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上田哲 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

上田哲[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(参)
134位
委員会発言(議会)歴代TOP500
461位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
128位
各種会議発言(非役職)歴代TOP100
95位

8期委員会発言TOP25
21位
8期委員会発言(非役職)TOP25
20位
8期各種会議発言TOP20
20位
8期各種会議発言(非役職)TOP20
15位
9期委員会出席TOP50
48位
9期委員会発言TOP10
6位
9期委員会出席(無役)TOP25
25位
9期委員会発言(非役職)TOP10
5位
9期各種会議発言TOP10
10位
9期各種会議発言(非役職)TOP10
8位
10期委員会発言TOP50
50位

このページでは上田哲参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。上田哲参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

8期(1968/07/07〜)

第61回国会 運輸委員会 第16号(1969/04/24、8期、日本社会党)

○上田哲君 議事進行。先ほど来から――数えたわけではありませんが、速記をつけたり、はずしたりすることが数回連続しております。委員長の裁量で議事を円満に、スムーズに進めるために、いろいろとはかられるということはわかりますけれども、もろもろの情勢が非常に緊迫しているという空気の中で、国鉄運賃という重大な問題をわれわれは慎重審議するという各党の協定の中で、この委員会に出席しておりまして、たとえば理事懇談会というような非公式なものも、できるだけこれを取り上げて、恒例的な理事会にはかろうじゃないかというようなことについても、休憩前に委員長の了解を得ております。たとえば、いまのような成規の審議の中で行なわ……

第61回国会 運輸委員会 第18号(1969/05/08、8期、日本社会党)

○上田哲君 運賃値上げの提案がありましてからかなり長い各方面からの議論が進んでおりまして、いま総力でこれに反対しようという社会党にバトンが渡って三人これから続きます。私は、その一番手としていろいろお伺いをしたいのでありますけれども、長い期間にわたっての討議が続けられる中で、私は、国鉄というのは単なる一利用者でしかなかったわけですから、これまで。この運賃値上げ問題が出てきたことがきっかけになり若干の勉強もさせてもらって驚いたことは、国鉄というものは何とまあひどいことになっているか。それから、さあそこで、これから十カ年を展望して立て直すのだという眼目を掲げながら当面ここにこういう運賃の改定が出てき……

第61回国会 社会労働委員会 第4号(1969/02/27、8期、日本社会党)

○上田哲君 処女質問であります。木内原子力委員長以下たいへんむずかしい時間を御無理いただいているそうですから私も率直にお尋ねを申し上げるので、簡明率直にお答えをいただきたいと思います。  日本原子力研究所にひそむ危機と不安について、その一部を具体的に指摘をしながらお尋ねしたいと思います。  茨城県東海村の原研といえば、日本の原子力の平和利用研究のメッカとして、全国民の憧憬に似た敬意を集めていたと思うんです。ところが、この東海村の原研に、最近、たいへんだだならぬ雲行きが漂ってまいりました。その憂うべき危機――研究と安全と公開の原則の危機、それから特にその危機の中で来週の月曜日に行なわれる予定にな……

第61回国会 社会労働委員会 第7号(1969/03/18、8期、日本社会党)

○上田哲君 小野委員がもう少しくお尋ねをするはずであったのでありますけれども、参考人のお体の都合でお帰りになるということで了承するのですが、これじゃどうしても被害者の会の二人は帰られない立場にあるだろうと思うので、私は二点だけ確認をいたします。  第一点は、宇治野さんが最初にお話しになった部分でありますけれども、一体、栄養だと思って食べたものが体に毒になる、消費者がみずから食べるものを全部検査しておかなければならないのか、こういう部分だけはしっかりしておいてもらいたいということがありました。そこで、問題となるのは、食品衛生法に基づいて添加物であるかどうかというふうな狭義な法律解釈の問題ではなし……

第61回国会 社会労働委員会 第13号(1969/04/10、8期、日本社会党)

○上田哲君 一つお伺いします。特殊法人の労使関係というのが非常にまだ若いわけですから、いろいろ整理できなかったり、そのためにいろいろ紛争が別な方向に発展をしていくということがあるわけです。だから政労協としては大蔵省との統一交渉というところに持っていかなければいけないとか、いろいろな問題があるわけです。その辺のところはまだ整理しきれていないわけですから、問題がどうも逃げる余地も大きくなってくるのかと思いますが、私は、科学技術庁の先ほどからのお話は、たいへん不親切だろうと思います。このままの話でいきますと、四十三年度の話は先ほど来出ておりますからしばらく割愛するとして、これから先の問題でも、いまの……

第61回国会 社会労働委員会 第29号(1969/07/03、8期、日本社会党)

○上田哲君 職業訓練法が今日まで議論されてまいりましたけれども、私は、大体二つの点について御意見をただしたいと思います。  その一点は、この職業訓練法が政府の雇用政策の下請法ではないのかという問題。もう一つは、激しい技術革新の中で、結局は労働力のスクラップ化を促進することにのみなるのではないか、こういうわれわれの見解に対して、いろいろ御答弁をいただきたいと思います。  元来、今回の改正案の前に雇対法があるわけですけれども、雇対法十一条によると、「国は、職業訓練施設の整備、職業訓練の内容の充実及び方法の研究開発、職業訓練指導員の養成確保及び資質の向上等職業訓練を充実するために必要な施策を積極的に……

第61回国会 社会労働委員会 第30号(1969/07/08、8期、日本社会党)

○上田哲君 参考人の御意見の中に、若干御意見の向きが分かれた部分があると思いますので、二、三点だけお伺いをいたしたいと思います。  この原爆の被爆者に対する救済の不備は、もう言うまでもないと思うのですが、そうした不備が起こってくる根本的な原因に、実態調査の不徹底がある。これは広島のみならず、関係者のひとしく認めるところであり、きょう御出席の参考人のそれぞれのひとしく指摘されるところだと思うのですが、具体的にそれから先の実態調査のあり方については、いささか御意見が違ったように思いました。言うならば、被爆者の実態調査であるのか、原爆それ自体の実態調査までさかのぼるべきか、こういう御意見の違いかと思……

第61回国会 社会労働委員会 第34号(1969/07/26、8期、日本社会党)

○上田哲君 私は、特例法案に関する提案趣旨の説明が行なわれることを了といたします。これは、昨日の参議院本会議の院議に基づくものとして、この手続きによることを了解をしております。その上に立って、社会党側の見解をひとつ述べておかなければならないと思います。  私どもは、明確に、昨日、諸規則にのっとった決議としての院議によりまして本日の会議を進行し、また提案趣旨の説明を受けるのでありますけれども、院議と申すべきものは、つまり国会法であれ、あるいは憲法にさかのぼるまでを含めたとしても、言うところの三権分立の中での国会における解釈論の限界を越えるものではありません。終局的に国会が、四十一条におけるところ……

第61回国会 社会労働委員会 第35号(1969/07/27、8期、日本社会党)

○上田哲君 昨日、提案理由の説明が行なわれました議題について御質問をいたしたいと思いますが、私は、昨日の委員会の最後の段階で、委員長のお取り計らいによって委員会で御決定をいただいた内容に基づいて、本法案の違憲性の問題ないし違法性の問題について、議案の内容の審議に合わせて幾つかの問題をただしたいと思います。  念のためにもう一度申し上げますけれども、私どもは、さまざまな議論を越えて、二十五日の参議院本会議の院議に基づく立場からこの審議に入るのでありますけれども、衆議院ないし参議院、もとよりただいまの場合は参議院でありますけれども、参議院の院議なるものの内容は、昨日国務大臣としての斎藤厚生大臣も言……

第61回国会 社会労働委員会 第36号(1969/07/28、8期、日本社会党)

○上田哲君 院議で決定をされました質疑時間がわずかに四時間少々になっておりますので、私どもとしても、質疑をできるだけ早めていきたいと思います。この席には、ただいま委員長のお話しのように、与野党の理事諸氏及びその他の皆さん方の御努力によって、衆議院の社会労働委員会から委員長代行として橋本議員がお見えをいただいているのでありますから、代理に対して敬意を表しながらお伺いをいたしたいと思います。  私どもの基本的な立場は、一昨日来申し上げておりますけれども、社会労働委員会の委員長代行がお見えでありますから、念のために、もう一言だけ申し上げれば、本来、この法案についての今日までの手続には、憲法その他の法……

第63回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1970/07/08、8期、日本社会党)

○上田哲君 きょうは時間の関係がありますから、二口だけ申し上げたいと思います。  いま、本院に所属する某議員の発言をめぐって、まあ最終的には野党の矢山委員と防衛庁の責任者である中曽根長官との間に、自衛隊の本質については見解を異にするというか、立ち分かれになったようにお聞きしておりました。私どもも某議員の片言隻句をとらえてちょうちょうする趣味を持ち合わせておりませんし、そして、その限りでは中曽根長官がこのように考えると説明をされた説明のしかたと内容を理解しようと思いますが、ここで、もう一つぜひ明らかにすべきであろうと思いますのは、私どももこの耳で聞き、その文字を記録しているわけではありませんが、……

第63回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1970/08/19、8期、日本社会党)

○上田哲君 先般私、自衛隊の施設の一部を視察したわけでありますが、たまたまその中で艦艇に乗りまして、非常に優秀な士官諸君としばらく防衛問題を議論したわけであります。大体、私などとあまり年代の離れない人たちでございまして、これは中曽根長官の最も信頼してしかるべしと思われるような砲雷長が、日ごろからこれは私どもの発言などをメモしておって、検討しているのだとかいう、なるほどよく勉強した人でありましたが、その人がこういう質問をいたしました。砲雷長というのは相手の船に、魚雷ですか、たまですか、命中させる責任者のようですけれども、一体われわれは敵艦にずばり命中させることが正しいのか、敵艦の一メートル手前に……

第63回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1970/09/29、8期、日本社会党)

○上田哲君 石原理事、中尾委員と私の三名は、七月九日から同十二日までの四日間の予定をもちまして、硫黄島及び父島における国の地方出先機関、公務員制度及び自衛隊の実情等について調査し、あわせてこれらの島内を視察してまいりましたので、以下順を追ってその概要を御報告いたします。  まず、硫黄島の実情について申し上げます。  あらためて申し上げるまでもなく、硫黄島は東京の南、約千二百五十キロメートルの洋上に浮かぶ硫黄列島の中央に位置し、西南から更地に延びる瓢状の孫島で、周囲約二十二キロ、面積約二十平方キロメートル、島のほぼ中央にある元山と南西端にある海抜百六十九メートルの摺鉢山の二つの火山からなっており……

第63回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1970/10/12、8期、日本社会党)

○上田哲君 長官は沖繩へ行かれたわけです。沖繩問題自身がデリケートな時期ですから、防衛庁長官の沖繩訪問にいろいろな見方があります。そこで、今回の防衛庁長官の沖繩訪問の目的は何でありましたか。特に観測されているポイントの一つは、つい最近アメリカを訪問されたことでありますから、レアード国防長官とわが国の防衛について話し合いをされたあと沖繩訪問されたということの関連はあるのかないのか、あればどういうことなのか、その点を含めて承りたいと思います。
【次の発言】 念のためですが、毒ガス問題というのは、地元へ行って、何らかの印象を深められるなり、あるいは何らかの発展なりがございましたか。

第63回国会 内閣委員会 第8号(1970/04/07、8期、日本社会党)

○上田哲君 私は、ただいま可決されました国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案に対して、自民、社会、公明、民社四党の共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。  国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)  一、物価、公共料金等経済情勢および社会情勢の変化に即応して、時期を失することのないよう旅費の改正に努めること。  一、内国旅行における甲乙両地方の区域区分については、最近の宿泊料金の実情にかんがみ、その格差の解消の方向に努力する等実態に即するよう措置すること。  一、移転料については、実費弁償を建前として、等級……

第63回国会 内閣委員会 第11号(1970/04/24、8期、日本社会党)

○上田哲君 公害問題についても後ほどお伺いしたいと思いますけれども、私は四月の十日に、防衛三法について本会議の代表質問を行ないましたときに、通産大臣の御出席を求めましたが、たまたまガス事故がございまして御出席をいただけなかったので、本会議の席上、委員会にゆだねるということになっておりまして、そこでまず防衛産業、兵器産業の問題についてお伺いをしたいと思います。  最近、非常に自主防衛論というのが高まってまいりまして、四次防を展望するわけでありますけれども、自主防衛論の大きな骨格をなすものは言うまでもなく兵器の国産ということ、あるいは国産能力ということになるのでありましょう。これについて中曽根防衛……

第63回国会 内閣委員会 第12号(1970/04/28、8期、日本社会党)

○上田哲君 ただいま御報告をいただいた内容ですが、ちょっと確認をしておきます。  日本兵器工業会については、私が御指摘申し上げましたとおり、百四十という数字ですが、この会員名について、これは後ほどでけっこうですから確認をしたい。  それから、防衛庁の人件費については、二千七百三十一億円の内容について防衛庁がこまかく出さないということでありますが、従来こういう形で防衛庁は発表していないというふうに理解をしていいのですね。  それから、四十四年度の通関統計上の兵器輸出について、弾薬類の四千三百万円のうち八百万円については内容がつかめていないということですね。  それは確認ですが、最後の特需の問題に……

第63回国会 内閣委員会 第17号(1970/05/12、8期、日本社会党)

○上田哲君 たんたんと経過してまいりました今国会、逆の言い方では低調といわれる終盤に、やや波高い状況もあったようですけれども、今朝はたいへんからりと晴れたさつき空でもありますから、どうかひとつ長官からも今日は心ゆくまで冷徹な御答弁をいただきたいと思います。私をトップとして同僚議員からもたくさん続いて質問をいたしますので、やや大づかみに総括的に御質問をしていきたいと思います。  私はこの質問の中心を、去る四月十日の私自身の参議院本会議における質問及び政府答弁に大筋を置いて、長い展望におけるわが国の安全保障論を、その基本問題に触れて質疑を行ないたいと思います。  私の考えでは、アジア太平洋地域の列……

第63回国会 内閣委員会 第18号(1970/05/13、8期、日本社会党)

○上田哲君 議事進行について。委員長は時間制限をしたんですか。岩間委員に対して時間制限をしたのですか。
【次の発言】 予定によりますと、六十三特別国会はきょう終わるようであります。その六十三国会の途中でたいへん大きく提起された問題が軍国主義批判の問題でありまして、この問題についてはいろいろな御答弁もありましたけれども、いよいよきょう終わる予定でもありますし、当委員会の分担すべき主要課題でもありますので、決着をぜひつけておきたいと思います。  中曽根長官との質疑は私はすでに終えておりますので、その上で総理にずばりお伺いをしたいのでありますが、総理は再三にわたって、わが国の姿は軍国主義ではないし、……

