このページでは西村関一参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。西村関一参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○西村関一君 ただいま藤原委員から新生児の問題についての御質疑がございました。その具体的な事例といたしまして、最近発見せられました赤ちゃん取りかえ事件といわれております問題についてお伺いしたいと思うのでございます。 実は、この事件は大津の日赤病院において行なわれた事件でございまして、その当事者、この赤ちゃんの片方の男親のほうが私の経営いたしておりました保育所の出身でございました。いわば私の教え子でございます。それから、もう一方のほうの赤ちゃんの両親は、私の地元の秘書の友人でございます。そういうような関係から、いち早く私はこの事件の内容について知らされたのでございます。しかし、これは世間の問題……
○西村関一君 ただいまの久保委員からの質疑に関連をいたしましてお尋ねをしたいと思うのです。 裁判官、検察官の報酬につきましては、いまお話のありましたように、従来から待遇をよくしなければいけないんじゃないかという声がかなり強いわけでございます。と申しますことは、その報酬が少ないために、在野法曹に回られる方が多くて、優秀な検察官、裁判官を得るということがだんだん困難になってきているということを憂えるものでありまして、やはり裁判官や検察官の仕事がただ単に使命に生きるという使命感のみを高調してこれに伴うところの待遇をよくしていくということをしなければ、優秀な裁判官、検察官を得ることはなかなかむずかし……
○西村関一君 私の持ち時間は、お答えの時間を含めて二十分しかございませんから、簡潔にお願いをいたしたいと思います。 問題は、滋賀県坂田郡伊吹村に所在いたします大阪セメント伊吹工場の公害問題でございます。 過日来、関係住民約千五百名の署名を得まして、これに対する陳情を受けておったのでございます。その由を本委員会の委員長にお伝えいたしまして、一昨日非公式ではございますけれども、松澤委員長並びに戸田理事、その他の方々がおいでくださいまして、現地で陳情を受けられ、また、被害地並びに工場において親しく調査をしていただいたのでございます。私もこれに参加をいたしました。簡潔に申しますと、工場側としても公……
○西村関一君 本日は、外務大臣と大蔵大臣に質疑をいたしたいと思います。外務大臣は海外出張中であられますので、椎名大臣が代行しておいでいただいておるわけであります。 私は、ベトナム和平の問題に関連いたしまして、政府の所信を伺いたいと存じます。去る三十一日のジョンソン大統領のベトナム和平に関する演説、これに呼応いたしまして、三日の深夜、ベトナム民主共和国政府の和平の話し合いに応ずるという柔軟な声明、さらに四日の夜、キング牧師が暗殺せられて、アメリカの社会はかなりの混乱を来たしたという情勢の中にありまして、私はベトナム戦争をめぐるところのジョンソン大統領とホー・チ・ミン大統領の両極に見る苦悩を越え……
○西村関一君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。
○西村関一君 質問に入ります前に、私は、第三宮古島台風に対しまして本委員会といたしましてはこれが万全の措置を講ぜられたいということに対して深い関心を払っておる者でございますが、先ほど長官の御発言の中にこの問題に対してお触れになるというふうに期待をいたしておりましたが、お触れになっておられませんので、私からあらためて政府のとられた措置についてお伺いいたしたいと思います。ただ、時間がありませんので、きわめて簡潔にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 私は本日、沖繩県民の国政参加の問題について、主として総務長官にお伺いしたいと思っておるのでございますが、その前に、先般自民党の福田幹事長が沖繩……
○西村関一君 総理府総務長官にお伺いいたします。先日沖繩の復帰協の会長喜屋武氏ら八名の方が本邦に来られまして、憲法適用国政参加の要請県民代表団という資格で政府に要請があったと思うのでございます。聞くところによりますと、総理は面会を断わりになったということでございますが、長官はこれらの方々にお会いになったでしょうか。
【次の発言】 この公職選挙法に基づくところの国政参加についての立法院その他の決議及びこの代表団の要請は、あらゆる角度から考えまして至当であると考えますが、これに対する政府のお考えはいかがでございますか。
【次の発言】 沖繩県民の方々の一致した要求は、平和条約第三条と第六条及び安保条……
○西村関一君 委員長の選任につきましては、投票の方法によらないで、委員長代理にその指名を一任することの動議を提出いたします。
○西村関一君 沖繩返還につきましては、衆議院におきましても、本院におきましても、総理、外相その他関係閣僚からいろいろな御答弁があったわけであります。われわれといたしましては即時無条件全面返還ということを要望いたしておりますけれども、いまだに時期についても、また、どういう形の返還をとるかということについても、白紙ということが政府の答弁であります。基地抜き・本土並みということもございましたけれども、白紙であるということで、六月には外務大臣が訪米をせられ、秋には総理がニクソン大統領と会見なさるというようなところで、だんだん政府の方針が煮詰まってきておると思うのであります。いずれにいたしましても、政府……
○西村関一君 いままでいろいろ質問がありましたのでほとんど尽きておるかと思いますが、一つだけお尋ねをいたしておきたいと思います。
それは在外公館員の手当、給料、そのほか必要経費というものが、それぞれの地域にあります他の外国公館の公務員の手当と比べてどのくらいのところに日本はあるのか。それは地域によって違いましょうけれども、たとえばワシントンではどうか、あるいはニューデリーにおいてはどうか、あるいはパリにおいてはどうか、どのくらいのランクにあるのかちょっと伺いたい。
【次の発言】 いまのパリの例から考えましても、その他のところもそう上のランクにあるとは思われない。いま伺う時間がありませんけれど……
○西村関一君 私は、時間がありませんから簡単にお尋ねをいたします。簡単に御答弁を願いたいと思う。 それはベトナム問題。ベトナムの和平交渉がパリで行なわれており、現在非常に微妙な段階に来ておるということは大臣も御承知のとおりだと思います。私も先般IPUの会議に出ましたみぎりに、あらかじめ予定を組んでおきまして、パリに参りまして和平会談の当事者国の代表団と非公式に会見を試みたのであります。ベトナム共和国――南ベトナムの国会議員と知り合いがございまして、これがパリにおるというので、会う予定をいたしておりましたが、これは会えませんでした。一日早く向こうはサイゴンに帰りまして会えませんでした。また、解……
○西村関一君 いま大和理事が打ち合わせのために出られましたので、私がプレク・トノット川の電力開発計画のための贈与協定に関する問題についてお伺いしたいと思います。委員長、よろしゅうございますか。
【次の発言】 いま質問が継続されている問題は大和委員が質問を続けられると思いますから、私はプレク・トノット川の電力開発の問題に対して質問したいと思います。それでもよろしゅうございますか。
【次の発言】 私はこの提案理由の説明のありましたときに外国に行っておりましたのでお伺いをすることができませんでしたけれども、資料を拝見いたしまして、私も四年前にカンボジアに参り、またラオスに参りまして、多少この問題に対……
○西村関一君 関連。
いまお話しの北海道以外のところにおけるビートの栽培ですね、暖地ビート、これがうまくいかないというのは、いまは、やめてしまったんですが、なぜやめたんでしょう。どういう点でやめたんでしょうか。それから、研究は農林省においてやっているのですか。その点いかがですか。
【次の発言】 結果的にはうまくいかなかったと言われるけれども、一応農林省としては奨励して九州の南部地帯でやらしたと思うのです。そういうふうに私は理解しておるのですが、その後の暖地ビートの研究は、栽培の可能性があるのかないのか、どうでしょう。
【次の発言】 関連。
農林省の当局に伺いたいと思います。この協定が締結さ……
○西村関一君 若干御質問をいたしたいと思いますが、ミクロネシアの日米協定の問題に関連いたしまして、国連の信託統治理事会の状況はどういうことになっておりますか、その点、まずお伺いいたします。
【次の発言】 原住民が九万といい、あるいは十万といい、いろいろいわれておりますが、住民の自治能力につきましてはどういうふうな見解を持たれておりますか。
【次の発言】 一九七二年には国民投票が行なわれてどういう形態の自治をとるかということをきめるやに伺いますが、その点に対してアメリカ政府は、もちろん住民の自治、住民の自由な意思による国民投票によってきめられると思いますけれども、いまわが政府のほうで察知しておら……
○西村関一君 私は、きょう少し角度を変えましてベトナム問題と十八ヵ国軍縮会議の問題についてお尋ねをしたいと思うのでございます。それも時間の制約がございますから、きわめて簡潔にお伺いしたいと思います。 政府は今回十八ヵ国軍縮会議に参加するにあたって首席代表として朝海氏を起用なさるということでございますが、どういう方針で、またどういう態度でこれに望まれるお考えでございますか。ただ核拡散防止条約に参加するということだけでなしに、この問題は御承知のとおり、核の問題を中心に非常に長い期間折衝が続けられてまいりましたのでございますが、核の完全撤廃というのは国連の決議にあるのでございまして、唯一の核被災国……
