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高田なほ子 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

高田なほ子[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧議員立法質問主意書

本会議発言歴代TOP100(参)
91位

3期TOP25
16位

高田なほ子参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
 下記リンクから各項目に飛ぶことができます。

ページ更新日:2024/10/19
データ入手日:2024/10/10
■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(参議院)

総合

在籍期
 
発言
順位
文字数
順位
 

2期
(1950/06/04〜)
発言数
8回
69位
発言文字数
27782文字
57位

3期
(1953/04/24〜)
発言数
16回
35位
発言文字数
58837文字
16位
TOP25

4期
(1956/07/08〜)
発言数
3回
80位
発言文字数
13300文字
60位

5期
(1959/06/02〜)
発言数
3回
81位
発言文字数
17856文字
28位


参議院在籍時通算
発言数
30回
163位
発言文字数
117775文字
91位
TOP100

※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。


役職別

在籍期
議会役職
発言回数 発言文字数 順位
政府役職
非役職

2期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
8回
27782文字
54位

3期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
16回
58837文字
13位

4期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
3回
13300文字
56位

5期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
3回
17856文字
24位


通算
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
30回
117775文字
64位

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

 在職時に参議院本会議での議会役職、政府役職の立場からの発言なし。

本会議発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第10回国会 参議院本会議 第51号(1951/06/02、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 只今上程されました本法案並びに修正案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして賛成の意を表するものでございます。「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期す」といこうとが、教育基本法によつて新教育の根本理念として明確になつているにかかわりませず、新学制実施の度合は極めて緩慢であると共に、これにプラスしまして勤労人としての重要な要素である職業教育の面については、殆んど手放しの状態で今日まで放置されて参つて来たのでございまして、新制中学校卒業兒童の約三……

第12回国会 参議院本会議 第25号(1951/11/29、2期、日本社会党第二控室(左))

○高田なほ子君 只今上程せられました文部委員会付託の請願並びに陳情に関しまして、本委員会における審議の経過及びその結果を御報告申上げます。  請願第七百二十七号ほか一件、陳情第六十七号ほか一件は教育財政の確立等に関するものであります。請願第百三十二号ほか十四件、陳情第十八号ほか三件は六三制建築整備に関するものであります。請願第五百三十五号ほか四件、陳情第三十二号ほか四件は六三制学校教育の堅持に関するものであります。請願第五百三十三号ほか六件、陳情第百一号ほか三件は教職員の行政整理に関するものであります。請願第百三十五号ほか三件は公立学校事務職員の教育公務員特例法適用に関するものであります。請願……

第13回国会 参議院本会議 第23号(1952/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 只今上程せられました教育施設確保に関する決議案に対し、野党各派の御意向をも含め、日本社会党第四控室を代表いたしまして、衷心より賛成の意を表するものでございます。  一九四九年二月一日、ポツダム宣言受諾に伴い、政令第三十四号学校施設の確保に関する政令において、学校施設が学校教育の目的以外の目的に使用されることを防止し、以て学校教育に必要な施設の確保が図られております。このことは、開くところによれば、前総司令官マツカーサー元帥以来の占領軍の方針といたしまして、教育、宗教、教育関係の施設は接収しないという具体的な施策であることを強く信頼いたしまして、爾来六年有余を経て今日を迎えたので……

第13回国会 参議院本会議 第24号(1952/03/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私はこの際、教育環境整備に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 文部大臣の御出席を要求いたします。
【次の発言】 私は教育環境の整備に関しまして、社会党第四控室を代表いたしまして緊急質問をいたします。  先ず吉田首相にお尋ねをいたします。教育環境は破壞されております。家庭、学校、社会を含む一切の教育環境はまさに破壞の途を辿りつつあります。重税と物価高による生活水準の低下、更に敗戰後の住宅難、これによります雑居生活は、必然的に子供たちの性的早熟を来たしまして、青少年不良化への大きな原因を作つております。生活打開のための闇行為は日常茶飯事となつておりまして、更に肉親……

第13回国会 参議院本会議 第61号(1952/07/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は、日本社会党第四控室を代表いたしまして、政府原三案並びに中山、岡部修正案、両案に対しまして、反対の討論をされました吉田法晴氏に続きまして、特に母の立場から、この両案に対して反対の討論を試みるものでございます。  破防法上程以来、日本の学者を中心として組織されました学術会議並びに文化団体、そうして全国の各大学、高等学校、更に総評を中心とする四百万の組織を持つ労働者、これらの大きな国民各層に亘つた国民の声は、遂に総評を中心として第三波の抗議ストを以て本案の撤回を迫つたのでございます。更に日本全国五十万の教職員は、国家権力の下にあつたとは言いながら、無反省に惜しい人たちを人間彈丸……

