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須藤五郎 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

須藤五郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP50(参)
40位
委員会発言歴代TOP50(参)
42位
委員会出席(無役)歴代TOP10
10位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
40位
各種会議出席歴代TOP100
71位
各種会議発言歴代TOP50
21位
各種会議出席(無役)歴代TOP50
15位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
17位

2期委員会発言TOP50
44位
2期委員会出席(無役)TOP50
40位
2期委員会発言(非役職)TOP50
39位
2期各種会議出席(無役)TOP20
11位
5期委員会発言TOP50
47位
5期委員会発言(非役職)TOP50
44位
6期各種会議出席TOP20
16位
6期各種会議発言TOP20
13位
6期各種会議出席(無役)TOP20
19位
6期各種会議発言(非役職)TOP20
12位
7期委員会発言TOP50
31位
7期委員会出席(無役)TOP50
45位
7期委員会発言(非役職)TOP50
29位
8期委員会発言TOP25
20位
8期委員会出席(無役)TOP25
17位
8期委員会発言(非役職)TOP25
19位
8期各種会議出席(無役)TOP20
15位
8期各種会議発言(非役職)TOP20
17位
9期委員会出席TOP25
11位
9期委員会発言TOP50
46位
9期委員会出席(幹部)TOP25
20位
9期委員会出席(無役)TOP50
44位
9期委員会発言(非役職)TOP50
44位
9期各種会議出席(無役)TOP20
15位
10期委員会出席(幹部)TOP50
47位
10期各種会議発言TOP20
20位
10期各種会議発言(非役職)TOP20
18位

このページでは須藤五郎参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。須藤五郎参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第6号(1950/10/24、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も山田委員の説に賛成をするものなんですが、尚衆議院の考査委員長。
【次の発言】 労資の代表者を呼んで貰うという意見に私は同感なんですが、尚それに衆議院の考査委員長、これを一名加えて頂いたらどうか、こういうように考えます。

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第7号(1950/11/09、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 こういうことは質問したくないので今まで黙つていたんですが、今松永事務所の献金の問題が出ましたからお伺いますが、松永事務所からお宅のほうへ金を取りに来た、それは誰ですか。
【次の発言】 姓名は不明ですか。
【次の発言】 この三百七十万円とか三百八十万円という献金はこれは公的なものだとおつしやつていらつしやいますが、贈與税は拂つていらつしやいますか。
【次の発言】 お拂いになつていらつしやいますか。
【次の発言】 私はずつと夏、九州方面を歩きまして、配電のほうと日発のほうのいろいろ、意見を聞きますと、最もむずかしい問題は電力融通の問題だと思うのですが、日発のほうに意見を聞くというと、……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第8号(1950/11/10、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 前の電力委員会におきまして、政務次官はこういうことを言つておると思うのです。大西、櫻井正副総裁を辞めさしたのは、二人が分断反対の急先鋒だつたから、この二人を辞めさせることによつて見返資金を出して貰うため、そういう見通しの下で二人を辞めて貰つたのだ。こういつたことを発言していらつしやると思うのですが、大臣との発言に非常に食い違いがあるのですが、そういうことを政務次官が言つたことを見ると、何か二人に辞めて欲しいと言つたときにも、お二人が辞めれば見返資金の問題も好転するというようなことを大臣からおつしやつたのではないかというふうに私達考えるのですが、そういうことは絶対になかつたのですか……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第9号(1950/11/19、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちよつとその前に…。
【次の発言】 池尾さんがそのメモを返しに行かれたときに、何故返すかという、その理由とかそういうことに対しては何も先方に御質問なさらなかつたんですか。
【次の発言】 大西さんにお尋ねいたしますが、先ほど電源防衛費として千九十六万円ほどの金を使つた。それからその外に労働対策費として二千六百万円ばかりの金を使われたということを承わつておりますが、この防衛費の中には講演費として大部分が使われているようにお聞きしたのですが、その講演を頼まれたかたの名前は全部おわかりでございましようか。
【次の発言】 こういうかたたちには謝礼としては一文もお払いになつていらつしやらない……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第10号(1950/11/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私達は九分割そのものが非常に日本の産業に與える影響は大きいと思つておる矢先に、尚それに輪をかけるような電源の復元の問題と自家発の問題を出されたということは、何かはつきりした自信を以てそういうことの結果、まあ日本で四百万のうち自家発を返してしまえば百万くらいのものを返さなければならん、そういう状態で向うまくやれるという自信を以てなさつたのかどうか。何故そういう考えをなさつたのか。私は総司令部でそれが拒否されたことは尤もだと考えるのですが、そういうことを政府として確信を以てやつていらしたのか、何かそこにわけがあるのかお尋ねいたしたいと思います。

第8回国会 法務委員会 第6号(1950/07/28、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちよつとお尋ねしたいのですが、昨年度におきまして四十二万件の犯罪となつておりますが、この内訳は大体どういう種類の犯罪がどういう数か分つておりましたら伺いたいのですが。
【次の発言】 パーセンテージは出ておりますか。
【次の発言】 それで総計四十二万件になるのですね。それでは昨年度におきましては隧道とか橋梁、発電所の破壊というようなものは一件もなかつたのですか。
【次の発言】 この四十二万件の中にそれも含まれているのですか。
【次の発言】 それはどのくらいですか。
【次の発言】 私達の調査によりますと、その大多数は子供の犯罪、十四歳未満の子供の犯罪ということになつておりますが、年齢……

第8回国会 法務委員会 第7号(1950/07/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの法案に反対意見を持つておるのでありますが、何故反対するかと申しますと、今日私は昨年の犯罪の内訳の表を頂きましたが、これを見ましても公安委員かピストルを持たなければならない、それでなければ防げないという犯罪は殆んどないと思うのであります。昨年度発生総件数の四十九万何千という件数のうち、最も惡質の強盗は八十三件しかないような状態であります。その外は経済犯が大多数を占めております。そうして尚鉄道施設に対して石ころを置くとか何とかという、そういうことが挙げられておりますが、これは單なる子供のいたずら半分のことが七〇%を占めておるというような状態でありまして、これは公安委員がピスト……

第9回国会 法務委員会 第1号(1950/12/01、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 昨日衆議院における法務委員会を傍聽しまして強く感じたことなんですが、朝鮮人の問題です。衆議院においては非常に激しい言葉でやりとりをされていたと思うのですが、私は激しい言葉でなしに桑らかい言葉で御質問申上げたいと思うのですが、大体私はこれまで関西におりまして関西の朝鮮人の空気を知つておるのですが、戰時中朝鮮人は非常に日本の戰力に対しまして貢献をしたと思うのです。戰争に協力をして、恐らく朝鮮人がいなかつたら日本の土木事業というものは殆んどできなかつたのじやないかというように私は考えているのです。飛行場を作るにしても殆んど朝鮮人が動員されて寒いときに水の中に入つて飛行場の修理をした。又……

第9回国会 法務委員会 第5号(1950/12/07、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 法務総裁に地尋ねしたいのですが、最近の神戸事件に関しまして私のほうにいろいろな情報が集まつたのですが、そのうちに長くなるといけませんからただ一つ伺つて置きたいと思いますのは、或る署長が取締に当つて俺はこれまで民主的な方法で取締をやつていたがもう今後はその態度を全然変えるのだと、変えてやるのだということを明言しておるわけなんです。これは一署長の態度であるか、日本の警察官の態度がそういうふうに変つたのか、その点一つ伺つて置きたいと思うのです。必要ならば署長の名も申述べますが……。
【次の発言】 勿論真相は明らかにしなければならん。これはもうどんなことでも同じだ。私も真相を明らかにする……

第10回国会 議院運営委員会 第22号(1951/03/05、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 共産党のほうも社会党と同じ行き方であります。

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1951/06/13、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 人の給料を云々して誠にけちなような話なんですが、先ほど栗山さんがちよつと触れられました役員の問題ですが、私たちがこの前役員をきめるときにいろいろこの委員会で問題にしたのは、役員の数が殖えるという数の問題ではなしに、役員が殖えれば従つてその費用も殖えるという点、それが電気料金に響いて来るというような、そういう心配があつたために役員の数を少くするという意見がたくさんここで出されたと思うのです。ところがその後見ておりますと役員は減つたようですが、役員待遇の理事が百三十六人も出て来て、結局総数におきましては、初め計画していた役員の数と余り変つていないと思うのです。而も二十五年度の表で見ま……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第2号(1951/06/14、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今の件に関連してですが、定額電燈の値上の率が東京は非常に低くなつて、同じような状態にある関西が東京と比較すると相当やはり高いと思うのです。而もその定額、又従量電燈に廻る電力量というものは総電力量の四分の一ぐらいの分量しか来ない、そして値段のほうでは四〇%ぐらいの負担をしているというようなことで、家庭電気の使用者は非常に電荷がたくさんかかつている、そういうふうに我々は解釈するのですが、而もその減価償却の面で、たくさん、うんと使つている人が減価償却の面でもたくさん負担すべきはずであるのに、減価償却の面でも電力量を僅かに使つている家庭電気の面にたくさんウエイトがかかつて来ておる。先ほど……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第3号(1951/06/15、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私たちは今業者の皆さんのお話を伺つて、全く電気料金値上げが、今回のやり方がむちやだという点に関しましては同感するわけなんです。そうして又こういう値上げが若しされるならば、日本の産業界に及ぼす影響は非常に大きい、非常な困難な状態が来るのではないか、という点におきましても全く同感をいたしまして、何とかしてこの電気料金の値上げを食い止める方法がないかというふうに私たちは考えているわけなんでありますが、そういう立場から、私たちは前々から電力事業のようなものは国家で経営すべきものである、九分割することに対して最初から反対をしていたわけなんであります。必ず九分割するならば電気料金の値上げとい……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第4号(1951/02/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほどから松本委員長の話を伺つておると、電力は作るのに都合のいいところでたくさん作る、そうして重点的に最も有効に使うところに使わして行くという意見ですが、松木委員長に卒直に御意見を伺いたいのですが、そういう意味でしたら、やはり九つに分けないで今までの一本にしていたら私はいいじやないかと考えるのでありますが、委員長はどういうふうなお考えになりますか。
【次の発言】 九つに分けたことを最良の分け方だというふうにお考えになつていらつしやらないのでしようか、もつといい分け方があとで考えられるならば、九つに分けられたものをもう一度分け直すというふうに考えておりますか。

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第4号(1951/06/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 議事進行……。
【次の発言】 切り詰めてもらつたらどうですか、そんな話を聞く必要はない。

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第5号(1951/02/19、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほどから水橋さん栗山さんが答弁を求めておられますが、一々水橋さんの御発言に対してお答えを得たほうがいいと思うのですがどうですか。
【次の発言】 先ほど数を挙げて申された八十三億という数ですね、これはちよつとこの数がおかしいのですが、計算間違いはどこかにないでしようか、第二表の最後の収入のほうの計ですね、これをその次のページの百一億、それから引いたものが八十三億とということだろうと思いますが、そうすると六十三億、二十億円違うのですが……再編成による合理化額というものを横にずつと合計すると八十三億になるのです。差引きするというと六十三億にしかならないのですが、どこか二十億数が間違つ……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第6号(1951/07/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 椿議員の報告に続きまして北海道の調査を報告いたします、  北海道電力会社におきましては、最終案において二億九千五百八十三万六千円、原案に比し四・一三%の総括原価引下げを行なつております。その項目別内訳は別表1に示す通りでありまして、金額からいいますと、修繕費の一億九千八百八十四万円を最高とし、その他に諸費、運炭灰捨費、役員給与、給料手当、需用者指導費等から削減を行なつております。これを比率で申しますと、役員給与の七三%減を最高とし、運炭灰捨費の二四%修繕費の一八%需用者指導費の一七%減等があります。  次に削減の内容について説明しますと修繕費については原案の一般修繕工事費が六億七……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第7号(1951/07/17、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今年の石炭の消費量の問題についてちよつと伺つておきたいのですが……。
【次の発言】 少しお尋ねしたいことがあるのですが、その前に先ほど発言しました石炭の問題からちよつと伺つておきます。  会社のほうの予定では六百五十万トンという数字が出ておるのに対しまして、物価庁のほうで五百五十万トン、要するに百万トンの食違いがあるわけなんですが、これはどういう立場から物価庁は五百五十万トンという数を出されたのか、要するに焚こうと思つても焚く必要がないというのか、焚こうと思つても石炭が廻らないという立場から五百五十万トンという数を出されたのか、それとも朝鮮の停戦問題を考慮に入れられて、特需関係方……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第8号(1951/03/05、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今伺つておりますと、日発の資本は三十億、それから配電の資本が四十二億なんですが、そうして再評価した場合は日発のほうが二千二百七十億、それから配電のほうが千三百何億かということになつておりますが、これを一対一で合併する、その場合に日発側の株主に対して私たちは非常に損失が来ると思うのですが、なお合併した場合に、百株以下の株を持つている人たちは、一株に対しては新聞では十円のプラスをしてそれをさばくように載つていたと思うのですが、日発側が若し九つに分けられるとすれば、九百株を持つておつて、初めて今度の新らしい配電会社の株が百株づつ貰えるということになる。そうして九百株以下の株主は、もう全……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第10号(1951/08/14、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 その前にいわゆるお濠端から公益事業委員会に手紙が来ておる。これは巷間伝わるところですが、何割以下に下げてはいけない、何割以下にしてはいけない、それから地域差を一〇%以上付けてはいけないという手紙が来ておるということがよく言われておるのですが、この前松永さんが見えて、今朝出かけに向うから手紙が来てそれに目を通して来たということを言われたのですが、その手紙を発表してもらおうということをこの委員会でお話がありましたが、その後発表になつたのでしようか。その後お濠端からそういう指令というものが事実来ておるのでしようか。

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第16号(1951/05/25、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 伊藤さんにお尋ねしたいと思います。この修繕費の問題ですが、この修繕費はこれからの需用者に一様にこの修繕費というものが割当てて来るのでしようか。どういうお考えでしようか。
【次の発言】 その大品の需用者ですね、大工場とか、そういうところは一般家庭の需用者よりも安い料金でたくさんの電力を使うと思うのです。ところが一般のどころは極く少量の電力を使いながら、而も値段の高い電力を使うわけなんですが、即ちその値段の高いということが、修繕費の大幅の負担ということになつて来るように感じられるわけです。ですから私たちの考えでは大口の需用者にこの修繕費を負担さすべきで、一般家庭の需用者にこの電力の修……

第10回国会 法務委員会 第1号(1951/02/21、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほど專門員のほうから調査の目的、又内容をいろいろお話があつたと思うのですが、ほうぼうのまあ裁判所とか、税務署、又いろいろな方面で暴力事件が起つているから、それを視察に、調査に行つたらいいだろうという話をしていたですが、ああいうこまごましたことを、ちつぽけなことを一々この法務委員会から調査に歩いて行つたら、これは日本全国そんなことばかりで、しよつちゆう歩かなければならないので、つまらないものじやないかと私は思うので、もつと日本の将来のために大きな問題であるところの少年の犯罪の問題、家庭裁判所の問題とか、そういうもつと何というか、非常に大きなプラスになる面をもう少し調査の主眼に置い……

第10回国会 法務委員会 第4号(1951/03/09、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 朝鮮人の問題につきまして長谷山委員、宮城委員、私と三人が名古屋から神戸のほうに調査に参りまして、その結果、一つの意見がまとまれば、それに越したことはないと思つて参りましたが、三人が三様の、三通りの意見が出まして、一つの意見が出せなかつたということは非常に残念なことだと思うのです。この一つの同じ問題をつかまえて一つの意見が出なかつたということが、即ちこの事件の非常な複雑な点だろうと思います。私は今同僚長谷山さんの話を伺つておりまして、長谷山検事の論告を聞いておるような気がしましたのですが、今度は私が須藤弁護士のような立場をすることになると思いますが、一つお聞き願いたいと思うのです。……

第10回国会 法務委員会 第5号(1951/03/13、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私もこの間宮城委員のお供をして四国のほうに行つて参りましたですが、その前に東京の家庭裁判所も拜見したのですが、私が理想家のためか存じませんけれども、家庭裁判所というのは表から入るときの感じでは、非常に素晴らしく明るい感じを受けて入つたのです。ところがとたんにあの子供たちを見て非常に暗い気持になつて、おやおや、これは羊頭を掲げて狗肉を売るたぐいだ、表玄関ばかりばかに立派にして、その実、内容はこれは駄目だなという感じがしたのですが、その点は今雑談のうちにいろいろ申し述べました通り、四国へ参りまして受けた感じも私の思つていたよりも非常に設備が悪い。特にたくさんの逃走者を出している善通寺……

第10回国会 法務委員会 第7号(1951/03/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この今度の法律案で、二つにこう考えられると思うのですが、一つは区域を統合したり、所属町村を区域の再分割というような面と、それから新設と二つの立場がありますが、大体私たちは変更することに関しましては異論もありませんし、又人民諸君の便利の点を考えまして賛成いたしましていいと思うのですが、新設の場合にちよつと異論が出て参るわけなのですが、今でもほうぼうの裁判所を調査しますと、非常に裁判官が足りないということを伺つております。そういうときに新設をすることによつて果して適当な裁判官が補充できるものかどうか、その点を先ず伺いたいと思うのです。

第10回国会 法務委員会 第8号(1951/03/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの前の委員会におきましてこの少年院の改正で、保護鑑別所の設備を一部刑務所の設備を利用することをもう二年間延ばして欲しいというその件に関しまして、この前御質問申上げたのですが、それは曾つての第五国会においてこの問題があつたときに、梨木委員がこういう質問をしておるわけなんです。少年院法の一部改正のところで昭和二十六年の三月三十一日までということになつておるのでありますが、これは恐らく予算関係などを睨み合わせての改正なのだろうと思いますが、やはりこういう拘置監に特別の場所を拵えて、そこへ少年を保護処遇するということは、成るべく短期間にして貰いたいと思うのでありますが、何故二十五年……

第10回国会 法務委員会 第10号(1951/03/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 羽仁さんの質問に補足する立場から、又関連したことに関しまして少し質問いたしたいと思います。  先ず関連した点から申しますと、松本君のみが危険な所へ立入つたからああいうことになつたというお話ですが、ここに松本君が書いた手記があるのです。この手記を全部読めばすつかりおわかりだと思いますが、その点一カ所を読んでみますとこういうふうになつております。「記者写真班の登つている塀に上ろうと、アイモのボツクスを合に上ろうとすると、塀上の記者と並んでいた見物人と思う人が手を貸して上げてくれた。それでやつと新聞社と肩を並べて撮影をすることができた。警官隊はすつかり学校内に入つてしまつたので、私は新……

第10回国会 法務委員会 第19号(1951/05/25、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は今朝の法務と地方行政との連合委員会で住民登録法案について質問してみたいと思つておりましたが、早く切上げられたので質問できなかつたのですが、この委員会で住民登録法案に対する質疑がまだ今後なされるのかどうか、お伺いいたします。
【次の発言】 では、そのときに質問をさして頂きたいと思います。

第10回国会 法務委員会 第20号(1951/05/28、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この住民登録法案第一条に事務の簡素化というようなことがいわれておりますが、果してこういうやり方で事務の簡素化ということができるのかその点をちよつと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 これをそういうふうな組織にするために、これまでよりも人員の増加とか経費の増加ということは関係ないのですかどうでしようか。
【次の発言】 この第四条の第二項ですが、「市町村は、前項各号に掲げるものの外、条例で住民票に記載すべき事項を定めることができる。」という条項がありますが、それを具体的に一体どういうことを予測しておられるか、ちよつと伺いたい。

第10回国会 法務委員会 第21号(1951/05/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は前にお尋ね申しました補足をもう少しお尋ねしたいと思います。  この三十一条の「関係人に対し質問をし、」という条項ですが、関係人という解釈は、この前お伺いしたのですが、この関係人に質問する場合に、宣誓をさすというようなことはなさるのですか。どういう要領で……。
【次の発言】 そういうことはない……。
【次の発言】 宣誓をせずに関係人が虚僞の陳述をした場合に、この法令で処罰……、罰則にするのですか、どうですか。
【次の発言】 それでは関係人がその質問に対して嘘の返答をした、そういうことでは処罰はされないわけですか。
【次の発言】 そうですか。もう一つ私は素人らしい質問になると思う……

第10回国会 法務委員会 第23号(1951/05/31、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 只今修正案に対しまして羽仁議員から賛成討論をなすつたようでありますが、私はなおこの修正だけでは賛成することはできません。簡単に反対の理由を申述べたいと存じます。  只今羽仁委員がおつしやつたように、この二項の削除によりまして、その点の虞れはなくなつたと思うのでありますが、なお私たちの立場から申しますと、この二十九条、三十条、三十一条、三十二、三十三というこの条項におきまして、我々の基本的人権が踏みにじられておると、そういうように考えられるのであります。提案者は私の質問に対しまして、尋ねられた場合黙つておれば、それは積極的な拒否とならない、処断されない、いわゆる現行犯として逮捕され……

第10回国会 労働委員会 第14号(1951/05/25、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 只今紹介を受けました須藤であります。この女子自由労務者圧迫反対等に関する請願の内容は、大体三カ所に分けることができると思うのですが、先ず第一の職階制の問題でありますが、これはまだ東京では実施されてないように聞いておりますが、現在二四五と呼ばれている二百四十円から百八十五円くらいの間を三階段に分けるということが予定されているように聞くわけであります。これをどういうふうにして分けるかと申しますと、高齢者、又子持ち、子供を持つている労務者を安い賃金で使う計画があるということであります。職安当局ではこういうことを言明しているようでありますが、まだ東京では前申しましたように実……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第3号(1951/09/17、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この委員会は続けることには賛成であります。そうして若しなさるならば明後日でなく明日の朝からやつて頂きたいと思います。続けてそれから今日一点だけ伺つて置きたいことを発言さして頂きたいと思いますが
【次の発言】 極く簡單なんですが……。この間我々有志が潮田発電所の火力発電を見に行つたのです。その節聞いたところによりますと、今二万キロ発電のボイラーを据え付けるように準備をして廻つているが、その許可がなかなか来ない。許可がないために折角石炭の山を積んで、発電能力があるにかかわらず、発電ができないということを聞いたのでありますが、なぜその許可が下りないのか、その点を伺つて置きたいと思います……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第4号(1951/09/19、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 小さいことでありますが、この渡されている文書によりますと、三番目の所に、場合によつては家庭用の電力も非常に圧縮しろという御意見が出ているように思いますが、家庭用を如何にして圧縮するかということを、具体案があるならば一応お伺いしておきたいと思います。神戸製鋼所社長さんにお尋ねします。
【次の発言】 私はその書類を拝見しましたときに、何だか非常に無責任な言葉が書かれているように思つたわけなんです。果してどんな方法があるのか。この間中の関西における電力制限におきまして、業者のかたも勿論被害を受けていらつしやるのはわかつておりますが、家庭、特に定額燈の人などは殆んどつかない。消えている間……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第5号(1951/10/08、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私の言いたいことを佐々木君が殆んど言つたと思うのですが、私は九分断になる時に心配したことが今日早くも現われたと思うのです。なぜ我々が九分断に反対したかというと、融通性がうまく行かないという点を心配して、各ブロツクごとの電力のこういう災害が平均されないことによつて、日本の産業面が非常に混乱するという点から反対していたんですが、公益委員松永さんはその時に、融通は心配ない、うまく行くとはつきりおつしやつたと思うのです。それで私たち、は、松永さんのことだからうまくやるだろうと思つて安心していたのですが、早速こういう結果が現われた。而も今日佐々木君の追及に当つて、ここ数日中にちやんとすると……

第11回国会 電力問題に関する特別委員会 閉会後第6号(1951/10/09、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 えらい話がおかしくなつて来たので、私は昨日の松永さんの決意を聞いて、さすがは電気の鬼、松永さんだと思つて安心したのですが、今日の話では何かぐらついて来た。特に三日間の成績を見た上でとおつしやつております。三日間の成績を見ると、何ら融通になつていない、結局何ら成績が上つていない、精神だけでは開西及び東北、中国の企業家は、松永さんが如何に立派な精神を持つておつても、それが実現しなければ、これは生きられないのであります。松永さんの精神を聞いておるのじやなくして、実際どういう形が現われるかということを期待して待つておるので、精神論はやめてもらつて、実際に実行してもらいたいと思うのでありま……

第12回国会 議院運営委員会 第8号(1951/10/25、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 油井さんのおつしやるように、慣例もあることと思いますが、十五分でできない緊急質問もあるわけですから、やはりきちんと慣例を以て常に十五分以内で緊急質問を切上げるということも無理な内容があると思いますから、やはり油井さんの三十分というお話なら、それを許したほうが私はいいのじやないかと思います。
【次の発言】 兼岩君から頼まれているのですが、この前委員会で申し合せられたプレス・コードの問題ですが、あれはどういうふうな経過になつておるかということを伺つてくれというのでありまして、條約委員会におきまして、大隈委員長のお話が、そこでもこのプレス・コードの問題が出たのですが、委員……

第12回国会 議院運営委員会 第10号(1951/10/29、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) それは予告して録音するわけなのですか、知らない間に録音をされるという状態が起るのですか。

第12回国会 議院運営委員会 第12号(1951/11/02、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 議長のお話を伺つたのですが、私たちはこういうふうに考えておるのです。占領軍といえども、今度の條約審議は十分に審議さして、そうして国民にその全貌を余すところなく知らしめて、国民の納得の上でこの條約が結ばれることを希望しておるのではないかと思います。今の議長の了解は議長の了解であつて、占領軍の意思であるかどうかということが私たちにはわからないわけなんです。或いは議長がその申入れをなすつたら、ああそうか、それはおれのほうでも賛成だという意見が或いは出やしないかと私たちは了解をしておりますので、ただ単に議長の了解の下でこういうことをうやむやに葬らないで、一応そういう意見が出たならば先方に……

第12回国会 議院運営委員会 第14号(1951/11/07、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今加藤さんがおつしやつたように、常任委員会の七つの会派という問題が出たのでありますが、実は不幸にして労農党も共産党も農林委員会に入つていない、若しも入つていたならば決議案に対して賛成をすることは勿論だと思うのでありますが、たまたま入つていなかつたために署名する機会がなかつた。そういうふうに了解して頂きたいと思います。
【次の発言】 話合いが付けばそれに越したことはないのですが、私たちの見るところでは話合いをしてももうわかつておるのです。今更もうこれ以上話合う必要がないと思います。話合いが付かない状態なんだから採決を早くして……むしろ採決をしなくてもわかつておるのですから、自由党の……

第12回国会 議院運営委員会 第17号(1951/11/14、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今高橋さんのお話ですが、私たち平和條約の委員会を傍聴しておりまして、まだ明日、明後日頃から安全保障條約の審議に入つて行くというような状態ですし、やはり本当にあの重大な條約を愼重に審議するならば、会期中には納まらんのが当然じやないかと思います。それを押えようとすれば非常に無理があつて、あとに禍根を残すことになるだろうと思いますので、私は何も会期にこだわる必要はないので、重要な法案は十分審議するのが国民に対する義務だと思いますから一先ほど委員長の言つておるのも非常に自信のない言い方で、何ら根処はない。できるだろうと思うというような表現ですから、やはり條約を十八日に納めなくちやならんと……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第2号(1951/10/24、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今、突貫工事の話が出ましたのでお伺いしますが、私たちは日本の電力の不足は、新らしい施設をして行く以外に途はないと考えて、又公益委員会などは新らしい施設をするということを公約して、それによつて電力危機を解決できるというふうに話していらつしやる。私たちもそれに希望を持つていたのですが、たまたま昨日の本会議におきまして、池田蔵相がこういうことを発言していらつしやる。先ず電力の新らしい工事を起すのは、外資を導入しなければならないじやないか、それに外資は入つていないじやないかという意見が、木村君からかと思うのですが出たように思うのです。それに対しまして池田蔵相は、外資が入らんとか何とかおつ……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第3号(1951/10/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 東京電力の安藏さんにちよつとお尋ねしたいと思いますが、第一点は、今年度の七月頃の供給の予定ですね、供給の何といいますか計画と、それから実際に電力を送られた量との比較を一度聞きたいと思います。  それからもう一つは世間でこういうことが言われておるのです、今年度下期になつてから八月、九月、十月頃非常に電気が足りなくなつた原因は、六、七月頃にたくさん猪苗代湖の水を過度に放水してしまつたためだ、又関西では準備しておつた石炭をたくさん焚いてしまつたためにそれが不足した。何故焚いたかというと、これは送電力の三分の一を特別大口が使つておるわけですが、その辺の需要が非常に大きくなつて、それを無制……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第4号(1951/10/30、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 太田垣社長にちよつとお尋ねしたいと思います。関西電力の危機が非常に深刻であつて、この間ハンストをやつたような状態であつたわけですが、ずつと今各電力会社の社長のお話を聞いておると、各社とも公益委員会の供給予定よりは殆んど皆上廻つた量を買つていらつしやるようです。そういう状態でありながら九月、十月に入りましてから非常な電力危機が来たというその原因は、六月、七月頃に豊水であつたにもかかわらずなお供給計画というものを無視して過度に電力を出した。即ち関西におきましては、ある石炭を予定よりはたくさん焚いてしまつたということが、結局電力が渇水期に非常な障害を来たしたというようなことを世間では言……

第12回国会 電力問題に関する特別委員会 第5号(1951/11/07、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この表を見ましても各電力会社相当赤字があると思うのでありますが、これは渇水が原因していることと、それからやはりそれに応じて石炭をたくさん焚いたことも大きな原因だと思うのでありますが、私は数日前の新聞を見ますると、今月の二日に衆議院のほうでソヴイエトの通商関係の方と衆議院の代議士諸君、各党の議員が集つていろいろ話をした結果、ソヴイエトから石炭をうんと安く売るという申出があつたように新聞紙上でも承わつておるわけなんです。即ちトン当りアメリカの石炭が三十ドルならばソヴエイトの石炭は十ドルで売るということをソヴイエトのほうから申出ておる。それほど安い石炭が買えるならば、その石炭をどんどん……

第12回国会 法務委員会 第1号(1951/10/11、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私よく考えましたならば、今度できます新刑事訴訟法の問題が若し小委員に加えて頂けたら、私もそれに加えて頂いたらよいと思いますが……。

第12回国会 法務委員会 第2号(1951/11/13、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今日だけじやなしにまだ続けて法務総裁は出て頂けるものだと思いますので、今日はそれで止むを得ないとして、又明日でも、明後日でも続けて総裁の御出席をお願いできるならそれでいいと思います。

第12回国会 法務委員会 第3号(1951/11/15、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この問題に関連して質問したいと思います。
【次の発言】 この問題の起つた原因は私たちどうも政治的な含みがあつたように理解せざるを得ない。それは投票に先立つて共産党と如何にもこの自治警との間に関係があつたごとく新聞紙上にも窺われ、又吉橋部長もそういう意味のことを漏らしていらつしやる。そこに私は問題がある。又自治警廃止、国警に自治警を吸収するというあの警察法改正の起つた当初にもいろいろ遡つて考えなければいけないのじやないかと思うのです。自治警を地方交付金で金縛りにすることによつて、自治警を廃止せざるを得ないような状態に地方自治団体を追込んでしまつた、そこに問題があり、そうしてすべての……

第12回国会 法務委員会 第6号(1951/11/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して、一松さんのおつしやつたことは実際尤もなことで、私たちも大いに賛成する点なんです。それからこの給與のベースを上げるに関しましても、私たちは根本的には賛成ですが、併しこの方式がいいか悪いかという点で、私たちは問題が残ると思う。ベース・アツプは勿論いいことなんですが、これを見ますると、やはり一松さんのおつしやることがこの表で活かされているかどうかということですね。それに私は疑問を持つものです。それは実際に裁判の実務に携わられる、いわゆる下級裁判官、検察庁の方たちのベース・アツプが比較的に少くて、いわゆる上に厚く下に薄いというような感じがこの表に出ているのじやないかと、そういう……

第12回国会 法務委員会 第7号(1951/11/21、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 昨日法務総裁がお読みになつた学生の公開状は頂けましようか。
【次の発言】 そうですか。それでは公開状の内容に対しましての質疑はあと廻しにいたしたいと思いますが、昨日法務総裁がお読みになつたあの内容から私たちが受けましたものは、決して危険なものでない。むしろ妥当な質問ではないかというふうに私は受けたのですが、その内容をはつきり頂きましてから、もつとそれについては質問をいたしたいと思います。  ただ私たちのほうに聞いております状況をこの際皆さんに参考のために聞いて頂きたいと思うのであります。それはかの京大の学生たちがやつたことを如何にも不穏なこと、天皇を脅迫したように解釈されておるよ……

第12回国会 法務委員会 第8号(1951/11/22、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私これを拝見して見ますと、どうも世間が騒いだり、みんな御心配になるような不穏な言葉も何もないように思うのですが、法務総裁はどこを不穏と御指摘なさるでしようか。
【次の発言】 公開状の内容が問題にならないとおつしやるのでしたら、私が強いてこれを問題にする必要はありませんので、私もこれを見まして、どうもそんな不穏な言辞も使われていないように思いますし、純真な青年たちが、近ずきつつある戰争というような不安を持つて、こういうことを書いたのだろうと思いますので、不問に付されることを私もお願いしておきたいと思いますが、なお一点伺つておきたいのは、学生の行動の問題でありますが、その前に警察側の……

第12回国会 法務委員会 第10号(1951/11/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も羽仁さんの提案に賛成して、どうぞ合せて小委員会に付託されるようお願いします。
【次の発言】 文部大臣にお尋ねいたしますが、私は昨日衆議院の法務委員会を聞いていますと、いろいろ意見が出ていたように思いますが、或る委員は、共産主義はもう頭から不逞の輩という呼ばわりをして、如何にも国民でないごとき言動をなしていると思うのでありますが、私たちはそうは考えていない。共産主義が大学で教授されるということに対して、いわゆるマルクスの経済学が大学で教授されるということに対しまして、大臣はどういうふうにお考えでありますか。
【次の発言】 大臣の意見は、マルクスを教授することは差支ない。そうして……

第12回国会 法務委員会 第11号(1951/11/28、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は昨日の文部大臣の質問が途中で切れてしまいましたので、非常に不本意な終り方をしておりますと思いますので、あとで文部大臣がお見えになれば続けて昨日の質問のあとをさして頂きたいと存じますが、今法務総裁がお見えになりましたから、法務総裁に二、三の点を御質問申上げたいと存じます。  法務総裁はこの前京大問題を、あの学生が出した質問書の内容は取上げているのではなしに、当日の行動が無届デモになつている、その点が公安條例に触れるのではないかという点を問題にしているんだという御発言があつたと思うのでありますが、あれを無届デモというふうに見る根拠はどこにあるのか、お尋ねいたします。

第12回国会 法務委員会 第12号(1951/11/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 昨日この請願につきまして私が説明をいたしましたのですが、説明に不備な点がありまして、皆さんの御配慮を煩わした点でありますが、本日この請願を出しておる中原良子君も参りまして、私から皆さんの御意見を申し伝えましたところ、全く本人たちの意思も皆さんの御意見と同一であるということがわかりました。こういうふうの意味に書くべきものだつたのが、ああいうことになつたんだと申しておりますから、私本人の意思をもう一度ここで改めて皆さんにお聞き願いたいと思います。講和ができ、占領が終つたなら、政令第三百二十五号違反事件等によつて刑の執行を受けている者、又は取調中の者に対して同情ある特段の処置をおとり下……

第13回国会 議院運営委員会 第16号(1952/02/20、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 米人であるかどうかということにこだわられるのだつたら……、私はそういう意味に解しないが、今日の或る新聞ではそういうことをはつきり書いておるような新聞もあるように思われますし、これはギヤング問題になつておりますけれども、これは結局行政協定の内容にも触れて来ると思いますので、今日続けてやることを承認頂ければ、それに越したことはないと、こういうように私は思います。
【次の発言】 小笠原さんの言うこともわからんではないと思いますが、併し私は党派の数が少いとか多いというようなことで緊急質問の割当などをやられることは、緊急質一問という質問の性格上、そういうふうに扱うべきものでは……

第13回国会 議院運営委員会 第25号(1952/03/12、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 先ほどからいろいろ論議されておるようでありますが、私はこういうふうに考えます。この行政協定は非常に細則だ細則だというようなことを言われておりますが、そうなかなか軽く見るべき性質のものでないので、非常に重要な問題をたくさん含んでおると思います。第一に、国民の権利と国家の主権にかかわる重大な條項がこの中に含まれておるということで、当然これは條約として国会の審議にかくべき性質のものではないかと思うのです。その根拠としまして第一にこの行政協定の二十四條は戦争か平和かということを決定する條項があるということと、それからその二十四條の中に日本区域という言葉が使われてありますが、……

第13回国会 議院運営委員会 第26号(1952/03/13、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 兼岩君から前々から、国際経済会議に出席させんのは向うの状態がわからんし、生命の安全すらも保障されないような状態だから旅券は出さない、そういうような話、それに今度はビルマのほうには簡單に旅券を下付したというので、ビルマとモスコーの治安状態をはつきり説明してもらいたい、どちらが治安状態が惡いのか、その点いろいろ例を挙げて説明してもらいたいという申入れがあつた、その点をもつと具体的に説明をして頂きたいと思います。ここには佐藤議長も見えておりますが、佐藤さんは曾つてモスコーに大使としていらした、その頃のロシヤの状況は知つておられると思います。果して今日のソヴイエト・ロシアが……

第13回国会 経済安定委員会 第1号(1952/01/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 国土総合開発と電源開発の問題、これは国土総合開発の中の一部門として電源開発のこともやつて行くのですか、別の並行したものですか。
【次の発言】 日野川の発電所というのは、何かダムでも作つてやるような話なんですか。あすこはすぐ水がなくなつてしまうのではないですか。

第13回国会 経済安定委員会 第2号(1952/02/18、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 いや、委員長やりましよう。を聞きました。その節特に強い要望がありましたのは、屋久島の電源開発についてであります。私も初めて伺つたのですが、屋久島というところは非常に雨の多いところだそうでありまして四つ五つの川があつて、この川には常に水が豊富に流れている。そうしてこの川を若し開発するならば二十五万キロの電力は出る、そういう計算ができるようであります。最初はこの二十五万キロの電力を、その島に肥料工場なり、電気のたくさん要る工場を建てることによつて、その電気を使う工場を作ろうと、そういう計画があつたそうでありますが、最近九州電力では、そこに起つた電気を種子島を通して九州の本土に海底送電……

第13回国会 経済安定委員会 第3号(1952/02/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 綿のほうですが、四割操短ということを今言われておりますが、これは何が原因でそういうことが言われておるのでありますか。この表で見ると、輸出額も量も殖えておるのですが、どういうふうに理解したらいいか……。
【次の発言】 業者のほうからはそういう希望が……。
【次の発言】 私は或る商社から聞いたのですが、東南アジアの方面で繊維は飽和状態になつたのだ、だからとても出せないのだということを訴えておりましたのですが、やはりそういう点から……。
【次の発言】 去年と今年の輸出量ですね、これが殖えているのは、綿製品は減るけれど、絹などが幾分殖えるという意味で殖えているのですか。

第13回国会 経済安定委員会 第4号(1952/03/18、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 その今の説明の中にですね、外人が日本の株式を取得することが自由になるということですが、日本の会社の株価というものは、為替はドルが三百六十円になりましても会社の株の値段というものは殆んど戰前と同じような状態でありますですね。ですから若しもアメリカ人がドルを持つて来て日本の株を買い占めれば、極く僅かのドルで日本の相当大きい会社を買い占めることができると思うのですね。その場合に、一つの会社の株の全部を買うということが許されるのか、五〇%以上は買うことができないのか、そういう制限を今度のにはきめないのですか。
【次の発言】 そうするとその認可する斜度というものはずつと……。

第13回国会 経済安定委員会 第5号(1952/03/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ず外務省のかたにお伺いしたいと思いますが、この前外国人という言葉がこの中に出て参りまして、外国人の認定で非常に困るような場合が考えられましたので、外国人の認定をどういうふうにきめるか、特に朝鮮人、沖縄人、中国人、こういう場合に北鮮系の人と南鮮系の人とをどこで区別されるか、どういうふうなところで区別するかということが問題になると思いますが、これをどういうふうに認定するのでしようか。日本に六、七十万の朝鮮のかたがいると思いますが、どこでどういうふうにして分けるのですか。
【次の発言】 そうすると現在のところでは何らはつきりしたものはできていない、片一方に何もはつきりしたものができて……

第13回国会 経済安定委員会 第7号(1952/03/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 説明は余り順調にさつささつさと行くので呑込めないような点も多々あると思うので、この書類による説明はよし悪しの点がたくさん出て来ると思うのです。一方的な説明に終つてしまつて不審な点などいろいろある。それを討論しながらいろいろなことを拡げて行くということができないために、政府としては非常にいいでしようけれども、聞くほうとしては何だか非常に範囲が狭まつてしまつたような感じがするのですが……。まあ余り質問するのにも勉強も足りないのですが、併し補足的に質問させて頂きたいと思います。
【次の発言】 伝えられるところによりますと、今度のこの統制は、政府自身が最初からこの統制を計画したのではなし……

第13回国会 経済安定委員会 第8号(1952/03/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 昨日も第一條の字句ですね。「国際経済の円滑な運行」という問題、ここで国際的とはどういう範囲をいうのかという質問に対しまして、局長はいわゆる地図の上でいえば三分の一くらいの面積、いわゆるドル圏、アメリカ圏というようなものを国際的だというふうに解釈していらつしやるように伺つたのです。若しそういう解釈がなければこの稀少物資のこの法案を作る必要がないので、ソヴイエトも中国もたくさんのできるものが稀少物資の中にはありますので、その局長の解釈が、この法案の上から正しいと思うのですが、長官は国際経済という、この国際という考えをいつまで持続なさるつもりか伺つておきたいと思います。

第13回国会 経済安定委員会 第10号(1952/04/01、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 永井委員から相当詳しく質問があつたようですが、私もう少し補足させて頂きたいと思います。次官にお伺いするのですが、次官は朝鮮の休職問題に対する見通しをどういうふうに立てていらつしやるか。
【次の発言】 一国の政治家として何ら見通しを持たないで、何らかの解決があるのではないかというそんなことでは大変国民としては心許ないと思うのですが、どうでしようか、もう少し成立つか成立たないか、成立つならその後どういうふうな方法でどういう政治的的ないろいろなことを考ていらつしやるか、その点はどうでしようか。
【次の発言】 それじや余り政府の責任あるお答えは要求しないことにしますが、若しもお伺いするこ……

第13回国会 経済安定委員会 第12号(1952/05/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今栗山君の言つた意見は正しいと思います。僕もその点を船橋さんがおつたら質問しようと思つておつたのですが、恐らくこれを突き進めて行くと、論議を進めるならば船橋さんは反対の立場に立たなくちやならん。而も観念的に賛成論をぶつ放しておいて帰つてしまつて質問ができないのは非常に残念なんだが、恐らく討論するならば、あの人は反対の意見を最後に述べなくちやならん人じやないかと思うのです。それともう一つは、今回の公述人のかたの意見をずつと総合して考えますと、この法案に関する公述をしておるのではなしに、電気の開発が必要であるかどうかという公述のように思うのです。ですから非常に賛成意見も多いようであり……

第13回国会 経済安定委員会 第16号(1952/06/12、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの委員会を休んでおりまして皆さんの質疑を余り聞いておりませんので、質疑がダブるような虞れもあると思いますけれども、その点ありましたらどうぞお許しを願いたいと思います。それとまだ余り整理ができていませんので、前後する点があると思いますが、よろしくお願いして質問いたしたいと思います。  先ず第一に私が最近耳にいたしましたことで、これは是非提案者の意見を聞いておかないと、この電源開発問題の質疑の上に大きな支障が出ると思いますので、一、二点お伺いしたいと思うのですが、先日大蔵大臣と周東安本長官が緑風会へ説明に参られて、その席上で秘密会でしたか、何ですか、説明をなさつたようです。洩れ……

第13回国会 経済安定委員会 第23号(1952/06/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は今の栗山君の述べた意見に賛成するものであります。なぜかと申しますと、十二條の問題ですね、同じ緑風会内においていろいろ検討された結果、まだ結論が出ない、「つも意見がまとまらない。そういう複雑怪奇な裏面があるようなことも奥さんが少し申されましたが、そういう法案に対して、私たちも一応党内に持ち帰つて、その間のこともよく検討したいと思うのです。ですから、私は先ほど栗山君の述べたように、本日はこの程度にしてもらつて、おのおのの党に持ち帰つてよく研究して見たいと思います。
【次の発言】 私が杉山さんに伺いたいのは、この十二條の二項に河川名が三つ入りましたね、その河川名を入れた理由を伺いた……

第13回国会 経済安定委員会 第24号(1952/06/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 討論に入る前にちよつと私、委員長に伺つておきますが、先ほど栗山さんから僕にこういうことを委員長に伝えて欲しいということがありましたから、伝えておきたいと思います。それは昨日から今日にかけて御存じのような状態で党議にかけることができないという状態だ、そのためにまだ賛否いずれに決するかきめかねておる、そういう状態だから本日の採決を、討論採決を延期してもらいたい、そういうことを委員長に伝えて欲しいという言付けがありましたから、その点を伝えておきます。それからまあ奥さんからも先ほどちよつと電話がありまして、本日出られない、だから願えることならば採決を延ばして欲しい、そういう希望を奥さんも……

