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相馬助治 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

相馬助治[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(参)
213位
委員会発言歴代TOP500(参)
129位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
197位
委員会出席(無役)歴代TOP500
266位
委員会発言(議会)歴代TOP500
243位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
127位
各種会議発言歴代TOP100
98位
各種会議発言(非役職)歴代TOP100
97位

2期委員会出席TOP25
23位
2期委員会発言TOP25
20位
2期委員会出席(無役)TOP50
31位
2期委員会発言(非役職)TOP25
16位
2期各種会議発言TOP20
18位
2期各種会議出席(無役)TOP20
20位
2期各種会議発言(非役職)TOP20
17位
3期委員会出席TOP50
50位
3期委員会発言TOP50
27位
3期委員会発言(非役職)TOP25
23位
4期委員会発言TOP50
36位
4期委員会出席(幹部)TOP50
48位
4期委員会発言(非役職)TOP50
37位

このページでは相馬助治参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。相馬助治参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 地方行政委員会 第1号(1950/07/14、2期、日本社会党)

○相馬助治君 今の委員長の説明の予定案について二つの前提のお願いをして、一つの修正を加えて、私賛成したいと思います。二つの前提になるお願いというのは、これは第一は、前の議会から審議された法律案であるということは私共知つておりまするが、ここにこの第八国会においては新たなる角度から私達は十分なる審議をして参りたいと、こう考えております。そこででき得ることなら、やはり余りにも明瞭なことは、重複は避けたいと思います。従つて提案者側においてこの前の国会において議論し盡された公聽会の記録であるとか、或いはこの基礎を成したシヤウプ勧告であるとか、こういつた資料については、我々に対して少しも早くこれを取揃えて……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1950/09/20、2期、日本社会党)

○相馬助治君 今の神戸先生の随筆風のお話だけでは、我々質問するめどが掴めませんから、是非資料をお示し願いたいと思います。それをよく見て私共もお聞きするところは聞いて確かめたいと思います。我々は新聞にこう出ておるからといつて質問をするのもどうかと思つて迷つておるので、その辺委員長から適当にそちらにお連絡願います。
【次の発言】 さつきの岩木委員の手ぬるいということも、強硬な意見を出せという意味じやなくて……私は岩木さんと同じ意見です。リアルに現在の状況を説明なさつたというが、国会の論議に鑑みても税種、税目の決定その他において民主党と言わず、緑風会と言わず、賛成なさつた方でも非常に矛盾は認めている……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第3号(1950/09/21、2期、日本社会党)

○相馬助治君 通産省の次官も来ておられるのでお尋ねしたいのですが、一時中止と言つておりますが、これが法律が廃止になつて、競輪というものは一切やらせないということになつた場合に問題が幾つか残つて来る中で、私は宇都宮ですが、宇都宮なんかでは他の競技場に直ちに直るような考え方を十分に盛り入れてあのちやちな競輪場ですが造つておりますが、そういう所でない所もあると思いますね。そういう所でぽんと廃めさせられると、地方が財政の面から破綻を来たす場合がありますね。そういう仮定では答えられないかも知れませんが、そういう場合に通産省では地方財政に対して弁償的な措置をやらなくてはなりませんか。又やる意思があるのです……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第5号(1950/10/16、2期、日本社会党)

○相馬助治君 この際岡野国務大臣に要求というか、お願いするが、結論的に言えば、今鈴木、西郷両委員が申したことに盡きるのですが、私は突込んで、細かいところの給與関係の問題についてだけお尋ねして御決意を伺つて置きたいと思うのであります。給與関係について何故申すかと申しますと、継続的な事業その他の費用と異なりまして、国家公務員の給與べース改訂又は年末手当の支給ということになりますれば、当然地方公務員、教職員を含めて地方公務員も上げてやらなければならないのであります。昨年の年末に起きた事実というものを、岡野国務大臣もよく御存じだと思うのです。即ち教職員を中心としたこの各県知事を相手にとつた猛烈な労働攻……

第8回国会 地方行政委員会 第6号(1950/07/21、2期、日本社会党)

○相馬助治君 連関して一つ。中田委員の質問の中に挾んで一つ連関しておることですが、お聞きしたいと思います。只今中田委員の質問によつて、この地方税法案が通過いたしまするというと、税金を徴收する面からも、又その外のいろいろな面から問題が可なり多いと思うのです。その場合に今の小野政務次官のお話ですと、地方財政自治の財源としたり、いろいろしたいと、こういうふうにおつしやつておられますが、もつと根本的な方向に目を向けられて、府県の再編成或いは市町村の合併、要するに自治体の形を大きくする、そういつた方向に政府では持つて行く用意があるか、私の聞くのは今のような府県、今のような市町村、そして私栃木県ですが、貧……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第6号(1950/10/17、2期、日本社会党)

○相馬助治君 議長にお尋ねしたいのですが、勧告書の中に、災害復旧事業というものは被災施設の管理者がそれぞれの責任と負担とにおいて行うことが原則である、こういうふうに書いてございますが、今度の災害地なんかも視察して見て、こういう原則というものはまるきり日本の場合には逆であつて、いつどこに起るか分らない災害ではありまするけれども、台風が通過した場合に、従前に起きていた被害というものはやはり或る帶状をなして、どうしても同一傾向の県を通過しているということがはつきり言い得ると思うのであります。これは社会保障的な考え方で、それは又地方の財政が非常に彈力性がないというところから、これは当然国が全額負担する……

第8回国会 地方行政委員会 第7号(1950/07/22、2期、日本社会党)

○相馬委員 一人々々やりますか。
【次の発言】 附加価値税について非常に含みのあるお話をなさいましたが、地方税としては或るものは特徴がある。併しまあこれは非常にむずかしい法律である。そこでここ一年ぐらい取るのを延期することは極めて結構である、こういうことをおつしやつたのですが、それに含めて、私共としてはこの附加価値税というものはどうもまずいと、こう考えておるのであります。あなたの今のお話ですと、その後の方では体系を崩すことはまずいと、こういうふうにおつしやつておりますが、附加価値税をこのまま二年も三年も研究だからというて徴收をやらないで置いて、そして差当り止むを得ずしてあの事業税というようなも……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第7号(1950/10/18、2期、日本社会党)

○相馬助治君 次官は勿論地方行政調査委員会の今度出しました国庫補助金制度の改正に関する勧告書というものを御用意になつていると思う。この資料で災害復旧費の問題ですが、これでは五枚目に書いてありますが、この災害復旧費で(三)に書いてありますが「破壊箇所一ケ所当りの災害復旧費の額が都道府県及び五大市にあつては十五万円、市町村(五大市を除く。)にあつては十万円に充たないものは、災害復旧事業とは見なさないこととし」と、こういうふうに書いてある。それでこの金額をどういうふうに、どの程度の線で切るかということは非常に問題ですが、それを暫くおくとしてこの市町村において「十万円に充たないものは」というのは大方農……

第8回国会 地方行政委員会 第8号(1950/07/24、2期、日本社会党)

○相馬助治君 地方税法案の審議の過程における現段階において、私は自治警察の機構の問題について特に総理大臣にお尋ねしたい。御承知のように、「一千億減税」ということが自由党の本部のところに大きな看板が出て国民を喜ばせておりますが、これについて先程西郷委員の質問に対する総理大臣の答弁は、あれは自由党の方のことで政府自体としてはまだ数学的にそこまで行つていないというお話ですが、併しこれは現実の問題として絶対多数を持つておりまする自由党としては、その総裁である吉田さんが総理大臣なのですから、強力にこれは国政に反映されるべきが至当であると我々は了解いたしております。從つて参議院の大蔵、地方行政の連合委員会……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第8号(1950/10/19、2期、日本社会党)

○相馬助治君 只今委員長のお話で、一応分りましたんですが、問題は鈴木委員と共に私も見ての感想ですが、條例というものも文章の上からは一つの基準に則つてやられておるようですが、然らば減免の基準をどこに置くか、例えば家屋の大破、全壊或いは一部破損というような標準をどこに置くかということになつて参りまするというと、非常にこれはむずかしい問題であろうと思われますし、そういうふうな水浸しになつた家をモデルとしてそのまま置くというわけにも行かないというところから、写真に撮つてこれが標準であるというような説明を我々も受け、又一部実例についても見て参つたのです。そういうふうな基準から見てやがて政府がカバーしてや……

第8回国会 地方行政委員会 第9号(1950/07/25、2期、日本社会党)

○相馬助治君 小笠原君の言うたことと、私すつかり同じなんですが、昨日の経過は御承知のように、高橋委員は責められたけれども、併し委員長の取りなしで委員長が不穏当と、速記録を調べて判断した場合には、処置してよろしいかということに対して、潔く高橋委員は賛成された、委員長に任せられている。そこでこれは非常に委員長として責任が大きいと思うのです。大体これを不穏当と見るか、不穏当と見ないかなんですけれども、自由党がよつて基盤としている資本主義階段が云云というような意味のこと、これは逆に又我々の社会党に対して言うならば、勤労者の政党だと言つている社会党がよつて立つて、いる労働組合の中にも、破壊をこれ事として……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第9号(1950/10/25、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私たちは、これについては本当ならば、もうちよつと具体的な金額まで入れて強硬な要求を本当は持つている。併しながらこの参議院の地方行政委員会として、全会一致で行くという建前と、もう一つは、金額を現わすためにはその基礎になる資料が必ずしもまだ我々十分でない、こういう観点から特に第一点の満場一致で行きたいというので、金額をここへ明示しないで、こういう抽象的な文句の要望書になることに、小委員会に出た私もやや不満ながら同調したのであつて、これは緑風会が自由党に要望したことに少し輪をかけて、我々のほうは強力に、現異常である自由党に本趣旨実現のために努力して頂きたいということを考えております。

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第10号(1950/10/26、2期、日本社会党)

○相馬助治君 岡野国務大臣にお聞きする前に、荻田局長に一つお聞きしてそれから……。資料が集まらないためにこの條例による減免の分についで考えられないということになると、あなたのところで集まるように努力していて集まらないのですか、それとも下からの申請を待つておられるのですか。それをちよつと。
【次の発言】 従つて今のところでは早急に出せというようなことはまだ何とも言つていないわけですか。
【次の発言】 岡野国務大臣にお尋ねします。今局長が説明しておる通り、全くこれは我々にして見ると遺憾千万でございます。で、この特別平衡交付金で條例による減免の分を賄えるということを言つておるが、私共が同僚鈴木、岩木……

第8回国会 地方行政委員会 第11号(1950/07/27、2期、日本社会党)

○相馬助治君 この三百四十一條の五号の価格というところの「適正な時価をいう」というふうに書いてございますが、この固定資産税が市町村の普通税で、そうしてこれを評価する当時の責任者が市町村ということになつて参りますると、これを法律で書く場合には、こういうふうに書く以外には、ちよつとどういうふうに書くのかといううまい考えを私自身もありませんけれども、一体この適正な時価というものは、例えばここに一つの事業の用に供された機械がある。これを評価して支拂うときの値段なのか、それとも十万円で買つた機械が十年間で以て一年に一万円ずつ価値がなくなつて行くという場合に、二年使つた場合にはこれは八万円と計上するのか、……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第11号(1950/11/16、2期、日本社会党)

○相馬助治君 途中からで、同僚の小笠原委員とダブることがあるかも知れませんが、はつきりこの点を聞いて置きたいと思いますことは、先に両院を通過して国家公務員法ができましたその当時の討論過程の中に、明らかにこういうことを人事院の総裁が言つているのです。というのは、教職員というのは財政がどこで賄われるかという点、それから一般公務員と職階制というものを等しくしないという点、それから任免監督の権というものが人事院にあらずして、特別な法規によつてできている教育委員会というものによつて万事が行われている、こういう特殊性に立つて、教職員に対しては当然地方公務員法というようなものが将来問題になつたときには、別な……

第8回国会 地方行政委員会 第12号(1950/07/28、2期、日本社会党)

○相馬助治君 大臣には後で総括的な問題として附加価値税の二年延期の問題を聽く考えでおりますが、今西郷委員の質問の問題で、揚足をとるようですが、特に小野政務次官に一応予備的に聽いて置きたいことがあります。この附加価値税みたいに評判の惡い税金はないのです。労働者もこんなものは嫌だと言うし、資本家でもこんなものは嫌だと言う。こういうあつちの端からこつちの端まで嫌だというようなものは、なかなか類例のない珍しい惡いものだと考えます。併しこの地方税法案という大きな体系の上から、止むを得ずこの附加価値税というものが置かれているのである。私はこういうふうに一応同情的に了解していたところが、今小野さんは、これは……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第12号(1950/11/17、2期、日本社会党)

○相馬助治君 これは東京の消防庁の総監に、そういう統計ができりておりましたら承わつておきたいと思つてちよつとお伺いしますが、消防の仕事は機械だけでなくて、結局やはり煎じ詰めると優秀な人を集めなければならん、それで近頃できた警察予備隊にあなたの方からどのくらいな人数が全国的に行つているか、又将来そういうものにどんどん行く傾向にあるかどうか。若しあるとすればそれを消防庁自身としては何か対策というか、そういうものを考えているかどうか。具体的に言えば積極的にはもう少し給與の面を上げで貰わなければならんということなり、又はそれは余り好ましいことではないが、法規的に改正して貰つて行けないようにふん縛つて行……

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○相馬助治君 委員長は質疑打切りをまた宣しないのですね。
【次の発言】 実は社会党としては只今政府提出の原案並びに衆議院で修正して参りました修正案に対して満足すべき段階に到達しておりませんので、他の政党にも二、三に呼び掛けまして、何とかして野党連合の修正案を提出すべく今日まで努力を重ねて参つたのですが、只今の状況におきましては、各党が全部一致して修正案を出すという段階に参りません。従いまして今のところ私共の日本社会党としては独自の修正案を提案することに相成りますので、この際今までの政府原案の質疑を最初の約束では打切ることになつておりますが、修正案に関する質疑等もあろうと思うので、その連関におい……

第8回国会 地方行政委員会 第14号(1950/07/30、2期、日本社会党)

○相馬助治君 前に私が小野政務次官に質問した中に、附加価値税の問題について、政府としては将来考慮して行きたいという発言があることは大臣も御承知だと思うのですが、要するに府県税たる附加価値税が、世界どこの国でもまだやつたことがなくて、税制学者の間でも、非常に問題があるというようなことも聞いておりまするし、いろいろな点から問題になつていることは大臣もよく知つていられると思うのです。そこでこの二ヶ年間これが停止されている間に十分この附加価値税そのものについて、政府はやはり研究を進められて、必要とあらば修正案を出す用意がなくてはならない。こういう意味で私は政務次官に質問したのですが、十分考えて行きたい……

第8回国会 文部委員会 第4号(1950/07/25、2期、日本社会党)

○委員外議員(相馬助治君) ちよつと関連して伺いたいのですが……。
【次の発言】 工合がいいのです。私地方行政委員会の相馬です。只今官房長官が、教員の政治活動が参議院の選挙において非常に活撥であつたというので、政府としては調査しておるということは事実であると、こう只今岩間委員の質問に対して答えておりますが、如何なる機関を以てこれは研究しておるか。推察するところによると、いわゆる国家警察で調べる方法もあるでしよう。それから文部省にやらせるという途もあるでしよう。教育委員会に指示して、教育委員会にやらせるという途もあるでしよう。要するに如何なる機関を以てこれを調査しておるか。このことを先ず官房長官……

第9回国会 決算委員会 第1号(1950/11/24、2期、日本社会党)

○相馬助治君 その前にお尋ねしたいことが一つあるのですが、この公団関係の継續審査を小委員会でおやりになるという今のお話ですが、小委員会では証人喚問等が可能であるという見解ですか。
【次の発言】 私は單に小委員会を作つて、関係各官庁から資料等を要求して、それについて調べるということだけでは本問題は解決しないし、ただ單に時日を費やすに止まるので、そういうふうな意味のものであつたならば、この際根本的に調査態度というものを本決算委員会として打立てる必要があるのではないかという含みを以て只今お尋ねしたのですが、それでは後程それに関して御意見を申上げることにして保留して、このことは委員長にお尋ねすることは……

第9回国会 決算委員会 第2号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○相馬助治君 今カニエさんのおつしやつたこととは別個ですが、どだいこの小委員会が生れますときに、私はこういう厖大な内容、又非常に微妙なる問題を取扱うのに小委員会では事足りない、なぜならば、小委員会は証人の喚問等もできないからであるというので私は反対したのですが、そのとき自由党の小委員会設置を提案なさつたかたの御説明にも、そのような証人喚問の必要があるときには、小委員会の要求によつて委員会においてこれに同意して証人喚問というような手続はやれるのであるから、小委員会で以て毫も差支えない、このような御答弁があつたので、私は当時小委員会を結成することに賛成したのでありまして、小委員会において十分議を練……

第9回国会 地方行政委員会 第1号(1950/11/25、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私は岩木さんの言つた通りに、とんでもないことだとやつぱり思うのです。それで何も強調する必要がない。打つちやつておいたらどうですか。というのは、向うに行つたら何もこれをここで地方行政委員が論じて議論を一つにして、これをおれ達のほうに寄こせ。そんなことを言う必要がないのです、と思うのですが……。

第9回国会 地方行政委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○相馬助治君 同僚小笠原委員の質問で、地財委の事務的な立場からの説明はわかりました。了解ではなくてわかりました。で野村委員長に重ねてお尋ねして置きたいことは、この教職員待遇改善に要する経費の四億何がしという金は、教職員が待遇上今非常にまずいから、それで上げてやらなければならないという、こういう性質のものじやないのです。御承知のように前からの関係をお知りだと思いまするが、当然法的に、地方の財政措置としてそれだけを法的に上げてやらなければならないように義務付けられているわけなんです。従つてあとで委員長が給與ベース改訂による増加のところで考慮するのかという小笠原委員の質問には触れておりませんが、これ……

第9回国会 地方行政委員会 第5号(1950/12/02、2期、日本社会党)

○相馬助治君 只今の鈴木政府委員の御説明で、この法律の目的というものがはつきりするわけですが、私どもがこの地方公務員法の審議に当つて常に考えて見なくてはならないことが一つに、この法律の親法案とも言うべき國家公務員法というものが先に成立しておるというこの現実です。國家公務員法が成立いたしますときにもいわゆる民主的にして能率的な運営をさせるために諸般のいろいろ規定を設ける一方、その國家公務員の福祉及び利益の保護というものは十分行われる、こういうことが規定されて百二条の政治活動の制限というようなものも現われて参つたわけでありまして、これは法律の体裁から言つても内容から言つても、当然この二者がバランス……

第9回国会 地方行政委員会 第6号(1950/12/03、2期、日本社会党)

○相馬助治君 只今鈴木政府委員から御説明になりました地方自治庁公務員課が発表いたしました地方公務員法施行に要する経費所要額調ですね。これを見まして総括的に申しましで、極めて間に合せに作られたという印象を受けるわけです。従つて率直にお尋ねしたいことは、昨日の私の質問に連関いたしまして早急にこのようなものを作つたものであるか、当初より地方自治庁として予定していた案であるか、その辺について一応承わりたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、これは理想案というよりは、最小限度この程度の構成の人員ならばやり得るであろうという、そういう見通しを持つて作うつた案だとこういう意味ですか。

第9回国会 地方行政委員会 第8号(1950/12/05、2期、日本社会党)

○相馬助治君 只今の伊能さんのお話について二、三の点を質疑いたしたいと思います。先ずあなたには一つの仮定の問題に立ちまして、この人事委員会は県が共同して持つくらいにせよというようなお話ですが、本委員の質問に対して、地方自治庁の見解は明らかになつております。即ち県はおよそ三十万人以上の人口を有する市は必置機関であると言明しております。従いまして、この問題に関する限りは、県並びに二十万以上の都市は必置機関であるという政府の意図が明らかなのであります。で、そういう場合には、財政的裏付が必要であるという御意見につきましての質問に対しましては、現政府は財政的裏付をする意思のないことをはつきり表明しており……

第9回国会 地方行政委員会 第9号(1950/12/05、2期、日本社会党)

○相馬助治君 先ず本問題は、先に本委員会で決議した内容が緊急を要する問題か、重要であるか、重要でないかということを第一点として考えたいと思う。これは緊急にして重要なることは論を待たない。緊急にして重要なことをここで決議したのであるならばこれをどう持つて歩こうが、どう処置しようが、ともあれこれを最も効果あらしめるということに対して万全の措置をこれは講ずるべきであることはこれ又論を待ちません。いわんや両院法規にそういう持出し方が抵触する面がはつきり調われておるならばいざ知らず、これが解釈上適法の条項がないからちよつと取扱が困るというのではこれは極めて常識的に考えても、その決議を最も効果あらしめると……

第9回国会 地方行政委員会 第10号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○相馬助治君 湯川君に二、三点お尋ねいたしたいと思います。  あなたの論をずつと聞いておりますと、單純労務者であるとか、地方公務員である教職員というのは特別職に入れる方がよろしい、こういうふうに、具体的内容としては先の公述人である都労連の委員長の河野さんと同様の具体的内容を聞いたのですけれども、その前に総括的におつしやつた話の中に、国家公務員法と見合つて法の建前から国家公務員法が改正にならないならば特別職をもつと狹めて、即ち特別職に入れるものをもつと少くせよ、こういう意思が発表せられておりまするが、どちらをあなたは最終的に主張されんとするものであるか、改めてお尋ねして置きたいと思います。

第9回国会 地方行政委員会 第11号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○相馬助治君 一つお尋ねして置きたいのですが、地方選挙は自治の根幹をなす重大な問題だと思う。で今度のこの地方公共団体の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案というものですね、政府提案になつて出るまでに、皆様に対して、即ち自治庁或いは全国選挙管理委員会等から御意見を徴する、皆さんの意見を聞くという機会が與えられたでありましようか。或いは書類等によつてですね、皆さんの意見はどうだという諮問的なことがあつたでございましようか、それとも何もありませんでしたでしようか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 事情はよくわかりましたが、このことはあとで政府に尋ねます場合にも重大なる問題でして、……

第9回国会 地方行政委員会 第12号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私は八日ときめたのですから、八日のうちに十二時までかかつても、誠心誠意を尽してこれをあげるというのが我々の責任であろうと思うのです。従いまして地方行政委員会がこれについて一日延ばせなどということを本日新らしくきめるということは、それ自体の権威を失墜するだけでなく、義務感を喪失したものの言うことであつて、私は本委員会はそんなことを議すべきでない、それは目標に向つてこれをあげるべく努力してこそよろしいのであつて、本委員会はそんなことを今後議題に供する必要はない。そのためにこそ理事もあり、それから委員長もあるのであります。本問題は自由党においてやはり主としてお考えなさるべき問題でござい……

第9回国会 地方行政委員会 第13号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○相馬助治君 逐條的に言つたほうが能率的じやないですか。
【次の発言】 ここは基本法で非常に大切でなんだな。だから皆さんの意見に任せますよ。一條ずつやつたほうが行つたり来たりしないで能率的でいいと思う。
【次の発言】 この第六條の二項においてですね、「前項の任命権者は、同項に規定する権限の一部をその補助機関たる上級の地方公務員に委任することができる。」とこうありまするが、この上級の公務員というのは具体的にどんな範囲まで考えているかということが一つ、なお委任の範囲については、あらかじめ政府側としてはその制約について何か考えていることがあるかという点、二点を一つ……。

第9回国会 地方行政委員会 第14号(1950/12/09、2期、日本社会党)

○相馬助治君 この際鈴木政府委員に一点お尋ねして置きたいと思うのでありますが、先ず国家公務員に対します人事院勧告の例においても明らかでありますように、真に本法案が地方公務員の福祉を守ろうとする基本的な意図を持つといたしますならば、当然給與に関しましてなされる人事委員会の勧告のですね、実質的効果というものを法制化する必要があるのではないかとこう考えまするが、それを明文化しなかつた理由、而も又こういうふうにして実質的効果は挙げ得られるとお考えであるかどうか。この二点についてこの際お尋ねいたして置きたいと思います。
【次の発言】 進行をお願いします。

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第1号(1951/07/10、2期、日本社会党)

○相馬助治君 只今派遣議員の報告が行われましたが、丁度この期間に私ども地方行政委員会では、地方行政の実態並びにこの事務再配分に関して視察を行いましたところ、丁度そこに市町村長、市町村の議会の議長というようなかたが集まりまして、たまたまこの選挙法改正について、いずれの場所においても発言がございました。これは專門的でございませんので、只今三委員の報告に聞きますと、全部網羅されておることが断片的に聞かせられたのですが、特にこの市町村長の立場から強く意見が表明された点だけを簡単に御参考までに報告しておきたいと存じます。  第一点は、何らかの規定を設けて決選投票をやめにしてもらいたい、こういうことなんで……

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○相馬助治君 お尋ねいたしますが、法の不備から生じた選挙違反というものが実に公々然と今般行われたと思うのです。それが只今御報告がありました戸別訪問の問題も然り、連呼のために労務者を狩り集めて、狩り集めた労務者に賃金を支払うことによつて実は買收が行われるというようなこと。それから政党が、例えば自由党が自由党という大きな幔幕をめくらした自動車を県内に馳せめぐらせて、警察の近くでは自由党の候補者に投票してぐれ、山の中に行きますというと、公々然として誰々に投票してくれと言う。これは例として自由党だけを言うたので、自由党だけという意味ではありません。そういうようなわけで、法の不備から選挙違反というのが公……

第10回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1951/07/11、2期、日本社会党)

○相馬助治君 手続の基準、指導した基準、何人が担当したか、どういう基準でどういう……。
【次の発言】 私ども先般鹿児島、熊本を歩いて参つて、日頃考えていたことを、市町村側の要望を聞いていよいよ身につまされて成るほどと思つたことに関して、基本的な問題を一つ地財委の委員長にお尋ねして御意見を伺つておきたいと思うのです。それは今の地方自治の問題は挙げて財政の問題でございまして、熊本県にしろ、鹿児島県にしろ大体十億程度の金が足らん。それでもうこれはどうにもならないから、帳面すらのバランスを合せて予算を作つているというような始末で全く自信がないというようなことを言つている。でそれにからんで懇談会等になり……

第10回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1951/07/12、2期、日本社会党)

○相馬助治君 この警察法の改正に伴う指導の問題で、小笠原君からいろいろな点を尋ね、又意見を付せられたようですが、私も過去の実態で一点を申上げて、この際斎藤国警長官に一点お願いして置きたい点があります。私は今度の警察法改正について、各県においては隊長が長官等の指示を頂いて帰つて下部の人たちを集め、市町村の理事者等を集めて指導なさつておりますが、どういう話がされたかということについて、私も二つばかりの実例を聞いたのですが、隊長も非常に苦慮しておる点は、これを機会にして国警が勢力を伸すんだというような影響を下の者に酌取られては困るという顧慮から、そういう点については触れずに、極めて事務的なものを話し……

第10回国会 地方行政委員会 第3号(1950/12/14、2期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行について。杉村先生に対する関連質問があつたらそれだけは取上げて頂くとして、これだけのお歴々が参考人としておいで下さつているので、一人の先生で議論が白熱しますと、委員が何を考えているかということもわかつて、あとの参考人の方々がいろいろおつしやる場合に非常にやりずらいのではないかと私は思うので、一通り先生方の御意見を聞いて、そうして総合的に取扱われることをお願いいたします。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 私は澁谷さんに一つお聞きしたいのですが、この同時選挙が殆んど技術的に四つあつてはむずかしいというお話ですが、それは一つに越したことはないと思うのです。選挙管理委……

第10回国会 地方行政委員会 閉会後第3号(1951/07/27、2期、日本社会党)

○相馬助治君 先ほど小笠原委員がおつしやつたように、行政委員長にこれが取扱は一任されましたが、特に私は小委員として委員会に臨んでいて深く感じた一点を申上げて、具体的にこれを責任を以て委員長から地財委に要望して頂きたいと思う点がございます。それは、今度の小委員会において地財委員会の事務当局が我々に示した資料は、親切にして而も相当努力のあとのあるもので貴重なる資料であつたと考えます。然るにこれに反して、委員会においては、委員長も出席せず、その他委員の答弁にしても私は極めて不満足であります。即ち熱意が奈辺にありやを疑うものでありまして、いよいよ地財委員会はもつと政治力を発揮して、今日窮乏に瀕せる地方……

第10回国会 地方行政委員会 閉会後第4号(1951/08/15、2期、日本社会党)

○相馬助治君 これは西郷委員長の責任において、なお小委員長の高橋委員の御意見等も認め、又協力する形が必要と認める場合にはさようされて、委員長に一任することを私は希望いたします。
【次の発言】 私は高橋議員並びに専門員宛の法貴調査員と共に鹿児島県及び熊本県の地方行政の実態について視察いたしました。以下速記録にとどめて頂くことにいたしまして、種々申上げたい意見はあるのですけれども、以上を以て報告を終りたいと思います。

第10回国会 地方行政委員会 第5号(1950/12/16、2期、日本社会党)

○相馬助治君 その前に一点私から申上げますが、この通常国会に入つてから行政書士法案が再提案され、通過してこちらに回付されておるようでありますが、これはこのままにして置くと、六十日間経てば一方的に成立する危險性があるのですが、今までの審議の過程に鑑みますると、先般提案者である衆議院側が参りまして、その面前においてこの行政書士法案に対しましては、殆んど党派を乗越えて反対的な、修正的な相当強烈な意見が開陳されたのでありまするが、今度衆議院で再び提案され可決された行政書士法案は、一点の、一字一句の修正もなしておりません。これは考えようによりますと、前にこの委員会において提案者側の出席を求めて、我々が真……

第10回国会 地方行政委員会 第7号(1951/02/02、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私は先ず第一番に、本法案の提案者である衆議院議員の川本君に一点尋ねてお答え願いたいところがございます。御承知のように第九国会の終末において幾つかの法案が、衆議院で通つたものが参議院では成立を見なかつたのでありますが、その中にこの行政書士法も含まれておりました。この行政書士法が通らなかつたというのは、單に時間的なために、余裕がないために通らなかつたというのではなくて、川本君自身あの委員会にお臨みになつて、我々の討議されておるところをお聞きなされたはずでありますが、党派を超えて、自由党のかたの中にも、民主党のかたの中にも、緑風会のかたの中にも、又我々も、本法案を全然我々は否決するとか……

第10回国会 地方行政委員会 第9号(1951/02/06、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私は日本社会党を代表いたしまして、只今西郷委員より修正されました修正案、その他は衆議院回付によります行政書士法案の原案、この一括されたものに対しまして賛成の意を表するものでございます。  この際考えてみますることは、この行政書士法案なるものが、衆議院において先の国会において成立し、参議院においてこれが成立を見なかつたのでありますが、その理由は極めて明白なるものがあると思うのであります。即ち建築書士法案、司法書士法案と運のものとして、行政書士法案の成立を見なければならんと提案者は先にも説明されたのでありまするが、我々が素朴な立場から考えてみましても現在の行政の民主化ということを考え……

第10回国会 地方行政委員会 第11号(1951/02/12、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私は岡本委員長に一つ要求して置きます。それは先ほど西郷委員、小笠原委員が質問したことと、殆んど同様のことを、他の委員のかたから質問が仮りになければ私自身ではやる予定です。恐らく西郷委員、小笠原委員からしてそういう質問があると思いますので、岡野大臣と、それから文部大臣と、それから財政委員の委員長代理である木村地方財政委員と、この三人のかたが同席した委員会を我々持たなければこの問題の解決点に至らない。こう思いまするので、三人の同日同時の出席を委員長に要求して置きます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)その次に私は木村委員長代理にお聞きしたい点が一点ありますが、その次に辻田局長に聞きたいので……

第10回国会 地方行政委員会 第12号(1951/02/16、2期、日本社会党)

○相馬助治君 本日この委員会が文部大臣並びに岡野国務大臣、それから地方財政委員会の委員長の御出席を求めて、我々がいろいろ質疑したいと思いますことは、過去の経験に鑑みて、六三制実施等につきましても、その法律案の意図するところは極めてよろしきものであり、日本の民主化のためにこれは非常に効果あるべきはずのものであつたにもかかわりませず、財政的な問題でこの理想案が種々なる悩みを来たしたということは、事実が我々にこれを教えておるところでございます。従つて只今吉川委員も申されましたように、私は本法案に賛成なんですが、ただ問題は現在の地方財政の状況下において、一体この法律案が成立した曉において、財政的な措置……

第10回国会 地方行政委員会 第15号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○相馬助治君 先ほど両総監のお話を聞いておりまして、今度の警察法の改正問題をめぐつての自治体側の御意見としては至極御尤な幾つかの点があつたということを私も了解します。ただ私は具体的な地方の自治警察の姿をいささか知つている者として、この際両総監にもお願いしておくと共に、私個人の考えを一つ申上げて、こういう点では御協力は私はできない、こういうことをはつきり申しておきたいことがございます。それは何かと申しますと、今度の改正が大橋法務総裁のとつている態度であるとか、或いは与党側の動きであるとか、誠に腑に落ちない幾つかのものがございます。けれども地方の弱小町村にあるところの自治警察が解体して国家警察に吸……

第10回国会 地方行政委員会 第21号(1951/03/09、2期、日本社会党)

○相馬助治君 国警長官より技術的な、詳しい説明があるという今の総裁のお話ですが、是非承わつて置きたいと思うのです。併しその前にこの長官の説明が終つてまだずつと総裁はここで我々の質問を受けて、十分そういう時間があるのでしたならば委員長にその取扱を任せるのですが、そうでない場合には私ども基本的な問題でこの際総裁に二、三質疑したいことがありますものでありますから、その辺委員長どうぞよろしく取計らつてもらいたい。
【次の発言】 先ず私は法務総裁に伺いたいことは、先の国会におきまして、本委員会において、法務総裁は秘密会を以て警察制度改正に対する政府の心組みを我々に発表せられました。事極めて重大であります……

第10回国会 地方行政委員会 第34号(1951/05/08、2期、日本社会党)

○相馬助治君 事務局のほうへお聞きするのですがね、福永さん、本法改正に関連して何か参議院の地方行政委員会に請願めいたもの、そういうものが参つていますか。
【次の発言】 そうするとこへこの資料として只今配られたもののほか、最近にはそういうものはないと、こういうわけですね。
【次の発言】 私は提出者の前尾さんに尋ねて見たいと思いますが、この一部改正は、関係各省並びに国家警察、自治警察、それから一般の地方自治体、そういう方面では全部この改正を要望している、こういうふうにこちらでは了解してよろしいのですか。今までの交渉の経過、その他を概略でよろしいからお話願いたいと思います。

第10回国会 地方行政委員会 第36号(1951/05/15、2期、日本社会党)

○相馬助治君 総括的な質問をしたいために、法務総裁が出席するまで休憩いたしたいと思います
【次の発言】 続いて質問いたしますが、この法案は提案理由説明の中で、現下治安の実績に鑑み云々ということを言つておりますが、新聞その他で伝えられておるところから見ますと、予算の都合によつて国警の定員増加の計画というものが、猫の目玉のように変つて来ておるように承知いたしております。そういたしまするというと、これは政府の無定見によつてこういうふうに変つておるのであると我々は考えざるを得ないのでありますが、又一面考えて見ますというと、必要なのではあるけれども、財政的な面からの苦情によつて止むを得ず変えるのであると……

第10回国会 地方行政委員会 第40号(1951/05/22、2期、日本社会党)

○相馬助治君 この地方自治法の一部を改正する法律案の提案理由を昨日お聞きいたしまして、本法案に私は反対するというのではございません。ただ只今西郷委員からも質問されましたように、実際に地方自治をやつて行つて不便を感じて、東京都が緊急必要であるという観点に立つて、こういう改正案を出したということはよく了解いたしますが、立法府に席を置く我々として一体こういうようななしくずし的な法案の改正というものが、将来どのような影響を持つのであろうかということを極めて私はおそれるわけです。従つて提案者にお尋ねしたいことは、地方自治庁とどういうふうな連関を持ち、どのような相談の上でこれを出されておるかということを提……

第10回国会 地方行政委員会 第41号(1951/05/23、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私は須貝先生に一点お尋ねしたいのですが、須貝先生のお話を結論的に見まするというと、この程度ならばよかろう、併し心配の点もあるからそれは附帯決議を附けることが望ましいというお話でございまするが、この問題に関しましては梅田先生が御指摘になつておりまするように、国警というものは自警に傷越しているということを一般民衆、それから当事者、これらが観念的に考えているということは否定できない現実でございます。そういたしますと、今度の改正案なるものは、やはり私は進歩的なる方向に対しての一つの堂々とした政府の抗議であろうというふうに考えておるのでありまするが、須貝さんはこの程度なら止むを得ないという……

第10回国会 地方行政委員会 第42号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○相馬助治君 塚本先生に、今般の警察法の一部改正に伴つて、先生の御意見の前段を要約いたしますと、自警並びに国警間における運営について支障のあつた点を直すことは極めて必要であろうが、さればといつて制度にまで手をつけるということはかなり問題であるという御意見のように拜聽いたしました。そこで私個人の意見としても、今度の改正は運営について支障のあつた面を直して、能率化されるということが先ず大切ではないかというふうに考えておりますが、塚本先生の御意見としては、現在の自警、現在の国警という制度をそのままにして、運営上の技術面を直せば足れりとされるのであろうか、それとも現在の自警、即ち弱小自警を含めての現在……

第10回国会 地方行政委員会 第43号(1951/05/25、2期、日本社会党)

○相馬助治君 中田委員の提案に賛成します。一つ附加えたいと思いますことは、しばしば私申しておることですけれども、警察制度の問題は国の性格に関する第一番の問題であるということを言つておるので、警察予備隊の、直接のこれを担当する大臣と申しますか、それは内閣総理大臣である。こういうような意味合いも含めまして、特に吉田内閣総理大臣が本委員会に出席なされて、そこで我々は概括的な質問を是非やる機会を持ちたいと思つておるのでありまして、従いましてそういう意味合いも含めた今の中田委員の提案に賛成をするものであります。
【次の発言】 只今の委員長の御見解でございますが、今まで予備審査であつたために、率直に申しま……

第10回国会 地方行政委員会 第45号(1951/05/28、2期、日本社会党)

○相馬助治君 この際大蔵大臣に一点お尋ねして置きたいと思います。今回  この警察法の一部改正法案が審議に供せられておりますが、この中に国家地方警察の定員が増加されることになつております。結局警察学校におる者の五千人ということでありますが、増加されることになつております。そこで私どもが当初新聞その他の情報を以て耳にしたところによりますと、三万人の増員であるとか、或いは一万五千人の増員ということが噂されたのでありますが、結局いたしますところ、この今回提案されたような五千人の増員ということになつて現われて来ておりますが、大蔵大臣としてこれらの定員の増加に関しまして今までどのような交渉を受けられたかと……

第10回国会 地方行政委員会 第48号(1951/06/02、2期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行について…。只今民主的なる方法によつて質疑打切りの動議が比較的多数を以て成立をいたしました。極めて結構なことでございます。問題は、私は岩木さんの提案そのものを折角民主的に成立したその動議を否定するものではありませんが、私は打切りには従つて賛成でございますが、ただ人道的立場よりいたしましても、すでに一時十分前であります。私は詭弁を弄しているのではなくて、今後委員長の取扱いにおいて予定されておりますのは、民主党から緑風会の同調を得まして岩木並びに鈴木両氏提案にかかる修正案が用意されているやに聞いております。従つて我々はこの修正案に対する質疑をも行わなければ、十全なる討論が不可……

第10回国会 文部委員会 閉会後第5号(1951/08/13、2期、日本社会党)

○委員外議員(相馬助治君) 地方行政委員会の相馬ですが、発言をお許し下さいました委員長並びに委員各位に敬意を表するものであります。文部省に一点伺つておきたいと存じまするのは、今地方行政委員会といたしましては、この地方財政につきまして、小委員会を持つて特に平衡交付金及び地方起債の枠等についての数字的検討に当つておるのでございまして、その際私どもが明らかに地財委よりされました資料によりまするというと、昭和二十六年度の修正地方財政計画というものが五千八百二十二億に余る計画を地財委が作りまして、それを大蔵省との折衝の過程において見ますると、国庫補助金の増額として五十五億、地方債の増加として二百四十八億……

第12回国会 議院運営委員会 第20号(1951/11/17、2期、日本社会党第三控室(右))

○相馬助治君 今加藤君からの明日本会議を開いてほしいという理由が、大体の輪郭が説明になつたわけです。各委員はこれについて未だ賛成とも反対とも言つていないわけであります。(「まだまだ」と呼ぶ者あり)從つてこれが反対であつて、議長の意思と本運営委員会の意思とが齟齬した場合には、議長が如何考えるか知りませんけれども、(「その通り」と呼ぶ者あり)このことについては、今小笠原君が言うように、緊急必要があると認めたから、さようにして取扱うということは、未だその時期にないと私は思う。
【次の発言】 小笠原君の御発言を私が誤解しておるのではなく、小笠原君の今のお話は、夜中に開いて云々というお話でありますが、私……

第12回国会 議院運営委員会 第21号(1951/11/18、2期、日本社会党第三控室(右))

○相馬助治君 只今の小笠原君の意見に賛成です。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

第12回国会 議院運営委員会 第24号(1951/11/27、2期、日本社会党第三控室(右))

○相馬助治君 私たちはやはり申合せに先ず第一忠実であるべきであると思う。從つて我々は話を聞くわけに行かんから、こちらから官房長官を呼ぶのでなくて、自発的に來て立場を説明して了解したならば、我々も相談に乘つて協力して、木村さんの言うような精神でやりましよう。それまではそういう精神にはちよつとなれないですね。(笑声、「その通り」と呼ぶ者あり)

第12回国会 議院運営委員会 第25号(1951/11/28、2期、日本社会党第三控室(右))

○相馬助治君 内閣委員長が見えたようですが、とにかく私は小笠原君の意見に賛成です。というのは、理由はちよつと違うのですが、午前中の話は三日間あれば大分いいものができる予定だという意味で、三日間に必ずできるとも委員長は言つてないはずなんです。三日間なら必ず引受けるとも言つておらない。それからこの議運で仮に一日ときまれば甚だ審議その他は不満足ではあるけれども、その一日で上るかも知れないということも内閣委員長の言葉の中から読み取れると思うのです。從つて今内閣委員長にここで話してもらつて、幾日間やつたらいいでしようかということでなくて、もう我々の意思できめて、その会期中にそれでやつてもらうように努力し……

第12回国会 地方行政委員会 第1号(1951/10/12、2期、日本社会党第三控室(右))

○相馬助治君 只今同僚岡本委員の質問の中の特別区の問題ですが、これは現在の特別区を、地方行政調査委員会議はどういうふうに見ておるかということも質問の一つの趣旨だと思うのですが、もつと根本的なことは、これは将来どうあることが正しいというふうに考えるかということのほうが、私は大きな意味を含めて質問されておると思うのです。現実には自治区であるか、行政区であるか、極めてはつきりしないものである、こういう御見解ですが、それは我々もよくわかつておるわけですね、地方行政調査委員会議というものは、当然現実を見つめながらも、啓蒙的な意味で建設的な意見を吐くべき私は使命を持つておると思う。  従いましてこの問題に……

第12回国会 地方行政委員会 第2号(1951/10/29、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私は法務総裁に基本的なことをお尋ねして、その上で国警長官にお尋ねしようとしたのですが、法務総裁が見えないので、長官に二点お尋ねしたいと思います。  先ず第一点のこの行政整理の問題ですが、国家警察も自治警察も双方五%減であると、こういうふうに伝えられております。ところが国家警察のほうは五%減だけれども事実上は出血がない、なぜかと申しますれば、自治警より編入されるものを当初国警側では一万人と推定していたと聞いております。事実は一万三千有余編入されて来た。こういうことから事実上国警では五%の行政整理ということは、当初の目論見からすれば全然出血なしということに言い得ると思うのです。国内の……

第12回国会 地方行政委員会 第3号(1951/10/30、2期、日本社会党)

○相馬助治君 中田委員から再度に亘つてそれを尋ねても、局長は歯牙にもかけていないとおつしやるようですが、現実の問題として、地財委としては二百億の平衡交付金の増額、それから起債の粋の増加、百五十億、それから節約その他で八十八億見込むとして、とにかく三百五十億のものを要求して、現実に通つたものは百億の平衡交付金の増額、起債百億の枠が広がつた、こういうことであつて、この二つの間にははつきりとした食い違いがあるはずであつて、それは地財委としては大蔵当局からどういう説明を聞いておるか、納得したか、しないかは別ですよ、どういう説明を聞いておるか。そうして又大蔵省がこういうふうな主張をされて、政府決定に至る……

第12回国会 地方行政委員会 第5号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○相馬助治君 今の委員長の質問、委員会が聞いたことは、ページにして何ページか、この資料は誠にはつきりしないのだが、短期融資とありますね、第三の見出し、その次のページの所に行つて小さな番号で四、その他の短期融通、以下調整融資と、こういうふうに書いてありますね、これは何ですか。
【次の発言】 そうすると、税收入を見合いとした融資をここでその他の短期融通と書いてあるので、それ以外のものではないのですか。いわゆる平衡交付金、補助金それから税收入、これらを見合いとした融資以外に何も特殊な融資というものはないのですか。
【次の発言】 私さつき聞いたことでどうも不思議に思うのだが、例えば短期のほうから見て、……

第12回国会 地方行政委員会 第6号(1951/11/06、2期、日本社会党)

○相馬助治君 只今のに連関した問題ですが、いずれ岡野国務大臣が参つてから聞いた上で質問をするのが順当ですけれども、先ほど銀行局長のお話の中に触れて一点お尋ねしておきたいことがあります。  先ず第一は資金計画上かなり無理があるというお話ですがそれは暫くおいて、法律的にこの種の短期融資は困難であるというお話が只今ありましたが、これは昨日大角君から縷々その点については我々も意見を聴取いたしました。大角君の意見も概括的に法律的にはこれはかなり問題が存じているというこういう結論でした。そこでこの際局長に重ねて伺つておきたいことは、我々としてこの問題を見ますると、いわゆる政治的了解がなされたというこの短期……

第12回国会 地方行政委員会 第8号(1951/11/08、2期、日本社会党)

