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小林孝平 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

小林孝平[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは小林孝平参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小林孝平参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 農林委員会 閉会後第1号(1950/09/18、2期、日本社会党)

○小林孝平君 この予算の中に農業委員会の経費が計上されておるのですけれども、これは内容は私達未だはつきり存じておりませんけれども、農地委員会と農業調整委員会と農業改良委員会を一本にしてこの委員会ができる予定になつておるようでございますが、そこに書記が今までだと農地委員会では各市町村に一人、農業調整委員会の方も一人ずつ計二人がおつたわけですけれども、今度のこの委員会では結局書記は一人ということになるわけでございますね。
【次の発言】 この農業委員会の方は共済の方に人が殖えるから、その振替える分については失職の虞れがないというようなお考えのようでありますけれども、この新しい農業委員会の仕事もやはり……

第8回国会 農林委員会 第2号(1950/07/20、2期、日本社会党)

○小林孝平君 本年産米の早場米奨励金と超過供出の奨励金の取扱がどうなるかということを今農民は非常な心配をしておるのでございますが、この機会に農林大臣から明確にその取扱方針をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 その金額はいずれも予算に計上された金額をお出しになる予定でございますか。

第8回国会 農林委員会 閉会後第2号(1950/09/19、2期、日本社会党)

○小林孝平君 最初にお伺いしたいのは、事前割当を廃止することになりましたのは、その事前割当の割当方法が適正に行かないから止めるというのですか、或いは食糧事情がこの法律を制定した当時より非常に改善されたから、もう必要がないから止めるというのか、どちらですか。
【次の発言】 この食糧増産運動の根本をなしますところの、国内において食糧の自給度を高めるというこの理由ですね。これがはつきりしておらぬのではないかと思うのです。何故自給度を高めるかという点の意見が一致しておらないから、どうも目的がはつきりしないという憾みがあるのじやないかと思うのですが、その点農政局長の……。

第8回国会 農林委員会 閉会後第3号(1950/09/20、2期、日本社会党)

○小林孝平君 昨日の新聞で拝見いたしますと、今度十一月から消費者に対して一勺の増配をするように報ぜられておるのでございまするけれども、これは今度の食糧一割増産運動とどういう関係があるのでございましようか。全然一割増産運動とは関係がないのでございましようか。
【次の発言】 この農家に対して今度一割増産運動を要請する、それは予算的の裏付けも、相当大蔵省の査定を受けて極めて貧弱な程度になつておりますが、消費者に対して一勺の増配をするならば、この際農家に対して保有量の増加ということをお考えになる御意思はないのでございましようか。
【次の発言】 今後の情勢によつては、保有量を増加されるかもわからんという……

第8回国会 農林委員会 第5号(1950/07/26、2期、日本社会党)

○小林孝平君 今回の法案には、この前に提案されました法案中に書いてありました農業委員会の点が全部削除されてあるのでございまするけれども、どういう関係でこれが取りやめになりましたか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 只今農地局長の御説明によりますと、食確法は来年の三月に失効をいたしまして、そのままになるというような御説明でございましたけれども、確か、この前の法案に農業委員会をお書きになつた際は、食確法は将来その効力を延長するという前提の下に農業委員会という構想をお考えになつたと、こういうふうに思つておるのでございます。又先般農林大臣が農業政策の基本方針を御説明になつた際にも、現行の供出……

第8回国会 農林委員会 第9号(1950/07/30、2期、日本社会党)

○小林孝平君 農林大臣に一つお伺いしたいと思うのでありますけれども、その前提といたしまして先日農林大臣は今後の農業政策の基本方針をお話しなさいました際に、供米制度は今後続けて参ると、こういうお話をされたのでありまするけれども、現行の供出制度というものは、食糧管理法と食糧確保臨時措置法の二本建でなつておるのでございます。これを続けて参るということになりますというと、明年の三月に効力を失います食確法の方は今後継続される措置をお探りになるかどうか、お尋ねしたいのでございます。
【次の発言】 そういたしますと、今後は單に食管法一本で供出制度というものをおやりになることになるのですか。

第9回国会 農林委員会 第4号(1950/12/05、2期、日本社会党)

○小林孝平君 先般米価審議会が開催されたのでございまするけれども、米価審議会は各界の代表者から十分意見を聞きまして、政治の上に正しく民間各界の意見を反映するという目的で置かれてあると考えておるものでございます。ところが政府のほうにおいては、大体原案ができ、関係方面との折衝も済んだ後において、この米価審議会が開催されたのでございまするが、こういうことでは政府の米価決定に対して各界の意見を正しく反映するということはできないと思うのでございます。又この米価審議会の設置の趣旨にも反すると思います。その米価審議会の答申の取扱いかたについても、政府のほうにおいて却つていろいろ御苦心が払われなければならない……

第10回国会 農林委員会 第6号(1951/02/13、2期、日本社会党)

○小林孝平君 この農地調整法の一部を改正する法律案でございますが、これは只今考えられておる農業委員会件案が通過するということを前提として、この改正を行われるのですかどうか、ちよつとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私のお伺いいたしましたのは、さつきのお答えと通うと思うのですが、仮に農業委員会法案が通らないと、或いは初めから提案されないで、そういうものは考えられないということになりますれば、今のこの改正法律案は取りやめになるものですか、どうか。
【次の発言】 これはそういうことではないのではないかと思うのです。これは農業委員会ができれば選挙が八月に行われる。地方選挙は五月に行われますから、……

第10回国会 農林委員会 第8号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○小林孝平君 今小委員長からお話がありました中の最後に、政府は只今提案を予定しております食糧関係の法律案を、更に愼重に検討して御提出になるようにというような希望が述べられたのでありまするけれども、それに関連して一つお尋ねしたいことがあるのでございます。それは政府は非常に食糧の統制を緩和する方向をとつておられるのでありますけれども、私はその前に今の食糧管理に関する法律というものは、食糧管理法、それからこの三月効力を失います臨時食確法、この二本によつて行われているのでありますが、この食糧管理法は戦時中の昭和十七年に制定されたものでありまして、御承知の通り国家総動員法と並んで、戦時中のあらゆる統制が……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/23、2期、日本社会党)

○小林孝平君 落下傘、殊に輸送用の落下傘に使う生糸の消費量は相当量あるのですか。それから落下傘と他の繊維との関係はどうなつておりますか。
【次の発言】 私の言うのは、国内におけるいわゆる特需でなくて、アメリカにおける落下傘の、特に輸送用落下傘の……。

第10回国会 農林委員会 第11号(1951/02/28、2期、日本社会党)

○小林孝平君 農業委員会法案は農地改革、それから食糧の統制、農業改良の三つの仕事の点から十分に検討しなければならんと思うのでありまするが、先般の食糧の統制問題に関するいろいろの打合せをいたしました際にも、今後食糧統制がどうなるかという点についてまだ明確なる方針がきまつておらんのでありますので、政府から買上げの手続に関する法律案その他が提案されてから、同時に並行的にこの農業委員会法案は審議すべきが当然でありまするけれども、委員長はどういうふうにお考えになりますか、お伺いいたします。
【次の発言】 先ほど農政局長が御説明になつたうち、農業委員会法が三月中に成立しなければならない理由に関連いたしまし……

第10回国会 農林委員会 第12号(1951/03/01、2期、日本社会党)

○小林孝平君 政務次官にお尋ねすることがありますけれども、ちよつとおいでになりませんので、その前に昨日委員長から話がありました兼職禁止の問題に関連して一つお尋ねしたいのは、この四十六条では、市町村の農業委員会の委員と県の委員は兼職できない。それから都道府県の委員と都道府県の議会の議員が兼職できないと、こういうふうになつておりますが、市町村の農業委員会の委員と、市町村の議会の議員が兼職できないようには、どうしてこういうふうにされなかつたか、ちよつとお尋ねいたします。
【次の発言】 この農業委員会が仮にできますると、これは昔の農会的な色彩が非常に強くなる。言い換えれば昔農会がやつたような仕事を担当……

第10回国会 農林委員会 第19号(1951/03/15、2期、日本社会党)

○小林孝平君 この提案理由の中に、早期供出奨励金の問題が出ておるのでありますけれども、この提案理由によりますれば、早期供出奨励金は端境期における米穀の出廻りを促進するために定められた制度でありますが、今日ではむしろ單作地帶を保護救済する重要な措置と相成つておるのであります。こういうふうに出ておりまするけれども、この早期供出奨励金は、一方にはこの端境期における米穀の出廻りを促進する意味がありましたけれども、それと同時に、創設の当初から後段のようなこの気象に恵まれない單作地帶の農家の保護救済の意味があつたのであります。それがこの提案理由では、今日ではそういう段階になつたと、こういうふうに書いてあり……

第10回国会 農林委員会 第20号(1951/03/20、2期、日本社会党)

○小林孝平君 先般の質疑の際にも申上げました通り、この法案は早場米奨励金の振替えであるというような誤解を一部に与えておりますから、我々は飽くまでも早場米奨励金は早場米奨励金として要求する。この法案に基いての事業はこの事業として別個に予算を組むとして、政府は積極的に施策を行うという意味におきまして、この法案に賛成をいたします。
【次の発言】 この農業委員会法では、十五人を選挙して委員を出しまして、五人を選任することになつておるのでありまするけれども、私はこの点が非常に問題があろうかと思うのであります。それは非常にむずかしい手続を履みまして、十五人を選挙して委員を選んでおるにもかかわらず、そのほか……

第10回国会 農林委員会 第21号(1951/03/22、2期、日本社会党)

○小林孝平君 農業委員会の性格についてでございまするが、直接この法案とは関係ありませんが、食糧の政府買入数量の指示に関する法律案で、この農業委員会を諮問機関としておるのでありますが、この割当の仕事については、今まで議決機関であつたのを今回諮問機関にされた理由をお伺いしたいと思います。特にこの文章には「意見を聞き、その意見を尊重して、」とかいう非常に明文が書いてあるのでありますが、こういう文章を作つてやらなければならなくなつた理由をお尋ねしたいと思います。従来のように議決機関にしておいてどういう支障があつたかということをはつきりお伺いしたいと思います。

第10回国会 農林委員会 第22号(1951/03/23、2期、日本社会党)

○小林孝平君 麦を自由にすることは、農家の立場から又消費者の立場から必ずしも有利にならないということは、しばしばこの委員会でも私たちは申し上げておつたのでありまするけれども、もう一点麦の統制の撤廃ということは製粉精麦の中小工業を非常に圧迫するという点から、私たちは一つ政府にお尋ねをいたしたいと思うのであります。それは製粉精麦は現在政府の委託を受けまして加工しておるのでありまするけれども、現在の工場の能力は終戰後の急速に製粉精麦をやらなければならないという必要のために非常に必要以上にその能力がふくれている。製粉につきましては必要量より二倍、精麦については三倍近くの能力が殖えておると考えられるので……

第10回国会 農林委員会 第23号(1951/03/24、2期、日本社会党)

○小林孝平君 本案の内容についてはなお幾多質疑を行わなければならない点もありまするし、又不満の点も一、二あるのでございますけれども、先日の提案理由の説明の際にも申された通り急速に本案の成立を図らなければならない事情がありますので、質疑をこの程度に打切り、速かに採決されんことを望みます。

第10回国会 農林委員会 第24号(1951/03/26、2期、日本社会党)

○小林孝平君 食糧管理法の問題につきましては、非常に重要でありますので、なお質疑を行う必要がありますので、明日中質疑を行うことを希望いたします。
【次の発言】 衆議院でこれを通過いたしました際に決議文が附いておりますが、その中の書記を二人にするということは、先ほど農林大臣、大蔵大臣がこれについて努力するというお話があつたのでありますが、その際に農林大臣は、この農業改良事業については部会を設けて運営するよう措置を講ずること、これにつきましても同様にこの決議を尊重してやる、こうおつしやつたのでありますけれども、私はこの委員会にこういうような部会を設けるということは、実際問題として非常に困難であると……

第10回国会 農林委員会 第25号(1951/03/27、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私はこの際議事進行に関し動議を提出いたしたいと思います。’  食糧管理法の一部を改正する法律案につきましてはすでに数回に亘り慎重に審議をいたしたのでありまするが、現在におきましては大体各方面の意見も明瞭でありますし、又この問題をめぐり全国の農家は非常に麦の統制が継続されるか、廃止されるかということで不安にかられておるのであります。こういう意味合から速かにこの問題を決定しなければなりませんし、又この問題を五月に持ち越しますれば農業協同組合方面では資金の手配その他の準備が必要でありまするのに、五月では手遅れとなる。こういうような関係から、どうしても三月中にこの結論を出す必要があると、……

第10回国会 農林委員会 第26号(1951/03/28、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は日本社会党所属の農林委員を代表いたしまして、只今議題になりました食糧管理法の一部を改正する法律案に反対の意を表するものであります。  先ず第一に、私は政府が国民経済的見地から当然擁護されなければならない食糧問題、価格体系に対しまして、正しい認識を欠いて、これを混乱の極に陷れんとする基本的態度をとつていることを指摘いたしたいのであります。即ち今日の日本における食糧の統制を大幅に緩和するための前提條件は、先ず外国からの輸入食糧に対する絶対的自信であり、次に国内食糧の増産における絶対的確信でなければならんことは言を待たないところで、これなくしては戦後日本の食糧政策に一指も触れ得ない……

第10回国会 農林委員会 第36号(1951/05/22、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は本案に関して修正案を提案いたしたいと存じます。  先ず修正案を朗読いたします、   食糧の政府買入数量の指示に関する法律案の一部を次のように修正する。    「米穀買入審議会」を「食糧買入審議会」に改める。   第一条中「米穀」を「米穀、大麦、はだか麦及び小麦」に改める。   第二条第一項中「米穀の都道府県別の収穫見込高」を「米穀、大麦、はだか麦又は小麦(以下「米麦」と総称する。)の都道府県別の収穫見込高」に、「これに基き」を「これを基礎とし」に、「意見を開き、その意見を尊重して」を「意見に基いて」に、「米穀の都道府県別の政府買入数量」を「米麦の都道府県別の政府買入数量」に改……

第10回国会 農林委員会 第38号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○小林孝平君 質問に入ります前に委員長に申上げたいのは、本法案は八章二百数十条に亘りまして、昨日説明を聞きましたあと、これを一読するにも容易ならん時間がかかつたのでありますから、今後これを本日を手初めに十分審議をして頂きたい、こういうふうに申入れをしたいのでございます。最初に、この法案のうち適正伐期という問題が非常に重要な問題でありますけれども、適正伐期というのは、政令で大体きめるようになつておるようでございまするけれども、大体松と杉に例をとりまして、具体的に例えば樹種別、或いは地方別に、適正伐期とはどのように考えておるかということをお伺いいたしたいと思います。

第10回国会 農林委員会 第39号(1951/05/25、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は昨日の質問に関連いたしまして、昨日民有林伐採調整方針を国有林の伐採計画とどういうふうに調整するかという御質問をいたしましたのに対しまして、国有林は一〇%増伐するという答えがあつたのでありますけれども、この一〇%というのは何万石であつて、何年間にやつて、而もこの一〇%程度で大体バランスがとれるかどうかということをお尋ねしたい。
【次の発言】 何年間でですか。
【次の発言】 先ほどお尋ねいたしたのですけれども大体それでバランスがとれるとお考えになつておるのかどうかということをお尋ねしておきます。
【次の発言】 もう一つ昨日の質問に関連いたしまして農林漁業特別会計からの融資の問題に……

第10回国会 農林委員会 第42号(1951/05/29、2期、日本社会党)

○小林孝平君 只今北海道開発法の一部を改正する法律案が内閣委員会に付託されまして審議中でありまするけれども、この法律案は北海道の開発に関しましては極めて重要であるばかりでなく農林関係にとりましても重大な影響がございますので、是非本委員会においてもこれを審議の必要を認めますので、内閣委員会に連合委員会を開催することを申入れて頂きたいと存ずるものであります。
【次の発言】 私は日本社会党所属農林委員を代表いたしまして本法案に賛成するものであります。  我が国の森林は多年過伐、乱伐の傾向が強かつたのでありますが、特に近年に入りましてこの傾向が極めて顕著になりまして、治山治水その他の点からこれをそのま……

第11回国会 農林委員会 閉会後第3号(1951/09/20、2期、日本社会党)

○小林孝平君 最近農林省では砂糖の統制を一部緩和いたしまして、業務用の砂糖については統制を撤廃して入札制にするという御意見のようでございまするけれども、どういう理由に基いて現在の統制を撤廃されるのか。私たちはまだ砂糖の需給関係からいたしまして、今統制を撤廃するということは、いろいろ混乱を起すのではないかというように考えているのであります。そういうようになりました経過を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今お話にもありましたように、今回の統制撤廃の大きい理由といたしましては、米価の問題に関連して、砂糖の価格を引上げて、財務上の見地からこの統制撤廃を行うというような御説明でありまするけれども……

第11回国会 農林委員会 閉会後第4号(1951/09/21、2期、日本社会党)

○小林孝平君 先ほど江田君の質問いたしました中に、米食率につきまして、長官は麦の統制を撤廃したのちも現在の米食率を大体基準として配給するというように御答弁になつて、この問題は現在でも麦によつてカムフラージユされておると、こういうふうにお話になつたのでありまするけれども、私は現在は麦を配給しておるから、その点は問題にならんであつて、麦によつてカムフラージユされておるという御答弁は当らないと思うのであります。それでこれは麦の統制を撤廃いたしましたのちに、米食率を一律にせよという要求は相当強く起つて来ると思うのでありまして、どういう根拠に基いてその米食率を一律にせよという要求を拒絶されますか、その点……

第12回国会 農林委員会 第1号(1951/10/12、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は農業改良普及事業に関して若干の御質問をいたしたいと思います。先般農業改良普及事業の重要性につきましては、九月の二日に当委員会から決議として申入れをしたわけでございますが、これに関連いたしまして、当初行政管理庁の案では、本省の改良普及事業の職員は六十一名全部削減するというふうに伝え聞いておつたのでありますけれども、その後この印刷物その他の御説明で、二割に止つたということは非常な進歩であると思つておるのであります。併しなお私はこういうふうな重要な事業を二割も、人数は少いけれども、二割も整理するということは、この普及事業に対する認識が非常に足らないのではないか、こういうふうに思つて……

第12回国会 農林委員会 第2号(1951/10/18、2期、日本社会党第二控室(左))

○小林孝平君 私は只今委員長からお話がありました食糧問題について若干農林大臣の御所見を承わりたいと思います。  去る十一日の本院の本会議において吉田内閣総理大臣は「食糧事情は今や安定した状態となつたのに顧みて、政府は速かに現行主食の管理統制制度を撤廃する方針を決定」したと述べられているところによりまして、私たちは主食の統制に関する政府の意図を確認したのであります。これにつきまして、今吉田総理大臣が速かに撤廃すると言われておりまするけれども、この速かにというのは具体的に米及び麦についていつ撤廃されるのか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 只今農林大臣は大体四月の一日とおつしやいましたけ……

第12回国会 農林委員会 第6号(1951/10/31、2期、日本社会党)

○小林孝平君 ちよつとお尋ねいたしますけれども、この食管法の政令で実質上なくしてしまつた際に、今度政府が来年の農家の米麦の売渡申込を政府が買うということは食糧管理特別会計法でできるかどうかという点を一つ。私はこの食管特別会計法第一条ではそれはできないと思うのですが、その点の御意見を承わりたいと思います。
【次の発言】 両方からお伺いします。それは農家から麦なり米なりを買つてくれという申込があつた際に、政府は買うことができるかどうかということなんです。
【次の発言】 私の質問は、政府が今度自由にした後で、農家が米が余計できて困る。或いは麦が余計できて困る。それを政府が買うという考えを持つておる。……

第12回国会 農林委員会 第10号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○小林孝平君 この法案の第一條に「生糸の輸出の増進及び蚕糸業の経営の安定を図るため」、こういうふうにあるのでありまするけれども、この内容を見ますると、繭価の安定を図るという措置が殆んどないのでありまして、十條にそういう項目がありまするけれども、その実質的な内容は非常に微弱である。こういうように思うのでありまして、私はこの法案が繭糸価格安定法、こういうふうになつておりまするけれども、その実体は要するに糸価の安定を図るということが大部分になつておる。こういうふうに考えておるのでありまして、この第一條の目的を達するためならばもつと蚕糸業、養蚕、製糸の両方面に亘りまして、その技術を改善し、経営の合理化……

第12回国会 農林委員会 第11号(1951/11/21、2期、日本社会党第二控室(左))

○小林孝平君 今の質問に関連いたしまして、私はこの第十條というのは実体がさつぱりない、こういうようなただ必要な措置を行うものとするというようなことで養蚕農家をごまかしてしまうというやり方は非常におかしいと思うのでありまして、繰返し政府は糸価を安定すれば養蚕農家も……、それで繭の価格が安定するという御説明ならば、むしろこの際この繭糸価路安定法というのを名前を変えて糸価安定法とする。第十條などは実体がないのだからこれを削除して、糸価安定法ということで行つたほうが正直でもあり、又誤解を免れる。こんなもので繭の値段を安定する、だから養蚕農家納得せいというようなごまかしはやめたほうがいいと思うのですが、……

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/26、2期、日本社会党第二控室(左))

○小林孝平君 私は只今議題になつております繭糸価格安定法案について修正案を提出いたしたいと思います。最初に修正案を朗読いたします。     繭糸価格安定法案に対する修正案   繭糸価格安定法案の一部を次のように修正する。   第三條第一項中「生糸の価格、繭の生産費、生糸の製造及び販売に要する費用、主要繊維の価格並びに物価その他の経済事情を参しやくして」を「繭の生産費の額に生糸の製造及び販売に要する費用の額を加えて得た額を基準とし、主要繊維の価格及び物価その他の経済事情を参しやくして」に改める。   第九條中「生糸の輸出」を「生糸(生糸の加工品を含む。)の輸出」に、「生糸を輸出」を「生糸(その生……

第12回国会 予算委員会 第20号(1951/11/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私はこの際農林大臣にお尋ねいたしたいのであります。それは積雪寒冷單作地帯の予算二十億円の問題に関連いたしまして、この予算は非常に関係地方の農家が期待を持つておつたのでありまして、当初六十億円どうしても必要である、融資のほうを四十億円、こういうことで要望しておつたのが、結局二十億円という非常に少額にきまつたのでありますが、この二十億円の用途、使い方に関連しまして、只今のところこの金は灌漑排水、区画整理、客土並びに暗渠排水の四つの仕事に限定され、而もそれは原則として五十町歩以上、例外として特殊の山間地におきましては二十町歩、こういうふうな方針で交付になるというようなことを聞いておるの……

第13回国会 通商産業委員会 第14号(1952/02/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 先ほど次長の御説明の中にポンド地域からの輸入が昨年四億二千万ドルであつたのを本年度は六億五千万ドルに予定しておる、こういうお話だつたのですが、大体どういう見通しの下にこういうふうにお考えになつておるか、簡單にお伺いします。

第13回国会 通商産業委員会 第53号(1952/06/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 第二十五条ですが、先ほどの御質問にありましたが、ちよつと聞き落しましたので、もう一度お伺いしますが、関係行政機関の職員というのは具体的にどういう人を考えておられるのですか。
【次の発言】 私はこの行政機関の職員というものは必要がないのじやないか。これは通産大臣の諮問に応ずるのですから、少くとも通産省の職員は、当然この審議会にかける資料の提出とか、そういう基本的な資料を整える役目じやないかと思うので、この審議会に入つて大臣の諮問に応ずるというのはおかしいのじやないかと思うのです。それは例えば同時に今ここに付託になつております特定中小企業の安定に関する臨時措置法案でも、これは相当重要……

