国会議員白書トップ参議院議員高橋衛>委員会発言一覧(全期間)

高橋衛 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

高橋衛[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは高橋衛参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。高橋衛参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第16回国会 経済安定委員会 第3号(1953/06/25、3期、自由党)

○高橋衛君 都道府県で国土調査をいたします際に、国で基準なり計画なりを統制することはできると言いますが、調査の質自体の調整はむずかしいのじやないか。言い換えれば、その調査が技術的には余り役に立たないというような場合には、改めて国で以て最初からやらなければというふうなことがやはり相当起り得るのじやないかと思うのですが、而もそういうふうな計画が基本になつて国土開発計画というものが又それを基本にしてやるというようなことが起り得る場合があるのですが、そういう場合にはどんなことがなし得られるか、国としては。
【次の発言】 いま一点ですが、水の調査をいたします際府県団体にやらせるという建前になつているが、……

第16回国会 経済安定委員会 第4号(1953/07/07、3期、自由党)

○高橋衛君 離島振興については、所属するところの都道府県では、特別の負担をするということは、全然お考えになつておりませんか。言い換えれば、例えば、新潟県とか、又は、長崎県とかいうふうな県はそれぞれ離島を自分の県の範囲で持つておるわけですが、従つて小数の人であるがために、県自体としても、十分な施設が行われないという憾みが多い。そういうような観点から県議会として、生活には配慮すると同時に、国でもそれに協力するという行き方であるべきが趣旨じやないかと思います。この点どうですか。
【次の発言】 そうしますと、提案者の御趣旨としては法律につき、法律上の義務とはしてないけれども、所属都道府県においては、当……

第16回国会 経済安定委員会 第6号(1953/07/14、3期、自由党)

○高橋衛君 この離島振興法案で現在審議中の二十八年度の予算上予定せられておる予算の金額は幾らになつておりますか。
【次の発言】 同時にお聞きいたしたいのでありますが、その対象になつている離島について予算二十八年度の現に審議になつている予算がこの法律が出ることによつてその予算がどの程度に変更されるかという点と、又この法律に関連して新らしく予算を必要とするか否かという点、それからいま一つはこの離島振興法案の対象になつているという事業とこれと割合に近似の関係にある僻地等の事業についてのバランスをどうとるかと、それが現在の法制上どの程度に可能なりや否やという点、その点だけ政府側の見解をお聞きしたい。

第16回国会 経済安定委員会 第9号(1953/07/28、3期、自由党)

○高橋衛君 これは審査の参考になると思いますので、大体経過をお話願えると非常に結構だと思いますが、新聞の報ずるところによりますと、只今御説明になりました点以外に、二点ばかり重要な点において論議になり、結局結論的には修正になつたようでありますが、その点の修正案が提出され、それが採用されなかつた事情を、理由を一つ御説明願います。

第16回国会 経済安定委員会 第10号(1953/07/29、3期、自由党)【議会役職】

○理事(高橋衛君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。

第16回国会 経済安定委員会 第12号(1953/08/04、3期、自由党)

○高橋衛君 只今公正取引委員会が非常になめられているという原因について、いろいろ論議があつたのでありますが、私は別の観点からそういうふうな原因が、そういうような事実があつたとすればあつたのじやないかという感じを持つているのであります。先ず第一にこの独占禁止法というのをいろいろ読んで見ますと、非常に広汎な複雑な規則であつて、恐らく何人もどういう共同行為が違反でないかということを確言することが非常に困難じやないか、従つてこの程度までは、恐らくは公取も目を瞑られるのじやないかというふうな漠然たる意識で以て、多くの経済行為をなさざるを得ないというところに、一つの原因がありはしないか。それからいま一つは……

第18回国会 経済安定委員会 第1号(1953/12/04、3期、自由党)

○高橋衛君 二十七年の一年では……。
【次の発言】 いつ現在ですか。
【次の発言】 何ですか、二十九年度予算編成及び税制改正に関する意見書の提出についてと書いてありますが、これには八千万ドルと書いてありますが、これは暦年ですか。
【次の発言】 国際通貨基金のやつは全然別ですか、一億九千万ドル……。
【次の発言】 こめてですね。
【次の発言】 一番低い階級と高いところでどの程度の……。
【次の発言】 消費者米価の引上げの影響を平均して〇・八七%ということになつておりますが、その前に本年の凶作によつて闇物価が相当上つているという事実があるわけなんですが、その闇物価が上つたということによつて、消費者……

第19回国会 議院運営委員会 閉会後第4号(1954/09/20、3期、自由党)

○高橋衛君 私は、只今加賀山委員から御提案になりました動議に、自由党を代表して反対するものであります。(「おかしい、おかしい」と呼ぶ者あり)先日、私は初めて議運の委員になつてこの席に出席したのでありますが、その際突如として、小笠原動議なるものが出て来て、私はその議事運営の方式について愕然といたした次第であります。幸いにして加賀山委員の御発言により、又小笠原委員等もこれに対する非常な反省の態度をもつてお考え直されたという点については、最大の敬意を払うものでありますが、およそ民主政治というものは寛容と忍耐と節度、こういうものによつてやつて行かなければならないのであります。然るに前国会以来、参議院の……

第19回国会 議院運営委員会 閉会後第5号(1954/10/11、3期、自由党)

○高橋衛君 まあこれは一つの意見ですけれども、「力を憲政のために尽され、」というのは少し何か弱い気がするのですが、例えばその一生を憲政の発達のために捧げられ、その功績顕著なる、こういう書き方は如何ですか。
【次の発言】 別に固執はしません。

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第1号(1954/07/19、3期、自由党)

○高橋衛君 私はこの六・八%の値上げ、いいとか悪いとかいう問題と全然別に、根拠について少しばかりお伺いいたしておきたいと思います。  先ず第一に、申請の根拠になるかも知れませんが、同時に査定の根拠になると思いますが、値上げを総平均においては六・八%ということになつておりますけれども、電燈、電力並びにその内訳についてそれぞれ値上げの率が相当大きな差があるのであります。これはそれぞれ産業政策その他の観点からも検討されたことであろうと思いますが、非常に重要な点であると考えますので、根本的にどういうふうなポイントから、どういうふうな基準からこういうふうな決定の仕方をされたか、特にお伺いいたしたいと存じ……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第3号(1954/07/21、3期、自由党)

○高橋衛君 私は中小企業一般に関しまして、約三点について御質問申上げたいと思うのであります。  先ず第一点は昨日中小企業庁長官から先般の通産委員会における決議に対する御説明があつたのでありますが、その中で親企業振出しの手形不渡によつて生ずるところの苦難打開のために適切な措置を講ずるという点であります。私は先般北陸におけるところの企業の実態をいろいろ調査して参つたのでありますが、今年春以来私どもが想像していた以上に非常に困難な窮境にあるのであります。ところがこの困難な原因は大体分析すると二つある。一つは全般的な金融の引締という点から来ておるのでありまするが、いま一つの点はやはり親企業と申しまする……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第4号(1954/08/03、3期、自由党)

○高橋衛君 それでは総合エネルギー対策その他経済政策の調査に中部、北陸班として参りましたものの報告をいたします。参加議員は私と天田議員であります。そのほかに終始酒井議員、富士田議員が参加され、又現地において大谷議員も参加されたのであります。七月の三日から十日までの七日間の間に佐久間の発電所を初めとし、最後には黒部の峡谷にあるところの発電所を視察いたしまして終つたわけであります。  報告を大体二項目に分けていたしたいと存じます。第一は電源開発の問題であります。私どもが視察いたしましたのは主として水力発電の問題でありますか、この水力発電、電源開発についても幾つかの難関があるのであります。そのうち視……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第5号(1954/08/04、3期、自由党)

○高橋衛君 電力問題に関しまして、先般私ども中部、北陸地方を視察調査をいたしたのでありますが、その際北陸電力当局の話によりますと、電力料金をそのまま据置きにし、且つ電力調整金並びに他電力会社に対する売電単価を同一にすると仮定すれば、本年の九月末の決算においては北陸電力は二億五千万円の赤字になるという報告を聞いたのであります。先ほど来電力については、現在の法制上の建前から言えば原価主義による、原価主義ということは各電力会社個々についての原価主義であるという建前から申しまするならば、北陸電力会社自体について如何なる措置をとつて今回の措置を合理化すると申しますか、善処することができるか、その点につい……

第19回国会 通商産業委員会 第8号(1954/02/12、3期、自由党)

○高橋衛君 私は国際収支の改善という面から二、三の点を御質問申上げておきます。御承知の通り二十八年度は上半期においては貿易は大体収支とんとんであつたのでありますが、又下半期におきましても初めにおいては大体とんとんに行けるという予想の下に外貨予算が作られたのでありますが、極めて短期間にこれが一億九千万ドルという赤字を出す予想に変つて参つたのであります。而もそのほかに例えばIMFの五千万ドルとか、線花借款の差引き三千万ドルというようなものを加えますと、約二億七千万ドル以上に上るところの赤字が短期間に生じたということに相成つたのであります。政府は二十九年度予算をこれらの見地から何とかして物価の引下げ……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第8号(1954/09/17、3期、自由党)

○高橋衛君 私は今回の電力料金の改訂に関連しまして、各電力会社間の問題について三点伺いたいと思いますが、一点は、先に九電力会社に分割いたしました際に、それぞれ電力料金等の点も考慮に入れておつたと思いますが、例えば北陸電力、東北電力等において、相当コストの安い非常にいい発電所を東京、又は関西等に所属せしめたという事柄があるのでありますが、その結果その都市としては相当安い電力が得られたにもかかわらず、高い電力を供給しなければならないという、いわば発電所の所属の関係からそういう結果が起つておりますというのは、否定すべからざる事実だと思いますが、こういうような点について、今後料金改訂をする際に、何らか……

第19回国会 通商産業委員会 第9号(1954/02/16、3期、自由党)

○高橋衛君 オオタ自動車の寺沢さんにお聞きしたいと思います。非常に幼稚な質問で恐縮でありますけれども、オオタ自動車の説明書を読んで見ますると、最近売上がぐんぐん殖えている。それ以上に又受取手形、売掛金が殖えて行つているのでありますが、それにもかかわらず支払のほうは殆んど殖えていない。漸次改善されているという状態でありまして、非常に敬意を表するのであります。一方貸借対照表、それから益損計算書を読んで見ますと、非常にいい成績を年々挙げておられます。而も最近急に増資を進めて参つておられますが、勿論増資ということは、それ自体、日本産業の全体が自己資本と借入資本との比率が非常にアンバランスでありますが、……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第9号(1954/09/18、3期、自由党)

○高橋衛君 只今の点につきまして関連してちよつと御意見を伺つておきたいと存ずるのでありますが、もとより電力料金を、例えば電発で以て却売までやる場合におきましても如何にきめるかということは国において、又は国会等においてきめるべき性格のものではあると思いますが、とにかく御意見を承わる以上我々としても念を押しておきたいと思います。  先ほど総合原価主義ということをお話になりましたが、総合原価主義という言葉は全国の開発した電力全部を総合して一つにお考えになるか、例えば九州における球磨川の場合に、その球磨川の発電所の原価、又は奥只見の原価、それはもう平均してお考えになるのか、それとも奥只見は東北と関東と……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第10号(1954/10/12、3期、自由党)

○高橋衛君 先般の十九国会において、自転車競技法等の臨時特例に関する法律というものができまして、従来国庫納付をしておりました競輪等の収入の一部を、国庫納金を廃止いたしまして、新らしく自転車振興会連合会等に一定の割合を以て納めさしてそれを自転車工業その他機械工業等に対する振興のために使うという、いわゆる変則的な方途を講じたのでありますが、この法律は御承事の通り、本年度一年限りの法律であつて、明年三月三十一日を以て効力を消失するという建前に相成つておるのであります。この予算の要求を見てみますと、この予算の要求がそれに該当するかのごとく、歳出の要求が計上されておるのでありますが、その歳入面については……

第19回国会 通商産業委員会 第12号(1954/02/23、3期、自由党)

○高橋衛君 ガス主任技術者に関連して二、三お伺いしたいと思うのであります。この規定は随分古く内務省令ですか、商工省令等に基礎を置いてやつて頂いたのでございますが、今までにガス主任技術者として試験を通つた人と申しますか、資格のある人の数がどの程度あるか。資格、種類別に、甲種、乙種別に数をお知らせ願いたい。  それから第二点は、まあその数によつて判断をしたいと思うのでありますが、年々これは試験をしておられるかどうか。非常に事業場の数もそう多くないようでありますが、こういうふうな試験というものが非常に程度の低い時代においては必要だつたかも知れませんが、こういうふうに相当産業程度の発達して来た現状にお……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第12号(1954/11/09、3期、自由党)

○高橋衛君 私はこの問題の解決が非常に困難な問題だと思つているのでありますが、よく問題の解決に三万損とか四方損とかいう言葉がございますが、この問題についても政府も相当に努力しなければならん、経営者も同様で、それから需要側も重油転換の問題においてそれぞれ負担しておるわけでありますが、同時に労務者の諸君も、この問題について本当に協力して衷心からこの再建に協力するという心がまえがなくてはこの問題は到底解決ができないと思うのですが、今後も我々は勿論労働条件の改善ということは非常に重要な問題でありますから、その問題については衷心から賛成しておるのでありますが、この点については炭労の委員長として阿部さんは……

第19回国会 通商産業委員会 第13号(1954/02/25、3期、自由党)