第13回国会 参議院本会議 第62号(1952/07/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 この壇上からかかる立場において発言をしなければならないことを非常に悲しむものでありますが、これは私一個の悲しみではなくして、参議院の運営自体において悲しむものでございます。(拍手)  先ず私が声を大にして申上げなければならないことは、私ども国会議員は立法の府にあるものとして最も重んじなければならないものは遵法の精神でなければならないし、我々みずからが遵法の精神に徹するということは当然私は我々としての使命観の上において深く感じなければならないと思うのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)私はこの意味において、この問題の最も起点になりますところは、前発言者からも再々申されておる通……

第13回国会 参議院本会議 第68号(1952/07/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私はこの際、防空演習に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、防空演習が今日行われておりますが、このことについて御質問をいたします。  去る七月の八日、外務次官名を以て、国警本部長官、地方自治庁長官宛に「在日合衆国軍施設において行われる防空演習に関する件」の通牒が発せられまして、これに基いて一昨七月の二十一日から三日間全国的規模の上に防空演習が行われております。占領中はこれまでもしばしば地方的にはこれに類する演習が行われて来たようでありますが、これは占領下という特殊事情に基くものでありまして、独立国家として今回行われました防空演習とは全くその本質を異にするも……

第13回国会 参議院本会議 第69号(1952/07/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は社会党第四控室を代表いたしまして、只今上程になりました衆議院送付の義務教育費国庫負担法案並びに緑風会堀越儀郎議員提出の修正案に対しまして、反対いたし、荒木正三郎議員ほか一名提出の修正案について賛成の意を表するものであります。  思えば、惨憺たる敗戦の焦土の中で、非常な窮乏と飢餓の中からしみじみ私たちが思いましたことは、子々孫々このような残酷なことを二度と繰返してはならないという固い決意でございました。(「そうだそうだ」と呼ぶ者あり)幸いに憲法の前文においては、全世界の人類に対して、ひとしく恐怖と欠乏から免れて、平和な文化国家を建設するという、新たなる誓いを私たちは投げかけた……


3期(1953/04/24〜)

第17回国会 参議院本会議 第5号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は六月五日からコペンハーゲンで開かれました世界婦人会議並びに七月二十五日からオーストリアのウイーンが開かれました世界教育者会議に出席いたしまして、約二カ月の間、デンマーク、イギリス、オーストリア、ドイツ、スイス、イタリア等の西欧諸国に、これは勿論、公的な機関の視察というのではなくて、民間団体の一員として、各国の婦人団体或いは教員組合、我が党に繋がる社会主義インター各国の方々の御協力の下に、外地の自炊生活なども実際体験しながら、なかんずく婦人の問題、子供の問題或いは教育の問題等、こういう点に主力を置きまして視察をして参つたわけでございます。従つて公的な機関でありませんから、民間……

第19回国会 参議院本会議 第10号(1954/02/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私はこの際、茨城県における教員の思想調査に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 教員に対する思想調査が警官によりまして全国的に行われておりますことが今日重大な社会問題になつております折柄、又々茨城県下中小学校教職員に対して秘密裡に行われました思想傾向及び教育の傾向に対する調査は、豈図らんや、教育の不当な支配排除の責任を持つ文部省当局自身の秘密指令に基く全国的調査であることが明白になりました。盗人を捕えて見れば我が子なりというような深い悲しみと憤りを以て、以下総理大臣、犬養法相、大達文相に対しまして、日本社会党を代表いたしまして若干の質問を申上げたいと思うものでご……

第19回国会 参議院本会議 第24号(1954/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 只今上程せられました三案中、国立学校設置法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党第四控室を代表いたし、反対の討論をいたすものでございます。  反対の第一の理由は、従来法に規定されました大学の附属研究所或いは定員を国会の審議抜きで政令或いは省令に委ね、文部省のお手盛り行政に白紙委任するという反動的な性格であります。第二点は、大学の自治を守る現行法の精神を蹂躪し、最も公平明朗でなければならない予算配分の措置を不適当ならしめるような原因を来たさしめ、この大学本来の使命を達し得ない原因をかもす中央集権化への危険性についてであります。(拍手)  昭和二十四年新学制に沿いまして全国……

