国会議員白書トップ参議院議員高田なほ子>委員会発言一覧(全期間)

高田なほ子 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

高田なほ子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(参)
431位
委員会発言歴代TOP100(参)
95位
委員会出席(無役)歴代TOP500
392位
委員会発言(議会)歴代TOP500
122位
委員会発言(非役職)歴代TOP100
98位
各種会議発言歴代TOP10
8位
各種会議発言(議会)歴代TOP100
74位
各種会議発言(非役職)歴代TOP10
8位

2期委員会発言TOP50
45位
2期委員会発言(非役職)TOP50
40位
3期委員会発言TOP50
37位
3期委員会発言(議会)TOP25
21位
3期委員会発言(非役職)TOP50
40位
3期各種会議発言(議会)TOP10
9位
4期委員会出席TOP50
39位
4期委員会発言TOP10
9位
4期委員会出席(無役)TOP25
19位
4期委員会発言(非役職)TOP10
8位
4期各種会議発言TOP5
5位
4期各種会議出席(無役)TOP10
9位
4期各種会議発言(非役職)TOP5
4位
5期委員会発言TOP25
18位
5期委員会発言(非役職)TOP25
16位
5期各種会議出席TOP20
13位
5期各種会議発言TOP5
1位
5期各種会議発言(非役職)TOP5
1位

このページでは高田なほ子参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。高田なほ子参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 文部委員会 閉会後第2号(1950/09/20、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 時間の経過もありますので、簡單に御質問申上げます。六三の建築の問題については前発言者が申しましたが、六三のこの六十三億の予算、これが敗れたということは、一応新学制への実施へのコースが阻まれたということと考えて甚だ遺憾に思う次第でありますが、このことはやはり文部省の新学制の実施への一つの年次計画が敗れたということで、今後天野文政の上に非常な私は課題が残つておると思うのですが、ただこの問題の中で一つ遺憾に堪えないことは、あの認証外の工事の問題でありますが、百億に余る厖大な予算をできる機会においてやろというような御回答でありましたけれども、できろ機会においてやるのではなくて、本当に六……

第8回国会 文部委員会 閉会後第4号(1950/10/03、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は認定講習の問題について岩間さんの御報告、これはもう加えて申上げるところはないのですが、ただ一点過労と経済との裏付けのことは大きく取上げられましたが、私は特に女教師の問題は一つの社会問題を生んでおるように感じられたのです。それは先きほど取上げられました託兒所の問題でありますが、女教師が講習を受ける場合に、託兒所は学校側において用意されておるとは言いながら、富山県の或る会場に参りましたときには、学校の宿直室のような、ちよつと暗い部屋でありましたが、そこに赤ちやんが三人ほど寝ておりました藪蚊が赤ちやんの足下に飛廻つておりましたが、これを守るべき何物もなかつたこと、それから人工栄養……

第8回国会 文部委員会 第5号(1950/07/28、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 二点質問いたします。資格問題の重要性についてはこれは各々考えなければならないし、我々も亦肯定する問題でありますが、併しその教育養成機関の裏付けというものがはつきりなされていないところに、いろいろ問題のできたことは各議員から指摘された通りであります。私はこの免許法の最も狙といたしますところは、教員の質の向上と、同時に量の向上にあるということを忘れてはならないと思うのであります。そこでこの量の向上について最も問題となる点は教員の需給の問題をどのように調節して行くか、今の定員、定額において縛られておる教員が新免許法による一定の基準の中において資格を取るためには、やはり形式的な行動が予……

第8回国会 文部委員会 閉会後第5号(1950/10/04、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 昨日の質問が途中でうつちやりを食つたような形になつておりますので……、二十五年度の補正予算の中に結核並びに産休補助教員の予算が枠内に入つておつたように了承しておつたのですが、産休が全面的にこれが削られておるように昨日御返事があつたわけであります。そうして文部大臣はこれに対して婦人教師を軽視するという考えはない。地方財源の余裕があつた場合には地方においてやろうと思えばできるだろうと思う。又会計課長は基準経費の中には入つていないけれども、地方においてこれを考慮に入れるということを期待するというような非常にあやふやな御返事があつたのですが、私の聽きたいことはどうして産休だけが切られた……

第8回国会 文部委員会 閉会後第10号(1950/11/13、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大体今專門員室の方でお調べになつたこととも私は重複いたしますから、重複する点を省きますが、十月の十四日の日に行つて参りました。池上の方はもう七分通り完成しておりまして、一時学校並びにPTA側が非常にこれに対して反対したのに対して、建築を途中で取止めるような傾向があつたそうですが、たつた一日だけ大工さんが入らないだけで、あとはどんどん入つて、それで殆んど完成しております。旅館、特殊喫茶店で別にそう特別なものではないと言いながら、中に入つて見れば一目瞭然もう鳩の巣だということは分るわけです。ただ一番頼もしく考えられたことは、先生方とそれからPTAの方々が非常に態度が強硬で、どうして……

第8回国会 文部委員会 閉会後第11号(1950/11/14、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちよつとお伺いいたしますが、環境整備について、文部省が地方自治団体に勧告をするというような先程のお答えだつたと思いますが、今まで勧告してそれが成功したというような例が幾つかございましようか。
【次の発言】 続いてお伺いいたしますが、勧告と助言とはどういうふうに権限に違いを持つておりますか。
【次の発言】 続いて……。そうするとあれですね、勧告というものも助言というものも、まあ大して変りがない、地方自治団体でそれを受けるか受けないかということは、それはそちら様の御自由である、まあそういうふうに解釈できるのですね。何らの権限も持たないものである、こういうふうに解釈してよろしいですか……

第8回国会 労働委員会 閉会後第2号(1950/10/12、2期、日本社会党)

○委員外議員(高田なほ子君) 労働大臣の良心的な御回答は諒とするものでありますが、一応簡素化ということとそれから合理化ということ、非常なずれかあるようなことがままあると思われます。特に我が国の今の婦人問題に関してこのような行政の縮小に当つて、直ちにこれが多くの婦人労働者に惡影響を與えるということになり、行政の簡素化ということがこれが非常に問題を残して来ると思うのです。そこでこのバランスをどういうふうにとつて行かれるかということがあなたに課せられた非常な大きな問題であると思うのですが、もう一度、良心的に加藤さんの御意見を忖度して行くというようなお話であつたのですが、そうすると突込んで伺いますが、……

第9回国会 文部委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は納得が行くような、行かないようなので、もう一つお伺いしたいと思うのですけれども、先ほどの御答弁でわかりましたことは、過年度分の支出七億二千万円、これは先ほどの御答弁で一般補正予算に組むのが正しいのだという御答弁でありますけれども、併しこの七億二千万円を仮に平衡交付金の中に入つたとしましてもそれは紐を付けられない、法的に言つて紐を付けられるべき性質のものではない、私もそう考えるわけであります。先ほどちよつとおつしやつた言葉の中にそのほうは地財委のほうで解決して貰わなければならない、こういうことをおつしやつたと思うのですけれども、仮に一歩下がつて地財委のほうは当初八十三億という……

第10回国会 通商産業委員会 閉会後第1号(1951/06/20、2期、日本社会党)

○委員外議員(高田なほ子君) 文部委員の高田でありますが、特にこの問題についてお時間をお割き頂きましたことに対して深甚な敬意を表します。  只今御当局のかたから調査の資料が提出されたのでありますが、私はこの問題についてよりよりこちらの当委員会において御調査が命ぜられているやに聞き及んでおりましたので、その資料がどの程度に頂けるかということについて、非常な期待を持つたのであります。只今の御調査は一応誠に体裁の揃つた御調査でございますので、この報告に対しては感謝するのでありますけれども、実はそれをプリント、或いは何らかの書類にして頂戴できたならば、なお一層よろしいのではないかと思うのであります。 ……

第10回国会 文部委員会 閉会後第3号(1951/07/19、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 簡單に御質問いたします。荒木さんの質問に関連するのでありますが、二十七年度の教育予算編成の重点として四つの点を挙げられたと思うのでありますが、その四項目の産業教育の新興というのは六三教育完全実施と並行してこれは行わなければならない、こういう御発言があつたと思うのであります。私はこの御主張に対しましては極めて尤もなものを感ずるのでありますが、曾つての、簡單に申しますので要を得ないかも知れませんが、曾つての軍国教育というものが今日私たちの深い反省の上に立つておるときに、戰後の教育は飽くまでも平和というものに徹しなければならないということは、たびたび文相もこれは御発言になつた点であろ……

第10回国会 文部委員会 閉会後第4号(1951/07/23、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 この三カ所の武蔵野、国立、立川の問題は、日本の教育を体当に守り抜くための大きな問題として取上げなければならない問題であると思うので、先ほどの実態の調査並びに各位の御感想の発表などによりまして、参議院の文部委員会は、文教を守るという建前の上からはつきりした基本的な態度を出すべきではないかと思うのでありますが、そうしてその基本的な線に向つて今後更に総合検討されて行くと思うのでありますが、先ず国立の文教地区設定に対しましては日本の文教を守るという一つのモデル・ケースとしても、現在の環境の下において文教地区を設定することが妥当であると、こういうふうに考えられます。更に立川の競輪問題につ……

第10回国会 文部委員会 閉会後第5号(1951/08/13、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 六三の建築の補助はさつきの御説明では単価増二十一億を含んで十八カ月予算で二十一億とおつしやつて、今あなたは十九億とおつしやつたのですね。二十一億ですか、

第10回国会 文部委員会 閉会後第6号(1951/08/14、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 副食に関連して、今十円十銭を児童の実質な負担にすると十七円八十五銭になる。その差額の四円一銭というものを基準にしてこの価格を査定して行つた。こういうお話であつた。その差額を国が負担したというわけですね。そうすると、今後の物価の値上りというものは到底この四円一銭というものでは賄つて行けないわけですが、これに対してはどういうお考えですか。
【次の発言】 その対象になるのは小学校だけではなく中学校も含めたいという先般の御意見であつたのでありますが、中学校の方はどういうことになりますか。
【次の発言】 只今の質問に附帯するのですが、前年度に前国会で通過した法案、この審議の過程で来年度の……

第10回国会 文部委員会 第7号(1951/02/09、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 質問いたします。道義の感覚ということについて天野先生いつも御指摘されておるわけでありますので、質問が少しくどくなるかと思うのですが、私はこのたびの教育公務員特例法の改正案を拝見いたしまして、先生が常におつしやる道義の感覚というものから非常にずれているような幾多の点を発見いたしまして、甚だ遺憾に堪えない点なんです。それは先ほど若木さんも指摘されたのでありますが、本法律の面に現れている保護の面と拘束の面を比較した場合に、極めて拘束の面が大きい、かようなことを指摘されておるわけです。私も全くそれと同感でございますので、一応大臣のおつしやるように、日本の民主化の段階に副いながら、法律が……

第10回国会 文部委員会 第12号(1951/02/19、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大山さんに質問いたしたいと思います。私もよく事情がわかりませんので、具体的に一つお話を願いたいのですが、いろいろ細かくなりますので、ちよつとメモをして見ました。あなたの御言葉の中に、若しこの第五條が現行法から改正されれば、更にその学閥の復活を恐れるというようなお言葉があつたわけです。その具体的な学閥の復活を恐れる、その中に民主的な意味の公開を自分たちは主張しておる、そうして公開ということを本当に民主的にやつて行かなければならないというようなお話でありましたか、民主的な意味の公開を、主張して、そうして大学の側では公開の幅を狭くしたと、こういうようなお話であつたわけですけれども、そ……

第10回国会 文部委員会 第13号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は文部大臣に質問したいのは一点に限つて質問します。義務教育の促進費の問題でありますが、無償促進費、文部省は義務教育の無償促進費といたしまして一億三千万円を計上したのでございまするが、この内容について非常に単価が低廉に見積られているのでありますが、これで以て完全な義務教育無償が促進されると考えられるかどうか、こういう点について先ずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 遺憾ながらできないというお話でありますが、併しながら一応ここに名目としてまあ出したというように受取つてよろしいかどうか。
【次の発言】 二科目だけできると、この二科目だけ完全にできるということでございましようか。

第10回国会 文部委員会 第15号(1951/02/22、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大変に文部省の関口さんの御発言がいろいろな誤解を招いたことは私は非常に遺憾に思うのです。それは只今の説明で概略わかつたのでありますけれども、計数上の八億又は九億の不足ということは、定員を完全にきめて、而もその上に科学的にこの結核休職者の数というものを出して、そして科学的に入院患者の数も出して、そしておやりになるならこれは別問題ですけれども、現在今やられておることは、予算がなくてもやられておるということに相成るので、その点についての私は説明をしてもらいたかつたのです。ところが一、三三というこの枠外の不足という数字にしても、この一・三三という数は如何にも科学的でない数で、累積的にこ……

第10回国会 文部委員会 第19号(1951/03/13、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 教科書の無償配付ということが非常に大きく取上げられており、而もすでにその法案が用意せられておるのでありますが、突如といたしまして、政府当局では近く用紙の統制撤廃の措置をとるやに伺つておるのでございますが、若しこういう措置がとられたとした場合に、非常にこの教科書の用紙獲得についてはいろいろな支障を来たすことが考えられるのでありますが、一部仄聞するところによれば、新聞紙はこの統制の枠から外れるということを聞いておりますが、新聞用紙が非常に必要であるということは、これは誰しも認めておると同様に、教科用図書に使おれる用紙も又これに次いで、若しくはこれ以上に必要であるということが考えられ……

第10回国会 文部委員会 第20号(1951/03/15、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 荒木さんの質問に関連するわけですが、教科書の発行に関する臨時措置法の施行規則の二十三条で以て、発行者に対しては教科書の供給というものに対する責任を負わせておりまして、入手状況、在庫量、使用量というものを明らかにするように法文できめられており、更に二十四条では、文部大臣は、この負せた義務に対して、これらの発行者の給供状況というものの報告を求め、そうしてこれを調査するということが明らかになつているのでありますが、只今のように用紙代の一割ということで保証金三分ときめたということになれば、用紙代が当然に値上りをした場合には、供給というものに対して非常な不安を持つて来ることが明らかであり……

第10回国会 文部委員会 第23号(1951/03/20、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 本法案に対しましては、賛我の意を表するものでございます。本法案は政府の提案理由の通りに、画期的な文教政策でございまして、憲法に示す義務教育の無償という精神を一日も早く生かしたいと念願しますが故に、原則的に賛成をするものでございますけれども、本法案の審議の過程におきまして、この崇高な精神を実施し得ない幾多の欺瞞性が露呈されていることを私はここに指摘しなければなりません。第一番に挙げられることは、この法案の精神を生かすためには、基本的な計画性というものを持たなければならないのでございます。全児童に対して無償給与するというような文部省の主張並びに本法案の主張でございますけれども、実際……

第10回国会 文部委員会 第24号(1951/03/22、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 もう一つ聞かして下さいね、非常にこの質の向上ということについて深いお考えをお持ちになつていらつしやることはよくわかるのですが、まあいろいろこれについては量というような問題について考えなければならないことは勿論でありますが、先ほど荒木さん、若木さんの御質問に関連いたしまして伺いたいことは、非常に不便な交通に恵まれないような僻陬の地域では、教員の量の確保ということが極めて困難な実情にあるということは、あなたの方でもお認めになつていらつしやる、先ほど北海道という特定な地名を挙げられての御答弁であつたと思うのですが、私が伺いたいことはこの日本の特定なこの地形であります。島嶼が非常に多く……

第10回国会 文部委員会 第28号(1951/03/27、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 一点だけ御質問申上げます。それは幼稚園の教員に関する問題でありますが、根本となるところの幼児教育に対する大臣の見解をここで質して置きたいのであります。御承知のように幼児教育はこれは義務教育ではございませんけれども、アメリカ教育使節団の指摘に待つまでもなく、極めてこれが重要な問題であることは論を待たないと思うのです。最近の荒廃した社会世相の中で一番母親の関心となつているのは自分の、まだ学校に上がらない子供の教育の問題ではなかろうかと思います。ところがこの幼兒教育に対しては基本的なあり方というものがまだ確然としていないような点が多々ございますために、幼稚園の教育というものがややとも……

第10回国会 文部委員会 第29号(1951/03/28、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は本法案について賛成の意見を表するものであります。市町村立の小学校及び中学校、盲学校、ろう学校並びに市町村立の高等学校の定時制の教職員の給與については今まで明確な規定がなかつたのでありまするが、本法案によつてこれが都道府県の負担となるということがはつきりと規定された点誠に結構であると存じます。第二点といたしましては、教育公務員特例法施行以後に採用した教員についての身分保障について、特に恩給法の規定の準用がなかつたのでございますが、この法案によりまして教員の身分の保障が完全になつたという点、第三点において公務災害補償に対する明確な規定がございませんでしたが、今後都道府県によつて……

第10回国会 文部委員会 第32号(1951/05/10、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちよつと今のに関連しまして、それじやあの大体平均額に近いところに持つて行かれるだろうという今の御答弁だつたのですが、「予算の範囲内において」、法文の上にこういうものがあるわけですが、この財政的援助の補助のところですが、十八条、ここのところの高等学校における産業教育の具体的の意味、まああとでお伺いしたいのですが、これの説明書によりますと、国又は地方の産業発展のために特に必要と認められるものに対しては第十八条の基準以上の設備の充実を図ろうとするものであるということがありまして、予算内におけるという言葉と、それから基準外に出てもいいという言外の意味がこの十八条の中に含まれている、その……

第10回国会 文部委員会 第33号(1951/05/11、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 主計局長でもよい、どちらでもいいのですが、先ほどの産業教育費の問題と地方財政費の絡み合せは極めて重要な問題であります。先ほどの御質問ではまだ十分納得ができない点が一つあります。これはこういうことになると思うのですが、先ほどの御答弁では地方の自発を前提として国庫補助をするというような御答弁であつたと思います。併しこれはですね、非常に一面合理的のようにも考えられますけれども、併しこの法文と照らして見たときは矛盾がある、例えば市町村の産業教育、これは市町村の要請そのものによつてやるのではなくて、これと共に各都道府県或いは国の産業経済の状況に即して行うという条項がここにあるわけです。そ……

第10回国会 文部委員会 第38号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大臣にお尋ねいたしておきます。女教師に対する退職勧告の問題でありますが、本年の三月の定期異動に際しまして、年令四十五歳以上、或いは勤続年数二十五年以上、或いは夫婦共稼ぎの者というような特定な条件をつけまして女教師に対して退職勧告をした県が非常に多数に上つているわけであります。婦人教師はこれに対してはつきりした見解も持ちえない、これは婦人の封建性に基くものであろうかと思いますが、その封建性に乗じて自然退職の形を無理にとらせてそうして女教師の生活権を奪うというようなことは、これは誠に基本的人権を侵害するものであると共に、現在の日本の教育民主化の途上にあつて極めて由々しい問題であろう……

第10回国会 文部委員会 第41号(1951/05/31、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 第一章の中の第三條の第四号についてでありますが、産業教育の技術者の養成指導についての基本的な方針をどういうふうに持つておられるかという点を御質問申上げたいと思います。アメリカのスミス・ヒユーズ法による職業教育に対する産業教育の基本的な態度は、国の雇用に役立たせる、教育を有効適切な雇用に役立たせるというような基本的な方針を立てておるために、公の監督或いは統制の下に学校や学級で統制のある教育が行われているようでありますが、この産業教育を振興する当面の技術者養成指導に当つての基本的な態度というものが明確にされておらないように思うのでありますが、それを承わりたいと思うであります。

第10回国会 文部委員会 第42号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 十四日のこの委員会の席上で、高等学校のシステムの中に職業教育を実は取入れたかつたのだという大臣の御答弁、そうすると、それでは大臣が言われるごとくにシステムに欠陥がないというようなら、なぜこれを別個に取出さなければならなかつたか、その理由をもう少し端的にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると新学制を真実に天野さんのお考えになるように完備して行けば、特段にこういう産業教育法というものは必要がなくなる。こういうふうに結論をお持ちになつておるように私お察しするのでありますが、その通りですか。
【次の発言】 結局六三制、新学制というものに重点を置くのであつて、産業教育法これ……

第11回国会 文部委員会 閉会後第2号(1951/09/07、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 次官にお伺いいたします。
【次の発言】 大蔵次官です。只今のお説を伺つておりまして、私はこの点に非常に矛盾を感じるわけでありますが、この度の講和がこれは平和を目途とすると共に日本の自主権の回復、そうして日本の国民の生活の安定、こういうようなことが大きく打出されておる、こういうような目的に副うためにやはり政府は具体的な施策を講じて行くということはやはりこれは当面の私は責任でないかと思うのですが、特にこの学校行政の中で最も下部まで滲透し、而も非常な支持を受けて来たのはこの学童給食であつたのです。而もこの学童給食によつて児童の体位というものが相当に向上したということは、或いは食生活に……

第11回国会 労働委員会 閉会後第4号(1951/09/27、2期、日本社会党)

○委員外議員(高田なほ子君) 大臣にお尋ねいたしますが、労働省の機構改革についてはまだ成案が出ておらないというお話でございますが、併しこれについて相当研究検討中である、こういう御答弁であつたようでございますが、その検討或いは研究するに際しましては、何らかの基本的な構想がなければならないと私は考えるのでありますが、その機構改革に対する労働省の最も基本的な方針というものをこの際はつきりと伺つて置きたいと思うのであります。それが第一点であります。
【次の発言】 御答弁の趣旨は尤もだと思うわけでありますが、併しあなたも一国の労働大臣として全体の機構改革に対して、労働省はかくかくの主張を持つている大臣と……

第12回国会 内閣委員会 第15号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○委員外議員(高田なほ子君) 大部遅くなりましたので、納得の行かない点を二、三点お伺いしたいと思います。先ほど行政管理政務次官から行政整理の基本的な方針が明らかにされたと思うのでありますが、この基本的な方針は伺つておれば、極めて筋の通つたどこへ行つてもこれは文句を言われる筋合いのない方針だと思うけれども、この方針を実際にどういう方法で整理して行くかというところに私は大きな問題があると思う。そこで先ほど次官はこの整理の方法の基本的な考え方を、国情並びに日本の現在の経済情勢に沿つて簡素化して行くのだ、これも又私は御尤もな御答弁だと思うのであります。けれどもここに忘れてならないのは、現状をどう把握し……

第12回国会 文部委員会 第2号(1951/10/24、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 先ず四つの問題について御質問申上げたいと思います。  先ず第一に今も木村委員から御質問があつたのでありますが、教育財政の確立の問題であります。これはかねがね文部大臣も義務教育は憲法上の義務としてこれは行わなければならないということを言つておられるのでありますが、今前質問者の質問の中にもあつたように、平衡交付金制度による現在の教育事情というものが、財政の逼迫によつて非常に圧迫されて、従つてこういう問題が世論を非常にゆさぶつた六・二制というような問題も出てたのだと思うのであります。これに対する文部省の対策というものは、かなり具体的に進んでいるやに聞いておるわけであります。この教育財……

第12回国会 文部委員会 第3号(1951/10/30、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 只今の大臣が人員の整理に際して、クラス数を先ず考えてされるというふうなごう大まかな線を出されたと思うのであります。これはクラス数の実態からということが非常に私はお聞きしたい点なんですが、先頃兵庫県のかたからのいろいろ話を伺いましたところが、一学級の五十人の児童を全部五十七人に平均にしてしまつた、そうしてぐつと学級数を減らしているという、これは大臣が前以てこういうことをあらかじめあるであろうという予想をされた下に、こういうことが行われておつたのかどうなのか。その点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 御趣旨は大変よくわかりましたが、そうすると若し現実の問題として考えて参ります……

第12回国会 文部委員会 第4号(1951/11/01、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 連日ベース・アツプの問題については大臣にも非常な御苦労をおかけしております。この点非常に恐縮に思つております。ただ、そのこととは別問題にいたしまして、私が御質問申上げたいことは、このたびのべース・アツプが財源措置によつて実質的に支障なくできるというようなたびたびの御回答でありましたし、私どももそのように信じたいわけであります。けれども財源措置による今後の見通しというものは決してこれは楽観できない。これが先ず私の御質問申上げる第一であります。それはなぜかと言いますれば、先ず三百七十五円という数字が一応明確に出て来ておりますし、その三百七十五円というものが教員の給與を引下げる一つの……

第12回国会 文部委員会 第5号(1951/11/02、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大変引続きで恐縮でございますけれども、昨日大臣は一応一般公務員より教員の場合は三百七十五円実質的に困るけれども、財源措置がされるので実質的にこれは下らない。これは内藤さんからも三万人の定員が余分にあるし、特に昇給分は二・五だけ組んであるから決してそういう心配は要らないのだ、こういうふうにお答えになられたと思うのであります。そこでただ私が大変執拗にお伺いすることは、そういうことは本当にこれは一時的に糊塗できる問題であつて、来年度になればこの三百七十五円低いという基準線というものがはつきわここに浮び出て来て、来年度の教員のベース・アツプというものが実質的に獲得されないということを非……

第12回国会 文部委員会 第8号(1951/11/13、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 簡単ですが一つ腑に落ちませんのでお尋ねいたします。先ほど荒木さんの御質問によつて大体明確になつたと思うのでありますが、要はこの「不均衡の調整を期待し」ということの解釈にかかつて来ておるわけでありますが、高い所は一応切つて行く、低い所は水準に達するまでに調整する、こういうことでありますが、これを裏を返しますと、地方の公務員の給与の不均衡を是正すると共に、それは国家公務員の給与の基準との均衡を図る、こういうことになる。簡単に言うと給与の最低線を絶対に抑えて行くということにとれるわけであります。これは裏返した解釈でありますが、「不均衡の調整を期待し」ということは、端的にそれを裏返して……

第12回国会 文部委員会 第9号(1951/11/14、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 これは私は岩間さんの発言は非常に緊要だと思う。少くともこれが地方公務員の給与に関する、給与の改訂に関する問題である場合、野村委員長の御発言というものはこの改訂に伴なつて非常に重要な私は問題と思う。それを今あなたの御発言と非常な齟齬を来たしておるということは、給与の問題に関するが故に私は重大だということ、それでこれはやはり一応速記録を十分に確かめて、野村委員長の御発言というものが、あなたの御発言と齟齬を来たしておるかどうかということを吟味して、再吟味して然る後に私は結論を出してもらいたいと、これは何としても大変な問題であります。これが一旦まかり間違つた場合には、折角法できめられて……

第12回国会 文部委員会 第10号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○高田なほ子君 私はこれはちよつと三十分や四十分の論議では尽せないと思います。私も前々からいろいろこれを実際に拝見したりして、幾多の疑問があつて、非常に天野さんに聞きたいことがたくさんあります。それから前提になるところは民主主義社会の形態とか、性質とか目標というものがはつきりされた上で、その中でこの国民実践要綱の占める役割の認識ということが私は大きくかかつて来るのではないかと思います。そういうようなものについて、いろいろお伺いしたいのですけれども、とてもそれは三十分や四十分というわけには参りませんから、私は本質的にこれはもう非常に反対の意見を持つのですが、一応天野さんも某新聞によれば、大臣をや……

第12回国会 文部委員会 第12号(1951/11/22、2期、日本社会党第二控室(左))

○高田なほ子君 学童給食の問題についではどなたも異存なくこれが完全実施されることを非常に期待し、又本委員会も挙げてこの継続のためには努力して来た折柄でありますが、こういう最近官吏の汚職事件に世間がごうごうとしている折柄、学童給食の問題で又又こういう疑いのある事件を出したということについては、私としては非常に重大な関心を持つているのであります。過日久保田局長からこの問題について非公式に文部省側の立場というものの御開陳があつたのでありますが、この際のお話の御様子では、私としては世間のこういう疑惑を一掃するに足るような趣旨でいろいろの弁明がございました。然るに今朝の毎日新聞で竪月元課長が召喚されたと……

第12回国会 文部委員会 第15号(1951/11/27、2期、日本社会党第二控室(左))

○高田なほ子君 京大の事件についてはかねがね私も御質問申上げようと考えておつたのです。今日ちよつと資料を持つて参りませんので、主な点を二つだけ御質問申上げます。今度の京大事件について、結果として八名の学生が学窓から追放されたような形になつております。私はあの新聞を見ましたときに非常に心の痛む思いがいたしました。これは学生の行動の行き過ぎということについての限界というものについても、相当のこれは慎重な検討が必要であろうし、又そういうことでこれは検討した結果そういうことが出たのだろうと思うのですけれども、しみじみ私が考えますところによれば、誰が学生をこうさせたかというところに来るのです。これはやは……

第12回国会 文部委員会 第16号(1951/11/28、2期、日本社会党第二控室(左))

○高田なほ子君 それにちよつと関連して久保田さん……、この生大豆は受取つた以上は、すでに学童のものですね。
【次の発言】 管理の大まかな責任は原則的に負うというようなお話ですが、それは別に固く縛られているものじやないというふうな見解をとつているようですが、こういう抽出率をこのスキャップ・メモで紐つけされるということは、これは文部省としてもプレゼントなるが故に原則は尊ぶけれども、そうでなくてもまあいいだろうという見解をとつているようですが、今岩間さんの御質問はこれに関連していることなのですが、そのメモランダムにあるような抽出率ですかがとられたわけじやないのでしようか。これが嚴格に守られておるわけ……

第13回国会 文部委員会 第1号(1951/12/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 久里浜の水産大学の問題は、大体四月頃あたりには見通しがつく、善処するというように文部大臣もおつしやり、法務総裁も大変熱意のあるお話があつたのですけれども、その後あれはどんなふうに進んでいるのでしようか、消えてなくなつてしまいそうなのですが……。

第13回国会 文部委員会 第2号(1952/02/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 只今の矢嶋さんの動議に賛成いたします。

第13回国会 文部委員会 第3号(1952/02/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと委員長、それに補足して……。この間の説明で一番私は大事だと思つたことは、この十五万坪、学校單位で計算した場合に十五万坪足りない、その十五万坪を今後それをどういうふうに充当して行くかという基本的な考えですが、来年度も〇・七坪、学校單位にして〇・七坪完成させて行くという方針で行くのか、或いは戰災地復興という形で行くとすると、基本的に、〇・七坪完成するというのとこれが非常に食い違つて来ると思う。戰災の復旧というもの、災害による復旧というものと、〇・七坪完成というものとは具体的には同じようにそれはでき上つて行くにしても、基本的に方針が非常にズレが来ると思う。文部省は二十八年度に……

第13回国会 文部委員会 第6号(1952/02/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 第一班の視察の報告をいたします。私と荒木委員とは、福井県と岐阜県を視察して参りましたが、福井県は戦災に会い、いち早く復興に立ち上つております途上、更に二十三年には、大地震によりまして徹底的に破壊された県であります。岐阜県は又戰災に会い、大きく多くの都市が破壊され、燒失され、又高山地方などを含める一市三郡は極めて不便な山間僻地でありまして、いずれもこれら災害上、経済上、地勢上、交通上、いろいろな点において惠まれない特殊事情に置かれている地方でございます。私どもはこの二つの県を視察いたしました中で、要約しまして、六三制施設整備、産業教育、学校給食、文化財保護状況など、及び各地で開か……

第13回国会 文部委員会 第7号(1952/02/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 どなたかおいでになつておられませすか。
【次の発言】 それでは学童給食のことについて御質問を申上げます。今日は大臣がおみえになりましたら基本的な問題についてお伺いしたいことが数々あるわけですけれども、今日は御出席がないので、事務的なことに互りますが、二、三お伺いしたいと思います。第一番にお伺いしたいことは、今度の学童給食の費用が、文部予算として組まれないで、農林省の食生活改善費の一部に、費用がそこに組まれているように承知するわけですが、このことは将来学童給食というものの継続をしようとする考え方に対して非常に脆弱なものになつて来るように考えられるわけでありますが、どうしてもそのほ……

第13回国会 文部委員会 第8号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつとお伺いいたします。雨天体操場の必要坪数七千七百坪ありますね。そうですね、それのつまり今度の組まれた予算は必要坪数を満たす十分の一ぐらいの費用にしかならない。これは四カ年計画の一部として考えているのだという御説明を私は承わつたように記憶している。そうするとですね、要求額の十分の一くらいのもので、而もそれは四カ年計画の一部だということになれば、これは大変矛盾して来ると思う。十分の一なら、それは十カ年計画だというふうにまあ考えるわけなんですがね、平均で言えば……。特に最近の再軍備予算の膨脹というものは、更に年次を逐うて私は測り知れないものになつて来るように危惧を持つ。そうする……

第13回国会 文部委員会 第9号(1952/02/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 大変、お加減が惡いところで私は恐縮ですが……。
【次の発言】 それはそうですが、一分ぐらいいいでしよう。丁度私の息子が渋谷の混乱のときにあそこを通りまして、家へ帰りまして非常に私に不安を訴えるわけです。僕はああいうことはどういうふうになつたかわからないけれども、とにかく再軍備ということになれば僕たちが一番先にこれは連れて行かれるので、どうも僕としてもああいう運動には、誰に教えられたわけでもないし、お母さんからいろいろなことを伺つているわけでもないが、どうしてもああいう運動は正しいように考える、あれをあんなふうにするということは非常におかしい。毎日あそこでいろいろな演説会かあるが……

第13回国会 文部委員会 第11号(1952/02/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 大変時間も急ぎますので、簡單ですが、一点だけ伺います。問題は東京都の都市計画に当つて、非常に重要な役割を占める学校施設の確保に対する基本的な方針を持つておられないというところに問題がある。申上げるまでもなく、学校教育法によつてちやんと教育施設の基準はきまつておる。而も占領下にあつて学校教育施設に対するいろいろな侵害を防止するための法的措置すらも講じられておるのにかかわらず、今度の東京都の都市計画に当つて、こういう学校教育施設に関する法律の精神を一体どういうふうに活かそうとするかという基本的な考えを全然持つていないはずはないと私は思う。一体学校教育法の設置基準に関するこれらの問題……

第13回国会 文部委員会 第13号(1952/03/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 調達庁長官にお尋ねいたします。占領後マツカーサー元帥のやはり占領政策の中のお心遣いの一つとして教育、宗教、教育関係施設は接收しない方針であるというようなことを伺つて来ておりますが、併し現実にはこの方針をお立てになりましても、なお且つ私は今ここに、冒頭に挙げた教育施設いうものが可なりの数、占領軍のために使われておるようでありますが、やはり占領軍の方針もこういう方針に基いておられるかと思うのでありますが、その後その方針に基いて一日も早く特に教育施設を、教育施設本来のために使うようないろいろな御努力が特調のほうでもなされたのではないかというふうには考えられるわけであります。その辺の経……

第13回国会 文部委員会 第14号(1952/03/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと福島さんに一点だけお伺いいたします。先ほど漢文を強いる先生の頭は非常に問題であるという渡邊さんの御発言がありましたが、又長澤さんからは漢文教育の過去の誤り、漢文教師の犯して来た過去の誤りというものは、素朴な意味で取上げられたと思うのであります。そこで、あなたにお伺いしたいと思うことは、先ほどの御発言の中に、終戰後この漢文が廃止されたということについて、一つの暴挙というような言葉み使われたように思われますし、更に精神の栄養の元素は、もうあらゆる精神の栄養の大本はもう漢文にあるというように、非常に漢文教育のいいところ、又戰後廃止されたことを暴挙とあえて言われるというようなこ……

