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鹿島守之助 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

鹿島守之助[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは鹿島守之助参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。鹿島守之助参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第16回国会 建設委員会 閉会後第4号(1953/10/13、3期、自由党)

○鹿島守之助君 今度の計画には一兆一千億という非常に厖大な金でございまして、いい加減貧乏をしている日本としては容易ならざる金であり、予算措置もかなり困難だろうと思いますが、それで何とかしてこの節約の方法はないか。日頃我々が考えておりますのに、今は、三月三十一日で終つて四月一日から始る会計年度でありますが、これを暦年度にいたしますというと非常に能率が上るのじやないか。通例こういう河川あたりの仕事ができますのは三月、四月、五月。六月にはそろそろ洪水がある。もう三月はいつも金がない。予算を使い果して四月、五月の最も仕事のできますときは予算が通つたばかりで、事務折衝で時間を空費いたしまして、まあ日本の……

第16回国会 建設委員会 第5号(1953/06/25、3期、自由党)

○鹿島守之助君 外国から来た人が言いますのに、どうも日本の道路はひどい、何よりも先ず道路を直さなければならんと。吉田総理も道路を何とかしなければならん。自由党の佐藤幹事長が建設大臣の頃も大いに道路を直さなければならんと言つたことがありますが、本年度の予算で特にそうした理想ですね、抱負というものを特に織り込んだ点がございましたら一つお教えを願いたいと思います。
【次の発言】 その程度ですか。
【次の発言】 少し理想はありませんか。

第16回国会 建設委員会 閉会後第6号(1953/10/21、3期、自由党)

○鹿島守之助君 もう時間もございませんから一言お尋ねしたいのですが、この要綱はまあ観念上の一つのエクイテイーの、正義公平の観念から出ておるのか、それとも電源開発を促進さそうというそういう意思からか、この要綱の趣旨ですね。それで恐らく官吏が立案されるというと、どうしてもやはり正義公平ということが離れない。併し実際の今の事情から言いますと、一つの例をとつてみますと、佐久間ダムあたりは三十五万キロワツト、それが一年用地買収なんかでごたごたしますと三十億違う、それは電源開発会社で売る値段です。それが国民経済に及ぼす影響は、アメリカでは大体その電力を使つて硫安を作るとか何とかというと八倍乃至十倍、恐らく……

第16回国会 建設委員会 第16号(1953/07/23、3期、自由党)

○鹿島守之助君 私はこの建設業法改正案につきましては、政府の説明を十分了承いたしまして賛成いたしますが、併しこれに満足するものではございません。建設業法が制定されまして、従来全く放任されておりました建設業に登録制度が布かれ、又片務契約是正の目的を以て中央建設業審議会において工事請負標準契約約款ができましてから数年になりますが、その運営の実際を見ますに、登録制度は全く形式に終り、標準契約約款の実施も勧告をなし得るにとどまり、強制力が伴わないために容易に一般に普及されない憾みがあります。更にその内容につきましても考慮を要する問題が多々ありますが、次に述べます諸点について政府、特に建設省御当局の深甚……

第16回国会 建設委員会 第19号(1953/07/28、3期、自由党)

○鹿島守之助君 この法案には賛成いたします。併し現在日本の総合開発なり電源開発が遅れている、これは国際的に見て……。議論が多くあつて実際において進まない原因の一つは土地の問題だと思います。この改正によつてどれだけそれが促進されるか問題だとは思います。併しないよりはましだ。ですから政府は総合開発、電源開発を層促進する上においてもつと強力な措置を考案して預きたい。こういう希望条件を附してこの法案に賛成いたします。

第17回国会 建設委員会 第2号(1953/10/31、3期、自由党)

○鹿島守之助君 実業界の一部では、有料道路になつても産業上重要な道路は至急直してもらいたい。その製品が何ぼ舗装をよくしてもこわれる、道路が悪いためにこわれる。それからスピードの点ですね、早く物を送れる、それからトラツクの傷む点、そういう点で、政府としては有料道路にして産業上重要なものを至急整備される御意向がございますか。

第17回国会 建設委員会 第4号(1953/11/04、3期、自由党)

○鹿島守之助君 ちよつと外交政策とも関連しておりますから、速記をとめて下さい。

第18回国会 建設委員会 第2号(1953/12/04、3期、自由党)

○鹿島守之助君 今設計の話が出ましたが、私たちは、かなり旧海軍の施設をやつておられた人が大分会社に入つて来ております。例えば私たち海岸堤防だとか、そういうものの海軍のほうの意見を聞いてみますと、いろいろ今度の設計を見ると、これは如何にも建設省式だというので、大分海軍のほうから批判が出て、そういうふうな意見を、これは十分御検討して下さつて、若しそういう意見が取り入れられますと、大分コストが安くなるし、私たち聞いておりますと、風の吹き方がこういう吹き方で、こういうふうになつていつ頃こういう波が来る、だからこういうような設計が適当で、そうして安全だ。こういうような意見を大分私たち聞かされたのです。そ……

第18回国会 建設委員会 第3号(1953/12/07、3期、自由党)

○鹿島守之助君 ちよつとそれに関連いたしまして、確かに今江田委員が言われたように、調査研究は非常に重要でございますが、これは政府でやつてもらいたいのですが、我々のほうでも民間でも痛感いたしまして、自分たちの技術改善をやりたいためにアメリカなり、ドイツなり、技術者派遣をしようと思いますけれども、二人ほど実は派遣しようと思つたこともあるし、それからアメリカから雇い入れたい、こういうふうに思いましたが、なかなかスタツクですか、あそこでそういう外貨の割当てがないわけです。そういう技術研究のために建設省のほうから一つ便宜を図つて頂けないものでしようか。

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/04/27、3期、自由党)

