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堀木鎌三 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

堀木鎌三[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは堀木鎌三参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。堀木鎌三参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

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委員会発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/24、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今頂戴いたしました歳入の部で「官業益金及財産税受入」が、昨年は第一四半期一九%になつておる。ところが今年度は僅か六%で、金額から見ても非常に少ないのですが、この官業益金とかその他のものについては入つて参る通りに入つて参るのだろうと思いますが、何か手続上の問題があるのでございますか。
【次の発言】 重ねてお伺いいたしますが、そうすると專売益金の繰入れが遅れているというわけでございますか。專売益金の一般財政上の收入に立てる分が遅れているということなんでございましようか。
【次の発言】 私も重ねて……。それでは政府委員にお聞きいたしますが、千三百億の益金が予定されておつて、そうして歳入……

第8回国会 予算委員会 閉会後第3号(1950/11/07、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 第一段にお聞きいたしたいことは既定経費の節約が物件費、旅費、その他いろいろのもので五%とつかまえてお見込みになつたようにさつき承わつたのですが、何かその五%とつかむについての根拠についてお聞きしたい。
【次の発言】 全体に対しての引つくるめでございますか。
【次の発言】 もう一つお聞きしたいことは、地方債の発行総額が二百十五億ございます。大体何と申しますか、これについて総額的にもつと殖やすお考え方ができないのかどうか。二百十五億はもう少し地方債を殖やして平衡交付金の総額を減らすというふうな観点に立てば、その性質上その他から見て地方債にもつと仰ぎ得るものがありますか。

第8回国会 労働委員会 第1号(1950/07/19、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大臣にお聞きしたいのでございますが、大体まあこの間からのお話だと、今後もいわゆる今の内閣の言う安定経済というものに従つて相当失業者が、殊に日雇の失業者が相当殖えて参る、日雇労働者が失業する状況は非常に殖えて参る、こういうふうなお見込でないかと思うのでございますが、どうお考えになつておりましようか。
【次の発言】 いつもそれで……。ついでに大臣にもう一つお聞きいたしますが、そうい見方でいつもいろいろ問題になつて参りますのは潜在失業者が顯在するかしないかというふうな問題なんでございますが、その潜在失業がそれじや大臣としては最近の情勢ではどの程度に殖えつつあるとお考えになつておりましよ……

第8回国会 労働委員会 閉会後第1号(1950/10/11、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 それでは御報告申上げます。  私共近畿地方の労働事情視察に参りました者一行は堀議員と私と磯部専門員になつておまして、兵庫、大阪、京都、愛知の四県を視察して参りました。詳しく申上げるのもどうかと思いますので、概要を御報告申上げますが、予定の三日の日はいわゆるジェーン台風の当日でありまして、東京を出ますときは大したことはないという考え方で参りましたが、列車が段々向うに参りますにつれて遅れて参りまして、汽車の窓から見ました被害状況並びに翌日阪神国道をずつと通つて参りましたが、実にその被害状況は甚だしいものがある。従いまして、私共も労働問題につきまして余り徹底的に各現場官庁を動員するとい……

第8回国会 労働委員会 閉会後第2号(1950/10/12、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今労働大臣のお話一部に御尤のように思うのですがどうも私解せられないところがあります。というのは予算委員会におきましては大蔵省関係において、本年度の補正予算についても来年度の予算についても見通しを主計局長からすでにお話になつておる。無論ドツジ氏が今来朝してどういう考えによつてそれが変るかということも考えられますが、臨時国会がいつ開かれるということと関係なしに、もう各省とも補正予算なり来年度予算については、すでに大体の案というよりは殆んどまとまつてお話合いが進んでおる筈なのです。今日お聞きしようというのはそれだつた筈なのです。そういうことについては労働省はどういうふうな御見解になつて……

第8回国会 労働委員会 第3号(1950/07/26、2期、第一クラブ)

○堀木委員 齋藤さんにお聞きしたいのですが、さつき關谷さんから問題があつたのでありますが、実施時期が非常に短いので、保險料と掛金との関係でございますね。つまり保險の財政の上から見て、これが一番ぎりぎりであるかどうかというような問題を、非常に実施期間が短いので御推定もどうかと思うのですが、一遍お聞かせを願いたいとこう思うのであります。
【次の発言】 もう一つそれについてお伺いいたしますと、それと同じものを頂戴しているのですが、今度の新らしい改正案によりましたならば、保險料收入額と保險料給付の月別の実績がありますが、推定するとどういうことになりますか。

第8回国会 労働委員会 閉会後第3号(1950/10/20、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 小林証人にお伺いしたいのですが、この三十五條但書は全然削除したほうがいいというお考えのようにも思われるのでありますが、これは削除のままでいいのでありますか。
【次の発言】 そういたしますと、三十五條の本文のほうを、現在のように当事者双方とも最終的決定としてこれに服従しなければならない、この表現では足りないというお考えでしようか。先ほど民事訴訟法の八百條を御引用なさつたのでありますが、そういう点との関連においてもう一度御意見を聞かして頂きたいと思います。
【次の発言】 小林さんのおつしやるように、三十流條の本文は労働法規的な観点から規定されておつて、但書はむしろ財政法的なものである……

第8回国会 労働委員会 第4号(1950/07/27、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 この間実は日雇労働者の現場をよい機会に見せて頂いたのですが、日雇労働者の一番要求しておることは要するに失業日数のないことであるということが一番希望しておることは確かであります。要するに保険金の問題より、失業日数がないこと、失業対策事業の内容を見ますと、まあ非常に関係官が努力しているようでありますが、実際の現状から見ると、まだ都市計画事業と公共事業との計画的な結付きというものは私は足りないと思うのでございます。それには一つは無論この日雇失業者自身の、要するにそういう公共事業だとか都市計画事業との結付きをする主体性が足りない。主体性自身が足りない。組織とそうして熟練というものが一体に……

第8回国会 労働委員会 閉会後第4号(1950/10/21、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 賀來労政局長は来ておりますか。
【次の発言】 折角おいで願つても、実はこつちが少し私は改正の御趣旨なり何なりの御説明がおろそかになつていたのではないかという気もするのでございますが、今藤林先生にお聞き申上げたいのですけれども、実は藤林先生は事実上御関係が深いのですが、先ほど戒能証人の言われましたように、日本国有鉄道法だけに追加予算提出の義務がある、それは運輸大臣を通じて大蔵大臣に対してあるわけなんですね、この点はやはり戒能先生のお話のように、政府に国会提出の義務を負わしておる、而も今までの法文の書き万では、政府は如何なる拘束も受けるものではないというふうな書き方であつたのですが、……

第8回国会 労働委員会 第5号(1950/07/28、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私も本案につきましては賛成いたします。ただここで希望を申述べたいと思いますことは、最近の日雇労務者の失業状態が現下の情勢から段々殖えて参つておる。朝鮮事変その他によりまして一時的な需要というものも予想されますが、今の経済政策の下においてはそう楽観を許さない。こう思うのであります。当局者としては是非この日雇労務者が先ず失業しない、先程のお話のように完全雇用に近い状態に置く。完全雇用を理想として参る。その点につきましてはこの失業対策事業の外に公共事業でありますとか、都市計画事業と緊密なる、特に末端における緊密な連繋によりまして、比較的恒久性を持ち、そして日本の経済復興に貢献する形にお……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/12/02、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 佐多君が大蔵省から提出されました資料と地方財政委員会による資料との比較検討をお續けになるならば、私はその点を尋ねようとしておつたのでありますから、佐多君の御質問が済みましてから足りない点だけ質問させて頂こう、こう考えております。
【次の発言】 午前中に佐多委員の質問が済みましたらその関連におきまして申上げたい、こう思つておりましたのでありますが、先程大蔵省から出ましたものと、そうして地方財政委員会から出ましたものとの間の比較につきまして、給與ベースの改訂、年末手当支給に要する経費その他については詳しく御説明がありましたので、両者の意見の相違がほぼ明らかになつたと思うのでありますが……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/04、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私先ずお聞きしたいことは、國家公務員の給與ベースの問題は官房長官が御主管だそうでありますが、労働問題御主管の労働大臣といたしまして、二十三年の七月から、國家公務員については給與がそのときの物価を水準にしてきまつて参つたわけでありますが、今回漸く平均して約千円の給與待遇の改善が図られるということでありますか、その間におきまして、民間の給與待遇等と比べまして、労働大臣として國家公務員が著しく低位にあるということをお認めになりましようか、お認めになりませんでしようか、その点を第一点としてお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 無論千円平均上るのでありますから、その差が相当縮まつたこ……

第9回国会 予算委員会 第7号(1950/12/05、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 関連して質問したいのですが……。
【次の発言】 輸入の問題について……。安本長官から数字を挙げてやや前途希望が繋げるようなお話があつたのでありますが、実はそれにもかかわりませず、数字を分析して見ると、必らずしも安心できない。いな、むしろ非常に心配しなければならない点があるという私は考えばかりであります。先ほど月別の輸入計画をお挙げになりましたのでありますが、大体上期におきましては、輸入は実は昨年に比してなお且つ減つておるのであります。昨年輸入は七千八百万ドルでございましたのが、今年は七千四百万ドルというふうに減つておるのであります。輸出のほうは、昨年に比しまして千九百万ドル殖えて……

第9回国会 予算委員会 第11号(1950/12/09、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 時間が制約されておりますのと、同時に総理大臣は御微恙中であるということに聞いておりますので、それを推して国会最終の日でありますとは言え、お出かけになりましたことに関しましては、私も国民の一人として深く敬意とお礼を申上げます。極く簡單に、突は各大臣と私との議論のやりとりをお聞き願つて、その上に立つての御判断を願いますと非常にいいと思うのでありますが、併しながらどうもスケジユールがそうも参りませんので、極く簡單に総理大臣に二、三の点だけ御意見を承わりたいと思うのであります。無論時によつていろいろと御意見が出ておりますので、又政策が出ておりますので、或いはその点について又再び繰返すこと……

第10回国会 議院運営委員会 第37号(1951/04/14、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 水橋さんも、私も非常に小会派だし、私どももみないないので急に出て来たわけですが、今マツカーサーが辞任された理由、これはいろいろな動きがあるのだろうと思いますが、私ども正式に知り得ることは、やつぱりトルーマンの演説でそのままを信用するよりしようがないという意味においては、私は片柳君と同じで、要するにマツカーサーの日本の占領政策そのものについての批判は一つもない。むしろその点の功績はトルーマンといえども惜んでいない。要するに新聞が書いておるように私どももその真相を知らない。一応新聞を見るならば、要するに彼の大きな政策についての食い違いがあるのじやないか。これは併し決して占領政策そのも……

第10回国会 予算委員会 第2号(1951/02/06、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 中共をアグレツサーとしての決議案が通過する前後の経緯についてもつと詳細な説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私ちよつとほかに用事がありまして席を外しておりましたから、ほかから御質問があつたことでございましたら別に何でございますが、実は朝鮮事変についてただ戰闘行為……表面に現われた戰闘行為だけを見ておつては非常に表面的な観察しかできないのであります。その点で第一にお聞きいたしたいと思いますことは、この前の臨時議会の初めに総理大臣が施政演説で、先ほど木村委員からも言われましたように、朝鮮は間もなく統一国家としてできるだろう、マツカーサーは前線にあるのだ、こういうような期待的なお……

第10回国会 予算委員会 第4号(1951/02/08、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 数字的には電給関係が一応お見通しがついておるのですが、今品種別にどういうふうな状況になつておりますか。その点についてもう一遍御説明をお願いしたいと思います。

第10回国会 予算委員会 第6号(1951/02/10、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 一点だけお伺いいたしますが、例の公団廃止に伴いまして、配給事務を食管特別会計でお扱いになるとすれば、今御説明になつた予算は相当変つて来なければならないと思いますが、如何でございましようか。

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/12、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今建設省のお話を伺いますと、何でも総額がきまつちやつて、それから細目が組み立てられるような御答弁に近いものがあつたのですが、一体我々予算を組むときに、事業内容がきまつて、大体これくらいのことはしたい、併し一般財政上の都合もあつて、その金額が減額になれば、この道路とこの分は止を得ず切ろうというふうなことが大事なやり方だと、こう思うのでありますが、それでやれば、実は公共事業について実際の計画が立ち得ないだろう、例えば道路計画にいたしましても、河川改修工事にいたしましても、砂防工事にいたしましても、皆一つの計画を持つておつて、大体個々の工事を集計したのが幾らになる、そのうちで一般財政と……

第10回国会 予算委員会 第10号(1951/02/16、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私お尋ねしたいことは、さつきの木村委員の質問に関連するのでありますが、大体政府関係機関なり、特別会計で一番資材をお使いになりますのは、国有鉄道と電気通信特別会計じやなかろうか、こう思うのでありますが、電気通信関係のお仕事の中には、非常に材料が最近騰貴して参つておるはずでございます。特にお使いになるものは価格が騰貴しておるという関係でありますが、従いまして、現在どの程度資材をお使いになるか、主要資材の内訳、そうしてそれに対する予算上見積りと申しますか、予算に見積られました單価及び朝鮮事変前と、現在現に購入なさつておる單価というものが、どういうふうになつておるか、そういう点を先ず事務……

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/20、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 折角法務総裁が来ておられるのですから、一つ法務総裁にお伺いしたいと思います。  どうもこの警察予備隊といろものがこの紙二枚で審議することに非常に無理がある。殊にこの前昨年は国債費のはうからマツカーサーの書簡によつて急速にできましたもので、我々としては前年度から今年度にかけて、実際の内容的のものがどういうふうになつておるのかということを細かく調査しなければならんと思いますが、ここでは特に法務総裁にお聞きいたしたいと思いますことは、ともかくも現在の国警なり地方警なりのほかに七万五千人なりというものが国内治安上必要とするということは、どういう根拠で、どういう考えでできて来ておるものか。……

第10回国会 予算委員会 第14号(1951/02/22、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 先ほど山田委員と吉田総理との応答、全面講和とそうして再軍備についての御論議の間を考えておりますと、実によく一致しておるというふうな感じを受けるのでありますが、にもかかわりませず、ここに一つの大きな国内においては二つの意見が対立しておると思うのであります。それは端的に申しますれば、日米相互防衞協定ということが大体既定の事実としてでき上つて来ておるわけであります。ダレス氏は日本国民がこれを歓迎するならば講和直後において日本に軍隊を、アメリカの軍隊を駐屯するであろう。そうして総理は日本の国民の大多数は歓迎するであろうということを言われておりますにかかわらず、実は一方において確かに国論は……

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/03/02、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私も木村委員と同様に、政務次官がこの程度は先行き心配する必要がないとおつしやつたことを違つた角度からお聞きしたいと思う。政策的な議論はいずれ本審議のときにいたしたい、こう考えますが、私物価庁は安本の一外局だと承知いたしているのですが、安本の中でお出しになるものが物価庁とは別なんだとおつしやることもわからないのですが併し細かい数字は別にいたしまして、私は政務次官、さつきのお話を承わつていると、やはり一月より二月は高くなつているだろうということをおつしやるくらいですから、その後の物価についても相当敏感に御承知なんだろう、こう考えるのであります。安本のお出しになつております経済月報によ……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/03/05、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 若し資料がすぐお手許にありましたら、一部でもいいのですが、国家公務員の実際の生計において毎月の……、事変前後どうなつて来ているか、実態生計費の調べがあるはずだと思うのですが、そういう事変前後から最近までの調査があれば非常に結構だと思うのです。これを一つお願いしたい。ないようでしたらなくてもようございますが。

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/09、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私総理大臣に、特に今日は外交問題を別にいたしまして、経済問題を主にいたしまして、お尋ねいたしたいと思います。何と申しますか、外交問題につきましては、すでに応答が相当盡くされております。又あれ以上総理大臣がお言いになる傾向もないようであります。なおそれにも増して非常に国内におきまして重要な問題、それが国際的な関連において考えられますので、それらの点についてお聞きいたしたいと思います。  先ず第一に、この前の臨時議会におきまして、私は総理大臣に非常に輸入原材料の獲得に各般の施策を挙げて集中動員なさるように切に要求いたしたのでありますが、その点につきまして、内閣のほうの非常なお骨折りに……

第10回国会 予算委員会 第26号(1951/03/13、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今の下條委員の問題に関連して、実はお聞きしたいと出思いますが、何と申しますか、非常に外貨を獲得するために輸出が必要であるということは言われなくてもわかると思います。と同時に、昨年のですね、我が国の鉱工業生産指数が上つてる割合から見まするとですね、全体で見ますときには、やはり輸入原材料が枯渇しておるんじやないかということは、両者の比較から見ると、まだ輸入について努力しなければならんのじやないか。過般通産大臣が八幡に行かれる途中で、新聞記者にいろいろお話になつた記事が出ておるんでありますが、それにおきましても、相当輸入について、特に主要輸入原材料については、資金的な面の改善によつても……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私労働大臣にお聞きしようと思いました基本的な事柄につきましては、大体過般木村委員からお尋ねをいたしましたので、相当明らかになりましたので、それらの点を省きたいと思いますが、先ず予算に直接関係ありますもので一つお聞きいたしたいと思うことがあるのです。  それは失業対策費についてでございますが、失業対策費につきましては昨年度から見ますると、労働大臣のお骨折りで、相当予算額が上廻つておる、二十五年度予算に比して上廻つておる。而も前の臨時国会でお尋ねいたしましたときに、資材関係の問題をお聞きいたしましたが、この点については努力するというお約束が、今度はともかくも果されておる。こういう点に……

第10回国会 予算委員会 第29号(1951/03/17、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私も重ねて今委員長あら言われましたことにつきまして、予算審議のあとを顧みて見ますると、非常に遺憾な点が多いと思うのであります。岩間委員から病気の大臣はしようがないというお話があつたのでありますが、運輸大臣は衆議院におきましても殆んど御出席になつて御答弁なすつていられません。それから参議院におきましては、一回ちよつとお現われになつたようでありますが、総理大臣の質疑中に退席されて、一回もそのことについて御質疑に応じておられません。而も一方におきまして、船舶の増強は率直に申して現在一番重要な問題の一つであります。なお新線の計上も初めて本国会にお出しになつておるというふうな情勢で以て、こ……

第10回国会 予算委員会 第31号(1951/03/24、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 事務的な御答弁としては、木村委員にお答えになつたことは、私大蔵大臣の御説明は一応成り立つと思うのです、ただこの決議案を、小委員会における決議案をできるだけ尊重すると言われますが、一体どの程度に尊重されるかということが私は一番問題になると思う。それは事務的に言えば、今大蔵大臣の言われましたようにいろいろな條件を考慮しなければならんことも私わかるのであります。併し問題は、この決議を尊重されるという以上は、何と申しますか、要するに平衡交付金で百九億でありますが、百億以上、或いは百九億に近い、実質的につまり百九億をもらえる計画を立てても、それが幾らか減額値されても、大体その地方のほうはど……

第10回国会 労働委員会 第1号(1950/12/15、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 健康保険法の改正に関しては、連合委員会で審査さるべきものだと思うのでありますが、厚生委員会のほうはよほど進捗しておるようでございますね。本会議に今明日くらいに出そうかと言つておるのじやございませんか。そういう観点から見まして非常に時期的には遅れておるという気がいたすのでございますが、どういうものでございましようか。

第10回国会 労働委員会 第3号(1951/02/05、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私は委員会でやる仕事で、先ず第一理事会でおきめになる問題は一体どういうふうに審議して行くかという方法があるべきはずのものだと思うのでありますが、そういう点について何らの御報告がないのはどうかと思います。
【次の発言】 各委員の都合もありましようが、むしろその点に関しましては、各委員会がありますので、むしろ議運におけるいろいろの日程等の都合が一番事務的にはきめられなければならない問題であると思う。それと政府の都合と睨合せなければならん。例えば例を挙げてみますと、二十六年度の予算関係については、二月の五日から三月の五日まで大体午後ずつと詰つているような状態です。そうすると、時間的にも……

第10回国会 労働委員会 第4号(1951/02/08、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 労働大臣はいつまでいられるのですか。
【次の発言】 予算に関すること何といいますか、今御説明承わつたばかりで資料も今お渡しになつたばかりで検討して見なければならないと思います。併し労働大臣も午前中事情が許すようなんですから、一般的な質問というふうなことになればここで御質問するようなこともないでもない、そういうふうな気がいたすのであります。
【次の発言】 私、予算のほうをもう少し調べて見なければわからないのですが、とにかく労働省所管の関係で失業保険の問題なり、失業対策事業なり、或いは労災関係なんかについて、労働大臣が努力なすつたあとは見えると思うのです。これが果して全体から見てどう……

第10回国会 労働委員会 第6号(1951/02/22、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 先ず第一にお聞きしたいことは、炭鉱のストをするたびに賃金が切下がるというような統計がこの頂戴した表では出るのですが、何だか私ども不思議に思うのは、ストライキまで賭しておやりになつた賃金交渉が、何の理由でこういうふうにストをやつたたびに下つて行くんですか、その点の真相はどこにあるんですか。
【次の発言】 今おつしやつたことは、この数字でよくわかるのですが、併しこういう御質問をするのは、率直に言えば、つまりこの経済鬪争の部面が、何らか不自然な力で妥結しなければならなかつたかどうか、そういう問題があつたのかなかつたのか、こういうことなのですね。もう少し端的に言いますと、いつのストでした……

第10回国会 労働委員会 第8号(1951/03/01、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 労働大臣が出ておられますので、一言お聞きしたいことがあるのです。教育公務員特例法の一部を改正する法律案が今出ておるわけなんですがこれによりますと何んといいますか、教員は学区別にと申しますか、まあ端的に言えば、市町村別に給与待遇の条件勤務時間その他勤務条件について單位組合を作り、そうして県別に連合体を作る、こういうふうになつておるわけなんであります。ところがこれらの教員については、実は殆んど県当局が人事権を持つておるわけなんです。そうすると給与、待遇その他に関しましても、県当局でなければ実際のところ勤務条件自身についての解決を図る能力がないわけであります。市町村は御承知の通り国家財……

第10回国会 労働委員会 第9号(1951/03/13、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私一つお聞きして見たいことは、何と言いますか、今までの三百人がこの前百人になつたのですね。それからこういうメリツト制ということについて一々よく見なくちやならない。今までは二十七條は五年経過で以てほつたらかしておつた。今基準監督局やその系統の機関で労災保険の実際の支払事務その他が非常にこんでるのですね。まあ労働者から見て実際の支給が非常に遅れる、これは手続規定の関係もありますが、仕事が非常に多くなつたというふうな点から事務が進捗しない、こういうふうな点もあるのですが、今度は範囲を拡げられると、それに対する事務的な行政的な配慮ですね。そういうものがどの程度に二十六年度の予算で行われて……