○西村関一君 初めに大臣にお伺いいたしたいと思いますのは、河崎一郎前大使の問題でございます。私は、問題になりました、河崎氏の書かれました「素顔の日本」、英文の原書取り寄せを待っておりまするうちに、日本訳が出ました。日本訳で読んでみましたが、随筆的には書いておられますけれども、私としましては、河崎大使がまあいわば罷免されるような理由が見当たらない。外交官としての言論、表現の自由という、また、ある意味において日本の真相を知らせるという立場から書いておられるというふうに、むしろ善意的に解釈したのでありますが、大臣、伝えられるところによりますと、あの著述について大臣は非常におおこりになったと、そしてあ……
○西村関一君 二十ヵ国軍縮会議の問題が出ておりますので、まず、それに関連して私も意見と希望を申し述べて大臣の御見解を伺っておきたいと思うのでございます。 先ほど来質疑応答の中で、大臣が、ただばく然とした態度でこれに臨むのじゃない、多年にわたるわが国の願望が達成したのであって、この機会を利用して真の軍縮問題に取り組もうというお考えであるということは、大臣のおことばの中から十分くみ取ることができると私は思うのでございます。ただ、この前も申し上げましたように、世界唯一の被爆国でありますところのわが国といたしましては、これは核を含むところの全面軍縮という面にぜひ力を入れていただきたい。特に議長国が米……
○西村関一君 関連。 いま森委員の質疑に関連いたしまして大臣から、海底の軍事利用については確たる情報をつかんでいない、ただわが国の安全の立場から朝海代表がこの問題に触れたんだというお話でございますが、御承知のとおり、ウィーンには国際原子力機関というものがありまして、これは主として原子力の平和利用を取り扱っておる機関であるというふうに了解いたしておりますけれども、しかし、原子力の問題に関しては国際機関としてこれが置かれており、わが国からも東京工大の西脇安教授が出向いたしておりますが、そういう方向からも、原子力がどういう方面に、平和的のみならず軍事的に利用されておるか、また、されようとしておるか……
○西村関一君 ちょっと関連して。
国会議員の場合は平壌行きという旅券が出ておるのですが、れっきとした朝鮮民主主義人民共和国という国家が存在していることは政府も認めておられるかと思います。国交が未回復であるということはそのとおりですが、どういうわけで平壌行きという旅券を国会議員に出すのですか。それは大臣から。
【次の発言】 関連。
いまの公用旅券の問題ですが、私は御承知のとおり何回か外国の旅行をいたしましたが、ある場合には、院の派遣であるとか特に国の要務を帯びて行くというようなことでない場合には、一般旅券で参った場合もしばしばございます。ところが、出先の在外公館の方々は、一般旅券で行く場合に……
○委員長(西村関一君) ただいま皆様方の御推挙によりまして、当委員会の委員長に選任されました。
まことにふなれで微力ではございますが、皆様方の御指導、御支援によりまして、その職責を全うしてまいりたいと存じております。どうか格別の御協力をお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後一時十一分散会
○委員長(西村関一君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。 まず委員の異動について報告いたします。 去る六月十一日、船田譲君、八田一朗君及び藤原房雄君が委員を辞任され、その補欠として河口陽一君、奥村悦造君及び多田省吾君が選任され、六月二十五日、河口陽一君が委員を辞任され、その補欠として園田清充君が選任され、六月二十八日、沢田政治君が委員を辞任され、その補欠として前川旦君が選任され、七月一日、足鹿覺君及び多田省吾君が委員を辞任され、その補欠として鶴園哲夫君及び二宮文造君が選任されました。また本日、江藤智君、奥村悦造君及び園田清充君が委員を辞任され、その補欠として谷口慶吉君、鬼丸……
○委員長(西村関一君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
初めに、派遣委員の報告に関する件を議題とし、先般、当委員会が行ないました委員派遣について、その調査報告を派遣委員から承ることにいたします。上田君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
【次の発言】 ただいまの委員派遣の報告に関する調査もあわせ、九州地方等における梅雨前線豪雨による災害の対策に関する件について調査を行ないます。
本件については、前回当委員会において被害状況の説明を聴取いたしておりますが、この際政府当局から、その後の被害状況等について説明を聴取いたします。弘津……
○委員長(西村関一君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推薦によりまして、前国会に引き続き委員長の重責に着くことになりました。本委員会の使命は非常に重要なものがあると存じますので、何とぞ今後とも皆様方の御協力、御支援をお願い申し上げます。
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行ないます。本委員会の理事の数は四名でございます。理事の選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に、佐田一郎君、佐藤隆君、武内五郎君及び塩出啓典君を指名いたします。速記をとめてください。……
○委員長(西村関一君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
継続調査要求についておはかりいたします。
災害対策樹立に関する調査につきましては、閉会の場合においても継続して調査を行なうこととし、本院規則第五十三条により本件の継続調査要求書を議長に提出したいと存じますが御異議ございませんでしょうか。
【次の発言】 御異議ないと認めさよう決定いたします。なお、要求書の作成及び提出の時期等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが御異議ございませんでしょうか。
【次の発言】 御異議ないと認めさよう決定いたします。
○西村関一君 私は質問の初めに、一つ政府の見解を伺っておきたいと思うことがございます。それは、去る日本時間の六月一日に突如ペルー国を襲いました大震災につきまして、日本政府としては、外務省としてとりあえず二万ドルの金を贈るということでございますが、そのくらいの金ではもちろんどうすることもできない。経済大国といわれておる日本として、それで済まされるものだとは考えられません。ペルー国の日本駐在の二世の商務官の話によるというと、いま必要なものは食糧であり、薬剤であり、その他であるということでございますが、日本には食糧があり余っているし、どういう方法でこれを送るかということについては問題があると思います……
○西村関一君 ただいま同僚森委員から国連に対する質疑があって大臣の御答弁を伺ったのでございますが、いまお話がございましたように二十五周年を迎える国連におきまして、憲章改正の議が出るのではないかと、こういうふうにいわれております。また、日本国政府といたしましても、二十五年間を経ておりまする国連の憲章を改正するということについては寄り寄り協議をしておられるやにうかがうのでございますが、その点につきまして、まだそういうことについての発表の段階でないかもしれませんけれども、どういうふうにお考えになっておられるか、お伺いをいたしたいと思います。
○西村関一君 ただいま議題になっております二案件につきまして政府が国会に批准を要求しておられるわけでございますがわれわれといたしましても、趣旨におきましては賛成して、批准に賛成でございます。そういう立場に立ちまして、二、三の点についてお尋ねをいたしておきたいと思います。 マレイシアとの租税協定を結ぶにあたりまして、これを批准するにあたりまして、いまマレイシアとわが国との経済交流がどういう状態にあるか、四十一社ほど法人がマレイシアに進出しているということでございますが、そのおもな業者、法人、どういうものが行っているかということが一点。それから、わが国からマレイシアに留学している者があると思いま……
○西村関一君 ただいま補足説明がございましたこの条約、先方からの申し入れによって交渉が行なわれたということでございますが、現在わが国とザンビアとの経済交流というものは非常に微小なものである。銅を年間約一億数千万ドル輸入している点は別として、わが国からの企業進出がほとんどなされてない。投資所得はゼロである。こういう、経済関係があまり盛んでない状態にあるザンビアに対して今回条約を締結する必要性がどこにあったかという点が一点。 それから第二点は、本来ならば経済関係の発展が先行し、あるいは近い将来その見込みがあるという場合に、課税関係を明確にする必要があるということで租税条約を結ぶのが普通であるが、……
○西村関一君 本協定の趣旨は、国連のユネスコの活動をより円滑に活発にするために批准を求めておられると思うのでございます。これが発効に伴いまして、ユネスコ国内委員会としては一体どういう積極的な計画をお持ちになっていらっしゃるか。従来のユネスコ国内委員会の活動は、予算等の制約があってかなり努力をしておられますけれども、必ずしも十分であったとは言えないと思うのでございます。この条約の批准に伴ってどういう新たな計画をお持ちになっていらっしゃるか、その点を次長からまず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 いまお話しの、ユネスコ本部に若干の金を寄託して、日本から派遣する学者、その他専門家の活動に資する……