第13回国会 通商産業委員会 第54号(1952/06/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私はこの問題につきまして労働関係の問題について二、三質問いたしたいと思いまするから、労働省関係の係官の出席を次回にお願いいたしたいと思います。

第13回国会 通商産業委員会 第56号(1952/06/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 この業種を把握する際に、一貫作業をやつておるものはわかりますけれども、例えばマツチ工業とか、そういうものは殆んど下請に出して軸は軸、薬付けは薬付け、或いは箱を作る者は箱を作る者、それをまとめて問屋がやるというような場合、その工場自体を把握することができないのじやないかと思うんです。そういう点はどういうふうになりますか。
【次の発言】 仮にそういう形態で、現在はありませんけれども、そういう形態であるということになつたら、この法律では把握することはできないということになつて、勝手に幾らでもやれるということになるわけですか。
【次の発言】 この法律が施行されまして、操業短縮が強制される……

第13回国会 通商産業委員会 第57号(1952/06/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 この法律でやります品目は別表にありますけれども、この別表に掲げられた品目のほかに合板或いは清涼飲料水のごときはやはりこの法律を適用したほうがいいのではないかと考えるのでありますけれども、そういうことになりますと、この品目は只今のところ農林大臣の所管になつておりますので、仮にここに別表に入れるということになれば、法案中の通産六臣を主務大臣というように変更しなければならんわけでありまするけれども、提案者にお伺いいたしますのは、こういう合板或いは清涼飲料水をこの法案の品目の中に附加えるということに耐してどういうふうにお考えになりますか、お伺いいたします。

第13回国会 通商産業委員会 第58号(1952/06/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は社会党第四控室を代表いたしまして本法案に賛成いたします。  この法案は、主なる目的を操業短縮をすることにおいておりますけれども、操業短縮は何ら目下の経済不況や困難を根本的に解決するものではなく、一時の弥縫策に過ぎないと思うのでありますが、目下の経済不況の起つて来た理由は、特需、軍需一辺倒へ進みつつある日本経済が世界の軍拡停滞の余波を受けまして深刻なる不況に見舞われまして、而も中国貿易が全面的に禁止され、平和産業と貿易の発展がないことにあると思うのであります。而も資金、資材、労力、税金等における軍需大資本優遇の偏向は、平和産業、中小企業であるそれら産業の窮状と行詰りをますますひ……

第13回国会 通商産業委員会 第60号(1952/07/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 本法による農地及び農業用施設の復旧費の予算についてお尋ねいしたますが、この問題については、先般農林委員が委員外発言として、一つお尋ねしたのでございまするけれども、なおお答えに不十分な点があり、不明確な点があるので、もう一度お尋ねいたすのでありますが、この予算は、結局鉱害が石炭掘採の結果必然的に生ずるものもありますし、又その予算の額は、鉱業権者の納付金の額によつて左右されるわけでありますから、当然通産省が新規の項目として予算を組みまして、そうして実際に使う実施の際には農林省に移管して、そうして使つてもらう、こういうことにしたほうがいいのではないか。これは非常に事務的な問題のようであ……

第13回国会 通商産業委員会 第61号(1952/07/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 七十七條の関係でございますが、この灌漑排水施設の維持管理の義務は、原案では賠償義務者が負担することになつておつたのを修正されまして、事業団に負担させるようになつたわけですけれども、私は事業団に責任を持たせまして負担せざることは不適当ではないかと思うのであります。それは事業団は十年で解散する、こういうことがはつきりわかつておるのでありまするから、そういうものは責任観念も割合に稀薄でもありますし、現に十年で解散したあとはどうなるか、こういうような問題もありますので、原案のように賠償義務者が負担するというほうが正しいのではないか、こう思うのですが、この点はどういうふうにお考えになつてお……

第13回国会 通商産業委員会 第65号(1952/07/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は、只今議題になつております臨時石炭鉱害復旧法案に反対するものであります。  本法案が立案されましたゆえんは、現行の鉱業法では、鉱害賠償について金銭賠償主義の規定をしておりますが、これでは鉱害問題の根本的解決ができず、鉱害が累積して、遂に今日のごとき重大なる結果となつたからであります。この法案は、鉱業権者にでき得る限りの金額を一時金で納付させ、国が不足分を補助して、鉱害地の効用回復をしようとするものであります。ドイツ、英国等では、すでに鉱業権者が自力で効用の回復をやつており、法律は原状回復主義の規定をしているのであります。我が国も可及的速かに鉱業法の賠償規定の改正を行なつて、国……

第13回国会 農林委員会 第5号(1952/02/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 ちよつとこれに関連しまして超過供出要請数量のうち、米一般の二月までの、いわゆる超過供出、それから二月以降の匿名供出の割合はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 昨日匿名供出の問題につきまして本会議で質問をいたしましたところが、大蔵大臣と農林大臣から御答弁を頂きましたけれども、非常に内容があいまいでございますので二、三お尋ねいたしたいと思います。その前に今ちよつと御質問をいたしたいのは、関連いたすのですが、この表の超過供出要請数量というのは、これは初めに割当てた数量以上に期待をしておる数量でありまして、従つて十二月、一月にもすでに実際上は超過供出として出た数量があるのでは……

第13回国会 農林委員会 第7号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 先般超過供出及び匿名供出に関する免税の問題で本会議並びに当委員会で質問をいたしたのでございますけれども、なお幾多の疑点を残してそのままになつておるのであります。その後国税庁長官から国税局長宛の通牒並びに食糧庁長官から各知事宛の通牒を委員会に配布されましたので、これを見ましたところ、この通牒が非常にわかりにくいということがわかつたのでありまして、特に国税庁長官から国税局長宛に出されたのは、これは内部のことでございますので、こういうことで十分理解が行くのかとも思いますけれども、これを受けて食糧庁長官から各知事宛に出された通牒は、これは一般の人には非常に理解がしにくい、現にこの通牒を見……

第13回国会 農林委員会 第9号(1952/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(小林孝平君) 本問題については、本会議並びに当委員会で三回に亘つて検討いたしておりまして、大体論議を盡すべき点は盡したのでありまして、最後に残つておる問題は、農林大臣並びに大蔵大臣でなければ御返答頂けないということになつておるのでございます。それで本日この機会に農林政務次官に農林省の御所見を承わり、明日の農林大臣の御出席の際にその確答を得たいと思つておるのであります。  この問題は、先般国税庁長官の各国税局長宛の通牒、並びに食糧庁長官から知事宛の通じる通牒によりまして、この超過供出並びに匿名供出の免税の措置に関して通牒があつたのでありまするけれども、非常に御苦心されまして通牒が書……

第13回国会 農林委員会 第15号(1952/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 昨日三橋委員から乾繭倉庫についても農業倉庫と同様に利子の引下げをする意思がないかどうかということを質問しましたのに対しまして、当局から只今のところではやる意思はなく、今後情勢を見てやるという御回答があつたのでありまするけれども、この問題はこの前の前国会におきまして繭糸価格安定法案の審議の際に、当委員会から大蔵大臣、農林大臣、内閣総理大臣宛に蚕糸対策に関する申入れを行いまして、その際に特に今後乾繭保管に対しまして資金の融通並びにその利子の補助について特段の考慮をすべきであるという申入れをいたしましたのに対しまして農林大臣から当委員会に、乾繭保管についてはその資金の融通について御趣旨……

第13回国会 農林委員会 第16号(1952/03/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は只今議題になつております農業改良助長法の一部を改正する法律案の一部を改正する法律案に対して修正するの動議を提出いたします。  先ず修正案を朗読いたします。  農業改良助長法の一部を改正する  法律案の一部を次のように修正する。  第十四條第一項の改正規定中第一号を第二号とし、以下順次一号ずつ繰り下げ、第一号として次の一号を加える。  一 專門技術員及び改良普及員を置くこと。  第十四條の二第一項中「都道府県は、」の下に「前條第一損第二号から第四号までの」を加える。  第十六條の二及び第十六條の三中「第十四條第一項第一号」の下に「及び第二号」を加え、同僚中「同項第二号及び第三号……

第13回国会 農林委員会 第17号(1952/03/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 理事の互選は成規の手続を省略し、委員長において指名せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は只今の委員長のお話に賛成するのでありまするけれども、それに関連いたしまして、この法案の審議に当りまして、繭の生産費、生糸の製造費や販売費等の問題についていろいろ政府当局に質疑をいたしたのでありまするけれども、非常にその回答に不満足の点が多々あるのであります。又この施行令の第三條を見ますと、法律の精神に反しておるという点も見つけられるのであります。こういうような点から考えまして、私は今後施行令の第三條並びに第四條の改正をする必要があるのではないか、こういうふうに考えておるのであ……

第13回国会 農林委員会 第18号(1952/03/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 当委員会におきまして先般二月の十二日の繭糸価格安定審議会において標準生糸の売買価格がきまりました。その最高価額二十三万円、最低価額が十八万円と決定になりました経緯並びにその算出方法等につきまして、いろいろ政府当局から御説明をお伺いしたのでありまするけれども、その際に繭の生産費、或いは生糸の製造加工費等の問題につきましての質疑に対しまして説明が甚だ十分でなく、我々は納得しがたい点が多々あつたのであります。又資料の提出を求めましたけれども、十分なる資料の提出はまだございません。更にこの点につきましては一般に非常に関心を持つており、この審議会においても相当活溌なる議論が行われたように承……

第13回国会 農林委員会 第29号(1952/05/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は審議に入る前に今回の麦類の政府買入価格及び売渡価格について政府の方針に従つて具体的に最近の事実に基いて算出すればどれくらいになるかという資料を一つ提出して頂きたい、こういうように考えるものであります。そこで右について農業パリテイ指数の基準を従前通り昭和九年から十一年の三カ年平均とした場合はどうなるか、又農業パリテイ指数の基準を衆議院の農林委員会の決議のように昭和二十五年と二十六年の二カ年平均とした場合はどうなるか、こういう点であります。この問題について次の資料を次の農林委員会までに提出してもらいたいと思うのでありまして具体的には大麦、はだか麦、小麦、精麦及び小麦粉の生産者推定……

第13回国会 農林委員会 第30号(1952/05/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 この法案と直接関係ありませんけれども、二十六年産米の超過供出の問題でありますが、匿名供出に対する課税免除の問題につきまして政府から方針が示され、この匿名供出の分だけの免税というのはおかしいというので、一般の超過供出についても免税の措置をすべきであるという要求をいたしました。これは農林大臣から直接これに対しては善処をするということになつておるのでございます。ところがその後この問題について何ら具体的の措置が発表されないので、末端においては非常に混乱を来たし、又農林省はこれをうやむやにするのではないか、こういうことが言われておるのでありまして、末端におきまして、県庁あたりが税務署あたり……

第13回国会 農林委員会 第31号(1952/05/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 今度の衆議院の修正並びに決議のうち最も重要なものはこの決議の第二項でありまして、この問題については先般いろいろ御説明がありましたけれども、私たちは常識的に考えればこの項目は明らかに二重価格制を採用するものであるとこういうふうに解釈するんであります。これは常識的に虚心坦懐に考えれば誰でもそう考える。ところが政務次官は、これは二重価格制でないということを強く主張されておるんでありますけれども、本日の新聞の報ずるところによれば衆議院は決議において二重価格綱を決議したとこういうふうに出ております。そういたしますと、政府の解釈というものは今回の法案全部を通じてみますと、ともかく何でもかまわ……

第13回国会 農林委員会 第32号(1952/05/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 それに関連して、只今の御説明によりますと、この決議案の趣旨というものは二重価格制をはつきりと謳つたものである、こういうふうな御説明であつたのでありまして、私たちもこの決議案を読みましてそういうことをはつきりと了解いたした、又これは過日この決議案が衆議院で可決されました際に、新聞紙上でも二重価格制を実現することを決議した、こういうふうに現われておるのであります。ところが先般政府当局にこの問題をお尋ねしたところ、二重価格制をはつきり謳つたものでない、こういうことを御答弁になつておるのでありますが、この点はこの決議案の審議の過程におきましてはつきりと政府側の意見を確かめられてあるかどう……

第13回国会 農林委員会 第33号(1952/05/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 今回の政府提案の食糧管理法の一部を改正する法律案を衆議院において一部修正され、更にこれに関して決議案が可決されたのでありますけれども、この衆議院における修正並びに決議案の内容を検討いたしますると、特に又検討し更に昨日その内容につきまして修正並びに決議案の発議者の議員のかたにおいてを願つてこの趣旨を御説明願つたのでありまするけれども、それによりますとこの修正並びに決議案の内容は発議者の考え方としては飽くまでも米麦一体として考えておる。なおこの決議案の趣旨は一部政府当局からの説明では疑義があつたのでありますけれども、それを発議者の趣旨では、これは明らかに二重価格制を考えておる、こうい……

第13回国会 農林委員会 第38号(1952/05/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 只今の議題である食糧管理法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党第四控室及び第二控室所属農林委員の共同提案として次のような修正案を提出いたします。先ず修正案を朗読いたします。    食糧管理法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。    第三條の改正規定中「改める。」左改め、同條第二項中「参酌シテ」を「参酌シ米穀ノ再生産ヲ確保スルコトヲ旨トシテ」に改める。』に改める。    第四條の次に二條を加える規定中「二條」を「三條」に改め、同改正規定第四條ノ二第一項中「(大麦、裸麦又ハ小麦ヲ謂フ以下同ジ)」及び「又ハ其ノ生産者ヨリ委託ヲ受ケタル者」を削り、同項の前に第一……

第13回国会 農林委員会 第43号(1952/05/30、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 一つお尋ねいたしたいのは、この農業共済制度は今後これを整備いたしまして、強化しなければならないということは当然でありますけれども、私はこれに関連しましてお尋ねいたしたいのは、こういうふうにだんだんこの共済制度の不備の点が改められ、整備されて行くという過程を通じまして、逐次これに要する国の資金が増加して来る。相当現在でも多額の金が使われておるのでありますけれども、今後更にこれが増加して来るのじやないか、こういうふうに思つておるのであります。そこでそういうことを前提にして考えますと、先ずこういうふうに多額の資金が要るということになれば、共済制度それ自身について問題が起きて、共済制度の……

第13回国会 農林委員会 第44号(1952/06/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 米麦の包装の問題についてお尋ねいたしたいと思います。現在米麦の包装につきましては包装細目、即ち資材、荷造などの点につきましては、昭和二十四年の十一月の食糧管理局長官通牒で目標を示して現行法でこれを公示してそれによつてやつておられたのだが、検査法施行後はその従前のものを大体踏襲してやつておられるのであります。ところがこの決定に当つては大体地方事務所長が関係の農業団体或いは府県当局の意見を十分聞いてその細目をきめることになつておるのでありますけれども、その決定がどうしても検査という立場から、関係事務所ではややもすれ実情に合わない非常に厳重な規格をきめておる、こういうのが現在の実情であ……

第13回国会 農林委員会 第45号(1952/06/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 この三法案に直接関係ありませんけれども、間接的に関係がありますので、この機会に大臣にお尋ねいたしたいのは、この單作地帶に対しまして、積雪寒冷單作地帯の振興法というものができまして、非常に特別の施設が加えられておるのでございまするけれども、こういう趣旨に基いて、最近この單作地帯が二毛作をやろうというので張切つてやつておるわけです。特にこの單作振興法に基いて、土地改良をやりましたあどに二毛作をやり始めた所は、最近国税庁のほうでは、所得のあるところ課税するのは当然であるというので、課税の対象にするということを言つておるわけです。具体的には、高橋国税庁長官が先般新潟県に参りまして、この問……

第13回国会 農林委員会 第50号(1952/06/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 総括的な問題で二、三お尋ねいたします。最近農村には農地改革の精神に逆行する動きが相当あるのであります。この動きは近時とみに擡願して参りました農村における復古主義によつて一層強く押進められているのでありますけれども、こういう動きや、それから農地改革の推進を阻止するような事態が相当ほうぼうで起きておるのであります。例を具体的に挙げて申しますれば、農地の闇取引があとを絶たないばかりか、最近一層盛んになつて来ておる。又旧地主、特に山林地主が最近活溌に動き出しまして、かような地主と農民との間に又昔のような隷属関係がここに生まれて来ておる。又貧農層と旧富農層との経済力の開きが大きくなりまして……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/03/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は二、三の問題についてお尋ねいたしたいと思います。政府は今般、只今為替金融及び物資面からの輸出抑制会のポンド対策をやつておられるのでありますが、これはポンド貿易を大幅に縮小するというお考えからやつておいでになるのか、どうかということを先ずお尋ねいたしておきます。
【次の発言】 通産大臣です。
【次の発言】 通産省では、今年は輸入に見合つた輸出をするという方針を只今のところではとつておられるようでありまするけれども、英国初めポンド地域ではポンド自主性の回復、国際收支の改善のために必要物資をできるだけこの地域内で優先配分をするという方針をとつておるのでありまするから、このような情勢……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 電気通信委員会 第6号(1953/07/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 ちよつとお伺いいたします。今回のこの電話料の値上げは相当世論の反対も強いのでありまして、このような情勢でこの値上げの問題を取上げられたには、よほどはつきりした必要性を認められた上のことであろうと考えておるのであります。又、これに関する正確な基礎資料も十分整えられておることと思うわけでありまして、このような大幅な値上げをするなら、同時に公社の経営についても相当思い切つた経営の改善、合理化を考えられておると思うのであります。それでまあ経営の合理化というと、すぐ人員の整理というようなことを考えられるのでありますけれども、私はむしろこの電話につきましては、この従業員に適正な給与が与えられ……

第16回国会 電気通信委員会 第9号(1953/07/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 進藤さんにちよつとお伺いいたしますけれども、先ほどのお話に五ヵ年計画を六ヵ年なり七ヵ年計画にするというような考え方はまあ許されないというような非常に強く言い切られておつたように思いますが、私は料金が非常にいろいろ問題になつておるときであるから、もう少し料金を下げて期間を延ばしてこの計画を達成するというような考え方もあながち悪くないことと思います。先はどのお話では非常に強く言い切られたのですが、特にそういう理由はございますか。

第16回国会 電気通信委員会 第12号(1953/07/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 今回のこの電話料の値上げに上りまして、これが一般の物価に対する影響はどういうふうになるかということお尋ねいたしたいと思うのです。これは公社からお出しになりました、公社のあり方という印刷物を見ますと、この三十六頁には、この値上げによつては余り一般物価にインフレを促進するような懸念は少しもないと思われるというように書いてあるのであります。尤もこの今のこの印刷物を見ますと、これは故意か偶然か知りませんけれども、電話の加入者は全国民中僅か十四万であるというように書いてありまして、十四万だからインフレを促進するような懸念はないと、こういうように書いてありますけれども、実際はこの加入者は百五……

第16回国会 電気通信委員会 第18号(1953/07/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 只今議題になつております三法案中、公衆電気通信法案及び有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案の両法案の一部を修正する動議を提出いたします。この修正案は社会党両派の所属委員の共同提案でありますが、提案者を代表して私から説明いたします。  先ず修正案を朗読いたします。    公衆電気通信法案に対する修正案公衆電気通信法案の一部を次のように修正する。  第百五条第一項各号を次のように改める。    一 構内交換設備及び内線電信電話機並びにこれらの附属設備であつて公社による設置が困難であるもの又は加入者の業務の性質上若しくは設備の構造上特殊の保存を要するもので、公社が定める基準に適合す……

第16回国会 電気通信委員会 第21号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 この法案はまだ十分内容を承知しておらんものですから、間違いがあるかもわかりませんけれども、私はこの間から考えておるのは、先ほども新谷委員からお話があつたように、この法案の改正案の立案に当つては、放送協会とは余り連絡がなく行われたということでございますけれども、こういう重要な改正をやる以上は、もつと十分今後打合せて頂きたいということは、私も強くそういうことを要望したいと思います。今津島委員或いは委員長からも指摘されました理事の問題なども、私はこういうような理事の増員などというものは、ただ大きいから殖やさなければいかんというような、極めてあいまいな説明というものはちよつと理由がないの……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は農林大臣、通産大臣、大蔵大臣に御質問いたします。最初に農林大臣にお伺いいたしますが、今回の暫定予算の中に新麦の価格対策の費用が盛られておるのか盛られておらないのか、お尋ねいたします。若し盛られておらないなら、これは七月分の暫定予算に組まれるのか、本予算に組まれるのか、お尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 本予算に組むということでございますと、私は時期的にこれは間に合わないと思うのであります。それはともかくといたしまして、今の麦の生産者価格、生産者が売るいわゆる自由価格でありますが、この自由価格は、小麦については政府の買上価格と大体同様でありますが、大麦、はだか麦は政府の……

第16回国会 予算委員会 第6号(1953/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は農政問題について二、三総理大臣にお尋ねいたします。首相は施政方針演説において、国民生活の基本をなす食糧については総合的な自給度向上を図ることが必要であると述べられ、食糧増産に対する政府の決意を示されたのであります。而も日頃、首相みずから農政の権威を集め、顧問会議を開き、その意見を聞いて需給調整の確立に並々ならん努力を払つておられるのであります。ところがこの顧問会議を初めとしまして、農林省或いは農業関係団体揃つて一致しての要望は、食糧増産に対する基本法を制定せよという声であります。そこで増産を達成するためにこの食糧増産に対する基本法が必要とお考えになるか、必要でないとお考えにな……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は日本社会党を代表いたしまして、本暫定予算案に反対するものであります。以下簡単にその理由を申上げます。  先ず第一にこの暫定予算には防衛支出金、保安庁経費を計上しているのであります。これは日米安保条約に反対し、且つ事実上の再軍備である保安隊に反対している我が党としては、絶対に認めがたいところであります。  次に四、五、六月と三カ月も暫定予算が施行されているのでありまして、今ここに又七月も暫定予算が施行されようとしているのであります。かかる状態からいたしまして、七月の暫定予算にはでき得る限り日本の経済や国民生活に対して配慮をした政策が織り込まれて一向差支えないのみならず、むしろ当……

第16回国会 予算委員会 第19号(1953/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 只今の政府の御説明にはいろいろはつきりしない点が多々あるのでありますけれども、私はこの際具体的に例を挙げまして、今後予算審議に当りましてどういう政府は態度をとられるかということをお尋ねいたしたいと思うのであります。昨日の政府の答弁によりますと、この予算の説明に当りまして、修正部分については、それは参考人というか何というかわかりませんけれども、ともかく修正発議者に意見を述べてもらう。そうして政府はそれに対してはいろいろ意見を言う。これは困つたものだ、仕方がないとか、感心しないとか、そういうことを政府は言う、こういうふうに法制局長官は答弁されておるのであります。そこで私は具体的にお尋……

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 関連でありますから、簡単にお伺いいたしますが、この予算の費目にどういうように使つてもいいというような金が二百億円もあるということは、一体こういうことでいいのですか。二百億円もこういう莫大な経費が、完遂したものに出すのか、完遂しないでも、そういう人にも出すのかという二つの解釈があつて、今後これは、或るときは政府の意見では参議院できめて下さい、或るときは今後運用に注意して何とかやる、こういうようなことを言つて、何に使うかわからない金が二百億円も宙ぶらりんにあるということは、一体こんな予算の審議ができると思つているのか。若しそういうことであれば、今政府の提案されました一般会計、特別会計……