○高橋衛君 イランの石油に関連してもう一点だけお聞きいたしておきたいのでありますが、先ほどから英国に遠慮をして日本の石油の輸入を控えておるというふうな御答弁でありますが、これは日英貿易協定の一つの条件になつておるのであるか、それとも又は貿易協定に関連するところのスワツプですか……に関連する一つのはつきりした条件的なものがあるのでありますか、それとも単純に紳士的な態度といいますか、日本人のいわゆる遠慮、言葉通りの遠慮という立場からしておられるのか、その点のことをはつきり一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それは条件になつておらんとしても、例えば文書の交換とかいうふうな形において行われて……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第13号(1954/11/10、3期、自由党)

○高橋衛君 葛西さんにお尋ねいたしたいと思いますが、人体損害保険については民営と組合によるものとがある、現在片方は法律の監督を受けておるが、片方は野放しでとにかく並存してみますと大体三分の一又は四分の一であります。一つの数字を申上げますと昭和二十七年度におきましては保険料収入は六百八十六億円、支払保険金は百七十億円でありまして丁度四分の一以下であります。かような点からとにかく将来の以上災害に対するところの責任準備金というものを考えなければ、相互保険によつて例えば協同組合がこれをいたします場合においても非常に安い料率でなし得るということが当然浮んで来る。そこから当然こういう恩典を受けてるにもかか……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第14号(1954/11/11、3期、自由党)

○高橋衛君 山本政務次官並びに企業庁長官に一点だけお伺いしておきたいのですが、山本次官は金融の権威であられるので、私としては最近のこの金融関係について非常な心配を持つておりますので、この点についてまあ専門的と申しますか、もう少し我々が安心ができる意味においての御説明をお願いしたいと思うのであります。と申しますのは、最初に記内長官から最近全般的に政府資金の撒超の結果金融は緩んで来ておる。併しながらその面が中小企業のなにと必ずしも一致しないというところから、中小企業についてはこういうふうな別途の相当思い切つた措置をしなければいけないのだという御説明があつたのであります。ところが、例えば農協に集まる……

第19回国会 通商産業委員会 閉会後第15号(1954/11/12、3期、自由党)

○高橋衛君 この問題は、或いは電源開発会社のほうにお聞きするよりも公益事業局長に御答弁を願つたほうがいいかとも考えるのでありますが、一点だけお伺いいたしたいと存じます。それは先ほど非常にほめられて然るべきであるという御説明でありました大井川水系の発電について送電線を共用するというお話でございますが、それとの関連もあるわけでありますが、例えば御母衣の発電所を増築されることにつきまして十七万キロの発電が得られ、併しながら同時にそれは下流の関西電力の各発電所に対して相当大きな実質上の利益を与えるのであります。然るにこの工事費はすべて電源開発会社でお持ちになる、従つてこれをこのまま放置するときは国の国……

第19回国会 通商産業委員会 第20号(1954/03/16、3期、自由党)

○高橋衛君 この一、二の要件につきましては、先ほど小林委員の質問に対しまして、大体一カ月ぐらいの間に処理ができるだろうという御答弁でありますが、そうするためには、契約をした者が一の証明、又は二の事項についての調査事項等を添附して承認の申請をするということが必要になるのじやないかと思う。そうしなければ事務が迅速に運ばないのではないかと思いますが、そういうことについては処理規程か何かで以てそういうことを義務付けなさる予定でありますかどうか。
【次の発言】 この法律につきましての問題は専ら運用にあるという点は、先ほど来各委員の御意見の通りであると存じます。先ほど豊田委員からの御質問に対しまして、各省……

第19回国会 通商産業委員会 第22号(1954/03/23、3期、自由党)

○高橋衛君 委員長が取りまとめていろいろ、非常によく御研究なすつて代表して質問して頂けるということは非常に私は能率的であつて、結構だと思います。ただこういうことに私素人でありますので、念のためにお聞きいたしておきたいのでありますが、委員長の御質問の中に相当意見に亘るのがあるのでございますが、その意見は委員会の意見としての御質問でありますかそれとも委員長個人の意見として……。
【次の発言】 それからもう一点、只今の御議論の点でありますが、私自身の個人的な見解といたしましては、税について最近余りに多くの経済政策が盛込まれ過ぎるという感じを持つておるのであります。御承知の通り経済政策は補助金によるか……

第19回国会 通商産業委員会 第23号(1954/03/25、3期、自由党)

○高橋衛君 先ほどの御説明の中に、外国においてもこういうふうな探鉱の促進であるとか、その助成の措置について強力な施策が行われているということでありますが、それらの資料がございましたらお願いしたいと思います。  それからもう一つ、この仕事はすべて挙げて帝国石油鉱業でありますか、その会社にやらせることになると思うのでありますが、株主名簿のほかに現在の役員名簿並びに業務規程と申しますか、如何なる人がどういつた権限を持つているかということについての資料がございましたら頂きたいと思います。
【次の発言】 東京都の遠藤さんにお伺いしたいのでありますが、私も余り研究しておらんのでございますが、ガス事業に対し……

第19回国会 通商産業委員会 第25号(1954/03/29、3期、自由党)

○高橋衛君 大臣もお忙しいでしようけれども、一言ちよつとこの際御説明をお願いしておきたいと思うのですが、先般電力料金の値上げの問題について、いよいよ政府の方針をおきめになり、業者をお呼びになり、懇談せられたということが新聞に報道されておつたのですが、政府のおきめになつた大体のお心がまえといいますか、方針といいますか、というものについての御説明と、並びに電力会社とお話しになつた結果の大体見通しというものについての御説明を頂きたいと思います。

第19回国会 通商産業委員会 第40号(1954/05/17、3期、自由党)

○高橋衛君 先ほど鉱山局長の御説明によりますると、大体五百三十七万キロベースで、農漁村用と申しますかね、使うのが百八十万キロくらいであつたという御説明でありますが、又同時に先ほどの御説明によりますというと、小売特約店の段階においてはコントロールが非常に困難であるというお話でございます。私は実は恐れますのはこういうふうな行政措置による抑制というものが結局は大産業においてはそれほど困らないで、実際に必要な農漁村用のものが非常な困難を感ずるという結果になりはしないかということを非常に恐れておるわけでございますが、その辺については何か十分に安心のできる方法が講じられておるのでありますか。その点一つお伺……

第19回国会 通商産業委員会 第46号(1954/05/25、3期、自由党)

○高橋衛君 この昭和二十九年度の予算が御承知のように一兆円以内の均衡予算でありますということと、並びにそれと相符合して金融引締政策が相当強化されて参りましたことは、これは日本の国際収支の改善その他我が国経済の再建のために止むを得ない措置であると私どもは考えておるのでありますが、併しながらその結果としてそのしわ寄せがややもすれば中小企業に行われるという事態が漸次現われて参つておるのであります。私どもはこの今回の新らしい経済政策を何とかして中小企業に悪い影響を及ぼすということを緩和して行く、何とかして調整して行くということが最大の急務であり、又非常に重要なポイントであると考えておるのであります。こ……

第19回国会 通商産業委員会 第47号(1954/05/26、3期、自由党)

○高橋衛君 通産省の当局に御質問を申上げたいのでありますが、この法律に基きまする収入の予定は約七億五千万円程度に相成つております。而してこれが使途につきましても一応試案として、例えば自転車産業振興関係に三億円その他というふうに試案に提示されておるのでありますが、これらの使途につきましては、一般の国の予算と異なりまして何ら款項目の区分もなし、専ら主務大臣の計画並びに指示によつて自由に処し得る建前に相成つておるように考えられるのでありますが、併しながら何と申しましてもこれは公の金でございますので、これが使途については遺憾なきを期することが必要であります。又これらの使途が本当に適切に有効な方面に使わ……

第19回国会 通商産業委員会 第49号(1954/05/28、3期、自由党)

○高橋衛君 私はこの法案に賛成でございます。政府は二十九年度予算編成に当りまして、特に国際収支の改善のために緊縮予算を編成をし、且つ金融施策も又引締をいたして参つているのでありまするが、これらの一般的な方策のみを以てしては、到底いわゆる現在するところの二重価格を解消して輸出の振興を図ることが困難であります。硫安工業につきまして、今回それに加えて更に硫安工業の合理化並びに輸出を一本化することによつて輸出力を増進するという方途を講ぜられる法案を提案されたことは、私ども衷心から賛成するところであります。ただこの法案につきましては、先ほど加藤委員から特に指摘されましたように、非常に不安な点が多く感ぜら……

第19回国会 通商産業委員会 第50号(1954/05/29、3期、自由党)

○高橋衛君 私はこの法案に賛成をいたします。併しながら後ほどこれについての修正の動議を提出いたしたいと思います。  この法案はすでに成立をしました二十九年度予算の編成の過程におけるところのその後を救済するために止むを得ず行われたところの窮余の法律と認められるのでありまして、必ずしも当を得ない法律のように考えられるのでありまするけれども、併しながら当面機械工業等の振興に必要な措置として、又一年限りの暫定的な過渡的な措置であるという点において止むを得ないものと考えるのであります。なおこの法律の実行に当りましては、運営に当りましては、公正且つ効率的な運用をいたして、その万全を期するということ、並びに……

第19回国会 通商産業委員会 第51号(1954/05/30、3期、自由党)

○高橋衛君 私はこの肥料の需給安定につきまして、通産省とか農林省とかいうことについて権限争いに介入するという気持はもとよりないのでありますが、とにかく政府としてはその両者の間が円満に行かないということが一番国民としても困ることでありますので、こういうふうな法案の修正ができた際におきましては、その間の解釈を今後実行に当られるところの政府部内の調整役ということでございますから内閣の法制長官にその点について一応お伺いしたいと存ずるのであります。  先ず第一に、先ほど奥野局長から御答弁があつたわけでございますが、繰返して念のためにお伺いしておきたいと存じますのは、第七条の第二項に「農林大臣の指示による……

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/04/12、3期、自由党)

○高橋衛君 井上さんにお聞きいたしますが、冒頭の証言で一月の八日に県教組の委員長がこの件について陳謝をしたということをたしか言われたように思うのでありますが、なぜ県教組の委員長がこの件について陳謝をされたか、その内容について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 簡単に、内容だけ。
【次の発言】 ちよつと、その内容が悪いから陳謝したのか、手続が誤つたから陳謝したのか、どちらですか。

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/04/13、3期、自由党)

○高橋衛君 二、三点お尋ねいたします。生永校長は二十七年の四月一日にこの学校の校長として就任されたのですか。そうでございますね。
【次の発言】 それで先ほどのお話の中に、あなたの学校の教諭に西願寺守という先生があるというお話でございますね。
【次の発言】 その先生の経歴なり物の考え方ということについて生永校長として見られたところを御説明願いたい。
【次の発言】 私はこれがいいとか悪いとかいう問題でなしに、善悪の批判は別にして事実だけをお聞きしますから御承知願います。昭和二十七年のこと、高等学校の教諭の人たちが数人で以てマルクス・レーニン主義、資本論というものを課題として学校でプリントをお作りに……

第19回国会 文部委員会 第27号(1954/04/23、3期、自由党)

○高橋衛君 御手洗先生に一点。田中君から御質問申上げた刑罰法規に関する問題についてお尋ねをいたします。  御承知のように先ほど詳細に御説明がございましたように、高知の例えば教研大会の第八分科会におけるところの決議、これも共産グループの強力な働きかけによつてああいうことが行われたということが言われておるのであります。又教職員組合においてもその中心をなすものは殆んど大部分が専従者であつて、言い換えれば学校の教職員としては休職になつた……「(休職にはなつておらんよ」と呼ぶ者あり)休職になつておるところの専従者が殆んど中心になつておると私は認識しております。普通国家公務員においても現業の職員組合或いは……

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/04/30、3期、自由党)

○高橋衛君 これにて一切の質疑を打切ることの動議を提出いたします。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第3号(1954/03/11、3期、自由党)

○高橋衛君 この参考人の選定はすでに委員長理事会において御決定になつたものであろうと存じますので、あえて異議を申立てる趣旨ではございませんが、やはり参考人は各方面の意見をあらゆる角度から述べて頂くというふうな選定の基本方針であるべきはずだと思いますが、この案で見ますると補助金を減らされる受身の立場にある人の関係が殆んど大部分選定されておる。もつと大きな立場から補助金制度全般についてどうあるべきかという点についての参考人を選定するという観点が抜けておるように思われるのでありますが、その点はどういうふうにお考えになつておるのでありますか、一応伺つておきたいと思います。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第11号(1954/03/30、3期、自由党)

○高橋衛君 関連質問。私はこの性病予防に関するところの補助金に関する法律は、勿論それに必要なる経費の二分の一なり四分の一なりを補助するという建前になつておりますが、何が必要なる経費かという問題については、これは政府に認定権がある。従つて非常に贅沢な高いお医者さんを使つた場合、又は非常に高い薬を使つた場合にそれをも全部カバーする趣旨で法律が出ている。言い換えますと、各県又は各市それぞれ一つの標準的な、国家としてこの程度は絶対に必要であるという基準をお設けになつて、その基準に従つてそれぞれの決算を精算の際政府として査定せられ、この範囲までは国家として必要な部分であると認めて、それに対して二分の一な……

第21回国会 人事委員会 第3号(1954/12/17、3期、自由党)

○高橋衛君 私は只今千葉委員の提出されました動議に関連して、この動議に対する政府の所信を伺つて、我々が判断する参考にしたいと考えておる次第であります。この要望の内容をなすものは、公共企業体職員については一・二五ケ月分に今回増額しようということに相成つておりますが、一般公務員については、これはなかなか現在の法制上でき得ないという状況にあることは、大臣も政府も御承知のことだと考えるのであります。殊に或る官庁等におきましては、例えば今まで超過勤務を相当激しくやつておつたにかかわらず、それが支給されておらない。その支給されておらない部分をこの際一括して支給するというような方法によりまして、合理的にそう……

