片柳真吉参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○片柳眞吉君 私は緑風会の所属議員の一員といたしまして、食糧問題、特に最近問題になつておりますところの主要食糧の統制撤廃の問題につきまして、総理その他所管大臣に対しまして質問をいたしたいと存ずるのであります。 先ず本論に入るに先立ちまして第一に質問いたしたい事項は、これは実は昨日の本会議におきましても他の議員から質問された点でありまするが、今回の国会にすでに提出された、或いは提出を予定されておりまするところの予算案並びに法律案を見まするに、我々が憲法第五十三條の規定に基きまして要求いたしました農村対策を重点とする施策が殆んど考慮されていないことであります。このことはすでに他の議員からも質問が……
○片柳眞吉君 私は緑風会の所属議員の一員といたしまして、只今上程されました食糧管理法の一部を改正する法律案に対しまして反対をいたし、委員会の否決の結論に対しまして賛意を表するものであります。 食糧行政が一刻もゆるがせにできないことは言を待たないところでありまして、朝鮮動乱以来の内外の情勢ただならぬこの時期におきまして特にその感を深くするものであります。 先ず国民全部が関心を持つておりますところの外国からの食糧の輸入確保の点でありまするが、昨年の七月以来本年六月までの最低要輸入量は、政府の計画によりますれば米換算約二百八十万トンであるのであります。これに対しまして昨年の暮までの上半期の輸入実……
○片柳眞吉君 只今議題となりました衆議院提出、農業災害補償法の臨時特例に関する法律案につきまして、農林委員会における審議の経過及び結果を御報告いたします。 去る五月二十六日、内閣から農業災害補償法の一部を改正する法律案が衆議院に提出せられ、同時に当院に予備審査のため送付せられ、農林委員会に付託せられております。然るところ、衆議院におきましては、右の内閣提出の改正法律案は、一応その審査を留保いたしまして、別に、農業災害補償制度の根本的改革に関する検討とは一応切り離し、本年四月中旬から五月上旬に亘りまする今回の凍霜害対策の一環として、直接関係ある昭和二十八年産の麦及び蚕繭について臨時特例を設け、……
○片柳眞吉君 只今議題となりました市町村農業委員会の委員及び都道府県農業委員会の委員の任期延長に関する法律案につきまして、農林委員会におきまする審査の経過及び結果を御報告申上げます。 本法律案の内容は、市町村農業委員会及び都道府県農業委員会の委員の任期は、それぞれ来たる七月十九日及び八月二十日に満了することになつておりまして、任期満了前三十日以内に選挙を行わなければならないのでありますが、目下別途提案されております農業委員会法の一部を改正する法律案によつて農業委員会制度の改正が審議せられておりまするので、その帰趨がきまるまで「この際、取りあえず右の任期をそれぞれ六カ月延長せんとするものであり……
○片柳眞吉君 只今議題となりました農産物検査法の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会におきまする審査の経過及び結果を御報告申上げます。 本法律案は、農産物の検査を農産物取引の実態に即応せしめ、特に昨年六月麦類の統制廃止後において、麦類の取引事情に格段の変化を見、麦類は国の検査を受けなければならないことになつているにかかわらず、一部には未検査のままの取引が行なわれておりますので、かような事態に対処いたしまするだめと、更に今次の雨水害対策の一環といたしまして、麦類検査の規格の緩和を図り、政府において可及的に買入れしようとする趣旨から提出されたのでありまして、これが骨子は大要次の四点であり……
○片柳眞吉君 只今議題となりました農業災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会におきまする審査の経過及び結果を御報告いたします。 本法律案は農業災害補償制度実施五カ年の経験に徴し、制度の円滑な運営に資せんとする趣旨を以て提案されたものでありまして、その骨子といたしますところは、先に成立いたしました農業災害補償法の臨時特例に関する法律と類似重複するものがありまするが、大要次のごとくであります。 第一は、農作物共済及び蚕繭共済について共済掛金の国庫負担を増額して農家負担を軽減せんとするものでありまして、即ち、従来、通常共済掛金標準率が全国を通じて最低となる県の通常共済掛金標準率……
○片柳眞吉君 只今、議題となりました農業災害補償法の一部を改正する法律案両院協議会成案につきまして、両院協議会の協議の経過並びに結果について御報告申上げます。 協議会は、去る七月二十三日及び二十四日の両日に亘つて開かれまして、その間、慎重且つ熱心に協議が行われたのであります。先ず七月二十三日衆議院側を代表いたしまして金子與重郎君から、衆議院が両院協議会を求めるに至つた理由について説明が行われたのであります。即ちその理由を要約いたしますと、「衆議院において政府原案にある農業共済団体の役員の責任の明確化に関する規定を削除いたしました理由は、現行農業災害補償制度の従来の経緯を思い、その今後を考える……
