国会議員白書トップ参議院議員杉原荒太>委員会発言一覧(全期間)

杉原荒太 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

杉原荒太[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは杉原荒太参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。杉原荒太参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 外務委員会 第1号(1950/07/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 私この全体の趣旨には全然賛成で、むしろこういろものはもつと早く出て来て、やるべきものだつたと思うが、いろいろ予算措置の関係などでこうなつたと思いますが、私趣旨についてはいろいろ個人の利害に関することで議論があるのでありますが、その趣旨をよく明らかにして置く意味合で私は質問するのですが、先ず第一に質問したいと思います点は、この法律による見舞金の性質です。これは何ですか、どういうふうなものですか。この見舞金の法律上の性質です。これを受入れる人からすると支給を受ける権利の性質ですけれども、これはどういう関係になるのですか。
【次の発言】 権利じやないのですか。

第8回国会 外務委員会 閉会後第1号(1950/09/04、2期、自由党)

○杉原荒太君 この世界の政治、経済については、アメリカと西欧のあれが非常に大事だと思うが、殊に予算の方面から見て、アメリカの軍事予算は、いろいろの報道がコンフリクトのものが多いので、どれが……今まで決まつておる集計くらい、その点は分つておりますが、私の何では非常に違つたもので、どれが本当か、議会あたりで増額したり、何かしたというような報道もあります。それによつて額が非常に違つて来る。今まで大体のあれでは二百五十億くらいになるのが多いようだが。
【次の発言】 百三十四幾ら。
【次の発言】 私ずつと見ておりますと、この両院で殖やしたことは殖やしたことにならぬで計算したのが最近よく出る。極く最近に追……

第8回国会 外務委員会 第3号(1950/07/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 先程政府委員の御説明の中の、最後の点で何かアメリカの場合の例をとられて言われたことで、ちよつと私分らないのですが、何かアメリカの場合には国会の議決を経たものについては議会の承認を経ない場合もあり得るというような確か御説明のようだつたんですが、日本憲法の下においては、そういうことは到底私は考えられないことだと思う。国会と雖も、いうまでもなく憲法に從わなくちやならんことである。憲法の規定するところは、明文を以て必ず事前乃至事後に承認を要するということが要求されておりますからして、国会と雖もこれには束縛されるわけであります。その規定に反して、予め国会が承認をしないような決議をすることは……

第8回国会 外務委員会 第4号(1950/07/29、2期、自由党)

○杉原荒太君 講和の問題に関連する二、三の問題についてお尋ねいたしたいと思います。  第一点は、今の段階における講和問題の取扱の重点をどこに置いているべきかという点であります。従来我が国における講和問題の取扱方を見まするに、多くほいわゆる全面講和か單独講和かというふうに取上げられ、論議されているようであります。然るに今日の段階におきましては、全面、單独の方式の論議を指摘する前に、先ず講和の中味、内容とその時期ということを取上ぐべきではないかと思うのであります。即ち内容の点におきましては、講和の中味をなす実体関係、具体的には講和関係を規律する政治條項とか、或いは経済條項とか、その他各般の事項につ……

第9回国会 外務委員会 第1号(1950/12/01、2期、自由党)

○杉原荒太君 在外事務所の設置の具体的の場所のことでありますが、これは非常に限られておることなんで、数が限られておるから、設置する場所の選定ということが非常に大事だと思うのでありますが、ここに新らしく加えられておる場所の選定は私も非常に結構だと思うのですが、殊にその選定に当つては、できるならば首府に設けるということは、これは是非望ましいことだと思うのです、いろいろな意味合いで……。従来のきまつた中で必ずしもそうでもないものがあるようですが、それがどういうふうな事情でそうなつておるかということ。それから今後新たに設ける場合に首府というようなものには特別の重要性を置いて、少くとも我が方の案としては……

第9回国会 外務委員会 第2号(1950/12/06、2期、自由党)

○杉原荒太君 二つの事一柄について極く簡單にお尋ねいたします。  第一は外資の導入の問題でございますが、この外資導入の問題は講和約條の促進と相並んで我が国の今日対外努力の一つの大きな焦点をなすばかりでなく、又講和成立後といえども我が外交国策の上からして極めて大事なものと思うのでありまするが、今日まで官民種々の努力にかかわらず、なかなかはかばかしく行かない実情にあるのではないかと推測いたすのであります。併しそれにもかかわらず、この問題の重要性に鑑みまして過去の実績に失望することなく、今後あらゆる努力と工夫をこらして行くべきものと思われるのであります。又現に政府におきましてはいろいろと御苦心御努力……

第10回国会 外務委員会 第5号(1951/02/15、2期、自由党)

○杉原荒太君 二つの点についてお尋ねいたしたいと思います。  第一は、世界情勢の大局的の見方と、これに対処する我が国の方針についての基本的の考え方についてであります。先に前首相の芦田さんが発表せられました意見書の中で、こういうふうに言つておられる。ここ数年にして第三次大戦の起る可能性は頗る強い。アメリカも英仏も挙げてかかる見通しの下に汲々として準備を進めている際に、日本のみが傍観者のごとき態度で何らの用意もしないことは許されないところであるこういうふうに言つておられるのであります。即ち芦田氏はここ数年にして大戦勃発を予想して、その前提の下に準備、用意の必要あることを強調しておられるのであります……

第10回国会 外務委員会 第7号(1951/02/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 一つ、二つお尋ねしたいと思うのですが、第一番は今度のアメリカの案の七項目の中にあります琉球、小笠原を信託統治に付するという案、あの中にはそれが果して戦略基地とするのかどうかという点は明示してないわけでありますが、ダレス氏がおいでになつた際に、そういう点について向うからなりこの説明があり、或いはこちらの質問によつてそのいずれにするかということがわかつておるかどうか、その辺のところを……。
【次の発言】 それではこの信託統治区域にするというのを前提にして、日本側の或る方面では一つの希望として、これに一定の期限を附して、その後の日本の領土にするということを希望として述べた向きがあつたよ……

第10回国会 外務委員会 第8号(1951/03/14、2期、自由党)

○杉原荒太君 私少し遅く参りましたので、重複したら非常に恐縮ですが、この條約に加盟している国はどれだけですか。署名している国はこれでわかりますが……。
【次の発言】 先ほど曾祢君の質問に対して、すでにできている国内法的措置で十分だというお話でしたが、これはどういう国内法でしようか。具体的に何という法令ですか。
【次の発言】 今のは皆法令の形式は政令でございますか。その中に法律はございませんか、形式的の意味の法律は……。
【次の発言】 これも重複したら一つ御免下さい。今鯨油の輸出額といつたものは大体どれくらいですか。
【次の発言】 これは講和條約というものの性質、趣旨と移民問題というものの関係を……

第10回国会 外務委員会 第9号(1951/03/28、2期、自由党)

○杉原荒太君 ビルマの現在の政情について極く簡単に一つ御説明願いたいと思います。つまり現政府の支配力の及んでおる範囲とか、赤旗、白旗の共産党や、カレン族叛乱などの現状はどういうふうな全体の、つまり日本の取引の対象としてどれくらいの今価値があるかというような、そういうことを聞きたいと思います。余り詳しくじやなくていいのです。而も成るべく最近のこと、余り歴史的に遡る必要はありません。
【次の発言】 現は在多事務所設置を交渉している国々はどういう国ですか。
【次の発言】 それはイギリスなどどういうふうな意向のようですか、遠からず実現するようなお見込ですか。

第10回国会 外務委員会 第11号(1951/05/16、2期、自由党)

○杉原荒太君 この憲章の大目的ですが、知的の国際協力ということ、これはもう何人も異存のないところなんですが、一方実際の問題としましてこの種の条約で非常に気を付けなければならん点は、更に各国それぞれの特殊性と言いますか、事情、そういう点から来る一つの要請、そこでこの憲章それ自体も用意を持つてその点臨んでおるわけで、いわゆる各国の国内管轄事項というものは留保してある。ところがこの国内管轄事項なるもの、これは非常にむずかしい問題で、この憲章に書いてある国内管轄事項に関する内容、本質についても余りまだ国際的にエスタブリツシユされた原則がないように承知する、それだけにこの点は非常に慎重なんである、その点……

第10回国会 外務委員会 第12号(1951/05/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 極く簡単に二つの点についてお尋ねしたいと思います。  第一点は、今日国民一般の希望は講和が一日も早くあつて欲しいという点にあることは申すまでもないところだと思うのでありまするが、それがためには、具体的には講和條約が集団條約、多辺條約になります場合を考えて見まするというと、その講和條約が実施力を発生するためには、一定数の批准完了を要するというようなことにも相なるわけでありますが、そういう観点からお尋ねするわけでありますが、中共を承認しております国々、殊にインドだとか、或いはビルマだとか、ソ連圏のほうは今問題にしませんが、そういう国々の対日講和に対する態度、これはダレス氏などが相当そ……

第12回国会 外務委員会 第1号(1951/10/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 権限拡張に関する相手国との取極に関する下交渉が行われておるということですが、大体その事務の性質というものは、領事館事務を大体基礎にしてのものか、或いはそれにプラス大公使館の仕事をもやることを基礎にして話合いをしているのかどつちなんですか

第12回国会 外務委員会 第2号(1951/11/05、2期、自由党)

○杉原荒太君 曾祢君と同意見です。

第12回国会 外務委員会 第3号(1951/11/10、2期、自由党)

○杉原荒太君 この種の国際條約というものは戰前のやつは戰争によつての效力の関係、それから今度の平和條約の関係からしてどうなつておりますか。
【次の発言】 多数国間のやつですね、二カ国間ではなくて。これはどうだつたかな。
【次の発言】 これは平和條約の関係とは別個の関係で、つまり今度批准するのですね、そういう解釈ですか。

第13回国会 外務委員会 第3号(1952/02/14、2期、自由党)

○杉原荒太君 日米加條約草案の先ほどの御説明の中で、大体わかつておるように思うのですけれども、今日の審議の性質はこれは別にこの條約草案それ自体をここで審議する、いわゆる事前の承認を求める、そういうふうな意味のものじやない、そうじやなくて、改めてそれは又適当な時期に事前乃至事後に承認を求める手続を別にとる、そういう性質のものですか。
【次の発言】 先ほどの御説明で、まだ政府としても決定の案ではないというお話であります。代表者間だけで作つたものだと言つておるのでありまして、事実上これは政府のほうではなお署名する前において変更の余地ありというふうに認めておるものかどうかその辺のところを……。

第13回国会 外務委員会 第6号(1952/02/26、2期、自由党)

○杉原荒太君 こういう施設に対する接收の関係が占領の終結と共にこの法律関係が変つて来る、その変るというのがアメリカ側と日本側との関係じやなく、日本政府と国民との関係という関係も変つて来るのだろうと思う。従来の施設の接収関係、一極の権力的の関係ですが、今度合意に基く新らしい関係に切替えられるということになると思うのだが、そうして而もその合意の関係というのが日本の国と国民との関係、又或いは公共団体との関係、従つて国又は国民の持つておる施設をアメリカ軍が使用するという場合の関係は、これは單なる権力の関係ではいかんので、行くというならばそれがために新らしい立法の措置が必要だろうと思う。その辺のところは……

第13回国会 外務委員会 第7号(1952/02/28、2期、自由党)

○杉原荒太君 この法律案だけじやなく、すべて今度のポ勅に基いて政令の整理に関する法律案一般に関することなんですが、第二条、これは念のためにお聞きしておきたいのですが、前条に規定する命令は、これこれの法律としての効力を有するというように規定しておりますが、この勅令に限らずすべてこういうような書き方になつておるようでありますが、どうですか、僕はそこのところ、ちよつと疑問に思うのだが、命令に法律としての効力……命令が法律になる、或いは法律と同等の効力を持つというそこの観念の仕方がどういうことですか、ちよつと私が前から疑問にしておるのですが……。むしろ法律と同一の効力を有するというのならよくはつきりす……

第13回国会 外務委員会 第9号(1952/03/06、2期、自由党)

○杉原荒太君 今の請願の趣旨を極く簡潔に一つ御説明願いたい。一口に言うてどういうことですか。
【次の発言】 私の今のに対する答弁にはならん。
【次の発言】 今の行政協定中に入れるというのは無理な話ですからして、むしろ実施の問題として善処するという趣旨で私賛成いたします。

第13回国会 外務委員会 第11号(1952/03/12、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ほど佐藤教授の御回答、最後の御意見の表示に当りまして、法理的に見ると非常に重要な点だと思うのですが、その点についてほかの参考人の三先生の結論をお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 つまり、第三條によつて委任されておる、いわゆる委任されておる、或いは包括承認を得ておるのだということが唯一の根拠になつて来る。それが出て来る。もう一つはそれを具体的にいうとどういうことになるかというのです。
【次の発言】 さようでございます。

第13回国会 外務委員会 第13号(1952/03/20、2期、自由党)

○杉原荒太君 今の趣旨は何ですか、ずつと連合委員会のほうで初めからおしまいまで審議して行くという、そういう趣旨なんですか。
【次の発言】 質疑だけですね。
【次の発言】 衆議院のほうではどうやつておりますか。

第13回国会 外務委員会 第18号(1952/04/03、2期、自由党)

○杉原荒太君 この表を見ますと、台湾の国民政府のほうのことは何も書いてありませんが、これはどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 その点もう少しお尋ねしたい気持もするのですけれども、ちよつとほかの問題に移りまして、フランス連合のこの三国、先ほどこれについてお尋ねもあつたと思いますが、それとは別個の角度から私お尋ねしたいと思うのです。これはこの三国それぞれその政府部内において一定の外交権を持つておるのですが、その外交権はどういうふうになつておるか、その制限等はどうなつておるか。それに対応してあそこの大公使館はほかのところとは少し違つた性格になつておると思いますが……。

第13回国会 外務委員会 第19号(1952/04/04、2期、自由党)

○杉原荒太君 今の兼岩さんの御趣旨で、委員長から成るべくそういうような趣旨で議事の進行を計つて頂きたいと思う。そうして成るべく早く本案の本論に入りたいと思います。
【次の発言】 その百七條というのは非常にむずかしい條文です。併し私のほうの了解しておるところでは、これは旧敵国、例えば日本、この日本に対して連合国の或る国が一種の強制措置をとるというような場合、そういう場合には普通の場合でしたら、国連憲章によるというと、そういう強制措置をとるときは、原則として安保理事会の承認を要するという規定があるのであります。併し今の場合は旧敵国、例えば日本に対する強制措置をとるというような場合には、その規定の適……

第13回国会 外務委員会 第20号(1952/04/14、2期、自由党)

○杉原荒太君 国会閉会中に政令を以て改正することができるという條項に関してでありますが、この第九條の規定の中にそういう臨時の必要が生じた場合には「最近の国会においてこの法律が改正されるまでの間」、この措置をすることができると、こう書いてある。これはどういう趣旨ですか。若しその改正ができなかつたら、その後は将来に向つてはこの措置の効力は失われるという趣旨ですか。
【次の発言】 それでは非常に不都合を生ずる場合も出て来ますね、というのはこれを改正する場合二つあつて、物価とか為替の急激な変動などの場合、そういつた特別の事情によつて緊急の必要が生じたという場合、そのほうは若しその次の国会においてその趣……

第13回国会 外務委員会 第21号(1952/04/15、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ほどの林さんの御説明を一応了承しましたが、将来の問題といたしまして、この種の事柄を規定するに当つて、その方式を、今ここに見えているような文句、更に又旅費に関する法律の例というようなものを、将来のやはり一つの先例的な形を、今後も先例としてこういうようなものをそのまま取つて行くような……将来については、併しなお、その辺のところを御研究になるようなつもりでおられるかどうか、その必要があるというふうに認められるかどうか。
【次の発言】 林さんにお伺いしますが、先ほど御説明になつた趣旨、その内容の意義が、ここに今奥野さんからの案、これと内容的には一致しておるという見解ですか。

第13回国会 外務委員会 第22号(1952/04/16、2期、自由党)

○杉原荒太君 第九條について懸案になつておつたわけでありますが、そうしてその問題について政府側でなお考えて頂くということになつておつたと思うのであります。その結果を一つ御報告をして頂きたいと思います。
【次の発言】 最初に私この問題を疑問として提起したのでありまするが、只今の御説明によつてよく了承いたします。ただ私この問題はそれとしてよく了承するのでありますが、将来におけるこの種のことの立法に当りましては、法文の起草方法等につきまして、只今のこの書き方、これを先例としないで、よく御研究の上で疑義を生ずる余地が全くないように善処せられるよう要望いたします。

第13回国会 外務委員会 第24号(1952/04/25、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ず第一にこの二つの法律案と行政協定との関係についてお尋ねいたしたいと思う。行政協定によりますと、行政協定の対象になつておるこの外国軍隊等については、日本国の出入国管理に関する法令の適用を排除することを約束しておられるわけでありますから、この二つの法律案に、日本の国内法にやはりそのことを明らかにしておく必要があるように思うのでございます。その点何ら触れてないのですが、どういうわけであるか。ほかの行政協定ついていろいろ立法措置を要するものは全部特例等についての法律をみんな作つておるというのに、これだけ全然触れてないというのはどういうことですか、先ずその点をお尋ねしておきます。

第13回国会 外務委員会 第25号(1952/04/26、2期、自由党)

○杉原荒太君 この小委員会において、小委員の皆様が非常に御苦心になりました点につきましては、心から敬意を表するものでありますが、只今拝見しました小委員会におけろ御意見について私疑問の点がありますので、その点を先ずお尋ねしたいと思います。  先ずこの附則3として掲げんとする案につきまして、本文と但書からできておりまするが、本文のほうを見ますると、これは非常に重要な、前の政府側から提出されておりまする第二條の第六項とは実体的に非常に違つた点があるのではないかという疑問を私持つものであります。先ほどの御報告によりますと、政府側では実質的には違わないというふうに見ておられるようでありますけれども、こう……

第13回国会 外務委員会 第28号(1952/05/13、2期、自由党)

○杉原荒太君 私は今日は改まつて質問しないつもりであつたのでありまするが、先ほどの平林委員と外務大臣との質疑応答に関連しまして、一言だけ岡崎大臣のお考え方を伺つておきたいと思うのであります。それは、今後の日本の外交方針を考えて行きます場合に、先ほども申されましたように、アメリカ、イギリスなどを中心にしたいわゆる自由主義国家群との間の提携協力ということが今後の日本外交の大本でなければならんというお考え方、これに対してはいろいろ日本の今置かれております国際的の地位等からいたしましても、私もまさにそうなくてはならんと考えておりますが、それと共に、今後いわゆる共産主義国家群との関係をどう調整して行くか……

第13回国会 外務委員会 第29号(1952/05/15、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ず第一にここに言う仲裁というものの意義をお尋ねしたいのですが、これは日本の国内法において言う仲裁手続と全然同じものであるかどうかという点をお尋ねしたい。
【次の発言】 同じ性質のもの……、それでは調停とはつまり区別されたものですな。
【次の発言】 説明書の中に、以前には日本は入つていなかつたが、今度入る理由の説明として、戦後仲裁制度は著しい発達を遂げたというふうに書いてあるのですが、私は寡聞にしてそういう事実を知らないのですが、それはどういう事実を指すのでしようか。
【次の発言】 調停は非常に発達し、又事実利用もされておると思うのですが、仲裁のほうは国内においてそんなに発達して……

第13回国会 外務委員会 第31号(1952/05/20、2期、自由党)

○杉原荒太君 私はこの條約を承認することには賛成でありまするが、ただ今度の條約と日本の国内法との関係を考えてみますると、現在の現行法の下におきましては、外国の仲裁判断の効力及びその執行についての明示的の規定はないわけでありまして、僅かに解釈論からして、外国の仲裁判断の場合にも適用があるというふうに一般的に解釈されておるようでありまするが、こういうものはとにかくもともとが私権の争いのあることを大前提として、とにかく争いに関するものでありまするから、その争いを解決する基準というものは極めて明確でなければならない性質のものだと思うのであります。外国判決の場合については、必ずしも十分ではないけれども、……

第13回国会 外務委員会 第33号(1952/05/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 只今の大山先生の問題にしておられる点は、これは根本的な加盟に当つての重要な点で、はつきりしておかなければならない点だと私も思う。今までたびたび政府のほうで、この点についての見解を表明しておられる、これはそれとして私はわかるのでありまするが、これは今問題になつておる三十九條だけでなく、もつと前のこの第二條の大原則のところの、一般的の原則に基くところの関係においても問題になるので、非常に大事な点だと思うのですが、殊に日本政府の見解として、ここの先ほどの大山先生のお説のごとく、兵力とか援助とか便益とかというものを、それぞれ個別的に考え得るかどうかという点、これを若し総括的であるならば、……

第13回国会 外務委員会 第34号(1952/05/29、2期、自由党)

○杉原荒太君 この間の委員会で私質問しましたのに対して、外務省のほうでその答弁が保留されておりましたが、それを一つ最初にお答え願いたいと思います。外務大臣が出られて大臣から答弁するということでありましたので……。
【次の発言】 それではこの間の委員会で、政府委員のほうから、平和条約の発効に従つて日本と連合国との関係というのが、降伏文書によつて律せられるのじやなくて、平和条約によつてとつて代られたという趣旨の見解を発表されましたので、それに関連していろいろ問題がありますが、殊に問題の中心となる点は、その見解を日本とソ連との関係にあてはめた場合に一体そういうことが言えるか、言えるとすればそこにいろ……