第64回国会 内閣委員会 第6号(1970/12/16、8期、日本社会党)

○上田哲君 四次防――新防衛力整備計画と長官が名づけられている計画案が世に出まして、参議院内閣委員会は今回は初めての審議でありますので、その点をまずお伺いをしたいと思います。  まあ百六十億ドルとか五兆八千億円とか、三次防に比べて二・二倍という金額もさることながら、いろいろな議論がありますけれども、この四次防構想の中でいろいろと特色があるといわれている点、その一つは、これまでたとえば二次防などでもたいへん抽象的な言い方であった侵略態様の予想などについてかなり具体的に出てきた、こういう評価もあります。それほどでなかったという言い方もあるのですが、一方に侵略態様の予想の分析と、これに対応する防衛戦……

第64回国会 内閣委員会 第7号(1970/12/17、8期、日本社会党)

○上田哲君 昨日、政府側の答弁を保留してありますので、答弁を要求いたします。
【次の発言】 昨日この問題の答弁、つまり答弁の姿勢をめぐって委員会の審議が中断をしたという経緯があります。財政当局が十分検討されての弁でありますから、私としては、その趣旨を最大限に前向きに受け取って、すでに防衛庁長官及び施設庁長官が非常に積極的な姿勢でこの問題には取り組みたいという表明があるわけですから、そうした政策意図を財政当局の意図によって引き戻すことのないように、予算編成期を前にしていろいろ数字の上では表明しにくい問題があることわかりますけれども、ぜひひとつ御努力をいたきたい。手続上の問題はそうだと思うんですけ……

第64回国会 内閣委員会 第8号(1970/12/18、8期、日本社会党)

○上田哲君 当委員会でさまざまな機会をとらえて審議をしております諸案件の中で、特に防衛問題にかかわる事項について資料の提出が非常に滞っております。再々にわたって委員の正式な資料提出要求手続に対して、その資料を提出することを約束されておりながら、結果的にはほとんどその提出がないという実態が多く、今国会の冒頭において、当委員会の一致した見解として委員長からその点を確認したこともございます。しかるに、その中で、前々委員会で矢山委員から提出を求められ、理事会の預かり事項となっておりました資料要求については、今日まで委員会の手続上の問題も含めて、全然結論が出ずに持ち越しております。この点について防衛庁側……

第65回国会 内閣委員会 第13号(1971/04/14、8期、日本社会党)

○上田哲君 建設大臣も、道路公団、首都高速道路公団の責任者の方々もすでに御理解のことだと思いますけれども、高速道路が非常に評判が悪いのですね。これは高速ではないではないか、せっかく道を急ぐから金を払って車に乗るのに、乗るとうしろへ行けませんから、ほんとうににっちもさっちもいかない中で、かえって時間がおくれてしまうというようなことがある。こういう問題をひとついろいろ掘り下げて御見解や対策を承りたいと思います。いまの状態は、完全に当初の目的とは違って、舗装された都会の迷路になったということも言えるんではないか。特にいま私が問題といたしますのは、三月二十一日から首都高速の六号線、七号線が開通をした、……

第65回国会 内閣委員会 第14号(1971/04/22、8期、日本社会党)

○上田哲君 関連。いまのお話を聞いておりまして、私はちょっと念のために伺っておきたいと思います。  そういう基準がないのかどうか。これは私は別に発言の気持ちはなかったんですけれども、具体例を申し上げておきます。いま足鹿先生がおっしゃったように、最近非常にその声が多いのです。飛行機が落ちてはたいへんだからそれが最大のサービスと言われれば、たいていのことはがまんしようということになりますが、しかし飛行機に乗るときには、ある程度電車やバスに乗るよりはサービスを受けておるという感じが最近の平均値ではありますけれども、わりとこもっておるのですが、幾つかの声がございます。私もたまたま、これは全日空でありま……

第65回国会 内閣委員会 第15号(1971/04/27、8期、日本社会党)

○上田哲君 この機会ですから、防衛庁長官に伺います。  伝えられるところでは、きわめて近々に四次防の防衛庁原案が発表されるようであります。詳しく内容を見てから論議をしたいと思いますが、大綱としては、これまで論議されてきた中で明らかになっている防衛庁長官の構想が貫かれているというふうに理解してよろしいですか。
【次の発言】 かねてから私どもは第四次防衛力整備計画――長官は新防衛力整備計画とあえて呼称されておるようであります。今後の十年にも及ぶ長期構想の出発点として非常に大きな区切りだと思いますので、この原案を十分に国会の場で議論をしたいと思います。また防衛庁側もその内容についておそらく大きく世論……

第65回国会 内閣委員会 第17号(1971/05/13、8期、日本社会党)

○上田哲君 委員長、関連。同僚委員のそれぞれの質問の中で、非常に具体的な問題に立ち至らなければ解決ができないということが明らかになりましたし、委員長の取りはからいによって、この問題をきわめるために、関係閣僚その他に全部来ていただいて、ひとつ、しっかりした結論の方向を導き出したいということでありましょうから、その前提として一言だけ、基本的な考え方をきちっと伺っておきたいと思います。  私の感想からすれば、大学当局あるいは文部省、行管、ここには出席をされていない関係各省庁が、一体どこに、だれもが認めているこの矛盾といいましょうか、欠陥といいましょうか、そうしたものの、まことに果てしもない連続の行政……

第65回国会 内閣委員会 第18号(1971/05/18、8期、日本社会党)

○上田哲君 関連して次官に一言。  行政需要ということばは、私はたいへん気に入らないのです。大蔵省当局から見れば、みんな札を食う動物に見えるでしょうけれども、行政需要に見合って効果的な措置を講じようという抽象論は、少なくともこの定員管理の問題については少しく冷た過ぎると思う。ヤングパワーのたいへん突き詰めた所見を発表なさる次官に、少なくとも前回参考人としておいでになった農学部長が、問題を他の一切の要素をこえて人権問題と考えておる、こういうことばがありました。大蔵省当局が札を勘定するように、それを食う動物の数を当てはめるような意味での行政需要ということばもわからぬではないが、文部省当局の、しかも……

第65回国会 内閣委員会 第19号(1971/05/19、8期、日本社会党)

○上田哲君 今回の文部省設置法の改正で、特殊教育総合研究所が設立されるということでありますが、特殊教育総合研究所というものを設置しようという考え方、これはもう提案趣旨の説明の中でもよく承りましたけれども、私どもこれについてたいへん前向きに評価をいたしております。ただ、何をやるのかということは、論議の初めにひとつ詳しく血の通った説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 おしまいのほうの部分をもっと具体的に聞きたいわけです。初めの部分をいえば、これは抽象的な議論が一ぱいできるわけで、いまの御答弁の中に、機会均等をはかるべきだと言われたのだけれども、はたしてそうだろうか。機会均等がはかれますか。……

第65回国会 内閣委員会 第20号(1971/05/20、8期、日本社会党)

○上田哲君 ただいま文部省設置法の一部改正案並びに附帯決議が通ったわけでありますし、各大臣から誠心誠意をもってこの項目についての御努力がお約束されたわけでありますが、私どもそのことを大いに期待するのでありますし、また、元来ならば、採決の前に申し上げるべきことでありますけれども、あえて形を変えて、採決後にときを選んで発言をさせていただきますが、理事会での討議に大方の了承を得まして、まあ右代表という立場でひとつ御要望と苦言を呈したいと思います。  私どもは、この文部省設置法の一部改正案に対して、この内容とするところにはなはだ大きい熱意と理解を持っていたと考えておりまして、その限りではきわめて前向き……

第65回国会 予算委員会 第3号(1971/02/10、8期、日本社会党)

○上田哲君 まず、総理にお伺いをいたします。  ある会合へ出ましたところが、ある青年から声がありまして、どうも国会の論議というのはたいへん抽象的でよくわからない。総理大臣の佐藤さんがどういうことを考えているのかということをもっとわかりやすく知りたいものだと。青年の言うのには、最近はやりの、総理御存じかどうか、フィーリングということばはもう日本語になっておりまして、そういう感じから言うといまこの社会を何色で見るかということがはやっております。まず、その点を青年の希望をかなえるために私は約束をしてまいりましたが、この社会を総理は直感で言えば何色だとお感じになりますか、お答えいただきたいと思います。

第65回国会 予算委員会 第6号(1971/03/03、8期、日本社会党)

○上田哲君 関連。中曾根防衛庁長官から四次防全体について後ほど資料を提出して説明をしましょう、こういうお話がありました。昨日の木村委員の質問に対しても、防衛力整備計画全体について時間をいただければ説明をしましょうというくだりがありました。実際に防衛庁長官の御説明はほんの二、三分の、いってみれば防衛白書の初めのくだりの一部分という程度のことであります。私どもはそういう形ではもう少し中身に踏み込んだ具体的な審議がしにくいと思います。そこで、資料を提出されるということでもありますので、この際明らかにしていただきたいのでありますが、今後のいわゆる防衛問題あるいは防衛予算の問題を審議するについて、さきの……

第65回国会 予算委員会 第8号(1971/03/05、8期、日本社会党)

○上田哲君 関連して。  防衛庁長官に見解をただしたいと思います。ただいまの御答弁の中に、日露戦争は防衛戦争であったという見識が表明されました。はなはだ海外の論調に軍国主義という非難が強くなっています。私どもは、安保条約の解釈その他の問題からしても、防衛出動の範囲ということが、いま大きく国会での論議を集めているところです。そういう認識をとっている段階で、防衛庁の最高責任者が、一つの史観だとは思っていても、日露戦争は防衛戦争であったという御発言があったので、この際、国会の場でありますから、その意味するところを明確に定義をしていただき、いわれなき誤解を解いておきたいと思います。  そこで伺いたいの……

第65回国会 予算委員会 第11号(1971/03/09、8期、日本社会党)

○上田哲君 外交、防衛問題について質問をいたしたいと思いますが、その前に、阪大の不正入試問題がまた大きく広がってまいったようであります。この点について、文部大臣からその後の御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 不正が明らかになった場合には処分をするということですが、伝えられるところでは、阪大では一割に達する。しかも本年度だけではない、さかのぼってそこまで広げて処置をするというお考えですか。
【次の発言】 総理に伺いますが、この問題が、いまや漏洩問題ではなくて、買い取り問題になってまいりました。教育界の基本の問題に触れるだろうと思います。それから医師養成制度自身の問題として検討する点が……

第65回国会 予算委員会 第13号(1971/03/13、8期、日本社会党)

○上田哲君 三月もあと半分であります。四次防の防衛庁原案の作成は、スケジュール上は、いかがですか。
【次の発言】 予定どおりですか。
【次の発言】 前二回を通じて、四次防のさらにこまかい内容について説明をしていただくことになっています。ぜひ具体的な説明を期待します。
【次の発言】 五兆七千億、一八・二%と、GNPの〇・九%という数字が出ました。いままで新聞でいわれていたわけですが、お隣におすわりの大蔵大臣、これについてどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 以前から、金には心配ないというお話でしたが、この数字をごらんになって、そのお考えはどうですか。

第65回国会 予算委員会 第14号(1971/03/15、8期、日本社会党)

○上田哲君 私は、四次防がわが国の今後の財政骨格だけではなくて、国家骨格にかかわる重大な方針案だと思っています。そこで、四次防の、あるいは防衛力整備計画そのもののあり方というものの究明を、単にGNPの何%が適切であるとか、あるいは最終時どれぐらいを上限とするのかというようなことだけではなくて、基本的に、本来防衛庁が、そうした案の策定にあたって、内容的に積み上げているであろう内容の分析そのものから解きほぐしていきたいと考えます。  そういう点で、これまで陸海空それぞれ三自衛隊についていろいろお尋ねをしてまいりました。きわめて率直に言って、私はそういう質疑が成功をしたとは思いませんけれども、いずれ……

第65回国会 予算委員会 第18号(1971/03/19、8期、日本社会党)

○上田哲君 関連。長官にお尋ねいたしますが、四次防という、これはまあ新防衛力整備計画につらなるものですけれども、実際に防衛庁原案はいまきまる。政府原案が八月前後にきまるとすると、事実問題として、四次防がその年度からその年次予算に組み込まれるときに、われわれの審議には対象となりますけれども、実際問題として、三次防を見ても九七%の達成率ということになるわけですから、事実上は私どもは四次防なるものの基幹に触れての審議をする機会というのは、これを具体的に言うならば、本国会しかないということです。そういう意味で、当然、政治モラルとしてもなるべく早く防衛庁原案が策定さるべきものであり、そういう立場からも三……

第65回国会 予算委員会 第22号(1971/03/27、8期、日本社会党)

○上田哲君 関連。総理に伺います。  いまの国防の基本方針の改定に関連をしまして、根本的な考えとしてさきの非核中級国家を非核専守防衛国家に変えて統一をされました。一体これは国家構想なのでありますか防衛構想なのでありますか。それから中級ということばがぐあいが悪くて非核専守防衛ということばに変わったということでありますと、どこがぐあいが悪くて、そして非核専守防衛という構想の内容はどういうことを総理は指向されるのでありますか、まずその点を伺います。
【次の発言】 防衛構想か国家構想か……。
【次の発言】 非核専守防衛国家です。
【次の発言】 そうしますと、国家構想であったら私はたいへんだと思うんです……


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号(1971/09/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 沖繩返還国会、批准国会といわれる国会があと余すところ一月のうちに迫っておりまして、山中長官も昨夜帰られたそうですが、概括的にひとつ伺っておきたいと思います。  まず、沖繩返還の時期であります。政府は来年四月ということを繰り返し申されておりますけれども、先般公表されたアメリカ下院歳出委員会の対外活動分科委員会の秘密聴聞会、三月二十三日、この証言記録によると、ランパート高等弁務官とレアード国防長官が七月一日ということを述べております。この点についてはどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 たいへん示唆に富むお話し合いだったと思うのです。ランパートさんがそういう発言をされたというこ……

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1971/07/24、9期、日本社会党)

