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渋谷邦彦 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

渋谷邦彦[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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302位
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80位
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10位
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16位
8期委員会出席(幹部)TOP10
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11位
11期委員会出席(幹部)TOP10
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12期委員会出席(幹部)TOP10
5位
12期委員会発言(非役職)TOP25
13位
12期各種会議出席(幹部)TOP10
7位

このページでは渋谷邦彦参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。渋谷邦彦参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

6期(1962/07/01〜)

第41回国会 大蔵委員会 第3号(1962/08/23、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 先ほど大臣からも所信表明の一端にございましたが、現在の景気調整期において当分金融の引き締めというものが続くと思われます。一番そうした点について被害といいましょうか、圧迫を受けているのは中小企業であろうと思います。先ほどのお話でございますと、そうした対策に対して逐次対策を立てていかれる。その中で六月から九月までについては百五十億の資金追加をもってこれに充てると、そうしたお話があったようでありますが、こうした点を考えてみますと、非常に急場しのぎのような感を深くするわけでありますが、中小企業の育成ということは目下の急務であると思うわけです。そうした点について、もっと根本的な抜本的な政府……

第41回国会 大蔵委員会 第5号(1962/08/28、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 本件につきましては、その審議過程においてあらゆる角度から審議されておりますので、いささか重複する点もあろうかと思います。しかし、確認の意味も含めまして、数点お伺いしたい点がございますので、よろしくお願いしたいと思います。  先ほど来からも論議の焦点になっておりますように、本件の審議の的は、何と申しましても、対日援助それ自体が債務であるかどうか、債務であるとするならばその支払い方法というものはどうあらねばならないか、大別すればその二点に分けることができるのではないかと思うわけであります。そこで、また蒸し返すようで恐縮でありますが、政府が対日援助であると、いわゆる対日援助が開始されて……

第41回国会 大蔵委員会 第8号(1962/09/01、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 私は、公明会を代表いたしまして、賛成をするものであります。  今回の改正法の焦点は、対日援助物資が債務性を持つものである、また支払い方法はいかにすべきか、という二点に集約することができると思うのであります。ところが、米国が今日において債務性を主張している以上、また近くはライシャワー大使よりも返済についての申し入れがあったりなどいたしまして、大国的見地から考えてみた場合に、国際信義の上からも、また日米の相互の信頼と理解を深めるためにも、返済すべきが妥当であろう、かえって日本の将来にマイナスになることは避けたい、そのように思うのでございます。前国会においても、すでに支払うことの決定を……

第42回国会 大蔵委員会 第4号(1962/12/17、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 関連して。蒸し返してたいへん恐縮なんですが、今銀行局長の回答でありますと、答申は政府案よりおそく出たがゆえに、ほんの参考程度であるというふうな印象を受けたわけですが、この答申は、そうしますと、全く無視されて、政府案だけが政府案として独自の立場で出されたものであるかどうかという点。
【次の発言】 確かに将来の問題だと言われればそのとおりのようにも思えますが、そうしますと、政府の諮問機関であるこの調査会というものが一体何の目的のために作られているのか。答申が出た以上は、やはり将来ということよりも、関連して、当然参考として、こうした内容を吸収した上に立っての政府の法案というものが出され……

第42回国会 大蔵委員会 第5号(1962/12/19、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 今回の改正法律案の提案理由の説明から受ける印象と、また、今、銀行局長からの御説明による内容を考えてみますと、今の局長のお話では、今回の融資の対象は必ずしも被買収者には限ってない。しかし、明らかにそうした被買収者でという名前が出ている以上は、何かしら被買収者だけを対象にしているような感じを受けるわけです、二十億それ自体の融資が。そうして見た場合に、もしこれだけに限定されるとするならば、在外資産の補償も受けていない引揚者だとか、あるいは戦災者、また、零細企業という、非常に救援を要するような人たちが相当いることは考えられると思います。そういうような人たちに対しても、今回の融資に伴いまし……

第42回国会 大蔵委員会 第6号(1962/12/20、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 調査会の方にお願いしたいのでございますが、農地被買収者問題調査会の答申案の内容を拝見いたしますと、非常に微妙な点が考えられますし、そうした内容を検討する前に、この調査会がどんな経緯をもって設立されたか、それについて御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 一応概略の御説明で、全部納得したというわけに参りませんが、この審議過程の――審議経過でございますか、内容を拝見いたしますと、被買収者の実態についての調査でありますが、無作為に抽出して一万五千世帯を調査の対象にした、こうあるわけであります。この一万五千世帯の実態と申しましょうか、どのような実情に置かれていたかということについて……

第42回国会 大蔵委員会 第7号(1962/12/21、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 私は、公明会を代表いたしまして、本案に対して反対の討論を述べるものでございます。  農地被買収者問題調査会の答申案の内容を拝見いたしましても、必ずしも地主が生活に困窮している、あるいは事業に行き詰まりを来たしているという印象は受けないのでございます。したがいまして、何がゆえに被買収者のみに融資の対象の道を講じたか、これははなはだ疑問とするところであります。  第二点は、被買収者がもし困窮しているとするならば、これと同様に、いやもっと悲惨な思いをして生活をしているような引揚者、あるいは零細企業者、あるいは戦災者等の人たちもたくさんいるはずだと思います。こういった方面に、やはり政治の……

第43回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1963/06/28、6期、公明会)

○委員以外の議員(渋谷邦彦君) 今、成瀬先生の言われた点、まことにごもっともな点があると思いますが、戦前と戦後に分けて考えてみますと、戦前は、婦人の参政権が認められない、あるいは二十五才未満の者は選挙権を与えられないというような実情にございまして、実際に選挙する人はごく限られた一部分の人であった。そういうことから、あるいは政治意識、選挙に対する意識というものがきわめて低調ではなかったか。戦後民主主義の風潮が出て参りまして、そうして婦人参政権、あるいは満二十才以上の者が戦後与えられた。にわかに政治意識あるいは選挙に対する考え方というものが強まってきたと、このように考えられるわけでございます。しか……

第43回国会 大蔵委員会 第8号(1963/02/19、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 正倉院の東宝庫空気調和装置について二、三お伺いいたしたいのでありますが、今回の調和装置に関しては、自動車等の排気ガスが非常に著しい、それによっての汚染がはなはだしいために、宝物がそこなわれる、こういう理由のようでありますが、現状としてはどういういたみの状況であるか、これをひとつお聞かせいただきます。
【次の発言】 大体、ただいま申された科学反応については、きわめて大ざっぱなんで、ちょっと一部納得しかねるところもあるのですが、確かに文化財として永久保存しなければならないという場合には、相当の考慮が払われていいはずであります。そうした場合に、やはり具体的にどのような科学反応があったの……

第43回国会 大蔵委員会 第10号(1963/02/26、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 今回の法律は、わが国の保険市場の撹乱を規制するということと、被保険者が不測り損害を受けることを阻止する、こういう趣旨のもとに出された法案だと思いますが、先ほどの御説明によりますと、わが国における外国商社が三十六社ということでございますが、これは国別にどうなっているか、ちょっとお知らせ願いたい。
【次の発言】 先ほどの説明によれば、三十六の実態というのは、非常に力が弱いと申しましょうか、ほとんど事業をやっていないというような印象を受けたわけでありますが、そういう外国商社に対して、この際まぎらわしいという観点に立てば、整理をする意向はないかどうか、その点について。

第43回国会 大蔵委員会 第11号(1963/02/28、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 外国の損保会社の内訳はこの資料に出ておりますが、募集網の機構についてはどのような状態になっているのか、それを教えていただきたいのですが。
【次の発言】 今の御説明ですと、エージェント・システムをとっていらっしゃるようですが、大体主たる営業をやっている会社が十社、大体そのもとで代理店をやっている店数はどのくらいになるか。乗り合い、専業、いろいろあると思いますが、できれば専業だけでもけっこうだと思います。
【次の発言】 今伺った理由は、この法律案の趣旨はわが国の保険市場の撹乱を規制しようという目的があるわけですね。そうしますと、当然そういった根拠がなければならないということが想定され……

第43回国会 大蔵委員会 第15号(1963/03/08、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 バナナの問題ですけれども、これが自由化されますと関税率は七〇%になる、これは大体決定ですか。
【次の発言】 そうしますと、ガット十一条の関係は、どんなふうに解釈なさっていますか。不当に関税を上げないというたしか条項があったように記憶しておりますが。

第43回国会 大蔵委員会 第16号(1963/03/12、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 二、三の点について公庫の方に伺いたいと思います。十九条の中に、「産業の振興開発のため特に必要な事業で主務大臣の指定するもの」、こうありまして、いただきました資料に基づきますと、業務の状況の中に、主務大臣の指定する事業というのが、非常な件数と金額に上っておるようでありますが、この内容について、どのような事業所が指定されておるのか、その数及び種類、その業務の内容、これについてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 今のは業種でありまして、私がさらにお伺いしたいことは、どのくらいの事業所があるか、指定を受けている事業所は。
【次の発言】 はい。おもなものだけでけっこうですから。

第43回国会 大蔵委員会 第18号(1963/03/15、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 開発銀行の方にお伺いしたいと思います。昨年の臨時国会のときに表明された内容の一つとして、ガリ・エロの返済金は開銀の納付金によってまかなう、また十分まかなえるはずであるという趣旨がございました。現在開銀に対する回収状況、また現在納付金の状況についてどのようになっておりますか。
【次の発言】 大体三十二年以降三十七年の見込みに至るまで、利益または納付状況はそう大差はないようでありますが、現在融資先よりの回収状況、これが円滑に行なわれているかどうか、また特に、焦げついていると申しますか、憂慮すべき融資先についてはどういうものがあるか、この点あわせてお伺いしたいと思います。

第43回国会 大蔵委員会 第21号(1963/03/26、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 時間がありませんので、簡単に申し上げたいと思います。今の問題と若干関連があるかと思いますが、一つは中小企業に対する金融の問題。農林漁業金融公庫の場合ですと、年利率が現在最低四分、最高七分五厘、しかも償還期間は最長三十年というふうになっておると思う。ところが、それに引きかえまして、中小企業関係の政府金融機関におきましては、年利九分、償還期間は一年以上五年程度というのが、大体建前になっておるようでございます。もちろん、農林漁業の日本経済に占める位置が非常に重要であるということは理解できますが、中小企業においてもわが国の経済に占める位置が相当大きい。かかる観点に立ちまして、しかも自由化……

第43回国会 大蔵委員会 第23号(1963/03/29、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 まず最初にお伺いしたいことは、先般も大ざっぱに予算委員会で大蔵大臣に質問いたしたのでありますが、本日は当局のこまかい部分にわたっての御回答をいただきたいためにあえて質問をいたすわけでありますが、まず基本的な問題といたしまして、わが国の今日の税制というものはまことに複雑怪奇である。本来、納税者の側から申しましても、納得のいく税金というものが納められてこそ、納税の本来の精神があるのではないかと、かように考えられます。しかるに、まことにその内容は複雑怪奇をきわめ、大蔵大臣の答弁にも、専門家ですらも時によっては現在のわが国の税法が難解である、自分自身もわからない点もたくさんあるというよう……

第43回国会 大蔵委員会 第30号(1963/06/25、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 簡単に一点だけ次官にお伺いいたします。今のお話によりますと、適材適所に人を振り向けている、こういう趣旨のお話がありましたが、とかく官庁から横すべりするような場合に、天下り式な人事がないか。それから、総裁やあるいは副総裁の人選にあたっては、往々にして非常に人選難が起こる、非常にもんちゃくが起こる。その基因するところの問題に待遇問題がからんでいるのか、それとも、事業内容の規模、あるいはその本人の希望する方向がどうあるのかというような問題がからんで参ると思いますが、その点について一点だけ御回答いただきたいと思います。

第43回国会 予算委員会 第14号(1963/03/18、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 最初に、税制問題につきまして、大蔵大臣にお伺いいたしたいと思います。  まずその一つは、減税でございますが、三月十四日に池田総理は、衆議院の大蔵委員会におきまして、政府の減税案は、全般的な問題とにらみ合わして決定しており、最善なものである、さらに多くの人が軽い負担で納税するのが望ましい、このような趣旨のことを言明されました。  しかしながら、税制調査会の中山会長初め、つい先ごろございました公述人の話を聞きましても、現在の国民の税負担というものは決して軽くはない、このような面もございまするし、また国民の感情としても、必ずしも軽いというふうな実感を持っている人はほとんどまれであろうと……

第45回国会 大蔵委員会 第4号(1963/12/17、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 ただいま申し上げる質問は、むしろ大蔵大臣に直接伺ったほうがよろしいかと思うのでありますが、当局の見解をただすためにも尋ねておきたいと思います。  その一つは、砂糖が米や麦に次いで当然国民生活の必需品になっているということは言うまでもないことであります。ところが、昨今の砂糖の高騰は国民生活に重大な脅威を与えておる。これはまさに否定できない事実だと思います。  今日の砂糖の高騰ということについては、いまも補足説明がありましたが、国際糖価が非常に高騰を続けている。また、前国会におきましてもそうした原因についてはいろいろ説明があったと思いますが、国際糖価の高騰に伴って必然的に国内糖価の高……

第46回国会 外務委員会 閉会後第3号(1964/09/03、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 ただいままでの外務大臣の御説明によれば、この安全性の問題がいま幾人かの委員によって論議されてまいりましたが、今日までの放射能の被害は一回もないと、あるいは安全性については慎重を期さねばならないことは当然だ、また、原子力に対する国民感情の上から、国民の不安を除くということは全く同感であるといまも御回答ありましたが、しかし、先ほども曽祢委員が言われたように、昨年の六月上旬に政府が、ただすべきことをただして、そうして説明をきちんと求めるというような趣旨のことが表明されているはずなんです。しかるに、今日まで国民に対しても何らの表明が行なわれなかった。当然そこに抱かれる疑惑というものは、ど……

第46回国会 外務委員会 閉会後第4号(1964/09/11、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 ちょっと関連。  いまの旅券の問題なんですが、沖繩から日本へ来るときにキャンセルされて来れないという人が何人か今日までの年数の間にあったわけですけれども、おもな理由はどういう理由でこちらに発券できなかったかということについてまず第一にお伺いしたい。
【次の発言】 はっきりした理由が明示されてない、政府としてはその点については調査されておりませんか。
【次の発言】 もう一点だけ。現在パスポートの点については民政府で扱っていると思うのですが、この点について、いままでもそうですが、これからも含めて現地のいわゆる政府もしくは日本政府の出先機関においてこれを取り扱わして、もっともっと円滑に……

第46回国会 大蔵委員会 第10号(1964/03/03、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 簡単に。先ほどミナスの製鉄所についてお話があったようであります。昨年九月現地で聞いた話によりますと、御承知のとおり、非常にインフレが高進している、このままでいけば国の援助がない限りは解散せざるを得ない、こういう話を聞いたわけです。その後も相当インフレが高進しているようでありますが、今後こうした問題に対してどんなような対策をお持ちになっていらっしゃいますか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 先ほど銀行局長のお話では、今後の方針については、輸銀を通さない、こういうようなたしか午前中の回答だったと思います。たしか先日、大蔵大臣の言明だったと記憶するのですが、国としては今後も援助を……

第46回国会 大蔵委員会 第12号(1964/03/06、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 先ほどの説明にもあったようですが、予定使用金額をセットしてもらう場合には、そのつど税務署へこれは持っていくわけですか、この器械を。
【次の発言】 これはこの案内書を見ると、小型で持ち運びに便利な電動式とあるので、これは非常に軽いのですね。
【次の発言】 これは耐用年数はどのくらいですか。それからもう一つ、おそらく器械ですから、故障が起きる場合、あるいは使用にたえなくなる場合が出てくると思うのです。その場合に、廃棄申請をどうするかという問題ですね。
【次の発言】 大臣も時間がないようでありますから、一点だけ確認の意味でお伺いしておきたいと思います。いろいろ論議もありましたが、今回の……

第46回国会 大蔵委員会 第16号(1964/03/17、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 私は二点についてお伺いしたいのでございますが、その一点は、いまも木村委員からおっしゃられました国際収支の問題でございます。最近、延べ払いの輸出の比重が非常に高くなってきているということがいわれております。それでまた、輸出認証いたしましても、直ちに為替ベースに反映しない。また、さらに悪いことは、米国、あるいは東南アジア向けの輸出が、市場が非常に停滞している、そういう不安感があるわけであります。輸入増の傾向とあわせて国際収支というものが、いろいろ論議されておりますように、非常に悪いのではなかろうか、これからも悪くなっていくのではなかろうか、こういうふうな予想ができるわけでありますが、……

第46回国会 大蔵委員会 第18号(1964/03/24、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 先ほど関連質問で聞こうと思っておったのですが、先ほど柴谷委員からもお話がありました確定申告の問題でございます。これは私も全く同感でありまして、たしか私も昨年泉さんにお伺いして、善処するという……。そういう税法全般について、あるいは徴税方法だとか、いろいろな問題について私申し上げたと思うのですが、総理大臣の回答も、大蔵大臣の回答も、また主税局長の回答も、申し合わせたように同じであります。善処するといいましても、一体何年かかるのか、国民としては一番こうした問題が切実な問題であることは、先ほども申されたとおりだと私も思います。しからば、一体当局として、こういう問題について、われわれすら……

第46回国会 大蔵委員会 第21号(1964/03/27、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 とん税と特別とん税についてお伺いいたします。  今回の提案理由を見ますと、港湾経費の赤字を埋めるということが第一点。それに関連して国際収支の改善に資すると、こういう内容のように思います。そこで、今日まで推移を考えてみますと、ものすごい赤字が累積されておるようでありますが、初めに伺いたいことは、今回の改正によって根本的に改善できるとはとうてい思いませんが、どの程度までに改善できるのか。それについてまず最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 大体四百万ドルということになりますと、とうてい焼け石に水のような感じを受けるのでありますが、この貿易外収支状況について昭和三十九年度の見……

第46回国会 大蔵委員会 第22号(1964/03/28、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 北海道東北開発公庫法の一部を改正する法律案について若干お伺いしたいのでありますが、まず一つは、北海道、東北の産業開発、また地域の開発というものは、わが国全体の今後の経済発展の上からも非常に重要な位置を占めるのではないかと思うのでありますが、今日まで北海道東北開発公庫が果たしてきた役割というものが、あまり多く知られていないというのが現状ではないかと思うのです。なぜなれば、国としても北海道、東北についての開発には相当力を入れているにもかかわらず、具体的に関東、関西に見られるような産業の発展というものはなかなか表立って見なれないという、そういう現状があるように思われるのです。しかし、そ……

第46回国会 大蔵委員会 第23号(1964/03/30、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 所得税の軽減等については、いま木村委員から質問がございましたように、先般、一橋大学の木村教授がここで参考人として意見を開陳された中にも、今日の税額負担はまだまだ軽減をはかる必要があるという旨のことを強調されておりました。政府は、こうした問題に立ちますと、財源の問題を云々されるきらいがございますが、しかし、国民大衆の立場から考えますと、当然まだまだその重税にあえがなければならない点を十分考慮していただかなければならない。これは私も政府当局に対して強く要望したい点であります。  そのときに問題になりまして、特に私が関心を持ちましたのは、特別措置法については、今日むしろ整理の段階にある……

第46回国会 大蔵委員会 第27号(1964/04/14、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 ちょっと関連してお願いしたいのですが、いまの中小企業の倒産については、業種別にお願いしたいと思います。
【次の発言】 一、二の点についてちょっと伺いたいのですが、一つは、今度の改正法律案の中で、第二の項に、納税貯蓄組合連合会についてのことが述べられております。その法制化をはかり、今度の改正案にも挿入されておるようでありますが、これによって今後、どういう利点があるか、それが一つ。  それから、この条文の中に盛られております「会員の指導及び育成に関する事務、会員の行なう専務についての連絡及び調整に関する事務その他」とあるのですが、このことについては実際どういう立場の方がこの任務に当た……

第46回国会 大蔵委員会 第36号(1964/06/04、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 二、三の点について若干お伺いしたいと思います。  ことしに入りましてから、特に一月、二月は、表面的には金融の引き締めということが非常に話題になりまして、倒産がそれによって起こった。また二面、専門家筋によれば、それは先ほども御説明がありましたように、特に日銀総裁などは、放漫経営の結果である、こういうことで一月、二月のいままでにない倒産の実情があったわけであります。客観的にこれを見た場合に、特にことしの一月、二月は暖冬異変であった。そういうような状況におかれまして、特に繊維関係の中小企業が倒産の憂き日を見なければならない、こういうようなことであったと思います。  今日、六月を迎えて、……

第46回国会 大蔵委員会 第41号(1964/06/23、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 私は、公明会を代表いたしまして、本案並びに附帯決議に対して賛成いたします。  ただし、国有財産の処分にあたりましては、とかく世間の疑惑を招く可能性が十分あると考えられます。特に随意契約として承認されているものの中に、民間産業がございます。それは、民間産業の育成強化をはかるという見地に立つものであると、こういう理由がございます。そのため民間団体にも相当件数の物件が今日まで払い下げられている模様でございますが、今後さらに不正な契約、あるいは売買後においても契約当初の用途が不当に変更されたり私用に供せられないよう配慮するとともに、随意契約あるいは非随意契約を問わず、売買の対象範囲をよく……

第46回国会 大蔵委員会 第42号(1964/06/25、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 時間があまりないようでありますので、簡単に一、二点についてお伺いしたいと思います。  その一つは、先ほどもちょっと私が申し上げる話に関連した内容が出たと思いますが、国民金融公庫法の条文の中には、国民大衆に差別をつけて金融を行なうことは趣旨とされていないと。これはもう当然だと思うのです。国民金融公庫それ自体の内容から見ても、当然といえば当然であります。しかるに、今回農地被買収者に特に恩恵を与える道を開いたということは、公庫法の精神からいいましても大きな矛盾があるのではないか。なぜしからばもっと、本質的には内容が違うかもしれませんが、戦争によって受けた被害者というものはまだほかにも相……

第46回国会 予算委員会 第13号(1964/03/16、6期、公明会)

○渋谷邦彦君 最初に移住の基本的な問題につきまして外務大臣にお伺いいたしたいと思います。  近年における経済の高度成長の陰に、すぐれた素質あるいは技術を持ちながら、機会と所を得ず、不遇な生活を余儀なくされている人たち、とりわけ青年が多数いるであろうということは否定できない事実であると思います。これらの人々の中に、あるいはその希望に応じ、海外に雄飛して十分にその天分や素質を伸ばしながら戦っていきたいということは、本人の希望はもとより、またひいては相手国の経済協力の上においても、その国の発展の上においても多大の貢献をすることができるであろう。こうしたことが基盤になって、世界平和の上に寄与するという……

第48回国会 外務委員会 第2号(1965/02/02、6期、公明党)

○渋谷邦彦君 やはり移住に関連してなんですがね、移住局を廃止して中南米・移住局を設けるというその考え方なんですがね、これは将来の移住というものは中南米移住に限定すると、こういうふうに受け取ってよろしいのですか。
【次の発言】 また詳しいことはこれからの審議でいろいろ伺う場合もあるだろうと思うのですが、東南アジアの関係でですね、近い将来移民協定が結ばれると、そういう気運が起こってくるという場合には、どういう考え方があるのですか。
【次の発言】 もう一点だけ。先ほども予算の関係で質問があったようですが、移住振興費、非常に減っているわけですよ、今年は。ところが、その説明の中には、「事業の強化等、海外……

第48回国会 外務委員会 第17号(1965/05/18、6期、公明党)

○渋谷邦彦君 この条約の締結の効果について、先ほど外務大臣は、今後の貿易量増大を目標としての機運を醸成していきたいという意味のことを申されましたが、この条約締結によって生ずる日本のプラスの面とマイナスの面とあり得るのじゃないかと思いますが、その点について御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど森本参事官ですか、午前中の答弁の中にですね、低開発国において、日本のいろいろな製品の輸入をあまり希望している向きは少ない。これは私の聞き違いかどうかわかりませんですけれども、低開発国といっても非常に範囲が広いわけですが、今日低開発国において、日本の製品を望まない、もし望んでいるとするならばどう……

第48回国会 国際労働条約第87号等特別委員会 第3号(1965/04/28、6期、公明党)

○渋谷邦彦君 ILO案件につきましては、今日まであらゆる角度から論議されておりますので、あるいは重複もあろうかと思います。ただし、この際、政府の意向を確認するというそういう意味も含めてお伺いしたいわけであります。  まず最初に、先ほど来からも論議されておりましたが、今回の八十七号条約の批准をめぐって、回内法改正もそれに伴って改める必要がある、こうしたことから与野党がそれぞれの立場から激突をしてきて、今日まで解決を見なかった。非常に遺憾なことだと思うわけであります。政府側としては、先ほども労働大臣がお話ありましたように、公務員の問題につきましては団交権、団結権、あるいはスト権の問題については公共……

第48回国会 予算委員会 第10号(1965/03/12、6期、公明党)

○渋谷邦彦君 政府は、外交の基本的な方針といたしまして、先般、総理の施政方針演説においても明らかにされましたように、自主外交を強力に推進する、しかしてわが国の安全と国家利益というものを確保して、前向きの姿勢でもって進んでいきたい、このように述べられ、なかんずく世界外交の目ともいうべきアジア外交に重点を置く旨明らかにされました。いまなお山積いたしますアジアの諸問題の解決についても、わが国の果たす役割りというものは非常に大きいのだと。これはもちろん論をまたないところでございます。しかして、日本独自のアジア対策を具体化するためには、いろいろ今日起こっております問題の本質というものに関しまして、いかに……


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 外務委員会 閉会後第1号(1965/08/31、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 いまのB52または原潜の問題に関連するのでありますが、ちょうど二、三日前に松野防衛庁長官は、今後B52あるいは原潜の寄港に対しては十分検討する必要がある、確かこのような言明をされたと思うのでありますが、それはいままで十分論議されたように、ベトナムの問題を通じ、あるいは日本のそうした基地を戦争につながるために用いるということは考慮しなければならない、まあそういうような客観的な意味が含まれているのではないか、このように思うのでありますが、外務省として、外務大臣として、そうした防衛庁の見解に対してどのような考えを持っているか、あらためてお伺いしたいと思います。