○鹿島守之助君 私は自由党を代表して、日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定について承認を求める件ほか三件に対し賛成の意を表します。  本協定は政府において我が国の国情に合致するかどうかあらかじめ十分研究したのち八カ月間に亘る互譲の精神で交渉を進め、両国間の完全な理解に基き我が国の事情を参酌した特別の規定をも盛り込んでおります。即ち安保条約の義務以上の新らしい義務のないこと、憲法の条章に従つて行われることが明確にされております。私は政府のとつた慎重な態度と周到な用意に敬意を表します。  私は本件に対する反対論の主要なものを取上げ、これを反駁し、又本協定が万一不成立の場合の事態を説明する……

第19回国会 建設委員会 第2号(1953/12/15、3期、自由党)

○鹿島守之助君 まあ私の考えでは、アメリカの民間の会社というふうなものは利益の一%に該当するものを研究に充てているようですですから大体そういうような心組でおります。それで皆一緒になつているのですね。会社の現業をやつている者も研究所の者も一緒にやつておりますから、給料というものもちやんと予算というのは全然なしに本社の人たちと一緒に支払つております。それから今甲野さんが言われましたが、研究費が足らないとおつしやつていますが、予算がないので、私は甲野さんにも必要な機械でも何でもあつたらどうぞ遠慮なしに申出て頂きたい、それで会社の都合で或いは即時に買えんということはあるかも知れないけれども、私は責任を……

第19回国会 建設委員会 第3号(1953/12/16、3期、自由党)

○鹿島守之助君 来年度の公共事業費を査定し或いは予算を組む場合に、査定される場合に、労賃ということは非常に大きな要素であることは申すまでもないことと思いますが、前の国会での予算委員会で小笠原大蔵大臣から、今九州では人夫賃が千円だ、それから東北地方ではその村のために土木工事をなしたところが、とても労賃が高いので遠くから労力を入れなければならんような事態を生じたと、地方民は災害があつたとき、最初は協力してくれるものだけれども、しまいになるとなかなか慾が出て、困つた事態が起きると、それで災害復旧法というような一つの法律を作つて、地元の人にも協力さしたいと考えておると、こういうことを大蔵大臣が予算委員……

第19回国会 建設委員会 第10号(1954/02/23、3期、自由党)

○鹿島守之助君 ちよつと関連していますが、調査の問題ですけれども、予算の問題も重要でございますが、今日技術者が、まあ全国にダムや総合開発ができたために調査能力がある技術者が、非常に数が少いのじやないか、この点どうお考えになりますか。
【次の発言】 私の考えで、いろいろ事業してみて感ずる点は、有能な調査能力のある技術者の数が少い、能力において不十分である。これは何も日本の技術者が欧米の技術者に比べて能力が劣つているという意味ではない。これは私しばしばアメリカの技術者に会いますけれども、戦争中まあアメリカだけがこの電源開発そのほかダムの建設をやつていて、日本初め全世界は第二次戦争中約十年間ストツプ……

第19回国会 建設委員会 閉会後第10号(1954/11/09、3期、自由党)

○鹿島守之助君 ちよつとお伺いしたいのですが、今度ヨーロツパ、アメリカずつと廻つて来て、住宅が非常な勢いで建ちつつある。数だけでなしに質も非常に立派である。それは都市計画も関連してだ。そういう調査ですね、諸外国における住宅の計画、こういうふうなものは資料ございましようか。実は向うで大公使館で聞いてみますが、そういうなには全然ないのです。例えば、外務省の人がスエーデンのストツクホルムの少し離れたところで非常な計画をやつておる、そこへ連れて行つてくれたのです。聞いてみるけれども、まあ私は外交官ですからねというわけで、専門でないのでよくわかつていないのですが、私この三カ年計画を立てるにしても、やはり……

第19回国会 建設委員会 閉会後第11号(1954/11/29、3期、自由党)

○鹿島守之助君 ちよつと、三重、愛知県の請負人につきましては、土木工業協会が、私は土木工業協会会長をしておるのですが、斡旋いたしましたので、その今田中さんが嫌がる請負人をひつぱたいたということでございますが、そんなことはありません。皆自由意思でやりました。誤解ないように。請負うときには、金は払つてもらえるということを思つていましたが、払つてもらえないので困つていることは事実でございますから、どうかできるだけ一つ、支払うようにお願いいたしたい。これだけ申しておきます。
【次の発言】 それは金は困つておりますが、嫌がる請負人をひつぱたいてやつた、これは事実に反します。自由意思的に契約したのですから……

第19回国会 建設委員会 第45号(1954/05/30、3期、自由党)

○鹿島守之助君 土地収用法の一部改正に関する請願に関し所見を述べさせて頂きたいと存じます。  本請願の要旨にあるごとく、公益又は公共事業である電源開発その他利水或いは治水事業に必要なるダム、又これらの目的を併せ持つ多目的ダム等の建設工事、更に交通運輸のための道路、鉄道の建設工事について、近来の状態は地元問題の解決が遅れ、従つてこれら重要国策である基本産業が遅れることが多くなり、実に我が国の現在、将来のために遺憾に堪えません。  この点は電力会社のみならず、建設省、農林省等の官庁工事も皆同様であります。然るに地元問題に関する起業者と被補償者との示談ができぬ場合は、法的解決としては土地収用法による……

第19回国会 建設委員会 第47号(1954/06/02、3期、自由党)

○鹿島守之助君 私はこの際、通商産業委員会に付託されております砂利採取法案について、当建設委員会として、次に申述べますような案で修正の申入れをするよう取計らつて下さることを希望いたします。    砂利採取法案に対する修正に関する申入れの件  同法案第十一条を修正して、河川等の管理上の次に「又は政令で定める公益事業に」を加へる。   理 由  第十一条の規定は砂利採取専業者を保護する反面に於て、砂利採取専業者の独占を強め、価格の高騰を来す虞が少くない。従来電源開発、治水、鉄道、道路等の公益事業の用に供する砂利に付ては、工事費の低廉を確保する為、多くの場合工事現場附近に於て、当該企業者又は建設業者……