第13回国会 経済安定委員会 第25号(1952/06/28、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は共産党を代表しまして、この電源開発促進法案に反対の意見を述べるものであります。  詳しくは本会議におきまして反対討論をいたしたいと思いますので、本日は簡単に反対だという意思だけ申述べておきたいと思います。ただ一つ私は考えて頂きたいことは、この法案が非常に世間から注目されておる点、即ち非常に利権的な法案であるという点で、世間からいろいろ疑惑の目を向けられておるという点であります。そういうことを私が申上げることは非常に残念なことでありますが、そういう疑惑が現在あるということをよく御認識下さつて取扱の上に十分注意されるように希望をいたしたいと思います。

第13回国会 経済安定委員会 第27号(1952/07/11、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 公取のかたに少しお尋ねしたい点があるのですが、これは、この事業者団体法の改正は、これまでたびたび話題に上つたと思うのですね。二十四年度にもすでに上つているように思うのですが、それがどういう立場から事業者団体法の改正というものが公取のほうで問題にされたかという点を伺つて見たいと思うのです。
【次の発言】 これまでたびたびまあ改正を計画して、そのために総司令部の拒否に会つていたということが言われたらしい、私たちもそういうふうに聞いているのですが、総司令部がこれまでたびたび拒否していた理由はどこにあるのか。又今年の三月総司令部は急に態度を改めて、了解をしたという、その態度の変化がどこに……

第13回国会 地方行政委員会 第44号(1952/06/03、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 発言を許されまして委員長初め委員の皆さんにお礼を申上げたいと存じます。  私が今日発言を求めましたのは、質問というよりも、むしろ私が音楽家であるという立場から、各劇団及び音楽家たちを代表いたしまして皆さんにお願いしたいというのが主な目的であります。  今度地方税の変更によりまして入場税が軽減されるということを伺いまして、これは私たち年来の主張であります。その点からも大賛成をしておるわけでありますし、又業者初め芸術家の立場からでもこれは非常に嬉しいことだと存じます。皆喜んでおるわけでありますが、ここに一つ問題があることは、いつから税が下げられるかという期日の明示がない……

第13回国会 法務委員会 第29号(1952/04/24、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) この問題は実は昨年の十月十二日に起つた問題でありまして、私は昨年法務委員をやつておりましたときに、十一月二十一日のこの法務委員会におきまして、法務総裁に実は質問をしてある問題なのです。これともう一つ同日同じような項に松江のほうでも、衆議院の我々の党の木村議員の宅が同じような捜査を受けましたので、この二件を併せて法務総裁に質問しましたところ、法務総裁は実はこういうふうにそのとき答弁していらつしやるのです。「実は他人名義の捜査令状を以ちまして捜査場所でない場所を捜査する、これはつまり令状なくして捜査すると同じことに相成ります。その点果して事実であるといたしますと、これは……

第13回国会 法務委員会 第48号(1952/06/04、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 先ず私は委員長はじめ法務委員会の委員が私に特に委員外発言を許されましたことに対しまして厚く感謝申上げたいと存じます。それから法務府のかたたちに私はお願いがあるのですが、共産党が質問すると、法務府のかたは狂犬のことく目を怒らして角を立てて答弁をなさる習慣がついているように思うのです。或る人がなぜ須藤君が質問するとああいう顏をするのだろう、君がいなくなつたら我々にそういう顔をするのじやないかといつて我々に話されたかたがありますが、私はむしろ共産党を代表してというよりも日本の人民の幸福を代表して御質問を申上げるのですから、そういう偏見を持たないで親切丁寧に御答弁を願いたい……

第15回国会 外務委員会 第11号(1952/12/23、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は同僚の兼岩君が病気で倒れてしまいましたので、本日代りに出て参りまして、私たちの尋ねたい数点を伺いたいと思つて参りましたが、これまで委員会に出ておりませんでしたので、各委員の質問と重複する点もあるかもわかりませんが、その点はお許しを願いたいと存じます。大体もう岡田君が相当御質問下さいましたので、私たちの質問する点も非常に少くなつたように思うのでありますが、数点だけ質問さして頂きたいと思います。この協定自体が私たちは憲法に違反する。これはこれまでたびたび皆さんから言われている点だと思うのでありますが、なぜならば私たちは私自身が外国旅行をいたしましたときに、大国とか、いわゆる第三国……

第15回国会 外務委員会 第12号(1952/12/24、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、この船舶協定法案に対しまして絶対反対の意思を表示したいと存じます。詳しくは本会議の討論の中で申述べたいと思いますから、只今は簡単に反対の意思表示をするにとどめたいと存じますが、如何に政府がこれは再軍備でないということを申しましても、それは三百代言的な言葉としか私たちには受取れないのであります。只今軍艦旗を掲げなくても、あの船に一旦軍艦旗が掲げられれば、忽ちにそれは日本の軍艦に代る性能を持つた船であり、船舶と軍艦と区別するのはその船の性能によつて区別するので、ただ旗によつて区別すべき性質のものではないと思います。何と申しましても只今のフリゲート艦は軍艦の性能を持つた船である以……

第15回国会 外務委員会 第14号(1953/02/23、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今外務大臣は李承晩ラインを認めないと言つておりますが、この李承晩ラインというのは、大体アメリカと李承晩との間の合議の結果できておるラインだと思うのですが、その点はどういうふうに外務大臣は解釈しておりますか。
【次の発言】 それじや国連側も李承晩ラインというものは全然認めない、そういうふうに理解していいわけですか。
【次の発言】 この問題に関して外務臣は、日頃に似合わずえらい強気なんですが、若しもこの交渉の途中においてアメリカが李承晩ラインを国連軍が認めておるのだというような態度をとられても、今日と同じような態度で臨む決意を持つておりますか。

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 閉会後第2号(1953/03/19、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう一点聞いておきますが、日航の資本の総額と、それからこれにはアメリカの資本が相当入つておると思いますが、その資本のバランスをちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 この問題は法務委員会でこれまで再三問題になつて、いつも法務委員会に問題になつているので、なぜこれを当局はサボつて、早く充実しないのですか。これは少年問題に対して僕は当局が非常に不熱心な証拠だと思うのですが、どうですか。
【次の発言】 私たちもほうぼう調査して歩きまして、実情はよくわかつておるのですが、常に当局の言うのは予算措置がない、予算措置がない、そこに逃げ込むことだけしか知らない。その予算措置を講ずるだけの情……

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 閉会後第3号(1953/03/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの法案に対しまして反対の意思を表明したいと存じます。  なぜならば、この法案は吉田政府四年に亘るところの悪政の結集の断末魔におきまして、なお二カ月間の延長を意図するものでありまして、これは許すべからざることだと存じます。その点から私は反対をいたしたいと思います。なお、この法案の出し方が、いろいろ種類の違つたものが一括一つの法案として出されている。こういう出し方に対しましても私は異議を申立てるものであります。余り時間を取りましては、皆さんに御迷惑だと思いますので、共産党は黙つていても、共産党の言うことはもう皆さん赤いりんごの黙つていてもという歌がある通りですから、もう喋らなく……

第15回国会 議院運営委員会 閉会後第3号(1953/03/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 長いことお待ち願いまして甚だすみませんでしたが、今も予算委員の岩間君と相談いたしたのでありますが、この委員会の様子も伝えて、いろいろ相談いたしましたが、当面の責任者、岩間君の意見では、何と言つても一千五百億という厖大な予算の審議に当つて、委員会において四つの会派が反対しておる。その四つの会派が反対しておる予算に対して、本会議において反対意見が述べられないということは、これはおかしい。だからやはり反対意見を表明すべきだと。だから飽くまでも反対討論をやらしてもらいたい。そういうふうに議運で主張してほしいという強い要望がありましたから、そういうふうに皆さんにお伝えいたします。

第15回国会 議院運営委員会 第10号(1952/12/10、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は昨日、外務委員会で岡田君の大臣に対する質問及び衆議院におけるこの問題について、委員会に入つて傍聴しておつたわけでありますが、昨日岡田君はすでに外務大臣に対して、この問題で明日本会議で緊急質問をしたいから、それまでによく答弁を考えておいてもらいたい。今日答弁できないことを考慮してもらいたいということをちやんと申入れていらつしやるから、大臣も相当準備をしていらつしやることと思いますし、特にこの問題は、もう国中の注目を集めておる問題でもあり、一日も早く明快にすべき問題だと思いますから、本日岡田君が緊急質問によつて、少しでもそれが解明の道に一歩近付くことを私は希望しますので、岡田さん……

第15回国会 議院運営委員会 第18号(1952/12/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私たちとしても、まあ関心を大きく持つものでありまして、恐らく国会から中国にそういうことを申込めば、向うは拒否はしないだろうと、要するにまあ観測しているのですが、その場合にいろいろな点で、人選の点とか、いろいろな点で附随したむずかしい問題が起つて来るだろうということも考えておかなくちやならんと思いますし、中国は何も反共的な人を入れることを拒否するというようなことはないと思うのです。そういう点、思想的な面では誰でも歓迎して、向うを大いに見せて中国を理解させることには確信を持つてやつてもらいたいと思うのですが、ただスパイ的な行為という点においては、非常にやはり警戒すべき点も出て来ると思……

第15回国会 議院運営委員会 第19号(1953/01/20、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 理事会に移すことは賛成ですが、今度の再開国会に提出される議案について求めてあるのですが、今日それがわかりますかどうですか。
【次の発言】 了承。

第15回国会 議院運営委員会 第21号(1953/01/30、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今の報告を全面的に賛成かということでありますと、私はこれは異議があるわけです。今その反対の意見等をちよつと細かく申上げられませんけれども、賛成かというふうに問われますと異議がありますということだけ申上げて置きます。

第15回国会 議院運営委員会 第23号(1953/02/02、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は山下さんがどういう人かということは実は知らないのです。併しああいう関係の中の団体、技術者の団体から我々に陳情のようなものが来ております。その趣意は、この人事官が法経関係、法律関係の人ばかりでは困る。やはり技術者も相当多いのだから、公務員には。だから技術者関係の人事官も入れてもらいたいという、そういう希望条項が我々の手許に届いているわけなんですが、政府はそういうことを考慮なすつたかどうか。又考慮しようという気持があるかどうか伺つておきたいと思います。
【次の発言】 もう一遍伺いたいのは、若しもそういう技術者の人事官が欲しいということを前々から聞いておつたら、官房長官はそういう方……

第15回国会 議院運営委員会 第26号(1953/02/05、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私のほうの岩間君は、最近ほうぼうの学校などで、先生の暴行沙汰が相当されていることが私たちの耳に入つております。一般の教育方針が少し反動的な方向に向いているんじやないかという点で、文部大臣に所見を質したいというので、何とぞ御了承願いたいと思います。
【次の発言】 本人の希望としては、明日やりたいと、そういう強い要望がありますので、まあいろいろの問題もおるかもわかりませんが、本人の意思を尊重して、明日の本会議で一つやらして頂きたいと。そういうように重ねて私はお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 兼岩君の質問に、そういうことを加味してやればいいということは、これは一応頷けるのです……

第15回国会 議院運営委員会 第29号(1953/02/18、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほど理事会で、私が希望いたしました経済安定委員と、今法務委員に一名欠員がありますので、私は法務委員に変りたいという希望に対しまして、いろいろ意見が出ましたのですが、次会までその決定を延ばすということになりましたが、どうぞそれが次会に私の希望通り決定されるように皆さんにお願いしておきたいと思います。若しもそれが決定されない場合は、止むを得ず書面を以て議長に申出をしなくつちやならんような事態に至りますので、そういうことをしなくても済みますように皆さんで善処されることを希望しておきたいと思います。
【次の発言】 今、小笠原氏からの申入れがありましたが、全く私も同感でありまして、発言を……

第15回国会 経済安定委員会 第3号(1952/12/10、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私最近の……、御説明のときに出なくて悪いのでございますが、最近インフレーシヨンになるという危険が非常に大きいのではないかということが一部で言われておるのですが、それに対して部長に伺いたいと思います。インフレーシヨンに対する見通しです。
【次の発言】 質問が飛び飛びになりますが、国土総合開発の問題で、私はこの委員会に来てから、国土総合開発に関して或る熱意を持つていたわけなんですが、ただ掛声だけで、何ら具体的な形に国土総合開発の問題がなつて来てないという点、非常にまあ遺憾に思つているのですが、終戦以来今日までその国土総合開発の問題で、何か目ぼしい仕事というものはどの程度なされているの……

第15回国会 経済安定委員会 第5号(1952/12/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 産業資金の供給見込のほうの中で、株式の面が今千百億になつていますね。増加の見込だということは、こういうことでしようか、各社とも増資を非常にやりますね、その関係でですか。
【次の発言】 その点で、これはどのくらいという見込は立つていないわけですね、どのくらい増加するということは……。
【次の発言】 戦前と今日とで各会社で、昔からある会社で、何回も増資をしておると思うのですが、どの程度に、増資の率ですね、何倍ぐらいになつておりますか。それと増資の額、資産再評価なんかで増資をどの程度まで認めるのか、その点について伺いたいと思います。早い話が私がいた会社京阪神急行という会社がありますね、……

第15回国会 経済安定委員会 第6号(1953/02/05、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) お許し頂きまして有難うございます。先日の長官の施政経済演説に関しまして三、四点私は質問をいたしたいと存じます。長官は非常な自信を持つてあの日演説をなさつて、私たち聞いているものもつい引込まれたわけなんでありますが、あとでいろいろ考えますと、ちよつと不安な点が生じて参りましたので、その点を御質問したいと思います。長官はあの演説で世界的な貿易の自由化、それから貿易規模の拡大、それらを非常に強調されて、現下の経済恐慌の打開策というふうに論じられていたと思うのでありますが、アメリカがアイゼンハワー大統領になつた今回の一般教書の中には関税引下、輸入増進をやるについても、国内の……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第1号(1953/03/03、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちよつと発言さして頂きたいのですが、新聞によりますと、十日の飛行機で帰還促進のために向うへ行つております代表団が帰つて来るように伺つておりますので、若しも代表団が帰りましたら、その代表団をこの委員会に呼んで、向うの事情を詳しく聞くようにお取計らいをお願いいたしたいと思います。  それからなおこの国会にこういう援護に関する特別委員会ができたということを、中国の赤十字及び日本の代表団に向けて電報を打つて頂いたら、将来ともいい結果があるのではないかと思いますので、その点も一つ御配慮をお願いいたしたいと存じます。  それからもう一点お願いいたしたいと思いますのは、三月半ば或いは末項に第一……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第3号(1953/03/09、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この委員会は余り争う委員会にしたくないという点から、私も余りそういうふうな質問はできるだけ遠慮したいと思いますけれども、この際二三点ちよつと伺つておきたい点があるのでありますが、今一番代表団が向うで困つた点は、三団体の代表を船に乗せるか乗せぬかということで交渉がとまつたようなふうに聞いておりますので、政府のそれに対する見解をもう一度はつきりお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 船長の話によりますと、二千人なら二千人の人が船に乗つてから名簿を作るとなると、名簿を作るだけでも相当日数を要する、そうすればそれだけ引揚げが時間的に延びる。ところが三団体の代表が乗ればその代表は上陸……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第4号(1953/03/11、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私たちが一番この帰国問題で心配しておりますのは、三団体の代表が船に乗るかどうかという点なのでありますが、先ほど委員部のかたの話によりますと、ラジオ放送で三団体の代表を乗せるように決定したというようなことがあつたようにも伺つたのでありますが、委員長はこれに対しまして何かしつかりとした情報をお聞きになりましたでしようか、どうでしようか
【次の発言】 私はこういうことを申上げて大変大人気ないと思いますし恥かしい気もするのですが、昨夜私たちは羽田空港に迎えに参りましたときに、人員の制限ということを口実にして警官隊が出動したりいたしました。そして折角羽田空港までバスで乗りつけた家族たちも代……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第5号(1953/03/12、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 議事進行について……。この問題につきまして御参考まで申上げたいと思いますが、先日委員会におきまして外務次官に私はこの問題を質問いたしました。外務次官は飽くまでも三団体は乗せないというような意見でした。それで私は突込んで、それは外務次官の最後的な意見か、どうしても乗せないのか、曾つて高良さんに二十一日に旅券を出しながら二十六日まで伏せでおつたじやないか、今度もそういう駈引をしておるのじやないかと言つて、私は最後のぎりぎりの日に返事を聞きたいと申しました。そうしたら外務次官は、いや、絶対に乗せないというのじやありません。代表が日本に帰られたらお会いしていろいろお話を伺つて、どうしても……

第15回国会 法務委員会 第12号(1953/02/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は本日一通の手紙を受取りまして、そのことに関しまして委員長にお願いしたい点があるわけであります。それは別府市の警察内において一朝鮮人が虐殺されたという件について調査をして欲しいという希望が現地から参つておるのであります。事件の起つたのは二月の二十一日午前九時頃から別府市警、警察署から市内北野口居住の輪タク業をしておる金在魯という三十二歳の身柄釈放の通知を受けて、北野口居住の友人二名が受取りに行つたところ、もうすでに留置場の中で冷たい死体となつておつた。その死体を受取つたわけです。それで二十二日に九州大学の北条博士の執刀の下で解剖に付したところが、左の事実がわかつた。一は尿が約一……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 議院運営委員会 第2号(1953/05/21、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 異議はないのですが、ただ昨日とその前の理事会の決定を確認するいうことで間違いないのですか。昨日の理事会と一昨日の理事会において、何か意見が分れた点があるのですか。そうでないのですか。

第16回国会 議院運営委員会 第3号(1953/05/22、3期、各派に属しない議員)

○委員外議員(須藤五郎君) 皆さんのお許しを得まして、委員外発言をさして頂きます。と申しますのは、この中国地域よりの帰国者に対する援護特別委員会を、前の国会で当初作りました意思というものは、超党派的に、とにかく中国から帰つて来る人たちの生活の援護を中心としてやろうじやないかというところで、各党派を網羅して十七人という数で前の国会に発足したと思うのです。そのときは、私たちの共産党も三人おりまして、現在共産党が一人になつておりますが、併し私たちの立場で言わして頂きますならば、日本共産党も、この問題に非常に関心を持つておりますし、又超党派的な立場で、この援護に関しまして協力をさして頂きたいという大き……

第16回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第2号(1953/05/30、3期、各派に属しない議員)

○委員外議員(須藤五郎君) 私は委員外でありますがこれに関連いたしまして、今日私が聞いたことをちよつと述べてみたいと思いますが、お許し願えますか。児童のことに関しまして簡単に一分間ぐらい……。

第16回国会 文部委員会 第8号(1953/07/16、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 今相馬君が言つた無形文化財に対する補助金といいますか、非常に額が少額であるということが、無形文化財を軽視しておるということになるのではないかと思うのですが、私たちはやはり相馬君なんかと同じ意見で、無形文化財に対してもつと重要視する必要があるのじやないか、そういう意見を持つております。今年の予算の中に文化財公開費交付金という問題で四十七万円の予算が細まれておりますが、これはどういうふうに使うのか、ちよつと伺つて見たいと思います。
【次の発言】 私もその郷土芸能を大いに奨励するということは絶対必要なことだということを常に考えておるわけなんですが、今東北或いは九州方面に、全国的に見ても……

第16回国会 文部委員会 第9号(1953/07/17、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 ちよつと関連して。私たちもこの法案で一番心配するのは、これに対する予算措置が十分されていないということと、教授内容などが非常に不足しておるような感じがして、これが問題だと思つておるのですが、今聞きますと、夜間学校だから昼間の先生を夜間に充てるというお話ですが、それは何ですか、昼間の学校の先生を夜間に廻すという場合は、先生が義務を生ずるわけなんですか、夜間の学校に廻るというのは……。
【次の発言】 それじやそういう夜間に廻るのがいやだという先生が生じた場合、今の内容でやつて行けるのですかどうですか。
【次の発言】 これはどうもこういうものができると、今でも教授たちは相当疲労して十分……

第16回国会 文部委員会 第10号(1953/07/21、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 私は育英会法そのものの精神に反対するものではないのでありまするが、むしろこの育英会法そのものが不徹底だという点で不満な気待を待つておりますので、この法案に反対の意思を表明しなければならないことを甚だ遺憾に思うのであります。  第一質問におきまして申しましたように、この法案ができた精神は貧しい人たちのために作られたものであるにかかわらず、やはりその人たちの立場を完全に守るというよりも、むしろ僅かばかりの、本当に月謝にも足りないような金を貸与えておいて、そしてそれによつて、なんかその人たちの行動を束縛するような傾向すらもあり、又それを将来取戻そうというような仕組になつておる点で、私は……

第16回国会 文部委員会 第11号(1953/07/23、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 私は法案の審議に先立ちまして、一応の大達文相の文教に対する、政策に対する一般質問を少し試みて、今後の法案の審議の参考にいたしたいと思います。  第一、去る三日当委員会におきまして荒木委員の質問に対しまして文相が話された中に、教育内容の改善という問題があると思うのです。1教育内容の改善をしたい、その理由は今日の実情に即してという言葉が述べられているのでありますが、この今日の実情という、その点をもう一度詳しく説明して頂きたい。
【次の発言】 そうすると職業教育、技術教育を改善したい、要するに教育の性格、そういうものに対しては文部大臣は言つているのじやないですね。

第16回国会 文部委員会 第13号(1953/07/27、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 両委員の質問を聞いていますと、どうも率直に言えば、各府県の教育委員会の検定に対して信頼がおけない、過去の業績に照らして信頼がおけないから文部大臣一本の検定にするという意向らしいですが、具体的にどういう点が信頼できないのか、そうして又、文部大臣一本の検定にしたら、果してそれが信頼がおけるという確信がどこから生れ出るのか、それを聞かしてもらいたい、これは由々しい問題だと思うのです。あなたたち文部省として、各府県の教育委員会に対する不信任案と同じだと思う、だからもつと具体的に、不信任案を突付けるのならば具体的にこういう点だということを挙げなかつたら不信任案にならない、だからそこを具体的……

第16回国会 文部委員会 第15号(1953/07/29、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 私は少し質疑をいたしたいと思つてりましたが、今ちよつと席をはずしておる間に、討論が打切りになりましたので、質疑をすることができなくなつたのでありますが、私も、この法案にいろいろまだ不備な点もあり、不満な点もありますが、賛成をしたいと思うのであります。ただ、先ほど深川委員からも意見がありましたように、地域的にいろいろな問題があると思うのです。従いまして、今度九州のような場合は、非常に災害の程度が甚だしいという点、その点で、同額の三分の二というようなことでは、なかなかむずかしい点が出て来る。而も地方では、今度は税金が集まりませんから、なかなか容易なことではない。九州のようなところでは……

第16回国会 文部委員会 第16号(1953/07/31、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 私は昨日厚生省の保険局長の出席を求めたのですが、まだお見えになつておりませんようですから、その前に少し文部当局に御質問いたしたいと思います。  国家公務員共済組合制度と、今度の共済組合との政府が出す金の額はおのおのどれくらいになりますか。
【次の発言】 昨日の答弁で公立学校の共済組合と今度の私立学校の共済組合との内容そのものは同じだという御答弁があつたのですが、あらゆる点においていささかも違つていないというふうに理解していいのですか。
【次の発言】 私はこの条文の中で二、三質問いたしたいと思うのですが、第九条に役員の任免するのは文部大臣となつておりますが、これはなぜ役員の任免権を……

第16回国会 文部委員会 第18号(1953/08/04、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 関連して質問いたします。今深川委員の青年教育について、自衛力漸増の費用を割いてでも、この自衛力の裏付となるところの精神教育をすべきではないかという質問に対しまして、局長は非常に示唆に富んだ質問を頂きまして有難うというお答えであつたと思いますが、そのあなたが有難うという気持を述べた点はどういう点なのでありますか。
【次の発言】 それでは重ねて伺いますが、今日の青年はそういう面に関して欠けていると言うんですか、どういう点が欠けているのか、もう一度伺いたい。
【次の発言】 これは私は直接聞いたのではございませんから真偽のほどはわかりませんが、吉田総理が衆議院のほうで発言しまして、即刻再……

第16回国会 文部委員会 第19号(1953/08/05、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 この休会中に国会議員の調査を考えて頂きたいと思うのです。特に私たち初めて文部委員会に参りましたものは、文部行政に関しましてあらゆる文部委員会にかかる関係事項に関しまして非常に知識が実は少いので、この休会中を利用いたしましていろいろ調査研究をいたしたいと思いますので、その点御配慮を願いたいと思います。  なお私が希望いたします点は、基地教育の問題、それから僻陬地教育の問題、それから無形文化財の調査事項など、各般に亘りまして調査班を派遣して頂きたい、そういうふうに私は考えますので、この点どうぞ委員長においてよろしくお取計らいを願いたいと存じます。

第16回国会 文部委員会 第20号(1953/08/06、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 さつきの荒木さんの罰則の対象になる実施機関に対しましてちよつと伺つておきたいのですが、先ほどの答弁によりますと、実施機関というのは公民館とか学校とかいう機関の公民館長とか学校長というものが罰則の対象になるのでございますか。そういうふうに私たちは理解していたのですが、今の答弁によりますと講師までその罰則の対象になるということを伺つたのですが、そうですか。
【次の発言】 この青年学級はきまつた常任というのですか、講師だけで構成されるのか、時にはよそから臨時に一回だけ講演を頼むというようなこともあり得ることだろうと思うのでありますが、その場合その講演を頼まれて来た講師がそういう講義をや……

第17回国会 文部委員会 閉会後第2号(1953/11/26、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 関連して。私はその場合ですね。平衡交付金がそういうふうに使われるべきものがほかに使われて行くというところに何か原因があるのじやないかと思のです。というのは、どこの自治体だつて公務員の給与をほかに使うということは悪質的に故意にそういうことをするならば、これは処罰の対象にもなると思うのですが、やはり去年起つた奈良県の問題にしても、果して自治体が本当に悪意的にそういうことをやつたかということを考えて見なければならない。結局自治体の財政の困難さが問題なんじやないか、そういうところに政府としては平衡交付金の増額とか何とかいう、やはり手を打つて、そういうことが行われないような状態に自治体の財……

第17回国会 文部委員会 閉会後第3号(1953/11/28、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 大臣のお話ですと、平衡交付金の性格の問題ですが、只今の平衡交付金の性格というものは、どういうふうに使わなければならんという使途は明示されていないと思うのです。併しその中に年末の給与の問題も含まれておるということは、それは大臣も認めておるわけですね、そういう目的を以て交付しておるものだということを。そうすると、使途は限定はされていないけれども、そういうふうに使う金が入つておるということはこれは確認していらつしやるだろうと思う。ところが、そういうふうに地方自治体が使わない、それに対して責めることはできないと、こう言いますが、これは責任のなすり合いで、非常に僕は無責任だと思う。地方自治……

第19回国会 文部委員会 第1号(1953/12/10、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 それでまあ両者の意見は正しいと思いますから、委員長において、こういうふうにお諮り下さつたらどうだろうと思います。  十四日に本会議があるということを今ちよつと伺つたのですが(「それはまだわからない」と呼ぶ者あり)若しも、それならば十四日に文部省を呼んで、文部省に質そうじやありませんか。その上で出張に行く行かんを決定して差支えないことと思うのですから、一応文部省に聞いてみようじやありませんか。

第19回国会 文部委員会 第2号(1953/12/21、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私はまだ自分で調査をしてありませんし、資料が届いてはおりませんけれども、それをまだ研究する余裕が時間的にありませんので、詳しいことは質問できないのでありますが、一点伺つておきたいことは、文部当局が向うへ参り、そして今日報告した資料はどの方面から入手された資料であるかという点です。即ちあなたが県の教育委員会で調査したのか、それともその当事者ですね、校長なり処分された人たちにも会つてその報告を聞いて来られたのか、又県教組の組合関係の人にも会つて調べたのか、この三者の報告を今日ここで報告されたのかどうかという点を先ず伺いたいと思います。

第19回国会 文部委員会 第4号(1954/02/19、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私は先ほど荒木さんの関連質問で発言を譲つたわけですが、荒木さんに今後ずつと続げて頂いても差支えないのですが、その前に委員長に伺つておきたいことは、私は国警長官に今日質問したいので、国警長官においで願つたのですが、荒木さんの質問が今後相当続いても、なお国警長官続いてここにおるということならば、荒木さんに質問を続けてもらつて差支えないと思うわけでずが、そういうことを確めておいて頂きたい。
【次の発言】 私は先ほどから永井さんと大臣の質疑を聞いておりまして、どうも法理論から言うと永井さんのほうが正しいと思う。(笑声)  それからなぜ今度各歴代の文部大臣がずつとやつて来て、こういう問題が……

第19回国会 文部委員会 第6号(1954/03/09、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 会を閉じる前に要求しておきたいことは、土曜日に各視察団の報告があると思うんですが、その後でいろいろ質問が始まるときに法務大臣に一つ出席してもらいたいと思うんです。

第19回国会 文部委員会 第7号(1954/03/11、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 今文部大臣からこの法案提出に関する説明を伺つたのでありますが、この法案を政府が提出するには何かの理由がなくてはならないと思うのですが、政府はただ漠然としてこういう法案を頭の上で考えて出したのか、それとも確固たる理由、即ち何か夢例なり何かをちやんと政府が持つていて、実際にこういうことが行われているから、これを出さざるを得ないのだ、そういう確信を持つて出されたのか、その点を伺つておきたいと思います。
【次の発言】 本日説明のありました  教育二法案に関しまして、衆議院の文部委員会に対しましては文部省から資料が提出されているように開いております。是非参議院のほうにもその資料を提出するよ……

第19回国会 文部委員会 第8号(1954/03/13、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 時間は二時間かかろうと三時間かかろうと差支えないのです。ですから詳細明瞭にとにかく述べて頂くことを提案します。
【次の発言】 長いこと御報告頂きましてよくわかりましたが、なお今回の旅行の報告は、今後当委員会におきまして法案の審議の上に非常に重要な参考資料としなくちやならんと存じますので、一日も早く速記録を印刷に付して私たちに御配付下さることをお願いしたいと思います。それが一点。それと同特に本日配付を受けました偏向教育の二十四事例の資料をもらいましたが、これと同時に伊勢崎におきましても、又先日同僚高田委員が問題にされました八紘一宇の教育を初めとして、全国各地におきましていわゆる再軍……

第19回国会 文部委員会 閉会後第8号(1954/08/26、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 さつき劔木さんの報告で、この報告書は小委員会が全部賛成したというような報告であつたと思うのですが、私はこの内容に賛成でないということは、小委員会において述べてあると思うのです。というのは小学校だけ全面給食、全額国庫負担で給食して、中学校、夜間定時制の高校を除いているということに私は賛成ではないのです。これは小委員会においても述べているし、私は原則として小学校も中学校もやれというのが私の説であるので、そういうことを明らかにしておかなければならん。(相馬助治君「速記をやめて」と述ぶ)

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/03/16、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 加賀山さんにちよつとお尋ねしてみたい点があるのでありますが、先ほど高田委員が補足説明をなさつた中に、松本国警隊長はいろいろ調査して、そのなお共産党かどうかについては、その合法、非合法を問わず徹底的に調査する方針だと述べた、而してそれは違法ではないかという高田委員の説明に対して法律も何もあつたものではない、とにかくやるだけはやるのだという意味のことを松本国警隊長が答弁したということが高田委員の補足説明の中でなされたのですが、それは事実であつたか。又あなたはそれに対してどういうふうなお考えを持つていらつしやるか。
【次の発言】 なおこの点に関しまして、もう一度高田委員から確認しておき……

第19回国会 文部委員会 閉会後第9号(1954/08/27、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 折角外務次官も見えておるのですから伺いますが、今長官は来年の秋返すという向うの言葉をそのまま鵜呑みにしておるようですが、そういうように信頼できるかどうか、若しも信頼できるとするならば、その根拠を私はもつと具体的に聞きたいと思う。
【次の発言】 どうも話がぼやつと最後のところへ行くとぼやけてしまつて、福島長官も、ただ米軍が来年の秋或いは暮には返すと言つているからそれを信用しているというだけで、それを信用するに足る根拠というものは我我に何ら示されていない。私はあなたたちの言うことをそのまま信用することはできないと思う。私たちが信用する根拠が何も示されない。ただ米軍が言つておるというだ……

第19回国会 文部委員会 第10号(1954/03/19、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 ちよつと……こういうやり方は面白くないのです。質問なら参考人の発言を十分に聞いてからしてもらいたい。
【次の発言】 私も戸沢教授とその憂いを同じくするものであります。そういう法律ができた将来のことを考えまして、私たちは心配するのでありますが、今も原子核の問題も出ました。それから又近く東大の中に航空学科ができるのではないかということも実は聞いておるのでありますが、そういうことが国会にかけられないで、文部省一個の考えでどんどんと自由にされて行く。その目的を明らかにされないでやられて行くという点が非常に私は危険ではないかと思うのでありますが、木下先生は定員の問題に関しましても、それから……

第19回国会 文部委員会 閉会後第10号(1954/09/16、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 こちらから向うに解除を要求するときにいつ幾日までに解除をしてもらいたいという要求はしていないのですか。
【次の発言】 なぜそれはしないのですか。日にちをきめてこちらは解除を要求するということをなぜされていないのですか。
【次の発言】 その態度がおかしいのじやないのですか。学生が即刻返して欲しいということを要求しているし、又我々としては即刻返すべきだと思つているその施設に対して、向うの立場だけ考えてこちらの立場を抜きにした、そういう交渉の仕方それ自体に問題があるのじやないか。こちらはやはりいつ幾日までに学生が返して欲しいということを要求しているならば、あなたがそういう強い熱意を感ず……

第19回国会 文部委員会 第11号(1954/03/23、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 今荒木委員から、各大学の定員と予算の問題を出されましたが、私たちの資料の中には各大学の大学別の本年度の予算要求というものが出ていないのです。ですから昨年度の各大学の予算表とそれから今年度のと合せて私は出して頂きたいと思う。そうして審議をいたしたいと思います。
【次の発言】 定員ではありません、予算です。
【次の発言】 私が要求したのは各大学別の昨年度の予算と、本年度の予算とを対照した表が実は欲しいのですが、その表を頂いておりますか。
【次の発言】 そんな詳しいものではなくて、北海道大学が昨年の予算が幾ら、それから東京大学が幾ら、それで今年度は幾ら……。要するに昨年度と今年度との予……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/25、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 他の委員からすでに御質問があつたかもわかりませんが、こういう法案が通つたあとで定員法が、各学校別に定員というものが外されてしまえば文部省の意向で自由にいじれる結果、いわゆる帝国大学主義になる傾向が生じて、中心的な学校は充実されるけれども、ほかの新制大学はないがしろにされるというような結果が起つて来るであろうという心配が、我々はそれは先ほども高田さんがおつしやつたと思いますが、それを防止する何かあるのでしようか、そういうことは絶対ならんという懸念はないんですか。
【次の発言】 現在はあなたの言うように、大学の発言力は強いものかわかりませんが、強い大学の発言力を弱めて中央集権的にしよ……

第19回国会 文部委員会 第13号(1954/03/26、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 ちよつとその前に私申上げたいのですが、昨日提出されました、前に私が要求してありました国立学校の各学校別の予算を出してくれと、昨年度と二十九年度との予算を出してくれということに対して昨日資料として出されたようでありますが、よく私あとで調べましたところが、私の要求した予算書とは違うのです。というのは、これは給与だけの予算しか出てない。私は給与だけの予算を要求したのでなしに、すべての予算を学校別でもらいたい、総額でいいからということを私は要求したのですが、それが出てないのですね。甚だ遺憾だと思うのですが。
【次の発言】 ただ定員だけじやなしに、予算の流用の面とかいろいろな面があつたと思……

第19回国会 文部委員会 閉会後第13号(1954/09/20、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 先ほどからの大達さんの話を聞いておると、財政面が困難だということを、それからその無償でやること自体に問題があるという意見だと思う。それでさつきの言葉尻を取上げるわけじやないが、とにかく金持の子に無償でやる、ただで物をもらうということになるというと教育上由々しい問題だという御意見ですが、それは僕らなんかは給食をやることが正しいので、物をもらう観念を養成するというばか気たことは、そんな飛躍的なことは考えない、そんなことを意見するなら閣議で造船汚職に対してそういうことを追究すべきだ、給食問題と、ただで物をもらうということを結びつけている、僕はあなたの頭を疑う。そういうものの考え方をわか……

第19回国会 文部委員会 第14号(1954/04/01、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 併せて私も三月十三日に同じく資料を要求してあります。再軍備フアッシヨ教育に関する資料を要求してありますが、まだ提出されておりません。御提出を願います。
【次の発言】 この文部省の、大達君の最初のこの法案を出した理由は、かくかくの偏向教育がなされておるから、この法案を立法する必要があるのだと、この立法の根拠は、この二十四の事例にあると思うのです。ところが、その事例は、文部省としては文部省の判断によるので他に信憑性を強いるものでないと言つたり、或いはそれから新聞記事はみずから調査したことによるのだと言つておりながら、どの条項を文部省が調査したかということに対する質問に対して、それが答……

第19回国会 文部委員会 第15号(1954/04/02、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 どうも大達さん、あんた年甲斐もなくすぐ答弁が喧嘩腰になるので、この問題は私たち参議院の委員としては申合せて冷静に綿密に審議を尽そうというのが私たちの本意なんだから、そういう立場であなたも答弁をして行つてもらいたいと思うのです。感情に捉われないでお互いに行きたいと思うのですね。先ほど高田委員の質問に対して出所を明らかにせよということに対しまして、迷惑のかかる人があるからそれは発表できないというお言葉だつたわけですね。どういう迷惑がかかるのです、それを発表したら。
【次の発言】 迷惑がかかるということ、出所を明らかにすればこれを文部省へ提供した人に日教組から圧力がかかるとか何とかとい……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/04/06、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私は、この問題について委員会で、若しも文部当局が二十四の事例を真実だと信じて、そして文部省の調査によつてこれを提出したならば、今後これが真実でないという証拠が上り、判明したときは、文部省はそれに対してどう責任をとるのか、それに対して文部大臣は言を左右にして答えていない、この点は私ははつきりしておく必要があると思うのです。若しも文部当局が調査したのでないと、ほかからの資料で、これが手に入つたというならば、この資料を文部当局に提出した人が責任をとるのか、併しそれは筋が違つている。これを公表した文部当局が責任をとるのが当然だと思うのですが、それに対して文部大臣は一切答えていない。この点……

第19回国会 文部委員会 閉会後第16号(1954/10/06、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 長官も委員長も非常に向うの返答に対して信頼が強いと思うんですが、併しそれはあなたのおつしやつたのは来年の半ば頃確定した答えを出すというので、必らず十月に返すという確定を意味するのか、それがいつになるかわからんという確定を出すのか、その点まあ長官があとで会つたときの答えで、そういうふうに、もう素朴に信頼しておいていいのかどうかという点、私まだ少し非常に疑い深いようですが、軍のことですから、なかなかそういうふうに素直に信頼していいものかどうか、いろいろと問題があると思うのです。それともう一つ、その前提としての誠意を示すためにもうすでにチヤペルの取壊しの問題とか移転の問題、そういうこと……

第19回国会 文部委員会 第17号(1954/04/08、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 これからは通告をして発言するのですか。
【次の発言】 そんなことはいつきめられたのですか。
【次の発言】 それはおかしい。
【次の発言】 そんな……。
【次の発言】 議事進行に関して。私は加賀山さんがどういう質問を考えていらつしやるかは存じませんが、これまでたびたびこの二十四の事例に関して文部大臣が如何なる政治責任を感じているか、政治責任をとるかという問題に関して再三質問しておりますが、文部大臣はそれに関しては品を閉じて返答をなさらない。併しこの法案を審議して行く先ず最初に解決しなければならん問題は、文部省が公文書として出したところの二十四の事例に関して、文部大臣が如何なる責任を……

第19回国会 文部委員会 第18号(1954/04/09、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私は今月、昨日の理事会で御相談下さつたことが今朝の委員会で報告され、それが解決されて加賀山さんの顧問に入るというふうに私は予期していました。併し只今伺いますと、それが保留のままで加賀山さんの質問に入ろうというふうな御意見でありますが、これに対しまして私は甚だ理事会の決定に横車を押すようなことで申訳ないと思いますが、私はどうも賛成しがたいのであります。と申しますのは、恐らく今後審議が進むにつれまして、何回も私は繰返して申しますように、その点で支障を来たして、必ず問題が起つて来るということが予測されますので、これを円滑に審議を進める上にも、その点を解決してからでないと、私はやはり不都……

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/04/12、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 議事進行について……。私はこの際、委員長に一点御配慮なお願いしておきたい点があるのてす。そもそもこの問題は、政府が出所を明らかにしないという点から大勢の証人を呼ばなければならない事態に立至つたので、本日遠くからたくさんのかたに来て頂いたわけでありますが、さてこの審議に当りまして、今拝見いたしますと、時間の制限がある、即ち旭丘の問題に関して、又、大将軍の問題に関して、各一件ごと委員に対する割当に約四分から四分半しかないわけです。而もそれは質問と答弁と両方入れた時間でありまして、この四分半ぐらい間に果して審議が十分明らかにされるかということは、これは到底困難なことだと思うんです。そう……

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/04/13、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 君が代を歌つたか歌わなかつたかということで問題が起つておりますので、私はこの際各委員の話に附加えてこの席上で明らかにしておきたいと思うことは、これは私は曾つての文部委員会において大達文相と私はこの問題で質疑をしたことがあります。そして私は主権在民の憲法下において君が代が望ましいものかどうかということを質問したのに対しまして、文部大臣ははつきり答弁しているのです。今日の憲法に照らして好ましからざる言葉があるということをはつきり言つているのです。それは君が代という言葉が好ましくないということです。ここに文部大臣がいらつしやいますが、これはちやんと委員会の記録に残つておるのですから明ら……

第19回国会 文部委員会 閉会後第20号(1954/11/17、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 今度大阪の市会議長に来た手紙というのは新任者の名前で来たのか、スミスの名前で来たのか、どちらの名前ですか、あなたが御覧になつたのは。スミス少将の名前で来たのか、今度のヴアン・ワグナー大佐の名前で来たのか、どちらなのか。それからその手紙の内容を一遍読んで下さい。
【次の発言】 私たち内容を知らないからちよつと読んでみて下さい。   一九五四年十月五日     極東軍司令部(J4)参謀次長       海軍少将 チエスター・C・スミス    大阪市会議長     浅野藤太郎殿  施設第四〇四七号(キヤムプ サカイ)として日本政府が日本駐留米軍の使用に供している大阪市立大学校舎の返還を……

第19回国会 文部委員会 第21号(1954/04/15、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私から提出要求をしてある資料に関しては如何なんですか。
【次の発言】 民主主義と非民主主義という文部省出版のものと、それから反動教育に対する資料。
【次の発言】 全部ですね。
【次の発言】 文部大臣に質すんでありますが、私たちは文部省が提出した二十四の事例に関してこれまでその出所を追及して参つたんでありますが、文部大臣は未だにその出所を明らかにしない。その状態の中で月曜日と火曜日と二日間証人喚問がされたわけです。私はそういう状態では証人喚問が無意味に終るだろうということを実は考えて前以てその点発言してあるわけでありますが、果して所期の成果は得られなかつたと思うんであります。而も二……

第19回国会 文部委員会 閉会後第21号(1954/11/18、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 昨年の厚生資金の貸付のことですが、その当時の事情をちよつと話して頂きたい。
【次の発言】 そのときどういう条件でお出しになつたか伺いたい。
【次の発言】 それに対して条件か何か付いていたのですか、こういう条件を付けてお貸しになつたのですか。
【次の発言】 もう少し具体的に聞きたいのですが、その返還期間を切るとか、或いは利子を付けるとか、そういう何か条件を付けて、いわゆる義務を負わして、返還に対する義務が付いた状態で貸したのですか。
【次の発言】 恐らくその金の貸付をされたときは、その金を貸すことかやはり必要だと、そうして教職員の生活が現に困つているということを確認の上で私はお貸し……

第19回国会 文部委員会 閉会後第22号(1954/11/19、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 今日はそういうお尋ねをするつもりじやなかつたのですが、滅多に宮内庁の方は見えませんから、私ちよつと伺つておきたい点があるのですが、宮内庁に雅楽がありますね。あれは僕は日本の文化財としてやはり貴重なものだと思つているのです。でいつか、一昨年でしたか、私はあれは一度見せてもらつたことがあるのですが、非常にいいものだと思うのです。あれは宮内庁に閉じ込めておくには私は余りに勿体ないと思うのですね。ですから、もつと広く国民に開放すべき性質のものだと思うのです。ですから、折角国費を以て維持されている雅楽として、やはりあれを国民のものというような立場で広く国民の前に公開するような方法とつてもら……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/04/19、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 この前の委員会におきまして、本日法務大臣の御出席を要求しておいたのでありますが、法務大臣は今日は御出席なさらないのですか。
【次の発言】 事務のほうから先ほど聞いたことは聞きましたが、これは公式でないからもう一度委員長にお尋ねしたいのですが、先ほど事務の話では法務大臣は一切の委員会に出席しない御意向だということを伺つたわけです、衆議院も参議院も。それはどういう理由によるのか。大臣の出席を要求して、一切の、ほかの委員会に出ておつてこの委員会に出られないというのならわけはわかるのでありますが、一切の委員会に出席しないということはどういうことに原因があるのか甚はだ私は不可解だと思うので……

第19回国会 文部委員会 閉会後第23号(1954/11/20、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私はちよつと違う問題になると思いますが、最近北海道の或る高等学校において、純真な学生が平和運動をやつておつたにかかわらず、新聞でそれが如何にも赤の運動のごときデマを飛ばされて、それに抗議して自殺したという事件が起つておるのでありますが、文部大臣はその事件の内容を御存じか。御存じならば、大臣のそれに対する所感を述べて頂きたいと思います。北海道深川西高校という学校です。森田という学生が自殺をしている事件です。
【次の発言】 聞いていない……。
【次の発言】 これは大臣に非常に関係の深い事件です。いわば、春秋の筆法を以てすれば、大臣の平和に対する理念が純真な青年を死に至らしめたと言われ……