○西村関一君 ルーマニア、ブルガリアにつきましては、この条約の趣旨の説明があり、その件に関する限りは問題がないと思うのです。ルーマニアと日本との関係についてでありますが、特にルーマニアは国連外交を強く推進している国であると思うのであります。東欧諸国の中におきましても特に国連中心主義外交を進めている国であると思うのであります。その見地から、かつて中国の周恩来首相がこの国を訪問してチャウセスク氏と会見いたしましたときにも、周恩来氏の提案いたしました共同声明を出さなかった。それは、中国が国連に対して国連を尊重するという態度をとらない限り、ルーマニアの外交方針と違うから、この点においては共同声明を出す……
○西村関一君 愛知外務大臣がこのたび国連の第二十五回総会に出席せられまして、一般討議の演説におきまして国連憲章改正の問題について議論をせられた、そのことに対して、私はその労を多とするものでございます。二十四回総回のときにもこの問題が出まして、ただ言っぱなしじゃなくて何らかの具体的なめどをつけたい、具体的なスケジュールを組むべきであるということを外務大臣は提唱せられたのでありますが、今回の二十五回総会におきましてどのような成果を得られましたか。また、場合によれば日本国としても国連憲章改正の具体的な草案を用意してもいいというようなことを言われたようでございますが、そういうものができておりますかどう……
○西村関一君 中曽根防衛庁長官が過般アメリカ合衆国を訪問されましてレアード国防長官にお会いになり、いろいろ胸襟を開いてお話しになったようでございます。その際、アメリカの日本における基地の返還についてお話があったように思います。また、その結果だろうと思いますが、逐次返還されつつあるようであります。そのお話し合いをなさるということは当然なことでありますし、また、日本をめぐる防衛は、安保条約、安保体制下にあるところの自主防衛、自主防衛を主とし安保体制を従とするというお考えをしばしば承っておるわけでございます。そういうお考えのもとでアメリカの国防の責任者であるレアード長官との話し合いの内容、そういう点……
○委員長(西村関一君) 一言ごあいさつを申し上げます。
前国会に引き続き委員長に推挙されましたが、これまで同様、皆さま方の御協力を切にお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行ないます。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に佐田一郎君、佐藤隆君、武内五郎君及び塩出啓典君を指名いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認要求に関する件についておはかりいたします。
災害対策樹立に関する調査のため……
○委員長(西村関一君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
去る二月十三日足鹿覺君、前川旦君、また十四日には多田省吾君が委員を辞任され、その補欠として中村波男君、鈴木力君、上林繁次郎君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、理事の辞任についておはかりいたします。
佐藤隆君から、都合により理事を辞任いたしたい旨の申し出がありました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 続いて、ただいまの辞任に伴い理事一名欠員となりましたので、この際、理事の補欠選任を行な……
○委員長(西村関一君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
最初に昭和四十五年度防災関係予算に関する件について調査を行ないます。初めに政府からその概要について説明を聴取いたします。湊総務副長官。
【次の発言】 ありがとうございました。
次に、農林省にお願いをいたします。大河原参事官。
【次の発言】 ありがとうございました。
次に、運輸省にお願いをいたします。内村審議官。
【次の発言】 ありがとうございました。
次に、建設省にお願いをいたします。坂野河川局長。
【次の発言】 ありがとうございました。
次に、自治省にお願いいた……
○委員長(西村関一君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。去る三月二十七日、奥村悦造君、四月九日、河田賢治君が委員を辞任され、その補欠として初村瀧一郎君、渡辺武君がそれぞれ選任されました。
また、昨四月十四日、渡辺武君、村尾重雄君が委員を辞任され、その補欠として須藤五郎君、片山武夫君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題とし、このたび大阪市で発生いたしましたガス爆発事故について、政府及び関係当局の報告を求めます。まず、湊総理府総務副長官からお願い申します。
○委員長(西村関一君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
去る五月四日、須藤五郎君が委員を辞任され、その補欠として河田賢治君が選任されました。
【次の発言】 災害共済法案を議題といたします。
発議者塩出啓典君から提案理由の説明を聴取いたします。塩出啓典君。
【次の発言】 本案の審査は、この程度といたします。
【次の発言】 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
初めに、先般当委員会が行ないました委員派遣について、その調査報告を派遣委員武内君から承ることにいたします。
【次の発言】 次に、ただいまの派遣報告も含めまして、これより調……
○西村関一君 一言ごあいさつを申し上げます。 この際、私委員長を辞任いたすことになりました。 委員長在任中はいたらぬところもあり、委員の皆さま方に御迷惑をおかけした点も多々あったと存じますが、幸いにして皆さま方の格別の御協力をいただき、超党派的に円滑に委員会の運営に当たらせていただき、大過なくその職責を果たすことができました。ここにつつしんで厚くお礼を申し上げる次第でございます。 なお、今後ともよろしくお願いを申し上げまして、ごあいさつにかえる次第でございます。(拍手)
○西村関一君 本法案によって規制されます、これが施行せられました場合に規制されます業者の態様、種別は大体どのくらいの数になるのでございますか。
【次の発言】 この法案が施行せられまする場合に、登録を必要とする業者、いまお答えがありました数以外にどれくらいございますか。
【次の発言】 ただいま大臣のお述べになりました提案理由説明の中にございます、二ページの終わりのほうに、第一、第二とありまして、第二は、「旅行業者が旅行者と取引をする際に守るべき準則として、取引態様の明示、旅行サービスの内容の説明、書面の交付等の義務を課することにより、旅行業者の行なう取引の公正を確保しようとするものであります。」……
○西村関一君 時間があと十分しかありませんから、私はいろいろ質疑を通して政府の所見を詳しく聞く機会がございません。次の機会に譲りたいと思いますけれども、残っておりまする十分間の貴重な時間でございますから、私は特に大臣にお聞きしておきたいと思うことがございます。 それは、次の機会まで世界、特にアジアの情勢がどのように変化するかわからないということを思いますと、どうしてもいま聞いておかなければならぬという気がするのであります。そのことは、言うまでもなくインドシナ半島の情勢でございます。これはまことに憂慮すべき状態に、ますます深刻な状態に立ち至っておるように考えるのでございます。これに対しまして私は……
○西村関一君 まず、スイスとの租税条約についてお尋ねをいたします。
わが国は相当早くから、すでに昭和三十六年ごろからスイスとの間にこの種条約を締結するための交渉を行なってまいりましたが、今日まで約十カ年の年月がたっておりまして、その十カ年も締結することができなかったということは、どういう理由でございますか、まずその点をお伺いいたします。
【次の発言】 ただいまの経過についてはよくわかりましたが、そのような経過を経まして、どのように処理をされてきたか。つまり、ロイアルティーの問題が、この条約を結ぶことによって、わが国にとってどういう利益をもたらすことになったか。どういう処理のしかたをしたらいい……
○西村関一君 まずスイスとの租税条約を締結する案件でございますが、この条約を締結することによりまして、むしろわが国の投資家よりはスイス国の投資家に利益を与える面が多いんじゃないかと思いますが、その点はいかがでございますか。
【次の発言】 一九六五年度の統計によりますと、わが国がスイスに支払った特許権使用料は千三百十三万ドルの多額にのぼっておりますが、スイスから導入しているところの特許権の件数、いま少しお触れになりましたが、その内容と、どのぐらいの額を支払っておるかということを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 先般の補足説明によりますと、わが国からスイスヘの企業進出は、現地法人十七、スイ……
○西村関一君 いま官房長から補足説明のありましたミュンヘンについてはよくわかりましたが、ドイツ連邦共和国内における公館はどことどこにございますか、この際お伺いしておきます。
【次の発言】 それにこのミュンヘンが加わったということでございますね。
エドモントンとオークランドの領事館を総領事館にするという特別な理由は何でございますか。
【次の発言】 それから、ミュンヘンに総領事館が新設されるということは時宜を得たことであろうと思いますけれども、いままで領事館さえもなかったというのはどういうことだったのですか。当然あってしかるべきところだと思いましたが。