第49回国会 議院運営委員会 第2号(1965/07/28、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回の臨時国会は非常に会期が短い。ところが、いまだに院の構成ができていない。先ほども話がありましたように、正式に自民党のほうから正副議長の候補者が出されたのが二十六日――五日間であります。まことに遺憾だと思います。二十二日の召集ということはもうすでにわかっているわけですし、選挙で新しく議員がきまったのは十五日のことです。それからでも十分いろいろな討議がなされて、召集日にはもうすぐ出発と、こういう姿で臨めたはずである。まあ、いろいろいま亀井理事のほうからもお話があったわけでありますが、いかんせん、いずれにしてもまずい姿だと思います。  ところで、いま議長からもいろいろ決意についてお……

第49回国会 大蔵委員会 第4号(1965/08/11、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 いまの地位利用の問題に関連しまして、確かに公選法百三十六条の二を見ますと、やってはいけないと明記されています。まあ副総裁としてこうした条文を全く関知しないということは考えられない。そこで、いままで新聞等を通じて見ますと、たびたび支局長会議であるとか出張所長会議というものが持たれておりますね。もちろん業務上におけるいろいろな打ち合わせ、そうしたような点に焦点をしぼられて会議は行なわれたと思いますが、その会議を利用してまあ投票の依頼が行なわれた、こうしたことが出ております。そうしたことは、大体選挙が始まる以前においても相当いろいろな角度から考えてみた場合に推察できる問題点であろうと、……

第50回国会 議院運営委員会 第7号(1965/12/13、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま説明がありました商品取引所の委員の任命に関しまして、一言要望事項を申し上げたいと思います。最近商品取引所において、もうかるという、こういう理由のもとに大衆から多額の金を集めている、いわゆる委託金でありますが、その中には、仲買店の中には十億くらいの金を集めている者もある、というふうに言われております。ところで、この仲買店が大量に売り買いをいたします、主として買いのほうでございますが、そのために価格が急騰する、こうした理由で、すでに名古屋毛糸であるとか、横浜生糸あるいは東京穀物、こういったところの取引所が取引を停止した、こういう事実がございます。また、こうした事実に関連しまし……

第51回国会 外務委員会 第2号(1966/03/01、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 時間もあまりありませんので、断片的に二、三の問題について大臣にお伺いしたいと思います。  まず第一番目に、最近大臣の発言を伺っておりますと、自由主義陣営の一員という責任ある立場から、国連協力を前向きで推進していこうとする姿勢が見られるようであります。特に、四、五日前だったと思うのですが、その一環として、今後自衛隊の海外派兵もあり得るという、まあ自衛隊法を一部改正してもそういうことをやらなければならないという印象を受けたわけであります。しかし、その後間もなく松野防衛庁長官は、そういうことは絶対あり得ないと、憲法上の問題もからむのでということがありまして、政府としてその辺の基本的な方……

第51回国会 外務委員会 第3号(1966/03/24、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 速記をとめてください。
【次の発言】 委員長、ちょっと一言、要望事項を。  きょう、せっかく大臣御出席になって、私どものほうも質疑の通告を出してあります。しかし、時間がなくて、だいぶ質問を残してしまいました。今後こういうことが考えられると思うのですが、その辺はひとつ理事の間で十分御検討をいただいて、こちらにもできるだけ質問の機会を与えてくださるように善処方をお願いしたいと思います。

第51回国会 外務委員会 第4号(1966/03/29、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 大臣、時間がないそうですから、基本的な問題について。  アメリカ合衆国を除いた中南米の移住状況を見ますと、昭和三十五年をピークとして激減していると、こうしたことが統計の上からも明らかにされておりますが、政府として今後海外移住というものを必要とするか、必要と認めるか認めないのか、認めるとするならば、その問題に対する基本的な考え方をどのように持っていて、具体的にどう進めるのか、それについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま私申し上げた中に、政府として今後そうした一つの、いま大臣の説明のあった背景を基本として必要とするかどうか、また、積極的にこれを推進する意思があるのかどうか……

第51回国会 外務委員会 第6号(1966/04/12、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 外務公務員の給与に関する問題に関連しまして、この表を見ますと、大体各国とも大使以下十一号俸まで均衡がとれているように思うんですが、若干大使の欄、公使の欄を見ますと、それぞれの国によって相当の開きがあるところがありますが、これはその国の経済的な事情によるものか、それから大使級の経歴によるものか、そういうことを勘案しての給与の差があるのか、あるいはその外交折衝上においてどうしても必要なのか、いろいろ考えられると思うんですが、その開きがある、段階があるというその理由についてまずお話しいただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、この欄で、ポーランド、チェコスロバキアがござい……

第52回国会 外務委員会 閉会後第1号(1966/11/18、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 まず最初にお尋ねしたいことは、今回外務大臣は東南アジアをはじめヨーロッパの視察をされて帰ってこられたわけですが、非常に短期間の旅行とはいえ、やはり東南アジアのごときは十三年ぶりで日本の外務大臣が行ったというようなことで、現地の反響も非常に大きかった。また、外務大臣自身としても、日本政府を代表して、今後の日本が東南アジアに果たすいろんな問題、あり方という点について各指導者階層とも十分話し合ったんではないか、またヨーロッパにおいても、同じような行き方でもって、特に、これは推測でありますけれども、先ほど来から問題になっておりますベトナム問題を中心として、何らかの形で収拾策をという、そう……

第52回国会 外務委員会 第3号(1966/07/16、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 ベトナムの平和的すみやかな解決については、国会審議においても何度も繰り返され、そのつど政府の姿勢についてしばしばただされてまいりました。ただいまも総理からお話がございましたが、いまのお話を聞いておりますと、きっかけをつかむことが大事であるとか、あるいは「撃ち方やめ」ということが前提条件になる、そういうお話でございました。何だかわかったようなわからないような話なんですが、やはりもっと政府として責任ある解決の姿勢というものが迫られているわけでありますから、政府がこういう現在考え方でもって臨むという具体的な考え方があるのかないのか。今日までベトナムのそうした問題が論議されながら、しかも……

第52回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1966/11/15、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 関連して伺います。解散の問題でありますけれども、いま長官の回答を伺っておりますと、軽々しく口にすべきではない。なるほど佐藤総理が札幌において行なわれた一日内閣直後の記者団への発表、それから予算委員会等における発表、まさしくそのとおりのことを長官も繰り返されているのです、ところで非常に不思議に思うことは、荒舩問題あるいは防衛庁長官の問題が相次ぎました直後、たしか総理は人心一新をはかる、また信を国民に問うため解散はやむを得ないという意味のことを言ったことが記憶に残っております。そうしますと、ただいまの長官の「解散を軽々しく口にすべきでない」というようなこととは、何か矛盾を感ずるような……

第52回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1966/10/28、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 関連。いまの長官の説明ですと、ベトナム戦争の見通しについてでありますが、予定どおり進捗しているということは、拡大する方向なのか、それとも現状維持なのか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 先ほどのお話とだいぶニュアンスが違ってくると思うのですがね。長官は、軍事行動において予定どおり進捗していると、こう申されたはずなんです。建設ということと全然それは矛盾している話ではないかと思うのですが、その点、もう一ぺんはっきりしていただきたいと思います。大事なことですからはっきりしてくださいよ。何のために行ったかわからなくなっちゃうじゃないですか。

第53回国会 議院運営委員会 第2号(1966/12/15、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 われわれは、相次ぐ政府の不祥事件について、一刻も早くその不信を晴らすために、臨時国会の早期召集をすべきだということを提唱してきました。しかし、実際問題としては、三十日に開会、翌日には自民党大会、これではあまりにも国会を軽視したことではないかということで、われわれ非常に憤激をしました。まずそういうところからも問題の発端があると思うんです。加えて、いま米田さんからの回答を伺っておりますと、補正が、補正がということ、だれでも知っております。補正の重要なことは。しかし、せめて第三次内閣に黒いうわさがまつわりつかなければ、あるいはそういうことの話も聞けるかもしれない。そうこうしているうちに……

第55回国会 外務委員会 第9号(1967/06/08、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 中近東の問題については、一昨日また本日と、いろいろな観点から質疑応答がなされておりますので、また、それを集約する意味、あるいは再確認の意味を含めて、若干大臣に質問いたしたいと思います。  まず基本的な問題として、今日におけるベトナム戦争、また過去における印パ紛争、あるいは中印紛争、あるいは今回の中東紛争、そういうときに、いつもどうもぼやけるのが日本外交の置かれた立場だということを気にするのですよ。おそらく大臣としては、歴代の大臣の中でも非常にきわめて意欲的にこの新しい日本の外交を推進しようという御決意をお持ちになっていらっしゃると思う。そういう立場から、今度の中近東の紛争にいたし……

第55回国会 外務委員会 第13号(1967/06/22、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 過日行なわれました中共の核実験について、外務大臣の今後の方針、政府としての方針についてただしておきたいと思うのでありますが、外務省は、たしか十八日に公式見解として発表がございました。ただ、その内容を見ますと、過去四回にわたって行なわれた核実験に対するいわゆる外務省見解なるものの域を一歩も出ていない。それで一体、はたして今後、中共のあるいは心理的、政治的な脅威とか、いろいろそういう見方がなされておりますけれども、何といっても直接的に影響を受けるのは死の灰であろう、こういうことが考えられるわけでありまして、この問題については、外務省として、大臣として今後どうあるべきか、どういう解決の……

第55回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1967/05/31、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回の第五次選挙制度審議会の答申として、政治資金規制の問題が現在俎上にのぼっているわけです。すでに今回まで衆院の場におきましても、また当院におきましても、論議が展開されてきております。ただし、ことで申し上げたいことは、審議会の空気というものは、今回のこの答申自体が必ずしも満足すべき答申ではない、まあないよりはいいだろう。一歩前進のための答申として今回提出をするという、これがこの政治資金をめぐる答申に関する委員会としての結論であります。しかしながら、ここ数日来、政府の考えというものがしばしば問題にされ、また追及されてきておりますことは、またもや総理の所信と反して、与党の自民党との間……

第55回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1967/06/07、7期、公明党)

○渋谷邦彦君 いまの最後の大臣の答申伺っておりますと、これはこの間――きのう、おとといでしたか、大臣がテレビに出られて、この問題に触れられた内容と何ら前進的な考え方がない、このように思うわけでありますが、まず最初にお聞きしたいことは、国民に用知徹底をさせる。そのためには、一体具体的にどういう周知徹底のしかたがあるのか。そのためには、一体どれくらいの期間を必要とするのかという問題はやはり考えなければならないと、こう思いますけれども、大臣はその辺どういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 そういたしますと、当初大臣は、予算委員会等においては五月十二日に提出したい。その後党内事情等もあって、だ……


8期(1968/07/07〜)

第59回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第1号(1968/11/14、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 関連。赤澤さんはいまないとおっしゃる。それはよくわかります。ただその前に、この「夕刊三重」はローカル紙でございます。私もその代表者に会いました。公称一万部だそうです。どこから金が出ているかわかりませんけれども、そういうことで、赤澤さんのおっしゃった発言というのはその趣旨を取り違えたと、いろいろな言い方があるだろうと思うのです。したがって、これは「夕刊三重」に載っかった記事内容については取りざたするほうがおかしいじゃないかと、まあ「夕刊三重」なんかつまらない新聞だから、こういうお考えのもとに、事実この載った内容とそれからおっしゃったことは大いなる食い違いがあると、このように判断して……

第59回国会 社会労働委員会 第1号(1968/08/08、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 時間のないところで関連で一つお願いしますが、いま厚生大臣の御答弁を伺っておりますと、いわゆる児童手当懇談会ですね、これの最終結論待ちという印象を強く受けるわけです。この懇談会の性格といいましょうか、おそらく前の国会でも論議されたのであろうと思いますが、意見を聞きおく程度なのか、それとも全面的に尊重するのか、それとも、厚生省独自の立場でこれからも進めていくのかいろいろそういうことがあると思うのですが、この点について一つだけお伺いしておきたいと思います。

第59回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1968/09/17、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 厚生大臣にお伺いしたい点は、すでに厚生省のほうにもたくさんの陳情が行っておると思いますので、大臣としても十分に了解をされ、着々対策を練られておられると思います通称むち打ち症患者の救済問題についてでございます。  昨年十二月の本委員会における討議内容を見ますと、必ずしもむち打ち症患者に対する救済は十分とは言えない、何かしり切れとんぼに終わったような感じがするわけでありますが、昭和四十一年の上半期、昭和四十二年度の上半期における交通事故の件数を見ますと、七〇%以上も激増しておる。おそらく、四十三年には、さらにそれをはるかに上回る。このような傾向が年々著しく見られるわけでございますので……

第59回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1968/11/05、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 いまの簡素化の問題に関連しまして、これは確かに患者側にとってみてもたいへんな問題であります。お医者さん側のほうにとってもこれはたいへんな問題であります。両方ともそうした共通点が、立場は違ってもあると思うのですね。私は、実は、最近、ある一人の人の、これはもちろん国立病院ではございませんけれども、点数の入ったまことにややこしいものを見せてもらったのです。これは国立病院と全然趣きが違うかもしれない。しかし、これも公立の病院です。確かに、見ると、これは計算違いをするおそれが十分にあり得る。その計算違いが生じて患者に対するいやな思いをかけることがしばしばあるのではないか。また、それによって……

第60回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1968/12/20、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 一点だけ。きょうは大臣が拘束されておりますので、非常に残念でありますが、また後日にいろいろ御質問申し上げたい。  ただ一点、数日前、大臣は、第六次選挙制度審議会の発足にあたって、三月ごろをめどとしてやりたい。ただし、現状としては委員の選考が非常に難航しておる、こういう表明のようでございました。一体いつごろをめどとして発足されるのか、またなぜその人選が難航しているのかという問題これは答申尊重という上からも非常に重要な意味を持つものでございますので、その点をきょうは明らかにしていただいて、私の質問とさしていただきます。

第60回国会 社会労働委員会 第3号(1968/12/20、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 ちょっと関連して。財審の結論が出て論議されておるわけですけれども、いままで、大蔵省当局として、審議会の答申というものはどの程度尊重されてきたのか。全面的に取り入れられてきたのか、それとも部分的に取り入れられてきたのか。今後も、尊重とはいうけれども、どの程度の尊重ということを言われておるのか、その辺を明らかにしていただけませんか。
【次の発言】 いままでの常識として、審議会がたくさんございますが、守られないというのが大体通り相場のようになっているようなんです。まあ審議会がないよりはあったほうがよろしい。多少でも専門家の意見を聴取しながら、政府自民党としてかねがね考えていた施策という……

第61回国会 運輸委員会 第17号(1969/05/06、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 関連して……。  たまたまいま駅構内のタクシーの問題が出ましたので関連してお尋ねしたいのでありますが、いま御答弁を聞いておりますと、認可するその基準というものについては明確な御答弁がなかったようです。これが一つ。  それから第二点は、使用料は幾らになっているのか。それは駅の規模によってその収入というものはそれぞれの違いがありましょうけれども、東京なら東京、名古屋なら名古屋、そういう一、二の例を参考までにあげていただければたいへん都合がよろしいと、これが第二点。  第三点は、つい一週間ほど前になると思うのですが、新聞に、中小企業ですね、零細企業といいますか、タクシー業界においては駅……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1969/05/07、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 欧亜局長御予定がおありになるそうで、最初に伺わさしていただきます。領土問題については衆参両院を通じまして、何回となく繰り返し審議が続行されてまいりました。ただ、北方領土に関する限り、いままでの政府答弁は一貫して、ソ連の壁が厚い、こういうことに終始しております。もちろん、外交折衝の努力も重ねられておられるとは思うのでありますが、われわれとしては、日本古来の国土であると、こういう観点、いままでの領土返還ということの折衝をやってきておるわけであります。非常に疑問点がたくさんありますけれども、何せ相手国のあることでございますから、なかなかそう簡単にはいかない。そこで、国際条約であるとか、……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1969/05/14、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに、本論とちょっとはずれますが、外協大臣にお尋ねをしたいと思います。  日本国内において諜報活動が行なわれて、それに関係する者がたまたま外交官であるという場合の政府としての措置はどのようなおはからいをされるのか、まず、それを最初に伺いたい。
【次の発言】 スパイ活動にもいろいろあるんでしょうが、なかんずく、軍事あるいは今回のような産業スパイ、日本の国にとって、考えてみると、産業スパイというのは日本の国益の上からもきわめて不利益をもたらす。いまの御答弁でございますと、外交官特権を持っている者については、これはもう、極端に申せば、大っぴらにやっても、これは日本の官憲の手の遠く及ば……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号(1969/06/04、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 いま審議されております法案につきましては、衆議院の段階でもいろいろ論議がなされ、また会議録を見ましても、そこで論議された中でなおかつ疑問に思いますことがありますので、その問題について焦点をしぼりお尋ねをしたり、いまも問題になっております弁護士の問題、医者の問題をもう少しくお聞きしたいと、こう思います。  再三、先ほど来、長官をはじめ、非常に程度が低いと、こういうことで、弁護士の問題についてはその取り扱いに苦慮されているようなお話がございました。まあ程度が低いとするならば、一体どの程度に程度が低いのか、この辺からお伺いをしたいと思うわけです。

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第11号(1969/06/18、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに、今回の沖繩返還交渉にあたりまして、国民の多くが多大の期待を持っていたであろう、また何らかの形で、多くは望まないにしても、アメリカ側の意向というものが多少でも明らかにされるのではないか、こういう気持ちがあったろうと私は思います。いまずっと答弁を伺っておりますと、印象でもって評価されている、これは一貫して貫かれた大臣のそうしたお感じじゃなかったか、こう思うわけであります。こちらの主張が行なわれて、アメリカ側のそれに対する何らかの形の回答が一切なされなかった。最初から、いま申し上げましたように、直ちに一つ一つ具体的な問題について回答があるということは、これはもう当然不可能なこと……

第61回国会 議院運営委員会 第16号(1969/04/22、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 別に答弁は要らないと思いますけれども、要望として申し上げておきます。  あまり今度簡潔にやられまして粗雑な回答になられたのじゃ、今度非常に困るわけですね。もう何日もかかって質問の原稿をつくるわけですから、やはり誠意ある答弁というものは、これは当然大前提になると思うのです。要するに、要領を得ない答弁が多いということに終始するから、いまのようないろいろな問題が出てくるのじゃないか、こう思うわけなんですね。確かにいま御指摘があったような点については、どうこういうその判断の基準は非常にむずかしいだろうと思うのです、性格にもよりましょうし。その点、何か与党の方、ひさしぶりに登壇されると、じ……

第61回国会 社会労働委員会 第7号(1969/03/18、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 お疲れのところをたいへん恐縮ですが、先ほど小野委員からいろいろと追及がありまして、その後の経過についてのあらましの状況が判明したと思うのです。今回の事件はたいへん遺憾であったと思いますが、いま参考人の方々の御答弁を伺っておりますと、やはり平行線をたどって、一体いつ結論が出るのか、被害者の方は、最後に紙野さんからおっしゃいましたように、切実な訴えと聞こえるようなそういうお話でございました。ごもっともだと思います。家族をかかえ、あるいは一体これからどうしたらいいのかという、絶えずそういう不安につきまとわれて、何らの補償もない。また、治療法といっても、現在研究の過程に置かれている等々、……

第61回国会 社会労働委員会 第9号(1969/03/25、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 添加物に関連しまして私からも一言お尋ねしたいのですが、確かにこの添加物の問題は従来もしばしば問題になったと思うのですね。そこで、この添加物による中毒事件、これが過去においてあったかどうか、件数、また人数、それから中毒を起こす前に発見される機構的な仕組みにはなっていないのかどうか。大体、いままでそうした中毒というものが起こりましたときには、消費者の側からそれぞれの保健所なりを通じて初めて発見される。先ほどもチェックの問題でたいへんいろんな角度からお尋ねがあったようでありますけれども、やはりそうしたチェックの問題についても機能的な働きに問題が残されていないかどうか。確かに、先ほど来の……

第61回国会 社会労働委員会 第19号(1969/05/08、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 希望意見を……。たまたま先日の九州における火災問題から、いまいろいろな質疑があったわけですが、この火災のみならず実際の労働基準問題についていろいろな問題があるわけです。取り合ってくれないのですよ、とにかく。こういう事実を御存じですか。たとえばかけ込み訴えをするわけだ。ところが人が足りない、人が足りないどころじゃない、会えないのですよ、実情を聞いてくれない。それじゃやはり労働者の立場から考えてみた場合、災害は当然ですけれども、そうしたいろいろな差し迫った問題がたくさんあるわけですね。たまたまいま総定員法だとかいろいろなことが話題になっておりますけれども、あれだけじゃ間に合わぬのです……

第61回国会 社会労働委員会 第22号(1969/06/10、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 過日の八王子の中央学院の収容児の虐待問題、まことに痛ましい事件ではなかったかと思うわけであります。ただ、今度の事件は氷山の一角、このように判断してよろしい内容を含むものである、このように私は理解をしているわけでありますが、こうした問題が出るたびごとに収容施設がどうであるとか、あるいはその実際の収容児を扱ういわゆる従事者、職員等を含めてのそういう立場の方が非常に少ない、もう毎回毎回社労委員会においてそうしたような結論しか聞けない。もうそれ自体すでに大きな問題ではないか、こう思うわけでございますが、まず最初に伺いたいことは、公共、民間を問わず、こうした施設に収容されている場合に、収容……

第61回国会 社会労働委員会 第25号(1969/06/19、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 関連でちょっと聞きたいと思うことは、技能士という資格がございますね。それと、たとえば工業学校等を出た人と、受け入れ側である企業者はどういう評価をしているでしょうか。
【次の発言】 非常に最近は厚遇を受けておるというお話でございますと、企業者側から相当照会がございますか。こういう技能士をほしい、またこういう技能士がいたらぜひ紹介してもらいたいという、その点についてはいかがですか。
【次の発言】 その場合、これからも問題になるだろうと思うことは、職業紹介所――安定所ですね、のほうと訓練所のほうの関連はどうなっておりますか。
【次の発言】 それに関連してですね、この訓練を受けられた方が……

第61回国会 社会労働委員会 第28号(1969/07/01、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 私は、鹿児島県福山町所在の「オレンジ学園」の問題について、これから質問をするわけでありますが、先般、八王子の中央学院の事件につきまして、厚生省当局の不備を申し上げたわけであります。  またまた、あれからそれほど時間の経過もない現在、中央学院と類似するというか、あるいはそれ以上の内容を持つ事件と申しますか、不祥事が起こったということはきわめて残念なことではないか、こう思います。  そこで、まず第一に伺いたいことは、昭和四十一年にこの「オレンジ学園」というのが創立されておりますが、まず、創立の経過について述べていただきたいと思います。

第61回国会 社会労働委員会 第30号(1969/07/08、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 たいへん御苦労さまでした。  ただいまの御説明によれば、もっと早い機会に調査をなさる御予定のところ、あいにくの豪雨で調査を延期なさっていらっしゃる。そうなりますと、私のほうからお尋ねするようなこまかい具体的な問題につきましても、あるいは調査待ちということになりかねないのではないかということを感じます。また、事実が明らかになりました際には、参考資料でもけっこうでございますので、お送りいただければ幸いかと思います。  ただ、この際にただいま御説明のございました六月二十六日の常任委員会でございますか、内田児童家庭課長さんが事実の内容についてのあらましをお述べになっておられますが、それに……

第61回国会 社会労働委員会 第33号(1969/07/17、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 ちょっと関連して。いまの御説明を聞いておりますと、ボーダフイン層――こういうことを申し上げましては、はなはだ恐縮でありますけれども、要するに収入が少ない、保険料率は高い、これはいつも相矛盾した方向できているんですね。失業保険ばかりじゃないと思いますけれども、したがいまして、保険制度のたてまえからということをしきりに強調なさいます。しかし、保険の精神というものは、危険を相互に扶助する、こういうところにやはりねらいがあることは、言うまでもないと思うんですね。したがいまして、一方から見れば、やはり負担を軽くしてあげることも当然必要でしょう。あなたは、先ほど広義の意味に解釈すれば、社会保……

第62回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1969/12/02、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 まず、基本的な問題として総理府にお尋ねするのですが、いまの趣旨説明にございましたように、政府としても従来経済援助の一環として農業振興のために努力をしてこられたようでありますけれども、現状としては必ずしも前進的な方向に向いていない。しかも、いろいろな客観条件のこともございましょう。必ずしも米作に適しているかどうか、いろいろなそういうような問題もからんでいると思うのでありますが、今後返還された暁において、政府当局としてはどのような基本的な方針を持ち、沖繩全域にわたる振興のための計画あるいはビジョンなりをお持ちになっていらっしゃるか、まずそれをお尋ねしたいと思います。