第19回国会 文部委員会 第24号(1954/04/20、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私は今日の連合審査を聞いておりまして、今後の連合審査について委員長に一つ考えて頂きたい点は、私たちの文部委員会は、まだ総括質問が済んでいない。その総括質問の済んでいない段階において今日の質疑を聞いていると、我々が一般逐条審議でやるべき問題が多々発言されておると思うのです。これはやはり連合審査をする時期が今日は適当でない時期じやないかと私は思うのです。そこで私は時期的に考えて頂きたいのは、我々の総括質問が終了後連合審査を開いて頂くのが適当ではないか、こういうふうに考えますので、委員長において善処されることを私はお願ししたいのです。

第19回国会 文部委員会 第27号(1954/04/23、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 御手洗さんに二、三点伺いたいと思いますが、御手洗さんは先ほど滋賀日記が重大な問題を含んでおるというお話でありましたが、滋賀日記の中に文部省が偏向教育の事例として出しておる三つの中国から帰つて来た子供の文章があるのでありますが、その二つを御手洗さんが御覧になつたか、私が読んでみますと、少しも偏向的なところが見えないわけであります。というのは中国から帰つて来た子供が日本へ帰つて来て、日本のいわゆる汚職やいろいろな汚らしい非常な不潔な面を、パンパンの問題等非常な不潔な面を、中国は三反、五反を通じて非常に綺麗になつた。今や官吏の汚職もないし、パンパンもいないということを書いて、そうして併……

第19回国会 文部委員会 第29号(1954/04/24、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 ちよつと待つて下さい、私が発言しますから。  お二人にお尋ねするのでありますが、戦前は学校の校長が教育勅語を読み間違つたというようなことで引責辞職をしたというようなことを私たちたびたび聞いておりました。全く戦前の教育者というものはこういうふうに自由も何もない。常に戦々兢々、小心翼翼として教育に当つていたというのが戦前の教育だと思うのです。ところが今度この二法案が若しも成立するといたしますならば、今度は辞職するのにとどまらず、刑務所に引張られなくちやならんというようなことであり、自分の言動が政治的な意見になりやしないか、この法案に触れやしないかというようなことを常に考えて、実にその……

第19回国会 文部委員会 第31号(1954/04/28、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私は少しMSAとこの法案との関連について先ず最初お尋ねいたしたいと思うのですが、どうも私たちいろいろな方面から考えますと、この法案はMSAと深い関係があるというふうに結論が出て来るのですが、文部大臣はどういうふうに考えておりますか。
【次の発言】 全然関係ないと言つておりますが、吉田総理も国会で、重要法案が解決しない間は、とにかく検察庁法の十四条を適用してまで汚職議員を逮捕させない、そういう非常手段、非常手段と言いますか、非常識な手段ですが、そういう手段までとつてこの教育法案を通そうと言つていることは、これは吉田総理のお言葉でも明らかなんだ。それは皆MSA関係法案がずつと一連とし……

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/04/30、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私は総理に対する質問を持つていますので、この総括質問中に総理が出席されるものと理解して総理に対する質問はいたしませんが、本日副総理は幹事長が逮捕されることは政府の致命傷になるということを発言しておられる。ところが私はちよつと理解の行かん点がありますが、逮捕の対象になつたということがすでに私は政府の致命傷であるべきだと思うのです。ところが逮捕の対象になつたということは一向政府の致命傷というふうに考えないで、単に逮捕されると致命傷になるというような物の考え方がどうも私たち文部委員会の委員としては受取れないのですが、それに対する副総理の考え方を私は伺いたいということが一点。  それから……

第19回国会 文部委員会 第33号(1954/05/14、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 与党の諸君は四月三十日に至り、未だ総括質問も終了せざるにかかわらず、衆議院の例にならい、無謀にも審議打切りの動議を成立せしめた。かかる非民主的なる暴挙は何の目的を以てなされたのであろうか、かかる暴挙をあえてなさしめたる手は何者の魔手であろうか。汚職によつて存続の自信を失つた政府が法案の成立を急いだのも確かにその理由の一つであるが、この法案の背後にアメリカの強力なる圧力が加わり、先に成立したるところのMSA協定と密接なる関係にあることは明白なる事実と言わざるを得ないのである。大達文相はこの法案が問題になつたのは昨年の七、八月頃で、山口県の日記帳問題が起つてからである。だからMSA協……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/05/20、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私ちよつと遅れましたので、質問がダブるかもわかりませんが、お許し願いたいと思いますがこの予算措置というものは全額どのくらいされておるのですか。
【次の発言】 ここに出ている数はこれは文部省でもはつきり認めた数だろうと思うのですが、僻地学校として学校の数が七千校ほどあるわけなんですが、これは文部省で認めている数なんでしようね。
【次の発言】 そうするとこれは大体一校当り幾らぐらいの金になるのですか、非常に少額だと思うのですが、そのくらいの額でこの僻地教育の法案を作る目的を実は達することができるのですか、どうですか。どういうふうに考えておりますか。

第20回国会 地方行政委員会 第2号(1954/12/04、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 財産があつたら幾ら寄附してもいいというのはおかしいよ。そんな馬鹿なことはない。
【次の発言】 ところがそういう常識を持つておる人が多いから困る。
【次の発言】 パチンコ屋の花輪だつて君らは出すけれども、俺たちは出さんじやないか。

第20回国会 地方行政委員会 第3号(1954/12/06、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 ちよつと関連して……、そうすると、今の話ですと、大阪は選挙区が五区あるのですが、この五千枚のほかにもう五千枚追加できるということになりますか。
【次の発言】 関連して。今度のこれを見ていると、鍛冶さんのように名前が売れて古顔の人には問題ないと思うのです。ところが新顔の人が出る場合に連呼制を禁止する、ポスターの数は少いということで、衆議院はともかく参議院の地方区の人々などは非常な困難を来たすと思うのですね。ですから衆議院が一地方選挙区に五千枚もポスターを使うなら、大阪は五区あるのですが、大阪だつたら二万五千枚のポスターを使つても衆議院と同じであるとと、そういう結果になると思うのです……

第21回国会 地方行政委員会 第4号(1955/01/24、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 ちよつと私この決議案について質問をしたいんですが、この中にも、むしろ全廃を妥当とするということが書いてあるから私は了とするんですが、全廃しろという決議案をもう一歩進めて実際は出してほしいんです。それがこういう程度で妥協をした点でとどまつていることは、私ははなはだ遺憾だと思うのですが、むしろこれが全廃ならば、私はほんとうにもう全幅の賛成をしたいと思うのです。なぜ全廃をしろという決議案が出せないのか、その点が一点。  それからもう一つ、これは新設を許さないということになつているが、それじやこれまであるものに対してはそれを認めるという立場をとると同時に、これまであるものを保護する立場に……

第22回国会 外務委員会 閉会後第1号(1955/08/19、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 外務大臣が八月十七日に高碕長官と会談をなすったあと、こういう談話を発表していらっしゃる。「賠償を含めてわが国の対外債務処理の腹をきめておく必要があるので、私の渡米前に、できれば閣議前後(十九日の予定)に関係閣僚間で方針をきめたい」、こういうように発表していらっしゃいます。さだめし今朝の閣議においていろいろなことが論議されたものと思うのでありますが、吉田前首相は、この、ガリオア、イロアの問題ですが、この問題をこれを債務と認めて、それから鳩山内閣もこれを継承して支払い交渉を進めようという意見を持っていらっしゃるようですが、今度重光さんがアメリカへいらっしゃり、アメリカとの話し合いの中……

第22回国会 外務委員会 第5号(1955/05/24、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 今佐藤さんのおっしゃった点は、非常に重要な問題がたくさんあると思うのでありますが、今アメリカの映画は大体一年に百五十本余り来ていると思うのです。そしてヨーロッパの映画は非常に少数だ。で、そのアメリカの映画が、実績だ実績だということで、大蔵省の為替管理の問題で解決されておりますが、このアメリカの映画の実態というものはよほど検討しなきゃならぬ問題だと私は思っているのです。共産党必ずしもアメリカにけちをつけるために言っておるわけじゃないのですが、(笑声)しかし皆さんもこれはよく御無知と思うのですけれども、ギャング映画から、エロ、グロ映画というものがアメリカの映画の中に一番多いわけです。……

第22回国会 外務委員会 第6号(1955/05/31、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 質問じゃないのですが、今朝の新聞などを見ますと、濃縮ウランを受け入れるにつきまして藤岡博士なども、自分が不明であったというような意見を述べておるような段階でありますから、この委員会でも濃縮ウランの問題に関しまして、各専門家を呼んで、意見を聞く催しをしていただきたいと思うのでありますが……、

第22回国会 外務委員会 第11号(1955/06/17、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私は最初鳩山総理にお伺いをしたいと思います。というのは、この日ソ国交回復問題は、これは現在日本の国民すべての希望だ、国民感情だと思うのです。あるアメリカを代表し、またアメリカに追従しておる勢力の方からは、日ソ国交を妨害しようという動きがあるようでありますが、しかし国民のほとんどすべては国交回復を希望しておる。そうして鳩山さんもおそらくその国民感情にこたえるという立場から日ソ国交回復をお考えになったと、そういうふうに私たちは理解しておるのです。と申しますのは、昨年の夏私たち各党議員がモスクワを訪問しましたとき、一日ヴィシンスキー外務次官にお会いした。会う前に私たちは書類で五つの質問……

第22回国会 外務委員会 第12号(1955/06/20、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 関連質問。今の話で、アメリカの米は百五十ドルということですが、昨年中国から米が七万トンぐらいに入っているわけですが、この中国の米はアメリカの米よりずっと安く入っている。トン当り二十ドルぐらい安く入っているわけです。今度の中国との貿易協定においても、中国は米を二十万トンくらいは出す用意があるということを中国の方で言っておる。そうして米は中国の乙品目の中に特に加えて、輸入もしやすくなっておるし、それに対する見返り品も出しやすいような状態になっておるのでありますが、外務大臣はその安い品質のいい中国米を、中国から大量にお買いになるという考えは持っていらっしゃいませんですか。

第22回国会 外務委員会 第13号(1955/06/23、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 政府は日本の受け入れ態勢の整わないうちに、この協定の批准を非常に急いでおりますが、これはアメリカの国会の日程の都合に従っておるのであるかどうか。
【次の発言】 アメリカの国会のためではなく、しかしアメリカの大統領の権限に左右されてこれを急ぐんだと、そういうふうに理解してよろしいですか。日本の事情によって考えらるベきじゃなく、アメリカの大統領の権限によってすべての問題が進められておる、そういうふうに理解していいのですか。
【次の発言】 政府はこの協定の有利な点を、外貨で輸入する必要がある農産物を円で購入できること。二番目は贈与された農産物で現在の児童福祉計画の拡大ができること。三番……

第22回国会 外務委員会 第16号(1955/07/05、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 最近日ソ交渉の過程で在留邦人の帰国問題が非常に大きく問題にされて参りましたので、この際私はその点に関して以下五点に対して外務省の責任ある答弁を求めたいと存じます。それで一問一答になりますと時間がかかって、また委員長に御迷惑をかけることになると思いますので、ずっと私は私の問題点を続けて述べますから、政務次官一つ聞いていただきたいと思うのです。  外務省は去る十七日、在ソ抑留者の実態と称して、なお一万二千六百名がソ同盟に抑留されておるという発表を行なった。だが国民は今までたびたび行われたこの種数字発表のいきさつから見て納得できないものを感じております。そこで以下数点について質問いたし……

第23回国会 外務委員会 第2号(1955/12/13、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私も曽祢君と同じ問題に関して違った立場から少し質問したいと思います。われわれは日ソ交渉が成立するのも不成功に終るのも、今日ではただ政府の決意一つにかかっておると思っておるわけです。  そこで私は松本全権がロンドンに帰任し、日ソ交渉が再び開かれようとするときに当りまして、外務大臣に特に次の一点をお開きしたい。  外務大臣も御存じのように、私たち訪ソ議員団がブルガーニン、フルシチョフ第一書記と会いまして、日ソ問題についていろいろ話し合いをした中で、フルシチョフが卒直にこういう意味のことを語っております。社会党の田中一君の質問に対しまして、フルシチョフは、戦争状態をやめ、外交関係を結び……

第24回国会 外務委員会 第2号(1956/02/14、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 事務的な問題ですが、これまで李ラインで拿捕された船員の家族の生活補助に対して政府はどのようなことをやっておるのでございましょうか。
【次の発言】 見舞の金を贈ったということは私も知っておるのですが、ここに一つ具体的な問題があるのですが、昨年、昭和三十年十一月二十五日に拿捕された金比羅丸の家族に政府から見舞金として三万五千円、それからこれは山口県の船ですが、山口県から三千円贈った、そういうことが確認されておるわけですが、これは見舞金として三万五千円贈ったのでしょうか、ほかに何か意図があったのでしょうか。
【次の発言】 見舞金としてならば問題はないのでありますが、この金が後日山口県の……

第24回国会 外務委員会 第3号(1956/02/28、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 この法案と関係ないことですが、私たち一昨年ですか、SASと言っておる航空会社のあれですが、モスコー、北京を通過して日本に乗り入れる話があって、北京まで来ることは何とか両国で承認されたらしいのですが、日本へ北京から来ることが、日本側によって拒否されたというお話を伺っておるのですが、もしそういう事実があったとすれば、そのSASが北京を通過して日本に来ることを拒否した理由はどういう理由なんですか。
【次の発言】 それでは、将来そういうことが起った場合はどういうふうに出られますか。
【次の発言】 私が聞いているところによりますと、ある日本の航空会社が、将来中国本土に行くために準備をしてお……

第24回国会 外務委員会 第5号(1956/03/15、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 今、羽生さんの日ソ交渉に関しての質問がありました。私の大体質問しようと思った点を羽生さんはされたわけですが、先日鳩山さんが予算委員会におきまして、この領土問題を解決するかぎは、やはり戦争の危機をなくさなければならぬという、それが領土問題を解決するかぎじゃないだろうかという意味の発言をしていらっしゃったと思うのです。これに対して外務大臣はどういうふうな見解を持っておられますか。
【次の発言】 それじゃその言葉としなくても、領土問題を解決する一番いい方法は、結局日本が戦争の危機というものを、戦争の危険というものを直していくということが、この領土問題を解決する一番いいかぎではないか、そ……

第24回国会 外務委員会 第6号(1956/03/28、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 外務大臣は日ソ交渉に対して非常に強気な意見を述べていらっしゃいますが、おそらく早晩外務大臣はその非を悟るときがくるだろうと私は思うのです。それは国内的にも国際的にも必ず外務大臣はわれわれの言っていることが正しいことを悟られるときがくると思いますから、私、きょうはその問題にはあまり触れませんが、漁業問題に関して一点伺っておきたいと思いますが、政府は最近ソビエトの魚族保護、サケ、マス保護のあれを無視して出漁を強化しようという意見を持っていらっしゃると聞くのでありますが、そういう考えを持っていらっしゃいますか。
【次の発言】 昨年と同じ方式をもってやるということですか。

第24回国会 外務委員会 第8号(1956/04/17、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 昨年の四月から五月にかけて、ローマにおきまして、漁業の専門家会議が開かれたと思うのでありますが、その節日本もオブザーバーとして出席して、資源保護の問題なり、いろいろな問題が討議されたと聞いておるわけですが、その内容をちょっと聞かしていただきたい。
【次の発言】 あとで資料として、その内容を私たちに提出していただきたいと思うことが一つ。これは委員長からも要求していただきたいと思いますが、それと同時に、その会議の性格なんかに関しましては、外務大臣もよく把握していらっしゃると思いますから……。
【次の発言】 そうしてどういう性質の会議であったか。

第24回国会 外務委員会 第11号(1956/05/15、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 今度の日ソ漁業協定に関して、先日いろいろな危機に面したときに河野さん初め政府は、ソビエトが突如として政治的な要求を出してきたからああいうことになったので、今度成立に至ったのはその政治的な要求を撤回したからだ。こういうふうに言っておりますが、これはどういうことを言っているのであるか、外務大臣に伺います。
【次の発言】 もう一ぺん外務大臣説明して下さい。
【次の発言】 いかにも政府の言い方は、ソビエトが無理難題を言っているというふうに思わせるようなことが多いと思うのでありますが、そのソビエトの要求というのは、それは最初からわかっておったのであって、大体河野代表がソビエトへ出かけるとき……

第24回国会 外務委員会 第12号(1956/05/16、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 一点だけ聞きますが、今農林省の方ですか、今度の余剰農産物の輸入は日本の農民に何ら被害を与えていない、こういう意見だったように思うのですが、私この間岡山県へ行って岡山県の農民から聞いてきたことなんですが、岡山県の専売局ですね、あそこで葉タバコ輸入のために非常にみな困っているということを、岡山県農民の困っているという問題が出ておるのですね。三年分のストックができてしまってそうして非常に困っておる。岡山県では農村がタバコ増産のためにいろいろな設備をした、ところが急に増産計画中止の命令がきたので非常に困っているということを聞いているのですが、その実情はどういうことなのですか。

第24回国会 外務委員会 第13号(1956/05/22、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 関連して私も外務大臣のお答えの前に一、二お伺いしておきたいと思います。この前私も確かにアメリカからの回答に対する外務省の見解をお尋ねしました。アメリカはビキニの実験が日本に被害を与えないものと確信するという回答をよこしております。それに対して外務大臣に政府の見解を質しましたとき、外務大臣は、ただいま被害があるかないか外務省において調査中だ、こういうお答えでありましたので、それからもう一月以上になりますので、外務省の研究の結果をここで発表していただきたい。
【次の発言】 僕の質問に対する回答が少しもされていない。外務省は、今度の実験が日本に被害を与えないというアメリカの回答に対して……

第24回国会 外務委員会 第14号(1956/05/24、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私もこの協定に反対をするものでありますが、昨日津島委員から非常にいい意見が述べられたと思っております。おそらく津島委員もこの協定には反対をなさるだろうと想像するわけでありますが、津島委員の述べられた、手持ち外貨がたくさんあるときに、なぜこのような借款をしなければならないか、通常輸入で要るものならば買った方がいいではないかというのは私はやはり正論だと思います。それに対しまして政府の答弁は、資金が必要だからだという意見だったと思うのでありますが、もしもほんとうに資金が必要ならば、このような方法によって、また、このような高い利息のついた金を借りる必要はさらさらないと思うのであります。も……

第24回国会 外務委員会 第20号(1956/06/03、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表しまして、この協定に反対をいたしたいと思います。本来ならば、委員会に出席して審議に参加し、いろいろいたしたかったわけでありますが、一昨日来、日本の国会が警官隊に包囲されて、重要法案を審議しなければならぬというような、あのような混乱した状態に入っておりましたときに、私は、それを捨てて委員会に出席することはできませんでしたので、本日当委員会におきまして、最後に私はわが党の意見を述べたいと思う次第であります。その反対のおもな理由をあげたいと存じます。  第一は、本賠償協定の基準となっておりますサン・フランシスコ条約の賠償条項は、アジアにおける平和友好の回復、平和経……

第24回国会 社会労働委員会 第37号(1956/05/21、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 関連しまして……。はなはだ不可解な予算の立て方だと思うわけでありますが、一年置きに高低の波があるということを政府は言っておりまするが、その高低の波の来る理由を私は科学的に説明してもらいたいと思います。ただばく然と一年置きに波が来る、高低の波が来るというようなことではこの問題は解決しない。そこに波が起るならば起る理由がはっきり説明されなければならぬと思います。その点は医師会の方は昭和二十六年度の単価の改訂と、二十八年度の療養期間の延長に際してこういう高低が出たということをやはりここでちゃんとはっきり説明しているわけでありますが、政府の方はそういう説明をしていない。ばく然と一年置きに……

第24回国会 社会労働委員会 第39号(1956/05/24、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 関連しておりますから……。
【次の発言】 もう一つあとで結びなさい。
【次の発言】 健康保険などというものは、実際は国民の負担でやるべき性質のものではないと思うのです。すべて国庫負担でやるのが、これが本筋だというのが私たちの主張です。これはあなたたちと立場、意見は違うかもしれませんが、そういう性質のものである。どこの国でも、進歩した国はすべて国庫負担でやっておるのです。  そこで一つ尋ねたいのは、赤字の原因はどこにあるかという点です。私たちは今度の健康保険の赤字の出た原因は、日本の国民の所得、収入というものが、非常に低い点にあると思うのです。ですから赤字をもしもなくすのに一番いい……

第24回国会 社会労働委員会 第40号(1956/05/25、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 私は政府がちゃんとした五カ年計画なり何か立てて、そうしてその一環として今度これが出てきたというふうに理解しておったのです。ところが政府は何にも、それに関しては何にも計画は立っていない。たまたま出したものは何かというと、その五カ年計画に、精神的にも大いに協力してもらわなければならぬところのお医者さんを罪人扱いする、縛りつけるという生活を脅迫するような法案をまず出してきた。こういう態度で今後の五カ年計画をあなた方が立ててみたところで、それが実際円滑に運ばれるかどうか、私は非常な疑問を持つのです。まず最初にこんなばかなものを出してくるべきじゃないのです。あなたたちはちゃんとした法案をま……

第24回国会 社会労働委員会 第44号(1956/06/03、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 この中で、住宅補修資金の三万円というのがありますが、この三万円という金額で、今日未亡人たちの入っている寮やそういう所に行って見ますと、相当に荒れているのですね。三万円程度では畳がえ程度しかできないように私は思うんですが、一体この三万円でどの程度の住宅補修なり、修理ができるというふうにあなたたちは考えておるのか。三万円というのは、ただばく然とした金額だけ出したので、何もそういう点まで考慮していないのか、どういうことなのか、ちょっとその点を伺いたい。
【次の発言】 今ごろ住宅を見ると、もう実はひどく荒れているんですね。三万円くらいの補修で、ほんとうに住むような状態でない面が非常に多い……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 建設委員会 閉会後第4号(1959/09/10、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は共産党としましてもこの決議の精神には賛成をしたいと思うのです。反対する向きはないと思うのですが、この決議がいささか不備な点があるように私は思うのです。というのはこの中小河川と申しますか、準用河川の砂防の問題ですね、これがやはり重大な関係があるように思うのです。ところがその点についてこの決議が触れていないように思うのです。で、結局重要河川は国の、建設省の直轄でやる、ところが準用河川は直轄でやらない、県がやるということになっておってその間財政の面とかいろいろな関係で不十分な面が出てくるのじゃないだろうかと思うのです。ところが準用河川の砂防を完全にやっておかなければ、重要河川を直轄……

第32回国会 建設委員会 閉会後第6号(1959/10/10、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は今度の七号台風から今日に至るまでの台風の状況をずっと九州から関西、それから愛知、三重とずっと歩いて調べて参りました。まず最初私は最も基本的な問題について少しお尋ねをしたいと思うのですが、この各地の災害状況をずっと調べてみますると、規模の大小はあっても災害の状況においては同じであり、またその原因においても同じことが言える、こういうふうに考えるのです。  まず最初私は九州の方から申し上げますが、九州の有明湾の干拓地が今度の十四号台風で破壊をされまして相当被害を受けておりました。そこへ行って農民たちの意見も聞き、状況をよく調べて帰ったわけですが、あそこの工事状態を見ますると、私しろ……

第32回国会 建設委員会 閉会後第7号(1959/10/23、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 抜本的な方法を立てろということは私田中君と同じ意見なんです。それでその点を少し質問したいと思います。  二十八年のと今度のを比べると多少前進があるかもわからぬ。しかし私はこの法律では満足することができないんだと思います。私が満足することができないだけでなしに各地方団体また国民も満足しないだろうと思うんです。それで今政府としてはこういう法律を作って、これで実際に国民を満足さすことができると思っておるのか、地方団体を満足さすことができると思っておるのか、それからこの法律で今度の災害を救うことができると考えておるのか、その点明らかにしてほしいと思います。どうぞ次官から。

第32回国会 逓信委員会 第1号(1959/07/02、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 僕は、さっき大臣が、全逓との間に団体交渉ができない、この状態を正常に戻してもらいたいという意見ですね、大臣だけの願いじゃなしに、労働組合にお願いであると思うのですよ。そして今日の条件で、その正常なる交渉に応じてないのは、政府だと思うのですよ。その政府から、労働組合に対して、正常な交渉ができるようにしてもらいたいというのは、はなはだこれはおかしい意見だと思うのですよ。だから、むしろ政府こそ反省して、正常なる交渉に入れるように努めるのが、僕、これがほんとうだと思うのです。  それで、世界的にみて、ILO批准の問題が今ありますね。日本の労働組合で、いろいろ大きな問題になっていますが、あ……

第33回国会 建設委員会 第2号(1959/11/05、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと私聞いておきたいのですが、奄美大島の古仁屋の火事の跡の問題でしょう。この百戸着手不可能になっておるというのは、古仁屋ですね。その予定していて、百戸着手不可能になっておるという原因は何ですか。私、ちょっと不思議に思うのですが。
【次の発言】 関連して。  私は、古仁屋に行ってきましたので、知っているのです。ああいう条件の中で、百六十戸要るものが百戸分要らなくなってしまった、そういうような条件は、どうして出てくるか、ちょっと不思議です。何かそこには、あなたの方の方針に無理な点があって、どうしても、資源がそこに入り切れぬような条件ができたんじゃないかという疑いを持つわけです。

第33回国会 逓信委員会 第3号(1959/11/18、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほどから同僚諸君の質問を聞いておりますと、どうも佐藤政務次官と政府当局の意見はだいぶ違っているようです。政府当局の意見が佐藤次官と同じであれば非常に幸いであると思いますが、どうも違っておって、各同僚諸君も大臣に対する質問保留しておるような状態です。こういう中で私も実は相当の質問をしたいと思って用意をしてきているのですが、今日は大臣も御出席にならないのでこれでは質問することができません。ですから私の質問は明日の委員会に譲りたいと思うわけです。で、明日委員会が開かれますときには必ず大臣に出席してもらいたい。それから郵務局長と東京の郵政局長と人事部長の出席をしてもらいたいと私は思いま……

第33回国会 逓信委員会 第4号(1959/11/19、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は前々回の委員会に欠席をいたしましたために、あるいは本日の私の質問が同僚諸兄の質問と重複する点があるかもわかりませんが、そういう点はお許しを願いたいと思います。まず最初、郵政大臣にお願いいたしたいと思いますが、現在、東京中野郵便局において、石原君という非常勤職員の待遇につきまして、組合と局側との間でいろいろ交渉が行なわれておるということを聞いておりますが、この事件の経過と、郵政局がとった措置について、大臣から伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今大臣から誠意ある御答弁をいただいたわけでありますが、大臣もこの石原君の処置につきましては、事務当局の手落ちの点などをお認めになっ……

第33回国会 逓信委員会 第5号(1959/11/26、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっとお尋ねしておきたいのですが、ラジオや放送のプログラム編成ですね。これはNHKはもちろんNHKの編成部でやるのでしょうが、ほかの民間放送などのプログラム編成についての責任はどこが持つことになっているのですか。
【次の発言】 私はこの次の委員会におきまして、最近のラジオ、テレビの放送番組の編成について、いささか質問をいたしたい点があるわけです。それで関係若、日本放送協会長と、それから編成の責任者を一つお呼び願いたいと思います。それでなお資料としていただければ、十一月中でいいですから、一ヵ月間の放送番組を提出していただいたらけっこうかと思うわけです。  それからなお私はこの次の……

第33回国会 逓信委員会 第6号(1959/12/02、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はきょう少し放送並びにテレビのプログラム編成について質問いたしたいと思います。  まず最初に伺いたいのは、このラジオ、テレビのプログラムの編成という問題は、社会に与える影響が非常に大きいと思います。最近その点でいろいろな意見も出てきておりますと思いますので、この際、放送協会のプログラム編成に対する基本的なものの考え方について一つ伺つておきたいと思うのです。
【次の発言】 最近NHKを初め、各商業テレビなどに現われておりますあのプログラムをごらんになりまして、どういうふうにお考えになるか、一つ率直にお答え願いたいと思うのです。というのは、私はNHKを攻撃するとか、そういう意図をも……

第33回国会 逓信委員会 第7号(1959/12/03、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは時間がなくて、一時で一応打ち切るという話ですから、私は一時間あまりの質問を準備しているのですが、一応、一時に打ち切ることにいたしまして、あとはまた、次の機会にお願いいたしたいと思います。  きょう私が御質問をしたいと思うことは、非常に政治的に重大な問題です。と申しますのは、十一月の六日、衆議院の予算委員会で、社会党の岡田春夫君が行なった例の南ベトナムの軍事通信施設の調査設計に、公社が乗り出したという問題について質問したいと思いますが、その前に、今まで行ないました政府の答弁のうち、特に二つの点を、ここでもう一度確かめておきたいと思います。  その一つは、契約を結んだ相手方の……

第33回国会 逓信委員会 第8号(1959/12/09、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。この問題は私もこの前質問したのですが、郵便法があり、信書の秘密を守る法律があるということは、信書を尊重するという精神の上で私はできている法律だと思うのですよ。それをそういう法律で処罰することのできないような少年を使うということは、私はやはり間違いだと思う。根本的に間違いだと思うのですよ。やはりあなたたちが信書の秘密、それから郵便法を尊重していない一つの表われだと私たちはそう思うのです。青少年をアルバイトに使うことは、やはり郵便などの事業には私は不適当だ、結果的に私はそういうふうに考えているのですが、それを反省なく、今後も労働組合のストライキ破りのためや、そういうために、責任……

第33回国会 逓信委員会 第9号(1959/12/10、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はこの前の委員会におきまして、電電公社に向いまして資料の提供を要求したわけですが、いまだ私の手元には資料が届いておりません。その点につきまして総裁から説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、大橋総裁は非常に謹厳な正直な方だと同僚鈴木委員から承って、私もそうであってほしいと思っておるのですが、今の答弁を聞きますと、どうもそれが何と申しますか、そうでないというふうにただいま印象づけられたわけです。あるけれども、米重との関係で出せないならば出せないで、私は正直に答えていただきたい。あるものをない、こういうふうな答弁というものは私は国会を侮辱するものだと思うのです。重ねて私……

第34回国会 大蔵委員会 第5号(1960/03/01、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も、少し常識的な質問ですが、ちょっとお聞きしたいと思う点があるのですが、先ほどの説明で、一カ月十六日前後の配給が保証されておるというのですが、政府の考え方は、あとの十四日は何によって生活しろというのですか。
【次の発言】 いつもうちの米屋からやみ米の注文を取りにくるわけですよ。私は、これはみんなやっているにきまっていて、やみ米を食わなかったら、われわれはとにかく二割五分は飯を食わずに、腹を減らして空腹でいなければならない。みな食べているのにきまっている。ところが、やみ米はとにかくみな食べるだけあるのに、なぜそれが配給に乗せられぬのかどうかという点なんですがね。これはどういうこと……

第34回国会 大蔵委員会 第6号(1960/03/08、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私もこれはちょっとわからないのですが、だから、最近のこの組合の現状、それから、何といいますか、最近いろいろこういう場合があったというような実例をまぜて一つお話しして下さいませんか。
【次の発言】 先ほど野溝さんも言いましたが、そういうこまごまとしたことは損害保険の中で扱うということは、それは不可能なんですか。
【次の発言】 大体、一年で保険料はどのくらい払っておりますか。
【次の発言】 この委員会としての調査室での資料と、今の数字と、少し違っているように思うのですが、こちらは三十四年度十二月末現在ということで、あなたの方は三十三年度末ですか。

第34回国会 大蔵委員会 第7号(1960/03/11、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 簡単に二、三点質問したいと思いますが、この組合員に含まれている船ですね、これは大体、大きいのは何トンから小さいのは何トンくりいの船か、そうしてその大小の隻数こいうものがわかっておったら、参考までに聞かしていただきたい。

第34回国会 大蔵委員会 第9号(1960/03/22、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 一号艦と二号艦と二はい作ったわけですが、この一号艦の船価というのはどのくらいですか。
【次の発言】 大体、船というものは、同じ型の船を作る場合、一号艦、二号艦、三号艦と作れば、一号艦は値段が高い。二号艦、三号艦になると安くなるのが常識なんですが、この場合は、同じ値段で同じ型の船を作らしたということになるんですか。そういうことはないと思うんですが。
【次の発言】 それで、同じ値段ですか。
【次の発言】 僕はその点ちょっと理解ができないんですが、最初の船は、設計とかいろいろなことに対して費用が要るわけです。しかし、二番艦からはそれが必要ないので、経費はずっと落ちるというのが造船の常識……

第34回国会 大蔵委員会 第10号(1960/03/29、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前ちょっと質問して、答弁がなかったのですが、きょうは答弁する方、防衛庁の方は見えておりますか。
【次の発言】 それで、ちょっと伺いますが、きょうもらった資料で大体わかるわけですが、なお、私ちょっとわからぬ点は、この第一番艦と第二番艦の値段ですね。第一番艦が三菱造船所、第二番艦が新三菱重工業ですね。開きが一千三百万円余あるのですが、これはどうしてこういう開きが出てくるのですか。
【次の発言】 こういう船を作るときにですね、設計費というものは大体船価の何%くらい見積もるのですか。
【次の発言】 この場合の設計費などというものは、わかっておりますか。

第34回国会 大蔵委員会 第12号(1960/03/31、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 この二法案の逐条的な質問をしたいと思うのですか、その前に、少し関連がありますので、関税行政について当局の所見を少しただしたいと思うのです。御承知の通り、私は専門家でありませんから、なるべくしろうとにもわかりやすいように説明をしてもらいたいと思うのです。  まず、第一の質問は、昭和二十五年度定員法以後の税関職員の定員は、どのように変化しているか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 私が質問したのは、昭和二十五年度から三十四年度までにどういうような変化を来たしているかということ……。
【次の発言】 同様に、関税事務取り扱い件数はどうなっておるのか。輸出申告、輸入申告、輸送申告、……

第34回国会 大蔵委員会 第14号(1960/04/14、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 きのうの委員会で、佐藤大蔵大臣は、木村委員の質問に対しまして、世界経済から孤立しないために、まず自由化に踏み切ったというふうに答えていらっしゃるわけですが、なぜ現在の段階になって急に自由化を急がなければならない理由があるのかということですね。
【次の発言】 そういうふうに非常に準備が整ったというふうには、私たち受け取れぬわけです。逆に、政府は何ら準備なしに、アメリカから押しつけられて、どうしてもやらなくちゃならぬようになって、今あわてふためいているのじゃないか。日銀の総裁でも、十三億ドルくらいの外貨手持ちでは少ない、三十億ドルぐらいなければあぶないのじゃないかというようなことを言……

第37回国会 大蔵委員会 第6号(1960/12/22、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、反対の意思を表明したいと思う。  ほんとうに日本の経済の発展というならば、私たちも賛成をするわけでございますが、この法律案はそういうふうに見ることができません。先ほど質疑において木村委員も申しましたが、確かにこれは冷戦の裏づけだということがいえると思うのです。しかも、それは東南ア向けのものでありまして、ドル危機によりまして、アメリカの下請を日本にさせよと、こういう考えをもってこれがなされているということがいえます。また、日本の独占は、それをいい機会にして、これら諸国に対します支配の強化をしようという、こういう下心もある法案だと思いますので、私たちは賛成す……

第37回国会 予算委員会 第4号(1960/12/20、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表しまして、総理並びに関係各大臣に質問をいたしたいと思います。  世界は今大きく変動しつつあります。アメリカ帝国主議を先頭とする世界の植民地主義者どもの野望は、根底から大きな音を立てて崩壊しつつあると考えます。アメリカの冷戦政策は、ドル危機を招き、世界の資本主義諸国をゆさぶっております。このような世界情勢の中で、日本の進むべき道は、中立、平和共存以外にないと私は考えます。ところが総理は、中立論や平和共存は幻想にすぎないと言っておられます。日本にとって今日これほど現実的な道はないと私は考えるものです。現に八十一カ国共産党首脳会議においても、平和共存の可能性を強調……

第37回国会 予算委員会 第6号(1960/12/22、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、政府提出の補正予算案二件に対して絶対に反対するものであります。  本補正予算は昭和三十六年度予算のつなぎ予算であり、第二次池田内閣の基本政策の方向と内容の特徴をはっきりと示しているものであります。現在わが国の政治経済を動かす最大の新しい問題は、ドル危機の問題であり、その真の原因を解明し、その悪影響のわが国への波及を断ち切ることが国家最大の急務であります。しかし残念ながら、今国会を通じて、本会議においても予算委員会その他の委員会においても、このドル危機の真の原因と根本的対策については、ついに解明されなかったのであります。あまつさえ、池田総理を初め政府与党の……

第38回国会 大蔵委員会 第7号(1961/02/28、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 「輸入映画、書籍等の取扱い手続の改善」ですがね、輸入映画審議会というのは今度新しく作るのですか。前からそういうものがあって、それをずっと続けてやっていくのですか。新しいメンバーで構成するのですか、どうなんですか。
【次の発言】 それじゃ、まだ構成はきまっていないわけですね。
【次の発言】 それでは、これまで任意的にやっておった人は何人でどういう人、それからその人の経歴、そういうものをちょっと知りたいのですが〇
【次の発言】 なければ、あとで資料でちょっともらった方がいいのです。
【次の発言】 それから、もう一つ、ここに「輸入禁制品に該当すると認められる書籍、フィルム」と、こういう……

第38回国会 大蔵委員会 第11号(1961/03/16、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほど天坊さんの質問に対しまして、遊興飲食税なんかと同じような形で通行税というものが論じられているのは、はなはだおかしいと思うのですが、今伺っていると、大体この税金というものは戦時戦費をひねり出すために作ったものであるということが、荒木君の質問によって、私も全くその通りだと思うのですが、先ほどの政府の答弁に、何だか旅行そのものをぜいたく扱いしているような印象を受ける話があったと思うのです。はたして旅行はぜいたくなのかどうかという点を、あなたたちどういうふうに考えますか。
【次の発言】 私は、日本人が日本の土地を汽車に乗って行こうが、飛行機に乗って旅行しようが、それに通行税を払うな……

第38回国会 大蔵委員会 第12号(1961/03/17、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 今度の第二次補正予算は財政法違反だということが、これまでもずっと言われてきております。そこで、私はお尋ねしておきますが、財政法第二十九条にいうところの必要避くべからざるという条項に今度の第二次補正予算は合致するかどうかということを、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 大臣が疑義が生じておるというのは、おれたちは疑義は持たないのだが、ほかに疑義があるからこれから注意をしよう、こういう意味で、大臣自身の中にも疑義が多少生じた、だから今後はそういうことは気をつけてやろう、こういうふうな意味と違うわけですか。大臣自身は全然疑義は感じていないわけですか、どうなんですか。

第38回国会 大蔵委員会 第14号(1961/03/23、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 今、天田君の質問に対して実測でかけるとおっしゃいましたが、私も最近山林等で実際の登記面の坪数と実際の坪数とに非常に差があるということを知ったわけです。そうすると、今度は実測にかけるというと、その実測したものがはっきり出てくると、今までの固定資産ですか、いわゆる財産に対してかける税金との関係はどういうふうになってくるんですか。
【次の発言】 私はおかしいと思うのですよ。今、大山林地主というものは相当税で、いわゆる悪意的な脱税ではないかもわかりませんけれども、実際税の面で大きな脱税があると思うのですよ。だから、もしこの保険の方で実測をしていくならば、その脱税を防ぐということにもなるん……

第38回国会 大蔵委員会 第15号(1961/03/27、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 今、清澤君が質問していましたので、私も実は新潟に行って見てきたのです。これは非常な問題だと思ってるのです。市民の一般の考え方としては、もう掘るのをやめてもらいたいという希望が非常に強い。これは市当局にもこの希望はあるわけです。ところが、事業をそれじゃもうやめなくちゃならぬということになると、経済的な問題で事業主などが非常に反対するので、これはできないんですが、実は私も少し視察した結果、自分なりの結論を出したんですが、それによると、今後ずうっと事業を続けていくならば、いつかはあの町はそれこそ何メートルという高い堤防で周辺を囲まれた都市になってしまうか、あるいはあの都市は放棄しなくち……

第38回国会 大蔵委員会 第16号(1961/03/28、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表しまして、この法案に反対をするものです。  もともと私たちの党は、日本輸出入銀行法そのものに反対をいたして参りました。それは国策会社を援助するという名によりまして、大資本に対して低利の金を融資する、いわゆる大資本育成がこの法案の目的であるということを私たちは指摘して、これに反対して参ったものであります。中小企業などはこの法案の恩恵から遠いところに置かれて、何ら恩恵を受けていない。この輸銀法によりまして恩恵を受けるのは、過去の実績から見ましても、明らかに大資本のみであるということははっきりいたしました。  また、あらゆる不合理の問題につきましては、先ほどからの……

第38回国会 大蔵委員会 第17号(1961/03/29、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。あなた、とんでもないことを僕は考えているように思うのですよ。とにかく緊急にやってしまって、そうしてあとで国会の承認を得られないおそれがあるということを前提にして、こういう緊急措置をやろうとするようでありますが、国会は何なんですか。国民の代表ですよ。国民の代表から賛成を得られないようなことをあえてやろうというこの僕は心がまえというものは、許すことができないことと思うのです。なぜそういうことを考えるんですか。あなたたちがほんとうに正しいことをやり、それが妥当なことなら、国会は承認するでしょう。しかし、国会の承認を得られない場合があるからということで、事後承諾を国会に求めないとい……

第38回国会 大蔵委員会 第18号(1961/03/30、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 ここ数年来一般的傾向といたしまして、郵便貯金の伸び率が鈍化してきたと言われておりました。その大きな理由の一つは、郵便貯金の利用者のほとんどを占めている一般大衆の生活水準が低いということであります。また、郵便貯金は資金運用部資金の原資の有力な柱の一つであります。このような郵便貯金の伸び率の鈍化傾向は、資金運用部資金そのものの大きな穴になっており、ひいては政府の財政投融資政策、財政政策に大きな支障を来たすということで、かねがね問題になっておったと思うのであります。この矢先に、一般的金利引き下げの中で郵便貯金の預金利子を引き下げるというようなことをやりましたので、郵便貯金の引き出しが急……

第38回国会 大蔵委員会 第19号(1961/03/31、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表しまして、ただいま上程されております三案に対しまして反対の意見を申し述べたいと存じます。  池田内閣は、一千億円減税をやると言い、さらには来年度から中央地方を通ずる税法の根本的改正をやるということを表看板にしておりますが、その一千億減税の内容を見ますると、実質的には主として大独占資本のための政策であり、労働者、農民、中小業者その他低所得者への減税は雀の涙ほどで、全くごまかしにすぎません。  租税特別措置法の改正案には、大独占企業のための配当課税の特例措置、価格変動準備金、輸出所得控除、交際費、利子所得等に対する特別措置を残し、配当課税を引き下げて、大独占資本……

第38回国会 大蔵委員会 第20号(1961/04/11、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 この国民年金と所得倍増の関係はどういうふうに考えていらっしゃるんですか。
【次の発言】 所得倍増になれば今の三千五百円を五千円程度に引き上げる、こういうふうに理解していいわけですね。  五年ごとに法改正をしてそれを検討していくという話なんですが、ほかの年金制も同じように五年ことに検討をしていくということですか、どうですか、ほかの年金制度との関係は。
【次の発言】 そうすると、厚生年金と国民年金だけは、五年ごとに法改正でだんだんふやしていく。そうすると、将来こちらの方がほかの年金よりもずっと高額になっていくということも考えられるわけですか。

第38回国会 大蔵委員会 第22号(1961/05/11、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は足が痛いので立つたりすわったりしませんので、あなたの方もすわっていて下さい。  この本改正案は、さきに本会議を通過しました森林開発公団法の一部改正案及び公有林野等官行造林法を廃止する法律案、これと不可分の関係があると私たちは考えるわけです。その点について説明をまず最初していただきたいと思います。
【次の発言】 今答弁なすったのは長官ですか。
【次の発言】 これは私は大蔵省の答弁が必要だと思うのですよ。とにかくこの特別会計法ですか、これとの関係を質問したのですから、大蔵省がどういうふうなことを考えておるかという答弁が必要だと思うのですよ。大蔵省の答弁の方が適切だと思うのです。

第38回国会 大蔵委員会 第24号(1961/05/18、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。皆さんの意見を聞いていると、僕はやはりこういう不満があると思うのですよ。日本人でありながら、やはり外国文字に追従し過ぎはしないかという点だろうと思うのです。それは戦後日本に現われたたばこのみならず、あらゆる面に現われた風潮だと思う。これは私は改めていただきたいと、こういうふうに考えます。たばこでも富士と書いてある日本字で書いてある、あれは大へんいい図案だと私は思っているのです。そこで、ピースのことですが、ピースという言葉は日本人に親しみ深い言葉であり、図案としてもすぐれた図案だと思います。ピースのかわりに、ピースのあの箱の上に「平和」と書いて下さった方が、私はもっとすぐ……

第38回国会 大蔵委員会 第25号(1961/05/19、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 同僚諸君がずいぶん質問なさった。また、私が留守中に質問があって、私の質問がダブるかわかりませんが、その点お許しを願って、二、三ちょっと聞いておきたいと思うのですが、政府の説明書の中に、一般入札が必要がない場合と不利な場合ということがあるのですが、ちょっと参考までにその例を示して説明をしていただきたいのです。
【次の発言】 そうすると、一般入札した場合、不利だという認定は政府でやるわけで、一般入札から漏れた人たちはそういうふうに考えない場合が起こってくるのじゃないですか。政府の考えと一致しないような場合が起こってくるのではないのですか。それはだれが認定するのですか。