第16回国会 予算委員会 第21号(1953/07/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 本年は災害が頻発しておると思うのであります。本年の気象状態は非常に不順でありまして、只今までの気象状態からいたしますと、今後相当の日照りがありましても豊作にならんことは専門家がほぼ一致してそういう見解をとつておるのであります。従つて今後相当の本年は不作が予想されておるわけであります。そこで現在までに西日本或いは和歌山等の災害に対しましては、内閣においては災害対策本部を設置されまして、総合的に考慮されまして、河川或いは農漁村等に対しましての対策につきましては、目下それその関係大臣が一生懸命に対策を講じておられるのでありまして、私はこの結果万遺漏なきものと信じておるのであります。そこ……

第16回国会 予算委員会 第22号(1953/07/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 只今井野委員からお話がありまして、政府から統一的見解が発表されればそれで終るというふうな話でございますけれども、私はそれは先ず第一の条件でありますけれども、それだけでは終らないと思うのであります。私は仮にこの三派の共同修正案の通りに政府がやるといたしましても、こういう八百円の問題については将来なお検討すべき点が多々あるのでございまして、私は先般総括質問の際に委員長まで、三浦政策審議会長を参考人として呼んで頂いて御質問をいたすことを申出たのでありますけれども、議事を順調に進行させる都合上、他日に譲る、一般質問の際に譲る、こういうことにいたしておつたのであります。私は本日劈頭至急呼ん……

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は、本日は供出完遂金八百円に関連しまして、消費者米価との関係について主としてお伺いいたしたいのでありまするけれども、丁度郵政大臣がお見えになつておりまするので、ちよつとその前に簡単に関係のことをお伺いいたします。今回予算が修正されました結果、食糧増産の関係の経費が、或いは義務教育費関係の経費が相当多額になりまして、このために増額になりまして、それに伴なつて、地方では経費々相当負担しなければならん、こういうことになつておるのでありますが、大体この予算が修正になりました結果、地方が負担しなければならない金というのはどのくらいになる見当ですか。

第16回国会 予算委員会 第26号(1953/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 労働大臣大変お忙しいところでございますから簡単に御質問いたします。  先ず最初に今回の予算で大幅な修正が行われたのでありまするけれども、そのうち米価に関係いたします完遂奨励金として石八百円今度は農民に渡されるという問題につきまして、労働大臣はどういうふうな関心をお持ちでありましようか、それをお伺いいたします。それは私は全然関知しないとこあである、こういうふうにお考えになるか、或いは多少の関心をお持ちになるか、その辺をお伺いしたい。
【次の発言】 只今のお話では、ただ関心を持つていて、そうして成るべくそうならないようにということを考えておる程度でございまして、何ら積極的に労働大臣と……

第16回国会 予算委員会 第27号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 昨日申上げておきました電話料金の値上げに伴うところの今回の電信電話に関する三法案が参議院の本会議を通過いたしたのでありますが、これに伴つて政府関係予算の一部を修正しなければならないような事態が起きたわけであります。それでこれについて郵政大臣、大蔵大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、その前に委員長にお願いしておきたいのは、この問題はこの予算審議が決定後起きた問題でありまして、その際に、質問の割当時間などの決定をなされる際に、突発事故その他新たなる事態が起きたときは、このほかに特別に考える、こういう申合せになつているのでありますから、これからの質問は、我が党に割当られたる腰間以外の時……

第17回国会 電気通信委員会 閉会後第1号(1953/11/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 ちよつと御参考までにお伺いいたしたいのでありますが、この八つの裁定のうち、先般の委員長の御説明では電電等の公社は、経理上から考えて実施の線は中の上くらいという、こういうようなお話でございましたけれども、この八つの正確の順位というものはないかも知れませんけれども、大体どういうふうに、非常にたやすいのはどう、むずかしいのはどうというようなことをちよつとお知らせ願いたい。
【次の発言】 その他の国鉄、専売、郵政というのはどの程度のものを言うのですか、見るのですか。
【次の発言】 関連してお尋ねいたしますけれども、政府の提案説明によりますと、「これらの経費は、昭和二十八年度政府関係機関収……

第17回国会 電気通信委員会 閉会後第3号(1953/11/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 今この三十五億円の件ですが、従業員が特別の努力を払つて収入を上げるというお話でございますが、具体的にどういうふうな結果によつてこういうふうな莫大な、能率を上げる結果、こういう金額が出るのですか、具体的におわかりになりますか。
【次の発言】 いや、その大部分が、大部分じやないかも知れませんが、かなりの部分が従業員が特別の努力を払い能率を上げた結果こういう増収が生れて来る、こういう御説明があつたようでございますね。
【次の発言】 三十五億の中にはそう大きな金額は正確なものは含まれておらんかも知れませんが、今のお話では更にこの三十五億は従業員が特別に努力した或いは能率を上げた結果収入が……

第17回国会 電気通信委員会 閉会後第4号(1953/11/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 政務次官にお尋ねいたしますけれども、今回の政府のこの伸裁裁定を国会に上程した事由説明資料というこの提案理由を見ますと、「これらの経費は、昭和二十八年度政府関係機関収入支出予算に含まれておりませんので、給与総額につきましては予算総則第二十三条の金額を超過することは、明らかでありますから、これを支出することは、予算上不可能であります。」、こういうことが書いてあるのですけれども、この国会の承認を求める際には、経理上、予算上これを変更しなければならない場合に、国会の承認を求めなければならない。こういうふうに法律には書いてあるのです。だからこれは当然初めから国会の承認を求める際には、そうい……

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 先ほど委員長は、このあと風水害特別委員長の説明を聞くというお話でございましたけれども、私は聞き落したかと思いますが、この委員長の報告のあと、当然我々の質疑を許さるべきものと考えるのでありますが、その点如何ですか。
【次の発言】 当然この委員会でそういう重要な発言があるのでありますから、我々の質問を許すのは当然だと思うのです。従つてこの時間を適当に定めまして、直ちに委員長の報告されたあと、我々の質疑を許されたいと希望いたします。(「賛成、反対」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 この委員会で、それなら特別委員長はどういう発言をするかわからないのです。勝手な発言をされて、我々がそれに対して……

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 先ほど新谷委員から三党協定の全文を出して頂くことを要求されたのでありまするけれども、今回の政府の修正はこの協定に基いてやられたのでありまするから、当然これは予算の審議の初めに当りまして、資料として提出されなければならん書類だろうと思うのであります。昨日特に中田君からこれを要求されたのに未だに提出されていない。必要があれば出すというような、非常にこれは怠慢だと思う。政府は三党と国会外でこういうやりとりをやりましたから、もう参議院の審議は必要はない、こういうふうになめているのじやないかと思う。そういうことでは非常に困ると思います。間に合いませんければ取りあえず一つ読んで頂きたい。(「……

第18回国会 電気通信委員会 第1号(1953/12/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 今大臣の御説明によりますと、「その後政府におきましては、仲裁裁定はできるだけこれを尊重する建前から、」云々と、こうおつしやいましたけれども、これは、当初は仲裁裁定は政府として実施するつもりでなかつた、こういう意味ですか。
【次の発言】 大臣はそうおつしやいますけれども、この前の裁定を国会に上程した事由説明資料、これによりますと、これらの経費は、昭和二十八年度政府関係機関の収入支出予算に含まれておりませんので、給与総額につきましては、予算総則第二十三条の金額を超過することは、明らかでありますから、これを支出することは予算上不可能であります。と、こう言つておられるのです。こんなことは……

第18回国会 電気通信委員会 第4号(1953/12/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は只今議題となりした議案につきまして修正の動議を提出いたします。  即ち修正の案文を朗読いたします。   公共企業体等仲裁委員会の裁定の通り完全実施するものとしてこれを承認する。  以上であります。  簡単に理由を御説明いたします。申すまでもなく公労法の精神に基きますれば、政府は今回の仲裁裁定に対しまして完全にこれを実施する責任と義務があると考えるのであります。然るにこれを政府は只今のところでは、その一部を実施するというような態度をとつておられるのでありまするけれども、我々といたしましては、只今申上げた理由に基きまして、完全に仲裁裁定通り実施するというふうに決定するのが当然であ……

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 総理大臣は、国力の許す範囲において自衛力の漸増を図ると、しばしば言つておられます。これは十分よくわかりましたが、この漸増の過程において、一体どこで戦力になつたのか、或いはなるのかということは、一体誰が判定するのかということをお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 国民が判断するとおつしやいますけれども、今のような政府のやり方でありますれば、漸次漸増して行く、いつまでたつても、これは戦力でない、こういう考え方の下に漸増して行く結果、国民がこれはもうすでに戦力であると考えておつても、どんどん事態は進んでしまう、すでにそれは憲法に違反しておるという事態にまでなつても、仕方がないとい……

第18回国会 予算委員会 第5号(1953/12/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 議事進行について。今般政府が公共企業体職員に対する仲裁裁定に関する国会の決議を求める件を提案されたのでありますが、これに関しまして重大なる疑義が生じました。本日の参議院における関係各委員会におきましても、この疑義のため参議院の委員会における議決ができないという事態に立ち至つたのであります。併しながら、本来ならば、この疑義を明らかにしてから、この議決に入るのでありまするけれども、諸般の事情を考慮しまして、一応議決をいたしまして、この委員会において更にその疑義を明らかにし、政府の所信を質すということにいたしましたので、この際、政府の所信をお伺いいたしたいと思います。(「そういう質問を……

第19回国会 水産委員会 閉会後第1号(1954/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) これより委員会を開会いたします。  本日は俊鶻丸のビキニ海域調査に関する件を議題に供します。  ビキニ水爆調査船としての俊鶴丸が全国民注視の下に五月十五日東京港を出航して以来、約五十日の長期に亘つてビキニ環礁を中心とした洋上八千海里をつぶさに調査されて、去る四日全員恙なく帰航されましたことはすでに皆さん御承知の通りであります。調査団が無事調査を了えられましたことは私ども何よりのことと存じております。  この際お諮りいたしたいのでありますが、この調査に当られたかたがたの中から十二名のかたに只今御出席を頂いておりますが御紹介いたします。向つて左から調査団団長、水産庁南海区水……

第19回国会 水産委員会 閉会後第2号(1954/07/08、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) これより委員会を開会いたします。  昨日に引続き、俊鶻丸のビキニ海域調査に関する件を議題に供します。  只今御出席の政府のかたは水産庁の岡井次長、増田海洋第二課長、厚生省の楠本環境衛生部長であります。安藤国務大臣は二時頃より出席される予定であります。御質疑のあるかたは順次御発言を願います。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 私ちよつと関連いたしましてお尋ねいたしますが、先ほど水産庁ではこの俊鶻丸の派遣に要した経費は外務省に要求したということでありますけれども、外務省からアメリカには要求してありますか。
【次の発言】 そういたしますと、ほかの点もあれですか、アメリカに……

第19回国会 水産委員会 閉会後第3号(1954/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) これより水産委員会を開会いたします。  この際お諮りいたします。先日委員の異動で理事の一名が欠員になつておりますが、只今この理事補欠の互選を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。つきましてはこの理事の補欠互選の方法は成規の手続を省略して委員長の指名によることに御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは秋山俊一郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 本日の議題はビキニ被爆事件に関する件でございます。只今御出席の方は安藤国務大臣、水産庁清井長官、ほかに外務省のアジア局長と大……

第19回国会 水産委員会 閉会後第4号(1954/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今から委員会を開会いたします。  本日の議題は、ビキニ被爆事件に関する件であります。本日出席のかたは、岡崎外務大臣、安藤国務大臣、保利農林大臣、水産庁の清井長官、増田海洋第二課長、厚生省の楠本環境衛生部長、大蔵省の鈴木主計官であります。  只今まだ外務大臣だけおいでになつておりますが、外務大臣は他に所要がありまして、十一時までこの委員会に出席されるそうでありますので、時間の関係もありますので、最初に外務大臣から御説明願つて御質問頂きたいと思います。  それでこの件に関しましては先日並びに昨日いろいろ審議をいたしましたのでありまするけれども、その際特に外務大臣にお尋ねい……

第19回国会 水産委員会 閉会後第5号(1954/07/30、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  ビキニ水域における水爆実験に関します補償の件を議題に供します。  本日は外務大臣、農林大臣、大蔵大臣、安藤国務大臣、水産庁長官の出席を求めておりますが、只今御出席の政府のかたは水産庁長官でございます。外務大臣、安藤国務大臣は閣議終了後、十一時頃出席の予定でございます。
【次の発言】 只今千田委員から御希望がございましたが、さよう取計らつてよろしゆうございますか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  只今外務大臣が見えられましたので先般の補償の問題に……

第19回国会 水産委員会 閉会後第6号(1954/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  本日の議題はビキニ被爆準件に関する件でございます。  本日の政府側の出席者は保利農林大臣及び清井水産庁長官であります。農林大臣は只今お見えになつておりませんけれども、間もなく御出席の予定であります。  最初に昨日千田委員から農林省に要求がありました冷凍まぐろ及びまぐろの罐詰の対米輸出数量について水産庁長官から御説明を願います。
【次の発言】 農林大臣がお見えになりましたので、ビキニ被爆の件につきまして、これから御説明を願うことにいたします。  先般来岡崎外務大臣、安藤国務大臣からこの件についていろいろ事情をお聞きしたのでありまする……

第19回国会 水産委員会 閉会後第7号(1954/08/09、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今から水産委員会を開会いたします。  ビキニ被爆事件に関する件を議題に供します。只今政府から出席されておりますかたは、安藤国務大臣、水産庁の清井長官であります。なお保利農林大臣は衆議院の決算委員会のほうに出席されておりますので、後刻出席の予定であります。安藤国務大臣は十一時までここにおられますから、そういう御予定で御質問を願います。御質疑のあるかたは、順次御発言を願います。
【次の発言】 安藤国務大臣から、その後の経過の御報告を願います。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて下さい。    午前十一時三十八分速記中止

第19回国会 水産委員会 閉会後第8号(1954/08/12、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  本日の議題はビキニ被爆に関する補償の件であります。只今御出席の政府側の関係者は、水産庁長官清井正君、大蔵省理財局地方資金課長牧野誠一君の両君であります。最初に委員各位に御報告いたしたいことがございます。八月九日の委員会で皆様御承知の通り、政府は国内対策の内容は勿論、生産者等に対する融資の額についても発表の時期に至つていないというような答弁でありましたから、同日の午後三時に私と楠見委員、島村委員の三名で大蔵省に参りまして小笠原大蔵大臣に会見して、ビキニ水爆実験に伴う損害の補償に関し国内対策を速かに決定するよう申入れましたところ、小笠……

第19回国会 水産委員会 閉会後第9号(1954/09/04、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  先ずビキニ被爆事件に関する件を議題に供します。只今御出席の政府のかたは安藤国務大臣、秋山外務政務次官、清井水産庁長官でございます。最初に安藤国務大臣からその後の経過等について御説明を伺いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それならば、安藤国務大臣にお尋ねいたしますが、本件、即ち水爆被害の補償につきましては、これまで本委員会において日米間の交渉を速かに妥結するようしばしば督促しておつたのでありますが、事件発生以来六カ月を経過してまだその決定をみないことは、政府の怠慢というよりほかに仕方がないと思うのであります。そ……

第19回国会 水産委員会 閉会後第10号(1954/09/06、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  ビキニ被爆事件に関する件を議題に供します。只今出席のかたは清井水産庁長官であります。なお安藤国務大臣並びに岡崎外務大臣は後刻見えられるはずであります。  なおこの際第五福龍丸の無線長久保山愛吉君をお見舞に参りましたので、そのことを簡単に御報告申上げます。  一昨日の委員会で皆さんの御賛同を得ましたので午後一時半私と千田委員、森崎委員が委員会を代表いたしまして東京第一病院に久保山君を訪問いたしました。もとより本人は面会謝絶となつておりますので院長室に坂口院長、栗山副院長、小山内科院長、熊取主治医に久保山君の母親しゆんさん、妻すずさん……

第19回国会 水産委員会 閉会後第11号(1954/09/07、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より委員会を開会いたします。  最初に国連軍による漁業損害補償に関する件を議題に供します。調達庁から大石不動産部次長、佐藤補償第二課長が出席されております。御質疑のあるかたは逐次御質疑を願います。
【次の発言】 次は昭和二十九年五月の北海道における暴風雨による漁業災害の復旧資金の融通に関する件を議題に供します。
【次の発言】 次は水産当局から昭和三十年度予算編成に関連する水産施策の概要についてお話を承わりたいと思います。
【次の発言】 今松岡金融課長が出席されておりますので金融関係の問題について御質問があれば併せてお願いいたします。

第19回国会 水産委員会 閉会後第12号(1954/09/20、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  本日は最初に台風十二号の被害状況につきまして水産庁から状況をお伺いすることといたしたいと思います。
【次の発言】 次に最近漁獲物に相当放射能を含んでおりまして、急激に八月になつてその数字が多くなつておりますので、その実情並びにその理由等につきまして、厚生省から説明を聞くことにいたしたいと思います。
【次の発言】 私から二、三お尋ねいたします。最初にビキニの東北海域に汚染が甚だしいというようなお話でございますが、これはもう少し具体的にはどういうことでございますか。その他の地域に比べてここは特に甚だしいというのですか、最近ここが甚だし……

第19回国会 水産委員会 閉会後第13号(1954/09/21、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  最初にビキニ被爆事件に関する件を議題に供します。只今宅藤国務大臣がお見えになつておりますので、安藤国務大臣から賠償問題に関するその後の経過を御説明願いたいと思います。この点につきましてその後の経過を安藤国務大臣から御説明を願いたいと存じますが、この際特に一つお尋ねいたしたいのは、今問題になつているアメリカから日本に支払われるというこの金はどういう性格の金であるかということをお尋ねいたしたいと思います。先般外務大臣はこれは賠償金であるというお話でありましたけれども、先般来の御説明では、内容をアメリカは言わないで、一括して八十万ドル乃……

第19回国会 水産委員会 閉会後第14号(1954/09/27、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  先ず初めに私から御報告申上げることがございます。それはビキニの水爆実験によつて被害をこうむりました第五福龍丸の無線長久保山愛吉君が、人類最初の水爆犠牲者として、去る二十三日逝去されましたことは、すでに皆様の御承知の通りでありますが、このことは我々日本国民として、又水産関係者として誠に痛恨に堪えないところでありまして、皆様と共に深く哀悼の意を表する次第でございます。  委員長といたしましては、委員会を代表いたしまして、二十四日取りあえず東京第一病院に弔問を申上げましたので、ここに御報告申上げておきます。  次に、本日委員会を開会いた……

第19回国会 水産委員会 閉会後第15号(1954/10/08、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今から水産委員会を開会いたします。  まず台風被害の状況に関する件を議題に供します。本件に関し只今御出席になつております農林中央金庫理事多賀谷松雄、農林漁業金融公庫理事伊藤博君の二名を参考人として決定し、質疑を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたしました。  それでは先ず水産庁から被害の状況等の御説明をお願いいたします。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 伊藤理事に申上げますが、只今御説明のありました申請件数と決定件数、その件数と金額の資料を御提出願いたいと思います。

第19回国会 水産委員会 閉会後第16号(1954/10/11、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  本日は昭和三十年度水産関係予算に関する件を議題に供します。最初に水産庁よりこれに関して説明をして頂くことにいたします。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 じや本日はこれにて散会いたします。    午後零時三十一分散会

第19回国会 水産委員会 閉会後第17号(1954/11/08、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  最初にビキニ被爆事件に関する件を議題に供します。安藤国務大臣がお見えになつておりますので、その後の日米交渉の経過を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 御質問ございませんか。
【次の発言】 この際ちよつとお諾りいたします。ビキニ被爆事件に」関する問題は、当委員会としても慎重審議して参つたのでありますが、未だこの対米折衝が結論に達しないし、又今までの外務当局の折衝等の経過を見て参りますと、当委員会としても甚だ不満でもあり、又納得の行かない点が多々あつたわけであります。そこでこの際更にこの問題につきまして、国際法並びに民法関係の専……

第19回国会 水産委員会 閉会後第18号(1954/11/10、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  本日はビキニ被爆事件に関する件を議題といたし、参考人の方々から御意見を承わることにいたしました。  当委員会といたしましては、ビキニ水爆事件発生以来、本件に関し、しばしば委員会を開催いたし、閉会中も引続き十数回に亘り委員会を開催して本問題を審議検討いたし、先には全会一致の決議を以て、原水爆保有国の実験並びに使用禁止と、我が国の水産業に及ぼした損害に対する完全補償に関し、政府は速かに米国と交渉して、適切なる措置をとるべきことを要求して参りましたが、その後の経過を見ますと、依然として何ら適切な解決を見ていないことは、誠に遺憾とするとこ……

第19回国会 水産委員会 閉会後第19号(1954/11/13、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  最初に二十九年度の災害に関する件を議題に供します。水産庁長官よりこれに対する対策の、今までに決定いたしております対策の概要を御説明を願います。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。    午後零時十二分散会

第19回国会 水産委員会 閉会後第20号(1954/11/27、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  最初に漁港の整備計画に関する件を議題にいたしたいと思います。漁港の改訂整備計画の国会の承認を求める件が未だに行われておらないのでありますけれども、これを速やかに国会の承認を受けまして、漁港全体の整備計画の円満なる、円滑なる実施を図つたほうがいいと考えるのでありますが、この件に関しまして清井水産庁長官よりその経過の大要を最初に御説明を聞きたいと思います。
【次の発言】 ちよつと待つて下さい。今の漁港の問題に関連してですか。
【次の発言】 私から一言お尋ねいたします。  この整備計画は第一次計画が不備であるというので、更に総合的に漁港……

第19回国会 水産委員会 閉会後第21号(1954/11/29、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  北洋漁業に関する件を議題に供します。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  次は南支那海における日本漁船に対する銃砲撃並びに撃沈に関する件を議題に供します。外務省の中川アジア局長が見えられておりますので、外務当局からその内容並びに経過の大要を御説明願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 今のに関連してちよつとアジア局長にお尋ねいたしますが、あなた今国民政府側に照会しておる、そうして国民政府が自分のほうでないということを言えば、即中共側であるということになる、こうおつしやいまし……

第19回国会 農林委員会 第32号(1954/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 去る七日食糧庁では  米の各生産府県の関係部長を招集されまして、今後この六月から五日分、県によつては三日、四日或いは五日分を外米の配給をするという決定をされたそうでありますけれども、これに対する概略の御説明をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、七日の会議は意見を聞くというだけで、その方針を示したわけじやありませんですな。当日の出席の係官の話によれば、こういうふうにきめたから承知してくれというような話であつたように聞きましたが。
【次の発言】 実質的の問題に入る前に、もう一度お尋ねしておきたいのは、今の長官の話は極めてあいまいでありまして、これは当然これをやる……

第19回国会 農林委員会 第34号(1954/05/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 去る七日に農林省では米の生産県の主管部長を招集されまして、二十日乃至十八日の米の配給のうち、十五日は従来通りその生産した内地米を配給するけれども、あとの三日乃至五日は外米を廻して配給するということを指示されたようでありますが、私はこの問題について農林大臣に二、三お伺いいたしたい。  最初にその問題に入る前に、農林大臣にお伺いいたしたいのは、農林大臣は現行の米食率を維持するということをしばしば言明されておるのでありまするけれども、それは現在もそのお考えには変りはございませんか。今年は場合によつてはその現行米食率を変更される意思が多少でもおありになるかどうかをちよつとお尋ねいたします……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/03/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は日本社会党を代表いたしまして防衛問題を中心にいたしまして総理大臣の御意見をお伺いいたしたいと思うのであります。最初に私は最近の吉田総理のおやりになることを見ておりますと、非常に過度に権力が総理大臣に集中する傾向が顕著であるように思うのであります。具体的に申上げれば先ず第一には多数党の首領として与党を統率することによつて国会を支配し、憲法第七条の衆議院の解散権で常に国会を威嚇しておられるということであります。第二番目には総理は閣僚の罷免権を通じて行政各部を完全に支配しておられる。更に第三には最近警察法を改正しまして警察国家の再現を企図せられまして、強大なる警察権を掌握せんとして……