第19回国会 参議院本会議 第46号(1954/05/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 人類の破滅を予告するビキニの死の灰の降る中で、明けても汚職、暮れても汚職、綱紀粛正一枚看板の吉田政府の公約はどこへやら、自党の居坐り工作ともなれば全く手段を選ばぬ厚顔無恥振り、政治の道義も自主性も今や完全に喪失した吉田内閣がその身のほどもわきまえずして、教育の民主化の未だ十分に行われていないこの段階に、新教育の芽を摘む虞れのある悪法を提出いたしましたことは誠に遺憾極まりないことであり、日本の将来のための最大の不幸と思わざるを得ないのでございます。今日の吉田内閣には、もはや教育を説く資格はないはずである。若し政府に日本の将来を思う一片の愛情と青少年のために一かけらの正義感が残つて……

第22回国会 参議院本会議 第31号(1955/07/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は日本社会党を代表いたしまして、昭和三十年度政府提出予算三案及び民主、自由両党妥協による修正案に反対の意を表さんとするものでございます。  もみにもんだ昭和三十年度の予算、政府原案は、国会提出に至りますまでに、鳩山政府の公約であります防衛分担金の削減をめぐって日米間の折衝に難航を続け、内においては政府与党の民主党並びに各省の予算復活に時をかせがす結果として、あさり尽された財源は、きわめて弾力性の乏しい予算案に変貌するに至りました。政府はその弱体外交と不誠意によりまして、四、五月の暫定予算を余儀なくされ、あまつさえ再度繰り返さないことを確約いたしましたはずの六月暫定予算まで組む……

第23回国会 参議院本会議 第5号(1955/12/09、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま議題となりました罹災都市借地借家臨時処理法第二十五条の二の災害及び同条の規定を適用する地区を定める法律案の委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  もともとこの罹災都市借地借家臨時処理法は、あるいは戦災による罹災建物の旧借主に優先的に借地権を取得させ、あるいは逆に罹災地の借地権で今後存続させる意思がないと認められるものを消滅させる等の道を開き、戦災地における借地借家の権利関係を調整することを直接の目的として立法されたのでありますが、その後同法は改正されまして、その第二十五条の二においては、かような戦災による場合だけに限らず、別に法律で定める火災、……

第23回国会 参議院本会議 第7号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま議題となりました罹災都市借地借家臨時処理法第二十五条の二の災害及び同条の規定を適用する地区を定める法律案の委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  もともとこの罹災都市借地借家臨時処理法は、あるいは戦災による罹災建物の旧借主に優先的に借地権を取得させ、あるいは逆に罹災地の借地権で今後存続させる意思がないと認められるものを消滅させる等の道を開き、戦災地等における借地借家の権利関係を調整することを直接の目的として立法されたのでありますが、その後同法は改正されまして、その第二十五条の二においては、かような戦災による罹災の場合だけに限らず、別に法律で定め……

第23回国会 参議院本会議 第8号(1955/12/16、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま議題になりました請願につきまして、法務委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。  請願第百二十三号及び第百三十五号は、人権擁護事業予算増額に関するもので、人権擁護委員は憲法の保障する国民の基本的人権を擁護することを使命として、日夜その重責の完遂のために努力をしているのでありますが、この職務遂行のための政府の予算がきわめて僅少のため、十分の成果を上げ得ない実情にございますので、すみやかに本予算の増額措置を講ぜられたいとの趣旨のものであり、請願第百二十四号は戦犯者の釈放に関するもので、戦後十年平和条約発効後三年余を経過した今日、いまだ戦犯問題は根本的解決に至ら……

第24回国会 参議院本会議 第21号(1956/03/14、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました司法書士法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。  もともと、この司法書士法と申しますのは、一般国民の嘱託を受けて、裁判所、検察庁または法務局、いわゆる登記所でございます。これに提出する書類を作成する業務を司法書士に適正に行わしめんとする法律でございますが、まず、このたびの改正案の主要点について申し上げますと、その第一点は、かような司法書士の業務がより一そう適正かつ迅速に処理されるよう、資格をより厳選することにいたしました。すなわち現行法におきましては、裁判所事務官、検察事務官等の在職年数が三年以上の……

第24回国会 参議院本会議 第27号(1956/03/28、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程になりました下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過及び結果について御報告申し上げます。  この法律案は、町村合併促進法の施行に伴い、町村の廃置分合等が全国的に行われておりますので、それに伴って、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律に所要の改正を加えようとするものでありまして、その改正の要点は、簡易裁判所の名称及び管轄区域の変更と、同法別表の整理であります。  すなわち、第一に、簡易裁判所の名称は、従来その大部分が所在地の市町村の名称を冠しております関係上、市町村の廃置分合、またはその名称の変更に伴い、……