第13回国会 文部委員会 第15号(1952/03/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 折角大臣がお見えになつておられますから質疑のあるかたは大臣に質疑をされたほうがいいと思います。又あと問題があつた場合には、岡崎国務大臣にも御出席を願いたいと思います。
【次の発言】 私は大臣に御質問を申上げます前に、先頃被接収学校の施設について交渉過程においていろいろ疑義のある点がございましたので、管理局長に資料の提出方を実はお願いをしておりました。そこでいろいろ御事情もあるかも知れませんが、これについての資料が、若し御提出になることが不可能であるならば、一応私の先頃の要求に対する御説明なり何なりをして頂いて、然る後に大臣に御質問申上げたいと思います。

第13回国会 文部委員会 第16号(1952/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと警視総監にお尋ねをいたしますが、先ほどからいろいろ論議されたのでありますが、日中警視総監はこの学内における思想調査が行われているということは、今命令によつてやられたのだというふうにお答えになりましたが、その結論として、この程度のことをやつても自治侵害というような仰々しいことを言うのはどうかというような御発言であつたのですが、この程度ということはどの程度を指して言つておられるのですか。具体的に言えば、特定の教授の名前が挙げられ、その教授の思想調査などが行われるなどというようなことは、これは大したことではないというふうにとられておりますけれども、それはどういうふうにおとりに……

第13回国会 文部委員会 第17号(1952/03/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それではお尋ねをいたします。私立学校の振興に関する法案が出て参つたようでありますが、大変結構な目的であると思いますが、今日まで私立学校振興に関しまして、文部省がとつて来られました具体的な方策、これについての概要をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 第二点にお伺いいたしたいことは、二十一年以来私学振興のための財政援助が行われたようでありますが、この場合に文部省としてはどういう団体を対象として来られたのか、又その運営面において遺憾な点はあつたのか、なかつたのか、この二点を伺いたい。
【次の発言】 大学は学校法人直接、高中小は府県を通じてというお話でございましたが、これは文部……

第13回国会 文部委員会 第18号(1952/03/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それではこの前第二十二條第三項、つまり私立学校教職員の厚生に関する事業の内容についてどういう御計画をお立てになつているのかと、それをお伺いしたいということを発言いたしておきましたが、その項についての具体的な計画を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それではお伺いいたしますが、法案の第二十二條第三項の目的を果すために、私学振興会に対してできるだけ助成をする、こういう結論であると思うのですが、そのできるだけということの内容が非常に漠然としておるわけであります。で、私は前回から問題にしておりますのは、教職員の共済事業というものについて余り効果を挙げておらなかつた。これは十分にお……

第13回国会 文部委員会 第19号(1952/03/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 第一条並びに第五条に関連をしてお尋ねをいたします。私は私立学校の振興のために、この法案の通過に対しては決して誠意を持つておらないわけではなく、むしろ非常に誠意を持つておるつもりでありますが、どうも私の研究不足のせいでありましようか。調べれば調べるほど疑義が出て参りまして、この疑義が明確に解消されませんと、むしろこういう法案はないほうがいいというくらいの激しい結論を出すようになることを私はみずから悲しむものであります。そこでお伺いしたいことは、私立学校の振興、これはあらゆる私立学校の経営が成り立ち、その目的が達せられるようになるべきだと思いますけれども、従来までの傾向をあちらこち……

第13回国会 文部委員会 第20号(1952/03/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 成規の手続を省略しまして、理事の指名を委員長に一任せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 附則の第二項の問題をちよつとお尋ねをいたします。この改正の第六点の中で、改正後の定員は国立学校を通じて六万九百六十一名となつておつて、前年度当初より千六百三十九名の減少となつておる、こういうのであります。この千六百三十九名はどういうこれは内容で減員になつて来るのですか、その内容を先ず承わりたい。
【次の発言】 そういたしますると、この千六百三十九名減員になるわけでありますが、この附則の二項によりますと、「職員の身分を失うものとする。」というわけでありますが、そうすると、こんなに……

第13回国会 文部委員会 第21号(1952/03/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 基本的な問題を一つ大臣に伺いますが、今度提出されました教科用図書の給與に関する法律の目的が、児童の国民としての自覚を深めることに資するとともにその前途を祝うために無償給與する、こういうふうに目的が書かれございますが、前年度やはりこれと同じような、新たに入学する児童に対する教科用図書の給與に関する法律案の目的とは非常に目的が違つて来ておる。つまり前は義務教育無償、つまり憲法の精神に副つて国家が子供の教育のために教科用図書を無償で給與するというこういう精神の下に出発され、而もその出発に際しましては私どもとしては来年度も再来年度も次次と計画を盛つたものが出されなければならないというこ……

第13回国会 文部委員会 第22号(1952/04/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 木村総裁にお伺いいたします。御趣旨は一応わかりますが、二、三点疑義がございますのでお伺いをいたします。学問の自由は当然守られなければならない。そうして学園内の自治も又十分認めなければならんという考えでございますけれども、次官通達の点について触れておられないようでございますが、基本的にはこの次官通達をどういうふうにお考えになつておるか。あれを確認されているのか、されておらないのか、それを端的に。
【次の発言】 大変明確にわかりました。ただこれは三月十五日の朝日新聞に出ておつたのでございますが、当然この次官通達は大学も、文部省も警視庁も責任をもつて守らなければならないと思うと、只今……

第13回国会 文部委員会 第23号(1952/04/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私も岩間さんの今日の緊急質問は、今朝新聞を見まして、実は非常に驚いて機会がありましたら大臣にも伺いたいと思つていたところですけれども、ここに文部省のはなし言葉の表現というのが出ておるのですけれどもやはりデモクラシイのこれからの市民として欠くことのできないのはパブリツク・スピーキングの能力云々ということが書いてあるのですけれども、どうも斎藤茂吉さんの歌そのものとしては、誠に品格のある歌とは思うのですけれども、どうもこれを各学校あたりの子供に歌わせるということについては、私今の感覚の人から見たときにはこれはどうかと思つているのですけれども、これはどういう方法で以てこれを学校の子供た……

第13回国会 文部委員会 第24号(1952/04/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、この法案に対して一つの條件を付けて賛成をするものであります。  この法律そのものは、独立日本という立場から考えたときに、一切の就職自由の制限は廃止されて、基本的な人権が尊重される。而も憲法に規定された就職の自由は個人の権利として当然これは確保されなければならない。こういう大きな観点から、この法案によつて、就職自由の制限を受けていた者が解放される。こういう意味において賛成をするものでございます。併しながらこの解放に当りまして、これらの人々の権利又は資格を取得させるということ、これ自体は結構ではございますけれども、現在の社会情勢というものは……

第13回国会 文部委員会 第25号(1952/04/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 中島さんにちよつとお伺いしたいのですが、占領行政中に連合国占領軍によつて得られたこの既得権が非常にそれは大きな問題じやないかと思うのです。これはまあ申上げるまでもなく被占領国とそれから占領している側との間におけるその権益というものは極めてこれは問題になるのじやないかと思うのですが、それが講和発生後も継続してまあ権益を持つているわけなんですが、国際的にそういつたような占領中の特定な既得権というものが継続するような、著作権に関してですが、そういうような例がほかの国にあるのかどうかということ、それが一点。  もう一点は、私はこの文化交流という広い面から考えたときに、世界のあらゆる国と……

第13回国会 文部委員会 第29号(1952/05/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 教育委員会にこの選任権を持たせることになるのですが、形式的に言うと、教育委員に欠員ができるわけですね。この欠員の選任権を教育委員会が持つと、こういうことになるわけですが、そういたしますと教育委員会法の基本的な精神にあるように、正しい民意を教育委員会制度の上に反映させなければならないという、こういつたような基本的な問題と、いささかずれるような気がするのですけれども、これをどういうふうに解釈をなさつておられるのでしようか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 極めて便宜的な方法をおとりになつたと思うのでありますが、これは飽くまで公職選挙法によるものでありますから、まあ国会議員の……

第13回国会 文部委員会 第30号(1952/05/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 去年は一千百人の図書館に勤務される職員の講習が終つて、本年は二千名の講習を受けられるというような準備をなされておるというお話を提案理由の中から私伺つておるのですが、それに対するこの財政的な裏付でありますが、ちよつとそれを、数字を聞かしてくれませんか。
【次の発言】 この二百万円の経費で講習を受けるかたの負担はどういうふうになりますか。全額負担になるのですか、交通費とか宿泊費とかいろいろあると思いますが、その割合をちよつと聞かして下さい。
【次の発言】 その旅費はどこからどんなふうに出されるのですか。
【次の発言】 そうすると資格を得るためには、原則として旅費が自己負担になるとい……

第13回国会 文部委員会 第31号(1952/05/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 いろいろお尋ねしたいと思うのですが、その前置きとしていささか申上げにくいことでございますけれども私の一応考えておる気持を申上げて御質問を申上げたいと思います。どうやら再軍備のほうに予算が強く大幅にとられて参りますと、文教施設、文化向上のための予算というものは極めてこれは薄くなつて参るのでございます。勿論その他の予算もそうでございます。そういたしますと、いろいろな面でこの少い予算を如何にして自分たちのほうにぶんどつたらいいかというようなぶんどり競争が随所に起つて来ておるということは、これは良心のある議員各位にとつては相当痛恨事だろうと私は思つておる。たまたまこの商船大学の問題につ……

第13回国会 文部委員会 第32号(1952/05/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 互選の方法は成規の手続を省略して、その指名を委員長に一任せられんことの動議を提出いたします。

第13回国会 文部委員会 第33号(1952/05/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 社会党第四控室を代表いたしまして、この法案に対して反対の意見を申述べます。  私どもは、世界の真実の平和を求めるために、最後まで中立という立場を取つて参りました。特に本法案は、文化の交流という面について大きく考えなければならない法案であることは今更申上げるまでもございません。世界のどの国もが文化国家を標榜いたしまして、いろいろな施策を議じておりますが、この文化交流という面についていずれの国もかこれは考えなければならないことは、対等の立場においてお互いの文化をお互いに交流し合つて、世界のすべてのものは手を繋ぎ合つて高い文化に進んで行くということを、これを原則的に考えなければならな……

第13回国会 文部委員会 第34号(1952/05/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 お尋ねをいたしますが、先ほど相良総務課長のお話では、これは文部大臣も同様であつたかと思いますが、五月十日までに確とした見通しを実は持つておつた。確かに私はそうであることを信じているわけです。ところが大臣の御答弁によりますと、政府と与党内における事務的な折衝が不十分であつたためにこの見通しが途中からずれて来た。こういう総合的な御答弁であつた。事務的な折衝ということは、これはやはり一つの形式的な問題であると思うのです。裏を返せば、この内容についてやはり大きな齟齬があつたということを私たちは考えざるを得ないのです。そこでこの齟齬を来たした内容的な、最も大きな原因であるが、それを内容的……

第13回国会 文部委員会 第37号(1952/05/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと一点質問したい。岩間さんにお尋ねいたしますが、この六月十五日という日については、大学の統合目附と、それから警察予備隊をここに誘致する日とがはからずも、偶然かどうか知れないが、それが一致しているというようなことを今聞いて、非常にその点を案じておつたのですが、それはどういうことであつたのでしようか。
【次の発言】 第二班兵庫県篠山町の派遣議員報告を行います。私と木村議員は、本国会の学校施設確保に関するあの超党派的な決議案の趣旨を十分確認いたしまして、五月二十三日から二十六日までの四日間に亙りまして、問題になりました篠山農業高等学校及び兵庫県立農科大学の予備隊接収について調査……

第13回国会 文部委員会 第38号(1952/05/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと一点。江口次長にお尋ねいたしますが、ちよつとあの労働委員会のほうに参つておりましたから質問がちよつと重なるかもわかりませんが、今のお話ですと警察予備隊は市長並びに知事側の要求を受けて立つ、要求を受けて立つほうの側になつておるようですが、どうもその原動力になるのは何といつてもこの警察予備隊誘致運動だと思うのです。その誘致運動というのはこの火のない所から誘致運動が忽然と起るというようなことも常識的には考えられないのであります。私は新発田のほかに篠山の誘致運動に伴うやはりこれと同じような問題を調査に行つたのですが、どうもその誘致運動というのと警察予備隊のいわゆる予備隊配置計画……

第13回国会 文部委員会 第39号(1952/05/30、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 昨日の質問が残つているのですが、私はそうくどい質問はしないのですから、実は続けてもらいたかつたのですが、いつも質問が切られるので甚だ私も困るのでございます。これはあなたに言つても仕方がない、委員長さんに強く私はお聞届け願いたいと思います。  昨日の質問の続きなんですが、私も続きでちよつと忘れちやつたのですが、問題はこういう点を伺いたいのです。予備隊のほうは地元の受入体制に乗つて準備を進めて行く、先ほどの荒木委員の御質問にも、積極的という言葉の解釈がありましたが、積極的に、つまり無理をしてまでもそこに予備隊が押しかけて行くというような方策はとらない。これは尤もであるし、又御答弁と……

第13回国会 文部委員会 第40号(1952/06/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それに関連して、成るほど大学の自治を認めるということは私は当然なことだと思います。だが国立学校設置法が国会に提案されましたときに、大臣の提案理由の中にも、大学当局の意思並びに地元の意思というものについて、十分これは検討しなければならないという御提案の理由があつたと思います。今度の新発田の問題に対しましても、日高次官でございますか、日高さんも、やはりその編成については、基本的な考え方として、当然地元民の意思というものも十分に考えなければならないということを言つておられるようでありますが、これは私は、誠に尤もだと思うのであります。そこで一応この三月までは、成るほど大学当局としては統……

第13回国会 文部委員会 第41号(1952/06/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 事件の取調についてまだ終結しておらないという御報告でありますが、この事件の取調については相当に慎重を期すということは当然でありますが、そうした慎重な取調の過程にありまして、図らずも一昨日の新聞を拝見いたしますと、十三に亘る高等学校の校長が戒告処分に附せられたようでありますが、この戒告処分に附せられなければならないという理由について承わつておきたいと思うのであります。
【次の発言】 戒告処分はまだされておらないというのでありますが、併し新聞に発表があつたり……、それが本当だとは思いませんが、少くとも教育委員会の中ではそういつたような校長の処分についてのお話合いは多分あつたのじやな……

第13回国会 文部委員会 第42号(1952/06/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 委員長、ちよつとこの際一点だけ伺つておきたいのですが、簡単ですが……。大体私が伺いたい点は、婦人教員の質の向上という問題については非常に緊急な問題であろうと思うのです。この場合最も考えられなければならないのは、教員の養成機関の充実であります。現在の状態ですと、この女子の就学の機会というのは非常に恵まれてないわけなんですが、特に新発田の私は女の生徒からたくさん陳情、或いは手紙を頂戴して、これによつて私たちの就学の機会、特に日本の今の考えだと、女は何も遠くまで行つて勉強する必要はないのじやないかということで、どうも就学の機会が失われておるというようなことで、非常に女の子たちが歎いて……

第13回国会 文部委員会 第43号(1952/06/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 一点だけお伺いしたいと思うのですが、これは警察予備隊と風紀問題に絡むことでありますが、時間があれば詳しくお伺いしたいところでありますが、基本的な問題だけ御答弁願いたいと思うのですが、軍隊と女が附物だという、こういう観念は、今日なお以て拂拭されておらないところだろうと思いますが、特に警察予備隊と風紀問題については、婦人各層が今日非常に重大な関心を持つている問題だと思うのであります。先ほど私は非公式でありますが、あなたの部下、官僚のかたからこの問題についてお伺いしましたところが、警察予備隊もとにかく人間だし若い者だ、だからこういうことは需要と供給の関係にあるのだから、これはどうもそ……

第13回国会 文部委員会 第47号(1952/07/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 小委員長のお話もございますけれども私どもは小委員の一人として、これをただ単に机上の空文として参考までにしてというような形を整えるためにこういう委員会を持つたものではないというまあ確信を持つのでありますが、勿論これは立法過程でいろいろな事情が出て参りましたときに、参議院の文部委員会としてかくあるべき姿をみんなで持ち寄つてここに出したのであつて、立案過程においてこれはたとえ参考であるにしても、こういう線に近付けるような努力が行われるべきものであつて、衆議院文部委員会のほうではこういう小委員会をお持ちにならないでお作りになられた案でありますから、参議院のほうは衆議院とはこういう小委員……

第13回国会 文部委員会 第51号(1952/07/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと伺いますが、私ちよつと体の加減が悪くお休みをしておりましたので、質問がダブるかと思いまして、非常に恐縮しておりますが、ダブりましても一つお許し願いたい。疑問に思つている点を二、三点だけ伺いますが、この教職員給与費の国庫負担の問題になりますが、実支出額の二分の一を国庫が負担する、あとの半分は地方で負担をして、足りない分は平衡交付金の中でこれを補う、こういう御説明があつたと思うのです。それで御説明は御説明としてわかるのですが、数字を挙げて説明をして頂きたいと思います。国庫負担の額は総トータルでどのくらい、それから足りない分と言われる足りない分が問題なのですが、足りない分は平……

第13回国会 文部委員会 第52号(1952/07/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は社会党第四控室を代表いたしまして衆議院から回付されました原案並びに堀越儀郎委員修正案に対しまして反対をいたし、荒木正三郎委員提案の修正案に対しまして賛成をいたすものでございます。申上げるまでもなく憲法第二十六条において、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。「こうして義務教育が国家において無償でなされることが明確に規定されておりますが、これは一つの政治倫理であり、当面の政治に携わる者がこの政治倫理に対して忠実であることは申上げるまでもないのでございます。こうした一つの精神は、先頃衆議院十五名の議員によりまして、現今の児……

第13回国会 労働委員会 第14号(1952/05/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(高田なほ子君) 重要な委員会に罷り出まして、御発言の機会をお許し頂きましたことに対して哀心より感謝いたす次第でございます。先ずお伺いしたいことは、今回のジユネーヴの総会における議題の中に特に母性保護に関する大きな議題が出ておるのでございます。国内においてたまたま労働三法の改正に絡んで、労働基準法の改正の問題も取上げられております折から、こうした国際的の会議に母性保護の問題が議題として取上げられることについて、恐らく日本の労働編入は大きな関心を持つておるということは、政府におかれても十分御理解のことと思うのであります。この機会に際しまして政府は国際会議の母性保護の問題についてどのよ……

第15回国会 厚生委員会 第2号(1952/11/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 田中さんにお尋ねいたしますが、今日の大体の御質問の要項の中には触れていませんが、つまり私のお伺いしたいのは、邦人の衣食住の関係はどんなふうになつているかという問題であります。それは先ほどあなたの御発言の中に非常な労働過重で、おまけに低賃金のために病気になつた、遂に病気休養という形にならざるを得なくなつたと、こういうお話がありまして、そのような病気になるような低賃金であるならば、家族のかたもどのような生活をしていらつしやるのか、衣食住の問題を一端でいいからお聞かせ願いたいということが一つ。二点は病気休養をされたその休養期間中の生活はどのようにして保障をされておつたのだろうかという……

第15回国会 厚生委員会 第3号(1952/11/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと……。人間的にも非常に円熟と申上げると失礼でありまするが、親しみやすい厚生大臣をお迎えしまして、私も又新入りの厚生委員として共に厚生行政の問題について研究し合う折を与えられたことを非常に光栄に思つておる次第であります。今日は内容の問題について種々お聞きしたい点もございまするが、ただ経過の点について二、三お伺いしたいわけであります。御説明によれば、今度の補正予算において厚生行政については緊急止むを得ないものをとり上げて、重点的に組んで行つたという御説明なのであります。申上げるまでもなく吉田首相の施政演説の中にも国民生活の安定ということが終始一貫されて政策面に大きく打出され……

第15回国会 人事委員会 第3号(1952/12/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 どうぞよろしくお願いいたします。

第15回国会 人事委員会 第5号(1952/12/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 千葉さん、それに関連して私にちよつと聞かせて頂きたい。百円の計算基礎というものを一遍聞かせて頂きたい。どういう親心か、今の質問に対してちよつと一つお願いいたします。
【次の発言】 一点ちよつと脇に落ちませんので、お尋ねいたしますが、主食の値上り二十三円というのですが、常識的にこれは考えてみますと、八十八円の内地米が一升九十六円五十銭に値上りになつているわけですね。外米は本当はどういうように値上つておりますか。そうすると、現在の配給は一ヵ月のうち十五日配給されるわけですか。そうすると、この二十三円というのはどうも計算が合つて来ないのですが、どういうことですか、これは。一升ですらす……

第15回国会 人事委員会 第8号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 折角の御発言でございますが、私も予算委員会のほうに行つておりましてやつと採決が済んで今ここに来たところなんです。千葉さんはどういうところを御質疑になつているか、同じ党でも打合せがされていない、私もたくさん疑問が残つている点があるのでありますからもう少し、カニエさんも大分質問が残つておられるようですから。

第15回国会 人事委員会 第11号(1953/03/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(高田なほ子君) この際お尋ねをいたしたいことは給与準則の問題でありますが、給与準則についてはかねてから人事院が何かと作業を進められておられるような御様子を伺つております。大体給与準則はどういうような時期に御提出になるのか、おおまかな時期をお差支えない範囲でお示しを願いたいと思います。
【次の発言】 来週大体作業を終つて来週頃出すと、こういうような御答弁でございましたか。
【次の発言】 そういたしますと、今御承知のように国会に五大重要法案が出ておりますけれども、この間に最も私たちとしては重大関心を持つ給与準則も本国会中に上げると、こういうふうなお考えでいらつしやいますか。

第15回国会 人事委員会 第12号(1953/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 調達庁長官にお尋ねをいたします。昨日から駐留軍労務者に対する退職手当支給の問題について問題になつている点がしばしば論議されたのでありますが、この支給期限は昭和二十八年四月二十八日、こういうことになつておるわけであります。昨日の論議をここで又蒸返す必要はないと思うのでありますが、私がお伺いしたいことは、今日まで進駐軍労務者と調達庁間においては、この間退職手当清算に対して確約書を交付しておられたと思います。確約書の内容は、政府雇用の進駐軍関係の労働者の退職手当清算は現金支払が建前であるが、資金上から現金支払が困難なので、これに代る措置として法律による保障の措置をとるが、調達庁は速か……

第15回国会 予算委員会 第10号(1952/12/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(高田なほ子君) 労働基準法の適用の枠の問題についてお話があつたと思うのでございますが、これは労働時間、休日というものの返上問題についてはかなり問題が残るような気がするわけであります。ただ私がお尋ねしたいことは、中小企業に従事している女子従業員というものはどういつたような率を占めておるか。又あなたがお考えになる労働時間、休日というようなものを枠を拡げる、こういうお考えの場合に女子従業者に対するお考え方はどという考え方を持つていらつしやるのかお伺いいたします。

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 道義の高揚について御質問申上げます。道義の高揚については国民全般として何ら異議を差挾むべき性格のものでないのでございます。昨日来道義高揚の問題について二、三のかたから種々御質問があつたのでございますが、これは道義高揚の内容の問題についていろいろと割切れない面があるから、こういう問題が出て来るのではないかと考えられるのでございます。先ず私がお伺い申したい点は、道義の高揚ということが、昨日首相の御答弁にありますように、独立国として列国の仲間入りをするためには当然高い道義が要請されなければならない。現下の道義頽廃に対しては当然これに対する対策を講じなければならない、このような誠に素直……

第15回国会 予算委員会 第15号(1952/12/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私はこの際売春問題について厚生大臣にお伺いいたします。  昨日来吉田首相は道義の高揚を非常に強調されたのでありますが、一体我が国には売春をしていいという法律はどこにもないのであります。むしろ売春行為は禁ぜられているのでありますが、法治国家として法律が守れないで、最近のようなこのおびただしい売春問題が目を覆うばかりになつている。道義の高揚を叫んでもこれでは何にもならないと思うのであります。そこで売春の禁止に関しましては、第二国会に売春等処罰法案がかかりましたが、これがまあ審議未了になつてしまいましたが、当時私は婦人団体の一メンバーとしてこの売春法等に対する建議案の作成にも参加した……

第15回国会 予算委員会 第16号(1952/12/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 先ほど千田議員の質問に対して御答弁がありましたが地方公務員、つまり超過勤務手当のない者についての措置は殆んど考えられておらないような御答弁でありました。併し岡野文部大臣は超過勤務手当という項目のない地方公務員に対しても、国家公務員と同等の待遇が行くことができるように、地方に通達すると共に、財源の措置についてすでに閣僚の了解済であるという御答弁を文部委員会においてされておる。これは明らかに閣内の意見の不統一であつて、このような閣内意見の不統一の上に幾ら論議を重ねてもこれは問題にならないと思うのです。従いまして千田委員の質問を続行されて、この超過勤務手当のない地方公務員に対する措置……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 文部委員会 閉会後第1号(1953/10/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 荒木さんの御質問にちよつと関連して伺いたいのですが、五十一億の文部省の査定額はぎりぎり精一ぱいというところですか、それから聞きたいのです。
【次の発言】 さつき大臣の御発言の中に、地方自治庁の調査では六十一億ということをおつしやつたようでしたが、私の聞き違いでしようか。
【次の発言】 地方自治庁の査定は、これは実態に即した査定で、かなり被害の実情を復旧し得る地についた査定であるというように一応考えられるわけです。大蔵省のほうの査定と文部省の査定とぎりぎり合せて先ほどの西日本の災害に十六億、台風十三号に七億という予算を組まれて、それを六割と四割に分けて二年計画でこれを復旧させると……

第16回国会 文部委員会 閉会後第2号(1953/10/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 理事の補欠互選は成規の手続きを省略して、その指名を委員長に一任せられることの動議を提出いたします。
【次の発言】 この学童給食の問題に今集中してしまいましたけれども、私も関連してこれは勿論不満です。大体文部省は学童給食というものの本質を、初め木村委員や剱木委員が言われたように教育の本質から出発した学童給食であつたものを、いつの間にかだんだんじり貧になつて、予算から学童給食が全部削られるし、前年度の二十五億が今度十七億というふうに昨年は減つて来て、今度は又今言われたように、ちよつと給食の本質と全く違つたような形で出て来ておるわけですから、やはりお二人の委員が言われたように、学童給……

第16回国会 文部委員会 閉会後第3号(1953/10/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 昨日二十八年度の補正予算並びに二十九年度の概算要求の内容について計数的な御説明を承わつたのです。伺うところによりますと、よりより二十九年度の予算の要求については全省を挙げて大臣を初めとして熱心な御折衝に当られているやに伺つているわけでございます。本日お伺いしたいことは、この予算を拝見いたしますと可なり総花的な予算になつていることは事実のように思いますが、大臣の二十九年度予算を編成されるに当りましての基本的なお考えを一応承わつておきたい、特にできれば詳細に大臣の二十九年度要求予算に対してどこに最も重点を置いて行かれるようにするのか、そういう点について承わりたいというのが本日の私の……

第17回国会 文部委員会 第1号(1953/11/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 先日二十九年度の文部予算の概要についての説明があり、それに対する大臣の基本的な文教政策というものについてのお答えがございました。で、私はその御答弁の中で、教科内容の拡充或いは刷新改善という問題について大臣の一応の御見解をお述べ頂き、私は質問を実は保留いたしておりました。そこで、今日大臣に時に御質問申上げたい点は、教科内容の拡充或いはその改善に当つて一番大きく取上げられた問題として国民道義の高揚、そういう基本的な考えの下に教科内容の刷新を具体的に挙げられましたが、要するところに愛国心の涵養であるということで大臣は答弁を終られておつたわけです。私が本日特にお尋ねしたいことは愛国心の……

第17回国会 文部委員会 第2号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつとそれじや関連します。定員の問題で一番私ども前前から考えております問題は、婦人教師のお産で休んだ場合の問題。御承知のように十六週間の産前産後を通しての休養というものが曾つて団体協約締結されましたときに、教育の特殊性に鑑みてこのことが高く取上げられておりましたもですが、その後労働基準法の線に沿つて十二週間というふうに逐次後退して参りましたが、今日非常に先生の数が足りないということで、お産のときに十二週間を完全に休めるというような実情に今ないわけです。百万人の児童増に加えて、婦人教師のお産のときの休暇をとるための補助教員というものが当然考えられなければなりませんけれども、大臣……

第17回国会 文部委員会 閉会後第2号(1953/11/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 今のに関連いたしますが、平衡交付金の中で賄えない場合には、もうこれは万止むを得ない、結論ではそういうことになりますね、そういたしますと、今度の義務教育国庫負担特例法の問題で、私数字がはつきりいたしませんが、多分四十八億くらいじやないかと思いますが、そのものが別個に財源措置をされなければならないのを、平衡交付金の中にそれを織込ませて考えておられるとするならば、給与改訂並びに給与の不合理是正という財源は私は当然圧縮されて来ると思うのです。そういうことでないですか。そこらの消息が私はつきりいたしませんから説明をして頂きたいと思う。当然圧縮されるだろうと思うのです、私は。

第17回国会 文部委員会 第3号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 この間懇談会の節に冷水害給食の対象とされる児童の数を約四十万というようにお話がちよつとされたのです。それで諸経費約八千万という数字が出たのです。今の御説明の中にこういう数字が出て来ておらないわけでして、六分作以下のものに対する給食の対象児童は約二十万というお話ですが、これは先般ちよつと懇談の席上に出ました四十万とどういう関係があるのですか。
【次の発言】 これは小中学の合計数ですか、小学だけですか。  それからもう一つは、今日まで学童給食をやつておつた施設のある学校の子供だけ調べているのか、施設をしていない学校の子供も含めておるのか。この二十万の数字は非常に重大だと思いますから……

第17回国会 文部委員会 閉会後第3号(1953/11/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 先日の文部委員会で塚田自治庁長官並びに大達文相から教職員の期末手当の問題について一応の御説明、御回答を頂戴いたしました。私は二十五日の文部委員会に欠席をいたしまして、数字的なところを検討する期間を持たなかつた。その後数字の面から種々検討いたしますと、非常な疑義を持つて来たわけであります。重ねて大臣にこの点について御所信なり今後の御方針なりを質さなければならない、こう考えまして御質問を申上げます。  後刻文部省からの係のかたにおいでを願つて御説明を実は承わつたわけですが、この説明によると、期末手当に要する費用は地方公務員の場合は全体で九十二億と、教員の分はこのうち三十八億、うち二……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関連してお尋ねいたします。給与の基準なるものは、消費物価の価格が基準になるのであつて、物価と賃金を別問題として切離して考えなければならないというこの理論は、全く撞著矛盾しているものであります。その間の関係をもう一度ここに明確にして頂きたい。何を基準にして賃金のベースを出すのか、出すものはないのじやないですか、物価と離して……。
【次の発言】 それではベース改訂にはならないじやありませんか。物価の問題と切離されたベースの改訂はない。全然切離して考えているとするならば、一体人事院というものはベース改訂に対してどういう考え方を持つておるのですか。

第18回国会 予算委員会 第5号(1953/12/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 木村長官はお見えになりますか。
【次の発言】 政務次官では仕様がない、私は事務的なことを伺うわけではない。
【次の発言】 犬養法務大臣にお尋ねをいたします。李ラインの問題がやかましくなりましてから、最近吉田首相の身辺にテロ行為の計画があるやの報道がございます。このために吉田首相の身辺に対する警護陣営が強化されたと聞きますが、このテロ計画の事実の有無について御答弁を願います。
【次の発言】 少くとも基本的人権を守らなければならない吉田首相の身辺にも、そういう問題がかすかにでも起つているということは、極めて重要な問題だと思うわけであります。而もこの背後にあるところの団体は、いうとこ……

第19回国会 決算委員会 第5号(1954/02/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 取決めの前に二、三点質しておきたい。  理事会の決定をここに御披露なさいましたので、これについて二、三点を質しておきたいと思います。  第一番に委員長にお尋ねをしたいことは、今国会期中にこの問題を取上げることにやぶさかではない、併し依然として時期は尚早である、その理由として目下司法権の活動が漸く緒についた、ここに司法権活動の問題を取出して言つていると思うのでありますが、本委員会は司法権の活動というようなことには何ら関連がなく、行政権の問題としてこの決算委員会に取上げらるべき問題で、司法権と行政権というものは明確に分離されているものでなければならないと思う。然るにもかかわらず、こ……

第19回国会 決算委員会 第8号(1954/02/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私はこういういろいろな不正の問題については専門家でありませんから、どうだこうだといつているうちにさつぱりわけがわからなくなるし、言いくるめようがなかなか上手で、白のものを黒と言うことは、これは幾らでもできると思います。そこでこういうことの具体的なことには私は触れません。ただお伺いしたいことは、この予算執行職員等の責任に関する法律というものがはつきりあつて、予算執行の責任の所在、それから予算の執行の適正化を図ることを目的とするために出ておる法律でありますが、この法律に照しまして、当時の責任者の名前を、この法律に基く責任者の名前を一応知らしてもらいたいと思います。この第二条の中で「……

第19回国会 決算委員会 第12号(1954/03/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 一つお尋ねをいたします。いろいろここに不正行為が個別的に挙げられておるようですが、この個別的なことについては、私はお伺いする煩を避けて、大体統計的に出て来ておる問題についてお尋ねをしたいと思いますが、これは二十七年度の決算検査報告などという新聞の記事から類推しての質問でありますが、職員の不正行為が、国及び政府関係機関の不正事件が非常に毎年々々殖えて行つておる。この郵政省の事業損益についても、数字の上では非常に殖えておるようでありますが、この殖えておることについているくとこういう理由で殖えたのだというふうに、その原因がここに書いてあるようでございますが、私はこれとは別に、これとは……

第19回国会 決算委員会 第14号(1954/03/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 一点だけお尋ねいたします。私は決算委員になつて非常に日が浅いのでありますが、数々調べて参りますときに、結論的に非常に不可解に思うことは、この国費の運営に当つていろいろ御弁解はあつたようでございますが、非常に軽々に取扱われておるので、麻袋の場合も実に八億に亘るような、九億に近いようなこの購入費でありながら、我々の場合には一反の銘仙を買うにひとしいような、かなり簡単な運営の下にこういうことがきめられておるわけでありますが、お尋ねをいたしますが、こういうような場合に関係者が集つて相談をしてこういうふうにきまつたと、こういうふうにお答えになつておられますが、そういう場合にはこの会議録か……

第19回国会 決算委員会 第15号(1954/03/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと関連してお尋ねいたします。根本さんと廣川さんにお尋ねしますが、農林行政の最高の責任者はどなたでございますか。
【次の発言】 たとえ外局でありましようとも、食糧庁或いは林野庁、それらに関する一般の農林行政についての最高の責任は農林大臣にあるということに解釈ができますが、さようでよろしうございますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 さようにいたしますと、只今の御答弁では何も知らないと、この麻袋購入の件に関しましては何も知らないという御両所の御見解でございますが、知らないでは済まされないじやないかと思いますが、これについてどういう……、知らないということだけでこれはお済みに……

第19回国会 決算委員会 第19号(1954/04/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 副総理は決算委員会に御出席になるのはこれが初めてでございますか。
【次の発言】 私は決算委員になりまして非常に日が新しいのです。けれども非常に不思議に思うことは、これは一家の経済でも同じだと思うのですが、金の使い途を討議する場合には非常に大騒ぎをして討議がされますが、その使われた使われ方というものをやるところの決算委員会というものはかなりじみでございます。聰明な主婦がその家の経済を健全にやるためには金の使われ方ということに最も注意を払つておるのではないかと私は思う。国の経済の健全な発展のために、金の使われ方を審議される当決算委員会について、政府は本当にもつと真剣にお取組にならな……