第20回国会 水産委員会 第1号(1954/12/04、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今から水産委員会を開会いたします。  先ずお諮りいたします。第十九国会閉会中、継続調査いたしました水産政策に関する調査の審議未了報告書を規則に基き議長宛提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、さよう決定いたしました。  なおこの報告書の案文及び手続等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めて、さよう決定いたします。  なおこの報告書には多数意見者の署名を附すことになつておりますので、この際御署名をお願いいたします。   多数意見者署名     千田  正 ……

第20回国会 水産委員会 第2号(1954/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今から水産委員会を開会いたします。  昭和二十九年の台風による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案を議題に供します。本案は一昨日衆議院より送付され、本付託と相成つております。質疑のあるかたはお願いいたします。  別に御発言もございませんようですから、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それではこれより討論に入ります。御意見のあるかたは賛否を明らかにしてお述べを願います。
【次の発言】 他に御発言ございませんか。別に御意見もないようでございますから討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。

第21回国会 水産委員会 第1号(1954/12/14、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今から委員会を開会いたします。  お諮り申上げます。本委員会といたしまして、参議院規則第三十四条第二項に基く調査承認要求書を議長宛提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  つきましてはこの要求書の案文の作成並びに提出手続等は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、さよう取計らいいたします。  本日はこれを以て散会いたします。    午前十時四十六分散会

第21回国会 水産委員会 第2号(1954/12/16、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  最初に漁業用石油外貨割当に関する件を議題に供します。只今出席の政府委員は川上鉱山局長、それから山本政務次官でございます。御質疑のあるかたは御発言を願います。
【次の発言】 政務次官はちよつと衆議院のほうの委員会が開かれますので、そちらにちよつと御挨拶に行かれるのですが、政務次官に何か御質問ありませんか……。政務次官が今率直に何も知らないとおつしやつたのですが、御答弁を聞いてもおつしやつた通りどうも千田委員の御質問に対する答弁がちよつとちぐはぐなんです。それで研究などといつておられる段階じやないのですよ。もう時期的に急速にこの問題を……

第21回国会 水産委員会 第3号(1954/12/20、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。  最初に、本日は漁業用石油外貨割当に関する件を議題に供します。本件につきましては前回これを審議いたしまして、通産当局からこの問題に関する具体的の施策について本日御説明をして頂くことになつておりますので、最初に通産当局から御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 まあ今日は決議をやるとか、やらんとかいうのは別にまだ御相談しておりません。今日の委員会の議事の主なる点は、こういうふうに現に全漁連のほうから石油の入手について、量的にも又価格の面についても非常に不満であるという要望があつて、このままではどうにもしようがないから外貨の割当を直……

第21回国会 水産委員会 第4号(1955/01/22、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) ただいまより水産委員会を開会いたします。  本日はビキニ水爆被害事件に関する件を議題に供します。ビキニ被爆事件の補償に関しては、事件発生以来日米両国政府が折衝を続けて参りましたが、今月初め慰謝料として二百万ドル出すということで両国政府の間に妥結を見るに至ったと伝えられております。この際この交渉妥結に至った経緯及びその内容、更に国内措置として今後この二百万ドルの配分方法等についての政府の見解を承わりたいと存じます。本日出席の政府側の方々は水産庁岡井次長、増田生産部長、増田海洋第二課長、又内閣審議室田上参事官、外務省床次政務次官、中川アジア局長、下田条約局長、最初に外務当局……

第21回国会 水産委員会 第5号(1955/01/23、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) ただいまより水産委員会を開会いたします。  ただいま出席の政府側の方々は通産省川上鉱山局長、農林省水産庁岡井次長、増田生産部長、丹羽海洋第一課長、増田海洋第二課長、小池水産課長、大蔵省の北島税関部長、間もなく厚生省の楠本環境衛生部長が見えられますが、以上の方々であります。  まずビキニ被爆に関する件を議題にいたします。この問題につきましては、昨日の本委員会におきまして、千田、森崎その他の委員からきわめて重大なる質問が政府に対してなされております。本日はこれに対してまず根本官房長官から政府の所信を承わって、その上で質疑応答を重ねたいと考えておりましたところ、はなはだ遺憾な……

第21回国会 水産委員会 第6号(1955/01/24、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(小林孝平君) ただいまより水産委員会を開会いたします。  最初に北洋漁業に関する件を議題に供します。  まず、水産庁の岡井次長より北洋漁業に関する件を御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 今政務次官の出席を求めております。
【次の発言】 私はいただいておりません。
【次の発言】 申し上げます。一度も水産庁長官は就任以来水産委員会には出席いたしません。
【次の発言】 ただいま内藤政務次官がお見えになりましたので御質問をしていただくわけでありますが、内藤政務次官にちょっと申し上げますが、只今北洋漁業に関する件を議題……

第22回国会 地方行政委員会 閉会後第6号(1955/10/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 先ほど小柳委員から話がありました問題は、現に非常に紛争が起きているのです。いろいろ売ったとかなんとかいう問題は現に起きて、非常に混乱しておるのでありますから、小柳委員からそういう見解を何らか政府から発表していただくことをお願いされましたけれども、これは政府はそういうことをやられるかどうか、どういう形でやられるかということをはっきりお尋ねいたしたいと思います。そういうことをやっていただかなければ、これはいつまでたってもごたごたやっているのです、現に。
【次の発言】 ともかくそういうような実情が現に出て、非常にもう混乱しているのです。それで今そういう、法務省としてはおやりになるという……

第22回国会 逓信委員会 閉会後第1号(1955/11/10、3期、日本社会党)

○小林孝平君 大臣はもう今の放送プログラムに規制を与えなければならぬという前提で今お話をされているのですが、大臣はどういう根拠に立って今のNHKの番組が公共の福祉に反するというふうにお考えになっておるのか、それをお聞きしたい。
【次の発言】 そう別に現在のものが大きに悪くなければ、よけいな規制を加えて、問題になるようなことを強くやろうとされる理由はないじゃないかと思うのですね。しかも今お話を聞いていると、規制の方法等は外国ではこういう例があるからこうしたいと、こういうふうに規制をすることを既定の事実として、やり方について見解を述べていられるのですが、本末転倒しているじゃないか。よいとか悪いとか……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第11号(1955/10/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 今会議で主張されるのに最も強い根拠は、海上で猟獲しても種族は絶滅しないというその資料を提供してやられるという話なんです。ところが今、政務次官の最後のお話しを聞いておると、そういう資料ははっきり認められたものがないのだ、こういうお話しで、一方では今後水産庁が資料を集めて、その会議に持ち込むと、こう言っておられるのですが、一体そういうみんなを納得させるような資料が大体あるのですか。
【次の発言】 そこで水産庁で今集めているのは、そういう納得させる自信がおありなのかどうか、それからそういうものは純粋に科学的な問題だから、会議の前にでも十分広く世界に訴えて発表したらどうなんです。その会議……

第22回国会 農林水産委員会 第15号(1955/06/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(小林孝平君) 改良普及局関係の予算に関連いたしまして数点お尋ねいたします。河野新農林大臣になられてから、農林政策の重点を従来の食糧増産中心主義から流通過程の合理化に重点を置くということになりまして、新農林政策として発表されたようでありますが、これは非常に重要な問題であって、こういう方針に基いて農林省の予算が編成され、非常に農村関係からは不満を買っておるわけであります。それでこれらの点につきましては、私はあらためて農林大臣にこの委員会、あるいは予算委員会で一つ徹底的にお尋ねいたしたいと思っておるのですけれども、きょうはとりあえず改良局関係の問題についてお尋ねいたします。  第一点は……

第22回国会 農林水産委員会 第16号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 ちょっとお尋ねいたしますが、今回新たに被害調査を拡充してやられることになったわけでありますが、これは一体理想的というか、あなたがこういうことをやればこれだけ要るというふうに考えられる人数はどのくらいなんですか。
【次の発言】 面積及び作況関係の仕事から五百五十六名を振り向けるということですが、そうするとだいぶんこの仕事をやめるのですか。大体この仕事をどれだけの人が扱っておるのか、そのうちの五百五十六名と、こういうことですと、全体は幾らであって、そうして今度どういうふうに仕事をやめるのか、具体的に一つ……。
【次の発言】 ちょっと今聞き落しましたが、総体の数をもう一度……。

第22回国会 農林水産委員会 第17号(1955/06/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 この常勤労務者の千七十四人とありますが、これは実定員はどれくらいになっておりますか。
【次の発言】 これは全部補充してないのですか。欠員があるのでしょう。
【次の発言】 九〇数%というと何人ぐらいになるのですか。
【次の発言】 これは相当欠員になりますが、これを補充されないのですか。
【次の発言】 そうすると当然認められた数を、この予算上の金が不足だから欠員にしておくというのは、理窟に合わないのじゃないですか。これは大蔵省に必要な定員は認められておるのだから、それに必要な十分の経費がくるように要求できないのですか。
【次の発言】 そうすると、これはだんだん昇給して行けば、それは人……

第22回国会 農林水産委員会 第18号(1955/06/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 今度新たに作られましたサイロの問題について最初にお尋ねいたしますが、このサイロの運営あるいはサイロ関係の作業というのは、従来の食糧庁の職員のやっているサイロとは全く違うわけなんですね、そこで今事務の繁閑に応じて従来の職員を配置転換をしてやると言っておられますけれども、機械の運転の管理とか、あるいはその他船舶の給水等の作業、あるいは具体的にはいろいろの機械の作業、特に電気関係の機械の操作などということは、全く従来の食糧庁の職員の経験しないところであって、またその専門家がおらぬわけなんです。それを配置転換して見てもできないのじゃないですか、仕事は。こういろやっぱり専門の人を配置しなけ……

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 十四ページの運営方針の「ハ」の「サイロ施設の運営に関する採算は食糧管理特別会計においてこれを他の部門より独立せしめ、その損益を明確ならしめるものとする」、これは書いてあることはわかりますが、どういうことですか。
【次の発言】 この二十ページの「イ」の「非常勤職員中の二十一名は近日常勤労務者に昇格の予定である。」、近日というのはいつごろなんですか。
【次の発言】 この財源は一体どういうことになっておりますか。
【次の発言】 この配置転換がやられるのですが、その配置転換をされたあと欠を生ずるわけですが、その職場の運営はそれで差支えないのですか。これはこの前委員長からお話がありましたけ……

第22回国会 農林水産委員会 第22号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 関連。通産省の方では、この割当をしない原則を確認したということでありますけれども、私はこれはすでに事務的に処理すべき問題ではなくて、非常に大きい政治問題だと思うのです。そこで先ほど鉱山局長の話では、大臣とも相談し、民主党の政調会においてもいろいろ相談があったようだ、こういうことでありましたが、一体河野農林大臣はこの問題について積極的に陣頭に立って通産大臣と折衝されたのですか、まずそれをお伺いいたします。
【次の発言】 これはきわめて怠慢だと思うのですね。こういう重大な政治問題になり、特に当委員会として、当時は水産委員会で、私は水産委員長をやっておったとき手続上したと記憶いたしてお……

第22回国会 農林水産委員会 第26号(1955/07/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 三点お尋ねいたしますが、第一点は前にもお尋ねいたしましたけれども、予約の数量が二千三百五十万石に達しなかった場合はどうされるのか、これは農林大臣は達することを予定してやると言われますけれども、実際問題として達しなかった場合はどうされるかということが第一点、第二点は……まあ第一点から一つ。
【次の発言】 それでは、またお尋ねいたしますが、次は今度のきまりました米価は、必ずしも生産者の納得する価格でなかった、そこで減税と、今後生産費を引き下げるような措置を講ずる、こういうお話なんです。そこで今回石当り千四十円、この減税は昨年と比べて具体的に供出農家の減税額はどれだけ低くなったか、具体……

第22回国会 農林水産委員会 第27号(1955/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 いろいろお尋ねしたいのですけれども、基本的な問題を最初に三、四お尋ねいたします。今のこの砂糖の消費でございますが、最近は原糖を輸入して全部精製されたものを国内の消費に充てているのですけれども、以前は日本は国内においては黒糖を消費し、さらに台湾から赤ざらめが入ってきて、それを相当消費していたわけなんです。最近は全部精製されて精製糖として消費されておるんですけれども、こういう関係についてどういうふうに農林省はお考えになっておるか、もっと精製しなくとも一般の国民に、希望しているものもあるし、また積極的に消費さしたらどうか。
【次の発言】 今おっしゃった菓子の原料や、そういうものとして相……

第22回国会 農林水産委員会 第34号(1955/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私はこの問題をいろいろ解明する一つの前提といたしましてお尋ねいたしたいことがあるのですが、こういうふうな相当の混乱を来たし、しかもそれが生産者にもあまり関係がない、消費者にも直接関係がない、しかも相当迷惑は受ける、こういうような状態が、今の御答弁を聞いていれば、今後もあるかもわからない、しかもそれは世間でどう考えるかわからない、こういうような御答弁なんです。私はこのアズキのごときは上場禁止をやったらどうかと思うのです。それで今のこういう混乱を来たし、さらに関係者はもうけたとか、損したと言って大騒ぎをしておる。今後もこういうことが起るかもしれない。こういう状態では、私はこの法律に基……

第22回国会 農林水産委員会 第36号(1955/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(小林孝平君) ただいま農林大臣から詳細な説明をいただきまして、かなり了解いたしたのでございますけれども、実は今御説明がありましたことに対して御質問いたしたいと思うのでありますが、その前に、ただいま農林大臣がおっしゃったように、農林大臣は原則として全部予約してもらい、そうして実際問題として予約したものと予約しないものとの差のないようにしたい、そのために価格は一本にするのだということを、しばしば強く言明されていたわけなんです。それで、われわれは実際は価格は一本できまったものと了解しておったのでございますが、一昨日の当委員会においての食糧庁長官の説明、並びにその説明の際お示しになった米……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は予算に直接関係した問題につきましては、先般来の閣僚の御説明を聞いておりますと、研究中であるとか、あるいは答えられないとかいうことで、ほとんど答弁になっておりませんので、これらにつきましてはいずれ本予算の審議の際にお尋ねいたすことにいたしまして、本日は憲法に関する問題、防衛に関する問題並びに日本の自主独立に関する問題の三点について総理大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  最初に憲法問題についてでありますが、総理は憲法改正について強い希望を持っておられます。この点についてお尋ねをいたしたいと思います。まず今回の総選挙の最大の結果は、申すまでもなくあなたを始めとする保守党の企図す……

第22回国会 予算委員会 第15号(1955/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 三月二十四日の衆議院の本会議におきまして、総理大臣は、原爆実験は中止すべきものであると考える、実験には今日でも反対すべきものだと思うと発言されたのであります。そこで私は三月二十九日の当委員会におきまして、これは総理大臣が原爆実験は中止すべきものであるという発言をされたのは非常に重大な発言でありまして、それまでの自由党内閣の方針とは全く違いまして、新たな方針を言明されたというふうに考えまして、総理大臣に対しまして、アメリカに実験禁止の申し入れをされますか、こういうふうにお尋ねしたのであります。ところが総理大臣は、すでにアメリカに申し入れをしてある、こうおっしゃったのであります。これ……

第22回国会 予算委員会 第16号(1955/05/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 外務大臣はもうどのくらいでおいでになりますか。
【次の発言】 最初にただいま自由党は公債発行を中心とした予算の組みかえ案を作りまして、民主党と交渉中であると聞いております。そこでこれはただいま交渉中でございますから、こまかいことをお尋ねしようとは思いませんけれども、暫定予算の審議に非常に関係がございますので、一点だけお尋ねいたしたいと思います。  政府はこの暫定予算はデフレ地固めを前提として組んだものということをしばしば説明されておるのであります。ところがただいまの自由党のこの組みかえ案では、公債発行をてことして、直ちに拡大均衡に持って行こうとしておる様子であります。これは非常に……

第22回国会 予算委員会 第21号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 そういうことをいつまでやっていてもこれは議事が進行いたしませんから、議事を進行させるために、総理大臣も大蔵大臣もわからないと言われておるのですが、わからないはずはないと思うけれども、まあ百歩を譲って、これがわからないならこれから聞いてわかった上で答弁してもらったらいいと思う。こんなことをいつまでやっていてもさっぱり進展しません。委員長、すみやかに休憩をして、そうして総理大臣、大蔵大臣は提案者から十分意見を聞いて、そうしてここで説明されたらいいじゃないですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)そんなことをいつまでやっていても仕方がありませんよ。

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 農林大臣は先ほど自由党も、それから社会党もそれぞれ米価の問題について研究中であるから、十分その意見を聞く、こうおっしゃったのです。これは農林大臣として従来かつてない重要な発言であろうと思う。具体的にどういう形で各政党のこの米価に関する意見を聞かれようとするのか、それをお伺いいたしたい。
【次の発言】 そういうことは、従来からも行われているのです。今回農林大臣が特にそういう発言をされましたから、従来のような通り一ぺんのことでなく、非常に重要な参考としてこれを取り上げる、そういう決意のもとに発言されたと思うのであります。それで従来と違ってどういう取扱いをされるか、そういう取引と言われ……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は予約制度並びに米価問題についてお尋ねいたしますけれども、その前に、先般の補正予算の審議の際に、米価の追加払いの三十三億円の金につきまして、この三十三億円は食管会計のどの部分から出すかということを、農林大臣に資料を出していただくようにお願いをいたしました。農林大臣は出すとおっしゃっておったのですけれども、それから相当の期間がたっておりますがいまだ資料の提出がございませんが、これはどういうふうになっておりますか、お伺いいたします。
【次の発言】 これはその際の審議の際にも非常に問題になりまして、食管会計にそういうような余分がないのではないか、非常にまだ出すのが困難ではないか、こう……

第22回国会 予算委員会 第26号(1955/06/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 ただいま委員長から御報告がありました通り、私は昨日この「社会党の中にも」と、この点につきまして、この「社会党の中にも」というのは、前後の事情から考えまして、米価審議会の委員であることは明らかであります。そこで米価審議会の委員は、社会党左派から石田宥全代議士、右派から川俣清音代議士の二名が出ておりますが、そのいずれがこういう発言をしたかということを改めて農林大臣にお尋ねいたします。
【次の発言】 私は、軽い問題ならば、そういうふうなただいまの釈明で満足いたしまするけれども、速記録には、「中には、社会党の諸君の中にも、九月にきめた方がよろしいとおっしゃっている人もあるのであります。従……

第22回国会 予算委員会 第27号(1955/06/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 先日来の米価に関する質問を続けたいと思います。  最初にお伺いいたしたいのは、十六日の日に一萬田、廣川会談で、米価の決定は国会後ときまったと新聞紙は伝えているのでありますが、ところがきょうの新聞を見ますと、昨夜の閣僚懇談会で、予算審議中にも米価の決定を行うことに話がきまったと伝えられているのであります。一体農民はどちらがほんとうなのか、どうなんですかということをみんな心配しているのでありますから、これは一体米価の決定はどういうふうになったのか、それぞれお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 早くきめるということはわかったのであります。今私がお聞きしたのは、新聞紙では、十六日に……

第22回国会 予算委員会 第35号(1955/06/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 最初にお尋ねいたしますけれども、明日米価審議会に諮問される案はどういう案でございますか、どういうことを具体的に諮問されるのですか。
【次の発言】 さらに後ほど具体的にお尋ねいたしますが、その前に今の一万六十円のこの案は、これは政府案の最終的なものであると考えてよろしうございますか。
【次の発言】 大蔵大臣にお尋ねいたしますけれども、あなたは一万六十円のこの案についても相当強硬に反対されたか、あるいは職を賭されたかしりませんけれども、まあ心ならずも賛成されたようでありますが、この米価審議会でもっと高くせいと言われた場合に、あなたはそれは相当考慮される余地があるのですか、あるいはない……

第22回国会 予算委員会 第38号(1955/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 関連。私は今の酒税の増徴に伴うその使途につきましては、主税局長からの答弁では不満足だ。大蔵大臣からの御答弁をお伺いいたします。単に事務的に、これは三十一年度の収入になるから今年は使えない、だから仕方がないという答弁では困る。本質的に、今この奨励金をさらに出さなければならないという議論も多分米価審議会で強硬に主張されておると思うのです。その財源がないということでおそらくこの値上げを政府は拒否されておるだろうと思う。そこで現実にこういう膨大な酒税の増徴があるのですから、これを使うという方法は単に事務的にこれは数カ月おくれるから使えないという答弁では困ると思います。大蔵大臣の明確なる、……

第24回国会 農林水産委員会 第12号(1956/02/28、3期、日本社会党)

○小林孝平君 農林統計調査機構に関連しまして、数点今のところ問題になっている点をお尋ねいたしたいと思います。  最初には、今年度から実施いたしました農業共済に関連いたしまして被害調査を統計調査部でやることになりまして、新たに六百四十八名の被害調査補助員を置くことになっております。この問題についてお尋ねをいたしたいと思います。この被害調査員は、この前農林省のこれが新たに設置されるとき当委員会での説明は、この身分は常勤的非常勤職員であるというふうに説明されたのであります。われわれはこういう調査は正規の職員をもってやるべきであるということを主張いたしましたが、予算的の関係その他でやむを得ず常動的非常……

第24回国会 農林水産委員会 第15号(1956/03/08、3期、日本社会党)

○小林孝平君 今の改良局長の御説明ではっきりいたしましたけれども、念のため今後のこともありますからお尋ねいたしますが、こういうふうに昨年度と予算の組み方を変えた理由でございますね、こういうふうにした方が地方では使いやすいだろう、地方の実情に応じて予算を使いやすいようにするためにこうしたと、こういう御説明でございますが、それはどういう意味なんですか。
【次の発言】 そうしますと、今回もそういうふうに従来通り指示をしましても、試験場によっては、人件費を事業費にしてくれというような希望があったら、それに応ずるのですか。
【次の発言】 さきほど改良局長の御説明では非常にはっきりしたんですけれども、今の……

第24回国会 農林水産委員会 第18号(1956/03/15、3期、日本社会党)

○小林孝平君 この機会に、食糧の管理に関係いたしまして、ちょっとお尋ねいたしておきたいと思います。  最初に三十一年産米について米の統制をはずすのかどうかという点についてお尋ねします。この問題は政治的には農林大臣にいずれお尋ねいたしますが、私は事務的にどういうふうに事務当局は考えていられるかということをお尋ねいたしたいのです。事務当局が統制撤廃を三十一年についてはどういうふうに考えているか、また事務当局としては統廃を具体的に研究したことがあるかないかという点について伺いたい。
【次の発言】 そうすると、三十一年産米については統制撤廃はあり得ないと考えて差しつかえないのですか。

第24回国会 農林水産委員会 第28号(1956/04/12、3期、日本社会党)

○小林孝平君 その念書に違反した場合どういう措置が講ぜられるかということは、今御研究中だということですが、いろいろの場合があると思うのですが、一体常識的にどの程度のことがやれるのですか。いろいろお考え中でございましょうからあれですけれども、そのいろいろの場合を一つ……。
【次の発言】 関連して。今局長は改良普及員を使ってこれをやる、十分やるからそういうようなことのないようにやり得るというお話ですけれども、このために仕事が非常にふえているのに現実に改良普及員は今度二・五%ですか減員になるわけですね。むしろこれをやるために相当増員しなければならぬのに減員になって、しかもさっきから問題になっているこ……