第38回国会 大蔵委員会 第26号(1961/05/23、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 皆さん食事もしていらっしゃらないようですから、私はできるだけ簡単に質問いたしたいと思います。大蔵省が国有財産を払い下げる場合、私が今問題にするのは土地、建物の問題ですが、何か条件をつけて払い下げるようでありますが、どうですか。
【次の発言】 払い下げるとき、ある目的のために払い下げた場合、払い下げた物件が目的以外に使用される場合、これを取り上げるというようなことになっているわけですか。
【次の発言】 私きょう皆さんと議論をするつもりでこの問題を出すわけじゃないんですが、実は昨日、全生連の新宿生活と健康を守る会の書記長境鶴雄という人と、それからこれは今問題が係争になっているので、そ……

第38回国会 大蔵委員会 第27号(1961/05/26、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表しまして、以下述べる七点で反対をいたしたいと思います。  一点は、水資源開発公団設置をめぐるいきさつを見ましても、この基本問題調査会の答申とそれをめぐるいきさつを見ましても、林業行政あるいは治山治水事業を根本的に解決するめどは何一つ立っていないと思うのです。それは、今回の質疑を通じまして、または前代未聞の附帯決議をつけられた事実を見ましても明らかだと思います。  二点は、基本的根本的対策が何一つ立っていないのに、公有林野優先主義の放棄と、私有林野優先主義への転換、あるいは官公造林の廃止と公団への移管であります。今回の特別会計法の改正のごとき諸施策のみを急いで……

第38回国会 大蔵委員会 第28号(1961/05/30、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 少しく質問をいたしたいと思います。  まず最初、大阪港、堺港を中心とする臨海工業地帯造成の事業計画はどのようになっているのか、今委員長もこの点に触れられておりますが、重ねて伺いたいと思います。外債を政府保証するのに、当然事業計画ができており、政府も検討されたはずだと思うのです。政府はその計画を認めておるのかどうか伺います。
【次の発言】 その計画は、私たちには何もわからないわけですが、政府の方で知っているならば、もう少し具体的に説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 大阪府市の議会でもまだ十分に検討していないように私は聞いておるわけです。知事、市長がどんどん進めていて、議……

第39回国会 大蔵委員会 第4号(1961/10/17、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。これは一般入札が原則だということを表に出しながら、方々で抜け穴をこしらえて、やはり従来どおり指名入札、それから随意契約ですね、指名競争、それに持っていこうという意図を持って、この法案が作られているように私は思うのですが、今成瀬君が質問しておりました点で、一つの抜け穴として、必要な資格という言葉を使われておりますが、その必要な資格というものをそういうふうに政令で定めると言っているのだが、これを具体的に、必要な資格というものは一体何であるということを具体的に示されないと、業者というものは全く不安定な状態に置かれると思いますので、ひとつ具体的に必要な資格というものはどういうも……

第39回国会 大蔵委員会 第6号(1961/10/24、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。歴史的事実と言っているけれどもね、それじゃサンフランシスコ条約においてこの島々を日本が放棄したというものも、これも歴史的事実だと思うのですよ、僕は。その遠い昔の歴史的事実のみを歴史的事実と言って、最近のサンフランシスコ条約における歴史的事実は、歴史的事実としてあんたたちは認めないのですか。
【次の発言】 聞いておれば聞いておるほど、だんだん不思議なことになってくるが、最切に、今領土問題に触れていないと言うけれども、政府の説明者がちゃんと固有の領土だということをはっきり言っているのですから、これは領土問題ですよ。領土問題じゃないということは言えないと思うのです。この四つの……

第39回国会 大蔵委員会 第7号(1961/10/26、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 小さい問題ですが、ちょっと伺っておきますが、これは六分で年六千万円利子が入る。その利子を今度は引揚者に貸す、こういうわけですが、その貸す場合の利子等が、私ちょっと調べても見当たらないのですが、幾らで貸すんですか。
【次の発言】 おれんところへ来ていないんだ。利率はきまっているわけでしょう。それを言って下さい。
【次の発言】 そうすると、六千万円でいって、それを貸して利子を取っていくと。そうすると、毎年その貸し出し金額というものはふえていくという計算なんですか、どうですか。
【次の発言】 貸し出す場合に、この法案では何か事業主とかなんとか書いてありますが、個人にもそれは貸し出すこと……

第39回国会 大蔵委員会 第10号(1961/10/31、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 輸銀法の一部改正法に関連して少し質問をしたいと思います。前国会でも輸銀法の改正法が出たわけです。ところが、今度の改正案では二百億円の追加資金増額にすぎないように一応見えておりますが、前国会と今国会との間には、世界の政治経済情勢に大きな変化が起こっていると考えるわけです。そこで、世界の資本主義の混乱はますます増大していく、また日本資本主義の環境のむずかしさは増加していると、そういうふうに思われます。その意味で、同じ輸銀法の改正でも、前国会と今国会とでは性格が違っているように思われるわけです。  この点は漸次質問の中で明らかにしていくといたしまして、まず第一にお聞きすることは、東南ア……

第40回国会 大蔵委員会 第5号(1962/02/08、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 質問はあるのですが、まだ準備が不十分なんです。きょう質問することはやめて、次の機会に質問いたしたいと、こういうふうに考えておりますから、そういうふうにお取り計らい願いたいと思います。
【次の発言】 関連。密貿易の話、たいへんけっこうで、私も伺いたいと思うのですが、その前に、この定員の数の問題でそれに入る前にちょっと、平林君、数の点で二、三質問したいと思うのですが、どうですか。
【次の発言】 税関は、今度増員するという話ですね。現在やっている仕事でも数が足りないというので、増員するんだろうと思うのですが、現在神戸で、いわゆる水島は神戸税関の管轄ですね。それから鹿児島は長崎税関の管轄……

第40回国会 大蔵委員会 第6号(1962/02/13、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関税法の一部を改正する法律案について、少し質問をいたしたいと思います。  太平洋岸と日本海沿岸とにおける開港の数並びに地域、港名を教えていただきたい。
【次の発言】 太平洋岸だけでですか。太平洋岸と日本海沿岸と、名前はいいです、数だけちょっと。
【次の発言】 この前の委員会で木村さんの質問だったか、お答えに、秋田などの開港を希望しておるが、今度開港は後日に譲ることにしたという答弁であったと思うのですが、きょういただいた資料によりますと秋田なども相当外国貿易船が出入港しているわけですね。八十一隻、秋田港には、昨年、三十六年度出入港していることが、この資料に出ておりますが、秋田港を承……

第40回国会 大蔵委員会 第7号(1962/02/15、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 しろうとくさい質問なんですが、今東銀は国内に二十五カ所支店を持っているといいますが、将来これをふやしていくという計画はないのですか。
【次の発言】 地方に支店を非常にたくさんふやして、円資金を作っていくというやり方と、今とられようとしておるところの債券発行という形と、どちらが利害があるのですか。
【次の発言】 そうすると、国内に支店をたくさん作って預金を集めるということは、いろいろな点で不利益な点があるから、そういう面はほかの銀行の人にやってもらって、そうして今度債券を発行する場合はその銀行に負担をしてもらう、一般にはその債券は募らない、こういうことで他の銀行との間に話し合いがつ……

第40回国会 大蔵委員会 第8号(1962/02/20、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関税局長は、この前の私の質問に対して答弁のなかった点があるのです。まず、その点から御説明していただきたいと思います。
【次の発言】 今御答弁になった、アメリカ軍の軍用機の出入国の問題、これは法的根拠はどこにあるのですか。
【次の発言】 行政協定の何条ですか。
【次の発言】 ただいまあなたがおっしゃった国連軍は、どこの国々をさすのか、念のために伺っておきたい。
【次の発言】 ここでいっている国連軍とは、どこの国々をさすのか伺っているのです。
【次の発言】 税関関係基本通達というのがありますが、おそらくあなたはお持ちでしょう。

第40回国会 大蔵委員会 第9号(1962/02/22、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 時間もないことですから、私はなるべく夜間を縮めてやりたいと思うのです。私の質問は三つあるのですが、一々質問していると時間がかかりますから、三つ続けて、三点について述べますから、お答えを願いたいと思います。  大臣は、今度の国会における財政演説の中で、こういうふうに述べていらっしゃると思うのです。「金融の引き締めが経済的に弱い面にしわ寄せされないよう、中小企業金融対策としては、昨年末に、総額八百億円に上る財政資金による手当をいたしましたが、さらに、適宜、所要の財政資金を追加し、政府関係金融機関の資金量の増加をはかるほか、中小企業向け貸し出し促進のため、市中における金融債等の買い入れ……

第40回国会 大蔵委員会 第10号(1962/02/27、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前の委員会の終わりに、政府の答弁で、在日合衆国軍内規十一の八、いわゆる韓国軍用機、海軍艦船及び軍要員の日本入国について規定されている内規の提出を求めたところ、この通達集にある注の中に、「この韓国軍の入国はアメリカ軍の内規による」という注が入っておるわけです。それで、そのアメリカ軍の内規の提出を要求したところ、この注は削除されてしまって今はないのだと、こういうふまじめな答弁がなされたと思うのです。そこで私は、その削除したはっきりとした証拠を示してもらいたい、単に税関部長が削除したと、削除漏れだという、そういう無責任な答弁ではがまんができないから、大蔵大臣なり外務大臣なり呼んで、……

第40回国会 大蔵委員会 第11号(1962/03/01、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 先日、私も日米合同委員会の議事録を出してもらうように要求したのですが、その後それはどういうふうに取り扱われておりますか。
【次の発言】 これは私だけが要求したのではなく、同僚の木村さんや荒木さんも要求なさったということを、私はきょう旅行から帰って聞いたのでありますが、議員が、各党の議員が要求しているにもかかわらず、出さないということは、私ははなはだ不満にたえないわけです。国会議員も知らない、国民の代表の国会議員も、知らされない、それを、一政府官僚が向こうとの話し合いによって、われわれの知らない場で知らないことが行なわれているということは、これは私ははなはだ遺憾にたえないわけです。……

第40回国会 大蔵委員会 第13号(1962/03/08、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう他の委員諸君は質疑を終わったようでありますが、私はこの前の委員会に欠席いたしておりましたので、きょう少し質問さしていただきたいと思います。  私は、しょう脳事業に対してはずぶのしろうとで何もわからないわけですが、今までの委員諸君の質疑の中で、しよう脳を生産する場合、生産工程、特に労働工程についてはあまり質疑もなかったように聞いております。また、提案理由の説明にも、この点については詳しく説明されていなかったので、わからない点が多いと思いますので、そこで若干そういう点について質問したいと思います。  しょう脳またはしよう脳原油の生産は、前近代的と思う、こういうふうに害われておりま……

第40回国会 大蔵委員会 第14号(1962/03/13、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと城戸さんにお尋ねしたいと思うのですが、今度減税になった半分を会社のほうにほしい、その理由として、それでいい作品を作るようにしていきたい、こういうふうな御意見だったと思うのですが、ずっと前に一度減税になったことがあるのですね。私はそのとき、岡野さんが地方自治大臣かなんかやっていたときに、岡野さんに話して、減税のほうを努力してもらいたいという話して、そのとき少し下がったのですが、ところが、そのときは、その減税になった面が普通の一般の観客に少しも潤わなくて、それが全部会社の収入になってしまったように私は記憶しているのです。それで、そのときに、私は、何だ、これはいかれてしまったな……

第40回国会 大蔵委員会 第15号(1962/03/15、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。今の問題は私たちも非常に重大な問題で、人権の問題だと思っておるわけですが、政府の答弁は私はやはり行政的な解釈ではないかと思うのですね。これは裁判になった場合問題が起こって、やはり裁判所がどういうふうに判定するかということは、私は残されておる問題だと思います。そこで、念のために、この際法制局長官なんかを呼んで、法制局長官の立場での解釈を私はやはり求めておくほうがよいと思うのです。それか、条文の中に、もしも通則法が通らないならばこれは死文だということを書き入れるなり、それはたいへんむずかしいことかもしれませんが、その点を明らかにしておく必要があると思うので、せめて法制局長官……

第40回国会 大蔵委員会 第16号(1962/03/20、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。それでは、今あなたは展覧会は入場料が高くないから課税しない、音楽会は入場料が高いから課税するのだと。それでは、展覧会でも入場料が高くなったら課税するのですか、どうですか。そういう規定は何もないじゃないですか。あなたの言うことはおかしいじゃないですか。入場料そのものを課税の対象にするなら、料金の高い低いで課税非課税の対象にするのはおかしいですよ。理屈は成り立たないじゃないないですか。ないならないと、はっきり言いなさい。展覧会の入場料が安いから課税の対象としないという意見はおかしいじゃないか。
【次の発言】 もう時間も非常に押し迫っているのですが、どうですか、同僚委員、もっ……

第40回国会 大蔵委員会 第17号(1962/03/22、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 お二人にちょっと伺いますが、大蔵省は、納税をする根拠として、こういう二つの意見をかけておるのですよ。一つは、音楽会や舞踊を見にいく人は担税能力があるから課税をするのだ、こういう意見。それからもう一つは、これは大蔵省内の意見が分かれていると僕は思って、あとで確かめなければならないと思っておりますが、展覧会など、これは従来展覧会も音楽会などと一緒の課税だったわけです。ところが、今度は展覧会は課税対象から省いておるわけです。その点なぜだと言ったら、娯楽性が違う、こう言うんですよ。私も芸術家の端くれですが、この間もベートーベンの音楽を聞くのと、ミケランジェロの展覧会を見るのと、娯楽性にお……

第40回国会 大蔵委員会 第18号(1962/03/27、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前の委員会で社会教育局長の出席を求めておきましたが、社会教育局長は御出席になっておりますか……。それでは、社会教育局長が来るまでに、大蔵省の方に一、二点質問をすることにします。  みなし課税という問題で少しお聞きしたいのですが、日本の舞踊家なり音楽家でみなし課税で相当痛めつけられて苦労している向きがある。というのは、自分が研究発表するときに、入場料を取らないでほとんど招待でやっておるわけです。それにもかかわらず税金がかかって、赤字の上に赤字を重ねなければならぬといって非常に困っている向きがあるのですが、大蔵省はそういう酷なことをやっているのですか、どうですか。

第40回国会 大蔵委員会 第20号(1962/03/29、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと関連して。楽器の税について、特にピアノの税についてちょっと質問しますが、僕はピアノなんかに対する――物品税自体、僕は間接税全部反対な立場なんだけれども、特に楽器なんかに税をかけるのは僕はどうかと思うのですよ。今税を免除する規定もあって、音楽専門家には税を免除して、台数を限って、年限を限って売るというような、そういうことがやられていると思うのですよ。ところが、あの中にいろいろ僕は不合理な面があると思うのですよ。今やられているのはどういう人たちだけに限って免税になっているのです、ピアノ、オルガンなどは。
【次の発言】 その楽器は一台しか買えないのですか、どうなんですか。

第40回国会 大蔵委員会 第22号(1962/03/31、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 一点、聞いておくのですがね、これはあとから僕は法制局長に来てもらって、はっきり答えてもらったらどうかと思う点なんです。非常に不安な面があるので確かめておきたいと思いますが、間接税については両罰規定から人格なき社団等は削除されたわけですね。しかし、私は通則法の第一条と第三条が仲立ちとなって、国税犯則取締法が生きてきて、人格なき社団等に刑罰が科せられるのをおそれるわけです。いわゆる国犯法についてあなたはどういうふうに考えられておるか。
【次の発言】 それで、結果的にはどうなんです。
【次の発言】 そうすると、間接税から人格なき社団が全部はずされているわけですね、そうでしょう。

第40回国会 大蔵委員会 第23号(1962/04/02、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も、この法案は重要な法案であり、法案が提出されるまでにも何回も内容の変更を来たしているような重要な法案だと思うので、それから国民がこういう法案について大きな反対をやっている。こういう場合に、一回の公聴会も開かずに、これを通過させるということは、とてもできないと思うのですよ。国会法の第五十一条にもそういう規定があり、私は今参議院規則の六十一条に基づいて文書をもって公聴会開催を委員長の手元まで要求した。これは六十一条に従ってやっていることです。ぜひとも公聴会を一ぺん開かれるように委員長において取り計らっていただきたいと思うのです。

第40回国会 大蔵委員会 第25号(1962/04/12、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず、国際通貨基金を今度強化しなければならなくなった根本原因について政府の見解をお伺いしたいと思います。  この提案理由の説明を拝見すると、通貨交換性が回復されてきた結果、短期資本の国際的移動が大幅になり、自由になってきた。そのため主要国における国際収支の安定が脅かされるという難問に直面した。だから、国際通貨制度の維持のため国際通貨基金の資金的基礎を充実し、その機能を一そう強化しなければならなくなったのだ、まあ大体このように述べていらっしゃると思うのです。私に言わせれば、こんなことは国際通貨基金を強化しなければならない根本原因にはなり得ない、ただ通り一ぺんの経過を書いただけじゃな……

第40回国会 大蔵委員会 第27号(1962/04/19、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案に対しまして、日本共産党を代表しまして反対をいたします。  今回の国際通貨基金強化策の根本原因は二つあると思うのです。一は、アメリカの戦争政策から来るドル危機の問題、二は、ドルの減価にかかわらず一オンス三十五ドルの管理価格を維持しておること、しかもこのドル危機を西欧諸国及び日本の犠牲によって回避しようとする、ここにあると思うのです。また、国際通貨基金強化策は、西欧各国の批判のあるごとく、ドル危機再現のもとでは全く効果がないものと考えます。このような性格を持つものである限り、世界通貨安全の根本……

第40回国会 大蔵委員会 第28号(1962/04/24、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 国税庁長官にお尋ねしたいと思うんですが、私たち最近にある文書を手に入れておる。この文書が実際にあなたのほうから出たものかどうかということを確かめておきたいと思うんです。税務署非常事態対策、要綱というようなものをあなたのほうで作成された記憶がありますか。
【次の発言】 これはどこの税務署で作ったものかわからないんですが、参考までに私少し読み上げてみたいと思います。「〇〇税務署非常事態対策要綱、〇〇税務署警備班服務要綱」、第一条から第十四条までの条項があるんですね。これが何の目的で、どういうことを予測して作られたかということについて意見を聞いておるわけなんですが、  それで、別表で編……

第40回国会 大蔵委員会 第29号(1962/04/26、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。野溝さんの関連で一言。野溝さんの質問に関して、大蔵大臣も努力するとおっしゃっておりますね。それはまことにけっこうだと思うのですが、実際に具体的にどういう努力をしていらっしゃるのですか。それが一つも私たちにもわからぬし、中国側にもわからないわけですよ。中国側も、日本の政府が誠意を持って努力するのだといえば、これは話が僕は結びついてくると思うのですがね。何も具体的に努力しないで、努力する努力すると言っているだけで、そうして何か事があると、それを打ちこわすようなことになってくるのでは、これは中国側だってどうにもならぬ問題だと思うのですがね。水田大蔵大臣、どういう努力をしていら……

第40回国会 大蔵委員会 第31号(1962/05/04、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 永末君があとにすると言っておりますから、私は先に少し質問さしていただきます。質問はたくさん産投会計につきまして準備してきたのですが、総理はもう時間がわずかしかいらっしゃれないというお話なんで、一点だけ総理に御質問しておきたいと思います。  今回の産投会計改正は、ガリオア、エロア返済協定に基づくものだと考えます。したがいまして、この問題を明らかにする必要があると考えるのです。ここで、この返済協定に基づく金の使途について、私は若干御質問申し上げたいと思うのです。  一点は、支払金の使途に関する交換公文第一項では、アメリカ政府は低開発国に対して使用すると書いてありますが、このことと日本……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 逓信委員会 第4号(1962/08/30、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと聞いておきたいのですがね。池田総理は、この臨時国会の所信表明におきまして、人作りという問題を非常に重点的に話しているのですね。あの池田総理の人作り論に対して、放送局はいかなる方法で、いかに協力しようとしておられるのか。放送局の考え方を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 池田総理の問題はそれでいいのですが、それじゃ、日本の青少年問題ですね。これに対して放送局はいかなる方針で臨もうとしていらっしゃるのですか。
【次の発言】 それじゃ具体的にですね、どういう意図で放送のプログラムを編成されているか、そういうことについて、もっと具体的な話を聞きたいのですがね。このプログラム……

第41回国会 予算委員会 第3号(1962/08/28、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私に与えられた時間は九分です。外交問題から貿易の問題について、いろいろ総理に伺いたい点がありますが、それは後日に譲りまして、本日は失業問題と税金の問題について、二、三点総理に御質問申し上げたいと思います。  まず最初、失業の問題につきまして総理の所信をお伺いするわけでございますが、失対事業の打ち切りが規在問題になっているわけです。時間もないので端的に伺いますが、総理はことしから来年にかけて、失業者の数がふえると考えておられるか、それとも減ると考えておられるか、まず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、結論として総理の意見は失業者はふえない。こういう意見のように私は……

第42回国会 予算委員会 第4号(1962/12/21、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、怒りを込めて、昭和三十七年度第一次補正予算三案に反対するものであります。  本補正予算の審議にあたって政府、自民党のとった態度は、醜いやみ取引と謀略に終始し、衆議院においては、単独審議という暴挙に訴えたのであります。しかも、本日、本委員会において、日本共産党を代表しての私の質問は、自民党の質疑打ち切り強行によって、発言を封じられたのであります。自己の党利党略のために、当面する全国民的な大問題に対して、天下の公党であるわが党が、政府の見解をただし、その反人民的、反民族的諸政策を追及する当然の権利さえも奪ったのであります。かかる暴挙をあえてして通過をはから……

第43回国会 逓信委員会 第8号(1963/02/21、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、放送局、NHKに対しまして、出演料の問題についてお話を伺いたいと思います。  私は、議員であると同時に、私自身が作曲家なわけなんです。そこで、そういう立場で私は話を伺いたいと思うのですが、NHKの一カ年間の事業収入というのは、ここにきょう報告されましたので、私は質問をやめますが、四百八億六千四百万円、そして事業支出が三百五十七億円、剰余金が五十一億六千四百万円と、こうなっておるわけですが、事業支出のうち、出演料というのは――演劇それからあらゆるものに対する出演料というものは、作曲料も含めてどのくらい払われたのですか。

第43回国会 逓信委員会 第14号(1963/03/14、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 二月二十一日の当委員会におきまして、私は、出演料や作曲料のことにつきまして質問いたしました。そのときに、作曲料は幾ら払っておるかという点につきまして、前田参考人はこういうふうに答えております。「作曲料は、普通の場合、建前として、ラジオであるかテレビであるかにかかわりはございませんが、大体最低二万円から最高二十二万円まで、これは五分間を中心としてお払い申し上げております。」、こう答えて、なおそのあとのほうで、「この場合は、その使用目的によりますけれども、基礎的には、先ほど申し上げました五分間を標準として最高二十二万円を支払わしていただいておりますので、そのシンフォニーが三十分である……

第43回国会 逓信委員会 第16号(1963/03/20、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、この前の質問で、ちょっと聞き落としたことがありますので、一、二点聞いておきたいと思いますが、三十六年度の決算による出演料が二十三億ということはわかっているのですが、三十八年度は、出演料にどれだけの予算を組んでいらっしゃるか。
【次の発言】 三十六年度で私が出演料について尋ねたときに、三十六年度の出演料は二十三億だった。内訳はわかっておりますけれども、その内訳は、出演料が十八億で、著作権料が八千六百万円、それから作品委嘱料が三億円余り、それで二十三億になるのだということを聞いているのですが、三十八年度は大体どういう予算を立てていらっしゃるか、聞きたいのです。

第43回国会 逓信委員会 第19号(1963/03/28、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、予算委員会の関係で、この前の当委員会に出席しておりませんでしたので、同僚委員がどういう質問をなすったか、聞いておりませんので、あるいは重複するような質問があるかもわかりませんがそれはお許しを願いたいと思います。  この電波法の一部を改正する法律案は、私の知るところでも、確かに数年前から委員会に出されて、そうして数回審議未了に終わっておった法案のように私は考えております。ところが、今回また、性こりもなくこの法案を出して参りましたが、なぜこのような大幅な改正を、そのような無理をしてまでやらなければならないか、どこに理由があるのか、郵政大臣に一応お伺いしておきたいと思います。

第43回国会 逓信委員会 第20号(1963/03/29、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、この法案に反対をするものであります。  審議のときにも申し上げましたが、数年間も衆参両院において審議を拒否されてきたこの法案を、性こりも丸く、今回また国会へ出してきたということは、私は、国会の意思に対する軽べつだと思うのです。そういう点でも、私は、この法案は通してはならない法案だと考えておるわけでありますが、審議のときに、大臣に、なぜこういう大幅の改正が必要かという質問をしましたときに、大臣は、国際海運の競争の面から、また通信士不足の面からと、こういうお答えをなすったと思うのです。国際海運競争の面とはすなわち何かといえば、結局、海運会社の経費の節約、こ……

第43回国会 逓信委員会 第24号(1963/06/06、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、二月二十一日と三月十四日に、放送料のことで質問したのですが、きょうもまた、続きといいますか、それを少し掘り下げて質問したいと思います。同じような質問で、同僚諸君にはお気の毒ですけれども、日本の芸術家が、いかに貧困な生活にたえて苦しんでいるかということを皆さんに知っていただきたいと思いますので、あえて質問いたしますので、お許しを願いたいと思います。  薄謝協会NHKといわれている、そのNHKの放送料について私はこの前質問したわけですが、私の質問の結果、多少ともNHKの当同者は、薄謝協会について御反省が願えたのでしょうか、どうでしょうか。

第43回国会 逓信委員会 第26号(1963/06/13、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう時間もだいぶたちましたから、私は少し質問をしたいと思っております。  まず最初にお尋ねしたい点は、ここに積立金というのは、積立金総額八千八百二十九億円のことなのか。それとも資金運用部預託払戻金、つまり運用原資の中の新規編入積立金のことなのか、どちらですか。
【次の発言】 そうすると、積立金の総額はどれだけなんですか。
【次の発言】 積立金総額は八千八百二十九億というのですから、これの百分の五を電力債に投資するということなんですね。そうしますと、四百四十億ぐらいになると思うのですが、現在電力債の発行現存額は四千七百二十九億円ですから、その約一割に当たるものを買うということになる……

第43回国会 逓信委員会 第31号(1963/07/06、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま提案されております郵便貯金法の一部を改正する法律案に対しまして、反対の意思を表明したいと存じます。簡単に、以下三点について意見を申し述べたいと存じます。  第一は、貯金の利率を政令でやれるようにすることは、政府の財政金融政策の便宜のためにはなっても、国民利益のためにはやるべきことではないという点で反対をいたします。  第二点は、団体貯金の種類を広げ、または制限規定をゆるめたいと、こう言っておりますが、これは利用者の利益よりは、むしろ政府が国民の金を吸い上げる手段になるだけであるという点であります。  第三点は、低金利政策として預金者の利……

第43回国会 予算委員会 第4号(1963/02/15、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、今回の補正予算に質問をいたしたいと思います。  この補正予算における義務教育費国庫負担金、生活保護費、失業保険費負担金などは、池田経済政策の失政である物価の値上がりを最小限義務的に補てんしただけで、政府の主たる目的は産投会計への三百五十億円の繰り入れであると言わなければならぬと思います。そこでお聞きいたしたいが、政府は、これを三十七年度に補正しなければならない緊要な経費だと言っているが、実体は二十八年度分の経費ではないでしょうか。これは全く財政上のぺてんではないかと考えます。しかも、三百五十億円のうち、数字の上で三十八年度に使うということがはっきりして……

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/03/13、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表しまして、まず最初に、失対事業について質問いたしたいと思います。  当面の不況の中で失業者はますますふえております。八幡では、社外工がすでに二万人も失業したと言われております。炭鉱離職者は三十七年度だけで三万五千百人に上る見込みです。三十八年度には、合理化計画などを待たずに、各社が争って首切りをやるために、四万人も失業者を出すだろうと言われております。ところで聞きますが、昨年一年間に職を失った者の数はどのくらいあるのか、三十八年度どのくらい失業者が出る見込みか、この二点をお尋ねいたします。
【次の発言】 今の答弁によりましてもおわかりのごとく、失業者の数は、最……

第43回国会 予算委員会 第19号(1963/03/29、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表しまして質問をいたしたいと存じます。  まず第一に、総理に質問をいたします。ここに自民党の選挙にあたってのパンフレットがあります。この中にはきわめて露骨なことが書いてあるのです。「地方自治を支える自民党」、この十六ページに、「国の政治に反対し、これと対立するような立場の人が首長や議員に選ばれるならば、国の十分な協力や援助を期待できなくなるのは当然であって、地方の発展も、地域住民の福祉増進も困難となります。」こう書いてあるわけです。池田総理の指導する政府与党が、選挙にあたって公然とこういう暴言をはいているのです。これは明らかに利益誘導であり、また民主的知事、市……

第43回国会 予算委員会 第20号(1963/06/10、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私の割当時間はきわめて短いので、一括質問をいたしたいと思います。総理のお手元に項目別質問要項を差し上げてありますので、一つ一つについて明確な答弁をしていただきたい、このことを初めに要求して、質問に入ります。  問題は、アメリカの原子力潜水艦日本寄港問題であります。  政府は、先日、中間報告なる文書を発表いたしましたが、これはわが党を初め、国会と国民の要求している日米往復文書の原文の公開ではなく、外務省のごまかしの宣伝的作文にすぎないもので、絶対に認めるわけにはいきません。政府は、原子力潜水艦日本寄港に関するアメリカの要求は、安保条約に基づくアメリカの権利であり、日本の義務であると……

第43回国会 予算委員会 第21号(1963/06/11、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、物価問題について質問いたしたいと思います。例のごとく、私に与えられた時間はただの五分間でありますから、一括して三点について質問することといたしたいと思います。  現在、国民は消費物価の異常な値上がりのため、生活がやっていけなくなっています。それなのに、政府は、マグロではなくサンマやイワシを食えばよいと言いましたが、マグロどころか、サンマを食うためにはふろ代を節約しなければならないのだと国民はいっておるわけです。これが普通の家庭の現状です。しかも国民は、この現状だけではなく、将来も引き続いて物価が上がっていくのじゃないかと深刻な不安を抱いております。政府……

第45回国会 大蔵委員会 第4号(1963/12/17、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 二、三点質問したいと思います。政府は衆議院解散直前の閣議で一たんきめた砂糖の自由化を取りやめ、精製糖の緊急輸入などの対策をきめましたが、その理由は何によっていますか。
【次の発言】 ぼくの質問のお答えにはちょっとなっていないように思うのですよ。私が質問したのは、衆議院の解散直前の閣議で、それまで、それまで一たんきめておった自由化を取りやめた、自由化を取りやめて緊急輸入にした、それは何の理由によるのかという質問なんです。一たんきめておった自由化をなぜ取りやめたのか、そして自由化を取りやめながらなぜ緊急輸入をやったのか、こういうことなんです。

第46回国会 逓信委員会 第1号(1963/12/20、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 もうこれまで社会党の委員諸君がずいぶん質問をされたことだと思いますし、あるいは私の質問がダブる点もあるかもわかりませんが、それはお許しを願って、短く二、三の問題について、ちょっとお尋ねしたいと思うのです。  郵政省は国民全体の利益になるように郵政事業を運営し、その限りで郵政事業を発展させなければならない、こういうふうに私は考えております。決して特定の自民党に結びつくもの、すなわち、自民党の選挙地盤である特定の人の私利私欲のために運営されるものではない、こういうふうに私は考えておりますが、大臣も同じようなお考えでしょうか。

第46回国会 逓信委員会 第7号(1964/03/05、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、昨年六月十三日の本委員会におきまして、簡保資金につきまして質問したことを記憶しております。そのときに、物価指数等から見まして限度額を百万から二百万円に引き上げるべきだ、こういうふうに私は申したと思うのです。今度の改正案では、最高限度額を百万円、最低限度額五万円に改定しようとしてこの法案が出たわけですが、しかし、法案や政府の提案理由をよく読んでみますると、私が当時提案した趣旨とは違っておるように思われるのです。  そこで、数点質問いたしたいと思いますが、まず、保険金の最高限度額を現在百万円に引き上げようとする理由は何によるのか、御説明願いたい。

第46回国会 逓信委員会 第11号(1964/03/18、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと資料提出を私要求したいんですが、この前、私、NHKの出演料の問題でいろいろ皆さんにお話ししたと思うんですが、最近出演料が多少手直しされたということも耳にしておるんです。それで、この前示された基準表が訂正されたものならば、新しい基準表をひとつ提出していただきたいと思うんです。それは、音楽、舞踊、演劇、あらゆる面にわたっての基準表を、ひとつこの次に提出していただきたい。  それともう一つ、今年度のこの予算に関する収入または支出の面にわたって、もっと明細に、ひとつ明細表を出していただかないと、ちょっとわかりにくいと思うんですが、それを提出していただきたいと思います。

第46回国会 逓信委員会 第12号(1964/03/24、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは、NHK並びに古池郵政大臣に、少し質問とまた御意見々伺いたいと思う点があるのですが、昨日急用があって大阪へ行って、先ほど大阪から飛行機で帰ってきたばかりで、まだ十分に整理ができてないような状態で質問することは、はなはだ遺憾だと思うんですが、不備な点はまた後日NHKから御足労願って質問することにしまして、若干質問をいたしたいと思うんです。  問題は、四十三国会のときに私が当委員会でNHKの出演料について質問した、あの問題に関連した問題ですが、特にこの問題を私が再び取り上げたのは、古池郵政大臣は芸術に非常に理解がある方だと私は思っておるんです。NHKの方は御存じないかもわかり……

第46回国会 逓信委員会 第28号(1964/06/04、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 公社法の一部改正の問題については、社会党の先輩諸君がたくさんやられましたから、私は簡単に聞きたいと思うのですが、その前に、一点だけ、まず大臣に私は質問をしておきたい問題があるのです。それは、あなたが衆議院の予算委員会において、大野副総裁の死亡にあたって、大宅壮一氏がテレビ放送か何かでけしからぬことを言ったという山口喜久一郎君の質問に対しまして、「録音を取り寄せて聞いたところ、国民の良識、道徳に反する発言であると思った。放送法、電波法の改正は当面の急務であり、臨時放送関係法制調査会の結論が六月中にまとまり答申されることになっているが、これに基づいて放送法、電波法を改正するときには、……

第46回国会 逓信委員会 第30号(1964/06/11、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております日本電信電話公社法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論をいたしたいと存じます。  私は、さきの委員会の質疑の際に、わが党の考え方を述べておきましたので、簡単に一言だけ申し述べます。  まず第一に、改正しなければならない理由が見つからぬということです。本改正案は、投資条項を新設して、さしあたり、日本船舶通信株式会社に七千万円を投資しようとするものでありますが、日本船舶通信株式会社という一企業に、国民大衆から取り立てた料金収入を投資する、電電公社の従業員の労働によってつくられた資金を、労働条件の改善のために使うのでなく、こ……

第46回国会 逓信委員会 第31号(1964/06/16、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 議事進行。ちょっと発言させていただきます。   この審議は、いまから始まるわけですが、私は、審議が始まる前に、昨日の新聞に発表された電通の委員長の笠原委員長と大橋総裁との間に話し合われた四点の問題があると思うのです。それをこの席上で明らかにしていただいて、それから審議に入りたいと思います。それでないと、審議に入ることができないと思います。

第46回国会 逓信委員会 第32号(1964/06/23、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、この法案が委員会に提案されたその直後、緊急質問で、議事進行に名をかりた緊急質問で質問いたしましたのですが、十五日の日本経済新聞の夕刊の記事によりますと、こういう記事が出ているわけです。「社会党は十五日午前の国会対策委員会で、現在参議院で審議中の電話自動化特別措置法案について同党の態度を協議した結果、全電通労組と電電公社側の交渉により同党の主張が認められたとし、いままでとってきた絶対反対の態度を軟化させ、反対であるが成立してもやむを得ないとの方針をきめた。同党は、合理化による交換手の人員整理は電電公社と全電通の団体交渉できめるべきで、法律で規定すべきものではないとの主張をして……

第46回国会 予算委員会 第4号(1964/02/13、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私の質問は、最初外務大臣に対する質問になっておりますので、それじゃやむを得ませんから、外務大臣のいらっしゃるまで、お待ちするということにしたらどうですか。総理大臣が外務大臣にかわってお答えくださるなら、それでもけっこうですよ。
【次の発言】 私は、共産党を代表しまして数点質問いたしたいと思います。  中国問題は、フランスが中華人民共和国を中国の正統政府として承認したことをきっかけにして、国際的重大問題となっております。さきの衆議院予算委員会で、また昨日、衆議院外務委員会で、穗積七郎君の質問に答えて、大平外相は次のように答えております。すなわち、国連において中華人民共和国が正当なメ……

第46回国会 予算委員会 第14号(1964/03/17、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表して、日韓問題につき、数点質問をいたしたいと存じます。  大平外務大臣は、朝鮮の統一は国連が解決する、こうおっしゃっていらっしゃいますが、現在、韓国にいるアメリカ軍隊は国連軍の名を僣称していると思うが、これは一体朝鮮において何をしておるか、説明をしていただきたい。
【次の発言】 アメリカ軍の駐屯は国連方式で駐屯しておるのだというならば、国連方式というものはどんなものか。なぜ核武装をした軍隊を置かなければならないのか。この軍隊が、このようなものが朝鮮の南北統一にいかなる役に立つのかという点を説明していただきたい。

第46回国会 予算委員会 第21号(1964/03/30、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、日韓問題について、総理並びに外務大臣に質問いたします。  まず第一に、昨年の通常国会におきまして、わが党の野坂議員が、三十六年間にわたる日本帝国主義者が犯した朝鮮人民に対する数々の犯罪を知っているかと、こういう質問に対しまして、総理は、寡聞にして知らないと答えております。現在、よもや知らないとは答えられないだろうと思いますが、現在、いかなる反省をしていらっしゃるか、総理の所信を伺いたいと思います。
【次の発言】 この前の当委員会において、大平外務大臣は、遺憾の意を表された。しかるに総理は、犯罪を犯したと思っていない、何という答えですか。そういう考え方で……

第46回国会 予算委員会 第22号(1964/06/05、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 時間がありませんので、私は次に四、五点まとめて質問いたしますから、総理並びに外務大臣から御答弁を願いたいと思います。  政府は、アメリカ政府の南ベトナム援助要請を承諾しましたが、これは援助の大小が問題ではありません。日本が南ベトナムでアメリカ帝国主義に協力し、植民地主義犯罪者の一員となることであると思います。また北ベトナム、中国大陸まで戦争を広げていこうとしているアメリカ政府に協力することであります。これは日本人民にとってたいへんなことだと思います。アメリカの軍隊並びに南ベトナム政府軍は、過去十年間、南ベトナムにおいて野獣にも劣る残虐行為をやってきましたことは世界周知のことです。……

第47回国会 逓信委員会 第3号(1964/12/15、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは三時から、何か視察があると言いますので、できるだけ時間を短く質問します。  最初、先ほど新谷委員が要望なさった問題ですが、私も同じことを要望しておきたいと思います。  それから、これは私自身は理解したことなんですが、「三十七年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書について」という放送局の資料、これと、それから「日本放送協会昭和三十七年度貸借対照表等の国会提出説明資料」、その中に、前者のほうには、長期借り入れ金を三十八億二千万円、それから退職手当引き当て金二億円計上したと、こう書いてあるし、後者のほうには、長期借り入れ金七十六億三千二百万円、退職手当引き当て金四億円となってお……

第48回国会 予算委員会 第21号(1965/03/31、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、昭和四十年度予算三案に反対するものであります。  今日、日本にとって最も重大な問題は、アメリカ帝国主議が南北ベトナムヘの侵略をますます拡大し、東南アジア全域はもちろん、中国に対する侵略戦争を開始することも辞さない危険な道に踏み出したことであります。アメリカ帝国主義は、恥知らずな集団自衛という口実のもとに、ジュネーブ協定をじゅうりんして、ベトナム民主共和国に連続的な爆撃を行なうとともに、国際法を無視して、ナチス・ドイツさえやれなかった毒ガスの使用まで始めました。アメリカ帝国主義のこうした残虐、狂暴な侵略行為は全世界の人民の非難の的になり、アメリカ国内にお……


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1965/08/11、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣、石炭産業が非常に困難な状態にあるということは私たちも知っているわけですよ。しかし、ここで大臣のほんとうの方針を聞いておきたいのは、このあなたの、いまの何ですか、所信表明の中の終わりのほうに、「石炭鉱業安定化のため、根本的対策を策定し」と、こういうふうに出ておるわけです。その「根本的対策」というものについて、もっと具体的にひとつあなたの抱負を示していただきたいと思います。
【次の発言】 時間がありませんから、この問題で議論はいたしません。また後日、いろいろ私たちも勉強してやりたいと思います。  いま大臣の話を聞いていると、斜陽産業であるから、結局必要なものは金なんだ、金の裏づ……

第49回国会 法務委員会 第3号(1965/08/10、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは法務大臣の出席を求めたわけですが、大臣は出席されない、それから政務次官も出席されない。いま出席されているのは刑事局長ですか。
【次の発言】 それじゃ刑事局長に聞く以外に道はないと思うのですが、今度の参議院選挙、東京都議の選挙を通じまして、今回の検挙の特徴といいますか、それは、従来は――従来もそういう面だけではなくて、こういう面があらわれていたと思うのですが、違反を取り締まるのではなく、共産党をいかにして当選させないかというその立場に立って、むしろ選挙妨害だという検挙のやり方が非常に多かったと思うのです。こういうやり方というものは、昔政友会とか憲政会というふうに分かれてそし……

第51回国会 建設委員会 第19号(1966/06/02、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対するものであります。  まず第一に、この法案は、自民党、政府が、独占資本の帝国主義的復活の経済的土台を築くために打ち出した高度経済成長政策に基づく地域開発計画の一環をなすものだからであります。それは、地方自治体に対する官僚的統制と直接干渉を強めるとともに、ばく大な国家資金と地方財政とを独占奉仕中心の道路、港湾、用地、工業用水等の造成に投入し、その結果、地方自治と地域住民の生活、権利を破壊するものであります。このことは首都圏整備法や近畿圏整備法がもたらした大都市の現状を見ればすでに明らかであります。すなわち、東京や大阪では、開発どころか深刻な……

第51回国会 大蔵委員会 第3号(1966/01/17、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 いまお二人とも公債発行には大体賛成の立場をとっておられるように思います。私たちは反対の立場をとっておりますから、いろいろ意見の相違があって議論をする点はたくさんあるわけです。しかし、きょうは参考人としておいで願っているので、議論をする立場じゃないと思いますが、議論は政府当局と私としようと思いますから、ちょっとお聞きだけしておきたいんですが、有井先生は、先ほど物価が上がっただけ免税点を引き上げるべきだ、こういうふうにおっしゃいました。いかにも物価と減税とがバランスのとれた関係のように一見見えますが、今度三千億の減税をやると政府は言っております。ところが、今度公共料金が相当引き上げら……

第51回国会 大蔵委員会 第4号(1966/01/18、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対するものであります。  本法案は、政府がどのように理屈をつけようと、財政法四条違反であります。そもそも、終戦後新たに財政法が制定された精神は何であるか、これこそは侵略戦争の防止、戦争の元凶である独占資本の力を弱め、人民生活の根本的破壊を防ぐということ、ここにあったのであります。  この財政法四条こそが、真のインフレの歯どめではありませんか。これをはずしておいて小手先を弄しても、インフレを防ぐことはできません。政府の言い分は全くのうそとペテンと言わなければなりません。  第二に、政府は、公債は将来にわたって軍事公債に発展することはないと言いま……

第51回国会 大蔵委員会 第8号(1966/03/01、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと、関連で伺います。  いままで話を聞いておりますと、通行税は一等料金だけに関係があって、二等には関係がないのだと。そうすると、二等料金は、二等の運賃はどれだけ高くなったのか。それから、二等の急行券、準急行券、二等の料金には通行税というのは一切かからないということですか。
【次の発言】 関連。今度まあわれわれがもちろん反対して、通さない方針で、まあみんながんばっておるわけですが、運賃値上げになれば、その運賃値上げになった結果、通行税も値上げになる。そうでしよう。
【次の発言】 その増収額はどれだけ、それからこの二等の寝台券課税をしないということで、どれだけの減収になるのか。

第51回国会 大蔵委員会 第9号(1966/03/03、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、通行税法の一部を改正する法律案に反対します。  そもそも通行税は、昭和十五年四月、戦費調達の一環として創設された戦時立法による悪税であります。かかる性格を持つ通行税が、今日なお存在していること自体が問題であり、ましてや、国税収入に占める通行税の比率はわずか〇・三%であるなら、なおさら直ちに廃止すべきものであります。  しかるに、政府は、本税の廃止を頑強に否定していますが、政府の意図は、公債発行による財政規模の幾何級数的膨張、将来にわたる重税の人民押しつけをはかるために、この通行税を残し、将来拡大して使用しようとするものにほかなりません。また、再び侵略戦……

第51回国会 大蔵委員会 第10号(1966/03/17、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。野溝委員も近代化の現状という問題について質問されたと思うのですが、これは近代化資金が今日の農村にどういう影響を与えておるかという点を質問されたと思うのです。それで、成瀬委員も近代化資金の果たした役割りについて質問をしていらっしゃると思うのですが、私たちも近代化資金がほんとうに農村の建設にはたして役立っているのかどうかという点に大きな疑問を持つわけなんです。近代化資金で日本の農村はどれだけ救われたのか、そういう点に皆さんやはり疑問を持っていらっしゃると思うのです。これの質問に答えるためにはもっと具体的に答えていただかぬというと、私たちは判断ができないわけですよ。  それで、今……