第22回国会 議院運営委員会 第20号(1955/06/03、3期、自由党)

○高橋衛君 私は、この規程案の字句の解釈について小委員の方にお聞きいたしたいのであります。  第五条の第一号、第二号では、参考資料の作成と、こうなっておるのでありますが第五号においては、資料の収集整備という文字が使われておる。本来資料というものは、収集整備すべきものであって、作成すべきものではないと私は考えるのでありますが、特にこの場合に作成とお書きになったのは、何か特殊な意味があるのでありますか。
【次の発言】 しからば第五号の場合においては、そういうふうな意味の資料の整備という作業は目的としない、さように考えていいのですか。
【次の発言】 第一号と第二号の場合には、資料の作成と言い、第五号……

第22回国会 商工委員会 第1号(1955/03/28、3期、自由党)

○高橋衛君 資料としてお聞きいたしておきたいのでありますが、先ほどの通産大臣の御説明によりますると、平日におけるところの競輪等はなるべくやめさせるという御方針のようでございますが、そういうようなことをいたしました場合に、従来までは大体年間二十億円、ないし二十一億円を国庫納付金、または納入金という形によって納めて来、それが地方財政に寄与し、または産業振興に振り向けて来たのでありますが、そういうようになった場合においてその金額がどの程度に減るか、その辺の具体的な数字を計算されたものを御提出願いたいと思うのであります。
【次の発言】 私のお聞きいたしたいのは、たとえばこの法律が二カ月暫定的に延期され……

第22回国会 商工委員会 閉会後第1号(1955/09/15、3期、自由党)

○高橋衛君 先ほどの河野さんの質問に関連してお尋ねしておきたいと思うのでありますが、砂糖の差益の一部を業者に積み立てせさることについて、大体そういう申し合せができておるということでありますが、これは砂糖業者に積みたてさせることであって、政府として特殊物資資金特別会計の歳入というものにはならない、従ってあの金は輸出入銀行の政府の投資ということに予定されておったのでありますが、輸出入銀行の資金関係がどうなっているか。またあの政府資金によるものと、しからざるものと比較いたしますと、資金コストが非常に違っておりますが、その点は相当支障が生じておらないか、その点については政府はどういう措置をとっておられ……

第22回国会 商工委員会 第2号(1955/03/29、3期、自由党)

○高橋衛君 ちょっと関連して……ただいまの大臣の御答弁で大体わかったのでございますが、ただいまの御説明によりますと、強制じゃなしに行政指導でいかれるということでございますが、その行政指導によって果してなし得るかどうか、それについては何らか許可の際における命令条件その他の面から、事実上ある程度の強制を加えるという自信がおありかどうか、その点を一つ伺っておきたいと思います。
【次の発言】 私のお聞きいたしておりますのは、地方団体がみずからの地方財政の悲況にある現況におきまして、政府の行政指導に応じないところが十分あり得ると私は考えるのでありますが、そういう場合に、たとえば法律に基くところの措置をお……

第22回国会 商工委員会 閉会後第2号(1955/09/16、3期、自由党)

○高橋衛君 通産大臣がおみえでございますので、長年問題になっておりました四日市の旧燃料廠の払い下げ並びに施設の活用方針が先般の閣議了解において御決定になったようであります。それに関連いたしまして、その内容についても一応新聞等では拝見いたしておるのでありますが、御説明を願いたい。と同時に、あれが新聞の報ずるところによりますると、閣議決定でなしに閣議了解になっております。しかもアメリカにおけるところの河野農林大臣の横やりによってそうなったというようなことが伝わっておりまするし、またそれ関連いたしまして東海硫安の問題と、いろいろ新聞等においては流説が伝わっておるのでありますが、国民としては非常にこの……

第22回国会 商工委員会 第3号(1955/03/30、3期、自由党)

○高橋衛君 おくれて参りましたので経済六カ年計画について、あるいは御質疑になったのかと思いますが、ただいまいただきました資料の点について一、二の点だけちょっとお伺いしてみたいと考えておるのであります。  その第一点は、この六カ年計画の前提として一つの問題、物価については二十八年度を基準にしておられる、ところが二十九年度においてすでに卸売物価が五%程度下落しておる。しかも基本的なものの考え方としては物価の低下を予想するというふうに規定しておられるのでありますが、五%下っており、さらに物価の低下を予想するということを前提にしておられる。その物価低下の予想の程度、どの程度に低下を予想しておられるか。……

第22回国会 商工委員会 第5号(1955/05/17、3期、自由党)

○高橋衛君 ちょっと今の問題をもう一点だけ聞きたいのでございますが…。過度経済力集中排除法を廃止しまするについて、私は反対は一つもないのでございますが、この法律は占領下の法律であって、相当、何と申しますか、画期的な経済制度についての改革であったわけでありますが、この結果のあとを眺めてみますと、それが相当行き過ぎになっている点がありはしないかというととが感じられるわけであります。また独占禁止法は約二年ほど前に改正になりまして、相当国家の独占禁止そのものに対するところの考え方も変ってきているわけでありますが、現在の公取の独占禁止法に基いての考え方から考えて、この過度経済力集中排除法によって実施しま……

第22回国会 商工委員会 第7号(1955/05/20、3期、自由党)

○高橋衛君 一、二点ちょっとお伺いしたいのですが、中小企業金融公庫法の改正の案の中に、今まで日本開発銀行から借りておったものを産業投資特別会計からの出資に振りかえるという点が一つの重要なポイントになっておるようでありますが、この点につきましては、開発銀行から債権の承継をしたものにつきましては利子を払っておるのであります。この資料によりますと、年三分というものを払っております。今回産業投資特別会計に移しかえをいたしました場合に、支出をいたしました場合には、政府出資に対しては、何と申しますか、配当でありますか、そういうふうな性質のものを出す御予定でありますか、それとも全然そういうふうなものを予定し……

第22回国会 商工委員会 第10号(1955/05/27、3期、自由党)

○高橋衛君 私はこの法律に関連いたしまして二、三の質疑を行いたいと思うのでございますが、まず第一に通産省当局に対してお伺いいたしたいのでございます。第一点は、先般の臨時国会において二ヵ月間の延長を認める法律を承認したのでございますが、その際に政府当局の、特に通産大臣の答弁によりますると、すみやかに通産大臣ははっきりと五月中という言明をされたのでありますが、五月中において競輪法等の基本法にさかのぼって十分検討をするという答弁をされております。また同時に納入金の受入機関として簡素ながらも性格の明確化した新しい機関を設けるという答弁をしておられるのであります。そのことをはっきりとお約束されたのであり……

第22回国会 商工委員会 第20号(1955/06/21、3期、自由党)

○高橋衛君 私は中小企業信用保険法の関係で一点だけお尋ねいたしておきたいと思います。現在現行の中小企業信用保険法の第六条には「保険価額から金融機関がその支払の請求をする時までに回収した額を控除した残額に、百分の八十を乗じて得た額とする。」、これが保険金の規定であります。この回収額という文字解釈でありますが、これは中小企業庁でお出しになった融資保険約款の第九条に、「金融機関がその支払いの請求をするときまでに貸付元本の分をして回収した額」、こういうふうに解釈しておられる、言いかえれば、この回収した額という規定のもとには民法の規定が当然に働いている。そうして利息なり、または取り立ての経費というものが……

第22回国会 商工委員会 第21号(1955/06/23、3期、自由党)

○高橋衛君 今回政府から提案されました中小企業信用保険法の一部改正案は、新たに中小企業の中に酒造組合等を含めること、また保険の対象としての貸付を、現行は六カ月以上という相当長期のもののみに限っておるのでありますが、それを三ヵ月以上に短縮して、適用範囲を広げるということ、また信用保証協会を相手方とするところの保証保険につきましては、新たに中小企業金融公団または国民金融公庫からの借り入れについてもできるということにいたしましたこと、また会社更生法の適用を受けるというような場合におきまして、その適用を受けたということを保険事故とするというような改正でございまして、内容はいずれも現在の中小企業の現状に……

第22回国会 商工委員会 第29号(1955/07/21、3期、自由党)

○高橋衛君 ちょっと永野さんにお伺いしたいのでありますが、昨年来ですか、相当鉄鋼輸出について出血輸出ということが言われておったのでありますが、私ども実績を全然知らないのでありますが、その出血という意味も、たとえば操業度を維持するために相当コストの切り下げができる、その場合の定義が非常にむずかしいと思いますけれども、われわれしろうとのわかりやすい言葉でどの程度の出血輸出が行われておるか。
【次の発言】 今の点もう少し数字的に……。
【次の発言】 ただいまの例としてのお話はよくわかるのですが、実績で、つまり工場原価プラスどの程度、それから総原価からいいますと何割程度の出血か、その実績は……。

第22回国会 商工委員会 第30号(1955/07/22、3期、自由党)

○高橋衛君 先ほどの御説明におきまして、アメリカとの関税協年の結果、多分二千万ドルないし三千万ドルの輸出の増加ができるであろうという見通しを御説明願ったのでありますが、その他の各国に対してはどういう見通しを持っておられるか。  それからいま一つ、日本においてもそれらの外国に対して関税の引き下げをしてきたのでありますが、それが日本に対する外国からの輸入についてどの程度の影響――これはもちろん外貨予算というものを持っておりまして、外貨の割当をしないという事柄と関連してくるわけではありますが、何らかの影響があるかどうか、どの程度の影響があるかどうか。

第22回国会 商工委員会 第31号(1955/07/23、3期、自由党)

○高橋衛君 先ほどの御質問に関連いたしまして、さっきの小野委員の御質問に関連いたしまして若干内容の説明をお願いいたしたいのでありますが、会社の事業計画を見てみますと、十年後には収支計算において四十七億の利益が上るという計算になっております。非常に割のいい会社のようでありますが、この数字の根拠がはっきりいたしませんので、その点をお伺いします。  まず第一に、支出の面におきまして探鉱費として計上しておられます十年間合計に二百五十億、この二百五十億はその前の資金計画において計上しておられます探鉱費、約三百億でありますが、そのうち約五十億というのはこの法律の第一四条によって繰り延べされて残ったものと考……

第22回国会 商工委員会 第32号(1955/07/25、3期、自由党)

○高橋衛君 私もこの法律はあまり勉強しておりませんので、あるいは誤解であるかもしれませんから、その点お答えを願いたいと思いますが、第三条の任意表示の場合においては、その品質を表示する場合に、指定文字によるところの品質の表示であってもよろしいし、またはその指定文字によらない――その指定文字にまぎらわしい表示であってもよろしいということではないかと思います。ところが第四条の場合においては、指定文字によってその品質を表示したものということに指定文字に限定をしております。これを考えてみますと、たとえば純綿といい、あるいはオール・コットンといい、またひらがなで「じゅんめん」と書き、かたかなで「ジュンメン……

第22回国会 商工委員会 第33号(1955/07/26、3期、自由党)

○高橋衛君 私はこの両法案に対しまして自由党を代表して賛成の意を表するものであります。  わが国の原油の生産量は現在年間三十余万キロリットル程度でありまして、わずかに国内総消費量に対して五%にも満たない程度でございます。エネルギーの資源または工業原料としての石油の地位が近来ますます重要の度を加えて参りました点から考えまして、またドイツ及びフランス等において、近年探鉱その他に非常な努力をいたしました結果、それぞれ三倍ないし六倍の増産に成功しているという事実から考えましても、わが国におきましても積極的に国が探鉱試掘に努力をすべきであるということ、しこうしてかような積極的な探鉱試掘によるところの石油……

第23回国会 商工委員会 第2号(1955/12/12、3期、自由民主党)

○高橋衛君 ただいまの御説明で大体はっきりしておると思うのでありますが、この法律は結局砂利の採取の健全な基礎を確立するという、いわば訓辞的な規定が主体をなしていると思うのでありますが、従ってその採取について、たとえば先ほど来御説明のあったような重複許可が行われるとか、きわめて短期間の許可をくれるとかという事柄は、すべて河川法の運用の問題であって、その河川法の運用が適当であるかいなか、また河川法の運用というものがこういうような法律がなければ、そういった見地から運用ができぬのだろうかどうか、その辺のところがどうも私はなかなか了解しにくいのでありますが、その点は別途に委員長にお願いしまして、建設省の……

第24回国会 商工委員会 第16号(1956/03/23、3期、自由民主党)

○高橋衛君 輸出保険法に関連いたしまして、外貨の現在の状況等についてお聞きいたしたいと思うのでありますが、御承知の通り二十九年度非常な逆調であった貿易が均衡財政の結果と、また海外情勢の好転並びに輸出振興策の成果といたしまして、二十九年度、三十年度引き続いて非常な好転を見せておることは御同慶にたえないところでありまするが、従ってまた保有外貨も飛躍的に増大をいたしておる次第でございますが、その保有外貨の中には、たとえばインドネシアに対するもの、韓国に対するもの、さらに近くはアルゼンチンに対するものにおいて相当焦げつきとなっているというふうな種類のものがあるように聞いておるのでありますが、それらの現……

第24回国会 商工委員会 第17号(1956/03/30、3期、自由民主党)

○高橋衛君 私は自由党を代表いたしまして、ただいま議題になっております輸出保険法の一部を改正する法律案に対して賛成の意を表するものであります。並びに先ほど上材委員から動議として提出されました修正案に対して賛成するものであります。本法の改正は、たとえば技術の提供またはこれに伴う労務の提供等を保険の対象といたしまして、海外における建設業の請負等がこの保険の対象となり得るようにいたしたいこと並びに海外にも例のないところの海外投資保険の制度を創設せんとする点であります。しこうして、この海外投資保険の創設に関連して、填補すべき危険の割合を百分の五十と一応政府案においては規定しておられるのでありますが、こ……