第22回国会 外務委員会 閉会後第1号(1955/08/19、3期、自由党)【議会役職】

○理事(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。まず、理事補欠互選の件を議題といたします。本委員会は先に理事草葉隆同君が委員を辞任せられ、また理事苫米地義三君が委員を辞任いたしましたので、現在理事が二名欠員になっておりますので、つきましてはただいまからその補欠互選を行いたいと存じますが、慣例によりまして、成規の手続を省略して便宜その指名を委員長に御一任を願うこととして御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それでは私より草葉君の補欠として小滝彬君を、苫米地義三君の補欠として鶴見祐輔君をそれぞれ理事に指名いたします。暫時休憩いたします。再開は三号室でいたし……

第22回国会 外務委員会 閉会後第2号(1955/09/14、3期、自由党)

○鹿島守之助君 けっこうです。

第22回国会 外務委員会 第4号(1955/05/17、3期、自由党)

○鹿島守之助君 きわめて平凡な質問でございますけれども、このガット加入によりまして日本の経済自立といいますか、日本の国際貸借上大体どのくらいな改善ができる見通しですか。
【次の発言】 おもにアメリカですか。
【次の発言】 今、日本では、もと幕末に不平等条約を結んで、それが治外法権と関税の自主権でしたが、今日本は関税の自主権というものは持っておるのですか。保護貿易のために、ガットヘの加入に反対するような国に対して、自由に高い税率をかけてどうするということはできるのですか。
【次の発言】 だから日本にかりに反対するような国に対しては、報復関税を与えて威嚇することはできるのですか、できないのですか。……

第22回国会 外務委員会 第10号(1955/06/14、3期、自由党)

○鹿島守之助君 関連です。私、昨年の秋ヨーロッパ、それからアメリカを回ったのですが、受けました印象は、ことに公使あたりには若すぎるのじゃないか、参事官、公使等はずっと若すぎるのじゃないか、大使が老朽ということもありますけれども、それほど老朽ということよりも、シナのことわざに、年とったラクダは十匹のロバよりもよけい運ぶということがあるように、若いもの必ずしも優秀じゃない。ことに日本におきましては約十年ほど海外との交通が絶えたので、言葉だとか、外国語ですね、それから礼儀作法だとか、そういうものでかなりギャップがある。相当な年とっても優秀な人は採用することが望ましいのじゃないか、今の若い外交官、新進……

第22回国会 外務委員会 第11号(1955/06/17、3期、自由党)

○鹿島守之助君 まず日ソ交渉の問題についてお伺いしたいと存じます。  日ソ交渉が六月十四日のソ連の提案によって重大な難関にぶつかったと伝えられておりますが、日本には日本独自の立場があり、次の四原則が不退転の決意をもって実現ないし解決せられることを切望いたします。  その一つは、領土問題の解決であります。ソ連側の提案にかかる歯舞、色丹両島返還拒否を含む領土現状維持では困ります。この両島はもとより、千島、南樺太の返還は日本国民の一致せる要望であります。その二は、われらは共産主義及び共産主義生活様式には絶対反対であります。この点は自由党だけでなく、民主党はもとより社会党の大部分もそうだと思います。従……

第22回国会 外務委員会 第18号(1955/07/19、3期、自由党)

○鹿島守之助君 この巨頭会談で日本にどれだけ利害関係があるかということは、まだ電報も短かくて十分検討できませんけれども、非常に私注意を引いたことは、フランス代表が軍縮で節約したその金でそれを未開発の援助計画に使う、この提案です。これはアイゼンハワーも言ったことがあるし、それからイギリスのアトリーが非常にこの点をはっきり選挙戦にも打ち出して、綱領の一つの中に軍備を縮小して、それで未開発の援助をやる、これは吉田内閣におきましても、東南アジア――アメリカの援助を得、あるいは国連の援助を得て未開発地に対しまして、ことに主として日本は東南アジアに対しまして……、今この巨頭会談でこの問題が出たのですよ。日……

第22回国会 外務委員会 第19号(1955/07/22、3期、自由党)

○鹿島守之助君 それにちょっと関連して質問したい。移民の大体の歴史から見ますと、たとえばイタリアあたりが大へんな移民国だ、あれは一つのサンプルですが、第一段階はともかくその国でどちらかというと、生存競争で負けたような、そういうような何が海外に職を求めて、無規律に自由に向うへ行った段階なんです。日本でもまだ今でもサントス渡しとかなんとかいうので非常にあわれな様相を呈しておるのです。第二段階は私たちがイタリアにいた時分に、それじゃいけない、行くものはみんな一応の教育をしていく、その教育というのは主として価値を与える、価値化と言いますか、女が行くのならばそれは看護婦だとか、あるいは産婆だとか、何かそ……

第22回国会 外務委員会 第21号(1955/07/26、3期、自由党)

○鹿島守之助君 本日まず伺いたいのは、特別円問題の解決に関する日本国とタイとの間の協定に関する件でござい捜すが、この第二条に関しまして、日本国の資本財及び日本人の役務の提供に関し、今日すでに合意された条件及びその態様ができているでしょうか、その点伺いたい。
【次の発言】 次に、現在日本政府の考えとしては、いかなる事業に投資またはクレジットを与えようとお考えになっておられまするか。またいかなる種類の資本財及び役務を提供しようと考えておられますか。この点伺いたい
【次の発言】 フィリピンの方はかなり具体的に積み上げ方式で、いろいろな要求している資本財、役務が出ておりますが、タイの方はそういう具体的……

第22回国会 外務委員会 第22号(1955/07/27、3期、自由党)

○鹿島守之助君 イタリアにおきましては、季節移民と申しますか、たとえばアルゼンチンの小麦の収穫のようなときには、大量にイタリアから向うへ行きまして、その収穫が終りますとまた帰ってくる、こういうような移民の方法がありまして、これは移民協定か何かで、ずっと昔から締結せられてありますが、日本もそろそろそういう季節移民と申しますか、そういうものを考える現実上の必要時がきておるの考、二つの点についてお考えを伺いたいと思います。  一つは、最近、日本のある土木建築会社が、アリューシャンにおきまして日本軍の残した鉄材、遺骨、そのほかそういうものを一定の価格で請け負いまして、私の聞いたところでは、ワシントン政……