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1970/06/01、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 長官に対する質疑の時間がきわめて限定されておりますので、問題点が、今回お帰りになって、いろいろございますし、またお尋ねしたいとも思っておりますが、二、三の点にきょうは集約いたしましてお伺いをしたいと思います。  その一つは、先ほどもお答えがございました、沖繩県民の当面の問題として騒がれております毒ガス撤去の問題でございます。  アメリカも、日本政府の意向あるいは日本国民の反響というものを考慮しながら、オレゴン州あるいはアラスカ州のある島嶼に撤去先を設けようとしたようでございますが、アメリカの強い世論の反撃にあいまして、若干見送りと。おそらく、世論をとうとぶアメリカといたしましては……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第2号(1970/07/13、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 第一点は、伝えられるところによりますと、長官は今秋米国におもむかれまして、自主防衛の問題についてアメリカ側の見解をただしながら新しい一つの考え方といいますかを立てたいという意味のことがございますが、この点の真偽のほどをお聞かせいただきたい。
【次の発言】 もちろん、今秋という限定されたものではないにいたしましても、いまの御答弁を伺っておりますと、可能な限りにおいてレアード国防長官を日本に招くか、あるいは長官みずから訪米されて、今後の新しい日本の防衛体制というものについての協議をしたいという腹づもりがあるように判断されるわけでありますが、おそらくその時期というものは決して遠い将来の……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1970/03/06、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 先ほどの長官の所信表明につきましては次回にまた克明にお尋ねをしたい、こういうふうに思います。  時間の点もありますので、二、三の点についてお尋ねをいたしたいと思います。  一昨日だったと思いますが、沖縄復帰準備委員会が発足をいたしまして、いよいよ具体的な諸般の取りきめ、また具体的な施策等がこれから進められていくであろうと、こう思いますし、また、それが実りある結果をもたらしていただきたいと、このようにも考えております。ただ、この委員会の設立に際しまして、もうすでにございます日米琉合同委員会、こういった委員会が幾つかあるわけです。あるいは日米協議委員会とか、それぞれの性格、それぞれの……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第3号(1970/08/10、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 沖繩返還が決定し、いよいよ今後の外交の焦点はあげて北方領土の返還にしぼられてくるであろう、このように判断されるわけであります。戦後二十五年間、外務省としても機会あるたびごとに国の方針というものをソ連側にも伝えてこられたといういきさつがございますけれども、 一向に北方領土返還については進捗しない、これが現実の姿でありますが、さらに今月の一日に、ポツダム宣言二十五周年を記念してコスイギン首相は、ポツダム宣言をやはりかたく守っていかなければならないという趣旨のことを述べております。そうなりますと、北方領土返還というものは壁にぶつかっているどころではない。極端な見方をすれば、絶望に近いん……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1970/03/18、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 最初に、去る三月五日リーザー米陸軍長官が沖縄のいわゆる太平洋全域の補給基地の構想を明らかにされました。これに対して外務大臣としてはどう受けとめられておるかということが第一点。ところが、昨日衆議院の予算委員会の第二分科会において東郷アメリカ局長は、このリーザー米陸軍長官の考え方というものについて、返還後の沖縄を太平洋全域にわたる補給基地とすることは安保条約の目的からいってできない、こういう御答弁をされておられるわけでありますが、この辺の経緯と日本政府の考え方についてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁を伺っておりますと、確かに仮定の議論になるかもしれません。た……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第4号(1970/09/12、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 再びジョンソン証言についてお尋ねするわけでありますが、すでに衆参外務委員会においての外務大臣の答弁も一応承知しておるつもりでありますし、ただいままでの御答弁を伺いつつ、あるいは蒸し返しの御質疑を申し上げるかもしれませんけれども、再確認という意味を含めてお尋ねをしてまいりたいと思います。  話の中身については一々申し上げる余裕はございませんけれども、今回の発言の内容で、何といっても、いままで指摘されておりますように、二つ、著しい変化といいますか、われわれとしてはどうにも納得がいかない。冒頭に申し上げましたように、外務大臣は一貫して日米共同声明の取りきめに従って今日に至るも何らの変更……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1970/04/03、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 去る三月六日、当委員会におきまして、私の質問に対しまして長官は、復帰前後における構想というものをあらゆる角度からお述べいただきました。今回再び沖特の視察団の一員として現地へ参りました。復帰がきまる前ときまったあとでは相当にやはり実感的にも違いがあります。また、各方面から寄せられましたもろもろの要望事項が真に迫っておるという状況でございまして、何せ二十五年間のあらゆるひずみというものが一ぺんに浮き彫りにされてきたような感じがするわけであります。したがって、これからの復興援助計画というものは相当微細にあらゆる角度から手を打たなければならないのは言うまでもありませんし、この委員会におき……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第5号(1970/10/21、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 長官が最近アメリカ訪問あるいは沖繩訪問、加えて昨日も防衛白書の発表等々おやりになったわけでありますが、その一貫した行動から判断しますと、確かに長官自身もしばしば言明されておりますように、断じて軍国主義の道を歩まないというように言われております。アメリカでもそのことをしきりに申されたようでございます。しかしながら、その一連の長官の言動を通して、また、その反響というものを考えました場合に、はたしてそうだろうかという疑念がどうしても根底的に払拭されないと思うものが残るわけであります。先ほどの御答弁の中にもございましたように、見解の相違である、これは歴史が将来において証明するであろうと、……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1970/04/10、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 日米協議委員会の開催でございますが、いつごろおやりになる御予定でございますか。
【次の発言】 交換公文等を拝見いたしますと、先ほど来お話がございましたように、日米協議委員会においては大綱と指針を示している。これも相当すみやかにやりませんと今後のスケジュールも立たないでしょうし、復帰前後のことを考えますと、たいへんな混乱が起きやしまいかということを心配するわけでありますが、大綱、指針等について、さらに具体的に、今後のスケジュールはどうなっているのか、いつごろ確定するのか、そしてそれを準備委員会に示すことができるのか、この辺をお聞かせいただきたいと思います。

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第6号(1970/11/17、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに、いまも議論されましたガルフ社の問題でありますけれども、いま長官の答弁で一応整理された感があるわけです。ただ、やはり今日までのそういう経過を考えてみた場合に、アメリカの企業というものがまず沖縄に橋頭堡をつくって、そして日本の経済界に切り込むと――大ぎょうな見方になるかもしれませんけれども――そういうような不安というものは、もちろん返還のときにはいままでの約束というものは解消されるという前提に立てば当然心配はないと思うんですが、しかし、そういう足がかりというものを何らかの形でつくって、日本の企業あるいは地場産業というものを――何も石油会社に限らず――侵すという、そういう不安感……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1970/04/24、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに日米協議会の点について伺いたいと思いますが、先日久しぶりで日米協議会が持たれたやに伺っておりますが、具体的にどんなことが検討されましたものか、お聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 おっしゃるとおりだと思いますが、まあ進め方、また基本的な方針についてこちらからの意見を述べられると、おそらくそれは非常に大まかなことに違いない。ただ、いま復帰準備に関連いたしまして望まれていることは、一刻も早く具体的にレールの上に乗っけるということではないかと思いますし、交換公文の示しますように、まず原則的には、協議会で取り上げられないものについては進めないというふうになっているようで……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1970/04/27、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 きょう防衛庁長官がお見えにならないそうでありますので、いままで伺った問題を整理しまして、若干お尋ねをいたしたいと思います。  初めに、琉球政府の行政機関についていろいろ検討いたしますと、申すまでもなく、国家的な機能と、あるいは府県のそうした行政機関的な性格を帯びたものと、両方混在しているような状況であります。これらについては、当然政府としても復帰直後のことを考えて、あるいは本省に吸収できるもの、あるいは明確に府県の機関として継続的に存置するもの、それをたて分けていらっしゃるであろう、このように判断されるわけでありますが、考えてみますと、当然本省に吸収されなければならない部署が相当……

第63回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1970/06/11、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 関連でお尋ねをいたします。特別国会における最終段階突如として擬適の廃止が決定を見た。これはきわめて政治的配慮の欠如でなかったか、非常に遺憾に思うわけです。政府当局においても常々民心の安定というものには極力努力をするという、常にそうした前向きの発言をなさっている。けれども、実際に起こっている現象というのは、御承知のとおりたいへん動揺を与えたことはいなめない事実だと私は思う。先ほど来からの質疑応答をずっと聞いておりまして、擬適廃止に至らざるを得なかったという経過は十二分にわかったつもりでありますけれども、少なくとも昭和二十八年にこの適用を受けて今日まで来ている経過というものを振り返っ……

第63回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1970/07/03、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 私は、これから主として大臣に責任ある御答弁を求めたいと思います。  昨今、種痘禍による悲劇というものが次々に伝えられておりまして、まさに重大な社会問題化しておるわけでありますが、こうした実情にかんがみて、当局としてあるいは国として、これから予防接種法に基づく、いわゆる今後の伝染病予防というものに対する基本的な姿勢をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 今回初めてこの種痘禍という問題が表面化したのではないだろうと、こういうふうに判断されるわけでございます。厚生省当局の資料を拝見いたしましても、戦後、少なくとも一年間に約十人の割合で死亡者が出ているということが報告されているわけです……

第63回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1970/08/11、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 最近痛切に感じます問題の一つは、公害の多発、それから福祉行政の強力な推進というようなことが望まれもし、また解決を迫られておるわけであります。ところが、たいへん多くの問題をかかえております厚生省としまして、もう一ぺんこの福祉行政全般にわたって基本的に洗い直してみる必要はないだろうかということであります。その基本的な問題云々につきましては次回に譲るといたしまして、そうした中で、きょうは一つの問題点をとらまえて政府の姿勢をお伺いするわけでございます。  初めに会計検査院のほうにお伺いをしたいわけでございますが、昭和三十八年の検査報告によりますと、厚生年金保険あるいは船員年金保険等のその……

第63回国会 社会労働委員会 閉会後第4号(1970/09/11、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めにお尋ねしたいことは、最近、海洋汚染というのが各方面から指摘をされ、おそらく日本列島を囲む港湾をはじめとするその周辺地域の海洋というものが汚濁に満ちている。したがって魚介類をはじめ地域住民に及ぼす影響というものは看過しがたいということがいろいろな実験証明を通して発表されております。  そこで、特にこの海洋汚染、とりわけ港湾の汚染というものは聞きしにまさる状況であります。海上保安庁といたしまして、この汚染状況を捜査の対象として、独自の立場でその汚染の実態というものにいままで取り組んでこられたかどうか、まずその辺からお伺いをしてまいりたい、こう思います。

第63回国会 社会労働委員会 閉会後第5号(1970/10/08、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 参事官にお尋ねをしておきます。本来は公衆衛生局長にお尋ねすべき問題でありますけれども、きょうは確認という意味で一点だけ伺っておきたいと思います。  一つは、予防接種について集団的に医師が拒否をするという傾向があちらこちらに出ております。これが日本全国的に広がりを見せますと、重大な社会問題に発展をすることは論をまたない。これに対する政府としての対応措置をどのように考えられているのか、これが一つ。  それからつい数日前も、厚生省に種痘禍による家族の方々がその補償をめぐって陳情に行っておられるはずであります。三百三十万という金額はもうだいぶ久しい前から出ておるわけでありますけれども、ど……

第63回国会 社会労働委員会 第6号(1970/03/24、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 最近、社会問題の一つとして表面化しつつあります生活保護のあり方について、当局の姿勢、また見解等をお伺いしたいと思うのであります。  昭和四十五年度の予算規模を見ましても、厚生省所管においては一兆一千三十五億という膨大なものであり、また、その中に占める生活保護費というものは二千億をこえるという状況でございます。したがいまして、当然国民の税金として扱われる場合には、これが適正に行なわれているかどうか、これが最大の焦点ではなかろうかと思うのでございます。  そこで、第一にお尋ねしたいことは、厚生白書等によってもある程度は心得ているつもりでございますけれども、現状における生活保護のいわゆ……

第63回国会 社会労働委員会 閉会後第6号(1970/11/09、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに確認しておきたい事項についてお尋ねをします。  先ごろ三種混合ワクチン接種死亡事故をきっかけといたしまして、医師会の予防接種ボイコットという異常な事態を引き起こしたわけでありますが、その後十月十五日に医師会では今後の収拾策を検討した結果、予診制度という新しい試みを通しまして予防接種ボイコットというような方向にはならない、そういう結論になった由でございます。しかし、はたして今後予診制度というものが整備されることによって将来における接種ボイコットというような異常な事態が起きないという保証があるのかどうなのか。この点について厚生省としての受け取り方、また今後に対する対応策、それを……

第63回国会 社会労働委員会 第9号(1970/04/02、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 いろいろ基本的な問題がいま話されたわけでありますが、今回立法された法律の内容を見ますと、その主体は、あくまでも勤労青少年の福祉の増進というところにあるわけであります。これはまことにけっこうだと思います。また、婦人少年問題審議会ですか、その答申を見ましても、この点に相当の力点が置かれているというふうに判断をいたしております。むしろおそきに失した感がないわけでもないのでありますけれども、ここで幾つか私が疑問になる点をお尋ねをしてまいりたい、こう思います。  一口に勤労青少年と申しましても、その仕事についている内容を見ますと、大企業、中企業あるいは小規模企業、またさらに分けてみますと、……

第63回国会 社会労働委員会 第10号(1970/04/07、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 議題となっておりますこの案件については、異論のない内容だと思います。ただ、むしろおそきに失したという感がぬぐい切れないんでありますが、一、二点ちょっと伺ってみたいのです。  その第一は、いろいろ説明を伺っておりますと、今回の対象になっております建物は八千平米以上が大体中心になるようでございます。そうしてここに書いてあるとおりの問題処理に当たるということなんですが、従来、こうした高層建築物の中に見られるいろんな現象がございます。とりわけビル病、その他、いわゆる衛生的に行き届かないためにゴキブリの発生であるとか、そういうようないろんな被害状況がマスコミを通じて伝えられている場合がござ……

第63回国会 社会労働委員会 第11号(1970/04/09、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 関連で。いまずっと質疑のやりとりを伺っておりますと、確かにいままで努力もされてこられたと思うんです。しかし、はたしてその努力というものが前向きであったかどうか。この白ろう病というのが、案外、世論としていままで若干喚起したことがございました。ところがイタイイタイ病にしてもそうでありますけれども、相当長年月かかってやっと世論がやかましくなってきたときにはじめて役所が腰を上げるという、そういう従来の姿勢というものはやはり正さなければならぬのじゃないか。早くやることはけっこうですけれども、午前中から再三にわたって同様趣旨の質問が繰り返されているわけです。そこで、やはり一つのめどを立てる必……

第63回国会 社会労働委員会 第12号(1970/04/14、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 関連して。その認定はどのようにしておやりになるのですか。
【次の発言】 そこで、軍隊の調書がない場合が一つと、それから審査に要する期間は大体どのくらいかかっておりますかということをお答えいただきたい。
【次の発言】 関連ですからこれでおしまいにしますけれども、できるだけ早くという非常にもう抽象的なお答えであります。いまおっしゃられたように、その恩恵を受ける対象の方は非常に待ち遠しい、これはもう当然人情的に申し上げましてもそうだろうと思います。ただ、いま非常に抽象的におっしゃったことは、まあ立証が非常に困難であるというような条件を踏まえての御答弁であろうと思うのでございます。そうし……

第63回国会 社会労働委員会 第13号(1970/04/16、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 簡単に二、三お尋ねいたしたいと思います。  中小企業の問題につきましては、わが国の経済構造等に特殊ないろいろの面がありまして、常に議論の対象になる問題であります。したがって、真剣に中小企業の今後の近代化育成というものを強力に推進してまいらなければならないのですが、そうした一環として、ただいまの審議されている問題もそういう内容に含まれてくるのじゃないかと、こう思うわけでありまして、もっともっと前向きに取り組んでいく必要があるだろう。そこで非常にふしぎに思いますことは、年間、中小企業の納める税金というものは、私の記憶に間違いがなければ七千億をこすというふうに思われます。ところが、中小……

第63回国会 社会労働委員会 第14号(1970/04/23、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました家内労働法案につきまして提案理由並びにその概要について御説明申し上げます。  最近における日本の経済の進展は、世界の驚異の的となるほどの高度成長を遂げ、いまや国民総生産は、自由主義諸国において世界第二位を誇るまでになったのであります。しかしながら、政府、経済界のとってきた成長第一主義の政策が経済面、社会面にも多くの矛盾を表面化させたことは、政府自身も、これを高度成長のひずみと称して認めているごとく、いまや周知の事実となっているのであります。  世界的水準に達した先導産業部門の輝かしい活動の陰にあらゆる点で不利な条件のもとで悪……

第63回国会 社会労働委員会 第16号(1970/04/28、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 前回質疑の途中で中座をいたしましたので、質疑の内容についてつまびらかにしておりません。したがって、あるいは重複するところがあるかもしれませんし、その点できるだけ避けるつもりでいますが、もしそういう個所があれば、それははしょってお答えいただいてけっこうであります。  初めにお伺いしたいことは、最も新しい統計の上での重度心身障害者、それから軽度心身障害者の実態がどうなっているか、それをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明によりますと、五年ごとに、実態の調査をおやりになるということでございますが、五年とされたその基準は、もちろんいろいろ理由がおありになろうと思うので……

第63回国会 社会労働委員会 第17号(1970/05/06、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに、大臣は二十分の予定でということで中座をされたのでありますが、七十分経過してもいまだにお姿が見えませんが、どうなっておるのでしょうか、その返事を待ってから質問いたします。
【次の発言】 理由がはっきりしているようでありますから、あえてどうこういたしません。  まず、最初にお尋ねしたいのは、昭和四十三年の答申でございますが、本法が施行されるにあたって、その実効ある運用を期するためには、効果ある行政的な措置が講ぜられたいという意見が述べられているようでございます。その一環として、先ほども監督官の話が出たわけでありますが、もうすでにこの答申が出されて一年半に及ぶわけでございます。……

第63回国会 社会労働委員会 第18号(1970/05/07、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 前日の質問を整理いたしまして、若干それに加えてお尋ねをしたいと思います。  まず、初めに法律案を拝見いたしますと、工賃の支払い期間を一カ月というふうに一応規定されております。御承知のとおり、家内労働者は一刻も早く対償を受け取りたい、いわゆる対価を受け取りたいという気持ちは非常に強いものがございます。したがって、この辺の技術的な操作として、一週間以内にというようなことができなかったのかどうか、その点いかがですか。
【次の発言】 当局が考えていることがそのまま委託者等にも理解されてまいりますれば、起こるであろう障害というものは当然解消されて、何ら問題は起きないと思うのですけれども、え……

第63回国会 社会労働委員会 第19号(1970/05/11、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま議題となりました食品衛生法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及びその概要を御説明申し上げます。  従来の食品衛生行政の重大な欠陥は、一口でこれを言うならば、国民の生命と健康の尊重という最も大事なことが行政の目的として認識されていなかったということであります。このため、食品衛生行政はその本来の目的から逸脱して、ややもすると食品メーカーにとって都合のよい運用を行なう結果になっています。  このようになった最大の原因は、現行食品衛生法の不備によるものであると思います。すなわち現行食品衛生法は飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止することを目的としているにすぎないので……

第63回国会 社会労働委員会 第20号(1970/05/12、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めにお尋ねをいたしたいのは、この国民年金法の改正でございますが、四十年以来、毎年のように改正されているという事実がございます。しかも、給付額がわずか百円アップという、そのつどこうした法律案の上程がございまして、また同時に、年金制度のあり方というものにつきましても、従来しばしば今後の展望を通じて論議がかわされてまいりました。  そこで、基本的な問題としてお尋ねしたいことは、なぜ毎年のようにこうして変えなければならないのかということであります。また、現在のその仕組みの中で根本的に改革をしていかなければならないという問題点も相当あるようでございます。そうした事実関係というものを背景と……

第63回国会 社会労働委員会 第21号(1970/05/13、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 一点か二点、確認の意味でお尋ねをしておきたいと思います。  ただいま、質疑を通じて伺っておりますと、またしても人の問題が出てまいりました。この人の問題の解決というのは、おそらく厚生省にとっては、多岐にわたる、また、抱えておる問題点で大きな分野を占めるものではなかろうかと、しみじみ先ほどから聞いておりまして感じました。どうも当局の御答弁を伺っておりますと、必ずしも人的確保の上で明確な今後の計画というものが策定されていない、そういう感じを受けるわけでございます。  先般、私、実はある病院を訪れました。その病院長さんから、いろんな貴重な御意見も伺いました。特に、出産の場合に、交換輸血を……

第63回国会 予算委員会 第22号(1970/04/17、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに総理にお尋ねいたします。  御承知のとおり、最近の国際世論の高まりの中には、国連の機能を強化すべきではないかということがございます。機構改革あるいは国連憲章の改正まで、そういうような意見がなされているやに聞いております。いまもお話がございましたように、政府としても国連中心主義を標榜する以上、この問題に真剣にお取り組みになっていらっしゃると思いますが、特にアジア地域における問題が山積しております。やはり、いままでもしばしばいろんな角度からいろんな人が申されておりますように、アジアの問題はアジア人の手で、こうしたことを踏まえて、やはり、アジア地域における国連のアジア極東地域本部……

第64回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1970/12/23、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回のコザの事件はまことに残念であったと思います。しかし、考えてみると、やはり起こるべくして起こったという背景を強く感ずるわけです。七二年に返還がきまったとはいうものの、あと一年といえば、短いといえば短い。しかし、やはりこの時間的な問題は決して短いものではないと思うのです。あるいは、こうして質疑をしているさなかにおいても、沖繩においては事件が起こっているかもしれない。そうして、繰り返し繰り返しそれが積み重なって、また今回と同じような事件が起きないという保証は全く考えられないというような、まことに緊迫した事態に到達したということをしみじみと思うわけであります。そこで、先ほど来から問……

第64回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1970/12/16、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 これはむしろ要望になるかもしれませんけれども、山中長官が今日まで当委員会を通じてしばしば言明されておりました中に、復帰にあたって、あらゆる分野にわたる問題を通しましてショックを起こさないと。いわゆる復帰ショックを起こさない、これが大前提である。これは、ここにおられる委員各位も全部了承しているはずであります。いま文部大臣とのやりとりを聞いておりますと、たいへん問題はやはりあるように私たちは強烈な印象を受けるわけであります。また、この「復帰要綱」を策定するその段階におきましても、特に教育委員制度の任命制あるいは公選制という問題をめぐって、非常にまだ結論が出ないとも伝えられております。……

第64回国会 社会労働委員会 第3号(1970/12/15、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回の改正法案の趣旨は、私どもよく読ましていただきまして、おおむね了解しているわけでありますが、要は自然公園法第一条の目的をさらに明確にしてその保護、また規制をはかっていこう、こういうことだろうと私は理解しておるわけであります。ところが今回のこの公害国会といわれている臨時国会におきましてたくさんの法律案が出まして、当委員会において近く審議の予定とされております廃棄物処理法案がまた出てくるわけでありますが、この中にも第十何条でしたか、清潔の保持ということについてございますね。一体そういうような中身とこの自然公園法の中身というものがどういうふうに調整されていくのか、またどういうふうに……

第64回国会 社会労働委員会 第4号(1970/12/16、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 毒物及び劇物取締法の一部を改正する法律案の中身を拝見いたしますと、主として運搬上における危険を防止するということで新たなる規制をここへ加えようと、このような趣旨のようでございます。当局の方々の説明を伺いましても、確かに最近運搬途上において事故が非常にふえている。しかも、それが地域住民に対して多大の被害といいますか、またそれに伴う影響があるということを伺っております。そこで、この毒物、劇物については非常に詳細にわたり別表一にその中身が述べられておりますけれども、専門家でない限りはそれがどういう一体成分であるのか、それがまき散らされた場合に、どういう被害を地域住民に与えるのかというよ……

第64回国会 社会労働委員会 第6号(1970/12/18、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 昨日相当長時間にわたって、しかも、こまかく問題点の指摘があったようでございますが、私、ちょうど中座しておりましたので、昨日の質問にできるだけ重複をしない、もし重複をするような場合がございますれば、これは再確認ということでお尋ねをするわけでございますので、その辺はひとつよろしく御了承いただきたい。  まず最初に申し上げたいことは、いままでの政府答弁を伺っておりますと、きまって出てくる話の中に、善処するということ、検討するという  こと、それから何とか各省とも相談の上――これはやむを得ないと思いますけれども、とにかく期待に沿うようにやっていきたい、まあ、結論としてはそういうことばしか……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1971/01/27、8期、公明党)【議会役職】

○理事(渋谷邦彦君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。  塚田委員長から委員長辞任の申し出がございますので、私が暫時委員長の職務を行ないます。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十二月二十八日小林武君、矢山有作君及び春日正一君が委員を辞任され、その補欠として喜屋武眞榮君、松井誠君及び渡辺武君が選任されました。  また、昨二十六日中村喜四郎君が委員を辞任され、その補欠として米田正文君が選任されました。
【次の発言】 それでは、これより委員長辞任の件についておはかりいたします。  先ほど申し上げましたように、塚田君から委員長辞任願いが提出されており……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1971/02/17、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいまの返還協定の経緯等についての質疑のやりとりを伺っておりますと、一体作業が進んでいるのだろうかどうなんだろうか、もし作業が、当初予想された日本政府の判断に従って円滑に進められているということならばまた別でしょうけれども、いろいろ協定調印の時期等が取りざたされておりますが、そうした時期を、一応いままで伝えられる時期というものから逆算してみた場合、はたして沖繩県民の要望するような事柄を十分織り込んでいけるのか、はたまた、それまでの間に政府としてはいろいろな具体的な項目について発表し得る時間的な余裕が十分あるのかという疑問がやはりぬぐい切れないという感じを受けるわけでございますけ……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1971/02/19、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 すでに昨年「復帰対策要綱」の第一次案が提出されておりますが、第二次案はいつごろ完了の予定でございますか。
【次の発言】 いずれにいたしましても、第三次分まで発表される。そういう作業がこれから進められるかどうか。いまの御答弁でよくわかりますが、沖繩県民としては、もうあと一年余というきわめて限られたその範囲内で一切のことを整理していかなければならないし、またそれに対する対応策というものも、県民自身の手によって考えていかなければならないということが残されているわけであります。したがいまして、拙速をとうとぶというわけではありませんけれども、できるだけ早い機会に、そうした点についての政府と……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1971/03/10、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいまいろいろな観点から御説明をいただきまして、たいへん御苦労されてこられたと想像するわけでありますが、先生がおっしゃっておりますように、兵器というものは絶対に安全性というものは保証できない。なるほど私もそう思います。いついかなる要素が加わってそれが爆発につながるかと想像するだに非常に危険だと、こう思うわけであります。今回おいでになられまして、いま申し上げたように、絶対安全ではないという一つの観点をどこにお求めになるか。たとえばいまのお話の途中でございましたように、知花弾薬庫は嘉手納空軍基地に隣接しておりまして、へたをすると、滑走を誤って機体もろともに弾薬庫にぶつかるかもしれな……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1971/03/19、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 今度の改正内容を見ますと、「通関業務が大幅に減少することが見込まれるに至った」と、こういうことが一つの要素になっているようでありますが、この背景はどうなんでしょうか。
【次の発言】 そこで貿易港としての資格というよりも条件がなくなるというお話でございますけれども、将来この沖繩の置かれた位置というものを考えてみた場合に、やはり国際港として、産業の発展の上からもそういう規模に移しかえていく必要があるのではないだろうか。那覇空港の問題も当然ございますけれども、那覇に、あるいはその他の地域でもけっこうだと私思うのでございますが、すでにフリーゾーン構想を意図されている長官としては、何らかの……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1971/03/26、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 まず最初にお尋ねしておきたいことは、第一次、第二次復帰要綱ができたわけでありますが、要綱である以上は、当然これに肉づけされた具体案というものがあるのだろうと思うのでありますが、その後の作業、そうしたものができたときに資料としていただけるかどうか。
【次の発言】 そこで、先ほども議論されておりましたが、今回の第二次要綱に当然盛られるべきはずであった国の出先機関の問題、税制の問題、言うなれば、これが一番大きな焦点であったろうと思うのですね。今回、いろいろな折衝、合意の段階でそれが得られなかったということで見送りになったわけでありますが、先ほどの御答弁を伺っておりましても、非常に複雑多……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1971/04/14、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 返還協定の問題に関連しまして、一部蒸し返す質問になる面もあるかもしれませんけれども、その点は御了解をいただきたいと思います。  初めに、いまずっと質疑を伺っておりますと、協定の内容そのものについては実質的にもうでき上がっている。ただ、文言の修正を待てば一切終了という、そういう印象を受けたわけであります。しかし、最近の折衝状況というものを新聞報道等によってうかがいますと、やはり一まつの不安がぬぐい切れないという、何か、極論すれば、暗礁に乗り上げているのではないかというふうに感ずるわけであります。そのことによって調印の時期も大幅におくれるのではないだろうかというようなことが伝えられて……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号(1971/05/07、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 きょうは法律案の中身について若干と、それから調査事項について若干お尋ねをし、たいと思います。  先般も、ただいま審議されております中身については御質問申し上げましたけれども、もう一ぺんここで整理をしながら、そして問題点によっては繰り返しお尋ねをする点もあろうかと思いますけれども、その点お含みおきいただきましてお答えをいただきたい、このように思います。  沖縄における財政事情が非常に困難であることは、もういまさら申すまでもないことでありますけれども、それに伴って、昭和四十三年以来、財投をはじめとして援助が続けられてきております。ただ、われわれの実感として、確かに窮乏していると――こ……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第11号(1971/05/21、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 先日行なわれました連合審査会の際にもお尋ねをし、そして長官の御答弁をいただいた自衛隊移駐の段取りについて、県民の合意を得た上で行ないたい、こう申されたように記憶をいたしております。ならば、どういう方法で、いつ、そうした合意を得られるためのこれからスケジュールを組まれるのか。まず、その点からお伺いしてまいりたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、合意を得られる前に、自衛隊が移駐して具体的な活動、またいろんな災害救助訓練ということを行なうと理解してよろしいですか。
【次の発言】 ちょっとすりかえられてしまったような感がするんですが、その関係先の方々のいろんな意見を聴取しながら合……