第24回国会 商工委員会 第29号(1956/05/08、3期、自由民主党)

○高橋衛君 私は高橋参考人に一点お伺いいたしたいと思います。小売と申しますか、中小商業に関連して、百貨店のほかにもう一つ大きな利害関係を持っているものに、大きな工場であるとか、職域におけるところの購買会の問題があると思うのです。この種の購買会は多くは事業主の厚生施設として行われているのが普通であり、従ってほんとうにペイするラインにおいて行われるということよりは、非常に安く行われている場合があり得ると思うのであります。ことにその購買会がそこの従業員に対してのみにやった場合にはこれは問題がありませんが、多くの場合に従業員以外に対しても相当販売をしているというのが実情であります。そういう問題を、これ……

第24回国会 商工委員会 第30号(1956/05/10、3期、自由民主党)

○高橋衛君 私から、第二条の解釈についてお伺いいたしたいのでありますが、まず第一に、物品販売業には当然に卸売業を含むと考えるのでありますが、しかも法律の目的とするところは、主として小売業であると考えるのでありますが、その点をお伺いしておきます。
【次の発言】 私は、いわゆる名店街と申しますか、建物なり設備なりを貸与して、そして各種の個々の業態の人がそこに店を並べるということは、ここにいうところの百貨店に該当しないかと考えるのでありますが、その点もそう解釈してよろしゅうございますか。
【次の発言】 あの名店街におきましては、個々の営業であるということがかなりはっきりしておると思うのでありますから……

第24回国会 商工委員会 第31号(1956/05/15、3期、自由民主党)

○高橋衛君 私は第二条の定義についてお聞きいたしておきたいと思いますが、ここに「製造委託」という定義をいたしておりますが、この製造委託には建設業が入っておりますか。言いかえますと、建設業つまり土木建築業につきましてその請け負いました場合に、その親請けをいたしましたものが下請に出すのが多くの場合慣例になっておりますが、この製造委託のうちに含まれますか。

第24回国会 商工委員会 第34号(1956/05/23、3期、自由民主党)

○高橋衛君 ついでに関連して……通産当局に、また間島さんの方でおわかりでしたら、いずれからでも御答弁願いたいと思うのですが、先ほどの御答弁によりますると、観光によって収入されたドル収入の大体二割を見当として外貨の割当をしておられるということでございますが、私どもその数字をはっきり承知していないのでありますが、大体推定するところによりますると、外人の使う金をホテルの部歴代、食堂で使う食費、それから買物をする代金、こういうものに分けられると思うのでありますが、そのうちホテル食堂で使用するところの外国産のものの比率というものは、それほど大きなものじゃないはずだ、むしろわれわれ外国旅行しましたり、外人……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 商工委員会 第5号(1956/11/29、4期、自由民主党)

○高橋衛君 このいただきました資料について少しお伺いしたいのでありますが、全国銀行、中小企業金融機関貸出推移表という表によりますると、三十一年の八月現在で、全国銀行のうちでは三兆五千、これに対して一兆三千億が中小企業向けに貸し出され、また、中小企業金融機関自体としては、二兆一千六百億ですかの貸し出しがあって、中小企業向けに、実に膨大な金融が行われておるということに相なっておるのであります。ところで、中小企業自体の範囲を見ますると、工場、事業場でいいまして、全国の九九・八%が中小企業になっておるという状況でありますために、実際われわれが中小企業として観念するものと、この統計に表われている中小企業……

第26回国会 商工委員会 閉会後第1号(1957/05/27、4期、自由民主党)

○高橋衛君 ただいまの海野君の質問に対しまして、政府は会社側の需給計画並びに総括原価等について、相当詳細な御調査をなすったということでありますので、その点についてもう少しお伺いいたしたいのであります。  まず第一に、先般お配りを願った「東北及北陸電力料金改訂資料」というものについて見てみますと、需給計画において、これは最初の欄の水力発電の分でございますが、この点について聞くところによりますと、東北も北陸も、ともに三十一年度は渇水であるという理由をもって、渇水準備金をほとんど取りくずしたというふうに聞いているのでありますが、つまりそれは何を意味するかと申しますと、三十一年度は非常に渇水であったと……

第26回国会 商工委員会 閉会後第6号(1957/09/12、4期、自由民主党)

○高橋衛君 私は繊維産業の金融関係について繊維局長並びに銀行局長にお伺いいたしたいと思うのであります。御承知のように昨日全国絹人絹織物調整組合が二割の操短の決議をいたしたのでございます。ところが、人絹糸の方はすでに前から政府の勧告に基きまして操短が行われておる。ところで、問題はその操短を行うのには、もともと自転車操業でございますので、二割の操業短縮を行えば融通資金が、たとえば私の県の福井県で申しますれば月三十五億から四十億の融通資金を必要とする。その二割を操短するということになれば、手当済みの原糸の代金その他で七、八億の金はたちまち困ってくるという状況になるのでございます。もちろん繊維産業の将……

第28回国会 商工委員会 第21号(1958/04/22、4期、自由民主党)

○高橋衛君 私も石炭のことは全然わからないのですが、お教え願いたいと思うのでありますが、第二条の定義のところで、「掘採により生じた廃石を水洗することにより石炭を採取する事業」、これはよくわかるのですが、「及び石炭を水洗する事業」の、後段の及び以下はどういう意味でございましょう。
【次の発言】 そうしますと、後段の石炭を水洗する事業というのは、ボタ山に関係ない一般的な、どこにでもある事業でございましょうか。
【次の発言】 この第四条と第七条との関連で少しお聞きいたしたいのでありますが、第七条の拒否条件の中には、たとえばすでに登録の申請が行われている場所に申請をされたものというふうな規定はないよう……

第29回国会 議院運営委員会 第7号(1958/06/25、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま議題となりました米価審議会委員の任命につき両議院一致の議決を求めるの件について御説明をいたします。  今回、衆議院議員寺島隆太郎、同成田知巳、同日野吉夫、同平野三郎、同松澤雄藏及び参議院議員鈴木万平の六君を、米価審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により両議院一致の議決を求めるの件を提出いたしました。  米価審議会は、農林省設置法第五十四条の規定により、食糧庁の付属機関として設置され、農林大臣の諮問に応じ、米価その他主要食糧の価格の決定に関する基本事項を調査審議し、これに関し必要と認める事項を農林大臣に建議する機関でありまして、委員は、これらの……

第29回国会 議院運営委員会 第9号(1958/06/30、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま議題となりました蚕糸業振興審議会委員の任命につき、両議院一致の議決を求めるの件について御説明申し上げます。  衆議院議員小淵光平、同吉川久衛、同栗原俊夫、同助川良平、同松平忠久の五君を蚕糸業振興審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により、両議院一致の議決を求めるため本件を提出いたしました。  蚕糸業振興審議会は、農林省設置法第三十四条の規定により農林省の付属機関として設置され、蚕糸業法第四十三条の規定により、他の法律の規定によりその権限に属せしめられた事項を行うほか、農林大臣の諮問に応じて、蚕糸業の振興に関する重要事項を調査審議し、蚕糸業の振興……

第29回国会 決算委員会 閉会後第5号(1958/09/11、4期、自由民主党)【政府役職】

○説明員(高橋衛君) ただいま大竹先生御指摘の通り、本年の米作は相当の豊作を予想せられておりまして、八月十五日現在の統計調査部の予想によりますると、本年度の水陸稲の実収予想高は、八千一百四十六万石ということに相なっておりまして、三十年度の実収高であるところの、八千二百五十六万石に対して、わずかに十万石程度下回るに過ぎない状況であります。なお、また二百十日、二百二十日も無事に済んで参りまして、その後の天候状況も割合順調に参っておりますので、観測する向きにおきましては、ただいま大竹先生御指摘のような大豊作も、予想される向きがある次第でございます。従ってこういうふうな大豊作になりますると、米穀の需給……

第29回国会 決算委員会 閉会後第7号(1958/09/25、4期、自由民主党)【政府役職】

○説明員(高橋衛君) 技術的な問題でございますので、私もあまり相澤さんの御満足の行くような御答弁ができにくいかと思いますが、その点あらかじめ御了承願いたいと思います。  問題は、本堰堤の場合におきましては、これは少くとも五十年、百年、その堰堤でもって、たとえば償却年限というようなものを考えました場合においても見るものでございますから、ほとんど半永久的な立場から、できるだけ記録のある限り長い実績をとりまして、それによって万遺憾なきところのりっぱな堰堤を作るということは当然であろうと思うのであります。しかしながら、何分にも仮締め切りというものは、本堰堤のできる期間だけ、相当短期間だけをもたせるとい……

第29回国会 商工委員会 第7号(1958/07/07、4期、自由民主党)【政府役職】

○高橋衛君 私は、先ほど来の議論を、今参りましたので、十分にお聞きいたしておりますけれども、私だけの考えを申し上げますと、人口割で権利を与えるということは、結局、現在のバナナの需要が主として都会地に集中して現実の問題としておる。また、業者の譲り受けその他技術的な面も都会へ集中しておる。また、過去の実績がずっと長年の歴史においてそうなっておるというふうな点から、結局、人口割によるということは、本来今までの経過においては、需要がない所に権利だけが与えられるということになる。従って、それを実際に売る場合にどうなるかと申しますと、結局、その架空の需要ありとして人口割りによって与えられたところから、需要……

第29回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1958/07/31、4期、自由民主党)【政府役職】

○説明員(高橋衛君) 各種の農林施設に関連いたしまして、ある程度の予算的措置を必要とすることは御承知の通りでございますが、それが予備金でまかなえるか、または補正予算をどうしても必要とするかどうかという点につきましては、十分政府部内において検討しております。
【次の発言】 ただいま農地局長が答弁した通りでございます。
【次の発言】 閣議決定で、先ほど農地局長が読み上げましたように、「なお、このような災害を防止するための恒久対策については、今後早急に検討するものとする。」ということでございまして、今後検討することを早急に政府としてはいたしたい、かように考えておる次第でございます。

第29回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1958/08/01、4期、自由民主党)【政府役職】

○説明員(高橋衛君) ただいま干田委員の御質問の第一点の天災融資法に旱害を適用するような方向に法律の改正を考えるかどうかという御質問のようでございますが、具体的にどういうふうなことを意図しておられるのか、その点もう少し詳しくお話し願いたいと思いますが……。なお、千田委員もよく御存じの通り、今回の旱害は何十年に一回というふうな非常な異常な旱害でございまして、しかも、先般の閣議決定は、七月の四日に決定いたしましたのでございますが、その後相当期間が経過しており、なお、九州地方等におきましては、その後もなお旱害の状態が続いておるというふうな事情もございますので、政府といたしましては、これらの異常な旱害……

第29回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1958/09/10、4期、自由民主党)【政府役職】

○説明員(高橋衛君) 私、本件につきましては、事前にあまり勉強していませんでしたので、的確なお答えを申し上げることが、あるいは満足な御答弁を申し上げることができないかと思うのでございますが、しかし、ただいま御指摘の点は、農業関係についてのいろんな技術的な方面について十分に、何と申しますか、十分に下部に徹底させるというような点から申しましても、また将来の農村の中心人物を育成するという面から申しましても、非常に重要な点でございまして、かねがね、御承知のように、振興局の普及部におきまして、非常な力を入れて参っておる次第でございます。本件につきましては、いずれそのうち審議会が開かれることであろうと存じ……

第29回国会 農林水産委員会 第6号(1958/07/01、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衞君) 繭糸価格の安定に関する臨時措置法案について、趣旨の説明を申し上げます。  政府は、昨年末以来の生糸の需給事情の悪化に対処いたしますために、つとに三十三生糸年度においても、生糸及び繭の最低価格は、従前の水準を堅持する方針を明らかにいたしまして、これを実現するために必要な施策を逐次講じて参ったのであります。すなわち、本年三月には、内外市場の生糸価格に対する不安を解消いたしますために、例年より早く、生糸の最高、最低価格及び繭の最低価格を従前通りこれを据え置くことを決定したのであります。  さらに、本年はじめ以来、生糸の政府買い入れが急速に増加して参りました事態に備えまして、前……

第29回国会 農林水産委員会 第8号(1958/07/03、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま提出されました修正案に対しましては、内閣といたしましては、今回の政府の原案の措置によりまして、繭糸価格の維持安定を期し得ると、かように考えておりますので、政府原案の修正には賛成を申し上げることができないということを申し上げておきます。
【次の発言】 先ほど委員長から意見を求められましたのは、国会法第五十七条の三の規定に基くものでございまして、この中ほどに、「予算の増額を伴うもの若しくは予算を伴うこととなるものについては、内閣に対して、意見を述べる機会を与えなければならない」と。こういうふうに相なっておるのであります。この根拠に基いて委員長から内閣の意見を求められ……

第30回国会 議院運営委員会 第13号(1958/11/04、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 蚕糸業振興審議会委員の任命につき両議院一致の議決を求めるの件につきまして、御説明申し上げます。  蚕糸業振興審議会委員小淵光平君は、本年八月二十六日死亡し、また同審議会委員関根久藏君は、七月八日農林水産委員長に選任されたため、同審議会委員は自然解職となりましたので、両君の後任として、衆議院議員五十嵐吉藏、参議院議員重政庸徳の両君を蚕糸業振興審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書きの規定により、両議院一致の議決を求めるため、本件を提出いたしました。蚕糸業振興審議会は、農林省設置法第三十四条の規定により、農林省の付属機関として設置され、蚕糸業法第四十三条の規定に基……