第22回国会 決算委員会 第25号(1955/07/07、3期、自由党)

○鹿島守之助君 サービスのことに関連いたしまして、今度私は海外に回ってみたのですが、イギリスあたりは建設業というようなものは、内地では今あまり仕事がないので、それでアフリカだとか、中近東あたりに非常に何と言いますか、国土総合開発といいますか、自然改造というものがございまして、イギリスはもとよりフランス、ドイツ、これはやはりエキスパートの、こういうサービスの中に入れまして、政府が大々的に援助しておる。銀行なんかも、たとえば最近トルコなんかが国立銀行を建てるというので、年賦払いみたいにして五年か何かで、それはどこでもほとんど建設業者という側は、日本よりも大きいのですが、銀行とタイアップしまして、こ……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 外務委員会 第12号(1956/12/06、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 だいぶ情勢が変ったにつきましては、前に新聞報道ですけれども、アメリカがアジアの原子力センターをフィリピンのマニラに置くということになったのですが、日本の方が産業が非常に発達しておる、それからまた学者もそういう研究も日本の方が進んでおるから、それをマニラでなしに東京に置いてもらうことはできないものでしょうか。東京に置くと非常に大きな便宜があると思うのですが、これは、どういうふうになっておりましょうか。
【次の発言】 ぜひそういうふうにお願いしたいのです。
【次の発言】 ぜひ御尽力をお願いします。

第26回国会 外務委員会 第6号(1957/03/05、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 この日本とインド、日本とドイツの文化協定を比較してみますと、第二条に、インドの方には、相手国の政府職員が自国の科学的、工業的機関において訓練を受け得るための便宜を与えることを定めているようです。この規定は西独にあってもいいのじゃないか。ことに日本はドイツの工業的機関に学ぶところが非常に多いのですから、どういうわけでインドにあってドイツの方にはないのでございましょうか。その点伺います。
【次の発言】 実は元のドイツ大使、なくなった加瀬君ともいろいろ話したのですが、日本では最近日進月歩の科学技術に対しまして、主としてアメリカから技師を雇ったり、それからこちらから向うに行って教育さし……

第26回国会 外務委員会 第7号(1957/03/07、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 この文化外交に対して二、三希望を申したいと思うのですが、どうも日本の文化外交というものになりますと、芸能だとかそういう趣味だとかいまだに富士山だとか、広重だとか、浮世絵だとか、能だとか、こういうふうになっていますから、やはりこれからの、将来の文化外交というものは生活に即するような、生活文化を中心にやっていかなければならないのじゃないかと思うのです。それでヨーロッパを見ましても、日露戦争当時、あの時代は日本という国がわからなかった。日本は勝った、それでどういう国だろう、ラフカディオ・ハーンが読まれたり、それから富士山、広重、そういうふうに能だとか日本の何がありましたけれども、第一……

第26回国会 外務委員会 第12号(1957/04/02、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 条約局長が来られておりますから伺いますが、ポーランドの方の協定はアコードになって、片方のチェコはプロトコール、訳し方も片方は協定、片方は議定書と、これはどこに差があるのでございますか。それから条約文のオリジナルはポーランドはフランス語になって片方は英文になっておる。ささいなことですが技術上の問題ですから、ちょっと条約局長から一つ伺いたい。
【次の発言】 そうするとプロトコールもアコードも、国際法上の両国を拘束する上においては何ら差違はないということですね。
【次の発言】 それからいつ日本はポーランドやチェコと戦争状態に入ったのですか。われわれ知らないのですが、いつごろ戦争状態に……

第26回国会 外務委員会 第14号(1957/04/11、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 ちょっと、できれば速記をとめていただきたいのです。

第26回国会 予算委員会 第24号(1957/05/07、4期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(鹿島守之助君) 私は鹿島建設の社長だけでなく、約二十の今まで兼職は全部辞職いたしました。と申しますのは、今回の私の負託された職責は非常に重大でございまして、自分が全力をあげても、全生命をささげても、果して成功できるかどうか、非常に危ないことだと考えております。TVAを指導しましたリレン・ソールは、人民の利益のために、その深い理解と協力のもとに始めて総合開発というものは成功するのであって、一官庁、一党派によってできるものではない。これはわが党だけでなしに、社会党の方も、また緑風会の方も、北海道の人民のために、ひいては日本の国民のために、この機会におきましてぜひとも一つ御協力をお願いし……

第27回国会 外務委員会 第3号(1957/11/08、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 派遣しているだけでなくて希望者を募興して、特にそういうのをそこのスペッシャリストみたいなふうに育成するということはないのですか。
【次の発言】 前の時代にありましたあれは、どうせ官庁のことですから―何か勅令か法令かあるでしょうが、それは死んでしまったのですか。

第27回国会 外務委員会 第4号(1957/11/09、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 それと関連して、今回答を求めるわけじゃないのでございますけれども、前の講和会議のときに日本は人種平等を提案し、豪州の総理のヒューズの反対で否決されてしまったのです。しかし人種平等というような提案を出すのに、その後社会党あたりはずっと各国に働きかけて、世界のすみずみまで伸びておるのです。あの当時よりは今日の方がずっと出しいいような事情にある。これは日本が提案すれば、また豪州の立場も考えなければならないのですが、この人種平等ということは日本の一つの基本政策のように考えておるのですが、これは外務当局ではこういう研究はされておられるのでしょうか。あるいは近き将来にこれを出せばAAグルー……

