このページでは斎藤昇参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。斎藤昇参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○斎藤昇君 第二条の定義のことについてちょっとお伺いいたしたいのですが、この都市計画区域の外で、都市計画事業として公園が設定される場合があるのでございますか。あるように見えますが、これによりますと。
【次の発言】 現実にそういう公園がありますか。
【次の発言】 もう一点お伺いいたしますが、この「地方公共団体が当該公園又は緑地に設ける公園施設を含むものとする。」というのは、これはどういう意味でございますか。都市公園というものはこういう定義――郡市公園の定義の、こういった公園あるいは緑地、そのほかに公園施設を含むのだという、こういうことは、都市公園の定義としてどういう意味になるのでございますか。
○斎藤昇君 この第七条の許可も、やはり占用期間を一応十年と、こういうふうになるわけですか。
【次の発言】 この十年の期間ということを書かれたのは、先ほど御説明がありましたが、第七条の各号に掲げられてあるような工作物を十年と一応限るのは、いかにも非常識なようにも考えられるわけですが、いかがでございますか。鉄道、軌道、あるいは下水道というような……。まあ五号の一時の工作物のごときは当然のことでございますけれども。
【次の発言】 ちょっと議事進行について申し上げたいと思いますが、この都市公園法は、逐条説明が一応前に終っておりまして、そうして前回には第二章全体についての質問を進めておりましたが、きょう……
○斎藤昇君 関連して。この第九条を置かれた趣旨は、公園管理者が国とかそれに準ずるものに対して許可をするということがおかしいから、そういう場合には協議が整うたらいいのだ、こういう趣旨で書かれたものじゃないかと私は思いますが、そうじゃございませんか。それでここに書いた郵便とか国の事業、鉄道、専売あるいは電信電話、原子燃料、こういうものは、簡単に許可にかえる手続をしていいという意味で抜き出したのじゃなくて、性格が、先ほど言うように、国あるいは国にほとんど基ずるものだから、許可というのは法文上おかしいから、協議が整ったらいいということにしようということであって、協議を成立させるかさせないかということは……
○斎藤昇君 この法案の施行によって建設省の営繕局の仕事は相当ふえるように見えますが、現在の職員でやれるのかどうか、どのくらいの人数をふやす必要があるのかどうかということについて、どういうお考えであるか。それに関連して、他の関係省の仕事が減るのかどうか。それで減るとすれば、そういった減員が建設省の方に移しがえになるのであるかどうか。
【次の発言】 これは他の省からの配置がえで済むわけですか。
【次の発言】 新しく新規増は要りませんか。
○斎藤昇君 どこでお伺いしてもいいのですが、紛争というのはどういうような紛争が多いのですか、ちょっとその一、二の点を具体的にお示し願いたい。
【次の発言】 あっせん、調停と民事裁判とは、全然無関係と考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 委員の費用弁償はどうなんですか。どこで支払うのですか。
【次の発言】 そうすると、その委員の所属する府県が……。実際に紛争処理をするために他の府県でいろいろやるという実費弁償も、その当該地方府県が支払うということになるのですか、委員所属……。
【次の発言】 もう一点、「紛争処理の手続に要する費用」と、特に手続と書いてあるのはどういう意味ですか。そういった……
○斎藤昇君 速記をとめて下さい。
○斎藤昇君 それでは、先般福島、新潟両県下の建設事業の調査に参りました第一班としまして、私から御報告を申し上げます。 去る六月十日から十六日まで七日間の日程をもって、田中委員、村上委員とともに、福島県下は主として猪苗代水系及び阿賀川水系の治水利水事業、新潟県下は主として旧信濃川及び阿賀野川水系の治水利水事業、新潟海岸侵食対策事業及び佐渡島内の建設事業等を調査して参りました。 視察の経路を申し上げますと、まず郡山で下車、日程の打ち合せ等をいたしまして、猪苗代湖までに東京電力安積流水系の三発電所及び上戸揚水場の説明を聞きながら猪苗代湖に達し、湖北を進み、さらに裏磐梯に入り、長瀬川系の三発電所を……
○斎藤昇君 何条ですか。
【次の発言】 三十二年度地籍調査事業実施要望額一覧表という、この事業費、それから負担金とありますが、この関係はどうなんですか。負担金というのは国の負担ということですか、国と府県の負担金を合せたものですか。
【次の発言】 三分の二になっているのですか、この数字は。数字が合わぬから、どういうことになっているのか、その点について。
【次の発言】 関連して。ただいまの田中委員の御要望といいますか、御意見はもっともだと思いますが、あなた方の方でこの事業を進められるについて、土地改良区なり、市町村から、今の税金問題は一体どうしてくれるのか、それがきまらなければわれわれはやりにくい……
○斎藤昇君 岸総裁にお伺いしたいのですが、先ほどもお話がありましたように、土木の事業の執行とそれから予算というものはなかなか年度が一致しない。これはもっともだと思います。そこで本年度も当初の計画通り進めるとしても、事実上はこのくらいはおそらく繰り延べができるだろうというめどがついておったかおらなかったか、またはまだおつけになれないのか、用地買収なんかはこれは非常に動きますから、確実なことは無理でしようけれども、しかし大体達観して先ほどお述べになったようにいよいよ請負に渡すとか何とかいう点から考えると、これは本年度もこのくらいは精一ぱいやっても、事業を繰り延べていかなきゃならぬであろうという見通……
○斎藤昇君 議事進行ですが、もう十二時にもなりましたし、せっかく蓮田さん、前田さんがお見えになっておられるわけですから、ほかの委員の方からも、家賃値上げ反対運動ですか、それについて御質問もあるかと思いますので、公団や政府の方に対する御質問は午後にでもまたやっていただくことにして、まず民間のお二人の参考人の方に御質問をするように、もし田中さんの御質問が長引くようでしたら、そのように議事を進行していただきたいと思います。
○斎藤昇君 ちょっと発言中ですけれども、ちょっと一言……
【次の発言】 加藤先生にちょっと伺いたいと思いますが、このダム使用権はただに物権だけでなしに請求権といいますか、債権といいますか、そういう一面も持っておる。そこで貯留量が確保されない場合には、差しとめ権があるというようにおっしゃいましたが、そうすると、この設定権者に対して貯留量を確保せい、確保されないような場合には、さらに水を流すことは差しとめる。あるいは上流の関係、またダム、貯水池の状況の変化等によって貯留量が減ってきた、これを維持するために、かさ上げ請求制度とか、そういういろいろな請求権がダム使用権にある、こういう御見解でしょうか。
○斎藤昇君 私は自由民主党を代表しまして、この特定多目的ダム法案について賛意を表するものでございます。 本法案は、従来多目的ダムの建設、管理あるいは利用等について、存在しておりましたいろいろな問題を解決をするのに大いに寄与するものと存じます。ただこの法案の施行に当りましては、さらにより一そう水利の効率使用という点をお考えいただき、また建設大臣からも言明がございましたように、農林省を初め他の行政庁等々と円滑に協議を整えていかれることを期待をいたしまして、この法案の目的がほんとうに達成されんことを希望して、賛意を表する次第でございます。 田中委員から提出されました付帯決議案は、これまたわれわれ……
○斎藤昇君 ちょっとこの字句の解釈をお伺いしておきたいと思いますが、四十四条のただし書きの改正の点でございますが、「特定行政庁が安全上、防火著しくは衛生上他の建築物の利便を妨げ、」とありますが、他の建築物の利便を妨げるのは安全上、防火上、衛生上だけでございますか。どういう意味で「他の建築物の利便を妨げ」という上に安全上、防火上、衛生上という字句でしぼられているのか。他の建築物の利便を妨げるものならばすべていけないような感じがいたしますが、その利便を妨げるものでも、安全上、防火上、衛生上妨げるものはいけないのだということはどういう趣旨ですか。
○斎藤昇君 付則第八項削除の問題については、かねて縦貫道路法審議の際に、建設大臣が説明をしておられました通り、今日縦貫自動車道法案は議員の提案であり、それが審議中に政府が修正案を出すということは、いかにも道をはずれたような感があるし、また今今日の段階では、縦貫自動車道法案の路線の決定の調査もまだこれから緒につこうとするときである、従って今日段階では、運輸省その他と調整をはかって調査を進めるということは事実上できるように思う、またそういうふうに努力をしてみたい、しかしいよいよ実施の段階になってみて、どうしても工合が悪いという場合には、また修正をお願いすることがあるかもしれぬけれども、しかしできる……
○斎藤昇君 立ち入り禁止になっておる所に人が入ってきて、そしてそれを自動車の運転手がひいたという場合においても、刑法上責任は、これは免れるものじゃないことは当然だと思います。そこで自動車運転手の注意義務といいますか、どの程度善良なる運転手として、人を発見した場合にはどこでブレーキをかけてどうすべきか、この義務もまた軽減されるものじゃないと私は思います。ただスピードに制限がある場合に、そのスピードをこえていれば、もう明らかに注意義務を怠っておったということが明瞭であります。ところがこの高速自動車にスピードの制限がないというような場合には、スピードを出しておったということの責任はありませんけれども……
○斎藤昇君 提案者側でも政府側でもどちらでもけっこうですが、現在各府県で、木造建物については百平方メートルまで下げているという御説明でございますが、何府県ぐらい、大体どこどこが下げておりますか。
【次の発言】 これは建物も例外なしに、たとえば養蚕小屋とかあるいは家畜の厩舎とか、そういうようなものでも全部例外なしに百平方メートルに下げておりますか。
【次の発言】 政府側にお尋ねしますが、政府側の指導方針とされては、面積の規模についてはどういうように御指導になっておられますか。農村の方はどうとか、都市はどうとか、何か指導基準を作っておられますか。
○斎藤昇君 駐車場整備地区内に路上駐車場を設ける、路上駐車場以外の所は駐車をさせない、こういうまず前提があるわけですか。
【次の発言】 たとえばあの宮城広場の前の所から東京駅の方に進む道ですか、あの辺にたくさん駐車しているのがありますが、あそこら辺は駐車場整備地区になるのですか、ならないのですか。
【次の発言】 この路上駐車場を設置をするのは、路外駐車場によって満たされない自動車の駐車需要に応ずるためと、こうありますが、むしろ現在路上に駐車を特に禁止されない所は全部認められておるという形になっておる際に、路上駐市場を設けて、そうして料金を取ろう、こういうのは路上駐車の回転速度を早めて、そうして……
○斎藤昇君 先ほどから問題になっておりました委託に基いて高架道路の下に事務所等を作るという問題ですが、これはこういう委託に基いて作るという制度を設けないと何か工合が悪いですか。どういう必要に基いておるのか。
【次の発言】 この事務所を作りたい、下に設けたいという人に対しては、その高架道路の下を貸せばいい、そうしてその下に事務所を作り得るようなワクがあれば作るけれども、あとは下を貸すというような形で、できるのじゃないかと思うのですけれども、一体となってしまった建物で、そうして何といいますか、一体となった建築物で、そうしてその事務所の部分だけの所有権は別のものにあるんだというような形になってしまう……
○斎藤昇君 この前の質疑でまだはっきりしない点がありましたから、二、三確かめておきたいと思いますが、こ委託に基づいて事務所等を建築いたしました場合に、まず、事務所等の建設物の登記は、これは道路と一体をなしておるという前提でありますから、どんな形で登記ができるのか、道路の公物の部分と、それから事務所の部分というものが明確に区別して登記ができるかどうかという問題がありましたが、研究の結果はどうなりました。
【次の発言】 そうすると、技術的に具体的に明確に区分ができる、こういうように解釈してよろしゅうございますか。
【次の発言】 それからこの委託によって作った事務所等の転売を、これはおそらく禁止する……
○斎藤昇君 この問題、いろいろ庶務小委員会でも討議をいたしましたが、まだ何と言いますか、結論に達しません。そういう状況でございまするから、何と言いますか、召集のときには当然間に合わない。しかもこれは、衆議院の方がまだ関係の委員会もできておりませんので。……ただいまそういうふうになっております。
【次の発言】 土曜日は、議運の理事の方から、大体見送らざるを得ないだろうということが雑談として出ておりました。そういうようなことでございまする。
【次の発言】 それは召集日の問題でなしに、開会式の問題としていま検討をしておるわけであります。召集目は、これは各議院に登院をするのが番然だから、今まで通り参議……
○斎藤昇君 今お二方の御発言を伺っておりますと、与党が施政演説に対して質問するのは、まことにおかしいというような御発言のようです。これは大体議会政治始まって以来、はっきり与党が施政演説に質問しているというのが例なんです。で、このたびは御承知のように、与党は施政演説に対して質問をすべからずという御議論でしょう。(「すべからずとは言わない」と呼ぶ者あり)するのはおかしい。それは党と政府が、政党内閣ですから、これは大体意向が一致しておると、こう見ても差支えありますまいけれども、政府は政府、党は党なんですから、従って、党として、国民の前に国会の議事を通じてはっきりと質問し、政府の方針と党の方針というも……
○斎藤昇君 先ほど島村委員から、この後の扱いを理事会において取り計らわれたいという動議でありますが、御意見を御発表になったと思いますが、先ほどから相当時間をかけて、質問のあるお方の御質問、それに対する政府の答弁、私はほとんど尽きたように思います。これ以上はほとんど同じことを繰り返すだけだと思います。従って政府の解釈も明瞭になったと思いますので、島村委員の御意見のように、今後の扱い、これはわれわれ議運できめる問題でありますが、理事会において取り計らうという動議に私は賛成いたします。かように取り計らっていただくことをお願いいたします。
○斎藤昇君 ただいま委員長は、今後、政府委員というものに対して国会運営上どういうように考えるか、さらに検討をして見たいというお言葉もございましたが、私も少し見解をただしておきたいと思います。つきましては、法制局長おいででございますから、法制局長にまずお伺いをいたします。 国会法の建前で政府委員というものを設けておる趣旨は、国会において議案等を審議する際に、政府の意向を聞きたいという場合には、国務大臣または政府委員からその説明を聞くというのが建前になっておると思います。今日、説明員がたくさんこられて、そうして政府委員の説明もまた説明員の説明も、ほとんど同じような扱ひをしておりますが、これは国会……
○斎藤昇君 もう一度言って下さい。
○斎藤昇君 ただいま議題となりました昭和三十三年度委員会関係経費の割当に関する件につきまして、庶務関係小委員会において決定いたしましたところを一御報告いたします。計数等詳細な点につきましては、お手元の資料によって御承知、願いまして、以下、順次その割当の方法等につきまして御説明を申し上げます。 第一に、会議費及び交際費でありますが、これは予算額のうち、半分を各常任委員会に均等に、残りの半分を各常任委員会の数に応じて割り当てることにいたしました。 第二に、調査室会議賢でありますか、これは常任委員会調査軍職員の研究会会議費でありまして、調査屋のない議院運営、懲罰の両委員会を除く他の常任委員会に均……
○斎藤昇君 ただいま委員長からお話しがありましたように、庶務小委員会におきましても、前からも研究しておりました関係上、今度の法案につきましても、すでに若干の調査研究はいたしておりますし、衆議院側とも打ち合せをいたしております。いずれ結論は、さらに庶務小委員会で御審議を願わなければなりませんが、そういう意味から、ただいまの点について私の承知しておりまする限りで申し上げてみますれば、この法律は、なるほど互助の精神に立脚はいたしておりまするが、議員の互助というものを主にして作った法案であることは間違いありませんが、同時にやはり公的な性格を持っておりまして、この事務に要する費用は国庫で負担をいたします……
○斎藤昇君 ただいま議題となっております国会議員互助年金法案につきまして、前回の委員会の決定に基き、庶務関係小委員会において協議いたしました結果につき御報告申し上げます。 本案は、互助の精神にのっとり、議員の醵出金により互助年金に要する経費をまかなうことを建前としているものでありまして、国会法制定以来の懸案として、当小委員会において、諸外国の例をも参酌しながら、多年、調査研究をいたして参りました退職金制度とは、趣きを異にする点の多いことは言うまでもありません。 しかして、本案につきましては、第一に、議員が毎月その歳費月額の百分の三に相当する金額を醵出することにより、互助年金に要する経費をま……
○斎藤昇君 次の特別国会までに実現するようにというお話でございますが、もし庶務小でやるということになりますならば、一つそういう条件なしで庶務小にお下げ願います。
【次の発言】 手続上不可能……。
○斎藤昇君 関連して。今の関係の事業はどこがやるのですか、予算はどこにあるにしても、事業は依然建設省がやるのですか。
○斎藤昇君 関連。三十九億の機械整備費の中に更新をする分と、新規に台数をふやすというものとの割合はどんなものですか、正確な数字でなくてもよろしうございますから。大部分が更新に当てられるというものか、あるいはもうほとんど大部分は、新規にそれだけ台数がふえるというものか。 それからもう一つは、機械整備費の増加割合よりも道路中業費の増加割合の方が多いんですね。この表を見ますと、機械整備費は三割五分増、事業費は三割八分増です。全部が全部直轄ではありますまいけれども、そうだというと、かえって機械化されるべきものが、事業が多くなってくるのに伴っていない。もっとこれを取るべきだということになるように思われ……
○斎藤昇君 今のに関連しまして。きのう、この配付せられました資料によって、提案者からわれわれ説明を聞いたのです。ところが、この資料はどこから出たかわからぬというので、どこでどうして作ったかどうかわからぬという提案者の説明では、私は、この資料によって審議することができないので、もう少しはっきりした……。
○斎藤昇君 ただいま、大赦で補導処分がなくなるというのは、刑に付属した処分だから当然そうなるので、やむを得ないのだということでございましたが、それはそういった構成上やむを得ないと、こういうものではなくて、やはりむしろ補導処分も犯罪性をなくしていくという一つの刑事政策上から出たものでありまするから、従って、大赦というものは、これは何といいますか、刑罰に対しても、あるいは犯罪性をなくするという補導処分に対しても、同様にあるべきで、補導処分だからこの大赦というものはしない方がいいとか、そういう性質のものではなかろうと私は思うのですけれども、一体大赦という制度のございますることは、これは何といいますか……
○斎藤昇君 ただいまの小酒井委員の御説、ごもっともな点があるように存じますが、私どもの方としましては、総長が今のような権限を行うと申しますか、一応、事務総長が職務代理としてやれるかどうかについて疑問があるという御趣旨でございましたが、これは他院の、いわゆる衆議院の方がそういう解釈であるという以上は、やはりこれは無効だとか何とかいうことは、ここでせんさくをすべきではなかろう、かように実は思いますが、しかし・きょうすぐ決定をしてどうかという御議論もありまするから、私の方としては、できれば他院の意思を尊重してやっていただきたい、かように一応は意見を申し述べます。
○斎藤昇君 ただいま委員長や小酒井委員からお話もあった通りでございますが、ことに再来年は列国議会同盟会議をここでやるという場合に、あのジェファーソン・ハイツを参議院側で取り払う計画をしておるというお話だと思いますが、そういうためにもぜひわれわれとしては促進をしたい、かように思うわけです。アメリカ側としても、そういう際に、この周辺にあるということは気にされてもいいのじゃないかと私は思うのです、そういう事情をもし知れば。そこで横田ハイツの代替物を作るということについて、来年の今ごろまでくらい、これは非常に大事を踏んだという、今、長官のお話でありますが、少し早くなりましょうけれども、まだ今後相当日数……
○斎藤昇君 小林委員の御発言は非常にごもっともだと私どもも考えます。ことに、事務総長が議長の権限を代行する範囲、内容というものについては、私は小林委員と同じような解釈をすべきものだと、かように思いますが、ただ、そうかといって、衆議院がすでに院議をもってそれを認めておるというものについて、これは今とやかく言うべきではないと思うのであります。ただ、参議院としては、これは私だけの考えかもしれませんが、議長の欠けているときに、事務総長がどこまで議長の権限を行うかということについては、これはやはり狭く解釈をして、衆議院のやった例をやはり参議院も将来まねるということがあってはならぬのではないかと私は思いま……
○斎藤昇君 ただいま御説明を承わりますと、今度の臨時国会に提案される法律案は相当件数も多いようであります。中にも重要な案件が相当あるようであります。小酒井委員から御質問がありまして、四十日では短いのではなかろうかというふうなお話もありましたが、なるほど通常国会の開会日を予定をし、その準備を考えますと、そう多くの日数を臨時国会にさけないということになるわけであります。これは国会できめることであるわけでありますが、できるだけ早く上げるためには、やはり参議院先議を相当多くしていただいて、手回しよくやっていくということでありませんと、会期末に近づいて参議院にたくさん殺到してきたのでは、また会期延長々々……
○斎藤昇君 私も今、杉山委員のおっしゃるように、結論は賛成でございます。まあ今までの解釈は解釈として、先例は、国会役員が政府の職員になった、常任委員長が大臣あるいは政務次官になるという場合には、三十条の辞任許可の手続をとらないで、当然、役員を失職をするという解釈で今まできておったわけです。ただ、これは常任委員長であって、副議長というような要職でなかった。私は副議長と常任委員長のどちらが重要であるかということは申しませんけれども、そういう前提で、ここでいろいろ議論が起ってきた、かように思います。ただ、法律上は同じく役員と書いてあり、そうして、それについての手続は慣習的に十数回行われたということで……