第51回国会 大蔵委員会 第11号(1966/03/22、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、簡単ですが、この両法案に質問を少ししたいと思いますが、日本開発銀行は、私、一点だけ質問いたしたいと思いますので、そのほうから早く済ましておきたいと思うんです。  私が聞きたいところは、貸し出しの表を見ますると、四十年度から四十一年度を通じまして、計画、実績、見込みなどを見ましても、多いところは電力、海運、地域開発、石炭などが多いと思うんですね。そこで、御返答しにくい点もあるように聞いておるんですけれども、この電力、海運、地域開発、石炭など、会社別に、どこの会社にどれだけ融資しているかという点を具体的に示していただきたい。

第51回国会 大蔵委員会 第12号(1966/03/24、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。これはこの間総理大臣が本会議で、農業基本法も再検討しなければならぬ段階だということを、社会党の柴谷議員の質問に答えているのですよ。それで、柴谷さんが質問しているのは、もっと根本的な問題を質問しているのであって、事務的な問題では私はないと思うのですよ。農業基本法ができたとき、私たち共産党も社会党さんも反対したのですね、あのとき、柴谷さん。
【次の発言】 それは農業基本法というものは決して農村の農民のためじゃないのだ、農業基本法で日本の農村を破壊するものだと、一口でいえばそういう立場で私たちは反対してきたのですよ。ところが、そうじゃないのだと、農村を立て直すためと、こう言ってい……

第51回国会 大蔵委員会 第13号(1966/03/25、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。いま政府委員は、低開発国から第一次産品を輸入するためにということもおっしゃったし、それが日本の中小企業、農村に対していい影響を与えるというような意味のお話をなさったのですが、一例をあげると、日韓会談の結果韓国から第一次産品をもっと買えということを要求してきているようであります。それで、具体的にはノリの問題ですが、ノリが日本に大量に入ってくる。それで、それの関税が引き下げられる、こういうこと。そうしますると、いま日本のノリ業者がそのために非常な恐慌を来たしておるわけです。どうして日本の業者を育成することになるのですか。

第51回国会 大蔵委員会 第15号(1966/03/29、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 大蔵大臣は、今度の減税三千億につきまして、これは史上最大の減税だと自画自賛をしておられるように思います。はたしてこのいわゆる史上最大という減税は一体だれのための減税であるか。大企業と配当、利子などで生活しておるところの不労所得者に対する減税か、それとも、勤労所得者、農民、さらに中小企業家など、働く人民に対する減税であるかどうかという点を、まず最初に……。
【次の発言】 先ほどの質問を聞いておりますと、中小企業家に対しましても減税をやっておると、こういうお答えでありました。しかし、この中小企業家に対する七百億余りの減税そのものも、実際今日仕事に困っておるような中小企業家に対する減税……

第51回国会 大蔵委員会 第16号(1966/03/30、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 相続税の問題、ちょっと聞いておきますがね。この相続税の税率を見ますると、六十万円以下の金額が一〇%というところから、ずっと百五十万、三百万、五百万円と続いていくにつれて税率がずっと上がっているのですね。ところが、一億五千万円以上ですね、七〇%という税率で、そのあとは十億になろうと二十億になろうと、税率が上がっていないのですね。これは何のためにここで打ち切ったのですか。
【次の発言】 しかし、六十万円以下金額が一〇%かかるというならば、私はもっと下のほうは税率を下げて、上のほうはもっと税率を上げるということが、これが私はほんとうじゃないかと思うのですよ。ところが、六十万円以下に一〇……

第51回国会 大蔵委員会 第17号(1966/04/12、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 第一に質問したいのは、この工場あと地売却希望数は、とにかく今日現在何件あるか、どのくらいの金額になるかということを尋ねたい。ということは、いま柴谷さんが質問なすったように、わずか十五億や十三億の金で一体処理できるか、これは私も同じ気持ちを持つわけです。それで、その点をまず第一に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 いまのお話で、四十年度が東京が七十九件、それから大阪が十件、金額でいうて、東京が七十九件で二百九十億、間違いないね。大阪が十件で百六十億。そうすると、八十九件で四百五十億という金です。こういうことを見ても、こんな十三億や十五億で何ほどのことができるかということだと思……

第51回国会 大蔵委員会 第18号(1966/04/14、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。私、今度のこの中でおかしいのは、二百億の金がふえた、それで環境衛生がふえて二〇%仕事がふえる、それですぐさまそのために理事を一名ふやすというのは、どうなんだと思うのですよ。理事の仕事内容をちょっと私は伺いたいのです。理事というのは事務官じゃないから、仕事がふえたからといって直ちに理事をふやす必要があるのかどうか、こういうふうにも考えられるのですよ。いま柴谷さんも言いましたが、要するに、この理事一名ふやすというのは、大蔵官僚が横すべりするためのこういうものを設けたんじゃないかというようなことすらも考えられるわけなんですね。そういうことをはっきりさせるために、理事の仕事の内……

第51回国会 大蔵委員会 第19号(1966/04/19、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 鈴木さん、ちょっと先ほど中座しまして聞き漏らしたかもわかりませんですが、今度の法案で先生が、ここは不合理な点だ、ここが不備だと、こういうふうに思われる点がありましたら、聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 いろいろな点あるけれども、やむを得ないというお考えですか、これが最上の法案だというふうにお考えですか。
【次の発言】 そうですか。この法案見まして、私はやはり一番中心問題になるのは全損かどうか、この点が非常にむずかしいと思うのですね。これは政府に対する質問になると思うのですが、日本の家屋は大体木造が非常に多いと思うのです。木造が全損するということですね、これは柱一本残……

第51回国会 大蔵委員会 第20号(1966/04/21、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣のいらっしゃる間にちょっと聞いておきたいのですが、きのうかおとといの新聞に、今度政府で松代地震対策協議会というものをつくって、それで具体的なことをやるという記事が出ていたわけです。ところが、どういうことをやるということは具体的に示されていない。私の聞くところによりますと、今度の地震について、地震計を五台ほど買ってほしいという要求が出ているそうですね。ところが、政府が金を出さないので、その地震計すらも買うことができない、こういうお粗末な状態なんですね。こういうことで、政府はこの松代地震にほんとうに取っ組んでいるのかどうかということを私たち疑惑を持つわけです。それで、新聞にはああ……

第51回国会 大蔵委員会 第21号(1966/04/27、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 大蔵省は、聞くところによりますと、赤字の見積もり額につきまして、最初は二千五百十億という案を大蔵省で出した。ところが、自治省のほうでは二千六百三十億という意見を出した。二つが対立して、それで結局政治的に解決して、足して二で割って二千三百億、そういう額を出したということがいわれておるんですね。この二千三百億の赤字の解決法はどういうふうに考えていらっしゃいますか、具体的に説明してもらいたい。
【次の発言】 私はこう聞いているのですが、地方交付税の引き上げによる増、これが五百八十六億円、それから臨時地方特例交付金、これが四百十四億円、それから赤字補てんの特別地方債が、これが千二百億円、……

第51回国会 大蔵委員会 第22号(1966/05/10、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前、私は質問が途中で終わりまして、それから二週間近く日にちがたってしまったので、えらい連絡が悪いようなことになったので、多少質問がもしもダブるようなことがあったら、その点はお許しを願いたいと思うのです。  まず最初に伺いたいのは、この法案で一番私は不備な点は、いわゆる全損、分損の区別が明らかにならぬ、いわゆる全壊か半壊かという点の区別がつかぬ点、これは今後実際面において運用していく上に非常に問題を起こしやすい点だと思うのです。そこで、この間は、前の委員会におきまして、全損の写真が示されまして、私はそれを拝見しました。その写真を見れば、大体全損とはこういう程度のものを全損という……

第51回国会 大蔵委員会 第24号(1966/05/26、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私、この公認会計士審査会の答申を読んでみたんですが、この七ページの中間どころに、今度特殊法人をつくる必要性という条項に、「現行の社団法人の形態では不十分であり、これを特殊法人とすることが適当と考える。」という条項があるのですが、この不十分だという認定、どういう点が不十分なのか、ひとつ……。
【次の発言】 それでは、今度特殊法人をつくれば、それで十分なんですか。
【次の発言】 しかし、このちょっと上のほうにこういうことが書いてあるのですね。「しかしながら、この答申に述べられている具体的措置は、単に制度的基盤を整えるものであり、これらの措置の趣旨が十分に実現されるためには、直接この制……

第51回国会 大蔵委員会 第28号(1966/06/24、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。現在の日本の金保有高はどれだけあるんですか。
【次の発言】 関連。いまあなた、答弁の中で、世界の人口の三分の一を占める……。
【次の発言】 いや、三分の一が貧困だ無知だと、こういうふうにあなたいま言ったが、その三分の一の人口を占める国々をあげてごらんなさい。
【次の発言】 関連して一言聞いておきたいのですが、信託基金には限度があるのですか、限度がないのですか。
【次の発言】 それでは、信託基金には限度がないとするならば、今後アメリカの資本が限度なしにアジア開発銀行に信託基金の形で入ってきて、そしてアメリカの指導力というものが絶大なものになるということじゃないですか。

第51回国会 大蔵委員会 第29号(1966/06/25、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、このアジア開銀の質疑に入る前に、実は外務大臣の出席を要求して、そうして外務大臣のアジアの平和に対する所信を伺ってこの質問に入りたい、そういうふうに考えておったのです。というのは、この問題はアジアの平和に非常に重要な関係があるので、そこをはっきりさせたほうがいいのじゃないか、こういうふうに考えておったわけですが、残念ながら外務大臣の出席がない。もしも委員長が許すならば、ぼくは外務大臣が出席なさるまでこのまま実は待っていたいと思うのです。委員長のお考えはどうですか。
【次の発言】 外務大臣がいつ御出席になるかわからぬというような不確かなことでは、実は質問が非常にしにくいのですよ……

第51回国会 大蔵委員会 第30号(1966/06/27、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。いま、大臣、住宅の公共性ということを非常に言われたと思うのですよ。それほど住宅の公共性ということを口になさるなら、住宅から固定資産税を取るのはやめたらどうですか。だってね、公共性のあるものは、固定資産税を取っておらぬ建物はたくさんあるでしょう。NHKの建物とか、例をあげればいろいろなものがたくさんあると思うのですよ。だから、そういう意味でなら、あなた、高度の公共性を認めると言っていらっしゃるのですから、だったら、個人の住宅の固定資産税なんか、同じように公共性を認めるのなら、廃止なすったらどうでしょうか。
【次の発言】 もう一点、今度は大蔵大臣、一点ですが、いま建設大臣はいろ……

第52回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1966/10/18、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。いつかの委員会においても、所得税をそう無制限に上げていくということは問題が起こると。だから、間接税の面でその点を補いたいと思うというような意味の発言があったと思います。あなただったか、だれだったか、そういう発言があったやに聞いているんですが、で、きょうの朝日の漫画かなんか見ても、あらゆるものがずっと税が上がるという漫画が出ているくらいで、やっぱり政府のほうでは間接税で財源を捻出しようという考えがあるんではないだろうか、こういうふうに私たちは思っているんです。で、ひとつ私は資料として聞いておきたいんですが、いわゆる所得税を払わない低所得者層ですね、この低所得者層が間接税を幾ら……

第52回国会 大蔵委員会 第3号(1966/07/19、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 外務大臣、私はすわったままで質問させていただきまずから、大臣もどうぞすわったままで御答弁ください。  アジア開発銀行はアメリカのベトナム侵略をはじめとするアジア侵略政策と密接不可分に結びついておると私たちは考えております。このことは、わが党が本委員会でも、またその他のいろんな機会に、具体的事実をあげまして証明してまいりましたところだと思います。したがって、いま全世界の最大の焦点であるベトナム問題、特にアメリカのハノイ、ハイフォン爆撃に見られる侵略戦争の拡大及びこれについての日本政府の立場についてどうしても明らかにしておかなければならないので、まずこの問題から以下数点について外務大……

第52回国会 大蔵委員会 第4号(1966/07/21、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、以下に述べる理由により、ただいま議題となりましたアジア開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律案及び外為資金特別会計法改正案の二法案に反対するものであります。  反対理由の第一は、このアジア開発銀行の真のねらいは、アメリカ帝国主義とこれに従属する日本の独占資本が進めているアジア侵略政策の重要な一環であるからであります。このことは、私が本委員会でもすでに具体的事実をあげて指摘したところであります。すなわち、このアジア開銀は、アメリカのベトナム侵略の拡大に伴い、事実上アメリカによって設立されるものであり、また、加盟国の構成や出資額の内訳などから見て、アメリカ……

第52回国会 法務委員会 閉会後第2号(1966/10/03、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して。ぼくは、いま亀田君が言ったのは当然だと思うのです。政府当局の答弁を聞いていると、いわゆるこれを法律のほうに曲げてしまって、法律の解釈いかんによってこれをごまかしていこうというふうに、皆さんやっておられるようでありますが、皆さんの答弁を聞いておって日本の国民がはたして納得するかということなんです。だれも納得しないと思うのですよ。朝鮮の人も納得しませんよ、そういう答弁では。そういう法律の解釈でごまかそうとするような答弁では納得しません、それは、いま亀田君が言ったあの線ではっきりあなた答弁をする必要があると思う。第一、これを所を変えて、場所を変えて、日本の船が公海上で七人の人……

第55回国会 大蔵委員会 第4号(1967/03/31、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 この両案に対してじゅうぶんの質疑をしたいと思っていたわけでありますけれども、非常に時間も制約されますししますので、私も質問をできるだけ切り詰めてすることにしたいと思うのです。なお、私はきょうは租税特別措置法のほうですね、日限を延ばすという問題につきましては、これは租税特別措置法そのものにつきましては私たちも根本的に反対ですし、これを論議すると相当時間がかかってしまうような感じがしますので、それは一応さておいて、所得税法の減税の問題、そういう問題について私はきょう質問をしたいと思うのです。  なお、私、大臣がいらしたら、大臣に対する質問から始めたいというふうに考えていたんですけれど……

第55回国会 大蔵委員会 第8号(1967/05/16、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 急なことで、あまり質問する勉強がまだされていないのでありますが、一、二点、通関業法について質問をしようと思います。  通関業者の中でいまこういう不安があるんですよ。そうしてわれわれのほうにも訴えが来ておるのです。というのは、この法案によりまして通関業者が統合されるんじゃないか、つぶされるんじゃないか、こういう不安がこの人たちにあるんですね。その点、政府のほうはどういうようにお考えでございましょうか。
【次の発言】 今度の通関業法案による通関士というんですか、名前は。それは国家試験によって選定するんでしょう。その試験の方法、内容はどういうことになるんですか。

第55回国会 大蔵委員会 第14号(1967/05/30、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 本日当大蔵委員会に提案されております租税四法につきましては、五月十六日の当委員会で大臣に対しましてかなりの質問をいたしましたし、他の委員諸君も相当御質問をなされましたので、まだ重要な問題点が残っていると思いますが、きょうは時間の都合もあり、こまかい質疑はいたさないことにいたします。ただ、五月十六日、当委員会で私の質問に対しまして、大臣は間接税の比率を上げると、こう言われました。この発言はかなり世間の注意を引いたようであります。さらに翌日の五月十七日、衆議院の大蔵委員会におきまして、大臣は売り上げ税の構想と法人税斜陽論を初めて明らかにされました。売り上げ税は日本の中小工業者、一般消……

第55回国会 大蔵委員会 第15号(1967/05/31、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となった所得税法の一部改正法案、法人税法の一部改正法案、租税特別措置法の一部改正法案の三案に対して反対するものであります。  まず、租税特別措置法案でありますが、配当利子分離課税の三カ年間延長、準備金方式による特別償却、合理化機械等の特別償却、試験研究費に対する特別償却など、独占資本に対する二重、三重の減税措置を一そう拡大しようとしております。さらに、租税特別措置法に新しく景気調整のための租税措置が取り入れられていますが、今後かかる税の景気調整措置が追加拡大され、西欧に見られるように間接税の税率や賃金等を決定する権限を政府が手にし、国民生活……

第55回国会 大蔵委員会 第20号(1967/06/20、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 今度は、私、この法案を各条項別にずっと読ましてもらったわけです。それで、ずっと一読した印象からまず申しますならば、どうもこの税関長の権限が非常に強化されている。それから、いわゆる官僚統制の強化というにおいが非常に強い感じがするわけなんです。  そこで、条項を追って質問をしたいと思うのです。まず第一に問題になるのは――これ全部四十何条やるわけにもまいりませんので、第三条から始めたいと思うのです。これは問題の多い点だと思うのです。  従来、税関貨物取扱人法というのがありましたね。いわゆる旧法といいますかね、従来のこの法律の中では許可制ということばじゃなく、免許制ということばが使われて……

第55回国会 大蔵委員会 第21号(1967/06/22、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 二十日の当委員会で、私が品川税関埠頭の録音盗聴事件が起こった問題につきまして谷川局長に質問しました。そのとき谷川局長は、よく調べましてお答えいたしますということだったと思いますので、あなたが調べた報告を受けたいと思います。
【次の発言】 非常に考えられた答弁だと思うのですが、それはあなたの考えたことでないかもしれないけれども、現場からそういう報告、言いわけが来て、それをあなたがしているのだろうと思いますが、いまあなたの報告を受け取っても、ぼくはやはり暗いものを感ずるわけですよ。  あそこの職場にはテープレコーダーというのはこれまでなかったのです。それで、一度も使ったことが危いので……

第55回国会 大蔵委員会 第24号(1967/07/04、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣も時間があるそうだし、社会党の諸君が相当質問しましたから、私は一、二点だけ確かめておきたいと思います。  LPガスが最近家庭でたくさん使われるようになったわけですが、家庭用のLPガスとそれから営業用と、どれくらいの比率になっておりますか。
【次の発言】 そうすると、営業用と家庭用と比べれば、家庭用が非常に少ない……。
【次の発言】 そうすると、家庭用のガスにまで税金をかける必要はないと思うのですがね。だって、家庭用で使うのが道路の費用に使われるということは、何だか筋の通らぬおかしいことだと思うのですよ。だから、せめて家庭用のガスは税金をなくするというのが私は本筋じゃないかと思……

第55回国会 大蔵委員会 第30号(1967/07/20、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表いたしまして、この法案について政府の見解をただしたいと思います。具体的質問に入る前に、事柄の性質上、この問題についてのわが党の基本的な考え方をあらかじめ明らかにしておきたいと思います。  言うまでもなく、今次太平洋戦争、あるいはそれに至るまでの一連の日本帝国主義の侵略戦争は、天皇や軍閥、財閥、独占資本など反動勢力が企て、推し進めたものであり、圧倒的多数の勤労人民はすべてその犠牲者と言わなければなりません。したがって、この侵略戦争の犠牲となって苦しんでいるすべての人々、引き揚げ者はもちろん、戦後二十二年たった今日、なおその悲惨な状態に苦しんでいる原爆被災者など……

第55回国会 大蔵委員会 第31号(1967/07/21、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対します。  今次太平洋戦争及びそれに至る日本帝国主義の侵略戦争は、天皇制、軍閥、財閥、地主など、反動勢力が企て、推し進めてきたのであります。したがって、引き揚げ者はもちろん、原爆被爆者や戦災者など、この侵略戦争の犠牲となって苦しんでいるすべての人々に対して、国が必要な措置をとるべき責任を負っているのは当然であります。そして戦争犠牲者の救済は総合的社会保障の一環として完全に行なうべきである、これがわが党と人民の要求であります。  しかるに、政府は、これらの多くの戦争犠牲者を放置しておきながら、今回引き揚げ者だけを特別扱いにし、二千億円に近い人……

第56回国会 決算委員会 閉会後第4号(1967/10/27、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 去る八月八日午前一時四十五分、新宿駅構内で青梅線氷川駅から神奈川県の浜川崎駅へ石灰石を輸送する貨物車十八両と、浜川崎から立川へ行く米軍ジェット機用燃料車十八両が衝突して火災を起こした、こういう事件が起こりました。その事故につきまして八月九日の参議院の決算委員会におきまして、運輸省の鉄道監督局長増川遼三さんは「過密ダイヤをかかえております大都市並びにその周辺の輸送につきましては、今後これにつきまして十分なる配慮をいたしたいと思います。当然、危険物の輸送につきましては、都心経由というようなものは極力これを押えるようにいたしたい。そのためには、まあ旅客輸送と競合をいたしますのを、極力旅……

第56回国会 決算委員会 閉会後第8号(1967/11/16、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 早川さん、私は最近徳島市に遊説に行ったのです。その節、徳島の全日自労の徳島分会から訴えを受けました。その訴えの内容というものは、徳島職安におきまして、いわゆる部落民に対する差別問題が起こって、そうして職安の全日自労の人たちは非常に怒って、そうしてその不当な取り扱いに対して私に訴えてきたわけです。ちょうどたまたまその日、職安で全日自労の人たちと代表者との団体交渉がありまして、私もその場に立ち会いました。そうしてその全日自労の人たちのせつない話を私もつぶさに聞いて、私自身も胸の痛くなるような思いをして実は帰ってきたのです。今日なおこのような差別待遇というものがあるのかと思って、私は腹……

第56回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1967/10/13、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょう大蔵大臣の御出席がおくれるようでありますので、とりあえず大蔵大臣に対する質問は後日に譲りまして、ここに関税局長が見えていますから、関税局長に質問をいたしたいと思います。  私は、今年の五月二十四日の予算委員会の第二分科会におきまして、時の関税局長、前任者の谷川君がおりましたとき、谷川君にベトナム写真の問題につきましていささか質問をしたわけです。そのときに、なぜ米原さんという婦人がベトナムから持ち帰った写真を税関で差し押えたかという質問をいたしましたら、谷川局長は、そのときに差し押えた理由としまして、関税定率法第二十一条の第一項第三号ですね、これによりましてその写真を差し押え……

第57回国会 決算委員会 第1号(1967/12/14、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、いわゆるタクシー汚職に関連して質問をいたします。  第一に、多数の自民党議員が連座しているところのこの事件は、過ぎ去った過去のものではなく、業界の幹部自身が、黒い霧ムードの中で至難のわざをやり遂げたと述べているように、昨年暮れ国会解散まで余儀なくされた黒い霧追及のさ中に、これと並行して進められていた汚職事件であります。国民は、いまさらながら自民党の腐敗ぶりにあきれ返っておるのであります。綱紀粛正と称した公約は、全くのぺてんだといわなければなりません。総理、総裁として、あなたの責任は重大だと思います。捜査の結果を待つとか、責任を感ずるなどという、から文句ではなく、まずあなた自……

第57回国会 決算委員会 第2号(1967/12/15、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 さきの当委員会におきまして、私は徳島市の職安に起こりました同和地区出身者に対する差別問題並びに認定取り消しに関しまして質問をしましたのに対しまして、調査官を現地に派遣して事実を調査する、こういう約束をされたわけです。  きょうは、まずその調査の結果を、ここに報告をしていただきたいと思います。  時間が短いですから、簡潔にひとつ……。
【次の発言】 まあそういう調査をして帰って見えるだろうということは、私も実は予測しておったのでありますが、私が、行く前にもう少し実情を見て、そして民の声に耳を傾けて帰って来なければ、法ばかりにらみつけて、そういう一方的なことをしていちゃいかぬというこ……

第58回国会 運輸委員会 第11号(1968/04/16、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 中曽根運輸大臣の意見々伺っておきたいと思うのですが、私は実は志摩国立公園の中で生まれた人間なんでして、鳥羽で生まれました。だからこの観光問題についてもあるいは皆さん方と多少違った考えがあるかもわからないのですが、まず宇治山田駅―伊勢市に着いて、それからバスで鳥羽に向かいますと、二見というところを通るんですね。で江村という、二見とその次の村で江村というところがありますが、ここの海岸線は非常な美しい海岸線で、海水浴に非常にいい海岸だったわけです。ところが最近行ってみますると、この海岸線がすっかり埋め立て地になって、そこに私たちから言うと俗悪だと、こう申し上げたのですが、そこにいわゆる……

第58回国会 決算委員会 第3号(1968/03/01、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと関連して。私もこういうことはどっちかといえばしろうとなんですが、いま亀田さんの質問なすったことに関連していると思うのですが、会計検査院がいろいろ調査の結果、一つの欠陥があると、間違いがあるということを発見された場合ですね、それをどういう権威を持ってその処理をなさるのか、そういう会計に間違いを犯したような官庁なり、その当局に対して、国民を代表してどういう処置をなさるのか、何も処置をなさらないのか、もう済んでしまった決算を審議するのであって、何とかそこらの点が、それだけやっぱり会計検査院がはっきりした権威を持って臨んで、その事後処理をはっきり国民にこうこうこれにはこういう不備……

第58回国会 決算委員会 第16号(1968/05/08、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 政治資金の規制の問題につきまして、総理に実は一問一答でかみ合った質疑をいたしたいと、こういうふうに思っておりましたが、やはり時間が足りないようでありますから、三問一括して質問をいたしますから、総理もしかるべくお答えを願いたいと思います。  国民は政治資金の規制を強く要望しております。それは総理も御存じのことだと思うのですが、なぜ強く要望するかといえば、それは財界や大会社からの政治献金が必ず利権と結びつき、汚職腐敗を生み出す直接の原因となっているからだと考えます。ところが今回、政府が提出しようとしております政治資金の規正法案は、この腐敗や大会社からの政治献金を断ち切ることができるか……

第58回国会 決算委員会 第18号(1968/05/15、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは時間もあまりないことで、私も質問を簡潔にしますから、政府当局におきましてもそういう気持ちで、明確に、簡潔に答弁をしていただきたいと思うのです。  私は、最近某方面から一つの通報を受けたわけです。その通報を読んでみると、内容は非常に重大な事実を含んでおりますので、きょうは、私、政府当局と論争をするのが目的ではなく、その通報の内容の事実をことではっきりと確かめておきたい、こういうことでありますから、そのつもりで答えていただきたい。  まず第一に、通産省関係の方に質問をいたしますが、昭和四十年三月に、新潟県から台湾バナナの輸入申請が出されておりますと聞きますが、これは事実かどう……

第58回国会 大蔵委員会 第5号(1968/03/12、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 時間が限られておりますので、私もできるだけつとめて簡潔に質問をしたいと思いますから、どうぞ答弁のほうも、そういうお気持ちで答弁をしていただきたいと思います。  まず、最初伺いたいのは、この経済援助資金特別会計法ですね、これの幾らいま金が残っておるのか、その点。  それから、まあついでにずっと聞いておきますが、幾ら金が残っておって、そうしてどういう方面に幾らこの金が使われておるのかという点をひとつ答えていただきたいと思います。
【次の発言】 余剰農産物のほうは――同じ質問ですが。
【次の発言】 もっと詳しく聞けるといいんですが、時間を急ぎますからその程度にしますが、そうすると、いま……

第58回国会 大蔵委員会 第7号(1968/03/22、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は開発銀行のことから先にいたしたいと思いますが、三月十二日の当委員会で経済援助資金特別会計法を廃止する法案が審議されましたときに、武器生産等に融資すべしと規定した経済援助資金の運用に関する政令はどうなるのかと質問いたしましたときに、これに対しまして、この政令が廃止されると、したがって、産投会計はこの政令に拘束されないと、こういうふうに大蔵省当局は答えておるわけですね。ところが、三月八日の衆議院の大蔵委員会で澄田銀行局長は、防衛産業に対する融資自体は開発銀行の目的の中に含まれる、こういうふうに答弁していらっしゃるわけですね。そうして防衛生産なるがゆえに、特別の融資はなくなるが、防……

第58回国会 大蔵委員会 第9号(1968/03/28、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 課徴金の問題や何かにつきましては、先ほどから柴谷委員が質問いたしましたから、重複を避けまして、私は多少時間があるようですから、この法案の条項について少し質問をしたいと思うのです。  第九条に、不当廉売関税に関して「当該貨物の正当価格と不当廉売価格との差額に相当する額と同額以下の関税を課することができる。」という条項がありますが、従来こういう第九条の条項に該当するような実例はあったのか、具体的にちょっと説明してもらいたいと思うのです。
【次の発言】 この第九条に「当該産業を保護するため」と、こうあるのですが、この当該産業の中には当然農業も入るのですか、どうなんですか。

第58回国会 大蔵委員会 第12号(1968/04/05、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。
【次の発言】 いまの問題で関連して、私、共産党の須藤です。衆議院のほうには、残念ながら大蔵委員はおりません。しかし、各党の意見を聞いたという以上は、たとえ大蔵委員会に共産党の委員がいなくとも、やはり共産党にも連絡すべきものだと私は思うのです。ですから、私は、衆議院のほうの共産党からもこの問題について何ら聞いておりませんし、ほんとうにもう突然こういうことを聞いたようなことなんで、これでは全く困ると思うのですね。かねがね私は衆議院のほうの大蔵委員会の審議の様子などは非常に注意して、いろいろ友人などにも審議のおくれているということを聞き、そしてそれじゃ大体こちらへくるのはこうい……

第58回国会 大蔵委員会 第14号(1968/04/12、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。映画の監督、作者、そういう人たちは、要するに作品を書くためにどこどこの旅館、ホテルへ行くとか温泉地に行くとか、そういうこと全部経費として落とされているでしょう。ホテルで飲んだ酒代も何もかも全部経費になってこれは落とされているんですよ。ぼくはそれを知っておりますよ。これは一例にすぎませんけれども、その金額は相当私は多額になっていると思うんですね。それから、お医者さんも相当経費が落とされているということを私ども知っているんですよ。それが悪いとはぼくは言わないですよ。そういうことをやってさしつかえないと思うんですよ。しかし、そういう落とされる面というものはサラリーマンにはさらさら……

第58回国会 大蔵委員会 第15号(1968/04/16、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 政府当局は、四十三年度の所得は一千五十億円減税いたします、しかし、酒、たばこ、物品税の増税で一千五十億円だからプラスマイナスゼロだ、こういうふうに言っていらっしゃいますが、こういうことが問題ではないので、一体だれが減税になるかという点が問題だと思うのです。そうしてだれに増税になっているかということが私は問題だと思うのです。そこで、政府は、今度の税制改正で中小所得者の税負担が一体軽減されると思うのかどうかという点を伺いたいと思うのです。
【次の発言】 それは酒を飲む人、飲まない人、たばこを吸う人、吸わない人があるわけですから、その立場立場でいろいろ計算は違ってくると思うのですが、私……

第58回国会 大蔵委員会 第16号(1968/04/18、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。大臣、この前田中寿美子さんが質問したときに、現在の物価水準をそのままにしてそうして上げていくのだ、こういうふうな意味の答弁があったように私は思うのですが、いまのですと、物価が上がっていくのにそれは野放しで、そうして百万円という見当を立てていらっしゃるようですが、それではいま思っている百万円と四十五年度に出てくる百万円というものは価値がずっと違ってしまって、何ら意味のないことだと思うのですが、今日の物価をそのままとして、そうして四十五年度に百万円にするという意味と違うのですか、そこをはっきりしておいてください。
【次の発言】 ちょっと関連で。  大臣、そういうふうにおっしゃる……

第58回国会 大蔵委員会 第18号(1968/04/23、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず、最初、水田大蔵大臣に質問いたしますが、酒、たばこは間接税の中でも一番比重の大きい税だと思います。しかも、生活保護世帯の人も、失対事業で働いておる人にかかりますし、低所得者ほど負担が重い、高所得者ほど負担が軽い、こういう性格を持っておると思いますが、大臣はこういう事実をお認めになりますか、どうですか。
【次の発言】 いまお答えになった点につきましては、またあとで質問をすることにしますが、それでは、なぜ今度酒、たばこの増税、これを行なわれたかということです。
【次の発言】 ところが、あなたは昨年の十月までは酒、たばこの増税は反対だと、こういうことをはっきり言っていらっしゃいまし……

第58回国会 大蔵委員会 第19号(1968/04/25、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 一税務署の管轄区域の人口と申しますか、それはどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 これは非常に基本的な質問ですが、一体税務署は権力機関なのか、サービス機関なのかという点です。
【次の発言】 警察自体も、戦前の警察は全く権力機関だった。戦後は民主警察だという看板でサービス機関だというふうにされてきたわけですね。ところが、最近の警察のあり方を見ていると、これは全く戦前に逆戻りして、いまや権力機関の色彩が非常に濃厚になってきているのですが、税務署もやはりこれと同じような方向をたどっておるように私は見受けるのですね。これでは私はいかぬ。そのために、今日この税務署が地方にできるとい……

第58回国会 大蔵委員会 第20号(1968/04/27、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 橋本さんは、いい病院をつくるということをおっしゃるが、それはけっこうなことだと思うのです。私は、いい病院をつくって、そしていい治療のできるような設備をして、そして愚者に満足してもらうということは、これはもう文化国家として当然のことだと思うのですね。まあ民間にはそういういい設備をした病院もありますよね。しかし、貧困層の人たち、それから長期療養を必要とする結核患者、まあ大体結核患者の方には貧困の層が多いということを聞いておりますが、そういう人たちが民間のいい病院に入院することができないんですね、費用の面で。それならば、やはり憲法の精神、社会保障の精神の立場に立って、国がいい病院をつく……

第58回国会 大蔵委員会 第21号(1968/05/07、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほどから木村さんがずいぶん詳しく質問なさいましたから、私はダブル面を除外して質問を続けたいと、こういうふうに考えます。しばらく質問をやりたいと思います。大臣、ぼくすわったままでやるから、大臣もすわったままでけっこうです。  国と地方公共団体の財政の基本原則、こういう問題で少し大臣に質問したいのですが、言うまでもなく、憲法九十二条は「地方公共團体の組織及び運営に關する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。」と、こういうふうに規定しておる。また、地方財政法第二条二項には「国は、地方財政の自主的な且つ健全な運営を助長することに努め、いやしくもその自律性をそこない、又は地……

第58回国会 大蔵委員会 第24号(1968/05/14、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず、最初、大臣に一点お聞きしておきたいと思いますのは、金融機関の合併、統合が最近問題になって今度この法案が出てきたわけですが、一体、統合が何で必要になったかという基本的な点をひとつ大臣に伺っておきたいと思います。大蔵大臣はきょうは時間に制約がありますので、ひとつお互いに質問も答弁も簡明にいくようにお願いします。
【次の発言】 金融の効率化のために統合、合併が望ましいことだという意味のお答えだと思うんですが、一体、金融の効率化というのはどういうことなのか、これを一般の人が聞いてわかるようにひとつ説明しておいていただきたいんですよ。私たちは演説会に行きまして、金融効率化のために銀行……

第58回国会 大蔵委員会 第26号(1968/05/17、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 国債整理基金特別会計法の一部改正法案につきまして、私は二、三点質問をしようと思っておりますが、まず、第一に、なぜこのような制度的改正をしたのかという点が一つです。この改正の理由を伺いたいと思います。私がこう言いますのは、財政制度審議会の減債制度に関する報告を読みました。この報告でさえ、公債発行につきましては、節度が守られてさえいれば、その償還についてあえて制度を設ける必要はないという考え方も成り立つ、こういうように審議会の答申の中にあるわけですね。それなのに何でこの制度的な改正を必要とするのか、その理由をひとつ承っておきたいと思うのです。きょうは大臣がお見えになっていませんので、……

第58回国会 予算委員会 第17号(1968/04/09、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は日本共産党を代表いたしまして、教育問題につきまして、外務大臣並びに文部大臣に質問いたしたいと思うのであります。  まず、最初、外務大臣にお尋ねしますが、(「外務大臣がいない」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 要求してあるのです、外務大臣。外務大臣じゃなくちゃだめなんですよ、政治的な問題ですから。
【次の発言】 私は、日本共産党を代表いたしまして、教育問題につきまして外務大臣、主として文部大臣に質問をいたしたいと存じます。  まず最初に外務大臣にお尋ねしますが、現在の在留外人の国籍別人数とその子弟数を伺いたいと思います。
【次の発言】 私たちの持っておる資料とは少し数において違いま……


8期(1968/07/07〜)

第59回国会 商工委員会 閉会後第1号(1968/10/08、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 いま長官からいろいろ話があって、大体わかってまいったわけでありますが、この間私は東海村の研究炉の火災のときに参りまして、そしてあそこで労働組合の諸君にも話を聞きましたし、また当局の話も伺って帰ったわけなんでありますが、私の感じで申しますならば、東海村一つ見ても、保安体制が十分できていない、まだ不十分な面がたくさんあるというふうに考えて帰ったわけなんでありますが、日本の原子力に対する保安体制が、今日の状態で長官は十分にいっているというふうにお考えになっていらっしゃるのかどうか。先ほどから話を伺っておりますと、そうではないように聞きとれるわけなんですが、そうでないとおっしゃるならば、……

第59回国会 商工委員会 第2号(1968/08/08、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣の時間の御都合で私の質問も前後して質問しなきゃならぬことになるのですが、それはあとでいたすことにいたしますが、まずクリスマス用の電球が最近アメリカに四億個も出ておるわけなんですが、これが非常なダンピングをされるためにそのしわ寄せが生産者、メーカーにまいりまして、非常にメーカーが困っておるということを御存じでしょうか。
【次の発言】 そういう点を、ずっと前からの質問によって明らかにした上であなたの判断を仰ごうと実は思っておったのですが、それが前後するために非常に不備な点が出てくると思うのでありますが、実は、私が簡単に事情を申しますならば、この業界には五つ六つの大きいメーカーと、……

第59回国会 商工委員会 閉会後第3号(1968/12/02、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 原子力局長最近東海村の研究所にいろいろな問題が起こっておると思うのですが、その問題についてあなたはよくつかんでいらっしゃるでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 東海村の動燃再処理工場設置反対請願署名で所員が反対署名に署名をしたということで、いま問題を起こしておるようなんですが、そのいきさつ御存じでしょうか。知っておったらちょっと報告していただきたいと思います。
【次の発言】 この署名のそもそもの起こりは、こういういきさつなんですよ。ことしの八月の二十七日に、東海村の動燃反対請願のために東海村周辺の民主団体の代表が大ぜい来られまして、私が科学技術庁へ御案内をいたしました。その……

第59回国会 石炭対策特別委員会 閉会後第1号(1968/09/26、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 いま石炭対策でいろいろ問題になって、植村私案がきょう新聞にちょっと発表されたり、ところが、まだ抜本的対策がいつできるかわからないというような状態ですが、この審議会におきまして、審議はただ石炭エネルギー全般の中の一つの石炭の問題として審議して、ほかのエネルギー全般についても審議をされておるのか、ただ石炭部分だけ審議しておるのか、どういう状態なんですか。
【次の発言】 私は、これはエネルギー全般的な立場に立ってこの石炭の抜本対策というもの、これを審議しなかったら非常に中途半端なものになってしまって、石炭の抜本的対策というものがはたして出せるものかどうか。ことし出してもまた来年これがぐ……

第59回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1968/08/07、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほどから話を聞いたわけですが、ガスマスクの携行というものは法律できめられておりまますね。石炭鉱山保安規則第七十条の二の自己救命器等、この条項でガスマスクを、簡易救命器を携帯させなければならないと、こういうふうになっておるのです。そのあとにすぐ「ただし、鉱山保安監督局長または鉱山保安監督部長の許可を受けたときはこの限りでない。」と、こういうふうに、携帯させなきゃならぬという法律がせっかくつくられたのに、すぐ携帯しなくてもいいという、こういう抜け道をこの法律がつくっていますよ。ところが、実際にはこのあとのほうが使われておる、こう言わなきゃならぬのですがね。こういうことで実際にやって……

第59回国会 石炭対策特別委員会 閉会後第2号(1968/10/28、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 通産大臣は十二時四十五分に退席をするからというような話がいま私のところにまいったんですが、願わくはそれ以後にもここにいてほしいと思うんです。国会審議が何よりも重要な問題ですから、その点どうぞお含み願いたいと思うんです。  商業新聞に最近植村私案なり通産省案というような問題がどんどん出始めましたが、それを私もつぶさに拝見しておるわけですが、その新聞記事を通じましても、また、きょう小林さんなり大矢さんがいろいろ質問をしていらっしゃいますが、それに対する政府の説明を聞いておりましても、一向に、これでわが国の石炭問題が抜本的に解決されるのだろうかどうだろうかという点に私は大きな疑念を持つ……

第59回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1968/08/09、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 この間から、この事件が起こってから私たちも常に心を痛めておりますが、炭鉱の代表者の方が見えた機会に、私は、犠牲者に対してわが党を代表して深い弔意を表したいと思います。  この七日の当委員会におきまして、災害を根本的になくすためにどうしたらよいかという点につきまして、私たちの党の考えを率直に述べました、炭鉱の労働者の代表の方が見えておりますから、その内容を一応お聞き取り願いたいと思うのです。  一、労働組合と専門技術者による民主的保安委員会をつくり、保安施設の調査、施設の拡充、施設に関する勧告、さらに緊急の場合作業停止を命ずる権限を同委員会に与えるべきこと。これはいまも代表の方が申……

第59回国会 石炭対策特別委員会 閉会後第3号(1968/11/11、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 植村さんにひとつ御意見を伺いたいと思うのでありますが、私はこの前の石炭特別委員会におきまして、先ほども社会党の委員から労働力不足の問題が出されましたが、私もこの間北海道を実地に調査いたしまして、労働者の声をつぶさに聞いてまいりましたわけです。で、労働者は保安の問題とかいろんな問題を四つほど出しておりますが、これがいれられなければ、私はいかに植村さんが抜本的対策という構想を練られても、通産者が練られても、結果的に言いますならば、労働力の不足の点から日本の石炭産業というものは内部崩壊してしまうだろうという意見を私はこの間ここで述べたばかりなんです。でありますから、その意見は繰り返しま……

第59回国会 石炭対策特別委員会 閉会後第4号(1968/11/30、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私たちは日本の石炭産業を守り発展させていかなければならない、そのためには十月二十八日の当委員会の質問で明らかにしたごとく、労働者の生命と安全を守る立場に立って、保安の確保、大幅な賃金の引き上げ、生活環境の改善、民主的諸権利の保障、この四つを柱とするところの抜本策を打ち出さなければならない、こういうふうに考えておるわけです。そこで以下幾つかの点でお伺いをいたしたいと思います。  第一は、一昨年一千億の肩がわり措置という抜本策を打ち出しましたが、どのような条件を持つ会社がその肩がわりを受けることができるのか、肩がわり措置の対象となる会社の要件はどうであったかという点をまずお伺いしてお……

第60回国会 商工委員会 第3号(1968/12/19、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、あとで幾らか質問しますが、いま問題になっている点だけひとつ申し上げたいのですが、私は、十六日の朝日新聞の社説を見まして、そこに秘密の問題が社説に出ていた。そこで、これはたいへんだと思いまして、実は十七日に私は資料を要求したのです。私のところへ持ってきた人の名前も言わないでおきましょう、官庁の方ですから。というのは、この資料です。それで、私がこの資料をずっと読んで朝日新聞の社説に出ておるような問題が、官庁側から届けられた資料には何ら載ってないのですよ。そこで、これならば問題点がないじゃないかと、しかしあれほど世間で問題にするのは何か隠されている問題があるのじゃないか、これ以外……

第60回国会 石炭対策特別委員会 閉会後第1号(1968/12/26、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 大矢議員が相当詳しく質問なさったので、私の質問は非常に簡単に済ましたいと思いますが、大臣ずっとこの答申の審議の過程におきましても、また答申案が出た今日の段階におきましても、世論はすべてこれに対して不満を持ち、将来性に対して非常な危惧の念を持っておるということは、各新聞を見ればよくわかることです。第一その当事者である大臣ですらもこれに不満だと言っておる。炭鉱業者も不満だと言っておる。働いておる労働者も不満だと言っておる。すべてがこれ不満だと言っておるのですね。こういう不満足な法案を通して実行して、大臣一体将来どうなるというんですか。これ四千億という金は一年に割れば八百億になるのです……

第60回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1968/12/18、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 第一次、第二次再建案が発表され、多額の国費が石炭産業に注入された、こういうことでありますが、すべてこれが失敗に終わってしまった。政府はこのことに対してどれだけの責任を感じておるかという質問をこの前当委員会におきましていたしましたところ、鉱山局長は、反省しておりますと、こう答えておるのですが、この何千億という国費をいわばむだづかいした責任は、一官僚の反省などということばで済まされる性質のものではないと私は思うのです。こういう立場に立ちまして、前回の再建策が企業と金融業の救済に終わったと、こういうことは皆さんもおっしゃるし、これは社会の通念になっておる。そして企業と金融業が救済されて……

第61回国会 決算委員会 第6号(1969/05/07、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは私は独禁法の問題について少し質問をさしていただきたいと思うんです。山田委員長も見えてますので、まず山田委員長に対する質問から済ましていきたいと考えております。  独禁法はなぜできたか、たれのためにできたかといえば、私は、独占企業を守るためにではなく、独禁法は消費者すなわち人民の利益を守るためにできたものだと、こういうふうに考えております。横田前公取委員長が三〇%になれば警戒しなければならないと言ったのはそのためだと思うのでございますが、山田委員長の意見をまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 私が最初申し上げたのは、独占禁止法は独占企業を守るためではなくて、人民の利……