第28回国会 外務委員会 第2号(1958/02/11、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 国際協力に関連した問題で伺いたい。今年からヨーロッパの方で欧州共同市場、コンモン・マーケットとユーラトムすなわち欧州原子力共同体が効力を発生することになりますので、ヨーロッパではシューマン・ブランなどフランスやドイツそのほかでどんどん経済協力ができておる。ところで、ビルマ初め日本では経済協力が、しかも政府が義務を負いながら一向進んでいかない。そこで将来日本としてはこういう東南アジアの国との間に、ヨーロッパにおけるような運動のようにコンモン・マーケットというような大きな一つの政治的考慮があるならば、今経済協力でいろいろな大蔵省の意見だとか、こまかいそういう経済問題の考慮以外に、大……

第28回国会 外務委員会 第7号(1958/02/27、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 第一条第二項で、「日本国に対し、インドが英連邦諸国に与える特恵若しくは利益又はインドが国境貿易を容易にするため隣接国に与える利益の享受を要求する権利を与えるものではない。」こういう例外がありますが、これを具体的に言いますと、たとえば、日本の繊維あたりがインドに入る場合、ランカシャーから出てくる繊維に対する課税はどのくらい違ってくるのですか。
【次の発言】 国境貿易はどのくらいの差があるのですか、特別の恩恵を与える……。
【次の発言】 第五条ですか、「各締約国は、所在地のいかんを問わず国家企業を設立し、若しくは維持し、」云々とありますが、国家企業というのはインドの側のことを意味す……

第28回国会 外務委員会 第10号(1958/03/18、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 あるいはダブるかもしれませんけれども、この点御容赦願いまして、一、二質問したいと思います。  この通商条約が成立しますというと、ソ連から相当日本へ品物が入ってくる見込みでございますか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 私、北海道を視察しておりました際に、小樽にたくさんの木材が積んであったのですが、値段は、北海道の木材と比べて高いというのですね。箱材みたいな特殊なものに使えばいいけれども、一般のパルプにしろ、それから住宅にしろ、非常に高い。それだからもっと安く輸入できないものか、そういう意見がございましたが、いかがでございましょうか、値段の方は。

第28回国会 外務委員会 第14号(1958/04/03、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 第三条に、「バンドンにおいて開催されたアジア・アフリカ会議における決定の精神に従って」云々とありますが、こういうアジア・アフリカ会議の決定の精神、こういう条項がどういう趣旨で入るか、その経過をちょっと御説明願いたい。

第28回国会 外務委員会 第16号(1958/04/15、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 関連して。インドネシアの方へ賠償物資として三百万ドルほど繊維品を送るというようなことが言われていますが、これはほんとうでございますか。
【次の発言】 今、ジャワは非常にだんだん物資が不足して、そういう賠償の生産物資というのでなく、現実に必要なのは消費物資だ。それで日本としてはこうした国交を回復した以上は、スカルノの今の政府を援助しなければならないということになろうかと思うのですが、今永野議員からも言われたように、これは何とかした形で、今のスカルノ政府を援助しても他方から恨まれるということになるので、賠償を有効に使うためには、どうしても反乱軍とそれから政府との間の妥協ですか、何ら……

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/03/17、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 私はまずもって北海道開発庁長官である石井副総理に、北海道開発に関する若干の問題に関し御所見を伺いたいと存じます。もとより質問のうちには、単に北海道開発庁長官としてでなくて、他の大臣の所管に関連する問題もありますが、これらすべて副総理としての御所見を承わることができればけっこうと存じます。まず第一に、北海道総合開発第二次五カ年計画が閣議の決定を見たことはまことにけっこうなことで、これは北海道民の要望であり、私もこれを念願しておりました関係上衷心よりお喜び申し上げます。しかし、北海道開発審議会でパスした原案が閣議では若干調整せられ、遺憾の意を表しておる向きもありますが、これが実施面……

第31回国会 外務委員会 第13号(1959/03/26、4期、自由民主党)

○鹿島守之助君 このブラジルとの間の関税で、今後あそこのウジミナスの建設に関する何かこちらから売ったものに特恵はありませんか。ああいう製鉄とか建設に関して、何か今回の協定で便宜を得るもの……。
【次の発言】 これは、この間ブラジルに加藤参事官が行っておられましたね。その交渉の結果ですか。
【次の発言】 違う問題であるけれども、今ブラジルとの貿易が非常に困難ないろいろ事情がありますが、この協定ができますとね、ブラジルの海外輸出あるいは輸入について相当な……。金額にしてどのくらいでありますか、一年間。
【次の発言】 私たちが聞いているのは、あすこのブラジルにある商社が三十か何かいるが、取引が少くて……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 外務委員会 閉会後第1号(1959/07/08、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  この際、小林外務政務次官から就任のごあいさつをしたいとのことで発言を求められております。これを許可いたします。
【次の発言】 国際情勢等に関する調査を議題として藤山外務大臣に対し質疑を行うことにいたします。なお藤山外務大臣の出席は、都合により正午までとなっておりますから、この点お含みの上質疑をお願いいたします。藤山外務大臣から発言を求められておりますので、まずこれを許可いたします。
【次の発言】 それでは質疑のおありの方は順次御発言をお願いいたします。
【次の発言】 承知いたしました。  ほかに御質疑のおありの方はございませ……

第32回国会 外務委員会 第2号(1959/07/03、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  一言ごあいさつ申し上げます。このたび私、はからずも外務委員長に選任されました。はなはだふなれでございますが、委員各位の御協力を賜わりまして、その任を全うしたいと思います。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会におきましては、今期国会開会中、国際情勢等に関する調査を行なって参ったのでありますが、会期中に調査を完了することは困難であると広められますので、閉会中も引き続き調査を行うため、継続調査要求書を議長に提出したいと存じますが、御異議ございませんか。

第32回国会 外務委員会 閉会後第2号(1959/08/28、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を起して下さい。  まず、委員の異動について報告いたします。去る七月三十一日大谷藤之助君が委員を辞任され、その補欠として小柳牧衞君が選任されました。
【次の発言】 本日、先般当委員会が行ないました委員派遣について、派遣委員の方から報告を承わることにいたします。  まず第一班島根県に派遣された委員の方から御報告をお願いいたします。
【次の発言】 報告書が提出されておりますので、これを会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。