第10回国会 労働委員会 第10号(1951/03/15、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 実はともかくも率直に申しますと、労働政策と結びつけて計画的にはつきりしたもので各種の物資についてお考えになつてそれだけは優先的に流す。無論国民一般の実情と睨み合せて、その範囲なり、数量なりというものはきめなければならんと思うのでありますが、そういうきちつと品種別に、数量的に価格的にも睨み合せた姿でおやりになつてこそ安本がお役に立つ。安本でおやりになるのならばそこに問題の重点がある。こういうふうに考えるのですが、どうも最近の労働政策を見ておりますと、そういう点について一貫したものがないように思うのです。労働大臣は、いや労働者の生活については、殊に一必需品については考えておる。一般国……

第10回国会 労働委員会 第13号(1951/05/24、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 只今委員長からいろいろ本日の会合の趣旨を御説明になつたわけですが、先ず第一に労働大臣、岡崎官房長官も来られたのですが、御両者から承わりたいと思いますことは例の過般五月初々憲法記念日にリツジウエイ最高司令官が声明を出して、従来の経験に鑑みて更に必要とすること、或いはその後の情勢の変化に応じて変えるようなことが、従来の何と申しますか、ポツダム宣言その他GHQの指導に基いてできた諸関係法規、政令等について再検討をするということを日本政府に許した、こういうことから一番よく問題に取上げられるのは、労働関係のものもその一つだと思うのです。で政府又は労働省において労働者関係、労働問題に関連して……

第11回国会 予算委員会 第1号(1951/08/18、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 いいです、あとで。
【次の発言】 非常に先をお急ぎになりますから、お聞きしたいことはたくさんありますが、極く一、二点にとどめたいと思います。  先ず私は、ほかのこともありますが、やはり講和に対して全権で行かれますし、本議会の性質に鑑みまして講和に関連した経済問題について一、二お尋ねしたいと思います。実は、特に総理大臣が経済問題については非常にお暗いようなんで、これは池田大蔵大臣に非常に期待するところが国民としては多大だろう、こう考えますので、そういう点からお聞きいたしたいと思います。先ず賠償問題について先ほど木村君からの質問に対してお答えになつたのでありますが、これはまあ、フイリ……

第11回国会 労働委員会 閉会後第1号(1951/08/20、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今労働大臣の大体の方向としては私らも肯くのですが、今おつしやつた説明だけでちよつと我々おつしやることと実際に行うこととがどういう方法かということが非常に問題なところなんですが、先ずお聞きしたいと思いますことは、拙速でなく慎重に各方面の意見を聞いて取入れてやりたい。こう言われるのだが、先ず第一に、我々の一般的に今動いて行くのじやないかという考え方から見ますとまあ政令諮問委員会なるものの意見が出て、そうしてそれに伴つて労働省の事務当局でお考えになつている。こういうことなんですが、実は各方面の意見を取入れてとおつしやるその取入れの方法そのものについては大臣としてのお考えがあるはずだ、こ……

第11回国会 労働委員会 閉会後第2号(1951/09/25、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 この間しやべり過ぎましたから、今日は余りしやべりません。賀来労政局長のいろいろ実質的な経過の説明というものはよくわかるのですが、一体この前の調停は双方受諾したという点から見て、前の調停は成立しているのかどうか。労働協約締結に至らなかつたことは事実ですが、双方の調停案受諾という事実があつたと認められると、ここで前の調停は成立しておつた、今度新らしく労働組合が調停を申請したという分について、それが何らか第一段階との不可分の関係において新らしい調停というか仲裁に入つた。その仲裁段階というものをどういうようにお考えになつておるか、こういう問題を一つこれは実質的に、経過的なものはわかるので……

第11回国会 労働委員会 閉会後第3号(1951/09/26、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 ですから極く簡単にお聞きしたいのですが、個人の御意見で結構だと思うのですが、例のいわゆるゼネラル・ストライキの問題について労働関係の問題としないで、治安関係のものとしてこれを取扱うということは今お話の中にもありましたように、これを治安的な意味からのみいろいろこれを見るときには相当他の問題と比較していわゆる官憲の圧迫と言いますか、そういう法規の発動がシビヤになるという傾向が強いと思うのでありますが、こういう観点から、さつき言葉の意味が誤解を招くというので、国民経済を危殆に瀕せしめるというような註釈もあつたのですが、その点についての御意見をもう少し詳しくお聞きしたいのです。

第11回国会 労働委員会 閉会後第4号(1951/09/27、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今度の調停額でもつてお聞きしたいのは、調停額で従事員の給与ベースを考えた場合に、現在の加入に対して人件費がどれくらいの割合になるでしようか。それが年度初めに見込まれましたのとどの程度の割合になるか。もう一度くだいて言いますと、今の収入決算見込額というものに対して年度初めに予算をお組になつた場合と、現在との営業収入の割合はどれくらいになるかということです。その場合に年度初めの人件費の営業費中に占める割合が、それが今度調停額をそのまま実施されると営業収入の割合がどれくらいになつて、営業費中占める人件費の割合がどれくらいになつて来るか。そういう調べがあるだろうと思いますが、その点お示し……

第11回国会 労働委員会 閉会後第5号(1951/10/08、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大体この前お聞きしたところと進んでいないように思うのですが、この前お聞きしましたので大体政府の意図のあるところはやや判明しておるのですが、少しサイドを変えて御質問すると、この法案はこの前大橋法務総裁が言われたように、前段の部分は、実質的なものは本当を言えば労働省の主管する事項なんでございますね。これは大橋法務総裁も認められたと思いますが、つまり経済問題に関連して普通の労働争議という形で起つて来る、そして一方から見れば正当な罷業権の行使だというふうな点から見れば、これはずつと前段起つて来ておる過程は労働省の所管の仕事だと、こういうふうに考えられるのですが、それ川が先ほど言われたよう……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第3号(1951/10/25、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私、ちよつと、お聞きしたいのは、最近これは、ドルの例の問題でございますね。それと今後のドル地域、それからスターリング地域に対する貿易、こういうようなものをどう見通しになつておられますか。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第7号(1951/10/31、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私は平和條約及び日米安全保障條約を審議するに当りまして、すでに大分この委員会といたしましても、同僚各位から主要な点については述べられておりますので、成るべく重要だと思われます一、二の点について総理大臣から特に御意見を拜聽いたしたいと思うのであります。  先ず第一に、安保條約について考えられますことは、よくこの平和條約だけでは日本の安全保障が期し得られないと申しますか、或いは平和條約だけでは日本に直ちに真空状態が起るということが、ダレス氏の言われました言葉もありまして、非常にその点が国民の皆の頭に入つているのじやなかろうか。こういうふうに考えられるのでありますが、平和條約の第五條に……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第9号(1951/11/02、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今ちよつと私ほかの委員会へ参つておりましたので、一松委員がどういうふうなところからお話になりましたのか、全部は承わりませんが、何と申しますか、この前文を我々が読みまして、先ず考えられますことは、やはりここに書いてあります、日本国の法制によつて作られはじめた安定及び福祉の條件を日本国内に創造するために努力して参らなければならん、又国際連合憲章の五十五條及び五十六條に定められたものに対しまして、我々が国際的に責任を負うというふうなことになつて参るのですが、私は特に今一松君の言われた労働問題について更に念を押しておかなければならない責任を感じておるのであります。細かいことは労働委員会で……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第10号(1951/11/05、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 丁度質問しようと思つていたところなんですが、今のお話で大体明らかになつて來たので、もう一度念を押しますと、そうすると主権がどこにあるかということは、結局国内法の問題であつて、全くその点は国際法上この(b)項は考えるべきでないのだというふうなお説になるのですが、そうなりますと、連合国は日本の完全な主権を承認するということだけの意味だと、こういうふうに考えていいのでありましようか。  もう一つ問題として考えられることは、この(b)項の問題は、第二章の領域的な部面も考えつつこういうふうな規定ができたのだ、こう考えていいのでしようか。その二点をお答え願いたいと思います。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第12号(1951/11/07、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 いろいろ御質問のあつたあとですから、私がお聞きしようと思いましたことも遠慮したいと思うのでありますが、と同時に、ほかの委員会に参つておりましたので、場合によると重複いたしまする場合もあると思いますが、その点は御注意願いたいと思います。先ず第五條で一番問題となりますことは、平和條約だけでは非常に真空状態になるということをダレスが頻りに言つたために総理大臣も年中それを言われるわけなんです。それだから安全保障條約が是非必要なんだ、端的に言えばそういう御説明なんですが、ここで改めてこの第三章安全、第五條によつて、日本国が国際連合憲章の義務を負うと同時に、連合国も又国際連合憲章第二條の原則……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第13号(1951/11/08、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 時間もございませんようですから、極く簡單にお伺いいたします。よく和解と信頼の講和である、こう言われるのですが、先ほど羽仁委員が言われましたように、軍隊の駐留の問題といい、又今公海におけるところの漁猟の問題といい、どうもそういう点では漁区の上の問題としては、それ自身主権を特に制限するというふうな形は出ていないんですが、そういうものを結ばれるところの国家間の実際の立場というものから見ますると、非常に疑いを挾まなければならないような問題が出ておると思うのでありますが、それは別といたしまして、私はもう極く問題を限定いたしまして、いわゆるコンゴー盆地條約というものに対する権原、利益を捨てる……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第14号(1951/11/09、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私岡本委員がお聞きになつた時おりませんでした。ほかの国会の用務で行つておりましたので、甚だダブつて申訳ない。どう考えましても申訳ないのでありますが、法務総裁に一度この憲法九十八條の規定でございますが、「日本国が締結した條約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。」という第二項について、憲法との関係をはつきり法律的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 行政運用として、それは誠にそうだと思うのでございます。殊に御引用の九十九條がある以上は、これは行政の方針或いはこの国会の運用その他について当然だと思うのでありますが、この九十八條の第一項で「この憲法は、国……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第16号(1951/11/12、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私、通産大臣に伺いたいと思いますことは、この條約に対しまして我々が先ず考えられることは、政治的には日本の国には安全が保障されるだろうかどうか。独立後日本の国の安全が保障されるかどうか。それから経済的に見ますると、要するに独立後自立経済が成立つて行くのだろうかどうかというふうな問題だと思うのでありますが、従いましてこの経済條項及び賠償請求権等の問題につきまして、通産大臣はこの條約締結後、即ち日本の国が独立以後どういうふうに日本の経済を持つて行かれようとするのか。今の内閣として国民生活の水準は落さないで……、事実は必ずしも、そう、うまく行かないと私は思うのでありますが、国民生活の水準……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第18号(1951/11/14、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大体お答えの趣旨はわかるのでありますが、今、何と申しますか、いつも警察予備隊は国内治安に対してだとおつしやつておるのであり、又そうであろうと思うのでありますが、そうすると、ここの間接侵略というものは、国内治安の問題でありますが、これは軍隊を何も使う必要はない。だから間接侵略に対しては、やはり責任が負われているのであります。そうすれば、この條項自身が本当に発動されるということは、実際の問題として、日本の国の独立、主権というふうなものから考えますと、こういう條項があること自体が私はおかしいのじやなかろうかと、こういうふうに考えるのでありますが、その点についてお答えを願いたいと思います……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第19号(1951/11/15、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大蔵大臣に一つだけお聞きしたいのですが、今警察予備隊はいろんな武器をアメリカから借受けている。無償で借受けている。そうすると、これは独立いたしまして後にもこういう状態が続くのでありましようか。その点が第一点と、現在借受けております武器の額が金額にして見ると大体およそどれくらいか。この二点だけをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、大蔵大臣としては、これがいわゆる軍事援助費的な形、無論この日本には軍隊がないので、国内治安だから軍事援助と言えないかも知れませんが、ともかくもアメリカが他の西欧諸国なり、その他の大国にやつておるような軍事援助的な性質の経費に振替えるというこ……

第12回国会 予算委員会 第3号(1951/10/26、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 電力のほうはまだ公益事業委員会のかたもおいでにならないのですから、石炭で今御説明になつてお聞きしたいと思いますことは、大体来年度に持越す石炭が百十万トンぐらいの貯炭で持越されると、こういうお話のようであります。大体百万トンの山元と港頭と消費地の貯炭ですから、大体私どもの常識からいうと貯炭がないのと同じなんです。どういうふうにお考えになつておるかよく存じませんが、実は私はこの間北海道に行つて室蘭に四万トンの貯炭があるということを当局者から聞いたので、それは貯炭のないことだろう、こういう話をしたんであります。で行つてみますと私の言つた通り、それはみんな泥の中に埋つておる石炭なんだ。大……

第12回国会 予算委員会 第4号(1951/10/29、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今の木村さんの質問に関連してちよつと一言だけ。今郡さんの言われたことはいずれも私不思議に思うのです。米の統制を撤廃するということをきめる前にそういうことが研究されて、そうしてその上に立つて統制を外していいかどうかということがきめられるのであつて、統制を外すことはきまつているのだ。併し物価の問題はこれからどう影響するか考えるのだと、これは本当の政府としての御答弁でしようか。この点はつきりさしたいと思うのでありますが、御答弁願います。

第12回国会 予算委員会 第10号(1951/11/06、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 第一に先ず御説明願いたいと思いますことは、輸入食糧を増加されておるのですが、従来の実績はどういうことになつておりますか。その点をお示しを願いたい。
【次の発言】 私がお聞きするのは、実際の輸入予定量と実績が本米穀年度どうなつておるか。輸入実績の数字であります。
【次の発言】 入るお見込だとおつしやるのですが、我々の聞きたいことは、実際の予定と実績と、供給先のどういうような配分ができておるか。それからこれを三百八十万トンに上げられるのにはどういうふうな実施計画があるのか。これを伺いたいわけであります。お手許にないようでしたら、細かいその表はどなたも御入用になることと思いますから、予……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/07、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 簡単に御質問いたしたいと思うのですが、大体まあ我々の素人的な考え方で考えますと、以前に警察官吏がどれだけあつたか、全体として十二万五千人ございますか、あれは国警として前の自治警に移る前に、こういう制度が布かれる前に警察官が何人あつたか、その比較はどうなつているのか、そういう数量的な人間の数的な比較が一つ。  それから当時の警察官の裝備でございますね、と現在の警察官の裝備とはどういう程度に差があるか、この二点だけを先ず第一にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 第二段にお聞きしたいことは、大体今度一万三千百八十人が地方の自治警から国警に移つたということでございますが、大体これでど……

第12回国会 予算委員会 第18号(1951/11/19、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私は先ず安本長官にお聞きいたしたいと思います。周東安本長官は二十六年度の予算の編成に当りまして、我々に自立経済審議会の報告を堂々と本会議の席上で、相当の時間かかつておやりになつたわけであります。そのときの安本長官の御説明をここで繰返す煩を避けたいと思うのでありますが、ともかくもその他の委員会におきましても、日本経済のその後の進捗というものを国民所得の面から見ましても、或いは生産指数の面から見ましても、輸出輸入の規模から申しましても、朝鮮の動乱によりまして、相当当初の予想を上廻つておりますのをいつも御説明になつておるのであります。たしかに自立経済審議会の計画によりますると、その達成……

第12回国会 予算委員会 第20号(1951/11/21、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大蔵大臣はこの間私の質問中途中御用があつてお帰りになりましたので、継続してお伺いしたいと思いますが、大蔵大臣は今後の物価を統制して参る、物価の騰貴を防ぐ主要なる項目として、大蔵大臣として財政収支の均衡を図り、為替の管理をし、金融の適正化を図ることが、この三つが必要だと、こうおつしやつたわけです。先ずこれらについてただこの三つだけを並べるのでは内容がないのでありまするから、財政収支の均衡、為替管理、金融の適正化をこれから來年度予算にかけて実際的にどうなさるおつもりかという具体的な方策をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 おつしやることはわかつたんですが、このおつしやることをもう……

第12回国会 両院法規委員委員会 第1号(1951/10/13、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大体従来の慣例に従つて委員長の指名に任かしたらどうか、こう考えるのでございますので、如何なものでございますか。

第13回国会 通商産業委員会 第27号(1952/04/02、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今の点で伺いたいのですが、政令が大体きまつているのでしようが、その政令の何はないのですか。
【次の発言】 ますますわからなくなつて来たのですが、政令で定める事業者というのは、そういう中小企業とか大きな範囲で概念的にきまる問題ですか。
【次の発言】 政令でそうきまつても、通産省としては何かもつときちつとした企業合理化、設備改善にそういうふうな措置をきめるとか、或いはそういう考え方はなしに、申請を待つて大体中小企業の枠に入るのはよいと、こういう考え方ですか。
【次の発言】 もう一つお聞きしたいのですが、通産省の一つの政策であるところの企業合理化ということが非常に主な問題になつておる、……

第13回国会 通商産業委員会 第28号(1952/04/14、2期、改進党)

○堀木鎌三君 中川君の質問に関連してお聞きしたいのですが、御承知の通り大蔵大臣は最近の金融情勢に鑑みて約百五十億の預全部資金を特に使うことを計画しておる、そのうちの百億は金融債の前貸のような運用において使う、あと五十億は中小企業に特別の融資を考える、こういうようなことを言つておるんですが、その五十億はどういうふうに使われることになつておるか、この点を御説明願えたら……。

第13回国会 予算委員会 第2号(1952/02/04、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大体佐多君のお話で私の聞こうと思うことがわかつたのでありますが、もう一点、実は憲法の解釈としてそうなるとおつしやる金森先生の憲法上の條文の基礎というものはどこに、どの條文にあてはめて考えるのでありましようか。つまり八十三條から起つて参るのでございましようか。或いは国会自身の本質的なものから起つて参る問題でございましようか。そういうふうな点についてもう少し法律的に御説明願えれば結構だと思います。
【次の発言】 もう一点聞きたいのですが、継続費の場合に、多くの場合に我々が経験したところですが、長期に亘る継続費は、大抵変更をしばしば見るわけです。年度割額そのものが変更を見る。その場合と……

第13回国会 予算委員会 第4号(1952/02/09、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今の文章を承わつておりますと、何と申しますか、実際のところはそういうことを立法的手段として考えろということだと考えますが、或いは単純に運用上の希望だけでは何らそれだけの申入れをするだけの価値がない、こういうふうに考えられますが、委員長理事会等におきましては、立法的の措置が必要だというお考えにたつておられるかどうか、その点だけお伺いしておきたいと思います。

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私はもう簡單なんでありますが、実はさつき財政資金の要求についてお話があつたが、主として請求したんですが、安本長官が国会で演説しましたうちの十三頁の三以下に産業資金の問題を挙げておるんです。この問題も民間資本、例えば電源開発のために千二百億、それから石炭の増産及び合理化のために二百億、外航船舶増強のために五百億、農林、水産資源の開発のために七百億等、設備資金で四千四百億くらい要る、そのほか設備資金と運転資金を合して一兆一千億くらいのものが要る、こう言つておるわけです。そうするとこれは実際民間資金としても例の問題になつておるオーバー・ローンの解消の問題等と睨み合すと大した事業資金計画……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/21、2期、改進党)

○堀木鎌三君 一点だけお聞きしておきたいのですが、今度特定道路整備事業特別会計を御設置になつて、新らしく有料道路の御計画ができているのですが、予算書に載りましただけでは、果してこの事業がペイする事業かどうかという点がはつきりわからないのです。これだけ見せられてもしようがありませんから、どうか全体の御計画の表をお出し願いたい。  なおその点で建設省にもう一点お聞きしておきたいと思いまするのは、運用部資金から借入れて事業計画は十五億でございますが、将来どういうふうな御計画なんでありましようか。十五億の金で以て特定道路をどの程度でおやりになつて行くつもりか、それも全体の計画がわかればよく判明いたすと……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/27、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私余り細かいことをお聞きしないのですが、ともかく戰前には九万五千人の警察官で一応国内治安の責任を全うしておつたわけです。ところが終戰後この国警と自治体警察を合せて十二万五千人の警察官がおる。実際それが全体として能率的に活動しておるのかどうか、こういう点が見たいのですが、それは国警のほうでお世話願つて、そういう実際の活動面から見てどう能率化しておるのか、非能率化しておるのか、そういうものを判断する資料というものを、今日御答弁願わなくてもいいのですが、出して頂きたい。ただ二十七年度の予算の平面的な御説明だけでは、これだけの実際能率が挙つておるのかどうかという問題が頗る判断に迷うわけで……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/03/03、2期、改進党)

○堀木鎌三君 余りお時間がないようですから日銀総裁に一つだけお聞きいたしたいのでありますが、ポンド対策として、最初に金融、為替面からの措置がとられまして、次いで通産省等からの異議の申出があつて、貿易面からの統制と申しますか、調整と申しますか、そういうようなことによつて差当りの措置が行われたわけであります。併しながら民間の事業においては、御承知のようにたださえ金融的にこの第四・四半期は行詰つておるというようなことは、詳しく今申上げる必要がないと思いますが、そういう際でございますので、事業界においては非常に、何と申しますか、差当つての措置を通産大臣はなかなかむずかしく問題を言われておるのですが、と……

第13回国会 予算委員会 第15号(1952/03/05、2期、改進党)

○堀木鎌三君 一点だけ伺つておきますが、給與の問題は、先ほどお話があつたように団体交渉できめられないということが問題に一番なるのじやないかと思います。そうすると、その団体交渉できめられないというのは、団体交渉ができる権限を国鉄の従事員諸君は持ちながら事実上できないのだというのは、予算総則によつて給與総額がきめられて縛られている。以前には縛ばられていなかつたが、昨年度は縛ばられるようになつた。そこが一番問題になるのではなかろうか。国鉄職員の勤務状態から給與は幾らが妥当であるかどうかということは、予算委員としては、そこまで立入つて考えることはなかなか私はむずかしいと思う。併しながらそれはおのずから……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/03/10、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私先ほどからのいろいろ委員と政府間のお話合いを承つておりますと、非常に何と申しますか、政府のお考え方が事実を離れて架空的な議論をしておられるように思うのであります。今私どもはどういう立場に立つておるかということは、先ほど吉川委員から言われましたように、第一は安保條約が締結されているということであります。そうして安保條約に基いて直接、間接の侵略に対して私どもは日本国は漸増的に責任を負う、自国の防衛のために責任を負うという新たな事実が発生しておるのであります。それから更にこの安保條約に基きまして行政協定の第二十四條におきまして、外敵の脅威が生じましたとき、その急迫の場合には日本が共同……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/03/11、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は、今日比較的財政問題についてお聞きいたしますが、総理大臣がお答えになれる程度のざつとしたことをお聞きいたしますから、総理大臣からお答えを特にして頂きたい。本年度予算におきまして何といつても一番目立つた経費というのは、これは国防関係費と申しますか、防衛力の経費である、こういうことがいえると思うのであります。先ずお聞きいたしたいことは、大体今国民の負担能力から見て、今回の防衛関係費というものは限度でなかろうかということが先ず考えられないだろうか、こういうことなんであります。大蔵大臣には別に細かくお聞きいたしますが、この予算書に見ますると、それが国民所得に対する割合、財政規模から見……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私一点だけ伺つて置きたいんですが、この安保條約の第三條は「アメリカ合衆国の軍隊の日本国内及びその附近における配備を規律する條件は、両政府間の行政協定で決定する。」、こう單純に書いてあるわけですが、これは一番今政府としては唯一の手がかりになつておりまして要するに連合国が若しも駐留する場合には、アメリカ以外の連合国が駐留する場合にこういう配備を規律する條件でも條約だ、こう言つておるんですが、ただこの際にはこの條約文があるために委任がある、この立法によつて委任があるんだ、こういうふうなことを言つておるわけでありますが、そこでお聞きしたいのは、これは一体條約で委任命令的なものが入つて来る……