第61回国会 決算委員会 第7号(1969/05/14、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは通産省と労働省に対する質問なんですが、まず、通産省に対して質問をいたしたいと思います。  五月七日、八幡、富士、両製鉄合併に対し、公取から反対の勧告がなされまして以来、政府自民党並びに財界から、独禁法を改正せよという意見が強く出されておるようでありますが、通産省はこれに対してどういう意見を持っていらっしゃるか、まず、聞いておきたいと思います。
【次の発言】 この新聞によりますると、大平通産大臣は、「両社が(1)対応策を出して勧告で指摘された問題点を解消させる(2)いったん引き下がって再度出直す (3)勧告を拒否して審判に持込む――の三つの道を選択しようとしており「いずれの……

第61回国会 商工委員会 第3号(1969/02/27、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 こういう割り込みも入ってくるし、せっかく公明党の委員がぼくのために時間を余してくれたのに、それじゃ質疑できないじゃありませんか。その点よく考えてください。  通産省に尋ねますが、通産省の監督下にある四国電力において、いま、穴内ダムのはんらんからいろいろなもんちゃくが起こっておるということを私は陳情受けたのですよ。これに対して通産省としてはどういうふうに処理しようと考えておるのか、この点についてどういう考えを持っておるか、ひとつ通産省の意見聞いておきたいと思います。
【次の発言】 あなたさっき河川敷と言いましたがね。河川敷に何も家を建てたり何かしているわけじゃないのですよ。私のとこ……

第61回国会 商工委員会 第4号(1969/03/11、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連して一つだけ。  いま、四分の一の権限しかないというお答えでしたけれども、その四分の一をもしも堀田何がしというのがいつもDをつければすべてのものがだめになってしまうということじゃないのですか。だから、堀田の筆一本でそれが生きも死にもするということになれば、ABCDの一つしか権利はないというふうなのはことばだけのことで、その力たるやいわゆるオールマイティになるわけじゃないのですか。だから、堀田某が業者のところへ行って、おれは今度Dをつけるぞ、こうかりにおどかしたとすれば、その堀田のDをつけられるのを防ぐために、業者はやはりそれに金をつぎ込むということが起こってくるのじゃないので……

第61回国会 商工委員会 第6号(1969/03/20、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 もうほかの委員が相当時間やって、時間もなさそうですが、私も実はゆっくりと時間をかけて質問しようと思って、たくさん準備はしてきたんですが、これはあらためてゆっくりとやることにしまして、きょうは二、三問ちょっと伺っておきたいと思うのですが、公取委員長、きょうもニチボーと日レの問題がこういうふうに出ました。こういうふうにこれからもずっと今後長く大企業の合併という問題は続いて起こってくると私は思うのですよ。そこで、やはりこの際、公取として独禁法の限界といいますか、いわゆる基準ですね、三〇%なら三〇%、それをはっきりと示しておくことが必要ではなかろうかと思うですね。そうでないと、これからも……

第61回国会 商工委員会 第7号(1969/03/25、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう同僚二人の質問で大体私の質問したいと思う点は尽きているように思うのですが、二、三確かめておきたいと思うのですが、いまこの附帯決議の問題が出ましたが、なんですか、強力な行政指導を行なうというふうになっていますが、これ、実際にできるのかどうかという問題なんですね。民間会社に対して政府が行政指導を行なう、その法的根拠かなんかあるのですか、こういうことは。私はできないと思うのですよ、こういうことを言っても実際には。どうなんですか。そのできるという法的根拠はどこにあって、それは何を根拠にそういう大きなことをおっしゃるのかですな。

第61回国会 商工委員会 第8号(1969/04/01、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私もこの法案には賛成の立場をとっておりますので、簡単に質問をしておきたいと思います。  いまも各委員からのいろいろお尋ねによって大体私もわかりましたが、ここにわが国のミシンの輸出入の現状――輸出のほうはいただいておるのですが、輸入のほうの資料が出ていないと思うのですが、おそらく輸入はアメリカが主だと思うのですが、輸出の状況と輸入の状況、どういう関係にあるか、ちょっと伺っておきたいと思うのです。
【次の発言】 そうするとなんですか、私非常にそういう点知らなかったのですが、昔アメリカのミシン、シンガーが来て日本を風靡しておった時代はもうとうに過ぎ去って、アメリカのシンガーミシンも最近……

第61回国会 商工委員会 第11号(1969/04/22、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 今度のこの法案は、従来あった法案の中に新しくメリヤス業と染色業を加えたこととなっておるのでありますが、きょう私は、メリヤス製造業を中心に少し質問いたしたいと思います。しかし、私の質問はやはり染色業にも同じ意味で関係のあることだと思いますが、まあとりあえずメリヤス製造業を取り上げて二、三質問をしてみたいと思っております。  まず第一、メリヤス製造業の構造改善事業の内容は概略どのようになっておるかという点、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 この法案に流れている精神というものは、おそらく四十三年八月二十一日に出された繊維工業審議会の答申の精神を尊重し、そうしてその線に沿うて私は考……

第61回国会 商工委員会 第12号(1969/05/08、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 時間も短いことでありますから、一問一答という形ではなく、私たちのわかっている範囲は私たちのほうから述べまして、そしてお答えをいただきたいと思うのです。この中小企業の問題は非常に頭の痛い問題だと思うのですが、政府当局も頭を痛められると同時に、私たちのほうも中小企業をいかに発展させていくか、いかに守っていくかという点では常に苦心を重ねておる点なんです。中小企業で一番問題になる点はそれは労働力の不足と金融が困難だというこの二点で中小企業が非常にむずかしいことになるように思っております。きょうは私はこの中小企業近代化促進法の審議の中で、特にひとつ取り上げたい問題は東京都におきますところの……

第61回国会 商工委員会 第15号(1969/06/17、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。
【次の発言】 大臣、ああいう暴露発表がある前に、アメリカから何か通産省のほうに日本の自動車にはこれこれの欠陥があるという指摘があったのか、それを通産省がほうっておったのか、通産省は全然日本の自動車の故障という問題には何ら知るところがなかったのか、知りながらアメリカ側からああいうふうに公表されて国内的に問題が起こったので今日のようなうろたえたような状態になってやかましく騒ぎ出したのか、またアメリカ側がこの時点においてああいう発表のしかたをしたその意図はどこにあるのか、こういう点についてちょっと説明をしていただきたい。

第61回国会 商工委員会 第18号(1969/07/10、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連で一問。いま小柳さんの質問で、大学の研究の結果できた特許権は国に所属するというお話がありましたが、その法的根拠はどういう法によってそういうことになるのでしょう。

第61回国会 商工委員会 第19号(1969/07/15、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 この法案が提出されましたとき、私もこの法案をずっと拝見したわけですが、拝見していると、いろいろな面でいろいろな問題を含んでいる法案だということに気づいたわけなんですが、衆議院審議の過程におきましても、いろんな問題が出され、私はおそらくこれは衆議院で大きな修正を受けるか、それとも衆議院段階でもう特許庁あきらめて法案を引っ込めてしまうんだろうと、実は期待をしとったわけなんですが、えらい急に参議院のほうへ回ってきて、私は実は意外に思っているわけなんです。そこで、やはりこの審議は、私は参議院においては慎重に審議をして、こういういろんな問題のある法案でありますから、十分に審議をするというこ……

第61回国会 商工委員会 第20号(1969/07/17、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 この委員会でまず一番問題になっている点は、早期公開によって発明者の財産権が侵されるという点で、いま非常に論議が深まってきておるわけでありますが、それに対しまして、特許庁のほうから――特許庁と言っていいですか、政府と言っていいんですか、竹田委員の要求に対して文書で回答がまいりました。この文書の回答一、二、三、四、五となっておりますが、この二のところで、「財産的利益に影響を与えることとなるからそれについては公共の福祉という観点から必要性があるかどうか、又出願人に対して適正な保護が与えられているかどうかということが憲法第二十九条との関連において考慮されなければならないであろう。」こうい……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1969/01/09、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 答申の根幹に対しましては、先ほど大矢さんの質問に対して八点ほどあげていろいろ述べられました。ところが、私はそのいずれもがもうすでに現実にはくずれてきていると、こういうふうに思うのです。たとえましたならば、私企業体制を前提とするとおっしゃいましたけれども、石炭産業ははたして私企業と言えるだろうかどうだろうかという点につきましては、十二月二十四日の日経新聞では、計画期間中の予想売り上げ八千億円の産業に対して四千二百億円もの国家資金、いわゆる国民の税金が投入されるというきわめて手厚い保護を受けておる企業は、すでに普通の意味での私企業と言えるかどうかという点を日経は述べております。また十……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1969/02/26、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 いま答申と閉山の関係が論議されておりますから、私も質問に入る前にそれで一つお尋ねしますが、いま政務次官は、今度の答申の目的は閉山が目的じゃないと、山をつぶすのが目的じゃないのだと、こうおっしゃいましたが、しかし、どうも私たちもふに落ちぬ点があるのですね。この四十三年度産炭量は政府の発表で四千六百五十五万トンという数字が出ているわけですね。ところが、あの答申によりますと、四十八年には三千五百万トンにするという数字がすでにもう示されているわけですね。そうしますると、四十八年度までの五年間に千百五十五万トンは減らさなければならぬという、こういう前提のもとに立ってあの答申がなされ、予算が……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1969/03/17、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは炭鉱離職者臨時措置法がここで説明を伺いましたが、この問題はまだ衆議院でも審議に入っていないようでありますし、いずれはこの委員会で審議することと思いますが、この問題については、私触れないことにしまして、それで少し質問をさせていただきたいと思うのです。  今度のこの通産省の石炭局のほうから出された予算案の内容を見ますと、ここに私たちが従来見なかった問題が出てきておるわけです。いわゆる産炭地域開発就労事業というので、二十五億円の予算が組まれておると思うのですが、この予算がある以上、その内容があるものだと思いまして、この内容についてちょっと伺っておきたいと思うのです。

第61回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1969/03/24、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょう、私産炭地振興の問題について主として質問してまいりたいと思いますが、今度の答申によって閉山がたくさん出るということで、あらためて通産省のほうでは産炭地振興対策というものを積極的にお考えになっていると思うんですが、従来とってこられた産炭地振興対策と今度との間にはどれだけの進展があるのか、特色があるのか、そういう点を少し伺っておきたいと思います。
【次の発言】 私も通産省から出されたこの予算をずっと見て、調べたんですが、ちょっとわかりにくい点があるので伺っておきたいんですが、この四十四年度石炭関係財投融資ですね。この表に、いま局長が説明されたように、産炭地域振興事業団へ四十四年……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1969/03/31、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 いま社会党、公明党の両委員の質問を聞いておりまして、この法案は非常に不備な点があり、不満足な点があると私は思うわけです。従来も、私たちはそういう考えのもとにこの法案に臨んでまいりましたが、いま質問を聞いておりましても、答弁を聞いておりましても、その考えは少しも緩和されないということが言えると思うのです。しかし、私たちは、この法案のために少なくとも、多少とも何かやはり利益を得る方たちがあるという見解に立ちまして、私は今度のこの法案には実は賛成をしたいと、こういうふうにいま考えておるわけです。そこで、私は若干質問をいたしますが、そういう立場に立ちまして、少しでも前向きの態度で私は答弁……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1969/04/09、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 実はこの茂尻炭礦の災害が起こったことで、私も党から言いつかりまして、四日の日朝早く東京を立って現地へ行って調べてまいりました。奥さんたちにも会いました。ところが、奥さんたちの私に対する第一の訴えは、このようにたびたび災害が起こって、自分たちの夫が死んでしまうというような状態では、私たちのかわいい子供に再び炭礦につとめろ、炭礦で働けということはどうしても親として言うことができないというこの訴えがまず第一でした。この訴えは、私は前に参議院から九州地方に石炭の調査に参ったときにも、私はあと一日残って三池のほうへ参ったわけですが、そのとき三池の炭礦夫の奥さんたちもそのことを私に訴えました……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第10号(1969/04/23、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうはあまり時間もなさそうなんで、私も問題をできるだけ詰めて質問しようと思いますが、先ほど大矢さんもおっしゃいましたが、炭鉱労働者の労働力のほうで石炭産業というものは崩壊してしまうおそれもあるから、労働力を確保する必要があるという意見が出ました。これはもう私の従来述べておる意見と同じことなんですが、そこでいま審議されておりますこの炭鉱離職者法でありますが、この離職者の問題をりっぱに、労働者の満足、納得のいくように解決、対処しておかないと、今後の労働力確保に大きな影響があると、私はこういうふうに考えます。安い給料で使うだけ使っておいて、要らなくなったから出て行ってください、こうい……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第11号(1969/04/24、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はきょうはたくさん質問を用意してきましたが、時間がないので、ごく簡単に一、二点質問をすることにしたいと思いますが、終閉山に際しまして、中小企業商店の売り掛け金補償に関しましては、先ほども公明党の原田委員が質問なすったと思うんですが、私は特に筑豊をはじめとする産炭地域の炭鉱関連商工業者の対炭鉱売り掛け金についてということで質問したいと思うのです。というのは、最近、私は田川の方から一通の手紙を受け取りました。それで、ひとつこれは国会で尋ねてもらいたいという手紙がついてまいりましたので、その点少し質問したいと思うのですが、三次にわたる石炭答申の際、ほとんどの炭鉱が見せた、ないものは払……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第14号(1969/06/11、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私もきょうは今度の災害問題とそれから炭住問題について少し質問いたしたいと思うのですが、今度の歌志内の災害は防ぐことのできなかった問題か、どうしたらああいうことをなしに済ますことができたというふうに保安局長は考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 会社側は、どうも今度のガス突出は不可抗力だったというふうに言いのがれようとしているように私も承っているのですが、いまの局長のお答えでも決して不可抗力ではないと、注意をしてやれば防ぐことができたものだと、こういうふうな見解を局長も述べられたが、私も全くそのとおりだと思うのですが、それではあの場合どういうことを具体的にやったら、経験主義でな……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第15号(1969/06/25、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前私は炭住の問題、特に杵島炭鉱の炭住の問題で質問いたしました。私のほうには、杵島炭鉱関係の江北町の町長さんたちの請願がきておりますし、また町議会のほうからも訴えがきておりますので、それをもとにして質問いたしたわけですが、いま非常に江北町では炭住の問題が深刻な状態になってきておるということをこの前申し上げましたから、私はきょうは重ねて同じことを繰り返す必要はないと思いますから繰り返しませんが、そのときに石炭部長さんは、まああんまり混乱の起こらないように善処をしてまいりたいと、よく考えてまいりたいというような意味の御答弁をなすっておると思うんですが、じゃ具体的にということになると……

第61回国会 予算委員会 第22号(1969/04/01、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、昭和四十四年度予算案三案に反対いたします。  反対理由の第一は、この予算案が日米軍事同盟の強化をはかるものであり、危険な戦争の道に通ずるものだからであります。  政府は、沖繩の本土並み返還をちらつかせながら、核つき自由使用の沖繩をかかえ込み、本土の沖繩化をはかろうとしていますが、本委員会での愛知外務大臣の、沖繩に安保条約が適用される前に米軍が持ち込んだものは事前協議の対象にならないという発言や、アメリカにおける岸特使の、沖繩に自由使用基地を認める趣旨の発言は、その意図を暴露したものであります。この目的を達するために、この予算案は、一般会計で四千八百三十……

第62回国会 石炭対策特別委員会 第1号(1969/11/29、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 これより石炭対策特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして、私が委員長の選任につき、その議事を主宰いたします。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの川上君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  よって、委員長に松井誠君が選任されました。

第62回国会 文教委員会 第1号(1969/12/02、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はきょう出された法案に対しての質問じゃなく、著作権そのものについてちょっと政府の態度を伺いたいんですが、この前、六十一国会に出された著作権法は私はつぶさに検討いたしました。また著作権課長の意見もいろいろ伺いましてよく存じておるわけでございますが、あの法案は従来のものと比べますと一歩前進だとは思うんです。それですから私たちの関係の音楽家とかいわゆる芸術家は、あの著作権法の一日も早く成立することを期待しております、今日でも。しかしまだ芸術家の中にはいろいろな意見があるわけでございます。特に強い意見は写真家協会ですね、あれが制作発表後五十年というのはおかしいと思う。やはりほかの芸術家……

第63回国会 決算委員会 第6号(1970/04/01、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 せっかく大臣がお見えくださったのですから、私は二、三質問したいのです。今後の日本のエネルギー対策――これについて政府の考え方を伺っておきたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると、いまの大臣の話は――これは時間がそうありませんから、たくさん質問するわけにはいかないのですが、いまの最後の点――いまのあなたのエネルギー対策の中で石炭の占める位置づけといいますか、今後どういうふうに考えていらっしゃるのか、それと日本のエネルギー資源の中で石炭の占める比率というものをどういうふうに考えていらっしゃるのか。そういう点をちょっとお聞きしておきたいと思うのですが。

第63回国会 公害対策特別委員会 閉会後第1号(1970/06/18、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 現在国会で鉛公害の問題が非常にやかましくなっておりますときに、私はもしも国会の車が鉛のガソリンを使っておってはこれは外に対して申しわけないと思いまして、十二日の日に、衆参両院の議長に、国会がまず率先して無鉛ガソリンを使うこと、それからCOを取るためにはアフターバーナーを全部の車につけることと、こういう二つの申し入れをいたしました。きょうその返事がまいりまして、アフターバーナーはすぐ二、三種類を取り寄せて、各車に取りつけて、どれが一番効果があるかということがわかればそれをごく最近に全車につける。こういう返事がございました。それから無鉛ガソリンの問題は、これはエンジンを取りかえなきゃ……

第63回国会 公害対策特別委員会 閉会後第2号(1970/07/09、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 厚生大臣はさっき、私の発言は国民の生命を守るために発言しておるんだと大みえを切られましたが、大臣はもちろんそうあるべきもんだ。これは厚生大臣のみならず各大臣がそうあるべきだ。同時に、われわれ議員も国民の立場に立って、国民の利益を守るために発言しているのです。それに何ぞ大臣は、きょうは一時間半しか出席できない。国会の用件がまず第一だと私は思うんですが、それを国会には一時間半しか出ない。そういう決定をして出てくるということはぼくはけしからぬと思うのです。だから、大臣も午後全部出席されるのが私は適当だと、当然だと、こうと思います。  そこで、通産大臣が急ぐようですから、通産大臣だけに問……

第63回国会 公害対策特別委員会 閉会後第3号(1970/08/10、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 山中長官、佐藤総理は七月三十一日の公害対策本部を設置するにあたりましてみずから本部長となり、政府の責任を明らかにする姿勢を示されたと思うんです。そこで、きょうは当委員会に出席され、国会の質疑を通じて国民の前にその所信を表明されるものと私は期待しておりました。各党の委員も総理の出席を要請されたようでありますが、私も総理の出席を要望しておきました。ところが、残念なことに出席なさらないのですね。今日、公害問題が全国民の関心を高めておるときに、どのような理由か存じませんが、はなはだ遺憾なことだと私は考えます。これでは総理の熱意が疑われてもしかたがないと、こういうことになると思うのです。流……

第63回国会 公害対策特別委員会 第4号(1970/03/11、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 一月二十五日の毎日新聞にこういう記事が出ているのですが、「石炭引取りに赤信号」という表題で、要するに、三池炭ともう一カ所の石炭が硫黄分が非常に多い。だから、各電力会社がそれを使用することを拒否しよう、こういう意見が出たという記事が出ておるのですが、通産大臣は、この問題、石炭と公害の関係についてどういうふうに考えていらっしゃるのですか。時間がありませんからあまり一問一答できませんが、もし電力会社が硫黄分が多いというので、日本の石炭を使わないとなれば、これは石炭会社にとってはたいへんであり、三池が四百万トン、それから松島炭ですか、これが百万トンといえば、この五百万トンがたちまち関係し……

第63回国会 公害対策特別委員会 閉会後第4号(1970/09/10、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私もこの間出張を希望したんですが、連れて行っていただけなかったわけです。これは政務次官をここへ置いて非常に言いづらいことですが、この間、橋本政務次官が岡山大学の小林教授に対して、イタイイタイ病に対する小林さんの意見はどうもおかしいと、何か新聞の伝えるところですから正確にはうかがえないのですが、何か偏向的な性格を持った人ではないかという意見を次官が述べられたようですね。そうなりますと、これは私たちがもう少し、小林教授並びにそういうことを言う橋本政務次官のこれは偏向なのかどうかということを私たちはよく調べないとぐあいが悪いと思うのですよ。そこで皆さんが水俣病を見にいらして、そしてどう……

第63回国会 公害対策特別委員会 閉会後第5号(1970/10/08、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 通産大臣は何か一時間――五時に退席だというような話を伺ったんですが、 通産大臣、この重大な公害問題が審議される場に時間を切って出席されるということは、公害の本家である通産省としては、ぼくは責任者としておもしろくないと思うんですよ。だから、やはりぼくはもっと出席すべきだと思いますよ。宮澤さんはその点は山中さんを見習われたほうがいいですね。山中さんは朝から終わりまでずっと毎日おられる。通産大臣ももう少し勉強してもらいたい。  第一ね委員長、この公害問題が審議されているとき、自民党の議員は一人も来てないじゃないですか、これでいいんですか。もっと出席するように委員長からやかましく督促して……

第63回国会 公害対策特別委員会 第6号(1970/04/24、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは水質保全法案に関連しまして幾つかの問題点について質問をしたいと思うんです。  水質環境基準につきまして、今月の二十一日に閣議決定を経てすでに実施の段階に入っているということを言っておりますが、私は、この環境基準が完全に達成されるとしましても、水質汚濁問題がすべて解消できるもんだとは考えていないわけです。しかしながら、現在の水質汚濁の実情に照らしてみますときには一応の改善が行なわれるのではないだろうかと、こういうようにまあ考えております。  そこで経済企画庁にまず聞きたいのですが、この環境基準設定の前提として、最近の各河川の汚濁の現状と汚濁の原因をどのように調査していらっし……

第63回国会 公害対策特別委員会 閉会後第6号(1970/10/09、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 厚生省で最近大気汚染防止法の改正要点が大体きまったというふうに聞いておるのですが、おもな改正点をひとつ聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 私は聞くと、第二の、地域指定制を廃止すると、全国的に網をかけると、ただし網をかけて規制していく場合に、数段階に分けて、必要に応じて条例で上乗せしていくんだと、こういうことが考えられているように聞いておるんですがね、そういうことを事実考えていらっしゃるのかどうかですね。
【次の発言】 ここでぼくはきちんとしておきたいのは、その汚染地域を数段階に分けてやっていくということですね。それはどういうことを意味するんかということですよ。

第63回国会 公害対策特別委員会 第7号(1970/05/06、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 山中長官は、この法案が被害者の立場に立っておるんだと、こうおっしゃったですが、しかし、被害者が裁判に持ち込む場合には、被害者自身がその被害の立証をするという義務が負わされておる。これがなかなか私はたいへんな問題だと思うんです。こういう点から申しまして、またこの法案が、その目的としまして公害紛争の「迅速かつ適正な解決を図る」と、こううたっておりますが、私は、この点について重大な疑問と問題点を指摘しなきゃならぬと思うんです。ここで、公害に対します被害が激増する現状におきまして、この救済が主として裁判によって解決を見ざるを得ないということは、被害者にとって多くの問題を私は生じていると思……

第63回国会 公害対策特別委員会 閉会後第7号(1970/11/11、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 やがて公害基本法の討議などは臨時国会でいろいろ討議されると思いますから、私たちもそれに対してはいろいろ考えをまとめておりますが、きょうはそういう問題には触れないで、大気汚染の問題にしぼって質問をいたしたいと思います。  まず第一に質問いたしたいのは、亜硫酸ガスの総排出量の中に占める火力発電所の比重、言いかえれば汚染寄与率が一体どのくらいになっているか教えていただきたい。
【次の発言】 そうすると、何ですか、あなたはことしの十月九日参議院の公害委員会で、大体コンビナートを形成する工業地帯のSO2の総排出量の中に占める火力発電所のウエートは大体六〇ないし七〇で寄与率が非常に大きいとい……

第63回国会 災害対策特別委員会 第4号(1970/04/15、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私の聞くところによりますと、まず最初ガス漏れを発見したのは、大阪瓦斯会社のパトカーがたまたまそこを通りかかった、そのときにガス漏れを発見して無線連絡でガス会社に対して五時二十分に無線連絡をした、こういうことが言われているんですね。この文書でずっと説明を聞いていますと、まず最初ガス漏れをキャッチしたのはガス会社だと思うんです。ガス会社が無線で五時二十分に連絡を受けたということになっているようですが、そうするとそのガス会社はその時点で警察あるいは消防署に対して何ら連絡をしていないんですか、どうでしょうか。
【次の発言】 そうすると、警察は五時三十分に一一〇番で連絡を受けた。それから消……

第63回国会 商工委員会 第4号(1970/03/12、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣にお尋ねするんですが、いま繊維問題が非常な問題になってきておりますが、率直に申しまして、日米両国のうち、どちらが非関税障壁による加害国であるのか被害国であるのか、そこをはっきりさせていただきたい。
【次の発言】 この問題は、私が予算委員会の補正予算の総括質問の中でやったわけなんですが、大臣はきょうの日経の発表に対しましても、大矢委員の質問に対して口をつぐんで答えることができない。そして私の補正予算の総括質問のときにも、それをお答えにならなかったわけなんですね。しかし実際は昨年行なわれた日米経済協力会議の席上に、通産省はちゃんと作業をなすって、どちらが被害国であるか、どちらが加……

第63回国会 商工委員会 第6号(1970/03/19、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 いま福井のめがねの話を聞いておりまして、ちょっと不思議に思うのですが、皆さんこの統一ブランドが非常にけっこうだという御意見ですが、この統一ブランドの希望工場が百二十一社、それから工場の総数が二百十社で希望するのが百二十一社。残りの九十社はなぜ希望しないのか。そこの点、ちょっとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 希望はしているけれども参加していないということは、どういうことですか。
【次の発言】 その入らない理由は、どういうところにあるのですか。
【次の発言】 ここに、これはあなたのほうから出された「福井県」――字が、印刷がはっきりしませんが――「眼鏡工業実態」という資料の中に……

第63回国会 商工委員会 第7号(1970/03/24、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 非常に言いづらいことですけれども、質問に入る前に、委員長に私お願いしておきたいのですが、私たちはこの法案に対して、反対する法案にしろ賛成する法案にしろ、慎重審議して審議に協力したいというのがこれが共産党の方針なんです。私たちは審議拒否は絶対しない方針です。そのためには、やはり審議の時間というものをやはり考えていただきたいと思うのですね。ある党の方は十分に審議ができて、共産党は少数だということで、せっかくしたいと思う審議ができないというような、そういう状態では困りますので、この点お含みを願いたいと思います。  まず最初質問いたしますのは……

第63回国会 商工委員会 第8号(1970/03/26、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣は、昨年ですか、四月に国会で決議をされましたね、この繊維問題のとき。あの決議をあくまでも尊重されるのかどうか。
【次の発言】 そうすると、この間、覚え書きをアメリカに送られたと言っているのですが、その覚え書きをここへ資料として政府の手から私たちは受け取りたいのですが、その資料出してください。
【次の発言】 その問題につきまして、この間大矢議員が覚え書きを一部始終ずっと読み上げて、そして大臣の確認をとったと思うんですが、そうすると大臣は大矢議員が読まれた覚え書き、あれにはあなたのほうからアメリカに渡した覚え書きと一分の違いもないということを御確認なったということなんですか、どう……

第63回国会 商工委員会 第10号(1970/04/02、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣に二、三点お尋ねしたいのですが、最近ソ連から液化天然ガスの輸入の問題が出てきておるわけなんですが、そのソ連からの輸入の見通しをまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、政府の使節団が持ち帰ったままでそれが具体化の方向にはまだ進んでいないということなんですか。そこらの見通しはどういうふうに立てていらっしゃいますか。
【次の発言】 そうすると、もうサハリンの問題は御破算にしてしまって、新しい方式に、シベリア本土から引いてくるというそういう方針に切りかえてそうしていまその研究をしているということですか。サハリンの問題はまだ残っているのですか、どうですか。

第63回国会 商工委員会 第14号(1970/04/16、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほど小柳議員が本保険申し込み件数は各年度何件あるかという質問をされまして、通産省の方がお答えになったと思いますから、この点は私は省略をしていきますが、この申し込み者の資本金別分類についてちょっと伺いたいのですが、五千万円以下が何件、資本金が。それから五千万円から一億円以上というものがどれくらいか、一億円から十億円までの件数がどれだけ、十億円以上がどれだけか、それぞれの申し込み件数及び申し込み金額をちょっと知らしてほしいのです。
【次の発言】 資料がなくてお答えができないということであれば――私はそこから質問をしていこうと思っていたわけですが、今日の質問に間に合わないというならば……

第63回国会 商工委員会 第18号(1970/05/07、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 通産大臣一々立って答弁なさるのもしんどいですし、私も立っているのはしんどいから、少しすわってやろうじゃないですか。  私は、コンピューターを中心とするこの情報処理技術というものは、科学技術の発展史上大きな意義を持っておると、その点から、きわめて豊かな将来性を持つものであると、こういうふうに私は考えております。それと同時に、その進歩発展を望んでおるということを申し上げることができるのです。情報処理技術は、その性質から見ましてわが国経済及び科学技術、国民生活の各分野に広範かつ多岐にわたって重大な影響を与えるものであることは、これはもう明らかなことだと思います。したがいまして、だれが何……

第63回国会 商工委員会 第21号(1970/05/12、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 通産大臣、ぼくはここできのうからずっと皆さん方の意見を聞いておると、この法案を無理をなすって通す必要がないという感じがするわけなんですが、大臣はこの法案の修正につきまして、よい修正だとお考えになりますか、悪い修正だというふうにお考えになりますか。
【次の発言】 大臣の説明を聞いていると、何だか政府当局と、それから党との間に見解の相違がある。その見解の相違をすっきりしないままで、この法案が提出されておるような感じを受けるのですがね。そういう政府と与党の自民党の見解の相違をそのままにして、それをすっきりとさせないままで、この法案を提出して、そうして政府は、それで事足れりとお考えになっ……

第63回国会 商工委員会 第22号(1970/05/13、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず最初に伺いたいのは、これは議員立法ですね。政府は何で政府の責任においてこの法案を提案しなかったのかという点が一点です。議員立法にはよい面と悪い面とあると思うんです。各党が相談しあって、これはよい、これは国民のためにプラスになる法案だという結論のもとに各党が議員立法で提案する法、これはぼくはよい例だと思うのですが、ある議員の所属する会派とかある議員の考えでそういう面の利益というものを表に出してきた議員立法は、私はこれは悪い議員立法だと思うのです。この法案を見てみますと、私は残念ながら悪い面に属する議員立法だという感じがするんですよ。そこでこういう質問をするわけですが、何で政府は……

第63回国会 文教委員会 第11号(1970/04/21、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私審議に入る前に文化庁長官にお願いをしておきたいことがあるのですが、私も実は著作者の一人なんでございまして、私はその著作者の一人の立場としていわゆる芸術家を代表してこれらの点について御質問申し上げたいと思うのです。  私は、この法案を二、三度全部繰り返して読みました。前の著作権法と比べると前進した個所もあります。それは明らかに私は認めるわけです。しかし、それではこの著作権法が、今度のがりっぱなものか、十分なものかと、こうなりますると、やはり芸術家の立場に立ってこれを見まするならば、やはりまだ不十分な点がところどころあると思うのです。それでせっかく芸術家の作家の今さんが文化庁長官と……

第63回国会 文教委員会 第12号(1970/04/23、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず藤本さんに尋ねるのですが、あなた最初の公述の中で、映画をつくるがいわゆる資本家はつくり方を知らないと。私も東宝の社長の松岡君よく知っています。松岡君に映画がつくれる道理がないのです。ところが東宝の監督さんたちがつくった映画が、その映画のつくり方も何も知らない松岡君に著作権が帰属してしまうということは私はどうもおかしいことだと思うのです。  それから、あなたは公述の中で、監督にもピンからキリまであると、こういうこともおっしゃった。これは私も芸術家の端くれとしましてそのことばは少し言い過ぎではないかと思うのです。というのは、今日のエログロ、ギャング映画をつくっておるのがもしもプロ……

第63回国会 文教委員会 第13号(1970/04/28、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 時間がありませんから問題を五、六点にしぼって質問しますから答弁のほうも簡潔にひとつやってください、お願いします。  まず第一は、五十一条二項の共同著作物の著作権の問題ですが、この共同著作物の著作権は、共同者の最終に死亡した著作者の死後五十年と、こうなっております。ところがおじいさんと孫とが共同著作者の場合は、著作権の存続期間が、おじいさんが死んで孫が死ぬまでには五十年ぐらいの期間がある、それから孫が死んでから五十年あるとなると、約百年間著作権というものが存続することになると思うのですが、その二人の場合も、一人がおじいさんが死んでしまってから孫が受ける著作権の使用料ですね。これはお……

第63回国会 予算委員会 第4号(1970/03/04、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 質問に入るにあたりまして、一言明らかにしておきたいと思います。  先ほど公明党の黒柳氏から、日本共産党について発言がありました。ここであげられた事実については十分調査したいが、わが党が失対賃金の不正受給を方針としているものでないことは、ここではっきり言明しておきます。なお、名前をあげられた田代、渡辺両議員の行動も不正受給を主張したようなものでないことをはっきりとさしておきたいと思います。  私は日米共同声明に関して、特に七〇年代の日米経済関係の基本方向をきめる重大な内容を持つ第十二項に関して、総理にお伺いいたします。  日米共同声明第十二項は、国際貿易及び国際通貨の制度の維持と強……

第64回国会 公害対策特別委員会 第1号(1970/11/24、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 ただいまから公害対策特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長者のゆえをもちまして、私が委員長の選任につき、その議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行ないます。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの久次米君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に占部秀男君を指名いたします。

第64回国会 公害対策特別委員会 第3号(1970/12/14、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは総務、それから厚生大臣、それから建設大臣に御質問申し上げるわけですが、連合審査の席上で時間の関係もありまして十分論議ができませんでした。きょうはもう少し突っ込んで質問をいたしたいと思いますが、公害が激しくなった今日の状況から見まして、従来の過密都市の臨海部を埋め立て、工場を誘致する政策は政府として反省しなければならない、こういうふうに山中長官はあのときにお答えになりました。私もそれは当然のことだと思うんです。臨海工業地帯は公害の大きな発生地帯となっておること、これも長官もお認めになると思いますが、これを見ましても、もはやこれ以上工業用地のために大阪湾や東京湾を埋め立てるこ……

第64回国会 公害対策特別委員会 第4号(1970/12/15、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 進藤さんは電気関係の専門家だと、かって東電でもって重役をしていらした方だと思います。私も小林一三のころに一緒にお伺いしたことがあるのですが、そこできょうあなたの御意見を伺っていまして、もっともだと思う点もあるわけですが、やはり亜硫酸ガスですね、これを除去するためには私はやはり、公害をなくすためには発生源で食いとめなければいかぬとこういうふうに思うのですが、いま発電所で、発生源で食いとめるとなればやはり重油で脱硫した、要するに硫黄分の少ない重油を使うことと、それから排煙脱硫ですね、この二つだろうと思うのですが、いま現在この脱硫装置が日本でできておるのかどうか。私が聞くところによりま……

第64回国会 公害対策特別委員会 第5号(1970/12/16、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちょっと、運輸大臣が五十五分ごろ見えるというのですが、まだ見えてないわけなんです。それでちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 大気汚染の二大原因であるところの自動車の排気ガスについて排気ガス対策をつくった運輸技術審議会自動車部会の委員中、自動車エンジンの専門家はだれだれかということです。
【次の発言】 それじゃ医学者は一体どれほどおりますか。
【次の発言】 私がこんな質問をなぜするかと申しますと、大気汚染の二大原因であるところの自動車の排気ガスの低減目標をきめよう、こういう大切な部会では、ただ一般的な形式が整えばいいということではなしに、自動車工学、内燃機関直門家をもっと……

第64回国会 公害対策特別委員会 第6号(1970/12/17、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは騒音について少し質問いたしたいと思います。自動車騒音規制が新たに加えられることになっておりますが、この規制によります実際効果について少し伺いたいと思いますが、具体的には交差点や高速道路で起こる自動車の騒音が、現在より何ホンぐらい低くなるのか、ちょっと伺いたいと思います。
【次の発言】 運輸関係の方が見えるまで……。厚生省の方、私の手元に、こういう資料があるんですよ。現行はあらゆる自動車が規制が八十五ホン、普通走行騒音ですね。それから加速走行騒音も、これも八十五ホンと、こうなっているんですね、これまで。ところが今度新規制によると、乗用車が七十ホン、普通走行。それから加速走行……

第64回国会 公害対策特別委員会 第7号(1970/12/18、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 ぼくも実はマスキー法案の問題について質問を予定をしておりましたが、いま田渕君がだいぶん質問なさいましたから、その点にあまり触れないで、一点だけ伺っておきたいと思うのです。  おとといですか、私は運輸省に対して自動車のことを質問をいたしました。私たちは、排気ガスを下げなければ外国へ車が売れなくなるよという点からではなく、日本国民の健康のために一日も早く排気ガスを少なくせいということを私は申したわけです。ところが、運輸省の答えは、やはり技術の点や、いろいろなことで、なかなかそういうふうにいかない、五十年まではどうにもならぬというような答えだったわけです。そういう答えの中で、今度はマス……

第64回国会 商工委員会 第2号(1970/12/03、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 日米繊維交渉はアメリカ側の一貫した高圧的態度と日本政府の譲歩に次ぐ譲歩というきわだった対照を示していると思います。私たちは従来も日米繊維交渉そのものに反対する立場をとってきたものでありますが、従来からそのことは明らかに表明してきたと思うのですが、交渉が現に国民の目から隠されたところで推進されているということから、政府の考え方について二、三の点についてはっきりしたことを伺いたいと思います。  まず、政府は現在十七品目六ワクという案を、業界の反対にもかかわらず、いわゆる見切り発車という形でアメリカ側に対して提案しておりますが、この案でまとまる見込みは全くないという情勢にあることは政府……

第65回国会 公害対策特別委員会 第3号(1971/02/17、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうのこの所信表明で、総務長官が非常に意欲的な所信表明をなすった、その立場に立って答弁をしていただきたいと思うのです。  まず、田子の浦の問題で総務長官の御意見を伺うわけですが、田子の浦にたまっておるヘドロ百万トンのうち、三十万トンを富士川の河川敷に捨てるということがきまったように新聞に報道されておりますが、これはそのとおり政府の方針としてきめられたのかどうか。
【次の発言】 そうすると、まだその条件が整わない段階では、まだきまったということははっきり言うことはできない、こういうことでございますね。
【次の発言】 大臣も心配していらっしゃるように、もうぐずぐずしていると雨期が来……

第65回国会 公害対策特別委員会 第4号(1971/03/12、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 委員長、ちょっと関連で……。

第65回国会 公害対策特別委員会 第8号(1971/05/19、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私たちの党もこの法案に対しましては賛成の意思を表明しておるわけですが、なおその賛成の意思を持ちながら二、三不審な点について私は質問をしたいと思うんです。  ここに出ております第三条の公害防止統括者というのは、これまでの公明党の委員の質問に対しまして、工場長ということばが使われておるわけなんですが、工場長はときに重役が工場長をつとめているときもあるわけなんですね。その場合も、重役の場合であっても統括者としていわゆる罪を犯した、間違いをおかした場合は処罰の対象になるのかどうかという点をちょっと伺いたいのです。
【次の発言】 わかりました。そうしますと、重役が――重役というものは何てい……

第65回国会 商工委員会 第8号(1971/03/18、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、いま審議されています中小企業信用保険法の一部を改正する法律案の内容をよく検討いたしました。その結果、私たちの考えでいくならば、まだ不十分な点がたくさんあると思いますが、一応中小企業に対する金融のワクが広げられるという点で、私はこの法案には賛成するという立場をとっているのです。その立場において少し質問をしてまいりたいと思います。  まず最初は特別小口保険ですね、この問題について質問いたしますが、改正案では限度額が五十万円を八十万円に引き上げることになっておる。引き上げることは必要なことですが、引き上げ幅に問題がまだ私はあると思うのです。もっと引き上げたらなおよかろうと思うので……

第65回国会 商工委員会 第13号(1971/05/24、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は新幹線に乗って東京から大阪に帰るときに、米原の付近に参りますと、伊吹山という、私たちが若いときにスキーをやったりした、まああの地方としての名山だと思うのですが、あの伊吹山の一面がセメント業者によって、採石のために非常に変形され荒らされておる、ああいう面を見るんですが、あれは日本の名山の一つですが、そういう山は採石場にしないで、やはり自然の美というものを私は保存しておくべきだと思うのですが、そういうことに対して本法は何ら触れていないと思うのです。その点どうお考えですか。
【次の発言】 鉱業権であるいはあれが取られていると聞くのですが、私は伊吹山だけの問題じゃないと思うのです。滋……


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 議院運営委員会 第4号(1971/07/23、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連で、私は、参議院の良識云々ということがいま盛んに言われているときですね、私は、良識は参議院のみならず衆議院もあるべきもので、これは同じことだと思うのですが、特に参議院で良識云々がいま言われているときに、参議院においてこういう問題が起こっているということはもうはなはだ遺憾にたえないのですね、私たちは、参議院議員としてやはりりっぱな参議院をつくっていきたいという熱意に燃えておるわけなんです。議長もそういう気持ちでは私は同じ気持ちを持っていらっしゃることだと思う。そのときにこういう問題が参議院で論議されなきゃならぬということは、私は実際恥ずかしいことだと思うのです。そこで、こういう……

第66回国会 議院運営委員会 第5号(1971/07/24、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 いま総裁の答えを聞いても、あのとおり、何もこれだというきめ手の答弁はどこからも出てこないのですね。  それで私は、この決議案を出す一つの参考として聞きたいのは、本人の心境を私は聞きたいと思ったのですよ。それで本人の出席を昨日求めてあったはずです。なぜ本人は出席しようとしないのか。私たちは本人から聞かないと本人の心境というものがわからないのですが、自民党の諸君の中には、あるいは本人の心境を聞いておられる方もあろうかと思いますので、ひとつ官房長官はじめだれでもいいから、本人がどういう心境にあるのかということをここでまず聞いておきたいと思うのです。

第66回国会 災害対策特別委員会 閉会後第2号(1971/09/17、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほど加瀬委員の質問に対しまして、千葉県では危険地帯が七十カ所ある、そのうち、指定をしているのが十カ所、工事にかかっているのが五カ所、こういう答えがあったと思うのですが、今回の災害の起こった個所は、この七十カ所の危険地帯内で起こっておるのか、それとも七十カ所以外のところで起こったのか、また工事をした五カ所には今回は災害は起こっていないのかどうか、それをまず。
【次の発言】 先ほど加瀬さんに答えた人でいいんです。
【次の発言】 それじゃ指定したところは今度の災害には関係ないということですね。それでは危険地帯として七十カ所としておるが、それ以外にも危険な個所が無数にあると、こういうこ……

第66回国会 商工委員会 第1号(1971/07/20、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 委員長、それに対する意見があります。ちょっと発言を求めます。そういう場合は、やはりこういう問題については、各党最低一人ずつを連れていく、参加するという、それを守っていただきたいと思います。

第67回国会 議院運営委員会 第7号(1971/11/06、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も、この決議案が委員会審査省略の上、いっときも早く本会議にかけられることを希望するわけです。というのは、なぜこういうことをしなきゃならぬか。これはいま日本国民全体がこのアムチトカ島の核実験には反対をし、なお、大きな心配をしておるという段階です。そのときに国会議員が黙っておってよいものかどうかということです。だから、私たちはこれをいっときも早く中止させるという立場に立ってこの決議案を提出しておるわけです。なぜ与党の方が、国民全般の願いであるこの決議案に反対されるのか、実は私はわからないんです、そういう点は。そうして、ただいま国対の中では、この決議案をやめて緊急質問をしたらどうだ、……

第67回国会 議院運営委員会 第17号(1971/12/24、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、会期延長の件につきまして、日本共産党を代表して反対の意思を表明したいと思います。  われわれ日本共産党は、議会制民主主義を尊重する党でありますが、そのためには議員の発言の保障と国会の民主的運営が尊重されなければならないと考えております。今回の六十七国会でまず問題になりましたのはもどうして参議院を民主的に運営するかという点でございました。民主的な運営をするためには、国会の正常化を守っていくためには、私はまず何よりも会期の延長ということは避けなければならないと考えるものです。なぜ今回会期を延長しなければならないかにつきまして、何ら理由が明らかになっておりません。さきに衆議院にお……

第67回国会 商工委員会 第2号(1971/12/07、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 朝からいままで、自民党の実力者田中通産大臣の抱負をずっと聞いてきたわけですが、そこで少し質問をいたしたいと思いますが、通産大臣は、この間新潟のほうへ行って、こういうことを新聞記者会見でおっしゃったというのですが、帳簿外の織機を一切整理する必要がある、買上げ対象は三十万台ほどになると思われるということを言っていらっしゃるのですが、今日もなおその気持ちをずっとお持ちなのか、これをことばどおり実行なさるのか、ひとつ、まず聞いてみたいと思います。
【次の発言】 実力者田中さんが、そのくらいの積極的な気持ちを持っておれば、必ず私は実現可能なものと思います。なおそういう方針で、今後大臣が大い……

第67回国会 商工委員会 第4号(1971/12/21、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは時間があまりありませんので、私、質問も簡潔にいたしますから、ひとつ答弁も簡潔に要点だけ答えていただきたいと思うのです。  今回の法律改正案は、バイヤーズ・クレジットや融資買鉱における融資プラント輸出のフル・ターン・キイ契約を、新たに輸出保険の対象に加えておりますが、これはわが国の資本にとって好ましい海外進出の条件、より安全な環境をつくり出すものであると思いますが、そう理解してよろしいでしょうか。大臣、いいならいいというふうに簡潔に答えていただきたいと思います。
【次の発言】 通産大臣は、提案理由の中で、バイヤーズ・クレジットやフル・ターン・キイ契約について、プラント輸出の……