○相馬助治君 これは各党派が相寄つてこういう線が決定したのですから、是非ともこれが本会議に上程される場合には、各会派もこの立場から、この決議案のよりその精神を遂行せしめるために、当然賛成討論をすべきだと思う。特に私が希望したいことは、この際一つ自由党も是非とも代表を送つて賛成討論をされて、いよいよこの決議案をして権威あらしめるものにして頂きたい、こう思うのです。
【次の発言】 これは私どもとしても、この問題は非常に大きな問題なので、皆様とこうして協力してここに決議案ができたのです。一党派とすればそれぞれの意見はあるのです。あるけれども、こういうふうにまあ我々も同調しているのであつて、我々は賛成……

第12回国会 地方行政委員会 第9号(1951/11/13、2期、日本社会党第三控室(右))

○相馬助治君 只今の金丸さんにお尋ねしたいのですが、先ほど同僚の小笠原君が矢柴さんに質問した点でも明らかになつたように、国家公務員に倣つてこの際給料を考えた場合に、地方公務員のほうが高いのだという大蔵省の見解というものは、全く為にせんとする資料を集めて、とてつもない未熟なことをやつて、皆様がたを結果において苦しめていることに相成つているので、我々も極めて遺憾としている次第です。その上に今般この国会から見ておりまして非常に我々が憂慮しております問題は、従前、地方財政委員会及び地方自治庁は、大蔵省側の国家公務員に比較して地方公務員は高いという論を論難していたのです。ところがこの頃は大蔵省のその説に……

第12回国会 地方行政委員会 第11号(1951/11/15、2期、日本社会党第三控室(右))

○相馬助治君 この際文部大臣に二点ほど伺つておきたいのです。地方財政平衡交付金が常に政府の経済政策によつて左右せられまして、地方財政委員会の勧告すら無視されて今日に至つているわけでありまして、このために地方財政がもう極度の窮迫状態に立至つていることは文部大臣もよく御了解のところだと存じます。その地方財政の窮迫が、直ちに財政的に弱い教育の面に皺寄せをせられまして、今般政府が補正予算で措置するようなままで参りまするならば、誠に地方の教育遂行上重大な支障を来すであろうということが我々には心配されるのでございまするが、そういう前提に立つて一つ伺つておきたいと思いますることは、現在の補正予算、政府提案の……

第12回国会 地方行政委員会 第13号(1951/11/21、2期、日本社会党第三控室(右))

○相馬助治君 この申入書の処理の方法をお聞きしないとわからないのですが、この申入書は単独で、これだけでこの各宛名のところに出す予定なのですか。
【次の発言】 恐らくここに書いてある五人の人たちは、この委員長の申入れを受けて、これを何らかの形で下部に指示するだろうと思うのですが、その場合突如としてこういう申入書を見て、参議院の地方行政委員会が何の必要があつて、こういうことはもう十分考えていることとしても、私は、何の必要があつて、又緊急にどうしてこういうものが出たのであろうかということを、案外新聞等を見ているようでも見ていない向も多いので、下部では奇異の感に打たれるのではないかと思うのですが、具体……

第12回国会 地方行政委員会 第14号(1951/11/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私遅れて来て誠に申訳ないのですが、昨日私も発言を求めて、行政整理についての質問をしてお聞きしたのですが、今のお話で、岡本委員からの説明では、調査をして後ほどこれを取上げるということで了解がついたようですけれども、私は今のこの段階が一番委員会として結論を出すべき時期だと、こういうふうに政治的に考えているわけなんです。勿論自由党側としてはむずかしい事情があろうかと存じます。高橋先生なんかのお話は、政府の考え方というものを便宜上ここでお述べになつたので、勿論その通りだと思うのです。ここは政府の出先機関じやなくて独自な委員会なのですし、御案内のように農林委員会も、聞くところによると文部委……

第13回国会 議院運営委員会 第1号(1951/12/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 いろいろ議論が行われておるけれども、小笠原君の言つておるように、どういうわけでこういう新たなる提案がなされるのかという、すべての人が納得する、それに異論はあつても、成るほどこういうふうにせざるを得ないのだという一つの条件がここに提案されれば、それは論議になると思う。そういうのが提案されないから原さんのような意見が出て来る。私などもこういうことについて一つ具体的に考えておることは、事務総長にこれはどうなんですかと聞きたいのですけれども、議論が錯綜しておるので事務総長にも聞けないが、発言の通告なんかも本会議が始まつたと同時に共産党、労農党も、三十分、一時間やらせろということになると、……

第13回国会 議院運営委員会 第2号(1951/12/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今の小笠原君の提案に全面的に賛成します。理由は別に申上げません。
【次の発言】 現実の問題として、常任委員の数が決定したのですね。今の大隈委員の話は、外務委員の増員ということだけきまつてるのですが、具体的に決定しろということらしいですね。念を押しておいて下さい。
【次の発言】 名前は後刻私が申します。
【次の発言】 再任のようですが、過去一年間の本人の出席状況及び特別なる発言等について官房長官は資料をお持ちですか。

第13回国会 議院運営委員会 第3号(1951/12/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これは今度だけ差当りこういうふうにしておいてくれということであれば、事ここまで運んで来てしまつたのですから、止むを得ず引下るという点もあるかと思いまするが、只今の議長の報告によりますると、衆議院側の見解のほうが正しいのだ、従つてこれを以て一つの先例としたい、こういうふうに相成りますると、問題は私は別な意味でも重要だと思うのです。国会法の第八條に「国会の開会式は、会期の始めにこれを行う。」と、こう書いてあるのであります。どう考えても、召集されて議案の審議にすぐに入つている、こういう状況下においては、議案の審議が非常に緊急欠くべからざるときには、それが開会式の前に行われるというような……

第13回国会 議院運営委員会 第4号(1951/12/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は小笠原君とは別ですが、承認するについて私は前提として一つのことを申上げておきたい。私は承認したいと思いますが、国会職員の中の者から私は公式的には聞きませんけれども、こういう話を聞いておる。一音にして言えば、乏しきを憂えず、等しからざるを憂うという一つの言葉で代表される。国会職員の俸給が切り替えになりました場合に、これは国会そのものの責任でも、私は事務総長の責任でもあろうとは思つておりませんが、いわゆる人事院規則が出たときに、その人事院規則の示すところによつて採用し、俸給を決定した場合に、他の官庁に見られないアンバランスがこの国会に生じたことは御存じのことだと思う。これが法規を……

第13回国会 議院運営委員会 第5号(1952/01/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今懇談会に入るということを宣言しようとされておりますが、この問題については異議ないのですから、大臣の施政演説を聞くことは三時から聞くということをきめて、そうしてそれから木村さんのお話のように懇談会に入る、そういうふうに一つ……。

第13回国会 議院運営委員会 第11号(1952/02/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 社会党第二控室のほうからは曾祢益君を今日是非発言さして頂きたい。

第13回国会 議院運営委員会 第14号(1952/02/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この際一点お尋ねしておきたいと思いますが、第一にこの行政協定の基本をなす安保條約というのは、主権国家同士間におけるこれは相互協定であつて、元は、サンフランシスコで締結された平和條約とは根本的に違うことは今更言うまでもないと思います。もう一つは、批准された場合に議論されましたように、当然行政協定の内容が明らかとなつていなければならないと主張したのですけれども、これも国際的にいろいろむずかしい段階で、止むを得ずとして国会はこれに対して批准した。こういう経過を取つておると思うのです。そこで当然行政協定についての政府の発表を見ますと、決定された分についてなしくずしにだんだん報告している。……

第13回国会 議院運営委員会 第16号(1952/02/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今賛成意見を出された水橋さんと須藤さんに申上げるのですが、先ほど来小笠原君と私と同じような発言をしたが、別にこれは打合せたのでも何でもない問題です。この問題は御案内のように、緊急質問の取扱いについては考えなくちやならないじやないかということは、実を申せば自由党あたりからぼつぼつ出されおる。それは今私どもとしては、今お説の通り、緊急質問は飽くまで私はやはり緊急性に則つて、会派の数なんかに拘束されることなくやられる今までの参議院のやり方のほうが正しかつたと思う。ところが、それだからと言つて今後五、三人の会派自身が、三人だつて何百万の支持者があるから、おれたちは三人だと思つて舐められて……

第13回国会 議院運営委員会 第17号(1952/02/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 残念ながら緊急性を計る尺度は本院にないわけですね。そこでこういうことをまあ議論して行つたのでは果しがないと思うのです。それでこの前に私は保留しようと主張したわけは、三人のところ、二人でやるからけしからんというような理由では全然なくて、行政協定によつて三人質問しておる。而も共産党からも一人聞いておる。そこで説明によれば行政協定に持つて行つてそれに連関しての質問なんだ。ただタイトルだけがああいうふうに出ているのだという前段の御説明があつたので、私はそれならば話す必要はなかろうと、こういうふうに言つていたわけです。それで私は実は現在ここへ来るまでに、共産党はこの質問をみずから御撤回にな……

第13回国会 議院運営委員会 第19号(1952/02/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 昨日私どもの会派では、小笠原君の提案事項に対しての意見が開陳された折に、山下君からこれは調査案件として外務委員会に付託すべきものでなくて、むしろ進んでこれは可否の態度を決定する議案として強力に措置するようにすることが、行政協定の姿からしても妥当であるという意見を述べたわけです。これは直ちに以てその意見がこの行政協定の案件を取扱う手続上のことを言うたのではなくて、参議院としてはそうあるべきであるということを述べたのです。この意見については、私どもとしては国務大臣の報告を聞いていよいよ参議院自身としてはそうなくてはならんということをまあ確信を深めておる。特にこの手続の問題については小……

第13回国会 議院運営委員会 第20号(1952/03/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これは毎回の例によれば、あえて委員長の説明を待つまでもなく、状況によつて賛成するなり何なりして参つたわけですが、この前に同委員会から議員派遣の要求がありましたときに、折から国会開会中なので、かかることは如何であろうかということで委員長の特別出席を求め、事情を聞いて、緊急止むを得ざるものと認め止むなく、止むなくですよ、(笑声)我我は賛成したわけです。私はあの賛成した場合にもう事情止むを得ず、委員長の説明もあるので、この派遣だけと、こういう気持で賛成したのです。かかることと相成るならば、あのときに私は念を押して、この際だけですぞ、こういうことを言うべきであろうと、自分では今後悔してい……

第13回国会 議院運営委員会 第21号(1952/03/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 中村委員の発言は、その従来の慣例を破れ、この枠を外すということを積極的に希望して言つているのではないのです。これは中村委員の一人の考え方ではなく、私どもの会派でこれが議論と相成りました。その際にやはり例外々々と言つて認めて行くのでは困るから、而もいろいろな実情等から、今般は議運の中においても、私どもの会派の反対にもかかわらず賛成しようじやないかという空気もやや強げに見えるのです。そこで若しそうだとするならば、やはり原則的なものを直して、そうしてこれは認めて行きたい。そのことによつて又そういうことが陸続として行われて、議会の運営に支障を来たすならば、再び原則をきめなければならないの……

第13回国会 議院運営委員会 第24号(1952/03/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今の承認を求める件についての理由が述べられましたが、その理由ですべてが盡きておるのですか、それとも率直に補足的な説明を何が加える余地があるものですか。あるとするならば、議運が紛糾してからでなく、私は聞かせて頂いたほうがよろしいのではないかと思うのであります。
【次の発言】 只今議決を求める理由を聞いたのですが、どうも肯定する満足な十分な理由として我々は聞き取れないのです。併しまあこの懇談会中にやや明らかになつた特殊な事情もあるようですから、ここでこれ以上議論せずに、各会派に持帰つて態度をきめて、次の議運においてこれを決定する、こういうことに処理して行くほうが適当じやないかと思い……

第13回国会 議院運営委員会 第25号(1952/03/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 先に防衛力について吉田首相が、それから行政協定について木村法務総裁が失言しましたが、私は失言だと思わないで、失言の部分が真実だとこう思つておるのです。それで岡崎国務相としての立場上、同じ質問に対して一生懸命縷々述べているので、その労苦は多としますが、私はどうしても次の二点だけを甚だ愚問のようだが聞いて置きたい。それはアメリカでは大統領が上院の承認なしに或る種の協定を締結し得る慣習が発達しておりますが、日本ではそうではないことはもう明らかであります。そこで今般の行政協定については、手続その他についてもアメリカ側からちよつとむずかしいことになるのですが、積極的な示唆に類するものがあつ……

第13回国会 議院運営委員会 第28号(1952/03/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これはこの前話合いがあつて、委員会の独自の見解によつてやるということに原則がきまりましたが、私はここの場で反対する理由の何ものも持つておりません。持つておりませんけれども、これはこの前私はそういう話合いになる際にも反対しておきましたように、こういう開会中に若しも陸続として議員が出張するようなことに相成るならば、これは当然又その申合せの線を考え直さなければならんと思うのです。従つて、僕はこれについても申合せがあるから賛成するのであつて、私は議運の一人としてはこういうことは好ましくないという考えは未だに変つておりませんので、それを附加いたしまして賛成いたします。

第13回国会 議院運営委員会 第29号(1952/03/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これはちよつと事務上の手落で私が発議者になつておりませんが、特に私の会派からも発議者が含まれているので私が代つて訂正を一つ出したいと思いますが、文書の。
【次の発言】 ここの先ず本文は、いいですか。
【次の発言】 「日本国とアメリカ合衆国との間の」それ以下削除いたします。
【次の発言】 「日本国とアメリカ合衆国との間の」次の「安全保障条約第三条に基く」を削除する。
【次の発言】 本文も。
【次の発言】 事務総長の御説明了承いたしました。誠にその通りでございます。従つてこれは実質的にはもとより話合いはできておるのでありすけれども、形式的にはそういう手続をふまなければ正式に訂正が行わ……

第13回国会 議院運営委員会 第30号(1952/03/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今の事務総長の報告の問題はどういうものですか、一切のものを含んでおるのですか。

第13回国会 議院運営委員会 第31号(1952/03/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 議員のほうからそういう申出があるというお話でございますが、準備ができておると思いますので、この種の調査の特殊性に基いて今小笠原君の言うように措置せられんことを希望し、賛成いたします。

第13回国会 議院運営委員会 第35号(1952/04/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 四番目の小泉君の日航もく屋号墜落事件に関する緊急質問については、本日運輸大臣が同問題について当院に報告なさるというので、これは百私どもの考えとしては緊急質問をやめたほうがよろしいのじやないかというふうに考えたのですが、緊急質問する当人の意思としては果してその報告が満足すべきものであるかどうかは予定できない、從つて緊急質問を保留しておきたい、保留ということは緊急質問をする機会をやはり依然として残しておいてもらいたい。こういう御発言があつた。併しこの問題については私として考えがあるので、ちよつと本人と相談中なのでまず一、二、三を一つ取扱つて頂きたい。

第13回国会 議院運営委員会 第37号(1952/04/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私たちは時間の都合上、殆んど時間の都合上、本質的には理解できない幾つかの問題を含みながら、先ほど小委員会においては議長に協力して本日破壊活動防止法案についての取扱いについての態度を一決したわけであります。ただこの際政府のとつた態度につきまして、なお念を押したい点がございまするので、次の議運の機会に是非とも官房長官の出席を私は要求します。(「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり)なお代人を差し遣わす場合においては次の機会に讓るほかないのであつて、代人は絶対にお断りするということを附加えて委員長より要求して欲しいと存じます。

第13回国会 議院運営委員会 第38号(1952/04/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今の総長の話を聞いて私も確めておかなければならないが、それはどこでどういうふうにきめたかといううことの前に、私の要求は次の議運の際という要求でありまして、その辺だけは明確にしておきます。本会議がないのにもかかわらず、特別に議運を開いてやらなければならないような拘束的な意味の発言は私はしておりません。
【次の発言】 その問題について官房長官が出て来ておられるようでありますから、私は前に委員長を通じて要求しておきました点について一点政府に質したい点がありますので、官房長官に質問を一ついたしたいと思います。
【次の発言】 この際官房長官に一点お尋ねして、その上でいささか見解を披瀝したい……

第13回国会 議院運営委員会 第41号(1952/04/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は、まあよくわからないのですが、文章の体裁から行くと、一頁から二頁の間、「私どもは、この上ともすべての力と手段を平和的進歩にささげ、」とありますが、「平和的進歩にささげ、」これは何やらおかしく感ずるのだが、これは私だけでしようか、どうするかということがありませんので、この「平和的進歩にささげ」ということだけで……。
【次の発言】 文章ですよ、意味はいいんです。「平和的進歩」という言葉自体が、これは大分新らしい言葉ですね。(笑声、「これは新造語だな」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私は、参議院の式辞というのは新聞に出るでしよう。それで学校の先生がたのほうで取上げるのですよ、私、自分……

第13回国会 議院運営委員会 第44号(1952/05/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今の政治情勢から考えてそういう緊急質問が出ることは、私も極めて当然なように考えられる節がございますが、先だつてメーデー騒擾事件にからんで各党から発せられた緊急質問は、名前をつけますればやはりこの第四控室から出ている名前でやられた緊急質問というようなふうにもとれる内容を持つたものであることはまあ御承知の通りであります。従つてこの緊急質問に私は反対する意思と持つておるのではないが、この際やはり第四控室のほうから、首相は出ないということは先ほどはつきりしたので、首相が出なくてもこれを、やるのかどうか。その場合の御返事の緊急度というものも考慮されて、やはりこの際おやりになる御意思であるか……

第13回国会 議院運営委員会 第45号(1952/05/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 加藤君から、質問をする会派でお寄りになつて適当に相談ができないかという意味の御発言だつたのですね。それは結論的に申しますと、無理であろう、こう考えます。現実の問題として……。ただ時間をつぶすだけであるし、まあ無理であろう。私はただ考えられることは、小笠原君が言つておるように、各会派が遠慮するというようなそういうことを暫らく抜きにして、この前に緊急質問についての申合せというか、それがありますね、その観点からやはり一応眺めて見る必要があるかないか、あるとすればそれはどうするか、又何とか正規の議運で話合いがまとまるかどうか、いわゆる申合せの線に沿つて眺められるというならば、話合いができ……

第13回国会 議院運営委員会 第47号(1952/05/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この問題については、原則となる場合には、私は極めて問題であるから、加藤君が今言つたと同じような趣旨で私はこの前反対したことを記憶しております。併しあのときは一応先例、原則として認められた。従つて私は今後、議運として当然しなければならないという場合には問題になるのですが、加藤さんも抽象的におつしやつたが、今回は私はやはり筋を通すということになれば、派遣することが至当だ。こういうふうに存じますが、加藤さんの言つている意見については、私は議運の立場からは至極賛成であります。今般の決定については、私はやはり反対するわけに参らぬと思うのであります。従つて私は賛成するのであります。加藤さんの……

第13回国会 議院運営委員会 第49号(1952/05/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この要求書の中には、私も文部委員なる故を以て派遣議員の中に含まれておりますが、問題は議運の立場から別だと思うので、そこういうことは承知の上で次のことをはつきりして置きたいと思います。先般議員派遣要求書が出たときに、各常任委員会の自主的な決定に基いて、それを議運は拘束するものではないというような一応の今までの話合いの筋からそれを承認したわけですが、そのときに自由党の加藤君から議論が出て、一体会期中に各委員会から、勿論必要度は緊急なんでしようけれども、陸続として議員派遣の要求が出る場合も予想せられるわけです。この問題については基本的に議運として考えてみなければならないのではないか、そ……

第13回国会 議院運営委員会 第50号(1952/05/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今の小笠原君の二つの、あとの段にお願いしたいのです。事実はもう明瞭なので、本会議の邪魔をしないようにするというので、今晩出発して月曜日の朝に帰るということになつておる。従つて小笠原君が後段に言つたように補充して、補充した場合にそれで以て認めて頂く、こういうことに、一つして頂きたいと思います。
【次の発言】 ちよつと待つて下さい。
【次の発言】 私は、文部委員長の退席を待つて下さいと言つたのは、こういう疑義が出るから、言つておるのです。実際、この話を途中からお聞きになつたり、それから又文部委員長のお話のように、議運に持つて行くことを正式に決定していないと、こういう角度から言うなら……

第13回国会 議院運営委員会 第52号(1952/05/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 あなたの会派の立場から言えば、そういう希望があることは御尤もだと思いますが、この案件は、こちらは難なく全会一致で決定したものであるし、且つ、これをどういうふうに両院協議会に出して来るかということになれば、この際はやはり前例通りにやるのがいい悪いじやなくて、前例通りにやる以外に途は私はないと思うのです。ただ自由党なり緑風会なりが、あなたがたの小会派との話合いの上で一名譲ろう、譲つてもらおうというような、これは問題はおのずから別ですけれども、それはここでちよつと問題にならないと思うので、自由党なり、緑風会なりから自発的に割愛するという意思の表明のない限りにおいては、一つ前例通り御決定……

第13回国会 議院運営委員会 第53号(1952/05/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 中村さんは、仮定の事実を前提として反対の気運が強いということを言つておるんで、私どもの会派では満場一致このことには絶対反対です。従つてこの理由は中村さんが言つたように、本院でこの人事問題を否決して云々というふうなことになれば、問題は別な問題になるから如何でしようかと、こういうことを親切に申したので、加藤さんの答弁は答弁になつていないと思う。それを併し追及して、答弁になつていないからどうこうということはないが、中村さんも、それはそれとして了解すると思うのですが、併しまあ困つたことに相成るということだけは、はつきり申上げておきます。我々は反対です。

第13回国会 議院運営委員会 第55号(1952/06/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この会期延長のことを議する場合に、前提になる二つの大きな方向があろうかと思うのであります。というのは、当委員会では会期延長の事態が生ずることが困るという建前からたびたび官房長官を本席に呼んで、政府提案の重要議案の予定を聞き、これをまあ督促していたわけです。然るに閣内の意思が統一しなかつたり或いはそ他いろいろな事情があつたと思うのですけれども、予定された重要法案が、当然会期中にはあがらないような形で出されて来て、一にかかつて会期延長をせざるを得ないように本院を追込んだのは、これは政府の責任であろうと思うのです。このことは明確だと思うのです。  それから第二には、この前に一カ月の延長……

第13回国会 議院運営委員会 第57号(1952/06/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ちよつと速記を止めて下さい。

第13回国会 議院運営委員会 第59号(1952/06/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ちよつと速記をとめて頂きたいと思います。
【次の発言】 今速記が休んでおるうちに事務局から実際の経緯を聞いて、成るほど各会派に持帰つてきめる以外に手はないと思いますから、私は社会党第四控室で言うように、各会派に持帰つて、この次は何でもかんでもきめると、こういうことにしたら如何でしよう。

第13回国会 議院運営委員会 第61号(1952/06/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今のその議員団の問題は、後刻又考えるとしても、先ほど岩崎君から出ている話のことを、それをここで議するのですか。議するとすれば、私は前提として質問をしたいことがあるのです。
【次の発言】 若しその辺の事情がわからなかつたらば、事務局でお調べ頂くとして、わかつていたらば、一つ御答弁を総長からお願いしたい点があるのですが、衆議院の郵政委員がその会議に行くことを決定したという今のお話ですが、衆議院というハウスに招請状があつて、そうしてその選定の方法だけが、ただ郵政委員会がそれを請負つて、そこできめて出すというようなことなのか、それとも又、郵政委員会が自発的にその会議の重要性や何かを考えて……

第13回国会 議院運営委員会 第62号(1952/06/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 常任委員長懇談会の結果をお聞きすることは、私も異議がないのですが、聞く時期ですが、これについてさつき小笠原君が、聞く時期が問題であるとおつしやいましたが、小笠原君の場合には、この辺で聞いておこうという御意見ですが、私はこの会期延長の問題が議題となつて、それから聞いてよろしいと、こう考えておる。  それでその会期延長の議題が、どういう形で誰から出るかということは、法規の上ではまあ、おのずから明らかですが、先ほどの委員長のお話では、それらのことも勘案して、この際常任委員長の懇談会の話を聞こうじやないかと、こういうことのように我々は聞いたのですが、私はもつと基本的にこの問題は、参議院規……

第13回国会 議院運営委員会 第63号(1952/06/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 いろいろ議論もありますが、私はここで今日議論しようとは思いません。議長の職権を以て本会議が開かれておるというような、普通の状態でございませんので、結論的に申しますれば、衆議院が一方的にきめて来たこの段階においては、参議院としては何とか本日中に本会議を以てその態度を、賛否は別としましても、議決しなければならない。こう考えております。但しわからない点は、その前提としてお尋ねしなければならないので、以下私は二点議長にお尋ねいたしますが、意見ではないのであつて、お答え願えばそれでよろしいのですが、先ず第一点は、参議院規則第二十二條によりますれば、「臨時会及び特別会の会期は、議長が衆議院議……

第13回国会 議院運営委員会 第64号(1952/07/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今のこの瞬間には、まだ文案が一致を見ない状況でありますから、従いまして殆んど駄目だと思うんです。併し先ほど申しましたように、入れる場合には小委員会に話すようにしたい。一つお願いしたいと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第65号(1952/07/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は今日直ちにこれを要求するのではないのですが、先般の毎日新聞を見ますと、増田幹事長談として、この院内の職員の中に共産党と連関を持つ政治的グループがあつて云云という記事が現われていたようでございます。共産党員が職員の中にあることは勿論自由ですし、それはそのこと自身は合法的だと思うのです。ただ問題、特に超党派的な立場に立たなければならない職員の中に、事実そのようなことありとするならば、これはなかなか問題は別な意味で問題であろうと思います。これは本来ならば事務総長にここで尋ねるべきであろうかとも思いますが、私は今日はそういう質問はいたしません。増田幹事長に、適当な折に、議運にお出かけ……

第13回国会 議院運営委員会 第67号(1952/07/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は、実際結論を言うと、加藤さんの言うようにすることが一番穏当だと思うのです。併し又別な面から見ますと、これは先方様に通知をして、やはり調査の目的を完遂するためには準備期間が必要だと思う。私は先程加藤さんがそこでちよつとささやかれた各委員会、問題があるということですね。これは各委員長においてもつと慎重に行く人を確かに当つて、それから日にち等も腰だめでなくやつて、そうして検討されるということを前提として、やはり内諾は与えておいたらいいと思う。
【次の発言】 運輸委員会において諮られたときの審議の状況、経過はどうですか。加藤君責任を持つて言えますか。

第13回国会 議院運営委員会 第70号(1952/07/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 矢嶋君が指摘しているように、異例になるかも知れないが、これは確かに異例ですが、従つて人事委員会が了承するならば別として、こういうものは筋を立てて、止むを得ざる場合には異例は止むを得ないが、やはり菊川君が今申されているようにやることのほうが妥当だと、私はこう考えます。
【次の発言】 いい智慧かどうか知りませんが、こうしたらどうでしような。菊川君の通りにやる、但し議運の委員長より人事委員長にこれは好意を以て、明日職員からこういうことを聴取する、従つて人事委員会の委員の諸君は出かけられて、その事情を聴取されたならば如何なものであるか、こうしたことを申しておく。これで以て名案であるかどう……

第13回国会 議院運営委員会 第71号(1952/07/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 水橋君の前段は、本日の議事を運営して行く上において必要なので、私も賛成なんですが、総長に資料を要求するなら別ですが、そちらにそういうことを聞いて行くということになると、議事が又非常に輻湊して来ると思うので、それは参考人の陳述を終つてから我々としては聞くなり、それからなお、この参考人の陳述を聞く上において、それがどうしても必要だというなら、むしろこれはこちらに向つて、あなたたちはもらつたんですかということを聞くべきだ。
【次の発言】 今の宮川君のお話の中に、たびたび出て来た当局ということですが、この法律案は形式的に言えば石田博英君ほか一名の提出の法律案となつておりますが、その場合の……

第13回国会 議院運営委員会 第73号(1952/07/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 木村さんの御説明に補足さしてもらいます。あの通りですが、これはこういうわけなんです。義務教育費国庫負担法の前に、特に雨天体操場というようなものが問題になつてですね、当初、自由党の議員提出の法案には、この法律に対して、特別に国費で以て支出することが明記されていたのです。その後自由党の議員提出の修正案になりますると、これらの具体的な條項が外れたのです。従いましてこれを補足して、必要に迫られて総花的にこれがまとまつたのですが、今聞いてみますと、成るほど小笠原君が言うように、正しくは積雪寒冷濕潤の意味だと思いますが、内容的にはそれを含んでいると思うので、表現の不備はあるかと思いますが、是……

第13回国会 議院運営委員会 第76号(1952/07/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 そういう取計いを一つお願いいたします。
【次の発言】 小笠原君の動議に賛成いたします。それで事務的立場から見た数字の按分を、小笠原君の動議に賛成ならば提示してもらいたいと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第77号(1952/07/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 一つお尋ねしますが、今の議事部長の説明というのは、当然議長の承認を得た一つの見解であろうと存じます。然らば兼岩君からこういう訴状が出たときに、かくかくの理由を以てこれは返却すべきものであるという措置がなされるのがまあ一応常識であろうと存ずるのであります。そのような措置がなぜなされなかつたか。それが正しいと飽くまでもお考えになるのか。なぜなされなかつたのであるか。これがお尋ねの第一点であります。で、そのような措置をなされなかつたというこの現実のこの問題は、国会法及び参議院規則の規定するところによれば、今言つたような形態も成り立つけれど、新たなる一つのケースとして、十分にこれは議運に……

第13回国会 議院運営委員会 第78号(1952/07/31、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 関連質問……。今の小笠原君の発言中、委員長の出席要求を求めないというような意味に了解する言葉がありますが。
【次の発言】 という意味の発言もありますので、私のその時間的な節約をするという意味で、私も是非、委員長の出席を求めて尋ねなければならない点があるのでありますけれども、事務当局において、その辺の事情がおのずから解明されればよろしいのであつて、お尋ねしたいのですが、小笠原君のは、委員会が開かれるまでの経過のことについての質問だと思います。私は委員会が開かれたのちに、どのような経過をとつてああいうことになつたか。その概略を聞きたいのです。というのは、その聞きたいという理由は、野党……

第13回国会 地方行政委員会 第4号(1952/02/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 中田委員が交渉の経過を尋ねて、私その答えによつてお聞きしたいことがあつたのですが、それが今報告になりませんので、前に戻つてさつき岩木委員が質問していたことに関連してお尋ねしたいことがあります。御案内のようにこの附加価値税というものがこの前の地方税改正で延期されたというのは、いろいろな意味においてれを立案された地財委、自治庁、これはお困りだつたと思う。率直に言つて一つの税体系というものの中から附加価値税のところだけ、延期されてしまつた。従つて泥縄式に事業税の復活をさせなくちやならない。そうして又この事業税をとるについては農林漁業等については免税の区域を設けてこれを措置するというよう……

第13回国会 地方行政委員会 第5号(1952/02/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 斎藤長官から報告された二つの事例については、まだ捜査の段階にあるので、具体的なことは微妙であるから報告でき」ないというお話で、その点は御尤もであろうと存じますので、それは又いずれ必要に応じては秘密会等を要求してお尋ねするとして、私は一般的にこういう問題を考える基本的な一つの参考として、この際二、三の点を伺つておきたいと、こう思うのです。  先ず第一点は、今いろいろ述べられたように、共産党側で、共産主義者のグループから暴力革命を肯定するような論文、或いは指令に類するようなものが数多く出ておるということを聞かせられたのですが、これは御案内のように、共産主義理論の中に暴力革命を肯定して……

第13回国会 地方行政委員会 第8号(1952/02/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今の説明の中でちよつとお聞きしておかなくちやならないのは、はつきりした補助金、それから起債の枠、そういうものを見合にした融資と、それから税金で取つて埋めなくちやならない融資と、こうあるというお話ですが、まあその通りですが、これが会計年度末における操作は税金を引当てて融資した分については一旦銀行からでも借りて、そうして埋めておいて四月に又肩代りする措置に相成ろうという御説明でしたが、平衡交付金等で確実に入るという見通しのものについては、そういうふうな操作はさせないでそのまま続けて行く、こういうことを意味しておるのですか、御説明を……。

第13回国会 地方行政委員会 第9号(1952/02/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 内閣官房から発表になりました二月六日附の今国会提出予定法案の中に、自治庁関係のものも大分あつて、それでそれらもいずれも二月中旬までには作業を終つて国会に出すというふうに予定されておりますが、自治庁関係のものだけでなくて、この国会には非常にその提出法案が遅れておりますが、その中でも一番問題なのは、私は機構改革に伴う地方行政の各般に亘る所要の法案、こういうものが当然予想されるのですが、この地方行政委員会にかかると予定される全部の法案を列記して、それを書類にしてこの委員会にお示しになつておかれたらどうかと思うのですが、どうでしようか。

第13回国会 地方行政委員会 第11号(1952/02/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は吉河局長とそれから警視総監に少しお尋ねしておきたいと思います。今吉河局長からの御説明で補足的に承知しておきたいと思いますことは、私は東大のうちには合法的に届出を了した今日細胞がないことに相成つていて、而もこういう現実の活動が続いているという御報告ですが、それらの活動をしている主体的な事務所ですね。そういうものは学園内に設けられていると推定されるか、然らずかということが一つ。それからそういう印刷類は学園内において印刷されているか然らずかという問題、それからそういうビラは東大の学生を対象として配布されておることは明らかでありまするが、他の狙いをも持つているか、即ち同種のビラが他の……

第13回国会 文部委員会 第11号(1952/02/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○委員外議員(相馬助治君) 委員外の発言を許して頂いたことを感謝します。この問題の鍵は瀧尾局長の良識と決意、そうして勇気、これによつて大きく今後左右されると思う。私は地方行政委員でありまして、今後このことの成行きに関しましては、この紛争と別に、地方行政当然の責務という意味で、参議院の地方行政委員会は別途これを問題にする考えですけれども、それは好みません。この委員会を一つの契機として、これが急速に解決されることを我々は希望しております。そこで私は、先ほど中川議員があなたに対して希望されたことがあります。私はそれに対して瀧尾局長の御決意を承わつておきたい。即ち二つの観点について御決意を承わつておき……

第13回国会 文部委員会 第16号(1952/03/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 議事進行について……、参考人のかたのお話を委員長求めておりますが、参考人をお呼びしましたときに、学長並びに総監よりいろいろな質問を受ける前に総括的なお話をしたいという御希望によつてさよう取計つておるのですか。それとも委員会自体としておいで願つたので、総括的な御意見を先ず承わりたいと、こういうのですか。どつちですか。
【次の発言】 私は問題の所在点はこの前の委員会でほぼ明らかであろうと思うのです。むしろその後に法務委員会等の様子や何かを見て、私どもとしては総括的なお話を聞く前に質問したいことがたくさんあるわけなんです。それでまあ議事進行の上でそういうふうに私は発言したのですが、委員……

第13回国会 文部委員会 第18号(1952/03/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私、近藤局長に一点だけ伺いたいと思います。先ず私立学校の現在の状況から見て一番問題であることは経営上財政の問題をどうするかということだと思うのです。従つてこの私立学校振興会というこの法案を作ろうとする意図も、そういう意味で財政的な面について時宜に適したようにこれをカバーしてやることだと、こういうふうに考えているわけであります。そういう基本的な立場に立つて第五條を見ますと非常にこれは彈力性のある條文になつております。で、この彈力性のある條文というものは、国の財政がゆたかであつてそうしてその時々に応じて振興会側の意思というものが十分にくまれる可能性に立つ場合においては、彈力性のある條……

第13回国会 文部委員会 第19号(1952/03/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この際文部省に伺つておきたいと思いますことは、この私立学校振興会法案というものを作ることは、私立学校関係者のために思恵的に作つてやるべき性質のものでなくて、日本が文化国家であるということを言つておる限りにおいては、政府みずからがこれは積極的にこういう法律案を作り、その財政的援助をしてやらなければならないということは白明の理だと私は思うのであります。従いまして、私はやはりこの法案では第一章、特に第五条関係が要をなすと、こういうふうに考えておるのです。従いまして第五条に連関いたしまして、二、三の質疑をいたしたいと存じます。先ほど荒木委員の質問に対して局長の答えの中に、戦災関係の費用の……

第13回国会 文部委員会 第20号(1952/03/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 国立学校設置法の一部を改正する法律案というのは当然なさなくてはならない。このいわゆる実施細目的なことを規定する法律案ですから、このものそれには私は別段の意見を持つていないのです。ただこういう一部を改正する法律案が提案されたその基盤をなしておる問題として私二点伺つておきたいのです。第一点は、広汎に国の大学というもののあり方を基本的に文部大臣はどこかに諮問して十分研究されておるのでありましようし、又文部省自身として、いわゆる政府自身としてと言つたほうがいいかも知れませんが、考えていられると思うのです。そういうコンクリートされた案がまだあろうとは思つておりませんが、それについてはどうい……

第13回国会 文部委員会 第21号(1952/03/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 昨年教科用図書の給與に関する法律案が出た時に、一番大きな欠点として委員会において大体まとまつた意見として表明されたものは、今ちよつと大臣も触れられましたが、地方自治体に財政負担をかける。即ち法的な義務拘束によつて地方の自治体では金を出さざるを得ない。こういうことは極めて迷惑である。こういうふうにいう地方自治体の言い分も誠にその通りである。こういう意味でそこに問題が焦点となつて現われていたと思うのです。私は当時教科用図書の給與そのものに反対ではないけれども、一体文部省はこういうことに力を注ぐよりも、もつと広汎に義務教育費を国庫負担にするのだという努力をやるべきであつて、こういうふう……

第13回国会 文部委員会 第23号(1952/04/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 局長にお尋ねします。同僚の矢嶋、高橋両委員の質疑で一応明らかになつたようですが、重要な問題なので重ねて聞いておきたいのですが、只今議題に供されている法律を制定するということの意味はわかります。これは当然の仕事でありましよう。そこで今度は日本人が外国に持つている著作権についてはこちらからとやかく言う筋のものではなくて、好意に期待するのであるという説明も、今の段階においては事実の問題として了解されなくはありません。併しこういう権利に関する問題を先方様の好意に期待するとしても、ただ漫然として手を束ねて好意に期待するなどという手は、政府としてはこれはとるべき途でないことも又おのずから明ら……

第13回国会 文部委員会 第26号(1952/04/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今岩間さんが言つたように、課長に聞く範囲を超えておるからということについては私も同感ですが、外務省にやはり一言課長さんに申し伝えて私はこの議案審査の上で便宜ならしめたいと思いますことは、この前の委員会で、問題になつたのは全部政治問題なんです。いわゆる連合国民の著作権の日本にあるものをこれを面倒を見てやらなくちやならたいということについては異議がないが、それに見合つた形で日本人が外国に持つておる著作権の保護がどういうことになるのかということについて文部当局としては、文部省の仕事の範囲外であるから、それに対して自信あるこうだああだということは言えないわけです。そこで一方においては、日……

第13回国会 文部委員会 第27号(1952/04/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今この議案になつておりまする連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律案を日本で作らなければならない目的の一つは、平和條約に規定されておる條文だけではこれらのものの著作権の所在及びその権利その他について明細でない点があるから、それを細かく規定するという意味でこういうものを作らなければならないということは我々もわかつておりますが、併しこの法律案が連合国及び連合国民の著作権を確保してやるという精神に出ておることは御承知の通りです。そこでこの法律案をこちらで作るに当つては、我々としてははつきり平和條約の第十四條の(V)に示されておるところの「連合国は、日本の商標並びに文学的及び美術的……

第13回国会 文部委員会 第28号(1952/04/25、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○理事(相馬助治君) ちよつと稻田局長の答弁の前に……。矢嶋さん今委員部の報告によりますると、文部大臣からはその問題について回答が来ているそうであります。ただ法務総裁から来ていないために、これを委員会に諮らなかつたのだそうです。

第13回国会 文部委員会 第30号(1952/05/08、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 文部省へ伺つておきますが、この委員会で岩間委員から外務事務を担当していた岡崎国務大臣に質問があつて、この著作権に関して日本側が不利でないのかという質問に対して、最初條約局長その他は、何ら不利にはなつていないというような詭弁を弄していたんですね。現に事実は如何ともすることができず、遂に西村條約局長は兜をぬいで曰く、誠に不利であつて私もこれを極めて遺憾としますと、こういうようなわけだつたのです。そこで私が伺いたいことは、この立法に当つて、政府側は外務省の意見をよく叩き、外務省の今後の肚をよく確かめていなかつたのではないか。逆に言いますと、外務省は條約を締結する前の作業の面において、文……

第13回国会 文部委員会 第31号(1952/05/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今議題になつております件の神戸商船大学を設立するという具体的な事項に関して二、三の質疑をいたして御答弁を煩わしたいと思います。  第一は、この神戸商船大学を設けることがよろしいかよろしくないかという問題は、単に学校の問題でなくて日本の大きな経済上の政策、即ち商船建造計画並びにそれに伴う海外貿易の発展等々を睨み合せて参りますときに、かかる大学は必要であるとか乃至はこの段階では必要としないとかいうことに相成つて来ると思うのです。従つてこれは提案理由の際にも述べられているようでありまするし、且つ資料等によつてもその概略は私も承知いたしているのでありまするが、商船の国家の建造計画をどの……

第13回国会 文部委員会 第32号(1952/05/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私はこの問題に対して財政措置が非常に大切だと思つて、大蔵大臣の出席を要求しておつたのでありますが、只今主計局次長が見えられたというので、特に具体的な問題について主計局のほうにお伺いしたいと存じます。その前に発議者に二点伺つてからやりたいと思いますが、先ず第一点はですね。今問題になつておるのは大学を開くか開かないかである。而も計画を見ると、本年度からもう生徒を募集して学校を始めようとするにもかかわらず、四月十六日に衆議院に提案されております。従つてこれから両院を通過するのを常識的に数えて見ましても、相当の日時を要することは、これはおのずから明らかでございます。而も又議会においてこの……

第13回国会 文部委員会 第33号(1952/05/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 非常に立派な刷り物のようですし、又一通り見ると非常に明快なようですから、これを速記録に載せることにして、了承できないでしようか。
【次の発言】 反対討論を先にやつたほうがいいだろう。
【次の発言】 私は只今議題に相成つておりまする連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律案に対しまして、社会党第二控室を代表して賛成の意思を開陳いたします。  本法律案は、平和條約発効に伴いまして、その平和條約の規定のみにおきましては一般国民の理解に不十分な点もあり、且つ又実施上の細目についても欠けるところありとして、政府提案を以てここに議題に供せられておるのでありまして、この根本的な趣旨におきま……

第13回国会 文部委員会 第34号(1952/05/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 速記をとめて下さい。
【次の発言】 今問題になつている問題がいいか悪いかということになれば、自由党の内部にもそういう特例法案がないほうがいいと思う人があるからこういうことになつてしまつたので、これは意見の食い違いで、そこで議論をして幾ら叩いてみても片付かない問題であろうと理窟の上では考えるのですが、大臣に私どもが先ほどから各委員が触れている問題は、この法律案がいいか悪いかなどという問題ではなくて、全く我々は筋の了解に苦しんでいるわけです。それは衆議院、参議院において全会一致で通つて、その場合に我々が考えたことは、この前は両院協議会で問題になつた問題であるから、これは簡単には片付か……

第13回国会 文部委員会 第35号(1952/05/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今議題と相成りましたユネスコ活動に関する法律案について、私は社会党第二控室を代表して賛成の意思を表明いたします。  御承知のように今日世界における日本の置かれている位置から考えまして、世界平和と人類の福祉に寄与するためにもこのユネスコ活動が果すべき使命というものは実に重いものであろうと存ずるのであります。国際連合に加盟していない日本が、昨年七月正式にユネスコに加盟したということは実に重要なる意味合いを持つものでありまして、その意味合いにおきまして、本法律案を制定いたしまして国内委員会を作り、単にその国内委員会はユネスコ活動に関する助言、企画、連絡及び調査のためにあるというのでな……

第13回国会 文部委員会 第37号(1952/05/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 本委員会の決定に従いまして、第一班として木内委員並びに私、並びに専門調査室より吉田調査員の三名が予定通りに出発をいたし、予定通りの日数において所期の調査を完了いたしました。以下極めて概括的にその報告を申上げたいと存じます。  先ず私どもは愛知大学に関しましては、学長、法経学部長、補導部長、生徒代表、これらの者に面接をいたしますると共に、事件が発生いたしました実地の場所につきまして詳細に調査をいたしました。次いで豊橋市の警察署に参りまして署長に面接をいたし、詳しく当時の状況並びにその後の経過を聞きました。不幸にして事件の当事者でありまする内田、遠藤両巡査は非番でありましたがために、……

第13回国会 文部委員会 第38号(1952/05/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 局長の今の答弁ですね、それは非常に大切だと思うのです。大臣の考えは別として局長自身としては新発田の現実その他から考えて、これは変え得る問題である、こういうふうに了承して差支えございませんですね。  それからこの問題については、どうも近藤局長の答弁はここで考え、思い付きにぽつりぽつりと言つているようだが、前後の関係上稻田局長はよく知つていると思うのです。稲田局長もですね、この問題について発言あらばつわきでちよこちよこ内緒話をやつていないで聞かして頂きたい。
【次の発言】 矢嶋君の資料要求は、近藤局長のほうに向いてなすつたから、近藤局長にそういう答弁がありますから、私は改めてこの矢嶋……

第13回国会 文部委員会 第48号(1952/07/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 その前に簡単に関連して、今岩間君の質問の財政に関連する問題ですが、この際文相に確めておきたいと思います。この法律案が本会議に行つて、委員会の否決を覆して可決されるかも知れない。そういうことはあり得ないと思いますが、あるかも知れないが、殆んど望めないと思うのです。そうすると現行法が生きて来る。これは文相が先ほどからおつしやつたような通りです。その代り現行法が生きて来る場合に、当然五十億乃至は六十億程度の国費を使つて選挙が施行されなければならない。而もそれは国費だけじやなくて、地方の財政をもこれに附加して使われることになつて、厖大なる費用が出て来る。当初予算にはそういう費用は盛られて……