第13回国会 予算委員会 第21号(1952/03/18、2期、改進党)

○堀木鎌三君 議事進行について……。今総理からたしか警察関係の組織について、私の質問のときに言われましたので、今委員長の言われたのは楠見君も、小林君も言いまして、そうして小林君がわざわざ現在の状態でどう政府は考えておるか、その点について漸増計画、漸増的に防衛力を殖やすということを安保條約で約束している以上は、是非お出し願いたいと、こういう話であつて、この問題についても政府は確かに確約されたのであります。だから機構の問題だけでなしに、実際の漸増計画、それができて来なくては予算審議ができにくい。で、本年度の予算審議に当りましても、そういう漸増計画自身が出なければ、二十七年度の予算ですでに二一%を占……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私がお尋ねしたいことは、実はこの委員会でたびたび他の委員から質問があつたのでありますが、併しどうも判明しないのであります。  先ず私は安本長官と大蔵大臣にお聞きいたしたいと思います。本年度の予算は、我々にお示しになつた国民所得……その後では五兆三百六十億だと思いますが、この前予算の説明では五兆二百七十億というものを一つ基準にされてそうしてこれに対する財政規模が昨年度と大体同じである。こういうふうな御推定なんでありますが、一体国民所得が、安本の計算によりますと、昨年に対しましてたしか八%の増というふうに考量されておるのでありますが、従来普通の場合におけるところの国民所得は大体三%乃……

第13回国会 労働委員会 第2号(1952/02/15、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今のに関連して質問が一点ある……。
【次の発言】 重盛さんは御希望だけで済んだのですが、私さつきから労働大臣と岡崎国務相とのお話を聞いていて、実は法律上非常に疑わざるを得ない、理論構成上から行きますると、岡崎国務相は、米軍が日本国の法律を尊重するという約束をしているから心配ない、こう言う。でそれから日本の国内法規が如何なる場合においても、米軍に雇われている場合に如何なる役務に従事している場合でもすぐに国内法が適用されるという法律理論は出て参らないはずです。で大体確かに今までは占領下であつて一つの基本的なものはあるわけです。併し今度は占領下でなくなるから大丈夫だとおつしやることも理……

第13回国会 労働委員会 第4号(1952/02/26、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今岡崎さんのお話を承つて、やや安心はいたします。と同時に実はわからないので、幸いに法務総裁もおいでになりますからこの関係についてお聞きしたいと思うのです。今岡崎国務大臣は、米国の軍隊、軍人、軍属、その家族は日本の法律を尊重する義務がある、行政協定で成るほどその義務を負つておるんでしようが、国内法的に見ましたときに、これが直ちに国内法になり得るのか、法務総裁の御見解を特にお聞きいたしたいことは、他面におきまして岡崎国務相もしばしば言われるように、属人主義なのですね。日米行政協定においては属人主義が採用されておる、そうするとこの法律を尊重する義務があるということだけで、米軍が労働基準……

第13回国会 労働委員会 第5号(1952/03/07、2期、改進党)

○堀木鎌三君 折角お揃いですから、二、三お聞きしたいと思うのですが、労働省の機構改革なるものに伴つてのいろいろな変動があるだろうと思うのですが、そういう点については何ら考慮がされてない、されているのかされてないのか。
【次の発言】 そうしますと、機構が改正になると、予算も或る程度変つて来ると、こういうふうに考えていいのですか。
【次の発言】 そのときに考慮されるのですね。
【次の発言】 先ずそういう点だけで問題になつて来ますのは、労働三法の改正をいろいろ考えておるうちに労働委員会の強化ということが審議されておるわけですが、そういう問題について逆に経費が少し殖えておるのですが、労働委員会の強化と……

第13回国会 労働委員会 第6号(1952/03/13、2期、改進党)

○堀木鎌三君 行政協定によりますと、駐留軍に雇用される労務者については、従来お話のあつた事柄と相当異つた場合が予想されるような気がするのです。その一例を挙げますと、十二條の第五項、それから十四條の(h)、それから十五條の四項、こういうようなものを見ますと、日本の法律から適用される場合を予想されておる、そういう特に例えば別に相互に合意される場合を除くのほかという規定がありましたり、それから十四條では通常合衆国に居住する人が駐留軍のために契約の履行としてやります場合に、合衆国当局の証明があるときには雇用の條件に関する日本国の法令の適用を除外されるというふうな規定がありますし、十五條にも別に相互に合……

第13回国会 労働委員会 第13号(1952/05/28、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私ほかの委員の言われたことに尤もだと肯くのですが、ほかの委員の触れられなかつた一点で、総理大臣がこの労働委員会には、どうしても出て来る義務があるのだ。それは先ほど国会法の関係から言いましたが、そうでなしに、今度は、別な実質的な面から申上げる。それは今度の労働法規の改正は、総理大臣がみずから選んだ政令諮問委員会の答申に源を発しているのです。政令諮問委員会で以て彼自身が、労働関係の諸法令について再検討する余地はないか、こういつて、そこで以て答申ができて、爾後ここまで来た状態なんであります。そうすれば、その発議者たる総理みずからが、どういう意図でやつたかということが、私は非常にこの法案……

第13回国会 労働委員会 第14号(1952/05/29、2期、改進党)

○堀木鎌三君 午前中からいろいろ各方面に亘つて各委員から触れられましたので、それらに関連いたしまして成るべく重複を避けたいと思うのですが、重要な点については幾分重複いたすのも止むを得ないと、こう思うのですが、何と申しますか、独立後の労働政策というものの重点がどこにあるのかということで考えてみますと、どうも政府の御説明は、経済自立という問題を非常に大きく掲げられておる。経済自立を急ぐ余りに、もう一本の柱の労働者の基本的権利というものに対する尊重というものとの調和性をどこに求めるかという点については、私は幾分欠けるところがあるのじやなかろうか。経済自立の問題は、まあ今の内閣としても又国としてもこれ……

第13回国会 労働委員会 第15号(1952/06/11、2期、改進党)

○堀木鎌三君 現行の仲裁制度、任意仲裁ですか、これを活用するという考え方は一つの考え方と思うのでありますが、この政府の提出しました法案の趣旨を考えて見ますと、一件々々の争議行為というものよりは成る程度同じような争議行為が他の同種の事業と合わさつて同時に起るようなことを予想しておるのではないか、こう考えられておる。こういうときに比較的一件一件の仲裁制度というものを頭に入れた考え方で、果して政府の考えておるようなことが、今御提案になつた仲裁制度で以てできるだろうか、その点のお考えを一つ聞かして頂きたい、こう思うのです。
【次の発言】 今のに関連して、実はこれは御承知の通りに法令審議会でもゼネストの……

第13回国会 労働委員会 第16号(1952/06/12、2期、改進党)

○堀木鎌三君 小林さんに承わりたいのですが、小林さんにお伺いしたい点は、専売公社の調停委員長をしておられて公共企業体の調停に関して何らの御感想も承わることができない。その点について公共企業体の労働関係法のほうで調停に関してどうお考えになつているか、これが第一点でございます。それから実は不当労働行為について小林さんの御見解が述べられたのですが、私どもの承知しておるところでは、今度の改正案によりますと、公共企業体のほうの不当労働行為についても労組法の適用を受けるというふうな考え方なんですが、先ほど違つたお考えをお述べになりましたので、実はその点の条文をずつと申上げたいと思うのですが、この点について……

第13回国会 労働委員会 第18号(1952/06/13、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私どうも先ほどからの質疑応答を伺つておつたのですが、なお確めたいとこう思うことがあるわけであります。  今度の労働法の改正、労働関係法規の改正はこれはもう総理大臣自身がよく御承知の通りに昨年の五月のリツジウエイ声明に基きまして、占領下の諸法令の改廃という観点に立つて総理自身が信頼されるところの政令諮問委員会の答申、それに基いて始まつて参つたものであります。その当時の何と申しますか、その政府の支配される政令諮問委員会自身を支配しておつた空気は、労使の問題は法令で規制して実際の集信を無視するときには却つて社会秩序を混乱に陥れるものだ、従つて労働法規の改正は他の法規の改正とよほど趣きを……

第13回国会 労働委員会 第19号(1952/06/16、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私も今の村尾君の御質問に関連する問題についてお聞きしたのですが、労働基準法改正に関する答申案の内容を見ますと、「会社の恣意的に行う先山養成を認めるものでないこと、法文化にあたり法第六十四条の女子年少者の坑内労働禁止の原則を変更するような表現をとらぬこと、作業職種ごとに作業時間の限定をすること、珪肺の起りやすい作業場の就業禁止をすること、高温又は多湿の作業場における作業を制限すること、発破等の場合の防護措置を規則において明定すること、違反に対する監督を充分に行うことなどが重ねて要望され、使用者側委員も公益側委員もこれを了承し可決された。」、こう書いてあるわけですね。そうすると、それ……

第13回国会 労働委員会 第20号(1952/06/17、2期、改進党)

○堀木鎌三君 先ず私、労働大臣にお聞きしたいのですが、時間もありませんから端的にお聞きしたいと思うのですが、地方公営企業労働関係法案が今度出て来た。その前提に地方公営企業法というものができておるわけです。ですからそういう法の体系から言いますと、今度は公共企業体労働関係法の第二条に第二号をお附けになつて、国の経営する企業については公共企業体労働関係法を適用するというふうな法案ができて参りますと、今まで公共企業体労働関係法が適用されておつたのは日本国有鉄道と日本専売公社であつて、これは皆公社法によつて身分関係が確立しておわけです。ですから法一の体系から見ますと、本来こういう国の経営する企業について……

第13回国会 労働委員会 第21号(1952/06/18、2期、改進党)

○堀木鎌三君 いや、私は一條々々じやなしにやります。
【次の発言】 思想的に統一していないことだけ……。
【次の発言】 私大体基本的なものだけ時間もありませんからお聞きしたいと思うのです。率直に申しますと今までの労働関係の法律というのは占領政策中出されたもの、そして今回出されました地方公営企業労働関係法案というのが、これは恐らく初めて日本人の労働関係の法律としてできて来た法律だと思う。そうするとこれは実に公共企業体労働関係法とよく内容が似ているのです。公共企業体労働関係法は実に労働省もわかりにくいのでお困りになる、というのは翻訳だけおやりになつたような律法である、だから事実あの法律を見ると非常……

第13回国会 労働委員会 第22号(1952/06/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 どうもその点よくわからないんですが、労働大臣は、法律に違反したものは罰せられるのは当り前だ、これは水みたいな話で、誰でも法律に違反したものは罰せられる、而もそれを労働組合法の問題として、労働大臣が治安大臣になつたような御答弁をなすつているんだが、労働組合法のそれは範囲外であつて、他の法令によつて罰せられることである、そうお考えになるのが治安大臣としても当然であれば、労働大臣としてもそうお考えはなるのが当然だ、こう思いますが、如何ですか。
【次の発言】 これは労働関係の法律だと、それじや新たにもう一つ逆に聞きますが、今までの団体及び団体を代表するものを罰しているのは間違いだつた、こ……

第13回国会 労働委員会 第24号(1952/06/25、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は今の各派で以て国会法の関係をやつているという事実はやはり我々自身も認めなくちやならん、ただ問題になりますことは、この常任委員会で審議を一体今進めなければどうしても間に合わん程度かどうかという問題との事実の睨合せを考えますと、まあ昨日の模様によつて常道に乗せようと、成るべく本日から常道に乗せようという決定の下に実は各派の交渉も行われているのであります。こういうふうに考えますと、そう大して時間をとらないのじやなかろうか、その点はもう少し委員長が様子を見られて、この労働委員会の審議の模様とそうして会期の関係から見てどういうふうに考えるか、どうしても会期の関係から今から直ちにやらなけ……

第13回国会 労働委員会 第25号(1952/06/26、2期、改進党)

○堀木鎌三君 それじや一つ二つだけ、今委員長から確めておいた七十一条の問題なんですが、これはまあ何らかの基準というものが明らかでないと困る。こういうことで、どういうふうなお考えであるのだろうということを、及び国際的にはどういうふうになつているかということを、この前は御質問してここへ頂戴しているわけだと思うのですが、大体ここへ頂戴している坑  内における年少者の技能者養成の総合基準について、こういうものについてはですね。何らか命令か何かでお定めになるお積りでありましようか、どうでありましようか。それだけ一つお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それからもう一つ、この労働基準法の審議に当つた堀君……

第13回国会 労働委員会 第27号(1952/07/07、2期、改進党)

○堀木鎌三君 一つお聞きしておきたいことは、地方公労法の場合に、仲裁の場合なんですが、十五條、十六條というものに仲裁との関係を規定されておる。そうして。あとは大体労働関係調整法にお任せになつている建前になつておるわけですが、併し地方公営企業労働関係に関しては、一応強制仲裁という規定がこの十五條で、丁度公労法の関係と同じような関係において強制仲裁ができるとうになつておる。その場合にですね、大体手続その他は一切この労調法の第四章の二十九條以下二十五感までの規定の適用があるわけであります。こういうふうになつておるが、問題は仲裁に関してですね、一般の労調法の関係にお入れになると、二十一條の「労働委員会……

第13回国会 労働委員会 第28号(1952/07/08、2期、改進党)

○堀木鎌三君 地方公営企業法案ならばもう一点だけ……。
【次の発言】 地方公務員法の附則の二十項に関しましては一応今度地方公営企業法で解決されたわけでありますが、二十一項の「第五十七條に規定する單純な労務に雇用される職員の身分取扱」については、現在のところ「この法律に対する特例を定める法律が制定実施されるまでの間は、なお、従前の例による。」というふうになつて、この点についてはたびたびたびこの委員会でも御質問があつたわけでありますが、御質問ありましたうちで特にこの際明らかにしておきたいと思いますことは、この五十七條の「職員のうち、公立学校の教職員、単純な労務に雇用される者その他その職務と責任の特……

第13回国会 労働委員会 第29号(1952/07/09、2期、改進党)

○堀木鎌三君 政府の解釈は、私一歩進んだような気がするのですがね。余りむずかしくこだわられる必要もないと思うのですよ。根本的に言うと、議決を求めるの件としようと、承認を求める件としようと、その点からの国会に対する法律効果が変つて来るわけじやない、実際国会に対しては……、出す本人自身……、今佐藤さんのおつしやるように、出すほうの意思の問題だと、意思の強弱の問題であつて、それが国会で何らか違つて来るならば、法律効果が違つて来るならば、非常に愼重になさらなければならないが、なぜそういう点についてとらわれるかというふうな気がするのですよ。それがまあ第一点ですがね。それには沿革的なものがあるから、或る程……

第13回国会 労働委員会 第30号(1952/07/11、2期、改進党)

○堀木鎌三君 簡単に、只今議題になつております労働関係諸法令の共同の修正案、委員会の共同の修正案及びその他の部分につきましての政府原案に対する賛成の意見を申上げます。  実は世間的に、一般に今度の労働法の改正は改惡だけの一本の宣伝があるわけでありますが、必ずしもそうでない。私は実はその点を非常に心配しておつたのであります。吉田内閣がこの占領から独立しますときに、一番考えられることは、従来の進駐軍の、占領軍の権威というものがなくなつたときに、政府当局者として、そういう背景で政治をしておつた人がなくなると、何らか権力を持もたいという考え方が強くなつて参る。これは私は一つの注意すべき政治現象だと思い……

第15回国会 大蔵委員会 第5号(1952/12/04、2期、改進党)

○堀木鎌三君 大体今年の補正予算に組んだものの基礎になる細かいものがあるでしよう。どういう見込みで、どういうふうに歳入歳出についてそれは出ておりますか。
【次の発言】 大体今の御説明でわかるのですが、予算書の今御説明になつた基礎的な推定のものがどういうふうになつて、どうなつているかという内訳ですね。さつき水産庁のほうからも収入については大体の結果的のものはお話になつたし、今予算害に載つておるものを基にしての御説明だと思うのです。そういうものだけを資料として頂きたい。

第15回国会 大蔵委員会 第6号(1952/12/08、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私改進党を代表いたしまして本案に賛成いたします。ただ問題は、要するに私は率直に申しますと金融政策そのものについて政府は再検討をするときが来ておるのじやないか、国民金融公庫に三十億を新たに一般会計から出す、或いは二十億を一時借入金で賄うというようなことだけで果して中小企業金融、無論政府としてもほかに商工中金等の出資もございますが、そういうもので果して中小企業金融が円滑に行くかどうかという問題はむしろもつと根本的に堀下げなければならん問題であります。政府自身がその点についての熱意をもう少しお持ちになる必要があるのではないか。ただ一般会計なり資金運用部資金から幾ら出したということだけで……

第15回国会 大蔵委員会 第7号(1952/12/09、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今遅れて参りましたので、或いは恐らくお触れになつたか知れませんが、今の直接税と間接税の割合についてどういうような御見解を持つておられるでしようか、その点を一つ。
【次の発言】 それじや簡単に願います。

第15回国会 大蔵委員会 第9号(1952/12/15、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私はカメラの問題のみならず、行政協定のときに、こういう駐留軍についての免税、いろいろな免税があるのですが、それが行われると国内産業を圧迫する端緒を開くのではなかろうか、そういう点はカメラの問題のみならず非常に疑問があつたのです。で、その一例というか非常に適例としてこの問題が出て来ておるのです。そのほか請負工事その他についてもいろいろな問題があるのですが、この点については余ほど今後我々もこの問題について確めて行かなければならない。今中国陶器についてそういう問題がある。ほかの問題を一遍精査して頂いてこの問題についてはつきりしないと、日本産業を圧迫しちやつて、而も非常に輸出商品として日……

第15回国会 大蔵委員会 第11号(1952/12/18、2期、改進党)

○堀木鎌三君 まだこの案をよく見ていないからわからないのですけれども、これは率直に申しますと、私が一つの原因を作つているのですよ。前には専売公社及び日本月有鉄道特別会計法にこういう給与準則を定めて予算総額で縛るという規定は何もなかつた。ところが例の公労法第十六条の第二項との関連において政府が裁定を下さなかつたために、実際はそこにここで縛らなくちやならないという論理的欠陥を政府が発見したわけですね。それでこういうふうな規定を設けてそうして予算総則に給与総額をきめると、こういう歴史的発展の規定なんです。で、一体この団体交渉でものがきまるというものについて給与総額をきめなくちやいけないとか、どうだと……

第15回国会 大蔵委員会 第14号(1952/12/22、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私改進党を代表して申上げたいのでありまするが、この食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案は、その法案自身としては本年度の食管特別会計の歳入補填の案でありまするから、事務的に見ればそれ自体としては経理上必要だということは言い得ると思います。ただ私どもは今詳しくここで理由を申述べますのもどうかと思いまするから申述べることを差控えたいと思いまするがともかくも私どもは二重米価制度を考えているのであります。生産者には生産を償う価格を、そうして消費者には現下の情勢から見まして消費者価格を上げないで行きたい、行くべきであるという考え方をとつている。今食……

第15回国会 大蔵委員会 第15号(1952/12/23、2期、改進党)

○堀木鎌三君 佐藤さんの言われることを聞いておると、どこまで行つちやうのかわからないのですが、もつと私自分の考え方をまとめるためにお聞きしたいのだが、要するに何じやないですか、日本専売公社法で休職の場合を限定していろいろな規定がある。併し専売公社においては給与その他の労働条件に関することは団体交渉でやることが本筋である。ところが現在では二十三条の五項から九項までずつと書いてあるが、そういうふうに細かく法律できめなくて、給与準則によるのが、他の法令との均合いからも、均衡から見ても、こういうものは給与準則に譲るベきだ、だから特に専売公社についてこういう細かい規定があることは、それ以外のものは支給で……

第15回国会 大蔵委員会 第18号(1953/02/17、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は一つ資料を頂戴したいと思うのは、法人税法の九条の十にあるものが一体どれくらいあるというお考えであるのか。歳入で、このうちでどのくらい見込まれるのか。そういう点がはつきりしておつたら聞きたいのです。
【次の発言】 今資料がなかつたらあとでも結構です。
【次の発言】 この問題について聞きましたのも、今御説明のように、命令の定むるところによつて計算したる金額というやつがきまつて来なければわからないはずだが、それを述べて頂けば大体見当つくのだが、こういうふうに思つたのですが、と同時に、税法上こういう消費面に向いた部分を税制の面から何と言いますか、考えなければならないというふうな問題が……

第15回国会 大蔵委員会 第24号(1953/02/26、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は本案に賛成いたします。  理由は税額の引下げによつて価格の軽減を来すし、各酒類に応じましての税額の引下げも、従来から見ますると遥かに社会政策的であり、妥当であるという点についてでもあります。細かいことを申しますればいろいろあると思いますが、以上の見地に立ちまして賛成をいたします。  ただここで特に希望を大蔵省に対して申上げておきたいと思いますことは、やはり食糧需給の現状から考えまして、今伊藤委員から言われましたように、すでに百万石近い米を潰して、そうして需給関係から見ましても相当考慮しなければならないというような状態になつて参りましたときに、とかくこの税収入の問題が財政の切り……

第15回国会 大蔵委員会 第26号(1953/03/02、2期、改進党)

○堀木鎌三君 遅く参りまして、御説明が済んだあとで非常に申訳ないんですが、もう一度済みませんが、社寺境内地処分審査会をやめる的確な理由を教えて頂きたいと思います。提案理由の説明だと、大きな役目を果したのでありますが、現在の段階におきましてはその設置の目的を達成したと認められるに至つた、こういうようなことが書いてあるのですが、どうしてその設置の目的がもう済んじやつたのかという点をお聞きしたいのが一点。それからこれがなくなりましたときの訴願についてはどういうふうな救済方法が別個にあるのか、普通の訴願の形式によるのかどうか、そういう点につきましてちよつと御説明を願いたいと思います。

第15回国会 大蔵委員会 第32号(1953/03/10、2期、改進党)

○堀木鎌三君 一つ一つのものについての御説明を承わつたのですが、大体それを貫く方針があると思うのですが、それをされた基準の主なるものは何と何ですか。
【次の発言】 一体まあ一応そういう基準だとおつしやればその基準なんでしようが、問題は物品税は成るべくなくして行こうという方向に第一に行つているのかどうか、それが一点です。  それから実際にまあそういう今言われた標準からもそうでしようが、これを需要する国民生活の上から何か基準を持たなければならないという点、二点だけお伺いしたい。
【次の発言】 今国民生活の実態と実生活と結付いているということが一つの標準だと、一つの物品の同じ価格というものが、非常に……