第32回国会 外務委員会 閉会後第3号(1959/09/02、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) それではただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。昨日亀田得治君が委員を辞任され、その補欠として加藤シヅエ君が選任されました。
【次の発言】 本日は、国際情勢等に関する調査を議題とし、岸内閣総理大臣、藤山外務大臣及び楢橋運輸大臣に対し、質疑を行うことにいたします。  岸総理大臣から発言を求められておりますので、まずこれを許可いたします。
【次の発言】 御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと申しあげます。ただいま委員の異動がございました。小柳牧衞君が委員を辞任され、その補欠として大谷藤之助君が選任さ……

第32回国会 外務委員会 閉会後第4号(1959/10/07、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。昨日松浦清一君が委員を辞任され、その補欠として大和与一君が選任されました。
【次の発言】 本日は国際情勢等に関する調査を議題とし、藤山外務大臣に対し質疑を行うことにいたします。  藤山外務大臣から発言を求められておりますので、まず、これを許可いたします。
【次の発言】 それでは質疑のおありの方は、順次御発言願います。
【次の発言】 ほかに質疑のある方はございませんか。  それでは、本日はこれにて散会いたします。    午後零時十九分散会

第33回国会 外務委員会 第1号(1959/10/27、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  本日は、調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  当委員会におきましては、毎国会、国際情勢等に関する調査を行なって参ったのでありますが、今期国会におきましても、従前通り、国際情勢等に関する調査を行なうこととし、議長に対して調査承認要求書を提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の案文の作成及び手続等は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日は、これにて……

第33回国会 外務委員会 第2号(1959/11/05、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  千九百五十九年の国際小麦協定の締結について承認を求めるの件、在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案、以上本院先議の両案件を便宜一括議題として政府から提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 ただいま説明を聴取いたしました両案件のうち、まず千九百五十九年の国際小麦協定の締結について承認を求めるの件について、これより直ちに質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言を願います。なお、政府側より高野経済局次長、根本国際協定課長が出席いたしております。

第33回国会 外務委員会 第3号(1959/11/10、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  千九百五十九年の国際小麦協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、前回に引き続き、質疑を続行いたします。質疑のある方は、順次発言を願います。  政府側からは、高橋条約局長、高野経済同次長、村田食糧庁業務第二部長、倉八通商同次長が出席いたしております。
【次の発言】 ただいま委員の異動がございました。藤原道子君及び加藤シヅエ君が委員を辞任され、その補欠として、藤田進君及び高田なほ子君がそれぞれ選任されました。  以上御報告いたします。
【次の発言】 ほかに質疑のある方はございませんか。――それでは、本件に関する質疑は、本日……

第33回国会 外務委員会 第4号(1959/11/12、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  日本国とヴィエトナム共和国との間の賠償協定の締結について承認を求めるの件、日本国とヴィエトナム共和国との間の借款に関する協定の締結について承認を求めるの件、以上予備審査の両件を便宜一括して議題といたします。  政府より提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 ただいま説明を聴取いたしました両件に対する質疑は、これを後日に譲ることにいたします。
【次の発言】 次に、在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案、本院先議を議題とし、引き続き質疑を続行いたします。質疑のある方は、順次御発言を願います。政府から内……

第33回国会 外務委員会 第5号(1959/11/17、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告をいたします。  本日加藤シヅエ君が委員を辞任され、その補欠として戸叶武君が選任されました。
【次の発言】 千九百五十九年の国際小麦協定の締結について承認を求めるの件、本院先議を議題とし、前回に引き続き質疑を続行いたします。質疑のある方は、順次発言願います。なお、政府側から小林外務政務次官、高野経済局次長、村田食糧庁業務第二部長倉八通産局次長が出席いたしておられます。
【次の発言】 ほかに御質疑ございませんか。━━他に御質疑もございませんようですから、本件に対する質疑は、終了したものと認めて御異議……

第33回国会 外務委員会 第6号(1959/11/19、5期、自由民主党)【議会役職】

○委員長(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について報告いたします。昨日戸叶武君が委員を辞任され、その補欠として加藤シヅエ君が選任されました。
【次の発言】 在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案(本院先議)を議題とし、引き続き質疑を続行いたします。質疑のある方は、順次御発言を願います。政府側からは小林外務政務次官、内田官房長、北原参事官が出席いたしております。質疑のある方はございませんか。
【次の発言】 そうでございます。在外公館の一括議題です。
【次の発言】 ほかに質疑のある方はございませんか。  本日は、これにて散会いたします……

第34回国会 外務委員会 第4号(1960/03/15、5期、自由民主党)

○鹿島守之助君 永野委員からの質問に関連いたしまして、スエズ運河の国際入札についてですが、金利が非常に高い。これは問題なく高いのです。国際入札に参加するには入札保証金、いよいよ落札してそれをやりますときに契約保証金、大体入札保証金が五%、契約保証金一割、それを外貨で積み立てるわけですが、エジプトで、たとえばスエズ運河の何か落札しても、そういう外貨は、貿易の自由化がもっと進めばともかく、現在の段階では方々から、アフリカの各地から日本に入札のインビテーションがいっぱいくるのですよ。まず入札に際して外貨を積むということが全然できない。永野委員のおっしゃる金利の問題と同時に、われわれが海外に出るような……

第34回国会 外務委員会 第7号(1960/03/29、5期、自由民主党)

○鹿島守之助君 アルゼンチンの移民のことについてちょっと伺いたいのですが、ブラジルなんか人種平等で、ちっとも人種的偏見はないのですが、アルゼンチンなどは、ホワイト・オンリーのように聞いたのですが、どういう種類の移住民が行っているのですか。
【次の発言】 現在のアルゼンチンヘ行っている移民は、みな農業移民ですか、全部農業移民ですか。
【次の発言】 今、アルゼンチン大使が非常にアルゼンチンの開発に熱心ですね。それで非常に膨大な道路計画、住宅計画、それから鉱山の開発ですね、将来はダム建設、こういうふうなものがあるので、日本に対して協力を求めてきているわけですが、そういう方面の、たとえば土建労務者みた……

