的には塩の専売が一体どういう目的でやつておるのかというような、実は根本問題にまで発展をいたさなければならない感じを持つておるのであります。現在の塩の専売の実態を見て参りますと、往時のように、相当の専売益金を上げて国の財政に寄與するということは、現在では全然これはなくなつておるのでありまして、むしろ相当無理をして、……
○片柳眞吉君 この法律案は実体的には異議はないのですが、法律の恰好として第一条では肥料配給公団令は「平和条約の最初の効力発生の日以後も、法律としての効力を有するものとする。」こういうその肥料公団令を法律として真つ正面から直すということをしないで法律として効力を有するという恰好で差支えがないかどうか。恰好としてその点がはつきりした根拠がありまするかどうか。要するに公団令は失効して、併しそれが法律として効力を有するという恰好で果していいのかどうかですね。
【次の発言】 それからこれはちよつと簡單な質問でありますが、肥料配給公団令は昭和二十二年の勅令百七十一号、それから食糧確保の臨時措置令が昭和二十……
○片柳眞吉君 二月末までの貸付決定は九十八億でございますが、三月一ぱいでどのくらい大体貸付が完了する見込でございましようか。
【次の発言】 それからこの農業倉庫の融資の利息を引下げることは、これは次善策としては止むを得んと思いますが、実は前から農業の倉庫につきましては国から相当の助成を実は要望しておつたのでありますが、今度のこの資金融通法でやられるのは暫定措置であつて、今後はやはり政府から相当の助成をいたす方針でありますかどうか、これを一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 将来とも助成ができました場合におきましては、その間の、融資してやつたものとの関係が不均衡という点が起きると思うのでありま……
○片柳眞吉君 小林委員の修正案は後ほど全体で決定をするわけでありましようが、その際におきめいたしたいことは、八千万円の融資で、これだけでこの前の繭糸価安定法通過の際に農林大臣の回答に対する問題としてこれだけでは極めて一部分にしかならないのであります。そこで農林当局、蚕糸局としては、乾繭倉庫の融資が八千万円で足りるかどうか。今年は八千万円ときまつておれば、今後はどれぐらいの計画を持つておられるか、八千万円で全部OKというのでは私は余りに少いと思うのである。その要望が一部実現することには私は異議はありませんけれども、蚕糸局のこの前の法律通過の際の政府の回答についてどういうような計画を持つておるか、……
○片柳眞吉君 ちよつと簡單に……第三條の二の改正案に関連して簡單に質問いたしますが、農林貧の試験研究機関に対して助言と協力を求めるということがありますが、例えば大学の試験研究機関等を除いておりまするが、これはまあアメリカ等の実態を見ましても州の大学等が相当普及事業に非常な協力をしておりまするが、特に第二條の関係で、新らしくかようなところにも助成金が行くことになりまする関係もありまして、むしろ大学等の試験研究機関にも助言と協力を求めることのほうが適当かと思うのでありますが、それを省いておりまする理由を一つ簡單に御説明願いたいと思います。
○片柳眞吉君 この農林漁業資金融通の特別会計の問題ですが、農業倉庫の利率を引下げるということに関連して、或いはほかの共同施設等もこの利率を引下げるという問題が出て来ることが予想されまするが、現在の政府提案でどういう採算になりまするか。それから問題になつておりまする繭倉庫を四分に下げた場合に、なお農林漁業資金の特別会計の採算がどうなりますのか。これは今後の検討にその関係は大きく必要がありますので、御質問いたします。
【次の発言】 私は只今飯島委員の修正案に賛成し、修正個所以外は政府の原案に賛成いたしますが、この際明確な條件を付けて賛成をいたしたいと思います。と申しますのは、この金融と助成とを混同……
○片柳眞吉君 関連して……。只今小林君からお話がありましたわけでありますが、関連いたしまして私からも若干御質問をいたしたいと思うのでありますが、この施行令が法律の規定なり精神と背反するかどうかは、只今小林君からも御意見がありましたが、私はそれはそれといたしまして、例えば施行令の第四條等を見て参りましても、この生産費調査が、農産物の生産費調査としてはやはり多少問題があるのではないかと思つております。例えば第四條の各項目を見て参りますると、最後の十三号、十四号で支払利子、支払地代となつておるのであります。これは大臣も御承知のように米麦等の生産費は、要するに今実際支払をいたしませんでも資本利子を見て……
○片柳眞吉君 私も数点御質問をいたしたいと思いますが、第一点は、この法案が施行されますると、その特別の対象になりまする災害は二十六年の一月以降に発生している災害である、こういうふうになつておりますが、過年度災害でまだ残つているのが相当あると思いまするが、二十五年以前の災害では大体これに該当するようなものがないかどうか、それが第一点であります。 続いて御質問いたしまするが、それからこの法案で参りますると、その年に発生した異常な災害を受けた地域にということになつておりまするが、その年に集中的な被害を受けたという所も勿論これは十分同情に値いすることでありまするが、併し地方によつてはもう毎年殆んど連……
○片柳眞吉君 森林法の施行は昨年の八月からだと了承しておりますが、施行後まだ一年にならないのでありますが、勿論その短期間の経験でも、惡いところを直すことは、これは当然だと思いますが、前の法律を施行して一年を出でずして改正をするということになりますると、これは今後の見込でわかりませんが、しよつちゆうこれをいじつているという結果も起るような嫌いも感じまするが、その辺の、僅か九カ月ぐらいでこれを直すということにつきまして、これは政府当局はどういうようなお考えを持つておりますか。提案者でなくて政府当局の御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほど朝令暮改になつても、惡いところは直すという御答弁が……
○片柳眞吉君 或いは質問が重複をするかも知れませんが、提案者にお聞きしたいのですが、この急傾斜地の農業振興計画でありますが、この急傾斜地の所在場所を考えてみますると、一つには半農半漁というような地帶が相当あると思うのであります。漁業と農業と併せてやつておるという地帶も相当あることと思いまするし、それからもう一つは海岸線にない所は、かような急傾斜地で農業をやつているような地帶でありまするから、大体は山村に当然これはなるわけであります。そうなつて参りますると、折角の振興計画が單に農業の見地からのみ果して適正な計画が立てられるかと、或いはこの振興計画の実際の目的が達成できまするかどうか、多少の疑問が……
○片柳眞吉君 昨日質問いたした事項と関連をいたすのでありますが、法案の第十條に農業振興計画とありまして、その第一の事業に農地の保存及び改良というこの地帶は、説明にもありましたように概してエロージヨンの多いいわゆる侵蝕作用の多い地帶でありますので、従つて重点は農地の改良ということもありましようけれども、むしろ一番先にやるべき事項は農地の保存ということが一番大きな問題ではないかと思つております。そうなつて来ると、一体この農業振興ということから行きますというと、既耕地は場合によつては減らすというような実は場合も起きて来るのではないか。私も極めて僅かな地域ではありますけれども、例えばアメリカのTVAあ……
○片柳眞吉君 資料をもう一つ。今三橋さんが申されましたけれども、農家の保有率を米で幾ら、麦で幾ら、その他幾らというのを……。
【次の発言】 ええ、そうです。
○片柳眞吉君 私はこの法案の提案されたことにつきまして、あえて政令にはよらないで法律案で出しましたことに敬意を表します。この問題は非常に慎重に審議いたしたいと思つておりますが、詳細な質問に入る前に政府の考え方を質しておきたいと思うのであります。今松氷さんからもお話があつたような懸念でありますが、一体、この前ああいうような経過をとりました麦の統制撤廃の問題を大分今度はいろいろ苦心された点は確かに認められますが、今年の米の供出がまあ二千五百万石せいぜいだ、こういう時期に、而も国際関係はこれは私以上に政府当局のほうが国際関係なり、或いは今後相当の軍備をしなければならんというようなそういう情勢はよく知……
○片柳眞吉君 私は先ほど来の答弁を聞いておりまして、又私もこの前質問いたしまして、やはりわからない点は二重価格制の問題で、どうも政府の答弁を聞きましても果してはつきりやるのかどうか極めて不明瞭である。この点は最も法案を審議する際の極めてキー・ポイントでありますので、更にこの問題で質問はいたしたいと思つておりますが、ただ我々今審議をしておりますのは衆議院の修正案を審議をいたしておるわけであります。従つてこの解釈は勿論これは勝手であつてはならんのであつて解釈は自由では困るのであつて、これを運用するのは国会で決定した線に沿つて行政官庁が運用するわけでありますから、解釈が自由である、解釈は勝手であると……
○片柳眞吉君 衆議院からわれわれおいでを頂きまして甚だ恐縮でありますが、私から衆議院で第四條の二の第二項を改正された点につきまして、修正されました衆議院の直接の説明をお聞きしたいというように存ずるのであります。と申しますのは、この解釈につきまして政府当局からもいろいろ案を頂きましたけれども、必ずしもその解釈が明確でないのでありまして、やはり修正案を立案されたかたから直接改正の趣旨等をお聞きいたしまして、その趣旨でこの法律を運用して頂く外ないのであります。そういう意味で実はおいでを願つたわけであります。同時に私から若干の御質問をして御説明を頂きたいと存じますのは、第一は、すでに政府の原案でも買入……
○片柳眞吉君 本日は農林大臣が御出席でありますので、主として米食率の問題で大臣の御所見をお聞かせを願いたいと思います。 今度の政府提案を拜見しますると農村方面には相当細心な御配慮があると思うのですが、併し食糧管理をやる理由はやはり消費者の方面のことも考慮いたしませんとならんことは申すまでもないですが、そこで私たちが心配いたしまするのは、麦の生産関係は、今年の麦作はまだはつきりいたしませんけれども、ともかく去年の米の供出がいろいろ御努力されておりまするが、二千五百万石ぐらいしか政府の買入ができないと、又輸入外米のほうも大体計画は達成されるようなお話でありましたが、併しこれも随分無理をされて、御……
○片柳眞吉君 最初に、農業共済基金法案につきまして若干御説明を願いたいと思いますが、第一は、基金の目的なり、事業の関係が法律に或る程度明記してございまするが、この案で参りますると、十五億は政府が出資をし、あとの半分は会員が出資をいたすわけでありまするが、そこで三十億の基金では、災害の激甚な都市にはこれだけの資金では足らないというケースも相当できると思いまするが、そういう場合に、三十億で足らない場合には、この基金が適当な金融機関なり、或いは政府機関から借入れて貸すということができまするかどうか。これは必ずしも法案の上でははつきりいたしておりませんので、最初にこの基金で借入れができるかどうか、それ……
○片柳眞吉君 冒頭に私から質問したことと只今の御答弁との間で、更にはつきりしてもらいたいと思うことがあるのでありますが、私の理解するところでは、農家が現状において十五億の出資をする能力があるかどうかは、これは私は十分検討を要する問題だと思いまするが、ただこの基金の出資のほうは、保険料であるとか或いは共済掛金とはこれは性格を異にしている。要するにこれは一回だけの出資でありまするし、それから基金の用途も損害を愼補するのではなくして、あくまで各府県の共済連合会の融資に使うわけでありまするから性格は私は違うものと思うのであります。そこで私が冒頭に質問いたしましたのは、一体基金という法人の経理をする場合……
○片柳眞吉君 私も小林君の提案いたしました修正案に、枝葉末節の点では若干不満足の点がありまするけれども、大綱といたしましては、私の所見と合致をいたしますので、以下述べる理由によつて賛成をいたすものであります。特にこの麦の統制撤廃の問題は、軍に麦だけの問題ではないと私は理解をしておりまして、やがてこれは米の統制撤廃の問題にも関連をいたす問題でありますので、以下理由をはつきりいたしまして反対をするものであります。 第一は、第十国会でありましたか、勿論今回の案のほうが、大分政府においてもいろいろ勉強された跡は私は認めるわけでありまするが、併し統制を解除するという方向では、第十国会の案と方向は同じで……
○片柳眞吉君 手数料の問題で政務次官の御答弁を聞いておりますと、こういうふうに理解をしてもよろしいかどうか、米のほうは統制が続いておりまするから、これは手数料をとらない、従つて米の生産者価格が適当だとしますれば、実際米の受入検査に要する費用は消費者に転嫁される、それから麦のほうは、今度の法律案が通りましたので、政府に売つて来る分は、一応手数料はとりまするけれども、その手数料は買入価格のほうに加算してありまするから、これは生産者の負担にならない。これを換言すれば、政府に売つて来た麦の実際検査に要した費用は消費者に転嫁される、こういうふうに私は理解するのであります。即ち米は全部生産者価格が相当価格……
○片柳眞吉君 今度の改正案で償還期間が五年で利息が五分五厘、期間も大分短縮をされ、金利も上つておるわけでありますが、これで果して償還の見込みがあるかどうかですね、といいますのは、配付された資料に今までの貸付の年賦償還の收入状況調がありますが、これを見ますと、逐次回收率が落ちておるような数字が出ております。例えば二十四年度が九七一%、二十五年度が八九%、二十六年度が八三%、これを平均しても八六%しか回收されておらないのです。農家経済の一般の状況は二十五、二十六は或る程度若干の黒字は出しておりますが、最近農林省の発表でも再び赤字に転落をしておるというようなことでありますが、これは一般農家経済でもそ……
○片柳眞吉君 大臣の御答弁で大体了解をいたすのでありますが、御答弁の趣旨をこういうふうに私どもは理解をしてよろしいかどうか、お伺いしたいのでありますが、と申しますのは、この間通過をいたしました食糧管理法の一部改正案で、場合によつては食糧管理特別会計において、二重価格という関係が当然出て来るのでありまして、従来のような独立採算制一本槍という性格が崩れて参つて来ておるのでありまして、そうなつて来ると、只今の検査料の問題も、その場合に当然これは吸収して処置できるのではないだろうかという意味に理解してよろしいかどうか、それが第一点であります。 それからもう一つは、この食糧検査に要する費用をできるだけ……
○片柳眞吉君 最後に簡單に御質問いたしますが、先ほどの小林委員の御趣旨私は全面的に賛成いたしますが、ただ農地局長の答弁のように実際上現在の五分五厘の利息の引下げが困難であると、まあこれでいつて中期信用制度を確立すると、こういうようなお考えなり答弁でありましたが、そこで私はちよつとこういうような考え方がされてもいいんじやなかろうか、安く政府の資金が出ればそれに越したことはございませんけれども、五分五厘で五年以内の金融になりますれば、これは、私は或る程度現在の農林中央金庫の機能でも私は貸し得るのじやなかろうか。そうなつて来れば一般会計で歳出で落して二億数千万円の金を五分五厘の金利をとつて貸すよりも……
○片柳眞君 この繭糸価格安定法の施行令の問題に関連いたしまして、実はこの間の米価審議会で実はこれとやや似た問題が起つたのであります。私も実は大体そういう感じを持つたのですが、この間改正いたしました食糧管理法の修正案がここで通つたわけですが、その施行法令が修正案の趣旨を必ずしも明確に現わしておらん、むしろ多少歪曲されて政令化されておるという問題でありまして、審議会では本法の趣旨に準じて政令化を再検討してほしいという、実は附帯決議が出ておりまして、これは或いは今度の国会はむずかしいとしますれば別でありますが、若し時間がありますれば、食糧管理法のこの間の改正案の施行政令の関係をも一つこの委員会で検討……
○片柳眞吉君 私は今度のこの農地法案につきまして、先ず基本的な事項について数点御質問したいと思うのでございます。 第一点は、この法律の目的でありまして、第一条になるわけでありますが、この第一条の条文を読んで参りますというと、耕作者の地位の安定と農業生産力の増進を図る、これがまあ最終目的になつておるのでありますが、これで果して足りるかどうかですね、これは特に先ほどの農地制度の改革が憲法違反になるかならんかという問題ともこれは或る程度私は関連する問題だと思うのでありまして、と申しまするのは、今回の農地法案は現存の三法令を統合するということが目的でありますが、その一つであります自作農創設特別措置法……
○片柳眞吉君 関連して伺いますが、只今の三浦さんの七十一条、七十二条の関連の応答を聞いておりますと、私も多少七十二条の規定は、農地局長の答弁の趣旨はわかりますが、方法としては必ずしも適当ではないのじやないかという実は感じを持つたわけです。要するに、七十一条で遅滞なく検査をして、而も三年間或いは国から又買収されるかも知れない、或いはされないかも知れないということを検査をして、三年間宙ぶらりんでおることは、局長の答弁の趣旨とはむしろ合わんじやないか、検査したならばその結果を遅滞なく、むしろ通知をしたほうが私はいいんじやないか、これは買います、これは大体よろしいから買わないというふうに、むしろ検査の……
○片柳眞吉君 私は……。