○西村関一君 まず第一点、今回法律の題名を改正するわけでありますが、この「在外公館の名称及び位置」というのは従来単独の法律としてあったものを、第六十一回国会において外務省設置法の一部改正により設置法に吸収いたしたものでありました。政府は、常に二本の法律を改正しなければならないから、名称・位置と給与とを一つの法律で規定するとその不便が解消されると言っておられますが、それならば、何ゆえ設置法に吸収しないで最初から外務公務員の給与法に吸収させなかったのか、まず、その点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 給与法に吸収するということになりますと、どういう点がぐあいが悪いのですか。
○西村関一君 前回に引き続きまして二条約について質疑をいたします。 これまでUPUの経費は経常費と臨時費とに二分されて、経常費の年額のみ大会議で最高限が定められ、臨時費につきましては限度が定められていなかったのであります。しかし、新条約によりますと、この二種類の経費が一本化されて一九七一年から七五年までの各年につきそれぞれ最高限が定められております。これはどういう理由でこういうことになったのでございますか。また、この定められた最高限度額は過去の実情に照らして適切なものと言うことができるでしょうか。さらに、これに基づきましてわが国の分担金はどのくらいになるでございましょうか、お伺いいたします。
○西村関一君 前回の委員会で大体の質疑をいたしたのでございますが、なお一点お尋ねしたい。 それは、ハイジャック事件にはしばしば政治亡命的要素がからんでおったと思われるのでございますが、引渡しの請求がありましても、犯人を引き渡すことはなかなか困難でございますが、今後もそういう事例があった場合に困難だと思うのでございますが、条約第八条では、ハイジャックを締約国間の引渡犯罪とすることについて定めておりますけれども、実際に引き渡されるかどうかは、犯罪人引渡条約あるいは国内法の定める条件にゆだねられているわけであります。その場合、たとえば国内法で犯人を引き渡すことが適切であるかいなか、そういう判断をす……
○西村関一君 三条約につきまして一括して質疑をいたします。
最低賃金決定制度に関するこの条約は、一九二八年にILOにおいて採択され、一九三〇年に効力を生じてからでも四十年を経過し、すでに七十八カ国がこれに批准をしているものでございますが、わが国がこれまでこの条約を批准しなかったのはどういう理由からでございましょうか。
【次の発言】 今回各方面のコンセンサスを得て批准に踏み切ったということはけっこうでございますが、なぜ四十数年間も批准に踏み切れなかったかということにつきまして、労働省からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 次に、百三十一号条約についてでありますが、「開発途上にある国……
○西村関一君 本協定は、国際市場におけるすずの需給を調整する、それによって価格の安定をはかるということが目的になっておりますが、すずの価格が変動するというのはどういう理由によるんでしょうか、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 本協定は、国連を中心とする南北問題との関連があると思います。特に開発途上国の経済発展に寄与する、そういうことにも大きな関連があると思いますが、これに対するわが国の役割りと申しますか、本条約を審議するにあたりまして、それらの点についてお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 その問題に関連をいたしましてUNCTAD――国連貿易開発会議における論議等もあずか……
○西村関一君 まず第一に、本件の説明書によりますと、本件の経緯いきさつの項を見ますると、「原交渉国たる米国と交渉した結果、本年二月二十五日に交渉結果を収録する文書に署名を了し、交渉は妥結した」と、こういうことになっておりますね。ところが、本国会の冒頭に提出されました予定条約の案件の中には本件は入ってないですね。あとからこれが入ってきた、あとから提案されたわけでございますが、その間、どういう事情があったのか。たいてい普通の場合は国会の初めに予定案件が出てくるのですが、それがなかった。それが、あとから出てきたのはどういう事情でございますか。
○西村関一君 まず第一に、本条約の説明書の一番のおしまいの三のところに「わが国との関係」という項がございます。「この条約は海底における核軍備競争を防止し、世界平和の維持、国際間の緊張の緩和、諸国間の友好関係の強化を図らんとするものであり、最近の軍縮交渉の成果の一つである。この条約は、またわが国が一九六九年七月に軍縮委員会に初めて参加して以来同委員会の他の諸国と協力して作成した最初の条約であり、第二十五回国連総会ではわが国は他の三十六箇国とともにこの条約を推奨する決議の共同提案国となった」云々ということが記されてございます。軍縮委員会にわが国が参加いたしましてから初めてこのような成果を得たという……
○西村関一君 私は、本日外交を中心といたしまして、防衛問題について質疑をいたしたいと存じます。 それに先立ちまして、先日わが党の杉原委員から質疑がございました大阪刑務所において起こりました入試試験問題の盗難の件でございます。法務大臣は刑務所にミスはなかったと、ただ刑務所に前におった者がやったことであろうというようなおことばがございました。本日の新聞を見まするというと、刑務所にも重大なミスがあったというふうに詳しく報ぜられております。その点につきまして、私は刑務所の当局を責めるつもりはございませんけれども、法務当局としてどういう御見解を持っていらっしゃるかということ。もう一つは、この事件の背景……
○西村関一君 まず、最初に水資源開発公団にお伺いをいたします。
日本の水資源の現状につきまして、各種利水の需給の関係につきましてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 建設大臣にお伺いいたしますが、いまの答弁の中にございましたが、六十年度を期して水の需給の関係についての調査の結果を伺いたいと思います。
【次の発言】 まだそれはできておりませんか、基礎調査は。
【次の発言】 近畿圏整備本部のお立場から、近畿圏の水の問題をどういうふうにとらまえておられますか。その基本的な調査、検討がなされているか。
【次の発言】 いま大臣のおっしゃった計画は、どういう行政ベースでやられることになりますか。
○西村関一君 関連。私は本委員会におきまして、ベトナム作戦で用いられました落葉剤二四五丁について質疑をいたします。アメリカでは上院の公聴会、ヒヤリング等がありまして、これを禁止いたしたいのであります。禁止したというのは表向きで、あるいは実際には使うことになるかもわかりませんが、とにかく、そういう措置をとっている。ところが、わが国におきましては林野の何といいますか、下葉といいますか、林野のためにこれを使っているということでございます。これは人体に影響を与えるばかりでなく、すべての生物を殺してしまう、土壌自体がだめになってしまうというものでございます。そういうことがアメリカの調査ではっきりしてきて……
○西村関一君 私は、まず最初に日中国交回復の問題についてお尋ねをいたします。 先般来、衆議院の予算委員会、また参議院の予算委員会等におきまして、各委員の質疑に答えて政府はそれぞれ方針を述べられ、これに対する見解を明らかにせられたのであります。ただ、少し明確でない点がございますので、その点についてお伺いをしたいと思います。 木村大臣は、衆議院の予算委員会におきましては、日中国交回復の問題についてかなり前向きな御答弁をなさいました。それを受けて佐藤総理は、場合によれば自分が北京へ行って中華人民共和国の責任者と会見してもよろしいというようなことを述べられたのでございます。昨日の参議院の予算委員会……
○西村関一君 時間がありませんから簡単に質問をいたしますが、また、政府委員のほうも簡潔に要点についてお答えをいただきたいと思います。 本日の質問は、同和対策事業についての問題ですが、特別措置法が六十一国会で成立をいたしました。同和対策長期計画というものがなされたのでありますが、すでに二年を経過いたしております。この間、この法の趣旨に従い、また、同対審その他の各機関のアドバイスによりまして、政府は同和対策事業に格段の努力を払っておられると思うんでございます。先般、八月三十一日でありますか、部落解放同盟の全国大会が東京の台東体育館において開かれまして、私もこれに出席をいたしました。そのあと、政府……
○西村関一君 私は社会党の西村関一でございます。
平良市長にお伺いいたしたいと思います。ただいま円の切りかえの問題につきまして御意見がございましたが、きのうの沖繩特別委員会におきまして、政府当局は、技術的にむずかしいというような答弁があったようです。すでに通貨の切りかえを数度にわたってやっておられます沖繩県の皆さんとしては、このことにはなれておられますし、その道もないではなかろうと思うのでございますが、その点に関しまして御意見を承っておきたいと思います。
【次の発言】 時間もありませんので私は簡潔にお伺いをいたしたい。
一つは久貝公述人にお伺いいたします。先ほど国連機関の誘致を訴えておられ……
○西村関一君 委員長の選任は、主宰者にその指名を一任することの動議を提出いたします。
○西村関一君 関連。 ただいま印パ紛争についての質問に対するお答えの中に――私は、今回のわが国連代表部の国連における印パ紛争に対する活躍については、前の中国代表権の問題のときとは違って、かなりりっぱな働きをしておるというふうに評価しているのであります。がしかし、なかなか問題は複雑でごいざますし、また非常に困難な状態でございますから、ちょっとやそっとのことでは解決がつかない。ただ単に貧困の問題――これはインド、パキスタンを含めて、亜・インド大陸全体の問題として取り上げられる問題でございますが、貧困の問題の解決は恒久的な問題として考えなくちゃなりませんが、今度の紛争の背後にはやはり二十三年前の独……