第30回国会 地方行政委員会 第12号(1958/11/04、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 自治庁長官から御答弁申し上げた通りでございまして、重ねて付け加えることもないと存じますが、ただ、申し上げておきたいことは、新市町村のいわゆる合併の時期、それから新農山漁村建設計画に基くところの指定の時期とが必ずしも一致しておりません。むしろ合併以前に、特定の地域がもとの市町村の区域において農山漁民の自主的な総意に基きまして申請があり、それが県段階においてとり入れられ、指定を受けたというような地域も相当あるのでございます。さような点もございますし、また同様に、市町村の区域と同一の区域になっております指定地域は、今日まで総数二千七百十一だけ指定いたしておるのでありますが、そ……

第30回国会 農林水産委員会 第2号(1958/10/02、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衞君) ただいま上程になりました臨時生鮮食料品卸売市場対策調査会設置法案の提案理由を御説明申し上げます。  青果物、魚介類、肉類等いわゆる生鮮食料品の流通の改善をはかることは、農畜水産業の経営を改善する上からも、一般消費者の利益を増進する上からもきわめて重要であります。これら生鮮食料品の流通におきましては、品質が変化しやすく迅速な取引を要するという生鮮食料品の特質から、産地あるいは消費地の卸売市場において大量の需要と供給が集中し、その市場取引によって価格が決定されているのでありまして、卸売市場はいわば生鮮食料品の流通機構の中核をなしているのであります。政府は、大正十二年に中央卸……

第30回国会 農林水産委員会 第5号(1958/10/16、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衞君) 本年の累次の災害に関しましては、政府といたしましても、その被害の激甚さに対処いたしまして、それぞれ所管に応じ全力をあげてこれが救済または応急の措置、復興の措置等に当っている次第でございます。ただいま御決議の趣旨に基きまして、なお、今後の予算措置その他の事柄に対しまして遺憾なく善処いたしたいと存じます。

第30回国会 農林水産委員会 第7号(1958/10/21、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 蚕糸対策につきましては、先般来政府部内におきまして、いろいろと今後の対策につきまして検討を行なって参っておるのでございますが、なお、ただいまのところ、財政当局との間に完全な意見の一致を見るに至っておりませんのでございます。しかしながら、この問題は非常に緊急を要する問題でございますので、政府といたしましても、急速にこれが意見の調整をはかりまして、そして一日も早い機会に御提案を申し上げ、皆さん方から御審議をお願いしたいと考えております。

第30回国会 農林水産委員会 第8号(1958/10/22、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいまの御質問の点は、筋としてどうであるかという問題については、ちょっとその問題と別にいたしまして、とにかくこういうような事態が起った場合に、生産者の側、または従業員の方々に、この事態によって迷惑をかけた場合にその措置を、もしも何らかの方法によって措置できるならば措置してあげたいというのは、これは行政機関として考えるのが普通のあり方じゃなかろうかと考えておるわけであります。
【次の発言】 もちろんこれは法律上、それが強制できる問題でもございません。また、当然そうすべきであるというふうな性格の問題でもなかろうと思いますが、しかし、とにかく事態を円満に、また、できるだけ多……

第30回国会 農林水産委員会 第9号(1958/10/23、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいまの千田委員の御意見は、まことにごもっともでございまして、私ども農林省といたしましては、いろいろな資料は十分に整えますし、また、それについての相当の責任を有する次第ではございまするが、何分にもただいまお話のありました通り、生産者、消費者に非常に大きな影響を持つ問題でございます。また、非常に技術的な点もございます。また、外国の例等もよく調査いたしまして、そうして、ほんとうに非常にむずかしい問題でありますが、何とかして最善の案を御答申願えるような方向にぜひお願いいたしたいと、そのポイントは何と申しましても人選にある次第でございますので、その点は十分に御注意の通りに留意……

第30回国会 農林水産委員会 第10号(1958/10/28、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいまお尋ねの第一点でありまするところの、人口十五万未満の都市においてもこういうふうな中央卸売市場のこの開設について、調査会においても検討すべきではないかという御意見につきましては、これはもう政府も全くその通り考えておるのでございまして、それらの都市につきましても、中央卸売市場の制度についてこの調査会においてぜひ御検討を願いたいと、こういうふうに考える次第でございます。  なお、第二点の、調査会の委員の構成内容につきまして、前回の委員会においていろいろと御質問がございまして、政府側の大体の構想を御説明申し上げましたのでございますが、その後いろいろ検討いたしました結果、……

第30回国会 農林水産委員会 第12号(1958/10/31、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 繭糸価格の安定に関する臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を説明申し上げます。  政府は、前国会において成立いたしました繭糸価格の安定に関する臨時措置法によりまして、日本輸出生糸保管株式会社を通じて生糸及び乾繭の買い入れを行うことにより繭糸価格の安定に努めて参りました。同会社は、現在までに相当大量のたな上げを行なったのでありますが、その後の需給事情はなお好転するに至っておりません。このような事態に対処して今回夏秋蚕繭につきまして生産者団体が約三百万貫を市場よりたな上げして繭及び生糸の価格の安定をはかろうとしておりますので、この円滑な実施をはかるた……

第30回国会 農林水産委員会 第13号(1958/11/04、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま上程されました昭和三十三年七月、八月及び九月の豪雨及び暴風雨による被害農家に対する米穀の売渡の特例に関する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  御承知の通り本年七月以降九月に及ぶ間において屡次にわたりわが本土に来襲いたしました台風並びにこれらの台風に前後して各地を襲いました豪雨によりまして、狩野川のはんらんにより惨害をこうむりました伊豆地方等、米穀の生産に損害を生じ、その減収により飯用食糧にも事欠く農家を生じている状態であります。  ここにおきまして、政府はかかる農家に対しましてその食糧の不安をなくするために、政府所有の米穀を特別価格で売り渡し、他の災害対策……

第31回国会 議院運営委員会 第2号(1958/12/12、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 蚕糸業振興審議会委員の任命につき両院一致の議決を求めるの件について御説明申し上げます。  蚕糸業振興審議会委員小淵光平君は本年八月二十六日死亡し、また同審議会委員の関根久藏君は七月八日農林水産委員長に選任されたため、同審議会委員は自然解消となりましたので、両君の後任として衆議院議員五十嵐吉藏君、参議院議員重政庸徳君の両君を蚕糸業振興審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により、両院一致の議決を求めるため本件を提出いたしました。  蚕糸業振興審議会は、農林省設置法第三十四条の規定により、農林省の付属機関として設置され、蚕糸業法第四十三条の規定に基き、他の法……

第31回国会 決算委員会 第5号(1958/12/23、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま農林省所管の昭和三十一年度決算につきまして、当委員会から御警告をいただくような事態を生じましたことは、農林省といたしまして、まことに遺憾とするところであります。今後再び御警告をいただくようなことがないように、部内を引き締めますとともに、監督行政にも万全をいたしまして、ただいまの御警告の中にもありましたように、農林水産行政が国民の日常生活に密接なる関連を有することにも思いをいたしまして、御趣旨に沿いますよう適切妥当な処置をとりたいと存じますので、御了承を願います。

第31回国会 内閣委員会 第10号(1959/03/06、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 一般論といたしまして、行政機構を簡素化すべきであるという点につきましては、私どもも全然同感でございます。しかしながら、それぞれの事業の内容をずっと検討して参りますると、経済情勢の変化に伴いまして、また、それぞれの必要からいたしまして、どうしても新しく機構を設置するというふうな必要が生ずる場合が相当ございまするし、また、事業分量その他の点から申しまして、どうしても、たとえば農林省設置法の改正案においてお願いいたしておりまするように、名古屋に今まで置きました建設事務所の仕事が相当仕事の内容として大きくなって参りましたような関係もございまして、従ってむしろ局に昇格して、そうし……

第31回国会 農林水産委員会 第2号(1958/12/16、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま上程になりました臨時生鮮食料品卸売市場対策調査会設置法案の提案理由を御説明申し上げます。  青果物、魚介類、肉類等いわゆる生鮮食料品の流通の改善をはかることは、農畜水産業の経営を改善する上からも、一般消費者の利益を増進する上からもきわめて重要であります。これら牛鮮食料品の流通におきましては、品質が変化しやすく迅速な取引を要するという生鮮食料品の特質から、産地あるいは消費地の卸売市場において大量の需要と供給が集中し、その市場取引によって価格が決定されているのでありまして、卸売市場はいわば生鮮食料品の流通機構の中核をなしているのであります。政府は、大正十二年に中央卸……

第31回国会 農林水産委員会 第4号(1958/12/20、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま東委員御提出の修正案につきましては、内閣としては、今回の政府原案の措置によりまして、本年度の繭糸価格の安定に必要な処置は講ぜられていると、かように考えておりますので、政府原案を修正することは適当でないと考えておる次第でございます。

第31回国会 農林水産委員会 第6号(1959/02/10、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 漁業制度調査会のその後の経過について御説明を申し上げます。  漁業制度調査会は、第二十八国会において成立をみました漁業制度調査会設置法に基きまして、昨年六月に発足をいたしました。調査会は、七月農林大臣から、現行の漁業に関する基本的制度を改善するための方策いかんという諮問を受け、その後今日まで引き続き審議を続けて参っておるわけでありますが、その間、まず総会を三回開催いたしまして、漁業をめぐる客観情勢につき一般討議を行い、第三回の総会において、沿岸漁業の諸問題をおもな議題とする部会及び遠洋沖合漁業の諸問題を担当する部会の二つを設け、その後、それぞれの問題につき、各部会におい……

第31回国会 農林水産委員会 第8号(1959/02/17、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 先ほど来の田中委員の御質疑の中にありました、農林中央金庫の法改正という方向につきましては、政府といたしましても、かねてからそれぞれ検討いたして参っておる次第でございます。また十分に成案を得る程度に至っておりませんが、御意見の通り、非常に重要な問題でもありまするし、また、じんぜん日を送らしている問題でもございませんので、従って、熱意をもって、できるだけ早期に、この問題についてはっきりした線を出せるようなことにいたしたい、こういうふうに考えております。

第31回国会 農林水産委員会 第9号(1959/02/24、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま御質問のように、蚕糸価格に対するところの将来見通しをつけた抜本的な対策がいかにもないように思われる、その場限りの措置がとられてきたように思われるという御見解でございますが、この点については、昨年からたびたび政府側の見解を申しました通り、春繭に対する対策を立てます際におきましては、なお国際的な繊維事情の動向というものが十分に予知できなかったという点が、ございましたし、また同時に、国内的に見ますると、化繊についてはそれぞれ操短の措置をとっておったような次第でございます。従って、繊維全体として、あるいは十九万円という最低価格の保持をすることによって、生糸の需要は何とか……

第31回国会 農林水産委員会 第10号(1959/02/26、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 先ほど来、千田委員、清澤委員等の御質疑に対しまして管理部長からお答え申し上げました点に関連する次第でございますが、この既入植者の措置に関しましては、御承知のように三十二年に開拓営農振興臨時措置法という法律を作りまして、そしてそれぞれ振興計画をお立て願ってそれに基いて、あるいは開墾等にいたしましても、または土地改良等にいたしましても、または道路その他、国で直接やる問題につきましても、また金融で措置すべき問題につきましても、それぞれ手配をして参っておるのでございます。もっともこの振興計画は、十四万六千戸のうち、十万四千戸が振興開拓者と大体認められているのでありますが、そのう……

第31回国会 農林水産委員会 第11号(1959/02/27、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま、開拓融資保証法の一部を改正する法律案の御決議に当りまして、付帯決議を本委員会の全員一致の御意見としていただきました次第でございますが、開拓者が長年の間不自然な自然条件のもとにおきまして国土の開発に、または営農の基礎の確立に営々として努力してこられたにもかかわらず、今日なおその三分の二に及ぶ数の者が基礎が不安定であるという状況につきましては、政府といたしましても、これが対策に邁進することの必要を痛感いたしまして、三十二年に、御承知のように、開拓営農振興臨時措置法を制定いたしました。この臨時措置法に基きまして、振興計画を立てていただき、それを承認されたものにつきま……

第31回国会 農林水産委員会 第12号(1959/03/03、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま提案されました海岸砂地地帯農業振興臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明いたします。  この法律による海岸砂地地帯は、わが国の海岸線の随所に存在し、その面積は、おおむね二十四万ヘクタールにも達するのであります。そこで、これらの海岸砂地地帯の潮風または飛砂による災害の防止のための造林事業及び農業生産の基礎条件の整備を促進するため、昭和二十八年三月、この法律の制定を見た次第でありまして、この法律施行以来昭和三十三年度まで、農業振興計画に基きまして、防災林造成、土地改良、小団地開発整備、農山漁村建設総合施設に総額事業費で約二十六億円、国費で約十……

第31回国会 農林水産委員会 第13号(1959/03/05、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま農業災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、本委員会において全会一致をもって付帯決議がされたのでございますが、その御決議になりました三項目それぞれにつきまして、質疑の際においてお答え申し上げました通り、現在の制度が必ずしも万全であるというふうにも私どもは考えておりませんし、また改善を要する点もあるものと考えておる次第でございますが、ただ、昨年この法律を改正をいたしました実績をなお十分検討いたしまして、また第二、第三の点につきましては、あるいは畜産局の関係の保健施設または共済に属するところの診療施設との相互の一体的運営をはかり、同時に、これらの機能を十分に発……

第31回国会 農林水産委員会 第14号(1959/03/06、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) この畑地改良、海岸砂防その他それぞれ審議会がございまして、それぞれの事業に対しまして御審議を願って参っておるのでございますが、ただいま御指摘の通り、必ずしも活発にそれが十分にその目的を達成しておらぬ面もありますることは、これはもう率直にそのまま申し上げざるを得ないと思うのでございますが、しかしながら、何と申しましても、畑作振興といい、これらの事業自体は、どちらかと申しますと、最近になって大きく取り上げられて、そうしてこれが根本的な振興対策をやろうといたしておる際でございますので、それらの問題については、単に常識的にどうすればいいという問題でなしに、相当突っ込んだ、掘り下……

