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渡辺勘吉 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

渡辺勘吉[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(参)
169位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
153位

6期委員会出席TOP50
35位
6期委員会発言TOP10
6位
6期委員会出席(幹部)TOP10
10位
6期委員会発言(非役職)TOP10
4位
6期各種会議発言(非役職)TOP20
18位
7期委員会発言TOP25
16位
7期委員会発言(非役職)TOP25
15位

このページでは渡辺勘吉参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。渡辺勘吉参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

6期(1962/07/01〜)

第41回国会 災害対策特別委員会 閉会後第2号(1962/10/10、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 北海道班について御報告申し上げます。  去る九月十七日から二十一日までの五日間にわたりまして、辻委員長、井川伊平委員、現地から小林篤一委員が参加されまして、私と四名によって北海道十勝地方の新得、清水、芽室、帯広、豊頃、浦幌、池田の各市町村並びに後志地方の小樽、余市、大江の各市町村の台風第九号及び第十号等による被害状況及び復旧状況を調査いたして参りました結果について簡単に御報告申し上げます。  まず今回の災害をもたらしました気象から申し上げます。台風九号の来襲以前、すでに本道上空は前線が停滞しておりましたために、七月二十七日ごろから各地に断続的な降雨があり、八月二日までに雨量は八十……

第41回国会 災害対策特別委員会 第3号(1962/08/22、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 今の数字、この資料は八千六百四十八万と出ておりますが、報告は八千五百万、台風九号の被害総額はどっちが……。
【次の発言】 この上の総額が、説明の数字と違うのです。被害総額は八千六百四十八万円、説明は八千五百万円。

第41回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1962/09/10、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 約束した資料の提出がないので非常に戸惑うわけです。第一こうしたようなものが当然出てきたのは、こういうものに対するバック・データが事前にあったと思います。そういうものなしにきょうやることは、当然やはりそういう資料がなければ、こういう審議が実際は具体的に進まぬと思うのです。そうしますと、やはり集荷業者としては、非常に大きな不安とまた改定されるだろうという期待の錯綜の中で、その間ある日数を経過するわけですが、いつごろその資料を出されますか、まずその点からお聞きしたい。
【次の発言】 しかし、すでに五十円というものを決定しているのに、それを検討するということは、改定をするという意図を持っ……

第41回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1962/10/01、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 政府によって貿易自由化が積極的に進められておるのでありますが、ここで伺いたいのは、将来自由化が予想されるうちで、選択的拡大の主柱とされているところの畜産物についてでありますが、特に脱脂粉乳に例をとりますと、これはアメリカでは現在一ポンド当たり六十五円、国内での脱脂粉乳の価格は百四十円ないし百六十円で取引されておるという実態であります。これに関税を考慮いたしましても、日本へはアメリカの脱脂粉乳は半分の値段で入ってくるわけであります。これが無制限に入ってくるとなれば、これはもはや選択的拡大というその発展の方向を閉ざすことになるわけであります。ところがこの脱脂粉乳の原料であるなま乳の一……

第41回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1962/11/16、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 おととしの十一月に策定された国民所得倍増計画を柱としていわゆる高度経済成長の新しい段階を迎えたわけですが、これによって日本の地域的な経済構造に新たな変化が生じてきておるわけであります。それは投資の地域的な集中に伴って所得、雇用といったような投資効果の及ぼす範囲がいわゆる太平洋ベルト工業地帯の中に地域独占といわれるような形が形成されておる、しかも投資と消費のかなりの部分が、その範囲内で自己循環を来たしておる。そう推定されるわけであります。このことはまた地域所得の格差をさらに拡大してきておる。しかも、所得倍増計画の達成をこのこと自体が非常に困難な事態を惹起しておるわけであります。農業……

第41回国会 農林水産委員会 第4号(1962/08/28、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私はそういう経費の増高を問題にするものではなしに、この四十八円が三十年に決定されておるのでありますから、その当時の委託業務と最近時における集荷団体の委託業務とには、かなり大幅に業務内容が累増しておることは事実であります。そういう累増した委託業務の内容を、一体この手数料の中に考慮しておるかどうか、その点をまず伺いたいと思う。
【次の発言】 それでは伺いますが、この三十年に決定した四十八円当時の業務は、供出割当制度における、生産者から政府に売り渡した米の入庫はいつけ及び支払い証票の発行に伴う実務の補助が中心であって、その仕事の範囲で二十七、八年の業務をベースとして、そうして三十年にお……

第41回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1962/12/07、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 まず三十七年産の大豆の基準価格を決定するまでの経過を伺いたいのです。もう少し伺いますと、この法律の第二条の第四項に「農林大臣は、基準価格、標準販売価格及び第二項の農林大臣の定める数量を定めようとするときは、政令で定める生産者団体等の意見を聞かなければならない。」、その点を中心に告示するまでの経過を伺いたい。
【次の発言】 最終的には三十一日に聞いた。聞いたその聞き方は公文書等によらずに、呼んで聞いた。その手続は私はとやかく言わんですが、最終三十一日に聞くまでにもいろいろ聞いたという、今の長官の答弁でありますけれども、私が実際にその経過の点をしさいに実際の団体に当たって調べましたと……

第41回国会 農林水産委員会 第5号(1962/08/31、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して。あとで私もまとめて御質問しますが、関連して一つだけお聞きしたいんですが、まず形式的なことですけれども、農林省公報の七月十一日号、私は政府からもらう資料はこれしかないものですから、これを見ますと、今問答になっておる基準価格の告示が公報に出ておるわけです。この公報を見ますと、「三十七年産製油用なたね三等六十kg当り(包装込)三千百八十円」というものが(六月三十日農林省告示第八三八号)として出ております。それで、これがありますから、私は今問題になっておることは問題ではない。当然三等建で告示をされておるのであるから、今総和平均とか、わけのわからぬような回答を繰り返してやっておる……

第42回国会 災害対策特別委員会 第2号(1962/12/12、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 この補正の経過はわかりましたけれども、三十七年災は建設省としては、どれだけの予備費支出を予定し、それがどう進展しておりますか、その点を。
【次の発言】 総額では、どのくらい見ておりますか。直轄と補助の三十七年災の……。
【次の発言】 同じような三十七年災について、農林省はどうですか、その点をもう少しお伺いしたい。
【次の発言】 農林省全体を伺っておるのですが、林野、漁港、総体で……。
【次の発言】 運輸省はどうですか。
【次の発言】 全体として、三十七年災のすでに発生した分に対しましては、各省の予備費支出の経過を伺いましたが、なお、今後査定されるもの等を考慮すれば、大蔵省としては……

第43回国会 農林水産委員会 第5号(1963/02/08、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 まず、この新年度の農林予算に非常に重要な位置ずけをしておる農業構造改善事業について大臣にお尋ねいたしますが、この事業は何年で三千百カ町村を実施されるのか、その点いかがですか。
【次の発言】 計画として十年というのは、完成までを含んで十年ですか、その点お答え願いたい。
【次の発言】 その十年というのは、閣議で了解を得ておる内容によると、昭和三十六年度から十カ年、こううたっておりますが、この十カ年という中には、さらに具体的には実施町村は三カ年の継続事業という内容になっておるので、お伺いするのは十年間に指定をされて、さらに三カ年の年度別の事業がそれに積み重ねられていけば、十三年という理……

第43回国会 農林水産委員会 第6号(1963/02/12、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 この注の系統資金というのもやはり三年以上の……
【次の発言】 北海道はないのですね。
【次の発言】 該当がないんじゃなくて……。
【次の発言】 そうすると、十一万戸のうちのこれだけしか果樹園の農家がないというわけですね。
【次の発言】 北海道は何戸くらいですか。
【次の発言】 該当なし……。
【次の発言】 関連。今の問題ですけれども、少なくとも第一分数に属した場合でも、既存農家よりはその実態は非常にやはり条件的に悪いことは明らかに言えると思うんで、そういう場合に農業経営構造改善資金のような三分五厘なり、あるいは期間がかなり長期に改善されたものこそが、開拓者の第一タイプの農家にも優……

第43回国会 農林水産委員会 第7号(1963/02/14、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 一昨日、十二日の委員会で資料要求して、きょういただきましたが、まだ要求しているもので出てないものがありますが、それをひとつ即刻提出していだきたい。それは開拓の基幹工事等の基本的な事業の進捗状況と今後の計画というのを資料要求したはずです。大森委員から資料要求したはずです。その資料。それから、北村委員から要求した第二次の振興計画、これの資料の提出を急いでお願いしたい。それから、旧債整理の計画についての資料も提出を要求しておりましたが、これも出ていない。それから、私からお願いした現行金利と今度の上程している改正案の改定金利との差額を資料で出してほしいということをおとといも申し上げた。口……

第43回国会 農林水産委員会 第8号(1963/02/15、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 きのう配付をしてもらいました資料ときょうの資料はまだ見るひまがありませんので、この中にもあると思うのですが、開拓者に対する融資の現況について、資料を中心にお伺いしたいのですが、資料の一つは「開拓者に対する融資状況調」というものと、もう一つは、「開拓者資金融通法による現行貸付金一覧表」、さしあたりこれだけの資料しかありませんが、これの中身を少しく詳しく伺いたいわけです。まずこれの二つの表の関連はどう理解したらいいか、具体的にもっと質問を砕いて申しますと、「開拓者に対する融資状況調」の中で、法律による貸付金の内容は、どれとどれに該当しているか、この点からまずお聞きしますよ。

第43回国会 農林水産委員会 第9号(1963/02/19、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 資料を一つお願いしたいのですがね。それは今説明があった資料の五ページにある事業経費ですが、これの三十八年度の予算案の内容の一部をなしている三十八年度の普及職員の本俸、諸手当別の国庫補助の単価ですね、この一覧表と、それからごく新しい時点のこれらの普及員の現員現給表、対照になる資料として提出してもらいたいと思います。わかりましたか。
【次の発言】 一番新しい時点は、いつを押えておりますか。
【次の発言】 じゃ四月一日現在の現員現給表、対照できるように内訳で、予算単価のほうと一緒に御提出を願います。

第43回国会 農林水産委員会 第12号(1963/02/26、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 この前政府側からこの法案の説明がありました際に、資料要求をいたしたわけです。きょうその資料を配付をいただきましたが、これは要求した資料とは、非常に内容が簡略で、期待した資料ではないわけです。で、そのことは、具体的に委員部のほうにも、その資料の内容を口頭で申し上げたほかに、委員部にも詳細にその資料の内容を、区分けをつけて出したはずです。もっと具体的に申しますと、この出された半ぺらの「普及職員職穂別給料月額予算単価一覧」、これについては、要求した内容は、基本給月額、本給と、詳しく言えば扶養手当、暫定手当、あるいは期末勤勉手当、通勤手当、旅費、そういうものの内訳があるはずでありますが、……

第43回国会 農林水産委員会 第13号(1963/02/28、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 質問は資料の出た順序で伺いますが、特に提出された資料で要らないものは説明抜きででも質問しますが、説明を伺う必要のあるものは、またその段階に入ってまず承りたいと思いますので、そういうことでひとつ御了承願いたいと思います。  前回の委員会の際に配付を願いました普及職員の待遇等に関する報告、これをいただきまして、今回の提案の前提となる現状というものが、この資料でかなりわかったわけであります。この資料の中で二、三まず農政局長にお伺いいたしますが、私のように特に岩手の農山漁村の実態からみますと、特に代表的な地域としては三陸沿岸地帯では半農半漁、あるいは半林業というような非常に複合的な農業形……

第43回国会 農林水産委員会 第14号(1963/03/01、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ちょっと関連。今の点は、御趣旨に沿うようにしたいということですが、今の北村委員が質問したように、三十九年度予算にそれを現実に合うような、法律の三分の二というものに忠実なようなものを、三十九年度にはぜひ具体的に措置をしてもらいたいということに対する御答弁としては、非常に抽象的でありますが、その点をもっと明確に御答弁を願いたいとともに、具体的なこのなぜ予算単価と実際給料とが年々歳々この幅が開いてきて、現実には専門員の例をとると、実支給と予算の単価とを比べますというと、四六%、二分の一になっていない。なぜかと申しますと、これはベース・アップは見ているけれども、定期昇給は全然見ていない。……

第43回国会 農林水産委員会 第15号(1963/03/05、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 今の資料について念を押してお願いをするのですが、これはこの二つの法案を審議する前提として非常に大事な資料でありますので、この資料の提出をいただきませんと、今の法律の審議になかなか行ったり来たりするわけです。で、能率的にやるためには、今、安田委員及び天田委員から要求のあった資料をすみやかに提出を願って、そうしてそれの説明を願って、それに基づいてひとつ私たちも十分審議を尽くしたいと思いますので、いつまでに御提出願えますか。特に農協の駐在員の実態等は所管が違いますが、これは経済局であるはずですから、同じように働きかけをして提出を願いたいのですが、いつまでに出していただけますか。