第15回国会 大蔵委員会 第35号(1953/03/13、2期、改進党)

○堀木鎌三君 木村君の御質問に関連してなのですがね、貸借対照表のもつと細かいものを出してもらいたい。これを出してもらわないとわからない。それから資産の負債の内訳表ですね、歳入と歳出だけ出してもらつても実際これではわからん。だからそれを出して頂かなければならん、資産、負債の内訳の中で主なるものを提示して頂き、そうしてその理由も明らかにして頂きたい。大体こういうものを引継ぐ際には、本来特別会計でいろいろ清算をしてはつきりして引継ぐものだと思うのですけれども、資産、負債そのまま一般会計に帰属するものとするというのは、一体どういうふうに国家財政上は引継ぐのですか、形式は……。

第15回国会 予算委員会 閉会後第1号(1953/03/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 二三点だけ伺つておきますが。
【次の発言】 ごく簡単に伺います。この歳入歳出の相当しておりません分、即ち二百七十二億円については国庫余裕金及び大蔵省証券の発行によつて補填する予定になつておりますが、歳入について、この不足額は主として時期的な関係から現実に歳入が政府に入つて来ないという分だというふうに考えられますが、そういう風な点につきまして従来から見まして、この時期において常にこの程度の収支が合わない点があるのかどうか、又二百七十二億以上必ず歳入として財源はあるのかどうか、その点をお伺いいたしたい。
【次の発言】 大体この程度については恒常的な財源があつて、過渡的な、時期的な問題……

第15回国会 予算委員会 閉会後第2号(1953/03/20、2期、改進党)

○堀木鎌三君 先ず第一に総理にお伺いしたいことは、さつき内村君の質問に答えて、政治当な答弁をなさらないというお話だつたのでありますが、ここに暫定予算をお出しになりました以上、総理大臣としてはやはり解散以後暫定予算の提出に至るところの政治的な所信を、ただ答弁しないとおつしやらないで、明らかにされるほうが、これはやはり政治の公明を期する上からいたしましても私は適当な措置ではなかろうか、こういうふうに考えるのであります。先ずその点について余り全然関係がないとは言えない。木村委員からも御指摘になつたように、今回の暫定予算に関連してその問題はどうしてもお答えになるほうがいいのだ。私は御忠告申上げたいと思……

第15回国会 予算委員会 第3号(1952/11/29、2期、改進党)

○堀木鎌三君 一点だけお聞きしますが、問題は今度地方債の総額が百二十億、平衡交付金で二百億出して辻棲を合せておるわけですが、財源的に地方債の増額の分と平衡交付金による分に何か事務的な基準を設けておられるかどうか、この問題だけお答を願いたいと思います。
【次の発言】 今の御説明で、それは平衡交付金で来ようが、或いは地方債で以て財源を賄おうが、やり繰りのできることはよくわかるのですが、併しそれが事務的な一定の基準があつたならば、今度の補正でもやはりそれによつてやらなければ、やり繰りしている場合には地方債に影響するところが……、地方債による財源によつてやつて行くべきものが、或いは平衡交付金でやつて行……

第15回国会 予算委員会 第4号(1952/12/01、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私遅れて参りましたので申訳ないのでございますけれども、手許に頂いたこの二十七年産米予想収穫高及び二十六年度生産高調べというものがあるのですが、これは数カ年に亘つて大体生産見込みと実収と割当とこの三つを調査してありますと、こう思うのですが、その資料を要求いたします。  それからもう一つは、戦前に外国から入つていた米その他食糧の統計があるはずだと思うのです。そういうものを数カ年に亘つて平年度においてどういうふうになつておつたか、それを頂戴いたしたいと思います。
【次の発言】 今丁度資料の要求がありましたから私お願いしたいのは要保護者、要生活援護者の家庭を標準にしてとつたものがありまし……

第15回国会 予算委員会 第6号(1952/12/03、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今政府委員の御説明になつたこと自体にどうも私はわからないところがある。予算総則で以て、給与総額をきめて、そうして団体交渉を認めるということそれ自体が矛盾だと思う。かたがた今度政府は裁定は尊重すると、こう言つておる。そうして給与総額をきめてしまつては、それ自体が矛盾だと、こう私は考えるので、これは大蔵省だけに説明を求めるのが無理かと思いますけれども、併し大蔵省自身としてもその点をお考えにならなければならない。それから公営企業についても、今度労働関係法規が変つて、団体交渉の内容になり得る給与自体が、人事院の勧告そのものと違つた別個の線が出得るわけです。ですからそれ自身について給与総額……

第15回国会 予算委員会 第8号(1952/12/05、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私資料を一つ要求しておきたいと思うのですが、ともかくも現在世界中非常に激しい貿易競争の中にある。先ほども一例にドイツを挙げられたのですが、ともかくドル不足に対処し、或いは輸出入のバランスを見て、各国がいろいろな政策をとつておるだろうと思う。今までは大体占領軍の下にあつて、いろいろ貿易政策がとられたのですが、在外公館も相当できた。そういう関係から見て、政府として世界の各国の貿易政策がどういうふうに行われておるか。殊に国家の助成方策というものは、どういうふうにして行われておるかというような点についての資料を提供して頂きたい。

第15回国会 予算委員会 第11号(1952/12/15、2期、改進党)

○堀木鎌三君 それでは私から第一小委員会におきます審議の御報告をいたします。  第一小委員会は自治庁を除きます総理府の予算補正について審議いたしましたのでありますが、当委員会におきましては保安庁の二十七年度予算の使用状況、それから給与改訂中、特に地域給の問題に関しまして、更に情報機関の設置について政府が如何なる構想を持つておるかというふうな点、第四に二十七年度の経済総合の見通し、特に東南アジアとの経済提携等につきましていろいろ審議を重ねましたが、最後に自治体警察を国家地方警察に編成替えいたしました経過等について、審議の論点が集中されたのであります。で、以下簡単に要点を御報告申上げるわけでありま……

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 委員長に伺いたいのですが、総理大臣はお忙しいということですが、私の所要時間はおいでを願えるのですか。
【次の発言】 無論簡単にお伺いします。と同時に、もう三日間に亘つての審議でございますから、大体重要な問題は一通り亘つたかと思うのであります。(「亘つていません」と呼ぶ者あり)まあいろいろ御意見はあると思いますが、私実は三日間じつと考えておりますと、総理大臣……他の委員が部分的にはお触れになりましたが、特に私のような見解に対して総理はどうお考えになつておるかということをお聞きいたしておきたいと思う一点があるのです。  実は独立前後の日本の状態を眺めておりますと、いろいろな国民の流れ……

第15回国会 予算委員会 第17号(1952/12/22、2期、改進党)

○堀木鎌三君 余り時間もないようでありますから、極く簡単にお聞きしたいのですが、大蔵大臣はどうも引つ込み思案でなく、何とか少し先の財政政策としては、突破口を求めて足もとを固めて行きたいというふうなことを従来言つておられるので、従来ならば大体それは租税収入によつて、強制貯蓄から産業の電点的投資をやられるというふうなことが池田財政を貫いておる、一貫した一つの政策であり、そうしてそれがいわゆる超均衡予算と言われたゆえんなんでありますが、と同時に池田君も、この財政方式を幾分転換して行かなければならない時期になつて来た、こういうことから池田君は貯蓄公債案なるものを案出したわけであります。併し今度の向井大……

第15回国会 予算委員会 第19号(1952/12/24、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は昭和二十七年度特別会計予算補正特第一号及び昭和二十七年度政府関係機関予算補正機第一号の撤回を求むるの動議を提出いたします。先ず動議を読上げます。  昭和二十七年度特別会計予算補正特第一号及び昭和二十七年度政府関係機関予算補正機第一号については、政府は撤回し、左記要領により速かに組替えをなし、再提出をすることを要求する。  右の動議を提出する。        改進党         日本社会党(右派)         日本社会党(左派)  その内容はごく簡単でありまするから読上げますと同時に、後刻お手許に差上げるつもりであります。  一、給与改善は、一般会計予算補正に対する共同……

第15回国会 予算委員会 第22号(1953/02/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私ども昨日大蔵委員会との合同で御質問しましたから、その点は今日は省きますけれども、私どもの見解によりますと、これは目的税じやないという見解です。目的税らしき冠を被つておりますが、目的税ではない。閣議はどういう了解をされたか、税というものを少しでも研究した者は、これを目的税だとは考えられない。要するに建設省の予算が足りない、その補充財源をどこかに見つけたに過ぎないものだ、こういうふうに考えておりますが、私今日お聞きしたいのは、この第三条に基きます五ヵ年計画というものの道路計画を、年次別に数字を挙げて頂きたい。そうしてそれに対して年次別の揮発油税法による輸入予想表というものを五ヵ年計……

第15回国会 予算委員会 第24号(1953/02/26、2期、改進党)

○堀木鎌三君 いつも先ず資料を要求しますが、資料として貿易の大体推移についてポンド地域、ドル地域、オープン・アカウント地域との国別のやつが出るはずだと思うのですが、出ておるのですか、それを至急出して頂きたい。
【次の発言】 今おつしやつた資料の中で二十七年度は月別に出して頂きたい。  それから一点だけお開きしておきますが、最近パキスタンとの間に相当何と申しますか貸越になつておる。向うが外貨の関係で支払いにくい状況だということを聞いておるが、この状態をちよつと御説明願いたい。
【次の発言】 まだほかにそういう事例が他国との間にありましようか。

第15回国会 予算委員会 第34号(1953/03/11、2期、改進党)

○堀木鎌三君 どうも今井さんの話を初めから聞きませんでしたが、私が出席しておつて聞きますところによりますと、今回の軍人恩給に関して社会保障の見地からいろいろ御批判があつたように思う。何か社会保障制度審議会のほうで大体社会保障制度の見地に立つと、こう修正すべきだというふうな御研究ができ上つておるのでしようか、その点はどうでしようか
【次の発言】 今、今度の二十八年度の予算に見積りましたのでは、実際に百三十億円不足だというお話があつたわけなんでございますが、そしてそれが大体全国知事会の推定とほぼ一致しておるというお話だつたのですが、文部大臣は大体その定員も多く見積つてあるから、この金額を設ければ、……

第15回国会 予算委員会 第35号(1953/03/12、2期、改進党)

○堀木鎌三君 数字の点だけ一点お伺いたしますが、今私の読み違いかどうか知りませんが、今文部省から頂戴したものを見ますと、教員給与が昭和二十八年度が一千百八十一億になつている。前に頂戴しましたのは一千百五十五億になつている。これだけで明らかに二十六億円予算上不足するのではないか、どういうような考え方になるのですか、如何ですか。政府自身の御提出の資料そのものに今までの御説明と違う数字が出ている。
【次の発言】 どうも今朝ほどから聞いておりまして、殊に先ほど総理並びに大蔵大臣のお話を承わつて非常に不思議に感じるのです。と申しますのは、我々が二十九年度にはどうなるだろうということを、普通の法律だつたら……

第15回国会 予算委員会 第36号(1953/03/13、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は、岡野文部大臣がこの法案を施行する趣旨を縷々お話になつておるのですが、そしてこの法案の第一条に、「義務教育に関する国の責任を明らかにするため、」と書いてあるので、今申されたようなことを御答弁にならないと国の責任も明らかにならん。それから「職員の地位及び待遇を保障し、もつて義務教育の水準の維持向上を図る」という観点から見ましても、今この法案が二十八年度から平年化する目的のためにできておるのならともかくとして、この法案は二十九年度から平年化するということでありますから、我々が理事会で決定いたしましたことについての具体的な違い、それは無論二十九年度からでありまするから、正確な何と申……

第15回国会 労働委員会 第3号(1952/11/14、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私も細かいことは政府委員から聞きますが、今大臣の言われたことで大臣に特にお聞きしたいと思うことは、つまり大臣としては国務大臣として電気がとまつたりガスが止つたりすることについては無関心であり得ないというお話があつた。でこれはまあ答弁それ自体として言葉を取れば当然のお話なんです。  ところが私は大臣から特に聞きたいことは、今お話になつた刑法二百三十四条の法理解釈については別にいたしまして、と同時にまあ最終的には具体的でなきやならんが一応の解釈をつけておられる。もつと大臣として労働争議というものについて、労働組合のあり方と日本民主化とそして産業平和と、この三つに一つのお考えが打ち出さ……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 大蔵委員会 第2号(1953/05/28、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私一つ疑問に思うのは、先ほどからお聞きしておると、大体この前の国会に出された物品税と全く同じなのですが、新らしい観点から、新らしい経済の情勢に応ずる国民としての態勢から考え直される気持がないだろうか。まあ政令に譲つてできるような、さつき例を挙げられました自動車というふうな問題だけが取上げられておる。併しそういう問題について世の中の批判が起つて来たということは、日本の経済自身が最近の情勢から従来の状態では対処できないという非常に大きな私は今国民的な考え方が出て来ておる。それが経団連なんかの意見書にもなり、その他の意見書にもなつて出て来ておる。そういう新らしい情勢を少しも織り込まない……

第16回国会 大蔵委員会 第3号(1953/05/29、3期、改進党)

○堀木鎌三君 物品税について私質問の際にも言つたのでありますが、どうも最近の経済の状態から見まして、どうも飽きたらないところがある、こういうふうな浪費面、消費面、而も国民生活の実質的な生計費と余り影響のない奢侈面が今の日本経済を蔽つておる実情だと思います。これはどこへおいでになつても、みんな比較的いい写真機をぶら下げている。高級自動車は棄り廻わされている。又国民生活の内容は、娯楽面、生産と直結しない部面が非常に多くなつて来ておる。このままでは日本経済か私は非常に憂慮に堪えないと思うのであります。そういう面についての考え方を当然とるべきであるにかかわらず、事務当局としては従来の懸案になりておるも……

第16回国会 大蔵委員会 第8号(1953/06/26、3期、改進党)

○堀木鎌三君 開発銀行のかたに、小林君の質問に関連してお聞きしたいのは、大体開発銀行ができたこと自体がいろいろな政治的事情でもつて産業を混乱したくない。それで本来政府が考えて直接やるべき事柄を開発銀行に任しているわけです。そうすると予算が成立しなかつたとき、さつき小林君が非常に巧妙な答弁をされたという批判があつたのですが、大体事業というものは、金を貸される以上は一つの事業が効果をもつまでのことを考える。それでこれを貸すかどうかということをおきめになる。そこに政治的な事情でギヤツプができて来たら、これは活きないのです。そういう時にあなたのほうで具体的にどういう処置をとつておられるか。それで先ほど……

第16回国会 大蔵委員会 第13号(1953/07/07、3期、改進党)

○堀木鎌三君 議事進行について……。小林さんの質問に関連して申上げたいのですが、今政府委員をとつちめたつてしようがないので、これは大蔵大臣と通産大臣に一遍この法案を審議するために出て来てもろう。輸出振興の問題は事務当局のほうで来て、その事実を事実として聞く程でとどまらない。今度は全部の関係法案、輸出入銀行及びこれに関連する輸出振興方策については、一つの一貫した同じような政策が行われなければいかん、こう私は考えるので、まあ大蔵委員会はとかく政府委員だけを呼んで事を片付ける癖があるが、この法案を審議する時には是非大蔵大臣と通産大臣の出席を要求して下さい。そうでないと困る。

第16回国会 大蔵委員会 第20号(1953/07/16、3期、改進党)

○堀木鎌三君 これは今利益を挙げておるところはまだ何もないわけですね、あるのですか。
【次の発言】 この特別会計に対する基金を去年は預金部から出資したのでしよう。今度一般会計だと、大蔵当局は一体この種の会計に対する財源を今後どこに求めておるのか、それから現在その金はどういうふうに使つておるのか、実際のこの特別会計の会計状況ですね、そういうものを御説明願えませんか。
【次の発言】 直轄工事が九億三千七百万円でございますか。
【次の発言】 これはなんでございますか、どういう金なんです、どういう使い方なんですか。
【次の発言】 工事支払代金ですか。

第16回国会 大蔵委員会 第21号(1953/07/17、3期、改進党)

○堀木鎌三君 一、二点お聞きしたいと思うのは、この法律について考えられることは、二十三年六月三十日以前のやつが、どういう理由で今まで放つたらかされていたか、この恩給法の改正が行われたのを契機としてというお話なんですが、恩給法の改正と同時になさる得べかりしものじやなかつたのか、或いはそれより先に恩給法の関係とは違つて、共済組合自身の関係だけでも是正されるべきじやなかつたろうかということが考えられるのですが、そういう点について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 余り詳しく聞いてもしようがないのですが、大体そういう御趣旨でできておる別表第二の障害の等級についての金額の査定の基礎ですね、金額を盛……

第16回国会 大蔵委員会 第23号(1953/07/22、3期、改進党)

○堀木鎌三君 大分時間が長くなつたんですが、私実は菊川君と愛知君の応答を聞いていて今更感じたわけではないのですが、実は率直に言えば、今までの国有財産について、管財局で処理するという観念からできている国有財産法の建前と、この終戦後のああいう大きな官有財産をどういうように処理するかということとはよほど違つているわけです。我々も官僚生活を長くしていて、国有財産の処理というものが、極く僅かなものでも相当いろいろ論議の対象になりがちであり、さつき菊川君の言つたように、如何に公正にしても、それに外れた者からはいろいろな批判が出るということはわかるのですが、と同時に終戦後の、現在愛知君が挙げられた問題、その……

第16回国会 大蔵委員会 第24号(1953/07/23、3期、改進党)

○堀木鎌三君 一言承わりたいのは、この道路整備五カ年計画と有料道路とはどういう関係になつているのですか、これは。
【次の発言】 あなたに聞くのも困るのだけれども、一体わけがわからないのは、一方においては道路は大体国の費用で以てあれだけ金をかけて五カ年整備計画、これをやるのに、有料道路と称して部分的に随分刻んで有料道路に放り込んで行つたらば、つまりいろんな手ができるわけです。本来有料道路というのは非常に限定された分でなければ私はおかしい。それでなければ国中有料道路にしたらこれは一番ペイしますよ、率直に言つて。大体道路というものはそういう料金を取らずにやる、基本方針は有料でないのが当り前で、特別の……

第16回国会 大蔵委員会 第27号(1953/07/28、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私、二、三の点についてお聞きしたいのですが、工業塩の輸入塩が主になると思いますが、輸入塩について大体平均十四ドル五十六セント、シフの単価がそうなつておるのでありますが、民間にこれを払下げられる場合には工業塩についてどういうような計算に今なつているのですか。
【次の発言】 これはまあ御承知の通り最近の日本経済にとつて一番大切なのは、現在特に化学繊維であるとか、その他のソーダに非常に使われる。そのときに原価に占める割合が非常に高いという実績が上つて来ているように私は思うのです。そういう点から特別に考慮される余地はないものか。又一売公社についてお考えになつている点はありませんか。

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/29、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は吉田総理に特に御質問いたしたいと思いますことは、最近の経済の情勢からみて、どういうふうに御対処なさるかということを基本にして第一の問題を御質問申上げたいと思います。吉田総理も第五次吉田内閣の成立の際に当つてその見解を表明されておるのでありますが、そのうちに自立経済の達成、これを言つておられるのであります。日本の経済が脆弱であり、日本の経済が、殊に最近において貿易面においては著しく減退を示しておるということは私から申すまでもない。又これが国内の経済に非常に深刻に影響して参つて来ておるということも御承知だと思うのであります。それで朝鮮事変の休戦というものが如何に経済界に大きい影響……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/30、3期、改進党)

○堀木鎌三君 実は昨日も総理大臣にお聞きしたわけなんですが、まあ一番今財界で最近経済危機を唱えられていろいろな案が出て参つたことは、これは大蔵大臣も御承知の通りだと思います。併し一番むずかしいところに誰も手を触れていない。それは何だといえばみんな品では、要するに日本の国内物価が国際価格を上廻つたという点が貿易不振の一つでもあり、経済について根本的に建直さなければならないという声なんでありますが、品でいえばその点についての解決策はどこにも出てないのです。これは私が改めて申上げるまでもないんで、朝鮮事変の勃発いたしました六月を一〇〇にすれば日本の国内物価は一五二七となつておる、にもかかわらず英米ブ……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/30、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は改進党を代表いたしまして、只今議題になつております昭和二十八年度補正予算第二号三件につきまして賛成の意を表するものであります。  七月分の暫定予算につきましては、従来の四六月分の暫定予算とやや趣きを異にいたしまして、二十八年度の予算を基礎といたしましてその一カ月分を計上いたしております。又部分的に見ますと、相当新らしく考慮すべき経費も組まれておるのでありますが、大体これらはおおむね妥当なものと認めるのであります。  ただ、ここで申上げて置きたいことは、最近起りました風水害に関しましても十五億しか七月分について計上いたしてありませんが、大蔵大臣の説明によれば、四六月分が相当多額……

第16回国会 予算委員会 第9号(1953/07/06、3期、改進党)

○堀木鎌三君 第一にお願いいたしたいことは、最近の国際入札において、こつちが応じたにもかかわらず、非常に価格その他の点で入札しなかつたという例がたくさんあると思います。そういう実例をお持ちにならなかつたら、最近のそういう国際入札で日本の商品が落札しなかつた因というものをお調べになつたものを頂戴したい。特に来年も相当繊維製品については期待をしておる。来年度というより二十八年度に期待しておると言われるのでありますが、最近人絹等においてイタリアとの価格と相当開きがあつたために、印度との契約において入札しなかつたという事例もあるし、又最近車輌類も出るという場合に非常に現在の価格では国際価格との開きがあ……

第16回国会 予算委員会 第11号(1953/07/08、3期、改進党)

○堀木鎌三君 先ず第一にお聞きしたいことは、大蔵省からお出しになつた資料でございますが、大体二十七年度においては予算額が五百九十一億で、前年度からの繰越が百五十一億、ラウンド・ナンバーで申し上げます。七百四十三億使いたい。そのうちで大体二十七年度中に支出したというのが、四百二十九億あつて、不用額三十二億を落すと二十八年度に繰越したのが二百八十億ある、こういうふうな計算になつておるのですが、そうしてこの二百八十億のうちで支出負担行為が済みましたのが百四十四億、それから支出負担行為が全然済まないものが百三十六億、こうあるのですが、大体現状において、これをお認めになるように保安庁のほうはなつておりま……

第16回国会 予算委員会 第12号(1953/07/09、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私用事があつて遅れて参りましたから、或いは他の委員の質疑の間にそういうことがありましたかも知れませんが、その点若しもそうでしたら、そういうおつしやつて頂いたらそれで省いてしまつてよろしうございます。こういう実は作業を見せて頂いていつも感ずることは、この目的を達成するためにはいろいろな条件がある。その条件を実は詳しく我々に説明して頂かないと、実はこれがいいのか悪いのか、どうしたら達成できるのかという問題がいつも問題になつて参る。例えばここに書いてありますような基本的なお考えの中に、我が国の昭和二十九年度以降の輸出の増加率は一応過去の平均発展率により、約七乃至は一〇%を想定されている……