○斎藤昇君 次回に回すことに異存はございませんが、鈴木副長官が前回の任命のときのいきさつは御存じなかった、当時おられなかったから知らなかったということでございますが、しかし、今までの方針を引き続いてやった内閣の方針については、全然知りませんという御答弁ではなかったのではないかと私は思うのですが、それですから、この委員の任命に際しての前内閣の方針、それは引き続いての方針、それに合致するかどうかという点は、これは研究して出て来ておられたものと私は見ておりますので、今、小林委員のおっしゃるような意味でなしに次に持ち越すということならば異存はございませんが、そこをもうちょっと……。
○斎藤昇君 わが党の方は、この国会法五十六条の三の条文は、これは、委員会に付託された案件がどんな状況にあるかということを、いつでも院において必要と認めるときには聞くことができると、こういう法意であると解し ております。なるほど、おっしゃるように、参議院規則の方では、これは審議の順序が書いてある、付託された案件は趣旨説明を聞き、それから審査に入る、これは順序が書いてあるのでありまするから、そこで、同じ審査という文字が使ってあっても、私は五十六条の三は広い意味に解すべきものじゃないか、こういうように考えております。もし今、小林委員のような御説であれば、委員会に付託された案件が、まだ長い間質問に入……
○斎藤昇君 会期延長問題につきましては、衆議院からすでに協議を受け、こちらで、まだ議長からこちらの意向を向うに話をしていただく段階に至らないうちに、向うがすでに決定になりました。参議院としましては、参議院のあり方から、会期を延長すべきか、するとすれば幾日するか、あるいはしないかということを決定してしかるべきだろうと思います。つきましては、会期はまだ数時間残っておるわけでありまするから、その間に、参議院として審議をすべきものはするだけの最善の努力をしよう、しかるのちに会期をさらに延長する要ありやなしや、するとすれば、幾日延長すべきかということを決定するのが参議院のあり方として適当ではなかろうか。……
○斎藤昇君 ちょっとお尋ねいたしますが、運輸省設置法によりますと、政党の役員はこういう委員になれないことは確かです。川俣清音君は政党の役員をやっておられませんか、あるいは、おられたけれども、おやめになったのですか、そういういきさつをちょっと。
【次の発言】 私はこういう委員の、しかも法律に書いてある欠格条項に該当しているかいないか、政務次官も御存じない。事務当局でも、これから調べて見て、もし該当しておれば辞任をすると。辞任をせられなかったらどうする。これはきわめていいかげんなと言いますか、こういうふうな点……。
【次の発言】 私はまことにおかしいと思う。大体この方が政界にあったということは御存……
○斎藤昇君 今、小林委員から、こういうものの扱い方をどうするか、こういうことを議運で研究するというお話がありました。この扱い方は、理事会で一ぺんどういうふうに扱うかをはっきり相談して、そうして事実上の扱い方をどうするかということをきめたいと思いますが、どうでございましょうか。
○斎藤昇君 ただいまのいろいろ御議論になっている問題は、これは非常に大事な問題で、また、御議論も傾聴するところが多々あると私どもは伺っております。従って、委員長がこの問題をいろいろ討議を続けられるという御意見であるならば、私どもにもいろいろ意見があるわけですが、しかし、きょうは会期延長の問題が議題でありますので、会期に関係のある問題を一つやっていただきたいと思います。私は、この問題についても掘り下げてやろうということであれば、わが党の委員諸君にも相当議論があるだろうと思います。その点、一つ御了承いただいて、議事を進めていただきたいと思います。
○斎藤昇君 私も今の小林委員の御発言に同感であります。 ことに参議院は、先般の国会正常化の申し合せによりまして、各会派も非常に熱意を持って正常化に努めており、非常によく運営されておると思いますので、衆議院の国会法改正というものがどの程度まで及んでいくか、そう手放しにしておくわけにもいかぬし、参議院は参議院としてのやり方で議会運営ができると思いますので、小林委員の言われましたように、衆議院において国会法の改正をされまするときには、こちらの議運の意見等も十分反映のできますように御配慮をいただきたいと思います。小林委員の御意見に私は全く同感であります。
○斎藤昇君 先ほどからいろいろお話がございますが、失対事業の非常に能率の上らないという事例の場所を示されましたが、これは全国どこにでもあるというわけではないと思うのですけれども、しかし、大体定評になっているところがあると思うのです。あそこの失対は、先ほどおっしゃったように、ぶらぶらして、小づかい取りみたいでほとんど働かない、そしてその周辺からは指弾されておるというところが相当ありはしないかと思うのですが、あなたの方でわかっておるところがあったら、その場所をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 三重県はどうですか。
【次の発言】 今藤田委員がおっしゃいましたように、資材費が伴わないとか、あるいは材料……
○理事(斎藤昇君) 議院運営委員会を開きます。
安井委員長が辞意を表明せられておりますので、私が委員長の職務を務めさせていただきます。まず本委員会の委員に異動がありましたので、御報告いたします。
【次の発言】 それでは常任委員長の辞任及び補欠に関する件を議題といたします。
【次の発言】 以上の通りでありますが、ただいま報告の通り決することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 社会保障制度審議会委員の推薦に関する件を議題といたします。事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 別に御発言もなければ、ただいま説明の通り決することに御異議ござい……
○理事(斎藤昇君) 議院運営委員会を開会いたします。
本日委員長に故障がありますので、私が委員長の職を勤めます。
議事協議員の補欠選任の件を議題といたします。
去る十日中野文門君、十三日江藤智君がそれぞれ一たん委員を辞任されましたために、議事協議員に欠員を生じておりますので、その補欠を選任いたしたいと存じます。先例により、割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
【次の発言】 ただいま報告の通り選任することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 緊急質問の取扱いに関する件を議題といたします。事務総長の報告を求めます。
○斎藤昇君 先ほどから本問題につきまして、小林、阿部、伊藤各委員から御発言がありましたから、私からはこれ以上申しませんが、御質問、御意見の点は、相当私はごもっともな点があったように思います。これに対して官房長官のお答えも了といたしますけれども、しかし、問題は非常に重大であったということをよく御認識いただきまして、今後こういうことをおそらく再び繰り返されるようなことはないと思いますけれども、よほど十全の御注意をお払いいただきたいと思います。与党の議員としましても、あの事態はちょっと弁護の余地がない、こう申し上げても過言ではないと思いますから、一つ十分の御戒心をお願いいたしたいと思います。
○斎藤昇君 ただいま小林君の御注文は、前の理事会でもございまして、われわれもそういう趣旨でおったのでありますが、委員長におかれまして、一つ御研究をされるようにお進め願います。
○斎藤昇君 先ほどから小林委員その他の委員と金森館長との問答を伺っておりますと、金森館長は、あの判決をごらんになって、館長のお考えとしてはまあ意外な判決だったというので、一種の義憤を感じられたために、あとでああいうものが出てきたように感ずるのでありますが、いずれにしましても、館長の考えておられた御意図というものは大体明瞭になったわけでありますから、本日はこの程度で終っていただきまして、小林委員が言われましたように、これをあとで議運でどうするかしないかというようなことがもし問題があるとすれば、理事会でさらに話をしていただきたいということで、一応この程度で終りにしていただきたいと思います。
○斎藤昇君 ただいま委員長に御質問がありましたが、委員長は、この段階では、まだ委員長として発言したくない……。(「発言したくないんじゃない、知らないから発言しないんだ」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)私、この動議の提案者の一人として、なぜこの段階において、まだ会期があるのに動議を提案したか、動議の提案者として御説明申し上げます。(発言する者多し)
【次の発言】 最低賃金法案が衆議院から当院に送付されましたのは、二月二十六日であったと記憶いたしますが、その後、審議を重ねて参っておられるようであります。しかしながら、だんだんと審議も進んで参りまして、委員会の模様が、同じような質疑が非常に繰り返……
○斎藤昇君 各委員の御質問で、私の伺いたい点はほとんど明瞭になりましたので、ただ一群だけお伺いいたしたいのでありますが、この法律は四月一日から施行になっておりますが、先ほど担当医療施設の指定等についての御答弁等を伺っておると、まだ非常に慎重審議をしておられるらしい。で実際これらの児童が給付を受けられるのは、いつごろから受けられるようになるわけですか。
【次の発言】 給付を行うのは都道府県知事でありますから、従って、最初施設の整っておるところから指定をしていくといった場合に、お前の府県はどこのあれだということでもわからないと、都道府県知事が戸惑ってしまうのじゃないかと思いますが、そこらはどんなよ……
○斎藤昇君 先ほどからいろいろ御議論を伺っておりますと、拘束性というのはどういうことなのか、これを公取委の法律解釈をはっきりしていただければ、もっと明瞭になると思うのです。
○斎藤昇君 ただいま栗山君から御説明がありました各派共同提案の決議案につきましては、自民党を代表いたしまして私も賛成をいたすものでございます。 理由は栗山君から詳細述べられましたから重複を避けますが、何といいましてもいわゆる伊勢湾台風は戦後最大といわれておりますが、おそらく日本では有史以来の損害を与えておるものと思います。この決議の趣旨に沿いまして、政府におかれましては一つ最善の努力をしていただきたいと思います。同時に両大臣お見えでございますから、並びに内閣の関係の方にもお願いをいたしたいのでありますが、それはこの決議案の内容にはございませんが、今日まだ生命の危険にさらされておる者が私はおそ……
○斎藤昇君 ただいまの田中委員の資料要求に関連いたしまして、さらに一私もお願いしておきたいと思うのですが、三重県だけの海岸堤防について、二十八年災のあとの工事費が、大蔵省と建設省で査定をされて、そうして一応決定したのが三重県だけで百四十九億と聞いております。それがその後だんだんと財政の都合その他から減らされて、実際にやったのは七十九億しかやっていない、こういうように聞いておるのです。そういった事柄を明らかにする資料を一つ出していただきたい。こういうふうに私もつけ加えておきたいと思います。さらに設計の金が少なくされたために、そのために破砕したという個所も現実に免じておるわけでありますので、特にそ……
○斎藤昇君 重政委員の御質問に関連して私も伺っておきたいのですが、希望もあわせて……。 今、政府委員の言われました公立学校の被害総額と、その市町村の財政能力といいますか、標準税収入に比較してみるということになった場合に、先ほどもお話がありましたように、旧町村であれば適用になるのに、合併をして標準税収入が多くなった、合併すれば多くなるのは当然でありますから……。そうすればかからないという所がたくさん出てくるだろうと思うのです。おそらく文部省は文部省でということになれば、公立学校の市町村負担になる被害総額というものをとられるでありましょうが、町村合併をしたがゆえに高率補助の適用は受けられないとい……
○斎藤昇君 一点だけお伺いいたしますが、ただいま森委員が最後に質問されました改良復旧に関する件であります。この四条二項は災害国庫負担法にはないと思うのですが、三分の二の国庫補助をする場合においても、この改良復旧を認めることが適当じゃないか。地方でも非常に要望しているし、また実際に即して適当ではないかと思うのでありますが、文部省、この際に、災害国庫負担も同時にこの四条二項をつけ加えて改正案を出すという御意向はお持ちでございませんか。
【次の発言】 二十八年災害のときには、これは議員立法でありましたから、従って一般法にまで考えが及ばなかったのじゃなかろうかと考えます。この特別措置法は、激甚地といい……
○斎藤昇君 一点お伺いいたしますが、この第一条の中に、補助の対象になる事業が掲げられておりますが、長い間冠水しております地域には、塩を多分に含んだ物件が相当堆積しておると思う。一番考えられる大きな問題は、稲が腐ってしまって、どうしてもそれをのけなければ除塩ができない、あるいは稲以外のいろんな作物とか、あるいは雑草とか、あるいは海草とかいうようなものがたまって、それをのけなければ除塩ができないので非常に困難ではないか、その場合に一番労力のかかるのは腐った稲の刈り取り除去、焼却だろうと思うのですが、そういうものについては補助の対象の中にお考えにならなかったのか、また考えてみたんだけれども、入れなか……
○斎藤昇君 私は災害予算に関連して、若干御質問申し上げたいと思いますが、その前に、長い間水に浸っておりました伊勢湾地帯、逐次建設省の努力によりまして、締め切りができて参ったことは、まことに慶賀のきわみでありますが、先ほど伺いますと、海部南部の最後の締りが本日の十二時何分かに完了したということを聞きましたが、それがはたして事実でありますかどうか、また、これが事実とすれば、全部水が引いてしまうまでに、さらに幾日間ぐらいかかるか、こういうことも、一つお答えいただきたい。
【次の発言】 建設大臣の絶大な御努力と、大蔵当局の寛大な予算措置で、われわれが予定をしておりましたよりも、ほとんど一カ月も近くに締……
○斎藤昇君 近藤委員から、工業所有権の出願をしてから登録されるまで非常に日数がかかるというお話がありましたが、最近少しでも日数が縮まるような傾向にありますか。どういう傾向でございますか。最近早いものはどのくらい、おそいものはどのくらい、平均どのくらいになっておりますか。その傾向をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 目標はよくわかりましたが、各国の、各国というのはそう多くなくてもいいのです。アメリカとかイギリスとか、そういう国の現在の実情はどのくらいの期間になっておりますか。
【次の発言】 人員の増加その他事務処理の方法御勘案いただいて、目的をなるべく達成せられるようにお願いをしたいと思いま……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
一言ごあいさつ申し上げます。
先国会の終わりに、不肖私が当委員会の委員長に選任をされました。本委員会の重責にかんがみまして、私、まことに不肖不敏の者でございまするので、十分その務めが果たせるかどうか危ぶんでおる次第でございますが、皆様方の御援助によりまして、適正かつ円滑な運営をはかって参りたいと思う次第でございます。何とぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 まず、理事補欠互選の件についてお諮りいたします。
去る九月一日、北條雋八君が委員を辞任されました。その結果、理事に欠員を生じておりますので、この際、その補欠……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。今期国会の会期に関する件を議題といたします。まず、常任委員長懇談会の経過等について、事務総長の報告を求めます。
【次の発言】 衆議院の方できまったと一応報告を受けたのですが、ただいま阿部委員の御発言もありまするので、調査をいたしてみます。暫時それまでお待ちをいただきたいと思います。
速記をとめて下さい。
【次の発言】 それでは速記をつづけて下さい。先ほどいろいろお話がございましたか、衆議院の議長からは会期十日間という正式の協議がこちらの議長にも参っているようであります。衆議院の議運ではまだ決定をしていないということでありますが、本……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 まず、昨日説明を聴取いたしました内閣提出にかかる行政各部委員の任命について事後承認の件七件、及び国会法第三十九条ただし書きの規定による議決に関する件三件を一括して議題といたします。 右各件に関し御発言はございませんか。――別に御発言もなければ、科学技術会議議員に梶井剛君。公正取引委員会委員に石井幸一君。首都圏整備委員会委員に友末洋治君。公安審査委員会委員長に山崎佐君、同審査委員会委員に広瀬豊作君、正木亮君及び山名義鶴君。社会保険審査会委員に簗誠君。労働保険審査会委員に大西清治君。中央更生保護審査会委員に巣山末七君。以上任命につ……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
まず、決議案の委員会審査省略要求の取り扱いに関する件を議題といたします。
事務総長の報告を求めます。
【次の発言】 ただいま報告の通りでありますが、本決議案の委員会審査を省略することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、調査承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。
委員部長の報告を求めます。
【次の発言】 ただいま報告の各要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
まず、今期国会の会期に関する件を議題といたします。
常任委員長懇談会の経過等について、事務総長の報告を求めます。
【次の発言】 別に御発言もなければ、ただいま報告の通り、今期国会の会期を十二月二十二日まで十八日間とすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、議事協議員選任の件を議題といたします。
理事会において協議いたしました結果、議事協議員九人の会派別構成につきましては、従前通り、自由民主党四名、日本社会党二名、民主社会党、無所属クラブ、参議院同志会おのおの……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
委員の異動がございましたので、御報告いたします。
【次の発言】 それでは、まず理事、議事協議員及び庶務関係小委員の補欠選任の件を議題といたします。
ただいま御報告いたしました通り、田中茂穂君の委員辞任に伴い、理事、議事協議員及び庶務関係小委員に欠員を生じましたので、この際その補欠を選任いたしたいと存じます。先例により、割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
【次の発言】 ただいま報告の通り選任することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
調査承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。委員部長の報告を求めます。
【次の発言】 ただいま報告の各要求に対し承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本会議の都合により、これにて暫時休憩いたします。
午後一時五十九分休憩
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
まず、内閣提出にかかる人事案件、すなわち、社会保険審査会委員の任命承認に関する件、日本銀行政策委員会委員の任命同意に関する件、公共企業体等労働委員会委員の任命同意に関する件、以上三件を一括して議題といたします。
これより順次政府委員から説明を聴取いたします。
まず、社会保険審査会委員の件について説明を求めます。
【次の発言】 次に、日本銀行政策委員会委員の件について説明を求めます。
【次の発言】 次に、公共企業体等労働委員会委員の件について説明を求めます。
【次の発言】 ただいま説明のありました各案件について御質疑のおありの……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
前回説明を聴取いたしました内閣提出人事案件三件をこれより順次議題として、その審査を行ないます。
まず、社会保険審査会委員の任命承認に関する件を議題といたします。
本件に関し、御発言はございませんか。――別に御発言もなければ、隈部英雄君、細山徳寿君及び石井通則君の社会保険審査会委員任命につき承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
次に、日本銀行政策委員会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
本件に関し御発言はございませんか。――別に御発言もなければ、千金良宗……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
まず、運輸審議会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
政府委員の説明を求めます。
【次の発言】 本件に関し御質問はございませんか。
【次の発言】 別に御発言もなければ、本件は一応各会派にお持ち帰りの上、御検討を願い、次回に決定することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、昨日衆議院から提出されました国会議員の秘書の給料等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、事務総長から本案の内容について説明を願います……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運院運営委員会を開会いたします。