○上田哲君 防衛庁と外務省当局に御見解をただしたいと思います。質問の通告をしておりましたが、外務大臣がお見えになっておりませんので、ひとつ外務省当局は大臣のかわりにしっかり御答弁いただきたい。  ニクソン・ドクトリンを背景に置いてニクソンの北京訪問、こういう新しい事態になりました。このことはきわめて端的にいえば、これまでの日本の自衛隊、日本の軍事力を含んだ冷戦構造、米中冷戦構造というものが大きく転換をするということになるものと理解をします。そういう理解ないしは期待の上に立つ中で、たとえば佐藤総理もまた、ニクソンの北京訪問はアメリカにおける中国承認を意味するものであると見解を表明されておられます……

第66回国会 内閣委員会 第1号(1971/07/23、9期、日本社会党)

○上田哲君 新防衛庁長官が就任をされましたので、従来からの種々の懸案に基づきまして、新長官の基本的なお考えについて二、三お尋ねをしたいと思います。  第一に、先般アメリカのレアード国防長官が来日をされまして、総理をはじめ新旧防衛庁長官と話し合いをされたわけでございます。レアード長官が訪日されて話し合いをされたことの中心は、去る三月にアメリカが発表した国防報告、こうした中に盛り込まれております、いうところの総合戦力構想、こういう考え方を日本側に説明をするものだというふうに了解をしております。こうした理解について、防衛庁長官と認識を共通することができるのでありますか。

第66回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1971/08/02、9期、日本社会党)

○上田哲君 ただいまのごあいさつの中にもありましたように、世界史上最大の事故が起きました。  三十日に事故が起きましてから、国会で隣衛庁長官がその報告をされる、所信を表明されるのが四日目の本日が最初であります。就任早々の長官ではありますけれども、この事故の概要について御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま防衛庁長官から、事故の概要ということで御報告いただきました。この委員会が事故発生直後から防衛庁の責任者の出席を求めてつぶさに御報告を承りたいと申し上げたのに対して、はなはだ理解しがたい理由を連ねて、ようやく今日にしてこの機会を得たということについても不満を持つわけでありますが……

第66回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1971/08/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 航空史上最大の事故が発生をいたしまして直後中断をされていました訓練飛行が、このほど再開をされました。低高度の訓練空域が設定をされたのでありますけれども、この点についてお答えいただきたい。  まず、運輸大臣からお伺いいたしますが、このたび設定をされた低高度訓練空域によりまして、事実上民間機の出発、進入、待機などの計器飛行方式がたいへん制限をされてきたという問題が一つあります。もう一つは、この訓練空域というものが事実上制限空域として扱われる、こういうことになってまいりまして、計器飛行の空域を狭める結果になってきている。こういうような状況の中から、問題の管制官のロードが非常に高まっておる……

第66回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1971/09/25、9期、日本社会党)

○上田哲君 冒頭に、委員長を含めて当局側に要望を申し上げておきたいと思います。  本日閉会中の内閣委員会を招集されるにあたりまして、私どもは質問者の立場から、防衛庁長官及び運輸大臣の出席を求めておりました。その決定は十七日に行なわれているわけでありますけれども、運輸大臣の出席ができないという旨の通告がありましたのは二十二日過ぎになっております。運輸大臣の出席が不可能であることはやむを得ないとしても、その場合審議を進めるために、本来の問題であります、本委員会の課題であります全日空機の事故についての調査委員会からの御意見あるいは経過報告を求めたい、こういうことで折衝を続けてきたわけでありますけれど……

第66回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1971/10/07、9期、日本社会党)

○上田哲君 全日空機事故調査委員会の山県委員長以下におかれましては、長期にわたりまして現地でつぶさに実情あるいは事故原因究明に当たられておりまして、たいへん御苦労さまでございます。  そこで、まだ最終結論には至っていないと承っておりますが、今日までの段階において、ひとつ御質問を申し上げたいと思います。  最初に伺いたいのでありますが、事故調査委員会が事故発生以来航空自衛隊の松島基地や岩手県全日空等々関係機関におもむかれまして種々調査をされていると承っておりますけれども、各関係機関から委員会側の望まれる資料の提出あるいは協力等について遺憾なき状態でありましょうか、いかがでありましょう。

第67回国会 議院運営委員会 第7号(1971/11/06、9期、日本社会党)

○上田哲君 決議案の発議者として発言をさしていただきたいと思います。  アメリカ時間の十月二十七日の午前十一時に、アメリカ国務省のスパイヤーズ政治軍事局長がアメリカ大使館の山崎参事官を招きまして、アムチトカ島の実験命令についての大統領令ですか、を通知をいたしました。その直後に私は国務省を訪れまして、日本社会党及び原水禁の署名をいたしましたニクソン大統領あての抗議文を手交いたしました。これは、二十七日までは大統領が実験を差し控えるということをあらかじめ出しておりましたので、逆に読み取れば、二十七日には命令解除になる、こういう読みもありまして、待機をしたわけでありますけれども、結果的に申し上げます……

第67回国会 内閣委員会 第3号(1971/12/02、9期、日本社会党)

○上田哲君 那覇市の下泉町の二の六十九の泉荘三百二号の報道カメラマンの吉岡攻氏が、去る十一月十八日の午後三時半から令状による家宅捜索を受けました。そして報道写真のフィルムを押収されております。吉岡攻氏は一般の報道カメラマンでありますけれども、ここにもありますように朝日新聞の週刊朝日あるいはアサヒグラフ等から委嘱を受けて取材をしている公知の報道カメラマンでありますし、これまで平凡社の「太陽」で著名な太陽賞等も受けているりっぱなカメラマンであります。このカメラマンが突如としてこのような家宅捜索を受けた。これは日本国国籍を有する沖繩における人権の問題と、とりわけ昨今非常に問題になっております、報道用……

第67回国会 内閣委員会 第4号(1971/12/07、9期、日本社会党)

○上田哲君 報告の内容はまことに不満でありまして、質疑をしたいと思いますけれども、国家公安委員長の時間が制限されておるそうでありますから、国家公安委員長の御出席の時間の部分だけ、他の件について質疑をするため、私は後刻に質疑を譲ることといたします。
【次の発言】 国家公安委員長の時間がないそうですから、結論的に、さかさまになりますけれども、一言だけ御見解を承ります。  沖繩のカメラマンに対する不当な家宅捜索の問題につきまして、ただいまの御報告は、まことに前回の委員会で指摘した項目にほとんど答えておられませんので、このあと政府委員に質疑をいたしたいと思いますけれども、国家公安委員長は、このように明……

第67回国会 内閣委員会 第6号(1971/12/16、9期、日本社会党)

○上田哲君 無機材質研究所の問題について御質問をするわけでありますが、質問時間の調整、制約等がありますので、これに関連して一点ABCC問題について御質問を申し上げます。  広島と長崎にあるABCC、原爆傷害調査委員会の問題については、一九四六年十一月、アメリカ大統領指令によってこの施設が設けられて以来非常に長い年月が経過しているわけでありますけれども、いまもってこの施設の目的とするところが十分に把握されていないうらみがあります。この段階で、なおABCCの存続問題がドルショックなどともからんでにわかに浮かび上がってきています。この点について御質問をしたいわけでありますが、最近ABCCについては、……

第67回国会 予算委員会 第6号(1971/11/08、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  総理にお伺いをいたします。  ただいま国連の問題あるいはアメリカ上院の問題が焦点になっておりますが、政府の対外情勢の分析その他の把握については、たいへん私はあいまいな、正確でない点が多いように思います。その点について二、三お伺いいたしたいと思います。  私自身が、このたび国連のアルバニア決議案が議決される瞬間に、野党ではたった一人立ち会ってまいりました。その前後の事情をつぶさに目撃いたしますと、まことに日本外交というものの誤り、ミス、あるいはこれから先のむずかしさということを実感をいたしました。共同提案国に政府が踏み切られたということについて、このこと自体は、そのときの問……

第68回国会 内閣委員会 第4号(1972/03/14、9期、日本社会党)

○上田哲君 一再ならず、衆議院段階で四次防の空白が続きましたし、いまもって確たる御答弁に接していないというふうにわれわれの考えるところが数多くあります。これを一言で言えば政府側のすべて責任に帰することであるというような大まかな御見解の表明もあるようでありますし、集中的には当事者である防衛庁長官が反省するという態度も示されているようでありますから、本院では、予算がいま衆議院にある段階ではありますけれども、担当委員会として内閣委員会が初めて当局からその見解、姿勢を問う場でありますから、今日までの経過を踏まえて、特に立川、沖繩問題を中心に、防衛庁長官の反省のことばをまず承りたいと思います。

第68回国会 内閣委員会 第5号(1972/03/16、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。事実関係だけひとつお伺いしておきます。  四次防の原案については、かってに出したというようなお話がありましたけれども、四次防原案は、昨年度の予算委員会の最中にすでに確定的なものとして審議に付せられておりました。その後そのことについての議論があった後、国会審議に供するということのために、正式に、予算委員会が終局しない間に、防衛庁側から予算委員会に対して、すなわち国会に対して提出されております。かってに出されている、公にされているということではないというふうに私は考えております。  もう一つ、昨年十二月二十日の沖特委員会で、四次防原案は政府案としていつ提出されるのかということを私……

第68回国会 内閣委員会 第12号(1972/05/18、9期、日本社会党)

○上田哲君 先ほど総理は、ベトナム条項に関連して、沖繩返還が予定どおりいくかどうかたいへん心配しておったということを強調されましたね。これもよくわからないんです。批准書の交換をされてからは、福田大臣が言われたように、これはもうあと戻りのできないタイムテーブルの上に載ったのだとごあいさつもなさいましたね。批准書を交換されたらこれは心配もくそもありませんね。そうすると、総理が心配しておられたというのはいつのことですか。
【次の発言】 それは御答弁にならないんです。総理の心中、沖繩返還にかけた政治生命だということならば、 いろいろとお考えになることは総理でなければわからぬということでけっこうですよ。……

第68回国会 内閣委員会 第18号(1972/06/08、9期、日本社会党)

○上田哲君 佐藤内閣の中では、留任はされるでありましょうけれども、最後におそらく質疑をかわす機会だろうと思いますから、長官ぜひひとつ食い逃げをしないで、また次にもしかわる大臣がいたら、前の長官は十分に相談をしなかったからなどということではなしに、しっかりひとつきちっと在任中の整理をしていただきたいと思います。そういう意味で伺いますけれども、四次防ですね、四次防原案は一体いつごろできるのかということをあらためてしっかり承っておきます。
【次の発言】 ぜひ責任大臣として締めくくっておこうと、こういう……。
【次の発言】 どちらにせよ、こういうお考えは、それはそれで私もけっこうだと思います。そうなり……

第68回国会 内閣委員会 第21号(1972/06/16、9期、日本社会党)

○上田哲君 水口議員のあとを受けて御質問いたしますが、いまの長官の御発言からひとつ続いて承りたいのですけれども、できますかね、これは。どうも長官のお話の中にも、抵抗があって困るんだと言われるのですが、弱い者いじめされているよと言う人に、いじめているのはどこのやつだと聞いてもしようがないと思うんですけれども、しからばできるだけ早く成案を得てとおっしゃるのだけれども、どうも許認可というのは毎回毎回この委員会に顔を出すときの質疑、あるいはそれからあとの発展をながめておりましても、これはとうていいわゆる国会答弁に終始するだけで先にいかないのじゃないかと思うんですよ。これ、結論的には賛成法案なんでして、……

第68回国会 予算委員会 第3号(1972/03/31、9期、日本社会党)

○上田哲君 四次防の目玉の切り落としという政府修正によってたいへん異例なスケジュールでここまで来たわけです。そこで参議院の立場としてお伺いをしたいわけですけれども、二月二十五日の衆議院議長あっせんというものはやがての衆議院議長による凍結解除ということがポイントになっております。で、私どもの理解では、衆議院議長の凍結解除というものは、衆議院議長一人の判断というようなものではなくて、当然議運の一致した決定ということになろうかと思います。しかし、まあ、そうした見解を踏まえた上で、少なくとも二院制のたてまえからするならば、衆参両院に提案をされている四十七年度政府予算が政府の手によって修正されたその修正……

第68回国会 予算委員会 第4号(1972/04/04、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  三十一日に暫定予算の審議が行なわれまして、その際、私からこの秘密文書の漏洩と称する点について、外務省あるいは検察当局の間で犯人追求というような形でのプロセスが進んでいるのではないかということを質問いたしました。その際外務大臣の答弁は、ただいまの御答弁とはなはだしく食い違っております。私どもが了知しているところでは、蓮見事務官は三月三十一日、つまり参議院で暫定予算の質疑が行なわれ、具体的にそうした追求が本人のもとに進んでいるのではないか、こういう質疑を行なっていた当日であります。つまり外務大臣はその時点で、ただいま御説明になったような事態を十分に知っていたはずです。ただいま……

第68回国会 予算委員会 第5号(1972/04/05、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連して御質問します。  私は、西山記者の逮捕について、これが、報道の自由に対する公権力の乱用であると考えます。そこで総理にお伺いをいたします。きちっと項目でお伺いしますから、総理、ひとつ項目別にきちっとお答えをいただきたい。  第一に、外交活動を含む政府の政治行為の内容について、国民の知る権利は憲法レベルの保障を持つものであって、犯されてはならないと思います。これについて御同意でありましょうか。  第二点、報道関係も、もとより絶対権は有してはおりません。しかし、国民の知る権利を代表する社会的存在として、報道の使命に由来する活動の自由は、公共の利益に反しない限り保障されなければなら……

第68回国会 予算委員会 第6号(1972/04/06、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。
【次の発言】 総理は新聞倫理綱領について見解を示されました。この点について御質問を申し上げます。  総理の新聞倫理綱領に対する御見解は、結論を言えば、憲法レベルで保障されている知る権利という基本権を法律論に矮少化しようとするものだと私は思います。  まずその一点は、この新聞倫理綱領によりますと、第一項に確かに「公共の利益を害するか、または法律によって禁ぜられている場合を除き」ということがあります。この点を玉置委員は御質問になり、総理はこれにお答えになったわけでありますが、この場合の解釈は、つまり、「法律によって禁ぜられている」ということばの意味は、法律によって制限されること……

第68回国会 予算委員会 第7号(1972/04/07、9期、日本社会党)