第19回国会 地方行政委員会 第42号(1954/05/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(高田なほ子君) 只今の委員長の御発言は私十分に理解いたしますし、又重要法案のかかつておりまする地方行政委員会の委員の各位のかたがたに御迷惑をおかけするということについても非常に申訳ない次第だと実は思つておるわけです。併し今回の教育委員会の選挙の問題は、実はこの教育行政の非常に重要な問題がここに含まれておるので、この第十九国会が始まつた当初に文部委員会に提出される予定の法案の中に実はこの教育委員の選挙を延ばすというこの法律が当初載つておつたようでありますが、それが途中からいろいろ都合上地方行政のほうに廻つて来た、こういつたような経過があるように思うのです。それで今日は大臣はこれから……

第19回国会 文部委員会 第1号(1953/12/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それに私は付け足してもらいたいことは人事異動という問題と、この本問題というのは非常に密接な繋りを持つております。人事異動というものは御承知のように三月になつてからやるのではなくて、もはやもう十二月に入りますれば各官庁あたりにおいて人事操作の問題はよりより協議される問題です。今荒木先生の御発言のような問題のために、いささかでも人事異動が左右されるというようなことはこれは誠に由々しい問題でありますが故に、文部省の調査も、それは筋としては結構だと思うのですが、ただその調査というだけであとにこういう影響を残すような虞れのあることを恐れますから、どうぞ文部省の調査にはただ単に行政官庁の話……

第19回国会 文部委員会 閉会後第1号(1954/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつとお尋ねいたしますが、国全体として大体二百億を節約して行くという今御説明がありました。文部省予算として九億五千三百万円を節約して行く、その節約の方法は五%ととか、或いは二・五%という数字が出たのでありますが、この九億五千万円という節約は各省とバランスをとつて節約したか、それとも文部省の文教行政の中でかなりこれは節約してもいいと考える数字をここに出して節約をしたものか、その点どういうふうになつておりますか。
【次の発言】 それでこの九億五千万円という予算の節約ということですが、私どもが二十九年度の文教予算の審議のときに非常にギリギリ一杯の予算であつたと思うのです。私どもはこ……

第19回国会 文部委員会 第2号(1953/12/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 その問題は前に文部委員会に出まして、文部省側が調査に出かけるということで私どもは了承しましたが、そのときに、はつきりと私は希望条件として申入れたことは、一方的な見解の調査をするのではなくて、当事者同志の調査をしてもらいたい、なかんずく教員組合側の主張というものは十分調査をして頂きたい。こういうことを発言をいたしまして、速記録にも載つておるはずでございますが、それはどういうふうに取扱われたのか、委員長の御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 わかりました。それに対して文部省はどういう理由で私の希望の条件を入れられなかつたのですか。

第19回国会 文部委員会 閉会後第2号(1954/07/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 六月の十三日から教育二法律が実施されることになつたわけです。それに先立つて六月の九日に文部省次官名通牒を以て各都道府県教育委員会委員或いは知事宛にこの二法律の法解釈又運営上の諸点などについて、相当長文に亙る通牒が出されておるわけでありますが、まあ私どもこの二法律については極力、政府の提出しました二案に対しては遺憾の点を指摘しながら加賀山氏外二名の修正案というものに賛成をして行つたのです。この法解釈の問題はかなり今後重要な問題になつて来ると思うのですが、先ず第一に大臣にお尋ねをしたいことは、今後この法解釈、次官通牒をめぐつて各都道府県に文部省主催の講習会を開いて、この次官通牒とい……

第19回国会 文部委員会 第3号(1954/02/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 今国警長官のほうからというお話ですが、折角大臣がお見えになつておられますので、昨日若干御質問を申上げて大臣の御意見も一応承わつたのでございますが、その御意見の中で、もう一度質したいと思うことが二、三点ありますから、その点をお尋ねしたいと思います。  先ず第一にお尋ねいたしたいことは、昨年の十二月二十三日に出されました教育の中立性が保持されていない事例の調査について、これをお出しになつた経過については昨日一応御答弁があつたようでありますが、文部大臣は教育の中立性が保持されているかいないかという事例を、昨年の十二月になつてから突如としてこれをお出しになつたように思うのでありますが、……

第19回国会 文部委員会 閉会後第3号(1954/08/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 相馬委員にお尋ねしますが、女子学生などに大分困つているという御報告があつたのですがね、で、女子学生が困つているというのは、なんか問題があつてもね、外聞を憚つりしてなかなかそういうことは公表もしないし、すべきことでないとされおりますけれども、いろいろな場合にその災害というものはかなり具体的に出て来ている例が多いわけですがね。この学校でもやはり学生側としてもそういうような具体的なことがあつたようなことは何も報告されなかつたのですか。
【次の発言】 それでは大臣に、北九州の炭鉱地帯が最近非常に困窮状態に陥つたために、家庭の困窮度の限界底をつき、それによつて及ぼす教育上の諸影響について……

第19回国会 文部委員会 第4号(1954/02/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 緒方局長にお尋ねいたします。緒方局長は文部大臣と相談をしてこういう通牒を出したのだという新聞の報道がありまして、その御相談になつたお話の模様等は大臣を通してわかつておりますけれども、いつ頃どういうような手続でこれをお出しになりましたか。あなたのお立場から一応伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、やはりこれは調査をする必要があるという大臣のお考えと、それに対応して初等中等局長としての必要であるという見解からこういう通牒を出された、こういうふうに御答弁になつておる。これで又これも大変新聞の報道を元にしてあなたもおつしやるし、私も新聞の報道を元にして言うわけですが、こ……

第19回国会 文部委員会 第5号(1954/02/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 今これを出して頂きましたが、私どもも一応研究いたしまして後日又頂戴して質疑をすることにいたします。

第19回国会 文部委員会 閉会後第5号(1954/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 当文部委員会は、従来この教育施設の早急な返還という問題について超党派的に努力をして来たと思います。院議でこれが決議になりましたときに、多分政府側からの答弁としては、代替施設というものを考慮した上で早急に善処するという善意のある御答弁があり、その後水産大学の解除問題のときも、多分岡崎外務大臣が文部委員会の席に御出席されまして、駐留軍の再編成、或いは日本の当時の保安隊の編成替えというようなものも考慮して代替施設というものを考えているのだと、こういう意味の御答弁があつたと思う。そこで私はこの大阪の大学の問題についても、昭和三十年の十月までは返せないと、併しその以後の問題について幾らか……

第19回国会 文部委員会 第6号(1954/03/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと関連して……。〇・七坪に達しないものが十八万坪も残つておるのにもかかわらず、一・〇八坪に基準を引上げると、外面からみると誠に体裁がよろしい。このことは体裁はいいけれども、実際問題として灰関するところによると、大蔵省の査定ではすでに〇・七坪が完成してあるという査定になつておると聞いておる。併し実際には〇・七坪が完成しないのが十八万坪もあるのだから、ここに数字のトリックを使つて、そうして五年ぐらいで完成するものを十年と先に引張つてやろうというような若干こまかしに似たようなことが行われておるやに聞いておるのですが、この間の大蔵省との折衝をお聞きしたいと思う。

第19回国会 文部委員会 第7号(1954/03/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 稲田学術局長は見えておりますかしら。
【次の発言】 ちよつとこの間の原子核研究所のことで、若干私質問が残つております。
【次の発言】 前の文部委員会の質問に引続いて、原子核研究所の問題が若干私もお伺いしたい点が残つておりましたので、一、二点伺つておきたいと思います。  この予算は、あとからこれはお渡し頂きたいのですが、原子核研究所の予算は幾らになつておりますかね。
【次の発言】 国立原子核研究所の問題は新聞の輿論にも非常に重く騒がれた問題だと思います。これについて設備の一部分に三千万円の予算が組まれておるように御答弁がありましたが、どうも諸外国いろいろの例を見ましても、相当の予……

第19回国会 文部委員会 閉会後第7号(1954/08/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと関連して御質問いたしますが、三十八年度の国庫負担金の赤字が大体今十一億というようなお話だつたのですが、そうですか。
【次の発言】 義務教育費国庫負担法によると、教員の給与の実額の半額を負担するということになつているわけですが、実際問題としては貧困府県に対してのみ教員の給与の実額の半額が支給せられて、その他の府県、つまり基準財政需要額が果の収入額の半ばに達する府県に対しては、国家公務員の給与の半額を支給していることになつているわけですね。そうしますると実際問題としては教員の給与の実額の二分の一を国が負担しているということにはならないので、国家公務員の給与の半額だけが富裕府……

第19回国会 文部委員会 第8号(1954/03/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 重ねてくどいようですが、御要望申上げますが、私も荒木さんと同じようなお願いなんですが、実は一度偏向教育の事例で、文部省側にどういう資料でそういうものを出したと言つたら、新聞の事例によつて出した、それから行つて御覧になつたのか、実は行つていないのもあるし、見たのもあるというふうにして、主に新聞の事例によつたのだという答弁をしておられます。それでその新聞の事例というと、どの新聞の何月何日の新聞かということをはつきりと資料を添えて出して頂くということを重ねてお願いいたします。ただ新聞というだけでなくて、それを詳しくお願いしたいと思う。

第19回国会 文部委員会 閉会後第8号(1954/08/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私も小委員の一人としてこの学童給食の前面実施を、米穀の統制撤廃を不可欠の前提条件として検討したという気持は私は持つていないわけなんです。そういうこともあり得るかも知れませんけれども、この長現が余りに強過ぎる。あたかも全面実施を、これが前提条件として学童給食を取上げたような感じを受けるということは、私も小委員会に出席をしたものの立場としてちよつと困るわけです。私は米穀の統制撤廃に反対という立場をとりますから、もう少しこれは表現をゆるくしてもいいことだし、学童給食それ自体が直ちにこの米穀の統制撤廃というものを前提として全請人施をするということになると、ちよつと考え方が私は変つて来る……

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/03/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 相馬君の質問に一点だけ関連して。決算委員会で、やはり国立大学の経費の問題で会計検査院から指摘されている問題ですが、国立大学の附属病院で使われる薬品を不急或いは不要というのではないが、予算面に反して多額に膨脹されて買込んでおる。これは二十六年度も二十七年度も指摘され、文部省では甚だ遺憾の意を表しているようなんです。今度の予算ではそういうことのないように組んであるのですか。それとも又今後の実態に即応して、調査をしてから組み直すという意味で、そういうことは考慮に入れられていない予算でありますか、それだけお尋ねしておきます。
【次の発言】 その点について補足したいのです。これは私ども調……

第19回国会 文部委員会 閉会後第9号(1954/08/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 小委員会のこの案がまあ満場一致の形で本委員会を通つたのですが、実施をするのに当つて予算の計上並びに予算の操作という問題が私は非常に問題点になろうと思うのです。特に新赤城次官にらよつと私はここで力説しなければならないことは、学童給食に当つて食糧改義という面が非常に大きな比重になつて来ておると思う。これは結構なことです。併し忘れてならないことは学童給食を通して教育の機会均等の精神を必ず実現さして行く、こういう観点から考えたときに、今日の長期欠席児童の数は実に二百万に及ぶと言われておるわけです。そういつた状態の中で更に失業者が殖えて参りますと、食生活が完全に行われないために教育の機会……

第19回国会 文部委員会 第10号(1954/03/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 自由に答えさせたらいいじやないか。
【次の発言】 戸沢先生に関連をしてお尋ねいたします。実は御承知であろうと思いますが、この法律の第五条に私関連していると思つてお尋ねするわけですが、今度原子核研究所が今度の予算に一億円ちよつと組まれておる。ところが、それは現在の法律では何ら裏付けのない実は予算なんです。それで第五条の国立大学の学部に文部省令の定めるところによつて教育施設又は研究施設を置くことができる。つまり、研究の施設を置くことができるということに基づいてやられておるように私は承知いたしておりますが、ここでお尋ねをする点は、文部省の説明によると、この原子核研究所は共同研究所にし……

第19回国会 文部委員会 閉会後第10号(1954/09/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 最後にお尋ねしておきたいのですが、文部委員会並びに調達庁の皆さんがたの大変なお骨折でどうにか回答が若干期日が早くなつたような御答弁がありました。この御答弁は考えようによつては非常に希望を持つことができるのですが、併し私はさように希望を持つてみるということは、かなり困難ではないかという気持を持つている。その理由はいろいろありましようけれども、その理由を確める二つとして御質問申上げたいのですが、来年の半ば頃までに解除をする、こういうようなことは連合軍の最高司令官の政策としての意思であるか、又そういう面から関連をされてあなたがこの席上で御答弁になつておられるのか、又最高司令官の政策で……

第19回国会 文部委員会 第11号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 よく説明して下さい、私もわからない。
【次の発言】 補足質問しますが、ちよつと把握が足りないと思う。今の質問は福井さんの言う第五福龍丸を管理するとかしないとかいう問題ではなくて、仄聞するところによるとアメリカから第五福龍丸はアメリカ側に一つ研究資料としてよこせというような強硬な申入れの形が何らかの形である、こういうことに対する荒木さんの質問なんです。そういう簡単なものじやないの、です。そうなんですよ。
【次の発言】 その点について関連いたしますが、成るほど外交関係に非常に重大問題があるから文部当局としてはここでもつてはつきりお答えができない、この態度はいいと思うのですが、ここは……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 速記はいらないでしよう。
【次の発言】 この前荒木委員から詳細の質問がありましたが、その質問のうちで若干私も疑問に思う点をお伺いしておきたいと思うのです。三年計画で二千二百六十六名の定員が減少されるように資料を添えて出しておられるわけでありますが、この資料の内容を見ますと、教授とか助教授とか、それから或いはその他の職員というように率を細かくきめてあるようです。現業職員その他の職員というのが非常に率が多く減らされるようになつておるわけですが、これは昭和二十九年度四〇%分の内容でございましようか、どうでございましようか。
【次の発言】 この数字はどういうところから割出された数字にな……

第19回国会 文部委員会 第13号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関連して、大体わかりましたが、八十五万坪を一五年計画でやるとおつしやる通りに解釈して行きますと、この八十五万坪というのは何年度の児童数に対するこれは計算ですか、児童数は、何年度の児童数で割出された八十五万坪ですか。
【次の発言】 五年計画或いは十年計画というのに二十七年度の児童を基準として割出された八十五万坪というこの坪数それ自体がもはや狂つて来ている、基礎的な八十五万坪が狂つている。而もその資金の裏付がないということになれば、これは全く空文に等しいという結果になると私は思います。関連質問ですから、これだけにしておきます。

第19回国会 文部委員会 閉会後第13号(1954/09/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 大体予算の御説明がありましたが、若干その中で基本的な問題としてお尋ねしておくことが四点ありますが、その四点について概略お答え願いたいと思います。  第一番は給与の問題です。内藤課長の御説明によりますと、七十七万の児童増に対する定員の増加がこの給与の総額の増額の中に見込れているという御説明があつた、それはそれとして結構でありますが、併し給与の問題は教員の数の増加と同時に今日大きく問題になつている給与の不合理をどういうふうに是正するか。この問題については極めて大きな問題になつている。来年度の予算を組むに当りまして、七十七万の児童増に対する給与の増額、そのほかに考えられる不合理の是正……

第19回国会 文部委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 少くとも国会に提出される文部省の資料は、文部省が責任を持つた資料で、あると私たちは今まで確認しておつた。又その権威を私は傷つけたくないと思う。それは国会の審議の尊重のために、私はこの文部省の資料というものの信憑性を傷つけたくない。又今後も傷つけるということがあつてはならない。こういうことを思うわけです。ところがこういう私たちの念願、又国会議員として当然の念願であることが、この席で以て確認されないような方向に行くことは極めて私は法律審議の過程で重要な問題だと思うのです。特に私は荒木議員が前委員会において資料を要求されたとき、私も二月の十八日に文部大臣の言として、教育の偏向性につい……

第19回国会 文部委員会 第15号(1954/04/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 議事進行について。ちよつと議事進行について私申上げますが、今、野本委員の御質問に対しまして大臣から御答弁がありました。この御答弁の中に偏向教育を目標として動いている動きが非常に濃厚である、こういう御発言がございました。これは誠に重大でございます。この重大なことに関しまして文部省は先般若干の偏向教育の事例というものを出されて国会に提出せられたわけでありますが、問題は、偏向教育の目標として動いている、こういうことに対しまして、これは非常に法律の根本問題に触れる問題でありますから、私はその前に文部省が資料として出されました偏向教育の事例、これは昨日の委員会で非常にあいまいに葬られて理……

第19回国会 文部委員会 閉会後第15号(1954/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 昨日のお約束をあなたのほうがお破りになつたので、大変失礼かと思いますけれども……。  前委員から多分御質問があつたと思うのですが、私は焦点だけお尋ねしておきたいと思います。大達文部大臣にもかねがねここでお話を申上げておつたわけですが、非公式のお話を承わつて見ると、結局北九州の炭鉱地帯における学童給食という問題ではない、いわゆる欠食児童に対する救済の手は、現在の法規では到底延べることが困難だというようなことで、大達文相も可なり悲観的な見通しを、非公式な席であつたわけですが話された。私はやはり現在の生活保護並びに教育扶助という面から考えて、北九州の炭鉱地帯の窮状というものを俄かに、……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/04/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 その問題に入る前に、委員会の運営について私は希望を申上げたいのですが、それは朝日新聞或いはその他の新聞でも、この文部委員会の審議の状況について、非常に心配をした結果、いろいろの表現で載つておるようでございます。その表現は、大体野党側のこの審議引延ばしの作戦が効を奏して、自由党与党側が非常に狼狽をしておる。それで大達文部大臣が衆参自由党の文部委員を招いて、この議案審議の促進方を要請したというような新聞記事が出ておるわけであります。これはこれの是非を申上げるわけではありませんが、ただここに確認しなければならないことは、本参議院の文部委員会は、実に伝統的に中正な立場をとり、お互いに困……

第19回国会 文部委員会 第17号(1954/04/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それはまあ結構だと思うのです。思いますけれども、私どもうつかりしておつたほうが悪いと思いますけれども、一応やつばり言つて頂いたほうが大変都合がいいと思うのです。で、私どもまあ質問を実は用意して来たのでありますので、出さないほうが悪いと言われればそれまでのことですけれども、うつかりする場合もございますから、一つそういうふうにして頂きたいと思いますが。
【次の発言】 そういたしますと、今日は加賀山さんの次はどなたですか。
【次の発言】 これはこういうことだと思うのです。みんな善意を以てやつておるという前提の上に立つのですが、この前の委員会で大臣が審議権に対する若干侵害の疑いを持つて……

第19回国会 文部委員会 第18号(1954/04/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつとその前に。折角の吉田さんの御質問でありますがね。やはり関連質問というのはよほど……、一昨日のことに関連して質問なさるというようなことは、私はやはりうまくないように思うのです。川村委員長は、議事の運営、この委員会の運営のために、公平無私な立場に立つて御心配なさつていられる委員長に、重ねてこういうことを申上げることは却つてどうかと思いますが、今後開かれる理事会においては、もう二日も三日も前のことについての関連質問というようなことについての扱い方ですね、そういうことについても一応お諮り頂いて、もう少し納得の行くような運営が続けられますようにお願いしたいと思います。

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/04/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それは結構でありますが、伺つておりますと、やつぱり意見が二つあるようでございますが、一方のほうの資料だけが配られて、一方の資料が、御用意して来られないかたは誠にお気の毒に思いますが、こういうもののお取扱いはどういうふうになさるおつもりでありますか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】  ちよつと一分間だけ、水上さんに簡単に……。この声明書はいつお出しになりましたか。
【次の発言】 旭丘中学に文部省から調査官が行つたというようなことについて御存じになつておりますか。
【次の発言】 福原さんにお尋ねいたします。PTAの決議文が出まして、二十四件の偏向教育事例の中に大将軍が加えら……

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 只今お二人の証人によつて全くこのことは事実無根であるということが完全に立証されたわけであります。私は一関市に最近参りましたが、たび重なる洪水後の復興について教職員並びにPTAのかたがたが誠に涙ぐましい御努力をされている。そうして又教育者なり、PTAのかたぞれのことも十分に把握しておりますので、只今の御証言については特段に疑義を以て御質問申上げる内容ではございませんが、ただ一点お伺いしたいことは、この文部省が出しました資料は偏向教育の事例という資料でありますが、仮にこのことそれを百歩下つて認めたにしても、教員が一つの問題に対して強硬な反対意見を吐くということは、何らこれは偏向教育……

第19回国会 文部委員会 第21号(1954/04/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 その前にちよつとお願いをしたいことがございます。
【次の発言】 実は私は過般来から文部省提出による偏向教育の事例、これに関しまして新聞の資料、この資料をわかる範囲可及的速かに資料として提出して頂きたい、こういうことを委員長さんを通しまして申上げておきましたのですが、その後の経過、又いつ頃それを出されることになるのか、それについて。あのね、先生もう一度申上げます。新聞の資料、それは国会提出の二十四の偏向事例の、どこから出たかというようなことで、新聞から取つたというようなことだつたからその新聞を資料として出してもらいたい、何新聞から取られたかということを申上げておいた、今日なおまだ……

第19回国会 文部委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと私伺つておつて非常にわからなくなつて参りましたから、大臣もよく聞いて答えて下さい。この教育委員会の処罰の請求権は、明らかにこれは検察権発動の請求だと思う。検察権の発動の請求権を持つて来るわけであります。この場合大臣の御説明によれば、或る村では教育委員会が偏向教育をするように教唆扇動したと認められた場合にはこれは請求するわけですね。そうすると甲の村の教育委員会の主観的な考え方によつて、どうもこれは偏向教育をするように教唆扇動しているなといつた場合には、これは明らかに検察権の発動が請求されるわけです。ところが同じようなことです。同じようなことがあり得るのです、全国に。この場……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/04/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私この問題はなかなかいろいろ伺つてみると、非常にむずかしい問題のように伺つているのです。伺えば加藤さんは三時までで、あとは所用のためにお出かけになるという話、それで私の本来の気持としては、やはりむずかしい問題であればあるほど、慎重にやはり物事を取扱うということが望ましいことだと思うのです。今日実はちよつと朝鮮人の代表のかたにお目にかかりました際、できれはこの席で発言をさしてもらいたい、こんなようなお話もございまして、二、三私も御努力を願うように個人的にお頼みしたわけでございますが、時間も短いことでもあるしするから、又機会というものも別にあると思うから、今日は十分質問の形にでもさ……

第19回国会 文部委員会 第25号(1954/04/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつとお伺いします。緒方さん、三本建の今の問題は政治的目的には入らん、こういうふうに言われましたね。どうもそうするとおかしいのですが、三本建というのはこれは国会で以て制定されたものでしよう。だとすると国会で制定された法律の改正運動に署名することについて、これは人事院の月報の中に全日本国立医療労働組合から人事院に対して回答してくれというので、回答の要求に対して人事院が回答しているのですよ。三本建というのはこれは国会で制定された法律ですから、勿論我々の待遇に関した問題ではあるけれども、これのやつている仕事というのは制定された法律の改正運動でありますので、これに署名することについて……

第19回国会 文部委員会 第26号(1954/04/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 牧野先生に三点だけお尋ねをいたします。  先ず第一に牧野先生にお尋ねいたしたいことは、先ほど先生は法律の学者としてのお話でございました。そのお言葉の中に、今般の本法律の中に処罰の請求権を教育委員会に持たせたということはなかなか面白い、こういうお言葉でございました。これは学者として、初めての試みであつて、誠に興味が深い、研究しなければならない問題であるというふうに私は解釈をしておるわけでございます。併しながら法律は学者の研究素材ではなくして、現実にこれは法律として明日の日にでもこれが通れば国民の上に重大な影響を持つものでございます。今日水爆の実験にいたしましても、科学者はまさかあ……

第19回国会 文部委員会 第27号(1954/04/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関口先生と御手洗先生の御両所に第一点を御質問申上げます。これは昨日も非常に問題になつた点でございますが、私はまだ納得が行きません。そのことはどういうことかと申しますと、教育委員会制度につきましては関口先生がおつしやつたように、教育を政治的な支配から守ると、こういうことのために新たに置かれた制度でございます。そこでその制度に基いて教育委員会が置かれました、その教育委員会の教育委員が今回の法律によりますると処罰の請求権を持つておるわけであります。即ち偏向教育をするように教唆、扇動した者を、これを処罰する、その請求権を持つておる、こういうことは日本の刑法にとつて新らしいケースである。……

第19回国会 文部委員会 第29号(1954/04/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 河原先生にお尋ねをいたします。先ず私は中央教育審議会では本問題に対しましてもいろいろと御意見があつたように私は存じております。非常に強く制限をしたほうがいいという御議論もあつたでしようし、又然らざる御意見もあつたように承知をいたしております。河原先生は今日は強い制限をすべしという御主張の側に立たれての御公述であつたように承わつております。前々のよほど前の文部大臣、或いは前の天野文部大臣、矢内原東大総長というような、非常に専門的な立場に立たれているかたが極めて強い反対をお持ちになつたということは、私どもとしてはかなり心を動かされるものがあるのでございます。そこでお伺いをする第一点……

第19回国会 文部委員会 第30号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと関連して伺つておきたいと思います。先ほど文部大臣は加賀山委員の質問に対しまして、この政治的目的、或いは政治行為というものは、はつきりきまつておるのだから何も心配がない。こういうようなお言葉の中で、この政治的目的でも、政治の基本に触れるものでなければ別にこれは差支えない、こういうような御答弁がございました。併し、この人事院規則一四―七の「政治的行為」というのを成るほど全部読んで見ても、大臣が言われるような御答弁の具体的な表現が何もない。例えば「特定の政党その他の政治的団体を支持し又はこれに反対すること。」四に、「特定の内閣を支持し又はこれに反対すること。」五、「政治の方向……

第19回国会 文部委員会 第31号(1954/04/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 須藤先生の質問に入ります前に、憲法式典のことについてお尋ねをしておきたいと思うわけであります。衆議院の議運でかねて問題になつておることでございますが、憲法式典をとりやめる、こういうような院側の主張でございますが、この憲法発布の日の式典は新らしく日本の憲法に副つて日本の祝日がきめられたのでありますが、文部省としては新らしい祝日の取扱いについては従来どういうような方法をとつて来られ、又今回の憲法式典をとりやめることに対して文部省はどういうような態度をおとりになるおつもりですか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 新らしい祝日はやつぱり法規できめられておるものであり、又それ……

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/04/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 政府は今度重要法案を審議するために指揮権を発動され、参議院の院議は、正しからざる理由を以て、決議を以て上げたわけであります。緒方さんはこれに対しまして、今後の戒めとするという言葉を以て院議に報いられたと思うのであります。私は政治は常に道義の上に立たなければならない。このことは何びとも私は否むことはできない、私はこれは原則だと思う。特に私が緒方副総理に強く御質問申上げたいことは、教育二法案も又この重要法案の中に人づておるわけでありますが、教育の真髄とするところは、いずれが正しいか、いずれが正しくないか、即ち、真理の追求それ自体が教育の目標でございます。従いまして、たとえ政府が重要……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/05/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 大臣がのちほどおいでになる御様子ですから、事務的な方面をちよつと伺わして頂きたい。その前にへき地の教育振興法を審議するに当つて僻地の全貌ということについて私たちが把握していないということは審議の上に非常に手落ちがあつたように思うので、今文部省がへき地教育振興法を出されるに当つて、日本の僻地教育のこれの対象となつている学校或いは学級、そういうものの全貌を一応ここで概数的で結構でありますから、お示しを願いたいと思います。
【次の発言】 六十八万有余の児童、それから学校数にしても七千六十校に及ぶ極めて多くの対象になつておるようでありますが、この対象に対して文部省は当初二十九年度の概算……

第19回国会 文部委員会 第36号(1954/05/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 盲学校、ろう学校の問題については着々みんなでこの子供たちのために努力をされておるようですが、今加賀山先生の御質問の中にあつた養護学級の問題ですが、盲ろう学校の全体の児童生徒数に比べて身体虚弱、精神薄弱というような子供たちは、これと比べたときに数の上で以てどういうような比率になつておりますか。それを一応伺つておきたい。
【次の発言】 そういたしますと、非常にこれは明るみに出ておらないようで、数が非常に多いようですが、盲ろう学校の対象になる児童の数と比べて、これは何倍ぐらいの比率になつておりましようか。
【次の発言】 盲、ろうの児童に比べますと、こういうふうに心身に欠陥を持つている……

第19回国会 文部委員会 第38号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 教育公務員特例法の一部を改正する法律案について、日本社会党第四控室を代表して賛成の意を表するものでございます。  教育の向上のためには六・三制完備以来、幾多の欠陥がございますが、その欠陥を改めるということについてはあらゆる面において細心の注意が払われなければならないわけでございます。ところが地方公務員法第二十二条の条文の規定によりますると、教員の転任或いは補充、そういう問題について非常な困難を伴う条件があつたことを、今日まで甚だ遺憾に思つておつた次第でございます。即ち同一都道府県内の公立学校長又は教員に任用される場合に、その任用について不当な条件が付けられ、ここに人事交流の円滑……

第22回国会 文教委員会 閉会後第2号(1955/10/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちょっとその前に関連して、僻地の健康管理の問題ですが、特に離島も僻地の一つに考えて質問するのですが、離島における健康管理の問題というのは、実際には非常に劣悪な状態に置かれておるわけです。たとえばお医者さんがおらない。それでそこにはまた一人の養護教諭もおらない。保健婦もいない。こういうようなところは大体子供の体位が一般に低いし、また社会環境の中でも衛生という問題が全然閑却されている。かような、私どもから考えれば、むしろそういうところにこそ養護教諭が特別な行政措置で配当されて、その子供の健康管理が行われるということが望ましいのでありますが、現在の法規では今の御答弁のように本校だけで……

第22回国会 文教委員会 第3号(1955/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 科学研究の交付金合計五億四千六百万、これの内容の資料はありますか。
【次の発言】 もう一つ資料をお願いしたいのですが、この大学のほうの予算が十億ふえておりますがね、今の御説明で原子核、ロケット、航空機という大ざっぱな説明があったのですが、非常にこれは防衛と関係を深く持っておるもので、もう少し内容を盛った資料をもらいたい。非常に一挙にふえたでしょう十億が。

第22回国会 文教委員会 第9号(1955/06/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 学芸員の数をこれによって促進する法律だと思いますが、現在の学芸員が大変数が足りない。二百一館の博物館に対して学芸員の数が非常に足りない。それで資格付与の幅を拡げるというお考えのようですが、大体二百一館の博物館に対してどのくらいの学芸員の数を考えておられるのか、またそれを今度の認可制によってどういう計画でそれを充当して行かれるのか、そういう点についてちょっとお尋ねいたします。
【次の発言】 ただいま一館について大体十人くらいの比になっているというお話ですが、将来館の規模にもよると思いますが、計画としてはどのくらいまでに充当されればこれが満足な形になると思っておられますか。

第22回国会 文教委員会 第10号(1955/06/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 原状回復する費用というものは大体今度の予算の中に組んであるわけですか。
【次の発言】 今の佐藤さんの質問についてお尋ねしたいと思いますが、教授の中に学生を扇動する者があるかないかというような質問だったと思いますが、ただいま田中さんのお答えでは、そういううわさも聞いている、こういうふうに御答弁になっておったわけですが、これは非常に私は問題が大きいように思うのです。学生を扇動してこういう暴行をさせるというようなことを、かりにも教授の方々がやっておるなどということは、私はもう、どうしても考えられないんです。そのうわさというのはどういううわさなんですか、伺いたい。

第22回国会 文教委員会 第11号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 今新生活運動の御質問が展開されているようですが、私もこの問題については非常に関心を持っておるわけですが、いろいろ巷間情報も入っておりますが、どうぞ一つ矢嶋さんが今御請求なさった資料が、五千万円の予算の使途ですね。その使途が明確にされることが資料として要求されているようですが、そのほかにもっと資料がありましたら、あらゆる資料を出してもらいたいと思います。

第22回国会 文教委員会 第13号(1955/06/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 二、三点お伺いいたします。ただいまのお話によりますと、原子核研究の目ざすものは純粋研究であって、サイクロトロンとかあるいは宇宙線の研究、そういうところに主力が置かれて、そうして原子力の方はこれはもう全く別ものだから原子核研究と切り離して考えなければならない、こういうようなお話でございました。私もそのお話についてはまことにごもっとものお話であると思うのですが、ただいまの状態ですと、濃縮ウランの受入れに伴って原子炉の研究ということも今大きく浮んで来ているわけですが、共同研究という場合に、民間あるいは官営というような、そういうような方向も今現在出ているわけなんです。そうだといたします……

第22回国会 文教委員会 第15号(1955/06/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 外務省にお尋ねいたします。この第三条に「アメリカ合衆国政府は、日本国の学校児童の福祉計画を拡大するため、」に贈与すると規定されております。しかしこの第三条はただ単にうのみではなくて、次の第四条の第一項の中に「この協定に基いて日本国が収得する農産物は、両政府が合意する場合を除くほか、日本国内で消費するものとする。」こういうふうに第一項に書いてあります。そういたしますと、この学童の福祉計画を拡大するために受け入れるその若干の小麦は、アメリカ政府との何らかの合意に基かない限りは、やはりこれは自由に処理することができないのではないかというふうに私どもは考えておるわけですが、これに対して……

第22回国会 文教委員会 第19号(1955/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちょっと関連させて下さい、その問題は御心配がないと言っておられますから。御心配がないという御答弁で、私も心配なくありたいと思うのですが、現実問題として、たとえば新潟県のようなところで、七月分の教職員の給与の支払いができ得ない、こういうような面が出てきております。あるいはまた聞くところによれば、三十一府県は本年度の教職員の給与の中に、定期昇給の財源を含んで組んでおらない。これは明らかに現行給与を財源的に私は破壊しておるのではないかと思います。で、現に今川島長官の方は心配がないという御答弁があったわけですが、このように昇給の財源を県財政の中で組んでおらないということは、これは非常に……

第22回国会 文教委員会 第21号(1955/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は矢鳩君の御提案に賛成するものです。しかし一昨日来引き続いて教育公務員の恩給の法律がかかっておりますから、その法律を一応上げて、しかるのちに矢鳩さんの御質問にお入りいただきたいという考えを持っております。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 法案に対して賛成をいたします。昭和十六年勅令第百四十八号に上って国民学校令が施行せられまして、それに伴って養護教諭、養護助教諭の制度が制定せられて、恩給法上の公務員としての取扱いが行われるようになったわけです。しかし養護教諭の前身であります学校看護婦、学校衛生婦または養護婦として学校に勤務した期間の切りかえ措置が全然考慮せられず、そ……

第22回国会 文教委員会 第23号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 かねてから本問題については参議院文教委員あげて超党派的に格段なる御努力を賜わりまして、私どもといたしましては、まことに感激に余りあるものがございます。特に第四条の問題に対しましては、過般来数数の御討議の結果、よりよい方向に超党一致いたしまして解決の方向をたどっておられましたこと、また今日そうした結果をここに前提として御審議いただくことについて、まことに感謝にたえないわけであります。発議者の一名といたしまして皆様方に心からなる御協力の点を感謝いたしますとともに、私どもの出しました社会党案がここに一応形を変えてはおりますものの、その趣旨が丁重に取り扱っていただける、こういうようなこ……