第13回国会 外務委員会 第36号(1952/06/03、2期、自由党)

○杉原荒太君 私はこの国連加盟の申請の件について賛成するものであります。その賛成の理由については、すでに日本は平和条約の中で国連に加盟する意思のあることを宣言している。そしてその条項の含まつた平和条約に我我は賛成したのでありますが、その際に一般的にこれに対する賛成理由を申述べておりますのでここに改めて賛成の理由を繰返すことを省略いたします。ただ私は大体三つの点について特に要望しておきたいと思うのです。  その第一は、先ほど大体曾祢君からも言われたところと相通ずるのでありますが、日本の国連加盟の承認せられるということが現実の情勢から見て必ずしもたやすくはないのだ、そして又それについては日本は、今……

第13回国会 外務委員会 第37号(1952/06/05、2期、自由党)

○杉原荒太君 この基金協定に入ることによつて日本の現在の通貨制度そのものがどういう影響を受けて来ますか、つまりこの協定に入る場合と、入らん場合と、どういう違いがありますか。
【次の発言】 日本の通貨の平価を、この條約上の義務として、金又はドルで表示しなければならんという義務が発生しますね、今まではそういう條約上の義務を負担していないですね、その点からいうとやはりその意味においてもやはり変わるのじやないですか。
【次の発言】 そういう意味の実体は変更する必要はないが、今まではこれは何か日本側で変更しようと思えば自由に変更できるのだけれども、今度はそういうわけに行かんことになるのですね。そこの基本……

第13回国会 外務委員会 第38号(1952/06/06、2期、自由党)

○杉原荒太君 請願は請願として聞いてやつていいじやないですか。
【次の発言】 今後とも努力はして行くのですから……。
【次の発言】 委員長、ちよつと議事の進行ですが、もう四時になるのですが、今日大臣が来て日華条約をやりますか。
【次の発言】 今日は日華条約はやらないのですね。
【次の発言】 ああそうですが。

第13回国会 外務委員会 第39号(1952/06/10、2期、自由党)

○杉原荒太君 この日華条約に対する質問は随分多岐に亙ると思うのですが、議事の進行の上から見て、先ず大体大まかに総括的の質問と逐条的に分けてやつて頂いたほうが便利だろうと思うのです。
【次の発言】 総理大臣だけじやなく、外務大臣対にする質問の場合もそのほうが便利じやないですか、議事の進行の上から見て。あえて私は固執しませんがその辺のところを考慮して進めてもらいたいと思うのです。
【次の発言】 それは言うまでもない、わかり切つたことだと思うので、適当にそれじややつて下さい、どうぞ。

第13回国会 外務委員会 第40号(1952/06/13、2期、自由党)

○杉原荒太君 関連して。この間から降伏文書というものが、原則としてといいますか、例の捕虜送還それから戦闘行為停止以外の分については効力を喪失したものだと、こういう見解を外務省の公式の見解として言われたのですが、この今のカイロ宣言というのが、日本から見て法律的に意味のあるのは、ただ独立にカイロ宣言はカイロ宣言としてではなくて、降伏文書の一つの内容をなしておるからこそ法律的に意味があつたわけですが、そうすれば外務省でとられた降伏文書に対する法律的な見解からすると、もうカイロ宣言というような言葉は全然日本としてはそういうことは認めないことになつておるものだと思うが、今カイロ宣言のことを持ち出されるの……

第13回国会 外務委員会 第41号(1952/06/17、2期、自由党)

○杉原荒太君 この條約の要求しているところを満たすために日本の国内法との関係ですが、すでに既存の国内法で以て十分この條約に要求しているところは満たし得ることになつておるかどうか。若しそうでなければそれに伴つての国内法の改正はすでに終えているかどうか、その点を一つ。
【次の発言】 附属議定書の中に例の魚獲の自発的抑止及び保存措置をとる区域の境界線というか、西経百七十五度の子午線とそれからもう一つアトカ島の西端を通過する子午線というものは、この附属書の規定の仕方によると、これがすでに前に採択されておるような書き方になつておるのだが、それはいつ、どこで、如何なる形式において採択されたものか。この條約……

第13回国会 外務委員会 第42号(1952/06/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 この漁業条約についてちよつとお尋ねしておきたいのですけれども、いわゆる自発的抑止ですね、これの実施のことなんですが、これは条約上、国としてはいわゆる自発的に抑止するという建前になつておるようだが、又一方それが条約できめられておるので、実際は必ずしも貫徹されていないようですが、各業者が出て行く場合については、各業者の自発的の抑止に待つのですか、それとも一定の法律を作つて禁止、制限又罰則なども附するんですか。
【次の発言】 ちよつと関連してお聞きしたいのですが、昨日の説明とですね、外務大臣が先ほど一番初めにおつしやつたけれども、私が注意して聞いておつたけれども一つも矛盾していないよう……

第13回国会 外務委員会 第43号(1952/06/26、2期、自由党)

○杉原荒太君 日華条約についてお尋ねしたいと思うのです。この間までにこの条約の根本性格等に関する問題をお尋ねしたのですが、今日は個々の具体的の問題について二、三お尋ねしたいと思います。  第一は、台湾、澎湖島にある日本側の財産、殊に私有財産の処理の問題についてであります。この条約によりますと、それらの問題の処理は日本政府と国民政府との間の特別取極による、こういうふうになつておるわけであります。これは何もここで初めてきめられたことじやなく、サンフランシスコ条約でもこういうふうになつておるわけでありまするけれども、いよいよ国民政府との間にこういうことが更に取極められたので、この問題がサンフランシス……

第13回国会 外務委員会 第44号(1952/06/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 今のに関連して一、二お尋ねしたいのでありますが、いわゆる特恵の問題ですが、交換公文のほうを見ますと、要するに、将来も英連邦諸国、隣接国の間においても、特恵を留保するということが結局交換公文の主なる目的、内容をなしておるように思える、解釈されるのですが、この條約の本文のほうによると、過去に存在しておつた特恵だけを取扱つて、併しそれだけでは足りないから、インド側としては将来与える特恵に対しても、そういう権利を有するのだ。ここにいろいろと第三国にその特恵を与えることを要するときとあるが、「要するとき」というのは、要するに交換公文の結局のところは、将来に対する特恵権の留保だけに帰着するよ……

第13回国会 外務委員会 第45号(1952/06/28、2期、自由党)

○杉原荒太君 この条約の内容をよく見ますると日本側としては、いろいろとああもあれかし、こうもあれかしという要望する点は多々あるのでありますが、この条約の結ばれるにいたるいろいろの複雑なこの事情、そういう現実の事情をもとにして見まして、これが結ばれなかつたとしたら一体結果がどうなつて来るかというようなことを考えてみますると、そういつた現実の考慮からして止むを得ないものと思いまするので、私はこの条約を承認することに賛成いたすものであります。ただ併しいろいろと今後のこともありまするし、我々は政府に対して要望をしたいことはいろいろあるのでありまするが、そのうちの主なる点をごく簡単に二、三申しそえておき……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、自由党)

○杉原荒太君 大蔵大臣に先にお尋ねいたします。安全保障諸費なるものの内容について大蔵大臣が御説明になりましたところを伺いますと、その中には平和條約の発効後、米軍が大都市の中心部から周辺地区に駐留場所を移転いたします場合、これに伴う営舎住宅等の建設に必要な経費、右の移動に伴う有線無線通信諸施設、その他営舎関係諸施設乃至附属工場と各種荷役設備等の建設に必要な経費、こういうものを含むという御説明を伺つたのでありまするが、そうでありますると、この部分は行政協定との関係において二十五條の第二項の(A)号に該当するようにちよつと見えるのでございますが、そうしていわゆる防衛支出金と区別する理由はないようにち……

第15回国会 外務委員会 第2号(1952/11/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 この新設総領事館の中にロンドンの総領事館があるようでありますが、まあ従来も、以前にもロンドンに総領事館を置いておつたのだが、どうも実情からするというと、むしろロンドンよりもマンチエスターだとか、或いはリヴアプールあたりに置くのが適当じやないかというふうにも考えられる。ロンドンには大使館もあるし、而も今言つたような地域は何といつても、御承知のように、商工業の非常に中心地でもあるのだから、何も前の例を踏襲する必要は私はないと思う。これはどういうふうなわけか、或いは相手国でそういうところに置くのに難色を示したのかどうか。その辺の実情及びその理由を一つ承りたいと思います。

第15回国会 外務委員会 第4号(1952/12/04、2期、自由党)

○杉原荒太君 議事進行について…、もう少し資料をあらかじめ提供してもらわんと、私少し無理だと思うのです。それを先ず次回前に資料をもつと提供してもらいたい。その上で質問するほうがもつと実質的でいいと思う。我々は文字ずらだけを審議するのではないからそのほうがいいと思いますが、どうですか皆さんは。

第15回国会 外務委員会 第5号(1952/12/09、2期、自由党)

○杉原荒太君 一つ重要なことで大臣にお尋ねしたいと思います。それは中共政府によつて代表されておる中国との関係に対する外交方針についてであります。私がなぜこれをお尋ねするかといいますと、十二月、今月の三日の本会議において外務大臣がこの点に触れられて、私はそれを非常に重大な発言だと思つて実は聞いておりました。念のために私この速記録を取寄せて見たのですが、私の耳で聞いた通りのことでありますが、ここにこういうことがある。それは三輪議員との質疑応答でありますが、外務大臣の答弁の中に途中から読みますが、「何故中国との間直接交渉をいたさないのか。こういうお話でありまするが、これはもう中国が、サンフランシスコ……

第15回国会 外務委員会 第6号(1952/12/11、2期、自由党)

○杉原荒太君 お尋ねしたいのですが、先ほど同僚岡田委員からいろいろ御質問がありましたが、この問題は、この鹿地亘君の問題は、国民の全部がその政治的立場如何にかかわらず、又議会の内外を問わず、ひとしく奇怪千万に思つておると共に、これが真相の究明及びそのこれに対する正しい善後措置については重大な関心を持つておるところだと考えます。今まで発表されております鹿地君の声明書なるものや、又鹿地君が衆議院においてなされておる証言、それからアメリカ軍において声明を出しておりますところ、これらを総合し比較対照して見ましたるときに、その間一致しない部分が極めて多いのでありまするけれども、ただここに極めて明瞭なことは……

第15回国会 外務委員会 第8号(1952/12/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 この前のときに、この説明があつたときに欠席していましたので、或いは説明があつたかと思いますが、協定の論議に入る前に、日本として、或いは日本とアメリカとの間を含む国際航空協定について現実に今どういう計画を持つておるか。
【次の発言】 先ず第一の本年度内に実施に移される見込の日本とサンフランシスコまでの間の国際航空、これをもう少し具体的にお伺いしたいのですが、これは大体定期航空だと思うのですが、どのくらいの期間にどのくらいの回数、それからその経由地点は具体的にどこですか。
【次の発言】 ウエーキ、それからホノルル、サンフランシスコの飛行場の設備は、これは全部アメリカの設備を利用し得る……

第15回国会 外務委員会 第9号(1952/12/19、2期、自由党)

○杉原荒太君 昨日、私質問したことと、それから先ほど曾祢委員からの御質問に関連しまして、一つだけお尋ねしたいと思います。昨日もお尋ねしましたが、我々がこの協定を見ていつもこの問題を頭に描いておるのは、この協定面の文句から出て来ることと、それから実際の運用の場合、そこのところがどうなるかという点に、非常にいろいろ疑問を持つておるわけなんで、そういう点から質問するわけですが、そのうちの一つとしてこの協定によつていろいろの権利を認めるということがあるのだが、その権利というものの中の一つをとつていえば、乗入れの権利といいますか、或いは定期着陸を行う権利といいますか、それを取上げてみますと、私昨日も質問……

第15回国会 外務委員会 第10号(1952/12/22、2期、自由党)

○杉原荒太君 私自身の質問はあとにしますが、取りあえず先ほどの曾祢委員と木村長官の質疑応答に関連しまして一つの点だけお尋ねしたいと思います。先ほど曾祢委員からアメリカの議会においての政府側の本件に対する説明振りを引用しての質問がありました。前のほうの部分ですが、安保条約の前文に書いてあるいわゆる自衛力の漸増について日本がみずから責任を負うことを期待するというところをおさえて来て、それとの関連においてこれに関する法律案を提出する一つの根拠にして説明をしている。それに対しまして木村長官はアメリカ側ではそうであつても、日本側としては決してそうじやないという御趣旨のお答えがあつたように拝承いたしました……

第15回国会 外務委員会 第11号(1952/12/23、2期、自由党)

○杉原荒太君 いわゆる接収解除の問題についてお尋ねしたい。先ず法律問題をお尋ねして、次に事実関係のほうに移りたいと思います。  先ず第一点は、いわゆる解除ということは法律的に見てどういう性質のものであり、又どういう効果を持つものであるかという点をお尋ねしたい。
【次の発言】 ずつと私続けてやりますからお許し願いたい。  そのいわゆる第三者というのは。
【次の発言】 それは何の当事者でありますか。
【次の発言】 その賃貸借の関係からすれば第三者だが、先ずその点はあとで又お尋ねするけれども、私の聞いているのは、先ず第一点の解除するものの性質、これを裏を言えば接収ということと裏腹をなすだろうと思うの……

第15回国会 外務委員会 第18号(1953/03/05、2期、自由党)

○杉原荒太君 一つお尋ねしておきたいと以前から思つておつたことがあるんですが、日本とソ連との現在の法的状態と、日本の外交権の行使との関係について、どういうふうな見解を外務省としてはとつておられるか、それを先ず第一に、私がお聞きしたいのは、法律上の関係、法律上の見解をどういうふうに考えておるか。
【次の発言】 私が聞きたい点は、あとの点を聞いておつたんですが、外交権の行使との関係を聞いておつたんで、どうも外務省は今までそういうふうな見解をとつておるんじやないかと、僕は臆測しておつたから聞いたんです。その考え方はもう少し研究を要する、今までの法理上からしても、今までの慣行の上から見ても、どうも私は……

第15回国会 外務委員会 第19号(1953/03/10、2期、自由党)

○杉原荒太君 各条の説明を先にやつて下さい、主なる点について……。
【次の発言】 最初、この条約の内容じやなくして、こういう原産地の虚偽表示の問題についての現在の日本における実情を聞きたいんだが、ここで禁止されておるような事犯というものがどれくらい一体あるのか、その辺の実情を聞きたい。
【次の発言】 この協定を承認することと国内法の改正の関係、さつきもちよつと触れられたけれども、そこのところをもう少しはつきりもう一遍一つ御説明願いたい。
【次の発言】 そうすると、措置としてはそれでよろしい、わかりますがね、つまりそれらの国内法の改正が成立することが条件になりますね。それだから、この正式の承認の……

第15回国会 外務委員会 第20号(1953/03/12、2期、自由党)

○杉原荒太君 一つだけお尋ねしたいのです。
【次の発言】 内容の問題じやない。これを進めるについての必要なことだから。
【次の発言】 例の不正競争防止法の進行はどうなつておるか。というのはこれの承認と不可分だからお尋ねする。
【次の発言】 一つ聞いておきたいのですが、さつき次官の曾祢君に対する答えを聞いておりますと、内閣の情報機関の拡充という問題ですね。あれは私ら今までずつと官房長官などから聞いておるのでは、特に拡充するというのは何のためかというと、国外の情報を集めるためにというふうに僕としては聞いているが、さつき次官のお話を聞くとそうじやない、主たる目的は国内たということですが、そういうふう……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/13、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 個別自衛権、集団自衛権、平和条約に使つてあるこれらの言葉は、私が特に言うまでもなく従来の一般国際法に基くのとは少し違つた面がある。これは国連憲章によつて初めて明確に規定せられる面がある。殊に集団自衛権のごときはそうである。併し個別自衛権にしても、集団自衛権にしても、いずれも明らかなことはそうして又国連憲章自体にはつきりとその発動条件等もきめてあるのでありまするが、これは外部からの武力攻撃があつた場合に発動することを予想しておるものである。個別自衛権の場合は言うまでもなく外部からの武力攻撃に対して、これをその国自身が排除する権利である。集団自衛権というのは言うまでもなくその武力攻撃……

第16回国会 外務委員会 第11号(1953/07/14、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 私はこの協定に承認を与えることに賛成いたします。ただここではつきりとさしておきたいことがございます。政府は今回マドリツド協定に加入した後に国会承認の手続をとられました。本件の場合事情参酌すべき点もあることは認めますけれども、本来条約が対外的には確定して効力を発生じてしまつた後に至つて国会の承認を求めるということは、憲法の条章並びにその精神に鑑がみまして妥当を欠くと思いまするので、本件の承認が今後の先例とすべきものではないということをはつきりすべきだという意見でございます。できるならばそのことを委員会の意見としても、はつきりさしておく必要があるという私の見解でございます。

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/16、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 外務大臣はあと十分以内ということでありますから、私はこの問題は極めて重要な問題でありますから、この次の機会に譲りたいと思うのでありまするが、先ほどから同僚議員との問答を聞いておりまして、殊に今度の問題はただ単に両国政府の政策をただ語り合うというだけじやなくして、更にこれが協定となり、条約となり、条約上の権利義務の関係に立つことになる。それだけにこれに対する見解というものは、今の政府当局といえどもその見解は極めて客観性を持つていなければならない。単なる主観であつてはいかん。これは内閣が変つたつて、又次の内閣によつて又国全体が権利義務の関係に立つて来る。従つて非常に厳格に私は論議すべ……

第16回国会 外務委員会 第13号(1953/07/20、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 MSAの問題は極めて重要な問題であります。まだこの委員会において或いは又国会において、今の段階においても明らかにすべき問題がたくさんある、従つて他の同僚議員も終始不満に堪えないに違いない。本日はすでにもう一時間以上を経過したのでありますが、この点考慮しまして私は細部の問題はあとに残しまして、今日は大筋のところについてお尋ねいたしたいと思います。言うまでもなくこの問題は単に一内閣だけの問題ではない、国家的見地から取上げなければならないことは言うまでもない。従つて私はそういう立場からこの問題を取上げてみたいと思う。従つて政府側においても本当に虚心坦懐にお答えを願いたいと思う。公平なる……

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/21、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 先ずこの條約の内容に入る前にお尋ねしたいと思いますことは、アメリカの関税政策を含む通商政策ですね、殊に、余り過去のことを言うと私答えてもらわなくてもいいのですが、今後殊に近い将来、今或いは問題点になつておるような、そういうような点を睨みながらアメリカのとつておる通商政策の問題について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 アメリカは対外通商政策の一つの憲法ともいうべき、例の互恵通商法を一年間延長するということがこの間きまつたようでありますが、その法律を一年間延長されてもあれに基く実際の交渉などを、実際に対外的に働かせるようなふうなことに今一体動いておるのかどうか、その点をお尋ね……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/22、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 この条約の内容に入る前に総括的な総覧的なことでお伺いしたいことの一つですが、南方のいわゆる東南アジアの諸国、或いは更にポンド地域の諸国、そういう国がアメリカとの間じやなくしてそのほかの国と結んでいる通商条約、そういうものについてどういうふうな方針、態度をとつておるか。そういう点をお尋ねしたいのです。私のお尋ねする趣旨はややもすれば今度の日米通商条約が今後の日本のほかの国と結ぶ条約のいわゆるモデル・トリーテーとしてモデルになるのだというふうな一つの考え方もあり得るのですか。それはどうかすると私の見るところでは現実には必ずしもそうはいかんところがあるのじやないか。東南アジアの諸国、ポ……

第16回国会 外務委員会 第18号(1953/07/28、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 これは質問というよりもむしろ議事の進行に関連するのでございますが、両方に関連するのですが今度の協法によりますと、更に協定の実施のためにその細目は両国政府間の協議できめるということになつておる。これは勿論そういう必要があろうかと思います。それにしましてもこの日本とフイリピンとの現在の関係というものを、殊にこういう賠償問題を中心にして考えますと非常にデリケートな状態にあるものだと思います。それで自然そこからして日本側とフイリピン側との間にいろいろとデリケートな話合もする必要が生ずるのじやないかと想像するのであります。そういうことがあり得るだろうということはよくわかります。併し我々はこ……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/31、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 この間私が質問しておいたのに対して一つ先に答弁して頂きたいのです。あの仲裁判断についての執行判決の問題です。
【次の発言】 もう少し正確に言うと、つまり執行判決の要件がこれで充足しているか、これだけでそういうことを定める趣旨の規定かどうかという点です。これだつたら少くともこの文字の上からすれば、そういうふうにまあ一応読めますがね。それだから、執行判決を求めますね、そのときに一定の要件を備えていなくちやならんですね。その要件がここに掲げていただけの要件を備えておれば、日本の裁判所ではすべて執行判決を与えるについての必要な要件が全部これで充たされているんだと、こういうふうに取らなくち……