第31回国会 農林水産委員会 第15号(1959/03/10、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま議題となりました農業共済基金法第三十九条第一項の特別積立金の処分等に関する臨時措置法案の提案の理由を御説明申し上げます。  農業共済基金は、農業災害補償制度の重要な一環として、この制度の円滑な運営をはかるため、昭和二十七年に設立され、自来会員たる農業共済組合連合会の事業不足金の融資を行なって参ったのでありますが、農業共済基金の資本金三十億円のうち十五億円は政府が設立の当初に出資いたしており、残り十五億円は、この基金の会員たる連合会が主として農家の拠出金を財源として、分割して払い込むことになっておるのであります。今日まで会員はすでに十二億六千三百八十八万円を払い込……

第31回国会 農林水産委員会 第18号(1959/03/17、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) このてん菜糖振興会の役員につきましての御質問でございますが、先ほど渡部食糧庁長官からお答えいたしました通り、広く人材を求めるという立場で選考いたしたいと存じますが、しかし、人材の中に役人が入らぬということを申し上げるのはいかがかと思います。
【次の発言】 ただいま食糧庁長官からお答申し上げましたことで大体尽きるかと思いますが、消費税から関税に振りかえます場合におきましても、現段階において必要とする最小限度で一応とどめて、そしてただいま政府が考えておりますように、この際根本的に、かつ大規模に試験研究に重点を置いて、これを推進するということが、現在の日本のテンサイ産業に対す……

第31回国会 農林水産委員会 第19号(1959/03/19、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま農業共済基金法第三十九条第一項の特別積立金の処分等に関する臨時措置法案の御決議に対しまして、全会一致をもって付帯決議がなされました次第でございましては、これらの諸点を十分検討いたしました上、善処いたしたいと存じます。   ━━━━━━━━━━━━━
【次の発言】 ただいまテンサイ及びテンサイ糖関係三法律案の議決に伴いまして、当委員会におきまして、全会一致をもって附帯決議がせられた次第でございますが、これらの附帯決議の事柄に関しましては、十分に政府といたしましては、御趣旨を体しまして今後善処していきたいと思います。   ━━━━━━━━━━━━━

第31回国会 農林水産委員会 第22号(1959/03/26、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 先ほど河野委員が御指摘になりました通り、私も厚生白書を読んだのでございますが、昭和三十年度以降の豊作の結果として、たとえば農民の中には四割に近いところの米食病患者がおるというふうなことが指摘されておる次第でございます。栄養的に申しますると、米というものが相当欠陥があるということは、はっきりわかっておるわけでございますが、しかし、何分にも米というものが味の点から申しますと、一番安くて一番うまいという関係からいたしまして、豊作になり、やみ米の価格が下りますと、当然にそういうような傾向が出てくるのはこれは自然の勢いであろうかと考えるのであります。しかしながら、政府といたしまし……

第31回国会 農林水産委員会 第24号(1959/03/31、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) 先ほど来、久宗企画室長から御答弁申し上げておる通りの趣旨でございますが、この問題がとにかく非常に包括的な根本的な問題でありますだけに、分化してどういうふうな学者から何人というふうなとり方は、なかなかむずかしいのでございます。そういう意味で、まだ選考に取りかかった段階でございまして、そういうふうな点につきましても、それぞれ各方面の御意見を十分に参酌いたしまして慎重に選考いたしたいと、こういうふうに考えている次第でございます。
【次の発言】 ただいま千田委員の御質問でございますが、この法案にも、第二条には「農林漁業に関する基本問題」という非常に大きな取り上げ方をいたしており……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 予算委員会 第7号(1960/03/04、5期、自由民主党)

○高橋衛君 三十五年度予算案に関しまして、まず最初に安保条約に関するところの問題について質問を申し上げたいと存じます。  安保条約を論議する際に、やはり一番前提となり、重要な問題は、国際情勢がいかにあるかという点にあろうかと考えるのであります。御承知のように昨年の九月の下旬にキャンプ・デービッドにおきましてアイゼンハワーとフルシチョフの両巨頭が会談をいたしまして以来、わが国におきましては、これは世界各国においては必ずしもそうでないのでございますが、わが国におきましては、いわゆる雪解けの時代に入ったという見方が広く行なわれておるのでございます。他方、ところが今年に入りましてから、アイゼンハワー大……

第35回国会 農林水産委員会 閉会後第5号(1960/10/15、5期、自由民主党)

○高橋衛君 第一班の報告を申し上げます。第一班は、森理事、小笠原委員と私の三人で九月の八日から十二日まで五日間、主として愛知県における伊勢湾台風被害の復旧状況及び愛知用水公団の事業実施状況及び木曾国有林の現況について、関係難局から説明を聞くとともに、時間の許す限り現地を視察して参りました。次にその概要について順次申し上げます。  まず、伊勢湾台風による被害の復旧状況について申し上げます。昨年九月伊勢湾台風により、約三千二百億余円に及ぶ未曾有の被害を受けました愛知県は、その後愛知県災害復興計画委員会を設けて、各部門の復興計画を決定し、それに基づいて作業を進めておりますが、これら復旧の諸事業は、全……

第38回国会 農林水産委員会 第48号(1961/05/26、5期、自由民主党)

○高橋衛君 第二班の報告を申し上げます。  第二班の派遣地は富山県でありまして、派遣委員は、私のほか藤野委員長と小林孝平委員の三人で、班長は藤野委員長にやっていただきました。しかしながら便宜上かわって私がその概要を御報告申し上げます。  富山県における会議は、五月二十二日午前十時より上富山県庁の近くの昭和会館において開かれ、班長のあいさつと、派遣委員及び意見陳述者の紹介、並びに議事運営についての説明を行ないましたのち、次の十一人の方々の意見陳述を聴取いたしたのであります。すなわち富山県大沢野町で、三ヘクタールの専業農業を営み、かたわら町の農協の組合長をやっておられる石黒武夫君、魚津市で水田二・……

第38回国会 農林水産委員会 第55号(1961/06/06、5期、自由民主党)

○高橋衛君 先ほど櫻井委員並びに東委員からお尋ねのありました金利の問題についてもう少しお伺いいたしたいと思います。先ほどの御答弁によりますと、現在農協で貸付をしておる平均金利が九分八厘ということに相なっておるというお話でございます。そこでお伺いしたい第一点は、先般国会を通過して成立した農業協同組合の合併促進法によって今後合併が促進されることになると思うのでありますが、あの程度の促進ではなかなか理想的な整理促進はできないかと思いますけれども、農林省として大体、経営規模としてこの程度の経営規模ならば普通の金融機関として今後十分に整理していけるじゃないかという一つの理想的な形があろうかと思いますので……

第40回国会 大蔵委員会 第20号(1962/03/29、5期、自由民主党)

○高橋衛君 租税特別措置法について政府当局に一、二お尋ねをいたしたいと思います。  まず第一に、租税特別措置法というのは、われわれの見解によれば、一つの政策目的に従って多くは二元的に特別の措置をとるという建前に相なっておると思うのでありますが、過去において数次、経済情勢その他の事情の変化によって改正が行なわれて参ったのでございますが、今回もずいぶんこまかい点について改正が行なわれておりますが、今回の改正の主眼が、やはり今日の日本経済におけるところの一番むずかしい問題であると同時に、たとえば中小企業対策または輸出振興、そういうような方面にある程度重点が指向されておるのじゃないかと思うのであります……

第40回国会 大蔵委員会 第21号(1962/03/30、5期、自由民主党)

○高橋衛君 政府は、この四月から貿易の自由化率を七三%まで自由化し、さらに十月には九〇%まで自由化するという方針をきめて、着々その実施を進めておる次第でございます。ところで、今回の関税定率法の改正は、もっぱらこの自由化に対処するものと私どもは考えておるのでございますが、それに関連いたしまして、一、二点質疑をいたしたいと存じます。  まず第一に、石油の関税を引き上げておるのでございますが、この石油の関税の引き上げについては、国内産原油の保護というふうな観点も相当含まれておると思うのでありますが、今回の程度の引き上げではとうてい国内産原油の保護は達成せられないように思われる。それで、その辺の具体的……

第40回国会 大蔵委員会 第22号(1962/03/31、5期、自由民主党)

○高橋衛君 私は、国税通則法について二、三の点について政府当局にお伺いをいたしたいのでございます。大体今回の国税通則法の規定によりまして、相当いろんな法令が整備され、まあ何と申しますか、税法を専門にやっておる者以外、一般の国民もだんだん理解されやすいような形に改正されましたことは、非常に私どもわが意を待ておる次第でございますが、この多くの法令の中で、私は行政救済の制度について一、二お尋ねをいたしたいのでございます。  今回の法律の改正によりまして、行政救済に関連する問題は、相当何と申しますか、納税者に親切な改正が行なわれたように考えておるのであります。たとえば不服の申し立て事項の範囲を拡大いた……

第40回国会 大蔵委員会 第23号(1962/04/02、5期、自由民主党)

○高橋衛君 この際、すべての質疑を打ち切り、直ちに討論、採決に入ることの動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)


6期(1962/07/01〜)

第46回国会 商工委員会 閉会後第2号(1964/07/31、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 先般の内閣の改造によりまして、私、経済企画庁長官を拝命いたしました。まことに浅学非才でございますし、また未経験でございますので、何かと不行き届きの点もあろうかと思いますが、ぜひひとつ皆さまの御援助、御協力をいただきまして、職務の遂行に万遺憾なきを期したいと、こういうふうに思っております。よろしくお願いいたします。(拍手)

第46回国会 商工委員会 閉会後第3号(1964/09/10、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 最初に、最近の経済情勢について御説明申し上げまして、これに対する経済企画庁としての考え方を申し上げたいと思います。  本年一月に、御承知のとおり、閣議決定を見ました「昭和三十九年度の経済見通しと経済運営の基本的態度」におきましては、今後の経済運営にあたって国内の需要が適正な水準をこえないよう引き締め基調で運用することにより国際収支と物価の安定をはかることを基本的な態度といたしておるのであります。  このような考え方に基づきまして昨年末以来、預金の準備率を引き上げました。これは昨年の十二月でございます。一月になって、日本銀行の市中銀行に対する窓口規制を行ない、さらに三月に……

第46回国会 予算委員会 閉会後第1号(1964/10/29、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 米価の問題につきましては、去る二十二日に総理にお目にかかりました際に、いろいろ物価問題全般について討議をいたしました次第でございますが、公共料金の問題その他いろいろございます。そこで、米価の問題につきましては、御承知のとおり、来年の予算の編成上、財源の措置その他の関係から、米価のある程度の引き上げをしなければ非常に困難だという意見が強く出されておることは御承知のとおりでございます。それらの点についていろいろ御意見も伺ったのでございますが、米価の引き上げだけはやむを得まいかというような御意見であったのでございます。そして新聞には一三・六%から二〇%の範囲というふうに伝わっ……

第46回国会 予算委員会 閉会後第2号(1964/10/30、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 昭和三十五年の末に所得倍増計画が策定された次第でございます。この所得倍増計画によりまして、非常に高度な経済の成長が行なわれ、雇用の機会が増大され、国民の生活水準も相当上昇してまいりましたことは御承知のとおりでございます。ところが、この実績が計画と相当乖離してまいっております。また、環境を申し上げますと、その後今年度から開放経済体制に入った。また、その間において、予想よりははるかに早く若年労務者を中心といたしまして労働力の需給が逼迫してまいった。また、低生産性部門の立ちおくれが目立ってまいっております。または、急速に行なわれました民間設備投資に対して社会資本の立ちおくれが……

第47回国会 運輸委員会 第5号(1964/12/17、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衞君) お話のとおり、公共料金につきましては、消費者物価の異常な高騰を抑えて安定せしめるために、相当無理なやり方であるとは存じましたけれども、本年の一月から一年間公共料金はストップするという措置を閣議で決定いたしましたような次第でございます。それで、その結果といたしまして、たいへんに今年度は過去三年間六%台の上昇を続けました消費者物価がわりあいに落ちついてまいったのでございます。そういうことでございますが、今年の下半期になりまして、野菜が急速に値上がりしましたような影響が出てまいりまして、なかなか物価の完全な安定ということは非常に困難な状態になっておるというふうに考えまして、そ……

第47回国会 商工委員会 第2号(1964/12/03、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 最近の物価の動向について御説明を申し上げます。  御承知のように、昨年の暮れ以来、まず日本銀行に対する預金の準備率を引き上げ、それから日本銀行の貸し出しについて規制をする、さらにまた、今年の三月に入りまして、公定歩合の二厘引き上げというふうな金融の引き締めを通じて全体の経済の調整をいたしてまいっておる次第であります。また同時に、今年の一月に消費者物価対策を十四項目にわたりまして対策を立てまして、そうしてその実行をいたしてまいっておるのであります。それで十四項目については、各省庁におきまして、それぞれそれが実施をはかってまいり、その相当の部分は三十九年度予算において実現を……

第47回国会 予算委員会 第4号(1964/12/10、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 木村さんにお答え申し上げます。御承知のように、今年の一月に経済審議会に、三十九年度から四十三年度に至る五カ年間に対するところの中期経済計画について、諮問をしたわけであります。その答申が先月十七日に出てまいりました。ただいまお読みのとおりでございます。しかうして、政府といたしましては、この答申は約二百名にのぼるところの各界の第一流の専門家に慎重に検討していただきまして、ずいぶんと論議を重ねて出てきた答申でございますので、この答申の趣旨をどこまでも尊重いたしまして、そうして具体的には、あの答申の中にも書いてありますが、そのときどきの国際的な情勢とか、またはその他の条件を考え……