第65回国会 外務委員会 第9号(1971/03/25、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 限られた時間でございますので、確認の意味で二、三お尋ねをしておきたいと思いますが、一つは去る十五日の予算委員会におきまして、外務大臣の御答弁の中で、中国本土と台湾との間に紛争が生じた場合には集団的自衛権を発動すると、そういう意味のことの発言があったわけでございます。そうなりますと、今後沖繩返還に伴いまして、そういう事態が引き起こった場合に、米軍がいわゆる米華相互防衛条約によって出撃することが非常に可能になってくる。こういうふうに判断されるわけでありますけれども、その点について外務大臣の御答弁を求めたいと思います。いま申し上げたことは、確かにそのとおり参議院予算委員会において政府の……

第65回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号(1971/03/16、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 これからお尋ねしようとする問題は、あるいは前回の委員会で質疑があったかと思いますけれども、締めくくりのつもりで申し上げてみたいと思います。  第一点は選挙制度審議会のあり方という問題でありますが、もうすでに、申すまでもなく、選挙制度調査会が第七次まで、そして選挙制度審議会に至りましてからも現在第七次、合計十四年間の間を経過したわけであります。そうして、部分的には審議会の答申を尊重して若干の法律改正というものも行なわれたことがございました。しかし、最も基本とする問題点につきましては、依然として今日までその課題が残されたままである。これが実情だろうと私は思うのであります。今後、審議会……

第65回国会 社会労働委員会 第3号(1971/02/16、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 これからお尋ねしようと思いますのは、保険医の不正請求の件であります。この件は、もう何回となく国会においてもきびしい批判を受け、そしてまた世論としてもたいへんこうした問題に対してきびしい追及がなされました。しかし、現状は一向に解決されていない。最近またまた社会問題としてこれがクローズアップされてきて、しかも健康保険法の改正とからみまして一体どうなっていくんだろうか、そういう問題が前面に横たわっておることは見のがせない事実であります。  そこで、どうしてこうした問題があとを断たないのか、一方においては不正請求があり、一方においては患者負担の保険料をふやさなければならない、まことに相矛……

第65回国会 社会労働委員会 第4号(1971/02/18、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 非常に時間が限られておりますので、一、二お尋ねをしたいと思いますが、最近の公害の多発現象に伴いまして、いろいろな影響というものがございます。従来、この関係を見てみますと、企業外の影響というものが重視される傾向にありましたが、やはり一方、企業内に働く労働者の健康というものが一番身近かな課題として解決を迫られる場合が非常に多くなってくるのではないだろうかということであります。  そこで最近、安中の問題といい、四日市の問題といい、まあ日本国、あるいは全島公害列島といわれるくらいの状況に現在追い詰められているわけでありますが、特に毒性を出す工場に従事している従業員のいわゆる健康管理につい……

第65回国会 社会労働委員会 第5号(1971/02/23、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま議題となりました社会保障基本法案について提案理由並びに内容の概要を申し上げます。  わが国の経済成長は年々増加の傾向をたどり、国民総生産では世界第三位に成長し、本年も一二%を大きく上回っていることは御承知のとおりであります。  日本経済は表面的には大型になり繁栄する経済社会を現出してきておりますが、しかし他面一人当たりの年間国民所得は第十六位という状態にあり、この大きな格差は歴代自民党内閣の責任であり、政治の貧困を如実に物語っているといえるのであります。  さらに社会保障の問題については、昭和三十七年八月、総理大臣の諮問機関である社会保障制度審議会は「社会保障制度の総合調……

第65回国会 社会労働委員会 第6号(1971/03/10、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま議題となりました母子保健法の一部改正案についてその提案理由と概要について御説明申し上げます。  わが国の母子保健活動は、昭和二十三年の児童福祉法によって実施されてまいりました。  しかしながら、母子保健対策は、母子一体の体系のもとに進めることが、母子保健水準の向上のため、最も必要であるという観点に立って、昭和四十年第四十九国会において母子保健法が制定されたことは、御承知のとおりであります。  このような母子保健対策の推進により、わが国の母子保健の現状は、一歩前進を示しておりますが、いまだ改善しなければならない点が少なくないのであります。  すなわち、先進諸国に比べて、わが……

第65回国会 社会労働委員会 第7号(1971/03/16、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 提案理由の説明の中にも明記されておりますように、矯正可能な児童が全国で約四十万人というふうに推定されている。ところが、先ほどの説明を伺っておりましても、当面養成される視能訓練士は約二千名、こうなりますと、約二百人について一人というぐあいで、はたしてせっかくのこの法律の精神というものが生かされるであろうかどうかという疑問が出てくるのでありますが、この点いかがでございましょうか。
【次の発言】 まあ、アメリカぐらいですと比較の対象になると思うんですが、フランスや何かその他の地域の国々については、これはもう人口が全然わが国と違うわけでありますから、これは比較するほうが間違いではないかと……

第65回国会 社会労働委員会 第8号(1971/03/23、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 この件に関する需要と供給の問題でありますけれども、いまも話がありましたように、供給の面ではおそらく絶対量が足りない、これが前提になったのと、それからもう一つ専門的な、ともあれオーソライズされた資格を持った人でないと非常に危険が伴うというような着想に基づいて、今回の三年間の延期というふうな段取りになったのであろうと判断されるわけでありますが、はたして三年間延長して、その後の対策というものも十分に講じられるものかどうか、この点いかがでしょうか。
【次の発言】 現状として供給の面を考えた場合に、どのくらい足りないと判断されていらっしゃいますか。

第65回国会 社会労働委員会 第9号(1971/03/25、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま議題となりました最低賃金法案につき、提案者を代表いたしまして、提案理由並びに内容の概要を御説明申し上げます。  申すまでもなく、国家が強制力をもって賃金の最低限を規定する労働者保護の立法、すなわち最低賃金制は、近代国家に不可欠の制度であります。ゆえに、ILO二六号条約、最低賃金決定制度の設立に関する条約は、一九二八年のILO総会で採択されて以来、七十六カ国が批准を終了しております。  わが国は、先進工業国として大きな躍進を遂げながら、いまだにこれが批准されておりませんが、これは政府の労働政策の重大な欠陥と言わざるを得ません。近代産業国家においては、いかなる労働者に対しても……

第65回国会 社会労働委員会 第10号(1971/04/20、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 この種の法律改正が上程されるたびごとに思いますことは、まあ戦後二十六年といわれておりますけれども、いまだに戦後が終わっていないという、そういう印象を非常に強く持つわけであります。もうすでに衆議院の社会労働委員会でも、何回か繰り返しこの種の問題の議論がなされてまいりまして、やっといろいろないままでネックになっていた問題が是正されつつあるとはいうものの、やはりこの当事者にとってみれば不満が解消されないという、そういう国民的な感情が残っていくだろうと思うのであります。そこで一体こうした問題の今後の処理というものは、めどを置くということも非常にむずかしいだろうと思いますが、しかし、もっと……

第65回国会 社会労働委員会 第11号(1971/04/22、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 ここに、一番最初の労働省でつくった案と今回提出された案と二つあるわけです。これを比較いたしますと、いまずっと質疑を聞いても、なるほどなと実感をもって味わったことは、極論すれば、これは骨抜きだと、こういう判断がなされると思うんです。で、私は、当初この案をつくったときには、なかなか労働省にも知恵者がいるなと思ったんです。にもかかわらず、なぜこんなふうに一体骨抜きになっちゃったのか。結局、いい着想を持ちながら、そしてまた、前向きで、労働者の、いわゆる勤労者のことを考えていこう、保護するために考えていこうという熱意が全然今回のつくり直された案には見られない。先ほどもちょっとその経過につい……

第65回国会 社会労働委員会 第12号(1971/05/06、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 最後の労働大臣の答弁によって締めくくりのような感じを受けるわけです。今後の展望を通じて、せっかく制定されようとしているこの制度を何とか希望あるものにしていきたいと、そうしていただかなければこの法律の精神にもとるということは言うまでもないわけであります。確かにこのアイデアと申しますか、西ドイツの先例にならったとはいうものの、非常に興味あるものであろうとは私も思います。しかし残念なことには、いままでの政府答弁をずっと伺ってみる限りにおいては、はたして勤労者の方々が、しめた、おれもいよいよ家を持つことができるかという、その希望まではとうてい近づけない、これが結論だろうと私思うのです。 ……

第65回国会 社会労働委員会 第13号(1971/05/13、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 きょうは、衆議院の本会議等があって、相当時間が限定されておりますので、大まかな点についてお尋ねをしておきたいと思います。  申すまでもなく、昨今非常に求人難というものが社会的課題として俎上にのっております。しかしこれはあくまでも若年労働者を対象とした問題であって、やはり高度経済成長のひずみというものが、今日失業というきわめて社会的不安というものを醸成するような要素も一方においては残されておる。しかも老人人口の逐年増加に伴って、おそらくこの十年間には相当その範囲が広がるであろうと推定されているわけであります。先ほども質疑応答の中にあったようでございますけれども、まず非常に大きな問題……

第65回国会 社会労働委員会 第14号(1971/05/18、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 いままで質疑応答がございました点については、できるだけ重複を避けたいと思います。  先般行なわれました委員会におきましての私の質問をもう一ぺん整理をしながらお尋ねをしてまいりたいと思います。  今後の日本の失業状態の推移というものについての展望を伺ったわけでありますけれども、大臣の御答弁には、経済の安定とともに失業の数が逐年減るであろうと、こういう意味のことを伺ったように記憶しております。しかし、実際問題としては逐年増加するかあるいは現状維持と、一向に減らないというようなことが、これからの高度経済成長のひずみとともに、むしろますますそれが深刻化する、そういうことが想像できるわけで……

第65回国会 社会労働委員会 第15号(1971/05/19、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 主計官が間もなく衆議院のほうにいらっしゃるそうですから、関連で確認しておきたいと思います。先ほどフローとストックのお話がございましたが、ヨーロッパと比較してみた場合、相当格差がございますが、なかんづくストックが非常にいままで足りなかったというお話がございましたけれども、その辺は、いまこまかい数字はけっこうです、概数でこういうふうに格差があったのだ、こういうお答えをいただければけっこうです。アフリカなんかもひとつ例にして比較をして。
【次の発言】 いままで、たいへんこまかくまた法案そのものについても質疑応答がございました。むしろ総ざらいと言ってもいいかもしれません。したがいまして、……

第65回国会 社会労働委員会 第16号(1971/05/20、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 厚生年金等の改正をめぐるたびごとに、議論の焦点というものはおのずからしぼられて、常に繰り返されてきたような感を深めます。また、昨年閉会中におきましても、おりに触れ論議されてまいりました。結局、繰り返されるということをいま静かに振り返ってみますと、諸般のやはりこの条件というものが一向に改善されない。これはまあ極端な言い方かもしれません。そういうところに背景があるように感じてならないわけであります。したがって、いまも政府の答弁をずっと聞いておりますと、はたしてこれで前進したのだろうかと、またこれからも前進するだけの用意があるのだろうかという疑問を抱くわけであります。いま細部にわたって……

第65回国会 予算委員会 第12号(1971/03/12、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 昨日、ニクソン大統領が日本繊維業界の自主規制に対しまして、受け入れることはできないと、このような声明を発表されましたが、その経過と、その事実関係について御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 昨日の外務委員会におきまして、愛知外務大臣は、業界の自主規制を通じてのこの維繊問題の解決は期待できると、このような御答弁があった由でございますが、その辺の見通しの誤りはどうして起こったのか、その原因についてお尋ねをしたい。
【次の発言】 今回の大統領の声明は、私ども国民としてもたいへん遺憾であったと、なぜならば、日本の繊維業界においても、いろいろな事情はあったにせよ、ともあれ自主規制……


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1971/07/24、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 いま島田長官の答弁を伺っておりますと、調査中である。これは第六十五通常国会におきましても当委員会で別な角度から尋ねたことがございました。沖縄臨時国会が迫まっております。一体いつ完了するのか。そしてそこに自信のある回答が得られるものなのかどうなのか。現在の進捗状況と、そしてどういう点がネックになっているのか、その点をあらためて御答弁いただきたい。
【次の発言】 いま、批准国会が終わってから具体的に進めていきたい、こうおっしゃった。それでいいのかどうなのかということが非常に疑問ですね。批准国会はその意味においても非常に論争を呼ぶといわれる。むしろ批准国会前にあらあらの結論を出すのが当……

第66回国会 外務委員会 第1号(1971/07/23、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 限定された時間の範囲で、十分意を尽くせないと思いますが、きょうは今後の議論のきっかけとして二、三お尋ねしておきたい、こう思います。したがって、項目的にお尋ねするようになろうかと思いますが、まず初めに、報道されたところによりますと、カナダの進歩党党首のスタンフィールドさんですか、昨日の朝、総理と会見された、いわゆる総理の訪中に対して総理から要請があった、このように聞いておりますが、その事実があるかどうなのか。もし、事実だとするならば、どういう内容を示されたのか。この点、いかがですか。
【次の発言】 そうしますと、そう積極的な――いままで衆参両院の答弁を聞いておりますと、結論的には総……

第66回国会 外務委員会 閉会後第1号(1971/09/02、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 先ほど来からいろいろな質疑応答をお伺いもいたし、また冒頭に大臣はきわめて短い所信の一端を述べられたわけですが、何といっても、山積するもろもろの外交問題の中で日中関係の解決ということがやはり相当大きなウエートを持っている。大臣御自身もたいへん意欲的には何とか前向きに取り組んでいきたい、そういう印象を受けたわけです。その点ではまことにけっこうだと思うのでありますが、ただ、答弁をずっと伺って私なりに整理もし考えたことは、いままでも佐藤さんが本会議なりあるいは予算委員会等で述べられた中国に対する基本的な姿勢というものはいささかもくずれていない。そういうことを踏まえてはたしてこれから日中の……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第2号(1971/12/08、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 いよいよ沖繩の復帰も間近に迫ったわけでありますが、総理自身もしばしば繰り返し沖繩返還についての抱負を述べられてまいりました。きょうは、いままでいろいろと論議された中から私なりに整理をし、また言い違い、聞き違いということもあるだろうと思います、そうしたことをまとめてきょうは確認を含みながらお尋ねをしてまいりたい。このように思いますので、その点を踏まえて明確に御答弁をいただきたいと、このように思うわけであります。  せっかくの政府の努力にもかかわらず、実際取りかわされたこの返還協定をめぐりましていろんな角度から、あるいは討議の過程を経て、どうしても納得がいかない。特に沖繩県民の方々に……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第7号(1971/12/16、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 きょうお尋ねいたしたいところは少々こまかくなるかもしれませんけれども、それをお含み置きの上ひとつ御答弁をいただきたいと、こう思います。  まず第一点は、A表、B表、C表という一つの取りきめがもうすでになされておりますけれども、このA表の中に盛られた地域あるいは個所というものは、将来変更があるのかないのか、そしてまた同時に、現在もうすでに確定されていると思われる八十八カ所についてはそのとおりなのかどうなのか、まず、その点からお伺いしたいと思います。いかがでございましょう。
【次の発言】 私どもが調べた範囲では、はたしてこのA表の中に含まれるのかどうなのかといういわゆる疑惑の点ですね……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第8号(1971/12/22、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 ちょっと関連。  局長、琉政から米軍側に申し入れましたね、その結論はどうなっているか、それが一つ。  それから外務大臣、今後そういう事故が起きないように政治的配慮は十分講じられておるのかどうか。
【次の発言】 米側の回答はどうです、米側は。
【次の発言】 いや、そうじゃなくて、今後そういうことがないように善処すると言ったのかどうなのか。
【次の発言】 ちょっと、大胆、どうなんですか、ちょっと聞きたいと思います。

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1972/02/01、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) 一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま、皆さま方の御推挙をちょうだいいたしまして、委員長に選任されました。たいへん光栄に存じます。微力でございますけれども、今後皆さま方の御指導、御鞭撻をいただきまして職責を全ういたしたいと存じておりますので、何ぶんよろしくお願いを申し上げたいと思います。(拍手)  本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十四分散会

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1972/03/10、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  理事の辞任につきましておはかりいたします。  大矢正君から、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定さしていただきます。  この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは、理事に辻一彦君を指名いたします。

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1972/03/24、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  まず、参考人の出席要求に関する件についておはかり申し上げたいと思います。  本日、科学技術振興対策樹立に関する調査のため、原子炉安全専門審査会委員宮永一郎君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  なお、手続等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  この際、参考人の方に一言ごあい……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1972/05/26、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  委員の異動に伴い、本委員会の理事が一名欠員になっておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に長田裕二君を指名いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  この際、木内科学技術庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。木内長官。

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1972/06/02、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  委員の異動に伴い、本委員会の理事が一名欠員になっておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは、理事に平島敏夫君を指名いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  まず、原子力の平和利用における国際協力のための日本国とオーストラリア連邦政府及び日本国とフランス共和国政府との間の両協定の締結に関し、交渉……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1972/06/07、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  連合審査会に関する件についておはかりいたします。  原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とオーストラリア連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、及び、原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とフランス共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件に関し、外務委員会に対し連合審査会の開会を申し入れることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ご……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1972/06/16、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についておはかりいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、閉会中の委員派遣に関する件についておはかりいたします。  科学……

第68回国会 外務委員会 第3号(1972/03/14、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 本論に入ります前に、いま西村委員との質疑応答を伺っておりまして、全然あの当時の新聞の内容を御存じない方でありましても、少なくともいまのやりとりをお聞きしておる範囲におきましては、どうもふに落ちないという印象を受けるのは私一人ばかりではないと思います。天下の新聞が何もかも、いま情文局長の言われた事柄について、全然違った報道の記事を掲載されたというふうには私も考えたくありませんし、また、それについても局長自身の釈明がこれまた釈然としない。ここらあたりも、やはりこの中国問題をめぐりまして、外務省自体のそういう取り組み方というものはたいへん問題ではないか。  そこで私は福田大臣にお聞きし……

第68回国会 外務委員会 第4号(1972/03/16、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 先ほど航空委員の問題について、今回非常に残念だけれども落選したという御説明がありましたね。航空委員のあり方については非常に重要である。これは先ほど説明のとおり。ただ森委員も指摘しておりましたように、やはりこの種の航空委員といえども非常に重要視していただきたいということ、その観点に立って次の機会には絶対当選できるという、そういう確信が日本としてはあるんですか。これは、むしろあなたに聞いたほうがいいかもしれないな。
【次の発言】 その具体的な方法はどういう手順を踏んでそういう可能性というものを見出せるか。
【次の発言】 その点については、やはり外交折衝というか、それは確かに言われたと……

第68回国会 外務委員会 第5号(1972/03/21、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 昨日「中国政策めぐる内幕」というタイトルで田川議員の報告書が公表されました。この内容を一つ一つきょうここで確認をし御回答を求めるという時間はあまりに少のうございますので、一点だけその問題についてお伺いしたいことは、田川氏と保利幹事長との間に前後五回にわたって秘密会談なるものが設けられた。そうした話し合いの中で、特に最も問題とすべき事柄に触れておりますのがございます。それは北京政府の唯一合法性と台湾は中国領土の一部など、中国の求めている復交原則を明確に是認する発言を保利幹事長はしております。この点については、この秘密会談、漏れたから発表したというふうな、そういうニュアンスの受け取り……

第68回国会 外務委員会 第6号(1972/03/23、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 前回に引き続いて中国問題を中心に、いままでの福田さんの答弁を整理しながら、不鮮明な点を確認しつつお尋ねをしたいと思いますが、まず一つは、福田さん御自身が何とか日中国交正常化への手がかりをつかもうとしてアヒル外交というようなこともお考えになっておられ、その一環としていろんな人を通じて非公式に接触を続けてこられた。前回は非常に明確さを欠いた点の一つとして、その結果中国側はどういう一体反応を示したのか、その反応をどうとらまえて今後さらにどういう方針に立ってその接触を詰めていくか、まずこの問題からお願いをしたいと思います。
【次の発言】 伺っておりますと、まず第一点は、従来の中国側の基本……

第68回国会 外務委員会 第8号(1972/05/11、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 この国際交流基金という名称の問題については、いまもいろいろ話のやりとりがあったわけですが、文化というたいへん幅の広い、また奥行きの深い問題で、いまそれをあらためて議論しようとは思わない。ただ、いままで、決して忘れていたわけではないでしょうけれども、外国との交流をひんぱんにやりながら、そしてお互いの国のいい文化の事業を、またそれを通じて世界平和の足がかりというような考え方にもつながるだろう。その意味においては、むしろおそきに失したんじゃないかという印象すら受けるわけです。ともあれ、そういう突破口としての足がかりができた。これからせっかくできたこの基金をどう運営するか、これがやはり先……

第68回国会 外務委員会 第10号(1972/05/23、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 事前協議の問題については、だいぶ前から議論の焦点になって今日を迎えておるわけですが、先ほど来の質疑応答を伺っておりましても、霧が晴れないという、そういう疑惑を抱かざるを得ない。確かにこの事前協議の項目は明確にされていますけれども、考えようによっては、その装備の重大な変更についても、これはなるほど核ということにも集約されるでしょうけれども、その他最近の戦闘兵器というものを考えた場合に、機能的に五年前、十年前と全然違うという破壊力を持っているものがたくさんございます。当然拡大解釈をすれば、そういうものまで全部含めてしかるべきじゃないかという問題もございましょう。これから一々いままで米……

第68回国会 外務委員会 第11号(1972/05/25、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 まあ大体議論も尽きた感がありますが、私は、先回に引き続いてもう一ぺん整理をして一、二点申し上げたい。すなわち、この趣旨についてはおそきに失したけれども、大いに積極的に推進すべきであるということに私どもも異論はありません。ただ、この種の機関というものは、政府にいたしましても、あるいは政府関係機関というもの、趣旨まことにけっこうでありますけれども、その運営にあたってまことにうしろ向きになる、そういう危険性というか、そういう可能性がしばしばあるわけです。日本は、PRについては最もへたくそだという定評があるわけです。そうした点についていろいろとこれから運営審議会ですか、そういうものも設け……

第68回国会 外務委員会 第12号(1972/05/30、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 最初に環境庁にお伺いしておきたいと思うのですが、渡り鳥白書、これによると昭和十八年、例をガン類にとってみた場合でも、当時百四十八カ所ですか、六万二千三百、こういう数字が明確に記されたのが出ております。ところが昨年の統計によりますと二十七カ所、五千六十羽、えらい激減しているわけですね。いまも公害問題を通して鳥獣類の被害ということについて質疑があったわけですけれども、いまガン類を一例にとって見てもこういう状況、これは一体どういう理由によるのか、非常に激減している。そこらあたりから説明して下さい。
【次の発言】 一般論からおっしゃったのだろうと思いますがね、これは具体的な理由があるんじ……

第68回国会 外務委員会 第13号(1972/06/01、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回の不祥事、われわれ日本人にとってきわめて残念と言わざるを得ないことは先ほども述べられたとおりでありますが、こうした日本の社会環境の中にそういう土壌があるということ、これはまた別の機会に究明されていかなければならない問題かと私は思います。事件の真相がわかりませんので、これからどういう対応策をとるのかという点については、これからの課題になっていくんだろう、こう思います。ただ、やはりこの信用失墜ということはぬぐい切れない事実だと思います。これはメイア首相が、対日関係というものはこの事件を通じて阻害されるものではないという言明をなさっているようであります。われわれにとってはたいへんけ……

第68回国会 外務委員会 第14号(1972/06/06、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 昨年の六月ごろから現在にかけてこの一年間、外交上の問題としてもいろいろ変化に富んだ激動の時期ではなかったかと、こう思います。おそらくこの間において政府自身もショックを受けたこともございましたでしょうし、のみならず、国民全体がいろいろな意味で戸惑いを生じたということもなきにしもあらずというふうに理解されるわけであります。どうしてそういうような、まあ極端な言い方をすれば、たいへん失礼かもしれませんけれども、日本の外交というのは継ぎはぎだらけの外交をやっているんじゃないかというような誤解――まあ誤解とあえて申し上げておきましょう――誤解すらも受けるような状態に置かれているんじゃないか。……