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/08/03、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 これはあとで又……
【次の発言】 第四条についてはこの間も随分いろいろ質問したのですが、もう一つこの四条の一番末段の所、いわゆる第二項の末段、これも非常にわかりにくい条文ですが、ここの承認というのはどういう性質のもので、どういう法律効果を生ずるものですか。
【次の発言】 つまり仲裁判断の確定力についても又執行力についてもそういうことになるのだということなんですね。
【次の発言】 そうすると、ここの一番初めの見出しのアメリカ合衆国の領事官のなされた判断、例えば日本でなされた判断も当然適用を受けて来るね。そうするとそこでアメリカの他の州で判断された承認というものと同種の限度においての……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/08/04、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 今の八条の第三項と第一条の関係はどうなるのですか。
【次の発言】 今のだけかね。そうじやないのじやないかね、そういうものももちろんある。こういう文化活動に従事する者が日本に入つて来るというときは、その第一条に関係するけれども併し第八条の第三項というのはそれだけじやない。それだけじやなく、入つちや来ないで向うにおつてこの事業だけをこつちでやるというのに対しては適用のある規定じやないか。
【次の発言】 ついでに聞いておくけれども、同様のことは第七条のこの事業活動についてもそうでしよう。
【次の発言】 外務大臣に一つ対外経済関係についてお尋ねしたいのですが、政府では、殊に解散後新たにで……

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/08/06、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 極く簡単な問題なんですが、ちよつとお尋ねしておきたいのですが、前文で明らかになつておるように従前の条約と違つて、最恵国待遇について今度無条件主義に変つておるわけなんだが、今、世界で、殊に日本との通商関係などがあるようなところで、有条件主義をとつておるところがあるかどうかということと、あるとすればどこかということを参考のため心知つておきたい。それから時間をなるべく節約する上で一度にもう一つだけ質問しますが、これはもう極く念のために伺つておくのだけれども、この前文のところに、この条約を「締結することに決定し、」とある、その締結というのを、どういう意味に解しているのかということを、一つ……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 閉会後第3号(1953/09/16、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 極く簡単に二つの点をお尋ねしておきたいのですが、第一は、この新らしい特例法を中心にした緊急対策に要する国の支出の経費の総額の枠ですね。まあきちんとしたというものは無理だと思いますけれども、極く大体の見当ですな、これすら或いは非常に無理かとも思いますが、併し一方お聞きしますというと、この月末までには大体政令の枠も政府側としても決める。そういうものを決めるに当つても大体は併し総額に対する見当というものを、而もこれが最低どれくらいは少くもかかる、或いはこれ以上無理だろうというような大体の見当をおつけになるのじやないかと思うが、その辺のところがわかれば率直にこの際お漏らし願いたいというこ……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 閉会後第4号(1953/09/17、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 原主計局次長にお尋ねしたいのでありますが、二つの点をお尋ねしたい。いずれも財源の問題であります。一昨日もこの委員会で、水害対策の財源の問題について質問があつたのに対して、緒方副総理はその際に、前年度からの繰越が二百億あるということを言われた。必ずしもそれはすぐこれに向けるという意味ではないかも知れませんけれども、とにかくそういう金があるということを言われた。そこで私がお尋ねしたいのは、その繰越の二百億という金は、その使用目的等がどういう内容のものであるか、いろいろのものが集まつての二百億だろうけれども、そうしてその中で災害復旧という目的のためのものが幾らくらいあるか、併し災害復旧……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 閉会後第6号(1953/09/19、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 補助災害額というのと公共事業復旧費というものを比較対照してみた場合、その結果内容と実態において差異を来すかどうかということです。
【次の発言】 私が質問しようとしておる趣旨を説明しなかつたからそういうお答えになつたと思いますが、委員長もさつき言われたが、基準を定める一つの要素として公共事業復旧費という言葉で表現した場合、それが何ら疑問の余地なく、今のあなたの言われた補助災害復旧費というものと、その範囲がぴつたり合うかどうだろうか、という点をお尋ねしたい。

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/27、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 副総理と外務大臣にお尋ねいたしたいと思うのです。私はこの間の外務委員会において、MSAの問題につきまして、今度日本が受けるであろうところの援助の種類の問題、それからMSA協定の結果によつて日本が負担するところの義務と日本の予算措置との関係の問題、それから第三には、MSAの協定によつて日本が負担するところの義務、殊に防衛力増強の義務と憲法九条との関係について一応お尋ねをしたのであります。それに対する外務大臣の答弁の中には、まだ更に確かめてみなければならんと思う点があつたのでありまするけれども、時間の都合上差し控えておつたのであります。今日この席で私が特に明らかにして頂きたいと思いま……

第17回国会 外務委員会 第3号(1953/11/02、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 この国連軍との協定は問題の内容からすると、いずれももうずつと前に実は協定ができておらにやならん性質のものだ。それが殊に今度の刑事裁判権の問題のごときは日米行政協定の問題との関連などもあつてこう延びておるのだが、そのほかの問題、いわゆる財政経済というかいろいろ税金の問題とか地代の問題とかあるわけですが、こういうことは今まで未解決なものはこちらから何もそういうものはとつていないのですか。
【次の発言】 それだからそういう問題はもう事柄からすれば実におかしな話で、もうあなた、国連軍だつて朝鮮事変が終つてしまえば、その間の問題なんで、もう実際は事態というものはそれつきりで済んでしまつて問……

第17回国会 外務委員会 第5号(1953/11/05、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 今日は外務大臣に防衛問題についてお尋ねしたいと思つておつたのですけれども、同僚の議員のかたの御質問もありますし、問題は極めて多岐に亘つてお尋ねいたすことがあります。  先ず第一MSA問題の中で大体私二つばかりお尋ねしておきたいと思います。  第一は私が八月七日の参議院の本会議で外務大臣に質問したことに関連することであります。その際私は外務大臣に対して今度MSAの協定によつて日本側は防衛力を増強するという義務を負担することになることは明瞭であるが、併しこの防衛力増強の負担の義務の中からは、単文は戦力の保持ということはこれを除外するのだというこの日米間の合意をつくる、そういう条約作成……

第17回国会 外務委員会 第6号(1953/11/06、3期、無所属クラブ)

○杉原荒太君 少し質問したい。余り重要なことじやないのだけれども、今度のこの議定書で取扱つている問題について公務執行中の犯罪なりや否やということが非常に一つの重要な点になつておるわけだから、その公務執行中の作為又は不作為による罪ということ、民事事件でしたら、この公務執行に当つて例えば損害賠償の原因となるようなことを作つたというようなことは非常によくはつきりするのですが、刑法上の犯罪について、公務執行中の犯罪というとき、先ず問題が二つあると思うのですがね、一つは公務執行中というのが、公務を執行しておる時と時を同じうしてという意味、それから公務執行行為それ自体についてという場合と二つある。これは民……

第18回国会 外務委員会 第2号(1953/12/02、3期、自由党)

○杉原荒太君 今の日本側で実際上権利としてだけではなく、権利の行使として実行上においてアメリカ人に対してはこういう自由職業を認めないように措置するというのですね。それについての関係各省の意向の内容は弁護士と建築士というのですね。そうするとその意味だが、それはつまり弁護士を一例にとつて言うと、弁護士が弁護士たるの資格要件を日本の国内法において持つこと自体を認めんということと、それから向うの法律によつて弁護士たるの資格を持つておる者をこつちにおいて弁護士と同じように法律事務を行うことを認めるということとは別個の問題であります。それで今関係各省で考えておるというのは、その私の今言つた前のほうで、日本……

第19回国会 外務委員会 第8号(1954/03/15、3期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつと。まだ採決する時期じやないのですね。
【次の発言】 今ですか。
【次の発言】 それではちよつと。大体の外務省のほうのお考えをお尋ねしておきたいと思つておつたことがあります。それは丁度これに多少関連がありますからお尋ねいたします。仲裁裁判とか国際司法裁判所に対する提訴というようなこと、これは極く一般的に抽象的に考えれば、普通の外交手段で解決ができない場合、問題の性質によつてそういう手段に訴えるということは一つは合理的だというふうに考えられるわけです。けれどもそういつた一種の公式的な考え方でなくて現実に具体的に問題を仲裁裁判に付するとか国際裁判に付するということは、非常な慎重……

第19回国会 外務委員会 第11号(1954/03/25、3期、自由党)

○杉原荒太君 今のに関連いたしますからお伺いするのですが、御両氏にお尋ねします。今のお二人のおつしやつたことでお考えになつておることは大体わかつたようでありますけれども、なお念のためですね、はつきりさせておきたいと私は思うのです。それは今度の協定に言う防衛力なるものの範囲ですね、防衛力と言うからにはその範囲、それと憲法に言うところの陸海空軍その他の戦力という、この概念ですね、その範囲ですね、それがぴたつと合致するものだというふうに解釈しておられるかどうか、それだからもう少しわけて言えば、つまり全然その範囲が合致するとこう認めておられるのか、それから合致しない場合に、或る部分が陸海空軍その他の戦……

第19回国会 外務委員会 第12号(1954/03/26、3期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつと簡単なことですが、極く最近アメリカから人が来て、そしてその人が日本の今後の防衛生産のあり方について一つの構想を打ち、そして自分たちの構想について日本側の意向というものを打診のために来たということを私は聞いておるのですが、新谷さんにお聞きしたいのは、詳しいことではないのですが、その人とお会いになる機会があつたか、或いは直接お会いにならなくとも、その人の打つておる構想は大体間接的にお聞きになつておるかどうかということだけお聞きしたい。

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/29、3期、自由党)

○杉原荒太君 さつき海上保安庁のかたが言われた外務省のほうに三つのことを申入れるということであつたが、それを向いて私は随分驚いたんです。今更そういうことを申入れるということは非常に奇異に感ずるのです。そういう三つのことなどはとつくに初めからそういうことははつきりしておらなければならんことだと思う。どうしてそういうふうになつておるか。そうして又それについて外務省からどうされたという報告もなかつたが、一体今それはどうしているか。
【次の発言】 それからもう一つ、いわゆるこの危険区域というのは、つまりその実験をやるときだけ指定されておるというのじやなくて、一年中しよつちゆう危験区域として指定されてお……

第19回国会 外務委員会 第15号(1954/04/05、3期、自由党)

○杉原荒太君 私が発言を求めて申上げようと思つていたことも実は今曾祢君の言われた結論のほうのことと同じなんです。つまり委員長から官房長官を通じて七日から十二日までのうちに一日は必ず出席するということをあらかじめ明確に総理が言明をされて、そうしてされるかどうかという点を今聞いておられるのですが、私はそれを待つということ、そうして丁度明日はすでにほかのほうと連合委員会ということになつておりますから、時間もありますし、結局曾祢君が言われたように進むのが一番私は穏当であろうと思います。

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/04/07、3期、自由党)

○杉原荒太君 今の中田さんのに関連しますが、こういう種類の条約の審議というのはただ条文だけ何してもいかんのですよ。そういつた非常に国際的な砂糖事情というような実体的なものを先ず頭に入れて、それとの結び付きで考えなければ審議できるものではないのですから。この次は実体的なことを説明のできる人を呼んで頂きたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/04/08、3期、自由党)

○杉原荒太君 少し外務大臣にお尋ねいたします。  先ず第一に、この協定の内容に立入る前に、この協定を結ぶに至つたこと、それから今後この協定の締結の結果いろいろのことが予想されるわけでありまするが、これと基本的な外交政策との関係についてお尋ねしたいと思うのです。この協定は直接間接日本の国政全般に非常な関係を持つておる。なかんづく日本の今後の国防政策、又日本の外交政策というものに非常に重要な関係を持つている。そこで私が合日お尋ねしたいのは、この中の特にその外交政策との関係です。その中でも特需戦争の防止、平和の維持ということを目標にした外交政策といいますかそういうものとの関連。又更にもう少し別の方面……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/04/09、3期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつと鶴見委員の先ほどの御質問に関連しまして、一言だけ外務大臣にお尋ねしておきたい。農産物の購入に関する件ですが、農産物の購入に関する協定とそれからそれに関連する経済措置に関する協定、これを見ると私疑問の点は、これはこの前のほうの農産物の購入に関する協定のほうの第一条以外のすべての条項、それからこの経済措置に関する協定のほう、これはつまり一般的に農産物の購入に関連してずつと継続的になつて行く関係を規律するために作つたのか、それとも今年の六月三十日までに買入れる、つまりアメリカの現会計年度で買うその農産物だけに限定したのか、そこのところが必ずしも協定の作り方がはつきりしないように……

第19回国会 外務委員会 第19号(1954/04/10、3期、自由党)

○杉原荒太君 私は昨日大臣に御質問しましたが、今日はたつた一つだけ極く簡単な点を若干お伺いするのですが、実はこの協定によつて設定される理事会の事務局、これは常設的なものだろうと思うのだが、そこのスタツフの大体の規模と、そういうものをそれではどこに設けられようとするのか、それからその中の相当重要なところに日本側からも代表を送る、或いは送る予定なのか、その辺のところをちよつとお伺いしたい。
【次の発言】 私はこの協定に賛成の意を表するものてあります。この協定の狙いとしておりまする趣旨はわかるのでありますが、併し果してこの目的か容易に実勢できるであろうかどうかということの予想は、この規定が非常にルー……

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/04/13、3期、自由党)

○杉原荒太君 今日は私初めに法制局長官にお尋ねしたいと思います。政府を代表した法律上の見解についてお尋ねしたいと思います。  二つありますが、先ず第一間のほうからお尋ねします。それはここには今でもたびたび問題にもなり、又なつたところでございますけれども、最後のしめくくりというような意味を以て更に明確にしておいて頂きたい。これはこの条約の今後の解釈上非常に大な点だと思いますからお尋ねするわけであります。その第一間と申しますのは、今度の防衛協定にいうところの防衛力というもの、それから憲法九条にいう陸海空軍の軍ということ、それから更にそれを分けてお尋ねするのですが、憲法九条にいう軍というもの、それか……

第19回国会 外務委員会 第23号(1954/04/17、3期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつと恐縮ですが一つだけ最後にお聞きしたいのですが、私のお尋ねしたいのは少しデリケートなことてすから、場合によつては委員長の御判断で、又外務大臣の御答弁の都合で、速記はとめにして頂いたほうがいいかとも考えますが、適当に一つ。私の希望いたしますのは、外務大臣から極めてフランクなところを一つ御答弁願いたいと思います。それは新しい問題じやないのですが、例の戦犯の問題です。これは誰しも考えていることであり、政府でも特に考えておられるに違いないのですが、このMSA交渉の機会において特に戦犯の問題についてアメリカ側と話合になつたか。それでそうしてその結論が今すぐ現われなくても、アメリカ側で……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/04/26、3期、自由党)

○杉原荒太君 前文に入る前のもう一つ協定の表題ですがね、相互防衛援助協定、これはどうしてそういうふうにきめたか。今まで政府の説明によると一方的のいわゆるアメリカの援助を受けるということが主体で、事実そうだろうと思う。どうしてわざわざこういうふうに名を一体付けたのか、つまり相互援助というのだから日本側からの防衛援助は一体何であるか、成るほど協定文を見ると、これはあとのほうに関連するけれども、一条、二条の形の上ではそれができておるけれども、実際の実の上でどういう援助で防衛しよう、この辺どうですか。これは私なぜ質問するかというとこの表題がこうなつている。そうして而も前文というのが非常に広範な大事な基……

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/04/27、3期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつとこれに関連しますが、今のこの協定にはこう書いてあるでしよう。この協定の実施に関連するアメリカの行政事務費及び関連経費とかあるのだが、これは、顧問関係以外にもあるのか。この書き方が、この協定、例えばもつと限定して第七条の第一項に関連すると書いてあれば、その範囲が非常にはつきりするけれども、この協定の実施に関連をするとあるのだから、非常に範囲が漠として、どこまで行くのかはつきりわからない。なぜこういう規定の仕方をしたのか。顧問関係以外のことまで含まれるのか。どういうわけなのか。
【次の発言】 さつきの条約局長の説明ぶりについて、私ちよつと一言申上げておきたいのですが、条約局長……

第19回国会 外務委員会 第28号(1954/05/06、3期、自由党)

○杉原荒太君 協定自体でなく、日本とカナダとの間の通商関係の実態について極く要領よく説明してもらいたいと思います。  それから現に実際上問題になつておる事案があればそういうのを説明してもらいたい。
【次の発言】 この協定は有効期間が一応一年ということで、あとに継続する場合でも予告期間は僅か三カ月で、非常に短くて衆議院でも問題になつたように伺つておりますが、これはどういうつもりなんですか。炭はこの協定の内容を見ると、範囲が非常に限定されておつて、エタブリスマンだとか、或いは航海というようなものはこの中に含まれていない、そういうものを含んだ通商航海条約を今作ろうとしているのかどうなのか、その辺どう……

第19回国会 外務委員会 第29号(1954/05/07、3期、自由党)

○杉原荒太君 この協定ができた場合に、この協定の適用を実際に受けるであろう具体的のケースというものは、日本、スウェーデンそれぞれどういうものですか。
【次の発言】 今お尋ねした点はわかつたのですが、もう一つ、工業所有権の中で権利の性質によつて区別して、特許権とか実用新案とか商標権とか、大体そういうのが出て来るのはどういうものが多いのですか、わかつている件数の中で。
【次の発言】 これに附属して交換公文が附いているのだから、今度の協定が平和条約の規定の中に影響を及ぼさないという当り前の、むしろああいうことをやるほうが却つて疑問を起すくらいなんだが、それは一体どういう事情から。

第19回国会 外務委員会 第30号(1954/05/10、3期、自由党)

○杉原荒太君 意見になるが、今の議事進行ですが、今の条約局長の言われることは、それはそれとしてのわかつていての御意見だと思うし、この点についての条約局長の言われた点はその通りだけれども、具体的にどういう計画であるかということはそれとして、これの審議に当つて政府側のあれはむしろ当り前のことだと思う。要求がなくても通産当局としてはここに来ておつて、然るべきだと思う。何もこれは政府側でもこだわることでもない、通産当局から来てもらつたらいいと思う。
【次の発言】 厚生省の方にお尋ねしたいんですが、この協定自体じやないんだけれもいろいろのこういうものについて取締法ができ取締がなされても、現実にそれをやる……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/05/13、3期、自由党)

○杉原荒太君 今のに関連して。今曾祢君が質問しておる点は当然なことで、私もその通りだと思うのですが、これは今外務省とか特調のほうで説明ができんというだけでなく、政府としてその点が説明できないというのではないかと思う。いやしくも財政負担を伴う補償等に関する法案を提案しておいてそれに伴う財源のほうが何も説明もできないという、そういうものじやなかろと思う。若し特調のほうなどで説明できないとすれば、大蔵省の人からでも一つ説明してもらいたい。
【次の発言】 さつきの条約局長の説明の中に、十五条のことがあつたのだが、ここの一国際辻合の軍隊を維持することに伴うすべての経費」、この「伴う」という具体的の範囲で……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/05/17、3期、自由党)

○杉原荒太君 私はこの協定を承認することに賛成いたします。  この協定の内容自体を見ますと、おおむねこれは妥当だと思います。ただ一言附言しておきたいと思いますが、今中田委員からは、この協定の締結が非常に遅れてその間非常に不手際があつたということを指摘された。成るほどこの協定の締結が非常に遅れて、日本の国会がこういう協定を今頃審議せなければならんという点は私も非常に遺憾だと思うんです。本来からいえばこのいわゆる吉田・アチソン交換公文なるものと同時に、又遅くとも講和条約発効のとき、占領終結のとき、独立回復のときまでにはこういう協定が実はできておらなければならん事柄だと思うんです。そういう点からもこ……

第19回国会 外務委員会 第34号(1954/05/18、3期、自由党)

○杉原荒太君 今日まで国際的な二重課税の現象というのはどう処理しておつたか、日本の国内的の処理は。
【次の発言】 そうすると今度の協定によつて、もう初めから二重課税という現象か起らんようにそれを回避するためにいろいろな規定を設けておるわけですね。併しそれで現実に全部に二重課税を回避し得るかどうかは、これは僕は一々各個の場合について検討していないけれども、これは一体この協定を実施すれば二重課税というものはもう起らんように全部そうなるのか。或いはこの協定でなお且つ二重課税という現象が実際上起ることがあるのか、その点どうですか。そうして仮にありとすればその点はどう処理するか。今言われたような規定はも……

第19回国会 外務委員会 第35号(1954/05/19、3期、自由党)

○杉原荒太君 これは特に重要なことでもないけれども、いつぞやこの整理に関する法案を内閣から出したことがあるのですが、あのときこれはなぜ一緒にやつておかなかつたのですか、何か実際上今までは残しておく必要があつたのですか。

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/05/25、3期、自由党)

○杉原荒太君 増原次長にお尋ねしますが、二十九年度の防衛増強計画の中で、海上部隊の部分について要点と申しますか、それを伺いたい。
【次の発言】 二十九年度で増強する海上部隊の中で、而もアメリカから借りる今度の駆逐艦等を中心にしたあとの十七隻というのは、これは任務の上からすると、その駆逐艦などと同一の一つの統一的の任務、それに系統付けられたものなんですか、又全然別個のものなんですか。
【次の発言】 もう一つ、今の段階で海上部隊を増強されるその目的の一番の重点ですね。いわゆる海軍といつても、その中で戦闘の任務を主にしたものとかいろいろあるだろうと思う。商船の護衛だとか、そういう点でずつと……、併し……

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/05/27、3期、自由党)