第43回国会 農林水産委員会 第16号(1963/03/07、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私は日本社会党を代表して、この農業改良助長法の一部を改正する法律案について二、三の問題点を指摘し、大局的見地から大乗的に賛成の討論をこれから述べるものであります。  この法案を審議した過程で明らかになったことでありますが、第一は、政府は三十六年度に百十万の調査委託費を計上して、弥富賃金管理研究所をして農業改良普及員の態様の実態を調査したのでありますが、この点はなぜ同一職種にある他のたとえば、産業、林業、水産業、開拓営農指導員まで含めたより広範なしかも同一職種を対象として調査をしなかったか。このことにまず遺憾の意を表するのでありますが、それはさておきまして、この出された法案の非常に……

第43回国会 農林水産委員会 第17号(1963/03/08、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。これは長官にこの席で伺うのもちょっと見当違いだと思うのですけれども、私は去年農業改善で大臣に伺ったときに、地方の立場から見ますと、農業構造改善の必要な地帯は、優先的に山村から、これは必要な事態に置かれている。いわゆる農山村ですね。そういう現実の農業改善が同じ農村と称する広範な現象の中で、山間地帯の農村ほど優先的にこれを取り上げないと、農業間の格差も拡大している、というものが解決されない。良心的に農業構造改称に取っ組むには、まず山間僻地から優先してやらなければ、政策的にもこれは均衡を得た措置にならないということを大臣に申し上げたら、大臣はもっともだというわけです。そのもっとも……

第43回国会 農林水産委員会 第18号(1963/03/12、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 この助成金に関連して、もう少し伺いたいんですけれども、農協合併のときだって、あのこと自体に当事者である農協は非常な大きな不満を持ったわけです。それだけ法律を出して行政庁が合併を促進するというのは、あまりに二階から目薬的な金額である。強い不満を一斉に持って意見も出したはずなんです。そういう、きわめて助成措置等も不備な点もあって、農協の合併も遅々として進まないのが実態ですね。この森林組合の実態をいろいろ伺いますと、私から見れば、農協よりもさらに十年以上もおくれた事態に置かれておるのが森林組合の実態ですね。農協に比べて、機能的にも財務的にも、あらゆる点において森林組合は、農協よりは十年……

第43回国会 農林水産委員会 第19号(1963/03/14、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ちょっと、委員長から注意があったのですけれども、非常に制約された時間の中で、答弁は前提が長すぎる。わかっていることをさらに、時間の中に答弁されちゃ、次々と大事な問題を明らかにする時間に制約を受けますから、もっとダイレクトに、質問に対して、もうそのものずばりずつ答えていただきたい。
【次の発言】 大臣の御答弁を願いたい幾多の問題のうちから、一つだけ、時間があればまたしますが、ただいままで明らかにされたように、森林行政を進めていく上において、林業の基本立法がまず立てられないで、そして今度提案されたような実体法が出てくるというところに、私は、この実体法の含んでおる幾多の矛盾を指摘せざる……

第43回国会 農林水産委員会 第20号(1963/03/15、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。ただいまの答弁の前段について、もう少し私は資料要求をいたします。農協が、組合員である農家の資金要請を受けて、それは融資できなかったということがあるやに聞いているからということで、こういう農業金融の交通整理が叫ばれているとまに、一そう複雑にし、農村金融を混乱させるような、提案の前提としてはきわめてこれは遺憾なことでありまして、農協がそういう融資ができないという場合は、いろいろなケースがございましょう。それは農協自体が、それにこたえ得るだけの融資の能力を喪失している場合というときには、それは組合金融系統全体としてこれに対処するような指導をやって、なおかつできなかったのかどうか。……

第43回国会 農林水産委員会 第21号(1963/03/19、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 まず、二つの法案が出ておりますが、質疑を整理する上で、最初は農業近代化資金助成法の一部を改正する法律案を中心として政府の見解を質疑を通じてただしていきたいと思います。  この提案理由の説明の中に、法律改正の眼目ともいえる組合金融以外に他の金融機関を指定するのが眼目でありますが、その理由としては、近年ますます旺盛になっている農家の資金需要を充足させるために、地方銀行等の保有しておる農家資金を農業に還元するということが理由の一つになっているようです。こういう必要があるのかないのか。あるとすれば、具体的にはどの程度の農村還流を期待して法案を出されているか、計数によって具体的に御説明を願……

第43回国会 農林水産委員会 第23号(1963/03/26、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 まず、この公庫法改正案に関連して伺う第一点は、自作農維持創設資金融通法、これが実施されてから最近年次までの融資の用途別内訳をまず伺いたい。
【次の発言】 そうすると六百四十五億というのは、三十六年度末の累計ですな。
【次の発言】 そうすると、三十七年度の百九十五億の維持と創設の内訳をちょっと……。
【次の発言】 取得が百八億ですか。
【次の発言】 それでは局長に伺いますが、この法律が三十六年の臨時国会で改正された際に、国会で附帯決議をつけておる。この附帯決議は、「政府は、昭和三十七年度より、自作農維持創設資金について、その貸付条件を、利率年三分五厘、償還期間三十年以上、据置期間五……

第43回国会 農林水産委員会 第24号(1963/03/28、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 今の問題に関連して伺いますが、マクロ的に見て現状の漁港という実態からいたしまして、あるべき姿というものが当然想定される。そういう望ましい将来の姿というものに対するこの第三次の漁港整備計画というものは、そういう望ましい将来のあるべき漁港の姿というものに対して八カ年を目途とする計画は、どこら辺までを目途として総体の予算の中で三十八年度をスタートされるのですか。そう点を総括的にまず関連してお伺いいたします。
【次の発言】 私の質問に対して、まだ的確な御答弁が得られないのですが、私の伺うのは、マクロ的に見て将来あるべき漁港の姿というものを想定した場合、今度の第三次の漁港整備計画なるものが……

第43回国会 農林水産委員会 第25号(1963/03/29、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ちょっと議事進行について。きょうは一時間を限って、約束を守って、大臣に質問するために貴重な質疑をしているのですから、あくまでも要求があったら大臣が答えて下さい。委員が大臣以外を要求したら別として。
【次の発言】 まず伺いたいのは、今度の法律改正で一番大事な点だけを、時間の制約がありますから、しぼって重複を避けて質問しす。  第十二条の三項の「必要な指導その他の援助」このことですが、今まで質疑で明らかになったように、自主規制によって、一部農業者に代替薬品の使用を余儀なくされるという場合に、PCPからMCPCAというものに該当するわけですが、この場合、価格差があまりないようなお話があ……

第43回国会 農林水産委員会 第27号(1963/05/21、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 この評価制度の改正ですね。それは政府はしばしば機会あるごとに、この評価の適正均衡を確保することがねらいである、したがって、それによって税負担の増大をはかろうとするものではない、そこで税制については、今度の改正評価と別途に所要の改正をやっていく、こういうことを言明しておられますね。  ところが、この評価と税の負担ということは、政府がしばしば言明しておるように切り離して考えるということ自体が、事実上非常に、これは極言すればナンセンスなことであって、現に農家の固定資産税の増加は、午前も亀田委員が具体的な資料で指摘したように、過去十年の間で、負担が二倍に近く増額されておるわけです。その間……

第43回国会 農林水産委員会 第28号(1963/05/23、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私は、きょうのこの委員会におきまして、去年から紛争を惹起して参りました乳価について、メーカー側の一方的な通告に基づくところの独禁法違反の疑いがきわめて濃厚である値下げ措置に対して、農林大臣が行なった線が、またその内容が不合理なために、その趣旨が徹底せずに、多くの地域において、いまだに紛争が継続しておる、そういう事態に対する行政責任をたださんとするものであります。  まず大臣にお伺いする第一点は、過般の三月三十日でありますか、農林大臣談話要旨、ここに述べてありますが、なぜ大臣は、こういう取りきめをするに際して、談話の要旨にも述べてありますように、懸案となっていた乳価の復元問題につい……

第43回国会 農林水産委員会 第29号(1963/05/31、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 今般政府から提案されました開拓者資金融通法の一部を改正する法律案に対して審議の経過をふまえて反対の討論をいたすものであります。  そもそも開拓行政のあり方、開拓の今後の方向というものについては、いろいろな意見のあるところではありましょうけれども、しかし、各般の意見を総合して一昨年の十一月十四日に政府に答申されました開拓営農振興審議会、この答申の内容は、われわれ社会党としてもその詳細な各般にわたる問題の提起に対しては全面的に賛意を表し、この答申のすみやかなる実施を、あらゆる機会に政府に対して要請をして参ったところであります。しかるにかかわらず、この答申が政府に述べられましてから二年……

第43回国会 農林水産委員会 第30号(1963/06/04、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して。大臣は今畜産事業団を使わないで、食肉協議会を使った理由は、急速にできない、予算措置等もある。こういうことを答弁の中で触れられましたが、私は今矢山委員が質問したように、畜産振興事業団を設立したその趣旨は、役所の特別会計では迅速、適切な措置がやれないので、それで事業団を作った、その基本的な機能をなぜ生かさないのか。非常に遺憾に思われるのは、先ほどはアメリカの農林省じゃないかというような話もあったが、私は大蔵省の農林局くらいな機能がそうさせていると思う。もっとそういう食肉の安定価格を維持するために、必要な施策、必要な予算は堂々ととって、本来当たるべき事業団にそれを担当させる。……

第43回国会 農林水産委員会 第31号(1963/06/06、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 そうしますと、それはきょうの午後ですか、いつですか。その資料の整え次第の説明は、次官はさっききょうの午後と言いましたが。
【次の発言】 そうすると、きょうは口頭だけで説明をする、資料整備の上の説明はあらためてと、こういうことですか。
【次の発言】 いずれ明日詳細な資料によって説明があったら、なお申し上げられると思うのですが、とりあえず天災融資法とか、そういう融資によっては、この激甚なる被害は何ら救済にならないのですよ。今審議しておる農災法にも関連するのですけれども、これだけの多額な事務費を使い、農家の負担にしては、あまりわずかな支払金という実態に、現実に直面してこれを当てはめてみ……

第43回国会 農林水産委員会 第32号(1963/06/07、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連でありますが、私も、委員長が質疑に直ちに入る、そういう前提がはなはだ扱いとしては遺憾と思います。今も北村委員が取り上げたように、きのうでは資料がにわかなことであるから提出ができないというので、それではきょう資料を提出を願って、その資料をつぶさに聞いた上で、きのう取り上げた問題点等を中心として質疑をするということにいたしておったはずであります。しかるに、その要求した資料の提出もないままに、なければないなりの理由の説明もないままに質疑に入るという委員長の取り上げ方は、きわめて遺憾であります。ただいまも触れましたように、きょうの、委員会の前に、西日本地区の農協農政協議会の代表者の陳……

第43回国会 農林水産委員会 第35号(1963/06/18、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 提出されました資料の一応の説明を受けましたが、資料を要求した際、内容をもっと詳しく申し上げて、その目的に沿った資料をお願いすべきだったのでありますが、その点は、多少要求の内容がその際に十分でなかったうらみもあって、傾向値等を見る場合においても、かなりとられた資料によっては見がたい要素に整理されたものもありますけれども、しかし全体としては、かなりこの法案を審議するに際しての貴重な資料を迅速に提出されました事務当局の御労苦を感謝いたします。ただ一点、なおお願いを申し上げたいのは、この資料「その2」でありますが、計算の前提とその方法、料率の変化した三つの理由等は、ただいまの説明と、この……

第43回国会 農林水産委員会 第36号(1963/06/20、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 提案になっております農業災害補償法の一部を改正する法律案について、前もって私の質問の柱立てと申しますか、そういう点を申し上げておきたいと思います。  第一は、全体に関連して、まず総論的に御質問を申し上げる所存でございます。次は、この法律を実施運用するにあたっての機構の問題、当然その質問の内容は、簡素化の問題であり、公営化促進についての問題を含めて質問をいたす所存でございます。第三は、共済事業の実施と共済関係の成立について提案された法案に対する問題点をお尋ねをいたしたいと存じます。第四点は、共済目的についてでございます。当然この委員会で他の委員から触れられましたように、制度拡充に重……

第43回国会 農林水産委員会 第37号(1963/06/21、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 大臣も御出席でありますからお伺いいたしますが、昨日のこの委員会で申し上げたことでありますが、今回政府で提案されました農業災害補償法の一部を改正する法律案は、その審議の過程を通じて明白になった問題点の一つとして、私はこの事業運営の中心となっているところの従来の機構というもの、これが何らの抜本的な措置がとられていない。ここに今回の一部改正法律案の基本的な内在的矛盾を指摘せざるを得ないのであります。このことは繰り返し取り上げるまでもないことでございますけれども、現在の仕組みは、御承知のように、末端の農家と単位共済組合との間では強制的な助け合い制度によってつながっている仕組みでありますけ……

第43回国会 農林水産委員会 第39号(1963/06/27、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 答弁の前に関連して。今の北條委員の第一の質問は、かねて出されておる資料に、昭和三十八年度の水産関係予算の説明と沿岸漁業等振興法案に係る施策の概要の中に、昨年と今年との項目別の予算の比較が出ておりますが、この資料に基づいてひとつ納得のいく説明をしていただきたい。
【次の発言】 ちょっと。私が関連して質問したことに、部長はさっぱりどうも具体的に答えてくれない。たとえば漁場の開発についても、これは私の質問の中に出てきますけれども、たとえば日本海の北方冷水域開発調査にしても、非常にこれは重大な、基本的な漁場の展望につながる問題にかかわらず、昨年四百二十七万四千円に対して、減額した予算をこ……