第24回国会 農林水産委員会 第33号(1956/05/08、3期、日本社会党)

○小林孝平君 大臣は非常に御多忙のところ御出席され、ごあいさつになったのですが、本日は就任早々でございますので、農政問題プロパーの問題についてはいずれ他日お尋ねすることにいたしまして、本日はむしろ大蔵大臣として従来の立場に立ってお答えを願えればけっこうだと思うのです。  それは米価の問題でございますが、米価の問題については、河野農林大臣は田植え前の五月中にきめるということを言明されております。また事務当局も当委員会においてはっきりと五月中にきめると、こういうふうに言われておるのです。この米価の問題については、昨年は参議院の予算委員会において、大臣はこの問題が非常に紛糾した際に御関係になっており……

第24回国会 農林水産委員会 第36号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行について。さっきから同じことを繰り返して、慎重にやるとか、できるだけすみやかにやるとか、そんなことは聞かなくてもわかっているんです。これだけ人を集めておいて、そんなことを何時間もやられては、こっちも忙しくてしようがないのです。答えられないなら、私は事務当局で答えられませんというのならわかる。慎重にやります、できるだけすみやかに――どっちが大臣だか、わけがわからない。終りには、大臣の答弁を検討いたします――どっちが大臣だかわからぬじゃないですか。(「全くだよ」と呼ぶ者あり)委員長はちょっと注意したらいいと僕らは思うのです。


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 議院運営委員会 閉会後第3号(1957/09/10、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この問題は、議院の運営につきまして非常に重要な問題でございますので、若干お尋ねいたしたいと思います。  ただいま議長の御説明によると、十九日に総長から辞表の提出をせられ、二十日に閣議にかかったと、こういう話でございましたけれども、われわれは新聞等で、その数日前からへそういうことになるのではないかということを知っておったわけです。それで、いずれ近く議運理事会の招集があるのではないかと、こういうふうに考えておりましたところ、何も連絡がなく、何か私非常に内容不鮮明でございますけれども、電報をいただきまして、やめられたということは承知しましたけれども、そういうふうな点から考えまして、事前……

第26回国会 議院運営委員会 閉会後第4号(1957/10/30、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この前の議運は九月十日に開かれまして、官房長官から国会召集日についてお話があったのですが、それでわれわれは早く召集してくれということを社会党では要求した。それでいつ、一体、政府は国会を召集するのですかというお尋ねに対しまして、できるだけ早くいたしますが、諸般の準備があります、こういうことでありました。それから国会召集まで約五十日かかっておる。そこでこの提案されたものを見ますと、緊急を要するものはあるかもしれませんが、準備にそう大した時間がかかるとは思われないのです。おそらく準備にそう時間がかかったというのは、施政方針演説あるいは財政演説をやるために、政府が自民党としてのいろいろの……

第26回国会 議院運営委員会 第44号(1957/05/19、4期、日本社会党)

○小林孝平君 本日、会期一日延長になりまして、今後、国会の各委員会の活動が行われることが期待されておると思うのでありますが、本日の公報には、商工、社労、文教、そういうような委員会はいずれも公報に委員会の開会の通知が出ておらないわけなんです。従って当然、常態であれば、こういう委員会は開けないはずでありますが、こういう点はどうなっているんですか、こういう場合に開くことができる先例があるかどうか、また、そういう先例があっても、きわめて異例だと思うのでありますが、具体的に先例をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、こういうふうな公報に掲載しないで委員会を開くということは、きわめ……

第26回国会 大蔵委員会 閉会後第3号(1957/09/12、4期、日本社会党)

○小林孝平君 すでに御説明があったかもしれませんけれども、ちょっと先ほどのお話の中で閥きたいことがありますが、塩の小売価格は一体どうなんですか。どうされようとしているんですか。昨日の新聞を見ますと、日本経済には、来月から値上げというように響いてあるし、朝日新聞には逆に値下げというふうに響いてある。一体これはあなた方はどういうふうにされるおつもりですか。
【次の発言】 先ほどの御説明の中に、この小売価格について値上げをすべきであるという意見もある、こういうふうにおっしゃったのは、それはだれが言っているんですか。
【次の発言】 これは公社の中にもあるのじゃありませんか。

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1957/06/06、4期、日本社会党)

○小林孝平君 関連。私、委員長にお尋ねしますが、この食糧調査会に政府が出したいろいろな資料は全部、農林委員会に出してもらいたいということを、この委員会で要求されて、政府もそういうことにしましょうと、こういうことになっていたと思うのです。
【次の発言】 それで、その資料は出ておりますか。
【次の発言】 出ていない……。
【次の発言】 あなたに言っていることではない。――全部出ておりますか。
【次の発言】 それで、私は農林委員をこの間やめたから、私のところに来ないだけの話で、だから聞いているのです。  そこで、私は、きょうの委員会で、ただこういうやり方をやれば、結果は先ほどから河野さんがやられてお……

第26回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1957/06/07、4期、日本社会党)

○小林孝平君 政府はことしの予算編成に当って、消費者価格の値上げを閣議決定をいたしまして、これが与党の内部においても非常に問題を起し、また国会外の世論の反撃を受けまして、これを一応白紙に戻して、一切をこの米価の決定に当っては食糧調査会の結論待ちという態度をとってこられたわけであります。そこでこの調査会ができるに当りまして、この調査会はどういうことをやるのか、非常に性格、権限が不明確であったのでありますが、井出農林大臣は、この委員会あるいは予算委員会において、私たちの質問に対して、この調査会の結論をもって大体政府の原案として、それを米価審議会にかける、こういうことを言明されているのであります。そ……

第26回国会 農林水産委員会 第6号(1957/02/12、4期、日本社会党)

○小林孝平君 最近政府は、食糧管理調査会でございますか、そういうものを作られるという話ですが、その性格とか、あるいはそういうものができた場合はどういうことをされるのかということについて、お尋ねいたします。
【次の発言】 今の農林大臣のお話を聞くと、まるで全然、まだ何ら構想は固まっておらない。ところが、この問題は参議院の本会議においても、わが党の代表質問に対しまして、大蔵大臣はそういうものを作って検討するというような御答弁があったと思うのです。あるいは間違っているかもしれませんけれども、われわれとしては政府は相当この調査会に期待をかけてやられておると思っていたのです。ところが、今お聞きすると、ど……

第26回国会 農林水産委員会 第9号(1957/02/22、4期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。この農林委員会の議事のやり方についてちょっと委員長に御注意と言っちゃ悪いですけれども申し上げます。  河野農林大臣当時はさっぱり農林委員会に大臣がやってこないで非常に審議に支障を来たしたのですけれども、井出農林大臣になりましてから非常に長時間にわたって出席されまして、われわれはまあ非常に喜んでいるのです。ところが、いかに井出農林大臣といっても無制限に出るわけにいかぬと思うのです。だから大臣が来たときは大臣に質問を集中し、通告順に従って委員長は発言を許したらいいと思うのです。関連質問というのは無制限に関連――私らもずいぶんありますけれども、がまんしているのです。そこで委員……

第26回国会 農林水産委員会 第14号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この資料の一番最後のページの「第三部 問題点」ということが書いてありますがね。この「消費者価格の改訂について」ということが書いてありますがね。その二行目に、「消費者家計支出はその間約一割上昇して負担能力があると考えられ、」こういうふうに、非常に米の値上げを簡単に説明されているんですがね。これはどうなんですか、こんなに簡単に考えているんですか。
【次の発言】 これを一つの資料にされたのですが、この間閣議決定で値上げの方針がきまった、そのときの理屈ですね、これも一つの何なんですが、そういうものはないのですか。これだけ値上げしてもいいということが検討された資料はないんですか。つまり取り……

第26回国会 農林水産委員会 第26号(1957/04/09、4期、日本社会党)

○小林孝平君 ちょっと速記をとめて下さい。

第26回国会 農林水産委員会 第33号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○小林孝平君 ちょっとお伺いいたしますが、ごく最近、新潟、石川、秋田等の人が船団を組んで沿海州に行ったわけなんです。それで、第一回の時はよかったらしいけれども、第二回の船団に、新潟、石川、秋田三県の人が船団を組んで行ったのが十一隻、鳥取が四隻、中型機帆底びきでカレイをとるのが目的で行ったらしいのです。ところが、ごく最近ソ連の船につかまって、追い返された。その場所はウラジオの西海域で、陸から十七海里の所らしいのです。それで、こういうことは実に不当だと思うのですが、この詳しい事情、水産庁でおわかりになりますか。
【次の発言】 これは明日帰港されましたら、すぐ農林省は調査されるでしょうけれども、これ……

第26回国会 農林水産委員会 第35号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○小林孝平君 本年はこれで助成されることになりましたが、雪は毎年降るのですが、来年以降大体こういう金が出ると考えていいのですか。
【次の発言】 いや、私の質問しているのは違うのです。今年はこれで、この対策として、この金は幾らだったか聞いておりませんが、一億数千万円ですか、この豪雪対策費が出たのですが、来年度の予算にも大体この程度の金は計上されるのですか、される見込みかどうか。
【次の発言】 閣議決定は何を決定されたか、資料がちょっと手元にないからわかりませんが、農林省は来年度の予算を計上する際に、この程度の金は大蔵省に要求されますかどうか、こういうわけです。また大蔵省もそれを認める見通しがある……

第26回国会 農林水産委員会 第40号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この共済制度のいろいろな批判は、この制度自身のいい悪いという問題と、この運用が適切であるかどうかという問題はあると思うんです。それで、制度本来に対する批判はともかくとしまして、今いろいろな批判があるのは、運用が適切でないという批判が相当強いだろうと思うんです。また、そういう運用が適切でないということと、制度の内容が適切でないということと混同して、いろいろ話をされておる方も相当あると思うんです。そこで、この運用をもっと合理的にやるということは必要である。たとえば会計検査院で指摘されておるように、非常に不正が行われておる、あるいは当然早期に支払うべき掛金がおくれて支払われておる、こう……

第26回国会 予算委員会 第7号(1957/03/11、4期、日本社会党)

○小林孝平君 ただいま左藤さんから、この一般予算の、三十二年度の予算についての話し合いだけをやったと、こう言われましたけれども、それは誤りであります。私は、四、五日前に理事にかわったのでありまするけれども、そのときの理事会における話し合いは、予算々々ということでやってきたのです。予算が衆議院を上ったら翌日からやる、こういうことで私たちは納得しておったのです。それで今突如内村君から発言がありまして、これは実に重大なわれわれ理事があやまちを犯しておりまして、予算が上った翌日から審議するということなら、内村君が言っていたように、八日の日に三十一年度の補正予算が上ったのだから、九日の土曜日に当然やらな……

第26回国会 予算委員会 第8号(1957/03/12、4期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。ただいま曾祢委員から日ソ漁業交渉について御質問があったのでありますが、この問題は、農林大臣から御答弁があったように、しんぼう強く交渉をやっているというお話でありますが、このしんぼう強くというのは、ソビエト側に押されてさっぱり進展しないということなんです。その原因はどこにあるかといえば、これは河野全権がこの前の交渉において向うに言質を与えたのじゃないかということが一般に考えられているのです。われわれは河野全権がお帰りになりましたとき、この点を心配いたしまして、農林、外務連合委員会においてこれをただしたのでありますけれども、さようなことは絶対にない、将来の交渉にそういう憂い……

第26回国会 予算委員会 第9号(1957/03/13、4期、日本社会党)

○小林孝平君 私は議事進行につきまして三点を発言いたしたいと思います。  まず第一点は、昨日の本委員会におきまして、吉田萬次委員が質疑の発言を終りましたあと、私は委員長に対しまして議事進行の発言を求めたのであります。委員長は、これを御承知あったにもかかわらず、厚生大臣に発言を許されましたので、私は厚生大臣の発言終了後あらためて委員長に対しまして議事進行の発言を求めました。しかるに委員長は、私の議事進行の要求を確認されながらも、強引に委員会の散会を冒せられたのであります。この措置は、議事規則を無視し、かつきわめて不当であることは、言うを待たないところであります。このような措置は、総理大臣から強く……

第26回国会 予算委員会 第10号(1957/03/14、4期、日本社会党)

○小林孝平君 最初に質問に入る前に、ただいま委員長から、河野一郎氏が本日出席できないということでございましたけれども、私はこの日ソ漁業交渉は、全国の漁業関係者が息をつめてその成り行きを見守っておるわけであります。また国民も絶大なる関心を持っておるわけであります。それで、この問題については、どうしても前全権でありました河野一郎氏の証言を必要といたしますので、ぜひ呼んでいただきたいと思ったのでありますが、ただいまのお話では、やむを得ず出席できないということでございますが、まだ私の質問の最後までには相当時間がございますから、ぜひここに出席されるようにお取り計らいを願いたいと思うのであります。よろしゅ……

第26回国会 予算委員会 第11号(1957/03/18、4期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。私は先般去る十二日にわが党の曾祢委員の質問に対します農林大臣の御答弁に関連しまして、どうしても日ソ漁業交渉につきましては、河野一郎氏に当委員会に出席願いまして質問をしなければならないということを申し出まして、その御出席を委員長に要求したわけであります。委員長は善処されるということでございましたが、私が十四日に総括質問をいたしました際には、委員長はついに河野一郎氏を本委員会にお呼びにならなかったのであります。河野さんは十三日の夜には東京に旅行先からお帰りになりまして、井出農相と某所において会談をせられております。さらにその後クータレフ全権代表とまた会談をされておりますし、……

第26回国会 予算委員会 第14号(1957/03/22、4期、日本社会党)

○小林孝平君 関連して。ただいま総理からテヴォシャン大使との交渉の経過をお伺いいたしましたけれども、ただいまの経過をお聞きいたしますについても、今回の日ソ漁業交渉が非常に不明朗であると私は考えざるを得ないのであります。今総理もおっしゃったように、今年に限り、従来の主張を変えてある程度緩和をする、こういうふうにおっしゃったのであります。その本年に限り従来の主張を変えてというのは、ソ連は今回の交渉の当初から八方、十万の線を強く主張されておったのであります。これは総理はこまかいことは御存じないと思いますけれども、この委員会でもしばしば問題になったのでありますので、こまかいことは御存じないかもしれませ……

第26回国会 予算委員会 第15号(1957/03/23、4期、日本社会党)

○小林孝平君 日ソ漁業問題に関連いたしまして、前全権である河野一郎氏を本委員会に参考人として御出席を願い、いろいろお伺いいたしたいということは、しばしば委員長にまで申し入れたところでございます。特に昨日の総理大臣の御答弁によりまして、近く大体十二万トンの線で日ソ交渉は妥結するのではないかというような情勢になりましたので、河野さんからいろいろ従来の経過をお聞きすることは、非常に重大になったわけでございます。従って、従来河野さんの御出席に関しまして委員長がとられましたいろいろの御努力に対しては、非常に敬意を表しておりまするけれども、さっぱりこれが実を結ばないで今日に至っておるわけであります。委員長……

第26回国会 予算委員会 第16号(1957/03/25、4期、日本社会党)

○小林孝平君 関連。ちょっと今の問題、大蔵大臣が修正売価主義で決定する、こうおっしゃった際に、この決定の時期によってそれ以後のものだけその上った価格で、たとえば八月から米価を上げるということになれば、八月以後に配給する予定数量だけこれで評価し、その前は今までの価格で評価する。こうおっしゃいましたけれども、そういうように理解してよろしいのですか。
【次の発言】 具体的に申しますと、かりに消費者価格が八月から上げるということになりましたら、八月以降の配給予定数量だけ、新しい消費者価格で計算されるのですか。
【次の発言】 私は先ほど安井君の質問に対しまして、労働大臣が御答弁になりましたことに関連いた……

第26回国会 予算委員会 第17号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○小林孝平君 関連。今外務大臣の御答弁を承わっておりますと、私は非常に今後の外交交渉をやる上に、単に今回の漁業交渉だけでなく、非常に重大な問題があると思うのであります。それは今回のこの八万トン、十万トンという問題は日本側はそういう約束はしなかったと、向うは約束をしたと、こういうことでただいま言い争っておるのであります。これは双方いずれがいいか悪いかということは速記録もないのでありますから問題になりませんが、私はこれに関連いたしまして考えなけばならぬのは、先般数日前に総理大臣がテボシャン大使とお会いになりまして、翌日当委員会において経過を御説明になりました。その際に総理大臣はテボシャン大使は今年……

第26回国会 予算委員会 第18号(1957/03/27、4期、日本社会党)

○小林孝平君 日ソ漁業問題に関連いたしまして、河野一郎氏の参考人として当委員会に出席されることを委員長に要求しておったのでございますが、委員長は非常に努力されたにもかかわらず、今日に至るまで出席はないのであります。そこで昨日、特に重ねてお願いしておきましたように、オホーツク海の出漁制限の問題に関連いたしまして、非常に重大な段階に参りましたので、私たちといたしましては、どうしても御本人から、出席していただきまして、その間の事情を明らかにしていただきたいと考えます。そこでさらに委員長から御努力を願うことにいたしまして、その努力にもかかわらず、明日の午前十時までに河野一郎氏より出席の御通告がない場合……

第26回国会 予算委員会 第19号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○小林孝平君 私は、河野一郎君の証人喚問として当委員会に出席を願う動議に賛成いたします。  それは今回、ただいま継続中の日ソ漁業交渉は非常に難航をいたしております。当初から難航をいたしております。この最大の理由は、ソ連側から強くソ連の主張として提案されたことが、わが方がこれをのむことができないからであります。ソ連側の主張の内容というものは、いわゆる八万トン、十万トンの線の問題であります。この問題は昨年国会におきまして、農林水産・外務連合委員会がありました際に、私は河野前農林大臣にお尋ねをいたしました。この八万トン、十万トンの線は将来おそらくソ連が強くこれを固執して、今後の日ソの交渉に重大なる支……

第26回国会 予算委員会 第22号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○小林孝平君 今回の駆逐艦建造に関する受託調達特別会計ができまして、これで特別会計の数は幾らになるのですか。それから日本の財政史上、特別会計が最高になったときは幾つになったかということを、事務当局でよろしうございますからお尋ねいたします。
【次の発言】 過去における最大のときは幾つですか。
【次の発言】 これは、私の記憶しておるところでは、三十幾つでなかったかと思うのですけれども、これは後ほどお調べをいただきたいと思いますが、ともかく過去の特別会計というのは、帝国大学の会計なども特別会計になっておったわけなんであります。そこで私の記憶するところでは、三十五、六くらいでなかったかと思うのでありま……

第26回国会 予算委員会 第24号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○小林孝平君 昨日理事会が開かれまして、ただいま委員長が御報告されましたようなことが決定されたそうでございますが、先月の二十四日、二十五日、当委員会が開かれましたとき、羽生委員並びに私から総理に対して、国防会議が開かれましたならば、この結果を当委員会に報告をしていただきたい、すみやかに報告をしていただきたいということを申し上げてあるはずでございます。これは委員長にも申し上げて念を押して置いたはずなんです。ところが昨日の理事会にこれが少しもお話にならないのでございますが、おそらく委員長は、当日のその発言が、長期計画ができてからということで、長期計画はまだ正式にできないからというので、そういうふう……

第26回国会 予算委員会 第28号(1957/05/11、4期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。  先月の二十五日の当委員会におきまして、私は防衛庁の統合幕僚会議で作っておる情勢見積りという資料の提出を求めたのであります。その後、これは今月の七日にもさらに資料の提出を求めましたが、いまだにその提出がありません。それで、先ほど事務当局をして防衛庁に連絡をさせましたところ、防衛庁の方から参りまして、実はそういう資料はないのでございます、こういう連絡であります。私は、こういう資料がないはずはないのであります。必ずあるんです。それを、催促をしなければそのまま黙って過そうという考えだから、こういうことになったわけです。催促をしたら、あのときないということをお答えすればよかっ……

第26回国会 予算委員会 第29号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○小林孝平君 私はちょっと質問に入ります前に、資料のことで委員長に申し上げます。  先月二十五日に、私は、防衛庁の情勢見積りという統合幕僚会議から出ております資料を提出していただきたい、こう申し上げたのです。その後、さらに本月七日に重ねて資料の提出を申し上げました。ところがさっぱり提出がございませんで、一昨日係官が参りまして、実はそういう資料はなかったのです、こういうお答えなんです。ないならばないと、初めからその要求をしたとき断わったらいいです。黙って聞いておって、そうして再度請求されたらないと、こういうことは実におかしいと思います。なおまた、従来この予算委員会のみならず国会において、いろいろ……

第27回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1957/12/19、4期、日本社会党)

○小林孝平君 明日召集になりますのに、政府といたしましては何らのごあいさつがないようなお話でございますが、先般の総理大臣の外遊の報告は、ぜひ一つやっていただきたいと思うのです。あれは、総理大臣は臨時国会の会期が終りまして間もなく御出発になったのですけれども、あの臨時国会には非常に緊急の議案がかかり、相当なお審議の期間を必要としたのでありますけれども、総理大臣の外遊ということもありますので、そういうことも考慮されまして期間が設定されたのであります。従いまして、非常に外遊というのは重大な問題でありますので、国民もその結果を承知したいところだろうと思うのです。われわれもまた外遊されるいきさつから考え……

第27回国会 議院運営委員会 第4号(1957/11/06、4期、日本社会党)

○小林孝平君 ちょっと関連してお尋ねいたしますが、先ほど、前の官房長官は委員の兼職は三つくらいが適当だろう、こういうふうにお話になったそうですが、それはどの程度そういうことを守られるので発言されたのですか、ちょっとそれは言ってみた程度のものですか、どうなんですか、それをちょっと。ところがそれに関連しまして、これは前の官房長官がかわっていると、こういう副長官の御答弁ですが、前の長官のときすでに発令されている者があるでしょう、内閣改造前のとき。従って前の発言は、その方針でやってきておられると言いますけれども、引き継ぐまでもなく、そういう発言をされた官房長官の当時、すでに発令をされているのです。従っ……

第27回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1957/12/11、4期、日本社会党)

○小林孝平君 最初に、質問に入る前に、農林大臣にお尋ねをいたしたいのでありますが、わが国の農地改革が、敗戦日本に課せられた最大の使命である日本の民主化、特に農村民主化の基盤であるということを農林大臣は御確認をされますかどうか、それは、あらためてお尋ねをするまでもないことであるのでありますけれども、念のため、質問に入る前にお尋ねをいたしておきます。
【次の発言】 農林大臣も御確認になったように、日本の農村の民主化の基盤であり、また、現在における最大の農政問題の一つでありますこの農地改革の問題が、その後しばしば、この改革の成果を帯抜きにしよう、あるいはその精神に背馳するようないろいろな動きがあるの……

第28回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1958/06/09、4期、日本社会党)

○小林孝平君 前国会の終りに御相談をいたしまして、国会議事堂の正門から開会式には議員が入るということをこの国会から――次の国会からと言いますから、この国会から実行するという目標でもって手続をいろいろ掲示するということになっておったのですが、その問題どういたしますか。
【次の発言】 その召集日には間に合わぬ、開会式も……。私もこの国会は衆議院の議運がまだ成立をしておりませんから相談ができていないのだけれども、そういうことを考慮して、この国会は見送るのか、次の国会にやるのか、こういうことだけあれしておいたらいいじゃないですか。まとまらないというよりも、それは衆議院の議運ができないから話がつかないと……