第16回国会 予算委員会 第16号(1953/07/15、3期、改進党)

○堀木鎌三君 今の吉田さんの御質問に関連して、大蔵大臣の御答弁中に一つの具体的な提案があつたと思うのです。と申しますのは、本年度の予算において一千億円以上の撒超が見込まれる。それが下半期に集中して来る傾向がある。だけれども、インフレは絶対に起さん。私も先に大蔵大臣に物価の問題で御質問したことを記憶いたしておりまして、そのときに大蔵大臣として、物価はむしろ下落させなければならないという御答弁があつたのを記憶いたしておりますが、今その点に、撒超問題に関連して大蔵大臣は二つの構想をお出しになつたように思うのです。一つは、最近特に顕著な日銀の貸付金の増加という問題について、これはオーバー・ローン解消と……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/20、3期、改進党)

○堀木鎌三君 非常に論議が何と申しますか循環しておるわけでありますが、佐藤法制局長官のお話によると、憲法七十三条によると予算を編成し国会に提出する内閣の提出権は国会に出されたときから国会の終りまで提出権そのものはずつとそれに伴つて出したのだ、こういうふうにお考えになるので、つまり国会が一つ一体である。だから政府対国会の関係であつて、衆議院、参議院の関係はない、こういうふうに解釈できるようであります、と同時に、一方においては国会の修正権に基くものは、その修正権に基いて衆議院におきまして議案が修正されたのだ、こういうお話になりますと、さつきからいろいろその点について御論議があつたのですが、言葉を換……

第16回国会 予算委員会 第22号(1953/07/24、3期、改進党)

○堀木鎌三君 静かにあの時分の話合いを考えてみますと、先ず第一に政府の責任ある答弁を求めようじやないか、その答弁の模様によつて、場合によれば又改めて衆議院側の提案者の意向を聞かなければならん、非常に能率を害する、だから提案者側の代表を呼んでもらいたい、こういうふうに私は経過的にはなつたと考えております。
【次の発言】 私の名前が引かれましたから特に申上げておきたいのですが、何か現在ここでお話しになる供米奨励金のことに関して言つておることと木村さんの言われるあの席上での三派協定というのは、供米以外の場合について全体としてそういうものがあるはずだとおつしやるから、それはない、併し供米に関しては昨日……

第16回国会 予算委員会 第23号(1953/07/25、3期、改進党)

○堀木鎌三君 外務大臣がお見えになつておりますから、外務大臣だけ、関連のない話ですからこれから質問したいと思います。  外務大臣に先ずお答えを願いますことは、先月の六月三十日に私が本会議でMSAに関連しまして御質問をいたしたのであります。そのときに外務大臣はこう答えられておる。「直接侵略に対する防衛の責任を、今後MSAの協定を結べば、保安隊がとるのじやないか、こういう御質問でありますが、これは日米安全保障条約におきまして直接侵害に対する防衛はアメリカ側がすることになつておりますから、この条約の面から申しましても、保安隊は依然として国内の防衛、これに専念することが至当であろうと考えております。」……

第17回国会 予算委員会 第5号(1953/11/07、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は与えられました時間が十分間でございますので、非常に簡単にお聞きをしなければならんことがあるのであります。実は、私今回幸いに外国を見て廻る機会を得ましたわけでございますが、私が各国を歩いて参呈して、そしていろいろと自分で調べてみますると、まあ大ざつぱに申しますと、各国の事情でいろいろの点がございますが、併し自由主義国家群は、大体マーシャル、フランその他MSAの継続した援助によりまして、経済はやや好転して参つておる。場合によれば戦後最良の時期の状態になつておる。そうして国防問題も努力して参りまして、これは予算の立て方、財政の状況が違いますが、ともかくも、一般予算におきまして三〇%……

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/06、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は補正予算に関連いたしまして総理大臣を中心に御質問をいたしたいと思います。総理大臣は経済問題が非常にお嫌いでして、経済問題になるととかく大蔵大臣にお譲りになる傾向がございますが、併し極く方針的なものをお尋ねいたしまするから、特に総理大臣から御答弁を努めてなさるように御努力を願います。先ずお聞きしたいことは、実は私この二十八年度の第二次補正予算を拝見いたしましてやや驚いたのであります。従来とも総理大臣の品から通貨の安定でありますとか、経済の安定でありますとかということが最近強く主張されておる、又私もこの品場でしばぐ総理大臣、大蔵大臣にこの点に関してよほどの施策をなされなければ依然……

第18回国会 予算委員会 第5号(1953/12/08、3期、改進党)

○堀木鎌三君 関連して。実は今永井君の御質問に対する大蔵大臣の御答弁で、私は、非常な私と大蔵大臣との見解の相違というものを発見いたしました。それに関連して一応一言だけ御質問を許して頂きたい。或るほど大蔵大臣が従来のそういう国民所得なり、それから上つて参ります税収を基礎として、従来の考え方を延長されておるのですが、率直に言つて、今の国民所得がなぜ上つて来るかという点は、輸入を二十一億ドルもなすつて、そうして輸出が、特需を八億以上を入れても逆調に転じて参つた。一億数千万の逆調になつて参つた。そうすると結局考えて見ますことは、ここに日本経済全体としましては輸入の増加で殖えて来ておる。生産が上つて参り……

第19回国会 建設委員会 閉会後第1号(1954/06/30、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) では只今から建設委員会を開会いたします。  先ず、私今度建設委員長の席を汚すことになりました。非常に不慣れで不敏な者でございます。どうか皆さんの御援助によりまして職責を完ういたしたいと思つております。どうぞよろしくお願い申します。
【次の発言】 承知いたしました。皆さんも御異議ないことと存じます。  ではちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  それでは先ず新らしい建設大臣の、小澤建設大臣から発言を求められておりますから、これを許可いたしたいと存じます。
【次の発言】 今日は新建設大臣だから余り御質疑はないでしような。

第19回国会 建設委員会 閉会後第2号(1954/08/13、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) それでは只今から建設委員会を開会いたします。  本日は派遣議員の報告、過年度災害復旧状況に関する件及び昭和二十九年度発生災害に関する件等を議題に供します。先ず先般北九州災害復旧等建設事業の調査及び最上、阿仁三沢持定地域建設事業調査のため派遣されました議員の報告を聴取いたしたいと思います。北九州災害復旧等建設事業調査は石井委員より御報告を願うことになつております。最上、阿仁田沢特定地域建設事業調査は石川委員から御報告を願うことになつております。先ず最初に御報告を願います。
【次の発言】 次いで最上、阿仁田沢特定地域の建設事業調査につきまして、石川委員より御報告を願います。

第19回国会 建設委員会 閉会後第3号(1954/09/15、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今から建設委員会を開会いたします。  本日は先に御通知申上げましたように、過年度災害復旧に関する件につきまして調査を進めて参りたいと思いますが、それに先立ちまして台風第十二号及び十三号の被害状況につきまして、建設省の河川局長がおられますので河川局長から御説明を承わりたいと思います。
【次の発言】 ついでに十三号を簡単に説明してもらいましようか。
【次の発言】 何か河川局長の説明に対して御質問ございませんか。
【次の発言】 まだ大臣も来ませんから、お手許に配付してあります、二十九年度実行予算の節約計画、二十八年度災害復旧費建設省査定根拠基準、二十八年度災害復旧補助金の交……

第19回国会 建設委員会 閉会後第4号(1954/09/20、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) では只今から建設委員会を開会いたします。  建設大臣まだ見えておりませんが、追付け出る予定になつておりますから、先ず如何でありましようか、最初に河川局長から十二号台風のその後の情勢と十四号の関係等を差当りお聞きしておれば、そのうちに建設大臣も来ると思います。
【次の発言】 田中さんの所要時間はどれくらいになりますか。
【次の発言】 御差支えございませんでしようか。
【次の発言】 それでは米田君が公務のための何がありますしするから、米田君に対する質問を先にいたしますが、あとで米田君からやはり台風の報告も受けなければなるまいと思いますから、それをお含みの上で田中委員御質疑を……

第19回国会 建設委員会 閉会後第5号(1954/09/27、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) それでは只今から建設委員会を開会いたします。  本日は、台風第十四号の被害状況につきまして、すでに一度はお聞きしたわけでございますが、更にその後の詳報についてお聞きいたしたいと思います。なお、台風十五号につきましても只今までに判明したところを報告を受けたいと思います。
【次の発言】 何か御質疑ございましようか。
【次の発言】 別段御質疑がなければお手許べ配つた「水防資材緊急整備費の配分方針並びにその使途について、昭和二十九年度土地造成事業資金借入申込状況」等の資料が委員の要求によつて出ておりますが、これについて何かございませんでしようか。

第19回国会 建設委員会 閉会後第6号(1954/10/11、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 小澤委員お願いします。
【次の発言】 これで三方面に対する現地視察の報告を終つたわけでございますが、これらに関しての御質疑に移りたいと思います。  別段調査報告に対する御質疑がございませんでしたら、建設大臣以下来られておりますが、現地視察からの建設省に対するいろいろ御意見もあろうと思いますので、御質疑願いたいと思います。
【次の発言】 建設大臣、今田中委員の前に小笠原及び赤木委員から言われたようなことについての御所見があるだろうと思いますから、それについて……。田中委員の御質問に対して政府委員からでもようございますから御説明を……。

第19回国会 建設委員会 閉会後第7号(1954/10/26、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今から建設委員会を開会いたします。  本日はかねて公報で以て御案内しておいた補償問題に関する件、災害復旧に関する件、自衛隊による公共工事の援助に関する件及び住宅に関する件について調査を進めたいと思いますが、審議の都合上、先ず住宅に関する問題につきまして、住宅局長が来ておりまするので、住宅局長から説明を聴取いたします。
【次の発言】 ちよつと速記やめて。  [速記中止〕
【次の発言】 速記始めて。
【次の発言】 じやその点はあとに譲りましよう。
【次の発言】 ではお諮りいたしますが、引続き公営住宅の建議計画について住宅局長から計画の概要を聴取いたしてようございますか。

第19回国会 建設委員会 閉会後第8号(1954/10/27、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) では只今から建設委員会を開会いたします。  公報を以て御通知申上げてありますように、建設行政に関する問題、特に補償問題に関する件、それから災害復旧に関する件、自衛隊による公共工事の援助に関する件、住宅に関する件、特にまあ昨日は岩内の火災の善後処置について、住宅問題について特別法との関係がございます。なお、昨日ではございませんか、宅地問題にからんて砧のゴルフ場の問題が問題にもなつております。それらについて審議をいたしたいと思います。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 それじやその問題はあとでいいですね。
【次の発言】 次の問題は。

第19回国会 建設委員会 閉会後第9号(1954/11/08、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今より建設委員会を開会いたします。  本日は御案内申上げました通り、災害に関する件と補償問題に関する件でございます。大体建設省のほうは事務当局から経過について説明を聞きましたので、今日は補償関係を先にやらして頂くほうが、関係官が揃つていると思いますから。それじや通産省のほうの御意見から先ず伺います。
【次の発言】 あと農林省が来ておりますが、一括聞いてしまいますか。
【次の発言】 では、農林省の農地局長から……。
【次の発言】 経済審議庁。
【次の発言】 大体この前の委員会で建設省から承わり、それから今農林、通産省から承わつたのですが、各省の考え方が必ずしも固まつてい……

第19回国会 建設委員会 閉会後第10号(1954/11/09、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今から建設委員会を開会いたします。  議事の都合上皆さんのお手許に差上げてあります最近の住宅災害喪失状況、昭和二十九年度住宅金融公庫資金計画案というものからいたしたいと思いますが、御差支えございませんか。
【次の発言】 それでは住宅災害喪失状況について先ず説明を求めます。
【次の発言】 何か御質問ございませんか。
【次の発言】 はあ。
【次の発言】 木村さん、それを皆さんにお諮りしますが、住宅金融公庫から、公庫の理事の岩永君、それから業務部長の江ヶ崎君ですか、それから企画課長の竹内君が見えておりまして、説明したいという御意向でございますが、お差支えがなかつたら、皆さん……

第19回国会 建設委員会 閉会後第11号(1954/11/29、3期、日本民主党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今から建設委員会を開会いたします。  先ず理事の補欠選挙を行いたいと存じます。先般石川君の委員辞任に伴いまして、理事が一名欠員になつておりますが、この互選の方法は如何いたしたらよろしゆうございますか。
【次の発言】 田中君の動議に御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。それでは私から、石川榮一君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に建設業法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案につきましては、未だ審査を完了するに至つておりませんが、参議院規則第五十五条によりまして、審査報告書を提出することにな……

第19回国会 大蔵委員会 第2号(1954/01/28、3期、改進党)

○堀木鎌三君 その資料に関しまして、大体前にももらつたことがあるのですが、実際にどう処理されて、残つているものはどういう物品が残つていて、いつ始末が付くのかというふうなことが前にも提出されたことがあるのですが、最近の状況のものを出して頂きたい。

第19回国会 大蔵委員会 第4号(1954/02/11、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は資料を頂戴したいと思うのは、今御説明になつた租税及び印紙収入予算の説明の中で、大体地方税が三千四百七十四億上つているのですが、その内訳を頂戴したいと思うのです。
【次の発言】 大体できましたら過去三カ年ぐらいの地方税の業種別の内訳、そういうものを頂戴したい。国税のほうは頂戴しているのでわかりますが、地方税のほうがわかりませんという点と、それからさつき直接税と間接税と大体とんとんで、少し今回の税制改正の結果、直接税において三百二十一億円の増収が、間接税において約二百七十六億円の増収、差引四十五億円の減収と相成りますというのでありますが、たばこのピースの値上り、これはどうして計算……

第19回国会 大蔵委員会 第6号(1954/02/16、3期、改進党)

○堀木鎌三君 今、小林君の質問されたのはどうも僕は納得できないのだけれども、今、小林君は未収入利子と言われたのだが、少くとも、会社で、一企業体が利益があるかないかということは、収入未済の分と、それから支払未済の分というものが上つて来なければ、本当の損益計算にならないような気がするのですね。で、今のような若しも会計の建前だつたら、銀行の都合で幾らでも収入未済を建てれば利益が減つて行くというような考え方では、実際のところを言えば会社の会計にならない、非常におかしな計算になつて来るような気がしますが、正確に御記憶がなければ、今小林君の請求した資料で明らかになることかと思いますが、只今までは何か正確に……

第19回国会 大蔵委員会 第8号(1954/02/23、3期、改進党)

○堀木鎌三君 僕は余りよく知らないのだけれども、どういう弊害があるのですか。あなたは道徳教育者じやないのだからね。何かこれを実施して行く上において非常な弊害というふうなものを感じられるのか、どうなんですか。その点聞きたいと思う。
【次の発言】 つまり二十年に始めた時分には、比較的ほかのいろいろな射倖性というか、こういう式のものが、射倖的なやつが少なかつたときに、政府が発行したのだが、いろいろ問題があつた。ところが率直に言えば、今までは射倖的なうちでも宝くじを買うのが一番いい射倖的な部類に属するのじやないか。而もそれらのものが何らかの弊害があれば、これは考慮しなくちやならないという考えも実際的に……

第19回国会 大蔵委員会 第12号(1954/03/03、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は余り研究してないし、今日初めて出たのだからよくわからないのだが、この関税法及び関税定率法の一部改正する法律案に関連してお聞きしたいことは、これは若し私のいないときに質問があつたら遠慮しても  いいが、ガツトの仮加入との関連において、相手国といろいろ違つた待遇を受けるということについての何らかの考慮がこの法律において払われておるか。もう少し端的に言えば、複数関税を設けることについてどの程度大蔵省としては考えられておるか。

第19回国会 大蔵委員会 第15号(1954/03/09、3期、改進党)

○堀木鎌三君 第一にお伺いしたことは、この臨時金融制度懇談会の答申において、この政府の方針に大体同意をしておる人でも、でき得るならば更に各界の専門的見地から一層の検討を加えたい、本制度は真に各界の円満なる協力を得られるよう配慮すべきであるという意見があつたようですが、それに対して大蔵省はどの程度のことをなすつたかという点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 率直に言えば、大蔵省が諮問されたその種のもので、結局まとまらなかつたということは、反対なる有力意見を付けなければならなかつたということは、そのこと自体が比較的事実としては異例に属するということ、何といいますか、大体行政官庁が業界の人を集……

第19回国会 大蔵委員会 第16号(1954/03/11、3期、改進党)

○堀木鎌三君 一点だけお聞きしたいのですが、税制調査会で、各国にあるようなセール・タツクスについてもつと考えるべきじやないか。直接税を軽減しようとするなら、そういう点について考えなければ、間接税で相当の効果を挙げられないというような点についての御意見があつたろうと思うのですが、調査会の意見でなくて、福良さん個人の意見でようございます。
【次の発言】 今のお話で一つお聞きしたいことは、第一点、陳腐化資産の問題が片付かなければ資産再評価を行わないことは、非常に何と申しますか、手続きの上から見ても、又その他の考慮から見ても、非常に困るんだとおつしやることもよくわかるんですが、それだけに陳腐化を査定し……

第19回国会 大蔵委員会 第22号(1954/03/22、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は先ず議事進行で委員長にお伺いしたいのでありますが、私は大蔵大臣のお忙しいこともわかついるから、成るべく大蔵大臣の能率が上がるようにと思つて、今日一時半からお待ちしている。大体大蔵委員会はこれは大蔵省の所管事項が多いのですが、一体我々はそういうふうに如何なる場合でも政府の都合によつて審議をしなくちやならんという御意思でいられるのかどうか。委員長の御意見を先ず聞きたい。
【次の発言】 もう一度伺いますが、大体この大蔵委員会は大臣が余り出席しないでも事柄が運ぶようになつていると私は思う。ほかの委員会とちよつと違う。併し私は、大蔵大臣はお忙しいのだから、その点で或る程度の寛容さは持つ……

第19回国会 大蔵委員会 第23号(1954/03/23、3期、改進党)

○堀木鎌三君 では甚だ議事の進行を阻害する形になるので申訳けないが、どうも昨日大蔵大臣の御説明を承つたのですが、どこまで行つても、もやもやしてはつきりしないのです。それで、なぜ端的に、為替専門銀行を一行作るならば、そういう専門銀行法を作つて、そうして、これはこういう使命を持つてやるのだ、そうして政府はこれだけ援助するのだ、他の従来の為替銀行に対してはどの程度にとどめるのだというふうな点が、どうも、いや複数制を建前とするのだと言われながら、差当りは複数制を採用するところの行政方針はない、これはもう法律案の建前と先ず第一に違つて来るのです。事実上又それだけの必要性がないということもよくわかるのです……

第19回国会 大蔵委員会 第27号(1954/03/28、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は只今議題になつておりまする関税定率法の一部を改正する法律案について賛意を表します。  本案はおおむね妥当なものだと考えるのでありますが、審議の過程において、私ども、第六条の複関税制度というものを新らしく設けられましたが、これは新らしい日本の最近の情勢、即ちガツトに仮加入をいたしまして、最恵国待遇の国とそうでない国とが分れておる現在、必要な規定であり、これに対して大蔵当局としてはもう少し熱意を持つてよいのではなかろうかということを考えます。無論、賛否を明らかにするときに条件を付することはどうかと思いまするが、議員として強い希望を申述べることは当然だと私は考えるのであります。  ……

第19回国会 大蔵委員会 第28号(1954/03/29、3期、改進党)

○堀木鎌三君 前谷君に一つ伺いたい。今質疑を聞いていて承つておきたいことがある。それはまあ民間に代用食についての非常に協力団体ができた。それが厚生省及び農林省関係でおのおのが出て来たということについて、無論おのおのの使命はあるだろうが、国民に向つて運動を展開するときには、両省が一つのごとき見解で以て行くべきであるという点について、両省の協力関係がどうなつておるかということが一つ。それから彼らが運動するときに一番問題になるのは、代用食が値が上つてしまうということです。これじや奨励も糞もなくなつて来る、現に「うどん」なんか最近上つておる。そういう問題について農林省はどう考えるか。農林省関係は価格問……

第19回国会 大蔵委員会 第29号(1954/03/30、3期、改進党)

○堀木鎌三君 この国民金融公庫法の一部を改正する法律案に対しまして賛成をいたします。併し率直に申しますれば、私どもも、政府がこの中小企業に対しましての適確な方策というものがやや欠けておる。一方において通産省に中小企業庁があり、そうして国民金融公庫以外にも各種の中小企業金融について特別の措置をとつておることは認めます。併しこういう政策が政府の全体の解釈とどう結びついておるかということに関しましては、どうもやはり質疑の間に出ましたように、一応そういう形を作つたが、本当に全力を挙げて動かして行くという形が非常に少いんじやないか。資本主義経済を基調といたします限りにおいては、特に中小企業関係の金融につ……

第19回国会 大蔵委員会 第34号(1954/04/12、3期、改進党)

○堀木鎌三君 実は私も小林君と考え方をやや同じうするものですが、まあ小笠原さんはよく御承知だと思うが、昔は予算の一部が削られても、予算不可分の原則で、内閣は責任をとつた。その額というものは、実に小さなもので、我々の記憶しているところでも、実に軽微な点が予算修正されても、予算は一体不可分の原則であつて、非常な重大問題だつた。ところがこの頃は何と申しますか、全体として、そういう政治責任というものが、私は非常に国会が最高権威だという蔭に隠れて、おろそかにされているということを痛感するわけです。で、本来、予算の編成の基礎になつたものについては、これはもう内閣としては如何なる事態があつても、私は変更さる……

第19回国会 大蔵委員会 第37号(1954/04/22、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私、一点だけ伺いたいと思いますのは、前には恩給金庫があつたんだが、将来もう八百億以上になつて来たときに、昔のように恩給金庫を創設しようとする意思があるのかないのか。
【次の発言】 財政上の理由というのはどういう理由ですか。
【次の発言】 では国民金融公庫に取扱わせる利害得失、それをもう少しはつきりさして頂きたい。
【次の発言】 いや、まあ国民金融公庫が過去の恩給金庫を収容したというのはほんの整理のためなんで、而もその時分は恩給の復活なんてないだろう、殊に一番大きい部門を占める軍人恩給なんというものは大体なくなるのだという観念で扱わしたのだが、現に国民金融公庫が行う仕事と恩給に関す……

第19回国会 大蔵委員会 第39号(1954/05/06、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は入場税法案に賛成をいたします。ただ審議の過程を通じて痛感されますことは、従来の平衡交付金を廃止して、交付税、譲与税を新設される、又地方税自身において独立財源の税種が起こされたというふうな点からみますと、非常に全般的に亘つているようでありますが、率直に申上げまして、何と申しますか、そういう新らしい制度を創設したときの、総合的な税についしの努力がまだ足りない、中央、地方を通じて、税財政を確立するという考え方からみますと、今回の法案は全体として不十分であると同時に、何と申しますか、予算の基礎になり、そうして国全体として考えられたことが、いろいろと修正されても止むを得ないという便宜主……