第24回国会 参議院本会議 第33号(1956/04/06、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま議題となりました罹災都市借地借家臨時処理法第二十五条の二の災害及び同条の規定を適用する、地区を定める法律案の委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  もともとこの罹災都市借地借家臨時処理法は、戦争によって罹災した建物の旧借主に優先的に借地権を取得させ、あるいは逆に、今後存続させる意思がないと認められる借地権については、これを消滅させる等の道を開き、戦災地等における借地借家の権利関係を調整して、そのすみやかな復興を促進することを目的として立法されたものであります。その後、同法は改正され、第二十五条の二におきましては、かような戦争による罹災の場合だけ……

第24回国会 参議院本会議 第38号(1956/04/20、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました家事審判法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過及び結果について御報告を申し上げます。  御承知のように、この家事審判法は、個人の尊厳と両性の本質的平等を基本として、家庭の平和と健全な親族共同生活の維持をはかるため、扶養及び離婚に伴う財産分与等の家事事件については、これが債権債務の財産上の争訟であっても、訴訟の方法によることなく、まず家庭裁判所で取り上げ、審判または調停の手続によって、当事者間でなるべく穏やかにこの争いを解決せしめようとする法律でございます。  このたびこの改正法律案が提案されましたのは、この法律の制定以来、家庭裁判所……

第24回国会 参議院本会議 第45号(1956/05/09、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました売春防止法案に対して若干の御質問を申し上げます。  戦後十年、戦乱の廃墟の中からようやく立ち上りました日本は、最近では国土復興の実も上り、国際的地位もようやく軌道に乗りつつあるとは申しながら、事、売春に関する限り問題は全く別であります。世界で公認売春の現存するトルコ、コスタリカの二国と、その点で肩を並べている日本の現状に対して、長い売春禁止の戦いがわが日本社会党を初め多くの婦人たちによって展開されてきたが、これはまことに社会悪に対する人類の崇高な文化闘争の歴史であります。  第二国会以来、わが党提案にかかります売春禁止法案は、……

第24回国会 参議院本会議 第49号(1956/05/16、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました罹災都市借地借家臨時処理法の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。  御承知のように、この罹災都市借地借家臨時処理法は、戦災にかかった都市の急速な復興をはかるために、あるいは罹災建物の旧借り主に優先的に借地権を取得させ、あるいは逆に、罹災地の借地権で今後存続させる意思がないと認められるものを消滅させる道を開く等、当該都市について借地借家に関する臨時措置を規定したものでありますが、その後の改正によりまして、戦災の場合だけでなく、別に法律で指定した火災、震災、風水害その他の災害の場合にも本法の規定を……

第24回国会 参議院本会議 第50号(1956/05/18、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました接収不動産に関する借地借家臨時処理法案につきまして、法務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  本案は、第二十二回国会以降、審査を継続して参りました衆議院提出案でございますが、その提案理由によりますと、終戦直後、旧連合国占領軍の不動産接収に対処するため、政府は土地工作物使用令を制定し、また講和発効後の駐留軍に対する不動産の提供につきましては、日米行政協定に伴う特別措置法が定められておりますが、これらの法令や、民法の賃貸借の規定、借地法、借家法などだけでは、軍の接収を解除された後の不動産の借地借家関係は処理できないので、その解決のため臨時の……

第24回国会 参議院本会議 第51号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました売春防止法案につきまして、委員会における審議の経過及び結果について御報告を申し上げます。  終戦後の世相の混乱は、生活の困窮と相待って道義の頽廃並びに性道徳の低下を来たし、人身売買の頻発とともに売春を行う女子の数が著しく増加しましたことは、すでに御承知の通りであります。最も遺憾にたえないことは、日本国憲法は、基本的人権の尊重を確認し、かつ個人の自由と平等とを明らかにして、その奴隷的拘束を除去すべきことを宣言したにもかかわらず、売春に関連してこれに反する事態がますます増加の傾向をたどりつつあることであります。このような状況を黙過することは、善良の風俗の維持、……


4期(1956/07/08〜)