第22回国会 文教委員会 第26号(1955/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ただいま小林局長から御答弁がありましたが、二十八年にこの共済組合法案が通るときにも、文部省側の考え方としては、私立学校の教職員の給与が公立、国立教員の給与よりはきわめて低いということを数字的に示して、当時、速記録によると、近藤政府委員は、公立学校の百分の十、しかし私立学校はこの百分の十では非常に気の毒だから、百分の二十に実はしたいと思っている、そういうふうに折衝して来たのだというふうに速記録に残っているわけです。この際百分の十から百分の十五に上げるということは、これはもう当然過ぎる以上の当然であって、これはもう論議の余地がないように私は考えられる。しかし全般的に言うと、日本の政……

第22回国会 文教委員会 第27号(1955/07/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちょっとそれに関連してお尋ねいたします。今学童給食会は調理の講習会というものを開いて趣旨の徹底普及をはかっていく、こういうお話ですが、今度アメリカと余剰農産物の協定を日本政府が結んだわけですが、第五条の第三号の中に合衆国の農産物の新たな市場を両国の利益になるように発展させることを助長するために約七億二千万円の予算が組んでありますが、当然これは本協定に基く物資が学童給食の中に取り入れられるとすると、ただいま申し上げた五条の三号に基くこの見返り資金の一部が学童給食の普及、その他調理講習会などに振り向けられるように私どもとしては考えられるのですが、その点についてはいかがになっておりま……

第22回国会 予算委員会 第9号(1955/05/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(高田なほ子君) ちょっと関連して。  今木村さんの御質問の中でですが、御答弁ですが、航空技術審議会の答申案の中では、六年後に向って超音速機を生産する。あるいは大型ジェット機を生産する。いわゆる国内生産に切りかえていく答申案が出ているわけです。そうすると、先ほどの御説明と、この答申案というものの関連がちょっと違うかもしれないのですが、これをどういうふうに計画の中に入れておりますか。もう一度お伺いします。

第22回国会 予算委員会 第15号(1955/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ただいまの問題は非常に重要な問題であります。問題は中止をするということ、もう一つは原水爆の実験を認めるということ、これは基本的に全く性格の違う問題であって、重光外務大臣が幾たび御回答になりましても、この二つの異った性格について本質的な御回答をいただいておらないからこのように議事が混乱するのだと私は思います。すなわち、原水爆の実験中止の提案は、明かに日本を含む人類に対する悪影響を全くここでもって根絶するために中止という問題を出しているのであって、実験を日本に影響のない範囲において許すということは、やはり実験の影響によるいろいろな問題をも含めて、日本に被害のない程度において許すとい……

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちょっと関連して。ただいま黄変米は絶対に配給をしないという言明をいただきまして、私も非常に安心したわけであります。ただ一つお伺いしたいことは、輸入先のタイ、ビルマに関するいわゆる今後の貿易についての問題が、若干政治的に、黄変米の問題とからんで、引っかかりがあるのではないか。従って黄変米の処理ということについては、研究の結果をかなり早急に急いでも、この処置をしなければならないという考え方が若干省内にあるやに伺っておりますが、この点についてはいかがでございましょうか、お伺いしたい。
【次の発言】 外務大臣はよろしいのです。大蔵大臣は……。

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提出の六月分暫定予算補正三案に対しまして反対の意見を表するものでございます。  私は、まず四、五月暫定予算に引き続きまして六月もまた暫定予算案を提出するに至りました責任政治に対する政府の強い反省を要求するものでございます。政府はさきに四、五月の暫定予算の承認を国会に求めるに当りまして、今後再び暫定予算を提出しない旨を断言しておられたにかかわらず、この間の政府の不手ぎわ、不誠意に基いて六月暫定予算を提出するのやむたきに至りましたことは、国会運営のルールを誤まらしめる要素をはらむものとしてまことに遺憾にたえないところでございます。理由のいかん……

第22回国会 予算委員会 第21号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 二百十五億の数字の問題は、これは全く戦後最大の修正だと思うのです。しかもその修正の内容が歳出、歳入、減税、財政投融資、実に複雑な内容を持っておる。その内容のでき上るまでの経過について再三ここで御説明を願っておるわけですが、少しもはっきりいたしません。そこでお伺いしたいことは、一体二百十五億のこの頭を先におきめになったのか、それとも先ほど一萬田蔵相が御説明になったように、内容の減税とか財政投融資とかそういうものを積算の基礎として二百十五億という数字を出して、これを妥当であるという結論を出されたのか、どちらが先に出てきたものなのか、そこらをはっきりさしてもらいたい。

第22回国会 予算委員会 第23号(1955/06/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関連して。なるほど否定したということを伺っておるわけですが、しかしこのことは、だれもどんなに聞かれても原爆を持ってきておりますというようなことを、それは絶対に言わないでしょう。持っておってもそれは言わないかもしれない。私は、そういうことを水かけ論で言うのではなくて、安保条約並びに行政協定で明記してある通り、日本は明らかに、アメリカ合衆国軍隊が陸軍、海軍、空軍その他の軍事的な行動をするために一切の便宜を与え、義務として便宜を与え、アメリカは権利としてこれを受け取っていることは明記されているのでありますから、義務としている限り、日本側はこうしたアメリカ側の行動を拘束する力はないので……

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 総理大臣に御質問いたします。防衛分担金に関する日米共同声明の中で、本会計年度の防衛分担金が三百八十億とすることについて合意に到達した、合意に到達したというこの問題です。日米両国政府の合意とございますから、両国政府間のこれははっきりとした約束に基いているものでございますが、当然ここには国と国との間における権利や義務という問題が生じてきておると考えられます。そこでこの内容は、行政協定二十五条第二項(b)項に関する内容でございますから、この場合にも当然これに基く権利義務という問題が発生してきておると思いますが、この義務は、今日の日本の政府が当然将来までも継承して負うべき義務であるとい……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 大へん重要な御発言をなさっておるようです。不当な支配に屈することなく、ということについての削除についても、若干お考えを持っていらっしゃるようでありますが、この不当な支配に屈することなく、ということは、かねがね私どもも、またすべての人が正しいと主張する教育の中立性を、真実の意味の中立性を守るために、権力に屈しない。つまり不当な支配ということは、権力に屈しない、教育を権力のもとに置かないという建前で、あの一項が入っているわけです。それなのに、この不当な支配を、これをのけてしまうということになれば、そんなら教育は、時の権力に左右され得る、すなわち明治の時代における教育の形になってしま……

第22回国会 予算委員会 第33号(1955/06/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちょっと関連質問。松村文部大臣に関連してお尋ねをいたします。今原子力の研究について原子核の研究所の問題が出たわけであります。これは原子力の研究は一皮はげば平和利用と同時に、やはり危い爆弾の研究どいう方向にも向いてくるわけです。そこで原子核の研究は私どもは心から賛意を表するわけでありますが、原子核研究所が設立されるときの学術会議としての趣意は、明らかに原子核研究一本であって、原子力の研究はしない。つまり学者の共同研究、研究の自主性を認めるということを原則とすると同時に、原子力の研究はしない、こういうことが打ち立てられておるわけです。また政府もそれを認めておるわけです。けれども原子……

第22回国会 予算委員会 第35号(1955/06/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関連してお尋ねをいたしますが、あぶれに対する吸収対策を今御説明になりました。東京並びに大都市における日雇い労務者の状態を見ますと、特に最近身体検査を行なって就労の基準をきめているようであります。この基準の中で、健康問題が含まれているようですが、大体婦人や老人たちが就労からあぶれることが非常に多くなってきております。こういうことが婦人の就労、年寄りの就労に非常にしわ寄せされて、大へんな問題になってくると思いますが、これらに対する吸収対策は十分に講じられているのでありましょうか、お伺いをしたい。
【次の発言】 それはあまりに実態を御存知にならない御答弁だと思う。実際において身体検査……

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 羽生委員の最後の御意見は非常に貴重な御意見でありますが、これに対して外務大臣にお尋ねをしたいと思いますが、一九四九年のアメリカの農業法によると、アメリカは国内の慈善団体に対して、政府が余刺農産物を外国の貧困者の援助に充てることができる条項があるわけであります。この条項を適用して今回の余刺農産物の学童の福祉充大のためにする受け入れに対して外務省の一部見解は、場合によっては救済機関を通して協定を結ぶことも考えられるという意見を文部委員会あたりでは述べておるわけでありますが、これはそうすると大変性格が違ってくるように思いますが、救済機関を通して将来これを受け入れるという態勢をお考えに……

第23回国会 法務委員会 第1号(1955/12/06、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまより、おそろいでございますので、法務委員会を開会いたします。  本日の議事に入ります前に、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  このたび不肖でございますが御推挽を得まして法務委員長としての重責をになうことになりました。まことに不肖でございますが、当委員会におかれましては、各委員の皆様方がまことにベテランぞろいでございますので、私の微力を十分にお助け下さいまして、当委員会に課せられました人権擁護の非常に重要な諸問題に対して、誤まりない運営を私は心から期待しておる一人でございます。今後ともはなはだ未熟でございますので、皆さん方の特段のお導きをお願いいたしまし……

第23回国会 法務委員会 第2号(1955/12/08、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) 大へんお待たせいたしました。これより法務委員会を開会いたします。  まず罹災都市借地借家臨時処理法第二十五条の二の災害及び同条の規定を適用する地区を定める法律案を議題に供します。まず提出者から提案理由の説明をお願いいたします。
【次の発言】 本案について御質疑のおありの方は御発言をお願いいたします。
【次の発言】 ごもっともな一松委員の御要求でございますから、御要求の資料につきましてはこちらの方で善処いたしたいと思います。  他に御質問はございませんか。御発言がなければ質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。

第23回国会 法務委員会 第3号(1955/12/15、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  ただいまより派遣委員の報告の件を議題に供します。閉会中に北海道と広島及び香川県に二班の委員派遣を行いましたので、その御報告をそれぞれお願いいたします。第二班一松委員の御報告をお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 よろしゅうございますか……。それでは第一班の羽仁委員に御報費をお願いいたします。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 ありがとうございました。  ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  委員長に提出された報告書は、この中の資料を除いて本日の会議録……

第24回国会 法務委員会 第1号(1955/12/20、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  まず審査報告書提出の件を議題にいたします。  本委員会において継続審査をいたしました幼児誘拐等処罰法案、接収不動産に関する借地借家臨時処理法案、両案につきまして、閉会中審議を終了するに至りませんので、本院規則第七十二条の三によりましてその旨の報告書を議長に提出することとし、報告書の作成につきましてはこれを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本国会も検察及び裁判の運営等に関する調査を……

第24回国会 法務委員会 第2号(1956/01/31、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。  まず昭和三十一年度法務省関係予算につきまして御説明をお願いいたします。
【次の発言】 続いて裁判所関係予算について当局から御説明をお願いいたします。
【次の発言】 本件についての詳細な御質疑等は次回に譲ることといたします。  別に御発言がございます方は、速記をとめて御発言をお願いしたいと思います。  速記をとめて。    午後二時五十二分速記中止
【次の発言】 速記をつけて。  次に死刑廃止に関する件を議題といたします。

第24回国会 法務委員会 第3号(1956/02/16、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず御紹介をいたします。法務委員の異動がございましたが、大谷先生、大屋先生が御辞任になりましたので、その補欠として木村守江先生、伊能芳雄先生がお移りになることになりましたので御紹介を申し上げます。
【次の発言】 まず理事補欠互選の件を議題に供します。泉山三六さんが一時委員を辞任されましたので、本委員会の理事が一名欠員のままになっておりますから、これからその補欠互選を行います。その互選の方法はその指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは理事に井上清一さん……

第24回国会 法務委員会 第4号(1956/02/21、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議題に入ります前に、本日、法務委員の変更の通知がございますが、三橋八次郎さん、大屋晋三さんが辞任になられまして、本日、亀田得治さん、吉田萬次さんが御出席になるようになっております。御紹介申し上げます。
【次の発言】 まず外国人登録法の一部を改正する法律案を議題に供します。法案について提案理由の説明をお願いいたします。
【次の発言】 本案については本日は一応説明を聴取するのみにとどめたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 それでは次に家事審判法の一部を改正する法律案を議題に供し……

第24回国会 法務委員会 第5号(1956/02/23、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に委員の差しかえがございましたので――吉田萬次先生の辞任に対しまして大屋晋三先生、それから泉山三六さん、松野鶴平さんの辞任に対しまして、川村松助さん、佐藤清一郎さん、赤松常子さんの辞任に対しまして、久保等さん、以上委員の差し入れがございましたので御紹介を申し上げます。  まず家事審判法の一部を改正する法律案を議題に供します。  本案について御質疑のおありの方は御発言をお願いいたします。
【次の発言】 ただいま婦人人権擁護同盟代表の田辺繁子さんから、本院に対しまして陳情書が参りましたので、この陳情書を一応御披露申し……

第24回国会 法務委員会 第6号(1956/02/28、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開きます。  会議に入る前に、委員の変更について御報告をいたします。二月二十四日付で委員の変更通知がございました。川村松助さん、佐藤清一郎さん、同じく久保等さんが辞任いたされまして、松野鶴平さん、泉山三六さん、赤松常子さんが補欠、こういうことになっております。本日の委員の差しかえについて御報告いたします。二月二十八日付で大屋晋三さん、松野鶴平さんが辞任されまして、補欠といたしまして川村松助さん、平林太一さんがなられました。以上御了承願います。
【次の発言】 それから昨日の委員長及び理事打合会の経過について御報告かたがた御了承をお願いしたいと存じます……

第24回国会 法務委員会 第7号(1956/03/01、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に、委員の変更について御報告をいたします。二月二十九日付川村松助さん、平林太一さんが辞任せられまして、大屋晋三さん、松野鶴平さんが補欠におなりになられました。三月一日付松野鶴平さんが辞任なされまして、野村吉三郎さんが補欠になられました。
【次の発言】 まず接収不動産に関する借地借家臨時処理法案を議題にいたします。法務委員会における法案審査の経過等につきまして、調査室長の西村専門員から御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 別に御異議がございませんでしたら、本案につきましては本日はこの程度にいたしまして、次の議……

第24回国会 法務委員会 第8号(1956/03/12、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) それではただいまより法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に、委員の変更について御報告をいたします。三十一年三月二日付野村吉三郎さんが辞任せられまして松野鶴平さんが補欠になりました。三月の五日に井上清一さんが辞任せられまして小滝彬さんが補欠せられました。三月六日亀田得治さんが辞任せられまして、栗山良夫さんが補欠になられました。三月七日小滝彬さんが辞任せられまして、井上清一さんが補欠になられました。同じく三月七日栗山良夫さんが辞任せられまして、亀田得治さんが補欠せられました。三月八日井上清一さんが辞任せられまして、中川以良さんが補欠せられました。三月九日亀田得……

第24回国会 法務委員会 第9号(1956/03/27、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に委員の変更について御報告を申し上げます。三月十三日付法務委員の変更通知がございました。辞任せられました委員の方々は石井桂さん、野本品吉さん、中川幸平さん、青柳秀夫さん、西川彌平治さん、井上清一さん、中山福藏さん、以上です。続いてこれに対して次の方が選任せられました。泉山三六さん、大谷贇雄さん、大屋晋三さん、西郷吉之助さん、松野鶴平さん、秋山俊一郎さん、岸良さんでございます。同じく三月十四日辞任ぜられました岸良一さんに代りまして、中山福藏さんが選任せられました。同じく十四日秋山俊一郎さんが辞任ぜられまして、井上清……

第24回国会 法務委員会 第10号(1956/03/29、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまより法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に、委員の変更について御報告をいたします。三月二十九日付、大屋晋三さんが辞任せられまして、仁田竹一さんが選任せられましたことを御報告申し上げます。
【次の発言】 まず、検察及び裁判の運営等に関する調査を議題に供します。  四件ございます。板付基地勤務者の人権擁護に関する件、立正交成会問題に関する件、最高裁判所の映画製作干渉に関する件、山形県における検事の不当行為に関する件、この四つの問題がございますが、まず板付基地の勤務者の人権擁護に関する件を問題に供します。御質疑のおありの方は順次御発言を願います。

第24回国会 法務委員会 第11号(1956/04/03、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に、委員の変更について御報告をいたします。三月三十日付亀田得治さん、仁田竹一さんが辞任せられまして補欠として藤原道子さん、大屋晋三さんが御選任になりました。
【次の発言】 それでは幼児誘拐等処罰法案を議題に供します。本案につきまして参考人から御意見を承わりたいと存じますが、参考人の皆様に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は皆様には大へんお忙しいところ、かつ御遠路のところをわざわざ御出席下さいましてまことにありがとうございます。皆様方には前もって事務局の方から文書を差し上げてあるはずでございますが、文書の内……

第24回国会 法務委員会 第12号(1956/04/06、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  委員の変更について御報告を申し上げます。四月六日付委員の変更通知がございました。藤原道子さんが辞任せられまして、亀田得治さんが選任せられました。御報告を申し上げます。
【次の発言】 次に理事補欠互選の件を議題といたします。  亀田得治さんが一時委員を辞任されましたので理事が一名欠員となっておりますので、これよりその補欠互選を行います。互選の方法としましては、その指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは理事に亀田得治さんを指名いたします。

第24回国会 法務委員会 第13号(1956/04/10、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまより委員会を開会いたします。  本日の委員長及び理事打合会の経過について御報告をいたします。本日の打ち合せ事項は八項目に及んでおります。一つは家事審判法の一部を改正する法律案の取扱い、第二、検事総長出席要求の件、第三、派遣委員報告の件、第四、刑法等の一部を改正する法律案の取扱い、第五、幼児誘拐等処罰法案の取扱い、第六、能代市等の大火の原因究明のための調査方法、第七、接収不動産に関する件、第八、板付基地の経過、こういう八つの問題を打ち合せたわけです。  家事審判法の一部を改正する法律案については次回までにお互いに検討し、結論を出して方向をきめていこう、こういうこ……

第24回国会 法務委員会 第14号(1956/04/12、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまより法務委員会を開会いたします。  まず委員長、理事打合会の模様について御報告申し上げます。本日公報に載せました家事審判法の一部改正に関する法律案の取扱いについて協議をいたしましたが、諸般の事情から勘案いたしまして、十六日の月曜日、この日に採決をする、こういうことに決定をいたしましたので、よろしくお願いいたします。  第二は、京都地検に起りました起訴取り下げ問題につきましては、かねて亀田委員より御質問が継続されておるわけでありますが、この取扱いについて協議をいたしました結果、ただいま当局の方は鋭意調査中であるので、当局の報告を聞いてから参考人を呼んで法務委員会……

第24回国会 法務委員会 第15号(1956/04/16、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に、委員の変更について御報告をいたします。  四月十二日法務委員変更通知、亀田得治さんが辞任せられまして、松浦清一さんが選任せられました。四月十六日、松浦清一さんが辞任せられ、同じく泉山三六、岩澤忠恭御両氏が辞任せられ、かわりまして亀田得治さん、大谷贇雄さん、西川彌平治さん、お三人が選任せられました。  以上御報告をいたします。
【次の発言】 まず理事補欠互選の件を議題に供します。  理事の亀田得治さんが一時委員を辞任せられましたので、理事が一名欠員になっております。互選の方法としましては、その指名を委員長に御一任を……

第24回国会 法務委員会 第16号(1956/04/18、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に委員の変更について御報告をいたします。四月十七日付法務委員変更通知がございます。大谷贇雄さん、西川彌平治さん、深水六郎さん及び亀田得治さんが辞任されまして、泉山三六さん、岩澤忠恭さん、上原正吉さん及び菊川孝夫さんが選任せられました。本日付、上原正吉さん、西郷吉之助さん、松野鶴平さん、泉山三六さん、岩澤忠恭さん、大屋晋三さん、菊川孝夫さん及び井野碩哉さんが辞任せられまして、新谷寅三郎さん、菊田七平さん、笹森順造さん、加藤武徳さん、佐野廣さん、石坂豊一さん、亀田得治さん及び奥むめおさん、以上の方々が選任せられました……

第24回国会 法務委員会 第17号(1956/04/24、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまより法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に委員の変更について御報告を申し上げます。  四月十九日、井上清一さん、亀田得治さん、奥むめおさん、加藤武徳さん、佐野廣さん、菊田七平さん、新谷寅三郎さん、笹森順造さん、以上の方々が辞任せられまして、次の方々が選任せられました。秋山俊一郎さん、江田三郎さん、井野碩哉さん、泉山三六さん、岩沢忠恭さん、西郷吉之助さん、上原正吉さん、松野鶴平さん、以上の方々が補欠に当られたわけでございます。  四月二十日の委員変更の御報告をいたします。石坂豊一さん、同じく西郷吉之助さん、秋山俊一郎さん、このお三人が辞任せられまして、こ……

第24回国会 法務委員会 第19号(1956/05/15、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に委員の変更について御報告をいたします。四月二十七日付中山福藏さん、松野鶴平さんが辞任され、その補欠として小林政夫さん、新谷寅二郎さんが選任されました。四月二十八日付中山壽彦さんが辞任され、その補欠として草葉隆圓さんが選任せられました。四月三十日付草葉隆圓さんが辞任され、その補欠として中山壽彦さんが選任されました。五月二日付赤松常子さんが辞任され、その補欠として相馬助治さんが選任されました。五月四日付木下源吾さん、相馬助治さん、小林亦治さんが辞任され、その補欠として田畑金光さん、赤松常子さん、亀田得治さんが選任されま……

第24回国会 法務委員会 第20号(1956/05/17、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に委員の変更について御報告をいたします。五月十六日付川村松助さん、藤原道子さん、井上知治さんがそれぞれ辞任され、その補欠として泉山三六さん、吉田法晴さん、西郷吉之助さんが選任せられました。  本十七日付西郷吉之助さん、松野鶴平さん、吉田法晴さん、小林亦治さん、岩澤忠恭さんがそれぞれ辞任せられ、その補欠として島津忠彦さん、菊田七平さん、亀田得治さん、藤原道子さん、西岡ハルさんがそれぞれ選任せられました。以上御報告を申し上げます。
【次の発言】 まず理事補欠互選の件を議題に供します。本委員会の理事が欠員のままになっており……

第24回国会 法務委員会 第21号(1956/05/18、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  開会に先立ちまして、委員の一部変更について御報告を申し上げます。五月十八日付井上清一さんが辞任せられまして、最上英子さんが補欠として選任せられました。以上御報告申し上げます。
【次の発言】 売春防止法案を議題に供します。  本案について御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと赤松さん、これに関連して非常に大事だから聞かして下さい。  昨日やはりこの「情を知って、」ということについて、若干質問があったのですが、そのときの御答弁では、情を知らないという者は除外されるという御答弁、しかしあとで知った場合は、こ……

第24回国会 法務委員会 第22号(1956/05/22、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ちょっと今亀田さんの方から懲戒の原因や種類を報告してもらいたい、また留置場の状況の調査等の御質問があり、またこれにお答えになるよう御発言がありましたが、できますれば次期委員会は二十四日になっておりますが、この二件は二十四日ぐらいまでにできたならばお願いをしたい。それからこの令状請求についての効果がどうかというようなことでしたが、これはまた若干時間が必要であろうと思いますから、これは後刻でけっこうでありますが、委員長からこの二件はぜひ早くお願いをしておきます。
【次の発言】 ちょっと一つだけ中川さんに伺っておきたいのですが、犯罪捜査ということは大へんむずかしいことだと思……

第24回国会 法務委員会 第23号(1956/05/29、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 当初の要求額の七千三十八万から見ると、組まれた予算は約四分の一にしかすぎません。そうすると、あと四分の三の費用というものは全く抹殺されてしまったわけになっていますが、このことによって最も支障をこうむったものはどういう点であるか、どういうものが主として削減されたか、これが一つ。もう一つは六百五十九万の増になっておりますが、これは若干の旅費の自然的に増額した分が多く含まれているように考えられますが、その辺の事情を承わりたいと思います。
【次の発言】 数字の面だけでなくて……。実際には相当の額が必要で要求されたのですが、数学的に見ると四分の一になってしまうので、常識的に考えてもこれじ……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 決算委員会 第6号(1956/12/04、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連してお尋ねをいたします。ただいまの人件費の不用額のことについて、るる御説明があり、またその趣旨の御説明は御説明としては受け取れるわけです。今度の三十二年度の防衛庁の予算の中にも、やはり相当の人員の増加が要求されておるようです。陸上自衛隊が一万五千増加でしたか、これはちょっと正確な記憶はありませんが、海上自衛隊、それから航空自衛隊のそれぞれ相当の人員の増加が今度要求されておるようでありますが、ただいまの御反省に基く要求額であるのか、ただ計算の基礎として便宜的に要求されておるのか、三十二年度とただいまの御説明との関連を詳しく御説明いただきたいと思います。

第25回国会 決算委員会 第7号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 この際、防衛庁長官にお尋ねをいたしておきますが、前委員会で増原次長からは、だんだんと繰越金の問題について御説明がありました。きょうはこの繰越金の問題について二、三長官からの御答弁をお願いしたいと存じまのでございますが、昭和三十一年度の予算を編成いたします際に、アメリカと日本が予算編成に際しての共同声明を発したわけでありますが、その内容の中で、日本の政府の意図を明確にしておりますが、この内容の詳しい点は省きますが、重点的に要約すると、三十一年度以降、打ち続く年間において、わが国の資力のより十分な部分を防衛力の漸増に充てることが、わが国の意思であり、政策であるというふうに、わが国の……

第25回国会 決算委員会 第8号(1956/12/11、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 先般私の質問に対しての御答弁で、「もし不正不当の事実があるというならば、はっきりそのことを御指摘を願い、」云々ということがあって、大へん遺憾だと存じておりましたが、ただいまの長官の御答弁によって私もまた了承いたします。久保委員からも懇談の形で御発言がありましたが、私もまた、長官としては御多忙にわたることであり、特に二十九年度の決算の結末については、直接には船田長官御自体がこれにタッチするという形ではないにしても、私としてはこの不正不当事項のあまりにも多い……、特に四十五億七千五百万円という膨大な額が、不用額として会計検査院から指摘されている。これはまあ一時間に割りますと、一時間……

第25回国会 内閣委員会 第4号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっとお尋ねをさしていただきますが、今防衛庁の権限で日本の独自の権限に基いてやったようにお話がありましたが、ちょっとこれは解せませんので、もう一歩伺わしていただきたいと思います。  防衛庁の権限は、防衛庁設置法の第五条に規定されておるようでありますが、この中のどの条項に基いてそれが行われたのでありましょうか。私が推察するところによると、第五条の十三項「直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛し、わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため行動すること。」、及び十八項に、「領空侵犯に対する措置を講ずること。」、こういう二項があなたの言われる権限に該当するように思われるわけでありま……

第25回国会 文教委員会 第4号(1956/11/27、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。なるほどお説を拝聴していますとごもっともでありますし、また赤字団体の穴埋めのためにある意味におきましてはがまんをしなければならない、これは妥当のお説だと思うのであります。けれども私がここで特にお尋ねをしておきたいと思うのは、自治庁はこういうような場合にも法律で定められたもの、また可能であるべきはずのものを実行しない場合に、それを指導し、また監督助言する責任を持っていることは当然だ、こういう前提の上に立って私は質問をするわけですが、最近、前半湯山さんから御質問があったように三十一年度の昇給昇格の実施が非常に不可能な状態にある。その不可能な状態の中で特に女子教員が非常なし……

第25回国会 文教委員会 第6号(1956/12/04、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっとそれに関連して聞かさして下さい。
【次の発言】 第一問についてちょっと不明な点がありますので、関連して聞かしていただきたいと思うのですが、小学校、中学校の三十一年度の一学級当りの児童数が今発表されたわけですが、それでは教師一人に対して生徒数はどういうふうな割合になっておるか。三十年度は教師一人に対して三三・八という数字が出ております。三十一年度は教師一人に対してこの数字がどういうふうになっておるか、それを知りたいのです。
【次の発言】 前年度から比べますと、非常に数字が引き上ってきているわけでありまして、この数字の引き上り方によっても、一学級の児童生徒数が非常にふえてお……

第25回国会 文教委員会 第7号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 まことに、お答えとしては了とするわけでありますが、非常に迫力に欠けております。迫力に欠けていることをあなたに責めても、これは仕方がないことでありますが、私は若干内藤局長のその御努力の点について意見を持っているのです。もしかりに自分の子供を受け持って、日ごろ親も尊敬し、子供も尊敬しているその先生が、学校の中で二十位という、席順をかりにきめられたとしたら、これは明らかに劣等教員というレッテルを張られているものです。教員自身の勤務意欲というものがそのこと自体によって欠けていく。そしてまたそういうことは、わからないようであっても自然にわかってくるものであって、こういうことが放任されるな……

第26回国会 決算委員会 閉会後第3号(1957/06/12、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと今の件について尋ねたいのですが、地方調達と中央調達とは、総体からどのくらいの率になって調達されているものですか。
【次の発言】 もう一点尋ねたいのですが、部品や修理の場合は地方調達に回すということでございますが、あれですか、その場合に三十万以下というのは、下四半期の場合かなんかに、三十力という金額をきめて地方調達に回すわけですか。先ほどの御説明では、五百万以下のものは地方調達で大体間に合せる概略の線だということを言っておられるのです。もう一度説明して下さい。

第26回国会 決算委員会 閉会後第4号(1957/06/13、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 長官に二、三点お尋ねをしておきたいと思います。防衛庁の不用額についてはたえず問題になってくるところでございますが、三十年度でも四十八億八千五百万円という相当多額の不用額が出ておるようでございます。不用額が多額であるということの内容については検査院の方でも指摘をしておるようでありますが、費用の節約等によってのこうした莫大な費用が出てきたということだけではなく、ほかにいろいろの原因があるようですが、もう少しこの不用額の出ないような予算の組み方というものができないものかどうか、一応あまりの見積り過大であったためにこういう莫大な数字が出てくるのではないかというふうに考えられますが、長官……

第26回国会 決算委員会 閉会後第5号(1957/06/26、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっとそれに関連して。今の御答弁は私もはなはだしくふに落ちませんが、これは損害補償――実際の損害に対する補償金で、やはり補助金としての性格を持っておると思うんです、実害を補償するわけなんですから。そこで補償金等の交付の申請の手続の中に、何かそういう実害に合うようなものでなければ渡さないというような規定はないんですか。たとえばですね、これは補助金等にかかる予算執行の適正化に関する法律の施行令の第三条の中でこういうことがありますね、「交付を受けようとする補助金等の額及びその算出の基礎」という項がありましてね、その算出の基礎が明確でないような額を国が出すということは、これは規制され……

第26回国会 決算委員会 第7号(1957/02/14、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 会計検査院にちょっと尋ねます。この千九百八十一号から千九百八十八号までの中で、精算整理した中で、会計検査院は一七%に相当するものを検査したのだと、こういう御報告があったように思うのですが、そうするとこの数字は一七%に対する数字であって、一〇〇%検査したということになるとどういうことになるわけですか、これが一つ。それから一七%というのは、どういうような基準でそういう一七%という検査の数字を出してくるのか、この点をお伺いします。
【次の発言】 話は余談になるのですが、先般兵庫県下に決算委員として視察に参りましたときに、会計検査院の活動というものは相当に峻烈に、かつまた真剣なもので検……

第26回国会 決算委員会 第8号(1957/02/15、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 軍用財産の整理について、まず会計検査院の方から御説明をいただきたいと思うのですが、ここにも指摘してあります通りに、終戦後大蔵省は非常に膨大な数量のものを引き継いできた。しかし管理についてはまだ非常に不十分な点があるということが指摘されています。特に台帳漏れ、あるいは使用させたまま、長期にわたって全然未処置のものがたくさんあるということで、六十から六十六番までですか、おもなものについて指摘されておるわけでありますが、私がお伺いしたいことは、おもなものをも含めて、全体の膨大な量の何%くらいが今日なおもってそのまま未処理の状態にあるのか、大まかなところを数字的にお伺いしたいことが一つ……

第26回国会 決算委員会 閉会後第8号(1957/09/09、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 会計検査院の御報告に対して、もうちょっと詳しく御説明願いたいところがございますから、二、三伺っておきたい。  ただいまの御報告によりますと、学校数において九・四%、それから金額において一〇・六%の検査をした。その検査による御報告であったと思うのですが、これは多額な補助金から見ると非常に一部分であり、また非常に多数の学校数から見ると非常に一部分のものでありますが、毎年どういうような順序でこういう率をきめてやっていかれるのか。ことしは東北ブロックをやって、この次は関東ブロックをやるというようなブロック別の方法によってでもこういう検査がされておりますものですか。一応検査のこういう数字……

第26回国会 決算委員会 第9号(1957/02/18、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 大臣に二、三点お尋ねをいたします。  まず、質問をいたします前に、本日建設省関係の審議をするに当って、大臣が御出席になりましたことは、当然のこととは言いながら、敬意を表したいと思います。決算委員会にはなかなか大臣が御出席にならない。また御出席になっても、指摘されている内容についてそう研究はしていらっしゃらない。きょう南條建設大臣がお見えになりましたが、先ほど御答弁は原稿に書いたものをお読みになっていらっしゃったようで、これは無理もないと思うのです。南條さんが直接責任をお持ちになっていない時代の審議でありますから、あなたにとことんまでこれは責任を追及するというのは、建前からしては……

第26回国会 決算委員会 第10号(1957/02/21、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 塩の問題についてお尋ねします。ここに指摘されている第二項は、しょうゆ製造業者に売り渡す塩が、公社が直接引き渡しているけれども、形式上は塩の元売人を通したことになっているために、公社の方では、故意に塩元売人にその間の売買の差益というものを与えている結果になる。つまり、塩元売人の利益を守るために公社が故意にこういうことをやったのだ、こういうような指摘だと考えるのですが、それで、この問題をお尋ねするに当って、大体二十九年度から三十年度にかけて、総括的でよろしいですが、一体、日本に輸入される塩の総量というものはどのくらいなものになっているのですか。

第26回国会 決算委員会 閉会後第10号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 大臣にお尋ねいたします。岸内閣は三悪追放ということを目標にされておりますが、この問題は、公平の分配ということをめぐって、間接的に政治的な運動費、謝礼金が非常に多額にまかれておるという問題に対して、大臣としては相当これは御研究いただかなければならない問題です。これはこの前の委員会で問題になったので、資料の提出を求めたわけですが、河川局長の御説明では、その貸料がつまびらかにならないというので、きょう出されておりませんが、某参議員には三百五十万円、某県会議員には百万円、某市会議員には百万円、その他総計二千万円の運動費、謝礼金が、総会の名において決定されてまかれておると聞いている。こう……

第26回国会 決算委員会 第11号(1957/02/22、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと資料で説明してもらいたいのです。資料の第4をちょっと見て下さい。これは池袋東口本屋改築に対する承認条件と書かれてあります。ごらんになりましたか。この承認条件の第三条です。「一階、地下一階及び中2階については、工事しゅん功と同時に国鉄の所有とする。」、第三条はこういうふうに書いてあって、国鉄の所有、つまり国鉄の財産、すなわち公共のためにこれは使うものだとはっきりした規定を設けてあるというふうに考えますが、その通りですか。
【次の発言】 そういたしますと、この第三条とそれから資料8との関係でお尋ねをいたしますが、一階と地下一階と中二階はこれは国鉄の使用、つまり公共のために使……