まず、理事、議事協議員及び庶務関係小委員の補欠選任の件についてお諮りいたします。
一昨二十口向井長年君が委員を辞任されましたため、理事、議事協議員及び庶務関係小委員に欠員を生じたのでありますが、向井君が昨日委員に復帰されましたので、割当会派推薦の通り同君を再び理事、議事協議員及び庶務関係小委員に選任することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、地方制度調査会委員の推薦に関する件を議題といたします。事務総長の説明を求めます。
○国務大臣(斎藤昇君) お許しをいただきまして一言ごあいさつを申し上げます。 先般の内閣の改造に際しまして、私、はからずも運輸大臣を拝命することに相なりました。まことに不敏、不行き届きな者でございますが、格別の御指導と御鞭撻によりまして職責を全ういたしたいと、かように存じておる次第でございます。 前木暮運輸大臣の運輸行政に対する方針を大体引き続いて推進をいたして参りたい、かように存じておる次第でございますが、ことに、当委員会におかれましては、かねがね運輸行政の推進、発展のために格別御熱心に御審議をいただき、また御協力もいただいておるということを伺っておりまして、非常に心強く存じておる次第で……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
委員の異動がございましたので、御報告いたします。
【次の発言】 それでは、まず、理事補欠互選の件を議題といたします。
ただいま御報告いたしました通り、阿部竹松君の委員辞任に伴い、理事に欠員を生じましたので、この際、その補欠互選を行ないたいと存じます。先例により、割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
【次の発言】 ただいま報告の通り選任することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、議事協議員選任の件を議題といたします。
理事会において協議いたしました結果、議事協……
○斎藤昇君 お許しを得まして、一言ごあいさついたします。 先般の内閣の改造にあたりまして、私、運輸大臣を拝命することに相なりましたので、議院運営委員長を辞任させていただくことに相なりました。委員長在任中は、非常にふつつか者でありましたために、不行き届きの点が多多ありましたにもかかわりませず、非常な御協力をいただきまして、私まことに感銘をいたしておる次第でございます。この際厚く御礼を申し上げる次第でございます。 運輸大臣を拝命いたしましたが、御承知の通りの不敏な者でございますので、議院運営委員長時代にいただきました御厚意を、この上とも賜わるようにお願いいたしたいと思っております。運輸関係の事……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 まず開会式に関する件を議題といたします。 本件につきましては、理事会において協議しました結果、本日午前十一時から、お手元の式次第により開会式を行なうことに意見の一致をみた次第でありますが、あらかじめ委員会を開会するいとまもなく、また諸般の手続、準備等の都合によりまして、すでに御承知の通り、右により挙行の運びと相なっている次第でございます。御了承のほどをお願いいたします。 それでは、式辞案を朗読いたします。 第三十八回国会開会式式辞(案) 天皇陛下の御臨席をいただき、第 三十八回国会の開会式をあげるにあ たり、衆議院及び参……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 国務大臣の演説に対する質疑に関する件を議題といたします。 本日行なわれる予定の内閣総理大臣等の演説に対しましては、理事会において協議の結果、次の要領により質疑を行なうことに意見が一致いたしました。 すなわち、時間は、日本社会党八十五分、自由民主党及び民主社会党各三十分、無所属クラブ及び参議院同志会各二十五分、日本共産党十分。人数は、日本社会党三名、自由民主党、民主社会党、無所属クラブ、参議院同志会及び日本共産党各一名。順序は、日本社会党、自由民主党、民主社会党、日本社会党、無所属クラブ、参議院同志会、日本社会党、日本共産党の……
○委員長(斎藤昇君) それでは、これより議院運営委員会を開会いたします。
委員の異動がございましたので、御報告いたします。
【次の発言】 まず、理事の辞任の件についてお諮りいたします。
本日、宮澤喜一君から、文書をもって、都合により理事を辞任いたしたい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 この際、引き続いて理事の補欠互選を行ないたいと存じます。先例により、割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
【次の発言】 ただいま報告の通り理事を選任することに御異議ございませんか。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
委員派遣承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。委員部長の報告を求めます。
【次の発言】 本要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本会議の都合により、これにて暫時休憩いたします。
午後二時五十九分休憩
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 新潟県及び北陸各県における豪雪による被害状況調査のための議員派遣に関する件を議題といたします。 昨年末以来、新潟県及び北陸各県下におきましては、異常の降雪により各種の被害を発生している状況にかんがみまして、理事会におきましては、これが実情調査のため、次の要領により議員派遣を行なうことに意見が一致いたしました。すなわち、 派遣地は、第一班新潟県、第二班富山県、石川県、福井県。派遣議員は総員十一名とし、その会派別構成は、自由民主党五名、日本社会党三名、民主社会党、無所属クラブ及び参議院同志会各一名。その委員会別構成は、地方行政、……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
委員の異動がございましたので、御報告いたします。
【次の発言】 まず、理事の補欠互選の件を議題といたします。
ただいま報告いたしました通り、塩見俊二君の委員辞任に伴い、理事に欠員を生じましたので、その補欠互選を行ないたいと存じます。先例により、割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
【次の発言】 ただいま報告の通り、理事を選任することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、議事協議員の補欠選任の件を議題といたします。
去る一月三十一日、佐野廣君が委員を辞任されまし……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(海外移住審議会委員)、同(売春対策審議会委員)、属(肥料審議会委員)、同(蚕糸業振興審議会委員)、同(米価審議会委員)、以上五件を一括して議題といたします。
これより順次政府委員から説明を聴取いたします。まず、海外移住審議会委員の件について説明を求めます。
【次の発言】 次に、売春対策審議会委員の件について説明を求めます。
【次の発言】 次に、肥料審議会委員の件について説明を求めます。
【次の発言】 次に、蚕糸業振興審議会委員の件について説明を求めます。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(海外移住審議会委員)、同(売春対策審議会委員)、同(肥料審議会委員)、同(蚕糸業振興審議会委員)、同(米価審議会委員)、以上五件を一指して議題といたします。 御発言はございませんか。―別に御発言もなければ、 海外移住審議会委員に衆議院議員田中龍夫君、田原瀞次君、山口六郎次君及び本院議員赤間文三君。 売春対策審議会委員に衆議院議員猪俣浩三君、田中角榮君、床次徳二君、中山マサ君、本島百合子君及び山口シヅエ君。 肥料審議会委員に衆議院議員足鹿覧君、重政誠之君、首藤新八君及び本院議……
○委員長(斎藤昇君) これより歳晩運営委員会を開会いたします。
まず、緊急質問の取り扱いに関する件を議題といたします。
事務総長の報告を求めます。
【次の発言】 ただいま報告の各緊急質問を行なうことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、人事官の任命同意に関する件を議題といたします。
まず、政府委員の説明を求めます。
【次の発言】 別に御発言もなければ、本件につきましては、各会派にお持ち帰りの上、御検討を願い、次回に決定することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
さきに本委員会の決定を経て、豪雪による被害状況調査のため、本月中旬、新潟県及び北陸各県に議員派遣が行なわれたのでありますが、この際、先例により、各班の代表の方々から御報告を願うことにいたします。
まず、北陸班の御報告をお願いいたします。
【次の発言】 次に新潟班の御報告をお願いいたします。
【次の発言】 別に御発言がなければ、本件はこの程度にとどめます。
【次の発言】 次に、人事官の任命同意に関する件を議題といたします。
本件につきましては、前回説明を聴取いたしましたので、御質問等おありの方はこの際御発言をお願いいたします。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
まず、理事、議事協議員及び庶務関係小委員の補欠選任に関する件についてお諮りいたします。
去る二月二十八日、向井長年君が委員を辞任されました結果、理事、協議員及び庶務関係小委員に欠員を生じたのでありますが、昨日向井君が本委員に復帰されましたので、割当会派推薦の通り、同君を再び理事、議事協議員及び庶務関係小委員に選任することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、公聴会開会承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。
委員部長の報告を求めま……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 まず、議員の外国派遣に関する件を議題といたします。 理事会において協議いたしました結果、次の通り意見が一致いたしました。すなわち、 列国議会同盟アジア地域会議に関し、各国議員団と連絡のため、本月中旬から二週間余りの予定をもって議員三名を派遣することとし、その会派に対する割当は、第一班フィリピン、インドネシア及びマラヤ、この地域には日本社会党。第二班ベトナム及びビルマ、この地域には無所属クラブ。第三班セイロン及びタイ、この地域には自由民主党。以上それぞれ各一名とする。 また、来たる四月三日から十日までの一週間、ジュネーブにお……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
国務大臣の発言に関し、事務総長から報告がございます。
【次の発言】 ただいま報告のありました国務大臣の発言につきましては、理事会において協議の結果、本日の本会議においてこれを聴取するとともに、次の要領により質疑を行なうことに意見が一致いたしました。すなわち、
時間は、日本社会党十五分、民主社会党十分。人数は各派一名。順序は大会派順。
以上の通りでありますが、右理事会の申し合わせの通り決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
まず、理事、議事協議員及び庶務関係小委員の補欠選任の件についてお諮りいたします。
去る三月十日加賀山之雄君が委員を辞任されましたため理事、議事協議員及び庶務関係小委員に欠員を生じたのでありますが、昨日加賀山君が本委員に復帰されましたので、割当会派推薦の通り、同君を再び理事、議事協議員及び庶務関係小委員に選任いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、原子力委員会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
政府委員の説明を求めます。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 日本放送協会経営委員会委員の任命同音に関する件及び原子力委員会委員の任命同意に関する件を一括して議題といたします。 本件につきましては、前回政府委員から説明を聴取いたしたのでありますが、本日は、関係政府委員のほか、御要求により官房長官が出席されておりますので、御質疑のおありの方は順次御発言を願います。 なお、昨日、本委員会におきまして、岡委員から要求のありました審議会に関する調べを内閣から提出してもらいましたから、これにつきましての御質疑のおありの方は、あわせて御質疑をお願いしたいと思います。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 まず議員派遣に関する件を議題といたします。 理事会において協議いたしました結果、昨日発生の大辻炭鉱における坑内火災事故について、その実情を調査するため、次の要領により議員六名を派遣することに意見が一致いたしました。すなわち、 派遣議員の会派に対する割当は、自由民主党及び日本社会党各二名、民主社会党及び無所属クラブ各一名とし、社会労働委員及び商工委員各三名をもって構成すること。 派遣期間は、住路航空機を利用することとして、四日間とする。 以上の通りでありますが、右理事会申し合わせの通り決定することに御異議ございませんか。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
先般本委員会の決定を経て、大辻炭鉱の坑内火災事故調査のため、議員六名が派遣されたのでありますが、現地調査を終了されましたので、この際、先例により、その御報告をお願いすることにいたします。
派遣議員を代表して川上為治君から御報告がございます。川上君。
【次の発言】 別に御発言もなければ、本件につきましてはこの程度にとどめます。
【次の発言】 なお、先般の本委員会において、議員の外国派遣の件について決定いたしました際、派遣議員の氏名を御報告いたしたのでありますが、列国議会同盟春季会議に出席のための派遣議員のうち、藤原道子君は、都合……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
まず、公聴会開会承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。
委員部長の報告を求めます。
【次の発言】 ただいま報告の公聴会開会承認要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、中央選挙管理会委員の指名に関する件を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 本件につきましては、各派にお持ち帰りの上、御検討を願い、次回に決定することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
まず、中央選挙管理会委員の指各に関する件を議題といたします。
本件につきましては、前回の委員会において御報告いたしました通り、中央選挙管理会委員に大浜英子君を指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(肥料審議会委員)を議題といたします。
まず本件について説明を求めます。
【次の発言】 本件について御発言はございませんか。――別に御発言もなければ、肥料審議会委員に衆議院議員足鹿覺君、重政誠之君、首藤新八君、参……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
決議案の委員会審査省略要求の取り扱いに関する件を議題といたします。
事務総長の報告を求めます。
【次の発言】 ただいま報告の通りでありますが、本決議案の委員会審査を省略することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
これにて暫時休憩いたします。
午前十時四十一分休憩
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 まず、理事、議事協議員及び庶務関係小委員の補欠選任の件についてお諮りいたします。 去る三月二十三日に徳永正利君、三月二十八日に米田勲君、三月三十一日に竹中恒夫君がそれぞれ委員を辞任されましたため、議事協議員、庶務関係小委員及び理事にそれぞれ欠員を生じたのでありますが、その後、右三君はいずれも本委員に復帰されましたので、この際、割当会派推薦の通り、理事に竹中恒夫君、議事協議員に徳永正利君及び竹中恒夫君、庶務関係小委員に米田勲君及び竹中恒夫君を再び選任することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
鈴木国立国会図書館長からごあいさつがあります。
【次の発言】 それでは、次に本会議における議案の趣旨説明聴取及び資疑に関する件を議題といたします。
理事会において協議いたしました結果、先般内閣から送付されました地方税法の一部を改正する法律案につきましては、次回の本会議において、その趣旨説明を聴取するとともに、これに対し、日本社会党、一人、十五分の質疑を行なうことに意見が一致いたしました。
右理事会の申し合わせの通り決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(蚕糸業振興審議会委員)を議題といたします。
まず政府委員の説明を求めます。
【次の発言】 本件について御発言はございませんか。――別に御発言もなければ、本院議員清澤俊英君が蚕糸業振興審議会委員につくことができると議決することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本会議の都合により、これにて暫時休憩いたします。
午前十時二十九分休憩
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部改正に関する件を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 本件につきましては、ただいま説明の通り決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本会議の都合により、これにて暫時休憩いたします。
午前十時五十二分休憩
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 まず、本会議における議案の趣旨説明聴取及び質疑に関する件を議題といたします。 理事会において協議いたしました結果、先般内閣から送付されました選挙制度審議会設置法案につきましては、次回の本会議においてその趣旨説明を聴取するとともに、次の要領により質疑を行なうことに意見が一致いたしました。すなわち、 時間は、日本社会党十五分、民主社会党及び無所属クラブ各十分、日本共産党五分。人数は各派一名。順序は大会派順。 以上の通りでありますが、右理事会申し合わせの通り決定することに御異議ございませんか。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
委員派遣承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。
委員部長の報告を求めます。
【次の発言】 本要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、土地調整委員会委員長及び同委員会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
政府委員の説明を求めます。
【次の発言】 本件につきましては、各会派にお持ち帰りの上御検討を願い、次回に決定することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
まず、土地調整委員会委員長及び同委員会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
本件につきましては、前回説明を聴取いたしましたので、御意見等おありの方はこの際御発言を願います。――別に御発言もなければ土地調整委員会委員長に大池真君、同委員会委員に有澤滋君を任命することにつき同意を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、衆議院回付案の取り扱いに関する件を議題といたします。
事務総長の報告を求めます。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 本会議における議案の趣旨説明聴取及び質疑に関する件を議題といたします。 理事会において協議いたしました結果、先般内閣から送付されました水資源開発促進法案及び水資源開発公団法案につきましては、次回の本会議において、それぞれその趣旨説明を聴取するとともに、次の要領により両案を一括して質疑を行なうことに意見が一致しました。すなわち、 時間は、日本社会党及び民主社会党各十五分。人数は各派一名。順序は大会派順。 以上の通りでありますが、右理事会申し合わせの通り決定することに御異議ございませんか。
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
今期国会の会期延長に関する件を議題といたします。
まず本件の経緯に関し事務総長の報告を求めます。
【次の発言】 本件に関して御意見のある方は御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言はございませんか。――他に御発言もなければ……。
【次の発言】 意見も同時に述べてもらっておるつもりですが、それでは、今期国会の会期を五月二十五日から六月八日まで十五日間延長するということについての御意見を伺います。御意見のおありの方は御発言を願います。