第34回国会 外務委員会 第12号(1960/07/15、5期、自由民主党)

○鹿島守之助君 それに関連して、これはシンガポールは含まれるのですか、含まれんのですか。
【次の発言】 現在シンガポールとの間の関係はどうですか、こういうふうな協定が結ばれつつありますか。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第5号(1960/06/10、5期、自由民主党)

○鹿島守之助君 私は、新安保条約にはぜひとも経済援助並びに協力に関する規定を挿入してもらいたいことを、機会あるごとに、岸総理大臣、藤山外務大臣、自民党の幹部、財界要路の各位に要望していた次第でありますが、今回これが実現せられたことを衷心より喜ぶものであります。ところが、衆議院審議の過程においては、ほとんど経済問題について十分満足な審議が行なわれなかったばかりでなく、また新聞、雑誌、放送、世論等も、はなはだしくこれを軽視するように見受けられますが、まことに遺憾に考えておるものであります。実際この条約が批准せられ、成立した暁には、真に国民の生活を保障し、富の程度を絶えず向上せしめ、社会福祉を増進せ……

第35回国会 外務委員会 閉会後第3号(1960/09/01、5期、自由民主党)

○鹿島守之助君 小坂外務大臣におかれては、近々第十五回国連総会に出席のため渡米せられ、その節ハーター国務長官やジロン国務次官初め米国多数の要路者と会見されるよう承わっており、日米経済協力問題もその議題にあるように承知しておりますので、私は、大臣渡米の機会において、新安保条約の運営並びに米国との経済協力、なかんずく東南アジアの低開発国援助の問題についていささか意見を承わり、また私の希望も申し述べたいと存じます。  日米安保条約には、その前文並びに第二条、岸・アイゼンハワー共同声明において、経済協力に関する規定、申し合わせがあることは、とくと御承知のことと存じます。私は、参議院の過般の安保特別委員……

第38回国会 外務委員会 第5号(1961/02/28、5期、自由民主党)

○鹿島守之助君 日本とブラジル合衆国の間の文化協定のこの前文に、「国際連合憲章の高遠な理想」云々とあるし、それからイギリスと日本と、グレート・ブリテンそのほかの方にないのですが、その区別はどういう点でございますか。
【次の発言】 私は、何だか入れると入れないで運用の上に大きな差が出てくるような感じがするのですね。たとえば、われわれが了解している文化といえば、芸能文化と生活文化、この二つに大きく分けられるのですね。芸能は歌舞伎、お能を派遣する、こういうものは芸能文化で、生活とは全然関係がない。しかし、いろいろな生活状態を向上させるために、日本の産業の紹介だとか、そういうフィルムにしても生活に即し……

第38回国会 外務委員会 第13号(1961/04/25、5期、自由民主党)

○鹿島守之助君 ちょっとそれに関連しまして。パキスタンと西ドイツとの間に投資条約ができているのですが、日本は、何かそういう交渉がありますか。
【次の発言】 将来西ドイツとパキスタンと批准した場合に、そういう場合に、何か最恵国待遇で、日本はそういう点均霑できるのですか。できないのですか。これは別問題ですか。
【次の発言】 日本においては、そういうような、パキスタンと西ドイツが結んだような条約が考慮されておりますかどうか。ぜひ考慮してもらいたいと思いますけれども……。

第38回国会 外務委員会 第18号(1961/05/30、5期、自由民主党)

○鹿島守之助君 賠償の経過についてのほかの委員の要求がありましたが、マリキナ・ダムの入札が延び延びになっているのは、これは見通しはどうですか。いつごろになりますか。大統領の選挙前ですか。後になりますか。デリケートな問題でございますから、差しつかえない限度でようございます。
【次の発言】 一向順調には行ってない。非常に延び延びになっている。順調とは言えないと思いますがね。それから、マリキナ・ダムの入札も、この条約に関連性がありますか。ないでしょうか。

第40回国会 外務委員会 第4号(1962/02/20、5期、自由民主党)

○鹿島守之助君 このインドネシア、パキスタンの協定ですが、まあわれわれ外国へ行きますと、向こうの会社で自分の飛行機を持っておるのがあるのですね。もうほとんど、タクシーみたいなものじゃなしに、自分でたいてい持っておるのですが、将来われわれが自分で飛行機を買って、それでインドネシアでもパキスタンでも行ける。この協定はそういう場合にも適用を受けるのですか。
【次の発言】 今度私ぐるっと昨年の暮から一月までずっと諸外国を回ってきたんですが、おそらく航空機に関しては日本はまだ四等国で、とにかくブラジルみたいな国でも簡単にハイヤーみたいに軽く行っているんですね。日本は道路もたいへんおくれていますが、航空は……

第40回国会 外務委員会 第11号(1962/04/10、5期、自由民主党)

○鹿島守之助君 私も資料をいただきたいのです。大臣の補足説明では西独との関連性が非常に引かれておりますが、西ドイツでは、私の知る限りでは、与党はもちろん野党もあっさり通しておりますから、国会における議事録、討論、その要旨をひとつボンの連邦政府から集めていただきたい。


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 外務委員会 閉会後第1号(1962/10/31、6期、自由民主党)【議会役職】

○理事(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開催いたします。  岡崎委員長が海外旅行中ですから、私が委員長の職務を行ないます。  まず委員の異動について御報告いたします。去る十月二十二日佐多忠隆君が辞任され、その補欠として近藤信一君が選任されました。十月三十一日近藤信一君が辞任され、その補欠として佐多忠隆君が選任されました。
【次の発言】 次に国際情勢等に関する調査を議題とし、質疑を行なうことといたします。御質疑のおありの方は、順次御発言をお願いいたします。
【次の発言】 ちょっと羽生さん、志賀防衛庁長官は十一時まで欠席して十一時以後に来られますから、その節御質問下さい。