第43回国会 農林水産委員会 第40号(1963/07/06、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して。今の漁業共済制度ですが、どうも非常に答弁が抽象的で、しかも的確ではない。たとえばこのことは全国水産業協同組合の共済会に三十二年から試験委託をしている。そうして、それぞれの具体的なデータが出ておる。そういうことに対して、三十三年ごろからやり出しているなんという、そんなあやふやな答弁では、これはわれわれ以上に非常にあなたは、問題を的確に把握した誠意ある答弁をしなければならぬ当局者として、もう上っつらのその場限りの答弁では納得できませんから、私はこれは共済組合でも数ある質問の一つに質問をいたしますから、のちほどまでに具体的な資料を整備して準備しておいていただきたい。

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/03/13、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私はこの委員会で牛乳をめぐる政府の諸施策について、関係閣僚並びに公正取引委員長にその具体的な考え方をたださんとするものでありますが、あたかも、きょうは日比谷公会堂で全国酪農民総決起大会が、全国の酪農民三千名をもって集会をいたしております。政府が選択的拡大と称する酪農は、酪農に四六時中取っ組んでおりますところの酪農民自体は、むしろ酪農の危機をはだで感じて、きょうの大会に全国からはせ参じておるのでございます。したがいまして、私がただいまからお尋ねいたします事柄については、十分納得のいく、具体的な思いやりのある御回答を冒頭に期待をいたします。  まず、乳製品が畜産振興事業団によって買い……

第46回国会 災害対策特別委員会 閉会後第3号(1964/09/29、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 委員長、関連。一つだけお伺いしますが、いま農林政務次官は時期別格差の時期について吉田委員の質問に、おおむねただいまの質問の問題を解決したような答弁がありましたが、再確認の意味でお尋ねします。これは、北海道はもとよりでありますが、御承知のように、北陸においても、新潟においても、東北全体においてもこの収穫時の天候不順のために、かなりその脱穀調製、供米がおくれておる。したがって北海道で端的にあなたが答弁したように、具体的に十日、第一期の九月末をずらしておおむね了承する。なお、第二期の十月十日、第三期の十月二十日についてもより大幅にこれは時期をずらす要請に対して総括してそれを了承した答弁……

第46回国会 災害対策特別委員会 第4号(1964/02/21、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 この岩手の県北を襲った豪雪は、特に二つの特徴のある地帯であります。一つは、地域格差の最も底辺に沈澱させられておるという地帯であります。大都会と地方という地域格差の中でも、同じ岩手県の中でも、地域格差のさらに底辺に沈澱しておる地帯である。第二は、所得格差もまたさらに底辺に、政治の光を仰ぎ得ない地帯でありまして、農業自体の所得格差という全国的な課題の中に、さらに岩手におきましても、山間畑作地帯という立地条件の劣悪さに放置されておる。さらに、同じ農業の中でも、所得格差がさらに極端にひどい地帯であるということであります。これが今度局部的に豪雪の被害を受けた条件であります。それからもう一つ……

第46回国会 災害対策特別委員会 第5号(1964/03/06、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 青森、岩手、両県を襲った豪雪被害は、ただいま江藤委員から現地をくまなく調査された報告の中に簡潔に尽きていると思いますが、本委員会としては、この報告を踏まえて、具体的にこれに対応する政府の施策をたださなければならぬ責任があるわけであります。  それで、特に、これらの報告の中で、政府にその施策を詳しくお尋ねをする機会は来週金曜日という予定のようでありますから、その際に、まず、経済企画庁長官にお伺いしたいことは、ただいまの報告にもありましたように、先月二十五日の定例閣議で確定をみました豪雪地帯対策基本計画の中で、「基本計画の内容」として、「あらゆる雪害対策の中で最優先的に推進されるべき……

第46回国会 災害対策特別委員会 第6号(1964/03/13、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 まず、齋藤大蔵政務次官にお尋ねをいたします。  実は、先週の同じこの金曜日、六日でありますが、この災害対策特別委員会が開かれたこの同じ日に、岩手県の久慈市山根町の県道でなだれが発生して、通行中のダンプカーが雪に埋まって、そのダンプカーの荷台に乗っておった山根町深田の民生委員韮山元吉さんが頭の骨を折って即死をしております。同乗しておった久慈市の社会福祉協議会書記の中田徳一さんも頭にけがを負っておる。この人たちは、この先週六日金曜日に市役所の山根支所で開かれた山根地区民生協議会に出席しての帰りに、バスがなかったので、ちょうど豪雪状況調査を終わって市役所に帰る市の大型ダンプカーに便乗し……

第46回国会 農林水産委員会 第3号(1964/02/06、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 池田総理は、昨年の本院の本会議で所信表明の中に、農業の政策に触れて次のように言うております。農業の近代化については、革命的な方策を講ずるものとし、財政金融の総力をあげてこれに立ち向かう決意である、こういう表明をしております。その総理の決意を受けて、大臣の所信表明が常任委員会で過般なされたわけでありますが、その大臣の所信表明の中で強調しておる問題を中心にお尋ねをいたしたいのであります。  ひとしく総理なり農相が強調をしておる農業の近代化施策を、財政金融の総力をあげて実施するということ自体は、わが国農業の向かうべき方向としては歴史的必然性として何人もこれは異論のないところであろうと思……

第46回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1964/10/01、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して一言だけお伺いするのですが、これは局長に聞いてもしょうがないと思いますけれども、本来ならば、椎名外務大臣に実は出席を求めて明解な政府の態度を明らかにしなければならない基本的な問題になるわけです。というのは、いま同僚小宮委員の質疑応答を通じましても、外務大臣からその話が出た、引き受けてくれということが、その場が廊下であり、その姿勢が立ち話であったにしても、そういう外務大臣の考え方というもの、このことを私は基本的な問題として究明をしなければならない問題だと思うのです。いまのお話の中にも、わが国は先進国であるから、そういう後進国の経済的な立場を云々ということがありましたが、概念……

第46回国会 農林水産委員会 第5号(1964/02/13、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して。熱意としてはそれ以上ということでありますが、しかし大臣は具体的に数字で示された目標は、ただいまの御答弁では三十九年度四十万石を基本として今後十万石ずつ増加するとこういうことであります。そうなれば、二十年ということではなくて三百五十万石が絶対量ということでありますから、私たちは千五百万人を二百二十日にこれを学校給食の対象といたしますと、三百三十万石と推定をいたしております。そういう点からいっても、三十年を経なければ国内産牛乳で学校給食はまかなえない。しかし熱意はそれ以上あるということでありますが、その熱意というのはもっと具体的にはどういうことであるか、あるいは施設その他の……

第46回国会 農林水産委員会 第7号(1964/02/25、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。この問題は、実はいまに始まったことじゃない。これは森委員も発言の中に述べておるように、戦後職能別の協同組合ができてからこの問題がすでに内在しておって、その後数年を経ないうちにこれは現実の問題になって、そうしてその当時の大臣もこの問題については調査をし善処をするということがあったわけですね。しかし、そういうことが単なる口頭禅に終わっているというのは、いまの政務次官の御答弁でもまあ明らかなんです。非常に現地は混乱しているわけです。一、二の例を申し上げますと、漁協、農協と半農半漁のそういう地帯で二つあって、それだけにとどまらずに、外郭的な団体として漁協青年部があり、漁協婦人部が生……

第46回国会 農林水産委員会 第10号(1964/03/03、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して伺いますが、あらためて伺うより時間的に合理的だと考えますので、いまのこの表の内容を少し関連して伺いたいのです。  説明にありましたように、調査対象が二千百二十四組合、これに対して回答を寄せたものが千五百五十六、その回答率が約七割にとどまっておる。それからもう一つは、七割のレポートした中でも、その約一割が最も大事な報告すら不明である、こういう実態です。そうなりますと、いま説明がありました基準というものも、一体、貯金残高で二千万円以上というものが適正なのかどうか、あるいは貸付残高で一千万が適正なのかどうか、その基準がいかなる根拠によってはじき出されたか、その点を少し具体的にお……

第46回国会 農林水産委員会 第11号(1964/03/05、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して。いま伺ったことによるとですね、単位漁協ですね、プロパー融資が二銭三厘という御答弁でしたが、二銭三厘といえば、年利は八分四厘、プロパー融資としてはきわめて理想的な貸し出し平均金利だと思うんです。最高、最低がどうなっているのか。平均の二銭三厘の内訳をぜひ伺いたい。というのはですね、漁業よりも先駆的な機能を発揮しているというはずの農協が、プロパー融資は三銭前後にまだ低迷している実態です。これは村の農協の貸し出しの金利ですよ、三銭程度である。指導的には三銭八厘あるいは二銭五厘の農業手形融資を基準としてさらに組合員に金利の低率によるサービスを指導しているのが実態ですが、それが漁業……

第46回国会 農林水産委員会 第12号(1964/03/06、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私からも資料を……。それは、この基金に出資をする財源に関連があるので、これは積み立て金を繰り入れて――一般会計から支出をして、その中から、一般会計から、これに基金が出るという関連で、そのものであるところの国有林野事業特別会計の内容まで、ひとつただしたいので、過去の予算と決算とを、三十六、三十七、それから三十八はまだ経過中ですから、三十八と九の予算の、それらの特別会計の内容をひとつ、資料として出していただきたい。三十七までは決算できたでしょう。
【次の発言】 あわせて、特別会計でわかるようなものがあれば、なお提出していただくとありがたいのですが……。

第46回国会 農林水産委員会 第13号(1964/03/10、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連してちょっと伺いますが、資金計画のいま御説明の設立及び出資募集費の二百二十二万二千円、これの内訳はどういうものですか、全体で。そうしてそれの損益にどう反映しておるか、その点を少し詳しく……。  それから関連して伺うのは、資金計画に保証業務収入が一千六百十八万六千円と計上しておるのに、収益に四百八十五万六千円というのは一体どういうことなのか。同じように資金計画では余裕金運用収入が二百三十三万七千円なのに、現実に利益と見ておる余裕金運用収入が二千八百八万八千円、まるでけた違いに資金計画と利益の見積もりが違う。この数字の相関性はどうなのか。

第46回国会 農林水産委員会 第14号(1964/03/12、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 委員長、速記をとめてください。
【次の発言】 問題をしぼってお伺いをいたします。今度の改正案は、提案の理由にもありましたように、第一には基金に対する政府の追加出資の規定をもうけるということで、いままで詳細に説明がありましたことによって明らかなのは、昨年に引き続いてさらに三億五千万を政府が出資をするということが、改正の第一の柱なわけです。そこで予算折衝には最高責任者として当たられた大臣のかわりの政務次官にお伺いをいたすのでありますが、この政府出資の三億五千万というのは、もちろん一般会計から出資をするわけでありますけれども、しかし、そのよってきたる一般会計から出すその裏づけというもの……

第46回国会 農林水産委員会 第16号(1964/03/19、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 資料要求。これからの審議に必要な最小限の資料の御提出をお願いしますから、委員長、一々確認して、その提出をひとつお約束をしていただきたい。それは全委員に配ってもらいたいと思います。  第一は、この提出された参考資料につけ加えてもらいたいのから申し上げます。資料の二ページの砂糖類関係の需給数ですが、これを二十八年から三十二年をひとつ入れていただきたい。この表は、三十三年からになっておりますから。それから三十八年は、まだ年度の途中でございますが、二月までは一応押えられると思いますので、それを押えて、三月分の見込みを入れた三十八年の見込みを、ずっと要素別に入れていただきたい、そういう資料……

第46回国会 農林水産委員会 第17号(1964/03/24、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 大臣にお尋ねいたしますが、今度の国会に甘味資源特別措置法案の提案理由の説明があったわけでありますが、その説明の中に次のように触れておる点を、具体的にその内容にわたってまずお尋ねをいたします。  それは、次のような説明の文言になっておる点であります。すなわち、「かねて政府は、国内甘味資源を保護するという確たる方針を立てている次第でありますが、さきに内外諸情勢の推移を慎重に考慮し、昭和三十八年八月三十一日粗糖輸入の自由化を実施したところであります」云々ということであります。で、この「さきに内外諸情勢の推移を慎重に考慮し」ということは、具体的にどういう内容に基づくものか、そういう点をま……

第46回国会 農林水産委員会 第18号(1964/03/26、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 この資料でもう少し伺いたい点はありますが、それは三十九年度の生産見込みですが、これは総需要量はここにはないが、前回の委員会で報告をした百七十五万トンということに再確認をしていいかどうか、それをまず伺いたい。
【次の発言】 そうすると、どうも理解しにくい点が出てくるのですが、この前には総需要量が百七十五万トンであると、これはいまもそうおっしゃったわけですから。そして要輸入量が百三十万トンである、こういう報告をされておる。そうすると国内の生産量は四十五万トンになるわけです。いいですか。出回りとか何とかいうことじゃなくて、かねて資料として出しておる砂糖類の需給と自給率の推移、これに当て……