第13回国会 文部委員会 第49号(1952/07/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 昨日来議運の委員として、議運で微妙な問題を取扱つておる関係上欠席しておりまして、以下質問することが或いは重複することがあるかと存じまするが、その場合には、遠慮なくその旨を御返答下されば結構でございます。私は先ず提案者に二、三の点をお尋ねしてそれを基礎といたしまして、地財委の木村委員も見えておるようでありまするので、木村委員にお尋ねする、こういう順序で参りたいと存じます。先ず與党内の微妙な空気の中にこういう議員提出の法案を用意され、而もこのために検討された提案者に対してはお世辞抜きに深甚な敬意を表します。問題はこのような国の教育の基礎を定める重大法案が、議員提出の形で出ておりまする……

第13回国会 文部委員会 第51号(1952/07/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私はこの際文部大臣に若干の点の基本的な問題についてお尋ねしておきたいと存じます。先ず只今議題となつている法案のこの第二条を読む限りにおいては、各府県の実績に応じてその二分の一を支給するということが明記されております。而も提案者を代表しての提案者の説明並びに質疑において明らかになつたことも、それを確保するということを申しております。その限りにおいては非常に結構なことでございまするが、ここに最高限度は政令で定めるという規定が入つて来ておりまするし、現在の日本の置かれている財政の実情並びに日本が将来置かれるであろう財政的な運命、こういうものから考えて見るというと、直ちに以てもう最高限度……

第13回国会 文部委員会 第52号(1952/07/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は社会党第二控室を代表して、只今議案と相成つておりまする義務教育費国庫負担法につきまして、衆議院回付にかかる原案に反対いたし、なお堀越儀郎君提案にかかる修正案に対し反対いたし、只今荒木君説明にかかる修正案に対し賛成の意思を表明するものであります。  先日私はフイヒテの書かれた「ドイツ国民に告ぐ」を敬虔な気持を以て読返して見ました。書かれておりますることは、戦いに敗れたドイツが、真により立派なドイツを建設するためには、他の民族に頼つてはならない。みずからの力によつて起上らなければならない。みずからの力によつて起上るということの具体的なことは、教育を尊重することである。即ち教育を尊……

第13回国会 文部委員会 第54号(1952/07/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今提案になつている法律についてはいろいろな経路をとつて、政府提案が衆議院において修正され、ここでまあ我々も最終的な審議に入つたわけですが、私は総括的にはこれに反対するものではないのであります。ただこれに賛成するためにも最近、特に過去のことについて森田局長に伺い、これからのことについての構想について委員長にこれを伺つておきたい。  先ず文部省の一部局で取扱つていた仕事を、前に文化財保護法という法律を作つて行政委員会とし、強大なる権限を与えたということは、非常に私は進歩であり有意義であつたと思うのです。そこで森田局長にお伺いしますが、この法律によつて今日まであなたたちが仕事をして来……

第14回国会 議院運営委員会 第1号(1952/08/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 菊川さんのお話は、主常に筋の通つたことで、その通りなんだが、それは或る前提が片付いた場合の話だと思う。私は水橋さんの言つていることは、或る意味においては、政府を攻撃しているようだが、そうでたくて、私はむしろ議長に協力していると思うのです。というのは、内閣総理大臣の演説をやれと言つておるのじやない。早急にやるならば、いろいろ聞きたい。特にまあわが会派の補正予算に関する緊急質問などというのは、池田さんが立つたら、おのずから明らかになるのであつて、早急におやりになるならば、その時間的な睨合せはむずかしいけれども、何も私は好んで緊急質問を、そんなにがたがたやる必要はないのじやないか。早急……

第14回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1952/08/31、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今の事務総長の説明、よくわかりました。従いましてこの中央選挙管理会の委員の候補者の氏名というものは、事務局において明示されたものがあると思います。これは当然配付してもらわなければならん。それからこの緊急集会が持たれたということを、私はラジオを聞いて極めて当然だと思つた。而も今度は、その議題が中央選挙管理会の委員だけの任命のために持たれたということを聞いて、実は唖然とした。私は別な目途を以てこの集会が或いは持たれたのじやないかと、こういうふうにすら思つたわけです。従つてこれはかなりデリケートな問題ですが、これらの点に関して、この際、政府の所信をつまびらかに承わつておかなければならな……

第15回国会 議院運営委員会 第1号(1952/10/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この会期については、前の懇談会でも意見が出て、私どもの希望したところと一致しておるようですし、本院としてはそれぞれ常任委員長の懇談会等を開いて、成規の手続を進められるであろうと存じますが、この六十日という会期には賛成です。
【次の発言】 私はさつき態度をはつきり示しましたが、これは小笠原君から、質問の形で出されているように、確かに疑問は存する。それから今の小笠原君から議長の見解を述べろということですが、私はこの問題は、議長の意思を代表して、さつきの総長の説明を聞くと、議長を代行して意思を代表してきたものだ。こういうふうに私は了解する。その総長の説明によれば、各会派満場一致、衆議院……

第15回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1953/03/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 事が円満に行つている際に、こういう発言をするのは如何と思うが、私は今の議長の報告のうちの前段に現れている緒方官房長官の言葉は、もう一度念を押して議長にお尋ねしておきたいと思います。それは別途、私は問題にしたいからです。即ちこういうことで、前例にないことであり、手続上疑義があるというこの表現は、行き過ぎであるという内容をも含めてのことと、議長は了承して聞いて来られたのですか。それから又そういう発言に対して議長は、そのままそれには何もおつしやらずに、お戻りになつたのですか。
【次の発言】 議長の今のお話はわかりました。  これは緒方副総理が、そういうふうに言つたということについては私……

第15回国会 議院運営委員会 第2号(1952/10/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 そうすると、その今のお話の裏のことというのは、立太子式までに開会式を終るものときめておるわけですね。向うの考え方は。
【次の発言】 三日まで自然休会の形にして、その後に組閣を待つて衆議院は本会議を開く。というのは衆議院としては常任委員の選任をしなければならないから当然だと思いますが、参議院としては差当りそういう必要はないのであるし、立太子式までにどうしても開会式を開かなければならないという必然的な理由があるなら別として、それもなさそうに思うし、私どもとしては、開会式をやつて、おつつけ施政方針演説等もやるというならば、それは今言つた期間に開会式をやることもよろしいと思うが、そうでな……

第15回国会 議院運営委員会 第3号(1952/11/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今小笠原君の提案は、理事会でその方法を練つて、再びこの議運にかけるということを意味しておるのか。それともこの議運としては理事会で方法をきめ、そのきまつたことによつて執行することまで、ここで議決しておこうというのか。どちらですか。
【次の発言】 そういう意味で、理事会に一任するという形に賛成いたします。
【次の発言】 これは分けて、大蔵と並びに地方行政委員会の議員派遣の問題は、地方行政委員会の場合には、本会議との連関があるということは、委員部長報告の通りですが、これは前例があることなので、その二つの委員会については、部長報告の通り承認すべきだと私は思います。  それから労働委員会の……

第15回国会 議院運営委員会 閉会後第3号(1953/03/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 それは具体的に代表している方でもありますし、これは非常に名案だと私は思います。やはりこれでこの議員生活を一応終られる方からして頂けば、私は又よろしいと思いますので、小笠原君の御発言に賛成いたします。
【次の発言】 ちよつと速記をやめて下さい。
【次の発言】 今の草葉さんの提案は二つに分れているようですが、私はその第一点のほうについて一点、提案者の具体的な意図をお尋ねしておきたいと思うのであります。成るほど常任委員会の差替えは、ここで今までやられて参りましたのは非常に形式的であつて、議長に任せてもいいのではないか。こういうふうな考え方が当然出るようなことの運びになつていたと思うので……

第15回国会 議院運営委員会 第4号(1952/11/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今の報告にあつた議員派遣の問題は、法務委員会の問題は議運で要求したように直つて来ているから、これは通すべきであろうと存じます。それから労働委員会の委員長からの要求は、一班が委員長が一人で行くようになつておりますから、従前の例等に鑑みてどういう事情かを一つ委員長に聞かれて、それで特別な事情がある場合には許可するということにして、これは八日の議運にもう一度出して頂くという意味合で、この会においては保留されることを希望いたします。それから建設委員会の委員長からの要求二点は、費用の点がいささか超過しているようですけれども、これは予備費等から手当ができると存じますので、その点総長から伺つて……

第15回国会 議院運営委員会 第5号(1952/11/08、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 前からの話合いによつて、労働委員長の要求は一班が一名であるということはまずいということが言われたわけですけれども、事情を聞いてみれば止むを得ないように存じますので、労働委員会の要求も承認すべきだと思います。他の三件については、その予算の範囲内であると存じますので、三件とも私は許可すべきだと存じます。賛成いたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私はこのことについては意見を申しませんでしたが、赤木さん、菊川さんがおつしやつておるように、私の会派もそれと同意見なんです。事情とするところは、緑風会の今の説明とちよつと違うので附加えておきます。  人の任命とそれから文化財保……

第15回国会 議院運営委員会 第6号(1952/11/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 小笠原君の御意見に賛成をいたします。
【次の発言】 これは党内のことで、ここで発言が自分自身としてはどうかわかりませんけれども、私は衆議院から、参議院の議運として何ら私の会派ではこの話を聞いておりません。従つて、是非とも一日延ばさなくちやならないのだということを、私どもの党としては別にこれは議論をしておりません。従つて、私は全く白紙な立場に立つて、先ほどの官房長官の答弁その他を聞いておりました。  従つて、どうしてもこの際常識的に考えても、政府の立場も、私は渉外関係でそういうような取決めをしたというのだから了解します。官房長官の言つていることも了解しました。従つて時間的には、どう……

第15回国会 議院運営委員会 第9号(1952/12/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今矢嶋君のおつしやつたこの一と二の問題について、吉川君のほうで中田君の意思を体してやつてくれるならば譲つて頂けるというお話ですが、是非そのようにしたいと思いまするので、中田君のほうは私どもの吉川君に、この点については、一つこのたびはお任せ願いたいと存じます。  そこで二十分要求してございまするが、これは前例によつて十五分に時間を短縮せしめられるであろうと存じまするが、右のような状況でございまするので、特にこの際五分これに追加して要求通り二十分を吉川君にお与え願いたいと存じます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)それじやとにかくその点よろしくお願いいたします。

第15回国会 議院運営委員会 第10号(1952/12/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 文部委員会から五人の派遣の承認を求めるように出ておりますが、これは御承知のように、新潟大学の新発田分校の問題について、非常に問題がこじれておりまして、そこへ持つて来て、政党等もそこに入つて来て、問題がいよいよ政治問題化しておるわけなのです。  そこで文部委員会としては各会派から一人どうしてもこの問題は出したいということであつたのですが、木村さん、矢嶋さん、私ども議運関係の者もおるのですから、八人も九人も出して見てもここで必ず問題になるであろというので、しぼりにしぼつて五人だけお願いしようということになつたのです。それからなおこの問題は、他院の問題ですけれども、衆議院の文部委員会も……

第15回国会 議院運営委員会 第12号(1952/12/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 前回、これが保留になつていたのですが、産金政策について、この際緊急に政府に質したいという本人島君のたつての要望でございますので、何とぞ発言をお許し下さるように処置願いたいと思います。
【次の発言】 かようなこともあるかと存じまして、本人のほうが最もよろしいと思うので、特に島君にここに来て頂いておりますので、委員長よろしかつたら、本人から趣旨を弁明させられたいと思います。
【次の発言】 いろいろな事情を考え、事の重大性に鑑みて、これは我が会派として本会議に取上げたのですから、何とぞその辺は一つ御了解願いたいと思います。
【次の発言】 小笠原君が今言つた意見ですが、御承知のようにこの……

第15回国会 議院運営委員会 第13号(1952/12/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今小笠原君の申したように、郵政委員会のほうに付託するのが至当だ思います。いろいろ部長から説明がありましたけれども、これに類似することは、特に地方行政委員会においてもこれは多々あることであり、その他にもこういう前例があるのですから、議論の必要なくそのように取計らいたいと思います。
【次の発言】 それは、この席は議運であつて、この法案をどこに付託するだけが問題であつて、これは当然郵政委員会に付託する。こういうことになつた場合に、その委員会においてそういうことが具体的に問題になると思うので、それは私どもは、先ほど申しましたような主張をやはり主張としては持つております。

第15回国会 議院運営委員会 第14号(1952/12/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 独立後法規的にも整備をしなければならない航空関係の問題、それからいろいろ政府の一貫した施策一般を含めて、そういう立場から、それに対する総合的な政府の見解を尋ねたい。こういうのであります。
【次の発言】 そういうことも含まれているのです。

第15回国会 議院運営委員会 第15号(1952/12/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ただ会議の形から、委員長が諮つておるのは三月三十一日まで会期を延長したい。それがどうだと。こういう提案に対して、今小笠原君からそれには反対である。だから二日くらい延すべきであるという、二つの内容を含めた一つの意見であるか、提案であるか、出ていると思うのです。ただ会議の形の上からして、今日、日中に開かれた数度の理事会において、各会派の態度は一応表明されておるが、最終的な態度というのは、正式に表明されていない。従つて先ず前段においては、会期大幅延長に対して、各会派としてどういう意見を持つかということを処置されて、第二においては、小笠原君のお説のように、それを幾日延すかということを諮ら……

第15回国会 議院運営委員会 第16号(1952/12/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ちよつと速記をやめて……。
【次の発言】 只今の小笠原君の意見、大体賛成です。ただ来年二十一日頃を目安にして云々という件については、そのように取運ぶのが順序だと存じますが、一応各会派の事情もあろうと存じますので、大体その線に沿つて各会派の意向を取りまとめて、明日の理事会でその目安をはつきりさせる。そういうふうにして、小笠原君の意見のように委員長において取計らわれるように希望いたします。

第15回国会 議院運営委員会 第18号(1952/12/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今議長のお話で、本会議を今日持たざるを得ない状況というものがはつきりいたしまして、我々もこれを了解するものですが、考えてみれば今回のこの措置というものは、極めて異例に属すると我々は考えるのです。前にたびたび約束をして二十四日一ぱいで打切るという大体の話合いができていたにもかかわらず、非常に重要な法案を審議せざるを得ないという状態になつて、政府側の要請に応えて本会議を持つわけでありまして、今後、我々議運自身としても、こういう問題を十分考えて、このようなことのないようにお互いにいたして行きたいと思いますので且つ又今の議長の発言にも明らかでありまするように、極めて異例に属するものとし……

第15回国会 議院運営委員会 第19号(1953/01/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 小笠原君の今の御意見に賛成いたします。さように一つ取運んで頂きたいと思います。  私が一点希望しておきたいことは、予算の問題にからんで、国会関係の予算が問題となつて、或るものは削られた、或るものは見込まれておるというようなことを我々は新聞で散見しておるわけです。これらについても、この際総長から大体の経緯を理事会において承わりたいと思うので、その用意をされて一つ、理事会を開いて頂きたいと思います。

第15回国会 議院運営委員会 第21号(1953/01/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 外務委員会が沖繩の実情を見るというそのこと自体については、私は別に疑問も何も感じておりませんが、同じような意味合いで通商産業の委員等も向うに行きたい。或いは農林関係の者も、将来の日本の食糧増産計画その他と睨み合せて見たいという、いずれもしかつめらしい理由を附して続々行くことが予想されるということになるとすれば、これは一常任委員会が行くべきではなくて、別な角度から参議院として行くというようなことも、考えられないでもないと思う。従つてそれは、まあ我々は議運で今お話を聞いただけですから、事務的な折衝その他をお進めなさることに反対するものでもないのでありますが、それは非常に結構だというこ……

第15回国会 議院運営委員会 第24号(1953/02/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ちよつとお尋ねしたいのですが、発議者は各党各派を網羅されておるのですね。
【次の発言】 柏木庫治君ほか発議の決議案については、各会派に持ち帰つて、明日までに結論を出して、明日の議運においてこれを決するように希望いたします。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。

第15回国会 議院運営委員会 第25号(1953/02/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これは要求通り承認して取扱うべきだと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

第15回国会 議院運営委員会 第26号(1953/02/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私どもの会派から、小泉君が緊急質問を要求して参つておりますが、先に御了解を頂いて緊急質問を同じ問題で小泉君が取上げた。そのときの問題は、国内の航空に関する自主性の問題について尋ねたのであります。そのときに明らかに運輸大臣は、国内の商業線については国内の会社にこれを行わしめて、日本政府の自主性を損ずることなくやるという言明があつたのであります。ところがその後の動きで、確かな情報によると、それと全く反する事態が生じつつあるので、その点に関して特にこれは刻下の重大事であり、且つ又緊急を要するので、是非発言したいと、こういうことでございます。  ちよつと速記をやめて頂きたい。

第15回国会 議院運営委員会 第27号(1953/02/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 確かに、今大隈君が言つた約束を我々も了承しているわけです。而も改進党、民主クラブも両方了解したのですから、今諮つた点は、委員の我々は異議があるべきところじやないと思う。私は賛成いたします。
【次の発言】 議場には配付になるのですか。
【次の発言】 事務局としては取扱上困るでしようが、何らそういうものが準備されていないということになるから。非常におかしいのですけれども、これは印刷が間違つた。印刷がミスだからあとで直したということにして、了解しましよう。
【次の発言】 それはわかりますが、今日の手続上は、前のものが無効になつて新たなるものが提案されたというので、参事をして議長は読まし……

第15回国会 議院運営委員会 第29号(1953/02/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 小笠原君の、今の意見に賛成します。
【次の発言】 これは先ほど、理事会できまつたように一つ諮られることを希望いたします。そこで、先ほどきまつたことを整理して、一応総長のほうから伺いたいと思います。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 私のほうでは、前回保留になつていた小泉秀吉君の緊急質問の発言を、是非この際、各位の御了解を得たいと存じます。  そこで一つの取扱い上といたしましては、この文書で配付になつているもののうちの四までを一括して取扱われ、そうして五、六は先ほど速記がないときに、小笠原君と加藤君が言われましたように、次回に保留という取扱いを希望したい。

第15回国会 議院運営委員会 第30号(1953/02/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これは当然こういうふうな本会議の様子を委員長においても知つておるはずですが、これはよくやるでありましようから、そういう了解の下に許可しようではないですか。
【次の発言】 この際、一言発言しておきたいことがあります。  先ほどの小委員会で明らかになつたのですが、本日吉田首相は欠席だそうでありますが、聞くところによりますると、所労に加うるに病気ということで、この後段の病気ということを聞いて、止むを得ないと存じますが、本院が重要法案に鑑みて特に本会議において提案理由の説明を聞き、質疑を尽したいということが今後も予想されるので、こういうときには特に内閣総理大臣は、軽い病気なら押しても出席……

第15回国会 議院運営委員会 第36号(1953/03/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この緊急質問に関して、私どもの小林亦治君の緊急質問を是非この際お許し願いたいと思うのです。でこれは次の本会議を希望しているわけです。六日に予定される本会議を希望しておるわけであります。是非一つお認めを願います。
【次の発言】 ちよつと待つて下さい。私から今、一つ話が出してあるので、それを若し何だつたら、おきめ願つてお話願いたいと思うのです。
【次の発言】 この問題については、実はこれは長い間この緊急質問は晒し物のような恰好になつてしまつたのですが、最初これを出したときから若干事情が違つております。と申しますのは、政府は委員会を通じてこの案件について、大体考えていることの所信めいた……

第15回国会 議院運営委員会 第37号(1953/03/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今の議員派遣の問題は、委員長が京都府出身であるというようなことで、問題もあろうと思いますが、特別委員会であるということと、それから今度はその特別委員会が目途としている案件の使命達成上、どうしても舞鶴でなければならないという状況を勘案して、特例として委員長も同地に派遣することをこの際認めて、私は今の要求に同意します。
【次の発言】 労働委員会のは特別な例と思うのですが、そういう都合があるならば、これは、私は内諾を与えるべきだと思います。それから前の案件には賛成します。
【次の発言】 我が会派は、これに賛成いたします。

第15回国会 議院運営委員会 第38号(1953/03/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今、小笠原君か言つたような意味で、私も同じように賛成します。
【次の発言】 念を押して置きたいのですが、今のことは、国会法の小委員会があるのですが、この議運を運営する具体的なことについてのいろいろの問題ですか、それとも、国会法の小委員会に持ち込むような基本的な問題ですか。

第15回国会 議院運営委員会 第39号(1953/03/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この間の本会議で、法律案が成立しようとするときに、関係の責任者の大臣も次官も見えないというようなことがあつて、議場が少し騒がしかつたことがあつたわけでありますが、これはどういうことになるかわからんのですが、事務局で連絡すべき性質のものなのか向うが、省がみずから進んで来べき性質のものなのか、私そこの辺のことを知らんので、ともかくああいうようなことのないようにして頂きたい。

第15回国会 文部委員会 第3号(1952/11/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 先般当文部委員会より文化財保護の現地調査のために京都奈良のほうに出張を命ぜらました木内、木村並びに不肖三委員と専門委員室より吉田調査員、なお現地におきましては堀越儀郎、高橋道男の両氏がこれに参加して下さいまして、十七日より二十一日に至る五日間ほぼ所要の目的を達し得る調査ができたと存じているものであります。その詳しいことに関しましては文化財保護の一般状況並びにその視察によつて今後文化財保護のために法改正に俟たなければならない面及びこれを取扱う人的の面についての考慮並びにこれが財政的な援助、そのような問題につきましては報告書を以て委員長の下に提出し、これを速記に載せて頂く処置をおとり……

第15回国会 文部委員会 第4号(1952/11/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 予定されている議題に関してですね、高橋委員長がまだ出席しないようだから事務当局をして急がせて、その間懇談することを要求します。

第15回国会 文部委員会 第5号(1952/12/02、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 さようなる処置は技官はやつておりません。
【次の発言】 吊したまま置くわけにいかないから……
【次の発言】 胴体のほうも吊したまま放置したというふうには我々の調査ではなつておりません。
【次の発言】 私さつき申したのは、さようなることはない、さようなることがあるということは調査してないと、こういうことですから、訂正しておきます。技官のかたがさようなことをしたのじやないというのじやなくて、さようなことをしたということは調査してないと、こういうことですから。
【次の発言】 今の木村さんの問題については私たちはその通りなんです。ただあのときには、私が報告いたしましたように、松原君自身も……

第15回国会 文部委員会 第7号(1952/12/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 その内容に入る前にちよつと文部大臣に関連して質したいことがあるが、挾ましてくれませんか。ちよつと速記を……。
【次の発言】 議事進行について……。議事進行に名を借りて言うのでないのですが、全部聞いて下さればわかる。先ほど文部大臣のお答えで、例の日教組の座り込みについては、他の代議士のかたが斡旋してうまく行く予定であるというお話がございましたのですが、うまく行くとすれば、あれからもう大分時間がたつたので、もういろいろ行かなくちやならないと思うのですが、大臣は一つこの委員会が終るまでに、秘書をしてそちらのほうがどうなつておるか、一つお調べを願つて、その通りに行つておるかどうかを確かめ……

第15回国会 文部委員会 第9号(1952/12/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私ちよつと遅れて参つて委員長のお話を聞かなかつたので、或いは食い違いがありましたら御答弁なさるときに一つ訂正してお話し頂いて結構ですが、只今事務局長からの説明を聞いて協定を読んで見て、率直に申して私は意外であるという一曹で表現したい。と申しまするのは、日本の古代美術は特に絵画においても、木彫類においても繊細であつて、而もいわゆる堅牢という点から見れば、西洋人の考えているところの美術観とは根本的に違つている。それから又日本の地理的環境が極めて濃度が高く、それに適応した形においておのずから美術品が生まれている、今日まで保護されて来た、こういうことになつている。この日本の古美術をアメリ……

第15回国会 文部委員会 第10号(1952/12/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 しつこいようですが、その点をはつきり念を押しておきたいことは、形の上から言えば地方の財政措置を、一般の地方公務員である教職員に対してこういうふうにやれということを自治庁長官と相談をして、通達の形か何かで出される予定があるかどうか、具体的にその点を承わつておきたいことが一つと、それからもう一つは大臣は地方自治庁長官であつたので、それで従前は文部大臣が勝手にそういう通達を出してもなかなか地方財政では賄えないという立場を堅持されて、むしろ文部大臣のそういう動きに対しては、国家財政の規模の上から反対されていた立場があつたと思うのです。これは当時としてはやむを得なかつたと思うのです。今度は……

第15回国会 文部委員会 第11号(1952/12/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この問題については、是非とも事項別に区切つて取扱われるように希望いたします。それから時間の関係を以て恐らくここに昼食に入ると思うのでありますが、そののちにおきましても、私どもといたしましては、お二人の参考人のかたがたに耳を傾けて頂いて、お二人のかたがたから御意見を伺いたいという点もございまするので、委員長においてそういうことをお考え下さつて、参考人のかたがたで、時間的な都合等が若しもあるならば、そういうことも一応考慮されて取扱われるように希望いたします。
【次の発言】 私はこの際下村先生に三点ほどお尋ねして、重ねて脇本先生に又三点ほどお尋ねしたいと思います。下村先生のお話下さいま……

第15回国会 文部委員会 第12号(1952/12/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 議事進行でちよつと。私は前の委員会から特に予算問題について大臣に箕岡をすることを委員長に通告しております。ところが関連質問で次から次と出て来ますが、今日は私は何でもかんでも大臣に質問するのですから、但し予算委員会のこともあるので、私をして涙を呑んで質問を延期させることのないように取計らうように前以て要望しておきます。
【次の発言】 二十八年度予算がその政府部内における作業の面でどの程度に進んでおるかということをお尋ねしたいのです。具体的に聞きたいポイントは、閣議でどのように運んでいるかということが一点、それから第二点は大蔵省がいつ頃内示する予定であるかということを一つ、お答え下さ……

第15回国会 文部委員会 第13号(1953/02/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 成規の互選の手続を排しまして、委員長に選挙の方法については勿論、それから当該党派との話合いが付いておりましたら、その個人的な人名に関しまして指名権をお願いいたしたいと思います。委員長一任。
【次の発言】 お話中誠に総務課長には恐縮でございますが、我々がもらつたプリントの「要旨」という所に、内容まで簡単ですが明記されておりますから、御説明は、このあとの分については問題の存する所、而もこのプリントから漏れている所というようなことを中心にして簡単にお願いしたいと思います。
【次の発言】 そこに大学局長が見えるようですから、文部大臣いないのですから、政府委員席に着いて下さい。  今総務課……

第15回国会 文部委員会 第14号(1953/02/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ちよつと速記をやめて下さい。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 先般資料として配られた昭和二十八年度予定経費要求事項別表によつて、先般西田君並びに本日課長よりの説明を聞いたわけですが、この資料の三段目の「昭和二十八年度要求額」というのは、これはミス・プリントですか、それともこれを国会に向つて承認を要求している額と、こういう意味ですか、これは何ですか。
【次の発言】 第一段の義務教育費国庫負担制度の実施に伴う費用の問題については、伝えられるところによれば文部省は画期的な法案を出すということを聞いておるのです。これについてはもう実にぼう大にして而も深刻なる質問の幾つか……

第15回国会 文部委員会 第20号(1953/03/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 関連して……。今の同僚高橋議員の質問は、この第三条の表の二つの学部が合体していたものをそれぞれ独立される場合に教授、助教授の定員の面から増員があるかという質問に対して別段増員がない、こういう回答で、その限りにおいてはわかりましたが、私はそれに念を入れて一点尋ねたいことは、経費の問題はどうなるのであろうか、即ち従来法経学部といつたものを法学部と経済学部と二つに分けたことによつて当然予想されることは、経費が高くなるということです。経費が仮に高くなるという場合を文部省自体が認めるならば、その経費は今回の当初予算その他においてどういうふうに手当してあるか。又従来文部省はこの種の改善に当つ……

第15回国会 予算委員会 第35号(1953/03/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 矢嶋君の質問に関連してお尋ねいたしますが、この点は非常に重大だと思うのです。国の責任において義務教育費、即ちこの場合は教職員の給与を国で賄うという場合には、好むと好まざるとにかかわらず、一種の定員定額制を政治のやり方として、財政措置のやり方として、大蔵省自身はそういう方式を予算計上上とらざるを得ないでしよう。これは運命的なものを持つておると思う。併し文部大臣は経過年度として二十八年度だけは定員定額制をやるが、その後は現員現給で組んで行くのだからいささかの心配なし、こういうことをおつしやつておる。その点から見ると、我々は安心ですけれども、別に国の財政の責任者である大蔵省からは、そう……

第15回国会 立太子の礼及び成年式につきたてまつる賀詞案起草特別委員会 第1号(1952/11/08、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は只今の草葉君の動議に賛成します。


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 議院運営委員会 第1号(1953/05/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この際はまあ特殊な状況ですし、今小笠原君が言つたようにやつて、いわゆる違法ということではないと思うので、私の会派は、小笠原君の意見に賛成です。

第16回国会 議院運営委員会 第2号(1953/05/21、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今小笠原君の言つたことで、賛成です。但し、評議員の人選、具体的に誰にするかということは、割当をもらつた各会派の党内事情で自由になるので、それは党内のほうから届出た者をここで承認する。さようなことで異議ないと存じます。
【次の発言】 賛成です。

第16回国会 議院運営委員会 第3号(1953/05/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 小笠原君の案に賛成です。
【次の発言】 木村さんの発言に伴つて、私はどうしても、今からでも何でも調査してでもお聞きしなくちやならないことだと思つていたのですが、特に小笠原君が申したことについて聞きたいし、なお小笠原君の発言の中に、暫定予算が出た場合に、各大臣、政府委員も衆議院に全部足をとめさして、向うは向うで上げてしまう。それからこちらに廻すという心組で衆議院がいるのか。それとも、そういうことはないとは思いますけれども、やはりこつちに予備審査を頼んで来るのかということも聞いておかないことには各会派として非常に困るわけなんです。勿論官房長……

第16回国会 議院運営委員会 第4号(1953/05/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 前の小笠原君の発言と、今の千田君の発言したことに対する返事を含めての小笠原君の発言。これは両方兼ねて私のほうは賛成であります。
【次の発言】 やるのは明後日。
【次の発言】 今議題になつておる問題は、参議院の構成の上からも、又運営の面からも、極めて重要な問題で、それで委細は、今委員長から申されたように、又それに附加して意見の中に小笠原君が触れられたようであつて、全く我々といたしましても唐突で、会派の意見をまとめなければ、議論しても、何とも結論めいたものすら申上げることができない段階であろうと私は存じます。従いまして最初に小笠原君が申されたように本日は処理されることが、最も妥当であ……

第16回国会 議院運営委員会 第5号(1953/05/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これは私のほうの戸叶君の場合は小笠原君のほうの誰かにお願いいたします。それからあとの件のほうはこちらで引受けましよう。
【次の発言】 遅滞なくやるようにいたしましよう。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 小笠原君の意見に賛成いたします。

第16回国会 議院運営委員会 閉会後第5号(1953/10/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この段階では、どうですか、小笠原、松浦両氏が言われた意見を十分考慮に入れて理事会を開くことを我々は一任する。その場合においても一問一答の形でとことんまで官房長官をやり込めないで、理由は、緩くしているのでもなんでもなくて、お互いの意見が未熟であるという立場から、今日は聞きおくという程度だと思う。併し政府の見解は一応はつきりして来た。こういうことになつておるから、それらの条件を一歩進めた形で、全部含めて理事会に一件する。そういうように願いたいと思います。
【次の発言】 私も、昨日無事に帰つて参りました。只今同僚の菊川君が申されました通りの見解でございます。  ただ一つ附加えさして頂き……

第16回国会 議院運営委員会 閉会後第6号(1953/10/28、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 途中ですが、それをもう少し敷衍して委員長はここに報告することが、誤解を少なくすると思うんですが……。
【次の発言】 今の通りのことだつたので、そのようにして取計らつて頂きたいと思います。

第16回国会 議院運営委員会 第8号(1953/06/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今の小笠原君の御意見に賛成です。

第16回国会 議院運営委員会 第10号(1953/06/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 その点については、前例もあることですから、お亡くなりになつた議員が所属しておりまする委員会の委員長を以て追悼演説をせしめることが妥当かと存じます。

第16回国会 議院運営委員会 第13号(1953/06/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私の会派でも、この小林中君の今の問題については、資料を調査した結果、今、小笠原君が申したことと同断のようなことを考えたのですけれども、併し彼の持つ手腕力量その他を勘案いたしまして、このたびは、十分御注意なさつて、今後出席されることを附帯条件として賛成することに決しました。

第16回国会 議院運営委員会 第15号(1953/07/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今の緊急質問の要求は、労相の食言についてとなつておるようでありまするが、我々承知している、いわゆる衆議院においてなされた食言について聞くというのが内容ですか。
【次の発言】 総理立会いの上で……。
【次の発言】 そうしますと、本日のところは取扱う前提が欠けてしまつたわけですね。総理がおりませんから。それは今日のところは保留でどうですか。

第16回国会 議院運営委員会 第16号(1953/07/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今の総長の発言に関してのことでありますが、先ほどの菊川君の意見の通りにされることが適当だと思います。
【次の発言】 念のためですが、署名したあれは全会一致ですね。

第16回国会 議院運営委員会 第17号(1953/07/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これは疑義の存するところなので、いわゆるといつたので、こういう内容を含んでいるというだけで、適当な他の表現がありませんので訂正いたしません。
【次の発言】 前のほうから連関して来られると、又話が大分別になりますが、実は野党の緊急質問は十五分といつの間にかきめてしまつて、各会派とも非常に不満がある。何故急に、こういうことにしたか、問題によつては三十分にしてもいいじやないか。それを我々は、都合があるからということで十五分を、十分にせいということは、とても駄目です。
【次の発言】 委員長も御承知だと思うのですが、昨日の朝日新聞に、水害の特別視察に行つた人たちの行状記なるものが載つておる……

第16回国会 議院運営委員会 第19号(1953/07/13、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これについては千田さんから事務総長に何か質問があつたという話ですので、その答弁を承わりたいと思います。態度はきまつております、我々は……。
【次の発言】 そのことが明らかになれば、私ども会派では賛成いたします。
【次の発言】 この際議長に一点お伺いしておきたいのですが、答弁は一つ係りの部長をして答弁さして頂いて結構です。  最近小学校、中学校及び一般の傍聴者が本院にも非常に見えておりますが、衛視のかたがこれに対して説明をそれぞれなさつていると思うのです。そのときには、やはりいろいろな質問等もあると思う。これらについて説明していることについては、その部においては何か統一を図つて教育……

第16回国会 議院運営委員会 第20号(1953/07/15、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これは前の大邦丸事件とも連関を持つての問題ですけれども、そのこと自体は新らしくできたことであり、特にこの際時間を頂戴いたしまして、松浦君が政府の見解を質したいというのでありまして、是非とも御審議の上お取上げ願えたらばありがたいことであると、かように存じます。

第16回国会 議院運営委員会 第21号(1953/07/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 会期の関係並びに日程の関係で、労働委員会がどうしてもそういう必要に迫られて、強いての御希望であるということならば、議運としては今小笠原委員の言つたように進む以外に手はあるまいと、かように思います。ただ航空機使用の問題については、やはりこれも、一つの前例ではないということにして、止むを得ずこれらの点を含めて私は了承いたします。
【次の発言】 一般論としては、千田さんのおしやるようなことで私は異議があるどころか大賛成です。ところが、いつもいつも各委員会は、割振りされた費用が足りなくて、最終の決算期において苦労をしておるから、そこで尻切れとんぼのような予算の使い方は困るというので、全く……

第16回国会 議院運営委員会 第22号(1953/07/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 国会法の第五十六條の二の規定によりますと、「議院運営委員会が特に必要を認めた場合は、議院の会議において、その議案の趣旨の説明を聴取することができる。」という規定がありますので、私はこの予算の取扱は、前例のない修正可決で本院に回付されております関係を以て、この際特に政府側の所見を質したいと思います。緒方副総理がお見えになつておるようでありますから、政府の態度をお尋ねいたします。  第一点は、政府は予算というものについて増額修正できるものであるというふうに理解されておるかどうか。この点をお尋ねいたします。
【次の発言】 予算案というものは内閣のみが提出権を持つておるのであつて、その考……

第16回国会 議院運営委員会 第23号(1953/07/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私はこの際一言、紀州の水害のことについて発言したいと思いますが、先に西日本の水害のときには、院議を以て調査団が出発し、本院はその後特別委員会を構成しましたが、御承知の通りあの特別委員会は、その取扱う地域を議運が解釈いたしまして限定いたしておるはずであります、従いまして今回のこの水害に対しまして、院議を以て再び調査団を派遣するか、或いは又、特別対策委員会ができておりまするから、そのほうにその取扱の地域を拡大してこれを取扱わせて、議員派遣等は、その特別委員会においてなさしめるか。とにかく緊急を要する案件として、この議運においてこれが議せられることを希望いたします。

第16回国会 議院運営委員会 第27号(1953/07/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 小笠原君の今話されたように、正式な議題として同意したわけではなかつたが、理事会において大体そのような線で特別委員会に、水害の関係の立法がなされる場合には付託すべきである。種々の疑点はあるけれども、それが一番妥当な道であろうというふうになつておると思うので、今小笠原君が言われた通りのことを各会派含んで、今次長から説明された法律案については、そのように措置されることに私も賛成いたします。

第16回国会 議院運営委員会 第28号(1953/07/30、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この際、官房長官にお尋ねしておきたいのですが、先に農林省顧問というような例があつたことを記憶いたしております。今度は外務省参与と、こういうようなことだそうですが、官制上、参与と顧問とはどう違うのであるかということが質問の第一点。  それから第二点は、今度の参与を任命したのは、一つのテーマを与えて、東南アジア視察にやることにして、身分上の規定をどうしたらいいかということを考えて、外務省参与という役割で行くというのか。それとも外務省参与に任じて、そうして差当りさせる仕事が東南アジアに派遣するというのか。同じだと言えば、同じように聞こえますが、そうでなくて、事の真相はどちらなのですか。……

第16回国会 議院運営委員会 第30号(1953/08/03、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 その点は、小笠原君の言う通りですが、もつと悪意に解釈すれば、会期延長する政治的な一つの条件として一日まで保留したとも言えるので、是非ともお聞きしたいところだが、小笠原君の言つた通りですから、他の常任委員会との関係等も、今までそれで議せられておるのですから、そういうことを含んでやるのなら、それは差支えございません。
【次の発言】 江田さんのおつしやるように、全く不幸な形だと思うんです。  そこで議運としても当然これは政府の関係者を呼んで、その所見を質して、彼らにその手があるのかないのか、あるとするならばどうするのかを質す必要があると思うので、早急に一つ、江田さんの御意見を取上げられ……

第16回国会 議院運営委員会 第34号(1953/08/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今議題になつている問題につきましては、人の問題で、この人がいい、この人が悪いという場合には、勿論相対的なことだと思うのでありますが、この種の案件で、日本を代表して捕虜の問題で国際会議に臨むというような場合に、やはり私は今の議院内閣制度の精神から言つて、仮に国会議員を出すとするならば、与党自由党の責任においてその人を出すとか、或いは又そのむしろ反対に、国際事情を見て或いは社会主義的傾向の強い国国が参集し、それらについての意見が強いというのならば、むしろ政府はこの野党の形をとつているところから出すなり、最も効率的な、そして又日本政府を代表するに足るという見解から、曾つての栄職じやなく……

第16回国会 議院運営委員会 第35号(1953/08/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 御了承頂くんでなくて、議長に一任する。

第16回国会 議院運営委員会 第36号(1953/08/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 小笠原君の意見は、ここで懇談を要求していないと思います。事は重大であるから、仮にこれを取扱うというにしろ取扱わないというにしろ、とにかくここに提案されているのですから、意見はとにかくとして何か取扱わなければならない。その場合には会派の意向を一応取りまとめて来たい。こういうことだと思います。私はそれを強く要求します。  というのは、前に本院は、全会一致を以て国会法を改正して衆議院に持ち込んだときに、各党派から衆議院に話をつけることを我々は約束した。そうして約束して衆議院に持ち込んだときに、問題を起したのが右派社会党と改進党なんです。私はいたく面目を失墜して、衆議院に行つてその間の事……

第16回国会 文部委員会 第5号(1953/07/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 実は荒木委員の発言に対して、道徳教育の問題、それから義務教育費の国庫負担に関しての問題等が順に出ておりまして、それらに対して項目別に連関した質問をして一つ一つ片付けるほうがいいかなと思つたのですが、荒木委員から逐次問題が出て来てしまつたこの段階に来まして、私は道徳問題、義務教育費国旗負担問題に関して意見がありますけれども、只今の文相の発言は極めて重大であり、且つ一般の教育界といわず世間が注目しております問題なのでれもう一度繰返してお尋ねをして御所見を確かめておきたいと思います。  只今の文相の御見解は、結論的に申しまして敬意を表するに値すると存じます。かような批判がましいことを申……

第16回国会 文部委員会 第7号(1953/07/14、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 議事進行についてちよつと発言いたします。只今福井政務次官から二法案についての提案理由の説明がございました。これらはいずれも日を切つての、日切りの法案になるものであり、取急ぎ政府が説明したいという意思を持ち、我々も又これを聞くべき義務を持つているものと、かように思いまするので、これについては理事会で決定された線に沿つてやつておるのですから、私は特段異議を申立てるものではございませんが、衆議院において義務教育費国庫負担法の臨時特例法案は、未だ提案理由の説明も聞いていないという状態なのに、本院が予備審査であるにもかかわりませず、この法律案の提案理由の説明を先の委員会で聞いているというこ……

第16回国会 文部委員会 第8号(1953/07/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 先の本委員会において、私は特に委員長を通じて高橋文化財保護委員会委員長にお出かけを願つて二、三の点について質疑したいと考えましたことは、委員長も御承知の通り第十五国会におきましてはアメリカにおける日本古美術展に出品することについての問題、或いは奈良の薬師寺月光菩薩の修理に関しまして起きた問題等について、参議院文部委員会は慎重にこれらの問題を議しまして、その後の経過を眺めていたところでございます。そこで私はこの際特に今申しましたアメリカにおける日本古美術展、或いは薬師寺月光菩薩修理経過、それらの点につきまして質問をいたしたいと存じて委員長の出席を求めたのであります。然るところ文化財……

第16回国会 文部委員会 第9号(1953/07/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今議題になつておりまする国立学校設置法の一部を改正する法律案は当然第十五国会においてこの法案の性質上可否が明らかになり施行法案ととしてこれが可決された場合はこの線に沿つて実施せらるべき筋のものであつたにかかわらず、不幸にして十五国会の解散となつて今日に至つたわけでありまして、本法案を逐条的に眺めて行く場合には一、二の疑義なしといたしません。只今須藤委員が触れられましたように、予算措置の面に関しましては地方の公共団体にその寄附行為を願い、或いは各種の後援会等にその寄附を待つということを予定して国立学校の充実を図るということはその趣旨から申しまして多くの疑念なしといたしません。特に……

第16回国会 文部委員会 第10号(1953/07/21、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今提案理由の説明があり、政府委員の補足説明がありましたが、この法案について私は資料を要求します。この法律案が成立いたしますと、財団法人私学恩給財団及び財団法人私学教職員共済組合の権利義務が直ちに自動的に組合がこれを継承するようになつておるようでありますからして、私はこの際この二つの会の主要なる役員のメンバー、それから財政的な面から見た事業の大要と、特に明らかにして頂きたいことは、負債、しよいこむ負債がどういうふうにあるのか、或いはどういうふうな財産があるのか、これらの関係が明らかになるような大雑把な資料で結構ですから、細目的なものは要求いたしませんから、それを文部省に要求いたし……

第16回国会 文部委員会 第11号(1953/07/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 同僚の須藤委員の質問はですね、大達文相の抱懐する、いわゆる大達文政について基本的な見解を伺つておるものだと思うのです。ところが談がたまたま選挙違反のことになつて、これと吉田内閣の言うところの道義の高揚との連関について須藤委員からの質問がありましたところ、文相は故意かどうか知らないけれども、あなた自身のお考えに基いて御答弁なさつたので、それに対して関連して阿部さんからも質問があり、須藤さんからやや感情めいたことになつて来たことは、これはこの委員会として遺憾だと思うのです。私はこの際文相に申上げたいことは、今の政治は明らかに政党政治であり、議員内閣制です。従つて道義の高揚を言うておる……

第16回国会 文部委員会 第12号(1953/07/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 現在まで行われて来た教職員の免許法を施行してよりよきものたらしめようという理由を以て本法案を提案した文部当局に対して、一応その努力に対し敬意を表すると共に本法案に対しては賛成いたします。ただこの際申上げなければならないことは、この教職員免許法というのは施行の面においても複雑多岐で、案に多くの問題が存したことは荒木委員指摘の通りですが、より根本的な問題として、敗戦後の日本においてアメリカの教育使節団の勧告等を待つてなされたこの教職員免許法というものは、従来持つていた教職員の免許というものを一応否定する形にし、新たなる認定講習等を経て単位をとつて初めて免許法が与えられるという仕組であ……

第16回国会 文部委員会 第13号(1953/07/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今議題になつております学校教育法の一部を改正する法律案の内容を成しているものは、教育書の検定をどうするかという日本の文教政策にとつて基本的な極めて大きな問題を含んでいるのでありまして、私どもとしては、教科書検定についての従来のあり方、又その結果もたらされた影響、よかつた点、悪かつた点、そういうものを仔細に調べないことには、この法律に賛成するというわけに参らないわけです。この際、私はお聞きしたいのは、一部新聞に教科書は国定教科書に戻つたほうがよろしいのであるというような省内の一部には意見がある、かようにも聞いておりまするし、いや、むしろ最初からの筋途上、この際一挙に府県教育委員会……

第16回国会 文部委員会 第14号(1953/07/28、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 発議者の最初の答弁を聞いていると、やはり荒木委員が疑問にしたような疑問が当然起きたと思うのですが、大体御説明を聞いているとはつきりわかつて参つたような気がしますが、念のためにこのことは明確にしておきたいと思うのですが、荒木委員が疑問と言われるのは半額国庫負担法における規定に対して本法案が積極的に教材費をどうこうするということを規定した積極規定であるかないか、こういう意味で問題だと思うが、私はこれは積極規定ではなくて、「適用を妨げない。」ということでそういう幅を持たせた、積極規定ではないという意味で私は問題ないと思うのだが、それでそういう理解で差支えないかどうか。  それからもう一……