【次の発言】 他に御意見ございませんか。――それでは本件につきましては賛否両論があるようでご……
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
請願の受理締め切り期日に関する件を議題といたします。
議事部長の説明を求めます。
【次の発言】 本件につきましては、ただいま説明の通り決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本会議の都合により、これにて暫時休憩いたします。
午前十一時二分休憩
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
電波管理審議会委員の任命同窓に関する件を議題といたします。
まず、政府委員の説明を求めます。
【次の発言】 他に御発言はございませんか。――それでは本件につきましては、各派にお持ち帰りの上御検討を願い、次回に決定することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本会議の都合により暫時休憩いたします。
午前十時五十九分休憩
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。
まず、電波監理審議会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
本件につきましては、前回説明を聴取いたし、さらに若干の質疑が行なわれたのでありますが、なお、御質問等おありの方は、この際御発言を願います。――別に御発言もなければ、金子鋭君及び田上穣治君の電波監理審議会委員任命につき同意を与えることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、国会周辺施設計画に関する件を議題といたします。
事務総長の説明を求めます。
○委員長(斎藤昇君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。 まず、議員の外国派遣に関する件を議題といたします。 本件につきましては、理事会におきまして協議いたしました結果、次の通り意見が一致いたしました。すなわち、 ブラッセルにおいて開催の第五十回列国議会同盟会議に出席のために議員七名を派遣し、その構成を、第一班――自由民主党二名、日本社会党一名、民主社会党一名、計四名、第二班――自由民主党二名、日本社会党一名、計三名とする。 議長の欧南米諸国訪問に同行するために議員二名を派遣し、その構成を、自由民主党一名、日本社会党一名とする。 欧米各国における議院運営の実情及び政治経済事……
○国務大臣(齋藤昇君) この機会に、まず一言ごあいさつを申し上げたいと思いますが、決算委員会の各位にお目にかかるのが初めてでございますので。――先般の内閣の改造にあたりまして、不肖私が運輸大臣を拝命いたすことに相なりました。かねがねおつき合いをいただいておりましたように、私はまことに不敏なものでございます。今後一つ格別の御支援と御鞭撻をいただきたいと存じます。ことに決算委員会では、運輸省関係いろいろとお世話になることが多いと存じます。一つよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ただいまの御質問でございまするが、今朝の新聞、昨日の夕刊等におきまして、まことに運輸省といたしましては残念な事件だ……
○国務大臣(齋藤昇君) 武州鉄道の免許問題につきまして、いろいろ疑惑を世間に与えておりますことは、まことに遺憾のきわみでございます。ただいま大倉委員のおっしゃいますように、司直の手によって取り調べ中でございまするから、はたして汚職があったのかなかったのか、この点は司直の手を待たなければ申し上げることのできない問題でございますが、しかし、そういう疑いを持って司法権の発動を見ておるということは、これはまことに遺憾だと申し上げなければならぬと思います。 武州鉄道は、昭和三十四年の一月十四日に免許申請が出て参りまして、運輸審議会には、同年の十一月二十一日に諮問をいたしております。運輸審議会は、三十五……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま委員長から私の所信表明についてというお話でありますが、所信表明という言葉は少しおこがましうございますが、昨今の運輸行政につきまして、特に私の関心を持っております点につきまして申し上げまして、今後のひとつ御協力をお願いを申し上げたいと存じます 御承知のように日本の経済成長は予想外に急速に進みまして、そのために、いわゆる民間投資と公共投資の間にアンバランスを来たしておるのが現状でございます。その結果、ほとんど公共投資に依存をいたしておりまする運輸の面、これは道路交通の面におきましても、また鉄道軌道等の面におきましても、いわゆる一般の輸送面において相当の隘路を来たし……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりましたモーターボート競走法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げたいと存じます。 この法律案は、モーターボート競走法による造船関係事業及び海難防止事業の振興に関する現行の制度を、さしあたり、さらに一年間存続させることを内容とするものであります。 この制度は、モーターボート競走による売上金の一部を全国モーターボート競走会連合会に交付して、造船関係事業及び海難防止事業の振興のため、造船関連工業の設備資金の貸付、造船関係事業及び海難防止事業に対する補助等を行なうものでありまして、昭和三十二年の一部改正において、モー……
○国務大臣(齋藤昇君) 機帆船の船賃の値上げの問題は、御承知のように今日の機帆船の、何といいますか、状態から考えまして、やむを得ないもの、かように私たちは見ておるわけであります。そこで、おっしゃいましたように、石炭対策を今重要な問題として取り上げておりますが、しかし、これはこれ、刑にいたしまして、石炭の運賃をどういうふうに引き下げていくかというのは、石炭対策としては最も重要な問題の中の一つでありますが、これは別個に考えたい。そこで機帆船はやはり機帆船として、できるだけのことはやっぱりやらなければなりませんが、今日石炭の荷主と機帆船との間にトラブルが起こっておりますけれども、これは通産省と今話し……
○国務大臣(齋藤昇君) モーターボート競走法の改正の具体的な内容につきましては、私まだはっきりした腹をきめておりません。ただ答申が出ておりまするから、したがって、この答申の線でどこまで健全化できるかということを十分検討いたしたいと、かように考えております。したがって、廃止をするか、あるいはしないかという点につきましても、私はまだ腹をきめておりません。今事務当局の考えておりまする点は、事務当局から説明をいたさせます。
【次の発言】 ただいまの御意見は一々ごもっともに存じます。私も全くそのとおりに考えておるわけでありまして、港湾の施設は金をかければ整備ができますけれども、しかし結局この面を制約する……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題になりました船舶職員法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。 わが国海運企業の現状は、きわめて困難な事態に直面いたしております。政府といたしましては、海運企業の国際競争力を強化するため、あらゆる努力をいたして参ったのでありますが、企業強化の一環として、船舶乗組定員の合理化については、つとに関係各方面から強く要望せられているところであり、海運界におきましても、この点について現在真剣な努力が払われているところであります。 しかるに、船舶通信士につきましては、その乗組員数及び資格は船舶職員法に定められておりますが、現行帆走は太平洋戦争中の……
○国務大臣(齋藤昇君) ただいま中村委員の御意見と全く同意見でございます。今後とも十分努力いたしたいと思います。
【次の発言】 踏切における交通安全が非常に脅かされておりまするので、したがってこの法律の御審議を願っておるわけでございます。したがいまして法律の通過をさせていただきました上は、この精神にのっとりまして最善を期して参りたい。同じことを言うとおっしゃるかわかりませんが、実際にさように考えております。
【次の発言】 大体できると思います。
【次の発言】 日米貿易経済懇談会に出席をいたしまする閣僚は、先般この問題がワシントンで決定をいたしました際に、一応決定をいたしております。
ただ、そ……
○国務大臣(斎藤昇君) まことに大事な予算でございますから、ひとつ全力を注いで獲得をいたしたいと考えております。
【次の発言】 そういうように努力をいたしたいと思っております。
【次の発言】 小委員会で、いろいろ御検討を願い、本委員会の全面的の御支援をいただくということになって参りますれば、大蔵省の折衝につきましても、非常に有力であろうと私は思いますが、しかし、それにいたしましても、この法案をなるべく早く通していただきまして、そうして、まず実施に移していく。で足らないところを、どんどん鞭撻をしていただくということでありませんと、白紙から、大蔵省に最初から強く、またたくさん要望するということは、……
○国務大臣(齋藤昇君) 武鉄問題はまことに遺憾なできごとでございまして、再びこういうことのないように期したいと思っている次第でございますが、あの問題の起こったのはどこに一番欠陥があると思うかということでございます。事件は一応司法当局におきまして捜査は一段落したようでございまするが、今後なおこれが最後の判決の帰結を見なければわかりませんが、今までの検察庁の調べる基礎になった事柄が事実であるという前提に立ちまするならば、国政を担当いたしまする責任のある者は、今後もっと、何と言いますか、清潔にやってもらうことが必要であろう、かように申し上げる以外にないと思います。
○国務大臣(斎藤昇君) 南方諸国との気象関係の通報の状況につきましては、気象庁長官から詳しく御説明申し上げます。
【次の発言】 レーダーの機能も年々科学技術の進歩でよくなって参っております。したがいまして、当初に設置いたしましたものよりも、だんだん新しいものほどいいものができるという状況になって参っております。ただいま気象庁長官が申し述べましたように、本年度二カ所設置をいたす予定になっておりますし、来年度予算におきましても、さらに三カ所予定をいたしておるわけでございます。これで大体日本全国の台風とか、あるいは長距離を見通すレーダー網の設置が完備し得るわけでございます。そのあとは地区的の狭い範囲……
○国務大臣(斎藤昇君) 運輸省といたしましては、鉄道の建設あるいは港湾、飛行場等のいわゆる公共事業費が大部分を占めておるのであります。しかしながら、これらの工事は、比較的木材を使うことが少のうございまするし、セメントも若干値下がりをしております。労務賃は相当上がっておりまするけれども、これらの工事はほとんど機械力に依存することが多くて、労務者をたくさん使うというわけではございませんので、今日では予算単価を上げなければその事業量が遂行できないという状況ではございません。現在の状況で何とかやっていけるというふうに考えております。
○国務大臣(斎藤昇君) 最近集中豪雨の被害がひんぴんとして起こっておりますことは仰せのとおりでございます。集中豪雨のよって来たるゆえん、またこれらの気象学的なことにつきましては、あとで気象庁長官からお答えをいたしまするが、今日わかっております限度におきまして、事前に予知をし、また豪雨があった際にできるだけ早く下流の方へこれを知らせる。そうして防災的な措置を講ずるという点につきましては、鋭意努力をいたしているわけでございます。しかしながら、今日の状況においては、これで完全とはとうてい申せません。まだ人の点におきましてもあるいは設備等の点におきましても、なさなければならない点が相当多くございまする……
○国務大臣(斎藤昇君) お答え申し上げます。今年の六、七月ごろから主要港における船だまりが急激にひどくなって参りました。名港によって若干は違いまするが、大体長いものになりますると一カ月近く滞船をするというようなものができて参っております。東京港、横浜港それから名古屋、神戸、大阪港が主たるものでございますが、定期航路は今日どうやら滞船することなしにいっておりますが、貨物船、特に鉄鉱船あるいは飼料、こういったような種類のものがどうしても滞船の日数が多くなって参っております。
【次の発言】 詳細な各港における数字は、ただいま手元に持ち合わせておりませんから、必要とあれば後刻資料としてお渡しをいたした……
○国務大臣(斎藤昇君) 昭和三十七年度運輸省関係の予算について御説明申し上げます。 初めに、予算の規模について申し上げます。 まず、一般会計について申し上げますと、歳入予算総額は十二億六千八十三万二千円、歳出予算総額は六百九十五億六千四百五十一万六千円であります。今、昭和三十七年度歳出予算総額を前年度予算額と対比いたしますと百三十三億七千八百七十三万五千円の増額であり、約二四%の増加率を示しております。 この増加額の内訳を見ますと、行政部費系統におきまして三十九億三千四百八十万八千円の増額であり、公共事業費系統におきまして九十四億四千三百九十二万七千円の増額となっております。このうちには……
○国務大臣(斎藤昇君) 最近の都市交通のほとんど麻痺に近いような混雑状況は、根本的に申し上げますと、東京、大阪等大都市における路面の面積と、ここを通行する自動車の数とのアンバランスといいますか、とにかく自動車の増加量に応じて道路面積はあまりにも狭過ぎるという点にあるわけでございます。したがいまして、基本的には路面面積をどうして増していくかということになると、大都市内における高速道路、また高速道路でありませんでも、路面をもっと広げていくという問題であるわけでありまして、この点は大都市の都市計画、道路行政の見地から検討をいたしております。したがって、できるだけこれらの計画を促進をし、そして早く実施……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました日本国有鉄道法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明いたします。 わが国の経済成長に対応して輸送力を増強し、輸送の近代化をはかるため、日本国有鉄道は、昭和三十六年度を初年度とする新五カ年計画を策定し、これが達成に努力をいたしており、政府におきましても、この計画の円滑な実施のため、運賃改訂その他所要の措置を行なってきている次第であります。この新五カ年計画は、線路増設、車両増備等による幹線輸送力の増強、動力方式の改善等による輸送の近代化、通勤輸送の増強改善をおもな内容としており、その遂行のため、昭和三十六年度から昭和四十年度までの間にお……
○国務大臣(斎藤昇君) 貨物駅の集約の問題は、確かに野溝委員のおっしゃる問題を含んでおると思います。国鉄の貨物駅の集約の問題は、私が運輸大臣に就任する前から一応方針としてとられておったわけでございまするが、まあ私はできるだけ集約のために廃止をされる駅の利用者の方々の了解を得てやるようにしてもらいたい、しかも駅の廃止をしても大した支障がない、道路が非常によくなった。その駅へ持ってこなくても、隣の駅へ持っていくのにそうたいした支障がないというような点をよく勘案をしてやってもらいたいと今、日はそういうことを希望して、事実そういうようにやっているわけであります。問題は、今日国鉄が独立採算制になりまして……
○国務大臣(斎藤昇君) 全体のその免許――許可という意味でなしに――運輸省がいたしておりまする自動車の免許について申し上げますと大倉委員がおっしゃいますように、なるほど公益性という点が相当重要であるから、免許に取り上げておるという点と、野放しにしておいたのでは、これは公益を害するおそれがあるというような点もあります。私はその両々あるだろう、こう考えます。
【次の発言】 今の道交法で用途別あるいは営業別というようにできるかどうか、また、その指定の路線を指定をしないで、この区域内は一切通行できないというやり方ができるかどうかというので、道交法でできるであろうという議論もありまするし、若干疑問がある……
○国務大臣(斎藤昇君) おっしゃいますように、港湾の能率は単にはしけの数の増強だけではとうてい期せられないわけでありまして、今おっしゃいますように、港湾労務管理の問題からあるいは港湾のバースの問題、あるいは倉庫の問題、荷積み場の問題、あるいは後方地域への運搬の問題、全部関連をいたしております。最近、日本の経済の成長に伴って輸出入貨物、ことに輸入貨物が非常に多くなって参りました。最近若干頭打ちの格好をいたしておりますが、しかし今後、今日の金融引き締め等がまた平常の状態になりますれば、どうせ港湾の五カ年計画で考えておりまする点もなおかつこれは少な過ぎると考えておるくらいでございますので、したがいま……
○国務大臣(斎藤昇君) 衆議院の運輸委員会におかれましては、船舶公団法の改正にあたりまして、はしけ、引き舟等だけでなしに、今後港湾荷役の能率を増進せしめるためには荷役の機械というものを整備をする必要がある。これについてもはしけ、引き舟同様に措置をして、港湾荷役の能率を増進すべきであるという決議をいただきました。私ども、当時公団法改正にあたりまして、やはりそういうような考えをもって進んだわけでありますが、今回の予算その他の折衝にあたりまして、まず第一歩前進という意味で、荷役機械の点は見送らざるを得ないことになりました。しかし、これでよろしいとは思っておりません。この次には最善の努力をいたしまして……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました道路運送車両法等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 最近における自動車数の増大及びこれに伴う自動車事故の激増にかんがみ、政府といたしましては、自動車の安全性を確保し、及び自動車事故による被害者の保護を一そう強化するため、自動車検査制度及び自動車損害賠償保障制度の充実及び合理化の諸方策につきまして、鋭意検討を進めておりますが、そのうち特に緊急を要するものにつきまして、とりあえず所要の改正を行なうことといたした次第であります。 この法律案は、道路運送車両法の一部改正及び自動車損害賠償保障法の一部改正からなっております……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま、議題となりましたモーターボート競走法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 モーターボート競走制度は、発足以来すでに十年余を経過したのでありますが、政府といたしましては、この間における数次の法律改正を通じ、また実際に法律を運用するにあたり、制度の改善をはかるため絶えず努力を続けて参りました。 この間、公営競技に対する世論の動向にかんがみ、モーターボート競走を含む公営競技全般について検討を加え、今後の基本方策を定めるため、一昨年総理府に公営競技調査会が設置されたのであります。 この公営競技調査会は、昨年七月二十五日内……
○国務大臣(斎藤昇君) おっしゃいますように、新聞等でそういう情報をお聞きしておるわけでございますが、しかしながら、外務省筋を通じて情報キャッチをしたいと、かように考えておるのでありますが、そのほうからもまだ的確な通報がございません。また国内におきましても、御承知のように賃上げにからむ争議も行なわれておりますことは知っておりますが、今の点を特に取り上げて、いわゆる政治的ストという形におきましてはまだ私のほうにあまり触れてこないのであります。関係業者あるいは海運業者等からもまだ何の話も聞きません。したがって、できるだけ詳細な情報をつかみたい、かように考えておりますが、今そういう状態でございます。……
○国務大臣(斎藤昇君) 運輸省といたしましては、労働争議でございますから、労使にただいままかしているわけでありまして、今直ちに介入をする考えは持っておりません。
【次の発言】 合法的な労働争議、これは合法的に行なわれるわけでございますから、もちろん世間に及ぼす影響というものに関心は持っておりますが、あまり不当に干渉するということも差し控えるべきであると、かように考えております。少し成り行きを見た上で、また考慮すべき点があれば考慮いたしたいと思っておりますが、ただいまそういう段階でございます。
【次の発言】 前にも申し上げておりますように、港湾労務者の労働条件は、必ずしも近代的で満足すべきもので……
○国務大臣(斎藤昇君) 昨年の災害につきましては、国鉄も相当の損害は出ましたけれども、しかしながら補正予算を要求をしないでやっていけるということでございましたから、補正の要求はいたさなかったわけであります。
【次の発言】 そのとおりでございます。補正を組む必要がないということでございましたので、補正の要求はしなかったわけでございます。
【次の発言】 国鉄の中村理事が他の公共企業体がどういうことか知らぬとお答えしたということでありますが、おそらくこれは正式の委員会で申し上げるような確実な開き方ということはしていないんじゃなかろうか。しかしながら、おそらく実際はどんな様子だろうかということは、私は……
○国務大臣(斎藤昇君) 前回にも申し上げましたように、私は、国鉄といたしましては、国鉄本来の使命があるわけでありますから、したがって、国鉄の利益を追求するために投資をするとか、あるいはまた民業で十分やれるものに手を伸ばすとかいうことは、これは絶対に慎しむべきものだと、かように考えております。私はこの条文でよかろうと考えましたのは、先ほどおあげになりました専売公社や、その前につぶれたとおっしゃいますものとの書き方の違いでございますが、私は非常に狭くなっていると思っておるのでございます。それは今度入りました中で、ただいま「国有鉄道の運送事業と密接に関連する運輸に関する事業」とありますが、その上に「……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました両案について御説明申し上げます。 まず、国際観光ホテル整備法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。 外国人観光旅客をわが国に誘致し、もってわが国の国際収支の改善に寄与するためには、総合的な国際観光の振興策が講ぜられなければならないことはもちろんでありますが、その一環として、外国人観光客に対する接遇の充実に資するため、登録ホテル及び登録旅館の料金に関する制度を整備する必要があります。 今回の改正は、このような趣旨に基づき、登録ホテル業または登録旅館業を営む者に対し、宿泊料金その他の業務に関する料金の運輸大臣に対する届出義……