第46回国会 農林水産委員会 第19号(1964/03/31、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私は、大臣に二つの点にしぼって納得のいく答弁を求めるのでありますが、一つは、昨年の十月から乳業会社から生産者が一斉に値下げ通告を受けまして、県によっては県段階の調停委員の議を経て、岩手なり、青森なり、群馬、秋田のようなところではさらに中央調停に持ち込んで、監督の最高責任にある大臣にもすでに御配慮をいただいておるのでありますが、この調停の結果がどうなったか、完全に期待どおりに復元の措置がとられたのであるかどうか。でないとすれば、詳細にその調停された内容をまずお伺いをいたしたいわけであります。これを先に伺ってから次の質問に入りますが、これは後ほど御答弁をいただきます。  第二点は、畜……

第46回国会 農林水産委員会 第20号(1964/04/02、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連してちょっと。質問をはずれて意見にもなるわけでありますが、聞き捨てにならないので、この際お尋ねをいたしたいのであります。いずれ私も後ほど資料をお願いしまして資料を中心としてお尋ねをいたすのでありますが、ただいまこの公庫の出先をできるだけ各府県に行き渡るような設置の希望を含めた質問があったのですが、それに対して政府委員からは、おおむねその意見には賛成であるという答弁をなされたのでありますが、私は客観的に見て、その政府の態度というものに、少なからぬ異論を持たざるを得ないわけであります。御承知のように、この公庫が設立をいたしましてから幾ばくもたたないうちに支所を持つという動きが出て……

第46回国会 農林水産委員会 第21号(1964/04/03、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 それでは、私のほうではきょうは特に、農林漁業金融公庫で出された資料に対して、追加の資料をお願いいたしたいと思います。  まず、資料要求をする前に、この法案が衆議院で審議に入った際に、もっぱらわが党の委員から資料要求があったわけです。ところが、その要求した資料が出ておらなかったように思うのですが、出ておったとすれば、その資料をほしいということです。その点を私なりに確かめたら、その要求した資料がなかったということなので、まあこの中に私はないと思いますので、具体的に申し上げます。で、衆議院で要求したからといって、私は、必要でないものは全部削除しますから……。まあ順序不同ですが、これは衆……

第46回国会 農林水産委員会 第22号(1964/04/07、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私は、きょうは、特に農業改良資金助成法の一部を改正する法律案を中心にお尋ねをいたしたいと思います。非常に計数的な、あるいは事務的な質問が中心でありますから、もっぱら担当局長にお伺いをし、なお関連して、政務次官にもお尋ねをいたしたい所存でございます。  まず、この提案理由の説明を伺ったのでありますが、三十九年度の貸し付け総額は四十五億五千万円を予定されておるわけであります。で、その四十五億五千万円という貸し付け予定総額というものは、その金額に至りました算出の基礎というものがあると思いますので、まず、それがどういう基礎によって三十九年度の貸し付け総額が四十五億五千万円に予定されたのか……

第46回国会 農林水産委員会 第23号(1964/04/09、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 いまの手続に関連して、資料を補足要求いたしたいのですが、というのは、この前追加資料をいただきまして、たしか堀本委員の要請になるものだと記憶しておりますが、借り入れ手続の経路図というものをいただいたわけであります。御答弁にありましたように、非常にこの手続が繁雑なために、資金別にいろいろの長短はございますけれども、自作農維持資金の一例をとってみても、末端の借り入れ申し込み者が申し込みをいたしましてから、決定通知を受けて資金を入手するまでには、想像以上の時間的な経過がその間にあるわけでございます。そういう点を、たとえば監事の監査の中にあるかと思ってみたのですが、見当たらない。そこで、で……

第46回国会 農林水産委員会 第24号(1964/04/10、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。ただいまの大臣の御答弁の中にあったんですが、国内産のなま乳を学校給食に拡大していくということについてであります。これは、昨年の総選挙を控えて、自民党では公約としてこのことを国民に誓っておるわけであります。当然立法措置を講じてその責任を明らかにして、背景としては財政投融資までつけたものが出てくるものと期待しておるんですが、これがこの国会に当然出るものと関係者はひとしく関心を寄せておるんですが、本国会にまだ出ておらぬのですが、そのことについて大臣は一体どういう立法措置を講じられようとしておるのか、その点と関連してお伺いいたしたいと思います。

第46回国会 農林水産委員会 第25号(1964/04/14、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 農林漁業金融公庫の融資の内容というものは、特に政府の農業政策の掲げる農業構造改善の柱が大きな軸となっておる、これとの関連があるわけでありますが、農業構造改善について少しく詳細にお伺いをいたしたいと思うのであります。  まず第一に、この農業構造改善が、三十七年の六月八日に、閣議で了解された事項、これで正式にスタートを切ったわけですが、この当時のパイロット事業及び一般事業の年度別の実施予定というもの、これがどうなっているか、資料でお願いしたのでありますが、出ておりませんので、簡単に、このスタートしてからおおむね十カ年以内に三千百カ町村を完了するということについての、まず年度別の計画、……

第46回国会 農林水産委員会 第26号(1964/04/16、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 大蔵大臣にお尋ねを二点にしぼってお伺いをいたします。  この委員会に付託されて、審議をいたしております農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案の中で、金利体系の改善、簡素化を実施するために、いろいろな合理的な内容を盛った法案の要素を持っておるのでありますが、その公庫資金の中の、金利の体系を改正された内容を、現行と比較をいたしてみますと、確かに改善のあとが顕著なものが見受けられるわけであります。すなわち、従来は三分五厘から七分五厘まで九段階にいろいろな貸し出しが、資金の種類によって細分化されておったのでありますが、今回の法改正では、これを四段階に整理をし、しかも相当部分を、三分五厘……

第46回国会 農林水産委員会 第27号(1964/04/21、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 資料をひとつ要求します。今度の改正案は、水資源の急速な需要の増加に対処し水資源涵養保安林の積極的な整備ということが中心でありますので、その内容を具体的にお尋ねするにあたっての資料を提出願いたいと思います。この法律は、昭和二十八年の大災害を契機として、治山治水対策協議会で策定された治山治水基本対策要綱がスタートを切っておるように理解しておるのですが、これは印刷したものがあるのでしょうか。あれば、私どうもずぶのしろうとだから、そういう歴史的な資料をまず見ないとよくわからぬのですが、それを資料としていただけるかどうか。あさってまででいいです。いいですか。

第46回国会 農林水産委員会 第28号(1964/04/23、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 時間もあまりありませんから、問題をしぼってお尋ねをいたします。  元来この法律は、緊急に保安林を整備するために十年を限って出されたものでありますが、その法律が出てから、進捗状況は全体としては当初計画目標に対しては一〇三%という実績を示しておる。しかしながら、その間における高度経済成長政策というような中で、水の需要というようなもの、そういうものの新しい課題が提起されて、さらにこの時限法を十年延長するという提案理由の説明から理解されるのでありますが、その十年をさらに延長をするという根拠が一体どこにあるのか、先ほどの質疑の間にも、今後保安林の整備の予定というものが百万ないし百五十万ヘク……

第46回国会 農林水産委員会 第29号(1964/04/27、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 参考資料をただ柱だけ言うてもしようがないんだから、質疑時間をかけるか、ここで少し説明をするか、よその場合だって、参考資料は黙っておったって説明するのですよ、内容を。しないのですか、要求しなければ。

第46回国会 農林水産委員会 第31号(1964/05/07、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私は、先月の十日に、この委員会で農林大臣にお尋ねをしたことに関連して、緊急にお尋ねをいたします。というのは、四月十日に、酪振法の一部を改正する学校給食に対して、従来の、アメリカの余剰農庶物である輸入税粉を、これを対象にしておったものを、国内の酪農家の生産するなま乳にこれを切りかえるということについて、重ねて申しますが、自民党は昨年の十一月の総選挙の際、最小限にしぼっても、生産県については国内産の牛乳をもって学校給食に充てるという公約をして、選挙をぶった経過があるわけであります。したがって、当然それに期待を寄せておる国民としては、今度の国会で、このことが立法化され、また、予算措置が……

第46回国会 農林水産委員会 第35号(1964/05/21、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 従来土地改良事業については予算の配分が総花的であるとか、分散的であるとか、計画と実施には重点性もなければ総合性もない、特に同一事業にかかわるところの国営、県営、団体常というものの間において著しいアンバランスがある。その結果、事業効果なりあるいは経済効果が十分発揮されない、国家投資が効率が上がらない、工事費用がかさむ一方である、地方公共団体や自営農民の負担が高まる一方であるということが、批判的に共通して言われておったことであります。かなりそういうきびしい批判にこたえて政府では今回の土地改良法の改正をして出されたものだとは思うわけです。内容的にはいまの百四十五条のうちで九十条近くを改……

第46回国会 農林水産委員会 第37号(1964/05/26、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 土地改良法は、周知のように、昭和二十四年六月に生まれた法律でありますが、当時、この法律は一部の人々から、あるいは自作農主義であるとか、あるいは食糧増産主義であるとか、いろいろな批判的なことばが浴びせられたにいたしましても、農業、農村、農民の多くの期待を寄せたことも事実であります。その限りでは、農地改革に伴う農村民主化立法の一つだといえると思います。その第一条に見られるように、農産物の生産を維持増産させることがその特徴であるからであります。ところで、周知のように、池田自民党内閣の農政は、成長農作物の拡大なり、農業構造の改善を強調しております。その観点から、今回も土地改良法を改造した……

第46回国会 農林水産委員会 第38号(1964/05/28、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 提案代表者にお尋ねいたしますが、農山漁村振興を目途とした小水力発宙可能地点の調査結果によると、全国で約二千五百地区にわたって六十万キロワット・アワーないし百万キロワットの小水力資源があることが明らかになって、今回の法律の改正案を提案されたわけでありますが、このうちに経済採算ベースに合うものがおおよそ全体の個所数から言ったら何カ所ぐらいになっておるんでしょうか。
【次の発言】 まあ詳細な実態調査はまだできていないわけでありますから、これ以上具体的に答弁を期待することも無理だと思いますが、私は少なくとも二千五百カ所の半数にも達しないだろう、これはしろうと的には推定をいたしておるわけで……

第46回国会 農林水産委員会 第39号(1964/05/29、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 わが党の質問に必要な資料の提出を要求します。  まず、この法案の提出に至ったもとをなす生鮮食料品流通改善対策要綱、これがまず第一点。それから東京都生鮮食料標準品小売り店関係資料、第二点です。それから第三点は、青果物生産安定事業実施要領、それに関連する京浜地域生産出荷協議会野菜の入荷量及び価格の調査公表事業実施要領というのがありますが、これを合わせて提出を願います。それから第四点としましては、野菜指定産地推進事業実施要領、第五点は、野菜指定産地生産安定事業実施要領、それから次は、臨時生鮮食料品流通事情調査中間報告、これだけは三十七年の二月に出ておる。あとは全部去年です。それから、生……

第46回国会 農林水産委員会 第41号(1964/06/04、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 まず食料品総合小売市場管理会法案、この法案を提案するに至った社会的な経済的な背景、そうしてこの法案のねらいというものがどこにあるか、これを大臣一つまずお伺いします。
【次の発言】 総体的な御答弁をいただきましたが、確かにこの法案の目的を見ますと、生鮮食料品の流通の合理化、もう一点は適正な小売り価格の形成、これが本法の目的にうたってあるわけですね。手段として総合生鮮食料品の売り場をつくるのだ、これが手段として取り上げられた。しかし、はたしてこの目的がこの法案で解決できるかどうか、いろいろこれから各項目にわたって私は大臣に具体的にお尋ねをいたして、その目的が達成されるかどうかを伺う所……

第46回国会 農林水産委員会 第43号(1964/06/09、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して。「販売手数料率の引下げの根拠」という項がありますが、この手数料率の引き下げが、たとえば野菜について、従来一〇%であったものを一・五%下げた。果実については、八%を一%下げた。水産物は六%を〇・五%下げた。この下げた料率の基礎資料の提出を私はお願いしたわけですね。それについては、私の望むものは、必ずしもこの整理された資料ではよく理解できないような資料なので、関連して一、二お伺いますが、一つの品目にしぼって伺ったほうが便宜だろうと思いますので、具体的にお伺いしますが、野菜について、従来一〇%の中央卸売り市場の卸売り人の手数料を八・五%に下げた、その一・五%というものの要素は……

第46回国会 農林水産委員会 第44号(1964/06/11、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 農林漁業団体は、わが国農林漁業はもとより、国民経済全体の中で果たす役割りはきわめて大きなものであることはいまさら申すまでもないことであります。それにもかかわらず、多くの農林漁業団体は、その劣弱な経営条件の中にあって、そこに働く職員の待遇は、今日まできわめて恵まれない中に犠牲を強いられてきておる、そのために、将来に対する生活不安の見通しから、他の職域に転出するということが逐年増加の傾向をたどってまいりまして、農林漁業団体は有為な人材を長く組織陣営内に確保しておくということが至難な実態であります。このこともまた農林漁業団体の機能を十分発揮することに少なからざる障害をもたらしておる、こ……

第46回国会 農林水産委員会 第45号(1964/06/12、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 参考人に、関連して一、二伺いますが、去年の十月からことしの二月にかけて、賃上げの紛争が労使間にあって、その締めくくりとして、経営者側と労働組合側とで、団体協約を締結した。その団体協約の締結の骨格は、一九六四年度中に、他の政府関係機関との本紀格差を解消することを目標に置いて努力する、こういうように協約の第二項に明示をしておる。しかもこの団体交渉の経過を、記録によって見ますと、ここでうたっておる他の政府関係機関というのは、具体的には愛知用水公団というものを対象にして、これらの合意に達しておる。であるとすれば、もっと具体的には、これらの公団なり、公庫なり、あるいは共済組合というものを、……