第16回国会 文部委員会 第15号(1953/07/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今議題となつております公立学校施設費国庫負担法につきまして、私は社会党の第二控室を代表して賛成の意思を表明いたします。日本が文化国家建設ということを謳いながら、財政上の理由を以て学校施設等についても、なかなか思うように進まないことは誠に残念なことであり、且つ又財政上のしわ寄せが特に教育の面に寄せられて戦災復旧の公立学校の施設というものもうまい状態に行つていないことは誠に私どもの遺憾としたところでございまして、これらの経緯に鑑みまして、復旧の経費について国庫負担の内容を明確にし、公立学校の施設の整備を促進し、学校教育の円滑な実施を確保するという意味合いを以て本法案を提案いたしまし……

第16回国会 文部委員会 第16号(1953/07/31、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 逐条を含めて総括質問したらいいと思います。
【次の発言】 辻寛一君ほか二十四名提出の理科教育振興法案の提出理由の説明を聞きまして、率直に発議された衆議院の各位に私は敬意を表します。  そこでお尋ねしておきたいのですが、申上げるまでもなく各種のこういう振興法案が出るということは、この立法の建前から言いましても実のところ喜ぶべき現象でないと思うのです。併し現実に理科教育が立遅れている、これを救うためには単独の立法に待たねばならないというこの現在の国情からして止むなくこういう発議となり、我々も又これを喜んで審議しなければならないということ自身が、もう理科教育というものが如何に今日まで無……

第16回国会 文部委員会 第18号(1953/08/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 政府が青年学級振興法案を出した意図は、よく我々にも了解されるのですが、特に日本の現実から推して、学資の乏しいいわゆる勤労青年の教育ということが、一方では青年学級というようなものによつてなされ、又一方においては定時制というような教育の方法をとり、或いは又各般の公民館、図書館等を通じての社会教育の面でこれを補つて行こうということは、もう常識だと思うのです。で、現政府が、特に本年度予算に関しましても、定時制のための費用というものは、最初の文部省の意気込みにもかかわらず、大蔵省その他との交渉の結果、あのようなことに落着いたのであろうと思いますが、如何に日本の財政が窮迫しているとは言え、こ……

第16回国会 文部委員会 第19号(1953/08/05、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 青年学級振興法の問題について私は昨日資料を要求しておきましたが、まあ、ことは簡単なので、今朝私の手許にそれが届いておりませんが、局長から若しその結果がわかつていれば発言をしてもらいたいと思うんです。いわゆる平衡交付金の中に教育基準財政需要として見込んだものと、それから現に各府県において支出されているものとの比較をお尋ねしたいということを申上げておいたわけでして、それに対して資料が今ここに配られたわけですが、何かこの資料について局長から補足して説明することございますか。
【次の発言】 今議題になつている法律と並びに青年学級振興法に連関をいたしましてこの際文相にお尋ねしたいことがござ……

第16回国会 文部委員会 第20号(1953/08/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 荒木君の質問に連関して文部大臣に一点お尋ねしておきたいのですが、私の考えでは、この青年学級振興法案を読んで受ける印象からいたしましても、こういう立法化が勤労青年のためになされるのだと、そういう文部省の気持は十分わかるのですが、むしろ私どもの考えを以てするならば、こういう青年学級振興法案というような半官制の青年学級を奨励して行くということによつて、学校教育の体系に載つておる定時制教育に対してむしろ悪影響を持たせるのではないか、即ち青年学級というこの魅力的な名前によつて、当然定時制で学び得る子弟がこのところに低迷したり、或いは雇主が定時制高等学校に入れるべき状態にあるにもかかわらず、……

第16回国会 労働委員会 第26号(1953/08/03、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は議事進行につきまして発言を許して頂きます。  私は、偶然でございますが、労働委員会と議運の委員並びに議運小委員とを兼ねております。丁度本委員会に席を連ねておりまする加藤武徳君と同じ立場にございます。今朝ほど議運小委員会が開かれまして、突然自由党の寺尾君を初めとする何人かの方が、成規の賛成を得て、国会法第五十六条によりまして、労働委員会の審議の経過並びに現在の状況について中間報告を求めたいとの動議が提出されることとなつて、これが議運の小委員会に諮られたのでございます。幾つかの議論はございましたけれども、御案内の通り、議運小委員会は各派交渉会としての性質を持つておりまする関係を以……

第17回国会 議院運営委員会 第3号(1953/10/31、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 日額手当三千円が支給されると書いてありますよ。

第17回国会 議院運営委員会 第4号(1953/11/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私この際、質問になりますが、この社会保険審査委員長の川西實三君の履歴書を見まして、私の党派でいろいろ審査をいたした結果、これは重大なることが落ちているのではないかと推測されるのですが、これは本人の書いた履歴書ですか、又は何かの都合で政府ででも選任される者であるからというので作つた履歴書ですか如何ですか。
【次の発言】 従つて本人の意思に基いて書かれたものであると一応考えて差支えないわけですね。
【次の発言】 川西實三君は、こちらの調べたところによると、戦時中婦人会のほうの最高の責任者として、理事長としての長らく職責にあつて、それが戦後追放の理由となつているやに聞いているのですが、……

第17回国会 議院運営委員会 第5号(1953/11/04、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 参考までに申上げておきますが、文化財保護委員会の委員の構成については、この前この法律が改正されるときに、政府提案のものは全部非常勤であつた。いわゆる行政整理の線に沿つて全部非常勤であつた。ところが又文化委員会で議論になりまして、大きな予算を執行する執行権を持つている委員会であつて、審議権並びに執行権を持つておるというところから、そのうちの一人は……、全部を要求したんだが、そのうちの一人は、少くとも常勤でなくてはならないという理窟がありまして、これは筋から言えばそういう理窟で一人常勤の者ができた。で、それがたまたま高橋君であつたために、内容的に裏の話としてどういうものがあつたかは、……

第18回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1953/12/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私も小笠原君の意見に全然同感であります。明日議員派遣について、この本委員会にそれが議題になれば、おのおの意見を述べて適宜な、何人もうなずけるような結論になると思いますが、実際問題としては、明日あたり議員派遣のことが委員会でぼつぼつ出て、それから書類が整えられて、先例によつて休会中は議長が決裁してきまる。こういう形になるのじやないですか。(「開会中だからそうじやない」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。とにかく今小笠原君が言つたような趣旨を各会派等の了解を得ると同時に、事務当局においてもそのつもりで各委員会に当るということにして、その徹底をするようにして頂きたいと思います。小笠原君の意……

第18回国会 議院運営委員会 第3号(1953/12/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 小笠原君が申されたように、長官から説明を聞きたいということは同意見ですから、委員長においてさようお取計らいを願います。ただその前に副長官に伺つておきたいことは、今井上さんからも補足的な政府説明がありましたが、どういう構成の中に田村氏、高木氏が位置を占めるのか。どういう場の中に土田國太郎氏が位置を占めるのか。これは我々として会派へ帰つて説明する場合に聞いておかなければならないので、他の委員の構成メンバーを資料として議運に配付せられることを委員長において取計われんことを希望いたします。

第18回国会 議院運営委員会 第8号(1953/12/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今議題になつている国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案を通読して見ますと、これは表題には、法律の名前がこうであるからこうと出ているけれども、内容とするところは、秘書の手当を増額することである。かように存じます。そこで私の党では、この問題についていろいろ研究をした結果、この法律案には賛成でございますが、この法律案を賛成するについては、次のような希望的な意見が附せられております。と申しますのは、法律の建前から申しますれば、当然国会議員の歳費も今般は上げるべき話の筋合いでなければならない。併しいろいろな事情上、今般はこれが遠慮されておりますが、その遠慮する……

第19回国会 議院運営委員会 閉会後第2号(1954/09/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 先ほど来の御答弁で、二十日のところまで日程が詰つているというお話がございましたが、私は明日、明後日、そうして月曜日までのどうにか都合の付く時間、お休みになる時間を含めて、どうにか都合の付く時間を積極的にここで御参考にお聞かせ願つておきたいと思うのです。もう一度申しますと、何時から何時までは、こういう仕事で駄目だ、何時から何時までは、こういう仕事で駄目だということはわかりましたから、今のところ何時から何時は休む時間で、これは大体空いている、何時から何時は大体お客さんもない予定だという、その都合の付きそうな時間だけを、概略二十日までのところをお聞かせを願つておきたいと思います。

第19回国会 議院運営委員会 閉会後第3号(1954/09/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 伊能理事から、副総理に代つての御返事ですが、その、今御挨拶になつた言葉だけを代弁して我々に告げるのですか。これに連関して何か質問があつたら、答えられる内容的なことをも聞いて参つての代理でございますか。いずれですか。
【次の発言】 二十日も含めてという妙な返事がなされておりますが、二十日が二十一日ということになりますと、たつた一日の相違というんではないのであつて、量的な相違ではなくなるわけです。  という理由は、小笠原委員の動議は、皆さん御記憶の通りに、二十日までにスケジユールを何とかして本院に出て欲しいということを内容として、それに見合う返事を要求して動議が出され、天田委員がこれ……

第19回国会 決算委員会 閉会後第7号(1954/09/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 関連して。私からこの際副総理にお尋ねしたいと思いますが、委員長は、只今国務大臣としての緒方さんにものを尋ねるような意味で、国務大臣緒方さんとこう申したのですが、私は以下永岡君の質問に連関してお尋ねするつもりで、あなたの資格を厳密にしてそれから進めたいと思います。  緒方さんは副総理で、総理大臣に事故のある場合には自動的に総理大臣に代り、その意思を表明することの可能な立場にあるわけでございます。この委員会には吉田首相並びに緒方副総理の御出席をわずらわしましたところが、先ほど小林委員長から申され、並びに緒方さんから申されたように、首相の御出席を見なかつたわけです。従いまして、この委員……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第7号(1954/09/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 議事進行。私は本委員会に今朝初めて出て来てこういうことを申上げるのは非常に僭越ですが、今こうだんだん聞いておりますと貿易の関係で問題に供せられて話が続いていたかと思うとだんだんいろいろ別なことが出て来て、これは事実答弁される大臣側でも資料その他の関係からなかなか大儀でしようし、(海野三朗君「わかりました」と述ぶ)而も又午前に河野委員、小笠原委員から大臣に午後御出席になつたら劈頭にお聞きしたいという命題が委員長を通じてあるはずで、一つ海野委員の質問も勿論結構ですけれども、議題を整理して一つ整然とおやり願いたいと思います。(海野三朗君「わかりました、いま一つ貿易のことで」と述ぶ)

第19回国会 文部委員会 閉会後第2号(1954/07/15、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 高田君がこの次官通牒を説明して欲しいということに対して、大臣から書いてある字の通りで何を説明するのだというような意味のお話ですが、そういう角度から見ればそういうことも言い得ると思うのです。そういうことになると、今度高田君からここはどうだ、あそこはどうだと、こういうことになつて、問題が又却つて私は長時間を要すると思うので、ここは次官通牒であつて、次官がお見えになつているのですから、次官が行政府にある一つの責任のポストを持つ者として、この解釈をしたということについては私は当然だと思うのです。というのは、各教育委員会でいろいろな問題が起きてわからないときには文部省に聞きに行けと、こうい……

第19回国会 文部委員会 第3号(1954/02/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 昨日同僚議員の高田君の質問に答えて、問題になつている通牒は文部大臣が当然の権限に基いてなされたと、こういうことを申されて、文部省設置法の第五条及び教育委員会法の五十五条、これに基いてなされたという意味の答弁であつたように、私は昨日の話を承知したのです。そこで先ほど荒木君の質疑に対して飽くまで合法的であるという御見解のようですが、私はこれをもう少し敷衍してお尋ねしてみたいと思うのです。文部省設置法に明らかであるように、五条の規定というのは、私の理解する限りにおいては、極めて事務的な学校経営又国の教育を見て行く場合の極めて事務的な調査或いは資料の提出を求めるものと解釈するのです。とい……

第19回国会 文部委員会 閉会後第3号(1954/08/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 休憩になるのでしたら、ちよつとその前に……。只今剱木委員から報告になりましたように私もその視察に同行して参つて見て参つたのですが、報告の中にもかなり詳しく述べましたように、大阪市立大学の問題は非常に地域社会としての大阪の立場から見ても、社会的に教育的に重要な幾つかの問題を孕んでおりますし、且つ私は市の理事者、学校の管理者のいる前で指摘したのですけれども、この種の問題が東京乃至は東京附近であつたならば、とうに国会の問題となつてこれが議論の焦点に何回か供せられたほどの問題であろうと考えるにもかかわらず、事今日に至つている事情はどういうわけなのであるかということを疑問に持ち、且つ私はそ……

第19回国会 文部委員会 第5号(1954/02/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今日は両課長から事務的な報告で、我々としてはこれをお聞きしただけで、法律案の内容に連関しての質問は私は当然これは後日に譲らなくちやならないと、こう思つております。ただ併し、ここで私は一言念を入れて置きたいことは、予備審査に付託されておりますが、国立学校設置法の一部を改正する法律案を今福田課長の説明なんかを聞きますと、昭和二十九年度の予算に対応して改正したのだ、こういうふうなことを書いてある。これは私の言葉を以てすれば、しらばくれておると言わざるを得ない。何故かというと、これは衆議院のほうに提案された速記を読んでみますると、実にこれは抜本的な根本改正を企図しておる。御案内のように、……

第19回国会 文部委員会 第6号(1954/03/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 成規の手続を略して、前例によつて委員長において指名されるよう希望いたします。
【次の発言】 私その前に資料について若干質問と要求があります。
【次の発言】 只今文部大臣から提案趣旨を説明された国立学校設置法の一部を改正する法律案が衆議院に提案されまして、あちらで問題になりました折に、私は本委員会においてこの法律案が日切りの法案である事情に鑑み、特に政府が提案した趣旨を明快ならしめて、この日切りの法案としての間に合う意味で、審議に協力する意味で、私は非常に先走つていたのですけれども、提案趣盲が説明される前に、この法律案については資料の配付を要求しておいたはずです。然るに未だそれが私……

第19回国会 文部委員会 閉会後第6号(1954/08/05、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今総裁の説明を聞いて大体了解したのですが、念のためお尋ねしておきたい点が二点ほどあります、国家公務員法が生れて、これには政治運動に対する造反は刑事罰で以て処分されるということになり、そののちに生れた地方公務員法によりますと国家公務員に対する刑事罰という精神で地方公務員も律しようとする動きがあつたが、国会においてはこれを行政罰に委ねた、いわば国家公務員法の規定をゆるめて、地方公務員法ができた、こういうような立法の歴史的過程を十分参酌されて、従来人事院がこの種の取締りに世上過酷の指弾を受けるようなことが一点もなかつたということに対しては、私どもとしては、人事院がルーズであるとか何とか……

第19回国会 文部委員会 第7号(1954/03/11、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 委員長、議事進行。ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 二十九年度で何らかの措置を講ずるというのは大問題だと思うのです。当初半額国庫負担法が議員提案で出たときに私は指摘したのです。こういう法律によつてこれを監督するような立場に立つ文部省は非常に困つたことにこれはなるであろう。そういう事態が憂慮される。いわゆる実績主義というけれども、地方の財政規模というものは文部省が常に的確に把握することが困難な性格を持つている、これは非常に問題があるであろう、こういうことを当時指摘したのです。今会計課長のおつしやることは、話としてよくわかります。今の段階ではそうおつしやるよりほかないと思い……

第19回国会 文部委員会 閉会後第7号(1954/08/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 さつき荒木委員の質問に答えて局長からは文部省が答申を求めたものでは別にないと、こういうふうなお話ですけれども、私どもが承知しているところでは、文部大臣の最高諮問機関である中央教育審議会が去年の九月から第二特別委員会というものを設けて、特に教員の給与問題を審議して教員の給与制度の再検討をするという使命を与えられて種々検討中であると、こういうふうに聞かせられていたわけです。従つて私どもはこの答申には大まかにいつて二つのものを期待しておりました。それは現在のその半額国庫負担法というものが誠にあいまいな法律で、今の高田委員の質問にも明らかに現われているように、高田委員の言つていることもそ……

第19回国会 文部委員会 閉会後第8号(1954/08/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 荒木さんからこの米穀統制撤廃云々ということを言われてみると、小委員の私としても立場を変えてこの委員会の委員として見た場合に、これは誤解を招く憂いがあると私も考えますので、この文章は適宜に直す必要があろうと思うのです。ただ小委員会において何でこんな報行書ができたかということは米穀統制の撤廃というようなことが今日自由党等から言われておる。仮にそういうことを、即ち米穀統制の撤廃などというような大きな食糧政策上の問題をやるならば当然それの前提として給食法案というようなものはもつと全面実施の方向に行かなくちやならないのじやないか。私は統制撤廃には反対だけれども、そういう、ふうにものの順序と……

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/03/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 前の委員会でもちよつと私は触れて資料の要求をしておいたのですが、この国立学校設置法の一部を改正する法律案は、例年出されて来た法律案でありますけれども、今年は例年と全くその内容を変えた基本的な問題がここに含まれていると思うのです。それは非常に大切な部分を政令に委ねると、こう規定しておることです。これについて基本的な質問を十分展開して研究を進めて行きたいと思うのですけれども、それについては相当厖大な資料を当局に私は要求しておきました。私を十分満足せしめる資料としては、全部揃つておりませんので、私はそれに入る前に差当り今年の国立学校に対する予算の面から、本法案に関連して、二、三局長に質……

第19回国会 文部委員会 閉会後第9号(1954/08/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今非常に具体的なお話で、御努力なさつており、且つこちら側として具体的にお考えになつておるということがわかりまして、その意味では一応敬意を表しますが、私どもも現地を見て想像以上に現地の状態というものがおかしな形になつておる。具体的に言うならば、只今のお話にも現われておりますように、建物の工合、それから道路の工合が将来生徒諸君と向うの軍隊側との間に事と次第によつては国際親善上思わしくない事態の勃発をも予想されるような形において建物が配置されている、こういうところから非常に心配しているわけです。そこではつきりお尋ねしておきたいのは、接収しておる建物の使用目的が大きく変更するときに当然あ……

第19回国会 文部委員会 第10号(1954/03/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は先ず第一に、木下先生に以下四点ほどに亘つてお尋ねしたいと思うんですが、先ず第一点は、御意見ではなくて実際のことについて質問をさせて頂きます。それは大学設置審議会等において、「等」と申しますのは、先生は学術会議の会員でもあられますので、そういうものも含めても結構ですが、これらの審議会等におきまして、このような意図を持つ政府提案がいいか悪いかという諮問を受けられたことがあるかどうか。  それから次に、現在の大学審議会においては非常にうまく運営されているという先ほど概括的なお話でありましたが、そのうまく通常されているうちにも、何らかの支障等があるとするならば、改善を要すべき点として……

第19回国会 文部委員会 閉会後第10号(1954/09/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 結論的には荒木君と同じなんですか、私はやはりその前に調達庁長官と協力局長質すことがあつたら質して、然る後に荒木委員が申されたような段階に至つてこの問題を取扱つて欲しいと思う。  今の福島長官のお話からお尋ねしたいことがあります。何せ相手がよその国で、相手ある仕事のの交渉ですからなかなか大変であろうことは十分我々も推測しております。従つて今までの交渉を私は非常に御苦労だつたと思います。併し今のお話ではやはり判然としないところがあるのでお尋ねしておきたいのですが、来年の中頃に大体解除になるであろうというのは、ただそれだけの話なのですか。それとももう少し具体的に、例えば非常に厖大な施設……

第19回国会 文部委員会 第11号(1954/03/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 関連して今永井委員の言つておることは極めて私適切で、本来ならば当然この委員会で問題にされる前に文部省が動いておるべき筋のものだと思います。御承知の通り、学術研究費というものは一つの講座なりテーマなりで大体予算を立てて、長期の研究をして行くための費用なのであつて、特別にこういう大きな問題が起きて緊急に金が要るということになれば、今永井委員の言われたように、予備金の支出をいたしてこれで賄う以外に手はないと思う。若しあるとすれば、今の永井委員の指摘のことは無用である。こういう方法で文部省はやられるのだということを明確にすべきであるし、そういう返答ができないならば、一体どういうふうにして……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 相当の国費が出ている仕事が不正に行われているということは枚挙にいとまがないとまで言われておるのですが、持に学校についていろいろ噂をされていましたけれども、集団的に新聞等において表面化した問題としては今度の不正事件は大きな問題だと存じまして、新聞の報道だけでは信がおけないと思うので、私は同僚諸君の賛同を得て文部省に報告を願つたわけですが、只今の管理局長の報告によりますると、明らかに今までの契約事務がまずかつたり、機構人事がまずかつたり、且つ又不良箇所が現存するという報告だと思うのです。そこで文部省にお尋ねしたいのですが、この問題に対して文部省としては基本的な問題としてどのようにお考……

第19回国会 文部委員会 閉会後第12号(1954/09/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 先般朝日新聞かにちよつと見えておりましたが、大学に関する試案めいたものの発表があつたようですが、あれは文部省として関知していることでございますか。関知しているとすれば、あれに対する感想を一つ承わりたい。
【次の発言】 現在何かの機関に委嘱して研究させている事実がありますか。又文部省の事務当局として作業を急いでいる面が大学制度についございますか。
【次の発言】 郡委員がおつしやつたところでどういうふうに今後大学教育というものを改めて行くかという点に至れば、或いは私と郡さんとの意見が食い違うかも知れませんけれども、現在の短期大学を含めての大学制度に対する疑問並びにこれが改革の要望とい……

第19回国会 文部委員会 第13号(1954/03/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 第二条について質疑がありますが、第五条と連関しておりますので、第五条のところで発言を許して頂きます。
【次の発言】 私は第五条と連関して第二条を含めてこの法律が従前法律に任せていたものを、政令或いは省令に譲ることについて、重ねて稲田局長に一点御質問したいと思うのです。昨日までの同僚委員の質疑によりますと、国立学校の附属学校或いは教育研究施設、或いは幼稚園園等は、当然政令、省令等に委任することは、他の国家行政機関の上から見て、何ら不合理ではない、むしろこのような事項を法律で一つ一つ規定することのほうが、特例なのであつて、今までの法律の建前こそがむしろ矛盾があるものであると、こういう……

第19回国会 文部委員会 閉会後第13号(1954/09/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 いや、こつちを先にやりましよう、大きな問題から……。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 予算に関連して御説明があつたので、その点を一点文部大臣に念を押しておきたいと思います。新聞をみますと一時中止になつていた小学校入学児童に対する教科書の無償配付の予算はどうやら今年は復活できそうだ、こういうようなことが伝えられております。そこでお尋ねしたいのは、文部省の対大蔵省との予算折衝、政治的な折衝及び作業、こういうのはどの辺まで現在進んでおり、そうして又文部省側として予算を強力に要求する効果的な期間はいつ頃までに終るか、そのお見通しですが……。

第19回国会 文部委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今委員長から一般質問に入る旨の宣告があつたわけで、勿論一般質問の枠内において二、三この際文部大臣に質しておきたいことがあります。本院に廻付されておるのは一部修正された法律案でありまするが、その法律案の逐条乃至は内容についてここで審査の対象にする前に、私は大臣に伺いたいと思いますことは、あのような三つの法律は前提があつて政府において立案し、これを両院に提案されたのだと思うのでありまして提案された当時の条件と、提案された当時における理由とにおいて自然的に変更があつたもの、乃至はそれ自体には変更がないとしても、政府当局の見解がその後において変動があつたものというようなものが仮にあるとす……

第19回国会 文部委員会 第15号(1954/04/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今、只今の高橋委員の動議に最終的に私は反対するものではございません。何しろ一時も近いのですから、これは生理的な要求からしても、人道上の問題からしても(笑声)これはこの辺で一応休憩に入ることは当然だと思います。併しその前にやはり岡議員からも発言々々とありますから、現在発言を強硬に主張する者があつたら一、二を許して、然る上で(「賛成」と呼ぶ者あり)円満に私は休憩に入らせて頂いたほうがお互いによろしいのじやないかと思います。付言して申しますが、私も一言質問があります。(笑声)
【次の発言】 私はこの際委員長を通じて文部大臣に一つ是非ともこの審議に協力して頂きたいという観点から以下三点を……

第19回国会 文部委員会 閉会後第15号(1954/09/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私竹下委員の質問に関連して一点伺つておきたいと思いますが、中央教育審議会の会長さんがこの委員会に御出席になるというような機会が非常に少いものですから、この基本的な問題を一点お伺いしておきたいと思うのであります。あれほど世論を沸かして反対の声が多かつた例の教育二法案を提案を文部省がいたします場合に、そのただ一つの根拠として中央教育審議会の答申書を我々の前に当時示したわけです。この一事を以てしても中央教育審議会というものが非常に現在の日本の文教政策を遂行して行く上において存在の大きなものでありますので、私どもはこの委員会の審議というものを常に注視しています。ところが不幸にして中央教育……

第19回国会 文部委員会 第17号(1954/04/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今委員長が宣せられたことで事態が非常に明瞭になつたと思うのですが、そういうことですと、今朝ほど劈頭の委員長の取裁きは当を失していると思うのです。加賀山委員か提案して本委員会で解決のつかないことを理事会に委任した。これは理事会の決定は委員を拘束するものではないけれども、委員会において理事会に一任ということになれば、その理事会が満場一致できまれば委員諸君には多少の不満があろうともそれに従つて来たというのが慣例だつたと思う。その理事会で成案を得ていないということが、今の委員長の発表で明らかにわかつておる。即ち各党派に持帰つて了解を得るという段階になつているということになりますと、今朝……

第19回国会 文部委員会 閉会後第17号(1954/10/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 関連して。私今の矢嶋さんの質問ですが、これは非常に感情的にまで不幸にして高まつておる。私どもは事態を正確に知つて、それから厚生省、文部省、人権擁護局の諸君等も非常に緊張した面持でここにこれを聞いておられるので、これが解決はやはり極めて客観的な立場から我々も微力ながら協力しなくてはならないとこう思うのです。宮崎さんの場合にはその患者さんを預かる一つの立場を以て言はば利益代弁者の立場に立つていらつしやるので、そのかたに結論に重大な影響を与える御質問をしたことによつて、どう答えてもこれはその問題を複雑ならしめるのではないかという私の心配がある。従つて宮崎さんが若しもこの正規の委員会で以……

第19回国会 文部委員会 第18号(1954/04/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今楠本部長の話を聞いていて気付いたことでお尋ねするのですが、劔木委員の質問に答えて、全国的な規模において牛乳を飲ませるということについてはいろいろ困難な事情がある、現実にはそうだと思うのですが、そこで或る地域社会においては現在でも壁の面からは可能であるという御答弁のように聞いたわけです。その場合においても消毒という面から考えると相当困難が横たわつている。第二段のお話がそのように承わつたのですが、事実衛生的な面から牛乳をどのように殺菌して飲ませるかということについて、厚生省から出ている規則に縛られて、テスト・ケースとしてやろうとしても問題があるということを私どもはこの間山口県方面を……

第19回国会 文部委員会 閉会後第18号(1954/10/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私はこの問題の経過を聞いてみて、人権擁護局と厚生省と文部省とで打合せて、いろいろな御措置をなさつたことについては非常な御苦労だつたと思いますが、私は問題が提起された場合に、人権擁護局としては、ああいう手をあの程度に打つ以外に手はないと思うのです。それから厚生省も非常に広汎な問題として、今後この種の問題が起きることが予想して、予防管理というものを徹底的にやるというふうに、今後の教訓的な材料として取上げて、対策を立てる以外に、これ又手がないと思うのです。ですから私はこれを解決する主役は文部省だ思うのです。これは教育問題なのです。勿論レプラに関したことだから厚生省の問題であると言えば言……

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/04/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 勿論それは異議ございませんし、今後にわたつても、責任を以つて証人が配付するようなものはお諮りにならず成るべく早く我々の机上に配つてほしいと思います。付加えて申上げておきます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私は先ず水上さんに三点ほど伺いたいのですが、この山本報告書というのを私初めて見せて頂いたんですか、水上さんば校長に申入れをされたときには、この報告書は当時御存じでいらつしやつたんですか。
【次の発言】 わかりました。  次に、お尋ねしたいと思いますが、得てして、こういうことがあつてはならないのですが、報告書の中には山がかかつている場合もあり得るわけでございます。PT……

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/04/13、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は議事進行上委員長に協力する意味で次のことを申さして頂きたいと思います。それは今の質問を受けて証人は答弁に窮しておる、それは高橋委員が取り上げた衆議院の速記録のピツクアツプが意識的でないと思いますけれども、極く一部に限られておるために、その真意を把握することに苦しんで横山君は答弁に困つていると思う。そのことだけを私は私の会派の持時間を潰されても結構です。私は議事進行上そのことに触れて発言を許してもらいたいのです。木村委員の質問を補足さしてもらいたい。よろしいですか。
【次の発言】 第一コバヤシシンと申しておりますが、それは間違いで小林信一君であります。無所属の衆議院議員、言うて……

第19回国会 文部委員会 閉会後第20号(1954/11/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 引続いてこの問題について御努力願つておることに対しては敬意を表したいと思んです。今荒木委員からも指摘されたように一部解除がなされたために全部の解除が遅れるということは困るというのは学校側の強い意向のようです。私たち文部委員会の理事はこれは全部実地に見せて頂いておるので大が、学校側の本当の気持というのは次長さんもおわかりだと思いますけれども、明年の六月なら六月、七月なら七月に全部全面約に解除になるということが正確にわかるならば、生徒たちにも騒がせないし、又現在の不便も耐え忍んで、どこまでも学校経営の困るところは何とかやり抜けて行くから一部解除というよろなことは強くは主張しない。但し……

第19回国会 文部委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 松原委員が本質的な議論を展開されて今のような文相の答弁になつておるのですが、これは明らかに議論でなくて松原委員はその矛盾性を説いてこれに対して明快なる答弁を要求していると思うので、本件に連関してこちらからきつく発言の要求がありますように、私どもも連関質問を多々持つておるのでありますが、それらも当然のことでありまするが、質問を保留してこれに対して連関質問のある意思だけを表明して、時間も時間ですからこの辺で昼食に入られるように希望しておきます。
【次の発言】 私の記憶を以てしても、北小路君の証言の中には石川県知事の甥云々の証言がなされたように思われます。で、御本人の石川県知事からさよ……

第19回国会 文部委員会 閉会後第22号(1954/11/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 十二月以降増加することはないという問題を、ちよつともう少し……。
【次の発言】 そのことはどういうことですか。
【次の発言】 各地区の非常に生活の苦しいこと、そうして問題が幾つも伏在しているということが参考人各位のお話でよくわかりました。それで吉岡参考人の話の中に出て参りましたが、生活保護法による教育補助の支給の方法が望ましくない、こういう話も一つここに現われておりますが、新聞その他の報告するところによるというと、一方では人妻が生活の苦境のために常識を以ては律することのできないような行為にまで及ぶ、或いは人身売買がその他にもある。欠食児童がいよいよ多くなつて学校を休む子供が多い。……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/04/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 いいかい、須藤君。今君が大論争からいろいろな論争に発展したようですが、これはやはり須藤君が問題にするところは、君が代がこの際いいか、悪いかということをはつきりさせるというよりも、偏向教育に君が代を歌つたか歌わなかつたかということが問題になり、歌わなかつた学校においては歌わなかつたということそれ自体当面の問題はないけれども、そういう現実が現われる裏には、偏向教育の虞れがあるのだ、こういうふうな考え方からして、あの偏向教育の事例を出して、我々をして言わしむれば、誠にお粗末な、そうして偏向教育にもなつていないほどの事例であるとは思いますけれども、併しそこにとにかく問題が、焦点があつて、……

第19回国会 文部委員会 閉会後第23号(1954/11/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 議事進行について。ちよつと速記をとめて……。
【次の発言】 私はこの際、時間もないようですから、二つの問題に限定して大臣の御所見を、来年度の予算に連関して御見解を何つておきたいと思うのです。  その第一の問題は、先般当委員会においても超党派的に決議をあげて政府に向つて要請をし、大臣にも直接お話申上げた給食の問題です。今日、日本の置かれている立場から、食生活の改善の面からも、又教育的な意味からも、その他又昨日来問題になつた北九州炭鉱地区の学童の救済問題というような局地的な問題と連関しても、この給食の問題というのは非常に大きな問題になつております。そうして全国の父兄が来年度の文部省予……

第19回国会 文部委員会 第24号(1954/04/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 それは理事の劔木さんの言葉としては私は極めて妥当性を欠くと思うのです。御意見はよくわかります。併しあなたが今委員長にそういうことを要求されておりますが、一体当委員会の極めて公正を以て鳴る川村委員長が他の委員会の委員長に、その当該委員の発言をあらかじめ拘束するようなことは正式にはとても言い難いと思うのです。それはプライベートに委員長に希望として、かようなことを申してくれというならわかりますけれども、これは私は理事の発言として極めて穏当を欠くと思うのです。おつしやつておることはわかるのです。併し穏当を欠くと思うので、私は只今の本員長に対する要求は、理事の一人として賛同し難いのです。 ……

第19回国会 文部委員会 第25号(1954/04/21、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 議事進行について。私が荒木君の話をお聞きしており、且つ委員長がこれに答えられた経緯を見ますると、本来この委員会において本法案と内閣における汚職の問題は、面接この委員会に持ち出して関連付けるべきものでないとする見方が一つあつたと思うのです。ところが今荒木君説明の通りに、佐藤君の逮捕が重要法案の審議に支障を来たす。故にこの逮捕が政府の意図によつて若干変更を見る。こういう事態であるから、その事態々明らかにし、然る上において納得ずくで本法案の審議に速かに入りたいというのが荒木君の私は趣旨でなかつたかと、かように了解する。従いまして、この際委員長から善処する旨の答えがありましたけれども、正……

第19回国会 文部委員会 第26号(1954/04/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は牧野先生にお尋ねをしたいのです。  教育の中立性を守らなければならないということについては私も極めて賛成でございます。又現実には五十万の教員の中には偏向教育の事例とも見るべき間違いというようなものも絶無では私はないと思います。又今まで取沙汰されております教員組合の非難等に対しましても、戦後の混乱期の中に出発して来た非常な多難な途を歩んで来た教員組合の足跡を振り返つて見て、その中に非常に戦術的にも非常にまずいのじやないかというように指摘される点があるであろうということも当然私どもは認めるところなんです。ただ問題は、このたびは刑法の処罰によつて教育の中立を守るということを政府が考……

第19回国会 文部委員会 第28号(1954/04/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今御決定願う前に、もう一度確認したいのですが、文部委員長において人事委員長と日時その他については交渉する、こういうのですか。
【次の発言】 今速記のないところでいろいろ雑談されて、劔木さん等からも人事委員の諸君が若しも月曜日のときの時間がどうしても不足だというようなときには、別途その翌日の労働委員会等もあることであるからというお話もありますので、それらのことも含みとして一任委員長に申上げたいと思います。

第19回国会 文部委員会 第29号(1954/04/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私はこの際河原先生に三点お尋ねしたいと思うのでありますが、当委員会が先生を煩わして御指導を頂きたいという意味の中には、先生御自身の御意見を承わりたいとする念願が一つと、もう一つは、中央教育審議会における過程を通じての、その委員会の意思についても承わることができたならば幸いであるというような前提に立つておるのでございます。  そこで先ず一点最初に承わりたいと思いますることは、この二つの法律案がこの国会に提案されまする過程を見ますると、世間ではいろいろ取沙汰されて、日教組対策であるとか、或いは自由党の選挙対策であるとかいわれておりまするが、私は今にわかにそれを信じようとするものではあ……

第19回国会 文部委員会 第30号(1954/04/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 文部大臣の、只今の問題は軽々に調査の結果を本委員会に報告すべきでない。これは一応話の筋が通つていますが、それならばなぜ偏向教育の事例なるものを軽々しく出したかという混ぜつ返しの議論になると思うのです。なぜかというと現在議題になつている二つの法律案の提出した一つの根拠をなしたものは偏向教育の事例がある乃至はその虞れがある、かようなことですから、これは岡委員の今の御要求の通り、是非ともこの会期中にこの法案が議了する以前にお出しになる政治的責任があると思うので、そのことを私も岡委員に同調して要求しておきます。  次に私はこの二法案に連関して文部大臣に是非とも質しておきたいことがございま……

第19回国会 文部委員会 第31号(1954/04/28、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 議事進行。ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 関連して。現在議論の対象になつておりますことから引例して、新潟の大会における日教組の決定が問題になつているようでありますが、平和憲法を守り、再軍備に反対し、平和を推進して行くというような日教組の大会の決定それ自体には問題はない、これは文部大臣おつしやる通りであり、私もその通りだと思います。但し文部大臣が何かの機会に申したことは、日教組の大会がかかることを決定し、その影響力が個々の教員を通じて学校という職場に持込まれる、この考え方が強調される場合には、ややもすると一党一派の主義主張を賞伝し、一党一派を利するような教育の現実というものが……

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/04/30、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は議事進行の件に関連して、一二のことを委員長に申上げて御協力を得たいと思います。  先ず一昨夜の委員会においては、発言者であつた岡君炉反対し、並びに自由党の諸君からも反対の声があつたにかかわらず、私は時間的な関連から見て強引に散会の動議を出し、委員長の御明新によつて一昨日の夜の委員会が打切られた。かように存じております。そこでこの問題は岡君ほか相当未だ質疑が残つているというふうに考えておりますが、その前に先ず私は委員長に特段お願いしておきたいと思いますことは、先の話合いによりまして、この二つの法案が本会議に上程されました場合に、各党派より政府に向つて質疑が展開されました。私の記……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/05/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 本法案に対して本委員会の理事会は慎重に考慮した結果、修正の意見もあつたのでありますが、その精神を盛り込んで各委員全員の御賛同を得て次の決議案を附したいという議が出たのでございます。私が代表してこの決議案を読んで各位の御賛同を賜りたいと思います。    へき地教育振興法案に関する決議案  本委員会は、へき地教育振興法案について、次の附帯決議を附して賛成する。  一、政府は、へき地における教育の実情を精確に調査把握すると共に、中央教育審議会等の適切な機関に諮問し、へき地教育に対する綜合的恒久的振興策を樹立すること。  二、政府は、へき地学校に勤務する教員及び職員の特殊勤務手当の増額そ……

第19回国会 文部委員会 第36号(1954/05/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 関連質問、非常に大事なところで高田委員の前提が文部省の見解と仮に食い違つているとするならば問題だと思うのでお尋ねしておきたいのです。今の高田委員の発言を聞いておりますと、特殊学級を含む小学校乃至、中学校はこの保護法案の適用対象の範囲内のようなお話ですが、さように了解してよろしいのですか。学校教育法を見てみますと、養護学校というのは学校教育法第七十一条の規定によつて学校全部が盲者ろう者又は精神薄弱者、身体不自由者、その他心身に故障のあるものという規定が決定している。ところが、同じく第七十五条を見ると、そういう気の毒な子供のために特殊な学級を置くことができるというふうに書いてあります……

第19回国会 文部委員会 第37号(1954/05/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今議題になつております教育職員免許法の一部を改正する法律案は、その政府の意図するところとして、提案理由の説明の中に文部大臣より述べられておりまするが、教育界の現実を眺めて不必要と認められる免許制度を廃止し、現行法の極めて難解にして複雑なるものを簡素化、整理した点が一つ、直接養成における所要単位の内容を充実せしめて、それぞれの教職員資格のレベル・アツプを企図した点が二つ、現職教員における上級免許状の取得方法につきまして、実情に即応する措置を講じようとした点が三つ、以上三点は政府の善意に基く法改正であるばかりでなく、現実に即応し、必要欠くべからざる措置であるという意味合いにおいて、……

第19回国会 文部委員会 第38号(1954/05/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今発議者を代表して荒木委員から提案の趣旨が説明になりました教育公務員特例法の一部を改正する法律案は、先に、即ち二月十六日に衆議院より予備審議のために送付されておりまする衆議院議員前田榮之助君ほか提案の教育公務員特例法の一部を改正する法律案と同趣旨のものであり、第十三条の二の規定は表現の文字がいささか異なる点があるのみで、その目途としている点並びに改正を必要としている内容全く同一のものであるように見受けられます。そこでこの法律案はその予備審査の段階で未だ質疑等はなされていないのでありまするけれども、時間の都合上且つ又この法律が当然文部当局より提案されて両院の審査に任せられ、現在の……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/03/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 地方財政の計画のところで、非常に大切なところで御説明があることを期待しておつたのですが、御説明がなかつたので一つ説明をお願いしたいと思います。それは義務教育諸学校危険校舎整備費の六億が今度修正して増加された。その結果単独事業の十八億が落ちて来るのです。こういう表が出ておりますが、このことは必然的に地方財政の膨脹を意味するので、その裏付がどうなるのかということが次の段階で問題になると思うのです。従つてこの表に限つただけで結構ですから、主計局長からどういうこれは関連になつておるのか御説明願いたいと思います。
【次の発言】 関連して。同僚湯山君の質問に対して文部次官が答弁をされておりま……

第19回国会 予算委員会 第13号(1954/03/15、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 大臣の都合があるそうですから一番先文部大臣にお尋ねしたいと思います。  大臣も御承知のように昨日、それから本日に亘つて全国的に各学校において日曜に授業をする、こういう一つの形がとられてこれがいろいろと各教育委員会等においてそれぞれ問題になつておるようでありまするが、この問題に関して文部大臣は地教委等から指導助言を要請されたことがあるかどうか。そして又この問題に対して大臣としてはどのような見解をお持ちになつておるか、この点についてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 誠に好ましくないことであるという意味合いにおいては角度は違いますけれども私もこれは勿論結構なことだとは思つておらな……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 如何なる地点に漁船がいたかということが問題で、先ほど同僚議員の質問があつた答弁の中に、専門家をして調査せしめておる、こういう簡単なお答えですが、その専門家を煩わしての調査というのは、漁夫から聞き込み程度のことによつて調査しようとするのか、或いは又アメリカ側にも信頼のおける十分な資料、即ち危険区域と設定した以外にも風の都合その他の状況によつては被害が及ぶか及ばないかというようなことは、アメリカ側においてもはつきりしていると思うので、それらのことも含めて恐らく船のいた地点の研究を科学的になさるのだと思うのですが、それはどのような方法で厳重にされようとするのか、この際具体的なことを承わ……

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/03/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 草葉大臣にお尋ねしたいのですが、今同僚佐多委員が聞かれたことの中にそれが出て来ておりますが、二千二百九十貫のうち大部分は処分した、これは時宜に適したことで結構なことだつたと思います。ところが取押えのきかなかつたものの中に反応のあつたものがほんの僅かであるがあつた、これははつきりしたので大変結構だと思いますが、それを取抑えがきかないで反応を調べられなかつたものと、それから反応を正確に調べるチヤンスを失つて食べられてしまつたもの、こういうものがあるわけです。そこでこの問題は心理的に与えた影響が非常に大きいので、最近ではどこから来たまぐろでも食べない、ひどいものになると干物まで魚と名の……

第19回国会 予算委員会 第20号(1954/03/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 一番先に緒方副総理にお尋ねしたいのですが、今日このような義務教育費国庫負担金の補正が必要になつて参りましたのは、一にかかつて政府の責任であると思います。なぜかならば第十六国会と第十八国会に毎度に亘つて義務教育費国庫負担法の臨時特例法を提出したけれども、いずれもこれが審議未了となつてしまつた。これらの経緯から見まするというと、如何に陳弁するとも、政府の不手際、見通しの悪さ、それからこの義務教育費半額国庫負担法という議員立法が持つておるところのいろいろな問題、そういう問題の正しい理解の欠如、こういうことがはつきり指摘されて来ると思うのです。  そこで私が第一点にお尋ねしたいのは、二度……

第19回国会 予算委員会 第21号(1954/03/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 第三分科会におきまする審査の経過並びに結果を御報告いたします。本分科会に付託せられました案件は、昭和二十九年度予算中皇室費、国会、裁判所、内閣、総理府(保安庁、北海道開発庁、経済審議庁を除く)文部省、厚生省、郵政省及び労働省各所管の予算であります。本分科会は三月二十四日、二十五日の両日に亘つて審査を行い、分科会にふさわしく細目に亘り各委員と政府当局との間に熱心な質疑応答が行われました。以下簡単に本分科会の審査に当り問題となりました主な点を申上げます。  先ず皇室費につきましては、先般の二重橋事件等に鑑み、皇室と国民との接触を多からしめるための措置、即ち行幸啓の数或いは皇居を開放す……

第19回国会 予算委員会 第22号(1954/03/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 議事進行。私はこの際特に発言を求めて委員長の議事進行に協力申上げたいと思う。それは中田委員と曾祢委員から寺尾機運の委員長の出席が要求されておりますが、従来議運というのは委員長も御承知のように各派交渉会でして、例えば昨日の官房長官の言明を了解するならば、普通の場合には、各派交渉の意味を持つた各派の議運の委員が、予算委員会の我々に事後に或いは事前に了解を求めるのが筋なのでございまして、或いはこのことは委員長だけが悪いのではなくて各派の議運に責任があるのかも知れない。只今のかも知れないとここで発言せざるを得ない段階なのでこれはどうしても議事を円満に進行し、同時に委員長の公正な立場を明確……

第19回国会 予算委員会 第23号(1954/03/30、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 本予算が今上ろうとしておる際に、昨日は本会議で、本日はこの委員会でこのようなことが論議されますることは、緒方副総理を含めて、私は国会としては好ましくないことであり、且つ又遺憾なことだとかように思つておるのでございます。而も私は昨日の副総理の答弁は、極めてまじめに真剣になされたことを十分に認めております。又只今の中田委員の質問に対しまして、このたびは吉田首相は確かに病気であろうと私も確信いたします。汚職風邪であるとか、このたびは神経痛が痛いのではなくて、政界再編成の心痛であるというような噂は、噂であろうということを私はここであなたと共に感じます。そこで私はそういう前提の上に立つて、……