○国務大臣(斎藤昇君) こういった射幸をある程度内容とする競走がいいか悪いか、これは一言にいい悪いと割り切ってしまうことは、なかなか私はむずかしいと思います。当初、この法律が提案されましたのは、各党共同提案で、ほとんど各党か異議なくこの法律が必要だ、よろしい必要だということで、これは議員提案になったことは御承知のとおりであります。その後施行をいたしてみますると、いろいろ弊害も出てくる、今おっしゃいますように、あまりに射幸にはやって、そのために家庭の不和あるいは悲惨事が起こるとかあるいは競技施行の段階において、相当な、何といいますか、秩序を乱すような事柄が起こったり、いろいろ非難があったりいたし……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました鉄道敷設法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 御承知のように鉄道敷設法は、日本国有鉄道の敷設すべき予定鉄道線路並びに日本国有鉄道に線路の敷設を許可する場合に必要な手続等を定めたものでありますが、この法律は、大正十一年に制定せられたものでありまして、この法律の別表、すなわち予定鉄道線路につきましては、経済事情の変化等に伴いまして、数次の改正を見て今日に至っております。 最近におけるわが国の産業経済の急激な発展の傾向にかんがみまして、鉄道建設審議会におきましても、新しい事情を勘案して御検討になりまして、本年三月二十九……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました自動車の保管場所の確保等に関する法律案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。 現下の交通情勢は、交通事故の激増、大都市における路面交通混雑の激化等、まことに憂うべき状態となっておりますが、これに対しては、政府といたしましても、従来から臨時交通関係閣僚懇談会及び交通対策本部において関係行政機関相互の施策の総合調整をはかり、道路及び駐車場の整備、踏切道の改良、交通安全施設の整備、交通規制及び取り締まりの強化、交通安全運動及び交通安全教育の推進等の諸施策を講じて、これが解決に鋭意努力して参ったところであります。 しかしながら、最近……
○国務大臣(齋藤昇君) 御意見のように、建設を早急に進めて参りたいと考えておる線と、今日の予算の状況から勘案をいたしますると、なかなか年数がかかるというのは、おっしゃるとおりであります。しかしながら、今日の日本の経済の成長度合いと、ことに今後都市と農山村との格差の是正、あるいは農村における文化の交流ということが、今、日本に与えられている一つの大きな使命でございまするので、そういう意味から、新線をもっともっと建設をしていく必要があるわけでございます。すでに御決定になっていただいておりまする予定線を、全部建設をしようということになると、膨大な資金が要るわけであります。もちろん予定線の中には、さらに……
○国務大臣(斎藤昇君) 相次ぐ列車事故に対しまして、きわめて遺憾に存じます。ことにこのたびの三河島の駅の構内の事件は、大ぜいの方の命をなくし、また重傷の方々を出しましたことは、国鉄の監督者といたしましてもまことに申しわけのない次第と存じます。なくなられたお方に対しましては、心から敬弔の誠を捧げますると同時に、おけがをなすったお方の御回復の一日も早からんことをお祈りをいたしておるわけでありまして、今朝も国鉄総裁が事件の報告に来られまして、逐一報告を受けたのでありますが、その際に、まず善後措置といたしまして、なくなられた方に対するお見舞、また重軽傷者の方々に対するお見舞等に手抜かりのないように申し……
○国務大臣(斎藤昇君) 御指摘のように、この法律の実施につきましては、関係する官庁が相当ございます。少なくとも運輸省と、それから国家公安委員会が何としても直接関係をいたしますし、ことに五条の政令をきめますのには、通産省その他の関係庁も関係をいたして参るわけでございます。一番の問題は、現在路上に車を放置せざるを得ない立場におかれる人たちの車を、どうして適当な所に収容するかという問題です。これは通産省の省令だけではいけまいと思っております。建設省も必要だと思います。いずれにいたしましても、関係各庁そういうことになりますので、おそらく今おっしゃいました交通関係の行政機構の整備をされれば別でありますが……
○国務大臣(斎藤昇君) 昭和三十五年度日本国有鉄道決算書を会計検査院の検査報告とともに本国会に提出いたしましたので、その大要を御説明申し上げます。 昭和三十五年度における日本国有鉄道の収入は、前年度に引き続く経済の好況を反映して好調に推移し、旅客、貨物収入ともに予算を大幅に上回り、ことに旅客収入において好景気の影響が顕著に現われております。 他方、支出面におきましては、国有鉄道は、極力支出の節約に努め、経営の合理化をはかりましたが、輸送量増加に伴う支出の増加のほか、人件費、減価償却費、利子等の固定的費用の増加が大きく響き、予定された純利益を上げるまでには至りませんでしたが、損益計算上は、営……
○国務大臣(斎藤昇君) 篠栗線及び油須原線の早期貫通の問題は、やはり産炭地振興の問題として相当寄与するであろうと私も考えております。ただ今通産省からお話しがありましたように、産炭地振興方策の一環としてその中へ入れて考えてみたらということについては、私たちもまだ聞いておりません。聞いてはおりませんが、しかしながら当面の産炭地振興には非常に寄与する線であるから、なるべく早く、これは開通させたい、かように考えております。篠栗線の問題は、御承知のトンネルを私鉄と共用をするということを考えて着工するようにという、これは鉄道建設審議会の建議がございまして、そこで地方鉄道とのトンネル共用の問題で、技術的にあ……
○国務大臣(齋藤昇君) 昭和三十四年度の運輸省における決算の大要について御説明申し上げます。 まず一般会計の支出済歳出額は三百六十億九千三百七十二万一千円、木船再保険特別会計の支出済歳出額は一億二千六十二万一千円、自動車損害賠償責任再保険特別会計の支出済歳出額は二十五億九千六百五十九万五千円、特定港湾施設工事特別会計の支出済歳出額は六十億五千四百六十九万円であります。以下重要施策について御説明申し上げます。 まず貿易外輸出の振興といたしましては、第一に、三国間における日本海運の外貨獲得と三国間輸送の地盤を強化して日本海運の発展をはかるために、三国間輸送助成金として船舶運航事業者二十一社に対……
○国務大臣(斎藤昇君) 通算制と併算制の両方存在しておることにつきましては、私の答弁不十分であれば、磯崎理事からお答えをすると思いますが、私は国鉄、私鉄両方の関係の立場にあって申し上げたいと思いますが、国鉄、私鉄それぞれ運賃制度を持ってやっているのであります。そこで、国鉄と私鉄、あるいは私鉄相互の間において一貫輸送に持っていく場合に、通算制をとるか、あるいは併算制をとるかということは、それぞれの企業体の話し合いによってやっていくというのが今日の現状でございます。これは企業体がそれぞれ違うわけでありますから、したがって、一貫輸送をやるということは、これは運輸の便を得るわけでありますから、運輸当局……
○国務大臣(斎藤昇君) 車の型につきましては、現在何にも規制をいたしておりません。通産省は生産のほうを預かっておるわけですが、この方面におきましても型の規制をいたしておらぬのでございます。各国とも、型の規制をいたしておりまするのは、ハイヤー、タクシーの型の規制をいたしておるところがございます。私も、少なくとも、ハイヤー、タクシーの連行の秩序の保持という面から考えましても、この点は考慮をしてみる必要があるんじゃないか、こう思いまして、ただいま検討をいたしておるわけであります。しいて申しまするならば、道路の幅員の関係におきまして、どういう道路にはどういう大きさの車を許容するとかしないとかというのが……
○国務大臣(斎藤昇君) お尋ねの第一点、海上保安に危険がないかというお尋ねでございますが、この法律はまず最低限度をきめているわけでございまするから、必要最低限度を確保しているわけでございます。したがって、一人の通信士で夜間眠っておる際にということが、心配のあれであろうと思いますが、それにつきましては、御指摘のありましたようにオート・アラーム、これは今日、ほとんど世界的に使われておるのでございまするから、それによって船舶相互間のSOSの受信というものには差しつかえがないと、かように考えております。また、近海面におきましては、海上保安庁の受信能力というものも高めて参る予定でございまして、海難に対す……
○国務大臣(齋藤昇君) 私は、ただいま気象庁長官がお答えをいたしましたように、日本の気象観測所を、必要なものはやはり国費をもってやるのが当然だという考え方をいたしております。
したがいまして、相当の金額を要しましても、これを全部船会社に負担をさせておるという今日のいき方よりも、先ほど申しましたように、大体八十通ぐらい、これはさらにいろいろ検討いたしますると、どういう通数になるかわかりませんが、現在の船会社が背負っておる負担よりも軽くなることは明らかでございまするから、そういう方向で必ず実現をいたしたいと、かように考えております。
【次の発言】 気象観測につきましては、ただいま気象庁長官が申し……
○国務大臣(斎藤昇君) 人命安全条約は、今直ちに批准のできない点は、船の構造、その他等でございますが、この船舶職員法の改正ということによって、この批准が困難になるという点は全然ございません。
【次の発言】 これは国内法としましては、船舶安全法、これから衝突予防法というようなものの改正を若干する必要がございます。しかしそれはこの船舶職員法とは関係がございません。
【次の発言】 今度国際人命安全条約を批准する際に、今お願いして改正する点を、もう一ぺん改正し直す。たとえば今必要としているのを、その限度を減らしても、しかしながらこの安全条約を批准するために、またもとに戻さなければならぬ、そういうことは……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 公共企業体職員等共済組合法は、昭和三十一年に旧国家公務員共済組合法及び恩給法から独立して、三公社職員に固有の制度として公共企業体職員等共済組合を設けるため制定せられ、現在に及んでいるのでありますが、第三十八回国会において、健康保険法、恩給法、国家公務員共済組合法等の一部改正が行なわれましたので、これらに関連する規定の改正を必要とするに至りました。また、同国会における本法の一部改正に際し、本委員会において旧令共済組合員期間の完全な通算及び再就職者の前後の在……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました運輸省設置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 今回の改正の第一点は、本省の付属機関として、港湾技術研究所を新設することであります。 最近、技術的にきわめて高度化している港湾工事の能率的な遂行をはかるためには、港湾技術に関する研究、調査、試験、設計の業務を一貫して総合的に行なう必要がありますので、運輸技術研究所の港湾関係部門を母体とし、これに港湾局調査設計室を統合して港湾技術研究所を設けることといたしたのであります。 次に、改正の第二点は、本省の付属機関として、館山海員学校を設けることであります。 海員学校は……
○国務大臣(斎藤昇君) まことにごもっともだと存じます。前には郵政大臣が担当であったものですから、郵政大臣が……、内部のことですから、ことに事務当局はいつも連絡をとっておりますから、前の担当省の大臣がどういうような答弁をしたかということは、これは知っているはずですが、それにしてもやはり省が変わりますと、何だか妙だなあという感じを私自身もいたしております。さりとて、三省にまたがっておりますので、三省の間で話し合って、これは何省所管ときめようということになって、主として内閣委員会のほうでもそれがよかろうということでございましたら、そういうようになるのがいいのじゃないかという感じがいたしております。……
○国務大臣(斎藤昇君) 法律では最低限度をきめておりまするので、その限度以上は各企業体の共済組合の実情に応じてやるのが適当でなかろうか、かように考えております。最低限度の引き上げの程度にとどめております。
【次の発言】 他の省、共済組合法とも関係を持ちまして、御意見のとおりにごもっともな点としてもあるように存じます。以後よく関係当局と検討を続けて参りまして、御趣旨に沿うようにできるだけいたしたいと思います。
【次の発言】 一時金についての通算は、これも他の共済組合法あるいは恩給法等と共通する問題でございます。確かにこれも一つの問題だと存じます。さきの問題とあわせまして、関係各庁と検討いたしたい……
○国務大臣(斎藤昇君) おっしゃるように、自動車の数は年々激増いたして参っております。したがいまして、事務の簡素化を相当やりましても、やはり人間の増加は必要になって参っております。本年度も相当大蔵省に要求をいたしまして、特に本年度は人員の増加を厳重に査定いたしたわけでありますが、若干でも認められましたのは、今おっしゃいますような御趣旨に基づくものでございます。これで十分とは決して思っておりません。今後も十分努力をいたしますと同時に、事務の抜本的な簡素化もはかって参り、今おっしゃるような協会その他から人手を借りるというようなことの絶対にないようにして参りたいと、かように考えております。
○国務大臣(斎藤昇君) ただいまのお尋ねの点につきましては、昨年、御承知の海運造船合理化審議会に諮問をいたしまして、今日の海運企業の現状にかんがみて、今後増強を必要とする船舶を確保するという観点から審議をいただきまして、昨年の九月に答申が出て参ったわけでございます。政府といたしましては、できるだけこの答申を尊重しまして、そうして今おっしゃいますように、政府の援助の策について最善を尽くしたい、かように思っております。この答申は、今後新しく作る船に対する融資比率の問題あるいは利子補給の問題と、それから、今日の海運企業の基盤を強化することの二つに触れておりますが、さしあたり、何といっても海運基盤の強……
○国務大臣(斎藤昇君) 御承知のように、自動車事故によりまする損害賠償保障法によりまする最高限度は、死亡者に対しましては五十万円、重傷が十万円、軽傷が三万円というのが限度になっておりますが、これは損害賠償額の限度をきめておるのではなくて、保険が保障をする額をきめておるわけでございます。それをこえる部分は加害者の負担ということでございます。実際問題といたしまして、死亡に対する保障の最高限度を五十万円に引き上げまして以来、一件当たりの平均の賠償金額は三十万円を少し今日上回って参っておるわけでございます。
○国務大臣(斎藤昇君) イーグル・コーリア号が、二月十四日に東京湾口の第二海堡の西側に乗り上げまして、そうして船底に穴があいたために油が流れ出て、千葉富津方面のノリひびに相当の被害を与えているという事実は、私は聞いております。海上保安庁といたしましては、ノリひびの被害が、このイーグル号の船から出た油であるかどうかということを、調査いたしておったのでございますが、神奈川県の工業試験所に鑑定を依頼をいたしたり、いろいろいたしておったのでございますが、諸般の情勢から判断をいたしまして、これはイーグル号から出た石油だろうということを、ほぼ断定をいたしているわけでございます。富津方面のノリひびの被害のあ……
○国務大臣(斎藤昇君) 私鉄運賃の値上げを認めるとは私はまだ申しておりません、今検討中でございます。
【次の発言】 値上げをやると私は言っておりません。
【次の発言】 相当経営上困難を来たしておるし、交通緩和のために今後新しい投資をやっていかなければなりません。この資本費の圧迫あるいは人件費の圧迫等をどういうやり方でやるかということについて今経済企画庁と相談中でございます。
【次の発言】 経済企画庁長官の御答弁と同様でございます。今おっしゃるような点も十分検討をいたして参りたいと思います。
【次の発言】 大手十四社の経営内容はまだここに御発表する段階にはなっておりません。必要が生じて発表できる……
○国務大臣(斎藤昇君) 運輸省といたしましても建設省と並行をいたしまして、鉄道、軌道との立体交差の促進に大馬力をかけております。同時に建設省で道路の拡幅その他をやっていただきますが、しかしながら自動車の数が今後ますますふえて参るわけでございます。そこで、大量に人あるいは荷物を運ぶ、いわゆる高速軌道が必要だ、かように考えまして、現在東京都におきましては、今地下鉄の建設のうち四本建設中でありますが、さらに五本地下路線を決定いたしまして、なるべく近くこれらの着工の運びに参らせたい、かように考えております。同時に地上のほうにおきましても、たとえば羽田と新橋間のモノレール、これは私企業でございますが、先……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま総理のおっしゃいますように、慎重にこれは検討すべき問題だと考えます。
○国務大臣(齋藤昇君) 去る二十七日の港湾労働組合の関係のストにつきましては、六大港を含む全国三十余りの港におきまして、在港船二百九十一隻のうち百四十六隻――これは六大港。それから地方港では百九隻のうち五十六隻、これが不荷役船となっております。海外におきましては、インドのマドラス港で二隻が一日中、サンフランシスコで一隻が七時間不荷役となった模様であります。その他のアメリカの諸港、カナダ、シンガポール等におきましては、おおむね平穏であったようでございまして、海外全体といたしましては、大体大きなことはなかったようであります。
○斎藤昇君 吉江君が何か御釈明になると思いますが、その前に理事の一人として意見を申し上げておきます。 この委員会の今までの運営の仕方については、私はなれておりませんが、今後、委員会の運営は理事及び委員長の十分な打ち合わせのもとにスムーズにやってもらいたい、かように申しておきます。 きのう委員会が終了した後、米田君の御意見があったことは理事として私も承知いたしております。ごもっともな御意見だと思っております。いずれ理事会で、今後、定足数の問題等も社会党の理事から出されると思っておったわけでありますが、御意見には自民党の理事として私ども賛成でございます。ただいろいろな都合で、あるいは定足数を割……
○斎藤昇君 これは私のほうは検討を要するので、ひとつ保留にしておいていただきたいと思います。
○斎藤昇君 先ほどから、戸訪別問禁止の撤廃について、いろいる御質問を他の委員からいたしましたが、私は、戸別訪問だけでなしに、先ほど戸別訪問についてお話があったように、日本のように選挙運動を非常にこまかく規制をしている国はあまりないように思うのです。他の国の例はどんなものであるか。私の知っている限りでは、普通選挙になる際に、非常にきびしくあらゆる面から取り締まり法規をきめたわけですが、必ずしもそれで実効が上がっているとは思えない。そうかといって、取り締まりを全部野放しにせいというわけじゃありませんけれども、他の先進国、あるいは後進国と言つちや語弊があるかもしらんが、日本よりまだ後進国とみなされる……
○斎藤昇君 ちょっと関連。ひとつ参考のために伺いますが、ただいま問題になっておりまする盲聾等の教育費が一般の教育費とどのくらいの割高になっておりますか、これがわかっておれば、文部省のほうからでも、あるいは提案者のほうでもけっこうです。
【次の発言】 金のかかることはわれわれしろうとにもわかるわけなんですけれども、どの程度よけいに金がかかるのか、一人当たりの教育費は何倍くらいになっているか、教材費は今五倍くらい、あるいは七倍というようなお話もありましたが、全体としてあるいは学級数が少ないとか、一学級の生徒が少ないとかいうようなこともありましょうし、一人当たりの教師もよけい要るということにもなりま……
○斎藤昇君 文部省にお尋ねいたしますが、これは大臣にでもお伺いしたいと思うのですが、事務当局のほうで、今問題になっている心身の不正常な児童生徒に対する特殊教育ですね。これを将来どういうふうに拡充強化をしていくのかという一つの計画みたいなものをお持ちかどうか、どういうお考えに立たれているか、今の予算の措置の状況をできるだけ伸ばしていくだけで事足りると考えておられるか、あるいは年次別にでも、将来こういうように、この方面については力を入れていきたいという計画的なものがあれば、事務当局として持っておられればそれをお示しいただきたいし、また、持っておられないならば、こういうことに対する将来のお考え方を、……
○斎藤昇君 私からちょっと一言。もう吉江さんの話されていることで尽きると思いますが、若干補足しておきます。今おっしゃったような事柄について、この委員会終了後、理事懇談会でよく協議をして参りたい、こういうわけでございますから御了承をいただきたいと存じます。なお、私たちが約束をするといいましても、正式に約束ということになれば、これは党議まで通らなければなりません。しかし、その段階に至るまでのわれわれの考えとしては、こういう程度だという点をひとつ誠意をもって、きょうのあとの理事懇談会で話し合っていきたい。この席上で、どの法律案はどう考える、こう考えるという筋合いではなかろうかと思いますから、この点は……
○理事(斎藤昇君) 建設省は、住宅局長と計画局長が見えていますが、今、政務次官参る途中だと思います。
○理事(斎藤昇君) 福岡の鉱山保安監督局長が見えましたから、先ほどの補足答弁を願います。
○理事(斎藤昇君) 岩間委員、発言を求めてください。
【次の発言】 岩間君、時間がまいりました。
【次の発言】 岩間君、時間でございますから、それ一回で結論に入って下さい。
【次の発言】 岩間君、時間が過ぎましたから。
【次の発言】 岩間君、時間です。
【次の発言】 岩間君の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 阿具根登君。
○理事(斎藤昇君) 米田君、質問してください。