第46回国会 農林水産委員会 第47号(1964/06/23、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 いまの局長の答弁によると、現行法に拘束されて、最高販売価格に規制されるので、赤字は他の部門にこれを総合運用でしょうから転嫁しているわけですね。しかし、新法ではそういう最高販売価格の規定を取っ払うわけですね。そういう場合には、当然に国内の農家に輸出赤字の転嫁が必然的なものだ、そういう点があるが、その点はどうですか。
【次の発言】 関連。私はどうもいまの大臣の御答弁は、大河原委員の質問に対しては、焦点をはずれに御答弁だと思うのです。御承知のようた、現行二法は、農業基本法が制定される前からあった法律です。しかもそのことが、そのあとにできた農業基本法の意を体しておる、こういうふうに理解す……

第46回国会 農林水産委員会 第48号(1964/06/25、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ちょっと関連。大臣にお伺いしますが、価格取りきめの第二条ですが、これには五項目あげておる。そういうものに適合するものでないと認めると、この五項目にわたるその認定の基準というものは、各項目別に具体的に明らかにすべきものだと思うが、それは一体どうです。これは大臣にお伺いしたい。
【次の発言】 どういう基準でこれを判断するのですか、その基準を具体的にわかるようにひとつ御答弁を願いたい。この基準があいまいであるから、疑心暗鬼が出るわけです。たとえば第一項の「農業又は肥料工業の健全な発展に支障を与えるものでないこと。」、これは農業の立場、肥料工業の立場、それに支障を与えるものでないこととい……

第46回国会 農林水産委員会 第49号(1964/06/26、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 わが国の沿岸漁業は年とともに行き詰まってまいりまして、中小漁業者あるいは漁業従事者の生活はそれに伴って窮乏の度を加えてきておる。漁村の働き手は、漁村を捨てて都市部へと流動しておる。最近その傾向は特に顕著なものがあるわけであります。その地すべり現象は音を立てませんが、これは政府の漁業政策の無能というならば言い過ぎかもしれませんが、そういうことに対する声なき声として、批判の審判を下しておるという実態を、政府は銘記すべきであると思うのであります。政府は、口を開けば、日本は世界一の水産国である、あるいは日本の漁業の生産性は世界に冠たるものであるということを強調しておりますけれども、しかし……

第47回国会 災害対策特別委員会 第1号(1964/11/09、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 委員長の互選につきましては、投票の方法を省略して、選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。

第47回国会 農林水産委員会 第3号(1964/12/04、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ただいまの四十七回臨時国会における大臣のごあいあつをいただいたのでありますが、そのごあいさつにも触れておられますように、農業内外の諸情勢から見て、農業の近代化を一そう積極的に推進するためには、従来からの施策を一そう拡充するほか新しい考え方のもとに云々という、四十年度予算の編成にあっての、業については五つの柱、林業については新治山五カ年計画の促進なり、林道網の整備促進、造林の推進、林業構造改善を新たに林業基本法に基づいて取り上げること、水産については、港湾整備あるいは構造改善、水産物の価格安定、流通等にわたるごあいさつを伺ったわけであります。このことから考えますと、池田内閣当時の農……

第47回国会 農林水産委員会 第6号(1964/12/18、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 時間もないようでありますから、要点をまとめてお尋ねをいたしたいと思います。  農業基本法が三十六年の三月制定されたわけでありますが、この目的に明らかにうたってあるように、農業は自然的な制約による不利を補正するということを第一条でうたってある。そういう点からいきますと、天災融資法なんていうものは、私はひとつの災害に対する措置であることを否定はいたしませんけれども、もっと基本的には、災害をこうむった農家へ融資をすることで解決ができないという基本的な認識を中心にまず持っていただく必要があると思うのです。何としても借りた金でありますから、収穫が減少したものに貸しても、それはなかなかとれな……

第48回国会 災害対策特別委員会 第2号(1965/01/27、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私は、この八日、九日及び十八、十九に被害をこうむった高波の災害に対して、各省大臣にお尋ねをしたいのでありますが、ちょうどこの九日、十日には私も被害を受けた大船渡港の現地におりまして、先ほども気象庁の発表にありましたように、中心気圧が九百六十二ミリバールの台風並みの低気圧で、こうむった被害の現地の惨状はまさに目をおおうものがあったわけであります。三陸沿岸全体としては、かつて三十五年五月にこうむったチリ地震津波の被害に次ぐ戦後二番目のこれは大きな被害をこうむっております。各省からそれぞれ報告があったように、港に係留中の漁船が岸壁に打ち上げられて大破したり、定置網、養殖のノリ、カキ、コ……

第48回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1965/06/02、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 きょうは、特に四十年産なたねの基準価格についてお尋ねをしたいのですが、私、実は、五月の二十二日に、青森県の陸奥市近辺を訪れる機会があったんでありますが、あの辺は、御承知のように国内でもなたねの主産県のしかも主産地帯でありますが、そのなたねの主産地帯の生産農民の声を聞きますと、もはや裏作としてなたねすら作付をする意欲を失っておるというなまなましい声を聞いたのであります。事実、従来われわれ国民の声を無視して、大豆の貿易自由化に暴走して以来、国内産の大豆・なたねはこれを保護するはずの交付金の法律の運用に、われわれとすればはなはだ政府当局のよろしきを得なかった結果、期待するような基準価格……

第48回国会 農林水産委員会 第7号(1965/03/04、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して。いまの田中委員の問題に関連して、政務次官にお尋ねいたしたいのですが、環境衛生法には、あまり質問に対しては的確な答弁だとはいま受け取りかねるのです。それで政務次官に伺うのですが、御承知のように、環境衛生法はサービス業が中心として対象業種が設定されることは、多少の異論はあっても一応まあ納得できない点ではないのですけれども、その中に食肉の小売り業というものが環境衛生法の対象に入っている。これが現在発動はされていませんけれども、農協等で組合員の自家消費に回る分を、農協で他の業者よりも当然安く配給する仕事が中心になっているのですが、こういうものが環境衛生法によって、同業組合によっ……

第48回国会 農林水産委員会 第9号(1965/03/11、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 一つ伺いますが、お説の中に、需給に見合う生産出荷体制が欠けておるという一つの指摘をなされたわけでありますが、それは必ずしも、ただいま田中議員が質問したように、国家統制ということを意味するものではなしに、自主的な生産者の組織によって、全国的な自主的な需給調整をそれぞれの県なり、あるいは市町村の段階において、生産計画を立てる。もとよりその計画には品種の統一その他等もあることはもとよりでありますが、そういう一つの営農団地を中心とした農家の自主的な北淡計画、その計画に基づいて生産された蔬菜、果実当は、あくまでもその組織によって自主的に販売機能を系統的に改良しなければならない。その機能の手……

第48回国会 農林水産委員会 第11号(1965/03/18、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私も、私の審議に必要な資料の提出を要まします。しぼって二つだけにします。一つは、過般科学技術庁で、生鮮食料品のコールド・システムについての発表が新聞等でなされましたが、本法案審議には非常に密接な関係のある課題を提起していると思いますので、これは所管は科学技術庁ですけれども、そこから生鮮食料品のコールド・システムについてのまとめた資料を一つと、それからもう一つは、生産から消費の直結は仕入れの合理化にはつながらないという大臣の、前の委員会での答弁でしたが、それはいささか私は違った角度で審議をしなければならんわけで、そのためには、六大都市の中央卸売り市場における流通改善、これが三十八年……

第48回国会 農林水産委員会 第14号(1965/03/30、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ただいま提案の趣旨を伺ったのでありますが、まず第一にお尋ねをいたしたい点は、地方財政の不足財源として地方競馬を用いるということは、その手段としてはたして適当であると考えておられるのかどうか。他により合理的な方法があるのではないかと考えるのでありますが、この点についての提案者の納得のいく説明を求めます。
【次の発言】 政府のほうはどうですか。
【次の発言】 これはいまさらさかのぼるまでもなく、三年前に、三ヵ年を延長する際にも、当然この期限内に、抜本的に政府自体としても取り組んでしかるべきであって、四十年三月三十一日の時限まぎわにおいて、同様の趣旨の説明をするということは、はなはだど……

第48回国会 農林水産委員会 第16号(1965/04/08、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ただいまの委員長の、この食料品総合小売市場管理会法案の扱いについて陳謝の意味の釈明がありましたが、これはわれわれ、与党、野党ともに十分な話し合いを理事会で進めながら、突如としてそれが委員長の宣告によって話がもの別れになり、その後、理事会でもはからなかった委員会の招集、自民党の単独採決という暴挙をあえてしたわけでありまして、このことはかつて参議院の歴史にない汚点を印したものであると言わざるを得ないのであります。  また、この法案にもうかがわれますように、政府が提案した法案に対して、政府がその早期成立を望むことは当然考えられることでありますけれども、その早期成立にあまりに執着する結果……

第48回国会 農林水産委員会 第17号(1965/04/13、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 いまの、二三ぺ―ジのIIIの3の千三百二十五戸は、百三十二万戸じゃないですか。
【次の発言】 資料の提出を求めますが、農業機械化研究所の運営審議会ですか。が持たれておりますが、この中で、農業機械化推進対策上の問題点というのが出ていますね、去年の十二月に。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 そうですが、その機械化審議会の懇談会で出された問題点、去年の十二月に出したそれを資料として提出を求めます。  もう一つは、コンバインの昭和三十九年度の鑑定の結果がまとまっておるようでありますが、これをひとつ提出をしてほしい。これはいいですか。

第48回国会 農林水産委員会 第18号(1965/04/22、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 農業経営の動向からいたしまして、農業機械の現状というものを見ますと、今後、農業機械自体の研究開発を進めて、その生産増強にあたらなければならないというそういう部門と、もう開発進展するという段階ではなしに、すでにもうその農業経営の実態からいって、機械自体も頭打ちになっているという部門、逆に、もはや整理縮小の方向に行くべき部門、こういう大きくいえば三つの農業機械の今後の方向というものが展望されると思うのでありますが、農機具生産の需要なり、また、それらの価格なり、そういうものの現状がどうなっているか、今後の見通しがどういうものか、また、これに対する政府の指導方針というものが一体那辺にある……

第48回国会 農林水産委員会 第19号(1965/04/27、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 今回の公団法の一部改正をする法律案で、業務の範囲が従来と比較して拡大された。新たな特定の地域の林道網の枢要部分となるべき林道の開設等の事業、これが登場するわけですが、このいわゆるスーパー林道、これが従来実施されてまいりました補助林道なり、あるいは公団林道、関連林道といかなる相違点があるかを明らかにしてほしい。
【次の発言】 大臣、今度の法律改正案のスーパー林道の全体の構想というものはどういうものですか。とりあえず、三つのテストケースとして具体的に登場しておるようでありますが、全体としては、このいわゆるスーパー林道は、どういう計画の中にわれわれは展望して期待すればいいか。そういう点……

第48回国会 農林水産委員会 第20号(1965/05/11、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して。いま通産大臣は、消費者価格の安定のためにということを言われましたが、いわゆる官製スーパーマーケットが、先ほどの行政管理庁長官に対する北村委員の質疑を通じても明らかなように、こういう官製スーパーマーケットが、はたして消費者価格安定になると、通産大臣は思っているのか。いるとすれば、どの程度それは具体的に価格安定に資するものという、閣僚としての確認の上に、これを理解されているのか。  それからもう一つは、生産から消費に至る一貫した総合的な施策と言いましたが、これは通産大臣としては多少専門外ではありましょうけれども、いわゆる閣僚として、はたしてこれが政策としては権衡のとれた一環……

第48回国会 農林水産委員会 第21号(1965/05/12、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。旧債の問題ですけれども、岩手にもかなり二類農家、三類農家がたくさんあるわけで、私も二類農家というものの実態を、かなり現地で泊まり込みで調査をしました。久慈市の枝成沢開拓とか、市長でさえ選挙連動にも行けないような、車でも行けないような、途中で車をおりて徒歩で約小一時間、そういうところへ行って、泊まり込みでいろいろ実態を調べてみたのですが、第二類農家でも返すという意欲はあります、返す意欲はあるけれども、とうてい返せないという負債の中には、底に沈でんしている要素があるわけです。これを単に自創資金のような五分の金利で、期間もそう長くないようなものをやっても、これは単に金融機関の制度……

第48回国会 農林水産委員会 第22号(1965/05/13、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私、まず大臣にお尋ねをいたしたい第一点は、今回の法律案のおもな内容の第一点でありますが、都道府県開拓融資保証協会の会員たる資格を有する者について、今回その範囲を拡大されたわけでありますが、新たに、従来の開拓農協のほかに開拓者をその構成員に含む農業協同組合も開拓農協としてこの協会に加入することを認めている点についてでありますが、この会員資格を拡大したその趣旨について、まず大臣からどういう根拠で会員資格を拡大したか、これをお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 その内容はいま質問の中で私も触れたつもりでありますが、どういう根拠でこういうふうな範囲を拡大して開拓者の全部または一部が……