○西村関一君 私は、昨日、本委員会から派遣せられまして沖繩の現地に行ってまいりました。 もちろん公聴会に類する集会におきましては、賛否両論、公述人の陳述があったわけでございます。その公聴会に類する集会におきましても感じたことでございますが、また、この機会に、私は、早朝から数名の沖繩の各界の方々と個人的に面談をいたしました。それらを通じまして私の感じましたのは、本協定に賛成しておる方々のうちにおいても――もちろん反対している人は言うまでもございませんが――何か、沖繩が返ってくる、本土に復帰するということに対して、賛成している人にはその喜びがあるけれども、反対している沖繩の人たちの中にも賛成して……
○西村関一君 私は社会党の西村関一でございます。
平良市長にお伺いいたしたいと思います。ただいま円の切りかえの問題につきまして御意見がございましたが、きのうの沖繩特別委員会におきまして、政府当局は、技術的にむずかしいというような答弁があったようです。すでに通貨の切りかえを数度にわたってやっておられます沖繩県の皆さんとしては、このことにはなれておられますし、その道もないではなかろうと思うのでございますが、その点に関しまして御意見を承っておきたいと思います。
【次の発言】 時間もありませんので私は簡潔にお伺いをいたしたい。
一つは久貝公述人にお伺いいたします。先ほど国連機関の誘致を訴えておられ……
○西村関一君 私は先般衆議院の予算委員会、それから外務委員会で取り上げられました外務省和田情報文化局長の山形市における談話、そのあとの一問一答の形で質疑応答せられましたその問題についてお伺いしたいと思います。これは衆議院においてこの問題については予算委員会の理事会に預かりという形になっており、まだ決着がついておりません。しかし、このことが世間に明らかにせられました以上、参議院外務委員会におきましても事の真相を明白にしてもらいたいということで、私はあえてこの問題を取り上げた次第であります。その点について情文局長からその事の真相についてまずお伺いをしておきたいと思います。
○西村関一君 本条約の締結につきまして批准をすることについて、私としてはもちろん異論はございません。ただ、この際お伺いいたしておきたいと思いますことは、フィンランドは御承知のとおりに非常に正常な国である。また親日的な国でございます。国民の生活水準も平均いたしております。また、産業こそあまりございませんけれども、きわめてよい生活をしている国民でございます。ところが、最近わが国からの旅行者の中に非常に好ましくない者たちが大ぜい入り込みまして、フィンランドの国民及び政府のひんしゅくを買っているような事態がたくさんございます。これは、あれだけの親日的な国でありますだけに、非常に残念なことだと思うわけで……
○西村関一君 さっき田委員の質問に対しまして、一つ明確にお答えにならなかったのは、ベトナムは北も南も戦争に飽き飽きしているということに対する発言がありました。これは何でもないことのようだけれども、非常に認識が違うと私は思うのです。平和を求めている南の革命臨時政府、あるいは北のベトナム民主共和国、平和を求めていることは事実であります。戦争には決して飽き飽きしてないのです。あくまでこの戦争に対しては正義の立場に立っているから、主張が通るまではいかなる侵略に対しても、たとえ十年であれ二十年であれ戦い抜く、こういう決意に燃えているということが私は実情だと思うのです。平和を求めていることは、これは事実で……
○西村関一君 関連。 基金の目的については、国際文化交流ということでありますが、これは先ほど来答弁があったと思うのですけれども一、文化の面におきましては、イデオロギーを越えた問題だと思うのです。いずれの国とも国際文化の交流という立場からやられるお考えだと思うのです。たとえば私はこの間もハノイへ参りまして、歴史と文化のあるベトナム民主共和国の、したがって、歴史学者や、考古学者や、いわゆる文化人、そういう人たちと接触いたしましたが、そういう人たちとの、そういう国との交流もいまはちょっと非常事態になっていますけれども、大臣、お考えのうちにお入れいただいてよろしいでしょうか。
○西村関一君 総理は口を開かれると平和に徹するということをおっしゃいます。また、きょうのこの委員会におきましても、平和のためにはということをおっしゃいました。私はそういうおことばに対しまして、それをそのまますなおに受け取ってまいりたいと願うものであります。ただ具体的にいま総理がとっておられまする平和への営み、日本政府としての平和への努力、そういうことに対しましては、いま羽生さんからも田さんからも質疑がありましたように、われわれとしても、にわかに総理のおことばをそのまま受け取ることはできないという問題があることはお感じになっていらっしゃるところだと思うのであります。特に私は、ニクソン氏が北京に飛……
○西村関一君 本法案につきましてはただいま説明がありましたように、衆議院におきまして根本的なあるいは大幅な修正がなされました。その修正の趣旨は、私どもが理解するところによれば非常に大事な問題が含まれておると思いますが、それは開発か保全かという問題でありまして、原案では、開発、保全ということになっておりましたのを、まず環境保全、水質保全ということが先になっておるという点であります。環境の保全や水質の保全なくしてこの総合開発はできないということがこの修正の中身の大事な点の一つだと私は思うのでございますが、また二十八日でありましたか、奈良市において行なわれました全国自然保護連合の第二回総会において、……
○西村関一君 岩井先生にお伺いいたしますけれども、琵琶湖の総合開発の計画を進めていくためには事前事後の対策が必要だと思います。まずそのことをはっきりしないと問題があるという御趣旨の御意見がございました。それは水質の汚濁を防いでいくということもありますが、現状どういうふうに、すでによごれているところの水をきれいな水に回復していくか、そういうことは今度の法案の中にも出ておるわけなんですが、そういう点を含めて、事前事後の対策はどういうふうにお考えになっておいでになりますか。先ほど何かちょっと聞き漏らしましたが、そういうものが策定されておるというふうにおっしゃったように思いますが、その点はいかがでござ……
○西村関一君 ただいまの西堀大使の発言に対する羽生委員の意見と質問がございましたが、西堀大使の、「アジアの諸国が賛成するならばアジア軍縮会議を開くべし」、こういう見解の表明でございます。私は、政府が進んで日本においてこの会議を開くべく努力をせられることが必要ではないかと思うのであります。日本こそこのようなアジアにおける軍縮会議の主導的な役割りを果たすべきである。特に核を含むところのアジア軍縮会議というものを主導すべきではないか、そういうことのイニシアチブをとるべきではないかと思うのでございます。その点政府の御見解を伺いたいと思います。もう少し進んでやるべきではないかというふうに思います。
○西村関一君 関連。 私はいままで関連に立っておりませんが、総理に御質問するのは総括のときでありますので、私はあえて関連質問に立ったわけであります。 それは、ただいま須原委員からまた矢山委員から質問がございました事前協議の問題でございますが、いままで事前協議の対象となった事例がはたしてあったでございましょうか。いまのような質疑と外務大臣のお答えの中におきましても明らかでございますように、明らかにベトナムの戦闘行為に派遣されておる、すでにその態勢に入っておるということが報道せられておりますのに、これが事前協議の対象にならないということは問題だと思うのでございます。その点が一点。 それから二……
○西村関一君 まず、外務大臣にお伺いいたします。
ベトナム戦争がいよいよ苛烈な様相を示しております。何としても、一日も早くベトナムの戦争はやめるべきであると思うのです。外務大臣としては、どういうお考えでございますか。
【次の発言】 どのような方法でベトナム和平が到来するというふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 ジュネーブ協定の原点に返るということは、両方とも言っているのでございます。さらに、パリでやろうということも言っているのです。それなのに、なぜパリ会談がいまだに開かれないでいるか。三年有余にわたって継続されてまいりましたリリ和平会談がストップして、苛烈な爆撃が繰り返され、血なまぐさい……
○西村関一君 関連。 いま、外務大臣の御答弁を聞いておりますと、これは外務省の官僚の御答弁であるならば私は一応聞くことができると思います。しかし、一国の外務大臣としていま間近なところでアジアの一角において戦争がエスカレートしているという時点に立って、外務大臣もしょっちゅう言っておられますように平和を求めるという姿勢でありますならば、どのようにして平和を来たらせるかという観点に立つならば、アメリカのやり方に対して何らかの平和への方向を示していく、そういう姿勢が必要ではないかと私は思うのであります。いずれ事前協議の問題につきましては時間をかけて外務大臣と一問一答の形で外務委員会等において論議をす……
○西村関一君 ただいま羽生委員の御質問の中に、米軍車両の輸送問題と関連して、これが直接ベトナムに送られるという点から国民の世論が沸騰している、これに対して政府の見解はどうなんだという御質問がございました。大平外務大臣は、前段におきましては、国内法を守らせる、また条約及び協定の円滑な運営をはかっていくと、こういう御答弁がございました。しかし、ベトナムの戦争が一日も早く終結するようにということは論をまたない、しかも緊張が続いておるけれども、ベトナム戦争は少しくまた緊張が増してきておるけれども、しかし漸次緩和されつつあると、五十万からいた地上部隊は三万九千にまで減らされておるじゃないかと、アメリカも……