○片柳眞吉君 只今議題となりました衆議院議員平野三郎君ほか十六名の提出にかかる農業機械化促進法案について、農林委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 本法律案は、我が国の農業は生産手段の高度化において立ち遅れ、今なお多くの農民は苛酷な労働の下に耕作を続け、そのため生産増強の限界が低く、経営並びに生活の改善も期待しがたい状況にあるのであるが、併しながら最近農民の間に農業機械化に対する意欲が高まつて来たので、このときにおいて優良な農機具を急速に普及して、農業機械化の進展を助長し、以て農業生産力の増進と農業経営の改善に寄与せんとする趣旨を以て提出されたものでありまして、 その内容は、……
○片柳眞吉君 只今議題となりました農産物価格安定法案につきまして、農林委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本法律案は、農産物価格の推移を見るに、生産者が零細多数の農家であり、且つ農産物の特性上、出廻り期が一時期に集中し、又需要の変化に即応して生産を調節することが困難であること等の事情によつて、季節により、又、年により、相当な価格の変動を示して、正常な価格水準からも低落するものが起つて、農業生産を不安定にすると共に、農家経済にも影響を与え、延いてはこれら農産物の需要者及び関連産業に対しても累を及ぼす虞れがあつて、農産物価格安定制度を確立することは喫緊の要務であるという趣旨に基……
○片柳眞吉君 只今議題となりました農林関係三法案につきまして、農林委員会におきまする審査の経過及び結果を報告いたします。 先ず農林漁業組合連合会整備促進法案について申上げます。 昭和二十六年度から、農林漁業組合再建整備法によつて、事業不振の農林漁業組合の再建整備に着手せられて、今日に至つておるのでありますが、農林漁業組合連合会の再建整備の実績を仔細に検討いたしますと、現行再建整備法による方式のみを以てしては及びがたいところがあるのを認めざるを得ないのでありまして、いずれも多額の欠損金を有し、今後の増資に相当な困難が予想せられるばかりでなく、増資が所期の目標に達した場合においても、短期間に欠……
○片柳眞吉君 只今議題となりました農業災害補償法に基く家畜共済の臨時特例に関する法律案につきまして、農林委員会における審査の経過と結果を報告いたします。 現行農業災害補償法におきましては、家畜共済は死亡廃用共済、疾病傷害共済及び生産共済の三つに分れておりまして、疾病傷害共済に加入するには、死亡廃用共済に加入していなければならないのでありまするが、死亡廃用共済に加入するには必ずしも疾病傷害共済に加入することを必要としない建前になつているのであります。ところがこの二つの共済を一元化しますれば、疾病傷害共済の普及を促し、これに伴つて家畜診療が行き渡ることとなり、その結果死亡廃用の事故率が低下し、従……
○片柳眞吉君 只今議題となりました畑地農業改良促進法案につきまして、農林委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 この法律案は、総合的な計画に基いて畑地地域における畑地の改良及び農業技術の改善を行い、以て農産物の急速な増産を図ることを目的としたものでありまして、その内容は大要次のようであります。 第一は、畑地地域及び畑地地区の指定でありまして、畑地地域は農林大臣が畑地農業改良促進対策審議会の意見を聞いてこれを指定し、畑地地区は知事が農林大臣の定める基準に従つて指定するのであります。第二は、農業改良計画の策定についてでありまして、市町村長は所定の手続を経て当該地区の農業改良計画を定……
○片柳眞吉君 只今議題となりました市町村農業委員会の委員及び都道府県農業委員会の委員の任期延長に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 現在その任にある市町村農業委員会及び都道府県農業委員会の委員の任期は、いわゆる農業団体再編成の関係法案が前国会において審議未了となりましたため、それぞれ明年一月十九日及び二月二十日に満了することとなり、法律上、任期満了前三十日以内、即ち本年十二月二十日から明年一月十八日及び明年一月二十一日から二月十九日までの間に選挙を行わなければならないことになつておりまして、かくしまするときは、本年産米の供出な……