○理事(斎藤昇君) 安田君の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次に、豊瀬禎一君。
○理事(斎藤昇君) 見えております。
○理事(斎藤昇君) これより予算委員会を再開いたします。 休憩前に引き続き質疑を行ないます。安田敏雄君。
○理事(斎藤昇君) 加瀬君、お待たせしました。
【次の発言】 自治大臣すぐ参りますから。
○理事(斎藤昇君) これより委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、質疑を行ないます。須藤五郎君。
【次の発言】 須藤君の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次は、奥むめお君。
【次の発言】 もう時間がまいりましたから、簡単に。
○理事(斎藤昇君) 佐藤君の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次に、須藤五郎君。
○斎藤昇君 ひとつ参考に承っておきますが、市の規模を三万から五万に引き上げられた理由を、先ほどお話がありまして、承りましたが、そこで、事務を配分するには、やはり市は五万以上あるものを対象にして、そうしてそれくらいの能力のあるものに、できるだけ事務を委譲していくという、そういう考えからこれは大体五万に引き上げた、こういうお話でありましたが、現実の市の状態を見ると、五万以下が約半数近くあるようでございます。で、今後これらの市は五万以上に人口を増加していく見込みがあるのかどうか、合併によってそういう五万以下の市をだんだんなくしていこう、そういう指導をやり、そしてその指導が効果を奏すると、こう考えてお……
○斎藤昇君 ちょっと関連して。 前回と今回と亀田君の質問を私も聞いておりまして、関係各省庁の御答弁を聞きますと、どうも何か不明朗な感じかして、役所としては、もう少しはっきりした事実と、それに対する法的な解釈、事実上の取り扱いというものをはっきりしていただかないと、何か不明朗なものがはだかっているような気がいたしますので、亀田君の言われるように、なるべく早く亀田君の要求される資料を出してやってもらいたいと思います。中央では。これから調査をしてみなければわからぬということもありましょう。しかし、亀田君の質問を聞いておりますと、この問題は地元では相当長い間の問題であって、地元の国税庁あるいは証券局……
○斎藤昇君 ちょっと関連質問ですから簡単にお伺いいたしたいと思いますが、あと資料があったら出していただきたいと思います。 公営バスとそれから民営バスとの人件費といいますか、従業員一人当たりの人件費あるいは給与水準、これが非常に違っているか違っていないか。以前は相当違っておったように思いますが、最近はどんな情勢ですか。最近のもしお調べがあれば、公営バスの従業員の一人当たりの人件費と民営バスの一人当たりの人件費とお比べになったものがあればお示しをいただきたい。
○国務大臣(斎藤昇君) 私もこの際、ごあいさつかたがた所信の一端を申し述べたいと存じます。 私は、このたび厚生大臣を拝命いたしまして、公害行政を担当することと相なりました。各般にわたり各位の御指導と御協力を賜わりたいと心から念ずる次第でございます。 今日、公害問題が当面緊急な解決を必要とする重要な政策課題でありますことは、申し上げるまでもございません。 公害問題の解決にあたりましては、企業の努力、国、地方公共団体の施策はもちろん、国民のすべてが一致して公害の防止のために対処することが不可欠であると存じます。私は、国民の健康と生活環境を守るため、公害を防止するための諸対策を積極的に推進し、……
○国務大臣(斎藤昇君) この際、お許しを得て、一言ごあいさつを申し述べたいと存じます。 このたび、はからずも厚生大臣を拝命いたしまして、今後当委員会において格別の御支援、御協力をお願いしなければならないと思う次第でございます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。 私は、厚生行政が各般にわたって国民生活と直結し、一日たりともゆるがせにできない行政であることに思いをいたしまして、新たな決意をもってその推進に努力をいたしたい、かように考えておるのでございまして、委員各位の深い御見識と御熱意にまつところがまことに大であると存じます。どうぞよろしく御援助のほどをお願い申し上げたいと存じます。 御承……
○国務大臣(斎藤昇君) 看護婦の問題は、国民医療の面におきまして非常に重大な問題だと思っております。また、いま当面をしていると思っております。先日も委員会でるる御質問をいただき、御意見をいただき、私も非常に啓発をされました。この問題には一日みっちりこの委員会においておやりになりたいという御希望でありますが、私もそれまでにみっちり勉強いたしまして、そのときに十分御意見を伺いながら御返事もさしていただきたい、私もさらに検討したいと思っていることがございます。いまの看護婦の充足計画が、はたしてこれがいいかどうかということも、もう一ぺん洗い直してまいりたいと思っておりますし、このあいだ伺ったことについ……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいまのお尋ねの点に関しましては、医療保険にたとえば限って申し上げますると、いままで、いろいろな問題がございまするから、いまの抜本改正を検討中でございますが、しかし、その基本方針といたしましては、財政面に寄与するという点が、先ほど御指摘の審議会の意見は少し強過ぎるのじゃないかと私は思います。もちろん制度を乱用して国費を乱費するというようなことがあっては相なりませんから、この点は十分留意をしなければなりませんが、要点は、完全な医療給付を階層に差別なく給付をする、そして保険料も各所得に応じて過酷でないようにしていくというのがねらいでなければならぬと思います。したがいまして……
○国務大臣(斎藤昇君) 社会保障の場合におきましては、受益者負担という考え方ははたしていかがなものであろうかと思います。本来ならば、自分で生活をしていく、あるいは医療保険ならば自分で医療を受ける。それを保険なり、あるいは国がどの程度見ていくか、どの程度保険に依存していくか、どう程度国が援助するか、こういう問題でありまして、社会保障関係の仕事において、受益者負担という考え方はいかがな聾のであるかと考えております。
【次の発言】 ただいまも田中さんからお話がありましたように、また総理もお答えをいたしましたように、これからの老人対策というものは、非常に大事な問題だと考えております。厚生省といたしまし……
○国務大臣(斎藤昇君) 第六十一回通常国会における当特別委員会の御審議をいただくに先立ちまして、公害行政に関し、一言申し述べ、各位の御指導御協力を賜わりたいと存じます。 私は、昨年十二月当委員会において所信の一端を申し述べましたが、自来その考え方により四十四年度政府予算の編成に努力いたしてまいりました。その内容はいずれ予算御審議の際等に御説明申し上げ、御審議をわずらわしたいと存じますが、いまその概要に触れつつ、公害問題を解決するための主要課題について申し上げたいと存じます。 公害問題を解決するための対策については、公害対策基本法に定められた理念と方向に従い、各般にわたる施策を総合的、効率的……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました「公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法案」について、その提案の理由を御説明申し上げます。 今日、産業経済の急速な発展と都市化の進展等に伴って発生する公害問題が緊急に解決を要する重大な社会問題となっていることは、すでに御承知のとおりでございます。 この問題に対処するため、政府といたしましては、公害対策基本法に定められた理念と方向に従い、従来から、各般にわたる公害防止のための施策の充実強化につとめてまいったところであります。公害問題の解決のためには、公害の発生を未然に防止するための対策が重要であることは申すまでもありません。しかしながら、現……
○国務大臣(斎藤昇君) 第六十一回国会における 社会労働委員会の御審議に先立ちまして、この機 会に厚生省所管行政に関し、一言申し述べたいと 存じます。 私は、昨年十二月当委員会において所信の一端 を申し述べましたが、自来その考え方により昭和 四十四年度予算の編成に努力いたしてまいりまし た。その内容はいずれ予算審議の際等に御説明申 し上げまして、御審議をわずらわしたいと存じま すが、いま、その概要に触れつつ、厚生行政の当 面する主要課題について申し上げたいと存じま す。 まず、第一に、医療保険の問題でありますが、 制度の抜本的改革につきましては、関係各方面の 調整と相まちまして、早急に政府……
○国務大臣(斎藤昇君) 物価の値上がり、それから人件費の値上がり、これはどうしても診療報酬の改定に考えられる一番大きな基礎的な要件だと、かように思います。そこで、それを点数にどうあらわすかということがいま中医協で審議してもらっている中心になるだろう、そういう抽象的なことしか申し上げられませんが、それが報酬点数にどの程度はね返っていくかという具体的の数字につきましては、私、ちょっと専門家でございませんので、専門の者、また中医協にお願いをしているわけでございます。
【次の発言】 私は、率直に言って、ある程度上がるのは当然だと、こう考えております。
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました自然公園法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び要旨を御説明申し上げます。 現在の自然公園法は、陸上の風景を保護し、これを適正に利用することを目的としておりますが、わが国周辺の海域には熱帯魚、サンゴ、海藻等美しい海中景観がありますので、これを保護するとともに、これを観賞し、もって国民の保健、休養に資することが必要であり、とのため所要の改正を行なおうとするものであります。 以下、改正の要点につきまして御説明申し上げます。 第一に、厚生大臣は、すぐれた海中の景観を保護するために、現在のもののみならず、今後指定する国立公園または国……
○国務大臣(斎藤昇君) 食品の衛生、あるいは、何といいますか、全般にわたっての御意見、まことにごもっともに思います。ことに、最近、添加物があまりに多過ぎる。しかも、必要のないところに添加物を使うというようなことについても、私らもしろうとなりにそういうものが蓄積をしてくればやはり衛生に害があるのじゃないだろうかという感じも深くいたします。やはり食品はできるだけ自然のものがいいので、それにいろいろな添加物を加えるということは好ましい事柄ではないだろうと思いますが、それを法律でどう取り締まっていくかという問題だと思います。ことに、厚生省の分野といたしましては、食品衛生法にいたしましても、栄養改善法に……
○国務大臣(斎藤昇君) 小野さんのおっしゃいますように、今日自然公園を利用する人が非常にふえてまいりました。過剰利用とまで言われるくらいに相なりましたことは、一面非常に喜ぶべきことだと存じますが、しかし一面、十分に利用をしきれないということだと考えます。現在ある自然公園それ自身も、まだ公園内の施設が不十分であるために十分利用されないという点が一つあると思いまするし、また、いま一つは、いまの自然公園では足りない、もっと自然公園を増すべきである、ことに都市周辺に利用のできる自然公園的なものがあれば、そういうものを利用の範囲に織り込めるようにすべきだと、こういうように答申にもいわれておりますし、私も……
○国務大臣(斎藤昇君) 昨年の四月でしたか、自然公園制度の基本的方策についての答申をいただきました。それに基づきまして予算の面におきましても、本年度第一歩を踏み出したようなわけでございますが、この自然公園――国定公園、国立公園等についてはまだ伸ばすべき場所がある、その場所についてはできるだけ今後指定を進めていくようにという方針につきましても、すでに相当国定公園あるいは国立公園の新しい指定また地域の拡張等もやっておりますが、今後ますます進めたいと思いまして、基本的な基礎調査をいまどんどんと進めておるわけでございます。 さらに、国定公園、国立公園の中には民有地が相当ある。そうして、その民有地が、……
○国務大臣(斎藤昇君) 心身障害児を持たれた親御さんのお気持ちは、ほんとうにわかるように思います。私は心身障害児施設を訪問いたしまして、保母さんからいろいろ伺ってみると、自分のところにこんな心身障害児がおったらどうであろうか、こう思いますと、もう申し上げるまでもないと思います。また心身障害の子供、その人たち自身も、せっかくこの世の中に生まれてきて何という不幸なことだと感じておられる点も、私はよくわかります。そこで、私どもといたしましては、まず心身障害児の生まれないように、また心身障害にならないようにという予防対策がまず一番肝要であろうと存じます。それには妊娠前から妊娠中、それからまた乳児の間、……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいまの問題は、労働省のほうからお答えでございますが、大体常識としては、私は、藤原さんのおっしゃるとおりだと思います。十七歳、十八歳の未成年の婦人は、夜勤をやるにしても、ある程度の制限をするというようなことが常識ではなかろうか。それは法律で書くか、あるいは実際の運営においてやるかという問題であろうと思います。
【次の発言】 私、厚生大臣を拝命以来、あるいは直後からこの看護婦問題はきわめて重要な問題であり、何と言いますか、人命にかかわる問題にまでなってきているというように感じております。当委員会におきましても、藤原委員はじめ他の委員からもたびたびお話を伺っております。伺……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 戦傷病者、戦没者遺族及び未帰還者の留守家族等に対しましては、戦傷病者戦没者遺族等援護法、戦傷病者特別援護法、未帰還者留守家族等援護法等により、各般にわたる援護の措置が講ぜられてきたところでありますが、今般さらにこれらの援護措置の改善をはかることとし、この法律案を提出した次第であります。 次に、この法律案の概要について御説明申し上げます。 第一は、戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正であります。 その改正の第一点は、別途今国会に提案されておりま……
○国務大臣(斎藤昇君) 戦争犠牲者の未処遇の問題をいつまでに片づけるか、次から次と新しい問題が出てまいりまして、これはやはり日本の経済の成長発展に伴って、いままではそこまではがまんしてもらっておってよかったじゃないかという程度のものが、そうではないということに、日本全体が変わってくるものですから、そういうことになってくるのだと思うわけでございますが、まあ考えられる問題、ただいま援護局長から申し上げましたそれらの点につきましては、できるだけ早く解決をいたしてまいりたい。一般の戦争被害者の問題と関連をいたしまして、援護局だけでは処理できない問題もあろうと思いますが、関係省とも連絡を密にいたしまして……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいまの問題につきましては、昭和三十八年に、妻に対する特別給付金、一時金を国会において審議をしてもらって出したわけであります。そのときの提案理由の説明はどうなっておったか存じませんが、よく私は調べてみたいと思いますが、当時の私たちの感覚といたしましては、とにかく戦後二十年近くも――当時はまだまだ妻に対する給付金といいますか、遺族扶助料その他も非常に低い。しかも若い身空で戦後の非常に困難なときによく子供や家族をかかえて、そしてやってこられた。まあその労苦に報いようという意味が私は非常に大きかったと、かように思います。したがいまして、その後、病気でおられた主人がなくなられ……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました児童扶養手当法及び特別児童扶養手当法の一部を改正する法律案について、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 児童扶養手当制度は、昭和三十七年に発足して以来数次の改正を経て、今日まで手当額の引き上げ、所得による支給制限の緩和等の改善が行なわれてまいりましたが、なお一そうの内容の充実を必要とするところであります。 また、特別児童扶養手当制度は、昭和三十九年に重度精神薄弱児扶養手当制度として発足し、その後手当の支給対象に重度の身体障害児が加えられて、名称も特別児童扶養手当と改められたものであり、その手当の額の引き上げ、所得による支給制限の緩和……
○国務大臣(斎藤昇君) 先般の当委員会におきまして、いろいろ御質問がございまして、政府委員なり、私からもお答えをいたしましたが、その後の調査は、ただいま参考人として出てまいりました県の部長が申し上げましたように、梅雨前線の被害等によって、まだ行なわれていないということでございまするし、その後の具体的なさらに調査の結果、あるいはその他の資料は得ておりませんので、そういった資料を得てから後にお答えをいたしたいと、かように思います。 いま、参考人との質疑応答を私も伺っておりましたが、ただその感じだけで申し上げるのもいかがか、かように思います。ただ、この前も申し上げましたように、松下園長は、その道に……
○国務大臣(斎藤昇君) 児童の健全育成は、先ほどお述べになられました児童権利宣言の中にもうたわれているところでございます。わが国といたしましても、その精神にのっとりまして、完全を期していかなければならぬと、かように思っているわけであります。 児童の健全育成につきましては、なかなか今日の社会情勢にかんがみまして、なすべきことが非常に多いと思います。厚生省の担当をいたしております狭い意味の福祉行政という点からはもちろんでございますが、その他一般の社会環境の保全ということも肝要でありますと同時に、教育その他全般にわたっているわけでございます。しかしながら、厚生省の担当いたしております分野といたしま……
○国務大臣(斎藤昇君) 私にという名指しでございますからお答えをいたしますが、政府といたしましては、国会で修正をされるときまった場合に、御承知のように、国会法に定めてありますように、予算に影響をもたらすものについては政府の意見を聞かなければならないということになっておりますから、そういう面におきまして、国家財政という見地から、おそらく国会法が定められているんだろうと思います。その点におきまして、大蔵大臣もこういう修正をされる場合にはやむを得ない、財政的に何とかやらざるを得まいということで、やむを得ないという返事をいたしたわけでございます。その他の点につきましては、それは国会で修正をされる点につ……
○国務大臣(斎藤昇君) 政府といたしましては、特例法のさらに二ヵ年延長をお願いしても、なおかつ、二十七億の赤字が出ますけれども、これはやむを得ない。もし二ヵ年間の延長をいたさないということになれば、約四百億以上の赤字が出るわけでありますから、したがって二ヵ年の延長はぜひいままでどおりで延長をしていただきたい。それでも二十七億出ますけれども、これはやむを得ませんということで原案を提案をいたしたわけでございます。 そこで、衆議院におかれましては、いろいろ審議の状況その他にかんがみられて、いま御説明のあったような修正があったわけです。そのために赤字が六十四億さらにふえるというわけでございますが、し……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました厚生省設置法等の一部を改正する法律案について、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 改正の第一点は、厚生省の付属機関として、新たに児童手当審議会を設置することであります。 児童手当制度につきましては、従来から児童手当懇談会において学識経験者により検討を進めてまいりましたが、同懇談会の昨年十二月の報告にも述べられているとおり、今後さらに正式な機関で調査審議していく必要がありますので、児童手当審議会を設置することといたしたのであります。 なお、この審議会の設置期限は、昭和四十六年三月末までの二年間といたしております。 改正の第二点は、……
○国務大臣(斎藤昇君) 医療保険制度の抜本改正は、私から申し上げるまでもなく、長い間の問題でございました。ことに、二年前に健保特例法の成立を見ました際に、二年以内には抜本改正をやるという政府は約束をいたしたのでございますが、御承知のように、関係するところきわめて広く、なかなか結論が出しにくいという状況にございました。厚生省としましては、二年前の十一月に厚生省の試案をつくりましたけれども、与党である自由民主党におかれましては医療基本問題調査会を設けまして、そして各界各層の意見を聞きながらその方策をまとめてもらってきたわけであります。御承知のように、数日前に党のほうで一応医療基本問題調査会の答申を……
○国務大臣(斎藤昇君) 厚生省の児童福祉行政に対する基本的な考え方は、ただいま御指摘いただきました白書に掲げておりまするとおりでございまして、何といっても次代をになう児童を、心身ともに健全に育成をするということが基本でございますと同時に、生活環境あるいは家庭の事情、また疾病、障害等の事情から、そういうことの困難な児童に対しましては、直接あるいは間接に国あるいは公共団体が手を差し伸べて、そうして一人でもふしあわせな児童のないようにしていくというのが基本的な姿勢でございます。
【次の発言】 基本的な児童の人権という意味から白書に掲げておるわけであります。児童権利宣言のことをお述べになりましたが、私……
○国務大臣(斎藤昇君) 中性洗剤につきましては、ただいま衛生試験所と、それから大学でそれぞれ試験研究をされております。昨年度もやっておりますが、まだ十分な毒性、劇性の判定が出てまいりません。本年も引き続いて数百億円をかけて調査をされております。 それからチクロの問題は、アメリカでチクロには毒性があるということを言った学者がありますので、非常に注目をいたし、わが国におきましてもいま研究をいたしておりますが、アメリカにおきましても、国連の関係機関で検討をいたした結果は、毒性がないということに発表がありました。昨年の十二月アメリカの関係当局におきましても、国連の権威ある機関の報告に従って、アメリカ……