【次の発言】 先ほど来安本の局長からも御答弁がありましたが、どうもその話を聞きますと、多少合点の行きませんのは、幹事会において、主管省である農林省が留保しておる、それにもかかわらずこれを閣僚審議会に出して、その際には勿論農林大臣も御出席でありましたが、私も長い間の役人の生活を持つておりまするが、主管省が反対しておるものを、これを閣僚審議会に出したということは、これは私はともかく手続としては、主管省がむしろこれを出すということがおかしい。それからもう一つは、農林大臣なり今畜産局長からお話がありましたが、一般の国内の酪農業には影響がないという言明がありまするけれども、実は……
○片柳眞吉君 簡単に質問をいたしたいと思います。これはこの前に島村委員からも或る程度御質問があつた事項でありますが、農地価格の問題であります。これはどうも私は今度の法案でもその点が殆んど考慮が払われておらないという感じが強くいたしたのであります。と申しますのは、従来は政府の買上価格は勿論でありますが、一般の民間売買の場合においても農地価格を統制しておつたわけであります。これを二十五年から一般の取引のほうは統制を解いているわけであります。そこで強制譲渡の場合には大体平均して反当五千円ぐらいになつております。ところが一般の民間取引は数万円になつておる。これはこの間、農地局長の説明としては、政府の買……
○片柳眞吉君 この問題で関連事項でお聞きしておきたいのでありますが、それは数日前の新聞の投書欄でありまして、新聞の名前は忘れましたけれども、接収地の隣接地帯で薪炭を生産しておる炭焼の人の投書がありまして、その附近では非常な危険があつて到底炭が焼けない。これについては殆んど政府が考慮を払つてくれないという投書が出ておつたわけであります。私は非常に尤もな記事として見たわけでありますが、接収地そのものではないのでありまするが、その附近で非常に薪炭の生産の作業ができないという問題につきまして、何か考慮を払われておりますかどうか、政府のお考えをお伺いしたい。
○片柳眞吉君 ちよつと質問してよろしうございますか。まだ確定しておらぬようですから、或いは細かいことはわからないかも知れませんが、食糧管理対策ですが、補給金が非常に殖えるということ、これは国際価格の上昇等で止むを得んと思いますが、この二百四十二億の補給金以外の繰入れの中には例の超過供出の奨励金が入つておりますか。
【次の発言】 どのくらいの單価かわかりませんか。
【次の発言】 それからこれは二百四十二億というやつはどうなんですか、いわゆる損益計算上のネットの赤字を補填するとかそういうものは勿論ですが、去年度までやつておつたようないわゆるインペントリー・フアイナンスまでやるということか、どつちな……
○片柳眞吉君 私は最近の食糧行政の状況に対しまして、三点につきまして政府当局の説明を願いたいと思うのであります。 第一点は、最近の食糧管理特別会計の運営の状況でありまするが、最近我我が聞きますると、この年度内、即ち三月までに政府は手持麦の相当量を製粉なり精麦の業者にこれを売却をいたしたいということで、関係業者に話を進めているそうでありまするが、一体従来は委託加工で製粉、精麦をやつておつたのでありますが、而も委託加工の方針は逐次延期をされまして本年の三月までは大体従来通りの委託加工でやつて参るというふうに承知をしておつたのですが、突然、かような年度内に相当量の麦を業者に売却すると、こういうこと……
○片柳眞吉君 私はこの資金運用部資金の現在のコストですね、二十七年度は郵便貯金の利子が上りますので、二十七年度の全体の資金コストが上るのじやないか、若し資金コストが上るとしますると、新らしい融資計画で利息の上るものがどれだけかという点を伺いたい。
【次の発言】 私のは、運用審議会で恐らく説明をされていると思うのですが、そこで現在の貸付金利を決定する場合の現在のコスト、並びに来年度もこの同じ計算で行なつて、来年度のコストはどのくらいになるかという点だけをお聞きしているのであります。これは恐らく審議会で説明された通りと思いますが、その運用審議会で説明された現在のコストと、同じ方法で計算した来年度コ……
○片柳眞吉君 私は簡單に最近の情勢から見て参りまして、食糧管理法の違反の問題で若干お聞きしたいと思うのであります。と申しまするのは、米のほうは或る程度取締りがされておるようでありますが、麦のほうは殆んど拱手傍観の恰好でありまして、食糧管理法が続きながら麦の横流れその他は殆んど白晝公然とされておるような状況であるのであります。これは單に食糧管理法違反というだけの問題ではないと私は見るのでありまして、恐らく今度の国会に提案されまする麦の統制撤廃の問題とも私は実態的には相当の関連を持つておるというふうに見ておるのであります。と申しますのは、今のような状況でありますると、食糧管理法が儼然として存在しな……
○片柳眞吉君 私は今年の米と麦の価格につきまして先ず質問いたしたいと思います。来年度の予算を見て参りますると、食糧増産対策費で相当の予算が計上されておりまするが、ただかんじんの米価、麦価につきましは実は十分な考慮か拂われておらないというような感じがいたすのであります。昨年の米価は御承知のように七千三十円でありまするが、今年の予算米価は七千二百十四円でありまして百数十円しか実は上つておらないのであります。而も昨年の七千三十円の米価はそれに或いは供出完遂の奨励金の千円でありまするとか、或いは問題の超過供出の奨励金の二千円というものを見て参りますると、実は七千三十円に或る程度加わつたものになりまする……
○片柳眞吉君 私は昨日の御説明で、防衛水域の問題で、これは私の主観が多少入るかも知れませんが、こういうような趣旨が国連軍の解釈にないかという点でございますが、と申しますのは、防衛水域の性格は昨日の御説明でも必ずしもはつきりしておらん。言葉を換えますれば、日本の漁船等が絶対に入つてはいかんという区域はないというふうに理解できると思うのですが、そうなつて来ますると、仮に或る危険を冒してこの水域に入つて操業しておる最中に、不幸にも向う側は積極的には拿捕はしないというようなことでありますけれども、不幸にも軍事行動等の結果、日本の漁船が具体的な損害を受けたという場合においては、この防衛区域の中でそういう……
○片柳眞吉君 これは「相当」や「多大」という頗る字句の問題になりますが、むしろ私の見るところでは、要するにその防衛水域の性格というものが不明瞭なんだね。そういうところから、今入つともいいし、入つてどうなるか、要するにわけのわからんというところにあるので、そういうふうな不安は私はあるのじやないかと思う。「多大」というのはちよつと私は強い感じもするので、これは「相当」でも「今なお」でも、どつちでもいいんですが、(笑声)要するに性格がはつきりせんというところに対外折衝に万全の措置を講ずべきだと思う。これをいかんというのではない。だからその性格なりをクリヤーにするということが、むしろあれで、「万全の措……
○片柳眞吉君 ちよつと一つお伺いしたいのですが、鯨油の買入という問題を政府で考えておるようですが、これは農林委員会でたしか前の小笠原大臣からもそういう説明があつたんです。が、その鯨油の買入ということになると、まあ新らしい特別会計を作るのだと思いますが、まあそれ以外に菜種であるとか甜菜糖とかいういろいろなものが入つて来るわけですが、ところが鯨油の買入れという問題は、やはり水産政策の一つの大きな根本に触れて来る問題だと思うのですが、この予算はこれじやちつとも出ておりませんですが、この予算に出て来るか、水産庁でないとすると、外局である水産庁が他の部局に置かれた特別会計との関係とどんなふうになりますか……
○片柳眞吉君 木下源吾議員と林専門員と私は去る一月十五日東京を出発いたし、翌十六日は三重県、十七日は愛知県でそれぞれ県の係官及び水産団体代表、県会議員等約四十名の参集を求めまして会議を開き、地元の実情を聴取いたしました。その会議におきまする地元の発言は誠に熱心なものでありまして、いずれも所定の時間が足りなくて意を尽し得ない点は、会議後に個々に話を聞くといつたような有様でありましたが、地元のこれら熱心な要望を通じまして、我々が大ざつぱに印象ずけられましたことは、最近日本の沿岸漁業があらゆる面において行詰り、漁民自体がどうしていいかその帰趨に迷つておる、どこにも暗い面ばかりで、積極性が殆んど見受け……
○片柳眞吉君 私も今の木下委員の質問に関連しまして、いま少し明確にしておきたい点があるのですが、この平年の漁業による所得という考え方ですが、今までの御答弁で私が理解しますのに、こういうふうに理解していいかどうか。と言いますのは、漁業による粗収入から、油であるとか、その他現金支出を控除したものを、これを大体平年の漁業による収入或いは所得と、こういうふうに私は説明を理解しているのですが、その点間違いはありませんか。
【次の発言】 それでさつき木下さんが引例されておりました、平年の今言つた所得は一万円である。ところが漁業制限で所得が八千円減つた場合に、それをまるく見る、こういうことでありましたが、さ……
○片柳眞吉君 この算式につきましては了解いたしました。今の木下さんの質問と同じ点で補足して質問したいと思うのですが、この第一の漁業者に対する補償の場合も、平年粗収入というと、これは漁業制限の起る前のやはりこれは収入ということになると思いますね。ですから初年度あたりは時間のずれが余りありませんから、インフレなりデフレなりの影響というものが大したことはないと思います。これが二年、三年たつて参りますと、数年前とその年との間に例えば非常にインフレがあつて、魚価が上つておるということになりますると、やはりこの間に非常に不公平が起きはせんだろうか。ですから例えば米あたりでやつておるような原単位計算というよ……
○片柳眞吉君 前回までの質問で、補償の算定方式は大体了解いたしましたが、ただその算式で計算された八〇%をするという問題は、これは私はどうしても理解がしがたいわけであります。法案の第一条第三項においても、「第一項の規定により補償する損失は、通常生ずべき損失とする。」と書いてあつて、例えば法案が、通常生ずべき損失を基準として定めるとか何とかあれば、これは八割とか、九割とかいうような、成る程度のその間にニューアンスが出ると思いますが、はつきり「通常生ずべき損失」ということになつておりますると、計算された損失額の八割では、これは私は納得しがたいと思うのであります。特にこの前も申上げましたように、第五条……
○片柳眞吉君 私は本法律案に希望を二、三付けまして賛成をいたします。 希望の第一は、今日まで政府当局とり質問において、法律の条文につきましては、その事業の経営上損失を蒙つたきは国がその通常生ずべき損失を補償する、こういうふうにはつきり書いてありますが、政府の説明で聞きますると、この通常生ずべき損失が平年粗収入から必要経費を控除した金額の八〇%を補償するという説明でありまするが、これは私は質問の際にも申上げましたが、これは理解できないことであつて、これはやはり平年粗収入から必要コストを引いた金額を私は補償することが正しいというふうに考えておりますので、そういうラインで一つ政府当局は更に再検討い……
○片柳眞吉君 私は細い点でございますが食管特別会計のことについて御質問したいと思います。先ほどの主計局長の御説明で四月、五月内地米が大体二十万石、それから外地食糧が総計六十六万トンぐらいになると思いますが、実は相当の数量が予定されていますが、それにもかかわらず食管の予備費が二十億六千百万というようなものを組んであるわけであります。多少何かバランスを失しているような感じを持つのであります。特にこの予備費が二十億六千百三万六千円というような細い数字が出ておりますので、先ずその関係を一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 予備費を内地米の二十万石以上に買うという引当でありますれば、大体了解をいた……
○片柳眞吉君 麦の統制撤廃後の、月別で結構でありますが、一般の麦製品の価格の調べがありましたら頂きたいと思います。これはできますればブロツクに分けまして、九州であるとか、関東であるとか、それから、東北、北海道というふうにブロツク別に分けて、各月の麦製品の最終価格の調べがありましたら御提出を頂きたいというのが要旨でございます。それに関連いたしまして、私が最近聞きましたことによりますると、東北なり北海道方面では非常に麦、或いは精麦であるとか、そういう麦製品の入手が困難であるというような情報を聞いておるのであります。更に具体的に申しますると、例えば北海道におりまするところの保安隊等では、現地ではなか……
○片柳眞吉君 私は時間もありませんので、問題を整理いたしまして、総理に御質問申上げたいと思います。 第一は、これは衆議院におきましてもいろいろ問題になつた点でありますが、国庫の剰余金の使い方につきまして総理の考えをお聞かせ願いたいと思うのであります。これは財政法の規定もあるようでありまするが、前年度からの剰余金が約四百五十億、それから今年の剰余金はまだわかりませんけれども、或る程度のやはり繰越金ができるというような情勢に聞いておりまするが、国民経済が非常に豊かであつて、税の負担も軽いというような時期でありますれば、或いは前年度の余剰金を翌々年度に繰越すということもこれは私は結構と思つておりま……
○片柳眞吉君 私は先ず最初に繭糸価の安定につきまして、これは大蔵大臣と農林当局に御質問をいたしたいと思いますが、繭糸価の安定施設法が通りまして、すでに運用といいまするが、実施をされておりまするが、この関係で一般合計から三十億繰入れをいたしまして、こういう点はこの予算委員会でも国家資金の合理的な使用をやり、或いは財政支出の重点的使用という問題がしばしば議論されておりまするが、そういう点から考えて参りますると、実は三十億の一般会計から繰入れをしておりまするけれども、幸か不幸かこの法律が施行されてから生糸は上る一方でありまして、従つて貴重なる三十億の金というものが実は特別会計の中で遊休して資金運用部……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
これより議事に入りますが、先ず理事の互選を行いたいと思いますが、その方法は如何いたしましようか。
【次の発言】 只今の横川君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして私から理事を指名いたします。長谷山行毅君、宮本邦彦君、白井勇君、小林亦治君の四人のかたがたにお願いをいたします。
【次の発言】 次に調査承認要求に関する件についてお諮りをいたします。お手許に配付してありまする農林政策に関する調査承認要求書を議長の承認を求めるために提出いたしたいと存じまするが、御異議ございませんか。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開きます。
理事の補欠互選の件はあとに廻しまして、去る二十六日予備審査のため内閣から送付され、当委員会に付託せられました農業災害補償法の一部を改正する法律案を議題に供します。
先ず政府から提案理由の説明をいたします。
【次の発言】 本法律案の審議は後日に譲りまして、次に一昨二十七日衆議院から提出せられ、本委員会に付託せられました農業災害補償法の臨時特例に関する法律案を議題に供します。
先ず提案者の金子與重郎君から提案理由の説明をお願いいたします。
【次の発言】 只今から質疑に入ります。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。 開会前の理事会におきまして、今後の議事予定について別紙再開国会参議院農林委員会議事予定の通り協議決定いたしましたので、今後の議事は原則としてこの予定に基いて進めることにいたしますから、御了承を頂きたいと思います。 農林大臣はまだ本会議の都合で御出席が遅れるそうでありまするから、最初に只今御陳情もありました西日本の雨水害対策につきまして御協議を頂きたいと、こういうふうに考えております。先ず政府のほうから今回の雨水害の被害の状況並びに政府における救済及び復旧対策について説明を頂き、続きまして今後の措置について御協議を願いたいと思いま……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
先ず過般の凍霜害の件を議題に供しますが、最初に先般の議員派遣によりました凍霜害の現地調査につきまして、各班から御報告を願いたいと思います。第一班の群馬県の分につきましては、北委員からお願いいたします。
【次の発言】 次に第二班につきまして、白井委員から御報告を願います。
【次の発言】 以上の報告につきまして、何か質疑がありますれば御発言を願います。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 何か政府に御質問ございませんか。
【次の発言】 ちよつと関連してですが、この前の委員会では五等麦は買うが、等外は食糧管理法では買えません。食糧にならな……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
本日は臨時硫安需給安定法案及び硫安工業合理化及び硫安輸出調整臨時措置法案につきまして御審議を願います。前回に続きまして質疑に入ります。
【次の発言】 只今河野委員から前回の経過についての御発言がありましたが、政府当局からその後検討されました需給計画を御説明願います。
【次の発言】 農林大臣の御出席は、明日はほかの問題もありますから、要求しておきます。
【次の発言】 政府から御答弁がないようでありますから、そういうことで御了承願います。