第41回国会 外務委員会 閉会後第2号(1962/11/01、6期、自由民主党)【議会役職】

○理事(鹿島守之助君) ただいまから外務委員会を開催いたします。  本日は、国際情勢等に関する調査を議題といたします。  御質疑のおありの方は、順次御発言をお願いいたします。
【次の発言】 大臣、どうもありがとうございました。
【次の発言】 通産省から輸出振興部長と市場第三課長、二人見えておりますから。
【次の発言】 よく注意しましょう。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記始めて。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 では、本日はこれにて散会いたします。    午後一時三十一分散会

第43回国会 外務委員会 第3号(1963/02/05、6期、自由民主党)

○鹿島守之助君 賠償の説明と関連いたしまして、賠償は進んでおりますけれども、経済協力というものは進まない。それと一緒にまたひとつ説明をしていただきたいと思います。

第43回国会 外務委員会 第10号(1963/03/07、6期、自由民主党)

○鹿島守之助君 それに関連しまして、今予想外に、タイ国に対して技術援助を八百万ドルも実は受取り勘定になっておるのですが、その内容はどんなものでございますか。件数は六件あるのですが、大体どんなものですか。
【次の発言】 それが八百万ドルになるのですか。

第46回国会 予算委員会 第8号(1964/03/06、6期、自由民主党)

○鹿島守之助君 当面の重要な政治、外交問題につきまして、総理大臣、または外務大臣に若干の質疑を行ないたいと存じます。  まず、超党派外交についてお伺いいたしたいと存じます。超党派外交については、衆参両院においてしばしば論議された問題でありますが、最近民社党西尾委員長が「外交の争いは水ぎわまで」とのスローガンのもとに、超党派外交を強く主張され、去る一月二十五日の第六回民社党全国大会においても、この点が強く打ち出されております。西尾氏は超党派外交の手始めとして、「一、外交の重要問題について、各党の党首は時に触れて話し合い、重要な情報について共通の認識を常に得るよう努力を行なうこと。二、儀礼的外交に……

第48回国会 外務委員会 第5号(1965/02/25、6期、自由民主党)

○鹿島守之助君 それに関連して、実業家の立場から見ますと、この条約はぜひやってもらいたい。私のほうでは、ビルマ賠償で、その税金かけて、ビルマが非常に高いんですよ。あれは賠償だから、それでだいぶ長い間議論しましてね、向こうからかけてくる税金といったら、日本よりもはるかに大きいんですよ。そうして個人の、われわれの送った労務者だとか、社員から取る税金、そういうようなものは、これはもう計算が非常にこまかい。仕事が済んで、散っちゃっているのに、それを一々向こうの、ビルマの税法によってやっている。たいへんなことです。あれば非常に助かる。これは私が実業家の立場から、事業する立場として、二重課税防止は一日も早……


7期(1965/07/04〜)

第55回国会 外務委員会 第10号(1967/06/13、7期、自由民主党)

○鹿島守之助君 それに関連いたしまして、いまの岡田委員の言われるのに全く同感なんです。できるだけアジアを包含する。しかし、いままでのあれから言いますと、私は経済団体に関係していますが、これはスカルノのいた時分ですが、インドネシアそれからビルマ、カンボジア、あの辺に参加を求めたのですけれども返事がないのですね。やはり自由主義国だけの段階です、あれは過去において。あるいはそういう一ぺん招待すれば中に入るということがあるかもしれないと思いますが、われわれの関係する経済団体では、そういうアジアだけ一緒にやろうじゃないかといっても、向こうのほうからそれに乗ってこないという事実もあるのです。しかし、これか……

第55回国会 外務委員会 第21号(1967/07/20、7期、自由民主党)

○鹿島守之助君 私あたりの関係しておる会社でも、持ち出そうとすれば持ち出す問題はあります。それで私はこれはぜひ通してもらいたいのです。野党の方にも通してもらいたい。通したからと言って、害にはならない。それから、いまやっている資本の自由化の問題、こういうふうな問題に関連して、日本でもこれから続々と東南アジアであろうが、南米であろうが、あるいは将来アフリカ、こういうあたりにも投資が非常に始まる。そこで、こういう問題、この条約を活用するチャンスというものは非常にあると思うのです。ただ、いま杉原さんが注意された六十九条ですか、これはひとつ三井さんにもお願いしたいのですが、日本の訴訟法において、七百八十……



各種会議発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第19回国会 通商産業・建設連合委員会 第1号(1954/06/01、3期、自由党)

○鹿島守之助君 それに関連いたしまして実は建設業者はこの十一条についしは非常に大きな不安を持つておりますので、この五月の十二日に全国建設業協会会長清水康雄、社団法人土木工業協会会長鹿島守之助、私と連盟でこれは慎重審議の結果参議院議長河井彌八殿宛に十一条の問題について陳情書が出ておるのです。読上げて見ます。   「河川法等の規定に基き砂利の採取又は払下の許可をする者は、……砂利採取業者が砂利採取業の合理的経営を維持できるように考慮して許可するものとする」との規定は、砂利採取専業者を保護する半面において、砂利採取専業者の独占を強め、価格の高騰を来たす虞れが少くない。従来電源開発、治水、鉄道、道路等……

第22回国会 内閣・決算委員会連合審査会 第1号(1955/06/09、3期、自由党)

○鹿島守之助君 右にちょっと関連しまして、私も実は今度初めて決算委員会にきた者で、よく事情を知らないのですが、ここへ参って皆さんの意見を聞いてみますと、検査を受ける側、商人だとか請負人が非常に悪いことを要求する、そういうために今度局が四局が五局にふえるのですが、ふえるのももっと監督を厳重にするという趣旨だろうと思います。趣旨はけっこうでございますが、私自身としていろいろ政府の事業を受持ったり、やった者の立場から見ますと、一方的に判定されまして、われわれの方では……。アメリカではクレームといいますが、人民の権利が非常に認められておりまして、官庁なり、あるいは会計検査院の裁定なり、決定に対しては異……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

鹿島守之助[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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