第48回国会 農林水産委員会 第24号(1965/05/19、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 それでは少し事務的にわたってお伺いをしますが、これらの五つの法律によって立てられた農業振興計画、その振興計画に対して、事業のただいままでの実施されてきた状況は、どの程度の進捗率を示しているか、逆に申しますと、いまだ計画に達し得ざる残事業分量というものはどういうふうになっていますか。この点を事務的にお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま伺いましたところによりますと、たとえば湿田のごときはまだ計画に対して三割しか進んでいない。残事業量が七割も残っている。非常にこれは計画に対しての進捗の度合いが低過ぎると思うのであります。第一次から第三次にわたる計画の推移を見ましても、予……

第48回国会 農林水産委員会 第26号(1965/06/01、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して。先ほど局長は、協業の助長もやるという答弁でしたが、それはそれなりにわかるのですが、大臣にお尋ねしたいのですが、酪農の将来の構想として、いま局長が答弁した協業の育成ということは、一体どういう形態でこれを具体的に進めようとしておるのか。従来やってきた経過を見ると、はなはだどうも不十分、不徹底のうらみが現実にはあるのですが、一体今後協業の助長、酪農の今後の発展のために、それを中心に位置づけるとすれば、どういう積極的なこれを推進するための具体的な政策が内容として考えられるのか。これは大臣ひとつお答え願いたい、抽象的ではなく。


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 議院運営委員会 第5号(1965/08/03、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。官房長官や総裁の答弁を聞いていると、非常にどうも「ふ」に落ちないので、関連して一、二お伺いしますが、たとえば、小林章君の前の勤務地であった仙台地方局、ここが特に力を入れて、前の局長、現在の職員部長の山口方夫なるものがトップになって、仙台地方局の局内に選挙対策委員会のようなものを設置している。そしてこれには、行動力のある部長、部長代理クラスが中核分子になって、局内各部、工場、病院などで構成されている。しかも、選対委員会の中で特に活発に動いたのは、調達部、生産部、販売部とこういうことが、るる――これは仙台地方局でありますから、宮城県警の参議院選挙取締本部の添間英治捜査二課長の談……

第49回国会 議院運営委員会 第6号(1965/08/04、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。私は、きのう委員会が休憩になってから、秘密理事会ということで、引き下がっておったのですが、きのうはその後再開に至らず、けさ再開されたんです。まず私は、関連して伺う前に、ふしぎに思いますのは、きのうあれだけ具体的に――専売公社としてこれだけの大きな法律違反を犯している事態について、具体的に専売公社として掌握した資料を、納得のいくものを出してもらいたいということを言うておいたはずであります。そのうちの一つの例として、山口支局の文書収受簿の証拠隠滅、出張命令簿の焼却という、刑法百四条の証拠隠滅がなされて、これでまた大量の検挙者を出している、それを専売公社としてどう確認をされている……

第49回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1965/09/10、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 去年十一月に、国有鉄道基本問題懇談会から意見書が出て、国鉄運賃の値上げということを中心とする問題が世論をにぎわし、一般消費者大衆をはなはだしく刺激をいたしております。この意見書を見ますと、運賃収入の要増加率というものを二六%に見ておりますけれども、新聞報道等によりますと、国鉄当局は、本年に入ってから、経済不況、あるいはベースアップというようなその後の事情から、この意見書をさらに上回る少なくとも三〇%以上に引き上げたいという意向が新聞等通じて世間に流布されておるようであります。またこれを、公共料金を直接所管する藤山経済企画庁長官の新聞発表を通じての意見を見ますと、少なくとも政府管掌……

第49回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1965/10/04、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 第三班の調査結果を報告いたします。  第三班は、仲原委員長、青田委員及び私の三名をもって編成され、それに星野調査員が同行し、八月十七日から同二十二日まで六日間にわたりまして、左記の調査目的をもって、鳥取及び兵庫の順で両県へ行ってまいりました。すなわち、農林漁業の実情、特に酪農、肉牛、養鶏並びに鳥取県における果樹農業と兵庫県における都市近郊農業その他についてであります。  鳥取県における日程は、境港市、県営大山放牧場、県立種畜場、東伯郡赤碕町安田地区と八頭群河原町の構造改善事業、赤碕町果実協同組合と東郷町果実協同組合の共同選果場、東伯町伯耆酪農協同組合、北条町砂丘畑地と湖山砂丘畑地……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第8号(1965/12/02、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 具体的にお尋ねをすることにしますが、漁業協定の第一条に、「両締約国は、それぞれの締約国が自国の沿岸の基線から測定して十二海里までの水域を自国が漁業に関して排他的管轄権を行使する水域として設定する権利を有することを相互に認める。ただし、一方の締約国がこの漁業に関する水域の設定に際し直線基線を使用する場合には、その直線基線は、他方の締約国と協議の上決定するものとする。」――第一条の第一項にそうあるわけですが、まず、外務大臣に伺いますが、このいわゆる専管水域、この際に直線基線というのがあるわけですね。この直線基線の問題については、一九五八年の海洋法会議にわが国からも出席して、そうしてこ……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第9号(1965/12/03、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。農林大臣に伺いますが、問題処理の前進の手段の方法として、竹島を専管水域に設定するというただいまの中村委員の質問に対して、あなたはつつしんでその意を体すという意味の答弁があったのですが、この関連する水域の設定、法律に基づく政令が準備されていると思うのですが、現在ではどういう構想がこの政令の案になっているか、まず、それを伺います。  第二点は、もしも、その案に竹島の水域設定の問題が取り上げられていないとしたならば、この問題を積極的に解決する手段の大きな手がかりとして、いまの意見のように、今回の政令にもこれを盛る意思があっての御発言のように、前向きに理解したのですが、第一点と第二……

第51回国会 農林水産委員会 第2号(1965/12/27、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 若干の資料要求をします。  昨年の九月に、臨時行政調査会で各般にわたる行政についての意見を出しておりますが、その中で、現在提案されておる二つの法案に関係のある部分について、抜粋して資料として御提出をお願いしたい。  それは第一は、行政機構の統廃合に関する意見、この中に蚕糸局その他のものが意見として出ております。その部分だけでけっこうですから、抜粋をした資料の提出を第一。  次は、同じく臨時行政調査会で、公社、公団等の改革に関する意見で、この蚕繭事業団について触れております。そういう関係のある部分を抜粋した資料、第二点。  それから、この蚕繭事業団、従来のこれの役員の氏名、経歴、現……

第51回国会 農林水産委員会 第3号(1965/12/28、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。  どうも人ごとのような答弁で、私はきわめて不満であります。大体いまをときめく福田大蔵大臣が、かつて農林大臣のときに、「さらに、いきさつから申しますと、これも、私、十億円を追加するということを考えております。その時期、方法等につきましては、一般財政との関係もあり、その必要とする時期のタイミングも考えてやりますが、これはもう予定の計画というふうに考えておる次第でございまして、これを増資する方向において整備拡充して将来に備えたい、こういう考えでおります。」ということを、三十四年十二月八日の衆議院の農林水産委員会で明確に農林大臣が答弁をしておる。しかも、その時期とはいつか、タイミ……

第51回国会 農林水産委員会 第6号(1966/02/24、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 わが国の農業は、現在、非常に重苦しい幾多の課題をになって、農業基本法が制定されましてからただいままで五カ年の歳月をけみしたわけであります。基本法制定前後のあのバラ色の農業というものは、いま農村のどこにも見受けられない実態である。日本農業が曲がりかどに立ったといわれてから、すでに久しいのであります。毎年毎年曲がりかどを曲がり曲がって、もはや袋小路に追い詰められた実態であると言わざるを得ないのであります。しかし、大臣はそうではないと、いろいろな、ダークエモーションの中にも明かるい面もあるということを、あるいは指摘されるでありましょうが、現に農村の若者たちは農村を捨て、米づくりは停滞し……

第51回国会 農林水産委員会 第7号(1966/02/25、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。私はこの点はやはり明確にすべきだと思うのは、韓国の国会でこの問題を李農林部長官が明らかにしている点は、これらの日本からの経済協力をかちとった前提に立って、これは去年の国会でありますから、今後三年の間に日本の漁業に追いつき、三年を経過すれば日本漁業を追い越すということを言うておる。なお、国会に韓国で出しておる漁業白書とでも称すべきものを見ますと、たとえば一例を言えば、ノリの日本に対する輸出は、従来の一つの為替規制のワクをこえて、年間五億枚というものを日本に輸出することを強くこれは意欲的なものとして出しておる。アジ、サバの世界における消費市場は日本が中心であるから、これをまた日……

第51回国会 農林水産委員会 第8号(1966/03/17、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ちょっと関連して大臣に伺いますが、いまの林野庁長官の御答弁によりますと、従来原野であったものが山林に変わっている。また、畜産局長の答弁の中には、山林であったものが放牧適地として、これはまたそういう理解のしかたがあるということでありますが、聞いておると、それなりにわかる気はいたすのでありますが、そういうふうに基本的に地目が変換されたのですか。  それから、私は大臣にもしばしばお伺いしておるのでありますが、こういうことも間々あり得るので、もっとこれは、単に農林大臣というようなことではなしに、閣僚の一員としてお尋ねしたいのは、国土を高度に利用するというために、もっと調査費を投入して、国……

第51回国会 農林水産委員会 第9号(1966/03/18、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 委員長、ちょっとその前に、きょう始まる前に当然きのう要求した資料が出るものと期待したのですが、その後出ないからただすのですが、森林面積はいまの冒頭の答弁等を確認した内容で、これは資料の提出は必要がないということは、私も質疑を聞いて理解しましたが、きのう私が中村委員の発言に関連して、従来自然退職が毎年一千人ある、新規採用についてはわからぬという、きわめて無責任な答弁に終始したことに基づいて、しからば過去の実績をひとつ出してほしい、自然退職が一千人であるかどうか、新規採用は一体どうなのか、並びに四十一年度の計画を出してもらいたいということを言うたはずです。きょうの委員会に先立ってそう……

第51回国会 農林水産委員会 第11号(1966/03/24、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 これは来週火曜日までに出していただけるかな。
【次の発言】 関連して一つ大臣に伺いますが、これは政府委員の答弁では、調査をしてそのデータによって融資条件も前向きに考えるという意味のうまい答弁なんですけれども、きのうも後藤政務次官が答弁されたように、私はもうそういう調査の段階ではないと思う。というのは、内閣におけるところの経済審議会で三十九年に答申している中にも、同じ農業でも劣悪な立地条件にある地帯に対しては融資の率、あるいは償還期限の延長等は地域の実態を踏まえて特別に考慮しなければならぬということが答申してあるわけです。これは大きなやはり日本農政の政策課題であると思う。だからそう……

第51回国会 農林水産委員会 第12号(1966/03/25、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 国有林経営の問題につきましては、すでに本委員会においてもしばしば質疑を通じてきた経過があるわけでありますが、この際、大臣としての責任ある答弁を承りたい。  国有林経営のあり方については、政府におきましては、中央森林審議会から出された答申について、これを尊重し、具体化について目下検討中であるという言明にとどまっております。しかしながら、この問題は、国有林野事業の今後の方向いかんによって、多くの労働者、地域農民、木材関係中小企業者にとっては、きわめて重大な影響を持つものであります。したがって、今日、国有林野事業の民主的経営について多大の関心が寄せられている段階で、中央森林審議会の答申……

第51回国会 農林水産委員会 第14号(1966/03/31、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して一点伺いますが、その数字の検討で、標準偏差の三倍でこれを、料率を改訂すれば、今後の再保険の機能も十分できるという、その資料はちょっといただけませんでしょうか。それをやはり、見ないと、われわれもわからぬのですが。  それから、いま森中委員が取り上げた前提について、私は大臣に、関連ですから簡単に伺いますが、結果的に出てきた十二億の、いわゆる余剰というものを元本として、それから生ずる利子所得で、中央会が新たな政府の委託を受けて事業をやるというのだが、これは一体、こんな一億足らずの金で、そういう所期の目的が達成すると、私は思わぬのです。もっとやはり、一般会計からこういう海難救助そ……

第51回国会 農林水産委員会 第15号(1966/04/01、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 いま、大臣の答弁の中に、まず、米については、ここ二、三年とおっしゃったと思いますが、生産が多少減少ぎみであると、その原因はともかくとしてということで、次のお話に移られたようでありまするが、私は、米なら米の食糧の自給度を維持すると、向上というところまでは明らかに理解しがたい従来の大臣の答弁でありましたが、かりに維持するということにおきましても、なぜこれが減少したかという理由をもとより大臣は明らかに踏まえておられると思うのでありますから、その減少の理由というものをいかように分析し、その現状認識の上に立って具体的な施策はどういうものであるかということを、この際明らかにしていただきたいの……

第51回国会 農林水産委員会 第16号(1966/04/12、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 畜産物の価格安定等に関する法律の一部を改正する法律案に関連して、資料の提出を求めます。順序不同でありますが、いわゆる畜安法で、四月一日に指定食肉にかかる豚の枝肉の安定上位価格、安定下位価格が告示されたわけでありますが、これが積算の基礎を明らかにした資料をまずお願いします。  それからまた、先月の二十五日、この委員会で大臣に私がお尋ねをして、大臣の答弁には断じて納得ができないままで打ち切りになっておりました、原料乳価格の同じく安定上位価格、安定指標価格ですか、それと保証価格、取引基準価格、それぞれが四月一日に告示されたわけでありますが、この告示をした価格の積算内容を詳細に内訳をつけ……