第26回国会 決算委員会 第12号(1957/02/28、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 一、二点伺いたいのですが、この事業損益の面についてでございますが、電話事業は前年度に比べて逐次収入がふえておるけれども、なおかつ予定収入に比べると三十三億七千二百万円余の減収となっている、こういうふうに予定収入というものが一応あるけれども、大へんな金額の減収がここに明記されておるようでありますが、なぜこのような膨大な数字が減収という額になって現われてくるのか、その原因等についてお尋ねをしたい。
【次の発言】 その原因は一般の不景気によることが、今明らかになったようでありますが、さらにそれと関連する問題だと思うのですが、減収であるにもかかわらず、設建改良費の投資額は二十七年度以降……

第26回国会 決算委員会 閉会後第12号(1957/10/24、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 この百貨店法と現在通産省の許可している関係が、先ほどの御説明でも、どうも私に腑に落ちかねるのですが、確めたいことは、先ほど国鉄さんの方ですか、そちらの通産省側の御発言だか、どちらか、ちょっと記録を抜かしたのですが、六階以上も百貨店の許可の見込みである、しかし現在は不明であるという先ほど御説明があったのですが、これはどちら側からの御説明だったのですか。
【次の発言】 そんなふうに御訂正になったようですが、私も六階以上のことにちょっと関心を持ったので、先ほどあなたの御答弁をそのままここに書いたのですが、六階以上も百貨店の許可の見込みであるが、現在は不明である、こうなっているが、ただ……

第26回国会 決算委員会 第13号(1957/03/01、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。ただいま厚生当局の方から岩間さんの御質問に対して、無理なことはしないつもりだと、しかも今度の三十二年度の政府の予算は、もう当初予算で足りて、しかも余ると思うと、大へん伺えば朗報のような御答弁でありますが、これに関連してお尋ねをしたいことは、この生活保護の仕事は、個人の更生という問題が大きくうたわれることは当然だと思うのですが、家そのものがやはり更生していく、つまり家族の関係がこの保護対象の中で更生していく、こういうふうに私どもは考えなければ、本来の意味が果せないという観点に立っているものですが、これは私の近所でも非常に問題になって、しばしば泣き込まれてくる問題でありま……

第26回国会 決算委員会 第14号(1957/03/04、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 久保さんの質問に関連して詳しく聞きたいのですが、澱粉連合会の方に貸付が始まったのは二十五年の十二月である、こういうお話ですが、二十六年にはどのくらい貸し付け、二十七年にはどのくらい貸し付けたのですか、数字をあげて説明してほしいのです。
【次の発言】 澱粉連合会の方は、二十五年の十二月に五百万円貸し付けたんでしょう。
【次の発言】 二十七年にはどれだけ貸し付けたのですか、貸し付けたのはどれだけですか。
【次の発言】 こまかく言わなくていいのです。二十七年にはどれだけ貸し付けてあるかということです、澱粉工業会に対してね。
【次の発言】 私が今質問した趣旨は、倒産に至る、二十七年から……

第26回国会 決算委員会 第19号(1957/03/16、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 一言だけ聞かして下さい。防衛庁長官にお尋ねします。アメリカの言いなりほうだいに決してなっておるわけではない、日本の防衛のためには最低の必要限だけはこれを認めてもらわなければならない、そういうようなお話であった。また私どももアメリカの言いなりほうだいになるというようなことについてはこれは絶対許容することができない。こういうふうに考えておるわけでありますが、どうもいろいろ現実に起ってくる問題は、日本側が欲しないものであっても、やはり押し付けられる結果がいろいろ出てきていると思うのです。また安保条約の第一条でもアメリカ駐留軍の陸海空の配備権を日本政府は無条件で許している、これを受けて……

第26回国会 決算委員会 第21号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 綱紀の粛正については今も各委員から討論の中で論じられ、また、政治家自体もここにその責任を痛感しなければなりませんが、わけて国会の議決を行使する、予算行使に対するそれ自体が最も効果あらしめるように持っていくためには、この決算委員会としての使命は非常に重大であろうかと思うのです。従いまして、当委員会といたしましては、ぜひ次の事項について十分に検討されることを強く委員長に御要望申し上げておきたいと思います。  その第一は、責任の所在を明らかにするような会計制度の改正が望ましいのではないか。責任者の所在が不明確である場合には、どこに何を持っていってもやみからやみに流されてしまう、会計制……

第26回国会 決算委員会 第22号(1957/04/05、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 議事進行について。

第26回国会 決算委員会 第23号(1957/04/12、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 今、大臣から人口の問題からの質問で、予算、それから計画、それらのものは、重点的に北海道開発の基礎的な面に置くのだと、こういう御答弁があった。また補足としては、あたかも各条ごとに説明されておるうちで、人口だけが予定通りに進行しなかったような印象を受けるわけでありますが、いただいた資料によりますと、果してその基礎的な部面に重点的に、計画的に、合理的に予算が投入されているかいないかということについては、やはり疑問のある問題がこの中に入っておる。たとえば漁港の問題にしても、一ぺんに七十七港の漁港に着工して、そして予算が総花的に、この七十七港の漁港の改修のために向けられている。そして今年……

第26回国会 決算委員会 第28号(1957/05/10、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 二、三点お尋ねいたします。この予備費の必要な理由について、検察人事の予算に不足を生じたが、その原因は、当初考えた犯罪件数より非常に犯罪件数がふえて、約一〇%を越える事犯の増加である、こういうふうにいろいろなデータをちょうだいしておりますが、政治の貧困と犯罪件数の増加ということは、世界の歴史を見ても、これは切り離せない事実で、私どもは犯罪件数がふえることを望まない。従ってこの政治の貧困からこういう問題が起ってきたということは、お互いに政治の一端をあずかる者としてそういう認識が必要じゃないかと思うのですが、なかんずくお尋ねしたいことは、この事犯件数のデータによりますと、特に増加率の……

第26回国会 決算委員会 第29号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと今の御答弁に関連して伺いますが、預託された金の経理、運営の面については、自治庁としては責任がある、もちろんそうだと思うのですが、今度の事件を通して、預託された金の経理、運営の面で制度上にどういう欠陥があるというような自治庁としての結論が出されたものか、一応ここで見解を承わっておきたいと思います。
【次の発言】 今調査中ですか。
【次の発言】 調査中の中で、知事の決裁だけで自由に使われるという――出納長から知事の決裁だけで自由に預託金が行使されるという、いわゆる地方議会の議決というものを抜きにしたその決裁方法等については、相当自治庁としても御研究になられつつあるのではない……

第26回国会 社会労働委員会 第25号(1957/04/23、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 阿部さんにお尋ねしたいのですが、先ほどの法目的の変更については私も非常に心配をしておる一人でありまして、当然これは善良の風俗を維持するための規制を設けるということになってくれば、風俗事犯として警察が認定していろいろの立ち入りが行われるように考えられますが、こうなって参りますと、はなはだしく仰せのように、臨検制度というものが実際に行使されるようになると私は考えております。まことに、善良な風俗を維持するという考え方はこれはいいのですが、行き過ぎてこざるを得ない、つまり風俗事犯であるかどうかということの認定にはどうしてもこれは警察官なりあるいは公安委員会なりが立ち入りをしてくる、こう……

第26回国会 社会労働委員会 第33号(1957/05/15、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ふろ賃の値上げの問題にからんでの御答弁は若干明確を欠くと思うのです。調査中であるということは、はなはだ当りのよい御答弁のように聞えますが、値上げをするということの前提に立つ調査と、最も科学的な適正な価格を設定しようとする調査とはおのずからからその前提が違っていると思うのです。で、現在どういう調査をされているかわかりませんが、伝え聞くところによれば、浴場者側では、すでに厚生大臣がその値上げをすると言ったことに気をよくして、かなりの値上げを前提としたような動きが露骨に現われてきているのです。従って、その調査中でありますというのではなくして、ふろ屋さんの方のこの値上げの要求に押される……

第26回国会 文教委員会 第4号(1957/02/21、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま文相から、当面の文教政策に関する点について、るる御説明がございました。御説明によると学校の施設の整備等についても、相当重点的な御方針をお持ちになっていることを拝承いたしまして、私は国民とともにこの方策に対して心から敬意を表し、またともにこの方針が完全に実施されることを期待してやまないのです。こういう意味で、私は先般の理事会にも緊急問題として提案しておったことがございますので、特に老朽校舎に関する問題として大臣の御所見を承わっておきたいと思うのです。御承知かと存じますが、去る二月十二日に、鹿児島県の川内市隈之城小学校、この学校の校舎の一部が、四十八人の児童が集まって学芸会……

第26回国会 文教委員会 第5号(1957/02/22、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 当面の文教政策に関する大臣のお考え方に私は共感を持っているのです。知育、徳育、体育の調和をとっていく、こういう点から考えますと、この徳育の問題というのは、大臣の仰せのように全く私は重要な問題と思います。歴代の文相はやはり徳育の問題については、るる御心配があったようでありますが、私をして言わしむるならば、道徳に関する問題、この問題について文部当局のとられた方策はかなり消極的な面が多かったのではないか、つまり道徳を向上させるためには消極的な面、また積極的な面、この二つの面があるように私は考えていますが、文部当局はこの消極的な面に主力を注がれ、つまり補導の面に主力を注がれ、あるいは修……

第26回国会 文教委員会 第8号(1957/03/05、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま神崎さんの、また高木さんのいろいろの貴重な御意見を拝聴いたしましで、まことに同感でございます。特に神崎さんに私がお尋ねしたいことは、この住民の防衛組織が強化されればこうした問題は解決する非常に大きな要素を持っている、そうして山谷小学校の例をあげられて、私もまた非常に同感なんです。で、またそういうことができることを心から期待する一人なんです。しかし実際問題としてこのPTAがこうした世論をあげようとするときに、たびたび大きな障害に突き当る場合があります。それはただいまおっしゃった立川の小学校の場合でも、競輪場ができるのに、校長は教育上支障がないという同意書を与えているという……

第26回国会 文教委員会 第9号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 お尋ねをいたします。最近四月一日から売春法の一部が発効するような状態になりますが、こういう状態の中でそれに対応するような旅館業者、あるいはアパートそういうものが非常な勢いでここ一、二年来ふえてきているようでありますが、建設一般の問題に対して旅館業の健全に発展するということのためにはこれは何ら異議がないわけですけれども、特異なこういう状態に対して何か一つの方針といったようなものを持っておられるのか。というのは、東京それから大阪というような非常な繁華都市、そういう都市にこういう傾向が多い。特に東京都あたりでは今の吉原にある特飲街の近郊とか、あるいは今問題になっているこの鳩森附近とい……

第26回国会 文教委員会 第10号(1957/03/11、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 大臣にお尋ねいたしますが、理科教育を振興させることによって、科学的な知識、あるいは技能、そういったようなものを修得させる、しかしそれは、ただ単に理科教育を切り離してだけではなくて、結局伺うところは、わが国の産業経済の上に大きな寄与をしなければならない、こういうような目標のもとに、やはり理科教育というものの振興が考えられるのではないかというふうに私思うのです。従いまして理科教育振興に対して、私立学校も含めたということについては、これはまことに当然なことでありますが、将来産業教育振興、理科教育の振興というものをどういうふうにからみ合わせてお考えになっているか、産業教育振興法の方にも……

第26回国会 文教委員会 第11号(1957/03/14、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 日本社会党を代表いたしまして、理科教育振興法の一部を改正する法律案について賛成の意見を申し上げます。  もともと理科教育が文化的な国家の建設の基礎として特に重要なる使命を有することにかんがみ、教育基本法及び学校教育法の精神にのっとり理科教育を通じて科学的な知識、技能及び態度を修得させるとともに工夫創造の能力を養い、もって日常生活を合理的に営み、かつわが国の発展に貢献し得る有為な国民を育成するため理科教育の振興をはかることを目的とするこの理科教育振興法の目的にかんがみまして、今回特に私立学校が国のあたたかい手によってこうした目的が達せられ、わが国の科学水準の向上とともに日本の文化……

第26回国会 文教委員会 第12号(1957/03/19、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 第三条の中に、文部大臣は、この予算についての配分の方針、それから交付に関する決定をするために、あらかじめ審議会の意見を聞かなければならない、こういう条文が、この四月一日から即刻まあ発効するわけですが、私は前回資料の提出をお願いしたところが、八千八百万円の今度決定される予算の基礎的な問題については、何ら資料がないというような御答弁で、非常に私もあの御答弁には、むしろ疑問を感じた。八千八百万円の予算が組まれるからには、それ相当の基礎的な私は数字というものがあって組まれているのかと思っていたら、全然そういう資料がないと、こういうような御答弁であったので、あらためてこれを聞くわけですが……

第26回国会 文教委員会 第14号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいまのに関連して……。定員増の問題が今左藤委員から御発言があったわけですが、これは大臣の御答弁にも考慮されるようなお話でありますが、これはしかるべくすみやかに定員増という問題が実際に考えられなければならない。私は御答弁だけでなく、やっぱり実際に予算化するような御熱意というものを持っていただきたいということを常に感じておるのですが、関連して……。神戸商船大学に過般来、決算委員会の視察のついでに、当文部委員会が全員一致でもってあの設置を可決したので、その後いかがかという気持で参上いたしましたところが、文部省はこの講堂を建てる予算を取っておりながら、商船大学自体が寄付を集めなけれ……

第26回国会 文教委員会 第15号(1957/03/29、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 この際、文部大臣に二、三点お尋ねをしたいと思います。給食問題の根本に触れることになるかと思いますが、今回政府がお出しになったこの改正案は、負担が困難と認められる中学校の生徒の保護者のために学校給食に関する国の補助の範囲を拡大するということで、大へんこれは賛成であり、今までの御答弁の中から見ると、政府としては学童給食に対しては拡大方針をとっておられるようでありまして、この拡大方針についてわれわれもまた衷心より賛意を表するにやぶさかでないわけであります。しかし、問題になりますことは、食糧自給六カ年計画の中で、アメリカからの贈与分が今日まで学童給食の上にかなり低廉な形で役立ってきたこ……

第26回国会 文教委員会 第17号(1957/04/04、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 報告の内容について詳しく聞くことは避けますが、この調査の方法について、もう少し詳しく知りたいのですが、今の御報告によると、山方町の教育委員会の協力を得て調査をした、こういうことになっておりますので、今ここに御報告になったことは、教育委員会の調査に基く報告であるのか、この点について……。
【次の発言】 主として教育委員会の報告に基くと言いますと、どの点と、どの点が教育委員会の調査に基いて、しからざる点はどこで、どういう方法で調査をされているか。
【次の発言】 教育委員会はどういう方法で調査をしたか、その調査の方法について話はなかったでしょうか。

第26回国会 文教委員会 第18号(1957/04/09、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 アメリカの国内法に基いて受ける拘束についてはやむを得ないというような御意見に私は考えられる。もちろん日本人がアメリカに行っておる場合には当然アメリカの国内法というものが尊重されることは論を待たないと思うのですが、しかしやはりそこには制約があると思う。井上さんも御承知の通りサンフランシスコ条約の前文にも国際間における条約締結の基本的態度としては、世界人権宣言を基調としてあくまでも人権尊重の立場における云々ということが明示されておるわけです。たとえばアメリカの国内法であっても、日本人の基本的な人権が侵害されるということに対しては、やはり相当の決意をもってこれは当っていただかなければ……

第26回国会 文教委員会 第19号(1957/04/11、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 文部省からの再調査について御報告を承わりましたが、人権擁護局の方でもただいま調査中であるという文部省側からの御報告でありましたが、局の方からもお見えになっておられますか、御報告を一応承わって、総合的な質問をさしていただきたいと思います。
【次の発言】 水戸地方局から報告があったそうですが、どうも両者の言い分が食い違って、真相把握に困難であるために再度調査に行って下すった、大へん御苦労様なことでございますが、一応今ここにお持ち合せになっておられますか、水戸地方局の中間報告というものは。これは中間報告になるでしょうが、ありましたら一応それを御披露願いたいと思います。

第26回国会 文教委員会 第21号(1957/04/18、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 今のことに関連してお尋ねをいたしますが、今、最後まで拒否されておられたような印象を受けるような質問があるんですが、それで確かめたいのですが、三月の二十六日に、地教委は、三月三十日までに評定を提出しなさいと校長さんの方に通達されたわけですね。それで、校長さんは三月の三十一日に提出をされたわけですね、そこで、その提出されたものを受理なすったのは芥川さんが受理なすつているわけですね。ところが、その受理されたものが不備であったために、さらに校長さん方に対してA、B、Cの段階でもつけて下さいと、こういうふうに地教委側としては校長さん側の方に不備であったものをお返しになって、A、B、Cの段……

第26回国会 文教委員会 第23号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 大体この間の御報告とほとんど出ておらないようですが、問題は校長と石沢先生の言い分が全く対立しているというところに問題があったわけですので、私どもが期待したのはこの対立については当事者の言い分を聞いたのではこれは問題にならない。あくまでこれは平行線に行くだろうと思う。校長は少しでも罪をのがれたいというような気持から口を緘してこのことは、いや、やらない、やらないとそれは答えるでありましょう。しかし被害を受けた者は被害を受けたことを率直にそのまま述べるでありましょう。従ってそれは双方の言い分を聞いておったのではこれは調査にならない。一応はなってもそれは調査にならない。私が期待したのは……

第26回国会 文教委員会 第24号(1957/04/26、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 意見にわたる質問になりますが、私はこの法案の必要性や緊急性については、善意をもって認めなければならないと思うのですが、根本的には法改正のあり方としては、かなり変則的なものであると考えますので、この趣旨に基いて、やたらにこれが拡大されることのないよう、と同時に、スポーツ審議会における審議等についても進んでおるようでありますが、できるだけすみやかにこの結論が出されて、正しい法改正が行われるように、私は強く要望したいし、またこれに対する時期の見通し等についても、大臣からも御意見をこの際承わっておきたいのです。  もう一つは、社会教育全般に対して、文相としては再検討の用意はないか。つま……

第26回国会 文教委員会 第31号(1957/05/17、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 大臣は御出席になりませんか。
【次の発言】 では監理局長に……。  委員長にお願いしておきますが、前二回ばかり私は社労委員に変っておりましたので、もし質問で重複しておるような点がありましたなら御注意下さいますようにお願いいたします。  お伺いしておきたいことは、この法律の趣旨には私も大へん賛成いたします。また不正常授業を解消するためのいろいろな努力は、今日まで文部当局としても非常に力を尽されてこられたことはわかります。しかし、この段階でことしになってようやくこの法律が成文化されて出てきたということについては、それ相当の情勢の分析がされてこの法律が出されたのだと思うのですが、どう……

第26回国会 文教委員会 第32号(1957/05/18、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 これは産業教育法に基くものですが、特に全体としての総合的な計画の上に今度の法律が出されたようにも受け取られるし、どうも政府の方は熱意がないからここからやっていこうというようにもとれますが、今度の立法はあれですか、文部省としては総合計画の上に立った一段階というふうにはっきりと見て、これをお認めになったような形なんですか、いかがですか。
【次の発言】 政府の意見はまた別にあるというのはどういうふうに別にあるのですか、この際明らかにしていただけば矢嶋委員の数々の疑問にも答えるようになるんじゃないかと思いますが、別の意見というのはどういう意見ですか。

第26回国会 文教委員会 第33号(1957/05/19、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 今回私立学校教職員共済組合法の一部を改正することになっておりますが、すでにこの共済組合法が本委員会を通過し、また法律となりましてから、この提案理由の説明の中にもありますようですが、満三年余りを経過し、その間いろいろの実績を上げておることも承知をいたしておりますが、なかなか不備な点もあるように考えます。大臣に私はこの際お尋ねしたいことは、政府はその政策の中で全国民の健康を保障していかなければならね、つまり国民皆保険という言葉をしきりに使われております、で私どもも国民皆保険というこの実現については早くから党としても施策の中に掲げられておるわけでありますが、特にこの共済組合法が成立す……

第27回国会 決算委員会 第2号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 あとから参りまして重複する部分があるかもしれませんが、二、三点だけ疑問の点をお答え願いたいと思います。  きょうは正確な各階別の面積一覧表をちょうだいいたしたわけでございます。詳しい数字や、実際の問題については、これは私も承知し得ない部分もありますが、総括して承わりたいことは、当初からこの民衆駅を設置するに当りまして、会社側も、たぶん国鉄側もそうだろうと思いますが、理想的なターミナルを作るということで、こういう趣旨の結論が出たのではないかと思う。そういたしますと、本日私どもにいただいたこの数字というのは、理想的ターミナルとしての数字であるのか、また、理想的ターミナルではないが、……

第27回国会 文教委員会 第2号(1957/11/05、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっとそのことについて私関連して伺いたい。
【次の発言】 決して私はあげ足をとるつもりはさらさらないのですが、研究会の共催の問題は、非常に重要な基本的な問題じゃないかと思う。先ほど大臣は、この問題について関連をしながら御答弁になりましたが、教育問題は、野党とか与党とかそういうような差別なぞつけるものではなく、与野党ほんとうに一致団結をして教育の向上のために当らなければならない、この御発言は、本日の委員会のみならず、たびたび大臣はこの所信について私どもの前に明らかにせられておるところで、私は衷心より大臣のこのお考え方については非常な敬意を表し、かつまた、非常な期待を持っておるわ……

第27回国会 文教委員会 第3号(1957/11/07、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 矢嶋委員の質問と関連して一点だけ聞きたいんです。内藤局長は、独善の点があれば指摘してもらいたい――大へん大上段から振りかぶっておられるようです。従いまして、けさの新聞記事から見ましてお尋ねしたいんですが、大体この文部大臣は先ほどから御答弁のように、勤務評定は十分話し合ってですね、納得ずくでやっていこうと、無理をしないでいこうと、これはもうじゅんじゅんとして今までの御主張の通りであります。ところがけさほどのこの「激突する勤務評定問題」という中で、文部省側の見解として、こう出ております。多分これは内藤局長あたりの見解ではないかと思いますが、「文部省側は、日教組の行き過ぎ行為で、臨時……

第27回国会 文教委員会 第4号(1957/11/09、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと議事進行についてですが、もう十三時を半ば過ぎておるのですが、大学の予算は昼食抜きで何時までおやりになるおつもりですか。私の考えではここらで休憩をしたらいかがかと思いますが。

第27回国会 文教委員会 第5号(1957/11/12、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいまの御答弁は一番私大切な問題じゃないかと思うのです。地方の教育水準の不均衡について、今文部当局に質問している。今の御答弁は非常に大切なポイントだと思うのです。地方起債だけでもって教育の、地方、府県費の経費の軽減ということは私はなかなかそう、言うべくして、不可能ではないかと思う。何か別個の新たな構想に立たなければとてもこれは解消できないのじゃないかと思う。たとえば一つの県の例をとってみても、これは群馬県の県費支出の決算額に対する義務教育費の支出決算額の割合がずっと出ていますが、各県のこれは毎年の出た決算の割合というのは非常に大きくなっているのですね。今までも起債の問題は出て……

第28回国会 決算委員会 第2号(1958/02/07、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 第二班は、本年の一月十一日から十四日までの五日間、吉江委員と私が参加し、荒木調査主事が随行いたしまして、静岡、愛知両県下の三十年度決算検査院報告の掲記事項の中の航空自衛隊浜松基地の滑走路工事、日本国有鉄道飯田線改修工事、東海道線名古屋―枇杷島間改良工事、農林省関係西尾市平坂土地改良区施行の農業施設災害復旧補助工事二件、計五件につき現地調査を行なって来ました。  なお、静岡、愛知両県庁において、県下の検査報告指摘事項並びに補助行政の一般的事項につき県当局から概要の説明を聴取して参りました。  また、本日程中、電源開発株式会社の御好意により、わが国最高の技術的水準を誇る佐久間ダムを……

第28回国会 文教委員会 第2号(1958/02/13、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 資料を要求します。  第一に、教育内容の刷新改善に必要な経費として三十三年度に千八百九十三万円、こういう数字が組まれておりますが、これは、「小学校、中学校、高等学校及び盲・ろう学校の管理運営について指導を強化する」、こういうふうな大略の説明でありますが、できれば、学校別にどういう学校運営をするのか、その指導方針といったようなものを一応入れられて学校別に分類した経費、これの資料をちょうだいしたい。  それから第二に、大学の設置認可等に必要な経費、この経費は、「認可条件の履行状況を調査するため必要な経費」としてかなり多額な経費が組まれているようですが、この認可条件の履行状況が現在ど……

第28回国会 文教委員会 第4号(1958/02/27、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと関連して尋ねますが、今の御発言は、非常に重要な御発言であると思うのです。傾向は、これは明らかに教育委員会の方で定められたいろいろな権限、地方の自治、教育の自主性、そういうものを非常に阻害するような、いわゆる中央集権的な傾向に持っていくようなおそれのある重大な御発言であったと思うのです。私がお尋ねしたいのは、こういうことになるわけですが、指導要領は、これから永久に文部大臣の権限によって作っていく、そうしてまた、教科課程の内容についても、この基準を国できめていく。衆議院の予算委員会の御答弁によると、教科課程の内容についても文相の権限があるのだ、その権限を明確に法制化する用意……

第28回国会 文教委員会 第5号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 大臣にお尋ねをいたします。最近の新聞を大臣はごらんになっていらっしゃると思いますが、なかんずく最近の入学試験あるいはまた学期試験、こういう試験問題のために、ほとんど連日のごとくに将来ある青少年が、このことのために精神的な過重な負担を帯びて、みずから死の道を選んでいる。まことに最近の新聞を見るたびに私は心を痛めている大きな問題です。で、この問題は単に学校当局あるいは学生個人の意思の薄弱というふうにだけ帰する問題ではなくて、これは今日の岸内閣の文教政策と切っても切れない大きなつながりを持っているものとして、私はこういう問題に対して、大臣は日々どういうお感じを持って新聞をお読みになり……

第28回国会 文教委員会 第6号(1958/03/06、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと質問があるのです、その報告について。勤務評定の問題について参考人を呼んでいろいろの意見を聞くということについて、私は賛成するわけですが、今の報告によりますと、理事者側からだけの意見を聞くようにありましたけれども、そういうふうに理解していいわけですか。もっと広い意味で意見を聞くというのではないのですか。
【次の発言】 重ねてお伺いをしますが、勤務評定は非常にやはり大きな問題になっておるし、これは単に当面の教職員だけではなく、かなり広い職場でもこの問題が論議され、また、国民の中でも、この問題については、九なりの論議がされておるので、できば理事者側から実施計画の経過だけをここ……

第28回国会 文教委員会 第8号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 それはちょっと了承できないのです。いいですか、勤評のこの理事会の御決定は、それはそれとして、受け取るわけです。しかし私は、前回の委員会であったと思うんですが、理事者側からだけの意見ではなくて、やはり各方面の意見を聞きたいと、こういう問題について委員長の方で善処願いたいということであったわけなんです。今の御報告は、理事者側が学期末で非常に忙しいということは十分了承しますが、その他の問題で善処するということについてはどういうふうに理事会には諮られたか、これは私の趣旨がさっぱり理事会に届いていない。委員長しっかりしてもらわなければ困る。

第28回国会 文教委員会 第12号(1958/03/29、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと関連して日高参考人にお伺いしたいんですが、道徳教育の基本方針を拝見いたしますと、これは、まあ形式的なことになるかもしれませんが、ことにその大切な基本方針ですけれども、読んでみて非常に言葉がむずかし過ぎて、どう考えましても、頭をひねるような言葉の羅列でございます。子供に対する大きなこの道徳教育の基本的な問題でありますから、もう少しこの基本的な方針については、話し言葉、すべての人にわかり、また理解のできるような言葉がこれで表現できなかったものでしょうか。原文はもっとやさしく、わかりやすいものではなかったでしょうか。いかがなものでしょうか。

第28回国会 文教委員会 第13号(1958/03/31、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して……。御説明がちょっと了解できないのですが、この短期大学設置基準の中に、「短期大学は、一般教育との密接な関連において職業に必須な専門教育を授ける完成教育機関であり、同時に大学教育の普及と成人教育の充実を目ざす新しい使命をもつのであるが、他面四年制大学との連けいの役割をも果すことができる。」こういうふうに書いてあるのですが、今度は、短大は暫定だが、専科大学の恒久的な形に改めるという御説明がありましたが、短大でも「職業に必須な専門教育を授ける完成教育機関」であるというふうに書いてあるわけですが、どういうふうにこの専科大学というものに改めていくのか、内容がどういうふうに違うも……

第28回国会 文教委員会 第16号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 議事進行を申し上げたいのですが、これはこの三月六日の理事会の決定並びに委員会の決定、それから三月十八日にこれは委員会でもなるべく早い機会に決定する、このことについて、これは基本線ですね。特に三月十八日のなるべく早い機会にこれを実現するようにという決定、これは委員会の決定であって、今の野本さんのお話ではこの基本線には別に反対ではない、こういうふうに書っていらっしゃるわけですが、なるべく早い機会ということは、これは常識的に見てもなるべく早い機会であって、いつになってこれをやろうかということの無期延期のような形になるということは、これは基本線がひっくり返ったような印象を受けるわけなん……

第28回国会 文教委員会 第17号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 重ねてお尋ねしますが、今、文部省は、各市町村の、各県単位ですか、教育委員会に対しての指導助言をかなり厳密にやっていらっしゃるのでしょうか。その指導助言は、法的拘束力がないと表現しているんですけれども、かなり拘束力を持った指導助言がされているように思いますが、法的拘束力がないということに対して、行政的にこれを強制するという方法は、私間違っているんじゃないかと思うんです。どういうような考え方で、県の教育委員会に、法的拘束力のないものを行政権として拘束をさせているのか、今どんなふうにおやりになっていらっしゃるのか、説明していただきたい。

第28回国会 文教委員会 第18号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 資料要求があります。資料をお出しになるついでに、四月の十二日付では文部省が出しておる教員の服務についてというなにが、通達があるように承知していますけれども、一つこれを出していただきたいと思います。  それから、大臣に、これは立ったついでにお願いするのですが、先回の委員会では、やはり法律を元にした論争であって、別に特段の資料が必要であるように私ども考えていないのです。こういうようなことは、やはりこの前の論争の経過から見ても、次の委員会までには資料というものを求められて、そうして片、つけられるように私はすべきだと思うのです。ところが、きょうはその問題になる御本人もおいでにならない、……

第28回国会 文教委員会 第19号(1958/04/19、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は総理大臣にお伺いいたします。だんだんの御説明でありますが、突き詰めてお答えを願いたいと思うのです。今、松永委員からも質問がありましたように、勤務評定の実施が、二十三日というような直前の姿の中にありまして、御承知であろうと思いますが、連日新聞の報道するところによりましても、教育者側と激突を免れないというような見出しで報道をされております。少くとも教育行政の面については、かかる激突を避けて実施しなければならないことは当然であり、この激突を避けるためにこそ、政府はこれを善処し、善導するという私は政治的な責任を持つものと思います。政府はこの段階になりまして、この激突の直前の段階にあ……

第28回国会 文教委員会 第20号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいまの委員長の報告について異議はありませんが、一点質問さしていただきたいのです。  これは、本日勤務評定の問題について、午前中やることになっているようでありますが、三月十八日の当文教委員会は、勤務評定について、それぞれ参考人をお呼びするということで、この間から問題になっているように、この点については、理事及び委員長にその後の措置について御依頼を申し上げておったわけであります。新聞で伝えるところによれば、きょう、東京都の教育委員会は、勤務評定についての話し合いを一方的に打ち切って、二十三日には実施の段階に入る、こういうことが発表されているようであります。また、この問題について……

第28回国会 文教委員会 第21号(1958/04/24、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 それは、あなたは教員組合の声明書をお読みになったかどうか知りませんがね。最後まで話し合いを続けるという声明を出しておる。それを話し合いを続けないからやったのだということは、あなたの研究が足りないですよ。それから私は都教組の評定の団交について、しばしば立ち会っていますけれども、絶対反対ということは一ぺんも言っていないですよ。最後まで話し合いを続ける、その過程できのうああいうことを起したのです。だから今のあなたの御答弁はおかしいですよ。一方的だ。そんなのは聞くわけにはいかない。
【次の発言】 内容を十分話し合わない先に確認せよという方が無理でしょう、私はそうだと思う。これは勤務条件……

第28回国会 法務委員会 第3号(1958/02/03、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいまの御答弁やら何やらに関連してお尋ねしたいと思いますが、非常に長い期間、懸案になりました日韓両政府間の抑留者相互協定が締結されたことに対して、私は衷心より敬意を表しているものであります。ただいまのいろいろ御報告の中に、それぞれ問題点があったようでございますし、また、御答弁にもあったようでありますが、一つここで問題になっております大村収容所の中におります釈放問題については、南北鮮にそれぞれ帰りたい、違う意思を持っている者の釈放問題についての、不肖私が法務委員長の時代にも、本問題については非常な関心をもちまして、収容所にもたずねたこともございますが、たまたま東京新聞によります……

第28回国会 法務委員会 第32号(1958/04/21、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。今亀田委員が御質問しているところは大へん大切なところでございますが、この警察とそれから暴力団との結びつき、これについてはいろいろ批判もあるようですが、どうしてこの警察と暴力団が結びつかなければならないかということについて、私は、非常に疑問を持っています。それはやくざとか暴力団を利用しなければならないというような立場に今警察は置かれているんですが、たとえば、星が見つからなかった場合に、その星を早く見つけなければ工合が悪いというようなときに手っとり早くこの暴力団あるいはやくざのようなものを利用して、そうしてその星をつかむというようなことから、警察はどうしてもこういうやくざ……

第28回国会 予算委員会 第5号(1958/03/05、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 選挙制度の問題で御質問がありましたので、関連して伺いたいと思います。民主政治の原則を打ち立てるためには、選挙の方法が公正に行われなければならないということは、私当然のことであろうと思う。こういう意味で森委員の御質問があったと思いますが、衆議院の解散前に、すでにいろいろの選挙運動らしいものが行われており、しかもこれは、御成婚に対する特赦というものが若干頭の中にあって、遺憾な姿があるのではないかという御質問、これに対して岸首相は、つとめてそういうことのないように努力いたしますという努力目標だけを御答弁になったように思いますが、今日こういう状態が批判されているときに、首相の御答弁は非……

第28回国会 予算委員会 第9号(1958/03/10、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連質問許していただけますか。
【次の発言】 実は遠慮いたしまして関連を差し控えておったのですが、かなり重要な御発言だったので、労働大臣に一問だけお許し願いたいと思います。  婦人労働者が最近続々と首切りの対象になっておる事実に対して、まことにこのことは不当である。従ってこういう事実に対しては積極的にこのことを防ぐという御答弁があったわけであります。けれども、実際面においては婦人労働者に対する保護施設というものがきわめて最近脆弱になりつつあります。特に今年度の予算では、こうした立場にある婦人労働者の保護施設に必要な経費として、前年度に比べて約二百万円の減額をしておる。今日大多数……

第28回国会 予算委員会 第10号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。関連して申し上げます。  ただいま責任体制が確立していないということが、こうした問題の原因として指摘されました。私から言わせれば、責任体制は体制としては確立しているのじゃないか。政府が職階制を強化するのは、やはり責任体制を確立するために職階制を強化している。問題は私は責任体制ではなくて、役人だけの責任を追及するのではなくて、当然私は閣僚自体の責任が追及されなければならぬ。決算委員会では三十三年あるいは三十二年度の予算がどう使われたかということについては、二年も時間がその間あるのです。従ってその間に大臣は次々と首のすげかえをして更迭をしている。だから問題は国会で取り上げられ……