○片柳眞吉君 只今議題となりました国有林野事業に関する公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件につきまして、農林委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 公共企業体等労働関係法の適用を受ける林野庁職員を代表する全林野労働組合と林野庁当局との間に、かねて基準賃金の改訂並びに諸手当の創設及び増額その他について団体交渉が行われていたのでありますが、団体交渉も調停も共に不調に終り、公共企業体等仲裁委員会に仲裁申請が行われ、この間に処して去る十月二十七日公共企業体等仲裁委員会は、仲裁裁定第十八号を以て次の通り裁定いたしました。即ち、 一、定員内職員の基本給(……
○片柳眞吉君 只今議題となりました二法律案につきまして農林委員会におきまする審議の経過と結果を御報告いたします。 先ず農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案について申上げます。 農林漁業金融公庫は、昭和二十六年度から発足いたしました農林漁業資金融通特別会計を受継ぎ、昨年四月一日その業務を開始し、農林漁業者に対して土地改良事業、その他農林漁業の生産力を維持増進するため必要な長期且つ低利の資金を融通して参つたのであります。而して昭和二十九年度における公庫の貸付計画は、総領二百二十五億が予定せられ、これに見合う資金源としては、一般会計からの出資九十五億円並びに資金運用部からの借入百五億円及び既……
○片柳眞吉君 只今議題になりました農産物検査法の一部を改正する法律案の農林委員会におきまする審査の経過及び結果を御報告いたします。 現行の農産物検査法においては、政府に売渡す米穀等一部のものを除きましては所定の検査手数料を徴収することになつており、その手数料は収入印紙を検査請求書に貼付して納付することになつておるのでありますが、既往の事実に鑑みるとき、この方法は受検者に対して不便が多く、検査手数料の収入を確保するためにも制度的に欠陥があることが認められ、なお現在のやり方においては、検査済品に対する封緘措置等について何らの規定がないので、検査済品に対する不正行為或いは空包装の不正使用が行われる……
○片柳眞吉君 只今議題となりました衆議院議員綱島正興君ほか二十四名の提案にかかる肥料取締法の一部を改正する法律案につきまして農林委員会における審議の経過並びに結果を報告いたします。 肥料の品質の保全及び公正な取引の確保を図るため、肥料取締法に基いて肥料の規格の公定、登録及び検査等、その取締が実施されておるのでありまして而して配合肥料につきましては、その生産業者はすべて農林大臣の登録を受けなければならないことになつているのであります。ところが最近配合肥料の普及に伴い、部落等を単位とする共同配合或いは市町村農業協同組合等の行う小規模な肥料配合事業も漸次普及の機運にありまして、かような傾向は施肥の……
○片柳眞吉君 只今議題となりました保安林整備臨時措置法案と国有林野法等の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果について御報告をいたします。 先ず保安林整備臨時措置法案について申上げます。 本法案は、去る三月二十二日内閣より提出され、四月十七日衆議院において修正議決の上、即日、本院に送付されたものであります。昨年度発生いたしました西日本及び南近畿等における大風水害を初め、近時頻発する異常災害に対処して治山治水対策協議会が内閣に設置され、保安林の整備拡充を図ることに決定しましたので、その具体的措置の一環として本法案が提出せられるに至つたのでありまして、公布の日……
○片柳眞吉君 只今議題となりました農林関係二法案につきまして、農林委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 先ず農林省関係法令の整理に関する法律案について申上げます。 本法律案は、すでに他省のものについても行われましたように、政府の企図する行政事務の改善、簡素化の一環として、農林省関係の法令について取りあえず整理すべきものと認められるものを廃止改正を行わんとする趣旨を以て提案せられたものでありまして、明治六年太政官布告第百六十三号、人家稠密の地において牛豚類の豢養を禁ずるの件外七法令を廃止すると共に、占領行政の遺物である桑園の登録、家畜人工授精師の毎年の届出義務というような不要と……
○片柳眞吉君 農林委員会に付託されました請願二百件、陳情六十七件につきまして、このほど審査を完了いたしましたので、その経過並びに結果の大要を報告いたします。 右の請願及び陳情の趣旨は、極めて多種多様でありますが、これを大別いたしますると、家畜保健衛生所法廃止反対、装蹄師免許制度廃止反対、公営競馬の民営移管反対等、畜産関係のものが最も多く、百十二件、農業施設復旧工事費の国庫補助の早期交付、地方農地事務局事業所職員の増員等、農地関係のもの四十件、木炭公営検査強化の立法措置、国有林払下等、林野関係のもの三十四件、玉糸を繭糸価格安定法中に包含する請願、購繭資金、桑園の凍霜害対策に関する請願等、蚕糸に……