○上田哲君 総理から、内容についてはともかくでありますけれども、とにかく答弁に苦労をされて、何とかひとつ形を整えて答えようという努力があったことは、半歩の前進だというふうに考えましょう。しかしながら、そういう立場で、ただいまの総理の御答弁の中には、少なくとも私どもがこれから、国益なりあるいは行政府の設定する秘密なりというものについて、討論をしていく出発点というものを与えられたということでは、大きくこれをとらえていきたい重大な御発言だったというふうに思います。  ただしかし、昨日委員会終了後に、私のほうの質問を具体的な文書にして提出を申し上げて、そして総理も、本予算委員会では初めてその答弁資料を……

第68回国会 予算委員会 第8号(1972/04/08、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  端的にお伺いをいたしますが、先ほどの総理の御答弁では、機が熟していないからという御発言がありました。一体、機が熟せば直ちに機密保護法を制定すべきだとお考えになるのか、それが一つ。  それから、総理は、今回の西山記者逮捕問題には関係がないのだということを強調されているが、かりに今日機密保護法が存在をしていたら、西山記者の逮捕はそれによって逮捕されることになるのだというふうにお考えになるのか。  第三点、今日機密保護法というような法律がない場合でも、今回の問題で世論の不安というものは非常に大きな政府の設定する秘密によって押しひしがれているという危機感に立っております。再三同僚……

第68回国会 予算委員会 第9号(1972/04/10、9期、日本社会党)

○上田哲君 委員長。
【次の発言】 西山記者釈放に関する東京地裁の決定に関連して御質問いたしますが、重要な問題でありますから、ぜひお許しをいただきます。  この決定で重要なことは、報道の自由は尊重さるべきだと決定は言っておりますけれども、この事件の争点となっております国民の知る権利と政府機密との関係、こういう問題については判断を示しておりません。つまり、本質的な争点は依然として国会の論議に持ち越されたと言うべきだと考えます。国益論などここで出てくるのはたいへん困ることでありまして、政府はこの決定をもってこれまでの論議の基本的な部分が解決を見たとするような考え方は厳に戒むべきだ、この点をまずきち……

第68回国会 予算委員会 第10号(1972/04/11、9期、日本社会党)

○上田哲君 沖繩協定について、国民の知る権利は全うされたとお考えでしょうか。
【次の発言】 いま国会で行なわれている国益論争をどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 その見解は撤回されました。
【次の発言】 ええ、最近確かに出ましたけれども、撤回されました。
【次の発言】 言論の自由の問題というのが非常にいま大切な問題になっております。政府と言論機関との関係についてどのようにお考えでございましょうか。
【次の発言】 どうぞもうお帰りください。けっこうです。私、総理に質問しますから。
【次の発言】 総理、いまのお話をどのようにお聞きになりましたか。

第68回国会 予算委員会 第12号(1972/04/15、9期、日本社会党)

○上田哲君 蓮見事務官が釈放されまして、西山記者とともに起訴されたようでありますが、ふしぎに思いますことは、東京地裁の決定によって、出されていた拘置請求の理由である証拠隠滅、このことがもはや必要ないということで一方の西山記者が釈放されたにもかかわらず、何で蓮見事務官は今日まで、勾留期間いっぱい拘置されなければならなかったのか、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 起訴が百十一条だけであるということになると、いま法務大臣の言われた、そのほかというところがよくわからぬのです。
【次の発言】 身元の引き受けですか。
【次の発言】 身元の引き受けは、御主人もおられますし弁護人もついております……

第68回国会 予算委員会 第15号(1972/04/19、9期、日本社会党)

○上田哲君 その点について、ちょっと関連してお伺いいたします。  このマラッカ海峡防衛論とか、それから石油などの船団護衛などということは考えられないということは、前に御答弁があるわけです。しかし、現在のレアドの発言なり、フェアリー司令官の発言をあわせて考えてみますと、この考え方は、主としてアメリカの全体戦力構想、ニクソン・ドクトリンの中核をなすトータル・フォース・コンセプトの構想そのものだという感じがするわけです。かたがた日本の四次防というものが、これから先、重点を置くのは海だということは、またまぎれもない御説明のとおりであります。そうしますと、防衛庁長官なり、日本自衛隊がどういうふうに考える……

第68回国会 予算委員会 第16号(1972/04/20、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  いまの御答弁、よく聞き取れなかったので確認をしますけれども、陳謝をしたか、しないのかというのをはっきりしてください。書いた記者はですね、佐々木委員に対して、陳謝をしていないと言っているそうです。そうするとですね、陳謝をしたと本人が言っていないのに、あなたのほうは、それを一方的に、陳謝したと了解するということはできないでしょう。陳謝をしたということは、本人の意思に基づいての行為ですよ。そういうふうに具体的にしっかり受け取った根拠は、それこそ裁判所のほうからはっきり出すべきですよ。どういう根拠で陳謝したということになるのかならないのか、そこを明確にしていただきたい。それが一つ……

第68回国会 予算委員会 第19号(1972/04/27、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  防衛庁長官の御答弁はまるっきりその核心に触れておらぬのです。飛行機の性能や航続距離などはこの際御説明いただかなくてもいいのでありまして、つまり、どうかと言えば、それは全部トータルをしたところで今日防衛庁側がひとつ有効な防衛構想をお立てになろうとすれば、現実性をそこには全く発見することができないという問題が防衛庁自身にあるのだということだと思います。関連質問だから前に戻って繰り返すことはやめますけれども、基本的に防衛庁のこの予算委員会なり分科会の答弁を通じて出てきたことは、基本的に新しい防衛構想あるいは防衛力整備計画をつくるについて、世界の雪解け状況というようなものも一つ踏……

第69回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1972/08/31、9期、日本社会党)

○上田哲君 国家行政組織法の観点から医療制度について伺いたいと思います。  問題は、国立病院の再編成の問題でありますけれども、国立病院が戦後、軍病院をそのまま転用して、たいへん古びた建物をそのまま移行して国立病院という名前になったという経過は意外に知られていないわけですが、そういう古い経過を、とにかく建物の面では一応まあ整備し終わったというのが二十何年というところでありましょう。きょうこの時間の中でしぼってお伺いをしたいのは、そういう国立病院というものがいま根本的な再編成の接点にある。その中で、九十をこえる全国の国立病院の中でたった二つだけ軍病院の転用ではなくてつくられた病院がある。これががん……

第69回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1972/09/19、9期、日本社会党)

○上田哲君 運輸大臣が、非常に困難な時間配分の中で御出席をいただいたようでありますが、私も端的に御質問をしたいと思いますので、そのようにお答えいただくようにお願いします。  まず冒頭申し上げておきたいのは、ただいま苛烈さを加えております国鉄労働組合、動力車労働組合のいわゆる順法闘争、たいへんまああらゆる点からいま議論を呼ぶわけであります。その中で、運輸大臣が先般、公労法の改正を、スト権を与えるというような方向に含みを持たせて示唆をされた。これは私どもたいへん歓迎をしているところでありまして、いわばそうした方向がこういう大きな戦いの争議の収拾に役立つところが多かろうと思っていたわけでありますけれ……

第69回国会 内閣委員会 閉会後第5号(1972/10/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 私も官房長官の御出席がありませんので、あらためてまとめてお伺いいたしたいと思いますが、建設大臣が御出席中にきわめて二、三の点だけについて御見解を承っておきます。  結論的に伺いたいことは、建設大臣の所管される道路行政の問題が安保体制を優先させるということのために屈服をしてしまったというふうに見てよろしいですか。
【次の発言】 過日のホノルル会談で、日米安保条約の円滑かつ効果的な実施を行なうという合意が成り立っているわけです。この合意ということを前提にすれば、安保条約の尊重というものが道路行政を上回ったと、安保体制の優先をここに認めたと、道路行政がここに屈服をしたと、こういうことにな……

第70回国会 予算委員会 第3号(1972/11/10、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。
【次の発言】 適法であると強弁をされたり、あるいは法の解釈を曲げられるわけでありますけれども、ごり押しが惹起するさまざまな問題がございます。  木村国家公安委員長にお伺いをいたしますが、昨日の朝、その相模原で、新聞社の記者一人、放送局のカメラマン一人が、神奈川県警本部長指揮下の私服警官と機動隊員に取材妨害を受けた上、それぞれ一週間ないし二週間の負傷を負っております。この問題について見のがすことができないのは、すでに同じ場所で、同じ区域で、九月の十七日にも日本ニュース映画協会加盟社の報道関係者数名が、神奈川県警機動隊員から暴行を受けて、その抗議を受けた神奈川県警本部長が、この……

第70回国会 予算委員会 第5号(1972/11/13、9期、日本社会党)

○上田哲君 ただいまの政府見解は、憲法解釈、四次防につきまして、国民の合意を求める姿勢をみずから放棄することを宣言したものと言わなければなりません。第一に、その論理は最も初歩的な同義反復にすぎませんし、第二に、具体的な設問に答えず、政府の言う抽象とは具体性を回避するものにほかなりません。第三に、四次防の実体をおおい隠すもの以外の何ものでもありません。  この際、総理、合意に向かっての明確な態度を示されるという総理に、時間も制限されておりますから、ごく国民的な常識のレベルで、ぜひお考えを伺いたいと思います。  いま統一見解にいう戦力とは、素朴に言って戦う力だと、こういうことばがありましたが、しか……

第71回国会 内閣委員会 第2号(1973/02/22、9期、日本社会党)

○上田哲君 もう一ぺん言ってください。曹です。

第71回国会 内閣委員会 第4号(1973/03/06、9期、日本社会党)

○上田哲君 私は、ただいま可決されました国家公務員の寒冷地手当に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自民、社会、公明、民社の四党共同提案にかかわる附帯決議案を提出いたします。  まず、附帯決議案を朗読いたします。    国家公務員の寒冷地手当に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   積雪寒冷地帯における公務員の生活の実態にかんがみ、今後における燃料価格の動向を含む寒冷増嵩費の実情等について十分検討を行ない、定額分および加算額の増額ならびに基準日後の世帯区分の変更等に応ずる支給額の調整について考慮すべきである。   なお、寒冷地手当の支給地域区分について継続して検討を行な……

第71回国会 内閣委員会 第12号(1973/06/14、9期、日本社会党)

○上田哲君 大臣のお時間もないので、きわめて簡単に一言だけ私のほうからも申し上げたいと思います。  各党のこれまでの数回に及ぶ審議の中で、ほぼ一致した見解になっているわけでありますが、私どものほうも、現地の戸田菊雄議員を中心にさまざまなデータ、意見が上がってきております。そういう立場で一言申し上げたいのでありますけれども、これまで述べられておりますように、塩釜の研究というのは全国注視の的でありまして、このことが成功すれば、ヘドロ公害を解消させる、水産加工業者、浅海漁業者の公害の悩みを一掃することに非常に大きな意義があるという認識をいたします。詰めて申し上げると、先ほど来お話が出ておりますように……

第71回国会 内閣委員会 第14号(1973/06/21、9期、日本社会党)

○上田哲君 私は、いわゆる大企業から各官庁に出向をされている数多くの社員並びに部員の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  これについては、かねてから何回かの論議が行なわれておりますけれども、政府の御答弁がはなはだ不十分でありますので、私もその点をひとつ踏まえながら御意見を伺っていきたいと思います。これまでの討議の中で明らかになっておることを簡単に押えておきたいのは、まず、こうした社員、部員たちは公務員ではない、しかし、一定の実務には携わっていると、こういうことのように理解をしておりますが、それでよろしいんですか。
【次の発言】 いやいや、もうそれはわかっていますから、私の質問に答えてく……

第71回国会 内閣委員会 第22号(1973/07/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 山中長官を迎えまして久しぶりの防衛論議をすることになります。防衛庁では長官は切り札だそうでありまして、ひとつ、きょうは大いに議論を戦わしたいと思うのでありますが、包帯づきの長官でありますから少し気がひるみますけれども、(「遠慮なくやれ」と呼ぶ者あり)じっくりひとつやりたいと思います。  まず、お伺いをしたいのですが、この委員会周辺で聞こえてまいります話の中では、いま議論をされておりますいわゆる防衛二法案が、この二十九日にホワイトハウスに出かける田中総理訪米のための絶対的な条件である、あえて言えば、これなくんば、この法案を通しておかなければ何のかんばせあってかアメリカに相まみえんと、……

第71回国会 内閣委員会 第23号(1973/08/28、9期、日本社会党)

○上田哲君 質問を始めるに先立ちまして、私も大きな不満と憤り、あわせて、きわめて複雑な心境で本席に立つことを明らかにしたいと思います。  言うまでもなく、四十日前、私は、この席でこのようにして正規の理事会の決定に基づく日程の中で、野党第一陣としての質問を続行しておりました。突然に自民党による単独強行採決によって、議場が混乱のるつぼと化しました。委員長釈明にあります文言をつぶさに検討いたしましても、私どもはこれを完全にそしゃくし、納得をしたのではありません。私どもがいまここであえて質疑に立つゆえんのものは、一にかかって、なおかぼそくも残るであろう議会制民主主義の活路を見出したいという念願にほかな……

第71回国会 内閣委員会 第24号(1973/08/30、9期、日本社会党)

○上田哲君 本日は、道路問題、特に高速道路を中心に道路行政の根本問題について、できるだけ具体的な問題にも触れながら御見解を伺いたいと思います。  個々の問題もしっかりお答えいただきたいと思うんでありますけれども、まず最初にしっかりしておきたいのは、現代における道路哲学ということだろうと思います。近年の開発政策、日本列島改造論というようなものに象徴されるような、高度成長政策に基づく開発政策というものが、いわば利便というテーマに大きく促されて、総じて環境というようなものへの配慮を欠いてきたというところがいま大きく反省をされなければなりません。まあ自然とか、田園とか、都市の中のいこいとか、こういう問……

第71回国会 内閣委員会 第25号(1973/09/04、9期、日本社会党)

○上田哲君 きょうは国対レベルでいろいろ討議が煮詰まらない経過の上に立って、急速委員会が開かれる段取りになった趣でありますけれども、与党側がきょうの開会を強く要望されたにもかかわらず、質問者が要求いたしました政府の答弁責任者の姿が半数も見当たりません。はなはだ遺憾であります。質問としては十全を期しがたいわけでありまして、委員会の円滑な運営のために質疑を始めさせていただきますけれども、委員長及び与党理事におかれては、このような事態について激しく責任を痛感され、自後かかることのないように処置さるべきだと思います。御見解を承りたい。
【次の発言】 はなはだ不満でありますけれども、野党側としては、円滑……

第71回国会 内閣委員会 第27号(1973/09/13、9期、日本社会党)