この際お諮りをいたしたいのですが、この委員会は明日、明後日の日程もございますが、他の案件も……
○委員長(片柳眞吉君) 只今より農林委員会を開会いたします。
先ず六月二十日、内閣から予備審査のため付託せられ、昨二十五日衆議院を通過いたしました市町村農業委員会の委員及び都道府県農業委員会の委員の任期延長に関する法律案を議題に供します。先ず提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 農林経済局長から補足的な説明があるそうですから、御説明を願います。
【次の発言】 只今農林経済局長から御説明がありましたような事情でありますので、甚だ急ぎまして恐縮でありまするが、今日採決をいたしまして、本会議に上程するように取計らいまして御異議ありませんか。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開きます。 本日は昭和二十八年産米価格の件、昭和二十八年稲作等の作況及びその対策の件並びに合成米の件を議題といたしまして、委員会散会後議員食堂において合成米の試食を行い、続いて千葉市の合成米工場を視察いたす予定であります。 なお昨日の委員会におきまして、肥料の問題につきまして、河野委員から農林大臣に対する質問が保留せられておりますから、これも時間の余裕がありますれば追加する予定であります。非常に日程が詰つておりますし、又午後は一時半頃ここを出発する予定でありますから、そのお含みで一つ御審議を願いたいと思います。 農林大臣は閣議が終りますれば出席……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
第一に、議員派遣報告を議題に供します。派遣議員の報告をお願いいたします。第一班上林委員。
【次の発言】 第二班清澤委員。
【次の発言】 (第二班雨森常夫君。
【次の発言】 只今御報告がありましたが、この問題は一昨日大体懇談会でもいろいろ御相談をしておりまするが、なお何か右の報告或いは政府に対して御質疑がありますれば御発言を願います。
【次の発言】 大蔵省の関係官を呼んでおるそうです。
【次の発言】 一昨日の懇談会で、非公式ではありましたが、農林省の今考えております予算措置については御説明があつたわけであります。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開きます。
農業改良局長が見えておりますので、議題に追加をいたしまして、河野委員から、本年産の種馬鈴薯の品質保持の点について質問を求められておりますので、先ずこの問題を議題とします。
【次の発言】 私から種「いも」の問題で、北海道に視察に行つて特に感じた点でありますが、先ほど河野さんから言われたように、種「いも」が食糧用のほうにどんどん流れるという状況であります。そこで農林省で今年の凶作対策として、来年の麦なり、馬鈴薯を増産するというふうに当然なろうと思いますが、早く手を打たないと、折角の種「いも」が確保できないという事態を痛感して参りました。この……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
第一に、昨日の上林委員の動議にかかつておりまする昭和二十八年五月下旬から六月上旬に亙る西日本における雨水害対策に関する申入の件を議題に供します。
昨日の上林委員の動議について御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。動議は成立いたしました。従いまして、この決議を早急に政府に申入をいたします。
【次の発言】 次に去る六月二十二日、内閣から予備審査のため提出されました農業委員会法の一部を改正する法律案、これにつきまして政府から提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 本法律案の審議は後日に譲ります。
━━━━━……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
先ず先般来作況調査のため現地調査をお願いいたしましたので、各班から順次御報告を願いたいと思います。第一班白井委員からお願いいたします。
【次の発言】 それでは今の保温折衷苗代は冷床苗代ということになりますからお願いいたします。
第二班につきまして松浦委員から…
【次の発言】 次に第三班の御報告を願います。
【次の発言】 第四班の宮本委員にお願いいたします。
【次の発言】 委員会はこれで休憩をいたしまして……。
【次の発言】 冷害対策の議事の進行につきましては午後御懇談いたしまして、今森田委員の御要求のように農林省以外の、例えば大蔵省……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開きます。
第一に、開拓融資保証法案を議題に供します。この法律案につきましては、昨日提案理由の説明を聞きましたので、本日ば先ず法律案の内容、参考事項等について政府から説明を荒願いいたします。
【次の発言】 それではこれから質疑に入ります。
【次の発言】 私から一点御質問したいのですが、これはこの間清澤さんと一緒に現地視察に参りましたときに、この間清澤委員からも御報告があつたのでありますが、干拓地に入つておる開拓者の事情でありますが、岡山県の第七号地とか言つておりますが、これは干拓がまだ完了しておりませんが、ほぼ完了に近付いておる数百戸の農家がそこに住居……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。 農林委員に変更がございましたので、すでに御承知のところでありまするが一応御紹介申上げます。十月九日付で鈴木強平君に代りまして野本品吉君が、又十月二十日付で小林亦治君に代つて、まだお見えになつておりませんが、天田勝正君が農林委員に就任いたしました。御紹介をいたします。 昨日に続きまして冷害対策の件を議題といたします。昨日は官房長等から冷害対策の総括的説明を聞いたのでありまするが、本日は更に各局別に詳細に説明を聞き、御質疑を願いたいと存じます。現在出席されておりまするかたは、畜産局長と官房の総務課長でありまするから、先づこの二人の事項に……
○委員長(片柳眞吉君) それではこれより委員会を開会いたします。
先ずと畜場法案に関する件を議題に供します。本法律案は去る六月二十五日衆議から送付され、厚生委員会に付託されたのでありますが、この法案は厚生的見地からこれを見ることは当らんと思うのでありまして、畜産物の流通改善或いは畜産物の取引に至大の関係があると思うのであります。その意味で厚生省当局から本日は御説明を願いたいと思うのであります。今提案理由の書いたものを取寄せ中でありますからちよつとお待ち下さい。それでは厚生省公衆衛生局環境衛生部長楠本正康君。
【次の発言】 畜産局長がおいでですが、本法律案は畜産業にも重大な関係がありますので、……
○委員長(片柳眞吉君) 主税局関係はもう御質問ございませんでしようか……。それでは理財局関係について……。
【次の発言】 速記を止めて下さい。
午後三時二十五分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 承知いたしました。ちよつと速記を止めて下さい。
午後三時四十六分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。
それでは先ず私から農林大臣に大体の委員会の意向を体しまして御質問なり、意見を申上げて御回答を願いたいと思います。
昨日の閣議で補正予算の輪郭も大体きまつたようであります。本年の冷害等による農家の収入減は、これはまあいろいろな見方がありますが、都道府県側の……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
先ず開拓融資保証法案を議題にいたします。本法律案につきまして、引続いて御質疑がありますれば御質疑を願います。
【次の発言】 只今河合委員からの御要求如何でしようか。
【次の発言】 大臣に私から補足して申上げまするが、この河合委員から御質疑があつた点であります。現在の開拓者に対する肥料資金等の営農資金は日歩二銭六厘でいたしているわけであります。ところが一般農業手形の資金は二銭五厘であります。従来も農家経済はむしろ非常に苦しいにもかかわらず、開拓者の営農資金のほうが高いという現状である、今回開拓融資保証法案を政府から提案になりました。正確……
○委員長(片柳眞吉君) これから委員会を開きます。
昨日に引続きまして冷害対策の件を議題にいたします。本日は、先ず農地局長が見えておられますから、今回の冷害対策についての農地局関係の説明を求めまして質疑に入りたいと思います。
【次の発言】 なお御質問があろうかと思いますが、時間の都合もありますので、次に松浦委員等からの御要求で、農林中央金庫側の出席を求めておりまして、只今農林中央金庫の小野理事と、沼部審査部長の御両名が出席されておりまするから、営農資金その他につきまして御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 関連いたしまして……。基本の条件として凶作で余裕金というものが、普通であればこれか……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
最初に、去る六月三十日付を以て当委員会から政府に申入をいたしました昭和二十八年五月下旬から六月上旬に亘る西日本における雨水害対策に関しまして、農林当局からその経過の報告をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 江田さんから委員外の発言がありますがよろしうございますか……。御異議ないと存じます。どうぞ。
【次の発言】 この問題は、そうしますと、本日はこの程度で打切つて、又後日審議をすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないようでありますから、本日はこの問題はこれで一応終ります。
━━━━━━━━━━━━━
○委員長(片柳眞吉君) 如何でしようか、御質問もあろうかと思いますが、予算のほうも続けて説明して頂きたいと思います。
【次の発言】 ちよつと申上げますが、一応資料を、この間農業改良局の推算しました資料はお手許にあろうかと思いますが。
【次の発言】 営農資金は、この前では……。
【次の発言】 これは百五十億でやらしたのはどういうのですか。
【次の発言】 予算の点から律しようというだけなのだから、予算の財源では余り節減できないので、こういうところへ来たというのは、何か頗る不親切のような感じをちよつと受けるのですがね、まあどんどん出すということなら別だが、併しまあ予算に関連して来るので……、皆さんも……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開きます。
最初にお諮りいたします件は、先日小林委員が委員を一時辞任せられ、理事が補欠のままになつておりますので、その補欠互選でございますが、成規の手続を省略いたし、委員長から指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、私より指名をいたします。小林亦治君に理事をお願いいたします。
【次の発言】 次に議題に追加になりまするが、国際小麦協定を修正更新する協定の受諾について承認を求めるの件を議題といたします。
本件につきましては、去る七月八日外務委員会と連合審査を行なつたのでありますが、この際本件に関連して外務委……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
先ず農業災害補償法の一部を改正する法律案を議題にいたします。ちよつと速記を止めて。
【次の発言】 それでは速記を開始して下さい。
本法律案についてなお御質疑がありますれば御発言を願います……。別に御発言がなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ありませんか。
【次の発言】 それではこれより討論に入ります。御意見のおありのかたはそれぞれ賛否を明らかにしてお述べを願います。なお修正意見がございましたら、修正案文及びその修正理由を討論中にお述べを願います。
【次の発言】 他に御発言はございませんか。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
先ず日程に追加いたしまして、林野庁職員の賃金改訂及び増額に関する件を議題といたします。本件につきましては、去る七月十三日の委員会において問題となつたのでありまするが、この件につきまして、更に清澤委員から発言を求められております。
【次の発言】 清澤委員に……。それは当然私も賛成でありますが、大体この問題はまだ初めてのかたも多いと思いまするから、労働組合からの要求の概略なり、今日までとつた経過も併せて当局から説明を願うようにいたしましたら如何でしようか。
【次の発言】 これは昨年から御承知と思いまするが、一般の公務員とは別に、林野庁の現……
○委員長(片柳眞吉君) 只今より農林委員会を開会いたします。 最初に林野庁職員の賃金改訂及び増額に関する件を議題に供します。この件につきましては、昨日の委員会で政府に申入を行うのとになつておりますので、先ずその案文を朗読いたします。 案 昭和二十八年七月十七日 参議院農林委員会 農林大臣 保和 茂殿 大蔵大臣 小笠原三九郎殿 林野庁職員の賃銀改訂及び増額に関する件 かねて林野庁当局と全林野労働組合との間に交渉中であつたこの件について、去る六月二十六日調停案第三号を以て公共企業体等中央調停委員会から調停案が提示せられその受諾が勧告せられている……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開きます。
最初に特定中小企業の安定に関する臨時措置法の一部を改正する法律案、この件を議題にいたします。ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。この件につきましては、先ほどの御懇談で朗読いたしましたような申入れをいたすことに決定いたしまして御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取計らいます。なお農林大臣は予算委員会で、只今出席がどうしてもできませんので、政務次官が出席をされましたので、御質疑があればお願いいたします。
【次の発言】 他に政務次官に御質問ございませんか……。それでは先ほど申上げましたが、……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。先ず農林漁業組合連合会整備促進法案を議題といたします。前回に続きまして質疑を願います。
【次の発言】 私からちよつと質問したいと思います。白井君の質問に関連するのですが、この法案を見て行くと、金融機関が持つておる既往の債務ですか、債務の条件緩和、それに対して利子を補給する、而も十カ年以内に固定債務を全部整理をしなさい、或いは持つておる欠損は十年以内に全部補填をしなさい、こういうことになつておるわけですね。そうすると、既往の債務は確かに条件が緩和されて、借りている経済連なり、単協は勿論楽にはなりますけれども、私はそれだけではとうも整備が促進……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
最初に農産物価格安定法案を議題といたします。本法案は衆議院議員足立篤郎君ほか二十三名によつて提案せられ、去る七月十八日予備審査のため本院に送付、当委員会に付せられたものであります。先ず提案理由の説明を求めたいと思います。
【次の発言】 本法案の質疑は次回に譲りたいと存じます。
【次の発言】 それからち士つと申上げますが、足立篤郎氏は本会議で何か説明があるそうでございますから、資料の御要求がありますれば、書面で委員長のお手許へお出しを願いますれば、私のほうで提案者なり、或いは政府に至急連絡をいたします。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
先ず農産物価格安定法案を議題といたします。本法案については昨日提案者から提案理由を聞いたので直ちに質疑に入りたいと思います。なおこの法案は昨日衆議院を通過いたしまして当委員会に本付託となつておりますことを申上げておきます。なお発議者を代表して衆議院議員足立篤郎君が見えております。その他食糧庁からは今出席を督促いたしております。
【次の発言】 これは細かく言いますれば、あらかじめ御質問の予定をとつて、時間を切つて質問をするのが望ましいと思いますが、従来の農林委員会においては、少くともそういうことをした例もございませんので、大体皆さん方の……
○委員長(片柳眞吉君) それでは農林委員会を開きます。
先ず農産物価格安定法案を議題といたします。昨日河野委員から本法律中について懇談の機会を設けるよう申出がありましたので、暫時質疑をいたしまして適当の機会に懇談に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは適当な時期に懇談に入るといたしまして、引続き質疑を願います。なお食糧庁長官は出席されておりまするが、提案者の足立篤郎君は間もなく見えるそうでありまするから、差当り政府当局に御質問をお願いいたします。