第47回国会 予算委員会 第6号(1964/12/12、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 御承知のとおり、非常に広範なものでございまして、ただいま印刷に回しておるのでございますが、しばらく時間をおかし願いたいと思います。
【次の発言】 政府は、あの中期経済計画が今年の一月から約十カ月間にわたって、非常に多数の各界の権威の方にお集まり願って検討しておりました結果の答申でございますので、この趣旨を十分に尊重していきたい、かように考えておる次第でございますが、なお、政府部内においてそれぞれ意見の聴取をし、また、党との連絡をただいまやっておるところでございまして、その意見の調整ができ次第、政府の計画として必要な措置をいたしたい、かように考えておる次第であります。

第47回国会 予算委員会 第7号(1964/12/14、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) お答えいたします。  ただいま御指摘のとおり、十月までの鉱工業生産を見ますると、相当高水準でございます。しこうして十一月以降においてこれが横ばいになるという大体想定をいたしましても、それが一五%近くになろうかと思いますが、それが横ばいになるかあるいはダウンするか、上がるか、その辺の見当をただいまつけておるところでございます。いずれにいたしましても、当初の見通しは実質で七%でございましたが、九%から一〇%の間ぐらいに落ちつくのじゃなかろうか。ただいま、いろんな指標を集めましてこれを検討しておる最中でございます。  来年度の経済見通しにつきましては、今年度の見通しをかためた……

第48回国会 商工委員会 第3号(1965/02/09、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 経済企画庁の主要な施策について御説明申し上げます。  今日、わが国経済の基本的課題は、開放体制のもと、内外の厳しい情勢に対処しつつ、経済の成長を安定基調に定着せしめ、均衡ある経済発展を確保するとともに、それと調和のとれた社会開発を促進することによって、国民福祉の向上をはかることにあるものと考えます。このような見地から、経済の行き過ぎによる各種の不均衡を是正するため、一昨年末以来、経済を引き締め基調で運営してまいりました。その後の推移をみますと、引き締めの効果は、漸次、経済の各分野に浸透し、国際収支は改善の方向に向かい、国内経済も落ちつきを取り戻してきました。このような情……

第48回国会 商工委員会 第7号(1965/03/11、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 海外経済協力基金法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  海外経済協力基金は、東南アジアその他の開発途上にある地域における産業の開発事業に関し、必要な資金の貸し付け、これら事業への出資その他海外経済協力の促進に必要な業務を行なう特殊法人でありまして、昭和三十六年に発足以来、その業務が漸次拡大しつつあることは御承知のとおりであります。  最近、世界における開発途上にある地域に対する経済協力は、さきの国際連合貿易開発会議の開催等にみられますように、ますますその重要性を増してきておりますが、このような低開発諸国の要請にこたえまして、……

第48回国会 商工委員会 第15号(1965/04/27、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) ただいま大矢委員の御指摘のとおり、海外経済協力に対する性格の問題としては、やはりただいま御指摘のとおり、基金というものが経済協力という面から申しますると、これが中心になる性格のものであろうかと存じます。ただ従来の実績を申し上げまするならば、輸出入銀行というものがございまして、これは他の市中銀行に対する協調融資というような関係から、また延べ払い等の場合におけるわりあいに安い金利によって輸出の奨励をするというような観点から輸出入銀行というものが相当使われ、そうして政府といたしましては、この輸出入銀行等によるところの延べ払いをも海外経済協力のうちに含めて、実は国連等の場におい……

第48回国会 商工委員会 第17号(1965/05/11、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) その当時、まだ日台間の問題については具体化した話は私ども十分連絡を受けていなかったわけでございます。しこうして、その当時の段階におきましては、実は昨年の春から夏にかけての国連の貿易開発会議におきまして、それぞれ低開発国側から先進国に対して開発に対するところの協力方の強い要請があったわけでございます。それで、それがなかなか双方の意見が対立いたしまして、日本は非常に、むしろいままでの実績が少ないというような点から苦しい立場に立っておったような関係もございましたが、結論的に申しますると、日本としてはどうしても東南アジアその他低開発国との貿易をこれからどんどん伸ばしていかなけれ……

第48回国会 商工委員会 第18号(1965/05/13、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) ただいまお話のとおり、賠償関係は大体金額があらかじめきまっておりまして、その内容について話し合いが行なわれるというだけにとどまる次第でございます。しかも、これは過去において取りきめの行なわれたものについては金額が漸次減少してきているのが現状でございます。したがって、今後は民間のものが相当出ていくという見通しがなければ、結局政府のつまり援助といいますか、輸出入銀行を通じ、または基金を通ずるところのものがある程度中心にならざるを得ないかと思うわけでございます。大体のこれは見通しでございますけれども、どこに中心を置くかということについては、民間の自発的な協力が一番望ましいこと……

第48回国会 地方行政委員会 第26号(1965/05/11、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 主管は経済企画庁でいたしておるわけでございます。
【次の発言】 御承知のとおり経済企画庁は、経済政策の総合調整をはかるところと相なっておりまして、新産業都市につきましても工業整備特別地域につきましても、それぞれその事業の内容が、あるいは建設、農林、通産、厚生その他各省に関係いたしているような次第でございます。もちろん自治省もその中に含まれますが、そういうことで、それらの各省大臣を申請大臣ということにして、そしてそれらの各省庁の御意見も伺って、政府全体としての総合的な計画もつくりあげていくという観点から新産業都市の指定をし、また工業整備特別地域の指定をし、さらにこれが基本……

第48回国会 内閣委員会 第3号(1965/02/04、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 経済企画庁設置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。  この法律案におけるおもな改正点の第一は、経済企画庁に、新たに国民生活局を設けること、第二は、国民生活向上対策審議会を改組すること、第三は、経済企画庁の職員の定員を改めることであります。以下その内容の概略を御説明申し上げます。  まず、国民生活局の設置について申し上げます。  わが国経済は、近年の著しい発展によって、産業構造の高度化、国際競争力の強化、所得水準の向上、雇用状態の改善など目ざましい成果をあげてまいりました。しかしながら、他方、この間において、ややもすれば、国民生活の……

第48回国会 内閣委員会 第23号(1965/05/18、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 御承知のとおり、国民生活局の設置につきましては、四十六国会に総理府設置法の改正の一部として提案いたしました次第でございます。その当時、ただいまお話のございました臨調の答申との関係もあるということで、一部その点を削除いたしまして、保留になった形であったわけでございます。それで、今回再び、四十六国会に提案いたしましたそれを、一部臨調の答申も勘案いたしまして提案申し上げた次第でございますが、私どものこの国民生活局の設置という考え方と、臨調答申の消費者行政局という考え方とは本質的には大体同じだと、かように受けとめておるわけでございます。ただ、名称をなぜそれでは消費者行政局としな……

第48回国会 予算委員会 第4号(1965/03/05、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 御承知のとおり、三十六年から三十八年まで非常に急速な消費者物価の上昇を示してまいったのでございますが、昭和三十九年――暦年でございますけれども、昭和三十九年におきましては、昭和三十八年の、暦年で、七・六の上昇でございましたのに対しまして、昨年は三・八でとどまった次第でございます。しこうして、三十九年度といたしましては、年度当初四・二を見込んでおったのでございますが、実質成長率がその後、七%から、今日、九・四という成長を見込む段階に実際の経済の経緯がなってまいりましたような関係もございまして、これを四・八と改訂をいたしました。しこうして昭和四十年度につきましては、ただいま……

第48回国会 予算委員会 第5号(1965/03/06、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 木村先生よく御承知のとおり、公共料金として政府がコントロールできる対象になるものの全体に対するウエートは二割でございます。しこうしてそのうち最も大きなものが消費者米価でございますが、これは最小限度ということで一四・八%の値上げをこの一月からいたした次第でございます。自余の問題につきましては、一年間の期限が経過いたしたものでございますから、これは自由主義経済のもとにおきまして、いつまでもこういうことを続けるべき性質のものではない、かような観点から、一応解除をいたしましたが、公共料金を抑制するという姿勢そのものを変えたわけではございません。したがって、個々の対象となる企業に……

第48回国会 予算委員会 第6号(1965/03/08、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) お答え申し上げますが、先日もお答えを申し上げた次第でございますが、水道料金につきましては独立採算制をとっている。したがって、その関係からどうしてもある程度の値上げを必要とするということで、各地方公共団体とも、ちょうどただいま地方議会の開会中でございますが、あっちこっちで御提案があるようでございます。ところで、私どもといたしましては、一年間ストップしていただきました後でございますので、何でもかんでもやろうということも言いかねる次第でございます。もちろんこれはそういう独立採算制を基本としておる制度のたてまえの上から申しまして、ある程度の値上げはやむを得ないんじゃないかと、か……

第48回国会 予算委員会 第7号(1965/03/09、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 日本の重化学工業化率を申し上げますが、これは製造工業におけるところの付加価値に占める重化学工業の比率をとってみたわけであります。昭和三十年が四九%、それが三十五年には六〇・二%、三十六年が六二・八%、三十七年が六三・二%、三十八年が六〇・一%、三十九年が六五・五、いずれも暦年でございます。年度じゃないです。それで、これに対応する外国の例を調べてみたのでございますが、これはいずれもそろった数字が昭和三十六年暦年のものしか得られませんので、三十六年の数字を申し上げますが、アメリカでは六二・五、イギリスでは六二・六、西ドイツでは六三・八、イタリアが五五・九ということで、同じく……

第48回国会 予算委員会 第9号(1965/03/11、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 一月二十二日に、中期経済計画につきまして答申のありましたのを基本的な考え方として、その他、前文をつけましてこういう決定をいたしました次第でございます。しこうして、この点はこの席でも何回か御答弁申し上げたのでございますが、中期経済計画自体が、四十三年度において、経常収支において均衡をとるということでありまして、それからいま一つは、消費者物価を年率二・五%程度にする。この二つの基本的な前提条件をおきまして、そういうふうな経済にもっていくのには、いろいろな経済諸元をどういうふうに運営したらいいのかという趣旨の諮問をいたし、そういうふうなたてまえからでき上がったのが中期経済計画……

第48回国会 予算委員会 第10号(1965/03/12、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 御承知のとおり、海外経済協力基金は昭和三十六年に設立されたものでございますが、その後漸次出資の追加をしてまいりまして、現在の資本金は百六十九億円に相なっております。そうして、基金の発足以来現在までの投融資の実績は、三十六年度に約十億円、三十七年度に約十億円、三十八年度に約三十億円弱、今年度はまだ全部終わっておりませんが、ただいまの見通しでは、約五十億円程度というふうに見ておるわけでございます。したがって、現在までの実績の累計は九十五億。それで、その内訳を申し上げますと、出資は二件で十五億円、貸し付けが二十一件で七十一億円でございます。しこうして、現在手持の余裕金は約百億……

第48回国会 予算委員会 第11号(1965/03/13、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 人事院の統計がどういうものでありますか、承知いたしておりませんが、私ども一のほうの調査によりますと、先ほど調整局長から御答弁申し上げましたとおり、昭和九―十一年を一といたしますと、昭和三十九年の消費者物価は、総理府調べ東京でもって大体四百倍ということに相なっております。  賃金については、その間の連絡なんかなかなかむずかしいのでございますが、労働省の推計によりますと、製造業生産労働者の賃金が約七百倍という程度でございます。  それでこれを推計いたしました根拠は、消費者物価で戦前と比較し得るところの数字は、総理府統計局作成のものが東京のみについてあるわけでございますが、そ……

第48回国会 予算委員会 第12号(1965/03/15、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 木村先生は長年物価の問題を研究しておられるその道の権威であることは、私も承知いたしております。  御承知のとおり、物価が何ゆえにこのように上昇するかという問題については、一面はいわゆるディマンド・プルと申しますか、国民の総需要に対して総供給のバランスがとれていないという面が、一つの原因をなしていると思います。いま一つは、やはりコストの面からコスト・プッシュと申しますか、その双方の原因から物価の上昇というものが出てきている、かように私どもは見ておる次第でございます。
【次の発言】 今日まで、特に昭和三十五年を境にして昭和三十六、七、八と三カ年度間、毎年六%台の消費者物価の……

第48回国会 予算委員会 第13号(1965/03/16、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 地価の騰貴の状況でございますが、これは公の機関によるところの調査がございませんので、日本不動産研究所というのが「全国市街地価格指数」というのをつくっておりますので、これを申し上げますと、昭和三十年の九月を一つの基準にいたしまして、昨年の九月をとってみますと、全国の市街地におきましては、三十年度の九月が一〇六でありましたのが七二六、六大都市市街地におきましては一〇四七、また、六大都市を除く地域においては七一三、こういうふうに大体七倍程度騰貴いたしておるのが実態でございます。そしてただいまも御指摘にありましたとおり、中期経済計画によるところの経済の運営につきましても、地価の……

第48回国会 予算委員会 第14号(1965/03/19、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 御承知のとおり、佐藤内閣は、物価対策の第一の根本的な考え方として、経済の成長を安定的な基調に持っていこうということで、しばしばお答え申し上げておりますとおり、昭和四十年度の見通しにつきましても、中期経済計画の八・一%を下回るような実質七・五%の成長という見通しを立て、それに応じたところの財政規模またはその他の経済の運営の方針を立ててまいったような次第でございます。こうして、昭和三十九年度につきましては、御承知のとおり、当初の見通しはCPIで四・二%でございましたが、その後の経済の成長の度合いが相当増してまいりまして、昨年の暮れにこれを四・八と改訂いたしたような次第でござ……