○上田哲君 長沼判決を見まして、きわめて厳粛な気持ちで憲法に照らす質疑を行ないたいと思います。  その冒頭にあたって、政府に向かって一言御要望申し上げておきますけれども、憲法にかかわるきわめて重要な本件の質疑に際して、当然、両院における本会議の討議にまず付すべきものであると思います。また、本委員会の質疑にあたっても、当然、内閣総理大臣以下関係閣僚の御出席を求めなければならない基本的課題であると考えます。各党の話し合いの結果としてこのような取り計らいでありますので、一刻もゆるがせにできない問題として質疑に入りますけれども、まず、その点については強く冒頭政府に要望をいたしておきます。  さて、今回……

第71回国会 内閣委員会 第28号(1973/09/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 発足当時から疑義のありました自衛隊について、その後二十年間国論も大きく亀裂を生じてまいりました。さらに、政府の増強が相次ぐ中で、この自衛隊が憲法に合憲であるか違憲であるか、この問題はいずれ司法の場から一つの回答が出されなければならなかった、こういうことが、まず、内容のいかんを問わず、言われると思います。いずれはこの決定が、判断が出されなければならなかったという見解について、総理はどのようにお考えですか。
【次の発言】 いまの、伺っておってよくわからぬのですが、非常に不明確な感じを国民が持っていたのは、いずれにせよ事実であります。これは、政府の側でも国民に十分に政府の合憲論が理解され……

第71回国会 内閣委員会 第29号(1973/09/18、9期、日本社会党)

○上田哲君 一言。  非常に重大なことだと思うんです。防衛医学というお話が出ました。これはあなたの単純なその場の言いくるめならすぐ訂正をしていただかなきゃならない。ところが、必須科目というようなお話が出た。これが講座の中に科目としてあるんなら具体的に科目名を出していただきたい。防衛医学なんということばは、少なくともまだわれわれの語彙にはありません。防衛医科大学というものをつくろう、そこにはカリキュラムがあるんですから、そのカリキュラムが具体化されなければ医科大学の内容は明らかにならない。たいへんそれが不明確であったけれども、あなたがそこで防衛医学ということばを、あなたのその場の思いつきじゃなく……

第71回国会 内閣委員会 第30号(1973/09/19、9期、日本社会党)

○上田哲君 先ほどの御答弁の中で二、三はっきりしておきたいことがあります。  これまでの防衛庁の御答弁では、周辺諸国に脅威なしというふうに私どもは承っております。これが脅威ありというふうに変わったんですか。可能性というようなことは、これはいままでそう不明確には使われていなかったわけです。わざわざ横文字を使って、プロパビリティーとか、ポシビリティーとか、潜在的ポシビリティーとか、いろんなことばが使われていたわけです。不特定の可能性というようなことばではなかった。はっきりしていただきたいのは、そういう可能性の度合いが変化したということをお考えになるのか。これが一つ。変化したとお考えになるのであれば……

第71回国会 内閣委員会 第32号(1973/09/26、9期、日本社会党)

○上田哲君 金大中誘拐拉致事件に関しまして、現職の自衛隊員が見張り役をしていたという問題についてお伺いをいたします。  この問題は、当局としては、これは私は防衛庁と捜査当局の両方にお伺いいたしますけれども、いつごろの事実を御存じであったのですか。
【次の発言】 そうすると、大体このミリオン興信所関係の問題については、捜査は終わっているというふうに考えていいですか。
【次の発言】 私どもが聞いたところでは、ミリオン興信所というところで、元自衛官の所長と、当時現職の自衛隊員の二人がこの問題に関与をしたと。ところがもう一人ですね、もう一人、現職の自衛官が主として関西方面を担当して活動したという情報が……

第71回国会 法務委員会 第23号(1973/09/20、9期、日本社会党)

○上田哲君 長沼判決が出まして以来、二週間ほどけみしました。その当時の政府の興奮ぶりもやや落ちつきを取り戻したと思います。何より大切なことは、この判決に対して、これを法理論的に見る見方と政治論的に対応するあり方と、この二つのあり方がしっかり区分されることであろうと思う。政府は、法務大臣の言われるように、被告という立場から大きく抗弁権を行使されることは当然なこととして、先ほど来の討議の中にもありますように、札幌地方裁判所の判決が控訴審によってその規範性をいささかも損することがないのは当然なことであります。拘束力を発揮し得ないだけのことでありますから。そういう意味では、法に対する、行政府と言わず、……

第71回国会 予算委員会 第5号(1973/03/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  総理にお伺いいたしますが、この核兵器の問題についての先般の総理答弁は、これまで政府の明らかにされておりました、戦略核ないし戦術核は持たないけれども小規模の戦場核については持つことは違憲でないという考え方を訂正をされて、たいへん、先ほどの安永委員のことばにもありましたように、政府の非核政策をたいへん徹底され、何歩か進めたものであるというふうにわれわれは理解をしたわけであります。で、今日やはり総理の議事録を拝見いたしましても、やはり、ことばの正確な意味合いを理解する限り、そのようにしか理解ができないとわれわれは思っております。その意味で、元来、われわれと政府との間には、この戦……

第71回国会 予算委員会 第7号(1973/03/20、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。
【次の発言】 総理の御答弁は混乱がございます。いま憲法解釈と政策判断と、ということを言われたんでありますけれども、そこが根本的に混乱をいたしております。で、つくらず、持たず、持ち込ませずというのは非核三原則という政策判断、総理はそこを言われているわけです。そこで、安永委員への御答弁の中でも、そのことを繰り返しておられまして、私は法理論として改めたものではないと言うわけです。ところが、その前の総理の御答弁を読んでみますと、「私の考え方は、核というものはこれは攻撃的な兵器でございます。相手が使ってくるからやむを得ず受けるんだからということをいっておる国もございますが、しかし核は……

第71回国会 予算委員会 第8号(1973/03/22、9期、日本社会党)

○上田哲君 戦力問題について論争をいどみたいと思うのでありますが、それに先立って、二、三の問題が緊急に発生しておりますので、御見解を問いたいと思います。  まず、陸上自衛隊の岩手駐とん地で、一尉が部下の陸士長を車ではね、しかも、その事件を隠滅するために死体を埋葬して盛岡警察署に逮捕されると、このような事態が発生していると聞いておりますが、その内容について御報告をいただきたい。
【次の発言】 一尉というのは指導官でありまして、指導者が上官が部下をはねてその死体をかってに埋めて事件の隠滅をはかる、これは市民生活それ自体としても許されない問題であります。しかも、自衛隊の中で上官が部下にこういう処置を……

第71回国会 予算委員会 第10号(1973/03/24、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  問題は、防衛庁の専門家と称する防衛局長が、一般的には爆弾であり冒すと言っているのですよ。さて、その一般的にはというのはどういうことですか。防衛庁としては、一般的以上に、具体的には調べることができるんですか、知らないんですか、これが一つだ。  それから、外務省は調べるとおっしゃる、事実を確認をしてから具体的な処置をとるとおっしゃる。いま問題になっているのは、確認できるならばどうするかということが一つあるんですけれども、そのもう一つ前に、確認できるのかできないのか、どうやって確認をするのか、それをはっきりしていただきたい。つまり航空法では、そもそも安保条約、より上にあるから、……

第71回国会 予算委員会 第15号(1973/04/02、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  防衛庁長官、この問題について先般本委員会において小柳委員が質問をされております。その委員会での答弁の中では出ていなかった話でありまして、その質疑が終わった直後に――二十八日の午後四時だそうでありますけれども、参議院防衛政府委員室において、五年以内という話が防衛庁長官から三原代議士以下地元の「愛する会」という人々に向かって述べられたということであります。これは全くわれわれにとっては意外な話でありまして、この報告文書によりますと、「「五年以内に射爆場を撤去移転することを約束する」と云う文書を防衛庁より取りつけることに成功しました」云々というビラが現地に配られておる。こういうは……

第71回国会 予算委員会 第16号(1973/04/03、9期、日本社会党)

○上田哲君 天然痘問題は、伝染病に対する防疫体制の基礎的な欠陥を露呈したと私は思います。根本的な問題がありますが、そもそもこの問題は分秒を争う対策が要請されます。患者の、二十四日本格的な発熱、二十六日入院。この逓信病院の責任者である郵政大臣は、疑わしいという情報をいつ聞かれましたか。
【次の発言】 厚生大臣はいつですか。
【次の発言】 厚生大臣の直接監督できない国立病院であったために、こういうギャップができたという点はお考えになりませんか。
【次の発言】 逓信病院の責任者である郵政大臣が三日もおくれて聞いたということをどうお考えになりますか。十分だったとお考えになりますか。

第71回国会 予算委員会 第17号(1973/04/04、9期、日本社会党)

○上田哲君 きのうの防衛庁の御答弁の中にも、またうそがありました。調べてみましたら、三菱の数字を使ったと言われるのですが、三菱では実測をしていない。つまり、八分・四分という従来の説明を撤回されることですね。
【次の発言】 官房長官、防衛庁は、空中給油装置を地上給油に使っているという説明をしてまいりました。私は何べんか、使っているんだなと言ったのに対して、使っているという答弁でありました。ところが、実際には自衛隊ではそれをやっていなかった。これが第一の詭弁であります。  八分・四分という架空の数字をもって国会に説明した、これも第二の詭弁であります。  さらに、現地を視察した各党六名の予算委員に対……

第71回国会 予算委員会 第19号(1973/04/10、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  冒頭に委員長にお願いしておきますが、この問題は経過があることでありますので、関連質問をひとつ、一問に限らずお願いいたします。  総理のただいまの御発言には、私は基本的な認識と反省が欠けていると思います。これまでの予算委員会の審議の中で、幾つかの問題が明らかになってきております。  特に重要なことは、第一に、ファントムの空中給油装置の問題が、この三月二十二日の予算委員会で取り上げられるまで、自衛隊は、ただの一度も空中給油装置の地上給油を行なっていないのであります。これが第一の事実であります。  第二に、それにもかかわらず、防衛庁は、空中給油装置を地上給油に現に使っていると答……

第72回国会 内閣委員会 第4号(1974/02/19、9期、日本社会党)

○上田哲君 厚生大臣に小児医療センター構想の具体化について御質問をしたいと思います。  齋藤大臣とは断片的にこうした問題は常々質疑をさしていただいておりますけれども、総括的にこの問題にしぼって深く御議論をいただいたことがないわけでありまして、たまたま予算措置の具体化というたてまえからすると、今時点はきわめて重要な正念場にもなっております。そういう立場でひとつ掘り下げて、大臣の勇断を問いつつ、御見解を承りたいというのが趣旨であります。  そこで、この問題につきましては、私ももう数年にわたって厚生省側と議論を続けております。特に塩見厚生大臣の時代に、四十八年度予算に向かっての議論の中で、かなり緊急……

第72回国会 予算委員会 第3号(1973/12/12、9期、日本社会党)

○上田哲君 憂慮すべき事態だと総理は言われます。憂慮すべき事態ということばは、総理にとっては精一ぱいの表現のようでありますけれども、今日この激しいインフレの波の中にあえいでいる国民の実感からすると、やはり対岸の火をながめているというそらぞらしさを、ことばの中ではなお禁じ得ないのであります。タクシーの個人営業の運転手さんが燃料不足のために自殺をするということが出てきている世情の中で、私は総理に、キャベツは一玉幾らであるか、リンゴが幾らと思うかということを聞こうとは思いません。しかし、この問題に関しては、苦しんでいる国民の生活実感、このことを総理が具体的にどのように実感として受けとめておられるかと……

第72回国会 予算委員会 第7号(1974/03/13、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  伝えられるところによりますと、あさっての十五日には石油製品の値上げということになるという話であります。国民の最大の関心は、政府や日銀がいま報告されておりますように、どうやら天井横ばい態勢に入った物価だというのですが、これはもう上がるだけ上がってしまって、三ドル、五ドル問題が一巡した結果だ。そこでもう一つ石油の再値上げということになると、それに関連する大きな生活関連物資の大波がまた襲ってくるだろう、こういう問題があるはずであります。  いまの羽生先生の御質問にそこで関連するわけでありますけれども、政府がしきりに言われております、便乗値上げの部分と、それからいわゆる四十一品目……

第72回国会 予算委員会 第8号(1974/03/14、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  総理から非常に重要な御発言がありましたので、簡単にちょっと確かめておきたいのですが、石油製品の新しい価格の決定はもう不可避であり、きわめて近々であると。そこで、総理のおっしゃったのは、大別すると、一つは、事務的にずっと積算されてきたんだから、そこについて、上げるとなれば、とやかく言うべきものではない、その積算の結果を尊重するんだ、これが一つと、それからもう一つは、それがどう波及するのかということをしっかり見るんだと、この二つだったですね。そうですね。  それは私は、今回の石油製品の新価格決定が、非常に政治的に行なわれるのではないかという懸念が非常に強くあるわけです。そうい……

第72回国会 予算委員会 第9号(1974/03/15、9期、日本社会党)

○上田哲君 先に一言承っておきますが、伝えられるところでは、十六日、明日にきまるのか、あるいは来週持ち越し、十八日になるのかといわれておりますが、そこは総理、いかがでしょうか。
【次の発言】 そこで、ただいま通産大臣から御報告をいただいた昨日の会議の内容でありますけれども、反省のおことばが全くなかったんでありますが、最小限、李下に冠を正さずという部分での御反省のことばは聞かれないんでありましょうか。
【次の発言】 向こうの会議だったんですか、こちらの会議だったんですか。
【次の発言】 そこが非常に問題であります。あの場所を使ったのがいけなかったなんという反省のしかたは私は非常に不見識だと思うの……

第72回国会 予算委員会 第11号(1974/03/18、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。
【次の発言】 一言だけ、イエスかノーかで伺うのですが、日本語としてどうも先ほど来の御答弁がぐるぐる回っておってよくわかりません。石油製品の八千九百円をこえる大幅値上げがあって、一体これから先、波及の、値上げの大津波がどういうふうにかぶってくるかということが国民全般のたいへん心配をしているところです。したがって、いま前川委員が灯油の問題を具体的に指摘してお尋ねしているわけでありますから、これは、需給関係の結果としてどういう形になるかというような一般的経済見通しを述べていただくのが政治の問題ではない、いま私たちが伺っているのは、政治方針としてどのような態度をおとりになるかという……

第72回国会 予算委員会 第18号(1974/03/27、9期、日本社会党)