○国務大臣(斎藤昇君) 社会保障はいまお述べいただきましたように、本年も相当社会保障の費用はアップせられました。ここ年々国民の所得の増加に見合う程度は上昇いたしてまいっておるのであります。しかしながら、まだまだ他の先進国に比べて低いと言われておるのが事実だと考えます。ことにこれからの日本の人口構成の変化等に応じまして、老人対策とか、あるいは妊婦、乳幼児に対する対策、あるいはまた身障者に対する対策、いろいろときめこまかい手を打ってまいらなければならぬと思うわけでございます。いまお尋ねの医療保険の抜本改正の問題も、国民医療という見地からまことに重大な問題だと考えております。御承知のように、すでに数……
○国務大臣(斎藤昇君) お尋ねに沿うかどうかわかりませんが、一応私から申し上げます。 いまおっしゃいますように、わが国におきます出生率はここ十数年来非常に低下をいたしておりますが、しかしながら死亡率のまた激減によりまして、また平均余命が延びてきたことによりまして、総人口といたしましては、昭和三十年以来一%前後の伸びを示しております。そうして、人口問題研究所の推計によりますと、昭和七十年には一億二千万になるだろう、しかしながら昭和八十年ごろからこれが減少傾向を示していく、これは人口の総数であります。そこで出生率は、昭和二十四年までは人口千人に対して三十人以上の出生率を見ておりました。ところが昭……
○国務大臣(斎藤昇君) 医療費の問題は、いかにして医療の生産性の向上をさせるか、これはなかなかむずかしい問題でございまして、今後も十分検討してまいりたいと思いますが、社会保険診療報酬を中医協でいま検討してもらっておりますが、これも今後抜本的に検討してまいりたい、かように考えておるわけであります。
【次の発言】 環境基準の達成につきましては、ただいま通産大臣から申し述べましたとおりでございます。環境基準はわれわれの達成をしたい目標でありますから、一日も早くその基準に達成するように努力をしなければなりません。それにはいろいろな方途がございますけれども、一番の根本は、やはり低硫黄化の問題でございます……
○国務大臣(斎藤昇君) 必ずしもこれで十分とは言い切れませんけれども、本年度の事業計画といたしましては、まずまずこれでよかろうかと、かように考えております。
【次の発言】 公害の監視測定体制は、御承知のように数年前より相当この体制を強化しつつありまして、騒音とかあるいは河川の汚濁等につきましても、ある程度のことはやってまいりました。また空気の汚染の問題につきましても、御承知のように各自治体におきまして監視体制をつくってまいった次第でございますが、国の監視網といたしましても、たしか九カ所国の監視網をしいたわけでありますが、来年はさらに二カ所増す予定をいたしておりまするし、また自治体に対する監視の……
○国務大臣(斎藤昇君) 厚生省では乳等省令におきまして、御承知のように、脂肪分は三%以上ということを規定をいたしておるわけでございます。今日の牛乳の中に含む脂肪分がだんだんと畜産の改善によりましてよくなってまいってきているようでございますが、しかし、まだ三%よりももっと上へ上げていいかどうか、農林当局その他とも十分協議をしてまいりたいと思います。日本では、御承知のように、この三%という率は他の国に比べまして高くありません。むしろ最低のところではないかと考えますから、畜産の奨励と相まちまして、この脂肪分の引き上げをはかってまいりたい、かように存じます。
○国務大臣(斎藤昇君) イタイイタイ病らしい患者ができてから以来の経過ということでございますから、非常に技術的でございますので、政府委員から答弁いたさせます。
【次の発言】 訴訟の内容をお尋ねでございますか。
【次の発言】 技術的な問題でございますから、詳しくは政府委員から答弁をさせます。
【次の発言】 現時点の問題は、患者側の方々が一日も早く補償をほしい、こういう問題だと承っております。
【次の発言】 田中さんも十分御存じのはずだと思います。したがいまして、何をお聞きになりたいのか存じませんが、現在は、私が就任をいたしまして以来、患者の方々がお見えになりまして、そうして一日も早く会社との間の……
○国務大臣(斎藤昇君) いろいろ数字的にわたりますので、政府委員から説明いたさせます。
【次の発言】 おっしゃいますとおり、まことに大きく言えば人道上の問題とも考えられるものでございます。したがいまして、治療法の発見等につきましては、全力をあげたいと、かように思っております。
【次の発言】 患者さんの代表の方にも両三回私もお目にかかりました。御要望は、やはり一日も早くなおるような治療方法を発見するようにつとめてもらいたいということが第一点。まず一番大事な問題。同時にまた、治療費自身については保険その他の方法で見てもらっているけれども、しかしそれに関係した諸掛かりがかかる――交通費、あるいは弁当……
○国務大臣(斎藤昇君) 大体、政府といたしましては率直に受け入れたいと思っております。おっしゃるとおりでありますが、しかしながら、財政、いろいろな点から、なかなか今日までそううまくいっていなかった、これから大いに努力をいたしていきたい、こういう考え方でございます。
【次の発言】 四十四年度の社会保障費全体といたしましては、かねがね御説明を申し上げておりますように、一般会計の予算の伸びよりも社会保障費のほうが若干伸びて、ことにそのうちの社会福祉費に至っては相当伸びておるわけであります。また一般会計の中で占める率におきましても、まあほんのちょっぴりではありますが、予算の中で占める率も若干伸びてはお……
○国務大臣(斎藤昇君) 先ほど亀田さんから御注意を喚起されまして、私もこれで思い出しました。資料も拝見したのでありますが、昨年の五月にニューヨークで開かれました四十四回の国連の経済社会理事会で、スウェーデンの代表が人間環境に関する国際会議を国連主催で開くことを提案をいたしました。そうして、これが採択をされました。その概要は、無計画、無制限な開発は人間の環境を破壊し、生活の根本を脅かしつつある、このような技術革新の否定的な面をあらゆる角度からとらえ、国連における討議を通じて、この深刻な問題に対する理解を深め、人間環境の破壊を伴うことなく、調和のとれた開発を確保するための方策を検討する要があるとい……
○国務大臣(斎藤昇君) 悪臭問題につきましては、その悪臭の原因が非常に複雑でありますので、まだ十分検討の域には参っておりませんが、しかしながら、今後この悪臭問題と取り組みまして、特に悪臭の発生源の調査、またこれに対する対策に取り組むべく今年から特別の調査費もつけまして、今後悪臭と取り組んでいく所存でございます。
【次の発言】 お説のように、まあ悪臭はとにかく非常に人に不愉快な感じを与えます。ことにいまおっしゃいますようなメルカプタン、硫化水素、またその廃液からくるようなものは、人体にも必ず影響があるだろう、かように思うわけでございますが、悪臭の中でも、たとえば魚の処理からくる悪臭とか、あるいは……
○国務大臣(斎藤昇君) 母子保健対策といたしましては、まず母親の妊産婦の死亡率の低減――もっと減らすようにということが一つの大きなめどだと思っております。それを中心にいたしまして今後やってまいりたい。もう一つは、母子――子供を含むわけでございますが、死産を少なくする。それから生まれてきた子供が健康に生まれて健康に育つということが必要でありますから、妊娠中のそういった医学的な健康的な配慮をできるだけ加えてまいりまして、そうして、いわゆる心身障害児というような子供の生まれてこないように、また乳児の間にそういった障害を受けないようにという配慮が必要であろうと、かように考えております。
○国務大臣(斎藤昇君) 山本さんのおっしゃるように、産業廃棄物の問題はこれからの大問題だと考えております。ことに合成樹脂等が非常に多くなってまいりましたりいたしますので、したがって一般のじんあいの焼却ということも大きな問題でありますが、しかし産業廃棄物の問題は、これはもう今後たいへんな問題だと、したがいまして、今後そういった産業廃棄物をいかに処理をするかといういま検討を始めようといたしておるわけであります。御承知の大阪におきましても、一つの大きなある意味の実験的なものを設けまして、大量に処理をするモデルをひとつつくろうというので、大阪府の計画にマッチをしてこちらも助成をいたそうとしておるんであ……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法案について御説明申し上げます。
本法案は、公害対策基本法の精神にのっとり、公害のうち著しい大気の汚染または水質の汚濁の影響による疾病の多発した地域と、当該地域における大気の汚染または水質の汚濁にかかる疾病を指定し、指定地域にかかる当該疾病にかかった者に対し、医療費等の給付を行ない、もって公害にかかる健康被害の救済をはかることを目的とするものであります。
何とぞ御可決あらんことをお願い申し上げます。
【次の発言】 田中委員のおっしゃいますように、公害は予防がまず一番大事だと存じます。したがいまして、公害……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました各法律案につきまして、逐次御説明を申し上げます。 まず、国民年金法の一部改正法案は、国民生活水準の向上にかんがみ、厚生年金保険の改善に歩調を合わせて、本来の財政再計算期を待つことなく大幅な改善をはかることとしたものであります。 すなわち、拠出制年金については、年令額の引き上げ、高齢者対策の強化等をはかることとし、福祉年金については、年金額の引き上げ、所得制限の緩和等をはかることとしております。 次に、厚生年金保険法及び船員保険法の一部改正法案は、国民生活水準の向上にかんがみ、給付額の引き上げ、老齢年金の支給範囲の拡大等の改善を行ない被保険者……
○国務大臣(斎藤昇君) 一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 先般の内閣改造によりまして、全くはからずも厚生大臣を拝命いたすことに相なりました。御承知のようにまことに不敏な者でございますが、皆さま方の御協力を切にお願いを申し上げまして、また、御指導をお願いを申し上げる次第でございます。私も、全力を注いで厚生行政に取り組む所存でございまするので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。 まず、先般の選挙で御当選の栄をかちえられました委員各位に対しましても、心からお祝いのことばを申し上げたいと存じます。 七〇年代における課題は、国民の一人一人が生きがいに満ち、心身ともにすこやかな毎日を過ごさ……
○国務大臣(斎藤昇君) 須原委員のおっしゃいますように、どうも日本人は薬を使い過ぎると一般の通説のようになっているように私も感ずるんでございます。そこで統計上どうであろうかというのでいろいろと調べさしておるんでございますが、一人当たりの薬の使用量ということになりますと、統計上は必ずしも日本が非常に多いというわけにはなっておりません。それは、まだ統計上の調査のしかたがまずいのじゃないかと言って、さらに検討をさしておるんでございますが、日本で年間にできる薬の総生産高、輸入高、輸出高、その差し引きしたものを一人当たりの頭で割ってみると、アメリカあるいは欧州諸国も同様にして調べてみますると、必ずしも特……
○国務大臣(斎藤昇君) 七月一日から始まりました保険医の辞退問題はまことに遺憾な事態だと、かように考えます。一日も早くこれを終束をいたしまして、そうして国民の方々がいままでどおり安心して医療の受けられるようにいたしたい、かように思うわけでございます。つきましては、まず保険医辞退の理由を的確に把握をすることが肝要であると、かように考えて、医師会側の保険医辞退に至った理由をただいま聞いているわけであります。それによりまして、政府といたしましても態度を決定いたしたい。もちろん、このよって来たるところは、長年にわたる日本の医療制度、保険制度の中に内在している医師側の不満の爆発であろうと、かように考えま……
○国務大臣(斎藤昇君) 昨日は突然でございましたので、たいへん失礼いたしました。調べましたところ、第十三条で条例、規例というようなことばを使っておりますが、原文を見ますると、コンストラクターズ・ルールズ・エンド・レギュレーションズとなっておりまして、第五条ではプリスクライブド・バイ・レギュレーションズ・プリスクライブド・バイ・ロー・オア・バイ・ザ・サセボ・シティー・カウンシルとなっておりますので、これを見ますると、第五条は明らかに法律並びに市の条例に従っている。それから問題の第十三条は、ただいま申し上げますようなことばになっておりますので、これは市水道局の内部規定ないしは取り扱い規定、こういう……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま総理が大筋のお話をなさいましたが、御承知のように、沖繩では昨年、日本のこちらの売春防止法とほとんど同じものをつくりまして、来年の一月からは、売春婦ということばはよろしくないかもしれませんが、こういった人たちの保護を来年の一月一日から始めるというので、そういった保護施設あるいは相談員等を準備をいたし、日本政府のほうも約六千万の援助費を出しまして、保護施設に遺憾なきようにいまいたしておるわけであります。そうして来年の七月一日から沖繩の売春防止法が罰則を適用するということになっておるわけであります。で、七月よりも早く本土復帰になるという予定でございますから、そういたし……
○国務大臣(斎藤昇君) 沖繩の福祉施設は本土に比べまして非常におくれております。私も見てまいりました。ことにいまおっしゃいます心身障害児の施設は非常に不足でございます。これを振興開発計画の線に沿いましてできるだけ五カ年以内ぐらいには本土並みにいたしてまいりたいと、かように存じております。
【次の発言】 本土の二分の一補助の分は、沖繩におきましては四分の三の補助にして、そして本土並みまで持ってまいりたいと、かように考えております。
【次の発言】 木上復帰に備えまして、沖繩におきましても売春防止法をすでに施行いたしまして、来年の一月一日からはただいまおっしゃいますような要保護の事業が始まります。そ……
○国務大臣(斎藤昇君) サリドマイド児を含め四肢欠損、こういった児童をかかえておられる家庭の気持ちになってみましても、また御本人になっても、いまおっしゃるとおりだと存じます。こういった子供たちに対する福祉、これは十分やってまいらなければならぬ、かように考えております。いま問題はサリドマイドの原因である薬との関係において損害賠償といったようなものをどうするかというのは、これはまた別の問題でありますが、それと離れましても、いわゆるそういったふしあわせな子供、その子供を持つ家庭に対する福祉のあり方というものは、いままでもやっておりますが、まだ十分徹底しないところもあると考ますので、これは一そう進めて……
○国務大臣(斎藤昇君) わが国の社会保障制度またその内容等がまだ非常に不十分であるということは一般にいわれているとおりであります。これから年金制度の完備をはかり、また児童手当も成熟してまいれば相当の振替所得が計算をせられると、かように考えますが、ことにその他の老人対策やあるいは障害児対策、乳幼児対策、やらなければならない点が多々ございまするし、総理の所信表明におきましても、これからは社会福祉を目当てにした政策の転換をやるという所信表明もしておられるわけであります。そういう方向で今後一そう努力をいたしたいと思いますので、よろしくひとつ御支援をいただきたいと存じます。
○国務大臣(斎藤昇君) 来年度におきましては、総理の施政方針で述べられましたような趣旨に大きく切りかえられるものと、かように期待をいたしておるのでありますが、つきましては、まずさしあたって、老人対策といたしまして福祉年金を大幅に引き上げたい。それから各種の老人対策をはじめ心身障害児あるいは障害者、また原因不明の疾病等で苦しんでいる人たちの療養等をはじめとしまして幅広くやってまいりたいと思います。同時に、医療保険制度の改正によりまして高額な一部負担で困っている人たちも相当あるわけでありますから、そういう人のないようにいたしてまいりたい、かように思いまして思い切った予算の要求をいたしておるわけでご……
○国務大臣(斎藤昇君) 中教審の答申で、保育所と幼稚園の関係に触れておりますことは、私も承知をいたしております。文部大臣の先般来からの答弁をここで伺っておりましても、いわゆる幼児教育をどういうようにやっていくか、いま検討中であるというお話でございます。したがいまして、幼稚園を今後どうされるかということにつきましては、保育所との関係もあり、厚生省としても非常に関心を持っている問題でございますけれども、本来、保育所は、御承知のように、保育に欠ける児童を昼間八時間養護をするという立場に立っておりますので、したがって、いま直ちに幼稚園と一体化するとか、あるいは二枚看板にするとかいうことにつきましては相……
○国務大臣(斎藤昇君) 大橋委員のおっしゃいますように、沖繩における被用者保険と本土の被用者保険は、全くそのやり方が違っております。見ようによっては、沖繩のやり方のほうがいいのじゃないかという御意見も、私も、わからぬわけでもございません。本土におきましては、いま抜本改正を次の国会にお願いをいたしたいと、かように考えておりますが、少なくとも家族の七割給付は実現をいたしたいと、かように考えております。 そこで、沖繩の被用者保険をいまのままで暫定的に見るということになりますと、本土に復帰いたしますると、被用者は本土との間の交流も相当多くなります。そういう点を考えますると、やはり被用者の立場に立てば……
○国務大臣(斎藤昇君) 筑波研究学園都市に研究機関を集中するということは、各研究機関相互の間に非常に便宜な、研究も進むということからの発想であろう、かように考えます。したがって、その発想に適合する限りにおいては、移転をするのが適当である。しかしながら、必ずしもそうでないという面については、よほど慎重な考慮を要する、かように考えております。いま申しましたように、したがって、科学技術の基礎研究に属するようなものは、他の関係省の研究機関とも関連が多いわけでありまするし、今後そういうものも拡張しなければならない、そういうものはどうしても行ったほうが将来を考えていいのじゃないか。ただ、日常的ないろいろな……
○国務大臣(斎藤昇君) いろいろお話を伺いまして、われわれのほうでさらに注意をしなければならぬ点もあろうかと思いますが、全般的に申しまして、いまちょっとお話を伺いますと、下剤を六十錠も七十錠も飲んだというのは、おそらく下剤にいろいろ使用方法も書いてあると思うのです。私は、大体薬なんてものは、できるだけ飲まぬほうがいいと思うのですけれども、どうも飲み過ぎて、そしてこれは家庭薬だから、売薬だから、ここに書いてあるよりも二倍から三倍飲んでもいい、普通じゃきくまい、そういう誤った考えをまず是正するように、もっとPRしなければならない、こう思っておるのです。で、局にも命じまして、薬の多用の弊害というもの……
○国務大臣(斎藤昇君) 大橋委員の御意見のように、わが国の社会福祉は先進国に比べましてまだまだ相当おくれております。ことに日本の人口の老齢化が急速に進みましたので、これに対応する老人福祉はきわめて手薄いと考えております。来年度予算におきましては老人対策費は前年度の五〇%以上の強化を見ましたけれども、しかしこれでも決して十分ではございません。特に老人ホームでありますとか、あるいはまた孤独な老人に対する対策等も、まだまだ今後十分進めてまいらなければなりません。そういう意味合いにおきまして今後総理にもお願いをいたし、また予算の面その他あらゆる面におきまして努力をいたしてまいりたいと存じます。 また……
○国務大臣(斎藤昇君) 第六十八回国会における、社会労働委員会の御審議に先立ちまして、厚生行政について所信の一端を申し述べたいと存じます。 昨年は、円の切り上げ、景気停滞など内外経済は大きな試錬に遭遇いたしたのでありますが、一方国民各層の間に次第に高まってまいりました福祉優先の声は、蓄積した経済力を社会資本への投資と福祉向上に充てるべきであるという政治の基本姿勢としてとらえられるに至っております。 このような時代の転機にあたりまして、厚生省といたしましても、行政各般にわたり思い切った改善措置を講ずるとともに、戦後定着をみて久しい諸制度につきましてもこの際その基本的な立て方から見直しを行ない……
○国務大臣(斎藤昇君) 沖繩の売春問題は、非常に重要な問題の一つだと考えております。沖繩では、売春関係の法律も日本並みに逐次実施をしつつあることは、御承知のとおりでありますが、復帰いたしますならば、いままでより以上に力を尽くしまして、売春の禁止が徹底的にできますように、その保護、それから売春に転落しない措置というようなことをできるだけ徹底的にやってまいりたいと、かように考えております。
【次の発言】 ただいま申し上げましたとおり、厚生省の所管の仕事はむろんのこと、私のほうの関係でない法務省あるいは警察庁関係のことにつきましても、私からも関係省にお願いをいたしまして、そうしていまおっしゃいました……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました麻薬取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 沖繩の麻薬犯罪については、現在その取り締まり体制が弱体でありますために、麻薬事犯が多発するとともに悪質化しつつありまして、強力な麻薬取り締まり体制が要請されているところでございます。このような事態にかんがみ、沖繩の復帰と同時に九州地区麻薬取締官事務所沖繩支所を設置し、沖繩における麻薬の取り締まりに当たることといたしておりますが、これに伴い現在麻薬取締法において定められている麻薬取締官の定数を十名増員する必要があり、今回、この法律案を提出した次第でございます。 ……
○国務大臣(斎藤昇君) まさしく須原委員のおっしゃるとおりだと私も観測をいたしております。