○片柳眞吉君 只今議題となりました酪農振興法案について、農林委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 ここ数年間における我が国酪農の発達は顕著なものがあります。併しその内容を些細に検討いたしますと、必ずしも楽観することのできない幾多の弱点を持つていると言われ、その基本的なものとしては、牛乳及び乳製品の生産費、延いてその価格が諸外国に比べて割高であることであり、その原因として購入飼料に対する依存度の高いこと、乳牛飼育密度の稀薄なこと、或いは処理加工工場の小規模にして非能率あり、且つ濫立していること等が挙られております。而してここの結果は、牛乳及び乳製品に対する消費を抑圧し、食生活の合……
○片柳眞吉君 只今議題となりました臨時硫安需給安定法案について、農林委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 本法律案は、第十六回国会に政府から、本院に対しては予備審査のため提出せられ、衆議院における審査状況とも見合つて、今国会まで継続審査に付せられていたものであります。 本法律案は、硫安の需給の調整及び価格の安定を図ることを目的とし、これが提案の理由は、硫安は化学肥料の大宗として農業上最も主要な生産資材でありまして、その需給の調整と価格の安定を図ることは、農業生産のため、はた又農業経営上極めて重要な事項でありますので、政府は先に肥料対策委員会を設けて、これに諮問してその対策を審……
○片柳眞吉君 只今議題となりました昭和二十九年四月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案につきまして、農林委員会における審査の経過と結果を報告いたします。 この法律案は、昨年の四月及び五月の候に発生した凍霜害の被害に対してとられました措置に準じたものでありまして、本年四月、各地に発生した凍霜害によつて損失を受けた農業者に対して、資金の融通を円滑にし、これが経営の安定に資する目的を以て提案せられたものでありまして、即ち今次の凍霜害によつて春蚕繭又は農作物が平年に比べて収量において三割以上減収し、且つこれら減収による損失額がその農家の通常の農業総収入額の一割以上である被害……
○片柳眞吉君 只今議題となりました農林漁業組合連合会整備促進法の一部を改正する法律案につきまして農林委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 先に制定されました農林漁業組合再建整備法及び農林漁業組合連合会整備促進法によりまして、農業協同組合及び農業協同組合連合会の再建整備或いは整備が進められているのでありますが、ここに金融機関再建整備法の特例を設け、一段とこれが促進を図ろうとするのが本改正法律案提出の理由であります。 而してその内容の骨子とするところは大要次のようであります。即ち、 第一は、調整勘定の閉鎖に関するものでありまして、再建整備途上にある組合及び連合会は、不要設備等の……
○片柳眞吉君 只今議題となりました農業委員会法の一部を改正する法律案及び農業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 先ず、農業委員会法の一部を改正する法律、案について申上げます。本法律案は、農業委員会法が制定されましてから今日まで三年有余、その間における経験に鑑み、且つは情勢の推移に即応して、その使命を達成するため、事、務の完遂に最も適当した構成をとることが肝要であるとの意図を以て、農業委員会の構成等を若干改正し、又、都道府県農業委員会を廃して、これに代つて法人たる都道府県農業会議を置くこととし、更に全国的組織として、これ又法人で……
○片柳眞吉君 私は緑風会を代表いたしまして、すでに三日前に行われました鳩山総理大臣の施政方針演説並びに大蔵大臣、経済企画庁長官の財政経済演説に対しまして、民主政治のあり方、農業、食糧問題を中心といたしまして質問をいたすものであります。 まずわが国の民主政治の今後のあり方についてでありまして、総理に御所見を伺いたいのであります。多年の宿望が実現いたしまして、昨年保守党と社会党それぞれの合同がなりまして、自由民主党、日本社会党の二大政党が対立し、政策を中心といたしまして国会の審議を尽し政治を推進することになりましたことは、御同慶にたえないところでありますが、他面両党の主義主張が根本的に相違する点……
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