第68回国会 議院運営委員会 第13号(1972/05/10、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう各委員が相当質問なさいましたから、私はダブらないように別の角度でちょっと質問をやろうと思うのですが、この恩赦法ができましたのは昭和二十二年だと聞いております。私は、そのころまだ国会に来ておりませんでしたので、この恩赦法の審議には参加をしていなかったわけですが、この恩赦法が国会で審議されたときに今日のような事態を予測して大赦法がつくられたのか、そのときの審議の状況がわかっておるならばですね、ちょっと伺っておきたいと思うのです。
【次の発言】 実は私、ここに来る前に議事録をさがして、その点をずっと読んでこようと思ったんですが、時間がなくてそれをすることができなかったんです。だから……

第68回国会 災害対策特別委員会 第4号(1972/05/17、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、十五日にさっそく大阪へ調査に行ってまいりまして、まだ焼けあとそのまま、死体はもう片づけられてありませんでしたが、そのほかのものはもうそのままになって水が川のように階段を流れておる。そういうまだガスのにおいもしておるというような、その中でずっと大阪の消防局の中田さんの案内でずっと見てまいったわけです。ですから、私の質問はかなり具体的な質問になるかと思いますから、皆さんも具体的に答えていただきたい。それから、私は皆さんを詰問する、責任を問うというような立場で質問をするんじゃありません。これからどうするかという点で、皆さんと一緒に考えていきたいという点で質問するんですから、あまり……

第68回国会 商工委員会 第4号(1972/04/13、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 通産大臣の御答弁は非常に丁寧でいいですが、時間が非常に少ないので、私はもう率直にお尋ねするし、率直に答えていただいたらいいと思うんです。  まず第一問は、沖繩密約と国民の知る権利の論議がずっとされてきましたが、その中で、密約で国民をだました政府の政治責任は重大だと思います。そもそも、国民に真実を隠さなければならない政治をやっておるほうこそ間違っていると私も思いますし、広範な世論もそういうふうにわき上がってきておるわけですが、十一日の参議院予算委員会へ参考人として出席されました伊達教授がいろいろ述べた中で、「政府が国民に疑惑を与える行動をしてはならないことは、民主主義社会における政……

第68回国会 商工委員会 第5号(1972/04/18、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 いろいろな問題がありますが、私は騒音計について少し聞きたいと思います。  騒音計には精密、普通、簡易と、この三種類がありますが、各種類の生産台数及び生産比率はどうなっておるか、また地方自治体における種類別使用台数はどのようになっているか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 それで見ますると、地方自治体が使っておる台数は、普通級ですね、普通級というこれが一番台数が多くて五〇%以上占めておるわけですね。これは騒音計に関する答申によりましてそうなっておるように思うんですが、地方自治体が使用する騒音計相当数が騒音規則などの取り締まり用であって、計量法上の検定対象となり得る証明用に使用……

第68回国会 商工委員会 第7号(1972/04/25、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 この法案に対しましては、私たちも賛成の立場をとっております。それだけにやはり責任もあると思いますので、私は、安心して賛成のできるようにひとつお答えをいただきたいと思うのです。  あの大阪万国博のときには、外国の招請につきまして昭和四十一年八月十二日の閣議決定をしていると私は伺っておりますが、今回も同様の決定を閣議で行なうのか、それと、行なうならばそれはその時期と内容はどうかという点を伺いたい。  続けてもう一つ質問を重ねておきます。  外国へ招請状はいつ送る予定かという点、大阪万国博のときに招請した百二十三カ国、二十一国際機関へは全部送るというのかどうかという点を、簡単に答えてく……

第68回国会 商工委員会 第9号(1972/05/11、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、石炭関係の法案が審議されるたびに思うのですが、政府の石炭対策というのは全く人質対策のような感じがするのですね。ハイジャックにも似た対策じゃないかといつも私は思うのです。というのは、石炭を掘ったあとに起こる鉱害は当然私は、石炭会社が償うべきものだ、これが本筋じゃないかと思うのです。ところが、石炭掘ってもうけて、そして逃げてしまつて、無資力鉱害というものを起こしておる。そうすると、政府のほうでは、これはもうだれも補償する人がないからどうしても政府の力でこれをせざるを得ないということなんですね。そうすると、その石炭屋の起こした鉱害で被害を受けた人は農民であり、市民でありするわけで……

第68回国会 商工委員会 第10号(1972/05/16、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣にお尋ねします。  石油需要の見通しについて、まず最初にお伺いいたしたいと思いますが、環境破壊や公害、過密問題の深刻化によりまして、今日経済成長第一ではなく、国民の命と暮らしを第一義に考えるべきである、成長率が低くても、国民の福祉を重要視すべきだと、こういう考え方が国民の間に強く支持されていると思うんです。この見地は、経済全体が生産の規模の拡大、利益の増大に突っ走ることがあってはならないということを私は意味すると同時に、個々の分野、たとえば石油や鉄鋼、自動車などにおいてもそうあるべきことを意味していると思います。個々の分野で国民の福祉や環境保全を第一に考えた活動を行なってこそ……

第68回国会 商工委員会 第11号(1972/05/18、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 清水先生にちょっとお尋ねしますが、先ほどから皆さんお聞きになっておりますが、割賦販売の価格ですね、一体無制限にしていいものか、その価格の制限というようなことは考慮する必要がないのか、私もまだわからないものですから、参考に伺いたいと思います。  それから、熟慮期間が四日間ではまだ不足だというような御意見もありますが、熟慮期間というものをその価格によって長短をつける必要があるのかないのか。  その二点についてお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 私、かつてアメリカのシンクレアの小説を読みました。あのときに、外交員の甘言に迷わされて、勤労階級が家を買ったりあらゆるものを割賦販売……

第68回国会 商工委員会 第12号(1972/05/23、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 最近、不当表示によるごまかし商品があとを断たないというニュースが連日のように報道されております。牛乳をはじめ合成洗剤、木など。このような不当表示をなくし、国民が安心して買いもののできるようにする上で、今回の割賦販売法、不当景品類及び不当表示防止法はどれだけ役立つかという点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 次に私は、牛乳の問題で少し質問をしたいのでありますが、牛乳は国民の生活に欠かせないもので、国民の健康にかかわり、また幼児の主食でもあり、牛乳メーカーは良質の牛乳を供給するという社会的責任を負っておると思うんです。この社会的責任を忘れ、もうけ主義に走り、異種脂肪入りのインチ……

第68回国会 商工委員会 第13号(1972/05/24、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 二点お尋ねしたいと思うのですが、今度法律の一部改正をやる動機は、世界情勢の変化とかいうようなことがあげられているわけですね。そうして、政府は繊維工業審議会及び産業構造審議会繊維部会などに諮問した結果、こういう案が出たということになっているのですが、皆さんは、この二年間これを延長すること、また十億円の出資をすることであらゆる問題が解決するという見通しを立てていらっしゃるのか。もしもそういう見通しならば、その見通しの根拠を示していただきたいと思うのです。というのは、私たちこの法案を審議する参考にしてまいりたいと思うのですね。それから、アメリカの繊維輸入制限がなければこういう法案の延長……

第68回国会 商工委員会 第15号(1972/05/30、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 この紡績業と織布業の構造改善事業が目標を達成できなかった原因は一体何なのか、という点を答弁していただきたい。
【次の発言】 いま、目的達成ができなかった原因を政府は三つあげられたわけでございますが、次の質問に移りますが、紡績業のグループ化、これは何でしょう。構造改善事業は、一は設備の近代化、それからグループ化ですね、それから過剰設備の廃棄、この三本柱から成っていると思うのですが、目標は紡績業で百十二万錘の精紡機の廃棄を達成しただけで、全体としても未達成となっておる、こう言わなければならないわけですね。その達成できなかった理由はいま政府がおっしゃった三つと、こういうふうに思いますが……

第68回国会 商工委員会 第18号(1972/06/08、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 まあ田中通産大臣の答弁聞いていると、非常な経綸が出てきまして、もう総理の話を聞いているようです。
【次の発言】 私も少し質問したいと思いますが、まず最初、産炭地域振興事業団法についてちょっとお尋ねしたいんですが、この法が成立してもう十年を経過したと思うんですが、この十年間に産炭地域振興事業団は一体どれだけの金をお使いになっておるか、ちょっと知らせていただきたいんですが……。
【次の発言】 ここ過去十年間に相当の金をこれにつぎ込んでおるわけですね、産炭地振興ということによって。ところが、私が聞いているところによりますと、九州並びに常盤、北海道の炭鉱地帯、あまり産炭地振興の名に値する……

第68回国会 商工委員会 第20号(1972/06/16、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣にまずお尋ねするわけですが、石油パイプラインは周辺住民の安全にかかわるものでございますから、その計画や工事にあたりまして、一定のルールが確立されなければならないと思います。そのやり方は、住民の意見を十分に聞いて、住民の同意を得る、あくまでも民主的なものであること。これが一つの条件です。  二番目は、住民の生命、環境に対する安全性は絶対に保障されること。もし住民の生命や環境に対していささかでも危険を持つおそれのある場合には、パイプラインを通さないこと。最低限、この二つが私は原則として確立されなければならないと思いますが、大臣はどういうふうにお考えになりますか。

第70回国会 議院運営委員会 第1号(1972/10/27、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私たちのほうは、衆議院のほうでも一ヵ月間以上と、三十日以上ということを要求しておるようなので、もしもこれが本会議で採決される場合は、私のほうはあるいは反対ということになると思います。

第70回国会 議院運営委員会 第2号(1972/10/28、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 この問題について、わが党の見解を述べさせていただきたいと思います。  この任命のしかたですが、三十六年、衆参両院議運の申し合わせで、今後は衆議院、参議院の事務総長を交代で国立国会図書館長に任命するというようなことが申し合わされたというようなことを、私は最近になって伺ったわけですが、国立国会図書館長といえば、やはり図書館長としては日本最高の地位だと思うし、これは国際的にも非常に重要な立場にある方です。それを衆参両院の事務総長を交代で充てるというような任命のしかた自体に私たちは賛成できないんです。そういうやり方には反対をいたしてまいりたいと思っております。  国立国会図書館の館長とい……

第70回国会 商工委員会 第2号(1972/11/10、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 時間がわずか六分だといいますから、簡単に御質問申しますが、円再切り上げの問題で私もちょっと質問しておきたいと思います。  いま、外貨準備高十月末で約百七十八億ドル、その後さらにふえ続けて、現在ではすでに百八十億ドルをこえておる、こういう情勢の中で円の再切り上げは必至と、こういうふうに世間では言っておるわけです。その点先ほど大臣は、絶対いたしませんと強くおっしゃいましたが、大臣がそういうふうにおっしゃっても、世間ではなかなかそれをそのまま受け取らないというのが現状だと思うのです。そこで、絶対切り上げないというならば、回避するためにどういう対策を立てていらっしゃるか、その点まず伺いた……

第71回国会 議院運営委員会 第2号(1973/01/26、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 その問題で反対賛成がまいっておりますから、私、この問題については反対討論をちょっとしておきたいのです、参議院のあり方については。
【次の発言】 こういう問題は私たちは反対なんで、反対理由を明らかにしておかないと、外のほかの方に、なぜ反対したかということがわかっていただけないといけませんので、ここで簡単に反対理由を申し述べます。  この予算の出し方ですね、私たちの前に出される、これがもうすっかりきまってしまって、政府との間の話もきまってしまった段階で私たちに示されても、これに対して積極的な意見を述べることはできない、ふやしてもらいたいと言っても、それはもう決定しておるんですからとい……

第71回国会 議院運営委員会 第12号(1973/04/13、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 まあ秘書団の給与改定については、私も社会党の山崎君と同じような気持ちを持っております。  互助年金は、私たちはきょうは反対をします。  反対の理由は、きのう庶務小委員会で詳しく述べておりますから、あまり詳しくは申しませんが、私たちのほうにも外部からいろいろな質問状が寄せられております。その質問状の趣旨を一点簡単に申しますならば、われわれ国民の年金制度がまだ何も十分確立されていない、非常に不十分な状態にある。そのときに、国会議員は自分たちのお手盛りで十分な年金をもらうようにしているじゃないか、これはおかしいんではないかという意味の投書がたくさん来るわけなんですね。それに対して私たち……

第71回国会 議院運営委員会 第18号(1973/05/31、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 いま山崎さんが述べたことは、私は当然なことを述べていると思うんですね。私も全面的に支持したいと思うんですが、ただ一言、私この際言っておきたいのは、従来、各種審議会ですね、審議会の任命のときにも、私たちいつも人選について大きな疑惑を持つんですね。というのは、自分たち権力者の都合のいい人ばかし任命しているが、要するに学識経験とか公平無私の人を選ぶということが口先だけであって、その実、内容を検討すると、すべてそのときの権力者に都合のいい人ばかし私はよってくるような気持ちがしてしようがないんですね。特に今度の小選挙区制の問題に対するいわゆる私的諮問委員会なるものは、そういうにおいが非常に……

第71回国会 議院運営委員会 第27号(1973/07/09、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、先ほど議事進行について質問いたしましたのは、これは、実は私はまだ昼食をとっておりません。それで、先ほどサンドイッチ一つ口にほおばったときに事務局から連絡がありまして、それで、私はまだ食事中ですから、食事が済むまで待ってもらえないかという発言をしたんです。そうしたら、委員長のほうから、待てないというお答えでしたから、私はずいぶんひどいものだなと思って実はやって参りましたが、まず私が先ほど申した内容は、そういうことを発言したかったんだということです。だから、人間というものは、やはり食事は必要ですから、せめて昼食事ぐらいは落ちついてさしてもらいたいということなんです。(発言する者……

第71回国会 商工委員会 第3号(1973/03/29、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣、いろいろあなたの経綸を伺ってきたわけですが、そこで私も少し質問したいわけですが、この主要通貨の早期固定相場制復帰は事実上不可能で、変動相場制は短くて一年、長ければ数年と、こういう消息がワシントンの二十カ国蔵相会議から伝えられてきております。通産大臣は、変動制がこのように長引くことを予想しておられたかどうか、その点をひとつ伺いたい。
【次の発言】 きよう、私は、大臣とこの円・ドル問題で突っ込んだ論議をするということは考えていないのですが、そういう時間もありません。これはまた別の機会にやったらいいことだと思うのですが、そうすると、大臣は、長期化するという予測を立てておったという……

第71回国会 商工委員会 第5号(1973/04/17、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 この本法は、現行第一条におきまして、機械工業の振興と中小企業の設備の近代化をうたっておりますが、今回の改正は、むしろ中小企業対策にウェートがあると思うんですが、そのように理解してよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 リース業界の実態についてお聞きしますが、第一に、リース業者の数ですね、総数どのくらいあるか。
【次の発言】 この法律が中小企業対策にウェートを置いているということが言われたんですが、そのためには、いま不明であるというお答えのリース業界の実態を私はできる限り早く調査して、そして対策を――わからないと打つ手がないということですから、それを調べて対策を立てていっていた……

第71回国会 商工委員会 第6号(1973/04/19、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 鉱害防止義務者が存在しない鉱山の鉱害というのがあるわけですが、これは地方公共団体が事業主体となって工事を行なうことになっておりますね。この工事の対象となる鉱害量は、通産省の資料で見ますると八十八億一千万円、これを五年間で一掃する予定だと、こういうふうに書いてありますが、ところが問題は、この八十八億一千万円のうちの国の負担分が三分の二、地方公共団体が三分の一負担するというふうに書かれております。これでいきますと、地方公共団体は五年間で約三十億円、年間約六億円の資金を負担しなければならない、こういうことになります。しかし、休廃止鉱山のあるところは一般に過疎が進行して財政も困難な自治体……

第71回国会 商工委員会 第7号(1973/04/24、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 石炭合理化法は、地下資源、石炭を守ることにならず、閉山を合理化し、労働者の権利を抑圧するものとして私は先ほど合理化法案に反対をしたわけでございますが、皮肉にも合理化法案審議中に大夕張炭礦が閉山を提案、ただいま労働組合は千八百四十名の組合員がそれに反対をして戦っておる。きょうの報道によりますと、千八百四十人は、二十三日午前十時から臨時組合大会を開き、閉山反対の方針を明らかにして戦う体制を確立した、会場の協和会館正面には「閉山提案を撤回させ再建対置要求の獲得と会社、政府の責任を追及しよう」こういうスローガンを掲げまして、各代議員は、戦う以外に道は開けないと発言、全員一致で閉山反対をき……

第71回国会 商工委員会 第8号(1973/05/08、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう時間がありませんから、私、一言だけお伺いしたいのですが、高田さんのおっしゃった意味もそうだろうと思うのですが、こういう法律の中で私たちがほんとうに具体的に知りたいと思う点は、政令によりというようになっているわけですね。だから私は、この政令に書き込む点を法の中にひとつ書いて、一般の人に示してもらいたいという気持ちを持っているのですね。その点で言いますと、アメリカの消費者製品安全法はより親切に私はできているように思っております。  それからもう一つは、安全協会の組織の問題ですが、評議員会、せめて評議員ぐらいは、私は民間の消費者団体の推薦する人をこの中に加えるべきだと思うのですが、……

第71回国会 商工委員会 第9号(1973/05/10、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 じゃ、質問いたします。  よく電子ジャーやテレビ、充電中に燃え出す電気カミソリ、異常燃焼するガス瞬間湯わかし器、突然爆発するコーラなど、近年、欠陥商品があとを断たないと思いますが、しかも大量生産、大量販売を行なうために、本来、設備も近代化され、品質管理もすぐれていると一般の人は思っておるわけでございますが、大企業製品の事故例が最近目立っておると思います。この欠陥商品の原因は、安全性の無視または軽視による大企業のもうけ本位の考え方、姿勢、体質そのものに加えて、大企業に甘い通産省など、国の行政姿勢がこれを助長してきた結果であると思いますが、通産大臣は、欠陥商品の発生する原因及び大企業……

第71回国会 商工委員会 第12号(1973/06/14、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 中曽根さん、私たちは、この法案は通産省も相当苦労してつくった法案だろうと思うし、内容的に言っても、私たちも一つの前進した法案だと思うので、不十分ではあっても賛成するという態度を持っておるんですよ。しかし、反対すれば反対してしまって、あとでどんなことが起ころうと、そら見たかと、それで済む問題だと思うのですが、賛成するとなるとよけいにこの法案の審議に対しては私は責任を感ずる。委員長に言うているんだ。責任を感ずるわけですね。だから、一時間でこの法案の審議を済ましてしまえということでは、なかなかむずかしい点があると思うのです。だから、私たちも十分審議は尽くしてまいりたい、こういうように考……

第71回国会 商工委員会 第13号(1973/06/21、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前の委員会におきましても、私は、第一条の「必要な規制を行なう」とある、その「必要な規制」について政府の運用の姿勢はどうなんだ、基本的には禁止するという姿勢なのか、それとも規制を行ないつつ製造を認めていく、すなわち、認めることに重きを置いていくという姿勢なのかどちらなのか、こういう意味の質問をしたと思うんです。私は、そういうものは製造を禁止しろという立場に立っていろいろ質問しましたが、厚生省の立場はそういうふうになってない。しかし、きょうやがて、あとで出されるであろうところの附帯決議の第一項も、私の言った気持ちと同じような趣旨がその附帯決議に出ておると思うんですが、一体政府はど……

第71回国会 商工委員会 第15号(1973/06/28、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず最初に、私は中小企業信用保険法の改正案について質問いたしたいと思いますが、今回の改正点は、保険限度額の引き上げと公害防止保険のてん補率の引き上げということで、私たちもこれは必要なことだと思っております。しかし、前回の改正、いわゆる四十六年三月からですが、それから二年ぐらいだ早くも改正しなければならないということは、政府の対策が現実の事態の進みぐあいに比べて後手後手に回っておる、あと追い行政であることが原因だと思います。行政というものはあと追いではなく、先取りであることが私は大事だと思っております。  前回の改正時に、てん補率引き上げにしても離別小口保険の限度額の引き上げにしま……

第71回国会 商工委員会 第16号(1973/07/03、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 お二方にお尋ねしますが、先ほどから政治的、学問的に無色中立ということばが盛んに論じられておりますが、はたして政治的、学問的に無色中立ということがあり得るのかどうかという点をお二方に一応伺っておきたいと思います。
【次の発言】 研究委員の選定の問題ですが、いま日本には学術会議という学者の集まった団体があると思いますが、そこにこういう問題をまかしたらどうだという意見もあるわけです。そうすると現在の政府当局にしますと、あそこには少し色がついていると、こういうような意見を述べる人があるわけですね。しかし、私は学問というものは常に発展して進歩していくものだと思うのです。だから無色とか中立と……

第71回国会 商工委員会 第17号(1973/07/05、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 この審議に入りますに先んじて、ちょっと私、意見を申し述べておきたいと思うんです。  この法案につきまして幾つかの質問をしたいと思いますが、これまで日本学術会議は、七〇年代以降の科学技術政策のあり方につきまして政府に積極的な提案を行なってきたにもかかわらず、政府はこれを省みることがなかったということが一つです。  それから、この法案の作成にあたりましても、日本学術会議には何ら意見を聞くという態度をとらなかったということ、この事実は私は軽視することができないと考えます。もし、政府がほんとうに国民のために役立つシンクタンクをつくろうとするのであれば、なぜ学問研究に従事する人たちの、しか……

第71回国会 商工委員会 第20号(1973/07/17、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 他の質問者の方々は賛成の立場での御質問のように承りましたが、私はただ一人反対の立場に立っての質問でございます。  最初に伺いますが、昨年十一月一日付の通産省令に関連した各工連の措置の中に、法的な根拠なしに金を集めた工連があるということを聞いておりますが、それを一度返せという意見もありますが、どうするおつもりなのか伺っておきたいと思います。また、その場合利子精算などはどうしますか、提案者と通産省にお答えを願いたいと存じます。
【次の発言】 あの節、岐阜県あたりからたくさんその不当を陳情に来られました。私はその当時から、法的に何ら根拠のないこと、それをあたかも工連が通産省の指示のごと……

第71回国会 商工委員会 第24号(1973/09/11、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 お三人にお尋ねしたいのですが、物価問題と流通問題との関係、非常に物価が高くなってきて、みな困っているわけですが、皆さんもその点においてはいろいろ苦心をしていらっしゃると思うのですが、この流通問題ですね、どういうふうにしていくべきか、どういうふうにしたら物価をもう少し下げることができるようになるのかという点で、いろいろ考えていらっしゃる点もあろうかと思いますので、現在やっていらっしゃるやり方、また、これからこういうふうにいったらいいと思うお考えがあるならば、参考までに聞かしておいていただきたいと思います。  どうぞ百貨店の代表の方から。

第71回国会 商工委員会 第25号(1973/09/13、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 質問の第一は、この法案では現行百貨店法の許可制を廃止して届け出制にしておりますが、この許可制と届け出制の違いについてまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、この許可制を届け出制に変えたのは、消費者の立場に立ってやったことではなく、やはり営業する人たちの立場に立って変えたということなんですか。
【次の発言】 あとで、質問の中で明らかにしてまいりたいと思いますが、そうすると、この許可制を届け出制にすれば消費者も便利になるし、それから中小小売り商人ですね、それもよくなると、こういう考えのもとですか。
【次の発言】 もう一度聞いておきますが、今日まで許可制をとってきたと……

第71回国会 商工委員会 第26号(1973/09/18、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 いまの藤井君の質問とやや似た内容の質問ですが、中小企業の範囲につきまして、今回の改正が最も妥当であるという根拠を持っていらっしゃるなら、その根拠を示していただきたいという点、また、指標としまして資本金と従業員の二つしか出ておりませんが、他の要素は考えなくとも十分だと、こういうふうに思っていられるのかどうか。
【次の発言】 私が言いたいのは、ただそれだけのことじゃなしに、いま中小企業が当面しておるいわゆる下請代金問題などがあると思うんですね。この下請代金の支払い方法についても、一応考えていかなければならぬ問題だと思っておるんです。というのは、要するに、資本金の額によって中小企業とい……

第71回国会 物価等対策特別委員会 第10号(1973/09/19、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 長官ね、九月十六日の「日経」に、「不足物資の需給安定へ」といって通産省が長期計画に着手したという記事が出ているわけですね。私、これを見ました。建設関連の七物資をということなんですが、一体、これは、どういうふうな方向でこれをやっていくお考えなのか。おそらく通産大臣のみならず、経済企画庁長官もこれには参画をしていらっしゃるのだろうと思いますのでこの点を少しお考えを聞かしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 通産省関係の方も見えているかわかりませんが、これはあらためて通産大臣に直接伺うことにいたしますが、この物特委員会というのは、品物の量の問題、価格の問題品質の問題また、流通……

第72回国会 商工委員会 第4号(1973/12/18、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず密田さんにお尋ねしますが、現在、日本の各石油業者が備蓄をしておるところの在庫の石油の総量というものはどれぐらいあるのですか。
【次の発言】 石油です。
【次の発言】 石油になったものですね。
【次の発言】 原油がどれだけで、それから精製したものがどれだけあるか。
【次の発言】 それから精製したものは……。
【次の発言】 そうすると、あなたのほうでは、連盟としまして、大体日石にはどれだけある、どこどこにはどれだけあるということはおつかみだろうと思うんですが、その点ちょっと報告していただきたいと思います。
【次の発言】 はい。

第72回国会 商工委員会 第5号(1973/12/19、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、きょうの質問は、大臣と資源エネルギー庁の長官と、大体お二人にしぼって質問をいたしたいと思います。  まず最初に、エネルギー庁の長官に質問するんでございますが、法律案の条文に沿って伺いますが、第一条と第四条でこの法律を発動する場合の要件に当たるものといたしまして、「我が国への石油の大幅な供給不足」と定められておりますが、ここでいう「大幅」とは、一体何を基準にして、どのくらい不足する場合を考えているのか、この点をまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 通産大臣、いま二割カットだという話が出たんでございますが、今年度の当初の供給予想と比較しまして、今回の削減通告でどのくらい……

第72回国会 商工委員会 第6号(1973/12/21、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 二問ほど簡単にお尋ねしますが、昨日、突然私のところへ滋賀県から陳情団が参りました。その陳情団の構成は小売り業者とそれから消費者と、そういう方々の集まりでした。  そこで受けました陳情は、十一月の二十日までは、小売り業者が卸から買うプロパン、それが十キロが三百円だった。そこで十キロ三百円で買って、それに七百円余りのマージンを加えて、まあ千円ほどで売っておった。ところが十一月の二十一日から十キロが三百三十円、いわゆる一割値が上がった、卸値が。十二月の一日になりますると、十キロ六百円、御値が、そうなってきた。だから従来のマージンではもうとてもやれなくなってきたということです。ところが中……

第72回国会 商工委員会 第7号(1974/02/14、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうはたくさん問題は持っておるんですけれども、もう時間も迫っておりますし、私の持ち時間もわずかですから、まず最初、通産省の定員の問題でちょっと伺っておきたいと思うんです。  昨年十二月十九日のこの参議院商工委員会の石油需給適正化法案審議の際に、中曾根大臣が定員の増強、融通、それからあらゆる措置を講じて期待にこたえると、こういうふうに答弁していらっしゃいます。あれからいままでの間に、この法律を動かすために、体制上の問題でどのような対策をおとりになったかということをまず伺っておきたいと思うんです。この質問は、私があの中で、たくさんの仕事がいっぱいふえたと、で、今日の状態でそういう体……

第72回国会 商工委員会 第9号(1974/03/28、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょう私は、この法案をよく審議している中で、その法案の重大性を強く感じるようになったわけです。それで、先ほど科学技術庁関係の方も出席をしてもらうように頼んだんですか、見えていますか――もうちょっと――それじゃ、それはあと回しにいたします。  それで環境庁の方と、それから通産省の方にと思うんです。  この計量士という問題が、これができて、それを各五段階ですか、何段階かにするというふうになっていますね。こういうふうに、今度の法案で計量士というものが非常に重大視されてきておると思うんですが、その計量士の責任とそれから権限ですね、それから、その計量士がその目的を忠実に履行しなかった場合、……

第72回国会 商工委員会 第11号(1974/04/23、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず、最初にお伺いしますが、この法律案の提案理由によりますと、最近における中小企業を取り巻く環境は急速に変化し、かつ、きびしさを増しつつあると、こういうふうに現状を述べておられますが、改正案作成の時点といまではかなり状況が違ってきておると私は考えますが、この点の通産省の認識についてまずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 この法案で環境の変化ですね、大きな変化が起こっている。それが十分手当てできるというふうには通産省も考えていないのですか、これで十分やっていけるというお考えなのか、そこをもう一ぺんあらためて伺います。

第72回国会 商工委員会 第12号(1974/04/25、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、この法案に替成し、伝統的工芸品産業に従事する方々の生活と経営の安定と向上をはかるため、この法律をほんとうに血の通ったものとして運用する立場から、提案者と政府に若干お尋ねをいたしたいと思います。  提案理由にも述べられておりますが、この伝統産業の分野に対する国の助成は、従来全く行なわれなかったと言っても過言ではないと思います。周知のとおり、伝統的工芸品産業は、個人企業や従業員五人以下という小零細企業が大部分を占めており、これは伝統的工芸品産業の大きな特徴となっております。そして、これらの産業はひとしく後継者がいない、原料の手当てが困難だといった問題をかかえながら今日に至ってお……

第72回国会 商工委員会 第16号(1974/05/21、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 天然資源の恒久主権や国有化の権利などは、植民地主義的な経済支配に反対する盤展途上国、資源産出国などの譲れない原則であると私は考えます。もはや日本政府といえども、これを認めないわけにはいかなくなっておると私は考えます。ところが輸出保険法では、いわゆるカバーする対象としまして、国有化などの政治的危険をあげておるわけです。このような危険をカバーするということは、発展途上国などの植民地主義や経済支配に反対する動きに抵抗して、万一国有化や収用などがあっても、大企業などが損をすることなく安心して海外進出をやることができる、また、進出を促進することになると考えます。すでに日本の企業の海外進出は……

第72回国会 商工委員会 第18号(1974/05/29、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、きょう西山参考人と、それから矢部、川崎両参考人に、あとで森参考人に一問だけ質問したいと思っております。  まず最初、西山参考人に御質問申し上げたいと思います。先生は地域計画や都市計画の権威だということを私は伺っております。先ほども住民の生命、健康、安全を守るという件、それから住民の福祉向上は住民の基本的権利だという件、それから地域開発は住民自治が原則だと、こういう三点について先ほどからお話を伺ったんでございますが、いま問題になっております自治体の代表からいろいろ話を伺っておったわけですが、自治体の財政の強化という点、それから過疎問題の基本的解決という点、こういう中で発電所を……

第72回国会 商工委員会 第19号(1974/05/30、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 最初に、この法案を提出に至りました経過と、この法案のねらいについて御説明を願いたいと存じます。
【次の発言】 いま、通産大臣の御答弁によりましても、また通産省からいただきました資料を拝見いたしましても、発電所立地が困難になっている理由といたしまして、二つの点をあげていらっしゃるように思います。  その一つは、公害問題や原子力の安全性に対する疑念から住民の反対運動が起こっていること、これが一つです。その二は、発電所等の立地が、他産業の立地に比べて、雇用機会の増加や地元の振興という点で得るところが少ない、こういうふうにいっております。そうしてこの法案では、通産省の資料でも述べておられ……

第72回国会 商工委員会 第20号(1974/05/31、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。
【次の発言】 問題は一つですけれども、三つぐらいに分けて聞いたほうがわかりよくていいと思いますので、私は三つぐらいに分けて聞きたいと思います。  一つは濃縮ウランの輸入先の問題ですが、現在どこの国どこの国から輸入しておるかということが一つ。それで、その輸入量、その輸入に対する価格、トンどのくらいについておるか。まずその点をひとつ。
【次の発言】 アメリカだけですか、いま輸入しているのは。
【次の発言】 そうすると、この間、田中総理がフランスへ行って千トンの契約をしてきたというのは、濃縮ウランでございましょう。
【次の発言】 その価格はどのぐらいの価格で約束されておりますか……

第72回国会 物価等対策特別委員会 第1号(1973/12/01、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 ただいまから物価等対策特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行ないます。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの小柳勇君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に小笠公韶君を指名いたします。(拍手)

第72回国会 法務委員会 第12号(1974/05/09、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 いろいろ皆さん方から貴重な御意見を伺いましてありがとうございます。私、共産党の須藤五郎でございますが、まず江藤先生に三点にわたってひとつ御質問申し上げたいと存じます。  一々質問して答弁いただいてしておると少し時間がかかりますし、もう時間も切迫してきておりますので、かためて三問江藤先生にお尋ね申し上げたいと思います。  先生も御意見の中で述べられましたが、第一点は、法律案第八条二項で、調停委員を最初から非常勤の公務員化することに今度の法案はなっておりますが、こういうことになりますと、調停制度上あるいは裁判制度上どういうことになるのか、もう少し詳しく御意見を聞かせていただきたいと思……

第72回国会 法務委員会 第14号(1974/05/16、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょう私は最初のほうと最後のほうを大臣にいていただきたいと思ってるんです、大臣に対する質問がありますんで。しかし最初のところは、大臣が私の質問が済むまではここにおることができないんだということをいま大臣から訴えられました。それで、最初のほうと――私の質問はすべてで大体十二、三問なんです。それで、最初のほうと最後のところを大臣が見えてからということに保留しまして、それで私はこの法案の内容についてのところを、第七問から私は質問に入りたいと思っております。どうぞ大臣はお引き揚げくだすってけっこうでございます。できるだけ早く帰っていただきたいと思います。  時間にも限りがあることと思いま……

第72回国会 予算委員会 第12号(1974/03/19、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。  石油を値下げさせるためには、メジャーにもメスを入れなきゃならないと私は思います。現在、日本の石油は、メジャーが輸入原油の八割を押えております。日本経済はメジャーによって思いのままに振り回されておると言って過言ではないと思うんです。メジャーは、石油危機の中で、日本をはじめ消費国国民の苦しみをよそに、ばく大なもうけを上げております。アメリカの大メジャー、エクソンのもうけ、皆さん、七二年に約十五億ドル、七三年には約二十四億ドルと、五九%ももうけをふやしております。米系メジャー全体の利益は五五%もふえ、もうけのふえた額だけでも、日本の金で六千三百八十億円にもなっておるわけです。……

第72回国会 予算委員会 第25号(1974/04/10、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日本共産党を代表して、昭和四十九年度予算三案に反対の討論を行ないます。  反対理由の第一は、本予算案が国民の切実な要求である狂乱物価の鎮静、国民生活防衛の課題に何ら抜本的対策を講ぜず、国民に重い犠牲を負わせる予算案となっている点であります。  すなわち予算案は、依然、二兆一千六百億円ものばく大な赤字公債をかかえ、産業基盤中心の公共事業費は、四十八年度繰り延べ分を含め実に三兆円に及び、国民的批判にさらされた列島改造計画に執着し、依然として高度成長推進、物価引き上げの予算となっているのであります。しかも、わが党などの追及によって、次々と大企業、商社の前代未聞の反社会的行為が暴露……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 商工委員会 閉会後第2号(1974/10/15、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 先日私は、福井県内の中小企業の実態を調査してまいりましたが、特に繊維関係の窮状は深刻なものだと思いました。そこで、繊維関係中小企業のさまざまな問題をかかえている典型的な業者の実情をここに御紹介し、これに対する政府の対策を伺いたいと思っております。  この業者は、十五台の織機を家族二、三人で動かして、タフタ、しゅす、アムンゼンなどを生産しております。  注文の状況は、九月の初めで最盛時の半分しかなかったのに、十月に入ってからは全くなくなってしまい、残務整理みたいなことで若干機械を動かしているような状態でありまして、福井全体を見渡しても、大体半分の業者は織機を全くとめているような状況……

第73回国会 商工委員会 閉会後第3号(1974/11/07、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、先日の商工委員会におきまして通産省に対しまして数点質問してあります。一つは、この事故の原因がどこにあり、責任はどこにあるべきか、持つべきかという点です。それから第二は、北海道瓦斯の利益優先と人命無視の合理化強行に原因があるのは明らかだという点を私は質問をいたしました。それから調整期間の問題、それから調整に当たった人員の問題、それから第三は、器具の準備の不足の問題、それから次は、調整作業後のチェックがどうなったんだ、チェックの問題、それから事故発生後の北海道瓦斯の対応の問題、会社の責任の問題、まあいろいろな問題につきまして、私は通産省に十点ほど質問をいたしました。そうしたら通……

第74回国会 商工委員会 第2号(1974/12/25、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も、昨日、砂川炭鉱事故現地調査団の一員としまして、参議院商工委員会から派遣されて日帰りで行ってまいりました。  詳しいことはお尋ねする時間がありませんから、ただ一言私は申し上げておきたいんですが、それは、これまで保安と生産は両輪の輪だと、こういうことがよく言われてまいったわけですが、石炭産業をほんとうに守って発展さしていくという立場に立つならば、生産と両輪の輪ではなく、保安というものは生産に先行すべきものだ、こういうふうに私は考えております。その点を大臣に意見としてお伺いしておきたい。大臣がどういうふうに保安について考えていらっしゃるか。そうなると、実際生産費のうちに占める保安……

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/23、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連。  東京都は、八月三十日に、台東区にある産業労働会館という地域住民を対象とした同和施設を、狭山裁判現地闘争本部として解放同盟朝田派が使用するのを同会館運営協議会の反対を押し切って許可しております。解放同盟朝田派は、この会館に長さ九メートルに及ぶ狭山現地闘争本部という看板を掲げ、宿泊設備もないところに外部からふとんを持ち込んで泊り込むなど、事務所同然に使用いたしました。この結果、地域住民の会館利用は著しく制限されました。そればかりか、この産労会館を舞台として去る九月十六日、解放同盟朝田派と野合して使用していた暴力集団中核派は革マル派の襲撃を受け、いわゆる内ゲバが発生し、流血騒……

第75回国会 商工委員会 第2号(1975/01/14、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 いま安武さんが質問なすった新産都市の問題につきましては、私たちは政府が新産都市構想を打ち出したときに、やはりこれは空気の汚染、水質の汚染はじめ産業公害を起こすという点で、そういう安易な考え方に対して私たちは反対の態度をとってきたものなんです。ところが政府は、だいじょうぶだということであれをやりましたが、今度新産都市の模範都市だといわれておった水島でああいう問題が起こった。  そこで私は、いろいろ質問の点はありますが、まず聞いておきたいことは、通産大臣、ああいう瀬戸内海とか、大阪湾とか、東京湾とか、伊勢湾というような場所――内海ですね、そこに石油備蓄タンクをつくるということに対して……

第75回国会 商工委員会 第3号(1975/02/13、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣、私たちの石炭に対する態度は、石炭は日本の唯一の地下資源であるから大切にしなきゃならぬという立場に立っているんですね。しかし、これまでの通産省、政府のやってきた経過を見ますると、石炭は高くつくから、石油が安いから石油に乗りかえろということで、閉山をどんどん進めてきたと思うんですね。あなたは価格の問題で石炭問題を決定していこうというのか。本当に私たち、先ほど社会党委員の話を聞いておっても、やはり石炭を大切にせよという立場だと思うんですね、私らも同じ立場なんですね。地下資源の石炭は唯一の地下資源であるから、それを大切にしなければならぬ、そういう立場で私たちはこれまで石炭論議をやっ……

第75回国会 商工委員会 第6号(1975/02/27、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは、先般合意されました国際エネルギー計画に関連して質問をいたしたいと思います。  国際エネルギー計画は、その内容から見ましても石油の実態から見ましても、国際石油会社の協力なしに実施することはできないと思いますが、この計画に対する国際石油会社の意向はどんなものか、また、話し合いの進展のぐあいはどうなっているのか、通産省からもこの会議に参加されていると思いますので、聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 国際エネルギー計画ですね、IEPの第二十七条第一項につきまして、石油会社の意向はどういうふうな意向を示しておりますか。

第75回国会 商工委員会 第9号(1975/03/20、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は武田薬品の代表の方に三点質問いたしたいと思います。時間が切迫しているようですから、私も質問をできるだけ短くしますから、答えも短く答えていただきます。  まず第一点は、日本の企業の技術格差は小さくないと私も思いますけれども、武田薬品あるいは業界として、欧米企業と対等にこの法案が通った場合にやれるかどうかという点が一点。  それから第二点は、物質特許のメリットとデメリットをどのようにあなたは見ていらっしゃるかという点が第二点ですね。  それから第三点は、薬品業界は今年五月に完全自由化になり、物質特許導入と相まって一定の影響がないとは言えないと思いますが、武田さんあるいは業界のこれ……

第75回国会 商工委員会 第10号(1975/03/25、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 議事進行。

第75回国会 商工委員会 第12号(1975/04/15、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は改正案について質問をいたしたいと思います。  今回の改正案で、設備メーカーへの規制措置として、特定設備に対する設計検査、材料検査あるいは製造中の検査を行うことを定めておりますが、今回これを入れることにしたのはどういう理由によるのか、伺っておきたい。
【次の発言】 いろいろ理由はあると思いますが、いずれにしましても特定設備、つまり大企業設備の場合、事故が発生すれば甚大な被害を労働者や地域住民に与えることにつながります。その保安対策には万全を期さなければならない、それは同感です。ところが、今回の改正で対象になるのは新規設備だけで、既存の設備についてはそのままであるということが言え……

第75回国会 商工委員会 第15号(1975/06/03、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは参考人の方に四点にわたって質問いたしたいと思いますが、質問は短い質問でございますから、ひとつ皆さんの方でも簡潔にお答えをしていただいたら結構でございます。  まず最初に、公団総裁に御質問申したいと思いますが、石油開発公団の目的はもともと自主開発原油の拡大、それから二番目がメジャー依存の体制からの脱却にある、こういうふうに私は理解しておるわけです。ところが、海外、あるいはわが国の大陸だなにおける開発の実情は、大半がメジャーとの共同開発であります。しかも、これに対しまして公団からの投融資を受けております。これは公団の本来のあり方からしまして問題があるというふうに私は思うわけで……

第75回国会 商工委員会 第16号(1975/06/05、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 最初に、資源主権問題についてお伺いいたしたいと思います。  いま日本の石油開発企業は、海外で四十近いプロジェクトを推進しておりますが、これらの契約方式はどういう実情になっているか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 いま伺っていますと、大体利権付与方式と思われるものが全体の五割、十八件余りあるということが察せられるわけですが、この方式は産油国の資源主権を侵害するものではないか。どういうふうにお考えでございますか。
【次の発言】 国連におきまして、資源の恒久主権の問題がたびたび決議されておると私は聞いておりますが、たとえますならば、資源の恒久主権に関する一九五二年決議では、自……

第75回国会 商工委員会 第17号(1975/06/17、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず最初、渡辺睦参考人に質問したいと思いますが、今回の改正で、関連業種を含めた構造改善が新しく入れられようとしておりますが、この場合、当然大企業も参画するということになりますと、大企業の意向を大きく反映したものになる可能性が大きいと思います。関連業種を含めた構造改善のねらいが一体どこにあるのかという問題につきまして、ひとつ渡辺先生の御意見を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 各参考人にお伺いするわけですが、近代化、この基本は、何よりも自主的かどうかという点にあると思っておりますが、政府も、口では自主的ということを言われておりますが、現実にはいろいろな問題があると聞いておりま……

第75回国会 商工委員会 第18号(1975/06/19、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず最初に私は、この十六日に経済対策閣僚会議で決められました第三次不況対策について、中小企業者の立場から若干の質問を行いたいと思います。  インフレと不況の同時進行、すなわちスタグフレーションといいますか、この不況下の物価高の中で、中小零細業者がどのような状況にあっていま一番何を求めているか、これはいまさら私から言わなくても、政府当局はよく御存じのことと思います。しかし、これまでのと申しますと、二月の十四日、三月の二十四日、二回にわたりますところの不況対策ですね、また今回の六月十六日、第三次不況対策が出ましたが、そのような中小零細業者に対しまして、本当の意味での血の通った施策とな……

第75回国会 商工委員会 第20号(1975/06/26、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず最初に、今回の法改正の目的について伺っておきたいと思います。大臣、どうぞ。
【次の発言】 健全なる運営を考えてと、こういう大臣の御答弁ですが、これまでそれでは不健全であったかということになるんですが、これまで不健全であったと言うならば、どの点が不健全であったかということをひとつ。
【次の発言】 いま大臣の御答弁の中にも、トラブルとか、公正なる価格を守るためにというお話がありましたが、特にトラブルの問題ですね、これまでいろいろな問題が、紛議が起こった問題ですが、それは商品取引所制度が本来持っている欠陥なのか、それとも運用の問題なのか、どちらからそういうトラブルが起こるようになっ……

第76回国会 商工委員会 第3号(1975/12/04、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 質問に入る前に、私は、今回の炭鉱災害による犠牲者並びに遺家族に対して心から哀悼の意を述べたいと思っております。  先ほど通産大臣は、石炭対策の態度としてりっぱなことを言ってらっしゃいますが、かつて当委員会におきまして、第四次石炭対策が提案されましたときに、時の植村甲午郎委員長に対しまして私はこういう意見を述べたことがございます。いまにして保安体制をはっきりと確立させなかったならば、石炭山で働く労働者はどんどんと減ってしまいまして、あなたたちが幾ら対策を立てても、石炭の産業の将来というものはだんだんと細っていきますよ、だから、炭鉱で働く労働者諸君の生活を豊かにすると同時に、炭住の問……