【次の発言】 おっしゃいますように、厚生省はどの局の仕事をとりましても、人を減らしていいという状況ではございません。しかしながら、一般に五%の削減という、これは各省を通じた総定員の中で減らすわけであります。そこで、減らす場合に、まず事務職員の能率を上げるという意味から、事務職員を減らす、そのかわりに新しくふやすところはふやすというようにいたします。全体といたしましても、厚生省の全体の定員と、今度削減をいたします数は、たしか計画として三%程度であって、五%に及んでいないということになっているわけであります……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました老人福祉法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 今日、老齢人口の増大、扶養意識の減退などにより、老人問題は国民が一体となって取り組まなければならない喫緊の課題となっていることは、すでに御承知のとおりであります。 政府といたしましては、この国民的課題である老人問題に対処するため、従来より老人福祉法を中心として、年金、税制、保健、福祉等各般にわたる施策の充実につとめてまいったところでありますが、医療の問題については、老人の負担能力が十分でないため、必ずしも適切な医療が確保されていないうらみがあったのでありまして、そ……
○国務大臣(斎藤昇君) この問題はもうかねてからの問題であり、また御質問でございました。政府といたしましては、この人体に対する被害の問題については、やはり戦争業務に従事した者というものについては、これは国家補償という体系でやる、そうでない者については一般的な社会保障といいますか、そういった方向でやっていくというように割り切って今日までまいっております。原爆被爆者を国家補償にすべしという御議論も、まあごもっともな点もあろうと思いますが、そういうような観点から、国家補償と、それからそうでないものというように割り切って今日までまいっておりますので、ただいまのところ、政府といたしましては、これを国家補……
○国務大臣(斎藤昇君) おっしゃいますように、まだ、戦争の傷あとと申しますか、そういったような問題が相当残っております。御承知のように、遺骨の収集、あるいは生存者の帰還の問題、また援護法において処理すべきものもまだ漏れているものもあるというようなことで、なるべく早くこれを終結をするようにしたいと努力をいたしておるわけでありますが、まだいまのところ、国交の回復していない地域もありますし、また、国交の回復している地域でも、ことに遺骨の収集等につきましては、まだ不十分な点がたくさんございますので、横井庄一さんの帰還の機会にも非常に声が高くなってまいりましたし、閣議においても総理から指示を受けておりま……
○国務大臣(斎藤昇君) 老人医療の無料化を唱えているけれどもほんとうは無料化ではないじゃないか、どう考えているかというお尋ねだと思いますが、おそらくそれは保険の一部負担を公費で見るというだけであって、保険外に置かれている者が相当あるのじゃないか。一つは健康の管理の問題、それからリハビリの問題、それからいま一つは入院をしても保険給付だけではまかなえない者がある。そういう点をおそらくおっしゃるのであろうと考えます。そこで、その点はおっしゃるとおりでありますが、健康管理の問題は、できるだけ今後も公費の負担で健康管理をやってまいりたい。これも年々進めておりますが、さらに今後もっと、何といいますか、十分……
○国務大臣(斎藤昇君) 須原委員のおっしゃいますように、まあ戦後、老人の自殺、婦人の自殺も、実数はまあ減ってきているように私は思っております。しかるに、これが世界各国に比べて多い。ことに婦人が多いというのはどういうわけだろうか。私も、まあ私なりにいろいろ考えておるわけでありますが、ただいま須原委員のおっしゃるような点も私はまさにそうではなかろうか。福祉施策を進めてきてはおりますが、必ずしも十分ではないという点もなきにしもあらず、ここらの点は十分心してやらなければならないと、かように思います。 同時に、まだ老人の方々は、主人がなくなられてそうしてさびしい。そのあとを早く追っていきたいというよう……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま議題となりました廃棄物処理施設整備緊急措置法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 屎尿処理施設及びごみ処理施設の整備については、生活環境施設整備緊急措置法に基づく第一次五カ年計画に引き続き、清掃施設整備緊急措置法に基づいて昭和四十二年度を初年度とする第二次五カ年計画を策定し、その促進をはかってまいったのであります。 しかしながら、近年、わが国における産業活動の拡大、国民生活の向上等に伴い、排出される廃棄物は、量的にも質的にも大きく変化しており、一昨年には、廃棄物の処理及び清掃に関する法律が制定され、産業廃棄物も含めて、廃棄物の処理体系の整備が……
○国務大臣(斎藤昇君) 看護婦問題についてたいへんに藤原委員が御熱心でありますことは、もう前々から承知をいたしております。今日の医療問題は看護婦問題だとさえ数年前から言われておりますことも、承知をいたしております。そこで、看護婦の養成その他につきましても、思うとおりにはいっておりませんが、相当力を入れてまいっておるつもりでありますが、今後もさらにつとめてまいりたいと思います。 それからただいま看護婦のおふろへ入れる場合のいわゆる重労働であるとかいろいろお話がございましたが、こういったことにつきましても、かねてから三年前に私が伺ったときにも医務局長等にも話しまして、また、全般的に、看護婦のして……
○国務大臣(斎藤昇君) 健康保険法の一部改正はただいま提案をいたし、衆議院で御審議中でございますので、政府といたしましてはなるべく早く御審議を進めていただいて、そして結論を得ていただきたいと希望いたしておるというのが今日の段階でございます。
○国務大臣(斎藤昇君) 御承知のように、年金の機械的なスライド制ということになりますと、技術的になかなかむずかしい点がございます。したがって、機械的にスライド制にいく前にまず、物価、人件費、生活水準の向上と、それを見合って年金を大幅に上げていく必要があると、かように考えているわけでございまして、来年度もその方針で年金の大きな改革をやりたいと、かように考えております。
【次の発言】 優生保護法の問題は、玉置委員のおっしゃるのは、おそらく、その中の人工中絶の問題であろうと、かように考えます。二年前に、厚生省が実態調査をやり、その直前に内閣でも世論調査をやっていただきました。その結果を見ますると、達……
○国務大臣(斎藤昇君) 国民の生活状態の調査の結果は、四十年のときに比べまして、生活の内容が向上したと考える者のパーセントが多くなっております。ことに低所得層においてはその感じを持つ者が多い、しかし高い所得層、また高年齢層あるいは母子福祉家庭等におきましては、その感じが比較的薄いというのが総括的な答えでございます。
【次の発言】 もう少し詳しく申し上げますると、四十六年六月一日現在において全国の約一万七千世帯及びその世帯員約六万人を調査の対象として実施したものでございます。なお、老後生活に関する意識調査は、五十歳以上の男の世帯員約五千六百人を調査客体としております。世帯の暮らし向きに関する意識……
○国務大臣(斎藤昇君) 生活保護費や、あるいは福祉年金、その他の年金も同様でございますが、これを高めることは個人の消費支出を高めることに、これは確かになると思います。しかしながら、生活保護費をどの程度に上げるのが適当であるか、また、年金をどの程度に上げるのが適当であるかということは、個人支出をふやすためというよりは、やはり社会的なニードとしてどの程度まで上げるのが適当であるかという判断のほうが大事であると、かように考えます。
【次の発言】 年金を一千億ふやせば、その一千億はほとんど全部有効需要を刺激する材料になると、私はかように思います。これが景気の向上に何%になるか、企画庁長官からお答えいた……
○国務大臣(斎藤昇君) 農村における老人対策はいろいろの問題がございます。まず第一の問題は過疎の問題であります。第二の問題は農村における生活関係と、ことに老人の成人病対策、そういったようなことを中心といたしまして、老人の医療対策といたしましては、成人、老人の健康診査というようなものを中心に置いて今日進めておるわけであります。もちろん農村生活また栄養問題というものも老人の健康に大きな影響がございまするから、したがって、栄養の指導というような面も若いうちからやる必要があるということでやっておるわけでございます。
【次の発言】 健保の改正問題は、ただいま提案をいたしておりますのは政管健保の財政対策で……
○国務大臣(斎藤昇君) すでに関係大臣からそれぞれお答えがありましたとおり、私も同様でございまして、ことに厚生省は、国民の健康と生命を守るという見地から、遺憾なきを期したいと努力をいたしておるわけでございます。ただ、御承知のように、いままでわからなかったものが、いわゆる公害となって人体に影響を及ぼすというような事態が、次から次へと言っては言い過ぎかもしれませんが、新しく出てまいりますので、したがって、わが国におけるそういった状況だけでなしに、海外の情報等も密にとることにいたしまして、そして絶えず目を周囲に見張ってやっていきたいと、こういう心がまえで臨んでいるわけでございます。
○国務大臣(斎藤昇君) おっしゃいますように、全国で無医地区がだんだんふえているんじゃないかという感じがいたします。昭和四十一年四月一日現在の調べでは、全国の無医地区が二千九百二十、それから離島二百三十七の中で無医地区が百十カ所ということになっておりまして、これがその後の変遷を調べるために、昭和四十六年一月三十一日現在で再調査をいたしまして、ただいまその結果が集まりつつあるのでございますが、概括をいたしますると、それが若干ふえているのじゃないかと、かように思うわけであります。ところが、この無医地区というきめ方、考え方は、御承知のように、半径四キロの地域内で五十名以上の住民があってそこに医療機関……
○国務大臣(斎藤昇君) 大学付属病院を国公立の病院をもって充てることについての意見は、私は大賛成というよりも、むしろそういうようにしてくれないか。そして、大学の入学定員を増したり、あるいは新設をする、その隘路は、いまおっしゃるとおりそこにあると私は見ている。医者の数が少ないということは、これは多年言われているとおり、厚生省もこの点全く痛感はしておるわけでありますから、そういう意味から、実は文部省にも強く働きかけているわけであります。ただ、医者の数をふやすということからだけでなしに、医学教育の内容につきましても、その他についても、とにかくこれは医療行政と私は密接不可分だと、かように思うわけであり……
○国務大臣(斎藤昇君) 勧告がなされましたら、できるだけ受け入れたいと存じます。そのためには、いまの法制を変える必要はないと、かように考えております。
【次の発言】 おっしゃいますように、玄米の中のカドミウム、これはきめております。それから農薬汚染によった場合の基準、これもきめております。これらは、いまの食品衛生法の中でできるわけでございます。それによってやってまいりたいと思います。
【次の発言】 ないと御了解をいただきたいと存じます。いまの玄米の中のカドミウムの量も、これは法律に規定しておるのではございませんで、厚生大臣の指定によってできるわけでございます。そのように指定によってやってまいり……
○国務大臣(斎藤昇君) お説のように、まあ終戦後は経済成長なくして福祉なしということで進んできたわけであります。ところが最近、経済成長もここまできた以上は、福祉なくして経済成長なしというように変わってまいりました。しかしその間、そうは言いながら、まあいままでも国情に合ってできるだけのことはやってまいりまして、御承知のように年金制度も立ちおくれてはおりますが、政府としては整えました。まあ児童手当もやっとできました、まだ完全実施になっておりませんが。まあ、そういったような意味で、制度としては一応整うたような形になっておりますが、この充実をはからなければならないと思います。先ほどおあげになられました……
○国務大臣(斎藤昇君) 厚生省におきましては、PCBの食品中におけるその分析の方法を、科学技術庁、環境庁と一緒になりまして、一応分析方法をきめまして、そうして、それによって食品中にあるPCBのいま調査をいたしております。PCBに汚染された食品、ただいまのところでは魚類に一番多いのじゃないかという結論でございますが、ごく最近に滋賀県の草津のPCBを使う工場の近辺における米の汚染というものも発見をいたしたわけでありまして、また、母乳の中にPCBも含まれているということが最近に発見をされまして、これらにつきましても、さらに、全国的規模で調査をいたしておるわけでございます。
○国務大臣(斎藤昇君) 両審議会からいただきました答申は、御承知のように相当きびしい批判がされております。 その一番の点は、医療の供給の体制を整えないで、保険だけを整えてもしょうがないじゃないかというのが基本的な考え方であります。これにつきましては、医療の供給体制を整えることが緊要であることは申すまでもございません。しかし、これは医療保険の法律の中で解決のできる問題ではございません。したがいまして、これにつきましては医療基本法を制定をして、そしてその基本法の精神に基づいて今日の国民の医療に遺憾のない体制を整えたい、かように思って、この医療基本法を本日、制度審議会に諮問をいたしております。 ……
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま企画庁長官が申しましたように、まあ少なくとも振替所得の国民所得に対する比率をめどを立ててそれに近づくように努力をする、これが一つの努力目標であろうと、かように考えて、今度の新しい経済成長計画のもとにおいてはそういう策定をいたしましょうというので、いまいろいろと立案の基礎を固めつつあるわけでございます。
【次の発言】 社会保障の面におきましては、やはり一番の根幹をなすものは生活保護であろうと思うわけであります。これは国民の最低生活水準を確保するということでございますから、金額的にも相当多いわけであります。これは勤労者の平均所得水準の何%をめどにするか、何割をめどに……
○国務大臣(斎藤昇君) 大阪で、次いで京都で、また京阪神等で母乳の検査をいたしましたところが、おっしゃるようにPCBがある程度母乳から検出されたということで、まあいままで初めてのことでありますから、相当のショック的な影響を与えたと思いますが、しかし、これらの量はいずれもそうたいした量ではありませんので、その母乳を飲んでいる乳児の健康診査等も厳密にやっておりますが、それには何ら異状がないということでございまするし、また、同一の婦人の乳を一カ月後に調べたところが、非常に減退をしているというようなことでもあり、いまのところ、育児のために支障があるという程度のものでないというように判断をいたしておりま……
○斎藤昇君 スペイン語、英仏です、公用語は。
【次の発言】 今委員長と委員の間に質疑応答がございましたが、結局、国際労働条約に規定をされておる実質的のことが国内で確保されておれば批准をしても差しつかえない、しかしながら、実質が必ずしも確保されていないという際には、批准を、実質が確保されるまで待つというのが日本の今までのやり方であり、また、各国のやり方である、こう思いますが、労働省の責任当局は、どういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 国内の実体がまだ法令その他で確保されていないのに批准を牛にして、そうしてあとで一年以内に国内の法規その他を整えるということをやった例がありますか。
○国務大臣(斎藤昇君) お答えをいたします前にごあいさつを申し上げます。 先般の内閣の改造によりまして、私はからずも運輸大臣を拝命いたしまして、まことにふつつかなものでございますが、皆様方にも各段の御指導、御鞭撻をお願いいたします。 ただいまの中村委員の御所見には全く同感でございまして、ことに伊勢湾台風の際には、災害が大きい、委員会におきましても、気象業務の重大であることを、われわれむしろ政府を責めたわけであります。私も就任以来、気象業務の点につきましては、気象庁長官初め、その他からいろいろと意見を聞き、ただいま処理いたしております。先ほど気象庁長官が申し述べましたように、レーダーの設置、……
○国務大臣(斎藤昇君) 昭和三十七年度運輸省関係の予算について御説明申し上げます。 はじめに、予算の規模について申し上げます。 まず、一般会計について申し上げますと、歳入予算総額は十二億六千八十三万二千円、歳出予算総額は六百九十五億六千四百五十一万六千円であります。いま昭和三十七年度歳出予算総額を前年度予算額と比較いたしますと、百三十三億七千八百七十三万五千円の増額であり、約二四%の増加率を示しております。この増加額の内訳をみますと、行政部費系統におきまして三十九億三千四百八十万八千円の増額であり、公共事業費系統におきまして九十四億四千三百九十二万七千円の増額となっております。このうちには……
○理事(斎藤昇君) ただいまから予算委員会公聴会を開会いたします。 公聴会の問題は、昭和三十九年度総予算でございます。 本日午前は、お二人の公述人の方に御出席を願っております。これから順次御意見を伺いたいと存じますが、その前に、公述人に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は御多忙中にもかかわらず、本委員会のために御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。委員一同にかわりまして厚くお礼を申し上げます。 当委員会は、昭和三十九年度総予算につきまして、本月三日から慎重なる審議を重ねてまいりました。本日及び明日にわたる公聴会におきまして、学識経験者たる皆さまから有益なる御意見を拝聴……
○国務大臣(斎藤昇君) 原爆の被爆者の方はほんとうにお気の毒に思うわけでございますが、これを国家補償という形にするか、あるいは社会保障という形にするか、いろいろ議論のあるところだと、かように考えます。しかしながら、国家補償の考え方は、大体、その職務に尽くす義務があって、その職務のために被害を受けたという場合には国家補償という形をとっておりますが、やはり一般市民としての被害ということになりますと、社会保障というたてまえでいくより道がなかろう。どこまで国家補償ということでやるかということになりますと、そこらでけじめをつけなければならないであろうということで、原爆補償は社会保障のたてまえをとっておる……
○国務大臣(斎藤昇君) 沖繩の県民に供給するものは全部県の統轄下に入ります。
それから、米軍自身、米軍専用のものは、そのまま米軍に残ります。これは県有にもなりません。水道公社にも統轄されません。
【次の発言】 当該住民にとって不利不便のないように協定を結びたい、かように思っております。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 復帰直後は、そのままだと存じます。今後、米軍が減じてまいりますれば、それに応じましてまた協定をし直してまいろうと、かように存じます。
【次の発言】 復帰後は沖繩県の水道になるわけでございまするから、したがいまして、軍優先ということは、これは沖繩県としてもさ……
○国務大臣(斎藤昇君) 沖繩におきましては本と同様、毒物及び劇物取締法に違反をいたしております。したがいまして、この沖プライ商事はただいま検挙をされ、そして起訴をされているという現状でございます。
【次の発言】 ただいま環境庁長官がお答えいたしましたが、環境庁長官の、環境庁できめましたそういった大気汚染の規制は、これは市町村で行ないまする焼却場からの煙にも事実上適用するようにいたさなければならぬと考えております。
また、先ほど仰せになりましたように、高温度処理を要する事態がますます高まってまいります。したがって、焼却炉の改善もいたしてまいらなければなりません。現にもういたしつつあるわけであり……
○国務大臣(斎藤昇君) 琉球が復帰をいたしましたら、本土と同じように水道法が適用になります。
【次の発言】 同様でございます。本土も同じでございます。
【次の発言】 米軍専用の水道は、これは水道法の適用はございません。しかしながら、県営なり市町村営の水道から供給する場合には、これは水道法の適用があるわけであります。そこで、水を供給する場合にどうするかということは、これは水道の経営者と水を受けるものとの契約でございますから、したがって、水道法とは関係ございません。本土の場合におきましても、特別の契約ということもあり得るわけでございます。
○国務大臣(斎藤昇君) ただいま御質問になりました米国の病理学研究所の剖検資料、登録番号一五八九三〇、これが一九六九年にこの剖検資料はこちらのほうに返還をされまして、これにつきましては、御承知のABCCのダーリング所長等も非常に努力をいたしまして、再三交渉を重ねました結果、六九年にこちらに返還をされまして、ただいま広島大学医学部の原爆医学標本センターに保管されておりますので、近く外務省と話をいたしまして、先般御質問があった模様でございますから、上田委員にお答えをいたすという手はずにただいまなっております。おくれておりまして申しわけございません。
○国務大臣(斎藤昇君) 辻委員のおっしゃいますように、保育所はまあ保育に欠ける児童を預かるわけでありますが、何といってもただ預かっておればいいというんではなくて、やはり幼児の教育、学校教育のような意味の教育でなくても、やはりこれから育っていこうという子供の人格形成には大事な時期でありますから、そういう意味におきまして、ただ子守をするというだけでなしに、そういった見地で保母等に対しましても講習あるいは指導をいたしておるわけであります。私は必ずしも徹底しているとは思いませんが、しかし、そういう方向で常に指導をいたしておりますので、その点はひとつ御了承いただきたいと思います。
○国務大臣(斎藤昇君) 最近の医療事情と申しますか、これは、私から申し上げるまでもなく、医療関係の技術の進歩、それを受け入れられるような体制というものがぜひ必要だと思います。それには、一つは、やはり医療の供給の体制を整えるということ、そのためには必要な国費も要るであろうと考えます。そうして、その点は私は全く同感でございます。 それと同時に、いま医療の不採算性とおっしゃいましたが、医療の不採算性というのは、医療をやる機関が採算を度外視して国民に医療を提供できるという意味ではないと思います。やはり、医療供給者は最高度の医療を供給するだけの採算が立たなければ、供給者に損をせいというわけにはまいらな……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。