○西村関一君 関連。 先ほど来ベンジャミン事件についていろいろ質疑応答がありました。私は、この問題につきましては外務委員会においてあらためて質問をするつもりでございますが、この際、政府のこの犯罪捜査並びに公安、治安、検察等の姿勢についてお伺いをしたいのであります。具体的に昨日起こりました事例についてお尋ねをいたします。 昨日、滋賀県を訪問しました木村国家公安委員長が、滋賀県警本部において、本部長以下百名余りの幹部を集めて訓示をした中で、重大な発言があったことは政府も御承知のところだと思うんでございます。きょうの朝刊各紙にこの問題が報道されておりますことによりましても、国民がこのことを知って……
○西村関一君 関連。
【次の発言】 いま中曽根、佐々木両大臣、また田中総理から御報告になり、御答弁があったわけですが、私は、これらの一連の事件を通じまして、田中内閣に対する頂門の一針ではないかと思うんです。ということは、事故は思いがけないときに突然やってくると、これは過去においてもあったんです。炭鉱爆発事件もあったし、ハイジャックも「よど号」の事件があったし、いろんな問題がありました。また、列車火災事件のごときも、昨日また起こっておる。幸いにして人命には支障がなかったわけでありますけれども。しかし、そういうことを考えますというと、私は単なる技術上の問題だけでなしに、やはり精神のゆるみ、そういう……
○西村関一君 関連。 ただいまの久保防衛局長の答弁と、それから総理、外務大臣の答弁には若干の食い違いがあったように私は聞いたのです。と申しますのは、三次防と四次防の関係においては、これは、四次防は三次防の延長である、続きであるということではありますが、上田委員の質問に対して、状況も変わってきておる、ニクソン・ドクトリンも出たし、自主的な面も非常にふえてきた、アメリカの駐留軍との関係もいま示されたようにだいぶ変わってきておる。そういう状況のもとに、この四次防が組まれておるということに対して、延長ではあるが、しかし、内容的に自主的な要素がふえてきておる、こういう意味の久保局長の答弁であったと思う……
○西村関一君 関連。 一昨日から今朝にかけての防衛論争を聞いておりまして、そしてまた、いま吉國長官から出されました答弁、政府の見解というものを聞きながら、どうもまだはっきりしてないという点を感ぜずにはおられないんであります。それは、総理以下は、あくまで現行憲法を厳守する、守り抜いていく、毛頭これを変える、あるいはこれに抵触するような政治はやらぬと、こういうことを言明しておられるんでありますが、実際におきまして、いま発足しようとしているところの四次防の内容、これは、これからも、次の国会において論議される点でありましょうけれども、三次防から四次防に移行いたしまする過程におきまして、それは三次防と……
○西村関一君 関連。 警察庁の警備局ですね、参事官は。――中島参事官にお尋ねいたします。 先ほどから金大中事件に対して、何らこういうことに対する、もちろん予測はしてなかったし、懸念もしてなかった、こういう御答弁でありました。また、韓国の中央情報部の部員が日本でどういう活動をしているかということについても全然調べていなかった、こういう御答弁でありました。私の知る範囲において警備局――警備の仕事というものは大体においてそういうことを中心にやられるのだというふうに理解しておるんです。そういうことを中心に、つまり在日外国人の動静、その思想的背景、その関係しているところの団体、そういうことを克明に調……
○西村関一君 いまの田委員の質問に関連いたしまして、警察庁の中島参事官に伺います。 いまのところでは、日本にあるKCIAの組織及び人名については調べる段階ではないと、こういう御答弁のようでありますが、こういう事件が起こらない以前におきましても、各国のいろんな機関員、アメリカのCIAが日本にどういう働きをしているか、あるいはその他社会主義国の組織が日本においてどういう活動をしているかというようなことなどは、警察庁において当然ふだんから調べておかるべきだと思うのであります。その他、内閣の調査室でありますとか、公安調査庁でありますとか、いろいろありますが、それはまた内閣の側の責任でありますけれども……
○西村関一君 関連。 いま水の問題で大事な質問がなされているのでありますが、私は公害・環境特別委員会でこの問題を取り上げようと思っておりますが、関連で一問だけお尋ねをいたします。 近畿圏の水の問題につきまして淀川水系が重要な柱になっているということは、いま局長の御答弁にもございました。ただ量だけの問題でなしに、質の問題、よい水を送る。一千万の近畿圏の生活用水、住民の生活になくてはならぬところの水を供給する。よい水を送らなければ、くさい水を送っておったんじゃこれは何にもならないんであります。これは琵琶湖総合開発法の審議のときにもやかましく論議をされたところでありまして、琵琶湖の水の復元、きれ……
○西村関一君 私は日本社会党を代表いたしまして、いま議題になっております道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行ないます。 申すまでもなく、道路は国民生活に欠くことのできない基礎であり、基盤をなすものであります。しかしながら、現在までの道路整備の実態を見ますると、ややもすると産業基盤、産業幹道路の整備に重点が置かれ、国民生活に密着した地方道、特に市町村道路等の、いわゆる生活道路の整備に対する施策が著しくおくれているのであります。このため、交通事故の多発化が進み、道路交通の混雑が激化するなど、大きな社会問題となっているのが現実の姿であります。 今日、わが国の社会経済情……
○委員長(西村関一君) 一言ごあいさつを申し上げます。
皆さまの御推挙により、委員長に御選出をいただきましてたいへん光栄に存ずる次第でございます。
まことに微力でございますが、委員の皆さま方の御協力をいただきましてこの重責を果したいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 戸叶前委員長から発言を求めておられます。戸叶武君。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。
自動車事故対策センター法案の審査のため、六月二十七日午後二時に参考人として日本損害保険協会専務理事山口秀男君、交通遺児育英会専務理事玉井義臣君、東京自動車運行管理指導セン……
○委員長(西村関一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
戸叶武君が委員を辞任され、その補欠として野々山一三君が選任されました。
【次の発言】 自動車事故対策センター法案を議題といたします。
本法律案につきまして、本日はお手元に配付いたしております名簿の方々を参考人として御出席をいただいております。
この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。
皆さまには御多忙中のところを御出席をいただき、まことにありがとうございます。皆さまから忌憚のない御意見を拝聴し、本案審査の参考にしたいと存じております。
つきましては、議事の……
○委員長(西村関一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
自動車事故対策センター法案を議題といたします。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 安全協会の資料、出しますか。出せないことないでしょう。
【次の発言】 とにかく安全協会の資料というものがあるはずですから、それを出しなさいということです。それは不完全であろうが完全であろうが、不完全なら不完全なものを出されればいいんじゃないですか。
【次の発言】 それはどうなんだ。出すのか、努力するのか。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記起こして。
○委員長(西村関一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
自動車事故対策センター法案を議題といたします。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 中村さん、関連ですから、もう一問だけ簡単に。
【次の発言】 他に御発言がなければ、本案に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。
本日はこれにて散会いたします。
午後五時二十三分散会
○委員長(西村関一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
自動車事故対策センター法案を議題といたします。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、これより討論に入ります。
別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
自動車事故対策センター、法案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
○委員長(西村関一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
交通安全対策樹立に関する調査を議題とし、東海道本線鶴見―横浜間における貨物列車脱線事故に関する件について報告を聴取いたします。
磯崎国鉄総裁。
【次の発言】 それでは、質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件に対する本日の調査はこの程度といたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時十一分散会