【次の発言】 ちよつとお諮りしますが、野溝議員から委員外発言を特に求められておりますが、時間の御都合もあることでござい……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開きます。
議題に追加をいたしまして、今回政府から提案になりました硫安工業合理化及び硫安輸出調整臨時措置法案の取扱方について御相談を願いたいと思います。この法案は通産委員会に付託になつておりまして、当委員会には臨時硫安需給安定法案がかかつておりまするが、硫安工業合理化及び硫安輸出調整臨時措置法案は農林運輸両省に関係する問題であり、且つ又臨時硫安需給安定法案と非常に密接な関係がありますので連合審査の要求をしてはどうかと思いまするが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは連合審査の申入をいたします。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
最初に農業機械化促進法案を議題といたします。本法律案は去る二十二日予備審査に着手いたしましたが、二十九日衆議院において一部修正議決の上本院に送付、当委員会に付託せられたものであります。本案につきましては、昨日の委員会の話合の通り、本日質疑を終りまして討論採決に入りたいと思いまするが、なお御質疑のあるかたは御発言を願います。
【次の発言】 ちよつとお諮りしますが、まだいろいろ御質疑があるようでありますから、この点……、実は農産物価格安定法案で農林大臣の出席を求めておりますが、他に所用がありますので、今すぐであればよろしいというわけで……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開きます。
最初にお諮りいたしますが、臨時硫安需給安定法につきまして、通商産業委員会から連合委員の申入れがありましたが、これを受けることにいたしまして御異議ございませんか。
【次の発言】 質問時間に制限を加えないことにするのですか。
【次の発言】 そのつもりで私も考えております。それではこれを受けることについて御異議ありませんか
【次の発言】 それは何日にどういうふうにやるかは、これは向うと連絡をとりたいと思つております。すでにこちらからの申出は好意を以て受諾しておりますので、それとの均衡上から向うのを蹴るというのも妥当でないと思いますので、やはり……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開きます。
先づお諮りをいたしますが、昨日農林中央金庫江沢副理事長の発言中、金庫経理の機密に属する点について、同君の希望により、速記録から削除せられたいという申出があり、削除個所は委員長に一任するという希望がありましたが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう取計らいます。
【次の発言】 次に、畑地農業改良促進法案を議題といたします。本法律案は七月二十八日衆議院議員金子與重郎君ほか二十四名発議、予備審査のため提出され、去る二十九日衆議院を原案通り通過、同日本委員会へ本付託となつております。先ず提案理由の説明を求めます。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
日程に追加をいたしまして、国有林野の払下問題について、かねてから小林委員から質疑の要求がありますので、この問題を議題といたします。小林君。
【次の発言】 次に請願及び陳情の件を議題といたします。当委員会に付託されましたものは、請願が七十六件、陳情が三十五件であります。一昨日御了解を得ました通り専門員の側におきまして予備調査を了しておりますので、予備調査の結果を報告をいたしまして採否をおきめ願いたいと存じます。速記を止めて下さい。
午前十一時二十一分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。それでは午前の委員会はこれで休憩い……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開きます。 最初にお諮りをいたしたいことは、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案が近く議員提出で提案される予定でありますが、改正の個所は漁船の建造等に要する資金を融資の対象として拡張するということが法律案の骨子のようであります。そこで水産委員会と当農林委員会とどちらで審議をすべきかという点でありまして、理事会の御相談の結果は、漁船の建造等の資金ではあるが、併し資金全体の枠にも影響があり、又他の農林業等との資金の條件等との比較から申上げなければなりませんので、今回限りは水産委員会でやつてもらつて、それに対して当委員会が連合審査をいたすということで……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。
本日は農業災害補償法に基く家畜共済の臨時特例に関する法律案を先ず議題といたします。本日はこの法律案につきまして参考人の意見を求めることになつております。参考人は昨日も申上げました通り次の通りであります。社団法人日本畜産会事務局長横地敬二君、社団法人日本獣医師会常務理事小松純之助君、農業共済再保険審査会審査委員清澤光躬君。以上の五名でありまするが、最初に横地敬二君の意見を求めます。
【次の発言】 御質問はあとで一括お願いすることといたしまして、続きまして日本獣医師会の常務理事の小松さんにお願いいたします。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。 本日は、参議院規則第三十七条によりまして、本会議の会議中は委員会も開くことができないということになつておりますが、並行して会議を開くべく議長に申請いたしましたけれども許可されませんでしたので、只今休憩に入りましたので委員会を開いた次第でざいます。御了承を願いたいと思います。 最初に水産委員会との連合委員会の日取の件を議題といたします。農林漁業金融公庫法の一部改正法案が水産委員会に付託されておりまするが、これは当委員会とも連関がありますので、過日のお打合せの通り、連合委員会を開くことにいたしたいと思うのでございます。明日十時から連……
○委員長(片柳眞吉君) 松浦委員に申上げますが、肥料関係法案も当委員会で審議しておりませんし、それから農地改良促進法案もこれは審議に入つておりませんし、大臣に対する質疑は山ほどあると思いますので、会期末でありますので、ちよつともう一点農林大臣に対する御質問だけに限定いたしまして成るべく簡潔にお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 先ほど申上げましたように、議案が大分山積をしております。会期も大分切迫しておりますので、成るべく一つ大臣に対する質問を……。
【次の発言】 大臣に対する御質疑はまだあると思いますが、ほかの議案もありまするから、これで打切りたいと思いますが、御異議ありませんか。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
暫時休憩いたします。
午前十一時九分休憩
【次の発言】 委員会を再開いたします。
議題に追加いたしまして、化成肥料の点を御審議願います。前回に続きまして河野委員から本件について発言を求められております。
【次の発言】 ちよつと申しますが、あと二、三分で通商条約の記名投票があるそうですから、御承知おき願います。
【次の発言】 暫時休憩をいたします。
午後三時四十八分休憩
○委員長(片柳眞吉君) 農林委員会を開きます。
最初に清澤委員が農林委員を辞任されまして江田さんが農林委員になられましたが、その関係で農業災害補償制度の小委員が清澤委員の辞任で欠員になりましたが、如何いたしますか。
【次の発言】 それでは委員長から指名いたしまして御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、江田委員を小委員に指名いたします。速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。農業協同組合法の一部改正法案及び農業委員会法の一部改正法案に関連いたしまして北委員から発言を求められております。
【次の発言】 日付は会期の最終日の十日としたほうが……。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
お諮りいたしますが、臨時硫安需給安定法案は従来から審査を行なつて参りましたが、会期も最終日となり、これが会期中の成立は困難となりましたので、本院規則第五十三条によりまして、本審査の閉会中の継続審査要求書を提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の案文等は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次にお諮りいたします件は、農業災害補償制度の調査の件でありますが、この件……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
農林故郷に関する調査についてこの際お諮りをいたします。本件につきましては、閉会中調査を進めて参りましたが、その内容は広汎多岐な諸問題に亙り、未だ調査を完了するに至つておりませんが、参議院規則第五十五条によりまして調査報告書を提出いたすことになつておりまするから、これを提出いたしたいと存じます。御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
未了報告書の内容につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
次に、委員長……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開きます。
本日は公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件(国有林野事業)関係を議題といたします。先ず本件審査の前提として、本日は一般林野及び林政等の現状、特に国有林野及びその管理等の現況につきまして林野庁当局から説明を聞くことにいたします。林野庁長官と林野庁の業務部長が本日は見えております。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後四時三十一分散会
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
最初にお諮りをいたしまするが、昨日選任いたしました農業災害補償制度に関する小委員中、白井委員が小委員を辞任したいとのお申出がありますが、これを許可することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、その後任に清澤委員を選定いたしたいと存じまするが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、さよう決定をいたします。
【次の発言】 次に、昨日の理事打合会の結果によりまする本会期中の当委員会の議事の進め方につきまして御報告をいたします。お打合の結果、こういうようなことでやつて行きたいと存じます。……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
最初にお諮りいたします。理事が一名補欠になつておりますので、その互選を行いたいと思いますが、その互選は成規の手続を省略いたし、委員長が指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、委員長から指名いたします。戸叶武君にお願いいたします。
【次の発言】 次に、市町村農業委員会の委員及び都道府県農業委員会の委員の任期延長に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本法律案は、去る十月三十一日内閣から閣報第六号を以て予備審査のため送付され、同日当委員会に付託されたものであります。先ず……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
最初にお諮りいたしたいのでありますが、河野委員から最近の肥料事情について、いろいろな情勢の変化が起きておるということであります。そういう意味で午後の委員会に全購連の理事又は肥料部長を参考人として出席を求め参考意見を聞くことにいたしたいと思いまするが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、さように取計らいたいと思います。なお農林省側からは局長が来られないそうでありますから、肥料課長の出席を求めております。
【次の発言】 次に、昨日に引続きまして昭和二十九年度農林関係予算の件を議題といたします。昨日説明があり……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
前回に続きまして、昭和二十八年における冷害による被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案を議題といたします。先ず佐藤委員の御要求によりまして、大蔵省の主税局税制第一課長が出席をされておりまするから、先ず佐藤委員から御質問をお願いいたします。
【次の発言】 他に御質問ありませんか……。それではこれで休憩いたしまして、午後は一時から開会いたします。
午前十一時五十六分休憩
【次の発言】 それでは委員会を再開いたします。
前回の委員会で開拓者融資の金利の問題につきまして本日審議をいたすことになつておりますので、本日は農林省……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
最初に、この前の国会で当委員会で冷害関係三法律案の採決の際行われました附帯決議に従いまして、冷害関係三法律の政令の内容及び冷害関係の予算の配分なり、営農資金等の配分の内容等について農林当局の説明を求めることにいたします。
【次の発言】 他に御質問ありませんか。
【次の発言】 只今の件は官房長でよく大蔵省と交渉し、その経過を適当な機会にもう一遍一つはつきり重ねて御説明を願つたらどうでしよう。
ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
次に公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。 参議院の決算委員長から農林委員長宛災害復旧費等の効率的使用に関する申入がありましたから、お伝えをいたします。申入を朗続いたします。 災害復旧費等の効率的使用に関する要望書 本決算委員会は、決算の審査にあたり、年々批難事項増大の傾向があり、特に災害の復旧費等においては、不当使用の甚だしいものがあるのを遺憾としている。仍つて、政府は、今次災害の復旧費等の使用に当つては、その効率的使用に充分意を用いて、遺憾のないよう努むべきである。 昭和三十八年十一月四日 参議院決算委員長 東 隆 内閣総理大臣吉田茂殿 以上であ……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開きます。
公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議題を求めるの件(国有林野事業)を議題といたします。本日は林野庁当局及び全林野労働組合からそれぞれの意見を伺うことにいたします。先ず全林野労働組合の説明を求めます。全林野労働組合中央執行委員長妹尾敏雄君。
【次の発言】 有難うございました。御質問があろうかと思いまするが、それはあとにいたしまして、林野庁当局の説明を求めます。
【次の発言】 両君の説明はこれで終りましたが、御質疑があれば御質疑を願います。
では私から数点お伺いしたいのですが、この政府からの議決を求める件の事由として、給……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。 先刻の理事打合会の結果を御報告いたします。お打合せの結果、第一点は、問題になつている開拓営農資金の金利の問題でありまするが、この点につきましては、一応委員長におきまして、農地局長、農林中央金庫と相談をいたしまして、できるだけこの問題を円満に処理いたしたい意味で、今少しく一つ委員長にそういうような処理をすることに御了解を得たわけでありまするから、今少しく最後の措置につきましては、お待ちを頂きたいと思います。 第二は、農業委員会委員の任期延長の法律案の件でありまするが、これはすでに御承知のように、衆議院で全会一致で通つて本付託に……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
最初に、昭和二十八年における冷害等による被害農家に対する米麦の売渡の特例に関する法律案を議題といたします。本法律案は、十一月六日政府原案通り衆議院を通過して、同日当委員会に本付託となりました。本法案に対しての質疑は予備審査の際大体終つておると存じまするが、なお質疑がございますれば続行願いたいと思います。