第28回国会 議院運営委員会 第3号(1958/01/23、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この二十九日の朝までに、書類を準備して手元に届けるということでございますが、これはどういう程度のものですか。
【次の発言】 その書類は、時間も非常におくれておりますので、従来の正式かつ必要十分なる書類全部が載っておるものですか。あるいは一部そういうのは除いてある、一部欠けておるものですか。
【次の発言】 もしかりに、二十九日の朝までにその書類が、全部従来の正式な書類として提出されておるものに比べて欠けたものがありとすれば、当然施政方針演説はあとに繰り越されると思うのですが、その点いかがでしょうか。
【次の発言】 それは、二十九日の朝までに書類が届かなければ、当然三十日ということに……

第28回国会 議院運営委員会 第4号(1958/01/27、4期、日本社会党)

○小林孝平君 質疑ではありませんが、ちょっと官房長官に御希望を申し上げておきたいのは、先般われわれが河野経済企画庁長官の演説を取りやめるということで、これは困るという発言をしたのでありますけれども、これは常識的に考えれば、だれが考えても当然やるのが当りまえのことなんです。そういう当りまえのことを、ことさらやらないというようなことを言って、平地に波乱を巻き起すようなことは、これは時間の不経済でもありますし、また国会正常化という立場から困ると思うのです。ことさら劈頭から混乱を拳き起すことを予想してやられたとは思いませんけれども、今後のこともありますから、私たちは何も無理なことは言いませんから、大体……

第28回国会 議院運営委員会 第5号(1958/01/29、4期、日本社会党)

○小林孝平君 今、阿部君の質問に対しまして、官房副長官から、今後は慎重に研究する、御趣旨に沿ってやりますというようなお言葉がありましたが、そういうことは従来もしばしばおっしゃっているわけです。何か問題が起りますと、将来はやりますというようなことを言っているが、ちっともやっておらないのが現状なのです。そこで私は一つの例といたしまして、この前の委員会で、問題を出した肝心の小酒井君がおりませんから困るのですが、小酒井君は、この各種委員は非常に兼務を多くしている、これでは職務を十分全うすることができない。そこでこれを制限する必要があるのではないか、こういう問題を前に出しておったらしいのです。それに対し……

第28回国会 議院運営委員会 第7号(1958/01/31、4期、日本社会党)

○小林孝平君 社会党から質問があるとおっしゃいましたが、その前に、むしろ政府の方から説明が必要でないですか、おかしいじゃないか。
【次の発言】 この問題は、ただいま私たち、党といたしましても研究いたしまして、この修正、正誤は予算案自身に関係あるかないかということを研究いたしました。ただいまのところ、われわれは関係があると断ずるのでございますけれども、さらに十分研究の上、関係あるといたしますれば、予算案の撤回並びに再提出を政府に求めることにいたしたいと考えているのでありますが、そこで今、官房長官は、その提出書類を修正をし、正誤をいたしましたと、こうおっしゃいましたが、国会法の五十九条によれば、「……

第28回国会 議院運営委員会 第8号(1958/02/03、4期、日本社会党)

○小林孝平君 まあいいけれども、大蔵大臣がお見えになると、また重複をしなければなり談せんからね。
【次の発言】 この問題は、最初衆議院で問題になりました。その結果、衆議院の社会党からの追及で大蔵大臣が釈明をされ、正誤表を提出されるに至ったわけであります。そこで政府が正誤表を提出し、大蔵大臣が釈明をされるに至ったことに関連しまして、衆議院ではこの訂正、政府は正誤表によって、修正されたのでありますが、この修正は外為特別会計の歳出入自身に直接関係するかどうかということに関連して追及され、この点はなお社会党といたしましては、衆議院におきましては疑義があるし関係するという考え方ではあるけれども、政府は関……

第28回国会 議院運営委員会 第17号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この政府委員の問題につきましては、先般、文部省の官房総務参事官、自治庁の総務参事官、法務省の官房調査課長と、この三名を政府委員に任命したいというので承認要求がきましたが、いろいろ事情を聞きましたら、それぞれ官房長がおらないので、今度の国会に設置法の一部を改正して官房長を置くことになるから、それまで、今回だけこのそれぞれの参事官、調査課長を政府委員にしてくれ、こういう話だったのです。これはいろいろ問題がありましたけれども、従来もかくのごとき場合は承認をしておりましたから、これを承認したわけなんですが、その後、さらに今度、大蔵省の主計局の法規課長、司計課長、給与課長の三課長を政府委員……

第28回国会 議院運営委員会 第20号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○小林孝平君 ちょっと本会議の問題につきまして官房長官にお尋ねしたいと思います。  松野議長が、国会運営の正常化ということを強く念願されておりまして、われわれといたしましても、これに御協力いたしまして、この議長の国会運営の正常化ということを、ぜひあらゆる方面において実現をいたしたい、こういうふうに考えまして、いろいろの面がありますけれども、まず手っとり早く、そうして、どうしてもやらなければならないことの一つには、本会議をなるべく定刻に開くという問題があるだろうと、われわれは考えまして、臨時国会以来、安井委員長と御協力いたしまして、できるだけ本会議を定刻に開くようにいたしたわけであります。もっと……

第28回国会 議院運営委員会 第21号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○小林孝平君 今のお話の中に、その経歴から見て、最もこの公正取引委員会の委員長に適任であると言われましたけれども、どういう理由でありますか、その経歴から見て最も適任であるというのは、どういうわけですか。最も適任であるというのは、この人が一番いい。これ以上はないと、こういうあれでしょうが、この経歴のどこに、そういうこれ以上の人がないということがおわかりですか、御質問いたします。
【次の発言】 先ほどの御説明と違うのです。この経歴から見て、最も適任である、こう言われる。だから、私はこの経歴のどこに具体的に最も適任であるということを書いてあるのかということをお尋ねしておるのです。適任であるというのな……

第28回国会 議院運営委員会 第22号(1958/03/28、4期、日本社会党)

○小林孝平君 非常に、あまりに極端な表現を政府はやられない方がいいのじゃないですか。もっと平易な、常識的な表現をされたらいいじゃないですか。もうこれ以上適任者はないとか、これが一番いいとか、この経歴を見ればはっきりするとか、全く異例だとか、言葉は非常に極端だけれども、内容はない、こういうことでは、私は今後、官房長官が御説明されるに当って、あなたがそういう言葉を使われるものだから、下の人もそれに類似な言葉を使われて、しばしば混乱をしますから、気をつけられた方がいいじゃないかと思いますから、念のため申し上げておきます。
【次の発言】 この機会に参議院規則に関する疑義をただしたいのですが。

第28回国会 議院運営委員会 第25号(1958/04/07、4期、日本社会党)

○小林孝平君 解散の問題は全国民関心の的であります。それで、この解散の問題につきましては、すでに国会において、しばしば論議をされました。また、政府あるいは与党方面から、非公式にいろいろの言明がなされ、新聞等にも報道されておるところであります。本日、特に総理の御出席を求めて、この問題につきまして所信をただしたいと思いました理由は、従来、論ぜられております観点と違いまして、私たちは別の観点から、この解散の問題を総理にお尋ねをいたしたいと思うのであります。すなわち法案審議の立場あるいは国会運営の立場と、こういう方面から、この問題を取り上げてみたいと考えておるのでありまして、今、委員長からお話がありま……

第28回国会 議院運営委員会 第26号(1958/04/11、4期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。本法案が完全無欠であるとは、われわれも考えないのです。非常に不備の点は多々ある。島村委員からも御指摘があった、いろいろの疑義の点があります。しかし、本法案を、これを適用するに当っては、先ほども島村さんからお話がありましたように、個人々々で、非常に、まあえげつなく言えば、もう一年で恩給の年限に達する、従って、これをちょっと手直しすれば非常に有利になるというような方もありますし、また、いろいろ、その他それに類似の個人的な問題を取り上げると、非常に複雑なものがある。従って、質問を幾らやっても、これはなかなか絶えないと思います。それで、われわれは、幾多問題がありますけれども、か……

第28回国会 議院運営委員会 第29号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○小林孝平君 私はこの際、議運委員会で御研究を願いたいことを発言したいと思います。  それは、国会議事堂の中央玄関の通行に関する件でございますが、この中央玄関は、開院式の際に天皇陛下が御通行になる際にのみ使われております。大体この国会議事堂は、旧帝国憲法下において作られて、その当時の天皇の地位ということから、中央玄関を天皇陛下の御専用にされたということは、当時の事情として、いささかも不自然でなかったと思う。ところが、この新憲法下になりまして、天皇陛下だけあの国会議事堂の中央玄関をお通りになるということは、やや不自然の感がするわけです。主権者である人民の代表者、国会議事堂はそれらの人によって使わ……

第28回国会 大蔵委員会 第18号(1958/03/24、4期、日本社会党)

○小林孝平君 大蔵省からだれが来ておられます。
【次の発言】 政府委員は来ないのですか。
【次の発言】 これから来るんですか。
【次の発言】 来なければその質問はできないのじゃないのですか。政府委員が来なければ質問をせいたってできないじゃないですか。
【次の発言】 私は食管長官にもお尋ねしたいけれども、大蔵省の方にもお尋ねしたいのです。それは関連しておりまして、小倉長官に質問することは同時に大蔵省からも答弁してもらわなければならぬ。大体委員長に申し上げて、この質問を水曜日にすることにしていただきたいと申し上げておったけれども、きょうやるとおっしゃったから、ただいま議運の理事会開会中でありますが……

第28回国会 大蔵委員会 第20号(1958/03/26、4期、日本社会党)

○小林孝平君 本件につきましては、一昨日の委員会においていろいろ政府当局にお尋ねをいたしましたのですが、そのうち明確ではない点がございましたので、本日あらためて留保された部分についてお尋ねをいたします。  最初に米価の問題でありますが、本年の予算米価は一万二百円となっておりますが、この算出の基礎の中に早期供出米、いわゆる早場米として考えられるもの、それに百七十六円を含ませるという政府の御説明であります。そこで、この百七十六円の早場米の金額は、政府の御答弁では、ただいまのところ、これは早場米として出すか、あるいは基本米価の中に入れて出すか、まだきまっておらないという御答弁であったのですが、これは……

第28回国会 大蔵委員会 第21号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○小林孝平君 今回のこの食管特別会計の改正はその根本趣旨は食管特別会計の合理化ということだろうと思うのです。そこでそういう建前から考えて、果してこれが合理化になるかどうかということは非常に疑問の点がありますので、お伺いします。  まず、今回の措置によりまして、新たに調整資金が設けられますが、この資金の性格というものは一体どういうものであるか、大蔵省の御説明では、これは運転資金のような御説明でありますけれども、純粋な運転資金であるのかどうか。それによって非常に今後の食管会計の赤字の埋め方に大きい影響がありますので、お伺いいたします。
【次の発言】 これが運転資金であるということであれば、非常に百……

第28回国会 大蔵委員会 第27号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○小林孝平君 今大蔵政務次官が答弁されたのは、非常に今後連絡をしてうまくやるというふうなお話でございますけれども、こんなこと将来やるくらいなら、今小笠原君が言われたように、きょうあたりちゃんと連絡しておかないと、きょうしてこないものが将来やれるはずがないですよ。一体なぜそんなことをちゃんと連絡していないのです。あんたがそんなこと言って、うまくやるなんて言って、けっこうけっこうと言うわけにいかないじゃないか。きょうできないものが将来うまくいうはずがないと思うのです。(小笠原二三男君「出してもらおう、それを」と述ぶ)そういうことは今からきめて、こうするのだからということでなけりゃ因ると思う。

第29回国会 議院運営委員会 第1号(1958/06/10、4期、日本社会党)

○小林孝平君 私はただいまの島村さんの御意見、これに対する事務総長の御意見等も含めまして、やはりこれについては、いろいろ解釈上相互に意見の相違があると思いますので、本日も相当深夜になりましたから、先ほど小酒井理事から提案されましたように、本日はこの問題はこれで打ち切って散会されるよう、委員長においてお計い願いたいと思います。
【次の発言】 反対を唱えるわけです。

第29回国会 議院運営委員会 第2号(1958/06/11、4期、日本社会党)

○小林孝平君 昨夜は事務総長から、衆議院からの事務総長が当院の議長に申し入れをされた件並びに議長が常任委員長懇談会を開催されまして意見を聴取されました件等をお聞きをいたしまして、そのまま深夜でもありますから散会をいたしたのでありますが、衆議院においては会期の決定がなされましたが、この会期の決定が衆議院にてなされました経緯を見ますと、衆議院の決定にとやかく言うわけではありませんけれども、国会法の解釈上、多少疑義があるように思われるんです。たとえば国会法の第六条は、「召集の当日に議長若しくは副議長がないとき、」は 「その選挙を行わなければならない。」、こうあって、第七条には、「議長及び副議長が選挙……

第29回国会 議院運営委員会 第4号(1958/06/16、4期、日本社会党)

○小林孝平君 ただいま委員長の報告にもありましたように、寺尾君が国務大臣に就任されましたので、当然、副議長の地位を失うことになるという御発言がございましたけれども、今回の副議長が国務大臣になられた点は、法律的に見ても疑義がございますし、また、かりに疑義がないにいたしましても、非常に不穏当であることは間違いないと思う。そこで私は、委員長は、当然、国務大臣に任ぜられたから副議長の地位を失なったと言われましたが、どういう根拠に基いてそういうことをおっしゃるのか、お尋ねしたい。
【次の発言】 委員長は、それは国会法第三十一条の規定に基いて、そういうことをおっしゃっておるのだろうと思いますが、その前に三……

第29回国会 議院運営委員会 閉会後第4号(1958/09/26、4期、日本社会党)

○小林孝平君 そこで、私はちょっと鈴木さんに、こんなことは聞かないでもいいようなことですけれども、ちょっと念のためにお尋ねいたしますが、今回、政府は臨時国会を召集されましたが、これは先般社会党が臨時国会の召集要求を憲法五十三条でしたか、後段の規定で要求したんですがね。それに関係して召集されたことでしょうな。これは聞く必要もないんで、すけれども、ちょっと。
【次の発言】 政府は政府で考えられてもいいけれども、憲法の規定に基いて召集要求をした。政府はこれに応じなければならぬという規定があるのですから、当然今回の召集は、そういう憲法の規定に基いて召集を要求したのに対して、政府のやろうと思っていたこと……

第29回国会 議院運営委員会 第6号(1958/06/24、4期、日本社会党)

○小林孝平君 私はここで名前をあげて言うのは、本人は必ずしも好んでなっておられる場合ばかりでもないと思いますので、本人に対してお気の毒のような気もしますけれども、一、二お尋ねしたい。  この新関さんの兼職の件ですが、これは今、島村さんがおっしゃいましたことは、前内閣において確認していることなんです。大体四つ以上はやらない、もしそういう場合はやめてもらうということを条件に就任をお願いしている、こういうことになっておるわけなんです。そこで、この前も新たに日銀の政策委員を任命される際にも、これを指摘したら、これはすでに本人にも連絡済みで、これとこれはやめてもらうことになっているという報告でした。そこ……

第29回国会 議院運営委員会 第8号(1958/06/27、4期、日本社会党)

○小林孝平君 今、委員長のおっしゃる通りですが、先ほど官房長官、過去において衆議院の承認を先に求めたことがしばしばあったとおっしゃいましたが、そういうことはないのじゃないですか。
【次の発言】 今のお話は、大体どうしてこうなったかというと、これは発足の当時は、二大政党の対立の形になっておらなかったものですから、自由民主党、それから社会党は当時発足――新たに任命したときはもう統一しておったかもしれませんが、まだしておらなかった当時でございますから、それで衆議院においては左右両社会党、自由民主党、こういうことで任命され、従って人数があまり多くなるというので、参議院では各派代表というような意味で、緑……

第29回国会 議院運営委員会 第9号(1958/06/30、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この政府の各種審議会につきましては、先般の議運においても、いろいろ官房長官から話を承わりましたが、最近、行管長管が、政府関係の審議会を整理あるいは統合するような構想を発表されておるのでありますので、この際、官房長官並びに行管長官の出席を求めて、次回の議運において、この問題について両氏から所見を承わりたいと思いますが、そういう点を一つ。

第29回国会 議院運営委員会 第10号(1958/07/01、4期、日本社会党)

○小林孝平君 政府の各種審議会の参員の任命に当りまして、国会の同意もしくは承認を得る案件が当委員会にも先般来しばしばかかっております。今後また相当多数の案件がかかる予定になっております。そこで、これはいつもその際に問題になることは、この存命が果して人選が適当に行われておるかどうかという問題であります。これに関連して、先般も、非常に政府の審議会の考え方あるいは人選の仕方というものは適切でないということが当委員会において指摘されたわけであります。こういう点から考えまして、この現在の審議会には、すでにその必要がなくなったものが相当あるのではないか、あるいはその運営が適切に行われておらないものも相当あ……

第29回国会 議院運営委員会 第11号(1958/07/03、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この今回の中間報告を求める動議は、国会法の規定、参議院規則等に照らしまして、不法であると、われわれは考えております。従って、この委員会において、これが違法であるかどうかという点を明らかにして、この動議の撤回をわれわれは要求したいと思いますけれども、その前に、私は委員長の所見をただしたいと思います。  それは、この動議の発議者として、自由民主党の議員のほとんど全員をあげて提案されておりますが、その中に、議院運営委員長である安井謙君の名前があるのです。あなたは、従来、われわれ議院運営委員会において、特に理事会において、国会正常化を強く念願され、われわれの協力を求められております。われ……

第29回国会 議院運営委員会 第12号(1958/07/04、4期、日本社会党)

○小林孝平君 それは議論としていろいろあると思います。私はこのものは決定――何もきまったことだから、あとの形式は必要はないという議論も成り立つと思うのです。そういう議論からいたしますと、国会の審議の相当部分は必要はないというような場合も私は起きてくると思うのです。形式と内容と異っていく場合もあると思うのです。そこで、今の問題を議論する前に、私はこの国会の運営から考えまして、何といっても中間報告のごとき非常なる処置は阻止しなければならぬ。これは昨日論議し尽しておるわけであります。と同時に、国会の会期をむやみに延長をするということもわれわれとしても全力をあげてこの阻止をしなければならぬ。特にわれわ……

第29回国会 議院運営委員会 第13号(1958/07/07、4期、日本社会党)

○小林孝平君 ちょっと、この青柳さんは、過去に数回衆議院に出られたのですが、今回も私は衆議院議員であると思っておったところが、おやめになったというのですが、青柳さんは選挙区はどこでございますか。
【次の発言】 山口県は一区ですか。あれは一区、二区いろいろあるでしょう。
【次の発言】 これは何か特別に、三回も衆議院議員になっておやめになるには、よほどの理由があったのじゃないかと思うのですね。そういうことは、この審議会の委員の選考に当っては相当資格として、何か本今が御健康に耐えられないというようなことでおやめになったとか、そういうことをお調べになったのじゃないですか、何か。というのは、この審議会の……

第29回国会 農林水産委員会 第4号(1958/06/26、4期、日本社会党)

○小林孝平君 新農林大臣の農政に対するいろいろの抱負についてお尋ねをいたしたいと思いますが、さしあたっては、先般の当委員会においてお述べになりました所信について、二、三の点をお尋ねいたしたいと思います。時間の関係がありまして、本日は十分お尋ねできないと思いますので、いずれまた日をあらためて詳細をお尋ねいたすことにいたしまして、とりあえず、当面お尋ねをしなければならない点をお尋ねいたしたいと思います。  最初に、この所信の中に、米の統制は当分継続していく、引き続いて継続していくということをお述べになっておりますが、米の統制を継続していくには、その一つの問題点は、現在のやみ米対策をどうするかという……

第30回国会 議院運営委員会 第3号(1958/10/01、4期、日本社会党)

○小林孝平君 今回、大蔵大臣が海外に出張されることを閣議できめられたそうですけれども、この国会は四十日しか会期がないわけですね。しかも先般の、前の前の議運でも官房長官が御説明になっておるように、通常国会は選挙等いろいろありますから、この臨時国会は通常国会に準ずるような重要な国会であるというような趣旨を述べられたのです。そういうようなことを考えれば、その四十日の期間のうち、予定だけでも十日間、四分の一も大蔵大臣が不在にされるということは、これは非常に問題じゃないかと思うのです。そこで、かりに、行かなければならないとしても、国会の都合はどうですか、審議の上に支障がないかどうかということぐらいは、相……

第30回国会 議院運営委員会 第4号(1958/10/02、4期、日本社会党)

○小林孝平君 昨日大蔵大臣はおいでになりませんでしたが、今回の大蔵大臣の国際会議への出張に伴い、十日ほど国会の御出席がありませんので、今回の臨時国会の性格から見て、国会の審議に非常に支障を来たすのではないかとわれわれは考えておるわけであります。それで、何も会議に出席されることをわれわれは拒み、またいやがらせを言うわけではありませんが、なぜこういう重大な臨時国会に、会期が四十日しかないのに十日間も出張されなければならないのかという点を、納得のいくように御説明いただきたいと思うわけであります。昨日官房長官からお聞きいたしましたけれども、いまだ十分納得する段階には至りませんし、また官房長官も準備が不……

第30回国会 議院運営委員会 第7号(1958/10/13、4期、日本社会党)

○小林孝平君 質疑に入る前にちょっと委員長にお願いしておきますが、本日はきわめて重大な問題をお尋ねをいたしますから、時間の制限などをしないように、十分各委員の発言を聞かれるように議事取扱いをお願いしたい。さしあたって官房長官も他に重大な案件もないようでございますから、官房長官も十分所信を述べられ、各委員の意見を聞かれるようにあわせて希望いたしまして、これから質問をいたします。
【次の発言】 ただいま国会の審議が停頓をいたしておりますが、これは、今、委員長が申されたように、政府が警察官職務執行法の一部を改正する法律案を国会に突如提案された、その提案の経緯が、いかにも国会の審議権を無視し、国会の正……

第30回国会 議院運営委員会 第10号(1958/10/22、4期、日本社会党)

○小林孝平君 今のその問題は、この前、佐藤大蔵大臣がインドに行かれるとき問題になりまして、本委員会に佐藤大蔵大臣並びに官房長官に来ていただきましていろいろ話をいたしました。その際に政府の答弁としては、こういうことは国会開会中非常に重要であるから、今後はあらかじめ国会対策なり、あるいは議運を通じて了承を得るようにいたしたいと考えております、こういう御答弁があったのです。そこで今回これに基いて、政府は従来一方的に任命をし、国会に諮られたことはないのでありますが、今回は、先般のこの議院運営委員会の論議にかんがみてこういう御報告があったのだろうと思いますが、ほんとうはこの前の委員会の審議の経過からいう……

第30回国会 議院運営委員会 第13号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○小林孝平君 あなた今会期末と言われたけれども、自由党は会期延長をするようなことを言われているのですが、会期延長しないということを参議院の議運の委員長は確認されておるのですか。
【次の発言】 そう言われたから……僕は局長とか次官という話ではないのです。こういういいかげんなことではいかぬのです。

第30回国会 議院運営委員会 第14号(1958/11/07、4期、日本社会党)

○小林孝平君 本日この議運が開かれますけれども、私はこの議運自身が開会を必要としないと考えておるものであります。それは、実は議長は衆議院議長からの会期延長に関しての協議を受けられまして、常任委員長懇談会をおやりになったのでありますが、私はその際も、常任委員長懇談会をやる必要がないのではないかということを、強く事務総長並びに安井委員長を通じて、議長に通じていただくように申し上げておいたのであります。それは、四日の日に衆議院において会期の延長が議されたということを、政府並びに自民党は言っておりますけれども、この会期の延長に類似するような行為に、全くの抜き打ち延長と世間では言われ、そうして明らかに不……

第30回国会 議院運営委員会 第15号(1958/11/24、4期、日本社会党)