第51回国会 農林水産委員会 第19号(1966/04/19、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私、いただいた資料で、わからぬ点を関連して伺うのですが、屠殺の資料の中で、乳牛の屠殺が、三十七年の成牛では十万一千頭を屠殺している。それから三十八年には十五万一千頭の乳用牛の成牛を屠殺している。それから三十九年は、ほぼ二十万頭近い乳牛を屠殺している、十九万七千五百頭。それから四十年度では、推計ではあるが、もう二十三万頭近いものが屠殺すると推定されておる。逐年乳用牛の成牛が屠殺されておるその数が累加をしておる。この事実というものをやはりどう理解するかという理解のしかたが収益性の高い、低いのいまの論議にもつながる基本的な現状の認識のこれは数字だと思うのであります。で、伺う点は、老廃の……

第51回国会 農林水産委員会 第20号(1966/04/20、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、近代化資金の中枢機関をになう農協自体について、一、二まずお伺いをいたしたいのでありますが、農業協同組合の体質改善という声が、組織の内部はもとより外部からも提起されて、かなりの年月を経過いたしておるのでありますけれども、なかなかその実態は、体質改善が十二分に行なわれていないうらみを私は感ずるわけであります。ありていに申しますと、いまの農協はさか立ちをしておる実態ではないか、購買事業というものは現実には組合員の必要な生産、あるいは生活資材を協同組織で購買するから購買事業と言っているのでありますけれども、実態は農協から組合員にこれを売り渡す販売事業……

第51回国会 農林水産委員会 第22号(1966/04/27、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 現行の乳業資金制度は、去る三十六年に公庫法附則に規定が追加されて、五カ年を限度として今日まで運用されてきたものでありますけれども、この制度が置かれた当初の趣旨は一体どういうところにあったのか。その点からまずお伺いをいたしたいわけです。
【次の発言】 政府のほうからの法律上の点はまあけっこうです。で、データを持っておると思いますから、政府から伺いたい点は、しからば一体この制度によって、現在までの施設資金の融資の実態というものは一体どうなっているのか。あわせて融資ワクが毎年五カ年間設定されたわけですが、それに対する消化は一体どうなっているのか。それから今回法律を一部改正して五カ年を延……

第51回国会 農林水産委員会 第23号(1966/05/10、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私も一つ審議会について大臣にお尋ねしますがね。畜産局関係の審議会を一本にする、大臣としては近来珍しいはっきりした答弁をしている。私はその四つを一つにするとか、そういうことではなしに、この審議会の従来の政府の持ち方というものを基本的に反省して、顔を洗って出直すべきだということを中心として、大臣にお尋ねをしたい。鶴園委員も言ったように――これは何も鶴園委員も四本を一本に必ずしもせよというのじゃなしに、たとえば、いま具体的に問題の出ておる飼料の審議会にしても、会長が農林大臣だなんという、全くどうもあいまいな審議会の性格からして問題なわけで、要するに、審議会というものの性格は、行政庁の独……

第51回国会 農林水産委員会 第26号(1966/05/26、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 どうもいまの答弁では非常にあいまいに受け取れるのですが、従来の既存の業者がやっていたその実績が五、六千トンないし一万トン、そういう実績の範囲ということだが、それは五千トンでも実績というふうにもとれるし、一万トンでも実績というふうにとれる。一体どっちを既存の実績として考えているのかということですね。この問題の前に、いま中村委員も指摘したように、非自由化品目である牛肉の輸入ということ、そういうものが果たす役割りというのは、当然そのことによって、輸入した場合に、国内価格にかなりの影響を与えて消費者価格の高騰を規制するという意図があるはずであるのに、従来の実績と称する流通の機能の中にはそ……

第51回国会 農林水産委員会 第27号(1966/05/27、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。大臣に伺いますがね、私いままで聞いておって、非常にどうもわかりにくくなっていることが農林省の中である。というのは、いま取り上げている国有林野に働く労務者の同じ職種、同じ労働というようなものを無理にこじつけているように私は思う。しかし、答弁はなかなかもっともらしいような答弁が職員部長から出ている。これはひとつこれで、一応そういう答弁を聞いて、私は非常に不可解に思いますのは、これは大臣も記憶に新たでしょうが、酪農家の投下した労働を評価するにあたって、あなたの前任者の赤城農林大臣は、同じ原料乳地域における他産業労働者の労働賃金に、これの実態を調査して評価がえをするということを私に……

第51回国会 農林水産委員会 第28号(1966/05/31、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 資料を要求します。  公的年金制度における既裁定年金の種類別、制度別、年次別平均年金額です。まず、第一表として提出をしてほしい。で、公的年金制度でありますが、国家公務員、地方公務員それぞれの共済組合、公共企業体共済組合、私学共済、厚生年金、農林年金、この六つについて、三十六年度から四十年度までの五カ年間の退職年金、障害年金、遺族生金について、それぞれ既裁定年金の平均年金額の一覧表をまず一表として資料を提出を求めます。  次は、スライド制に関係のあることでありますが、たしか厚生省所管の社会保険審議会で厚生年金部会が持たれ、その中にまた懇談会をもってスライド制の研究会を持っておるので……

第51回国会 農林水産委員会 第29号(1966/06/02、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 最初の三年を遡及した平均が二万円と見た場合を前提として言っておるのですから、その場合に、二十年間の通算が七一・六五三%に当たると、そういう指数で、これは七割にかけて出したのだが、そういう場合を想定して農林省はどう計算したかと質問しているのです。

第51回国会 農林水産委員会 第30号(1966/06/07、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 農林年金の旧法期間に新法を適用する、そういうことについて、この際政府の見解を伺いたいのであります。私はこの二月二十四日の本委員会におきまして、この問題について昭和三十九年の農林年金法改正にあたっての附帯決議を、一体政府はどう受けとめておるかということに関連して、世界的な水準であるILO百二号条約とか、あるいは公務員の年金制度に対するマイヤース勧告等を引用いたしまして、支給率を新法並みに改定することは何ら不当なことではなくして、当然過ぎるほど当然な措置であってしかるべきであるということを強調したはずであります。ところが、今次の農林年金法の改正案には、支給率の改正は何らこの法案の中に……

第51回国会 農林水産委員会 第35号(1966/06/27、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。いまの御答弁、どうも私はよく理解できないのでありますが、と申しますのは、本委員会が昨年の十月四日に開かれております。その際に私は果樹共済についての政府の準備の進捗状況等を詳細に伺ったのでありますが、その際の政府委員の説明は、「三十八年度から果樹の試験調査を実施しておりまして、この調査が四十年度をもって、すなわち本年度をもって終わることになっております。」云々という答弁がある。そこで四十年度に調査が完了するので、四十一年度にそれを実施するかどうかということについて私がお尋ねをしておるわけであります。それに対して後藤政務次官は次のように答弁をしておる。速記録を読みますが、「説明……

第52回国会 決算委員会 閉会後第10号(1966/11/17、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 冒頭に農林大臣が概況を報告したものを、資料として、再開までに提出をしてほしいと思います。委員長にお願いしておきます。

第52回国会 決算委員会 閉会後第11号(1966/11/18、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 三十八年の八月、自民党政府が、砂糖の完全自由化という、世界にもほとんど類例のない暴挙をあえてしたわけであります。基本的なこうした矛盾の上に発生した、今次共和グループ不正融資問題に関する報告書が、昨日本委員会に提出されたのでありますが、第一に、政府の甘味資源対策に確固とした一貫性がない。時々刻々に激動する自由化のあらしを受けた糖業界の動向、なすすべをほとんど知らない、朝令暮改の失政に対するきびしい自己批判がまず欠けているということを指摘せざるを得ないのであります。  第二は、金融機関の、昨日、矢山委員があるいは大森委員が従来の委員会で指摘したような数々の不正融資の実態も、政府の糖業……

第52回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1966/09/10、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ちょっと関連して。  この業者の意向というものは、一応いまの局長の答弁で、考え方がわかったような気がするのでありますが、しかし、原料乳の不足払いの暫定法律が国会に上程される前後から、特に森永では、ばく大な費用を投じてこれに反対のPRをして、いろいろな資料を頒布しておる。その中に、原料乳に対して政府が価格に介入するということは、乳価に対して国家権力が介入することであって、私企業の自由をはばむ逆コースのものであるという意味のパンフレットを流された経緯があるわけであります。この会社の副社長は、あなた方の先輩の渡部、もとの次官が、その経営の中心を牛耳っておる。したがって、そのときの思想が……

第52回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1966/10/25、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連。どうも、いままでの経過を聞いていると、貴族の商法の代表的な態度で融資をしておるとこれは指摘せざるを得ないと思うのです。そうじゃないというなら、反論をひとつ示してもらいたい。大体、精製糖あるいはブドウ糖工業の一つの製造過程は、共通してブドウ糖の施設を精製糖に転用できる要素が全体の七割を占めておる。詳細を必要なら、図表もありますから、示してその点を明らかにしてもいいですけれども、最初からブドウ糖と精製糖はその機械設備において共通部門が七割以上占めておる。したがって、こういう一つの制度金融として臨まなければならぬ点は、かりに融資を受ける団体が善意をもってそのことに当たる場合といえ……

第52回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1966/10/26、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 昨日、私は農林大臣に対して二点をお尋ねをいたしましたが、いずれも答弁は私の質問に対しては体をなさぬわけです。すなわち、第一点は、細島甘味コンビナートの総合施設のうち果糖製造部門に対して、農林省は融資機関である農林中央金庫に対して何らかの融資依頼をいたしておるはずでありますが、その間の明確なる答弁をきょう約束をいたしたはずであります。  なお、第二点といたしましては、農林中央金庫を中心としてかなり多額のこの共和グループに対する運転資金が融資をされておるのでありますが、共和グループの中でブドウ糖を製造する製品を仕上げるまでの一貫の運転資金が適正に運営されるならばどれだけの運転資金が要……

第52回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1966/11/01、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ちょっと次の質問の前に関連して。私は、大臣に少しはっきりした責任を明らかにしてもらいたい。国有林の交換については、申請の目的には、いま現実に高槻が問題になっているが、それが放牧地になっておる。しかし、交換したあとそれが何にされようと、その件に関する限りは規制がない。今後改めると言うけれども、従来きわめて枚挙にいとまのないほどこの交換問題についてはいわゆる黒い霧というか問題が内在しておる。私は、いやしくも国有林を管理する、その最高責任者である農林大臣は、今後はその基準を明確にし云々ということは今後の問題である。しかし、従来こういうルーズな処理をした責任は、これは免れることができない……

第52回国会 農林水産委員会 閉会後第5号(1966/11/25、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 ただいま政府から共和製糖と東洋果糖に対する各三機関の融資についての調査報告を伺いましたが、私は、この調査報告に基づきまして、従来本院の決算委員会なりあるいは当委員会で触れましたことと極力重複を避けてこれからお尋ねをいたしたいと思いますが、かなり時間の制約がありますので、質問も簡潔にいたすつもりでありますが、政府御当局あるいは参考人の御答弁も質問そのものに直接簡明にお答えになっていただきたいと、あらかじめお願いをいたしておきます。  まず、三十八年の十月一日付をもって、東洋果糖株式会社取締役社長菅貞人から、当時の食糧庁長官斎藤誠氏に対して、「ぶどう糖合理化工場建設資金融資斡旋依頼に……

第52回国会 予算委員会 第2号(1966/07/20、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 昭和四十一年の生産者米価がいわゆる政府の買い入れ価格が、最終的には佐藤総理の裁断で、百五十キログラム当たり一万七千八百七十七円に決定し、告示を見たのでありますが、総理が一万七千八百七十七円と裁断したその根拠なり、また、その金額を算出するにあたっての方式なりを、総括的にまず伺います。総理から伺います。裁断した当事者から。
【次の発言】 総理に、その裁断のそこに至らしめたことを伺ったのです。裁断はどういう根拠でそうなったのか。
【次の発言】 いま総理と農林大臣の答弁を伺いますと、必ずしも一致した見解ではないように受け取ったわけであります。総理は、指数化に三百九十円を必ずしも加算して出……

第55回国会 農林水産委員会 第2号(1967/03/30、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 乳価について、特に原料乳関係の価格を中心としてお尋ねをいたしますが、最近の酪農というものを展望いたしますと、生産はきわめてその伸びが停滞をし、一方、需要は予想を上回った拡大傾向をたどっておる。したがって、国内で必要とする乳製品の不足を補うために、アメリカを中心とする諸外国の乳製品の輸入にまたなければ国内の需給の調整ができない。しかも、諸外国といえども、乳製品のストックは、その傾向は停滞の方向にある。酪農家が購入するえさの価格の値上がり等々、あらゆる角度からいって、酪農は、政府のキャッチフレーズである選択的拡大というにかかわらず、現実は崩壊寸前にあり、危機的様相をあらゆる面において……