第19回国会 予算委員会 第27号(1954/04/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 緒方副総理に対して、基本的な幾つかの問題について質問があるのでありまするが、それを暫らく御出席があるまでお待ちすることにして、逐次各大臣に対して質疑をいたして参りたいと存じます。  先ず私は大蔵大臣に対して、只今問題となつておりまする補正予算に連関して具体的なことについて承わりたいと思うのでございます。三十六億の金につきましては、その使い方、運用、これらについて十分なる構想がなされていると思うのでありまするが、あの補正予算の提案趣旨の説明については、それらのことが具体的に明快になつていなかつたように存ずるのでありますが、この際この三十六億の使途、運用方法、これらについて計画があり……

第19回国会 予算委員会 第29号(1954/04/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今議題となつておりまする昭和二十九年度特別会計予算補正(特第一号)に対し、私は社会党第三控室を代表して反対の意見を表明するものでございます。  今日吉田内閣は、国民怨嗟の的となつていると申して過言でないと思うのでありまして、過去五回に亘る組閣に成功し、長期に亘る政権を担当したのでありまするが、その失政の累積の結果は、遂に汚職を生み、疑獄を生み、閣僚にして疑惑の焦点に立つ者あるに至つたのであります。日頃綱紀粛正を説き、国民に耐乏生活を要求し続けて来たこの内閣の法務大臣は、党三役の一人たる幹事長に検察庁より逮捕状の要求あるや、法によつて許されているとなして、検察庁法第十四条を発動し……

第19回国会 労働委員会 閉会後第8号(1954/10/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は労働委員として新らしいので、前後の事情をつぶさに知つていないので、或いは感違いがあるかも知れませんけれども、今の調達庁の御説明を聞いた範囲内において極めて明確であることは調達庁とアメリカの軍当局の交渉は行き誌つている。いわばこのまま両方で議論を繰返しても見解の相異である、こういうふうにならざるを得ないのじやないかと思うのです。ところが現実に駐留軍の労務者は給与の面においても、それから法律上から来る身分の安定の面からしても、国家公務員に比べてむしろ悪い立場に置かれているということは今日常識だと思うのです。にもかかわらず、軍当局がそういうことを言うのは、退職金の問題、それから今の……

第19回国会 労働委員会 閉会後第9号(1954/10/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 連関して……、今の問題は事務当局としてはそういう答弁のほうが案外いいかと私は思うのですが、大臣に今の吉田さんの質問についてやはり明確にお答えを願つておきたいと思います。  私もそれと連関してお聞きしたいことは、このデフレ予算が成立したときに、これは全野党が当時改進党まで含めて失業対策費が少いということは指摘した通りです。労働省自身としても、最初の原案は、失業対策費に廻し得る金額をもう少し大きく算盤を弾いたようだが、大蔵当局との折衝の結果、現在規模によつて、その後の失業対策費が出ておることは我々承知しております。そこで今年の予算の非常な特色は予備金が少いということですから、さなきだ……

第19回国会 労働委員会 閉会後第10号(1954/10/28、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 従来の経緯に鑑みて、再度決議を挙げて申入れをしなければならないという事態は喜ぶべき事態でないことは各委員了承するところだと思うのです。そこで今般の申入れに際しては、委員長におかれて従来の経過をよく説明し、並びにこの委員会において質疑されたこと等をも附加えて政府に具申しまして、これが解決について特段の配慮をするように委員長からも口頭を以て附加えて、念を押してこれが実現を図るように努力されたいと思います。

第19回国会 労働委員会 閉会後第14号(1954/11/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 これは議事進行でちよつと発言したいのですが、質問がまずいのか答弁がまずいのか知りませんが、全然同じことを今議論されておる。中西局長の答弁を聞くと、公益委員の諸君はこういう諮問を受けては迷惑であろうと思うと、こういうことを言つているかと思うと、次には意見あれば聞きたいというので言つたんだと、こういうことを言つておる。まあどちらがまずいのかわからないのですけれども、私のはつきりわかるところでは、どうも局長の答弁は何かあいまいだと思うのです。一つ我々も質問があるのだから、これなん時までやるのか知らんけれども(笑声)委員長においてああいうあいまいな答弁に対しては適当に処置されて、明確に返……

第20回国会 文部委員会 第2号(1954/12/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 先般当委員会において問題になりました日光神橋の軌道架替の問題についてでございますが、あの委員会における答弁を承わりますというと、森田局長並びに厚生省国立公園課においては鋭意この問題について協議をし、成るべく当委員会が期待するような結果に至るように努力する旨の発言があつたのでございます。勿論当委員会といたしましてはこういうふうなものがいいとか、或いはああいうふうなものがいいというようなことをコンクリートしたものをあなたがたに強制しようとする筋ではございません。ただ私自身はみずからの地元のことでありますので、それらの案を私案として持つているにとどまるのでありまして、当然政府当局並びに……

第20回国会 予算委員会 第3号(1954/12/05、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今の河野委員の質問に関連してお尋ねしたいと思うのですが、千五百万ドルの贈与分は、伝え聞くところによると、学童向けの給食及び衣料、こういうふうになつているようでございますが、このことは、日米両国間の合意の意思が、はつきりと使用目途をそのように決定しているのか。最終的な決定は見ないけれども、そのことはもう既定事実として計画が推し進められる段階に来ているのかどうか。  第二点は、千五百万ドルの小麦粉の消化ということは、現在の学校給食の設備では消化し切れません。そこで問題が、千五百万ドルの二十万ドルほどは衣料に行くと聞いておりますが、ともかく一千万ドルを超える厖大な小麦粉を消化する学校……

第20回国会 予算委員会 第4号(1954/12/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は先ず福永官房長官に対して、事実について二、三の点を承わりたいと存じます。  吉田内閣総理大臣は神経痛、当分静養を要するという診断書を出されたのでありまするが、イソップ物語の例を引くまでもなく、たびたび嘘をついた子供が本物の狼に出会つたときに、呼べど叫べど助け人が来ずに、狼に食われたという話を思い出しますが、どうも我々からいたしますると、仮病ではないか、こういう、ふうに失礼だが考えざるを得ないのでございます。そこで私は念のために承わつておきたいのですが、診断書は作成されましたが、馬場主治医の最終的な診断はいつどこで行われたか、なおこの診断書はどこに提出されておるか、御存じならば……

第21回国会 文部委員会 第1号(1954/12/15、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 矢嶋君から今折角のお話だが、私も今日の委員会の筋はさようだと心得ております。併し如何に選挙管理内閣の文部大臣といえども、おつしやつたことを聞きおくというだけでいい問題と、ただ単に聞きおくだけでは当面の緊急問題解決の前提としても済まされない問題がある。従いまして私は矢嶋君の議事進行の発言以前に発言の意思を持つていたので、特に矢嶋君の今の議事進行上の発言には賛成いたしますが、私はその前にただ一言質したいと思うので、私は飽くまで発言を委員長に要求します。その上で私は矢嶋君のほうに賛成したいと思います。
【次の発言】 今日の委員会を持つた理由は、矢嶋君からはつきりしております。緊急な懸案……

第22回国会 社会労働委員会 第4号(1955/05/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 最終的には委員長に御一任申し上げるということで、私自身の意見でして、異議でも何でもないのですが、ただいま竹中委員の報告の中にあったように、特に国内における動きというものが今後の引き揚げに重大な影響を持つと、そういうことを聞かされて、その通りだと私も思います。と同時に、ソ連地区の引揚者から参考意見を聞くということは初めてのことでございまするので、これは実に重大な問題だと思うのです。世間もまたそういうふうに見ておるでしょうし、そこで、人選それから意見を聴取するという事項等についても、私ども自身も慎重にやらなくちゃならないと思いますが同時にまた参考人を選んだというこの人選についても、理……

第22回国会 社会労働委員会 第5号(1955/05/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ちょっと丸田さんに、関連して……。丸田さんにお尋ねしておきたいのですが、御主人がお待ちになっておるし、また中共に折を見てお帰りになりたいという御意思と今承わったのですが、向うを引き揚げてこちらに帰りまする折に、向うの政府機関並びに、民間なんかにもそういうものがあるかどうか詳しく知りませんが、要するに引き揚げを世話してくれる諸機関に丸田さんがお話しになる場合に、そういう意思をあらかじめ率直に言ってお引き揚げになっていらっしゃるのか、それともそういう意思をはっきりすることは、引き揚げに困難をきたすために、そういう問題には触れずに今般お引き揚げになったのか、差しつかえなかったら、その辺……

第22回国会 社会労働委員会 第7号(1955/05/14、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私委員が変ったので、もし前にそういう説明がこの委員会で行われておるのでしたら、専門員のほらから承わりたいと思っておりますが、その前に労働省にお尋ねしたいのですが、大蔵省と交渉の過程における労働省の第一次の歳出予算案の概要調査書、それが当委員会に前に提出したか、しないか。  それから第二は、昭和三十年度歳出予算提案に当っての新規事業計画書というものがあって、そのうち大蔵省に認められたものと、大蔵省にけ飛ばされたものとあると思うのですが、その両方をそろえた書類を本委員会に提出して説明したことがあるかどうか、この二つちょっと伺いたい。

第22回国会 社会労働委員会 第8号(1955/05/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 先般の委員会において資料を求めましたところが、それに関して労働省より資料がけさほど配布になりまして、これを眺めてみますと、当初労働大臣が大蔵省に向って要求したもののうちで、最も大幅に削られているものは失業対策費でございます。従って私はこの資料を要求した理由が、失業対質費がまことに少きに過ぎるという一つの考え方をもってこういう要求をしたのですが、労働省自体としては、失業対策については非常に熱心な努力をもってこれを要求したことはわかります。これに対しては十分敬意を払うにやぶさかでございません。そこで問題は、四百八億も要求したものが二百八十八億というふうに査定されておるのでございまする……

第22回国会 社会労働委員会 第9号(1955/05/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今の山本さんの質問に対する大臣の答弁に関連して一つお伺いしたいと思うのです。大臣は福岡県の例をとられて、賃金の未払い事件が生じたときには、また生じそうになった場合には、信用保証協会というものが動いて、そうしてこれを解決することが一つの道だ、こういうお話しですが、考え方としては非常にけっこうだと思いますが、具体的にこれをするならば、県会が承認して、ある一定の金額を信用保証協会に差し出して、それを見合いとして初めて労金でも、信用組合でも、市中銀行でも金を出す、こういう形になるとこういうふうに考えます。その場合には現実に今の地方財政の規模をもってして可能であるかと言えば、私は不可能だと……

第22回国会 社会労働委員会 第12号(1955/06/07、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今度の問題については、政府自身も完全看護の線に沿って改良したいという建前から、附添婦を廃止すると言っておるようですし、附添婦の団体並びに附添婦の諸君も、また今度の附添婦の廃止ということが実現されると、完全看護が現在の状況では行われないといって必死になって反対しているようですが、局長はこの全医労だとか全看労だとか、日本患者同盟なんかがパンフレットなんかを使って要求をしているのですが、この附添婦諸君の要求の筋というものをよく御承知でしょうか。
【次の発言】 その要求のうちで、なるほどこれはもっともだと思う点、あるいはこれは非常な誤解だと思う点、あるいはまたこの要求に対して当事者である……

第22回国会 社会労働委員会 第13号(1955/06/09、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は島村さんと常村さんに一点ずつお尋ねしたいと思うのですが、この問題は、厚生省側の言い分を聞いてみますと、患者のためにも、療養所のためにも、そうして日本の社会保障制度の前進のためにも、今般つき添い婦制度をやめたい、こう言っておりますし、つき添い婦側から聞きますと、患者のためにも、療養所のためにも、現在の日本の社会保障制度の現実の上からも、この制度をやめられることは非常に困る、自分たちの生活権の問題はもちろんだが、そういう点からも困る。こうおっしゃっておるわけでして、島村先生のようなお立場にある方の御意見というものが非常に当委員会としては重大だと、こう私どもは考えておるわけです。そ……

第22回国会 社会労働委員会 第16号(1955/06/16、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今のことに関連して、厚生大臣にお尋ねして、お願いをしておきたいのですが、立法化して取締りを強化する、こういうことももちろん大切だと思うのですが、私どもが覚醒剤の取締り等を見ますと、ある地域社会を限って、そこに非常に有能にして熱意のある警察署長がいたり、ないしは篤志家がいますと、少くともその地区においてはもう驚異的な成績が上げられる。ところがそれに反して、その妥当な手が打たれない所では予想以上の弊害が生じておる。そこで私は厚生省のやり方がいいとか悪いという前に、問題は、この厚生省あるいは文部省あるいは警察関係等の連繋がより緊密であることが望ましいと思う。それで今聞いてみますと、厚生……

第22回国会 社会労働委員会 第19号(1955/06/23、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 竹中委員の発言に連関して、私も大臣の所見をただしておきたいと思うのですが、このつき添い婦の制度の問題は、看護力の充実のために、その観点から今般は廃止して、正規の看護婦にこれを置きかえるというこの考え方の基本的なものについては、私たちも再々申しておるように、わからなくないのですが、現実の問題は、四千人のつき添い婦が廃止されて二千二百七十人の常勤看護婦に置きかえられるということが看護力の充実になるかならないかといえば、どうにもならないとわれわれは見ておるわけです。しかも関係の医者並びに看護婦それから患者――つき添い婦の意見はしばらくおいて、第三者の意見もこれに一致しているようなわけで……

第22回国会 社会労働委員会 第22号(1955/07/01、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今の答弁の前に、関連して。具体的な質問に入りましたので、具体的なお答えがあると存じますが、私は先ほどの上條議員の質問に関連して、その基本的な問題について一つ承わりておきたいと思います。上條議員の質問によって、通産省その他から連絡打ち合せがあったかということに対して、事務局にはあったかもしらないが、大臣にはないという答弁ですが、これは降ってわいたような偶発的な労働問題でなくて、通産省が勧告をしたというところに原因を持っておるのでございますから、かかる種類の労働問題が起ることが当然予想される案件に関して、労働大臣に相談のなかったこの事実については、労働大臣はどのようにお考えでございま……

第22回国会 社会労働委員会 第25号(1955/07/12、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 質疑に入る前に一点伺っておきたいと思いますが、社会労働委員会はかつての厚生委員会と労働委員会の二つの審査していた議案を対象とする今では他の委員会に比べて非常に仕事を多く持っておる委員会だと、こういうふうに思うのです。そこで委員長におかれてはもちろん理事諸君と十分に法案の審議の速度というものについて御考慮を払っておるものと確信しておりますが、労働関係の重要な法案と、厚生関係の重要な法案が併立して今進んでおりますが、この法律のあるものについては、各党派間において政治的な見解の相違が直ちに反映して、きわめて議論の多い法律があろうと思う。ところが、ある法律についてはそういうことはほとんど……

第22回国会 社会労働委員会 第26号(1955/07/14、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 私は、右派社会党を代表いたしまして、ただいま提案されておりまする歯科衛生士法の一部を改正する法律案について、榊原亨君提案にかかる修正案に賛成をいたし、その修正部分を除く政府原案に対して賛成の意思を表明いたします。その理由は、今般政府から提案されましたところの法律は、従前歯科衛生士のその業務内容が口腔衛生の分野にのみとどまって、いたものを、今回は歯科医師の補助として治療の一部をその業務につけ加えられたということは、専門的な教養を受けて参ったところの歯科衛生士に対しては当然の措置であって、その業務分野が拡張されたことに対しましては、私どもは……

第22回国会 社会労働委員会 第27号(1955/07/18、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 先ほどの高野委員の質問に関連して私も聞きたい点だったのですが、そのお答えが私には明瞭に了解されないので、関連してもう一度聞かしていただきたいと思います。「あん摩(マッサージを含む。)その下へ「及び指圧」と、こう入れた、このことは指圧というものはあん摩の業務の一部分であるという厚生当局の考えなのかどうか、このことをまた裏をひっかえしていうと、指圧だけで一つの業務として単独に立つという場合には免許の関係はどうなるのか、指圧だけで免許を受けるという道があるのか、こういうことを私は聞きたいのです。というのはあん摩をやっていらっしゃる方の説明を聞くと、指圧というのはあん摩の仕事の中の一部分……

第22回国会 社会労働委員会 第28号(1955/07/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この現在は助産婦の方が用具の購入の取次販売は可能であって、薬剤の販売取次が不可能であるというふうになっていると思うのですが、現実の問題として、用具と薬剤とを併用しなければならないというような指導をしている場合などには、その薬剤と用具との関係が、実際問題としてはどういうふうに取り扱われておるのですか。
【次の発言】 ですから、そういうふうに実際に使っているということでなくて、現実に薬務局長の緩和通牒というのがありますね。
【次の発言】 そこで現実に、ある種の薬剤は現行法でも取扱いが可能なのですか。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて下さい。

第22回国会 社会労働委員会 第29号(1955/07/21、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この結核予防法に関連して政府側の見解を一つお尋ねしておきたいと思うのですが、最近薬剤師会側の方々や医師会側の方々等に別個にお会いして意見等を尋ねました際にも、両者とも問題にしているのは、この社会保険というものの将来と日本の財政規模との見合いにおける関連についての心配、具体的にいうならば、社会保険というものはどんどん進めていかなくちゃならないが、限られた財政のもとにおいては諸種の困難がある。その一つの大きなものとして、結核患者というものが病気が非常に長いし、しかも多額の治療費を必要としている。できることならば結核に関しては単独立法をもってこれを律し、一般の社会保険の予算のワクからは……

第22回国会 社会労働委員会 第30号(1955/07/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ただいま榊川原委員提案の懇談会のことについてですが、私たちは賛成いたします。そのことは本法の重大性にかんがみて、より慎重を期すために懇談会に移すことに賛成いたします。

第22回国会 社会労働委員会 第31号(1955/07/25、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 先ほど松岡委員の質問に答えて、厚生省から答弁があったのですが、そのとき船員に関しては全然別のケースによるという意味のお話がございましたが、本法審議の過程において、私自身も気づいておることですが、けい肺はともかくとして、外傷性脊髄障害は海上労働者である船員にも発生するというふうに考えられるわけで、私はなぜ船員を本法の適用から除外したかということに関しては、いずれ運輸省並びに労働省に尋ねたいと思いますが、厚生省にこの際伺っておきたいことは、厚生省の立場からして、船員を本法の適用から除外しておるということは妥当であるとお考えになるかどうか、この点一つ伺っておきたい。

第22回国会 社会労働委員会 第32号(1955/07/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 質疑が切れたようですが、どうですか。
【次の発言】 私は右派社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまするけい肺及び外傷性せき髄障害に関する特別保護法案――衆議院修正議決にかかる案に対しまして賛成の意思を表明するものでございます。  御承知のようにこのけい肺並びに外傷性脊髄障害は現在の医学においてはその治療に関して未解決の分野が非常に多く、従って有効適切なる化学療法はいまだ発見されないというのが定説であるばかりでなく、他産業におきまする職業病と一種異なっておりますることは、この職業を離れても病勢はいよいよ進展するという特殊的症状を持ちますることと、肺結核との合併症を来た……

第22回国会 社会労働委員会 第33号(1955/07/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この今議題となっておる失業保険法の改正案を見ますと、非常に同感の面も多いのです。ところがやはり二、三納得のいかぬ面があるわけです。そこで総括的に私はこれを実際に扱っている局長にお尋ねするのですが、この改正案を発表してから後、各種労働組合からこの改正案に対する反対、あるいはこの部面はこうしてもらいたいというふうな職場の声ともいうべき陳情等を局長自身は受けておりますか。
【次の発言】 実は私もこの失業保険法だけは早急に改正されなければならないということを考えていたものの一人です。特にこの季節的労働者の失業保険給付という問題は、現実的に私の生まれた村なんかにおいても、まことにこっけいき……

第22回国会 社会労働委員会 第34号(1955/07/28、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私はこの際次官に一点伺っておきたいのですが、今度の改正によって、長期被保険者に対する給付日数が延長されたというふうなことは、これは保険経済の建前からきわめてけっこうなことです。ところが一面短期被保険者の取扱いというものが、今般は非常に冷酷になりました。計画的に失業保険をとろうとするような、あるいはまた季節的労働者の場合における短期被保険者の取扱いについては、これは十分考えなければなりませんけれども、日本の現在の経済状況の特殊性から労働者みずからの意思でなくて短期の就職期間しか与えられずやむなく職を離れてくるというような者がきわめて多いし、今度またきわめて多くなることが予想されるの……

第22回国会 社会労働委員会 第35号(1955/07/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 議事進行。厚生大臣を要求したようですが、その間暑いのにこうしてわれわれはほとんど待っておるわけにもいかないのですから、委員長よろしくやっていただきたい。というのは理事会において、本問題の重要性にかんがみて、専門的な方から質問をやるということがきめられておるから、私たちは聞きたいことが山ほどありますが、専門的な方に敬意を払って、関連質問等を発することが問題の進行策にはならぬと思って、先ほどからがまんしているのだということをつけ加えて、議事進行上の発言をしたい。
【次の発言】 速記をと止めて下さい
【次の発言】 ただいま議題になっておりまするのは、その内容とするところが衆議院の修正案……

第22回国会 社会労働委員会 第36号(1955/07/30、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 民主党並びに鳩山内閣はたびたび、社会保障制度を推進させてそれを完備するということを公約として発表されておりましたし、川崎厚生大臣も、何らかの機会に社会保険制度を抜本的に研究し、これを完備したい意思を持っておる旨の御発言があるやに承わっております。しかるところ、この健康保険法の一部を改正する法律案として、いわゆるその一部を改正する法律案を提案に及んだのでございまするが、全般的に社会保険制度についての構想はどのようにお持ちになっており、その構想の中における今般の改正はどのような位置を占めるのであるか、この際承わっておきたいと思います。

第22回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1955/09/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今の加瀬君の御意見ごもっともですが、大筋としては私それに賛成ですが、委員の方でも注意して、自己の意見を付さずに、午前中だけ、ほんとうにたださなくてはならないことだけ私はただしたいと思う。いわゆる見解の相違と明らかに思えるようなことじゃなくて、事実を事実として、私たちが知らなければならない問題で、私はぜひ聞かなければならない問題があると思う。従ってこれはこうだ、あれはああだというような水かけ論になるような議論がそこに伏在するような問題をお互いに排して、端的に尋ねなくちゃならないことは私は午前中にやっていただいて、それで満足されない状態のときに、初めて加瀬さんが言うように午後の議事の……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1955/09/22、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この際根本官房長官に二、三点お尋ねしたいのですが、御承知のように、衆議院は不幸な形でこの前の二十二国会が終っているために、合法的に委員会が成立をしているのは参議院だけです。しかもこの参議院の内閣委員会は現在重大な問題となっている案件を議題としてここに開かれているわけで、私どもも当初から鳩山内閣総理大臣の出席を強く要請したのですけれども、電光さんが副総理としてこれに答弁に当られるということ、それから各大臣がいずれも熱心に出席をするという了解のもとに一応この委員会が始まったわけです。従って今、千葉委員から鳩山首相の出席がいつになるのかということが質問になりましたが、こういうことを官房……

第22回国会 予算委員会 第35号(1955/06/27、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私はいろいろの質問を本日用意しておりますが、まず劈頭に厚生大臣が御出席のようでございますので、このたびの東北地方の水害に関して政府自体がこの被害状況についてどのように実態を調査されておるか、またこれに対してどのような対策を講じられておるか承わりたいと思います。
【次の発言】 現在のところの被害状況並びにその対策については承わりましたが、今の大臣の言葉にもありましたように十分調査を続けられて、これに対して適切なる処置を時期的にもはずすことなくとられるようにこの際私は要望しておきます。
【次の発言】 速記をちょっとはずして下さい。

第23回国会 社会労働委員会 第5号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○相馬助治君 この際、労働大臣に一点承わっておきたいと思いますことは、失業対策の問題です。失業者が非常に増加しているということが社会悪、社会不安、そういうもろもろの今日社会上の悪徳といわれているものの根源であるというふうに私は考えます。この限られた、そしてまた非常に苦しい国家財政のワク内において、この失業問題をどういうふうに解決していくかということは、きわめて困難な問題だと思いますけれども、倉石労相においては、明年度の予算の編成とからんでこの問題を基本的にはどのようにお考えであるか、この際承わっておきたいと思います。
【次の発言】 お考え方は非常にけっこうで、新聞等を通じて拝見していても、消極……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、3期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行。
【次の発言】 議事進行。先ほど外務大臣が衆議院の都合で退席された、これはやむを得ない上思います。そのときに青木さんは自発的な意思をもって、外務大臣がいらっしゃらないからと言って質問を保留して、席に戻られて千田君が登壇をしておるわけであります。千田君もまた外務大臣が来られたならば質問をするということになって、今質疑を継続中であります。いかに小会派といえども、この千田君の発言がここで打ち切られるということは、これは私は両方が小刻みに切りさいなまれておかしいと思う。私は委員長の良識をもって千田君の質疑の終結を見てから、これは黄泉君に発言を許すべきだと思うので、特に議事進行上……

第23回国会 予算委員会 第4号(1955/12/09、3期、日本社会党)

○相馬助治君 私は鳩山内閣総理大臣が、若干おからだが不自由にもかかわらず、非常に熱意を持って各委員会、本会議に出席されている態度に対しましては、心から敬意を表しておるものです。そこでこの際、私は内閣総理大臣にお尋ねしたいと思いますことは、一切の理屈を抜きにして、現在の日本に必要だとされる政治は国民に自信を与える政治でなければならない、また国民もそのなす政策に対してそれ相当に批判はあるとしても、何か頼れるところの強力な内政、外交、そういうものが敗戦後十年の今日において行われることを期待していると私は考えております。鳩山総理の所信発表の演説によりますれば、二大政党の対立を喜んで、これが理想的形態で……

第23回国会 予算委員会 第6号(1955/12/14、3期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。ただいまの御答弁に関連して承わりたいと思うのですが、文部大臣も御承知のように、中教審は法律の規定によって作られたきわめて権威ある委員会であるとわれわれは承知をいたしておりました。もちろん文部大臣の諮問機関でありまするけれども、必要とあらば、抜本的に国の文政一般についてこれを諮問し、これに対して答申し得るものであるというふうにわれわれは考えていたのです。しかし、今般内閣の中に文政一般についての臨時の審議機関を設けると、かようなことが発表になっておりまして、そのこともけっこうでございましょうが、お聞きいたしますると、中教審は今までのワク内の運営の面についてのみ答申する機構で……

第23回国会 予算委員会 第7号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいまの答弁に関連してお尋ねしたいと思うのですが、農林大臣としては、問題の性質上慎重な態度をもってやらなけれならないことは、それは私もよく了解いたしますけれども、実は一つの大衆運動として巻き起っておりますこの運動というものは、この種の問題を誘発してくるところの内容を持っていると思うのです。すなわち、いかなる人が政権を作っていても、その種の人たちにどんなに同情をしていても、とうてい補償することの不可能な問題というものは、幾つも今後予想されると思うのであります。従いましてこの問題につきましては、不幸な話ですけれども、伝え聞くところによると、某々氏が参議院議員の全国区に立候補するため……

第24回国会 議院運営委員会 第18号(1956/02/20、3期、日本社会党)

○相馬助治君 岡君の質問に連関してお尋ねしたいのですが、この案が出るまでには、一つの経緯があるようですし、かつまた私どもといたしましては疑義もありますので、質問をお許し願わなければならないのでありますが、理事会ということになりますと、当面して、この質疑は理事会を主宰している委員長にしてよろしいと、こういう了解でよろしいのですか。それとも他の理事がやるのですか。
【次の発言】 そうすると委員長を含めて、具体的に言いますれば、自由民主党並びに緑風会の理事の方々が、これに対して御回答をいただけるものと、こちらは了解して議事を進めてよろしいのですか。

第24回国会 議院運営委員会 第35号(1956/04/06、3期、日本社会党)

○相馬助治君 私この際発言を求めて、岡君の説を援助したいと思います。  というのは、岡君が追及しておりますことは、そのことを聞いて、何か材料を求めて、次に議運の委員長をどうこうしようというようなことでなくて、私どもは、やはり党議に諮って、両理事の報告を聞いておって、この辺の事情をよく承知しておるのです。あなたの責任を追及するとかしないということよりも、今後こういう議事手続が無視されないことを期待しておる。この議事手続というのは形式ですけれども、本院の議事手続なるものは実質を伴っております。従って、この問は、おそらく議運を開いても、あれと同じ結果になったでしょう。しかし破防法であんなに荒れたとき……

第24回国会 社会労働委員会 第2号(1956/01/20、3期、日本社会党)

○相馬助治君 結論的に今の山下委員の指摘した通りです。こういう状態では委員会は開くことはできないと思いますが、その責任はあげて厚生省側にあると同時に、一つ念を入れておきたいのは、一体厚生省が新医療費体系と今般のこの国会の取扱いについてどういうふうに考えているかということです。で、これは公的な場所では十二月二十七日に、保険局長の高田君が、この中央社会保険医療協議会の竹中委員の質問に答えての中に、「これは法律案とは違いまして、必ず国会に提案をして御審議を、議決をいただく筋合いのものではございません。ただ国会が国政調査権の関係からこれを取り上げて御審議をいただくのは、これは自由でございます。」こうい……

第24回国会 社会労働委員会 第3号(1956/01/26、3期、日本社会党)

○相馬助治君 関連してというよりも同一のことを私は尋ねたいのです。というのは、山下委員の質問は明瞭なんです。それに対する答えが不明瞭なんです。これは質問の趣旨を取り違えて不明瞭な答えをしているとは私は思えないのです。ですから私は具体的に今の山下委員の質問と同一の質問を具体的に例をあげてこれに対する見解を承わっておきたいので、一緒に答弁して下さい。  この支払い側の国民医療費は安くなる。これはわかりました。医師の収入は減りもしなければふえもしない。これもわかりました。健康保険上この新医療費体系というものは赤字対策ということの立場から立案されたものでもないし、赤字対策の面からのみまた大きな期待も持……

第24回国会 社会労働委員会 第4号(1956/01/30、3期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。今の榊原委員の質問の問題は非常に大切だと思うのです。この新医療費体系中の点数の問題が正しいとか正しくないという議論の正否を決定する場合にですね、厚生省は科学的に数字を割り出して、どうしてもこういう結果がこのような点数表に表われることが正しいのだということをおっしゃって作られた自信あるものだと思うのです。そこで私どもとしては、今榊原委員がおっしゃられたことで、そういうふうな仮定に基いた資料では信頼することができないのだが、というところで話が終っておりますから、私は本日中に、また本日中に不可能であれば次の委員会に、その新医療費体系の新点数表の配分が生まれてきた資料が、どんな……

第24回国会 社会労働委員会 第5号(1956/02/03、3期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいま議題になっておりまする新医療費体系の問題については、その新医療費体系の新点数の内容について、これが妥当であるか、あるいはしからずかというそれ自身の問題と、それからその問題を別個としても、新医療費体系なるものがうわさされておりまする健康保険法の改正その他の見合いにおいて、どのような形で実施されるのが正しいかというふうな問題、こういうふうにこの問題は各方面に広汎な関連を持っておると思います。  そこで本委員会が問題にしておりまするのは、まず政治的な問題だと思うのです。しかも今議論の焦点になっておるのはその政治的な問題が中心になっております。そういう形において私は特に委員長にお……

第24回国会 社会労働委員会 第6号(1956/02/07、3期、日本社会党)

○相馬助治君 山下委員から医療協議会の審議と、それに関連する事項の質問があったのですが、その問題に関連をして基本的な問題ですから、ぜひとも私は大臣から答弁をしていただきたいと思う点が一点あります。それは医療制度がこの新医療費体系によって革命的に変るということが現在の状況であり、また財政の面からも法制の面からも、この社会保険制度というものが抜本的に考えなくちゃならないときに来ているということは、これはみんな意見が一致していると思うのです。この際ちょっとお尋ねしておきたいことは、社会保険審議会がございまするが、この社会保険審議会がこの重大な時期に際会して、どういう役割を果しているかということを私は……

第24回国会 社会労働委員会 第8号(1956/02/16、3期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行について。
【次の発言】 私は議事進行で発言する。
【次の発言】 私、議事進行でちょっとお願いしたいと思うのは、こういうことは当りさわりがあるのですけれども、一つ、時間も限られておりますから、私は、この参考人の方が述べられたことで、どうしても不審で尋ねなければならないことがあるのを委員長においては先に取り扱っていただきたい。なぜ当りさわりがあるかというのは次の点ですが、御承知のように高野委員は、これは日本薬剤師会の会長です。従ってここでお医者さんと薬剤師さんの間で討論なんか始められたのでは、実際の話、私どもは困ると思います。しかし高野委員はそういう常識にはずれたことはしま……

第24回国会 社会労働委員会 第9号(1956/02/17、3期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行……。ただいままで湯川さんと柳川さんの参考意見を拝聴したのですが、非常に意見聴取事項に忠実におやり下さっておることはけっこうだと思うのですが、総体の時間が短いために、実は聞いていて話が非常に分散してしまって、私たちがお聞きしたいのは健康保険組合から来られた湯川さんはその立場からこの新医療費体系をこう思うということを詳細な資料等をも含めて突っ込んだ話を承わりたいと期待していたのでして、あと三人のお方は、まことにこういうことを言っては失礼だが、委員長さんがおっしゃったように、このことにあまりとらわれずに、突っ込むところを突っ込んでお話をいただきたいと思うので、まことに失礼なこ……

第24回国会 社会労働委員会 第11号(1956/02/24、3期、日本社会党)

○相馬助治君 ちょっと私も……。
【次の発言】 私も幾つも質問があるのですが、谷口委員と今の田村委員との質問に関連してお尋ねしておきたいことがある。この間の参考人の御意見の中でも初診料が問題になったことは、初診料の十二点だけが悪いというのでなくて、今度の点数表は矛盾に満ちている、その証拠として初診料はどうなんだというところに議論の焦点があったと思うのです。それで今医務局長は参考人の意見に対して厚生省の見解を述べられた、その積極的態度には敬意を表しますが、今の田村さんに答えたような答えを黙って聞いているといよいよわからなくなってしまう。私はこの初診料の十二点というものは過去の実績のワクから計算し……

第24回国会 社会労働委員会 第12号(1956/03/01、3期、日本社会党)

○相馬助治君 この際小林厚生大臣に二、三点ただしたいことがございます。  先般、すなわち、二月二十七日の当委員会におきまして、同僚谷口委員の、質問に答えまして、山下政務次官より、現在議題に供されております新医療費体系については、世論その他芳ばしからざるものもあるので、厚生省といたしましては、十分世論に聞いて、直すべきものは直して、当委員会の諸氏の意見に対応して御満足のいくように努力をしたいという旨の発言があったわけでございます。この発言はきわめて重大であると存じたものでございまするから、私は関連質問をもって山下政務次官にただしましたところ、山下政務次官という立場における山下春江個人の意思である……

第24回国会 社会労働委員会 第13号(1956/03/08、3期、日本社会党)

○相馬助治君 その日取りその他具体的のことは委員長、理事に一任。
【次の発言】 私から事態を明確にしていただきたいということで、委員長に質問をいたしますが、三月一日の社会労働委員会の決定に従いまして、厚生省の統一見解を本朝拝聴いたしまして、その事態に照応して本委員会の態度をきめるということを目途として、本日は開かれた重要な社会労働委員会でございます。従いまして、大臣の出席を求めてこの時間にまで至ったのですが、どういうことになっているのですか。委員長からただいまの段階を御報告願いたいと思います。
【次の発言】 現在この時間に大臣の位置はどこですか。

第24回国会 社会労働委員会 第14号(1956/03/09、3期、日本社会党)

○相馬助治君 昨日の当委員会に、小林厚生大臣の出席をみなかったことはまことに遺憾でございまして、これに関して委員長、理事打合会においてお申し合せ下さったことにつきましては、大へんにけっこうだと存じます。  なお、ただいま委員長から報告がありまして、委員長に小林大臣より釈明のごあいさつがあったとのことでございますが、それは一応聞きおくといたしましても、昨日の当委員会に小林厚生大臣不出席の理由その他につきましては、同大臣に直接その釈明を求めたいと存じまするので、次回の委員会に、小林厚生大臣の出席を要求することの動議を私は提出いたします。

第24回国会 社会労働委員会 第15号(1956/03/15、3期、日本社会党)

○相馬助治君 意見というよりもただしておきたいと思いますが、三月一日の日に新医療費体系について各委員から質問をいたしました。ところが、厚生省の統一意見が明確でなかったために、三月八日の委員会を期して厚生省の統一した見解を承わって、しかるのち当委員会の態度を決定したいと、こういう事情で三月八日委員会を持っていたわけです。で、その辺の事情については、厚生大臣もよくわかっていたということが今のお話で明確になりました。  そこでお尋ねをしたいのは、衆議院の方に呼ばれたときには、どういう案件で呼ばれたのですか。
【次の発言】 衆議院の方の議案が保険三法に関することであることは、私どもも公報で承知しておる……

第24回国会 社会労働委員会 第25号(1956/04/19、3期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの際、鳩山内閣総理大臣に、ただ一点お尋ねしたいと思うのですが、問題は、先ほど山下同僚委員も指摘いたしましたように、鳩山内閣がどのように国家の性格を政治の面で規定づけていくかという基本的な政策が決定し、これが国民に了解されない限り、今日厚生問題の紛争は解決し得ないと私は超党派的に考えます。今日医師、歯科医師、薬剤師、こういう医療担当者の怨嗟の声が鳩山内閣、自民党に集中しているじゃないですか。これは実に私は自民党とか鳩山内閣のためというのではなくて、国民のためにこの問題は重大だと思うのです。  そこで、言葉にもバターか大砲か、政治はそのいずれかを選ばなければならないというのが常……

第24回国会 社会労働委員会 第27号(1956/04/24、3期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいま竹中委員の質問に対する厚生大臣のお答えを聞いておりますると、竹中委員に対する答えと高野委員に対する答えとは食い違っていない、かように説明をされておりますが、問題なのは、これが新聞に発表されたことだけみてもはっきりいたしておりまするように、一方は、健康保険法四十四条の規定をできるだけ患者に右利に解釈して、療養の給付にかえて療養費を支給することができると報告されている。一方は、療養費を支給せずと朝日新聞は大見出しにも書いてあるのでございます。これは新聞の書いたことだというふうに軽くわれわれはいなすわけには参りません。というのは、どちらにウエートがかかっているかという問題なので……

第24回国会 社会労働委員会 第28号(1956/04/26、3期、日本社会党)

○相馬助治君 先ほど山下委員の質問に対して答えられた外務大臣のお話を承わっておりますと、今度のアメリカの水爆実験については、日本政府からもアメリカ側に実験の時期及びそれによって起きる災害等についての補償、そういうものについての申し入れをされ、それに対して返事が参っておることはよくわれわれ承知していたのですが、それがきわめて具体性を欠くと思って心配をしておりまして、その上に立っての山下委員の質問だったと思いますが、これに対する外務大臣の御答弁を承わっておりますと、まことにたよりなくて、一体心配していることが杞憂なのか、それとももう少し本気になって心配をしなければいけないのか、それすらもどうもさだ……

第24回国会 社会労働委員会 第29号(1956/04/28、3期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行で。浜田参考人の御陳述を聞く前に、私一言お願いをしておきたい。実はただいま田中参考人のお話を承わったのですが、非常に念入りなこういうふうなプリントをいただいておるので、このことについてはわかっておるのです。従って、私はたとえば今の「ハイヤー業を早急に認可すると確約されたい。」と、こういうことですけれども、陳述ではこういう点を私たちは聞きたいのです。ハイヤー業をやろうとしておるけれども、陸運局がこういう故障を言ってだめだとか、あるいはまた、同業者である既設の交通業者がこういう横やりを入れて、せっかくハイヤー業自体の企業をちゃんと整えて出しておるにもかかわらず許可されない、だ……

第24回国会 社会労働委員会 第31号(1956/05/04、3期、日本社会党)

○相馬助治君 衆議院を代表している小島さんにお尋ねしたいのですが、付帯決議で、医師会並びに歯科医師会あるいは薬剤師会、こういう医療担当者が現在置かれている状態から見て、しかもまたその職責の重大さから見て、何らかの立法措置による団体の組織を規定したいという意思を表明されたことに対しては私は賛成しておりますが、これはどのように理解したらよろしいのですか。すなわち、議員立法、特別何らかの積極的措置に出ることを意味しておると見るべきですか。あるいはまた、政府当局をしてこれに要する立法措置の事務手続を進めさせ、研究させて、政府の責任において法律案を国会に提案せしめることを期待しておるのでございますか。そ……

第24回国会 社会労働委員会 第32号(1956/05/08、3期、日本社会党)

○相馬助治君 この際、私は丸山参考人に一点承わりたいと思うのです。本法の改正される法律案の内容の中で一番やはり問題なのは、患者の一部負担の問題であろうと思っております。ただいま江幡参考人が本質的にこの問題を解明して論じられましたように、私もこの一部負担の問題をどういうふうに基礎的に考えるかということが実に重要だとこう思っております。丸山参考人はその御陳述の中で、厚生省が、あるときは赤字対策といい、あるときは保険財政の根本的立て直しを期して、社会保障制度前進のために一部負担やむなしという見解をとるという、両様の説をなしているということは遺憾であるという意味のことがございましたが、しからば、この一……

第24回国会 社会労働委員会 第33号(1956/05/10、3期、日本社会党)

○相馬助治君 先ほど来、山下委員と藤本議員との質疑で、衆議院側の修正の態度というものが概略つかめたのですが、私はそれに関連いたしまして、も少し具体的に、詳細にただしたい点がございまするので、以下若干質問をいたします。  まず、衆議院は政府の提出した保険財政の資料を信頼したと、かようなことでございまするが、具体的に次のような資料の提出を求め、これが検討いたしておる事実がありますか、ございませんか。すなわち、昭和三十年度見込額保険料収入に関する件、第二には、昭和三十一年度予算の基礎となった三十年度現年度分保険給付費の総額の資料、少くともこの二つは詳細に検討されなければならぬと存じます。いわゆる赤字……

第24回国会 社会労働委員会 第36号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○相馬助治君 田村委員の質問に関連して、高野委員から医務行政上の当局の考え方をお尋ねしたようですが、私は薬務局長がいらっしゃっておるので、薬務局長に同断の意味の質問をして御見解を承わっておきたいと思うのです。今度のペニシリン禍の問題は特異体質だということに一応なって、大かたこれを納得しぎみですけれども、しかし結果的に見ますと、私は医者に対する信頼をあの問題で失うという面と、薬というものに対する国民の信頼を失うという面では薬というものに対する国民が信頼を失うという危険性を感ずるというか、この度合の方が強いと思うのです。そこで当局としてはいわゆる日本薬局方の規格に示されたもの、それからそれ以外の許……

第24回国会 社会労働委員会 第37号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいまの小委員長の竹中委員に答えられた通りでございますが、それに関しては特に小委員長のお計らいで社労委の委員全部に小委員会における資料が配付されているはずでございますが、今のことに関しては、栃木県医師会を代表した成田至君が図表をもって理論的に、かつまた実際的に説明した資料が一部あります。それから丸山直友君が提出いたしましたこれまた図表による資料があります。これは全く実態をグラフに書き表わしたものです。この二つの資料によって今の点は大かた推測できるのではないかと私自身は小委員会において考えました。
【次の発言】 関連して。今竹中委員が問題に供している点については、栃木県医師会を代……

第24回国会 社会労働委員会 第38号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○相馬助治君 この点は高田保険局長も管轄が違うので、あるいは実務上のことはわからないということは首肯できますが、藤原委員並びに竹中委員が要求しておりますのは、思いつきで言っておるのではなくて、高田保険局長もおわかりのように、きわめて大きなポイントをなしておるのです。私から敷衍いたしますれば、某政党においては某氏案なるものをもって初診料のウエートをどうするか、こうするかということが議論の焦点になっておることは、あなたも御承知の通りであります。従って管轄外の問題については管轄の局長とよく照合され、同時に、両委員が満足でき得るような資料を出すべく万全の努力を払われて、並びに要求した議員も、次回がある……

第24回国会 社会労働委員会 第39号(1956/05/24、3期、日本社会党)

○相馬助治君 同僚山本委員が指摘しておる問題は大きな政治問題なんだと私は思うのです。局長がるる御説明されておりまするが、そのことはよくわかります。労働省の立場からはそういうふうな実態に徴して確信を持ってもちろんお出しになったのでしょうが、私は山本委員と同じ立場に立って労働大臣に伺いたいと思うのです。この法律を出した、提案の趣旨の説明の中に、労働保険に関する審査の統一ある運用を確保するためにこれを出したと、こういうふうに申しておりまするけれども、提案の理由は確かにそうですが、本法が成立して結果的にどういう影響があるかということを予測いたしまするならば、労災に関する労働者の請求権、異議申請権これら……

第24回国会 社会労働委員会 第40号(1956/05/25、3期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。私、大臣に尋ねたいのです。ただいま同僚山下委員の質問に対して、第四十三条ノ十二の法文の読み方、これに対する提案者の考え方が局長より開陳されたのですが、これは実に重大だと思うのです。本法提出の厚生省の医療従事者に対する基本的心がまえが表明されているという意味合いにおいて、私は重大だというのです。これには、まざまざと保険医に対する弾圧の精神が含まれております。弾圧というのは、するものが弾圧の意思がなくとも、脅迫とか弾圧というものは、受ける側の感じ、印象というものが中心になることは、法律上の各種の判例で明らかです。で、四十三条ノ十二の一から三に至る条項は、明らかに保険医として……

第24回国会 社会労働委員会 第41号(1956/05/26、3期、日本社会党)

○相馬助治君 同僚山下議員の質問に対して答えた大臣の社会保障計画に関する答弁には、従来新聞その他で片鱗を伺っていた以外に目新らしいものは何もありません。ただそのうちの二、三が、ある年度を限ってこれが促進のために努力するということでございまするから、これは一つ熱意をもっておやりになっていただきたい。で、ただこの程度の社会保障計画の中の一環としては、今度の健康保険法の一部改正案というものは、やはり依然としてにわかに首肯しがたいものを持っております。すなわち、みずからなすことははなはだおそく、他に求めることはなはだ急なるものがあります。あの改正の法案の二つの内容というものは、一つは患者にその負担を求……