第28回国会 参議院本会議 第17号(1958/03/28、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 昭和三十二年度一般会計予算補正(第3号)、同じく特別会計予算補正(特第5号)に対し、日本社会党を代表して、反対の意見を申し述べるものであります。「人々みなよろし」予算として、大いに神武景気をあおった前年度予算に対し、わが党は、三千二百四十六億の巨額な財政投融資計画の上に組み立てられた大資本擁護の性格を持ち、しかも、インフレの要因をはらむ放漫財政として、当時これに対しては強く反対し、かつ国民の窮乏を誘うものとして、これ以上の予算の拡大に対しては強く警告を発したものであります。この予言はみごとに的中し、昨年十一月一日の第一次補正以来、第二次、第三次と変貌を遂げ、ここに一兆一千八百四……

第29回国会 参議院本会議 第9号(1958/07/03、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 自民党提出にかかる中間報告の動議に対して、日本社会党を代表して反対の意見を表明するものです。(拍手)  一日の夕方、文部大臣は、文教委員会で紙をペラペラ、ペラペラと、五分ほど読んで提案を終った。従って、一言の質疑がされなかったということについては、さすがに有能な剱木委員も、明確な論旨をもってこれに駁論を加えることはできなかった。従って、試みにこの法律の題名の正確な名前を明確に言える議員がここに何人おるか、題名でさえもわからない、従って、こういう内容については、もちろん十分にこれは審議を尽すのが当然でありますが、この本会議場においても、質疑に対しても討論に対しても十五分というよう……

第31回国会 参議院本会議 第27号(1959/05/01、4期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました防衛二法案に対しまして、日本社会党を代表して、問題になる四つの点を指摘して、反対の意を表明したいと存じます。  まず第一の反対の理由であります。法治国家と一口にいいますが、しかし法治国家の原則、前提になるもの、このことは、立法府が完全にその責任と職責を果さなければならないという点であります。すなわち、立法府にある私どもが一言一句その責めを負わなければならないという、その自覚を失った場合にでき上る法律は、たとえ法治国家でありましょうとも、前提条件がくずれている以上は、法治国家の形式を備えておっても、真に法治国家の体をなさない、こういう結果が出てくるわけでござ……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 参議院本会議 第5号(1960/02/04、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 日本社会党を代表いたしまして、三十五年度政府施政方針に対し、内政一般について首相並びに各関係大臣に御所見をただしたいと存じます。  まず、冒頭に申し上げたいことは、首相の施政演説中、行政府たる総理が立法府を軽視するような御発言のあったことについて、党内では釈明の必要がないというような御意見もあったようでありますが、昨日首相は、本院において、表現がまずかったと釈明をせられましたが、その態度は一応私どもは了といたします。しかし、このような形式的儀礼によって問題の本質が解決されたとは考えられないのであります。いやしくも、三権分立の建前をよく御存じの総理大臣が、立法府に対して、多数決の……

第38回国会 参議院本会議 第6号(1961/02/03、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は日本社会党を代表して、頻発する右翼テロ事件に関し、政府当局の見解をたださんとするものであります。  質問に先立って、去る二月一日、おそるべき右翼の凶刃のもとで、けなげにも最後まで御主人をかばいながら、ついに母としての生涯を無惨に終わられた丸山かねさんに対し、心からなる哀悼の意を表するとともに、同じ刃のもとに重傷を負われた中央公論社長夫人嶋中雅子さんの一日も早い御全快を、皆様とともにお祈り申し上げたいと存じます。(拍手)  昨年六月、右翼テロの凶刃は、日本社会党顧問河上丈太郎氏に対し、七月には岸前首相、続いて三たび、ついに浅沼委員、長は池田首相の眼前で右翼の凶刃に倒れました。……

第38回国会 参議院本会議 第28号(1961/05/22、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は、日本社会党を代表して、自由民主党並びに民主社会党の共同提案にかかる政治的暴力行為防止法案に対し、提案者並びに池田総理大臣、植木法務大臣に対し、質問をいたしたいと存じます。  昨年、安保条約改定をめぐる政府の無策は、次々とおそるべきテロ行為を誘発し、十月には、ついに日比谷公会堂の燈上において浅沼委員長はテロの凶刃に倒れました。第三十六臨時国会では、満場一致で、かかる暴力排除の決議がされたにもかかわらず、本年二月嶋中事件が起こり、テロの凶刃はさらに言論界にまで波及し、世論はあげてこの不祥事の絶滅を期待したのであります。当時私は、頻発するテロ事件について、池田総理に対し、その政……


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ページ更新日:2024/10/19
データ入手日:2024/10/10

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