第68回国会 外務委員会 第15号(1972/06/08、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 いまいろいろ審議されております法律案に関係がないかと思いますけれども、関連がありますので、この機会にお尋ねをしておきたいと思うんですが、一つは現在の在外公館とその陣容ですね。これで十分外交上の機能というものが発揮できるのかどうなのかということから伺いたいと思います。
【次の発言】 私が承知しております現在の外務省の員数ですか、これが二千七百名中本省が千五百、それから在外が千二百、この千二百のうちに、各省から出向しているのが二百と、こういうふうに伺っておりますけれども、間違いはございませんか。
【次の発言】 いまお話がありましたように、確かにアフリカなどを中心とした国々の場合に、き……

第68回国会 外務委員会 第16号(1972/06/12、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 まず最初にお尋ねをしておきたいのは、この協定によって今後具体的にどういう話し合いとか、それから行動が予想されるのかという点からまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 この協定の中で文言の上から言った場合に、特に「供給された情報、資材、設備」云々とこうあります。これから特に一番大事だと思うのは情報関係の収集、これが一番大事だと思うのですが、こうした問題がこれから具体的にどういうふうに定期的に会合を持った際に情報を収集するのか、あるいは必要に応じてそのいろいろな情報の交換をするのかということですね。この協定そのものを生かそうとすれば、ただ協定をつくった、実際行動は少しも行なわれ……

第68回国会 外務委員会 第17号(1972/06/16、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 今度のキャセイ航空の墜落事故で私も初めて発見したことは、香港からベトナムの上空を飛んでシンガポールからバンコクを通って入る。これは常識的に考えても、地図の上からはなるほどこれは経費節約の上で、もうできるだけその直線コースを通ると。これは当然そうだと。しかし事が人命に関する限りにおいては、しかもそれが外国で起こると。結局外国で起これば窓口はどうしても外務省になるわけですから。  それで、今度の遺体収容にいたしましても、しかも一番激戦地に近いところに落っこつちゃったということで、非常に困難をきわめているということが伝えられております。こうなったんではもうあとの祭りでございまして、はた……

第69回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1972/07/06、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいま皆さん方の御推挙により、引き続き、委員長の重責をになわさしていただくことになりました。微力でございますけれども、諸先生方の格別のお力添えをいただきまして、遅滞ない運営をはかってまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行ないます。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは、理事に津島文治君、平島敏夫君、辻一彦君及び矢追秀彦君を指名いたし……

第69回国会 科学技術振興対策特別委員会 閉会後第1号(1972/10/24、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る七月十九日、平島敏夫君及び長田裕二君が委員を辞任され、その補欠として船田譲君及び大森久司君が選任されました。
【次の発言】 委員の異動に伴い、理事が一名欠けておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に大谷藤之助君を指名いたします。

第69回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1972/07/12、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  この際、中曽根科学技術庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。中曽根長官。
【次の発言】 継続調査要求に関する件についておはかりいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第69回国会 外務委員会 閉会後第1号(1972/08/22、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めにお伺いしたいことは、近く予定されております田中さんの訪米、これに関連してキッシンジャーの来日があったわけでありますが、まあ言うなれば、事前の根回しを十分にするという配慮もあったかと判断されるわけであります。おそらく田中さんが訪米されるに当たりまして、まずわれわれが一般的に、というより、常識的に判断できるという問題点は、やはり何といっても日中国交正常化に伴う諸問題、もちろん経済問題もございましょうけれども、力点からいえばやはり日中問題であろう、こういうふうに思えるわけであります。  で、訪米に当たって、まずわれわれなりにその――これは憶測の域を少しも脱しないわけですけれども、……

第69回国会 交通安全対策特別委員会 閉会後第1号(1972/09/28、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 関連。  この地下鉄の架設につきまして、最近都市部においては高架にする傾向が見られておる。これは非常に好ましくない。好ましくない理由は、もちろん環境保全の理由もございます。特にベッドタウン地域に最近地下鉄が延びる傾向があります。私、地元が名古屋でございますが、八事、天白、日進町という地名がございます。そこへ通ずる距離が約二十二キロ、これをいま高架にしようというわけです。その理由は一体何かといえば、これは予算がないから、こういう理由になっています。予算がないからといって、それでは公害である騒音をまき散らしながらその辺の環境を阻害してもいいのか、こういう問題が出てまいります。まず、そ……

第70回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1972/10/27、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいま皆さま方の御推挙により、引き続いて委員長の重責をになうことになりました。はたはだ微力でございますが、皆さま方の一段のお力添えをいただきたく、また遅滞ない運営をはかってまいりたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行ないます。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に大谷藤之助君、津島文治君、辻一彦君及び矢追秀彦君を指名いたします。  本日はこれにて……

第70回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1972/11/13、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  委員の異動に伴い、理事が一名欠員になっておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、理事に辻一彦君を指名いたします。
【次の発言】 継続調査要求に関する件についておはかりいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会の場合においてもなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ご……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1972/12/22、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいま皆さま方の御推挙によりまして、引き続き、委員長の重責をになうことになりました。はなはだ微力でございますが、皆さま方の一段のお力ぞえをいただきまして、遅滞ない運営をはかってまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行ないます。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは理事に大谷藤之助君、津島文治君、辻一彦君及び矢追秀彦君を指名いたします。  本日はこれに……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1973/02/28、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る一月二十七日、加瀬完君及び小林武君が委員を辞任され、その補欠として和田静夫君及び上田哲君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  まず、前田科学技術庁長官から、科学技術振興のための基本施策について、その所信を聴取することといたします。前田長官。
【次の発言】 伊藤科学技術政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。伊藤政務次官。
【次の発言】 次に、昭和四十八年度科学技術庁関係予算について説明を聴取……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1973/04/20、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  質疑のおありの方は順次御発言願います。
【次の発言】 ただいま辻委員から要求のありました原子力安全審査にかかわる資料の提出について、政府側の確答をお願い申し上げたいと思います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 それでは速記を起こしてください。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本日はこれにて散会いたします。    午後三時五十分散会

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1973/06/15、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  議事に入りますに先立ちまして一言申し上げます。  本委員会理事として長くその職責を果たされました津島文治君が去る五月六日逝去されました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。  ここにつつしんで同君の長年にわたる御功績をしのび、各位とともに黙祷をして御冥福をお祈りいたしたいと存じます。  どうぞ御起立をお願いいたします。黙祷。
【次の発言】 黙祷を終わります。
【次の発言】 委員の異動に伴い、理事が二名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任は、先例により、委員長の指……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1973/06/22、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査のため、本日、東京都公害局企画部副参事池野多一郎君及び同衛生局医療福祉部公害保健課長長崎護君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  なお、手続等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1973/08/31、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日、上田哲君が委員を辞任され、その補欠として村田秀三君が選任されました。
【次の発言】 委員の異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、この際理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任は、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に矢追秀彦君を指名いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  御質疑のおありの方は、順次御発言願いま……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1973/09/07、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る八月三十一日、村田秀三君が委員を辞任され、その補欠として上田哲君が選任されました。  本日、森元治郎及び成瀬幡治君が委員を辞任され、その補欠として川村清一君及び瀬谷英行君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査のため、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  なお、その日時及び人選等につきましては、これを委員長に……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1973/09/14、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  本日は、まず、原子力の安全性及び原子炉の設置に係る公聴会制度に関し参考人の方々から御意見を聴取することといたします。  参考人の方々には、御多用中のところ、本委員会に御出席くださいまして、ありがとうございました。それぞれ御専門のお立場から忌憚のない御意見をお述べくださるようお願いいたします。  なお、時間の都合上、お一人十五分程度にお願いすることとし、その後各委員からの質疑の際十分お答えいただくようにお願いいたします。  それでは、まず、原子力発電株式会社……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1973/09/21、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  御質疑のおありの方は、順次御発言願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。  他に御発言もなければ、本日はこれにて散会いたします。    午後三時五分散会

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1973/09/26、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行ないます。  第二七四四号四国電力伊方原子力発電所の設置に伴う地元住民の不安解消に関する請願外四件を議題といたします。  先刻、理事会におきまして協議の結果、右請願五件はいずれも保留とすることに意見が一致しました。  理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についておはかりいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することと……

第71回国会 外務委員会 閉会後第1号(1973/11/08、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 金大中氏事件の解決については、大平さんはいままで一貫して筋の通った納得のいく解決をしたいということを繰り返し言明をされてまいりました。ところが、今回の外交的な折衝によって一応落着と、先ほどの御答弁の中にもございましたが、まことに歯切れの悪いというか、捜査当局のほうから見ましてもあと味の悪いという印象を残したようでございます。もちろん現在捜査は継続中である。日本側においても韓国側においてもそのような方法で進められている、まあこういうことでございます。しかし、いろんな客観的な要素というものを整理して総合して判断してみた場合に、これはもう当然今回の事件というものはあくまでも主権侵害に通……

第71回国会 外務委員会 第2号(1973/02/22、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 まず一つは、先日来日いたしましたキッシンジャー氏との会見が行なわれたわけですが、大平さんは記者会見の際に、おそらく差しつかえない範囲での言明をされたのだろうと私は思うのですけれども、やはりベトナム援助に対して日本がきわめて積極的な姿勢を示しているということを通じて、まあ日本にやはり協力方の要請があったという趣旨のことを記憶しているのでありますけれども、それ以外にどういうことが話し合われたのか、まだ公表できる段階じゃございませんか。
【次の発言】 いま最後の締めくくりのお話の中に、いま経過と結果については話をする自由を持っておりませんと、こうおっしゃったんでございますね、間違いござ……

第71回国会 外務委員会 第3号(1973/03/08、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに伺いたいのは中国問題です。けさ報道された中で、周恩来首相と、西園寺氏との会談内容がきわめて含みのある示唆に富んだ、そういうものであったという印象を強く受けておるわけですが、もうすでに外務省に対しても出先から、あるいは何らかの形で公電も入っておられるだろうと思うんですが、昨日の会談を通してはっきりされたことは、大型の訪日団、それがきまったということのようでございます。そのためには、いろんな、おそらく懇談的な雰囲気の中での話のやりとりでしょうから、思い切った話も出たかに受けとめられるわけです。その中の一つとして、羽田に直接行きたい、乗り入れをしたいと、こういう意味のことから、多……

第71回国会 外務委員会 第4号(1973/04/03、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 最初に、厚生省にお尋ねをしたいんですが、現在の麻薬中毒患者の実態について、概略でけっこうですから、御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 申すまでもなく、最近、ベトナム帰りの米兵が沖繩あるいは岩国基地あたりに相当多量とおぼしき麻薬の搬入があるんではないか、まあそれに関連すれば、当然麻薬患者の増加、こうしたことが、われわれしろうとでありますけれども、常識的に考えられる問題であり、また、特にいま申し上げたような、沖繩であるとか、岩国はそういう環境に置かれている。いまの数字ですと、たいへん激減していることはけっこうな傾向でありますけれども、その後全然ふえてないのか、そういう、いま……

第71回国会 外務委員会 第5号(1973/04/05、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに基本的な問題について確認をしておきたいわけでありますが、沖繩が復帰してからまだ時間的にも経過していない現状において、はたして海洋博を沖繩の現地において持つことが妥当であるかどうか。昨日も総務長官が予算委員会でそうした旨の答弁をされているようであります。また、中曾根さん自身も断固としてやるのだという政府の統一見解みたいなことをおっしゃっていた。しかし、私も何回となく現地へ参りまして、沖繩の素朴な、いま復帰後において立ち上がろうとしている県民の皆さん方の意向の中には、もっとしてもらいたいことがたくさんあるんではないかという問題、たとえば住宅の問題はもとより、これはまあ日本の本土……

第71回国会 外務委員会 第6号(1973/04/12、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 質問する前に、開発庁来ておりますか。
【次の発言】 前回、海洋博に関連した投機的な問題をお尋ねをいたしました。実は二、三日前も現地のほうから電話がありまして、土地の高騰がなかんずく著しいと。それが他の物価にはね返る影響というものもございましょうし、ひいては沖繩県民の生活の圧迫にもえらい影響を与える。この点を、政府の今後の取り組む姿勢についてきびしく追及、ということよりも、その対策を明確にしておいてもらいたいという要望があったわけです。それで、まず、本部の地域を中心とした、いわゆる海洋博に指定されている会場周辺の土地の買い占め、この実態がどうなっているのか、こまかいところまでは、い……

第71回国会 外務委員会 第7号(1973/04/17、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 それでは、まず第一にお尋ねをして確認をしておきたいと思いますのは、現在ココア調製品というものが輸入自由化になっておる。一方乳製品については、輸入の自由化は認められていないという問題がございまして、この調製品について国内の酪農業者にとっても非常に微妙な反応があるわけですね。まず調製品の問題について、当局としてはどこまでを一体調製品というのか、それからどこまでを乳製品というのか。なぜそういうきわめてとてつもないことを申し上げるかというと、乳製品の中にきわめて微量なココアが混入されてもそれを調製品として扱われる。乳製品ではなくて調製品として扱われる。そういうところに問題がありますので、……

第71回国会 外務委員会 第10号(1973/06/05、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 昨年、在外公館の件が議題になりましたときにお尋ねをしたわけでありますが、現状、在外公館における外務公務員の数がアンバランスの面もありましょうし、また、大使館によっては、非常にその数が少ないために、十分な機能が発揮できないということを御指摘申し上げたわけでございます。その点について、当時の福田さんは、できるだけそういう機能が麻痺するようなことのないように、十分配慮しながらそういう隘路については善処をすると、こういう御答弁があったように記憶をしております。その後、大使館の数もふえ、また、外務公務員のそれに伴う配置というものが、本省においても、最も効果的な活動ができるという、そういうこ……

第71回国会 外務委員会 第11号(1973/06/07、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めにアフリカ基金のことを伺い、次に国連憲章に関連する問題を若干お尋ねをしたいと思います。  いままでも、しばしば指摘されてまいりましたように、開発途上国におけるわが国の経済援助というものは、必ずしも受け入れ国にとってみれば信頼に足る、満足すべき状態ではなかったという、そういう評価があったわけであります。とりわけ、アフリカに対しては、その面のあり方というものが非常に顕著ではなかったか、こう思われます。たとえば一九七一年の資料に基づいて申し上げましても、これは二国間条約ということによって援助されたわけでありますが、地域を三つに分けて、アジア地域、ラテンアメリカ、アフリカ、こうなって……

第71回国会 外務委員会 第12号(1973/06/14、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 最初に日中問題を少しお尋ねをいたします。  昨年九月、せっかく大望の日中国交回復が樹立されましてから、自来約十カ月に及ぶわけでございますけれども、その後、一番急がれなければならない実務協定も遅々として進まない。このままでいきますと、平和条約締結という基本問題もさらに先に延びる可能性が出てくるんではないかということを心配するわけであります。つい数日前も自民党の川崎氏が周恩来氏と会談をした際に、非常にそのことを心配される向きの発言が周総理からなされていることも伝えられております。とりわけ、航空協定をはじめとするその他の協定について、非常に早期実現を期待しておりながら、日本のほうからの……

第71回国会 外務委員会 第14号(1973/06/21、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 まず初めに、現在わが国において電離放射線を扱っている業種、大別すると六種類ぐらいあるように言われております。その中で最も広範囲に、またひんぱんにこの業務に携っている実態を調べてみますと、第一位は医療従事者、第二位は工場関係、第三位は原子力関係、原子炉を操作する、それに関連する従事者というような順になっているようであります。特に、原子炉の場合には、原子力委員会等の報告にもございますように、従業者が逐年増加の一途をたどっていると、こういう状況でありますので、当然ILO百十五号に盛られておりますこの規定というものは、そのまま誠実に順守されていかなければなりませんでしょうし、また、その防……

第71回国会 外務委員会 第15号(1973/06/26、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 先ほども質疑の中にございましたが、今回のニクソン・ブレジネフ会談を通じまして調印されました核戦争防止協定、そのほか何件か協定があるようでございますが、こうした世界環境の急速な変化、いままでのむしろ冷戦構造というものから緊張緩和へと、そしてまた、米ソの急速な接近というものが今後新しい一つの方向を生み出すのではないか、そういう意味では大いに歓迎される今回の会談ではなかったかと、このように私どもも判断されるわけであります。こうした一連の今後の世界の動向というものを考えました場合に、やはり先ほども問題になりました、引っかかってくるのは日米安保条約、実際は形骸化されつつある、そういう状態で……

第71回国会 外務委員会 第17号(1973/07/03、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 前回に引き続きまして、きょうも、ただいま問題点になりました田中総理の外遊について若干お尋ね申し上げたいと思います。  ただいまも質疑を通して伺っていたわけでありますが、今月末訪米を予定をされておるわけでありますが、先ほどの御答弁を伺っておりましても、いろいろ問題が山積をしているというふうに判断されます。こうした山積される問題がとかくすると非常に解決がおくれている。特に経済関係についてもそのようなことが明確に言えるのではないだろうかと思います。まあこうしたところに何と申しますか、コミュニケーションギャップといいますか、これもいままでいろんな角度から指摘されているとおりでありますけれ……

第71回国会 外務委員会 第19号(1973/07/12、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 私は、これからお尋ねしようと思いますことは、エネルギー資源の確保については、日本の将来を左右する重大な課題であるという観点に立って少しく伺ってまいりたいと思います。  この問題については、すでに関係各委員会においても議論がなされてきた面もあろうかと思います。そうしたことを十分踏まえながら、まあおさらいをしながら、この際、今後の問題を通じて確認をしてまいりたい、こう思います。  これは、申すまでもないことでありますけれども、日本は資源国ではない、たいへん宿命的な問題を背負っているわけであります。しかし、一方、エネルギー問題については、年々その需要が増加して供給がもう追いつかない。今……

第71回国会 外務委員会 第20号(1973/07/17、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 これから伺いますことは、むしろ科学技術特別委員会で行なったほうがよろしいかと思いますけれども、せっかくこうした協定の改定が出た際に関連としてお尋ねをすることも意義があるであろうと、こういうことで若干補足的に伺っておきたいと思います。  いままでは一貫して、またきょうの答弁をずっと伺っておりましても、将来わが国のクリーンエネルギーの確保という問題については、原子力に最も大きな期待をかけなければならない。また、その方向で今後も進むであろう。と同時に、それに関連して、それに必要な濃縮ウランというものについての供給源はアメリカに依存する以外にはない。これがもう一貫した政府の考え方であろう……

第71回国会 外務委員会 第21号(1973/08/28、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回発生しました金大中事件、まあ一口に言うとまことに複雑怪奇といいますか、あるいは見方によっては起こるべくして起こった事件でもあるというような印象を強烈に受けざるを得ない。まことに残念でございます。いままでの質疑をずっと聞いておりまして、また、衆参法務委員会においての政府の答弁も読んでみました。一体この事件というものが早期に解決できるものなのか、あるいは真相がある程度輪郭がはっきりしたときには、それに相当の時間がかかって、世論の対象からはずされてしまうような、そういうことにもなるのではないだろうかと、われわれはわれわれなりの判断と憶測で、こういう感じを持つわけでございます。なるほ……

第71回国会 外務委員会 第22号(1973/08/30、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 私も金大中氏事件について若干触れさしていただきたいと思いますが、すでに事件発生以来三週間余りを経過しまして、この間、衆参両院においては、それぞれ当該委員会においていろんな角度からその究明と政府の対応策についてただされてまいりました。しかし、現時点において見る限り、何となく重苦しい空気というものがぬぐい切れない。そういう印象がきわめて強く映るわけであります。  先ほどもいろいろ質疑応答を伺っておりまして、やはり先日の外務委員会において行なわれた答弁以上のものは何も出ない。さてこれから一体見通しがあるのかないのか、それすらも確たるものはない。しかし大平さんとしては、何回かの御答弁の中……

第71回国会 外務委員会 第24号(1973/09/11、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 きのうの本会議、ただいまの質疑応答、きわめてじめじめした、見通しの暗い、そういう印象を強烈に受けるわけです。いま御答弁にもございましたように、ひょっとするとこれは持久戦に入っていくかもしれない、これが一点。あるいはそうなった場合に、日本政府としては、いままでのいろいろな固めた傍証から独自の判断を下すと、どちらかないような結論であったろうと私は思うのです。最近韓国の情勢は、大平さん御自身もいろいろな情報を入手されて検討をされておられると思いますが、その中には、次元の全く違う問題をマスコミ等を通じて提起をしながら、日本に対するいわゆる反日感情というものをあおり立てているということにな……

第71回国会 外務委員会 第25号(1973/09/18、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回発生しました金大中氏事件、これがいままで表面化していないときには、KCIAの動き等についてもさほど問題にされないままに今日まできたわけでございますけれども、しかし類似したような問題が先般もいろいろな角度から指摘されておりますように、実はずいぶんあったというようなことが言えるわけであります。ところで、そうした類似問題について、外務省でどのように掌握をされているかということについて一つお尋ねをしたい問題がございます。  伝えられるところによりますと、去る七月十六日付、韓国の文教相ですから日本の文部大臣でございますね、名による日本人教員招請に伴う協力依頼というのが韓国の各関係方面に……

第71回国会 外務委員会 第27号(1973/09/26、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 金大中事件について若干触れてあと別な問題に移りたいと思いますが、八月八日以来、約五十日にもうなんなんとしておりますし、国民感情としてもやり切れないというのが率直な印象であろうと、こう思います。  で、いま田委員からもいろんな角度から質疑が行なわれたわけでありますが、いままでの政府の答弁をずっと振り返って、私なりに整理してみた場合に、やはり非常にむずかしい、相当長期化の様相を帯びる、その解決の保証は何にもない、こういうことに結論がつけられるんではないだろうかという気がしてならないわけですね。いまも西ドイツの例が出されましたが、これは前回私もその点については、大平さんがまだアメリカへ……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1973/12/01、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいま皆さま方の御推挙によりまして、引き続き、委員長の重責をになうことになりました。はなはだ微力ではございますが、皆さま方の一段のお力添えをいただきまして、遅滞のない運営をはかってまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行ないます。  本委員会の理事の数は四名でございますが、都合により、本日は二名選任し、あと二名につきましては後日に譲ります。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1973/12/20、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十二月七日、鍋島直紹君及び船田譲君が委員を辞任され、その補欠として平泉渉君及び梶木又三君が、また、昨十九日、成瀬幡治君が委員を辞任され、その補欠として野々山一三君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 ただいまから欠員中の理事二名の選任を行ないます。  理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは理事に梶木又三君及び平泉渉君を指名いたします。

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1974/02/22、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) 次に、昭和四十九年度科学技術庁関係予算について説明を聴取いたします。片山科学技術庁長官官房長。
【次の発言】 本調査について御質疑のおありの方は順次御発言願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 午後一時再開することとし、休憩いたします。    午後零時三十五分休憩
【次の発言】 ただいまから科学技術振興対策特別委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、科学技術振興対策樹立に関する調査を議題といたします。  御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1974/05/31、9期、公明党)【議会役職】

○委員長(渋谷邦彦君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行ないます。  第一五六二号核融合の実用化促進に関する請願外二件を議題といたします。  先刻理事会におきまして協議の結果、右請願三件はいずれも保留とすることに意見が一致しました。理事会申し合わせどおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についておはかりいたします。  科学技術振興対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたした……

第72回国会 予算委員会 第13号(1974/03/20、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに放射性物質の排出についてお尋ねをしたいと思います。  横須賀市にある日本ニュークリア・フュエル会社といういわゆる核燃料加工施設がございますが、現在、どういう事業を行なっているか。
【次の発言】 最近ここを検査されましたか。
【次の発言】 この会社から報告された放射性物質の濃度がおそらく出ているだろうと思いますが、どのような報告が出ておりますか。
【次の発言】 いままで最も高かったという数値については、どういう報告がなされていますか。
【次の発言】 この分析の状況を拝見いたしますと、いままで問題になりました日本分析研、それから岡山衛生研究所、この二つの研究所によって明らかにさ……


11期(1977/07/10〜)

第81回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第1号(1977/09/22、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 防衛庁が今日まで戦闘機あるいはレーダーサイトの機材、そうした購入をめぐるに当たりまして、少なくともこの十年来いろいろ問題にされてきたと思います。たとえばF104の場合にいたしましても、私記憶は鮮明でありませんが、ダグラスからボーイングに変わる、最終的には性能的にはほとんど変わらない、にもかかわらず最も価格の高いロッキードに購入を決定すると、とかくそうした疑惑あるいはレーダーサイトに用いられるその機材にいたしましても、いろんな商社がそこに絡み合ってきた。どうしてもそういう国民に対する疑惑というものがぬぐい切れないままに今回のP3Cの導入という問題が起こったわけでございます。昭和四十……

第82回国会 外務委員会 第2号(1977/10/22、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 きょう用意しました本題に入ります前に、一つ確認をしておきたい問題がありますので、お尋ねをしたいと思います。  すでに予算委員会でも他党の議員の方がお触れになったようでありますけれども、最近世論をにぎわしている問題の中に、ベトナム難民の救済について、人道的な立場から考えても非常に日本のとる態度というものは好ましくないという、これはむしろ世界的な批判の世論というものが起こっていることが伝えられております。今日まで、特にこのベトナム難民に対する政府の取り組む考え方、将来に臨む方針というものはどのようになっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。

第82回国会 外務委員会 第3号(1977/10/25、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回の日ソ漁業暫定交渉は、恐らくわが国の外交史上過去においてその例を見ないくらいの大変重苦しい、忍耐を要求される、屈辱に満ちた、そういう交渉ではなかったろうかとわれわれは受けとめているわけでございますが、なるほど当事者の方々におかれましてはそのためにもずいぶん御苦労をなさったと、それはわれわれとしても高く評価をしております。しかし、いま申し上げたそういう経緯というものが、今回の交渉に当たって特に著しく表面に、日ソ外交交渉においてまことに顕著なそういう関係というものが浮き彫りにされたんじゃないかというふうに思いますが、いかがですか。