○小林孝平君 今回のこの国会の正常化に関連いたしまして、一部に、議長の高い地位あるいは不偏不党の立場を保持するというようなことに関連して、国会法の改正をやる、あるいは国会運営の正常化をはかるために国会法の改正をやるというようなことで、一部改正案の研究をされているように伝えられておるのでありまするけれども、参議院といたしましては、その国会法の改正が今の段階で必要であるかどうかということも非常に疑問だと思うのです。むしろ今考えられているようなことは、国会法の改正というよりは、今の国会法をどういうふうにして、みんながこれを尊重し、守るか、また先例、慣行等を尊重するかという点にかかっておるのであって、……

第31回国会 運輸委員会 第12号(1959/03/12、4期、日本社会党)

○小林孝平君 私は国鉄当局に上越線の複線化の問題について若干お尋ねいたします。新潟―上野間の列車本数を増加してもらいたいということは、地元の長い間の強い希望であることは国鉄出局のよく御承知のことと存じます。ところが上越線は現在の列車回数でもすでに線路容量を上回るものがあって、なかなか列車回数を増加することは困難である。のみならず、今のままだと、三十七年度になりますと、全面的に行き詰ってしまう情勢にあるようであります。そこで地元といたしましても、上越線の複線化については非常な関心を持っておりまして、その実現が一日もすみやかならんことを望んでいるところであります。幸い国鉄当局におかれましても、この……

第31回国会 議院運営委員会 第1号(1958/12/10、4期、日本社会党)

○小林孝平君 毎国会の初め、官房長官から提出法律案の御説明があるのですけれども、この御説明の意味と言いますか、そういうものについて、ちょっとお尋ねいたしたいのです。官房長官が御説明になるのは、ただいま承わりましたが、これは、この国会に提案する法律案ということで御説明になったのですから、今のお話以外のものは御提出にならぬわけですか。
【次の発言】 そうしますと、前国会で審議未了になりました警職法案は御提出にならない見込みでございますか。
【次の発言】 それでは提出するかしないか、研究中なのですか、提出する意思もおありなのですか。
【次の発言】 私どもとしては提出いたしたいという、「私ども」という……

第31回国会 議院運営委員会 第4号(1958/12/17、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この、石川一郎氏の件でありますが、これは適任であるかどうかという問題でなくて、この石川さんはずいぶんいろいろの委員をやつていられる。当委員会でこういう性格の委員を選ぶときには、その委員はおおむね三つくらいの委員を兼ねるのが適当だ、それ以上は困る、今後はそういうことにしない、あるいはやめてもらう、こういうことで、ずっと、きておるんです。今度この経歴を見ますと、ずいぶんだくさん委員になっておられるんですが、この点についてはどういうふうになっておるんですか。
【次の発言】 私は、石川さんが適任であると思います。けれども、今、委員長は、形式的からいえばはずれるとおつしやいましたが、今まで……

第31回国会 議院運営委員会 第6号(1958/12/22、4期、日本社会党)

○小林孝平君 国民健康保険法案は、さきの変則国会に政府から提案されまして、審議をされたのでありますが、ああいうような不測の事態が起りまして、最終的にこれが審議未了になって、この国会の冒頭に新たに政府から再提出をされたわけであります。そこで、さきの国会でこの審議に関しまして、どういうことにしようかということで相談になりました際に、厚生省は、あるいは厚生大臣と申し上げた方がいいかもしれませんが、この法案がさきの国会で継続審議にならなければ、非常に支障を来たし、全国各関係市町村に非常に迷惑をかけて、困ることになるという主張が強くなったので、私たちも、できればそういう要望に沿って、継続審議にすることが……

第31回国会 議院運営委員会 第8号(1959/01/23、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この国会提出を予定されておる法律案、条約案、これも、今回の通常国会の性格が、四月に地方選挙があると、実質上三月までしか審議がやれないということを前提に、これをお出しになっておるわけですか。
【次の発言】 私のお尋ねしたいのは、この前も官房長官がお話になりましたように、昨年、この国会は四月になつたらほとんど審議ができないから、実質上三月中ぐらいしか審議ができないから、こういうお話がありました。従って、今回提案される法律案は、大体実質的審議は三月一ぱいしかできないということを想定されてお出しになっているのかどうか、これを伺いたい。

第31回国会 議院運営委員会 第16号(1959/02/27、4期、日本社会党)

○小林孝平君 一昨二十五日、本院の本会議場におきまして、岸内閣総理大臣が、わが党の矢嶋三義、藤田進の両君の過般の本会議場における質問に対する留保答弁をされました。この答弁は、きわめて問題になる点が多々ありますので、本来なら総理大臣がここに出席されてお尋ねをするはずでございますが、与党理事の諸君が、強く、とりあえず官房長官だけにして質問をしてくれと言われ、もしそれでも不十分の場合は、さらにお互いに話をして、必要あれば総理大臣を呼ぼう、こういうことになっておったのであります。ところが、そういう総理大臣でなくて官房長官でやろうという話それ自身が本来おかしいと思うのです。これは総理大臣がやられたことで……

第31回国会 議院運営委員会 第20号(1959/03/26、4期、日本社会党)

○小林孝平君 私、この際一言申し上げておきたいのは、国会の職員、これは一般の官庁の職員に比較して、仕事の関係から非常に恵まれたといいますか、こういうふうに見られるところもあると同時に、また非常に不利というか、どうも恵まれないというか、そういうところも相当あると思うのです。そういうところを考えまして、職員が喜んで働けるようにしなければならぬ、それは、今のようなことはそういうものの一環として考えられているのだけれども、ともかく国会職員に進んでなろうという者がわんさわんさとあるというふうにならなければならぬ。そういうふうになれば、それは国会の職員の待遇なり、あるいはその他の官庁に比較していいというこ……

第31回国会 議院運営委員会 第21号(1959/03/27、4期、日本社会党)

○小林孝平君 最近、緑風会に所属しておられました中山福藏君が自由民主党に党籍を移されたそうであります。私は、国会議員がその党派を自由に異動されることは何も異議を差しはさむわけじゃありませんけれども、自動車の割当を初めといたしまして、控室の割当、外遊、あるいはその他の割当は、すべて国会の当初の議席に比例して割り当ててあるのです。それで、最近のようにひんぴんと異動が行われる。しかも、これからいよいよ選挙に向うという、このどたんばにきて移られるということは、そういう点から考えまして、非常におかしいという感じをみんなに与えているんです。それのみでなく、国会において代表演説をやられる際も、中山福藏君は緑……

第31回国会 議院運営委員会 第22号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○小林孝平君 昨三十日、東京地裁において、砂川基地立ち入り問題に関し、米軍の駐留は違憲であるという内容の判決がありまして、非常に問題になっておることは御承知の通りでございます。昨日、予算委員会においてもこれが取り上げられ、引き続きまして、衆参両院において問題を大きく取り上げ、非常な政治問題になっておるわけでありまするが、この際、本日の毎日新聞に、金森館長の名前で、「地裁判決をこうみる」、「米軍駐留違憲でない」という御意見が掲載されております。もちろん、これは最後に「談」という言葉が入っておりますが、この「談」という意味は、通常どういう意味であるかわかりません。ただ新聞記者が聞いて、それを原稿に……

第31回国会 議院運営委員会 第23号(1959/04/02、4期、日本社会党)

○小林孝平君 本日は、先ほど議運理事会を開きまして、自民党は本会議において最賃法案の中間報告を求める動議を出されるということが協議されているのです。こういう重大な問題が今提案されている際に、人事案件のごときものをこの議運でやられるということは、非常におかしいと思うのです。従って私は、この際、先ほど議運理事会において自民党から提案されました中間報告の件について、議院の運営上からどういう意味合いを持つかということを、この際協議する必要があると思うのです。そこで、本日自民党から十二時四十分に、書面をもって正式に、最賃法案の本会議における中間報告を求める動議が出されておりますけれども、これは議院の運営……

第31回国会 大蔵委員会 第24号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○小林孝平君 私はこの際、関税定率法第二十一条の規定に関連いたしまして、輸入映画の検閲の問題について質問いたします。  税関は、輸入映画を、現行関税定率法の第二十一条の規定によって検閲を行なっておるわけであります。この問題が非常に問題になりましたのは、昭和三十一年に、フランス映画で「夜と霧」という映画が輸入されようといたしました際に、ナチの収容所における光景を写したものでありますけれども、これがきわめて残虐であるというので、この輸入を禁止いたしました。その際にも非常に問題になったわけであります。その後最近に至りまして、同じくフランス映画の「恋人たち」という映画が輸入されまして、この映画は御承知……

第31回国会 農林水産委員会 第15号(1959/03/10、4期、日本社会党)

○小林孝平君 この統計調査部関係の一百名余りの減員の理由を一つ。
【次の発言】 その国民年金の方に振りかえるという問題は別です。いよいよ余ったということがきまったら振りかえるわけでありまして、それはちょっと別で、百名ともかく要らなくなったという理由を一つお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 国民年金との関係はこれは別ですよ、余ったので。そこで、国民年金のその職員はできるだけ政府部内からやるというので、余ったものがあればその首を切らないでそっちに回す、こういう話で、とにかく百名余ったという、その余った理由をお尋ねしておるのです。
【次の発言】 そういうことはわかっている。あなたがあくまでもそう……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1959/08/10、5期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。大体この審議を始める際に当って、総裁が来て話をしなければわからぬ、この間の委員会の決議に対する総裁の意見を聞こう、営業局長の話を聞いても仕方がないという各位の意見だ、しかし、念のために聞こう、こういうことで聞いたけれども、話が徹底しないのに、営業局長にその命令を受けてやったかどうだなんということを聞くのは、この委員会の進め方にそもそも反しているのです。従って、私はもう営業局長に聞くのはやめて、総裁を呼んで聞けばいい。向うだって昼飯の休みはあります。だから、その昼飯の休みに総裁もしくは副総裁がここへ来て話をして、命令を受けたかどうかなんということを言うよりも、命令をしたか……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1959/08/11、5期、日本社会党)

○小林孝平君 関連して。先ほどからこの八月三十一日の期限について論じられておりますけれども、この八月三十一日ときまりましたその根本的な理由は、この期限までに農林当局から資料を求めて、その資料によってこの運賃の改訂を考慮しよう、こういうことでこの八月三十一日が暫定的にきまったわけなんです。ところが、こういう経過でもってきまったこの八月三十一日を、あたかも絶対変えられないような言い分で、先ほどから、八月三十一日がきまっておるのだから、ともかくそれまでに全部解決をする、こういうようなお話になっているのが大体おかしいと思うのです。そこで、八月三十一日ときめたけれども、国鉄当局はどうであるかといえば、こ……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1959/08/29、5期、日本社会党)

○小林孝平君 ちょっと速記……。
【次の発言】 これから農林省から災害の実情をお伺いすることになっておりますが、大臣が退席されるというので、大臣にお尋ねします。  今回の災害は非常に激甚だったということで、その総額はどれくらいになるかわかりませんけれども、一説によれば五百億程度だと、こういうふうにいわれておるわけです。それでそれがどういう、正確な調査を待たなければなりませんが、かりに五百億とすれば、従来と同じようなふうに、これが国が財政的援助をささえるということになれば、三・五・二の割合でやっても、およそ百五十億の支出を必要とする、こういうふうに考えられるわけです。そうすると今の予備費がすでに……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第6号(1959/09/28、5期、日本社会党)

○小林孝平君 私、先ほど森君が質問されたのに答弁された中に、日通の経営状態についてお話がありましたが、日通は一割以上――今は一割二分ですか、一割二分の配当をやっておる。そういう相当な配当をやっておるのにこの値上げをする必要がないのではないかという質問に対して、その一割以上の配当をやっているのは、いろいろの操作をやっておる結果がなっておるのだ、こういうお話でありましたことと、それから適正利潤を確保するということは必要である、こういうお話でございましたが、一体適正利潤というのをどのくらい考えておられるのですか。日通についていえば、どのくらいの配当をやるということが、この適正利潤だと考えておられるの……

第33回国会 外務委員会 第10号(1959/12/03、5期、日本社会党)

○小林孝平君 本協定の審議は、参議院の当委員会において本格的審議が始まっているのでありますが、従来の国会における本問題に関する審議の経過を見ますと非常に疑問の点が多々あります。また、私自身について申し上げますれば、本院の予算委員会において政府に質問をいたしましたけれども、十分な御回答が得られないままで今日に至っておるのであります。それで今、国民は全部この問題について非常に関心を持って見守っておるわけでございますので、私はこの審議と関連いたしまして、この審議に幾多の外務当局の説明だけでは納得できない点がございます。従って、どういう点か、一々ここで指摘しなくとも、委員長においてはよくおわかりのこと……

第33回国会 外務委員会 第11号(1959/12/04、5期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。本件の審議に関連いたしまして、今後、公聴会あるいは参考人を当委員会に呼びまして、いろいろ意見を聞いたりというようなことが行なわれると思いますが、それに関連いたしまして、私は、先般の当院の予算委員会において、このベトナム賠償に関する質疑を行なったのでございます。その際、質疑の内容からいたしまして、どうしても参考人として、日本工営の社長、外務省の調査員である久保田豊氏その他を参考人として予算委員会に招致して、いろいろ話を聞きたいということを委員長に要求したのでありますが、今回の予算委員会は災害関係の非常に急速を要する、成立を急ぐ予算でございました関係もあり、かたがた、当院の……

第33回国会 外務委員会 第12号(1959/12/07、5期、日本社会党)

○小林孝平君 今、木村委員から御指摘がありましたけれども、私は、御指摘の通り常識なんですね。こういう統計を作るときは、その基準年度ですね、その基準というものはどういうものをとったかというのは、もう、しっかりした説明がなければ資料にならないのですね。こんなことは常識なんですね。今ごろになって、どうもその、どういう基準だかわからぬという、そんな資料では、今までの答弁でも大体その程度なんじゃないですか。もうこれは統計あるいは資料を作る常識じゃないですか。基準年度というものはどういう基礎に立って作るというのは、ともかく資料を作るもう基準ですよ。それがわからないようじゃ、問題にならぬじゃないですか。こう……

第33回国会 外務委員会 第13号(1959/12/08、5期、日本社会党)

○小林孝平君 関連。事務当局が検討し━━検討するのは、それは事務当局でしょう。そうして政府がそういう心がまえでやったという、結局それは政府の決定したものでしょう。それは閣議でないけれども、政府としてそれは公式にこういうことできめた、こういうことだと思うのです。総理はずいぶん長くおっしゃったけれども、結論として、それはともかく政府は八月二十四日を開戦日ときめて、そうして交渉した、こういうことに解釈してよろしゅうございましょうか。  それからもう一つは、それに関連して、その賠償の交渉の当初から━━その当初というのは、何年の何月からかということを一つお尋ねいたします。二問お尋ねいたします。

第33回国会 外務委員会 第14号(1959/12/09、5期、日本社会党)

○小林孝平君 ちょっと理事と相談したらどうなんです。
【次の発言】 説明員がわかるのかどうか、まあ一応相談したらどうか。ただ引っぱってきたって、説明員はそれを知ってるかどうかわからぬ。
【次の発言】 前から言ってるんだ。外務省の文章は難解、晦渋だよ、日本語は。英語は知らぬけれども、外国語は知らぬが、日本語はわからぬよ。もう一度国語の教科書でも一つ勉強したらどうか。委員長、どうかね、休憩したら。
【次の発言】 ちょっと外務省はどうかしているのじゃないですか。この間も私が日本工営の久保田氏は関係あるかといったら全然ない、こういうので、外務省のれっきとした調査員であり、公用旅券を出しているような人を……

第33回国会 外務委員会 第15号(1959/12/10、5期、日本社会党)

○小林孝平君 私は、本日は、先日政府が発表されました秘密交換公文について主としてお尋ねをいたしますけれども、その前に、ちょっと政府のお考えをただしておきたいと思います。  このベトナム賠償に関する外務当局の国会における答弁は、著しく不明確、不十分であって、準備の不足を完全に露呈したことは、外務大臣御自身それから事務当局自身も、これを十分お認めになっているところでありましょう。このため、過般、川島幹事長は強く外務事務当局を非難したと伝えられているのでありますが、この川島幹事長の非難は全く見当違いであって、かりに注意を要する必要があったとしても、外務大臣自身が直接指示し、監督さるべきものであるはず……

第33回国会 外務委員会 第16号(1959/12/11、5期、日本社会党)

○小林孝平君 久保田さんは、電力関係の技術者として非常に名声を博されているし、戦後は東南アジア方面において各種の仕事をおやりになっておられまして、私たちも非常に敬意を表している次第でございますが、ただいま国会でこのベトナム賠償の問題が審議をされておりまして、私たちは、あらゆる方面からこの疑義がないようにいたしたいと考えておるわけなんであります。非常に国民の中には、この問題についてなかなか納得がいかないという意見がございますので、私たちも、国会で十分これらの点について国民の納得できるようにいたしたい、こういうふうに考えまして、連日審議をいたしておるわけでございます。そこで、このダニム・ダムの久保……

第33回国会 外務委員会 第23号(1959/12/21、5期、日本社会党)

○小林孝平君 なんで期待に沿えないのか、それがおかしいのだ。今の井上理事の言われたようなことが、今回のような問題が起こる原因なんです。理事会においてしばしばわれわれが総理の出席を要求した際に、総理はそんなにたびたび委員会に出すわけにはいかない、こういうことを言っている。  そこで私は、総理大臣にお尋ねしたいのでありますが、あなたは委員会もしくは本会議で出席の要求があっても、総理大臣はそうたびたび出席するものでないとお考えなのかどうか。自民党の理事はそういうことを理由にしてあなたに連絡をしないと思うのです。あなたの御所見をお尋ねいたします。

第33回国会 予算委員会 第4号(1959/11/17、5期、日本社会党)

○小林孝平君 私は、昨日の亀田君の質問に対しまして、外務大臣の答弁が行なわれましたけれども、この答弁に関しまして委員会の運営上非常に重要な問題が生じましたので、政府の所信をただしたいと思います。  それは、昨日亀田君は事前協議事項に関連いたしまして……。
【次の発言】 議事進行です。
【次の発言】 質問するわけじゃないのです。そういうことがあったから――こういうことなんです。こういうことを言っているのです。そういう事前協議事項について質問をいたしました。その際に、装備の変更について亀田君は質問されました。相当長時間にわたって重要なる質疑応答がかわされました。その際に、亀田君は装備の重要な変更と……

第33回国会 予算委員会 第5号(1959/11/18、5期、日本社会党)

○小林孝平君 私は、本日は南ベトナムに関する賠償の問題について政府にお尋ねいたします。この問題は非常に各方面から政府にただされておりますが、政府から明確なる御答弁がないままに今日までに至っておりますが、私は本日はいまだ比較的取り上げられない問題を別の観点から政府にお尋ねをいたしたいと思います。  最初にちょっと質問に先だちまして総理大臣にお尋ねいたします。去る十一月の六日の参議院本会議において、佐多議員の南ベトナムは全ベトナムの正統政権ではないのではないかという質問に対して、総理は「今日四十九カ国がベトナム共和国政府を承認しておりますのは、これは全ベトナムを代表する正統政府として承認しておるわ……

第33回国会 予算委員会 第6号(1959/11/19、5期、日本社会党)

○小林孝平君 私が昨日質疑を留保いたしましたそのゆえんは、外務省のこれに関する調査はきわめて不十分、ずさんであるから、これ以上質疑をいたしても十分なる回答が得られないということと、もう一つは、この問題は、植村甲午郎氏、松下光廣氏、それから久保田豊氏の三人を、参考人として当委員会においでを願って、十分お話を聞けばこの真相が明らかになる。従って、これを呼ぶか呼ばないかきまらないうちは、質疑を続行することが不可能であるというので、留保いたしました。ところが、第一段の、外務省の資料が不十分であるということは、現在に至ってもなお私はそうだろうと思うのです。ただいま外務大臣が、きのうの、承認国のベルギーに……

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/25、5期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。
【次の発言】 いや、休憩じゃないのです。
【次の発言】 当委員会はわれわれも非常に協力いたしまして順調に進んで、あと佐多委員の質問だけ残すことになったわけであります。そこで私は、先般ベトナム賠償に関連いたしまして、ぜひ日本工営社長、外務省調査員久保田豊氏外二名の参考人としての当委員会への出席を要求しておったわけでございますが、本日に至るまで委員長から何らのごあいさつもないのですが、一体どうなっておるのですか。これは承るところによりますと、呼んでもこの予算の審議には差しつかえないけれども、呼ぶと非常に困るから呼びたくないというような御意見であったそうでございますが、そう……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第1号(1960/03/16、5期、日本社会党)

○小林孝平君 ただいま栗山君から休憩の動議が出ましたけれども、こういうことを直ちに採決でどうこうするということは、本委員会の運営上穏当を欠きますので、ちょっと速記をとめていただきまして、懇談をやりたいと思いますから……。

第34回国会 予算委員会 第5号(1960/02/18、5期、日本社会党)

○小林孝平君 私は、ただいま行なわれております日ソ漁業交渉の問題並びにこれに関連いたしまして領海の問題、さらに、領海の問題は今回の新安保条約の条約適用範囲に関係いたしますので、この適用範囲の問題、並びにさらに関連いたしまして、事前協議の対象についてお尋ねを申し上げます。  最初に、日ソ漁業交渉についてお伺いいたしますけれども、これは目下交渉が行なわれておりますので、政府の立場も考えまして御質問をいたしますから、政府も簡明率直に御答弁をいただきたいと思います。  漁業交渉は、日ソ両国の主張がまっ正面からぶつかって、例年厳寒の候から桜の花の散るころまで約百日前後にわたって行なわれ、特に昨年はついに……

第34回国会 予算委員会 第7号(1960/03/04、5期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。私は……。(「まだ大蔵大臣の答弁が」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 そう。  この委員会における今後の運営を円滑に行ない、審議の促進をはかるため、審議に入るに先だちぜひ明確にしておかなければならない重大な問題があります。それは、政府委員としての内閣法制局長官の資格権限並びに委員会における言動についてであります。事実現に今林長官は、われわれがこれから申し上げようというような行動をやりましたから、これから申し上げます。  従来、国会の委員会において、われわれ委員が総理あるいは国務大臣に質疑を行ない、それらの人々から直接に責任ある答弁を求めているとき、林修三法制局長官は、われわ……

第34回国会 予算委員会 第9号(1960/03/07、5期、日本社会党)

○小林孝平君 関連。
【次の発言】 荒木君の質問に関する……。
【次の発言】 あなた、勝手にそんなことを宣言して……。今、防衛庁長官が来たから、質問せいと言ったじゃないですか。
【次の発言】 だから、荒木さんの質問の途中でやろうと思ったけれども、それは理事の申し合わせで、なるべく質問が一段落したときやれと言ったから、それまで待っていたのです。
【次の発言】 荒木委員の質問に関しての関連ですよ。
【次の発言】 いや、総理大臣。
【次の発言】 あなた、勝手に、一方的にそんな宣言をして、何です。こっちは待っていたのだ。
【次の発言】 関連。

第34回国会 予算委員会 第10号(1960/03/08、5期、日本社会党)

○小林孝平君 関連。ただいま荒木委員と総理との質疑応答を聞いておりますと、非常に重大な問題が出てきたわけであります。それは、荒木委員も指摘されましたように、日華条約の締結当時は、この中華民国は全中国を支配する唯一正当の政府ではないという立場でもってやっておいでになります。ほとんど現在までそういう立場をとっておられます。ところが、ただいまの御答弁は、あたかも昨年の暮締結されましたベトナムの賠償問題の際に、政府がとりました……法制局長官、ちょっと総理によく聞いてもらわなければならぬのです。終わってから相談して下さい。私はすぐ答弁していただかなくてもいいのです。よく相談してから答弁してもらってもいい……