○杉原荒太君 今の質疑応答を叩いておつて、私は明らかにしておく必要があると思う点があるのですが、それはこのずつと附表の中に追加して行けばいいとか悪いとかの問題のもう一つ前にですよ、前に、この協定にすでに署名はしてあるわけですが、その署名するときの意思が、こつちの意思が、この協定の内容をどう確定しているかという問題ですよ。そういうものは、つまり十七隻以外の船はこれには含まれていないのだ、そういう意思でこれが署名されたのかどうかということ、この点はこの内容の確定の問題だから非常に大事な点ですよ。その点はどうなんです。そうして日本側としては、どういう意思の下に作つて、而もその意思が先方と、アメリカ側……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/05/28、3期、自由党)

○杉原荒太君 私は自由党を代表して本協定を承認することに賛成をいたすものであります。  先に日米相互防衛援助協定に賛成の立場をとりました我々といたしましては、この協定に賛成する理由につきましては、ここに改めてくどくどしく申述べる必要はないと存じます。何となれば、本協定の目的といたしまするところは、先に国会の承認を得ましたところの日米相互援助防衛協定において明らかにされておりますところと同じ精神に基くものであるからであります。只今羽生委員のお説を拝聴いたしました。その間にいろいろありましたが、私らも国の防衛の措置を考えるに当つて、外国からの援助を受けるという問題については極めて慎重に考えなければ……

第21回国会 外務委員会 第4号(1954/12/19、3期、日本民主党)

○杉原荒太君 本案は我が国の対外関係の打開上極めて重要な意義を持つものでありますが、その内容においておおむね妥当と認めまするので、この条約の交渉に当られた前内閣及びビルマ政府当局の御努力に対して敬意を表しまして、民主党を代表して賛成いたします。

第22回国会 外務委員会 第3号(1955/04/13、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 十一日のこの委員会の際に、ただいま委員長からのお言葉がありましたような事情によりまして、大変御迷惑をかけまして恐縮に存じております。
【次の発言】 ただいまの梶原委員の御質問にお答えいたします。この防衛についての大体の考え方の基本は、吉田内閣以来ずっと、先ほど梶原委員のおっしゃったような方向できておると思います。基本的には私もやはり吉田内閣時代からとられておる方針と特に違ったふうには考えておりません。これは特に私から申し上げるまでもなく、わが国の独立の実を上げるという上からしまして、いろいろとまだなすべきことが各般にわたっておるのでありまするけれども、その間にあって、……

第22回国会 決算委員会 第7号(1955/05/23、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 二十八年度の保安庁経費の決算につきまして御説明申し上げます。  二十八年度は保安庁の経費、補正後の保安庁経費が六百十一億一千万円、前年度からの繰り越し額が二百八十九億五千万円、合計歳出予算現額が九百億六千万円でございましたが、これに対しまして、歳出の支出済み額は六百二十八億六千万円ございまして、翌二十九年度への繰り越し額が二百五十七億一千万円、不用となりました額が十四億八千万円でございます。  二十九年度への繰り越し額二百五十七億一千万円のおもなる内訳を申し上げますというと、機材費におきまして百十九億二千万円、施設整備費が九十億八千万円、船舶建造費が三十五億二千万円と……

第22回国会 決算委員会 第8号(1955/05/25、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 防衛庁の経費が相当多額に上っておる。保安庁時代、今御審議を願っておりますこの決算、二十八年度当時におきましても、相当多額の、それから繰り越しも多額に上っておる。申し上げるまでもなく、国民のいわば血税とも言うべき大事な額がかかるわけでございますから、いやしくも乱費などということのないようにしなくちゃならぬということは当り前の話で、また特に会計検査院から指摘されるまでもなく、われわれ局に当っておる者が予算の適正な、またできるだけ効率的な使用ということに最大の努力をしていく責務があるわけであります。そういう点私も、実はこれは前任者以来もそうでございますが、私も実はその点非常……

第22回国会 内閣委員会 第6号(1955/05/20、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 三十年度の防衛庁の予算につきまして大要を御説明申し上げます。  三十年度の歳出予算案の総額は約八百六十八億百万円でございます。その内訳を現態勢維持に要する経費と、それから三十年度に増勢いたします分とに分けて申し上げますというと、現態勢維持に要する分が六百一億八千四百万円、それから増勢の分が二百六十六億一千六百万円といたしております。  それから国庫債務負担行為に計上いたしました金額は総額が百五十四億八千万円でございます。その内訳を申し上げますると、施設整備費が二十五億九千五百万円、それかり船舶建造費が六十億五百万円、器材費は二つに分けて申し上げますと、航空機の調達のた……

第22回国会 内閣委員会 第8号(1955/06/02、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  まず、別途提案いたしました自衛隊法の一部改正法案によりまして、海士長以下の海上自衛官及び空士長以下の航空自衛官にも陸士長以下の陸上自衛官と同様に任用期間を設けることといたしましたので、これらの者にも陸士長以下の陸上自衛官と同様な特別退職手当を支給することとして所要の規定の改正を行うこととしたのでございます。  次に、ジェット機搭乗員、落下さん隊員等の訓練の本格化に伴いまして、その勤務の実情に即応した手当を設けることとし、このために必要な規定の改正を……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/06/16、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 今回提出いたしました国防会議の構成等に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明いたします。  御承知の通り、さきに第十九回国会において成立をみました防衛庁設置法は、その第三章におきまして国防会議のことを規定いたしておるのであります。すなわち内閣に国防会議を置くこととし、国防の基本方針、防衛計画の大綱、防衛計画に関連する産業等の調整計画の大綱、防衛出動の可否等につきまして、内閣総理大臣は国防会議に諮問すべきものとし、また国防会議は、国防に関する重要事項について、必要に応じ、内閣総理大臣に対し意見を述べることができるものといたしております。しかして国……

第22回国会 内閣委員会 第33号(1955/07/25、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) ただいまの……。
【次の発言】 お答え申し上げます。今日までいろいろ新聞等にも伝えられておるということを申さ、れておるのでありますが、私新聞の記事についてかれこれ今ここで申し上げる気持はございませんでございますが、この防衛についてのこれは一定の計画を立ててやって行った方がよろしい、その方がどこまで一体漸増といっても行くのか、大体五、六年先には大体この限度ということを示した方が、これは国民に防衛についてのこれを理解してもらい、それを支援してもらうという上からしても、また防衛そのものが、やはり防衛力の建設ということは計画的にやって行かなきゃならぬ、そういうところから、やは……

第22回国会 内閣委員会 第34号(1955/07/26、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。これはここの分担金というのは必ずしも地上軍たけではございません。空軍、海軍も含まっている趣旨のものであることは当然であります。
【次の発言】 お答え申し上げます。アメリカの陸上部隊が全然いなくなったというような場合には、それは当然この分担金というものは減額される根拠がそこにできてくるわけです。ここの一億五千五百万ドルというものはそのままということじゃないようにあれしております。
【次の発言】 防衛分担金の問題につきましては、この二十五条とともに、これに関連する岡崎、ラスクの公式議事録というものがあるというのは御承知の通りでございます。公式議事録です……

第22回国会 内閣委員会 第35号(1955/07/27、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。その訓練をやったことは事実でございます。そうしてこれは海上自衛隊の任務といたしましては、わが商船の護衛ということも、掃海のことや、あるいは港湾、水路等の防備と相並んで重要なことであることは当然だと私は思っております。従いまして、これの訓練をやったわけでございます。そうしてこれは輸送船団ではございません。わが商船の船団護衛というものの訓練をしたわけでございます。その際これに対してかりに潜水艦から攻撃を受けた場合を仮想いたしまして、仮定いたしまして訓練をするわけでございますが、その潜水艦がまだ日本にございませんので、アメリカ側のその潜水艦の協力を得て、……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/28、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。いわゆる動員計画というものにつきまして人と物とに分けて考え得ることかと思います。人の場合につきましては今まで法律制度の上で認められておりますのが、いわゆる動員計画に関連するものとして認められておりますのが予備自衛官の制度というものがあることは皆さん御承知の通りでございます。そしてこの予備自衛官の法律上の定数は一万五千人ということに相なっておるわけでございます。現実にそれでは今日までどれくらいの予備自衛官が確保できておるかと申し上げますと、最近約四千人近くなっておりますが、まだ四千人を欠けております。応募しておりますのは七月一日現在で四千四百名、そし……

第22回国会 内閣委員会 第37号(1955/07/29、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 私の聞いておりますところでは、原子砲はもちろん原子弾を発射し得るともに、また普通のたまも発射するのにも使われる、こういうふうに私は聞いております。
【次の発言】 普通そういうふうに私らも常識的に考えておるのでありますが、しかし事実原子のたまだけでなく、ほかのたまも撃つのに使われるというように私は聞いております。
【次の発言】 外務大臣が問い合せられました結果のことを先ほど総理からお答えになりましたが、その結果は、原子爆弾を持ってきたということではないという意味のことを外務大臣がアメリカ大使館の方から確かめられた、こういうことでございます。

第22回国会 内閣委員会 第38号(1955/07/30、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) ただいまおっしゃいました理由によりまして、今回の問題になっております兵器は原子兵器ではないと思っております。
【次の発言】 その点は御質問の通りに考えております。
【次の発言】 今問題になっております兵器を原子兵器と呼ぶことは適当でない。原子兵器ではない、こう考えております。
【次の発言】 もし、たとえば飛行機でも原子爆弾を運び得る、用い得る、そういうものは原子兵器というふうに……、その場合と同じでありまして、この場合でも、これを原子兵器という言葉では、世界の軍事的の標準的の言葉ではそうは解していない、こう解釈いたします。

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/21、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) この事件はまことに不幸な事件で、そして罹災者の方々に対しまして、ほんとうにお気の毒だと存じます。その点、私らも非常に実は深く関心を持ちまして、従いまして、私自身もこの問題につきましては詳細に調べもしておるものでございます。もちろん自衛隊の行動によって、そこに故意はもちろんあるはずはありませんけれども、過失でもあって、それによって法的に責任があるということが立証せられます場合には、もちろんこれは補償をすべきことは当然で、法に従ってやるべきであります。今日まで実はその立証の点につきまして、まだこれらのことが不明確であったというところで、一方漁民の方々に対する救済の必要とい……

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/06/09、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) ただいま議題となりました日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  昨年、わが国は、アメリカ合衆国との間に、日本国に対する合衆国艦艇の貸与に関する協定を締結し、すでに艦艇の受領を開始いたしておるのでありますが、同協定中には、さきに締結いたしました日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定及び日本国とアメリカ合衆国との間の船舶貸借協定の場合と同様に、貸与された艦艇について所要の秘密保護の措置を講ずべきことが規定されているのであります。御承知のように、さきの二協定に関する秘密保護の措置につきましては、す……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/07/15、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。この本法は防衛上の秘密の必要という点と、それから基本的の人権といったような原則的な大事な事柄とも、調和といいますか、その関係からできていると思うのでありますが、そうしてまたこれができます際に、国会におきましても衆参両院とも、それぞれの委員会において非常に熱心な御審議があったことを私ども承知いたしているのであります。ことに参議院の委員会におきましては、いろいろとこの内容にわたって深く御研究、御審議があり、そうしてその結果または法案自体についても、改正が加えられた、それからさらに、これの運用上きわめて大事なこととして、法文自体の中に、この法律の条項とい……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/29、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答えいたします。先ほどから永井さんからいろいろ防衛の問題についてお話がございました。この経済再建の六カ年計画ということをかけてやっていきたいということを政府で考えておるわけでございます。そうして更に防衛の問題につきまして、前内閣時代ずっと、従来いわゆる自衛力の漸増という方針をとって来ておるわけでございますが、そのいわゆる漸増というものが年々、そのつど、国民の間でも、それじや一体この防衛の限度というものはどこにあるのだという点についていろいろと不安もあるだろうと思うのです。それで私らといたしましては、そういう点について、五、六年先には大体どの程度だということの一つのめ……

第22回国会 予算委員会 第5号(1955/03/31、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 今アメリカの陸上兵力が約二個師団半、航空勢力、海軍勢力については私ここでお答えすることを差し控えます。
【次の発言】 その点は御承知の通り、今日本の機密に関する法律もございまするし、また法律の問題は別にしましても、今ここでお答えをすることはできません。
【次の発言】 私はあえてそう佐多さんのおっしゃったことを議論がましく言うのではございませんが、先ほども申しましたように、私法律のみを根拠にして申し上げておるわけじゃございませんが、事柄の性質上ここで私申し上げることができないことは御了解いただきたいと思います。(「それはおかしいじゃないか」と呼ぶ者あり)

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/30、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。私の方では特に宣伝というようなことは実は従来あまりしていないのでありますが、ただしかし、防衛庁の所掌事務につきまして、よく国民の御理解をいただく、そうしてまた私らの方で周知するように努力するという点は心がけております。ただこれの実際の手段方法といたしましては、募集の際になるべく、たとえば地方公共団体に委託いたしまして、自衛隊に関する巡回映画など見せる、こういうための経費は多少とっております。それからただいま御指摘になりました富士とか、その他の問題、これは御承知の通り私の方の所管ではございませんが、しかしこういう点やはり御指摘の通り、またよく地元の人……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) 駐留軍の陸空海というものの総体のことは実は私の方でも承知いたしておりません。陸に関しましては、約二個師団半ということを承知しております。それから今まで減ったかどうかという点、この点も実は私はっきりとせぬ点がございますが、あまり減っていないというのです。しかし最近約一混成団が近く撤退するということは承知しております。
【次の発言】 それは特に朝鮮事変のために出たり入ったりしたのでありますから、本来の日本の駐留のことを申し上げている次第であります。
【次の発言】 この分担金の関係におきましては、本来の日本を守るためにもちろん駐留しているためのものでございます。それから先ほ……

第22回国会 予算委員会 第23号(1955/06/11、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。ただいまのこの御質問の共同声明の中にあります文句は、外務大臣からもお答え申し上げましたように、安保条約等によりまして、またいわゆるMSA協定等によりまして、防衛力について日本がみずから、防衛についてみずから責任を負っていく、漸増的に責任を負っていく、そういうことが規定されておりますので、そういうことを前提にしての一つの政府としての意向、方針の声明でございます。それをその場合実行するに当りまして、日本の一般的の経済条件というようなものを当然考慮する、これは当然のことでございます。今アメリカとの間でも、そういう一般的の日本側の意向、方針を表明したにすぎ……

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) ただいまの木村さんの御質問でございますが、私の了解しておりまするのは、ロスがこういった、ああいったということを言っていらしゃいますけれども、私そういうことを聞いておりません。これは外務大臣からお答え申し上げましょうが、私の方では、主なるものを申し上げますというと、船舶建造の関係でございます。これは日本側で警備艦を二隻建造するということを最初考え、それからアメリカ側からのMSAの援助としまして、域外買付によってそれをアメリカ側から供与してもらいたいという、こういう期待を実はもっておったのでありますが、それが期待は実現できないということに相なりました。それで船舶建造関係の……

第22回国会 予算委員会 第27号(1955/06/18、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。私、ある特定の年度、時期をさして、米軍が一般的に撤退するということは、実は私の口からは申しておりません。また申し得る段階ではございません。しかし、一般的にはアメリカ側で、ことに地上軍等につきましては、私が接触して受け取る印象からいたしますれば、撤退するように、日本側の態勢ができ次第なるべくすみやかに撤退したいという希望は持っているように、私はそう解釈いたしております。そうしてまた現に、約五千名の兵隊が近く撤退いたすものと私承知いたしております。
【次の発言】 お答え申し上げます。政府といたしましては、義務制ということは今考えておりません。

第22回国会 予算委員会 第29号(1955/06/21、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。国力相応の自衛力ということは、自衛力の漸増ということを考えて参ります場合に一番必要と思いますことはいろいろありますけれども、一つは御承知の通り今、日本の安全、国の安全を保つという上からいたしまして、その大きな部門を外国の力に依存しておるというような状態でありまするからして、わが国の独立国としての実を上げていく上からいたしまして、やはりある程度の防衛力はぜひ必要があると考える次第でございまして、しかしその際に一番大事なことは、やはり防衛ということは申し上げるまでもなく、防衛力を作り上げるということには非常に金がかかるということ、そしてそれが結果として……

第22回国会 予算委員会 第30号(1955/06/22、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。これまで保安庁時代、たびたび批難事項が出ましたことは、まことに申しわけない次第でございます。実は今国会にも報告されております二十八年度の決算報告におきましても、会計検査院から不当事件として、二十六件にも上る指摘を受けているので、この点われわれ深く反省いたしまして、改善の実をあげるために全力を尽したいと考えている次第であります。この今までの批難事項のどういう点が悪いかという点を調べてみまするというと、おもなるもの大体三つくらいの種類に分け得られると思います。第一は調達計画の立案の基礎になります編成装備表、これの検討が十分でない。部隊において現実に使用……

第22回国会 予算委員会 第36号(1955/06/28、3期、日本民主党)【政府役職】

○国務大臣(杉原荒太君) お答え申し上げます。この防衛費というものが財政、国民経済の全体との関係においていろいろの意味におきまして非常に重要な関係にあることは申すまでもございませんので、実はそういう点を特に私も長期計画を考えます際も真剣に考えている次第でございます。ただいま経審の方で一応の試案として考えておられます政府購入の額とかいうようなこと、そういうことも十分私考慮に入れまして、今後国民経済にあまり無理のない範囲内において一つ防衛の計画を考えて行きたいと思います。
【次の発言】 防衛費を考えます場合には、あわせて防衛支出金の問題も考えなければならぬわけでございますが、それらを総合いたしまし……

第24回国会 外務委員会 第6号(1956/03/28、3期、自由民主党)

○杉原荒太君 一点だけお尋ねしたいと思います。第四条の財政協定というのはどういうことを考えておるのですか。
【次の発言】 そうだろうと私も想像しておりますけれども、財政上の協定というとおかしいような感じがするね。意味はそういうものですね。ファイナンスの方ですね。


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 外務委員会 第11号(1956/12/05、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 先ほどの津島さんの御質問に関連してちょっとお尋ねしたいのですが、共同宣言の批准の交換の時期、それがまた同時に今度の法律の効力発生の時期と私は予想しておったのは、共同宣言及び法律の発効によって条約上もまた国内法上も大使館を設置し得るという法律的の地位に立つのであって、現実に大使館の看板をかける時期はまだ多少異なるのじゃないか、実際上も異なるのじゃないかと思っておったら、今の御答弁によると、すぐあすこで看板を立てるということだが、別にそれがいかぬというのじゃないけれども、そうすると、ソ連側でもすぐその日にこちらで大使館のようなものができるのですか。

第25回国会 外務委員会 第12号(1956/12/06、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 今の四十番ですね、これは請願の理由はどうなんですか。簡単に要点だけ……。
【次の発言】 これは決すると宣言されましたが、政府側はどうなんですか、差しつかえないのですか。
【次の発言】 これは行政協定や安保条約の関係からしてちょっと……。

第26回国会 外務委員会 閉会後第1号(1957/08/01、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 それでは質問をいたします。  今回の訪米に当りまして岸総理は、アメリカの首脳部の人たちと幾多重要な問題について率直な意見の交換をなされました。聞くところによりますと、岸総理は日本国民の要望しておりますことについてきわめて率直にぶちまけられたということであります。この両国首脳の率直な意見の交換それ自体が、今後の日米関係を一そう健全な基礎の上に打ち立てていく上において、大きな意義を持つものと信じます。また具体的成果の上におきましても、たとえば安保条約の問題について再検討の面を打ち出され、またアメリカとの貿易等の関係を悪くせずして、中共貿易に対する制限の大幅な緩和の措置を取り得る道が開……

第26回国会 外務委員会 第11号(1957/03/28、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 ただいまの森委員の御質問に関連することですが、ポーランドとチェッコの日本側の大使館の設置のこと、ただいま御質問に対してお答えがあって、大体はわかりましたが、先方の態度にこたえてとかいうこととはまた別に、日本独自の立場からして、ポーランドだとかあるいはチェコだとかいう所が、日本にとって情勢判断の材料を得る根拠地というような点からいたしましても、きわめて重要なことは申すまでもありません。そういった点からいたしまして、これは実は今までもこういう点の東欧諸国ないしソ連などの的確な情報を得るという点について非常に欠けている。これは非常な欠陥ですから、そういう点から見ましても、きわめてこれは……

第26回国会 外務委員会 第12号(1957/04/02、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 ちょっと関連して、お尋ねというよりも、希望しておきますが、今、佐藤君から一九四八年から五二、三年くらいまでのところ御説明があったが、これはその当時のものはそうであったと思うが、五四年ごろからずいぶん趨勢は変ってきておると思うので、ただそれだけを言うと、趨勢観察としてはちょっと見過ぎると思うのです。そこで、これはきょうでなくてもいいが、他日適当な機会にこの委員会で、東西経済交流の実際の趨勢というものをもう少し調べたものを御説明願いたいと思う。それを希望しておきます。

第26回国会 外務委員会 第14号(1957/04/11、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 今の鶴見委員の質問に関連して二点だけ簡単に。第一点は、先ほどお答えになりました、アメリカの国内法上これは可能だということだが、これをさらに日米間の関係として見るときに、それが法的にもそういうことが可能だということが可能だということを言われる根拠をお伺いしたい。それはつまり一般国際法上の原則からしてそう言うのか。あるいは現在の日米の通商航海条約の中に、私この点について、国会における証人尋問について特別規定があったかどうか記憶がないのですが、なければないで、それが今度はないから、すなわち一般国際法上それが向うの国内においてできるというのか。その根拠をお伺いしたいのが第一点。  時間を……