第55回国会 農林水産委員会 第10号(1967/06/02、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 きょうは、大臣の御都合で午後二時に衆議院の本会議にとられておりますので、きわめて時間の制約がございます。したがって、きょうは、私は、あまり事務的なことではなしに、また、米価そのもの、あるいは算定方式とか、そういうことには一切触れませんで、大臣の率直な常識的な判断を中心としたお答えをいただきたいわけであります。  まず、第一に大臣にお伺いいたしたいのは、米価審議会の構成の問題について、従来、国会議員が学識経験者として農林大臣の依頼を受けて国会で選ばれてその審議会のメンバーに参画をしておったわけでありますが、これが七日の日に期限切れになるわけです。もう一週間もない。こういう差し迫った……

第55回国会 農林水産委員会 第12号(1967/06/08、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 一つだけ関連して伺いますが、森林害虫防除員千三百名のうち、専任がたったの五十人、それに対する質問に対して、あるいは林業普及指導員なり森林組合の技術員なりその他等々の動員というような意味の話もありましたけれども、私、現地でいろいろなこういう問題に取っ組んでおるなまの声を聞きますと、そういう答弁でまあいろいろ言いわけをされるようなことをやる前に、本来あるべき指導体制が、一体、いまの千二百五十名の臨時的な体制で十分であると思っておられるのかどうか。千三百名のうち、わずか五十名が専任職員で、あとは一体どういう待遇でどれだけの機能を期待しておるのか。本来的な防除の体制というものの中核体でし……

第55回国会 農林水産委員会 第13号(1967/06/09、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 少し要約してお伺いをいたしたいと思いますから、答弁も要点だけを簡潔にひとつお願いいたしたいと思います。  まず、ただいま提出をいただきました資料について、農林省の災害対策本部から七日現在の干ばつ被害状況の集計が出ておりますから、それのトータルだけでけっこうでありますから、ひとつ御説明をお願いします。
【次の発言】 もう一つ、応急対策事業の経費……。
【次の発言】 気象庁長官にお伺いしますが、短期予報、今後の一週間あるいは三週間、あるいは三ヵ月、そういうものをお伺いをいたしたいのと、時間がありませんから、まとめてお伺いしますが、最近の過去十ヵ年間を見ましても、三十三年、三十五年、三……

第55回国会 農林水産委員会 第14号(1967/06/13、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 一体、それは、何年から信憑性を問題として、その資料をいつから確実を求めて報告を提出さして、それがどうなっていますか。
【次の発言】 三十六年からとっておって、それが、いつ確実なものに修正をさせて、政府の責任で国会へ出せるような資料になってきておりますか、おりませんか。三十六年もまだだめ、三十七年もだめ、三十八年もだめ、三十九年もだめ、四十年もだめ、一切がそういうあいまいもことした実態の中にこういう法律を出しておるのですか。
【次の発言】 何もたいへん申しわけないという話じゃなくて、それはあなた方の当然の仕事の一部じゃないんですか。三十六年はこういう点で市町村の固有の補助事業につい……

第55回国会 農林水産委員会 第15号(1967/06/15、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 質問の前に、この前の委員会で要求した資料について後ほどお尋ねをする便宜上、きょう出された資料について修正をしたものを試算をしておいていただきたい。それが出次第この資料についてお尋ねをしたいということでお願いします。  それは、一の「六億円増資の場合の農業共済基金の収支見込み積算基礎について」という資料ですが、無利息欄が四十五年から多少減額になっておりますが、これは政府としてはいろいろな積算の経過があるでしょうが、それはあとでお伺いするとして、これをずっと四十五年から五十一年まで二十四億六千七百万そのものとした場合の計算がどうなるのか、収支にどう影響するのかということを、全部直した……

第55回国会 農林水産委員会 第20号(1967/06/29、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連して若干お尋ねをいたしますが、零細性という実態の中に生産性を上げていくという困難さ、これが基本的な問題の一つだろうと思うのですが、それに対して、一昨年は予備費から、本年は本会計から二億五千万の財政を投下して、大型機械を導入しておる。私、どうもしろうと的に不思議でならないのですが、こういう零細な、平均して二十アール未満の各農家の零細経営に対して、どうして生産性を高めるためにこういう大型機械がスムーズに活用されていくのかという点を疑問に思うのですが、その実態はどういうことにあるのか。これが可能であれば、また非常に明るい展望が見い出されると思うのです。その点はいかがなものでしょう。

第55回国会 農林水産委員会 第21号(1967/06/30、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 簡単に大臣にお尋ねいたします。  大臣も御承知のように、米は直接統制でありますけれども、これは予約制を内容としておるわけでありますが、その予約制のたてまえは、当時の米穀懇談会が政府に答申しておる内容からも明らかなように、作付前に価格をきめるべきであるという太い柱を政府に答申しておるわけであります。したがって、予約制を尊重される立場からいえば、当然作付前に米価を決定して、安心してその決定した価格を受けとめて農家が生産に従事をするべきものでありますけれども、この予約制がとられてから昨年までの経過を見ますと、ことしも同様でありますが、意識的にか無意識的にか、生産者米価の決定は、国会の会……

第55回国会 農林水産委員会 第27号(1967/07/20、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 関連ですから、資料抜きで簡単に申し上げますが、私の身近な岩手大学の毎年の獣医科の卒業生の就職先の動向を見ますと、あれだけ酪農なりあるいは肉畜に県是として重点を置いているにもかかわらず、地元に新卒の獣医師資格者がほとんどと言ってもいいくらい残らないで、大半は大資本の中の獣医師の受け入れ体制に就職をしており、地元のそういう条件の悪いところには来手がない、こういう実態なわけです。私は、たくさん最近の実例も持っておりますし、待遇その他の具体的なデータもありますが、そういうことを県の実態から見ますと、やはり相当思い切った獣医師に対する政府の畜産振興のさらに先駆的な大きな課題としてこれを現地……

第55回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1967/05/24、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 質疑に入る前に、私、委員長に一言、その考え方を尋ねておかなければならぬのでありますが、すでに午前中から、この委員会の持ち方について、午後一時から質疑に入るということを全体で確認したにもかかわらず、定刻にはすでに宮澤長官以下政府関係者が出席をしておる。野党も過半数が定刻に出席をしておる。しかるに、過半数を占める与党がこういう状態で、一体この委員会を、はたして委員長は今後真剣に運営の衝に当たっていく自信がありますか。
【次の発言】 先ほど長官のごあいさつにありました本委員会に対するごあいさつの中で、経済発展の長期的構想に触れられたのであります。なお、これに関連して、総合計画局長から、……

第56回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1967/09/29、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私は、過般の国会が終わりましてからただいままで、もっぱら岩手県下のビート栽培地帯を文字どおりくまなく回って歩きました。あるいは農家の縁側で、役場の町長室で、そして農協の営農指導員に、あるいはまた県の農業改良普及員に、どの村でも、そして夜は必ずといってもいいほどビート問題に焦点をしぼった座談会を持ちまして、ビート生産農家のなまの声を率直に聞く機会を持ってただいままでまいったわけです。  その中の一、二の例を拾って申し上げますと、九戸郡に大野村という村がありますが、この村に柏木畑という部落がありまして、岩手県でもかなりビートの栽培面積の大きい農家があると聞きましたので、その農家まで行……

第57回国会 農林水産委員会 第2号(1967/12/22、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 限られた時間でありますが、大臣に、二、三の点にしぼってお尋ねをいたしたいのであります。  あたかも来年度の予算編成期を目睫に控えて、いま全国の生産者農民の関心は、この編成の基本的な方針、またその具体的な内容に大きな関心を払っていることは周知のとおりであります。私はその中で特に農産物の根幹をなす米の価格を中心として若干のお尋ねをいたしたいのでありますが、いろいろ政府当局から予算編成を控えて、アドバルーンが上げられまして、また世論の抵抗によって、このアドバルーンが引き下げられ、また異なるアドバルーンが上げられておる。最近において国民の知り得た範囲の問題は、この米価のきめ方等をめぐって……

第58回国会 逓信委員会 第9号(1968/04/04、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 郵政業務をスムーズに運営していく基本的なあり方は、かかって労務管理の適正化にありと私は思うのでありますが、このことについての郵政大臣の所信をまず承っておきます。
【次の発言】 労働大臣にお尋ねをいたしますが、昭和二十七年から最近時までの十七年間におきまして、公労委で受理しておりますところの不当労働行為に対する救済の申し立て件数、これが郵政が五十八件、専売が二十九件、国鉄十七件、林野十六件、電電公社五件、印刷三件、三公社五現業については、過去十七年間に百二十八件の救済の申し立てが出ておるわけであります。なお、公平委員会で受理をしておりますところの不利益処分に対する審査請求の動態を見……

第58回国会 農林水産委員会 第4号(1968/03/28、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 私は西村農林大臣とは初めての出合いですから、大臣の基本的な考え方をまずお尋ねをしたいのです。  大臣は国会における意思表示をされた場合に、それをどう受けとめられる基本的な態度であるか、そういうところをまずしかと承りたい。
【次の発言】 その根拠はどこにありますか。その発言を尊重する、意思表示を尊重するという、大臣のその所信の基本となるものはどこにありますか。
【次の発言】 それでは具体的に伺いますが、その前に、きょう本委員会に配られた乳価に関する資料、これは大臣、責任を持ってこの資料は確認をされておりますね。
【次の発言】 いや、その資料は大臣が確認をされて出されたのかどうかを伺……

第58回国会 物価等対策特別委員会 第1号(1967/12/27、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。



各種会議発言一覧

6期(1962/07/01〜)

第41回国会 社会労働、農林水産委員会連合審査会 第1号(1962/08/30、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 先ほども委員長からも触れましたように、肝心の農林大臣がまだ見えないのに私の質問を提起することは、きわめて不適当だと思いますが、大臣は一体何時ごろ見えますか。
【次の発言】 それでは、せっかく定刻から御出席をいただいておる公正取引委員会の委員長にまず御質問申し上げます。  この環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律が三十二年の六月に成立をいしましてから今日まで、この法律の第三条に基づきますところの環境衛生同業組合の組織が各地に逐次進渉して参っておるのでありますが、同業組合が適正ならざる料金協定を行なって、公取委が違反の勧告、あるいは審決を行なった事例があるかどうか、あればその具……

第46回国会 建設、農林水産委員会連合審査会 第1号(1964/04/24、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 大臣がいない間に、ちょっと事務的に伺いますが、この法案の第一条の目的の「人口の集中に伴う住宅用地の需要の著しい都市及びその周辺の地域」、これはいずれ政令等が出るでしょうが、政令案はどういう内容でしょうか。
【次の発言】 大都市というのはどういうことですか。
【次の発言】 いまの具体的なその地域あるいは都市名は、当面という前提の説明ですが、当面ということは、将来はさらに拡大をするという意図を持っての当面であるか、将来は当面の具体的にいまあげた都市地域をさらに狭めるという方向の当面か、その具体的なもう少し内容に触れて、一般国民がわかるように答弁してください。

第46回国会 建設、農林水産委員会連合審査会 第2号(1964/06/04、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 まず、建設大臣にお尋ねをいたします。  現行河川法は官僚独善的な性格がきわめて濃厚な法律である、かように理解をいたすのでありますが、今回の新河川法改正案では、その点はいかような改善がなされておるか。地方自治体や地元住民の立場なり、権利なんというものは、今回の法案の中には、どのような内容によって尊重されておるか、この点をまずお伺いをいたします。
【次の発言】 それでは、少し具体的な内容に入って私の冒頭の質問を伺うことにいたしたいと思いますが、まず、今回の河川法案に対して要請されますところの水基本法的性格が欠除しておるのではないかという点をまずお尋ねをいたしたいのであります。  順序……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1964/03/27、6期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 地域格差を是正するということに対する政策要求というものは、今日ほど高まっておる時期はないと思う。そのことが池田内閣の想像を絶したものとなっておるということをまず指摘しなければならぬわけです。そういうことを指摘する客観的な背景をなすものとしては、後進地域から大都市に人口の流出が地すべり的にきわ立った動きを示しておる。そういう流れ方が最近特に加速度的に進んでおる。それから後進地域に共通する地方自治体の財政の窮乏というものは、過般の白書にもあったように、そのことがまた相対的に中央依存度を高めておる。あるいは先進地域と後進地域との交通網なり、あるいはマス・メディアの発達によって接触が非常……


7期(1965/07/04〜)

第51回国会 運輸、農林水産、商工、物価等対策特別委員会連合審査会 第1号(1966/03/01、7期、日本社会党)

○渡辺勘吉君 わが日本社会党は、今回の国鉄運賃値上げには、同僚委員がすべて衆議院、参議院を通じて述べておるように絶対反対であります。  しかし政府案には、いろいろとまた問題点が内在をしております。特にまた農林水産業の立場から見ますと、幾多の矛盾点が、この提出された法案の内容には内在していると指摘せざるを得ないのであります。したがって、私は、まずこれらの疑問や矛盾点を、審議を通じて明らかにいたしたいと思うのであります。農林漁業の立場から、まずこの法案について伺いたいのでありますが、農林漁業がその産業としての性格の上からいって、他の第二次あるいは第三次産業に比べて、発展の度合いが総体的におくれてお……


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ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

渡辺勘吉[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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