第76回国会 商工委員会 第4号(1975/12/09、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 非常に時間が短いんですから、政府当局も簡潔に要領を得た答弁をしていただきたいと思います。  最近、中小企業団体の組織に関する法律に基づく命令の規定による織機の登録の特例等に関する法律、こういう法律に基づく織機の登録に関連して、福井県下で不正事件が発生して問題になっておりますが、事件の概要と、主管官庁としての通産省はどのような措置をとってきたか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 こういう問題が起こりやしないかと思って、この無籍織機の問題が国会で論議されたときにも、そういうことが起こりがちだから十分注意をするようにと、そのとき私は注意をしたと思うんですが、こういうことがいま……

第76回国会 商工委員会 第6号(1975/12/16、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 二点ほど伺っておきたいと思いますが、正直のところ石油業界としてはこの備蓄法に賛成なのか、反対なのか。賛成の場合は、条件つき賛成なのかどうかという点をまずお伺いします。正直に答えてください。
【次の発言】 その条件というのは、どういう条件ですか。
【次の発言】 あなたのさっきの最初の話を伺っていると、ややもするとこういうふうに聞ける点があるんですね。この備蓄法が国家的な利益の立場に立って行われている、自分たちは企業本位に考えておるというふうな、こういう意味の――私の理解が正しいかどうか、聞きそこないがあるかどうかわからないんですが、そういう意味にとられる言葉があったように思うんです……

第76回国会 商工委員会 第7号(1975/12/18、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 議事進行になりますが、いま八五〇号以下どれだけというふうな御発表でしたが、願わくは第八五〇号、第二三〇六号というふうに、その号数ではっきりしていただいておいた方が私はよいと思うんですが。

第77回国会 文教委員会 第4号(1976/03/04、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、きょうは高校建設費に対する国庫補助の問題で質問をする準備をしてきております。  その前に、率直にこの主任制の問題につきまして一言私は意見を述べたいと思うのです。  けさから私は各委員と大臣とのやりとりをずっと聞いておりました。しかし、私は教育者じゃありませんです、単なる音楽家ですが、その教育者でない私が父兄の立場に立って大臣のお話を伺っておりましても、何でこの主任制の問題が必要なのかということがどうしてものみ込めないんですね。教育というものは、人と人の和の上に成り立つものだと私は確信しておりますよ。それを、ことさら好んでそこに石を投げ込んで和を破るようなことをなぜしなきゃな……

第77回国会 文教委員会 第7号(1976/05/18、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 時間も短いことでございますから、早速具体的な問題から質問することにいたしたいと思います。  まず第一に、給付内容、特に付加給付の改善についてお尋ねしたいと思います。私立学校の教育条件の劣悪さは改めて私が指摘するまでもないことであり、他方公立学校との格差も著しい。これは公立共済と私学共済の給付条件の大きな格差としてあらわれております。まず、格差の激しい短期給付についてお聞きしますが、働く教職員は高い負担をしているのに短期給付が著しく低いことに不満を持っております。そうして、その改善を求める声は切実な声となっておるのであります。第一の質問は、短期給付の一人当たり年間給付額はどうなって……

第77回国会 文教委員会 第8号(1976/05/20、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 この法案はきょう配られましたので、ずっと目を通して見るといろいろな問題が含まれておるように思うのです。逐条審議する必要もあるように思いますけれども、いろいろな問題は外務委員会などでも検討することでしょうから、国際的な問題は外務委員会の検討に任したらいい、私はこういうふうに考えます。そこで、簡単な質問ですが、二つ三つちょっと質問しておきたいと思うのです。  この第二条の「国は、協定を実施するため、国有の財産を大学の用に供する必要があるときは、無償で、大学に対して当該財産を使用させることができる。」と、こういうふうになっていますが、これは必要があると認めるのは日本の国なのですか、それ……

第78回国会 文教委員会 第4号(1976/10/21、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、文化庁長官の立場を守ってあなたが見えるまで質問を保留しておったんですから……。  昨年の、昨年ではないですね、昭和四十五年になっていますね、六十五国会におきまして著作権法が審議されたときに附帯決議をつけましたね。御存じでしょう。そこには、その著作権思想の普及に努力する、ということが第一項にあります。それから第三項ですね、最も重要なのは。「写真の著作権の保護期間の問題、映画の著作権の帰属問題、レコードによる音楽の演奏権の及ぶ範囲、応用美術の保護問題、著作隣接権の保護期間の延長及び実演家の人格権の保護問題等について、早急に検討を加え、速やかに制度の改善を図ること。」それが第三項……

第80回国会 商工委員会 第3号(1977/03/10、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 通産大臣、通産行政の重要な柱の  一つとしまして経済協力問題があると思います。そうして田中通産大臣自身は長らく自民党対外経済協力特別委員長の職についておられました。いわばこの問題の権威者の一人であろうと、こう思いますので、経済協力問題に関連して田中通産大臣に何点か伺いたいと思います。  御存じのように、いま日韓をめぐる経済協力問題について、ソウル地下鉄建設を初めさまざまの疑惑が取りざたされておることは御存じのはずでございます。いやしくも国民の血税を使って、相手国の国民生活の向上を期することを目指して行われる経済協力に、多くの疑惑が集中するような事態はあってはならないことであると考……

第80回国会 商工委員会 第5号(1977/04/14、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 今回の輸出保険法の改正は、プラント等の輸出促進を目的とするものでありますが、私はきょうは、今回の改正が日本の貿易政策、産業構造政策にどのような意味を持つか、その点を質問したいと思っております。  まず第一は、一昨年来日本の輸出が急増し、世界的な問題を引き起こしております。その結果、アメリカやEC諸国などとさまざまな摩擦を生じておることは周知のとおりでございます。わが国の外貨準備高は、この三月末で百七十億ドルに達し、一年間で三十億ドルも増加しております。国際収支も最近の為替相場の動きからわかるように世界的な関心の的となっております。五十一年度のプラント輸出は政府の予想を下回り約七十……

第80回国会 商工委員会 第6号(1977/04/26、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず第一に、事業団への政府の補助金に関連して伺いたいと思います。  小規模企業共済事業団の経費は全額政府が出資しております。ところが、昭和四十四年からは出資金による運用益を差し引いた額だけ補助をする、こういうふうになっておりますね。この理由について説明をまずしていただきたいと思います。
【次の発言】 まあ政府はこういう中小企業を共済するという名前をもって出していることでございますから、そのぐらいなことは政府がやはりめんどうを見て、何もかもおまえらでやれという態度じゃなしに、政府はもう少し立ち入っためんどうを見るのがぼくは当然じゃないかと、こういうふうに思っておりますよ。ですから、……

第80回国会 商工委員会 第7号(1977/05/12、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 私はきのうテレビの放送でこの報道を見ました。何と痛ましいことかという気持ちで胸が詰まったわけですが、私たちの党も石炭産業というものに対しましては心から大きな関心を持ち、日本の唯一の地下資源である石炭をどうして守っていくか、どうして日本のエネルギーに占める位置を高めていくかということについては常常考えてもおるし、また頭をひねっているわけなんですが、私はあの災害の報道を聞くたびに、これでどうして石炭産業が守っていけるのか、日本唯一の地下資源の石炭が守っていけるのかというここにぶつかるわけです。  石炭産業を守るためには、何よりもそこで働く人たちの保安というものを第一に考えていかないと……

第80回国会 商工委員会 第9号(1977/05/18、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 本日は参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。まずお礼を申し上げておきたいと思います。  私どもはこの分野調整法が出る以前から独自の分野確保法を国会に提案いたしました。その成立のために促進協を初めとする中小企業の皆さんとともに努力してまいったものでございます。若干の不十分さを持つとは言いながら、修正されましたこの本案は、現状に比較しまして相当前進したものであると、こう思いまして、早くぜひとも成立させたいという念願を持っておるものでございいます。  そこで、各参考人にお伺いいたしますが、さてこの法律を見ますると、主務大臣の運用姿勢がここの法律を本当に実効あるものにする上では大……

第80回国会 商工委員会 第10号(1977/05/19、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣、私どもは分野調整法が幾つかの不十分さを持ちながらも、現行の措置に比較しまして明らかに前進しておることから、一日も早くこれを成立をさしたい、こういうふうに念願しておるわけでございます。しかも不十分と考えられる点も、通産省の運用次第によっては相当程度克服ができるのである。したがって、法運用に当たっての通産省の責任は非常に私は重要であり、大きいと思います。  そこでまず最初に、この点についての大臣の決意を伺っておきたいと思うんです。
【次の発言】 ただいま運用に当たっての大臣の決意を伺ったわけでございますが、このこととも関連いたしまして、通産省あるいは中小企業庁が、大企業の中小企……

第80回国会 商工委員会 第11号(1977/05/24、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 公取委員長、総務長官、私どもは独禁法改正案は一日も早く成立させるべきもの、こういうふうに考えております。今回の改正点につきましては、現行独禁法を後退させる幾つかの重要な問題点を指摘しなければなりませんが、他面さまざまな制約が加えられてはいるものの、国民が求めた法強化の規定が取り入れられている、こういうふうに考えるからでございます。また、これまでの独禁法改正の経緯から見て、改正を実現することが国民の期待に応ずることであり、この点は特に政府自民党の責任が囲われるところとなっているのでございます。私は特にこの点だけを強調するにとどめて、まず質問に入りたいと存じます。  まず第一は、七条……

第80回国会 商工委員会 第12号(1977/05/25、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 第一の質問は、消費者の立場から、幅広く国民的に独禁法改正の運動を進めておられる大野さんに御意見をお聞きしたいと思います。  今回の独禁法改正は、狂乱物価や大企業の反国民的な行為によって直接被害を受けた消費者、国民が要求したものであります。これは、制定以来一貫して骨抜きにされてきた独禁法を、初めて強化の方向で改正する原動力となっているものでございます。消費者は学者、研究者の協力を得ながら独禁法強化の運動を進め、独禁法が国民的な議論の対象とされ、関心も大きく広がったと思います。大野さんは、独禁法改正の原点とも言うべきものを述べられたんでございますが、独禁法改正を逆手にとって産業界、大……



各種会議発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第3号(1951/05/21、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この二十条の二ですね、都道府県知事は、治安維持上重大な事案、止むを得ない事情があるというふうになつて、都道府県の認定の下で国警の出動をさせることになつておりますが、こういうことをすれば、自治警の自主性というものが侵されるのではないかと思いますが、その点如何ですか。
【次の発言】 それならばその重要な非常時だという認定を先ず自治体がして、そうしてからあと国警のほうに出動を依頼するのが筋道だと思うのですが、いきなりそういうことを抜きにして、自治体の認定を抜きにして、そうして都道府県知事の認定でなすというところに、少し自治体を無視した面が出て来るのじやないかと思うのですか、その点……。

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第4号(1951/05/26、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう羽仁委員が長い問いろいろな面に亘つ質問なさいましたから、私は二、三の点について簡單に御質問申上げたいと思います。  この法案の提出理由に、現下の治安の実情に鑑みという言葉が使われておりますが、これを具体的に申しましたらどういう状態をお指しになつていらつしやるのか、ちよつと伺つておきたいのであります。
【次の発言】 そうしますと、今度の国警を増員する問題と素質の改善の問題はそういう目的であるというふうにおつしやるならば、いわゆる警察予備隊というものがそういう目的のために今日作られておるので、何も国警を特に殖す必要がないように私は考えるのですが、国警と警察予備隊との関係ですね。そ……

第11回国会 議院運営・人事・法務・外務連合委員会 第1号(1951/08/17、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 官房長官にお尋ねいたしますが、我々はポツダム宣言によつて無条件降伏したと思うのでありますが、我々日本が無条件降伏したのはアメリカだけでありましようか、どうでしようか。どういうふうに理解しているのでしようか。
【次の発言】 それではその中にはソヴイエト及び中国も入つておることだと思うのでありますが、先ほど来我々は無条件降伏したからアメリカが作つた条約に無条件で証印をしなければならんというお言葉だつたと思うのでありますが、それならば若しも将来ソヴイエトから日本に対して講和条約提案した場合そのソヴイエトから出した講和条約に対しましても無条件に調印をするのでしようか、どうでしようか。

第11回国会 文部・法務・厚生連合委員会 閉会後第1号(1951/09/03、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 金原局長にお尋ねしますが、それではあなたは今日ここへ来る目的は何だかわからないで来られたとおつしやいますが、どういう気持ちでここへ出て来られたのでしようか、一応お伺いして置きたいと思います。
【次の発言】 僕は最初から証人の各位のいろいろの話を聞いておりまして、藤原委員が申されたように非常に不可解な点がたくさんあるわけです。特に今里吉証人から新らしい事実を聞くに及んで、何か我々の心の中に解決のできない問題がやはり裏書されたような気持がある。これは恐らくたくさんの傍聽人諸君も同じ気持じやないかと思うのです。そうしてあなたたちは、証人諸君は何かそれを糊塗しようとするような目的を以てそ……

第11回国会 法務委員会会社更生法案等に関する小委員会 閉会後第6号(1951/10/02、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 それに関連して、補足して聞きたいのですが、なんじやないですか、アメリカなどの株式も無額面が多いということを聞いておりますが、それは会社設立の場合、資本金何億円ときめますね。そうしてそれをやはり株は、何株ということはきまつておるのですね。資本金と株数はきまつているでしよう。だから要するに株券に対して株金額はない。それを最初売出すときに果して資本金を株数で割つた値段で売買されるか、多少それも問題があるでしよう。やはりプレミアム付きとか株数で割つたものが五十円であるか、五十円で売買されるか、百円になるか、四十円になるかということは最初から違うのですね。だから最初から額面というものはない……

第12回国会 地方行政・法務連合委員会 第1号(1951/11/16、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は先ほどの録音を聞きまして、高橋さんの発言だけ、今日の問題のみを捉えて言つているというふうには感じられないのです。高橋さんじやない、いや、田縁さんです。再三言つておられるように、市の特異性ということをよく言つていらつしやる、その特異性をあんたも認めているように思うのです。そこで田縁さんは單に今日の問題ではなくて、これまでに八幡浜市にあつたいわゆるボスと警察の結託と言いますか、そういういろいろのことを耳にしておられたために、それを既定概念として発言されたので、今日高橋さんのやつている警察の中に、そういうことがあつたという断定の下において、これを発言したとのみ解釈できないと思うので……

第12回国会 法務委員会会社更生法案等に関する小委員会 第1号(1951/10/29、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 その点問題だと思うのですが、これについては又改めて質問申上げたいと思うのですが、三菱商事などのように外国商社との取引を專らやつていらつしやる立場から非常に問題が大きいのじやないかと思います。下手すると悪意的にそねまれてやられれば日本の財産を持逃げされる結果が起つて来る。外国商社に一ぱい喰わされるということがたくさん起つて来ると思いますね。この点もつと突つこんだ討論を次の機会にやりたいと思います。それから三菱商事のかたにちよつと伺つておきたいのですが、先ほど裁判所の判事さんが二千万円のそれをもつと上げるほうがいいだろうという、あなたとまるで反対の意見が出ておりましたが、費用が非常に……

第12回国会 法務委員会会社更生法案等に関する小委員会 第3号(1951/11/15、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 ちよつと伺いたい。この銀行の融資ですが、実際の資本金よりもずつとたくさんの融資がされていると思うのですが。
【次の発言】 どのくらい融資していらつしやるのですか、実際は資本金の何倍という融資じやないのでしようか。
【次の発言】 私がお伺いしたいのは、或る会社、Aという会社に融資をなさる場合、そのA会社の資本金よりも、もつとたくさんの融資をしてらつしやるのじやないでしようか。相手の会社の資本金以上の融資をしてらつしやると思うのですが、どの程度くらいまで融資をしてらつしやるのですか。
【次の発言】 それは伺えないものでしようね。

第12回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第1号(1951/11/21、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 只今の羽仁さんの御発言は、誠に当を得た発言だと思います。私は是非そういうふうに取計らつて頂きたいと存じます。

第12回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第2号(1951/11/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 新たにこの小委員会で取上げて頂くようになつた占領政策違反事件のほうにも、遺家族と申しますか、要するに家族の会ができているように伺つておりますが、そのほうの家族の意見も聞いてやつて頂けたらどうかと思います。
【次の発言】 どちらでも結構でございます。

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第1号(1952/04/18、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 実際に政府のほうで今日外資がどれくらい入つて欲しいという希望を持つておりますか。日本の現状から言つて大体の見当を付けていらつしやいますか。
【次の発言】 多ければ多いほどいいわけですか。
【次の発言】 多ければ多いほどいいと言つても、なかなか思うほど入らないというのが現実だと思いますが、併し無制限に入れるという肚ですか、どうですか、そこを伺つて置きたい。
【次の発言】 さつき局長も心配しておりましたように、まだ日本の株式の価格が非常に低い、そういう状態のときに無制限に入つて来ると言えば、非常に僅かな金で日本の株式が殆んど抑えられてしまうというようなことが起るし、それで私は心配する……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第2号(1952/04/21、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この前も私が今木村君が尋ねたことを尋ねたら、そういう意味のお答えだつたので、了解しがたいので、今日大臣に出席を求めて大臣の口からはつきりその方針を伺いたいのが主眼であります。今日も大臣はお答えにならないで、やはり局長がお答えになつているので遺憾だと思うのです。大体日本が中国を征服したときにも、旺精衛の政権すらも日本の資本の四九%以上は入れないということをはつきり言つていた。即ち中国の産業が日本の資本によつて征服されることを拒否するために四九%以上は入れさせないという大きな方針を立てていたのだと思うのです。ところが今日の日本政府はなかなかそういう方針を立てていないところに私は問題が……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第4号(1952/05/27、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 少し関連が外れるかもわかりませんが、賀屋さんにお尋ねしておきたいと思うのですが、これまで戦前から日本国内にずつと住居しておつた朝鮮の人たち、それから中国の人たち、台湾の人たちがありますが、その人たちから、国外送金はしないという条件で、自分たちの手持ちのもので日本の株を買うことができないかということがあなたのほうに請願か何かで出ておりますか。
【次の発言】 それに対してどういう御意見でございましようか。
【次の発言】 ところが戦前から日本にいた朝鮮人、これは日本人としていたわけですね。それから台湾人も日本人としていた。そうして日本で生業を営むことによつて得た資産、それでその人たちは……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第5号(1952/05/31、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 この外資の導入で一年がいい、三年がいい、五年がいいというような意見もいろいろありますが、大臣に私はお尋ねするのですが、私はこの外資の導入の成否は、この法案によつて成功し、失敗するものではないと思います。根本的に問題があると思うのですが、それはやはり国の信用が土台になるのじやないかと思うのです。ところが今政府のやつていることは、どうも余り信用のできないようなことばかり考えているように私たちにはとれるのですが、私最近聞きますと、政府の或る責任のある大臣が議員との懇談会におきまして、戦争は必至だというようなことを発言しているようです。そうしますと、これは幾ら法案を練つて見たところで外資……

第13回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第1号(1951/12/12、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 今村さんのお話はあれで終るのですか。
【次の発言】 今村さんがお話になりたいことはあれだけですか。
【次の発言】 今あるのならば続けて伺つたほうがいいと思います。
【次の発言】 塚本さんが巣鴨におる人たちの考えが違うというお話でございますが、どういうふうに違うのですか。
【次の発言】 そういう点で考えが違う。
【次の発言】 食事の問題ですが、私も昨日拝見したのですが、私は想像していた以上によかつたと思うのであります。それで今度国内に引継がれる場合でも、食事を変えないようにという御意見があつたと思うのですね。これは非常に問題が大きいと思うのです。むつかしい。そうすると国内に移管した……

第13回国会 法務委員会戦争犯罪人に対する法的処置に関する小委員会 第4号(1952/04/02、2期、日本共産党)

○委員外議員(須藤五郎君) 昨日、この請願五百三十八号に関しまして、私がここに出まして説明をいたしたわけなんでありますが、この請願が出されたのがすでにもう二カ月以前でありまして、この事件の審議の上に非常に変化がありまして、この事件はもう数日中に結審になるような状態になつておりますので、以前出しました請願の内容と非常に変つて参りましたので、私はこの請願者の本人に会いまして、意見を聞きましたところが、改めてこの請願の趣旨とするところをこの委員会において述べて、重ねてお願いして欲しいという意見でありましたので、本日改めて皆様の前にこのお願いをいたしたいと思います。この請願者飯田ひでの意見を私が代つて……

第15回国会 経済安定・通商産業連合委員会 第1号(1952/12/19、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 どなたからでもいいのですが、尋ねたい点が二、三点あるのです。現在中小企業が金融業者から受けている金融の総額及びそれに対してどれくらいの利子を払つているものか。それから資本金とその借りている額とのパーセンテージ、それを伺いたい。それから金融さえついたら、中小企業は実際救われるのかどうかという点。それから先ほど原さんが、大企業に比べて品質、価格共にまさつておるという点をもう少し私は伺つてみたいと思う。どういう点であるかということ。それだけ私ちよつと伺つておきたいと思います。  先ず最初、金融さえついたら中小企業は実際救われるというふうなお考えですか、どうですか。その点を伺いたい。

第15回国会 法務・地方行政・厚生連合委員会 第1号(1953/03/12、2期、日本共産党)

○須藤五郎君 只今提案者の説明及び専門員の逐条説明を承わりまして、私はこの法案に対しまして基本的な点に対しましては賛意を持つているものでありますが、なお幾多の個所に関しまして不満な点もあり、疑問を持つ点もありますので、質問をいたしたいと存じます。大体提案者はこの法案によつて、果して今日行われているところの売淫行為、社会悪が是正できるものという確信を持つていらつしやるか。この点の確信を伺いたいと存じます、
【次の発言】 窃盗罪とこの性的行為、売淫行為とは僕は本質的に違うと思うのです。窃盗することは不道徳なことです。併し売春行為も道徳的な行為だとは思いませんが、これは本能的な問題です。青年が今日生……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 文部・厚生連合委員会 第1号(1953/07/30、3期、各派に属しない議員)

○須藤五郎君 議事進行です。厚生委員会のかたからの発言がなければ今日はこの辺で閉じまして、改めて委員会を開いて、今度委員会を開くときに、私は厚生関係のかたに少し質問をしたい点がありますので、厚生省の関係のかたの御出席を求めたいと思います。
【次の発言】 私が要求しましたのは、この法案は文部省と厚生省との間に意見の対立があるように思うのです。少くとも厚生委員会と文部委員会との間に意見の一致がむずかしいように考えられるわけです。それで私たちは文部委員会として厚生省関係の人の意向をやはり聞いておきたい点があるわけです。今の質疑の中で厚生省の関係官の意見を聞きたい点が生じましたから私は出席を求めるわけ……

第19回国会 厚生・外務・文部・水産連合委員会 第1号(1954/03/30、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 先ほど朝永、武谷両教授から自分たちは別に科学者として人類の幸福のためにこの研究を続けるということをおつしやつた、それは正しいことだと思います。私は芸術家でありますが、芸術家も同じように人類の幸福のためにやつているのでありますが、一つの例を申上げますとこれは架空の例であるかと思いますが、私がハンガリーに参りましたときに、その当時暗い日曜日という流行歌がはやつたのであります。ところがこの歌が作られたために、ドナウ河に投身自殺をする青年たちが殖えたということで、その歌を歌うことをハンガリーの政府が禁止をしたということが伝わつた。これはそういうことを流布したのは楽譜を売る楽譜屋の宣伝であ……

第19回国会 地方行政・文部連合委員会 第1号(1954/05/19、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 いや、関連とは違います。
【次の発言】 議事進行について。今日は副議長から伺いますと、なかなか出渋つておつた首相がお神輿を上げて今日は本会議に出られると、私たちも明確なる答弁を一つ聞きたいと思いますので、首相の。それでこの委員会を閉じて本会議へ入りたいと思うのです。それと同時に私たちはまだ質問がたくさんありますので、別の機会に又この連合委員会を持つて頂きたいということを提案いたします。

第19回国会 文部・人事・法務連合委員会 第1号(1954/04/26、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 今本会議のベルが鳴つております。これはこの前の参議院の決議に対する政府の答えが今日なされるということを聞いておるので、若しそうならば、この委員会を一時休憩にして本会議へ入りたいと思います。

第19回国会 文部委員会学校給食法案に関する小委員会 閉会後第1号(1954/08/19、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 今文部省の説明を聞いておつて非常な失望を感じたのですがね、大体この給食という問題はですね、大きな一つの事業だと思うのですよ。それに、もう頭から予算がどうのこうのというので頭打ちしておつたのでは、これはとても解決する問題じやないと思うのですがね、文部省は果して本当にこの給食問題を解決しようという熱意を持つているのか、どうなんですか。
【次の発言】 文部省の話を聞いていると、技術面の話になるのですがね、技術面でいろいろ困難な問題があると思うのですが、それをやつて行くのはやつぱり熱意だと思うのですよ。この給食というのは、最初給食問題が起きたのは食糧が足りないために、終戦後の食糧の不足か……

第19回国会 文部委員会学校給食法案に関する小委員会 閉会後第2号(1954/08/20、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 昨日文部省関係とそれから農林省関係の話を開いたのと、今日厚生省関係のお話とは大分気持が違つている。厚生省関係の話はやはり私たちの気持に近いと思うのです。非常にそういう感じを今受けたのですが、ちよつと今話に出ました牛乳の値段の点ですが、私たちもやはり生乳を使うのがいいという見解です。今日本の牛乳の生産が安定しないという原因がどこにあるのか、もう少し話を聞かして下さい。
【次の発言】 私どもも地方へ視察に行つたときに感じたことは、日本の酪農が折角牛を飼いながらそれがいわゆる明治とか森永とかいう、そういう大きな会社の操作によつて常に牛乳の値段が叩かれる、それで算盤が合わなくなるので、結……

第22回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/06/22、3期、無所属クラブ)

○須藤五郎君 関連質問。今ビルマ米が問題になっていますが、中国の米も同じく大きな問題になると思うのです。今度の日中貿易協定で中国は米を乙類物資にして二十万トン輸出する能力があるということを発表しておるのです。中国の米はアメリカの米に比べてトン当り二十ドルほど安くついているはずです。質も河北米で非常にいいということは日本で証明済みです。この米をなぜ輸入しようとしないで、逆に減らして、昨年は八万四千トン入っておる。ところが今度の三十年度の計画によりますと四万一千トンというような計画になっておるように聞くのでありますが、なぜ中国の安い米をこんなに減らして、そうして高いアメリカの米をそんなにたくさん買……


5期(1959/06/02〜)

第40回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1962/03/27、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 安保条約で、日本は米軍に武器等の調達義務を負わされておると思いますが、在日米軍調達本部による調達物資の種類、内容、その額はどのようなものでありますか、お尋ねします。
【次の発言】 これは通産省の分は入っていないのですか。
【次の発言】 この米軍の調達は、実は野放しで条約でできるということで、アメリカ側も自由自在にどれだけでも調達できるということですか。
【次の発言】 だから、アメリカの思うままに調達できるということに理解していいわけですね。
【次の発言】 その調達した物資の仕向地はどのようなことになっておるのか。日本政府は全然知らないのか。この仕向地は、安保条約にいう極東の範囲に……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/03/28、5期、日本共産党)

○須藤五郎君 小坂外務大臣にお尋ねしたいのですが、池田総理は共産圏貿易を拡大していきたい、これは国会で何度も繰り返して答弁していらっしゃるわけですが、外務大臣もそのようにお考えになられますか。
【次の発言】 総理大臣も外務大臣も、共産圏貿易を拡大していきたいという熱意を示されておるようですが、それはまことにけっこうなことだと思うのですが、しかしあなたたちは、口でそう言うが、ほんとうにやろうとしておるのかどうかということについては、私たちはいささか疑問を持つわけなんです。口でそうおっしゃるならば、何で日中貿易について、今直ちに政府間貿易協力を結ぼうとしないのですか。中国自身は道を閉ざしていないの……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 地方行政、災害対策特別委員会連合審査会 第1号(1962/08/29、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 関連……。政府の災害対策は、一言で言えば台風が来て堤防か切れる、橋が流れる、そこでそれを復旧する、こういうわけなんですね。原形復旧だから、また来年同じ台風が来ればまた堤防が切れる、これを毎年毎年繰り返しているだけだと言わなければなりません。これではいつまでたっても災害日本の汚名は返上することができないと思うのです。世界一の高度成長を誇っても災害に関する限りは、神武天皇の時代のほうがよかったのではないかと、こういうことになるわけなんですね。で、この際、政府はむだな軍事予算を大幅に削減することによって思いきって治山治水、災害防止対策を立てるつもりはないかどうか。これが一点です。建設省……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1963/03/25、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 私は、日韓問題と基地問題について御質問したいと思います。まず第一に、日韓会談について外務大臣に御質問いたします。韓国の朴政権はまさに朝令暮改の状態ですね。二月十八日隠退声明を出し、宣誓式まであげておいて一カ月もたたない三月十六日には軍政の四年延期を声明しました。そうかと思うと、反対派から突き上げられると二日後の十八日に、三月末まで決定を延期するというような声明を出しておるような始末です。しかし憲法改正の国民投票をやってまだ三カ月もたたないうちに、まるで正反対の内容を持つところの国民投票をやるということを言い出しておる。全くネコの目のように変わっておると思うのです。そこで大臣は、三……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1963/03/26、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 福田通産大臣もお見受けしたところ、ちょっとお疲れのようですからすわったままで答弁していただいてけっこうです。私もすわったままで伺わしていただこうと思います。  きょう私は、きのう提案されました特定産業振興臨時措置法案、これについて少し御質問申し上げたいと思うのです。通産大臣に端的に質問申し上げたいと思いますが、池田総理は日本経済を自由主義経済体制の中で初めて発展させることができるし、またそうさせると、こうおっしゃっていらっしゃると思うのです。自由主義経済というと、一種の言葉の魔術で、中小企業家や小売商、農民までが、素朴に引きつけられるおそれがあると思います。ところでこの法案は、独……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1964/03/26、6期、日本共産党)

○須藤五郎君 昨日の大蔵大臣の御出席がなかったばかりに、いろいろきょう審議が混乱して、外務大臣に対する質問がきょうできないような条件が生まれてきつつあるように私は思うのですが、これは後ほど主査のほうで適宜取り計らって、ぜひともこの外交の非常時に際して、外務大臣に対する質問をなくさないように十分に、外務大臣に質問ができるような時間をおとりくださるように私はお願いしておきます。
【次の発言】 なお、大蔵大臣に対する質問も私は簡単にはしょってすることにしたいと思います。大臣大臣、私は専門が音楽なんです。私は音楽家なんです。だから芸術家が芸術をつくる、創作の上にどれほど精力を尽くしておるか、努力してお……


7期(1965/07/04〜)

第55回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1967/05/24、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 大臣、時間がないようですから、私も簡潔に質問しますが、あなたのほうも簡潔に御答弁をしていただきたいと思います。  私は、去る五月十一日、大阪地方裁判所で出されました岡田禎勝君の無罪の判決に関しまして、大蔵大臣に若干質問をいたしたいと思います。  大臣は、推計課税をすることは、所得税法第百五十六条で認められているから違法ではないと、こうおっしゃるかもわかりませんが、しかし、憲法八十四条の租税法定主義の精神及び申告納税制度の原則からいうならば、推計課税は憲法違反だと、こう言わなければならないと思います。われわれはそう考えておりますが、しかし、きょうは時間がありませんからその論議はきょ……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1968/04/10、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 審議に入る前に、一つだけ意見を言っておきたいのですが、いまこの通商産業省の資料というものが、きょうになってわれわれの手元に配付された。そういうことでは、われわれはもっと詳しい通産省の中身について審議をしなければならないのだが、いまごろ資料がくるようなことではできない。だから、こういう資料はもっと前もってわれわれのところへ提出してやること。それから、この審議時間がこんなわずかな時間で十分な審議ができるかどうかという、この問題があります。だから、この分科会を三日でやって、わずか三、四時間くらいな時間で通商産業省の関係の審議を済まして――こんなおざなりの形式的な審議はいかぬと思う。だか……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1968/04/11、7期、日本共産党)

○須藤五郎君 きょうは、二つの問題で大蔵大臣を交えてひとつ質問をしたいと思うのですが、まず最初に入場税の問題について伺いたいと思うのですが、この入場税法ができましたのはいつでしたか。
【次の発言】 それから今日の入場税は、いわゆる課税最低限が三十円になっていると思うんですね。この課税最低限三十円が決定されたのはいつでしたか。
【次の発言】 この免税点三十円というのが決定されたのは二十九年五月十三日だというふうに私は伺っているんですが、どうですか。
【次の発言】 三十円になったのは。
【次の発言】 この三十七年ごろの映画館の入場料というものはどのくらいでしたか。


8期(1968/07/07〜)

第63回国会 商工委員会石炭対策に関する小委員会 第1号(1970/03/20、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 労働省の方にまず最初に伺いたいんですが、昨年六月発足しました産炭地開発就労事業、その後の実施経過について説明をしていただきたい。
【次の発言】 昨年予算を二十五億余りつけましたね。そのときは六月から三千二百人の就労者を見込んだと思うんですが、その六月に実際はどういうことだったのか、いまその就労の人員の問題と、それから予算がどういうふうになっているのか、そういう点お聞きします。
【次の発言】 私が聞こうとしたのは、六月から三千二百人の人員を擁して二十五億という予算で仕事を始められるという計画だったわけですね。そのときに、何らそういう具体的な、どれだけ働かせるのか、どれだけの賃金とか……

第63回国会 商工委員会石炭対策に関する小委員会 第2号(1970/03/27、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 時間がありませんから簡単に二、三点質問しますが、まず振興事業団の方にお尋ねしたいのですが、造地して譲渡する場合の価格の問題ですが、造地に要った費用に何がしかのプラスをして譲渡なさるのですか、何年か前に造地するには比較的安かったが、今日は造地するのに非常に価格が高くつく。その場合に、何年か前につくった土地を譲渡する場合は、今日の価格で譲渡されるのか、そういう点をちょっと伺いたいと思うのです。私が疑問を持ったのは、あなたのところの資料の一ページに、「四十五年二月末現在で約百九十億円を支出しておる。その結果、完成したものは六十七団地、約八百六十八平方メートル、金額にして百十八億円、」こ……

第63回国会 商工委員会石炭対策に関する小委員会 第3号(1970/05/13、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 去年第四次石炭対策が論議されましたときに、政府の考えておる閉山交付金はむしろ閉山を早めるものであって、やむを得ず閉山をするのに出す金でなく、閉山を促進する金になるのじゃないかということを私たち案じましてそういう意見を述べたのですが、その後の経過を見ていると、どうもそういうふうな状態が生まれてきておるように思って、私、はなはだ遺憾に思っておるのですが、おそらく政府はそういう意味であの閉山交付金をつけたものじゃないと思っておるのですが、どうなんでしょう。
【次の発言】 今日のこの石炭山に起こっておる状態は、政府の意図するところとも違った面が出てきているということは、いまおっしゃったと……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1970/04/15、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 実は、私はほかの問題で通産大臣に御質問しようと思って準備をいたしましたところが、突然ガス爆発というような問題が起こってまいりましたので、質問を変えまして、きょうはガス爆発につきまして、時間の許す限り質問いたしたいと思います。  ガス事業法の改正法が成立しました四月八日に、大阪の地下鉄工事現場でガス爆発が起こって大惨事が起こった。このときに、新聞報道でございますけれども、ある通産省の幹部――まあ、公益事業局長とはっきり申し上げたほうがいいと思うのですが、かりにその改正法がもっと早く成立しておったらば事故は防げたかもしれないと、こういうふうに話された記事が新聞に出たわけです。そこで、……

第64回国会 公害対策特別委員会、地方行政委員会、法務委員会、社会労働委員会、農林水産委員会、商工委員会、運輸委員会、建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/12、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 まず最初に総務長官に申し上げますが、総理は公害問題に大きな熱意を持っておるということを常におっしゃっているが、公害特別委員会に御出席を求めても一度も顔を出さない。また本日も共産党、二院クラブの代表の質問に対しては姿を見せない。こういうことで一体ほんとうに熱意があると言えるのかどうか。熱意があるならば態度で示すべきだと私は思いますが、総理ならぬ総務に私はその点を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 そういうことは、われわれのほうは聞いておりません。それじゃ総理は、熱意があっても、そういう話し合いになっているから出ない、こういうことに理解していいんですか。

第65回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1971/03/26、8期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も、宮澤大臣に、昨日の中部電力のことで一応質問する予定をしておりましたが、先ほど大矢さんがだいぶ詳しく質問なさいました。そこで、まだちょっと私の納得のいかぬ点だけを伺いたいのですが、あの新聞記事は、ああいうことは事実でないというお答えでしたね、通産省のああいう非難は。そこで、ああいう協定を結ぶことは好ましいことだとお考えになるのか。また、協定を尊重されるのか。通産省は、自治体の立場を尊重されるのかどうか。ああいう協定を結ぶことについて、さらに住民運動などであらわされるところの住民の意思を尊重されるのかどうか。それから先ほどのお答えに、できない協定は結ぶべきでない、こういうふうに……


9期(1971/06/27〜)

第68回国会 商工委員会石炭対策に関する小委員会 第1号(1972/04/13、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 先ほどから話が出ていますように、鉱業審議会が二千万トンを確保せよというような決議をなされた。ところが、石炭業界は現状の二千八百万トンを確保してほしいということを言っておりますね。ところが、需要者側は千五百万トン程度にしてほしいと、こう言っておるが、この問題をどういうふうに通産大臣としては処置していかれるのか。先ほど私は、労働大臣と廊下で立ち話をしたわけですが、労働大臣に対する質問は後日に譲るということで話したんですが、労働大臣はこの問題については、須藤君、君とアベックでひとつ通産大臣に要求しようじゃないかという話なんですよ。労働大臣は、あれは少なくも二千五百万トンは確保してもらい……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1972/04/26、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 通産大臣はきょうも田中節を長々とやられるんで、われわれの質問時間が少なくなってしまうんで、簡潔にやってくださいよ。  私は四月十三日の参議院の商工委員会であなたに、閣僚級の会談は一年間は休戦だと、こう言ってらしたが、そのとおり守られるのかどうかという質問を私はいたしました。あなたは胸を張って、そのとおり、閣僚級の会談は一年間行なわれないとはっきりおっしゃったんですが、それからまだ日にちもそれほどたたぬ――一週間そこそこしかたってないきょうの新聞を見まするとですね、やはりあなたが、閣僚会談を再開して話し合うんだという記事が出てるんで、私はびっくりしたんですがね。一体これはどういうこ……

第70回国会 商工委員会石炭対策に関する小委員会 第1号(1972/11/07、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう時間も迫っていますから、端的に質問したいと思います。もういままでにあるいは私の質問と同じ内容が出ておったかもわかりませんが、その点はちょっとお許しを願いたいと思うのです。  この三十一名の内訳ですね、罹災者。ここの書類には、不明三十一名――職員七名、鉱員二十四名と書いてありますが、この鉱員二十四名は、臨時夫、常用、請負とそういう点からいったらどういうふうな内訳になりますか。
【次の発言】 常用ですね、請負とか臨時夫ではなしに。そういうことですか。そこを聞いておきたいんですよ、間違いありませんか。
【次の発言】 保安について大矢さんもだいぶ質問なさいましたが、私もこの点で質問し……

第71回国会 商工委員会石炭対策に関する小委員会 第1号(1973/03/15、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 通産省並びに労働省の方々に質問するわけですが、私たちは、非常な重要なエネルギー資源の中で日本がただ一つ持っておるエネルギーの地下資源だと思っているこの石炭、これを何とかして確保し、そしてもっともっと十分に採炭をして、そうして炭鉱で働く労働者の生活並びに将来に対して不安のないようにしていかなきゃならぬと、こういうふうに常々考えておる立場に立ちまして質問するわけですが、いつも災害が起こると、私は実は、ああこれはまた閉山に通ずるのじゃないかということを常に考えるわけですね。というのは、過去に何回か、たびたび災害が起こりました。災害が起こると必ず閉山になってしまう、また閉山予定の炭鉱には……

第71回国会 商工委員会石炭対策に関する小委員会 第2号(1973/04/20、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 石炭鉱業審議会から第四次の答申が出ましたときに、植村甲午郎さんが当委員会に見えまして審議をしました。そのときに、私は植村さんに対して、もう石炭対策はこれで終わりですかといって質問しましたら、これで最後でございますとえらい大みえを切ったことを思い出すんです。そのときに私は、植村さんに反発して、そういうわけにはまいりますまい、必ずまた次にいろいろなことが出てくると違いますかと言ったら、いや、これで終わりでございますと彼は言い切ったわけですが、私たちが言ったとおりのことにいまなってきておると思うんです。  それで質問をするわけですが、第五次石炭対策は、昭和四十八年から五十一年の四年間で……

第71回国会 商工委員会石炭対策に関する小委員会 第3号(1973/06/18、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 もう各委員がいろいろお尋ねになりましたあとですから、私も二、三点ちょっと伺っておきたいと思うのですが、この常磐炭砿は、従来、第一次、第二次、第四次までの石炭対策で、相当金が国からは出ておるわけですが、あなたの炭鉱もそれ相当に金を受け取っておるだろうと思うのですが、これまで一次から四次までの間に合計どのぐらいの金を受け取られましたか。
【次の発言】 そうすると、最初百五十億もらったと、それから今日までの合計はどれだけかということを伺ったんですが。
【次の発言】 相当の金がいっているわけですが、その使途はどういうふうにこの金をお使いになったか、これを説明していただきたい。

第71回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1973/04/05、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。  本院規則第七十五条により、年長のゆえをもちまして、私が主査及び副主査の選任につきその議事を主宰いたします。  これより主査及び副主査の選任を行ないますが、選任は、投票によらず、主宰者の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、主査に川上為治君、副主査に横川正市君を指名いたします。(拍手)
【次の発言】 通産大臣、通産省は四月三日に、大手商社の営業活動の実態調査についてという文書を発表された。その中で、原料は十分にあるのに、大手商社や流通業者が買い占めや売り惜しみ……

第72回国会 商工委員会石炭対策に関する小委員会 第1号(1974/06/03、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も四、五点ちょっと質問しておきたいと思います。  最初は、五月二十三日の衆議院石炭対策特別委員会で、従来の石炭政策を抜本的に再検討し、長期的展望に立った新石炭政策を確立することを要求する決議がなされたと思います。これは全会一致で採択されましたが、これに対する政府の考え方をまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 この決議は、政府はもとより、総合エネルギー調査会や石炭鉱業審議会に忠実に反映させる必要があると思いますが、政府は、この決議がされまして以降まだわずかな期間しかたっておりませんけども、決議されて以降、どのような具体策をとったか、ここで明らかにしておいてほしいと思うんで……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1974/04/08、9期、日本共産党)

○須藤五郎君 通産大臣、きょう私は大体石炭問題にしぼって御質問申し上げたいと思います。  最近の新聞を見ますると、鉄鋼業界が、原料炭の輸入手当てがむずかしいため、減産大策を協議しておると、こういう話が出ておりますが、その実態は一体どうなのか、また通産省にはこの問題でどのような相談があったのか、伺いたいと思います。鉄鋼は、主として原料炭が不足したために減産するということなのか、見通しを聞かしていただきたいと、こう思います。
【次の発言】 そうすると、通産省の考え方では、原料炭は大体確保できていると、今日。だから鉄鋼の減産も何も考えていないと、従来どおりやられるという見通しなんですか。そうなります……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 商工委員会資源エネルギー対策小委員会 閉会後第1号(1974/10/24、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 私も少し北海道瓦斯の問題で質問をしたいと思いますが、北海道瓦斯のカロリーアップに伴う中毒死事件について質問を始めたいと思います。  札幌市では、北海道瓦斯がカロリーアップを実施した今月十六日以後、私たちが確認したものや新聞で報道されたものも含めまして、すでに十数件の中毒事故が発生し、七人のとうとい人命が奪われております。通産省は、この事故の原因がどこにあり、責任はどこが持つべきであると考えておられるか、まずそこから質問いたしたいと思います。  答弁者はだれ。
【次の発言】 きょうは大臣がいらしたら、私は大臣に聞きたいと思ったのです。だから、こういう質問に対して、大臣にかわるべき責……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1975/03/31、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 福田さんにお尋ねしたいんですが、政府は今回、今国会におきまして郵便法の一部を改正する法律案を提出しておると思います。これはあなたに直接関係がない問題でもありますけれども、やはり物価担当の大臣としてお伺いします。  それによりますと、第一種の定形が二十円から五十円、第二種が十円から二十円、こういうふうな引き上げがされることになっております。また、省令事項となっておるその他の郵便料金につきましても、郵政審議会の答申は第三種新聞、雑誌等の定期刊行物は六円から三十円と五倍の値上げになるのです。書留が最低料金で百円から三百円、速達が七十円から百五十円、小包が百円から二百五十円の値上げ幅にな……

第80回国会 商工委員会資源エネルギー対策小委員会 第1号(1977/04/12、10期、日本共産党)

○須藤五郎君 かつて石炭問題で植村甲午郎さんと私は論議を交わしたことがあるんです。そのときに炭鉱労働者の生活の問題ですね、現在及び未来にわたって、老後にわたってまでその問題を解決しておかなければ石炭問題は労働力の問題からつぶれてしまいますよと、私は言ったことがあるんです。恐らく大臣もそのことはお考えだと思うんですが、そこで、きょう炭鉱離職者の援護業務につきまして、私、大臣の見解をちょっとお聞きしておきたいと思います。  大臣もすでに御承知のことでございますから、私は詳しくは申しませんが、政府のエネルギー政策の転換によって生み出された炭鉱離職者の就労問題は、いまもって大きな問題になっておるわけで……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

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