第82回国会 外務委員会 第4号(1977/10/27、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 これからお尋ねしたいと思いますことは、ただいま審議されております租税二つの条約、これに直接のかかわりあいはないとは思いますけれども、それに関連する問題として若干お尋ねをしたいと思っております。  先ほど午前中のやりとりの中でも、大蔵省の宮本課長さんの方からもちょっとお触れになりました多国籍企業の問題についてでございます。確かにこれ数年来にわかに世界じゅうの問題として脚光を浴びたわけでございますが、当時、鳩山さんは大蔵省の中枢におられてこうした問題についての取り組み方、今後の御方針というものを十分御検討もされ、また国連であるとかOECD等におきましても前の宮澤さんから恐らく引き継が……

第82回国会 外務委員会 第5号(1977/11/01、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 私は、これから中南米の移住問題についてお尋ねをしたいと思います。  戦後、移住が開始されて、特に昭和三十四年ごろをピークとして、現在、減少の一途をたどっているこの原因、背景それから現状についてどうなっているのか。
【次の発言】 いま御説明を伺いますと、昭和三十六年前後から高度経済成長が急速に展開されてきたわけですね。そうした事情とうらはらに、いまおっしゃられたような国内事情もこれあり、移住者の数が激減する方向をたどった、ただこれだけでございますか。
【次の発言】 私も私なりに特に関心を持ちながら、この移住問題をいままで見てきたつもりなんです。  で、一つは、外務省、あるいは従来の……

第82回国会 外務委員会 第7号(1977/11/17、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 昭和四十五年、核防条約署名に当たって、日本政府としては、三つの条件が満たされればという前提を表明されているわけでございます。言うまでもなく、一つは核軍縮の推進、第二点が非核保有国の安全保障、第三点が平和利用の平等性確保。こうした問題、しかも、その前後の核防条約署名に当たっての背景、経過、そういったことを政府としても情勢分析された結果、この三つの要件は満たされたものと、このように受けとめられて署名されたという経過があるようであります。  今回の臨時国会におきましても、福田さんは、特にこの核軍縮については大変意気込んだ表明をされておりますし、また、過般、鳩山さんが国連総会において演説……

第82回国会 外務委員会 第8号(1977/11/22、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 最初に、最近の国際情勢の激変、変化というものはかつてないほどの目まぐるしい様相を呈しているんではあるまいかと判断されます。したがいまして、それに対応できるような取り組みというものが外務省当局にとっても喫緊のことではなかろうかと思えてなりません。  つい先ごろも、外務省から機能的な働きを推進する一環として、できるだけ書類上の合理化であるとかを図っていきたいという御要請がございました。ごもっともだと思います、ただ、非常に危惧されますことは、特に先進国家と比較をした場合のわが国の外務省の現在の体制が非常に脆弱ではあるまいか。この委員会におきましても、しばしば対応の仕方が遅過ぎる、また慎……

第82回国会 物価等対策特別委員会 第1号(1977/10/03、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。

第82回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1977/10/26、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 関連。時間もありませんので、一つだけお伺いをしたいと思います。  いままで経企庁から出されるいろいろな消費者物価の動向、これを拝見いたしまして感じますことは、大体生鮮食料品が上がったときに物価が平均的に上がっている、こういうことだろうと思いますね。特に水産物につきましては非常に顕著なそういう動向を示す場合があるようでございます。先ほども御答弁の中にございましたように、最近の消費者物価の中では特に水産物が上がっていると。先般やはり当委員会の行政視察で鳥取、島根に行ってまいりました。そのときに非常に感じましたことは、やはり消費者物価を安定させるためには円滑な供給、これが必要であろうか……

第84回国会 外務委員会 第1号(1977/12/20、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 午前中の議論をまつまでもありませんけれども、長い日ソ漁業交渉というものを振り返ってみると、きわめて忍耐を要求される陰湿なそういう経過ではなかったろうか、こういうふうに思います。それだけにソビエト外交というものが大変強いとか弱いとかという、これはもう議論外の問題でありまして、果たして人間性というものをどこまで一体考えているんだろうというような基本的な問題までさかのぼらなければならない、あるいはその解決のめどというものもそこまでいかないと決着がつかないのじゃないかという印象すら受けるわけでございます。恐らく、この暫定協定をもとにした今後の日本の漁業というものは、相当、過酷なほどまでに……

第84回国会 外務委員会 閉会後第1号(1978/08/18、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 まず、本論に入ります前に、このたびの日中条約調印に当たりまして、大変な御苦労と努力をされました園田外務大臣に心からなる敬意を表したいと思います。  きょうは多くをお尋ねする時間もありませんので、今後の日本の将来的展望に立った大まかなことを若干お尋ねをさしていただきたいと思っております。  日本の将来にとっても非常に大きな重みを持つであろうこの日中条約は、非常に簡潔な中に、また一面から見るとバラエケィーに富んだそういう内容を持つものではなかろうかと受け取れるだけに、この条約そのものはその意味でも大事な成果であったろうと思います。アメリカを初めASEAN、あるいはソ連の衛星国家と言わ……

第84回国会 外務委員会 第2号(1978/02/16、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 ここ一週間来、衆議院の予算委員会あるいは外務委員会、当委員会、また記者クラブにおける総理の発言等を通じまして、多年の外交上の懸案であり政治的課題でありました日中条約の交渉への手がかりと申しますが、促進と申しますか、ようやくその道が開けようとしていることは大変喜ばしいと思うんであります。  先ほども答弁を伺っておりまして感じますことは、いままでいろんな議論のやりとりの中で、特に共同宣言に盛られた覇権条項というものが非常に検討に値するというような背景等もありまして、恐らく交渉への一つの障壁になってきたんではないかということをわれわれ印象として受けとめておったわけでありますが、実際は、……

第84回国会 外務委員会 第3号(1978/02/21、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 最初に、日中問題について再びお尋ねをいたしたいと思います。  午前中にも日中問題についての条約をめぐる質疑が取り交わされたわけでありますが、いままで繰り返し政府側の答弁を伺っておりまして、機が熟しているなという印象を受けますと同時に、福田総理自身が北京駐在の佐藤大使に対して新しい訓令を出した、にわかにあわただしさが加わってきたような印象を受けますし、この分だと、かねがね表明されてまいりましたように、早い時期に多年の懸案であった日中条約の締結へもうそう時間はかからぬだろう、こういうふうに受けとめることができるわけであります。  ただ、今後、予備折衝というんですか、大使と韓念竜外務次……

第84回国会 外務委員会 第4号(1978/02/28、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 委員長、一言。  先ほどからずっと御答弁を伺っていますと、一体、この機関は何をやるんだろうということがきわめて不鮮明なんですよね、はっきり申し上げますと。なるほど憲章ですから、具体的な実務については述べられていないのはやむを得ないといたします。目的の第三条をずっと読んでみると、大変耳ざわりのいい項目が並べられているわけです。具体的にこれを実行に移した場合に、どういうこれから経過があるんだろう、日本にとってどれだけのメリットがあるのか、そうした点が全然わからない。それで御答弁それ自体にも非常に不明確な点もあるわけです。  観光を振興して、その国の実情の理解を深からしめるということは……

第84回国会 外務委員会 第5号(1978/03/02、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回のWTO憲章承認に当たりまして、特に第三条の目的は、一見すると、大変理想論ではあるまいかというような印象を受ける内容が掲げられておりますが、しかし、これは理想ではなくして、あくまでも現実的な課題として乙の実現を強力に推進していかなければならない、このように思うわけでございます。いま伺っておりましても、確かに単なる観光という一目的にとどまらずに、広くは人類の平和というものに貢献する点を突き詰めてまいりますと、お互いの交流というものが何よりもそういった道を開くきっかけになるであろう、これは十分考えられる常識だろうと思います。歴史的な今日までの経過あるいは文化、社会的な仕組み、産業……

第84回国会 外務委員会 第7号(1978/03/23、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま議題となっておりますレコード著作権条約につきましては、特段の質疑がありません。せっかく時間を与えられておりますので、別件について若干この機会にお尋ねを申し上げたいと思いますので、御了承いただきたいと思います。  昨日、飯倉公館におきまして、政府首脳協議が日中問題を中心にして行われたことが伝えられております。ようやくエンジンがかかったといいましょうか、まさに機熟したという印象を強く私ども持っているわけでございます。すでに衆議院の内閣委員会におきまして、外務大臣の訪中の時期についてもいろいろ示唆が行われたようでございますが、ここまで煮詰まってきたその機会、これはもうやはり一つ……

第84回国会 外務委員会 第8号(1978/03/28、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 いまの問題に関連して、確認でお伺いをさせていただきたいと思います。  今回の事件は、もう遺憾という心情を通り越した状況ではなかったろうかと思います。で伝えられるところによりますと、アメリカの一流紙は一面トップでもって、今後日本の空港への乗り入れというものは考え直さなくちゃならぬという趣旨の報道がなされているということも聞いておりますし、特にパン・アメリカンあたりではその点を非常に憂慮しているということも伝えられ、急遽その対策に腐心をしているというようなことが言われております。  で、政府側としては、完全に修復がなされて就航まで約一カ月余りかかるのではあるまいかという見解の表明もあ……

第84回国会 外務委員会 第9号(1978/03/30、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 一昨日、当委員会におきまして、ただいま議題となっておりますPCTの趣旨説明が行われたわけであります。述べられておりますように、本件につきましては、将来展望を考えた場合でも、日本は宿命的とも言える技術立国としてこれから歩みを続けていかなければならない、当然だろうと私は思うんです。と同時に、今後の経済成長を考え、また科学技術の進歩というものを考えた場合に、特許の権利を保護するということは非常に重要な問題になるであろうし、また、それが阻害された場合に日本全体に及ぼす影響というものはきわめて脅威である、こういうことになることは常識的にも判断できる問題でございます。  ところが、そのような……

第84回国会 外務委員会 第10号(1978/04/04、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 本日は、本会議の都合もありまして、ただいま議題となっておりますILO百三十四号条約については次回の委員会に留保し、これから若干イラクの文化協定についてお尋ねを申し上げたいと存じます。  中東地域における接近の度合い、これはようやく近年と申し上げた方がよろしいと思うのでありますが、石油問題に絡んで交流が深められてきたという経過がございます。しかし、日本が平和憲法のもとで平和へ貢献できる度合いあるいは要素として考えられるものは、申すまでもなく、文化交流あるいは経済交流に尽きると言っても言い過ぎではない。それだけにこの文化交流の持つ意義というものは非常に大きいと私どもは理解をしているわ……

第84回国会 外務委員会 第11号(1978/04/06、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 十五分というきわめて限られた時間であれもこれもはとてもきょうは不可能でありますので、できるだけ焦点をしぼって確認を込めてお尋ねをしたいと思うんであります。  ILO百三十四号条約もさることながら、二日間にわたる委員会の審議の経過を伺っておりまして、国内法の整備についてこそむしろ急がなければならない、また、今後の運用の面でも相当問題が残されているんじゃないかという、こうした基本的な問題のめどがつかないままこの条約が批准されるということは非常に残念だと思うんですね。  どうも答弁を伺っておりましても、大変失礼な言い方ですけれども、歯切れがいいとは思えない。やはり現在の船員災害というも……

第84回国会 外務委員会 第12号(1978/04/11、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 最初に、本論へ入る前に、日中条約交渉の現状について若干お尋ねを申し上げたいと存じます。  一ころ、日中条約交渉へ向けての政府の意気込みも大変積極的な印象を私ども受けとめていたわけでございまして、非常に大きな期待感を持ったことも事実であります。にもかかわらず、その後潮が引くような状況で、あたかもデッドロックに乗り上げたんではないかという、そういう感じがしてなりません。もちろん、先般来しばしば問題にされました与党の中の調整というものに手間取っているということも挙げられましょう。ただ、外務大臣としては、先般、総理に対しても、このまま長引くようなことになれば、日中外交展開の上で非常にまず……

第84回国会 外務委員会 第13号(1978/04/13、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま議題となっております国際協力事業団法の一部を改正する法律案について若干お伺いしたいと思います。  もとより先進国の重要な役割りといいますのは、経済協力であり文化協力であろう、また、同時に、それが平和外交への基軸にならなければならないということは、これは常識だろうと思います。国際協力事業団の果たさなければならない責務というもの、使命というものは非常に大きいものかこれからもあろうかと存じます。法眼さんという大変外交のベテランと申しますか、幅の広い見識をお持ちになった方が総裁に就任されて四年、その事業団の内部の機構、また適正な人事の配置、それから、これからなさなければならない抱……

第84回国会 外務委員会 第15号(1978/04/18、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 このたび大変御苦労さまでした。  もういろいろな角度から今回の不幸な事件について議論が沸騰しているわけですが、いまもお話を伺っておりますと、故意か計画的かという問題が将来どういう解決への糸口になるのかどうなのかという感じがするんですが、偶発という問題は、これは常識的に考えましてわれわれとしてもちょっと判断しかねる、大変遺憾なこと。で二回、三回の侵犯もさることながら、百数十隻と大挙して、しかも船籍がみんなそれぞれ違う。これはもうどう見ても、何かこう意図があるんではないだろうか。  帰国直前、しかも、全体の会談の五分の一ぐらいしかこの話についてお触れにならなかったということで、そう詰……

第84回国会 外務委員会 第17号(1978/04/25、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま議題となっております案件につきましては、特段のことはございません。したがいまして、この機会に若干最近の問題についてお尋ねをしたいと思うんであります。  まず第一点は、先日、大変不幸な出来事、ソビエト領域内において起こった大韓航空機の事故でありますが、この事故が起こった際の出先の大使館の情報キャッチが非常におそかったというようなことで、いろいろ今後のあり方についても新しい問題提起がされたようでございます。非常に対照的なのがアメリカではなかったかと思うんですが、事件が発生した二十一日、大体午前七時ごろに日本の大使館としては情報をキャッチした。ところが、アメリカの場合にはすでに……

第84回国会 外務委員会 第18号(1978/04/27、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回、大変厳しい日ソ漁業交渉において大変な努力をされて、それなりの成果を持ち帰った農林大臣に対しまして私も敬意を表したいと思うわけでございます。  先ほど来からの質疑応答を伺っておりましても、いま日本を取り囲む状況というものは予断できないほどの非常に厳しい環境に置かれているということは、これは周知の事実であろう、こう思うわけでございます。 農業者あるいは漁業者、日本の基本的な経済を支えてきたというふうな担い手であったこの農業者、漁業者――農業者は一方において減反を強いられ、漁業者は減船を強いられる、こうした過酷な現実を踏まえて考えた場合に、一体、これからの行方というものはどうなっ……

第84回国会 外務委員会 第20号(1978/05/09、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま外務大臣から大変要を得た竹島周辺における日本漁船の操業についての御報告をいただきました。ありがたいと思います。  先ほど申し述べられた方針に従いまして、今後におきましても、できるだけ迅速に当委員会に御報告願うことを御要望申し上げたいと思います。

第84回国会 外務委員会 第21号(1978/05/11、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま議題となりました国際砂糖協定の審議に先んじまして、日中等の問題について、若干のお尋ねをしたいと思います。  すでに本院商工委員会においても、昨日の佐藤・韓念竜次官の会談内容についての問題提起があったようでございますが、重ねてこの問題につきお尋ねをしたいわけでございます。佐藤・韓念竜次官会談の中で相当多くの時間をかけて日韓大陸だな問題についての抗議、こうした形で話が進められたやに伺っておりますが、その辺の実情についてまず最初に理解を得たいためにお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 さてそこで、従来からも多分に懸念された問題が表面化したのではあるまいかという印象を実は持つ……

第84回国会 外務委員会 第22号(1978/05/25、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回の国連軍縮特別総会は初めての試みでありますけれども、平和確立への大きな前進とも言うべき足がかりをつくるであろうという期待があることは事実であります。ただ、いままで、残念なことに、力の均衡というのが戦争回避への抑止力であるという、そういうような風潮というものが定着をいたしておりました。それを背景として軍拡への道が、残念ながら、米ソ二大陣営を軸にして進められてきたということはまごう方なき事実であるというふうに受け取られます。  早い話が、いま一年間の軍事費の支出というものが三千五百億ドルを上回るというふうに言われております。しかも、一方においては、発展途上国は食糧危機ということに……

第84回国会 外務委員会 第23号(1978/05/30、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 近年、世界の距離は申すまでもなく航空機の著しい発展に伴って、その距離というものが縮まってきた感を強くするわけでございます。したがって国と国との距離が縮まるということは、人事、経済、文化、そうした交流が高まるでありましょうし、親善友好の上でもその貢献というものは非常に大きいものがあることは当然だろうというふうに思います。  ことに、いま議題とされておりますイラクとの航空協定、言うなれば戦前戦後を通じ、ほとんど絶縁状態であったこうした中東地域に新しい一つの足がかりができる、それが今回の航空協定の持つ意義であろうというふうに私は受けとめているわけでございます。今回、こうした航空協定が結……

第84回国会 外務委員会 第24号(1978/06/02、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 前回、ただいま議題となっておりますイラクの航空協定締結に関連いたしまして、成田空港の今後ということに視点を注ぎながら御質問を申し上げたわけでございますが、先回の御答弁を伺っての印象としては、やはり成田は現状としては大変多くの欠陥を残しているという判断をせざるを得ない。  さて、そこで今後残されている欠陥をどう是正していくのか、いろんな問題があろうかと思うんですが、これは技術的に大変厄介な内容も含まれておりますので、あながちこれはこうこうこういうわけでこうだと、その見通しはこうだということの予想を立てることも大変むずかしいであろうというふうに思えてならないわけでございますけれども、……

第84回国会 外務委員会 第26号(1978/06/15、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 昨日、中国側から正式な回答が寄せられ、ようやく日中条約締結交渉への再開の道が開かれたようでございます。  先般、外務大臣は、願うことならば年内に条約の締結までという願望を込めた所信を披瀝されていらっしゃるわけであります。これから事務レベルという段階でのいろんな段取りについての話し合いというものが進められると思うのでありますが、いろんな角度からいままで日中共同声明を軸にして日中双方においての分析、検討というものが恐らくはある意味においては十分されてきたんではないだろうか。残るところは、いままでいろいろと伝えられておりますように、政治判断による決着によって一切がもう氷解というふうに受……

第84回国会 物価等対策特別委員会 第3号(1978/04/12、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 先ほどカーターの演説要旨を聞いておりまして、非常に心配だなと思った印象があるわけです。それは、アメリカ国民はもとより日本国民も少なからず関心を呼んでおりますインフレ対策、それからエネルギー法案の成立の方向について一言も触れてなかった。これはどういう意図があったのかはわかりません。恐らくまだ経企庁でもその点の分析は、つい先ほどのことでございますので、十分なされておりませんから、いまどうこうという即断的な結論を得たいとは思っておりません。しかし、もしアメリカの姿勢がそうしたような方向にこれからさらに続くということが考えられるならば、円高という問題もこれはまた考え直していかなければなら……

第85回国会 外務委員会 第2号(1978/10/12、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま議題となっております千九百七十一年の国際小麦協定、米以外に、小麦等を初めとする多くの主食を輸入に依存しなければならないというわが国の現状を考えますと、この協定の持つ意義というものは非常に大きいものがあろうかというふうに思うわけでございます。本来ならば、農業問題全般からこの協定の持つ意義あるいはその位置づけというものをただしていかなければならないんではないだろうかというふうに思うのでありますが、きょうは、幾つかの問題点の中で、集約的に政府の考え方をただしてまいりたいというふうに思います。  先ほども少しく問題点として提起されております第三十一条の「価格並びにこれに関連する権……

第85回国会 外務委員会 第4号(1978/10/17、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 日中条約もいよいよ批准承認という段取りになりまして、ともあれ大変喜ばしいことだと思います。  この日中条約の締結承認をめぐりまして、すでに内外から賛否を通じての評価のあることも事実でございます。また、今後、この日中条約の精神というものを運用の面においてどう生かしていくかということがむしろ今後の問題としてきわめて大きな課題ではあるまいか、そうした観点に立って今後の取り組み方というものが重視されることは否めない事実でございます。すでに本件につきましては、衆参両院の本会議、予算委員会あるいは外務委員会等において、日中共同声明発出以来、さまざまな角度から議論がなされてまいりました。そこで……

第85回国会 外務委員会 第5号(1978/10/18、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 日中共同声明発出以来六年余り、ようやく曲折を経ながらも日中友好条約が批准、承認される、まず、このことに対して祝意を表したいと思うのであります。  いままでもいろいろと議論がございました。今回の日中条約を取り囲むあるいは希望あるいは不安、疑惑等々ございます。言うなれば、アジア情勢に一石を投じた、その波紋というものはこれからどういう広がりを見せるか。言うまでもなく、これは時間の推移を見守っていかなければならないことは当然でございましょう。ただ、そうしたこれからの時間の推移もさることながら、日中条約の今後の運用、これはいろんな角度からいままでいろんな方々から述べられてもきました。しかし……

第86回国会 物価等対策特別委員会 第1号(1978/12/06、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 私は、委員長に夏目忠雄君を推薦することの動議を提出いたします。

第87回国会 外務委員会 第3号(1979/02/20、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 大臣、連日の御活躍で大分お疲れのようでございますが、あと少々のしんぼうでございますから、聞きとれないところも先ほどあったようでございますから、よろしくお願いしたいと思います。  これからお尋ねしたいことは、中越紛争に関することでございます。ともあれ大変残念な事態になりました。すでに外務省あるいは防衛庁におきましても、収集された情報の中からさまざまな角度に立っての分析がなされているようでございます。一方、きょうあたり伝えられるところによりますと、われわれが一番懸念しておりますベトナムの正規軍との衝突、あるいは拡大の方向へいくんではあるまいか、かと思うと、中国軍は撤退を開始したんでは……

第87回国会 外務委員会 第6号(1979/03/01、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 先般来、アザラシ、水鳥、きょうは漁業ということで、大分動物愛護の条約にかかわる審議が多かったようでありますが、きょうはまず最初に人間愛護の文化協定から入っていきたいというふうに思います。  この種の文化協定の条約の内容を見ますと、ほとんどもうどこの国と締結をする場合でありましても中身は変わらぬと、まことに結構、きわめて理想的な中身が盛り込まれているというふうにうかがい知ることができるわけであります。今回のフィンランド共和国政府との文化協定におきましても、この前文に見るとおり、文化及び教育の分野における両国間の協力を助長し、かつ、発展させることを希望し、」とあり、さらに第一条、ずっ……

第87回国会 外務委員会 第7号(1979/03/20、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 最初にお尋ねしたいことは、本来ならば大平総理もしくは山下防衛庁長官に伺うのが筋かと思いますけれども、外務大臣は国防会議の議員のメンバーであるという立場に立って確認をしたいという、そういう気持ちからお聞きしたいわけであります。  一昨日の防衛大学の卒業式に臨んだ大平さんの演説の内容、おやつとこう目を疑うような内容ではなかったかという強烈な印象を受けるわけです。あるいはその受ける印象というのは各人皆とり方は違うかもしれませんけれども、従来のありふれた内容とは違って、結論的に言うなれば、今後のわが国の防衛力というものは、質的な向上を図りつつ、また抑止力というものを十分考えた、そういう体……

第87回国会 外務委員会 第8号(1979/04/24、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 当面の重要な外交課題の一つになるであろうと思われておりますのが東京サミット、UNCTADにどう取り組むかということであろうと判断されるわけであります。  先ほど来から日米貿易交渉問題をめぐるさまざまな問題点の質疑がございました。前回も当委員会におきましてこのサミットにかかわる点についての質疑をさしていただきました。果たして昨年七月に行われたボンのサミット等々の経過を踏まえた場合に、どれだけ世界経済を含めて前進的な実りある成果というものが期待できたんであろうかというふうに振り返ってみますと、単なる話し合いで何となく終わってしまうということの繰り返しであった印象がぬぐい切れないという……

第87回国会 外務委員会 第10号(1979/05/08、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 このところ外務委員会が外国に移ったのではあるまいかという錯覚を起こすぐらい外務大臣の外交日程がきわめて多忙でございます。これもひとえに恐らく近く開かれる東京サミットに対して成功をという並々ならない決意のほどがこのような事態になったのだろう。恐らく衆参両院の外務委員会でかつてなかった光景ではないかという印象を私は強く持つわけでございます。なかなか外務大臣の出席がいただけない。本件と離れた質問を一、二、せっかくの機会でございますから、さしていただきたい、こう思うわけでございます。  今回の訪米について最も懸念されたのは、やはりいまも質疑の中にございましたように、経済摩擦をどう解消する……

第87回国会 外務委員会 第11号(1979/05/22、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 これから小麦協定についての若干のお尋ねをするわけでございますが、本論に入ります前に、今後の質問の参考にいたしたいという心づもりもありますので、金大中事件について若干確認を含めお尋ねをしておきたいというふうに思うわけでございます。  すでに政治決着あるいは外交決着がついたと、さまざまな疑問を残しながらも、そういう経過を実はたどってきたわけでございますが、突如としてアメリカ国務省の秘密文書の公開によりまして新しい事実が発見されたということが伝えられておりまして、改めて大変厳しい世論を巻き起こしていま現在に至っているというわけでありますが、この経過等について外務省はいままで全然関知し得……

第87回国会 外務委員会 第12号(1979/05/24、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 きょうは、部分的なことについて若干政府側にお尋ねを申し上げたいと存じます。  わが国の長い歴史といいましても、つい戦争が終わる直前ぐらいまでは残念ながら地域によってはいろんな差別問題というものがあった事実がございます。戦後になりまして、日本の平和憲法のもとでひとしく平等な扱いを受けるようにはなりましたけれども、なおかつそうした後遺症というものが残っていはしまいか。一昨日でございますか、政府側の御答弁の中にもございましたように、平和憲法はまことに世界に類例を見ないぐらいにすぐれたものである、そういう観点から見れば、今日においては日本という国はまことに恵まれている環境の中で営みが行わ……

第87回国会 外務委員会 第13号(1979/05/28、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 近年における外交問題の中で、金大中事件ほど多くの人々に不快感を与え、困惑と憤りを覚える事件は例がなかったのではないかと思います。もうすでに衆参両院の外務委員会、また、その他の委員会を通じて何十回というような事件究明のための論議が重ねられてまいったわけです。午前中から引き続いて、ただいまも金大中事件の問題が改めて確認をされながら政府の考え方を求められたわけであります。  前回、私も、この問題に触れさしていただいたわけでございますが、もうだれが見ましても、この事件は間違いない事実であるという確信を得ながらも、それを立証する証拠物件と申しますか、それがないという理由によって政治的決着を……