○上田哲君 私は、世界に冠たるといわれる通産省の、MITI行政指導というものの実態について、今委員会ではそこに的をしぼっていろんな側面からただしていきたいと思っております。  私が問題にしたいのは、その産官密着性というものと行政指導の行なわれる日常性あるいはそれを特に意図しない両者の体質の問題ということがあると思います。こうした問題については諸側面からの指摘と明確化が必要であると思っておりますけれども、きょう私は自動車の問題を取り上げてみたいと思います。  外務大臣のお時間がないそうでありますから、先にひとつお伺いいたしますが、つい最近UAW――全米自動車労組のウッドコック委員長が、来年九月ま……

第72回国会 予算委員会 第21号(1974/04/02、9期、日本社会党)

○上田哲君 八千九百四十六円ですが、大協石油の社長として密田さん、このことはいつ御存じになりましたか。
【次の発言】 瀧口社長はABC案をいつ御存じになりましたか。
【次の発言】 じゃ、八千九百四十六円はいつですか。
【次の発言】 午前午後ということは御記憶になりませんか。
【次の発言】 八千九百四十六円はそんな調子でわかったんだということになるんでありましょう。八千九百四十六円そのものが、私どもの立場からすると、第二インフレのとびらを開いたと、こういうきびしい国民生活からの実感を持っています。これに至るまで、さまざまな契機に、カルテルに次ぐカルテル、そして最後は、今度は週休二日だったからわし……

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/04/03、9期、日本社会党)

○上田哲君 いまの川井さんの指摘された問題の背景にメーカーの巨大な寡占体制というのが横たわっている。これが私は問題だと思う。調べてみて驚くんですが、あの去年の洗剤パニック、この洗剤パニックの裏側で花王、ライオンの二社だけで実に七〇%に近いシェア、この巨大な寡占体制というのができ上がったというところがポイントだと私は思うのです。しかも、その中で――時間を節約するために公取に聞きましたけれども、二社で七〇%近いシェアなんというものは、これは自動車とか鉄鋼とかいろいろなことがあるんですけれども、生活必需品というところであるかといったら、まあビールかウイスキーぐらいしかないんじゃないか。ビールかウイス……

第72回国会 予算委員会 第24号(1974/04/09、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  この適正な配当率ということなんでありますけれども、二十年ぶりたいへんな大幅の一斉値上げ申請ということに際して、特に狂乱の物価高での物価政策の根幹をなす電気料金の値上げ決定ということになりますと、社会的な立場からいって適正値というものはかなり厳密な議論が必要だと思うのであります。問題は一〇%を維持するのかどうかというところに帰着するわけでありますけれども、今日、電気事業審議会の料金制度部会が二月の二十日に中間報告を出して、三月の末にこの答申が行なわれて、この答申に基づいて通産省側の指導がなされているわけであります。で、その指導は四十九年三月付の供給規程料金算定要綱が出ている……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1974/08/09、10期、日本社会党)

○上田哲君 参議院選挙が終わりまして、直ちに国民の負託にこたえるべき熱い議論がかわされるべきであった臨時国会にい所信表明も行なわれず、また何の審議も行なわれなかったということは、はなはだ遺憾なことであります。私どもも初めて閣僚とここに接することになりますので、主務委員会への立場で御出席をいただいている総務長官から、この点についての御所見を一言承りたいと思います。
【次の発言】 そこで、非常に具体的に問題になるのは当面の人事院勧告でありまして、時間の制限もつけられておりますし、また同僚議員からもこまかく内容については質疑が行なわれるので、大綱についてだけ承っておきますけれども、せっかく国会開会中……

第73回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1974/09/30、10期、日本社会党)

○上田哲君 防衛庁長官に防衛問題についてお尋ねをするわけでありますけれども、たまたま休会中のことであるし、一般国務についての二、三の点について、ひとつ国務大臣の立場からお伺いをしておきたいと思います。  その一点は「むつ」の問題であります。いまなお「むつ」は重要な段階を迎えているわけであります。長官は閣議の中でも、伝えられるところではかなり突き詰めた議論をされているということでありますけれども、このような事態を招いたのは、一に政府の姿勢の誤りにあると思います。たとえば、科学技術庁長官の地元に対する姿勢の問題を含めて今日政府の姿勢はきびしく問われていると思います。この点について、政府の責任をとる……

第73回国会 内閣委員会 閉会後第3号(1974/10/31、10期、日本社会党)

○上田哲君 十六日間にわたってアメリカの軍事情勢の視察をされて防衛庁長官が帰国されました。訪米に先立つ九月三十日の当委員会では、訪米について長官は対話が必要であるということでありました。個別な問題は後にお伺いするとして、どのような対話が米側とかわされたのかということを、骨子簡明にひとつまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ぜひそのように質疑をかわしていただきたいと思うのですが、伝えられるところでは、シュレジンジャー長官との会談の中心となったものは、あるいは成果は、安保条約の円滑な運用の確認であったと、こういうことであります。私の理解するところでは、もし安保条約の円滑な運用をはかろうとする……

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/23、10期、日本社会党)

○上田哲君 緊急体制で発足された三木新内閣に対して、最緊急課題であります石油問題にしぼって私は質問をいたしたいと思います。  総理は壁頭の所信表明演説で、特に一項を設けて石油問題に触れられたわけでありますが、石油の全政策体系の中に占める比重についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 最重要課題であると。そしてそれは、総理は所信表明では二項にわたって指摘されたと思うのでございますが、その真意を伺いたいと思います。
【次の発言】 総理の第一回の所信表明演説、私はたいへん美文調のものとして承ったのでありますが、特に最後に触れられた石油問題の骨子は、国際協調を旨としながら自主的な節減を努力す……

第75回国会 内閣委員会 第7号(1975/05/06、10期、日本社会党)

○上田哲君 私は、昨晩北京から帰ってまいりまして、かの地の教育制度なども見聞をしてまいりましたが、どの国でも、その国の青少年教育問題に示している熱意、これは共通のものだと感ぜられました。そんな気持ちも含めながら、民間人起用というようなことで非常に意欲とフレッシュな面で期待をされておられる大臣に、ひとつ斬新な意欲あふれる御見解を承りたいと思います。  それは、きょう私は時間の関係もありますから、入学試験問題、これは青少年のやはりナイーブな芽を阻害している要素になっているだろうという心配を含めて、この改善をどうすればいいかということを、まあ一部分だけ御質問をしたいと思います。  大臣は、大変原則的……

第75回国会 内閣委員会 第10号(1975/06/03、10期、日本社会党)

○上田哲君 ただいま議題となりました日本社会党提案の個人情報保護基本法案につきまして、提案者を代表し、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。  御承知のように、個人の経歴を初め個人生活の実態などにかかわる情報は、今日の社会のあらゆる分野において利用され、国民生活の維持について重大な影響を及ぼしつつあります。  すでに、政府、地方自治体においては、行政の必要から、あるいは国民の効率的管理の意図によって、膨大な個人情報がさまざまな機関に蓄積されており、一方、民間においては、個人情報がそれ自体商品として扱われ、その情報の帰属する個人を離れて第三者による情報の売買が進められつつあります。  特に……

第75回国会 内閣委員会 第12号(1975/06/26、10期、日本社会党)

○上田哲君 総務長官、恩給の質疑に当たりまして、私は大変非常識的かもしれませんけれども、ちょっとひっかかる言葉なんですがね、恩給そのもの。恩給という言葉は、これは古いんじゃないか。そもそもこれは歴史的に見ても、ことしは恩給制度の百年だそうでありますけれども、意図するところが恩恵的給与であるのか権利であるのかと、このあたりが大変あいまいなまま百年を経過したのではないか。ある程度熟している言葉をもとに戻せということだけではありませんけれども、その辺のところに恩給というものが大変二次的な給与体系の中では幹となり得ないことになるのじゃないかと、そんな気持ちがしてならぬのであります。  言葉の問題だけで……

第75回国会 内閣委員会 第13号(1975/07/01、10期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  理を分けて野田委員が質問しているんですよ。初回のことでびっくり仰天の話はまあいい。それでも一般論としてはそんな許認可事務の技術論の話だというところで逃げる話とは違うんです。特にこれはどっかに原爆がありましたとか、大変な記号のついている秘密兵器があるけど、その内容を知らせなんという話じゃないんであって、当然な、もし大げさに言うならば、外交ルートの中で解消し得る外交関係の問題でもあり、また、いま指摘されたような問題なんというのは、きわめて何といいますか、内部的な処理の中で事務的に技術的に解決できる問題ですよ。しかも、指摘されているように十カ月前からこの委員会で議論をされておっ……

第75回国会 予算委員会 第2号(1975/03/05、10期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  ただいまの総理の見解は、四十七年十一月に出されております政府の統一見解、戦力に関する統一見解を解釈を変えるものだという疑義が生じます。したがって、その四十七年十一月政府統一見解を下敷きにして、ひとつ新内閣としての総理の見解を確かめておきたいと思います。で、具体的に二点にしぼって伺いたいと思いますけれども、ただいまの論争の中から。  第一点は、前の田中内閣、田中総理は――まず諸外国との比較をいま総理は言われましたけれども、今日世界的に承認されているデータに従っての防衛費のランキングで申しますと、第一位はアメリカに発して、アメリカ、ソビエト、中国、このビッグスリーのあとにドイ……

第75回国会 予算委員会 第5号(1975/03/08、10期、日本社会党)

○上田哲君 まず、防衛構想の基本方針につきまして政府の見解をただしていきたいと思います。  そこで、総理、あなたは、軍事力増強の方針をこれまでのベース、一次防、二次防、三次防、四次防まで、倍、倍で来ましたね。こういうペースで今後ともお考えになりますか。
【次の発言】 そんなことを聞いているのじゃないんです。四次防の次に五次防が来るかどうかの質問ではなくて、一次防から四次防までは倍、倍、倍で来ているんです。こういう増強ペースを今後もおとりになるのかどうかということです。
【次の発言】 増強の方向ではあるけれども、これまで一次防から四次防までの一定のあのぺースよりは落ちていくというふうに受け取って……

第75回国会 予算委員会 第7号(1975/03/11、10期、日本社会党)

○上田哲君 全く逆ですよ。二千五百戸というのはプレハブの全部の四分の一。業者は四十ある。そのうち七つが中心であって、しかもミサワホームはずば抜けて二千五百というのをあらかじめ決めている。そこへ公庫側が歩み寄ったという癒着そのものがここに出てくるわけです。私は、まさに庶民の家を建てたいという欲求、そのための金融公庫の融資を受ける道が大手業者のチャンネルを通らなければ全く不可能になっているという実態について激しく怒りを感ずる者です。建設大臣いかがですか。
【次の発言】 お答えをお変えになることはないと思いますから、そのこと自体でなくて、問題を広げます。  五万戸の融資全体枠、この件について、庶民の……

第75回国会 予算委員会 第8号(1975/03/12、10期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  雫石の事故についての判決を受けて、いま総理以下関係大臣の、二度とこうした事故を起こさないように努力をするというお話があったわけでありますけれども、その決意が、言葉だけではなくて、具体的な施策としてあらわれてくるかどうかということを具体的にお伺いしなければなりません。今回の判決についていろいろな意見はあるでありましょうし、また控訴というような話も聞いておりますから、争うべきところの見解をお持ちであろうとは思いますけれども、争うことのできない重要な一点は、民間機優先という原則がはっきり出たことだと私は思うのであります。この限りにおいて、今後の事故を徹底的に、これはまさに徹底的……

第75回国会 予算委員会 第20号(1975/04/01、10期、日本社会党)

○上田哲君 ちょっと簡単に。  防衛庁長官、この件について近々シュレジンジャー国防長官と話をされて検討される予定がありますか。
【次の発言】 そこでこれをやるんですか。
【次の発言】 先般御質問をいたしました際には、とうてい思い当たるところがないと、こういうことでありました。調査の結果を承りますと、それとは全くかけ離れた非常に注目すべき諸点が明らかになったと思います。  第一は、防衛局長が明らかにいたしましたように、従来から議論をされていた周辺二十五万トンの艦艇総トン数による海上防衛、これはそれ単独では防衛構想は成り立たないのであるということがここで明確に報告をされました。つまり、これは防衛局……

第75回国会 予算委員会 第21号(1975/04/02、10期、日本社会党)

○上田哲君 総理、いま防衛庁長官の答弁のように、非常に重大な段階に来ているわけです。そこで、ぜひ御理解をいただいて御答弁をいただきたい問題は、つまり陸海空三幕と申しても、空と陸は更新整備ですから、古いものを新しくするという整備の方向に向かっておりますけれども、海は別なんです。これは前の防衛庁長官の山中長官が退任に当たって、ついに海は不可解なりという言葉を残したのが防衛庁内局に残っているわけです。二十五万トンで何ができるかということを突き詰めていきますと、これは結局きょうの御答弁のように、第七艦隊の制海を前提とするということになってきて、そこに具体的なつながりということが出てこなければならぬとい……

第75回国会 予算委員会 第22号(1975/06/11、10期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  改ざん、いわゆる改ざんされたかもしれないという問題ですね。これは事実関係として非常に重要ですから、むしろ私は委員長に申し上げなきゃならないと思いますけれども、単に手続の問題とか、事務上のミスとか、そういう問題になってしまって、たとえば、速記さんが失敗したみたいなことになられたんでは、問題が歪曲、矮小化されてしまうと思います。で、私は、そのことはぜひひとつ客観的に、質問者である田議員と委員長、並びに政府その他の間で詰めていただくことを委員長にお願いをいたしまして、これは非常に重大な問題だと思います。  しかし、それだけでなくて、この際、一つ私は申し上げなきゃならぬと思うのは……

第75回国会 予算委員会 第23号(1975/06/12、10期、日本社会党)

○上田哲君 関連ですから問題をしぼって言いますので、ひとつ、きちっとお答えをいただきたいと思います。私は内容についてのみ申し上げます。  第一。そこで防衛庁長官にまず……。海域分担については取り決めをなるべく近い将来にやりたいと御答弁になったのを、海域分担については取り決めをしないとおっしゃるわけですね。したがって、今後シュレジンジャー長官と日本でお会いになるか、向こうでお会いになるかも含めて、海域分担取り決め協定は行わないということを、きちっとここで御確認になるわけですね。これが一点。  法制局長官。三十五年の安保国会以来これだけははっきりしていることは、集団自衛権の発動は違憲である、これは……

第76回国会 内閣委員会 第8号(1975/12/18、10期、日本社会党)