【次の発言】 御質疑もないようでありますから、引続いて農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本法律案は、十一月六日衆議院を政府修正案通り通過して、同日当委員会に本付託となつたものでありますが、質疑は予備審査の……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
先刻の理事会におきまして、今国会中における当農林委員会の予定をお手許にお配りした予定表のように決定いたしましたから協力をお願いします。
次に、農林政策に関する調査及び食糧政策に関する調査についてお諮りいたします。本件につきましては閉会中調査を進めて参りましたが、未だ調査を完了するに至つておりませんが、参議院規則第五十五条によりまして調査報告書を提出いたすことになつておりますから、これを提出いたしたいと存じます。御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
未了報告書の内容につきましては、委員長……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
最初にお諮りいたしたい件は、本日肥料の件につきまして全国購買農業協同組合連合会肥料部長島田日出夫君を参考人として出席を求め、参考意見を聞きたいと存じまするが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取計らいます。
【次の発言】 次に、過般松浦委員からの御発言もございましたが、冷害対策功労者顕彰につきまして、農業改良局長から発言を求められておりますから、お聞き取りを願います。
【次の発言】 先ほどの河野委員の委員長に対する御要望は了承いたします。
【次の発言】 次に、農林政策に関する調査といたしまして肥料の件を……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
先ず農林政策に関する調査といたしまして風水害対策の件を議題にいたします。去る第十六及び第十七回国会におきまして成立いたしました風水害対策関係諸法規に関する政令の問題が不解決だつたそうでありまして、風水旨緊急対策特別委員会の消滅に伴いまして、農林関係につきましては、本日小委員会において審議いたしたいと存します。先ず政府当局から説明を願います。
【次の発言】 今御説明になりました施行令につきまして御質問があれば御質疑を願います。
【次の発言】 そうすると、私からも、今河野さんの御質問で、この風水害は今説明のあつた各条に該当したもの、規格に……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
本日は食糧政策に関する調査といたしまして、第二次補正予算とも関係を持つておりまする米価の件を議題に供します。一応この前に食糧庁の長官から説明がありましたが、本日はそれに対しまして御質疑を願います。本日は食糧庁の総務部長か出席されております。
【次の発言】 先ほどの総務部長の答弁と私の理解するのとちよつと違うのですが、二千百万石ですね、これは私の今までの理解で行くと、例の超過供出奨励金ですね、六百三十円を弾く場合においては、要するに四百九十万石しか超過供出がないという前提でやつているので、何と言いますか、供出はやはり二千百万石で計算して……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
最初に請願及び陳情の審査を行います。
速記を中止して下さい。
午後二時二十一分速記中止
【次の発言】 速記を始めて下さい。
かねて森田委員から茶業振興に関する件につきまして質問の要求がありますので、本日は農林政策に関する調査として、茶業振興に関する件を議題といたします。農林省の特産課長が見えております。
【次の発言】 今林野庁長官の出席を要求しておりますが、林野の仲裁裁定のほうは衆議院は委員会を上つたようでありますが、本会議にかかるかどうか、まだ予備審査の段階でありますが、明日はできれば農林大臣を冒頭に来てもらつて御質問……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
最初に平野政務次官から今回の就任に際しまして御発言があります。
【次の発言】 次に臨時硫安需給安定法案を議題といたします。
本件は継続審査を要求したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件を議題といたします。本件は昨日衆議院を別に配付せられたような議決によつて通過し、本院に送付、直ちに当委員会に付託せられました。この際私から農林大臣、本日は代つて政務次官がお見えでありまするから、政……
○委員外議員(片柳眞吉君) それでは私から、農林委員会におきまする硫安の生産費調査に関する資料の件につきまして、今日までの経過を御報告をいたしたいと思います。 農林委員会にはずつと継続審査になつておりまする硫安の需給安定法の審議をやつておるわけでありますが、この法案は、御承知のように肥料の出血輸出というような問題からもこの法案が論議されておりまするし、国内肥料の確保を前提として肥料の輸出を認めて行きたいというような法案でありまして、その趣旨から、どうしても現在の硫安の生産費がどのくらいであるかということをめどをつけませんと内容の審議ができないわけでございます。 そこで政府当局に対して、勿論……
○委員外議員(片柳眞吉君) 当委員会に発言の機会を与えられまして厚くお礼を申上げます。 大分御審議が進行して、殆んど質疑完了に近い機会に申入れをいたしまして甚だ恐縮でありまするが、本日農林委員会におきまして全会一致を以ちまして、只今お手許にお配りいたしましたような土地区画整理法案に対する修正の申入れをいたしましたので、どうぞよろしくお取計らいを願いたいと思うのであります。 説明するほどのこともないと思いまするが、簡単に修正案の理由を申上げて御参考に供したいと思うのであります。 改正点は、法案の第八条第二項でございまして、「借地権」とありまするが、これをお配りしましたように「地上権、永小作……
○片柳眞吉君 ごく簡単な問題でありますが、町村合併に関係がある事項でありますが、例の国有林野の整備措置法でありますが、これは町村合併以上の一般町村財政の点から最近問題になつているのであります。と言いますのは、昨年あたりまでは木材の価格がよかつた、又金融関係も或る程度都合がついたと思いますが、最近のデフレ政策、それから木材価格が非常に下つて参りまして、従つて林野庁から払下げを受けたいのですが、大体評価の価格が去年度あたりの高い木材価格を市価として払下価格が算定されておる。加えてデフレで全然金融の便もつかない。こういうことで恐らく町村合併の上からも、或いは合併とは無関係であつても基本財産として国有……
○委員長(片柳眞吉君) ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 それではここで休憩いたしまして、午後は二時から開会いたします。
午後一時六分休憩
【次の発言】 それでは委員会を再会いたします。
生糸の課税につきまして質問を願います。
【次の発言】 鈴木委員に申上げますが、来週中に適当の機会に農林委員会を開催する予定でありますので、適当の意思表示をすることは、或いは今後開かれる委員会でもう一回することにいたしましようか。実は今日問題が率然と出ておるので、この次にもう一回皆さんの意見を徴しま……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。 去る十二月四日、風水害対策の件につきまして農林当局の説明を聞きましたが、その際問題となりました昭和二十八年六月及び七月の水害並びに同年八月及び九月の風水害による被害、農林漁業等に対する資金の融通に関する特別措置法施行令、昭和二十八年政令第三百七十一条第六条の経営資金の貸付限度額に関する規定につきまして、お手許にお配りしたような案文を以ちまして農林大臣及び内閣官房長官に申入れたいと存じます。 なお衆議院農林委員会におきましては、去る十一日全会一致を以てこの申入を行うことを決定しております。この申入をいたすことにつきまして御異議ござ……
○委員長(片柳眞吉君) それでは委員会を開会いたします。
旧臘二十九日の閣議におきまして、大蔵省から昭和二十九年度予算大綱が提示せられ、その内容については先に農林政務次官からの通知もありましたので、すでに御承知のことと存じますが、なお本日農林当局からその説明を聞きまして、これが取扱い等について協議を願いたいと存じます。官房長から説明を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 速記を止めて下さい。
午後二時五十三分速記中止
○委員長(片柳眞吉君) それでは農林委員会を開会いたします。
本日は、先ず昭和二十九年度農林関係予算の件を議題といたします。本件につきましては、昨年末以来当委員会及び農林省からお届けいたしました情報、資料によつて経緯の大要を御了承願つておることと存じます。政府の方針及び計数も漸く固まつたようでありまするから、先ずその結果につきまして農林省の会計課長から説明を聞きまして、続いて質疑に入りたいと存じます。
【次の発言】 ちよつと……、休憩いたします。
午後二時二十一分休憩
【次の発言】 それでは会議を再開いたします。
【次の発言】 それでは御質問願います。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
最初に小林委員に代りまして今回東さんが委員になられましたので御紹介をいたします。
【次の発言】 次に、先刻の理事会で今後の当委員会の運営につきまして理事会の決定がありましたので、御紹介申上げます。
現在のところ議案も余り輻湊しておりませんので、当分の間毎週火曜日及び金曜日の午後一時から、要するに週に二回、火曜日と金曜日に開くことにいたしたい、なお今週は金曜日には開催をいたさない、その間に農業共済の小委員会は適宜進行いたしたいというふうに決定いたしましたから、さよう御了承願いたいと存じます。
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
保利農林大臣の出席を求めておりまするが、少し遅れるようでありまするから、最初に植物防疫に関する件を議題にいたします。
前回の委員会におきまして、上林委員及び河野委員の御要求によつて農業改良局長の出席を求めておりまするが、後刻出席があるはずでありまするが、只今植物防疫課長が見えておりまするから、御質疑を願いたいと思います。
【次の発言】 ちよつと私関連しまして、さつき河野委員の質問で、パラチオン乳剤は比率は下るが絶対量は減らないという御答弁があつたのだが、今ここに配付されました資料を見ますと、パラチオンの乳剤が二十八年が四百四……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
前回の委員会におきまして保利農林大臣から今後における農林水産行政の基本施策について説明を伺つたのでありますが、この説明に対しまして各委員から質問の要求がありますので、これから逐次質問に入ることにいたします。なお、本日は農林大臣にできるだけ時間の御割愛を願つておりますが、併し各委員の御質問に際しましては時間が窮屈でありますので、できるだけ一つ相互お譲りを頂きまして、各委員からできるだけ御質問のできまするように御配慮を願いたいと思います。それではこれより質問を許します。
【次の発言】 時間が過ぎておりますから、どうぞ一つ……。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。 過般この委員会におきまして、調査委員から生糸輸出と粗糖輸入とのリンク問題について質問が要求されておりますが、この機会にこの問題をも含めまして、蚕糸業の現況、最近政府において検討中の生糸輸出確保臨時措置法案並びに生糸原糸課税問題のその後の事情等、蚕糸政策全般について農林当局から説明を聞く予定でありましたが、生糸輸出確保臨時措置法案に関する準備の都合もありますので、本件は来週に延期いたしたいと存じまするから御了承を願います。 そこで本日は先ず農業政策に関する件を議題にいたします。この件に関して、本日は食糧庁長官の出席を得ておりますから、……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開きます。
最初に参考人の件につきましてお諮りをいたします。農業災害補償制度に関する小委員会におきまして、来たる二月二十五日、農業共済基金常務理事安田誠三君を参考人として意見を聞きたい旨の申出が松浦小委員長より参つておりますが、同君を参考人として意見を聞くことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 本日は、最初に肥料問題につきまして御審議を願いたいと思います。先ず本年春肥の需給及び価格関係、更に最近伝えられておりまする韓国向け硫安及び石灰窒素の輸出並びにこれが国内における肥料の需給及び価格に及ぼす……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
最初に理事補欠互選の件についてお諮りいたします。
理事白井勇君が委員を辞任され、理事が一名欠員になつております。その補欠互選は成規の手続を省略し、委員長より指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ない認め、私から指名いたします。清澤俊英君に理事をお願いいたします。
【次の発言】 それから次に、今週及び来週にかけましての委員会の日程を先ほどの理事の打合会でお手許に配付したようなことで決定いたしましたので、御了承願います。
【次の発言】 本日は先ず蚕糸政策の件を議題にいたします。
この件につきまして……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
先ず糖業に関する件を議題にいたします。前回の委員会におきまする戸叶委員の動議にかかわる申出につきまして、御趣旨を忖度いたしまして、お手許にお配りいたしましたような案文を作成して見ました。かようなその取扱いにつきまして御懇談を願います。速記を止めて下さい。
【次の発言】 では速記を始めて下さい。
【次の発言】 只今の東委員の動議にありまする申入につきまして御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、この通り申入れることに決定をいたしました。
○委員長(片柳眞吉君) 速記を始めて。
続きまして農林関係の税制改正の点を議題といたします。本国会に国税関係の各種法律案及び地方税改正法律案が提出され、これらの法律案は直接間接農林業に至大の関係を持つておるものと思われますので、本日はこれらの法律案につきまして政府当局から説明を聞きまして、当委員会としてとるべき措置について協議を願いたいと存じます。
先ず国税関係から説明をお願いいたします。
【次の発言】 砂糖消費税も当委員会に関係がありまするし、それから今日の新聞で見ると、繊維品消費税取止めというような記事が出ております。その辺の事情おわかりでしたら一つ……。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
本日は最初に減収加算の問題につままして御審議を願いたいと思います。先ず政府当局からこの問題につきましての今日までの経過及び結果につきまして説明を聞きまして、それから御質疑を願いたいと思います。食糧庁から御説明を願います。
【次の発言】 速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。
分散度をとつた趣旨、分散度の算定はどういう算定をしたか、そういうことについての説明を願います。
【次の発言】 それでは大体説明も終つたようですから御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 江田さんがちよつとやりますから……。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開きます。
糖業の件を議題といたします。去る二月二十六日、砂糖行政の是正に関し、農林、通産及び大蔵大臣に申入を行い、三月八日までにこれに対する回答を求めておきましたところ、お手許にお配りいたしましたような回答が届きましたので、先ずこの回答につきまして政府当局より説明を聞き、続いて質疑を願い、改めて当委員会の措置を御協議願いたいと存じます。本日は農林政務次官の平野さん、前谷食糧庁長官が只今見えております。追つて大蔵省、通産省の関係官も出席の予定であります。
【次の発言】 申上げますが、通産省の通商局次長が見えております。