第28回国会 予算委員会 第11号(1958/03/14、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 最近の文部行政においては、特に文部官僚の独善が目立ってきていることは、まことに遺憾と思うのです。かって戦争中に、その役割を偉大に果した内務官僚の独善が、文部行政の民主化に大きなブレーキをかけている。こういう時代に当りまして、特に教育の基本的な方針についてしっかりとした見解を、私は文部大臣から承わりたいのです。  まず、教育の基本法に示してあります通りに、わが国の教育の基本的な方針は、平和な文化国家を建設するために、りっぱな社会人を育成していく、こういうことが明記してあるわけであります。従いまして、今日の教育の基本方針は、あくまでも平和に根ざした、いうところの平和教育でなければな……

第28回国会 予算委員会 第12号(1958/03/15、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 文部大臣は勤労青年の教育振興に非常に熱心なような御答弁をあまりなさるので、私はちょっとそれはおかしいと思うのですが、青年学級は昨年の予算よりは減らしておりますね。それから定時制高校の場合でも、教員の給与の四割国庫負担というのは、これは本会議でも満場一致で決議された問題です。この予算を全部ゼロにしてある。また定時制高校の場合の教員の配置等については、当然県が負担すべきものを強制的に市町村に教員の給与を負担さしておる、こういう地方財政法の誤まりをあえて侵さしてまでも、定時制高校に対する冷遇というものは実にひどいものです。だから学校給食施設などは、鶏小屋のようなところでこの給食をやっ……

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/03/17、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。米軍の使用が解除された場合に、政府の方ではいつでもこの自衛隊優先の形でこれを使用しているような傾向があります。水産大学の場合は、長い間接収解除を待っておったんですが、自衛隊が今度はその接収解除をした所を使う、そうしてしかも、その水産大学のすぐ隣のところでブガブガドンドンの音楽隊の練習を、朝から晩までそれをやっている。これでは全然教育ができない。占領中でも、不必要になった場合には教育優先に、この施設を教育のために使うという基本線が確立していたにもかかわらず、最近の米軍の接収解除のその跡は、いつでも政府は軍優先である。教育なんというものについては、全然これは考慮されていない。……

第28回国会 予算委員会 第14号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。大蔵大臣にちょっと念のためにお尋ねしておきたいのですが、日米共同コミュニケというものはどういうような、アメリカと日本の場合にこの共同コミュニケというものは、日本に対してどれだけの拘束力を持つものかという点なんです。それは、三十一年度の予算編成のときに、日米共同声明を出したと思うのですが、昭和三十二年度以降打ち続く年間において、わが国の資力のより十分な部分を防衛力の増強に充てることが、日本政府の意思であり政策であると、共同声明の中に多分盛られていると思う。従って、昭和三十二年以降打ち続く年間において、日米安保条約の、あるいは行政協定のその趣旨に沿って、わが国の資力の最も重要……

第28回国会 予算委員会 第18号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 昭和三十二年度一般会計予算補正(第3号)、同じく特別会計予算補正(特第5号)に対し、日本社会党を代表して反対の意を表したいと存じます。「人人みなよろし」予算として、大いに神武景気をあおった前年度予算は、昨年十一月一日第一次補正以来、第二次、第三次と、こま切れ補正の結果、次第に変貌し、ここに一兆一千八百四十六億となり、さきにわが党が、大資本擁護を基礎としたインフレ要因をはらむ放漫予算として反対し、かつ、警告を発した杞憂は、今日単なる相愛としてではなく、現実問題として浮び上ってきたことに、まず遺憾の意を表したいと思うのです。   アメリカ一辺倒外交による防衛六カ年計画の影響を受けた……

第28回国会 予算委員会 第19号(1958/03/28、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 文部大臣にちょっと関連して伺いますが、青年のこの教育、明るい教育のために、青年学級をどんどん強化していきたいというお話であった。ところが、本年度の予算を拝見いたしますと、前年度五千百万円の青年学級費が組まれておりました。今度は、ことしの予算は、それよりも二百万減らしておるようです。そういたしますと、おっしゃるように、青年学級は今でも施設が足りないのです。しかるに本年度は、大臣の仰せにもかかわらず、二百万の減少をきたしているのであります。これでは、仰せのように、青年学級を振興していくということにはなりませんが、どういうふうな形で、こういう施設を減らしながら振興していくかということ……

第29回国会 文教委員会 閉会後第1号(1958/07/31、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 この際念のために尋ねておきたいのですが、風水害の被害について、施設の面について国の補助があるわけですが、産業教育振興法にからんで、農水の実習、これらに対する実害というものはかなりあるように私どもも聞いております。こういうような実害にたいしては、初めからやり直したりしなければならないような場合に、相当やはり経費やそれから技術面での手不足等が訴えられることがしばしばあるわけですが、今日までこうした特に産業教育振興法の中の農水関係に関する台風による被害等については、どういうような措置がされてきたものでしょうか。念のためお伺いしておきます。

第29回国会 文教委員会 第2号(1958/06/19、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 大臣の御発言の前にちょっと委員会の運営についてお願いするわけですが、ただいま時計を見ますと、お昼までに大体五十分間の時間的な余裕しかないわけでございます。文教委員会は定足数がそろった上で開かれることが望ましいわけでありますが、従来の慣行上それをとやかくここで申し上げるつもりはありませんが、ただお昼過ぎになっても、一時になっても二時になっても委員会が終らない、こういうことであってはやはり非常にまずいのではないか、健康上にもやはり定期に休み定期に始まるということをせめて文教委員会あたりが率先して模範的な運営をやってもらいたい。きょうは、新大臣が文教一般政策についての御方針を述べられ……

第29回国会 文教委員会 閉会後第2号(1958/08/01、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 深夜喫茶の問題は新聞等でこのごろ大きく取り上げられておりますが、かねてから青少年問題協議会等でも本問題についてはいろいろな意見が政府筋に開陳され、また都議会としては一致した意見をもって、この深夜営業の青少年に及ぼす影響から、条例の制定をほぼ決定しており、大体本日あたり都議会は条例が設定されるような様子でありますが、私どもといたしましては、単に青少年を喫茶店に入らせないというだけでは問題の解決はあり得ないというふうに考えておりますが、まずこの深夜喫茶の現状、なかんずく青少年がこの深夜喫茶の中でどういうような状態で悪い影響が及ばされておるのか、警視庁の方からせっかくお出ましでありま……

第29回国会 文教委員会 第3号(1958/06/24、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 二、三点お伺いしたいと思います。まず、本島教育長にお伺いするわけですが、案は勤務評定は確かに法律の中に出ているわけでありますが、私ども文教委員といたしましては、教職員に対する勤務評定という問題については、今日非常に問題がありますように、教育効果そのものに対してどういうような影響を持つか、しかして勤務評定の内答等については、どういうような方策が必要であるのか等々、各般の問題がその中に内包されているわけでありますが、不幸にして私ども文教委員といたしましては、法律制定当時において、わずか数分間の審議きりされておらなかった。従ってこの問題の実施に当っては、重大な関心を持って、当時文部大……

第29回国会 文教委員会 閉会後第3号(1958/09/10、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 第二班の御報告をいたします。  第二班は、八月三十一日から九月三日までの四日間、後藤委員及び私、調査室から前田調査員と菊池調査主事、それに法制局の安達参事、文部省から松平事務員が随行して、兵庫県及び大阪府に出張いたしました。  調査の事項は、すでに御承知の通り、文化財保護状況、国立大学の実情等が掲げられましたが、私どもは、この調査のため、神戸及び大阪において各教育委員会についてそれぞれ実情を聴取いたしました。また、姫路においては白鷺城の解体工事状況と書写山円教寺を視察し、大阪においては大阪大学、大学附属病院並びに新設の蛋白研究所、定時制高校の都島第二工業高等学校を視察いたしまし……

第29回国会 文教委員会 第4号(1958/07/01、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 先般文部大臣から当面の文教政策について一般の御所信についてお伺いしたわけでありますが、この問題について、順次文相に対して、お尋ねをしたいと思うのです。私が第一にお伺いしたいことは、今日の文教行政の中で、御承知のように勤評問題、これを中心にしていろいろな意味での混乱があるわけであります。事教育に関する問題については、常に話し合い、納得と了解の上で、漸次進歩の方向に文教行政も進んでいく、これが当然であろうかと思うわけであります。私はよぶんなことにわたりますが、参議院に登場いたしましてから、今日まで八年の月日を経、その間ほとんど文教委員会に御厄介になっておりますが、当初は文教委員会の……

第29回国会 文教委員会 第6号(1958/07/08、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 時間もありませんから簡単に四つの点ばかりお伺いしたいと思います。  地球観測年が終ったので、新しい事業として今度始められる、こういう御説明でありますが、このことについてアメリカは国際会議を持つということで、日本は外相がこれに参加の意思を決定され、また茅会長としてもこれに賛成の意を表されたわけですが、この持たれる国際会議の性格というものは、南極地域観測特別委員会としての性格を持つものか、それともアメリカは南極に七つの基地を持っておるわけでありますが、その七つの基地を中心として観測を続けていくというための性格を持っておるものなのか、この点が一つです。  それから第二点は、各国の観測……

第29回国会 法務委員会 第3号(1958/06/20、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。いろいろ伺いたいこともありますが、時間もありませんから、今の問題に関連して警察庁長官にお伺いしたいのですが、四月二十六日、日教組本部に対して捜索が行われました。この際、オオカミのごとくに押収物件を持って引き揚げたわけですが、私は玄関先で、その押収物件を持って引きあげていく状態を見ておったわけです。ところが、警察から来ましたカメラマンとおぼしき者が私の方にカメラを向けて、明らかに私を写して帰っていっております。私は、これは公安二課に対して厳重抗議を申し入れると同時に、そのネガを即時返すようにということを厳重に申し入れております。しかし、その後何らの御返事もございません。……

第30回国会 地方行政委員会 第8号(1958/10/24、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 お許しをいただきまして、発言の機会を得るわけですが、文教委員会との連合審査が、当委員会としての諸般の御事情上一応取りやめるということに相なりましたが、かねてから、文教委員会としても、青少年のよりよい育成のために、あげて私ども関心を持っておったやさき、幸いにして、世論にこたえられて、政府側としては、今般問題になっておる深夜喫茶業を排除して社会のよい秩序を保とうとする意図のもとに、本法案を提出されたということについては、心からの敬意を表したいと思います。しかし、法文中に二、三の疑問の点があり、かつまた、この法案を通して、願わしいと思うような点がありますので、若干の時間をちょうだいし……

第30回国会 文教委員会 第2号(1958/10/07、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 委員長の今の御説明で大体了解できるんですが、しかし、秋山委員がさっき御発言になったような事柄、つまり三月当初から、私どもはこの勤評の実施について、広範な、文化人を含めての意見を聞こうという実は要求をしたわけですが、これは社会党の単なる要求では私はなかったと思う。この要求は文教委員会として取り上げられて、適当な時期にこれらの方々を参考人としてお呼びしていろいろの話を聞こうということは、委員会としての決定なんです。社会党の要求ではもうすでになくなっているわけです。従って、文教委員会は、その後委員の方も差し変りになられ、また委員長もおかわりになったわけでありますけれども、従来からこの……

第30回国会 文教委員会 第4号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 大体中野さんのお話で事情は一応了解できるのです。ただしかし、けさほど私仄聞するところによると、文部省が自民党に相当ハッパをかけて、そうしてわれわれがせっかく第三者の意見を聞こうというようなことで、ずいぶん中野さんも御苦心して下さっておるにかかわらず、文部省がハッパをかけてこれを呼ばせないようにしているというようなことを仄聞するのですが、これがもし真実とするならば、私は非常な問題だろうと思う。大体前の、木下さん並びに本島教育長をお呼びして、私どもは結局は意見を聞いたのですが、その過程においても相当文部省がブレーキをかけて、そうして国会にこれを出させないようにしたということも私ども……

第30回国会 文教委員会 第5号(1958/10/23、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと加賀山委員の質問に関連して二点だけお伺いいたします。  一点は、吉田さんに伺いたいのですが、この学校教育と社会教育の関連の中で、特に国と地方公共団体の何といいますか、協力の仕方の問題についてですが、私は結論的に、吉田参考人の言われるごとくに、社会教育主事というものは、専門的な知識技能を持つことが必要であるという見解をとっておるわけです。そしてまた、各大学の講座というものが、国の大きな財政的な援助のもとに、これが早急に確立しなければならないという主張に全面的に賛意を表するのです。そこで具体的に伺いたいのですが、今、国立大学で社会教育の講座というものを持っておる大学が全国に……

第30回国会 文教委員会 第6号(1958/10/28、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま議題になりました学校教育法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由と内容の概要を御説明申し上げます。  学校教育におきまして寮母、養護助教諭、実習助手並びに大学の助手等は、それぞれ特殊なかつ重要な職責を持っております。それゆえ、それぞれの学校にこれらの職に携わる人々を置くことができることを明確にしますとともに、その身分を確立いたします規定を設け、法の整備をはかることによりまして、学校教育の運営を一そう円滑にするため本法律案を提出いたす次第でございます。  まず、寮母について申し上げます。  近時、特殊教育に対する関心が深まり、特殊教育を促進させる見地から、「盲……

第31回国会 文教委員会 第11号(1959/02/26、4期、日本社会党)

○委員外議員(高田なほ子君) 女子教育職員の産前産後の休暇中における学校教育の正常な実施の確保に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由を、提案者を代表いたしまして、内容の概略を御説明申し上げます。  去る昭和三十年の第二十二回国会におきまする「女子教育職員の産前産後の休暇中における学校教育の正常な実施の確保に関する法律」の成立以来、その施行によって、補助教員の配置件数は漸次増加し、昭和三十二年におきましては、休暇教員数の平均六五%に対する補助教員の配置を見るに至りました。  しかしながら、補助教員の配置件数の増加にもかかわらず、地方財政窮乏のために、この法律の趣旨、すなわち労働基準法に規定……

第31回国会 文教委員会 第18号(1959/03/26、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 政府に対して御質問の方がおいでにならないようなので、一応、私の方から政府の方に対して根本的な問題をお伺いをしておきたいと思います。  明治八年に東京湯島に東京女子師範学校が誕生いたしまして、初めて女子が教育の分野に活動する機会を与えられたわけです。その後、大正六年になりますと、ようやく教員数がふえて参りまして、全国十六万の教員の中に、ようやく女子教員が四万という数を占めるようになったわけであります。やがて大正八年十一月、文部省は女子教職員の就業上の諸問題について、全国小学校の女子教員会、これに諮問をいたしたことがございます。この諮問は、なかんずく産前産後、この問題等についてのこ……

第31回国会 法務委員会 閉会後第1号(1959/05/04、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 一つ二つ聞かして下さい。
【次の発言】 取締りの方面からの実態をお話しになったわけですが、今、取締りが大へん困難で、特にひもが暴力をふるうということを言われましたね。これは、一般にそういう傾向で、ために取締りがなかなか困難なのか、それとも、最近売春のほかにいろいろな事件が多いでしょう、そういうことのために取締り員数というものが少くて取り締れないのか。ずいぶん最近東京都内でも、夜になると、ずっと町に出てきちゃって、大っぴらでやっておるのですけれども、存外そういうのが見のがされておるような点がありますね。それは、どういうところにそういう原因があるのでしょうね。

第31回国会 法務委員会 第2号(1958/12/16、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 裁判官の管理職手当の問題で伺いたいのですが、待遇がよくなることは、これは大いにけつこうなんですが、この一二%ないし二五%という数ですね、御説明では、最低一二%のものが今二百五十名いるが、これでは、不足なので、千百八士三名の全判事に対して管理職手当を支給してもらいたいというわけですが、そうしますと、一二%と二五%との間、この三段階に分れているわけですが、その段階というのは、これからまた新しく千百八十三名の判事に対しても区分けをしていくということになるわけですが、どういうことになりますか。
【次の発言】 その次ですね。司法修習生の増員、これはわかりますが、司法修習生の給与というもの……

第31回国会 法務委員会 閉会後第2号(1959/06/08、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 まずお尋ねしたいことは、皇太子様の御成婚に関連して、恩赦の問題がありましたが、その場合に、私ども国会の意思としては、選挙違反を含めるべきではない、こういう強硬な意見が圧倒的でありましたが、政府側は、最終的には選挙違反はこれに該当しないということで、非常にゆるい取扱いをされたわけです。私どもがこの恩赦の中に選挙違反を除外するということは、来たるべき選挙にも非常に影響を及ぼすと、従って、選挙違反はこの恩赦の中に当然含めないようにというような主張をしておったわけでありますが、今度の選挙、つまり参議院だけではなく、地方自治体の長の選挙並びに地方議員の選挙、選挙が重なって行われております……

第31回国会 法務委員会 第3号(1958/12/18、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 今、これはまだ通過していない法律なんですが、文教委員会で、今度学校教育法の改正によりまして、単科大学という一つの制度を置くことになるわけです。単科大学は、御承知のように、今までの大学ともつかず、高等学校ともつかず、実に私ども解釈に苦しむみたいな存在になってくるわけですが、学校教育法による大学の卒業者は、じかに二次試験を受ける資格を得るわけですが、どうも単大の者が、他の普通の大学の卒業者と同じように、二次試験を受ける資格を得るということになると、かなり私は問題が残ると考えるわけですが、こういう問題について何か御研究になっておられますか。

第31回国会 法務委員会 第4号(1959/02/03、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと、亀田さんのに関連して聞かせていただきます。  今の強制逮捕の問題について、警察の当局の方では、出頭拒否の指令が大へん大きな理由になっているようですが、この刑事訴訟法の第百九十八条では、被疑者の出頭要求、取り調べについて次のように書いてありますが、この被疑者は、逮捕または勾留されている場合を除いては、出頭を拒む権利を持っているわけですね。その権利に基いて、大阪府教組は出頭拒否の指令を出しているのだろうと思うのです。出頭を拒むということそれ自体が強制逮捕にする理由には私はならないと思う。なぜならば、百九十八条には、逮捕されたり勾留されている場合を除いては、出頭を拒む一つの……

第31回国会 法務委員会 第5号(1959/02/10、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 一つだけお尋ねいたします。法律の附則面をごらんいただくと、「この法律は、昭和三十四年四月一日から施行する。」となっております。ところが、「この法律の施行前に従前の管轄裁判所で受理した事件は、その裁判所で完結する。」こういう条文がありますが、そういたしますと、たとえば二俣が天竜簡易裁判所というふうに、今度名前が変るわけですね。今の御質問の中にもあったように、民事を取扱うという場合には、かなり長い年月が費されるわけですね。平均十一・一カ月ということになると、一年も元の裁判所がそのまま使われるということになりますが、こういう事務というのは、かなり輻湊してくるというように考えられますが……

第31回国会 法務委員会 第6号(1959/02/17、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 質問の前に、資料について……。前回静岡県安西局事件について、二月六日に全逓労組の静岡地区本部の書記長の鈴木昭司さんから静岡地方検察内河野博さんに対して質問状が出ています。その質問状についての回答がまだ検察の方からされておらないように聞いておるので、この質問状に対する検察当局の回答があれば、資料として出していただきたいという資料の要求を前委員会にいたしましたが、まだその資料が私の手元に届いておりません。どうなっておりますか。
【次の発言】 関連して……。今、横川委員の質問の要点は、司法権がフェア・プレーでないというところに問題の焦点が行っておると思うのです。私が前回に資料を要求い……

第31回国会 法務委員会 第7号(1959/02/24、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 当局に対する質問があるわけでございますが、きょう現地においでになりました大川委員が御欠席でございますが、北村委員はここに出席されております。従いまして、この報告そのものについて、若干派遣された委員の方々に補足説明をしていただきたいという意味から、数項質問を派遣委員に対してしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
【次の発言】 ただいま北村委員からも御発言がありましたが、遠隔の地であり、また、出張日数もかなり狭められており、特に問題の起った森地区は、高知から相当遠隔の地にございますというような特殊的な関係も含まれておりますので、派遣委員の方が調査の万全を期されたこと……

第31回国会 法務委員会 第9号(1959/03/10、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 資料をちょうだいしたいと思います。今度の定員法で、今亀田さんの質問として下級裁判官の問題に触れたわけですが、私一部これは拝借してきた。東京地裁の配置状況だけいただいているのですが、これを見ればいろいろ問題点が出てきているようですが、これは下級裁判所の職員配置定員規程の別表というようなものがあるのじゃないですか。あれば一つ……。これはこの間直接あなたの方に資料を要求しまして一部だけ私ちょうだいしてありますが、どういう工合に配置されて、どういうふうにこの事件が処理されているかという問題は、ずいぶんこれは基礎的な大切な資料のように私思いますので、できればこの別表というのは資料としてこ……

第31回国会 法務委員会 第10号(1959/03/17、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 定員法についての質問で、ちょっと明らかでないような点がございましたのでお尋ねをいたしておきます。重複する点があるかもしれませんがその点は、簡潔にお答えをいただければと思います。  判事補二十名の定員が今度増加されることになって、大へんけっこうだと思いますが、たびたび本委員会でも論議された通り二十名の判事補の定員が増員されたということによって、裁判の迅速一元化、こういうような問題が必ずしも解決できない、こういうことは、論議の過程で明らかになつたようであります。そこで、お伺いをすることは、この裁判の迅速な解決、こういう目的を達するためには、これと並行して一般職員の増員、こういう問題……

第31回国会 法務委員会 第13号(1959/04/30、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 地方法務局の御報告の中で、私が実は二月二十四日に、当委員から視察されました委員の方の報告書に基いて質問をしてきておるわけですが、それは多分ごらんになっておるだろうと思いますが、それに基いての御報告であるように思いますが、これ以上の報告は、そうするとないわけですね。たとえばこういうことを私質問しております。仁淀村の所在地が非常に僻地にあって、人権擁護局としても個々の面接によって調査をすることは非常に困難であるというこのことはわかっております。けれども村民が純朴であるということの以前に大へん粗暴な点がある。過去においてもそういう暴力的なことがしばしば起ってきておる事実がある。そうい……

第31回国会 予算委員会 第8号(1959/03/09、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 首相にお尋ねをいたします。まず第一に、岸内閣の政策の中における教育のポジション、教育がどういう地位を占めるものか、こういう点についてお尋ねをしたいと思います。  世界の平和と人類の福祉に貢献せんとする理想の実現は、当然教育の力に待つべきものである。このことは、教育基本法にも明確になっています。そしてまた、教育の目的は、真理と平和を希求する人間の育成、真理に向って進んでいく、そしてまた、その真理は平和を目ざして進んでいかなければならぬ、こういうことに役立つ人間を育成していく、このことがわが国の文化の創造を目ざす教育の終局の目的である。従って、このことは、精神としては十分普及徹底さ……

第31回国会 予算委員会 第9号(1959/03/12、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して……。首相の御答弁を伺っておりますと、憲法上の解釈と政治上の問題は別個の問題である、こういうように今御答弁なされたと私は思います。しかしこのことは、まことに憲法上照らしてみましてその考えが腑に落ちないので御質問したい。  御承知のように憲法第九十八条では「この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」前段に規定してあることは、政治そのものも憲法に従わなければならない、こういう私は解釈であろうと思う。さらに後段においては「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守す……

第31回国会 予算委員会 第11号(1959/03/16、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 今の御質問のその一つ前の御質問だったのですけれども、皇太子殿下の今度の御結婚に際しての御質問の中で、日教組はこれに反対をしておるというような印象を受ける点がございますが、日教組といいましても、これは現場の五十万の先生方は、今度の皇太子様と美智子さんの御結婚については、従来の皇室の御結婚の考え方を新しい方向に向けたという意味で、おそらく全国の教育者は今度の御慶事を心から喜んでおるわけなんです。御結婚に反対しておるというようなことはいささかもない。従って五十万の先生方が、このことに反対しておるというような印象を受けるということは、まことに私は実際とはかけ離れたとられ方だと思うのです……

第31回国会 予算委員会 第12号(1959/03/17、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。
【次の発言】 林長官と防衛庁長官を両方からお答えいただきたいと思います。  法制局長官の御説明は、憲法第九条と自衛隊の問題でございます。すなわち、ただいまの御説明では、憲法第九条は自衛権を否定してはいない。そうしてまた、自衛権行使の場合の最小限度の戦力は持ち得る。しかしこの自衛権の行使に当っては、ただいまの解釈では、武力行使をしないということをここで明確に説明されたわけです。武力行使をしない。このことは、今私筆記していましたが、明確にされている。これは国内の制約であって――今度は第二段です。このことは国内の制約である。従って外国軍隊の駐留等については、外国軍隊の駐留……

第31回国会 予算委員会 第14号(1959/03/19、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 委員長、関連質問をさせないね。
【次の発言】 委員長はどういうわけで私の関連質問を許しませんか。
【次の発言】 いやこれに答えて下さい。どういうわけで関連質問を許しませんか。
【次の発言】 なぜ関連質問をやらせませんか。
【次の発言】 なぜ今許さないのですか。
【次の発言】 私は委員長の今の言い分は納得できないですよ。関連質問は何も制限するというようなことはおっしゃっておらないわけでしょう。そしたら関連質問が出た場合には、最小限度お認めになるのが当りまえじゃないですか。私は予算委員の一員としてここに出ているのであって、何も臨時雇で出ているわけでございません。大体あなたの傾向は、……

第31回国会 予算委員会 第15号(1959/03/20、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。今の厚生大臣の御答弁は非常にけっこうな御答弁です、内容は別問題として、第二種公営住宅が若干ふえておることは今御答弁の通りであります。先にどの経済企画庁長官は――世耕大臣です――国民生活の向上の問題について御質問があったわけですが、それに対して環境衛生等の費用をふやして国民生活の向上をはかるのだという御答弁にあわせての問題になりますが、このスラム街というものの存在というものはまことに恥ずべき存在である。そしてまた少年犯罪はこのスラム街を温床として出発しているということ、このことはまことに大切な問題でありますが、しかしそれは一挙に解決はできないにしても、スラム街のあの不衛……

第31回国会 予算委員会 第18号(1959/03/30、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 法務大臣にちょっとお尋ねいたしますが、特赦には、首相は総括質問のときに一応選挙違反をした者もその特赦の中に含まれるというような意味の御答弁があったのですが、これは法律をよく御存じにならなかったのでそんな発言になったのだと言われますが、どうも御精神が少しぐらついてきているのじゃないかというように思うのであります。それで第四条の問題を言われましたが、これは特赦の対象にならない者――特赦であっても特赦の対象にならない者が二十一年十一月三日の減刑令の中にずっと盛られております。放火、わいせつ、暴行、強姦致死、貨幣偽造、直系尊属殺人及び未遂、保護責任者の尊族遺棄、尊属掛捕、監禁による死傷……

第31回国会 予算委員会 第19号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。
【次の発言】 岸内閣は、ただいまの発言によりますと、あくまでも正しい、こういう観点に立っておやりになっているようですし、またそうおっしゃることも私は決して無理ではないと思います。しかし岸内閣の行政を憲法に沿って制限するのは裁判の判決以外にない。このことは明らかだと思うのです。きのうの判決は、言うならば条約に基く岸内閣の国務執行行為は無効であるという判決が出ている。これは最高裁ではありませんが、しかし岸内閣の条約締結に基く国務執行行為は無効であるというこの判決が出ていることに対してあなたは深い反省をお持ちになっておらない。もしその判決が正しく最高裁までいかされれば当然これ……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 文教委員会 閉会後第6号(1959/10/15、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 委員長。
【次の発言】 木下先生にお尋ねをしたい。さきに群馬県教組の勤評闘争以来、県の人事委員会が職員団体に対して規約補充の命令を出してきたことについては、かなり違法性があるということで問題になっていた。その後御公述の中にも触れられたように、政府が歩一歩進めて専従制限の問題を対日教組問題として持ち出してきた。六月八日の文部省の通達の中でありますように、専従制限の数を千名に一名とする、それから専従期間を最高三年とする、校長、教頭は非組合員とする、専従者の昇格は行わない、こういうような文部省の通達を受けられた全国教育長協議会が八月の二十一、二十二日の両日開かれて、それをそっくりその……

第32回国会 法務委員会 閉会後第2号(1959/08/31、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま法務大臣から、法務行政の基本的問題について御説明を承わったわけですが、率直に申し上げると、やや具体性に乏しいので、ちょっと失望したような気もするわけであります。従って、こちらから御質問申し上げて、それにお答えいただけば、一そう具体的にお考えがつかめるのではないかという気がいたしまして、特にこの少年問題についてお尋ねをしたい。  少年法の改正について、最近の少年犯罪の量質ともに増加している傾向について述べられています。そうしてまた政府は、これらの対策については、施設等についてもきわめて不十分である、かような点についても述べておられるわけであります。従いまして、現在の予算の……

第32回国会 法務委員会 閉会後第3号(1959/09/02、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 国家公安委員長は、他の委員会に…られても、その時間の関係でこっちにお出になることはできるのですか。
【次の発言】 関連してお尋ねいたしますが、鉄かぶとは防御用というようなことで御説明があったわけです。しかし、今度の争議のいろいろの御報告を聞きますと、わずか百五十名の無抵抗の第一組合員のスクラムの中に、警察官が鉄かぶとをかぶり、低姿勢でその無抵抗のスクラムのまん中に突入して、鉄かぶとのふちで第一組合員の胸、それから顔、そういうものを目がけるような低姿勢で突入してきたという、このことについては、これは私ずいぶん問題であろうと思う。しかも、今問題になっているこの矢たてです。その矢たて……

第32回国会 法務委員会 閉会後第4号(1959/09/22、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 けさの朝日新聞の社会面のトップ記事でありますが、十一日に、新宿の盛り場のまん中のコマ劇場の横で、ぐれん隊の殺人事件が報道されております。捜査四裸の方では、この問題についていろいろと御捜査の途中であるようでございますが、問題は、ぐれん隊の仲間に引きずり込まれて八時間後に請け負わされた仕事が殺し屋という仕事、その殺し屋という仕事で、上京して間もない青年が殺人事件を起したということは、これは容易ならざる問題であります。私は、最近のテレビ、それからいろいろのマスコミの中に、殺し屋という名前が出てくるのをしばしば拝見いたしまして、まことにこれは危険きわまりないことであるが、現実に日本にも……

第32回国会 法務委員会 閉会後第5号(1959/10/09、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 安平参考人にお尋ねをいたしますが、ただいまいろいろ貴重な御意見を伺わしていただいて大へんありがとうございました。  お伺いしたいことは、先ほど家裁が中心になって青少年の保護教養に当っていくということについてはもちろん御異議がないような御意見でありましたが、ただその中で、部分的に凶悪なものについてのみ検察陣の先議権を容認すべきではないか、こういうような御主張があったわけです。この先議権については相当やはり問題があると思いますが、検察庁では犯罪の捜査とかあるいは公訴以前にその全力を傾注しておるわけなので、それでもまだ力が足りない、それでも力が不足だと大騒ぎしているのに、さらにこの少……

第33回国会 法務委員会 第2号(1959/11/05、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 まず伊勢湾台風について、裁判所ですか、それから法務省、両方から大まかな点だけまず聞かしていただきたいと思います。  まず、法務省の方の今、御説明がありましたが、「伊勢湾台風被害状況及び経費一覧調書」という資料を拝見しておるわけですが、この中で拝見いたしますと、法務局、検察庁、矯正管区、刑務所、少年院、少年鑑別所というように、組織別にあげられておりますが、この数字を見ますと、庁舎の全壊したもの、半壊したもの、これを拝見いたしますと、一番全壊したものの数の多いのが少年院、それから刑務所、それから半壊数もやはりこれと同じように、少年院、刑務所というように数が多いようであります。これら……

第33回国会 法務委員会 第3号(1959/11/12、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 三人の方に御質問申し上げたいと思うのですが、御質問申し上げる趣旨は、私どもはそれぞれきょうおいでになった方々の御意見は、非常にりっぱな、また傾聴すべき御意見であるというふうに、非常に感謝しておるわけです。しかし、まだまだこの二十分間の時間が短いために、十分に理解することのできない点があります。その理解したいという意味で御質問申し上げるわけですから、そういう意味でお答え願いたいと思うわけです。  まず第一番に、大竹先生にお尋ねしておきたいことがございます。それは、先議権の問題についての御公述の中で、検察側は家庭裁判所の調査によって起訴されるとか、少年院に送られるとか、また逆送され……

第33回国会 法務委員会 第5号(1959/12/11、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今の鈴木さんの御発言についてですが、私もこれには同感なんです。なぜなれば、速記録をあとで私十分、詳細調べさせていただきたいのですが、警視総監の御発言の中に、一部国会議員が誤った請願権の使用を容認してこれに参画したというような、国会議員が云々というような発言があったのです。私も国会議員の一人として誤った行動を指導したというような御発言がありとするならば、これは誤っているか誤っていないかということについては、現行法では何らの規定もないのに、そういうような断定をされる発言がもしあったとするならば、これはやはりかなり問題だろうと思う。そういう意味で鈴木さんも御発言を繰り返されていると思……

第33回国会 法務委員会 第6号(1959/12/17、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 法務大臣に、先般から当委員会は青少年問題についていろいろの方面から意見をお聞かせいただきまして大へん勉強して参りました。総括的な意味において特に大臣の御出席をいただいて御質問を申し上げたい。わかり切ったことのようでありますが、きわめて基本的な問題をこの際明確にしておく必要があるかと思います。それはヒアリングの中でもしばしば述べられましたように、最近の青少年犯罪が非常に激増しているという問題、この問題も御説の通りであろうかと考えておりますが、しかし警察の統計そのものが犯罪の実態そのものを把握しているかどうかという点について、かなり異論のあるような御説も実は承っておるわけでございま……

第34回国会 法務委員会 第2号(1960/02/09、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 せっかく今説明をしていて下さるわけですけれども、やはり聞く方の立場に立つと、資料というものと、おっしゃることと突き合わせて伺うことが大へんに都合がいいので、資料がそろわなければ、きょうにわかに急いでおやりにならなくとも、この次の火曜日にまたあるでしょう。そのときに今度は資料をそろえて説明していただくようにしたらどうでしょう。

第34回国会 法務委員会 第3号(1960/02/16、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 法務大臣にまずお尋ねをいたします。  この破壊活動防止法の三十六条に基づきますと、「法務大臣は、毎年一回、内閣総理大臣を経由して、国会に対し、この法律による団体規制の状況を報告しなければならない。」こういうふうにこの破防法の運用並びにその状況というものは、法制定の精神から見ましても、非常に慎重にしなければならないということが規定され、その具体的なあり方としては、法務大臣がこのように国会に対する報告をする義務が規定されているわけであります。で、私は最近の学生運動等からかんがみまして、法務大臣から昭和二十七年以降におけるこの破防法の適用の状況並びに最近の団体規制の状況など、一般的な……

第34回国会 法務委員会 第4号(1960/03/03、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案の中で、政府は今度の改正の主要点として、第一審の充実強化のために、これらの法案の改正をするのだと主張しておるようであります。特に裁判官の負担が非常に過重になっている地方裁判所、この訴訟の適正な処理をはかるために改正を見られたようでございますが、現在の負担過重になっているというこの点について若干資料は出ておるわけでありますが、その過重になっている現状というものと、それから今度増員されました五十人が、この過重の現状を解消するに足るものであるかどうかという問題が一つ。それから、もう一つは、五十人増したとはいうけれども、反面、簡易裁判所の判事の人数……