第87回国会 外務委員会 第14号(1979/05/31、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 先ほどお二人の先生から大変貴重な御意見を承りまして、本来ならばもっと逐条的に先生方のお考えをお聞かせいただくことがより将来的に参考になるのではなかろうかなということを先ほど来からお話を承っておりまして大変強くその点を感じました。残念ながら限られた時間の範囲でございますので、あれもこれもということはとても不可能でございます。ただ、総括的に再度お考え方というものをお聞かせ願えればという観点に立って一、二お尋ねをしてみたいなと、こう思います。  確かに日本の場合も、ようやく人権というものが申すまでもなく戦後において守らなければならないという非常に強い意識のもとに、特に平和憲法のもとでそ……

第87回国会 外務委員会 第15号(1979/06/05、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 日本外交のいわゆる自主外交展開の上で最も大きな汚点ではないかと思われておりますのが、先ほど来から問題になっております金大中事件ではないかと思うんです。  で、今回、国務省の秘密文書の公開ということで新しい一つの展開を示したわけでありますけれども、政府は一貫して伝聞証拠である、また当時の外務大臣である金氏がそういうスナイダー氏との会見もないし、また、そういうことをしゃべった覚えもないという、そういったことを背景として一貫して政治決着の見直しということはやらないというふうに表明されてきたわけでありますけれども、しかし、国内世論あるいは伝えられるところによりますと韓国の世論も、もうほと……

第89回国会 外務委員会 第1号(1979/11/13、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに、韓国の問題に少々触れてみたいと思います。  先ほども柳谷局長の方から、今回の朴正煕大統領の射殺事件の経過についての御報告がございました。まあこれは率直に申し上げまして、われわれが新聞情報から得た範囲を出ていないという印象を受けるわけでございますけれども、非常に最近の国際情勢の激変というものにかんがみまして、今回の朴大統領の射殺事件を考えるにつけ、情報というものが大変おくれているのじゃないかということが一つ。それからこわいなと思うのが、やっぱりCIAの存在。こういうことが裏表になって、恐らく私のみならず、多くの日本国民はそういう印象というものが頭をよぎったんではないだろうか……

第90回国会 外務委員会 第1号(1979/12/06、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 きょうは外務大臣代理として正示さんが御出席をいただいているわけでありますが、これから限られた時間の中で申し上げる点につきましては、閣議などを通じて強力にひとつバックアップをしていただきたいということを、まず最初に御要望申し上げておきたいと思います。  いま上程されております条約の中で、あれもこれもお尋ねをするには、もう余りにも時間がない。その中で、食糧援助に関連する問題として、ただいま大変な国際的話題を提供しております難民に対する救済問題に、まず視点をしぼりながらお尋ねをしてまいりたいと思います。  先ほども質疑の中でございましたけれども、いま、ベトナムあるいはカンボジア、あるい……

第90回国会 外務委員会 閉会後第1号(1979/12/18、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 本日、大臣就任以来初めて、先ほど来から所信を交えての質疑を通して伺っていたわけでございますが、従来の自民党政府の一貫した外交方針というものを再確認をさしていただいた。それを基調にしながら、今後日本外交の展開を推進していきたいという願望を込めて述べられたように伺いました。確かに、昨今日本を取り巻く諸情勢は大変厳しいものがあることは言うまでもありませんし、厳しいと同時に、激変する世界情勢に今後どう対応していかなければならないのかという、大変山積する課題を抱えながら一九八〇年代を迎えなければならない、こういう段階であろうかというふうに思うわけでございます。その前途必ずしも容易でないこと……

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1980/03/07、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 先月末、科学技術庁並びに宇宙開発事業団が大変な意欲を持って取り組まれた「あやめ二号」の打ち上げが大変残念なことに失敗に終わりました。もうすでにいろいろと報道されてもおりますので、私なりにその経過についても心得ているつもりでございますが、きょうは国会再開後初めての委員会と言ってもいいわけでございますので、まず、その辺の経過について御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 われわれは専門家ではございません。ただ、こうした一連の科学技術開発というものについては、それなりに大変強い関心もありますし、今後の日本の発展のためにも欠くことのできない課題であろう、このように思うがゆえに今回の失……

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1980/04/18、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 初めに、本題から少しく離れるかもしれませんが、関連がありますのでその問題から確認させていただきつつお尋ねを申し上げたい、こう思います。  それは、ふえこそすれまず減ることは将来においてもないであろう使用済み核燃料の再処理についてという命題であります。これは、申し上げるまでもなく、日米原子力協定あるいは日加原子力協定あるいは日豪原子力協定というような約束事の中で大変厳しく規制を受けているというのが現状でございます。しかし、日本の場合も、できることならば自前で再処理をという願望がしばらく前からあったことも事実でありまして、最近ようやく電力会社あるいは科学関係の仕事をしている大手の企業……

第91回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1980/04/23、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 昨今、放射線利用という分野が大変多様化してまいりましたし、それによってもたらされる恩恵というものも多大なものがあるであろう、しかしその反面にまた危険が裏合わせになっているのではあるまいかという心配もまたあるわけであります。数的にも量的にもどんどん昨今ふえつつある現状を考えますと、特に放射線については目に見えないだけにきわめて厄介である。その管理というものは厳重にしていかなければならないはずでありますけれども、やはり人間のやることでございますからパーフェクトというぐあいになかなかいかない。たまたま事故が起きますと大変な社会問題にこれがつながっていく、こうなりはしまいか。科学技術の進……

第91回国会 外務委員会 第1号(1979/12/21、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回の漁業交渉も、毎回そうであったわけでありますけれども、実にはらはらさせられた、きわめて忍耐と努力を要求されるような場面の繰り返しではなかったろうかというふうに思うわけであります。こうした経過の中で、日本がかねがね提唱してまいりました長期締結、これが今回もむなしくソ連側の反対に遭って実を結ばなかった。これが一つ。  それから、交渉それ自体の中でも、幸い減船は避けられたものの、果たしてそれが将来においても保障し得るようなことが考えられるのかどうか。あるいは来年、再来年と年がかわるごとに、あるいは漁種ごとの割り当て量の削減であるとか、さまざまなこれからの事態の変化というものが想定さ……

第91回国会 外務委員会 第2号(1980/03/04、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 本日の委員会は国会再開後初めてでございますので、あらかじめ質問通告はいたしておりますけれども、それ以外に触れる場合があるかもしれません。それはあらかじめ御了承いただきたいというふうに思います。  申し上げるまでもございませんが、八〇年代の幕明けは、ソ連軍のアフガニスタン侵攻というまことに衝撃的な憂慮すべき事態のもとで始まったわけであります。こうした問題が今後どのように尾を引いていくのか予測のつかない面も多々あろうかと思いますが、デタントから第二次冷戦という新たなそういう転回をいま見ております激しい動きの中で、日本外交が改めてその真価を問い直されるという事態に当面しているのではない……

第91回国会 外務委員会 第3号(1980/03/27、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 私も若干、本論に入ります前に今回の訪米に関してお尋ねを申し上げたいと思います。  先ほど来、質疑のやりとりをじっとお伺いしていたのですけれども、率直に申し上げまして大来さん御自身も相当言葉をお選びになりながら慎重な御答弁をされているのではないかという印象を受けたのですけれども、今回の訪米の目的が何であったのか。いま伺ってみますと、意見の交換であるということのようでございました。しかし、意見の交換ということでありますれば、大変大事な国会開会中でございますので、私どもとすればいかがなものであろうかという疑問がやはり出ないではない。まあそれはそれといたしましょう。ただ、私の記憶に残って……

第91回国会 外務委員会 第4号(1980/04/01、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 今回、日加原子力協定を結ぶに当たりまして、若干確認をさしていただきながらお尋ねをしたいと思います。  原子力の平和利用については、特にわが国においては原子力発電というものに象徴されていると言ってもいいと思うわけであります。まあ、それだけに石油にかわるべきエネルギー源として、あるいは現実対応として欠くべからざるエネルギー源ではあるまいかと、こんな印象を持つわけでありますが、まず第一に、わが国としてはいま申し上げたような観点に立ってのいわゆる濃縮ウランあるいは核燃料というものの供給を受けなければならないということに今後も引き続きなるであろうということが予測されるわけであります。さまざ……

第91回国会 外務委員会 第5号(1980/04/08、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 昨日、カーター大統領が、イランに対する大変強硬な取り組みの姿勢を明示したようであります。大変残念なことに、イランの人質問題をめぐりまして膠着状態が今日まで続いてきた。われわれといたしましても、一日も早くその解決というものを期待もし、速やかな新しい外交というものが展開されることを望んでいたわけでございましたけれども、医療品あるいは食糧を除いて、イランに対する事実上の外交断絶ということが発表されたようであります。この点について、外務省としてどのようにその経過についての報告を受けていらっしゃるか、まずその点からお伺いしたいと思います。

第91回国会 外務委員会 第6号(1980/04/10、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 本題に入ります前に、アメリカ、イランの国交断絶に伴う日本の対応について先回に引き続き改めてお尋ねを若干申し上げたい、こう思います。  事態は時々刻々激しく動いてくるのであるまいかという印象を受けるわけでございます。伝えられるところによりますと、日本時間にして今朝でございますが、バンス国務長官が大河原大使を含む主要各国二十五カ国の外交官を招いて今回の非常措置に対する事情の説明が行われたと。ただ説明だけに終わったのかどうなのかという問題もございましょう。あるいはもっと、当然のことながら、同盟国としてのアメリカに対する協調というものを強く求められたという感じがするわけであります。それに……

第91回国会 外務委員会 第7号(1980/04/24、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 本題に入ります前に、私の方からもイラン問題について若干お尋ねをしておきたいと思います。  今回、ECの外相理事会に出席をされて、いろんな話し合いがなされたと思うのでありますが、今回の一連の行動の帰結を見まして、アメリカ側の反応が非常に弱いという認識がなされているようであります。ということは、裏を返せば今回のそれぞれ取り決められた中身についてはきわめて不満であるという印象が当然出てくるわけであります。その点について、大来さんとしてはどのようにその辺の関係性というか今回の反応といいますか、認識をされておいでになりましょうか。

第91回国会 外務委員会 第8号(1980/05/13、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 条約案件の審議に入ります前に、今回大平さん、大来さんが訪米されましたその成果と申しますか、話し合いの内容と申しますか、そうしたことについて、午前中も若干触れられておったようでございますが、私からも何点かについて確認をさしていただきながら、お尋ねをいたしたいと思います。  ちょうど訪米される前にこの委員会におきまして、いろんな御注文を私申し上げたことを記憶しております。日米間に横たわるさまざまな問題の中で、特にイラン、アフガンの問題が中心課題になるであろう。それに関連する防衛力増強と申しますか、日本における防衛力整備の拡大というものが当然また第二の問題点になるであろう。また第三点は……

第91回国会 予算委員会 第7号(1980/03/13、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 人類の悲願であります世界平和、このためにはどういう手段が一体必要なのか。つまり軍備競争によって得られるものなのか、あるいは核廃絶を中心とした軍縮によって得られるのか、総理にまず基本的な考え方を伺いたい。
【次の発言】 現状、軍縮の方向へ向いているという御認識ありますか。
【次の発言】 申すまでもなく国連憲章、日本国憲法、また政府が一貫していままで主張してきた平和への道の選択、これは当然だと思うんです。しかし、いま御答弁がありましたように、残念ながら逆の方向へ行っている。このままわれわれが拱手傍観して果たしていいんであろうか。また、政府としてこの問題に対してどのような基本的な考え方……


12期(1980/06/22〜)

第93回国会 外務委員会 第1号(1980/10/16、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 寺嶋参考人には大変御多忙のところ御苦労をおかけいたしました。十分意を尽くさなかった点もおありになると私は思うのです。こうした公式の場所で、時間があればもっともっとと私どももそういう期待を実は持っておりました。わずかな御意見の開陳の中で、やはり胸の痛む思いがわれわれとしていたします。地元の根室市を中心とした地域におかれては、今日まで恐らく血のにじむような返還をめぐる運動に取り組んでこられたということは十分われわれも理解をしているつもりでございます。ただ、問題がいろいろとございますことは、いまも外務大臣の御答弁伺うまでもなく、ございます。  せっかくでございますから、もう一点確認を込……

第93回国会 外務委員会 第2号(1980/10/23、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 伊東さんね、唐突なことをお伺いするかもしれませんので、その辺は御了承ください。  最近の政府の外交方針を私なりに整理をいたしてまいりますと、若干の変化が見られるんではないか、つまり、従来全方位外交というものをしきりに標榜されておられた考え方がいつの間にか消えてしまった。何か理由があるのかどうかわかりません。しかし、一貫して変わらないと思われるのは、日米安保条約を基軸にして国連中心主義をとり、自主的な平和外交を推進する、これが恐らく現状においても政府の変わらない外交方針であろうと、このように確認してよろしゅうございましょうか。

第93回国会 外務委員会 第3号(1980/11/06、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 今回のアメリカにおける大統領選挙はあるいは大方の予想を裏切った結果であったかもしれない。外務省としてもどちらの方が大統領に選ばれようとも、さまざまなその変化を当然考えつつ、しさいに分析もなさってこられたであろう、こう思うわけであります。  さて、そこであるいは大変唐突な質問で恐縮でございますけれども、今回レーガン氏が大統領に選ばれたが、政策的にもいろいろな変化があるであろう。特に対日関係においては、あるいは予測しないこと、予測していること。予測していることの場合には全面的にそれが大きく打ち出されてきはしまいか等々の判断が当然成り立っていくであろう、こう私ども考えておるわけでありま……

第93回国会 外務委員会 第4号(1980/11/13、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 最初に、防衛問題について若干お尋ねをしたいと思います。防衛局長が時間の都合がおありになるそうでございますので、その時間の範囲内で進めさしていただきたいと思います。  まず最初に、昨今ソビエトの脅威論を背景とした防衛力増強についての整備計画、あるいは手直しをする必要があるんではないか等々、いろいろ憶測を交えてそうした考え方が乱れ飛んでいるようでございます。一昨昨日ですか、十日、原防衛事務次官が、月例の内外情勢調査会の主催による会合に出られていろいろ御発言されていたようであります。その席には防衛庁長官も列席をされている。したがって、その発言も当然権威あるものであるというふうに判断を実……

第93回国会 航空機輸入に関する調査特別委員会 第2号(1980/11/07、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 ロッキード、グラマン、そしてダグラスと、航空機輸入をめぐる疑惑についての調査、もうすでに衆参両院においてさまざまな角度から審議がなされ、そしてまた解決をした案件もありましょうし、依然として疑惑を残したままという状況の中で現在を迎えている。そして、ここで再びこの種の問題について当委員会が開かれ、さらに問題の追及をしなければならぬということはまことに残念であり、きわめて屈辱的なことではなかろうか。一国民の冷静な判断を通して考えてみた場合、やはり日本国民として無念やる方ないと、そういう心情が多くの方々の胸の中に依然として残るであろうと、こう思うわけであります。  海のかなたで起こった事……

第93回国会 予算委員会 第1号(1980/10/13、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに、政府の政治姿勢について確認をさせていただきながら若干触れさせていただきたいと思います。何せ大変限られた時間でございますので、あれもこれもという議論を展開するには限度がございます。  最初に、やはりいままでずっと当委員会でも午前中以来問題になってまいりました憲法問題、いま多くをお尋ねしようとは思いません。また、急速に燃え上がった、言うなれば活火山みたいな形をなしたこの憲法問題、ひとしきり休火山の状態に向かったのかなと、しかしまたこれがいつ火を噴くかわからない。それは将来の議論といたしまして、ただ、確認をもう一度させていただきたいことがあるわけでございます。  先ほど来から鈴……

第94回国会 安全保障特別委員会 閉会後第1号(1981/09/03、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 大村長官にお尋ねをいたします。  五十七年度の業務計画に基づくところの概算要求がまとまったようであります。ところが、その内容をしさいに拝見をいたしますと、後年度負担ということで、それが初年度の予算に匹敵する額に相当している。なかなかうまいことを考えたものだなと思います。こうしたことが今後認められていくとするならば、もう歯どめがきかなくなるんではないだろうかという心配が実はございます。これは極端な一つの例かもしれませんが、過去に戦争中軍事費が膨張いたしました。ああいったときに使った手法と何か非常に共通性があるような、そういう発想というものがあるのではなかろうか。  これはちょっと言……

第94回国会 安全保障特別委員会 第3号(1981/04/17、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに日昇丸の問題についてお伺いをいたします。  今回のアメリカ原子力潜水艦ジョージ・ワシントン号による日昇丸沈没事故、その原因究明に当たっては、依然としてあるときはなぞに包まれ、まさしく霧の中という印象を深めるわけでありますが、海上保安庁としては、先ほどの答弁を伺っておりまして、日本側としての原因調査、私の聞き違いがなければ必ずしも明確ではない。しかし、考えてみますと、わが国の近海あるいは瀬戸内海等々において船舶同士の衝突がある、片っ方が沈む、そういう場合がある、当然海上保安庁として審判庁あたりを通じましてその判定を下す場合が出てくるであろうと思います。ですから、今回の場合は明……

第94回国会 外務委員会 第1号(1980/12/22、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 本件に入ります前に、二、三お尋ねをさしていただきたいと思います。  臨時国会終了後、外務大臣は中国、また今回EC諸国、エジプト、大変な激しい日程の中で、恐らく今後の日本外交をどう推し進めるべきか、激変する国際環境の中で、自分の目で、はだに触れ、それを確認しながらこれからの新しい展開に備えよう、そういう決意のもとに、今回それぞれの国を訪問されたであろうと判断をしておるわけでございます。とりわけEC諸国の各指導階層に会われたときの状況、またその中身については報道を通じてわれわれもいささか承知をしているわけでございますが、日米間の経済摩擦もさることながら、日欧についてもあるいは想像を超……

第94回国会 外務委員会 閉会後第1号(1981/09/08、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 最初に日韓閣僚会議について若干触れさしていただきたいと思います。  安保特別委員会、またただいまも議論されておりますように、韓国側から経済協力として六十億ドルの借款要請、まあ繰り返しの答弁を私もこの場で伺っております。これは実際、わが国の財政事情を考えれば大変無理な話であります。ただ、韓国側としてはこの六十億ドルということは何らかの根拠があるだろう。まあ園田・盧外相会談のときにはそういう内容についてまでは触れなかったろうと思うんですけれども、十日、十一日の会談に当たりましては相当具体的な問題の出る可能性もあるんじゃないだろうかというふうな憶測もないではない。これが一点。  それか……

第94回国会 外務委員会 第2号(1981/03/31、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 午前中にも質問があったようでございますけれども、今回のレーガン大統領の狙撃事件、まことに痛ましいことであったと思います。  その後の経過は刻々と外務省にも入っておると思いますけれども、どうでしょうか。
【次の発言】 確かに、私どももテレビ報道等を通じて、あるいはラジオ以外に知るよしも毛頭ございませんけれども、これちょっと乱れ飛んでいる状況があるように思うんですね。ラジオ放送だと二週間ぐらいで全快退院できるんじゃないかという説もあれば、主任医師の発表によれば、いまのところわからないけれども、そう簡単に退院できるというような情勢ではないであろうという、そういう発表もございますし、なぜ……

第94回国会 外務委員会 第3号(1981/04/16、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 起こしてはならない事故が起こるべくして起こった、それが今回の米原潜による日昇丸沈没であろう、こう思います。私は、今回の事故についてずっと新聞報道等を通じまして私なりに思いをいたしましたのは、二つあると思うんですね、直接の原因と、その直接の原因になる背景、この二つが絡み合って今回の不幸な事態が引き起こされた、これほど日米関係に陰うつな印象を与えたことはないだろうというふうに思います。もうすでに総理大臣初め外務大臣がそれぞれのお立場からこの問題の解決に当たってその措置を急がれているようでございますけれども、いまだわれわれの気持ちがすっきりしないまま現在を迎えているというのが事実であろ……

第94回国会 外務委員会 第4号(1981/04/21、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 条約案件に入ります前に、日昇丸事件について再度確かめたいと思います。  ただ、本日は大変限られた時間でございますので、すべてをあれこれ申し上げられないと思いますが、今回の事故は、いずれにせよ大変陰湿な、国民をしていらいらせしむるそういう状況の中で依然として解決がおくれている。いままでも政府から繰り返し答弁がありましたように、あるいは中間報告というようなことも考慮に入れつつ、アメリカ政府に対して要請を繰り返してまいりました。しかし中間報告も拒否されると、果たしてそういう状況の中で三十日以内に回答が来るのであろうかという疑問等々がいまわれわれの眼前に横たわっていることも事実であろうと……

第94回国会 外務委員会 第5号(1981/04/23、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 案件に入ります前に、本日もまた若干原潜にかかわる問題をお尋ねをしたいと思います。  昨日、米海軍が日昇丸の乗組員の方々と事情聴取ということで面談をされたようでございます。その際に、やはり一つのポイントになりましたのは、十日の日の、応答要領というのが正しい言い方なのか、補足説明と言った方がいいのか、それはともかくとして、その中に一番疑義をはさむ問題について目下調査中であるということは、明らかに米国側の認識の仕方というものと乗組員の証言というものが大きく食い違っているという点が浮き彫りにされたような感じがしてなりません。米国は米国の立場がございましょう。また日本は、それなりに有力な一……

第94回国会 外務委員会 第6号(1981/04/28、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 関連して二、三、持ち時間も余りないようでございますから簡潔にお答えをいただきたい。  今村さん、いまサケ・マスが議題になっています。需要がふえているのか、現状維持なのか、減っているのか、この点どうですか、大変唐突な質問で恐縮でございますが。
【次の発言】 そうしますと、漁獲割当というものが将来ふえることが望ましいという判断に立っていますか。
【次の発言】 いずれにしても魚種によってはふやしてもらいたい、こういう判断ですね。
【次の発言】 そこで問題は、さっき答弁をずっと聞いておりまして、いわゆるクォータと、それから協力費が微妙に絡んでいるわけですよ。協力費を断った場合どうなるのか……

第94回国会 外務委員会 第7号(1981/05/12、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 日米首脳会談の内容に入る前に、きょうは防衛庁があちらこちらかけ持ちなんだそうでございますので、最初防衛庁にお伺いいたしましょう。  けさの一部の新聞の報道によりますと、秋田沖において日米合同大演習、海空大演習と、漁民にとってはいまマス漁の最盛期であるということもありますので非常に深刻な状況が伝えられております。それは事実かどうか、その規模はどういう規模なのか、その点からまず説明をしてください。
【次の発言】 今回の演習には実弾は全く使用されないと理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 タイミングがよ過ぎるというのか、日米首脳会談が終わった直後、しかも先般、先月末、四月のた……

第94回国会 外務委員会 第8号(1981/05/14、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに、首脳会談の事柄について、明日の質問の関係もありますので若干触れさせていただきたい、こう思います。  午前中にも、共同声明についての問題点が再び議論されたわけでございますが、何といっても今回初めて共同声明に盛られた「同盟」という言葉の用い方について、さまざまな反響を呼んでいることは事実でございます。果たして、総理の言われるとおりの解釈でいいのか。また、昨日の外務大臣の自民党外交調査会での御発言等、その辺の食い違いというものが鮮明に浮き彫りにされたような印象を持つわけであります。こうなってきますと、その同盟の持つ中身について、その受けとめ方が政府部内においてもさまざまな議論を……

第94回国会 外務委員会 第9号(1981/05/21、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに、昨日の鈴木総理の日本記者クラブにおけるライシャワー発言に関連した事前協議についての内容、ちょうど岸総理がかつて発言した内容に軌を一にするものがあるなあというふうに感じておりました。テレビニュースでそれを知りました。その後、また一時間置いたテレビニュースでは前言訂正と、こういうことが報道されました。こうした一連の最近の総理自身と言った方がいいのか、政府という全体観に立った見方で申し上げた方がいいのか、こうした混乱というものが国民にとっても大変な疑惑を与えることになりかねない。もちろん国際関係を見た場合でも、一体日本外交はどうなっているのだという不信感というものが増幅していく……

第94回国会 外務委員会 第10号(1981/05/26、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 最初に、ライシャワー発言について若干触れさしていただきたいと思います。  二十年間この方、核の持ち込みについてしばしば議論が繰り返されてまいりました。たまたまライシャワー発言をめぐってまたもやその疑惑というものが広がりを見せながら、そして平行線をたどりつつ霧の中に包まれたような現状ではあるまいかというのが私の率直な印象であります。こうしたことが果たしていつまでも疑惑のままに継続されていいものかどうなのか、これは将来国民が厳しく判断する問題であろうかというふうに思いますけれども、しかし、われわれとしてはやはりこうしたものを明らかにしていくという、そういう役割りが一面あろうかというふ……

第94回国会 外務委員会 第12号(1981/06/04、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 本日の議題は難民条約の審議でございます。通常国会も間もなく終わろうとしておりますし、今国会は、特に外務委員会等を通じてさまざまな問題が山積する中で、あるいは未解決のままでと申し上げた方がいいかもしれませんけれども、終わろうとしております。私もきょうは難民問題に、あるいは難民条約に直接入ろうと実は思っておりましたけれども、本論に入ります前に、この二、三日来の動きがやはりいろいろ激しく変化をしておるようでございますので、それらの問題をまず最初に確かめながら外務大臣の所信をお尋ねをしてまいりたい、こう思うわけでございます。  そこで最初に、先般の連合審査の際にも私、若干触れましたけれど……

第94回国会 予算委員会 第18号(1981/03/28、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 今回の外務大臣の訪米に先立ちまして、わが党の矢野書記長も訪米をいたしました。アメリカの首脳ともいろいろと話し合いをやってまいりました。そうした報告を聞いておりますと、今回の外務大臣が行かれて米国各界の首脳と会われた話の中身というものが、われわれは新聞情報しかわかりませんけれども、非常に共通点があるわけです。ほとんど変わらない。その中で、やはりいまも議論されてきた問題の一つとして、防衛の問題はもとより自動車の問題あるいはエネルギーの問題、こういったことを中心に、そして国際情勢の認識についてはどうかと、非常に短い時間ですから、あれもこれもと相当突っ込んだ話し合いはなされないし、また、……