○上田哲君 委員長、関連。  峯山委員の質問ですべては尽くされているわけでありますけれども、特に私が一言付言したいのは、一会派の見解ではないのでありまして、これは本日の委員会の開会に先立っての理事会の中でも正式に確認をされまして、この内閣委員会の主管事項として、この種の機関についての行政当局の十分な責任ある措置が講ぜられねばなるまい。本来はいまのお話にもありましたように、行管長官等々に、もっと具体的に各論的にもたださなければならないところでありますけれども、きょう懸案となっております法案の処理の問題とも絡んで、ぜひともひとつその辺の経過を飛ばして決着の姿勢を承りたいと私どもは共通して考えたわけ……

第76回国会 予算委員会 第2号(1975/10/30、10期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  宮之原委員の御指摘のように、この問題は前国会で大きな議論となりまして、なお結論、御報告をいただいていない部分が多いわけでありますから、関連してなるべく簡潔にお尋ねをいたします。  まず、二つの銀行窓口を処分されたという話なんでありますけれども、その根拠法あるいは規定、それがどういうものに基づいて行われたのか。  もう一点は、このことについて住宅金融公庫、建設省には責任はないのか。  まず、そのことをお答えいただきたい。
【次の発言】 条項だけでいいですよ。
【次の発言】 いいです、要らないから。条項でわかるから。

第76回国会 予算委員会 第3号(1975/10/31、10期、日本社会党)

○上田哲君 外交問題についてお尋ねをいたします。  私ども社会党は、このほど十八年ぶりのアメリカ訪問を初めといたしまして、イギリス、スウェーデン、イラクあるいはPLOを歴訪してまいりました。私はこれを野党外交だと思っております。野党外交というのは、第一に野党のわれわれもまた相手の国へ行って内閣の悪口を言ってくるのじゃなくて、ナショナルインタレストに立ってその議論を進めてくるということ。第二に、その話し合いに果実があれば持ち帰って、それ以降のわが国の外交政策に大きく資するために、ナショナルコンセンサスに至り得るための大きな議論を進めることだと思っております。この野党外交の考え方、そして、この野党……

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/11/07、10期、日本社会党)

○上田哲君 PLO問題につきまして、さきの十月三十一日の本委員会の討議と、政府の答弁、及びふさわしい工夫――外交上の利益を損なわないようあえてその具体的な内容についてはここで触れませんか――そうしたすべての経過を受けまして、私は、これを注目しておりましたPLOに対しまして、この委員会中にその反応が得られるように緊急の連絡をとりました。そして本日までにPLO側からここに返信が届いております。その要旨は、「この委員会における日本政府の発言及びその後の経過は検討に値するものであり、初めて重要な段階に入ったと認識する」というものであります。政府は、この認識を歓迎されるでありましょうか。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第7号(1976/06/22、10期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  いまのお答弁ですが、ちょっと確認をしておきたいのですが、そういう分明にならない経過があると。で、いろいろ御調査になったわけですが、その御調査の中で、当時の防衛庁長官が総理のところへ陳情に行かれた。FST2改の国産を固めなきゃならぬの、だということであったと言われる。それはそのとおりだと思います。FST2改を固めるという、そこまでかけつけなきゃならない理由ですがね。T2は大丈夫だと、これはもう当然大丈夫なわけですね、その当時の固まり方から言っても。ところが、FST2改というのはまだ危ないと。危ないという理由が何だったのか。ここのところが、防衛庁長官がそれほどにして駆けつけな……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第8号(1976/06/24、10期、日本社会党)

○上田哲君 海原さんが有数な軍事専門家として、またこのPXLの重大なポイントに立っておられた方としてようやく出てきていただいたので、私どもここでわれわれの立場をはっきりさせておきたいと思います。  われわれはPXLはあなたとは違う立場、理由でありますけれども、そもそも要らないと。輸入であったらいいとか、国産であったらいけないとか、その逆であるとか、こういう立場はありません。これは、まあ理由は全然海原さんとは違うわけでありますけれども、しかし、いまここで議論するのは輸入と国産の問題をめぐっていわゆるロッキード事件の疑惑があると、その問題を追及することであります。まあ海原さんにその不要論自身の議論……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第11号(1976/06/30、10期、日本社会党)

○上田哲君 伺います。  私は、PXLをめぐっていま焦点が合わされている十月九日の二十分、それが何であったのかと、それからたとえば海原さんの猛烈なあの七日からの動きが何であったのかというところに焦点を合わせながら、実は防衛庁がそこでどういう役割りを果たさしめられたかと、せしめられたかというところをちょっとあなたの具体的な事実の証言によって明らかにしたいんです。  そこで、ひとつ具体的に具体的は伺いますけれども、もう一遍伺うんですが、一年も二年も前からPXLは輸入がいいか、国産がいいかということについて、防衛庁が考えていたこと、大蔵省が考えていたことというようなことは別にして、予算の要求と政策の……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第14号(1976/07/13、10期、日本社会党)

○上田哲君 法務大臣にお伺いをいたします。  われわれは野党四党の国対委員長会議を開きまして、この特別委員会に証人が呼べないという状況について厳しい分析と態度の協議をいたしました。私どもは、そのことに対して、証人が呼べないという事態を大変残念に思っているわけであります。一日も早く国政調査権の発動として証人喚問、証人尋問ということが行われるように強く要求をするものでありますが、同時に、法務大臣が地方遊説の中で、はなはだ黙過しがたい発言をされたということについて、私どもは重視をいたしております。  伝えられるところでは、与党のみならず野党側にも疑いがあるという趣旨の発言をされたというふうに承ってお……

第77回国会 予算委員会 第10号(1976/05/08、10期、日本社会党)

○上田哲君 社会党の締めくくり総括質問の立場で、私はロッキード問題に集中をしてお伺いをいたします。  いま最大の疑念と言うべきものは、ロッキード問題がうやむやになるのではないかということです。衆議院予算委員会以来の今日まで、特にいわゆる正常化の後に開かれた本予算委員会の政府答弁を承っておりますと、もはやロッキード、うやむやの道をひた走っているのじゃないか、これは私は非常に人々の見るところだと思うのであります。ロッキードがうやむやになるということは、民主政治の破壊であります。議会制民主主義そのものをかけた大きな危機がここにあると思います。これは一に私は総理の決意にかかっておる、こう思います。総理……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/10/15、10期、日本社会党)

○上田哲君 法務大臣、この中間報告を読みましてまことに失望、憤激、落胆、不信。法務大臣、これ八カ月ですよ、あなたもそこに座って八カ月。二月五日の朝、海を渡ってチャーチ委員会から第一報が入ってから、私たちだけではない、国民全体の、この問題だけは真相を解明をし切らなければならないという気持ちで進めてきた努力。八カ月待ってここに私たちがきょう手にしたもの、政治不信をあおるものではありませんか。真相究明などという言葉はこの中に一言でもまじめに語られるでありましょうか。私は、きょうここに三木総理の御出席がないのは残念でありますが、あなたはきょう内閣を代表してと衆議院での御答弁もありましたから、当面、あな……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1976/10/22、10期、日本社会党)

○上田哲君 総理、この国会は八カ月余りに及ぶロッキードの真相究明を、本当にその名に値する真相究明、徹底的に解明するために開かれたと言ってもいいと私は信じております。そのために本院では、先月の二十八日私自身が総理に対して代表質問を行いました。あのとき私は、これはロッキード隠しではないかと、遂にそういう心境に達した再質問、再々質問をしたのでありますけれども、自来一月近く、今日総理に対して結果的にはロッキード隠しではないかという声は、野党の立場というようなことではなくて、国民の声になっていると私たちは判断をいたしております。きょう開かれるロッキード特別委員会は、総理に対し、その真意をただす恐らくは数……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号(1976/11/04、10期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  総理、話が全然食い違っております。三点ばかりきちっと再整理してお答えをいただきたいんです。  第一は、児玉ルートか丸紅、全日空ルートかという問題をお伺いしたのではないし、総理もそのことを御確認になっているわけです。児玉ルートは残っておりますと、これは政府の言われるところです。しかし全日空、丸紅ルートは終わりましたと、こういうことになった。それはトライスターが大体終わったということであるという整理の当委員会の長い経過の確認なんです。そこで残っている児玉ルートのことはしばらく置いておくと、全日空、丸紅ルートについて十分な報告がなされているかどうかということについて、総理自身の……

第80回国会 社会労働委員会 第6号(1977/04/21、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  議事に入る前に一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、私は社会労働委員会の委員長に選任されました。折から、春闘激動のさなか、重責を担い、事に当たる日々は、まことに身の引き締まる思いであります。また、その立場で本日皆様の前にごあいさつができることを、大変光栄に存じております。労働、福祉を初め、社会活動の基底にかかわる諸課題に全力で取り組む決意でありますので、どうかよろしく御鞭撻、御協力いただきますようお願い申し上げます。  心組みの一端を申し上げ、ごあいさつといたします。(拍手)

第80回国会 社会労働委員会 第7号(1977/04/26、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  社会保障制度等に関する調査を議題といたします。  この際、厚生省の政府委員から発言を求められておりますので、これを許します。厚生省持永会計課長。
【次の発言】 これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 答弁にならぬぞ、そんなことは。
【次の発言】 医務局長、時間がないんだから、そんな専門家としてわけのわからぬことを言ってはだめだよ。もうちょっとしっかりした答弁をしてください。
【次の発言】 委員長から要望いたします。  ただいま問題になりました未熟児網膜症の問題は、世論が大きく注目している重大……

第80回国会 社会労働委員会 第8号(1977/05/12、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時から再開することとし、休憩いたします。    午後零時三十九分休憩
【次の発言】 ただいまから社会労働委員会を再開いたします。  この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、今泉正二君が委員を辞任され、その補欠として福井勇君が選任されました。
【次の発言】 午前に引き続き、雇用保険法等の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑のある方は順次御発言願います。

第80回国会 社会労働委員会 第9号(1977/05/17、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、河田賢治君が委員を辞任され、その補欠として小笠原貞子君が選任されました。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時二十分から再開することとし、休憩いたします。    午後零時二十三分休憩
【次の発言】 ただいまから社会労働委員会を再開いたします。  この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、中村利次君が委員を辞任され、その補欠として和田春生君が選任されました。
【次の発言】 午前に引き続き、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案及び国民年金法等の一部を改正する法律案を便宜一括して議題……

第80回国会 社会労働委員会 第10号(1977/05/19、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) いいですか。
【次の発言】 他に御発言もなければ、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案及び国民年金法等の一部を改正する法律案に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案を議題とし、これより討論に入ります。――別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可……

第80回国会 社会労働委員会 第11号(1977/05/24、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、中沢伊登子君及び小平芳平君が委員を辞任され、その補欠として柄谷道一君及び内田善利君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時再開することとし、休憩いたします。    午前十一時五十二分休憩
【次の発言】 速記とめて。
【次の発言】 速記起こして。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、今泉正二君が委員を辞任され、その補欠として最上進君が選任されました。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。

第80回国会 社会労働委員会 第12号(1977/05/26、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨二十五日、内田善利君及び最上進君が委員を辞任され、その補欠として小平芳平君及び今泉正二君がそれぞれ選任されました。  また、同日、長谷川信君が委員に選任されました。  また、本日、柏原ヤス君及び沓脱タケ子君が委員を辞任され、その補欠として内田善利君及び橋本敦君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い、理事に二名の欠員を生じておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により……

第80回国会 社会労働委員会 第13号(1977/06/09、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る五月二十七日、橋本敦君、戸塚進也君、福井勇君、中村登美君、堀内俊夫君、及び福岡日出麿君が委員を辞任され、その補欠として沓脱タケ子君、鹿島俊雄君、今泉正二君、橋本繁蔵君、玉置和郎君及び森下泰君がそれぞれ選任されました。また、本日、森下泰君が委員を辞任され、その補欠として宮田輝君が選任されました。
【次の発言】 労働安全衛生法及びじん肺法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。


11期(1977/07/10〜)

第81回国会 社会労働委員会 第1号(1977/08/03、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  議事に先立ちまして一言ごあいさつを申し上げます。  先般、本院の本会議におきまして、私、再び社会労働委員長に選任されました。通常選挙後の新たな国会の局面を迎えまして、国民福祉、労働問題等、いよいよ重要な諸問題を所管する本委員会の使命を思いますとき、委員長といたしまして一層責任の重大さを痛感している次第であります。  今後とも、委員会の公正な運営と諸課題の解決に全力を尽くす所存でありますので、理事を初め委員の皆様方の御支援、御協力を切にお願い申し上げます。  あわせて、時節柄御健康をお祈り申し上げます。  以上、簡単であります……

第82回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号(1977/10/03、11期、日本社会党)

○上田哲君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。

第82回国会 社会労働委員会 第1号(1977/10/07、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を行うこととし、これら二件の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を議題とし、派遣委……

第82回国会 社会労働委員会 第2号(1977/10/25、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  社会保障制度等に関する調査を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 聞いてないことを答えているそうですから、答弁は質問にだけ答えるようにしてください。
【次の発言】 答弁の前に安恒委員に伺いますが、医務局長の答弁中にすでに二点にわたって答弁資料が具備されておりませんが、これは質問通告してあったことですか。
【次の発言】 それは十分に用意してくれないと審議は円満に進まぬのですが、なぜ、その二点にわたってまで、必要データが用意されておらぬのですか。

第82回国会 社会労働委員会 第3号(1977/10/27、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  労働問題に関する調査を議題といたします。質疑のある方は順次御発言願います。

第82回国会 社会労働委員会 第4号(1977/11/01、11期、日本社会党)

○上田哲君 社会労働委員長でありますが、特例として質問をさせていただきます。  私は、私自身のライフワークでもあります小児医療問題、とりわけ小児外科の分野について御意見を伺いたいと思うわけです。  大臣、ひとつ基本的な考え方を伺っておきたいのでありますけれども、子供の医療というのは大人の医療と独立すべき原理を持っている。子供は大人の半分だという考え方で進められてきた今日までの考え方では正しくない。たとえば、端的な例が、やけどならやけどを例にとれば、大人の場合は体の半分以上やけどをすれば命を失う、子供は一二%のやけどで命にかかわるというぐらい、少なくとも重要な区分がそこにあるわけでありますが、大……