第19回国会 大蔵委員会 第41号(1954/05/10、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私、大体経済援助の内容については予算のとき質問しまして、御答弁が不十分でしたが、もう重ねてしようとは思いませんが、特別会計を設置なさる以上は、一体何年くらいこれが続くおつもりでいられるのですか。
【次の発言】 そうすると、大蔵大臣にお伺いいたしますが、この特別会計が数年続くということは、MSAに上る援助が数年間続くというお見込みに立たなくちや言えないことだと思うんですが、その点は内閣は責任を持つて言えるのでしようか。
【次の発言】 どうも大蔵大臣、この頃の大臣の御説明は、どこまで信頼していいのかわからなくなつて来る、政治のよりどころがなくなつて来るのですが、ともかくもこれは条約に……

第19回国会 大蔵委員会 第42号(1954/05/11、3期、改進党)

○堀木鎌三君 関連して……。どうも私、さつき菊川君と主計局長のお話を聞いていると、少しおかしいと思うのですがね。この三十六億に限定してもいいんだが、爾後、大蔵大臣のお話だと、来年もある、併しこの資金運用はちよつと紐が付いておるわけです。大体大蔵大臣がここで言われるように、一つは防衛的な産業に使うんだ、それに関連したものに使う。又それに伴う基礎産業的なものに使う。で、少くともこの金については、個々具体的に、どの会社にどれだけ使うかということは日本政府に任されているんだが、そういう使途については大体協定に従つて両国間で相談するということになつている。そうすると、この会計がどういう処理をされようが、……

第19回国会 大蔵委員会 第45号(1954/05/19、3期、改進党)

○堀木鎌三君 ちよつとその点をもう少し数字を確認したいのですが、今のお話に関連して、任意に任しても、今までのような方式でも、五百億くらいは当然会社自身がやつて行くだろうということなのですか。
【次の発言】 だから、大体原案通りで一割五分だつたら、電力会社を除いて大体千二百六十億程度を予想される。然るに本修正案によれば大体それが六百億程度になる。併し今までのような方法で任しておけば五百億程度に止まるだろう。従つて修正案と任意の案とは百億の差がある、大体のところ……そう考えていいのですか。

第19回国会 大蔵委員会 第47号(1954/05/21、3期、改進党)

○堀木鎌三君 提案者にちよつと伺いたいのですが、今、小林君からの質疑で大体意図されているところはわかつたのですが、どうも程度の差だとおつしやつた程度でなさそうな気がする。それはあなた自身の御答弁でも、要するに四割資本組入れにすれば相当資本が厖大になる、だから三割程度にするのだとおつしやることでも私は裏書きされていると思うのです。何というか現伏から見て少しひどいじやないかという点が、四割の問題も、一割五分を二割にされる問題も起つて来ているのですが、問題は、そういう現状というものを考えるときに、強制再評価をして、小林君の言うように手続上の問題はあるが、免税措置をとろうということは、やはり日本のオー……

第19回国会 大蔵委員会 第52号(1954/05/29、3期、改進党)

○堀木鎌三君 議事進行に関して。今日、中国紅十字会の代表を招請しようかしまいかという重大問題がかかつているのですが、それがすんでからその次の本会議で艦艇貸与の問題、それに我々が出ないようにされるという議事進行はあり得ないと思いますが如何ですか。
【次の発言】 私は改進党を代表いたしまして、本法案につきまして、衆議院送付の修正案にも反対いたしますし、又只今提出されました参議院の小林君の修正案にも反対いたします。  理由といたしますところは、本法案は、率直に申せば、何と申しますか、いわゆる資本家の中で、日本の経済のあり方から、従来の企業資本家としてのあり方が間違つているといろ自覚から起つて、そうし……

第19回国会 内閣委員会 第48号(1954/05/31、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は実は国防会議に関していろいろな議論があることは了承しておるのですが、率直に言えば、国防会議がどういうものができるかということは、これは法律できめるのですから、如何にも、緒方副総理のお話を聞くというと、緒方さんのお考えでできるような答弁をなされておりますが、これはやはり国会がきめるのであります。だから、政府がどういうふうにお考えになつていようと、これは構成その他について必要な事項は我々自身がきめればいいというふうな観点に立つておりますし、だから私は余り構成自身は緒方さんから承わろうとは思いません。でありますから、又三党折衝がどうであろうというふうな経過も余りお聞きする気はござい……

第19回国会 内閣委員会 第49号(1954/06/01、3期、改進党)

○堀木鎌三君 時間も余りないようですから、極く簡単に一つだけお聞きしておきたいと思う。大体岡田君の御質問に対してお答えになつたので、ほぼ首相のお考えがわかつたのでありますが、問題は吉田総理が外遊をされようとされまいと仏印の問題の帰趨というものは、非常に多く関心を持たざるを得ない。従来自衛隊は、駐留軍の漸減に応じて駐留軍のだんだん減つて行くのを補完的に我が国の防衛力を自衛隊によつて増強して行こう、こういう考え方がしばしば述べられたんでありますが、この仏印問題が如何ようになるにいたしましても、アメリカとしては一つの地域的安全集団防衛体制を作り上げたいという希望は私はあると思います。それがしばしばダ……

第19回国会 内閣委員会 第52号(1954/06/10、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私今替つたので、前に御説明があつたかも知れないと思うんですが、この定員法をきめるときに、実は各省とも定員を絞ると、ほかの何というか、請負的な仕事にしたり、それから或いは臨時人夫の形で使つたり、いろいろなことがされておる、そういうものについてお調べがあつたろうと思うんですが、そういうものが全体各省を通じてどれくらいありますか。
【次の発言】 大体そういうふうにお考えになつているのだろうとは思うんですが、事実我々が見たところでは、そう必ずしもあなたの御答弁の通りには行つていない。例えば調査のものなら、調査実施について、統計その他のものを減らしてしまうと、それはもうその職員は、これは職……

第19回国会 予算委員会 第13号(1954/03/15、3期、改進党)

○堀木鎌三君 無為替の輸入につきましては今木村君の指摘された点は私もその感を深うしておりますが、自動車だけについて、実は愛知君が今考えておる……私は一つの提案をいたします。と申しますのは、大体どこの国を歩きましても、愛知君も昨年諸外国をお廻りになつたからよくおわかりのことと思いますが、どこの国へ参りましてもアメリカの国産車が日本ほど氾濫しておるところはありません。むしろアメリカ以外の外国でアメリカの外車を見受けるということは非常に少いケースです。それをどういうふうにしておるのかということになると、このアメリカ人、而も一方においてツーリスト・インダストリーというものが盛んに行われるとすると、外国……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/03/16、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私昨日労働大臣にお聞きしようと思つたのですが時間がなかつたので……。今おつしやつた標準賃金式のものを作つて労使双方の争いの場を狭めるということは確かに私は一つの行き方だと思うのです。非常に非合理的な非常に開きの多い、国民経済から遊離したやり方で労使双方が対立した意見を闘わせて、そうして最終的に合理性を失つた力関係で行くという傾向の強いときに確かにそれは一つの方法だと思うのですが、ところが率直に申せばその前にもう一つ問題がある。幾らあなたがこういうふうだとおつしやつても、今だつて或る程度の合理性のある統計はあるのです。要するに労働組合が労働条件を目的にしてやる傾向ができなければいけ……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、改進党)

○堀木鎌三君 先ず第一にお聞きしたいことは、従来保安庁長官がこの今度保安隊、警備隊を自衛隊とお改めになつたことについてどの程度のお考えを持つておられるかという点をお聞きしたいのであります。と申しますのは、自衛隊法の第三条において「自衛隊は、わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当るものとする。」と書いてあるのですが、従来保安庁長官と申しますか、主として自由党内閣の性格としては、警察の補完的役割をやる。併し外敵の侵入があつたときには、国民の他の人々と同じように本能的な自衛又は緊急避難の意味におい……

第19回国会 予算委員会 第18号(1954/03/20、3期、改進党)

○堀木鎌三君 関連して。今の問題は実は私時間があつたらお聞きしておきたいと思つたところですが、物価を下げるとおつしやつたが、今何ら保証がないのですね。政府は物価を下げる下げるとおつしやるが、一体何を信用して物価を下げられる、実は物価を下げる下げるとおつしやるうちから実は物価が上つておるものもある。併しそれで一番大蔵大臣なり通産大臣にお聞きしたいことは、今財政資金なり或いは財政資金に準ずる安いコストの金を貸して、そうして合理化なりいろいろさせながら物価に対しては政府が何ら干渉しないというふうなすがたが、特殊のものは認可制その他もありますが、大体において、そういう形でものを持つて行かれるということ……

第19回国会 予算委員会 第21号(1954/03/26、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は、只今議題になつております昭和二十八年度一般会計補正第三号に対しまして、改進党を代表いたしまして賛成の点を表します。  その理由といたしまするところは、本予算案は、政府提出の義務教育費国庫負担法の臨時特例に関する法律が不幸にして不成立に終りましたために、昭和二十八年十二月から本年三月までの間におきまして、いわゆる富裕県、東京、大阪、神奈川の三都府県におけるところの教職員の給与の不足額を補わんとするものに過ぎないものであります。今日においては、もうあと本年度三、四日しか余すところないときに当りまして、これは補正のほかない事態に立至りているものと認めるのであります。又財源といたし……

第19回国会 予算委員会 第27号(1954/04/23、3期、改進党)

○堀木鎌三君 この予算案に関連して御質問に入る前に、先ほど相馬君から日本とフイリピン賠償問題に対して経過並びに見通し等について御質問があつて、小瀧政務次官から経過的な御報告はあつたのでありますが、併し非常に我々としてはこの問題に関しては重大な関心を持たざるを得ないことは改めて申上げる必要もないと思いますが、ともかく両国間に、全権が参りまして、而もこういう食い違いが起つて来て、場合によれば決裂も予想される。小瀧政務次官の話では五分五分だというお話でありますが、我々としては先ほどから論議になつております三十六億の金、催か一千万ドルの金についても日本の国として重大なる関心を持つておるので、外務大臣と……

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/24、3期、改進党)

○堀木鎌三君 実は昨日の質疑は、外務大臣が途中で本会議が始まりましたために、できなかつたわけでありますが、まだお見えになりませんようですから、大蔵大臣のほうに質問をしたいと思います。  大蔵大臣にお聞きしたいことは、私この予算書を見せられて非常に奇怪な感じがすると申しますのは、特別会計をお作りになつて三十六億の歳入で、それに資金運用部から来ます利子収入、利殖金収入というものがあるのですが、歳出のほうでは援助資金支出というだけであつて、大体三十六億の、木村さんなり江田さんの御質問によりましてこの三十六億の破産がいろいろと質疑の対象になつたのとありますが、いずれも先ず考えられますことは、内容が原則……

第19回国会 予算委員会 第29号(1954/04/26、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私は改進党を代表いたしまして、昭和三十九年度特別会計予算補正(特第一号)に賛成の意を表します。  その理由といたしまするところは、本予算案は、MSA協定に伴う経済処置としてとられましたものであつて、我々としてはMSA協定についてその大綱は賛成しております以上、それに伴つた本予算案について賛成の意を表するのは当然であると思うのであります。  併しながら本予算案は、同協定に基きまして、我が国の工業の助成、その他経済力の増強に資するため必要な使途に当てるというふうな説明でありますが、これが主として防衛産業及びこれに関連いたします産業に対して、開銀を通じて投融資される金であるということは……

第20回国会 建設委員会 第1号(1954/12/03、3期、日本民主党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今から建設委員会を開会いたします。  先ず、昭和二十九年度補正予算のうち建設省所管の経費について、荒船政務次官から御説明を承わりたいと思います。
【次の発言】 なお石破官房長から補足説明をしたいとの申出がございます。これを許します。ちよつと速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 一応補正予算についての説明をお聞きしたのでございますが、御質疑等がございましたら……。
【次の発言】 成瀬委員と三浦委員の御質問と、併せて答弁して下さい。
【次の発言】 皆さんにお諮りいたしますが、住宅局長が衆議院の予算委員会に出るので、席を外させてようございますか。

第20回国会 建設委員会 第2号(1954/12/06、3期、日本民主党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今から建設委員会を開会いたします。  先ず請願及び陳情の審査を行います。速記をとめて。    午後三時十一分速記中止
【次の発言】 速記始めて。  次に、請願第九十七号放射四号線駒沢、瀬田間道路工事反対に関する請願を、議題といたします。
【次の発言】 如何です、これは。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。  本問題については、保留研究とすることに決定しました。
【次の発言】 十分御希望を参酌してやります。  河川局関係の請願を片付けましよう。  速記をとめて。
【次の発言】 速記を初めて。  以上を以て陳情請願は終りました。

第20回国会 建設委員会 第3号(1954/12/07、3期、日本民主党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) では、只今から建設委員会を開会いたします。  先ず、議員提出になつております公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の一部を改正する法律案につきまして、提出者の志村さんから御説明を願います。
【次の発言】 本案に対する質疑は次の法案と一括してやつて頂こうと思います。
【次の発言】 では、次に昭和二十九年七月の大雨並びに同年八月及び九月の台風による公共土木施設等についての災害の復旧等に関する特別措置法案、これも議員提出法案でありますが、発議者の瀬戸山さんから御説明を願います。
【次の発言】 以上二法案を一括して、予備審査の議題に供しますが、何か御質疑等ございませんか。

第20回国会 建設委員会 第4号(1954/12/08、3期、日本民主党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今から建設委員会を開きます。  この際お諮りいたしますが、本委員会は建設業法の一部を改正する法律案の審査を終了しておりませんが、不幸にして会期中審査完了に至らなかつたのでありますが、参議院規則第五十三条によりまして、閉会中の継続審査要求書を提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  なお要求書の案文、提出の時期等は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。ちよつと速記をとめて。

第21回国会 建設委員会 第1号(1954/12/14、3期、日本民主党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今から委員会を開会いたします。  調査事件についてこの際お諮りいたします。建設行政に関する調査承認要求書を、本院規則第三十四条により、議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の案文等は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  本日は、この程度で散会いたします。    午前十一時四十五分散会

第21回国会 建設委員会 第2号(1955/01/24、3期、日本民主党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) ただいまから委員会を開きます。  まず、社会党第四控室から若木君が委員におなりになりましたから、御紹介申し上げておきます。  今日は建設行政一般に関する質疑を議題としておるわけでございますが、建設大臣はもうじきお見えになると思っておりますが、政府委員は官房長、河川局長、住宅局長、道路局長、計画局長とおりますから、政府委員に対する御質疑がありましたら、それから始めていただきたいと思います。
【次の発言】 それでは建設大臣がお見えになりましたが、御質問ありますか。
【次の発言】 お諮りいたしますが、実は建設大臣、本会議の途中から引っぱり上げたのですが、ようございますか。それ……

第22回国会 建設委員会 第9号(1955/06/02、3期、日本民主党)

○堀木鎌三君 私聞きたいのに、その建設工事用機械というものを、おもな機械だけでいいんですが、実際にどれだけ利用されているかというその統計でありますが、そういうものが資料として提供されれば非常にけっこうだと思います。

第22回国会 建設委員会 第19号(1955/07/07、3期、日本民主党)

○堀木鎌三君 この北海道は、雨量が非常に少くっても水害が起るということもやや考えられるんだが、百ミリ以下の降雨というものはだな、一体どういう時間的な何でこれはなるんですか。何したにしても、おかしな話で、いわんや青森の弘前の三十二ミリ、碇ヶ関の七十六ミリなんというのは、これはほんとにあほうみたいな雨ですよ。ごく時間も縮まっておるにしても、非常に……。それから新潟の入構村の七十七ミリ、相川は百十四ミリ、そういうところにどういうようなことを建設省は考えられるのか、聞かしてもらいたいと思います。
【次の発言】 一体、岩木川、赤石川というのはどういう川ですか。

第22回国会 予算委員会 第13号(1955/05/24、3期、日本民主党)

○堀木鎌三君 さっき専門家の豊田君から金利の引き下げの問題があったのですが、実は最近金利の引き下げ、金利の引き下げがはやっているのですが、私は昨年現地調査をしたときには、実は金利よりも前に中小企業の困っているのは再建預金と歩積みの問題なんですね。大蔵大臣も当時これはやめる意思だ、そうして銀行局長から金融機関に通牒が出ている。ところが実際行って見ると、どうしてどうしてだんだんふえて来ているという傾向がある。で、銀行は世の中が不景気になると自己防衛上どうしても金融機関の本来の性質からそうなりがちなんです。議会ではあなた方が答弁なさるときには、いや通牒も出しましたし、そういうものもなくします、こうお……

第24回国会 予算委員会 第15号(1956/03/14、3期、自由民主党)

○堀木鎌三君 私は時間の関係上、いろいろ御質問したいこともありますが、ごく限局いたしまして、関係大臣に御質問いたしたいと思います。  まず、外務大臣及び経済企画庁長官にお聞きしたいと思いますが、外務大臣は最近経済外交の推進ということを外交の大きな方針の一つとして取り上げられております。また経済企画庁長官の経済自立五カ年計画を見ますと、貿易の拡大ということを強調しておられるわけです。しかし一体政府の政策を見ますと、むろんみなそれらは必要なことであるが、どこに重点をおいて、どういう具体的な方策で推進されるかという点が非常にぼやけて参っておるし、また内閣全体の機構、運用等から見ますと、どうも欠けてお……


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 外務委員会 閉会後第2号(1957/09/11、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 不幸にして実情をつまびらかにいたしておりませんので、政府委員から答弁さしていただきます。
【次の発言】 実は、今お話しの九月五日に、中国紅十字会から三団体に対しまして、こちらの便船を利用していただけないかということに対してお返事が参りました。私としては、さきに三省、外務、厚生、運輸等におきまして、ちょうど興安丸の解除を機会に、今後の引き揚げにつきましては、便船を利用していただけないかということを照会いたしたのでありますが、その御返事は、今御指摘の通り、非常にその点については、向うのの紅十字会としてはうなずけないというふうなお話がございました。私自身も、実はこの問題につ……

第26回国会 決算委員会 閉会後第9号(1957/09/10、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま昭和三十年度決算報告書において、厚生省所管事項について批難されましたものは、予算経理、補助金及び不正行為に関する不当事項並びに健康保険及び厚生年金保険の保険料に関する是正事項についてでありますが、これらはいずれも会計検査院御指摘の通りでありまして、まことに遺憾に存ずる次第でございます。  予算の適正なる経理及び補助金等の効率的使用と精算の的確なる処理とにつきましては、極力努めて参ったのでありますが、今後とも一そう指導監督に努め、このような御指摘を受けることのないよう十分注意いたしたいと存じます。  また、職員の不正行為につきましては、従来よりこの種事故の生じな……

第26回国会 社会労働委員会 閉会後第4号(1957/08/10、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 一言ごあいさつをさしていただきます。  今回、岸内閣の改造に当りまして、厚生大臣の重任をになうこととなりましたが、何分にも経験に乏しく浅学非才の身でございまして、内心危惧の念を禁じ得ないものがございます。幸いに、各位の御指導御鞭撻を得て、その任を果したいものと考えております。  さて、昭和三十二年度におきましては、第二十六回国会におきまして、当委員会に御審議を願いました諸法律、予算等につきまして、御審議の過程を通じまして明らかになりました各位の御意見を十分尊重し、誠実に実行いたす考えでおりますとともに、昭和三十三年度におきまして具体化すべき厚生行政の重要施策につきまし……

第26回国会 社会労働委員会 閉会後第6号(1957/09/12、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) かねて各方面から、適正な医療報酬をきめることが国民皆保険を推進する上において最も必要な一つの重要な問題であるというふうな御要請がありますと同時に、過般の本委員会におきましても申し上げましたように、これらの問題につきましては長い間の懸案でございますし、当委員会においてもこれらについて一応案を 事務当局がいつごろできるのだというふうなお話もずいぶんございましたので、就任以来事務当局を督励いたしまして鋭意案の策定に当らせましたような次第でございます。一方臨時医療審議会におきましては、適正単価をきめますにつきましていろいろな原則を、審議の途中におきまして、御承知の通りに、不幸……

第26回国会 社会労働委員会 閉会後第8号(1957/10/12、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 実は私が山口君に――ここにいる今答弁しました政府委員に、今ちょうど高野さんが言われるようなことを言っていたわけなんでございます。ただ私としては、前大臣のときに起りましたとはいえ一実は今日までその問題がきまっておりませんことが、山本さんその他からの御質問の要旨だと思います。また、高野さんも法律論についてはともかくとして、ともかくも実質的に福岡市自身の財政上の負担にならないように問題を処理すべきでなかろうかとおっしやることは、私も同感でございます。ただ、せっかく各党あげて現地を調査された問題が、事実上遷延いたしまして今日に至っておりますことは非常に残念でございますので、至……

第26回国会 商工委員会 閉会後第10号(1957/10/09、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) おっしゃる通り、第一条におきまして、過度の競争により適正な衛生措置を講ずることが阻害され、または阻害されるおそれがある場合に、組合員の経営の安定をもたらすための措置を自主的に講じ、もって公衆衛生の向上を期するということを法の目的として明らかにいたしております。要するに厚生行政といたしましては、実は適正な衛生処置が講ぜられることを阻害され、または阻害されるおそれが非常にあるというときに初めて起る問題でありまして、目的はあくまで衛生基準の順守というところに問題を置いておるのであります。それらの起ります原因の多くの場合が中小企業関係におきましては、過度の競争によって起る場合……

第26回国会 法務委員会 閉会後第1号(1957/10/15、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 私の決意はあらためてお聞きにならなくてもよくおわかりになって……、従来私かやってきたことを口で言ったって御承認になりませんが、私のやってきたことを顧みていただければ、私はあらためて申し上げるほどのことはないのじゃないかと思いますが、とりあえず岸内閣ができますと同時に関係閣僚及び閣議まで打ち出しまして御承知の閣議決定をいたしました。しかし今おっしゃいますように事態をながめてみますとなかなか問題が進捗いたしません。従業婦の転廃業の問題もむしろ足踏みの状態でございます。またおっしゃるように更生保護に関する婦人相談所の設置及び保護施設、あるいは性病予防の問題その他の問題が、当……

第26回国会 予算委員会 第9号(1957/03/13、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(堀木鎌三君) 高橋君、時間が……。