第24回国会 社会労働委員会 第42号(1956/05/28、3期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいまの質問に対する答弁はきわめて明瞭を欠いているようでございますが、一つ省内における意思を統一して藤原、竹中委員の問いに後刻答えてほしいと思うのです。  私は以下数点にわたって、総括の段階におけるどうしても厚生省の意思をただしておかなければならない問題がありますので、順次お尋ねしてみたいと思います。従って冒頭に申し上げましたように、先ほど両委員に対する答えはいまだなっておりませんから、省内の意思を統一して後刻お答え願うということを一つ条件として進めていきたいと思います。  この社会保険の診療報酬については現在まで、ある種の医療機関と特別割引契約というものを締結しておるのでござ……

第24回国会 社会労働委員会 第43号(1956/05/29、3期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいま議題となっておりまする法改正原案によりますれば、保険医療機関の指定及び保険医の登録というように、いわゆる二重指定の問題が医療担当者に対していろいろの疑惑といろいろの恐怖とを与えているやにわれわれは承わっておるのでございますが、この際お尋ねしておきたいと思いますことは、その指定の拒否あるいは指定の取り消しまたは登録の取り消し、こういうふうなものについては、医療担当者の団体すなわちこの場合には医師会あるいは歯科医師会、そういう方面の意思を尊重するとしばしば言明になっておりまするが、具体的にはどのような手続とどのような方法によってこの医師会あるいは歯科医師会あるいは薬削師協会等……

第24回国会 社会労働委員会 第44号(1956/06/03、3期、日本社会党)

○相馬助治君 須藤委員が提示されている問題は基本的に非常に重要な問題だと思うんです。しかし諸般の事情上、きょうは最終日でございまして、従っていろいろな観点から、本法施行に伴う手続等のことで、ぜひとも政府にただしたい問題に限って、この法案は少しも早く上げてやることが母子に対する期待に沿うことだと思いまするので、そのように委員長において取り計らわれんことを希望します。
【次の発言】 質疑は尽きたものと認めて、この際直ちに討論に入るの動議を提出いたします。
【次の発言】 討論省略の動議を提出いたします。

第24回国会 予算委員会 第5号(1956/02/15、3期、日本社会党)

○相馬助治君 私は同僚曾祢委員の質問に関連して、鳩山総理大臣に二点伺っておきたいと思う。  日ソ交渉をどうするかというのは、政府の今大きな課題であり、日ソ交渉がどうなるかというのは国民の大きく注目しておるところですが、私はやはり率直に社会党自身も従来の野党としての立場から、これは反省すべき点は大畑に率直に反省すべきだと、私自身は思っておる点ですが、専外交の問題は、何とか国論を統一してやりたい、またやらなければならない、これは何人も与え方は同じだと思うんです。われわれとしてもこういう点については大いに協力しなければならぬと基本的に考えておるんですが、この日ソ交渉に関する限りにおいては非常に不幸だ……

第24回国会 予算委員会 第6号(1956/02/16、3期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの際小林厚生大臣に、質問いたしたいと思います。  現在新医療費体系の問題をめぐって、関西方面において一日休診というような問題が起きて大きな社会問題と相なっておりますが、このことに対しては、厚生大臣としてどのように政治的責任の面からお考えであるか。そしてまたこれに対しては厚生省としてはどのように処置されるお考えか、基本的な態度並びにその見解をお尋ねします。
【次の発言】 そういう事態が起きないであろうではなくて、すでに一日休診というような形が起きているので質問いたしたのでありますけれども、その点については若干食い違いがありますが、今の厚生大臣の誠実な答弁に対しては敬意を表し、……

第24回国会 予算委員会 第11号(1956/03/09、3期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいま亀田君は、速記録によって官房長官に質問をして、問題がいささか紛糾しておるようですが、御本人の首相がいらっしゃるのですから、亀田君から……、速記のこの通りであるということを当然内閣総理大臣がお答えされるべきであると思うが、内閣総理大臣が昨日のことをもう忘れてしまって、ここで証言できないというならば、速記を、記録部長を呼び出して厳粛に調べて、そうしてその速記によるべきであると思うので、御本人を前に置いて官房長官とやり取りしていることは、これ以上はいささか私は無意味だと思いますので、亀田君において御本人に確かめられたい。御本人の証言が得られないならば、記録を確かめられるように、……

第24回国会 予算委員会 第12号(1956/03/10、3期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。今の同僚秋山委員が指摘しております小選挙区制度の問題ですが、これは何としても両党が議会主義を尊重して責任政治を確立するというためには、国会構成の基準となる選挙制度の問題というのは、当然大きな政党が二つしかないのですから、両党で話し合うことが望ましいと思う。社会党に話しても意味がないと、こういうふうなお考えの案件はあろうと思う、根本的に対立するために。ところが選挙区制の問題は私はそういう筋のものではないと思う。それで比例代表制をやれば政党の専制が憂慮されるとおっしゃっておりますが、これは首相の考え方は逆で、誤まりではないかと思うのです。と申しますことは、自民党自体が個人の……

第24回国会 予算委員会 第18号(1956/03/17、3期、日本社会党)

○相馬助治君 私は外務大臣の出席を求めておりますが、まだお見えになっておりませんので、その質問は保留いたしまして、文部大臣、厚生大臣、大蔵大臣、人事院総裁にお尋ねしたいと思うのですが、まず大蔵大臣と関連を持った人事院総裁並びに厚生大臣の質問からさせていただきます。  人事院総裁にお尋ねしたいのですが、一昨年の八月ごろすなわち吉田内閣当時に人事院は地域給を勧告いたしましたが、その後解散があり、政治上の大きな変動がございまして、これが政治の面から置き去られて、忘れ去られたような形になっておりますが、この地域給の問題は今日抜本的に財政上からも考えなくちゃならない問題だと私は信じております。そこでお尋……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 商工委員会 第1号(1956/11/16、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの際通産省に特別外貨の問題について二、三基本的な問題と、現にこの問題に関連して根本的に日本の経済に悪影響を及ぼすような事例の起きつつあるやに推測される点がありますので、その点をただしておきたいと思うのです。  ごく最近、この特別外貨が非常に大きなプレミアムつきで売買されているという事例が私の調査において明らかでございまするが、それでこれは専門的な問題でございまするから、次長から一つ御答弁をお願いしたいと思うのですが、そういう事例がございますか。あるとすれば、それはいかなる原因に起因するものであるというふうにお考えでございますか。

第25回国会 商工委員会 第2号(1956/11/20、4期、日本社会党)

○相馬助治君 速記をとめて。

第25回国会 商工委員会 第3号(1956/11/22、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの際、大臣にただ一つだけ承わりたいと思います。  それはこの予算編成期に当りまして、明年度の日本の通産行政の基本を決定する重大な時期にありますので、この際、中共貿易に関する基本的な私は政府の方針を承わりたい。実は先般の鳩山総理の演説の中にも、これらの点について何らか触れるところがあろうかと期待したのでございますが、それらについては触れておりません。そこで私は具体的に大臣に承わりたいと思いますことは、先般北京における見本市は非常に成功であったことは私どもも喜んでおりますが、この見本市に個々の禁輸の品物が展示され、具体的に言えば機械類が展示されて、この種のものが中共側の目をみは……

第25回国会 商工委員会 第4号(1956/11/27、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は聞き取れないのだけれども、どうも聞き取りづらいのだが、声をもう少し大きくして、数字のところはもう少しゆっくりしゃべってもらいたい。

第25回国会 商工委員会 第6号(1956/12/04、4期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいま局長の説明した中に、昭和三十年度原子力平和利用関係の予算要求の中で一点伺っておきたいのですが、政局の不安定その他から、明年度予算の編成の作業が進んでいないということは承知していますが、この別紙の表で見て、国立試験研究機関に必要な所要経費というものの要求が各省から出ておりますが、これは原子力委員会において統合して研究してそれぞれの所要額をはじき出して要求しておるのか、それとも各省から出た額をただここに列記しただけなのか、そうしてこれらをそれぞれ所要額獲得のためには、委員会としてはどんなふうな作業並びに連絡等をとっておるのか、それらの点について承わっておきたいと思うのです。私……

第26回国会 商工委員会 閉会後第1号(1957/05/27、4期、日本社会党)

○相馬助治君 貿易問題については、当商工委員会において問擬しなければならない重大案件だと私は存じます。第二十六国会には貿易関係法案として、検査法、保険法、輸出入取引法等の改正案が出たのでございますけれども、団体組織法その他重要案件がすこぶる多かったために、これに関連して、貿易全般の問題に深く言及することができずに、きわめて私は遺憾だと存じておるのであります。この間貿易は輸出好調から漸次輸入増加となって、最近におきましては、為替状況は著しく悪化して参り、またスエズ問題が開通し、欧州共同市場問題が進展する、外貨予算が決定する、なかなか現在は問題が多いのでありますが、これをただす機会がなくて今日に至……

第26回国会 商工委員会 閉会後第2号(1957/07/09、4期、日本社会党)

○相馬助治君 今の小幡委員の質問に関連して私最終的に聞きたいと思うが、北陸、東北だけが電気の料金を特に値上げしなくちゃならない理由を聞いてみると、コスト計算からごもっとものような資料がある。ここのところまではわかるのですが、今、国の費用をもって電源開発をやっておる。そうして新しくできた電力をたとえば私どもがこの間視察した関西地区ですと、関西電力に相当量を供給するような計画だそうです。そうすると関西電力は北陸に電気を売って、東北に対しても東京関係の電力がそういう関連を持っておると思う。そうしてこの融通電力の場合には全部火力電気で計算しておる。コストの低い水力では計算してない。コストの高い火力で計……

第26回国会 商工委員会 閉会後第3号(1957/07/10、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は商工中金の加藤理事にちょっとお尋ねしたいと思うのですが、一年ほど前に私の知り合いのもので、かつて商工中金から融資をいただいたものが支払いが困難で焦げつきになっているものについて、適当な方法によってできるだけこれを納めて何とか問題を解決したいという案件について私どもがお願いに出まして、当時非常に商工中金がそういうものに対してはケース・バイ・ケースで善処してきたという事態を私自身もよく知っておるわけです。ただこういうふうに金融難がひどくなって参りますと、政府の出資した金等を効率的に使うためにこの種の不良貸し付けというものに対してはできるだけ回収をしなければならないという状態に置か……

第26回国会 商工委員会 閉会後第4号(1957/08/01、4期、日本社会党)

○相馬助治君 今の点に関連して基本的な問題で一点伺っておきたいと思うのですが、五月二十七日に当委員会が開かれまして、そのときに経済、外交、貿易、諸政策等について議論がありましたときに水田、当時の通商産業大臣はどんどん手持ちドルが減っているけれども、いわゆる赤字がふえているけれども、これは長い目で見れば、すなわち年間を通じて見れば、何ら心配する必要のないものである。拡大均衡という線に沿って、内閣としては自信をもって諸政策を推し進めておるのであって、そういうことについては全く御心配御無用だと、こういうふうなお話があったのです。水田さんは当委員会においてもその答弁の率直をもって非常に好感をもって迎え……

第26回国会 商工委員会 閉会後第5号(1957/08/02、4期、日本社会党)

○相馬助治君 現在金融引き締めその他で日本の経済界が異常に緊張している際に、横田委員長が就任されて、また再選されたということに対しては非常に御苦労なことだと、かように存じております。で、公取の置かれた本来の性格から申しましても、どこまでも私どもとしては公取が日本の経済秩序を常に正当ならしめると同時に、実は中小企業者のこよなき味方であると、かように私どもは基本的に考えているわけです。  そこでお伺いしたいと思いますのは、今回の金融引き締めによって、中小企業者に与えた影響というものは非常に大きなものがあり、また今後その影響がいよいよ大きくなろうとしていると思うのですが、昨年通産大臣はその答弁の中で……

第26回国会 商工委員会 閉会後第6号(1957/09/12、4期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいまの中小企業庁長官の御説明に関連して、通産大臣にお尋ねしたいと思います。今回の金融引締め政策の結果が、中小企業に深刻に響くであろうということは、何人も予想した通りでありますが、その通りの結果がここに起きております。ただ、政府の認識で、私どもがいささか異論を差しはさまなければならないことは、この前の委員会において、通産大臣は、この金融引き締めの影響が、中小企業より、むしろ大企業に強い、中小企業については、まだ楽観し得る面があるという意味の発言をされております。ただいまの中小企業庁長官の説明の中には、中小企業のうちでも、大きなものについて金融難がひどくて、いわば零細企業について……

第26回国会 商工委員会 第7号(1957/02/28、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの際水田通産大臣に対して中共貿易、特にココム禁輸を中心とする輸出の問題について、それから第二は、特割外貨等を含めての輸入問題について、若干の質問をしたいと思っておりましたが、時間の都合上、それが本日不可能のようでございますので、次回にぜひその質問をして、それぞれ答弁を求めたいと思いますので、委員長においてよろしくお取り計らいを願います。

第26回国会 商工委員会 閉会後第7号(1957/09/30、4期、日本社会党)

○相馬助治君 この際河野長官に三、四点経済の基本的な問題についてお尋ねをいたします前に、先般の委員会に出席できなかったことに関連をいたしましてお尋ねを一点、委員会の運営――今後の運営のためにただしておきたいと思います。  九月十一日の委員会に御出席になれなかった事情が公的な理由に基くものであるという先ほどのお話、全く了解をいたしました。私どもといたしましては、河野長官に対しましては八月一日に経済政策の基本方針について説明を承わりたいために御出席をお願いをいたしましたところ、秘書官からの通知として、いまだ政策について語り得る段階でないから、他日なるべく早い機会に出席したい旨のお答えがあったので、……

第26回国会 商工委員会 第8号(1957/03/05、4期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいまの、豊田、近藤両委員の質問に関連して二つ私は伺っておきたいと思うのです。一酸化炭素を少くすることがいろいろな形から、いろいろな状況から現在不可能だとすれば、予防という点で金さえかければ、こういうふうな器具が発明されているとか、あるいは金さえかければ部屋の中に自動火災報知器のようなしかけで、たとえばガスが致死量近くなってくれば、にわかに音響を発するというようなしかけみたいな機械等が町の発明家とか、あるいは会社においてできているというような状況があるかどうか、これをまず私は一点伺いたいのです。そういう発明はあるのだけれども、費用の点その他でもって、そういうことはただ理想論で実……

第26回国会 商工委員会 閉会後第8号(1957/10/07、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。松澤委員の質問に関連して、関係法案について大臣の所見を伺っておきたいと思うのですが、御案内のように、ここで審議されておりまするのは衆議院回付案でありますが、もともと政府が出した中小企業団体法案というのは、わが社会党が提案をいたしました中小企業組織法案に刺激されて出したという歴史的経緯を持っております。しかも衆議院段階におきまして、与野党が一致して参議院に回付された修正案が成立いたしましたときに、わが党の議員が強く主張しておりまするのは、との法案一つをもってしては中小企業の現在の悲境は救い得ない、何としても中小企業の産業分野確保に関する法律案、中小企業に対する官公需の確保……

第26回国会 商工委員会 第9号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいまの大竹委員の提案、私大賛成です。先般の委員会で貿易事情の質疑等をした場合にも明らかでありますように、かなり現在の段階では、貿易問題を論議する場合に、外務省の意図並びに現在までのやり口等が問題であろうと思うわけです。従いまして外務大臣としての岸さんをここへ呼んで質疑をするということには、全く私ども賛成です。

第26回国会 商工委員会 閉会後第9号(1957/10/08、4期、日本社会党)

○相馬助治君 同僚島委員の質問に答えられて、小笠政務次官より関係法律については、他の法律との関連上、いわばその基本的態度がコンクリートされていない、作業が進むとか進まないということではございませんという率直な答弁がございましたが、私はどうもさようであろうと考えるのです。そしてまた今までの段階としては、それもある程度やむを得ないであろうと考えるのです。そこで私は、きょうは一歩進んで、この団体法自身が持っている性格から、これに連関する問題をどのようにお考えになっているかという点を、政務次官にお尋ねしておきたいと思うのです。  まず第一にお伺いしたいことは、この政府が出しました中小企業団体法というの……

第26回国会 商工委員会 閉会後第10号(1957/10/09、4期、日本社会党)

○相馬助治君 この際緊急な問題についで一点大臣にただしたいと思いますが、当委員会における各委員の質問に答えられまして、金融の問題について年末金融の円滑化を期すために、できることならば臨時国会に補正予算を要求し、その他万般の政策をこれに合せて万遺漏なきを期したい旨の通産大臣のお話があって、この問題について与野党を超越して心配をいたしておりまする当委員会としては、一同満足の意を表していたのでありますが、一萬田蔵相が帰朝されまして、まず一番先に申したことは、補正予算は一切組まない、しかもかなり強硬な腰で岸首相にももうすでに進言をした、かように伝えられておりまするが、本日経済閣僚の懇談会があるそうでご……

第26回国会 商工委員会 第11号(1957/03/14、4期、日本社会党)

○相馬助治君 農林次官にこの際お尋ねしますが、お手元にあろうと思いますが、農林水産委員長から当委員会あてに参っておる、先ほど専門員が読み上げました内容については、農林当局としては妥当と、かようにお考えでございますか。
【次の発言】 それではお尋ねいたしますが、この当委員会に申し入れられた内容について、政府当局が妥当であるというふうにお考えであるということが前提になりますというと、この申し入れ書の中に盛られているのは、かなり明確に行政措置がなされなければ、農林水産物についてはまま子扱いにされて、輸出そのものにも影響を及ほすがゆえに、慎重なる考慮を払われたいと、かようなことを申しておるわけです。こ……

第26回国会 商工委員会 閉会後第11号(1957/10/10、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して……。今の梶原委員の質問に関連してお尋ねしたいと思うのですが、問題になっている団体組織法案につきましては、世上非常なる期待を持っておる面と、また逆にこの法律案が成立することによって、非常なる悪影響が出てくると、杞憂に過ぎるのではないかという程度にまでおそれをなしている面と、二種類の行き方が見られると思うのです。先ほど自民党の高橋さんが触れたように、この団体組織法案というのは中小企業者が簡単に金が借りられて、税金が安くなる法律なんだと、こういう説明をした人があるという話が披露されたのですが、事実そういう宣伝めいたことも言われております。と同時に、この法律案ができるというと、……

第26回国会 商工委員会 閉会後第12号(1957/10/22、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して……。私はきわめて重大でありますので、関連して一言だけ政府の見解を承わっておきたいと思うのです。先ほど来の答弁によって、衆議院側の答弁がありまして、これに関連をいたしまして五十五条の基本的なものの考え方、そうしてこれが憲法違反の事実ありやいなや、こういう問題はいずれ総理大臣、通産大臣に私は質問する予定でありますが、この際明確にしておきたいと思いますることは、五十五条四項、すなわち衆議院の修正の真に意図するものが何であるかという政治論ではなくて、この法律が修正可決されまするというと、立法者の意思を離れてこの法律自身が口をきき、この法律が行政官によって施行されて参りまする際に……

第26回国会 商工委員会 閉会後第13号(1957/10/23、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。ただいま春日衆議院議員からだんだんの御説明で、二十三条の三の規定についての立法の趣旨がわかったのですが、これは昨日も私は別な問題で触れたように、立法者の意思を離れて法律は成立をいたしますと、法は自身の性格と意思とを持つものでありまするし、この法律によって現在の行政機関がこれは運用して参りまするものでありますから、この際私は中小企業庁長官に対して、今春日議員の言ったことに対してあなたの意見を合せ聞き再確認しておきたいと思うのです。  第一点は、この規定は宣言規定としての性格を持っておる、こういうことがわかりましたが、組合員とか、あるいは組合に対する助成の方法として、補助金……

第26回国会 商工委員会 第14号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○相馬助治君 長官に一点お尋ねしたいのですが、今度のこの法改正で、政府出資を十五億出して、金利を引き下げるために努力をしておるということに対しては、私、非常に敬意を表しますし、この金利引き下げに今後も努力していただかなければならぬと思いますが、同時に、もう一つ問題なのは、との商工中金の資金量をふやして、もっと貸し出しが可能であるようにしていただかなければならぬと、こう思うのです。で、一般の中小企業者というのは、驚くほど素朴というか、わからぬというか、中金というものと中小企業金融公庫というものの区別もわからないというような人が実は多いわけです。長官なんかが想像されるよりも、はるかにわからないわけ……

第26回国会 商工委員会 閉会後第14号(1957/10/24、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は特に中小企業庁長官に資料の要求をしておきたいと思うのです。それは、ただ単に文章上の資料を作ってわれわれに配付せよということだけでなくて、継続審議として休会中に取り扱って参った審議の経過からいたしまして、当然これが臨時国会において再び問題に供せられた場合において、ぜひとも本案を審議していく上に必要であるから、私は次の二点を要求するのです。これに関連して他の委員等からもおそらく本案の審議に万全を期するために資料要求等があろうかとも存じますが、私は二点お願いしたいというのは、まず第一点の問題は、中小企業安定法による中小企業界に及ぼした影響の実態調査の結果を知りたいということなのであ……

第26回国会 商工委員会 第16号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○相馬助治君 この法律案は私ども商工委員会に付託されたものでないだけに、この委員会の取扱いとしては、かなりめんどうなというか、むずかしいと思うんですが、現存衆議院の大蔵委員会で問題になっておって、その問題点は私どもが聞くところによれば、大かたただいま豊田委員が指摘されたような諸点にあって、そこに、問題が解決しないために、いまだ衆議院を通過していないという事情に聞いておるわけです。従って政府当局におかれても、今の豊田委員のかなり意見を加えられた質問に対してそれぞれお答えになり、その運用その他については十分注意をしたいと、こういう意味の御発言の限りにおいては了解いたしますが、現に衆議院において審議……

第26回国会 商工委員会 第17号(1957/03/29、4期、日本社会党)

○相馬助治君 先ほど大竹委員からも問題にされた日中貿易に連関して、基本的な岸内閣の構想というものに関連してお尋ねしておきたいこと二点ほどございます。日中貿易というものは非常に国民の間でも期待されており、この日中貿易が伸びることによって日本の国の富が増すというふうに簡単に考えられておりますけれども、私は今の日中貿易の実態を正確に調べてみた場合に、そういうふうに気楽には考えられない。御承知のように、現在の日中貿易は民間団体との協定になっておりますから、わが国にとっても非常に不利な面が幾つか、率直に言ってあります。そうしてまた、これらの貿易は国力を背景として行われることはもうもちろんでありまするから……

第26回国会 商工委員会 第18号(1957/04/02、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私はきょうは答弁を求めないで、予備質問として重要なことを二つ次官に申し上げて、次回に精細なる御答弁を願いたいと思うのです。まず第一点は、性格論ですが、非常に私はあいまいだと思うのです。公共性を追及するというならば、もっと端的に政府出資を多くして、民間からの出資金並びに寄付金はあればありがたいし、なければなくても仕方がないという態度でいくべきであるし、また、そうでなくて、スピーディにかつまた業界等が要望するものを作るという効果の面をねらうならば、何も遠慮することないから、多額に寄付した者は受益者としてその者の便宜をはかってやって、日本の国力を増すのであるから、結論的に何のちゅうちょ……

第26回国会 商工委員会 第20号(1957/04/16、4期、日本社会党)

○相馬助治君 加藤先生に一点と、池田参考人に一点とお聞きしたいと思います。まず、加藤先生にお聞きしたいことは、この法案の今までの審議の過程で問題になっておりますことは、公益性の問題をどういうふうに調和するかという問題、一方では相当事業収入というものを見ておると、こういうふうな点から、この情報センターの設置法案ができてこれが出発しても、ほんとうの一体仕事がやれるんであろうかということを、われわれは多く疑念を持っておるわけです。そこで参考人にお尋ねしたいことは、国家財政なんかから顧慮されてはきますが、そういうことはしばらく離れて、理想案としたならば、一体何が一番いいのかということを、率直に御披瀝願……

第26回国会 商工委員会 第23号(1957/04/23、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連してちょっと、私は詳しいことはわからないのですけれども、今の船舶局長の説明からいたしますと、末端の方のということは、具体的な問題になると、入りまじって、必ずしも明瞭でないと、こういうことであるとするならば、私はやはり主務大臣というものが通産大臣一本でやって、そして運輸省が監督し、また具体的な指導をしなくちゃならない面があるとしても、主務大臣が、一本であるから、そこで事務的に片がつく、こういうことで一つも差しつかえないのではないか、いわば今度は主務大臣というもの、通産大臣を主務大臣と読みかえてくるということになると、船のことは、漁船関係は農林省だというのは、私らもよく知っており……

第26回国会 商工委員会 第25号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○相馬助治君 今の豊田委員の質疑の中に、経済部長に対する要求と同時に、できることなら公取委員長を本委員会においで願って、その辺の事情を確かめたいという希望が述べられておりますが、委員長におかれては、一つこれは委員長理事会に諮られて、相なるべくは豊田委員の願望が満たされるように、処置されることが望ましいと思うのです。
【次の発言】 議事進行について。私は最近の輸入事情について、特に緊急にただしたいことがあるので、 大臣の出席を求めていたのですが、衆議院の関係で、次官のあっせんにもかかわらず、午前中は出席ができないとのことで、午後適当にそれを取り扱わしていただいて、なおかつ、豊田委員が公取委員長の……

第26回国会 商工委員会 第32号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○相馬助治君 今の豊田委員の質問に関連して、一点を私からお尋ねしたいと思うのであります。今の豊田委員の質問は、人事の刷新をする意図があるかどうかという御質問です。これに対する長官の答弁は、事人事であるから、きわめてデリケートであるからという前提のもとに答えられたので、その限りにおいては、その答弁でやむを得ないと思いますが、私はもっと具体的にお尋ねしたい。それは東北の後進性を回復するために、経済活動を十分ならしめるためにという、この大目的のもとに法改正を行おうとしております。法改正が行われた暁には、事業内容も変る、それから金融その他においても変動があり、資本構成等についてもだいぶ変るという説明が……

第26回国会 商工委員会 第33号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○相馬助治君 今のことに関連して一点局長にお尋ねしたいのですが、阿部委員、島委員が問題にしておるのは、今の十四条の改正で所期の目的は私は達せられると思うのです。いわば別な言葉で言えば、適正な法改正を政府が提案してくれたと思うのです。ただ今の局長の御答弁で、非常に問題になると思うことは、通商産業大臣が競輪施行者、あるいは振興会、あるいはその連合会に適正にすべき旨の命令が行い得ると、この法律にはこう書いてあるので、私はこれで了解していたんですが、この内容が、省令をもって数字上の定木を当てて、これだけの売り上げのものに対してはこれだけやるんだ、これだけの売り上げのものに対してはこれだけやるんだと、こ……

第26回国会 商工委員会 第34号(1957/05/15、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は山中参考人から、時間をもうちょっとお上げして十分御意見を承わりたいという感じを御陳述が終ってから感じたわけですが、お話しの中に出てきた自民党の中の中小企業政策の審議会の答申書、このことについて山中参考人に聞く前に、委員長にお願いするのですが古池、西川両理事に頼んで、委員長があっせんされて一つ本委員会に答申書を、正式の資料としては政党に属するものだからいかがかと思うので、要求するのじゃないのですが、お配り願いたい。そして私どもはその意のあるところを十分一つ見たいと思います。かように考えるので、ごあっせんを願いたいと思います。それは委員長にお願いしておきます。  そこで、山中参考……

第26回国会 商工委員会 第35号(1957/05/16、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は松崎参考人に若干の点をお尋ねしたいと思うのですが、まず第一にお尋ねしたいことは、御答弁にあるいはなるかならぬかわかりませんが、なるべく御答弁を願いたいと思うのですが、五月五日の週刊新潮の紙上にゴシップ風に書かれた記事でございまするけれども、中政連の総会において鮎川会長が発言されたというその内容の記事が載っております。その内容はおそらく政策局長お読みと思うのですが、二つの内容を持っているようです。前段は立法措置を行うためには、政治運動を起さなければならない。そのためには政治献金をして云々ということで、政党を対象として中小企業者の諸君を激励されている内容と私は承知いたしております……

第26回国会 商工委員会 第36号(1957/05/17、4期、日本社会党)

○相馬助治君 これは局長の答弁の範囲内じゃないと思います。立法範囲内においては、局長の答弁に私は尽きていると思う。この法律の中において、そういう積立金を計画するということは、事務当局としては考えられないということに尽きていると思うのだ。答弁があるならば、政務次官から政策上の答弁として御答弁なさらなければ、これは解決しないと思うのですよ。
【次の発言】 ただいま阿部委員の質問とも関連するのですが、私は本法を成立せしめるに至る手続期間において、政府の見解をこの際長谷川次官から承わっておきたいと思うのです。ただいま審議中の自転車競技法の改正法案というのは、法の改正を行なって、従来ともすれば世間的に非……

第26回国会 商工委員会 第37号(1957/05/18、4期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行について、委員長はおそらく委員長理事打合せの線に沿って、議事をお運びだと思いますが、会期もきょう一日だけで、きょう一日の議事の取扱いというのは非常に重要だと、こういうふうに思います。で、この委員会には非常に世間が注目しておるところの中小企業の団体法が、衆議院から本院に回付されているわけです。そこで委員長理事打合会等においては、それらの案件も見越して、議事取扱いの順序その他をきめていると思うのですが、その辺はどういうことになっているのですか、一応委員長に私は念のために伺っておきたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると、重ねてお尋ねいたしますが、今の委員長のお話しですと、……

第26回国会 商工委員会 第38号(1957/05/19、4期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行。討論中ですから議事進行に名をかりて発言をさしていただきますが、今の加藤委員の討論中に、競輪審議会についての発言中不穏当と思われる言葉がございましたが、私の承知する範囲内では、かなり高名の評論家、学者あるいは長い官界の見識者、その他によって構成されているように記憶するのです。従いまして、かりにこれが不穏当であるとするならば、後日速記録を調べられまして、委員長において善処されることを私は期待いたします。
【次の発言】 大臣の御答弁の前に、私は関連してお尋ねいたしますが、ただいま大臣がだいぶ強気に松澤委員の質疑に対しまして四月八日に本院に付託されたものが、いささかも審議されな……

第27回国会 商工委員会 第1号(1957/11/04、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は速水先生と湯山さんとにお尋ねしたいと思います。  まず速水先生の公述されましたことを聞いて非常に参考になりました。陳述されましたことのうちこの法律案によりまして、ある面では価格調整がきわめて簡単に行われて、たちまち価格が上るという危険があるということ、また一方では、これと逆にこの法律案によりまして非常な利益を中小企業者自身が考えているが、実際問題といたしましてはなかなかできないということ、またこの法律案自体がきわめて難解でありまして、一般の人によく認識されていないということをご指摘されましたが、各地の公聴会ではそういう論説は聞きませんでした。まったくそのとおりであります。賛成……

第27回国会 商工委員会 第2号(1957/11/05、4期、日本社会党)

○相馬助治君 最後に、私は一ぺん社会党の立場から首相に特段念を押してお尋ねしておきたいと思うのです。本日岡、島、梶原、大竹、いずれの諸委員からも、五十五条に関連をいたしまして質問が行われましたが、首相は従前の立場を固執されまして、五十五条は違憲の疑いはないと政府は考えるがゆえに、これをこのままにして衆議院修正案通り一つ成立せしめたいと、こういうふうに申されております。これは従前の立場からよくわかりまするが、しかし、ここではっきりいたしておりますることは、この団体法について賛否の立場をこえて、憲法上疑義の存することはいなめない事実でございます。世論もまた、この五十五条を中心として団体法に対する賛……

第27回国会 商工委員会 閉会後第2号(1957/12/10、4期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行で……ちょっと速記をとめて。

第27回国会 商工委員会 第4号(1957/11/07、4期、日本社会党)

○相馬助治君 田上教授に伺いたいと思いますが、私は三点伺いたいと思います。まず第一点は、一つの条項が憲法違反であるかどうかを、法律上の一条項においてのみ判断はできない。すなわち他の条項において救済しておるがゆえに、一つの条項の憲法違反の疑いも消滅する、こういうふうな意味の御発言のように思うのでありまするが、これは先生が初めからお断りしておりまするように、先生は経済学者でなくして憲法学者であるということをよく承知いたしております。しかしながら、今問題になっている法律は明らかに経済立法のその中に起きて参りました憲法違反の疑いありやいなやという問題なのでございます。従いまして端的に五十五条を見ます場……

第27回国会 商工委員会 第5号(1957/11/09、4期、日本社会党)

○相馬助治君 この委員会としては突然の今の休憩動議で、他の委員諸君はちょっと雲をつかむようなことだと思うのですが、私は国会運営の正常化が叫ばれておる折柄ですから、やはり事態を明瞭にして、最終的な段階において混乱等が生じないように、今の議事進行の御発言に対して高橋さんに念を押しておきたいと思うのです。御承知のように先ほどの委員長理事打合会におきましては、高橋委員から発言がありまして、社会党の方では、きょう二時からかなり重要な予定している会があるとのことであるから、委員会を午前中だけ開いて、午後は委員会を散会し、明日日曜に委員会を開いてほしいというお話があったわけです。で、私どもといたしましては、……

第27回国会 商工委員会 第6号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。今梶原委員によって提起されている問題は、五十五条の四項の認証の問題についての解釈でございますが、新規業者は当然命令の発せられている事情を知っていて、しかる後においてその業を開いたのであるから、ここで認証というような特段な規定を設けて五十五条から除いてやる必要がない、こういうふうな意味の御答弁のようでありまするけれども、真に四項というものが、五十五条を無理であるという建前に立って、五十五条をベターなものとするために、ここに一つの不完全ではあるけれども逃げ道を作ったのであるとするならば、新規業者も当然ここに加えなければならないのではないか、かように思うのですが、衆議院段階に……

第27回国会 商工委員会 第7号(1957/11/12、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私はただいま議題となりました中小企業団体法の組織に関する法律案に関しまして、日本社会党を代表して阿部竹松君提出にかかる修正案に賛成し、この修正案が成立いたしまするならば、残余の原案にも賛成をいたし、不幸にいたしまして修正案が可決されなかった場合には、遺憾ながら原案に対しましても反対の意思を表面せんとするものでございます。  申し上げるまでもなく、わが国におきましては、戦後十年の政治活動によりまして、労働関係、農業関係あるいは教育関係等の基本的な諸問題につきましては、従来曲りなりにも、一通りの議論が尽されて参りました。行政措置、立法措置等によりまして、あるものは解決され、あるものは……

第28回国会 決算委員会 第3号(1958/02/10、4期、日本社会党)

○相馬助治君 今調査がおくれておるということのおしかりが大竹先生からあったのですが、これは非常に世間的にも騒がれている問題なんで、あとあとのためにも事慎重を期すために、国鉄当局が遺漏なく調査するために時間をかけているんだというふうにも私ども考えるわけなんです。それは私思うに、調査がめんどうなんじゃなくて、一体どういう処置をするかということにからんでその調査がめんどうなんだ、かように推測しておるわけなんです。  そこで私は事直にお尋ねしたいんですが、これは全く知らないからお聞きするんです。客車に寝泊りしたということはもう全く議論の余地なくけしからぬことだと私は思っております。しかし客車に寝泊りし……

第28回国会 決算委員会 第4号(1958/02/12、4期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行について。定員に満ちたので、開会をすることには異議ございません。ただこの際、私どもとして委員長に特段お願いし、かつ要求したいことは、かかる重要案件が審議されるこの委員会において、与党議員の出席がまことにりょうりょうたるものであることは、今までの委員長、理事打合会の申し合せにもそむくことでもあり、きわめて遺憾だと存じます。従って、かかる重要案件が審議される委員会においては、今後特段委員長におかれては各委員の出席を督励されるようお願いして、私は議事進行上の発言とします。
【次の発言】 先日のこの委員会で同僚鈴木委員から指摘され、林野庁長官に質問が発せられた問題でありますが、大……

第28回国会 決算委員会 第5号(1958/02/17、4期、日本社会党)

○相馬助治君 その場合予想されるあらためてということは、直ちにを意味するのですか、日まであらたまるのですか。
【次の発言】 これはまだ意見を開陳すべき段階ではございませんね。質問の段階でございますね。それではもう一点だけ質問を申し上げます。その場合に、現在与野党の理事において並行線で結論が出ないために、一つの折衷案としてきまったごとと思いますが、その場合には、野党の方において参考人をお呼びするということに妥協がついて、それから今度は参考人の意見をわれわれが聞き取った後に、野党側は――野党側というよりは、一方は証人喚問の必要ありとし、一方は証人喚問の必要なしと、ちょうどただいまの理事会と同じよう……

第28回国会 決算委員会 第6号(1958/02/19、4期、日本社会党)

○相馬助治君 お許しをいただきまして、関連して事実をお尋ねして判断の資料にしたいと思います。  高橋さんにお尋ねしたいのですが、あなたが農水産の社長になられた経緯を私は簡単に承わりたいのです。と申しまするのは、出資もされていないということですが、事実上は個人の金か何かを、株の形でなくて出すというような犠牲を払われたというような事実があるかどうか。そうしてまた、そのときに裏話があったら率直にお聞かせ願いたい。すなわち中金の旧職員が生活に困ったり何かするから、この際こういう会社をでっち上げようじゃないか、中金の方で何とかめんどうを見てやるから、まあ一つうまくやろうじゃないかというような、裏話でもあ……

第28回国会 決算委員会 第8号(1958/03/03、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。今そちらからジェトロのことだろうという前提で御答弁でございますが、私も大矢委員が申し上げておるのは終局的にはそこの問題だと思うのですが、ジェトロというものが非常に能率を上げていないというのは、見方もありましょうけれども、今日定説になっているようにも思えるんです。それでいろいろ不審の原因を調べてみると、予算の面であまり大蔵省がこやかましいことを言って、これはこれに使うのだ、これはこれに使うのだといって、機動性も、それからタイミングを合わせて出すのにも、非常に不便を感じているというジェトロを指導している通産省関係の意見も聞いて、なるほどそうだと思って私も調べてみると、そうい……

第28回国会 決算委員会 第10号(1958/03/10、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は、今の相澤理事の御発言もわかるし、その通りであると思うけれども、やはり政府側を追及するのですと、われわれは簡単に国会法の規定するところでやれるのですから、きょうは証人かそろっておるのですから、私は、委員長の申されることに協力したいと思う。従って、相澤、島、岩間委員から言われたことも理の当然ですから、これは別個に一つ、これに並行して、委員長、理事会において、信憑性のある参考書なり何なりをかりに出し直してもらうなり何なりして、そうして今の問題が存しておるということだけを確認して、はなはだ遺憾ではあるけれども、一つ証書を求める。少くともここに御繁忙の四人の方をもう一度出てきてもらう……

第28回国会 決算委員会 第17号(1958/03/31、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。  相澤委員の質問にお答えになるのに関連して、私わからないから承わっておきたいと思います。これは本来なら大蔵委員会等において問題にすべき問題だと思うのですが、私はそういう機会がないので、かねて不思議に思っており、わからないからこの場を利用して聞かせてもらいますが、専売公社のPRの問題、専売公社というものはどこかのものと競争して物を売っていくというものでなくて、そして、またたばこというものを青少年等に勧めるということになれば、財政収入からいうと好ましいかもしれませんが、国の全般の立場からいえば好ましからざることになるわけです。従ってさっき部長が言われたように、無理にのませ……

第28回国会 決算委員会 第21号(1958/04/16、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私どもは、この問題は不正があるか、あるいは不当であるかということについては、実は事件が輻湊しておるので、明確に私は何回聞いても実はわからないのです。ただしかし、この島委員が追及していることから推してみてわかることは、刑事上の不正はないまでも、農林中金のやったことは不当のそしりは免かれない。こういうことだけは言い逃れのきかないところではないか、こう思っておるんです。で、いま島委員か追及している五千五百万ですが、これがわれわれにはどうしてもわからないわけです。その理由は、担保を全部売却して、それで農林中金の穴が金部埋まって、しかも相当なものが残ったというならば、これはその会社にお返し……

第28回国会 商工委員会 閉会後第1号(1958/05/30、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私二つお尋ねいたします。  第一点は、今、豊田委員が質疑をなされたこの判定の基準そのものについての疑点なんですが、私はこの判定の基準を読んで完全に失望した。これじゃ判定の基準のまた判定の基準が必要じゃないかということを考えたわけです。今の長官の説明によってさしあたりこの辺からぼちぼち出かけるのだということは、話としてはわからないことはないけれども、全く政府の自信のなさを明瞭に暴露したもので、私どもの党としてはこれは実に問題だと思うのです。一体この中小企業団体の組織に関する法律案が出ましたときに、私ども社会党は対消費者のことを考えて第九条の事態の認定については慎重を期さなければなら……

第28回国会 商工委員会 第2号(1957/12/23、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの採掘権者の人の言い分も、それから、現に掘っているという会社の話も、何も知らんのですが、ただ、今、局長のお話を聞いて、大臣のおっしゃっていることと少し違うように思うので、私は基本的な問題として明瞭にお聞きして、むしろ私は局長から指導をいただきたいと思うのです。というのは、鉱業法の七条によって、盗掘の事実があるとして告発をされてお調べになった。ところが掘っている者には犯意が認められないから不起訴にした、こういう大臣の御説明、私は、それはいい、悪いじゃなくて、事実をその通り述べられて、法の解釈からいってもそれで正しいと思うのです。問題は次なんです。不起訴にしたことがいいとか悪い……

第28回国会 商工委員会 第3号(1958/02/03、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は第一段の、この長官が説明するのに資料のなかった点については、大谷委員のおっしゃる通り同感。しかし、これはわれわれの同僚でもありまする政務次官からの釈明で、全くみんな了承した。だから第一段は問題ない。  第二段は、大谷委員の発言と私は全く反対であって、ただいまの科学技術庁の官房長の説明こそ当委員会の権威を高からしめるものと私は思う。という理由は、科学技術庁としてはこれだけのものを要求した、しかし大蔵省において、それから閣議において現在内示されておるものはこういうものであるという、ありのままの姿をわれわれの前に出した。これでこそ審議に非常に便利であって、この建前から言うと通産省の……

第28回国会 商工委員会 第4号(1958/02/18、4期、日本社会党)

○相馬助治君 先般の委員会において、大臣より通産省所管の昭和三十三年度一般会計予算について、現在国会に提案されているその内容についての御説明があり、それには通産大臣が念願していた目的に沿って立案され、そのおおむねのものが通ったところの予算である。しさいに検討すれば、若干の問題はあろうけれども、この予算は大臣の性格をそのまま反映した、いわばじみではあるけれども、だんだんよくなるところの希望に満ちた予算であるというような概括的な答弁を承わったのであります。  そこで、私は勢頭にお聞きいたしたいと思いますことは、当初通産省が要求いたしました予算と、現に国会でただいま審議されておりまするいわば大蔵省に……

第28回国会 商工委員会 第6号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行。さきに海野委員の質問において、局長から具体的なことについては別途専門的な立場から答える方法をとると言いましたし、小滝委員も同断の質問をされて意見を述べられている。従ってまだこの論議が尽されないようですが、一応この法案はここで質疑をやめて、そうしてきょうプログラムに載っておりまする保険の方の話に入るというふうに取り扱う時間だと思うんですが、お諮り願いたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私この間ある機会に恵まれまして、台湾の経済状況を一週間ほど視察するチャンスを持ったわけですが、そのときに台湾のバナナのことについてこの目で見、また政府の考え方を確認したと……

第28回国会 商工委員会 第7号(1958/03/06、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。今、局長からの御説明で大体わかったのですが、直接引受になったことは、私はまあ向上したことで、いいことだとこう思っているのです。ただ、やはり心配なのは、大竹委員が指摘しているように、保険会社の場合ですと、本店があり、支店があり、出張所があり、そしてまた保険会社の事務員というものは、あらゆる職種のうちでも最もサービス精神に徹した人たちで、窓口はきわめて快きものだと思うのです。ところが、やはり今度は直接引受になると、通産省、通産局、あるいは通商事務所というのが窓口ということになると、一体どれだけそのサービスができるかということになると、非常に疑問だと私は思うのですが、今の十五……

第28回国会 商工委員会 第8号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいま議題になった法律案につきまして、先般私は白浜次官に対して質問をいたし、一応の答弁を承わったのでございますが、大胆の出席を機会に、この際その見解を承わっておきたいと思うのです。  この輸出保険が広く一般に利用されて、その金額も件数も多くなって参っておりますので、この際あたかも中小企業信用保険が公庫の制度によってなされておりますように、近い将来において公庫ともいうべき機構に変えていくもしも構想があるならば、その段階がすでに来ているように思うが、政府当局としてはどのように考えているか、かような質問をいたしたのでございますが、白浜次官の御答弁は概略して、ただいまのところではさしあ……

第28回国会 商工委員会 第9号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は、日本社会党を代員会会議表いたしまして、ただいま議題となっておりまする輸出保険法の一部改正法律案に対しまして賛成の意思を表明するものでございます。二十六、二十七国会は中小企業者のための国会であると言われ、今二十八国会は輸出振興を中心とする貿易国会であると批評するものがあります。またまことにその通りであらねばならないと考えるものでありまして、財政の面においても政策の面においても、あらゆる施策が貿易を中心に展開されるべきであると考えるものであります。その場合におきましても、当然輸出振興を中軸として考えるべきであり、その輸出振興に見合うところの輸入ということに構想をもって国の施策が……

第28回国会 商工委員会 第10号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○相馬助治君 大竹さんが今の承認の問題について質問していますが、それに関連して一点、非常にしろうと考えで幼稚な質問かとも思いますが、実際にあり得ることであると思うので、お尋ねしておきたいと思うのです。新技術の企業化を行うに際して、その機械設備その他について主務大臣がこの申請に対して承認する場合に、指導的な意味を含めて、積極的な意思をそれに加えて承認する際もあり得るのか。それとも出されたものに対していい悪いだけを判断してそれを処置するのか、承わりたいと思うのです。どういうことを聞いておるかというと、うまく表現できないのですが、新技術の企業化を行うに際して、こういう機械を入れて、こういう設備で今や……