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。 先刻の理事の打合会で、今週から来週にかけましての議事日程案を作成いたしましたので、この日程表でやりますることを御了承願いたいと思います。考え方は、肥料関係法案が衆議院のほうの審査が大分進行して参りましたので、今週から来週にかけましては、肥料関係の法案に重点を置いて行きたいという考え方であります。なお、本日の日程中、米価の減収加算の件と大豆の件は、農林大臣と食糧庁長官が出席できませんので、これは今後の日程に適時振替えてやつて行きたいと存じます。そういう関係で、時間がありますれば十九日予定の家畜の飼料の件を便宜追加して行きたい……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。 本日は先ず臨時硫安需給安定法案を議題といたします。 本法案は第十六回国会に政府から予備審査のため提出され、当委員会に付託せられたものでありますが、衆議院における審査状況を睨み合せ、且つ又同じく第十六回国会に政府から予備審査のため提出され通商産業委員会に付託せられておりまする硫安工業合理化及び硫安輸出調整臨時措置法案とも関連して今日まで継続審査になつているのでありますが、只今まで審査らしい審査が行われていないのであります。ところが衆議院農林委員会における審査も大分進捗いたしまして、今日ではむしろ当委員会の審査の状況を期待していると……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
最初に次の事項につきまして報告いたしまして御了承を得ておきたいと存じます。先般の委員会におきまして、委員長一任に決議せられました江田委員の御要求にかかわる製糖歩留り等に関し参考人から意見を聞くことにつきましては、次の予定でありますから御了承願います。来たる三月二十六日午後一時からであります。参考人といたしましては、兵庫農科大学教授浜口栄次郎君及び日本製糖工業会技術部長山根武雄君、以上二名に決定いたしました。
【次の発言】 次に、砂糖の件を議題にいたします。去る三月九日砂糖行政の是正につきまして再度政府に申入を行い、昨十八日までに回答を……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開きます。 最初にお諮りいたしたいのでありますが、これから申上げますが、これから申上げまする法律案及び承認案は農林政策に深い関係を持つておると思われますので、その取扱いについて御協議を願いたいと思います。 第一は、地方税法の一部を改正する法律案でありまして、この法案につきましては、すでに一応の説明を聞いたのでありますが、これを連合審査を申入れるか、或いはそこまで行かないで当委員会から適当の申入をするか。特にこれは農業協同組合の非課税という根本問題の意見が出ておりまして、この点が第一の問題であります。なお農林大臣の出席もこの問題については求めておる……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。 先ず御了承を願いたいのでありますが、只今当委員会に付託せられておりまする法律案は、本付託のものとして農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案、開拓融資保証法の一部を改正する法律案、保安林整備臨時措置法案、これは昨二十二日予備付託になつております。肥料取締法の一部を改正する法律案があり、又予備審査としては臨時硫安需給安定法案及び農産物検査法の一部を改正する法律案があります。そのうち礎材漁業金融公庫法の一部を改正する法律案、開拓融資保証法の一部を改正する法律案及び農産物検査法の一部を改正する法律案は、その内容からして本年度内に……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。
先般御了承を得ておきました通り、江田委員の御要求によりまして製糖歩留り等の問題につきまして参考人の御意見を伺うことにいたします。なお参考人のうち日本製糖工業会技術部長山根武雄君は急病のため出席ができないそうでありますから御了承をお願いいたします。
参考人といたしまして兵庫農科大学教授濱口榮次郎君を御紹介いたします。本日は御多忙中おいで願つて厚く御礼申上げます。
それでは江田委員から一つ御質疑の要点を御発言をお願いいたします。
【次の発言】 ほかに御質問ございませんか、それでは御質問もこれ以上はないようでありますから、こ……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。
最初に、農産物検査法の一部を改正する法律案を議題にいたします。前回に続きまして御質疑をお願いいたします。なお、本改正案は新年度早々から施行の必要もあるようでありますので、本日御質疑をいたしまして、質疑が大体完了いたしますれば、本日のうちに質疑を終りまして直ちに討論採決に入りたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それではこれより質疑に入ります。
私からちよつと質問しますが、これは米価審議会なり、或いは当委員会でも曾つて問題になつておつたと思うのですが、検査手数料を国がとつて、それから……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
先ず農業災害補償制度に関する小委員会の松浦小委員長から発言を求められておりますから、お聞き取りを願います。
【次の発言】 只今小委員長の中間報告がありましたが、何か御質疑がございましたら御発言を求めます。
それでは只今のは中間報告でもありまするし、特段の御質問もないようでありますから、次の問題に入りたいと思います。
【次の発言】 次は、農産物の購入に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題にいたします。
本件につきましては、過般の委員会の話合によつて先ず政府当局から説明を聞き、その後にお……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。
最初に、硫安の生産費に関する資料でありますが、過般の委員会におきまする御要求によりまして、お手許にお配りいたしましたように正式要求の手続をとつて置きましたところ、これ又お配りいたしておきましたような回答が参りました。これが取扱いについて御協議を願いたいと存じます。ちよつと速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。
それでは只今の件は次回以降におきまして政府当局から補足的に説明を聞いた上で、これは成規の手続で資料を要求しておりまするから、その線に沿いまして御相談を願いたいと思います。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
先ず日本中央競馬会法案を議題といたします。
本法律案は、去る三月三十日、政府から閣法第百二十六号を以て予備審査のため当院に提出せられ、直ちに当委員会に予備付託となつたのであります。先ず政府当局から提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 本法律案の審査は後日に譲ります
【次の発言】 本法律案の審査は後日に譲ります
【次の発言】 次に、肥料取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。
昨日に引続き、これから質疑に入ります。なお本法律案は昨日の委員会の決定によりまして、本日質疑を終り、直ちに討論採決に入りたいと存じます。御了承……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
先ず硫安の生産費に関する資料の件を議題にいたします。本件につきましては、先般お配りいたしておきましたように、当院の正式要求に対して通産、農林両大臣から回答がありましたが、この取扱いについて御審議を願いたいと存じます。ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 ちよつと私から法制局にお聞きしたいのですが、国会法第百四条は締めくくりの規定はないわけですね。何ら締めくくりの規定はないのですが、少くとも証人の宣誓及び証言等に関する法律の精神にむしろ準拠してやはりやるというふうに解釈していいのですか。
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。 先ほどの委員長理事の打合会におきまして、お手許にお配りしましたような今週中の日程の御相談ができましたので御了承を願いたいと存じます。なお理事会の打合せの結果は、保安林整備臨時措置法案、国有林野法等の一部を改正する法律案、この二法案につきましては衆議院の議決も済んでおりますので、できるだけ今週中に討論採決に入りたい、かようなふうに決定いたしましたので、これ又御了承を願いたいと思います。 なお本日の議案でありまする硫安の生産費に関する事項につきましては、政府から御要求がありますれば、秘密会として審議をして行きたいというふうに……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。
先ずお諮りをいたします。去る四月十九日の委員会において決議になりました硫安の生産費その他に関して、参考人として農林中央金庫及び日本開発銀行の当事者の出席を求める件につきまして、次の通り予定いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。期日は来たる四月三十日午後一時より、参考人は農林中央会庫理事更級学君、開発銀行理事中村健樹君、随行といたしまして審査部長竹俣高敏君。御異議ありませんですか。
【次の発言】 それでは御尤ものことと思いますので、但し先方の都合もあるようでありますから、できるだけ御趣旨に副うように更に連絡をいたしまし……
○委員長(片柳眞吉君) それでは農林委員会を開会いたします。
最初に、農林政策に関する調査として本年度の聴繭資金の件を議題にいたします。本年春繭の出荷を目前に控えて、購繭資金の確保を図ることは当面の重要問題と考えられますので、本日は先ず農林当局から春繭の購繭資金について、従来の経過、今後の見通し或いは具体的にとるべき措置等について説明を願いたいと存じます。その上で今後の審議のやり方を御相談願いたいと思います。
【次の発言】 これは農林中金と日銀ですか。
【次の発言】 今関根委員から御要求がありました購繭資金の件につきまして、日本銀行及び農林中央金庫当局から参考意見を聞きたいと存じますが、御異……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
最初に、自給肥料増産特別措置法案を議題にいたします。本法案は衆議院議員杉山元治郎君ほか十二名によつて提出され、去る四月二十三日、衆法第二十三号を以て衆議院から予備審査のため当院に送付、即日当委員会に付託されたものであります。
先ず提案理由の説明を願います。
【次の発言】 本法律案の審査は後日に譲りたいと思います。
【次の発言】 速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
次に、過般の委員会における決議に従い、只今予備審査中の臨時硫安需給安定法案に関連して、硫安のコスト等の問題について参考人として日本開発銀行及び農……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
最初に酪農振興法案を今日は議題にいたします。本法律案につきましては、去る四月十九日提案理由の説明を聞いたのでありますが、更に法案の内容及び参考資料等について政府から補足的説明があれば説明を願いたいと思います。その上で質疑に入りたいと思います。なお本日は政府委員は出席がありませんで、畜産課長、経済課長が見えております。
【次の発言】 今日は如何でしようか、大分法案の構想それ自体について相当御意見、大分御質問があつたのですが、今日は政府委員もおられませんので、本日はこの程度で如何でしようか。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。
最初に理事の補欠選挙を行います。理事宮本君が先月二十八日に辞任せられ、理事が一名欠員になつておりますので、その補欠互選を行います。互選は成規の手続を省略し、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、委員長より指名いたします。宮本邦彦君にお願いいたします。
【次の発言】 次に、農業協同組合法の一部を改正する法律案を議題にいたします。
本法律案は、去る四月二十八日、衆議院議員金子与重郎君ほか十六名によつて衆議院に提出され、五日八日衆議院から予備審査のため当院へ送付、即日予備付託……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林委員会を開会いたします。 先ず、農林政策に関する件を議題に供しまして、小林孝平委員から食糧管理につきまして緊急質問の要求がございますので、早速質問を願うことにいたしたいと思います。
○委員長(片柳眞吉君) それでは委員会を開会いたします。 最初に、臨時硫安需給安定法案を議題といたします。本法案に関連して五月七日の農林委員会の決議に基きます硫安コストの件について、参考人として重ねて日本開発銀行当局の御意見を伺うことにいたします。本日の問題の中心は、前回に引続きまして日本開発銀行において融資に当つて資料として入手され、或いは調査せられた各社、各工場別硫安コスト並びにこれらコストに関する日本開発銀行の見解及び硫安コストと硫安価格との逆鞘関係並びにこれに関連して各メーカーの経理及び配当に関する日本開発銀行の見解についてであります。先ず、日本開発銀行当局の御説明を煩わしたいと存じ……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。
最初に、今回の凍霜害及び北海道を中心とする暴風雨による被害調査の件でありますが、先ほどの御懇談の結果、取りあえず凍霜害につきましては、群馬、埼玉、栃木の三県に現地調査のため議員を派遣いたしたいというふうにお話合がきまりましたが、その日時或いはお出でになるかた等については委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、さよう決定いたします。
なお、北海道のほうは他の委員会等からも御要求があるようでありまするから、その旨を議院運営委員会のほうにその意思を表したいと思います……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開きます。
昨日決議になりました凍霜害被害状況現地調査につきましては、第一班埼玉、群馬県、日時十五、十六両日間、派遣議員に河合義一さん、上林忠次さん、松永義雄さん三名。第二班、栃木県同じく十五、十六両日、関根さんと鈴木一さんということで派遣承認を要求しておきましたから、御了承願いたいと思います。まだ議運のほうが決定しておらんそうでありますが、今督促しておりますので、本日決定されるように更に要求をしておきます。よろしくお願いをいたします。
【次の発言】 次に、農業災害補償制度の改正に関する件につきまして、松浦小委員長から御報告を願うことにいたしま……
○委員長(片柳眞吉君) それでは委員会を開会いたします。 先刻の理事の打合会におきまして今後の日程を御相談いたしまして、お手許に配付したような日程で審議をやつて行きたいと存じます。 なお、会期も切迫しておりますので、大体の方針といたしましては、臨時硫安需給安定法案、酪農振興法案、農林漁業組合連合会整備促進法の改正案及び日本中央競馬会法案は、勿論今後の審議の如何にもよりまするが、今週中に目鼻を付けて参りたい、こういうふうに決定をいたしたわけであります。爾余の法案につきましては、今後の審議の状況に応じまして重ねて御相談をいたしたいというふうに大体決定いたしましたので、御了承を願いたいと存じます……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。 最初に、臨時硫安需給安定法案を議題にいたします。かねて通商産業省及び日本開発銀行に対して要求されておりました硫安コストに関する資料につきまして、作目の委員会におけるお話合に従いまして、通産省関係のもの、即ち三社分でありまするが、これは通産省手持のものの写しを、又開発銀行のものは開発銀行手持の写しを通産省を通じて提出されましたので、本日お手許にお配りいたしておきましたの御了承を願いたいと思います。これらの資料に対する質疑は目を改めて行うことにいたしましてれ本日は先に衆議院における本法律案に対する修正がございましたので、その理由に……
○委員長(片柳眞吉君) 只今より農林委員会を開会いたします。
霜害の報告はあとに廻しまして、最初に農林漁業組合連合会整備促進法の一部を改正する法律案を議題といたします。本法律案は衆議院議員足立篤郎君ほか十名によつて去る五月十四日衆議院に提出、続いて去る五月十七日衆法第三十七号を以て衆議院より予備審査のため当院に送付、即日当委員会に予備付託になつたものであります。先ず、提案理由の説明を聞くことにいたします。
【次の発言】 本法案の審査は後日に譲りたいと存じます。
ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
次に、霜害に関する件を議題といたします。去る五月十五日及び十六……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。最初に請願及び陳情書の審査を行います。
それでは速記を止めて下さい。
午前十時四十七分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。暫時休憩いたします。
午後零時四十二分休憩
【次の発言】 それでは委員会を再開いたします。