第26回国会 外務委員会 第15号(1957/04/16、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 質問に入る前に、政府側から一応説明しておいてもらいたいことがあるのですが、それはガットと例の共同市場との関係が将来問題になるであろう事柄と、それからまたいわゆる自由市場の問題は、まだ十分形態をなしていないようだが、ああいう構想などとの関係等について、一般的に、まず特に問題となり得べき事項について説明していただきたいと思います。
【次の発言】 貿易協力機関に関する協定の十三条に、例外的場合における義務の免除という規定があって、総会が、一定の例外的の場合に、一般協定には規定してないその例外の場合、義務の免除をすることができるとなっておる。総会の決定それ自体が、一つのいわば協定の上の例……

第26回国会 外務委員会 第16号(1957/04/18、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 ちょっと関連して。ただいまの佐野委員の御質問に関連いたしまして、一点だけお尋ねいたしますが、日韓の関係というものは、大局から見てもこれは非常に重要な関係にあるわけなんですが、それにもかかわらず、そうしてまた歴代の内閣が非常に努力しておったにもかかわらず、一向に打開の道が見出されぬ。これはその打開の方法、アプローチの仕方として、実際上まずできるところからというアプローチの仕方だったと思う。それもわかりますけれども、しかし一つは先ほど総理が訪米問題に関連しておっしゃった、つまります基本的な関係について具体的の問題を解決する。もう一つその根底となる点について両国の首脳がよく話し合う。こ……

第26回国会 外務委員会 第17号(1957/04/30、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 私、一つの点だけお尋ねしたいのですが、むしろ午前中に質問した方がよかったことなんですが、お許し願いたいと思います。それは、ノールウェーとの条約の際、不動産の取得有について、相互主義のもとに最恵国待遇を保障する規定を入れてあったのですが、あれは単にノールウェーとの関係だけじゃなく、今後の東南アジア等との通商条約の際の一つの範例というような意味においても意義があるからというようなことを、政府の説明の理由にもあったのですが、それだからなお質問したいのですが、相互主義というのが入っておれば、あれは単に最恵国待遇じゃなくて国民待遇も加えて、国民待遇プラス最恵国待遇としておいた方が有利だと思……

第26回国会 外務委員会 第18号(1957/05/07、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 今この条約を批准している国はどこの国ですか。
【次の発言】 今の質疑応答を聞いておって、私はちょっとはっきりせぬ点がありますが、特別法の内容を見ていないから的確には指摘しにくいが、条約を批准する、それに伴って国内法、その形式は特別法という形式で作る。それにしても現行の海商法、ことに海上運送に関する部分などは、これは条約の内容を取り入れた特別法に関する部分に関する限りは、やはり現行の何は改正されるのじゃないですか。法的の効果はそうなるんじゃないですか。何か現在の海商法をそのままにしておるというふうにとれるが、そこが私はちょっとわからない。そうじゃないんですか、どうなんですか。

第26回国会 外務委員会 第22号(1957/05/16、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 きょうの午前中に曾祢委員の質問の冒頭に述べられた点は、われわれがこの憲章に対する態度をきめる前提として非常に大事な点だと思います。それで、政府の方ではたとえこれに対する国会の承認があっても、具体的な批准手続というものはアメリカの態度を見た上で、アメリカの批准が完了した上で、具体的の批准の手続をとるというつもりなのか。そうではなく、アメリカの批准が済まないでも具体的な批准の手続をとるというのか、そのいずれですか、その点。
【次の発言】 アメリカ以外の各国の批准の進捗状況ですね、そういうのが大体わかれば。
【次の発言】 それからこの原子力憲章とユーラトムとの関係はどうなりますか。

第28回国会 外務委員会 第2号(1958/02/11、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 ちょっとお尋ねしたい。時間はどれくらいの時間ですか。
【次の発言】 外務大臣が御出席でありますので、ごく項目は少いのでございますが、二、三の点につきましてお尋ねいたしたいと思います。  まず第一は、国際経済に関する問題でありまするが、世界経済の中において、日本経済をよりよくしていくということが、そういうことを目標としていくということが、これが日本の外交の一つの大きな柱であることは申すまでもありません。そこで、きょう私ごく簡単にお尋ねしたいのでありますが、まずその一つは、この世界経済の見通し、情勢判断というものについて、外務大臣がどういうふうにごらんになっておりますか、あまり詳しい……

第28回国会 外務委員会 第6号(1958/02/19、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 ただいまの答弁に関連して、実情を少しお尋ねしたいのですが、武器を輸出する、輸出するような武器が日本に、今の銃弾、砲弾等以外に、実際上そういうものがあるのかどうか、私もまあ実情は詳しく知らないが、しかし、私の感じでは、そういう余裕もありもせぬと思う。特に輸出を目的にして、新しくたとえば、小銃等を作るとかというのなら別だが、今までのところで、そういう余裕なんというものはないと思う。その辺のところはどうなんですか。

第28回国会 外務委員会 第8号(1958/03/11、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 私おくれて参りましたので、あるいは私の質問することが前に話に出ておりましたらそれは注意して下さって、それは避けていただきたいと思います。  このインドとの円借款成立の問題について三、三質問したいと思いますが、この共同声明の中に、総額の百八十億円というのを特別な措置として融資することに了解が成立した、そのいわゆる特別な措置というのはどういう意味ですか。
【次の発言】 そうすると、そういった特別の措置をなし得るという法的の根拠が、日本輸出入銀行法にやはりその根拠があるわけですか。
【次の発言】 百八十億の資金ですが、これは何か政府の出資をさらに増すとかいうふうな、そういう追加的の措置……

第28回国会 外務委員会 第12号(1958/03/27、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 先ほど森委員から、インドネシアの情勢についての御質問があって、それに対し、外務省の見方を松本政務次官から御答弁があった。外務省側の御答弁は、私らも実は従来大体同じような趣旨、線で見ておるわけです。ところが、最近それに反するようないろいろな情報が伝えられておる。その情報の中で、特に私気づいて多少懸念いたしておりますのは、いわゆる反乱軍とアメリカの政府というのじゃないけれども、中部スマトラにあるアメリカの石油利権というものとの関係、石油の利権料を何か中央の方に送るのが停止される、そうしてアメリカのカルテックスの利権が中心でありましょうが、現地のアメリカ側で空挺部隊、ヘリコプター等の派……

第28回国会 外務委員会 第13号(1958/04/01、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 私は事務当局から答弁していただいてけっこうな問題について二、三お尋ねしたいと思います。  第一点は、インドネシアとの平和条約とサンフランシスコ条約との関係です、そしてそれをさらに分けて言うと、インドネシア側の方から先に言いますと、今度のインドネシアとの条約の内容と、それからサンフランシスコ条約との内容を比べてみますと、必ずしも矛盾するとは言えないように思うのです。インドネシア側では署名はしているが、いまだ批准はしていない、インドネシア側として、サンフランシスコ条約に対しては批准についてどういう態度をとるかということが第一点。それから第二は、日本側ですか、日本側の関係では、このサン……

第28回国会 外務委員会 第14号(1958/04/03、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 インドネシアとの賠償協定の中の第六条に、使節団の特権等のことがずっと規定してありますが、これが国内法との関係はどうかということを事務当局の方から説明していただきたいと思います。
【次の発言】 この中には、税法関係――国内法の観点からする税法の関係とか、国事訴訟法の関係、そういう点から見ても特例が規定しているわけなんだが、こういった場合には、ことに民事訴訟法の関係など相当問題だと思うんだが、こういう場合には、何らかやはり国内法上もこういうことが可能だと、法律的に可能だという基礎があってやってきているのですか。今までの例から見て、この条約自体国内法的にも効力を持つという実例、それは何……

第28回国会 外務委員会 第15号(1958/04/10、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 関連して一点だけお尋ねしておきますが、従来領海と公海の中間に隣接海というような観念を認める説及び主張が実際あるわけなんですが、さっき条約局長もちょっと言われた、限定された範囲においての権力の行使を認める、その領海とは立場が違う、公海でもない、そういう隣接海の観念というものがあるわけだが、これに対して外務省側が今まで研究した利害得失等について、また結論としてどういうふうな態度をとるべきだというふうに考えておられるか。政府委員からでけっこうですから。

第28回国会 外務委員会 第16号(1958/04/15、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 二つの点についてお尋ねしたいと思います。  一つは、先ほどの佐藤委員からの御質問に関連することですが、インドネシアの船舶の問題、先ほど政務次官から、適当な船がないと、こういうようなお話がありましたが、まあ内容的に言いますと、チャーターするなら、チャーター料金の問題というのが実は実際上一番問題点ではないかと推測するわけです。それともう一つは、この問題が発生した当時が、まだ賠償協定というようなものが存在せぬ、きょう批准を交換されて、賠償協定も実施されてくるわけなんでありますが、この船舶の問題を賠償サービスの一つとして取り上げるというふうな考え方がおありかどうか。最初問題が発生した当時……

第28回国会 外務委員会 第17号(1958/04/17、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 一点だけ……。
【次の発言】 それは承知しておりますから、外務大臣からでなくて、事務当局からでもけっこうです。先ほど、笹森委員の質問に関連して一点だけお尋ねしたいと思います。  領海等に対する日本側の態度、主張については、先ほど外務大臣から御答弁をいただきましたが、私がお尋ねしたいのは、日本でなく、よその国の主張、態度の現状です。今まで会期もずいぶん進行して、各国も当初の主張から多少弾力性なども発揮しておるのではないかと思うが、現状において、どういう説が多数説であるか、その多数説の中で、たとえば三分の二の多数を得られるような見込み、状況にあるのかどうか。あるとすれば、それはどうい……

第30回国会 外務委員会 第2号(1958/10/07、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 外務大臣に質問いたしたいと思います。質問事項は、安保条約の問題と、中国問題でございます。時間の節約上、一括して申し上げます。  今回、藤山外務大臣のアメリカ訪問によりまして、多年の懸案でありました日米安保条約の問題に関して、調整の道が開かれるに至りましたことにつきまして、その間の御努力に対し、国民の一人として敬意を表するものであります。  安保条約調整の問題は、事柄がきわめて大事でありまするので、今日、国民のひとしく注目いたしているところであります。しかし、現に交渉中の案件でありますので、個々の具体的問題に関しましては、その具体的問題に触れることはここでは差し控えまして、ここには……

第30回国会 外務委員会 第6号(1958/10/30、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 ラオスの方で、抽象的な権利として賠償権というものを持っておることは、平和条約に認められているが、その抽象的な権利とは別に、事実上ラオスに対して日本が損害を与えておったという、大体の見当はどうなんですか。
【次の発言】 これの従来のいわゆる経済協力協定と違った特質は、実際上無償でこの十億円を提供するということだと思うのですが、まず十億円は国内的にはこれはどういう処置になりますか。
【次の発言】 そうするというと、つまりその法律の改正と、それから予算措置というものが、これと関連を持ちつつ、手続が進められるわけですね。
【次の発言】 そのイヤマークされているというもの、それはやはりなん……

第31回国会 外務委員会 閉会後第1号(1959/05/07、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。本日曾祢益君が委員を辞任され、その補欠として野溝勝君が選任されました。
【次の発言】 次に、国際情勢等に関する調査を議題とし、質疑を行うことといたします。質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 外務政務次官、アジア局長、条約局長が出席しております。
【次の発言】 ほかに御質疑のおありの方はございませんか。
【次の発言】 ほかに御質疑のおありの方はございませんか。━━それでは本日はこれにて散会いたします。    午前十一時十五分散会

第31回国会 外務委員会 第2号(1959/02/10、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開催いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。本月二日に安部清美君が委員を辞任され、その補欠として高良とみ君が選任されました。
【次の発言】 次に、通商に関する日本国とハイティ共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件(本院先議)  在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案(予備審査)  日本国とアメリカ合衆国との間の小包郵便物約定の締結について承認を求めるの件(予備審査)  以上三案件を便宜一括して議題とし、政府より提案理由の説明を聴取いたします。

第31回国会 外務委員会 閉会後第2号(1959/06/18、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。去る十一日、野溝勝君が委員を辞任され、その補欠として曾祢益君が選任されました。
【次の発言】 次に国際情勢等に関する調査を議題とし、質疑を行うことといたします。質疑のおありの力は順次御発言を願います。
【次の発言】 ほかに御質疑のおありの方はございませんか。
【次の発言】 森君、何か御質問ですか。
【次の発言】 アジア局長に求めたいのだが、今の韓国のいわゆる経済断交というのは、向うの政府からこちらの政府に通告をしてきているのか、あるいは一方的に宣言したのか、それからいずれにしても政府の公……

第31回国会 外務委員会 第3号(1959/02/17、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十一日に井野碩哉君が委員を辞任され、その補欠として臓宗雄三君が選任されました。
【次の発言】 通商に関する日本国とハイティ共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件(本院先議)を議題といたします。  本件につきましては、前回提案理由の説明を聴取いたしておりますので、これより直ちに質疑に入ります。  質疑のおありの方は順次御発言をお願いいたします。  ただ、その前にちょっと委員長から政府側に申し上げますが、この条約自体の説明の前に、ハイティの事情について、要領よく一つ説明願……

第31回国会 外務委員会 第4号(1959/02/19、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) それでは、これから外務委員会を開会いたします。  前回に引き続き、ハイティ共和国との通商協定に関する質問を続行いたします。御質疑のおありの方は順次御発言を願います。――ございませんでしたら、私から政府側にちょっと要求しますが、この提案理由の説明の中に、この協定により、ガットの「第三十五条援用撤回にも等しい実質的効果を期待し得る次第であります。」と説明しております。このことを――この協定と、それからガットに関するハイティのとっている措置との関係を――明確にしていただきたい。
【次の発言】 他に御質疑もございませんようですから、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか……

第31回国会 外務委員会 第5号(1959/02/24、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。本日野村吉三郎君が委員を辞任され、その補欠として江藤智君が選任されました。
【次の発言】 在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案(予備審査)  日本国とアメリカ合衆国との間の小包郵便約定の締結について承認を求めるの件(予備審査)  以上、両案件を便宜一括して議題といたします。  両案件につきましては、先般提案理由の説明を聴取いたしておりますので、これより直ちに質疑に入ります。質疑のおありの方は順次御発言をお願いいたします。

第31回国会 外務委員会 第6号(1959/02/26、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。  昨日江藤智君が委員を辞任せられ、その補欠として野村吉三郎君が選任されました。
【次の発言】 所得に対する租税に関する三重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とパキスタンとの間の条約の締結について承認を求めるの件(本院先議)を議題といたします。  政府より提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 ただいま聴取いたしました本件に関する質疑は、次回に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、国際情勢等に関する調査を議題とし、藤山外務大臣に対し、質疑を行うことといたします。質疑のお……

第31回国会 外務委員会 第7号(1959/03/03、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから委員会を開会いたします。  所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とノールウェーとの間の条約の締結について承認を求めるの件(本院先議)  千九百五十八年の国際砂糖協定の締結について承認を求めるの件(予備審査)  以上両件を便宜一括して議題とし、政府より提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 ただいま説明を聴取いたしました両件に対する質疑は、これを後日に譲ります。
【次の発言】 次に、在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続けることといたします。  本法律案は、二月二十七日衆議院から送付……

第31回国会 外務委員会 第8号(1959/03/10、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。  昨日岡田宗司君が委員を辞任され、その補欠として椿繁夫君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠互選についてお諮りいたします。  理事鶴見祐輔君が本月五日委員を辞任されましたため、理事に一名欠員を生じておりましたところ、翌六日再び委員になられました。よって鶴見祐輔君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、関税及び貿易に関する一般協定の新第三表(ブラジルの譲許表)の作成のための交渉に……

第31回国会 外務委員会 第9号(1959/03/12、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  理事補欠互選についてお諮りいたします。一昨日理事鶴見祐輔君、理事苫米地英俊君が委員を辞任されましたので、理事に二名の欠員を生じておりましたところ、昨日再び委員になられました。よって、鶴見祐輔君、苫米地英俊君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、国際情勢等に関する調査を議題とし、藤山外務大臣に対し質疑を行うことといたします。
【次の発言】 ただいま委員の異動がございました。岡田宗司君が委員を辞任され、その補欠として椿繁夫君が選任され……

第31回国会 外務委員会 第10号(1959/03/17、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。去る十三日に椿繁夫君が委員を辞任され、その補欠として岡田宗司君が選任されました。本日野村吉三郎君が委員を辞任され、その補欠として柴野和喜夫君が選任されました。
【次の発言】 所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とデンマーク王国との間の条約の締結について承認を求めるの件(本院先議)を議題とし、政府より提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 ただいま説明を聴取いたしました本件に対する質疑は、これを後日に譲ります。

第31回国会 外務委員会 第11号(1959/03/19、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。  昨日、柴野和喜夫君が委員を辞任され、その補欠として野村吉三郎君が選任されました。
【次の発言】 理事補欠互選についてお諮りいたします。  一昨日、理事鶴見祐輔君、理事苫米地英俊君が委員を辞任されましたので、理事に二名の欠員を生じておりましたところ、昨日再び委員になられました。よって鶴見祐輔君、苫米地英俊君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 去る十二日の委員会における加藤委員の質疑に対し、政府……

第31回国会 外務委員会 第12号(1959/03/24、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  本日委員の異動がございました。青柳秀夫君、重宗雄三君が委員を辞任され、その補欠として木島虎藏君、高橋進太郎君が補欠選任されましたので報告いたします。
【次の発言】 次に、理事の補欠互選についてお諮りいたします。去る十九日に理事苫米地英俊君が委員を辞任されましたので、理事に一名欠員を生じておりましたところ、二十三日再び委員になられました。よって、苫米地英俊君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。

第31回国会 外務委員会 第13号(1959/03/26、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。昨日、高橋進太郎君及び木島虎藏君がそれぞれ委員を辞任され、その補欠として青柳秀夫君及び重宗雄三君が選任されました。   ━━━━━━━━━━━━━
【次の発言】 次に、理事の補欠互選についてお諮りいたします。一昨日理事苫米地英俊君が委員を辞任されましたので、理事に一名欠員を生じておりましたところ、昨日再び委員になられました。よって苫米地英俊君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。

第31回国会 外務委員会 第14号(1959/03/31、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、理事の補欠互選についてお諮りいたします。去る二十七日に理事井上清一君が委員を辞任されましたので理事に一名欠員を生じておりましたところ、翌二十八日再び委員になられました。よって井上清一君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、請願第七号、核実験禁止等に関する請願外十三件を一括して議題といたします。  お手元に配付いたしました一覧表の順序に従いまして審査を行うことにいたします。  まず、請願第七号から第三百三十八号までの核実験禁……

第31回国会 外務委員会 第15号(1959/04/30、4期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。まず理事の補欠互選についてお諮りいたします。  去る四月二日に理事苫米地英俊君が委員を辞任されましたので、理事に一名欠員を生じておりましたところ、二十五日再び委員となられました。よって理事に苫米地英俊君を指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。本委員会におきましては、今期国会開会中、国際情勢等に関する調査を行なって参ったのでありますが、会期中に調査を完了することは困難であると認められますので、閉……

第31回国会 予算委員会 第5号(1959/03/05、4期、自由民主党)

○杉原荒太君 外交と防衛に関する問題を中心として、主として岸総理大臣に対し質問をいたします。  まず第一は、ベルリン問題を中心とする国際情勢についてであります。東西対立の全般情勢の中にあって、東ヨーロッパと中東と極東とが世界政治の三つの危険地帯と目されていることは、あえて指摘するまでもないところであります。これを事実について見まするに、ここ数年来、特に極東及び中東方面において危険性をはらむ事件が起りました。これら両地域の事態は、今日なお不安定の状態にあるのでありまするが、これに加えて、昨年未来、現にわれわれの最も重大なる関心を払わざるを得ない問題が、世界政治における危険度の最も高い東ヨーロッパ……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 外務委員会 第1号(1959/07/02、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(杉原荒太君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。本日鮎川金次郎君、井野碩哉君、重宗雄三君及び石黒忠篤君がそれぞれ委員を辞任され、その補欠として堀木鎌三君、永野護君、大谷藤之助君及び佐藤尚武君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、理事の互選についてお諮りいたします。  通常選挙が行われました結果、当委員会の各会派の構成委員の比率も若干従前と異なっておりますが、新しい委員会の理事の数に関しましては、昨日議院運営委員会理事会の決定によりまして、当委員会の理事割当数は四名となっておりますが、当委員会の理事の現在員数は三名でございます……

第33回国会 外務委員会 第2号(1959/11/05、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 マニラの総領事館を設置するというようなことですが、これは大使館の館員を事実上充てるつもりなのかという点を一つ聞きたい。また特別に総領事館づけのものを置くという趣旨なのか。
【次の発言】 全部ですか。
【次の発言】 今の提案理由の説明が、ここに書いてあることが、ちょっとだれが読んでも非常に理由の説明にぴたっとこないのだ。それだから僕は何かあるのじゃないかと思って質問しているのですが、これは理由の説明にちょっとならぬのですね。どうしてこういうふうな説明の仕方をしているのか。ほかの場合の設置の理由、設置を必要とする事情というものを実は何も書かないであるのだが、何か特別のほかの場合と違っ……