第28回国会 商工委員会 第11号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連してお尋ねしますが、この問題が起きたときに、八木参事官が代理大使として向うの政府におもむいて事情を説明して、了解工作をした、こういうことは新聞にも見えておりましたが、まだ堀内さんはこちらに、日本の国内にきょう現在おるのですか。
【次の発言】 逆のように考えるのです。こういうふうに大きな問題が起きたときには、さっそくやはり責任者である大使が自分の任地に帰任されて、そうして鋭意向うと折衝されるというのが建前のように考えますが、今の次官の説明ですと、問題が起きたからこっちで打ち合せしているということですが、こういうことでは手ぬるい、というよりはいささか妙じゃないかと、こういうふうに……

第28回国会 商工委員会 第12号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○相馬助治君 それでは委員長のお話しによって前田代議士に一点お尋ねしたいと思うのです。この衆議院における修正は、かなり新聞等に取り上げられて、あるいは修正者の意図した以上に反響が大きく、ある種の新聞は漫画まで書いて、落選代議士がみんなこの役員になるかのごとき話にまで伝わったことは、御承知の通りだと思うのです、そこで、一点この修正に至るまでの経緯で伺いたいことは、御承知の通りに、今政党内閣で与党の政策審議会というものも、相当にこの立案した精神というものが、政府部内に滲透もしておるはずであるのにもかかわらず、与党内部から強い意思が出て、こういう修正がされるくらいならば、もともと法案を政府が提出する……

第28回国会 商工委員会 第14号(1958/03/28、4期、日本社会党)

○相馬助治君 今の豊田委員の質問も、かつてのジェトロの効果ということをやはり考えての質問だと思うのですが、私もこれに関連して三先生に伺いたいんですが、とにかく私たちがこの法案を審議して参ります場合に、一番関心事は、ジェトロが過去にどういう効果を上げていたのであるか、どういう欠陥を持っていたんだ、こういう反省の上に立って、その点を教訓的に学び取って新しい法案を成立せしめ、健全な運営ができるようにと、こういうふうにこの席にある者としては期待しておるわけです。従って、その角度から次の点を三先生に聞きたいんです。  まず、寺尾、安田両参考人にお聞きしたいことは、ヅェトロがあってこれはよかったとしみじみ……

第28回国会 商工委員会 第15号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は全然しろうとで、理研のことも承知していなかったので、わからなかったのですが、ただいまの西川君の質問は、私は実に重大であると思います。それは政府が今度出資をいたしまして、特殊法人にかえる、こういうことはまことに理由のあることで海野委員の申された通り、私どもの党側としても賛成です。もちろん、無条件で賛成でないのでありますがゆえに、いろいろ今後質問しなければなりませんし、疑義もたださなければならないのですが、基本的な問題としては、われわれは賛意を表しております。ところが、政府が大幅に出資をして特殊法人に変えるという、このやさきに、今、西川委員の発言によって承知しましたところによれば……

第28回国会 商工委員会 第16号(1958/04/08、4期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行でちょっと。先ほど私は理事会において社会党を代表して申し上げたように、理化学研究所法案の本日の審議に入る前に、さきの委員会において西川委員から突発的な質問が正力大臣に行われ、正力大臣としては、事態が明瞭でないのでこれに対して返答することができないので、当惑された問題があったはずなのです。大臣に対する疑義を、この委員会においてもそれぞれの委員から発言があって、事態がだいぶ明瞭にはなったのですが、まだその問題に解決していないのです。そこで、私は先ほど理事会において申し上げたように、この理化学研究所法案の審議に入るに先だっては、その問題をまず明瞭にしてしかる後でなければ審議に入……

第28回国会 商工委員会 第19号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は、石炭のことは全くわからないので、具体的なことをお尋ねしたいと思うので、局長からお答え願いたいと思います。  まず第一に、石炭鉱業を振興するということは必要でありまするから、それに所要の法の整備をしたり、これに国の金を投資するということは当然必要だと思うんですが、将来を見合って、ただ単に石炭の増産というのではなくて、今輸入に仰いでいるところの鉄鋼会社が使っている超粘結炭というようなものを、何とか特殊なワクで投融資等を行なって国内の生産を刺激して、これに見合う優良な石炭の開発が行えないものか。かりに行えないとしたら、それは、国内にないからであるのか、また、あるけれども、商業ベー……

第28回国会 商工委員会 第21号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行。局長の懇切な説明を聞こうと思うのですが、わが党からもこの航空機工業についての、基本問題について、大臣にただしたい点があるわけです。聞くところによると、大臣は何か法案関係で、暫時衆議院に一たん行かなくちゃならないということがあるそうですから、御意見が質問中ではありますが、まあ許されるならば、わが党の方からの、大臣に対する基本質問をやらしてもらいたい。議事進行上特段に希望します。
【次の発言】 関連してお尋ねしたいのですが、私全く石炭ということについてはわからないものですから、事は常識にあるいは属し、ないしは今まで質疑が行われておりましたら、その旨をお答え下されば、あとで速……

第28回国会 商工委員会 第22号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○相馬助治君 一点大臣に承わりたいのですが、従来ジェトロの本部は、大阪にあったわけでありますが、今回はこの法律によりますと、本部を東京に置くことに相なるわけです。そこで考えられますことは、大阪は何といっても、中小企業の多いところでありまするし、貿易商社も中小規模のものが多いのでございまして、ジェトロというものが海外事情を調査して日本の貿易振興のために資する組織であるということになれば、中小企業者は、自分の力で海外の事情を調査をして貿易をするということが、うまく参らないということを考えまするというと、当然ジェトロは大阪のようなところに力を注ぐべきものであり、今まで大阪にその本部があったということ……

第28回国会 商工委員会 第23号(1958/04/24、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連してお尋ねしますが、この法律では取締役が七人以内、監査役については二人以内、こういうことですから、もちろん最初から七人、二人を充足するのではないということはわかりますが、ただこの法律の数字から受ける感じはきわめておかしい。いわゆる重役陣が大体人数においても多過ぎるのじゃないか、この通りに充足されれば九人になる、こういうふうな疑問を持つわけなんです。この副総理の御説明によれば、最初は三名程度で、他は兼務のもの、もっと平たく言えば、出張手当程度のものをやれば済むものを当てると、こういうふうに了解するのですが、この初年度のそういう明確な計画ができているかどうか、それから具体的に他の……

第28回国会 地方行政委員会 第31号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。同僚議員の久保さんの質問に関連して、選挙運動期間短縮の問題について郡長官に一点ただしたいと思います。  何と答弁しようとも、実質的には運動の制限であって、裏返しに見ますと、現議員優先の法改正にあると、こういうそしりは免れないと思う。民主主義とか何とか理屈は言うけれども、民衆が政治にタッチするのは選挙を通じてなのであって、常に参議院、衆議院というものが民衆の目にさらされなければならない。普通に政党活動がもっと行われてくればそれはよろしいとしてアメリカの例をあげたって、これは全く国柄が違うと思うのです。全く政党政治が確立しているアメリカと、日本のように官僚制度が牢固としてあ……

第29回国会 決算委員会 第3号(1958/06/20、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。今の一点をお尋ねしたいと思うのです。認可という事項があるから、従ってこのような問題が起きた場合に賠償させるとかさせないとかいうことは考えていない、こういう返事じゃなくて、賠償そもののを考えていない、こういうふうにあなたが答弁されておるところに、私は問題があると思うのです。第一に、この問題は、あなたのところに許可申請をして、そのときに、あなたのところでは認可すべき前提要件が全部完備しておると思って許可をしたのだと思います。そういう場合に、不慮の天災等によって、会社の悪意が何ら含まれずに、行政官庁の怠慢等も何らなくして、事実上、一般民衆が被害をこうむるというような例もあると……

第29回国会 決算委員会 閉会後第4号(1958/09/10、4期、日本社会党)

○相馬助治君 この機会に私二つだけ長官にお尋ねして教えておいていただきたいと思うのですが、一つは、税の過小見積りと過大見積りの問題では、過大見積りをする方が危険であるから、勢い過小見積りに落ちていくということは私も納得いたします。当然そうあるべきだと思うのです。ところが自然増収なるものが非常に額が大きい場合に、第一線で働く者が非常に困っておるのです。税金をこんなに取り過ぎておる、それだからわれわれこういうふうに高いから、もう少し手心を加えてくれということで、一線で働くあなたの部下が困っておるような事実もあるのです。私の言っていることわからないでしょうか。われわれこういうふうに税金をたくさん納め……

第29回国会 商工委員会 閉会後第1号(1958/07/09、4期、日本社会党)

○相馬助治君 この際、局長に二つお聞きしておきたいのですが、一つは電源開発株式会社それ自体の問題について、一つは補償の問題についてですが、まず前段の問題について、私詳しくまだ勉強をしてないのですが、電源開発株式会社が政府出資をもって生まれたときには、その生まれた理由は、政府の金をもって、地理的に、資金的に電源開発の困難な地区に電源開発をする、こういう大目的で生まれたのであって、開発したあと当該地区の電力会社に設備その他を引き渡すというような、いわば了解めいた気持があって、この法案が審議されたように私は記憶するのです。ところが、事実問題として、電源開発株式会社は政府出資をもってどんどん仕事をして……

第29回国会 商工委員会 第2号(1958/06/19、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私は公取の委員長に二点、それから通産省の企業局長に一点、合計三点お尋ねしたいと思います。  第一に、公取の委員長にお尋ねしたいことは、私ども社会党の立場からいたしますと、中小企業者に対する保護育成という角度から、特に先般生まれました中小企業の団体法案との関連において独禁法というものがどういうふうに改正されるのであるかということに対して、非常に深い関心を持っているわけです。従って非常に悪意な見方をいたしますれば、一方においては中小企業団体法というような法律を政府は用意して、中小企業者にあめをしゃぶらせ、一方においては独禁法の根本精神を取り違えて、独禁法を緩和して大企業に対してあめを……

第29回国会 商工委員会 閉会後第2号(1958/08/11、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの際、通産大臣に具体的なことを二つほどお聞きしたいと思うのです。で、これは、きわめて具体的な問題そのものについては、担当の事務局から答えていただいてけっこうでございます。  まず第一に、百貨店法に関しての問題なんですが、先ほど大臣がお述べになりましたように、日本の中小商工業者を助けるために、これらの人々の産業分野における位置を大企業から守る決意を持っているということを豊田委員の質問に対して答えております。きわめて基本的な考え方としてはけっこうだと私は考えます。百貨店法というものも、そういう趣旨でこの法律が作られたのだと思いまするが、昭和三十一年六月十六日施行されて満二カ年間……

第29回国会 商工委員会 第3号(1958/06/24、4期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの際、通産大臣に日中貿易について一点、日ソ貿易に関連しての具体的問題について一点お尋ねしたいと思います。ただいま高碕通産大臣の方針を拝聴いたしまして、二カ月前に行われた前尾通産大臣の同様の趣旨の意見を聴取したことと思い比べてみますと、もちろん岸内閣であり、自民党内閣でありますから、両者に大きな食い違いはあるべきはずでもありませんし、またございませんけれども、大臣がかわったということについて、その間多少重点の置き方に差があることは当然であり、また差のあることを私は感ずるのです。  その第一点は、高碕大臣になってから、輸出重点主義が一段と強化されたというふうに私は見ています。き……

第29回国会 商工委員会 第7号(1958/07/07、4期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行。室長から読んでいただくのだが、室長は専門的な立場から研究されていると思うので、きわめて当然で、その願意が至当で問題の存しないものについては、問題がないと思うという私見を付して、ごく簡単に案件だけ言ってもらいたいと思います。
【次の発言】 大竹先生が触れられたように、この請願の基本的な考え方についてはわかる。ただ、後段のある特定の団体にやることについては、若干考慮を要するから、この際抜本的にこのバナナ行政というものを考える必要があるのではないか、こういう御意見でございまするので、私はこれに対しては、一応耳をかすべきだと思って聞いておりました。次に、はなはだ失礼でありますが……

第30回国会 商工委員会 第3号(1958/10/22、4期、日本社会党)

○相馬助治君 きょうは参考人から御意見を伺って、私ども勉強して、追って政府に意見を具申するなり、その見解を聞くという試みの委員会ですから、私は今答弁を求めるというのではないのですが、ただいまの同僚島委員の質問に対する繊維局長の答弁は、あまりにも簡単であり、かつまた、田和参考人が烈々と述べられたそういう気持に対してもこたえ得る情熱を欠いていると思う。田和さんが言っているように、紡績業界としては、原料をもっと安く買うということが何よりの念願だ、こう申しているし、つまらないところにプレミアムなんかも出したくない、こういう話をしております。私はしろうとで、はっきりはわからないけれども、今の原綿の輸入に……

第30回国会 商工委員会 第5号(1958/10/29、4期、日本社会党)

○相馬助治君 石炭界の不況を救済するということに関して、きわめて幼稚なそうしてしろうとの意見ですけれども、一つ申し上げて大臣から見解を承わっておきたいと思うんです。これは具体的なことですから都合によっては石炭局長の御答弁でもけっこうです。  この夏北海道の石炭山を視察したときに、私はしろうとですからしろうとなりの質問をして、石炭をこうして掘っているあなたたちが何が一番困った問題かとこう聞きましたところが、掘った石炭が完全に売れるか売れないか、という心配のあることが一番大きなことである、こういうことを申したので私もなるほどと思ったのです。別に私あの関西方面の火力発電所を視察いたしましたときに、当……

第30回国会 商工委員会 第8号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○相馬助治君 議題になっている法案の鉱山保安法の一部を改正する法律案について、衆議院が保安法の根本的再検討を行うようにという付帯決議を付けて、この法案が成立しておりますが、ここで大臣にお尋ねしたいことは、近い将来において、根本的再検討の用意があるかどうか、この点承わりたいと思うのです。本来ならば、具体的に衆議院がさしているのは、監督員の制度を、現在の保安管理者をきめる場合に、従業員の意思が反映していないというところから、制度上従業員の意思が十分反映せしめるようにせよということを内容としているように伺うので、局長に具体的なことを念を押して、その局長のおっしゃっている通り、大臣としては、この問題を……

第31回国会 商工委員会 第4号(1958/12/20、4期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して。島君の御発言中ですが、発言中にもありますように、委員長、理事会においても何らか取り扱ったであろうということでもありまするので、島君が今後質問を続けられる便宜上からも、委員長、理事会において私が発言したことのあらましをここで申し上げて、確認しておきたいと思います。  私は、委員長、理事会の劈頭において、一昨日通商局長が答弁にこの席に立てなかったために流れざるを得なかったということはきわめて遺憾であるということを申し上げて、次いで、松尾局長から委員長に対して、何らかの謝罪があったかということを質問をいたしました。なお、この問題はわが党としては重要視しておるから、この委員会の……

第31回国会 商工委員会 第5号(1958/12/23、4期、日本社会党)【議会役職】

○理事(相馬助治君) これより商工委員会を開会いたします。  きょうは委員派遣についてお諮りいたします。  関係法案並びに産業事情などの調査のために委員派遣を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは派遣の日取り、人選その他、これに関連してのことについて、委員長に御一任願いたいと思いますが、差しつかえございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それではさように決定をいたします。  本日はこれをもって散会をいたします。    午後二時四十九分散会

第31回国会 文教委員会 閉会後第1号(1959/05/04、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  まず、委員に異動がありましたから、報告いたします。  五月二日、伊能芳雄君、また本日、松澤靖介君が辞任、補欠として伊能繁次郎君及び矢嶋三義君が選任されました。  五月二日の任期満了に伴う当委員会の欠員は十名になっております。従って、臨時国会開会までは十名の委員でもって本委員会は運営されることになります。なお、緑風会は二名とも欠員になっております。
【次の発言】 本日は、閉会中の委員会の運営について、まず、御協議を願いたいと存じます。御意見ございましょうか。
【次の発言】 委員長の考え方といたしましては、当委員会として、ぜひ解決しな……

第31回国会 文教委員会 閉会後第2号(1959/06/20、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。昨日、後藤義隆君が辞任され、補欠として山本利壽君が選任されました。
【次の発言】 本日の委員会は、前回の委員会においてすでに決定を見ておるわけでありますが、案件については協議されておりません。従って本日は、ただいま雑談のうち申し合わせましたように、まず、官房長の報告を承わることにいたします。では、齋藤官房長から報告を聴取します。
【次の発言】 ただいま齋藤官房長から御報告がございました。これに関連して何か御発言ございますか。
【次の発言】 よろしくお願いします。

第31回国会 文教委員会 第5号(1959/02/05、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  私このたび委員長に選任されました相馬ですが、私は前に文教委員会に長く関係をいたしておりましたが、その後、久しく当常任委員の席を離れておりまして、その後不勉強でございますので、なかなかこの大任を果すことに困難を感ずると思いますが、精一ぱい一つ努力をして勉強して参りたいと思いまするから、よろしく一つお引き回しのほどをお願いいたします。  議事に入る前に報告いたしますが、去る一月二十六日逝去されました前委員長の竹中勝男君の葬儀に際しまして、慣例によって、当委員会より花輪料を贈ってございます。御承知願いたいと存じます。

第31回国会 文教委員会 第6号(1959/02/10、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  まず最初に、二月五日に開きました委員長及び理事打合会の経過について御報告申し上げておきます。  まず、委員会の定例日につきましては、従来、火曜、木曜の二日でございましたが、五日の委員会の懇談会におきまして、中野理事その他より、委員会の審議時間を十分確保するための方法等について意見の開陳がごさいました。本委員会としては、その趣旨に沿うて今後運営をいたすことにいたしましたが、ただ、日取りの問題につきましては、衆議院との関係もございまするので、委員長において、衆議院側と十分今後協議してみることといたしまして、とりあえずは、従前通り、火曜……

第31回国会 文教委員会 第7号(1959/02/12、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより委員会を開会いたします。  まず、昭和三十四年度文教関係予算を議題といたします。  これは、この前の委員会において大臣より御説明のあった分に関しまして、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を起して。  ただいま松永理事から要求された資料についての御発言がございましたが、この際、会計課長から何か申すことがございますか。
【次の発言】 資料については、今、松永理事から要望されたように、質疑その他の段階で必要と認めた場合には、追って再提出を求めることがございまするから、あらかじめ御了解を願っておきます。……

第31回国会 文教委員会 第8号(1959/02/17、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  委員の異動がございますが、特に前回の委員と異なる分についてのみ報告をいたします。  二月十六日、藤原道子君が辞任されまして、補欠として坂本昭君が選任されました。
【次の発言】 前回に引き続き、昭和三十四年度文教関係予算を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 その質問はそれで終りですか。
【次の発言】 関連して私からお尋ねしておきたいのですが、この種の社会保障の問題については、かつて内閣の審議会の委員もやつて、若干関心を持っておつたのですが、実はこの文部省と厚生省との間の話し合いは、事務的に行われ……

第31回国会 文教委員会 第9号(1959/02/19、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  開会に先立ちまして、委員長及び理事打合会をいたしましたので、その経過について報告して御承認を求めておきます。  まず、前回の理事会後、本審査になりました国立学校設置法の一部を改正する法律案について本日、最初の議事として提案理由の趣旨を聴取することにきめました。  次に、社会教育法等の一部を改正する法律案について公聴会開会の提案がありましたので、慎重協議いたしました結果、三月三日火曜日、これを当てることにいたしました。公述人は八名、その人選その他細目につきましては、委員長及び理事打合会に御一任いただくことにしたいと存じます。  来週……

第31回国会 文教委員会 第10号(1959/02/24、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  委員に一部異動がありましたから、報告いたします。  本日、吉江勝保君が辞任され、補欠として、左藤義詮君が選任されました。
【次の発言】 まず最初に、昭和三十四年度文教関係予算を議題といたします。  質疑のあるお方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 本件に関しまして、本日は、この程度にとどめたいと存じます。
【次の発言】 次に、社会教育法等の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑のある力は順次御発言を願います。  ちょっと速記をやめて。

第31回国会 文教委員会 第11号(1959/02/26、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  まず最初に、女子教育職員の産前産後の休暇中における学校教育の正常な実施の確保に関する法律の一部を改正する法律案を議題にいたします。  発議者から提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 本案に対してそれぞれ御質疑があることと存じますが、それは後日に譲ります。
【次の発言】 次に松澤君より、速記録訂正のことについて発言がございます。
【次の発言】 ただいま御発言の通りに、委員長において適当な方法で訂正を出させるように処置いたしまするから、御了解を願っておきたいと存じます。

第31回国会 文教委員会 第12号(1959/03/05、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより、文教委員会を開会いたします。  委員に異動がございますので、まず報告をいたします。昨日、川村松助君及び剱木亨弘君が辞任され、その補欠として前田佳都男君及び迫水久常君が選任せられました。また本日、迫水久常君及び大谷贇雄君が辞任されまして、補欠として大谷瑩潤君及び草葉隆圓君が選任されました。
【次の発言】 まず最初に、社会教育法等の一部を改正する法律案を議題に供します。質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記をつけて。  湯山君より、先ほど憲法八十九条と本法との関連において質疑の一部保留があり、かつ、内閣法制局長……

第31回国会 文教委員会 第13号(1959/03/10、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  委員に異動がございましたから、まず御報告いたします。  三月六日、前田佳都男君、草葉隆圓君辞任、補欠として、川村松助君、大谷贇雄君が選任。  三月七日、吉江勝保君、大谷瑩潤君が辞任、補欠として伊能芳雄君、剱木亨弘君が選任されました。
【次の発言】 まず、三月五日開会いたしました委員長及び理事打合会の経過について報告いたします。  本日の日程につきまして、過日お手元までお届けいたしましたように、内閣提出法律案で本審査になっております盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律案、就学困難な児童及び生徒のための教科用図書の給与に……

第31回国会 文教委員会 第14号(1959/03/12、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  先刻開会いたしました委員長・理事打合会の経過について、大体まず報告をいたしておきます。  まず、本日の日程といたしましては、盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の一部を改正する法律案を議題に供し、質疑に入ります。  ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  次回の定例日は十七日火曜日であります。日程は、当日の理事会で協議することとし、当日午後、適当な時間に国立博物館の法隆寺献納宝物展の見学、後、文化財保護委員会と懇談をいたしたいと存じております。  次に、議員提案、その他法律案の取扱いにつきまして……

第31回国会 文教委員会 第15号(1959/03/17、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより、文教委員会を開会いたします。現在、理事が一名欠員になっておりまするので、まず理事の補欠互選を行いたいと存じます。互選は、慣例によって、委員長の指名になっておりまするが、さように取り計らって御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは委員長は、理事に後藤義隆君を指名いたします。
【次の発言】 次に、就学困難な児童及び生徒のための教科用図書の給与に関する国の補助に関する法律の一部を改正する法律案を議題にいたします。  これより質疑に入ります。質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。    午前十一時三十九分……

第31回国会 文教委員会 第16号(1959/03/19、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより、文教委員会を開会いたします。  当委員会に、ただいま理事が欠員になっておりまするので、まず理事補欠互選を行いたいと存じます。慣例により、委員長の指名によりたいと存じまするが、異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、中野文門君を理事に指名いたします。
【次の発言】 学校教育法等の一部を改正する法律案及び学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案を議題といたします。  まず、提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 次に、補足説明がございます。これを大学学術局長から聴取いたします。

第31回国会 文教委員会 第17号(1959/03/24、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより、文教委員会を開会いたします。  現在、当委員会の理事一名が欠員となっておりますので、まず理事の補欠互選を行いたいと存じます。慣例により、委員長の指名によりたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認めます。  それでは、委員長は理事に後藤義隆君を指名いたします。
【次の発言】 次に、本日は、当面の文教政策について質疑を行いたいと存じます。  質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 大学局長に答弁願う前に、関連して、私、一点、具体的なことを、岡委員の質疑と同時にして答弁をわずらわしたいと思うんですが、具体的な問題として、岡崎……

第31回国会 文教委員会 第18号(1959/03/26、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  委員に一部異動がありますから報告いたします。  本日、松澤靖介君及び山下議信君が辞任、補欠として高田なほ子君、坂本昭君が選任されました。
【次の発言】 昨日、開会いたしました委員長理事打合会の結果について報告いたします。  一昨日の委員会において岡委員から発言があり、委員長及び理事打合会に移されましたところのオリンピック招致に関連する諸問題について、体育協会関係者を参考人として本委員会に出席を求めるの件に関して慎重に審議を行いました。自民党側からは、現在の段階において、委員会の審議日程等の関係から賛成できないとの発言があり、社会党……

第31回国会 文教委員会 第19号(1959/03/31、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  前回の委員会で異動のありました委員のうち、本日もなお前委員会当時と変っている分についてのみ報告いたします。  三月二十七日、高田なほ子君、大谷贇雄君、坂本昭君辞任、補欠として、松澤靖介君、佐藤清一郎君、山下義信君選任。三十日に、佐藤清一郎君辞任、岡崎真一君選任。三十一日に、山下義信君辞任、高田なほ子君が選任されました。
【次の発言】 現在、当委員会には理事が二名欠員になっておりまするので、この際、理事の補欠互選を行いたいと存じます。  互選の方法は、慣例によって、委員長の指名によりたいと存じまするが、御異議ありませんか。

第31回国会 文教委員会 第20号(1959/04/07、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより、文教委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。  前回の委員会当時と異なったものについてのみ報告いたしますが、四月六日、高田なほ子君辞任、補欠として山下義信君選任。
【次の発言】 次に、理事補欠互選を行います。  現在、当委員会に理事が二名欠員になっております。互選の方法は、委員長の指名によりたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に中野文門君及び後藤義隆君を指名いたします。  暫時休憩いたします。    午前十時三十分休憩

第31回国会 文教委員会 第21号(1959/04/28、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  理事が一名欠員となっておりますので、まず、理事の補欠互選を行いたいと思います。  互選の方法は、慣例により、委員長の指名によりたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは委員長は、理事に後藤義隆君を指名いたします。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りをいたします。  委員会におきましては、本国会開会以来、教育、文化及び学術に関する諸問題について鋭意調査を行なって参りましたが、問題が広範多岐にわたり、いまだ調査終了を見ない点が多々ございます。つきましては、今期国会閉会……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 文教委員会 第1号(1959/07/02、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。  昨日、中野文門君、山本利壽君、矢嶋三義君が辞任され、後藤義隆君、小幡治和君、岩間正男君が選任されました。  また、本日、伊能繁次郎君、大野木秀次郎君、林屋亀次郎君、後藤義隆君が辞任され、吉江勝保君、植竹春彦君、迫水久常君及び井野碩哉君が選任されました。
【次の発言】 続いて理事の三選を行いたいと存じます。現在、当会員会には理事が三名欠けておりますが、本日は都合により二名だけ互選いたしたいと存じます。  なお、互選は、慣例によりますれば委員長の指名になっておりまするが、さよう取り計ら……

第32回国会 文教委員会 閉会後第1号(1959/07/31、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  まず、委員の異動がありますので報告いたします。  昨日、佐野廣君辞任、補欠として安井謙君が選任されました。
【次の発言】 先ほど開会いたしました委員長理事打合会の経過について簡単に報告いたします。  本日の議事の進め方について協議を行なったわけでありまするが、七月二日文部大臣から文教政策に関する所信表明を聞いたままになっておりますので、本日はこの所信表明に関連して文部大臣に質疑を行いたいと思います。右の通り取り運ぶことに御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認めます。では、質疑のある方より順次御発言をお願いいたします。

第32回国会 文教委員会 第2号(1959/07/03、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  本日の本会議の委員長選挙によって、私、再び文教委員長に選任されました。まことに不行き届きでございまするが、何分よろしく御協力のほどをお願いいたします。
【次の発言】 まず、委員の変更について報告いたします。  本日、植竹春彦君が辞任され、その補欠として北畠教真君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の互選を行いたいと存じます。  互選の方法は、慣例によって、委員長の指名によりたいと存じまするが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは委員長は、本委員会理事に北畠教真君を指名いたします。

第32回国会 文教委員会 閉会後第2号(1959/08/31、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  先ほど開会いたしました委員長及び理事打合会の経過について簡単に報告いたします。  本日は、まず今回の台風による文部省関係の被害についての報告を当局より聞き、これに対する質疑を行います。次いで板付基地周辺の騒音対策についての問題を取り上げることにいたします。  なお、明日の日程について大体相談をいたしました。明日は、日教組の専従者制限に関する件を第一議題にして質疑を行い、次いで学生生徒の学割に関する件についての質疑を行うことにいたします。  本日及び明日をそのように取り運びたいと思いますが、御異議ございませんか。

第32回国会 文教委員会 閉会後第3号(1959/09/01、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。まず、板付基地周辺の騒音防止に関する件を議題にいたします。  議題に入る前に一言申し上げますが、昨日、本議題について調達庁並びに大蔵省の出席を求めましたところ、大蔵省側の出席なかったため、本日にこれが延期されたわけでございます。本件に関しましては、文部省からは小林監理局長、大蔵省からは吉岡主計局次長、新保主計官、調達庁からは、昨日のように柏原不動産部長が出席をしております。  なお、昨日大蔵省の関係官の出席を求めました経緯は、委員長より主計局長の出席を求めましたところが、局長並びに次長は公用出張のためにお留守でございましたので、大村主……

第32回国会 文教委員会 閉会後第4号(1959/09/21、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  委員に一部異動がありましたから報告いたします。  九月七日、安井謙君が辞任され、補欠として植竹春彦君が委員に選任せられました。
【次の発言】 先ほど開きました委員長及び理事打合会の経過について報告をいたします。  まず、本日の議事につきましては、先般の委員派遣による実地調査の結果を代表によって報告をしていただき、これに関連して重要案件について政府側に質問を願うことにいたしました。ただいま政府側よりは松田文部大臣、宮澤政務次官、内藤初中局長、文化財より岡田事務局長が御出席でございます。  なお、委員長・理事打合会において、前回の理事……

第32回国会 文教委員会 閉会後第5号(1959/10/10、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  まず、委員に変更がありましたから報告いたします。  九月三十日、村上義一君が辞任され、その補欠として常岡一郎君が選任されました。
【次の発言】 ただいま開きました委員長及び理事打合会の経過について報告いたします。  先日来、懸案となっておりました教職員組合の専従者制限に関し、参考人の出席を求める件について協議を行いました結果、全国都道府県教育委員長協議会会長木下一雄君、都教育長協議会幹事長本島寛君の両君に、十五日に御出席願うことに意見の一致を見ました。なお、当日は出席者の都合により、開会時刻を繰り上げ、若干御迷惑とは存じまするが、……

第32回国会 文教委員会 閉会後第6号(1959/10/15、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。去る十四日、植竹春彦君辞任、大谷贇雄君が選任されました。
【次の発言】 本日は教職員組合の専従制限に関し、参考人から御説明をいただき、これに対し質疑を行うことになっております。本件に関しましては先般来、当委員会においてかねて論議を重ねて参りましたが、さらに問題の本質的解明に資するために、本日は参考人の出席を求めることになったわけでございます。時間は参考人の御都合によって、特に開会時間を一時間繰り上げ、終りは十二時半ということにいたしました。さよう皆様においてお含みの上、議事に対して御協力賜……

第33回国会 文教委員会 第1号(1959/10/27、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  委員の変更について報告します。  去る二十四日、秋山長造君辞任、東隆君が選任されました。
【次の発言】 調査承認要求についてお諮りいたします。  当委員会におきましては、従来も各国会において、教育、文化及び学術に関する調査の承認を受け、教育制度、教育行政、教育財政及び文化、学術の諸問題について調査を行なって参ったのでありますが、今期国会においても、今までと同様に調査を行なうことにしたいと存じますが、異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認めます。つきましては、本院規則第七十四条の三により、議長に提出する調査承認要求の作成につ……

第33回国会 文教委員会 第2号(1959/11/05、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開く会いたします。  先ほど開会いたしました委員長及び理事打合会の経過について御報告をいたします。  まず、委員会の開会日でありまするが、従前通り毎週火曜、木曜の二日といたすことに決定を見ました。  本日の案件につきましては、まず、昭和三十五年度文教関係予算について、文部当局から説明を聴取した後、質疑を行ない、次に、名古屋市名城大学に関する件について議題に供し、文部省に対してお尋ねすることにいたしました。  次に、伊勢湾台風に伴う教育関係の諸問題及び北九州炭鉱地帯における生徒児童の長期欠席の状況並びに必要と認めるその他の案件の調査のために委員派遣を行……

第33回国会 文教委員会 第3号(1959/11/10、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  委員の変更について報告します。  十一月六日、栗山良夫君が辞任し、荒木正三郎君が選任されました。
【次の発言】 本日の委員長及び理事打合会の経過について報告をいたします。  本日は、昭和三十五年度文教関係予算を議題とすることにいたします。  なお、先般委員長一任をもって御決定願っておりました議員の派遣の問題につきましては、十六、十七、十八、十九の四日間にわたり、二班を編成して一班を名古屋、大阪地方、一班を福岡地方に派遣することにあらためて決定をいたしました。  次回木曜日には、最近文部省から出ました教育白書を議題とすることに意見の……

第33回国会 文教委員会 第4号(1959/11/12、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  先ほど開会いたしました委員長及び理事打合会の経過について報告をいたします。  本日は教育白書について、当局よりの説明を聞き、後、質疑を行なうことになっております。  次回委員会は十一月二十六日午前十時より開会、派遣委員の報告を行なうことにいたしました。その他の案件につきましては、当日の理事会においてあらためて協議をいたすことにいたしました。  なお、さきに決定を見ておりました調査派遣につきましては、名古屋地方一班三名、二班福岡地方二名を議運において決定を見ましたので、さよう調査団を派遣いたします。  以上、報告の通り、本日取り運ぶ……

第33回国会 文教委員会 第5号(1959/11/26、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  まず、委員に変更があったので御報告いたします。  昨日、剱木、弘君が辞任され、補欠として鹿島守之助君が選任されました。
【次の発言】 本日の委員長及び理事打合会の経過について概要御報告いたします。  本日の会議に付すべき案件といたしましては、すでに前回、派遣委員の報告及び教育白書の二件を議題とすることに御了承を得ておりましたが、その後、十一月十四日、本学校安全会法案並びに市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案が衆議院から送付されて参りました。従って、それを含めて本日の議題として進めることについて協議を行ないましたところ、……

第33回国会 文教委員会 第6号(1959/12/01、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) ただいまより文教委員会を開会いたします。  本日の委員長及び理事打合会の経過について報告いたします。本日は、まず、付託になっておりまする二法案を議題に供します。次に、去る十一月二十七日の安保改定反対第八次統一行動における全学連の行動に関連し、質問の申し出がありましたので、本件は、本日の議事の劈頭にこれを取り上げることにしたいと思います。  なお、幼稚園教員の待遇改善に関し、衆議院文教委員会で決議を行なっておりますが、当委員会としても、何らかの意思決定を行なってはどうかという提案がございます。本件につきましては、理事会において検討してみることにいたしましたが、以上の通り、……

第33回国会 文教委員会 第7号(1959/12/03、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  委員に一部異動がありましたので報告いたします。  昨日、乗隆君が辞任、棚橋小虎君が選任されました。
【次の発言】 本日の委員長及び理事打合会の経過について概要報告いたします。  本日の案件といたしましては、まず、岐阜県教職員組合の専従制限に関する条例について取り上げることにいたしました。なお、これに関して実情調査のため議員を派遣すべしとの意見もありましたが、これは慎重に研究して処置することといたしました。次に、市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案及び日本学校安全会法案の質疑を継続することにいたしました。  以上の通り、……

第33回国会 文教委員会 第8号(1959/12/08、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  本日の委員長及び理事打合会の経過について概要を御報告いたします。  本日は、先日の委員会において議題となりました岐阜県における教職員の組合専従制限に関し、文部省において調査の上、できるだけ早い機会に報告することになっておりまするので、まず、本件を取り上げて、その報告を聴取することにいたします。  次に、日本学校友全会法案及び市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案について質疑を続行することにいたします。  なお、大学の自治に関し、意見を求めるため、茅東大総長及び適当な方を参考人として当委員会に出席を求めてはどうかという提案……

第33回国会 文教委員会 第9号(1959/12/10、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。委員に変更がありましたので報告いたします。本日、井野碩哉君辞任、上林忠次君が選任されました。
【次の発言】 本日の委員長及び理耳打合会の経過について概要報告いたします。  本国会の会期も接迫して参っておりまするので、明日及び明後日、必要ある場合には文教委員会を開くことにつきまして、これを委員長に一任することに協議されました。  前回の委員会において、岐阜県における教職員のいわゆる専従制限に関する件を議題といたしました際、県教育長の教育委員会出席の有無及びその間の経緯について文部省において再度調査の上、当委員会に報告することになっており……

第34回国会 議院運営委員会 第20号(1960/03/17、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私はこの際、本法の内容に関連して、議長に対して一点お尋ねすると同時に、次にあらためて、再三前にも質問してありますけれども、議長の責任についてお伺いいたし、次に、これを補佐する副議長の責任について若干お尋ねしたいと思います。  まず第一に、議長は本法成立を深く期待しているかどうか。この一点を伺いたいと思うのです。御承知のように、本法は衆議院における議員立法の形をもって提案されております。審議して参れば参るほど、この法律というものは実に不可思議な内容を持つものであり、ある意味では全く効果のないものであるということもできるし、ある意味では非常なる威嚇法案であるというふうにも言えると思う……

第34回国会 文教委員会 第1号(1959/12/29、5期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会を開会いたします。  調査承認要求についてお諮りいたします。  当委員会といたしましては、各国会とも、教育、文化及び学術に関する調査として、教育制度、教育行政、教育財政その他文化及び学術に関する諸問題について調査を行なっておりまするが、今期国会におきましても、従来と同様、本件に関する調査を行なうことにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  つきましては、本院規則第七十四条の三により、議長に提出する調査承認要求書の作成は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第34回国会 文教委員会 第2号(1960/03/03、5期、民主社会党)

○相馬助治君 先ほど委員長・理事打合会の席上でちょっと申し上げておいたのですが、私は二つの点をこの際文部省に向かって質問をしたいと思うのです。文部省が自発的に当委員会を通じて具体的なことを御発言になるならば、委員長においてお取り計らい下さってもけっこうです。  一点は、御承知のように、本年度、中学に入る子供、それから現在の五年生、四年生、この三カ年間は異常な人数が多い、いわゆるベビー・ブームと言われる年で、この子供たちの教育の問題は非常に大きな問題であろうと思うのです。文部省は依然としてすし詰め学級その他も完全に解決をしていない際に、こういう特異な姿に出会うのであるから、すでに何らかの具体案等……

第34回国会 文教委員会 第7号(1960/03/22、5期、民主社会党)

○相馬助治君 関連して。今の岡委員の質問の点は、学校薬剤師をなぜ加えたかということですね。これはこういうふうに理解していいのですね。御承知のように、最近プールが各学校でも多くなった。このプールの汚染がひどいか、ひどくないかというような責任は、全部、学校薬剤師にあるわけですね。それから学校に井戸を掘った。ところがその水質が学校の学童の保健上よろしいか、よろしくないかということ、これも学校医でなくて学校薬剤師に責任があるはずですね。そういう意味でこれを加えたんだと、こういうふうに了解してよろしいのですか。
【次の発言】 何条かにあるはずですよ、条文は知らないけれども。

第34回国会 文教委員会 第9号(1960/03/31、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私は民主社会党を代表して、本法案に賛成いたします。しかし、事務職員がその職責上、給与体系上、また諸手当等の格差の問題、他の同じ事務職員の学校外の人事交流というような点、そういうものについてはきわめて恵まれざる立場にあることは実態であるし、そこに不合理な現実のあることも政府当局は認めていられると思いまするから、それらについては別途早急に改善の方途を研究し、実施すべきであるということを要請し、かつ期待して、本法案に賛成します。

第34回国会 文教委員会 第12号(1960/04/21、5期、民主社会党)

○相馬助治君 関連。吉江委員の質問に関連して一つお尋ねしたいのですが、ただいまの答弁を聞いておりますと、特殊な留学生の受け入れの形ですから、向こうさまの意思次第で、ないしは向こうの意思が非常に優先するので、こちらとしては対策を十分立てられないのだというような意味の答弁に聞いたのですが、私が聞いているところによりますれば、このインドネシア賠償留学生受け入れに対して、当初外務省と文部省との意見が人員の点、それから受け入れの点、そういう点について何か一致しなかった段階があるやに聞いておりますが、その辺の経過が当委員会を通じて話されているならば後に速記録で調べて承知しますが、話されていないとするならば……

第34回国会 文教委員会 第13号(1960/04/26、5期、民主社会党)

○相馬助治君 どうか発言者もすわつて御答弁下さるように、私もすわつて質問したいと思いますから、委員長お許し願いたい。  戦後、わが国が文化国家建設ということを強力に唱えて、一時、文化国家ということが一種の流行語となって国内を風廃した時代があったことは御承知の通りですが、今日いろいろな複雑な世相の陰に隠れて、文化国家建設ということが言葉の上では若干なおざりにされておりますが、また最近いろいろな面から文化国家建設というその趣旨がほうはいとして起きつつあることは御承知の通りであつて、戦争中においても、アメリカ自身がわが国の文化財に対して、戦略上の目的を抜きにした措置をなされたというようなこと、また、……

第34回国会 文教委員会 第14号(1960/05/10、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私、資料要求があります。ただいま提案された学校教育法等の一部を改正する法律案に関連して、私はこの際、ラジオ、テレビの教育放送についての現況について簡単でけっこうですから、資料を当委員会に御提示願いたいと思うのです。と申すのは、御承知のようにラジオ、テレビというものが教育上占める位置が非常に大きくなっておりますが、そのラジオ、テレビの監督機構というものの現況からして、はたして文部省、文部大臣の意図がこういうラジオやテレビに監督関係でその立場というものも明確でないと思うのです。と同時に、またラジオ、テレビを放送するもの自身も、これは省はどこですか、郵政省ですか、郵政省側との連携はだい……

第34回国会 予算委員会 第21号(1960/03/29、5期、民主社会党)

○相馬助治君 去る三月二十五日の衆議院の安保特別委員会において、極東の範囲について政府の答弁がきわめて適切を欠き、かつ不誠実であるというので、野党委員の退場となって審議ストップの状況となっておりますが、これでは安保問題に対して注視している国民の疑惑は解けずに、審議が進むことを期待している国民に対して、これはまことに困ったことであるというふうにも一応考えられる、首相はこのことについてどのように現在お考えですか。
【次の発言】 委員長に期待するということより、問題はきわめて簡単であって、極東の解釈について再三にわたって答弁の変更を見ておる。本日も同僚の鈴木委員の質問に対して依然として明快な御答弁が……

第35回国会 文教委員会 閉会後第2号(1960/08/31、5期、民主社会党)

○相馬助治君 関連して。私は加瀬委員が指摘しておることはきわめて重大だと思うのです。しかし、加瀬委員がちょっと言ったように、現荒木文部大臣の責任ではないかと、こうおっしゃったものだから、私から答える筋合いではないというふうにとられたのだと思うのだが、しかしこの問題は、当委員会としてはやはり徹底的にたださなければならない内容を持っていると思うのです。そこで加瀬委員、これはやはり当面の今までの遂行した責任者であった内藤初中局長も呼んで、同時に今村君なんかも比較的これに新しいからああいうふうな何かわからない答弁をするので、建造物の長だから勤評をやれるのだという飛躍的な論では何人も納得できない、むしろ……

第35回国会 文教委員会 閉会後第3号(1960/09/01、5期、民主社会党)

○相馬助治君 この問題は何回も衆議院、参議院の文教委員会で取り扱って、しかもまた今日に至るまでにも解決をしない、この過程においては、若干文部省が本問題について認識を誤っていたのではないかという節が従来はあったと思うのですが、ただいまの質問に答えての福田局長の答弁はきわめて明快で、今日までのこの紛争の原因が明らかにやはり田中理事長にあるという立場をとっておられることは私は正しいと、こういうふうに思うのです。というのは、私は当時文教委員長であったために田中氏自身にも会いましたし、調停に立たれた河野勝斎氏にも前後三回ほど会って話を承りましたが、本問題について田中理事長の方は教職員組合の行き過ぎだとか……

第38回国会 社会労働委員会 第3号(1961/02/09、5期、民主社会党)

○相馬助治君 関連して。安藤政務次官にお尋ねしますが、数度にわたって武見医師会会長等と話をしたと、こういう御答弁ですが、竹中委員の質問は、党と医師会がプライベートに話したかなんということを聞いているのではなくて、いつでも医療費の問題については、厚生省が官僚を中心としていろいろ積算の基礎をきめて、計画案を立てて、そうして発表して、発表してからいつでも問題を起こしてお医者さんが騒ぎ立てるという、患者の感覚からいたしますれば、何ともやり切れないような問題が起きて、問題を紛糾させて今日にまで至っているので、だから今度は、厚生省としては医療関係団体と話し合いをしたのかと、こういうふうに竹中さんが聞いてい……

第38回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1961/07/31、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私小柳委員の質問に関連して、これは重大な問題だと思ってお尋ねしたいと思うのです。  われわれも気づいておりましたが、今鹿島委員からの報告を聞いて、あらためて、この委員会として考えてみる必要があろうと思うことは、この国民医療の向上上、まじめな医者、まじめな薬剤師、こういう人たちの努力に対しても、この種の薬屋の乱売、廉売、そして今度は薬事法にも明らかに違反するようなスーパーマーケット式のこの種の店舗、こういうものが現行法規で取り締まれないというならば、われわれは立法府にある者として、その法改正を行なわなければならないし、小柳委員が義憤を持って結論的に申した通りの私どもは気持を強く持つ……

第38回国会 社会労働委員会 第6号(1961/02/21、5期、民主社会党)

○相馬助治君 この際、端的に厚生大臣の御見解と決意を承っておきたいと思うのです。と申しますのは、現に一斉休診が行なわれて、今後もまた陸続として行なわれようとしておる。これは全国の患者の感覚をもっていたしますれば、実に大へんなことなんです。しかも日本のいろいろな階級の中でも、良識の人の集まりであるはずのお医者さんが、そうして普通はネコのごとぎおとなしい種類に属するお医者さんが、こんなにいきり立っているというこの事態を、私は簡単に見過ごせないと思うのです。そこで厚生大臣は着任以来努力されていることはわかります。筋を通そうとしていることもわかります。今の社会保険制度を抜本的に改正して、もろもろの矛盾……