○委員長(西村関一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
田渕哲也君及び小笠原貞子君が委員を辞任され、その補欠として木島則夫君及び渡辺武君が選任されました。
【次の発言】 船舶安全法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それではこれより討論に入ります。
別に御発言もないようでありますから、これから直ちに採決に入ります。
航舶安全法の一部を改正する法律案を問題に……
○委員長(西村関一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
木島則夫君及び渡辺武君が委員を辞任され、その補欠として田渕哲也君及び小笠原貞子君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任を行ないます。
去る九月七日、田渕哲也君が委員を一たん辞任されましたため、理事に欠員を生じております。
理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に田渕哲也君を指名いたします。
○西村関一君 まず近畿圏整備本部にお尋ねをいたします。 先国会におきまして審議をし、発足いたしました琵琶湖総合開発特別措置法の実施にあたりまして、事業計画書なるものが出ております。これは、前国会において審議いたしました経過から相当な根本的な修正をし、また、附帯決議をつけてこの法律が成立したのでありますが、その修正及び附帯決議の重点は、開発よりもまず水質の回復をはかる、水質の回復をはかるための積極的な計画をする、水質の回復についての適切な考慮を払うということがあります。環境の保全、水質の回復ということが、この修正及び附帯決議の重点であったのであります。 しかし、この総合開発の初年度の計画書を……
○西村関一君 私は、去る六月十五日にハノイの訪問旅行から帰りまして、久しぶりに選挙区の滋賀へ戻ったのでありますが、帰りますと、琵琶湖の漁民及び魚の加工をやっております業者、つくだ煮とかあめだき、ふなずし、そういう業者の多くの人から熱気を帯びた陳情を受けたのであります。陳情攻めに合ったのであります。 みんなが口をそろえて申しますことは、東京卸売市場からは琵琶湖の魚は一匹も買うことはできないというきびしい通達を受けて、われわれはどうしていいかわからない。県に幾ら陳情してみたところで、のれんに腕押しのような状態でどうにもしようがない。どうしてもこれは国の力で何とかしてもらわなければわれわれの生活は……
○西村関一君 私は、昨年十二月の十七日と十九日の二日間にわたりまして、ソウルの金大中氏の自宅を訪れまして親しく会見をいたしました。金大中氏はきわめて淡々たる口調で、自分の今回受けた苦難はたいへんなものであったけれども、このことを通じて韓日友好のきずなになるならばしあわせである。大衆の苦難を負うて、今後大衆の中の政治家として自分が働くことができるならば、自分の受けた試練はかえって災いを転じてしあわせにできると考えているという発言があり、いままで社会党さんを含めて日本の野党の方々がわが国に対して関心を示しておられなかったが、北のほうにばかり顔を向けておられたけれども、今回の事件を通じてわが国に対し……
○西村関一君 本日はバングラデシュ人民共和国の国会議員さんが本委員会においでになりましたが、最近私はバングラデシュを訪問いたしました日本の国会議員といたしまして深く敬意を表する次第であります。先ほど委員長が御紹介をされ、拍手をもってお迎えをいたしましたが、私は、この質問をするにあたりまして、まずバングラデシュ人民共和国の新しい歩みの上に心から祝福を祈りながら若干の質問を政府にいたしたいと思います。 バングラデシュ人民共和国は、社会主義、非同盟、中立主義、平和共存政策、議会民主主義、非宗教主義の諸原則をもって建国をせられました。二年数カ月前のあの言語に絶する悲惨な流血の惨事を経て輝かしい建国の……
○西村関一君 外務大臣にお伺いいたします。 ベトナム和平協定が締結されましてから、すでに一カ年を経過いたしました。その協定の実効がいまだあらわれてこないというところに、ベトナムの人たちはもちろんのこと、われわれも非常に心を痛めているところでございます。 そのやさきに、最近の報道によりますというと、ベトナム問題の解決につきまして、ハノイに駐在いたしております、本委員会においても、また、予算委員会等におきましても問題になりました、南ベトナム臨時革命政府のハノイ駐在の特別代表団団長のグエン・バン・チェン氏が、ベトナムの問題の解決に関する六項目の提案をいたしております。これは大臣もうすでに御存じの……
○西村関一君 日中航空協定の締結は、ややおそきに過ぎた感じがありますが、国交正常化後の当然の帰結でありまして、われわれはこの協定の締結を歓迎するものであります。 これにつきましては、政治的にも最も重要な意義を持っております台湾問題をめぐるところの内外の障害を乗り越えて署名にこぎつけ、国会の審議の運びになりましたことにつきまして、私は大臣の労を多とし、敬意を表しながら、若干のことを質問いたしたいと思います。 まず、提案理由の説明によりますと、昨年三月以来交渉を行なってきたと書かれてありますが、一般的な印象といたしましては、本年の一月の外相訪中によって、にわかに交渉が軌道に乗ってきたように思わ……
○西村関一君 私は、経済協力事業団法案の質疑に入ります前に、わが国の経済協力の基本姿勢、基本方針、そういうものについてまず伺いたいと思います。
【次の発言】 わが国の利益を優先するんじゃなくって、相手国のニードを中心とした協力である、またしたがって、もとより相手国を支配するという意図が隠されておるというようなことは絶対にない、そういうことではないんだというお話でございますが、また、その経済協力援助の質も量も相当増加しておる、また、その内容もよくなっておるというのでありますのに、なぜ開発途上国における対日感情、特に東南アジア諸国におけるところの対日感情が必ずしもよくないか、むしろ各地において非常……
○西村関一君 私は、国際協力事業団法案につきまして、前回に引き続いて外務省当局に質問をいたします。 先般の委員会におきましては、きょうも足鹿委員が触れられましたように、わが国の経済協力の基本問題、基本理念、経済外交のあり方という点について、私もこの前意見を交えながら政府の答弁を求めました。さらに、海外投資のあり方につきましても、前回質問をいたしました。前回には満足な資料を得ることができませんでしたが、通産当局からかなり詳細な資料をその後いただきましたので、この点につきましては重ねて質問をいたしません。 なおこれは、海外投資のあり方につきましては検討しなければならぬ点がございますが、それらの……
○西村関一君 ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして、私が委員長の選任につき、その議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行ないます。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの岡本君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
よって、私が委員長に選任されました。
【次の発言】 一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま委員長に重ねて選任をいただきましてて、たいへん光栄に存じます。
皆さまの御協力を得ましてその重責を全うしたいと存じますので、今後ともよろしくお……
○委員長(西村関一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
田渕哲也君が委員を辞任され、その補欠として栗林卓司君が選任されました。
【次の発言】 理事の選任及び補欠選任を行ないます。
先の委員会で委員長に一任となっておりました理事につきましては、二木謙吾君及び中村登美君を指名いたします。
また、委員の異動に伴い理事に欠員が生じておりますので、その補欠選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは理事に栗林卓司君を指名いたします……
○委員長(西村関一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
森勝治君、岩本政一君及び山崎竜男君が委員を辞任され、その補欠として瀬谷英行君、後藤義隆君及び今泉正二君が選任されました。
【次の発言】 交通安全対策樹立に関する調査を議題といたします。
まず、交通安全対策の基本方針について、関係大臣より所信を聴取いたします。
町村国家公安委員長。
【次の発言】 次に、小坂総理府総務長官。
【次の発言】 次に、徳永運輸大臣。
【次の発言】 次に、亀岡建設大臣。
【次の発言】 以上をもちまして関係大臣の所信聴取を終わります。
次に、昭和四十……
○委員長(西村関一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。
航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。
徳永運輸大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わります。
これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本案に対する本日の審査はこの程度といたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時十四分散会