第33回国会 外務委員会 第9号(1959/12/01、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 ベトナム共和国との賠償協定及び借款協定の件に関し、まず本件とわが国外交の基本政策との関係について質問いたします。  わが国外交の基本政策は、その目標の上から見て、わが国の独立完成の実をあげるということを目標とする独立外交の柱と、戦争を防止し平和を維持し国の安全を守ることを目標とする平和外交の柱と、国民の暮らし向きをよくすることを百標とする経済外交の柱を根幹とすべきものと信じます。  まず、独立外交の観点から見まするに、サンフランシスコの対日平和条約が、その内容におきまして、敗戦国としてやむを得ない事情があったとはいえ、わが国別民の苦痛するところを包含しておったにかかわらず、われわ……

第33回国会 外務委員会 第13号(1959/12/08、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 関連してお尋ねをいたしますが、この問題の法律的処理に当って、この目的から見て、ある関係をどういうふうに法的に見るかということは、これは国内法においても、国際関係においてもあることなんです。それだからそれは法理論としてもあるし実例としてもある。それだからその実例をあげて、よくわかるように一つ説明してもらいたい。
【次の発言】 発言中だ。ただいまの法制局長官の御説明はわかりましたが、さらに一般的な法理論及び法律的に実際の取り扱いとして、国内法においても国際法の関係においてもそういうことはあることなんです。そこでよくわかるように、国内法にもわたって一つ、この点は社会党だって退席するもの……

第33回国会 外務委員会 第14号(1959/12/09、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 関連して。先ほどからの答弁を聞いておりますと、質問と照応して目的とか任務とか聞いておられるのに対して、私の聞いているところでは、何か協定の目的などを言っておられるようだが、その協定の中に、実は相互防衛協定だから、それは全般の目的が書いてあるのだから、特にこのMAAGについても情報があるに違いないし、そこに任務等もきめてあると思うが、そこを何か混同しているような気がするのですが、そこのところはどうなんですか。

第33回国会 外務委員会 第15号(1959/12/10、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 関連。ただいまの政府の答弁を聞いておりますと、憲法の問題、非常に重要ですから、私は特にお尋ねするのですが、憲法にいうところの国会に承認を求めるという段階では、条約――この条約の説明として新しい国家間の権利義務の関係、そこまではわかっております。あとのところで、特に具体的な国民の権利義務に関するもの、新しい立法を要するもの、そこの点にそういうふうに限定してくると、私は憲法の解釈問題として、これは重大問題だと思います。その点ははっきりそういうふうに限定をされるのか。その点だけはあとのこともありますから、ここではっきりしておかれた方がいいと思いますが、その点の見解を一つお尋ねしておきま……

第33回国会 外務委員会 第17号(1959/12/12、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 今の御質問者の方からはごもっともの話だと思うのですが、政府は答えておられるのだけれども、どうもはっきりせぬもんだから、そういうことが起こるように私が聞いておって思うのです。それは、外交権の存否それ自体と、存否の問題が決した後にそれの更新についての意見とか一定の内部的な要件、そこをはっきりしておけば、その根拠を示されれば、今の問題は解明すると思うのです。

第33回国会 外務委員会 第21号(1959/12/18、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 大沢参考人に数点にわたってお尋ねしたいと思います。  第一点は、一九四六年九月十四日のフォンテンブロー暫定協定についてですが、この暫定協定、先ほど言われたような内容のものが署名されたことは事実である。ところが問題は、これの効力ですが、参考人はこの暫定協定の効力がすでに発生して、しかもなおその効力が持続しておると見られるのか、そうであるとすれば、その根拠はどこにあるのかということを私はお尋ねしたい。
【次の発言】 この協定の効力が発生したか、また一たん発生したその効力が存続するかどうかの問題は、全く、事実、その後どういう事態が起こったか、事実上どういうことがあったかということを、そ……

第33回国会 外務委員会 第23号(1959/12/21、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 先ほどの曾祢委員の質問に対する政府側の答弁を聞いておりますと、将来国際司法裁判所云々というような言葉がありましたが、この問題に対する政府の確たる立場は、これは事柄が将来の問題というようなことで、それは事実上将来のことだから、どうするかわからぬというような状態だからと言うことは、私は適当ではないと思う。たとい統一政府の場合であろうと、あるいは別個の独立政府がかりに確立した場合があろうとも、法律上の点は問題ですが、実際の外交措置として、わが国が今度の賠償を払う以上、問題が残っておって、あとからさらにまた払わなければならぬようになるかならないか、それに対する政府としての立場は堅持する、……

第34回国会 外務委員会 第12号(1960/07/15、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 あります。先ほどマラヤとの条約に関する協定の説明の中に、居住営業について最恵国待遇になっておるというような説明があったように思うのだが、居住についての、つまり入国と、それから滞在と居住についての待遇関係というようなものを一ぺん説明してもらいたい。
【次の発言】 今の説明を、もう少し条約の条文に根拠して説明してもらわぬというとよくわからぬのですが、この事業活動とか職業活動については明らかにここに最恵国待遇を規定してあるのだが、入国、旅行、滞在、居住についての、もっと条文に即して一つ説明してもらいたい。
【次の発言】 条約局長にお尋ねしたいのだが、第二項などは、これは明らかに最恵国待……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第3号(1960/06/08、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 今国会の冒頭、本会議におきまして、私は岸総理に対し、新安保条約に関する防衛条項等、基本的問題の若干について質問いたしました。本日はその際触れなかった数個の点について質問いたします。  第一点は、本件条約のみならず、一般に国政指導と国際情勢との関係についてであります。今日の世界情勢が米ソを両極とする東西陣営の対立を中心として大きく動いておることは申すまでもありません。この東西両陣営の対立はおそらく人類史上未曽有の事態と申さねばなりません。しこうしてその特質は、第一に、両陣営の指導的地位にある国がそれぞれ世界歴史上いまだかつて見なかった人類の自滅の危険すらあるような驚くべき新兵器をす……

第38回国会 外務委員会 閉会後第1号(1961/06/09、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 使途は、それに限られておるんですか。

第38回国会 外務委員会 閉会後第2号(1961/07/31、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 ケネディとの対談において、一般の国際情勢についてのお話があったとのことでありますが、私がここでお尋ねしたいのは、ただ一点、核実験の問題についてであります。核実験問題は、外交の問題として見るとき、何と申しましても、これこそが東西の関係、軍縮問題はもちろんのこと、その他の複雑な政治問題の今後の推移を測定するバロメーターであり、あるいは第一のかぎであるに違いない。そこで、当然この会談におきましては、ケネディからも話があり、またケネディはああいう人でありますから、きわめて率直な話があったと想像いたします。そこで、私のお尋ねしたい点は、こういうしかし影響するところ非常に微妙なものがあります……

第38回国会 外務委員会 閉会後第3号(1961/08/01、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 欧亜局長、ここの人は皆そういうのは知っているから、それだから、もう少し質問の趣旨をとらえて答弁していただいた方がいいと思うのです。

第38回国会 外務委員会 閉会後第4号(1961/09/12、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 本日は、重大な問題について外務当局の責任ある答弁を求める。それは、辻政信氏の保護に関する国家の責務の問題であります。辻氏の行方不明が伝えられてから、われわれは重大な関心と憂慮をもって案じてきておるところでありますが、従来ひとえにわれわれのこの憂慮が杞憂に終わることを期待して、実はこの国会の問題にもすることを差し控えてきておるのであります。しかるに、今日となっては黙視するわけにいかぬ。それで外務当局として、辻氏の保護に関して政府として今日までとってこられた具体的の措置及びその結集の詳細をお伺いしたい。
【次の発言】 それでは、そういう知っておる限りというのではなく、実はこれは外務大……

第38回国会 外務委員会 第13号(1961/04/25、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 通商条約について少しお尋ねしたいんですが、外務大臣、かねて東南アジア等との通商航海条約を結びたい、そういうふうに持っていきたいという方針をとっておられて、これは、議会でもそういう方針を述べておられる。私は、非常にけっこうなことで、また努力すべきことだと思うんです。ただ問題は、相手方のこれに対する態度ですが、現在いわゆる東南アジアの諸国でこの通商条約の交渉を現にしておる国がどこどこであるか、また、近くできる見込みがあるところがあれば、あるいはまた逆に、なかなか通商航海条約というものには乗ってこないようなものがあるとすればどういうところと、それをまず承りたい。

第38回国会 外務委員会 第15号(1961/05/11、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 外務大臣が来られるまでに時間があるようだから、一つ質問したい。  前回質問したことに関連しますが、この間、事業活動の遂行に関する条項について、パキスタンの場合――インドなどの場合もそういう規定の仕方をしておる、そういう先例があるというようなことでしたが、それよりもう一つ前の先例たるアメリカとの条約の場合は、別の規定の仕方をしておる。そして、全く同じ言葉を使っておって、意味が違っているというか、少なくともその範囲が違っておる。広い狭いが違っている。多少でも言い現わし方が違えば意味が異なるのはわかりますけれども、全然同じ用語を使っておって、その中身は違う、こういうことは、本来からすれ……

第38回国会 外務委員会 第17号(1961/05/23、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 私、ちょっと予算委員会の方がありますので、失礼ですが、先に一つ質問させていただきます。先ほどの法務省の説明それ自体について、私ちょっとお尋ねしたい。説明の中で、外国判決の効力の問題について触れられたんだが、外国判決の日本における効力及びその執行についての民訴のたしか相互の保証という要件があったと思いますが、その相互の保証の内容をどう理解していられるか。まあ条約がある場合は、それは疑いの余地はないと思いますが、その他要するに相互の保証というものの内容をどう解釈しておられるのか。その点を一つ。
【次の発言】 いや、私の聞きたいのは、条約という形式でそういうことが保証される、これは問題……

第38回国会 外務委員会 第19号(1961/06/06、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 ここにパキスタンと及びオーストラリアとの間の郵便為替の交換に関する約定が出ておるのですが、これに関して、単にこれに限らぬのですけれども、私がかねて疑問としておるところがありますから、お尋ねいたします。それは、この種の内容、実質の約定を憲法上の意味における条約として、ここにはそれを扱っておられるわけですが、政府は、この種の内容、実質を持った約定は、必ず憲法上の条約として取り扱わなければならぬという見解をとっておられるのかどうか、その点をお尋ねしたい。これは条約局長からでけっこうですが、ただ、これはあとで聞くことですけれども、こういった憲法上の問題ですから、それについて、外務大臣がそ……

第38回国会 予算委員会 第8号(1961/03/06、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 若干の問題について、主として池田総理大臣に質問いたします。  質問の第一点は、国連に対する政策についてであります。政府は国連に特に力を入れるという方針をもって臨んでおられることは、これは日本外交の大きな柱である平和外交の線を太くしていく施策の一環としてわれわれの賛同するところであります。私のお尋ねいたしたい点は、政府は、その方針のもとに国連において特にどういうことに重きを置いてやっていこうとしておられるのかということであります。
【次の発言】 今総理の言われたような代表部の陣容を整えるというようなこと、もちろん大事であります。また、国連自体の目標とするその大目標に向かって努力する……

第39回国会 外務委員会 第3号(1961/10/10、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 インドネシアとの通商航海条約で、一点だけお尋ねしたいと思います。  まず、事実をお尋ねしますが、提案理由の説明によると、今度の日本との通商条約は、インドネシアとしては、独立後外国と締結する最初の友好条約だと言っているが、現在よその国と通商条約を締結しているところはありますか。
【次の発言】 そこで、次にお尋ねしたいのは、ことに、いろいろな事項について最恵国待遇を相互に供与するということがこれの骨子になっている。そこで、まだどこの国ともほかには通商航海条約を結んでいない、そういう国の場合における最恵国待遇というものについて、内容的な意味ですね、これをどういうふうに考えているか。

第39回国会 外務委員会 第6号(1961/10/24、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 私は、この核実験の問題について、われわれの批判とか要請とかというものとは別の角度から、一つだけお尋ねしたいと思うのです。  それは、核実験をやっている米ソ双方としては、それぞれ世界の非難を浴びながらでもやらざるを得ないという必要を認めておるからに違いない。そこで、その理由の中で、他の理由は別にして、私はしぼってお尋ねしますが、軍事上の理由の中でもさらにもう一つしぼって、米ソ双方の相対的な核兵器体系の中で、米ソが、相手の弱点、こっちの弱点、それぞれを見ながら、どういう点に主として自分のところでどうしても補わなければならない欠陥を認めているだろうか。長い問ジュネーブでやった核実験停止……

第39回国会 外務委員会 第8号(1961/10/30、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 議事進行について、ちょっと発言したいのですが、委員長は、最初両案をとり上げるというふうな御宣言があったのだが、あとで理事からの発言で、また違ってきている。それはそれとして、まあどうこう言いませんけれども、一体きょうのこの委員会では、どういう議事運営をやられるのか。これは、各委員もそういう点を承知の上でこの委員会にやっぱり臨んだほうがいいと思うのです。発言にならぬ方でも実はそう思っておられると思うのですよ、その点ひとつはっきりしてもらいたいと思うのです。
【次の発言】 終局といいますと、採決までですね。

第39回国会 外務委員会 第9号(1961/10/31、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 質疑というほどのことでもないのですけれども、採決の段階に入る前に、一つ確かめておきたいことがあります。今度のガット関係の二つの文書は、事後承認ということになっているのでありますが、本件の場合、その事後承認ということの妥当なりやいなやということについては、これは、採決の際申し上げたいと思うのですが、それに入る前に一言申し上げたい。  憲法は、事後承認の制度を認めているけれども、これは決して無条件ではないことは言うまでもない。時宜によりという条件付きであって、しかも、時宜によるという条件を満たしているかどうかということは、これは、政府の一方的な判断のみによって決せらるべきものではない……

第39回国会 予算委員会 第2号(1961/10/13、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 主として対外政策に関する問題について総理大臣並びに関係大臣に質問いたします。  第一点は、経済成長政策とのつながりから見た国際通貨機構及びその運用に対する政策に関する問題についてであります。世界の情勢を見まするに、今日最も注目すべき現象の一つは、国際間に経済成長競争という新しい方式の戦争が始まっておるということであります。ソ連はフルシチョフの表現によれば、資本主義を埋葬してしまうという共産主義の究極目標はこれを堅持しながら目標達成の手段として経済成長においてアメリカを追い越すことに重点を指向してきておる。このことは  フルシチョフのかねての主張、政策、来たる十七日から開かれるソ連……

第39回国会 予算委員会 第7号(1961/10/19、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 関連。ただいまの村山委員の質問に関連いたしまして、ただ一点だけ簡単に質問を許していただきたいと思います。  村山委員が申されたとおり、対外経済協力のうち、特に技術協力は、大きな資金援助と異なって、日本にとってふさわしい分野になるに違いないが、今後さらにこれに力を入れていく必要上、対外経済協力の実施に当たる機構の整備と、現内閣の方針としてやっていくというお考えがあるかどうか、この点実は、私はこの間の自分の質疑の中で聞きたかったのでありますが、時間の都合上差し控えたのでありまするから、この機会に政府の方針をお伺いいたします。

第40回国会 外務委員会 第12号(1962/04/12、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 ちょっと済みませんが、大和委員の御質問に対する事務局側の答弁を私十分聞き取れなかったところがあるのですが、その謝南光があとで答えたことの中で、十日ほど中共におったということは、それも流説として、うわさとしてという前置きがあるのですか。
【次の発言】 その点私も実は初めて聞くので、非常に重要なことだと聞いておるのですが、外務省でも、そういう情報を今まで聞いておられますか。それから、それをもとにしてさらに赤十字から紅十字に連絡するとか、そういうふうなことはまだやっておられないわけですか。
【次の発言】 それから、これはしかし非常に重要な私は情報だと思うのです。当然これは外務省のほうで……

第40回国会 外務委員会 第15号(1962/04/20、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 榎本さんにお尋ねしたいのですが、いわゆる債務性、占領軍が占領地域の民生の安定のためになした行為に基づく、そこから発生してくる債務、その債務性、それを主として純粋な法理論の面からお尋ねするのですが、同時にまたそれを、今度の日米間の具体的問題と離れて、これが問題ですから、それに適用ある法理論をお尋ねするわけですが、このいわゆる債務性というものを説き、それは、どういう性格のものであるか、どういう法律的の性質の債務であるか、もう少し私の質問の趣旨を明らかにする趣旨で申しますと、この債務というものは、発生原因のほうから見ますと、普通には、言うまでもなく、たとえば契約あるいは事務管理だ、ある……

第40回国会 予算委員会 第5号(1962/03/05、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 総理大臣並びに関係大臣に質問いたします。  第一は、地域間の所得格差の是正の問題についてであります。  まず、政府は昭和三十七年度予算及び財政投融資計画等において、地域格差の是正のために特にどういう配慮をしておられるかお尋ねいたします。まず、大蔵大臣の御答弁を求めます。
【次の発言】 地方開発のための資金の供給を目的とする公庫等特殊の金融機構の今後のあり方について政府はどういうふうにお考えであるか。現存の機構でよい、あるいは十分と考えておられるのか、あるいは改正の必要を認めておられるのか、まだ決定という方針でなくてもいいから、その辺の考え方について……。

第40回国会 予算委員会 第21号(1962/03/29、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 第二分科会における審査の経過を御報告申し上げます。  第二分科会の担当は、総理府のうち、防衛庁、経済企画庁、科学技術庁並びに外務省及び通産省の各所管に属する昭和三十七年度予算でございます。  本分科会は、三月二十七日より本日まで三日間にわたり、これら各所管につきまして慎重に審議を重ねて参りました。以下その概要を御報告申し上げます。  まず、通産省所管について申し上げます。貿易、国際収支の問題につきまして、EECの発展と、これに対するイギリスの加盟、米国の接近等の動きは日本にどのような影響があるか。先日の公聴会で非常な楽観説を聞いたが、一方悲観的な見方をする人もある。政府の見方はど……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 外務委員会 第3号(1962/08/23、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 さっきの問答を聞いていて、確かめておきたいことがありますが、それは中共との郵便関係の取りきめをするという場合に、その直接の当事者、コントラクティング・パーティーズ、それは両方とも政府でいいと言うのか。そうでなくて、政府では困るというので、両国の郵政当局という問題にせなければならぬという協定なんですか。
【次の発言】 それは一方、国内法的な関係から言うと、それでも法的には差しつかえないという考え方ですか。
【次の発言】 それならば逆に、今ここに問題になっておる約定を、これを郵政庁間限りでやっても差しつかえないという見解ですか。

第41回国会 外務委員会 閉会後第3号(1962/11/26、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 ごく簡単に一つだけお尋ねいたします。  キューバにおけるミサイル基地の撤去に関連して、ソ連側は、一時新聞報道に伝えられたような、トルコ等におけるIRBM基地の撤去を要求しておるのかどうかということ。すなわち、初めからトルコ等におけるIRBM基地の撤去はキューバにおけるMRBM基地の撤去に牽連せしめて要求したのではなかったかどうか。あるいは、また初めはそのような要求をしたけれども、その後その要求はすっかりドロップされたのかどうか。あるいは、またその要求は今日でも要求として維持されておるかどうかという問題についてであります。それに関連して、キューバ問題に関するケネディとフルシチョフの……

第41回国会 外務委員会 第5号(1962/08/31、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 一点だけ質問いたします。私のほうはこれは念のためのお尋ねですが、EECの域内関税、これはいずれば廃止する、今までは全部廃止していないけれども。しかし、とにかく域外関税とはこれは違う。そこで今度はEEC外の国、たとえばわが国とEECの各構成国との間の関係から、このガットの規定というものを見るというと、この最恵国条款の適用範囲の問題ですが、ガットには、一般的の最恵国待遇をしないでもいい場合を特定していかなければならない。最恵国条款の適用の問題のときには、EECの域内関税があって、それは他に特別の条約上の根拠がなければ、当然そこに適用される性質のもので、理論上からすれば、ただ現在――現……

第41回国会 予算委員会 第2号(1962/08/27、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 日韓問題にしぼって質問をいたします。現に行なわれている交渉の具体的内容の問題に立ち入ることをこの際差し控えまして、交渉の背景または基礎として重要と認められる若干の問題並びに朝鮮に対するわが国外交政策の基本目標に触れる問題について、政府の所見をただしたいのであります。  まず第一に、政府はクーデターによって成立した朴政権を国際法上韓国を代表する正当政府として認めておられるに違いないが、その法的根拠はどこにあるという見解をとっておられるか、まずその点をお尋ねいたします。  ただ、申しておきますが、私の質問は、何も政治上の理由を問題にしておるのではありません。また、法的の根拠がないとい……

第43回国会 外務委員会 第8号(1963/02/26、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 私おくれてきましたので、すでに政府側の答弁で明らかになっておれば、もうそれでいいのですけれども、先ほどの、シベリアに調査員を派遣する、こちらはそういうつもりでおるが、ソ連側がそれを同意するかどうかの点はどうなんです。はっきりしておいて下さい、もし答弁なければ。
【次の発言】 それはいいから、結論だけ簡単に。ソ連が同意しておるかどうか、それだけ一つ。
【次の発言】 この国際連合の特権及び免除に関する条約の第二条第二項の意味が私にははっきりしないのでございますが、これを説明して下さい。
【次の発言】 私のはっきりしないと言っているそのポイントは、第二項によると、これこれについては「訴……