第34回国会 法務委員会 第6号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 現在、土地、建物に権利を持つ実数というのは、全部はわからないと思いますが、大体それはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 権利を持つ者のね。
【次の発言】 所有者の数は大へん多くなるという説明がありましたが、この所有者の中で、登記を希望しているのはどのくらいおるのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、あとの二割の者が登記を希望しておるのだというふうにつかんでいいわけですか。
【次の発言】 そうすると、この二割の数の者が全部登記を希望しているものとは限らないわけでありますね。
【次の発言】 登記を希望しておるものとしていないものが、この二割の中に入っておるというふうに……

第34回国会 法務委員会 第8号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 午前中からいろいろ貴重な御意見をお三方から伺わせていただきまして、大へんありがとうございました。  一つ加藤先生にお尋ねしたいのでありますが、それは加藤先生の御主張、それから伊藤先生の御主張、お二方の御主張を伺っておりますと、基本的にはそうお変わり、なっていないじゃないかとも思うし、また基本的に大へん違うのじゃないかというような疑問を持たされた点があるわけです。その点はどういう点かと申しますと、登記制度に対する基本的な考え方についてどうも疑問に思われる点がございます。ただ加藤先生の場合は、今度の法改正は手続法の技術的な改正である。従って、従来と考え方はあまり違わないのだというふ……

第34回国会 法務委員会 第9号(1960/03/25、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今御説明いただいた分についてちょっと伺わしていただきたいと思います。前回委員会に御提出いただいたのは「三十四年度登記簿、台帳一元化移記実績表でありまして、それからきょういただいたのは「登記簿、台帳一元化実施全体計画案」、この二つの資料を今手元にいただいて、御説明いただいたわけです。そこで、先般いただきました昭和三十四年度の実績を、今度の計画案の中に三十四年度の分はそのまま移しかえたのだという御説明をいただいたわけでありますが、先般いただいたものについて、ちょっと伺っておきたいのですが、これは実施庁五十八庁となっております。また従来の職員数三百四十人と、こういうふうに出ておるわけ……

第34回国会 法務委員会 第10号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 法務大臣がおいでになりましてから、実は基本的な問題について伺っておきたかったわけですが、それは、前回、裁判官の報酬の問題について本委員会で大へん問題にした点は、大川委員長から御発言があって、裁判官の「相当額の報酬」については憲法の七十九条と八十条に規定する優位の原則というものが認められなければならないのじゃないか、こういうような御質問があったはずです。これに対して法務大臣が、裁判官の職責の重大であること、それから国民の信頼を十分に保持し得るに足るような待遇を保障する趣旨が、この憲法七十九条と八十条のこういう趣旨である、こういうふうに御答弁があって、裁判官の報酬の優位の原則を法務……

第34回国会 法務委員会 第11号(1960/03/30、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 昨日大臣に対しまして、裁判官優位の原則について政府の所信をただしたわけです。その所信の概要は、私確認するところによると、憲法の七十九条、八十条の精神をそのまま尊重されている、裁判官優位の原則は当然これは認めるべきものである、こういうような御答弁をいただいて終わっておると思うわけです。その次に私質問いたしましたことは、政府の裁判官優位の原則を認められるというお考えはわかるけれども現行の裁判官報酬法の二条の二、それから九条、十条、こういうようなものからいいますと、一般公務員の例に準ずるというような項目もあって、必ずしも裁判官優位の原則というものが保たれない仕組になっているのではない……

第34回国会 法務委員会 第12号(1960/04/05、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 資料をちょっとお願いしたいのですけれども……。いただきました資料の中に、不動産不法侵害関係資料五の、「民事第一審通常訴訟新受事件の種類別件数表」をちょうだいしてあります。これは地方裁判所と簡易裁判所で不動産をめぐっての訴訟受理件数が種類別に書かれてあるようですが、たとえば地方裁判所で、土地所有権に対する訴訟の受理件数は、昭和十年からだんだん数がふえて、三十三年には千四十三件という数字がごこに掲げられておりますが、今この法律の逐条説明の中にもありました、ように、民事の訴訟の手続が必ずしも適正迅速に行なえない向きもあるので、刑事罰をここに併用するという旨の御説明があったが、この受理……

第34回国会 法務委員会 第13号(1960/04/07、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 きょうは法務省関係、厚生省関係、労働省関係というふうに売春防止法の実施に伴ってそれぞれ関係のある各省の皆さんのお見えをいただきましたので、大まかな問題を先にお尋ねしていきたいと思います。  売春防止法が実施になって今年は第三年目に進もうとしているわけですが、どうも四百年の歴史を持つ売春を断ち切って、売春防止法が実施されてからまだ第三年目であるというのに、昨年には売春対策審議会さえも政府側としてはこれを廃止しようとするような危機に直面いたしているような気がします。また予算面から見ましても、売春対策に関する厚生省の予算、それから労働省の予算、法務省の人権関係なり婦人補導関係の予算あ……

第34回国会 法務委員会 第14号(1960/04/12、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 二点だけ簡単に御質問申し上げます。  第一表の説明の中で、三十四年度に大阪で五名逃走し、三十五年度は五名、大阪一人、八王子二と、こういうふうに説明されております。これは、いろいろ事情はあるでしょうけれども、何かわけがあって逃走したのだと思いますが、この仕事に当たっている方々の懇談会からいろいろ聞きますと、食糧がやはり足りない面があるという声が上がっているわけです。一体婦人補導院の一日の食費、その他の要費、これはどういうふうになっているか、特に地域的に差があるのではないかという点、これが質問の第一点です。  それからもう一つは、第四表の精神状況等、それから処遇についての説明があり……

第34回国会 法務委員会 第15号(1960/04/19、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 書記官はこの改正を歓迎をしているという御答弁であったのですが、一見すると実現を希望しております、権限の拡大については希望しておるわけですね。しかし、それは一面だけ言っていることで、この文面からずっと押せば、これを全面的に大歓迎をしているというふうには私どもとれないわけです。勤務時間の延長、それから待遇の問題等については実に大きな希望条件をつけている。この、裁判所法の一部を改正する法律案に関する要望書、これはまあ最高裁判所、高等裁判所、東京地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所の書記官有志一同、右代表ということで、これは八名ですか、名前を連ねて書いてあるので、非常に大歓迎だなんという……

第34回国会 法務委員会 第16号(1960/04/26、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 この間から質問を続けておやりいただいているわけですが、なかなか専門的な問題なので、伺っていてもよくわからない点が非常に多いわけです。お答えになる方も非常に専門的なお答えをして下さるのですが、どうも私にはよくわからない。法律は一たんできてしまうと、法律専門家ばかりこれやるのでなくて、一般の人も、すべての人がこの法律によって縛られることになるわけですから、きょうはそういう意味でいろいろわからない点をお尋ねしていきたいと思っております。御答弁の方も、そういう意味で、一般国民があなたの速記録を見てわかるように答えていただきたいと思うのです。やたらに刑法何条々々なんということを言われても……

第34回国会 法務委員会 第17号(1960/04/28、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 昨日裁判所側の方から、きょうの委員会に対してどんなような問題を御質問なさるかと、大へん親切に御連絡いただいたわけでありま、けれども、ちょうど来客中でありましたために、せっかくの御照会でしたりれども、詳しく御連絡できませんでした。従って、きょうの質問はいろいろな問題点があるわけですが、御用意ならないような部面の質問がありましたら、まあ一つ十分お考えになり、御研究になって、不明の点は後刻に回していただいてけっこうでありますから、そういうふうに一つ取り扱っていただきたいと思います。  まず、法務当局にお尋ねしたい点でありますが、今回の裁判所法の六十条の改正が、相当、一億三千万という号……

第34回国会 法務委員会 第18号(1960/05/10、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。二百名の増員と現在の欠員の補充ということがずいぶん述べられておりました。この三百名というのは、どういう科学的な根拠から出ているものか、これをまず明らかにしてほしいと思います。裁判官の定員というものは一九四八年から一九五八年までの十一年間にわずかに二七・四%きりふえていない。しかし事件数というものは非常にふえている。刑事事件の起訴人員が四三三・二%に躍進している。これは裁判の統計から私は出したのですが、民事事件がこの間に三五二・六%に上昇している。そういう科学的な数字から考えてみると、現実に現在の裁判官は、もとの三倍以上の仕事をして能率を上げている。三倍以上の労働がしいられ……

第34回国会 法務委員会 第19号(1960/05/12、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 一点ちょっと関連してお聞かせ願いたいんですけれども、不動産窃盗という判例は今までにもなく、またこの経過の中でそういう御説明があったわけですが、ないが、しかし昭和十五年の刑法改正の仮案の中には、不動産の窃盗罪というものは成り立ち得るという解釈をとったんだ、こういうような御説明があったわけですが、御説明の中で非常に疑問に思いましたことは、この改正刑法仮案の中に「一時ノ使用ニ供スル為他人ノ財物ヲ不正ニ取去又ハ擅占シタル者」、こういうふうに仮案の中にも出ておるようでありますが、この改正仮案でほしいままに占領したというような言葉は、元来不動産についての用語でございましょうか。そうだとする……

第34回国会 法務委員会 第20号(1960/05/17、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 資料をちょっと要求します。きょういただいた「本改正法律案と裁判所書記官の勤務時間の延長について」、これは資料をいただきましたが、この中に書いてあることですね、「裁判所としては、事件の激増、複雑困難化のため渋滞している訴訟事件を迅速に処理することが刻下の急務であり、現実の問題としてその解決に寄与するためには、この拡充される書記官の権限を十分に行使させる必要があるから、書記官の勤務時間を一週四四時間から一週五二時間に延長する要がある。」これは書記官の勤務時間の延長について補足説明をされた。同時に、きょういただいたもう一つの資料の中には、「裁判所職員の勤務時間に関する規則要綱案」こう……

第34回国会 法務委員会 第21号(1960/05/19、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 資料についてちょっと補足的に説明していただきたいのですが、書記官並びに書紀官補の定員、現存員、欠員の状況を今御説明いただきましたが、この剛の資料の説明のときに、裁判官一に対して書記官は大体三というのがきわめて妥当であるというような御発言であったので、裁判官と詳記官の現在員と欠員というものについて資料を要求したわけですが、裁判官の場合を、そこにお手持ちでしたらちょっと数字をあげていただきたい。私このあとにずっと書いていきますから、裁判官の数を。それが一つ御用意ができます間に、もう一つお尋ねをします、資料について。  八%調整に伴う号俸別増加額一覧表の今説明されたこの増加額は、なる……

第35回国会 法務委員会 第1号(1960/07/19、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 この際、ちょっと委員長にお伺いをし、また、今後の取り扱い等の問題について一応御考慮いただきたいという点が一点ございますので、この点について発言を許していただきたいと思います。  五月十九日の会期延長問題並びに安保問題について関連があることですが、五月十九日の単独での会期延長については、私どもの党としては法的にも手続の上にも、この五十日間の会期延長は認められない、こういうような観点に立って、同じように委員会に対しましても単独での委員会についての出席には応ぜられないというような態度をとって参りましたので、この間、私どもが委員会に出席ができなかったという点については、はなはだ遺憾の意……

第35回国会 法務委員会 閉会後第2号(1960/08/10、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 その前にちょっと聞きたいことがありますけれども、これの内容は、東京地検の検事正の責任をもって発表したものだと、こういう御答弁をいただきましたが、検事正の名前と、それからもう一つ、この資料はあれですか、警察庁のだれか官房総務課長の名前か何かで出されたような文書もあるようですが、だれの名前で出されているものか、検事正の名前はだれなのか、もうちょっと……。
【次の発言】 それでは警察庁の方からは何も本問題に関する特別な文書というものは出ていませんか。
【次の発言】 八月六日以後に本問題に関する警察庁から何か文書が出ておりませんか。全然出されておりませんか。

第35回国会 法務委員会 閉会後第3号(1960/09/06、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっとこの機会に一問だけ伺わしていただきたいと思います。  法務大臣にお尋ねいたしますが、今刑務所の過剰拘禁の問題が辻さんから出されましたが、これはしばしばわれわれ視察に行って痛感するところで、各大臣に私は伺ったことがあるのですが、監獄法は明治四十一年に制定されてから、ほとんどその内容が躍進的な改革が遂げられていない。従って、監獄法の改正については研究しているのだということを言っておられますが、新大臣になられまして、監獄法の改正というものはどの程度進められていくものか、特に過剰拘禁の問題は、法に何も規定がないものですから、三人のところへ八人入れておくという野蛮きわまることがや……

第35回国会 法務委員会 閉会後第4号(1960/10/10、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 大体傾向を伺いましたが、私はその対策について項目別に少しお尋ねしたいと思うのですが、木村さんに一つお尋ねしておきましょう。  三十三年からの激増した今の数字をあげての御説明でありましたが、この一〇・四%増という少年刑法犯は、一般人口との比率でこの一〇・四%という数字を出しておりますか。それともその件数だけでそういう数字を出しておるのでありますか。
【次の発言】 やはり長期計画をお立てになるためには、その件数だけではなくて、児童人口の比率等についても――もちろん御研究いただいてはいると思いますが、やはり長期計画をお立てになるのには、件数だけでふえたふえたということになりますと、い……

第37回国会 法務委員会 閉会後第1号(1960/12/23、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 大体入国管理局の方からの現状を今伺わせていただきました。きょうはこの問題に関連して、韓国から北朝鮮に脱出した女子高校生の問題に関連しながら、きょう御出席になられたそれぞれの関係者から事情を承り、そしてまた当局の態度、そういったようなものについてお尋ねをしてみたいと思います。  実は、きょうこれは国際的な問題でございますから、実はそれぞれの責任ある方々に御出席をいただきたく、特に法務大臣にはこの席に御出席がいただけるように実は要求したのでございますが、きょうは御出席にならない、大へん私は残念に思います。
【次の発言】 一応これは国際的な問題でございますので、いろいろデリケートな部……

第37回国会 法務委員会 第2号(1960/12/15、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今回新しく植木法務大臣が御就任なさいまして、大へん私どもお喜び申し上げております。また、古川政務次官にも新たに御就任をせられて、ここに新しく決意をお述べいただいて、これまた私どもとしては大へんお喜び申し上げ、かつ御期待を申し上げる次第です。特に私は、きょうの大臣の就任のごあいさつに述べられた通りに、会後の大いなる努力を表明されたわけでありますが、実はこの参議院法務委員会は、過去大川委員長時代からずっとこの青少年問題に真剣に取り組んで参ったつもりであります。また前々国会でも、本委員会は超党派的にこの青少年対策を強化すべきであるというようなことで、かなり具体的な内容をあげた決議も全……

第37回国会 法務委員会 第3号(1960/12/21、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 時間もありませんから、一問だけ伺わせておいていただきたいのですが、これは法務大臣にお伺いをしておきたい。  第一点は、裁判官優位の原則というものが先ほど調査部長からだんだん御説明をいただきましたが、これは次第にくずれてきている。このことは、今度の給与改定の先ほどから千葉委員の質問によってもいろいろ明らかにされているのでありますが、なお私としては確かめておかなければならないと思うので質問するわけですが、当時この第二国会で裁判官の待遇の問題について議論がありましたが、先ほど調査部長の説明のように、明らかに憲法上他の一般行政職よりも優位である、この原則は強く確認されたわけです。当時の……

第38回国会 法務委員会 第2号(1961/02/07、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 委員長及び大谷委員、先輩各位のお許しをいただきまして、私から九州班の現地調査について御報告いたします。  九州班は松村委員長及び大谷理事と私が、奥村調査員を伴って、一月の十一日から八日間にわたって福岡、長崎、熊本及び大分の各地において少年犯罪対策問題外三項目について現地調査を行なって参りました。九州は、ちょうど十年来の寒さで、なかなか寒風が連日吹きすさんでおりました。  現地の各関係当局は、私どもの視察に対して、あとう限りの協力と、非常な努力をもって万全を期された。私どもは現地外方面のこの特段の誠意というものに対して、報告に先だって衷心から感謝の意を表したいと思うわけであります……

第38回国会 法務委員会 閉会後第2号(1961/09/22、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 井川先生にお伺いします。第一班の御報告を伺って、大へん御苦労様でございました。で、北海道に転落婦人の保護収容施設がないために、道外に送って、そこで保護される、大へん不便だ。こういう御報告を承って、私も驚いてしまったのです。あんな大きな北海道に一つもないということ、これは何か北海道の方でどこかに作るというような計画でもあるのか、また現在の、北海道に起こった保護されなければならない者は大体どこらまで送られて保護されているでしょうか。
【次の発言】 これは今ここで伺ってもどうかと思うのですが、御報告を承って私も驚いたような次第で、何か当局の方として、これの計画か何か、一度予算のときに……

第38回国会 法務委員会 第3号(1961/02/14、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 この間私も視察に参りまして、おもに北九州方面の売春実態というものについて、実はいろいろ現地から伺ったわけです。しかし当局の方では、なかなか実態をつかむのに困難だということを言っておりました。これはこの間の御報告にも載ってございますけれども。そこで数字をおあげになりまして御報告をいただきまして、なるほど数字的に見ていろいろ考えさせられる点があったわけですが、実は昨年の九月六日の法務委員会の席上で、東北地方を視察に行かれました大川委員からの御報告では、売春法関係についてやはり御調査になったわけですが、秋田、青森では五条の勧誘事件は皆無だ、つまり五条についての勧誘事件というのは、秋田……

第38回国会 法務委員会 第4号(1961/02/21、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 二、三点お尋ねしておきます。法律案提案の理由説明書によりますと、今回簡易裁判所の管轄区域を変更されることになっておりますが、「これらの管轄区域の変更は、いずれも、地元の住民、関係諸機関等の愚見を十分参酌したものであります。」というふうに、地元の意見というものが参酌された結果、管轄区域の変更がされたというふうな提案理由の説明がございます。地元の住民、それから関係諸機関は、どういう意見を持った結果、こういうふうになったのか、そこいら説明をしていただきたい。
【次の発言】 私はこれに反対ではないのですよ。私の質問の要点は、地元から申請したことに基づいてこういう計画をされるのか、それと……

第38回国会 法務委員会 第7号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 この法律は大へんいい法律で、明るい見通しを持つような気持でおります。いつごろからこの法律を出そうというふうに準備をせられて、おったのですか。ほかの厚生省関係、防衛庁関係から見ると、あるいは文部省関係から見ますと、大へん時期がおそかったように思います。むしろ、これはもっと早く出された方がよかったように思いますが、いつごろからこういう法律をお出しになるように準備されておられましたか。
【次の発言】 五年目にようやく日の目を浴びたということを伺って、何かほっとしたような気持でおります。先年もたたなければこういう問題が日の目を見ないという理由は、どういうところにありましたか。これは今後……

第38回国会 法務委員会 第8号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 二、三点質問いたします。  今度の法律案の提出の理由は、「第一審における訴訟の適正迅速な処理を図る等のため、」、こういうふうに法改正の理由が第一審の訴訟の迅速な処理を目的として増員をされるわけですが、この考え方には、私は全面的に賛成をいたします。しかし今度の改正で、はたして目ざすところのこの節一審の強化になり得るかどうかということについては、幾夢の疑問が残るわけです。そこで、一般の田代はこの裁判が長引くということについては非常に不満を持っていることは事実です。裁判が長引くということは、結局は国民の権利をある意味では拘束する場合もあり得るわけです。で、裁判が長引くという拠出を、ど……

第38回国会 法務委員会 第10号(1961/04/06、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 まず冒頭に、法務大臣にお尋ねをしておきたいことがございます。それは、けさ新聞を実は拝見いたしましたのですが、かねてから、政府におきましてもテロ防止等、これら暴力防止のために特段の御研究をしていらっしゃることは、私どもかねがね承知をしております。けさの新聞によりますと、政府は、テロ行為等を含む暴力に対して、破防法の改正、こういうようなお考えもあったように承っておりますが、一部新聞の報道するところによると、テロ行為等に対し、また人殺しを教唆扇動するような団体等に対する金品の供与、こういったようなものも含めて、単独立法として今国会中に御提案になるような新聞の報道でございました。内容は……

第38回国会 法務委員会 第11号(1961/04/11、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して聞かせてもらいたいのは、今の問答の中から、私もしろうとだから専門員の方に聞かしてもらいたいし今、故意か過失かというところから問題が発展していったのですが、私の聞きたいところは、この軌道上の業務に関する過失、故意という問題から出ているのですが、ただ、今の軌道法によると、軌道上の事故を防止するために国が特定の機関で監督を義務づけるという条項は、私は不勉強で実はどこにも見当たらない、ただ軌道法の第十三条の「(一般的監督)」という条項があります。この「(一般的監習)」の条項の中に主務大臣または地方長官が必要と認めるときに監査員を派遣して軌道の設備の実情等を監査せしむることを得る……

第38回国会 法務委員会 第15号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 前質問者で、大体質問の要点はお済みになっておったように思いますが、私これから二、三の問題をお尋ねいたしますが、すでに御答弁済みの分は、この点については一応説明をしたからというふうにして断わっていただきたい。そうして私の質問と重複しないように。あとで速記録を見ればわかりますから……。  まずお尋ねをしたいことは、今回のこの訴訟費用等臨時措置法、この改正についてですが、本法の第一条では、「民事訴訟費用、刑事訴訟費用、執行吏手数料等二関スル特例ハ当分ノ内本法ノ定ムル所ニ依ル」と、こういうように第一条に規定してあります。この「当分ノ内本法ノ定ムル所ニ依ル」と、こういうことで、あくまでも……

第38回国会 法務委員会 第16号(1961/05/23、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今三件についてお話があって、その他にも同様の問題があると、こういうふうに報告をされておりますので、この際一応同様の問題についてもう少し詳しく資料をあげて報告していただきたい。
【次の発言】 今おっしゃった数字は昨年度の数字ですね。この数字はどういうような増加の傾向を示しているか、数字は時間がないから一々あげなくていいですが、増加の傾向を示しているのではないか。そのうちどういう項目が一番多く増加しているか。
【次の発言】 特にこの客席接待の増加というのはどのくらいふえていますか。
【次の発言】 この増加する傾向というのは、今後もなお増加し得るというような観点をおとりになっておるの……

第38回国会 法務委員会 第17号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 前回の委員会で未成年者が酒席にはべった、そういう違法を犯したものについて、いろいろ実情をお伺いして当局の対策などをお伺いしたわけですが、きょうはその続きをお伺いしたいと思いますが、まず五月十四日の産経新聞では、暴力団のわなに落ちて少年たちが数十人客引きに使われ、そのあげくの果てに血を売らせられたか売ったかと、こういうような新聞の記事が出ておりました。で、先般厚生省から担当の方がお見えにならないために、この問題についての実情をお伺いする機会がなかったわけです。これは警察庁の方にも本問題についての実態をお調べいただきたいということを前もってお話しを申し上げておりましたのでまず、警察……

第38回国会 法務委員会 第19号(1961/06/06、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 委員長はふだんからものをはっきりおっしゃらないたちです。しかし、この法案は治安立法ということで、私どもも大へん内容を重視しているわけです。しかるに衆議院の方で、ああいうこそこそ変な形で通っていきました。そこで、けさあたりの新聞を見ると、先ほど理事会でも強く指摘したように、自民党本日強行か、こういうような強行策がしきりに指摘されておるけれども、委員長としてはどういう心がまえでいかれるのか、こういう点をただしましたのですが、そのときに大川理事も、確かにこの法案は重要な内容を持っている。つまり法律的に見ても非常に問題の多い点があるのだから、これは十分に審議しなければならない。上の方か……

第38回国会 予算委員会 第12号(1961/03/11、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。憲法の問題で一つだけ、大へん失礼でございますけれども。  憲法の問題は教科書の中に取り入れられてない、あるいはまた、文部省は憲法の問題について十分な教育をされておらないというような御趣旨の御質問がございました。しかし、私は文部省の指導要綱の中に、しばしば憲法に関する指導の方針が出ておったようであります。文部省の憲法解釈は、あくまで教育的な立場に立って、政治的な立場をとらないというのが、教育の私は中立ではないかというふうに思いますが、幸い、ここに文部省の憲法解釈が出ておりますから、文部省の憲法解釈はこんなふうなんだということを御紹介してみたいと思いますが、こういうふうに文部……

第38回国会 予算委員会 第13号(1961/03/13、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 池田総理大臣に冒頭にお尋ねをしたいと思います。  質問に先だちまして、私の質問内容は大体治安対策、なかんずく続発するテロ行為に対する対策、さらに青少年対策、教育問題、こういう問題であります。お断わりをしておきますが、これらの諸問題は、野党とか与党とか、そういう立場に立つのではなくて、超党派的に全力をあげてこれが解決に当たらなければならないという性格を持つものであると私考えております。こういうようなわけでありますから、どうぞ一つ特に文教問題については、感情的にならないで、お互いに冷静に解決に当たるような御意見をいただきたいということを、注文を申し上げて質問に入りたいと思います。 ……

第38回国会 予算委員会 第14号(1961/03/14、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 委員長、ちょっと関連させて下さい。お話を聞いていて、大へん私も不安に思います。普通の問題でしたら、外務省の見解もそれで成り立つかもわかりませんが、この文書は、出動要請に対する交換文書だと思うんです。もっと詳しく言うと、出動に対する援助の要請、一体この防衛出動については、非常に厳重な規制がございます。自衛隊法では、出動に対しては国会の承認を得なければならない。非常に緊急でやむを得ない場合でも、自後に国会の承認を得なければ防衛出動はできない。もし防衛出動をする場合には、各関係機関に対して十分な連絡をとらなければならない。こういうふうに、防衛出動そのものに対しては、わが国としては重大……

第38回国会 予算委員会 第15号(1961/03/15、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと関連して。教育の地方分権については、これは、私から申し上げるまでもないと思います。教育の地方分権につながるものは、何としても日本の民主主義を徹底させる、こういうところに根底が置かれなければならないと思います。従って、文部省の、文部大臣の権限は、都道府県教育委員会をすべて拘束する権限はないと思います。しかし法律的には、明らかに教育基本法に反するような内容を持ったものが、かりに研修会の名をもって行なわれているとするならば、これに対する指導、助言の権限は、文部大臣がお持ちになっておるはずです。ただいまの岩間委員の質問に対し、皇国護持という内容を持つものについては、必ずしも適当……

第38回国会 予算委員会 第16号(1961/03/18、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。今、御説明いただきましたけれども、まだ十分にわかりませんが、この点をお尋ねしておきたいと思います。卸売物価は昨年の二月から今年の二月と比べてみると、きのうの公聴会の公述人のお話では、三・二%の値上がりをしている。しかし、政府としてはこれを一・一%に押えていくのだ、こういうふうにいろいろお話が従来からあったようでございますが、その一・一%に押えていく条件というものについて、十分私ども御説明をいただく機会がないわけです。一般の家庭の主婦は非常にお話を伺っても、なおかつ、不安でありますが、ただそれは幻想だけの不安ではございません。きのうの公聴会で御説明がありまして、東京の消費者……

第38回国会 予算委員会 第19号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと関連していいですか。
【次の発言】 法務大臣から今なかなか貴重な資料をお出しいただいてけっこうだと思います。ただしかし、家庭不和の原因について、諸外国では家庭不和の原因は何かという問題についてはかなり研究をしておる。しかし今の統計の中では、その家庭不和の原因はどこに基因するのかという一番底の問題について御報告がなかった。諸外国の例を見ると家庭不和の原因は、その八〇%が経済的な条件が家庭不和の一番大きな原因を作っておる。従って、その家庭の経済安定ということと家庭の不和という問題とは密接不可分の関係にある、こういうようなことから家庭生活の安定、いわゆる経済安定をいかにするか……

第38回国会 予算委員会 第20号(1961/03/24、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 文部大臣はおられますか。
【次の発言】 文部大臣にまずお尋ねいたします。  教育基本法の改正問題は、しばしば問題にせられてきたところであります。しかし、どうもその真意が必ずしもはっきりしていないようなところもあります。そこで、この教育基本法を改正したいという大臣のお考えは、これは個人的の政治的なアドバルーンであるのか、あるいはまた政府与党内においても、本問題についてはいろいろな点で議論されておるのか、この点をまずはっきりさせていただきたい。
【次の発言】 お考えは大体わかりました。しかし、この教育基本法の成立の経過等については、大臣の真意を伺うことが今できなかった。しかし要約す……

第38回国会 予算委員会 第23号(1961/04/01、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。今交付税率の問題が出ておりますが、これの高の問題ですが、税外負担のために二八・五%の交付税率プラス〇・三、こういうことで、税外負担を軽減するために、この税外〇・三というものが組まれている。それは交付税率が足りない。すなわち国の責任においてやらねばならぬ分も足らないから〇・三というものが組まれるのですから、当然この交付税率というものは上げてしかるべきものではないか。そうして地方の行政水準を向上させる。こういうことが政府の方針であるならば、当然この交付税率というものを上げ、すなわち〇・三というものは交付税率の中に加えて上げていくべき性格のものではないか。私は基本的にそういう考……

第38回国会 予算委員会 第28号(1961/05/27、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。ただいまの市川委員の御質問に対して当局の御答弁がかなり軟弱なことを私は悲しむのです。選挙犯罪が非常に多いというのは、わが国の恥ずべき特色だと思う。御承知のように先般行なわれた地方議会の選挙では約九万に上る選挙違反者が出ておる。参議院の選挙でも一万六千という選挙犯罪の起訴が出ておる。しかもそのうち約八八%というものが買収、そういう名目であげられている。しかるにもかかわらず裁判の量刑はきわめて軽い。罰金刑はほとんど一万円以下というのが四分の三であります、罰金でも五千円未満というのがその大半である。しかも九八%は執行猶予という、そういう状態なんです。私は裁判の量刑がこのように軽……

第39回国会 法務委員会 閉会後第1号(1961/11/30、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと最後に一問だけ、もう一ぺん私は確かめておきたいことがありますから、詳しくひとつお願いしたいのです。  結論的に言うと、この日本共産党と公安調査庁の問題で、しかも、それが政治的に解決されてしまうんじゃないか、こういうような成り行き上、私は危惧を持っているわけです。しかし、考えてみれば、これは公安調査庁の仕事であっても、被害者の立場に立つ横林さんの場合は、これは今亀田さんが指摘されたように、ひとつの人権問題だ。で、人権問題でありますればありますほどに、この事実認識というものが最も正しい方法で行なわれなければならないと思うのです。私は別に公安調査庁の調査そのものをここで批判し……

第40回国会 決算委員会 第2号(1962/01/31、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今御説明をいただきまして、検査院法三十六条の項について御説明があったようですが、今までこの三十六条の項に従って主務官庁その他の責任者に意見を表示しまたは改善の処置を要求したという例はございますか。
【次の発言】 改善の処理を要求して、この要求を受けたほうの官庁がその要求に対して十分に果たさなかったというときの措置というものは何かまたあるのですか。
【次の発言】 話がちょっと横道にそれる質問になりますが、二つちょっとこの際お尋ねしておきたいことがあります。  一つは、別個の機会にまたお述べになることもあろうかと思いますが、国の独立機関として会計検査院の使命というものは非常に重いこ……

第40回国会 法務委員会 第7号(1962/02/27、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 まず、経理局長にお尋ねいたします。  法務省の三十七年度の予算は三百六十九億六千九百八万余、前年度に比べまして三十七億ほどの予算の増加になっておるようですが、これは国全体の予算に比べますとどういう比率になっておりましょうか。全予算の何%に法務省全体の予算はなっているか、前年度に比べてそのパーセンテージはどういうふうに変わっておるのか、この点について。
【次の発言】 ちょっとお待ち下さい。私の質問の要旨は、この間説明をされたのは、法務省の三十七年度の予算は三百六十九億六千九百八万七千円、前年度の予算に比較すると三十七億八下二百三十万六千円の増額をみている、こういうふうに説明なされ……

第40回国会 法務委員会 第8号(1962/03/01、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して、数字をもう少し確かめておきたいわけですが。  今度の定員法の改正では、判事が十五名、裁判所の調査官、裁判所の書記官、家裁の調査官を含めて百二十四名の増員ということで定員法の改正をする、こういう説明がされております。  それはそれとして、今亀田委員からの質問があったので、ちょっとそれに関連してお尋ねして確かめておきたいことですが、書記官の資格を得るということについてはなかなか容易でないということも、今お話があったわけですが、今の御説明の中で、書記官補、それから調査官補、速記官補、これらの官補は、いずれも本宮の代行をしておるわけです。それらの代行しておる者は三千名おるのだ……

第40回国会 法務委員会 第10号(1962/03/08、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今辻委員から御質問があった点について、ちょっと疑問の点が三、三ありますから、その点伺っておきたいと思います。今回判事を十五名増員された、その根拠について今質問がありましたが、当局は、本年度の欠員四十二名、それに新規十五名採用して、五十七名がつまり本年度の判事増員という計算になる、こういう説明をされたわけです。そのとおりですか。
【次の発言】 これは法務省から出た資料に基づいた数字ですけれども、この二ぺ―ジの中に、下級裁判所の裁判官の定員、現在員等の調査、現在員は、昭和三十六年の七月一日現在によるということで、欠員の数字が出ております。集計的にいうと、高裁長官、判事二十一名の欠員……

第40回国会 法務委員会 第13号(1962/03/20、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 それでは関連して。戦時国際公法と平時国際公法とあるんですが、その場合、戦時国際公法の戦時というのは戦争中という解釈と、今言われた「戦争ノ止ミタル後」といわれる解釈との関連はどういうふうになっていますか。そこでいう戦時というのは、またここでいう平時と、こういうふうに二つに分かれて国際公法があるのですけれども、これは、戦争というのは国家間の争いなんだから、国家間でやはり戦争がやんだという宣言をしなければ戦争はやんだというふうに私どもは考えていないのですが、これはどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 そうすると、戦争の終わりたる後ということは、国家間の戦争を終結したという……

第40回国会 法務委員会 第17号(1962/04/03、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと……。高田でございますが、お三方にいろいろ御意見を伺わしていただいてたいへんありがとうございました。私は純然たるしろうとでございますから、むずかしいことはよくわかりません。澤さんの御意見はたいへん私よくわかりまして、なるほどそうだという気持がするわけです。そこでひとつ平峯さんにお尋ねをしたいことは、公権力で国民の権利が阻害される、これを救済するための訴願制度である。こういうお話で、そうだとすると、処分機関と審判機関というものは原則として分離しなければならないものだと、私はしろうと考えでそう考えております。だが、先ほどから亀田さんも赤松さんも質問をされていることですけれど……

第40回国会 法務委員会 第21号(1962/04/17、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。私、資料をもらいたいと思います。臨時措置法が二十七年の一月から施行された。裁判所職員が特別職になった結果、臨時措置法というものが出されたわけですがね、そのときに最高裁は、その臨時措置法の中におけるいろいろの諸手続を制定する方針を明確にされたと、われわれは聞いているわけであります。しかも、この方針を明確にするために、二十七年の多分四月あたりだと思いますが、何か通達の形で、最高裁の方針を明確にされたと聞いているわけです。こういう通達があれば、資料としてひとつ出していただきたい。その当時の何かあるはずですから。皆さん、二十七年以降に現在のお立場におつきになった方々であろうと……