第82回国会 社会労働委員会 第5号(1977/11/15、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨十四日、徳永正利君、石本茂君、丸茂重貞君及び柄谷道一君が委員を辞任され、その補欠として熊谷弘君、成相善十君、鈴木正一君及び三治重信君がそれぞれ選任されました。  また、本日、福島茂夫君が委員を辞任され、その補欠として長谷川信君が選任されました。
【次の発言】 健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案を議題とし、政府から趣旨説明を聴取いたします。渡辺厚生大臣。
【次の発言】 この際、本案の衆議院における修正部分について、修正案提出者、衆議院議員戸井田三郎君から説明を聴取いた……

第82回国会 社会労働委員会 第6号(1977/11/17、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  特定不況業種離職者臨時措置法案を議題といたします。  午後二時まで休憩いたします。    午前十一時二十二分休憩
【次の発言】 ただいまから社会労働委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、特定不況業種離職者臨時措置法案を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 答弁はいいですか。
【次の発言】 どうぞ。小笠原君。
【次の発言】 議事進行についての御発言でありますから許しましたが、この御意見について他の御意見がございますか。

第82回国会 社会労働委員会 第7号(1977/11/22、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十八日、中村啓一君及び田代由紀男君が委員を辞任され、その補欠として森下泰君及び亀長友義君がそれぞれ選任されました。  また、本日、長谷川信君が委員を辞任され、その補欠として福島茂夫君が選任されました。
【次の発言】 健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。  これより質疑を行います、質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 答弁に先立って安恒君に伺いますが、前回の質疑で留保されている部分についてはいかが取り扱いますか。

第82回国会 社会労働委員会 第8号(1977/11/24、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  特定不況業種離職者臨時措置法案を議題といたします。  これより質疑を行います。質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 委員各位にお諮りをいたしますが、午後一時から衆議院本会議が開会されるとの報告を受けておりまして、労働大臣、橋本委員長の御出席の可能を図りたいと考えております。  亀長委員にお伺いいたしますが、御一問あるということですが、その間の時間で処理できるならばそういたしますし、後に……。
【次の発言】 そうですか。そういう次第でありますので、このあたりで昼食を含めて休憩をとったらいかがかと思いますが、御異議……

第82回国会 社会労働委員会 第9号(1977/11/25、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  まず、特定不況業種離職者臨時措置法案を議題といたします。本案に対する質疑は昨日すでに終局いたしております。  本案に対し、浜本君から委員長の手元に、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブの共同提案による修正案が提出されております。修正案の内容はお手元に配付のとおりであります。  この際、本修正案を議題といたします。  まず、浜本君から修正案の趣旨説明を願います。
【次の発言】 本修正案について御質疑のある方は御発言願います。――別に御発言もないようですから、これより原案並びに修正案につ……

第83回国会 社会労働委員会 第1号(1977/12/08、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十一月二十六日、熊谷弘君、鈴木正一君、藤川一秋君及び成相善十君が委員を辞任され、その補欠として徳永正利君、丸茂重貞君、福島茂夫君及び石本茂君がそれぞれ選任されました。  また十二月五日、丸茂重貞君が委員を辞任され、その補欠として斎藤十朗君が選任されました。  また昨七日、徳永正利君が委員を辞任され、その補欠として成相善十君が選任されました。  また本日、福島茂夫君が委員を辞任され、その補欠として坂野重信君が選任されました。

第84回国会 外務委員会 第8号(1978/03/28、11期、日本社会党)

○上田哲君 社会党第八次訪中団は三月二十二日に北京を訪れまして、昨二十七日帰国をいたしました。委員長を団長といたしますこの団は、かの国におきましてもケ小平副主席を初め朝野の要人と会談の機会を得まして、重要な話し合いの進展かあったものと私たちは考えております。私もこの代表団のスポークスマンとして参加をいたしました。つまり、昨日帰りました。一昨日ケ小平副主席以下と会談をしてきたばかりであります。  私どもは、野党の立場から、政府専権にかかわる外交交渉に二元外交を企てようという気持ちはございません。そのゆえにこそ政府の強い決断を今日求めるところでありますが、われわれ自身の立場からすれば、野党として、……

第84回国会 社会労働委員会 第1号(1977/12/20、11期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る九日、坂野重信君及び成相善十君が委員を辞任され、その補欠として福島茂夫君及び徳永正利君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を行うこととし、これら二件の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたい……

第84回国会 地方行政委員会 第9号(1978/04/25、11期、日本社会党)

○上田哲君 非常事態を迎えております窮迫の東京都財政を中心に政府の方針を承りたいと思います。  根本的に地方行政政策という枠よりも東京都、すなわちそれは、大都市問題というところに基本的な課題が発祥しなければならないと思いますし、歴史的な流れというところをさまざまな立場でとらえれば、すぐ口に出される高度成長、またその前、そして低成長への落ち込みというような兼ね合いから、大まかに言って、三十年代の前半と今日とをどのように、たとえば生活状況、文化状況として比較しておかなければならないというようなことに一つはなるだろうと思うわけです。  大臣に率直にまず伺っておきたいんでありますけれども、三十年代前半……

第85回国会 外務委員会 第4号(1978/10/17、11期、日本社会党)

○上田哲君 本条約の締結に当たりまして、外務大臣、政府各位、交渉当局の御努力に敬意を表したいと思います。  待望の条約でありまして、私どもも、この春、党として飛鳥田委員長を団長とする代表を北京に送りまして、私もその一員として参加して帰りました翌日、ケ小平副主席の来日の御報告を申し上げ、また、外務大臣は、その際、みずから訪中される決意を表明されたことを思い浮かべますと、大変感慨新たであります。  さて、その条約でありますけれども、長い経過あるいは国会に付託され審議が開始されまして以来の今日までの経過の中等々で、やはりはっきりしてまいりましたことがあると思います。二国間の条約、つまり二つの国、考え……

第85回国会 外務委員会 第5号(1978/10/18、11期、日本社会党)

○上田哲君 日中条約締結に至る御努力に敬意を表します。  締めくくりの討論をしなければなりませんので、非常に重要な点だけにしぼって、ひとつ御見解を問いたいと思います。  二つの国が二つの立場をそれぞれ持ち合いながら一つの条約に結集したわけでありますから、認識の大きな相違があることは当然であります。そのいろんな認識の相違をどういうふうに乗り超え、運営していくかということに今後の日中関係、ひいてはアジア、世界の平和の関係があるわけでありますから、その問題をしぼってまいりますと、昨日までの外務大臣等々の御見解表明の中で大きな見解の相違がある、認識の相違があると。たとえばケ小平さんの言葉をかりれば、共……

第87回国会 大蔵委員会 第3号(1979/02/15、11期、日本社会党)

○上田哲君 安定成長なるものの中で資金の流れが一つ大きく変わってきている。これは財政金融政策の転換期であるという認識に立つべきではないかというのが私の考え方の出発点であります。  経済企画庁の二月の月例経済報告は、一口で言えば不況の脱出宣言だと、まさに安定成長なるものの根おろしができつつあるんだということになるんでありましょうけれども、そういう中で国の財政は赤字の風穴があいて国債で埋めると、そして大企業の方は金だぶりと、これは金融の超緩和と言われる中で、しかし民間設備投資の増加が出てきたり、あるいは製品在庫の積み増しという現象が出てくるわけではない。その中でまあ大幅なだぶりという状況にある。そ……



各種会議発言一覧

8期(1968/07/07〜)

第65回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1971/03/25、8期、日本社会党)

○上田哲君 四十五年二月に政府の風疹障害児の調査があったと思いますが、その御報告を概要承りたいと思います。
【次の発言】 御丁寧な御答弁で非常にけっこうなんですけれども、一時間しかないので簡単にひとつお願いしたい。  いまの風疹の検診ですね、これは私はいいことをやられたと思っております。ただ、いま御報告がありましたけれども、たとえば心疾患五名、それから白内障七名、たとえば白内障は二十八人ですね。だからこれを見ても非常に十分な手当てがあとで行なわれていないということになるんですよ。いま補聴器というお話がありましたけれども、補聴器も国が出したわけではないんですね。全く民間の善意に基づいて寄付をされ……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1971/03/23、8期、日本社会党)

○上田哲君 関連。いまの御答弁の中にもありましたように、攻撃を受けた場合に、坐して死を待たないためにその攻撃基地をたたく、攻撃を受けるときにはミサイルということばがありましたね。ミサイルをたたくときに通常兵器でたたくことがありますか。
【次の発言】 相手方からくるとき、こっちからたたくのには何でたたくのでありますか。
【次の発言】 こちら側からたたく兵器は何でありますか。
【次の発言】 国防の基本方針の改定の問題について伺いたいと思います。  防衛庁長官は国防の基本方針の改定に非常に強い熱意をお持ちだと伺いますけれども、いろいろむずかしい問題があるということも聞いております。この問題について総……


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 運輸委員会、内閣委員会、交通安全対策特別委員会連合審査会 閉会後第1号(1971/08/05、9期、日本社会党)

○上田哲君 世界で初めてという今回の事故にあたりましてだれでも思ったことは、この青い空の中がこんなに危険なのか、もう一つは、自衛隊はひどいことをするなあということであります。  総理は、先ほど、自衛隊が怨嗟の的になってはならぬと、こう言われましたけれども、怨嗟の声が満ち満ちております。  今回の事故は、あそこに飛行機が飛んでいた、ここに飛行機が飛んでいた、それがぶつかったというような性格は全くありません。  御存じのように、百六十二人を乗せて墜落をした全日空機がみずからの遺品のように残したフライトレコーダーに、その解析の結果、当日、川西・辻クルーによって、あの飛行機は高度八千四百メートル、右側……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、内閣委員会、法務委員会、文教委員会連合審査会 第1号(1971/12/20、9期、日本社会党)

○上田哲君 昨日、たいへん大幅な円の切り上げが行なわれました。この問題は非常に波及するところが大きいと思われます。この点について政府の見解をただしたいと思いますが、政府側には大蔵大臣がまだお帰りになっておられないなど、いろいろな御事情もあるようでもありますし、私どものほうの方針として、そうした体制が整備されたところであらためて連合審査などの形をもって見解をただすことになりましたので、本日はあえてこれを後に保留をいたします。  私は主として防衛問題に関連して沖繩の問題をお尋ねいたしたいと思います。やはり中心になるのは核の問題であります。この核の問題は、しょせん今日までの政府側の姿勢からすれば水か……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1972/04/25、9期、日本社会党)

○上田哲君 ただでもいい。

第68回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1972/04/22、9期、日本社会党)

○上田哲君 冒頭にお伺いしますけれども、昨年の十二月二十日の委員会で、総理から厚生大臣ともどもにお約束をいただいた広島原爆の資料ですね、アメリカにあるもの、サンクレメソテの会談で十分話し合うということを総理が議事録にとどめておられるわけですが、その辺はどうなったか、まとめてひとつ御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、昨年暮れに私が二回にわたって質問をいたしましたとおりの内容があったということが言えるわけですね。
【次の発言】 これはやはり非常に重大でありまして、ぜひひとつ話を詰めて、これは日本のものですから、広島の原爆記念館にある資料は非常に少ないわけですから、そういう意……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1972/04/24、9期、日本社会党)

○上田哲君 本日は基地問題と防衛構想について御質問をいたしたいと思います。  去る四十五年の十月の参議院内閣委員会で、私は当時の山上防衛施設庁長官と質疑をいたしまして、その際、沖繩返還、七二年中央までに、とりあえず国内の基地は百を割ると、こういう確約を得ております。その後の経緯、今日の状況はどうなっておりますか、一応御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 そのことは当然なことだと思います。次官を中心にするチームをつくると。これは基地の態様ないし数あるいは分布というものがどういうふうに整備されていかなければならないかという基本の問題にかかわって、しかもかなり前から議論されていたわけですか……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1974/04/04、9期、日本社会党)

○上田哲君 緊急性のある問題でありますけれども、私は医療用のブドウ糖の問題を伺いたいと思います。一般質問で伺う予定でありましたけれども、そのときは大臣にも失礼しました。  そこで、昨年来の砂糖関係の価格動向が、暴騰ですかな、国内あるいは国外等もたいへん著しいわけでありますし、また品不足も激しいわけでありますけれども、多少このごろ安定してきたなんという言い方もあるけれども、後に触れますけれども、この製糖メーカーの問題と同時に、この業界が大商社支配というところにもきているというところにも問題がありますので、これもまあ触れたいと思います。時間の関係がありますから、私はしぼって伺いたいんでありますが、……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1974/04/08、9期、日本社会党)

○上田哲君 フリルフラマイドの件についてお伺いをしたいと思います。AF2ということばで申し上げることにします。  このAF2が、昨年の九月に、国立遺伝研の田島博士らから、人間の染色体に異常を起こす危険があると、こういう指摘を受けて以来、非常に不安と関心を呼んでいるわけであります。  最初にお伺いしたいんですけれども、現在日本人一人当たり一日どれくらいのAF2が体の中に入っているか。そもそも日本全体ではどのくらいの生産量があり、どうなっているかという全体的な把握をひとつ御報告願いたい。
【次の発言】 そこで、一人一日どれぐらいになるという点はどうですか。

第72回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1974/04/08、9期、日本社会党)

○上田哲君 きょうは電力を伺いたいと思いますが、石油製品の値上げから間がないのに、今度は電力料金が全国一斉の値上げ申請ということになりまして、四月三日に東京と中部、六日には北陸と四国、きょう北海道、関西、中国、九州の各社が申請して、九電力全部がそろう。九電力体制になってから九社が一斉に値上げ申請というのは、昭和二十九年十月以来二十年ぶりのことだという点、しかも、その申請の幅が超大幅であるということ。最高は中部電力の七七・七%、最低でも北海道電力の四八・四%、平均して六三%、これは私は非常に重要な政治課題だと思います。この点は御異論のないところだと思いますが、そこで、政治姿勢という問題で、まずき……


10期(1974/07/07〜)

第75回国会 予算委員会公聴会 第1号(1975/03/14、10期、日本社会党)

○上田哲君 新しい脅迫という言葉の中に、マスコミの報道についての御言及があったわけですね。マスコミがセンセーショナリズムに走るというような点が指摘されるのならば、これは大いに反省を求めなきゃならぬところであろうと思います。しかし、公害報道に関しては、これは大いにひとつ社会にその問題の注意を喚起するということは、まだ決して十分だとは私どもは考えておりません。とりわけ、このイタイイタイ病に関して言うならば、どちらかと言えば報道は、たとえばあの萩野医師の努力等々に比べるなら、その報道は遅きに失したとすら思っているわけでありまして、そういう意味での、むしろ私はマスコミにも大変造詣の深い桶谷先生がさらに……


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ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

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