第34回国会 予算委員会 第11号(1960/03/09、5期、日本社会党)

○小林孝平君 関連。今、森委員から竹島の問題が質疑され、昨日も千田委員から質疑が行なわれましたけれども、条約の問題としてきわめて不明確な点がありますから一つお伺いいたします。  昨日の外務大臣の御答弁でも竹島は明らかに日本の施政下にある地域である、こういうふうに御答弁になっております。そして日本はこれに対して施政権を放棄したことはない、他に譲ったこともない、こういうことであります。さらに防衛庁長官の答弁からいたしましても明らかにこの竹島は侵略されている状態にある、日本が自衛権を発動するかどうかは別といたしまして、現に侵略をされている。従ってこれに直ちに日本は武力をもって処理するのでなく、外交交……

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/03/10、5期、日本社会党)

○小林孝平君 昨日午後行ないました私の新安保条約についての質問を続けます。  昨日は、主として第五条に関連して、政府のお考えを伺ったところ、政府の御答弁は、著しく明確を欠き、混迷をきわめ、とうていわれわれは納得することができないのであります。しかしこれらのすべてを、残されたわずかの時間で明らかにすることは不可能でありますので、これらは明日からの一般質問、あるいは安保特別委員会において徹底的に追及いたすこととし、本日は、ただ一、二の点をお尋ねをいたします。  そこで、まず政府の説明によれば、新安保条約によって、米軍は、日本防衛の義務を負うことになると述べているが、間違いはありませんか、藤山外務大……

第34回国会 予算委員会 第19号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○小林孝平君 関連。私も実はこの問題を千田君のあとでやろうと思っておったのですが、ちょうど出ましたからお尋ねいたしますが、この二国間の紛争を日韓両国が話し合うということはわかっておるのです。私が具体的にお聞きしたいのは、先般政府は、竹島の問題は今後これと同様なことが起これば第五条を発動する、こういうことを明言されましたから、アメリカはこれは竹島は日本の施政下にある領土であるということを確認しておるということははっきりしております。なおまたこれは朝鮮が、韓国がこれを占拠する前に、米軍は竹島を含む海域を演習場として日本から使うことをきめたこともあるのですから、そういう経緯からこれはアメリカははっき……

第34回国会 予算委員会 第23号(1960/03/31、5期、日本社会党)

○小林孝平君 委員長、関連。  総理は、万全の措置を講ずるとか、あるいは今後の推移を見てとか、こうおっしゃいましたけれども、今の事態は、非常な急迫した状態であるわけです。そこで、ただいま職権あっせんの問題については、いろいろ労働大臣からお話がありましたが、そういうのんきのことを言っていては間に合わないわけです。  そこで私は、総理にお尋ねしたいのは、政府は、いろいろの問題で、経営者側とは、この石炭産業に限ったわけではないのでありますが、始終懇談をされております。またその関係が、尋常一様でない、非常に深い関係であることは、これは世人がひとしく認めるところであります。従ってそういう職権あっせんとい……

第35回国会 外務委員会 閉会後第3号(1960/09/01、5期、日本社会党)

○小林孝平君 小坂外務大臣が就任されまして、今後新しい方針でおやりになるというので、いろいろそれぞれ違った立場から関心を持たれておるのでありますが、根本的には、就任早々でございますから、今後あらためて、機会を得てお尋ねいたしたいと思いますが、今ちょっと曾禰委員が質問をされましたのに関連いたしまして、ちょっと気になることがありますから、二つばかりお尋ねいたしておきます。  その一つは、領土問題に関連しまして、最近鈴木さんが向こうに行って、その結果、ソ連側が、南千島も安保条約をなくすれば返すというようなことを言ったと、それに関連して、外務大臣は、そういうことを言うことは、理論的に言えば、ソ連は潜在……

第38回国会 逓信委員会 第20号(1961/04/27、5期、日本社会党)

○小林孝平君 今回の春闘に関連いたしまして郵政、電電公社関係の職員に大量の処分者が出たわけであります。しかもそれはかつて見ないほど多数の人がその対象になり、しかもその処分は非常に過酷であると考えられるのでありますが、これに関連いたしまして、政府並びに公社側の御意見を承りたいと思います。  まず、今回の処分には、非常に早々の間に処分者を決定発表された関係上、中には明らかに誤りであるというように考えられるもの、あるいはその周囲の事情から考えて不当であると考えられるもの等多数あるのでありますが、これらについて具体的に一、二お尋ねをいたします。  まず、その前に大臣にお尋ねいたしますけれども、今回のこ……

第38回国会 農林水産委員会 第5号(1961/02/14、5期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。農林水産委員会の開催にあたりまして、一言農林大臣並びに委員長に申し上げたいことがございます。  それは、この国会は重要法案が輻湊することは予想されているのでありますが、もし農林大臣がほんとうに審議の円滑を望まれるならば、当委員会の要求ある場合は必ず出席されるようにしていただかなければ、私は審議が円滑に運ばないと考えるわけでございます。最近の農林水産委員会の実情を見ますと、農林大臣が当委員会に出席される回数はきわめて少ないのであります。他の委員会に比較いたしまして、非常にこれは少なくなっております。そこで、こういう従来のようなやり方であったならば、この重要法案の審議は、大……

第38回国会 農林水産委員会 第25号(1961/04/04、5期、日本社会党)

○小林孝平君 ちょっと関連して御質問いたしますけれども、本年の雪害と、これに関連する天災融資法との関係ですね、これはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 一体今までのところで、こまかいことはわかりませんが、おおよそどのくらいになる見込みなんですか、農林省としては。
【次の発言】 この十数億円というのは、どの地帯ですか。全部のあれですか。
【次の発言】 従来の例からいうと、四十億とか五十億とかというのが基準になっておるようですけれども、何もこれにきまったわけではなくて、もう少し少なくとも発動ができるわけなんですか。その点どうですか。

第38回国会 農林水産委員会 第26号(1961/04/06、5期、日本社会党)

○小林孝平君 本年新潟県初め北陸、東北、北海道を襲いました大雪害に関係いたしまして、この被害地区に対しまして、強力なる国の救済の措置が講ぜられなければならぬのでありますが、これに関しましては、各委員会においていろいろ研究され、また近く参議院においては連合審査が行なわれまして、政府の基本的な対策を行ない、校訂することになっておりますが、この際私はその対策の一つであります天災融資法の適用に関しまして、農林大臣のお考えを承りたいと思うのであります。  この雪害の対策の一つといたしまして、天災融資法の適用を関係地方は強く望んでおったのでありますが、今日に至るまで、この適用がされるということが決定されて……

第38回国会 農林水産委員会 第27号(1961/04/07、5期、日本社会党)

○小林孝平君 ちょっとこれに関連いたしまして、農薬のことについてお尋ねいたします。最近、三重県下においてブドウ酒に農薬テップを混入して大量に殺人をした事件があったのですけれども、この事件の発生によって、農薬の取り締まりをもっと厳重にすべきではないかという世論が高まってきておるわけであります。そこで、これは取り締まりも必要でありますけれども、農薬の使用というのは、農業関係からいえば非常に重要な意味があるのであって、むやみに必要以上に取り締まりをやると、角をためて牛を殺すということにもなりかねない、こういうことも心配されるわけであります。そこで、まず取り締まりを厳重にせいとか、いろいろのことを言う……

第38回国会 農林水産委員会 第31号(1961/04/18、5期、日本社会党)

○小林孝平君 先般の当委員会においても一部質問をしたのでありますけれども、過日の三重県下における農薬による大量傷害事件を契機として、農薬の取り扱いについていろいろ問題になっているわけであります。そこで、警察当局、厚生省、農林省にそれぞれ所管事項についてお尋ねをいたします。  最初に、厚生省にお尋ねいたしますが、劇物毒物取締法による現実の農薬の末端における取れ締り状況というのはとういうふうにやられておるのですか。
【次の発言】 あとからまた聞きますけれども、ちょっと警察関係にお尋ねしますが、この農薬による事故というものはどういうふうになっているのですか。

第38回国会 農林水産委員会 第32号(1961/04/20、5期、日本社会党)

○小林孝平君 安孫子さんにちょっとお尋ねいたしますけれども、午前にお述べになったところによりますと、知事会においてのこれに対する要望、いろいろ六点ばかりございましたが、大体それは満足すべき状態においてこれが施行になるようだ、こういうお話でございました。  そこで、それに関連してお尋ねいたしますが、知出会では、この従来のやり方に比較して、今度の公団によるやり方が関係者に不利にならないようにということを要望されておられたのですけれども、実は自治省の行政局長と林野庁長官の了解事項というものがあります。御存じだと思いますけれども、この了解事項を見ますと、「市町村の土地所有者としての分収割合は五〇%を標……

第38回国会 農林水産委員会 第43号(1961/05/16、5期、日本社会党)

○小林孝平君 本日から農業基本法の逐条審議を行なうことになっておるのでありますが、その質問に入る前に、ちょっと農林大臣にお考えをただしておきたい、こういうふうに思います。それはこの農業基本法は農業憲法あるいは農業憲章というふうにいわれておるのでありますが、はたして、特に政府案について、そういうこの基本法が農業憲章あるいは農業憲法の名にふさわしいものであるかどうかということは、これからの国会の論議を通じて明らかになるのではないかと思うのです。大体この基本法の法律の性格上から、これが宣言法的な性格を持っておるので、内容に非常に具体性がないということもありますけれども、ちょっとと法文を読むときわめて……

第38回国会 農林水産委員会 第45号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○小林孝平君 委員長、ちょっと議事進行。きょう安田君は休んでおられましたから、この委員会の運営がよくわからない関係もあるのですけれども、今回のこの基本法は初めからわれわれ言っているように、非常に法律の内容から疑点がたくさんあるわけなんです。従って、系統的に質問をしなければ困るというので、関連質問はなるべく控える、やっても一たん落ちついたところでやる、こういうところでやっておるわけなんです。人がやっている途中で長々と演説なんかやっておると、質問の要旨がぼけてくるのです。それのみならず、系統的にやって初めてわかるのですからね。お互いにそういうことでやり、委員長もそういうふうに整理してもらいたいと思……

第38回国会 農林水産委員会 第46号(1961/05/19、5期、日本社会党)

○小林孝平君 農林大臣何時ごろ来られますか。
【次の発言】 そんなら、昨日から農林大臣に対しての質問を留保しておきましたので、来られるまでちょっと大沢審議官にお尋ねしますが、この第九条の、これはきのうもちょっと尋ねられたと思いますが、「農業生産の調整」というのは、具体的にどういうことをやるのですかな。
【次の発言】 結局何でもやるということですな。何でもやるということじゃないですか、あなた。もうイギリスからフランスからアメリカからみんな例を引いて、ね、しかもスムーズにとか何とか。ちっともスムーズになっていないじゃないですか、あなた。この間の大麦、裸麦の問題、今の問題だってスムーズじゃないですか……

第38回国会 農林水産委員会 第47号(1961/05/23、5期、日本社会党)

○小林孝平君 議事進行。今ちょうど私は議事進行で、委員長に申し上げようと思ったことが出たんですけれども、この今第四章をやっておりまして、私がその質問を実はやろうと思っておることの一つに、十九条ですね、「教育の事業の充実」これはこの基本法で非常に大切な項目なんですね、教育の問題は。そこでこの教育の問題をお尋ねしたいのですけれども、これは農林大臣にお尋ねしても片づかない問題なんで、文部大臣に来ていただかないとお答えができないわけですね。それから第二十条は、これは労働大臣、厚生大臣に来ていただかないとわからない。通産大臣もあります。その他、今あげたのは全部というのじゃないのです。例をあげたんです。そ……

第38回国会 農林水産委員会 第51号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○小林孝平君 今回のこの農業基本法に関連いたしまして、文部省の所管する農業教育という点が非常に重要な意義を持つわけであります。そこで二、三文部大臣のお考えを伺いたいと思います。大臣、この法案をお読みになっておられますか。
【次の発言】 この法律では、政府は今後自立経営農家というものを育成していくということを非常に強く強調しておるわけでありますが、それで今後の政府の考え方による自立経営農家というものを育てていくためには、その自立経営農家のにない手となる農民の資格、能力というものは非常に大切だと思うのです。技術的に見ても、あるいは技術者としての資格、能力あるいは経営者としての資格、能力というものを……

第38回国会 予算委員会 第12号(1961/03/11、5期、日本社会党)

○小林孝平君 農業問題は、今や世界のいわゆる大国といわれるいずれにおいても重大な政治問題となっております。米国においても、ソ連、中国においても、また、フランスにおいてもしかりであります。世界のいわゆる大国であるこれらの国々の指導者は、フルシチョフでも、毛沢東あるいは米国の大統領も、それぞれ年次大会あるいは年頭教書等の重大演説の中で農業問題を大きく取り上げているのであります。ところが、わが日本では、この重大なる農業問題について、歴代の首相はいずれも属僚の書いた作文を施政方針演説で読み上げるか、あるいは属僚の書いたメモで質問に答えているにすぎない現状であります。しかるに、初めて池田総理は自分で考え……



各種会議発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第10回国会 農林委員会食糧統制に関する小委員会 第1号(1951/02/08、2期、日本社会党)

○小林孝平君 皆さんの話を承りまして食確法の改正をすれば大体事前割当の方式はよいというお話でございますけれども、そういたしますと、今の食確法の運用の仕方を或る程度変えれば、根本的には食確法のやりかたでよいというふうに解釈してよいのでござましようか。

第12回国会 内閣・大蔵・農林連合委員会 第1号(1951/11/16、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は昨日この法案の附則第三項について橋本長官にお尋ねいたしたところ、長官から極めて不明確な御答弁を頂きまして非常に残念に思つておるのでございます。この頃につきましては農林大臣にお尋ねいたすより直接の責任者である橋本長官の明確なる御答弁をお願いいたすつもりであつたのが、只今申上げたように非常に不明確であり、更にこれに関連して御答弁ありました諸点につきましては私たち非常に納得しかねる点が多々あつたのでございます。これらの点についてはこの質問に関連して更に本日お尋ねいたしたいと思いますけれども、差当りまして農林大臣にお尋ねいたしたいことはこの附則の三項に「米穀についての統制が廃止される……

第12回国会 内閣・農林・水産連合委員会 第1号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○小林孝平君 この附則の三で統制が廃止されるに至らなかつた場合においては七千九百六十一名を限度として政令の定めるところによつて食糧庁の職員の定員を増加することができるとこういうふうに書いてあるのでありまするが、これから見ますと政府のお考えは、食糧庁の定員は食糧管理に直接関係がある。併し統計調査の職員は食糧統制とは関係がないというふうに解釈できると思うのでありまするけれども、橋本長官のお考えをお尋ねいたします。
【次の発言】 よろしうございます。
【次の発言】 今橋本長官が御説明になりましたけれども、どうもさつぱり要領を得ないのでありまして、午前中農林大臣の御説明でも或るときは統計調査の職員は供……


3期(1953/04/24〜)

第22回国会 内閣・農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 今お話を開いておりますと、農林省の統計関係の、その人間が他に比して多いと言われましたけれども、それは人数は絶対量は多いかもしらぬけれども、どういう基礎に基いてあなたは多いと言われているんですか。
【次の発言】 その絶対量が多いとか何とかいうことは、ちっとも定員がどれだけ要るかということの議論にはならないんです。先ほどからお聞きしていますと、あなたのさっきから言われていることはちっとも理屈にならないことを、ここで審議の参考にならないことを言われている。人数が多いことは表を見ればわかるんです。それは日本の農業の特質から考えて、農林統計というようなものを作らしていて、人数が多いというこ……

第22回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1955/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 港湾関係のことについて一つお尋ねいたします。  新潟の新潟港の砂丘の決壊の問題でありますが、この問題については、先般衆議院の運輸委員会並びに参議院の運輸委員会に地元から陳情を出しまして、参議院の運輸委員会においては、運輸大臣も出席されてその陳情を聞かれたはずでございますが、この問題を具体的にどういうふうに処理しょうとされておりますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 これはただいまいろいろ申されたのは、従来の事業の継続として考えられているものなんです。ところが最近非常に急速にこれが決壊をいたしておりますので、こういうやり方をもっと急速に、これを事業を完成するようにやる御意思はあり……

第24回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/03/08、3期、日本社会党)

○小林孝平君 ちょっと田村先生にお尋ねいたしますが、非常に有益のお話を聞きまして感謝をいたしておりすすが、一点だけお尋ねいたしたいのは、先生は先、はどこの今回行われます水爆実験は李ラインの問題と比較されましてお話がありました。李承晩ラインの問題につきましては私たちも非常に不法でもあり、また困ったものだと考えますが、先生はこの今回の水爆実験は李承晩ラインの問題と比較すればむしろ李承晩ラインの方が危険であるというようにお話しになりましたが、それはどういう根拠に基いてどういう比較対照をとられた結果、李承晩ラインの方がむしろ水爆実験より危険だという断定を下されたのかお尋ねいたしたいと思います。


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○小林孝平君 質問の最初にちょっとお尋ねしたいのは、最近に至ってもわが漁船がソ連に拿捕されておりますが、それはどの程度に拿捕されているのか、どういう理由によって拿捕されているのか、そういう点を詳細にお尋ねいたします。
【次の発言】 これはただいま拿捕されたものについても返還を要求されたのでありますが、最近の拿捕状況並びにどういう理由で拿捕されているのか、どこまで行けば拿捕されるのかという点をはっきりお答え願いたい。
【次の発言】 現在までに拿捕されたもの、また最近に至っても拿捕されているのでありまするが、そういうものは、この拿捕は不法に拿捕されたものと考えるのですけれども、農林大臣はどういうふ……

第26回国会 社会労働・農林水産委員会連合審査会 第1号(1957/05/17、4期、日本社会党)

○小林孝平君 私はただいま東君の質問の中に、この法案を国会に提案する前に閣議決定をしたかどうかという追及がございました。これについて法制局長からの御答弁がありました。私はこの点については、東君はなお不満の点があって後ほどまた御質問があるかもしれませんけれども、私は、これは議員提出の法律案でありますから、必ずしも正式の閣議決定を必要としないという法制局長の意見は一応了といたすものであります。問題は、むしろそういう手続上の問題でなくて、議員立法であるから何が国会を通ってもいいという考え方を持っておる政府の態度をわれわれは追及しなければならぬ。議員提出の法律案であるからわれわれは勝手におやりなさい。……

第26回国会 社会労働・農林水産委員会連合審査会 第2号(1957/05/18、4期、日本社会党)

○小林孝平君 ただいま委員長から御発言がありまして、閣議の決定に基いた政府の統一的見解をこれから政府からお述べになることだろうと思うのであります。そこでその前に議事進行に関連いたしまして一言申し上げたいのであります。昨日われわれが政府にただしましたところは、閣議の決定に基いた政府の統一的見解を承わりたい、こういうことでわれわれはこの委員会を暫時休憩してお待ちしておったのであります。そこで多分閣議を開かれましてこの統一的見解をここにお述べになることになるだろうと思うのでありますが、私は念のためにこの審議の関係の都合もございますし、議事の進行上あらかじめ申し上げておいた方がいいと思ってこれから申し……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1957/03/29、4期、日本社会党)

○小林孝平君 正副主査の互選は、成規の手続を省略し、主査に内村清次君、副主査に佐藤清一郎君を推薦することの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は農業政策の基本の問題について、農林大臣にお尋ねいたします。まず、井出農政と河野農政はどう違うかということについてお尋ねいたしたい。河野氏は二カ年間農林大臣の地位におられまして、この間いわゆる河野農政というものが相当浸透していると私は思うのでありますが、井出農林大臣の農政は、一体この河野農政とどういうふうに具体的に違うかということをお尋ねしたいと思うのであります。こういう見地から、以下数点についてお尋ねをいたします。  まず第一は、大臣は農林政策の基……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1957/03/30、4期、日本社会党)

○小林孝平君 お伺いいたしますが、国鉄の職員の方に列車のボーイというのは何人くらいあるのですか。特二あるいは寝台に乗車されるいわゆるボーイというものは。
【次の発言】 このボーイの給与ですね、列車ボーイの給与というのはどういうふうになってるんですか。一般の職員と特別に何か考慮が払われておりますか。
【次の発言】 特別の考慮を払われておらないそうですが、払う必要はないと考えているわけですか。
【次の発言】 多少というのはどのくらいですか。
【次の発言】 月にですか。
【次の発言】 この列車ボーイは最近三等寝台が復活しましたけれども、二等あるいは一等あるいは特二というものに乗車させて、比較的経済的……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1957/03/30、4期、日本社会党)

○担当委員外委員(小林孝平君) 電電公社の関係の事業についてちょっとお尋ねいたします。ただいま電電公社では広告電報を試験的にやっていられて、近くこれを正式に取り上げられておやりになるというお話ですが、どういうふうになっておりますか。
【次の発言】 そうすると、広告電報というのは今度は廃止されることになったわけですね。
【次の発言】 それに関連しまして今やっておいでになる慶弔電報、あの慶弔電報というものは電報の発信総数のうちの何割くらに当っているのですか。
【次の発言】 するとこれは、年賀電報が二百十四万で、慶祝弔電が三百万なら、合計五百十四万くらいになるんじゃないですか。ちょっと数字が違うよう……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1960/03/26、5期、日本社会党)

○小林孝平君 今の外務大臣の答弁は、この新安保条約が調印される前なら外務大臣の御答弁でいいと思う。あのいいじゃない――それで外務省の立場として、そういうことで御答弁になることはあり得ると思う。ただ先般の予算委員会でもお尋ねいたしましたのですが、この新安保条約ができることによって、この条約の適用区域と米韓防衛条約の第三条の適用区域と重複するのです、竹島の問題については。従って、どうしてもこれはこの際明らかにしてアメリカの真意を日本としても確かめる必要がある。アメリカはそう思っておるというようなことでは今度は済まされないと思う。しかも日本は、アメリカにこの行政協定によって竹島を含む地域を演習場とし……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1960/03/28、5期、日本社会党)

○小林孝平君 一つお伺いします。新潟の地盤沈下の問題ですけれども、昨年の六月二十四日に新潟地区地盤沈下対策特別委員会が答申書を技術庁長官あてに出されまして、これは御承知のように、二年間調査の結果を発表されたんですけれども、その内容は、水溶性ガスの採取に伴う地下水の大量くみ上げを地盤沈下の重要なる原因として重視せざるを得ないと、こういうふうに報告されているわけですが、なお付随して、関係各省庁が適切なる対策を考えるように、こういう答申がされました結果、九月の一日から大臣勧告の形でガスの一部採取規制が行なわれた。今までは一日に七十万立方メーターをくみ上げておったのを、この九月の一日からそのうち二十万……

第38回国会 大蔵、農林水産、運輸、建設委員会連合審査会 第1号(1961/04/12、5期、日本社会党)

○小林孝平君 雪害の問題につきまして三点お伺いいたします。  第一点は、今年の雪害が非常に被害が甚大でございまして、政府におかれましても、この対策を、いろいろ応急的、恒久的対策を考えられたのでありますが、その一環として、総合的な雪害対策研究所を作るということを新聞等に報ぜられました。これは閣議でも決定されたというふうに一部新聞に報ぜられたのでございますが、その後どうもこれは取りやめになったという話も聞きますが、その経過を詳細に御報告願いたいと思います。
【次の発言】 それはどの程度の内容のものですか。それから、一時閣議決定をされたというような話でございましたが、これは閣議決定されたのかどうか。


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データ更新日:2022/12/09

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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。