第48回国会 予算委員会 第16号(1965/03/23、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) ただいま大蔵大臣から詳しい御説明を申し上げましたので、余すところないと存じますが、自由主義経済のもとに、こういうふうな公社、公団方式と申しますか、こういう方式が行なわれてまいりました傾向は、これは自由主義諸国家におけるところの最近の傾向でございまして、どの国でもこういうようなものでだんだんとやっておるようでございます。しこうして、非常に公共性の高い仕事につきまして民間の事業を国が助成するという方法も一つの方法でございましょうけれども、やはり公社なり公団なりに特殊な使命を与え、そして独占的と申しますかやって、しかも一方において税制上課税をしない、税金をかけない、同時に、他……

第48回国会 予算委員会 第17号(1965/03/24、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) ただいま運輸大臣からお答え申し上げましたとおりでございまして、運輸省で御計画になりましたのは昭和四十二年度の分であり、しかも計画した時期がもう少し先でありましたために、その後精細な調査をしました結果、なおかつ四十三年度を目標といたしました結果としまして、輸出入するところの貨物の数量が、たとえば鉄鋼石、石炭、その他石油類等、個個にわたって検討しました結果、四十二年度の運輸省案によりますとこれが二億一千八百万トン、四十三年度におきまする中期計画におきましては二億八千七百万トン、こういうことに変わりましたので、その結果として、四十三年度においての貿易外収支においては、ただいま……

第48回国会 予算委員会 第21号(1965/03/31、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 一昨年の暮れに、宮澤前経済企画庁長官の時代に、プライベートに相談する、御相談に乗っていただくという意味において物価問題懇談会というものがあったわけでございますが、その後、それがそのままになっているわけでございます。この問題は非常に大切な問題でございますが、それよりももっと広い工場で総理の諮問機関として経済審議会がございます。その経済審議会においては、今後の経済を安定的な基調に持っていくということを課題として、実は先般も経済審議会の委員以外の方にも御参加を願って、拡大された形においていろいろと御討議を願ったような次第でございまして、そういうふうな形で当分物価問題を中心に検……


7期(1965/07/04〜)

第51回国会 外務委員会 第5号(1966/03/31、7期、自由民主党)

○高橋衛君 先ほど大和委員からお話のあった椿君の話、これは椿君と一緒にボリビアを回ったわけでずが、そうして沖繩の諸君のいる移住地に参りまして、そうして実情を詳しく見て回ったわけであります。それでその当時わがほうの領事館の方が案内してくださって、また、ボリビアの大使館の方も一緒においでくださって、実質的にはある程度の世話をしておられたけれども、何と申しましても、金の出る先が米軍当局であり、沖繩の移住公社であるというような関係、また同時に、その日本のいろいろな機械の使い方とかその他の問題について、それほどぴったり息が合うというような状況でないというふうな関係もございまして、これはどうしてもやはりそ……

第55回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1967/06/02、7期、自由民主党)

○高橋衛君 運輸省の方に、関連して一つだけお聞きしたいと思います。  先般、国鉄の総裁が、いずれは通勤通学の割引率の削減と申しますか、縮小と申しますか、ということをせざるを得ないだろうという御答弁をたさったようでございます。それに関連して新聞紙上に出たところを散見しますると、大都市の通勤について公共負担になる金額が、国鉄について三百数十億円――具体的な数字は、いまここに持っておりません。それから、通学についても三百数十億円、双方あわせて七百億円余りの公共負担があるということが出ておりました。それで、ただいまの御説明によると、現在の混雑が二百七、八〇%、それを今度近代化計画を繰り上げて五ヵ年間に……

第58回国会 商工委員会 第7号(1968/03/19、7期、自由民主党)

○高橋衛君 ただいま御提案の決議案に私は賛成するものでありますが、御提案の趣旨の御説明の中にもありましたように、この課徴金の制度が、伝えられるごとく五%の程度になるということになりますると、日本のアメリカに対する輸出約三十億ドルでございますが、そのうち、特に雑貨が約十億でございます。繊維が約十億にのぼるのでありますが、そのうち最も大きなウエートを占めているのでございますが、それらのものが、たとえば布帛製品等においては、壊滅的な打撃を受ける、その他相当甚大な打撃を受ける品目が多多あるわけであります。しかも特にわれわれとして留意を要する点は、それらの雑貨並びに繊維等の産業が、主として中小企業の製品……

第58回国会 商工委員会 第17号(1968/05/09、7期、自由民主党)【議会役職】

○理事(高橋衛君) 主計局次長です。
【次の発言】 この際、おはかりいたします。  ただいま議題といたしております本案審査のため、参考人として日本万国博覧会鈴木事務総長の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。

第58回国会 商工委員会 第23号(1968/06/03、7期、自由民主党)【議会役職】

○理事(高橋衛君) ただいまから商工委員会を開会いたします。  委員長所用のため、委託を受けました理事の私が委員長の職務を行ないます。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る五月二十七日、温水三郎君、新谷寅三郎君及び紅露みつ君が辞任され、その補欠として豊田雅孝君、横井太郎君及び仲原善一君が選任されました。  本月一日、木村禧八郎君及び瓜生清君が辞任され、その補欠として椿繁夫君及び向井長年君が選任されました。
【次の発言】 本日は、請願の審査を行ないます。  第五二八七号発明、発見者及び考案者にバッジ交付に関する請願外一件を一括して議題といたします。  両請願につきましては、慣例に……

第58回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1968/01/27、7期、自由民主党)【議会役職】

○理事(高橋衛君) ただいまから物価等対策特別委員会を開会いたします。  櫻井委員長から委員長辞任の申し出がございますので、私が暫時委員長の職務を行ないます。  委員の異動について御報告いたします。  一月二十六日、内田芳郎君が委員を辞任され、その補欠として、大森久司君が選任されました。
【次の発言】 委員長辞任の件についておはかりいたします。  櫻井志郎君から、文書をもって、都合により委員長を辞任いたしたい旨の申し出がございましたが、これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  この際、櫻井志郎君から発言を求められておりますので、これを……


8期(1968/07/07〜)

第61回国会 予算委員会 第7号(1969/03/07、8期、自由民主党)

○高橋衛君 昨日この委員会で、総理は、最近いたずらに権利のみを主張してその反面の義務を軽んずると申しますか、考えないという風潮が一般的になってきているということに論及されました。それで、その風潮の一つの責任と申しますか、なぜそういうふうな風潮が出てきたかという一半の責任は、やはり政治にあるんじゃなかろうかということを私は感ずるのであります。それは民主政治においておちいりやすいところの一つの欠陥であろうかと思いますが、選挙ともなれば政治家はうまいことずくめの話をしがちでございます。多少はったりがなければというのが一般の常識のようにすらなっておるように思われるのであります。そのことがいわば国民にと……



各種会議発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第16回国会 経済安定・通商産業連合委員会 第3号(1953/07/23、3期、自由党)【議会役職】

○委員長代理(高橋衛君) これより経済安定・通商産業委員会の連合委員会を開会いたします。  前回に引続き私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして質疑を継続いたします。本日は只今のところ政府側の出席といたしましては、公正取引委員会から委員の湯池謹爾郎君、経済部長の坂根哲夫君の御二人だけが御出席でありますから、御質疑のあるかたは順次御発言を願います。

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/03/24、3期、自由党)

○高橋衛君 この調子で説明を聞いておりますと、相当長く時間がかかるようですから、もつと簡略に願えませんか。
【次の発言】 先ほどの御説明の中に育英資金の制度について、新たに大学のものについてであろうと思いますが、新たに月額一万円の特別の奨学制度を設立したという御説明があつたのですが、これはどういうものでございますか。
【次の発言】 そういたしますると、この制度は大学の教授、助教授要員として残るか、又は研究所の職員として残るか、そういうような人に対する制度として設けられたもので、それ以外の人には均霑されないのですか。
【次の発言】 只今の問題に関連して、私も一つ御意見なり御説明をお願いしたいと思……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1954/03/25、3期、自由党)

○高橋衛君 只今の永岡委員の御質問に対する答弁に関連しまして、私も一言だけ質問申上げたいと思います。  今回の簡易保険限度が十五万円に引上つたことによつて資金量が殖える、その資金量をどう使うかということに関連して、例えば郵便局舎等の復旧の方面にこれを利用する方途があるかのごとき御答弁がありましたが、私どもはこの予算においてはつきりと二十五億五百万円というふうに歳出が決定されている以上は、予算の修正なくしてはそういうふうなことはでき得ないのだと承知いたしているのでありますが、その点についてもう一応御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 私が次に質問申上げたいと思う事項を測らずも永岡委員が御説……

第22回国会 商工委員会国産車振興に関する小委員会 閉会後第1号(1955/11/17、3期、自由民主党)

○高橋衛君 トヨタの大野さんにお伺いしたいのでありますが、これは各社ともにそうでございますけれども、各会社とも、その会社で製造されておられる車の種類が非常に多い、乗用車、そのほかにバス、トラック、各種のものを作っておられるようでございますが、これを何か、たとえば乗用車なら乗用車一本にまとめるということと同時に、多種のものを同時に並行してやっておる。先ほど大野さんのお話によりますと、五千台ベースで二千台にするということを前提にしてお話しになっておられたようでありますが、こういう点について単一の車種のものを大量生産に持っていくということと、現在のような政府のような考え方の企画を持ったことがおありか……

第22回国会 内閣・商工委員会連合審査会 第1号(1955/06/10、3期、自由党)

○高橋衛君 私はこの法文の字句の解釈を少しお伺いしたいと思うのでございますが、まず第一に現行法におきましても「長期経済計画」という文字が使われている。今回はさらに「長期経済計画の策定及び推進」ということで、長期経済計画というものは非常に大きく取り上げられている次第でありますが、たとえば長期経済計画というものは一体どの範囲のものを考えられているか、各部の所管事務に総合調整のいろいろな計画が入っているようでありますが、それらのものは全部入るのであるか。たとえば石炭鉱業の合理化というような問題が長期経済計画に入るのか、またはジェット機の生産は入るのか、石油化学工業の計画というものが入るのか、その範囲……


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 商工・地方行政・大蔵委員会連合審査会 第1号(1957/05/16、4期、自由民主党)

○高橋衛君 関連して。ただいまの春日議員の御説明によりますと、「税制上」というこの法文の解釈として、税法の運用上の面についても期待をしておられるのだという御説明でございますが、税法の運用上であるならば、税務行政執行上であるとか、または税法運用上という文字が使われてしかるべきだと思います。税制上という文字になれば、それは運用上という意味が入るということがどうも解釈できにくいと思うのでありますが、その点いかがですか。
【次の発言】 普通法律の言葉の使い方としては、ただいまのような解釈は非常におかしいと考えます。税制上というならば、税法の運用の面は含まないとまず解釈するのが通常の常識じゃなかろうかと……

第28回国会 法務・商工委員会連合審査会 第1号(1958/03/13、4期、自由民主党)

○高橋衛君 先ほど政府側の御説明によりますると、企業担保法の目的の中心は、この法律の理由にも書いてありますように、「株式会社の資金の調達を円滑にする」ということが目的に相なっているようであります。しこうして、大臣の御説明によりましても、担保附社債信託法に掲げておるところの十二の項目にただいまは限定されておる、しかもこれらの項目に該当しているものにおきましても、たとえば債権であるとか、その他のものが含まれないというような点から、包括的に企業財産全部を対象とするところの企業担保法を制定することを考えたのだという御説明でございましたが、この企業担保法のほんとうのねらいとするところがどこにあるかという……

第31回国会 商工・農林水産・建設委員会連合審査会 第1号(1958/12/19、4期、自由民主党)【政府役職】

○政府委員(高橋衛君) ただいま青山さんの御質疑の点でございますが、農林省に対して各府県から報告されておりまするところの油による漁業被害事件を調べてみますると、たまたまこれは昭和二十九年度しかないのでございますが、総件数で六十一件あるのでございます。ところが、六十一件のうち、船舶の廃油に原因するのが十八件あるというふうな点から考えまして、この問題につきましては農林省としては相当な関心を持っておる次第でございます。主としてその被害を受けた対象はノリでございまして、しかも、そのノリは沿岸に存在するものでございますので、もしも、船舶廃油について現行法であるところの港則法及び港湾法においての制限の規定……


6期(1962/07/01〜)

第48回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1965/03/26、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) お話のとおり、むつ製鉄は、昭和三十八年の四月に東北開発株式会社に対して、むつ製鉄の会社の設立について政府から認可をいたしたものでございます。しかして、その設立の認可をする前に、これは言うまでもなく、あの東北地方の唯一の資源といわれているところの砂鉄資源、この砂鉄資源を何とか有効に活用して、あの地域の開発に寄与いたしたいと、こういうことでかねがね検討が続けられてまいっておったのでございますが、何と申しましても、相当巨額の投資を要する事業でもあり、また同時に、これは高度の技術を要する問題でもありますので、政府におきましても、技術面等について通産省の協力を得てずいぶん検討はい……

第48回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1965/03/26、6期、自由民主党)【政府役職】

○国務大臣(高橋衛君) 御承知のとおり、現在、国民生活と申しますか、消費者のサイドから政治全般をながめるという空気が、ものによってないことはないのですけれども、生産者は同時に消費者であるわけではございますが、どうしても農林省は農林省で物の生産という面に重点を置いて施策が考えられ、通産省は通産省でそれぞれ産業別に、むしろ生産サイドからその産業をどういうふうに育成していくか、どういうふうにするかという問題を論議しがちだ。それで御承知のとおり、物価の問題は経済企画庁が主管いたしておるのでございますが、これは調整局の物価政策課というところでやっているのでございますが、この物価の問題というのは、もう一番……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

高橋衛[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。