第27回国会 外務委員会 第6号(1957/11/12、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 事実問題ですから、私から……
【次の発言】 先方から戦犯八名が釈放されたから、これを引き取りに来てもらいたいという通報がありました。私どもとしては戦犯八名を直ちに引き取るべく、運輸省の練習船を差し向けても早く引き取りたいという考え方で、三団体を通じまして先方と相談をいたしましたわけでございます。ところがそれに対しまして、私どもの考え方では、その戦犯八名の問題にほかの問題がからむために、先方の快い返事を受けることができません。三団体を通じて中国の紅十字会と交渉してもらいたいということを申し上げたのであります。その点について三団体がいまだ納得される状態になっておりませんた……

第27回国会 社会労働委員会 第4号(1957/11/07、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 率直に申しますと、私がこの厚生省の仕事をあずかって、方々で一体厚生省は医療体系の整備と言っておるんだが、どうも公私併用だと言いながら、そうでないのじゃなかろうかというふうな御質問を非常に、受けるのであります。率直に申して、国民皆保険を推進いたして参ります上において、何と申しますか、国費なりあるいは厚生年金でやるというのも限度があるわけでございます。本来公私を通じて将来の体系を考えていくということが最も必要だというふうに考えておりますので、実は意外に思うようなことの御質問も受けますので、今後私もせっかく勉強して、この医療体系の整備ということを、公私を通じて一貫して考えて……

第27回国会 社会労働委員会 第6号(1957/11/12、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 今おあげになりましたのは、いずれも樺太からの引き揚げの問題でございますが、率直に申しまして、これらの朝鮮人と日本の婦人が結婚をいたしておって、そして日本に引き揚げて参るというふうな情勢で、船を回しますときに、これを引き離して処理することは、全体として考えますときに、よほど、何と申しますか、人道的に考えましても、引き離すというようなことは考えられないのじゃなかろうかというので、ソ連からこちらに引き揚げて参ります場合に、これらの朝鮮人の夫たるものが、同時に入って参る。ただ、最近の実例で見ますと、何と申しますか、いかにも割合が、朝鮮人の割合というものが非常に多くなっておりま……

第27回国会 法務委員会 第3号(1957/11/08、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 宮城さん、まことに申しわけないんでございますが、私が厚生大臣になる前にこの会社に対し認可は行われておるんでございます。
【次の発言】 そうでございます。
【次の発言】 むろんこの問題は御承知の通りに当時の法律によりますと特許といっているようでございますが、私がなります前、五月八日に特許をいたしたようでございます。ただその後、実際の工事について、いろいろ施設の設計というふうな問題が出て参っております。そういう関係から……、と同時に、この問題については問題がありますので、私は実際に設計は見ましたわけでございます。

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/11、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 午前中ちょうど衆議院の社労委員会に行っておりましたので、御答弁がおくれまして申しわけございません。  今朝の新聞紙も報じておりますように、ビルマから派遣団員が十五日の日にこちらにおいでになって、約二週間こちらの医療関係の各種の問題を視察されることに相なっております。これは基くところは、御承知の通り総理大臣から御答弁がありましたように、総理大臣が過般の東南アジアを訪問されましたときに、話が起った問題でございます。これについていろいろな将来の構想を練りますためにも、また向うの保険大臣が日本の医療の事情を視察したい、という御内意をわれわれの方に漏らされておりましたので、外務……

第28回国会 決算委員会 第20号(1958/04/14、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 二十一年度の決算検査報告につき、厚生省所管について、ただいまいろいろ御説明になりました。批難されましたものは、補助金等の経理及び保険給付に関する不当事項、並びに健康保険及び厚生年金保険の保険料の徴収に関する是正事項についてでございますが、これらはいずれも会計検査院御指摘の通りでございまして、まことに遺憾に存ずる次第でございます。  補助金等の効率的使用のためには、経理事務上の手続を明確にするとともに、補助金を交付する側におきましても、また、これを受ける側におきましても、確固たる責任感をもってこれが処理に当ることがきわめて大切であります。  経理に当を得ないものとして御……

第28回国会 建設委員会 第23号(1958/04/17、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま建設大臣から御答弁がありましたが、私も率直に言って、私官僚上りですが、官僚の権限争いということは極端に避けたいという気持で、要するに行政は国民のためにあるのでありますから、最も便宜な方法で物事を考えていく。あらためてこの問題について理論的な議論をいたしますれば、私は、行政についての分野という問題から、いろいろな議論の余地があると思いますが、要は、一たんきまりました事柄が実際に実施の面において、両省にあるために国民に不便をかけるかかけないか、という問題から物事を決すべきだと存じておりますので、一応昭和三十二年の私が参ります前の一月の十八日の閣議決定の趣旨に従いま……

第28回国会 社会労働委員会 第3号(1958/02/06、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 昭和三十二年度の厚生省所管予定経費要求額の概要について、御説明申し上げます。  昭和三十三年度厚生省所管一般会計予算要求額は、一千七十二億五千七百五十四万五千円でありまして、これを昭和三十二年度の予算一千十四億三千九百五十五万三千円に比較いたしますと、五十八億一千七百九十九万二千円の増加と相なっております。  昭和三十三年度の予算編成に当りましては、社会保障の確立強化のため、特に国民皆保険の推進、医療機関の整備、結核対策の充実及び診療報酬の合理化を総合的に検討して、これが実現をはかることを目途として参ったのであります。もちろん一定の財政規模の中で、すべてが十分なる伸展……

第28回国会 社会労働委員会 第4号(1958/02/07、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 木下委員から、私どもがやっております事柄について、御批判のうちにも誠意をいろいろ認めていただきましたことは、ありがたいことだと存じております。今御指摘の国民皆保険につきまして、二十一年度五百万人を予定いたしまして、三千五百万人を予算上決定いたしました。まあ今のところの見込みでは、年度末に四百万人くらいふえるのではなかろうかというふうに考えております。年間の伸びとしては、相当従来の過去の実績から見ますと、伸びておりますが、しかし、予定ほど伸びていないとおっしゃいますことは、事実その通りだと私は思います。このなぜ伸びないかということがお尋ねでございますが、結局問題は、市町……

第28回国会 社会労働委員会 第7号(1958/02/18、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) ただいまは、山下義信委員から、ただいま、フィリピンの各島峡を回りまして、遺骨収集に当っております者ども並びに船員に対しまして、非常に心からなる御同情のお言葉をいただき、なお、委員会のお計らいによりまして、当委員会といたしまして、その意を表するような激励をしていただくということになりました。私どもも、心から深く感謝いたしますと同時に、今回派遣に当りましては、本人たちがほんとうに誠心誠意この問題に当っております姿を考えてみますと、一そうありがたく感ずるような次第でございます。手続等につきましては、御趣旨に沿うようにいたしたいと思っております。  なお、この際、はなはだ申し……

第28回国会 社会労働委員会 第10号(1958/03/04、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 農業、山林、漁業関係等の共済組合を作りたいというお話は承わっておりました。国民年金制度を担当しなければならない担当大臣としまして、個々の共済組合ができて参りますと、これは、国民年金制度の性質上、はなはだ好ましくないことは事実であります。しかしながら、彼らが自分たちの負担を多くしても、なお、よりよき年金制度を施行したいという現実の問題が起って参りました。一方におきまして、こちらにおいて年金制度を、かくあるべしという具体的な案を持っておりませんときに、これを阻止すべきかどうかというふうなことは、相当考えざるを得ないことだと思うのであります。現に私立学校の教職員の共済組合法……

第28回国会 社会労働委員会 第12号(1958/03/11、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま議題となりました身体障害者福祉法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  この法律案は、社会福祉法人の設置する身体障害者更生援護施設で厚生大臣の指定するものに身体障害者の収容を委託できることとすること及び身体障害者福祉法関係事務に対する民生委員の協力義務を明らかにすることをそのおもな内容とするものであります。  まず、改正の第一点は、収容援護を必要とする身体障害者の収容委託についてであります。現在、身体障害者を公費をもって収容している更生援護施設は、国立及び公立に限られているのでありますが、身体障害者によっては、障害の特異性等よりまして、民間篤……

第28回国会 社会労働委員会 第14号(1958/03/18、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 医療費問題につきましては、私も、かつて木下委員の質疑を受けまして、四月一日から実施をいたしたいと思っておりますと言う際に、木下委員から、四月一日の実施については、おそ過ぎるというおしかりを受けたことを記憶いたしております。しかし、はなはだこれが、三十三年度予算におきましては、三十三年度の下期、十月一日から実施いたすことにして、予算を提出して御審議を願っておりますが、この点は、時期がおくれましたことは、私まことに申しわけないと思っております。私どもとしては、御趣旨に従って、過去六年間未解決でありましたものを、一日も早く実施いたしたいという考え方で進んでおったのであります……

第28回国会 社会労働委員会 第18号(1958/04/01、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま議題となりました母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  母子福祉資金の貸付は、都道府県が母子家庭や父母のない児童に対し、生業資金、修学資金、修業資金等八種類の資金を貸し付け、その経済的自立の助成をはかることを目的としているものでありますが、昭和二十八年四月この法律の施行以来昭和三十二年十一月末現在までに、都道府県が母子家庭等に貸し付けました金額は約四十八億円に達しており、わが国における母子福祉対策に多大の寄与をいたしているのであります。  今回の改正の第一点は、生業資金の貸付金額の限度を五万円……

第28回国会 社会労働委員会 第20号(1958/04/08、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 今、政府委員との御質疑を拝聴しながら考えておったのですが、むろん、予防接種をいたしますときに、施術者の医者自身が、それらについて万全の処置をすることは当然のことでなかろうかと、それが自主的にまかされているから、こういう心配が起る、事実が起るというふうなことがありますれば、これは、われわれとしても十分考えなければならぬ問題であります。しかし、今の問題、いろいろ、たとえば、結核だけに例をとりましても、開放性の非常に危険な場合と、全然そうでない場合とがあるだろうというふうなことも考えられるのでありますが、今後御心配の点、予防接種と従来の事故、ことに医師の適格性の問題、接種者……

第28回国会 社会労働委員会 第23号(1958/04/15、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま議題となりました日雇労働者健康険保法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  日雇労働者健康保険は、昭和二十九年に発足し、その後逐次給付内容の改善を行なって参りましたが、その内容はいまだ十分とは申しがたく、特に疾病保険として重要な要素である傷病手当金及び出産手当金の制度を欠いており、また、療養の給付の受給手続についても、繁に過ぎるきらいがあるのであります。一方、最近財政が非常に不健全な姿をとっているにもかかわらず、国庫負担の道もいまだ十分に確立されず、かつ、保険料額の面においても最近の実情に合わない点もありまして、制度の内容及……

第28回国会 社会労働委員会 第24号(1958/04/16、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま議題になりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  戦傷病者及び戦没者遺族の援護に関しましては、昭和二十七年に戦傷病者戦没者遺族等援護法が制定されて、障害年金、遺族年金等の支給の道が開かれ、ついでその翌年からは、恩給法の改正により、軍人にかかる傷病恩給、公務扶助料も支給されることとなり、また、未帰還者留守家族等援護法により留守家族等に対する援護が強化されましたことは、すでに御承知のところであります。  しかしながら、自後これらの年金、恩給等の受給者相互間の公平、ないしは待遇の改善、法の対象に含……

第28回国会 社会労働委員会 第28号(1958/04/22、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) これは専門家の横山さんからの御質問なのですが、率直に言って、一方において厚生省で児童の健康あるいは肢体不自由児の問題、あるいは今回御審議をわずらわしました未熟児の問題その他についての問題から考えましても、この助産婦さんの定員の問題というものを現状のままに放置しておいてはいけない。実際施設のいい民間の病院に行きますと、相当私は最近の実情に応じてやっておる状況も見ますが、しかし今申し上げましたように、全体として考えますときに、ことにここにあげてありますような保健所、国立、公立の病院、診療所の問題といたしましては、どうしてもこの問題を解決いたさなければならぬ、こういうふうに……

第28回国会 社会労働委員会 第30号(1958/04/25、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 山下委員から、この援護法、特に今回新しく創設いたしました準軍属というものに対する法の適用を、実際の実情に合って考慮すべきである。いたずらに法の末節にとらわれず、実情に即して考えるべきであるという点につきましては、私も全く同感でございまして、とかく公務員が法律にとらわれ過ぎて、しかも実情に合わないということについては、十分戒心して参るつもりでございます。  なお、片岡委員から、障害年金の受給者のうちで、相当重度の障害を受けながら、生活困窮のゆえに、医療を中断するようなことがある。さらに、その病気が真になおらないために、再発の状況になったとき等に対しまして、ことさらに注意……

第28回国会 内閣委員会 第2号(1958/02/17、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案は、厚生省の内部部局のうち、公衆衛生局を予防局及び環境衛生局の二局に分けるとともに、地方支分部局のうち、舞鶴地方引揚援護局並びに復員連絡局及び同支部を廃止することを、そのおもな内容とするものであります。  まず、改正の第一点は、公衆衛生局を予防局及び環境衛生局の二局に分けることであります。御承知のごとく、国民の生活環境に関する諸問題は、近年、高度に複雑化しつつありまして、常に健康で明るい国民生活を増進し、育成するために、現在及び将来において広範な領……

第28回国会 内閣委員会 第34号(1958/04/24、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 私ども新しい社会を作り上げるという関係からみますと、環境衛生の部門と予防衛生の部門は、お説の通り、非常に政治の分野あるいは行政の分野においても、従来に比して格段のウエートを持ってきたということを考えておりまするので、実はそれらにつきまして、私どもとしては、さらに行政機構も、予算、実質の仕事の内容の変化に応じて、これを実現いたしたいという考えでございましたが、これらにつきましては、なお議会において御審議の余地があるものといたしまして、今回、衆議院において修正をされておるような現状でございます。
【次の発言】 実は私自身、官庁機構が非常に膨大になっておりますことは遺憾であ……

第28回国会 農林水産委員会 第23号(1958/03/28、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 今お話の点は、私どもも非常に心配している点であります。実は、国民年金制度の創設の要望が、最近、特に非常にやかましい問題になっております。むろん軍人恩給その他の問題との関連もありますが、終戦後の新しい日本の社会の情勢、ことに従来の家族制度というものが相当変貌を来たして参りましたときに、本質的にこれらの国民年金制度がしかれること自体が、当然の要求であろうということを考えているのでありますが、お説の通り、現在すでに相当数の共済組合方式、その他による年金制度というものがありますし、今回、農林漁業団体職員がみずからの負担において、そうして年金制度をしきたいという考え方に強く立ち……

第28回国会 法務委員会 第2号(1957/12/21、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 売春業者の転業につきましては、今一松委員から御例示になりました関係各省の次官から通知をいたしておりますような通りに、指導して参ったわけであります。  まず第一に、お礼を申し上げなければならぬことは、大体現在の段階に至りますと、従来幾分転業につきましてちゅうちょいたしておりました業者も、大勢のおもむくところ転廃業をすでに決意しているような状態であるということは、ひとえに先ほど一松委員が言われましたような御指導の結果も、大いに貢献しているというふうに考えている次第であります。私ども何と申しても、この一つの社会組織、しかも長い間の社会のうちにありました組織、そういうものが非……

第28回国会 予算委員会 第4号(1958/03/04、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 人口問題の、人口の趨勢がどうなるかという問題は、私の方の人口問題研究所でもいろいろ推計をいたしておるわけでございます。相当長期にわたって考えますときには、総人口が相当減って参るだろうということは、私どもも御説の通りだと思います。しかし、と同時に、ここしばらくはやはり依然として相当人口が増加して参るというふうに考えておるような次第でございます。  私に対する直接の御質問は家族計画のあり方でございますが、なるほど私ども積極的にはやはり自分の経済能力を越えて子供を持って、ほんとうに子供の幸福とそうして優良な子供が育つかということは、これはどうしても考えなければならぬという点……

第28回国会 予算委員会 第7号(1958/03/07、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) いわゆる部落問題につきましては、かねて方々から非常な御要請があります、いろいろな御要請があります。で、私どもも新しい民主主義の社会として、こういう社会のひずみを何とかして、なくしていくという努力をするのが新しい政治の目標でなければならぬということを考えておるのであります。よく予算の数字をあげられますときに、私どもの方の隣保館と共同浴場等、いわゆる地方改善事業として計上されたもの、あるいは建設関係の第二種公営住宅というもの等をおとりになりますが、私は率直に申して、新しい社会を作るのであるから、道路、環境衛生等についても、教育につきましてもやはり総合的な観点からこれが推進……

第28回国会 予算委員会 第8号(1958/03/08、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 厚生大臣になりまして約半歳たちましたのでありますが、国立公園地帯をあまり旅行いたしませんで、まことに申しわけないと思っております。今後はできるだけこれらの点について努力をいたしたいと、こう考えておるような次第でございます。  一々おあげになりましたことは、私ども、全く同感を禁じ得ないものがございます。あまりに日本人は、日本全体の景色がよくて、それでかえって不感症的な感覚だということを、私、痛感いたしております。諸外国を歩いてみまして、ほんとうにそうだと思うのであります。ことに、おあげになりました箱根、日光なんというものは、これはもう一国の首都から自動車で道路さえよけれ……

第28回国会 予算委員会 第9号(1958/03/10、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 御承知の通りに三十二年度から四カ年計画をもちまして、皆保険を推進いたしております。しかし私厚生省に参りましてから考えましたことは、どうしても医療費の問題及び地方財政との関係、この二つが非常に大きな国民皆保険推進の隘路になっておるというので、実はこの二つの問題をまず解決いたしたいというので、医療関係につきましては、三十三年度下半期から調整することができ、あるいは地方財政との調整につきましても、事務費の負担を上げますとか、あるいは医療給付費に対しまして、二割を二割五分に、もっとも五分は調整交付金でありますが、これらの問題を解決することによって、まず非常に大きな支障になって……

第28回国会 予算委員会 第10号(1958/03/13、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 現在あります社会保険の内容が非常に区々にわたっている、歴史的な、沿革的なものがございますためにそうなっているのでありまして、私どもとしても、やはり理想は、すべての条件が同じになるということが必要だと思うのであります。まあ、国民皆保険の進捗に伴いまして、むろん一方においては、国民がすべて一つの医療保障を受ける、こういうような方向に行く、まずさしあたり、国民皆保険だということを考えておりますが、四ヵ年計画の間には、私どもとしても、おっしゃる通り、ぜひ各種社会保険を同一条件のもとにやって参る、ことに国民健康保険のレベル・アップということは必要であると、常に考えているのであり……

第28回国会 予算委員会 第11号(1958/03/14、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 私、率直に申せば、地域社会の健康を守ることはやはり保健所が従来よりももっと積極的に推進しなくちゃならない。今度幸いに学校保健法ができましたのですが、この地域社会の健康を守る上においても、結局集団的な所にやはり相当力を入れることが一番効果がある。従いまして、今度学校保健法ができ、従来ともエキス線の検査なんかは保健所が事実やっておるのですが、今後ますますそういう点については厚生省としては重点を注いでいきたいと考えております。
【次の発言】 こまかい具体的のことは政府委員から申し上げたいと思うのでありますが、結核予防のごときは昭和三十二年一月から十一月までの間に、約千七百万……

第28回国会 予算委員会 第14号(1958/03/18、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 長期経済計画をごらん願いますと国民皆保険に対し、あるいは将来の年金問題に対して備えるということを言っておるのでありますが、国民皆保険の問題につきましては計画通り織り込み済みになっておる、こう御承知おき願っていいのじゃなかろうか、こう考えております。年金につきましては織り込む用意を持つことは書いてありますが、具体的にまだ案ができておりませんので、はっきり長期経済計画の中に計数をあげて織り込むまでに至っておりません。
【次の発言】 今大蔵大臣がお述べになるのを私も聞いておりますと、少し私とも方向が違う。しかし……(「しっかりしなさい」「それはおかしいね」と呼ぶ者あり)それ……

第28回国会 予算委員会 第18号(1958/03/27、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) お答えいたします。引揚者給付金の問題が非常に認定がおくれておるということは私もしばしば耳にいたしております。まあ率直にいえば、御承知の通り五月に法律が制定されて、同月の末にやっと省令を制定しまして、六月、七月等は、結局広範囲にわたっているものですから、各府県の職員に趣旨の徹底を期し、さらに市町村までこれを下したというところから大体事務がほんとうに進捗し出しましたのは九月、十月、十一月ごろになっております。ただいままで大体四五%の認定は終った、今後はまあ五〇%くらいいきたいと思っておったのですが、初めてのことでありますので、法律制定後趣旨の徹底に相当かかったということか……

第28回国会 予算委員会 第19号(1958/03/28、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 御引用になりました一松委員のときに、詳しくお答えいたしたのでありますが、これは専門家である加賀山さんも、なかなかむずかしいことはよく御承知だと思います。しかし、三十三年度は経済の調整過程を考えておる、予算につきましても、ともかく従来より約五割近いものを国立公園のために増額いたしました。しかし、お説の通り、これでもって五カ年計画と対比いたしますと、まだ四分の一くらいにしかなっていないというのが現状でございます。私は、観光事業についてはいろいろ意見を持っておりますが、根本的に、観光事業は、単に自然がいいということに対して、観光々々といっても観光にならないのであって、やはり……

第29回国会 逓信委員会 閉会後第2号(1958/08/11、4期、自由民主党)

○堀木鎌三君 御用意がなかったらまたの機会に譲りたいと思うのですが、当委員会は、今月はきょうで終って九月になるらしいのですが、最近の経済情勢にかんがみて、三十三年度既定予算の工事を繰り上げ施行していこうということが一部にあるように聞いておるし、郵政省の今年度――これは特別会計も入れて今年度工事の施行は順調にいっており、繰り上げられる状態にあるのかないのかということを、次官からお聞きしたいのですが。
【次の発言】 それならそれでけっこうなんですが、今一番私は重大な問題じゃないかと思うので、ぜひ、全体としてその問題についての郵政関係の御方針と、それから現実に三十三年度予算の実施状況、進捗状況及び繰……

第29回国会 逓信委員会 閉会後第3号(1958/09/10、4期、自由民主党)

○堀木鎌三君 説明は、もう書いたのでよくわかるので、質問しながらあわせて。
【次の発言】 きょう大臣がお出ましになっておりますので、この前お出ましになっていなかったときに、政務次官に、大臣と御相談の上で用意をしてきていただきたいという御注文を申し上げた。きょうここに拝見いたしますと、実はどうもここに出ているのは、私、非常に大臣は共通の考え方があると思うのです。あまりむつかしいことは、私はこまかいことは質問しませんから、大臣のお考えだけ聞けばけっこうなんです。で、ここに書いてあるのを読みますと、日本電信電話公社について書いたうちで、「最近の経済情勢による繰り上げ工程というようなものは特にありませ……

第30回国会 内閣委員会 第8号(1958/10/30、4期、自由民主党)