第43回国会 外務委員会 第9号(1963/02/28、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 一言だけ外務大臣にお尋ねいたします。日韓交渉の問題について、今この国会でも、外務大臣の発言に対しては内外で注目しておると思います。そこで言葉の端にしましても、その影響するところを考えなければならぬだろう。先ほど外務大臣が特に断わって、別に急いでおるわけじゃないということを申されました。これは、おそらく外務大臣は平明な意味で言われたと思うのでありますが、日本語で急いでおるわけじゃないという言葉は、取りようによっていろいろあり得ると思う。外務大臣は、私の想像では、交渉内容を合理的かつ実際的ならしむるという点を無理に曲げてまであせってやる意味じゃないんだ、依然として真剣に誠意を持ってや……

第43回国会 外務委員会 第13号(1963/03/19、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 さっき質問されたことに僕も同じ疑問々持つのですが、外務省のほうから答弁がなかったじゃないか。外務省の方、答弁しなさいよ。

第43回国会 外務委員会 第14号(1963/03/26、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 経済関係の条約で、問題点としては今曾祢委員が言われたようなことに自然集中するわけだが、それに関連して少しばかり質問したいと思います。  イギリスが長いことこの三十五条というものを援用しておったのが今度撤回を承諾した、その原因ですね。実質的の原因が一体どこにあるか。それで、まだ依然として三十五条撤回をがえんじないでおるフランスその他の国と比べてみて、その原因の点から見て、一体違った事情があるのかどうかということ、これが第一点です。  それからセーフガードそれからセンシティヴ・リストなどを、三十五条は撤回すると言いながらも、まだいわば部分的には、実質的にはそれを存続するという例外とい……

第43回国会 外務委員会 第16号(1963/05/07、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 ごく簡単に一点だけお尋ねいたします。四月の二十何日でしたか、フルシチョフが、党の書記または首相の地位の一つを辞するかもしれないという意思表示をしたということが伝えられております。そこで私のお尋ねしたい点は、そのフルシチョフの意思表示は、具体的にどういう事情のもとに、そしてまた正確にはどういう言い表わし方をしたのか、その点について外務省の得ておられる情報はどうか、それから、それに対する今度は外務省としての観測判断はどらか、この点をお聞きしたい。

第43回国会 外務委員会 第17号(1963/05/09、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 一つ希望を申し上げたいんですが、今羽生さんと岡田さんから要求しておられることですね、基本的な大事な点、しかも、政府としては別にむずかしいことを問われておるわけじゃないと思うんですよ。こういうのは、むしろ初めにあなたのほうから十分説明さるべき事柄ですよ。そういう点がないと、条約についての何かいかにも自信のなさというか、もう少しそこのところはしっかりやってもらわにゃあ。これはこまかい数字的の点なら、あとから資料として差し上げますでいいけれども、基本的なことですね。もう少ししっかり、ないわけじゃないだろうから、ひとつ進んでやるようにしてもらわにゃあ。これは希望しておきますよ、私。

第43回国会 外務委員会 第19号(1963/05/16、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 さっき岡田さんの質問に対する答弁の中に、わが国の小麦の国内生産量と輸入量の趨勢の説明がございました。実は私もこの点を聞きたいと思っておりましたのですが、答えがあったので全般的の必要はありませんが、その説明の中に、わが国の今後の小麦の国内生産高ですね、それを四十六年に大体百七十八万トンぐらい、これはまあ見込みでありますが、見積りだけれども、そういうことだということですが、ここにいただいた表を見るというと、六一年―六二年度がちょうど百七十八万トンと、こうなっておるが、質の改良の点は別にしても、数数量の点からいうと偶然に一致するわけで、全然増加がないのだけれども、これは一体どういうこと……

第43回国会 外務委員会 第22号(1963/06/06、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 ちょっと関連。私お尋ねしたいのは、今、岡田さんが問題にしておられることと非常な関連があるからお尋ねするのですが、核兵器、ことに核弾頭の配置、保管、使用等、要するに核兵器の管理については、アメリカで厳格な規則が法律で定められておると思うのです。そこで、いつも核兵器の持ち込み問題のとき、その辺のところを外務省のほうではっきりと御説明になれば、その答えになるのじゃないかという感想をかねてから私は持っておるのです。今の場合でも、現行の、今申しました核兵器の管理に関するアメリカの規則、これはアメリカの軍をも拘束しておる。その規則の内容をひとつ御説明願ったらいいと思うのです。それを私はお尋ね……

第43回国会 外務委員会 第24号(1963/06/13、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 一つだけ簡単に御質問を。  最初に、問題になっておりました海外経済協力に関することですが、これの必要性はだれでも認めているけれども、現実にいろいろな困難性が、阻害要因が多い。その中で財政資金ですが、財政資金という場合でも、今の海外経済協力問題の全体をながめてみますと、まず第一には、基準不足、調査不足というのが根底にあると思います。それだから、海外経済協力に必要な財政資金の場合でも、根本的な準備調査費というものを、これを相当大がかりのものを取って、しっかりした基礎的な調査をする、それが非常に大事なことじゃないかと私はかねがねから考えております。それだから、来年度の予算には、一般にた……

第43回国会 外務委員会 第28号(1963/06/25、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 私は法案の内容について一つだけお尋ねしたいと思うのです。この法案はいろいろなことを規定してありますが、総合してみますと、要するに、これがほんとうに生きるかどらか、魂の入ったものになるかどうかというのは、私は率直に言って、これは人の問題だと思う。そこでそういう趣旨からひとつお尋ねするのですが、この法案の中に人事について、「理事長及び理事の任期は、四年」とするということがきめてある。これの理由をお尋ねしたい。
【次の発言】 それからもう一つ、役員は再任を妨げずという趣旨の規定がありますがね。そのいわゆる再任というのは、それはどういうのです。

第43回国会 外務委員会 第29号(1963/06/26、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 それでは、ちょっと一言だけ質問いたします。この法案を見ますというと、この移住事業団の毎事業年度、事業団の業務についての基本方針を定めるものは外務大臣ということになっている。外務大臣がその基本方針を定めるということになっている。そしてまた、その基本方針に基づいての事業団が作る業務方法書というものは、外務大臣の認可を要するということになっている。外務大臣のこの移住についての責任というものは、非常に重大なものと規定されている。したがって、それは言うまでもなく、外務大臣の補佐機関としての、今の現実の機構で言えば、移住局というものの責任はきわめて重大だと思う。しかるに、一方、外務省の所管事……

第43回国会 予算委員会 第5号(1963/03/04、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 外交問題に関し、南北朝鮮問題、日韓問題を中心として、質問いたします。現に交渉中の日韓会談の内容それ自体に立ち入ることは、これは差し控えますが、実質的にはそれに関連する問題にも触れてお尋ねいたします。一般問題の形で質問いたします事柄も、特に朝鮮問題、日韓問題を念頭においての質問でありますから、そのおつもりでお開き取りの上御答弁願います。  まず第一にお尋ねいたしたいのは、わが国が当事国である場合の国際紛争の処理方法に関する政府の基本方針についてであります。一国がその国の関与する国際紛争の処理方法について、いかなる基本方針を持って臨むかということは、その国の外交政策の根幹に触れる重要……

第43回国会 予算委員会 第15号(1963/03/19、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 関連。ただいまの田畑委員の御質問に関連しまして、ただ一つだけ簡単にお尋ねをいたしたいと思います。それは占領軍の権力に関する戦時法上の限界のうち、私有財産尊重のいわゆる原則に関してであります。この点についてヘーグ条約が結ばれた当時、実際に国際間に行なわれておった慣行を取り入れてあの規定になっておるのであります。そして古い国際法の教科書などには、あれが国際法のルールということで書いているのがあるのでありますが、その後の実際を見ますというと、第一次大戦、ベルサイユ条約、また第二次大戦もそうでありますが、実際に国際間に行なわれておる慣行というものは、非常な大きな変動を来たしております。そ……

第46回国会 外務委員会 閉会後第1号(1964/07/09、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 ちょっと、さっき齋藤君が説明した中に、日本側が留保した四点というのね、それは朝海君が帰っても、その点は別に変わりなく最後まで維持していったのですか。
【次の発言】 もう一点だけ。日本の国内の産業調整とか、あるいは中小企業の特殊性、これは外国とそういう問題について約束をする――対外的にコミットメントを与えるということは、これは非常に慎重でなくちゃならぬと思う。それはわかるのだが、それとは別に、結局低開発国との問題というと、実質的には、実体的にはどうしたってそこに踏み込んでいかぬと態度をほんとうに決することができにくいだろうと思うけれども、それだから、会議に対する方針じゃなくて、それ……

第46回国会 外務委員会 閉会後第2号(1964/08/19、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 私は、きょうは質問はしないつもりであったんですが、ところが、先ほど曽祢君から、また、ただいま最後に御質疑がありましたように、仏領インドシナ各地域に対する今後の基本的の態度を外務大臣からもお答えがありましたが、それを聞いておりまして、ごく簡単に……、私きょうはあまりこまかいことは質問はいたしません。きわめて簡単に一点だけ質問したいと思います。  いまのまま行くならば、今後大規模の爆撃とかなんとか、そういうことがあるなしにかかわらず、ベトナムを中心とした事態というものは、きわめて政治的に重大になっていくと思う。これに対する日本として臨む基本的の態度、これをひとつやはりはっきりしたもの……

第46回国会 外務委員会 閉会後第3号(1964/09/03、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 一問だけ外務大臣にお尋ねいたします。先ほどからの質疑応答の中にも問題として出ておったんですが、外務大臣に特にお尋ねしたいのは、アメリカの核兵器、これの管理に関することなんです。一がいに核兵器といっても、その使用の目的とか、あるいは核兵器全体に対するアメリカの大統領の統制権というような関係からして、全部が全部、一様の取り扱いになっていないかもしれません。しかし、いずれにしても核兵器については、その使用はもちろん管理について、アメリカ内部としては確たる方式があるに違いないと思う。そこで、それについて政府がアメリカ側に照会せられたことがあるかどうか。尋ねてみられたことがあるのかどうか。……

第46回国会 外務委員会 第4号(1964/02/20、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 簡単に質問いたします。  ただいま曾祢委員から、きわめて重要な問題について御質問がありました。私のお尋ねしたい点も、曾祢委員の質問の中のある重要項目と関連を持つ事柄についてであります。ただいま曾祢委員も触れられましたが、数日前衆議院の外務委員会において、社会党の委員の方のお尋ねに対する答えとして、外務大臣は、中華人民共和国政府が国連に代表権を認められた場合には中華人民共和国との国交正常化をはかる旨の方針を述べられたように報道されて、内外の注目を引いております。  私の質問したい第一点は、この報道の伝える外務大臣の発言の内容は、正確に言えばどういうことであったか。国連において中共の……

第46回国会 外務委員会 第5号(1964/02/25、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 いまの資料の十九ページを見ますと、日本の国別輸入量の数字をオーストラリア、カナダ、米国と、この三つをずっと見ていきますとこ、の三国の絶対数字じゃなく、その割合ですね、割合を見ていきますと、ここに数字にあらわれているような推移をたどっておるのだが、私がまず第一に聞きたいのは、いままでのところ、従来これらの三国から小麦をどれぐらい買うということについて、こっちの必要とする、つまり需要の面からの要求と、価格とか品質とか、そういった考慮のほかに、これらの三国に、ないし日本の全体の通商政策上の考慮からいって、大体こういった割合で何しようというような考慮が加わっておるのかどうか。加わるとすれ……

第46回国会 外務委員会 閉会後第5号(1964/10/09、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 外務省の事務当局の答弁でけっこうですが、事実問題を一つお尋ねしておきたいと思う。  それは、この韓国の日本漁船拿捕の問題に関連するのですが、その拿捕された地点を具体的に確認する措置というもの、これをその拿捕されたその船の申し立て以外に、何らかそれを客観的にそれを確認する措置、これはどういうふうにしているわけですか。それをお尋ねしておきたい。それがすべての根拠になるのだからね。
【次の発言】 そうしてください。つまり、海上保安庁などの船で、それを客観的に確認できるようなふうに、あそこの巡視船の配置などがなっておるのかどうか。そうして、さらに行政指導の面で、たとえば、ここ、ここ以上に……

第46回国会 外務委員会 第16号(1964/04/21、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 私、三つの点でごく簡単にお尋ねしますが、第一は、日本とオーストラリアとの経済関係の将来を考えていく場合、このオーストラリアの農産物を一体日本はどれだけ買う可能性、その将来ということを問題にして尋ねるわけですが、それがすぐ日本の農業政策との関係が出てくる。きょうは農林省の方は見えていないんですか。むしろぼくは農林省に聞きたいぐらいの問題なんですが、オーストラリアの農産物でも羊毛はあまり問題がないとして、小麦の問題もありますけれども。特に酪農ですね、これが一体日本がどれだけ買い得るようなふうになるものか、そうして、それが日本の農業政策、特に日本の酪農というようなものとの関係、そういう……

第46回国会 外務委員会 第18号(1964/04/24、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 外務大臣に簡単に一言だけお尋ねいたします。  このOECDは、その機構からいたしますというと、非常にでっかいものでございますけれども、その実体を見ますというと、それがはたしてこのでっかい形にふさわしい実効をおげるかどうかという点から見まして、結局、アメリカとEECとの関係がうまくいくかどうか、ことにアメリカの通商拡大法に基づく関税一括引き下げをはじめとしてのアメリカの対外経済政策とEEC、ことにドゴールの政策とがうまく調和がとれていくかどうかということが一つの大きなポイントだと思う。そこで、その点について外務大臣はどういうふうに見ておられるか、外務大臣のオブザベーションというもの……

第46回国会 外務委員会 第21号(1964/05/19、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 それでは、技術的な点で防衛局長にお伺いしたい。先ほど防衛局長の説明の中にあったんですが、ソ連がポラリス潜水艦に相当するものは持っていない、また、いま持ち得ないような状況にあると、判断すると。その主たる理由は、技術的な面から見てどういうところにあるかというふうに見ておられますか。
【次の発言】 私が疑問にしている点は、つまり固型燃料の発達の面がソ連はおくれているのじゃないかという私身疑問を持っておるもんだから、それが大きな、あるいは主たる理由になっておるかどうかという点を私は聞きたい。
【次の発言】 それでは次に、これは外務省に聞きますが、今度の条約の禁止の対象になっている範囲の問……

第46回国会 外務委員会 第22号(1964/05/21、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 一つだけ科学技術庁の方が見えておられますからお尋ねしたいのです。  科学技術庁にお尋ねするのが適当かどうか私よくわかりませんけれども、しかし、政府のほうでは科学技術庁にお聞きするよりほかないと思うからお聞きするのですが、外国の資料などを見ますと、いかにして戦争を防止するかの問題を主題にしたものの中に、特に最近などは、原水爆というよりも、もっと危険なものがあるんだということで、たとえば細菌戦ですね、細菌戦そのものが、細菌ということはこれはいまさら言われたことじゃないと思うけれども、しかし、最近特にその問題を取り上げてきている。一体兵器として細菌というようなものが特にそういうふうに問……

第46回国会 予算委員会 第9号(1964/03/07、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 防衛と外交の問題について簡単に質問いたします。  まず第一に、わが自衛隊の装備品の国産化の問題についてであります。順序として事実問題から若干お尋ねいたします。  第一点は、現在保有の、現有の装備品を、国産のものとしからざるものとに分けてみますというと、金額に見積もってそれぞれどのくらいになっておるでしょうか。もちろんこの評価のしかたにもよりましょうけれども、防衛庁で見ておられるところをお示し願いたいと思います。
【次の発言】 次に、アメリカ側のその政策の変更の結果、昨年の七月一日以前に約束したと認められておるもの以外については、今後期待することができないようになったわけであります……

第47回国会 外務委員会 第2号(1964/12/14、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 前の委員会のときに私質問いたしまして、それに対する答弁は次回にするということだったのですが、それはどうなりましたか。

第47回国会 外務委員会 第3号(1964/12/17、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 あまり詳細なことは聞かないでもいいんですが、いまの点で一番この根拠になるのは、追跡、拿捕した地点とかいうよりも、操業していた地点ですよ。これを確認する措置があるかどうかということがまず第一。もちろん追跡、拿捕した地点もこれは大事だけれども、一番大事なものは操業地点ですよ。そうすると、いまの御答弁によると、現実に操業していた地点というものは、これを知る方法は、その僚船のものに聞いたものを基礎にするほかに、別に客観的に、たとえば私が疑問にしておったのは、電波装置その他の手段によって客観的にその操業した地点が一々わかるようになっておるのかどうかということが知りたかったわけです。

第48回国会 外務委員会 第3号(1965/02/11、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 最近、日本におったマレーシア大使館の館員が酔っぱらい運転をして、来年早稲田大学を卒業することになっておる青年をひき殺したという事件があったと聞いております。この事件に対する処置は、単にこの事件に限っての個別的の事件だけじゃなくして、一般的に外交官の特権に関連しての問題であります。そこで私は、きょうは大体三点に分けてお尋ねしたいと思います。  第一は、との事件の事実関係であります。第二は、法律問題であります。第三は、この事件に対していかなる措置をとらんとするか、その措置の問題であります。そこで、第一点及び第二点については事務当局からの説明でけっこうであります。第三点の、外務省として……

第48回国会 外務委員会 第16号(1965/05/13、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 私のほうはそう具体的な質問じゃないのですがね。連合というのは実際上非常に価値の高いものだと思うのです。そうして何年おきかにずっと改正をしているが、必要からに違いないが、今後もまた改正が予想されるだろうと思うが、連合の条約で改正を必要とする問題の性質ですがね、大体どういうふうな性質の問題がやはり今後も改正を予想せられるのか、その点をちょっと。
【次の発言】 私は積極的に質問するつもりはなかったのですけれども、さっき佐藤さんが条約または協定と承認問題との関係を聞いておって、一点だけ明らかにしておきたいと思うところがありますが、国際法上明らかでない部分があるという話があったようですが、……

第48回国会 外務委員会 第18号(1965/05/19、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 一問だけ簡単にお尋ねします。  いま日本として軍縮あるいは軍備管理の問題について発言し得るのは国連の場のみですね。その国連においての日本の発言というもの、それについて、よほどやはりこれは研究をした上で発言しないというと、権威がないばかりでなく、その発言の内容いかんによっては恥ずかしいような、笑われるようなことになる結果もあると思う。そこで私がこれから質問したいと思うのは、そういうことを前置きにしてお尋ねするのですが、軍縮あるいは軍備管理の中で、その目標から見て一番大事なのは何といったって核兵器の使用の問題ですよ。使用禁止の問題ですよ。核兵器の使用即核戦争だから、何といったってこれ……

第48回国会 外務委員会 第19号(1965/05/25、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 この国連の軍縮委員会における松井大使の発言の中に、核の拡散防止の点について、まず、「核軍縮の実質的措置が同時に実施されること、特に全面核禁条約が全ての国によって締結されること、」、これを一つ関連せしめて言うならば、まず第一は、文字として「全面核禁条約」という非常に不正確なことばをつかっているのだが、こんなことを書いたらわからぬですよ。実験禁止なら実験禁止、核全面禁止と核禁条約とはどういう意味です。
【次の発言】 核禁条約、これは簡単にできないことばですよ、こんなことを書いたってわからぬ。これはむしろ普通の解釈だったら、核の保有禁止ということになりますよ。なぜ、こんなわざわざわから……


7期(1965/07/04〜)

第51回国会 外務委員会 第9号(1966/04/27、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 さっき森さんも言われたが、きょうは質問じゃない、希望を言っておくけれども、二重課税問題で、ここにどんなことが書いてあるかということは読めばわかるのだから、われわれは、これをつくった結果、つくらない場合と実際上どう違うかというようなことだけ端的に説明してもらいたいのだ。税金なら税金を取られるほうと取るほう、実際上の結果が税収の上でどう違うかということなど、そういうことなどを説明してもらいたいんです。これはこの次のあれだが、いまから希望を表明しておきます。

第51回国会 外務委員会 第12号(1966/05/26、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 いまのに関連するけれども、実態の数字がつかみにくい、また毎年度によっても違うし、この協定がある場合とない場合の差というものの大体の金は言えると思う。将来のことでなくて、いままで、過去のことで、その一つの場合として、日本においてドイツの商社関係からどれくらい一体税収があったのかというのを、たくさんじゃなくていいから、毎年度じゃなくてもいいけれども、わかっておれば、ある部分はわかっておるでしょうが、過去のことはそれはどうなっておるのですか。そうして、それは今度の二重課税回避協定ができることにより、その適用の結果として課税されないという種類のものについて、それから、過去においては一体ど……

第51回国会 外務委員会 第14号(1966/06/02、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 あるのだけれども、時間がないのですか。

第51回国会 外務委員会 第15号(1966/06/07、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 前回の委員会で、森委員の質問に対して外務大臣から、この協定にソ連が入ることを期待しているという意味の御答弁があったように思います。低開発国問題、いわゆる南北問題について、この種の、ことにソ連が協力するということは一つの新しい政策を示すものであって望ましいことだとは思うが、外務大臣の言われた、その期待しておるという中身は、そういうことを日本として希望しておるというだけの意味なのか、それとも、現実にいままでソ連側と内面的の折衝等において、近く加盟するであろうという期待する根拠があっての話なのかどっちなのか、その点を私伺いたい。