第38回国会 社会労働委員会 第10号(1961/03/09、5期、民主社会党)

○相馬助治君 この際、けい肺の問題について石田労働大臣に若干の御質問をしたいと思うのですが、申し上げるまでもなく、けい肺は全く国の産業の伸展上出て参った犠牲であって、その患者に対しては、国は積極的にこれを見てやらなければならない義務があろうと、こういうふうに私は基本的に考えます。現行のけい肺を救済する法律が施行されて一年以上たちましたので、この際、政府として何かこの問題について現在考慮している点があるかどうか、それらの点についてまず第一に承りたいと思うのです。
【次の発言】 けい肺の問題については、労働者をけい肺から守ってやるということが一つ大きな問題でありまするし、次の問題は、不幸にしてこの……

第38回国会 社会労働委員会 第11号(1961/03/14、5期、民主社会党)

○相馬助治君 大臣に二点尋ねておきたいのですが、第一点は、今藤田委員が指摘した問題にからんでのことなんですが、今般政府がこういう積極的な法改正をするということに対しては私は率直に敬意を表します。これは大へんにいい改正です。ところが、問題の本質を解決していない。今この法律がもつ一番の欠陥は何かというと、藤田委員が指摘した問題なんです。せっかく国が思いやりをもってこれだけの法律を作ってやっても、入口のところを閉めておくから、プールの水を幾ら増してみても流れ出るというところに行くとうまい工合には流れないという問題があるのです。ですから、水の流れ口を若干手入れをしなくちゃならないということが本法の一番……

第38回国会 社会労働委員会 第14号(1961/03/23、5期、民主社会党)

○相馬助治君 このたびわれわれの同僚議員の川上為治君を団長として、吉武、牛田、阿部、阿具根並びに私、現地より小柳勇委員が参加をされまして、三月十八日夜こちらを出発し、十九、二十日にわたって現地において大辻の炭礦の災害の調査をいたしました。団長より議長に対してその災害調査の報告はなされているはずでありますが、この際私は、この目でその災害を見て参ったものといたしまして、当局に対して若干の質問をいたしたいと思うのでございます。  この大辻炭礦の災害について、一般に知られておりまするように、今日犠牲になられた方々の遺体が搬出されたと新聞で報道されておりますが、私どもが調査を了したその時刻においては、二……

第38回国会 社会労働委員会 第15号(1961/03/25、5期、民主社会党)

○相馬助治君 ちょっと関連して。  当委員会が日赤の責任者に来ていただいてその意見を聞くというのは、日赤関係の病院の経営の実態を調べていろいろな不当な点等があったならばそれを追及するというようなのが目的じゃ全くなくて、同僚の藤原委員が指摘したように、われわれも一つ気づいていることは、今度の全医療とあなたたちとの間の団交に現われている姿を見て、病院という経営個体の中で解決つく問題と、それから病院という経営体の中では片づかない問題と二つに分けて、病院の経営体内では片づかない基本的な問題、具体的にいえば国なり地方公共団体がてこ入れをしなければ病院長が幾ら従業員の手当を増そうとしても事実上できない、そ……

第38回国会 社会労働委員会 第19号(1961/04/06、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私は、労災病院のストの問題に対して患者側の立場に立っての訴えを聞いたものですから、一点御質問をして、この際石田労相の善処方を期待するものです。と申しますのは、ただいま同僚坂本委員の質問にも答えて、労災病院のストというものが他の病院のストよりも比較的表面的には平静に行なわれてきたという意味の発言がありましたが、そのことは確かにそうですけれども、現実の問題として相当長期間になったものですから、いよいよ現場では患者が不安に耐えられない状態が起きてきているのです。具体的に実例を申し上げますと、一昨日労災病院の鬼怒川病院から患者代表の大沢君というのがわざわざたずねて参って私に訴えるところに……

第38回国会 社会労働委員会 第20号(1961/04/11、5期、民主社会党)

○相馬助治君 この精神衛生法の一部を改正する法律案を政府が提案して、この国費の補助の面、その他の面についてもずいぶん進歩しているという点については敬意を表しますが、この際、私は大臣にごく簡単に三点ほどお尋ねして所見を伺っておきたいと、こういうふうに思うのです。  この精神病というのは、社会に不安を起こす、家庭内に不和を起こす、そしてこれに貧困が伴うというような意味できわめて重要な問題ですが、一面この治療の面から見ますと、私の見解が誤っていなかったら、実はこのやり方によっては精神病だけは企業として成り立つ、こういう若干悪評めいたお医者さんがあることは事実なのでありまして、そういうふうな現実からし……

第38回国会 社会労働委員会 第29号(1961/05/18、5期、民主社会党)

○相馬助治君 この阿具根委員の質問と藤田委員の質問の答弁の態度に現われておるように、厚生省は、この法律の、前に通過したときの立法、改正精神、並びにこれに附帯決議として乗っていたものの精神を体して努力を何にもしていないということを、ここにみごとに暴露しているのです。今申したこの指圧が入った歴史というのは、あん摩というものの概念は、押す、さする、なでる、たたくだと、それに押すがないなら指圧は入れることが当然で、療術師の問題とは切り離して、あん摩師というならば指圧は入れることが当然なんだというので入れたので、何も指圧の人を、療術師の中で特にすぐれたものだから指圧の者だけ身分を引き上げて入れたのでは全……

第38回国会 社会労働委員会 第33号(1961/06/02、5期、民主社会党)

○相馬助治君 ただいま議題となりましたじん肺法の一部を改正する法律案、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案及び労働基準法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及びその概要を説明申し上げます。  金属鉱山等粉塵を発散する職場に働く労働者は、現在の商度の医学をもってしても治療の方法のないけい肺という職業病に侵されますことは、すでに皆様の御承知のところであります。このけい肺については、第二十二回特別国会におきまして人道的見地に立って、特別保護法が制定され、次いで第二十八回国会において臨時措置として、その保護期間が延長され、さらに第三十四回国会において従来の特別保護法等が根本的に改正さ……

第38回国会 地方行政委員会 第20号(1961/05/11、5期、民主社会党)

○委員外議員(相馬助治君) 重要な法案の審議の途中で委員外発言をお認め下さった委員長並びに委員各位に敬意を表します。  この際、安井大臣にお尋ねをいたし、特に善処方をお願いしたい件があって質問をいたします。  大臣すでに御承知のように、町村合併法の有効期間も残り少なくなって、この種問題について、それぞれ自治省が指導的立場に立って結論を急がなければならない事態は、私もよく了解をしているつもりです。ここに栃木県の桑絹村の分村の問題に関しまして、自治省から示された調停案に端を発して水利権に問題が波及して、田植期を前にして村の中にはただならぬ空気がただよっている状態でございまするので、栃木県側としては……

第38回国会 予算委員会 第26号(1961/05/22、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私は、一番最初に、首相に対してガリオア・エロア資金問題についてお尋ねをいたします。  総理は、渡米前に、重要問題について野党の党首と話し合いをするということをお考えのようでございまするが、事外交問題に関して首相がそうした態度をおとりになるということに対しましては、大へんにけっこうなことであり、これがよき慣行になることを私は期待しております。そういう際に一番問題になりますことは、現在政府が、首相の渡米を前にして、ガリオア・エロア両資金を対米債務とみなし、返済額の算定並びに返す方法について検討を進め、それぞれ交渉の段階に入っておるようでございまするが、この資金の返還問題に関して、明確……

第38回国会 予算委員会 第29号(1961/05/29、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私は、民主社会党を代表して、ただいま議案となっておりまする政府提案の両予算補正案に対し、意見を付して賛成の討論を行なわんとするものでございます。  すなわち今般の政府案は、本年三月二十七日に公労委が行なった仲裁裁定の予算措置を行なうものでございまして、政府が、ともかく今日の財政窮迫の中におきましても、この仲裁裁定に対して完全実施をせんとしたそのことに対しましては、政府の今後仲裁に対するよき慣例の確立されんことを期待いたしまして、敬意を率直に表するとともに、この点に関しましては、基本的に賛成をいたすものでございます。しかし、成立に付随して幾つかの点において私たちは不満の点を感ぜずに……

第39回国会 社会労働委員会 第4号(1961/10/10、5期、民主社会党)

○相馬助治君 ただいま藤田委員から、社会保障のうちの一つの重要な柱である所得保障に関連して、きわめて適切な質問があったのであって、この問題については、ひとり厚生大臣のみをもって返答したり、確言を与えることは困難であろうと思うけれども、国民の所得の格差が池田内閣の所得倍増政策によって、残念なことながら、いよいよはなはだしくなる傾向にある今日、特に実力者内閣である現在の内閣、そしてまた、お世辞抜きに実力者である現厚生大臣が、この問題について強く閣議の中でも財政当局に対して発言をされて、初期の目的貫徹をわれわれは起党派的に期待いたします。  私はこの際一点だけ伺っておきたいのは、もう一つの柱である医……

第39回国会 社会労働委員会 第5号(1961/10/17、5期、民主社会党)

○相馬助治君 議事進行上も、そういう的確を欠く冗漫な答弁しておったらあとのほうの審議に差しさわりがあるので……。
【次の発言】 今、議論されておることはきわめて重大だと思います。何としても私はさっき政務次官が率直におっしゃったことに敬意を表します。そこへすわると、えてしておざなりのいいかげんなことを言う人が多いが、森田さんが言うように、看護婦さんが将来に向かって明かるい希望の目を持っていないと僕は直観した、実に重大な発言であり、傾聴に値する発言だと思います。そこで問題は、今、待遇改善のことが問題になっておりますが、その待遇改善について国会で議論しているのは、官公立の看護婦さんだけを議論している……

第39回国会 社会労働委員会 第9号(1961/10/30、5期、民主社会党)

○相馬助治君 今坂本委員の質問したことは非常に大事です。それで、大臣は努力したいと言いますが、私どもはそれは当てにならぬということを言いたい。灘尾さんの時代でなくて、前の大臣のことですが、今年度の予算を見ると一〇%上がる。したがって、患者にかぶせないなら二十四億要るということが明瞭なんだ。にもかかわらず十五億しか計上できなかったのです。それで九億というのは流されたような形になっている。しかし、これは予算の上では流されていても、これはだれが背負うかということになると結論的には患者が背負うような形になって現に現われている。そこへもってきてあと二・五%七月一日に上がり、今度の緊急増高で二・三三上がっ……

第39回国会 社会労働委員会 第10号(1961/10/31、5期、民主社会党)

○相馬助治君 ただいま議題となりました五法案について、そのうち国民年金法の一部を改正する法律案並びに年金福祉事業団法案に対しましては反対の意思を、残された三法案に対しましては賛成の意思を民主社会党を代表して表明いたします。  まず、国民年金法の問題でありますが、ともかく今の時代におきまして、自民党内閣がこの年金制度を考え、老齢福祉年金をも含む年金制度を実現せしめたということに対しましては、私はこれに対して率直に敬意を払うにやぶさかでありません。問題はその内容であって、一体現在の物価、それに自民党が申しておりますところの経済の高度の成長を意味する所得倍増計画、これら一連の政策と見合った場合におき……

第39回国会 予算委員会 第3号(1961/10/14、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私はこの際、内閣総理大臣以下各閣僚に対して、若干の現在当面せる重要と思われる問題について質問いたします。  まず第一に沖繩の問題ですが、沖繩については、私は先般船田中氏を団長とする視察団の一員に加えられて、キャラウエイ高等弁務官の招待によって現地を見る機会に恵まれました。相当の心づかいをもって諸般の仕事をしていることを十分認めるのでございますが、沖繩の問題の中には非常に多くの悲劇的な要素が含まれておると思うのです。そうして、これは日本の政府が責任をもって解決しなければならない性質のものであろうと私は考えます。  まず、ただいまホワイトハウス派遣の調査団が沖繩訪問中でありまして、帰……

第40回国会 社会労働委員会 第8号(1962/02/20、5期、民主社会党)

○相馬助治君 ただいま坂本委員が触れられた臨時医療報酬調査会法案の取り扱いについてお尋ねします。前国会の中央医療協法案については、議運からお仕着せの形で、衆議院と取り扱いを別にして、社労委員会で取り扱いました。今回は、本院においては、制度上内閣委員会が取り扱うという公式的な方式を排して、内容を熟知している社労委員会が扱うのが至当であるという理由によって、社労委員会において取り扱うべきだと思うのです。この問題の取り扱いに対して、社労委員長が何か御見解をお持ちでしたら述べていただき、委員間に非常に見解が違うようなことがあったならば、委員長理事打合会その他において、調節をしておいてほしいと思います。……

第40回国会 社会労働委員会 第11号(1962/03/06、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私は、この際、環境衛生法によって守られている理容の問題に関して、主としてその労働力の確保という角度から、具体的な事柄を中心として厚生当局に質問したいと思います。  まず最初にお尋ねしたいことは、東京都理容環境衛生同業組合が、先般営業法を主として、規制命令の申請書を東京都に提出したと伝えられていますが、厚生省はそういう事実を知っておりますか。そうして、また、それに対してどのように措置をされておるのか。
【次の発言】 御説明によれば、鋭意その申請書について基礎的な調査をなしつつあるとのことでございまするから、以下お尋ねいたしますが、環衛局長は、東京都が提出された申し出の内容を熟知され……

第40回国会 社会労働委員会 第19号(1962/04/12、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私は、民社党を代表して、ただいま議題になっておる児童扶養手当法の一部を改正する法律案に対して賛意を表するものでございます。  現在の社会保障制度を充実いたしまするためには、当然国民の所得を保障し、別に医療を保障するという、この二本立ての骨組みによってこれを前進せしめなければならないと存じます。現に議題となっておりまする児童扶養手当法そのものは、もちろん十分であるとは申しがたいものでありまするが、政府は、さきに母子福祉法を出し、これとまたあわせてここに児童扶養手当法の一部を改正するのでありまして、その方向とその内容については、私どもは賛成をいたすものでございます。もちろんこれに満足……

第40回国会 社会労働委員会 第25号(1962/05/02、5期、民主社会党)

○相馬助治君 委員長、厚生大臣はどうしたのですか。
【次の発言】 ちょっと、これは質問でなくて……。
【次の発言】 関連して。  私は、この調査会法に基づいて基本的なことを尋ね、順次内容的なことに触れたいと、かように思ったのですが、今、徳永委員の質問に関連して、気づいたことについて、この際、総理府長官に一点ただしておきたいと思うのです。  ただいま保険局長の答弁で明らかでありますように、医療費の算定については、歴史的に見て、その経過からして、きわめて困難、しかも、微妙な段階を経て今日に至ったと、こういうことが明瞭でございます。そして局長の答弁の底を流れるものは、かように困難な問題を内蔵して今日……

第40回国会 社会労働委員会 第26号(1962/05/04、5期、民主社会党)

○相馬助治君 私は、安田参考人及び園参考人にお尋ねをします。  まず、安田参考人にお尋ねしたいことは、社会保障制度審議会の答申によって調査会法案は、さきの医療協法案と不可分一体の形として出されたのだという立場と認識とをとられておるようですが、この場合におきましても、社会保障制度審議会が独自の意見として出したのではなくて、当時の厚生大臣から答申を求められて、ただいま議題になっておる調査会法案のことについて触れておるのです。こうした経過から申しまして、私どもとしてぜひお伺いしなければならないことは、この臨時医療報酬調査会法ができるということが前提とならなければ、先般生まれた中央医療協に支払者側とし……

第40回国会 文教委員会 第12号(1962/03/31、5期、民主社会党)

○相馬助治君 この際、文部大臣に二点だけ伺って、所見並びにその心がまえをただしておきたいと思うのです。第一点は、今、同僚議員も触れられた問題ですが、この児童の保健管理ということの重大だということがわかっていても、通例的に養護教諭というものが教育の主体的なにない手ではなくて、何かそういう、もの的な、そうして付属物的な、あればないよりましなんだというような考え方が、長きにわたって教育界を、一般社会を支配してきたと思うので、これを直すことが文部省としても第一の責務で、今、小笠原委員が触れられたとおりですから、このことを法制的に具体的に一つ果たすように、積極的な具体案をより押し進めていく必要があると思……

第40回国会 予算委員会 第3号(1962/02/13、5期、民主社会党)

○相馬助治君 先般来、オランダ軍人らしい外人がKLM機でわが羽田を経由して、現在紛争中の西イリアン地方へ多数旅行しているという事実が伝えられております。これに関連して、政府もその取り扱いに関して苦慮していると新聞が報じておりまするが、これに関してその経緯をまず外務大臣より承りたいと存じます。
【次の発言】 従前の経緯について、今外務大臣から報告を聞きましたが、おおむねその処置は正しかったと思うのです。しかし問題はオランダ政府が西イリアンにおける兵士の交替であるというような説明、あるいはまた、それは兵員の増員ではないからというような弁解めいたこと、そしてまた事実問題としては定期便を使って、いわゆ……

第40回国会 予算委員会 第22号(1962/03/30、5期、民主社会党)

○相馬助治君 この際、私は池田内閣総理大臣並びに荒木文部大臣に対して以下の質問をいたします。  まず第一に、学校給食の問題についてでございまするが、従来ややもすれば、この学校給食の問題はごく小さな区々たる問題として、予算編成の中においても重大なポイントを占めたことはなかったように思います。しかし、この問題に熱意を持つかどうかということが、そのときの内閣の基本的な性格を知る意味においても重大な内容を持つものであると私は考えます。義務教育諸学校の完全給食を実施して、児童生徒の栄養を確保し、国民体位の向上をはかるということは、この際何にも増して必要であると、かように存ずるのでございまするが、現在学校……



各種会議発言一覧

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 建設・地方行政連合委員会 第1号(1950/07/26、2期、日本社会党)

○相馬助治君 今赤木先生の質問したことにちよつと連関いたしますが、私提案者に二つの点をお聞きしたい。第一点は地方自治法というものがあつて、いろいろな法的措置がこれで行われるわけでありますが、こういうふうな特別立法が相次いでどんどん起きて来ることも一応予想されます。勿論このことは、私、京都と奈良の都市が外資獲得の現段階において極めて重要であるということは、十分認識の上に立つてこういうことを申しているのですが、ともかく地方自治法の全体的体系を破る一つの危險性があるというふうにも一応考えられるわけです。そこで提案者としてはこれらの連関をどういうふうにお考えでありましようかということを一つ私教えて頂き……

第8回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/17、2期、日本社会党)

○相馬助治君 只今の鈴木政府委員の説明を聞いていますと、その中の言葉に、附加価値税なるものの説明で、先の国会に説明したからして簡単に止めるとこういうことが言われております。その言つている意味は分ります。私達はそういうことが一つあるからして、今度この国会に新らしく送り出されてここに参り、そうしてこれは又法案の提出の手続上から言つても新たにここに提案されておる。併し我々も又今の置かれておる立場から、前の関係も知りたいからして公聴会の記録であるとか、特に参議院において廃案になつたのであるから、その反対討論の代表的なものであるとか、そういう参考意見等を資料として欲しいということを私は地方行政委員会の方……

第8回国会 通商産業・地方行政連合委員会 閉会後第1号(1950/09/26、2期、日本社会党)

○相馬助治君 同僚議員の質問によつて大体通産大臣のお気持は分つたのですが、結論的にはつきり一言承つて置きたいことは、私はずつと地方行政委員会のいろいろ討議のときにも、政務次官がいらつしやつてのお話のときにも、同僚議員の話の中にも、止めるのか止めないのかということを盛んに聞くのですがこういう法律を議員が作つておるのだからして、大臣にしろ次官にしろ、止めますとか止めませんとかいうことはできないことは当り前だと私は考えておる。ただ併しこの際今までの経緯から考えまして、昭和二十三年の七月に競輪法が問題になつたときに、私は当時衆議院におりましたのですが、実を申せば私は反対はしたのですけれども、かくまで盛……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第1号(1950/11/30、2期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行について。委員長の取扱は少しくおかしいと思う。岩間君の動議云々と言われておるが、矢嶋委員が正当の理由を附して本日の議事打切の動議を出し、千葉委員がこれに対して賛成してこの動議は成立しているのです。委員長が或る見解を述べられたから事態は紛糾して各委員の発言となつた。従つてこの矢嶋委員の動議を坂上げて、それが否決された場合において理事が集まつて今後のやり方を考えてやつたらいいのであつて、先ずこの際は議事法によつて矢嶋委員の動議を取上げて、これに対する処置をとることを要求します。(「その通り」と呼ぶ者あり)

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第3号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○相馬助治君 成るべく発言を少くしようということで来ておるのでありますが、只今何回か天野文部大臣が立たれての答弁に、事情が止むを得ない、こういうことをおつしやつておる。その止むを得ない事情とは何であるかということを解明しない限りにおいては、本問題は解決しないわけであります。  もう一つ私どもがこれについて問題としておりますのは、そこに大臣も坐つておられて、地方公務員法の立法に当つて十分なる意見を述べられたように、いろいろ答弁をなされたのでありますけれども、楽屋裏はそうでない、我々は知つておる。事実は何よりも雄弁であつて、自治庁の答弁を聞いて見ましても、地方公務員法が出て来るというと、この法律を……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第4号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○相馬助治君 申合せによつて職員組合の希望する点について、当該の理事者と話合いがまとまらない。従つてこの職員の福祉を保護する積極的な規定を地方の條例によつてそれは定めた方がいいだろう、こういう大臣の答弁です。そういうことは本決案に抵触しないかというのが原委員の質問なんです。従つてこれを具体的な例にいたしまするならば、人事委員会の勧告によつて給與の改訂等が勧告された場合には、当該の市町村長は必ずこれに服しなければならない、服さない場合にはその職をやめなければならない。こういうような條例をきめ得ることも現実にはあり得ると思う。そういうことをして差支えないのであるか。これを具体的に一つ御返事を頂きた……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第5号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○相馬助治君 同僚岩間君の要求は極めて尤もだと思う。というのは、四日ほど前から是非とも内閣総理大臣の出席を要求して、そしてその答弁次第によつては自分は次の質問をするという意思を二回かに互つて岩間君は発表しておるわけです。そこで今委員長が議事進行の都合上から、内閣総理大臣の出られない理由を述べられたのでありまするが、それは内閣総理大臣の都合であつて、私はこの際むしろ委員長としては、どの程度に内閣総理大臣の出席要求について誠意を盡されたかをもう一度ここで述べられて、そうして不満でもあろうが、それで承諾すると岩間君が言えばよし、そうでない場合は又別途これは考えなければならんという意味合からも、一つ委……

第10回国会 運輸・地方行政連合委員会 第1号(1951/05/17、2期、日本社会党)

○相馬助治君 仮にこの競走法案が両院を通過して法律になつた場合に、直ちにこの実際の競走が行えるというふうに仮定いたしまして、船舶局のお知りの範囲内において結構でありますが、競走に十分なモーターボートがあるのであるかどうか、それからもう一つ問題は、資料に出ておりますが、競走者は非常にむずかしい條件を備えていなければ、むずかしい或る特殊の條件を備えていなければならんとこう考えますが、そういうものと見合つて競走場の設備及びその場所、そういうものが現在でも直ちに使用できるものが十分にあるとお考えになるかどうか、船の問題、場所の問題、これの御見解を承わりたい。

第10回国会 建設・内閣・地方行政・経済安定連合委員会 第3号(1951/05/17、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの連合委員会を見て非常に奇怪な感じに打たれる。というのは只今吉川さんが政府側の見解を聞きたいと、こういうふうに申しておりますが、最終的にはそういうことか非常に必要であろうとは存じまするか、たくさんなかたが発議されてかかる法案を提出しておいて、今日まで経過したこの委員会を見ると、石川さん一人被告席に立たせたようなあんばいであれこれといろいろな議論が展開されております。私はこの法案の発議者として署名を求められたときにはつきりと申しましたことは、これは非常に賛成であるけれども、我々は国会議員としての立場から国の総合的立場に立つてそういうことを考えて行かなければならない。そういうも……

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第2号(1951/05/16、2期、日本社会党)

○相馬助治君 この際田中警視総監にお尋ねして置きます。先ずその前に、この警察法の改正案が問題と相成りまして、その直後において全国自治体公安委員会のいわゆる全公連それから全警連が立上つてこれに対して反対の運動を起しました際に、一般の地方の公安委員及び地方自治体警察の人々はこの二つの反対の動きに対して非常なる注目をいたしましたと共に、先般田中総監並びに鈴木総監が本参議院において陳述された速記というものが全国にやはり伝わりまして、非常にこれらの人に意を強うせしめていたと、こう思うのでございます。ところがその後だんだん事情が変化いたしまして、国警側において田中総監等とたびたびの打合せをいたし、何か一種……

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第3号(1951/05/21、2期、日本社会党)

○相馬助治君 議事進行です。只今羽仁委員からこの連合の委員会をもつと回数を殖やしてやつて欲しいということに対して、委員長から速断的にこれをお断りするような意見が出ておりますがこの警察法の一部改正ということは実に大きな問題であつて、單に警察法云々の問題でなくて警察の問題は国の性格の問題に響くことでございますし、且つ又この重要な法律案が地方行政委員会だけに付託されておるということについては相当そのこと自身にも問題があろうと私は考えておるのでございます。そういうような意味で特に法務委員会の委員の希望でございまするので、是非とも今の羽仁委員の動議を委員長は取上げられてその希望を協えさせてやりますように……

第10回国会 地方行政委員会地方財政の緊急対策に関する小委員会 閉会後第1号(1951/07/23、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私は一つこの際、要求しておきたいのは、特に人事院総裁の出席を求めたい。その理由は御案内のようにベース・アツプの勧告をするといつておりますが、まだしておりません。閣議決定等が新聞等に報ぜられておるのを見ますと、国家公務員の分は考えるが、地方公務員の分は、地方が自主的にこれをなすべきであるというような基本線を打出しておるやに承知しております。従つて私は資料として要求するということが、現実にまだ勧告していないのですからむずかしいでしようから、こういう用件を以て人事院総裁を呼び出す。こういう用件というのは、近く行われんとするベース・アツプに関係して、それらの資料をこの小委員会が承知したい……

第10回国会 地方行政委員会地方財政の緊急対策に関する小委員会 閉会後第2号(1951/07/24、2期、日本社会党)

○相馬助治君 今の西郷委員の質問したことに関連して、雑收入が修正後は大分多くなつておりますが、これを具体的に山本さんにお尋ねしたい。競馬とか競輪とかいうようなものの收入は、地方財政上実際のところ寄與するところが少いことが多いということを地方側からよく我々陳情等で承わつておる。即ち收入はあるけれども、殆んど競輪なら競輪、そのことのために支出してしまつて、金は入るけれども、大蔵省が言うように財政收入等を見積るわけには行かないのだ、それは出てしまう、こういう説明を我々は地方側から聞いておるわけです。そこでこの雑收入の、今数字の殖えた中に競馬であるとか、競輪であるとかいう、そういうものから生ずる財政收……

第10回国会 地方行政委員会地方財政の緊急対策に関する小委員会 閉会後第3号(1951/07/25、2期、日本社会党)

○相馬助治君 そのことで……。これは小笠原君一人の意見でなくて、私たちも重要だと思います。権限だとか理窟を言えば、シヤウプ勧告にまで遡れば市町村にうんと平衡交付金をやるほうがシヤウプ勧告の線に沿つていて、地財委は当然なことをやつているのだから、ただ問題は今になつてあつちがやり過ぎだこつちが足りないということになつているから、我々としては、小委員会としては計数的なものを御見解を承わりたいとこういうわけですから、出してもらいたい。
【次の発言】 それはなるのですよ。

第10回国会 地方行政委員会地方財政の緊急対策に関する小委員会 閉会後第4号(1951/07/26、2期、日本社会党)

○相馬助治君 資料に津田沼ありますか。
【次の発言】 何ですね、今主計局長のお話の通り、平衡交付金を増額する予定がないというお話ですが、昨日我我が大蔵省側の説明を聞いた中に、平衡交付金の分配が府県に薄く、市町村に厚いということの話をされたのであります。これはその分配の基準が惡いということを啓蒙的な意味で言つたのであるか、それともそういうことをこう立論を大蔵省がしていること自身が、平衡交付金というものは上げる必要がないという一つの根拠として言つておるのか。我々はしばしば……、昨日は判断に苦しんだのです。併し今主計局長の話を聞いていると、平衡交付金を上げるつもりがないと、こういうお話ですが、先ず一……

第10回国会 地方行政委員会地方財政の緊急対策に関する小委員会 閉会後第7号(1951/08/14、2期、日本社会党)

○相馬助治君 関連して……、西郷委員からお尋ねしたことが、この小委員会で非常に重要な一点なんです。即ち地方財政を助けるために平衡交付金を増すか、起債の枠を拡げるか、補助金を増すかのこの三つですが、補助金を増すとうことはちよつと問題は別として、今の起債の枠が拡がるか拡がらんかということが我々として非常に大きな関心事なんです。そこであなたの説明を聞くと、昨年度本年度分に食い込んだ三十億だけは、これは当然見てやらなくちやならん、理論的にそうです。それはあなたが原則論として言うたと思うのです。当然三十億を見るという場合に、見方が二つしかないと思う。即ちこの三十億をこの際補正するか、それとも又ずるずると……

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第2号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○相馬助治君 同僚小笠原委員の質問に関しての勧告の問題でありますが、事極めて重大だと思うので、私は一点念を押して増田大臣の見解を再度質しておきたいと思います。と申しまするのは、私ども地方行政委員会におきまして神戸委員会の勧告書をめぐりまして数次研究を重ねております。この神戸委員会の勧告の底をついて流れておる根本精神は何であるかと申しますれば、一言にしてこれを言うならば、地方自治の確立振興、これでございます。そういうふうな建前から眺めて見まするというと、先ほど同僚佐多委員の質問に逆襲いたしまして増田大臣が勧告書もこう言つておるじやないか、即ち直轄工事というものは当然国がやることが正しいという勧告……

第10回国会 内閣・地方行政・農林・水産・建設連合委員会 第1号(1951/05/30、2期、日本社会党)

○相馬助治君 増田大臣がいられないので私は具体的なことについてこの際質問をしておきまして、基本的な問題については後ほど増田大臣に対して質疑を行いたいと思います。先ず第一に、こういう開発という言葉やその内容から考えて、これは当然後進地域に対する国家の投資であります。従つてこれは基本的な問題として現場から歓迎こそ受けるとも反対される筋合でないはずであります。ところが現に政府案に対しまして現地側から強い反対の声が上つておりますと共に、新聞その地に現われている世論から見ましても、これに対して反対の空気の強いことは政府側においてもよく了承していると思うのです。従つて現地側から強く反対されるその一つのポイ……

第10回国会 農林・地方行政連合委員会 第1号(1951/05/26、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの際この議題になつておりまする法案について関係の深い農林省に対して二、三点お尋ねしたいと存じます。先ず第一点は、この提案理由の説明を読みまするというと、なかなか広汎な目的を持つておりまして、当然農林省がやらねばならない仕事を裏から、財政的に援助するという一つの目的を明示しております。そこで私は第一に疑問に思いますることは、犬の伝染病の予防であるとか、家畜の改良増殖ということに関しましてこの種の手段をとらなければ必要経費を得ることができない現在の状況であるかどうか、これが質問の第一点七あります。で、次の問題といたしまして、今までこの提案理由の説明書に記載されてありまするような……

第10回国会 文部・地方行政連合委員会 第1号(1951/02/13、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの際文部大臣に逐次五つほどの点について質問するのです。先ず第一に、地方公務員法の成立に伴つて教育公務員特例法の一部を当然改正しなければならん状況に立至ることは私も認めるところでありまするが、この機会を利用して、教育公務員特例法をして、より反動的な方向にこれを改悪せんとするのではないかと思われる点が二、三あることを遺憾としておるものであります。そこで私は第一点としてお尋ねいたしたいと思いますることは、地方公務員法が本日より実施されることに相成つております。ところがこの特例法は本日までに通過成立しておりません。従いましてこれは一体どういうことになるのであろうかということを我々は……

第12回国会 地方行政・法務連合委員会 第1号(1951/11/16、2期、日本社会党)

○相馬助治君 私はこの際、署長と公安委員長の阿方さんにお尋ねしたいと思います。先げ第一に高橋署長さんにお尋ねしたいと思いますことは、署長が正式文書を以て当院に報告されておる中に、告訴云々の内容を漏らした点はいささか当を得なかつたという表現がございます。私はこれを読んだときには「警察が告訴云々といつたことは行過ぎであるということを反省してかかる表現をとつたと、こう見ていたのです。ところが只今の証言を聞きますと、告訴云々を言つたことは捜査上その他いわゆる警察の手続としてこれは失敗であつた。だから当を得なかつたのだというふうにも聞きとれるのでございますが、その点現在の署長の見解を承わりたいと思います……

第13回国会 内閣・文部連合委員会 第1号(1952/05/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 只今の問題に関連してですが、文部大臣が内閣の承認を経て任命するということだけでございますが、勿論この問題については高田委員が質問したように、メンバーまで予定されているなどというふうには私も考えられないわけです。併しどういう構想でこれは任命するのかという点を私は考えられておると思うのです。具体的に申しますれば、いわゆる労働委員会あたりの委員の構成にしても、使用者側であるとか労働者側であるとか或いは学識経験者であるとか、こういうふうな構成をまあなしております。で本委員会はそういうふうな明確な利益代表者のような者を以て組織するものでないことは私も承知しております。これを逆な面から見ると……

第13回国会 文部・外務連合委員会 第1号(1952/03/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 当然その資料が出て来ると思うのですけれども、ユネスコ国内委員会準備会の答申書が作成されるまでに非常に論点と相成つた点、ですね、それからその論争の大要、いわば準備会における問題点の会議録、これを一つお取寄せ願いたいと思います。

第13回国会 法務・文部連合委員会 第1号(1952/03/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 最終的には基本的人権の擁護ということが、本委員会が時間的に見ますと基本的人権を無視したようなことになつて証人に非常に恐縮に存じますが、二、三の点を伺いたいと思います。  岩間委員の言われた言葉に、現象は問題じやない、原因が問題なのだ、こういうことでございまして、私も同感です。従いましてこの点に関しましては後に野口証人に一点伺うだけで、あとは私はこういうふうに世論に大きくうつつておりまするこの段階では止むを得ませんから、承知の上で現象の面で伺つておきたいと存じます。  第一に、先ず矢内原学長にお尋ねしたいのですが、先般本院の地方行政委員会で文部大臣以下文部省側、それから田中警視総監……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 議院運営・建設連合委員会 第1号(1953/07/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 私は上原さんの議事進行の動議が出ておりますから、これは先議だと思うのです。  ちよつと速記をとめて。

第16回国会 文部・水産連合委員会 第1号(1953/07/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今、荒木君が申しておることはことの経緯に関して極めて重大だと思うのです。私どもは大橋、当時の国務大臣に尋ねて、警察予備隊としては、市ヶ谷乃至は麻布に早急に引越すようにする。大蔵当局とも話合いがついておる、こういう大橋国務大臣の言明があつたときが、一番水産大学の諸君も喜んだ頂上であつたと思うのです。我々も超党派的にこの問題は取扱つてどこにも異議がなかつた問題であるから、参議院の文部委員会においてもことは片附くと見たんです。問題は時間の問題だと見たのです。ところがそれがいろいろ問題になつて、二十七年七月十日の文部委員会の折には、私どもが承知したのは警察予備隊関係の、それも可なり困難で……

第16回国会 文部・水産連合委員会 第2号(1953/07/31、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 今の委員長のおつしやつたようにして進めることに賛成です。ただ会期の問題がはつきりしない、先ほど申しましたが、これは公的な話で、事実上は衆議院の今の様子では常任委員長会の意見を堤議長は徴して、七日間会期は延長すべしという結論を議長が得て、これを議運に諮つている段階でありまして、現実には若干延びるだろうと思います。そこで私はこの問題について前の関係を知つておりますので、文部大臣に善処方を願うというだけでは、これは満足できないので、日を切るほかないと、こう思うのです。と申しますのはこの話合は余りに長いのである。私もさつきこの議事の取扱上、これ……

第19回国会 地方行政・文部連合委員会 第1号(1954/05/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 最後に野本さんが自治庁に質したことに対する答弁が、大臣でないあなたとしてはそういう答弁はやむを得ない段階であるかもわかりませんけれども、私はやはりこの問題に関連して一つ質しておきたいことがあります。この法律案について幾つも私質問を持つておりますが、今問題になつている一点を地方の現実に学んで質したいんですが、私の知つている限りでは栃木県などでは非常に地方財政が窮迫しているにもかかわらず、町村長並びに町村議会等が努力して専任の教育長を殆んど置いたのです。で、その後に至つて財政的な理由から首をかしげて来ておる。一体教育長というのは、何をするんだ、こういう本質的な問題から首をかしげること……

第19回国会 文部・地方行政連合委員会 第1号(1954/04/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 文部委員会の話合いで、今日は成るべく地方行政のかたに質問して頂こうというので、発言を遠慮していたのですが、時間の節約の都合上、岡委員の質問と連関して、共にお答え願いたいと存じまして、私からお尋ねいたしたいと思うわけですが、この偏向教育が現に行われておるかいないか。私は数多い教員であり、学校ですから、かような事態は起り得ると思う。偏向教育が行わておる事例はあり得ると思う。そこでそういう偏向教育を防ぐために何らかの措置を政府は行う必要があるかないか。これは何らかの措置を行おうとすることは自由であり、又当然文部省としては考えて然るべきことだと思うのです。さてその場合において現在の教育委……

第19回国会 文部委員会学校給食法案に関する小委員会 閉会後第2号(1954/08/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 この際楠本さんに希望意見として、こういうことがおやり願えるかどうか、私は考えを述べて御意見を承つておきたいのですが、厚生省としては、国民一般の体位の向上、こういうことについて重大な責任を持つておると思うのです。この学校給食が理想通りに行けば、国民の体位向上に非常にいい結果をもたらすことは、これはもう明らかであります。現在学校給食については、文部省と厚生省がそれぞれの立場から所管したような形になつて予算が編成されておりますから、来年度の当初予算編成の準備期に入つておる現在、この際厚生省としては国民保健の立場から、又国家的な政策の食糧問題の解決から、又教育上の問題から、厚生省、農林省……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/03/24、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○主査(相馬助治君) これより予算委員会の第三分科会を開きます。  私、相馬ですが、主査の職務を行うことになりましたから、どうぞ一つよろしくお願いいたします。  速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。本日の議題は、昭和二十九年度一般会群予算、昭和二十九年度特別会計予算及び昭和二十九年度政府関係機関予算のうち、皇室費、国会、裁判所、内閣、総理府、(保支庁、北海道開発庁、経済審議庁を除く)文部省、厚生省、郵政省及び労働省所管でありまするが、順次、このうちより皇室費、国会、裁判所、内閣、総理府、文部省所管を議題供したいと思います。先ず皇室費の説明を求めます。

第19回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1954/03/25、3期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○主査(相馬助治君) 只今より分科会を開きます。  本日は郵政省及び労働省所管予算を議題にいたしますが、昨日のように郵政省、続いて労働省より説明を求め、その後に質疑に入りたいと存じます。  先ず郵政省所管より御説明を願います。
【次の発言】 次に労働省所管をお願いします。
【次の発言】 郵政省所管、労働省所管の順序に質疑に入りたいと思います。ちよつと速記をやめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。この際一つお諮りいたしますが、委員発言として永岡君より発言を求められております。適当の折に希望通り許すことに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  では郵政省関係の質疑を……

第22回国会 内閣・社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○相馬助治君 今般恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案を提案された高橋君外発議者の方に敬意を表しまして、私自身がいまだ不明瞭な二、三の点について発議者を代表しての見解をお聞かせ願いたいと思うのです。なおこれに関しましては山下議員外数名の提案されている法律案もありますが、順序上私はまず高橋議員に以下の質問をいたしまして、次いで山下議員に対して質問をしたい、こういうふうに思っております。今回の自民両党の恩給法改正の趣旨は、文官恩給の有利というものは社会正義上許しがたいという立場に立って、そうして今回の改正案を出した、かように提案理由の中で申し述べておるのでございますが、御承知のように文……

第24回国会 社会労働委員会保険経済に関する小委員会 第1号(1956/05/16、3期、日本社会党)

○相馬助治君 川上さんにお尋ねしたいのですが、最後に配られた「昭和三十一年二月末現在管掌別診療報酬収入状況」というこの紙片について伺いたいのですが、お話の中に、政府管掌の健康保険が他の保険を食っているという、こういう話がありました。数字でもそういうふうになっておりますが、食っているという事実は、この単位の月では明らかにこれは食っておりますが、それは何に原因をしておるのでしょうか。どこの金が入らないためにこういうことになっておるのでしょうか。それからまた、この事実から制度上の何か欠陥をお考えでございましょうか。これを尋ねることが一点なんです。  それからずっとお述べ下すっておすわりになる直前に、……

第24回国会 社会労働委員会保険経済に関する小委員会 第2号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいまの昭和三十年の赤字が云々とおっしゃったですね、それは赤字でなくて、この財政上の赤字であって、実態の赤字はもっと大きいことは認めていらっしやるわけですね、事実問題として、十億政府が出し、六十億の資金繰りをし、そうして今度は今佐々木参考人おっしゃったような差が出てきておりますですから。
【次の発言】 わかりました。さようでしたらわかりました。この資料はごらんになってのあれですか、厚生保険特別会計……。
【次の発言】 保険財政の問題については、次の成田参考人にもお尋ねしてから一緒に質問をしたいと思うところですけれども、ただいまのこの日本医師会が作られた資料によると、政府と同じ計……

第24回国会 社会労働委員会保険経済に関する小委員会 第3号(1956/05/18、3期、日本社会党)

○相馬助治君 丸山参考人は大へんいいところにお気づきになったので……、昨日の私どもいただきましたこの三十年度の実績による医療給付費の検討という一枚刷りの資料の中で、三番目の一人当りの金額の問題につきましては、当委員会におきまして五月十六日榊原委員が厚生省に要求した資料が配付されて、三十年度年間実績が判明しているわけでございます。で、全部実績によったところの日本医師会の資料がこの点だけは政府の見込みを使ったというのは論理的に自然性を欠くものとして遺憾だと思っておりましたが、それが御自身でお気づきになり、その計算中であるというので、大へんけっこうだと思います。たとえその数字の差はわずかでも、なるべ……

第24回国会 社会労働委員会保険経済に関する小委員会 第4号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○相馬助治君 きょうは大蔵省も呼んであるというのですが、まだ来ていないようですから、その前に保険局長にお尋ねしておきたいのですが、健康保険の赤字対策として厚生省の御努力によって大蔵省から三十億の国費を出させるためにはなかなか苦労したように承わっておるわけです。そこでこのことが実現したときに何らかの話し合い、了解事項、こういった種類のものがあるのですか。私の聞いた意味、わからないでしょうか――それじゃもうちょっと注釈いたしますと、今度は三十億出してやるぞ、しかしいつでもいつでも国ではこうした赤字が出たたびにやるわけにはいかぬのだから、厚生省自体もこれはこうしてもらわなくちゃならぬし、あれはああし……


4期(1956/07/08〜)

第28回国会 法務・商工委員会連合審査会 第1号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○相馬助治君 この法律案は、株式会社の社債発行に対して、会社の総財産を一体として担保とする制度を認めようとするものであるからして、業界が長く渇望していたという点では必要欠くべからざる法律案であろうと、私も原則的には了解をいたしますが、しかし、商工委員の立場からいたしますと、若干心配な点があるわけで、この際、通産省並びに大蔵省に私はお尋ねをしたいと思うのです。で、この法律が施行されますと、結局金融機関が社債発行を認めるような大会社のみが恩典を受け得ることになると思うのです。そういたしますと、大会社の資金調達はますます有利となってけっこうでございますが、金融市場における資金は、結局するところ、限ら……

第29回国会 大蔵・商工委員会連合審査会 第1号(1958/07/07、4期、日本社会党)

○相馬助治君 ただいま委員長から十二時までしか外務大臣が出席できないことを初めて承わったわけで、私どもは前もって質問を通告いたしておりまして、外務大臣にそれぞれ質問を予定しておりました。しかしその事情が外交に関する、外国使臣に関する問題であるというので、これはやむを得ないと思います。私は五点ほど質問を用意していたのでありますが、同僚の質問もあると思うので、ただ一点だけ外務大臣にお尋ねをしておきたいと思います。かつて岸首相が東南アジアを歴訪いたしましてのちにアメリカを訪問して、東南アジア開発の構想を明らかにいたしました。アメリカから金を出させて日本が技術等を輸出して東南アジアを開発していくという……

第31回国会 文教委員会公聴会 第1号(1959/03/03、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(相馬助治君) これより文教委員会公聴会を開会いたします。  この際、私より公述に入る前に一言公述人の皆様方にごあいさつを申し上げたいと存じます。公述人の方々には非常にお忙しいところ、本委員会のために御出席していただきましてまことに御苦労さまでございます。厚くお礼を申し上げます。  本日議題に供しておりまするのは社会教育法等の一部を改正する法律案でございまして、この法律が社会教育の振興、充実をはかる上に、今回の改正がかなり重大な諸問題を含んでおりまして、今日まで大いに世論を喚起しているように見えております。本法案が先国会に提案されて以来、しばしば新聞雑誌等を初め、種々の団体の会合等を通……


5期(1959/06/02〜)

第38回国会 地方行政、法務委員会連合審査会 第1号(1961/02/07、5期、民主社会党)

○相馬助治君 今回の問題について、資金関係その他警備上の問題については、同僚議員からかなり突っ込んで質問が行なわれましたので、私は、特にこの問題をはらんでいると思うところの、また運営上、制度上相当考えていかなければならぬと思われる公安委員会の運営、そしてその責任、そういうものを中心にして若干の質問を行ないます。  まず第一に、都公安委員会長の堀切さんにお尋ねをいたしたいと思いますが、今回の事件に対して、どのように堀切委員長はこの問題を把握されているか、一応所見を承りたいと存じます。
【次の発言】 その報告を聞いて、了承したということの具体的内容は何を意味しているのですか。


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ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

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