○委員長(西村関一君) この際、委員の異動について御報告いたします。
岩本政一君、小笠原貞子君、鬼丸勝之君が委員を辞任され、その補欠として高橋邦雄君、須藤五郎君、稲嶺一郎君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認め、討論に入ります。
別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律案を問題に供します。
本案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査報告書の作成につき……
○西村関一君 一言ごあいさつを申し上げます。 約一年間、皆さまの御協力をいただきまして、つつがなく委員長の重責をつとめさしていただきました。心から感謝を申し上げます。 国会の場におきましては、ややもいたしますと与野党対決する場面もございます。本委員会におきましては、交通安全に対する国民の要望から、与野党が何ら対決することなく、いずれも各位の御協力をいただきまして、その要望にこたえるべく運営を続けさしていただくことができましたことは、私にとりまして忘れることのできない深い感銘でございました。今後とも皆さまのお力によりまして本特別委員会がいよいよ成果をあげていただきますようにお願いいたす次第で……
○西村関一君 松尾先生にお伺いいたします。 きわめて初歩的な質問で申しわけないのでございますが、一つは、先生の本日の御公述の点とは少し離れるかもわかりませんけれども、政府の予算を見ましても、社会福祉に関する予算と社会保障に関する予算とが判然としていない、ごちゃごちゃになっているというふうに思うのでございますが、その点につきまして、社会福祉とは何であるか、社会保障とは何であるかというような問題に触れて質疑が行なわれましたが、政府の見解は明確に出ておりません。その点先生のお考えはいかがでございましょうか。社会福祉とはどういうふうに規定するか、社会保障とはどういうふうに規定するかということが第一点……
○西村関一君 まず最初に公害訴訟の問題についてお伺いをいたします。
この問題に対してお尋ねをいたしますに先立って、公害の現状はどういうことになっておりますか。申すまでもなく、公害は深刻かつ多発的な傾向をたどっておりますが、第一は、公害健康被害救済法によって認定された患者の実情はどういうことになっておりますか。また、二番目には、裁判に持ち込まれておりますところの公害はどういう状態になっておりますか。この点からお聞きをしていきたいと思います。
【次の発言】 いまお答えになりましたように、訴訟の数も二百六十何件にまで及んでいるということであります。そのうち、一つもまだ結審に及んでないという状態であ……
○西村関一君 四十六年度の厚生省所管の予算書を拝見いたしますと、努力が払われておるということは、各項目ごとにわたりまして私は認めることにやぶさかでないものであります。ただ、全体として言えますことは、今度の厚生省予算の伸びでございますが、それぞれ特色がございますけれども、GNPの伸びに比べて、日本が福祉国家であるというのにはあまりにまだ十分だとは言えないと思うのでございます。そこで、私は全体についてお尋ねをすることがとてもできませんが、特に老人対策、心身障害児、心身障害者対策、社会福祉の施設の問題点、施設に従事する従事者の問題点にしぼりましてお尋ねをしたいと思います。 まず老人対策でございます……
○西村関一君 きょうは四つばかりの点についてお伺いいたしたいと思います。 一つは、北方水域の接岸操業の問題、それから返還後の在沖縄米軍基地の問題、日中貿易に関する若干の問題、最後にアジア諸国に対する文化外交の面について、これだけのことをお伺いいたしたいと思います。 まず、北方水域の接岸操業問題でございますが、歯舞、色丹、国後、択捉の接岸操業を実現するための日ソ間の交渉は、今年一月に第一回の交渉が行なわれた後、中川大使の転出やソ連側の事情のために、いまだに第二回交渉が行なわれておりません。 第二回交渉はいつごろ行なわれる見通しでございますか。 第二点は、第一回交渉においてわがほうが歯舞、……
○理事(西村関一君) ありがとうございました。
【次の発言】 次に、曾村公述人にお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次に、長谷川公述人にお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次に、末次公述人にお願いいたします。
○西村関一君 主査及び副主査の選任は、投票の方法によらないで、主査に平島敏夫君、副主査に松下正寿君を推選することの動議を提出いたします。
【次の発言】 最初に、沖繩恩赦の問題につきまして法務大臣にお尋ねをいたしたい。
法務大臣は、昨日の衆議院法務委員会におきまして、政令恩赦によるものよりは個別恩赦を中心に考えていきたいという意味の御発言があったようでございますが、特に国民といたしまして関心の深いのは、今度の沖繩恩赦によりまして選挙違反に問われて刑に服しました君たちに及ぶんじゃないかということでございますが、これが行なわれますというと、恩赦が行なわれますというと、きれいな選挙、公正、明朗な選挙……
○西村関一君 私は、四十七年度の宮内庁の歳出予算要求について幾らかしさいに検討をさしていただきました。それらのこまかい点について触れますよりは、ひとつ、大事なことと思われます点について、宮内庁次長さんからお伺いをいたしたいと思います。
それは、日本国憲法において規定されております、天皇は日本国の象徴であるという点につきまして、これをどのように御理解になり、また把握をされ、その上に立って宮内庁長官としての任務を果たしておられますか、その点について、まずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 私は、天皇が終戦のときにマッカーサー司令部においでになりまして、自分はどういうふうになってもよろし……
○西村関一君 琵琶湖総合開発特別措置法案が、十年以上の長い経過を経まして国会に提案されて、衆議院の建設委員会において審議に入ろうとしている段階でございます。その法案の中身につきましては、その担当委員会におきまして審議されるわけでございますけれども、まだ審議されるかどうかというところまで至っていないようでございますが、その逐条につきましては私はここでお尋ねする考えはございません。ただ目的といたしましては、琵琶湖のすぐれた自然環境の保全をはかりつつ、その水資源の利用とその観光資源等の利用等あわせ増進するために、琵琶湖の総合開発を策定するということがうたわれておるわけでありますし、その理由書の中にも……
○西村関一君 昭和四十七年度の科学技術庁予算の重点事項別表というのを拝見いたしますと、また、科学技術庁の分掌事項につきまして、あらためて科学技術庁の現況七十二年版というものを拝見しますと、そこで科学技術庁長官といたしましては、まず科学技術振興予算、どこに重点を置いてこの予算の編成をしておられるか。どこに重点を置いておられるか。所管に従ってそれぞれまんべんなく予算を組んでおられるのではないと思うが、重点的にどの分野を指向しておられるか、その点をまずお伺いしたい。
【次の発言】 科学技術庁で所管をしておられます科学技術会議――総理が最高の責任者であります科学技術会議というものがございます。その答申……
○西村関一君 初めに労働大臣にお伺いをいたしますが、明日、明後日予定されております交通ゼネスト、また三公社五現業賃金紛争、これは公労委及び中労委にゆだねられておりますけれども、時間切れでぎりぎりのところに争議及び重大な事態が発生しないとは限らない情勢にあります。これに対して当面の労働大臣といたしまして、塚原大臣はどのようなお考えで処理しようとしていらっしゃるか、まず、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 私は国会議員になりまする前は、十年間ばかり地方労働委員会の公益委員をいたしておりました。幾たびか労働紛議や労働争議の調停、あっせんをやった経験がございます。それから地方的な問題でありますけ……
○西村関一君 外務省予算の重点事項について説明を承りました。その点についてこれから逐次御質問をいたします。 まず第一に、中国関係の外務省の職員充実についてどういうふうにお考えになっていらっしゃるか。中国との国交回復については、現政府としてもその実現に努力しているわけでありますが、中国問題担当職員の充実については外務大臣も配慮しておられると思います。ついては、外務省といたしましては、中国との国交回復の際に対応すべく、職員の充実について、職員の確保についてどういうふうにお考えになっていらっしゃるのか。中国関係の外交官には語学力はもとより、中国の民族性、文化、伝統、現代中国政権の性格、本質などにつ……
○西村関一君 まず初めに、外務省の四十八年度予算案の中で、在外子女教育の充実についてお伺いしたいと思います。
これについては、すでに資料等によって、担当この予算が拡充されていることは承知いたしておりますが、大体いま海外子女教育の充実強化の問題につきましては、どのような状態になっておりますか、そしてまた、問題点になっているところはどういう点でありますか、お伺いしたいと思います。担当の方。
【次の発言】 在外公館に勤務している外交官にとっての悩みの一つは、子女の教育の問題だと思うんです。これは、それぞれその派遣されている地域の国の学校に入れるということが多いようであります。それも語学等の点から将……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。