第51回国会 外務委員会 第17号(1966/06/21、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 きょうの議題は、かなり範囲がゆるやかになっているようですからお尋ねしますが、もう国会も会期が少なくなり、そうして、あと国連の総会が秋にはあると思うんですが、それまでにもう御質問する時間ないと思うから、ちょっと国連における中国代表権問題の基本的な点について若干質問したい。  第一点は、第五回総会から第十五回総会まで、議題とするかいなかを、また、第十六回総会から議題として、総会でずっとこの問題を審議しておるわけですが、私のお尋ねしたいというのは、この国連総会においての中国代表権問題についての決定があった場合は、右にならえで、国連の他の機関、たとえば安保理事会とか、あるいは経済社会理事……

第53回国会 外務委員会 第1号(1966/12/20、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 ちょっと念のためお尋ねしておきますが、この議定書に入る方式として、この議定書の中には受諾書、承認書、加入書という三つの方式を掲げてあるが、日本の場合はそれのどれに該当するのです。
【次の発言】 これは受諾書と承認書をこう区別したのは、これはどうして必要があるのですか。
【次の発言】 それから、さっき、まだこういう承認書も受諾書も出していないが、暫定的には日本も締約国とみなされておる。つまり、日本はこの第三条の第三項かによって、つまり、これに受諾の手続をとるために努力する、約束するという通告を出しておったわけなんですね。
【次の発言】 わかった。

第55回国会 外務委員会 第5号(1967/05/16、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 簡単に一点だけお伺いいたします。  ベトナム戦争を解決の方向に導くための一つの方法として、この間、カナダがジュネーブ条約による軍事境界線休線ラインの南北若干キロの線のところまで双方の軍隊を引き揚げさすという案を提案をしておりますね。あれについて外務省ないし外務大臣はどういうふうに見ておられますか。
【次の発言】 私の質問の趣旨を明らかにする意味から、ほんのわずか私のオブザーベーションを申し上げたほうがいいと思うのですが、これは私はかねてからこう見ておるのですよ。よくジュネーブ、ジュネーブということを言われますが、あれはあのときの解決の方式としては確かに一つの方法であったが、あの場……

第55回国会 外務委員会 第16号(1967/07/04、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 私の関連しての質問というのは、五四年のそのときの時点からずっとそれ以後の点を見ただけじゃなくて、それ以前においてこれを何とか取り締まっていくというような問題はずいぶん前に国際的に問題にされたんですね。これは自分が実は一番初めに若いころ扱った問題だからよく記憶しておりますけれども、ワシントンの大使館にいたころだったが、一番初めはそういうことをたしかイギリスがそのとき主催で日本にも招請状が来て、そのとき澤田さんがたしか出られて、私もその下働きをしておったから知っておるんです。それだから、いまから言うと、私の若かりしころだから、まだ二十三、四のことでずいぶん前のことですが、そのとき以来……

第55回国会 外務委員会 第21号(1967/07/20、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 関連。一番初めに聞きたいのは、法務省の人が来ておりますが、これは法務省の人が研究した結果でも、この国内法一本でこれを実行できるものではないのです。これを実行するには、国内法も必要だし、そのほかのちゃんとした法体系の整備というようなものの用意ができていなければならない。というのは、これは非常にむずかしい問題ですよ。むずかしいことは、自分が知っているから言うのですが、自分は、仏貨公債訴訟事件でも、初めから終わりまでずっとやってきたのだし、それからああいう法律関係だって、それから国際訴訟事件だって弁護士等からしばしば意見を求められたこともあり、このような事件に関する法律問題は相当研究し……

第58回国会 外務委員会 第6号(1968/03/28、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 委員長、関連でお願いします、ちょっと。  いま御質問になったことは、これは非常に憲法問題でもあり、きわめて大事な問題なんですよね。それでいわゆる「行政権の範囲」といいますが、一口にそう言ったって、これは問題の解決にならぬ点もあるし。しかし、これはここであまりこの際問い詰めてなにする問題じゃなくして、ひとつ政府部内で法制局長官、あすこともよく相談して、政府部内をひとつ統一して、この問題は非常に大事な問題ですよ、それだからよく政府部内でひとつ統一見解を研究してまとめられて、それを適当な時期にここに報告してもらいたいということを申し上げておきます。これを実は前の旧憲法時代からも、御承知……

第58回国会 予算委員会 第3号(1968/03/21、7期、自由民主党)

○杉原荒太君 自由民主党を代表して外交、防衛等の問題に関して総理大臣並びに関係大臣に質問いたします。どうかいずれも簡明に御答弁をお願いしておきます。  第一に、外交の問題に関し、まずベトナム戦争の平和的解決の問題からお尋ねいたしますが、政府はベトナム戦争の平和的解決のためには、あらゆる努力を尽くすという立場をとっておられると思う。なまやさしいことではないけれども、このベトナム戦争の平和的解決こそ、わが国当面の平和外交の焦点に違いありません。政府が見識ある外交を発揮されて、日本にも外交ありという実証を示していかれることを希望するものでありますが、政府の企図しておられるベトナム戦争の平和的解決の探……


8期(1968/07/07〜)

第63回国会 外務委員会 第4号(1970/03/17、8期、自由民主党)

○杉原荒太君 委員長、いいですか、ごく簡単に。  先ほどの森委員からの質問の中にもあるいは含まっておったかと思いますけれども、私がはっきりちょっと承知しておきたい点は、ブラジルの政府として、日本の政府に対してこれについて遺憾の意を表するというような、あるいは陳謝というか、とにかくその前提としてはブラジルの国が国際法的に見ても相当の保護を与える責任があるという、それを認めた前提のもとに措置をとったかどうかという点、その点をちょっとお尋ねしたいと思うのです。私は、実はそういう点よほどかねてから明らかにしておかないと非常に混乱してくると思っておるからです。実はここで、あちこち話が飛んで恐縮だけれども……

第63回国会 外務委員会 第7号(1970/04/14、8期、自由民主党)

○杉原荒太君 一つだけお尋ねします。これは大臣からでなくて、担当の事務官からでけっこうです。  最近、ソ連の国内情勢について、何らかわれわれが注意しておらなければならぬようなことがありはせぬかということを、これは私の個人的な感想ですが、それをもって質問するのですが、ソ連の政府や党の要人が病気だという説があったようですが、それからもう一つは、これまたそれだけにまず限定して言いますと、その要人の病気説というものは、私は何かの新聞で読んで実は注意しておるのだけれども、それは中川大使あたりからも、情報としては、それは確認した公報が来ておりますか。

第63回国会 外務委員会 第8号(1970/04/23、8期、自由民主党)

○杉原荒太君 私は、ごく簡単に一問だけ質問します。先ほどの森委員の質問なさった文化事業に要する予算規模なんですがね。予算の裏づけ、それに関連することを一つだけ。  それは、ことしの、四十五年度の予算を見てみますと、外務省の協力団体といいますか、この外務省が委託してやらせておる団体に対するいろいろ補助金というか、これを見てみますというと、国際文化事業協会という岸さんが主宰しているのがある。それに対する四十五年予算での補助金は、ほかの団体に比べてみると比較的よくついておるし、また、伸び率もたしかほかの団体に比べてよいというような私は印象を持っておるが、そこで次は質問だが、一体その国際文化事業協会の……



各種会議発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第10回国会 水産・外務連合委員会 第1号(1951/03/06、2期、自由党)

○杉原荒太君 中共による拿捕の場合の対外的折衝の相手方と、その方法の問題でありますが、マツカーサー・ラインを認めるという前提に立つても、又立たなくても国民政府を相手にして折衝し得る法理的の理由は私は十分あると思います。つまりマツカーサー・ラインを認めるという前提のあることは勿論のこと、そうでない場合でも、中共側で言つておるような理由であれば勿論、アメリカ政府の立場からしますというと、中共の行為というものは明らかに中国国民の不法行為で、国民政府としてはこれを制止する国際法上の義務がある。従つて筋合としましては国民政府に対してこれを取締るということを要求する法理上の理由が十分にあると思うがこの辺に……

第12回国会 内閣・外務連合委員会 第1号(1951/11/05、2期、自由党)

○杉原荒太君 三つ、四つ一緒にお尋ねいたしますから、かためて御答弁を願います。第一は、この案を見ますというと、官房に総合調整の権限を與えておる。今まで外務省になかつた官房に新らしい性格を附與とするものと思うのですが、而もこれが政策問題についての総合調整まで含まれるわけなんですけれども、この総合調整の事務というものは、実際にやつて見ると非常にこれはむずかしいものなんですが、これは一体どういうふうな方法でやるお考えであるか、それをお伺いしたいのです。それが第一点。それから第二は、この局の編成、これは当然に今後日本がとつて行く大体の大きな外交政策の体系というものを頭に入れられて、それに相応して考えて……

第13回国会 外務・水産連合委員会 第2号(1952/06/12、2期、自由党)

○杉原荒太君 なお個々の質問に入ります前に、この間条約の条文の説明があつたのですが、この条約によつてカバーされるということについて北太平洋地域の漁業については、一般的な説明がなかつたのですが、これを水産庁のほうから一つ要領よく余り長くならないで要点を御説明願います。
【次の発言】 そつちのほうはもういいですよ。
【次の発言】 今度の条約によつて直接に日本がいわゆる自発的の抑制措置をとるという対象になる魚種は三種類あるわけですな。今後この委員会で保存措置をとるもの、それからいわゆる自発的に抑制の対象になるであろうところのもの、これらのものは研究して来たわけであるけれども、それでもおのずからそこに……

第13回国会 外務・大蔵連合委員会 第1号(1952/05/29、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ほど小林委員の質問に対する政府側の説明の中に、第三條の規定よりも平和條約及び通商條約のほうが優先するという御説明があつたのだが、それは私には理解できないが、国連憲章に基く義務は他の條約に基く義務より優先するということは国連憲章に書いてある、書いてあるからそうなるのであつて、そういう一般法理があるということはどうも理解できないが、その点はどうですか。
【次の発言】 今のは説明になりませんよ、それは根本が違う、前のほうに最恵国待遇とか、内国民待遇の原則を規定してあつて、それの例外というか、適用のない場合をそれは書いてあるのであつて、これの場合とは全然別のことです。今の説明を根拠にし……

第13回国会 外務・大蔵連合委員会 第2号(1952/06/04、2期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつと関連して、木村さんと小林さんの質問に関連するのですが、連盟の事務を国連が引継ぐ、例えば条約の登録事務とかそういうことはよくわかるが、ここの十八条のごときは……。ここにある国際連盟の加盟の権利や義務はこれは事務じやないが、そのものが当然に決議の結果、法的効果として読み替えるというのはもう少し調べて見たほうがいいのじやないか。
【次の発言】 そちらのほうで行くと議論は別です。
【次の発言】 さつきから国連ばかりだが、さつき御両氏から質問されたのは御尤もだと思うが、アメリカの場合、アメリカは入つておらない、而もアメリカ側が一番こういうことはやかましく、もつと簡易化しなければなら……

第13回国会 文部・外務連合委員会 第2号(1952/04/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 国内委員会の性格についてお尋ねしたいと思うのですが、これはここには文部省の機関とするというふうに規定してありますが、これはもう少し説明するとどうなりますか。国の行政機関という性格を持つものですか。
【次の発言】 これは加味したというよりも非常な執行機関的の権能を持つているわけですね。そうしてこういう例がほかに国の機関としてありますか。
【次の発言】 余りじやなく一つでもありますか。
【次の発言】 この機関に対する文部大臣の指揮監督権がありますか。
【次の発言】 一般的というのは……。
【次の発言】 この国内委員会はここに規定してあるように單なる諮問機関とか建議機関の権能じやなくし……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第1号(1952/03/23、2期、自由党)

○杉原荒太君 今吉田さんの御説には私は反対です。その疑義の存否ということはまだ決せられていないのです。非常に大事な点です。だからそれを入れるごとに私は絶対に反対いたします。

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第2号(1952/03/24、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ほど堀木委員の質問に対して岡崎大臣の御答弁の中に、先の安保條約審議の際の説明と法理論とは別だというような意味合いの何ですが、これは私ちよつと解しにくかつたんですが、今問題になつております行政協定が改めて国会の承認を要しないという法理的の根拠、実は前の国会においてのこの條約案というのは、こういう趣旨内容のものだという政府の説明、あれが非常な基本になつているのだと思うんです。その際政府側でこういうふうに言つておられる。この行政協定というのはその都度これを国会の承認を受けることなく、あらかじめ事前に承認を受けるという趣旨においてこの條約案ができておりますと、こういうふうに言つておられ……

第15回国会 外務・法務連合委員会 第1号(1953/03/05、2期、自由党)

○杉原荒太君 さつきから政務次官の言われることを聞いておりますと、竹島が日本の領有だということ、それについては私も疑問を持たないけれども、それを主張して行く立論の仕方が非常に薄弱ですよ。もう少しよく研究されないというと、これは今まで日本のどこそこの領域にあつたということなどじやなく、もつと本当に国際的に主張し得るような立論の仕方をもう少し研究されたほうがいいと思います。条約局長その辺のところまだもう少し私は精密に研究される必要があると思います。  それから念のために一つ聞いておきたいと思うのですが、日本側でも韓国の領有たることを争わない、まあ認めている島で、そうして而も韓国の領海外にある島がど……


3期(1953/04/24〜)

第19回国会 法務・外務連合委員会 第1号(1954/04/06、3期、自由党)

○杉原荒太君 先ほどこの法律と協定との関係について質疑応答があつたのですが、協定では秘密の保持について措置をとる建前にはなつておるわけです。ただ、その措置の具体的方法としては、その秘密を保持するための根拠法規がすでにあるならば、それに基いて行政措置でやればいい。事実上の措置をやつているわけだけれども、その根拠のない場合は、一応立法措置をとらなければならん、こういう筋合になつて来るわけだと思うのです。従つて先ほど外務大臣が、何か協定と条約との直接の繋りというようなものを非常に言うのだが、あいまいに言われるのだが、私はそういう必要はないと思う。条約で、そういう国内的の措置、その措置の中では立法措置……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1960/03/25、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 ただいま辻委員から石油事業についての御質問がありました。私もまた別の角度から一つだけお尋ねしたいと思います。それは海外におけるわが国の石油資源の開発に対する政策についてであります。大体の石油資源の世界的の需給状況を見ますと、だんだんと、端的に言うと、むしろ供給面が非常に豊かになってきて、供給の方が過剰といっては何かもしれないが、過剰になり得るような趨勢にあるように思う。そこで、そういうことを背景にして考えてみると、国内において、できるだけ石油資源の開発に努力するのは当然だけれども、中東とか、ことに中東は非常に危険なところで、ある意味では、戦争のことを考えなくても、日本の資金力と照……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1960/03/26、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 あります。事務当局だけ。  事務的な問題、ごく簡単に尋ねたいんだが、鮮魚、台湾、樺太、関東州、旧外地官署職員の給与、恩給の支払い等に関する経費がここに計上されておる。私の特にお尋ねしたいのは、これらの官署職員の恩給の支払いに関することだが、その点をまず簡明に説明してもらいたい。
【次の発言】 それでは、ここへ、恩給が停止になっている――恩給等についての経費が必要だというのだから、いかなる理由でそれが必要になっているか、そういうのを、ただ停止になっておるからというだけじゃ説明にならぬじゃないか。
【次の発言】 そんな限定していないじゃないか。これについての説明をまず簡明にしてもらっ……

第40回国会 予算委員会公聴会 第2号(1962/03/16、5期、自由民主党)

○杉原荒太君 高橋先生にお伺いいたします。  ガリオア、エロアは返す必要がないと言われる根拠は、先ほど述べられた点だけであるのか、それとも、それ以外の理由もあると見ておられるのか、それらの根拠の中で、どの点が返す必要がないとする最も大きな理由と見ておられるか、その点をお伺いいたします。

第40回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1962/03/27、5期、自由民主党)【議会役職】

○主査(杉原荒太君) 審査に入ります前に、議事の進め方につきましてお諮りいたします。  当分科会は、昭和三十七年度一般会計予算、同特別会計予算及び政府関係機関予算中、総理府のうち、防衛庁、経済企画庁、科学技術庁、外務省及び通商産業省所管について審査をいたすわけでございます。本日は、通商産業省及び防衛庁所管につきまして審査をお願いいたし、明二十八日は外務省及び経済企画庁所管を、二十九日は、科学技術庁所管について御搭議を願うといった方法で進めて参りたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 さよう決定をいたします。
【次の発言】 昭和三十七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/03/28、5期、自由民主党)【議会役職】

○主査(杉原荒太君) ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。  昭和三十七年度総予算中外務省所管を議題といたします。  まず、政府から説明を求めます。小坂外務大臣。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  通告に従いまして発言を許します。山本君。
【次の発言】 今呼んでおります。まだ来ておりません。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。――御質疑もございませんようでございますので、外務省所管に関する質疑は、これをもって終了したものと認めて御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

第40回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1962/03/29、5期、自由民主党)【議会役職】

○主査(杉原荒太君) ただいまから第二分科会を開会いたします。  昭和三十七年度総予算中科学技術庁所管を議題といたします。  まず政府の説明を求めます。三木科学技術庁長官。
【次の発言】 これより質疑に入ります。通告に従いまして発言を許します。山本君。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 ほかに御質疑もないようでございますので、科学技術庁所管に関する質疑は、これをもって終了したものと認めて御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  以上をもちまして本分科会の担当事項であります昭和三十七年度総予算中、総理府のうち、防衛庁、……


6期(1962/07/01〜)

第43回国会 予算委員会公聴会 第2号(1963/03/15、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 檜山先生に一言お伺いいたします。私、おそくなりましたので、すでにお述べになっておれば、繰り返していただかなくてもよろしいのです。  それは、海外経済協力基金の問題でございます。それは、御承知のように、この方面には大いに力を入れてやっていく必要があるというのでできておるわけですが、しかし、その大きな目的、理想に比べてみて、今までの実績を見ますというと、非常に貧弱な状態であります。しからば一体その原因がどこにあるのだろうか、またそれがどういう点に手当をしていくべきかということが問題なんですが、海外経済協力も、ある点になれば、それぞれ言うまでもなく非常に複雑な、またむずかしい点がありま……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1963/03/25、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 とっくに含んでいるのですが、もう時間が二、三分しかありませんから簡単にお尋ねいたします。  最初に、一番初め羽生さんが質問されたことに関連することでありますが、外務大臣が答弁の中でも述べられたように、対外経済協力基金というものは実際上あまり十分に動いていないというのが事実だと思います。その動いていない原因は一体どこにあるのか。また、今後改善の方策の方向の大筋についてどういう考えをしておられますか、関係省との間にもいろいろ御相談になっておるということでありますが、外務大臣としてはどういうふうな基本的な考え方でおられるか。その点だけ外務大臣の御意見をお尋ねしたいと思います。

第43回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1963/03/26、6期、自由民主党)

○杉原荒太君 私は、予算について少しばかりお尋ねいたします。  まず第一に、海上自衛隊の器材の整備費のことですが、国庫債務負担行為のほうは四十六億であるのだが、それについてはあとのほうでまたお尋ねしますけれども、歳出予算で、海上自衛隊の器材整備費というのはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 それから、国庫債務負担行為で器材整備費が四十六億、これのおもなる内容はどういうものか。さらに、特に私が聞きたいのは、対潜関係の器材費というものは一体どれくらいのものか、どういう比重が置かれているかということについて。
【次の発言】 それから、歳出予算にせよ、それから国庫債務負担行為の分にせよ、器……


8期(1968/07/07〜)

第61回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1969/03/29、8期、自由民主党)

○杉原荒太君 ただいまから予算委員会第一分科会を開会いたします。  本院規則第七十五条により、年長のゆえをもちまして、私が正副主査の選任につき、その議事を主宰いたします。  これより正副主査の選任を行ないますが、選任は投票によらずして、主宰者にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、主査に小林章君、副主査に片山武夫君を指名いたします。

第63回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1970/04/14、8期、自由民主党)

○杉原荒太君 ごく簡単に一問だけ。それは自衛隊におられる方々は、普通の公務員と違って、訓練その他日常の業務に従事する場合でも非常に危険に遭遇する場合が多い。そうして現実にまたその危険が発生して、生命身体に、つまり死傷者を出したという場合がよくあるんじゃないかと思うんです。その場合に対するあとの始末といいますか、救済的な措置ですね、これが実際上従来足りないというか、十分でないうらみがあったように思う。これにはいろいろな事情がありましょう。予算関係もありましょう。これはしかし、実際は非常に隊員の士気ということに関係があるし、それから幾ら予算の編成に、防衛庁でうたっておられる人間性の尊重、そこまで言……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1971/03/23、8期、自由民主党)

○杉原荒太君 簡単に一問だけ質問いたします。  殉職隊員に対する賞じゅつ金、特別弔慰金の問題は、あえて申し上げるまでもなく、隊員の士気にも関係するきわめて大事なことに違いないわけです。本年度の予算でどれくらい引き上げられておるかということ、これが第一点です。
【次の発言】 これの具体的の支給の方法については、たしか内規できめるようになっておったのじゃないかと思うが、いずれ予算が成立すればそういう内規の改正というようなことも当然予想されるわけでしょうか。
【次の発言】 ああ、訓令でね。わかった、わかった。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

杉原荒太[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。