○堀木鎌三君 八木さんの質問に関連してなんですが、政府として住宅政策というものが非常に大きな問題なんですが、そうすると、国家公務員の住宅も、その一環として取り上げられなければならない。そしてそれが五年計画なり何なりできまっているはずなんです。それが、国家公務員のための宿舎というものがブランクになっておる。なるほど金額にして十億ちょっとふえるくらいで、戸数として三千くらいだとおっしゃるが、しかし、三千戸くらいにしたって、相当の問題だと思う。今御答弁の用意もないと思うのだが、そういうことが考えられますが、少くとも、そういう大きな内閣の見地から見て、この宿舎について何カ年計画というものはお立てになる……

第31回国会 内閣委員会 第11号(1959/03/10、4期、自由民主党)

○堀木鎌三君 関連して……。僕は、官房長というのは、毎年ちょぼちょぼ出てくるのですよ。幾ら弁解しても、一省で官房長を置くと、おれの方にも置いてないのはおかしい、おれの省が償いてないのはおかしい、みな理由をつけていくのです。これは官僚上りの僕はよく知っているんだ、官僚の心理は……。だから、一体官房長を置くのは、各省から説明を聞くよりは、僕は率直に言えば、官房長官なり、総務長官なりあるいは行政管理庁長官なり、そういう方面の方から、一体どういう方針でやるのだ、やらなければこうちょこちょこ、去年はあそこが通ったから、ことしはここでやるというように出てくるわけです。それは理屈はいろいろありますよ。私も行……

第31回国会 内閣委員会 第14号(1959/03/19、4期、自由民主党)

○堀木鎌三君 私は伊藤さんの質問に関連して一言だけ申し上げたい。法務省に矯護院でございますかお作りになるということになって、大臣は誠心誠意やられることを私疑いませんが、官僚機構というものは、われわれが考えて、いるほど甘いものじゃなくて、セクショナリズムというものが強いのです。もっと組織なり、制度として、厚生省の婦人相談所と法務省と御連絡になることができるような仕組みを作っていただかないと、もう、そう言っちゃ悪いのですが、厚生省の中でも局が違うと、なかなか連絡がうまくいかない。いわんや法務省と厚生省、省同士になったら、大臣がいかに誠心誠意しようとお考えになっても、なかなかいかない。これは私ども官……

第31回国会 予算委員会 第4号(1959/03/04、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(堀木鎌三君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。

第31回国会 予算委員会 第9号(1959/03/12、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(堀木鎌三君) ただいまから委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について報告いたします。三月十一日仲原善一君が辞任し、その補欠として剱木亨弘君が選任せられました。
【次の発言】 理事片岡文重君より、理事を辞任いたしたい旨の申し出がありました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めこれを許可いたします。  次に、理事の補欠互選についてお諮りいたします。  現在二名の理事が欠員となっておりますが、この互選は成規の手続を省略して、前例により委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第31回国会 予算委員会 第13号(1959/03/18、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(堀木鎌三君) 北村君よろしゅうございますか。

第31回国会 予算委員会 第18号(1959/03/30、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(堀木鎌三君) 曾祢君の質問は終了いたしました。(「関連を求めているのだから一つ許しなさい」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 関連だとおっしゃるから、済んだことだけは、はっきりしておこうと……。じゃ、坂本
【次の発言】 森さんの質疑が次に予定されておりますから簡単に。
【次の発言】 森八三君。
【次の発言】 矢嶋さん簡単にお願いします。
【次の発言】 森君、政府の答弁は要りませんか。
【次の発言】 森委員、今の問題に関連してまだあるのでしょう。
【次の発言】 森委員の質疑はこれにて終了いたしました。
【次の発言】 ただいま委員の変更がございましたので、御報告いたします。  羽生三七君が辞任し……

第31回国会 予算委員会 第20号(1959/04/07、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(堀木鎌三君) これより委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。四月一日付吉田法晴君、山田節男君、平島敏夫君が辞任され、その補欠として松永忠二君、平林剛君、吉江勝保君が選任せられました。
【次の発言】 次に、理事補欠互選についてお諮りいたします。現在理事一名欠員でございますが、この互選は成規の手続を省略して、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは委員長より鈴木強君を理事に指名いたします。
【次の発言】 この際、昨日の安員長及び理事打合会におきまして協議決定いたしました事項を御報告いた……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 外務委員会 閉会後第2号(1959/08/28、5期、自由民主党)

○堀木鎌三君 第二班の調査の結果を概略御報告申し上げます。  派遣委員は杉原荒太、佐多忠隆及び堀木鎌三の三名であり、なお事務局側より渡辺専門員、山田参事が同行いたしました。  当班のおもなる目的といたしまするところは、まず経済外交推進の建前からいたしまして、わが国海外貿易におきまする関西経済界の占める比重並びにその体質等をつぶさに調査いたしまするとともに、一方移住問題に関しましても和歌山県庁、外務省神戸移住あっせん所等、親しく現地の当事者に接し、その実情を調査いたしたいという以上二点であります。  第一の点につきましては、先月二十七日大阪市国際ホテル七階会議室におきまして、府側より佐藤知事、市……

第36回国会 予算委員会 第1号(1960/10/18、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) それでは、これより予算委員会を開会いたします。  この機会に一言委員長就任のごあいさつを申し上げます。  去る七月二十二日、議長の指名により予算委員長に就任いたしました。もとより未熟な私でございますが、予算委員長としてどこまでよくその任に耐え得るか心配でございますが、中立公正の信念を持って委員会の運営に当たる所存でございます。今後とも皆様の十分なる御協力を賜わりますようお願い申し上げます。  委員の変更について御報告いたします。  昨日、大谷藤之助君が辞任され、その補欠として小沢久太郎君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事補欠互選を行ないます。  現在、当委員会……

第38回国会 外務委員会 閉会後第4号(1961/09/12、5期、自由民主党)

○堀木鎌三君 関連してお聞きするのですが、辻議員の請暇はいつまでだったのですか。
【次の発言】 そうすると、請暇期間が切れても家族から何らの申し出がなければ、参議院の方は、家族なり、あるいは何らかの申し出がなければ、請暇の期間が切れた以後も、議員がどういう行動をしておるかということについては、関心がないのですか。
【次の発言】 私は、先ほど来の質問を聞いていて感じることは、むろん議員でなくてもそうだと思うのだが、国会議員の行動については、むろん議員の方の責任もあるけれども、国会そのものからも積極的にものを考えてそうして当たるべきだと思うし、どうも、先ほどから外務省の話を聞いていると、非常に頼り……

第40回国会 外務委員会 第5号(1962/02/22、5期、自由民主党)

○堀木鎌三君 今これも質問あったのかもしれぬが、ソ連がモスクワの乗り入れを許している各国の定期便がありますか。
【次の発言】 私の聞いているところでは、結局日ソ間の問題はモスクワ乗り入れをする、モスクワと東京を相互に乗り入れするかどうかということが一番焦点というか、問題の解決を困難ならしめているというふうに聞いているのですが、外国ですでにモスクワに乗り入れているそれだけの民間航空会社がありとすれば、日本の航空会社が乗り入れることについて、特に着陸地を限定するということは何か特別な理由がありますか。
【次の発言】 問題の焦点は、シベリアの上空を通るか通らないかということにかかっているわけですか。

第40回国会 外務委員会 第6号(1962/02/27、5期、自由民主党)

○堀木鎌三君 何といいますか、航空を扱っている者として、今後どの程度に――五ヵ年計画なり何ヵ年計画で日本航空を充実していきたいという理想、考え方があるはずでしょう。それに対して、今の経営形態そのものについても、資本の割合についても、どういうふうに考えているのか。そういう問題が――これはまあ大臣が考えることかもしれないが、一応事務当局としてもそういう考え方があるべきはずだと思うのですが、そういう問題について簡単でいいですから、御説明願いたい。
【次の発言】 その点もう一つお聞きしたいことは、今、日本航空は国内線でもうけて国際線の赤字を補てんしている現状じゃないのですか。

第40回国会 外務委員会 第8号(1962/03/06、5期、自由民主党)

○堀木鎌三君 ただいまのに関連して聞きたいのですが、平和条約ができていない国に対してもこういう在外公館というものについて予定するのですか。韓国の場合なんか……。
【次の発言】 もう一つお聞きしたいのだが、公使館として残っているのは、この表に書いてある公使館だけですか。公使館として残っているのは今どれだけですか。
【次の発言】 もう公使館で残っているのはハンガリーとイスラエルだけになってしまいますね。そうですか。
【次の発言】 それで聞きたいのは、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア等は、相手国が大使を置きたいという希望がないのですか。
【次の発言】 まあ僕らの常識から考えると、これだけのところに……



各種会議発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 運輸・労働連合委員会 第1号(1950/07/27、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大臣から大変結構な御答弁を頂載いたしましたが、大体既定予算の範囲内において経営の合理化によつてどれだけ財源が出るか、又その財源によりまして第二次裁定の所要財源に満ちませんときには、更に大臣として国家財政の中から所要財源の発見に御努力なさるという非常に私共といたしましては結構な御答弁を頂戴いたしたのでありますが、その点についてお聞きをいたしたいと思いますことは、私余り細かいことは大臣も運輸行政について最近お当りになりましたのでありますから、詳しい、細かい事務的なことはお聞きいたしませんが、大体のお考えとしてこういう点についてどうお考えになつておるかをお聞きいたしたいのであります。即……

第10回国会 労働・地方行政連合委員会 第1号(1951/05/14、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 官房長官に、いろいろお忙しいらしいですから、私一言だけ今の御答弁に関して御質問したいのですが、やはり事は今リッジウエイ声明の出た内容ですから……、速記をおとめ願つたら……。
【次の発言】 メーデーだからいけないのでしようか、メーデーのやり方によつては政府としては再考の余地があつたのかどうか。その点どうなんですか。いろいろ理由はあるでしようが、どうもさつきからお聞きしていると、規則に順応してやつても、メーデーだからいけないというお考えないでしようか。その点もう一度……。
【次の発言】 そうするとほかのものは規則からいつて、いいとか悪いとかという談話が出ておる。そうしてメーデーについ……

第12回国会 外務・労働連合委員会 第1号(1951/11/10、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私はもう労働大臣とはしばしば顔を合せていますから、あまり細かいことは申しませんが、結局労働大臣のお考え方の一番基調をなしておることは、やはり日本の国の富が多くならなくちや労働政策がうまくいかんのだ、だから富の増大が元だと、こう言われるのですが、私はその点は違うのでございます。日本が貧困であればこそ労働大臣がおやりになることがたくさんあるわけなんで、それ故にこそ労働大臣に進歩的な労働法規を守つて頂かなければならん、こういうふうに考えるのでありますが、その立場の相違は別にいたしまして、実はそれ以外の点についていろいろ進歩的なことをおつしやいますので、私は労働大臣の誠意は疑わないのです……

第13回国会 地方行政・労働連合委員会 第1号(1952/06/10、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は労働委員をいたしておりますので主として労働関係の見地から、地方公営企業法について主な点を先ず大臣に御質問したいと思うのであります。  先ず第一に、今度地方公営企業法をお作りになつて、そうして人事に関して、身分の問題に関しましては公営企業労働関係法をお作りになりましたことは、私どもとしては一つの進歩的な民主主義的な傾向に行つているものだということを否定するものではないのであります。そういう点からこの法律をお作りになつたこと自体について、基本的な方向としては反対する気持はございません。ただ法案に入ります前に、これは当委員会でも聞かれましたかも知れませんし、又衆議院ではすでに質問が……

第13回国会 法務・労働連合委員会 第1号(1952/05/30、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は労働委員として労働問題の立場から主としてこれは破防法についてお聞きしたいと思うのでありますが、先ずその前に一つだけ法務総裁に特にお聞きしたいと思いますのは、今の社会情勢についてのお考えなんですが、率直にいうと占領が六カ年に亘つてようやく独立をした。併しその独立自身について国民の間に必ずしも完全な独立を回復したというふうな考えに立つていないものが相当ある。そういうふうな点から見まして今の社会情勢は六年の占領政策のレアクシヨンが一つ来ている、こう考えなくちやならんのではないか。マーフイー大使自身が占領政策が解かれた直後におけるところの社会的な不安の状態というふうなものは避けがたい……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第1号(1952/03/23、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今の木村君の話に関連して二、三根本的なお考え方をお聞きしたいのですが、先ず第一は政府はこの行政協定という條約については、国内法としてすぐ効力を発生するものとお考えになつておるかどうかということ。  それから従来政府は行政協定によつて国民の権利義務に関する場合には別個の法律を改めて出す、こういうふうな声明があるのですが、お話があるわけですが、今佐藤氏からもお話がありましたように、今木村氏の引いたこの継続使用の場合のみならず、行政協定を国民に実施するためには、幾多の法律が実は要るだろうということが私は予想されると思うのでありますが、その際に問題になつて参りますのは、従来政府はその法律……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第2号(1952/03/24、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私岡崎国務大臣にはしばしばお尋ねをしたのですが、どうもまだ判然いたしませんので、もう一度繰返して、くどいようですがお聞きしたいと思うのです。岡崎国務大臣はこの今回日本の国とアメリカとの間に結ばれた行政協定が、安保條約の第三條というふうなものがなかつた場合には、これは両国間の條約である。そうして国会の承認を得べきものだ、こういうふうにおつしやつたことは確かなんでありますが、依然それはそうお考えになりましようか。
【次の発言】 そういたしますと、要するに今回アメリカと結ばれた行政協定は條約であつて、そうして本来国会の承認を得べきものである。併し安保條約の第三條があるから国会への報告に……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第2号(1953/02/18、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私伊能君にお聞きしたいのですが、丁度あなたの御説明のときほかの用事で出ておつたので、又この委員会に余り私出ておらないのですが、今の質疑応答を通じて一つお聞きしたいと思つたことが起つたのですが、要するに今度のこのガソリン税の問題については、受益者側のあなたがたのほうから見れば交通量に応じて道路がよくなるのかどうかという問題が一つの非常にポイントじやないかと思うのです。ところがこの道路法を見ると我々が一見して目的税だと考えるのと違つて、建設省で自分が計画した道路の財源そのものの不足という点から来ておつて、要するに別途に扱われておる。目的税なら、あなたのような趣旨だと、目的税ならもつと……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第3号(1953/02/20、2期、改進党)

○堀木鎌三君 実は両大臣がおいでになつたらもう少し実質的な御返事があつて、事務当局の何と言いますか、言い逃れ的な答弁だけでなしに、非常に解決の方途を見出すのじやないか、かように私は考えておつたのですが、余りお逃げになると意地の悪い質問をいたさなければならない。お逃げにならないでちやんとおつしやれば、私どもはそう意地の悪い質問はしない。先ず意地の悪い質問から見本を見せますが、両大臣が折角おいでになつて、この法律は衆議院で通つて参議院で今かかつておることは御承知の通りであります。最初小林委員に対する答弁では、補正予算は組めないのだ、それから建設大臣は提案と予算の関係は関係ないのだ、こういうふうにお……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第4号(1953/02/24、2期、改進党)

○堀木鎌三君 お忙しいらしいから一言だけ……官房長官が、非常にお苦しい立場から、本法案はできれば二十九年度からの実施を政府としては希望している、こうおつしやるのですが、そうするとお聞きいたしますが、二十八年度の予算が編成されて、この法案が通ると、ともかくも補正を組まなければならなくなつてしまうという、その点からの二十八年度予算との関係からだけものを言つておられますが、過般大蔵大臣と建設大臣とがここへ来られましたときに、こういうふうな法案ができたときには、大蔵大臣としては財政上の責任がとりにくいと、こうまでおつしやつている。そうすると官房長官としては、二十九年度からは財政上の責任が今から約束され……

第15回国会 大蔵・労働連合委員会 第2号(1952/12/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 実は予算委員会のほうに出ておりましたので、経過を知らないでお聞きするのは甚だ工合が悪いのでありますが、今お話の公労法の十六條第二項の「事由を付して」という問題は、これは緑風会としては当然私は責任をお感じになるべきだと思う。我我の考え方のように、どうも吉田内閣というものはどうせなかなか根性が直らない。いつまでも反民主的なのだから、はつきりしなくちや多分承知すまいと、こういう考え方から、実は「事由を付して」じや足りないのだ、こういうお話を緑風会その他に申上げておつたのが、緑風会のほうで非常に今現寅と睨み合せてお考えになつて、そうしてこれについてはいろいろ政府の責任を衝いてくれたことは……

第15回国会 予算委員会第一小委員会 第1号(1952/12/09、2期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今から予算委員会の第一小委員会を開催いたします。大体日程につきましては先ほどお話したようなことで参りたいと思いますが、よろしうございますか。
【次の発言】 では、今日は只今木村保安庁長官がお見えになりまして、二時から衆議院の予算委員会に出席を要求されておるような状況でございますので、先ず木村保安庁長官から概略保安庁に関しての重要問題について御説明を願つたら如何かと、こう思いますが、如何でしようか。
【次の発言】 じや、木村保安庁長官。
【次の発言】 まだちよつと時間があるようですから、この際保安庁長官に…、あとで経理担当者から聞くにいたしましても…。


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 建設・大蔵連合委員会 第1号(1953/07/02、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私はこの法律については前の国会のときに相当論議を尽したのです。併し又その法律の内容及び財政収入との関係等につきまして疑点になることを相当聞いたのですが、それはここで繰返したくないと思いますが、実は甚だ意外な感を受けるのです。戸塚建設大臣と、そのときの大蔵大臣は向井さん、向井大蔵大臣とか、それから提案の説明者で、今日も御臨席になつておる田中さんと、お三人にさんざん私が問い詰めた。そうしたところが、お互いにですね、もう少し話し合う余地のある事柄であるということがわかつて、建設大臣も大蔵大臣も委員会の席上、よく相談してみます、これはどういうことを相談するのかおわかりになるだろうと思いま……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/03/24、3期、改進党)

○堀木鎌三君 私院長に聞きたいことは、監査をやつておられて、最近相当いろいろな検査報告を見せて頂くと、実績は上げておられるようです。そういう気がするのですが、と同時に、昔と違つて相当官界及び官界に繋がる腐敗不正があるということは、あなたがたのほうの検査報告を見ても窺われる。一体それに対して最近の検査院の方針はどういうふうなところへ重点を置いてどういうふうにしておられるのかということを先ず一言お聞きしたい。
【次の発言】 更に二、三伺いたいことは、一体併し現状の検査から起つて来て、検査院の使命としてはですよ、この点を足りないのだと、こういう点をもう少し考えなければならんという問題も起つて来るはず……

第22回国会 予算委員会公聴会 第1号(1955/06/16、3期、日本民主党)

○堀木鎌三君 私、二点だけ伺いたいのだが、三好さん自身も地方債の標準をどうしたらいいかということは、まだ研究の結果ができていないということを言っておられるのですが、今までの考え方が未熟にしても、何らかのお考えがあるだろうということが考えられるので、その点を伺いたい。  もう一つは、最近だんだん地方債の引き受け、それがことに預金都引き受けだけならいいのですが、地方の銀行において財源を調達される。この財源の調達が長期の場合もあれば、短期の場合もある。いわゆる資金繰りから来る場合もある。そういう場合に対して、救済策をどう考えているかという点、この二点をお聞きしたい。

第22回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1955/06/28、3期、日本民主党)

○堀木鎌三君 警察関係の方にお聞きしたいのだが、一体警察官吏の待遇は他の国家公務員と比べてどういうふうに考えたらいいのですか。それを大体しろうとにわかりまするように……。
【次の発言】 三号の開きですね。それだけ待遇がいいということですね。
【次の発言】 格差は常に維持されていると、こう考えていいわけですかな。
【次の発言】 三十年度予算はそういうことで組まれているのですか。
【次の発言】 自治庁の方いられますね。
【次の発言】 自治庁関係で一つ聞きたいのですがね。自治庁関係で本年度地方財政、さらに赤字が百数十億と推定される財源についてはお見通しが立ったのですか。

第22回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1955/06/29、3期、日本民主党)

○堀木鎌三君 小野さんの質問がありましたので、私は実は一つ申し上げたいことがあるんですが、実は小野さんの自由主義的な経済を基調にした、非常に強調されたお考え方、それからまあ高碕さんが、それに半分は同調し、半分は同調しないというふうなお考え方だけではちょっと私満足できないのです。ことにあの六カ年計画をお作りになりました以上は、どうもその程度でとどめられていてはおかしいのじゃないか。それにはまずさっき高碕さんもおあげになりましたように、為替は今、日本は強固な管理制度になっている。自由党の内閣のときに、いかにも自由主義経済だとおっしゃりながら為替は非常に強固だった。それから資金面では政府の息のかかっ……

第23回国会 商工・建設委員会連合審査会 第1号(1955/12/16、3期、自由民主党)

○堀木鎌三君 今石井君との議論で非常に問題があった、その建設通産両省の政令できめるというふうな、その政令はできているのですか、できていないのですか。私は法律を審議するときに、そういう権利義務に関する、あるいは行政権の発動に関するようね問題は、当然政令の内容を審査しなければ、法律自身も私はわからないと思うのですが、そういう点については、提案者はどうお考えになっていますか。
【次の発言】 御説明の趣旨はわかりますけれどもね。そういう当該行政官庁が、たとえば十一条、「当該行政庁は、河川等の管理上その他公益の保持の上に支障がある場合を除き、砂利採取業の経営を考慮してこれをする」という以上は、この支障あ……


4期(1956/07/08〜)

第28回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1958/03/25、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(堀木鎌三君) 昭和三十三年度の厚生省所管予定経費要求額の概要について、御説明申し上げます。  昭和三十三年度厚生省所管一般会計予算要求額は一千七十二億五千七百五十四万五千円でありまして、これを昭和三十二年度の予算一千十四億三千九百五十五万三千円に比較いたしますと五十八億一千七百九十九万二千円の増加と相なっております。昭和三十三年度の予算編成に当りましては、社会保障の確立強化のため、特に国民皆保険の推進、医療機関の整備、結核対策の充実及び診療報酬の合理化を総合的に検討して、これが実現をはかることを目途として参ったのであります。もちろん一定の財政規模の中ですべてが十分なる伸展を見たとは……

第31回国会 予算委員会公聴会 第1号(1959/03/10、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(堀木鎌三君) ありがとうございました。ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起して。  御質疑のある方はこの際、御発言を願いたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次に、慶応義塾大学教授藤林敬三君からお伺いいたします。(拍手)

第31回国会 予算委員会公聴会 第2号(1959/03/11、4期、自由民主党)【議会役職】

○理事(堀木鎌三君) ただいまから予算委員会公聴会を開きます。  まず、委員の変更について御報告いたします。  三月十日、後藤義隆君が辞任し、その補欠として泉山三六君が、柴田栄君が辞任し、その補欠として館哲二君がそれぞれ選任せられました。
【次の発言】 開会に当りまして、公述人の方に一言ごあいさつ申し上げます。  本日は御多忙中のところを御出席いただきましてありがとうございました。公聴会の議題は、昭和三十四年度総予算でございます。公述人の方は、大体二十分ないし三十分程度で御意見の御開陳をお願い申し上げます。  それでは、まず経済同友会事務局長山下静一君からお願いいたします。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

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