第94回国会 予算委員会 第20号(1981/04/02、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに、世界人類が共通の願望としておりますのは平和であり、繁栄でございます。言うまでもないことでございますが、しかしこの課題については、今日までさまざまな機会を通じ議論され、その方途について模索がなされてまいりました。しかし、残念ながら昨今の国際情勢は、人類の希求する方向とは逆の道を歩んでいるのではないかという、そういう心配が出てまいりました。  そこで、これから軍縮という問題に視点をしぼりながら、総理を中心として政府の今後の取り組みというものについて、本日は重ねてお伺いをしてまいりたい、こう思うわけであります。  そこで総理、大変唐突な質問で恐縮でございますけれども、今日軍備は……

第95回国会 外務委員会 第2号(1981/10/15、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに中東問題について若干触れさしていただきたいと思います。  中東和平あるいは中東紛争の解決ということは、その地域の当事者だけではなくして、私どもにとっても心から願う大きな国際政治課題であろうといふうに思うわけであります。今回のアラファト議長の来日はその糸口になり得るかどうか、あるいはなり得るかもしれないという印象を与えた出来事であったろうというふうに思うわけであります。  過日、外務大臣はサダト大統領の国葬に参加をされ、そして多くの各国首脳とも会われ、とりわけイスラエルのベギン首相に会われて、いろいろと今後の中東のありようについてお話もされたというふうに伺っております。今回の……

第95回国会 外務委員会 第3号(1981/11/12、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに、日米関係の問題について少しく触れさしていただきたいと思います。  先ほど来、同僚議員からも御質問があったようでございますし、またそれに対するお答えもございましたようです。重ねて私からもお尋ねをしたいと思います。  このところアメリカ側から、おやおやというよりもどうなっちゃっているんだろうという大変さまざまな話題の提供が繰り返されて行われているようでございます。一体その真意というものはどこにあるんだろう。主として、日本側の防衛力増強ということに視点をしぼったさまざまな考え方の提起があります。また一方においては、先ほども質問がありましたように、レーガン大統領みずからヨーロッパ……

第96回国会 安全保障特別委員会 第1号(1981/12/21、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 委員長の選任につきましては、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。

第96回国会 安全保障特別委員会 第3号(1982/04/16、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 最初にやはり防衛費の問題から入らざるを得ないだろうと思います。  その一つの歯どめの材料としていままでもお話があったように、また何回か衆参両院を通じても議論がなされましたように、また総理みずからが明確に申されておりますように、GNPの一%の枠は絶対に超えない、しかし客観情勢のもろもろの変化に伴うところに従って果たしてそうしたことがこれからも続けられるのかどうなのかという疑問がわくのは決して私一人だけではあるまいと思います。たとえば伊藤長官自身が予算委員会のわが党の議員の質問に答えて三海峡封鎖の問題を出した、あるいはシーレーン防衛の問題がいま出ている等々、それに加えてアメリカ側から……

第96回国会 安全保障特別委員会 第4号(1982/08/04、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに、近く予定されておりますハワイ協議、これについて若干触れさしていただきたいと思います。  去る三月来日したワインバーガー長官との話はいまも質疑応答の中で出ました。ただ報道を通じてわれわれが知り得る範囲は、大変日本に対する防衛力強化という点で非常に厳しいそういう姿勢をやはり貫いているという印象を強く受けるわけでありますが、今日まで十三回もハワイ協議というものが繰り返されてやってきました。一つのこの話し合いのポイントというものは、いままでの経過を踏まえ、さらに現レーガン政権のもとで日本に対する防衛力強化というものがどういう形で出てくるかというような分析についてもすでに防衛庁とし……

第96回国会 安全保障特別委員会 第5号(1982/08/10、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 教科書問題が出たところで関連しながら一、二申し上げてみたいと思います。  もうすでに同僚委員からさまざまな観点に立っての質問もありましたので、重複は避けたいと思いますが、国内問題で処理できるであろうという一般的な判断がみごとに覆りまして、これがまことにうっとうしい国際問題、外交問題にまで発展したということは日本の外交史上恐らくまれなことではないであろうか、きわめて遺憾なことであるわけであります。考えてみれば内政干渉ではないかという、そういう判断も成り立つかもしれません。しかしいまやそういったことで日本の主張というものをどこまでも貫くという段階はもうすでに過ぎ去っているであろう。 ……

第96回国会 外務委員会 第1号(1981/12/22、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに、漁業暫定協定について確認をしながらお尋ねをしたいと思います。  先ほど松浦さんから、今回の交渉経過について概要御説明がございました。伺っておりますと、年々歳々この交渉というものの厳しさが強まってきているのではあるまいかという印象を、伺いながらそう感じたわけであります。今回の一大特徴というものを考えてみますと、やはり日本海における漁業水域を認めたということではなかろうかというふうに思えてならないわけであります。短絡的にこれを判断いたしますれば、大変屈辱的なと言っても言い過ぎではない譲歩ではなかったのか、こう感じざるを得ないんでありますが、この辺の受けとめ方、大変御苦労なさっ……

第96回国会 外務委員会 第2号(1982/03/30、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 最初に、ただいま上程されております法案について若干お尋ねを申し上げたいと存じます。  最近、在外公館も逐次一ころのことを思えば大変整備もされ強化もされてきているのではあるまいかという判断がございます。しかし、外務省本省としても常々悩みを持ちながら、しかも現在の行財政改革という大変厳しい情勢の中で今後多極化する国際情勢にどう対応するかという、そういう深刻な問題をやはり当面抱えていらっしゃると思うのです。そこできょう櫻内さんと初めての質疑、やりとりでございますので、今後さらに強力な外務省としての機能を発揮するために現在の在外公館のありようについて、大変失礼な唐突な質問でございますが、……

第96回国会 外務委員会 第3号(1982/04/01、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに、対外経済協力について若干確認をしながらお尋ねをしてまいりたいと存じます。  今年度の政府開発援助の一般会計を拝見をいたしますと四千四百十七億円、これは外務省所管だけではないわけです。数えてみたら十四省庁にまたがるという、それを合算してその金額になる。そこで、経済協力についてはいまさら申し上げるまでもないことであり、今後、世界秩序の確立と平和というものを具体的な実現の方向で取り組むとするならば、わが国としては非常に重要な政策の分野であることは論をまたないところでありますだけに、今後、これが機能的にそして経済協力が進められるということはだれしもが願望しているところであろうとい……

第96回国会 外務委員会 第4号(1982/04/08、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 本日は四つの協定と条約案件が審議の対象になっておりますけれども、初めに私は国際すず協定に関連した問題を中心に若干御質問申し上げ、残余の協定等については同僚議員から質疑をしていただくというふうにいたしたいと思います。  今回、すずという大変重要な資源の一つが審議の対象になっておりますが、このすずに関連いたしましてベースメタルあるいはレアメタルを総合的に考えの中に入れながら、今後の国としての対応というものをどう一体考えていったらいいのか、もうすでに通産省あたりが中心になって五つの品目の備蓄対策の計画を進めているやにも聞いておりますが、申し上げるまでもなく、この数年来アメリカを初めヨー……

第96回国会 外務委員会 第5号(1982/04/13、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに軍縮問題について触れたいと思います。いよいよ第二回国連軍縮特別総会も間近に迫ってまいりました。政府としても特別総会に臨むに当たっての政府の基本的な考え方の取りまとめを急いでいるやに伺っております。ただ軍縮総会が開かれるに当たって想起することは、第一回の前後においてもいろんな研究がなされ、いろんな角度から要請、提言がなされて今日まで来ておるわけであります。特にワルトハイム事務総長の時代には政府側からも当時の松井国連大使が専門グループの一人として参画をされ、大変な労作とも言える研究成果というものができているわけであります。また各国の首脳もしくはそれに次ぐような方々が特別総会にお……

第96回国会 外務委員会 第6号(1982/04/15、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 局長さん方の御都合を見計らって、最初文化協定について若干御質問申し上げたいと思います。  文化交流が最近とみに日本としても積極的に推進するような方向に向かったことは歓迎すべきことであろうというふうに思います。そうした中でも、いろんな予算上の措置だとかそういう面もありまして、やりたいけれどもなかなかむずかしいというような側面もあるように思えてならないわけであります。すでに何カ国かどの間に文化協定が結ばれてまいりました。協定それ自体については、さほどどうこうという問題はないと思います。大いに推進をすべきであるということになるわけでございます。しかし、その協定が結ばれた後においても、果……

第96回国会 外務委員会 第8号(1982/04/22、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 条約案件の質疑に入ります前に若干国際情勢の問題についてお尋ねをしておきたいと存じます。  第一点は、サケ・マスの日ソ交渉がいよいよ大詰めに来ているようでございますけれども、その一方において伝え聞くところによりますと大変交渉が難航したと、日程的にもあるいはずれ込むのではないだろうかというような判断もあるようでございますが、五月一日からの操業までこれが間に合うのか間に合わないのか、その見通し等についてまず最初にお伺いしておきたいというふうに思います。
【次の発言】 いま述べられた中で、大変われわれとして不可解に思いますことは、日本の漁船にソビエトの監視員を乗せるという、これは大変無謀……

第96回国会 外務委員会 第13号(1982/07/06、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 総理の国連における軍縮特別総会演説を何回も何回も私読み返しました。確かに全体的には理念として同感するところもございます。ただ、いま質疑のやりとりを聞いておりましてもそうでございましたけれども、総理のお気持ちの中には、実現可能性がないものについて具体的に提案するのはいかがなものであろうかというちょっと足踏みをするようなそういうお気持ちがあったのではあるまいかというふうにいま印象を受けたわけです。今回の一連の内容については総理御自身が何回も手を加えられたと伺っております。それだけ相当な決意を持って今回の国連にお臨みになったのだろうと思うんです。三原則もさることでございますけれども、私……

第96回国会 外務委員会 第14号(1982/08/19、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 最初に、若干教科書問題について触れさせていただきたいと思います。  午前中にも同僚委員から、主として文部省を対象としたやりとりが行われました。そうした質疑応答を通して感じられますことは、果たして円満な解決と申し上げた方がいいのか、要するに中国側あるいは韓国側等から納得のいく回答が、あるいは日本政府の考え方が出せるであろうかと、そういう印象を実は強く持ったわけであります。  過般、外務省の情文局長等が中国へ参りましていろいろと折衝に当たられたわけでございます。情文局長の記者会見等の内容を拝見いたしますと、中国政府側と話し合ったその内容についてはいま発表できる段階ではない、一切落着し……

第98回国会 安全保障特別委員会 第3号(1983/04/11、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 きょうは四人の参考人の方々、大変御苦労さまでございます。  持ち時間が大変限られておりますので、相当集約されたお尋ねしかできないであろうというふうに思います。  防衛力、きょうはシーレーンの問題、本質と問題点ということが主題になっておるわけでありますが、それに関連して今後の日本の防衛力のあり方というものはどうあるべきかということでいま御質疑があったわけでありますが、確かに主題のシーレーン一つを考えましても、過去の太平洋戦争の時代、あるいはもっと規模が大きくなるかもしれない、そしてまた仕組みが相当複雑に入り組んだ戦術的、戦略的なそういう対応というものがこれからとられるかもしれない、……

第98回国会 安全保障特別委員会 第4号(1983/05/16、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに防衛費の問題についてお伺いをいたします。  この件につきましては、もう数年来衆参両院のそれぞれの当該委員会で問題になって現在に至っているわけであります。一番大きな焦点となるところは、もう言うまでもなく、このまま経過すれば歯どめとなっているGNP比一%を超えるのではあるまいか、そういう危惧を抱いたやりとりというものが現在なお続いているという、午前中にもそうしたような内容が取り交わされました。ただ、常識的に見て、せっかく設けたこの一%の歯どめというものが近い将来やはり崩れるということはどう見ても判断できる面ではなかろうかというふうに考えるわけです。  そこで、谷川さんは午前中の……

第98回国会 外務委員会 第3号(1983/03/23、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 移住問題についてお尋ねをいたします。  これから議論を進めるに当たりまして、その前提としたいと思っておりますのは、まず安倍さんの基本的な考え方をお聞かせいただきたい、こう思います。
【次の発言】 従来移住協定の結ばれた地域、それと協定がいまだに結ばれていないそういう国と両方あろうかと思うのです。また同時に、受け入れ国の経済状態あるいは人口、こういう問題等があって、こちらで移住を進めたいという願望がありましても、受け入れ国のいま申し上げたような事情によってそれができない、いままでこういう経過を経ながら現在に至っているわけであります。  それで、主たる日本の移住先と言えば中南米、いま……

第98回国会 外務委員会 第5号(1983/03/30、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 政府が従来から一貫して主張もしてまいりましたし、私どももいろんな形で御提言申し上げていることは、将来ともにわたって日本は平和外交を強力に推進して世界の安全保障のために寄与するということであろうと思います。  ところで、しばしば本件が議題となりましたときに、何回か歴代の大臣にも申し上げてまいりましたけれども、外務省の機能強化というものは与党の立場の方でも大変その点を痛切にお感じになっていらっしゃる。恐らく私を含めてほかの党の方もそうであろうということは、いまの状態で果たして、理想的なと申し上げた方がいいのか、十二分に発揮し得る体制というものが一体いつの時点で達成できるのだろうかと。……

第98回国会 外務委員会 第6号(1983/04/12、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 過日、予算委員会の集中審議の際にも若干触れさしていただきました核軍縮の問題、午前中にもこの問題を中心としたやりとりがございました。少しく私もこれに触れさしていただきたい、こう思います。  確かに現況を見た場合に、ぎすぎすというよりもきわめて先鋭的な対立が激化しているというような方向へ米ソの関係が向きつつあるのではないだろうか。先ほどの御答弁の中にも、それは一つは政略的な意味もあるかもしれないというような含みのある御答弁もあったようであります。ただわれわれとしては、そういうような判断に立つことが好ましいかどうかは別問題として、やはりやり切れないというきわめてむなしい思いをするわけで……

第98回国会 外務委員会 第7号(1983/04/19、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 初めに、過般行われました日ソ事務レベル協議における会談の問題点は何であったか、今後この種の会談を継続的に持つことによって多少は懸案の問題の解決の糸口が探れるかどうかという点についてまず最初にお伺いをさしていただきたいと思います。
【次の発言】 田中さんね、いま言われたことは新聞報道よりも余りに概活的過ぎませんか。その程度ならわれわれも了承しているのです。平和の問題、グロムイコの訪日の問題等々、先般来私がこのINF問題を通じて日本の対応というものをここで質疑を通して申し上げました。やはりこうした交渉というのは軽視できない非常に重要性を持ったそういう場でありますので、もっとソビエトの……

第98回国会 外務委員会 第8号(1983/04/26、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 条約案件に入ります前に一、二安倍さんにお伺いをしたいと思います。  初めに、唐突でなじまない当委員会としての質問かもしれませんけれども、まあ統一地方選挙が終わりました、マスコミ等も挙げて同日選挙というようなことがしきりにささやかれているわけであります。ところが一方、外交日程も大変厳しいそういう背景があるわけです。いままで福田派に属する安倍さんとしても非常に強い同日選挙の反対を打ち出されてきたように認識を実はしております。さてそこで情勢がだんだんそういうふうに煮詰まってきます。福田派としてもやむを得ないという判断に立って同時に踏み切られるのか、福田派に属する議員の立場と閣僚というお……

第98回国会 外務委員会 第9号(1983/05/12、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 宇宙三条約についてこれから若干質問をさしていただきたいと思います。  言うまでもなく、昨今の科学技術の長足の進歩というのはすでに天体並びに宇宙空間の利用まで及ぶという目覚ましい展開を示しているわけであります。そうした経過に基づいて将来予測されるであろうというさまざまな問題を想起しながら、すでに昭和四十二年にはこれを規制するための基本法とも言うべき宇宙条約が成立を見ているわけであります。これからも時間の経過とともにさらに進歩発展がなされるであろうということは想像に実はかたくないわけであります。それはきわめて加速度的な勢いをもって進められていく可能性も含まれているであろうということが……

第98回国会 外務委員会 第10号(1983/05/17、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 昨年十一月二十六日中曽根内閣が発足をいたしまして五カ月、今年一月の訪韓、訪米を皮切りに近くはASEAN訪問、あるいはOECD閣僚理事会、また引き続きサミットということで、ようやく中曽根外交が回転し出したというそういう印象であります。ただ、中曽根外交の真価が問われるというのはむしろ今後にあるのではなかろうかというふうに感じられます。そこで、最近の一連の訪問を通しての問題、そしてさらにはウィリアムズバーグにおけるサミットに臨む日本政府としての対応、こういった問題を主体に、若干これからお尋ねをしてまいりたいというふうに思います。  先ほども報告がございましたし、また若干それを中心に触れ……

第98回国会 決算委員会 第2号(1983/01/20、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 航空行政全般についてお尋ねを申し上げたいと思います。  昨今の世界全般の不況と申しますか、こうした状況に活性化の道を与える手段としても、この輸送手段の持つ役割りというものは非常に大きいかと存じます。年々歳々その期待もふくらんでくるわけでございますが、とりわけこの航空機による輸送というものは年々歳々発展の度を加えております。午前中も同僚委員の質問の中で大阪の新国際空港の設置をめぐるやりとりがございました。そうした問題は私どもの現在居住する愛知県においても大変熱心な要請がございます。  まず最初に、そうした航空行政の基本的な問題として、現状における日本の空港というものはこれで十分足り……

第98回国会 予算委員会 第14号(1983/04/01、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 まず最初に総理にお伺いをさしていただきたいと思います。  申すまでもなく、今日世界が直面しております最大の課題は何かと言えば、一つは核軍縮を含めた包括軍縮であろうと思います。第二点は沈滞した世界経済から脱却するという問題、この二つがあろうかと思います。この点については識者がひとしく認めているところでありまして、これは総理御自身もすでに御承知をいただいておると存じますが、いまから三年前になりますか、いわゆるブラント委員会が国連事務総長に対して報告をした中でも、軍縮という問題と南北問題の解消ということを提起されているわけであります。また有名なスウェーデンのノーベル受賞者であるミュルダ……



各種会議発言一覧

8期(1968/07/07〜)

第63回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1970/04/13、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 私は公害裁判の問題についてお尋ねをしたいと思うのでありますが、本論に入る前に若干お伺いしたいと思います。  ただいまも横川委員を通じましていろいろな問題点のお話がございました。この裁判の迅速化というものについては、先ほど来の御答弁を伺っておりましても、国民の当然な要求でもあろうかと、このように私も存じております。しかし、公害裁判に見るまでもなく、他の一般の裁判を見ましても、しばしば長期化する傾向がある、こういうことが指摘されているわけでありますが、現在の裁判官の絶対量と申しますか、これはちょっと妙な聞き方かもしれませんが、これはどうなんでしょうか。現在の陣容でもって十分に激増する……

第65回国会 外務委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/17、8期、公明党)

○渋谷邦彦君 十五日に行なわれました衆議院の連合審査の質疑応答を踏まえ、再確認という意味でお尋ねをしたいと思います。  先ほども御答弁がございましたように、今回の返還にあたっては、「協定等はじめ沖繩県民の意思を十分に尊重する」、これは政府のいままでの一貫した姿勢であり、また、ただいまの答弁にもそれが強調されていたように受けるわけでありますが、しかし、今回の中間報告についても不満があるでしょうという、そういう表現、また、沖繩県民の受け取り方もたいへん激しい抵抗があるということはいなめない実情ではないかと思うのであります。そこで、この協定が確定するまでの間に、具体的にどういうスケジュールで県民の意……


9期(1971/06/27〜)

第72回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1974/04/05、9期、公明党)

○渋谷邦彦君 最初に、日中航空協定の問題について若干お尋ねをいたします。  ただいまもいろんな角度から論議されたわけでございますが、田中総理は訪仏を前にいたしまして、昨日でございますか、日中航空協定の批准を急げというようなことが伝えられております。また一方、事務レベルの折衝もある程度合意に達して見通しができたと、おそらく早ければ今月の二十日ごろ調印の運びになるのではないだろうか、こういうふうな取りざたが実はされておるわけでございます。さらに、今国会において批准承認という段階まで持っていきたいということでございますが、この辺の経過と事情についてお尋ねをしたいと思います。


11期(1977/07/10〜)

第82回国会 運輸委員会、大蔵委員会、物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/18、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 ただいま議題に供されておりますこの件に関しましては、もうすでに衆参両院の当該委員会においてもさまざまな角度から論議が展開されてきた経過があろうと思います。ただ、われわれ物特に所属する者としては、その詳細つまびらかにいたしておりません。したがいまして、多分に重複する面もあろうかと思いますが、それは十分お含みの上、再確認という立場からも若干お尋ねをしてみたい、このように思うわけでございます。  この国鉄の再建計画というのは大変古い歴史があると思います。しかし、古くても常に新しい話題を提供している、ここに今日の抜き差しならない国鉄の病弊とも言うべき問題点があったろうと、このように理解を……

第82回国会 法務委員会、地方行政委員会、外務委員会連合審査会 第1号(1977/11/21、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 政府は、今回のハイジャック事件に関連して、ただいままでの答弁を含め、さまざまな角度から所信の披瀝がございました。いま私は私なりに整理をしながら確認の意を込めて若干お尋ねをしてまいりたいと思います。  ただいまも瀬戸山さんから御答弁がございました。今後国民全体の平和と安全と自由というものが損なわれる場合、法治国家を維持する上から人命の損傷もやむを得ない、このようにお述べになりました考え方は、たしか法務大臣就任早々の御決意と一貫しておると理解をしております。ならば、この国民全体の平和と安全と自由というものはどういうふうにお考えになっていらっしゃるのか。また、今回のようなハイジャックそ……

第91回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1980/03/31、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 ちょうど四日前の外務委員会におきまして、大来さんの訪米にかかわる諸問題について若干お尋ねを申し上げました。 その中で特に大きな国民的関心事と申し上げれば、いまも若干話題になったようでございますが、日本の防衛費の負担についてアメリカ側としては日本に対する期待感というものが非常に大きい。ただ、そのときの御答弁をいまずっと記憶をたどりまして思い起こしているんですけれども、日本は日本として財政の問題があり、また日本の国内世論というものがあり、憲法というものがある、そうした点についての話し合いがなされて十分に理解を示してくれたと、こういうふうに結論的にはお伺いをしたような気がしております。……

第91回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1980/04/01、11期、公明党)

○渋谷邦彦君 最初に、私、途中から委員会へ入りましたものですから、前の方がどういう質問をされたかちょっとつまびらかでございませんけれども、二、三日前に報道をされました一つの事件でございましょうか、伝えられるところによりますと、先月の中旬ですか、平野という一等陸佐がグルジヤで視察中に毒入りウォツカを飲ませられた。こういう事件があって、外務省もその事実を確認していると、こう伝えられています。この状況をちょっと教えてくれませんか。
【次の発言】 いま申し上げた平野一等陸佐は間違いないんですか。
【次の発言】 外務省所管の問題ではあるかもしれないけれども、防衛庁の方でございましょう、平野一等陸佐という……


12期(1980/06/22〜)

第94回国会 外務委員会、内閣委員会、安全保障特別委員会連合審査会 第1号(1981/06/01、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 黒柳委員と事前協議をよくやっていなかったために私の持ち時間が若干ふえました。ちょっとこれからやりとりの中で私なりに整理をして若干お伺いをしたいと思うのであります。  今回の核の持ち込みの問題を通じまして、長い長い一つの歴史的な経過がございます。その中でいろんな変遷も政府答弁としてあったことも知っております。先般また、五月二十九日の衆議院の連合審査の際も私そのやりとりを伺っておりました。きょうも大変時間も経過したわけでありますが、いずれにしても強烈な印象として残るのは、やはり疑惑が晴れないままに平行線をたどる以外にはない、ともあれ何らかの接点がありますと解決への一つの糸口というもの……

第94回国会 予算委員会公聴会 第1号(1981/03/20、12期、公明党・国民会議)

○渋谷邦彦君 先ほど来からお三方の公述を伺っておりましたけれども、いずれも重要な課題であります。限られた時間であれもこれもというには無理があります。私は、御質問申し上げて返ってくる答弁も含めて十三分しかございません。そういうことをひとつ御了解をいただいた上で、きょうは残念でございますけれども、社会保障問題一点にしぼってお尋ねを申し上げたいというふうに思います。したがいまして、お答えの方も簡潔というのもこれはいかがなものかと、大変失礼なことを申し上げて恐縮でございますけれども、できるだけ簡潔に一本来ならば五時を目途にきょうは終わるところがちょっと延びておりますし、その辺もひとつ御配慮をいただいて……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1981/03/27、12期、公明党・国民会議)【議会役職】

○副主査(渋谷邦彦君) 午前の質疑はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。    午後零時二十四分休憩

第94回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1981/03/30、12期、公明党・国民会議)【議会役職】

○副主査(渋谷邦彦君) 午前の質疑はこの程度とし、午後一時まで休憩いたします。    正午休憩
【次の発言】 ただいまから予算委員会第四分科会を再開いたします。  分科担当委員の異動について御報告いたします。  去る二十八日、上田耕一郎君が分科担当委員を辞任され、その補欠として近藤忠孝君が分科担当委員に選任されました。  また、本日、片山甚市君、大川清幸若及び田渕哲也君が分科担当委員を辞任され、その補欠として山田譲君、馬場富君及び伊藤郁男君が分科担当委員に選任されました。
【次の発言】 休憩前に引き続き、昭和五十六年度総予算中、警察庁、北海道開発庁及び自治省所管を一括して議題とし、質疑を行いま……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1981/03/31、12期、公明党・国民会議)【議会役職】

○副主査(渋谷邦彦君) ただいまから予算委員会第四分科会を再開いたします。  分科担当委員の異動について御報告いたします。  本日、小野明君及び中野明君が分科担当委員を辞任され、その補欠として対馬孝且君及び和泉照雄君が分科担当委員に選任されました。
【次の発言】 休憩前に引き続き、昭和五十六年度総予算中、労働省所管を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。

第94回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1981/04/01、12期、公明党・国民会議)【議会役職】

○副主査(渋谷邦彦君) 分科担当委員の異動について御報告いたします。  本日、勝又武一君が分科担当委員を辞任され、その補欠として本岡昭次君が分科担当委員に選任されました。


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ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

渋谷邦彦[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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