第40回国会 法務委員会 第27号(1962/05/07、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 亀田委員が質問中でありますから、若干私の質問はダブるようになるかもしれませんが、二、三お尋ねしてみたいと思います。  国民の権利救済の制度としてこの法案をお出しになった意図については、十分私ども了解するところです。しかし、訴願制度については、従来から数々問題もあって、憲法が発生時に直すべきであったという意見もあったわけです。ところが、そういう願いというものは相当長い間続いてきている。年数にすれば、大体十五年たっているわけです。どうしてこの行政事件訴訟法案が、そういう願いがあるにもかかわらず、今日までかなりの時間を要してきたのか。そういういきさつ等についてお尋ねをしてみたいと思い……

第40回国会 予算委員会 第10号(1962/03/10、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。ただいま独禁法の問題に物価対策とからんで触れられたわけですが、国民は物価対策について非常な関心を持ち、政府はこれにこたえられつつあるようですけれども、従来、経済企画庁のただいまの御答弁でもわかるように、公取の適用を厳格にしたい、こういうようなことは、この独禁法の適用を厳守さしていくのだ、こういうような方針だというふうに私受け取りたいと思う。これに対して通産省のお考えは、一部新聞の報道によると、新しい産業体制に呼応するために、独禁法の適用除外を拡大して立法措置を講ずるかもしれないというような報道がされております。独禁法の適用を、これを排除を拡大していくということは、これは消……

第40回国会 予算委員会 第11号(1962/03/12、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。
【次の発言】 物価対策の十三項目を新聞で拝見いたしましたが、それについて、乳幼児用の製品は非常に価格が高い。防貧対策の意味からも、乳幼児に対する物価問題というものはきわめて重要だと思う。月に四、五千円かかる。こんな小っちゃなおむつカバーが千円もする。あらゆるものが高い。諸外国ではこの対策に非常に熱心です。なぜ十三項目の中に乳幼児に対する物価対策を入れられなかったか、この点についてお尋ねをします。
【次の発言】 総理大臣に対しまして、まず敬意を表したいと思います。青少年の問題について、今次の施政演説の冒頭にこれを掲げられ、その熱意を示されたことについて、私は心から敬意を表……

第40回国会 予算委員会 第13号(1962/03/14、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。ガン研究について国として十分な予算措置がはたしてできているかどうか、これが一つです。若干の予算のふくらみを見せているようですけれども、必ずしも本格的には進んでおらないという世評もあります。現在のガン研究所の中に、今指摘された原爆後遺症によるガンの研究等について、どういうような研究措置が現在とられておるか、二点についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 関連。藤原委員は今労働大臣の御答弁に不満の意を表されたわけです。問題は、労働基準法は働く者の憲法です。これはもう違反させてはならない。してはならない。しかし、現在この憲法を守るための労働基準監督官、これの人員というものは……

第40回国会 予算委員会 第14号(1962/03/17、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。一問だけ関連さしていただきます。答申案に近いように当局が御努力なさることは、ただいまの御答弁でわかりました。先般から、公聴会でもこの問題が取り上げられておりますが、四月から大体平均三百三十円程度の給食費が五百二十円ほどに値上がりする。これは一般的な物価上昇にからんでの傾向であろうかと思いますが、これについてやはり相当の多額に上る面がありますかどうか、ひとつ保護措置を講じてもらいたいものである。私はこれはもっともな議論だろうと思う。この早急な保護措置というものについて、関係各省等について、いろいろの御相談をされているのではないかと思いますが、学童給食費の値上がりに関する……

第40回国会 予算委員会 第15号(1962/03/19、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。私立学校の問題に今触れられたわけですが、当局の説明によると、各県の計画をとってこれを積み重ねて予算化したい、こういう説明がございました。しかし、これは公聴会でも指摘されたことですが、私立学校に対する特別助成、あるいはまた私立学校振興会の出資金等、これらを含めても、本年度の予算増は大体十二、三億。それで、この四十三万人を吸収するという計画を持ちながら、予算化された分は非常に少ない。そこで、本年度予算化されたものは、私立学校の四十三万人吸収計画のこれはどういう部分に該当するのか。これは牛田委員も追及されたところでありますが、まだ私どもに納得がいかない点である。本年度組まれ……

第40回国会 予算委員会 第16号(1962/03/20、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。今の岩間委員の質問に関連して、一点通産大臣にお聞きしたいのですが、カルテルを結成して物価の値上げをよけいに政府はあおっているのじゃないかという質問に対して、いやそうではない、公取委員会の審査を厳重にさしておるのだから、別に心配はないという御答弁があったと思っております。私は、この公取委員会の審決状況というものについて、最近次第に審決の数が少なくなっているということを知るわけであります。もちろん、独禁法の改正で強化するとか合理化する、こういうことで独禁法が改正されてから、公取委員会の活動が非常に不活発になったと聞いております。また、行政的にも独禁法を緩和させるような傾向……



各種会議発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 厚生・文部連合委員会 閉会後第1号(1950/11/15、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大変失礼ですが、小畑さんにもう一度伺いたいと思います。今正業であるというので許可しても、その陰でいかがわしいことが現に行われておる。このことについてはそれを研究して、できるだけその期待に副いたい、こういうような御答弁であつたと思います。併しあの風俗を乱すというような名目で営業を営んでおるところは今日一軒も私はないと思います。今日旅館というような名目で以て、その旅館の中において、問題にならないところに、まあ問題がいろいろ生れて来ておる。例えば大変にえげつない言葉で申上げて恐れ入りますが、一つのべツトの中に男女が入つておりましても、それは何も別に取締る何ものもないわけですが、併しそ……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第3号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 天野さんにお尋ねいたします。真理の追求ということから論を発しまして、教員の政治活動の問題は行過ぎた場合には、この場合にはそれと反対の方向に曲げていわゆる中道を行かなければならない、或るほどこれは一つの真理であるかも知れません。併しながらこの新たな真理の前に大きな一つのミスのあつたことを私は発見せざるを得ない。それは教育者が本当に身命を捧げて教育を守る。これは教育者の心情である。曾ての教育者、又現在の教育者もそうでございます。私が特にここに声を張上げて言いたいことは、全国の二十五万の女教師たちは、あの爆彈の落る中において自分の子供を両腕に抱えながら本当に子供を守るために、教育を守……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第5号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 前提を申上げないで突如として労働大臣に質問をいたしますのは、言葉が足りなくなると思うのですけれども、本法案は非常に科学的な近代的なスタイルを持つ法案でおるということを説明の中で言われておるのであります。そのうちで一番問題になるのは、労働問題に対する罰則の問題ではないかと思うのでございまするが、特に私は労働問題について労使間の紛争の解決というものについては、よほどこれは本法案が誇る近代的な感覚を持たなければならないというふうに考えておるわけであります。私が考えますのは、労使間の紛争というもの根本的な解決の方法は、労働組合において自主的に解決がされ、又社会の輿論がこれを解決の方向に……

第11回国会 通商産業・文部連合委員会 閉会後第1号(1951/09/05、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちよつと簡単ですが、建築基準法第六条の精神が蹂躪されたことを冒頭に非常に遺憾に思うのです。で一番先にお尋ねしたいことは、指定地になつたのはいつでしようか。
【次の発言】 競輪場を造る場合に競輪法の第一条による指定地であります。これはいつでございますか。さつきの経過報告のなかにちよつと出て来ませんでしたが。
【次の発言】 これは通産大臣に申請をしたのがその日であつて、指定をされたのを私は伺つておるわけであります。指定地となつた日にちを私は伺つておるわけであります。
【次の発言】 先ず指定地の一応指定を受けてからやはり建築の許可があるものと私は考えておるのでございます。若し石井さん……

第11回国会 文部・水産連合委員会 閉会後第1号(1951/08/28、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長代理(高田なほ子君) 大変お待たせいたしました。  只今から文部・水産連合委員会を開催いたします。かねて文部委員会において調査しておりました久里浜の水産大学の校舎及び敷地問題について本日は水産委員会と文部委員会は連合いたしまして、それぞれの関係のかたがたに証人或いは説明員として御出席を願いまして開会することにいたしました。この事件の内容については、もう皆さんすでに御承知のことと思いますので、ここに改めて申述べませんので、早速証人のかたから証言をして頂くことといたしますが、宣誓に入る前に証人のかたがたに御注意を申上げます。証言する場合に若し虚偽の証言を陳述されたときには、議院における証人……

第11回国会 文部・水産連合委員会 閉会後第2号(1951/09/06、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 これは緊急動議として提出されたのでありますから、委員長はこの緊急動議を取上げられて、ここでお諮りになるということが、私は適当なことで、方向を左右するような御発言を冒頭から委員長がなさるということについては私は解しかねております。ですから、この緊急動議を取上げるかどうかということをお諮り頂く、先ずそれが第一だと思います。
【次の発言】 質疑の前でありますが、今日は一番文部大臣、法務総裁、それから大蔵次官、このお三人は、これは不可欠の要件として御出席を願つておるわけでありますが、なぜ大蔵次官はお見えにならないのですか。
【次の発言】 この連合委員会は、やはり相当の重大な結論を得るた……

第11回国会 文部・法務・厚生連合委員会 閉会後第1号(1951/09/03、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 折角おいでになりましたので、少し当らないかも知れませんが見解をお聞きしたいことが一つございますので見解を伺います。  特殊飲食店の発生によりまして、非常に普通の真面目に働く商工業者よりもぐつと利益が多いというような面で、これは勿論税と関係して来るでしようが、民間にぼつぼつと隠れたこれに類似した業者にあらざる業者ができておりますけれども、将来こういつたようなものに対する徴税の方法並びに東京都の財政を預かるあなたとしては、こういうものに対してはどういうふうな方向で行かれるのか、見解を承わりたいと、こういうふうに考えます。
【次の発言】 徴税の面についてはたとえ御主管であられないとし……

第11回国会 文部・法務連合委員会 閉会後第1号(1951/09/04、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 反対、賛成のいろいろな意見の対立が今日までございましたが、あらゆる方面の非常な御協力によりまして、私どもの希望する結論が得られましたことについて心から祝福するものでございます。そこでこの問題が一応の結論を見ましたけれども、あとにいささか問題がある点があるように考えられますので、この点について特に町長さんに御質問を申上げたいと思います。公選町長としての御抱負は、これはもう私からお伺いするまでもありませんが、町政の執行者として、又町民のよい指導者としての立場にあられる町長さんが、恐らく今までの証人のかたがたからの御証言によつて得たところで私の最も心配するところは、文教地区に指定され……

第13回国会 内閣・文部連合委員会 第1号(1952/05/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 筒單でありますが、文部大臣に一つだけ御質問申上げます。占領下で行われました各般の教育行政について、これについての検討をすると、こういつたような先ほどのお話、これは勿論御尤もな話だと思います。ただ私がここで非常に憂慮しておりますことは、従来占領下に行われました教育行政そのものの欠陷なり或いは長所なりということは今日まで文教審議会或いは教刷等において、これは種々検討された点だと思う。更にその機構の中に十八に余る委員会のようなものが置かれて、專門的ないろいろの研究がされて来たのであります。これは一応御説明によれば、それを全部御破算にして、第二十四條に新たに中央教育審議会というものを設……

第13回国会 文部・水産連合委員会 第1号(1952/05/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 天野文部大臣の御苦心のほどはわかりますけれども、国家行政全般としてこの問題は解決しなければなりませんが、現在の政治の動きかたは、如何に公平に見ましても、この警察予備隊最優先という形をとつておるわけであります。従いまして私は先ずお伺いしたいのは、警察予備隊の編成方針、これに伴う教育施設の確保をどういうように一体考えておられるのか、私はこの点を明確に伺いたいと思うのですが、特にこの水産大学のごときは、第九国会にとり上げられて、実に六年の長きに亘り、今日只今の江口次長の御答弁によれば、移したいと考えていると、併し接收解除はできないが、善処いたしましようと、いわゆる答弁用の答弁を弄して……

第13回国会 法務・文部連合委員会 第1号(1952/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 時間が短くありますから御答弁を、私も簡單にいたしますから、簡單に要点だけお願いいたします。  先ず本富士署の野口証人に御質問申上げます。先ほど岩間委員の御発言で警察が立入つたことによつてこの問題が起つたということ、これはお認めになられたと思うのでありますが、そこで今度の学生が、福井という学生の負傷の原因も又ここにあるのではないだろうかと、又あると私は考えております。この負傷した福井君に対しまして何にも警察ではお調べにもならない。その後何にもお手当もされておらないようでありますが、これは警官のほうはシヤツのボダンが三つ切れたとか、オーバーのボタンが切れたとか、そういう下らないこと……

第15回国会 法務・地方行政・厚生連合委員会 第1号(1953/03/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私法務委員の立場でございますが、今日は連合委員会で、法務委員としての質問はちよつと常識に外れているかとも思いますが、本日この問題がかかりますために、一日だけさし変えてもらつたような次第でございます。そういう立場でございますから、極く概略的な問題を二、三点だけ伺わして頂きたいと思うわけであります。  私はこの法案の立案者に対して衷心から敬意を払うものです。従つてこの法律が空文にならずして実際に行われなければならない。而も売春というこの厳粛の定義の前に、むしろ一網打尽というか、まで行かなければならない。こういう考え方を持つているのでありますが、さて今日まで売春というものが公けに許さ……


3期(1953/04/24〜)

第19回国会 厚生・外務・文部・水産連合委員会 第1号(1954/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 お尋ねいたします。私、学理的な問題とは別にちよつと伺いたいんですが、原子力の平和利用ということは常識的にわかるのですがそういう名目でも今実に恐ろしい爆発物の実験がされて、今のお話によりますともつともつと恐ろしい爆弾が実験されるように聞いております。この場合ですね、御三者のお話を総合しますと、目にも見えないようなたくさんの微粒子が気流の中に撒布される、或いは灰のような形になつて出るかも知れない。こうなつて参りますれば、それが戦争に使われないにしても、科学の発達の過程で、この目に見えない放射線のために受ける人類の影響というものははかり知ることができないのではないかと思います。これに……

第19回国会 文部委員会学校給食法案に関する小委員会 閉会後第1号(1954/08/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関連して……。努力されておるという面は私もわかるし結構と思うのですが、初めにこの学童給食法案の目的は教育計画の一環としてというのがだんだんと変化して来て食生活の改善というところと結びつけての学童給食ということになつたわけです。そうすると努力するということになると、食生活の改善というものをどういうふうに文部省が、文部省官僚のセクシヨナリズムからどういうふうに解脱して行くかということが私問題点だと思う。多分そういう点についても総合的な努力をされておるであろうと思いますが、食生活改善の面に、即ち今の日本の四百万トンの米不足のこの食糧をどういうふうに改善して行くか、こういうことになつて……

第19回国会 文部委員会学校給食法案に関する小委員会 閉会後第2号(1954/08/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 昨日から食糧庁、それから文部省、そういうかたからの意見を尋ねていますと、予算の面から今審議の対象になつている学童給食というものが、予算の面からだけ考えて来ると非常に実施困難だという結論が出やすいわけです。昨日も、私言うべきではなかつたと思うのですが、食糧庁のかたにも、あなたの答弁は非常に官僚的で冷いと言つた。今日はあなたの御意見を伺うと、非常にこれは血の通つて、実際問題として私たちに非常な希望を持たせるような有益な御意見を開陳して頂いたことに私は満腔の敬意を払うわけです。なぜかと言うと、実際問題としてできないできないということは、日本の底の浅い経済の面から予算だけをとり出せば、……

第22回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ただいま御説明をいただきましたが、私は法務委員として大へんしろうとでありますが、素朴な気持でお伺いをしたいと思います。ただいまの御説明による予算の姿を見ると、増額された中で一番多くのパーセンテージを占めているのは、やはりこの人事費のように思います。この人事費は昇給昇格等に要する職員俸給等の自然増加額としてありますが、これがベース・アップに要されたものか、あるいは人員をさらに拡大されたために要されたものか、数字的なものがあればお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 次にお尋ねいたしたいことは、この予算の姿を見ると、どういうところに新法務大臣が重点を置かれたかということにつ……

第22回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1955/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 けい肺病のことについてお尋ねをいたします。けい肺病の療養者について、今度新たに法律をもって保護せられることができるような措置を講じられておりますことは、まことに私ども喜びにたえないところであります。ただ、御質問申し上げたいことは、この法律が出る以前に、けい肺病のために倒れて退職金、一時金といったようなものをもらっておる者に対して、この法律が適用されるのか、されないのか、この点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 それではちょっと婦人労働の問題についてお尋ねいたしたいと思います。御承知のように、婦人労働の問題は、あまり重要に表面には出てこない問題ですが、この労働者の雇用の問題……

第24回国会 内閣・法務委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 お尋ねをいたします。政府が今回審議会の設置に急を要せられる御意向をお持ちになっておられること、これに対して私どもはまことに敬意を表するものですが、非常に疑義のある点が二、三点ございますので、この点についてお尋ねをしたいと思っているのです。この法律案で設置されます売春対策審議会と、前の売春問題連絡協議会とは具体的にどういうふうに違うか。先ほどの御答弁によりますと、これは法律できめられるのだからやや深みがあるというような御答弁でございましたが、深みのあるということだけではこれは私に満足のいく御答弁ではない。もっと具体的にお答えを願いたい。

第24回国会 法務委員会公聴会 第1号(1956/03/15、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまから法務委員会公聴会を開会いたします。  開会に当りまして公述人の方に一言ごあいさつを申し上げます。本日は大へん御多忙のところ、公述人の各位の方々にはわざわざ御出席をいただきましてまことにありがとうございます。本日は接収不動産に関する借地借家臨時処理法案につきまして、公述人の各位から忌憚のない御意見を十分に承わりたいと存じます。公述人の方々に十分のお時間をと存じましたが、大体運営の面もございますので十五分という程度で御意見の開陳をお願いしたいと存じます。なお公述人に対しまする質疑は後ほど一括して行いたいと存じますから御了承をお願いしたいと存じます。  それでは……

第24回国会 法務委員会公聴会 第2号(1956/05/10、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会公聴会を開会いたします。  刑法等の一部を改正する法律案を議題に供します。  公聴会の問題は死刑廃止の是非についてでございます。  公述人の方々に一言ごあいさつを申し述べます。本日は公述人の皆様には非常に御多忙のところを御出席下さいまして、まことにありがたく心からお礼を申し上げます。ただいま法務委員会におきましては、刑法等の一部を改正する法律案を審議中でございますが、本日の公聴会は、この法律案について死刑を存置するか、廃止するか、その是非について承わることを趣旨といたしております。皆様にはもはや法案の内容は御承知のことと存じますが、その内容は刑法その……

第24回国会 法務委員会公聴会 第3号(1956/05/11、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会公聴会を開会いたします。  刑法等の一部を改正する法律案を議題に供します。公聴会の問題は、死刑廃止の是非についてであります。  公述人の皆様に一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。本日は公述人の皆様にはまことに御多忙のところを御出席いただきまして、厚く御礼を申し上げたいと存じます。ただいま法務委員会では刑法等の一部を改正する法律案を審議中でございますが、本日の公聴会はこの法律案について、死刑を存置するか、廃止するか、その是非を承わることが趣旨となっております。皆様にはもはや法案の内容は御承知のことかと存じますが、この内容は刑法その他の刑罰法から死刑……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 社会労働・法務委員会連合審査会 第1号(1956/12/01、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 今のに関連して。いつも良識の持主であられる牧野法務大臣の御答弁として、若干私も疑義を持ってお伺いしておったわけであります。先ほどの大臣の御説明によれば、正当ほらざる行為を規制するものである。このスト規制法は正当ならざる行為を規制するものである。またこれを裏返して申しますと、先ほど阿具根さんからも大へん強く反駁があったわけでありますが、あたかもこの停電ストを犯罪のようにお取り扱いになるような御発言があったわけであります。すなわち正当ならざる行為、これを犯罪であるかのように言われるような御発言があったわけでありますが、これは大へん私も遺憾なことであると思うのです。  特に牧野法務君……

第26回国会 内閣・地方行政・文教委員会連合審査会 第1号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 準則を早急にお出しになるように御答弁がございました。準則の原則については、だんだんのお話しがございましたが、しかしお話しの内容から察すると、公平の原則よりは、地方の自主性にまかせてしまうというような印象が強く受けられ、しかも各委員の質問によって十分わかったことは、赤字団体の特に地方公務員の給与については、何かまかせっぱなしにしてしまうというような強い印象を受けざるを得ません。もちろん地方の赤字は、これは歴代の政府与党のあげての責任から地方のおびただしい赤字が出、そのやむを得ざる救済策として地方再建団体の整備法が出されたのでありますから、あの地方再建整備法そのものが、これが非常に……

第28回国会 内閣・文教委員会連合審査会 第1号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 今の秋山さんの御質問の中で、正力国務大臣は、研究の自由は束縛しないということを言明しておられる。しかし、やはり文部省自体も今度の科学技術に対しては、特に生産技術面の指導者を養成することに大へん主力を置いておられる。生産技術面の指導者を養成することと、科学の研究ということとは、私は別個に考えていかなければならないものだと考えておるわけです。若干の関連はあるにしても、中級階級の生産技術面の指導者をどんどん育成していくということと、学問の研究ということと、若干本質的に似て非なるものがあると思う。今回のこの法案に基く科学技術会議の中では、今の御説明によりますと、研究費の面についていろい……

第28回国会 予算委員会公聴会 第1号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 大へん私、しろうとですけれども、政府の今回の予算の基本的な経済方針としては、輸出を促進して内需を極度に抑制する方策をとっている。この内需抑制の方策と、中小企業の振興対策というものは、非常に矛盾してくるのではないかという考え方を、私持つのですが、内需抑制によって影響される中小企業の振興というもの、それがどんなふうになってくるかということが一つ、もう一つは、今御説明がありました運転資金の貸付の窓口、これは充足率が大体二五%ぐらいにしかすぎない。そうすると、小口の中小企業の貸付というものは、全然放置されているわけであります。現実にその放置されている方々は、どういう方法で資金のやりくり……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1958/03/24、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。今の長期欠席児童の問題なのですが、これは厚生省と連絡をして何とかしなければならないというお話なんですが、もちろんこれはその御答弁でいいと思うのです。けれども、実際問題としては文部省自体でも解決できる筋合いのものがあるはずなんです。たとえばこの要保護児童あるいは準要保護児童、これらの数は、現在文部省では、大体七十三万人を対象としていらっしゃるようですが、今度の三十三年度の予算では、その七十三万人の、教科書も買えないというような、こういうような子供たちに対して、わずか、一億九千万円の予算きり組んでいない。これだけの予算ですと、七十三万人の子供たちに対して、全部これを救い上げて……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1958/03/26、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと関連いたしますが、婦人少年室を強化するというお言葉をいただいて、まことにけっこうなお話であると思います。従いまして、どういうふうに強化していくのか、どうも私には、その基本的な方針、これがはっきりしておらない。もっと詳しく言えば、婦人少年室の果すべき役割というものを労働大臣広く認識せられて、そうしてそれを強化するには強化するだけの確たる私は方針というものがなければならないのではないかと思います。私があえて関連してお尋ねしたいと思ったことは、婦人少年室は、御承知のように、たびたび崩壊の危期に瀕している。予算的に見ても、昭和二十二年度以降かなり数字的に減っております。また、本……

第31回国会 予算委員会公聴会 第2号(1959/03/11、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 予算委員会の公聴会に珍しく主婦の立場の方がおいで下さって、大へんけっこうな御意見をわれわれにお聞かせ下すったことに対して心から敬意を表したいと思います。で、これは私の感覚から申し上げることかもしれませんが、まだまだ一般の男子の方なり政治の衝に当る方々などは、まだまだ日本の主婦が政治、特に国の予算等に対してはそう科学的な考え方を持っておらないのじゃないか、という考えを持たれておるような場合もございますが、まあ私どもいろいろ主婦の会におじゃまをいたしますと、特に二瓶さんのみならず、最近一般の主婦の方が特に政治問題、なかんずく予算と自分の生活ということについて、大へん関心を高めておら……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1959/03/23、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 二、三点伺わしていただきたいと思っております。  皇室が民主化され、そうしてまた国民の皇室に対して親愛の情を深く抱くという傾向、この傾向は大へん私どもとして喜ばしいことでございます。特に今度の皇太子様の御結婚また溝宮様の御婚約の発表、この二つの問題を通して、これは飾りなくすべての国民が喜び、またこの喜びを一そう皇室と国民を結ぶ民主的な強いきずなにしたいと考えておる点も、見のがすことはでざないと思うのです。そこで、直接予算の問題ではございませんが、今回の御婚儀に際しては、御婚儀の模様をぜひ国民はうかがい知りたい、こういうような強い熱意を持っておることは、宮内庁も十分御承知だと思う……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1959/03/24、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 二間だけ。国政運営の中で占められる会計検査院の役割というものは非常に重要な役割で、またその成果も私どもいろいろの事実を通して高く評価している。三十四年の決算はまだ報告に至らないわけでありますが、最近に会計検査院の活動の中で特に私がお尋ねしたいのは、中央でも汚職、収賄、買収というようなことで、政治に対する不信感というものは必ずしも薄いとは言えないと思う。こういうような中央の傾向をそのまま地方に受け継いで、地方でもやはりこういう問題は必ずしも減っているとは限らない。従いまして、現在の政治不信の傾向から見て、会計検査院が見た最近の実績の中で、摘出されるような不正事項というものはどのよ……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1959/03/25、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 青少年問題協議会の係の方はどなたですか。  岸内閣は、たびたび施政演説の中でも、今、青少年対策を重点的に取り上げております。先般の総括質問の中でも明らかになったように、青少年にあくまでも希望を持たせるために努力するというようなことを言っておられるようでありますが、青少年問題協議会でも、今回の三十四年度の中に組まれた対青少年の予算というものは詳細分析されておるのではないかと私は思う。しかし私の見た目で、分析した目で見ると、青少年に対する予算というものは必ずしもふえておらないようであります。特に、教育面における総体的な予算はふえておるわけでありますが、実質的に必ずしも青少年に希望を……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 議院運営、地方行政、法務委員会連合審査会 第2号(1960/02/25、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連質問……。法務大臣は今、別に何も破防法に指定するためにやっているのではない、その疑いはないというような御答弁だったと思う。しかし過般法務委員会で、私はこの問題について、公安調査庁並びに大臣、その方々の前でちゃんと質問したときに、破防法容疑団体として今調査をしているのだ、しかしその調査の範囲は二千名の者に限られて調査をしているのだ。その調査の結果、それじゃどういうふうになるのだということを私尋ねた。そうしましたら、その後の学生の行動等を見まして、そしてこれは容疑団体として指定すべきものであるかどうかということを決定するのだと、こう答えている。だから、あなたの今の発言では、全然……

第34回国会 議院運営、地方行政、法務委員会連合審査会 第3号(1960/03/01、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 前回、総括的な問題として、第五条第二項にある警察官の職権の問題について御質問申し上げておったのでありますが、あらためてお尋ねしたいことは、提案者は、この法案は国会法に関するものであるという認識の上に立たれ、私は治安立法としての性格を持つものである、このように、提案者とは全く違う見解を実は持ったわけであります。重ねて提案者にお尋ねをしたいことは、これは国会法に関するものであるという基本的なお考えに何らのお変わりはないかどうか、この点まず確かめたいと思います。
【次の発言】 さらに提案者にお尋ねいたしますが、第五条によっての都公安委員会並びにこれに基づく警察権の行使、この第五条は二……

第34回国会 議院運営委員会公聴会 第1号(1960/03/02、5期、日本社会党)

○委員外議員(高田なほ子君) 委員外の発言をお許し下すった各位に対してお礼を申し上げたいと思います。私、法務委員という立場で、実は審議について与えられた私の時間は、きょうただいまの時間しかございませんので、若干質問が多岐にわたる点がございますけれども、以下条項をあげて、三先生の貴重な御公述を基礎にして、それぞれ三先生から御意見を承りたいわけであります。大へん失礼でありますが、質問が多岐にわたりますので、ちょっとメモしていただければ大へんしあわせでございます。  第一番に、杉村先生にお尋ねしたい点であります。この点は、御公述によりますと、法律の目的そのものは決して国民の人権を侵害する目的ではあり……

第38回国会 地方行政、法務委員会連合審査会 第1号(1961/02/07、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して、竹内刑事局長にちょっとお尋ねいたします。  寄付金というのは、その内容が二つあると思う。ほんとうの意味の寄付金もあろうかと思いますけれども、その寄付金を取る手段方法において、かなり怪しげな手段方法がとられておるものも、一応寄付金と見られる節もないではない。私は、この寄付の内容をどういうふうに当局がつかんでおるのか、その点をはっきり尋ねなければならない。昭和三十三年、言論に対する右翼の圧力というものが巷間非常に問題になったときがあります。このとき、警視庁の公安二課は全力をあげて各調査したのですが、新潮社の週刊新潮、筑摩書房の「三人の放火者」、光文社の「三光」、春陽堂の「……

第38回国会 予算委員会公聴会 第2号(1961/03/17、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 いろいろ御意見伺いまして、私も全く同感です。ただ二、三、御質問を申し上げたいと思います。  一つは、流通経済の面における計画性のないという点が、消費者にはね返ってきて、消費物価が値上がりをして、大へんに困っている。実際私どもも最近、注意をして買物かごを下げて八百屋に行きますけれども、あなたが統計で示された通り、それ以上の物価高で、まことに驚き入っているわけです。そこで、私はマージンの問題についてお尋ねをしていきたいのですが、生産者価格と消費者価格との間に横たわっているマージンの問題については、私もいろいろ疑問がございます。また、マージンを適正にしていけばそれに越したことはないと……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1961/03/27、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいまの日程について私原則的に異議ございません。ただ……、これはちょっと速記をとめていいでしょう。
【次の発言】 質疑に入る前に、委員会の運営の問題について注文があるわけです。それはほかでもございませんが、実はこの分科会に入ります前に、分科会のいろいろの資料が整っておるならば一つ配ってもらいたいと、こういうことで注文をいたしましたところ、いただけた資料は、この軍人恩給の資料がたった一枚です。九十九億にも上るような軍人恩給の問題も、この予算を審議してくれという上において、たったこれ一枚だけです。それから、あと来ているものは警察庁の方からこれだけの資料が配られておるだけで、私はあ……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 司法権の独立のために、裁判官優位の原則は、これは憲法上保障されている原則であって、司法権の確立のためにこの原則は絶対に保障されなければならないという、きわめて重要な問題であろうと思います。  裁判所は、司法権独立のために、裁判官の報酬等に関しては、今日までしばしばその改定に努力せられてきたことはわかります。しかし、現実問題として、要するに憲法上保障されている裁判官優位の原則というものについては、必ずしも明文化された規定がない。従って、今日の裁判官優位の原則というものは、かなり風にゆらぐアシのようにゆらいできているような経過をたどってきております。  そこで、あらためてお聞きした……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1961/03/29、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 きょうは四つの問題についてお尋ねしたいと思います。ただいま御説明になりました内廷費が五千八百万円、宮廷費が三億九千五百三万六千円、皇族費が一千八百九十万円、こういうようなこの予算の御説明がございました。これの裏づけとして、皇室経済法施行法の一部を改正する法律案が出されておるわけですが、この中で内廷費の定額は八百万円増額になるわけでございますね。この八百万円というのは、これはどういうようなお考えで八百万円という額が、増額分としておきめになられたのか。手続もそうですけれども、その内容はどうしてこの八百万円という数がきまったか。それは、皇族費の定額が四百二十万円というふうになっており……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1961/03/30、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま三十六年度の会計検査院の予算の概略を御説明いただきました。どうもこの御説明で一目してこうわかるように、会計検査院の機能強化のために必要な予算の特段の増額がないように考えられるわけであります。重ねて申し上げますけれども、確かに絶対額は、人件費において、あるいはまた検査旅費等において六千三百八十六万円という絶対額はふえているようでありますが、おそらくこの人件費は給与の改定に基づく増額が主とした内容に含まれているものであって、新たなる定員増、すなわち会計検査院としての機能の拡大のために使われる定員というものは、必ずしもこの中に満足に入っていないのではないか、こういうような実は……

第40回国会 予算委員会公聴会 第1号(1962/03/15、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 三点についてお尋ねをしたいと思います。  先日、この予算委員会でも議論せられた点でありますが、青少年対策がきわめて不十分であるのに対して、文部大臣は、学校教育さえ完璧に行なえば青少年対策はほぼ完璧だ、こういう御答弁があったわけです。これについてはいろいろ異論があろうかと思いますので、この点についての御所見を承りたい。  第二点は、青少年対策を強化するこれは首相が演説の冒頭に述べておられるところですが、御承知のように、青少年対策は各省にまたがっております。現在約十人の閣僚が、演説の冒頭にあるように、まあ重点的施策としてされたのだろうと思いますが。わずかにそれは二百三十億に足りない……

第40回国会 予算委員会公聴会 第2号(1962/03/16、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 文教予算について今いろいろお述べをいただいて、非常に私も共感するところが多いわけです。確かに文教予算がたいへん少ないということ、また、その予算の使い方に重点性を持たせるべきだということで、高校の問題を取り上げられた点、私も同感です。今特に義務教育の中で問題になっているのは、すし詰め教育の問題です。わが国では、御承知のように、学校教育法の中では、小学校の五十人以下というふうにきめられてありますけれども、どうもなかなかそれが実現できない。非常にこれは問題になっている点でございます。このすし詰め教育について、あなた、親御さんとしてどういうふうにお考えになっていますか。これは、高校の入……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1962/03/27、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 沖縄問題の関係、どなたですか。
【次の発言】 沖縄に対する援助等について、若干お伺いをしたいと思います。沖縄に対する援助は、ただいまの御説明によりますと、前年度に比べて四億九千二百九十七万、これだけの増額になっている。この増額の分の御説明があったわけです。私は根本的な問題としてお尋ねをしたいと思うことは、御承知のとおり、アメリカのケネディ大統領が沖縄に対する施政方針に対して、最近一方的な態度の表明をされたわけです。この表明の中で、私どもは予算委員会においても、いろいろ政府の方針をお尋ねしたわけでございますけれども、従来から比べて、沖縄に対しては日本人の意向を十分にくんで、経済的……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1962/03/28、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。今の問題に関連して一点大臣にお伺いしたいと思いますが、今亀田委員は治安対策についていろいろ全貌をお聞きになったわけですが、最近私ども非常に遺憾な記事が一部新聞に出ておったわけです。池田内閣批判の声が最近たいへんに強まって、右翼団体のテロ事件が政府要人に対して行なわれようとする傾向かあるので、当局は池田首相を初め政府要人の身辺護衛を固めた、というような新聞の報道であったのでありますが、これは浅沼刺殺事件以来非常に私ども心痛めておった問題でございますので、この際本問題についての真相を大臣に一応お尋ねしたいと思います。

第40回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。臨時職員の一日の日給は幾らですか。
【次の発言】 この単価、低過ぎるとお考えになりませんか。
【次の発言】 一般の日雇い労務者の一日の賃金は、御承知のとおり、上がって、四百幾らかになっておりますね。国会に十年以上も勤めておられる親切な用員のおじさんに私尋ねてみたのですが、何か二百五十円くらいらしいのですね――三百五十円ですか、それで十年間に百円ぐらいしか上がらないのだという説明をしてくれました。このおじさんは、とても私たち議員にとっては親切な、国会の中ではとてもいい用員のおじさんなんです。それが十年以上も勤めていて、三百五十円という日給なんですね。そんなのは日雇い労務者よ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

高田なほ子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊
荻上チキ編著『選挙との対話』(青弓社)

【内容紹介】「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
当サイト運営者の既刊
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。