臨時硫安需給安定法案を議題にいたしまして、最初に昨日御要求のありました資料のうち、通商産業省の分は提出がございましたので、これにつきまして御審議を願いたいと存じます。
先ず、通産省当局からこの資料について説明を願いたいと存じます。なお通産省当局から秘密会の要求がありますので、秘密会にいたしたいと……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今より委員会を開会いたします。
本日は先ず臨時硫安需給安定法案を議題といたします。本日は衆議院の修正箇所を中心として御審議を願いたいと思います。衆議院より綱島正興君が見えておられます。
【次の発言】 ちよつと私からも伺いたいのですが、修正に関連するので、ちよつと質問をしておきたいのですが、第三条の需給計画で、さつきの河野さんの質問に私は実態的に関連して来ると思うのですが、全肥料になつて来ますると、この需給計画の中には国内消費見込数量、これはまあ当然でありまするが、それにプラスして需給調整用としての保有数量、これは加里であるとか、燐鉱石についても、これは当然適……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。 先ず、臨時硫安需給安定法案を議題にいたします。 最初に、この法案に関連いたしまして硫安工業合理化および硫安輸出調整臨時措置法案に対する今後の取扱いについて御協議を願いたいと思います。実は、当委員会から通商産業委員会に対して連合審査を要求いたしておりましたが、通商産業委員会の委員長から、先方でもいろいろ法案が輻輳しており、時間もないので、連合審査をちよつと受入れがたいという回答があつたわけであります。農林委員会のほうにおいて適宜通産当局に対して御質疑を願うことで御了承願いたいということで申入がありましたのであります。従つてこの……
○委員長(片柳眞吉君) それでは、只今から農林委員会を開会いたします。
本日は、先ず酪農振法案を議題といたしまして、昨日は農林大臣に対して総括的な質問を行なつたのでありますが、なお御質疑を願いたいと思います。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
それでは休憩いたします。
午後零時三十九分休憩
【次の発言】 それでは委員会を再開をいたします。
午前中に引続きまして酪農振興法案の御質疑をお願いいたします。
ちよつと速記を止めて下さい。
〔速記中止)
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
本日は先ず酪農振興法案を議題といたします。昨日の河野委員の要求によりまして、参考人として農林中央金庫理事更級學君及び江田委員の要求により農林省統計調査部経済課長の出席を得ております。
参考人におかれては御多用中御出席を頂きまして厚くお礼を申上げます。河野委員がまだお見えになりませんから、江田委員のほうからお聞き願いたいと思います。
【次の発言】 これはあとで資料を、どうですかね。あとで……。それから調査要綱というのですかね。それと両方あとでどなたか……。ただ一つだけ。今の平均の生産費ですが、自家労力はどういうことになつており……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
本日は臨時硫安需給安定法案を議題といたします。前回に引続きまして御質疑を願いたいと思います。なお、右法案に関連いたしまして、硫案工業合理化及び硫安輸出調整臨時措置に関する件についても併せて御質疑を願いたいと存じます。
本日は農林大臣が出席をされておりまするし、間もなく通産大臣も出席の予定であります。
【次の発言】 これは前回はつきり申上げた点ですが、通産委員会から正式に断わられて来ておりますので、先ほど冒頭に申上げたように、関連して合理化法案の御質疑を願いたい、こういうわけです。
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。
先ず臨時硫安需給安定法案を議題といたします。前回に続いて質疑を願います。なお昨日の委員会におけるお話会によりまして、できれば本日中に質疑を終り、討論採決を行う予定でありますから御了承を願います。大体細かい点の質問は終了しておると思いますので、本日は農林大臣が出席をされておりまするから、その趣旨で御質問をお願いしたいと思います。
【次の発言】 ほかに御質問はございませんか。
【次の発言】 それでは質疑はこれで終つたものと認めます。
これで休憩いたします。
午後零時三十九分休憩
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。 本日は先ず昭和二十九年四月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案、二十六日内閣から予備審査のため提出、二十七日予備付託のものであります。繭糸価格安定法の一部を改正する法律案、二十七日内閣から予備審査のため提出、同日予備付託、昭和二十九年五月の暴風雪害による被害農業者等に対する資金の融通に関する法律案、衆議院議員芳賀貢君ほか四十四名提出、二十七日予備審査のため送付、同日予備付託、農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案、同上を順次議題とし、先ず提案理由の説明を聞くことにいた……
○委員長(片柳眞吉君) それでは委員会を開会いたします。
本日は先ず昭和二十九年四月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案を議題といたします。本法律案は、昨二十九日衆議院において全会一致を以て修正議決去れまして、即日当委員会に付託となつたものであります。昨日提案理由の説明を聞きましたので、本日は直ちに質疑に入ります。
【次の発言】 それでは何か御質問はありませんか……。それでは私から質問をいたしますが、この営農資金の特別措置法案は、去年の措置と違つたところがありますか、どうか。
【次の発言】 第四条の資金額が四億五千万円に殖えておるのですが、これは資金の裏打の確信はお……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
最初に理事の補欠互選を行います。理事の補欠互選は、成規の手続を省略して、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、委員長より指名いたします。
森田豊壽君、江田三郎君及び戸叶武君にお願いいたします。
【次の発言】 それでは本日は、先ず日本中央競馬会法案を議題といたします。
昨日に引続いて質疑を続行いたします。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 速記とめて。
【次の発言】 速記を始めて。
他に御発言もないようですから、質疑は終局し……
○委員長(片柳眞吉君) それでは農林委員会を開会いたします。
先ず、農林漁業協同組合連合会整備促進法の一部を改正する法律案を本日は議題といたします。昨日に続きまして御質疑を願います。なお、昨日要求しました資料が一部配付されておるのでありますが、政府から説明を要すれば説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 速記を止めて下さい。
午前十一時四十九分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 それでは、只今の口頭説明の資料は後ほど書類としてお配りいたすことにいたしまして、大体質疑は尽きたものと認めて御異議ありませ……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員会を開会いたします。
本日は農業協同組合法の一部を改正する法律案及び農業委員会法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、昨日に続きまして質疑をお願いいたします。本日は農林大臣が出席されております。
【次の発言】 本会議が始まりましたから、議長からのあれもありますので、防衛法案が議了するまで休憩をいたします。
午前十一時七分休憩
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。 最初に請願陳情を議題といたします。会期延長後付託になりました請願及び陳情はお手許にお配りしておきましたように、請願三件と陳情はございません。請願三件のうち、第二千六百五十七号及び第二千六百五十八号は、先般昭和二十九年四月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案の採決の際の附帯決議と同一趣旨と考えられますので採択、第二千六百五十九号は、現行制度においては実行に問題があるようでありますが、趣旨は了解されますので採択することにいたしたいと存じます。御異議ございませんか。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から委員今を開会いたします。 本日は先ず昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律案を緊急議題といたします。 本法律案は、昨六月十日衆議院議員佐藤洋之助君ほか三十二名によつて衆議院に提出され、本院には本朝予備審査のため送付、直ちに当委員会に予備付託となつたものであります。 先ず提案理由の説明を聞きまして、続いて質疑に入り、本日委員会開会中に衆議院を通過して本付託になりますれば、直ちに討論採決を行い、次回の本会議に上程するよう取計らいたいと思いますが、御異議ございませんか。
○委員長(片柳眞吉君) それでは委員会を開会いたします。 本日は前回に引続きまして、昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。本法律案は、去る十一日衆議院を通過して本院に送付、直ちに当委員会に本付託となりました。なお本法案に対しまして、新たに北海道及び東北地方等における六月の凍霜害に対しても適用されるよう、お配りいたしましたような正誤が行われましたので御了承願いたいと思います。そこで本法案の取扱い方につきましては、先ほど御懇談の次第もありまして、正誤の結果適用対象が広範に拡大されて参りましたので、そうなりま……
○委員長(片柳眞吉君) それでは只今から委員会を開会いたします。
本日は、前回に続きまして昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題にいたします。御質問のあるかたは御発言を願います。
【次の発言】 本法律案につきましては、先ほどの御懇談の結果、被害の実態を今俄かにつかむことも困難でありますので、従いまして、今会期中に結論を出すことは困難ということになりましたので、本院規則第五十三条によりまして、本審査の閉会中の継続審査要求書を提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○片柳眞吉君 私はこの機会に、法律案ですね、この形式について一つ質問をしてみたいと思いますが、実は私、大蔵委員会に所属しておりながら、かような発言はどうかという感じもいたすわけでありますが、実は前々国会でありまするか、補助金等の臨時特例に関する法律案につきまして、これがどの委員会で審議をするかということが非常に問題になりまして、特別委員会を作ってようやくそこでやったわけでありますが、大蔵省のやり方が極めて功妙といいまするか、言葉を換えますると、常任委員会の機能をむしろ適当に逃げるというような実は感じを持ったのであります。今回のような単に期限延長の法律案等を或る程度括って出すということはこれは別……
○片柳眞吉君 先ほど私どものほうの会派の杉山君から賛成の御発言がありましたが、私はこの法案に反対をいたします。それは大体平林さんなり、今、松澤さんの趣旨と同様でありまして、前段の国債整理基金への繰入の案件は賛成でありますが、補助金等の特例法案につきましては、実体論はこの際おきまして、補助金整理というような大きな政策について、全体的な構想を示さずして、これだけをさしあたり延長する。しかも杉山君が指摘しましたように、二カ月延長することは少くとも一カ年延長することと同様でありますので、これはきわめて不見識というような感じを私は持つのでありまして、遺憾ながら後段に賛成ができませんので、従ってこの案件全……
○片柳眞吉君 私も数点質問いたしたいのですが、この法律案はいろいろいきさつがあった法律案と承知をしておるわけでありますが、そこで、この法律案の第一条の目的でありますが、砂糖の価格の安定と利益の一部を徴収する、こういうふうになっておりますが、一体、消費者の面からしますれば、砂糖の安いことを期待しておる。ところが農林大臣の予算委員会における答弁なり、第二条の第二項に澱粉及びテンサイ糖の価格を参酌すると、こう書いてあって、この辺からきますると、カンショ、バレイショの澱粉なり、北海道のテンサイ糖の価格との均衡をとって、ある程度、農業保護というような色彩も若干出ておるのじゃないかと思うのでございまして、……
○片柳眞吉君 私はこの内容については特段の異存はないのでありますが、これは政府に質問いたしたいと思いますが、こういう例――戦争中の特殊法人の持っておったものを国が取り上げた――そういうようなことは相当ほかにもあるのではないかと思うのですが、こういうものを無償譲与すると、ほかにも同じようなケースがまた起ってくるのではないかというようなことが一応予想されるわけでありますが、ほかにこういうようなケースがありますかどうか。これは政府当局の方にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今後こういうような同じケースが出た場合においては、政府は今後も大体賛成される、こういうふうに了解してよろしゅ……
○片柳眞吉君 私は質疑応答を聞いておって、こういう若干の疑問が出たんですが、関税をかけたものを、用途別に従って行政指導で非常な価格差をつける、こういうことが強く政府当局から説明があった。実態的には漁業関係とか、あるいは中小企業関係等に影響がないことを希望はするわけでありますが、一体一律に関税が課せられたものを、何らの法律のバックなくして、行政指導ですれば水産用には安く使える、あるいは輸出産業用には安く使える、こういうようなことが果して許されていいのかどうかというようなことが、ちょっと私疑問に実は出てきたわけでありますが、技術的に漁業関係なりだけをはずして関税免除がむずかしいことも、あるいはある……
○片柳眞吉君 今の質疑を聞いておって、正示さんから通常の輸入のワク内で入れるという答弁がありました。大したとともないようですが、ちょっとそう言われると、やはり実体的にはそうかもしれませんが、MASにしても、余剰農産物でも一応通常の取引は害しないことを原則として、関連上は別ワクで入れるというふうに私は了解しているのですが、その辺は一つデリケートな問題ではないかと思うのです。それが第一点と、それから平林委員の意見とは多少違うのですが、たばこの実は詳しいことは全然知らないのですが、現在でも食糧の増産とたばこの増産という問題が農村では一つの問題になっておるわけなんですね。いえばタバコの耕作面積が他の農……
○片柳眞吉君 糸価安定の特別会計法の一部改正案につきまして一、二点質問いたしたいと思いまするが、内容としては、本法案の内容については非常に繭の買入れまで進んでおりますから、実体的には賛成でありまするが、ただ従来三十億の一般会計からの繰入金が財源でありまするが、さらに今回仕事の幅を拡張したにつれて、三十億ですか、三十億を限度として借入金なり、あるいは証券の発行ができることになっておるのでありまするが、ただこの特別会計の歳出の面を見て参りますると、第四条第一項の改正に属しまするが、農業団体で繭の保管をする場合に、その経費を助成することになっておりまするが、まあかような生糸なり繭の売買会計においてそ……
○片柳眞吉君 若干この数字を御質問いたしたいのでありますが、この供出農家の中で、この資料によりますると、大体六十万戸が所得税を納付する義務があるようでありますが全体の供出農家、これは食糧庁でございますが、供出農家の全体戸数がどのくらいになりまするか。
それから今度は、供出量の比率からしますると、所得税を納付する農家と、納付しない農家との供出量の、これは比率でもけっこうです、これがわかりましたら概算でよろしいですが、お教えを願いたい。
【次の発言】 大体それでこの恩典が均霑する農家は、全体の供出農家の二割強だということがはっきりしたわけです。
それからその次に、これでいきますると大体石当り千……
○片柳眞吉君 私は最初にまず総理に御質問をいたしたいと思うのでありますが、実は現内閣の経済政策の推進の仕方につきまして、基本的な考え方を聴取いたしたいと思うのでございます。と申しますのは、現内閣は過般の総選挙におきましていろいろの経済政策を掲げておりまするし、またことしの一月に総合経済六カ年計画を立てられておるのであります。しかしこの計画を達成するのに、どういうような考え方でこれを実現するかについては、実は必ずしも明瞭でないようであります。実は私は現内閣の性格というものにつきましても、はっきりまだつかみ得ないのでありまして、日本民主党が旧改進党、自由党に属された方あるいは日本自由党この三者の合……
○片柳眞吉君 貿易商社の強化の問題でちょっと質問したいのですが、主として輸出の線からお話があったのですが、特に私大きな関心を持っておりますのは、今日は農林省はおいでにならんのですが、例の病変米の対策の結果、外国食糧を今度は日本まで持って来て、着地倉庫で食糧庁に渡す。こういうふうに非常に変って来たわけです。これは病変米をできるだけ防ごうという点からやむを得んと思うのですが、しかし普通の取引からすれば、非常に異例なものでもありまするし、しかもはるばる日本まで持ってきて、そこで検査をした結果、不適格品が相当出てきた、こうなると実は貿易商社というものは非常な大きな打撃を受けるのではないかと思う。今まで……
○片柳眞吉君 私はただいま問題になっておりまする今年の米価及び麦価の問題につきまして総理、大蔵大臣、農林大臣及び経審長官に質問をいたしたいと思うのであります。 米価の問題につきましては午前中他の委員からも御質問があったのでありまするが、この問題は生産者、消費者両面から見て参りましてきわめて重大な事項でありますので、数点に分かちまして御質問いたしたいと存ずるのであります。 最初は、これは特に総理にお聞きを願いまして御答弁を願いたいのでありまするが、米価の問題が非常に大きな問題でありますることはただいま申し上げた通りでありまして、その重大性からかんがみまして米価審議会におきまして農林大臣の諮問……
○片柳眞吉君 私はまず砂糖の再吸収の問題につきまして数点御質問いたしたいと思うのでございますが、砂糖につきましては従来も関税なりあるいは砂糖消費税で相当多額の国家歳入がされておるのでありまして、二十九年度を調べてみますると、関税が約七十五億、消費税が四百八十億でありまして、合計五百五十五億であります。これは酒税に次ぐ第二位の間接税でありまして、これに加えてさらに今出ておりまする特別会計の歳入から見て参りますると、さらに砂糖で六十三億の、これは税金ではありませんが、国民負担において国が徴収をするということになりますると、相当に問題ではないかというふうにも思うのでありまするが、ただ国内のバレイショ……
○片柳眞吉君 委員長、農林大臣は。
【次の発言】 私は総理ほか関係大臣に。まず最初にことしの米の豊作を中心としての問題につきまして御質問いたしたいと思うのであります。ことしの米が近く実収高が確定すると思いまするが、農林省の第二回の予想収穫高によりましても七千九百三万石でございまして、過去の最高の収穫統計よりも八百万石以上の増収でございまするし、平年作にしますれば少くとも一千五百万石の大豊作でございまして、これはきわめてけっこうなことであります。ところが最近の情勢を見て参りますると、せっかくのこの豊作が国民生活の安定なり、あるいは国民経済の培養にどうも百パーセント寄与しておらないのではないかとい……
○片柳眞吉君 あるいは質問が重複をするかもわかりませんが、簡単に質問さしていただきます。
この改正法律案が実施されますると、不動産銀行を作るというような動きがあるそうでありますが、それは事実でありまするかどうか、まずその点をお伺いいたします。
【次の発言】 私もその中小企業金融の点からそういうお考えはまあけっこうだと、こう思いますが、ただすでにたくさんの中小金融機関がございまして、あるいは信用金庫あるいは相互銀行というような、たくさんそういう金融機関がむしろ町に乱立しておるような形にあります中に、相当な、信用の点においても心配の向きもあるということを聞いております。そういうようなものができる……
○片柳眞吉君 私は農地の固定資産税につきまして質問申上げます。農地の固定資産税の課税標準でありまするが、農地価格は本年度は現在の農地の公定価格に二三・五倍を乗じた額、それから来年度以降は制限価格に地方財政委員会規則で定める倍数を乘じた額、こうなつておりますが、この二二・五でありますとか、或いは倍数等は別途の農地の統制価格がなければ、或る程度腰だめで決めることは止むを得ないと存じますが、別途に相当嚴重なる農地の価格が統制をされておりまして、而も非常に近い機会に政府におきましては現在の政策価格を適当な経済価格に改正をして行きたい、かような意図があるようでありますが、さような場合におきましてはむしろ……
○片柳眞吉君 私は先ず最初にこの商品取引所のできまする根本的な立場におきまして、商品の供給と需要とのバランスをとり、その間に適正な価格を発見する。この仕組みにつきましては異存はございませんけれども、ただ戦争以来の日本の状態から見て参りますると、供給の方は、或る程度見当は付くと思いまするが、主として輸出に必要な商品につきましては、まだなかなか需要の測定ができておらないのではないかということを痛感いたしておるのであります。その意味で特に農林関係の物資につきましては、例えば生糸が、どの程度外国に需要があるか、或いはその他の農産物につきましても、実は海外需要がどの程度であるか、ということが一向はつきり……
○片柳眞吉君 この国土調査は、外国で相当この制度は進歩していると思うのでありますが、その意味でアメリカその他の各国の法令なり制度の調査したものがありましたら資料に加えて頂きたいと思います。
○片柳眞吉君 私はこの法案が通過した場合の運用上の問題でちよつと承わりたいと思います。先ほどもお話のように実際の実務を金融機関に委託することは、これはもう私は異論はありません。ただやはり行政上といいますか、法制上の責任はやはり政府にあるのである。そこで或いは金融機関の貸付の可否等についてはやはり問題が起る場合があると思います。その場合に、従来では資材調整事務所等がありまして、これが或る程度現地で実態も見て、その意見を中央に持つて来た。こういうことで或る程度農林省の直属機関で調査ができておつたと思います。資材事務所はなくなつてしまつたのでありますが、そういうような場合に、主として府県庁を使つてそ……
○委員長(片柳眞吉君) それでは食糧統制の小委員会をこれから開会いたします。 食糧統制に関する小委員会の調査につきましては、かねて各位の格別の御配慮を頂いておりまして、厚くお礼を申上げます。本日は右の調査のうち、食糧確保臨時措置法が来る三月三十一日を以て失効することになつておるのでありますが、これが存廃の可否、存続せしめるとせば、これが改正の要否及び改正点、廃止するとしますれば、その後の措置等を中心といたしまして、主食の供出の問題について、なお排せて主食の配給統制の問題についても御意見を拜聴いたしたいと、かように存じております。開会が遅れまして、甚だ恐縮でありまするが、時間の都合上、先ず各団……
○片柳眞吉君 第一にお聞きをいたしたい点は、当初の日本側の希望は九十万トンの数量で希望したのでありますが、それが五十万トンというような非常に少い数量になつてしまいましたが、この五十万トンとなりました理由と、それからあと幾らも期間がありませんが、今後これを殖やすような御意思がありまするかどうか、それを先ずお聞きしたい。
【次の発言】 この協定で小麦という観念の中には、原麦即ち小麦粒と小麦粉と二通りあるようでありますが、この場合に日本の産業面から見て参りますれば、相当の製粉工場が国内にありまするし、むしろ現状では原料が能力に対して少いようなことになつておりますが、そういう点から国内産業の見地から見……
○片柳眞吉君 このFAOの憲章を受諾することを非常に結構だと思うのであるが、加盟しますると、まあ分担金はここに書いてあるようなものでありまするが、第十一條で栄養、食糧及び農業に関する各種の報告をしなければなりませんが、大体どの程度の報告をする必要がありまするか、おわかりになつておりますれば御説明頂きたいと思います。
【次の発言】 これは或いはこのの委員会で御質問することは適当でないかも知れませんが、この農業機構へ参加しまするというと、相当詳細にして信用のでき得る資料の調製が必要と思いまするが、それにもかかわらず、今問題になつておりまする統計調査部の定員を大幅に減らすというようなことは、折角の国……
○片柳眞吉君 昨日の質問が残つておりますから……昨日実は質問いたしましてまだ御答弁がないわけでありますから、もう一遍御質問をいたしたいと思いますが、実はこの七千九百六十一名は、昨日の橋本長官の御説明では米の統制が続いて配給が続くと、こういう意味から七千九百六十一名を復活したのである、こういうお話が出たのであります。ところが今日農林大臣の御答弁では、配給業務ではない、管理業務という意味で七千九百六十一名を復活したのだと、こういうふうに御答弁が多少違つておるわけですが、これは大した私は気にはいたしませんが、併しそうなりましても、やはり管理業務の現在の定員が依然としてやはり六千八百八十二名であります……
○片柳眞吉君 私は先ず最初にこの定員法改正の手続の順序の点で御意見を拜聽したいわけでありますが、どうも今回の定員法の改正の手続から見て参りますると、本末が顛倒しておるという感じを持つておるのであります。それは二つの点から私は指摘できると思うのでありますが、要するに、旧憲法におきましては、官制だけで、刺令だけで各省の定員が制定できたわけでありますが、現在では定員法という法律で各省の定員をきめて行くことになつておるわけでありますが、そういう点から見て参りますると、先ず定員法の審議を先にやりまして、その決定するところに従つて予算を組むということでないと、どうも順序が逆ではないだろうか、予算がきまつて……
○片柳眞吉君 私は一つ水産庁、海上保安庁に質問いたしたいと思います。
【次の発言】 それは先ほど千田委員の質問に水産庁と海上保安庁から御答弁があつたのでありますが、そこで私はまあこういう疑問を一つ持つたわけなんです。先ほど証人の切手君の証言によりまするというと、銃撃を受けた際に無電で今不法な銃撃を受けている。又拿捕されているということをこれも無電で通報しているわけでありますが、こういう場合に水産庁の出先機関なり、或いは海上保安庁の出先でこれの無電を受けたかどうか。又受けてどういう処置をとつたかどうか。ただ無電を受けて何もしておらなかつたかどうか、これを一つまず伺いたいと思います。
○片柳眞吉君 数点御質問いたしますが、その前に、配付されました資料に食い違いもありますのでどちらが正しいかお示しを願いたいのであります。七月二日の小麦の国内価格及び国際価格の推移という、この資料の一番最後の所に、小麦の国際価格の推移という表があります。それからもう一つ七月六日付の資料がありまするが、この二枚目にやはり小麦の国際価格の推移の表が同じ見出しが出ておりまするが、カナダのクラスIIですか、これが一九五三年の六月の数字が片一方は一ブツシェルが二ドル一セント、一方が二ドル四セントである。これはトン換算も違つておりますので、先ずどちらが正しいかを一つお示しを願いたい。
○片柳眞吉君 長官が先をお急ぎのようでありますから問題を言つておきたいと思うのですが、この問題はこの前の国会におきまして、私から実は質疑をいたしました件でありますが、なお私は政府のそのときの解釈には不満を持つておるわけであります。丁度長官も御出席でありますので、この機会に御質問したいと思いますが、通常生ずべき損失という観念につきまして、これは速記録を御覧になつたらわかると思いますが、前回の政府の御説明によりますると、平年の収益からこの制限下に挙げ得た収益を控除した差額の八割を、八〇%を以て通常生ずべき損失とする、こういう解釈を終始とつておられました。私は最後はこれはもう第五条で裁判所へ持出して……
○片柳眞吉君 漁船の建造等に要する融資の途を開くことは極めて賛成でありまするが、ただこの法案につきまして若干の点について御質疑をいたしたいと思うのでございます。この法案によりますると、これが通過いたしますると、公布の日から本法は施行されることになつておりますが、すでに農林漁業金融公庫の枠もきまつておると承知しております。これが公布されましても、直ちに資金の枠の拡大はないというふうに思うわけでありますが、その関係がどうなりますか。なお提案者り御説明を聞きますると、開発銀行の中小事業部の金が、何と言いまするか、そこに浮いておるというような御説明がございましたが、浮いているものを金融公庫のほうに振替……
○議長(片柳眞吉君) それでは不肖私が議長に選任されましたので、よろしくお願いいたします。
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林・通商産業連合委員会を開会いたします。
前例によりまして、私が連合委員会の会議を主催させて頂きます。臨時硫安需給安定法案を議題といたします。
本法案は去る七月二十五日内閣から予備審査のため提出せられ、同日農林委員会に付託せられたものでありまして、農林委員会におきましては、七月三十日提案理由の説明を聞きましたが、通商産業委員会においては、まだ説明を聞かれておりませんので、本日改めて提案理由の説明を求めることにいたします。ちよつと速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。
先ほど委員長から提案理由の説明を先ず求めるということで申上げましたが、提案理由はす……
○委員長(片柳眞吉君) 只今から農林、通商産業連合委員会を開会いたします。 まだ御質疑もあると思いまするが、本日はこれにて一応休憩いたします。 午前十一時一分休憩
○担当委員外委員(片柳眞吉君) 私は実は今度の凶作を見て来て、共済制度との関連で一つ感じたことを申上げまして審議の参考にして頂きたいと思いますが、凶作地へ行きますと米価はなんという問題は全く影をひそめめている。皆さんのお話のように共済制度に対してまあ非常に何と申ますか、今年の凶作は共済では大して救われないという感じなんです。そこで今日統計調査部長の作況を聞いても、農林省の作況でも相当落ちて来ているわけですね。更に落ちて来るだろうと、こう思つております。そうなつて来ると、今年から初めて採用した減収加算という問題が非常に不合理な感じを強めて来るのですよ。すでに概算五百円ですがどうも今の調子で行けば……
○片柳眞吉君 私からも第三条の点につきまして重複を避けて御質問したいと思いますが、この農産物の購入の点は、絶対不足量の内枠として入つて来るという意味において私は是認されると思うのでありますが、ところが先ほどの江田さんの御質問を聞いておりますると、今きまつておる小麦五十万トンとか大麦十万トンは、昨年の不足分の需要等をカヴアーするわけでありますから、これは問題ないと思います。ところが、先ほどの人口増による需要増、まあこういうのは当然予見されておるのであつて、それを入れることは通常の市場取引を排除したり代替することにはならないという点については、私も一応の疑問を持つわけでありまするが、まあこの問題は……
○片柳眞吉君 農林委員会の他の委員のかたからも発言があろうと存じますが、先ず私から数点お尋ねをしたいと思うのであります。 実は農林委員会におきましては、すでに五月二十九日付を以ちまして当委員会に申入れをしておりますので、すでにいろいろ御高配を頂いおることと存じまするが、本日この連合審査の機会に先ず塚田長官にお伺いいたしたい点は、今回の行政整理の大きな方針につきましては、これは何ら反対をするものではございませんけれども、各省との均衡等から見て参りますると、農林省の整理の率が一般よりも非常に高いという実は感じを持つのであります。各省平均が大体四・四%でありまするが、それに対して農林省のこれはまあ……
○担当委員外委員(片柳眞吉君) 私話の途中で入つて来たわけですが、無事戻しの制度ですがね、これは御意見としては、全体としては赤字になつているわけですから、無事戻しをすると国家財政で負担するわけですか、無事戻しの財源というものはあなたの御意見からすると……。
【次の発言】 これは例はこまかいんですが、全く被害がなくてむしろ農作だ、これは豊作という一つの事実があるんですから、こういう農家は或いは無事戻しをしないでも、片方で平年以上の収穫があつたのは、これは或いは考慮しなくてもいいけれども、例えば三割未満の共済の対象とならん、二割くらいの災害が例えば二年とか、三年とか続いた、それを合計すれば相当の、……
○片柳眞吉君 簡単に続けて質問いたしますが、第一点は、失業対策事業で道路の改修をされることは私は趣旨には異存はないのでありますが、ただいかにも交通量の多い所をしろうとが改修工事をやっておって、非常に交通の実際のじゃまをしておるような感じを強く持っておるんですが、その点どんな考えを持っておりますか。 それから第二点は、住宅政策も何ら異存はありませんが、ただ非常に集団的な住宅ができますると、何千世帯というような大きな住宅地ができますると、学校がすぐに問題になると思うのですが、学校方面まで建設省の方でどの程度のお考えを持っておりまするか。それからもう一つは、交通量の関係も考慮いたしませんというと、……
○片柳眞吉君 ただいま御説明を詳細に拝聴いたしたのでありまするが、そのうち都道府県の農業試験場の委託試験費のうち、指定試験、その他数種の試験について本年度、三十年度までは事業費と人件費とを分けて補助をしておったのでありますが、三十一年度におきましては編成の仕方を多少変えまして、人件費の一部、ものによっては全部を事業費補助に切りかえるというような措置をとっておりまするが、これらにつきましてはすでに衆議院の予算委員会なり、あるいは当院の農林水産委員会におきましてすでに政府側からも御答弁があったのでありまするが、非常に誤解を生みやすい、場合によっては職員の身分の不安定を誘発をする、こういう非常な危険……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。